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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その12
384 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 23:53:29.20 ID:P1wbvtEo
魔道士「が…合体…してる!?」

ボゴォッ…ドグッ…

盗賊「くっ…!!」

戦士「で…でけぇ…!!」

召喚士「何なんだよ…一体!!」

二匹の鬼は一つとなり、一体の巨大な鬼へと姿を変える。

大鬼「……グル…ゥ」

夫人「ほほほっ!もはやそやつに理性はない」

白馬騎士「…な、何だあの化物は…!?」

夫人「ただ一体の…暴れる事しか出来ぬ鬼よ…うふふっ」

大鬼「ウゴアアアアアアアァッ!!」

ブンッ!!…ドゴオォォッ!!

戦士「くあっ!!」

召喚士「下がれっ!!」

盗賊「……っ!!」


385 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 23:54:43.04 ID:P1wbvtEo
大鬼の一振りは、大地に巨大な穴を開ける。

魔道士「……ぅ…!」

召喚士「み…みんな、大丈夫か!?」

盗賊「…あ、ああ」

戦士「なんとか…っ」

大鬼「……グフルウウウウ…!!」

夫人「さて…こちらはこちらで。ふふっ」

白馬騎士「……くっ!!」

ジャッ…

夫人「そう構えずとも良い。楽にのぅ…」

シュバッ…ドスッ…

白馬騎士「ぐ…っ!」

夫人の突きだした手刀の先から、

針のように尖った爪が白馬騎士の脇腹に刺さる。

夫人「うふふっ…。わらわを楽しませておくれっ」


386 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 23:55:19.85 ID:P1wbvtEo
ドドドドド…ガラッ…ガラガラッ…

大鬼「フウウゥゥ…!!」

戦士「なんつう力だ…!!」

召喚士「戦士っ!盗賊さん!!」

盗賊「…ああ!」

戦士「よっしゃ!!」

ダッ!!

召喚士「魔道士さん!補助をっ!!」

魔道士「分かりましたっ!!」

盗賊「はぁっ!!」

ジャラッ…ヒュンヒュンヒュンッ…

盗賊は鎖を振り回すと、大鬼の足元目がけ投げつける。

ギュルルッ!!…ドスッ!!

盗賊「!?」

大鬼「グウゥ!!」


387 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 23:56:49.64 ID:P1wbvtEo
盗賊「なんて…力!!」

戦士「そのまま頑張って支えててくれっ!」

タンッ!!

戦士「うりゃあ!!」

ズバッ!!…ガカアァァッ!!

大鬼「ウガアアアアッ!!」

バキィッ!!

魔道士「戦士さんっ!!」

ドドンッ!!…ベキベキィ!!…ゴガッ!!

戦士「ってぇな!この…っ!」

魔道士「間に合った…っ!」

戦士「悪りぃ!助かった!!」

盗賊「……っく…!」

戦士「しかし…刃も通らねぇんじゃ参ったぜ…」

魔道士「ええ……」


389 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/03(水) 00:31:00.02 ID:Sbzfjq2o
さてそれでは寝ます。おやすみなさい!ノシ

〜オマケ〜

スケル(大丈夫だ!六索はこっちの手元に二枚…)

リザード(こっちにも二枚…更に二索が二枚…)

ゴルリン(緑一色には程遠いな…!!)

召喚士「……」

キュッ

召喚士、ここで三索を引き…加カン!!

召喚士「カンッ!!」

ゴルリン「!?」

パタッ…

リザード「……おいおい」

めくれたカンドラ表示牌はまさかの白!

召喚士「これでドラ3つきましたね…」

キュッ…!!

〜行け、一索(コカトリス)!!続く〜


392 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/03(水) 00:40:42.72 ID:w9G3u.DO

なんか今回は本格的にやばそうなきがするな。召喚師まだ力残っているのか?


