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少女「魔王さんなら、ママを生き返せるのかな…」
1 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 21:32:50.64 ID:1VcGq2Ag0
そういう感じで


4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 21:37:50.34 ID:uUHcM6D2O
母親蘇生に失敗し
魔王の左足と少女が
持っていかれましたとさ


7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 21:59:41.97 ID:5VKwCgqEO
――――バァン!


勇者「魔王ッ!
   懺悔の時間は終わりだッ!」

少女「!」ビクッ
魔王「おっと?
   全く無粋な奴だなお前はいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも」

勇者「な、……なんだ、その女の子は?
   人質にでもするつもりかッ」

魔王「おいおいおいおい」

勇者「残念だったな!
   今更女の子1人でこの俺を止められるとでも思ったか?
   ここまで……一体何人の仲間を犠牲に……踏み越えて……ッ!!」

魔王「いいからちょっと落ち着けよ。な?
   まぁ落ち着けよ、ちょっと。
   人質じゃあねぇーよ。なー?」
少女「は……はい……」
魔王「私にお願いがあって、ここに来たんだよなー?」
少女「そうです……」
魔王「そーゆーわけなのよ。だからちょっと待っててねー」


8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:14:28.93 ID:5VKwCgqEO
勇者「ふ、ふざけるなッ! そんなこと……」

魔王「じゃあお前、代わりに叶えてやれば?
   な。お願いしてみなよあいつに。
   泣く子も黙る勇者さまだぜ?」
少女「……」フルフル
魔王「そっかー嫌かー。
   まぁそうだよなー、そうだよ。そりゃそうだ。
   嫌われてんなー、勇者。はっはっはっはっはっは」

勇者「一体何の話を……」

魔王「この子さぁ、お母さん生き返らせたいんだってさ。
   それで私の所まではるばる来たんだって。
   お前が船の権利書貰った鉱山の村からだぜ?
   半年歩き詰めってすごいよ、すごいすごい。
   私感動しちゃってさー、叶えてあげちゃったりしよっかなーって」
少女「……」

勇者「鉱山……?」

魔王「思い出したかなー?
   お前ら鉱山の魔物倒すのに、村人囮にしただろう?
   賢者さまのすっげークールでナイスな発案で、囮は村の女になったよな?
   あのとき、お前ら……やらかしたろう?」

勇者「……あれは……魔物がいきなり後ろから現れて……賢者の集中が途切れて……」


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:24:58.70 ID:5VKwCgqEO
魔王「で、何人かの防御呪文が切れちゃったと。
   その時に、お前らの魔導師が焦って乱射した魔導弾が当たっちゃったのが……ってわけさ」
少女「……」
魔王「だから、勇者さまには頼みたくないんだってさ。
   いやー、しょうがないね。戦争だもんね。何人も犠牲にしないといけないんだもんね。ね?」

勇者「……ぐっ……
   俺達だって……助けようとした……!」

魔王「でも、勇者さま御一行の蘇生呪文って、教会で特別な洗礼を受けた人間にしか使えないんだよな?
   不便なんだよなー、人間の力って。いやー、残念無念」

勇者「……そもそも、お前らがッ!!」

魔王「はいはいはいはい私が悪い私が悪い。
   でも私、蘇生出来るよ? この子のママさん。ちちんぷいぷいーってさ。
   私が勇者に倒されちゃったら、もちろんもう無理だけどね」
少女「……」

勇者「なッ……この……卑怯者!!」


11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:38:25.35 ID:1VcGq2Ag0
つづけろ!!


12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:38:29.08 ID:5VKwCgqEO
魔王「じゃあほら、その剣で切りかかってきてみなよ。
   ほらほら、今ならまだ防御呪文も反射呪文も掛かってないぜ。
   チャンスですよーチャンス。ねー勇者さんってばー」

勇者「ッ!」ジャキッ

少女「……!」バッ
魔王「あらあらあらあらあらあらあらあらあらー。
   キミ、守ってくれるの? 私を? 勇者から?」
少女「ママを……生き返らせてください……」
魔王「うんうん、いいよいいよ、ますます感動しちゃったよ。
   約束するよ約束。ママのことは任せなよ。
   でもまぁ……どうなるかは勇者さま次第かなー?」
少女「……」キッ

勇者「そ……そんな目で俺を見ないでくれ……!」


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:43:18.34 ID:5VKwCgqEO
魔王「で、どーすんの?
   やるの? やらないの?」

勇者「俺は……お前を倒すためにここまで来たんだッ」

魔王「あっそ。
   でもさぁ――――」



……パキッ……ビキッ……
バチバチッ……バキンッ



魔王「――――本気出したらめちゃめちゃ強いからね、私。
   一応言っとくけどさー」バリッ……バチチッ……!

