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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その7
- 287 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]
:2009/12/18(金) 12:08:27.98 ID:P2BQAeIo
突如、戦士の周辺が白い煙幕に包まれる。
戦士「!?」
ジャッ!!
参謀「…な、何だ!?」
デュラハン「……」
ザッザッザッザッザ…
煙の中から、刀を持った人影が浮かび上がってくる。
参謀「…無事だったか!!」
北方司令「…!?いや、待て……女だ」
ザッ!!
刀を前に突き出し、女侍が口を開く。
女侍「さーて…次の相手はアタイだよっ!」
煙幕が晴れると、戦士の周りに3人の男が立っている。
イヌ「ケガしてるね。大丈夫か?」
戦士「ア…アンタら…っ!?」
- 288 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 12:13:35.15 ID:P2BQAeIo
サル「遅くなって悪りぃな〜!!」
イヌ「駄馬買ってきたキジが悪いね」
サル「ホントだよ!!あの馬共、すぐ潰れやがって…」
キジ「何さ〜!急に言ったから、お金なかったさ!」
イヌ「やれやれね…」
サル「ま、とにかく…大丈夫か?」
戦士「……」
キジ「悔しいのはわかるさ〜。でも…」
イヌ「後はボスに任せておくね…!」
サル「さぁ…下がるぜ〜!撤退〜っ!」
イヌは戦士を抱え、後方に退く。
デュラハン「……」
女侍「さて、おっ始めようかねぇ。顔なし野郎っ!」
女侍は刀を鞘に納め、身構える。
デュラハン「……」
- 289 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 12:43:17.61 ID:P2BQAeIo
ジリジリッ…ピクッ
女侍の右腕が柄から動く。
その瞬間、デュラハンが勢い良く飛び出し、
女侍めがけて槍を前方に出し、突進する。
ヒュオッ……ガイィィンッ!!
デュラハン「……!?」
女侍の居合いにより、槍は大きく上に跳ね上がる。
女侍「二の太刀っ!!」
槍を跳ね上げた刀を返し、袈裟斬りする。
ギイィンッ!!…ズザァ
デュラハン「……」
女侍「…おやおや、随分カタいんだねぇ…!」
刀はデュラハンの胴を捉えるが、よろけさせるのみに終わる。
女侍は体制を戻し、再び刀を鞘に納め、叫ぶ。
女侍「キジッ!!」
- 293 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 13:43:57.13 ID:P2BQAeIo
キジ「はいさっ!ここは氷さ〜!」
キジは笑顔を見せると、両手を前に構える。
女侍「イヌ!!」
ボキボキッ!!…ボキッ!!
イヌ「…任せるね」
イヌが拳を鳴らしながら前方へと歩き出す。
ダンッ!!
女侍が柄に右手をかけ、前に飛ぶ。
急な攻撃に反応し、デュラハンの槍が突き出す。
ヒュオッ!!…ギイィィンッ!!
再び槍が大きく跳ね上がる。
サル「後の先を取る。居合いってヤツだ」
戦士「…カウンターか」
サル「そーいう事だなっ!」
女侍はすかさず刃を返し、刀を振り下ろす。
- 294 :パー速民がお送りします [] :2009/12/18(金) 13:48:19.78 ID:RRoA5j.o
今現在クリトリス事件からどれくらい時間が経ってると考えたらいいんだ?
- 295 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 14:25:56.55 ID:P2BQAeIo
なんかすいません。仕事してます…
>>294
事件から1ヶ月目(別行動終了)
上記から半年ぐらい(師匠あぼーん)
更にニシヘヒガシヘ(1〜2ヶ月?)
数日後とかアバウトなのもあるけど、検証すれば
数値は出せますが、ざっくり一年は経ってないと思います…
まぁ今後は、長期化すると時が止まりだすアレ方式…
- 296 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 14:34:54.75 ID:P2BQAeIo
キジ「はいさぁっ!!」
女侍の振るう刀が氷に包まれ、
デュラハンの胴体部分を斬り降ろす。
ガイィィンッ…キキイィィンッ!!
デュラハンの胸部が凍りつく。
女侍「まだまだイクよっ!」
すかさず背後に回り込み、刀を斬り上げる。
キジ「はいさっ!!」
ガキイィィンッ!!…キイィンッ!!
