■戻る■ 下へ
新ジャンル「植物状態」
- 514 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2007/08/30(木) 00:39:39.67 ID:zSUJ69zbO
男「ほら水だぞ」
シャアァァ
女「ありがとーあれ?なんかいつもの水と違うね」
男「あ、気付いた?今日の水はね六甲の天然水なんだ」
女「え?そんないい水をどうして?」
男「いやぁ女にはたっくさん栄養取ってもらって綺麗な花を咲かせてもらいたくてさ」
女「男……うん!絶対綺麗に咲かせるからね」
- 515 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 00:47:09.96 ID:zSUJ69zbO
男「じー」
女「なっなに?あたしに何かついてる?油虫とか?」
男「じー」
女「ちょ……そんなに見つめないでよ恥ずかしいなぁ」
パンッ
女「ひゃっ!(ビクゥ」
男「あーあーあー」
女「もーなんなのよ?」
男「あ、ごめん…いやね、女って手を叩く音や声に反応してくねくねするんかなー?って思って」
女「あたしはあの音に反応するおもちゃじゃないわよっ!」
男「ごめっ、蔓で絞めるのは勘弁」
ギュッ〜
男「ゆ、許してくれ〜」
- 517 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 00:57:43.06 ID:zSUJ69zbO
男「女、そろそろ新しい土に変えてやるよ」
女「あ、うんありがとう」
男「よっと、少し狭いけどちょっとの間この鉢にいてね」
女「うん、いつもありがとね男」
男「いいって気にすんなよ」
女「あたしが男の家の庭にきてはや2年か…」
男「だな、あん時のお前はまだ自由に歩けてたっけ」
女「懐かしいね」
男「来て次の日に庭の土に入りたいって言うんだもんなお前wびっくりしちまったよ」
女「あーもぅ!それは言わない約束でしょー」
男「痛い痛い!刺を飛ばすなって、痛っ」
- 518 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 00:59:45.76 ID:xKHJOdD30
植物状態って、喋れないだけで意識はあるらしいな
つーことはほんとは遙全部知ってたんじゃね?
酷い悪女だ…
- 519 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 01:05:16.64 ID:zSUJ69zbO
男「おーい女ー朝の水やりにきたぞー」
女「あ、男…ごめん水いらない」
男「は?なんで枯れちゃうだろ?」
女「枯れるギリギリまで我慢したいの」
男「?」
女「んもぅ!わかんないのニブチン!ほらあたしのここみて!」
男「あ!これって」
女「そっ、トマトよ…水分取らないほうが甘くなるんだから」
男「そっか、じゃあ水はとうぶんひかえるよ、できたら一緒にトマトジュース飲もうな?」
女「うん!」
- 521 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 01:14:26.46 ID:zSUJ69zbO
男「ん?あれは!」
男「ビンゴッ!こんな道端で1万円発見!やったねー」
男「ただいまー」
女「ダメだよ!拾ったら警察に届けなくちゃ」
男「え?」
女「とぼけても無駄よ?さっき1万円拾ったでしょ?」
男「なっ!なぜそれを?」
女「ふふ、あたしは植物よ?根をはればどこにだっていけるし見たり聞いたりできるんだからねっ!」
男「こぇぇなおいっ!根が届くところは常に監視されてんのかよ」
女「そーゆーこと、浮気なんかしたら男の栄養分絞り尽くすからねっ!」
男「肝に銘じとくよ…」
- 522 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 01:15:55.74 ID:W4T9NuWAO
男「俺と女もさ、こういう関係も、もう三年なわけじゃん?」
女「………………………」
男「他人ではないよな、確実に」
女「………………………」
男「むしろ親密だよな?」
女「………………………」
男「なっ?そうだよな?」
女「………………………」
男「だからたまたま女の着替えのタイミングに部屋に入ったってそれは怒らないよな?」
女「………………………」
男「いやたまたまだよ!?ほんとわざとじゃなかったんだって!!!!」
女「………………………」
男「いやいいじゃん!それに肝心なとこはみてな…いやそうじゃなくて!いいだろ別に減るもんじゃなし!!!」
女「………………………」
男「………………………ごめんなさい」
- 523 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 01:22:05.02 ID:zSUJ69zbO
男「なぁ女ってさどんな植物にもなれんの?」
女「え?まぁ大抵の植物になら…」
男「じゃあさ女って種で増えたりできるわけ?」
女「まぁたぶんできると思う、なんで?」
男「いや、種で増えたらたくさんの女を1から俺好みに育てれるじゃない?、しかも幼女から…うはw」
女「いっぺん死んでみる?」
男「ちょトリカブトはヤバいですって!ごめんなさい!」
- 525 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 01:29:45.48 ID:BwNFETO00
