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少女「魔王さんなら、ママを生き返せるのかな…」
- 1 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2010/11/20(土) 21:32:50.64 ID:1VcGq2Ag0
そういう感じで
- 4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 21:37:50.34 ID:uUHcM6D2O
母親蘇生に失敗し
魔王の左足と少女が
持っていかれましたとさ
- 5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 21:41:31.78 ID:U+L0ILdRO
魔王「ぶわははははははぁ!非力な人ン間ンの小娘よォ、この魔王ォの力うぉ、舐めてもらってはァ困る」
- 6 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/20(土) 21:47:28.34 ID:VAtCpxy/O
>>5
一方「なんですかアァ!その話し方はァ!?パクってんじゃねェぞッ!!!」
- 7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 21:59:41.97 ID:5VKwCgqEO
――――バァン!
勇者「魔王ッ!
懺悔の時間は終わりだッ!」
少女「!」ビクッ
魔王「おっと?
全く無粋な奴だなお前はいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも」
勇者「な、……なんだ、その女の子は?
人質にでもするつもりかッ」
魔王「おいおいおいおい」
勇者「残念だったな!
今更女の子1人でこの俺を止められるとでも思ったか?
ここまで……一体何人の仲間を犠牲に……踏み越えて……ッ!!」
魔王「いいからちょっと落ち着けよ。な?
まぁ落ち着けよ、ちょっと。
人質じゃあねぇーよ。なー?」
少女「は……はい……」
魔王「私にお願いがあって、ここに来たんだよなー?」
少女「そうです……」
魔王「そーゆーわけなのよ。だからちょっと待っててねー」
- 8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:14:28.93 ID:5VKwCgqEO
勇者「ふ、ふざけるなッ! そんなこと……」
魔王「じゃあお前、代わりに叶えてやれば?
な。お願いしてみなよあいつに。
泣く子も黙る勇者さまだぜ?」
少女「……」フルフル
魔王「そっかー嫌かー。
まぁそうだよなー、そうだよ。そりゃそうだ。
嫌われてんなー、勇者。はっはっはっはっはっは」
勇者「一体何の話を……」
魔王「この子さぁ、お母さん生き返らせたいんだってさ。
それで私の所まではるばる来たんだって。
お前が船の権利書貰った鉱山の村からだぜ?
半年歩き詰めってすごいよ、すごいすごい。
私感動しちゃってさー、叶えてあげちゃったりしよっかなーって」
少女「……」
勇者「鉱山……?」
魔王「思い出したかなー?
お前ら鉱山の魔物倒すのに、村人囮にしただろう?
賢者さまのすっげークールでナイスな発案で、囮は村の女になったよな?
あのとき、お前ら……やらかしたろう?」
勇者「……あれは……魔物がいきなり後ろから現れて……賢者の集中が途切れて……」
- 10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:24:58.70 ID:5VKwCgqEO
魔王「で、何人かの防御呪文が切れちゃったと。
その時に、お前らの魔導師が焦って乱射した魔導弾が当たっちゃったのが……ってわけさ」
少女「……」
魔王「だから、勇者さまには頼みたくないんだってさ。
いやー、しょうがないね。戦争だもんね。何人も犠牲にしないといけないんだもんね。ね?」
勇者「……ぐっ……
俺達だって……助けようとした……!」
魔王「でも、勇者さま御一行の蘇生呪文って、教会で特別な洗礼を受けた人間にしか使えないんだよな?
不便なんだよなー、人間の力って。いやー、残念無念」
勇者「……そもそも、お前らがッ!!」
魔王「はいはいはいはい私が悪い私が悪い。
でも私、蘇生出来るよ? この子のママさん。ちちんぷいぷいーってさ。
私が勇者に倒されちゃったら、もちろんもう無理だけどね」
少女「……」
勇者「なッ……この……卑怯者!!」
- 11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:38:25.35 ID:1VcGq2Ag0
つづけろ!!
- 12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:38:29.08 ID:5VKwCgqEO
魔王「じゃあほら、その剣で切りかかってきてみなよ。
ほらほら、今ならまだ防御呪文も反射呪文も掛かってないぜ。
チャンスですよーチャンス。ねー勇者さんってばー」
勇者「ッ!」ジャキッ
少女「……!」バッ
魔王「あらあらあらあらあらあらあらあらあらー。
キミ、守ってくれるの? 私を? 勇者から?」
少女「ママを……生き返らせてください……」
魔王「うんうん、いいよいいよ、ますます感動しちゃったよ。
約束するよ約束。ママのことは任せなよ。
でもまぁ……どうなるかは勇者さま次第かなー?」
少女「……」キッ
勇者「そ……そんな目で俺を見ないでくれ……!」
- 13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:43:18.34 ID:5VKwCgqEO
魔王「で、どーすんの?
やるの? やらないの?」
勇者「俺は……お前を倒すためにここまで来たんだッ」
魔王「あっそ。
でもさぁ――――」
……パキッ……ビキッ……
バチバチッ……バキンッ
魔王「――――本気出したらめちゃめちゃ強いからね、私。
一応言っとくけどさー」バリッ……バチチッ……!
勇者「……!!」ゾクッ
- 14 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/20(土) 22:44:41.08 ID:TakZYxQkO
がんば
- 15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:51:09.58 ID:7M9W4Qs+0
期待せざるを得ない
- 16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 22:53:23.87 ID:1VcGq2Ag0
ツィスカちゃんみたいですね><
- 17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:00:52.69 ID:5VKwCgqEO
魔王「私としては回れ右をオススメするよ。面倒臭いしね。負けないけど。
まぁこの子のママさんの敵討ちってのもいいけどね」
少女「……」ジッ…
勇者「……ッ」
少女「……」
勇者「……ぐ……ッ」ギリッ…
少女「……」
勇者「……、……糞ッ……」ガシャン……
魔王「なーんだ、やめちゃうのか。
じゃ、お帰りはあちらですよー」
勇者「――――必ず、俺はお前を倒しに戻って来る!」ダッ
魔王「ひひひ。なるべくサボってから来てくれよなー」
- 18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:11:01.48 ID:TakZYxQkO
がんば
- 19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:14:48.92 ID:o7h7uLkHO
つまんねえええ
- 20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:19:25.44 ID:5VKwCgqEO
魔王「さーて、じゃあ張り切って蘇生術式の準備しちゃおっかなー」
少女「!」
魔王「ちょっと時間掛かるからのんびりやるかね。
あ、その間に色々手伝ってもらわないといけないことがあるんだけどさ」
少女「何ですか……?」
魔王「いやー、蘇生術式使ってる間、私って超無防備なんだよねー。
蚊に刺されても死んじゃうんだ。
もちろんそうなったら術式失敗! 大爆発! 私、消し炭!」
少女「……」
魔王「で、だ。
そこでキミの出番なんだけどさー……」
勇者「魔王ォ……絶対に……貴様の首を落とす……ッ!!」ザッザッザッ…
- 22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:36:39.88 ID:5VKwCgqEO
ガチャッ
魔王「ってなわけで、とりあえずここで寝泊まりするといい。
ご飯やら何やらは……よっと」バギンッ!
