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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その41
- 164 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2012/08/16(木) 18:06:21.89 ID:QH7p2jMso
名代「どうでしょうか。駄目、ですか?」
女将「……お気持ちは本当に嬉しい。ウチなんかを慕ってくれて」
名代「では……」
女将「でも、貴方の望みには叶いませんわ」
名代「……」
女将「ウチは支えになってあげられるような器やないし……」
名代「そんな事はっ」
女将「それに……待つ人が多すぎて、此処を離れられないから」
名代「……」
女将「気ぃ遣かってくれて、本当に有難う。嘘でも嬉しかったわぁ」
名代「女将……」
女将「ささ、飲みましょう」
名代「……いや、少し飲みすぎてしまったようだ。今日はこの辺にしておくよ」 スクッ
女将「そう……」
名代「此方こそ気を遣って頂き、有難う」 テクテク
- 165 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:07:46.90 ID:QH7p2jMso
女将「……いえ」 シズシズ
名代「それでは、また」
女将「ええ、また」 カララッ……パタン
名代「……ふー。女将にはやはり、心の中を見透かされているような気がするな」
町娘「そういえばこの橋に居た怖い僧侶……ここのところ見なくなったね」
茶屋娘「それに妖怪も全然見なくなったよねぇ」
町娘「やっぱりあの怖いの、妖怪だったんじゃないの〜?」
茶屋娘「まっさかー。顔は怖いけど話すと優しかったもの」
町娘「え−っ!? 話したことあるの……?」
茶屋娘「だってよくお団子とか買いに来てくれてたしー」
町娘「へぇ、意外……っ」 スタスタスタ
腕試し「う……うぐぐ……」 フラフラ
名代「……改めて見てみると、こんなにも美しい橋であったのだな」
腕試し「なんて強さだ……あのアマ……っ」 ヨロヨロ
名代「……?」
- 166 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:09:18.58 ID:QH7p2jMso
〜街外れの屋敷〜
道場破り「おりゃああああぁぁぁぁ!!」
東方司令「雑魚」 バギャッ!!
道場破り「ぐはぁ!!」 ズダッ
東方司令「邪魔だ。貴様もさっさと消えろ」
道場破り「く、くそっ」 コソコソ
東方司令「次。今日はお前で最後だな」
剣豪「宜しくお願いします」
東方司令「ほー礼儀正しいな。顔もまあ合格」
剣豪「顔は……関係なかろう!」 ヒュバッ
東方司令「おっ!?」
剣豪「やああぁぁぁぁーっ!」
東方司令「いい腕だが、まだまだ甘い」
剣豪「――っ!?」
東方司令「無駄な動きが多すぎる。隙だらけだ」 バコッ
- 167 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:09:58.88 ID:QH7p2jMso
剣豪「……参りました」
東方司令「なかなか見どころのある男だな。また来るといい、まぁボクには勝てないだろうけど」
剣豪「……失礼ですが」
東方司令「何だよ。事実だ事実」
剣豪「そうではなく、私は……女です」
東方司令「……は……い?」
剣豪「女ながら東方一二を争う腕を持つと噂で聞き、此処へやって参りました」
東方司令「……お……女!?」
剣豪「幼少より剣に生きてきたのもあり、よく男に間違われますが……」 ポリポリ
東方司令「……採用」
剣豪「……えっ?」
東方司令「弟子試験採用! ボクの弟子! もう決定! 今すぐ決定!」
剣豪「ほ、本当ですか!? 有り難き幸せ……師匠!」
東方司令「師匠ではない。お姉様と呼べ! 今日からボクが手取り足取り腰取り教えてやる!」
剣豪「あ、有難う御座りまするっ! お姉様!」
- 168 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:10:28.23 ID:QH7p2jMso
