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少女「おい、そこのおっさん、娘は欲しくないか?」
- 70 :VIPがお送りします []
:2009/07/07(火) 00:25:58.73 ID:QY7QV8Zq0
少女「ただいま帰ったぞおっさん」
中年「おかえりなさい」
花屋「やっほー」
少女「飲んだくれのねーちゃん。今日は酔ってないのか。普通に見えるぞ」
花屋「お酒飲まなきゃ普通よ、普通」
少女「うん、でもなんかやっぱり馬鹿っぽい。喋り方とか」
花屋「なっ」
中年「お客さんに毒を吐いてないで、二階に行きましょうね」
- 72 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:31:58.71 ID:QY7QV8Zq0
中年「というわけで、娘にはしませんが、とりあえずここに居ていいです」
少女「ほんとか?」
花屋「良かったねー、少女ちゃん」
中年「はい、ここで放り出すわけにもいきません。何かの縁だと思うことにしましょう」
少女「おっさん心広いな。やっぱり」
花屋「マスターいい人だからねー」
少女「なんだ、ねーちゃんはおっさんに惚れてるのか?」
花屋「え、いや、そういうわけじゃないけど……」
中年「子供の冗談に困らないでください。誤解されます」
花屋「あ、あはは、そうだよね、そうですよね……」
- 73 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:32:46.28 ID:HHbjk5sX0
お花屋さん…
- 75 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:36:11.06 ID:QY7QV8Zq0
少女「おっさんも今日は休みなのか?客商売で日曜に休んでいいのか?」
中年「ええ、この辺の人達は日曜日には遠出しちゃいますからね
商店街が賑わうのはむしろ平日なんです」
少女「ふーん、そのうち寂れそうだな」
中年「……それを絶対商店街の人達に言ってはいけませんよ?」
少女「ん、なんでだ?」
中年「夕方、商店街の皆さんに挨拶回りに行きます」
少女「おお、社会性ってやつか、さすがだな」
中年「あなたは私の妹夫婦の娘ということになっています。そのつもりで頼みます」
少女「でも花屋のねーちゃんは事情知ってるぞ?平気なのか?」
中年「大丈夫です。花屋さんの弱みは私の方が沢山握っていますので」
少女「あのねーちゃん、隙だらけだもんな」
- 77 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:41:40.46 ID:QY7QV8Zq0
中年「そういうわけでして、よろしくお願いします」
少女「します」
魚屋「はっはっは、礼儀正しい子じゃねーか!
昨日の売れ残りでよければタコ持ってくか?」
少女「デビルフィッシュ?」
魚屋「なんだ?デビルマンがどうしたって?随分と古い漫画知ってるんだな」
中年「あ、あはははは、ま、漫画が好きみたいでして……」
少女「そうなのか?」
魚屋「まあ、タコ持ってきなよ!ちゃんと火を通してな!」
少女「茹蛸か。魚屋のおっちゃんも風呂に入ったらきっと……
中年「ありがとうございます!美味しく夕飯に使わせてもらいます!」
魚屋「そうかい!お嬢ちゃんも食べてくれよ!」
少女「モガー」
――帰宅
少女「なあ、魚屋のおっちゃん、ハゲに捻りハチマキは何かを狙ってるのか?」
中年「お願いします、私の社会関係を壊さないでください」
- 79 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:48:16.18 ID:QY7QV8Zq0
花屋「でさー、そしたらママが後ろにいて、パパ真っ青になっちゃったのよ〜」
中年「まあ、口は災いの元ですからねえ」
少女「なあ、時におっさんや?」
中年「なんですか?」
少女「なんで花屋のねーちゃんは当たり前のようにここでタコ食べてるんだ?」
中年「よくわかりませんが、花屋さんは店を閉めた後、平気で二階に上がってきます」
花屋「でさー、やっぱ夫婦って許し合いの精神が肝心だと思うのよー」