侍女「……」
魔王「こいつに任せたらよくしてくれるよ。多分ね。きっと。……だよな?」
侍女「……」コクコク
魔王「大丈夫そうだな。よかったよかった。
仲良くしろよー」
侍女「……」ペコリ
少女「よ、よろしくお願いします」ペコリ
魔王「じゃあ、私はちょっと出掛けたりしてるから。
あとよろしくー」
……バタン
侍女「……」
少女「……」
侍女「……」
少女「……」
- 23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/20(土) 23:38:24.36 ID:5VKwCgqEO
風呂
- 25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:16:34.33 ID:tu81654Y0
うほ
- 26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:21:28.78 ID:v7LwU1XzO
魔王「おい、あの番犬ちゃんとしつけとけって何回も何回も何回も何回も言っただろうが」
冥王「あ、魔王だ。いらっしゃい」
魔王「手っ取り早く要件だけ済ますぞ。
ここは辛気臭くてかなわん」
冥王「失礼な。何の用?」
魔王「これからちょっと上ででっかいことやるから、魔力の前借りに来たわけ。
250年分ぐらいありゃいいや」
冥王「そう。じゃあ、これ持ってって」ヒョイ
魔王「どーも」パシッ
冥王「魔王」
魔王「ん?」
冥王「バイバイ。また来てね」ヒラヒラ
魔王「もう来ねぇーよ」
- 27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:27:22.54 ID:v7LwU1XzO
魔王「じゃあな、三つ首。
餌の取り合いもほどほどにしろよな」
番犬「「「ヴルルル……」」」
魔王「あばよー」
番犬「「「……」」」
――――ォォオオオオオオン……
魔王「遠吠えしてらぁ。
さて、次は、と」
- 28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:30:17.77 ID:rssR4ZUqO
魔王って男?
- 29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:30:20.69 ID:v7LwU1XzO
少女「い、いただきます」
侍女「……」ペコリ
少女「……」
侍女「……」
少女「……一緒に食べませんか……?」
侍女「……」フルフル
少女「そうですか……」
侍女「……」ペコリ
少女「……」
侍女「……」
少女「……あ、美味しい……」
- 30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:47:07.37 ID:tu81654Y0
しえええええええええええええええええええええん
- 31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:49:48.68 ID:v7LwU1XzO
魔王「よう、相変わらず蒸し暑いとこに引きこもってんのな」
竜王「うわっ、魔王じゃん。珍しー」
魔王「鱗にカビが生えるぞ、そのうち」
竜王「ちゃんと清潔にしてますよーだ。
それで? 何でいきなり来たわけ?」
魔王「お前にアレ貸してただろ。
ほら、あの水晶のいいやつ」
竜王「あーあー、アレね」
魔王「アレ返してくれ。ちょっと使うんだよ」
竜王「それがこないださぁ、うっかり炉に落としちゃって」
魔王「何だと」
竜王「お陰で炉の調子は最高にいいんだけどさー」
魔王「このうっかりドラゴンめ……じゃあお前の目玉寄越せ」
竜王「えー、やだよー」
魔王「炉に不純魔力ぶち込んでやろうか」バリバリ
竜王「やめてぇー」
魔王「ほら寄越せ、さぁ寄越せ」
竜王「もう……仕方ないなー」グチュグチュ……グチュリ
魔王「うぇえ」
竜王「いたたた……はい、これでチャラね」ベチャッ
魔王「色々言いたいことはあるが、まぁいいや。
じゃあな」
竜王「またねー」
- 32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:53:46.66 ID:lBbJsoeY0
S
- 33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 00:57:02.72 ID:v7LwU1XzO
魔王「まさか本当に目玉くれるとは……儲け儲け。ひひひ。
さーて、あとは細かいものの準備だな。
ちゃっちゃかやるぞー」
竜王「ねーねー、目玉ってどのくらいで再生するのかな?」
臣下「さぁ……」
- 34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:03:24.92 ID:v7LwU1XzO
少女「え? 服ですか?」
侍女「……」コクリ
少女「えっと……それに着替えればいいのかな……」
侍女「……」コクコク
少女「わ、わかりました。じゃあ……」
侍女「……」スッ
少女「ありがとうございます……こんな服、着たことないから手間取っちゃって」
侍女「……」フルフル
少女「……お姫さまみたいです」
侍女「……」コクリ
- 35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:21:29.55 ID:v7LwU1XzO
ギャアギャア、ギャア…
バサバサバサ…
魔王「ここも冥界に負けず劣らずじめじめとこだなー。
さすが薄明の森」
霊樹『余計なお世話じゃわい。
また儂の枝で焚き火するつもりかの?』
魔王「もうそんな子供じゃねぇーっての。
何百年前の話だよそれ」
霊樹『なら、何の用なんじゃ』
魔王「茨の種ちょうだい。育つのがすげー早いのな」
霊樹『ふむ。これかの』ポトッ
魔王「あざーす。
それから、爺さんの枝の一番いいやつくれ」
霊樹『なにぃ。今度はどんないたずらを企んどるんじゃ』
魔王「ちょっとでっかいのをな。
頼むよ、爺さん。この通り!」
霊樹『横になった上、頬杖を突いて足をバタバタさせるのがお前の人にものを頼む態度か』
ポッ……
魔王「お、あの光ってるやつ?」
霊樹『万年モノじゃぞ』
魔王「やったぜ。気前いいなー爺さん。ありがとな」
霊樹『全く……
まぁ、なんじゃ。その……たまには遊びに来るんじゃぞ』
魔王「今度は土産持って来るって」
- 36 名前:鰐 ◆WANIvSPbAo [春日歩ちゃんは俺の嫁!!] 投稿日:2010/11/21(日) 01:33:49.59 ID:tdxzJIAP0 BE:991962645-PLT(20000)
sssp://img.2ch.net/ico/4-2.gif
しえん
- 37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:34:38.75 ID:v7LwU1XzO
少女「……」
侍女「……」
少女「……」
侍女「……」
少女「……あの、何かすることは……」
侍女「……」フルフル
少女「そうですか……」
侍女「……」
少女「……」
侍女「……」
ガチャッ、
魔王「ただいまー、っと」
侍女「……」ペコリ
少女「お、おかえりなさい」
魔王「うむ。
異変なかったか?」
侍女「……」コクリ
魔王「そうか。引き続き任せたぞ」
侍女「……」コクコク
少女「あの……」
魔王「ん? あぁ、キミはもうちょっと待っててね。
もうすぐ色々やってもらうからさ」
少女「あ、はい……あの、それと……」
魔王「何かしらん?」
- 38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:37:07.09 ID:v7LwU1XzO
少女「この……侍女さん? ……無口なんですね……」
魔王「喋った方がいい?」
少女「えと……はい、できれば……その……」
魔王「だってさ」
侍女「承りました」ペコリ
少女「!」
魔王「これでいいかい?」
少女「はい、あの……ありがとうございます」
魔王「どういたしましてー。じゃあまた後でねー」
……バタン
少女「……」
侍女「……」
少女「……えっと……」
侍女「はい」
少女「……あらためて、よろしくお願いします」
侍女「こちらこそ、及ばぬところも多いかと存じますが、よろしくお願い致します」ペコリ
少女「あう……」
- 39 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 01:43:10.37 ID:YlWgv/1VO
侍女かわいいよ侍女
- 40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 01:45:43.11 ID:v7LwU1XzO
魔王「これをこうして……こいつをはめ込んで……あれ、おかしいな? はまれこのっ」グググッ……
……バキンッ!
魔王「よーし。後は仕上げに……」バチッ、バチチッ……
キ……ィィィィィィイイイイインッ!
魔王「……完璧。私ってばやっぱり天才?
