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召喚士「出でよ!!可愛い獣娘!!」
175 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/02(月) 18:21:21 ID:zARtH0nA


剣士「よっしゃ!村に着いたぜ!」

喚起士「明るいうちに着いて良かったですね」

召喚士、ネメア「………」

喚起士「……?」

ジノ「召喚兄さんどうしたの?」

召喚士「人は……知らないうちに死の淵に立たされるとどんな感情を持てばいいのかわから無くなるってね……」

ジノ「……はあ?」

喚起士「私は宿へ向かいますが、召喚士さん達はどうします?」

召喚士「……一緒に行きます」

剣士「行くか!荷物置いたら頼むな盗賊!」

盗賊「………」コクッ


176 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/02(月) 19:24:27 ID:TYzjHkic


剣士「おし!行くぞ盗賊!」

盗賊「………」コクッ

召喚士「どこ行くんだ?」

剣士「この宿の裏側はちょっと広いからな!そこにだ!」

召喚士「へぇ……」

剣士「召喚士よ、一緒にどうだ?」

召喚士、ネメア「………」

剣士「二人より三人でやった方がいいと思うんだわ!」

召喚士、ネメア (なんだと……?)

剣士「どうする?」

召喚士「い、いいのか?色々と準備とかしなくて大丈夫なのか!俺初心者だけどッ!」

剣士「……?」

ネメア (この筋肉めが……ッ!)


177 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/02(月) 20:24:17 ID:6dfAvyCA
剣士「何言ってんだよ。召喚士ぐらいならいつでも大丈夫だろ」

召喚士「………」

剣士「ん……あれやるか。縄使ってよお互い縛って!」

召喚士 (縄ッ!……お互い縛ってなんて一体どんなプレーなんだッ!)

剣士「中々楽しいぜあれ!」

召喚士「そうなのか……」ゴクリ

剣士「じゃあ行くか!」

召喚士「あ、ああ……」

盗賊「………」

召喚士 (さ、三人でだなんて!しかも野外緊縛プレーだなんてぇえッ!)

ネメア (喰い殺す……)

剣士「楽しみだな!」

盗賊「………」コクッ


178 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/02(月) 21:47:38 ID:6sXXz65M


剣士「セアァァッ!」

ガギィッ!ガッ!

盗賊「………」

召喚士、ネメア「………」

剣士「凄えなお前ッ!そんなちっちぇ体なのにびくともしねえなんてッ!」

盗賊「………」

剣士「ダアァァッ!」

盗賊「………」ヒョイ

剣士「避けてもこいつがあるんだせッ!」グイッ

盗賊「……!」

剣士「喰らえぇぇッ!」

ズバンッ!ズザザァァ……

盗賊「………」

剣士「どうだッ!」


179 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/02(月) 22:54:55 ID:6sXXz65M
盗賊「………」ムクッ

剣士「平然と立ちやがる……ちったあ痛がれよ……」

召喚士「ねぇネメア……」

ネメア「なんだ……」

召喚士「俺……ちょっと心が汚れてたみたいだ……」

ネメア「そうか……」

盗賊「………」

ズガッ!ガギギ……

剣士「グゥッ!化物がッ!」

盗賊「………」グイッ

剣士「うおッ!」

ズドムッ!

剣士「ガハァッ!……ゲハッ参った!」

盗賊「………」


180 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/02(月) 23:23:57 ID:6sXXz65M
剣士「はぁ……素手対棒きれで負けるなんてなぁ……」

盗賊「………」

剣士「ん……盗賊よお」

盗賊「………」

剣士「戦った相手に勝った時はこうするんだぜ!こう腕を上げてな!」バッ!

盗賊「………」バッ!

剣士「そうだぜ!ガッツポーズだ!」

盗賊「………」バッ!

召喚士「何か……いいコンビだね」

ネメア「……そうだな」

盗賊「………」バッ!


181 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/03(火) 00:56:54 ID:paRl4vTw


召喚士、喚起士「………」

剣士「………」

盗賊「………」バッ!

