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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その31
784 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:16:01.35 ID:tHxhHLM2o
〜南方、南西平野〜

アマゾネス「まだまだっ!」

ブリュンヒルデ「全員、突撃」

ガガッ!!…スガガガガッ!!

シヴァ「次から次へとおぉ!」

おさげ「長も頑張ってる! 負けてられないっ!」

色黒「その通りだっ」

ポニテ「これ以上好き勝手は、させないんだからっ!」

ツインテ「いっくぞおぉーっ!」

魔道士「皆さん、凄いですね……っ!」

召喚士「ええ。徐々にですけど、魔王軍も分離していますね」

戦士「ああ。でけぇ鳥みてーのは青年兵と青龍士官が突き飛ばしてくれたし」

盗賊「あとは……サルワが孤立してくれれば……」

召喚士「はい。でも……どうやってサルワを討つか……」

戦士「それは任せてくれ。多分、大丈夫だ」


785 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:18:10.98 ID:tHxhHLM2o
〜静寂の日、心静かな刻〜

本国は思った以上に豊かで明るく、そして暖かいところだった。

おさげ「ねぇ長、私……暮らせるなら本国で暮らしていきたい!」

色黒「私も。別に村に不満があるとかじゃないけど……」

慣れ親しんだ村を離れ本国での日々。便利で不自由ない暮らしに最初は戸惑った。

ポニテ「村は村の良さがあるけど、こーんなオシャレな服や靴はないし〜」

ツインテ「美味しい物もいーっぱいだにゃあぁ〜♪」

彼女らの言う通り、日が経つにつれ、村での暮らしが窮屈に感じ始めていた。

だから最後に、村にお別れを言おう。改めてそう思って、皆で村を訪ねた。

戦いの傷跡残る火山は、あの頃の熱気を失っていた。それは火山だけのせい?

自分自身が願った、兼ねてからの想いが適った事で、この地への情熱も失った?

答えはまだ分からない。でも、自分達は新しい人生を歩む。それでいい。

せめてもの恩返し。飛び込んできた戦いの情報。私達に出来る事は?

皆の心も一致していた。助けよう、それは皆の為、自分の為。

そして、生まれてからずっと世話になった南方への恩返しの為……。


786 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:19:08.38 ID:tHxhHLM2o
ドガガガガアアァァ!!

アマゾネス「……」

シヴァ「……どうしたぁ!? もう終わりかああぁぁ!!」

ロスヴァイセ「全く、キリがないわね。タフな奴……」

オルトリンデ「マスター、どうすんの?」

アマゾネス「今はこのまま攻め続ければ良い」

ブリュンヒルデ「そうだ。まずはこの者を孤立させる事こそが必然」

ジークルーネ「もう一度行くわよっ!」

ヴァルトラウテ「オッケー!」

バシュッ!!…ズガガガガガッ!!

ワルキューレの突撃は何度も何度も繰り返される。

しかしシヴァへのダメージは当然ながら薄く、致命的な効果は得られない。

それでもなお繰り返される猛攻に、シヴァは無意識ながら少しずつ後退していた。

アマゾネス「まだまだっ、行け! ワルキューレ達!」

シヴァはラクシャーサの大軍を外れ、オアシスの東側へと押し込まれていた。


787 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:20:17.01 ID:tHxhHLM2o
ゴガガガガッ!!…ドドオオォォォォ

ポニテ「それにしてもキリないわねっ、何匹いるのよー!」

色黒「愚痴ってないでコッチ手伝って!」

セイレーン「〜♪」

ラクシャーサ「グギャアアァァーッ!!」

ドシャアアァァ

ラクシャーサ「あの変な歌を止めろ! これじゃあ抵抗も出来ねぇぞ!」

おさげ「ちょっとツインテ、あんまり前進しすぎると――」

ラクシャーサ「固まって特攻ダァーッ! うんぬりゃああぁぁーっ!」

ズッガアアァァン!!

