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青年剣士「運命ということ・・」
- 426 名前: ◆qqtckwRIh. []
投稿日:2013/07/27(土) 09:23:20 ID:Qg2KzmcM
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・ガチャッ
童子騎士「遅いぞ!どこ行ってたんだ!」
吟遊詩人「起きたらいないんだもん・・・心配したよ」
幼剣士「あ、ごめん・・・ただいま」
女エルフ「朝ご飯・・・じゃなくて、もう昼過ぎだけど、昼ご飯出来てるから食べてね」
幼剣士「いただきます」
- 427 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:24:00 ID:Qg2KzmcM
女エルフ「・・・何か元気ないわね?」
幼剣士「いえ、何でもないです」モグモグ
吟遊詩人「どうしたの?」
幼剣士「んー大丈夫だよ、何でもない」
童子騎士「・・・?」
幼剣士「・・・」モグモグ
吟遊詩人「・・・」
・・・コンコン
女エルフ「はい、どうぞ」
- 428 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:24:31 ID:Qg2KzmcM
・・・ガチャッ
隣人エルフ「やあやあ!女エルフさん!」
女エルフ「あら、どうしました?」
隣人エルフ「ちょっと聞いてほしいことがありまして・・・」
全員「?」
- 429 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:25:13 ID:Qg2KzmcM
・・・・・・・・・・・・・・
隣人エルフ「今さっき、昨日の騒動について中央軍の調査が終わったらしいんですよ」
女エルフ「・・・」
隣人エルフ「それで、まだ公表されてないんですが身内のエルフからタレコミがあったらしいんです」
女エルフ「どうしたんですか?」
隣人エルフ「仮面を着けていた男を大陸指名手配して、この状態をひとまず収拾するみたいです」
女エルフ「え・・・?」
隣人エルフ「まー彼が祭壇にいるのを見かけたって人多いし、騒動になってる今はそれが一番収拾図りやすいんでしょうねえ」
吟遊詩人「仮面の男って昨日の?」ボソッ
幼剣士「だと思う」ボソボソ
- 430 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:25:55 ID:Qg2KzmcM
女エルフ「そんなわけ・・・」
隣人エルフ「今回の騒動は一過性のもので、問題もないようですし・・・それに、仮面の男なんて怪しいじゃないですか」アハハ
女エルフ「そんなわけ、ないです!!!」
隣人エルフ「ひっ!」
幼剣士「お、女エルフさん!」
女エルフ「あ・・・ごめんなさい。で、でも・・そんなわけないと思うんです・・・」
隣人エルフ「ま、まあいいですよ。それ伝えたかっただけです、では失礼します」
・・・・ガチャッ・・バタン
女エルフ「・・・そんなわけないのに・・」
- 431 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:26:31 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「女エルフさん、仮面の男のことを知ってるんですか?」
女エルフ「あ、あ・・・ううん、ただ・・・そんな気がしただけ」
幼剣士「時空剣士・・・」
女エルフ「!」
幼剣士「・・・ウソだと思ってたけど・・・やっぱり本当なんだ・・」
女エルフ「それをどこで?」
幼剣士「直接・・・さっき聞いて・・」
女エルフ「全部、聞いたの?」
幼剣士「全部?」
女エルフ「彼の正体もってこと」
- 432 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:27:01 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「・・・時空剣士、としか」
女エルフ「そう・・・」
幼剣士「女エルフさんは知ってるの・・・?」
女エルフ「・・・それは言えないの。ごめんなさい」
幼剣士「・・・」
童子騎士「時空剣士とか、仮面の男ってなんのことだ?」
吟遊詩人「あの仮面の男の正体が時空剣士っていう人だったの?」
幼剣士「うん、そう聞いた」
- 433 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:27:34 ID:Qg2KzmcM
童子騎士「時空剣士ねえ・・・」
幼剣士「未来から来たとか言ってたけど、ピンとこないし」
吟遊詩人「うーん怪しいね・・・」アハハ・・・
女エルフ「・・・」
童子騎士「でもさ、確かにそうだったりするかもしれないな」
幼剣士「え?」
