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少女が旅をするお話です
67 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 22:44:24.71 ID:tK/hMvwS0
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竜「おおーい・・・蠍さああん・・・おおおーい・・・!」

蠍「・・・んん〜??」

竜「あっ!蠍さん!!探しましたよっ!!」

蠍「おっ。竜じゃねーか。久しぶりだな」

竜「蠍さん!女の子に僕の居場所教えましたっ!?」

蠍「あ!おぉ!!忘れてた!!お前のトコにちゃんと着いたかっ!?あのコ!」

竜「・・・着いたも何もないですよ・・・もう・・・勝手なことして・・・」

蠍「あっはっは!・・・・・・びっくりしただろう!?」

竜「びっくりどころの騒ぎじゃありませんよ・・・」


68 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 22:46:06.97 ID:tK/hMvwS0
蠍「ちょ!それよりこれ見て!これ!!・・・ほらっ!・・・・・・どう??ww」

竜「・・・??・・・・・・はい????」

蠍「だから!!これだよっ!こ・れ!!ww」

竜「あ・・・はい・・・」

蠍「どうよ!?ww」

竜「え・・・どうって・・・何がです・・・?」

蠍「!!!かぁぁぁぁっ!・・・ダメだっ!やっぱりダメだお前はっ!このカッコよさがわからんとはっ!!」

竜「え・・・?・・・カッコよさって・・・いつもの蠍さんじゃないですか・・・」


71 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 22:52:16.88 ID:tK/hMvwS0
蠍「ばかやろう!・・・この・・・こう・・・このハサミの角度とか!・・・ほれっ!」

竜「あ・・・はい・・・いつもと変わりませんね・・・」

蠍「・・・・・・・・・・・」

竜「・・・・・・・・・・・」

蠍「・・・・・・ダメだ・・・お前に任せるんじゃなかった・・・」

竜「はい?」

蠍「あの女の子だよっ!まったく!・・・ワシが連れて行ってやれば良かったんだ!不死鳥の所まで!!」

竜「・・・え・・・だって蠍さん・・・砂漠でしか生きられないじゃないですか・・・」


73 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 22:54:12.12 ID:tK/hMvwS0
蠍「それでもだよっ!!行けるとこまでこのハサミで連れて行ってやれば良かったんだっ!!お前に任せずに!!」

 「大体、こんな所で何をしてるんだ!あの女の子に会ったんなら連れて行ってやれば良かったじゃないか!!」

竜「・・・だ・・・だってあのコが・・・」

蠍「何をしとるんだお前はっ!!空だって飛べるくせにっ!!道を教えただけか!!」

竜「そっ!そんな事ないですよっ!!僕だって心配だから蠍さんに話を聞きにきたんじゃないですかっ!!」

蠍「アホかお前!!ワシのトコに来る前にあのコの所へ行けばいいだろが!!」

竜「もうとっくに麓の森に入っちゃいましたよっ!!あそこは木々が倒れちゃうから僕は入れないんですっ!!」

蠍「なっ!!麓の森に行かせたのかっ!!」

竜「だってしょうがないじゃないですかっ!!行くって言うんだもの!!」


75 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 22:57:04.43 ID:tK/hMvwS0
蠍「・・・・・・・・・・・・・」

竜「・・・・・・・・・・・・・」

蠍「・・・・・・・・・・・・・麓の誰を訪ねるように言ったんだ?」

竜「・・・狼さんです」

蠍「ならまだマシだな・・・もし蜘蛛を訪ねるよう伝えてたらこのハサミでちょん切ってたぞ?その翼・・・」

竜「・・・僕だってそれくらいわかってますよ」

蠍「・・・でももし狼が蜘蛛の所に行かせてたら・・・」

竜「!!!!!大変だっ!」

蠍「お前は空から女の子を捜せっ!俺は白蛇に麓の森まで行くよう頼んでみる!!」

竜「はいっ!!」


78 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 23:05:40.11 ID:9vzZHtpZ0
キノの旅みたいな感じかと思ったけど
ちょっと違うな、でもそれがいい


81 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 23:26:30.15 ID:k+PBtREBO
竜は凄く大きくて強そうだけどヘタレオーラがにじみ出てる感じだな


84 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/11(火) 23:59:47.87 ID:oBkRP0nfO
若干場面描写が薄い気がするけど、もしかして狙ってるのか?

