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少年剣士「冒険学校の休暇です!」
29 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:25:51 ID:aJ8werYI
 
戦士先生「・・・お前らを推薦してやって本当に良かったよ」

少年剣士「えぇ。感謝しています」


幼馴染「・・・」ドキドキ


戦士先生「お前らの中じゃ一番、少年剣士が強いんだろ?楽しみだ・・」

少年剣士「さあ・・どうでしょうか・・・」ハハ・・

戦士先生「本気で来いよ・・・」ググッ

少年剣士「わかりました・・・行かせてもらいます・・・」チャキッ


30 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:26:42 ID:aJ8werYI
 
戦士先生「肉体鋼鉄化!音速!抵抗魔法!」パァッ


劣等魔法使い「最初から本気だ!」


少年剣士「抵抗魔法!火炎装!」ボワッ

戦士先生「ほう・・・武器属性化か。いいもん覚えてるな・・・!行くぞ!」ヒュッ


・・マタキエタゾ!!
ハヤスギル!

少年剣士「くっ・・・」ガキィン!

戦士先生「大衝撃波っ!!」バッ

少年剣士「火炎斬りぃ!」ブワッ


31 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:27:58 ID:aJ8werYI
 
・・・・ドゴォォォォン!!!

幼馴染「し、衝撃が・・・!」

魔法剣士「凄い・・・」


戦士先生「ふふ・・・相殺か・・・まだまだ行くぞ!」ヒュッ

少年剣士「火炎刃ッ!!」ビュンビュン

・・ドゴォン!ドゴォン!

戦士先生(おいおい・・飛ばしまで覚えてるのかよ・・・、それはお引取り願おうか)


32 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:29:35 ID:aJ8werYI
 
戦士先生「解除魔法!封印魔法!」パァッ


少年剣士「な・・・か、火炎装が消された!?」・・プスンッ

戦士先生「・・・さあ得意の魔法は封じたぞ!どうする!」

 
少年剣士「・・・水炎装ッ!!!」ブワッ


戦士先生「・・・ハハ」


33 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:31:56 ID:aJ8werYI
 
幼馴染「す、凄い・・・」

少年剣士「うらあああっ!大斬ッ!!」

戦士先生「そ、それはちょっとやばいな!」

 
・・・・ドッゴォォォォン!!!


僧侶戦士「入った!」

幼馴染「あの爆発じゃあ・・さすがに・・・!」

・・・・・モクモク

戦士先生「げほっ・・・げほげほ・・・今のはやられたかと思ったぞ・・」クッ


幼馴染「あれで平気なのー!?」ガビーン

乙女僧侶「どんだけ戦士先生強いんですか・・・」

 
少年剣士「・・・やりますね!」

戦士先生「・・・お前もな!」


34 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:33:36 ID:aJ8werYI
 
少年剣士「まだ・・・自分の体に負担が大きいんですが・・コレを使うしかないみたいですね」

戦士先生(・・・おいおい、まだ隠し技があるのかよ・・・
       余裕ぶっこいてるが・・今の一撃で足がガクついてんだがな・・・)ハハ

 
少年剣士「・・・光炎装!!」チャリッ・・・ピカッ!

戦士先生「と、特級魔法!?おま・・・そんなものまで・・・」

少年剣士「マナ消費凄いんで、あんま使い続けられないんですけどね・・」


僧侶戦士「やっぱ俺はアイツにゃ絶対勝てないわ・・」ハハ


少年剣士「初めて使ったときは数秒で倒れちゃいましたし・・。ま・・時間もないですし・・行きますよ!」


戦士先生「・・・わかった!わかったわかった!」

少年剣士「・・・え?」


35 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:36:44 ID:aJ8werYI
 
戦士先生「俺の負けだ!もうさっきの一撃で脚がガクついてるんだ!そんなの受けたらマジで死んじまう!」

少年剣士「勝てた・・」ワァッ


幼馴染「凄い・・・勝っちゃった」ヘナ


・・・・スゲエエエエエ!!!
アノバケモンニカッタ!!サスガトクタイセイ!!!
アトデサインモラオウカナ!!ウオオオオ!!

