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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その7
879 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 15:47:19.39 ID:K0jdBGwo
〜船上〜

召喚士「このまま北上して北西の港か…」

戦士「ここって前に来た事あったっけか?」

召喚士「あれだね、西方の時の…」

戦士「ん?…ああ!帰りに神官さんに送ってくれた川か!」

召喚士「そうそう」

戦士「あれから随分経つなぁ…西方も落ち着いたかな?」

召喚士「だといいけどね。それにサモナーさん…」

戦士「手紙送ったんだっけか?」

召喚士「うん。もう届いてるかは分からないけど」

戦士「青龍先生は知らないのかね?式神との関係ってやつ」

召喚士「おそらくしらないだろうし、知ってても…」

戦士「まだ早い!…ってか?」

召喚士「はははっ。うん」

テクテクテク…


880 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 16:38:28.08 ID:K0jdBGwo
召喚士「…大丈夫ですか?」

盗賊「…うん…一日寝てたから」

戦士「あんま無理すんなよ?」

盗賊「…ああ」

召喚士「もう少しで着きますよ」

戦士「…だな」

召喚士「鍛冶屋って…どんな人なの…?」

戦士「一言で言えば…変人というか…」

盗賊「……」

戦士「一家で変人というか…」

召喚士「い、一家!?」

戦士「鍛冶屋一家なんだけどな…まぁ…」

召喚士「そ、そうなんだ…」

戦士「悪い人達じゃないんだけど、ノリが凄いっていうか…」

召喚士「そ、そっか…ははは…っ」


881 :パー速民がお送りします [] :2009/12/24(木) 17:10:45.97 ID:/jUX6m.0
…盗賊ってものすごく酒癖悪くなかったっけ?


882 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 17:11:44.72 ID:K0jdBGwo
〜北西の港〜

ザッ!!

戦士「…着いたぜ」

召喚士「賑やかな所だね…今までとは違う意味で…」

港からは、至る所で煙が上り、馬車がせわしなく行き交う。

戦士「鍛冶屋の町だからな…」

召喚士「そっかぁ…」

戦士「近くにゃ良質な鉱山がゴロゴロあるからな」

盗賊「…なるほど」

戦士「ま、北に近い分…魔物も多いけど」

召喚士「強い…のかな?」

戦士「マチマチだな。深く潜れば潜る程…強い」

盗賊「……」

戦士「だが、深く潜れば…最高級の鉱物が獲れるってわけだ」

召喚士「……そういう事か」


883 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/24(木) 17:12:37.06 ID:K0jdBGwo
>>881
そのうちオマケで…フフフ


884 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 17:26:17.14 ID:K0jdBGwo
戦士「さて…鍛冶屋はこの先の、橋のふもとだ」

召喚士「うん、行こうか」

盗賊「…ああ」

テクテクテクテク…

召喚士「でも、東方まで名が知れてるなんて、凄い人なんだね」

戦士「…変人だからだろ」

召喚士「そうなのかな…」

戦士「とにかく変わった武器や防具を作るのが大好きでな…」

盗賊「……」

戦士「その手の鍛冶屋じゃある意味世界一かもな。ははっ」

召喚士「そこで一年間働いてたんだっけ?」

戦士「ああ。まぁ鉱山発掘と試し斬りも兼ねて、な」

盗賊「…ほぅ」

戦士「着いた。あの家だ…」

目の前には奇抜なデザインの家がそびえ立っている。


885 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 17:49:16.68 ID:K0jdBGwo
コンコン…

声「はーい」

タッタッタ…カチャッ

戦士「どうも…!ご無沙汰してますっ!」

ドアを開けると、中から眼鏡をかけた一人の男が現れた。

鍛冶屋「やぁ戦士くん!どうもどうも、ご無沙汰してます」

戦士「いえっ、こちらこそ…その節は…」

鍛冶屋「いえいえいえっ!こちらこそ…お世話に…」

戦士「あ、こっちはパーティー仲間の…」

召喚士「始めまして。召喚士、と申します」

盗賊「…盗賊…です」

鍛冶屋「これはこれはこれは…!ご丁寧に…!」

戦士「……」

鍛冶屋「私、鍛冶屋と申します。さぁさぁお入り下さい!」

三人は鍛冶屋の招きで、家の中へ入る。


886 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 17:54:11.55 ID:K0jdBGwo
〜鍛冶屋の家〜