セイレーン「――ッ!!」

ツインテ「ふにゃああぁぁーっ!」

シュイイィィィン…ドサッ

おさげ「バカッ! ポニテ、ペガサスに乗せて後退してっ!」

ポニテ「ちょっと待ってよ〜! こっちだって結構厳しい……んだからぁ!」


788 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:21:25.52 ID:tHxhHLM2o
バゴオオォォォォン!!

ラクシャーサ「……ヘ、ヘヘッ。ようやく突破したぜぇ……ッ」

ドサッ

ラクシャーサ「テメーらの死は無駄にはしねぇぜ!」

ザッザッザ

ラクシャーサ「さぁさぁ、ここまで来れば召喚獣もうまく使えまい!」

色黒「ちょっとー! 囲まれてるじゃない!」

おさげ「言わんこっちゃない……」

ポニテ「どうすんのよ!」

ラクシャーサ「死ねええぇぇーッ!!」

ドドオオォォォォン!!…ゴシャアアァァ!!

ラクシャーサ「ア……アグ……ゥ」

ドサッ

おさげ「なになにっ!? 何が起きたの……っ!?」

――「大丈夫かい? アンタ達」


789 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:23:06.23 ID:tHxhHLM2o
ザッザッザ

色黒「……国軍の……人?」

西方魔道長「全く、人使いが粗いもんだよぉ」

魔道兵「撃てえぇ!!」

ドドオオォォォン…ゴガアアァァァァ!!

ラクシャーサ「また増援かよぉ!! クソがあぁーっ!!」

魔道兵「これ以上は先に進めるなよぉ! 街までそう遠くはないんだぞ!」

西方魔道長「そうさ、一般人を巻き込むんじゃあないよっ!」

ラクシャーサ「魔法ばっかりポンポン撃ちやがってぇ!」

ドドドドッ

ラクシャーサ「接近しろ! どうせ魔法やら召喚獣やらしかねぇんだ!」

西方魔道長「やれやれ、嫌になっちゃうねぇ」

ラクシャーサ「ギャハハハッ! 近づいちまえば攻撃出来――」

ザクゥ…ポタポタポタッ

ラクシャーサ「……ア……アァ?」


790 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:24:13.52 ID:tHxhHLM2o
ポイッ…ドサッ

騎士団長「本国騎士団の意地に賭けて、ここから先へは通さぬ。全軍、突撃ーっ!」

ワアアァァァァ…ドドッドドッドドッ

ポニテ「おおぉぉ、カッコイイ〜!」

おさげ「ツインテ、今のうちに退がるわよっ」

ツインテ「ふにゅうぅ〜」

騎士団長「西方魔道長殿、先鋭は我らに任せよ!」

西方魔道長「頼んだよっ、こっちは援護させて貰うからね!」

ラクシャーサ「バアア1匹くらい、この俺が――」

チュドオオォォォンン!!…ドシャアアァァァ

西方魔道長「ババアだからってなめるんじゃあないよ」

魔道兵「そうそう。歳を重ねれば魔力も高まる!」

西方魔道長「無駄口叩いてないで、若い連中が頑張んなっ!」

魔道兵「り、了解!」

西方魔道長「全く。金輪際もうまっぴらだよ……っ」


791 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:25:12.15 ID:tHxhHLM2o
〜風の吹く日、心揺らぐ刻〜

かつて左翼に属していた彼女は、後継者問題に直面した時から変わりつつあった。

古き知人である学園長や右大臣、村長達の思い。そして皇太子の思い。

すっかり老け込み半ば隠居に近い日々を送っていた彼女の心は揺れていた。

自分にものこされた僅かな日々の時間で、まだやれる事もあるのではないか?

