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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その17
- 470 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2010/07/20(火) 23:53:24.45 ID:dRY/LaQo
…
青龍先生「とりあえず…分かったかの?」
青年兵「はい…。充分に…っ」
召喚士「……酷い目に遭いましたけどね…」
青龍先生「百聞は一見にしかず…じゃよ!ひょひょひょ!」
召喚士「…はぁ」
青龍先生「さて、本題じゃ……」
青年兵「…はい」
青龍先生「まずは同属性同士でと思ったが…」
召喚士「……」
ザッ
青龍先生「いきなり本領発揮と…いくかのう…」
青年兵「元よりそのつもりです…っ!」
召喚士「……ええ」
青龍先生「ひょっひょっひょ。若さとはすばらしいのう…!」
- 471 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/20(火) 23:57:12.64 ID:dRY/LaQo
ザッザッザ…
召喚士「じゃあ……」
青年兵「…お願いします!」
青龍先生「良いか?あくまで攻撃は互いの召喚獣のみじゃぞ…?」
召喚士「……」
青年兵「……」
青龍先生「始めっ!!」
青年兵「行けっ!ワイバーン!!」
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
シュイィィン
コカトリス「……」
青年兵(対峙して改めて感じる……)
召喚士「……」
青年兵(コカトリスのパワー…。そして…召喚士さんの強さ…っ!)
青年兵は額より汗が垂れ落ちる中、歯を食いしばり…笑う。
- 472 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 00:13:15.31 ID:a/mgL/co
ワイバーン「……」
召喚士(一筋縄でいくなんて…当然思ってない…)
青年兵「……」
召喚士(青年兵くんの強さは…計り知れない……っ)
両者はほぼ同時に右手を上げる。それを合図に二匹の召喚獣が空高く舞う。
青年兵(制空権…っ!頭を押さえる…っ!!)
召喚士(考える事は…一緒かっ!)
青龍先生「ひょっひょ…。これはなかなか…!」
バシュウッ!!
召喚士「!?」
コカトリス「ほう…っ。早さはあちらが上か…」
青年兵「よしっ!!ワイバーン!!」
ワイバーン「……うむっ!」
ワイバーンは上空で素早く旋回し、コカトリスの背中へと急降下する。
召喚士「……」
- 473 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 00:17:59.99 ID:a/mgL/co
ゴウッ!!
青年兵「……何…っ?!」
ワイバーン「避けぬなら…このまま…っ!」
ワイバーンは前足を伸ばし、鋭い爪をコカトリスへと向ける。
ゴオオォォッ
青龍先生「さて……どうするのかのぉ」
召喚士「……」
青年兵(まだ避けない…!?一体何を…っ)
ワイバーン「はあぁっ!!」
コカトリス「……」
召喚士「今だっ!!」
ワイバーンが眼前に迫った瞬間、コカトリスの姿が突如その場より消える。
青年兵「……っ!!」
ワイバーン「何だと…っ!?」
青龍先生「…ほぉ。そうきたか…!」
- 485 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:47:29.52 ID:fK73t0Yo
青年兵(コカトリスが消えた…いや、消したっ!!)
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
シュイィィン
一度姿を消したコカトリスが、再びワイバーンの背後に姿を現す。
青龍先生(一旦、召喚解除し…再召喚。魔力を食うのにようやるわい…)
召喚士(何とかうまくいった!修行の成果だ…!)
青年兵「絶妙のタイミング…!さすがですね…っ」
ワイバーン「言ってる場合か青年兵!背後を取られたぞ!」
青年兵「分かってる!!」
三人の頭上を低空飛行で過ぎていくワイバーン。
その上空に、コカトリスがピッタリと並び、その後を追う。
ィィイイ……ゴウッ!!
コカトリス「どうしたっ!?ただ逃げるだけか?」
ワイバーン「安っぽい挑発なんぞには乗らぬよ…!」
コカトリス「……」
- 486 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:48:03.31 ID:fK73t0Yo
ワイバーン「それに忘れたか…?スピードはこちらが上っ!」
ギュンッ!!……バシュウウゥゥ!!
コカトリス「……ちぃっ!」
青龍先生「さて…どうする気かの…?」
召喚士「…ならばっ!」
鞘から抜いたレイピアを頭上で円を描くように回し、召喚士は合図する。
コカトリス「…うむ!」
それを受けてコカトリスがワイバーンを追いつつ、高度を上げ始める。
青年兵(…何か仕掛ける気だな…っ?)