会話はあえてこれが秀逸だと思う

展開の横幅を広く(滞在時間を長く)したらもう少し主人公に感情移入できると思う


88 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:21:04.04 ID:UQ5IWNEo0
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少女「・・・・・・・・・・・こんにちわー!」

蜘蛛「なんだなんだぁ?・・・うるせぇなぁ・・・」

少女「蜘蛛さんですか?」

蜘蛛「見たらわかんだろ・・・俺は眠いんだよ・・・向こう行けっ・・・」

少女「あたしはさっき眠りましたから大丈夫です」

蜘蛛「聞いてねぇよ!とっとと失せろっ!!」

少女「蜘蛛さんはいつもそこで寝るんですか?」

蜘蛛「あぁ!?うるっせぇな!!どこで寝ようと俺の勝手だろうがっ!!」


89 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:22:14.55 ID:UQ5IWNEo0
少女「だって逆さまですよ?」

蜘蛛「当たり前だろうがっ!!蜘蛛なんだからっ!!だいたい何の用だっ!!」

少女「・・・首が疲れた」

蜘蛛「このっ!話し掛けといてこっちの話は聞かねぇってのはどういう了見だ!!人間っ!!」

少女「りょ・・・りょうけん???」

蜘蛛「!!!・・・かっ・・・考え方とかっ・・・!・・・態度とかっ・・・そういう意味だっ!!・・・多分っ!!!」

少女「そうですか。教えてくれてありがとうww」

蜘蛛「・・・お・・・おう・・・間違えてるかもしんねーけど・・・」


90 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:23:14.10 ID:UQ5IWNEo0
少女「蜘蛛さん蜘蛛さん」

蜘蛛「こんどは何だっ!!!」

少女「蜘蛛さんっていつも何してるんですか?」

蜘蛛「何にもしねーよっ!!」

少女「そこでジッとしてるだけなんですか?」

蜘蛛「そうだよっ!悪いかっっ!!!」

少女「あ。別に悪いワケじゃないです」

蜘蛛「くっ!・・・こいつっ!!」

少女「そんな所でジッと出来るなんて凄いですねww」

蜘蛛「バカにしてるだろ!!おまえっ!!もう怒ったっっ!!!」


91 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:24:25.05 ID:UQ5IWNEo0

ビュッ!


少女「わぁっ!」

蜘蛛「うるさい人間なんぞ骨の髄までしゃぶってやるっ!!!」

少女「わああああああああああああああ」

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92 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:25:31.80 ID:UQ5IWNEo0
蠍「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

動物「「「わああああっ!砂漠の大蠍だーーーー!逃げろーーーーーー!!」」」

蠍「うる・・・さい・・・わ・・・はぁ・・・はぁ」

動物「なんでこんなトコに来るんだよーー!!砂漠に帰れーーー!!」

蠍「・・・白っ・・・白・・・蛇は・・・どこだっ・・・!」

動物「おまえなんかに教えてやるもんかっ!仲間をいっぱい食べたくせにっ!!」

蠍「・・・ふ・・・ふんっ・・・ワシだって・・・生きる・・・ことでっ・・・精・・・一杯なんだっ・・・!」


93 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:26:21.45 ID:UQ5IWNEo0
白蛇「・・・なんだいなんだい・・・さっきっから騒々しい・・・」

