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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その24
310 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 17:58:14.02 ID:TGA9bHDQo
西国における国内の整備は予想を遥かに超えるスピードで進められていた。

これは西高原国、そして西海岸国を併呑し、領土を拡大した事によるもの。

詳しく言えば、その二国における結界石と鉱石発掘により、

商人へ以前より安価な金額での取引が可能となったからである。

これにより西国は、短期間において莫大な利益を得て、

交易ルートの整備や三日月島の設備建設、軍備に充当する事が出来たのである。

また、本国のように政治屋のしがらみがなく、国王自身が軍務に専念している為、

政務については文官が思うように行動出来ている事も一因であった。

〜西端の町〜

戦士「あっと言う間に着いたな……」

召喚士「道も広く綺麗になったから、馬車の行き交いもスムーズになったしね」

魔道士「でも、キャラバンの数とか減ってましたね」

盗賊「…ああ。取引も西国が拠点になったのだろうな」

戦士「そっちの方が楽でいいんじゃねぇの?」

召喚士「…んーまぁ、そうなのかな。商業の事はあんまりよく分からないけどね」


311 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 17:58:58.98 ID:TGA9bHDQo


西端の村から北へ一つ山を登ると、その中に一軒の家が建っている。

そこは何度訪れても幻想的な、自然の恵みに満ちた、まさに隠れ家である。

〜サモナーの家〜

盗賊「……到着」

魔道士「何度来ても、素敵なおうちですねぇ〜」

召喚士「えぇと…サモナーさんは……」

テクテク…ピタッ

召喚士「……いや、泉はやめておこう。玄関玄関……」

テクテクテク…コンコ…ガチャッ

召喚士「!!」

サモナー「うわ…っ!お、おぉ……召喚士くんかっ!」

召喚士「サモナーさん!お久し振りです!」

魔道士「お元気でしたかっ?」

サモナー「うん。君達も元気そうで何よりだね」


312 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 17:59:43.60 ID:TGA9bHDQo
戦士「おうっ!」

サモナー「さぁ、入ってくれ」

盗賊「…お邪魔します」

テクテクテク

サモナー「思ったより早かったね」

召喚士「ええ。色々あったんですが丁度いいタイミングで暇が…」

サモナー「そうだったのか。是非、話を伺いたいな」

魔道士「もちろんですっ!えぇと…何からお話すればいいのかな……」

サモナー「最後に会ったのは三日月島の件だったね」

召喚士「じゃあ、それからの経緯を簡単に……」

四人はサモナーへ今までの冒険の、顛末をありのまま伝えた。

聞き入るサモナーの表情は時として笑い、時として無言になり、まさに一喜一憂。

それはサモナーの想像を更に越えた、濃密な内容から来るものなのかもしれない。

サモナー「…………」

四人の声を胸で受け止めたサモナーは己を恥じるように下唇を噛み締めた。


313 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:00:39.20 ID:TGA9bHDQo


サモナー「……大変…だったね」

戦士「まぁ、それでもなんとか生きてるけどね…」

魔道士「改めて言葉にすると…ほんと凄かったですね」

盗賊「…ああ。あっと言う間の時間だった」

召喚士「俺達の事は一応、こんな感じです」

戦士「本題は…サモナーさん、今日は何の話だい?」

魔道士「もちろん召喚術についてですよねっ!?」

サモナー「召喚術に関する事なんだけど、ちょっとだけ違うかな」

召喚士「……?」

サモナー「一応、召喚術自体も進めてはいるんだけど…まだ不明な点が…」

召喚士「いえ、お構いなく…!」

戦士「んで、本題は?」

サモナー「あぁ、ごめん。実は…そろそろ召喚獣を増やしたくないかなって…」

魔道士「召喚獣ですかっ!?」


314 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:01:48.06 ID:TGA9bHDQo
盗賊「…おぉ」

サモナー「今の召喚獣でも火力は十分だと思うけどね」

召喚士「それは願ってもない話です!確かに思っていたところですよっ!」

サモナー「そうかい?良かった」

召喚士「確かに現状、不満はないですけど…いかんせんバリエーションが……」

戦士「そうか?」

召喚士「最近の戦いで結構、身に染みたよ…」

盗賊「……」

召喚士「例えばコカトリス。五行の外に当たる石化っていう特殊能力だよね?」

戦士「あぁ、だからこそどんな敵にも通用するんじゃないのか?」

召喚士「何もない状態で、直で戦えばね」

魔道士「何もない状態…と言いますと?」

サモナー「……天候か」

召喚士「その通りです。石化はブレスによるものだから、風邪が強いと…」

戦士「そっか…!直撃は難しいわな」


315 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:02:39.35 ID:TGA9bHDQo
サモナー「しかも飛行タイプだ。吹雪では使い物にならないだろうね」

