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白剣士「未来が平和なこと」
- 35 名前: ◆qqtckwRIh. []
投稿日:2013/09/25(水) 10:20:01 ID:8uluHpJ6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――パチッ
白剣士「…」
…ムクッ
白剣士「…結構寝てたか」
…キョロキョロ
白剣士「…あれ?」
- 36 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:20:58 ID:8uluHpJ6
…シーン
白剣士「…どこ行ったんだ、2人とも」
…ガチャッ
白剣士「…お」
女剣士「お?目が覚めたか」
白剣士「まあな。今、何時だ?錬金学士どこ行った?」
女剣士「あれ…さっきまでいたんだけどな。今はもう夜9時だぞ」
白剣士「マジか…少し休むつもりがガッツリ寝すぎたな…」
- 37 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:21:48 ID:8uluHpJ6
女剣士「私は大浴場で体を流してきたが…白剣士もどうだ?スッキリするぞ?」
白剣士「…そうだな、ところで」
女剣士「ん?」
白剣士「俺と2人きりのときは、役になりきることはねー。自分らしさのままでいい」
…ポンッ
女剣士「…うん、わかった」
白剣士「うっし。それじゃ俺も大浴場行ってくる。…っと」
…ゴソゴソ
- 38 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:22:26 ID:8uluHpJ6
女剣士「?」
白剣士「姫にプレゼントだ。王国の茶。もう少ししかねーけど、これでも煎じて飲んでろ」ポイッ
女剣士「おぉ…」
白剣士「…じゃ、行ってくる」
女剣士「うむ、お茶を作って待っているぞ!」
白剣士「おう、風呂上りのウメーお茶、期待しとくぜ」
…ガチャッ…バタン
- 39 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:23:04 ID:8uluHpJ6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 大浴場 】
…パサッ
白剣士「…やっぱり人は少ないな。そりゃこの時期に旅行者なんかいないか」
???「そうでもないんじゃないか?」
白剣士「…あん?」
???「一応、自分も冒険者の端くれだしな。一応、用事があって行くんだが」
白剣士「…ほう?」
???「…」
白剣士「って、お前誰?」
ナイト「俺はナイト。初めまして」ニカッ
白剣士「…?」
- 40 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:23:39 ID:8uluHpJ6
――――…ジャーッ…
…カポーン
白剣士「で、オッサン…ナイトとか言ったっけ」
ナイト「オッサン…か?」
白剣士「俺から見たら年上はみんなオッサンなんだよ」
ナイト「そ…そうか」
白剣士「何か用だったのか?」
ナイト「…いや別に。ちょっと独り言が聞こえたから反応しただけだ」
- 41 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:24:59 ID:8uluHpJ6
白剣士「そうか」
ナイト「星降に何の用だい?」ジャブジャブ
白剣士「…何?」ピクッ
ナイト「だから、星降に何の用かなーって」
白剣士「オッサン。この船は…どこ行きだかわかるか?」
ナイト「…星降の手前の港だろ?」
白剣士「なんで、俺が星降に用事があるって思ったんだ?」
ナイト「…あ」
- 42 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:25:56 ID:8uluHpJ6
白剣士「…オッサン、何者だ。場合によっちゃ容赦しねーぞ」スッ
ナイト「…」ギロッ
白剣士(何て眼つきだ…、できるな…)
ナイト「…」ググッ
白剣士(来るか!?)
