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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その7
483 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/19(土) 22:16:10.91 ID:kJI0eUAO
こうして、彼らにとっての長い一日が、終わろうとしていた…。

〜関より北後方〜

ザッザッザ…

使い魔「…ガーゴイルからの報告です」

一人の男が腰掛け、本を読んでいる。

使い魔「スケル隊、リザード隊、ゴルリン隊…壊滅です」

パラッ…

使い魔「ドラゴン3匹、ゴブリン、リザードマン、スケルトン…計800匹近くの損害」

パラパラッ…

使い魔「関に対する損害はほぼなし…との事…」

魔剣士「…退くぞ」

使い魔「…宜しいので?」

魔剣士「落とせとは言われておらん。試したまでだ」

使い魔「…御意に」

魔剣士「……簡単にはいかぬ…か」

魔剣士は本を閉じ、使い魔に退却を命じる。

魔物達が退却を始めると、マントなびかせ、その場を立ち去った。

そして、北関は平穏の朝を迎えた…。


484 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/19(土) 22:18:38.27 ID:kJI0eUAO
とりあえず突っ走りました。早いけどここまでにて…
明日には第八部完!出来そうです

ちょっとフラグ多くてゴチャゴチャですね…すいません


486 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/19(土) 22:27:31.98 ID:kJI0eUAO
〜オマケ〜

盗賊「……」

魔法剣士「……」

盗賊「……」

魔法剣士「……」

盗賊「……」

魔法剣士「……」

〜オマケ2〜

白虎長「青年兵く〜ん♪」

青年「先生っ!?だいぶ酔ってます…?」

白虎長「センセイだなんて…。名前でいいのよぉ?」

青年兵「ちょちょっ!誰か…っ」

白虎長「それとも…元教え子に手を出す禁断プレイがお・好・き・?」

青年兵「たっ…助け…って!」

白虎長「ほぉら…」

チラッ

青年「!!!!!」

バターン!!

白虎長「あらあら…」


では!おやすみなさい!ノシ


487 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/19(土) 22:29:19.33 ID:kJI0eUAO
忘れてた!
皆様、本日もご支援まことにありがとうございました!ノシ


494 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/19(土) 22:51:58.78 ID:r1l34cgo
魔剣士を魔法剣士と見間違えて本気で焦ったww


499 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/20(日) 00:59:43.80 ID:ZiSP0UUo
オツカレッす。

功績
ランク1位 天才
ランク2位 ??
ランク3位 ??
ランク4位 魔法剣士

1、4位がソロだから2、3位もソロってとこか。
2、3位の職種に期待だな!


509 :パー速民がお送りします [] :2009/12/20(日) 03:36:00.57 ID:UC8MDzgo
>>499
別に一人とは限らないんだぜ
師匠とマジシャンが組んだように2人組かもしれないし


514 :パー速民がお送りします [] :2009/12/20(日) 08:25:23.65 ID:vkIFeMSO
そうだ青年兵は白虎隊だったな…
青年兵って名前で青龍隊と思い込んでたwwwwwwwwwwww俺バカスwwwwwwwwwwww

今白虎と朱雀持ってんだっけ?忘れてきた


515 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/20(日) 08:50:24.33 ID:blCCtNoo
おはようございます!凄い伸びてた!支援感謝です!ノシ
キャラ増えて名前もややこしくなってきちゃいましたね…

>>499
同じく楽しみです!

>>514
青年兵は青龍隊で合ってますよ〜
召喚士が持ってるのは基本精霊を除くと…
コカトリス(朱雀)、ユニコーン、スフィンクス(白虎)です。少な…


526 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 15:11:55.91 ID:blCCtNoo
〜次の日〜

チュンチュンッ…チチチッ…

召喚士「……」

ザッザッザ…

戦士「……おう」

召喚士「おはよう…」

戦士「……」

召喚士「こんなに…静かだったんだね…」

戦士「…ああ」

鳥の囀りと、風の音が二人を包む。

〜本部〜

参謀「森の完全鎮火、及び…」

ザッザッザ

北方司令「そうだ、ああ。頼むぞ」

本部内では、せわしなく声が飛び交っている。


527 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 15:13:01.90 ID:blCCtNoo
召喚士「皆…忙しそうだね」

