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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その40
451 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/23(月) 18:03:51.84 ID:Qu30Lqy+o
〜地獄、外部〜

男隊員「……っしと」ギュッ

弓使い「こんなので本当に、大丈夫かしら……」

男隊員「ありったけの武器をぶっ刺してんだから大丈夫だろ。動けやしねぇよ。ヒャハハ」

格闘家「問題はこれをどうするか……」

剣士「このままサタンの所まで連れて行くわけにもいかないし……」

帝「かと言って、ここへ置き去りというわけにもいかぬしな」

女隊員「どうするッスか?」

男隊員「早く合流しねぇと、あっちも心配だしな」

格闘家「……!?」ピクッ

女隊員「どうしたッスか?」

格闘家「何か……来る!」

弓使い「敵!? いや、味方かしら……」

格闘家「違うっ! この気配……感じた事がある! これは……っ」

ネクロマンサー「どうも。ククッ」フッ


452 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/23(月) 18:04:31.14 ID:Qu30Lqy+o
剣士「……ネクロ……マンサー!!」

男隊員「ちぃっ! ここに来て厄介な」

剣士「ネクロマンサああぁぁぁぁ!!」

格闘家「まずいっ!」

剣士「はああぁぁーっ!!」

 ガキイイイイィィィィン!!

魔剣士「……」ググッ

剣士「はーっ、はーっ、はーっ」グググッ

ネクロマンサー「随分と興奮していらっしゃいますねぇ」

剣士「貴様ぁ……」

ネクロマンサー「剣士さんでしたっけね? 貴方とは2度目ですかねぇ……ククッ」

格闘家「退がって下さい、剣士さん」

剣士「……ちっ」カシャッ

ネクロマンサー「何やら面白そうな展開になってきましたので、参戦させて頂きますよ。ククッ!」

魔剣士「…………」


460 名前:NIPPERがお送りします(愛知県) [sage] 投稿日:2012/07/23(月) 19:59:25.74 ID:ee2tONpUo
司令...え!?
何回か読み直したけど、死んだ...のか?


461 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/23(月) 22:12:24.33 ID:lxIButdDO
>>1乙!
いや!あの二人は殺しても死なないだろwwww…死なないよな?


465 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2012/07/24(火) 10:26:17.96 ID:tZ4LWsMAO
最後まで魔法剣士の噛ませっぷりが(´・ω・`)


468 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:47:18.33 ID:5vaieHg4o
 コオオオオォォォォ……

ネクロマンサー「ククッ」

剣士「……っ」チャキッ

男隊員(メンドクセー事になってきたな……くそ)

魔道士「……」

男隊員(司令2人がいねぇ今、指揮官は俺。まぁ居ても指揮は執らねーか)

女隊員「格闘家くん、いけるッスか?」

格闘家「ご心配なく。腕は2本ありますから」ザッ

男隊員(前衛2人が消えた挙句、最も厄介な連中……あぁもう、ほんとメンドクセー)

弓使い「上様っ、私の後ろに」

帝「私の心配は無用、案ずるな」

男隊員(よりによってこっちは東方の女王陛下まで抱えてっし……)

ネクロマンサー「……さぁて」

男隊員(1番の問題は、アレがどっちに付くかだな。とにかく先手を取るしかねぇか)

ネクロマンサー「それではお相手頂きましょうかねぇ。クククッ!」


469 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:47:44.97 ID:5vaieHg4o
男隊員「だっりゃああぁぁ!!」

 ドッドオオオオォォォォン!! ゴアアァァァァ!!

剣士「先制攻撃!?」

女隊員「珍しいッスね」

男隊員(お前らなら分かるはずだ。俺の考えがよぉ!)

格闘家「……っ!!」タタッ!!

女隊員「そっか! そういう事ッスね!」ダッ

男隊員「いけぇ!! まずは奴らを分散しろぉ!」

帝「はぁーっ!」

魔道士「……」

 ガッキイイィィィィン!!

帝「!?」

魔道士「……?」

 キイイイイィィィィ……

弓使い「共鳴してる……?」


470 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:48:44.10 ID:5vaieHg4o
ネクロマンサー「成程、魔剣と聖剣ですか」

魔道士「……っ」バッ

弓使い「上様っ!!」

帝「大丈夫」ザッ

ネクロマンサー「相反する属性の武器では、流石の魔剣士も簡単にはいきませんか?」

魔剣士「……」ジャリッ

帝「刀の力だけだと思って欲しくはないな。油断大敵というものだぞ」

ネクロマンサー「ククッ、ならば見せてご覧なさい。オリジナルは今までと別格ですよ」

魔道士「……っ」ビュオッ

帝「はぁ!!」

 ガギイイィィィィ!!

