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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その6
1 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/03(木) 10:12:47.03 ID:rAdGRfUo
〜前回までのあらすじ〜

コカトリスをクリト…と間違えて呼んでしまったダメ召喚士は、
パーティー仲間の頼れる戦士、どうみても処女な魔道士(戦士談)
スタイルいいが無口な盗賊(戦士談)と力を合わせ、数々の出会い、
そして別れを経験し困難を乗り越えて行く。盗賊の故郷である東方を
訪れた四人は、東方の危機に直面し、事態は佳境を迎えるのであった

7xまとめ様(いつもありがとうございます)
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/summoner_ike_Cockatrice.html

キャラクター人気投票所(コメがあると嬉しいらしい)
http://vote3.ziyu.net/html/cocka.html

前スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258977379/

過去ログ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1256864948/
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http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1257266712/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258207232/


5 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/03(木) 12:24:51.58 ID:h8U4esDO
>>1
あらすじが秀逸だな
乙!


11 :パー速民がお送りします [] :2009/12/03(木) 16:46:39.92 ID:5lQQJOEo
魔導師、絶対おっぱいデカイって。


12 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 17:17:52.50 ID:rAdGRfUo
スタッ…

小鬼「…?にん…げん!?」

盗賊「…」

突然空から舞い降りる盗賊に呆気を取られる小鬼。

その刹那、背後に着地した水忍により、小鬼の首が飛ぶ。

餓鬼「…!?人間だ!!」

戸惑う妖怪達を横目に、二人は刀を構え駆け抜ける。

シュバッ!!…タタッ…ザシュッ…ザンッ!!…タッ…

盗賊「……次っ」

二人の素早い動きと、突然の出来事に付いていけず、

妖怪の群れは次々と倒れていく。

水忍「…むっ!?」

盗賊の後方より迫る飛来物を、水忍は刀で払い落とす。

盗賊「…何者!?」

二人が振り向くと、城への通路から一匹の鬼が現れる。


14 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 17:30:07.00 ID:rAdGRfUo
水鬼「…侵入者…か?」

水忍「先程までの雑魚達とは…様子が違いますね」

盗賊「…あぁ」

水鬼「たかが二匹?クッハハ…!ナメられたもんだ!」

ザッ…

水忍「姫…お下がり下さい…」

水鬼「クハハッ!カッコイイねぇ…色男!」

水忍「おや…妖怪にも分かりますか」

水鬼「…バカにしてんだよ、バーカ」

水忍「そりゃどうも…」

水鬼「……!!」

激昂した水鬼が、金棒を振りかぶり、突撃してくる。

ブンッ…ドゴォッ!!

水忍は金棒の乱撃をいとも容易くかわす。

ブォッ…フッ…タタンッ…


15 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 17:44:39.90 ID:rAdGRfUo
水忍「……この程度か?」

水忍が金棒を掻い潜り、水鬼の横っ腹を斬り付ける。

水鬼「…なぜ『スイキ』と呼ばれてるか教えてやるよ!」

そう言うと、水鬼は左手を水忍に向けて振りかぶる。

水忍「……!?」

バッ!!……バシュッ…

水忍後転し身をかわすが、飛来物が左肩をかすめ、血が地面に滴る。

水忍「…何だ?何か持っていたか…!?いや…っ」

水鬼「クハハッ!な〜にビビってやがる!ほらっ、来いよ色男!」

再び左手を上げ、水鬼は無数の飛来物を飛ばす。

水忍「ちっ…!!」

水忍は刀を垂直に構え、飛来物の軌道を確かめ、弾き落とす。

水忍「…こ、これは!?」

盗賊「……水滴!?」

その瞬間、水鬼が間合いを詰め、金棒を振り下ろす。


16 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/03(木) 17:50:21.28 ID:pMms0nUo
サムスピか


18 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 18:02:45.32 ID:rAdGRfUo
ブオンッ!!……ギキィィンッ!!

水忍「…っ!!」

水鬼の一撃により水忍の刀が折れ、刀身が宙を舞い、地に刺さる。

水鬼「よく防いだな…と言いたいが、終わりだな」

水忍「あぁ…参った。見逃してくれるか…?」

水忍は立ち上がり折れた件を鞘に収め、呟く。

水鬼「何か隠してやがるな…?バレバレなんだよ」

水忍「そうか…?近づいてみろよ…」

水鬼「近づけば、罠張ってるって言ってるようなもんじゃねぇか!」

水忍「…やれやれ」

水鬼「クッハハハ!とっておきで殺してやるよ!」

水鬼は金棒を投げ捨て、両手を前に構える。

水鬼「…近づかなくても…これで余裕だっ!」

水鬼が叫ぶと、宙から大量の水が降り注がれる。

ドドドドド…ドゴゴゴオォォ…!!


