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少女「そこを退け、人間」
172 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 19:51:27.32 ID:sKoWWxzO0
自動保守すごい!プログラミングなのでしょうか?


僕「綺麗ですね」

男「うん」

少女「だろう!?」

僕「人気もないし、穴場なのもいいです」

男「そうだな」

少女「私が見つけたのだ!」

男「…」

僕「たーまやー」

男「かーぎやー」

少女「なんだ、それは?」

僕「人間の世界では、花火を見るときこう言うんだよ」

少女「そうなのか?」

男「そうだね」

少女「ふーん…」


173 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 19:54:53.85 ID:sKoWWxzO0
男「綺麗だなぁ」

僕「そうですね」

少女「…」

僕「あー!血が飲みたいなー!」

男「!」

少女「い、今のもそうなのか?」

僕「うん、自分のしたいことを花火に向かって言うと、願いが叶うと言われていてね」

少女「ほう!」

男「え」

僕&少女「血が飲みたいなー!!」

男「…」

少女「綺麗だなぁ」

僕「そうだねぇ」

男「…」


174 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 19:59:45.83 ID:sKoWWxzO0
少女「おい!」

僕「どうしたんだい?」

少女「そこは私の席だぞ!」

僕「男君は1人しかいないのだから、早い者順だよ」

少女「ぬぅう!」

男「…一日交代で、とかだめかな?」

少女「わ、私の気が収まらぬ!」

僕「君は昔から我侭だね」

少女「貴様がさっさとそこを退けばよいのだ!!」

男「まぁまぁ」

僕「…じゃあこうしよう、男君を頭から半分子にすればいい」

男「斬新」

少女「ふむ、……それは良いな!ことが済んだらくっつけておけばいい」

男「え」


175 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:02:04.55 ID:sKoWWxzO0
少女「問題は何でくっつければよいかだなぁ…」

僕「ふふ、難問だね」

男「え」

少女「木工用ボンドは違うな!…となると、ノリかアロンアルファ…」

僕「縫う、なんてもあるよ」

少女「それだ!」

男「だめだ!」


176 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:10:38.20 ID:sKoWWxzO0
少女「…冷静に考えたら男が死ぬではないか!」

僕「ふふ」

少女「まったく!仕様のないやつだ!こいちゅは!」

僕「こいちゅ?」

少女「うるさい!こ、この揚げ足とりめ!!」

僕「…ね?少女はこうやってからかうんですよ」

男「…はぁ」

少女「お、男もグルだったのか!?」

男「いえ、違いますよ?」

少女「そこに直れ!」

男「はい…」

僕「ふふふふ」


177 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:17:12.12 ID:sKoWWxzO0
男「こんばんは」

少女「うむ、こんばんは!」

男「今日も早いな」

少女「あやつに私の席を取られたくないからな!」

男「そっか」

少女「ほれ、早速座るのだ!私が座れぬ」

男「はいはい」

少女「へへへ」

男「今日は向かい合って座るんだね」

少女「あやつがそうしておったからな!私だけしないというのは、…なんだか癪に障るのだ!!」

男「そんなもんか」

少女「うん!」


178 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:22:37.20 ID:sKoWWxzO0
男「…」

少女「…」

男「…緊張してる?」

少女「…うん」

男「そっか」

少女「男も、…すごいドッキンドッキンしてる…伝わってくる……」

男「ドッキンドッキンか…」

少女「もう一週間経ったよね?」

男「経ったかなぁ」

少女「じゃあ…いいよね?ちゅうちゅうしても…」

男「まず涎をね、拭こうね」

少女「生理現象だから…」

男「…」


179 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:25:42.00 ID:sKoWWxzO0
少女「吸っちゃうよ?ほんとだよ?」

男「ああ」

少女「いいの?」

男「我慢したしね…」

少女「うん!頑張ったよ!」

男「召し上がれ?」

少女「頂きます…」

男「!」

少女「コクコク」

男「…」

少女「ん…」

男「…!」

少女「ぷはぁ……」


180 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:29:00.36 ID:sKoWWxzO0
男「もう…いいの?」

少女「ふふ、もっとちゅーして欲しかった?」

男「そんなことはないけど…」

少女「約束は守るって言ったから…」

男「…そっか、えらいね」

少女「だろう!?…へへへ」

男「なでなで」

少女「へへへへへへへへへ」

僕「おっと、漸く僕の番ですか、待ちくたびれましたよ?」

男「…」

少女「(∵)」


181 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:43:49.70 ID:sKoWWxzO0
男「おそまちゅ様でした…」

僕「ご馳走様です、男君の血は今宵も美味でした」

少女「ぐぬぬ」

僕「おや、…嫉妬ですか?」

少女「うるさい!」

男「軽く眩暈が…」

警官「ピッピー!!貴様ら!!ついに見つけたぞ!!」

僕「はぁ、…騒がしいお客様が現れましたよ」

少女「……そのようだな」

警官「くく、姿形は人間の真似をしようとも!私の目は誤魔化せない!!」

少女「…」

警官「おまたちは!ヴァンパイアだな!?」


183 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 20:52:16.55 ID:UNWeHEpxO
警官w