勇者「……!!」ゾクッ


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:51:09.58 ID:7M9W4Qs+0
期待せざるを得ない


17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:00:52.69 ID:5VKwCgqEO
魔王「私としては回れ右をオススメするよ。面倒臭いしね。負けないけど。
   まぁこの子のママさんの敵討ちってのもいいけどね」
少女「……」ジッ…

勇者「……ッ」

少女「……」

勇者「……ぐ……ッ」ギリッ…

少女「……」

勇者「……、……糞ッ……」ガシャン……

魔王「なーんだ、やめちゃうのか。
   じゃ、お帰りはあちらですよー」

勇者「――――必ず、俺はお前を倒しに戻って来る!」ダッ

魔王「ひひひ。なるべくサボってから来てくれよなー」


20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:19:25.44 ID:5VKwCgqEO
魔王「さーて、じゃあ張り切って蘇生術式の準備しちゃおっかなー」
少女「!」
魔王「ちょっと時間掛かるからのんびりやるかね。
   あ、その間に色々手伝ってもらわないといけないことがあるんだけどさ」
少女「何ですか……?」
魔王「いやー、蘇生術式使ってる間、私って超無防備なんだよねー。
   蚊に刺されても死んじゃうんだ。
   もちろんそうなったら術式失敗! 大爆発! 私、消し炭!」
少女「……」
魔王「で、だ。
   そこでキミの出番なんだけどさー……」







勇者「魔王ォ……絶対に……貴様の首を落とす……ッ!!」ザッザッザッ…


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:36:39.88 ID:5VKwCgqEO
ガチャッ


魔王「ってなわけで、とりあえずここで寝泊まりするといい。
   ご飯やら何やらは……よっと」バギンッ!

侍女「……」

魔王「こいつに任せたらよくしてくれるよ。多分ね。きっと。……だよな?」
侍女「……」コクコク
魔王「大丈夫そうだな。よかったよかった。
   仲良くしろよー」
侍女「……」ペコリ
少女「よ、よろしくお願いします」ペコリ

魔王「じゃあ、私はちょっと出掛けたりしてるから。
   あとよろしくー」


……バタン


侍女「……」
少女「……」
侍女「……」
少女「……」


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:21:28.78 ID:v7LwU1XzO
魔王「おい、あの番犬ちゃんとしつけとけって何回も何回も何回も何回も言っただろうが」
冥王「あ、魔王だ。いらっしゃい」
魔王「手っ取り早く要件だけ済ますぞ。
   ここは辛気臭くてかなわん」
冥王「失礼な。何の用?」
魔王「これからちょっと上ででっかいことやるから、魔力の前借りに来たわけ。
   250年分ぐらいありゃいいや」
冥王「そう。じゃあ、これ持ってって」ヒョイ
魔王「どーも」パシッ
冥王「魔王」
魔王「ん?」
冥王「バイバイ。また来てね」ヒラヒラ
魔王「もう来ねぇーよ」


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:27:22.54 ID:v7LwU1XzO
魔王「じゃあな、三つ首。
   餌の取り合いもほどほどにしろよな」
番犬「「「ヴルルル……」」」
魔王「あばよー」

番犬「「「……」」」



――――ォォオオオオオオン……



魔王「遠吠えしてらぁ。
   さて、次は、と」


28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:30:17.77 ID:rssR4ZUqO
魔王って男?


29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:30:20.69 ID:v7LwU1XzO
少女「い、いただきます」
侍女「……」ペコリ
少女「……」
侍女「……」
少女「……一緒に食べませんか……?」
侍女「……」フルフル
少女「そうですか……」
侍女「……」ペコリ
少女「……」
侍女「……」