ふふふ、ふっふっふっ、」
ガチャッ、
侍女「御食事の準備が整いました」
魔王「はーっはっ……はぁ、わかったよう、今行くよう。
せっかくたまに魔王らしく三段笑いでもしようと思ったらこれだものなー」
- 41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:03:00.65 ID:tu81654Y0
うおいfじょじゃおfj
- 42 名前:鰐 ◆WANIvSPbAo [春日歩ちゃんは俺の嫁!!] 投稿日:2010/11/21(日) 02:05:22.79 ID:tdxzJIAP0 BE:991962454-PLT(20000)
sssp://img.2ch.net/ico/4-2.gif
うおいfじょじゃおfj
- 43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:06:34.26 ID:v7LwU1XzO
魔王「と言うわけで、これをキミに上げよう」スッ
少女「は、はい」
魔王「一万年ぐらい月光を浴び続けたやたらでかい霊樹の枝から削り出した本体に、
竜王の目玉と魔王式魔導回路図の装飾、仕上げに私の魔力50年分を込めた、
ウルトラスーパーアメイジングすごい杖ね」
少女「はぁ……」
魔王「ピンと来ないかな? まぁちょっと持ってみなよ」
少女「はい……あ、あれっ」
魔王「体軽くなった? あと、なんか見えた?」
少女「えと、はい、あの、なんか……うわっ、なんですかこれ!」
魔王「キミ、せっかく結構大魔導師級の才能あるんだからそれを生かさない手はないよ。
杖がキミの才能を一気に叩き起こしたってところかな」
少女「ま、魔導師……私が……?」
魔王「そうそう、キミが。
この杖は魔導入門記念みたいなもんさ。
詳しい使い方はそいつから習ってね」
侍女「承りました」ペコリ
少女「え、あ、は、はい!」
魔王「うんうん。仲良くねー」
- 44 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 02:07:34.63 ID:L2q1zbcQO
がんば
- 45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:08:46.57 ID:v7LwU1XzO
寝る
- 46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:20:15.22 ID:7/bGNGpP0
面白いから起きたら続き書いてねー
- 47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:21:39.65 ID:ijjaSv0C0
これは面白い、久々のかなりの良スレになりそう
- 48 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 02:26:47.32 ID:POtyJemEO
いいね保守
- 52 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 04:47:36.08 ID:l8vWLS7AO
この手のシチュエーションは良いものだ
- 53 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 05:11:47.33 ID:p2E//Roh0
なんかくぼたまことっぽいなw
- 54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 06:23:41.84 ID:ijjaSv0C0
毎回出てくるあの作品に似てるって言う奴どうにかならないのか
- 58 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 09:30:53.51 ID:471/MDpN0
魔力250年分借りたのに、杖に使ったのは50年分なのか?
とりあえず霊樹がかわいい。
- 59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 09:34:03.13 ID:w7KMNRtwO
この魔王の社交性の高さは異常
- 60 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 09:37:26.45 ID:qyf4pFlfO
ID:v7LwU1XzO
楽しみにしてるんで終らせて
- 61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 09:53:48.82 ID:AEU8gN160
なんかいい感じのSSだな
素敵
- 62 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 09:54:56.20 ID:POtyJemEO
>>58
あと200年分はママンの為に使うんだよきっと
- 63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 10:34:26.79 ID:POtyJemEO
なんかいきなり来て魔力250年分前借りしたり
再生に時間の掛かるっぽい目玉貰ったり
凄そうな木の一番いいところ貰えたり
魔王の人柄ハンパじゃねーな
- 64 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 10:40:46.13 ID:ijjaSv0C0
こういう質の良い作品は作るのが難しいから逃亡した可能性もゲフンッゲフッ
- 65 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 10:54:13.71 ID:RK3EYK2+0
何故か魔王のセリフが山田康雄の声で再生されるw
- 66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 11:02:12.42 ID:EkKvEk7/O
魔王すげえ気さく。
- 67 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 12:01:58.65 ID:AEU8gN160
ちょっと起きるのいつー?
- 68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 12:39:08.61 ID:v7LwU1XzO
魔王「にしてもよく似合ってんなーそのドレス」
侍女「よくお似合いでございます」
少女「あ、ありがとうございます……」
魔王「まぁ当たり前っちゃあ当たり前なんだけどな。
なんたって私の見立てだし」
少女「はぁ……」
魔王「実はそれも結構な逸品でねぇ。
昔々、妖精界の第二皇女が着てたって言うもんなんだよな」
少女「ええっ! そ、そんなものを着させてもらって……」
魔王「いーのいーの、どーせ宝物庫で腐らせてたやつだし。
魔界の色々ヤバいもののすぐ横に置いてたのに腐らなかったのはさすがだけどなー」
侍女「妖精の魔導具製造技術は、竜王様よりも優れていますから」
魔王「私の次ぐらいに凄いってところかな」
侍女「さすが魔王様」
魔王「よせやい、誉めるなよあんまり。あんまり誉めるなってばー」
- 69 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 12:51:48.31 ID:v7LwU1XzO
魔王「それじゃ、私は術式本体の本格的な準備始めるから、
立派な魔女っ子プリンセスになれるよう頑張ってね」
少女「は、はい!」
侍女「かならずや」
……バタン。
少女「……でも、具体的にはどうすれば……?」
侍女「心配は御無用でございます。
どうぞこちらへ」
- 70 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 12:59:16.80 ID:tcbdzIwA0
魔王の性別がいまいちわからない
- 71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 12:59:31.01 ID:ifIrPDul0
がんばって!!
- 72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:04:53.54 ID:AEU8gN160
魔王かわいい
- 73 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:07:00.71 ID:v7LwU1XzO
ガチャリ、……
……ゴゴゴゴ……ン……
少女「うわぁ……」
侍女「ここは魔王様の蒐集した魔導書、魔術書、またそれらの関連書籍の書庫です。
人間、妖精、魔族、竜族、その他魔力と文字を有したあらゆる種族の書籍が保管されています」
少女「ここで、魔導の勉強を……?」
侍女「左様にございます。
講師はわたくしめが僭越ながら勤めさせていただきますので、よろしくお願い致します」ペコリ
少女「よ、よろしくお願いします」ペコリ
- 74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:21:02.25 ID:lVE0E1uU0
( <●><●>)魔王さまが養子をとるようですを思い出した
- 75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:23:36.69 ID:v7LwU1XzO
魔王「これをこう描いて、こっちまで線引いてー。
すーずをつーけたーら魔導式ー」キュキュキュー
ボォォオ……
魔王「よーし。後は魔法陣の上書きをして、と」
ドゴゴゴォォォン!!
魔王「うわおっ、なんだなんだ?
何やってんだあいつら。筆先が狂っちゃったよもー」
- 76 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:26:29.05 ID:uMrgarQTO
ドラえもんか
- 77 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:29:07.61 ID:POtyJemEO
飯落ちしてたら帰って来てて俺歓喜
ぶっちゃけ魔王の性別はどっちでも美味しいです
- 78 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 13:36:43.58 ID:+Upe0Kh60
>>68の魔王が地獄のミサワに思えてきた
- 79 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:38:22.07 ID:v7LwU1XzO
魔王「どうしたー? 随分賑やかだな……って何この穴」
少女「あのあの、す、すみません! わたしが変なことしたから……」
魔王「大概変なことしてもこうはならないと思うんだけどなぁ。
ところであいつは?」
侍女「ただ今戻りました」
魔王「おー、お帰り。
どしたのさ、これ」
侍女「わたくしの判断ミスです。
魔導の才覚、杖の性能、ドレスの魔力補正……全て甘く見ていました」ゴトッ
魔王「その燭台は?」
侍女「これに、ごく初歩的な防御呪文を施す訓練をしていたのですが……」
魔王「ほうほう」
少女「私が間違ってその燭台を机から落としてしまって……」
魔王「ほう?」
侍女「そのまま魔力を込められた燭台が床を突き破って下へ下へ……」
魔王「なんと」
侍女「地下の魔力泉空洞まで落ちて行きました」
魔王「あんなとこまで?
ほとんど城の最深層じゃないか」
侍女「おそらく、燭台が全ての衝撃を反転したのではないかと……」
魔王「はっはっは、そりゃいきなり最終奥義だな」
- 81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:46:33.35 ID:YtpCBgui0
魔王超気さく
- 82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 13:50:53.49 ID:v7LwU1XzO
魔王「ちょっともう一回やってみてくれるかい?」
少女「え、あ、はい」
侍女「杖を構えて、燭台を想像して」
少女「えと……魔力に守られた燭台……守られた燭台……」パチッ……パキキッ……
魔王「あれ? 別にそんなに魔力込めないのな」
侍女「ですので、わたくしもこのようなことになるとは露ほども……」
少女「……一応、出来たとは思うんですけど……」
魔王「お、どれどれ」
侍女「魔王様、お気を付けて」
魔王「わかってるって。
んー?」ツンツン
バチンッ!!