184 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 20:55:35.74 ID:sKoWWxzO0
少女「だからどうした?……人間」

警官「ワーハハ!対化物用に!私の装備は完璧なのだよ!!」

少女「ほう…」

警官「純銀マケドニウム加工水銀弾頭弾殻、マーベルス化学薬筒NNA9(ry」

僕「…必死に暗記してきたのでしょうね」

男「そう考えると泣ける」

少女「…」

警官「パーフェクトだ、本官」

少女「だから…どうした、ニンゲン」

警官「(一瞬で近づかれた!!!縮地か!?)」

少女「さぁ、どうする?どうするんだ、ニンゲン」

警官「くっ!」

少女「次の手を見せろ!私を楽しませろ!ハリーハリーハリー!」


185 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 21:02:17.32 ID:sKoWWxzO0
警官「(圧倒的!圧倒的な詰み!!所謂チェックメイト!!)」

少女「…」

警官「(無垢な少女に!無残に!無様に!引ん剥かれる!!皮的なものを!あ、でも本官今すげー楽しいwww)」

少女「じゃあ…死ね」

警官「!!!!!!!!!」








僕「興奮と恐怖のあまり、強制的に意識を断ったのでしょうね」

男「こうふん?」

少女「私の演技も中々のものだろう!」

男「迫力はあったけど…」

僕「よく2人でヴァンパイアごっこしたからね、ふふ」

少女「やはりヴァンパイアごっこは楽しいな!!」

男「ほどほどにね…」


186 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 21:12:26.25 ID:sKoWWxzO0
休憩してもよろしいですね!


187 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 21:24:53.50 ID:UBAOhltu0
110分だけ許可する!


191 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 22:25:56.56 ID:IaMiywu30
なにこれドキッとした


192 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 22:27:22.26 ID:wPqK+qYt0
男俺と代われ


196 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 23:44:30.14 ID:UuYHDrKP0
>>187
おまいが110分なんて言うから!
>>1
のペースが落ちちまったじゃねぇか!!


197 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/21(土) 23:51:47.03 ID:PBdere3oP
>>196
これがいわゆる夏厨、読者様と呼ばれる人種です。こうならないように>>1を応援しながらゆっくり待ちましょう。


198 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 23:55:55.69 ID:sKoWWxzO0
保守ありがとうございます
遅筆で稚拙なのは、どうぞご容赦くださいませ


男「遊ぶのはいいけど、殺したりは絶対だめだからな」

少女「心得ている!…それに、あの警官もなんだかんだで楽しそうだったではないか」

僕「最後は気絶してたけどね」

男「…俺は少女のことも心配なんだけど」

少女「ふふ、安心しろ!例え撃たれようとも、自己再生できるしな!!」

少女「首を切り離しても大丈夫なんだぞ!!」

僕「ふふ、そのときはびっくりして泣いてたんですよ?」

男「うわー、全然萌えない、萌えないよ?」

少女「は、恥ずかしいことを言うな!!」

男「え」


199 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/21(土) 23:58:30.43 ID:sKoWWxzO0
僕「どうも、男君」

男「こんばんは」

僕「…少女でしたら、今宵は来れないそうですよ」

男「ふーん、珍しいこともあるものだ」

僕「ふふ、何か楽しいことでも見つけたのでしょう」

男「そっか」

僕「はい」

男「…」

僕「…」


201 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:05:15.02 ID:b60uw4/Q0
200だー


男「少女とは付き合い長いの?」

僕「ええ、かれこれ50年にはなりますね」

男「随分長いお付き合いなんだね」

僕「ふふ、そうですね…」

男「……喧嘩したりするの?」

僕「最初の頃は会うたびに…どちらかというと殺し合いですけどね」

男「それは…」

僕「想像できませんか?……でもほら、僕たちはこんな身体でしょう?中々勝負がつかない」

男「うん」

僕「気がついたら、一緒にお茶をする仲になっていました…」

男「いいことだと思うよ」

僕「そうですね……誰かと話す、ということはこんなにも楽しいことだったなんて、思いもしませんでした…」

男「少女も同じことを言っていたよ」

僕「ふふ、もちろん男君と話すのも楽しいのですよ?」


202 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:08:23.79 ID:tFolGBsP0
かわいい


203 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:10:12.20 ID:b60uw4/Q0
男「それは嬉しい」

僕「ふふ、あなたは素直ですね」

男「?」

僕「とても面白い人間だと思います……好き、ということです」

男「ありがとう」

僕「ぎゅっ」

男「!」

僕「……いい匂い」

男「…どうも」

僕「食べてしまってもいいですか?」

男「…」

僕「……冗談です、ふふ」

男「僕が言うと冗談に聞こえないよ」

僕「ふふふふ、少女にも言われました」


204 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:15:15.94 ID:b60uw4/Q0
僕「さてと…」

