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少女剣士「ミルクは最高だね、おっさん!」剣士「ちゃんと口拭けよ」
1 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:38:07.88 ID:8x2N02I30
ある町の酒場──

ワイワイ…… ガヤガヤ……

少女剣士「──っぷはぁっ! ミルクは最高だね、おっさん!」

剣士「ちゃんと口拭けよ、白いヒゲになってるぞ」

少女剣士「おっと」フキフキ

少女剣士「おっさんは何飲んでるの?」

剣士「酒場なんだから、酒に決まってんだろ」

少女剣士「ふ〜ん、あたしにもちょっと飲ませてよ」

剣士「ダメだ。いったろ、おまえはミルクで我慢しろって」

少女剣士「ケチッ!」

剣士「ケチでけっこう」


5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:42:05.29 ID:8x2N02I30
少女剣士「あ、あっちに水着の美女が」

剣士「なんだとっ!?」ガバッ

少女剣士「へへっ、もーらいっ」グビグビ

剣士「あっ……」

みるみるうちに、少女剣士の顔が赤みを帯びる。

少女剣士「あれぇ〜? なんらか、体がふわふわしてきた〜」

少女剣士「頭がグルグルするよぉ……ぐるぐるぐるぐる……」

剣士「──ったく、しょうがねぇな。宿に戻るぞ」グイッ

少女剣士「どこさわってるのぉ〜? おっさぁ〜ん」

少女剣士「きゃあ〜、さらわれるぅ〜。不束者ですが、よろしくねぇ〜」

剣士「まったく酔っ払いやがって……」
  (あんな手に引っかかった俺も俺だけどさ……)


6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:42:56.06 ID:Ti+wn1H60
少女剣士よりも剣士に萌えてしまった


7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:44:14.03 ID:8x2N02I30
町の宿屋──

ベッドですやすや眠る少女剣士。

少女剣士「すぅ……すぅ……」

少女剣士「おっさん……そんなことしちゃ、ダメだったら……」ムニャムニャ

剣士「どんな夢見てるんだ、コイツ……」

剣士「…………」

剣士(コイツと出会って、もう半年になるのか……)


8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:48:03.79 ID:8x2N02I30
〜 半年前 〜

ある村が悪名高き盗賊団に襲われ、壊滅していた。

剣士「くそっ、ひでぇもんだ。家は焼かれ、人は殺され、モノは奪われ……。
   ここまでするか、普通……」

剣士(これは、無駄足になったか……)

ガサ……

剣士「……ん?」

ある家の古井戸の中から音がした。

剣士が近づくと──

少女「うわぁぁぁぁっ!」バッ

剣士「!?」


9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:50:09.54 ID:8x2N02I30
少女「よくもやったな、よくもやったなぁっ!」ポカッ

剣士(子供!?)

少女「許さないっ! 絶対に許さないっ!」ポカポカ

剣士「お、落ち着けっ!」

少女「盗賊団めっ!」ポカポカ

剣士「ちがうっ! 俺は盗賊団じゃないっ!」

少女「……え?」


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:53:07.60 ID:8x2N02I30
剣士「盗賊団はすでにこの村から立ち去ってる」

少女「な、なんだ、そうだったんだ……ごめんなさい」

少女「そうだ、あたしのお父さんとお母さんは……?」

剣士「…………」

少女「なんで黙ってるの?」

剣士(なんてこった……)
  
剣士「すぐそこで……倒れてるじゃないか……」

少女「!」

少女の近くには、盗賊団の手で命を落とした夫婦が倒れていた。

少女「そ、そんなぁ……」ポロッ

少女「お父さぁん、お母さぁぁぁんっ!」

剣士「…………」

剣士「この二人も、このまんまじゃ浮かばれないだろう。
   俺も手伝うから、墓を建ててやろう……な?」

少女「…………」グシュッ


11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:55:09.55 ID:8x2N02I30
村外れに夫婦の墓を建てた二人。

剣士「後で、他の村人の墓も作ってやろう」

少女「…………」コクッ

剣士「ところで、井戸の中にいたのはどうしてだ?」

少女「お父さんとお母さんが、あなたは絶対死んだらダメだって……。
   でも私もお父さんたちと一緒にいたくて……。
   そしたら、多分気絶させられて……この中に入れられたんだと思う」

