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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その36
399 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:25:43.64 ID:VIAmCKlho
 カチャッ

天才「あー食った。ごちそーさん」ガタッ

魔道士「味付け、大丈夫でした……?」

天才「……んー。母親譲りか?」

魔道士「あ、いえ……っ。多少はありますけど、独学です」

戦士「こいつんちは大商家だからな。飯だってシェフ付きだよ」

天才「あーそういやそうだわな」

魔道士「あの、お口に合いませんでしたか……?」

天才「……いーや。俺様の1番好きな味付けだったぜ!」

魔道士「……っ!! 良かったぁ!!」

天才「何か買い出しで必要なモンはあるか?」

召喚士「いえ、特には……」

盗賊「うん」

天才「そうか。そんじゃボチボチ行くぞ。北関へな」

召喚士「……はいっ!」


400 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:26:15.98 ID:VIAmCKlho


魔道士「それでは、行ってきます!」

バーテン「気を付けてな」

戦士父「戦士、お前の役目は分かっているな?」

戦士「もちろんだ。死に物狂いでやってやるさ」

天才「馬車が来たな。んじゃ出発だ」

召喚士「はい」

盗賊「北関……か」

天才「お前らと初めて戦場で会ったのは北関だったっけなぁ」

召喚士「ええ。あの時はまさか総司令だなんて思いませんでしたけど」

天才「ハーッハッハッハ! そういやそうだったわな」

魔道士「あれからほんと、お世話になりっぱなしですっ」

天才「ま、それはお互い様だけどな」ボソッ

盗賊「……?」

天才「ほら、早く乗りやがれ! 行くぞ!」


401 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:26:43.89 ID:VIAmCKlho
〜本国、講堂〜

青年兵「……」

 目の前に飾られた青龍先生の写真は、今日も笑っていた。

青年兵「先生。いよいよです」

 カツカツカツ

大軍師「こちらに居られましたか、大元帥殿」

青年兵「大軍師さん。数日の間、ありがとうございました」

大軍師「いえいえ。お母上は故郷へ戻られたのですか?」

青年兵「はい。父と共に」

大軍師「それは何より。それより大元帥殿、何か……晴れましたかな?」

青年兵「……そうですね。多少は」

大軍師「成程。この休日は貴方にとっても有意義であったとお見受けします」

青年兵「お陰様で。改めて色々と思う事がありました」

大軍師「……さて、参りましょうか。いざ最終決戦です」

青年兵「ええ。行きましょう」ザッ


402 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:27:33.49 ID:VIAmCKlho


国軍兵「船はっ! 物資の搬入とそれから、軍馬に武具も急がせろ!」

衛兵「昼過ぎには大元帥様の演説が始まるぞ! 電話の準備は!?」

通信兵「出来ております!」

 カツカツカツ

青年兵「慌しいですね」

大軍師「下準備はしてきたとはいえ、総動員は初めての事ですからね」

青年兵「確かにそうですね。……皆の者、作業を続けながら聞いてくれ」

国軍兵「……!?」

青年兵「これより向かうは最終決戦の地、北方である。しかし、何も焦る事はない」

通信兵「大元帥様……?」

青年兵「今まで通りの働きを見せてくれれば、自ずと道は開かれる。焦らず務めよ!」

衛兵「お……おぉーっ!!」

大軍師「お見事です。これで兵らも落ち着きを取り戻すでしょう」

青年兵「見よう見まねですけれどね。慣れぬ事は緊張しますよ」


403 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:28:31.61 ID:VIAmCKlho
〜本国、北関近くの街〜

