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少女「私が勇者……ですか?」
1 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:04:10.80 ID:73iJW1X10
少女「え、肝試し?」

友「うん、少女ちゃんも来るよね?」

少女「あ、あの、えっと」

少女(そういうの、苦手なんだけど……)

友「じゃあ決まりね」

少女「え?」

友「今夜12時、○×風穴の前に集合だから遅刻しちゃダメだよ」

少女「あ、い、いえ、その……行っちゃった……どうしよう……?」


2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:09:42.79 ID:73iJW1X10
夜中

少女「……お、おまたせー」

友「遅いよー。他のみんなはもう行っちゃったよ。ほら、早く行こうよ!」

少女「う、うん」

……………………
…………
……

少女(暗い! 怖い! 無理!!!)ガクブル

友「この風穴はね、よく遊びで入った人間が神隠しにあうの。中で、亡霊が黄泉の世界へ引きずり込んでるって噂があるんだよ?」

少女「そそそ、そうなんだ……」


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:10:17.50 ID:QMfZENYP0
こんな時間に立てて・・・明日までにちゃんと完結させろよ


4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:11:05.40 ID:Pdqri/Mx0
ぐふふふ……その後少女たんはどうなったの?
お姉さんに全部話してごらん?


5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:14:15.06 ID:73iJW1X10
友「あれ、あっちに何か光ってる皆かな?」だっ

少女「と、友ちゃんまってよ! あっ」つるっ

友「ん? どうしたの少女ちゃん? って、あれ? 少女ちゃん、どこ?」

……………………
…………
……

少女「な、なにこれ!? 穴!? どこまで落ちて……というか、これだけ落下してたら、死んじゃうよ!?」

ふわっ

少女「な、なに!? したから、風!?」

???「突然、この世界へ連れ込んでしまってごめんなさい。でもあなたの力が必要なんです。力を、お貸しください」

少女「な、何、この声? ゆ、幽霊!? い、いやっ!」

???「……私は幽霊ではありません。お願いします。力を貸してください……」


6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:15:52.91 ID:TNdpOMI20
女だけど→おっさん
うpはしない→おっさん
うpって何?→おっさん
うpめんどい→おっさん
うpレススルー→おっさん
うpしてもID無し→おっさん
うpの仕方わかんない→おっさん
携帯、カメラ無いor壊れてる→おっさん
じゃあおっさんでいいよ→最初からおっさん


7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:17:43.41 ID:73iJW1X10
少女「……あ、あの、力って、どうすれば?」

???「この石を持って今から送る国の王に会いに行ってください。この石があれば話が通じるはずです」

少女「国? 王?」

???「ごめんなさい。時間のようです。後は任せましたよ、勇者様」

少女「え、勇者……?」

……………………
…………
……

少女「きゃふっ!?」ずどんっ

少女「いてて、あ、あれ、ここどこ? というか、昼間?」

わいわいがやがや

少女(もしかして、さっきの声が言っていたのって、この町のことかな? そうなると、あの大きな建物がお城?)


8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:23:22.74 ID:73iJW1X10
少女(とりあえず入り口には着てみたものの、周りからの視線がいたい……なんで皆RPGの世界みたいな服装してるんだろう?)

少女(というか、Tシャツってそんなに珍しいのかな?)

門番「そこのお前! 城になんのようだ!?」

少女「え、えっと、ここにいる、王様に会うようにと言われて……」

少女(な、何語!? でも、なぜか理解できる……)

門番「なんだと!? 今日は国王に会いに来るものがいないと聞いていたが!?」

少女(な、なんだかこの人怖いよ〜……)

少女「そ、その、これをみせればって……」

門番「……!? そ、その翠色の石はまさか!? お、お前、そこで少し待っていろ!」だっ

少女「? どうしたんだろう、急にあわてて……」


9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:25:59.51 ID:73iJW1X10
門番「お、お待たせいたしました! 国王様のお部屋はこのまままっすぐ行った場所にあります!」

少女「あ、は、はい、どうも……」

少女(急に口調が変わった……)

……………………
…………
……

国王「ようこそいらっしゃった。君の名前は?」

少女「は、はい、少女といいます」

国王「少女か。婆よ、この娘が女神の言っていたもので間違いないか?」

婆「はい、その通りでございます」

国王「なるほど」


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:31:55.64 ID:73iJW1X10
少女(女神?)