19 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 18:09:30.78 ID:rAdGRfUo
盗賊「水!!空だっ!!」

水忍「姫っ!!屋根へっ!!」

水忍の声と共に、二人は城壁の屋根に飛ぶ。

しかし水鬼は降り注ぐ水を水忍の足に絡ませる。

水忍「なにっ!?…しまっ…」

ドドオォォォン…バシャッ…

水鬼「さぁ、まずはお前から溺死しろ!クハハァッ」

大量の水は津波と渦を起こし、城壁までもを押し曲げる。

盗賊「…くっ!!」

水鬼「大人しくしてろ!次はお前だ…たっぷりいたぶってやるぜ!」

盗賊「……水っ」

水鬼「色男が心配かい?…ま、あの世で仲良く…」

盗賊「…心配は…しておらぬ」

水鬼「…強がるなって!クハハッ!!」

そう語る水鬼の前に水しぶきが激しく上がった。


20 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 18:15:35.76 ID:rAdGRfUo
戦士「…何だっ!?」

巫女「出丸の方ですね…!」

戦士「ヤバイか…?しかし動いていいものか…」

巫女「……」

戦士「仕方ねぇ…!動くか!!」

巫女「…はい!」

タッタッタッタッタ…

水鬼「…何だ…!?」

ザバァッ…チャポッ…ポタッポタッ…

水鬼「……な、何なんだ!?」

盗賊「……」

水鬼「何で…水の上に…?浮いてやがる!?」

水鬼の前に水忍が現れ、水上に腕を組み立ちはだかる。

水忍「……あぁ、私も名乗るべきだったな」

水鬼「!?

水忍「私は水忍…五行の水遁を司りし、忍だ」


21 :パー速民がお送りします [] :2009/12/03(木) 18:24:19.35 ID:a0a9QmI0
なぜかKYO思い出した


22 :パー速民がお送りします [] :2009/12/03(木) 18:28:06.95 ID:7QYiAlYo
水忍かっこいい


23 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 18:30:10.03 ID:rAdGRfUo
水鬼「…水…忍!?」

その刹那、水忍が両手で印を結び水鬼を睨む。

水忍「…はぁっ!!」

ドドオォォォ…ズザアァァ…!!

出丸を埋める水が集まり、水鬼の周辺に集まる。

水鬼「…ま、待て…っ」

周囲の水は一点に固まり、水柱となり、水鬼を飲み込む。

水忍「溺死しろ!…だったかな」

水柱に取り込まれた水鬼はもがきくるしむが抜け出せない。

水鬼(くっそ……くっそぉ…!!)

水忍「もがけばそれだけ死が早まるぞ…?」

水忍は一言残し、そのばを立ち去る。

水鬼(……バカがっ!!)

水柱の中から水鬼が水滴を飛ばす。

バシャァッ…!!……ドズッ…

鋭利に尖った水滴が、水忍の背を貫いた。


24 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 18:38:56.68 ID:rAdGRfUo
水鬼(クハッ…クハハッ!!バカがっ!!)

盗賊「!?」

水鬼(…な、何だ…?なぜ水柱が解けない!?)

背を貫かれた水忍の身体が弾け、水滴と化し地面に落ちる。

水鬼(!?…な、なにが起き…)

シュバッ…

水忍「水遁…霧隠れの術…」

水鬼の背後に水忍の姿が現れる。

水鬼(…霧…?何だ…!?)

水忍「水面の反射に己を映し出し実像を隠す…」

語りながらゆっくりと歩み、鞘から刀を取り出す。

水鬼(…くっそぉ…!背後で何が起きてやがるっ!?)