剣士「……おまえは父さんと母さんに助けられたんだ。
   だからこそ、生きなきゃならないんだ。分かるよな?」

少女「うん……」

剣士「ところでおまえ、名前は?」

少女「あたしの名前は──」


12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:58:29.08 ID:8x2N02I30
少女の名前を聞き、剣士は驚きの表情を見せた。

剣士「…………!」

剣士「あながち無駄足でもなかったようだ」

少女「?」

剣士「おまえ、俺についてこい」

少女「えっ?」

剣士「一人でここに残っても寂しいだろうし、辛くなるだけだ。
   俺がもっと相応しい場所に連れてってやる」

少女「じゃあさ……」

剣士「ん?」

少女「あたしにも、剣を教えてくれる?」

剣士「いいよ、教えてやるよ」

少女「じゃあ行くっ!」


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 18:59:22.61 ID:8x2N02I30
少女「あなたの名前は?」

剣士「俺は剣士だ」

少女「ふぅ〜ん。よろしくね、剣士!」

剣士「オイ、呼び捨ては止めろよ。ちゃんと“さん”を付けて呼べ」

少女「…………」

少女「じゃあ……おっさんで」

剣士「オイ、俺はまだおっさんなんて歳じゃ──」

少女「おっさん! おっさん! アハハッ!」

剣士(まぁ、今のこの子はこうやっておどけることも必要かもな……)
  「……分かったよ、おっさんでいいよ」

少女「よしっ!」

少女「じゃあ、これからよろしくね。おっさん!」


14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:00:24.91 ID:/3902bjli
だーまえとスーパーセルの元ヴォーカルのアルバム思い出した


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:04:17.53 ID:8x2N02I30
それから剣士は旅をしながら、少女を剣士へと鍛え上げた。

剣士「踏み込みが甘い!」

少女剣士「ええいっ!」

ガキィン! キィン!

剣士「よしっ、いいぞ!」



少女剣士「あたしもこんな小さなのじゃなく、おっさんくらいの剣が持ちたいなぁ」

剣士「どれ、持ってみるか?」

少女剣士「おっ、重……!」ズシッ

剣士「オイオイムリするなよ」

少女剣士「でも、こんな小さな剣じゃ威力も間合いも不利じゃない」

剣士「ま、小さければ小さいなりの戦い方があるってもんだ」


16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:11:46.29 ID:8x2N02I30
少女剣士「おっかしいな、全部防がれちゃう」

剣士「おまえの攻撃は正直すぎるんだよ。少しは逆を突くってことを覚えろ」

少女剣士「逆……ねぇ」

剣士「剣の達人ほど、逆を突いたり裏をかくのがウマイんだ」



少女剣士「逆を突く!」クルッ

剣士「バカ、後ろ向いてどうすんだ!」

少女剣士「これじゃダメ?」

剣士「ダメすぎる」


17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:14:07.38 ID:8x2N02I30
少女剣士「ねぇ、おっさんはなんであたしを連れてく気になったの?」

剣士「…………」

剣士「ま、いずれ分かるさ」

少女剣士「ちぇっ、イジワル」



剣士「今日はこれくらいにしとこう。おまえもやるようになったな。
   さっきの一撃はヒヤッとしたよ」

剣士「この短期間で大したもんだ」

少女剣士「おっさんの教え方がウマイからだよ」ボソッ

剣士「ん?」

少女剣士「ううん、なんでもない! スゴイでしょ、あたし!」


18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:17:55.16 ID:QPIGJu8Y0
これはいい


19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:19:42.84 ID:8x2N02I30
〜 現在 〜

剣士(精神的にも肉体的にも、コイツは強くなった。もう大丈夫だろう)

少女剣士「すぅ……すぅ……」

剣士(もうじきこの旅も終わる)

剣士(終わったら、俺はどうすっかねぇ……)

剣士(ま、先のことを考えてもしょうがねぇ……俺も寝るか)


21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:25:19.81 ID:8x2N02I30
翌朝──