召喚士「……ええ。東方と北で立て続けにありました」

盗賊「……ああ」

魔道士「なるほどですね…っ。敵との相性だけでなくそういう事も……」

サモナー「そうなんだ。だから似たような能力でもタイプの違う召喚獣を…」

盗賊「…持っていた方が…いい」

魔道士「そういう事ですねっ」

サモナー「整理しよう。召喚士くんの手持ちの召喚獣を改めて確認しよう」

召喚士「はい。まず…朱雀がコカトリス。基本精霊は抜きでいいですよね?」

サモナー「うん」

召喚士「次に青龍が……」

サモナー「……えっ!?」

召喚士「……?」

サモナー「朱雀って…コカトリスしかいないの!?」

召喚士「え、は…はい」


316 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:04:24.20 ID:TGA9bHDQo
サモナー「……そうだったのか」

戦士「朱雀先生のクセにな……」

召喚士「いや…っ、今まではコカトリスだけで十分だったんだよ…っ」

盗賊「……まぁ…確かに」

サモナー「ごめんごめん。それで、次は青龍だったね」

召喚士「はい。青龍がワイバーン」

サモナー「……終わり?」

召喚士「はい」

サモナー「……じ、じゃあ次は白虎」

召喚士「白虎は…ユニコーン、スフィンクスですね」

サモナー「最後に……玄武」

召喚士「えぇと、スキュラとシービショップです」

サモナー「……以上…ですか?」

召喚士「ええ、以上です」

サモナー「……」


317 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:05:35.85 ID:TGA9bHDQo


召喚士「……すみません」

サモナー「…いや、別に謝る必要はないよ」

召喚士「やっぱり…少ないですかね…?」

サモナー「…まぁ、召喚士くんの場合…特殊だからねぇ」

戦士「四属性って事?」

サモナー「うん。通常はどれかの属性にならうから、比較的習得も楽なんだ」

魔道士「そうなんですか?」

サモナー「…例えば、国軍では青龍と白虎が採用されているよね?」

召喚士「ええ」

サモナー「これは一つに、召喚獣の多さ、そして使い勝手の良さからきてるんだ」

盗賊「…なるほど」

サモナー「ちなみに青龍と白虎は、その数1000とも2000とも言われている」

戦士「いっ!?」

魔道士「……そっ、そんなにですか!?」


318 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:06:24.93 ID:TGA9bHDQo
サモナー「うん。そうは言っても実際活用されている召喚獣は限られてるけどね」

戦士「でも、2000種類もマスターしたら…恐いものなしだな」

サモナー「いや、一概にそうとは言い切れないよ?」

戦士「そうなんすか?」

召喚士「量が増えれば増えるほど、覚えなきゃいけない事が多いからね」

サモナー「そう。そしてそれが逆に枷となる事もあるわけさ」

魔道士「枷……ですか?」

サモナー「…例えば魔道士ちゃん。君が1000種の青龍召喚士だとしよう」

魔道士「は、はいっ」

サモナー「火属性の魔物が現れました。さて、君は何を召喚する?」

魔道士「え、えっとぉ……水属性の召喚獣を……」

サモナー「1000種の中に水属性は300。さぁ、どれを召喚する?」

魔道士「……あ…っ」

サモナー「そういう事。類似した召喚獣を多数持つ事は、即断を鈍らせる」

魔道士「な、なるほど……っ」


319 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:07:24.88 ID:TGA9bHDQo
召喚士「…そういう事か」

盗賊「…?」

召喚士「国軍であれば人数も多く、召喚獣も分散出来る…っ!」

サモナー「そういう事。まぁ…中には勿論衰退した召喚獣もいるようだけどね」

戦士「その点、朱雀や玄武は数が少ないから一子相伝なのか?」

召喚士「…どうなんだろ」

サモナー「そもそも母体がどれ程いるのか分からないからね……」

召喚士「朱雀や玄武だって、まだまだ未知の召喚獣がいるかもしれないし…」

魔道士「じゃあ、今後新たな召喚獣が発見されるって事も…!?」

戦士「…待てよ?そういや召喚獣ってのは、そもそもどうやって発見されたんだ?」

魔道士「あれ…?確かに、言われて見ればそうですね……」

サモナー「直接会いに行って、直談判するんだよ」

盗賊「!?」

戦士「直接会いに…って?」

召喚士「……あぁっ!!」


320 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:08:14.35 ID:TGA9bHDQo
魔道士「へっ!?」