剣士「もうやらなくていいぜ……」

盗賊「………」コクッ

喚起士「この子は私と同じ部屋でいいですね?」

盗賊「………」フルフル

喚起士「……嫌ですか?」

盗賊「剣士と一緒」

喚起士「……わかりました」

召喚士 (あれ……随分簡単に引いたな……)

喚起士「なら……私と召喚士さんで同じ部屋を使いますので」

召喚士「ッ!!!」


182 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/03(火) 01:06:46 ID:paRl4vTw
剣士「おう!行くか盗賊」

盗賊「………」コクッ

カチャ

召喚士「………」

喚起士「はぁ……」

召喚士「いいいいんですか?」

喚起士「……あの二人の事ですか?」

召喚士「この部屋を二人で使う事ですよ!」

喚起士「それは構いませんよ。もし……何か起きても私が言った事ですから……私の責任です」

召喚士「………」

喚起士「前回は何もありませんでしたし……召喚士さんなら大丈夫かなって」

召喚士「………」


183 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/03(火) 04:58:53 ID:Dz9Rk/6k
喚起士「……大丈夫ですよね?」たゆん

召喚士「だだだ大丈夫です!」

喚起士「良かった……」

ネメア「……私は反対だ」

喚起士「………」

召喚士「喚起士さん、前は剣士とパイアの関係を許せなかったんじゃ……」

喚起士「それですか……」

召喚士「………」

喚起士「それは……あの子は人間じゃ無いのでいいかなと……」

ネメア「良くだろッ!!!」

召喚士 (喚起士さん……意外といい加減なのかな……)

ネメア「アアアアッ!あの獣筋肉にパイアがぁぁッ!」

召喚士、喚起士「………」


184 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/03(火) 15:55:05 ID:Dz9Rk/6k


召喚士「………」

喚起士「……zzz」

召喚士「これから先ずっとこんな感じなのかな……」

ネメア「………」

ジノ「……喚起士に近寄ったら喰う!」

召喚士「お前らに囲まれて近寄れる訳無いだろ……」

ネメア「………」

ジノ「……兄ちゃんパイアの事いい加減あきらめたら?」

ネメア「グググッ……パイアが私達の母のようになったらどうするんだ!」

召喚士「……?」

ジノ「それは大丈夫だと思うよ……」

ネメア「アアアア……」


185 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/03(火) 17:53:55 ID:Dz9Rk/6k
召喚士「……お前達の母親って何か凄そうだな」

ジノ「凄いね……色々な意味で」

ネメア「………」

召喚士「……どんな感じで凄いんだ?」

ジノ「バツ2の子沢山……」

召喚士「………」

ジノ「あたしの父ちゃん……母ちゃんの息子だし……」

召喚士「複雑な家庭なんだな……」

ネメア「………」

ジノ「あたしの母ちゃん超有名だけど知らないの?」

召喚士「……知らない」

ジノ「ええぇ……」

ネメア「こいつにその類い事は聞かない方がいい。一々説明せねばならんからな」

ジノ「めんどくさい召喚兄さんだなぁ……」


186 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/03(火) 19:10:44 ID:Dz9Rk/6k
召喚士「………」

ネメア「因にだ、私達は19の兄弟がいる」

召喚士「喚起士さんも多いと思ったけど……お前の母親産みすぎだろ……」

ネメア「産み過ぎとは失礼な……待て、この女それ程子がいるのか?」

ジノ「………」

召喚士「ジノが言ってたぞ。五人いるって」

ネメア「まだ若そうなのに……人は見掛けによらぬな……」

召喚士「本当そうだな……」

ジノ「………」


187 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/03(火) 19:13:50 ID:Dz9Rk/6k


剣士「ぐごごごがぁ……」

盗賊「………」

剣士「ぐごごごがぁ……ふがぁ……」

盗賊「………」ムクッ

剣士「ぐごご……」

盗賊「………」

ズドムッ!

剣士「ゴガッ……」

盗賊「………」

剣士「………」

盗賊「………」ススッ

剣士「………」

盗賊「……zzz」


188 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 02:35:40 ID:35LIfVtQ
ーー

召喚士「剣士おはよう?……どうしたんだ?」

剣士「おは……ぐあぁ……何か起きたら脇腹が痛くてよ……」

盗賊「………」

召喚士「昨日のダメージが残ってたんじゃないのか?」

剣士「そんな事はねえと思うんだが……イテテ……」

盗賊「………」

剣士「……お前、俺が寝てる時に何かした?」

盗賊「………」フルフル

剣士「そっか……ぐぅ……」

喚起士「今日は海辺の街まで行きますか?」

召喚士「そうですね……喚起士さんはここ行った事あります?」

喚起士「はい、ありますよ。結構大きい港町ですね」

召喚士「そうなんですか」


189 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 02:46:52 ID:35LIfVtQ


喚起士「………」

召喚士「喚起士さん……聞きたい事があるんですけど……」

喚起士「何でしょう?」

召喚士「……喚起士さんの仇が使っていた召喚獣ってどんな奴なんですか?」

喚起士「………」

召喚士「言いたくありませんか……?」

喚起士「いえ……カンヘルと言う名前の召喚獣です」

召喚士「カンヘル……ネメア知ってる?」

ネメア「………」

召喚士「ねぇ?」

ネメア「女、カンヘルで……間違いないのか?」

喚起士「はい……」

ジノ「………」


190 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 04:52:26 ID:35LIfVtQ
召喚士「……教えてくれよ」