戦士「国軍にゃ戦後処理が残ってるからな…」

テクテク…

青龍先生「…来たか」

召喚士「はい…」

青龍先生「ここじゃ慌ただしいの…外へ出るか」

召喚士「…はい」

戦士「…」

ザッザッザ…

〜関外〜

青龍先生「さて…」

召喚士「……」

青龍先生「朱雀先生を背負う覚悟は出来たかの?」

召喚士「……はい」

青龍先生「そうか…。意外と早かったの」


528 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 15:15:27.94 ID:blCCtNoo
召喚士「自分の為ではなく…人の為に…」

青龍先生「……」

召喚士「名乗らせて…頂きます」

青龍先生「……それで良い」

召喚士「はい」

青龍先生「自分自身で納得ができたら…堂々と名乗るが良いわい」

召喚士「…はい」

青龍先生「自分の為には…の。ひょっひょ」

召喚士「そうさせて頂きます…」

青龍先生「さて…本題じゃ」

召喚士「……」

青龍先生「聞いておるよ。お主の属性について」

召喚士「あ…はい」

青龍先生「正直に言うと…分からん」

召喚士「そう…ですか…」


529 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 16:49:12.97 ID:blCCtNoo
青龍先生「ワシも数多の召喚士を見てきたが…」

青龍先生は近くの岩に腰掛ける。

青龍先生「全属性を召喚出来る者なぞ、初めてじゃ」

召喚士「……あの」

青龍先生「…?」

召喚士「四属性の…その先にあるもの…」

青龍先生「…そこまで辿り着いておったか…」

召喚士「師匠から聞きました…。四属性の合体…とは?」

青龍先生「全ての属性が揃いし時…」

召喚士「……」

青龍先生「五行への道が開かれる…」

召喚士「…五行への…道…?」

青龍先生「ま、今は知る必要はないよ。ひょっひょ」

召喚士「……教えて下さい」

青龍先生「……うーむ」


530 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/20(日) 16:57:13.60 ID:5X5qvASO
召喚士「四神ノ力集イテ 是ナル驕レシ者 黄泉国ヘト誘ワン…。」


531 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 17:05:39.74 ID:blCCtNoo
召喚士「……」

青龍先生「…ヒントをやろう」

召喚士「…?」

青龍先生「全ての属性を同魔力で放つ…」

召喚士「……合体…魔法!!」

青龍先生「…察しが良いの」

召喚士「まさか……召喚術にも…!?」

青龍先生「召喚術も、五行だという事じゃ…ひょっひょっ!」

召喚士「…本当に…そんな事が…っ!?」

青龍先生「不可能ではないが、不可能に近い」

召喚士「ですよね…四人が同魔力で召喚を…」

青龍先生「ワシらはそれが出来たんじゃよ」

召喚士「……!!」

青龍先生「だからこそ、五行への道が開けた」

召喚士「…なるほど」


532 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 17:09:02.99 ID:blCCtNoo
青龍先生「なぜお主が全属性を使えるのかは知らぬが…」

召喚士「…」

青龍先生「お主が貴重だと言う事は…分かるな?」

召喚士「…はい」

青龍先生「一人なら同魔力など容易い事」

召喚士「一人でも…五行への道が…開ける…!」

青龍先生「ただし…、試すのはやめておけ」

召喚士「!?」

青龍先生「普通は四人の召喚士で行うものじゃ…」

召喚士「…ええ」

青龍先生「ましてや、莫大な魔力を使う」

召喚士「……」

青龍先生「確実に死ぬよ」

召喚士「……」

青龍先生「ま、焦りなさんな…ひょっひょ」

召喚士「…はい」


533 :パー速民がお送りします [] :2009/12/20(日) 17:15:38.00 ID:UC8MDzgo
フィンガーフレアボムズてきなあれか…


534 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 17:17:25.41 ID:blCCtNoo
青龍先生「まずは魔力と召喚獣を増やしなさい」

