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少女「や、やめてください!!」 男「犯すぞゴラァ!」
- 121 名前:ルール議論中@ []
投稿日:2012/01/17(火) 22:11:01.62 ID:IcJk3Mxd0
男「これから話すことは、大事なことだ。良く聞いて欲しい」
家政婦A・B・C「はい」
男「知ってると思うけど、少女の父はν速社の元社長だ。僕は、その元で働いていた。とても温厚な人だったよ」
家政婦B「ええ、良く聞きました」
男「でもね、彼は才能がありすぎた。そのせいで、親族中から疎まれていたらしい」
男「彼は、彼なりに頑張ってたみたいだけど、全部裏目に出てね。あの優しい物言いの裏で、私達を馬鹿にしてるんだ、とかさんざんだったらしい」
男「でも、彼はそれでも頑張った。決して挫けなかった。……でも、神は理不尽だった」
男「今から7年前。久々の休みで、家族サービス。そんな日に限って、真っ昼間から飲酒運転のトラックが走ってたんだ」
男「高速道路の中央分離帯を横切って正面衝突。普通あり得ないだろう? 不条理にも程がある」
男「でも、そこで一人生き残ったんだよ、彼女は」
男「僕は、自慢じゃないが、彼に好かれていてね。よく少女ちゃんとも遊んでた。だから、僕は毎日のように励ましに行った」
男「でも、会わせて貰えないんだ。親が死んだんだぞ。社長が死んでまでご機嫌取りかい? そんな言葉を、毎回投げかけられた」
あれ、Cさんマジ空気
- 122 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 22:15:08.85 ID:qlxP03mV0
髪切るしかないな
- 124 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 22:26:54.01 ID:IcJk3Mxd0
男「そして、ある日急に新社長が決まった。彼の親戚らしい。この人も例に漏れず、また強烈でね」
男「やれ、仕事が遅いだの、業績はたったこれだけかだの、とにかくなんにでも文句を付けてきたんだ」
男「だから、僕はあの会社を辞めて、今のν速+社を立ち上げた。新社長を反面教師にして、精一杯頑張ったよ」
男「……今思えば、それがダメだったのかも知れない。自分の事で精一杯で、少女ちゃんのことは二の次三の次だった」
男「ようやく、仕事が軌道に乗った時、つまり1年ほど前、ようやく少女ちゃんのことを前の同僚から聞くことが出来た」
男「何でも、親戚にたらい回しにしてると、新社長が言っていたらしい。とんでもないゲスだ。でもそれだけじゃない」
男「なんでも、あのガキには才能が全くない、邪魔なだけだ。とまで言っていたらしい。流石に恐怖を感じたよ。親族にそこまで言えるのか、とね」
男「だから、僕は少女ちゃんを捜すことにした。ここからは君たちも知ってるだろう」
男「今日見つけて、連れてきた。保護、と言った方が良いかな。本当は警察に届けなきゃいけないんだろうけど、それはダメだ」
男「僕が引き取る、何て言ったら取り返そうとするに決まってる……だから、僕は……」
- 127 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 22:44:58.23 ID:IcJk3Mxd0
僕が言葉を詰まらせていると、不意に電話の着信音が鳴り響いた。
起きたか、少女ちゃん。
家政婦B「……もしもし? うん、うん。分かった。すぐ行くね」
男「……多分、あの子に隠し事は無駄だ。余計に傷つけかねないしね。だから、何か聞かれたら、正直に答えてあげて」
家政婦B「分かりました……」
男「二人も、持ち場に戻って。きっと、食事食べるよ」
家政婦A・C「分かりました」
男「…………僕は……」
――少女視点――
……ちょっと寝たら、大分落ち着いた。
睡眠は、私にとってはリセットボタンを押すのと、同じような意味。
気持ちを、リセット。
……でも、これは逃げてる、だけだよね。
いいのかな、これで。
- 129 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 22:53:25.39 ID:qlxP03mV0
うぇーい
- 130 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 22:57:48.75 ID:kKXNrqWf0
( 0w0)<ウェーイ
- 132 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 23:03:57.51 ID:IcJk3Mxd0
家政婦B「……少女ちゃん? 入って良い……?」
少女「うん……入って」
家政婦B「落ち着いた?」
少女「うん……」
家政婦B「良かった……ビックリしたよ……?」
少女「……ごめんなさい」
家政婦B「謝らなくて良いよ。謝るのは、自分が悪いことをしたときだけ」
少女「前は、怒られたよ、人に迷惑を掛けるなんて、何様だって」
人に迷惑を掛けるのは、悪い事。
家政婦B「私達は、そんな事言わないよ。そんな事言う人の方がおかしいの。心配はしたけど、迷惑にはなってないよ」
少女「……何か、あった?」
家政婦B「……どうして?」
少女「言葉を……選んでるみたい。気を遣ってる……?」
家政婦B「……ご主人様からね、話を聞いたの」
- 135 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 23:12:32.47 ID:IcJk3Mxd0
少女「男、さん?」
それが、どうしたんだろう。
私とは、なんの関係も、無いはず……。
家政婦B「……お父さんの仕事、覚えてる?」
少女「……うん……社長、やってた」
家政婦B「じゃあ、会社の人が、家に来たこととか、覚えてない……?」
少女「…………もしかして、男さんって、あの男さん……?」
家政婦B「思い出した……?」
少女「うん……何となく……でも、良く覚えてない……」
家政婦B「あなたを、ずっと捜してたんだよ……。幸せにするために……」
家政婦Bさんが大粒の涙をぽろぽろと流す。
その涙は、薄い色のカーペットに、二つの染みを作る。
少女「……そう……」
家政婦B「…………ご飯、食べる?」
少女「……うん……」
- 138 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 23:23:19.04 ID:IcJk3Mxd0
長い廊下を歩きながら、ない頭を絞って、ゆっくり考える。
……どうして、私のためにそこまでしてくれるの……?
