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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その28
- 37 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2011/04/20(水) 18:26:42.57 ID:k+pOBND8o
天才「いいか?同盟なんてのはハナっから、単なる形でしかねーんだよ」
盗賊「……」
天才「西国も南東国も保守的、消極的。そんなんじゃあ駄目だ」
エリート「総司令」
天才「いいか?あの地区はうちに関係ないとか、アイツはあっちの敵だとか……」
皇太子「……」
天才「そんな事はねぇんだよ!全員が全線に立って、戦って勝ち取る戦なんだ!」
エリート「総司令っ!慎めと言っているのです!」
天才「国とか下らんしがらみに縛られる事はねぇ。始めればそんなものは関係なくなる」
大軍師「言い方はともかく、総司令の意見はまさにその通りですよ」
カツカツカツ
大軍師「先にこちらのお話をしておきましょうか」
バサァ…パサッ
王子「地図?」
大軍師「魔王軍、と一括りに申しましても、実態は軍など皆無です」
- 38 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:27:40.50 ID:k+pOBND8o
盗賊「……そうなのか」
大軍師「まず理由の一つに、魔王は7体存在する事」
剣士「……」
大軍師「二つ目に、魔王は各地に存在する事」
召喚士「なるほど」
大軍師「結局のところ、魔王という絶大な存在の下に、ただ無数の駒が存在するだけなのです」
帝「ふむ」
大軍師「そしてこの魔王。おさらいしておきましょうか」
バサッ
大軍師「まずはこの地図の中央部分」
戦士「ここって……」
魔道士「私の家がある所……?」
大軍師「大きな街の西に森が存在します」
盗賊「……森?」
大軍師「ここには巨大な結界石の柱に覆われ、魔物はおろか人間ですら近寄りません」
- 39 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:29:03.84 ID:k+pOBND8o
召喚士「……」
大軍師の言葉に、召喚士は耳を傾け、そして脳裏に眠る記憶を呼び戻していた。
もう随分と前になる。あれはまだパーティーを組んで日も浅かった頃の話。
海峡におけるミノタウロス討伐に一度失敗し、再戦の為、マジシャンを捜索していた。
大軍師「森の中に、一つ小さな教会があるのですが――」
盗賊と二人、大きな街より西の森へ入った。そして、教会があった。
大軍師「そこには、魔王の一部が封印されていると言われています」
天才「言われてるっていうか、事実だけどな」
森の中には魔物も存在せず、野犬と、そして巨大な結界石の柱があった。
大軍師「それはかつて、『再来』と呼ばれるパーティーが為しえたものです」
古い墓と、それに似つかわしくない、新しい教会と花束。
大軍師「その魔王の名は、サタン。7体の魔王でも最も強大な存在と言われています」
天才「再来も4人の内2名は戦死。残りも魔力半分奪われ、もう一人も五臓六腑持ってかれた」
召喚士「師匠……マジシャンさん……っ」
あの日感じた不思議な違和感。それは時を経て、召喚士の中で形となった。
- 40 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:29:38.47 ID:k+pOBND8o
天才「つまり、サタンは今、眠っている状態にある」
帝「つまり、放っておいても問題はないと?」
天才「まぁ、そういう事になる。後回しでいい」
大軍師「しかし気になるのは、再来が全て亡くなった事」
天才「封印が解けるんじゃなーかってか?それはない」
大軍師「そうなのですか?」
天才「死んでも魔力は残る。パズズも然りだろ」
大軍師「なるほど……」
天才「但し、その逆も然りか……?」
大軍師「……?」
天才「何でもねぇ。次」
大軍師「……サタンの位置より更に何かし、南側の大陸」
剣士「……遺跡か」
大軍師「ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、ここにパズズを封印しております」
天才「コイツは相当昔に『伝説』と呼ばれたパーティーが倒した」
- 41 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:30:49.27 ID:k+pOBND8o
皇太子「もう、50年以上前になるのだな」
大軍師「もはや当時を知っている者も少なくなってきましたね」
天才「この中でも俺様ぐらいなもんだしな」
王子「……あんた、幾つなんです?」
天才「ハーッハッハッハ!シークレットだ」
皇太子「多分65ぐらいのはずだ」
天才「おい、黙れ!!引き裂いてやろうか!?」
大軍師「パズズが元来、最南の地におりましたが、封印の後に移動致しました」