召喚士「…はい。ごもっともです」

青龍先生「今後も度を続けるんじゃろ…?」

召喚士「そのつもりです」

青龍先生「臨機応変に使い分ける事が出来る…」

召喚士「…?」

青龍先生「そのくらいまで、数を増やした方が何かと便利じゃ」

召喚士「なるほど…分かりました」

青龍先生「五行は逃げる事はない。ゆっくり進んで行きなさい」

召喚士「はいっ!ありがとうございます」

青龍先生「何か知りたければ、いつでも訪ねよ。本国におるわい」

召喚士「はい、助かります!」

青龍先生「決して無茶はするなよ?無事を祈っておるぞ」

召喚士「はい。青龍先生も…!」

青龍先生「ではの…。朱雀先生」


535 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 17:22:30.80 ID:blCCtNoo
テクテクテク

正面に戦士があくびをして待っている。

戦士「おう、終わったか?」

召喚士「うん…お待たせ」

戦士「……どうだった?」

召喚士「…まぁ、正直さっぱりだね…ははっ」

戦士「…そっか」

召喚士「なんとなく理解出来た事もあるけど…」

戦士「…?」

召喚士「青龍先生は…まだ何か隠している…」

戦士「……部外者だからか?」

召喚士「いや、そういう事ではないと思うよ」

戦士「…?」

召喚士「多分、俺じゃまだ……早いんだ」

戦士「……強くなろうぜ」

召喚士「……ああ」


536 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/20(日) 17:34:21.91 ID:c4r1tcAO
五行がまだまだ先なら
物語もまだまだ続くな!!


537 :パー速民がお送りします [] :2009/12/20(日) 17:34:53.76 ID:UC8MDzgo
俺たちの戦いはこれからだ!


538 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 17:56:06.31 ID:blCCtNoo


参謀「報酬は後日、ワークショップにてお受け取り下さい」

召喚士「…あ、ありがとうございます」

北方司令「こちらこそ。まことに感謝致すぞ!」

盗賊「……いえ」

魔道士「では、お世話になりました!」

召喚士「失礼します…!」

〜裏門〜

戦士「さて、この関ともおさらばだな…」

タッタッタ…

召喚士「青年兵くん…っ!」

青年兵「召喚士さん…また、近いうちに!」

召喚士「うん!」

二人は互いに手を差し伸べ、固く握手を交わす。

青年兵「それではっ!!」

召喚士「青年兵くんも頑張って!!」


539 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 18:03:10.15 ID:blCCtNoo
〜本国〜

カツカツカツ…バンッ!!

騎士団長「……」

大軍師「おや…?どうしました?」

騎士団長「北関が防衛に成功致しました」

大軍師「……そのようですね」

騎士団長「…なぜ本隊を途中でお止めになられた!?」

大軍師「ん?……私の指示ではありませんよ?」

騎士団長「ならばっ!一体誰が…!?」

カツカツカツ…

副司令「軍師殿…本当にお主の指示ではないのだな?」

大軍師「……無論。止める理由がありませぬ」

騎士団長「……むぅ」

副司令「防衛したから良かったものの…もし陥落しておったら…」

大軍師「…本隊への命令。一体誰が…?」

総司令官「……ん、困ったねぇ」


541 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 19:40:26.55 ID:blCCtNoo
〜北の町〜

召喚士「今まで…色んな戦いを経験してきたけど…」

盗賊「……」

召喚士「今回ほど…力不足を感じた事はなかったよ…」

戦士「……同感だ」

魔道士「はい……」

戦士「上位ワーカーの戦いにぶり見て…圧倒されたよ」

召喚士「青龍先生や…白虎長…」

魔道士「マジシャンさんも…」

盗賊「……ああ」

召喚士「あの人達は別格だとしても…」

戦士「少しでも…近づきたいな」

魔道士「はい……っ!」

盗賊「…もっと…強く!」

召喚士「これからの…目標が見えましたね…!」


549 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 21:10:13.36 ID:blCCtNoo
戦士「それで…どうする?」

