■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その28
- 556 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2011/05/05(木) 23:41:05.25 ID:rVPlE+6Co
〜火山、中央〜
タタタッ…シュバッ
盗賊「……」
格闘家「……」
盗賊(何か……おかしい)
タタタタタッ
盗賊(もうそろそろ、標的と遭遇しても良い頃なのだが……)
格闘家「……ちょっといいか?」
盗賊「……」
タタタッ…ズザッ
格闘家「妙だと思わんか?」
盗賊「……ああ。私もそう思ったところだ」
格闘家「あれから何分が経過している? いや、まだ数十秒なのか……?」
盗賊「……」
格闘家「この森は何かおかしい。よくは分からんが、何か違和感を感じる」
- 557 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:41:43.19 ID:rVPlE+6Co
盗賊「……とにかく、早く抜けよう」
格闘家「……ああ」
ザザッ…タッタッタッタッタ
盗賊(確かに変な感じがする。いち早く、ここを抜けたほうが良さそうだ)
スゥッ
――「……」
森の中を懸命に疾走するとと格闘家。それを上空より、暗い影が凝視する。
――「眷属総出でこの様とは、情けない」
フワッ
――「奴らの生死などどうでも良いが、我が主の元へだけは近づけさせぬ」
暗い影はその目だけを光らせ、同胞とも言える他の眷属らを見限るように言い放った。
――「我一人になろうとも、主だけは……」
スゥッ
暗い影は消え、再び空は正常さを取り戻す。しかし森にかかった霧は晴れない。
鋭い眼光を光らせた暗い影、即ちタローマティは、同時にアンラ・マンユの傍へと戻る。
- 558 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:42:49.74 ID:rVPlE+6Co
…
ザリチュ「……不覚」
天才「おら、いくぞ!」
大軍師「皆さん、宜しいですね!?」
ジュニア「お、おう」
魔道士「はいっ!」
賢者「……ふぅ」
ザリチュの腹部に突き刺さるツヴァイハンダーを抉り、号令をあげると、
それを合図に残る4人が、天才とザリチュを囲むように立ち、身構える。
天才「撃てええぇぇ!!」
キュイイイィィィィ
ザリチュ「――ッ!!」
魔道士「!?」
身の危険を感じたザリチュは、土をつけられながらも、もがき、抵抗する。
ズゥン…
重い空気とともに、周辺の酸素が一気に消失した。
- 559 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:43:55.25 ID:rVPlE+6Co
ジュニア「――っ!?」
大軍師「ぐ……うぅ」
天才(きやがったか。さぁお前ら……しっかり耐えろよぉ!)
ズウウゥゥゥゥン
ザリチュ「……追撃」
周囲の空気を操ったザリチュは、間髪入れず次なる攻撃を仕掛ける。
紫色に染まる霧が、ザリチュを中心に撒き散らされた。
真空状態のその空間に解き放たれた毒霧は、停滞する浮遊物のように、
5人の身体へと纏わりつき、徐々にその身体を侵し始めた。
天才「……け……んじゃぁ!!」
パアアァァァァ
天才(解毒は出来た。だが……)
ジュニア(呼吸が整わねぇと……集中出来ねぇ……っ!)
賢者(……流石にこれは……どうしようもないねぇ。ふぅ)
毒は賢者の回復により癒えた。だが渇きまでは対処出来ない……はずだった。
- 560 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:44:41.82 ID:rVPlE+6Co
サアアァァァァ
天才「……?」
魔道士「……っ! ぐ……ぅ」
ジュニア(何だ!? 何をして――)
大軍師(息が……っ!? 戻って……)
魔道士の右手には、五行用に詠唱された金行、雷が宿る。そして左手には、
火行と木行、水行と土行。金行を除いた4行が詠唱されていた。
ジュニア「……がはぁ! ごほごほっ!」
大軍師「……っはぁ!!」
天才(……そうか。あいつ……っ)
魔道士「はぁ……はぁっはぁ。く……っ」
天才(水と火の熱。それに風で……自ら空気を……っ!!)
魔道士が奇跡的に金行担当だった。だからこそ為しえた、偶然の産物であった。
しかしそれは魔道士自身の月読の力や機転に賛辞を呈するべき行為だろう。
最後は己が決死で窮地を突破しようと考慮していた天災も、思わず笑みを浮かべた。
- 561 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:45:32.97 ID:rVPlE+6Co
キュイイィィィィ
天才「さぁ、この機を逃すんじゃねぇぞ!!」
ジュニア「言われなくとも……」
大軍師「逃して……なるものですかっ!」
賢者「……そうだね……ふぅ」
ザッ
魔道士「……撃ちますっ!!」
天才「行くぜっ、五行!!」
ドドオオォォォォンッ!!
