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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その5
834 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 20:50:55.23 ID:ns1DM8Ao
武士「おはよう」

名代「うむ…よく休めたかな?」

武士「お陰様で…かたじけない」

名代「貴殿は謝り癖があるようだな…ははっ」

魔道士「ふふっ」

武士「あ…いや、そ…それで?」

召喚士「はい。本日午後に出発するつもりです」

武士「……左様か」

名代「召喚士殿、お主…馬は扱えるか?」

召喚士「え?ま、まぁ…乗るぐらいなら…」

名代「関所には前もって通達しておく。馬で行くと良い」

召喚士「ありがとうございます」

名代「都より北側、山を左回りに進めば半日もかかるまい」

召喚士「…分かりました」

武士「その辺りは拙者に任せてくれ」


835 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/01(火) 20:56:39.50 ID:e/n2Vdwo
召喚師たちに痔フラグが立った!


836 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 20:59:15.88 ID:ns1DM8Ao
名代「迂回の方が手薄ではあるのだが…」

武士「…険しい山脈を越えねばならぬからな」

名代「あくまで隠密行動だ、兵を出すわけにもいかぬ…」

召喚士「…そうですね」

名代「そして…問題は……」

魔道士「問題…」

名代「影…と御庭だな」

召喚士「!?」

名代「御庭はともかく、影がな…」

武士「動いておる…と?」

名代「どうも叔父上と接触していた輩に…影も含まれている」

召喚士「それは…怪しいですね」

名代「だが、お上の命とも…限らぬのだ」

魔道士「その辺りは分からないんですか?」

武士「彼らは、我らと住む世界が違う…」


838 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 21:05:50.77 ID:ns1DM8Ao
名代「殿や譜代の密命を主としておるからな…」

召喚士「情報はそう、漏らさない…と」

武士「それが陰陽頭や、旗本であったとしても…でござる」

名代「むしろ我らが標的の場合とてあるからな…」

魔道士「恐い…ですね」

武士「そういう意味では大名となった御庭は…」

名代「まぁ…動いてはいなかろうな」

召喚士「……」

名代「念の為、御庭の頭に確認しておこう」

武士「…頼む」

召喚士「問題は…影…」

名代「左様。影に至っては…頭領すら存じぬ…」

武士「影は変装や潜入の達人でござる」

魔道士「変装…ですか?」

武士「顔見知りと言えど…油断めされるな」


839 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 21:13:05.20 ID:ns1DM8Ao
召喚士「…はい」

魔道士「あの…」

名代「…?」

魔道士「将軍様に直接…聞く事は出来ないんですか?」

名代「……」

武士「……聞けぬ」

召喚士「……?」

武士「殿はまだ……齢11歳でござる」

魔道士「…えっ!?」

召喚士「11…歳!?」

名代「殿が直接、影に命を下す事はあるまい…」

魔道士「じゃ、じゃあ…一体誰が…?」

武士「先代の…弟君の誰かか…」

名代「またはご家老衆…または先代の奥方達やもしれぬ」

武士「探るには事が大きくなり過ぎるのでござるよ…」


841 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 21:54:30.02 ID:ns1DM8Ao
召喚士「そんな背景が…」

名代「殿がまだ幼いのをいい事に…」

武士「…北の奴らめ…許せぬ!」

魔道士「武士…さん…」

召喚士「俺達の手で…必ず…」

武士「うむ…!!」

名代「では最後に一つ…頼む」

そう言うと名代は一枚の札を手に取り出す。

名代「はっ!!」

シュイィィン

名代「式神、座敷わらし、この者を連れて行ってくれ」

座敷「座敷でいいよ!宜しくー!」

召喚士「こ…これ…は?」

魔道士「かわいぃ〜!ヨロシクねっ!」

名代「戦えはしませんが…必ず、役に立ちます」


842 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/01(火) 22:04:05.93 ID:v0KuYQDO
座敷わらしキター


843 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 22:04:36.65 ID:ns1DM8Ao
召喚士「戦えない…?」