国王「そなたはこの世界以外の世界からやってきたのであろう?」

少女「は、はい、たぶんそうなります」

国王「ならばこの世界について簡単な説明をしよう。まず、この世界は今魔王によって支配されようとしておる」

少女(うわ、よくあるRPGだ……でも待ってよ。このパターンってまさか)

国王「そこで我らは女神の封印を解き、助けを求めた。すると女神はこう言ったのだ」

女神『これから3日以内に翠色の石を持った少女を異世界から召還する。その少女が勇者となり、世界を救ってくれるでしょう』

少女(やっぱり!)

国王「つまり、そなたは魔王を倒しに来た勇者ということになる。魔王はちょうど世界の裏側におる。倒しに行ってくれるな」

少女「そ、その、私、戦いとか出来ませんし……期待にはこたえられないというか……」

国王「そういえば、そなたの世界には魔法がないのだったな」

少女「魔法?」


11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:38:37.35 ID:73iJW1X10
国王「この世界には全部で5種類の魔法が存在するのだよ」

国王「火、水、草、光、闇の魔法があって、火は草に強く、草は水に強く、水は火に強い。光と闇はそれぞれに強く、それぞれに弱い」

少女(うわ〜、よくある設定だなぁ)

国王「人間は生まれもって1種類の魔法を使えるのだが、そなたはどうやらまだ何の魔法も使えないようだ」

少女「わかるんですか?」

国王「あぁ、使える魔法はその種類によって異なる色素を持っており毛髪に影響を及ぼす。しかしソナタの毛髪はいま、白いからな」

少女「え……? っ!?」

少女(ぜ、全部白髪になってるー!?)

国王「? ともかく、魔力を備えていない人間には魔石を使い魔力を植えつけることが出来る。そなたにはこれから好きな属性の魔石を選んでもらおう」

少女(最初のポケモンみたいなノリで言われても)

国王「礼のものをもってこい」

メイド「かしこまりました」


12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:43:50.07 ID:73iJW1X10
国王「この中から好きな魔石を選びたまえ」

少女(わぁ、きれい! 宝石みたいだけど……でも1つかぁ。どれにしようかな?)

1.赤い石 火(攻撃メイン)
2.青い石 水(防御メイン)
3.緑の石 草(特殊メイン)
4.黄色い石 光(回復メイン)
5.黒い石 闇(強攻撃メインだけど、消費が激しい)

>>15


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:45:42.85 ID:73iJW1X10
人がいない……あげ


14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:46:11.64 ID:iBvFQaQz0


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:46:21.39 ID:btRk/Gpz0
0


16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:47:01.61 ID:73iJW1X10
再安価
>>17
1〜5でお願いします。それ以外の場合は下で


17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:48:19.05 ID:btRk/Gpz0


18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:48:19.22 ID:iBvFQaQz0
3


19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:52:22.63 ID:73iJW1X10
少女(えっと、さっきメイドさんから教えてもらったことによると、青い石が防御メインの水の魔力だよね?)

少女(痛いのはいやだし……これにしよう)

少女「じゃあ、この石で」

国王「では、その石を握って力を求めながら祈るのだ」

少女「……」すぅ

国王「これでそなたには魔力が与えられた。次にこの世界で使える通貨をやろう。着替えや装備品、道具などを買ってくるがいい」

少女「ありがとうございます」

少女(でも最初の王様からもらえるお金って200円くらいなんじゃ?)

じゃらん

少女(袋一杯の小銭かぁ……やっぱり200円くらいなのかな?)


20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 00:57:16.12 ID:73iJW1X10


少女「……どうしよう、予想外だよ……小銭だとばかり思ってたけど、このコイン1枚が一番高い通貨だったなんて……」

少女「馬車まで買ったのにまだ5枚しか減ってない……どんだけ〜……」

少女「お金には困らないと思うけど、この後はどうしようかな」

少女「とりあえず、隣町を目指してみようかな?」

少女「と、その前に着替えを済ましちゃおう。そこの宿屋さんで部屋を借りればいいか」

……………………
…………
……

旅人の服を装備した
ミニスカートを装備した
水使いの杖を装備した
キャスケットを装備した

少女「準備オッケー!」


21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:00:22.22 ID:73iJW1X10
少女「勢い任せでマントを買っちゃったけど、やっぱり装備するのはどうかと思うし」

少女「靴も買っちゃったけど、実際にはいてみたら運動靴のほうが動きやすかったからなぁ」

少女「でも、馬車に結構乗るし、大丈夫だよね?」

少女「じゃあ、最後に馬を飼いに行かなきゃ」

……………………
…………
……

少女「」

店員「おや、お譲ちゃん。オオトカゲははじめてかい?」

少女(ドラゴンじゃん! どう見てもトカゲじゃなくてドラゴンじゃん!)

