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真剣士「英雄の…血…?」
- 291 名前: ◆qqtckwRIh. [sage]
投稿日:2013/11/19(火) 21:00:36 ID:0J84UAR2
皆さま有難うございます、第二幕、投下致します。
- 292 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:02:39 ID:0J84UAR2
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――――【 西方の街道 】
トコトコ…
大魔道「…」
真剣士「…」
師匠「…」
黒髪乙女「…」
真剣士「大魔道」
大魔道「はい」
真剣士「もう数時間も歩いてるんだが…その、巨人族の里にはどれくらいで着くんだよ」
大魔道「早くて4日です。馬車だと2日もかからないんですけどね」
真剣士「4日…どのくらいのペースで歩いてだ?」
- 293 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:03:20 ID:0J84UAR2
大魔道「朝から夕方まで歩いて、ですね」
真剣士「道中はどうすんだ?野宿か?」
大魔道「隠れ里は巨人族だけではないのですよ。途中途中で村はあります」
真剣士「…そうか」
大魔道「ただ、"操り人形"がいなければですが」
真剣士「操り人形?」
大魔道「幻王の幻惑に惑わされた戦士達です」
真剣士「なるほどな…強いのか?」
大魔道「魔界の戦士ですよ。魔法も使えば、戦いが当たり前の世界ですので」
真剣士「…」
- 294 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:03:51 ID:0J84UAR2
黒髪乙女「今の真剣士で戦えるの?」
大魔道「少なくとも、その辺の敵には負けない…とは思いますよ」
師匠「そうですね、実力の伸びが凄いので」
真剣士「つってもよ、俺はまともな戦いなんかした事ないぞ?」
大魔道「だからこそ、模造刀ではなく本物の"剣"を握らせたんですよ」
真剣士「…なるほど」
大魔道「模造刀では、やはり本質が違いますからね。いざというとき動けません」
真剣士「…人、斬ることになるのか」
大魔道「人ではないです。操り人形、です」
師匠「…」
黒髪乙女「何で、操り人形なの?幻惑魔法にかかってるだけでしょ?」
大魔道「…幻王の名は伊達ではありません。僕をもってしても、その魔法を解除できるかどうか」
師匠「大魔道さん!」
- 295 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:04:22 ID:0J84UAR2
大魔道「!」
師匠「それは…言ってはならない言葉ですよ」
大魔道「…すいません」
師匠「いえ…」
真剣士「まぁ…。俺は死にたくないし、死なないように頑張るだけだ」
大魔道「…」
真剣士「道中暇だな。何か面白い話とかないのかよ」
大魔道「…そうですね、また昔話でもいいですか?」
真剣士「いいよ」
黒髪乙女「うんっ!」
師匠「じゃあ、聞きたい話があるのですが」
大魔道「何でしょうか?」
- 296 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:04:57 ID:0J84UAR2
師匠「歴史の話です」
大魔道「いいですよ。では、英雄剣士のお話を」
真剣士「英雄剣士…俺の祖先にあたる人ってやつか?」
大魔道「えぇ。英雄の歴史の最初はお話しましたよね」
真剣士「何だっけ、魔王を倒した最初のメンバーが初代英雄だっけか」
大魔道「そうです。貴方はその中でも最強と謳われた、英雄剣士の子孫にあたるわけです」
真剣士「…遠すぎてわからねーよ」
大魔道「長い歴史の中で、最も実力の高い人物としても名がよくあがりますよ」
真剣士「へぇ」
大魔道「初代、2代目、3代目、そこまでは歴史に大きく関ってきます」
真剣士「3代目…そこからは?」
- 297 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:05:31 ID:0J84UAR2
大魔道「4代目以降は、表舞台にはあまり出なかった為、そこまで有名ではないんですよ」
真剣士「ふーん…」
大魔道「表舞台の英雄の歴史が再び始まるのは3代目から約700年後。人類におけるレジスタンス時代です」
真剣士「レジスタンス…」
大魔道「王政が確立し、あまりにも酷い生活を人類が送ることになるんです」
真剣士「そんな時代があったのか…」
師匠「それは有名ですね。2代目に瓜二つの剣士が現れ、レジスタンス達と共にそれを崩壊させたんですよね」
真剣士「不思議な話だな」
大魔道「その後、魔界と人間界のトップはお互いに干渉し合う事をやめました」
真剣士「何でだよ」
大魔道「問題が多すぎるからです」
真剣士「…問題?」
- 298 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:06:06 ID:0J84UAR2
大魔道「一旦は共存し平和になりましたが、魔獣たちが暴れ…人間界に被害をもたらすようになったんですよ」
真剣士「…」
大魔道「前に食べた、カルキノスの鍋。あれは大蟹ですからね、ああいうのが繁殖したらどうします?」
