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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その36
- 115 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2012/01/24(火) 18:49:24.39 ID:GbZgvQYNo
〜最北の塔〜
国軍兵「もっとゆっくりぃ〜! 岩壁にぶつかるぞぉ!」
南方参謀「乱暴ねぇ」
東方参謀「慣れる土地での航海だ。仕方あるまい」
国軍兵「いいぞいいぞっ、そのまま……よぉーし!」
ゴゴオオオオォォォォン
青年兵「ここで漁師さん達を乗せ、見張りの交代を済ませます」
戦士「おうっ」
ゾロゾロゾロ
漁師「お嬢ちゃん! 無事だったかい!」
盗賊「うん、おかげさまで。2人も無事で良かった」
老人「本当に妖を倒してくれたんじゃなぁ。ありがとうよ」
盗賊「私だけの力じゃないよ。ここにいる、みんなの力」
老人「これでようやっと……普通の生活を送る事が出来るわい」
漁師「そうだなぁ。子供達もめいっぱい、遊べるようになるなぁ」
- 116 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 19:05:32.16 ID:GbZgvQYNo
…
ザザーン
格闘家「まもなくですね」
青年兵「ええ。まずは城へ入る事が出来るのかどうかです」
男隊員「確かにな。脱出の際は無我夢中だったが、水没しちまった可能性もあるもんな」
西方参謀「……おっと、見えてきたぜ」
青年兵「どうです?」
国軍兵「えぇと……っ、城が見えますね」
青年兵「!?」
東方参謀「どれ。望遠鏡を貸してみよ」パシッ
南方参謀「どう?」
東方参謀「確かに城がある……。どういう事だ? 城が……浮上したというのか!?」
戦士「な、何が起きてんだ?」
青年兵「分かりません。とにかく、船を近くまで進めましょう」
国軍兵「了解です!」
- 117 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 19:06:45.55 ID:GbZgvQYNo
…
ザザーン
盗賊「ほ、本当だ……」
戦士「城が浮上してやがる……っ!」
魔道士「この前は、なかったんですか?」
女隊員「城は湖の中に沈んでたんスよ」
南方参謀「どういう事!? 水が流れ込んで、押し上げられたって事かしら……?」
東方参謀「そうであろうな。だが、少し違うだろう。これが元ある形なのではないか?」
西方参謀「なーるほど。今までは魔王の力で湖の水が外に流れ出して……」
青年兵「城が意図的に、湖の底に沈んでいた……っ」
戦士「んな事して意味あんのか?」
男隊員「例えば、拠点を隠すとか、そういう意味合いでは効果的だろ」
魔道士「そういえば、ヤマタノオロチも地下にいましたしね」
盗賊「慎重だったという事か?」
青年兵「それもあるでしょう。だが隠す必要があった。誰に? 人間に対してなのか……?」
- 118 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 19:07:16.05 ID:GbZgvQYNo
ザザーン
国軍兵「ここまでが限界ですか?」
漁師「俺の見立てではねっ。これ以上はこの船と言えど、流れがきつい」
国軍兵「船を寄せられるのはここまでのようです!」
青年兵「十分です。問題ありません」
男隊員「……よし。そんじゃ行くぞ」
青年兵「参謀の皆様はここで待機を。後方支援お願い致します」
西方参謀「了解だ。船はいつでも動かせるようにしておけよぉ……ヒック」
東方参謀「非常食を持ってゆけ。それとロープに照明具だ」
女隊員「いただきまッス!」
南方参謀「衛生兵は下準備を。まだ生存者が居ないとも限らないわっ」
ダッダッダッ
青年兵「それでは処理班、出発致しましょう」
戦士「おう!」
盗賊「……おう」
- 119 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 19:07:43.92 ID:GbZgvQYNo
…
ザッザッザッザッ……
戦士「確かに言う通りだな」