- 434 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:28:10 ID:Qg2KzmcM
童子騎士「ほら、最初に幼剣士が出会った時もさ」
幼剣士「・・・?」
童子騎士「あの場所に、時空剣士がいなかったらアラクネにやられてたんじゃないか?」
幼剣士「・・・あ」
童子騎士「夜の出会いも、分からなかっただけで今回の騒動の忠告みたいな事言ってた気が・・・する多分」
幼剣士「じゃあ、3度目って・・・」
吟遊詩人「私たちを助けてくれる為に来てくれた、ってことかも」
女エルフ「・・・」
- 435 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:28:50 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「・・・・」
童子騎士「偶然を装って、ただ俺らを守ってきただけ?3度も、偶然に?」
吟遊詩人「その話を聞く限り、偶然にしては出来すぎてるね」
幼剣士「・・・もう1度会って、話を聞こうと思う」
吟遊詩人「どこにいるか、知ってるの?」
幼剣士「あ・・・うーん。さっきまで祭壇にいたから、もしかしたらいるかも・・・・?」
・・・ザワザワ・・
童子騎士「ん?」
女エルフ「外が騒がしいね」
- 436 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:29:26 ID:Qg2KzmcM
・・・・・ガチャッ
幼剣士「・・・」ヒョコッ
エルフ民A「・・・早いな、さすがに軍だ!」
エルフ民B「これで今回の原因も分かるのか?」
幼剣士「・・・?」
エルフ民A「あれ、さっきの子じゃねーか」
エルフ民B「どうした?」
幼剣士「また何か分かったんですか?」
エルフ民A「おおよ、仮面の男が拘束されるらしいぞ」
幼剣士「えっ?」
- 437 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:29:58 ID:Qg2KzmcM
エルフ民B「なんでも、祭壇にいるところを軍に見つかって、今軍人が何人もそいつを捕まえに出動したとこだとさ」
エルフ民A「これで少しは落ち着けばうれしいんだけどな」
幼剣士「・・・!」チャキッ
吟遊詩人「待って、幼剣士!どこに行くの!」
幼剣士「だめだ、まだ何も聞いてないし・・・、見にいってくる!」
女エルフ「あっ・・・待っ・・・」
・・・タタタタタッ
吟遊詩人「私も行く!」
童子騎士「俺も行くぜ!」
女エルフ「・・・行っては・・だめ・・・」
・・・・タッタッタッタッタ・・
女エルフ「・・・あぁ・・・子供たちにエルフの加護を・・・・」
- 438 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:30:39 ID:Qg2KzmcM
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
幼剣士「・・・」スタッ
童子騎士「いたか?」
吟遊詩人「あそこ・・・、囲まれてる」
幼剣士「・・・」ゴクッ
軍人A「大人しく投降しろ!」
軍人B「お前は囲まれている、無駄だ!」
時空剣士「・・・」
- 439 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:31:10 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「1、2、3・・・凄い数・・・何人に囲まれてるんだろう・・・」
時空剣士「いいか、命が惜しい者は今すぐここから立ち去るんだ」
軍人A「何?」
軍人B「俺らがお前に殺されるのか?」
時空剣士「・・・いいのか?」
軍人A「軍を甘くみるなよ」
軍人B「大陸指名手配犯を捕まえたとなりゃ、それなりの見返りもあるからな・・・」ジリッ
時空剣士「本当にやめておくんだ、犠牲が増えるだけだ。君たちにも家族がいるのだろう」
軍人A「家族がいるからこそ、こういう仕事をしているんだ」
時空剣士「成る程・・・もっともな理由だな」
軍人B「さっきからぶつぶつと・・・・、いいから大人しく武器を捨てて投降しろ!」
- 440 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:31:47 ID:Qg2KzmcM
時空剣士「生憎だが、あともう少しだけこの武器が必要なんだ」
軍人A「ならばこちらも、やむを得ず・・・か」チャキ
時空剣士「・・・」
軍人A「全員!仮面の男を確保せよ!」
軍人達「うおおおおおっ!」ダダダダッ
時空剣士「・・・」
ミシ・・・・・ミシミシ・・・
軍人A「待て、な、なんだ・・・?」
軍人B「地震・・・?」
時空剣士「・・・来たか」
- 441 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:32:19 ID:Qg2KzmcM
軍人A「ゆ、揺れが・・・・」
ミシミシミシ・・・・!
ドゴォォォン!!!