でも硬貨1枚で買えました。


22 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/09/05(月) 01:00:57.29 ID:PwvHVV9V0
書き溜めしてないならこのスレは落ちるんだろうな
安価とかしてるし書き溜めはないんだろうな
あと不思議遊戯みたいだな
友達はこの世界に先に来てレイプされてたりしたりするんだろうな


23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:04:02.16 ID:73iJW1X10
少女「さて、今度こそ出発! えっと、ドラゴンさんは頭がいいから言えばその方向に引っ張ってくれるんだっけ?」

少女「じゃあ、まずは……」

看板「○×△□」

少女「……」

少女(じ、字が読めない! は、話はわかるのに……どうしよう?)

どんっ

少女「きゃっ、す、すいません」

少年「いえ、自分こそ。失礼しました」そそくさ

少女「……やっぱり仲間になってくれる人を探したほうがいいのかな? まだ心配いらないと思うけどお金どのくらい残ってるっけ?」

少女「……あれ? ま、まさか、さっきの人って!?」


24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:05:01.07 ID:+IQHo2Hq0
期待


25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:07:59.62 ID:73iJW1X10
少年「うは、あいつ大富豪の娘か何かか? これだけあれば1年は遊んで暮らせるぜ!」

少女「あ、いた! さすがドラゴンさんの鼻!」

少年「!? い、いつのまに!? くそっ!」ぴかー

少女「ふぇ? な、なにこれ!? しょ、植物のツル!?」

少年「ばーか、髪の色で気がつかなかったのか? お前じゃかてねーよ!」

少女「な、なにこれ、やだっ!」宙吊り

ドラゴン「がうっ!」ぶちっ

少女「わっ、た、たすかった……」

少女(で、でもまた逃げられた……どうにか対策を打たなきゃ)


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:11:36.18 ID:+ISVWxXt0
しばらく見ていこうかしら


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:11:37.00 ID:73iJW1X10
少年「ふぅ、ここまでくれば」

少女「逃げ切ったかな?」

少年「っ! ど、どれだけしつこいんだよ!?」

少女「しょうがないよ。それがないとこの町からも出れそうにないんだもん」

少年「そんなの知るか! もう一度宙吊りに……」

少女「っ、だ、だめ、やめてよ! そ、そんなことされたら、その……下着が///」

少年「は? お前みたいな貧乳のパンツなんか見ても特にはならねーよ」

少女「……」かちん

少女「人が一番気にしていることを言うなー!」ばこっ!

少年「つ、杖の使い方がちげーよ!?」

少女は少年を倒した


28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:15:26.65 ID:73iJW1X10
少女(色仕掛けで相手の隙を作ってドラゴン君に倒してもらう予定だったんだけど……結果オーライ?)

少年「くそ、縛られたくらいじゃ魔法を使ってすぐに脱出できるんだぞ!」

少女「説明どうも。でも、ロープとって逃げようとしたらドラゴン君のいあいぎり(秘伝技)が炸裂するからね」

少年「お前、見かけによらず怖いこというな」

少女「ううん、この子にはそうするように命令してあるから」

少年(こわっ!?)