下段に構える折れた刀に、水の刀身が作り上げられる。

水忍「水と言えど、凝縮すれば絶大な切れ味を誇る…」

盗賊「…」

水忍「ま、お前はよく分かってるか…」

ザシュウゥッ…

水忍の一撃は水柱ごと水鬼の身体を真っ二つに切り裂いた…。


25 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 18:44:09.21 ID:rAdGRfUo
ブシュッ…ドシャアァァ…

崩れ落ちる水鬼と共に、水柱が雨となり降り注ぐ。

タッタッタッタッタ

戦士「盗賊っ!?」

盗賊「戦士っ…!」

巫女「だ、大丈夫ですかっ!?」

盗賊「…いま、終わった…開錠する」

盗賊は屋根を降り、中から出丸の門を開錠する。

ギギ…ギイィィィッ…

戦士「…!?水…?」

盗賊「…あぁ」

戦士「魔物は…もういねぇみたいだな」

盗賊「…水忍がほとんど…片付けた」

戦士「…流石ですね!!」

水忍は刀を鞘に収め、口元の布を外し、肩の傷口を止血する。

水忍「水も滴る……て奴かな…。ふふっ」


26 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/03(木) 18:47:31.10 ID:rAdGRfUo
帰りまする!水忍なんぞでこんなにレス消費しちまったorz
女性の皆様、彼の活躍を称え清き一票を!
…てか投票所がカオスすぎる!長文と>>1がイミフw
そしてゴルリンはもう許して下さい…そのうちキングベヒンもスも出るよ〜


31 :パー速民がお送りします [] :2009/12/03(木) 22:24:27.11 ID:u2e7wkSO
なぜか水忍をずっと女だと思ってた…


32 :パー速民がお送りします [] :2009/12/03(木) 22:29:46.64 ID:B2D6K6ko
>>31
忍び装束着たら口調が変わる女性がいたよね
水忍も男装の麗人に脳内変換すればいいじゃんw


33 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/03(木) 22:33:04.70 ID:MEEWQHIo
>>32
侍女・・・・


34 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/03(木) 22:33:10.63 ID:VmqPGGoo
つまりくのいちの術もマスターしてると…


35 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/03(木) 22:36:20.46 ID:rfS32ywo
山田風太郎的な


36 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 23:12:36.04 ID:oJC1m0Mo
戦士「…この先がいよいよ本城か」

盗賊「……だな」

水忍「今の騒ぎで増援も来るでしょう。早めに…」

戦士「…だな」

巫女「この先は一本道です。行きましょう」

タッタッタッタッタ…

〜北の城、三の丸〜

中央に牛の顔をした巨大な妖怪が立ちそびえる。

水忍「あれは…牛頭…!!」

牛頭「…ん?人間か?」

戦士「……いやなツラを思い出させるぜ」

牛頭「さっきの物音はテメェらか…水鬼の雑魚が情けねぇ…」

盗賊「……」

牛頭「まぁいい、相手にするのも面倒だ…ヴオォォォー!」

牛頭の雄叫びにより、無数の魑魅魍魎が姿を現した。


37 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 23:21:01.92 ID:oJC1m0Mo
戦士(……いたっ!!)

鬼は両手を上げ、合図する。

戦士(バッカやろう…!目立つだろっ!)

牛頭「さて…この数を相手にどこまでやれるか…」

盗賊「……やるさ!」

先陣を切って、盗賊と水忍が駆ける。

群がる魑魅魍魎をクナイで迎撃し、左右から背後に回り込む。

戦士「さぁ…行くぜぇっ!!」

すかさず戦士が雷切を構え、正面から群れを斬り伏せる。

轟く雷鳴と共に数匹の妖怪が無抵抗に吹き飛ばされる。

牛頭「……ほぉ」

空中から戦士めがけ、飛びつく魍魎達へは、

後衛より巫女が布の式神により、地面にはじき落とされる。

ザシュウゥッ!!ガカアァァッ!!…

戦士「牛の化け物…、かかってこいよ!!」


38 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 23:30:57.89 ID:oJC1m0Mo
ズシンッ…ズシンッ…

牛頭「いい度胸だ…!」

戦士「態度までソックリだ…笑えねぇ…!」

戦士は勢い良く走り、牛頭の足元から雷切を振り上げる。

ヒュオッ…ギキイィィンッ!!

牛頭はサーベルのような巨大な刀を盾に、雷切を防ぐ。

牛頭「このまま圧しきってくれるわっ!!」

牛頭は徐々に力を込め、戦士を押し潰す。

ググッ…ベキッ…ビキ…

戦士「…ぬぅ…!……ぐっ!!」

牛頭の怪力により、足元の床に亀裂が入る。

盗賊「…!…戦士っ!」

牛頭「……ぬぅんっ!……っ!!」

戦士は力の限り押し返すが、若干体制を戻すのみに留まる。

牛頭は刀を一度外すと、左拳で戦士を殴り飛ばした。


39 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 23:45:39.85 ID:oJC1m0Mo
巫女「!!…いけないっ!!」

巫女は素早く布を伸ばし、戦士の身体を包む。

ザシャアァァ…

戦士「…っう…!」

タッタッタ

巫女「大丈夫ですかっ!?」

戦士「あ…あぁ、コイツおお陰で軽減出来た…っ」

一反木綿「良かったのぅ…感謝せぇよ」

戦士「…!?しゃ、喋れたのか…!」

巫女「あ、し…式神の一反木綿です…」

一反木綿「よろしゅう」

戦士「…あ、あぁ

牛頭「…何をベラベラと喋ってやがるっ…!」

ズシンズシン……シュバッ…ドシュッ!!

