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男「バレンタインなんてだいっキライだ…」
- 1 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2011/02/17(木) 21:53:44.61 ID:KRnhi/Ho0
リベンジ
- 2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 21:56:18.03 ID:KRnhi/Ho0
なんでもうすぐ夕飯できるって時に限って立つんだよ、まあいいや
昨日までの内容速攻で貼っていく
- 3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 21:57:13.09 ID:KRnhi/Ho0
男「お前もそう思うだろ?」
友「別に、俺そういうのないし。昔からこの日は母さんの買ってくるおやつが
チョコになる日って認識しかないし」
男「お前…それは寂しすぎるぞ…」
男「お前それでいいのかよ?」
友「良いも悪いも、どうせ最初から義理チョコさえも期待してないから今更…」
男「諦めんなよ!!」
友「な、何だよ」
男「義理でも一個はもらえるかもしれないだろ!希望をそう簡単に捨てるなよ!」
友「で、でも、去年だってもらえなかったんだぜ?それで今年誰からもらうってんだよ?
俺たち部活入ってないから仲良い後輩もいないし…」
- 4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 21:58:16.13 ID:KRnhi/Ho0
男「大丈夫、別に恋人作ろうってわけじゃないんだ。要は義理でもチョコをあげてもいいってくらい仲の良い女子を作ればいいんだ」
友「ど、どういうことだよ?」
男「今日は2月7日、バレンタインまではあと1週間ある。それまでに誰か適当な女子を見繕って、ある程度仲良くなれば
市販の義理チョコだとしてもチョコがもらえるかもしれないってことだ」
友「いや、そりゃそうかもしれないけど、1週間だぞ?できるのかよ?」
男「大丈夫、自分を信じろ。誰か女子一人と仲良くなればいいだけなんだ、楽勝だろ」
友「た、確かに…なんかやれそうな気がしてきたぞ!」
男「おう、その意気だ!目指せ、バレンタイン難民脱出!おーーーっ!!」
友「お、おおーーーーーっ!!」
委員長「そこ、うるさい!静かにしなさい!」
男「あ、すいません」
- 5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 21:59:12.11 ID:KRnhi/Ho0
友「で、具体的に誰と仲良くなるんだ?」
男「さあ?」
友「…はあ?」
男「まあ、今から適当に校内歩き回って、この子からチョコもらいたいなーって子に話しかけりゃどうにかなんじゃね?」
友「お前、それができりゃ苦労はないだろ…」
男「そういうわけだから俺は今からちょっと適当に歩き回ってくる。お前も覚悟決めたら行ってこいよ。じゃ、あとでなー」
友「お、おい待てよ!ちょっとそれは冷たいんじゃないの!?」
男「さて、それじゃどこ行くかな…」
1.この教室から探す
2.同学年の別の教室から探す
3.もっと別のとこから探す
- 6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:00:06.91 ID:KRnhi/Ho0
男「最初は近場から行ってみるか…隣のクラスは…あ」
男(あれ、隣のうちの幼馴染だな…そういや隣のクラスだったっけ…)
男(小学校の3,4年くらいまではよく話してたけど、5年になってクラスが別になってからあまり話さなくなったんだっけ…)
男(元々無口なやつだし、あれから話すこともないまま結局疎遠になっちまってたな…)
男「…この機会にチャレンジしてみるか、復縁」
- 7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:01:05.89 ID:KRnhi/Ho0
男「おーい、幼馴染」
幼馴染「……?」
男「いや、久しぶりに話しかけるなあ。最後に話したのはいつだったっけ?」
幼馴染「……」
男「どうだ、あれから元気だったか?」
幼馴染「…普通」
男「そっか普通か、それは良かったなー」
幼馴染「……」
男「…あー…」
男(やっべ、何話したらいいかわかんねえ…くそっ、これだから時間の流れってやつは…)
- 8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:02:06.10 ID:KRnhi/Ho0
幼馴染「何か用?」
男「え?い、いや、用っていうか、久しぶりに話でもしてみようかなーって思って…」
幼馴染「そう」
男(どうしよう…)
男「あ、あのさ…」
1.撤退
2.昔話
3.バレンタインにチョコあげるやつとかいるの?