男「?」

僕「そろそろお暇することにしましょう」

男「もう?」

僕「…あなたを見ていると、これ以上理性を保てないのですよ」

男「…左様で」

僕「ふふ、帰って頭を冷やしてきます」

男「(あ、目が紅い!!身の危険を感じちゃうよぉ!!!)」

僕「それでは失礼します」

男「うん、またな」

僕「……ええ、また次の夜に」


205 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:29:34.56 ID:b60uw4/Q0
少女「おっとこ〜」

男「こんばんは」

少女「うむ!!…ところでどうだ!?この服装は!!」

男「ゴスロリですね」

少女「だろう!?この眼帯なんかポイントだな!」

男「包帯も巻いてますね」

少女「ふふ、よくぞ気付いた!これなんかもポイント高いと思わぬか!?」

男「うーん…」

少女「昔ヴァンパイアごっこで考えた衣装に、さらにアレンジを加えたのだ!」

男「…あの警官とまたやりあうの?」

少女「うむ!まずは形から入ってみたのだ!!これならあやつも満足するだろう!!」

男「(都合良く現れるだろうか、いやあいつのことだから…)」

警官「そこまでだっ!!!!」


207 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:33:42.30 ID:b60uw4/Q0
警官「市民の平和を脅かす、悪鬼羅刹!沈んだ太陽に代わって、本官が裁きを下すっ!」

少女「ふふ、性懲りもなくまた我が前に立つとは…よほど死にたいと見える」

男「(ほんとだよ…しかもあの黒い制服何処で買ったんだ…後ろにでっかい白十字架背負ってるし)」

警官「来い!化物!!!」

少女「面白い!ニンゲン!!!」


208 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/22(日) 00:41:44.61 ID:FOlRSW430
僕の登場でただでさえ男と少女の絡みが減っているんだ
警官にかまいすぎてさらに男と少女の絡みがおろそかにならぬように気をつけなさい


209 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/22(日) 00:44:22.31 ID:kuvJd/jD0
そして警官ルートへ


210 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:48:03.65 ID:b60uw4/Q0
刹那、放たれた弾丸は確実に少女の額を捉えていた

だが当たらない!たしかに急所を捉えていたはず!!避けられた!?

撃ってども撃ってども当たらない

空しい銃声と薬莢が地面を叩く音だけが響く…

ゆっくりと、ゆっくりと距離を詰められて

銃弾の暴風雨を優雅に、そして気味の悪い笑みを浮かべながら…

少女が近づいてくる

少女が本官に近づいてくる

…少女は言った

「チェック」

そこで意識が遠のいた………


211 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:51:27.48 ID:3SQvAJ55O
その後警官の姿を見たものはいない


212 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 00:51:37.73 ID:b60uw4/Q0
男「お疲れ様?」

少女「ふぅ…、いい運動だった!」

男「弾は避けてたの?」

少女「うむ、ほとんどは外れていたがな」

男「すごい反射神経だね」

少女「なかなかスリルがあるぞ!仮に当たったとしてもどうということはないが…」

男「?」

少女「服に穴が開いてしまうからな…」

男「かわいい服だものね」

少女「ふふ、改めて言われると照れるな!!」


213 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 01:01:33.37 ID:b60uw4/Q0
少女「…男」

男「?」

少女「この服どうだ?」

男「かわいいよ」

少女「へへへ」

男「…」

少女「ドッキンドッキン…する?」

男「す、するかな…?」

少女「へへへへ!」

男「!!」

少女「おっとこ〜すりすり〜」

男「…急に抱きつくと危ないよ」

少女「男の匂い好き〜!」

男「なでなで」

少女「なでなでされるのも!」


214 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 01:11:58.26 ID:b60uw4/Q0
少女「へへへ…」

男「なでなで」

少女「…」

男「なでなで」

少女「zzz」

男「寝ちゃった、かな…」

少女「zzz」

男「しばらく、こうしていよう」

少女「おとこ…」

男「…」

少女「ちゅーしたい」

男「夢の中まで…」

少女「ちゅー…ちゅーする…ムニャムニャ」


215 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 01:25:04.58 ID:b60uw4/Q0
おやす…み……


219 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 03:31:16.09 ID:tFolGBsP0
保守。
少女、僕かわいい


223 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 05:05:03.09 ID:sEIPyRcbO
blood lone面白いよな


227 名前:自動保守 [] 投稿日:2010/08/22(日) 09:02:05.75 ID:3ljhp+eV0
50分毎に勝手に書き込まれます。
11時30分までには帰ってくるよ!


243 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/22(日) 15:37:06.32 ID:+FwZwduOO
>>1です
保守ありがとうございます
実は、パソコンがネットに繋がらなくなってしまいまして…
今日中に終わらせる予定だったのですが、難しいかもしれません
申し訳ない…



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