鍛冶屋「さぁさぁ、お掛け下さい!どうぞどうぞ」

召喚士「あ、ありがとうございます…」

盗賊「…」

三人はリビングの椅子に座る。

鍛冶屋「すぐ飲み物持ってきますんで。ちょっと待っててね!」

タタタッ…

召喚士「な、なんか凄い腰の低い人だね…」

戦士「えぇ…あー…うん」

盗賊「……」

戦士「あー、先に言っておくわ」

召喚士「?」

戦士「あの人の前で武器の話は禁句な」

召喚士「武器の話?鍛冶屋なのに…?」

戦士「い、いいからっ!頼む!!」

盗賊「…?」


887 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 17:59:39.94 ID:gwVofL60
あぁ…そういうキャラかww


888 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 18:01:49.23 ID:K0jdBGwo
タタタッ…ガッシャアァンッ!!

盗賊「!?」

召喚士「な、何だっ!?」

戦士「……」

カチャカチャカチャッ…タタタッ…

召喚士「…?」

戦士「…た、多分大丈夫…だよ」

タタタッ…

鍛冶屋「お待たせしました!すいません!」

召喚士「い、いえっ…お構いなく…っ!」

盗賊「…う、うん!」

鍛冶屋「あぁ!すいません茶菓子ですね!すぐ持ってきますから!」

タタタッ…

召喚士「手が…血まみれ…だったけど…」

戦士「…た、多分大丈夫…だよ…な?」


889 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 18:06:11.71 ID:K0jdBGwo


鍛冶屋「それで…今日はどうしたんだい?」

戦士「あ、実は…。あの・・・・・・おかみさんは?」

鍛冶屋「ああ、妻なら買い物に・・・。もうすぐ帰ってくるんじゃないかな?」

戦士「そうですか…」

鍛冶屋「妻に用かい…?」

戦士「あ、えーと…まぁみんな揃ってからの方が…」

鍛冶屋「あぁ!そうか、そうだよねぇ!さすが戦士くん!」

盗賊「……」

戦士「は、はぁ…」

召喚士「ははっ…」

鍛冶屋「戦士くんには本当にお世話になりっぱなしで…」

戦士「いえいえ!こちらこそっ!」

鍛冶屋「いえいえいえ!こちらこそっ!!」

盗賊「……」


890 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 18:07:23.57 ID:6RzWquoo
こち亀の本田的な人だろうか
武器の話になったら性格かわるとか


891 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 18:16:10.67 ID:K0jdBGwo
召喚士「戦士はこちらでお世話になってたんですよね?」

鍛冶屋「そうなんだよ!そりゃもう何から何まで…」

戦士「いやいや…何もしてないっすよ…!ははっ!」

鍛冶屋「そんなそんな!妻も娘も褒めてたよ〜?」

召喚士「へぇ〜」

鍛冶屋「私も何度助けられたか…いやいやいや…」

盗賊「……」

鍛冶屋「凄いんだよ?もう剣を片手に鉱山に行ってね…!」

戦士「違いますって!作った剣が良かったんで……」

召喚士「…?」

盗賊「…!?」

鍛冶屋「……やっぱりそう思うかい?」

戦士「あ………」

鍛冶屋「あの剣はね、凄いんだよ…」

戦士「しまった……っ!!」


892 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 18:18:53.87 ID:A3CVejYo
話が長いタイプかwwwwwwwwww


893 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 18:21:43.47 ID:K0jdBGwo
〜2時間後〜

