■戻る■ 下へ
スト2のリュウが娼館で働くようです
7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/26(月) 22:19:47.17 ID:hNpL8f0g0
なんで>>1がたてるまでおとなしく待てないんだよこの早漏が


8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/26(月) 22:21:20.93 ID:AemuEn1y0
まぁ立っちまったならしょうがないし、保守しとくか


11 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 22:23:58.91 ID:mMYHfjja0
3つの板で乱立とか 凄いね、なんていうか


25 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/26(月) 23:31:17.77 ID:mMYHfjja0
仕切りたがりが随分と多いですねwwwww


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/26(月) 23:35:38.90 ID:80HUcACWO
前スレ>>1が決めればいい話
俺らがどうこう言うことじゃない


39 名前:1 ◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 01:51:54.50 ID:kLwxlBNT0
お手数おかけしました。
新スレありがとうございます。
それでは最後まで一気に行きたいと思います。


44 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 01:53:40.05 ID:kLwxlBNT0
リイワーファミリーの館前―――

ザッザッザ

ベルト「やはり来たか」

リュウ「…」

ベルト「あの娘は確かにここにいる。だがお前があの娘と会うことは無い」

リュウ「通してもらう」

ベルト「そんな身体で俺に勝とうというのか?」

リュウ「それはお互い様だ。あの時、確かにあんたのアバラを折った手応えを感じたぞ」
    「それにあんたの拳は空っぽだ。そんな拳で俺の心は折れやしない」

ベルト「闘志にたぎったその目。不愉快だな」

リュウ「第二ラウンドだ!」


46 名前:! ◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 01:55:33.47 ID:kLwxlBNT0
ベルト「うらぁ!」

リュウ「せいや!」

二人の拳が激しくぶつかり合う。

ベルト(拳が生きている! こいつ、こんなボロボロ身体で!)

リュウ「ふん!」

ドカッ! バキッ!

ベルト「くっ!」

リュウ「竜巻旋風脚!」

ベルト「同じ技を食らうかぁ!」

ベルトが合気でリュウを投げ飛ばす。そしてすかさず追い討ちの蹴りを放つ。
ドカッ!

リュウ「くぅ!」


48 名前:! ◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 01:57:31.09 ID:kLwxlBNT0
ベルト「俺の合気拳法をなめるんじゃない」

リュウ「ふっ!」

ベルト「たりゃぁ!」

ガッガッガッ!
拳と拳のぶつかり合い空気を震わす。

リュウ「せい!」
リュウが放ったフックをベルトが合気にかかる。
ベルト(これはフェイント)
リュウがその場に飛び上がる気配を感じ、合気を切り替えた。
ベルト(またあの技か。馬鹿の一つ覚えを!)
しかし、それもフェイントだった。リュウの身体が一瞬ベルトの視界から消える。
ベルト「下かっ!」

ベルトの眼前に握り固められた拳がうつった。

リュウ「昇竜拳!」

バグォォォン!

ベルト「ぐはぁぁ!」

ドサッ


49 名前:! ◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 01:58:53.20 ID:kLwxlBNT0
リュウ「はぁはぁ…さあ立て! まだ終わってないだろう」

ベルト「はぁはぁ…くっ!」
    「まったく不愉快なガキだ。その闘志に満ちた目も、あの女ども味方することも、不愉快きわまる!」

リュウ「あんたはだって、昔はあそこにいたんだろう」

ベルト「ああそうさ。俺は若かった。武の道を究めんと邁進していた」
    「あそこで心つないだ女もいたがそれは一時のこと。俺は強くならねばならなかった。それが武の道だ」
    「お前にだって分かるだろう!?」

リュウ「ああ、わかるとも」

ベルト「だが、お前は知らん。その道が行く先を。先にあるのはいずれ来る敗北。圧倒的な敗北よ」
    「今まで自分が歩んできた道全てが消し飛ぶような、積み重ねたものが全て虚無と化す死よりも辛い敗北」
    「それが武の終わりだ」


54 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:00:45.23 ID:kLwxlBNT0
リュウ「……」

ベルト「そう、その相手もお前と同じ波動を使う流派だった」
    「人の形はしていたが、人でも獣でもない、まさに悪鬼羅刹の化身」

リュウ「!」

ベルト「ふっ、お前を見ていると奴を思い出す。心の奥底で萎びた俺が叫びだす」
    「だからこの仕事を請けた。あの娼館がどうなろうと知った事ではない」
    「あの場所はあの日、武の道とともに消し飛んだからな」

リュウ「違う。あんたは忘れちゃいない。叫んでいるのはあんたが道に戻りたがっているからだ!」

ベルト「ほざきやがる…」


57 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:01:47.51 ID:kLwxlBNT0
リュウ「第三ラウンドだ…!」

間合いをじりじりと詰める二人。

リュウ「ハァ!」

ベルト「フン!」

お互い渾身の力を込めて打ち合う。

ベルト「甘い!」

リュウ「くっ!」
ガスッ!