4.バレンタインにチョコくれ
男「そ、それじゃ俺戻るから、また話そうな…」
幼馴染「うん」
男「じゃ、じゃあな」
幼馴染「じゃあね」
男「ヒュ〜…こいつはデンジャラスだぜ…」
男(こりゃ相当厳しそうだな…あの性格に加え、幼馴染ってことが逆にチョコをあげようという気持ちを起こしにくくするだろうからな…
もし幼馴染からチョコを貰うんなら、『昔以上に仲のいい関係になる必要がある』かもな…)
男「そういや友はどうしたかな…」
- 9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:03:09.29 ID:KRnhi/Ho0
友「…よし…覚悟は決まった…ここで悩んでても何も変わらないもんな」
友「何もしないで後悔するより、やって後悔するほうがいいって偉い人も言ってたしな」
友「よし、それじゃどこに行こうか…」
1.この教室から探す
2.同学年の別の教室から探す
3.もっと別のとこから探す
- 10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:04:11.92 ID:KRnhi/Ho0
友「まあ、まず近場からだよな…」
友「そんじゃ隣のクラスから探してみるか」
友「どれどれ…」
??「何してんの?」
友「へ?」
??「うちのクラス覗き込んだりして…なんか怪しいよ?」
友「あれ、君って陸上部のエースって噂の…」
陸上部「へ!?い、いやいや、エースだなんてそんな…え、えっと、それで君は誰?」
友「ああ、俺は友っていうんだけど…」
陸上部「友…ああ、ハイハイ、あのバカコンビで有名な!」
友「ぐっ!」
陸上部「あ、ゴメン…初対面で失礼だったよね?」
友「い、いえいえ、言われ慣れてますから…」
- 11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:05:08.33 ID:KRnhi/Ho0
陸上部「それで、その友君がうちのクラスに何の用なの?誰かに用事なら呼んであげるけど」
友「いや、その…」
友(ど、どうしよう…!まさかバレンタインのチョコをくれそうな子を探しに来たとは言えないし…なんて返したら…)
1.撤退
2.世間話で話を反らす
3.バレンタインのチョコをくれそうな子を探しに来た
4.バレンタインにチョコくれないか頼んでみる
友「あ、いや、なんていうか、ちょっとのぞいてみただけっていうか、別に用とかはないっていうか…」
陸上部「?」
友「そ、そういうわけだから俺行くよ!それじゃ!」ダッ
陸上部「あ、うん、またね!」
友「うーん…なんというか、人当たりの良さそうな子だな…」
友(でも、ちょっと仲良くなったからってチョコをくれるってタイプでもなさそうなんだよな…なんか、純情そうっていうか…
あの子からは、『相応の好意がないとチョコはもらえない』だろうな…)
友「そういや、男はどうしてるかな…」
バッタリ
男「あ」
友「あ」
- 12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:06:09.71 ID:KRnhi/Ho0
男「ふーん、俺が2-Aに行ってる間、お前は2-Cで相手を探してたのか…」
友「ああ。で、そっちは幼馴染とちょっと話をして戻ってきたと」
男「あれは話っていうか受け答えって感じだったな…で、お前は陸上部の子と知り合えたわけだ」
友「ああ。でもまだ知り合ったってだけだしな…」
男「それだけでも十分な収穫だろ。初日なんだし、今日は出来るだけ知り合いの数を増やしたほうがいい。
そう簡単に1週間で仲良くなれるってわけじゃないしな」
友「まあ、確かに…俺たちには悪い知名度もあるわけだし…」
男「バカコンビねえ…そんなにバカかねえ、俺たち…」
??「ああ、バカだな」
友「う…」
男「げ…」
- 13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:07:08.87 ID:KRnhi/Ho0
風紀「またバカな企みか、バカコンビ」
男「う、うるせえな!バカコンビ言うな!俺たちが何企んでるってんだよ!」
風紀「あれだけ大声で話していれば丸聞こえだ。1週間でチョコをくれる女子を探そうなど、なんて浅はかな」
友「いいだろ別に!誰からも何ももらえないくらいだったら今苦労したほうがマシだ!」
風紀「それだけ聞くと立派な心がけだが、お前らの普段の挙動を見ると、女子に好かれることなんてまずないと思うぞ」
男「んだよさっきから!だったらお前がチョコくれよ!」
風紀「はあ?私がお前らに?1週間に1回は必ず遅刻、毎日毎日教室で騒ぎ立て、お前らが問題を起こす度にお前らの尻拭いをさせられる私が?
迷惑の発信源であるお前らにチョコを?なめてるのか?生まれなおしてから出直して来い」
男「ああハイハイすいませんでした!だからチョコくれ!」
風紀「絶対にやらん。お前らにやるくらいならクラゲにでもやるわ」
友「俺たちクラゲ以下!?」
風紀「いいからもう静かにしろ。そして次の授業の準備をして二度と騒ぎ立てるな。いいな」
男「んだよチクショー…」
- 14 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:07:19.21 ID:4c/xGL/PO
安価やらんのなら選択肢表記はいらなくね?
- 15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:08:23.06 ID:KRnhi/Ho0
>>14
これまでの結果を書いてるんで
友「どうする?」
男「とりあえず静かに作戦会議だ。もうすぐ次の授業だし、次の行動は授業の後だな」
友「よし、それじゃまた後で」
男「おう、風紀なんかのいびりに負けてたまるか」
風紀「…聞こえてるんだが」
男「あ、どうもスイマッセーン」
風紀「……」ムカッ
- 16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:09:25.57 ID:KRnhi/Ho0
友「で、休み時間なわけだが」
男「それじゃ、またそれぞれ出会いを探しに行く方向で」
友「了解。で、そっちはどこに行くんだ?」
男「そうだな…」
1.このクラスから探す
2.1年教室周辺を探す
3.3年教室周辺を探す
4.図書室にでも行ってみる
男「そんじゃ、図書室にでも行ってみるかな」
友「図書室?そんなとこに出会いがあるのか?」
男「ま、色んなとこに行ってみるのもいいだろ。で、お前はどうする?」
友「じゃあ俺は…」
1.このクラスから探す
2.1年教室周辺を探す
3.3年教室周辺を探す
4.家庭科室にでも行ってみる
- 17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:10:25.14 ID:KRnhi/Ho0
友「俺は1年教室辺りにでも行ってみるかな」
男「そうか。んじゃ、お互いの健闘を祈る」
友「ああ、また後でな」
男「さて、図書室に着いたわけだが…おや」
男(カウンターで気持ち良さそうに寝てる子が…カウンターに座ってるってことは図書委員なんだろうが…)
男「起こしてみるか」
このペースなら10分以内に貼り終わるかな
- 18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:11:08.47 ID:KRnhi/Ho0
男「…あの、すいません」
図書委員「…はっ!は、ひゃい!何か御用でひょうか!」
男「…噛み噛みだな」
図書「あ、は、恥ずかしい…」
男「はははっ、別に用はないよ。ただ何でこんなとこで寝てるのか気になってさ」