407 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/03(水) 16:38:36.68 ID:Q8Z.egAO
せっかくの戦闘シーンなのに効果音だけだと何がなんだか・・・


408 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/03(水) 16:54:22.45 ID:B5aI0gSO
今回何やってるかよくわからんよなwwww


409 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:11:06.94 ID:NotgnUIo
こんにちは!
>>202の通り地の文削ってみたのですが、
慣れない事はするものではありませんね。すいませんでしたorz↓続き


410 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:11:38.57 ID:NotgnUIo
ザッ…

召喚士「戦士…」

戦士「……?」

召喚士「すまない…なん…」

戦士「…三秒だな」

召喚士「!?」

戦士「魔道士の補助含めて、三秒は稼げる」

ジャリッ

盗賊「…私は二秒。合計で五秒だ」

召喚士「…十分です!」

戦士「お前はあくまで間接だ。いいな?」

盗賊は黙って頷く。

戦士「…さて、骨が折れるぜ全く」

召喚士「戦士…」

戦士「おい、謝るなよ?盾が俺の仕事だ!」


411 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:12:46.33 ID:NotgnUIo
大鬼「グルオオオアアア…」

ドシンッ…ドシンッ…

召喚士「選択ミスは許されない…」

魔道士「補助…いつでもいけます!」

召喚士「物理攻撃が効かないなら…召喚獣しかない!」

戦士「聖行でも使えりゃ別だけどな…」

召喚士「聖行……」

戦士「集中しろ!魔力が散るぞ!!」

召喚士「そうだね…。すまないっ!」

盗賊「…行くぞ」

戦士「おう」

ザッ…

大鬼「グフウウウウ…ウウオオォ…」

盗賊「…たぁ!」

戦士「おりゃああ!!」


412 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:13:45.48 ID:NotgnUIo
二人は己を鼓舞するように叫び、大鬼目指し駆ける。

タタタッ!!…ババッ!!

大鬼「!?」

目の前で左右に分かれた二人が更に間合いを詰める。

その動きに釣られた大鬼が一瞬停止し、隙を見せる。

盗賊「はぁ!!」

シュバッ!!

大鬼は投げ付けられたクナイを左腕で払い落とす。

盗賊「…これでいい」

戦士「…だなっ!」

戦士は盗賊の動きを確認すると、高く飛び上がる。

大鬼「ガアアアアァァッ!!」

ブンッ!!

大鬼は跳躍する戦士めがけ、右拳を振り上げる。

戦士「大丈夫……!!」


413 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:14:11.07 ID:NotgnUIo
盗賊「しっ!!」

ジャララッ!!…バシュゥッ!!

戦士「なんだか、お前らの考えが…分かるんだ!」

魔道士「やあぁっ!!」

ドドオオォォンッ!!…ガガカアアァァッ!!

大鬼「グゴアアアァァ!!」

魔道士の放った巨大な落雷が、大鬼の頭上に落下し、

その衝撃で巨体が止まり、ふらつきを見せる。

ジャラララッ…ギュルギュルッ!!

盗賊「ぐぅ!!」

大鬼「…ゴガアア!!」

落雷と刹那の間を置き、盗賊の鎖が大鬼の首に巻きつく。

先端はそのまま弧を描き、対面の戦士の元へと渡る。

パシィッ!!

戦士「ナイスコントロールだ!!」


414 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:15:03.44 ID:NotgnUIo
戦士は小さく笑みを見せると、鎖の先端を持ちながら着地する。

戦士「盗賊!めいっぱい引っ張れ!!」

盗賊「うんっ!!」

グイッ!!…ガチィッ!!

大鬼「グエアア!!…グッ…ア…!!」

戦士「こ…れで…っ!」

盗賊「…五秒だ!!」

大鬼「グオアアアアアアア!!」

ブオンッ!!

大鬼は鎖に捕らえられたまま、無理矢理前進する。

ズシイィンッ!!…バキィ!!

大鬼「!?」

魔道士「土行…!補助完了ですっ!!」

大鬼は隆起した土に飲み込まれた自分の右足を見る。

しかしその目線は、正面に立ちはだかる召喚士へと映る。


415 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:15:34.59 ID:NotgnUIo
召喚士「行けぇっ!コカトリスー!!」

シュイイィィン…

召喚士「これが全魔力だ…!全てをぶつける…っ!!」

ゴアオォッ!!…バサッ…

魔道士「い…つもより…」

戦士「でけぇ…!!」

盗賊「…全力か…凄いっ!」

召喚士「コカトリス!!」

コカトリス「…おうっ!!」

コカトリスは声を合図に、低空飛行で大鬼に迫る。

大鬼「!!」

コカトリス「…パワー…スピード」

大鬼「…グ…グガ…!!」

コカトリス「全てに於いて、最早抵抗する事も出来ぬだろう!」

ゴアオオオォォッ!!