盗賊「…こっちだ!」

盗賊の飛ばしたクナイが牛頭の左手の甲に突き刺さる。


40 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/03(木) 23:54:27.85 ID:oJC1m0Mo
牛頭「…うるせぇ蝿だなぁ!!」

牛頭は刀を振りかぶり、盗賊を狙う。

しかし、牛頭の背後には水忍が飛びかかり、隙を狙う。

牛頭「もう一匹いたかぁ!!」

ザシュウッ

牛頭の一閃した先に、水しぶきが飛び散る。

水忍「水遁…霧隠れの術…」

盗賊の前に立ちはだかり、水忍は牛頭の右すねを水の刀で斬る。

バシュウッ!!

牛頭「…こ…のっ!!」

ドズウゥン!!

巨大な刀を振り下ろすが、二人の忍びは左右に分かれ、飛び散った。

牛頭「癇に障る蠅共だ…っ!!」

牛頭は天井めがけて雄叫びを上げ、戦士を見る。

牛頭「ヴオオォアアァァァッ!!」

その直後、口から巨大な炎を、戦士に向けて吐きだした。


41 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/04(金) 00:00:12.73 ID:PlpTBWso
ドドォンッ!!ゴアオォォォ…!!

水忍び「…っ!!」

牛頭の放つ炎に気づいた水忍びは、素早く印を結び、

手元から龍のようにうねる水しぶきを放つ。

ドドオォ……バシュウゥゥッ!!

炎と水が激しくぶつかり合い、三の丸は瞬く間に、

水蒸気に包まれ、あたりは濃霧のように視界を閉ざす。

戦士「…今だっ!!」

ダンッ!!

戦士が水蒸気の中を走り、牛頭の影を捉える。

牛頭「…くっ!!だがっ…!!」

牛頭も同様、戦士に気づき、刀を振りかぶる。

しかし、右腕には布が巻きつき、その動きは制限される。

牛頭「なっ!?」

戦士「うおりゃあぁっ!!」

ザシュウゥゥゥッ…ガカアァァッ!!


42 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/04(金) 00:07:48.45 ID:PlpTBWso
戦士の一撃は牛頭の首を吹き飛ばし、電撃を帯びた

牛の頭は、地面に叩きつけられ転がる。

巫女「…や、やった…!」

水忍び「…お見事」

スタッ

戦士「はぁ…はぁ…!!」

牛頭が倒される姿を見て、魑魅魍魎は上階へ逃げ出す。

ドゴォ!!…ベキッ!!…ゴシャァッ…

鬼「グハハハッ!!逃がすかよっ!!」

魍魎「!?」

突然の出来事に魑魅魍魎は一瞬たじろぐが、

お構いなしと言わんばかりに、鬼の棍棒が蹂躙する。

鬼「さぁっ!まとめてブチ殺してやらぁ!!」

ほとんどの魑魅魍魎は鬼の攻撃に息絶え力尽き、

残る妖怪達も必死に上へと逃げ帰って行った…。


43 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/04(金) 00:14:02.23 ID:PlpTBWso
なんかバタバタで全然進まなかったですね。すいません!
では寝ます。おやすみなさい!ノシ
ついに投票で>>1がトップになりました!ってなんでやねん!