戦士「…すまん」

召喚士「…いや」

盗賊「……」

鍛冶屋「そこでだ…!なんと冷ました後にもう一度…」

ガチャッ

おかみ「ただいまー、おや?お客さんかい?」

鍛冶屋「あ、おかえり!」

タタタッ…テクテクテク

玄関からは、一人の女性が入ってくる。

おかみ「あら…!アンタ戦士じゃないかいっ!?」

戦士「おかみさん!ご無沙汰してます!」

おかみ「そっちは…仲間かいっ?」

戦士「はい!召喚士と盗賊です」

おかみ「そうかいっ、アタシはおかみ。ヨロシクねっ!」


894 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 18:28:14.36 ID:K0jdBGwo
鍛冶屋「いやね、丁度僕の剣について解説を…」

おかみ「なんだいアンタ?指じゅう包帯だらけで」

鍛冶屋「あ、ああ…ちょっと転んで食器をひっくり返しちゃって…」

おかみ「慣れない事するんじゃないよ!まったく…」

鍛冶屋「ごめんね!ほんとごめんね!ほんと…」

おかみ「分かった分かった…あれ?あの子は帰ってないのかい?」

鍛冶屋「うん。友達と遊びに行くって…」

おかみ「まったく…どこほっつき歩いてんだか…はぁ」

戦士「……」

おかみ「あぁ、ゴメンよ!さ…座ってくつろいどくれ!」

鍛冶屋「そうそうそう!どうぞどうぞ!」

召喚士「は、はい…」

おかみ「泊まってくだろ?夕食作るからちょっと待ってな」

戦士「え…あ、すんません!」

おかみ「遠慮する事ないよっ!先に風呂入っといで!」


895 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 18:33:29.26 ID:K0jdBGwo


戦士「じゃあ、先に風呂入ってくるわ…」

召喚士「うん」

テクテクテク

鍛冶屋「僕は何かするかい…?」

おかみ「大人しく座ってな」

鍛冶屋「あ、うん…。そうだね、ほんとそうだよ…!」

盗賊「…」

おかみ「アンタらはいくつなんだい?」

おかみは料理をしながら、二人に話しかける。

召喚士「俺は23で盗賊さんが20です」

おかみ「若いのに偉いねぇ!それに比べウチのきたら…」

ガチャッ…パタン

おかみ「ウワサをすれば…」

テクテクテク…


911 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 21:47:26.19 ID:BvU5q82o
鍛冶娘「……お客さん?」

召喚士「ど、どうも…」

おかみ「ほら!ちゃんと挨拶しな!」

鍛冶娘「…どーも」

盗賊「……どうも」

鍛冶屋「あのねあのね、戦士くんの友達なんだよ!」

鍛冶娘「戦士…!?」

おかみ「そうだよ!久々に来てくれたんだよっ!」

鍛冶娘「べっ、別にどーでもいいし!」

ドスドスドス…バタンッ

召喚士「……」

おかみ「ごめんねぇ…!無愛想な奴でさ、あははっ!」

鍛冶屋「そう、そうなんですよ!気にしないで下さい!」

召喚士「は、はい…」

盗賊「……」


912 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 21:48:27.73 ID:BvU5q82o
スタスタ…ガチャッ

鍛冶娘「……っ!!」

戦士「!?」

鍛冶娘「き…き…っ」

戦士「よ、よぉ…!久しぶり…」

鍛冶娘「きゃああぁぁっ!!」

召喚士「な、何っ!?」

おかみ「…なんだい?五月蠅いねぇ!」

盗賊「…?」

戦士「あ、わ…悪りぃ!先に風呂に……」

鍛冶娘「いっ、いいから前を隠せ…バカッ!!」

戦士「!!……す、すまんっ!」

バタンッ!!

