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少女「匿ってください!」
929 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2012/07/04(水) 21:09:10.68 ID:J+SYZO020
ポニテ「・・・」カリカリカリカリ

背の高い子「そんなにカリカリしなくても」

ポニテ「あなたは逆に余裕過ぎ!」カキカキ

背の高い子「そんなにカキカキしなくても」

ポニテ「うっさい!これで落ちたら大笑いしてあげるから!」カリカリカリカリカリ

男「まぁまぁ」

男「あ、当然のように居ますけど、最近休日によく勉強を手伝いにやって来ているからです」

背の高い子「あれ?答えが合わない・・・」

男「数学か・・・妹ー」

妹「いい加減苦手意識無くしません?全く・・・」

男「間違った知識教えたらまずいし」

妹「それはまぁ、そうですね・・・」


930 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2012/07/04(水) 21:16:26.25 ID:J+SYZO020
お母様「おーい、二人とも」

ポニテ「はい」

背の高い子「なんでしょう?」

お母様「これ、行ってこい」

ポニテ「模試・・・ですか」

背の高い子「でも、悪いですよ、養ってもらっている身で」

お母様「むしろ、直前模試しか受けさせてやれないで、こっちが悪く思っているよ」

お母様「それにもう申し込んであるから、行かない方がもったいない」

幼馴染「最初は私たちのポケットマネーでやろうと思ったんだけどねー」

お母様「必要経費、ってことで落としてくれた」

男「あ」

妹「あ」

お母様「ん?」

ポニテ「落とすとか言わないでええぇぇぇ!!!」

お母様「あ、あぁ、悪い」

背の高い子「そんな、落ちるとか聞いただけで落ちるならもとから受かるような学校じゃないんだよ、きっと」

ポニテ「でも、人の事言えないじゃん?」

背の高い子「え?」

ポニテ「男さんに5角形の鉛筆もらって喜んでた!」

背の高い子「それは5角鉛筆にじゃなくて男さんからのプレゼントに喜んだの!」

ポニテ「そうなの」

背の高い子「うん!」

ポニテ「まぁ、それなら」

男「納得しちゃうのかよ」

幼馴染「じゃあ、頑張ってね!」

お母様「頑張れよ」バタン



931 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2012/07/04(水) 21:27:20.49 ID:J+SYZO020
―――30分ほど後―――

お母様「入るぞー」ガラガラ

お母様「なんだ、勉強してるんじゃなかったか」

ポニテ「さっきまでやってました!」

お母様「そうか」

ポニテ「信じてないでしょう!」

お母様「信じちゃいないが全く信じていなくはない」

ポニテ「・・・?」

男「もっと分かりやすく」

お母様「8割くらいは信じていないが、2割くらいは信じている」

ポニテ「ほとんど信じてないじゃないですか!!」

背の高い子「ほらほら、遊んでると受からないよー」ニマニマ

ポニテ「ここぞとばかりに揚げ足をとらないでよっ!」


932 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 21:32:34.20 ID:J+SYZO020
―――広間―――

長髪幼女「なんであんなにお勉強してるの?」

ミツアミメガネ「勉強しないと学校には入れないからかな?」

長髪幼女「おねーちゃんもしたの?」

ミツアミメガネ「私もしたよー。環境がアレだったから死に物狂いで。」

大胆な子「私たちも来年やらなきゃいけないんだよね・・・」

恥ずかしがり屋「・・・私は、やってるけど・・・」

大胆な子「え゛!?」

恥ずかしがり屋「・・・今年のうちから、準備した方が良かったみたい・・・だよ?」

大胆な子「マジで!」

恥ずかしがり屋「ま、まじで・・・」

厨二病「本気、と書いてマジと読むのだ」

モヒカン「本気で!」

ショタ「なんとなく違うような・・・?」

厨二病「あれ?真剣と書いてマジだったかな?」

モヒカン「真剣で!」

帽子男「ちがくね?」


933 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 21:41:15.50 ID:J+SYZO020
―――模試返却後―――

