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(´・ω・`)ドクオが人体実験の被験者にされたようです
- 1 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage]
投稿日:2011/11/05(土) 02:39:36.49 ID:rFe+D+gG0
若干のリアルタイム投下
ttp://nanabatu.web.fc2.com/boon/jintai_jikken.html#dokuo
- 2 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:40:34.52 ID:rFe+D+gG0
これは再生と救いのゲーム。
第二十五話「彼女の護りたかったもの」
- 3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/11/05(土) 02:41:02.96 ID:Bizitu2D0
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
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ノ
('A`)
( (7
< ヽ
- 4 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:41:33.14 ID:rFe+D+gG0
――3:17 ロデオ――
口から垂れ落ちたつばと血の塊が、吐瀉物の上に落ちて水音を鳴らした。
皮膚の一枚上に張り付いて離れない死の気配が、気道の中にまで詰まって呼吸の邪魔をする。
(´・ω・`)「銃を渡せ。渡し方は同じだ」
とにもかくにも、ドクオは初撃で死ぬのを回避した。
最悪の未来だけは避けることができ、生存の可能性はまだ残している。
- 6 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:43:09.39 ID:rFe+D+gG0
床に落ちていた拳銃に目を落とし、弱々しい動作でつかみ取ると、ショボンの方へ投げ渡した。
(メ A )「フゥ………く………フゥ…………」
ドクオは膝をついて四つん這いになった姿勢で、床を見つめていた。
第一の危機が去り、一時的だが精神が小康状態になる。
気持ちが落ち着くと、これからのことを考え出した。
最初に撃ったのは自分で、順番的にいえば次に撃つのはミセリになる。
もしも二巡で勝負が決まらなかった場合、三発目はどうするのかという問題があった。
- 8 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:44:19.69 ID:rFe+D+gG0
適当に決めていいものならばジャンケンでも何でもして決めればよいが、
生死を分かつ選択になる可能性が高く、
三巡目が来た場合覚悟して決断しなければならなくなるだろう。
ミセ*゚−゚)リ「え?」
カチャ、という音が届いた後、動揺したミセリの声が聞こえた。
顔を俯かせていた状態からショボンの方を見上げて、そこで初めて何が起こったのか理解した。
(´・ω・`)「君の番だ」
(メ゚A`)「………え?」
- 9 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:45:23.54 ID:rFe+D+gG0
ショボンは床に銃を置くと、足で蹴ってドクオにそれを寄こした。
未だに信じられないまま、再び目の前にやってきたリボルバーの黒い影を見つめる。
(メ;゚A`)「嘘だろ。おい」
ミセ;゚ー゚)リ「違う。確かに撃った。こいつ、撃ったよ、今」
(メ;゚A`)「は…はぁ?」
発狂寸前になるまで恐怖に耐えきったドクオに、
目の前に突きつけられた事実を認めることなど出来なかった。
- 10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/11/05(土) 02:45:49.72 ID:zS6+4XyBO
あれ?スレタイがショボン
酉こんなんだっけ?
- 11 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:46:27.41 ID:rFe+D+gG0
(メ;゚A`)「う、撃ったのかよ。今撃ったのか!?」
(´・ω・`)「撃ったよ」
(メ;゚A`)「嘘だ!」
(´・ω・`)「水掛け論になるから疑うのはやめろ」
ミセ;゚ー゚)リ「ドクオ、撃ったよ。本当に撃った。信じられないだろうけど…ちゃんと音もした。
銃を拾ったらすぐに口に咥えて、ちゃんと引き金を引いてた」
一度目のときをさらに上回る絶望を感じた。
ショボンは本当に、死の恐怖を微塵も感じていない様子だった。
生きたいという気持ちが理解できないという彼の台詞を、
言葉通りに信じるしかなかった。
- 13 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:46:51.16 ID:PT2pryiP0
ショボンさん…
- 14 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:47:40.08 ID:rFe+D+gG0
(´・ω・`)「拾うんだ。ドクオくん」
アルコールもないのに意識が酩酊しているようだった。
揺らぐ精神の狭間で、生きたいという思いのみが彼を支えていた。
ドクオが銃に手を伸ばそうとしたとき、ミセリが彼を引き留めた。
ミセ*゚−゚)リ「次は…私の番」
そう言って彼女は拳銃に手を伸ばすが、これも途中で遮られた。
(´・ω・`)「駄目だ」
トンプソンの銃口が再びミセリに向き、伸ばされた手は銃の直前で止まった。
- 15 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:48:57.77 ID:rFe+D+gG0
ミセリの見開いた目がショボンを射貫くと、
(´・ω・`)「撃っていいのはドクオくんだけだ」