少女「で、君、家族は?」

少年「いねーよ。だから盗賊をやってるんだよ!」

少女「指名手配とかされてるの?」

少年「されてねーよ」

少女「じゃあ、私の仲間にならない?」

少年「……は?」


29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:19:13.49 ID:73iJW1X10
少年「……つまり、お前は異世界から魔王を倒すためにやってきて、で、言葉はなぜかわかるものの文字が読めずに困っていたと」

少女「うん、だから君が仲間になってくれれば心強いんだけどな」

少年「……ただの旅なら断ってるところだが、魔王を倒すんだよな?」

少女「そうするしかないみたいだし」

少年「そうか。わかった、力を貸してやる。ただしその袋の中身を半分よこせ。それが条件だ」

少女「わかったけど、管理するのは私だよ」

少年「は?」

少女「だって、持ち逃げされるかもしれないし」

少年(どれだけ信用ないんだよ、俺は)

少女「少女って言うの。よろしくね」

少年「……少年だ。よろしく」

少年が仲間になった


30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:23:36.12 ID:73iJW1X10
少年「じゃあ、まずは隣町について説明する。この王国は魔王城から一番離れてる場所にあるんだ」

少女「なるほどなるほど」

少年「で、行くルートは全部で4つ、北の山を進んで行くルート、南の海を進んで行くルート、西の森を進んで行くルート、最後に東の砂漠を進むルートだ」

少女「……なるほどなるほど」

少年「で、どのルートを通るかによって次に行く町が決まる。だからどのルートを進むか選べ」

少女「わかった。えっとね」

>>32
1.北
2.南
3.西
4.東
それ以外の数字だった場合下になります


31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:27:15.80 ID:73iJW1X10


32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:31:43.51 ID:iBvFQaQz0
2


33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:32:26.05 ID:sqAKMA4L0
少年いらねえ


34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:36:59.59 ID:73iJW1X10
少年「海か。そうなると今のお前の格好じゃダメだな」

少女「そうなの?」

少年「砂漠もそうだが、風や太陽光ではだがやられる可能性がある。マントとか帽子が必要だな、まぁ、帽子はかぶってるようだが」

少女「あ、マントなら買ったよ? 何か役に立つかなって思って」

少年「そうなのか? ならすぐにでも向かえるな。出発だ」

……………………
…………
……

南の森

少年「このあたりではモンスターが現れるから気をつけろよ」

少女「モンスター?」

少年「……モンスターも知らないのか?」


35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:42:50.05 ID:73iJW1X10
少年「まずは魔力と魔法について説明をするぞ」

少女「はーい」

少年「俺が最初に使った魔法は「植物を操ること」を目的とする魔力を練って流し込む魔法だ。」

少年「見ての通り杖を使って発動した」

少女「ふむふむ」

少年「で、何の目的もなしに魔力を注ぐことも可能なんだが、たとえばそこの草に俺の魔力をただ流し込むだけだと……」

草「!」

少女「!?」

マンドレイクが現れた!

少年「このように人間以外のものに魔力を与えるとモンスターになる」


36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:47:21.03 ID:73iJW1X10
少女「あ、あの、まだよくわからないんだけど」

少年「お前の場合、水に向かって「盾になれ」とか「剣になれ」とか念じて魔力を送ればいいってことだ」げしっ

草「きゅー」

マンドレイクは力尽きた

少女「な、なるほど」

少年「今説明したようにモンスターは人間以外のものから生まれる。倒せばそれなりに何かを落とすことになる。レアなモンスターの場合、それなりに売れるものになる」

少女「な、なるほど」

少年「また、モンスターは自分の魔力から生み出しても誰にも縛られない状態になるから襲われる可能性は高い。出来るだけモンスターを作ろうという考えはしないほうがいい」

少女「うん、わかった」

少年「最後に、お前は水がなきゃ何も出来ないからな。水筒を常備してることを勧める。俺の場合植物の種を常備してるからな」

少女「はい、わかりましたー。少年せんせー」


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:50:01.56 ID:73iJW1X10
少女「……」がたんごとん

少年「……」がたんごとん

少女(き、気まずい……何か話のネタとかないかな?)

少年「……ん? そろそろ着くか?」

少女「え? ……わぁ!」

南の町に着いた

少女「すごーい! 青いよ、青!」

少年「お前は海も見たことないのか?」

少女「だって、私の見たことある海はこんなにきれいじゃなかったもん!」

少年(この程度ではしゃぐとか、ガキか? ……いや、ガキだな)


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:51:33.84 ID:73iJW1X10
少女「じゃあ、どうしようかな?」

>>39
1.町を探索
2.道具を買う
3.装備変更
4.宿に泊まる
5.次の目的地へ
1〜5以外の場合下


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:51:48.55 ID:7aStfsVB0


40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:54:08.75 ID:73iJW1X10
少女「じゃあ、疲れたし少し早めに宿にいこう!」