背の高い子「E判定・・・」

お母様「良い判定?」

背の高い子「アルファベットのEです」

背の高い子「志望校下げた方がいいでしょうか?」

妹「現役ならEでも挑むべきでしょう」

お母様「行きたくない所に行くより、行きたい所に当たって砕けた方がいいな」

幼馴染「砕けるの前提ですか・・・」

妹「あ、兄さんから電話来ました」プルルルル

妹「ちなみに今日は平日なのでたまたまお休みだった私だけが来てます」プルルルル

妹「はい、模試模試」

男『模試の返却だけに』

妹「模試模試ー」

男『寒いです』

妹「まぁ、そんなことより代わります」

妹「折角なので覚醒ボタンおしますよ」ポチ

男『うぉぉ!!スーパー男スリーになったぞー!!』

妹「・・・拡声してますからそんな大声出さないでください」

男『すみません』

背の高い子「もしもしー」

男『おっす』

背の高い子「E判定でしたー」

男『良い判定?』

お母様「おい、おんなじ反応すんなよ」

背の高い子「でも、当たって砕けろ、らしいのでこのまま受けます」

男『そうか』


934 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 21:44:21.61 ID:J+SYZO020
男『ところで、今週末センター?』

背の高い子「そうなってますね」

男『頑張れよ』

背の高い子「はいっ!」

男『何教科だっけ?』

背の高い子「数学2つ、国語、英語、理科2つ、社会です!」

男『多いな・・・』

背の高い子「はい・・・」

男『精一杯頑張れよ』

背の高い子「はい!それじゃ、代わります!」

男『え、誰に?』

ポニテ「わたしです」

男『なるほど、調子はどう?』

ポニテ「絶妙です」

男『え、なにその調子』

ポニテ「絶好調と微妙の中間くらいです」

男『つまり・・・どちらかといえば良いと?』

ポニテ「はい!」

男『使い方間違ってる上に分かりづらいわ!』

ポニテ「てへへ」

男『高校受験はまだ先でしょ?』

ポニテ「そうですね」

男『だからって油断しないで頑張ってください』

ポニテ「は、はい!」

男『っていうか週末はそっち行くだろうしそんなエール送る必要はなかった』

ポニテ「それもそうですね」


935 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 21:56:51.55 ID:J+SYZO020
―――センター終了直後―――

男「恐ろしいスピードで時間が進むな!」

妹「>>1自身あんまり思い出したくないんじゃないですか」

男「じゃあそもそもなんで書こうとしたのやら」

妹「無駄話もいいですけど、そろそろ帰ってきますよ」

男「露骨に話逸らされた・・・」

幼馴染「それにしても、センターの回答がその日の夜にネットに上がるなんてすごいシステムですよね」

妹「お陰さまで、1日目終了時に我慢しきれず答え合わせして、2日目には意気消沈してるバカがいますよね」

男「バカって言うなよ」

妹「お陰さまで、1日目終了時に我慢しきれず答え合わせして、2日目には意気消沈してる愚者がいますよね」

男「愚者って言うなよ」

妹「お陰さまで、1日目終了時に我慢しきれず答」

男「もういい!」

ガチャ

背の高い子「ただいま!」

―――――――――――――――


ガチャ

ポニテ「どうでした?」

妹「・・・」

男「・・・」
 
幼馴染「・・・」

背の高い子「・・・」

お母様「・・・」

ポニテ「な、なんですかこの負のオーラ」

男「普妙だった」

ポニテ「ふ、みょう?」

男「ふつうとびみょうを足して2で割った感じの」

ポニテ「・・・とりあえずこの間の絶妙は謝りますね」

男「それは・・・今はどうでもいい」



936 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:03:25.89 ID:J+SYZO020
男「さて、どうするんだ?」

背の高い子「望みがないなら諦めた方がいいんでしょうか」

お母様「繰り返すが砕けるの覚悟で当たりにいくのもアリだぞ」

お母様「砕けたときに耐えられるくらいの強いメンタルがあればな」

背の高い子「メンタルには自信ありますよ!だって」

お母様「悪い」

背の高い子「?」

お母様「いや、なんか謝っとかないといけない気がした」

背の高い子「だれもあなたのせいだなんて言って無いじゃないですか!実際そうですけど」

お母様「うわぁぁぁぁぁ!」

背の高い子「決めました!」

幼馴染「どうするの?」

背の高い子「砕けてきます!」

男「前提自重しろ」


937 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:14:34.93 ID:J+SYZO020
妹「あっという間に時間が過ぎますね」

