■戻る■ 下へ
少年B「怖いよ・・・」
1 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 00:59:48.35 ID:3f0s9hNx0
少年B「怖いよ・・・帰ろうよ・・・・」

少年A「大丈夫だって」

少年B「でも勝手に入っちゃまずいよ・・・・」

少年A「大丈夫だってば、クラスの奴も結構肝試しに使ってるらしいし」

少年B「そういう問題じゃ・・・」


2 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 01:00:29.79 ID:2Z97L7x0P
以下濃厚なホモスレ


3 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:04:57.70 ID:3f0s9hNx0
8月の夏休み
俺達の地域に限らずどこに行っても暑いであろうこの季節に
俺はクラスでもビビリと評判のBを連れて
近所でも有名なある洋館に来ていた

ちなみにそれは決して良い方の有名ではなく
むしろ幽霊屋敷なんて呼ばれる程の悪評で
お化けが住んでいるだの近寄ったら呪われるだのの
噂が一人歩きするような不気味さを持つ洋館でもある

当然そんな面白い場所を俺達が放っておく訳もなく
気付けば俺達の間では一箇所の遊び場となり
肝試しの格好の場所となっていた


4 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:08:27.62 ID:2yXSTokkO
なんでアキバボーイとバッドボーイが仲良くしてんの?意味わかんないんだけど



たとえオナニーの糞創作だとしても最低限のリアリティは持たせてくれないとダメだよ


5 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:09:32.59 ID:3f0s9hNx0
この洋館に誰が住んでいたのか、今も住んでいるのか
持ち主は誰か、なぜ放置されているのか
そういう具体的な事は近所の人も含め誰も知らない
あくまで周りで聞いてみた範囲でだが

俺達が知っているのは
洋館の裏手の外壁に、俺達が中に入る時に使っている
鍵の無い木で出来た扉(裏口?)がある事と
洋館の中は日の光がほとんど入らないって事くらい

それだけしか知らない訳ではあるが
逆に、それだけ知っていれば十分でもあり

暗くて雰囲気がある洋館
その外見さえ持っていれば

俺達の遊び場になる要因にはなった


6 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:13:32.92 ID:3f0s9hNx0
今の時刻は夕方
まだ暗くなりかけの時間

少年A「みんなここから入るらしいよ」

俺達は洋館の外壁の裏手に回り
クラスの奴が言っていた木で出来た扉を見つけた

少年B「雰囲気出てるね・・・この扉・・・・」

少年A「ボロボロな上に半開き・・・」

少年A「金持ちってもっとこう侵入を拒む的な」

少年B「今は人が住んでないからじゃない?」

少年A「実際にそうかは分かんないだろ」


7 :エコ ◆n7YWDDtkCQ [] :2009/07/19(日) 01:14:31.33 ID:hCvR4pa50
似たようなので俺のほうがはるかに上手い小説を書いてるんだが


8 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:16:45.25 ID:sO8tdMMJ0
ネタバレ:犯人はヤス


9 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:17:53.74 ID:3f0s9hNx0
俺達はその扉から入り正面の方に回った
足元には雑草が生い茂っている

少年B「サンダルで来るんじゃなかった・・・・」

少年B「足がチクチクする・・・」

少年A「我慢しろ」

少年B「・・・ねぇやっぱ帰らない?」

少年A「何言ってんだよ、お前このまま帰ったらいじめられるだけだぞ」

少年B「それはそうだけど・・・」

少年A「洋館の物を一個持って帰ってクラスの奴に見せる」

少年A「そうすればあいつらもお前をびびりだなんて言わなくなるって」


10 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:22:20.68 ID:3f0s9hNx0
少年B「でも洋館の物じゃなくても」

少年B「ほら、例えば家にある古い置物とか見せて嘘ついちゃえば・・・」

少年A「それじゃあダメだ、お前のビビリが治らん」

少年A「それでもしもう一回行けって言われたらどうするんだ」

少年B「そ、それは・・・・」

少年A「今度は1人で行ってみろなんて言われたらまずいだろ」

少年B「・・・・・・」

少年B「分かった、行くよ・・・」

少年A「それでいいんだそれで」


11 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:27:39.83 ID:3f0s9hNx0
話をしながら歩いている内に
洋館の入り口らしき玄関の前まで着いた

少年A「目の前で見るとさすがに迫力あるな・・・・」

少年B「怖い・・・・」

柱に絡みつく草
のびきった雑草は玄関の段石にまで伸びている

少年A「やっぱ人は住んでないのかな」

少年B「絶対そうだよ」

少年B「住んでたら草刈りくらいすると思うよ多分・・・」

少年A「・・・まぁいいか」

少年A「とりあえず入ろう」

少年B(・・・・・・ゴクリ)


12 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:32:38.10 ID:3f0s9hNx0
大きな扉
こっちのは小さくもなければ木で出来てもいない
多分正面玄関で合ってるだろう

扉に手をかけてみた
錆びた金属音を微かに響かせ、扉は押した分少し開いた

少年A「ここも鍵がかかってない・・・」

少年B「いくらなんでも人が住んでたら、玄関くらいは閉めると思う」

少年A「だよな・・・」

少年A「それにクラスの奴も何回か入ってるって言うし」

少年A「きっとずっと鍵は開いたままなのかな」

少年B「なのかな」


13 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:37:57.99 ID:3f0s9hNx0
少年A「うわ、なんか煙い・・・」

少年B「埃かなぁ・・・てか暗いね・・・・」

中は本当に暗かった
奥の方はもはや目を凝らしても見えない

でもなぜか結構広い事が分かる、不思議だ

少年A「さすがに少し怖いな・・・・」

少年B「やっぱり帰りたくなってきた・・・」

少年A「懐中電灯持ってきたよな」

少年B「うん持ってきたよ」カチャ

少年A「じゃあまずは適当に歩いてみるか」


14 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:43:06.50 ID:3f0s9hNx0
足音しか聞こえない館内
何か話してないと変になりそうな位

少年B「・・・何か喋ろうよ」

少年A「何を?」

少年B「いや・・・静かだと怖くて怖くて」

少年A「まぁ分からなくもないけど」

少年B「じゃあこの前遊んだ時の話でも・・・」

少年A「あ、あそこにドアがあるぞ」

少年A「行ってみようぜ」

少年B「・・・・・・・うん」


15 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:47:12.51 ID:3f0s9hNx0
少年A「お邪魔します・・・・」