それは1人の老人が見出した結末において、確信へと変わった。

青龍先生。かつて自身が若き乙女であった頃から戦い続けていた男。

彼は何を思い、そして何を成し遂げて逝ったのか。彼女は少し分かった気がした。

そして、老人達は皆、第一線を退いていった。若き者らに全てを託して。

自分は託すべきものをのこしたのか。心残りは本当にないのかどうか。

戦いは佳境に入っている。そして自分を慕う若き魔道士達が多数居た。

彼らに耳を傾けた時、彼女は魔道機関の長としてすべき事を見出した。

自らが先頭に立ち、模範となるべし。それは青龍先生が成し遂げた事。

その日から彼女は笑った。そして若き魔道兵達も笑った。

もう後悔はない。きっと逝く時は笑顔のままで逝けるから。


792 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:25:43.07 ID:tHxhHLM2o
ズッドオオォォォン

シヴァ「……ッ」

アマゾネス「はぁ……はぁ……はぁっ」

シヴァ「……情けない。こんなものかね、ラーヴァナの精鋭とは」

起き上がるシヴァは遠目に映るラクシャーサの不甲斐ない戦いぶりにぼやく。

アマゾネス「人の心配をしている場合か」

グアッ!!…ガシィ!!

アマゾネス「何っ!?」

ゲルヒルデ「うぐ……っ!」

シヴァの巨大な手がゲルヒルデの体を掴む。

グググッ…ガシュッ!!

ロスヴァイセ「ゲルヒルデ!!」

シヴァ「まず1匹。悪いが後は、まとめて殺すぞ」

オルトリンデ「こいつ……っ、力を抑えていたのかっ!」

魔道士「アマゾネスさん、下がって!」


793 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:26:39.21 ID:tHxhHLM2o
キュイイィィィィ…ドドオオォォォォン!!

シヴァ「こざかしいいぃぃ!!」

魔道士による魔法攻撃をその身に受けつつも、シヴァは渾身の一撃を振るう。

その両腕を大きく地面へと叩きつけると、大地は砕け、地割れと岩石が飛び散った。

ゴシャアアァァ!!…ドガガガガッ!!

魔道士「きゃああぁぁーっ!」

召喚士「なんて力……っ」

シヴァ「こんなところで無駄な力を使う羽目にあうとはなぁ」

戦士「……っ」

盗賊「戦士、どうするのだ!?」

戦士(さっきの気配、間違うわけはない。まだなのか……!?)

召喚士「仕方ないっ、行け! クジャタ!!」

シュイイィィィンン

クジャタ「……オオォォォォーン!!」

ゴアッ!!…ビュオオォォォォ!!


794 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:27:53.87 ID:tHxhHLM2o
クジャタの放つ竜巻がシヴァの周囲を囲み、牢のごとく身を封じ込める。

召喚士「今のうちに退がって! 態勢を整えましょう!」

アマゾネス「す、すまない……っ」

魔道士「はいっ!」

タタッ

シヴァ「バカがっ! 我こそ暴風……シヴァ様なり!」

バアアァァァァン!!

盗賊「竜巻がっ!?」

召喚士「こんな簡単に打ち破られるとは……っ」

シヴァ「この程度の非力な風で、この俺様が封じ込めるとでも思っているのかぁ!!」

ゴアッ!!

召喚士「ぐああぁぁ!!」

戦士「クジャタが……一瞬で……っ!」

魔道士「召喚士さんっ!」

召喚士「……くそぉ」


795 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:29:19.62 ID:tHxhHLM2o
ズシイイィィン

シヴァ「万策尽きたか。ならば潔く死ねい!」

ビュオッ!!

シヴァ「……?」

ポタポタポタッ

シヴァ「返り血か? いや、今何かが飛んできたような……」

ゴゴゴゴゴゴ

シヴァ「何だ……この気配は……っ」

ザッザッザッザッザ

――「そいつらから離れるんだな、デカブツ」

シヴァ「……ッ」

魔道士「あ、あぁ……っ」

ザッザッ…ザッ

召喚士「あ、あなたは……!!」

同門「不死鳥は死なん。何度でも……蘇る!」


796 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:29:59.20 ID:tHxhHLM2o
〜灼熱の日、燃える心の刻〜

戦士父「……」

失ったゾディアックを探していたある日の事。戦士父は火口に立っていた。

戦士父(やはり……ここだったか)