ネクロマンサー「……ほぉ、言うだけの事はある」

帝「今だ!」

女隊員「はいッス!!」ダンッ

格闘家「……」ザザザッ


471 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:49:42.40 ID:5vaieHg4o
ネクロマンサー「!?」

男隊員「紅孩児を……確保しろぉ!!」

ネクロマンサー「な――っ!!」

格闘家「確保――」

ネクロマンサー「んてね。ククッ!」

 ビュオォ!! ザシュザシュザシュッ!!

格闘家「!?」

女隊員「うああぁぁーっ!」ドシャッ

ネクロマンサー「貴方達の考えなど、お見通しですよ」

格闘家「触手の……檻……っ」ドシャッ

女隊員「予め……地面に仕込んでおいたッスね……やられたッス」

ネクロマンサー「ククッ。サタンに弾かれたのもよく分かりますねぇ」

男隊員「何ぃ!?」

ネクロマンサー「弱い、弱すぎる。きっとサタンも相手にする事すら面倒だったのでしょうねぇ」

男隊員「てめぇ……っ」


472 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:50:45.23 ID:5vaieHg4o
ネクロマンサー「地獄で野垂れ死にしろ、そういう意味でしょう? クククッ!」

男隊員「それ以上は許さねぇぞこらぁ!!」

ネクロマンサー「どう許さないのです? 私を殴りますか? 斬りますか?」

男隊員「ああ、やってやるよ!!」

ネクロマンサー「ククッ、ならばやってみなさい。やってみるがいいッ!」

男隊員「だとよ」

ネクロマンサー「!?」

剣士「ああああぁぁぁぁ!!」ザッ

男隊員「遠慮はいらねぇ。思いっきりぶった斬ってやれ!! ヒャハハ!!」

 ザッシュウウウウゥゥゥゥ!!

男隊員「今だぁ!」

弓使い「付加……頼むわよっ」

 キリキリキリッ……バシュッ!!

男隊員「っらあぁ!!」

 ドドオオォォォォ!! ズッシャアアアアァァァァ!!


473 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:51:16.75 ID:5vaieHg4o
ネクロマンサー「……ちぃッ」ヨロッ

格闘家「くっ、ぬあぁ!」ブチブチィ!!

女隊員「武器、受け取るッス!」ブンッ!!

男隊員「こんなひん曲がった剣、いらねーっつの」パシッ

女隊員「おいっしょぉ!」ズシッ

ネクロマンサー「……これは……4行か……ッ」

男隊員「大した威力じゃねぇだろうけどな。弓のネーチャンの事じゃねぇぞ?」

弓使い「分かってます! 一言多いわよ……っ」

男隊員「んで、紅孩児は!?」

女隊員「生きてるッスよ!」

男隊員「そうじゃねぇ!! 使えんのか使えねーのか!!」

格闘家「ふんっ!」ガクンッ!!

紅孩児「…………ガホォ!!」ビチャッ

ネクロマンサー「わざわざ眠っているところを起こしますか」

男隊員「テメーは油断ならねぇからな」


474 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:51:58.71 ID:5vaieHg4o
ネクロマンサー「……」

男隊員「どうせ眠ってるところに洗脳かけて、操るとかそんなんだろ」

ネクロマンサー「ククッ、察しが宜しい事……」

男隊員「テメーの思うようにさせるかってんだよ。ヒャハハ!」

ネクロマンサー「しかし、結果は同じ事でしょう?」

男隊員「どうかな」

ネクロマンサー「……?」

男隊員「アイツは今、瘴気にあてられて暴走してる。だが、根はこっち側の魔物だ」

ネクロマンサー「……」

男隊員「あっさりテメーにお操られるくらいなら、イチかバチかの賭けって事だ」

ネクロマンサー「成程。しかしそう簡単にはいかないようですねぇ」

男隊員「――!?」

紅孩児「……グ……オアアァァ」グググッ

剣士「離れるんだっ!」

紅孩児「ガアアァァッァアーッ!」


475 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:52:39.44 ID:5vaieHg4o
格闘家「っ!!」

 ガシッ!! ジュウウゥゥゥゥ!!

紅孩児「人間は……殺スウゥ!!」

女隊員「格闘家くんを……離せッスよぉ!!」

紅孩児「ッ!!」

男隊員「無茶すん――」

女隊員「誰かさんのヘナチョコ剣と違って、大斧は簡単にやられないッスよ!」

紅孩児「邪魔を……する……なァ!!」

剣士「紅孩児っ! 思い出してくれ!」

紅孩児「……グウゥ」

剣士「君はこんな事を望んでいるわけじゃないだろう!?」

紅孩児「黙れ!!」

剣士「目を覚ますんだ! 思い出すんだ! 自分自身を!」

紅孩児「黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ黙れ!!」

剣士「紅孩児、君はもう魔物なんかじゃあない――」


476 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:53:21.06 ID:5vaieHg4o
紅孩児「黙れエエエエェェェェーッ!!」

 ガシィ!!