ザリチュ「――――ッ!?」
天才が土行でザリチュの周囲を固めると、そのツヴァイハンダーへ宿るように、
4人による4行の魔法が1つとなり、あたり一面が真っ白に光った。
天才は避けると魔道士の横に立ち、その頭をわしゃわしゃと撫で、そして笑った。
魔道士も返答するように笑顔で返し、再び視線を正面の光柱へと向けた。
轟音とともに、光柱は天高くへとその道を帯び、続いていった。
- 562 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:46:04.20 ID:rVPlE+6Co
〜火山、西側〜
ドドドドドド…
男隊員「や……った」
隊長「津波を切り裂いて……あれが、ゾディアック」
ズシャアアァァァァ
隊長「未完成であの威力とはな……」
戦士父「……ちっ」
女隊員「……?」
戦士「まだだっ! まだ終わってねぇ!!」
男隊員「何ぃ!?」
戦士父の手から放たれた投擲は、サルワ着弾前、津波によってその行く手を阻まれる。
隊長「奴には届いてないのか……っ。未完成ゆえに……」
戦士父「……いや」
隊長「……?」
戦士父「あれは俺のミスだ。単純な力負けさ」
- 563 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:48:37.79 ID:rVPlE+6Co
サルワ「ゴアアァァァァーッ!!」
ドドドドドドオオォォォォ
女隊員「ど、どうするんスか!?」
隊長「……一旦、退――」
戦士「何……言ってやがるっ!」
男隊員「!?」
戦士「喉元まで食らいついてんだぞ! ここで退けるかよぉ!」
隊長「だが、もう決定打は……」
戦士「……あんだろ」
男隊員「あ?」
戦士「そこにあんだろ!」
隊長「……お前」
戦士「あとちょっと……押し込みゃいいだけだろうがっ!」
女隊員「でも……っ」
戦士「無謀ってか!? 違うだろ、これは無謀なんかじゃねぇ!!」
- 564 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:50:03.22 ID:rVPlE+6Co
戦士父「……」
戦士「たった数歩、前にすすむ勇敢さを……俺は失っちゃいねぇぞ!!」
ザッ
隊長「……っ」
戦士父「あいつに任せよう」
隊長「……し、しかし」
戦士父「津波の中、潜り抜けられるのは、炎の盾を持つ戦士しかいない」
隊長「……貴方の……息子なんですよ?」
戦士父「だからさ。父の尻拭いをさせるには忍びないがな」
男隊員「どうすんだよ!?」
隊長「2人ともっ、風で戦士を押してやれ! 何が何でも援護しろぉ!」
男隊員「……やってやるかぁ!」
女隊員「戦士くん、頼むッスよおぉ!!」
ドドオオォォォォンッ!!…ゴアッ!!
両隊員の風魔法が、戦士の背中を押し、津波をかき分ける。
- 565 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/05(木) 23:51:42.94 ID:rVPlE+6Co
サルワ「……アアァァァァ!!」
戦士「う……おおぉぉぉぉ!!」
隊長「ブチかませ!!」
女隊員「踏ん張るッスよぉーっ!!」
男隊員「今回は……てめぇに手柄くれてやらぁ!!」
戦士父「……お前の全てを、見せてやれ」
サルワ「ガアアァァァァァァ!!」
戦士「うおおぉぉぉぉっ、りゃああぁぁぁぁ!!」
左腕がミシミシと音を立てる。炎の盾がゴウゴウと水蒸気を発している。
文字通りの追い風に包まれながら、戦士はサルワの大津波をこじ開ける。
その先に光る1本の槍。父が放ったその槍を、子が右手に握る。
戦士「言ったろうが……右腕1本ありゃあ十分なんだよ」
ゴウッと音を立てて、ゾディアックは津波の更に奥へと押し込まれた。
そこに待ち受ける巨大な眷属、サルワの胸部へと一直線に、
その槍は全てを貫き、そしてようやく標的へと辿り着いたのであった。
- 566 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 00:01:09.88 ID:ro/Ov9Rlo
〜火山、東側〜
タルウィ「……?」
青年兵「あれは……フェニックス……!!」
名代「味方なのか?」
神官「そのようですね」
召喚士「……ど……同門さん……っ」
同門「奴を倒せばいいんだな?」
ザッ
マーマン「下がってろ! コイツの火力は桁外れ――」
同門「火力?」
マーマン「ああ。俺の水でも打ち消すのは……」
同門「言ったろう? ならば……フェニックスの炎で相殺してくれるわっ!」
ゴウッ
タルウィ「炎で炎を遮る気か……」
同門「……」
- 567 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 00:07:15.84 ID:ro/Ov9Rlo
ゴアアアァァァァァ
フェニックス「キィアアァァァァ!!}
タルウィ「ナメた真似を……っ!!」
ゴアッ…ゴゴオオォォォォッ!!