ナイト「ぷっ…はっはっは!」
- 43 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:28:24 ID:8uluHpJ6
白剣士「…!?」
ナイト「ついつい、素性をチラつかせるのは俺のクセなんだよなぁ」
白剣士「どういうことだ?」
ナイト「俺の今の本当の名前は熟達騎士。聖剣士の友達だ。お前が子供のころ、何度か会ってるんだがな」
白剣士「…叔父さんの友達?……、そういや…いた気がする…」
ナイト「はっはっは、昔の名前は、童子騎士って言ってたがな」
白剣士「…童子さん!思い出した!」
ナイト「おう、思い出してくれたか」
- 44 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:29:09 ID:8uluHpJ6
白剣士「でも、何で偽名使ってるんだ?つか、何でここにいる?」
ナイト「…ま、そっちのほうが気に入ってるってだけだ。ぜひ、そっちで呼んでくれ」
白剣士「…わかった」
ナイト「実はな、お前らが行動する時、守ってくれってお願いされてたんだ」
白剣士「ま、まさか」
ナイト「聖剣士にお願いされていた。あいつほどじゃないが、俺も出来るほうだと思うぜ?」
白剣士「…助かる」
ナイト「素直に受け入れるのか?」
- 45 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:29:39 ID:8uluHpJ6
白剣士「今は一人でも味方が欲しい所だった。叔父さんの紹介なら、大丈夫だろうしな」
ナイト「態度がデケーのはそのまんまだが、聞いてた話より、ずっと丸くなってる感じじゃないか」
白剣士「俺が?」
ナイト「そうだ」
白剣士「色々あったからな。少しは変われている…と思う」
ナイト「はっは、そりゃ結構。で、どこまで進んでる」
白剣士「進んでる?」
- 46 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:30:30 ID:8uluHpJ6
白剣士「今は一人でも味方が欲しい所だった。叔父さんの紹介なら、大丈夫だろうしな」
ナイト「態度がデケーのはそのまんまだが、聞いてた話より、ずっと丸くなってる感じじゃないか」
白剣士「俺が?」
ナイト「そうだ」
白剣士「色々あったからな。少しは変われている…と思う」
ナイト「はっは、そりゃ結構。で、どこまで進んでる」
白剣士「進んでる?」
- 47 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:31:02 ID:8uluHpJ6
ナイト「計画だ。兵器の…破壊だろ?」ボソッ
白剣士「あぁ…まだ全然だ。仲間の1人からの情報だが、隠れる場所ですらまだ決定していない」
ナイト「そうか。あとで部屋に案内してくれ。俺を仲間としてみてくれりゃいいんだが」
白剣士「ま、大丈夫だろ。叔父さんのことを知ってるからな…あいつは」
ナイト「姫様、とかいう子か」
白剣士「あぁ」
ナイト「心強い仲間が増えて安心してくれ、とでも伝えてくれりゃ十分だ」ハハハ
白剣士「わかったわかった」
- 48 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:31:51 ID:8uluHpJ6
…ジャバァァ…
白剣士「…」
ナイト「…」
白剣士「…はぁ」
ナイト「どうした?」
白剣士「いや…なんつうか…、俺の周りの人間て、スゲーやつらばっかだなーとか…ね」
- 49 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:32:26 ID:8uluHpJ6
ナイト「…そうか?」
白剣士「いやオッサンのことじゃねーぞ」
ナイト「…そうか」シュンッ
白剣士「叔父さんにしろ、ウィッチにしろ、側近にしろ…この短期間で出会った皆は…本当に凄いやつらばっかりだった」
ナイト「…」
白剣士「結局、一人でやったっていう気になっても、周りの人間が凄すぎて…自分がやってる実感がまったくないんだ」
- 50 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:32:56 ID:8uluHpJ6
ナイト「…1つ!」
白剣士「…」ビクッ
ナイト「人が人であること、人は人であること、人に人であること、人は結局、最後まで人と人である!」
白剣士「…なんだよ、それ」
ナイト「俺が好きな言葉。人が人って言えるのは、結局、他人がいるからこそ、だろっていう意味じゃねーの?」
白剣士「…意味わからん」
ナイト「俺もわからん」
- 51 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:33:33 ID:8uluHpJ6