蠍「お・・・おぉ・・・白蛇っ・・・捜したぞっ・・・!」

白蛇「はぁ?・・・アンタがアタシの縄張りに顔出すなんてね。喧嘩売りにきたのかい・・・?」

蠍「ちっ・・・違う・・・お・・・女の子の・・・ことで・・・頼みが・・・」

白蛇「女の子ぉ?・・・それってあのチビ人間の事かい!?」

蠍「あぁ・・・あのコが・・・麓の森に・・・入っちまったんだ・・・だから・・・」

白蛇「フ・・・フンッ!・・・知ったこっちゃないね!・・・にっ・・・人間の事なんて!!」

蠍「・・・嘘を・・・付くな・・・よ・・・心配してる・・・くせに・・・・・・ぐっ!」


94 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:27:11.42 ID:UQ5IWNEo0
白蛇「しっ心配なんて誰がするもんかね!・・・関係ないよっ!アタシにはっ!!」

蠍「ぐっぅぅ!・・・くそぅ!・・・息が・・・詰まるっ・・・!」

白蛇「あはははははっwwいい気味だねっwwこんな所に来るからさっww砂漠でしか生きられないくせにっww」

蠍「・・・うぅ・・・頼む・・・あの・・・女の子を・・・助けてやってくれ・・・!!」

白蛇「知らないね!縄張りを離れてまでするような事じゃないさっ!!」

蠍「たっ・・・頼むっ・・・蜘蛛に・・・麓の森の・・・蜘蛛の所に行ったかもしれんのだっ・・・!」

白蛇「蜘蛛っ!?蜘蛛ってあの生意気な大蜘蛛の事かいっっ!?」

蠍「あ・・・あぁ・・・だから!・・・頼むっ・・・!!」


95 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:28:55.88 ID:UQ5IWNEo0
白蛇「・・・・・・・・・・・・・・・・」

蠍「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

白蛇「・・・・・・・・・・・・・・・・何でそこまでするんだい・・・?・・・あの人間の為に・・・」

蠍「さぁ・・・な・・・」

白蛇「虫の息じゃないのさっ!!虫にも動物にもなれないアンタがっ!!!」

蠍「ふ・・・ふんっ・・・どっちでもいいわ・・・そんなモノ!・・・この・・・自慢のハサミがあれば・・・な・・・ww」

白蛇「ここで死んでお終いだね・・・その自慢のハサミとやらもww」

蠍「あぁ・・・本望だ・・・あのコの為に・・・あのコがこのハサミを凄いと褒めてくれたから・・・それなら・・・ぐっ・・・」

白蛇「!!!!!・・・褒めてくれただけなのかい・・・?」

蠍「・・・あぁ・・・それだけだ・・・だが・・・ワシには・・・それで十分だっ!・・・」


96 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:29:54.46 ID:UQ5IWNEo0
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少女『わぁww真っ白だww綺麗なお肌っ!』

白蛇『そっ・・・そうかい?///』

少女『触ってもいいですか!?』

白蛇『あっ・・・あんまりベタベタ触るんじゃないよっ!?自慢の肌なんだからっ!!』

少女『はいっ!・・・うわぁwwすごおおおいwwスベスベだwwツルツルしてるっ!ww』

白蛇『・・・だ・・・だろ!?・・・これでもこの肌には時間を掛けて手入れしてるんだ!ww』

   『そんじょそこらの奴等には負けないよっ!!ww』


97 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:31:16.47 ID:UQ5IWNEo0
少女『それに真っ白!ww』

白蛇『あぁ!真っ白さ!!ww珍しいだろうっ!?』

少女『はいっ!ww初めてみましたっ!ww』

白蛇『そうかいww初めてみたかいっwwそいつぁ良かったねww』

少女『はい!白蛇さんを見ると幸せになれるんですって!』

白蛇『えぇ??なんだいその話は!?聞いた事ないよっ!!』

少女『おばぁちゃんが言ってました!白蛇さんを見ると幸せになれるんだよってww』


99 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:32:06.76 ID:UQ5IWNEo0
白蛇『本当かいっ!?・・・でも人間はアタシを見たら逃げるじゃないかっ!』