ネメア「………」

ジノ「………」

召喚士「そんなにヤバい奴なの?」

喚起士「この世界を神と一緒に作った竜の一族と言われていますね……」

召喚士「……それ洒落にならないんじゃ」

喚起士「………」

ネメア「……女、悪い事は言わない。諦めた方がいいと思うが」

喚起士「いいえ、目の前に現れたのなら必ず討ちます」

ネメア「………」

喚起士「………」


191 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 05:01:07 ID:35LIfVtQ


剣士「デアアァァッ!」

ガギィッ!

盗賊「………」

剣士「……お前相手だと歩きながら稽古出来るから助かるぜ!」

盗賊「……戦う相手を倒したいの?」

剣士「お?珍しいな!」

盗賊「………」

剣士「そうだな!倒したい!」

盗賊「なら……命令すれば私が倒す」

剣士「はぁ?そんなん意味ねえだろ」

盗賊「………」

剣士「やっぱ自分の手で倒さなきゃな!勝った実感ってのがねえだろ?」

盗賊「………」


192 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 05:06:57 ID:35LIfVtQ
剣士「わかるか?」

盗賊「………」フルフル

剣士「かぁー!化物にはわかんねえか!」

盗賊「………」

剣士「まぁ……これは俺の戦い方だ」

盗賊「………」

剣士「あぁ……もっと強くなりてえなぁ……」

盗賊「………」

剣士「せめてお前をのせるぐらい強くなりてえなッ!」

盗賊「そう……」

剣士「さて、もういっちょ行くぜ!」

盗賊「………」


193 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 07:33:00 ID:35LIfVtQ
ーー

召喚士「は……凄いなぁ……」

喚起士「あの……あまりキョロキョロされない方が……」

召喚士「え?ああ……すいません。予想外に大きい街だったので……」

喚起士「………」

ネメア「召喚士よ」

召喚士「なに?」

ネメア「女は今こう思っている。田舎者丸出しの奴と歩くのは恥ずかしいと!」

召喚士「………」

喚起士「そ、そんな事思っていませんよ!」

ネメア「ハッキリ言ってやった方がいい」

ジノ「後、こうも思ってる。人の胸ばかり見てんじゃねえよこの童貞野郎と!」

喚起士「ジノ!違いますよ召喚士さん!そんな事思っていませんからね!」


194 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 07:46:26 ID:35LIfVtQ
召喚士「………」

ジノ「ハッキリ言ってやった方がいいって!」

喚起士「やめなさい!本当にそんな事は……」

召喚士「………」

喚起士「………」

召喚士「……海を見てこようと思います」

喚起士「え?」

召喚士「フジツボと戯れたら楽しいだろうなぁ……」

喚起士「召喚士さん……?」

召喚士「……アハハハ」ガチャ……

ふらふら……

喚起士「………」

ネメア「……置いて行くな!」

ジノ「………」


195 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 07:58:14 ID:35LIfVtQ
剣士「あれ?召喚士は?」

喚起士、ジノ「………」

ネメア「幻想の世界へ旅立った」

剣士「なんだそりゃ……」

喚起士「私追います!」

ネメア「待て!……そっとしておいてやるのも優しさだ」

喚起士「ですがあれでは!」

ネメア「ほおっておけばいい」

喚起士「………」

ジノ「兄ちゃんの言った事……優しさの欠片も無かったよ?」

ネメア「とどめ刺したのはジノの言葉だと思うがな……」

ジノ「………」

剣士「……?盗賊よ……あら?あいつもいねえし!」


196 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 17:32:07 ID:35LIfVtQ
ーー

ザザザザァ……

召喚士「アハハハ……」

召喚士「はは……は……」

召喚士「………」

召喚士「……仕方無いじゃないか」

召喚士「色々珍しかったんだしさ……見ちゃうよ……」

召喚士「………」

召喚士「……仕方無いじゃないか」

召喚士「あんな魔力たっぷりでボリューム満点のオッパイがあればさ……見ちゃうよ……」

召喚士「田舎者で童貞なんて言わないでも……本当の事だけどさ……」

召喚士「………」

召喚士「……ん?」


197 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 17:40:40 ID:35LIfVtQ


盗賊「………」カキカキ

盗賊「………」カキカキ

召喚士「……お前こんな砂浜で何やってんの?」

盗賊「………」

召喚士「………」

盗賊「………」カキカキ

召喚士「喋れよ……」

盗賊「剣士……」

召喚士「え?……これ?」

盗賊「………」コクッ

召喚士「へぇ……絵書くの上手いな」

盗賊「あっちがお化けオッパイ……」

召喚士「誰だかわかるけど……喚起士さんってちゃんと言えよ……」

盗賊「ジノ……ネメア兄……」


198 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 17:47:03 ID:35LIfVtQ
召喚士 (見た目子供だけど……やる事も子供なんだな……)

