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少女「匿ってください!」
88 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/08/19(金) 21:12:19.33 ID:Id2FFj6+0
再開しますー
明日は忙しいので今日は少なめに。


89 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:14:29.68 ID:Id2FFj6+0
―――朝―――

妹「さて、兄さんの家にやってきました。」

妹「朝といってももう11時くらいですけどね」

妹「さてと、兄さん達を起こしましょうか」ガチャ


90 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:20:16.18 ID:Id2FFj6+0
―――男家―――

男「Zzz」

少女「スー・・・スー・・・」

妹「やっぱり二人とも寝てますね」

妹「本当に何もイベントは無かったようですね。実は少女ちゃんが超積極的で事後だったりしたらどうしようか、とも思いましたが」

妹「兄さん、兄さーん」ユサユサ

男「・・・んんー・・・?」

妹「ジャンボー」

男「ジャンボー・・・!?」バッ

妹「布団捲って何確認してるんですか」

男「・・・ジャンボって言うから」

妹「スワヒリ語の挨拶です。JumboじゃなくてJamboです」

男「はぁ」

妹「というか兄さんのはスモールでは」

男「もう少しオブラートに包んでください」

妹「リトル?」

男「・・・」

妹「タイニー?」

男「・・・」

妹「悪かったですよ・・・もうスワヒリ語はしませんから」

男「せめてもっと有名な言語にして欲しい」

妹「某アニメのインドネシア語ですか?今の時間だともうスラマッスィアンらしいですよ」

男「ググったな?」

妹「私、インドネシア語なんて専攻してませんからね」


91 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:24:11.13 ID:Id2FFj6+0
男「さて、日曜日なわけだが」

妹「明日は私は大学、兄さんは仕事ですね」

男「理系は大変だな」

妹「ええ、まぁ。さて、今日中に必要なものは集めたいですね」

少女「・・・男さん・・・」ムニャムニャ

妹「・・・兄さん、名前呼ばれていいですね」

男「お前は一緒に買い物行ったり風呂は行ったりしただろ」

妹「しかし兄さんに懐いてるような気がします」

妹「私も懐かれたいのに・・・。なんで殺されかけた兄さんにそんなに従順なんでしょう・・・は!」

男「どうした?」

妹「私も殺そうとすれば懐いてくれるかもしれません」

男「末恐ろしい子!」

妹「兄さんにそれを言う権利はありません」ガサガサ

男「・・・本当にやるのか?トラウマになるぞ」

妹「残念ながら兄さんに止める権利はありません」

男「いや、止めろよ」

妹「というかもう用意してあります」

男「・・・俺は止めろって言ったからな」

妹「兄さんは黙って別の部屋にでも行っててください」

男「言ったからな!!」


92 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:32:41.90 ID:Id2FFj6+0
妹「・・・」ユサユサ

少女「・・・あ、朝です・・・か?」

妹「殺しに来ました」

少女「・・・」

妹「本格的なナイフを持ってきました」ギラリ

少女「こ、怖いです、しまってくれませんか?」

妹「出来ません。これからあなたを刺します」

少女「妹さんはそんなことする人じゃないと思うんですけど」

妹「ならばその幻想を抱いたまま死ぬがいいです」
妹はナイフを振りかざす。

男(信じてた人に裏切られるとか好感度ダウンってレベルじゃないんだけど)

妹「一気に行った方がいいですか?」

少女「・・・」

妹「よし、死ね」グサ

少女「・・・え?」


93 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:35:25.46 ID:Id2FFj6+0
少女「本当に刺してくるなんて・・・」

少女「信じてたのに・・・」

妹「ほほう」

妹「しかしやっぱりこのナイフのおもちゃは知りませんでしたか」

少女「刺さるとき柄の部分に刃の部分が押し込まれる仕掛けなんですね」

妹「昔はよく駄菓子屋さんとかに売ってたんですけどねぇ」

少女「それで、何がしたかったんでしょう・・・」

妹「私も殺そうとしたら兄さんみたいに懐かれるかと思いまして」

少女「わ、私、妹さんのことも!」

妹「そして願わくば少女ちゃんのお漏らしをこの目で」

少女「まだ引きずるんですか!!!」

男「トイレはこちらになります」


94 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:37:41.04 ID:Id2FFj6+0
さて、早くも書き溜め切れました・・・
もはや溜めてたとは言えない量でしたけど。


95 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:40:08.30 ID:Id2FFj6+0
妹「朝ごはんにとサンドイッチを持ってきました」

少女「ごめんなさい、私、お世話になってる身で・・・」

妹「お世話をしたいという願いは聞いてくれないんですか?」

少女「ううぅ・・・」

妹「そしてお漏らし」

男「ああもう!!」

男「ちょっといいシーンだと思ったらこれだよ!」


96 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:44:01.50 ID:Id2FFj6+0
―――食後―――