図書「あ、そうなんですか。私本と寝ることが好きで、図書室で本に囲まれながら寝ると落ち着いて眠れるんです。
あ、ちゃんと本を汚さないように気をつけてはいますよ?」
男「そうなんだ。あ、自己紹介してなかったな。俺、男。君は?」
図書「あ、私図書っていいます。見てのとおり、図書委員です」
男「よろしく、図書さん」
図書「あ、はい、よろしくお願いします、男君」
- 19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:12:12.14 ID:KRnhi/Ho0
男「よくここで寝てるの?」
図書「そうですね…いつもじゃないですけど、私が当番の時と昼休み、あとたまに放課後もここに来ますね。
でも別にいつも寝てるわけじゃないですよ?ちゃんと図書委員の仕事もやってますから」
男「そっか。じゃあ昼休みにここに来れば君に会えるわけだ」
図書「ええ、そうですね」
男「それじゃ、たまに君の寝顔でも見に来るかな」
図書「もう、だからいつも寝てるわけじゃないですってば」
男「ははは。じゃ、またな」
図書「ええ、また」
男「ちょっと面白そうな子だったな。けっこうかわいかったし」
男(ああいう子なら、『ある程度仲良くなれば義理チョコならもらえそう』だ)
男「さて、友の調子はどうだろうか」
友「うーん・・・1年の廊下まで来たけど、どうやって後輩に話しかけよう…」
??「あの、すいません」
友「え?」
- 20 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:12:41.65 ID:pnuoCMDU0
友は実は男の娘であった
めでたしめでたし
- 21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:13:10.29 ID:KRnhi/Ho0
??「違ってたらすいませんが、もしかして友先輩じゃないですか?」
友「え、そうだけど…なんで知ってるの?」
??「ああ、やっぱり。噂と同じ人相だから分かりやすかったです」
友「噂って、もしかして…」
??「ええ。2年にバカで有名な先輩二人組がいるって聞いたことがあって、どんな人かちょっと興味があったので」
友「なっ!初対面で、しかも先輩をバカ呼ばわり…」
??「あ、気分悪くしたならすいません。あたし、後輩っていいます。どうぞお見知りおきを、友先輩」
友「う、うん」
(間違いなくなめられてるな…)
- 22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:14:09.01 ID:KRnhi/Ho0
後輩「それで、その有名な友先輩が1年の教室に何の用ですか?」
友「へ!?いや、それは…」
(い、言えない…ただでさえすでになめられてるのに、バレンタインチョコをくれそうな子を探しに来たとか言ったら、
間違いなくこの先ずっとこの子に先輩扱いしてもらえなくなる!)
後輩「どうしたんですか?人には言えない理由なんですか?」
友「え、えっと…」
1.撤退
2.知り合いを探しに来たと嘘をつく
3.1年と仲良くなりに来た
4.バレンタインチョコをくれそうな子を探しに来た
友「ば、バレンタインのチョコをくれそうな子を探しにきたんだ…よ」
- 23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:15:14.93 ID:KRnhi/Ho0
後輩「……」
友(…それは僕が今まで年下にされたことのない表情だった…彼女は眉間にしわを寄せ、口を軽く空け、
僕を見る目はいわゆるジト目になっていた…要するにとことん呆れられ、見下された表情だった)
「あ、あの…」
後輩「…想像以上でした。やっぱりこういうのは実物と対峙しないと分からないものですね」
友「な、何のことだい…?」
後輩「…面白い人ですね、友先輩」
友「そ、そう?」
後輩「それじゃあたしは次の授業の用意があるんでこれで。また会いましょう、友先輩」
友「あ、またね…」
(結果オーライ…じゃないだろうな…)
友(どうなんだろう、あの子…随分と見下されてしまったけど…まあ、全く脈がないわけじゃないし、
『もしかしたらお情けで義理チョコが貰えるかも』…)
友(…なんか悲しいなそれ)
友「…教室戻るか。男が帰ってるかもしれないし」
- 24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:16:14.45 ID:KRnhi/Ho0
男「…なるほど、それは辛かったろう」
友「お前はいいよなあ…いい子に会えたみたいで」
男「ま、そう気にすんなよ。まだ俺たちの戦いは始まったばかりだぜ」
友「そうだな…よし、がんばって次行くか」
男「ああ。でももう授業が始まるから、次は昼休みだな」
友「ああ、それじゃまた後で」
委員長(いつもあれくらい落ち着いてくれないかしら…)
- 25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:17:36.26 ID:KRnhi/Ho0
友「で、授業が終わったわけだけど、次はどうするんだ?」
男「そうだな。次は…」
1.このクラスから探す
2.1年教室周辺を探す
3.3年教室周辺を探す
こっからは安価進行なんだけど
夕飯が出来てしまったので
ちょっと遠めに安価>>33
- 26 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:26:40.06 ID:4c/xGL/PO
前スレ貼りゃ良かった気がする様な
支援ついでの3
- 27 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:26:47.15 ID:TzP9VMeW0
あ
- 28 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:27:25.59 ID:pnuoCMDU0
うんこ
- 29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:30:13.06 ID:Lcq+4XGK0
幼馴染、運動少女、図書委員、後輩ときたら……
3
- 30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:32:12.47 ID:zAnQPBHFO
昨日あれだけ撤退させてやったのに懲りないやつだ
- 31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:47:11.32 ID:KRnhi/Ho0
ありゃ、遠すぎたかな
安価下
- 32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 22:49:51.44 ID:zajfmYwL0
3
- 33 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/17(木) 22:57:01.70 ID:4c/xGL/PO
3
- 34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:01:30.41 ID:KRnhi/Ho0
男「そんじゃ、次は3年教室辺りかな。お前は?」
友「うーん、できればいい扱いを受けられそうな場所がいいな…」
1.このクラスから探す
2.3年教室周辺を探す
3.家庭科室にでも行ってみる
>>37
- 35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:02:59.44 ID:w3mAXJ/WO
