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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その40
907 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:23:26.65 ID:q7hZ+VSKo
 ヒュオオオオォォォォ……

ネクロマンサー「……見渡す限り色褪せたこの景色」

ネクロマンサー「素晴らしいですねぇ。是非、我がものとしたいものです……ククッ」

ネクロマンサー「それにしても先程の光、いよいよですかねぇ」

ネクロマンサー「ようやくです。ようやくここまで来た」

ネクロマンサー「調査して研究して、練って考えて、待って待って待って待って……」

ネクロマンサー「ついにこの刻が到来した。ついに……ついにッ」

ネクロマンサー「……全てを手に入れられる……ついに」

 ドドオオオオォォォォ……

ネクロマンサー「さて、選ばれし人柱は誰でしょうかねぇ」

ネクロマンサー「全てを手に入れる箱となるべき存在……ククッ」

ネクロマンサー「私は貴方だと思っていますよ、召喚士」

ネクロマンサー「貴方ならばそれに相応しい」

ネクロマンサー「安心して……死になさい。その為に私が居るのですから。クククッ」

 ドドオオオオォォォx……


908 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:24:05.55 ID:q7hZ+VSKo


召喚士「アカシック……レコード?」

サタン「そうだ」

召喚士「何だ、それは……?」

サタン「難しい問いであるな。全てであり無でもある」

召喚士「……?」

サタン「アカシックレコードとは万物、世界、この世の全てだ」

召喚士「どういう……事だ?」

サタン「お前は何故、日が昇り沈むか分かるか?」

召喚士「え……?」

サタン「何故、人間は生まれ死んでゆくのか。何故、この世界が存在するのか」

召喚士「……っ」

サタン「そういったありとあらゆる答えが、アカシックレコードだ」

召喚士「!?」

サタン「それを開いたものは全ての知識を得る」


909 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:24:36.98 ID:q7hZ+VSKo
召喚士「す……全ての……知識っ」

サタン「無論、人を作り出す事も出来れば、負の感情とて消し去る事も可能」

召喚士「――――!?」

サタン「召喚士よ、行くが良い。貴様の望む世界の形成。その答えがそこにある」

召喚士「答えが……そこに……」

サタン「そうだ。魔族もなく人類が争う事もなく、永遠の命を得て快楽を成す」

召喚士「……まるで、天国じゃないか」

サタン「そうだ。生きながらにして天国を得られる。そして、それを作り出すお前は……」

召喚士「……」

サタン「神となるのだ」

召喚士「神……っ」

サタン「知らぬ知識などない存在。それは最早、神以外の何者でもあるまい」

召喚士「……」

サタン「さぁ……行けっ、召喚士。神となるべく真理の扉を開くのだ」

召喚士「……」


910 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:25:36.40 ID:q7hZ+VSKo
 ザッ

召喚士「……」

サタン「どうした?」

召喚士「人は……神になれないよ」

サタン「……」

召喚士「俺には、アカシックレコードを開く事は出来ない」

サタン「何? 全てが……手に入るのだぞ?」

召喚士「そうかもしれない。でも、それは作り出した何かがあるんだ」

サタン「何か」

召喚士「そう。偶然にしろ必然にしろ、神様がいるのかもしれないし」

サタン「……」

召喚士「でも、それが生まれた事には必ず意味があるんだよ、きっと」

サタン「意味、か」

召喚士「そう、意味だよ。俺だってサタンだってそうだ」

サタン「私も……貴様もか」


911 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:26:16.53 ID:q7hZ+VSKo
召喚士「不要なものなんてない。きっと、そうなんだよ」

サタン「だからアカシックレコードは開けないと?」

召喚士「たった1人のちっぽけな人間がしちゃいけないんだよ」

サタン「……」

召喚士「逆立ちしたって人間は神様にはなれないんだ」

サタン「そうだな」

召喚士「未来が分かれば苦労なんてしないさ」

サタン「そうだな」

召喚士「でも、未来は分からないからこそ面白いんじゃないか?」

サタン「面白い……」

召喚士「何もかも全て分かってしまったら、何を目的に生きていけばいいと思う?」

サタン「……? ふっふ、はーっはっはっは!!」

召喚士「……!?」

サタン「俺に問うか、召喚士よ。貴様は本当に大馬鹿者だ」

召喚士「……」


912 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:26:44.46 ID:q7hZ+VSKo
サタン「だが、貴様は人間だ」