魔王「いってぇー。すげーなこれ。
ちょっと下がっててくれ」
侍女「わかりました。
さぁ、わたくしの後ろへ」
少女「は、はい」
魔王「むむむ」……ォンォンォンオンオンォオンォオンォオンォオン
- 84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 14:04:41.47 ID:YtpCBgui0
いってぇー・・・くねぇ
いや全然痛くねえよ?
こんなバリア張ってあったっけ?
いや全然痛くねえけどね?
- 85 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 14:11:22.41 ID:v7LwU1XzO
魔王「ふー……
……どりゃあッ!」
バギィィィンッ!!
魔王「っと。どうなったかしらん?」
侍女「……ここに、僅かな傷が」
魔王「マジかよ。割と真面目にやったんだけどなー。
燭台に負ける魔王ってだせー」
侍女「しかし……なぜ僅かな魔力でここまで?」
魔王「うーむ。
多分、これはその超魔女っ子プリンセスちゃんの魔力じゃなくて、
燭台そのものの魔力だな。
燭台が衝撃を受けた瞬間だけ、銀が魔力変換されて衝撃を跳ね返してる」
侍女「燭台そのもの……ですか?」
魔王「銀なんかになると、魔力だけで作るのにはぶっとんだ量が要るだろう?
すると、逆にその銀を直接魔力に変換出来たら……」
侍女「凄まじい魔力量になる、と」
魔王「その変換式自体はちょっとした魔力で書けるから、こうなったわけだわな」
侍女「……才覚、ですか」
魔王「才覚ですな。
この子が勇者じゃなくてよかったよホント」
- 86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 14:15:50.39 ID:v7LwU1XzO
少女「あ、あの……」
魔王「あぁ、気にしないでその調子でやっててくれたらいいよ。
私は作業に戻るから。あとよろしく」
侍女「かしこまりました」
魔王「がんばってねー」
少女「が、がんばりますっ」
……ズズゥゥゥウウン……
ドグォォオオオン……
魔王「どんどん勇者がハードモードになっていくな。ひひひ」キュキュキュー
- 87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 14:16:25.57 ID:U9NbmfhgP
なんつー質量と魔力の等価性
- 88 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 14:39:18.38 ID:v7LwU1XzO
夕方まで出掛ける
- 93 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 16:35:29.81 ID:v7LwU1XzO
侍女「夕食の準備が出来ました」
魔王「おう。今行くわ。
なかなか派手にやってたみたいじゃないか」
侍女「魔力運用の最適化と言いますか……常に最も高い効率と方法に拠って魔力を使うので、
本人の意思にも反して非常に強力な魔導になるのだと」
魔王「しかも、あの子自身にも相当な量の潜在魔力があるしな。
まぁとりあえず飯にしよう。腹が減ってはなんとやらだ」
侍女「はい。
……ところで、勇者の行方なのですが」
魔王「うむ」
侍女「例の魔女の所に居るようです」
- 94 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 16:40:28.88 ID:v7LwU1XzO
魔王「うげ。マジかよ。
あいつなんでかんでも魔族より魔改造するからなぁ」
侍女「その分、時間は掛かるかと思われますが」
魔王「だな。
連中が来る前に、準備はさっさとやっちまうか」
侍女「しかるべく」
魔王「しっかし、あいつの悪ふざけで何回死にかけたかわからんぜ。
一番ろくでもないことに迷わず最大注力するから余計ろくでもない」
侍女「……」
魔王「やだなー、魔改造勇者。
あーやだやだ」
- 97 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 16:44:45.14 ID:dd3bjUQV0
誰か魔王さん描いてあげて。
これはまれに見る名スレ
- 98 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 16:48:08.33 ID:v7LwU1XzO
ガチャリ、
魔王「やっほー」
侍女「お待たせ致しました」ペコリ
少女「いえ、そんな……」
魔王「まぁとりあえず食おうぜ。
連日訓練訓練で疲れたろう」
少女「えっと、多分この杖とドレスのおかげで、わたしはそんなに……」
魔王「そうなの?」
侍女「一気に大量の魔力を使うような術式はまだ使っていませんし、
杖とドレスによる自動治癒も相乗的に働いているかと」
魔王「見事なチートだなぁ。まぁそれなら安心だ。
食べよう食べよう」
少女「は、はい」
- 100 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 16:56:14.70 ID:v7LwU1XzO
ゴゴゴゴ……
勇者「ぐッ……う……がッ……」ミシミシミシミシミシ
魔女「歯ぁ食いしばれっつってんだろ。
オラ、そんなんで魔王に勝てると思ってんのか」
勇者「ぬぅうヴぅヴウ……ッ!」ミシミシミシミシミシ…ブチッ…ブツッ…
魔女「魔王の魔力はこんななまっちょろいもんじゃねぇーんだよ。
気合い入れろ気合い。両手両足ぐらいなんだ。
どーせ勝てないなら捨てちまえそんなもん」ガチャン
勇者「ヴッ……ふヴッ……ふヴぅううヴ……
ヴぅッ……うぅヴふッ……!!」ギリギリギリギリギリギリギリギリ
魔女「泣いてんじゃねぇーつーの。
人間やめろよさっさと。
でなきゃ辛いぞー」ガチャン
ガリガリガリガリガリガリガリガリ
ミシミシミシミシミシ……ミシミシミシミシミシ
ギィイイイイイイイイイイ…ブチッグチャッ
- 102 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 16:59:11.90 ID:v7LwU1XzO
勇者「……」
魔女「おっつー。
次はこの鍋に浸かっとけ。
良いって言うまで出んなよ。
まぁどうせその身体じゃ無理だろうが」
勇者「……」
グツグツグツグツ…ボコォ…ボココォ……
魔女「早くしろよ」
勇者「……」ズッ…ズッ…ズッ…ズッ……
……ボチャン
ジュウゥゥウウゥウ……
魔女「そろそろ晩飯にすっかな」
- 103 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 17:05:55.93 ID:lVE0E1uU0
今晩は勇者汁
- 104 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 17:06:35.55 ID:v7LwU1XzO
ザパァア
魔女「おーおー、良い感じに茹で上がってんな。
後はこのイカす箱に入ってしばらく待ってろ。
名付けて『天使の棺』だ。ぐっすり寝れそうだろ?」
勇者「 」
魔女「多分悪夢見っぱなしになると思うが、魔王の魔術汚染に耐えるためだ。
諦めてうなされてろよ」
勇者「 」…グ…ャ…ッ
魔女「じゃねーおやすみー」
……バタン……
- 105 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 17:08:32.00 ID:GcOE2iiA0
産地直送
- 106 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 17:09:16.95 ID:dd3bjUQV0
魔女が魔王よりもはるかにやばい性格な件
- 108 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 17:22:05.66 ID:lZX7wkKL0
/:.`'':.、 ,.- 、_
、 ヽ 7:.彡ー/ ヾ ‐ ミ: 、__
__ /´ i ', \:.:,:=`:.:7
∠/ ,..{ i、 ヽ:.:.:.:/ まおーさまー
/´l. / ルヽ ,ハハ ',:.:ミ、
/ _,.才ィ/ > l/ < Vヽ ,! l/ Y
r‐、´ ̄ / ⊂⊃ ,. ---,.、 ⊂⊃ハ. l '、 ,.-t
', \ l,.ハ {. | ''} ハ レ'l\.,,__ >゙ ノ
\ `'' 、 Vゝ.,_ ゝ __ ノ ,/ ,.ィ / ,>''´ ,.ィ゙
. \ `''-=,,`_コ :r_ニ壬=-‐'' ´ _,.ィ'´
\ , __ 、 _,.ィ'´,.= .,_
. ,.、_ > 、√´:::::::::::::`:::‐ハ_,.ィ彡=彡三三三ニ=- .,_
/三ニ=ー=彡!:::::::::: (〃)::::::::::::::V三三三三三三三ニ=`
/三三三三三ニツ_;;::;;_L::;;_;;:: ゝ‐:::‐ヾニミ三三三三ミ/
. /彡三ニミニ彡ミミ7::::::::::::|::::::i::::::::::\::::::::\ ツ´ `’ /´:.i
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- 109 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 17:25:01.00 ID:GcOE2iiA0
更新途絶えたな
- 110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 17:25:39.57 ID:v7LwU1XzO
晩飯食いながら話考えて来る
- 115 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 18:18:19.65 ID:q0cUExN6O
例の柑橘系のひとかとおもった
おもしろい
- 117 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 19:02:19.27 ID:M11SSwOA0
吉野屋行って帰ってきて保守。
俺の注文スルーされてて10分待ちで涙目だからさらに保守
布団がつめてぇ…冷え切ってる…
- 118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:04:02.87 ID:BMuDVxyFP
存在感が薄いんだろう
- 119 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 19:12:07.72 ID:M11SSwOA0
(´;ω;`)
- 120 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 19:19:52.40 ID:W3CCDkBH0
それも私だ
- 121 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:24:10.54 ID:v7LwU1XzO
魔女「で、216時間寝かせた天使の棺ごと鎧に装填する、と」
ガチャン……
魔女「魔導力学と錬金工学と生体工学、それからスパイスに燃え盛る憎悪を一人前。
これでとりあえず試作機完成だ。僕ってばやっぱり天才?」
勇者『……ァ……ガ……ガガ……』ギギギギ…
魔女「お? 神経接続が悪いみてぇーだな。ん? このへんか?
