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鬼娘「桃太郎さん、私を生涯のお供にしてください」
1 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 18:57:29.57 ID:6XfqZt6R0
―――鬼が島

桃太郎「もう悪事を働くなよ?」

鬼「ゆ、許してくれるのか……?」

桃太郎「……命を奪うことはしない」

鬼「なんて心の広い人だ……ありがてえありがてえ」

桃太郎「お前たちが人々から強奪した財宝は返してもらう」

鬼「は、はい!それは勿論です……」

桃太郎「……さらば」

鬼「なんてかっこいいひとだ……」

鬼幼女「パパァ……なにかあったのぉ?」

鬼「起きちゃったか……いやなに、桃太郎さんが俺たちを改心させてくれたんだよ」

鬼幼女「ももたろう、さん?」

鬼「お前がいつか嫁ぐことになったら、桃太郎さんみたいな人のところにいくんだぞ?」

鬼幼女「うん、わかったー」


2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 18:58:08.18 ID:tvYlQWno0
四十年勤め上げた會社を退職し、何やら張り合いの無い日々を送る内、
大學生の孫に「退屈しのぎに遣って見たまへ」と勸められた弐チヤンネル。
當初は「こんな電腦掲示板、何たる幼稚加減」と
莫迦にしてゐたものの、遣つて見ると存外に面白ひ。
華やかな色彩の髪と目を持つうら若き乙女に「ゆとり乙」と何度と無く罵られるにつけ、
食ふや食はずやで慌しく過ぎ去つた學生時代が自ずと思ひ返され、
「戰爭さえ無ければ、小生もこのやうな青春が送れたやも知れぬ」と獨りごちることも屡々。
すつかり馴染となつた今では、孫の部屋から白銀色の電腦計算機をせしめては
書齋に篭もり、存分に「祭り」を堪能する毎日を送つている。
「小四女兒遺棄事件」なるスレツドを拜讀した際には、その餘りに不憫な境遇と過酷な運命に
落涙し、臺所で葱を刻む家内に「かような理不盡が許されていいものか!」と
熱辯を振るって呆れられる始末。年甲斐もない、とはこのことと後で赤面することしきり。
下手の横好きとはいえ「繼續は力なり」の言葉通り、最近ではブラクラの回避や
コピペの管理にも慣れ、「好きこそものの上手なれ」を座右の銘として弐ゲツトに勵んでいる。
同年代の友人達が癡呆や重い病に惱まされるなか、老いて尚矍鑠としてオフ會に
向かえるのも、ひとえに弐チヤンネルのおかげかと思えば、再三に渡る「半年ROMつてろ」の
罵り文句も、何やら「まだまだ死ぬには早いよ」と言われているようで愉快極まりない。
ひとつ間違えれば自らが乗り込んでいた機體と同じ名前を持つコテハンに
出會える日を樂しみにしつつ、今日もデスプレヱに向かう。
それでは、弐ゲツト。


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 18:58:25.57 ID:2kjdw6EH0
鬼太郎に見えた


4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 18:59:35.63 ID:CP3XniKlO
残念なのねん
えのっぴどぅ


5 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 18:59:56.22 ID:5NWWV+sB0
後の鬼女である


6 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 19:01:59.67 ID:6XfqZt6R0
―――10年後 鬼が島

鬼娘「お父さん、私も15歳になりました。そろそろ……」

鬼「いくか?」

鬼娘「はい。やはり、私には桃太郎さんしかいないと思います」

鬼「そうかそうか……お父さんは嬉しいぞ」

鬼娘「桃太郎さんに嫁ぐため、様々な修業を重ねてきました……」

鬼「そうだな……料理、炊事はいうに及ばず、嫁としての技量を高めてきたのも、全ては桃太郎さんに嫁ぐため」

鬼娘「はい」

鬼「わかった。今、桃太郎さんはどこにいるか分からない。つらい旅になると思うが行ってきなさい」

鬼娘「はい!」

鬼「体にはきをつけろよー」

鬼娘「はい。立派なお嫁さんになります!!」


7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:04:59.32 ID:RdOSi9Na0
悲しい話だよな
嫁ごうとした相手が変な箱のせいで会いに行ったら老人になっちまってるなんて


8 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 19:06:04.82 ID:6XfqZt6R0
街道

鬼娘「あの、すいません」

農民「なんだ?めんこい娘だなぁ」

鬼娘「ありがとうございます。少し、お聞きしたいことがあるのですが」

農民「なんだぁ?」

鬼娘「桃太郎さんがどこに住んでいるのか、ご存知ですか?」

農民「桃太郎?あの桃太郎か?」

鬼娘「はい。十年前、鬼から人々を救った英雄です」

農民「どうしてまた?」

鬼娘「私の夫は桃太郎さんしかいないからです」

農民「ほぉ……んじゃ、この先の村に桃太郎のお供だった犬がおるで、きいてみればいいだ」

鬼娘「はい。ありがとうございました。失礼します」

農民「……しっかし、桃太郎を夫にするとか……だいじょうぶかぁ?」


9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:07:21.01 ID:8fAwKey4O
桃太郎「なぜ10年前に言わぬ?10年前なら嫁にしたものを」


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:10:02.26 ID:6XfqZt6R0
―――村

犬「はぁ?」

鬼娘「ですから、桃太郎さんの所在を訊きたいのです!!」

犬「あーあー、たしかに桃太郎は昔旅したのぉ……なつかしいわい……」

鬼娘「……」

村人「ダメだよ。もう老体で耳も遠くなってね」

鬼娘「そうですか」

村人「犬も雉も猿も10年って月日は長いみたいだ」

鬼娘「そう……ですか……」

村人「桃太郎に会いたいなら、この先にある漁師の村にいってみなさい。そこに浦島って人がいる」

鬼娘「その人はなにか知っているのですか?」

村人「ああ、なんでも交流があるそうだ」

鬼娘「はい。行ってみます。ありがとうござました」


11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:13:50.31 ID:6XfqZt6R0
―――漁師の村

