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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その40
769 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:46:11.56 ID:IG+qTQbMo
――……

 頭が……割れる……痛い……。

ネクロマンサー『さぞ悔しいでしょうね。私の力で再びその命、蘇らせてあげましょう。ククッ』

 プリースト……師匠……マジシャン……。

師匠『お前の責任じゃねぇ。だがな、魔族化して成り下がったテメェは許さねぇ』

 俺は何の為に戦って……生きて……生まれて……。

マジシャン『自分を責めた結果がこれか。情けねぇと思わねぇのかよ!!』

 俺は……魔王サタンを……サタンを……サタンを!!

天才『人様の助言を聞かねーで挑んだ結果がこれだ。せいぜい恥を知るんだな』

 俺はサタンを……サタンを! サタンを!! サタンを倒す事が俺の……!!

プリースト『もういいのよ。1人で悩まなくても。苦しまなくても』

魔剣士「う……っぐおああああぁぁぁぁーッ!!」

 パキイイイイィィィィン!!

魔剣士「――――っ!!」

 そうだ。俺は……サタンを倒す。その為に若き勇者へ……絆を繋ぐんだ。


770 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:46:41.89 ID:IG+qTQbMo
 魔王サタンの放つ大いなる一撃。標的は召喚士とそれを支える戦士の2人。

 眩い光が弾けると一直線に伸び、巨大な閃光へと変貌する。

 召喚士と戦士は身構えその光に対応する。当然、防げるなどという思いは皆無に等しい。

 周囲で五行を構える一同も近づき何とかしようと試行錯誤するが、

 大した案もなく、足を踏み出した時には閃光が撃ち放たれていた。

 邪悪ながらも神々しいその一撃に絶望を見出した時、希望が残った。

サタン「……な……に!?」

 ズッズガアアアアァァァァ!!

召喚士「――――!?」

戦士「な……っん――」

魔剣士「……っ」 ゴガガガガガガ!!

召喚士「魔……剣士さん……っ?」

魔剣士「この程度が償いになるなんて思わない……っ」

戦士「……っ」

魔剣士「それでも……君達だけは……死なせない!!」


771 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:47:32.27 ID:IG+qTQbMo
サタン「馬鹿なッ、人間の心を取り戻したとでも言うのか!?」

プリースト『だから言ったでしょ? あなたに正の力は計れないって』

魔剣士「五行……剣っ!!」 キュイイイイィィィィ

魔法剣士「力が暴発するぞっ!!」

魔剣士「うおおおおぉぉぉぉ!!」

プリースト『彼だけじゃない。人々の色んな力が彼らを守っている』

サタン「……こんな事が……有り得ると言うのかッ」

 ズッガオオオオォォォォン!! ドドオオオオォォォォ……

戦士「ごはぁっ!!」 ドシャッ

召喚士「う……っぐ」

白虎長「彼は……っ!?」

帝「消……えた……?」

プリースト『まだよ。魔剣士がこんなもので……終わるものですかっ!』

サタン「――!?」

魔剣士「やっと届いたよ」


772 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:48:18.61 ID:IG+qTQbMo
 ザッシュウウウウゥゥゥゥ!!

魔剣士「やっとサタンに……届いた」 ブスブス……

サタン「これは魔剣かッ」

魔剣士「プリースト。長い事……待たせてしまったね」 ボロッ

プリースト『ううん、いいの……いいのよ!』

魔剣士「これで俺もようやく……解放される……」 シュウウゥゥゥゥ

 タッタッタッタッ……ズザッ

プリースト『見てっ。彼らも来てくれたわよ』

魔剣士「師匠、マジシャン……」 ズズズッ

師匠「おいっ!! あれは……っ!!」

マジシャン「――!?」

魔剣士「ありがとう……」

プリースト『師匠、マジシャン。ありがとう』

師匠「……バカヤロウ……バカヤロウなんだよお前らってのはよぉ!」

マジシャン「あばよ……再来の勇者達」


773 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:49:09.55 ID:IG+qTQbMo
 ガッカアアアアァァァァ――――!!