召喚士「満月の夜に……召喚獣の世界へ……っ」

サモナー「うん。つまりはそういう事だね」

魔道士「それじゃあその、召喚獣の世界っに行けば……」

魔道士「召喚獣取り放題って事か?」

サモナー「まぁ難しいところではあるけどね」

盗賊「…難しいのか?」

サモナー「召喚獣の世界へは限られた条件の下、行く事が出来る」

召喚士「満月の夜…限定でしたよね?」

サモナー「そう。それは満月が最も魔力の開放が大きい事に起因しているんだ」

戦士「魔物の力が一番強いのもそうだったよな…?」

サモナー「そしてこの世界における肉体から、精神だけを分離させて訪れる」

盗賊「……」

サモナー「結果、当事者への肉体、及び精神的負担は膨大なものとなるんだ」

召喚士「……」


321 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:08:41.36 ID:TGA9bHDQo
サモナー「短時間であれば大した負担にもならないけれど……」

戦士「なるほどな。長時間の滞在は難しいって事か」

召喚士「よほどの魔力がないと厳しいかもしれませんね……」

魔道士「そっかぁ……」

召喚士(確かに…師匠はかなり…辛そうだったもんな……)

サモナー「だからこそ、昔から召喚士になるには魔道士を経由するんだよ」

盗賊「……」

サモナー「魔道士としてキャリアを積む事で魔力を増やせるからね」

魔道士「なるほどですね…っ」

サモナー「それでも勿論、無理をすれば……死ぬ事だってある」

召喚士(……それも師匠が言ってたな。そういう事だったのか…っ)

サモナー「通常、それは離脱法と呼ばれる手法だけど……」

魔道士「離脱法…ですか?」

サモナー「…うん。でも、ハイリスク故に習得している人は限られてると思うよ」

盗賊「……そうなのか」


322 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:09:42.72 ID:TGA9bHDQo
サモナー「今ではあまり聞く話ではないしね…」

召喚士「だから現存する召喚獣を継承する方法が一般的となったのか…」

サモナー「イメージと正しい能力さえ把握しておけば、リスクはないからね」

魔道士「でも…それは何故、継承可能なんですか?」

召喚士「確か…基本精霊を通じているんですよね?」

サモナー「そう。基本精霊は仲介人のような役割も持ってるんだ」

戦士「仲介人?」

サモナー「まず実際に召喚獣を視覚で認識する。そして次に……」

召喚士「正しい能力をしっかり得て、自分の中でイメージする」

サモナー「五感で召喚獣を感じ取り、それをまた上のレベルで具現するのさ」

盗賊「……第六感か」

戦士「知ってるのか?」

盗賊「……特殊な力だと…東方では言われている」

サモナー「その補佐的な役割を務めるのが基本精霊」

魔道士「だから最初に基本精霊さんを召喚するわけですねっ」


323 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:10:17.66 ID:TGA9bHDQo
サモナー「…まぁ、あくまでこれは通説であって、確定ではないけれどね」

戦士「はー、奥が深い世界だ事…。頭痛くなってくるよ……」

サモナー「前置きが凄く長くなっちゃたけど、本題に移ろうか」

召喚士「あ、はい……すみません」

サモナー「いや、えっと…まず纏めた資料を見て欲しいんだけど……」

ゴソッ…ドササッ

召喚士「こんなにですかっ!?」

サモナー「うん。ちなみにこれはある程度居場所の絞れている召喚士の資料」

盗賊「……こんなに…いるのか…っ」

サモナー「召喚士という職業は特殊だからね」

戦士「特殊だと分かるモンなのか?」

サモナー「結果的にはね。簡単に言うと定住しやすいんだ」

魔道士「定住というと…ワーカーにならないという事ですか?」

サモナー「そういう事だね。一箇所に留まっていても直接依頼が来るって事」

盗賊「……なるほど」


324 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:11:13.25 ID:TGA9bHDQo
サモナー「召喚術というのは、通常の五行ベースの魔法とは毛並みが違うよね?」

魔道士「え、えぇ…っ」

サモナー「例えば解毒の出来る召喚獣を持っていれば、それだけで仕事になる」

戦士「そうか!解毒専門の依頼が、黙ってても入ってくるわけか…っ」

サモナー「うん。効果的なら口コミで広がって、どんどん舞い込んでくるだろうね」

召喚士「そうすれば自ずから旅をしたり、依頼を受けなくても……」

サモナー「そう。仕事に困る事はないのさ」

戦士「すげぇな…。召喚士、お前もやってみたら?」

召喚士「…そ、そうだね。将来の仕事として考えておくよ……ははっ」

サモナー「僕や召喚士くんのようなワーカー出身の召喚士がむしろ珍しいかも…」

魔道士「確かにワーカーで召喚士の方って…あんまり見かけないような…」

召喚士「言われて見ればそうですね。皆、一箇所に定住していたケースが多いなぁ」

サモナー「協力な召喚獣がいれば、ピンポイントの傭兵依頼もあるしね」

戦士「だよなぁ。ワーカー市場にゃ戦士やら魔道士やらは溢れてるもんなぁ」

サモナー「それに召喚士は年齢の高い者が多いからね」


325 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:12:26.81 ID:TGA9bHDQo
盗賊「……冒険には…不向き、か」