kskst
- 36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:12:11.99 ID:KRnhi/Ho0
見事に人来ないな…
安価下
- 37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:12:31.89 ID:w3mAXJ/WO
なんだこれワロタ
- 38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:14:48.79 ID:KRnhi/Ho0
どうしよ…じゃあ>>39で
- 39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:16:09.74 ID:w3mAXJ/WO
>>1
スマソ
安価なら↓
- 40 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/17(木) 23:17:33.08 ID:4c/xGL/PO
安価抜きで書けば、もしくは安価量少なくするとか
3
- 41 名前:自分の人寄せの下手さが嫌んなるね [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:21:44.33 ID:KRnhi/Ho0
友「んじゃ、大穴で家庭科室にでも行ってみるか」
男「そりゃまた随分レアなチョイスだな」
友「下手したら誰もいないかもしれないしな…それでも行ってみる価値はあるだろ」
男「ま、確かに。美味いバレンタインチョコを作ってくれそうな家庭的な女子がいるかもしれないしな」
友「それじゃ、行ってくるぜ。そっちもがんばれよ」
男「おう」
- 42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:30:28.47 ID:KRnhi/Ho0
男「さて、3年廊下に着いたわけだが…さすがに軽々しく上級生に声をかける度胸はないな…どうしよう」
??「あら、こんなところに2年がいるとは珍しいわね」
男「へ?って、あんたは生徒会長!?」
会長「ノンノン、今は`元`会長よ。3年はみんな生徒会を引退してるからね」
男「あ、そっすか」
会長「君は…確か、2年で有名な男君だね。君の噂は、3年にも届いてるよ」
男「…一応聞きますけど、どんな噂っすか?」
会長「元とはいえ、生徒会長にそんなことを言わせる気?」
男「…スンマセン、やっぱいいです。その台詞で大体想像付くし」
会長「あははは。まあ、それでなくても君と友君のことはよく風紀委員会から報告が上がってるからね、君たちの奇行の内容は大体把握してるよ」
男「なんか嫌っすねそれ」
- 43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:35:16.64 ID:KRnhi/Ho0
会長「で、今日はどんなことをしでかしに来てくれたのかな?」
男「別にいつも問題ばかり起こしてるわけじゃないっすよ!」
会長「あら、そうなの。なーんだ、残念」
男(この人ほんとに元生徒会長か…?なんかふわふわしてるっていうか、つかみ所ないっていうか…)
会長「で、実際はどうなの?」
男「えっと…」
1.撤退
2.3年と仲良くなりに来た
3.バレンタインチョコくれそうな人を探しに来た
4.会長にチョコ貰いに来た
>>45
- 44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:39:58.84 ID:KRnhi/Ho0
みんなもっと積極的になってくれていいのよ 俺もがんばるから
安価下
- 45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:41:47.37 ID:r2spwhoxO
2
- 46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:42:19.43 ID:w3mAXJ/WO
kskst
- 47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:54:49.87 ID:KRnhi/Ho0
男「3年の人と仲良くなりに来たんです」
会長「3年と?あと1ヶ月で卒業なのに?」
男「い、今3年と仲良くなれば、卒業式の時に気持ちよく送り出せると思って」
会長「ふーん…なかなか面白いこと考えるわね」
男「そ、そっすか?」
会長「ええ。そんな風に考える子なんてまずいないもの。君、やっぱりおもしろいな」
男「ど、どうも」
会長「じゃあ、君の目的の第一段階はクリアされたわけね」
男「はい?」
会長「私たち、これで知り合いでしょ?」
男「あ…言われてみればそっすね」
会長「これで私は君に快く卒業させてもらえるかもね?」
男「えっと…が、がんばります」
会長「あははは。それじゃまたね、男君。今度会ったら色々武勇伝を聞かせてほしいな」
男「は、はあ、そんじゃなんか考えときます。それじゃ、また」
- 48 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/17(木) 23:57:22.66 ID:KRnhi/Ho0
男「なんか、不思議な人だったな。ああいう人に人望が寄るのかな」
男(しかし、人柄は良さそうとはいえ、まだどんな人かつかみきれてないからな…
今の段階では、『チョコをくれるかは分からない』かな)
男「さて、家庭科室の友は上手くやってるかな?」
- 49 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 00:03:31.84 ID:lSf3b6jP0
友「家庭科室…あれ、どっちだっけ」
友「やばいな、家庭科の授業なんて2年でなかったから忘れちまったよ」
〜♪ 〜♪
友「ん?歌声…?どっちからだ?」
友「向こうか…行ってみるか」
友「家庭科室…こっから聞こえてくるのか」
…♪そばかすなーんてーきにしーなーいわー♪…
友「なんか随分古そうな曲だな…先生でも歌ってんのか?いや、でも家庭科の先生は50過ぎのババアだからな…あれが歌ってるとか想像したくねえ…
じゃあ誰だ?」
- 50 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 00:10:56.37 ID:lSf3b6jP0
??「♪ラスカルにーあわせてくれてー♪ ラスカルにーあわせてくれてー♪」
友「あ、あのー…」
??「え?…あ、ああっ!?き、聞いてました?」
友「歌のことを聞いてるなら、確かに聞いてたけど…」
??「うわー!なにやってるんだろわたし…あの、ごめんなさい、つい癖で…」
友「いや、それは別にいいんだけど。ここで何やってたの?」
??「あ、放課後の部活のための仕込を今のうちにやってたんです。今日の当番はわたしだから」
友「部活…ってことは、君家庭部?」
家庭部「あ、そうです。わたし、家庭部の部長やってます、家庭部です。どうぞよろしく」
友「あ、うん、よろしく」
- 51 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 00:17:19.56 ID:lSf3b6jP0
家庭部「それであなたは?」
友「ああ、俺?友っていうんだけど…」
家庭部「友さんって…あの有名な?」
友「…やっぱ知ってんだ」
家庭部「ええ。友人の男さんといっしょに、この学校始まって以来のバカコンビと呼ばれてるとか…」
友「ぐ!」
家庭部「テンションがいつも小学生とか、おねしょと一緒に精神の成長も止まったとか、いつも騒いでいるのは騒がないと死ぬ体質だからだとか。