どっこらしょいッ」ガキンッ
勇者『うぉああああアアああああァアああああああッ!!
はぁッ、はぁッ、はぁッ……』ギギッ
魔女「おはよう、新生・魔装勇者。
最強に格好良くて最悪に醜いな。
つまりアレだ。最高だ」
勇者『これは……』ギッギッ
魔女「魔導装甲に直接人間を接続して駆動させるってやつよ。
どっかの国の魔導師がほったらかしにしてた研究資料を拝借して来て、
僕なりに改良した100万馬力のすげー代物だ。ありがたく思えよな」
勇者『……あぁ』
- 122 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 19:25:48.35 ID:M11SSwOA0
魔女さん僕っ娘か!!
一発で好きになった!!
でもやっぱり侍女かわいいよ侍女
- 123 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 19:28:07.55 ID:W3CCDkBH0
僕の侍女さんがこんなにも可愛いすぎてやばい
- 124 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:29:50.75 ID:v7LwU1XzO
魔女「で、早速だが起動実験だ。適当に飛ばすから適当に行ってこい。
その間に他のパーティーも一式揃えといてやんよ」ガチャン
勇者『うぉッ―――――』バシュゥッ
魔女「論理上、僕以外の魔導師になら400年先のやつまで楽勝出来ることになってっから。
実証よろしく」ヒラヒラ
……ガチャン、
魔女「もうちょい待ってろよー魔王。
すぐぶち殺しに行くからなー」
- 125 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:34:56.80 ID:uMrgarQTO
魔女と魔王は、目玉焼きにかけるもので殺し合いができるような仲良しさんなんだなきっと
- 126 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:40:07.00 ID:v7LwU1XzO
魔王「……なんか寒気がしたが、気にしないことにしよう」
侍女「風邪などお召しになられては大変でございます。
どうか無理はなさらぬように御自愛くださいませ」
魔王「魔王も風邪引くのかねぇ。
まぁともかく、こっちの準備は完了だな。
後はあの超魔女っ子プリンセス次第だが……」
侍女「そろそろ、実戦訓練に移っても良いころかと」
魔王「だよな。
まぁあのぶっ飛びキチガイ魔女レベルの魔導師でもなけりゃ、
傷一つ付かないとは思うが」
侍女「とは言え、いずれ決戦の時が来ます。
万全を期すべきかと存じ上げます」
魔王「うむ。
とりあえずお前に任せるわ」
侍女「かしこまりました。しかるべく」ペコリ
- 127 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 19:40:37.51 ID:M11SSwOA0
>>125
魔女「おい僕はソースかけたいって言ってるんだよ!なに醤油かけてるんだ!!」
魔王「いやいや普通醤油だから。なにソースとか。味濃くてありえんだろ。」
魔女「醤油とか普通かけないから!普通の人間はソースだから!」
魔王「だって人間じゃないし。そもそも家の城にいるやつみんな醤油派だよ?ソースとか無いって」
魔女「ケンカ売ってるのか?お前を目玉焼きにして食うぞ!?」
魔王「ぷるぷる。僕は悪い魔王じゃないよ」
魔女「オーケー今のは宣戦布告と見た!!」
と言うことですね分かりました
- 128 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:57:00.43 ID:uMrgarQTO
>>127個人的には
魔王「魔女、醤油を取ってくれないか」
魔女「……やだね」
魔王「はいはい自分で取りますよ…っと」
魔女「……ふんっ」ビュンッ
醤油「む、無念……」ガクッ
魔王「ほほーぅ……どうやら命が惜しくないと見える」
的なイメージ
- 129 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:58:08.02 ID:8gub8GKn0
すごくどうでもいい
- 130 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 19:59:39.16 ID:v7LwU1XzO
侍女「……なので、この魔導式を習得すれば、以降は実戦訓練に移行することと相成りました
少女「実戦……」
侍女「魔力によってあらゆるものを征服する実際的な訓練とでも申しましょうか」
少女「……」
侍女「有り体に言えば――――
――――刃向かうもの、楯突くものを全て木っ端微塵にする訓練でございます」
少女「!」ビクッ
侍女「ええ、存じ上げております。
あなた様ならば、そのような無益な殺生をされなくても、
相手を沈黙させる手段はいくらでも御用意できましょう。
……しかし、それでは駄目なのです。それではまだ足りません」
少女「足りない……?」
侍女「あなた様が、母君を蘇生させるために心に灯した『誓い』です」
少女「誓い……」
侍女「『生きる』と言うことは何者かを『殺す』と言うことでございます。
魔導はまさにこのような排他律に則って作用するものだと、
あなた様は既にお気付きになっておられるはず」
少女「……」
侍女「魔王様の命に従い、あなた様の燃え盛る誓いの炎を、確かめさせていただきます」
少女「……はい」
- 131 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 20:11:41.60 ID:v7LwU1XzO
魔王「いい感じに茨も育って来たな。
いかにも魔王の城って感じだ」
ミキ……メキメキ……
魔王「しっかし、因果なもんだなぁ。
母親を奪われた娘、か。
昔を思い出すぜ。
……あいつら上手くやってるかな?」
- 132 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 20:38:47.38 ID:v7LwU1XzO
――――ガシャン
魔女「お、帰って来たな」
勇者『……』
魔女「どうだったよ、試運転の方は? ん?
ちゃんと『動いてるものを見ると、憎悪がメラメラ湧いて止まらなくなった』か?」
勇者『……なぜ、俺をあんな所に飛ばした?』
魔女「あんな所?