 パッカパッカパッカ

召喚士「……あれ!? 壁が出来てる……っ」

天才「お前らが各地を転戦してる間、どんだけ期間があったと思ってんだ」

戦士「にしても早くねーか?」

天才「あのなぁ、ワーカーが世界に何人いると思ってんだよ」

戦士「えーと……見当もつかん」

天才「登録だけの奴や行方不明も含めてだが、その数は80万人と言われてる」

魔道士「そんなにですか!?」

天才「その中で魔物とどんぱちやってんのなんざ、ごく僅かの話なんだよ」

盗賊「……まぁ確かに、戦場ではあまり見かけぬからな」

天才「魔物を倒す事が第一じゃなく、任務中にやむなく戦闘するってのがほとんどだ」

召喚士「だから天才さんのような討伐専門のワーカーは功績が上がるわけですよね」

天才「そんなワーカーのほとんどが担ってた事業が、壁作りと穴掘りだ」

戦士「穴? あぁ、電話やらの為のやつか!」


404 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:29:30.99 ID:VIAmCKlho
天才「そ。あとは北関の建設。赤壁なんかにも借り出されてたけどな」

召喚士「北関は……ついに完成したんですか!?」

天才「結局、北の街と北方司令部は平野だから建設中止になったが、他は完成した」

盗賊「おぉ……っ」

天才「北方司令部から北関、北関から海峡までは壁で繋がってる」

戦士「すっげぇ……!」

天才「何だかんだ突貫だったから、元々の山を流用してりもしてるけどな」

召喚士「それでも十分、凄いですよ!」

天才「電話も何とか間に合った。これで備えは完璧だ」

魔道士「……っ」

天才「古くは文王の時代から始まった北関の建設。ようやく今にして終了だよ」

召喚士「文王?」

魔道士「聖王の次男ですよ。聖王には武王と文王の2人の息子がいたんです」

戦士「ほぉ」

天才「聖王が没してからは本国も弱体してな。随分と魔王軍に押されたらしい」


405 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:31:16.25 ID:VIAmCKlho
魔道士「それを持ち直したのが武王と文王なんですよっ」

召喚士「そうだったんですね」

天才「兄の武王は聖王譲りの勇猛さで、魔王軍を打ち破った」

魔道士「弟の文王は武力こそ父や兄には及びませんでしたけど、国政に優れていました」

天才「北関の建設や国政ニ力を入れて、力を蓄えたってわけだ」

盗賊「なるほど」

召喚士「振り返ってみると、歴史も面白いですね」

戦士「だなっ。何で今の世の中になったかってのがよく分かるよ」

天才「本当はこんな壁なんぞ作りたかねぇんだけどな」

魔道士「そうなんですか?」

天才「わざわざこの広い世界を区切っちまってよ。自分達で世界を狭くしちまってる」

盗賊「……」

天才「仮に魔王を倒したってこれじゃあなぁ」

召喚士「えっ?」

天才「何でもねぇ。世界が平和になったら、こんな壁……とっとと無くしちまいな」


406 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:32:12.79 ID:VIAmCKlho
 正午過ぎ。一同を乗せた馬車は北関へと到着する。

 東西への世界は元通りとなり、距離こそ伸びたものの、

 南北に至ってはいまだ変わらず、その距離は東西に比べ、短い。

 その甲斐もあってか、北進する一同や行軍に関しては、未だに短時間の移動であった。

〜北関〜

 パッカパッカパッカ……ドドォ

魔道士「到着〜っ!」

戦士「うおっ、けっこうゾロゾロいやがるなぁ」

天才「こんなもんじゃねぇぞ。まだまだこれから集まってくる」

召喚士「入りきれるのかなぁ……」

盗賊「……」

天才「大丈夫か?」

盗賊「ん?」

天才「東方で……色々あったんだろ?」

盗賊「……吹っ切れたわけではない。でも、大丈夫」


407 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:32:46.19 ID:VIAmCKlho
天才「そっか」