固い口調できっぱりと断言した。
ミセ;゚ー゚)リ「だって、次は私が…私がやらないと!」
(´・ω・`)「ドクオくんが君を撃てばいいだけだろ。
それにルールについては最初に詳しく説明している。
極刑を受けたいのかい?」
ショボンはルールについては敏感な反応を見せた。
まだ何か言おうとしたミセリだったが、その前にドクオが拳銃を手にしたことで、
二人が言い争うことにはならなかった。
- 16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/11/05(土) 02:49:09.16 ID:zS6+4XyBO
しえん
ミセリには生きてほしいなあ
- 18 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:49:55.37 ID:rFe+D+gG0
(メ;゚A`)「フゥ……フゥ……」
ミセ*゚−゚)リ「ドクオ……撃てるの? 私を」
(メ;゚A`)「「フゥ………フゥ……」
ドクオは決してミセリとは目を合わせようとせず、力なくうなだれたまま銃を見つめていた。
ミセ* ー )リ「大丈夫。どうせ弾はまだ出んき、ぱっぱっと撃ちない」
ミセリの声は普段では考えられないほど柔らかいものだった。
暗闇で良かったと彼女は思った。
彼女の唇は小刻みに揺れ、青ざめた顔に浮かぶ表情は生気の無い人形に似ていた。
- 19 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:50:30.58 ID:PT2pryiP0
ショボンは何を見たいんだろ
- 20 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:50:53.31 ID:rFe+D+gG0
(´・ω・`)「さて、ルール通り約束は守るよ。ハインさんはイーヨウに殺された」
彼らの心情を知ってか知らずか、構わずショボンは話し始めた。
うなだれていたドクオはショボンを見据える。
(´・ω・`)「レモナさんとしぃさんがイーヨウに襲われていたんだ。
ハインさんは化け物になったイーヨウと戦って死んだ。
事情はよくわからないが、彼は人じゃなくなっていたんだ。
ミセリさんからその辺の話は聞いているかな?」
(メ; A )「あいつとは…一度、会ってる」
(´・ω・`)「そうなんだ。よく生きていられたね」
(メ; A )「ブーンさんが助けてくれた」
- 21 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:52:11.35 ID:rFe+D+gG0
初めてショボンが驚いた表情を浮かべたが、すぐに感情は消え、また無表情になった。
(´・ω・`)「まあ、人は見かけによらないものってのは、嫌というほど知っている。
ブーンという男はおそらく人体実験経験者だろう。
戦闘の心得はないけど、彼が強いのは見てわかるよ。
でもハインさんは違う。いくら警官で訓練を受けているといっても、イーヨウに立ち向かえる力はなかった。
それなのに彼女は自分を犠牲にしてまで、レモナさんたち、しまいには僕すら救おうとした。
僕にはそれがどうしても理解できないんだ」
空爆の音がすぐ近くから聞こえ、閃光によって一瞬だけ部屋の中が照らされた。
向かい合う三人の影が部屋の壁に伸び、またすぐに消える。
- 22 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:54:51.96 ID:PT2pryiP0
dkdk
- 23 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:55:09.08 ID:rFe+D+gG0
(´・ω・`)「正義は力あってこその正義なんだ。強者が救えるのは弱者だけ。
弱者は自分すら救えない。自分を犠牲にして自分が得るものはない。
でもね、ハインさんがヒロイズムに酔っていただけの人とは思えない。
そうだ…僕は……」
ショボンは遠くを見上げるような虚ろな目で、自分に向かって語っているように見えた。
無表情の顔に浮かぶ瞳の中に、様々な感情が走っていた。
(´・ω・`)「彼女の中に確固たる正義を感じた。あれは何だったのか。
どうしても知りたいんだ。命を賭けるに値する正義の正体を知りたい。
僕の理想としていた正義とは真逆のそれを。教えてくれ、ドクオくん」
- 25 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:55:47.74 ID:rFe+D+gG0
交差する視線の中に言葉以上の会話があった。
(´・ω・`)「命を犠牲にしてもいいほどの報酬とは何だ」
(メ; A )「知るかよ」
ドクオのぶっきらぼうな返事には怒りが含まれていた。
理不尽なゲームを強いるショボンに対してではない、もっと根本的な原因―――それは具体的なものではなく、
人が運命と呼ぶ事実の螺旋に対して、届くことのない叫びを発していたのだった。
- 26 名前: ◆qnsLPQlGqytQ [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:56:39.10 ID:rFe+D+gG0
(メ;゚A`)「俺が知るわけ…ねえだろ! 何なんだよ!
訳わからねえことばっか言いやがって…っ。クソ!
死ぬかもしれないんだぞ!? 死んだら…もう全部終わりじゃねえか!」
(´・ω・`)「その通りだよ」
涙混じりの絶叫にさえショボンの反応は薄かった。
ただし暗くてドクオたちには見えなかったが、ショボンの目に嘆きの色が宿っていた。
(´・ω・`)「死んだら全て終わりなんだ。だからこそ、わからないんだ……………」
- 27 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/11/05(土) 02:56:57.85 ID:PT2pryiP0
辛いな…
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