少女「ねーちゃんは周囲に許されてばかりな気がする。あたしが言うのもなんだけど」
中年「言ってません。私は何も言ってません」
花屋「え?なんか言った?でさー」
少女「おい、おっさん。このねーちゃん人の話聞かないのな」
中年「いつものことです」
- 82 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:52:23.66 ID:QY7QV8Zq0
少女「おっさん、大変だ」
中年「どうしました?」
少女「生理用品が切れた」
中年「……」
少女「どうしよう。ティッシュ突っ込めばいいのか?」
中年「すいません、お小遣いのことを考えていませんでしたね
毎月決まった額をあげますから、その中でやりくりしてください
何か特別な出費が必要な時は、言ってくれればその都度考えましょう」
少女「そうか、じゃあとりあえず生理用品買ってくれ。タンポンよりナプキンがいい」
中年「すいません、花屋さんに電話してみます」
- 83 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:53:20.16 ID:IGcxrMMX0
タコ食ってる最中にえらい急展開だな
- 84 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:55:23.21 ID:QY7QV8Zq0
少女「おっさん、大変だ」
中年「今度はなんですか?」
少女「ブラがきつくなってきた。どういうの買えばいいかな?」
中年「わかりました、あなたに携帯を買ってあげます
そういうことは花屋さんに頼んでください。お金は私が出しますから」
少女「そうか、助かる。ところでスポーツタイプが好きなんだが、どうだ?」
中年「すいません、また花屋さんに来てもらいます。今すぐ」
- 85 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:56:26.39 ID:syT9o/EqP
シラフ花屋が出てきた時に、警察の話をチラっとでいいからしてほしかった
- 87 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 00:58:57.79 ID:QY7QV8Zq0
中年「というわけで、やはり色々と問題だと思うのですが」
花屋「うーん」
少女「あれか?おっさん、あたしに欲情するのか?」
中年「そういうことではないのですが、やはり倫理的にまずい気がするのです」
花屋「まあ、その手のことは学校で保健の先生に聞くか、あたしに相談してくれればいいじゃない」
中年「あー、まあ、できるだけそうしてもらえると助かります。すいません」
少女「おっさんって腰低いよな」
中年「……はい」
- 89 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:05:15.92 ID:QY7QV8Zq0
少女「さて、夏休み入ったわけだが、おっさんは店休まないのか?」
中年「休もうと思えば数日締めても平気ですが、休む予定はあまりないです
夏場は商店街の皆さんの寄り合い所的に活用されますので」
少女「そうか、身内で金を回しあってるんだな」
中年「まあ、そういう部分はあります。私も食材や日用品はこの辺で済ませますし」
少女「あれ?でもそれじゃ仕入れに使ったり税金で商店街の金って目減りしていかないか?」
中年「商店街の中だけで回してたらそうなりますが、普通のお客さんもいますから大丈夫です」
少女「そうか、金の流れってよくわからないな」
中年「経済に目覚めましたか」
少女「金があれば嫌な想いをしないで済むみたいだから」
中年「……まあ、悪いことじゃないですね」
- 91 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:10:39.79 ID:QY7QV8Zq0
魚屋「だからよ、やっぱりDNAが入ってる魚の方が偉いってんだよ!」
少女「……DNA?」
中年「DHAのことでしょう」
肉屋「ふん、魚なんか寄生虫の溜まり場じゃねーか!
サバなんかアニサキスが怖くて食えるかってんだ!」
少女「おおう、それは怖いな」
魚屋「なんでい!豚肉に比べりゃ生で食える魚の方が新鮮だってんだ!