盗賊「ああ。水が押しては引いて、湖に流れ込んでいる」
魔道士「魔王は水の使い手だったんですか?」
盗賊「いや、そうでもなかったと思う」
男隊員「たぶうアレだろ。バカデカイ水の鉱石でもあんだろ」
戦士「……」
女隊員「そういえば魔王の居る場所には鉱石があるみたいな事、言ってたッスよねぇ」
盗賊「……」
青年兵「そうですね。水を操るのであれば、それでほぼい間違いはないかと」
魔道士「……あの」
盗賊「うん」
戦士「それだ!!」
青年兵「!?」
- 120 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 19:08:13.88 ID:GbZgvQYNo
男隊員「でけぇ声出すなよっ、うるせーなぁ……」
戦士「水の鉱石……運び出せねぇかな!?」
青年兵「状況にもよりますが、船ですから輸送は問題ないと思いますよ」
格闘家「大きさにもよりますが回収出来れば大きな戦力になりそうですね」
戦士「探す価値はあるな」
魔道士「戦士さんが欲しいだけなんじゃないですか?」
戦士「そりゃ欲しいだろ。あと2つで揃うんだ。ドワーフさんの夢も叶う」
青年兵「……手に入れましょう。多少のリスクは背負ってでも得る価値はあると思います」
男隊員「ヒャハハ! 前司令にも増して冒険的な司令です事」
青年兵「お嫌いですか?」
男隊員「いーえ。大好きです! ヒャハハ!」
女隊員「さーて、まずはお城に再突入ッスよぉ!」
格闘家「地下からの脱出路は水で埋まってしまってますから、門から再びですね」
青年兵「ええ。各々、臨戦態勢のまま突入を」
戦士「了解っ!」
- 121 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 19:08:55.35 ID:GbZgvQYNo
ちょっと急用が…すみません、またあとで来ます!
少しは書き溜めているのでご安心を!それでは!ノシ
- 122 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/24(火) 19:19:05.76 ID:haBRDpy0o
なんか今回の分は誤字が多いから投下前にチェックおすすめ
- 124 名前:NIPPERがお送りします(関西地方) [sage] 投稿日:2012/01/24(火) 19:25:04.06 ID:pPnTlW0po
青年兵最近クズっぷりを発揮してるからな
クズじゃないと上の職は務まらない
- 127 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage ] 投稿日:2012/01/24(火) 21:04:04.90 ID:ZAEX1OT7o
誤字は>>1の持ち味だろうに
青年兵は最善の一手をよく選んでるよ
そして一乙です
- 128 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:38:29.58 ID:CuTzSZKTo
〜竜宮城、正門〜
魔道士「これが……マーラの城っ」
格闘家「では、行きます」
ガゴッ ギイイィィィィ……
盗賊「……」キョロキョロ
男隊員「気配はなさそうだな」
魔道士「うわっ、何もないですね……」
青年兵「しばらく進むと階段だけが存在します」
戦士「今思えば、やけに不気味な城だよなぁ」
魔道士「何か目的でもあったんですかね?」
男隊員「さぁな〜。今となっては分かんねーし、どうでもいいよ。ヒャハハ」
青年兵「思ったより明るいな。このまま進みましょう」
魔道士「うわ、天井がボロボロ……」
盗賊「魔王が降ってきたから」
魔道士「えっ!? た、大変でしたね……っ」
- 129 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:39:14.30 ID:CuTzSZKTo
…
格闘家「駄目ですね。階段は崩れて、塞がれております」
男隊員「どっか他に侵入出来そうなとこはねーかな」
青年兵「こっちの穴はどうでしょう? 下から空気が流れてきていますよ」
女隊員「入り口を少し開けば、いけそうッスね」
男隊員「んじゃ頼む」
女隊員「了解ッス!」グアッ
ドッゴオオオオォォォォン!!