妹「今日は少女ちゃんの服とかを買いに行きます」

少女「でも」

妹「断るならお漏らし」

男「しつこいから!今日になって急にプッシュしなくてもいいから!!」

妹「兄さん、私は子供相手には異様に優しいつもりです」

男「それも何回目だよ!!」

妹「とにかく、買いに行きます」

少女「ううぅ・・・」



97 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:50:23.61 ID:Id2FFj6+0
―――デパート―――

妹「では少女ちゃんの服を買います」

男「俺はどこで待機していればいいでしょうか」

妹「2つ下の階の本屋とかいかがでしょう?」

少女「男さんは選んでくれないんですか?」

男「ファッションセンス0だからな」

妹「兄さんを見れば誰でも分かります」

男「」


98 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 21:57:12.04 ID:Id2FFj6+0
―――本屋―――

男「・・・」ペラ

男「・・・」

男「・・・」ペラ

妹「兄さん!兄さん!!」

男「早っ!まだ5分も経って無いじゃん。あれか、『迷惑かけるといけない』、とかで・・・」

妹「シリアスです」

男「シリアスか」

妹「さっきのフロアに施設の人がいたようで」

男「なっ・・・」

妹「その人にはばれてない様なのですが、見つけた瞬間から少女ちゃんの様子が・・・」

少女「・・・」

男「やばい、目が死んでる・・・」

妹「とりあえず逃げようと思います」

男「わかった、急ごう。」


99 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 22:08:17.64 ID:Id2FFj6+0
―――電車内―――

妹「となりの町のデパートに行けば大丈夫です、ね?」

少女「・・・はい・・・」

男「そいつ・・・一体誰だったんだ?」

少女「私たちの監視役の人です・・・」

妹「監視役・・・ですか」

少女「さすがにさっきは無かったですけど、施設の中ではいつも鞭を振るっていました・・・」

男(その施設完全に違法だ・・・)

少女「早くお金を集めないといけない身なのに、あんな所で遊んでいたと知れたらどんなことされるか・・・」ポロポロ

妹「私がさせません」

男「俺もさせない」

少女「でも・・・」

妹「守って見せます」

男「守ってみせる」

少女「ありがとう・・・」


100 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 22:18:05.76 ID:Id2FFj6+0

ツギハー○○ー、オデグチハヒダリガワデス

男「お、着くな」

妹「少女ちゃん落ち着いた?」

少女「はい・・・」

妹「じゃあ今度こそ服買いましょうね」

少女「はい・・・」

男「妹、そっちは右側だ」

妹「知ってます」

男「なんで知ってて右側の出口に待機しているんですか」

少女「・・・」クスッ

妹「少女ちゃんを笑わせるためです」

男「さすがだ」


101 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 22:29:10.65 ID:Id2FFj6+0
―――隣町のデパート―――

男「今度は俺もこの階に居るよ。」

妹「そうして下さい。」

男「さて、ベンチにでも座ってますか。」

―――――――――――――――
――――――――――
―――――

妹「無事に買い終えたのは良かったですが・・・」

男「Zzz」

妹「寝てるんじゃこの階に居た意味無いじゃないですか」

少女「つ、疲れているんですよ」

妹「それじゃあ起こさないであげましょうか」

少女「えっ」

妹「さぁ、お昼でも食べに行きましょう!」

少女「それはいくらなんでも・・・」

妹「冗談ですよ」

少女「冗談でしたか・・・」

妹「今の少女ちゃんの表情で決めましたけどね」

少女「男さん・・・」


102 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 22:40:15.39 ID:Id2FFj6+0
―――昼食―――

男「この後どうするんだ?」

妹「特に決めて無かったですね。少女ちゃんどこかいきたい所ありますか?」

少女「と、特には・・・」

男「施設に居たとき行きたかったけど行けなかった所とか」

少女「うーん・・・」

妹「あるのに言わないなんて無しですよ?さもないと」

男「あ、外でそれ以上言わないで下さい」

少女「遊園地・・・?」

男「ベタだな」

妹「だからこそ行ってみたいんでしょうね。」

男「よし、行こうか!」

少女「は、はい!」

妹(その調子でもっと遠慮しなくなってくれると嬉しいんですが・・・)


103 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 22:48:13.91 ID:Id2FFj6+0
―――遊園地―――

妹「どれにしましょうか」

少女「ジェットコースター乗ってみたいです」

男「よし、じゃあチケット買ってくる」

妹「いや、ジェットコースターはダメですよ」

男「少女ちゃんは乗れないほど背低くないぞ」

妹「私は乗らないです」

少女「え・・・」

妹「ごめんなさい、乗ります」

男「優しいな」


104 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 22:52:28.74 ID:Id2FFj6+0
妹「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

少女「きゃああああああああああああ!!」

―――――――――――――――
――――――――――
―――――

男「そんなに苦手だとは」

妹「しかし、少女ちゃんの、頼みと、あれば、乗ります、よ」

少女「じゃあ、じゃあ、休憩もかねて、観覧車行きましょう!観覧車!」

男「元気になったなぁ」

妹「」


105 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2011/08/19(金) 22:58:42.20 ID:Id2FFj6+0
―――観覧車の中―――