〜帝の城〜
帝「たああああぁぁぁぁーっ!!」
女剣士「むっ、これは……っ」 グググッ
帝「……はぁ!」 スタッ
女剣士「お見事っ。いよいよ私も危うくなって参りましたな」
帝「ふふっ。腕を上げたであろう?」
女剣士「東方でも一二を争う腕かと」
帝「いやいや、東方司令や女侍が居る限りまだまだじゃ」 スチャッ
女剣士「次回の大会はいつになさいますか?」
帝「そうだな、半年後くらいにするかな」
女剣士「最近は男子よりも女子の方が盛り上がっておりますな」
帝「うむ。男子にも頑張って貰わねば」
家老「上様っ! また剣術でございますか?」
帝「待てじい。既に学問は終えたぞ」
家老「むむむ、ならば宜しいですが」
- 169 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:11:28.20 ID:QH7p2jMso
女剣士「だいたい、大会を開けば儲かると申していたのは老中殿であろう?」
家老「むっ!?」
帝「特に女子の部だけ大勢の客入りをさせて、まさかお主……我らを金儲けに……」
家老「めめっ、滅相もない! なれば大会は廃止致しまするか!?」
帝「うっ……それはその……困る」
女剣士「確かに。腕を試すにはそのような場を設けてくれぬ限りは出来ませぬしな」
家老「しかし上様も刀などもう手放せば良かろうて」
帝「馬鹿者。剣術は戦いの為だけに非ず。心を鍛えるにも最適ぞ」
女剣士「如何にも」
家老「しかしですな、その……そろそろ年頃で御座いますしな」
帝「結婚せよと申すか? まだ嫌じゃぞ。それに相手もおらぬ」
女剣士「西国の陛下はどうなさったので?」
帝「王子殿はその……良き友人じゃ」
家老「では西国陛下とは何でもありませんな? 良かった、国王同士などややこしい事この上ない
」
帝「いやっ、だからだな……話を聞け!」
- 170 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:12:13.25 ID:QH7p2jMso
〜西方、西国の城〜
西国兵「全く! 陛下ときたら……」
女王「まあまあ、良いではありませんか」
西国兵「しかしですね、ただですら我が国は人材不足! 私のような者が兵長を務める始末!」
王女「頼もしい限りですわよ〜」
西国兵「……」
女王「もう私達が何かを動かす必要はないのです。時代が変わりましたから」
王女「西国に住む者が自立して、勤しんでおられます」
西国兵「むぅ。しかし西国王家の威信は守らねば! 亡き神官様や大臣様の為にも!」
西国新兵「あのー失礼致します」
西国兵「どうした!」
西国新兵「治水の準備が整いました」
女王「治水? ただでさえ雨量も少なく、洪水などないではありませんか」
西国兵「ふっふ。何も治水は守る為だけにあらず! 川を作るのですっ!」
西国新兵「西の砂漠へ川を分けるのです。そうすれば砂漠も緑で潤います」
王女「まぁ、それは素敵な計画ですわね。成程、王子もその為に出ているわけですね」
- 171 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:12:45.15 ID:QH7p2jMso
〜最西端、洋上〜
西国船員「陛下っ!」
西国船長「陛下っ!」
王子「陛下ではない。航海王子と呼べ!」
西国船員「航海王子!」
西国船長「航海王子!」
王子「……しっくりこないなぁ。やっぱ船長って呼んで」
西国船長「船長は私です!」
王子「じゃあお前、今から副船長ね」
西国船長「えっ?」
西国船員「面舵いっぱーい! 船長、今回の目的は!?」
西国船長「緑地計画の一環ですよね!? 各地を回り樹木や川の作りを……」
王子「そうなの?」
西国船長「えっ?」
王子「目的地は東方! 船で行くと約束したのだ! 待ってろ帝さん! わははははっ!」
- 172 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:13:26.99 ID:QH7p2jMso
〜本国、病院〜
ドクター「次の方どうぞ」