浦島「え?桃太郎に会いたい?」

鬼娘「はい」

浦島「どうしてあんな奴に?」

鬼娘「あんな奴って……酷い言い方ですね」

浦島「あ、いや、ごめん。まあ、いいや。桃太郎ならここから10里ほど行った先にある村で住んでるよ」

鬼娘「そうですか……よかった……」

浦島「でも、どうして会いたいんだ?」

鬼娘「私はずっと桃太郎さんの話を父から聞かされていました。それで夫にするなら桃太郎さんしかいないって思ったのです」

浦島(つまり想像がこの子の桃太郎像を神格化させたわけか……はぁ……かわいそうに)

鬼娘「どうかしました?」

浦島「いや……なんでも」


12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:14:57.56 ID:gbbwpMkb0
夜叉姫…いや、なんでもない


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:16:35.20 ID:bEJNJ0bK0
ダーリン許さないっちゃ


14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:17:14.26 ID:6XfqZt6R0
浦島「君みたいな美しい子ならな他にもいい人がいると思うが……」

鬼娘「桃太郎さん以外には考えられないのです」

浦島(ま、一度会えばその考えも崩れるだろ……)

浦島「分かった。道中、気をつけて」

鬼娘「はい。色々と助かりました。失礼します」

浦島「よくできた子だなぁ」

浦島「桃太郎の野郎には絶対に渡したくないんだけど……」

浦島「まあ、こればっかりは仕方ないな……」

鬼娘「桃太郎さんにもうすぐ会える……」

鬼娘「気合い、入れないと……」

鬼娘「私のこと気に入ってくれるかな……」


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:19:11.32 ID:i7FgIdfK0
そうか。

村人たちは桃太郎と桃尻太郎を混同しているのだな。

なるほど。


16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:21:43.24 ID:6XfqZt6R0
―――桃村 桃太郎の屋敷

桃太郎「……おい。そこの娘」

娘「……は、はい……」

桃太郎「年齢は?」

娘「じゅ……17でございます……」

桃太郎「よし、今宵の褥に飾る花はお前だ」

娘「……あ、ありがたき幸せです……」

村人「桃太郎さん!!!この娘には結婚を約束した相手が……!!」

桃太郎「知るか。俺は英雄、桃太郎だぞ?」

村人「しかし……!!」

桃太郎「ふん。斬られたいようだな」

村人「ひぃぃぃ!!」

娘「お父さん!!!にげてぇぇ!!!」

桃太郎「俺に逆らうな。愚民が!」

ザシュ!!


17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:25:10.15 ID:6XfqZt6R0
村人「ぎゃぁああああ!!!!」

娘「桃太郎様!!お願いです!!なんでもしますから、見逃してください!!!」

桃太郎「……ふん。では、貴様の体でこの罪を償ってもらうぞ?」

娘「は、はい……仰せのままに……」

村人「娘ぇ……」

娘「……ごめんなさい、お父さん……」

桃太郎「あーっはっはっは!!!俺は人民を救った英雄だ!!!」

桃太郎「俺に抱かれることを光栄に思え?あーっはっはっは!!!!」

娘「……は、い……」



―――桃村 入口

鬼娘「ここに桃太郎さんが……」

鬼娘「どこにいるんだろう……?」


18 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 19:26:01.38 ID:jW+UfW2ZO
ワオー、想像以上にゲスだな


19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:29:17.50 ID:6XfqZt6R0
村人「……俺、もうついていけねえよ……」

村人「ああ……桃太郎のやつ……俺達の食糧を7割以上納めさせて……くそ……!!」

鬼娘「あのぉ」

村人「な、なんだ?」

村人「誰だ?旅の人か?」

鬼娘「え、ええ。そうです」

村人「悪いことはいわねえから、すぐにでていけ」

鬼娘「どうしてですか?」

村人「ここには桃太郎……様がいるからだ」

鬼娘「……どういうことですか?」

村人「この村は桃太郎……様の生まれ故郷だったんだ」

村人「そして鬼を退治し凱旋した桃太郎様は変わっていた……」

鬼娘「変わっていた……?」


20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:31:19.59 ID:qfqgTPAM0
korose


21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:34:52.70 ID:6XfqZt6R0
村人「自分は英雄だから崇めろと言い出したのさ」

鬼娘「はあ……(別に普通のことでは?)」

村人「最初は村人総出で崇めた。なにせ、本当に英雄だからな」

村人「でも5年前に桃太郎様の爺様と婆様が亡くなってから、態度が更に大きくなった……」

村人「収穫された農作物の殆どを桃太郎様の屋敷に納めることになってな……」

村人「それだけじゃねえ、村娘も殆ど人質だ。逃げれば殺すだの脅されて……」

村人「桃太郎様に孕まされた娘も多いしな……」

鬼娘「なるほど……」

村人「だから、あんたみたいな美しい娘はすぐに狙われる。逃げた方がいい」

鬼娘「ご忠告ありがとうございます。でも、私はその桃太郎さんに嫁ぐためにやってきました」

村人「なに!?」

村人「正気か!?」

鬼娘「桃太郎さんに内縁の妻が多いことは分かりましたが、正妻になる努力を惜しむつもりはありません」

村人「いや、あんた話聞いてた!?」


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:37:22.47 ID:MKF+PZaI0
ツヅケタマエ


23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:38:33.65 ID:6XfqZt6R0
村人「桃太郎は本当にやべーから!!」

鬼娘「でも、私にとっては理想の夫なので」

村人「あんな鬼畜がか!?」

鬼娘「あの。私の愛する人を罵るのはやめてください」

村人「しかしだな」

鬼娘「あの一番大きな家に桃太郎さんは住んでいるのですね?」

村人「あ、ああ、そうだけど」

鬼娘「ありがとうございます」

村人「本気で行く気なのか!?」

鬼娘「私は10年間、桃太郎さんの嫁として恥ずかしくないように修行をしてきました。大丈夫です」

村人「いや!そんな心配はしてねえって!!!」

鬼娘「それでは、失礼します」

村人「おーい!!!」

村人「いっちまった……。俺、しらねえぞ……」


24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:42:48.67 ID:6XfqZt6R0
桃太郎の屋敷 正門