アンラ・マンユとの戦い後、マグマを失った火山は、その赤黒い穴の中に、

僅かながらの溶岩と立ち込めるガスの噴煙を作り上げていた。

当然ながらここにある可能性は踏んでいた。しかし、人が踏み入るには

あまりにも危険であった。だからこそ戦士父は慎重に準備をし、今日に至った。

それでもなおゾディアックは噴出するガスの奥にその影をゆらゆらと見せていた。

戦士父「…………」

息を止めると、そのままゆっくり足を進める。そして傷ついた右手で影を握る。

戦士父「――――っ!!」

肉の焼ける音と蒸気が沸き起こる。それは熱気のせいでもあるが、

魔王アンラ・マンユを討った代償。その反動が逆流していたのであった。

跳びそうになる意識を堪え、力任せに引き抜くと、足早にその場を去った。


797 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:31:01.23 ID:tHxhHLM2o


戦士父「…………っ」

どうせ役に立たぬ右腕。別に何ら未練も何もない。

火口を出て火山の斜面で蹲っている戦士父の下に、足が止まった。

同門「こんな所で、何をしている?」

只事ではない状況は、すぐに分かった。蹲る男は顔を苦痛に歪めていた。

特に意識したわけではないが、その場ですぐにフェニックスを召喚していた。

その男の右腕は既に使い物にはならなくなっていたが、火傷程度は癒す事が出来た。

戦士父「……すまない」

同門「……」

特に事情は聞いていない。そして聞く必要もない。皆、何かの為に生きている。

多分そうなんだろうな。だから俺も、少しずつ生きる決心をし始めたのだ。

失ったモノは二度と手には入らない。だからこそ、失ってはならないのだ。

その為には?簡単な話さ、守る力を手に入れれば良い。あぁ、そういやそうだった、

かつてどこぞのジジイも似たような事言ってたっけ。親父も理解すりゃ良かったんだろうな。


798 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:32:29.75 ID:tHxhHLM2o
ズッドオオォォォォン!!

シヴァ「この炎は……魔法ではない、召喚獣か!」

同門「どけと言ったんだデカブツ」

シヴァ「何ぃ!?」

同門「おい、早くしろ」

召喚士「……?」

ザッザッザ

戦士「……やっぱりアンタか……親父!!」

戦士父「遅くなったな。受け取れ」

盗賊「あれは、ゾディアック!」

パシィッ!!

戦士「……コイツがあれば」

魔道士「あの大きな魔物も……」

召喚士「……討てる!」

戦士「さぁ、第2ラウンド……開始だ!!」


799 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:33:40.37 ID:tHxhHLM2o


アジ・ダハーカ「……グゴオオォォォォ」

青年兵「流石にバハムートと言えど、とどめを差せる相手じゃない」

青龍士官「同感だ」

青年兵「ここは何とか、この戦場から切り離すのが上策」

青龍士官「同感だ」

青年兵「ならば、このまま南へ押し飛ばす」

青龍士官「同感だ!」

2匹のバハムートは、ようやく起き上がるアジ・ダハーカを更に痛めつける。

1匹が尾で薙ぎ払うと、もう1匹が鋭い牙で噛みつくと、そのまま地面へ叩きつけ、

今度は2匹が同時に口内より強烈な閃光を魔物めがけて撃ち放った。

キュイイィィィィ…ズッガアアァァァン!!

アジ・ダハーカ「――ッ!!」

青年兵「よしっ!」

青龍士官「まだまだいくぞっ、追撃だ!」


800 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:34:45.20 ID:tHxhHLM2o
青年兵「ああ!」

バシュッ…ゴオオォォォォ!!

