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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その31
183 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/06(土) 23:37:46.06 ID:CPg5p0nxo
……――

白虎先生『……ですから!』

白虎兄『年齢など無関係。己より強者に師事するは必須です』

白虎先生『強者って……。あなた方こそ名高き白虎兄弟ではないですか!』

白虎弟『何を言われる。伝説の白虎先生に比べたら私達など……』

白虎兄『その通りです。どうか我々を弟子にお加え頂きたいのです』

白虎先生『弟子……って』

白虎兄『弟子にしてくれるまで、この場より動きませんよ』

白虎弟『同じく』

白虎先生『……っ』

白虎兄『……』

白虎弟『…………』

白虎先生『……はぁ、仕方ない。でも私は弟子とは思いませんよ! 同士です!』

白虎兄『勿論構いません。』

白虎弟『我らは白虎先生を師と仰がせて頂きますよ』


184 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/06(土) 23:38:51.04 ID:CPg5p0nxo


白虎先生『お2人の研究……ですか!?』

白虎兄『はい。是非、ご意見をお聞かせ頂けませんか?』

白虎先生『そうですね……』

白虎弟『…………』

白虎先生『面白いとは思いますよ』

白虎兄『おぉっ!』

白虎先生『でも、好きじゃありませんね』

白虎弟『!?』

白虎先生『これは、見方を変えれば人体実験にも等しい』

白虎兄『そのようなつもりは……』

白虎先生『勿論分かっていますよ! でもそう捉えられても仕方ない!』

白虎弟『確かに……そうかもしれません。しかし召喚術にはまだ秘めた……』

白虎先生『大召喚士様は何と……?』

白虎兄『……いえ、まだ何も』


185 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/06(土) 23:39:35.66 ID:CPg5p0nxo


大召喚士『馬鹿げているな。出来る事ならとっくに事例があるはずだ』

白虎兄『しかし実現不可とは思えません』

大召喚士『好きにするがいいさ。しかし行き着く先に未来はあるか?』

白虎弟『お言葉ですが、どういう意味でしょうか?』

大召喚士『……例えば、1人の人間が複数の属性を持って、何になる?』

白虎先生『……』

大召喚士『召喚術の研究としては無意味なものに過ぎん』

白虎兄『そう……でしょうか?』

大召喚士『お前らもそれなりの召喚士なら、もっと役立つ研究をする事だな』

白虎弟『……』

大召喚士『出来ぬなら手伝わせてやろうか? 私の研究を』

白虎兄『いえ、結構です。……戻りましょう』

白虎弟『兄さん……っ』

大召喚士『ふんっ』


186 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/06(土) 23:40:35.56 ID:CPg5p0nxo


朱雀先生『……バカげてるな。大召喚士の言う事も分からんでもないぜ』

玄武先生『朱雀が大召喚士の肩を持つとは珍しいね』

朱雀先生『アホか! どっちの研究もクソクラエだって言ってんだよっ!』

青龍先生『1人の術士による……全属性の召喚……』

玄武先生『面白いと思いますよ。出来るかどうかは別ですけど……』

白虎先生『だがなぁ、どうも人体実験のようで……気が引けるというか……』

青龍先生『だな。俺もそれは感じる。だから協力や同調は軽々しく出来んな』

玄武先生『でも、大召喚士殿の言う未知なる召喚よりは全然良いと思うよ』

朱雀先生『だーから、何度も言うが俺に言わせりゃどっちもねぇよ』

青龍先生『まぁな……。出来ていればとうに魔王など倒せているわい』

朱雀先生『そういうわけだ。どいつもこいつも勝手にやってりゃいいのさ』

玄武先生『私は……間接的にであれば手を貸しますよ』

青龍先生『ふぅむ……。そういう白虎はどうなのだ? 手を貸すのか?』

白虎先生『……』


187 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/06(土) 23:42:00.09 ID:CPg5p0nxo


白虎弟『どうか……頼みます』

白虎先生『いきなりそのような事を言われても困る!』

白虎弟『私とてこんな真似は決してしたくありません……』

白虎先生『……っ』

白虎弟『しかし、兄1人に全て押し付けるような事は出来ないのです』

白虎先生『だったら2人で! 別の道もあろうぞ!』

白虎弟『もう決めた事なのです』

白虎先生『……っ』

白虎弟『こうでもせねば、皆は我らをしんじてはくれませぬ!』

白虎先生『白虎弟……っ、君達は……』

白虎弟『どうか我が息子達を……この2人を頼みます……っ!』

白虎長男『お……父さん?』

白虎次男『……』

白虎先生『……くっ!』


188 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/06(土) 23:47:48.99 ID:CPg5p0nxo