サタン「何と言う……事か……ッ」

召喚士「……魔剣士さん……あなたの思い、伝わったよ」 グググッ

サタン「このサタンがダメージを? 否、そんな事は有り得てなるものか」

召喚士「今だ……今しかない……」

戦士「召……喚士っ」

召喚士「サタンを倒す。サタンを……今しか……」

バーテン「もう魔力が残ってねぇのか! くそっ、ここまできて……」

戦士父「ごほごほっ!! ぐぅ……」 ガクン

バーテン「おいっ!?」

戦士父「ゾディアックは……どこだ……?」

バーテン「まだ早い! っつーか、お前が手に握って――」 ハッ

戦士父「ゾディアックを放ち、奴の動きを封じ……ごほっ!!」

バーテン「お前……もう、腕の感覚が……っ」

サタン「クッ……フフ。まさかここまでの展開になろうとは正直、予想外であった」


774 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:50:05.01 ID:IG+qTQbMo
 ズゴゴゴゴゴゴゴ……

サタン「これ以上の攻撃は不可。それは貴様等も同様の事」

召喚士「あと……1回だけ……」

サタン「であるならば、スーパーノヴァに全力を使う。それだけだ」 ゴアッ!!

召喚士「あと……少し……なんだ!」

サタン「貴様等の五行が放たれる前に、世界を終わらせる!」

召喚士「あと……あと……っ」

サタン「人間の微々たる絆などというものを断ち切り、無力と化せ!」

召喚士「何でもいいっ! 行けっ! 天狗! 雪女! 猫又! 座敷童子……っ!」

サタン「滅びよッ!! 人間!!」

 頑張れ……頑張れ……頑張れ!! 頑張れっ!!

サタン「またこの力かッ。世界中から……不愉快な力が響いてくるッ」

占い師『頑張れっ!!』

西方参謀『頑張れぇ!!』

女将『頑張って!!』


775 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:50:56.88 ID:IG+qTQbMo
サタン「小賢しいッ!!」

戦士「出ねぇ……っ、駄目……なのか……」

召喚士「陰陽師さんっ!! 山本さんっ!! くそぉ!! 誰でもいいんだ!!」

 キラッ……チカチカチカッ

戦士「……?」

召喚士「く……そぉ……っ」

 シュウウウウゥゥゥゥ……

戦士「おい……召喚士……」

召喚士「……っ」

戦士「あれ……何だ……?」

召喚士「……? あれって……戦士の、鬼丸の籠手……?」

戦士「何か光って……煙みてぇのが――」

 バッシュウウウウゥゥゥゥ!!

召喚士「――――!?」

戦士「んな――っ!!」


776 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:51:46.05 ID:IG+qTQbMo
 シュウウウウウゥゥゥゥ……

魔道士「あ……ああ……あぁ……」

名代「何故……っ」

――「……二人揃ってなにやってんだよ。グハハッ!」

戦士「何で……お前……どうして……っ!」

召喚士「鬼……丸……」

鬼丸「情けねぇなあ。ほれ、早く起きろよ」

召喚士「…………」

鬼丸「召喚士、何をボーっとしてんだよ! 決めちまえよ、最後の一撃!」

召喚士「っ!!」

鬼丸「俺の力を使えば出来るはずだろ?」

召喚士「……そ……っか。鬼丸は東方の魔物で……式神で……」

鬼丸「お前なら使役出来るはずだ。さぁ叫べ! 俺の本当の名を!」

召喚士「本当の名……そうだ、聞いた、聞いたんだ! 行け……っ、大嶽丸!!」

大嶽丸「おおうっ!!」 ゴアッ!!


777 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/06(月) 17:52:20.05 ID:IG+qTQbMo
サタン「――ッ!?」

青年兵「今だ!!」

アマゾネス「いっけぇーっ!」

王子「くっ!!」

サモナー「……っ」

 キュイイイイィィィィン!! ゴッガアアアアァァァァ!!