青龍兵「すっげぇ……すっげぇよ!!」

竜騎士隊「バハムートが……しかも2匹も並んで……っ」

青龍兵「青龍先生もきっと、喜んでくれてるよな……」

竜騎士兵「バカ、ちげーだろ」

青龍兵「……?」

竜騎士兵「今はあの2人が青龍先生なんだ! そうだろ!」

青龍兵「……あぁ、そうだよなっ! よし、俺らも続くぞ!」

竜騎士兵「ラクシャーサを分断した者は、青龍先生達の援護に向かえーっ!」

青龍兵「おぉーっ!!」

バシュウウゥゥゥゥ

盗賊「……あっちも大丈夫のようだな」

召喚士「ええ。凄絶な光景ですね……っ!」

2匹のバハムートとそれに従う青龍召喚獣達。その後姿は壮大な光景であった。


801 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:35:24.07 ID:tHxhHLM2o
〜東の町、南側〜

西方司令「うりゃりゃりゃりゃああぁぁぁぁ!!」

超級の得物が振り回される度に、対峙した魔物らは阿鼻叫喚をきわめた。

ズバシュウウゥゥ!!…ドッゴオオォォォォン!!

ラクシャーサ「ゴブ……ッ、ガハァ!!」

天才「竜巻みてーな奴だな。勝手に道が出来るぜおい」

南方司令「だいぶ深入りしてるが、大丈夫ですか?」

天才「構やしねぇ。さっきも言ったろ、雑魚は後方に任せておけばいい」

南方司令「……」

天才「俺らの狙いは……」

西方司令「死いいぃぃぃぃねええぇぇぇぇーっ!!」

ドッグオオォォォォン!!…ザシャアアァァァァ…

天才「アスラちゃん、ただ1匹のみよ!」

西方「ふしゅううぅぅぅぅー」

ザッ…ズウウゥゥゥン


802 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:37:30.08 ID:tHxhHLM2o
アスラ「よもやここまで、押し込まれるとはな」

天才「いよぉ、今日も遊びに来てやってぜぇ」

アスラ「やはり、貴様等のような輩がいる限り、ラーヴァナ様をお止めして正解だった」

天才「何だよ、ラーヴァナちゃんはおうちで引き篭もりかい」

アスラ「今ここで、後顧の憂いを……絶つ」

西方司令「五臓六腑ブチ撒けて、死んどけやこらああぁぁぁぁ!!」

ビュオッ!!…ガシィ!!

西方司令「何ぃーっ!?」

アスラ「遅いわ。止まって見えるぞ」

ブンッ!!…ゴシャアアァァ!!

南方司令「!?」


ゴトッ…スタッ

西方司令「ハッハー! やるじゃねーか。血が止まらねぇぜ!」

天才「どけ、オメーはちょっと休んでろ」
西方司令「あぁー!?」


803 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/09/05(月) 18:39:39.54 ID:tHxhHLM2o
グイッ…パシッ

西方司令「……はっ! こ、ここは……!?」

天才「おい、コイツの武器ちょっと持ってろ」

南方司令「り、了解」

ポイッ…パシッ

西方司令「ぎゃああぁぁ! ちちち……血がああぁぁぁ! 死ぬううぅぅ!」


南方司令「死にはせん。早く来い、止血するぞ」

天才「騒がせたな。さーてんじゃ、おっ始めようとすっか」

アスラ「ただでは死なせぬぞ。我が腕を落とした事、後悔するが良い」

天才「ほぉー。そんじゃ今日は残り5本、全部いってみっか。ハーッハッハ!」

アスラ「……やはり、今すぐ殺す!!」

天才「おぉよ! やってみやがれぇ!」

グアッ!!…ガッキイイィィィィン

アスラ「……グ……ヌヌゥ!」
天才「全力でこいよアスラちゃん! ハーッハッハッハ!」


808 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/09/05(月) 22:15:03.30 ID:UPcvBrg5o
おつ

>>782の召喚士の計略ってなんだっけ


810 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/09/06(火) 00:15:57.81 ID:V4Sr6Fwoo
>>1乙
西方司令は見せ場なしか、
強いんだか弱いんだかよくわからんな


812 名前:NIPPERがお送りします(東海) [sage] 投稿日:2011/09/06(火) 08:32:03.60 ID:Henmu4tAO
>>1乙

西司令はアレだな
弱い奴にはとことん強いが、強い奴には勝てないって言う典型的なピッコロタイプなんだな
そう言うの好き


813 名前:NIPPERがお送りします(大阪府) [sage] 投稿日:2011/09/06(火) 13:46:43.73 ID:aNajwACG0
>>808
赤壁が出来上がるきっかけになった一回目の南方でのラーヴァナ軍との戦いの時のやつだね
スフィンクスで穴を掘ってその中に小さく砕いた結界石をばら撒いておいて
落石で追い込んだラクシャーサが穴に落ちたところで雷魔法を放つ
すると細かく砕いた結界石を伝って穴の中で雷が暴れまわり、ラクシャーサは壊滅という罠だった。