少年B「お邪魔しまーす・・・・」

ガチャ

少年A「ここは誰かの部屋かな」

少年B「あ、あそこに何かあるよ」

少年B「なんだろう・・・鍵?」

照らした先には、鍵のたくさんかかっている
台のような物があった

少年A「あれって色んな部屋の鍵なのかな」

少年A「とするとここは用務員さんの部屋?」

少年B「学校と違ってこういう時は執事さんって言うんじゃないかな」

少年A「なるほど」


16 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:52:29.42 ID:3f0s9hNx0
少年A「特に何も無かったな」

少年A「幽霊もいなかったし」

少年B「気味の悪い事言うのやめてよ・・・」

少年A「じゃあ次行こうか」

少年B「え・・・この部屋にあるの持って帰ろうよ・・・」

少年A「クラスの奴は何回かここに来てるんだぜ」

少年A「玄関近くの部屋の物持って帰ったってばれたらビビリと思われるぞ」

少年B「ああそうか・・・もうやだ・・・・」

少年A「泣き言を言わない、次行こう次」


17 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:57:05.78 ID:3f0s9hNx0
少年A「・・・・・ん?」

少年B「どうしたの?」

少年A「いや、この人形変だなぁって思って」

部屋の机の上に立っている3体の人形
そのうちの一体をAは手に取った

少年B「不気味だね・・・これ・・・」

少年A「なんか人を人形にしたって感じだな・・・」

少年B「やめて怖い事言わないで」

少年A「・・・けどやっぱり何もなさそうだな」

人形を机に戻した


少年A「次行こうか次」


18 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 01:58:18.63 ID:g96nqfQXO
ジェミニの人か?ジェミニの人なのか?
支援


19 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:03:10.82 ID:3f0s9hNx0
少年A「この部屋も特に何もないな・・・」

2人は部屋を出た


少年B「・・・思ったんだけどさ」

少年A「?」

少年B「いちいち一つずつ部屋確認する意味あるの・・・・?」

少年B「さっさと奥の部屋に行って適当な物取ってさ・・・」

少年A「何言ってんだ」

少年A「幽霊に会わなきゃ意味無いだろ」

少年B「どんどん言う事が変わってってる・・・」

少年B「もうやだ・・・・」


20 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:04:00.27 ID:g96nqfQXO
違ってもいいや。支援


21 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:07:51.42 ID:tceu2YCk0
はやくかけ


22 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:08:02.84 ID:3f0s9hNx0
少年A「これで大体の部屋は見たんじゃないかな」

幽霊に会うことも怪奇現象に遭う事も無く
結局一階の部屋はほとんど確認しおえた

少年A「次は二階だな」

少年B「あそこにあるのが階段だよね?」

少年B「僕の家のよりずっと大きい・・・」

少年A「当たり前だろ」

少年B「ああもうなんか怖すぎて吹っ切れてきたよ・・・」

少年A「よし、その意気だ」


俺達は二階に上がった


23 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:12:55.50 ID:3f0s9hNx0
ガチャガチャ

少年A「あれ・・・鍵がかかってる・・・」

少年B「本当だ・・・」


階段を上がってすぐ近くの部屋
なぜか鍵がかかっている

少年B「変だね・・・」

少年B「今まで行った部屋は全部鍵は開いてたのに・・・」

少年A「ふむ、気になるな」

少年A「なんとかして中に入りたいところなんだが」


少年A「・・・あ、そうだ」


24 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:14:38.22 ID:lby3+w1dO
一瞬火星物語かと思ったじゃねーか


25 : ◆1pwI6k86kA [] :2009/07/19(日) 02:16:29.11 ID:/0dGEmB/O
>>18 違うと思う

支援


26 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:17:56.28 ID:3f0s9hNx0
少年A「最初に入ったあの部屋、執事室だっけ?」

少年A「あそこに確か鍵がいっぱい掛かってる台みたいなのあったよな」

少年B「そういえばあったね」

少年A「あん中にこの部屋の鍵もあるんじゃないか?」

少年B「確かに・・・・」

Aは電灯を上に向けた

少年A「部屋番号202」

少年A「よし、ちょっと鍵あるか見てくるよ」

少年B「・・・・ええ?そこまでしなくても」

少年A「気になるものは気になるの」


27 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:21:32.22 ID:3f0s9hNx0
>>18別人ですすいません


少年A「ちょっとそこで待っててくれ」

少年A「すぐ取ってくるから」

少年B「・・・・・・」

少年B「ぼ・・・ぼくお留守番・・・?」

思わず震える


少年A「当たり前だろ、その部屋から誰か出てくるかもしれないし」

少年A「見張りだよ見張り」

少年B「そ、そんなぁ・・・・」

少年A「じゃ行ってくる」

Aは懐中電灯を階段の足場に向け
足元に気をつけながら1人で下に降りていった


28 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:26:48.46 ID:3f0s9hNx0
最初の部屋


少年A「あれ・・・おかしいな・・・」

少年A「あの部屋の鍵が無い・・・・」

部屋の鍵自体はいくつも見つけることは出来た
が、肝心の“部屋番号202”の鍵は無かった
というより変だ

少年A「鍵の掛かってない部屋の鍵はあって」

少年A「鍵のかかっている部屋の鍵は無い」

少年A「どういうことなんだろう・・・・」

少し考え込んだ

少年A「・・・そうか、逆に鍵を失くしちゃったから」

少年A「それで部屋が開かなくなっちゃったのかな」


29 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:30:26.86 ID:3f0s9hNx0
少年A「そういうことなら仕方ないか・・・戻ろう」

少年A「でも少しがっかりだな、気になるのに」

肩を落とす


少年A「まぁ無い以上はしょうがない」

少年A「さっさとBのところに戻ってやるか」

少年A「あいつきっと1人で怖がってるんだろうしププ」

少年A「・・・・・・・」

少年A「・・・ちょっと脅かしてやろうかな」


ガッカリ感とちょっとしたワクワク感を抱え
Aは部屋を後にし

Bの待つ部屋202に戻る事にした


30 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:32:26.21 ID:HjXqFCVoO
A×Bはまだですか


31 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:32:39.17 ID:YnYkLYbeO
寝る前に気になる物を見付けてしまった…


32 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:35:15.06 ID:3f0s9hNx0
少年A「あれ・・・・?」

少年A「おかしいな・・・・」

二階
階段を上ってすぐ近くの部屋
部屋番号202

さっきと同じ部屋であるのは間違いないのに
一目で分かる確実な違和感

少年A「どういうこった・・・・」

少年A「なんで部屋のドアが少し開いてるんだ?」

少年A「やっぱり誰か住んでたのかな」

少年A「・・・・というか」




少年A「Bはどこだ?」


33 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:38:00.72 ID:tceu2YCk0
で?