 
少年剣士「ありがとうございました!」ペコッ

戦士先生「おどろいたぞ・・・、まさか火、水、光の装炎を出来るなんてな・・・」ハァ

少年剣士「へへ、光はこのネックレスのおかげですけどね」チャリッ


36 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:37:53 ID:aJ8werYI
 
戦士先生「光・・・?それは太陽の石のネックレスか・・」

少年剣士「知り合いのエルフから頂いたものです」ハハ
 
戦士先生「ま・・よく使いこなせたもんだ」

少年剣士「状況が状況でしたからね・・・、っとと!」


幼馴染「凄いじゃない!どうしたの!?」ガバッ

少年剣士「わわっ・・・!」カァ

僧侶戦士「やっぱつえぇなお前は」

少年剣士「はは・・・」


戦士先生「よし、それじゃあ一回教室に戻って、どんな体験してきたかでも聞かせてもらおうか」ニコッ


37 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:39:43 ID:aJ8werYI
 
・・・・・・・・・・・・

全員「・・・・おおお」

少年剣士「と、いう感じですね」

戦士先生「魔獣を倒し、魔物を倒し、人々を救ってきたんだな」


僧侶戦士「色々辛かったこともあったけどな・・」

戦士先生「みんな、いい勉強になっただろ?」

全員「はい!」 
 

乙女僧侶「・・凄いですねえ」

幼馴染「凄いとは思うけど・・・何か心配になるわ・・・」ハァ

魔法剣士「冒険してるなぁ・・・って感じ・・」


38 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:40:15 ID:aJ8werYI
 
少年剣士「そういや、僕も聞きたい話があるんですが」

戦士先生「・・・なんだ?」

少年剣士「戦士先生の昔話です!」

僧侶戦士「そういや気になりますね・・・」


武道家「あー聞いてみたいかも」


戦士先生「俺の昔話・・・?」


武道家「なんでそんなに強いのかとか、色々聞きたいんだけどなー」

戦士先生「・・・本当に少しだけだぞ?」ハァ

少年剣士「・・・!」ワクワク


戦士先生「ありゃ俺がまだ17の頃だ・・・」


39 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:41:55 ID:aJ8werYI
 
・・・・・・・ 
・・・・・・・・・・
―――――30年前

戦士(後の戦士先生)「・・・魔王だ?」

剣豪(後の剣士教官)「太陽の国が崩壊したらしい」

魔法使い(後の英雄魔法使い)「そうらしいわね・・」

神官(後の大神官)「・・参りましたね、僕らに声がかかるなんて」

 

戦士「使えるやつらは使うってことだろ。討伐隊に参加するしかないのか」

神官「で、魔王の強さってどのくらいなんでしょうか」

魔法使い「前線の話によると、魔物を率いているみたいよ」

戦士「だから魔界の王、魔王なんだろ。魔法使いの幼馴染の剣士クンはどうしたんだ?」


40 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:42:39 ID:aJ8werYI
 
魔法使い「・・・言ったら『面倒くさい』だって。殴ってきた」

 
戦士「たはは・・・怖い怖い」


神官「で、僕らはどこに向かうんですか?」

剣豪「普通に考えたら太陽の国なんじゃねーのか?前線だろ?」

戦士「しゃあねえなあ、サクっと行こうぜ!」
 
 
 