鍛冶娘「――っ!!///」

タッタッタ…


913 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 21:49:31.23 ID:BvU5q82o


戦士「……」

鍛冶娘「……」

召喚士「……?」

おかみ「何かあったのかい?」

おかみが食卓に料理を運んでくる。

鍛冶娘「べっ、別に…!!」

戦士「……」

盗賊「……」

鍛冶屋「さぁさぁさぁ、食べましょう!!」

召喚士「あ、はい。いただきます!」

盗賊「…いただきます」

おかみ「たーんと食っとくれ!おかわりも沢山あるよ!」

戦士「おかみさんのメシ、久々だなぁ…!」

鍛冶屋「そう!そうだね!まさにそうだ!ははは!」


914 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 21:50:13.96 ID:OtyYvUSO
これは…ツンデレか!?


916 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 21:51:47.48 ID:BvU5q82o
鍛冶娘「……モグモグ」

おかみ「こらっ!いただきますは!?」

鍛冶娘「……いただきます」

おかみ「まったく…18にもなって情けない…!」

鍛冶娘「はいはい…」

盗賊「……モグモグ」

戦士「んーっ!相変わらずウマイッ!!」

おかみ「そうかい?ありがとよ!」

戦士「こんなウマイメシ毎日食えて、お前は幸せだな!はははっ!」

鍛冶娘「べっ、別に……っ!!」

おかみ「何なら戦士くん、婿に来ておくれよ!あははっ!」

鍛冶屋「そうそうそう!そうだよ。いいねいいねっ!」

召喚士「!?」

鍛冶娘「なっ、何言ってんの…!?バッカじゃないの!!…フンッ!///」

おかみ「冗談だよ!何顔真っ赤にして照れてんだいっ!あははっ!」


917 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 21:53:36.70 ID:BvU5q82o
鍛冶娘「照れてなんか…ないっ!!///」

盗賊「……モグモグ」



召喚士「ご馳走様でした!」

盗賊「…ご馳走様でした」

戦士「あぁ…ウマかったぁ!」

おかみ「お粗末様!コーヒーでいいかい?」

鍛冶屋「戦士くんお酒!飲もう飲もう!」

戦士「えっ、あ…いや…」

おかみ「アンタはちょっとくらい控えなよ!明日も仕事だろっ?」

鍛冶屋「そうそう!明日も仕事だった…!いや、でも…」

おかみ「ま、せっかくだし良いかねぇ…!たまには」

鍛冶屋「そうそう!たまには良いよっ!ねっねっ?」

戦士「はぁ…俺はどちらでも…なぁ?」

召喚士「う、うん…盗賊さんは控えた方が良いですけどね…ははっ」


918 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 21:55:36.56 ID:iiuUE.AO
女難の相…


922 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 21:57:47.70 ID:BvU5q82o
盗賊「……うぅ」

スッ…テクテクテク…

おかみ「もう寝るのかい?」

鍛冶娘「……悪い?」

おかみ「せっかく戦士くんも来てくれたってのに」

鍛冶娘「アタシの勝手でしょ!?明日も学校なのっ!」

ダンダンダンッ…バタンッ!!

おかみ「まったく…誰に似たんだか…」

鍛冶屋「ほんとほんと…誰に…ねぇ?」

召喚士「……」

盗賊「……」



おかみ「そうかい…そんな事が…」

戦士「えぇ…これなんですけど」

戦士はドワーフの大斧をおかみに渡す。


924 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 21:59:49.14 ID:nAao1hIo
女難の相か


925 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 22:00:19.54 ID:BvU5q82o
おかみ「ほぉー、コイツは立派なモンだねぇ!!」

鍛冶屋「どれどれどれ!?うーむ…コイツは…」

おかみ「アンタは黙ってな!!」

鍛冶屋「そうそう!黙ってよう!うん、それがいい……」

召喚士「ドワーフさんは魔王を倒す為に、五行全ての付加を付けると言っていました」

鍛冶屋「五行全て…!?」

おかみ「ソイツは無理だね」

盗賊「…!?」

おかみ「だってそうだろ?反発する行同士を繋げば、その反動は計り知れない」

鍛冶屋「そうそう。ましてや五行全てなんて…死ぬだろうね…」

戦士「……そうなのか」

召喚士「でも、魔王を倒すってところにヒントがあるのでは…?」

鍛冶屋「…?」

召喚士「そこまでしないと魔王を倒すには…」

おかみ「そうかもしれないどねぇ…」


926 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 22:02:20.21 ID:BvU5q82o
召喚士(…待てよ?これって召喚術にも当てはまるよな…?)