416 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:19:57.72 ID:NotgnUIo
大鬼「グギャアアアアァァ!!」

戦士「離れろっ!」

盗賊「うんっ!」

ジャラッ…シュバッ!!

コカトリスの吐息は、大鬼の巨大な体を一気に包み込み、

禍々しい巨大な石像へと姿を化した…。

召喚士「や……った…」

バサッバサッ…

コカトリス「…限界だな」

召喚士「うん…。情けないけど…」

コカトリス「…十分さ」

シュイィンッ

魔道士「やり…ましたね…」

戦士「今度こそ終わりだ…!!」

盗賊「…うん!」


417 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:22:32.87 ID:NotgnUIo
夫人「何…!?一体何が……!」

夫人は後方の石と化した大鬼を見つめ呟く。

ガバッ!!

騎都尉「ふ…んっ!!」

ドグッ!!…ズブゥ…

夫人「!?まだ……生きて…」

突如起き上がり狙い抜いた騎都尉の戟は、

右方より夫人の腰を貫通する。

白馬騎士「はあぁ!!」

シュンッ!!………ザシュッ…ドドォ

更に白馬騎士が夫人へと投げ付けた槍は、

夫人の腹部を貫通し、身体はそのまま勢いよく城門下へと転落する。

白馬騎士「騎都尉!?」

騎都尉「ぐぶ…っ…がはぁ!!」

吐血し片膝をつく騎都尉に、白馬騎士が駆け寄る。


418 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:27:04.36 ID:NotgnUIo
白馬騎士「行くぞ!今のうちに…」

騎都尉「…っ!へっ…さっさと行け…」

白馬騎士「お前もだ!早く掴まれっ!!」

騎都尉「阿呆が…。見ろ、最早困難…」

白馬騎士「っ!!だがな……」

パカラッパカラッパカラッ…

白馬騎士「お前の愛馬は…主を救いに駆けておるぞ」

騎都尉「赤…兎…」

パカラッ…ドドッ…ドッ…

白馬騎士「手綱を…」

騎都尉「……」

騎都尉は黙り、その手綱を握る。

白馬騎士「赤兎。主人を頼んだぞ?」

炎のように赤い巨馬は、頷くような素振りを見せ、

ゆっくりと城門を駆け下りていく。


419 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:29:41.79 ID:NotgnUIo
カツ…ガラガラッ…カツ…カツ…

白馬騎士「……」

白馬騎士の前に槍を引きずった夫人が

ゆっくりと城門への階段を上り迫る。

夫人「……手間をかけさせてくれる」

白馬騎士「……」

カツ…カツ……ザッ

夫人「残るは貴様一人…詰みだのぅ」

白馬騎士「詰み?理解出来んな」

夫人「………」

白馬騎士「部下は倒れ、我が国の要人は退いた」

夫人「……」

白馬騎士「分かるか?残るはお前一人……」

夫人「…」

白馬騎士「いずれ再起を図り貴様を討つ。我らの勝ちだ」


420 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:30:29.99 ID:NotgnUIo
夫人「あーっはっはっはっは!!」

白馬騎士「……」

夫人「例えそうであれ…お前は死ぬのだぞ?」

白馬騎士「…それがどうかしたか?」

夫人「腕組みし…汗一つかかぬその余裕の表情…」

白馬騎士「……」

夫人「怖くはないのか?恐ろしくはないのか?」

白馬騎士「そりゃあ怖いさ」

夫人「…ほぅ」

白馬騎士「今すぐにでも逃げ出したいくらいに」

夫人「正直な輩よの。嫌いではないぞ」

白馬騎士「そりゃあどうも」

夫人「そうだ?命乞いをすればお主を助けてやっても…」

白馬騎士「断る」

夫人「……ほぅ。断ると」


421 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:32:05.14 ID:NotgnUIo
白馬騎士「命と引換に…魔物に魂は売れぬ」

夫人「……」

白馬騎士「私は人間として死ぬのだ」

夫人「……そうか」

白馬騎士「華国の人間として、華国の為に死ぬ」

夫人「…では、望み通り」

白馬騎士「はそっと目を瞑る。

スッ…

夫人「…うふふ」

シュンッ!!…ボフウゥゥンッ!!