玄武先生『それで、幼子2人託し、白虎兄弟は北へ……?』

白虎先生『……』

青龍先生『大召喚士さ。あ奴、白虎兄弟を疎ましく思い始めたのだ』

朱雀先生『どういう意味だよ』

青龍先生『奴自身が言う召喚界の融合、それは人間界においての事だ』

玄武先生『ああ、そうだね。でも白虎兄弟の複数属性の召喚というのは……』

白虎先生『言ってみれば、召喚界を1つのものにするという発想』

朱雀先生『考え方としては相容れるモンじゃねぇわな。んで、結局何なんだよ」

青龍先生『大召喚士の考え方は、場合によっては召喚士の存在を否定する』

朱雀先生『あ?』

玄武先生『人間界と召喚界を1つとしてしまっては召喚士の存在は不要だからね』

白虎先生『だからこそ召喚士連中は消極的だったのだ!』

青龍先生『それに焦った大召喚士は、ライバル潰しに動いた』

白虎先生『国軍の強権だよ! あの2人はまんまと出し抜かれたのさ!』


189 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/07(日) 01:02:51.90 ID:ydFMnFkV0
召喚関連の話は面白くて好きだ

1乙


190 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2011/08/07(日) 01:15:37.64 ID:bnUEz9+AO
>>1おつ

クジャタについてもなにかありそうだな


191 名前:NIPPERがお送りします [] 投稿日:2011/08/07(日) 22:45:40.61 ID:mnnKmkPSO
行けコカのゲームをRPGツクールVXでシコシコ作ってみようとしたら丸二日かけても遺跡までしかできなかったでござるの巻
初めてツクール使うのにこの超大作を選んだのは失敗だったかも


192 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/07(日) 23:12:28.94 ID:HyIELpuSo
朱雀先生『勝手にやってろって話だ』

青龍先生『朱雀、お前なぁ……』

朱雀先生『そうだろうが。かたや禁呪の研究』

玄武先生『……』

朱雀先生『かたや、人工的に複数属性を持たせた人間の生成』

白虎先生『良し悪しの話ではない! その手口がだな……』

朱雀先生『だから知るかよ! 勝手にやってろって』

玄武先生『朱雀……言い過ぎだよ』

朱雀先生『大体だからって、魔王倒しにってのは奴らの勝手だろうが』

白虎先生『ああそうだ! だが信頼を取り戻すには力を示すしかないのだ!』

青龍先生『白虎、お主は白虎弟の子供らを引き取るつもりか……?』

白虎先生『……ああ。2人が無事に帰るまで……親代わりとなるつもりだ!』

朱雀先生『帰らなかったらどうするんだよ』

白虎先生『その時は……我が子として共に生きていくさ!』

玄武先生『……白虎』


193 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/07(日) 23:13:42.03 ID:HyIELpuSo


青龍先生『まだ……連絡はないのか?』

白虎先生『……ああ』

玄武先生『白虎……あのさ……』

白虎先生『……』

玄武先生『母方の引き取り手がいないかと……調べてみたんだけど……』

白虎先生『……』

玄武先生『白虎弟さんの奥様、国軍の方だったんですね』

青龍先生『そうなのか!?』

玄武先生『もう離婚されてるそうですけど……』

白虎先生『……らしいね』

玄武先生『しかも奥様、召喚士だそうではないですか』

青龍先生『何ぃ!?』

玄武先生『それも……青龍召喚士だそうで』

白虎先生『……』


194 名前:NIPPERがお送りします [] 投稿日:2011/08/07(日) 23:14:17.18 ID:lmkmRbMDO
ほほう・・・


195 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/07(日) 23:14:20.01 ID:HyIELpuSo
ザッザッザ

朱雀先生『がははっ! アイツら……とっくに研究始めてたわけだ!』

青龍先生『朱雀……』

朱雀先生『しかも、自分の子供を使って……笑わせんぜ!』

白虎先生『もうやめろ』

青龍先生『つまり父が白虎で母が青龍となるわけか……』

玄武先生『彼ら兄弟の言う複数属性には不可欠な、血脈だね』

朱雀先生『その折角の研究も、帰ってこなきゃ意味はねぇわな』

白虎先生『朱雀! 貴様……っ!』

朱雀先生『事実だろうが。ふん、相手してられっかバーカ』

白虎先生『何だとぉ!?』

玄武先生『あんな言い方してるけど、朱雀だって心配なんだよ』

白虎先生『……』

青龍先生『とにかくだ、今は無事の帰還を待つしかあるまい』

白虎先生『……ああ』


196 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/07(日) 23:15:38.76 ID:HyIELpuSo


