■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その17
907 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:10:57.13 ID:TsnfDCwo
〜東方、藤蔵〜

盗賊「……」

朝ぼらけの中、庭園の池の前。盗賊はしゃがみ込み鯉を眺める。

ザッザッザッザッザ…ジャリッ

盗賊「!?……父…様」

御館様「……本日…発つそうだな」

盗賊「はい…。お世話になりました」

御館様「……どうだ?」

盗賊「とても有意義なものでした。感謝しております」

御館様「そうか」

盗賊「……」

御館様「……」

盗賊「…あ」
御館様「……こ」

盗賊「……ど、どうぞ」


908 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:11:48.05 ID:TsnfDCwo
御館様「…この先、お前自身は何を成そうと思うておるか?」

盗賊「…魔王を倒し、安寧を築きたく思います」

御館様「ほぉ、そのような力があると?」

盗賊「いえ…。しかしまだ…時間はあります」

御館様「……」

盗賊「それに、私一人で成しえようとは思っておりません」

御館様「人を頼るか?」

盗賊「頼るわけではありません。力を合わせるのです」

御館様「……」

盗賊「人の力…です。皆が一つの志を持ち、分かち合うのです」

御館様「成程な。しかし……」

盗賊「……?」

御館様「お前も未熟ながら、己自身を理解し…しっかりした志を持ったな」

盗賊「…!?」

御館様「嬉しく思うぞ」


909 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:13:33.83 ID:TsnfDCwo
盗賊「…父…様っ」

御館様「知っての通り、東方にも妖怪は多数おる…。魔王もな」

盗賊「……」

御館様「近いうち、また会うだろう。その時まで精進を心掛けよ」

盗賊「……はい」

御館様「その時は再び訪れよ。この地と北が拠点となるであろう」

盗賊「…畏まりました」

御館様「天地人」

盗賊「…?」

御館様「兵法の心得よ。覚えておくがよい」

盗賊「天地人…。分かりました」

ジャッ

御館様「では、達者でな」

盗賊「…父様も」

知りゆく御館様の口元が、少し微笑んだような気がした。


910 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:15:09.97 ID:TsnfDCwo


盗賊「…では、お世話になりました」

侍女「もう行ってしまうなんて…はぁ…」

風忍「姫には姫の…やるべき事があるのだ。我侭言うでない…」

侍女「分かってるわよっ。姫…クナイはちゃんと持った?忘れ物はない?」

盗賊「だ、大丈夫だよ…。ありがと」

火忍「なんつう過保護だ……」

盗賊「じゃあ…また」

土忍「…ご武運を」

水忍「お気をつけて!修行の成果、見せてやって下され!」

一同の見送りに、盗賊は笑顔で応え、ゆっくりと藤蔵を後にした。

侍女「あーあ…。行っちゃった……」

風忍「藤蔵も、また静かになるな…」

火忍「だぁな…。明日からどうしよ……」

侍女「姫…。お元気で…頑張ってね…っ!!」


911 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:31:16.63 ID:TsnfDCwo
〜南方、大滝〜

青年兵「準備、出来ました!

青龍先生「それは…行こうかの」

召喚士「…お世話になりました!」

召喚士は大滝へ向け、一礼する。

青年兵「…お世話になりました!!」

それを見て、青年兵も同様に大滝へ頭を下げた。

青龍先生「自然こそ人にとっての師であり、母である…。ひょっひょ」

召喚士「ええ。滝行を続けていると、何だか暖かい気分になりました」

青年兵「雑念も消えて、心地良かったというか何というか…」

青龍先生「……ひょっひょ。良きかな良きかな!」

召喚士「では、出発しましょう!」

青年兵「はいっ。目的地は……」

青龍先生「東の街…南方司令部じゃ!」

青龍先生を先頭に、三人は充実感を得た表情で山を降っていった。


913 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:42:40.26 ID:TsnfDCwo
〜大陸港の町〜