34 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:41:10.60 ID:3f0s9hNx0
俺が二階に戻ってくるまで数分
そんな短い間にBがどっか行くとは思えない
というかあいつは1人じゃ動けないだろう

じゃあ、なんでいないんだ?

少年A「・・・もしかしてこの部屋の中か」

そして、開いてなかったはずの部屋202
なんで開いているんだろう

少年A「Bはこの部屋の前に居たはずだから・・・」

少年A「ドアが開いたら気付くと思うんだけど・・・」

少年A「もしかしてこの家の人に見つかってどっかで怒られてたり」

少年A「・・・・・・・」



気付けば足が震えている


35 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:45:40.27 ID:3f0s9hNx0
少年A「やっぱりどう考えても・・・・・」

少年A「Bがいるのはこの部屋の中だよな・・・」

目の前の半開きのドア


少年A「部屋の中にいた人が偶然ドアを開けて」

少年A「今この部屋の中で2人で話してるのかな」

少年A「・・・・それとももしかして」

少年A「もしかして本当に幽霊に?」

少年A「・・・・・ああ」


さっきまで何も怖くなかったはずなのに
震えがどうしても止まらない


36 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:45:54.03 ID:/61l0CSmO
ハァハァ・・・はやくはやくぅ


37 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:48:59.39 ID:YnYkLYbeO
ウッ…はやくう…


38 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:50:19.37 ID:3f0s9hNx0
部屋のドアノブに手をかけた


少年A「・・・確かめよう」

少年A「丁度中がどうなのか気にもなってたし」

精一杯の強がりを見せる
誰も見てないのに

少年A「・・・やばい手まで震えてる」

少年A「今になってBの気持ちが少しずつ分かってきた・・・」

少年A「でも・・・・でも・・・・・」

少年A「・・・ああもう!!!」


遂にB同様吹っ切れた俺は
大きな叫び声と共にドアを思いっきり開けた

開けて中を懐中電灯で照らした


39 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:55:28.15 ID:3f0s9hNx0
少年A「・・・・・・・」

少年A「・・・なんだよ怖がらせやがって」

部屋の中に差す懐中電灯の光
その光の先には

部屋の奥で立っているBの姿があった

少年A(ちゃんとBいるじゃん・・・・)

少年A「おいB何やってんだよ」

少年A「っていうかどうやって入ったんだ?」

少年B「・・・・・・・」


少年A「ははあん」

少年A「さては俺を驚かすつもりだったんだな、Bのくせに」

少年A「悪いが俺はぜんっぜん驚いてないぞ」


40 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 02:58:09.87 ID:oXwScwhAO
ぅぅ…支援


41 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:00:00.42 ID:3f0s9hNx0
俺は額の汗をぬぐいながら
安心感からかBに近づこうとした

少年B「・・・・・来ないで」

少年A「え?」

少年B「・・・・逃げて」

少年A「??」

少年B「・・・後ろ」

少年A「後ろ?」

少年B「そう、後ろ」

少年A「後ろって言われても・・・・」


俺は振り返った


42 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:01:38.74 ID:vBgC+B3U0
――っとここでネタばらし。
実はこのB、仕掛け人だったのである。
これにはAも笑うしかない。

それにしてもこのB、ノリノリである。


43 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:03:40.27 ID:J6O78GgZO
>>42
いたずらっ子めww


44 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:05:20.69 ID:3f0s9hNx0
そこには一階に続く階段があるだけだった
特に気になるものは見えない

少年A「何もないぞ?」

少年B「そうじゃなくて」

少年B「僕の後ろ・・・・」

少年A「Bの後ろ?」



俺は懐中電灯をBの頭の上に向けた


そして



思わず懐中電灯を落とした


45 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:06:23.45 ID:3f0s9hNx0

  わ 
    あ 
   あ
     あ     
       あ
      あ
         ああ

        あ
          ああ  
         あ
             ああ
               あ
                  あ

                  あ ああ


46 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:07:37.60 ID:vBgC+B3U0
支援


47 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:11:23.35 ID:3f0s9hNx0
思わず叫んだ
自分のとは思えないほどの音量の叫び声が出た

少年A「ななな・・・・なんだよよ今の・・・」

暗闇の中うろたえる
落とした時の衝撃で光が消えてしまったせいで
懐中電灯が見つからない

少年A「お前の後ろに・・・変な・・・変な・・・」

少年A「変な女が立ってた・・・・」

少年B「部屋の鍵が開いた音がしたんだ・・・」

少年B「それで中を覗いてみたら・・・みたら・・・」

Bの涙声が聞こえる


少年B「部屋の中の女の人と目が合って・・・・」


48 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:12:57.98 ID:vBgC+B3U0
ふらぐ


49 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:13:28.73 ID:g/7v12DfO
支援


50 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:16:40.83 ID:3f0s9hNx0
少年B「それで・・・引きずり込まれて・・・・」

少年B「今も肩を掴まれて動けないよ・・・」

少年B「助けて・・・・・」

本格的にBは泣き出した

少年A「どこだ・・・懐中電灯はどこだ・・・」

少年A「早くしないと俺も・・・・」

暗くて怖くて不安で
もはや自分が泣いているのかも分からない

少年A「・・・・あ」

少年A「あった!これだ!」


手探りで見つけた、細い何かを掴んだ


51 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:18:06.55 ID:m1O3g+/XO
支援
しかし眠い…
早めによろ!


52 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:18:15.57 ID:UGDKN7AQO
ドキドキ 支援


53 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:18:52.75 ID:3f0s9hNx0
少年A「あれ・・・」


掴んだ後で俺は気付いた


少年A「やけに柔らかいな・・・・」


更に気付いた


少年A「しかも細すぎる・・・」


少年A「スイッチも無い・・・・」


完璧に気付いた


少年A「・・・・これって」


54 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:18:57.75 ID:vBgC+B3U0
眠いぜ!支援


55 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:19:37.02 ID:RRQ700cuO
細い何か=チンコ


56 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:22:06.40 ID:3f0s9hNx0
少年A「うわああああああああああ」

少年A「ひ、人の腕だこれえええええ」

思わず掴んでいたものを放り投げた
感触的に腕だと分かった

少年A「お、おい!今B誰かに腕掴まれなかったか?!」

少年B「い、いや・・・・」

少年A「俺の腕でもBの腕でも無いとすると・・・・」


少年A「・・・確実に近くに誰かいるって事だよな」

少年A「・・・・・・・・」

少年A「う、うわあああああああああああああ」

俺は無我夢中で駆け出した


57 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:22:11.60 ID:QgNkiFgh0
豆しばか!