いつの間にか
植物状態→植物女
みたいになってるな
面白いからいいけど
- 526 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 01:31:27.89 ID:zSUJ69zbO
あ、スマン
昨日は口から花びらでてくる話書いてたからガラッと明るくしてみたかったんだけど
難しいなこのジャンルは
- 528 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 01:46:32.47 ID:3tBxF9vSO
新ジャンル「植物女」
- 530 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 02:00:20.22 ID:9U8y9BdqO
途中までしか読んでないけど、前の彼女思い出した。
交通事故とか劇的なもんじゃないよ。階段から落ちたんだよ。
あっと言う間に病院→意識不明→昏睡→バイバイ
だけどバイバイまで、二週間も時間があった。
頭に包帯巻いて、ずっと寝てる彼女。
間際に目が醒める、なんてこともなかった。学校終わってすぐに行ったら、ある日突然ベットに居なかったんだよ。
んで聞いたら…さ。
今でも墓参り行くたびに、言うよ。
ドジっこ、お前に黒ロリを着せたかった、死んでも冥土だけにメイドになって戻ってこい、とか。
つまりはなんだ。
少しでもオタ入ったカップルは死んでもこんな調子だ。気をつけろ。
- 531 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 02:04:40.82 ID:yFhnq2cu0
男 (………女?)
男 (あー、何だっけ。見舞いからの帰りだよな…)
男 (車に乗ってたはずだけど、何処だ此処は?)
男 (ん、眩し……)
男 「…………病院?」
看 「先生っ。男さんが目を覚ましました!」
医 「そうか!よかった…」
男 「……?」
看 「あ、ご自分のお名前お解りになりますか?」
男 「男……。先生、俺はどうして…」
医 「君は、交通事故に遭ったんだよ」
男 「事、故」
- 532 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 02:05:43.17 ID:uHTSltSgO
>>530
気をつけようにも・・・彼女が・・・・・出来ない。
- 533 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 02:08:17.26 ID:BwNFETO00
>>532
俺もだ・・・orz
トラウマで告白もできそうにない
- 534 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 02:14:06.14 ID:uHTSltSgO
>>533
物凄い惜しいID
- 540 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 03:23:41.75 ID:yFhnq2cu0
男 「………………」
男 「……疲れてたのかな」
男 「だろうなぁ…」
男 「しばらくは安静に、と言われても…」
男 「……………はぁ」
- 544 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 04:40:29.67 ID:hTHwSyQcO
やれやれ
床擦れ って知ってるかい?
トイレ どうやってるか知ってるかい?
意識の無い人はオムツじゃないぞ
鼻には呼吸器
点滴は恒常化
全ての筋力は抜け落ちて筋張って、
顔もコケて、目の回りは窪んだ穴のよう
全ての関節は新陳代謝の影響で曲がらなくなるから
リハビリは欠かせない
まあ書くだけ野暮か
それでも愛してやってくれ
- 545 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 04:49:05.10 ID:hTHwSyQcO
↑ちょっと書き間違い
オムツはオムツなんだが
尿管に管を入れてベッドの側に袋を下げるんだ
で、大きいほうの出の悪いときはお腹を押したりするんだ
ゴメン寝るわ
- 546 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 04:49:35.33 ID:jTmwMPBo0
このスレまだあったのかwwwwwwwwwwwwwwww
- 550 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 05:49:50.45 ID:TpY9XKr70
聖剣伝説思い出した
- 554 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 07:05:56.67 ID:RrmLNPyf0
【ライター・絵師募集】新ジャンルギャルゲ作らないか【オーディション中】
http://wwwww.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1188303252/l50
オーディション中です! ぜひ感想と投票お願いします!