召喚士「……」
コカトリスは上昇を終えると、今度は前方めがけ急降下を始める。
ゴオオォォッ!!
召喚士「今だっ!!」
コカトリス「はあぁっ!!」
ドンドンドンドンドンッ!!……ドンッ!!
- 487 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:48:36.19 ID:fK73t0Yo
大きく開いたコカトリスの口から、球状の息の塊が数発、打ち放たれる。
それはワイバーンの前方に位置する地面へ着弾し、その衝撃で地面が舞い上がる。
ワイバーン「目くらましか…!?」
青年兵「違うっ!!旋回だ!!」
ワイバーン「!?」
舞い上げられた地面が徐々に石化を始める。
青龍先生「ただの衝撃波ではない…。石化の息の…衝撃波か!」
召喚士「壁は作った!道は塞いだぞっ!」
ワイバーン「おのれ…!!」
青年兵「左から旋回し、反転っ!!」
ギュオッ!!
コカトリス「逃がすかっ!!」
せり上がる土の壁を背に、沿うように旋回するワイバーン。
Uターンするそのすがたを上からコカトリスが追跡する。
コカトリス「いかに早いと言えど…この距離なら…っ!!」
- 488 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:49:05.19 ID:fK73t0Yo
召喚士「行っけぇ!!」
コカトリス「おおぉぉっ!!」
再び巨大な嘴を上下に開き、コカトリスは大きく意気を吸い込む。
コカトリス「……」
ワイバーン「……っ」
コカトリス(何だ…っ!?いやに冷静だな…)
青年兵「……」
コカトリスの口から大量の息が吐き出される。
召喚士「…回避…しないっ!?」
コカトリス「ま…さか…!!」
ゴオオォォッ!!
石化の吐息が目の前に迫るその瞬間、
青年兵「はぁっ!!」
シュイィィン
ワイバーンはその姿を消した。
- 489 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:49:39.91 ID:fK73t0Yo
ゴオオォォッ!!
上空から吹き付ける石化の息は、地面を石へと変える。
コカトリス「先程の召喚士と同様…召喚解除で回避するとは…っ!」
青龍先生「ひょっひょっひょ!やってくれるわい…!」
召喚士「……流石だね…青年兵くん!」
青年兵「…負けていられませんから!」
青年兵は呼吸を整えながら、額の汗を拭う。
青年兵「出でよっ、ワイバーン!!」
シュイィィン
再び姿を見せたワイバーン。それと同時に両者が右手を上げる。
召喚士(これで互いに…小細工は通じない…っ!)
青年兵(いや…ここまでは余興。最後は単純に力比べだっ!!)
ドウンッ!!
二人の右手が同時に振り下ろされ、それを合図に二匹の召喚獣が翼を広げ飛び出す。
二匹の召喚獣は中央でぶつかり合い、きりもみ状で上空へと高度を上げていく。
- 490 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:50:06.59 ID:fK73t0Yo
ギュオオォォッ……バシュウゥゥ!!
青龍先生「ひょっひょ、まるで竜巻じゃな!」
召喚士「くう…っ!!」
青年兵「まだ…まだ…ぁ!!」
やがて螺旋の渦は小さくなり、コカトリスとワイバーンが衝突を始める。
ワイバーン「はぁーっ!!」
先に仕掛けたのはワイバーン。コカトリスへ覆いかぶさるように絡みつく。
ワイバーン「至近距離ならば…石化も出来まいっ!」
コカトリス「……ならばっ!」
コカトリスは毒撃の尾を大きく振り上げるが、それもワイバーンの尾が絡め取る。
ギュルギュルッ!!