鬼娘「立派な門構え……流石は桃太郎さんです」

門番「おい。何用だ。今日の謁見時間は過ぎている。出直してこい」

鬼娘「私は鬼娘というものです。桃太郎さんの妻になるべく、鬼が島からやってまいりました」

門番「鬼が島!?」

鬼娘「どうか会わせてはもらえないでしょうか?」

門番「……少し待っていろ」

鬼娘「はい。お心遣い、感謝いたします」


―――桃太郎 寝室

娘「……ぐすっ……いやぁ……」

桃太郎「あははは!!!もっと激しくついてやるぞ!!」

門番「桃太郎様」

桃太郎「後にしろ!」

門番「それが、鬼が島から娘が来まして、是非とも嫁にしてほしいと……」

桃太郎「―――ほぉ」


25 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 19:43:15.76 ID:jW+UfW2ZO
まぁ元は悪鬼魔道の鬼一族出身だからな


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:45:33.44 ID:6XfqZt6R0
娘「はぁ……はぁ……」

桃太郎「面白い。謁見の間に通せ」

門番「は!」

桃太郎「……続きはまた後でだ」

娘「……うぅ……」

桃太郎「泣くな……美しい顔が台無しだぞ?」

娘「う……ぐすっ……」

桃太郎「ふふふ……あっはっはっは!!」



―――謁見の間

門番「ここでしばし待たれよ」

鬼娘「はい」

鬼娘「それにしても広い御屋敷……」

鬼娘「掃除が大変かもしれない……」


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:50:31.86 ID:6XfqZt6R0
鬼娘「……」

桃太郎「待たせたな」

鬼娘「あ……もももも、桃太郎さん!!!」

鬼娘(本物だぁ……緊張してきた……)

桃太郎「して、何用だ?」

鬼娘「こ、この度は桃太郎さんに生涯尽き従う者になるべく、こうして失礼を承知で参りました」

桃太郎「ほお」

鬼娘「桃太郎さん、私を生涯のお供にしてください」

桃太郎「なるほど……」

桃太郎(中々の上玉……これは面白い)

桃太郎「いいだろう。ただし、俺も英雄でな。お前一人ではないんだ、嫁になりたいとせがむ輩はな」

鬼娘「はい」

桃太郎「どれ、俺の嫁にどれだけ相応しいか試してやる」

鬼娘「はい。なんでも致します。なんなりとお申し付けください」


28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:52:21.53 ID:DGnnpcdt0
鬼娘の鬼まんこ・・・


29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:52:28.23 ID:IKYwa6s50
桃太郎に退治された赤鬼の娘の話ってのが実在するから、それをモデルにしたSSかと思ったら違ったようだ
支援


30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:52:35.95 ID:6PPYkW1f0
風引く早くしたまえ


31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:52:52.57 ID:9co3/STFO
面白いな、最近のSSは禁書とかまどかばっかで見た事ないから全くわからん


32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:53:59.56 ID:6XfqZt6R0
桃太郎「おい」

側近「は!」

桃太郎「こやつを部屋へ案内しろ」

側近「は!」

鬼娘「いきなり部屋を頂けるのですか!?」

桃太郎「大事な嫁候補だからな」

鬼娘「そ、そんな、嫁だなんて……」

桃太郎「連れて行け」

側近「こっちだ」

鬼娘「はい……」

側近「……逃げるなら、今だぞ?」

鬼娘「逃げる?私は嫁ぎに来たのです。逃げる必要はありません」

側近「そうか、ならばもう何も言うまい」


33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:57:13.03 ID:ADQ4ovTWO
わっふるわっふる


34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 19:57:37.15 ID:6XfqZt6R0
―――桃太郎の屋敷 地下

側近「……」

鬼娘「この屋敷は地下まであるのですね……凄いです」

側近「この部屋だ。入れ」

鬼娘「はい。謹んで入室させていただきます」

ギィィ……

鬼娘「……!?」

娘「……おかあさん……」

少女「かえりたい……かえりたいよ……」

幼女「………ごほっごほっ」

娘「あ……大丈夫?」

鬼娘「この人たちは……?」

側近「桃太郎様の奴隷だ」

鬼娘「奴隷……」

側近「お前も今日からその奴隷の一人になったのだ」


35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:01:48.33 ID:6XfqZt6R0
鬼娘(なるほど……流石は桃太郎さん。奴隷という底辺から私をお試しになるのですね……)

鬼娘(これを乗り切れないようでは到底嫁は務まらない……がんばります、桃太郎さん!!)

側近「ここには金のために売られた娘や桃太郎様が連れてきた娘が収容されている」

鬼娘「そうですか……内縁の妻が多いのですね」

側近「内縁の妻ってわけではないが」

鬼娘「で、私はどうすれば?」

側近「お呼びがかかるまで、ここにいろ」

鬼娘「はい。わかりました」

側近「ではな……」

バタン!

娘「……」

鬼娘「ここに座ってもいいですか?」

娘「ええ……」


36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:05:00.37 ID:qh8YAWaPO
気付いたらパンツ脱いでた


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:05:14.64 ID:6XfqZt6R0
鬼娘「アナタも桃太郎さんに?」

娘「ええ……親の借金が多くて……」

鬼娘(その借金を返すために桃太郎さんに嫁いできたのね……浅はかな考え)

娘「アナタも?」

鬼娘「ええ」

娘「そう……大変だよ?」

鬼娘「それは心得ています。覚悟は10年前からできています」

娘「そんなにも前から……辛かったでしょ?」

鬼娘「ええ。でも、全てはこの日のためでしたから」

娘「……うぅ……かわいそう……」

鬼娘「……?」


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:06:41.35 ID:e++CbGWWO
実際桃太郎って鬼娘嫁いでたよな

鬼退治

赤鬼生き残る

娘をスパイにして嫁がせる

鬼娘、マジで桃太郎に惚れる

葛藤ののち自殺

だったっけな?