玄武先生『……彼らが北へ旅立って、早5年近くになるか』

白虎先生『……』

玄武先生『しかも全くの音信普通だもんね……』

白虎先生『彼らはきっと生きている! あの2人が死んだりするものか!』

玄武先生『……うん。そう……だよね』

朱雀先生『いい加減認めろよ。お前だって諦めてんだろ?』

白虎先生『――っ!!』

青龍先生『もうこれだけ経っている。流石にもう……』

白虎先生『だからと言って――』

朱雀先生『お前だけの問題じゃねぇんだよ!』

白虎先生『……』

朱雀先生『あの子らの為にも……てめぇが覚悟決めろよ』

青龍先生『養子として……お主が父となってやるんだ』

白虎先生『…………っ』


197 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage] 投稿日:2011/08/08(月) 00:12:29.26 ID:lcvHVOz+o
>>1乙
下のシーンが実は祖父と孫の感動の再会シーンだってわかると泣けてくる。
1の伏線回収能力に脱帽

878 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/03(木) 18:41:39.26 ID:+txmVDANo
召喚されたユニコーンが颯爽と姿を現し、それを見た老人はただ唖然とする。

召喚士「俺、実は全ての属性を召喚出来るんです」

老人「…………っ」

ザシャッ

老人「そうか……。とうとう…そうかぁ…っ」

召喚士「……?」

老人「…なるほど、よく分かった。これならば白虎界へ行けるであろう」

召喚士「本当ですか!?」


198 名前: ◆1otsuV0WFc [sage] 投稿日:2011/08/08(月) 00:21:56.75 ID:sUYlpv6Zo
――……

召喚士「…………」

ユニコーン「俺の本当の父は、白虎弟と言う男だ」

召喚士「…………」

ユニコーン「そして、母は青龍召喚士……」

召喚士「……」

ユニコーン「つまりお前は、白虎の祖父と青龍の祖母」

召喚士「……」

ユニコーン「そして白虎の父に玄武娘の母を。更には師に朱雀嬢を」

召喚士「白虎弟……って、俺……俺……っ」

ユニコーン「召喚士、これだけは信じて欲しい。俺は、お前を研究として扱ったわけではないんだ」

召喚士「……おじいさんが……まさか……」

ユニコーン「……召喚士?」

召喚士「だって、おじいさんは! 俺が……俺があの時……」

ユニコーン「……そうか。祖父である白虎弟と既に……会っていたか」


199 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/08(月) 00:28:01.29 ID:sUYlpv6Zo
>>189-190
あざっす!召喚関連は自分でもややこしくてあれなんですが、
そう言って貰えるとありがたい限りです!

>>191
本当ですか!?うぉーありがとうございます!
これは期待してしまってもいい感じですか!?

>>197
終盤なので色々と伏線回収めじろ押しです!
取りこぼさないように頑張ります…

それではおやすみなさい。また後ほど!ノシ


202 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2011/08/08(月) 01:00:39.83 ID:SMOMTNjAO
>>1おつ
白虎一族出過ぎで頭が痛くなってきた


204 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/08(月) 04:04:43.87 ID:4RC8wt6DO
>>1乙
朱雀の血は入ってないんだな


211 名前:NIPPERがお送りします(東海) [sage] 投稿日:2011/08/08(月) 08:17:00.88 ID:l230AOlAO
>>1乙

大召還士が良いヤツなのか悪いヤツなのか未だにわからん…


212 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/08(月) 09:26:18.72 ID:JT+c6Ov1o
プロローグも終盤か
胸熱


214 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/08/08(月) 18:01:51.19 ID:4VHLzy+jo
召喚士(あの時、俺が……)

ユニコーン『そう。お前が救ったのだ』

召喚士(違う! 俺が……俺が殺してしまったんだ!)

ユニコーン『……』

召喚士(俺がもっとうまくやっていればおじいさんは……)

ユニコーン『甘ったれるな!』

召喚士(!?)

