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冒剣士「僕は最高の冒険者になる」
135 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 10:02:08 ID:JB7p8Fpk
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【豪火山・ふもとの町】


…オォォォォ……

ゴォォォ………パリンッ!!……


女メイジ「な…にこれ…」

孤高騎士「こ…これは……」

冒剣士「…っ!」



…ヒュゥゥゥ……


136 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 10:02:39 ID:JB7p8Fpk
 
女メイジ「町が…燃えている……」

冒剣士「酷い…」

孤高騎士「なんだこりゃ…うっ…この臭い…」


女メイジ「何か…焦げてる…?」

孤高騎士「人の燃えている臭いだ…」
 

冒剣士「じゃ、じゃあ転がってる黒いのって…」

孤高騎士「人だ…」

女メイジ「…ひっ……!?」


137 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/24(土) 10:04:56 ID:JB7p8Fpk
本日はここまでです。ありがとうございました。

>>120 多重書き込みミスです。
他にも書き込む場所があったのですが(段落分け)書き込み忘れなどありました。
後日、最後に修正致します(A´ω`)


138 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/08/24(土) 11:42:35 ID:ZcWYaDyw

(A´ω`)暑いですね〜のaaに見える


139 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/08/24(土) 12:01:17 ID:oKr2GJDU
mixiで第1・第2シリーズまとめて読んでいて、新作がみれるということで拝見させていただきました。
とても面白いです。女錬金術師さんの再登場が嬉しすぎてたまらないです。
続きも楽しみにしています。


142 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/25(日) 09:40:22 ID:hvt2JWq6
皆さんありがとうございます。

>>139 有難うございます。楽しんでいってくれれば幸いです(A´ω`)


143 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:41:11 ID:hvt2JWq6
 
……トコ…トコ…

孤高騎士「ん?」


町人「ごほっ……」

…フラフラ…ドサッ


孤高騎士「お、おい…アンタ」

女メイジ「だ、大丈夫ですか!?」


町人「…」


孤高騎士「…おい!」


144 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:42:25 ID:hvt2JWq6
 
町人「…」


孤高騎士「…だめだ」

冒剣士「…亡くなったんですか」

孤高騎士「あぁ…」


女メイジ「…っ」

孤高騎士「…おい、見ろ、この横の傷……ひどい火傷だ…」

女メイジ「うっ…」


145 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:43:05 ID:hvt2JWq6
 
冒剣士「一体何があったんでしょうか…」

孤高騎士「こいつが来たのは向こう側だったな…、とりあえず行ってみるぞ」

冒剣士「…はい」

女メイジ「…」


…ゴォォォッ………

冒剣士「あちこちで火の手が上がってる…」

孤高騎士「どうやら、俺らが考えてたより…よっぽどな状況みたいだな」

女メイジ「汗とか言ってる場合じゃないね…」


146 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:44:20 ID:hvt2JWq6
 
タッタッタッタッタ…


冒剣士「…」キョロキョロ


孤高騎士「どこもかしこも死体だらけ、中には冒険者…戦士もいるみたいだな…」

冒剣士「プレートも付けてますね…、どうやら先発隊の方々みたいですよ…」

女メイジ「それにこの建物の傷…まるで…炎に削り取られたような…」


孤高騎士「…」

冒剣士「と、とにかく生きてる人を探しましょう!」

孤高騎士「そうだな」


147 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:44:54 ID:hvt2JWq6
 
…ゴォォ…


冒剣士「あれから…聞こえてくるのは火の音ばかり…人の気配が全くないですね…」

孤高騎士「…っち、やべえな……、町1つが堕ちてるぞこれは」


女メイジ「そ、そんなことあるんですか…?」


孤高騎士「…珍しいこと…じゃ、ないけどな…」

冒剣士「…」

孤高騎士「とりあえず日も暮れてきている。町外れはまだ焼けていない場所…そこへ行こう」

冒剣士「…そうですね」


148 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:45:27 ID:hvt2JWq6
 
…マ…マ……


冒剣士「…!」

孤高騎士「ん?」

冒剣士「今、聞こえましたか?」


女メイジ「何が?」

冒剣士「…気のせいじゃない」ダッ

孤高騎士「あ、おい!」


149 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:46:27 ID:hvt2JWq6
 
……ダダダダッ……!!