少年「あぁ、わかった」

……………………
…………
……

宿

少女「……なんで部屋がひとつしか空いてないのかな?」

少年「安心しろ、お前なんか誰もおそわねーよ」

少女「どうだか」

少年「……」

少女「……シャワー、浴びるから覗かないでね」

少年「誰が覗くか」

少女(……それはそれでちょっとショックかも……)


41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 01:57:24.46 ID:73iJW1X10
ジャー……

少女「ふぅ、すっきりした。それじゃあ、早く着替えてねよっと」

少女「……」

少女(し、しまった! 着替えだしてなかったよ! でも、汗かいた服を着なおすのも……)

少女「しょ、少年くーん、私の黒いバック持ってきてー……」

少年「は? これか?」

少女「たぶんそれー」

少女(見えてないけど)

少年「ほらよ……って!?」がちゃ

少女「……きゃあああああ!!!」

少年との友好度が少し上がった☆


42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:00:09.57 ID:73iJW1X10
少女「ふんっ」

少年「お、お前がもってこいって言ったんだろ?」

少女「そ、そうだけど……」

少年(この先が思いやられる)

少女「じゃあ、明日はどうする?」

少年「海を越える。海を渡るためのアイテムは明日買う」

少女「え、船じゃないの?」

少年「そんな古い手段つかわねーよ。水の魔力で海の上を歩いて行く。ただ、モンスターも出るから注意しろよ」

少女「……やっぱり少年君を仲間にしてよかったかも」

少年「は?」

少女「ううん、なんでもない」


43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:03:20.65 ID:73iJW1X10
少女「ということで、馬車がちょっとだけパワーアップしましたー」

馬車が水面を進めるようになった

少年「じゃあ、次の町まで歩き続けるぞ」

少年「町を出てもいいか?」

少女「えっと」

>>44
1.出発
2.もう一度、町を回ってから出発
1、2以外なら↓


44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:08:21.62 ID:7aStfsVB0


45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:13:08.54 ID:73iJW1X10
少女「もう少し回ってみるね」

少年「じゃあ、俺はここで待ってるから行って来い」

少女「はーい」

……………………
…………
……

少女「あれ、人が集まってる。何かあったのかな?」

商人「この人魚がただいま金貨5枚! さぁ、買った買った!」

人魚「……うぅ……」

少女(こ、これって、まさか奴隷市場って奴!? ど、どうしよう。金貨5枚か……)

少女「あ、あの、私が買います!」

商人「お譲ちゃん、冗談言っちゃいけないよ。お譲ちゃんみたいな子が金貨を持っているわけ」

少女「……(じゃら)……これでどうですか?」


46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:16:27.76 ID:73iJW1X10
少年「……で、なんで人魚?」

人魚「……」ガクブル

少女「だって、他の人に買われたら奴隷にされちゃうんじゃないの!?」

少年「そりゃ、そうかもしれないが……」

人魚「あ、あの、私……」

少女「あ、ごめんね。もう大丈夫だから。ほら、すぐにおうちに帰っていいんだよ」

人魚「……あ、ありがとうございます。お名前は?」

少女「少女って言います」にこっ

人魚「……少女さんですね、このご恩は必ずいつか返します。それでは、さようなら」ばしゃん

少年「……だぁ! 金がもったいない!」

少女(少年君の機嫌、直さなきゃなぁ)


47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:20:05.62 ID:73iJW1X10


少女「……」

少年「……あー、暇だな」

少女「あのー、さっきからなんだか、やけにのどが渇いてるんだけど……」

少年「あぁ、お前、さっきから水を硬化させる魔法ばかり使ってるからだな」

少女「?」

少年「簡単に言えば魔法の使いすぎだ。このまま魔力が切れたら完全に魔法が使えなくなるぞ」

少女「で、でも、魔力ってどうすれば回復するの?」

少年「お前の場合、一番手っ取り早いのが水分補給だな」

少女「……だから、こんなに水を買ったんだ」樽×4

少年「いや、このまま次の町に行くための最低限の量だぞ、この水」

少女「多くない!?」


48 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:23:56.26 ID:73iJW1X10
少女「私のほうが多くていいの?」ごくごく