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:07:17.35 ID:6XfqZt6R0
ごはんくう
ちょっとまってくんろ


40 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 20:12:45.01 ID:CcQG28mY0


41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:14:58.83 ID:6XfqZt6R0
ギィィ……

少女「ひ!」

幼女「……!!」

側近「鬼娘、出ろ」

鬼娘「はい」

娘「あ……」

鬼娘「はい?」

娘「……なんでもない」

鬼娘「そうですか……。―――負けませんから」

娘「……え?」

側近「早くこい」

鬼娘「はい」

娘「……強い子……でも、桃太郎様には……叶わない……」


42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:18:11.09 ID:gd6Hvs040
まってた


43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:21:01.67 ID:9co3/STFO
おかえり、落ちやすい時間だよ


44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:21:14.32 ID:6XfqZt6R0
―――桃太郎の屋敷 調教の間

鬼娘「失礼いたします……」

桃太郎「来たか……こっちにこい」

鬼娘「はい」

桃太郎「……ふふ。見れば見るほどいい女だ」

鬼娘「そ、そんな……もったいないお言葉です」

桃太郎「では、着物を脱いでもらおう」

鬼娘「……え?」

桃太郎「どうした?早く脱げ」

鬼娘「はい……」

桃太郎(……ふふ。鬼の娘というだけあって、体も洗練されているな……いい肉付きだ)

鬼娘「こ、これでいいのでしょうか……///」

鬼娘(い、いきなり初夜だなんて……はあ……こんなに幸せでいいの、私……)

桃太郎「魅力的だぞ、鬼娘……ふふ」


45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:23:44.42 ID:6XfqZt6R0
カップめんできた♪
3分でくう


46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:29:19.87 ID:6XfqZt6R0
鬼娘「で、では……始めますか?」

桃太郎「そうだな……まずはゆっくりとお前を味わおう」

鬼娘「は、はい……不束ですがお願いします……」

桃太郎「ああ。任せろ」

鬼娘「……あ……♪」


―――桃村 集会場

村人「……やはりやるべきだ」

村人「そうだな」

村人「ああ、もう俺たちはこのままじゃ死んじまう」

村人「よし。では、賛成多数だな」

村人「満場一致だ」

村人「―――桃太郎を討つぞ」


47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:31:13.03 ID:OwDGicaeO
どうしてもキララとシレンが思い出されてしまうな


48 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:32:40.89 ID:6XfqZt6R0
―――桃太郎の屋敷 調教の間

桃太郎「……ふう」

鬼娘「あ、あの……いかがだったでしょうか?」

桃太郎「おい」

側近「は!」

桃太郎「今日はいい。下がらせろ」

側近「はは!」

鬼娘「あの、桃太郎さん……?」

桃太郎「……ふん」

鬼娘「ご不満だったのですか……?」

桃太郎「いや。処女を貰えてうれしよ、鬼娘」

鬼娘「はい……私も桃太郎さんに貰っていただいて幸福の絶頂です」

側近「早く来い」

桃太郎「……くく。あの従順ぶり……そそるな」


49 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:33:57.16 ID:IKYwa6s50
喰われちゃったのかー…


50 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:34:26.84 ID:3rE3J2B+0
桃太郎は素で異常な人間
桃太郎の童謡を聞いてみたら解るよ


51 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:36:13.01 ID:6XfqZt6R0
―――地下 奴隷部屋

ギィィ

娘「あ……おかえり」

鬼娘「はい」

娘「痛かった?」

鬼娘「少しだけです」

娘「そう……でも、これからもった激しくなると思う」

鬼娘「……そうですか」

娘「……あのね」

鬼娘「はい?」

娘「実は私のお父さんが桃太郎様を討つために動いてくれているの」

鬼娘「え?」

娘「これが成功したら私たちは自由の身だから。それまでがんばろうね」

鬼娘(桃太郎さんを討つ?!)

鬼娘(人間め、桃太郎さんの恩を忘れただけでなく、なんて卑劣なことを……!)


52 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:40:46.23 ID:6XfqZt6R0
―――夜 桃太郎の屋敷 門前

村人「よし、いくぞ!」

村人「おお!!娘を助けるぞ!!」

村人「ああ、いくぞ!!」

村人「よし、情報通り門番もいない。奇襲は成功するぞ!」

村人「おお!!」

村人「突撃だー!!」

ダダダダッ

村人「桃太郎を討つぞー!!」

村人「うおぉぉぉ!!!」


―――桃太郎の寝室

村人「呑気に寝やがって……これで終わりだ!!」

グサ!!

村人「やったか!?」


53 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:44:25.05 ID:6XfqZt6R0
娘「ぐぇ……がは……」

村人「え……?」

娘「……お、とう……」

村人「な、なんで……?」

桃太郎「あーっはっはっは!!!見たか、鬼娘!?」

鬼娘「はい、しかと」

桃太郎「アイツ、自分の娘を串刺しにしやがったぞ!!これは傑作だ!!」

村人「桃太郎……!?ど、どうして……!?」

桃太郎「奇襲にしては声が大きかったようだな」

村人「そ、そんな……」

桃太郎「さて、俺が貴様を殺すのは簡単だが、今は花嫁の試験中でな……鬼娘」

鬼娘「はい」

桃太郎「この愚かな愚民を殺せ」

鬼娘「はい」

村人「ひぃぃぃ!!!」


54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:46:56.20 ID:6XfqZt6R0
>>53
愚かな愚民とか書いちゃった……恥ずかしいなぁ俺


55 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:48:22.94 ID:FnJIMTXA0
桃太郎の声が全編佐々木望で再生される俺おっさん

支援


56 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:49:20.18 ID:2bz46xR20
>>54
よい、つづけたまへ


57 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:49:24.72 ID:6XfqZt6R0
鬼娘「……桃太郎さんへの恩を忘れ、このような暴挙にでるとは許しがたいものです」

村人「く!!」

鬼娘「八つ裂きにしてあげましょう!!」

村人「くそぉぉぉぉ!!!!!」

鬼娘「遅い!」

グシャァ!!