他には…」
友「す、ストップ!俺の心が持たないから!」
家庭部「あ…すいません、失礼なことばかり言って。わたしつい余計なことが口から飛び出してしまって、いつも困ってるんです」
友「そ、そーなの…」
- 52 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:20:13.59 ID:RUihk3pcO
前回、幼馴染みが妙にクールだったところまでは読んだ
- 53 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 00:26:22.06 ID:lSf3b6jP0
家庭部「ところで、どうして家庭科室に?普通の人はこの時間はここに用事なんてないはずですけど…」
友「あ、それは…」
家庭部「あ、ひょっとしてわたしの歌がうるさかったからですか?ごめんなさい、騒がしくして」
友「い、いやいや、いいよいいよ。俺のほうがいつも騒いでるわけだし、それに歌も悪くなかったし」
家庭部「あら、そうですか?どうもありがとうございます」
友「いやいや。…また聞きに来ていいかな?」
家庭部「え?歌をですか?」
友「うん。それにそれ、けっこう美味そうだし。もしかしたらおこぼれにありつけるかなって」
家庭部「ふふふ、なるほど。それじゃあ、わたしはいつも昼休みと放課後にここにいるんで、良かったら来て下さい。
あ、けど月曜日と木曜日は家庭部があるんで、部活が始まる前と終わった後にしかお会いできませんけど」
友「分かった。じゃあ、また会いに来るよ。それじゃ」
家庭部「ええ、ごきげんよう」
- 54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 00:29:20.66 ID:lSf3b6jP0
友「面白い子だったな。男の言ったとおり、家庭的な女の子に会えて良かった良かった」
友(もしかしたら、バレンタインの時期ってことでチョコも作るかもしれないしな。もしそうなら、
『当日家庭部のおこぼれのチョコを貰えるかも』…)
友(すでに義理ですらなくなってる気がするけど、この際気にしないでいよう)
友「さて、そろそろ戻るか…」
風呂行ってくる
- 55 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:34:05.07 ID:RUihk3pcO
うむ
- 56 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:05:20.43 ID:tYkkjf1PO
うむ
- 57 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:17:14.63 ID:lSf3b6jP0
thx
昼休み・食堂
男「さて、昼休みなわけだが」
友「昼休みはどうするんだ?」
男「この時間はまず状況整理といこう。とりあえず俺とお前の今の状況は…」
知り合った女子・チョコを貰う想定条件
男 友
幼馴染・『昔以上に仲のいい関係になる必要がある』 陸上部・『相応の好意がないとチョコはもらえない』
風紀・『?』 風紀・左に同じ
図書・『ある程度仲良くなれば義理チョコならもらえそう』 後輩・『もしかしたらお情けで義理チョコが貰えるかも』
会長・『チョコをくれるかは分からない』 家庭部・『当日家庭部のおこぼれのチョコを貰えるかも』
男「こんなとこか」
友「ちょっと待った、風紀もカウントするのか?」
男「ま、一応な」
- 58 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:23:33.06 ID:lSf3b6jP0
友「で、お前から見てどうなんだ、この状況?」
男「1日目の目的を知り合いの女子を増やすことと考えれば、悪くはないな。4人と知り合えたのなら、
できることも色々ありそうだからな」
友「誰狙いとかはあるのか?」
男「今はなんとも言えないな。この先この女子たちとどういう付き合いができるかによる。
ま、どうにでもなるだろ」
友「なーんか適当だな…」
男「いいじゃないか、リラックスリラックス。それにまだ今日は終わってないからな。他の女子との出会いもあるかもしれん」
友「つまり、今日の残りは様子見と」
男「そういうこと。さ、とっとと昼食っちまおうぜ」
- 59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:28:06.07 ID:lSf3b6jP0
友「そういや、なんでお前そんなにやる気なんだ?」モグモグ
男「ん?何がだ?」ズルズル
友「お前今朝バレンタインなんか嫌いだとか言ってたろ。なのになんでいきなりやる気出したんだ?」
男「そら、お前が寂しいこと言うからに決まってんだろ。あんなことを言うような悲しいやつになって欲しくないからな、お前には」
友「男…」
男「それに、嫌いだからって逃げたって絶対にバレンタインは着ちまうしな。だったら努力して好きになったほうがいいだろ?」
友「…そうだな。改めて、一緒にがんばろうな」
男「おう、当然」
- 60 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:35:03.54 ID:2ezriVGXO
しえん
- 61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:35:34.12 ID:lSf3b6jP0
友「ごちそうさまでした。んじゃ、先戻ってるな」
男「おう。後でな」
男「ごちそうさまでした。さて、戻るか…ん?」
??「あああ、どうしよう…どこいっちゃったんだろ…」
男(あの子、1年か…困ってるみたいだな。どうやら、出会いが舞い込んできたらしい)
男「君、どうしたの?」
??「えっ?」
男「なんか困ってるみたいだからさ。俺に手伝えることあるかな?」
??「あ、ありがとうございます!実は、財布をなくしちゃってお昼が買えなくて…」
男「財布?」
??「はい。一体どこでなくしたんだろ…」
男「…もしかして、そのポケットからはみ出てるやつ?」
??「へっ?あ、これだぁ〜!よかったぁ、見つかって…」
男「ははは…」
(な、なんちゅーそそっかしい子だ…)
- 62 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:41:00.58 ID:XuSMBb+7O
支援
- 63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:44:19.26 ID:lSf3b6jP0
??「あの、ありがとうございます。できれば、お名前を聞かせてくれませんか?」
男「あ、ああ。俺、2-Bの男。君は?」
後輩「あ、あたし後輩っていいます。よろしくお願いします」
男「後輩?君が?」
後輩「え、あたしのこと知ってるんですか?」
男「いや、俺の友達が君に随分見下されたって…」
後輩「あー…多分それ、あたしの妹です」
男「へ?妹!?」
後輩姉「双子なんです、あたしたち。すいません、あの子が先輩の友達に失礼なこと…」
男「いや、いいっていいって。俺もあいつもそういうの言われなれてるし」
後輩姉「でも、失礼なことをしたのは本当ですし…あの子、自分より上と認めた人には素直なんですけど、
格下とみなした相手はとことん見下すから…」
男「け、獣みたいな子だな…」
- 64 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:50:02.26 ID:lSf3b6jP0