それはつまり、『戦争もなく、魔族もいない、
豊かで穏やかな平和そのものの王国の首都』ってことか?」
勇者『……』
魔女「そりゃお前、決まってんだろ。
そっちのが面白いからだっつーの。
あの国じゃお前、魔王として語り次がれるぜ。
はははははははははッ」
勇者『……魔王……』
魔女「こいつはいよいよ傑作だなー発明品的な意味でよぉ。
平和ボケした国一個ぐらいなら、問題無く皆殺しの血祭りに出来る、と。
そんじゃこの調子で、次行ってみよう!」ガチャン
勇者『魔王……魔王……』ブツブツ……
――――バシュッ
- 134 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 20:53:58.84 ID:v7LwU1XzO
ザワザワ……
少女「ここは……?」
侍女「ある辺境の貧しい小さな国でございます。
もうすぐここは、あの赤い軍隊によって滅ぼされるでしょう」
少女「どうして……」
侍女「理由はいくらでもありますし、理由など必要ありません。
彼らは、彼らの国の赤い紋様を持たないものを全て敵だと判断し、憎悪しています」
少女「……」
侍女「じっとしていれば、あなた様も何人もの兵に犯され、殺されてしまうでしょう。
ここにいる国民たちも同じです。
……これ以上、わたくしから申し上げることはありません」
少女「……わかり……ました」バキッ……バリリッ……
侍女「御武運を」ペコリ
- 135 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 21:00:01.08 ID:v7LwU1XzO
――――ヴゥン
魔王「おっと、お帰りー」
侍女「ただ今戻りました」
少女「……」
魔王「……まぁ、無事で何よりだわな。
とりあえず飯にしよう」
侍女「今すぐ」
少女「わたしは……疲れたので……眠ります」
魔王「そうか。
じゃあ、飯は部屋まで付き添った後で」
侍女「かしこまりました。
さぁ、こちらへ」
少女「……」フラフラ……
魔王「うーむ。
ああなるのは、やはり人間と魔族の違いか」
- 136 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 21:10:30.49 ID:v7LwU1XzO
侍女「それでは、おやすみなさいませ」
少女「……」
侍女「……」
少女「……」
侍女「……きっと、魔王様があなたに魔導の力を託されたのは、
いずれあなたが母君と再開した時に、あなた様の手で、
守りたいものを守れるためだと……わたくしは考えております」
少女「……」
侍女「……失礼いたします」
……バタン
少女「……ママ……」
- 137 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 21:18:12.19 ID:v7LwU1XzO
魔女「よぉーしよしよし、連続試運転も問題無さそうだな。
メンテナンスで問題無けりゃ、もう何機か量産ラインに乗せて見るか。
棺の中身はもう確保してあるし」
勇者『……』
魔女「すっかり無口になったなぁ、オイ。
まぁ別にいいけど。
魔王城攻略まで秒読み開始だ」
勇者『……魔王……』ギギッ…
- 138 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 21:27:57.00 ID:D5N/h1oI0
少女の身振りで分かった。
あんた、エルフ書いてた人だろ?
- 139 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 21:37:19.09 ID:wWxeB9c+O
特定厨死滅しろ
ガチャ
- 141 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 21:40:15.38 ID:qyf4pFlfO
話しが良ければなんでもいい
- 142 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 21:44:46.27 ID:v7LwU1XzO
魔王「いただきまーす」
少女「いただきます」
侍女「ごゆっくりどうぞ」
魔王「調子はどうだ?」
少女「はい、だいぶ慣れました」
魔王「そうか。そりゃ重畳。
多分そろそろだと思うんだよなー、連中が来るの」
少女「……」
魔王「だから、そろそろ仕上げに行こうかと思う。
実は冥界と竜界から、それぞれ結構ヤバい頼まれ事しててな。
うっかり地獄からはみ出たでっかい怨霊の退治と、
どっかで変なもん食ってイかれた狂竜の討伐だ。
これがこなせたらもう怖いもの無しだろう」
少女「はい。頑張ります」
魔王「これをキミに……って早いな。
まぁ、そう言うことだ。
今回は私が付いてくから、お前は留守番頼んだぞ」
侍女「かしこまりました。
道中お気をつけて」ペコリ
- 143 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:15:24.61 ID:v7LwU1XzO
魔王「最近、すっかり凛として来たな」
少女「そうですか?」
魔王「大魔導師の風格だ。
実際、人間界ではもう上から両手で数えられるぐらいの能力はあるだろう」
少女「杖とドレスのおかげです」
魔王「いや、キミ自身の資質。
でなきゃどんなに道具が良くても、ここまで使いこなせない」
少女「そう……なんでしょうか」
魔王「違いない。術式中の警備はもう安心して任せられる」
少女「……」
魔王「緊張してるのか?」
少女「いえ……
……一つ、聞いてもいいですか?」
魔王「ん?
構わんよ」
少女「このドレス……前は、どんな方が着ていたんですか?」
- 145 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:30:36.91 ID:v7LwU1XzO
魔王「……」
少女「夢で会ったんです。
このドレスを着た、綺麗な女の子と……
その子が、わたしに語り掛けてくれました」
魔王「……なんて言ってた?」
少女「『あの人はとても優しいから、周りで誰かが支えてあげないといけない』って。
そう言ってました」
魔王「そう、か」
少女「……」
魔王「……」
少女「……」
魔王「……それを着てたのは、妖精界第二皇女。
そのドレスは、その子が私の所に預けられた時に、魔界由来の障気から守るために私が仕立てたものだ」
- 146 名前:鰐 ◆WANIvSPbAo [春日歩ちゃんは俺の嫁!!] 投稿日:2010/11/21(日) 22:33:06.97 ID:3NXYlzrA0 BE:892766636-PLT(20000)
sssp://img.2ch.net/ico/4-2.gif
妖精界の技術が云々言ってたのに(ry
- 147 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 22:34:39.77 ID:M11SSwOA0
>>146
妖精界の技術を使って仕立てたんだろこの魔王の場合
- 148 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:34:41.63 ID:0upUqa8I0
仕立てさせたの誤字で解決
- 149 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:41:24.97 ID:v7LwU1XzO
魔王「昔々、魔界がもっと野心的だった頃、魔界と妖精界は戦争していた。
でもそのうち互いに疲弊して、停戦協定が結ばれることになった。
その時に……まぁ魔界が優勢だったもんだから、
人質として第二皇女が私の城に来ることになったんだ」
少女「……」
魔王「あの子の母親は、戦いの中で死んだ。
私が殺したんだ」
少女「!」
- 151 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 22:50:36.37 ID:M11SSwOA0
ずっと支援してるぜ言わせんなよ恥ずかしい
- 152 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:56:52.35 ID:v7LwU1XzO
魔王「妖精界ではその時、どうも王権あたりで揉めてたらしくてな。
第二皇女の母親と第一皇女の母親が違うのが原因だったりしたらしいが……
とにかく、第二皇女の母親が最前線に立っていたのも、その辺りの問題なんだろう。
彼女は自分が死ねば戦争が収束に向かうことも解っていたようだった。
だから、わざわざ私に直接頼みに来たんだ。
『娘をお願いします』ってな。
人質として私の所に第二皇女を差し出すまでが、その母親の描いたシナリオだったんだろう。
って言うのも、実は私とその母親はちょっとした知り合いでな。
色々と因縁があったりしたんだが……まぁとにかく、そう言うわけだ」
少女「……」
魔王「それで、私の城に来たあの子は、開口一番私にこう言ったんだ。
『お母様を返して』ってな」
- 153 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:06:55.68 ID:v7LwU1XzO
少女「……それで、魔王さんは……?」
魔王「私は『わかった』と答えた。
かなり面食らってるみたいだったな。
ははは、今でも覚えてる」
少女「……」
魔王「ところが、ちょっと邪魔が入って、結局上手く行かなかったんだよな。
それに、その第二皇女も結局は……死んだ。
これはまぁ、事故みたいなもんだが……私が不甲斐なかった結果だ」
少女「魔王さん……」
魔王「死ぬ直前には、それなりに私を信頼してくれているようだった。
死ぬ瞬間も、私の身を案じてくれていた。
優しい子だったな……
……って、なんか辛気臭い話になっちゃったな。ごめんごめん」
- 154 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:15:25.71 ID:v7LwU1XzO
少女「……わたし、わかります。
その子の気持ち」
魔王「そうかい?」
少女「難しいことはよくわからないけど……魔王さんは、いい人だと思います」
魔王「魔王がいい人なんて言われたら、面目丸潰れだなぁ」
少女「わたしは、魔王さんの役に立ちたいです。
今はまだ未熟ですけど、きっといつか、侍女さんみたいに……」
魔王「はは、そりゃいいや。
期待してるよ」
少女「はい!」
魔王「とか言ってる間に、もうすぐ城だな。
着いたら丁度飯の時間だ」
少女「そうですね。楽しみです、侍女さんのご飯」
魔王「な。うまいよな、あれ」
- 155 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:16:48.32 ID:OxwGfpCVO
嫌な予感
- 156 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:29:15.92 ID:v7LwU1XzO
【留守みたいだからまた来る
魔王なんだから城に居ろっつーの!