女侍「もいっちょ前っ!」
女侍はデュラハンを中心に、回るように乱斬りする。
そして女侍が刀を振るう都度、キジが氷を刀身に放つ。
デュラハンは斬られる度に、氷に身を包んでいく。
女侍「前からっ!後ろからっ!…はあぁ〜っ」
女侍が恍惚の表情で言葉を漏らす。
- 297 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 14:39:57.50 ID:P2BQAeIo
女侍「たまんないねぇ…っ!」
デュラハンの全身が凍りに包まれた。
キジ「イヌッ!」
イヌ「任せるね!!」
イヌが後方から全宙し、デュラハンの前に立つ。
イヌ「はあぁぁぁっ!!」
イヌが叫び声と共に、右の拳を突き出す。
キジ「はいっさぁ!!」
キジの放つ炎がイヌの右拳を包み込む。
フォンッ!!…バゴオオォォンッ!!…ピキピキッ…ミシッ…
炎の拳がデュラハンを貫き、全身がひび割れ始める。
バキィッ…ゴシャアッ!!…ドシャアァッ…
デュラハンは凍りついたまま、砕け散った…。
イヌ「あっちちち!…一丁あがりね!」
女侍「はいよぉー、ご苦労さんだったねぇ」
- 299 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 14:45:05.35 ID:P2BQAeIo
サル「見たかっ!俺達の連携プレー!!」
スタスタ
イヌ「お前は今回何もしてないね」
サル「なんだとぉ〜!」
女侍「ほらほら、お終いにしなっ!帰るよっ!」
キジ「じゃあお大事にさぁ〜!」
テクテク
参謀「……あやつら…っ!!」
北方司令「女侍盗賊団では…!?」
女侍が立ち止まり、チラリと振り返る。
女侍「ありゃあ…バレちまったよぉ」
サル「やっば…!ズラかるぜ〜!」
戦士「…あ、おいっ!この馬達は…っ!?」
イヌ「それは途中で国軍から盗…借りた馬ね!」
キジ「だから置いて帰るさあ」
サル「俺達の馬は途中で潰れちまったかんなぁ…」
- 300 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/18(金) 14:48:58.33 ID:35JSkUAO
やっぱり強いなコイツ等
- 301 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 14:56:32.90 ID:P2BQAeIo
女侍「そんなワケで失礼するよぉ」
テクテク
戦士「あっ、お…おいっ!?」
女侍「…?」
戦士「すまん……」
女侍「あははっ!やっぱイイ男だねぇ〜!」
参謀「馬を…借りたのは本隊か?」
イヌ「多分そうね」
キジ「町の先で待機してたさぁ〜」
参謀「…待機?」
サル「とにかく馬は返したぜっ!あ〜ばよ〜!」
タタッ!!
戦士「……」
参謀「…しばらく、手配書を外しますか?」
北方司令「……そうだな」
- 303 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 15:51:24.72 ID:P2BQAeIo
〜関上〜
召喚士「……くぅ…っ!」
コカトリス「…大丈夫か?」
召喚士「…あぁ。このぐらいで…倒れてられない!」
コカトリス「よく言った!」
ゴウッ!!
コカトリスのはるか後方でバハムートが翼を広げる。
青龍先生「こう何発も炎を放っていては…火の海と化してしまうわい」
ドラゴン「グルオオォォッ!!」
ドラゴンが大きく口を開ける。
青龍先生「さぁて…二割増し、じゃったか?」
青龍先生は塔の上で座禅を組み、瞑想する。
バハムート「……オォォォッ!!」
バハムートの動きが早まり、ドラゴンへ一挙に間合いを詰める。
バハムートの尾が振り上げられ、ドラゴンの顔面を直撃する。
- 304 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 15:57:47.76 ID:P2BQAeIo
バゴオォォッ!!
顎が上がるドラゴンの顔に、バハムートの両前足が襲い掛かる。
鋭い爪はドラゴンの口に刺さり、力が込められる。
ググゥッ…ミヂッ…ビキィッ…バキッ…
バハムートが雄たけびを上げると、両手は上下に振られ、
ドラゴンの顔は、口から鮮やかに裂けた。
マジシャン「うっげ…グロテスク…」
魔道士「……っ!!」
マジシャン「さーて…こっちも行くぞっ!!」
魔道士「はいっ!!」
マジシャン「まずは…お嬢が炎をブチかませっ!」
魔道士「……撃ちますっ!!」
ドドンッ!!……ゴゴオオォォッ!!
巨大な炎の塊が、空中のドラゴンに向けて放たれる。
マジシャン「さて…行くぜぇ!!」
- 305 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 17:42:08.07 ID:P2BQAeIo
マジシャンが、魔道隊へ指示を出す。
マジシャン「頼むぞっ!」
魔道長「魔道隊!撃てぇっ!」
ドラゴンが魔道士の放った炎に向けて口を開く。
相殺しようと、息を吸い込んだ瞬間、巨大な落雷がドラゴンを襲う。
ドドオオォォンッ!!…ガガカアアァァァッ!!
ドラゴンの体が硬直し、力が抜ける。
マジシャン「よくやったぜお前ら…!」
マジシャンが左手を上空にかざす。
ドドンッ!!……ゴゴオオォォッ!!