少女「……あ、美味しい……」


31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:49:48.68 ID:v7LwU1XzO
魔王「よう、相変わらず蒸し暑いとこに引きこもってんのな」
竜王「うわっ、魔王じゃん。珍しー」
魔王「鱗にカビが生えるぞ、そのうち」
竜王「ちゃんと清潔にしてますよーだ。
   それで? 何でいきなり来たわけ?」
魔王「お前にアレ貸してただろ。
   ほら、あの水晶のいいやつ」
竜王「あーあー、アレね」
魔王「アレ返してくれ。ちょっと使うんだよ」
竜王「それがこないださぁ、うっかり炉に落としちゃって」
魔王「何だと」
竜王「お陰で炉の調子は最高にいいんだけどさー」
魔王「このうっかりドラゴンめ……じゃあお前の目玉寄越せ」
竜王「えー、やだよー」
魔王「炉に不純魔力ぶち込んでやろうか」バリバリ
竜王「やめてぇー」
魔王「ほら寄越せ、さぁ寄越せ」
竜王「もう……仕方ないなー」グチュグチュ……グチュリ
魔王「うぇえ」
竜王「いたたた……はい、これでチャラね」ベチャッ
魔王「色々言いたいことはあるが、まぁいいや。
   じゃあな」
竜王「またねー」


33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:57:02.72 ID:v7LwU1XzO
魔王「まさか本当に目玉くれるとは……儲け儲け。ひひひ。
   さーて、あとは細かいものの準備だな。
   ちゃっちゃかやるぞー」







竜王「ねーねー、目玉ってどのくらいで再生するのかな?」
臣下「さぁ……」


34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:03:24.92 ID:v7LwU1XzO
少女「え? 服ですか?」
侍女「……」コクリ
少女「えっと……それに着替えればいいのかな……」
侍女「……」コクコク
少女「わ、わかりました。じゃあ……」



侍女「……」スッ
少女「ありがとうございます……こんな服、着たことないから手間取っちゃって」
侍女「……」フルフル
少女「……お姫さまみたいです」
侍女「……」コクリ


35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:21:29.55 ID:v7LwU1XzO
ギャアギャア、ギャア…
バサバサバサ…


魔王「ここも冥界に負けず劣らずじめじめとこだなー。
   さすが薄明の森」
霊樹『余計なお世話じゃわい。
   また儂の枝で焚き火するつもりかの?』
魔王「もうそんな子供じゃねぇーっての。
   何百年前の話だよそれ」
霊樹『なら、何の用なんじゃ』
魔王「茨の種ちょうだい。育つのがすげー早いのな」
霊樹『ふむ。これかの』ポトッ
魔王「あざーす。
   それから、爺さんの枝の一番いいやつくれ」
霊樹『なにぃ。今度はどんないたずらを企んどるんじゃ』
魔王「ちょっとでっかいのをな。
   頼むよ、爺さん。この通り!」
霊樹『横になった上、頬杖を突いて足をバタバタさせるのがお前の人にものを頼む態度か』

ポッ……

魔王「お、あの光ってるやつ?」
霊樹『万年モノじゃぞ』
魔王「やったぜ。気前いいなー爺さん。ありがとな」
霊樹『全く……
   まぁ、なんじゃ。その……たまには遊びに来るんじゃぞ』
魔王「今度は土産持って来るって」


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:34:38.75 ID:v7LwU1XzO
少女「……」
侍女「……」
少女「……」
侍女「……」
少女「……あの、何かすることは……」
侍女「……」フルフル
少女「そうですか……」
侍女「……」
少女「……」
侍女「……」


ガチャッ、


魔王「ただいまー、っと」
侍女「……」ペコリ
少女「お、おかえりなさい」
魔王「うむ。
   異変なかったか?」
侍女「……」コクリ
魔王「そうか。引き続き任せたぞ」
侍女「……」コクコク
少女「あの……」
魔王「ん? あぁ、キミはもうちょっと待っててね。
   もうすぐ色々やってもらうからさ」
少女「あ、はい……あの、それと……」
魔王「何かしらん?」


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:37:07.09 ID:v7LwU1XzO
少女「この……侍女さん? ……無口なんですね……」
魔王「喋った方がいい?」
少女「えと……はい、できれば……その……」
魔王「だってさ」
侍女「承りました」ペコリ
少女「!」
魔王「これでいいかい?」
少女「はい、あの……ありがとうございます」
魔王「どういたしましてー。じゃあまた後でねー」


……バタン


少女「……」
侍女「……」
少女「……えっと……」
侍女「はい」
少女「……あらためて、よろしくお願いします」
侍女「こちらこそ、及ばぬところも多いかと存じますが、よろしくお願い致します」ペコリ
少女「あう……」


39 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 01:43:10.37 ID:YlWgv/1VO
侍女かわいいよ侍女


40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:45:43.11 ID:v7LwU1XzO
魔王「これをこうして……こいつをはめ込んで……あれ、おかしいな? はまれこのっ」グググッ……


……バキンッ!