サタン「死者が蘇る? そんなはずはない。何の因果が働いているというのだ」

召喚士「見……えるか……サタン」

サタン「!?」

召喚士「これが……俺達の絆だ……っ」

サタン「立ち上がる事すらままならぬ1匹の人間に……」

召喚士「これが……絆の力だぁ!!」

サタン「このサタンが気圧されているとでも言うのか……ッ」

召喚士「これがぁ!! 俺達の……みんなの力なんだああぁぁぁぁ!!」

サタン「1匹ではないッ! 何だこれは!? 召喚士の周囲に集うこの者らはッ!!」


796 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:00:01.27 ID:/DN68Gj4o
 キイイイイィィィィン

――『戦士』

戦士「――!?」

幼馴染『彼を支えてあげる事が、あなたの役目でしょ? しっかり!』

戦士「あ、ああ……っ」

――『剣士、弓使い、立つんだ』

弓使い「!?」

魔道士男『剣士、君が彼を支えてやらないでどうする?』

剣士「あ……あぁっ、そうだ……召喚士くんっ!」 ガシッ

戦士「俺らが……付いてっからなぁ!!」 ガシィ!!

サモナー「う……がはっ!!」

短髪『頑張れよサモナー! もうちょっとじゃねぇか!』

弓使い男『頑張れよぉ! もうひと踏ん張りだぜ!』

プリースト『私達も応援するからっ、頑張ってサモナー!』

サモナー「み……みんな……っ」


797 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:00:30.67 ID:/DN68Gj4o
 キイイイイィィィィン!!

王子「――――!?」

大臣『王子、見せてやりなされ。今まで頑張ってきたその全てを』

親衛隊長『王子っ!!』

西国兵長『王子! もう少しですよ!』

パイク長『そりゃあ! もっと力を込めてぇ!』

王子「み……んな……っ」

神官『王子、素晴らしい戦いぶりでしたぞ。アヌビスを最後まで使わず貫いて……』

王子「神……官っ」

神官『ほら、亡き父上も喜んでおられます』

西国王『強くなった。お前は本当に立派な王となったな』

王子「父……上っ、父上……ぇ」 ブワッ

神官『泣くのはまだ早いですぞ。最後まで気を抜かれるな』

西国王『魔王に見せてやれっ、西国ここに有り! とな!』

王子「みんなっ、西国の為に……ありがとう」


798 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:01:00.54 ID:/DN68Gj4o
 キイイイイィィィィン!!

――『盗賊』

盗賊「……え……っ?」

兄様『どうした? 苦しいか?』

盗賊「兄様……っ!! 苦しい、苦しいよ。でも大丈夫、私……やるよ」

兄様『ああ、それでこそ盗賊だ。後ろを見てみろ、彼らもお前の支えとなるぞ』

盗賊「――!?」

風忍『姫……」

水忍『もう少しの辛抱ですぞ』

火忍『姫っ! 頑張れぇ!』

土忍『……見事ですぞ、姫』

――『カカカッ!!』

盗賊「!?」

雷忍『姫、そして上様。よくぞここまで辿り着きましたなぁ』

帝「雷……?」


799 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:01:26.49 ID:/DN68Gj4o
雷忍『俺だけじゃないですよ。皆、応援してまするぞ! カカカッ!』

帝「!?」

剣聖『上様……感謝致しますぞ』

旗本『さぁ、押して押して押しまくりなされっ!』

刀匠『上様っ!』

――『名代……』

名代「――っ!!」

武士『某の魂も、お主達と共に』

名代「武……士……っ!!」

武士『名代、召喚士殿。最後の刻まで共に戦いましょうぞ』

召喚士「武士さん……!」

兄様『さぁ、ゆけいっ!!』

雷忍『いけぇ!!』

火忍『ブチかませぇー!』

武士『頑張れっ!』


800 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:02:01.24 ID:/DN68Gj4o
 キイイイイィィィィン!!

幼女「あ……ぁ……っ」

お父『幼女、ここが踏ん張りどころだぞ』

幼女「う……うん……っ!」

女賢者『大丈夫よ、このままいけるわっ』

弓使い「ええっ! もちろんよ!」

東方司令「!? 兄……くんっ」

北方司令『最後まで尽くす事が大事。五行の連中を支えてやれ』

騎士団長『ようやくここまで来たのだからな』

南西砦長『我らの夢や思いも乗せて、全てをぶつけてくれ!』

西方司令「お……前ら……っ」

南方司令「ああ。君達の正義……確かに受け取ったぞ!!」

北方司令『さぁ行って来い! 俺らが付いている』

東方司令「ありがとう、兄くん……っ」

お父『恐れる事など何もないぞ。お前らは……強い!』

幼女「うん! うんっ!!」


801 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:02:30.61 ID:/DN68Gj4o
 キュイイイイィィィィ……

サタン「こんな事が……起きうるとでも言うのか……ッ」

戦士「これが俺達の絆だ! なぁ、召喚士!」

召喚士「あ、ああ……っ」

サタン「不愉快な」 ザッ

召喚士「うぐっ!!」

戦士「押し負けるなぁ! 俺が……盾になっからよぉ!!」

サタン「力を持たぬ雑魚が。消えていろ」

戦士「!?」

 バチィ!!