質の悪い豚肉にコーラかけてみやがれ!ウジみたいなのが湧いてくらあ!」
少女「なあ、おっさん?」
中年「なんですか?」
少女「こういうの、営業妨害って言わないか?あたし食欲なくなってきたぞ」
中年「……大事なご近所様ですから」
少女「大人って大変なんだな」
- 93 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:12:32.64 ID:pmwgcAABP
それ町のおっさんたちなら違和感ないな
- 94 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:15:27.90 ID:h2D4sMRGO
これ漫画化したらよつばとクラス
- 95 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:15:49.72 ID:YFGxqW9w0
何この獄潰し少女
おとなしく奉仕でもしとけよ
- 96 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:15:57.87 ID:QY7QV8Zq0
花屋「じゃっじゃじゃーん!」
少女「なんだ?そのヒラヒラした服は」
花屋「メイド服よ、メイド服」
少女「おお、旬はとうに過ぎた感があるが、あの噂の」
中年「……時に伺いますが、それをどうする気ですか?」
花屋「ほら、少女ちゃん学校休みだし、これ着せてウェイトレスやらせたらお客倍増よ!」
少女「おお、大儲けか?金になるのか?」
花屋「そうよー、この店が儲かれば少女ちゃんのお小遣いも増えるし、マスターの結婚資金だって!」
少女「おっさん結婚するのか?誰とするんだ?あたしか?あたしは娘がいいぞ?」
花屋「え、いや、それはやっぱり……」
中年「妄想を楽しんでいるところ申し訳ないのですが、メイド服とか、そういうのは要りません」
花屋「そうですよね、すいません、わかってました……」
少女「強く生きろよ」
- 97 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:17:17.06 ID:O6ZLSVxTO
花屋良いなw
- 99 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/07(火) 01:18:53.74 ID:ToniZw1QO
法的にすごく微妙な位置にいるな、少女は
- 100 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:20:17.65 ID:QY7QV8Zq0
花屋「花火をしましょう!」
中年「唐突ですね」
少女「花火ってあれだろ?ヒューンって飛んでいって、人に当てるやつだろ?」
中年「違います」
花屋「そうよー、花火っていうのは部屋の電気を消してバケツの中で……」
中年「それも違います」
少女「難しいんだな」
中年「いえ、そういうわけではないのですが……」
- 102 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:22:58.31 ID:XyOLSQ060
つり目だな、つり目がいい
髪は肩までの長さで艶のある黒
表情に乏しいが笑うとにぱーっとなって可愛い
八重歯があると気の強さと言うか、やや傍若無人な部分が強調されて良いかも知れん
中学生にしては背が低い
親に虐待されてたっぽいから栄養失調の影響とかで
胸は無いな
最近成長したとはいってもまだまだまな板レベル
そんな印象
- 109 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:32:53.89 ID:QY7QV8Zq0
少女「なあ、おっさん」
中年「なんですか?」
少女「やっぱり、あたし手伝う」
中年「ふむ」
少女「メイド服を着ればおっさんが儲かるなら、着る」
中年「それは色々な意味でやめましょう」
少女「でも……」
中年「……ありがとう。その気持ちだけで嬉しいですよ」
少女「でも、おっさんはおっさんで、パパじゃないだろ?」
中年「そうですね、私はもう人の親にはなりません。そんな資格はないんです」
少女「?」
中年「でも、あなたのことは責任を持ってなんとかします
だから変な気は使わないでください」
少女「……ううむ」
- 113 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:37:35.58 ID:HHbjk5sX0
おっさんが元悪い人オーラ出してきたぞ
- 114 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:39:46.05 ID:QY7QV8Zq0
少女「と、おっさんは言うのだが」
花屋「うーん、メイド服の話はあたしにも責任があるけど
マスターがそういうなら、それでいいんだと思うわよ?」
少女「うーむ」
花屋「……ねえ、少女ちゃんはマスターのことが好きなの?」
少女「好きだ。おっさんが本当のパパだったら良かったのにと毎日思って生きてる」
花屋「そうよねー、マスター優しいし、渋いもんねー」
少女「でも、もう人の親にならないって言ってた」
花屋「え゛」
少女「そんな資格はないって。親の資格ってどこで取るんだ?教習所とかあるのか?」
花屋「……」
- 117 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:42:48.32 ID:Ts3I0V18O
川原泉の絵で脳内再生される…
- 118 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:44:40.97 ID:QY7QV8Zq0
花屋「ちょっとマスターどういうことなの!?わたしとのことは遊びなの!?」
中年「……は?」
花屋「少女ちゃんが言ってたの!『もう人の親にならない』って何!?前は人の親だったの!?」
中年「あー……」
少女「……すまん、ねーちゃんがおかしくなった」
中年「ふーむ」
花屋「わたしと結婚してくれると思ってたのに!酷いわ!よよよよよよ……」
中年「えっと花屋さん、事情はお話しますから、落ち着いてください
というか、遊びとか結婚とか、なんのことでしょうか?」
花屋「ごめんなさい、ちょっと夢見たかったんです……」
少女「難儀なねーちゃんだな」
- 119 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/07(火) 01:45:26.82 ID:H4SIEBtM0
詳しく教えなさい!よよよよよよ・・・・
- 121 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:47:11.19 ID:ToniZw1QO
ホントに難儀なねーちゃんだなw
すばらしい
- 122 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:48:19.53 ID:CkvEDq0h0
およよ技ありっ!