58 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:23:55.73 ID:22Dpg3OSO
Bが健気すぐる


59 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:26:00.10 ID:3f0s9hNx0
真っ暗闇の中
階段を猛ダッシュで駆け下りた

暗いせいで途中で転んだ
かなり痛んだ

でもそれでも走った
ただひたすら玄関に向かって走った

暗闇に少しばかり目が慣れていたせいか
玄関は何とか見つけることが出来た

見つけるや否や俺は玄関の扉を開け


外に飛び出した


60 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:28:11.85 ID:vBgC+B3U0
おお


61 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:29:34.08 ID:3f0s9hNx0
覚えている事が三つある


一つ、俺が掴んだ誰かの腕の感触

二つ、落とした懐中電灯


俺は家に帰った後
真っ先に自分の部屋の布団に飛び込んだ

親は心配してくれたけど、俺は無言を貫いた
まさか話せる訳もなかった


三つ、逃げる時Bが後ろでタスケテと言っていたこと


自分から嫌がる友達を誘っておいて

その友達を見捨てて逃げてきた

そんな事が言えるはずも無かった


62 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:32:51.72 ID:XWH+wuduO
すいま私怨


63 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 03:33:49.05 ID:nvdDFDl/0
>ちなみにそれは決して良い方の有名ではなく
>むしろ幽霊屋敷なんて呼ばれる程の悪評で
>お化けが住んでいるだの近寄ったら呪われるだのの
>噂が一人歩きするような不気味さを持つ洋館でもある


こういう補足説明ってラノベで流行ってるの?


64 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:36:19.19 ID:3f0s9hNx0
翌朝

結局俺はあの後からずっと布団に籠もっていた


母「どうしたのよA昨日から」

少年A「・・・・・・・」

母「ご飯も食べないし風呂も入らないしすぐに寝ちゃうし」

寝てはいない
寝れる訳がない

母「・・・もしかして何かあったの?」

少年A「なんでもない」

母「でも少しおかしいわよ」

母「体調でも悪いの?病院行く?」

少年A「いいよ・・・・」


65 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:37:50.28 ID:22Dpg3OSO
支援


66 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:40:36.05 ID:3f0s9hNx0
母「じゃあ今日のプールはお休みしますって学校に連絡しとくわね」

母「無理はしちゃだめよ」

少年A「・・・・・・」

少年A「・・・そうだ」

母「?」

少年A(・・・もしかしていつも探検してるクラスの奴に聞けば)

少年A(何か分かるかもしれない)

少年A「大丈夫、プール行ってくるよ」

母「え・・・で、でも・・・」

少年A「気にしすぎだって、なんともないよ」


俺は身支度を始めた


67 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:46:11.93 ID:UGDKN7AQO
支援
ねむねむ


68 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:46:31.33 ID:3f0s9hNx0
学校


少年A「なぁ、お前らあの洋館によく肝試しに行ってんだろ?」

友「いきなりどうしたんだよ、洋館?」

少年A「ほら、あの幽霊屋敷って言ってる奴」

友「ああ、あそこね」

友「あそこがどうかしたのか?」

少年A「いや、お前らが行った時幽霊とか見なかったか気になって」

友「う〜ん・・・・」

友「俺達何回か行ってるけど、変な事があったりは無いなぁ」

少年A「・・・例えば女の幽霊とか」

友「幽霊自体見たことも無いよ」


少年A「そうか・・・・」


69 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:49:07.67 ID:22Dpg3OSO
Bはどうなった


70 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:50:53.54 ID:3f0s9hNx0
学校のプールに着くと同時に
俺はあの洋館に探検に行った奴らを質問攻めにした

だが誰も女の幽霊は愚か
怪奇現象にすら遭った事も無いらしい

おまけにもう一つ、嫌な事に気付いた

少年A「分からないか・・・・」

友2「うんごめん・・・」

友2「ところでさ、今日B来てないよね」

少年A「・・・・え?」

友「珍しいよな、真面目なあいつが来ないなんて」

友「夏休みだからって浮かれてんじゃねーか」

友2「ありえそうだな」


少年A「・・・・・・」


71 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:52:53.77 ID:T1DVE5CyO
少年Aが酒鬼薔薇思い出す


72 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:55:26.98 ID:3f0s9hNx0
先生「そうなのよ」

急に先生が話に割り込んできた


先生「あの真面目なB君が連絡も無しに休んでいるのよ」

先生「変だと思わない?」

友「家に連絡とかは・・・・?」

先生「それがさっきしたんだけど話し中で出なくって・・・・」

友2「変なの」

友2「・・・怖いTV見て布団から出られなくなってたり」

友「あいつビビリだもんなー、それもありえそう」


少年A「・・・・・・」


73 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 03:59:09.90 ID:ccJK4ZlWO
圧倒的支援っ…………!


74 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:00:54.12 ID:3f0s9hNx0
プールなんてする気も起きなかった俺は
水着に着替えるのをやめ、先生に早退を申し出た

そもそも遊んでいる場合じゃない

少年A「・・・・やっぱり」

少年A「やっぱりこのままじゃまずいよ・・・・」

少年A「下手したらBの親が警察に電話してるかも・・・」

少年A「大事件になっちゃう・・・」

そんな事になったら
俺は一体どうなってしまうのだろう


少年A「・・・行くしか」

少年A「もう一回行くしかないのかな・・・あの洋館に・・・」


75 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:05:24.02 ID:3f0s9hNx0
帰り道


少年A「気が進まない・・・足も進まない・・・」

気が重いし、足取りも重い

少年A「でも他の人は頼れない・・・」

少年A「もし友達とか先生連れってっちゃったら、俺が・・・・」

少年A「俺がBを見捨てた事がばれちゃう・・・・」

少年A「・・・なんでこんな事になっちゃったんだろう」

独り言が止まらない


少年A「・・・はぁ」

少年A「また泣きそう」


76 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:06:37.46 ID:OxvsO+CkO
続きを!はやく!