盗賊「くよくよしてはいられない。償いや泣くのは、全てが終わってからだ」

天才「……ふぅん。強くなったな」

盗賊「……」

 ザッザッザッ

左翼長「待ってたぜ、ご苦労さん!」

戦士「おっす!」

天才「ハーッハッハッハ! やっぱテメーらは北関が似合うなぁ」

騎士長「特遊解体後、あんたが北関に置いた理由はこれか?」

天才「まっさか。こういう宿命なんだよ! ハーッハッハ」

召喚士「懐かしいですね……」

左翼長「お前らのせだぞ。あの時……俺らの枯れた心に花を咲かせやがったんだ」シュボッ

騎士長「禁煙は失敗したけどな」

左翼長「うるせぇ! 魔王を倒すまでの話だっ!」

召喚士「あははははっ」


408 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:34:03.77 ID:VIAmCKlho
 ザザッ ガガーッ

戦士「何だ?」

左翼長「大元帥様の演説だ」

騎士長「各員、作業やめっ!! 大元帥の演説が始まるぞ!!」

召喚士「青年兵くん……」

〜本国、国軍本部〜

青年兵「この放送を聴いている諸君。私は本国国軍大元帥、青年兵である」

大軍師「……」

青年兵「今日は諸君らに伝えたい事があり、この場を借りて演説させて頂く」

〜国軍本部、演習場〜

青年兵『まず始めに、諸君らも知っての通り先日、東方にて魔王マーラを討伐した』

男隊員「……おう、作業中断だ」

格闘家「……はい」

ボス「はぁ……はぁっ、はぁ……」スクッ

女隊員「……」


409 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:36:06.22 ID:VIAmCKlho
〜国軍本部、軍港〜

青年兵『これにより、残る魔王はサタン、ベルゼブブの2体である』

騎士団長「……」

白虎長「……っ」

白虎嬢「……」

〜三日月島、西方司令部、大広間〜

青年兵『そして間もなく、ベルゼブブを討つべく、我らは北での最終決戦に挑むものである!』

西方司令部「ささっ、最終決戦……っ! 最終……もう駄目だああぁぁ!」

西方参謀「うるせぇな! 聞こえねーだろ」

西方副司令「……はぁ」

博士「音量上げればいいのら」

助手「上げてきま〜す♪」

西方魔道長「大切な話が台無しだよ全く……」

〜三日月島、西方司令部、開発機関〜

青年兵『今、北では既に、大勢の同士が戦っている最中である』

鍛冶娘「……戦士」

局長「手は休めるなよ! 間に合わなくなってもしらんぞ」


410 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:36:45.26 ID:VIAmCKlho
〜南方司令部、正門前〜

青年兵『しかし魔王軍最後の砦であるベルゼブブは、強い。そして数でも圧倒的である』

南方副司令「……サマになってるじゃないか」

南方参謀「当たり前でしょ」

南方魔道長「何でお前が誇らしげなんだよ……」

〜南方、赤壁〜

青年兵『ここまで来られたのは、我らの力だけではない。諸君らの国を、人を思う力である!』

南方弓長「……っ」

チンピラ「……姉御」

南方司令「そっとしておいてやれ。直に魔物とやりあうだけが闘いではないのだ」

ゴロツキ「……姉御の代わりにゃ、俺達がいる!」

〜南方、東の街〜

青年兵『それでももし、力を貸してくれる者があるならば、是非聞いて欲しい』

朱雀嬢「この声……青年兵さん……!?」

玄武娘「朱雀嬢ちゃーん、おうち完成したですのー!」タッタッタッ

番長「……北でゴワスか」

親衛隊長「これは、ミー達もトゥギャザーするしかないようですね」


411 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:37:34.68 ID:VIAmCKlho
〜南東国、東の城〜

青年兵『年齢や性別、国籍や種族、そんなものは不問。必要なのは志のみ』

白馬騎士「……大至急、法師様へご連絡を」

弓将軍「承知した」

三男「……っ」

〜スグリーヴァ城跡〜

青年兵『共に戦ってくれると言うのであれば、是非、諸君等の力をお借りしたい!』

オーク「……何か言ったですか?」

ラクシャーサ「いや」

ガーゴイル「大丈夫か?」

ハヌマーン「……」

〜南方、南の街〜

青年兵『同じ志の下、北関へ集結せよ!!』

剣士「……いよいよか」

弓使い「もちろん、行くわよね?」

幼女「……うんっ」


412 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:38:32.96 ID:VIAmCKlho
〜東方司令部、食堂〜