妹「本日も兄さんと電話が繋がっています。呼んでみましょう、せーのっ」

「おとこさーん!」

男『はーい、こちら男です!』

妹「ちなみに今日はすでに覚醒してあります」

男『スーパー男フォーです』

男『って言うか何人集まってんの・・・』

妹「私を含めて7人ですね」

お母様「はい、番号!」

幼馴染「いち!」

妹「に!」

背の高い子「さん!」

ポニテ「よん!」

恥ずかしがり屋「あの・・・g、ごー・・・」

大胆な子「ろく!」

お母様「そして私で7だ」

男『ご苦労様です』

男『って言うかさっきのは実質6人だったわけか』

お母様「いや」

お母様「あんたが今カウントしなかったであろう"あの子"も頑張ってたぞ」

男『マジか!』

お母様「マジだ」

男『お疲れさま!』

恥ずかしがり屋「///」ブンブン

お母様「かわいい反応をありがとう。だが電話の先の男には一寸も伝わってないぞ」

男『うわ!見たかった!』

恥ずかしがり屋「〜〜!」バシバシ

お母様「ははは、可愛い奴めー」

男『また可愛い反応したのか見たいいい』

幼馴染「そろそろ本題入りません?」


938 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:26:03.36 ID:J+SYZO020
男『頑張っているのだろうか』

ポニテ「それはもう」

背の高い子「今が頑張り時ですし」

男『高校受験は、中学の方で色々準備してくれるんだっけ』

ポニテ「はい!願書取りに行ったりはしましたけど」

男『願書・・・願書といえば』

男『大学の願書っていつまでだっけ?早めに出さないと』

背の高い子「明後日、金曜日までです!」

妹「あ、ちなみに願書って、締切日必着のやつもあるって知ってますか?」

背の高い子「えっ」

男『えっ』

お母様「えっ」

背の高い子「確認してきます!」

―――――――――――――――

背の高い子「消印有効でした!」

男『でも、早めに出しとけよ・・・志望変えないんだろ?』

背の高い子「この後書くことにします」

男『書いてすらないんかーい!』

背の高い子「てへぺろ」

男『・・・必要書類は揃ってるか?』

背の高い子「それは確認しました!」

男『念のためもう一度』

背の高い子「はい!」

―――――――――――――――

背の高い子「問題ないです!」

男『じゃあ、書類は万全だな、思う存分願書書いてください』

背の高い子「はい!」

男『それで、双子さんたちは何のご用で』

恥ずかしがり屋「あ、あの・・・」

大胆な子「受験勉強ってまだ間に合いますか?」

男『どうだろうね。どこに行きたいの?』

ポニテ「わたしと同じところらしいですよ」

男『じゃあ、せっかく勉強時間の短かった前例があると言うことで、受かったら余裕ってことでいいのでは』

ポニテ「責任重大!?」

男『いや、そこまででは』


939 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:33:32.17 ID:J+SYZO020
―――大学入試終了直後―――

男「相変わらず恐ろしいスピードで時間が進むな!」

妹「>>1自身あんまり思い出したくないんじゃないですか」

男「じゃあ書くなよ・・・」

妹「無駄話もいいですけど、そろそろ帰ってきますよ」

男「また露骨に話逸らされた・・・」

妹「ちなみに前回と全く同じ台詞です」ブイ

男「それは自慢なのか?」

妹「私の記憶力を見直しましたか?」

男「いや、そんなのログ見れb」

妹「ここぞとばかりにメタ発言しないでください」

幼馴染「結果がどうでも今日で受験は終わりなんだってね」

お母様「だからこうしてパーティーの準備してるんじゃんか」

妹「あ、これ合格祝いじゃないんですか」

男「今日テスト受けて今日結果がわかるわけないじゃないか」

妹「まぁ、それもそうですね」

ガチャ

背の高い子「ただいま・・・」


940 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:38:39.34 ID:J+SYZO020
背の高い子「ダメだった・・・」

お母様「・・・そっか」

背の高い子「現実ってそんなに甘くないね」

男「仮想空間ですけど」

お母様「まぁ、まだわからないだろ?発表まで。」

背の高い子「絶対落ちてますよ・・・」

お母様「教えてやる、この世に『絶対』なんてそうそう無い」

お母様「まぁ、絶対無いとは言えないが」

妹「それだと自己矛盾しますね」

お母様「白紙で提出でもしない限り『絶対』落ちるなんて無い」

お母様「だからそう暗い顔するな」

背の高い子「・・・はい」

お母様「良い子だ」ナデナデ

幼馴染「今日は大学受験終了祝いだよ!」

背の高い子「はい!・・・」

お母様「ほら暗い顔しない!大丈夫、絶対受かってるって!」

背の高い子「さっき、絶対は無いって言いませんでした?」

お母様「・・・そんなツッコミできるなら元気だせ」


941 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:43:09.72 ID:J+SYZO020
幼馴染「高校受験が終わったら盛大にやるから今はこの5人で静かにパーティです」