マジシャンの左手より放たれた炎は、
魔道士が放った炎と同形状を模し、互いにぶつかる。
魔道士「!?」
マジシャン「これで…2倍っ!!」
魔道士の放った炎の塊は倍に膨れ上がった。
- 306 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 17:51:23.48 ID:P2BQAeIo
コカトリス「そろそろ行くぞっ!」
コカトリスは急降下し、手負いのドラゴンへ近づく。
召喚士(マズイ…!魔力が底を尽きて…しまう…!)
ドラゴン「グアオオォォッ!!」
ドラゴンは上に取り付くコカトリスへ、懸命に尾を伸ばす。
コカトリス「隙を狙って、一撃でトドメを刺す」
召喚士「…出来るのかっ!?」
コカトリス「…お前の魔力次第だな」
召喚士「……」
ゴウッ!!
コカトリスは速度を増し、ドラゴンの前方に位置付ける。
コカトリス「…口内に放てば…なんとかなるか」
召喚士「!?…なんとか…隙を!」
ドラゴンが羽を広げ、大きく息を吸い込んだ。
コカトリス「…撃った直後…そこしかないな」
- 307 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/18(金) 18:00:59.68 ID:VGQBwNoo
マジシャン「倍プッシュだ!」
- 308 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 18:01:39.59 ID:P2BQAeIo
召喚士「……やろう!」
コカトリス「…あぁ」
ドラゴンが口を開け、赤く輝き出す。
キュイイィィンッ……ボッ!!
召喚士「来たっ!!」
コカトリス「……ここだっ!」
ゴアッ……シュンッ…
コカトリスが炎を潜りかわし、ドラゴンの懐に入り込む。
召喚士「!?」
コカトリス「!!」
しかし、ドラゴンは下を向き、再び口内を光らせていた。
召喚士「二…連続っ!?」
コカトリス「…くっ!かわせるか…っ!?」
ドラゴン「グオアアアァァッ!!」
ドズウゥゥンッ!!
- 309 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 18:03:44.52 ID:P2BQAeIo
左翼のドラゴンは雷により、脱力している。
マジシャン「次は……これだっ!!」
マジシャンが今度は右手より炎を放つ。
ドドオォンッ!!……ゴゴアオオォォッ…!!
倍に膨れ上がった炎と同等の炎がぶつかり、
大きさはまたも倍に膨れ上がる。
マジシャン「ハッハ!!これで…4倍!」
魔道士「…すごいっ!!」
すかさずマジシャンは両手を炎めがけてかざす。
魔道士「…え!?ま、まだっ!?」
マジシャン「はああぁぁっ!!」
キュイィ…ドオォンッ!!……ゴゴゴゴゴオォォッ…!!
マジシャンの両手より、とてつもなく巨大な炎が、
上空で衝突し、激しく膨れ上がる。
マジシャン「やっべぇ…微妙にたりな…」
- 310 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 18:09:31.32 ID:P2BQAeIo
魔道士「やぁっ!」
ドンッ!!…ゴオォッ!!
魔道士の放った小さな炎の塊が、右手より放たれ、
上空の巨大な火の塊に吸い込まれる。
魔道士「…これで…丁度です!」
マジシャン「…!?……ハッハッハ!!」
巨大な炎の球体は、そのままドラゴンを
飲み込み、上空へと浮上していく。
魔道長「…ま、まるで…太陽だな」
マジシャン「倍の倍の倍の…えぇと…あーもうめんどくせぇ」
ジュオッ…ゴゴゴゴゴオォォォ……
マジシャン「さぁ…そのまま空の彼方へ消えてくれ」
ドラゴンを飲み込んだ巨大な炎は、遠く彼方へ消えていった…。
魔道士「……や、や…った!?」
マジシャン「……まずは…一匹かな。ハッハ!」
- 311 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 18:19:29.25 ID:P2BQAeIo
〜関外〜
天才「おぉーコワコワ。あんなん喰らったらひとたまりもねーぜ!」
魔法剣士「……」
天才「さ、残党狩りもおしまいだなっ!」
二人の足元には、無数の魔物が倒れている。
天才「えーと…、俺の勝ちかな?はーっはっは!」
魔法剣士「……ふん」
天才「…?」
魔法剣士「…どうみても俺の勝ちだ」
天才「はぁ!?どこに目ぇつけて…っ」
ドドオォォンッ!!