魔道士「着いたーっ!」

マジシャン「さーて…寂れた店にでも顔を出してやるか…」

テクテクテク…

マジシャン「……あん?やたら人だかりが…っ」

魔道士「…バーテンさんのお店ですね」

ザワザワザワッ

男「だからー、一ヵ月後に帰ってくるって聞いたから…」

バーテン「ま、まだ一ヶ月経ってねーだろ!」

ワーカー「あと数日じゃねーか。いつ戻ってきてもおかしくねぇ!」

老人「そうじゃそうじゃ。昨日も一昨日も心待ちにしておったんじゃぞ?」

バーテン「おっ、俺に言われてもだな…っ」

ワーカー「マスターが一ヵ月後って言ったんだろ!」

バーテン「だから、まだ一ヶ月経ってないって!!」

マジシャン「…ありゃあダメだな。このまま南に向かおう」


914 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:46:23.95 ID:TsnfDCwo
魔道士「いいんですか…?」

マジシャン「ほっとこ。巻き込まれると厄介だ」

魔道士「……そうですかぁ」

マジシャン「さて、行きましょう行きましょう」

テクテクテク

魔道士「バーテンさん…ごめんなさいっ!!」

タッタッタッタッタ

マジシャン「んじゃ、まずは港街まで船で渡って一泊。次の日に遺跡経由で南東国だ」

魔道士「はいっ」

マジシャン「んで、南東国で戦士と特殊遊撃の連中を探し当てる…と」

魔道士「バッチリですね!ふふっ」

マジシャン「そう…?ハッハ!んじゃ、船の手配といきますか。」

魔道士「はいっ!えへへっ!!」

二人はバーテンの店を横目に、船着場へそそくさと移動した。


916 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/30(金) 18:56:37.82 ID:TsnfDCwo
〜東方、都〜

盗賊「…………」

トボトボトボ

盗賊(…どうしよう…マズイ事になった…っ)

盗賊はがっくりとうな垂れ、都の脇道を一人、歩く。

盗賊「まさか…船に乗れないなんて…」

それはつい先程の出来事である。

盗賊『……あの…船を』

店員『はい身分証を…はい、お預かりいたしますね』

盗賊『……』

店員『あら…?入国の履歴がありませんね…?』

盗賊『……!?』

店員『……国軍付のワーカーの方ですので、深くは問いませんが……』

盗賊『あ、あの…っ』

店員『これでは…不当入国の扱いとなってしまいますよ…?』


928 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 01:01:18.83 ID:WI8rQnQo


盗賊「…はぁ」

テクテクテク…

盗賊「…やっぱり…ここしかないかな」

〜東方、都の城〜

門番壱「……?」

盗賊「…あ、あのぉ」

門番弐「何用でしょうか?」

盗賊「…あの…雷忍は…いますか?」

門番壱「雷忍…?藤蔵の雷忍様か?」

盗賊「…そう」

門番壱「……」

門番弐「……」

二人は顔を見合わせ首を傾げる。

門番壱「ちょっと…待ってて」


929 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 01:02:19.69 ID:WI8rQnQo


テクテクテク…

門番壱「一応…来て頂いたけど……」

雷忍「カカッ!やはり姫でしたかっ!」

門番弐(……姫…?)

盗賊「雷忍…!忙しいのにゴメン!!」

雷忍「いえいえ、それで…如何なされました?」

盗賊「……じ、実は…そのぉ」

事の経緯を雷忍へ話す盗賊。門番二人はそれを不思議そうに見つめる。

雷忍「カカカッ!!成程成程っ!!」

盗賊「どうしよう…っ」

雷忍「…こうなったら…東方に居座るしかありませんな」

盗賊「えぇっ!?そんなの困るよぉ…!」

雷忍「冗談です。……あの方にでも頼んでみますか」

盗賊「……?」


930 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 01:03:34.82 ID:WI8rQnQo
〜名代の屋敷〜