サタン「……?」

――『気合いが足りぬぞ。しっかりしろ』

戦士「――!?」

召喚士「……騎都尉……さん」

騎都尉『貴様に託した志はこんなものか?』


802 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:03:05.15 ID:/DN68Gj4o
戦士「騎都尉……!! まさか、こんなもんじゃ……ねぇぞ!!」

騎都尉『そうだ、その威圧だ。ならば我らも助力しようではないか』

召喚士「え……っ?」

兄者「ゆくぞっ!」

弟者「おうよっ!!」

錦将軍「そらそらそらそらぁーっ!」

剣士「あれは……五虎大将の……!?」

夫人「……おや?」

長男『ようやく力を貸してくれたね』

夫人「でも。わらわはもう召喚士のものじゃ。そなたのものではない」

長男『ははっ、それは分かっているさ』

錦将軍『華国の維持と誇りを見せてやれぇ!!』

騎都尉『見せてみろ戦士、お前の威圧を!』

戦士「お……おおぉぉぉぉ!!」

騎都尉『……ふっ、やれば出来るじゃないか。俺なんざとうに超える威圧をな』


803 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:04:37.12 ID:/DN68Gj4o
 キュイイイイィィィィ……

同門「……っ」

――『苦しいよな? でもよ、こんなん一時的なモンだ。押しきっちまえ!』

同門「!?」

ドッペル『お前なら出来んだろ、なぁ!』

ウィッチ『そうでございますわ。同門さんなら心配無用でございますわ』

同門「お前ら……どうして……っ」

青年兵「ウィッチさん……っ」

ウィッチ『青年兵さん、頑張るでございますわっ』

女記者『そうっすよおおぉぉ! 鬼頑張るっすよおおおおぉぉぉぉ!!』

青年兵「……っ」

――『感動しとる場合か。全く……ひょっひょっひょ』

青龍士官「――っ!!」

青龍先生『とは言え、2人とも良きバハムートじゃ。大したもんじゃよ』

青年兵「青龍先生……っ!!」


804 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:05:08.62 ID:/DN68Gj4o
青龍士官「先生っ! 見てて下さい! 俺は、必ず……勝ちます!!」

白虎先生『青龍なんぞに負けるんじゃないぞ?』

白虎長「!?」

白虎嬢「……ええ。負けませんよ」

白虎長男『最後まで気を抜くなよ? 相手は魔王なのだぞ?』

白虎長「分かっています。ありがとう、父さん」

玄武先生『玄武娘、少し肩に力が入り過ぎている。深呼吸しなさい』

玄武娘「おじいちゃ……」

玄武先生『サモナー、まったく……無理をしおって……』

サモナー「……すみません……先生」

玄武先生『謝る事はないよ。君はここまで良くやったよ』

サモナー「先生ぇ……!」

玄武先生『救えない事を悔いるよ。あとは託そう……玄武娘に』

サモナー「……は……いっ」

玄武娘「……っ」


805 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 18:05:51.91 ID:/DN68Gj4o
 キュイイイイィィィィ……

師匠「……っ!」

朱雀先生『ざまぁねぇナリだな。ガハハッ』

師匠「相変わらず、口が悪いですね」

朱雀先生『お前は本っ当に馬鹿でアホで変態で使えねー弟子だったなぁ』

師匠「……」

朱雀先生『でもよぉ、馬鹿でアホで変態だけど使える師にはなったなぁ』

師匠「――っ!!」

朱雀先生『朱雀の将来、安泰じゃねぇか。なぁ?』

師匠「……」

召喚士「ぐ……くううぅぅ!!」

朱雀嬢「負けて……たまるもんですかっ!!」

同門「守るべきものは間違ってなかったんだ……俺はっ、俺はぁ!!」

朱雀先生『よくここまで頑張ったよお前も。ま、すぐこっち側に来ない事祈ってるぜ。ガハハッ』

師匠「……ありがとうございます、師匠」


807 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/07(火) 18:27:28.11 ID:+9jYE8pDO
なんだこのエンディングぽい流れはww

おつんぽ!