冒剣士「はぁ…はぁ……、この辺で確かに…」キョロキョロ

孤高騎士「おいおい、どうしたんだ?」

冒剣士「今、この辺から子供が"ママ"って呼ぶ声が聞こえたんですよ…」

女メイジ「えっ!」


冒剣士「…くそ、どこだ……」

孤高騎士「…」

女メイジ「…」


…ママ……

孤高騎士「…声?…あ、あれか!?建物のそばの…」


150 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:47:19 ID:hvt2JWq6
 
冒剣士「…あの子…ですね!助けに行きましょう!」


……タッタッタッタ

冒剣士「き、君…大丈夫!?」

女メイジ「はぁ…はぁ……」


子供「うぅ……ママァ……」


冒剣士「…なんて……ことだ…。こんな子まで…」

女メイジ「…っ」

孤高騎士「ダメだ…」


151 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:47:57 ID:hvt2JWq6
 
子供「ママ…どこに…いるの…?」


冒剣士「…」

女メイジ「…酷いキズ…」

孤高騎士「もう、長くはないだろう…」

冒剣士「…」


子供「ごほっ…痛い…熱いよ…」


152 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:49:00 ID:hvt2JWq6
 
冒剣士「…っ!」ダッ

女メイジ「冒剣士!?」


…ギュッ

冒剣士「ママじゃないけど…僕が…君を…そばにいるよ…」

子供「ママ…なの…?」

冒剣士「…っ」


孤高騎士「…眼が焼かれ、耳も聞こえないんだ」

冒剣士「…」


153 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:49:56 ID:hvt2JWq6
 
子供「ママ……」

冒剣士「…」


女メイジ「…」
 
…スッ……ナデナデ


冒剣士「女メイジ…」

女メイジ「…大丈夫よ」ニコッ 


子供「……マ…マ…」


154 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:50:30 ID:hvt2JWq6
 
冒剣士「…」

孤高騎士「…」

女メイジ「…」


子供「…」


冒剣士「…名前も知らない子だったけど…、最後は…少しだけ…幸せにできたのかな…」

孤高騎士「あぁ…きっと、幸せだったと思うぜ」

女メイジ「少しだけ…笑ってるもん…そう…信じたいよ…」


155 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:51:08 ID:hvt2JWq6
 
冒剣士「…」

孤高騎士「…」

女メイジ「…」


孤高騎士「何があったか分からないが、このままじゃ俺らも体力を奪われるだけだ。まずは休む場所を探そう」

冒剣士「それじゃ、宿に…行きますか」

孤高騎士「ああ…」

女メイジ「うん…」


156 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:51:46 ID:hvt2JWq6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

…ガチャッ……バタン…


冒剣士「…ここも人がいませんね」

孤高騎士「…先発隊、町人は全滅したか逃げているんだろう。後続隊がこないのも、人数不足からだろうな」

女メイジ「…ここは火事に巻き込まれませんかね」


孤高騎士「向こう側からはだいぶ離れている。家事自体は大丈夫だろう」

女メイジ「…それなら安心して眠れそうです」


157 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:52:17 ID:hvt2JWq6
 
冒剣士「…」

孤高騎士「幸い売店に氷の魔石も残ってる。無断で悪いが、部屋を借りて今日は休ませてもらおうぜ」

女メイジ「そうですね…」

孤高騎士「さて…」


…ガサッ!!