召喚士「サタン……」

サタン「人間の強きも弱きも共に持ち合わせている、紛れもなく人間だ」

召喚士「うん。俺は人間だよ」

サタン「本当に良いのだな?」

召喚士「うん。俺は人間であり続けるよ。死ぬまでずっとね」

サタン「……」

コカトリス「何だ」

サタン「ああ……そうか」

コカトリス「……?」

サタン「貴様もまた、召喚士の一部なのだな」

コカトリス「深く考えた事はない。面倒事は嫌いな性分だ」

サタン「ふっ、そうか。何れ分かるさ……次に会う時にでも、な」

コカトリス「二度と会いたいとは思わぬがな」

サタン「それもそうだ。だが、会う事になろうであろう。なぁ、召喚士?」


913 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:27:21.97 ID:q7hZ+VSKo
召喚士「!?」

サタン「またいつか、お前にとっては未来だが、私にとっては古き話」

召喚士「サタン……?」

サタン「アカシックレコードを捨て人類の道を決めたのだ」

召喚士「……うん」

サタン「責任を取れとは思わぬが、最初の道を作るのは貴様だ」

召喚士「分かってる」

サタン「余が再び降り立つまでにどうなっているか、楽しみにしておおるぞ」

召喚士「次に現れた時には、ビックリさせてみせるさ」

サタン「……ふっ」

 パアアアアァァァァ

サタン「そうだ、これを返しておこう」

召喚士「!?」

サタン「グングニルの槍か。全く、厄介なものだよこれは」

召喚士「ゾディアック……だろ?」


914 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:28:18.18 ID:q7hZ+VSKo
サタン「名称など何でも構わぬさ。そら、受け取れ」 スッ

召喚士「……っ」

サタン「俺は核。まだ外殻が残っているだろう?」

召喚士「……ちょっと待ってくれ、今……グングニルって」

サタン「核のない僕などお前の僅かな力でも葬り去る事は安易なはずだ」

召喚士「サタンっ!?」

サタン「さて、そろそろ刻だ」 サアァ……

召喚士「っ!?」

サタン「コカトリス……貴様もな」

コカトリス「……」

サタン「さらばだ召喚士、また遠い古で……会おう」

召喚士「いつだって相手になるよ。そして……」

サタン「……」

召喚士「何度だって、俺は……俺達の道を守ってみせる」

サタン「――――――――」


915 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:29:01.62 ID:q7hZ+VSKo
 パアアアアァァァァ!!

 サタンが最後に何と言ったのか、俺には聞き取れなかった。

 でも決して嫌な事ではない気がする。それだけは確かだ。

 俺の決断は自分勝手だったのかな……。答えは分からない。

 でも……間違ってなかったって絶対に、証明してみせるさ。

 自分の為だけじゃない。みんなの為、全ての生きとし生ける者の為。

 そして……サタンの為にも――――。

 ガッカアアアアァァァァ――――!!

戦士「――っ!!」

魔道士「光が……広がっていく……っ」

盗賊「召喚士……召喚士……っ!!」

戦士「……くそっ」

魔道士召喚士さんはっ、絶対に帰ってきます……絶対に……っ!!」

盗賊「……あ、あれ……は!?」

戦士「何か見えるぞっ!! ま……さか……っ」


916 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:30:01.64 ID:q7hZ+VSKo
 シュウウウウゥゥゥゥ……

青年兵「召喚士さんっ!」

剣士「召喚士くんだっ!!」

名代「か、帰ってきた……召喚士殿が帰って……」

大軍師「し、しかし……このままでは地面に落下してしまいますよっ」

ジュニア「だ、誰か動ける奴ぁいねーのか!?」

魔法剣士「ぐ……っく」

朱雀嬢「朱雀先生っ!!」

王子「……いや、心配は無用のようだ」

帝「!?」

同門「……コカトリス」

 バッシュウウウウゥゥゥゥ!! ドサァ!!