後輩姉「後であの子にはよく言って聞かせますから、ホント申し訳ありません…」
男「だから大丈夫だって。それより、まだ昼食ってないんだろ?食いに行かないの?」
後輩姉「あ、忘れてた!それじゃ先輩、ありがとうございました!」
男「おう、またな」
男「…行っちまった。慌ただしい子だったな」
男(でもいい子そうだから、多分『仲良くなれば社交辞令的に貰えそう』だな)
男「っと、俺も教室戻るか」
- 65 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 01:59:27.62 ID:lSf3b6jP0
放課後・教室
友「へーっ、あの子双子だったんだ」
男「ああ。とりあえず、あの姉妹についての情報は追加しておくか」
後輩姉・『仲良くなれば社交辞令的に貰えそう』
男「後輩妹の情報も変えなきゃな。あの二人が姉妹ってことは、当然二人いっぺんに貰える可能性も出てくるってことだ」
後輩→後輩妹・『もしかしたらお情けで義理チョコが貰えるかも』→『姉から貰えれば一緒に、姉が無理でもお情けで貰えるかも』
男「これでよし」
友「なんかちょっと希望出てきたかもな」
男「ああ、あとは明日からの行動次第だな」
友「よっし、そんじゃ明日も気合入れてがんばるか!」
男「おう!俺たちの戦いはこれからだ!おーーーーーっ!」
友「おーーーーーーっ!」
- 66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:03:17.47 ID:lSf3b6jP0
ガラッ
委員長「あなたたち、まだ残ってたの?用がないなら早く帰りなさい」
友「あ、すいません」
男「…委員長、か」
友「どうした男?」
男「…これが、本日最後の出会いってことになりそうだな」
友「お、男、お前…委員長まで候補に入れるつもりか?」
男「チャンスは多いほうがいい。そうだろ?」
友「でも、委員長は最難関だぞ…」
男「物は試しさ。可能性はゼロじゃない」
- 67 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:08:27.91 ID:QhyBRiva0
支援
- 68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:11:09.00 ID:lSf3b6jP0
委員長「どうしたの、一体何を話してるの?」
男「あのさ、委員長」
委員長「何かしら?」
男「委員長って…バレンタインに、誰かにチョコあげたりしないの?」
委員長「…どうしてそんなこと聞くの?」
男「何となく、さ」
委員長「…そんな人いません。今まで誰かにチョコをあげたことなんてないもの」
男「…じゃあ、義理でいいから俺にくれない?」
委員長「…どうしてあなたにあげなきゃいけないの?」
男「一度もチョコを貰ったことのない男も悲しいけど、一度もチョコをあげたことのない女子も寂しいもんだぜ。
だから…」
委員長「私は寂しくて結構。こんな下らないイベント、参加する価値なんてないわ」
男「…そうかい」
委員長「分かったら帰りなさい。暗くなる前に帰らないと危ないわよ。さようなら」
- 69 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:12:36.37 ID:9GqEVhL90
しえん!
- 70 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:17:34.03 ID:lSf3b6jP0
友「…さすが委員長、隙がないな」
男「ああ、2年1番人気の美貌を持ちながら、男子を全く寄せ付けないあの性格…厳しいな」
友「あそこまでキッパリバレンタインを否定されちまったしな。こりゃ彼女からチョコを貰うには、
それこそ『恋人並の関係にならなければまず無理』だな」
男「1週間で仲良くなるのも大変なのに、恋人にまでなれってか…間違いなく最難関だな」
友「…ま、今日はもう帰ろうぜ。委員長にも釘刺されちまったしな」
男「そうだな。今日は大人しく帰って明日に備えるか」
- 71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:27:46.40 ID:lSf3b6jP0
2日目 朝・教室
男「よ」
友「おう、おはよう」
男「そんじゃ、今日も頑張るか」
友「ああ。今日はどう動くんだ?」
男「ああ。1日目は出会いを目的に動いたが、2日目からは本格的に女子と仲良くなっていくように行動しないとだな」
友「ああ。何しろ1週間あるとはいえ、``学校は4日しかない``からな」
男「そこが問題なんだよな。土日は学校がないから、関係を深める機会が作りにくい…だからこの4日で勝負が決まるといっても過言じゃない。
もしそれで駄目だったら、薄い可能性にかけて町を探し回るしかなくなるからな」
友「目当ての数人を探すために町を歩き回る…想像するのも嫌だな」
男「そういうわけだから、今日からは1日1日を全力で過ごすぞ!覚悟はいいな!」
友「い、イエッサー!」
男「よし、いい返事だ!それでは、状況開始!」
友「イエッサーー!」
委員長「うるさい!朝から騒ぐんじゃありません!」
男「あ、すいません」
- 72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:30:50.81 ID:lSf3b6jP0
休み時間
友「最初の休み時間だな」
男「ああ。今日からは場所ではなく目当ての女子を中心に動こう」
友「分かった。で、お前は誰から行くんだ?」
男「そうだな。まずは…」
1.幼馴染
2.風紀
3.図書
4.会長
5.後輩姉
6.委員長
>>75
- 73 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:39:50.08 ID:VtbQ2jTnO
安価はやめとけ
- 74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:40:35.83 ID:lSf3b6jP0
>>73
やっぱこの時間じゃ無理かなあ…
安価下
- 75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:43:58.86 ID:VtbQ2jTnO
1
もう安価は出すなよ
- 76 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:44:01.18 ID:Kqxfv3uJ0
1
- 77 名前:こういうとこは安価でやってく予定だったのに…どうすりゃいいんだ [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:51:48.36 ID:lSf3b6jP0
男「そんじゃ、幼馴染のとこいってくるわ」
友「おう、頑張れよ」
2-A
男「幼馴染、いるか?」
幼馴染「…?」
男「おお、いたいた。ちょっと話でもしないか?」
幼馴染「いいけど」
男「そうかそうか。じゃあ、何話すかな…そうだ、お前とは小学校の高学年くらいから話さなくなってたけど、
あれからどう過ごしてた?なんかいいことあったか?」
幼馴染「普通」
男「そ、そーかそーか、普通か、なるほど…」
(…駄目だ、話が続かない…こうなったら、色んな話題で話しかけ続けるしかないな…もしかしたら、
こいつの好きな話題にヒットするかもしれないし…)
- 78 名前: 冒険の書【Lv=2,xxxP】 [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:52:00.60 ID:Sgwnb+Ct0
にんにん!