・・・・・・・・・ 
・・・・・・・・・・・・


41 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:44:14 ID:aJ8werYI
  
戦士先生「と、いうわけで。太陽の国の前線に向かった俺らは、魔王軍と衝突。
       俺らのパーティは好戦するも敗北し、遅れて来た剣士が見事討伐をだな・・・」
      

乙女僧侶「・・・えええっ!?」

武道家「ち、ちょっと待て!色々突っ込みどころが追いつかない!」

少年剣士「戦士先生・・・凄いですね」

僧侶戦士「英雄魔法使いとか、大神官とか、色々ぶっとびすぎて・・・」ヒクヒク

幼馴染「戦士先生って何者なの・・・?」

 
戦士先生「その時の魔法使いは剣士と結婚してなあ・・・、田舎に隠居暮らしをしてるはずだ」ハァ

少年剣士「・・・、もしかして、戦士先生はその魔法使いの事が・・・」

戦士先生「べべべ、別にすきとかじゃないぞ!?」


42 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:46:05 ID:aJ8werYI
 
幼馴染「わかりやすっ!」

僧侶戦士「それで、その後どうなったんですか?」

戦士先生「俺は魔王軍とぶつかった時に、バハムートの極斬を受けたのが致命傷で、冒険の出来ない体になっちまった」

少年剣士「・・・・」

戦士先生「その時にまあ、色々あってな。その責任を感じてか、大神官のヤローは、
       この町に聖堂作って・・俺に何があっても守れるようにするんだ!とかいってな」ククク

乙女僧侶「もしかして、今その聖堂は・・・」

戦士先生「そう。お前が今、住み込みして世話になってる大聖堂にだ」


僧侶戦士「人に歴史ありってよく言ったもんだな・・」

戦士先生「まあな。はいはい、これで昔話は終わりだ!」パンパン


エエーモットキキタイー
ジュギョウモサボレルノニー


43 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:47:23 ID:aJ8werYI
 
戦士先生「はいはい・・で、お前らはこれからどうするんだ?」

少年剣士「とりあえず実家に顔出そうと思ってます」

僧侶戦士「俺らはここからバラバラになりますね」

武道家「8日後にもう1度ここに集まればいいのか?」


少年剣士「うん、そうだね」

僧侶戦士「じゃあ俺はさっさと出発するわ」

戦士先生「ゆっくりしていかなくていいのか?」

僧侶戦士「結構山奥なんで、早めに行かないとだめなんですよ」

少年剣士「・・・僕も田舎だし、早めに行きますよ」

武道家「皆もう行っちまうのかー。じゃあ俺も出発すっかぁ


44 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:49:19 ID:aJ8werYI
 
幼馴染「・・いいなあ。私も休みだったら一緒に実家に戻るのに・・・」

少年剣士「幼馴染のお母さんにも挨拶しておくよ」ハハ

幼馴染「うん、元気だって伝えて♪」


戦士先生「ま、楽しかったぞ。また来いよ。今日は皆の良い刺激にもなった」ハハ

少年剣士「・・・はい!」


乙女僧侶「・・気をつけてくださいね皆さん」

武道家「おうよ!」


幼馴染「ここに8日後にまた来るんだよね?」


45 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 15:54:26 ID:aJ8werYI
 
少年剣士「そうなるねー。でも、少し早く戻ってくるつもりだよ」

幼馴染「・・わ、わかった!」パァァ

 
少年剣士「じゃ、行きますかあ」

僧侶戦士「またな」

武道家「また来週な!」


幼馴染「・・行ってらっしゃい!早く戻ってきてね!」

少年剣士「うん・・・行ってきます!」

・・・・・ガラッ・・・タッタッタ・・・


戦士先生「行ったか・・ほらほら、授業の続きやるぞー。次はえーと・・・」

エェー!!
メンドウダー!!キュウケイジカンマダー?

先生「・・戦士先生・・ここ・・私の教室ですよおーー・・・」


・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・


47 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 16:19:57 ID:1Xn41yY2
今の戦士先生って全盛期と比べたら何割位なかんじ?


48 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/20(木) 18:49:19 ID:aJ8werYI
>>47 
ちょっとしたネタバレになるので詳しくは書けないのですが、3〜4割ほどです。



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