真剣士「食うつもりが、食われるな」
大魔道「そういうことです」
真剣士「で、その後は?」
大魔道「そこからは前に言った通り、魔物のいなくなった世は戦いが廃れ、錬金術がどんどん発展しました」
真剣士「そして、魔法が忘れられた…と」
大魔道「そうです」
真剣士「何ともいえねえ話だ」
大魔道「…」
- 299 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:06:36 ID:0J84UAR2
黒髪乙女「ねえねえ」
大魔道「はい」
黒髪乙女「さっき言ってたけど、初代英雄剣士が一番強い戦士なの?」
大魔道「…難しい話ですね」
真剣士「一番強いってわけじゃないのか?」
大魔道「どうでしょうね。話題としてよく持ち出されますけど、自分は2代目のほうが強い気がします」
真剣士「2代目…ねえ」
大魔道「青年剣士。彼は死を体験し、竜の血を手に入れ、初代のような強固な体力を持ち合わせていました」
真剣士「…竜の血?」
大魔道「死と隣り合わせの冒険を繰り返し、公式記録の人類としては初めて魔界へ訪れた方です」
真剣士「…すげえな」
大魔道「そして、竜族の王と懇意になりました」
- 300 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:07:25 ID:0J84UAR2
真剣士「それで、竜の血を?」
大魔道「竜族の王女から血を分けて貰い、竜の力を手に入れたのです」
真剣士「へぇ〜」
大魔道「…そして、彼の髪の毛は"赤く"染まりました。竜のように…ね」
真剣士「…!」
大魔道「…」
真剣士(俺もたまに赤毛が生えていることがあると思ってたけど…)
大魔道「…さて、もう少しで最初の村が見えてきますよ」
師匠「敵、いなければいいんですけどね」
大魔道「あの村は住民も少ないですし、もしかしたら廃村になっているかもしれません」
師匠「…そうした場合は、無断になりますが宿とさせていただきましょう」
- 301 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:07:55 ID:0J84UAR2
大魔道「ですね。一応、武器の準備はしておきますか」スッ
師匠「そのほうがいいでしょう」スチャッ
黒髪乙女「…」スッ
真剣士(…どうなることやら)
- 302 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:08:34 ID:0J84UAR2
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- 303 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:09:28 ID:0J84UAR2
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――――【 西側の村 】
…ヒュウウ…カサカサ…
真剣士「…気配が何もないな」
大魔道「やはり廃村になっていましたか…」
師匠「私は村の奥のほうを確認してきます」
真剣士「えっ、大丈夫なんですか?」
師匠「言ったでしょう、私は傭兵ですよ」ニコッ
大魔道「彼女はこの程度以上の修羅場を抜けてきましたからね」
真剣士「そ、そっか」
- 304 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:11:05 ID:0J84UAR2
師匠「では、また後で合流しましょう」
タッタッタッタッタ…
大魔道「行きましたか…さて、僕たちは宿代わりになる場所を探す事にしますか」
真剣士「おう」
黒髪乙女「…誰もいない村って怖いね」
ヒュウウウ……
- 305 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:11:57 ID:0J84UAR2
大魔道「そこにあった生活の痕跡がそのままありますからね。まるで今も住んでいるように」
黒髪乙女「私はこういうの苦手だな…」
真剣士「お化け屋敷じゃないんだから」
黒髪乙女「で、でも何か出そうじゃん!」
大魔道「お化け、ですか。面白い事を言いますね」
真剣士「魔界じゃお化けなんてもの、存在すらないだろ?」
大魔道「"完全に消失"した場合、死者の魂の考えはありますけど、人間界でいう洋風な考えですね」
真剣士「魂の考えはあるのか」
大魔道「魂というか、そのものですけどね」
真剣士「…ふむ?」
- 306 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:13:02 ID:0J84UAR2
大魔道「まぁそれは置いといて。例えば…一人の人間が発狂し、やがて村人全員を殺した。そして自分は自殺した」
真剣士「?」
大魔道「それが幽霊村の異名となった…何て話、珍しくはありませんよね」
黒髪乙女「」ガタガタガタ
真剣士「まぁ、よくある話だな」
大魔道「お化けよりも、生きている人、"動くモノ"のほうがよっぽど怖いですからね」
真剣士「それは思う」
大魔道「ですから…もし、この村で住んでいた魔物たちが操り人形に殺された跡だとしたら…」
- 307 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:13:58 ID:0J84UAR2
…ガキィィンッ!!!ドォンッ!!!