77 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:11:10.21 ID:3f0s9hNx0
洋館前


少年A「・・・朝でもこんな不気味なのか」

昼間なら少しは大丈夫だろう
そんな期待も裏切られた

周りの明るさなどものともしない独特の雰囲気
正直昨日見たときとほとんど変わらず怖い

少年A「はぁ・・・・この中に入るのか・・・・」

少年A「なんで昨日は俺あんなに足取りが軽かったんだろう」

何も無かったから
そうとしか考えられない

少年A「怖すぎる・・・嫌だ・・・・」

少年A「・・・・・・・」


少年A「・・・・・お」


78 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:11:47.60 ID:yMZ2oOOEO
支援


79 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:16:30.85 ID:3f0s9hNx0
洋館の前に、1人の男性が立っていた

少年A「どうしたんですか?」

少しでも怖さを紛らわすため
話しかけてみる事にした

男「え?ああ私かい?」

少年A「洋館の方をずっと見てましたけど・・・」

男「実はこの洋館の中に入りたいと思っていてね」

少年A「ええ?」

予想外の答えが帰って来た
いい年して肝試し?

男「私こう見えて、こういう変わった洋館を見るのが好きでしてね」

男「それで是非中も見たいと思ってたんですが・・・」


80 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:21:17.36 ID:3f0s9hNx0
少年A(・・・もしかしてチャンス?)

少年A(大人が着いて来てくれれば安心できる!)

少年A「あ、あの・・・」

男「ん?」

少年A「実は中に入れる裏口知ってるんですけど」

少年A「一緒に中に入りませんか?」

男「ほ、本当かい?」

少年A(今は知らない大人に関わっちゃいけないとか)

少年A(そんな事言ってる場合じゃない)

少年A「はい、ですから一緒に」


男「・・・そ、それじゃあ是非」


81 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:23:14.65 ID:yMZ2oOOEO
しえん


82 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:25:23.46 ID:3f0s9hNx0
変わった人だ

見た目はスーツで決めている清楚な大人なのに
中身はまるで少年みたい

男「この扉から入れるのかい?」

少年A「そうですよ」

少年A「・・・ちょっときついかもしれないですけど」

男「なんのこれしき」

男は無理矢理通った

少年A(・・・本当になんか子供みたいだ)

少年A(子供の俺が思うくらいだから相当だな)


Aも男の後に続いた


83 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:33:17.60 ID:emFGNbfHO
眠いよ…


84 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:36:44.58 ID:m1O3g+/XO
眠すぎる…


85 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:36:51.07 ID:3f0s9hNx0
もろ眠い


男「すっごい雑草だね」

男「誰も手入れして無いのかな?無人の館なのかな」

少年A「俺達はそう思ってますけど・・・」

少年A(最初に来た時の俺達と同じ事言ってる・・・)

男「そうか・・・無人か・・・」

少年A「・・・・?」

男「いや、なんでもないよ」

男「さぁさっさと行こうか」

彼の一瞬見せた淋しげな顔
俺は偶然見てしまった上に



頭からなぜか離れない


86 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:45:51.90 ID:mDlJsHgiO
支援


87 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 04:46:38.40 ID:4w7fSb/NO
男=Tさん


88 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:47:51.92 ID:3f0s9hNx0
眠すぎルクセンブルク


洋館内

中に入るのに多少の勇気がいったものの
特に不安に煽られる事も無く中に入れた

今思えば、俺が最初に入った時不安じゃなかったのも
Bと一緒にいたからなのかもしれない

男「中は随分暗いねぇ・・・・」

少年A「でも夕方とかと比べると、辛うじて見えますね」

男「夜にこんなとこ入ったらさぞ怖いだろうなぁ」

少年A「だから俺らもならべく夜は避けていたんですが」

男「ですが?」

少年A「・・・なんでもないです」

男「??」


89 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:53:54.75 ID:mDlJsHgiO
がんばれ


90 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 04:55:07.14 ID:thSGySI60
ダサイ族かよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


91 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 05:51:03.30 ID:22Dpg3OSO


92 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 06:22:09.19 ID:mDlJsHgiO
寝たのかー!!!おきてまってるのに


93 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 06:43:45.41 ID:jyvj2/UFO
ねぇ 早くぅ


94 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 06:44:07.32 ID:m1O3g+/XO
まだまだ待つよ



捕手


95 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 07:17:08.25 ID:OxvsO+CkO
人生初の保守


96 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 08:16:03.41 ID:/0dGEmB/O
ふむ


97 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 09:15:20.15 ID:m1O3g+/XO
ほし


98 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 09:41:00.02 ID:UGDKN7AQO
続きが気になりつつ寝たら、>>1も寝てたw
捕手


99 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 10:02:26.83 ID:+0J7e6i8O


100 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 10:35:38.59 ID:14MfiwGkO


101 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 10:55:08.83 ID:IcryFKl60
みんなわかってるんだろ・・・時空を越えちまったのさ


102 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 10:55:28.07 ID:vK2v1nNYP


103 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 11:23:25.97 ID:YnYkLYbeO


104 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 11:49:05.83 ID:YnYkLYbeO


105 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 11:59:39.89 ID:14MfiwGkO


106 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:07:25.08 ID:+0J7e6i8O


107 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:14:12.24 ID:kYpoHlJ0O


108 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 12:15:45.03 ID:/cL7/7po0
少年「そう確かにドアは開いた。僕はそこから抜け出すだろう」


109 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:29:09.16 ID:3f0s9hNx0
少年A「俺が前に来た時は」

少年A「まず最初にこの部屋に入ったんです」

まず最初に俺は
例の鍵がたくさんある部屋に案内した

男「ここは・・・・?」

少年A「詳しくは分からないけど、多分執事さんの部屋かなって」

男「なるほど」

男「確かに金持ちそうな家だもんね、居てもおかしくない」

少年A「そうですね」

少年A「ちなみにあそこにある鍵はこの洋館内の部屋の鍵です」

男「そうか」


110 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:30:44.27 ID:14MfiwGkO
>>109
帰って来た


111 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:34:55.46 ID:3f0s9hNx0
すいませんさっき起きました


2人は部屋を出た

少年A「じゃあ次は」

少年A「二階にでも上がってみましょうか」


男「え?もうかい?」

男「まだ一階の部屋ここしか見てないのに」

少年A「・・・実は二階には面白い部屋があるんですよ」

男「へぇ〜」

少年A(わざわざ一階の部屋全部見回ってたら時間が・・・)

少年A(さっさとあの部屋に行ってBの様子を・・・)


男「・・・でもできれば」

男「せっかくなんだしゆっくり見ていきたいな」


112 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:39:22.50 ID:3f0s9hNx0
男「ほら、私はこの洋館に来るのは初めてだから・・・」