盗賊「………」

召喚士「………」

盗賊「………」

召喚士「俺は……?」

盗賊「………」

召喚士「………」

盗賊「あっち……」

召喚士「……あっち?……ぐあッ!」

盗賊「………」ふふん

召喚士「や、やめろよッ!なんだよあれ!」

盗賊「自信作……」

召喚士「岩場に俺の顔掘ってんじゃ無いよ!」

盗賊「………」

召喚士「早く壊してくれ!恥ずかしいだろ!」


199 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 18:20:18 ID:35LIfVtQ
盗賊「……嫌」

召喚士「人に見られる前にマジで壊してくれってッ!」

盗賊「………」

召喚士「だあぁ!お願いだから!」

盗賊「………」カキカキ

召喚士「無視するなッ!」

盗賊「……出来た」

召喚士「そうか!なら早く俺の顔を壊してくれ!」

盗賊「………」ジー

召喚士「な、なんだよ?」

盗賊「………」

召喚士「……?」

喚起士「召喚士さん!」

召喚士「………」


200 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/07/05(木) 03:12:56 ID:zP6T5TtE
喚起士「探しましたよ!……パイアも一緒でしたか。良かった……」

召喚士「……喚起士さん」

喚起士「もう……心配させないでください」

召喚士「………」

喚起士「……ネメアやジノが言った事は気にしないでくださいね。あんな事……本当に思っていませんから」

召喚士「………」

盗賊「………」?

喚起士「パイア……貴女は何故剣士さんを離れたんですか……」

盗賊「……これ」

喚起士「……絵ですか……?」

盗賊「………」

喚起士「これは……私?」

盗賊「………」コクッ


201 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 03:28:19 ID:zP6T5TtE
喚起士「そっちが……剣士さん……ネメアジノパイアですか……」

盗賊「………」

喚起士「……召喚士さんは?」

盗賊「あそこ……」

喚起士「うわ……いえ……」

召喚士 (うわって言われた……あああ……)

喚起士「……何故こんな事を?」

盗賊「王の魔銀杭……」

喚起士「……それは何ですか?」

盗賊「………」

喚起士「……?」

盗賊「………」


202 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 05:44:46 ID:zP6T5TtE


喚起士「召喚士さん……戻りましょう……」

召喚士「………」ズーン……

喚起士 (さっきの……うわって聞かれちゃったのかな……)

召喚士「………」

喚起士「あ、あの……さっきのは……ごめんなさい……」

召喚士「いいんですよ……俺も同じ事思いましたから……」

喚起士「………」

召喚士「………」

喚起士 (どうすれば召喚士さんの機嫌を治せるのでしょうか……)

盗賊「………」バチャバチャ!

召喚士「おい、水辺で遊ぶのはいいけど転ぶなよ……」

盗賊「………」ツルッ……ダパァンッ!

召喚士、喚起士「………」

盗賊「………」ビシャビシャ……


203 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 07:33:47 ID:zP6T5TtE
召喚士「言ったそばから転ぶんじゃないよ……」

盗賊「……冷たい」

召喚士「ほら……拭いてやるからこっち来い……」ゴシゴシ……

盗賊「………」

召喚士「……こうしてるとお前人間と同じだな。ネメアやジノと同じとは思えないよ」

喚起士「………」

召喚士「……どうしました?」

喚起士「いえ……」

召喚士「喚起士さんの子供もこんな感じ何ですか?」

喚起士「………」

召喚士「……?」

喚起士「その……私に子供がいると言うのは嘘なんです……」

召喚士「……え」


204 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 18:10:40 ID:zP6T5TtE
喚起士「ジノが私を守ろうと……」

召喚士「………」

喚起士「ごめんなさい……」

召喚士「い、いいですよ!……なら旦那さんがいるって言うのも嘘なんですか?」

喚起士「はい……」

召喚士「………」

喚起士「………」

召喚士 (嘘だったのか……あの下半身猫科め……)

喚起士「すいません……」

召喚士「も、もう謝らないでください!いやぁははは!」

盗賊「………」グゥ……

召喚士「……え?」

喚起士「今のは……」

盗賊「……お腹すいた」

召喚士「お前人間だろ……」



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