女隊員「どうッスか?」
格闘家「……問題なさそうですね」
戦士「じゃあこっから潜ってみっか」
ゴトッ ザッザッザッ
盗賊「……特に魔物の気配は感じないな」
格闘家「ええ。やはり魔王を含め、今回の戦闘以外に魔物は居なかったようですね」
盗賊「……ああ」
- 130 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:39:44.87 ID:CuTzSZKTo
…
盗賊「魔道士、手を」
魔道士「すみません……っ」グッ
スタッ
戦士「ここは……マーラと戦闘した場所か」
青年兵「……っ」
ザッザッザッ……
男隊員「この下が、隊長と軍団長が戦った場所だ」
戦士「……夜行か」
青年兵「行きましょう。ロープを」
女隊員「はいッス!」シュルシュルッ
盗賊「魔道士はここで待機しているといい」
魔道士「え、でも……」
男隊員「だな。上にも人は必要だ。司令サマもここで待機しててくれや。ヒャハハ」
青年兵「分かりました。お任せ致します」
- 131 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:40:16.32 ID:CuTzSZKTo
…
シュルルッ スタッ
格闘家「……」
コオオォォォォ
戦士「……ひでぇモンだな」
男隊員「水は引いてるか。そういや魔物の肉体が崩壊して漏れ出してたよな」
格闘家「ええ。それも今は、引いたようですね」
戦士「隊長……」ザッ
女隊員「この……向こう側ッス」
ゾクッ
盗賊「……な、何だ!?」
戦士「どうした?」
盗賊「よく分からないけど、あまり近づかない方がいい……気がする」
戦士「……?」
盗賊「分からない、分からないんだけど……何か嫌な感じがする……っ」
- 132 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:40:51.27 ID:CuTzSZKTo
戦士「まさか、魔物が……っ!?」ジャリッ
格闘家「いや、しかし気配は何も感じませんよ」
男隊員「……触らぬ神にってやつだ。嫌な気配ってのを信じるとしようぜ」
魔道士「……っ」
男隊員「ん? 何だそりゃ」
女隊員「隊長に花でも添えようかと思って、持ってきたッス」
戦士「隊長は、そこにゃいねぇよ」
女隊員「えっ?」
戦士「ネクロマンサーにやられたなら、アイツが使い捨てるような真似はしねぇ」
格闘家「また必ず、次の手を考えているはずですね」
戦士「そういう事だ」
女隊員「いいんス。今はこれでいいんスよ……」
戦士「女隊員さん……」
女隊員「……よしっ。それじゃあ行くッスよ! 鉱石探しッス!」
格闘家「そう……致しましょう」
- 133 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:41:20.89 ID:CuTzSZKTo
〜竜宮城、地下〜
魔道士「皆さん、大丈夫ですかね?」
青年兵「もう魔物はいませんし、個々が一流ですからね」
魔道士「そうですよね。でも、やっぱり心配……」
青年兵「魔道士さんはいつも立派ですね。お気遣いが頼もしいです」
魔道士「え〜っ? 青年兵さんこそ立派ですよっ!」
青年兵「そんな事は……」
魔道士「だって、本国へ戻ったら大元帥なんですよねっ? 凄いじゃないですか〜えへへっ!」
青年兵「……運がよかっただけです」
魔道士「またまた、ご謙遜――」
青年兵「優秀な上司は、皆……死んでいきましたから」
魔道士「……っ」
青年兵「でも、目指していた道ですから。やっと母にも胸を張って報告出来ますよ」
魔道士「きっと喜びますよっ!」
青年兵「だといいですけどね……ははっ」
- 134 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:41:52.31 ID:CuTzSZKTo
〜不死の山、総本山〜
バシャッ!!
召喚士「ひいぃ〜っ!!」ブルッ
僧兵長「寒いと思うから寒いのだ。、何も考えぬつもりで、精神統一!」
バシャッ!!
槍侶「……っ」
召喚士(流石、槍侶くん……。見事な集中力)
僧兵長「……ん? 何者だ?」
槍侶「……」ピクッ
僧兵長「おぉ、召喚士殿のお仲間の……こ、これ! そんな所で脱ぐでないっ!」
槍侶「――!?」パチッ
僧兵長「未熟者めが」バッシャアアァァ!!