男「案内してくれてるのにこういう事言うのはあれなんだけど」


少年A「・・・・そうですよね」

少年A「すいません急かすような事言って」

男「いやいや」

男「わざわざオススメを紹介してくれるなんて嬉しいよ」

男「ありがとう」

少年A「・・・・・・」


少年A(オススメ作戦は失敗か・・・)

少年A(しょうがない・・・一つずつ回るか・・・・)


113 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:45:57.16 ID:3f0s9hNx0
本当はさっさと二階に行きたい

Bの様子を確かめたい

かといって1人ではもう怖くて行けない

じれったい感じだ


男「この部屋は?」

少年A「子供部屋だと思います」

少年A「ぬいぐるみとか玩具とかいっぱいあるし」

男「なるほどなるほど」

少年A「ちなみにさっき入った部屋は」

少年A「子供のお母さんとお父さんの部屋だと思います」

男「そうかあの部屋は両親の部屋か」


114 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:46:16.14 ID:YnYkLYbeO
始まった


115 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:51:13.74 ID:3f0s9hNx0
正直
少しイラついてきた

男「本当だ玩具がいっぱいだな・・・」

男「それに机が二つ・・・双子さんだったのかな・・・」

少年A(・・・なんなんだこの人は)

少年A「あの・・・・」

男「机の裏には何か無いのかな・・・」

男「おーいちょっと机動かすの手伝ってくれ」

少年A(・・・・・・)

さっき気付いた訳だがこの男
一つの部屋を見るのに結構な時間をかける

少年A(ただでさえ部屋の数が多いっていうのに・・・)

少年A「よいしょ・・・っと」


116 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 12:55:32.58 ID:3f0s9hNx0
俺が案内する部屋それぞれでこの人は

その部屋にある物のみならず
机の裏やらベッドの下やらタンスの中やら

とにかく念入りに部屋を見る
いや
部屋を見るという表現は少し違うかもしれない

少年A「あ、あのー」

男「ん?」

少年A「・・・もしかして、何か探しているんですか?」

男「捜している?」

少年A「いや、なんていうか」

少年A「まるで物を探しているような感じがしたから・・・・」

男「・・・・・・・」

男「・・・そんなこと無いよ」


117 :チン・プー ◆PUTIN.CgG. [] :2009/07/19(日) 12:56:15.11 ID:noaG7+p50
>>25
最近はなんか新しいの書いた?


118 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:02:35.00 ID:3f0s9hNx0
男「私は初めて来たんだから」

男「探し物なんてあるはずないじゃないか」

彼はにっこりと微笑んだ

少年A「・・・・ですよね」

俺も愛想笑いを返した



その後も一階の部屋を見て回った
そしてやっぱりこの人は念入りに部屋を見た

よほどこういうホラー系の建物に興味があるのか
はたまた何か考えがあってやっているのか
俺にはよく分からなかったが

探検している時のあの人の楽しそうな声を聞くと

やっぱり興味があるだけなのかなと思いつつも

少し不安を煽られているような気もした


119 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:07:20.91 ID:3f0s9hNx0
そして


少年A「・・・この部屋で一階の部屋は終わりです」

少年A「多分ですけど」

男「やっとこれで一階の部屋全部かぁ」

男「結構な時間がかかっちゃったね、もう暗くなってきた」

少年A(誰のせいだと・・・・・)


ようやく一階の部屋を全て見終え


男「じゃあ次は」

男「君が言ってくれた面白い部屋に案内してもらえるかい?」

少年A(元気な上に切り替え早いなこの人・・・)

少年A「は、はい」


二階に向かう事になった


120 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:11:53.29 ID:3f0s9hNx0
男「ああ・・・・・」



















男「楽しみだなあ」


121 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:14:55.28 ID:aT78edGDO
あぅあぅ


122 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:19:09.73 ID:3f0s9hNx0
階段


少年A「な、何がですか?」

男「だって面白い部屋があるんだろう?」

男「やっぱりそういうのなんかワクワクするじゃない」

少年A「下手したら・・・」

少年A「ワクワクがガクガクになるかもしれませんけど・・・」

男「??」

少年A「いや、なんでもないです」

少年A「さぁ早く行きましょう」

駆け足で階段を上る


男「ああ待ってくれ!おいてかないでくれ」


123 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:26:13.89 ID:+0J7e6i8O
やっときたか


124 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:32:48.17 ID:3f0s9hNx0
未だに忘れられない
というか昨日の事だから普通忘れないか

あの怖さは

少年A「あの部屋です」

男「あそこかあ」

二階に上がってすぐ近くの部屋
番号202

男「あそこの部屋に何があるんだい?」

少年A「・・・それは見てからのお楽しみって事で」

男「なんだいじらすなあ」

少年A「・・・とにかくいきましょ」


125 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:37:00.89 ID:RjwXVqd3O
・・・ではなく…を使うべき


126 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 13:38:21.36 ID:009XZTuS0
何と言うどうでもいいダメ出し


127 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:38:52.39 ID:3f0s9hNx0
部屋前


少年A「さぁどうぞどうぞ」

男「どうぞって?」

少年A「さっさとドアを開けちゃってください」

男「・・・なんでそんなにビクついてるの?」

実はさっきから震えが止まらない

そんでもって動揺が隠せてない

男「やけに汗もかいてるし・・・・」

少年A「あ、あれですよ、こん中暑いなぁって思って」

男「そんなでもないけど・・・」



少年A「ほらさっさと開けちゃって下さい」


128 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:42:19.71 ID:3f0s9hNx0
不思議がる彼の背中を


無理矢理押し出す


男「わ、分かったよ」


彼もそこまで問い詰める事もせず


ドアに手をかける



俺は目をつぶり


静かにドアが開く音を待つ


129 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:44:38.49 ID:3f0s9hNx0
ガチャ





    ギ  
     イ 
       イ イ
        イ
         イ
           イ
          イ   イ 
             イ
              イ
               イ



130 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:46:17.05 ID:iaZ9UhhXO
今北産業


131 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:52:24.51 ID:3f0s9hNx0
ノブをひねる音とドアを開く音
どうやら鍵はかかってなかったらしい

少年A(ああ・・・・ついに・・・・・)


更に汗をかいてきた
背中を触ってみると、汗でグッショリしていた

少年A「ど、どうでした?」

恐る恐る聞いてみる

少年A「お、面白い物見れました・・・?」

男「・・・・・・」

男「・・・いや特に」


少年A「・・・・へ?」


132 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:56:17.80 ID:z/uRFcvjO
追いついた、支援!