名代「移動……?何か理由がおありで?」
大軍師「ええ、まぁ。理由がなければ移動などしませんよ。ふふふっ」
戦士「確かにそれもそうだな」
天才「いずれ分かるが、これは龍脈の流れをズラす目的があった」
帝「龍脈……っ」
天才「とりあえずそれは置いといて、話を魔王に戻す」
大軍師「今、お話した2体は仮死状態とも言えます。これからお話する5体は……」
- 42 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:32:35.13 ID:k+pOBND8o
盗賊「……生きている……魔王」
大軍師「そういう事です」
バサッ
大軍師「まずはこの、一番東に位置する場所」
帝「東方だな」
大軍師「ここ東方は、魔物にとっても重要な拠点でありました」
神官「ありました……とは?」
大軍師「ここにはかつて、眷属であるヤマタノオロチがおりました」
召喚士「……」
大軍師「ヤマタノオロチは魔力の起点でもある龍脈を守っていたのです」
帝「ああ。しかし……倒したな」
大軍師「はい。東方のお力添えもあり、これを討ち倒しました」
天才「そこでようやく魔王とご対面可能になったわけだ」
大軍師「東方に居座る魔王。名をマーラ」
白馬騎士「どんな……魔王なのです?」
- 43 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:35:23.53 ID:k+pOBND8o
大軍師「この場ですので、率直に申し上げますが、詳細は不明です」
三男「何と……」
大軍師「東方が鎖国的な背景もあり、またかつてより討伐に成功した文献は残っておりません」
戦士「全く未知数の相手ってわけか」
魔道士「厄介ですね……」
天才「こうなると攻略には五行をかます以外、手はない」
剣士「危険……なのでは?」
天才「……ああ。確実に死人が出る。よってコイツは極力最後までとっておきたい」
皇太子「やはり、犠牲は出てしまうのか?」
天才「ケースバイケースだ。現状ではそうなるって算段さ」
皇太子「……そうか」
大軍師「東方の皆様にはくれぐれもご注意頂きたい」
名代「分かっております。備えもようやく形になりつつあります」
大軍師「はい。あとは不要は刺激を与えぬよう」
帝「心得た」
- 44 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:36:58.88 ID:k+pOBND8o
大軍師「続いては……こちらですね」
白馬騎士「南東ですか」
大軍師「はい。南東と言っても地図には記載がない、更に奥」
召喚士「確かその辺りは……」
天才「スグリーヴァの居城だ」
名代「スグリーヴァ?」
魔道士「あっ、味方の魔物さんですよ」
戦士「鬼丸みてーな。まぁもっとも、兵力は桁違いだけどな」
剣士「ええ。スグリーヴァ様の下には現在、万にもなる数が集っております」
魔道士「そんなにですかっ!?」
白馬騎士「裏を返せば、それだけの魔物が、魔王の下を離れ暮らしたいと感じているのだ」
大軍師「お陰様で本国は平和なものですよ」
戦士「確かに、弱っちい魔物なんぞほとんど見なくなったもんなぁ」
盗賊「……特に、南においてはな」
大軍師「スグリーヴァ様の居城から南へ下る事どれ程か。そこに魔王がいます」
- 45 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:37:52.55 ID:k+pOBND8o
天才「そいつが魔王ラーヴァナ。凶暴かつ残忍な奴だ」
エリート「かつて、討伐の記録は?」
天才「あるにはあるが、近年の話じゃない。超大昔の話だ」
大軍師「文献では南東国が出来る遥か昔、その地に住んでいた仙人らが討伐したとあります」
三男「聞いた事もないな」
白馬騎士「ええ……」
天才「ありがたい事に、ここはスグリーヴァが睨みを利かせてくれてる」
大軍師「はい。よって、あちらから仕掛けてくる事はなさそうです」
神官「しかし確実とは言えませんね」
天才「その通りだ。出来れば先手を取りたいところだ」
召喚士「……なるほど」
大軍師「眷属はヴァーリン。スグリーヴァ様とは何かと因縁があるみたいですね」
天才「他にも羅刹やらラクシャーサやらを率いてるみたいだが、まぁこっちは大丈夫だろ」
戦士「あいつ、羅刹にやられてたよな……ヒソヒソ」
召喚士「ちょっと、聞こえるよ!?」
- 47 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:39:19.69 ID:k+pOBND8o
天才「……聞こえてるぞクソガキ。あん時は仕方なかったんだよ」
戦士「はいはい」
天才「よーし表に出ろ」
大軍師「あの、進めても宜しいでしょうか?」
天才「ちっ、命拾いしたなガキ」
戦士「ああいう風にはなりたくねぇな」
召喚士「ていうか一応、あの事気にしてたんだね」
大軍師「次の魔王ですが、そこから更に西へ行き……」
盗賊「……南西、アンラ・マンユか」