コカトリス「……っ!?」
ワイバーン「ふっふ…!身動き出来まい!」
コカトリス「それは貴様とて…同じ事っ!」
体勢をを無理矢理ひねり、コカトリスはそのまま急降下する。
- 491 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:50:36.91 ID:fK73t0Yo
ワイバーン「叩きつけようと言うのか!?地面に!!」
コカトリス「はあぁっ!!」
ワイバーン「お主とて逃げられんぞ!」
青龍先生「相打つ気か…!?」
ギュオオオォォッ!!……
コカトリス「……!?」
ワイバーン「……!!」
二匹の召喚獣が地面へぶつかる瞬間。その姿を再び消した。
シュイィンン
召喚士「はぁ…っ、はぁ…はぁ…」
青年兵「……はぁ…はぁ…っ!」
青龍先生「……ふむ。引き分け…かの」
召喚士「…そのようです」
青年兵「……ありがとうございました…っ」
召喚士「こちらこそ…っ!」
- 492 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:51:02.08 ID:fK73t0Yo
…
召喚士「はぁー、疲れたぁ……」
青年兵「まさかこんなに負担があるとは……」
青龍先生「精神を集中させておるからの。肉体的な疲労よりシンドイじゃろ」
青年兵「ええ……」
青龍先生「それにしても両者…見事であった」
召喚士「いえっ、まだまだでした…」
青龍先生「そんな事はない。儂の想像以上の出来じゃったぞ?」
青年兵「……」
青龍先生「何より、召喚解除に気付いた事は非常に大きい」
召喚士「…そうですか?」
青龍先生「うむ。召喚士ゆえに召喚し終えたら、それに頼りきる傾向がある…」
青年兵「……」
青龍先生「それを解除し再召喚する…。戦闘中にその発想は、なかなか難しいものよ」
召喚士「……なるほど」
- 493 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:51:37.26 ID:fK73t0Yo
青龍先生「それに、魔力への負担も大きいしな」
青年兵「一旦…解除して、再び召喚するわけですからね」
青龍先生「その事に自ら気付けたお主等は、上出来…というわけじゃ」
召喚士「……ありがとうございます。全ては修行の成果です」
青龍先生「ただ突っ立っておるわけじゃないのが分かったかの?ひょっひょ」
青年兵「はい。以前より魔力をしっかり溜め込む事が出来ております」
青龍先生「明日からは更に難易度を高めていこうと思うておる」
召喚士「…頑張ります!」
青年兵「覚悟しております…!」
青龍先生「ひょっひょ。逞しいのう!……さて、今日は休むとしようか」
召喚士「はい。もうクタクタです……」
青年兵「ですね……」
青龍先生「ひょっひょっひょ!しっかりと修行しておる証じゃ」
青年兵「…では、失礼します。ありがとうございました…!」
召喚士「うん。おやすみなさい!また明日…!」
- 494 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/21(水) 17:51:56.53 ID:HUdY9r2o
かっけぇな…なんかガメラ思い出した
- 495 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:52:10.75 ID:fK73t0Yo
…
盗賊『兄様っ!!行っちゃやだぁ!!』
兄様『盗賊…盗賊……』
盗賊『兄様あぁーっ!!』
ガバッ!!
盗賊「……ぁ」
ズキッ
盗賊「…っく!!」
スッ…テクテクテク
老人「目が覚めたかね…?まだ起きない方がよい…横になりなさい」
包帯が巻かれた上半身と両腕、頭部。盗賊は擦るように撫で、目を丸くする。
老人は険しい表情で首を横に振り、盗賊を再び布団へ横になるよう促す。
盗賊「……あ…あの…っ」
老人「もう三日も眠っておったのじゃぞ?」
〜東方、北の村〜
- 496 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:52:58.05 ID:fK73t0Yo
…
ダンダンダン…バサッ
漁師「おぉ、目が覚めたか!?」
老人「…つい、今しがたじゃ」
盗賊「…あ、あの」
老人「安心せい。ここは北の村じゃ」
盗賊「…北の?……あ…っ!?」
老人「思い出してくれたかの?」
盗賊「…あの…時の」
老人「お主に道を教えた後、やはり心配になってのぉ…」
盗賊「……」
老人「こやつに船を出して貰って、儂も最北の塔へ向かったのじゃよ」
漁師「丁度、漁の後だったし…このジーサンには逆らえないからなぁ」
盗賊「……」
老人「そしたら突如、塔は粉々になるわ…お主は海へ投げ出されてるわで…」
- 497 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:53:35.64 ID:fK73t0Yo