名代「召喚士殿の基本精霊と、まぁ似たようなものです」

召喚士「は…はぁ」

名代「いざと言う時、某が駆け付ける為の式神です」

召喚士「…分かりました」

座敷「よろしくな!召喚士殿!」

召喚士「よ、よろしく!」

名代「では出発までもうわずか。各々下準備を!」

武士「うむ…!」

召喚士「魔道士さん、頑張りましょう!」

魔道士「はいっ!頑張りましょう!」

座敷「あたしも頑張るっ!」

名代「座敷、頼んだぞ」

座敷「…承知仕った!!」

魔道士「…ふふふっ!」


844 :パー速民がお送りします [] :2009/12/01(火) 22:06:20.61 ID:SIGQGYSO
座敷わらし
※つのだじろう・画


845 :パー速民がお送りします [] :2009/12/01(火) 22:39:24.94 ID:kewu4kUo
>>844
やめてwwwwwwwwwwww


850 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 23:17:12.86 ID:ns1DM8Ao
〜北の山〜

戦士「本当に合ってんだろうな…?」

鬼「さぁ、どうだかなぁ」

戦士「……」

鬼「嘘だよ、安心しな!ガハハッ!」

鬼「しかし…北の城なんて行ってどうすんだ?」

盗賊「……」

鬼「死ぬだけだぜ?馬鹿らしい」

巫女「……あ、あの…」

戦士「あのな、困ってる人がいたら助ける。当たり前の事だろ」

鬼「人間のその考えがよく分からねぇんだよなぁ…」

巫女「あ、貴方は…そんな事ないの?」

鬼「はぁ?んなモン面白いか面白くないかだけだろ」

盗賊「……」

鬼「面白そう!…だからこそこうやって案内してやってんだよ。ガハハッ」


851 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/01(火) 23:23:30.66 ID:BrQzgIEo
作者ロリコンなんじゃね?


852 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 23:23:41.44 ID:ns1DM8Ao
戦士「・・・んっ!?」

盗賊「…!!」

ジャリッ

戦士「あれか…」

鬼「おーおー着いた。あれが北の城だ」

崖の上から見下ろすと、木々の中に城が見える。

鬼「さぁ…妖怪がワンサカいるぜぇ!?」

盗賊「…望むところだ」

戦士「巫女さん、城内は把握してるか?」

巫女「…ある…程度は」

戦士「そうか…」

盗賊「…どうする?」

戦士「強行突破!!ってわけにはいかねぇよなぁ」

盗賊「…何か…きっかけが…欲しいな」

巫女「そうですね…」


853 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/01(火) 23:25:48.69 ID:ns1DM8Ao
>>851
子供は好きだけど…エロはどっちかというとお姉さん派ですね


854 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 23:32:37.09 ID:ns1DM8Ao
カサッ

盗賊「…誰だっ!!」

盗賊「のクナイが木の上の影を捉える。

シュッ…パシッ……スタッ

水忍「おぉ…危ない危ない」

盗賊「水っ!?」

戦士「し、知りあいか!?」

盗賊「…水忍。藤蔵の者だ」

水忍「お見知り置きを…」

鬼「ヨロシクな!ガハハッ!」

水忍「…珍しいお仲間ですね」

戦士「仲間じゃないです。捕虜ですよ、捕虜!」

鬼「おいおい…冷てぇなぁ…!」

盗賊「…それで…どうした?」

水忍「あぁ。御館様から任務を頼まれた最中、たまたま通りかかりまして…」


855 :1と一緒に酒飲みたい [sage] :2009/12/01(火) 23:37:49.24 ID:iXvavUDO
>>1さんへ
どうしたらぼくは魔道士ちゃんに会えますか?
魔道士ちゃんのことで頭がいっぱいです、こんなのはじめてでこわいです
1さん助けてください


856 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/01(火) 23:40:37.84 ID:ns1DM8Ao
巫女「任務中…ですか?」

水忍「内容は申せませんが…おや、貴方は…」

巫女「…?」

水忍「陰陽師の者ですね・・・?」

戦士「陰陽師…陰陽師?」

巫女「はい…私はただの巫女でございますが…」

水忍「そうですか。ところで姫…」

盗賊「…ん」

水忍「北の城へ…行かれるおつもりで?」

盗賊「…あぁ」

水忍「もうしばらく…お待ち下され」

戦士「…?」

水忍「奇襲を仕掛けるなら…」

盗賊「…夜が定石」

水忍「左様…それに……」

巫女「…?」

水忍「いえ…何でもありません…」


857 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/01(火) 23:46:06.55 ID:ns1DM8Ao
ダメだ…寝まする。明日には佳境に入れるかと…すいません
今日も沢山のご支援ありがとうございました!では、また!ノシ

>>855さんへ
童貞を守り続けるとうんたらと聞いた事が…
あとvipに幽体離脱スレがあります。それならもしかしたらw


874 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/02(水) 11:54:27.66 ID:dxx.5Uso
おはようございまする。目肩腰が痛い…続き↓