桃太郎「ほお……爪だけで胴を切りやがった……鬼の娘だな……くくく」

鬼娘「桃太郎さん、他の村人はどうしますか?」

桃太郎「この死体を見せつけろ。それで黙るだろう」

鬼娘「仰せのままに」

桃太郎「ふふふ……鬼娘か」

桃太郎「確かに俺の嫁に相応しい器かもしれない」


58 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:53:44.00 ID:6XfqZt6R0
―――翌日 桃太郎の屋敷

桃太郎「鬼娘よ」

鬼娘「はい」

桃太郎「昨夜の礼をせねばな」

鬼娘「いえ、夫の命は私の命よりも重いのです。当然のことをしたまで」

桃太郎「そうか」

鬼娘「はい」

桃太郎「……だが、お前の器量は俺の嫁に相応しいと考えている」

鬼娘「そ、それは……!!」

桃太郎「ああ。だが、まだ正妻にするかは迷っている」

鬼娘「そうですか……」

桃太郎「そこでだ……」

鬼娘「なんでしょうか?」

桃太郎「鬼娘よ、隣の村を俺に支配させてくれないか?」

鬼娘「……え?」


59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 20:56:46.91 ID:6XfqZt6R0
桃太郎「この10年間ずっと考えていたんだ。俺はこんな村ひとつで収まるような人物なのかとな」

鬼娘「なるほど。確かに桃太郎さんはもっと偉大なお方です」

桃太郎「だろ?だから、そろそろ領土を広げたいと思ったんだ」

鬼娘「それは名案です」

桃太郎「そこで、鬼娘の力を借りたい」

鬼娘「わかりました。必ずや隣の村を桃太郎さんに捧げて見せます」

桃太郎「期待しているぞ?」

鬼娘「では、早速……」

桃太郎「くくく……奴を止められる人間は恐らくいまい……」

桃太郎「ふふ……あーっはっはっは!!!」


60 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:00:49.33 ID:6XfqZt6R0
―――隣村

鬼娘「……」

村人「あんた、誰だ?」

鬼娘「私は桃村から来ました」

村人「桃村だって!?」

鬼娘「はい」

村人「なんのようだ?!」

鬼娘「この村を桃太郎さんに捧げてくれませんか?」

村人「なんだと?!」

村人「そんなの無理に決まっているだろ!!!」

鬼娘「桃太郎さんは貴方たちを救った英雄ですよ?」

村人「そんなのもう10年も前の話だ!!」

鬼娘「……譲れない、と?」

村人「ああ、そうだ!!帰れ!!!」

鬼娘「―――いいでしょう。血を流さねば納得しないようですね……では」


61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:03:39.59 ID:6XfqZt6R0
鬼娘「……」

村人「いでぇぇ……」

村人「おあぁあ……」

娘「おとうさん!!」

村人「ばかやろ……かくれてろ……」

娘「でも!」

鬼娘「……」

娘「……鬼!!でてけえ!!」

鬼娘「……」

娘「でてけえ!!!」

村人「や、やめろ」

鬼娘「……では、良い答えを待っていますよ?」

村人「く、くそ……」

鬼娘「……」


62 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:07:15.62 ID:6XfqZt6R0
―――桃太郎の屋敷

桃太郎「そうかそうか。あの村の食糧を分けてくれるか」

村人「は、はい……」

桃太郎「で、お前の村の女はこれで全員か?」

娘「……」

少女「……」

幼女「……おかあさん……」

母「大丈夫……大丈夫……」

村人「は、はい」

桃太郎「そうか……」

鬼娘「桃太郎さん、どうされるんですか?」

桃太郎「ん?ああ、新しい奴隷が欲しかったところでな……よし、お前と……お前……それから……」

鬼娘「……」


63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:11:38.69 ID:6XfqZt6R0
桃太郎「よし。これだけでいい。おい」

側近「は!」

桃太郎「こいつらを奴隷部屋に連れて行け」

側近「はは!」

桃太郎「残りの奴らは……そうだな……服を脱げ」

少女「ど、どうして……!?」

女「い、いや……」

桃太郎「ここで斬られて命を散らすか、辱めをうけて生きながらえるか……選ばしてやろう」

女「……そんな」

桃太郎「生きたい奴は裸になれ!!!」

少女「……うぅ……」

桃太郎「そうだ、それでいい……はっはっはっは!!」

鬼娘「桃太郎さん、私は屋敷の掃除を致します」

桃太郎「そうか?では頼んだ」

鬼娘「はい」


64 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 21:16:37.03 ID:PJ9tIaJ10
面白いかも


65 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:16:43.74 ID:6XfqZt6R0
―――廊下

鬼娘「……ふう」

鬼娘(桃太郎さん……私を正妻にしてくれるのかな)

鬼娘(誉れを望んでいるわけではないけど……)

側近「どうした?」

鬼娘「あ、どうも」

側近「掃除などする必要はないぞ」

鬼娘「え?」

側近「掃除をするものがこの屋敷にはちゃんと常駐しているからな」

鬼娘「そう、ですか……」

側近「それでは」

鬼娘「はい……」

鬼娘「……」


66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:21:32.76 ID:6XfqZt6R0
―――夜 調教部屋

女「あぐぅぅううう!!!」

桃太郎「ふふふ。ほら、もっと入るだろ?」

女「いやぁああ!!!もうはいらない!!!お腹、はれつしちゃううぅぅぅ!!!!」

桃太郎「くくく……」

鬼娘「……桃太郎さん」

桃太郎「どうした?」

鬼娘「その……今宵の房事は……?」

桃太郎「見ればわかるだろ?今夜の趣とは違うのでな」

鬼娘「そうですか……」

桃太郎「そんな顔をするな。お前は正妻になるべき女だ。安心しろ」

鬼娘「桃太郎さん……うれしい……」

桃太郎「ふふふ……今日はもうゆっくり休め……」

鬼娘「はい」


67 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 21:23:52.96 ID:PJ9tIaJ10
とりあえず桃鉄のキャラで脳内変換
鬼娘がかわゆすぎる


68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:27:42.73 ID:6XfqZt6R0
―――数日後 漁師の村