大魔道「!」
真剣士「!」
黒髪乙女「」
真剣士「…今の音は!?」
大魔道「姉剣士さんのほうです、行ってみましょう!」ダッ
真剣士「あ、待てよ!」ダッ
黒髪乙女「」
- 308 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:14:40 ID:0J84UAR2
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師匠「やあっ!」ブンッ
…ズシャァッ!!!
大魔道「姉剣士さん!」スタッ
真剣士「師匠!」
黒髪乙女「あ、姉剣士さんっ!」
師匠「皆さん…やはり、この村は既に落とされた村でした」チャキン
大魔道「…レイス、ですか」
師匠「レイス、スペクターの部類です。幸い数は多くありませんでしたから」
- 309 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:15:52 ID:0J84UAR2
黒髪乙女「れ、レイス?」
大魔道「先ほど言った通り、殺された魔物は一度"レイス"や"スペクター"となるんです」
黒髪乙女「な、なんでしょうかそれ…」
大魔道「そちら側で言う、"幽霊"や"お化け"ですよ」ニッコリ
黒髪乙女「」
師匠「一応見える限りの対処はしましたし、あとは大丈夫でしょう」
真剣士「すげー…幽霊って斬れるのかよ」
大魔道「本当は、僧侶なんかが光魔法で気持ちよく成仏させるほうがいいのでしょうが…」
師匠「操り人形に殺された者たちはレイスになっても幻惑魔法にかけられたまま…そんな余裕はありません…」
真剣士「し…死後もか…」
大魔道「意識がなくとも、幻惑で動き続ける。死者の冒涜ですね…本当に」
真剣士「…」
- 310 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:16:57 ID:0J84UAR2
大魔道「…さて、落ち着いたようですし宿を探しますか」
師匠「家を借りましょう。火も使いたいですし、出来るだけ村の中央にしますか」
大魔道「ですね」
黒髪乙女「何でですか?」
師匠「この村を落とした連中が近くにいないとは限りませんし、気配はないですが一応です」
黒髪乙女「なるほど…」
大魔道「それじゃ、行きましょうか」
- 311 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:17:46 ID:0J84UAR2
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――――【 付近の一軒家 】
パチパチ…ジュウジュウ…
黒髪乙女「〜♪」
師匠「そうです、そうやって周りからゆっくりと焼き色を付けてください」
黒髪乙女「はいっ」
師匠「うまいですよ〜」
黒髪乙女「♪」
真剣士「女性陣はお料理か」
大魔道「食料もたっぷり買ってきましたからね。食べ物に不自由はしませんよ」
真剣士「万が一なくなったら?」
大魔道「その時は道中でも、狩りをすれば新鮮なものが手に入りますし」
真剣士「…サバイバルだな」
- 312 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:18:58 ID:0J84UAR2
大魔道「ですね。そういえば…サバイバルをした歴史の中でも有名な方がいましたねえ」
真剣士「ほう?」
大魔道「村を救い、死にいく島から生還し、天なる塔を昇り、軍のために忠誠を尽くした騎士がいましたよ」
真剣士「騎士か…さぞかし立派な人だったんだろうな」
大魔道「どうでしょうね、少しドジな女性と一緒だったっていう話も聞きましたが」
真剣士「…ははっ」
大魔道「ふむ…少し話し込むうちに、外も暗くなってきましたね」
真剣士「日暮れ、早いな」
大魔道「…光魔法っ」ポウッ
…パァァッ
真剣士「うおっ…明るっ!」
大魔道「光の精霊を使った明かりです。呼び出しだけの魔力で済むので楽なんですよ」
- 313 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:19:30 ID:0J84UAR2
真剣士「便利なもんだ」
大魔道「ですね」
真剣士「…思ったんだが、魔界ってどういう場所なんだ?」
大魔道「?」
真剣士「人間界の太陽や月の存在はわかるが、こっちも一緒だし…」
大魔道「あぁ、なぜ同じように日が回っているか、ですね」
真剣士「そうそう」
大魔道「どちらも"次元が異なる"場所ですからね」
真剣士「次元?」
大魔道「どこか、違う星、そこには自分と同じ生き物が住んでいる…そういう話を聞いたことがありますよね」
真剣士「まぁ」
- 314 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:20:09 ID:0J84UAR2
大魔道「その論と同じで、同じ星ですが"違う世界"…難しいですかね」