追伸:邪魔な茨とメイドは燃えるゴミに出しておきました。
僕って優しい!
追伸2:メイドの首が「申し訳ありませんでした」
「今までありがとうございました」だってさー】
少女「……これ……」
魔王「あっちゃー。
城壁にでっかい落書きしやがってあの馬鹿」
少女「侍女さん……」
魔王「うーむ。
あいつとも結構長い付き合いだったんだが……仕方ないな」
少女「……」
魔王「次、連中が来た時は、熱烈歓迎パーティーだ。
なぁ?」ビキッ…バキンッ…バチチッ…
少女「はい」バギギッ……ビリッ…バチンッ…
- 157 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:30:45.75 ID:8gub8GKn0
侍女……
- 158 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 23:33:09.83 ID:W3CCDkBH0
侍女さァァァァァン!!!!!!
- 159 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 23:33:53.34 ID:M11SSwOA0
嗚呼…俺達の嫁が…
- 160 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:39:23.99 ID:apSqi1c6O
なんてこった…魔女うぜえ
- 161 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:48:40.42 ID:v7LwU1XzO
魔王「とは言え、準備はもう出来てるんだよなー。
あとはいつ連中が来るかなんだが」
少女「こちらから行くのは?」
魔王「誰かが面倒見てないと、蘇生術式の魔法陣が壊れちゃうんだよね。
だからそれはちょっと不味い。
術式の性質的に、一回壊れると組み直しに何百年も掛かる」
少女「そうですか……」
魔王「いっそ、ママさんをさっさと蘇生しちゃうってのもありかもな。
元々その間を警護してもらうって話だったし。
あー、でもあの腐れ魔女が相手となると、キミだけじゃちょっと不安かなぁ。
あいつがあっさりやられるぐらいとなるとさすがに……」
少女「……」
魔王「でも、二人で戦いに出ると、魔法陣が無防備になるのが問題だし。
こりゃ弱ったな」
少女「なんとかわたしに出来る範囲で――――」
ドッガァァァアアアァアン!!
- 162 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:52:15.21 ID:qyf4pFlfO
見ていたいけどねむすぐる
わっふるわっふる
- 164 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:04:16.84 ID:W8TOKAywO
魔王「全くあいつらはいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも
狙いすましたように無粋なタイミングで来やがって」
少女「どうします?」
魔王「とりあえず様子を見に行くか。
防御呪文と結界呪文、張っときなよ」
少女「はい」ポォ…
魔女『魔王ー! 来てやったぞー!
さっさと出迎えやがれー!』キィィィン
魔王「うっせーなバーカバーカ。
今行くっての」
- 165 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:14:57.17 ID:W8TOKAywO
魔王「近所迷惑だろうが馬鹿やろうこの野郎」
少女「……」
魔女『やっと来たか!』キィィィン
勇者『……』
魔王「だー、うっせぇーよバカ。
消せ。それ消せ。今すぐ消せ」
魔女「バカはてめぇだこの馬鹿野郎!」カチッ
魔王「なんだとこの腐れ魔女」
魔女「お前また蘇生術式使おうとしてるだろ!
勇者に聞いたぞ!」
魔王「だったらなんだってんだよ」
魔女「……そのガキの母親を蘇生させるのか?」
魔王「あぁ」
魔女「それでそのドレス……かぁあああ!
お前本ッッッ当に馬鹿だなー!
この大馬鹿魔王ーッ!!」
魔王「何回も何回も何回も何回も馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿言うんじゃねぇーよ。
それも大声で。傷付くだろうが」
- 166 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:25:47.34 ID:W8TOKAywO
魔女「反省しないやつは間違い無く馬鹿だっつってんだろーが!
前回僕があれだけ言ったのにまーだおんなじことやんのかてめぇーは!」
少女「前回……?」
魔王「……」
魔女「おいそこのガキぃ!
お前、この術式の発動手順、ちゃんと知ってんだろうなー!」
少女「手順……」
魔女「やっぱり! ほらみろやっぱりそーだ!
やっぱり全然反省してねぇーじゃねぇーか馬鹿魔王!」
魔王「だから馬鹿って言うなっての」
魔女「魔導はなぁ、『選ぶ』か『選ばない』か!
『拾う』か『捨てる』か!
『生きる』か『殺す』か!
蘇生術式を使ったら、その馬鹿魔王が代わりに死ぬんだぞーッ!!」
少女「……えっ……?!」バッ
魔王「あーあ、ホント間の悪いやつ」
- 167 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:28:51.11 ID:bDDm/qGgO
ほほう、わっふる。
- 168 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 00:32:14.87 ID:BC6B/sU80
知ってるか…
こいつ、>>1じゃないんだぜ…
- 169 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 00:36:18.82 ID:juIDIODb0
>>168
えっ
誰に対して?
- 170 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:38:15.17 ID:AtauFmFN0
>>169
トリがないから実は>>1じゃないかもしれないって事だろ
- 171 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:38:24.85 ID:xBwr42sE0
>>168
正直知らない方が不思議
- 172 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 00:39:18.16 ID:0lHlGi0zO
乗っ取りなのにすげーってこと?
- 173 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 00:40:00.28 ID:juIDIODb0
そもそもこれリレー小説だろ?
普通に面白いから困るけど。
- 174 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:42:21.12 ID:xBwr42sE0
>>173
リレーではないだろ
- 175 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:49:50.46 ID:W8TOKAywO
――――数百年前
皇女『これでいいのです……
お母様も……あなたの死を望んではいません』
魔王『……』
皇女『……そんな顔をしないでくださいな。
わたしはなにも怖くありません……お母様ともうすぐ……もうすぐ会えるのですから……』
魔王『私は、私は何もしてやれなかった』
皇女『あなたはわたしと、わたしのお母様に、多くのものをくれました……
……今ならそれがわかります』
魔王『私は……』
皇女『それから……どうか、魔女さんを責めないでください……
あの方の気持ちも……よくわかります……』
魔王『……』
皇女『お身体に気を付けて……
……いつか……誰もが幸せな世界で……会い……た……』
魔王『……』ギュッ…
- 176 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:55:24.87 ID:c41dDVn0O
しえんしえん
寝るけど朝まで残ってたら嬉しい
- 177 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:56:38.22 ID:W8TOKAywO
魔女『なぁオイ……その、なんつーか……悪かったよ、うん』
魔王『……いや、いい』
魔女『そりゃ、僕だっていっつもてめぇーのことぶっ殺すために色々やってたけどよー……』
魔王『だからいいって』
魔女『ぶっ殺したいほど気に入ってるやつが自殺なんかしようとしてたら……
……何やってでも止めるだろ?』
魔王『……』
魔女『……じゃあ、僕は帰るからな。
また来る。てめぇーをぶっ殺しに』
魔王『……あぁ……待ってる』
……――――
- 178 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:58:48.95 ID:W8TOKAywO
風呂
- 179 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 01:01:53.90 ID:xBwr42sE0
いってらー
- 180 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 01:03:10.23 ID:YzqWkp7F0
VIPPER達へお願い
木野秋ちゃんに一票お願いします!!!11
糞運営のせいでコイルの二の舞が繰り返されようとしています
http://www.inazuma-movie.jp/ranking/ranking.php
木野秋ちゃん (現在6位) 優先順位:1 ←四位に向かって全力前進!