盗賊「……そう…か」
テクテクテク
海女「ありゃ!目覚めたかいっ!?良かったぁ〜!」
漁師「母ちゃんよ、粥と…なんだ、えぇと…栄養付くモン持ってきな!」
海女「あいよっ!その前に包帯変えるから…アンタとジーサンは出ておくれ」
漁師「おうっと…!すまねぇ…!」
ノソッ…テクテクテクテク…バサッ
海女「安心しとくれ。アンタの身体には触れさせてないからさっ!あはは!」
盗賊「……」
シュルシュルッ…パサッ
海女「……酷い…傷だね」
盗賊「……」
海女「若い娘が駄目だよ?こんな傷だらけじゃあ……」
盗賊「……うん」
海女「…さ、包帯変えるね」
- 498 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:54:13.57 ID:fK73t0Yo
ギュッ…キュッキュ
海女「はい、おしまい!起きられるかい?」
盗賊「…うん。あ、あの……っ」
海女「…?」
盗賊「……あ、ありがとう…ございます」
海女「…あははっ!気にしなくていいんだよ。そんな事!」
盗賊「…………」
海女「……?」
盗賊「……っ」
海女「……よしよし」
盗賊「…ふ…っ……うぅ…っ!」
海女「泣きたい時は泣けばいいさ…」
海女は優しく盗賊を抱きしめる。
盗賊「…う…ぅ…あぁ…っ…!」
海女の胸に顔を埋めるように、盗賊はただただ泣きじゃくった。
- 499 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:54:41.28 ID:fK73t0Yo
…
漁師「……どうだ?」
海女「また寝ちまったよ…」
漁師「そうかぁ…。しっかしあんな大怪我して…何者なんだ?」
老人「さぁのう…。じゃが、放っておくわけにもいくまいて…」
漁師「そりゃあそうだが……」
海女「しばらくはウチで安静にして貰えばいいさ」
老人「スマンのう…。頼んだぞ」
漁師「どうせしばらくは漁にも出られねぇし、構わねぇよ」
海女「…全く。お上やお役人は何を考えてるのかねぇ…」
老人「……」
漁師「こんな現状で挙句、漁まで規制されちゃあ……」
海女「正直…生活出来ないよ。全く……」
漁師「あぁ…。困ったもんだぜ……」
老人「……ほんに…困ったもんじゃのぅ」
- 500 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:55:07.92 ID:fK73t0Yo
〜最北〜
香具師「なんでだよ、ここを通して貰わにゃ香草や薬草が…」
足軽「駄目だ。ここから先は立ち入り禁止だ!」
男「陸路も海路もって…そんじゃあどうやって狩猟や漁を…」
足軽「あの塔を見ろ!妖怪にやられて死にたいのかっ!?」
香具師「……うぅ」
ザッザッザッザ
足軽「ご、ご苦労様ですっ!!」
名代「……うむ」
男「なぁ、アンタぁ偉い方だろ?何とかならないのかい…?」
名代「……皆様のお気持ち、充分に承知しております」
香具師「……」
名代「しかし、この先は妖怪が出る恐れがあり危険…。どうか分かって頂きたい」
男「でもよぉ…。そんなんじゃ生活が……」
名代「…手は打ちます。今しばし…お待ち下さい」
- 501 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:55:38.85 ID:fK73t0Yo
ザッザッザ
香具師「ちょいと!しばしってどのぐらい待てば…っ」
足軽「おいコラ!下がれっ!!」
香具師「おいって…ば…っ!!」
激しい口調で言及する庶民を足軽達が必死に食い止める。
名代はその奥の、塔へと続く道をゆっくりと進んで行った。
ザッザッザッザッザ
名代「お疲れ様です。首尾は…?」
火忍「あー、特に何もねぇな…」
名代「……」
風忍「しかし…凄まじい威力だな」
火忍「あれか?」
半壊した塔を見上げながら、火忍は言葉を続ける。
火忍「どこぞの術士か知らねーが、そう簡単にああはいかねぇぞ」
名代「ええ。一体何があったのか…」
- 503 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/21(水) 17:58:35.59 ID:fK73t0Yo
風忍「北の大名家が滅んで以来、この地も未統括だったのですよね?」
名代「はい。ただですら妖怪の多い地です。そこまで手は回りませんでしたから…」
火忍「つー事は…妖怪の仕業か?」
風忍「一体…何の為に…」
名代「……」
テクテクテク…スッ
名代「……?」
拾い上げた紙切れを名代はじっと見つめる。
火忍「なんだ…それ?」
名代「書物…ですかね?東方の物ではなさそうですね…」
風忍「!?」
火忍「ってぇ事は…この国のモンじゃねぇ誰かが……」
風忍「何か…良からぬ事が動き始めているようだな」
火忍「面倒事が多すぎだっつーの…」
名代「…………」
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