ユニコーン『白虎弟は……父は既に死ぬ宿命だったのだ』

召喚士(……)

ユニコーン『だが召喚士、お前がその魂を開放してやったのだ』

召喚士(…………っ)

ユニコーン『最後に世界を、光を与えたのだ』

召喚士(そんなの……)

ユニコーン『お前1人の力で人が救えるか? それは否。自惚れだ』

召喚士(父さん……っ)


215 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/08/08(月) 18:02:37.94 ID:4VHLzy+jo
ユニコーン『なぜ父は俺達兄弟を白虎先生に預けた?』

召喚士(それは……)

ユニコーン『それは父があの時既に、死を覚悟していたからだ』

召喚士(……っ)

ユニコーン『それでも行かねばならぬ時がある。だから彼は行った』

召喚士(……そうかも……しれないけど)

ユニコーン『それは正しい事か? 間違った事か?』

召喚士(……)

ユニコーン『決めるのはお前ではない。彼自身だ』

召喚士(でも、死んじゃったら……何もないんだよ)

ユニコーン『そうさ。彼らには仲間が居なかった。だから死んだ』

召喚士(……)

ユニコーン『でも、お前には沢山の仲間がいる。支えあえる人達がいる』

召喚士(父さん……俺は……)

ユニコーン『1人で全て背負う必要はない。皆で担えば軽くなる』


216 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/08/08(月) 18:03:04.35 ID:4VHLzy+jo
召喚士(……ありがとう、父さん)

ユニコーン『そして物事には因果がある』

召喚士(父……さん?)

ユニコーン『白虎と玄武娘の血を引き継ぎ、離れて青龍の血も持っている』

召喚士(父さんっ!? か……身体が……っ!!)

ユニコーン『離れていたからこそ、青龍を会得するには苦戦したようだな』

召喚士(……父さん!)

ユニコーン『そして朱雀の師を持ち、基本精霊に朱雀を得た事で全てを手にした』

召喚士(……)

ユニコーン『奇しくもお前の祖父である、白虎弟達の研究を成功させた』

召喚士(うん……うんっ!)

ユニコーン『そしてそれは因果により、大召喚士や三男の望んだ力にもなり得る』

召喚士(え……っ?)

ユニコーン『それが因果。力を正しく使うかどうかで正義にも悪にもなる』

召喚士(……そうだね)


217 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/08/08(月) 18:04:05.85 ID:4VHLzy+jo
シュウウゥゥゥゥ

ユニコーン『……さて、いよいよお別れだな……召喚士』

召喚士(その姿が……それが父さんなんだね、父さんの顔なんだね)

白虎次男『人の姿に戻れた。人として命を終えられる』

召喚士(……っ)

白虎次男『泣くな召喚士、これでいいんだ』

召喚士(父さぁん……っ)

白虎次男『俺はお前に……俺が受け継いだものをお前に託すために待っていたの


かもしれないな』

召喚士(父さん……父さん……!!)

白虎次男『また……会えるさ。きっとまた……会える』

召喚士(ひ……ぐぅ……うっ)

白虎次男『願わくば生まれ変わっても……またお前の父でありたい』

召喚士(父さんっ!? 父さああぁぁん!!)

白虎次男『そしてその時は……父子で幸せに……ただ静かに――――』


218 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/08/08(月) 18:04:56.31 ID:4VHLzy+jo
ユニコーンから人の姿へと代わった白虎次男は、ゆっくりと歩いて行った。

光の中へ、ただゆっくりと旅立つように歩いて逝った。

父の背中を見つめながら号泣する召喚士へ、ふと顔だけ振り返り、微笑んだ。

その優しい目は、かつて窮地を何度も救ってきたユニコーンと全く同じものだった。

光は扉が閉まるように、静かに輝きを失っていくと、父もまたいずこかに消えた。

召喚士は声を押し殺し、涙を地面へ零しながらもゆっくりと起き上がる。

託された父の、そして祖父の想いを受け取って、再び起き上がった。

もっと聞きたい事、話したい事も沢山あった。でも適わなかった。

分からない事、知りたい事も沢山あった。母の事だって聞きたかった。

それでも召喚士は、父と話せて本当に良かったと、心から思った。

父と子は、その言葉を決して口にはしなかった。互いがそれを望んだから。

その思いを自分に、そして父に言い聞かせるために、召喚士は最後に一言呟いた。

輝く時間を分け合った、この刻を胸に生きてゆく為に。呟いた。

召喚士「さよならなんか言わないよ父さん。また必ず……会えるから」

涙を拭って召喚士は1人、仲間の元へと戻って行った。



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