魔道士「私……」

盗賊「…?」

魔道士「故郷へ…帰ろうと思います」

召喚士「…!?」

戦士「…そうか」

召喚士「一人で…行きますか…?」

魔道士「……いえ」

盗賊「……いいのか?」

魔道士「皆さんだって…きちんと話してくれたんです」

戦士「……」

魔道士「それに…皆さんにも、知っていて欲しいし…」

盗賊「…分かった」

召喚士「戦士は…?」

戦士「構わんぜ。ただ……」

盗賊「…?」


550 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 21:14:05.35 ID:blCCtNoo
戦士「その後で構わん…。立ち寄って貰えないか?」

魔道士「…えっ?」

召喚士「……?」

戦士「…鍛冶屋だ」

召喚士「あぁ、東方で情報を……」

盗賊「……気になっていたのだが」

魔道士「…?」

盗賊「…知っているのではないか?」

戦士「……まぁな」

召喚士「……あ…っ!!」

魔道士「…?」

召喚士「…もしや、前に言ってた…!?」

戦士「…ああ。前に世話んなってた…鍛冶屋だ」

魔道士「そ、そうだったんですかぁ…」

戦士「……」


553 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 21:25:53.89 ID:blCCtNoo
召喚士「何か…行きたくない理由でも…?」

戦士「…いや、そうじゃねぇけど」

盗賊「……」

戦士「あと、ちょっと変わった鍛冶屋でな…」

魔道士「変わった…ですか?」

戦士「まぁ…行きゃ分かるさ」

召喚士「分かった。盗賊さんは…?」

魔道士「行きたい所あります?」

盗賊「…大丈夫だ」

戦士「行き先は決まったな」

召喚士「うん。まずは魔道士の故郷の街へ…」

魔道士「はい」

戦士「ここからだと…」

召喚士「船で大陸の港町まで行くのが良いと思う」

戦士「…だな!」


554 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 21:33:48.88 ID:blCCtNoo
盗賊「…その後は」

召喚士「鍛冶屋だね…えぇと、場所は…」

戦士「北西の山あいだ」

召喚士「道沿いに行けるね」

魔道士「それで決定ですかね…?」

召喚士「はい。大丈夫でしょう」

召喚士は地図を畳み、荷袋へしまう。

戦士「んじゃ、今日はゆっくり休んで…」

魔道士「明日から、心機一転頑張りましょう!!」

盗賊「…うむ!」

召喚士「もっともっと…強くなる為に…!」

戦士「おうっ!!」

魔道士「エヘヘ!」

盗賊「…ふふっ!」

召喚士「ははっ…あはは!!」


555 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/20(日) 21:46:40.35 ID:4V3gWQAO
>>553
魔道士ちゃんを呼び捨てにするたあ良い度胸してんじゃねえか


556 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/20(日) 21:52:09.34 ID:blCCtNoo
>>555
召喚士「す、すいません!出来心です…っ!!」


557 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/20(日) 22:00:00.86 ID:blCCtNoo
魔道士「あ…明日、盗賊団さんの所にも寄りましょうか!」

召喚士「そうですね…。お礼も兼ねて…」

戦士「……そうだなぁ」

魔道士「あと……」

召喚士「…?」

魔道士「盗賊さんのブラジャーも買わないとっ!」

盗賊「!?」

召喚士「…あははっ!」

盗賊「わっ、私は…別に…っ!」

魔道士「ダメですってば!…エヘヘッ!!」

盗賊「…うぅ」

召喚士「さぁ、今日はゆっくり休みましょう!」

戦士「おうっ!」

魔道士「はい!では…行きましょう、盗賊さんっ!」

盗賊「……はい」


562 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/20(日) 23:24:41.60 ID:blCCtNoo
色々と考えたのですが、余計な事は付け足さず、
このまま第八部完、とさせて頂きますです
八部は減ってきたフラグ増やしと多人数戦実験的なカンジで、
ゴチャゴチャしちゃいましたね。すいませんです

明日からは第九部、魔道士故郷〜鍛冶屋編に入りたいと思います
本日もご支援、まことにありがとうございました!ノシ


576 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/21(月) 14:42:03.66 ID:uFzq1wAO
変わった鍛冶屋
ロン・ベルクか…


577 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/21(月) 16:19:30.77 ID:PLfae5wo
ひー遅くなりました…

>>576
なんだっけ?と思ってググったら…
最近このお話、似てる気がしてきた…
全然オリジナリティねぇ…orz↓続き



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