小姓「…少々、お待ち下さいませ」

テクテクテク

雷忍「……」

盗賊「だ、大丈夫かなぁ…?」

雷忍「…まぁ、事情も事情ですし…名代様も把握されております故」

しばらくすると、小姓に連れられた名代が姿を現す。

名代「これはお二方、よくぞお越し下さいました」

雷忍「カカッ、此度は名代様にご相談事が御座いまして…参りました」

名代「……?どうぞ、お上がり下さいませ」

盗賊「……失礼…致します」

名代の案内で二人は屋敷の中へと入り、茶の間へと誘導される。

コトッ

名代「どうぞ…。粗茶ですが……」

盗賊「……いっ、頂きます!」


931 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 01:04:39.43 ID:WI8rQnQo


名代「……成程。それは弱りましたね」

雷忍「何か良い手立てはありませぬか?」

名代「……そうですねぇ」

盗賊「……」

名代「こっそり来たのなら、こっそり帰っては如何でしょうか?」

盗賊「!?」

雷忍「……何か、都合良くありますかな?」

名代「本国へ直接入るのは問題が生じそうです。間接的に入国してみては?」

雷忍「如何にして…?」

名代「南の島の港からは、多数の商船が出ております」

雷忍「…はい」

名代「中には、南東国へ行く船もあるでしょうね……」

盗賊「南東国っ!?」

名代「……ほほぉ、成程っ!流石は名代様。カカカッ!!」


932 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 01:05:58.62 ID:WI8rQnQo


名代「…では、念の為こちらをお持ち下さい」

名代は盗賊へ、直筆の文を手渡す。

盗賊「これは…?」

名代「私の名義で、身元の確かな者だと記載しております」

盗賊「…あ、ありがとうございますっ」

名代「身分相応ながら、立場は陰陽頭ですので…問題はないと思います」

雷忍「かかっ、ご謙遜なされますな。次代の東方を担う御方ではありませんか」

盗賊「…うん」

名代「名実共にそうなれるよう、頑張ります」

雷忍「では、参りましょうか」

盗賊「…うん。本当に…ありがとうございました」

名代「いえいえ、それでは外まで見送らせて頂きましょう」

テクテクテク

盗賊「……?」


934 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 01:54:35.17 ID:WI8rQnQo
巫女「……!?盗賊…様…!?」

盗賊「…お久し振りです」

巫女「お元気そうで何より。戦士様達もお元気ですか?」

盗賊「…多分」

名代「彼女はあれから、私の屋敷で働いて頂いているのです」

盗賊「…そうでしたか」

巫女「ええ。名代様にはお世話になりっぱなしで……」

名代「また今度、皆様方とゆっくりお越し下さい」

盗賊「…是非!」

巫女「お気を付けて」

盗賊は丁寧にお辞儀し、雷忍と共に名代の屋敷を後にした。

雷忍「良かったですね姫。カカカッ」

盗賊「うんっ。ありがとう…雷忍!」

雷忍「カカッ!姫の為ならお安いご用ですよ」

盗賊「ふふ…っ、ありがと」


935 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 02:09:12.94 ID:WI8rQnQo
〜港〜

雷忍「えぇと……この辺りに」

テクテクテク

盗賊「あっ、あの船かな…?」

雷忍「行ってみましょう」

スタスタスタ

盗賊と雷忍は一隻の停泊する商船へ近づき、船員らしき男に声をかける。

雷忍「あのーすみません。ちょっとお話が…」

船員「あん?」



船員「……事情は分かったがよ、流石に俺らもタダで乗せるってわけには…」

ジャラッ

雷忍「…足りますかな?」

船員「……っ!?こ、これ…!こんなに…っ!?」

雷忍はニコリと笑顔で応える。


936 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 02:09:51.59 ID:WI8rQnQo