剣士「っ!!」

紅孩児「俺の……紅孩児様の前から……消えろおおぉぉーッ!!」

 ゴッガアアアアァァァァ!!

弓使い「剣士ぃーっ!!」

 ドサッ……ジュウウウウゥゥゥゥ……

弓使い「剣士……剣士っ、剣士! 剣士! 剣士ぃ!!」

格闘家「隊長! 顔を焼かれてます!」

男隊員「ちっ」

 ドドォン!! ドジュウウウウゥゥゥゥ!!

弓使い「うっ、うぅ……う……っ」

ネクロマンサー「ククッ。やはり無意味な事でしたねぇ」

帝「貴様等ぁ……」ザッ

魔道士「……」スッ


477 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:54:21.85 ID:5vaieHg4o
帝「あくまで私の相手はお前という事か」

魔道士「……」ジャキッ

ネクロマンサー「これで残るは5人。さぁ、どうします……?」

女隊員「許せない……っ!!」

ネクロマンサー「許して貰うつもりは毛頭ありませんし、むしろ許しを請うのは貴方達では?」

剣士「こ……孩児……っ」

弓使い「剣士!! もう喋らないで……っ!!」

剣士「駄……目だ……っ、君は……」

紅孩児「黙れって……言ってんだよオオォォォォ!!」グアッ!!

 ゴッゴオオオオォォォォ!!

弓使い「剣士いいぃぃぃぃーっ!!」

ネクロマンサー「ククッ、美しい炎だ」

男隊員「今、消化する……っ」

格闘家「……待って下さい、何かおかしい」

弓使い「……剣士……?」


478 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:55:48.58 ID:5vaieHg4o
 スクッ ザッザッザッ……

男隊員「……おいおいおい」

 ザッザッザッ……

男隊員「炎の中を……歩いてやがるだとぉ!?」

ネクロマンサー「これは、どういう事です――」

 バシュッ!! ズバァ!!

ネクロマンサー「クッ」

剣士「貴様を倒すまでは、絶対に死んだりしない!」ジャキッ

ネクロマンサー「生意気な。運良く助かったからと言って図に乗らない事ですね」

剣士「運良く? ああそうだな、奇跡かもしれないな!」

ネクロマンサー(……おかしい)

剣士「弓使いっ!」

ネクロマンサー(顔面の皮膚までただれていたと言うのに、どういう事です?)ハッ!!

 ゴッゴオオォォォォ……メラメラッ

ネクロマンサー「……そういう……事かぁ!!」バッ


479 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:56:29.30 ID:5vaieHg4o
フェニックス「……」

 バッシュウウウウゥゥゥゥ!!

女隊員「えっ!?」

男隊員「そ、そうか……っ! さっきの炎……あれは……」

 ザッザッザッザッザッ……

同門「行け、フェニックス!」

ネクロマンサー「貴様の仕業ですかッ!!」

 ゴッゴオオオオォォォォ!!

ネクロマンサー「クウゥーッ!!」

フェニックス「……オオォォ!!」

 ガシュウウゥゥゥゥ!! ゴッゴオオオオォォォォォ……

ネクロマンサー「…………」

同門「……」

ネクロマンサー「……ククッ、ククククッ。外しましたか。残念でしたねぇ」

同門「外した? 笑わせるな、最初から貴様なぞ狙っていない」


480 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/24(火) 17:57:19.21 ID:5vaieHg4o
ネクロマンサー「ほぉ、だったら何を狙ったとでも言うのです?」

同門「……」

ネクロマンサー「……?」クルッ

 ゴゴオオオオォォォォ……ザッ

ネクロマンサー「――――ッ!?」

南方司令「ジャスティス……パアアァァァァンチ!!」

西方司令「ミナゴロシキーック!!」

 ズッガオオオオオォォォォン!! ズシャア!!

ネクロマンサー「……グ……ック」

西方司令「助かったぜ、朱雀の小僧」

南方司令「この世に悪のはびこる限り、正義は何度でも蘇る!!」ザッ!!

ネクロマンサー「これが……狙いか……っ」ヨロッ

同門「……命を守る事こそが最優先。二度と過ちは犯さん」

西方司令「さーて、いっちょまとめてぶっ殺してやるかよ!!」ゴキゴキッ

南方司令「ああ。怒りに打ち震える正義の鉄槌を……食らうがいいっ!!」


485 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/24(火) 18:27:52.37 ID:SC4ee4Qao
>>1乙!

ネクラ達って、結界の外なんじゃ…?


487 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/24(火) 18:42:29.93 ID:kiVWNU1DO
魔道士だらけだなww


488 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/24(火) 18:46:00.18 ID:Jda2sy1eo
なんで召喚できるんだ


490 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/24(火) 19:15:48.26 ID:jiVPbv3Zo
やはり主人公の同門さんはさすがやで



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