ベルト「止めだ!」

ベルトが繰り出した双掌をリュウは片手でいなした。

ベルト「なっ!」

リュウ「真空…!」

ベルト(波動が激しく…! よけきれん!)

リュウ「波動拳!」

ベルト「ぐおおおぁぁぁ!」

ドサァ―――


58 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:03:14.63 ID:kLwxlBNT0
リュウ「今回は、俺の勝ちだったようだな」

ベルト「かはっ……くっ、殺せ!」

リュウ「殺しはしない」

ベルト「恥辱にまみれた生を送れというのか?」

リュウ「違う。俺は全力で戦った。あんたも、全力で俺にぶつかってきたはずだ」
    「なぜ、それを恥だと思うんだ!」

ベルト「お前は知らんのだ。圧倒的な敗北を体験したものが再び負けるということは…」

リュウ「それは武の道があんたの道ではなかったからだ」

ベルト「!」

リュウ「あんたが真に武の道を究めようとしたのなら、全てが消し飛んでもまた一から歩めたはずだ」
    「だが、そうはしなかった。武の道はあんたの道ではないからだ」

ベルト「勝手な事を…!」

リュウ「アニーからの伝言だ。「あれはまだ私の部屋にある」と」


59 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:04:39.76 ID:hLOFY3zK0
おらなんかワクワクしてきたぞ


60 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:04:58.27 ID:kLwxlBNT0
ベルト「なんだと…」

リュウ「俺はあんたの事は知らない。彼女も話さなかった」
    「だが、あんたと闘い、あんたが歩いてきた道は見えた」

ベルト「いまさら、戻ることなど…」

リュウ「道は常にそこにある。そこをどう歩くはあんた自身で決めるといい」

ベルト「……」

リュウ「俺はここを通る。あんたはどうする?」

ベルト「……」

リュウ「…」

タッタッタッタッ…


62 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:06:43.49 ID:kLwxlBNT0
リイワーファミリー館内―――
リュウ「出て来い! ヨーク! ヴィラは返してもらう!」

ガチャ

ヨーク「ようこそ、いらっしゃいませ。ビッチの犬くん。来る事は分かってましたよ。ふひひ」
   
ヴィラ「リュウ…なんで…!」

ヨーク「おおと、感動の再会なんてさせません。ヴィラちゃん、あんまり勝手しないように」
    「人形さんはおとなしく、たおやかにしてるがいいですよぉ」

リュウ「ヴィラを返せ」


64 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:08:35.72 ID:kLwxlBNT0
ヨーク「ああ? 何言ってんだ、このクソ犬。状況見て発言しろや、ボケッ」

二階からリュウの周りをぐるりと取り囲む手下たち。

ヨーク「中々壮観だろう。ある意味最上級のもてなしだ。説明しますとぉ、部下たちの手にあるのはM16」
    「軍用ライフルでーす、うひひひひ」

リュウ「…」

ヨーク「弾丸曲げて見せろよ。それとも降参するか? あ、そうそう、ヴィラちゃんはまだ処女でーす」
    「ま、オッパイとかはちょっと触ったけど、まだ新品。なぜやらなかったかわかるか?」

リュウ「……」

ヨーク「それはな、お前の死体の前で犯しまくるためだよ。お前を見て泣き叫ぶヴィラちゃんをやりまくるんだ」
    「うひひひひ、想像しただけで先走るねぇ」

ヴィラ「リュウ…」

ヨーク「はぁい、せっかく来ていだきましたが、犬はここで退場でーす」
    「ヴィラちゃん、よぉく見るんだよ? 軍用ライフルって凄い威力ですから。じゃあ…」
    「殺せ」


66 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:09:44.10 ID:kLwxlBNT0
遡ってリュウが出発した直後の娼館、受付―――

リリー「はい、もう行っちゃいました…はい、そうです。はい、お願いします。早くしないとリュウが…」

女主人「リリー!」

リリー「!」

女主人「あんた何してんの! まさかリイワーの奴らに!」

リリー「違う、弟たちに…」

女主人「嘘おっしゃい!」

パンッ!