魔王「よーし。後は仕上げに……」バチッ、バチチッ……


キ……ィィィィィィイイイイインッ!


魔王「……完璧。私ってばやっぱり天才?
   ふふふ、ふっふっふっ、」

ガチャッ、

侍女「御食事の準備が整いました」
魔王「はーっはっ……はぁ、わかったよう、今行くよう。
   せっかくたまに魔王らしく三段笑いでもしようと思ったらこれだものなー」


43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:06:34.26 ID:v7LwU1XzO
魔王「と言うわけで、これをキミに上げよう」スッ
少女「は、はい」
魔王「一万年ぐらい月光を浴び続けたやたらでかい霊樹の枝から削り出した本体に、
   竜王の目玉と魔王式魔導回路図の装飾、仕上げに私の魔力50年分を込めた、
   ウルトラスーパーアメイジングすごい杖ね」
少女「はぁ……」
魔王「ピンと来ないかな? まぁちょっと持ってみなよ」
少女「はい……あ、あれっ」
魔王「体軽くなった? あと、なんか見えた?」
少女「えと、はい、あの、なんか……うわっ、なんですかこれ!」
魔王「キミ、せっかく結構大魔導師級の才能あるんだからそれを生かさない手はないよ。
   杖がキミの才能を一気に叩き起こしたってところかな」
少女「ま、魔導師……私が……?」
魔王「そうそう、キミが。
   この杖は魔導入門記念みたいなもんさ。
   詳しい使い方はそいつから習ってね」
侍女「承りました」ペコリ
少女「え、あ、は、はい!」
魔王「うんうん。仲良くねー」


45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:08:46.57 ID:v7LwU1XzO
寝る


54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 06:23:41.84 ID:ijjaSv0C0
毎回出てくるあの作品に似てるって言う奴どうにかならないのか


58 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 09:30:53.51 ID:471/MDpN0
魔力250年分借りたのに、杖に使ったのは50年分なのか?
とりあえず霊樹がかわいい。


59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 09:34:03.13 ID:w7KMNRtwO
この魔王の社交性の高さは異常


62 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 09:54:56.20 ID:POtyJemEO
>>58
あと200年分はママンの為に使うんだよきっと


63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 10:34:26.79 ID:POtyJemEO
なんかいきなり来て魔力250年分前借りしたり
再生に時間の掛かるっぽい目玉貰ったり
凄そうな木の一番いいところ貰えたり
魔王の人柄ハンパじゃねーな


65 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 10:54:13.71 ID:RK3EYK2+0
何故か魔王のセリフが山田康雄の声で再生されるw


66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 11:02:12.42 ID:EkKvEk7/O
魔王すげえ気さく。


68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 12:39:08.61 ID:v7LwU1XzO
魔王「にしてもよく似合ってんなーそのドレス」
侍女「よくお似合いでございます」
少女「あ、ありがとうございます……」
魔王「まぁ当たり前っちゃあ当たり前なんだけどな。
   なんたって私の見立てだし」
少女「はぁ……」
魔王「実はそれも結構な逸品でねぇ。
   昔々、妖精界の第二皇女が着てたって言うもんなんだよな」
少女「ええっ! そ、そんなものを着させてもらって……」
魔王「いーのいーの、どーせ宝物庫で腐らせてたやつだし。
   魔界の色々ヤバいもののすぐ横に置いてたのに腐らなかったのはさすがだけどなー」
侍女「妖精の魔導具製造技術は、竜王様よりも優れていますから」
魔王「私の次ぐらいに凄いってところかな」
侍女「さすが魔王様」
魔王「よせやい、誉めるなよあんまり。あんまり誉めるなってばー」


69 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 12:51:48.31 ID:v7LwU1XzO
魔王「それじゃ、私は術式本体の本格的な準備始めるから、
   立派な魔女っ子プリンセスになれるよう頑張ってね」
少女「は、はい!」
侍女「かならずや」


……バタン。


少女「……でも、具体的にはどうすれば……?」
侍女「心配は御無用でございます。
   どうぞこちらへ」


70 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 12:59:16.80 ID:tcbdzIwA0
魔王の性別がいまいちわからない


72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:04:53.54 ID:AEU8gN160
魔王かわいい



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