9スレ目の>>806あたりからと
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/summoner_ike_Cockatrice/1262770503_13.html
10スレ目の>>22あたりからで描写されてるよ。
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/summoner_ike_Cockatrice/1263825599_01.html

(7xまとめ様より)


815 名前:NIPPERがお送りします(大阪府) [sage] 投稿日:2011/09/06(火) 14:58:44.03 ID:aNajwACG0
間違って前の書きこみが残った状態でエンター押してしまった・・・orz
現在の戦況まとめ

西
▼南方司令部

▼南方、南西平野〜 (オアシス)

青年兵 青龍士官 竜騎士隊
召喚士パーティー、アマゾネス、おさげ、ポニテ、ツインテ、同門、戦士父
騎士団長、西方魔道長、本国騎士団、西方司令部軍、南方軍

VS

シヴァ、アジ・ダハーカ、ラーヴァナ第3軍(約10万)

【戦況】
東の町と南の街の中間地点で交戦中
南方司令部に駐留していた軍も打って出て大規模野戦に

アマゾネスのラッシュとWバハムートのコンボでシヴァとアジ・ダハーカを孤立させる事に成功
シヴァにはアマゾネス、召喚士パーティー、同門、戦士父が対峙中
アジ・ダハーカは引き続き新・青龍先生コンビがWバハムートコンボでハメ中


816 名前:NIPPERがお送りします(大阪府) [sage] 投稿日:2011/09/06(火) 15:02:01.48 ID:aNajwACG0
中央1
▼赤壁
大軍師、エリート、マジシャン、占い師、西方参謀、
南方軍、本国兵、司令部兵(総勢55,000)

VS

ラーヴァナ第4軍 先行部隊(約50,000)

【戦況】
エリート指揮の騎兵隊と大軍師の罠により5万のラクシャーサ兵を撃破!
この後は主力軍を率いて南下して東の町へと合流すると思われる

また本国よりバーテン&双子姉妹が移動中


817 名前:NIPPERがお送りします(大阪府) [sage] 投稿日:2011/09/06(火) 15:04:09.18 ID:aNajwACG0
中央2
▼東の町
南方副司令、南方参謀、南方魔道長、南方弓長、
ボス チンピラ ゴロツキ、西方副司令、助手、兵器隊、南方軍

天才、南方司令、西方司令

VS

アスラ ラクシャーサ第4軍(第1軍も?)約15万

【戦況】
東の町では兵器隊を展開し迎撃体勢を構築中

天才率いる規格外トリオは一個大隊相当の戦闘力を有する『人間兵器・覚醒西方司令』を
前面に押し出しラーヴァナ軍主力を掻き分けアスラの元へ到達!現在アスラと対峙中


818 名前:NIPPERがお送りします(大阪府) [sage] 投稿日:2011/09/06(火) 15:06:24.36 ID:aNajwACG0

▼スグリーヴァの城
スグリーヴァ、ハヌマーン、法師、マーマン、オーク
剣士一家 五虎将軍 番長 親衛隊長 その他ワーカー召喚士

VS

ヴァーリン ラーヴァナ第2軍(約10万)

【戦況】
ヴァーリン率いる第2軍がスグリーヴァ城内に侵入するも
進入時にヴァーリンが取った犠牲を厭わない強攻策により士気が著しく低下

五虎将軍、剣士一家、ワーカー達の増援によりラーヴァナ第2軍は押し返されて壊走中
指揮官ヴァーリンはスグリーヴァとその仲間達と対峙中
剣士たち増援部隊の力でスグリーヴァとヴァーリンの力量差を覆す事が出来るのか?



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