少女『みんな驚いてるだけですよ!wwだって幸せになれるんだもの!!ww』

白蛇『・・・不幸の間違いじゃないのかい?・・・本当に幸せになれるって言われたのかい?』

少女『はい!幸せです!wwだってあたし今、幸せだものww白蛇さんに触れたしww』

白蛇『そっ・・・そうかいっ・・・ww・・・幸せかい・・・ww』

少女『はい!ww一生の思い出にしますねっ!!ww』

白蛇『一生!?そんなにかいっ!?』

少女『はいっ!一生の思い出です!死んでも忘れません!ww』

白蛇『そいつぁ嬉しいねww触っただけで死ぬまでだなんてww』


100 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:33:32.10 ID:UQ5IWNEo0
少女『天馬さんにも教えてあげなきゃww』

白蛇『てっ・・・天馬っ!?・・・天馬ってあの・・・あの山の!?』

少女『あ。忘れてました。これ』

白蛇『!!!!!こ・・・これはっ!!』

白蛇『・・・・・・天馬と・・・何か話したかい・・・?』

少女『はい』

白蛇『・・・・・・なんか言ってた?・・・アタシの事・・・』

少女『んーと・・・気にするなとか・・・もういいとか・・・なんかそんな事言ってましたよ?』


101 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:34:14.55 ID:UQ5IWNEo0
白蛇『・・・・・・・・・・・・・・・』

少女『・・・たまには遊びにこいとかー・・・えーと・・・お互い若かったんだからとかー・・・』

白蛇『・・・・・・・・・・・・わかった・・・もういい・・・』

少女『え?』

白蛇『・・・・・・・・・・・・もういいよ・・・ありがとね・・・』

少女『???はい』

白蛇『・・・・・・・・・・・・・・』

少女『・・・・・・・・・・・・・・』


103 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:35:11.19 ID:UQ5IWNEo0
白蛇『・・・・・・それで?これからどうするつもりなんだい・・・?』

少女『あ。不死鳥さんに会いに行きます』

白蛇『不っ・・・フェニックスのトコにかいっ!?』

少女『はい。白蛇さん知りませんか?不死鳥さんがいるとこ』

白蛇『アタシは知らないけど・・・蠍なら・・・』

少女『蠍?』

白蛇『・・・あぁ・・・あいつは竜と仲がいいからね・・・遠い所にも詳しいかもしれないね・・・』

少女『わかりましたwwありがとうww』

白蛇『ちょっ!どこいくんだいっ!!』


104 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:36:09.91 ID:UQ5IWNEo0
少女『え?蠍さんの所ですよ?今教えてくれたじゃないですかww』

白蛇『蠍がどこにいるか知ってんのかいっ!?』

少女『・・・・・・どこにいるんですか?ww』

白蛇『この先の砂漠だよっ!人間なんて砂漠に入ったら干乾びちまうっ!!』

少女『そうですか・・・じゃww帰ったらまた寄りますねww』

白蛇『ちょっと!!聞いてんのかいっ!!』

少女『はいwwありがとうございましたーww』

白蛇『蠍に食われちまうかもしれないんだよっ!!!??』

少女『・・・またねー!』


105 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 00:37:10.37 ID:UQ5IWNEo0
白蛇『・・・・・・・・・・・・・・・・』

   『・・・ちょっと待ちなっ!』

少女『・・・はいー?』

白蛇『これ持ってきなっ!』

少女『わっ』

白蛇『それを蠍に見せればいいっ!!』

少女『・・・蠍さんにー?』

白蛇『あぁ!そしたら少しくらいは手助けしてくれるかもしれないよっ!!』

少女『・・・わかったー!』

白蛇『気を付けるんだよーっ!!』

少女『・・・はぁーい!ww』


109 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/03/12(水) 00:56:04.85 ID:mtfnuF7w0
剣と盾と象徴の物語なようです書いた人?
続きが読みたいんだけど


110 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:02:28.50 ID:UQ5IWNEo0
_______________________________