- 123 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:49:07.47 ID:QY7QV8Zq0
中年「というわけで、サラリーマン時代に妻と子供がいたのです」
花屋「えっと、いたってことは、今は……」
中年「ええ、仕事仕事で家を省みなかったせいでしょう
妻は愛想を尽かして出て行きました。息子を連れて」
少女「おっさん悪い奴だったんだな」
中年「……」
少女「あ、すまん。凹ませるつもりじゃなかったんだ」
中年「いえ、いいんです。実際、息子にも言われました
母さんを泣かす父さんは悪い奴だと」
少女「殴ったりしたのか?」
中年「いえ、暴力は嫌いですから、そういうことはないです
ただ、仕事が面白くて、家族というものが邪魔に感じていたんです、あの頃は」
少女「ワーカーホリックか」
花屋「時々変な言葉知ってるのね少女ちゃん」
- 126 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:55:04.28 ID:14Kf45gAO
欲情しない精神的要因はそこか
- 128 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:57:02.16 ID:EW1/wn1mO
この達観ぶりは既婚なせいか
- 129 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 01:57:27.84 ID:QY7QV8Zq0
花屋「それで、今はご家族とは?」
中年「もう家族じゃないんですけどね、離婚しましたし」
花屋「……」
中年「妻はもう再婚してましてね、息子の養育費すら受け取ってもらえません」
花屋「……それで会社勤めを辞めて、このお店を?」
中年「はい。息子の私を見る目を通して、自分を見てしまったんです
そうしたらそれまで私の全てだった仕事になんの意味も見出せなくなりました」
少女「何が見えたんだ?」
中年「……少なくとも、そこに父親はいませんでした」
少女「ぬう」
中年「だから私はあなたの父親にはなれません。そういう人間ではないんですよ」
少女「……でも」
中年「え?」
- 130 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:04:33.37 ID:U2M8+YNJO
娘欲しいよー!
でも欲望丸出しだと来てくれないのか
娘欲しくないよー!
- 131 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:05:41.12 ID:QY7QV8Zq0
少女「おっさん、反省してるんだろ?今は変わったんじゃないのか?」
中年「……そうでしょうか?変わった振りをしているだけかもしれません
私は今も息子の言った悪い人のままだと感じられてならないのです」
少女「そんなことないっ!」
中年「!?」
少女「おっさん言ったじゃないか!あたしのことは責任持ってなんとかしてくれるって!
おっさんは悪い人なんかじゃない!少なくともあたしにとっては違う!」
花屋「少女ちゃん……」
少女「あたし……ママがビッチで……これまで最悪の人生だったけど……
パパがいないから、もし自分にパパがいたら……て自分を慰めてた……」
中年「……」
少女「理想のパパを想像して……自分を慰めて……
でも現実にいるわけがないって気付いて……諦めそうだった時に……
……おっさんに出会ったの」
中年「少女……」
- 132 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:08:26.29 ID:/+wCAgR+0
(´・ω・`)少女がビッチ連呼してるお・・・
- 133 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:08:35.10 ID:QY7QV8Zq0
少女「初めは、学校帰りに見かけて、なんだか小洒落たおっさんだなーと思ってて……
植え込みに水をあげてるところとか……店の中でカップを磨いてるところとか……
すごく……すごく優しそうで……お店が温かく見えるのってこの人がいるからだって……」
花屋「少女ちゃん……」
少女「だから……だから、おっさんがあたしのパパだったらって……あたし……」
中年「……」
少女「だからおっさんは悪い奴なんかじゃない!