夫人「…なっ!……煙幕!?」

白馬騎士「……!?」

ガシィ…スタッ!!

影忍「…伏せろ」

白馬騎士「!?」


422 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:32:53.15 ID:NotgnUIo
白煙の中、影忍は白馬騎士を無理やり寝かせる。

夫人「くぅ…!!ごほっ!!」

ザザッ!!

剣士「一斉射撃!!開始ーっ!!」

シュシュシュンッ!!…ドドドドッ!!

剣士「騎都尉殿を保護し、すぐに救護を!」

衛兵「いけーっ!」

夫人「これは……!!」

無数の矢は白煙を切り裂き、城門上へ次々と放たれる。

次男「……っ」

剣士「ご安心下さい…」

次男「…?」

剣士「すでに別働隊が門内へ突入を開始しております」

剣士は西門を指差す。

西門へ数多くの騎馬隊が潜り抜け、門内へと消えていく。


423 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:33:44.62 ID:NotgnUIo
騎馬隊「突入ー!街内の人間を救出せよっ!」

ドドッ…ドドッ…

騎馬隊「北の弓隊もまだ一部いるはずだ!合流するぞ!」

次男「…おぉ」

剣士「さぁ…お退がり下さい」

次男「ふふっ…。悔しく…そして不甲斐ない」

剣士「…?」

次男「今まさに、東と西と…そして北が手を取り戦っている…」

剣士「……はい」

次男「指揮をするどころか…目に焼き付ける事すら出来ぬとは…」

剣士「貴方の目に映らずとも……」

ザッ…

剣士「華国にはしっかりと焼き付いておりますよ…」

三男「兄上ぇ……」

次男「…三…男!?」


424 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:36:41.14 ID:NotgnUIo
若文官「お止めしたのですが…」

側近「…どうしてもと…聞かず」

次男「皆…」

剣士「皆の目に焼き付いておりますよ。しっかりと…」

次男「……」

テクテクテク…

三男「あ、兄上…」

次男「……」

ポンッ

三男「…?」

次男「…ありがとう」

三男「…?う、うん…!!」

剣士「ではこちらを頼みます…!」

側近「ど、どちらへ…!?」

剣士「……仲間の元へ!!」


425 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:38:32.65 ID:NotgnUIo
シュウゥゥッ…

影忍「……今だっ!」

白馬騎士「!?」

ババッ!!……ザスッ

影忍は白馬騎士を抱え、城門を飛び降りる。

夫人「!?……お、おのれぇ!」

バッ!!

夫人は城壁より下の二人を見つめる。

夫人「逃がすかっ!!」

シュバッ…トンッ

同時に影忍の投げたクナイが夫人の足元に突き刺さる。

影忍「ふん!!」

夫人「!?」

カッ!!…ドドオォンッ!!

クナイへと引火した炎が大きさを増し、周囲を飲み込む。


426 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/03(水) 17:58:18.40 ID:NotgnUIo
影忍「早く馬へ…」

パッカパッカ…

白馬騎士「……白馬」

グイッ…

白馬騎士「……すまぬ。助かった」

影忍「後で良い。早く行け」

パカラッパカラッパカラッ…

影忍「…!?」

白馬騎士「負傷しているのだろう?乗れっ!」

白馬騎士は影忍の手を取り、馬上へと持ち上げる。

白馬騎士「!?」

影忍「……」

白馬騎士「…あ、いや。行こう…!」

影忍「……ああ」

パカラッパカラッパカラッ…


428 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/03/03(水) 18:22:27.63 ID:NotgnUIo
それでは帰ります。また後ほど!ノシ


429 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/03(水) 19:20:29.98 ID:bMHhqk20
>白馬騎士「!?」

また気になるものを


436 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/03(水) 23:38:51.14 ID:Sbzfjq2o
ドドッドドッドドッ…

剣士「召喚士くん!!」

魔道士「剣士さん!?」

召喚士「ご無事ですかっ!?」

剣士「ああ。君達も無事のようで良かった!」

戦士「あっちは…大丈夫っすか?」

剣士「うん。見えるかい?皆、無事だよ…!」

盗賊「……良かった」

剣士「こっちも終わったみたいだね!」

召喚士「ええ!あとは……」

ドゴオオォォンッ!!