浦島「君は……!?」

鬼娘「この村を桃太郎さんのために捧げてくれませんか?」

浦島「最近、近隣の村を支配しているそうだな。ついに俺達のところにもきたわけか」

鬼娘「どうでしょうか?」

浦島「断る。ここには守るべきものが多い。桃太郎にそう伝えろ」

鬼娘「―――浦島さんに言伝があります」

浦島「なに?」

鬼娘「断れば、鬼娘が殺す、と」

浦島「君は……!!」

鬼娘「私は桃太郎さんの正妻になる者。夫の言葉は絶対です」

浦島「そこまで盲目的だったのか……」

鬼娘「答えは変わりませんか?」

浦島「残念だけどな」

鬼娘「……では」


69 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:32:50.11 ID:6XfqZt6R0
―――桃太郎の屋敷

桃太郎「浦島、どうだ?片腕を失った気分は?」

浦島「……貴様……!!」

鬼娘「……」

浦島「このような世間知らずの女の子を使ってまで……最低な野郎だ!」

桃太郎「ふん。鬼娘は俺の正妻となる身だ。どう使おうと構わないだろ?」

浦島「お前は……!!」

桃太郎「ふふふふ」

浦島「彼女の気持ちを踏みにじりやがって!!その子は本気でお前のことを!!」

桃太郎「分かっているさ。だからこそ、こうして正妻にする約束もしたんじゃないか」

浦島「そのような口約束を守る貴様ではないだろ」

桃太郎「……ふん。耳障りだ、消えろ」

浦島「―――地獄を見るぞ」

桃太郎「どこに地獄があるっていうんだ?」

サクッ……


70 名前: 忍法帖【Lv=19,xxxPT】 [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:34:32.67 ID:1CQXH66b0
ミC


71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:37:39.03 ID:6XfqZt6R0
ドサッ

桃太郎「鬼娘、このゴミを捨てておけ」

鬼娘「はい」

桃太郎「あーそれからな」

鬼娘「はい」

桃太郎「次は都を攻め落としてきてくれ」

鬼娘「都、ですか?」

桃太郎「ああ。これが成功したら……」

鬼娘「はい……」

桃太郎「挙式をあげるぞ」

鬼娘「桃太郎さん……」

桃太郎「待たせたな」

鬼娘「いえ……待っていません。身も心も既に桃太郎さんに捧げていますから……」

桃太郎「くくく……頼むぞ?」

鬼娘「はい。ご期待に添えられるように、がんばります」


72 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 21:41:23.00 ID:CcQG28mY0
なんだかなあ・・・


73 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:41:58.15 ID:6XfqZt6R0
―――都

長「そんな話を受けろと?」

鬼娘「はい」

長「話にならん。帰って頂こう」

鬼娘「それはできません」

長「なんだと?」

鬼娘「私にはここを攻め落とすとい役目も担っています」

長「なに……?」

鬼娘「どうしてもここを桃太郎さんに譲渡できないというのなら……」

長「皆の者!!この者を取り押さえろ!!」

側近「は!!」

鬼娘「……」


74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:45:51.51 ID:6XfqZt6R0
長「あ、あぁ……」

側近「あがぁ……」

鬼娘「さあ、どうするのですか?」

長「できん!この都には何万という民が暮らしている!!」

鬼娘「その民も桃太郎さんあってこそ」

長「そんな考え方はない!!」

鬼娘「そうですか……」

長「……!!」

鬼娘「では……仕方ないですね」

長「何を、する気だ……」

鬼娘「数万程度の人間なんて5分もあれば殺しつくしますよ?」

長「……!?」

鬼娘「さあ、桃太郎さんにこの都を……!!」


75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:49:35.05 ID:YdlScv2rQ
日本版ランスだな


76 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:50:46.50 ID:6XfqZt6R0
―――数日後 都

桃太郎「俺が本日から都の長になった!」

桃太郎「そして今から、この都に住むに相応しい奴を選定していく」

男「なんだと?!」

女「どういう……!?」

桃太郎「俺の目に留まらなければ、その場で処刑だ。いいな?」

少女「い、いや……!!」

桃太郎「これは政策だ。俺一人では数万人も見れないのでな!」

男「そんなのむちゃくちゃだ!!」

桃太郎「おい、鬼娘」

鬼娘「はい」

桃太郎「あの男を殺せ」

鬼娘「はい」

男「な、なんだよ……!?やめろぉぉお!!!」

ザシュ!!


77 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:53:24.44 ID:0YQaafmw0
侵略鬼娘


78 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:55:07.07 ID:2bz46xR20
鬼娘ぇ…


79 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:55:16.63 ID:6XfqZt6R0
―――都 桃太郎の屋敷

桃太郎「ふん。長の屋敷だったところも中々わるくないな」

側近「桃太郎様」

桃太郎「どうした?」

側近「鬼娘による粛清ですが……現在200人まで終了したとのことです」

桃太郎「そうか……まだまだだが、今日はもういい。休ませてやれ」

側近「は!」

桃太郎「ふふ……鬼娘、最高の奴隷だ……ふふふ……あーっはっはっは!!」


―――人間屠殺場

鬼娘「はぁ……はぁ……」

鬼娘「……次は」

女「いやぁあぁ!!!ころさないでぇぇぇ!!!」

鬼娘「これも、桃太郎さんのためなの……」

側近「今日はここまでだ!」

鬼娘「……そうですか。では、休みます」


80 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 21:59:13.06 ID:6XfqZt6R0
―――桃太郎の寝室

鬼娘「―――桃太郎さん」

桃太郎「なんだ?」

娘「ぬいてぇ……ぐすっ……」

鬼娘「挙式の件ですけど……」

桃太郎「ああ、もう少しまて、今段取りを決めている」

鬼娘「そうですか……」

桃太郎「用が済んだら出ていけ」

鬼娘「はい。失礼しました……」


鬼娘「やはり私では正妻になれるだけの実力がない?」

鬼娘「……これでは故郷に帰ることもできない」

鬼娘「もっとがんばらないと」


81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:00:50.80 ID:FFQP64A+0
これからおもしろくなるのか?