青年兵『勇敢と無謀を履き違えてはならない!』

東方司令「……」

東方参謀「……」

〜海峡〜

青年兵『慎重と臆病を履き違えてはならない!』

将軍「……っ」

海峡兵「……」

〜北方司令部〜

青年兵『自信と慢心を履き違えてはならない!』

参謀「……」

副官「……」

〜最北の村〜

青年兵『勇者は一人であり、全員が勇者である!』

ヒゲの男「……」

青年「……」


413 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:39:44.15 ID:VIAmCKlho
〜北方、平野〜

紅孩児「……空気がザワついてるなぁ」

同門「……」

紅孩児「こりゃもうじき、何か起きるだろうな」

同門「望むところだ」

〜北方、北の街〜

女賢者「あのー。北関っていうのはどうやって行けばいいんですかぁ?」

詩人「北関ですか。私も向かいますのでご一緒しましょう」

女賢者「助かります。んふふっ♪」

詩人「いえいえ。これも何かの……縁でしょうから」

〜北方、三途の川〜

眼鏡「……魔王軍が退いているね」

ジュニア「何かあったのか?」

魔法剣士「分からん、。だが頃合いだな。こちらも一度、退くとしよう」

賢者「……ふぅ」


414 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:41:12.49 ID:VIAmCKlho
〜西国拠点〜

西国兵長「陛下。北進の手筈、整いました!」

王子「ご苦労さん。明朝、兵を進める。目標は北西山のふもとだ」

〜西方、西国〜

サモナー「……さぁ、行こうかマーメイド。最後の戦いだよ」

マーメイド「……ええ」

〜東方、都〜

神官「上様、総本山より都へ向かっているとの一報が入りました」

帝「良し。総本山が到着次第、本国へ向けて出航する」

女剣士「……はっ」

くの一「……」

〜???〜

女侍「北関……ねぇ」

サル「行くだけ行ってみっか?」

イヌ「そうね。人も大勢いればお宝もありそうね」

キジ「しかしまた北関とは、何だか縁を感じるさー」


415 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:43:29.62 ID:VIAmCKlho
〜大陸港の町〜

バーテン「いよいよ始まるな」

戦士父「ああ。世界中が動き出す事だろう」

占い師「……」

〜本国、王宮〜

皇太子「エリート」

エリート「心得ております。今晩、親征を開始致します」

双子姉「私達も」
双子妹「頑張りますわっ」

〜北関〜

左翼長「さぁ、世界中の猛者がここに集まってくるぜ」

騎士長「正真正銘の総力戦だ。これで潰れれば……人類に明日はない」

天才「ハーッハッハッハ! 明日なんてモンはなぁ、元からねーんだよ。自らが作り出すものだ」

 ザッザッザッ

青龍士官「朱雀先生、皆様もお越し頂けましたか」


416 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:44:41.36 ID:VIAmCKlho
戦士「当然だよ。ずっと、この刻を待ってたんだからな」

魔道士「お互い、頑張りましょうねっ!」

天才「さーて。他の連中が到着するまで、小休止といくかねぇ」

盗賊「……ああ」

召喚士「……」

魔道士「召喚士さん、いよいよ……ですね」

召喚士「ええ。ベルゼブブを倒し、そして……」

戦士「サタンを倒せば、ようやくだ」

盗賊「世界は……平和に」

召喚士「……頑張りましょう」

魔道士「はいっ! えへへ!」

戦士「おうよ! やってやろうじゃねぇか!」

盗賊「……同意!」

 これより程なくして、青年兵の演説により、各地より北関を目指す勇者達が続々と集結する。

 ついに人間と魔族、最後のとも言える戦いが今、始まろうとしていた。


417 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:46:08.38 ID:VIAmCKlho
〜師匠の家〜