真剣士「もっと簡単に」
大魔道「…えーと」キョロキョロ
スタッ…トコトコ…
大魔道「この壁、ありますよね。こちら側が人間界、向こう側が魔界です」
真剣士「ふむ」
大魔道「で、星はこの家全体になります。こういえばわかりますか?」
真剣士「あ〜…うん、なんとなく」
大魔道「そして、この壁を隔てるドア。これが魔界と人間界の出入り口になりますね」
- 315 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:20:59 ID:0J84UAR2
真剣士「そのドアが開きっぱなしだったのが昔だってことか?」
大魔道「そうです。それを閉めて鍵をかけた事で、お互い独自の技術発展がされたんですね」
真剣士「…分かりやすいな」
大魔道「だが、幻王はこの"壁"を全て壊すつもり…そういうことなのです」
真剣士(ん…?ってことは、家全体を星とするなら…人間界、魔界…他の部屋は…?)
カチャカチャ…
黒髪乙女「ほらほら、何を難しい話をしてるのっ」
真剣士「お、ご飯できたのか?」
黒髪乙女「うん。姉剣士さんに教えてもらっただけだけど、私が作ったんだからね!」
- 316 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:21:37 ID:0J84UAR2
ジュウウ…
真剣士「へいへい…うおっ、うまそ!」
黒髪乙女「ハイートのステーキ…だったかな?」
師匠「そうです。クセがなくて美味しいですよ」
真剣士「ハイート?よくわからんが、うまいんだろうな…」ジュルリ
大魔道「それじゃ、熱いうちに頂きましょうか」
真剣士「うむ」
黒髪乙女「それじゃ…」
全員「頂きます」ペコッ
- 317 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:22:15 ID:0J84UAR2
カチャッ…モグモグ…
真剣士「う、旨いな…」
黒髪乙女「どっちかというと牛肉っぽいね」ムグムグ
真剣士「脂身もちょうど良くて、食べやすい」
師匠「相変わらずの美味しさです」
大魔道「ですね」
真剣士「食べたらどうするんだ?」
大魔道「村の探索もする必要もないですし、今日は寝ましょう」
真剣士「早くないか?」
- 318 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:22:45 ID:0J84UAR2
大魔道「体力は回復できるときに回復。これが戦いの鉄則です」
真剣士「…そうか」
大魔道「明日は早くから出発しますので、宜しくお願いします」
黒髪乙女「あ…私の枕忘れてきちゃった…」
師匠「ご心配なく、持ってきましたよ」スッ
黒髪乙女「本当ですかっ!助かります!」
真剣士「…」モグモグ
黒髪乙女「…何よ真剣士、その目は」
真剣士「え?」
- 319 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:24:04 ID:0J84UAR2
黒髪乙女「未だに枕離れが出来てないな〜、子供だな〜、っていう、目ぇー!」
真剣士「…バレた?」
黒髪乙女「仕方ないでしょ、私みたいな人は沢山いるんだからっ!」
真剣士「はは、分かってるよ」モグモグ
黒髪乙女「む〜…」
大魔道「はは」
師匠「快眠する条件、体調を整えられる条件は個人によって違いますからね。気にせずに」
黒髪乙女「で、ですよねっ!」
真剣士「…いいから落ち着いて食べとけ!」
- 320 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:24:51 ID:0J84UAR2
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- 321 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/19(火) 21:25:23 ID:0J84UAR2
本日はここまでです。ありがとうございました。
- 322 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/11/19(火) 21:36:11 ID:MSxqf7g.
竜騎士…次は塔に登るのか?
- 323 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/20(水) 01:01:00 ID:.hRQ9Jn2
竜騎士出てくると思わなんだ
アッチも構想進んでるようで期待して待ってます
塔ってあの塔か!?
- 324 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/20(水) 01:12:19 ID:1WVL3uNE
乙
雄々しくそそり立つ
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