- 79 名前: 冒険の書【Lv=3,xxxP】 [] 投稿日:2011/02/18(金) 02:54:46.86 ID:w6fUMYlK0
支援
- 80 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/18(金) 02:55:42.70 ID:XuSMBb+7O
支援、寝る
- 81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:04:16.20 ID:lSf3b6jP0
男「じゃ、じゃあさ、昨日なんかテレビ見た?俺9時からやってるドラマ毎週見ててさ…」
幼馴染「特に見てない」
男「そ、そっか…じゃあ、昨日発売したジャンプ読んだ?いや、今週もこち亀は面白くて…」
幼馴染「読んでない」
男「そ、そーなの…」
生徒1「男のやつ、あの子に話しかけてるぞ…」
生徒2「どうせ無駄なのに…好きそうな話題何話しても反応ないんだもんな」
生徒1「やっぱバカなんだな、男って…」
男(ぐ…好き勝手言いやがって…こうなったら駄目元で…)
「ところでさ、この前自販機でキャラメルシェーキってやつ飲んだんだけど、結構美味くてさ…」
幼馴染「……!」ガタッ!
男「!?」
(な、なんだこの反応?)
- 82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:14:07.48 ID:lSf3b6jP0
幼馴染「……」
男「……」
幼馴染「…続きは?」
男「へ?」
幼馴染「感想の続き。聞かせて」
男「あ、ああ…なんつーか、甘さとか、バターの風味とかが結構強くて、なんか本当にキャラメルを飲み物にしたみたいな感じで…」
幼馴染「そう、あのまろやかに調和した味わいはまさにキャラメルそのもの。とにかく甘いものが好きな人なら喜んで飲める1品。
欠点は後味が残りやすいこと。間食の時間に油っぽいおやつを流し込むのにはいいけど、甘いおやつと一緒に飲むと多少不快感がある。
同系統のバタースコッチドリンクは、あれのバターの風味をより強くした味になってて…」
生徒1「おい、幼馴染が話してるぞ…」
生徒2「ああ…すげえ饒舌だ」
男(もしかして幼馴染って…飲み物オタク?)
- 83 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:18:46.44 ID:lSf3b6jP0
幼馴染「あと…」
男「わ、分かった分かった!とりあえず、続きはまた今度時間のあるときに、な?」
幼馴染「え…」
男(う…そんな悲しそうな顔をされても…)
幼馴染「私、もっと話したい…だめ?」
男(う、上目遣い!かわいい!)
「ま、また今度な。もう授業も始まるし」
幼馴染「…分かった」
男「お、おう」
幼馴染「…約束。また、お話する」
男「ああ、約束だ」
幼馴染「…ん」
男「じゃ、じゃあな」
幼馴染「…じゃあね」
- 84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:21:48.64 ID:lSf3b6jP0
男「すごかったな、幼馴染…」
男(俺があいつと付き合いあった頃はあんなこだわり持ってなかったよな…疎遠になってた間、あいつに何があったんだろう)
男「…まあなんにせよ、これで幼馴染攻略の糸口は掴めたな」
男「さーて、友のやつはどうしたかな」
- 85 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:27:02.53 ID:lSf3b6jP0
…どうしよう…安価で進行するつもりだったのにこんな時間になっちまったわ人少ないわで難しそうだ…
このまま続けるべきか、明日の人が多い時間帯まで待つか…
- 86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:43:39.85 ID:uhnxRYRK0
安価するなよ
幼馴染ルートだけで充分
- 87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:49:19.67 ID:lSf3b6jP0
男は幼馴染ルート1本にするとしても友はどうすりゃいいんだ
予定じゃ同時進行させようと思ってるんだけど
- 88 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 03:53:50.00 ID:uhnxRYRK0
男と幼馴染が手助けをすればいいんじゃないの?
そして友人は義理を沢山貰い、男は本命を一つだけ貰うとか
- 89 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:01:56.42 ID:lSf3b6jP0
そういうルートの選択を安価でやりたかったんだよなあ…
ひとつの本命を貰うか、複数の義理を貰うか、それは読み手の皆さん次第です的なノリで行きたかったんだけど…
肝心の読み手がいないんじゃ無理か…
- 90 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:07:42.95 ID:uhnxRYRK0
俺が読んでるから今から安価なしで幼馴染ルート書けよ
- 91 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:12:06.90 ID:lSf3b6jP0
とりあえず今このスレ何人見てんのかな
もしマジで>>90しかいなかったら就寝予定の5時まで幼馴染ルート安価なしで頑張るけど
- 92 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:15:21.06 ID:ysAX9/HkO
こういうの書ける奴尊敬するわ
本読んだら書けるようになるのかね?