召喚士「……っ!!」

コカトリス「無事、か?」

召喚士「……うん……大丈夫だ……っ」


917 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:30:48.71 ID:q7hZ+VSKo
 バシュウウウウゥゥゥゥ……バサァ

魔道士「召喚士さぁん!!」

戦士「召喚士!!」

盗賊「無事かっ!?」

召喚士(声が……聞こえる……)

 トクントクン……トクントクン……トクントクン……トクントクン……

召喚士(良か……った。みんな、無事だね)

 トクン……トクン……トクン……トクン……

召喚士(ああ……そうだ。サタンの外殻を……倒さなきゃ……)

 トクン……トクン……

召喚士(どう……すれば……いいんだ……っけ……)

 トクン…………トクン…………

召喚士(駄目……だ……。力……入…………)

 トクン…………

召喚士「…………」


918 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:31:19.91 ID:q7hZ+VSKo
――『召喚士、起きろ、起きるんだ』

召喚士「…………?」

――『まだ、終わりじゃないでしょ?』

召喚士「…………!?」

父『サタンは上空だ。最後の力でサタンを撃て』

召喚士「父さん……? それに……」

母『召喚士、あなたになら出来るはずよ』

召喚士「母さん……母さんなんだよね……!?」

父『右手の槍、使い方は分かっているな?』

母『あなたにとって最後の、戦いの為の最後の召喚よ』

召喚士「父さん……っ、母さん……!!」

父『さぁ行けっ! 決めて来い!』

召喚士「……うん、決めるよ……俺」

母『約束、したんでしょ……?』

召喚士「うん、そうだよね。約束したんだ……!!」


919 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 17:43:10.19 ID:q7hZ+VSKo
 コオオオオォォォォ……

サタン「……」

 巨大な光が広がり、そこにはただ暗闇だけがあった。

サタン「そうか。このサタン……召喚士に……」

 魔王サタンの体はふわふわと宙を彷徨う。

サタン「だが、そのお陰でついに……外界へと出る事が出来た」

 漆黒の中、足元に見える丸い地上。周囲にほんのうっすらと輝く星々。

サタン「好都合。このサタンが宇宙より直に制裁を加えてくれようぞ」

 ブウウウウゥゥゥゥン

サタン「スーパーノヴァでな!!」

 ズゴゴゴゴゴゴゴゴ……

サタン「輝く星々が並列し、天狼輝く時、地上は……終わる」

 ギュオオオオォォォォ!!

サタン「全て無と化せ。そして、その上で新たな世界を形成するのだ……ッ!!」

 今静かに、ゆっくりとスーパーノヴァは発動された。


920 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 18:02:39.42 ID:q7hZ+VSKo
 ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

玄武娘「んきゃっ!!」

青龍士官「この地響きは何だ……っ!?」

水の先生「嫌な予感がする……っ」

賢者「……サタンの仕業だね……ふぅ」

男隊員「サタン!? ま、まだ生きてるってのかよ!?」

戦士「大丈夫だろ」

格闘家「……?」

盗賊「召喚士が……やってくれる」

アマゾネス「……っ」

魔道士「召喚士さん、頑張れええぇぇーっ!!」

召喚士「……行けっ、スレイプニル」


 シュイイイイィィィィン

ボス「この期に及んで……スレイプニル?」

白虎長「……いやっ、何かあるわ。これ、何かあるわよ!!」


921 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 18:03:06.44 ID:q7hZ+VSKo
 シュウウウウゥゥゥゥ……

召喚士「……あとは……頼……ん……だよ……」

スレイプニル「良くぞやってくれた。礼を言うぞ……召喚士」

召喚士「は……は…………っ」

スレイプニル「これでようやく、輪が主が……」

 シュイイイイィィィィン

スレイプニル「輪が主が背に戻ってくるのだ」

戦士「な……っにぃ――!?」

盗賊「召喚獣が……化け……たっ?」

魔道士「……う……嘘っ」

――「……フウウウウゥゥゥゥ」

青年兵「凄い、凄いですよ召喚士さん。やっぱりあなたは……凄い!!」

召喚士「…………」

――「人間よ、よくぞ我が槍を取り戻し、愛馬を召喚してくれた」

召喚士「……名……は」


922 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/10(金) 18:04:22.28 ID:q7hZ+VSKo
――「我が名はオーディーン。そなたの名は何と申す?」

召喚士「……召……喚士」

オーディーン「召喚士。覚えておいてやろう。光栄に思うが良い」

スレイプニル「我が主、では」

オーディーン「ああ、参ろうか」

召喚士「…………」

オーディーン「案ずるな召喚士よ。恩はしっかりと返させて貰う」

 ドッオオオオオォォォォン!!

戦士「跳んだっ!!」

オーディーン「このまま真っ直ぐ跳べ」

スレイプニル「……」

 バッシュウウウウゥゥゥゥン!!