槍侶「冷てっ、ぶあ……っ!!」ブルブルッ
僧兵長「邪な心は戦いにおいても隙を生む。注意せよ」
召喚士・槍侶「は、はいぃ……っ!」
- 135 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:42:18.15 ID:CuTzSZKTo
〜竜宮城、最下層〜
戦士「そっちはどうだぁ〜?」
盗賊「……駄目だな」
男隊員「ほんとに鉱石なんぞあるのかねぇ……」ゴトッ
女隊員「でも、今までの経験からすると、あるはずなんスよね?」
格闘家「そうですよね」ゴトンッ
戦士「でも今回ばかりは真偽のほどが疑わしいぜ」
男隊員「だいたいよー。こんなバカでかい城中を探すにゃ限界があんぜ」
女隊員「確かにそうッスよねぇ」
格闘家「少なくとも、ここはこれ以上探しても難しそうです」
男隊員「一旦、引き揚げるか」
戦士「そうだなぁ。ま、仕方ねぇか」
盗賊「……」
戦士「盗賊、行くぞ?」
盗賊「……ああ」タッタッタッ
- 136 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:42:53.95 ID:CuTzSZKTo
…
グイッ スタッ
魔道士「おかえりなさい〜」
戦士「駄目だ。鉱石は見つかりそうもねぇ」
青年兵「やはりそう簡単に見つかるものではないですね」
男隊員「隊長の方はやっぱり駄目だ。本体云々の問題だな」
青年兵「そうですか……」
女隊員「これで一通りは回ったッスかね。どうするッスか?」
青年兵「異常は見られませんし、報告書も問題ないでしょう。引き揚げるとしますか」
格闘家「了解です」
青年兵「それではご苦労様でした。戻りましょう」
魔道士「はいっ!」
戦士「盗賊、気掛かりか?」
盗賊「……いや。まぁ先程も話し合った通り、下手な真似はしない方がいいよ」
戦士「……だな」
- 137 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:43:25.24 ID:CuTzSZKTo
〜総本山、夜〜
槍侶「案内は本当に宜しいのですか?」
召喚士「ええ。もうこれで3度目ですから。迷う事もないです」
僧兵長「くれぐれも気を付けよ。ご武運を」
召喚士「お世話になりました。それではまた、本国で」
大僧正「召喚士殿、僭越ながら言葉を送らせて頂こうぞ」
召喚士「……はい」
大僧正「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅爲樂」
召喚士「……?」
大僧正「真理を理解するには儂とてまだ到達出来ておらぬ。その必要はない」
召喚士「……」
大僧正「形あるものはいつかやがて滅びる。人であれ花であれ、妖であれ……な」
召喚士「……はい」
大僧正「そして全ての摂理は因果の下に成り立っておる。それを忘れずに、生きてゆくのじゃ」
召喚士「……ありがとうございます」
- 138 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:43:57.25 ID:CuTzSZKTo
…
ザッザッザッ
召喚士「ここまでで結構ですよ」
槍侶「それでは、行ってらっしゃいませ。召喚士殿ならば必ずや成し遂げるでしょうぞ」
召喚士「ありがとう」
ゴゴンッ ギイイィィィィ……
僧兵長「大僧正の先程の言葉、理解出来たか?」
召喚士「……正直、難しくてなかなか……っ」
僧兵長「であろうな。気にする事はない。我らとて日々、悩んでおるものだ」
召喚士「……はい」
僧兵長「簡単に言えば、召喚士殿の行いが善であれ悪であれ、他者の人生に関わる事柄」
召喚士「……」
僧兵長「だからとて余計な迷いや危惧などせず、真っ直ぐ進めばよい。そういう事だ」
召喚士「なるほど……」
僧兵長「行いの結果など部分的には分かっていても、全容はそう簡単に分かるものではない」
- 139 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:44:27.44 ID:CuTzSZKTo
召喚士「確かに……そうですよね……」
僧兵長「諸行無常。生あるうちは胸を張って生きてゆけい。召喚士殿」
召喚士「ありがとうございます。心にしっかりと、留めておきます」
ザッ ザッザッザッザッ
召喚士「総本山……流石だなぁ。少し、迷いが晴れた気がする」
ザッッザッザッ
召喚士「さて、と」
シュイイィィィィン
サラマンダー「よっ。今日はやけに明るい顔しとるやん」
召喚士「そう?」
サラマンダー「見覚えあるなここ。あ、またあの変なとこに行くのか」
召喚士「うん。変な所かどうかは分からないけど」
サラマンダー「人間の世界とちゃうからなぁ。俺、入れなかったし」
召喚士「あ、そういえばそうだよね」
サラマンダー「ま、別に入るつもりもないけどな!」
- 140 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:44:53.97 ID:CuTzSZKTo
…
ザッザッザッ
サラマンダー「お、見えてきたで」
召喚士「今日はクジャタを使うまでもなかったなぁ」
サラマンダー「魔王が死んだからやん?」
召喚士「えっ? そうなの?」
サラマンダー「いや知らんがな」
召喚士「……」
サラマンダー「まーええわ。ほら、行ってきぃ」
召喚士「……行ってきます」
シュイイィィィィン
召喚士「……松明……買おうかな」
ザッザッ……ピタッ
召喚士「さーてと。どうなることやら……っ!!」
バッ!!
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