戦士「とにかく…現実的には無理って事?」

おかみ「うーん…やった事も聞いた事もないからねぇ…どうだい?」

鍛冶屋「やってみたい反面…怖い部分もあるなぁ」

戦士「そっか……」

盗賊「……」

戦士「とりあえず…一行付加は出来ますかね?」

おかみ「…?そりゃモチロン!」

コンコンッ…

鍛冶屋「この素材は結界石が30%含まれてるね。なら問題ないよ」

召喚士「…凄い!簡単にそこまで分かって…!?」

おかみ「伊達に長年鍛冶屋してないよっ!!あはははっ!!」

戦士「出来れば…金行に反発しない火行か水行か土行…」

鍛冶屋「あとの問題は…素材だね」

おかみ「アンタらそこらで拾ってきなよ?魔物くらい何とかなるだろっ?」


927 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 22:06:22.77 ID:BvU5q82o
戦士「まぁ…多分」

召喚士「…うん」

盗賊「……」

おかみ「とりあえず今日はもう休みな!奥の部屋、布団引いてあるから」

召喚士「ありがとうございます。なんか…すみません…」

鍛冶屋「いやいやいやっ、気にしないで!」

おかみ「盗賊ちゃんはこっちだね!」

盗賊「…?」

おかみ「女の子一人、男共と寝かせるわけにはいかないからねぇ!」

戦士「……」

おかみ「アタシと一緒の部屋で申し訳ないけどねっ!さ、使っとくれ!」

盗賊「…あ、ありがとう…ございます」

おかみ「礼儀正しくて美人で…ウチのと違っていい子だねぇ…!」

盗賊「そっ、そんな事…!」

おかみ「まったく…見習って欲しいモンだよっ!あはははっ!」


928 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/24(木) 22:09:06.31 ID:BvU5q82o
ちょっと休憩します…はぁ…
おかみがオソノさんで再生され始めた…いかんいかん


930 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 22:11:55.60 ID:CzkMyPYo
なんとなく召喚師が可愛そうになってきた


931 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 22:38:17.12 ID:gwVofL60
もう戦士が主人公でいいよ


933 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/24(木) 22:46:18.56 ID:42ngTQDO
召喚師は空気になることが希に良くあるらしいぞ


934 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 23:03:18.23 ID:BvU5q82o


おかみ「さ、準備オッケー!寝ようかね」

盗賊「…はい」

ゴソゴソッ…

おかみ「……」

盗賊「……」

おかみ「なぁ…」

盗賊「…はい」

おかみ「戦士くんをヨロシクね」

盗賊「…へっ!?」

おかみ「アンタ…好きなんだろ?戦士くんの事」

盗賊「わ、私は…別に…っ」

おかみ「あははっ!隠さなくたっていいよ!」

盗賊「……うぅ///」

おかみ「人生長く生きてると…色々分かるモンだよ!あははっ!」


935 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/24(木) 23:06:54.57 ID:BvU5q82o
盗賊「……」

おかみ「ウチの子も素直になりゃいいんだけどねぇ…」

盗賊「……?」

おかみ「なかなか難しいね!年頃の娘さんがたは…」

盗賊「……はぁ」

おかみ「ゴメンね!おばさんの愚痴だと思って聞き流しとくれ」

盗賊「…はい」

おかみ「それじゃ、おやすみ…」

盗賊「…おやすみなさい」

〜次の日〜

台所ではおかみがせわしなく動いている。

召喚士「おはようございます!」

おかみ「おはよう!ゆっくり寝てていいのにー!」

召喚士「あ、いえ…なんだか目が覚めてしまって。何か…手伝いますか?」

おかみ「!?…あははっ!お客さんに手伝わせるワケにはいかないよっ!」



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