白剣士「…んだよ…それ…」プルプル
ナイト「わからねーよ!」
白剣士「なんだよそれ…ははははっ!」バンバン
ナイト「わからねーって!はっはっはっは!」
白剣士「はー…オッサン、アホだな」ニカッ
ナイト「アホアホいうな、この青二才が」ニカッ
白剣士「はは…あー…、本当にアホらしいぜ。オッサン、今から皆に紹介するから、部屋こいよ」
ナイト「ありがとよ」ハハ
- 52 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:34:05 ID:8uluHpJ6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
白剣士「…というわけで、仲間に入るオッサンだ。皆よろしく」
ナイト「どーもオッサンです。って、オイ」
女剣士「はは、宜しく」
錬金学士「宜しくお願いします」ペコッ
白剣士「そういや、さっき学士はどこに行ってたんだ?」
錬金学士「いや…少し気持ち悪くなっちゃって…甲板出てたんです…」
- 53 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:34:36 ID:8uluHpJ6
白剣士「おいおい、大丈夫かよ」
錬金学士「船酔いする体質なんです…おえっ…」
白剣士「…また外いって休んだほうがいいんじゃないか?」
錬金学士「そ、そうします…」
…フラフラ
女剣士「大丈夫…?私、着いてってあげようか」
錬金学士「…そんな、させるまでには及びません…」フラフラ
- 54 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:35:11 ID:8uluHpJ6
女剣士「あー…ほら、もう。しっかりして。休ませてくるよ…」
白剣士「そうだな…頼んだ…」
…ガチャッ…バタンッ
ナイト「あれが姫様か。話にゃ聞いてたが、本当に美しい方だな」
白剣士「…まあ、な?」
ナイト「付き合ってるんか?」
白剣士「何ですぐそっちの話に皆もってくのかね…」
- 55 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:35:58 ID:8uluHpJ6
ナイト「気になるじゃないか。いい子っぽいし」
白剣士「いや、いい子ってのは認めるぜ。付き合ってる、付き合ってないで言ったら…どうなんだかな」
ナイト「微妙な線か。どんな関係か、わからなくはないな」
白剣士「…ふん、別にいいだろ」
ナイト「ははは、そうだな。それじゃ、オッサンは部屋に戻ってるとするぜ」
白剣士「おう。港に着くのはもうすぐだし、着いたら色々考えよう」
ナイト「そうだな。お休み」
白剣士「お休み」
- 56 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:36:28 ID:8uluHpJ6
…ガチャッ…ピタッ
ナイト「あ、そうだ」
白剣士「ん?」
ナイト「うかうかしてるとな、あんないい子、すぐに盗られちまうぞ?しっかりな?」ハハハ
白剣士「うっせ!早くいけ!」
ナイト「おぉ怖い怖い!お休み!」
…バタンッ
- 57 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:37:09 ID:8uluHpJ6
白剣士「…何が、盗られるだ」
…シーン
白剣士「…」
…ドサッ
白剣士「はー…風呂上りに横になるのは…気持ちいいもんだな…」
…シーン
白剣士「…」
…シーン
- 58 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:37:55 ID:8uluHpJ6
白剣士「…」
ゴロゴロ…、ゴロゴロ…
…シーン
白剣士「あいつら、遅いな」
ソワソワ
白剣士「学士に何かあったんか?」
ソワソワ…
- 59 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:38:34 ID:8uluHpJ6
白剣士「…」
ゴロゴロ
白剣士「いやだが…あんま時間もたってないか…」
ソワソワ…
白剣士「…まあ、淹れてくれてた…お茶でも…飲んでるか…」
…スタッ
トコトコ…ガシッ……グビッ…
- 60 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:39:20 ID:8uluHpJ6
白剣士「…ちょっと冷たくなってるじゃねーか」
グビグビ
…ガチャッ
白剣士「おわっ!」
女剣士「なんだっ!」ビクッ
白剣士「お、おおぉ…、おかえり」
女剣士「た、ただいま…どうしたんだ?」
白剣士「ふん…何でもねーよ」