133 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 13:56:21.27 ID:3f0s9hNx0
男「部屋の中にも特に変わったものはないけど・・・」

目を開くと
彼は既に部屋の中にまで入っていた

男「面白い物とやらはどこだい?」

少年A「あ、あれれ・・・・」

俺も後に続いて
部屋に入った

少年A「・・・・・・・」

少年A(誰もいない・・・・Bも)

少年A(そしてあの女の人も、なんで?)

男「どうしたんだい?さっきから様子が変だけど」

少年A「い、いやなんでもないんですほんとに」


134 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:02:08.36 ID:3f0s9hNx0
部屋の中をくまなく探しても

Bの姿も女の姿も無く

思わず首をかしげた

少年A(なんで誰もいないんだ・・・?)

少年A(もしかしてあの女の幽霊に攫われたとか・・・)

少年A(それともはたまたどこかに監禁されてるとか・・・)

少年A(ああどうしよう・・・)

男「・・・・・?」

少年A(やばいあんまり怖いせいで・・・)

少年A「トイレに行きたくなっちゃった・・・)

男「な、何でそんなに震えてるんだい?」


135 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:04:41.22 ID:iaZ9UhhXO
ああ、ションベンだ…


136 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:08:01.68 ID:3f0s9hNx0
やばい漏れそう


少年A「い、いや実は・・・・」

少年A「トイレに行きたくなっちゃって・・・」

男「ああなるほど、我慢してたのか」

男「トイレは確か一階にあった気がするけど」

少年A「・・・ちょっと行って来ます」

男「ここで待ってるからね」

少年A「はい」


彼を残して俺は

急いで一階に駆け下りた

もちろん前とは違う不安を持って


137 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:11:22.67 ID:3f0s9hNx0
一階 トイレ


少年A「危ない危ない・・・・」

少年A「もうちょっとトイレ見つけるのが遅かったら」

少年A「どうなっていたことか・・・・」

ズボンのチャックを閉めた

少年A「・・・・水が流れないけど」

少年A「まぁいいか」

俺は手を洗うために
ハンカチをポケットから取り出した

少年A「・・・・・・」

少年A「・・・よくよく考えたら手も洗えないじゃん」


138 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:16:44.00 ID:iaZ9UhhXO
女「お姉さんが、綺麗にしてあげるね」ペロペロ


139 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:17:04.06 ID:3f0s9hNx0
手を洗うのは諦めた

少年A「というか不気味なトイレだなあ・・・」

少年A「この鏡も埃かぶっちゃっててほとんど見えないし」

とするとやっぱり人は住んでいないのか
でもそうなるとあの女の人の説明がつかない

少年A「幽霊なんていないんだし・・そうだきっといない」

鏡に映った自分の姿を見ながら
独り言を呟きながら

ふと気付く


少年A「・・・あれ?」

少年A「なんかこの鏡変じゃないか?」

少年A「埃で真っ白なのになんで俺の顔が映ってんだ?」


140 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:21:13.18 ID:3f0s9hNx0
何故かが分かった

丁度俺の顔が映っている所の部分だけに
埃がかかっていないのだ

それはまるで

少年A「なんでこんな器用な埃の付き方を・・・」

少年A「というかあれか」

少年A「多分誰かがこの部分だけ丸く手で埃を払ったのかな」

少年A「その払った部分が丁度俺の顔の高さって訳か」

少年A「なるほど」




少年A「・・・で、誰が埃を払ったんだ?」


141 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:24:42.29 ID:OOO4SY4D0
ちびった


142 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:25:36.65 ID:3f0s9hNx0
思わず自問自答した

そもそも埃を掃う位置が低すぎる

まだ子供の俺の丁度顔の部分、つまり鏡のほぼ下の方


もしあの女の人が実際に実在していて

且つその女の人がこの鏡で自分の姿を見ようとしたなら

もっと鏡の上の部分の埃を掃うんじゃないだろうか

そう子供ながらに考えた


少年A「じゃあ誰が・・・・」


多分埃を掃ったのは

俺と同じくらいの身長の子


143 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:32:52.54 ID:3f0s9hNx0
同じくらいの身長・・・・・


同じくらいの身長?


少年A「いやいやそんなまさか」


俺は知っている


少年A「・・・・嘘だろ」


あいつの身長は


俺と同じくらいだという事を


少年A「・・・・・・」


144 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:37:35.02 ID:3f0s9hNx0
しかももう一つ
今更になって気付いてしまった

背後からの存在感

少年A「・・・・・・」

少年A(怖くて後ろを振り向けない・・・・)

無言でAは
鏡の埃を掃いだした

少年A「まさか俺の後ろに・・・・」

少年A「俺の後ろに今いるのは・・・・」

必死に手で掃う


少年A「・・・・Bなのか?」

少年A「Bが俺の後ろに居るのか?」


145 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:43:59.06 ID:3f0s9hNx0
鏡の埃を全て掃い終え

改めて鏡を見た

少年A「ああ・・・・ああああ」

思わず漏れてしまった声

もはや自分が無言なのか喋っているのかも分からない

少年A「あああああ・・・・・」


俺が見たのは

鏡に映る俺自身の姿と

その後ろで


俺の背中を見て立ち尽くしている誰か


146 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:46:33.71 ID:3f0s9hNx0
ああ



















うわあああああああああああああ


147 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 14:47:54.32 ID:iaZ9UhhXO
さっき男か


148 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 15:00:18.46 ID:3f0s9hNx0
分かっててもすぐには動けなかった

動けるようになった時には既に逃げ出していた


あと何回俺はこの洋館で

こうやって叫んで駆け出してをすればいいんだろう


そんな事を冷静に考えてしまうくらい

俺は変になっていたのかもしれない


トイレを出ると、そこには彼が居た

俺は安心感で思わず泣き出してしまった





俺の背後にはBがいた、鋭い目で俺の背中を見つめているBが


156 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 16:35:23.80 ID:HNFR6NqV0
――っとここでネタばらし。
実はこのB、仕掛け人だったのである。
これにはAも笑うしかない。

それにしてもこのB、ノリノリである。


157 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 16:50:26.65 ID:Q3pkwNhCO
全然進んでねぇ!


158 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 17:23:45.78 ID:emFGNbfHO
早く再開プリーズ


175 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 20:01:06.58 ID:14MfiwGkO
もしかして>>1飛んだ?


