■戻る■ 下へ
青年剣士「運命ということ・・」
387 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:47:57 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――【夜・エルフの丘】


仮面の男「風が騒ぎ出した。魔力の動きが激しい・・・そろそろか」


・・・ワァァ!!!キャァァァ!!!


仮面の男「・・・始まったか。幼剣士らはここに来るはずだ・・・」


職人エルフ「はぁ・・はぁ・・・・・!」

仮面の男「む・・」

職人エルフ「本当だったんだな・・・ありがとよ・・・・俺の家族は助かりそうだ」


仮面の男「ここももうじき戦場になる。ここより西側に逃げるといい」

職人エルフ「あ・・あぁ。ありがとうよ!」


・・・タッタッタッタ・・


388 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:48:28 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仮面の男(・・・来たか)



幼剣士「くっ・・・・!」

童子騎士「女エルフさんを守るんだ!」

女エルフ「み、みんな・・・」


・・・キィン!!
・・ズバッ・・・・キィン!!


幼剣士「女エルフさん、どこか安全な場所はないの!?」

女エルフ「・・・だめ・・、この辺はどこも開拓のときに亡くなってるの・・・安全な場所はないと思う・・・」


389 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:49:01 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男(任せようと思ったが・・・やはりまだ無理だったか・・・)スチャッ

 

童子騎士「それじゃ・・・」

幼剣士「だね・・・朝まで戦い抜く・・それだけ・・・!」

吟遊詩人「女エルフさん・・・お守りします!」

女エルフ「・・・!」


グール『・・・ウアァァ・・!』


幼剣士「・・・!」チャキッ



・・・・ズバァァ!!!!・・・ドサッ

グール『』



幼剣士「へ?僕まだ斬ってない・・・・」


390 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:49:43 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・スタッ


仮面の男「やれやれ」

幼剣士「仮面の男!」

仮面の男「おや・・・あの時の」


女エルフ「・・・!」


童子騎士「て、てめぇなんでここにいるんだ!」

仮面の男「はてさて、たまたま一緒の行き先だったってことじゃないかな?」

童子騎士「たまたまだと・・・?」


グール『アァァッ!』ガバッ

童子騎士「うわっ、離せ!」


・・・キィン!!グシャッ・・


仮面の男「無駄口を叩く暇があったら、さっさとグール達を倒したほうがいいんじゃないか?」


391 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:50:16 ID:CUQue7Ag
 
童子騎士「う、うっせーわかってるよ!」

仮面の男「それとも、君たちには荷が重いかな?私が君たちをオンブ抱っこしてもいいぞ?」


幼剣士「不必要です・・・僕たちも戦う!」

吟遊詩人「・・・」コクッ

童子騎士「任せろっつーの・・・」


仮面の男「・・・・それでは、その言葉に甘えさせてもらうとしよう・・・」


女エルフ「・・・」


仮面の男「・・・・朝まで、戦い抜くぞ!」


392 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:50:46 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
・・


393 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:51:27 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


仮面の男「・・・・」ズバッ!


グール『・・・・ァ・・』ドサッ


・・・パァッ・・


幼剣士「はぁ・・・はぁ・・・・はぁ・・・、朝日だ・・・」

童子騎士「もうこれ以上・・・戦えねえよ・・・」ハァハァ

吟遊詩人「お疲れ様・・・」


仮面の男「数時間、よく持ちこたえたな」

童子騎士「あったり前だろ・・・」ハァハァ


吟遊詩人「・・・あなたは、何者なんですか・・・・、強すぎる・・・」


仮面の男「・・・」


394 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:51:59 ID:CUQue7Ag
 
女エルフ「・・・」


仮面の男「ただ世界を旅する一介の剣士。それだけさ」スッ


幼剣士「待って・・・どこへ?」

仮面の男「あとは軍に任せることにして、私は用事があるので失礼するよ」

タッ・・・タッ・・・タッ・・・・・・・・・・



童子騎士「何かと嫌な奴だけど、助けてくれた事には変わりないか・・・」

幼剣士「本当に誰なんだろう・・」

吟遊詩人「・・・・まあ、それより一回・・女エルフさんの家に戻って休んだりしても大丈夫かな?女エルフさんの体力も限界だと思うし・・・」


幼剣士「そうだね・・・戻ろう」


395 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:52:30 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・