- 61 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:39:56 ID:8uluHpJ6
錬金学士「…うぅ…ベッドで横になっておきます…」
…ドサッ
白剣士「あーあー…しっかりしろよ!もうすぐ着くんだからよ」
錬金学士「努力します…」
白剣士「はー…、ま、しゃあないか」
女剣士「あ…そのお茶、飲んだのか?」
- 62 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:40:50 ID:8uluHpJ6
白剣士「冷たくなってたな。ま、風呂上りだったし…」
女剣士「それ私が飲んでたやつだ…。来たら淹れてあげようと思ってたんだ」
白剣士「えっ…えー…」
女剣士「ごめんっ!」
白剣士「まあしゃあない。また、淹れておいてくれよ」
女剣士「うん…そうだな。次はアッツイの用意しておく!」
白剣士「頼むぜ。さ…俺らも横になっておくか」
女剣士「そうだな…、ふわぁ…」
- 63 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:41:23 ID:8uluHpJ6
錬金学士「…」
…ゴソゴソ
女剣士「こうして、端っこのほうに丸くなれば…白剣士の体でも充分寝れるだろう?」
白剣士「んなことしなくても、半々でいい。常に疲れはしっかりとっておくことだ」
女剣士「…むう、だがな…」
白剣士「よっこらしょっと」
…グイッ
女剣士「わわっ」
- 64 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:42:20 ID:8uluHpJ6
白剣士「うん、そんくらい遠慮なく範囲をとれ。あ、そうだ…俺は道具の最終チェックをしてから寝ないとな」
女剣士「そうなのか」
白剣士「そう。んじゃ、2人ともしっかり寝ておけよ」
錬金学士「…ふぁい」
女剣士「わかった…」
白剣士「んじゃ、おやすみ」
- 65 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:43:00 ID:8uluHpJ6
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・
- 66 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:43:34 ID:8uluHpJ6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…コチコチ
錬金学士「…」パチッ
…ゴソゴソ
錬金学士「朝…か。みんなまだ寝てるのかな…」
…スタッ
錬金学士「…!」
- 67 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:44:05 ID:8uluHpJ6
白剣士「…」スゥスゥ
錬金学士(ソファで…寝てる…)
…チラッ
女剣士「…」スヤスヤ
錬金学士(まさか、この人…女剣士さんを休ませるために…)
白剣士「…」パチッ
- 68 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:44:38 ID:8uluHpJ6
錬金学士「…あ」
白剣士「んむ…ふわぁ……、お…、ん?朝か?」
錬金学士「お、おはようございます。朝です」
白剣士「んお、なんだ起きてたのか」
錬金学士「少し前に。そ、それより…白剣士さん、あなたソファーで…」
白剣士「…ん…あ、あぁー」ボリボリ
…スタッ
白剣士「よいしょっと。ま、内緒にな。今日には着くんだろうから、しっかり準備はしとけよ」
- 69 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:45:11 ID:8uluHpJ6
錬金学士「…は、はい」
白剣士「…どうした?」
錬金学士「いいえ…何でも…ないです」
白剣士「そうか。それじゃ、朝飯でも調達してくるから、待ってろよ」
錬金学士「あ、お手数かけます」
白剣士「おう、気にするな」
…バタンッ
- 70 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:45:41 ID:8uluHpJ6
錬金学士「…」チラッ
女剣士「…」クゥクゥ
…トコトコ
錬金学士「寝顔も…可愛い…」ジッ
女剣士「…」スヤスヤ
錬金学士「…」
女剣士「うーん…」
モゾモゾ…ゴロンッ
- 71 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:46:16 ID:8uluHpJ6
錬金学士「…っ!」
女剣士「…」スヤスヤ
錬金学士(服がはだけて…背中が…!)