患者「先生、先日はどうも」
ドクター「おやご主人、すっかり顔色も良くなりましたね」
患者「お蔭さんで……へへっ」
ドクター「その後は異常ありませんか?」
患者「へいっ、すっかり元気に。あ、そうだ……ついにうちの村にも病院が出来るんです」
ドクター「へぇ、それは良かった!」
患者「何だか先生を裏切っちまうみたいで申し訳ねぇっす」
ドクター「そんな事はありません。どこへ居ても、誰が施しても良い事なんです」
患者「すんません……そんじゃ、失礼します」
ドクター「お大事に。これからも気を付けて下さいね」
患者「へいっ、ありがとうございます!」 スタスタスタ
ドクター「……ふーっ」
院長「教えてやれば良いではないか。お前が尽力して築いた病院なんだ」 スタスタ
- 173 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:14:23.28 ID:QH7p2jMso
ドクター「父さん……っ」
院長「差し入れだ」 スッ
ドクター「出来たてのフィナンシェ。父さんもすっかり職人の腕前だね」
院長「ふっ。最初からこちらを継いだ方が、儲かったかもしれぬな」
ドクター「……医学はまだまだ未発展、診察所や医者の数だって足りていない」
院長「そうだな」
ドクター「もっと頑張らないと」
院長「1人で抱え込むなよ? 戦いは終わったのだ。診るべきものは限られているはずだ」
ドクター「うん。だから今度ね、東方や南東国へ行こうと思っているんだ」
院長「東洋医学か」
ドクター「本国の医学を伝えて、彼らの医学を吸収する」
院長「相乗効果で新たな医学へと繋がる……か」
ドクター「人と人との繋がり。教えてくれた事さ」
院長「……成程」
ドクター「戦うばかりが絆じゃない。他の事だって結べる道はあるんだよね」 ニコッ
- 174 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:15:00.86 ID:QH7p2jMso
〜新聞社〜
記者「明日の1面はどうするんだっ!? もっとインパクトのあるネタが必要だぞっ!」
新米「は、はいぃ〜っ!」
記者「この写真、写りが悪いっ! もう1回撮ってきて!」
カメラマン「えぇっ!? でもこれ北方……」
記者「飛ばせば間に合う! ギリギリまで待ってるから!」
カメラマン「うへぇー」 タッタッタッ
書家「ぶははっ。だいぶサマになってきたじゃねぇかよ」
編集長「まだまだ。俺が現役の頃に比べりゃぬるま湯だ」
書家「まーな!」
編集長「それよりお前はどうなんだ?」
書家「お蔭さんでウッハウハの生活よ!」
編集長「しかし……この出だしは何とかならんのか……」
書家「こんくらいインパクトねーと手に取って貰えねぇよ。がははは!!」
記者「さぁー。今日も徹夜だぞ! 部数で負けても内容で負けるなーっ!」
- 175 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:15:54.20 ID:QH7p2jMso
〜北のとある村〜
魔法剣士「……」 コトッ
ケルベロス「クゥーン、クゥーン」
魔法剣士「何だ、ミルクはもう要らんか?」
ケルベロス「クゥ〜ン」 スリスリ
魔法剣士「そうか。なら食事を……」
少女「魔法剣士さん、だからご飯あげすぎだってばー」
魔法剣士「……そうか?」
少女「そんなに食べさせたら太っちゃうよー? てかもう太ってるしー」
ケルベロス「ワンワンッ」
魔法剣士「……そうか」
少女「そ、そんなにションボリしないでよっ! 私が悪いみたいじゃん。ねぇケルちゃん?」
ケルベロス「ワンワンッ!」 フリフリ
少女「ほらっ、ケルちゃんもそう言ってるよ!」
魔法剣士「裏切り者め……」
- 176 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:16:45.43 ID:QH7p2jMso
村人母「少女ー、そろそろ夕飯よー?」
少女「あ、はーい! 魔法剣士さんも一緒にどう?」
魔法剣士「いや、俺は……」
村人父「ぜひ一緒にお願いしますよ!」