877 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 11:57:29.56 ID:dxx.5Uso
戦士「では、夜までに作戦を立てる」

巫女「はい」

戦士「まずは潜入口の確保だが…」

盗賊「…私と水で行こう」

水忍「…私もですか…?」

盗賊「…任務であろう?」

水忍「…お見通しですか…ふっ」

盗賊「…こんな所に偶然来るような事があるか。たわけ」

水忍「…そりゃそうですね…ふふ」

戦士「…?んじゃ、二人に任せる」

盗賊「…任せろ」

戦士「巫女さん、正面の門以外の入り口は?」

巫女「裏門と東の出丸に一つ…」

水忍「出丸…侵入がらくではあるが…」

盗賊「…魔物が潜むには最適か…」

鬼「…だな」


879 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 11:58:41.31 ID:dxx.5Uso
戦士「……お前なぁ」

鬼「いいじゃねーか!俺も混ぜろよ!」

戦士「はぁ?何言ってやがる!」

鬼「いや楽しそうじゃねぇか!グハハッ!」

戦士「俺らは今から魔物退治に行くんだぞ?」

鬼「知ってるよ」

巫女「…?」

鬼「別に妖怪が倒されようが人間が殺されようが…」

盗賊「……」

鬼「俺には関係ねーし。何度も言うが楽しけりゃそれでいい」

戦士「……はぁ」

鬼「今までよぉ、一人で人間殺しまくってきたワケよ!」

巫女「……っ」

鬼「でもさ!こうしてなんか…ワイワイやんのって初めてでよ…」

水忍「…」


880 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 12:05:14.74 ID:dxx.5Uso
鬼「俺も一緒に殺させてくれよ!なぁ!」

戦士「殺…さなくてもいいけどな…」

水忍「私は…反対だな」

巫女「…わ、私も…です」

鬼「おいおいおい…冷てぇなー」

戦士「盗賊、お前は…?」

盗賊「…私は…戦士に任せる」

戦士「……はぁ」

鬼「なぁ、頼むっ!俺は強いぜ!!なっ?」

戦士「反対者がいる限り、一緒に行動するのは無理だ」

鬼「!!おい、いいじゃねぇか!殺しちまうぞ!こらっ!」

戦士「とりあえず…別行動しろ」

鬼「ん?どういう事だ…?」

戦士「お前は先に城へ戻れ」


881 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 12:18:02.65 ID:dxx.5Uso
鬼「城へ…?何でだ?」

盗賊「…そうか!」

戦士「いいか、お前は何食わぬ顔で城へ戻る」

鬼「あ、あぁ」

戦士「んで、俺らが乗り込む」

鬼「おぉ」

戦士「俺らは正面から、お前は後ろから敵をドカン」

鬼「ほっほぉ…!」

戦士「挟み撃ちだ…どうだ?楽しそうだろ?」

鬼「俺は味方のフリして城にいりゃいいんだなっ?」

盗賊「…うむ」

鬼「いいねぇ!面白そうじゃねーか!」

戦士「これならいいかい?お二人さん?」

水忍(別行動であれば、姫にも被害は及ぶまい…)

巫女「私は…その…はい」

水忍「私も問題ない…」


882 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 12:24:06.01 ID:dxx.5Uso
戦士「んじゃ決まりだな」

鬼「おっしゃあ!燃えてきたぜぇ!!」

戦士「…おまえ、ホントに魔物だよな…?」

盗賊「……ふふ」

〜都の城〜

家老「おや、名代殿…いかがなされた?」

名代「おぉ、これはご家老殿、老中様はいずこへ?」

家老「おや?上様の命により北へ行かれたが…」

名代「北…ですと!?」

家老「うむ…?」

名代「……御庭番はいずこへ!?」

家老「御庭…?西門ではないかな?」

名代「ありがとうございまする!!」

タッタッタッタッタ…

家老「…はて?」


883 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 12:29:07.19 ID:dxx.5Uso
〜西門〜