幼剣士「さ、祭壇が・・・」
吟遊詩人「崩れた・・・!?」
軍人A「た、太陽の祭壇が・・・」
軍人B「貴様、何をした!」
時空剣士「私は何もしていない・・・、それに忠告したはずだ。何があってもいいんだな、と」
軍人A「な、何・・・?」
軍人B「あ、あれはなんだ・・・?」
軍人A「何か、浮いている?」
- 442 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:32:55 ID:Qg2KzmcM
時空剣士「・・・死者の王、リッチ」
軍人A「リリ、リッチ!?」
軍人B「最上位のアンデッド・・・、なんでそんな奴がここに!?」
時空剣士「リッチというのは魔道士が暗黒の道に堕ちた末路の姿。祭壇の地下に封印されていたんだ」
軍人A「やはり・・・お前がそれを仕組んだんだろう!?・・・ごほっ・・」
軍人B「ごほっ・・・」
軍人C「はっ・・・はっ・・・」
軍人A「い・・・息が・・・」
時空剣士「そして、あいつの目覚めは食事の時間でもある」
軍人A「たす・・け・・・」
時空剣士「精神力のない人間は、すぐにあいつの餌になる」
リッチ『・・・』スゥゥゥ
- 443 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:33:27 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「・・・僕らは見つかってないから大丈夫みたいだね」
吟遊詩人「ど、どうするの?」
童子騎士「逃げるしかないだろ、俺らあんなヤツ相手にできねえぞ!」
幼剣士「・・・」
軍人A「・・・かはっ・・」ドサッ
軍人B「・・・」
時空剣士「食事は終わったのか?」
リッチ『・・・』
時空剣士「・・・」
リッチ『・・・』
時空剣士「やれやれ、アンデッド族っていうのは何でこうも無口なのかね」
- 444 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:34:01 ID:Qg2KzmcM
リッチ『・・・』クイッ
・・・ボコッ・・ボコボコッ・・
時空剣士「やっぱりか」
スケルトン『・・・』
ワイト『・・・』
グール『・・・』
レイス『・・・』
時空剣士「昨晩の騒動、やはり・・お前の仕業だったのか」
リッチ『・・・』
時空剣士「お前がここに復活するのは知っていた。そして私がここでお前と対峙するのもな」
リッチ『・・・ほう?』ボソッ
- 445 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:36:16 ID:Qg2KzmcM
時空剣士「やっとしゃべってくれたか。さっきと違い口を聞いてくれぬものでな」
リッチ『・・・会った時から思っていたが、貴様、この世界の人間ではないな』
時空剣士「・・・」
リッチ『・・・成る程、2つの意思か」
時空剣士「・・・そこまで分かるとはね」
リッチ『何故だ』
時空剣士「言う、必要があるのか」
リッチ『そうだな・・・』
時空剣士「・・・」
リッチ『これから死ぬ者の話を聞いたところで、何にも・・・ならぬかっ!』クワッ
- 446 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:37:18 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「ななな、なんか凄い事に・・・」
童子騎士「完全に俺ら蚊帳の外じゃないか!」
吟遊詩人「戻ってもいいのか、それともいたほうがいいのか・・・」
・・・・キィン!!
・・ドサッ・・・・キィン!!ドシュッ!!
リッチ『ほう、我が軍団を相手にして怯まないとは』
時空剣士「・・・相手にならない」
リッチ『・・・』スッ
時空剣士「おっと、それはちょっと不味い」スッ
・・・ブワッ!!
時空剣士「闇の・・・波動は・・・重いなさすがに・・・・」ビリビリ
リッチ『これを耐えるとはな・・』
- 447 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:37:50 ID:Qg2KzmcM
時空剣士「復活したばかりのお前の攻撃程度じゃ、俺は倒せない」
リッチ『・・・』
時空剣士「光炎装っ!」ボワッ
リッチ『・・・!』
時空剣士「さすがのお前でも、これを食らえばタダではすまないだろ?」
リッチ『・・・くっ』ヒュッ
時空剣士「逃がすか!光炎刃っ!」・・・ビュオッ!!
・・・・ズバァ!!!
リッチ『ぐぁ・・・』フラフラ
時空剣士「・・・」
幼剣士「や、やった?」
吟遊詩人「わからない・・・」
- 448 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:38:41 ID:Qg2KzmcM
時空剣士「・・・もう1度、眠ってくれないか?」
リッチ『・・・くっ、魔力が足りぬ・・』
時空剣士「これで終わりだ!光炎刃っ・・・!」
リッチ『・・・!』ビュッ
時空剣士「待て!逃げるのか!」
リッチ『くっく、見つけた・・・』
幼剣士「・・・え?」
童子騎士「うわっ!」
吟遊詩人「こっちに!」
リッチ『ははは!』
時空剣士「な、幼剣士がなぜそこに!?」
- 449 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:39:13 ID:Qg2KzmcM
リッチ『頂く・・・』
時空剣士「やめろ!」
リッチ『くはは!安心しろ、頂くのはコイツの魔力だけだ・・・・』
・・・・スゥゥゥ
・・・・・・・・・・・・
幼剣士「うわあああ・・・・!?」
童子騎士「あああ・・・?」
幼剣士「・・・あ、あれ?」
童子騎士「な、何でもねえぞ?」
・・・・ドサッ
幼剣士「・・・え?」
- 450 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:39:45 ID:Qg2KzmcM
吟遊詩人「・・・」
幼剣士「ちょっ・・・吟遊詩人・・・」
リッチ『ご馳走様・・・中々の魔力だった』
幼剣士「吟遊詩人、ねえ吟遊詩人」
吟遊詩人「・・・」ユサユサ
リッチ『・・・』ニタッ
時空剣士「・・・・貴様っ!」
- 451 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:40:15 ID:Qg2KzmcM
リッチ『・・・』スッ
時空剣士「くっ!」チャキッ
・・・・ブワッ!!