召喚士「!?」

戦士「な、何だっ!?」

魔道士「城壁が…っ!!」

一同は崩れゆく正面の城壁を見つめる。


437 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/03(水) 23:39:59.64 ID:Sbzfjq2o
ガラガラッ…ドシャアッ…

夫人「………」

剣士「くっ!!」

戦士「大事なのが一人残ってたか…!」

召喚士「間違いない…。これが大将だ」

夫人「あーっはっはっはっは!!」

盗賊「……」

夫人「まさか…ここまで……」

魔道士「…くっ!」

夫人「……わらわの望みももう叶わぬのぅ」

戦士「……いけるか?」

召喚士「魔力はもう…皆無だね」

夫人「今日は大人しく退くとしようかの…うふふっ」

戦士「倒せるかな…?」

召喚士「…厳しいね」


438 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/03(水) 23:41:19.22 ID:Sbzfjq2o
カツカツカツ…

夫人「しっかりお礼はしてからの。あーっはっはっは!」

ドウンッ!!

召喚士「!!?」

戦士「なにぃ…っ!!」

魔道士「あ…あれって…!?」

盗賊「……尾…?」

夫人の後方に突如現れた大きな尾に、一同が驚きを見せる。

夫人「まさか…人間と思うてたわけではあるまい…?」

剣士「……っ!!」

夫人「尾も…一本で十分かの…うふふ」

バッ!!…ゴアオオオォォッ!!

魔道士「きゃあぁっ!!」

召喚士「くあ……っ!!」

夫人が手を差し出し放った突風に、一同が巻き上げられる。


439 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/03(水) 23:52:55.88 ID:Sbzfjq2o
ドシャッ…ザッ…

剣士「ぐぅ…!!」

盗賊「……なんて…力…!」

夫人「はぁ。やっぱりこんなものかしらね…」

召喚士「…くそっ。どうする…!?」

戦士「……退くしかねーな」

召喚士「……うん」

戦士「よし、退がってくれ」

召喚士「戦士…?」

戦士「全員で振り切ろうったって無理な話だ」

盗賊「何言って…」

戦士「ここは俺に任せろ…っ!!」

魔道士「戦士さん…だ、大丈夫なんですか!?」

召喚士「無理だ!ここはなんとか……」

戦士「なーに!任しておけって!!」


440 :GEPPERがお送りします [saga] :2010/03/03(水) 23:55:52.59 ID:Sbzfjq2o
うー寝ます。おやすみあなさいです!ノシ

〜オマケ〜

魔道士「剣士さん…」

剣士「…ん?」

魔道士「活躍シーン…全面カットですね」

剣士「………」

戦士「久々の登場なのにな…」

剣士「………」

召喚士「せっかくの…見せ場なのに…」

剣士「………」

盗賊「……勿体ない」

剣士「い、いや…気にしてないしその…」

魔道士「でも…次はいつ出番があるか…」

剣士「あの…準レギュラーなんだし…その…」

召喚士「すいません…。俺達ばっかり…」

剣士「逆に惨めになるから…やめてくれないかな…ははっ」


441 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/04(木) 00:07:29.44 ID:P2sC55Yo

やはり華陽夫人だったか


442 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/04(木) 00:18:23.59 ID:WduMsMMo
乙乙
剣士の活躍ってあれだろ
この前の扇動

よ、口がうまくて色男


452 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/04(木) 02:06:35.95 ID:ufdDTQDO
フルパワーコカトリスかっこよすぎワロタ


455 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/04(木) 03:22:06.90 ID:YD6gi.SO
ふぱるわー こかりとす かこっいこいー!


457 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/04(木) 10:34:45.25 ID:eIbejMSO
戦士が覚醒してスーパー戦士タイム発動だお



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