マジシャン「……ごがっ、ん……んー」

 ムクッ

マジシャン「……!?」

 誰も居ないベッド。それを見てマジシャンはテーブルから飛び起き、家の外へと飛び出した。

マジシャン「やっぱり……駄目だったのか……っ」

 タッタッタッ

マジシャン「……?」

 手招きするように、キィキィと音を立てて売れている酒蔵の扉。

マジシャン「――――!?」

 タッタッタッタッタッ……バンッ!!

マジシャン「……はぁ……はぁ……はぁっ」

 キュポン……ゴクッゴクッゴクッ

マジシャン「はぁ……はぁ……っ」

――「……なーに息切らせてんだよ」


418 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:48:03.79 ID:VIAmCKlho
マジシャン「……ビックリさせやがって……ハッハ」

――「何だか頭がボーッとしてよぉ。ま、気付の1杯にゃ師匠酒はキツすぎるわ……ガハハッ!」

マジシャン「理解してっか?」

――「何となくな。俺はよ、死んだんだよな?」

マジシャン「ああ。死んだ。だがこうして今、生き返った」

――「ガハハッ。そうかいそうかい。そりゃいいや……グビグビッ」

マジシャン「あっちでもどうせ、しこたま飲んでたんだろうがよ……ハッハ!」

――「ああ。アッチの連中はみんな強えぇ強えぇ。俺でも敵わねー連中ばっかよ!」

マジシャン「呑気なやろーだよ全く……ハッハッハ!」

――「んで、俺達ぁどうすりゃいい?」

マジシャン「俺もお前も半分返して貰った。でもまだサタンにゃこっちから返してやるものがあるはずだ」

――「……おうよ。こんな機会が訪れるとは思ってもみなかったがな」

マジシャン「お前の弟子に感謝しろよ? 俺も繋いで貰った命だ」

――「あいつが……? ガハハッ、どんだけ成長したか……楽しみじゃねぇか!」

マジシャン「さぁ行くぜ。再来の名の通り……俺達は戻ってきた。なぁ……師匠!」

師匠「ガハハッ! 全盛期からみりゃ半分程度の魔力だが……タダじゃあ死なねーぞ!」



 〜第五十七部、完〜


419 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2012/01/31(火) 14:51:44.17 ID:VIAmCKlho
>>242
あれ…?第五十七部……あれ!?


420 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/31(火) 14:54:10.54 ID:VJmFEOfPo
乙!
師匠ktkr


421 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/31(火) 15:04:10.37 ID:uuNEW+Tjo
〉〉1乙
師匠遂に来たー!


422 名前:NIPPERがお送りします(石川県) [sage] 投稿日:2012/01/31(火) 15:47:40.20 ID:kGxp7EaGo
>>乙
え???なんで師匠が?
楽しみになってきたぜ


423 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/31(火) 15:52:19.93 ID:1GJrKbADO
いちおつ
師匠きたああああああ!
不甲斐ないダブル親子対面なるか


425 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [] 投稿日:2012/01/31(火) 16:23:27.12 ID:RCxUzSr40
いちおつ
師匠のコカトリス召喚楽しみ
天才の言葉が意味深いなぁ


426 名前:NIPPERがお送りします [] 投稿日:2012/01/31(火) 16:50:53.35 ID:W8iCsJT7o
まさか再来の名にこんな伏線が…違うかwwwwww


427 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/31(火) 17:40:08.10 ID:B7kctsf9o
なにこの胸熱展開


430 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/31(火) 18:02:47.65 ID:AjmI1qWIO
再来は何度でも甦る、のか?wwww


431 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/31(火) 18:29:23.38 ID:m09P4mkDO
なんか最終っぽいけどサタンとは戦わないの?
まさかベルゼブブ倒して終わり?



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