182 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 21:36:40.40 ID:VzdLcpXb0
1「もうストーリー思いつかないし放置でいっかwめんどくさいしww」


183 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 21:38:49.06 ID:S2FutylX0


184 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 21:49:47.75 ID:14MfiwGkO
今書き溜め中です
しばしお待ち下さい


191 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:00:42.97 ID:3f0s9hNx0
ほんとすいません・・・・
書き溜めのメモが消えてふて寝してました・・・


192 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:02:05.59 ID:YwUfN4hWO
ちょwwwww


193 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 23:02:54.13 ID:6ohbanyA0
後日新しくスレ立てろ


194 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:05:02.09 ID:14MfiwGkO
思い出しながら書いてくれ


195 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:08:25.89 ID:3f0s9hNx0
男「今度はどうしたんだい?」

男「泣いてるのかい?一体なんで?」

少年A「うわああああん」

男「う〜ん・・・・」

男「もしかして幽霊を見た、とか・・・・」

少年A「うわああああんん」


男「・・・とりあえず話は後で聞くことにしよう」

男「おーよしよし」

少年A「うわあああん」

その後も俺は
しばらく泣きっぱなしだった


196 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:10:46.55 ID:xVLU9ZIu0
再開か


197 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:14:17.20 ID:3f0s9hNx0
ようやく泣き止んだ俺は

もう怖さと不安で我慢が出来なくなり

彼に話した


あの部屋の事、Bの事、女の人の事

そしてさっきのトイレでの事


少年A「・・・・・という事があって」

少年A「それであなたにも一緒に来てもらえればいいと思って」

男「それであの時私に話しかけてくれたのか」

少年A「ごめんなさい・・・・本当に」

男「いやいや、気にしなくていいよ」


男「それよりそんな事があったならB君を探さないとね」


198 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:19:24.82 ID:3f0s9hNx0
彼はまたしても笑ってくれた
俺もまた、同じ様に笑った

あの時の愛想笑いとは違う笑いで

男「ところでトイレでB君を見たって言ってたよね」

少年A「はい・・・」

男「じゃあ今もこのトイレの中に居るのかな・・・」

男「まぁ勿論中に入ろうとは思わないけど」

少年A「・・・・・・」

きっと
今の俺を気遣ってくれたのだろう



男「さて、どうしようか」


199 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:25:52.44 ID:3f0s9hNx0
彼は急に考え出した
きっと、色んな物にのめりこむタイプなんだろうな

男「トイレの中を確かめようにも、今の君には衝撃的すぎるし」

男「かと言ってこのままこのトイレの入り口に立ってれば」

男「B君はトイレから出られないだろうし」

少年A「ごめんなさい・・・」


男「とすると残る方法は・・・・・」

男「その最初の女の人を見つけるとか」

少年A「女の人を・・・・?」

男「そう、最初に部屋で会ったっていう女の人」

少年A「・・・・・・」


200 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:29:04.34 ID:14MfiwGkO
可愛い女幽霊だったら・・・・・フヒヒ


201 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:33:34.21 ID:3f0s9hNx0
男「その人が幽霊か人間かは分からないけど」

男「どっちにしてもその人を見つけちゃえば万事解決じゃない」

どう考えて
そういう結論に至ったのだろう

少年A「・・・もし本当に幽霊だったら」

少年A「俺たちまでどうにかなっちゃうんじゃ・・・」

男「でもあの部屋の中で女の人の腕を掴めたんでしょ?」

男「なら多分普通の人間だって」

少年A「そんな・・・・・」

男「元凶を取り除けばきっとB君も元通りだって」

少年A「なるのかな・・・」


202 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 23:41:25.45 ID:3f0s9hNx0
すいません文が全然思い出せないのでやめておきます
本当にすいません

結末だけは次のレスに書きます
本当にすいませんでした下げます


203 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 23:43:06.68 ID:+0J7e6i8O


204 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 23:43:24.73 ID:meD3pRUkO
何…だと…!?


205 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 23:44:44.66 ID:14MfiwGkO
本当は書き溜めなんかしてなかったんだろ


206 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 23:53:31.39 ID:3f0s9hNx0
女の人は洋館に元々住んでいた普通の人で、Bのあの鋭い目も少し怒っていた程度
男がトイレの前に来たのは、AではなくBの驚いた声を聞いたから

女の人は叔父さんが残したらしい大切な物を探していて、それをBに手伝ってもらっていた
親が警察沙汰にしなかったのも実は女の人がBに家に連絡させていたから

そして叔父の言葉をたよりに4人は最初の人形に手がかりがあることに気付いて
その結果見事見つけることが出来た

そして最後、全部が終わったと思った時
男に全員殺されてしまうという話

男が洋館に人が住んでいるかを気にしていたのは
誰かが探している事を知っていたから

大体で言うとこんな感じになってました
本当にすいませんでした


207 :VIPがお送りします [] :2009/07/19(日) 23:58:01.88 ID:meD3pRUkO
乙でした
最後に一個質問なんだけど、男の正体って何だったの?
叔父さん?


208 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/19(日) 23:59:46.50 ID:meD3pRUkO
すまん
ageてしまった


209 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/20(月) 00:04:12.05 ID:aTLg42Yx0
男の正体は謎のままっていう不思議系の終わり方にしようと思ってたので
決めてなかったです


210 :VIPがお送りします [] :2009/07/20(月) 00:05:16.63 ID:4EXf0ExP0
全員って具体的に


211 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/20(月) 00:11:46.04 ID:aTLg42Yx0
全部が終わった後いきなり男が女を部屋に呼び出す
少年二人はいい雰囲気になっていた2人を見ていたので
てっきり告白か何かと勘違いする

でもよくよく考えると
こんなとこで告白をする必要はないんじゃないか
帰りでもいいんじゃないか
そう話していた時、悲鳴が聞こえた

ドアを開けると女の人は死んでいて

少年Aは男に部屋の中に引きずり込まれ
少年Bはその後追いつかれて殺されるという感じです


212 :VIPがお送りします [] :2009/07/20(月) 00:15:06.91 ID:ig6VZXOn0
「やってしまった・・・」の人の書き方と似てるな


213 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/20(月) 00:17:05.87 ID:aTLg42Yx0
ハク様なんて知りません
それではありがとうございました


214 :VIPがお送りします [] :2009/07/20(月) 00:20:00.33 ID:/eGwYUY70
>>213
俺の嫁がどうしたって?


215 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/20(月) 00:43:24.03 ID:v7mU0d2GO
おもろかった


216 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/20(月) 01:05:19.70 ID:8jBJiLsUO
ハクの人じゃない人乙。



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