- 93 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:21:32.55 ID:lSf3b6jP0
>>92はいたけど多分他はいないだろうな…
よし、あと40分幼馴染ルートやってみるよ
- 94 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:25:31.89 ID:mx5F/Byp0
いるからはやく
- 95 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:26:12.95 ID:lSf3b6jP0
男「ただいまー」
友「どうだった?」
男「とんでもなくいい反応をもらえたよ。そっちは?」
友「まあ、ぼちぼちかな」
男「そうか。まあ、いい出だしかな」
友「で、どうするんだ?」
男「とりあえず、しばらく幼馴染に的を絞ってみるか。次に会いに行くのは昼だな」
友「それじゃあ俺は次の休み時間もまた行動を起こしに行ってくるぜ」
男「おう、待っててやるから心置きなく行って来い」
- 96 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:29:21.41 ID:lSf3b6jP0
昼休み
男「それじゃ俺は幼馴染と昼食うから」
友「おう、後でちゃんと報告しろよ」
男「分かってるって」
男「おーい、幼馴染」
幼馴染「あ、男」
男「昼飯一緒に食わねえか?さっきの約束も兼ねてさ」
幼馴染「! 分かった。一緒に食べる」
男「決まりだな。んじゃ、行こうぜ」
- 97 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:29:41.81 ID:J4lpVY7eO
おれもいる
- 98 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:35:44.70 ID:lSf3b6jP0
食堂
男「何食う?」
幼馴染「ミートソース」
男「そっか、俺はA定食にすっかな」
男「いただきます」
幼馴染「いただきます」
男「あれ、そういや飲み物買わないんだな」
幼馴染「持ってきてるから」
男「持ってきてるって、どこに?」
幼馴染「ここ」ヌッ
男「うわっ!ポケットから水筒…!?」
幼馴染「いつも学校の帰りに次の日飲みたいのを買って冷蔵庫に入れておいて、朝水筒に移してる。
ここで頼むメニューは、水筒の中身と一番マッチするものを選んでる」
男「へ〜…本当に飲み物オ…飲み物好きなんだな」
幼馴染「……」コク
- 99 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:41:52.48 ID:lSf3b6jP0
男「なあ、いつからそんなにこだわり持つようになったんだ?昔はそんなこだわりなかったよな?」
幼馴染「…あれは中学2年の時」
男「うんうん」
幼馴染「その頃私は毎日学校が終わってすぐ塾に通って、9時頃まで塾で勉強していた。
それで帰りが遅くなるから、いつも夕食は塾の校舎で食べていた」
男「それと飲み物にどう関係が?」
幼馴染「当然食事の時にはのどが渇く。だから水筒を持っていっていたけれど、中身はいつもスポーツドリンクだった。
食事時のスポーツドリンクはすごくまずくて、私はいつも辟易していた」
男「そりゃ大変だったな…」
- 100 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:55:13.55 ID:lSf3b6jP0
幼馴染「そんなある日、そのまずさが尾を引いて、塾の帰りに気分が悪くなって町のベンチで休んでいた。
多分傍から見ても分かりやすいほど元気がなかったんだと思う。ある人が心配して話しかけてきた」
男「……」
幼馴染「その人はどうしたのと心配そうに声をかけてくれた。飲み物がまずくて気分が悪くなったと答えると、その人は悲しそうな顔をした。
そして私にペットボトルに入った飲み物を渡してくれた。それを飲んだとき、私は言いようのない感情に包まれた。
あのスポーツドリンクとは比べ物にならない、こんなおいしい飲み物がこの世にあったのかと」
男「へー…そんなに美味かったのか」
幼馴染「その人は自分をある飲料会社の製品開発部の人間だと言った。私に飲ませてくれたのは、開発中の試作品だと教えてくれた。
私が素直においしかったと伝えると、その人は満面の笑みで喜んでくれた。
そして私はおいしい飲み物は全ての人を幸せにすると悟り、次第にこだわりを持つようになった」
男「へー、いい話っぽいけど…知らない人から貰った物を飲むのはどうかと思うぞ」
幼馴染「…どうしてそういうぶち壊すようなことを言うの」
男「う…」
幼馴染「…ばか」
男「…ゴメン」
- 101 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 04:58:07.50 ID:lSf3b6jP0
男「まあ、お前のこだわりの理由はよく分かったよ」
幼馴染「そう」
男「じゃあさ、今日の帰りにお前のお勧めの飲み物買いに行こうぜ。飲んで感想教えるからさ」
幼馴染「別に構わない」
男「よし、約束な」
幼馴染「分かった」
- 102 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 05:02:38.42 ID:lSf3b6jP0
男「ただいま帰ったぞ」
友「お待ちしておりました、男殿」
男「うむ、苦しゅうない」
友「…なんだこのノリ」
男「ま、それは置いといて。放課後に幼馴染と約束取り付けてきたぜ」
友「おお、やったじゃないか」
男「そういうわけだから、今日は幼馴染と帰るな」
友「了解。俺も誰かと約束しときゃよかったな…」
男「ま、明日こそ忘れずに約束すればいいじゃないか。それに放課後なら家庭部に会いに行けるんだろ?」
友「あ、そういやそうだった。んじゃ放課後は家庭科室に行ってみるか…」
- 103 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/18(金) 05:07:44.42 ID:lSf3b6jP0
5時です。それでは宣言通り寝かせていただく。
明日は朝の9〜10時、または夜の7〜9時に来れると思う。
残ってたらそのときのスレの状況でどうするか判断させてもらう。
落ちてたら…土曜の昼か夕方にでも立てるよ。
それではお休み
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