お母様「小さいがケーキ買ってあるぞ」

妹「高校受験はいつでしたっけ?」

男「来週末らしい」

幼馴染「5等分かぁ・・・」

お母様「頑張れ」

―――――――――――――――

幼馴染「うう・・・」

妹「わ、私減量中なので小さいのでいいですよ」

背の高い子「じゃあ私も・・・」

お母様「いやいや、あんたの為のパーティだから」

背の高い子「でも」

お母様「ってかあんたは一番年下なんだから年上の言うことを素直に聞いとけ」

男「うわ、酷い上下社会」

背の高い子「でも優しい上下社会です」

男「まぁ、そうだな」


942 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:51:18.19 ID:J+SYZO020

妹「じゃあ兄さん、これを」

男「ヘッドホン?」

妹「違いますが、つけてください」

男「え、ちょま、これ何か教えて」

妹「タイムリープマシン」

男「どっかのアニメのパクリですか?」

妹「原作はゲームなので」

妹「じゃあ、来週末までいってらっしゃい」

男「やけに時間が早いと思ったらこんなことしてやがったんですか」

妹「今回が初、とも考えられますよ?」

男「そうだけど・・・。ってか原作では過去にしか飛べなかったはずですが!?」

妹「アニメと現実をごっちゃにしない!」ポチット

男「あ」

妹「飛べよぉぉぉぉ」

男「名言の無駄遣いおt」


943 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 22:58:17.47 ID:J+SYZO020
―――高校入試終了直後―――

男「はっ」

妹「結果はどうでしょうね」

背の高い子「頑張ってたから良くできてると思います!」

男「また随分と時間飛んだな!」

妹「>>1自身あんまり思い出したくないんじゃないですか」

男「それ3回目・・・ってか>>1、高校受験は成功してるぞ」

妹「無駄話もいいですけど、そろそろ帰ってきますよ」

男「露骨に話逸らされるのも慣れた・・・」

妹「・・・」

男「・・・」

―――10分経過―――

男「まだまだ帰ってこないじゃないか!」

妹「まぁ、前回と同じセリフ言っただけですし」

男「おいこら」

ガチャ

ポニテ「ただいま!」


944 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 23:07:27.81 ID:J+SYZO020
ポニテ「悪くなかったよ!」

男「おぉ、良かったなー!」

幼馴染「パーティの用意できてるよ!」

お母様「今晩はごちそうだ!」

ポニテ「まだ受かった訳じゃないのに」クスクス

お母様「前も言われたが、あくまで受験終了祝いなんだ」

ガラガラ

お母様「ほら、今日のパーティは皆参加だぞー」

重吾警官「すいません、俺まで呼んでもらって」

男「やぁ」

重吾警官「久しぶりだな」

男「何十年ぶりだろうな」

重吾警官「数ヵ月だろ」

男「お前の事忘れてる人も居そうだ」

少女「さすがに忘れませんよぉ!」

男「いや、画面の向こうの人で」

重吾警官「本官のお陰で男とこの女の今があると言うのに」

男「感謝はしている」

男「反省はしていない」

重吾警官「いやいや、恐喝したんだから反省はしろ」

男「でも素直にお金を渡してたら今は無いわけで」

重吾警官「たまたまだろ。少女ちゃんの性格次第では今ごろブタ箱だぞお前」

男「そうだけど」


945 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 23:14:04.02 ID:J+SYZO020
お母様「乾杯といこうか」

男「オレンジジュースで乾杯とか懐かしいわー」

妹「私は今でもオレンジジュースですが」

男「下戸だしな」

妹「甘党と言ってください」

男「昔からお菓子大好きだもんな」

妹「その用法は間違いなんですが・・・甘い物好きというのは強ち間違ってないのでまぁいいです」

幼馴染「ジュース全員に回った?」

サイドポニー「来てますっ!」

お母様「じゃあ、乾杯!」

「かんぱーい!」


946 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 23:18:39.79 ID:J+SYZO020
魔女子「このお肉おっきいね!」