396 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:53:24 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――【幼剣士らが家で寝始めた頃】


修復員A「あーあー・・・祭壇のそこら中が穴だらけだしよ・・・」

修復員B「最悪だよ、祭壇も相当キズものになってるぞ」

修復員C「どうする?どこから直す?」


修復員A「どこからって・・・、そりゃなあ・・・」

修復員B「うーん・・・」

修復員A「それにしても、昼間だからアンデッドは出ないだろうが・・いくらなんでも怖すぎるぞ・・・」

修復員B「仕方ないだろ、お偉い方が早く祭壇を直せっていうんだから・・・」


・・・・ゴゴ・・・・・

修復員A「うん?地震か?」


・・・ゴゴゴゴ・・・

修復員「お、おい・・・でかいぞ・・・!」


397 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:53:55 ID:CUQue7Ag
 
・・・・ゴゴゴゴゴゴッ!!!!


修復員B「うわわっ、揺れる!」

修復員C「・・・・!」


・・・ゴゴゴ・・ゴ・・


修復員A「・・・」


・・・ゴ・・・

・・・・・・・・・・・


修復員A「落ち着いた・・・みたいだな。みんな、大丈夫かー!?」


修復員達「ういっす、大丈夫です!」


修復員A「それじゃ、作業はじめっか・・・」


398 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:54:42 ID:CUQue7Ag
  
・・・・ドゴォォォン!!!!

修復員A「・・・何の音だ?」



・・・・ザスッ!!!

修復員A「何か砂の上に落ちたぞ・・・・って、こりゃ祭壇のテッペンの屋根じゃねーか!」

修復員B「はぁ!?」

修復員C「・・・おい」

修復員A「・・・ん?」

修復員C「あれ、何?」


修復員A「お、おい・・・あそこ・・・・」


399 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:55:18 ID:CUQue7Ag
 
???『・・・・』


修復員A「祭壇の上に何かフヨフヨ浮いてる・・・?」

修復員B「・・・何だろうか」

修復員C「人か?おーい!誰ですかー!」


???『・・・』


修復員C「そこは入っちゃいけませんよー!」


???『・・・』


修復員C「聞こえねーのか?」

修復員A「そうみたいだな・・・どうする?」

修復員C「面倒だけどちょっくら・・くら・・・」


400 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:55:49 ID:CUQue7Ag
  
修復員A「あん?」

修復員C「くら・・・くら・・くらくらクら・・・クラ・・・」

修復員A「何ふざけてんだよ・・・早く行くならいってこいよ」


修復員C「ク・・ラ・・・ら・・・・ァ・・・・」ドサッ


修復員A「ちょ、お前!おい!」

修復員B「どうした!?」

修復員A「わからん!突然倒れた!」


???『・・・』


401 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:56:27 ID:CUQue7Ag
 
修復員C「・・・」

修復員A「・・・おい!しっかりしろ!」


スタッ・・・


仮面の男「・・・無駄だ。その男はもう死んでる」


修復員A「あ・・・?何だお前?」

仮面の男「それより、今は逃げたほうが良い」

修復員A「いや逃げろって・・・何でだよ」


仮面の男「・・・あれだ」スッ


???『・・・』フヨフヨ


仮面の男「・・・」


402 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:57:11 ID:CUQue7Ag
 
修復員A「あいつがなんだ?」

仮面の男「あいつは・・・・ぐあっ!」ブルブル


修復員A「ど、どうした!?」


仮面の男「昼間・・・から、この・・・・・力か・・・・・・・・!」


修復員A「お、おいあんた大丈夫か!?」

仮面の男「・・・いいから、ここから早く・・逃げろ・・・」

修復員A「なんのことだ!?」


403 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:57:48 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「くっ・・・・」ブルブル


修復員B「・・・っ!」

修復員A「と、とりあえず逃げればいいんだな!?」


仮面の男「他の場所の修復員らも連れていくんだ・・・・!軍の支部へとこれを報告し・・ろ・・・!」


修復員A「わ、わかった!」

修復員B「修復員Cを担げ!逃げるぞ!」


・・・・ダダダダッ!!!