スレイプニル「……召喚士の魔力が途切れます」 シュウウゥゥゥゥ

オーディーン「止むを得ぬな。ここで放ってくれようか」

 召喚獣スレイプニルに跨る男が、手にした槍を大きく振りかぶった。


940 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/12(日) 00:33:42.79 ID:MgDgJ9Dzo
オーディーン「我が裁きの一撃を心して喰らうが良い」 ザッ

サタン「……ん? 何だ、何か……来る」

オーディーン「さぁ、最後の一撃だ。召喚士よ……尽きるなよ」

召喚士「…………」

 夜空に月はない。しかし、周囲に散る小さな星々は輝いていた。

スレイプニル「見えました」

 その小さな煌きは、1つ1つは小さいけれど力強く輝いていた。

オーディーン「グングニルの槍」

 小さな小さな輝きが沢山集まって、恐ろしい程の暗闇を仄かに照らす。

サタン「あれは、何だ……?」

 それはあたかも、互いの手を取り合う小さな命のようであった。

オーディーン「かつて私は、自らの意思でこの槍を振り下ろした」

サタン「貴様は……オーディーン!?」

オーディーン「そして今度は、自らの意思に加え、召喚士の意思をも乗せて……」

サタン「何故、貴様の様な者が此処に!?」


941 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/12(日) 00:34:18.11 ID:MgDgJ9Dzo
オーディーン「グングニルを放つ」

サタン「何故、貴様の様な存在が……人間に加担すと言うのかッ!!」

オーディーン「簡単な事であろう」

サタン「……!?」

オーディーン「負の存在を打ち消すのが、正の存在だ」

サタン「……ッ」

オーディーン「地に落ちる力もあらば、天に昇る力もある」

サタン「……そうか、そういう事か。確かにそうかもしれぬな」

オーディーン「今度は振り下ろすでなく、振り上げる。槍を天高くにな」

サタン「しかし……驚いた」

オーディーン「……」

サタン「まさか、たかが人間如きが、貴様の様な存在を従えるとはな」

オーディーン「人の力を見誤ったなサタンよ」

サタン「このサタンに終わりが訪れるとはな」

オーディーン「しばしの間、深い無の中で眠りに付くが良い」


942 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/12(日) 00:34:47.58 ID:MgDgJ9Dzo
 ズバッシュウウウウゥゥゥゥ――――!!

サタン「――――ッ」

オーディーン「この地上はおろか、世界より消え果てろ。サタン!」

サタン「……オ……オオォォ……オオオオォォォォ」

 グングニルの槍は一筋の光となって、天高くへと舞い上がる。

 サタンを貫き、暗闇を貫き、大地へ光を照らす道標となって。

サタン「このサタンが……サタンが……アアァァ」

――『見誤ったわけではない』

サタン「…………」

――『私の敗因は見誤った事ではない』

サタン「…………」

――『俺は理解しなかったのだ。余という存在と、正の力……』

サタン「…………」

――『そして僕を還すべく築き上げた人間の絆というものを』

サタン「そうか、ならば仕方あるまい。今しばらく消えよう……闇へ――――」


943 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/12(日) 00:35:18.63 ID:MgDgJ9Dzo
 ズガッカアアアァァァァ――――!!

青年兵「う……っ!!」

魔法剣士「……やった……のか?」

戦士「召喚士」

盗賊「召喚士……」

魔道士「召喚士さんっ!!」

召喚士(ああ……見える…………)

眼鏡『ありがとう……』

詩人『ありがとう』

マーマン『あんがとな、召喚士!』

召喚士(みんなが……還ってゆく…………)

隊長『ありがとう』

騎都尉『感謝する』

武士『恩に着るで御座るよ、召喚士殿』

召喚士(みんなが…………)


944 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/08/12(日) 00:36:13.50 ID:MgDgJ9Dzo
天才『ハーッハッハッハ!! ったく、大したヤローだよお前は』

魔剣士『本当にありがとう。俺は……救われたよ』

プリースト『ありがとう。若き勇者』

召喚士(…………)

父『召喚士、よく……頑張ったな』

母『ゆっくり……おやすみ……』

 トクン……――

召喚士「…………」

魔道士「召喚士……さん?」

召喚士「…………」

魔道士「召喚士さん……っ、召喚士さん!?」

戦士「……おい、冗談じゃねぇぞ……おいっ!!」 ヨロッ

魔道士「召喚士さんっ!! 召喚士さんっ!! 召喚士さああぁぁぁぁん!!」

盗賊「……っ」

 召喚士は静かに、ゆっくりと安らかな表情で眠りについた。


956 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/12(日) 16:50:28.93 ID:GIteuSKC0
お前ら騒ぎ過ぎだ
プロローグが終わっただけだぞ



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