バーテン「……お前」

占い師「…い、いいのよっ!ああいうのは若い子達に任せて…」

バーテン「……飲めよ。俺からのオゴリだ」

占い師「……ありがとう」

カラン…グイッ…ゴクッコクッ…

場末のバーは夜に染まっていった…・。


52 :パー速民がお送りします [sage sage] :2009/12/04(金) 09:49:10.08 ID:ItltnD.o
牛頭とミノタンの違いをkwwsk


53 :パー速民がお送りします [] :2009/12/04(金) 10:23:40.33 ID:Eg/nMwSO
>>52
ミノ…迷宮でぼっち
牛頭…馬頭って相方がいる


54 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/04(金) 10:34:02.20 ID:fpiV2A.o
>>53
ミノ 洋物
牛頭 和物


58 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/04(金) 11:21:19.96 ID:NIutBbQo
鬼「ちぇっ…!少し逃がしちまったわ」

戦士「構わねぇよ…放っておきな」

ザッザッザ

戦士「しかし…死んでも倒れねぇとは…大したもんだな」

鬼「ぐはは!コイツは俺の次ぐれぇに強いからな!」

戦士「じゃあ、ここの奴らも大した事ねぇな…」

鬼「な、なにぃ!?ふざけんじゃねぇ!!」

水忍「…姫、この牛頭の首ですが…」

タッタッタ

盗賊「…ん」

その時、牛頭の目が見開き、大きな口を開く。

水忍「何っ…!?」

盗賊「くっ!!」

牛頭「グオアハハハッ!!」

牛頭の首が二人めがけて飛び掛かる。


59 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/04(金) 11:30:18.37 ID:NIutBbQo
水忍「ちぃっ!!」

水忍は右に飛びかわしつつ、印を結ぶ。

牛頭「喰ろうてやるわ!グハハッ!」

飛びつく牛頭の首を盗賊は蜘蛛切でいなす。

牛頭はそのまま蜘蛛切へ噛り付き、攻撃を防ぐ。

戦士「盗賊っ!!」

鬼「…うおっ!!」

首のない牛頭の体が両手で巨大な刀を振り下ろす。

シュバッ!!……ドズウゥゥン!!

戦士と鬼は素早く身をかわし、次の攻撃に備えるが、

牛頭の放った一撃は床を突き破り、激しい亀裂が走る。

バキッ…ベキベキィ…バゴオォォンッ!!

戦士「ぐあっ…!?」

鬼「うおぉっ!?」

巫女「戦士さんっ!!」


60 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/04(金) 11:37:34.08 ID:NIutBbQo
巫女は素早く一旦木綿を伸ばすが間に合わず、

二人と牛頭の体は、下階の闇へ消えて行く。

巫女「…っ!!」

ガチガチッ…ギリッ…

盗賊「……んっ!!」

盗賊と牛頭の首が睨み合い、その後ろで水忍が隙を窺う。

その時、出丸側の通路よりクナイが放たれ、牛頭の頬を直撃する。

水忍「!?…姫っ…離れて下され!!」

盗賊「…うむ!」

タンッ!!

水忍「今度はこちらがたっぷり喰らわせてやる!」

水忍の印が完了すると同時に、牛頭の首下から、

尖った針のような水が現れ、牛の頭を串刺しにする。

ドドォォ…ザシュウゥゥ…!!

牛頭「…がはぁっ…ぁ!!」

牛頭の首はそのまま動きを止めた…。


61 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/04(金) 11:57:32.12 ID:zNCM3IAO
牛頭しつこ!


62 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/04(金) 12:10:22.68 ID:H8vGCIDO
牛頭ってごずってよむんだよな…思い出すまでうしあたまって読んでたorz


63 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/04(金) 12:12:51.07 ID:iUuPvESO
そろそろ俺の亀頭の出番か?


64 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/04(金) 12:20:13.22 ID:NIutBbQo
盗賊「…誰…だ?」

水忍「……」

テクテク

盗賊「…侍女!?」

侍女「姫っ!水も無事ですか!?」

盗賊「…ん?…あ、あぁ」

水忍「どうしてお前が…」

侍女「えぇ…!御館様の命で姫を守れと」

盗賊「……父上」

侍女「それに…姫が困った時は私の出番っ!ねぇ?姫!」

盗賊「……そうだな」

水忍「……」

侍女「さぁ…お友達を助けに行きましょう!」

盗賊「…水」

水忍「はい、そうですね…」


65 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/04(金) 12:37:39.62 ID:NIutBbQo
ドスッ…

言い終えると水忍は刀を侍女へ突き刺した。

侍女「……!?」

水忍「……」

侍女「…な、な…ぜ」

水忍「普段はそうですけど…任務中は…」

盗賊「…そのように…喋らぬ」

侍女「……っ!」

侍女に化けた影は、あえなく力尽きた…。

チャキッ…

水忍「一匹とは限りませんな…」

盗賊「…あぁ」

水忍「…巫女殿、なるべく我らから離れぬよう」

巫女「は、はいっ!」

タッタッタッタッ…



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