村人母「そうですよ! お隣さんがこの間一緒に食べたって自慢してきてうるさいんですよー」
魔法剣士「……」
村人父「魔法剣士さんはこの村の、いや……世界のヒーローなんですから!」
少女「ケルちゃんも一緒がいいよねー?」
ケルベロス「ワンワンワン!!」
魔法剣士「……じゃあ、すみません」
少女「やったぁ! それじゃ先に帰ってるね! 行こ、ケールちゃんっ」
ケルベロス「ワンワンッ!」 タッタッタッタッ
村人父「近隣の村にも人が戻ったり、新たな人が入ったりで活気に沸いております」
魔法剣士「俺が何かしたわけじゃない」 スタスタスタ
村人母「みーんな知ってるのにね。あの人が復興に尽力してるって。ふふっ」
- 177 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:17:21.05 ID:QH7p2jMso
〜大きな街〜
魔道士母「5か月連続で赤字……大丈夫かしら」
大商家「蓄えはある。それよりも今は各地への援助が先決だ」
魔道士母「まぁ、そうですけれど……」
使い「旦那様! 今日の手配は全て終了しやしたっ!」
大商家「おぉ、随分と早かったな」
使い「魔物が居ませんからね。ワーカーも不要だしルートも最短距離でいけます」
大商家「なぁ、使い」
使い「はいっ!」
大商家「実はそろそろ支店を設立しようと思うんだが、支店長を務めて貰えぬか?」
使い「おっ、俺が…。…ですか!?」
大商家「お前以外に務められる奴がいるものか。頼むぞ」
使い「あ……ありがとうございますっ! 旦那様……っ!」
魔道士母「でもこんな時期に宜しいんですか?」
大商家「苦しい時こそ攻める。そして魔道士と朱雀先生が結婚してくれれば更なる知名度が…
…」
- 178 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:17:52.55 ID:QH7p2jMso
〜本国、国軍本部〜
大軍師「……」
秘書官「ここも何だか、静かになってしまいましたね」
大軍師「それは望ましい事ですよ。軍はあくまで戦う存在なのですから」
秘書官「ええ……」
大軍師「まぁそれにしても、大元帥にしろ青龍先生にしろ、外出が多いですがね」
秘書官「総司令とてそうでした。慣れましたよ」
大軍師「ふっふ。それもそうでしたねぇ」 ヒラヒラ
秘書官「何か飲料でもお持ち致しましょうか……?」
大軍師「いえ結構。もう寝ると致します」
秘書官「っ!!」
大軍師「サタンを倒してからというもの、毎日眠くて仕方ありません」
秘書官「大軍師様もようやく解き放たれたのでしょうね」
大軍師「やっと人間らしい暮らしが出来そうです」 カツカツ……
秘書「それは何よりです。おやすみなさいませ」 ペコリ
- 179 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:18:44.27 ID:QH7p2jMso
〜北の都、地下格闘場〜
リングアナ「さぁお待たせ致しました……本日のメインイベント!!」
観客「早くしろぉ!!」 ワアアアァァァァ!!
リングアナ「あの北の大戦を経て更に腕を上げたチャンプ!! ここまで9連勝中!!」
チャンプ「ふっ、どんな奴が来ようとも返り討ちだ」
リングアナ「対するは……あの男が……あの男が帰ってきたああああぁぁぁぁ!!」
チャンプ「!?」
リングアナ「その名も……MGG(マスク・ド・ジーニアス・グレート)!!」
格闘家「……」 ザッ
チャンプ「ふんっ。所詮は偽物、瞬殺してやろう」
格闘家「偽物じゃない。俺は……託されたんだ」
リングアナ「早速、両者……火花が散っております!」
観客「はやくしろっつーんだよ!!」 ワアアァァァァ!!
リングアナ「お待たせしました! それでは……レディー、ゴー!!」
チャンプ「さぁ! かかってきな――」
- 180 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:19:12.17 ID:QH7p2jMso
格闘家「……」 スーッ
チャンプ「な――――っ!?」 ドガガガガガッ!!
格闘家「滅殺」 ドオオォォォォン!!