親戚でさえ、あんなに疎まれたのに。
どうして、赤の他人がここまでしてくれるの?
どうして、そんなに優しいの?
どうして、どうして……。
どうして、欲しかった暮らしを、こんなにも簡単にくれるの……?
…………でも……私だけ、生きていて良いのかな……。
お父さんと、お母さんは死んじゃったのに、私だけ生き残って……その上、幸せになんて、なっていいのかな……。
分からない……分からないよ……。
- 140 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/17(火) 23:36:27.72 ID:IcJk3Mxd0
男「……それは、難しい問題だ」
全員で食卓を囲みながら、そのことを男さんに話すと、そんな言葉が返ってきた。
男「……考え方を変えてみたらどうだろう。死んでしまった二人の分まで生きる、とかさ」
少女「それは……ダメ。私は、私で、他の人じゃないから……それに」
男「それに?」
少女「私なんかが二人の変わりじゃ、申し訳ないよ……」
男「どうしてさ?」
少女「私は……出来た人間じゃないから……」
男「そんな事はないよ」
少女「あるよ! じゃあなんで今までさんざん、虐げられて来たの!? 人間は平等!? 違うでしょ!? どんな環境でも、絶対に覆せない上下関係はあるでしょ!? 私は……、私は、常にその最下位なんだよ……」
……今日は、二回も怒ってしまった。
あぁ……ここも、もう出なきゃ……。
居心地、良かったのになあ……また、私のせいだ……。
- 144 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/17(火) 23:57:26.00 ID:IcJk3Mxd0
執事A「……お嬢さん。老いぼれの話を聞いて貰ってもよろしいですかな?」
少女「…………はい」
執事A「わたくしは、長い間タクシードライバーをしていました。私は同僚達の中では売り上げは最下位、いつも馬鹿にされておりました」
執事A「でも、だからこそ、燃えたのです。客は少なくとも、必ずや、満足させてみると」
執事A「そうして頑張っておったときの事です。わたくしのタクシーに、久しぶりのお客が乗ってきてくださったのです」
執事A「それが、男様でございました。わたくしはもう必死で、あれやこれやとサービスを致しました。飲み物を出したり、気の利いた話を続けたり」
執事A「そこで、男様が言いました。あなたを、うちで雇いたいと。最初は私も冗談だと思い、是非そうしてくださいと言った所、本当に雇ってくださったのです」
執事A「そして今、ここで素晴らしい毎日を過ごさせていただいております。これは、わたくしの話なので参考にはならないかも知れません、ですが、心に置いておいてください」
執事A「人は、環境において変われる、と。あなたは、たまたまそうでは無かった……」
家政婦A「と、言うより元より環境は変っていないでしょう。住む場所が変っているだけで、回りは全員が敵だった。それはもう、あなたの力だけではどうすることも出来ません」
家政婦A「それと、上下関係はどこにでもありますよ。この家にだって、キチッとした上下関係があります。でもそれは、行動を縛ったりするための物ではない。むしろ秩序正しく動くための物です」
家政婦C「ええ、少女さんが言っているそれは、上下関係などではない。上下関係という言葉を借りた、ただのパワーハラスメントです」
- 148 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 00:13:44.40 ID:9FUZyurc0
家政婦B「……少女ちゃん。ここに、住まない?」
少女「……え?」
怒って、無いの?