突如、空からドラゴンが降り落ちてくる。
天才「!?」
顔を引き裂かれたドラゴンが地に伏せ息絶え、
上空からその姿を、バハムートが見据えていた。
- 312 :パー速民がお送りします [] :2009/12/18(金) 18:22:01.38 ID:Px/IOpM0
魔法剣士負けず嫌いwwww
- 317 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/18(金) 18:51:22.10 ID:kvtiR920
魔法剣士・・・。馬に乗りながら寝て馬車に激突するのか・・・。
- 318 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 19:09:26.57 ID:AEUnP2AO
青龍先生「もう…終わりかな?」
塔の上よりドラゴンを眺め、青龍先生が呟く。
青龍先生「もうバハムート…閉まっちゃうぞよ?」
ドラゴンは微動だにせず、地に伏せている。
シュイィン
青龍先生「はぁ…しんどいのう…」
青龍先生はその場に腰を落とし、深呼吸をした。
青龍先生「あと一匹…かの」
〜関内上空〜
召喚士「…!!」
ドラゴンが炎を吐き出す刹那、ワイバーンがドラゴンの顔に纏わり付く。
青年兵「はぁっ…!はぁ…っ!」
召喚士「青年兵くんっ!?」
真下に青年兵が、左翼長の肩に抱えられながら、空を見上げている。
左翼長「無茶…すんなよ!」
青年兵「…まだ……まだあぁっ!」
ドオォンッ!!
- 319 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 19:17:29.90 ID:AEUnP2AO
ワイバーンがドラゴンへ、再び爪撃を加える。
ドラゴン「ギイィアァァッ!」
雄叫びと共に、ドラゴンはワイバーンに噛み付く。
召喚士「ワイバーン!!」
青年兵「ぐはぁっ!……たっ、頼む!耐え…」
その時、後方よりドラゴンへ向けて、一撃が入る。
ワーム「…グルゥ!」
青年兵「み…皆…っ!」
召喚隊「ワームに続けぇ!」
左翼長「お…おぉっ!」
ドラゴンの回りに、無数の召喚獣が纏わり付く。
ドラゴンは蜂を追い払うかのように、懸命に駆逐する。
召喚隊「みんなで力を合わせれば…!!」
青年兵「ドラゴンだって…!」
召喚隊「うおぉっ!」
苦悶の表情で、ドラゴンの口が大きく開いた…。
- 320 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 19:27:52.96 ID:AEUnP2AO
召喚士「いけるっ!」
コカトリス「ここしかないっ!」
青年兵「頼みます……」
左翼長「!?…おいっ…しっかりしろ!おい!」
コカトリスが大きく口を開け、息を吸い込んだ。
召喚士「いっけえぇっ!!」
キュイイイィィン…ゴオォォッ!!
コカトリスの放つ石化の息が、ドラゴンの口内へ注ぎ込む。
ドラゴン「ッカ……ガ!?」
召喚士「まだまだぁ!」
召喚士は残りの魔力をコカトリスへ込める。
石化の息は更に威力を増し、ドラゴンへ吹きかかる。
召喚隊「巻き添えを食うぞっ!後退だ!」
召喚隊の召喚獣が、次々とドラゴンから離れていく。
召喚士「…ワイバーン!?」
ワイバーンはそのまま地面へと落下していった…。
- 321 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 19:41:15.92 ID:AEUnP2AO
召喚士「青年兵くん!?」
コカトリス「召喚獣が消えてはいない…つまりは生きておる!」
召喚士「そ、そうか…っ!」
コカトリス「それよりも集中しろ!…よそ見をして勝てる相手ではないぞ!」
召喚士「た、確かに…っ!」
ドラゴンの口内を中心に、顔が徐々に石化を始める。
左翼長「……頑張れ!」
北方司令「…頼むっ!」
白虎長「頑張って!!」
戦士「頑張れっ!……う…っ!」
ドラゴンは頭、首、身体と…徐々にに石化が広がる。
程なくして、両翼以外が石と化し、その重みに支えきれず、
両翼も羽ばたくのを止め、垂直に落下を始めた…。
- 323 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/18(金) 19:50:00.25 ID:AEUnP2AO
召喚隊「やっ、やばいな…!」
左翼長「全員この場を待避せよっ!!」
…ゥゥゥウウ
左翼長も青年兵を担ぎ直し、その場を離れる。
ウウウ…ズドオオォォン!!…
ドラゴンが巨大な石の塊となり、関内へ落下した。
衝撃で胴は真っ二つに割れ、足や首も破片と化した…。
戦士「や…った…」
参謀「…はっ…ははっ」
コカトリス「…よくやったな」
召喚士「……」
コカトリス「…気を…失ったか」
コカトリスが旋回し、関内へ降りる。
バサッバサッ…ドォッ
正面より戦士が歩き、近づいてくる。
ザッザッザ…
コカトリス「…頼んだぞ」
戦士「あぁ」
シュイィン…
戦士が召喚士を担ぎ上げると、コカトリスは消えた。
- 324 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/18(金) 20:01:56.66 ID:35JSkUAO
コカさん…かっけぇ…
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