少女剣士「んぁ……おはよ、おっさん。
     あたしが寝てるからって、変なことしなかったでしょうね?」

剣士「だれがするか」

少女剣士「ちぇっ」

剣士「(ちぇっ、じゃないだろ)今日はこの町を出発するぞ」

少女剣士「えぇ〜っ、もっといたかったなぁ。ここけっこう大きい町だったし」

剣士「いたければ、いてもいいんだぞ?
   ただし、次行くところはもっと大きいんだけどな」

少女剣士「えぇっ! ここよりも大きいの!?」

剣士「ああ、比べ物にならないほどにな」

少女剣士「おっさん、それをもっと早くいってよね」

少女剣士「早く行こっ!」

剣士「…………」


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:29:09.38 ID:8x2N02I30
一週間後──

剣士「お、ようやく見えてきたぞ。ほれ、あの街だ」

少女剣士「どれどれ……」

少女剣士「わぁぁ……おっきい!」

剣士「ここら辺は先の戦乱にもろに巻き込まれた地域だったが──
   領主の手腕で、戦後ここまで復興することができたんだ」

少女剣士「ふうん、立派な人なんだね」

剣士「ああ……立派な人だよ……」

少女剣士「んじゃ、入ろっか!」

剣士「おう」


24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:31:33.86 ID:sNF6e+t70
デルトラクエストのおっさんで再生される


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:32:19.74 ID:0qj55LL70
こういうの好き


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:37:09.12 ID:8x2N02I30
街の酒場──

ワイワイ…… ガヤガヤ……

少女剣士「街に着くなり酒場? おっさんも好きだねぇ〜」

剣士「俺みたいな根なし草にはな、役場で得られる無機質な情報より、
   こういうところのナマの情報のが命綱になるんだよ」

少女剣士「ふうん、私も覚えとこう」

剣士「おまえは覚えなくていいんだよ」

少女剣士「え、なんで?」

剣士「いや、なんでもない」

剣士(そういやこの酒場、やけに──)

少女剣士「ねぇおっさん、なんか雰囲気が──」

剣士「……お前も気づいたか」

剣士「戦いを生業にしてます、って感じのツラがやたら多い」


30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:40:31.26 ID:8x2N02I30
少女剣士「どうしてだろ?」

剣士「近いうちになにかあるんだろうな、この街で……」

戦士「よう、おたくら親子で傭兵でもやってるのかい?
   まだ若そうだが、大したもんだ」

剣士「いや、俺たちは──」
少女剣士「親子じゃなくて、こ、い、び、と」

戦士「えっ!?」

剣士「本気にしないでくれ。俺たちは……まぁ旅で知り合った仲だ」

少女剣士「このおっさんが、泣きわめくあたしをムリヤリ……」

戦士「えぇっ!?」

剣士「おまえ、ちょっと黙っとけ」
少女剣士「ちぇっ」


32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:45:11.73 ID:8x2N02I30
剣士「アンタ、なにか知ってるのか?」

戦士「ああ、知ってるぜ。俺も一枚噛んでるからな。
   ま、一杯やろうじゃないか。嬢ちゃんはミルクでいいか?」

少女剣士「どうしてもっていうんなら、酒でもいいよ」
剣士「ミルクで」

空いている席に座る三人。

剣士「──で、このこれから戦いが始まりますって雰囲気はなんなんだ?」

戦士「アンタも知ってるかもしれんが、この街はまだ復興してまもない。
   いってみりゃ、悪党どもの格好の標的ってワケだ」

戦士「国軍の目が向いてる地域じゃないし、どうしても自衛手段が必要になる」グビッ

戦士「かといって常備軍を置けるほどの金もねぇ……」

戦士「だが、ここの領主はやり手でね。
   斥候部隊を作って、あちこちに放つことによって、
   悪党どもの情報を入手してたのさ」


33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:48:43.93 ID:8x2N02I30
戦士「だから、各地の悪党どもがどこを狙ってるってのが事前に分かる。
   事前に分かれば、その時ピンポイントで兵士を雇えばいい。
   そうやってこの街は自衛をしてきたのさ」グビッ