女剣士「んー…」
錬金学士「…」キョロキョロ
…スッ
- 72 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/25(水) 10:46:54 ID:8uluHpJ6
錬金学士(ふ、布団をかけなおすだけ…。女剣士さんが…風邪を引くとダメだから…)
…ブルブル
錬金学士(…て…てて、手が滑って…間違って触ったとか…そういう…ことにしたり…何て…)
ナイト「おぉーーっと、それ以上はちょっとした犯罪だぞ、健全な青年クン」ニヤニヤ
錬金学士「ふひゃいっ!?」ビクッ
ナイト「あ、もしかしてジャマしちゃった?」
錬金学士「…な、ナイトさん…!」
女剣士「うーん…?」モゾモゾ
- 73 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/09/25(水) 10:48:12 ID:8uluHpJ6
本日はここまでです、ありがとうございました。
そして気づいた初日の書き込みの大部分が全部修正前のものだったということ…
後日、修正分入れるか検討しときます(A´ω`)
- 74 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/09/25(水) 11:05:02 ID:b5ElrwJA
更新乙!
重い話続いてたからこういうラブコメあるとホッとする
竜騎士ともども読んでるよ
- 75 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/09/25(水) 16:13:27 ID:zoRTC5kw
乙です
童子騎士とは懐かしい!
- 76 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/09/26(木) 10:07:20 ID:L3MHjKz.
読んでいただき、コメント等ありがとうございます!
投下いたします。
- 77 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/26(木) 10:08:28 ID:L3MHjKz.
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
錬金学士「つ…つい…ご、ごめんなさい!これは…白剣士さんには…言わないでください!殺されます…」ブルブル
ナイト「…全く。いったい何をするつもりだったんだ?布団をかけなおすにしては、随分と…」
錬金学士「…そ、そ、それは…」ブルブル
ナイト「ま、気持ちは分からんでもないがな。俺があと10年も若かったら…同じようにしてたかもな」ハハハ
錬金学士「…」ガクガク
ナイト「…君がやろうとしたことは、白剣士への裏切りだ。それは分かるな」
- 78 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/26(木) 10:08:58 ID:L3MHjKz.
錬金学士「は、はい…」
ナイト「…男なら、こんな姑息な手で、欲求を満たす事をするんじゃない」
錬金学士「…」
ナイト「君は、この子のことが好きなのか?それとも、欲望に身を任せそうになったのか?」
錬金学士「好きです…一目惚れです…、だけど…白剣士さんがいる限り…」
ナイト「ま、そりゃそうだわな。だからって、こういうことをするのは、好きなこの子への裏切りでもあるだろうが」
錬金学士「…そ、そうですよね…」
- 79 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/26(木) 10:09:28 ID:L3MHjKz.
ナイト「ったく…、若い子は欲求ばっか満たす方向に走りやすいんだからな…」
錬金学士「すいませんでした…」
ナイト「このオッサンがいる限り、こういうことは見過ごさんぞ。次は、ないと思うことだ」
錬金学士「はい…」
…ガチャッ
白剣士「飯、もってきたぞ…って、オッサン。いたのか」
ナイト「あ、ちょっとね。飯か…ありがとう!」
白剣士「オッサンの分はねーよ。部屋戻って自分でとってこい」
- 80 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/26(木) 10:10:03 ID:L3MHjKz.
ナイト「ひ…ひどい!」
白剣士「ほらよ、学士。っと…起きろ、女剣士。飯だ飯」
女剣士「むー…?」
白剣士「飯だっての、めーしーー!朝だー!起きろー!」
女剣士「んー…眠い…」
白剣士「はやく起きて食わないか!」
- 81 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/26(木) 10:10:41 ID:L3MHjKz.
女剣士「白剣士が作ったのなら食べるー…。目玉焼きー…」
…ガバッ…ハグハグ
白剣士「あ、おい!お前、寝ぼけてるな…、それは俺の耳だ!おいこら!」
女剣士「うぬー…私は姫だぞ…言うことをきけ…」ボソボソ
白剣士「お、おい!」
女剣士「悠久王国の姫様…、悠久姫とは私のことだ…側近…ウィッチ…集まれー…」
白剣士「ばっ…」
錬金学士「ひ…姫…?」
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