少年「あぁ、魔力がないと話にならないからな。お前が3個、俺は1個分だ。3日間あれば次の町には着くからな」

少女「み、3日!?」

少年「そうだが、どうした?」

少女「だ、だって、この前は1日で……」

少年「海はそれだけ広いんだよ。で、何あわててるんだ?」

少女「だ、だって、馬車から降りたら水の中にドボンなのに、着替えとかトイレとかどうすればいいの!?」

少年「着替えはここでするしかねーだろ。トイレは端っこから海に」

少女「む、むりむり! 絶対無理だってば!」

少年(わがままな奴だな。海のルート選んだのお前だろ)


49 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:26:36.92 ID:73iJW1X10
少女「よかった、余分な布、買っておいて」

少女は馬車の中にカーテンを作った

少女「着替えとかするときは言うから絶対に覗いちゃダメだよ!」

少年「のぞかねーよ」

少女(あ、後はトイレの問題かぁ……我慢して、海にするしかないよね……はぁ……)

ドラゴン「がうー!」

少年「! モンスターか!?」

少女「! あ、あれは、大きなたこ!?」

少年「くそ、倒すぞ!」

少女「うん!」


50 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:28:10.39 ID:tWS3QrK90
できるできないはともかく、どう考えても海上徒歩より船のほうが速い希ガス


51 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:32:07.96 ID:73iJW1X10
少年「くらえっ!」

少年は植物のツルでオオダコの動きを止めた

少女「くらえー!」

少女は水を固めて剣を作った

たこ「……」ぷにょん

少女「ぜ、全然効かない」

少年「やばいな……相当強い魔力から出来てるみたいだ」

少女「じゃ、じゃあどうするの!?」

たこ「……!」

少女「わっ、こ、攻撃しちゃダメ!」

少女は水を固めてバリアを張った

少女「〜〜〜っ!」

少年「や、やばい、完全に包囲されてるぞ……」

少女「……も、もう、むり……」

少年「ば、ばかやろう! 馬車が壊されたら海に落ちちまうぞ!」


52 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:36:59.27 ID:73iJW1X10
??「そのまま、動かないでください!」

少女「えっ?」

??は水を固めて噴射した

たこ「!?」ぶしゅっ

オオダコを倒した

少女「た、たすかった?」

人魚「大丈夫ですか!?」

少女「に、人魚さん……?」

人魚「近くを通りかかったときに襲われてるのが見えて……」

少女「助かりましたー!」だきつきっ

人魚「きゃっ!///」


53 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:40:22.88 ID:73iJW1X10
人魚「そ、それにしても、海を渡ろうとしていたなんて……少女さんはどこへ行こうと?」

少女「実はかくかくしかじか」

人魚「! 魔王をですか!?」

少女「うん、それしか手がかりがなくて……」

人魚「魔王は多くの上級モンスターを従えてると聞きます。とても一筋縄で行く旅ではありませんよ」

少女「わかってるよ」

人魚「……それでは、その度に私も同行させていただけないでしょうか?」

少女「えっ!?」

人魚「こう見えても陸で戦うことも出来るんですよ。それに海を通るなら私が一緒のほうが心強いと思いますし」


54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:43:04.14 ID:73iJW1X10
少女「でも、家に帰らなくていいの?」

人魚「はい、私はもともと海を旅して回っていたので……それに、少女さんにはいろいろご恩がありますから」

少女「……ありがと、それじゃあこれからよろしくね」

人魚「はい」

人魚が仲間になった

少年「っておい、次の町まで食料が持たないぞ」

人魚「安心してください。食事は自分で取れますので」

少年「ならいいんだが……」

少女(少年君、たまに心配性なところが目立つかも……)


55 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:43:46.19 ID:7aStfsVB0
しえ


56 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:45:33.69 ID:73iJW1X10


少女「よ、ようやくついた、と、トイレに〜!」

少年「なんで昨日一昨日は普通にしてたのに今日だけ我慢してたんだ?」

人魚「女の子にはいろいろあるんですよ」

少年「ふーん」

少女「た、ただいま……さて、どうしようかな?」


>>57
1.町を探索
2.道具を買う
3.装備変更
4.宿に泊まる
5.次の目的地へ
1〜5以外の場合下


57 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:46:07.54 ID:7aStfsVB0


58 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:49:43.24 ID:73iJW1X10


少女「じゃあ、町を探索しましょう!」

少年「なら、俺は先に宿を予約するぞ」

人魚「では私と同行しましょうか」

……………………
…………
……

少女「そういえば、陸に上がるときって足が普通に生えるんですね」

人魚「はい。人魚族は日差しに弱い代わりに水中で活動できるようになった種族なんです」

少女「じゃあ、やっぱり陸にいるのは少しつらいの?」

人魚「そうですね、言うほどじゃないですけど……ただ、魔力の消費は激しくなるかもしれません」

少女「そうなんだー」


59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:52:55.85 ID:73iJW1X10
少女「でも、たこに襲われてた時はほんとに助かりました」