冒剣士「…物音?」チャキッ

孤高騎士「…誰だ!」スチャッ

女メイジ「…待って!」


158 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:53:06 ID:hvt2JWq6
 
女の子「…」


女メイジ「女の子…ですよ…」

孤高騎士「…町人か?」

女の子「…あの…」


冒剣士「…君は?」

女の子「…その…ここに泊まってて…起きたら…誰もいなくて…」


孤高騎士「…」

冒剣士「…」


159 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:53:38 ID:hvt2JWq6
 
女の子「…その、武器……」


冒剣士「…」

孤高騎士「ああ…大丈夫。ごめんごめん、ちょっと外が荒れててな…この武器はその為のもんだ…」

女メイジ「びっくりさせちゃってゴメンね」

女の子「…ううん」


冒剣士「君の…名前は…?」

紅少女「…私は紅(くれない)少女って言います……」


160 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:54:31 ID:hvt2JWq6
 
 
冒剣士「…そっか、紅少女は家族で来てたの?」

紅少女「家族…う、ううん」

冒剣士「一人で!?」


女メイジ「私たちより子供なのに…」

孤高騎士「…珍しいことじゃないとは思うが……」

紅少女「…えと……」
 
孤高騎士「ずっと寝ていたってことは、外で何が起きたか分かってないんだよな?」


紅少女「あ…うん」


161 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:55:27 ID:hvt2JWq6
 
孤高騎士「…外は火の魔物が暴れたせいで全滅状態だ。人の生存すらも分かっていない」

紅少女「…」

孤高騎士「それで、お前はいつからココにいた?」

紅少女「…いつからって?」


孤高騎士「何日前から泊まっていたってことだ」

紅少女「え、えっと……み、3日前かな…」

孤高騎士「ってことは、閉鎖された区間の話は聞いてるな?」


162 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:56:02 ID:hvt2JWq6
 
冒剣士「…」

紅少女「えーと…豪火山の様子がおかしいとか言われて…山が閉鎖された…時のこと…?」


孤高騎士「ああ、そうだ」


紅少女「閉鎖されたっていうか…町が封鎖されたんだよ…」

孤高騎士「…あ?」ピクッ


冒剣士「町が…封鎖?」

女メイジ「どういうことなの?」


163 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:56:39 ID:hvt2JWq6
 
紅少女「豪火山の雰囲気がおかしくて…軍がこの町を封鎖したの…」

孤高騎士「軍が封鎖だ?」

紅少女「うん…」

孤高騎士「どういうことか…説明してもらえるか?」ググッ

紅少女「え…えっと…」


女メイジ「ま、まあ孤高さん。私たちも歩きっぱなしだったし、一旦部屋でお互い腰を下ろしてから…とかどう?」

冒剣士「うん…紅少女も混乱してるし…」

孤高騎士「む…そ、そうか。すまんな…」


164 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:57:15 ID:hvt2JWq6
 
紅少女「う…ううん…いいの」

孤高騎士「それじゃ…、俺らは無断だけど部屋を借りようと思うんだが…一緒の部屋に来るか?」

紅少女「うん」


冒剣士「じゃ、氷の魔石とってから行きますか」

女メイジ「暑くて休めそうにないしね…なんか外よりココ暑い気がするし…」ムシムシ


孤高騎士「それじゃ…部屋探しに行くか…」


165 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:58:05 ID:hvt2JWq6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