大軍師「その通りです。南西にある火山に住まう魔王です」
エリート「確か、一度討伐に失敗してますよね……?」
天才「もう30年近く前になるかー。ありゃあこっぴどくやられたな」
魔道士「そうなんですか……?」
天才「知りたきゃ歴史のお勉強でもしな」
大軍師「アンラ・アンユの最も厄介なところは、その眷属の多さです」
- 48 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:40:48.94 ID:k+pOBND8o
戦士「6匹だっけか?」
大軍師「そのうちの1体、アカ・マナフは倒しましたので、現在は5体ですね」
神官「アカ・マナフ!?三日月島の……っ」
大軍師「その通りです。あれと同等かそれ以上が残り5体と考えて良いでしょう」
神官「……っ」
皇太子「アンラ・マンユの情報はあるのか?」
大軍師「まぁ、他の魔王よりは……と言ったレベルですが」
エリート「例えば、どんな能力を?」
天才「知らん。近づいただけでみんな死んだからなぁ」
魔道士「――っ」
戦士「な、なんじゃそりゃ……っ」
天才「よく分からん。近づくと疫病みてーな症状にかかってそのまま死んだ」
名代「何という……っ」
エリート「本当に……倒せるのか……」
天才「さぁなー。なるようになるしかねーわな。ハーッハッハ!」
- 49 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:41:44.06 ID:k+pOBND8o
…
大軍師「次に最西に位置する魔王、イブリースですね」
神官「おそらく最西の山を越えた先にいるのだろう」
天才「こいつは貴重で、眷属を持たず自らも交戦してこねー魔王だ」
大軍師「但し、一度暴走すると収拾は困難で、納めるには数十年を要すると言います」
帝「下手に、刺激しない方が良いのではないか?」
大軍師「仰る通りです。討つなら速やかに、仕留めなければなりません」
神官「……」
天才「討つ必要があるか……という疑問もあるだろうが、魔王は1体でも残すと意味がない」
王子「そうなのか?」
天才「そうなんだよ」
王子「ふぅん」
大軍師「地獄の業火が世界中を包み、全てを焼き尽くす。古文書の一文です」
剣士「かつて、討伐例はあるのですか?」
大軍師「一度だけあります。信憑性は定かではありませんが」
- 50 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:42:17.20 ID:k+pOBND8o
白馬騎士「!?」
天才「俺様がガキの頃から、いやもっと昔からあるおとぎ話だよ」
魔道士「おとぎ……えっ、えぇ!?」
大軍師「サンドウィッチ。耳にしか事がある方もいらっしゃると思います」
魔道士「――っ!!」
天才「別名、砂の魔女。たった一人の女魔道士が魔王を倒したっていう信じられんおとぎ話さ」
戦士「本当なのか……っ!?」
天才「んなもん確かめようねぇ。いや、あるか」
三男「……」
天才「イブリース様ご本人に聞くしかないわな。ハーッハッハッハ!」
皇太子「それは困難な道のりだな」
大軍師「全くですねぇ。ふっふ」
魔道士「……」
驚き顔の魔道士が咄嗟に思い浮かんだもの。それはマジシャンとのかつての会話。
かなり以前の事、マジシャンの別荘で修行をして貰った時の、食事中の何気ない会話である。
- 51 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:43:01.32 ID:k+pOBND8o
……――
マジシャン『いただきまーす!』
魔道士『どうぞっ!』
マジシャン『おーっ!サンドイッチ!美味そうだな』
マジシャンはサンドイッチを一つ手に取り、口に頬張る。
マジシャン『んっ!……うまい!…モグモグ』
魔道士『私も………モグモグ』
マジシャン『あ、サンドイッチの由来って知ってるか?』
魔道士『えっ?いや…知らないです』
マジシャン『その昔、超凄腕の魔道士がいてな…』
魔道士『超凄腕の魔道士…』
マジシャン『それがまた家族を魔物に殺された復讐心から…』
魔道士『…はい』
マジシャン『寝る間も食事する間も惜しんで、魔物を倒し続け…』
魔道士『…ゴクッ』
- 52 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:44:47.29 ID:k+pOBND8o
マジシャン『しまいにゃ一人で魔王まで倒しちまった』
魔道士『!?』
マジシャン『そんで旅しながら、歩きながら食えるものってんで…』
魔道士『サンドイッチが…出来た…?』
マジシャン『そういう事』
魔道士『……凄い…ですね』
マジシャン『ちなみにその魔道士の通り名が『砂の魔女』…』
魔道士『サンド…ウィッチ!!』
マジシャン『正解!ハッハ!!』
魔道士『砂の魔女かぁ…』
マジシャン『何で砂の魔女っつーか分かるか?』
魔道士『…いえ』
マジシャン『家族を殺された怨みで、土行のスペシャリストだったからだよ』
魔道士『!!』