あんなに馬鹿な事言って、全部完全に論破されてるのに、それでもまだ、私のこと嫌いにならないの……?
なんで……?
男「少女ちゃん、これが本来の人間だよ」
男「助け合って、協力して生きていく。僕たちは、形態は違えど、『家族』というコミュニティなんだよ」
- 151 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 00:22:33.27 ID:9FUZyurc0
男「家族に、ならないか……?」
少女「…………」
――男視点――
迷っているのかな……。
……でも、これじゃあダメだ。
ただのコミュニティとしての家族じゃ、法的には意味がない……。
……そうだ、僕は少女ちゃんを守るって決めたじゃないか。
だったら、出来ることは全てやらなきゃ、嘘だ。
だから、僕は――――法を犯す。
僕は、少女ちゃんを法で守るために……法を犯す。
なんと矛盾した考えだ……。
でも、今すぐに救うにはこれしかない……。
男「少女ちゃん……養子に、ならないか?」
- 152 名前:ルール議論中@ [sage] 投稿日:2012/01/18(水) 00:26:15.49 ID:1v5hs79I0
今って未婚でも養子とれるん?
- 153 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/18(水) 00:27:16.82 ID:MJ6riZKS0
充分な経済力があればできるんじゃね?知らんけど
- 158 名前:ルール議論中@ [sage] 投稿日:2012/01/18(水) 00:36:24.09 ID:lwpzlG4u0
いやそこは結婚して毎晩チョメチョメをだな…
- 161 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 00:49:45.32 ID:9FUZyurc0
――少女視点――
男「少女ちゃん……養子に、ならないか?」
少女「……え……?」
あまりに突然の事に、頭が、ついていかない。
少女「で、でも養子って……今日会ったばっかりだし……その、一応、私今の時点で籍は養子だし……」
男「……それを、無理矢理ちょろまかすんだ。書類の上でね。全て偽装する」
少女「そんな……」
男「ごちそうさま、美味しかったよ」
家政婦A/C「お粗末様です」
少女「……そんな、私のために、一生を棒に振るようなことしちゃダメ!」
男「大丈夫だ……僕は、しくじらないよ」
- 162 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/18(水) 00:53:28.93 ID:l9ADja5d0
>>152
斉藤さんがとってたからとれるよ
- 165 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:07:46.37 ID:9FUZyurc0
――男視点――
さて、 とりあえず現在の少女ちゃんの状況について確認しよう。
少女ちゃんは、特別養子だ。
特別養子縁組における離縁は、実父母が居ないと出来ない……。ここがまず問題。
養子にするためには、離縁して貰わないとダメだから、ここで確実に引っかかる。
これはいよいよ、一大事だ……。
せめて、法の穴でも付ければ、と思ったんだが、ここは流石に法治国家、中々見つからない。
ダメだ……。
あれだけ格好つけても、やっぱり法を犯すのは、怖い。
書類偽装なんて、罪重いんだろうな……。
いやいや、やる前からネガティブになってどうする。
やると決めたんだから、僕はやる。
明日だ。明日全ての工程を済ませる。
ばれるなよ……。
- 166 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:10:15.11 ID:0WZzcsoI0
豚骨ラーメン
- 167 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:15:02.59 ID:9FUZyurc0
――少女視点――
馬鹿、みたい。
私を、愛してくれているのは、分かった。
だけど、そこまでするものなの……?
……分からない。
これが本来の人間……?
私に言わせれば、とっくにそんな物逸脱してる。
私に、そんな価値なんて……。
家政婦B「今何考えてるか当ててあげよっか?」
少女「え?」
家政婦B「……私には、そんな価値はない。あの人は馬鹿だ。こんな感じでしょ?」
少女「え、うん……よく、わかったね」
家政婦B「私が少女ちゃんの立場だったらそう思うもん……。でも大丈夫。あの人なら、きっと……」
少女「……」
- 171 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:21:27.51 ID:9FUZyurc0
少女「きっと、か」
少女「きっと、きっと。今までずっとそう考えて生きてきた。きっと、お父さんお母さんは死んでない、きっと、いつか迎えに来てくれる」
少女「きっと、この人達も優しくなる。きっと、次の人たちは優しい。きっと、きっと」
家政婦B「…………」
少女「でも、ずっと裏切られてきた。でも、そのきっとを支えに生きてきたから、私」
少女「きっと、大丈夫だよね?」
笑って、家政婦Bさんに確認する。
家政婦B「ふふっ。アハハハ!」
少女「……なに?」
家政婦B「少女ちゃん笑うの下手すぎー!」
……確かに、そうかも。
笑う必要なんて、なかったから。
でも、これからは……きっと。
- 172 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:24:57.30 ID:vdl34I7fO
最近キットカット食ってない…
- 173 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:26:53.65 ID:9FUZyurc0
少女「……ん……」
地面が、柔らかい……?