82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:01:36.00 ID:wHD0bO200
いい加減目を覚ませ鬼娘


83 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:02:41.27 ID:6XfqZt6R0
―――翌日

鬼娘「はぁぁぁ!!!」

男「ぎゃあぁああああ!!!!」

鬼娘「次!!」

少女「やめてぇぇ!!たすけてぇぇ!!!」

鬼娘「ふん!!!」

少女「ぎゃぁああああああ!!!!!」

鬼娘「ふー……ふー……」


側近「まさに鬼人だな」

側近「ああ。もう都の外にまで鬼娘の凶行・奇行は広まっているみたいだな」

側近「そりゃあ、もうアイツは何千人も殺しているからな……」


84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:06:54.31 ID:6XfqZt6R0
―――鬼が島

鬼「おい……これ見たか?」

鬼「なんだ?」

鬼「これって……!?」

鬼「鬼娘のことか?」

鬼「今、鬼娘が人間を虐殺しているようだ」

鬼「どうして……アイツ桃太郎に嫁いだんじゃ……」

鬼「その桃太郎の命令だそうだ」

鬼「……おぉ……鬼娘が……」

鬼「……鬼娘……こんなことしたいはずがない……」

鬼「そうだな……」

鬼「鬼娘を助けるぞ……」

鬼「……桃太郎と戦うことになるかもしれないぞ?」

鬼「いいさ。鬼娘も救うんだ」

鬼「ああ。桃太郎さん……どうしちまったんだ……?」


85 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:11:38.59 ID:6XfqZt6R0
―――人間屠殺場

鬼娘「……これで……終わり」

側近「よくやったな」

鬼娘「……桃太郎さんは?」

側近「いつもの部屋だ。邪魔はするな」

鬼娘「……」

側近「ではな」

鬼娘(都の支配から既に半月が過ぎた)

鬼娘(やはり、桃太郎さんは私のことを正妻には迎えてくれない……)

鬼娘(もう諦めた方がいいのかもしれない)

鬼娘「はぁ……」

側近「おい!!大変だ!!!」

鬼娘「え?」

側近「お、鬼達が!!!」

鬼娘「おに?」


86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:11:53.31 ID:4I5Np6L/O
鬼が


87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:12:29.67 ID:2kjdw6EH0
笑う


88 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:14:35.66 ID:NLAZMvYRP
鬼娘強すぎね?
これが鬼の平均的な力ならそれ倒した桃太郎は一人で日本くらい制圧できるだろ


89 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:15:58.30 ID:6XfqZt6R0
鬼「うぉぉおおおお!!!!桃太郎ぉぉおおお!!!!」

鬼「うおおおおおお!!!」


―――桃太郎の屋敷

桃太郎「何故、ここまで侵入を許した!?」

側近「それが、その、長年都の門番を務めていた者は、処刑されてしまったので」

桃太郎「なんだと!?」

側近「もうここまで来るのも時間の問題かと」

桃太郎「おい、鬼娘を呼べ!!!」

鬼娘「ここにいます」

桃太郎「鬼娘よ、俺を全力で守れ!!いいな!!!」

鬼娘「はい……」

桃太郎「ふふ……これで大丈夫だ……」

鬼娘「……」


90 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:21:32.72 ID:6XfqZt6R0
兵士「ぐぁあああ!!!!」

鬼「うおぉぉおおおおおお!!!!!」

鬼「桃太郎!!!でてこぉぉぉいい!!!」

鬼娘「……」

鬼「お、おぉお。鬼娘……!!」

鬼娘「一体、何をしに来たの?」

鬼「お前を救いに来た」

鬼娘「……そんな必要は」

鬼「ここまで身を粉にしているお前がどうして報われないのか、俺たちは疑問をもった」

鬼娘「え?」

鬼「桃太郎の結婚という話はついに出てこなかった。そして、世間を揺るがしたのはお前の大量虐殺だった」

鬼娘「それは……」

鬼「桃太郎を問いただすために我々はここまできた。案内してもらうぞ、鬼娘」

鬼娘「…………」


91 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:22:20.50 ID:RdOSi9Na0

         __,,,,....,,,_    _
   ,.ヘ.__''"´  、    .ト`>)`ヽ
  く   \|-─< ̄ ̄八 ー'   ノ、 /\
   |\__./>-─''"´ ̄ ̄`' ー< ,ハ /]   _人人人人人人人人人人人人人_
 __ノ-‐へ/::::/:::::/|:::::::.!:::::,::::::::::::::\|‐ァ'    >  ブブブブオォォォン!!!  <
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  |:::::::::::|:::::::::::|      ',=/^^)==ニ二_   l  l  > ブオォォォォォォ!! <
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92 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:25:45.07 ID:6XfqZt6R0
桃太郎「……?!」

鬼「見つけたぞ……桃太郎」

桃太郎「鬼娘はどうした!!」

鬼娘「ここに」

桃太郎「どういうことだ?」

鬼娘「……桃太郎さん、私はいつになったら正妻になれるのでしょうか?」

桃太郎「なんだと?」

鬼娘「もう私は血を見たくはないのです……全て桃太郎さんのためだと自分を鼓舞していましたがもう限界です」

鬼娘「教えてください……桃太郎さん」

鬼「……」

桃太郎「―――ふん。奴隷の分際で正妻などとはおこがましい」

鬼娘「……!?」

桃太郎「貴様はずっと俺の傍にいればいいんだよ!奴隷としてなぁ!!」

鬼「きさまぁぁぁ!!!!」

鬼娘「待ってください」


93 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:31:43.68 ID:6XfqZt6R0
鬼娘「桃太郎さん、それは本心ですか?」

桃太郎「俺は桃太郎だ。鬼の一匹や二匹に遅れを取ることはあるまい」

鬼娘「刀をしまってください」

桃太郎「鬼娘、その鬼を斬り裂け。できたら奴隷にもどしてやってもいいぞ?」

鬼「……!!」

鬼娘「……できません」

桃太郎「なんだと?」

鬼娘「もう沢山です、桃太郎さん……」

桃太郎「裏切るのか、鬼娘?」

鬼娘「もう、いいです……」

桃太郎「ふん。所詮はその程度だったか。俺の妻になるには足りなかったようだな!!」

鬼「ぬぅぅぅううん!!!」

鬼娘「桃太郎さん……」

桃太郎「貴様らなどこの刀の錆にしてやる!!」

鬼娘「桃太郎さん……どうして……どうして……!!」


94 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:32:26.82 ID:N4MAjPum0
本物の桃太郎はきっと地下牢に…

そうなんだろ?なぁ?
…なぁ!?