マジシャン『怨みと言ってもそれぞれ。正しい方向に使えばいいんだよ』
魔道士『なるほど…勉強になります!』
- 53 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:49:03.74 ID:k+pOBND8o
――……
魔道士「……」
盗賊「……どうした、ボーッとして」
魔道士「あ、いえ……っ」
大軍師「さて最後の1体ですが、これは最北に存在する魔王城におります」
天才「最強にして最悪。その力はサタンにも匹敵すると言い伝えられている」
大軍師「魔王……ベルゼブブ」
神官「事実上、ナンバー2という事ですか?」
天才「サタンが中心だが、他は特に優劣はねぇ」
大軍師「しかし、実力からすればそういう扱いで良いと思われます」
白馬騎士「成程……」
大軍師「ベルゼブブの厄介なところ、それは魔王城に居る、という事です」
名代「それは何か、特殊な力があるのかな?」
天才「あるなんてモンじゃねぇ。人間が入れた事なんぞ一度もねぇ」
召喚士「……っ」
- 54 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:52:23.08 ID:k+pOBND8o
帝「どうするのだ……?」
大軍師「現在本国では、内通者を泳がせております」
神官「ほぅ……?」
天才「魔王城への出入りの為の手掛かり、それを掴む目的だ」
名代「成果は上がりそうですか?」
天才「どーだかなぁ。まぁ、人間だからそいつが入れりゃ……」
大軍師「我らとて侵入は可能。その為に慎重に調査しております」
戦士「そういう事だったのか……っ」
剣士「正面突破は困難なのですか?」
天才「分かってる限りじゃ妨害が多すぎてな」
盗賊「……どうした?」
召喚士「そういえば、あの時……」
天才「あん?」
召喚士「俺、一度魔王城の近くまで行った事があるんです」
天才「はぁ!?」
- 55 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 18:57:27.88 ID:k+pOBND8o
戦士「そういや、クジャタの時にそんな事言ってたな」
召喚士「確かに魔王城の周囲は、悪天候に加え……何かまとわりつくような瘴気が……」
大軍師「更には、地獄の番犬と呼ばれる門番もいるようです」
王子「それは確かに難しそうだなぁ」
天才「全軍で当たれば突破出来る可能性もあるが、甚大な被害は覚悟せんとな」
大軍師「文字通り、捨て身の特攻ですからね」
皇太子「それは愚策だな。やはり侵入手段を見つける方が良いと思う」
帝「うむ、同意だな。自己犠牲の上での勝利など、真の勝利とは言えぬ」
召喚士「ええ……っ」
天才「とにかく、ベルゼブブは鬼門だ。最後の最後に叩くつもりでいく」
エリート「ですね。すると、最初に攻略すべきは……」
大軍師「まずは前日、本部でも話しましたが……」
天才「魔王の周囲でウロウロしてる眷属を叩く事だ」
王子「どの?」
大軍師「目標はアンラ・マンユの眷属、5体です」
- 56 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 19:01:42.70 ID:k+pOBND8o
召喚士「……っ」
天才「これがうまくいって、尚且つ場合によっちゃあ……」
大軍師「誘き出せれば、そのままアンラ・マンユの討伐も目指します」
神官「南西であれば、我らも手助けは可能ですね」
天才「さっきも言ったろ?どことか誰とかそんなモンはこの先ねぇ。全員、手を貸して貰うぞ」
名代「喜んで」
天才「特に、名代さんにゃ早速お手伝い頂こうか」
名代「……?」
神官「……成程。確かに同盟有無で口論している場合ではなさそうですね」
白馬騎士「そのようですね。こんな背景があったとは……」
神官「本国も意地が悪い。最初からこのような説明をしてくれれば宜しいものを」
皇太子「申し訳ない。誠意が足らぬ配慮であった」
エリート「では、4国同盟については承諾して頂けますかな?」
王子「正直僕は、そのつもりでしたよ!」
帝「ああ、同意させて頂こう」
三男「華国も異論はありません。宜しくお願い致します」
- 57 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/04/20(水) 19:07:58.00 ID:k+pOBND8o
キリいい(?)のでとりあえずここまでにて!
それでは失礼致します!ご支援ありがとうございます!ノシ
- 67 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2011/04/21(木) 01:14:33.86 ID:+UcTWGtAO
しかし魔王が別次元の強さすぎてハッピーエンドが期待できないレベルだなこりゃ
怨みの集大成のサンドウィッチはさぞゆかりんばりの般若顔してただろうな
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