いや、これ地面じゃない……ベッドだ……。
ベッドで寝るなんて、久しぶり……。
というか、ここで経験した殆どが……久しぶり……。
家政婦B「少女ちゃん起きたー?」
少女「うん……」
家政婦B「今日、全部やってくるってさ、ご主人様」
少女「一日で……?」
家政婦B「うん。ホント無茶するよね」
少女「そんな事しなくても、きっとあの人達は、こない」
少女「私なんて、いらないから」
家政婦B「きっと来るわよ、少女ちゃんをだしにして金をふんだくるなんていかにもやりそうじゃない」
あ、確かに、それやりそう。
少女「大丈夫、だよね」
家政婦B「うん、きっと大丈夫……」
- 177 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:37:12.68 ID:9FUZyurc0
――男視点――
机の引き出しを、そっと開ける。
そこには、二枚の紙が厳重に仕舞われていた。
それは、生活苦を申し立てた人から買い取った戸籍情報。
大人二人に、子供一人。
これがあれば、大丈夫……。
きっと、ばれない。
――――震える手で、必要事項を埋めていく。
筆跡を使い分け、家政婦A・B・Cに指紋を付けて貰う。
念には念を入れなければ……。
これに、少女の運命が掛かってる……。
- 178 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:39:06.47 ID:9FUZyurc0
3枚だた 痛恨のミス
- 179 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:42:39.04 ID:0WZzcsoI0
問題ないよしえん
- 180 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:46:33.35 ID:9FUZyurc0
結局、書き終えるまでに3時間も掛かってしまった。
震える手が未だに止まらない。
これが、受理されてくれれば……。
執事A「役場まで、お送りいたしましょうか?」
男「執事A……良いタイミングだ」
いい、家族だ。
男「……執事A、僕は、最悪捕まるかも知れない」
執事A「ええ。そうですね」
男「その時は……僕の代わりに少女を助けてくれないか……?」
執事A「もちろん。こんな老いぼれですが、彼女は家族ですよ……さしずめ、おじいちゃんと言った所でしょうか」
男「おじいちゃんになつく孫は多いからね……きっとなついてくれるよ」
執事A「そうだといいですなぁ…………着きましたぞ」
男「行ってくるよ……」
執事A「自然に、ですよ。スマイルを忘れずに」
男「役場でスマイル振りまく方が不自然だと思うけどなぁ……」
- 183 名前:ルール議論中@ [sage] 投稿日:2012/01/18(水) 01:53:11.99 ID:jdcmDoDd0
普通養子縁組か
- 184 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 01:57:47.62 ID:9FUZyurc0
役場男「…………はい、問題ないですね。受理します」
男「……ありがとうございます」
通った……! よし! YES! Yeah! GJ!
男「これで、ようやく……」
感情が昂ぶり、双眸から涙が溢れ出る。
……ダメだ。ダメだ。男は泣いたら……。
執事A「お乗りください。早く報告したいでしょう……?」
男「あぁ……頼むよ……」
冷静に、冷静にだ……。
執事A「目が、赤いですぞ」
男「なに、気付かれやしないさ……」
執事A「良かったですな……」
男「あぁ、本当に……」
これで、少女ちゃんを守ってやることが出来る……。
これで……ようやく幸せにしてあげられる……。
- 185 名前: ◆QmOcAlIBbM [] 投稿日:2012/01/18(水) 02:07:57.81 ID:9FUZyurc0
執事A「着きましたぞ……ご報告をしてあげてください」
男「うん……ありがとう」
家の扉を、勢いよく開く。それこそ、大きな音が鳴るぐらいに。
男「帰ったぞ!! 成功だ! 受理された!」
少女「これで……ホントに……」
男「あぁ……そうだ……親子、だ」
少女「ありがとう……」
家政婦A・B・C「おめでとうございます!!」
男「ありがとう……」
少女「うん……ありがとう……」
男「少女ちゃん、いや、少女これからよろしく」
少女「こちらこそ……私、ずっとここにいて良いんだよね……? 幸せになっても……良いんだよね!?」
男「あぁ、それが――家族だ」
〜Fin〜
- 187 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/18(水) 02:08:54.46 ID:l9ADja5d0
あと二行ほしかった!おつ!
- 188 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/18(水) 02:09:23.26 ID:1Y3BqbSr0
えっ!?
…………えっ!?
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