お母様「本物は七面鳥って言ってもっと大きいんだ」

魔女子「これ、にせものなのー?」

お母様「鶏肉的には本物だから安心して食べな」

長髪幼女「ふぁいいえあいー」

お母様「噛みきれないって?待ってろ、今包丁で切るから」

男「・・・」ジー

お母様「よいせっと」

男「・・・」ジー

お母様「出来たよ」

長髪幼女「ありがとう!」

少女「私のもお願いします!」

お母様「はいはい」

男「・・・」ジー

お母様「さっきからなんだよ、ジロジロと人の事見て・・・」

男「いや、慕われてるなと」

お母様「ちょうど包丁持ってたから頼まれただけだろ」

男「そうか?」

お母様「嫌われる理由こそあれ、好かれる理由はないと思うが」

長髪幼女「むー」ギュゥゥ

お母様「ど、どうした、急に」

長髪幼女「嫌いじゃないもん」ギュウウ

サイドポニー「あ、私もっ!」ギュー

恥ずかしがり屋「わ、わたしも・・・」キュッ

大胆な子「私もー!」ダキツキッ

お母様「ちょ、ま、包丁持ってるから危ないっつーの!」

男「持ちましょう」ヒョイ

お母様「あ、ハイ・・・」

魔女子「みんなでとつげきだー!」ギュッ

少女「うん!」ガシッ

猫耳妹「とうっ」ガッシ

僕っ子「僕も!」ギュ

ミツアミメガネ「そうだねー」ダキッ

背の高い子「ふふふっ」ギュウッ

ポニテ「えへへ」ガシィ

お母様「お、お前ら・・・大人だからやらないと信じていたのに・・・」

背の高い子「まだ18ですし!」


947 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 23:29:41.50 ID:J+SYZO020
モヒカン「俺らも突撃するか?」

七三「私の計算によりますと、変態扱いされるでしょう」

猫耳尻尾「そりゃあ女性に抱きついたらねぇ」

厨二病「それに、標的<ターゲット>の周りに邪魔物<ガードマン>が多すぎる」

ショタ「女性はウーマンなんじゃ・・・」

モヒカン「そのガードマンに事故を装っておさわりするのが男性としての義務だろう!」ドヤァ

厨二病「行くか・・・」

ショタ「いかないよぉっ!」

猫耳尻尾「行かねえよ」

モヒカン「てめえら男じゃねぇ!」

男(男子って・・・愚かだな・・・)

妹「あなたも男性じゃないですか」

男「思考を読むな」


948 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 23:31:43.53 ID:NVHUuwOVo
重吾?あ…あぁ覚えてる覚えてる!


949 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2012/07/04(水) 23:40:25.99 ID:J+SYZO020
お母様「やっと離れた・・・」

男「な!好かれまくりじゃねぇか」

お母様「・・・そうみたいだな」

男「良かったな」

お母様「・・・・・・あぁ」

少女「・・・あの、それで、お肉切ってもらえますか?」

お母様「え?あぁ、すまん、忘れてた」

お母様「男、包丁」

男「はい」

お母様「どうも」

帽子男「こういうのってかぶりつくのが一種の礼儀だろ?」

少女「でも、男さんに見られたら恥ずかしいし・・・」

大胆な子「はっ」ガブガブ

僕っ子「はっ」ムシャムシャ

大胆な子「わ、私のも切っt」

男「気にしないけど」

大胆な子「やたっ!」

妹「なんていうか、ものすごく平和ですね―」

男「いいじゃん?平和で」

妹「悪いとは言ってませんよ!」

男「そりゃあそうでしょうとも」

妹「二人とも受かってくれると嬉しいですね」

男「・・・そうだな!」

男(こうしてこの日の夜は更けていったのだった)

妹「慣れないナレーション乙です!」

男「ちょ、恥ずかしいからピックアップすんな!」

――――――――――――――――――――
次回合格発表で最終回!


950 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2012/07/04(水) 23:42:58.73 ID:J+SYZO020
ありがとうございました!
いまからの人は>>929からどうぞ。

次回最終回予定です!残りあと50ですね、長かった・・・


952 名前:NIPPERがお送りします(京都府) [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 00:19:51.95 ID:hKdPI+Xuo

最終回か〜最後まで楽しみにしてる!
重吾は生まれ方が印象的で忘れられないww


953 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 02:48:42.08 ID:6y1c0r+IO
お母様は大っ嫌いなんだよな
いまさら母親ぶって貰っても^^;って感じ


954 名前:NIPPERがお送りします(西日本) [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 04:19:49.22 ID:d6lF0Yzpo
オカンも反省してんだからそういうこと言うなよ


955 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 09:12:16.94 ID:cFOWDmmDO
>>948
>>952
重吾警官「一応かなりの古参なんだからな!」

>>953
すいません、俺のせいですね
当初は仲間にするような展開を考えてなどいなかったので、あいつを完全悪として描写してしまったんです
当時から想定していれば、上から操られてるだとか後悔しているみたいなフラグを建てられて良かったのですが


956 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/05(木) 22:53:35.68 ID:PUbpE5hmo
そりゃ古参だよなwwww >>15からだもんなwwww


957 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2012/07/16(月) 20:53:53.41 ID:/tnAK0PN0
>>956
妹「なんと私より早いんですよ、登場」


さて、最終回書きます



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