404 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:58:20 ID:CUQue7Ag

 
仮面の男「・・・・・はぁっ!」ブワッ!!!


???『・・・何!我が攻撃を弾くとは・・』


仮面の男「びっくりしたか・・・・?」


???『何者だ』

仮面の男「・・・」


???『・・・』


仮面の男「お前は・・・リッチだろう。私は全てを知る者・・・・」


リッチ『・・・』


405 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:59:09 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「お前はまだそこから動けぬだろう。陽の下ともいえども・・・、完全な復活ではないはずだ」

リッチ『そこまで知っているとはな。全てを知る者・・か』


仮面の男「・・・」スッ


リッチ『どこへ行く?』

仮面の男「貴様を倒す算段は整っている。が、役者が足りぬのだ」

リッチ『ほう・・・』

仮面の男「待っておくことだな」



リッチ『・・・・』フヨフヨ


406 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:59:41 ID:CUQue7Ag
 
・・・・トコトコ・・


仮面の男(時に主よ・・・主の考えでは・・・主は・・・)

青年剣士(なあに・・仕方ない。あそこで挑んでもやはり・・倒せる相手じゃなかったんだ・・・)

仮面の男(・・・主はほとんどもう目覚めている。もう交代しても問題ないのではないか?)


青年剣士(・・・いや、まだもう少し長く頼む)

仮面の男(・・わかった)

青年剣士(それと・・・ここから、名を名乗ってくれ)

仮面の男(名を?)


青年剣士("時空剣士"だ。全てを知る、未来からの剣士。俺が考えたんだが・・・どうだろうか?)

仮面の男(中々いい名前ではないか)

青年剣士(名を名乗ったほうが、幼剣士も何かと信じてくれるだろうしな・・・)


407 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 10:00:12 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男(よし・・・それではこれからどうする?)

青年剣士(事の通り進めよう。女エルフさんの家の裏口は開いていると思う。そこから中に入ってくれ)

仮面の男(わかった)


青年剣士(もうすぐ・・・全てが終わる。本当の全てが)


仮面の男(・・・)

青年剣士(ネックレスに、俺の魔力を入れておいてくれ。これも全部使う手筈だからね・・・・)

仮面の男(わかった・・・)


・・・チャリッ・・パァァァッ!!!


仮面の男(よし・・・それでは向かうぞ)

青年剣士(・・・あぁ頼む・・・・ん?何か、向こう側が騒がしいな・・)


408 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 10:01:02 ID:CUQue7Ag
 
タッタッタッタッダ・・・


防衛隊「・・・いたか!?」

防衛隊「いません!」

防衛隊「・・・そこら中にこれを貼り付けておけ!」ベシッ

防衛隊「わかりました!それでは向こう側を探します!」

防衛隊「検討を祈る!」

防衛隊「はっ!」


・・・タッタッタ・・


青年剣士(なんだ・・・?張り紙か?)

仮面の男(ふむ・・)


・・トコトコ・・


409 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 10:01:33 ID:CUQue7Ag
 
・・・・ピラッ

仮面の男「なっ・・・・」

青年剣士(!!)

仮面の男(主、これはまずいぞ)


青年剣士(わかってる・・・)

仮面の男(急いだほうが良いな)

青年剣士(急ごう・・・)


・・・タッタッタッタ・・


410 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 10:02:29 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・ガチャッ


仮面の男(ふむ、幼剣士だけいないようだが?)

青年剣士(今くるはず・・・)


411 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 10:03:00 ID:CUQue7Ag
 
・・・ガチャッ


仮面の男「・・・」

幼剣士「うわあっ!」

仮面の男「戻ってきたか」


幼剣士「なななな、なんで女エルフさんの家の中にアナタがいるんですか!」

仮面の男「・・・まあ気にするな。ちょっと立場がないんだ」

幼剣士「立場?」

仮面の男「軍が、今回の騒動の重要参考人として私を手配した」

幼剣士「そりゃ、今・・話を聞きましたけど、祭壇に入ったとか色々聞きましたよ・・・」

仮面の男「・・・」


幼剣士「っていうかどうやって入ったんですか!みんなまだ寝てるし・・・」

仮面の男「この家には裏口があるんだ。・・・まあいい、寝ているのは私の魔法による睡眠だ」


412 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 10:03:39 ID:CUQue7Ag
 
幼剣士「・・・」

仮面の男「本当はもっと少しずつ伝えるつもりだった・・・が、そうもいかなくなった」

幼剣士「何のことです?」

仮面の男「私について来い。見せたいものがある」

幼剣士「・・・?」

仮面の男「・・・着いてきてくれるな?」


幼剣士「・・・わかりました」


416 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/07/26(金) 12:05:07 ID:WuNpaf1M
個人的に女エルフと青年剣士(少年剣士)の再会がぐっときた。