剣士「──ってことは、まさか」

戦士「その通り。領主は情報を入手したらしいぜ。
   近いうち、この街に盗賊団が押し寄せてくるってのを」

剣士「盗賊団……!」
少女剣士「…………!」

戦士「ん、どうした?」

剣士「いや、なんでもない。続けてくれ」

戦士「で、今まさに領主は兵隊を集めてる最中だってことだ。
   あちこちに呼びかけてるらしいから、もっと集まるぜ、きっと」グビッ

戦士「俺もあの盗賊団には恨みがあってね。長年追い続けてるが、
   ようやくブッ潰せるチャンスかなって思ってやってきたのさ」

戦士「なにせあの盗賊団は神出鬼没だからな……」


34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:54:08.12 ID:8x2N02I30
少女剣士「あたしも参加するっ! どうすればいいの!?」ガバッ

戦士「うわっ! ……えぇと、登録自体は簡単だぜ。
   領主の館に行って、書類いくつか書いて、顔合わせするだけだ」

戦士「あとは出来高払いだ。何人盗賊ブッ殺せるかで報酬が決まる」

剣士「もし、盗賊が現れなかったら?」

戦士「一定期間現れなきゃ、一応報酬は出るらしいぜ。すげぇ安いけどな。
   そこら辺はちゃんと契約書にも書いてあるから、よく読んだ方がいい。
   滞在費のが高くかかって赤字、なんてことになりかねないからな」

戦士「だがまぁ……おそらくヤツらは来るぜ。
   国軍でもない連中に、イモ引くような上品さは持ってねぇだろうからな」

少女剣士「おっさん、登録しようっ!」

少女剣士「あたしらで、盗賊団をやっつけてやるんだっ!」

少女剣士「早く領主さんがいるとこに行こうよ!」

戦士「お、嬢ちゃんはえらく張り切ってるな」

剣士(そりゃそうだ……住んでた村をやられてるんだからな……)


35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:56:16.69 ID:8x2N02I30
剣士「色々ありがとな。少ないけど、とっといてくれ」ジャラッ
少女剣士「ホント少ないね」

戦士「オイオイ、いいよこんなもん」

剣士「今日は酒はこれくらいにして、街を見て回ろう。いいな?」

少女剣士「えぇっ! 今すぐ登録に行こうよ!」

剣士「な?」

少女剣士「あっ……ごめん、おっさん。あたし、ちょっと熱くなってた」

剣士「おいおい、しゅんとするなって」

剣士「じゃあ、またな。もし俺たちも戦うことにしたら、よろしく頼むよ」ガタッ

戦士「おう!」グビッ


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 19:59:08.40 ID:8x2N02I30
街中を歩き回る剣士と少女剣士。

少女剣士「おっさん、アイス買って!」

剣士「いいよ」

少女剣士「あれ、珍しいね? いつもなら、なかなか一発じゃ買ってくれないのに」

剣士「たまにはな。で、どれにするんだ?」

少女剣士「じゃあ、あの一番でっかいヤツ!」

剣士「おまえ、あんなに食えるのかよ」

少女剣士「二人で一緒にスプーンですくって食べればいいじゃん」

剣士「そうだな……そうするか」

少女剣士「ありがと〜!」
    (いつもだったら、小さいの二つ買えばいいだろ、とかいうのに……。
     なんか今日のおっさんは変だな……)


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 20:07:13.13 ID:8x2N02I30
剣士「──うまいか?」

少女剣士「うん、ありがとう!」

少女剣士「やっぱりアイスも一緒に食べると、二倍オイシイね」

剣士「ああ」

少女剣士「……ねぇ、おっさん。あたしたちさ、ずっと一緒だよね?」

剣士「……アイス溶けちゃうから、さっさと食べちまおう」

少女剣士「う、うん」
    (あれ、なんで答えてくれないのよ……)


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 20:10:38.02 ID:LoHyuLCv0
間違いなく今世紀最強のSSだな…


40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 20:15:11.85 ID:8x2N02I30
宿屋──

剣士「明日、領主のところに盗賊団退治の登録に行こう」

少女剣士「えっ、いいの!?」

剣士「ああ、剣を使う者としては、ヤツらは放ってはおけないだろ」

少女剣士「ありがとう、おっさん!」

剣士(まさか、街がこんなことになってるとはな……。
   できれば領主の館に行くのはもう少し後にしようと思っていたが、
   これ以上引き伸ばすのも不自然になる……)

剣士(いよいよか……)


41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/06(水) 20:20:00.45 ID:c/hEM8nm0
ゴクリっ。



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