戦士「若いのは国軍ぐらいのモンて事か……」

パラパラッ

サモナー「えっと、まずは…四属性説明しようと思ったけど、やめておこう」

召喚士「…?」

サモナー「いやごめん。まさか朱雀がコカトリスだけとは思ってなくて……」

召喚士「……すみません」

サモナー「い、いやいいんだっ、ほんと気にしないで!」

戦士(いい人だよなぁ…サモナーさんて)

サモナー「まずは朱雀から重点的に見ていこうっ!」

召喚士「お願いします」

サモナー「朱雀召喚士は各地に存在するけど、比較的南が多いかな」

召喚士「そういえば朱雀嬢ちゃんや同門さんと会ったのも…南方だったなぁ」

サモナー「同門…?同門ってあの師匠流の…?」

召喚士「ご存知なんですか!?」


326 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:13:23.58 ID:TGA9bHDQo
サモナー「文献だけだけどね。朱雀最高位のフェニックスを専属しているとか…」

召喚士「ええ。一度手合わせしましたが、かなり強かったです」

サモナー「まぁ専属の場合、おそらく譲って貰える事はなさそうだよね…」

召喚士「ええ……そう思います」

サモナー「上位召喚獣は大体専属契約を結んでるからねぇ」

魔道士「そうなんですか!?」

召喚士「上位だと威力も大きいですしね…」

戦士「コカトリスだってそうだろうよ」

魔道士「あ、そっかぁ……」

サモナー「そういう事で上位の資料もあるけど、これは目を通してくれればいいよ」

召喚士「分かりました」

サモナー「まず朱雀だけど…基本的な共通点は飛行タイプがほとんどである事」

召喚士「はい」

サモナー「逆に歩行型は皆無と言っていいかもしれない」

召喚士「ですね。以前、師匠の残した本で見た事があります」


327 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:14:14.54 ID:TGA9bHDQo
サモナー「普及率や入手難度の低いものだと……」

パラパラッ…スッ

サモナー「ますはグリフォン。火力もありバランスがいい」

戦士「朱雀嬢のアレか……」

魔道士「確かにおっきくて強いですよねっ」

召喚士「ええ。但しワイバーンを所有しているので被りますね」

サモナー「そうだね…。あとは……これなんかどうかな?」

盗賊「……ハーピー」

戦士「これも朱雀嬢の持ってたヤツだな」

召喚士「確かにこの手のタイプは所有していないですね」

サモナー「ハーピーはその高速な動きを武器とした召喚獣だ」

召喚士「確かに今後、有効に使えるかもしれません」

サモナー「ハーピーは朱雀の中でも割と所有者が多いと思う」

召喚士「分かりました。えっと、これが地図か」

サモナー「判明しているだけでも数箇所いる。これは問題ないと思うよ」


328 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/21(金) 18:35:39.78 ID:TGA9bHDQo
召喚士「ありがとうございます!」

サモナー「…あとは、ペガサスとか…回復用にフェアリーやカラドリウスあたりかな」

魔道士「でも、回復にはシービショップさんがいますよね…?」

召喚士「そうなんですよね」

戦士「そのペガサスってのはどんな能力なんすか?」

サモナー「うーん…それが文献にも載っていないんだよねぇ……」

召喚士「載ってない?」

サモナー「所有していると思しき人物の所在は分かっているんだけど……」

魔道士「そんな能力か分からないんじゃ…難しいですね…っ」

召喚士「確かにそうですね……」

盗賊「…何も…なしなのか?」

サモナー「空から無数の流星が拳状になって降り注ぐとか書いてあったけど…」

戦士「なんじゃそりゃ…?」

サモナー「ただでさえ信憑性の低い文献のだったから何とも言えないね……」

召喚士「……そうですかぁ」


334 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/21(金) 18:52:13.83 ID:ZDf7HlyE0
魔翌力=小宇宙だったのか!?


335 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/21(金) 19:09:16.27 ID:OiMtTu9No
より強力な魔翌力を注いで召喚すれば、流星は光になるわけですね


336 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/21(金) 20:05:05.21 ID:tc+bZh/AO
>>1乙

そうか、そろそろ職業に聖闘士が追加される時期か

魔王の一人がハーデスってのもこれで読めてきたな


340 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/21(金) 22:33:20.95 ID:OSLePnQpo
魔王に負けそうになったときに
召喚士が黄金聖闘士になって
俺たちの戦いはこれからだ!
という終わり方をするんですね



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