808 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/07(火) 18:46:44.50 ID:VMnqC7QDO
>>1乙

この展開は卑怯だよ……


817 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 23:56:40.03 ID:ensq8kZbo
 キュイイイイィィィィ……

男隊員「っ!?」

女隊員「隊……長っ」

隊長『情けねぇ顔してんじゃねぇ。シャキっとしろ!』

格闘家「……っ」

隊長『お前らは世辞抜きで強い。自信を持て!』

ボス「はい……!」

隊長『……ま、お前らに限っては手助けも必要ないだろ。頑張れよ』

女隊員「隊長……っ! あざッス!!」

男隊員「隊長ぉ……隊長おおぉぉぉぉ!!」

隊長『おいアンチャン、お前も踏ん張りどころだぞ』

魔法剣士「……ぐ……っく」

隊長『俺の愛刀握ってんだ。くたばんじゃねぇぞ、なぁ?』

――『そうだね。これで最後だ。君なら出来るさ』

魔法剣士「――――っ!!」


818 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 23:58:04.87 ID:ensq8kZbo
眼鏡『君は本当の力を手に入れたんだ。その努力は、嘘を付かないよ』

魔法剣士「眼……鏡……」

眼鏡『僕らの死は決して無駄なんかじゃない。それを証明してみせてくれ』

詩人『そうだね。努力は報われるよ、全てにおいて』 〜♪

魔法剣士「…………」

名無し「全てか。そうだな、これが全てなんだよな……うははっ!」
魔法剣士「そうだ……俺はっ、俺は……」

黒の三騎士・一『頑張れ』

黒の三騎士・二『頑張れ!』

黒の三騎士・三『頑張れ!!』

魔法剣士「皆の力も込めてっ、俺は……撃つ!!」

イヌ『そうね。みんなの思いを背負ってるね』

隊長『そら、決めてきな。若き勇者達よぉ』

眼鏡『人間であろうと、魔族であろうと……心は1つだよ』
 キュイイイイィィィィ……

――『良いこと言うぜ。なぁ?』


819 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/07(火) 23:58:38.72 ID:ensq8kZbo
召喚士「っ!?」

マーマン『俺っちもそう思うわ。全くその通りだよ』

魔道士「マーマンさんっ!!」

マーマン『魔族だからとかそういう事じゃねぇんだよな。そういう絆じゃねぇんだよ』

スグリーヴァ『その通りよ。強き思いと絆は、種族をも超えるものだ』

インドラ『古より待ち続けたこの日。共に居られる事を心より誇りに思うぞ』

召喚士「みんな……ありがとう……っ」

――『何がありがとうだっつーの』

召喚士「……ありがたいですよ。みんなの気持ちが、物凄く伝わってきますから」

――『ハーッハッハッハ!! そりゃ何よりだな!!』

魔道士「天才……さんっ、天才さんっ!!」

天才『俺様の手を煩わせるとは、ほんとに情けねー奴らだなおい』

召喚士「すみません……。でも、もう決めますから……!!」

天才『お前ら2人が要だ。しっかり決めろよ!!』

魔道士「……はいっ!!」


816 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/07(火) 21:22:29.99 ID:gV++oZtVo
サモナーに声を掛けてるのもプリーストって事は同名キャラってこと?


820 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2012/08/08(水) 00:04:41.82 ID:OfhLGNBZo
>>816
書こうと思って忘れてた…その通りです
重複名が何人かいるので分かりにくくてすみません…

それではおやすみなさい!


831 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2012/08/08(水) 06:29:10.49 ID:tnYPCL4AO
左大臣「サタンがんばれがんばれ」
サタン「!?」


832 名前:NIPPERがお送りします(愛知県) [sage] 投稿日:2012/08/08(水) 06:49:33.90 ID:9veNmac4o
ダメだ
黒の三騎士で吹いた



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