人魚「本当に、運がよかったんですよ。じゃなきゃ、こんなに広い海でたまたま遭遇したりするはずありません」

少女「そうですね……」

人魚「でも、間に合ってよかったです」

少女「そ、そう?」

人魚「改めて、これからもよろしくお願いしますね」

少女「……うん」にこり

人魚との友好度が少し上がった☆


60 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:53:15.87 ID:7aStfsVB0
このスレってもしかしたら俺と>>1しかいないのか?


61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 02:56:00.73 ID:73iJW1X10
ちょっと休憩。
いまさらですが友好度の星が3つたまると何かが起こります。
どう考えても今日中に完結させることは出来ないのでSS速報に行くと思います


62 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/09/05(月) 02:59:01.57 ID:PGwYiIDz0
一応俺も見てる


63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:01:23.92 ID:7aStfsVB0
>>62
ならもっと支援してやってくれ・・・・・


64 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/09/05(月) 03:07:00.53 ID:hV0lNIzP0
>>63
目を離した隙に安価終わってるんだよ・・・


65 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:07:46.97 ID:73iJW1X10
いまさらだが登場人物紹介

少女
青髪、セミロングの少女
現在の装備は旅人の服、ミニスカート、キャスケット、水使いの杖
好きなものは可愛いもの 嫌いなものは自分の胸の大きさ

少年
緑髪、無造作ヘアの少年
現在の装備は旅人の服(デザインが違う)、ズボン、マント、草使いの杖
好きなものはお金 嫌いなものは魔王

人魚
青髪、ロングヘアの女性
現在の装備は水のドレス、貝殻の髪飾り、水瓶
好きなものは魚 嫌いなものは乾燥


66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:10:54.09 ID:73iJW1X10
少女「さて、今夜はこれで最後。このあとSS速報に行って終わるよ」

人魚「誰に言ってるんですか?」

少女「なんでもないよ。さて、どうしよう?」


>>67
1.一日を終える
2.少年と話をする


67 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:11:12.36 ID:7aStfsVB0


68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:12:21.31 ID:mPoSNT590
支援


69 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:15:46.99 ID:73iJW1X10
少女「少年君、宿取れた?」

少年「あぁ、すぐにでも休めるぞ」

少女「今度は一緒の部屋じゃないよね?」

少年「あぁ、別にした」

少女「ふふ、よかった」

少年「それはそうと、次の街に行くときの話だが、この状態で行くのは少し危険だと思う。装備を変えないか?」

少女「そうだね。強い武器がほしいかも」

少年「魔力を送る度合いは杖によって決まるからな。明日かい出しに行くぞ」

少女「うん。あれ、でも人魚さんって杖持ってないよね?」

少年「あぁ、人魚は特殊な種族だからな。人間とは別の武器を持っているんだ。ほら、水瓶を持ってただろ?」

少女「あれが武器だったんだ」


70 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:17:49.74 ID:hV0lNIzP0
SS速報行くんだったらURL教えてほしい


71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:18:02.20 ID:73iJW1X10
少女「じゃあ、今日もいろいろとありがとね」

少年「あぁ、ベッドで寝れる内にしっかり休めよ」

少女「うん」

少女「……少年君、ホントはいい子なのかも」

少年の友好度が少し上がった☆☆

少女「それにしても、いつになったら元の世界に帰れるんだろう……魔王城って、そんなに遠いのかな?」



続きはSS速で


72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:19:17.61 ID:73iJW1X10
>>70
今立てるからもうちょっと待っててね


73 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:24:52.60 ID:73iJW1X10
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1315160620/
おまたせ


74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/09/05(月) 03:34:18.01 ID:4ftotm3e0
>>73
thx



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