リリー「っ!」

女主人「あんたリュウに惚れてたんじゃないの?! なんで…」

リリー「本当に違うの。リイワーなんかじゃない! あたしが、あたしが電話したのは…」


69 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:11:09.63 ID:kLwxlBNT0
再びリイワーファミリー館―――

ヨーク「はぁい、せっかく来ていだきましたが、犬はここで退場でーす」
    「ヴィラちゃん、よぉく見るんだよ? 軍用ライフルって凄い威力ですから。じゃあ…」
    「殺せ」

ガシャァン!

ヨーク「なんだ!?」

手下「特殊部隊!?」
   「なんで、ぐわぁ!」

春麗「全員動くな! ICPOだ。ヨーク・リイワー。違法薬物取り締まり違反の容疑」
   「および未成年者略取の現行犯で逮捕する!」

ヨーク「ICPO! そんな…!」


70 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:11:44.04 ID:UYE/llk10
つんりきた!


71 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:12:39.71 ID:kLwxlBNT0
リュウ「ヴィラを」

ヨーク「ひっ!」

リュウ「返してもらう!!」

ヨーク(マンマ…)

リュウ「せいやっ!」
ドッ、ガッ、バキィ!
ヨーク「うぎゃぶだるぼ!!」

ドチャァ―――

リュウ「よぉし!」


73 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:13:27.48 ID:kLwxlBNT0
ヴィラ「リュウ!」

リュウ「…大丈夫だったか?」

ヴィラ「私は平気。それよりもこんなにボロボロになって…」

リュウ「お前たちを守ると約束した」

ヴィラ「馬鹿っ! でも…ありがとう。本当に」

リュウ「気にするな。仕事だ」

ヴィラ(リュウが、笑った)

春麗「リュウ」

リュウ「ああ、来てくれたのか」


75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/27(火) 02:13:40.69 ID:MuozqWdYO
ヘタレな悪役はこうでないと


78 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/27(火) 02:14:23.93 ID:P7Z2n+tK0
リュウが違法行為に加担してたとかで逮捕されなきゃいいが…


79 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:14:33.82 ID:FHwaGsle0
パンチだけじゃ生ぬるい
真空波動拳もブチこんでやれ


80 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:14:42.49 ID:kLwxlBNT0
春麗「特別便をチャーターして半日。休みなしで来てやったわ」
   「まだ手下が少し残ってるけど、すぐに済むと思う。それと…」

リュウ「なんだ?」

春麗「リュウ、あなたを傷害の容疑で逮捕します」

ガチャリ

ヴィラ「そんな。待って! リュウは私を助ける為に」

春麗「ええ、立派だわ。けれど今ここでの事じゃないの。あなたが追い出したゴロツキ覚えてる?」

リュウ「ああ」


81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/27(火) 02:14:50.75 ID:GoL4IgJP0
ムチムチ足の春麗


82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/27(火) 02:15:09.82 ID:MuozqWdYO
>>79
相手の心が折れたらそれで充分だ


83 名前:◆pw4Po6J6Frgk [sage] 投稿日:2010/07/27(火) 02:15:30.95 ID:kLwxlBNT0
春麗「一般人に格闘経験者が手を出した場合、どうなるかは知ってる?」

リュウ「知っている」

ヴィラ「そんな、あれだって!」

春麗「ごめんね、お嬢ちゃん。けど法律は法律。守らないと」

リュウ「覚悟している」

ヴィラ「お願い。リュウは何も悪くないの。本当に何も悪くない!」

春麗「(キョロキョロ)安心してお嬢ちゃん。リュウはすぐに解放されるわ」

ヴィラ「え?」

春麗「さあ、一緒に来て。聞きたいことが沢山あるんだから」

リュウ「ヴィラ、みんなによろしく言っておいてくれ」

ヴィラ「リュウ!」


84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/27(火) 02:16:08.29 ID:Grlw5Msv0
チュンリーがリュウを独り占めかよ



次へ 戻る 上へ