- 558 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 08:21:27.60 ID:tzlJ1Ugx0
『美しい名前』見て来たよ
切なすぎる
- 561 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 09:05:39.18 ID:rhrvc9QoO
彼女とか縁が無いから、女をかがみんに置き換えて読んでる
これはくるな
- 562 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 09:09:34.94 ID:GIsvcPOV0
>>561
俺は蒼に
泣きたくなってきた
- 564 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 09:26:38.21 ID:l/YV936c0
男「・・・・・・・・・・」
女「・・・・・・・・・・」
男「いい加減起きろよ」
女「・・・・・・・・・・」
男「返事しろって」
女「・・・・・・・・・・」
男「・・・・・・・・・・」
女「・・・・・・・・・・」
男「わしももう長くないんじゃよ」
- 565 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 09:28:40.16 ID:yRFVq6CT0
いつまでたっても女の意識が戻らないまま時は過ぎていきました。
男は久しぶりにお爺さんのところへ行きました。
男:と、いうわけでまだ目が覚めないんだ
爺:女を助けたいか?本当に本気で助けたいか?
男:ああ
爺:ではこの球をやろう
男:これは・・・
こうして男はじっちゃんからもらった不思議な球、「ドラゴンボール」を7つ集める旅に出るのでした。
Dan!Dan!心惹かれてくこの星の希望のかけら〜〜
それにしてもDan!Dan!心惹かれてく聴きながらこのスレ読んでると涙線への攻撃が一段と激しくなるぜ
- 566 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 09:38:53.32 ID:GIsvcPOV0
`^ิ౪^ิ
- 567 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 09:54:03.94 ID:IUOm8QZE0
保守
- 569 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 10:28:47.41 ID:C4emcd0a0
,j;;;;;j,. ---一、 ` ―--‐、_ l;;;;;;
{;;;;;;ゝ T辷iフ i f'辷jァ !i;;;;;
ヾ;;;ハ ノ .::!lリ;;r゙ 女はいつかきっと目覚める・・・
`Z;i 〈.,_..,. ノ;;;;;;;;>
,;ぇハ、 、_,.ー-、_',. ,f゙: Y;;f そんなふうに考えていた時期が
~''戈ヽ `二´ r'´:::. `! 俺にもありました
- 572 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 10:58:48.89 ID:W4T9NuWAO
これずっと思ってたんだけどトークトゥハー
- 573 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 11:10:38.91 ID:C4emcd0a0
アカデミー賞らしいね。機会があれば見てみたい。
- 576 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 11:50:30.63 ID:zSUJ69zbO
男「…なぁ女?」
女「なにぃ?」
男「ちょw食虫植物になって虫を喰らおうとすなっ!」
女「いやぁちょっと味に興味が…で、なに?」
男「あぁ、ふと気になったんだけどさお前の両親ってさどうしてんの?」
女「なんで?」
男「あ、いや、その…そっそろそろ挨拶する時期かな〜とか思ったりしちゃったり…たはは〜」
女「……あたしね、両親いないんだ…」
男「あ、ごっごめん聞いちゃいけないみたいだねうんいいよ話さなくて」
女「ううん、聞いて欲しい…あたしね赤ん坊の時二つの大きな樹の間にいたんだって…」
男「え?だってってなんで?」
女「道行く人に拾われて施設に預けられたの…物心ついた時にこれを聞かされた」
男「…女」
女「あ、ごめんしんみりしちゃったね、あ、意外といけるかも」
男「って虫を喰うな!」
- 577 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 12:04:51.76 ID:C4emcd0a0
食虫植物ワロタw
そのうち冬虫夏草とかにもになりそうだなw
- 578 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 12:12:11.54 ID:3ea9zW0oO
冬虫夏草は植物じゃn(ry
- 581 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/30(木) 12:52:21.32 ID:j8axSgXYO
女「(植物になってるのを、男にバレないように気をつけないと)」
男「昨日さー、田んぼ見に」
女「たたたたんぽぽー!!!!」