リングアナ「な、なんと開始数秒で……チャンプ瞬殺だーっ!!」
観客「何だよおい……今のはっ。スーッと動いたと思ったらチャンプがぶっ倒れてた」
リングアナ「新チャンピオンは……MGGだああぁぁぁぁ!!」 カンカンカンッ
格闘家「……」
リングアナ「初代に勝るとも劣らない恐るべき強さっ!」
観客「か、勝てる奴なんざいるのかよ……っ」
格闘家「世の中にはまだまだ強い奴がいるさ。だから俺は戦いをやめない」
チャンプ「げ……げふっ」
格闘家「命を奪う戦いじゃない。互いの魂を燃やす戦いだ」
リングアナ「さぁみんなっ、MGGに盛大な拍手と歓声をっ!!」
観客「いいぞぉ!! グレートだぜぇ!!」
格闘家「そうだ。だから俺は……俺より強い奴に……会いに行く」
- 181 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:20:00.52 ID:QH7p2jMso
〜南方、北の街〜
南方副司令「今日は……何もねぇな」 コトッ
南方魔道長「今日もだろ」 コトッ
南方副司令「特にだよ」 コトッ
南方魔道長「それじゃあお前も警備に出たらどうだ?」 コトッ
南方副司令「そんじゃあここは、お前に任せていいってか?」 コトッ
南方魔道長「それは……困るっと。チェックメイトだ」 コトッ
南方副司令「ふぬあぁ!?」
南方魔道長「司令、アンタも行ったらどうだ?」
南方司令「……忙しい」
南方副司令「そういやさっきから何をしてんだ?」
南方司令「出来た……。見たまえ、渾身の出来! マンガ『正義戦隊ジャスティスマン』だ!」 ドーン!!
南方魔道長「これはひどい……」
南方副司令「ヘタクソにも程がある」
南方司令「これで子供ウケ間違いなし! 正義の系譜はまだ続くぞ! はっはっはっはっは!!」
- 182 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:20:53.12 ID:QH7p2jMso
〜会場〜
ボス「……」
南方弓長「お疲れさん」
ボス「負けた」
南方弓長「そりゃ、あのメンバーだもん」
ボス「くそっ、勝ちたかったんだけどな……」
南方弓長「ベスト8でしょ? よくやった方よ」
ボス「勝ったらよ、姉御に言いたいことあったんだ」
南方弓長「別に今でもいいくわよ。何?」
ボス「俺と結婚してくれ」
南方弓長「……どストレートね」
ボス「回りくどい事ぁ嫌いだ。駄目か!?」
南方弓長「んー。別にいいわよ」
ボス「!?」
南方弓長「私も回りくどいの嫌いだし。でもそのうちね」
- 183 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:21:45.09 ID:QH7p2jMso
ボス「そ、そのうちっていつだよ!?」
南方弓長「気が向いたら?」 スタスタ
ボス「ち、ちょっとおい……っ!」
南方弓長「今日はお祭りを楽しみましょ! ふふっ」
ボス「……ああ、そうだな」 タッタッタッ
ゴロツキ「……」 ヒョコッ
チンピラ「ボスううぅぅ、良かったなぁ!」
ゴロツキ「ああ! 姉御もマンザラじゃねぇ感じだったし、オッケーなんだよな!?」
チンピラ「だな! ボスも姉御もお似合いだよチキショー! 幸せになってくれよ!」
ゴロツキ「俺らも……頑張らないとな」
チンピラ「そうだな。早く出世して、イイ女捕まえねーと」
ゴロツキ「……自信ねぇな」
チンピラ「……ああ」
ゴロツキ「ええい! 今を楽しめだチクショー! そこのネーチャン、一緒にどう!?」
チンピラ「俺ら地元だから案内すんぜ!? ほら、行こ行こ!!」
- 184 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2012/08/16(木) 18:23:17.48 ID:QH7p2jMso
とりあえずここまでです。たぶん明日終わりそうな感じです
本当にあとほんの少しですが、最後まで何卒よろしくです!
本日もご支援ありがとうでしたっ!それでは!!ノシ
- 185 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/16(木) 18:27:39.58 ID:ugIcQoRVo
乙
ついに明日で最終回か…
ところでいつ頃2期をやるんだ?
- 203 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage saga] 投稿日:2012/08/17(金) 13:44:02.60 ID:+SFeZ0O7o
>>1乙
まだまだ回収できてない話が沢山あると信じたいからまだまだ続くと信じたい
- 204 名前:NIPPERがお送りします(石川県) [sage] 投稿日:2012/08/17(金) 17:31:46.49 ID:bufDHRGCo
ここで1が颯爽登場
↓
- 205 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/17(金) 17:36:34.30 ID:Lg6PhufSo
__
/。 \
|ノ ゚|
ノ ゴ ハ
- 211 名前:NIPPERがお送りします(長崎県) [sage] 投稿日:2012/08/17(金) 20:42:35.29 ID:TgTKyw5do
>>204-205の流れも今となってはいとをかし
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