時空剣士「ぐああっ!」ドォン!!
リッチ『・・・』ニヤッ
時空剣士「ごほっ・・・さっきとは比べ物にならん・・・・!」
リッチ『何という極上の魔力。体の底から熱さがジンジンと溢れて出てくる・・・・』
幼剣士「・・・」ブチッ
- 452 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:40:51 ID:Qg2KzmcM
・・・・チャキッ
幼剣士「ああああっ!」ダダダダッ
時空剣士「・・・いかん!」
リッチ『・・・ふん』スッ
・・・・ブワッ!!
幼剣士「・・・・あああああっ!」ブゥン!!!
・・・スパッ!!
時空剣士「何っ!闇の波動を切り裂いた!?」
リッチ『何だと・・・?』
- 453 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:41:22 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「・・・・はぁ・・・はぁ・・・」パァァ
リッチ『あれは・・・太陽のネックレスか・・・・!』
時空剣士「そうか・・・ネックレスか・・・・」
幼剣士「よくも・・・吟遊詩人を・・・・・・・!!」
リッチ『・・・それは少し面倒だな』
幼剣士「光炎装っ!!』ボワッ
時空剣士「だめだ!光炎装は・・・マナを使いすぎる!枯渇状態になるぞ!」
幼剣士「それでも・・・、それでも・・・・・・!」ブルブル
リッチ『・・・・』
- 454 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:42:18 ID:Qg2KzmcM
時空剣士「そうか・・・・幼剣士!これを使うんだ!」ヒュッ
・・・・チャリンッ
幼剣士「えっ・・・・、こ、これは・・・お兄ちゃんと一緒のネックレス・・・?」
時空剣士「・・・・私の魔力と、光を・・・使うんだ!」
幼剣士「・・・・何であなたがこのネックレスを・・・、でも、僕もこれを持っている・・・ど、どういうこと・・・・」
時空剣士「今は・・・あれこれ考えるんじゃない!やるんだ!」
リッチ『面倒な・・・・!』グググッ
- 455 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:43:08 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「は、はい!」ボゥワッ!!
リッチ『闇の波動!』・・・・ブワッ!!!
幼剣士「光炎刃っ!」・・・・ブォンッ!!
カァッ・・・・・・・・・ドゴォォォン!!
童子騎士「し、衝撃波が・・・・!」
時空剣士「かち合ったか・・・・!」
リッチ『ぐおおおおっ!』グググッ
幼剣士「ああああっ!」ググッ
- 456 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:43:38 ID:Qg2KzmcM
リッチ『・・・ぐぬ・・・」ブルブル
幼剣士「負けない・・・・吟遊詩人を・・・、よくも・・・・よくも・・・・・!!」グググッ
時空剣士「・・・そのまま抑えていろ!光炎装っ!」ボワッ
リッチ『なっ・・・』
時空剣士「私一人ではお前を倒しきれなかったかもしれないな・・・」
リッチ『やめろ・・!』
幼剣士「ああああっ!」グググッ
リッチ『このガキが・・・!』ググッ・・
時空剣士「・・・光炎刃っ!!」ブワッ!!
- 457 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:44:12 ID:Qg2KzmcM
リッチ『・・・・く、くそ・・・』
・・・スパァン!!
リッチ『ぁ・・・・・』
幼剣士「ああああああっ!!」グググッ
リッチ『・・・』
・・・・ドコォォォン!!!
・・・ドサッ・・
幼剣士「はぁ・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
時空剣士「よし・・・・やったか・・・」ハァハァ
童子騎士「や、やった!」
- 458 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:44:58 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「ぎ、吟遊詩人・・・・」
・・・トコ・・・トコ・・
吟遊詩人「・・・」
童子騎士「だめだ・・・、幼剣士」
幼剣士「まだ、きっと生きてるよ・・・。さっきまであんなに元気だったじゃないか・・・」
童子騎士「幼剣士・・・」
時空剣士「・・・」
- 459 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:45:31 ID:Qg2KzmcM
幼剣士「ほら・・・・」ピトッ
吟遊詩人「・・・」
幼剣士「まだ、頬だって温かいよ?きっと眠ってるだけなんだよ」
童子騎士「・・・」
時空剣士「・・・」
幼剣士「ね?だから大丈夫・・・きっと・・・」
時空剣士「・・・人は、哀しいものだな」
- 460 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/27(土) 09:46:05 ID:Qg2KzmcM
リッチ『・・・』ピクッ
幼剣士「・・・」
童子騎士「・・・ん?」
幼剣士「・・・?」
童子騎士「なんか、今リッチが動いたような・・・」
リッチ『最後の・・あ・・・がきを・・・・・!』ビュッ
幼剣士「え・・・?」
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