95 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:34:28.61 ID:HCiqCL01O
俺が本物だよ


96 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:36:06.50 ID:6XfqZt6R0
桃太郎「死ね!!」

鬼娘「好きだった……本当に昔から好きだったのに……」

ザシュ……!!

鬼娘「―――あ……が……」

鬼「鬼娘!?」

桃太郎「ふん。次はお前だ……!!」

鬼「……!!」

桃太郎「俺は英雄、桃太郎だ!!」

桃太郎「鬼の一匹ぐらい、簡単に葬ってくれよう!!!」

鬼「……」

桃太郎「はーっはっはっはっは!!!」

ズブ……!!

桃太郎「……?」


97 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:38:26.76 ID:AvhJJKj+0
さる予防


98 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:43:35.45 ID:mgwbtLxx0
鬼娘のイメージがつかん


99 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:44:02.91 ID:6XfqZt6R0
桃太郎「……あ、え?」

鬼娘「……桃太郎さん、冥界までご一緒いたします」

桃太郎「……ふざ……けん……な」

鬼娘「ふー……ふー……」

鬼「うおぉぉぉおお!!!」

桃太郎「!?」

鬼「屑め!!!首を捻じ曲げてやる!!!」

ゴキィ!!ベキィ!!

桃太郎「ひゃ……・が」

鬼娘「……さよなら。私の幻想……」

ドサッ

鬼「鬼娘!しっかりしろ!!鬼娘!!!」

鬼娘「父に伝えて……生きている間にお嫁にいけなかった、ごめんなさいと……」

鬼「鬼娘!!鬼娘!!!」

鬼娘「……もも、たろ、う……さ、ん……・すき、でした……」


100 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 22:44:18.63 ID:jW+UfW2ZO
C


101 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:46:06.30 ID:RdOSi9Na0
イイハナシダナー


102 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:52:02.09 ID:6XfqZt6R0
―――都

鬼「……」

鬼「……全て、人間の所為か」

鬼「……そうだな」

鬼「くそ……」

鬼「だが、鬼娘の表情は安らかだ……」

鬼「ああ、生涯のお供になるという夢を叶えたのだ……鬼娘に悔いはなかろう」

鬼「だが、俺達には……」

鬼「ああ。こんな憎悪を抱いたまま人間が跋扈する世を鬼が島で静観することはもうできぬ」

鬼「もう一度……俺たちは人間を支配してやる……!!」

鬼「うおぉおぉぉぉぉおお!!!!」

鬼「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!!」

鬼「この猛りを抑えることはできぬ!!!いくぞぉぉ!!!」


103 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:52:07.28 ID:LWy20qTB0
これは泣ける


104 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 22:54:36.06 ID:qDD2XljeO
おい鬼娘死んじゃたよ
エロ要員いなくなっちゃったよ
どーすんだよ


105 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:00:31.35 ID:7w0wgd1K0
(´;ω;`)ブワッ


106 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:01:18.70 ID:6XfqZt6R0
―――昔、むかしあるところに桃太郎という鬼をも超える鬼畜者がおりました。

その桃太郎に恋をした一人の鬼の娘。鬼の娘は桃太郎のお嫁になるべく、その生涯を捧げました。

しかし、それが実ることはありませんでした。

それに憤怒した鬼達は、人間全てに罪はないと知りながらも、暴力と殺戮で支配を始めました。

一人、また一人と人間は殺されていきます。

桃太郎という戦士がいなくなった今、鬼達の蛮行をとめられるものはいません。

人間は為す術なく倒れていき、数十年後には鬼に捕えられた数人しか残っていません。

それでも鬼達の怒りは収まることはありません。

きっと、死ぬまで人間を怨み続けることでしょう。鬼の娘の命はそれだけ重く、大きかったのです。

今日もまた鬼達は数人となった人間を死ぬ直前まで痛めつけ、鬱憤を晴らすのでしょう。

永遠に晴れることのない汚泥のような鬱憤を……。

めでたし めでたし


107 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:02:36.84 ID:2bz46xR20
エ ロ は ど う し た


108 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:02:49.45 ID:KFXNGqtC0




泣く


109 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:03:04.66 ID:jxBR+HoZ0
俺は最強最悪の鬼武者だぜ!
ゴミボーナス!


110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:04:04.11 ID:PaPwr65D0
めでたくねーよ


111 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 23:05:35.21 ID:+/GAh9Ov0
山も落ちも意味もない上に不幸な話程つまらん物はないな


112 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/05(金) 23:05:45.41 ID:CcQG28mY0
あれ、脱いだパンツはどうすれば・・・


113 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:06:50.77 ID:wHD0bO200
>>112
レンジてチンして食え


114 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:08:21.51 ID:qDD2XljeO
この結末でめでたしめでたし、ってことはこの>>1は鬼か?


115 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:09:12.89 ID:DGnnpcdt0
数年後に第二の桃太郎が現れそうだな


116 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:10:58.77 ID:ikZCmJyLO
桃太郎と鬼娘の濡れ場をやってくれ
このままじゃ下半身から風邪引く


117 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:14:04.55 ID:6XfqZt6R0
―――昔、むかしあるところに鬼娘という可愛い娘がおりました。

桃太郎「鬼娘、ちょっとこい」

鬼娘「はーい」

桃太郎「この三角木馬に跨ってみろ」

鬼娘「はい」

桃太郎「……どうだ?」

鬼娘「えと……どうといわれましても。この程度の拷問には耐えられるように訓練してきましたので」

桃太郎「そうか」


118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:14:10.22 ID:FFQP64A+0
これのなにが面白いと思って書いたの?


119 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/05(金) 23:16:07.28 ID:6XfqZt6R0
桃太郎「じゃあ、つぎは鞭だ」

バシ!!バシ!!

鬼娘「あのー?」

桃太郎「電流ならどうだ!?」

バチバチバチ!!!!!

鬼娘「……」

桃太郎「くそ!!」

鬼娘「桃太郎さん、普通にセックスしてください」

桃太郎「俺、インポだからセックスできない」

鬼娘「……」



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