船員「そろそろ出る…出ますぜー!」

雷忍「では姫、お気を付けて…!」

盗賊「最後の最後までありがと。雷忍…!」

雷忍「おい」

船員「へ、へいっ!」

雷忍「こちらの方に何かあったら…一族命は無いと思え」

船員「ひ、ひいぃ…っ!!」

雷忍「じゃ、よろしくね。カカカッ!」

深く頭を下げる雷忍を残し、商船はゆっくりと港を離れていった。

船員「ア…アンタら何者なんだい…!?どうみてもカタギの目じゃなかったよ…アイツ」

盗賊「…ふふっ。正義の…味方…かな?」

船員「と、とにかくっ!必ず何があっても無事、華国に届けっから!なっ!!」

盗賊「……お、お願いします」

盗賊は苦笑で、船員の悲痛な叫びに答えた。


937 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/31(土) 02:28:19.36 ID:ogc57MAO
>>1乙!
できればでいいんで、藤蔵の忍がそれぞれどんな奴らなのかまとめて欲しい…
火がちょっとお調子者、水と風がしっかり者って事ぐらいしか分からない、というかそれが合ってるのかどうかすら不安


938 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 02:47:21.38 ID:WI8rQnQo
〜南方、東の街〜

召喚士「…すっかり日が暮れてしまいましたね」

青龍先生「うむ…。じゃが、もう街が見えてきたぞい」

青年兵「…?何やら賑やかですね……?」

青龍先生「今日は祭をやっているようじゃのぉ…」

召喚士「祭…ですか?……あっ!もしかして…!!」

青龍先生「とにかく…司令部へ向かうとしよう」

青年兵「はいっ」

〜南方司令部〜

南方参謀「おっかえりなさ〜い!あらぁ、逞しくなっちゃって…!」

召喚士「そんな…変わってないと思いますよ?」

南方参謀「そう?乙女心にはしっかり伝わるものよぉ?」

青年兵「お、乙女…ですか…!?」

青龍先生「それで、手筈は?」

南方参謀「そりゃもう!バッチリよん!」


939 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 02:48:03.40 ID:WI8rQnQo
召喚士「手筈…?手筈って何です?」

南方参謀「あら、青龍先生に聞いてないの?召喚フェスよ」

召喚士「えっ!?」

青龍先生「明日の召喚フェス…。二人とも出場して貰うぞ」

青年兵「召喚フェス…って?」

召喚士「召喚士同士のバトル大会みたいなものかな…?」

青年兵「えぇ!?」

青龍先生「修行の成果…しっかり見せて貰うぞよ?ひょっひょっひょ!」

召喚士「先生…っ、ご存じの上で…全然気付かなかった…!」

青龍先生「すまんのぅ…。騙すつもりはなかったのじゃ」

青年兵「……」

青龍先生「ただ、前もって伝えてしまうと…意識してしまうじゃろ?」

召喚士「まぁ…確かにそうですが……」

南方参謀「全く…。人の悪い爺さんよねぇ。ふふっ」

青年兵「は…はは…っ」


940 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 02:48:53.08 ID:WI8rQnQo
ガチャッ

南方司令「おーっ!!青龍先生に玄武先生!!」

召喚士「朱雀ですっ!!」

南方司令「そうだっけか?すまんすまん!それと…戦士くんだっけか?」

南方参謀「この子は青年兵君っ。司令とは初対面よ!」

青年兵「司令!?こちらの方がもしや…南方司令…っ!?」

南方司令「いかにも!俺が…悪は絶対に許さない!正義の拳を持つ男……南ぽ」

南方弓長「ただいまー」

南方副司令「警備の配置完了…おぉ、先生方!戻ったか」

召喚士「こんばんは」

南方魔道長「…その顔、修行は充実したみてぇだな」

召喚士「ええ!先生のお陰で…!」

南方副司令「流石は青龍先生。老いてなお盛ん、と言ったところか」

青龍先生「世辞を申しても何も出なんぞい?ひょひょっひょ」

南方参謀「さぁさぁ、みんな揃ったところで食事にでも行きましょうかっ!」


941 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/31(土) 03:05:33.63 ID:K/vbJwEo
あれ?巫女って何か伏線残ってたよね確か。

なんにせよ色々繋がってきて良いな。


942 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/31(土) 03:38:24.83 ID:WI8rQnQo
>>937
あまり細かい設定まで考えてないので、ざっとな感じですが…