白蛇「・・・・・・・・・・・・・・・」

蠍「・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」

白蛇「・・・・・・・・・乗りな」

蠍「な・・・なん・・・」

白蛇「さっさと乗りなっ!!そこでくたばりたいのかいっ!!」

蠍「・・・あ・・・あぁ!・・・わかった・・・!」


白蛇「・・・アンタなんかに負けてたまるかってんだ・・・!」

  「褒められただけで・・・命張るなんて!!ただのバカじゃないのさ!!」


111 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:03:36.73 ID:UQ5IWNEo0
>>109
え?あんなの読みたいの?恥ずかしいんですけど


112 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:04:30.68 ID:UQ5IWNEo0
蠍「・・・そ・・・そうか・・・ww・・・それも・・・いいだろ・・・ww」

白蛇「違うねっ!!アタシャ借りを返すのさっ!!!」

蠍「・・・借り・・・?」

白蛇「・・・そうさ・・・!・・・借りさっ!あのコは天馬の伝言をアタシに教えてくれたんだっ!!」

蠍「・・・・・・・・・・・・・・」

白蛇「この肌が何故、白いか知ってるかいっ!!」

蠍「・・・・・・・・・・・・・・」

白蛇「向こうの山の天馬に噛み付いたからさっ!!!!ww」

   「・・・アタシはあの美しい真っ白な肌が欲しかったんだっ!!!!!!」

   「天馬に噛み付いてっ!!それでこの肌を手に入れたんだよっっ!!!!!!」


113 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:06:03.86 ID:UQ5IWNEo0
蠍「・・・・・・・・・・・・・・」

白蛇「嬉しくて嬉しくて飛び上がったほどさっ!!!肌が白くなった時はっ!!!!!ww」

   「だけどね!!もうあの山には行けない!!アタシはここで生きるしかなくなったのさっ!!!!」

   「こんな小さな森でっ・・・木陰に隠れて生きるしか無くなっただけなんだよっ!!!」

蠍「・・・・・そうだったのか・・・」

白蛇「あぁ!!元々、縄張りなんて大層なもんじゃないんだこの森は!!!」

   「逃げて隠れて辿り着いただけなんだからっ!!!!!!ww」

   「情けない話だよっ!まったく!!笑いたけりゃ好きなだけ笑うがいいさっ!!ww」


114 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:07:09.10 ID:UQ5IWNEo0
蠍「・・・・・別に笑いたくなるような楽しい話でもねーな・・・」

白蛇「フンッ!wwそれをあのコはねっ!!天馬の伝言を持ってきてくれたっ!!」

   「もういいって・・・遊びにこいって言ってたって・・・」

   「そんな伝言聞かされてっ!!アタシにどうしろってんだい!!!」

   「今更、天馬に会いに行けるワケないだろっ!!!」

蠍「・・・・・・・・・・・・・・・・」

白蛇「悩んで悩んでさぁ天馬に会いに行こうかって時に!!!どこぞのバカが息絶え絶えでっ!!」

   「自慢のハサミ褒められたってだけで命張って!!頼み込むじゃないかっ!!!」

   「借りがあるアタシが行かずに誰が行くっていうんだいっ!!バカはアタシじゃないかっ!!!!」


115 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:08:36.82 ID:UQ5IWNEo0
蠍「・・・そんなこたねぇ・・・お前は俺を背負ってあのコの為に走ってるじゃないか・・・」

白蛇「アンタに褒められても嬉しかないねっ!!wwアタシャあのコにもっかい褒めてもらうのさっ!!!ww」

蠍「あっはっはww・・・そうかwやっぱり褒められてたのかww」

白蛇「あぁwwスベスベ・ツルツルのお肌だね!だってww」

蠍「そいつぁお前にとっちゃ最高の褒め言葉だろうよww」

白蛇「あはははははっwwホントだよ!ww久しぶりに年甲斐も無く照れちまった!www」

   「さぁ!!!砂漠に出るよっ!!次はアンタの番だっ!!アタシを背負って竜の山まで突っ走りなっ!!!ww」



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