そんな風にあたしの……あたしのパパを言わないでよ!」
中年「……済まない」
少女「うぅ……ひっく……」
- 134 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/07(火) 02:09:37.45 ID:dTp7AXaIO
少女…慰める…ゴクリ………。
- 135 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:13:14.32 ID:O6ZLSVxTO
>>134 お前って奴は…w
- 136 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:17:50.23 ID:QY7QV8Zq0
弁護士「はい、じゃあ書類はこれで結構です
元の親の同意は得ていますから、裁判所の許可は問題なく下りるでしょう」
中年「はい、よろしくお願いします」
弁護士「はい、それでは」
カランカラン
花屋「……良かったけど、なんだかねえ」
少女「すんなり許してくれて良かったじゃないか
あたしはママのことだから、絶対に金を要求されると思ってたぞ」
中年「まあ、扶養責任を放棄してますからねえ。逆に訴えられても困るのでしょう」
花屋「ふーん、二人とも割り切ってるのねえ」
少女「だってパパだぞ?もうすぐおっさんがパパになるんだぞ?」
中年「うーん……」
少女「なんだ?おっさん嬉しくないのか?やっぱり迷惑なのか……?」
中年「いえいえ、そういうことではなくて、なんと言うか、その……」
花屋「照れくさいのよね?パパって呼ばれるのが」
中年「あー……」
- 137 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/07(火) 02:19:30.25 ID:n64PsWRu0
なんだ、結局小娘の思い通りか
- 138 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:22:13.27 ID:QY7QV8Zq0
少女「なんだ、パパって呼ばれるの嫌なのか?とーちゃんとかの方がいいのか?」
中年「いえ、それはあなたの口調もあって、色々と問題です。やめましょう」
少女「??」
中年「いいですよ、あなたの呼びたいように呼んでください。もう逃げないですから」
少女「そうか!じゃあやっぱりおっさんはパパになるんだな!」
中年「……はい、そうですよ」
少女「そうか!やったな!」
花屋「ところでお喜びの少女ちゃんに提案があるんだけど〜」
少女「?」
- 139 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:22:23.80 ID:sWZR6it3O
>>137
お前そういうこと言うなよww
- 140 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:24:27.85 ID:QY7QV8Zq0
花屋「わたしのことを、ママって呼ぶ気はないかしら?」
中年「ぶっ」
少女「なんでだ?ママはもういらないぞ?」
花屋「いやいや、これまでのママじゃなくて、新しいママは欲しくない?」
少女「うーん……」
花屋「……(ドキドキ」
中年「……(違う意味でドキドキ」
- 141 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:25:03.38 ID:HHbjk5sX0
>>1
貴様、よつばと!をみているな!
- 144 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:31:22.95 ID:QY7QV8Zq0
少女「そうだなー……」
中年「ストップ」
少女「ぴっ」
花屋「ええええええええ!ちょっとマスター!酷い!」
中年「いえいえ、ほら、花屋さんには花屋を継いでくれるお婿さんが必要ですから!
私にはこの店がありますから!無理ですから!」
花屋「いいです、パパとママの代で潰すます!」
中年「駄目です!お父さんとお母さんが悲しみます!」
花屋「二人ともわたしの幸せが一番だってわかってくれるわよ!」
中年「そんな無茶な……」
花屋「いいじゃない!わたしも幸せになりたい!ママって呼んで少女ちゃん!」
少女「なあパパ?やっぱり難儀だな、このねーちゃん」
中年「はい……」
花屋「いき遅れとか言うなー!」
中年「落ち着いてください!誰もそんなこと言ってませんから!幻聴です!」
花屋「二人ばっかりずるいいいいい!!!!」
- 146 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:34:59.42 ID:QY7QV8Zq0
∧_∧
ry ´・ω・`ヽっ第一部、少女編が終わったよ!
`! i 都合が良すぎたね!山もなかったし!
ゝ c_c_,.ノ
(
)
.∧ ∧.(
(´・ω・∩仕方がないから第二部の花屋編で地獄を見てもらおうね!
o ,ノ いじめは良くないけどね!
O_ .ノ
.(ノ
━━
- 147 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:35:40.79 ID:pmwgcAABP
むう 花屋やりつつ喫茶店は無理か
- 151 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:37:33.53 ID:O6ZLSVxTO
地獄だと…
何がくるんだw
- 153 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:39:18.38 ID:RmHbKrUeO
少女 cv.沢城みゆき
中年 cv.田中秀幸
花屋は誰だろうなぁ
- 154 :VIPがお送りします [] :2009/07/07(火) 02:39:57.86 ID:HHbjk5sX0
終りの流れだなと思ったらまだ続くのか
その挑戦受けてたとうじゃないの
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