火忍「ん…?」

名代「…はぁ…はぁ……」

土忍「陰陽師が珍しいな…?」

名代「聞きたい…事がある」

火忍「なんだぁ…?」

名代「何か…上様から密命が…」

土忍「下っていたとて…主に話せるとでも?」

名代「左様であるな…すまぬ」

火忍「何か事情があるなら…話せ」

名代「……北に不穏な動きあり」

土忍「…存じておる」

名代「……老中様は?」

火忍「……老中?」

土忍「政は存じぬ。主らの土俵であろう」


884 : ◆1otsuV0WFc [] :2009/12/02(水) 12:32:19.43 ID:dxx.5Uso
名代「…御庭番にも言伝はないのだな?」

火忍「何なんだよ…さっきからよ〜!」

名代「すまん、最後に…一つ…」

土忍「申せ」

名代「…影は…何か動いておるのか?」

火忍「知るわけねぇだろ」

土忍「…北に関わっておる…と?」

名代「まだ…分からぬ…」

土忍「…深刻だな」

火忍「まぁいいや、せいぜい頑張ってくれ」

名代「…済まなかった。…では」

火忍「おうっ、待ちな!」

火忍は腰にぶら下げた水差しを名代へ投げ渡す。

火忍「北は乾燥してっからな、水が必要だろ?」

名代「……かたじけない」


885 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 12:43:37.70 ID:dxx.5Uso


火忍「さて…と」

土忍「水の話だと姫は城へ向かったのだな?」

火忍「あぁ、まさか老中が既に動いているとな…」

土忍「御館様へお伝えしておく」

火忍「頼んだぜ」

土忍「お前もな…」

火忍「影に動きがあれば、逐一報告する」

土忍「…頼む」

シュバッ

火忍「あーあ…面倒くせぇな、もう…」

〜名代の屋敷〜

名代「……」

召喚士「…なるほど」

武士「老中様が…?一体…なぜ!?」


892 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 14:17:02.34 ID:dxx.5Uso
名代「考えられる事は二つ…」

魔道士「…?」

名代「一つは内密に停戦交渉へ行かれた」

召喚士「……考えにくいですけどね」

武士「うむ。家老様や御庭も詳細を知らぬとなると…」

名代「左様、敵陣に乗り込むのだ。通常は御庭番を付けるのが妥当」

魔道士「でも…御庭番の人たちは知らなかったんですよね?」

名代「…そう。つまり…考えられるのはもう一つ」

召喚士「老中さんが…北と…繋がっている…」

名代「それしかあるまい……」

武士「馬鹿なっ!上様の後見人であられる老中様が…!?」

魔道士「……そんな」

名代「信じたくはないが…それしか…」

召喚士「厄介な状況になりましたね…」

名代「……うむ」


893 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 15:25:10.13 ID:dxx.5Uso
武士「陰陽頭に影…そして老中様…」

召喚士「はたして…誰が…?」

名代「或いは…全員か…」

魔道士「…」

スッ

小姓「失礼致します。馬のご準備が出来ました」

武士「さて…行くでござるか」

召喚士「あ、そうですね…」

名代「武士殿、これを…」

武士「…かたじけない」

名代は袈裟と白い頭巾を武士へ手渡す。

名代「このような大男の僧侶、見た事もないが…」

武士「ははっ、仰る通り…」

名代「まぁ気休め程度の人目避けにはなろう」

召喚士「なるほど…」

小姓「…馬を連れて参りました」

名代「うむ…では行こうか」


894 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 15:29:41.27 ID:dxx.5Uso
魔道士「えっと…私は…?」

召喚士「武士さんの馬へ乗って下さい」

魔道士「あ、は…はい」

武士は手を差し伸べ、魔道士を前に乗せる。

魔道士「あ、ありがとうございます!」

武士「都を出る前で飛ばす故、手綱をしっかりと」

魔道士「は、はいっ」

トテトテトテ

座敷「召喚士殿はあたしを乗せてけっ!」

召喚士「はい、どうぞ」

座敷「んっしょ…、おぉ〜馬も宜しくな!」

名代「…ん、そうであった。召喚士殿」

シュッ…パシッ

名代「御庭の者から預かった水だ。持って行くが良い」

召喚士「…ありがとうございます!」


895 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/02(水) 15:36:04.89 ID:dxx.5Uso
名代「座敷、手筈通りにな」

座敷「お任せあれっ!!」

小姓「大丈夫です。人はおりません」

武士「よし、行きまするぞ…!」

魔道士「は、はいっ!」

召喚士「それでは…!」

名代「お気をつけて…」

武士「では…出陣!!」

召喚士「はい!」

ギイィィィ…ジャリッ…ドドッ…

武士「はぁっ!!」

名代の屋敷を馬が二匹、勢い良く飛び出して行った。

名代「……さて」

ザッザッザ

名代「これより瞑想に入る。道場へ人を近づけるでないぞ」

小姓「…かしこまりました」



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