男「おおお落ち着け女!!」
- 582 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 13:00:50.79 ID:C4emcd0a0
>>578
間違えちまったんだぜ
- 583 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 13:12:56.04 ID:yFhnq2cu0
男 「………………」
医 「暇かい?」
男 「……いえ、これくらいは」
医 「ま、気長に行こう」
男 「先生。女に変わりはありませんか」
医 「………残念ながら、ないね」
男 「………」
医 「今は君の治療が優先だ」
男 「三ヶ月、ですか」
医 「そうだ。頑張ろう」
男 「そうですね。彼女の為にも早く治さなきゃ。
きっと、退屈してる」
医 「全く。見せつけてくれるね」
男 「……そうですかね」
医 「独り身には辛いよwwwでもまぁ、その意気だ。
それじゃあね」
男 「おつかれさまです」
男 「………………」
- 584 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 13:19:26.10 ID:uHTSltSgO
男「女!お前どうしたんだ!!??木に・・・木に取り込まれてる!!!」
女「私は、この木と同化してこの森を見守ることにしたの・・・」
男「?!!なんでだよ?!俺を置いていくのかよ!」
女「違うよ。私はずっとここにいる。ここでいつでもあなたのことを想っているよ・・・」
男「女ァーーーーーー!!!」
女「・・・ごめんね・・・もうすぐ、私、木と一体化する・・・植物になって、あなたを見守って・・・」
男「お、女・・・?」
木「・・・」
ムスカ「一段落したら全て焼き払ってやる」
- 585 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 13:27:25.86 ID:FNU4FCTGO
ムスカ「300年まで待ってやる・・・・・・・・・・・だから早く目を覚ませよ」
そんな保守
- 587 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 14:01:22.84 ID:yFhnq2cu0
男 「………………」
男 「………………」
男 「………………」
男 「………………」
男 「………………」
男 「………………」
- 589 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 14:18:37.57 ID:yFhnq2cu0
女父 「……………やぁ」
男 「………………あなたは」
女父 「大丈夫かい?」
男 「……………」
女母 「男さん。交通事故ですって?」
男 「は、はあ。…まあ」
女 「………………」
- 590 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 14:24:19.82 ID:zSUJ69zbO
男「なぁ聞いてくれよ今日さついてないんだよ俺」
女「・・・・・・」
男「…それでさ、なぁんかもーこの先もやってく自信が失われそうなんだよなぁ」
女「・・・・・・」
男「はぁ…いいよなぁお前は悩みなんかなさそうな顔してるよ」
女「・・・だぁぁぁ!もう我慢できん!男!アロエになったあたしに愚痴って楽しいか?あ?」
男「♪聞いてアロエリ〜ナ、ちょっと言いn」
女「歌やめぃ」
スッ
男「ひっ!すいません!!」
女「♪聞いて男リ〜ナ、ちょっと言いにくいんだけど〜」
男「あの、首に葉の刄近付けて歌うのやめてくだ」
女「あ?」
男「ごめっ(相当キレてるな…)」
- 591 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 14:32:06.14 ID:HUctQsY50
暗闇の中で私の最愛の人が名前を叫んでくれてる。
私は常に孤独。誰も居ない暗闇の中で
あなたの声は響いている。
一陣の風のように消えていってしまうけど
生命の炎が消えるまで、わたしはあなたの声を聞き続けたい。
そして、あなたに会いたい。でも会えない。
声は鐘のように響いてくれてるのにあなたはどこにも居ない。
体に力を入れて立ち上がろうとするけど固まって動けない。
叫ぼうとしても声が出ない。指を曲げようとするけど
やっぱり固まっている。
でも、最愛の人の声は私に届いている。
これからも最愛の人の声を聞き続けたいな。
そう。炎の生命が燃え尽きるまで。
- 592 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/30(木) 14:43:00.10 ID:yFhnq2cu0
男 「―――娘さんを、別の病院に?」
女父 「ああ。ここの設備も悪くないんだが」
女母 「私たちも、やっと決心がついたのよ」
女父 「ただちょっと…懐が痛いがね」
女母 「もう。今さら何を言ってるんですかっ」
男 「あの…よかったら、私の貯金を」
女父 「いや、いい」
男 「……そう、ですか」
女母 「それは、これからのあなたに必要なものだから、ね」
男 「?」
女父 「それじゃ、そろそろ」
女母 「帰りましょうか」
男 「どうも、ありがとうございました」
女母 「ううん。気にしないで」
女父 「こちらこそ。今まで本当にありがとう」
男 「………いえ」
男 「………………そっか」
次へ 上へ 戻る