女メイジ「はー…やっと座れた…」

冒剣士「氷魔石のおかげで部屋も少し涼しくなったかな?」

孤高騎士「あとで風呂入って、汗流したいな」

冒剣士「そうだね、とりあえず休もう」


紅少女「…」

冒剣士「そっか」

孤高騎士「ま…とりあえず…話聞かせてくれるか?」


166 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:59:10 ID:hvt2JWq6
 
女メイジ「お茶入れますね」

孤高騎士「おう」


紅少女「…この間、豪火山近辺で大地震が起きました」

冒剣士「大地震?」

紅少女「原因は不明だったそうです…それで、調査隊が入ったのですが…分からなかったようです」


孤高騎士「ま、軍のまぬけ共だからな…それで?」

紅少女「それから小さな地震が頻発して、豪火山の頂上付近の温度が…急激に上昇したと聞いてます」

孤高騎士「ほう」


167 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 09:59:50 ID:hvt2JWq6
 
女メイジ「はい…お茶」コトッ

紅少女「ありがとう…それで、急にその山に火の精霊や…魔物たちが暴れ始めました」

孤高騎士「…」

紅少女「それが5日前…、危険だと判断した軍が…冒険者を集ったらしいですね」


冒剣士「なるほど、それに丁度きたのが僕らだったのか…」

紅少女「ここら辺は安全だと何度も言われてましたが、3日前、急に町が閉鎖されて…」


孤高騎士「避難勧告は出なかったのか?」

紅少女「一時的なものだから大丈夫…ってだけで。軍の人たちも閉鎖したまま一度離れてしまいました」

孤高騎士「…」


168 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:00:18 ID:hvt2JWq6
 
紅少女「それから…今日、私は寝ていて…起きたらこんなことに…」

孤高騎士「…そうか」

冒剣士「ひどい…」

孤高騎士「どこもかしこも、こんなもんさ。軍は何も変わっちゃいない…バカのままってことだな」


女メイジ「…」

孤高騎士「ま、紅少女も早くここを離れたほうがいい」

紅少女「…あなた達はどうするつもりですか?」

孤高騎士「俺たちは冒険者だ。豪火山へと足を運んで、謎を突き止める。同胞の死は…許せない」


169 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:00:57 ID:hvt2JWq6
 
紅少女「…そう、ですか」


孤高騎士「それに、その話を聞くと…軍の被害を抑える為に町の保護を怠ったんだ」

冒剣士「…」

孤高騎士「くそ…」

女メイジ「もし、きちんと避難や指示がされていたら…あの子は死ななくて…良かったんだよね…」


紅少女「…」

孤高騎士「胸くそ悪いぜ…」


170 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:01:39 ID:hvt2JWq6
 
紅少女「でも…正直、冒険者さんたちじゃ…まだ力量不足…だと思う」


孤高騎士「…何?」

冒剣士「今、なんて?」

紅少女「私…一応冒険者なの。豪火山も上ってきた…、湧き上がるような魔力…あそこには何かいる」

孤高騎士「何か…?」


紅少女「うん…、きっとあなたたちじゃ無理…」

孤高騎士「…」


171 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:02:26 ID:hvt2JWq6
 
女メイジ「そ、そんなのやってみないと…」

紅少女「…、それで死んだら…意味もない…、だから、今は戻ったほうが…」

孤高騎士「…」


…ビチャビチャッ!!

孤高騎士「なんだっ!?」

冒剣士「わっ、もう氷の魔石が溶けたんだ…」


紅少女「きっと、その湧き上がる火の魔力のせい…。その何かのせい」

冒剣士「…」


172 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:03:18 ID:hvt2JWq6
 
孤高騎士「それでも、俺には見届ける義務がある。それが冒険者として、戦士としての義務だ」

冒剣士「孤高さん、俺…じゃないです。俺ら、です」

女メイジ「うん、そうね」

孤高騎士「…そうだったな。俺らには、その義務があるんだ」


紅少女「…そう」

孤高騎士「…」

紅少女「じゃあ…私は部屋に戻ります。冒険者さんたち…よく考えて…」

孤高騎士「俺らは俺らの考えがある。大丈夫だ、心配するな」


173 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:04:03 ID:hvt2JWq6
 
紅少女「…」

孤高騎士「それと、明日の朝早く君も町を出るんだ。何が起こるか…わからないからな」

紅少女「…」


…トコトコ……バタン…


冒剣士「なんか、不思議な子でしたね」

孤高騎士「分からない雰囲気があったな。それにしても、有益な情報はなかったか…」

女メイジ「ここの軍がバカだってことは…充分わかりましたけどね」

冒剣士「そうだね…」


孤高騎士「…あ、風呂、入るか?」


174 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:04:37 ID:hvt2JWq6
 
女メイジ「そうだった!」

孤高騎士「じゃあ、俺は風呂入れておくか。大浴場もあるみたいだが、不安だろ?」

女メイジ「そうですね…皆がいる場所がいいです…」


冒剣士「それじゃ僕は、氷の魔石を入れ替え…あれ?」

孤高騎士「どうした」

冒剣士「いや…なんでもないです。冷蔵庫に入れておいた魔石もちょっと溶けてまして…」

孤高騎士「…しゃあないな、後でまた売店から取ってこよう」


女メイジ「暑いと眠れないしね…」


175 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:05:15 ID:hvt2JWq6
 
孤高騎士「それじゃ、俺は売店に何か食い物がないか、氷魔石のついでに適当に探してくるぜ」

冒剣士「じゃ、僕は女メイジとココにいますよ。何かあったら守れませんしね」


女メイジ「守ってよね…」ボソボソ

冒剣士「ふふ、任せて」


孤高騎士「おーおー、この辺の熱風よりアツいぞ何か。おじさんはサっさと退散しとこう」ククク

女メイジ「もーっ!だからそういうのはイイですってば!!」


冒剣士「…相変わらずだなあ」ハハ…


176 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/25(日) 10:05:49 ID:hvt2JWq6
 
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177 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/25(日) 10:07:52 ID:hvt2JWq6
本日はここまでです。ありがとうございました。


182 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/08/25(日) 22:19:05 ID:K/G6CkWI
更新乙

今までは偶然無理に等しい状況に追い込まれたけど今回は
冒剣士と女メイジはともかく孤高は無茶や無謀な事はしないと思ってたが
軍関連の話聞いたせいで無意識に頭に血が上ってるのかね


183 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/26(月) 07:16:18 ID:aAcECqww
皆様ありがとうございます、
>>182 一幕と比べていただけると、心理的にも答えが見えてきますね



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