召喚士「だ……めだ……っ」
同門「おおぉぉぉぉーっ!!」
タルウィ「……ッ!!」
ググッ…ヨロッ
召喚士「俺の回復に魔力を使った、今のあなたでは……」
タルウィ「……その程度か」
同門「もう……俺の目の前ではぁ、誰も死なせるわけにはいかんのだーっ!!」
タルウィ「その……程度かああぁぁ!!」
ゴアァッ!!…ドッゴオオォォォォ!!
マーマン「言わんこっちゃねぇ! ハヌマーン、援護――」
ハヌマーン「……?」
- 568 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 00:14:23.22 ID:ro/Ov9Rlo
同門「うおおぉぉぉぉ!!」
タルウィ(……何だ?)
ゴオオォォォォ
タルウィ(俺の炎ではない。ましてやコイツのものでもない……)
神官「な、何だ? またも炎が広がって……」
名代「周囲が小火のように燃え出している!?」
青年兵「この期に及んで、まだあれほどの力が……っ」
ハヌマーン「……いや、これは違う。あの2人のものではない」
青年兵「え……?」
マーマン「ま、まさか……っ!!」
ハヌマーン「有り得ん、有り得んが……奴しかおるまい。これほどの炎の使い手は」
朱雀嬢「な、何!? また敵……っ!?」
召喚士「……ち、違うっ! あ……れはっ!!」
タルウィと同門の間に割って入る魔物は、炎の槍を手にほくそ笑む。
紅孩児「……よぉ。お前等、北風と太陽って知ってるか?」
- 569 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 00:22:09.47 ID:ro/Ov9Rlo
ではここまでにて。ご支援ありがとうございますです!
明日は仕事だ頑張るぞー!それではおやすみなさい!ノシ
〜オマケ〜
盗賊「……ごーるでんうぃーく?」
魔道士「そうですよっ。大型連休ってやつです」
盗賊「……ふーん」
戦士「お前らは長期で休みあったら、何したい?」
盗賊「……そうだなぁ」
魔道士「私っ、世界各国の温泉めぐりツアーしたいですっ!」
戦士「年寄り臭い思考だな」
魔道士「何言ってるんですかっ!? そういうの、偏見って言うんですよっ!」
召喚士「盗賊さんは?」
盗賊「……世界中の美しい景色を見て、絵を描きたいな」
召喚士「へぇ、ロマンチックですね!」
盗賊「ち、違うっ! そんな事はないっ!」
戦士「召喚士、お前は?」
召喚士「俺は……ゆっくり読書でもしたいかなぁ」
魔道士「そういう戦士さんはどうなんですかぁ?」
戦士「俺? そーだなぁ。修行?」
魔道士「……それ、休暇じゃないですよ」
- 570 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/05/06(金) 00:28:17.45 ID:EhToSz8DO
>>1乙!
紅孩児とか久々すぎて誰だっけ?って一瞬考えてしまった・・・
- 574 名前:NIPPERがお送りします(埼玉県) [sage] 投稿日:2011/05/06(金) 03:21:24.45 ID:xE284e7h0
1乙
牛魔王と羅刹女の子供だっけ?