妹「」

少女「ごめんなさい、高いところがダメなんて知らなくて・・

・」

妹「・・・」ボソボソ

男「『少女ちゃんの為なら』だそうです」

少女「ど、どうしましょう・・・」

妹「・・・」ボソボソ

男「『少女ちゃんがお漏らしすれば・・・』ってふざける余裕

あるなら自分で話せこのやろう」

少女「・・・」クスクス

妹「よし、その笑顔で回復しました」

男「高度が下がったからじゃないのか」

少女「もうすぐ降り口です!ファイト!!」

妹「よし、イケル!」


106 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 23:03:55.52 ID:Id2FFj6+0
少女「じゃあ次はコーヒーカップ乗りましょう!」

妹「それなら大丈夫です!」

男「回しすぎるなよ?」

少女「えへへ、善処します」ニコ

男「なっ・・・(妹に言ったつもりだったのに)」

男「いやな予感がしてきた」


107 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 23:06:41.41 ID:Id2FFj6+0
―――コーヒーカップ―――


男「あばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばば」

妹「アハハハハハハハハハハハ〜」

少女「きゃーーーーー!!」


108 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 23:13:44.19 ID:Id2FFj6+0

男「二人して本気で回すとか・・・」

妹「てへ☆」

少女「つい本気になってしまいます」

少女「じゃあ次は、次は!」

男「あんな所にゲームセンターが」

妹「いいですね、私行きたいです」

少女「じゃあ私も・・・!」


109 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [sage] 投稿日:2011/08/19(金) 23:19:33.36 ID:vILy8+ejo
いもにゃんチュッチュッ

少女のお漏らしペロペロ





ふぅ…


110 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 23:20:43.65 ID:Id2FFj6+0
―――ゲームセンター―――

少女「あ、この人形かわいい・・・」

男「よし、獲る」

ウィィィィィン
ガシ
ウィィィィィン
ボトッ

妹「おお、一発ですね」

男「無駄に3年ニートしてた訳じゃないです」

少女「ニートだったことあるんですね・・・」

男「ばれたああああ」

妹「ばらしたああああ」

少女「・・・」クスクス

男「さて、少女ちゃん、プレゼント!」

少女「あ、ありがとう!」

妹「プリクラ撮りましょプリクラ!」

男「引っ張らないで・・・」

少女「行きま・・・!!!!」

妹「少女ちゃん?」

少女「あ・・・あ・・・あ・・・!!」ガタガタ

男「まさか・・・」

妹「よし、逃げ帰りましょう」

男「・・・おう!」

タタタタタタ…


111 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 23:27:13.90 ID:Id2FFj6+0
―――――――――――――――
――――――――――
―――――



―――男の家―――

妹「帰り道に別の人が居なかったですか?」

少女「はい・・・」

妹「帰り道にお漏らししませんでしたか?」

少女「はい・・・」クス

男「ひょっとして、探しに出てるんじゃないか・・・?」

妹「施設の人、最初の人と違う人でしたよね?」

少女「はい、別の人です・・・」

男「と、なると何人も出てると考えられるな」

妹「何日も帰ってませんからね」

男「訴えられたら俺たちが負ける希ガス」

妹「幼女誘拐犯と思われても仕方ないハロゲン」

少女「・・・?」

妹「その施設に直接言ってみるのが良いのではないかとアルカリ金属」

男「俺も考えてた。妹、今行くか?」

妹「善は急げって言いますしね。あと、まだアルカリ土類残ってるのに勝手にやめないで下さい」

男「少女ちゃん困ってるし」

少女「・・・?」


112 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 23:36:13.56 ID:Id2FFj6+0
男「よし、少女ちゃん、その施設、どこにあるか、とか住所とかしらないか?」

少女「住所なら・・・えっと、えっと、あ、この紙に書いてあります。」

妹「兄さん、ネットで検索を」

男「よしまかせろ」

男「・・・・・・よし出た」

妹「近いですね」

男「よし、じゃあ行くか」

妹「少女ちゃんはここに残って・・・誰が来ても開けないようにして下さいね」

男「というか反応してはいけない。居留守だぞ。」

少女「いるす・・・?」

妹「微妙なところで知らないんですね。居ないふりのことです。」

少女「はい、わかりました。・・・本当にごめんなさい」

男「気にするな。こんどこそ、行くぞ!」

妹「了解です!」

――――――――――――――――――――
第3部完


113 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/08/19(金) 23:37:31.50 ID:Id2FFj6+0
明日は用事もありますので今日はここで止めようと思います。
見てくださった方、ありがとうございました!
きっとまた続きます。


117 名前:NIPPERがお送りします(京都府) [sage] 投稿日:2011/08/20(土) 02:24:27.70 ID:ZkdiPdW7o

意外と絶叫系好きな少女かわいい
コーヒーカップの所とか可愛過ぎw・・・妹てへ☆じゃねえよww



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