【藤蔵の五忍】

風忍…木行皆伝者にして、五忍のリーダー格。
    チームワークを重視しており、一匹狼的な雷忍とやや馬が合わない。
    冷静さの中に熱血さも持ち合わせており、御館様からの信任も厚い。
    みんなのツッコミ役。侍女に気があるような素振りがあったりなかったり…。

水忍…水行皆伝者。常に沈着冷静で五忍の中でも参謀格。
    その性格から火忍とはあまり相性が良くない。
    常にクールを装っているが、内に秘めたる闘志は五人でも随一。
    他の者と同様、盗賊が好きなのだが、性格上なかなか表に出せない苦労人。

火忍…火行皆伝者。とにかく熱い男。熱血漢。曲がった事が大嫌い。
    突っ走り過ぎて五忍のなかでは常にチョンボをやらかすが、
    そのぶん功を立てるのも圧倒的。術を除いて力だけなら五忍一と謳われている。
    盗賊が好きすぎて、盗賊の前だとやたらシャイな一面が出る。一番年下。

土忍…土行皆伝者にして、五忍のなかで一番年上。唯一の既婚者。
    無口であまり喋らない為、何を考えているのか良く分からないが、
    他の四人に対しての想いは人一倍強く、常に周りを見渡す洞察力にも優れている。
    その図体からパワーキャラに思われがちだが、術(補助系)もかなりお手の物。

雷忍…金行皆伝者。独特の「カカカッ」という笑い声が特徴。
    他の四人と違い孤児として拾われた過去を持つ為か、関わりを避ける素振りがある。
    そんな負い目もあり、人一倍の努力の成果で藤蔵一の忍術使いと呼ばれるまでに至る。
    今では盗賊より帝寄りとなり、その葛藤にやや苦悩気味…。男色…なのか…?


952 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/31(土) 15:54:44.49 ID:rLsvgQSO
ここで一つ今章の内容を纏めてみよう。

召喚士:未来の国軍幹部候補の青年兵と共に
国軍随一の召喚士青龍先生の下、瞑想、勉強、召喚しまくりの毎日。
その内容と伸び率は、考案者の青龍先生すら舌を巻く程。

戦士:副隊長に裏切られちょっぴり傷心中の、現国軍随一の戦闘力を誇る遊撃部隊の隊長を師事し
愉快な仲間達(その道のエキスパート)と共に、秘密の山篭もり特訓の毎日。
気まぐれな隊長の様々な無理難題と実践訓練の下、着実に実力を上げて行く。
その成果は恐らく、国軍でも指折りの武を持つに違いない。

盗賊:兄様を探して三千里。
物語屈指の危険地帯、古城地下に単独潜入後、ようやく見つけた影忍(ツンデレ)と共に、修業をしながら母国へ密入国。
途中ブッチされるも、北砦にてネクロマンサーと兄様(本体)とのストリーバトル。
怒りの爆熱神指以外は何も出来なかったものの、強さに対して非常に前向きになれるようになる。
その後、東国随一の忍者里にして実家の藤蔵家に保護。
御館様(ツンデレ)の指示の下、五行の頭忍(エリート)と実践組み手の毎日。
その実力は、御館様がデレデレの太鼓判を押して仕舞う程。

まどうし:とりあえず、困った時のバーテンさん頼みで、ウェイトレス業に精を出す。
その後、国軍随一のセクハラ魔法使いのマジシャンと合流し、彼の指導の下
豊かな湖畔にてキャッキャウフフ、たまに魔法を放つ、といったお気楽な毎日。
その内容は、マジシャンが偵察のついでにやる程度。



魔導士ェ…。


960 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/31(土) 21:44:11.18 ID:emlH0EAO
さぁ、いよいよパワーアップしたパーティーが集結するんだな…再び集結した時の第一声も楽しみだが、それと同じくらい
召還フェスティバルが楽しみだわ



次へ 戻る 戻る 携 上へ