- 575 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/05/06(金) 07:17:27.56 ID:pyelHM8DO
ウィッチとドッペルどうなったんだ……行方不明になっているが
- 577 名前:NIPPERがお送りします(東海) [sage] 投稿日:2011/05/06(金) 08:18:41.92 ID:xW5Z78nAO
>>1乙
この魔物息子って戦士の夢みたいなのに出てきたよね
てっきり戦士の助っ人になるんか思ってたわ
- 579 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 17:08:00.16 ID:hJ7ZZbaVo
ドドドドドド…
タルウィ「……」
紅孩児「なぁなぁ、知ってるかって聞いてんの」
ハヌマーン「お主、来てくれたのか」
紅孩児「おいおい、勘違いすんな。何も助っ人に来たわけじゃないよ」
スッ
紅孩児「あんた等には痛い目遭わされたからねー。なぁ、召喚士?」
召喚士「……」
紅孩児「それに、俺の目的は……アンラ・マンユとその眷属をブチ殺す事」
神官「な、何……っ!?」
タルウィ「裏切る気か……貴様ぁ!!」
紅孩児「裏切る? ハハッ、お前……馬鹿じゃないのか?」
タルウィ「……」
紅孩児「この俺様が魔王になる為には、お前等は邪魔なんだよ」
タルウィ「!?」
- 580 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 17:08:27.60 ID:hJ7ZZbaVo
紅孩児「そりゃそうだろう? 7つしかない魔王の座、早く消えて貰わないとよ」
タルウィ「邪魔……だとぉ……!?」
紅孩児「あぁそうさ。人間共のお陰で巡ってきた千載一遇の機会、逃す手はないだろ?」
タルウィ「……ッ」
紅孩児「全くもってラッキーだよ。こんな時代に巡り会えてね」
タルウィ「ガキが……っ。貴様如きに何が分かるか……」
紅孩児「アンタ等だってサタン不在の今、何か悪い事企んでるんだろ?」
タルウィ「……」
紅孩児「それにさ、アンタが何千年、何万年と仕えてるのか知らないけど……」
タルウィ「…………」
紅孩児「昔はアンタだって、魔王の座を狙ってたんじゃないの?」
タルウィ「貴様如きにっ、何が分かるかああぁぁ!!」
ゴアァッ!!
紅孩児「いいぜ、どっちが本物か……白黒つけようじゃん!!」
タルウィ「ガアアァァァァーッ!!」
- 581 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 17:09:27.02 ID:hJ7ZZbaVo
タッタッタ…ザザッ
青年兵「召喚士さんっ!」
召喚士「……青年兵くん」
朱雀嬢「大丈夫ですか!? 朱雀先生……っ!」
召喚士「え、ええ。同門さんのお陰で助かりましたよ」
朱雀嬢「ごめんなさいですわ……私のせいで……」
召喚士「……朱雀嬢さん」
朱雀嬢「……ぐすっ」
召喚士「俺はもう、同調召喚出来る程の魔力は残っておりません」
朱雀嬢「……っ」
召喚士「俺の代わりに、やってくれますか?」
朱雀嬢「……私が……ですか?」
召喚士「はい。朱雀嬢さんならきっと出来ます」
朱雀嬢「……っ」
召喚士「今が……今がチャンスなんです……っ!」
- 582 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 17:10:40.10 ID:hJ7ZZbaVo
青年兵「僕もそう思います。この機を逃したら……」
朱雀嬢「私、出来るか分からないですわ」
召喚士「朱雀嬢さん……」
朱雀嬢「でもっ、だからと言って……泣き言は言っていられませんわ!」
召喚士「……」
朱雀嬢「私、やりますわ。朱雀先生!」
召喚士「……ええ!」
ザッ
青年兵「召喚士さん」
召喚士「分かってる。1分は無理かもしれないけど、なるべく稼いでみせるよ」
青年兵「お願いします」
召喚士「それじゃ二人とも、気を付けて」
朱雀嬢「朱雀先生も……っ!」
タッタッタッタッタ…
召喚士「……さて、どう稼ぐかだな」
- 583 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/05/06(金) 17:11:43.30 ID:hJ7ZZbaVo
ゴウッ
同門「おい、何だ貴様は?」
紅孩児「あぁ? アンタこそ何なんだよ。大人しく下がってな」
同門「余計な手出しは無用だ」
紅孩児「言ってくれるじゃん。アンタさ、死にたいわけ?」
同門「……」
紅孩児「相手の実力も分からんような強さでもないでしょ」
同門「……俺は、魔物が憎くて仕方ない。どんな魔物であろうともだ!」
紅孩児「おぉ、こわ」
同門「……フェニックス!」
紅孩児「まぁいいけど、死んでも知らないよ」
タルウィ「この俺相手に、炎で勝るとでも思うのかあぁ!!」
紅孩児「やってみなくちゃ分かんねーぞぉ!」
ガオンッ!!…ゴアアァァァァ!!
同門「魔物なんぞに……負けられるかよぉ」
次へ 戻る 戻る 携 上へ