417 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/07/26(金) 17:47:43 ID:s9ub8lds

700年後の手紙はいつ書くんだろうな…


419 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:16:30 ID:Qg2KzmcM
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――――【太陽の祭壇】


幼剣士「・・・祭壇の裏側ですね」

仮面の男「これ以上は近づくな」

幼剣士「?」


仮面の男「屋根の部分を見てみろ」

幼剣士「・・・屋根がない?」

仮面の男「破壊されたんだ」

幼剣士「どういうことです?」


仮面の男「・・・・いいか、よく聞くんだ。もうすぐここで、惨事が起きる」


420 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:17:16 ID:Qg2KzmcM
 
幼剣士「惨事ですか・・・?」

仮面の男「それは私にも止められるか分からない。そして、君は試練を迎えることになる」

幼剣士「・・・・?よく・・・分かりませんよ・・・」


仮面の男「・・・」


幼剣士「・・・?」

仮面の男「詳しくは話せない。が、覚悟だけはしておくことだ」

幼剣士「・・・分かりませんが、わかりました・・・」

仮面の男「・・・」


幼剣士「・・・」


421 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:17:51 ID:Qg2KzmcM
 
仮面の男「それでは、これで失礼する」スッ

幼剣士「ちょっと待ってください!」

仮面の男「・・・」


幼剣士「あの、今日こそ教えてください。あなたの正体を」

仮面の男「だから、私は旅する一介の・・・」

幼剣士「違います!」

仮面の男「・・・」

幼剣士「あなたの、正体です」


仮面の男「・・・」

幼剣士「・・・教えてください」

仮面の男「顔を、見たいのか?それとも真実を知りたいのか?」


422 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:18:34 ID:Qg2KzmcM
 
幼剣士「全てです」

仮面の男「・・・・」

幼剣士「・・・言えないのですか?」


仮面の男「私の名前は・・・」

幼剣士「・・・」


時空剣士「・・・・"時空剣士"。未来から来た一介の剣士だ」


幼剣士「時空・・・剣士?」

時空剣士「そうだ」

幼剣士「未来から来たって・・・」

時空剣士「そうだ」


幼剣士「何で・・・未来から来た人が僕らに関わるんですか・・・?」


423 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:19:07 ID:Qg2KzmcM
 
時空剣士「それは言えない」

幼剣士「・・・」

時空剣士「・・・」


幼剣士「わかりました、ありがとうございました」スッ

時空剣士「・・・」

幼剣士「あなたが話す気がないということが良く分かりました」

時空剣士「そう取るのも、良いだろう」


幼剣士「・・・失礼します」

時空剣士「・・・」


424 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:19:39 ID:Qg2KzmcM
 
青年剣士(ありがとう)

時空剣士(それにしても、まだ素顔を出さなくてよいのか?)

青年剣士(・・・俺がここで顔を出すと、幼剣士らは間違いなく喜ぶ・・・けど。未来が変わる可能性があるからね・・)


時空剣士(主、まさか・・・)


青年剣士(・・・)

時空剣士(あの手紙には、全てが書いてあったのでは・・・)


青年剣士(違う違う!そんな心配しなくてもいいよ!)

時空剣士(それならば・・・いいのだが・・・)


青年剣士(・・・むっ)

時空剣士(囲まれているな・・・?)


425 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:20:13 ID:Qg2KzmcM
 
・・・・ダダダダッ

 
軍人A「・・・」

軍人B「こちら、仮面の男を発見!至急応援を要請する!」

軍人C「覚悟しろ!」


時空剣士「おやおや・・・これは・・、みなさまお揃いで・・・」



次へ 戻る 上へ