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/: : : : : : : : : : : 、:`ヽ 、\. / あ 応 み \
/ : /: : : : : Λ : : : \: : : :\ヽ. / り 援 ん |
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l : /: / / ` ー 、 : : ヽ: : l : l と て !
l //:/'"´ ̄` \\У > l う く
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`二ニァ: : : :\ ` ´ ムイ. | し 日
` ー==ァ. : :> 、 . ィ´: : : 、 | て 投
一 /`ー 、 ー ァ ' ´ : : 、 _ : :\_| ね 票
. -‐  ̄了´ ̄\厶ニ[ \>ー\  ̄ l ! /
ヽ: : : : ノィ: : : : 〕、 \____/
- 184 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 02:15:01.42 ID:QOO783pn0
魔王は聞くけど魔女王や魔王女は聞いた事がない
差別問題の緩和化か…!
- 185 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 02:46:22.53 ID:W8TOKAywO
眠いから書きためて明日の昼頃に投下する
- 205 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:00:58.39 ID:W8TOKAywO
魔女「――――とにかくッ!
てめぇーが勝手に死ぬぐらいだったら僕が百回ぶっ殺す!
スイッチオーンッ! 行けッ、新生・極悪魔装勇者御一行ッ!!」ガチャーン!
勇者『ぅヴッ……ま・ォヴ……魔王ォォオオオッ!』ギリギリギリギリ
少女「えっ、うわっ、け、結界っ!」
バチバチバチバチッ
勇者『魔王ォォオオオォォオオォォァァアアアアァアォオオォオオォッ!!』
バチバチバチバチ……バリッ……バギンッ!
少女「破ら……?!
ぐッ……九式九重結界ッ!」
魔女「オラッ!
破城鎚出せお前らッ!
突き破れッ!!」
勇者『通ッッッ……ッッッせェエエェエエッ』バリィィィイン!
- 206 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:05:15.91 ID:W8TOKAywO
少女「十分時間は稼げた!
『止まれ』ッ!!」
勇者『ォアアッ?!』ガグンッ
魔女「装甲に直接魔導式を書き込んで……っつーかお前邪魔すんじゃねぇーよッ!
魔王が死んでもいーのかよッ!!」
少女「そっ……それは……」
勇者『ガァ……ァアアァアアッ!』ギ…ギギッ…バギンッ!
少女「しまっ――――」
魔王「『止まれ』。」
勇者『――――』ビタッ
魔女「魔王……てめぇー、いい加減にしろよ……
てめぇーの糞ったれた感傷で僕以外のやつを巻き込むんじゃねぇーよッ!」
魔王「……」
少女「ま、魔王さん……」
- 207 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:07:36.15 ID:W8TOKAywO
魔王「なぁ、糞魔女」
魔女「……なんだよ大馬鹿魔王」
魔王「実はもう術式発動してるんだわ」
少女「なっ」
魔女「……え?」
魔王「この子がだいぶ時間稼いでくれたから、加速術式も追加できたしな。
要するに、もうあとしばらくしたら俺は死ぬ」
- 208 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:10:13.55 ID:W8TOKAywO
魔女「……ついに馬鹿が高じて死ぬことになったか……」
魔王「お前に殺されるのもいいかと思ったけどさ、
ちょっと落ち着いて喋らないか? 久しぶりに。せっかくだしさ」
魔女「……」
少女「……」
魔王「こっち来いって、いいから」
魔女「……魔王……」
魔王「よし、もっとこっちだ。
ちゃんと近くで顔見せろ」
魔女「まお、う……ぅ……うっ……」ポロポロ
魔王「とここで鉄拳制裁ッ!」ゴッチーン!
魔女「いってぇッ! なにすんだ馬鹿ーッ」グシグシ
魔王「それは侍女の分だ。マジで腹立ったからな」
少女「……えいッ」ゴッチーン!
魔女「なっ、なっ、このクソガキッ!」
少女「私も腹立ったんで」
魔王「ひひひ。正当な権利だよな?」
少女「当然です」
- 209 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:16:54.30 ID:W8TOKAywO
魔女「お前あとで絶対ぶっ殺す!」
少女「やれるものならどうぞ」
魔王「後任者ができて安心だわ」
魔女「こんなクソガキじゃ8秒も保たねぇーよ」
魔王「いやいや、少なくとも200年は保つな。
俺が死んだら俺の魔力200年分、キミに譲渡することになってるから」
少女「は、……はい?」
魔王「いきなりだけど、まぁ魔王代理ってことでよろしく。
じきに魔界で次の魔王がちゃんと決まるからさ。
それまで、キミはキミのやりたいことをやればいい。
ママさんとのんびり暮らすもよし、冒険に出るもよし、
魔導魔術を極めるもよし、魔王やるのももちろんよし」
魔女「むちゃくちゃだ……」
少女「……」
- 210 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:17:38.73 ID:9vSFKjdQO
自分以外信じるな
- 212 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:35:05.93 ID:W8TOKAywO
魔王「まぁ大概のことは出来るぜ。
キミ、じきに下手な魔王より強くなるだろうし」
少女「……わたしは……世界を変えたいです」
魔王「ほほう」
少女「もっと魔導を勉強して、もっと世界のことを勉強して、
それから魔王さんも妖精のお姫さまも笑って暮らせるような、
そんな世界をつくりたいです」
魔王「そりゃいいや。期待してるよ。
キミなら世界でも変えられるだろう」
少女「はい!」
- 213 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:40:23.43 ID:E2PTX2ZW0
新しい魔界の夜明けぜよぉぉぉぉぉぉぉぉ
- 214 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:49:48.09 ID:W8TOKAywO
魔王「で、お前はどうすんの?」
魔女「……まずこのクソガキをぶっ殺す。
そん次に地獄に居るお前らをもっかいぶっ殺す。
邪魔するやつは全員――――ってもう居ねぇ?!」
少女「!」
魔女「あいつ最後まで人を舐め腐った態度しやがって絶対許さねぇーからなーッ!」
少女「……」
魔女「ちくしょおおおッ! 絶対勝ち逃げなんかさせてやるもんかッ!
今に見てろーッ!!」ポロポロ…
少女「魔女さん」
魔女「はぁッ?!
な、なんだよッ! 泣いてねぇーよッ! こっち見んなよッ!」グシグシグシグシ
少女「わたしに魔導を教えてください」
魔女「ふざけんなこのやろーッ!!」
――――魔装勇者御一行を引き連れた史上最悪のキチガイ魔女と、
魔王の魔力たっぷり200年分を受け継いだ史上最強の幼い魔女は、
たまに殺し合いをしながら魔界・冥界・竜界・妖精界それぞれの辺境で、
文字通り人知を超えたとんでもない冒険をすることになる。
しかし、それはまた別のお話――――
- 215 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:50:45.14 ID:W8TOKAywO
終わり。
ファンタジーもんなんか初めて書いた。
- 216 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:52:02.57 ID:nnsubCLCO
>>215
もう乙としか言えない
- 217 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:52:33.67 ID:cbXC8xjO0
乙
ファンになりました
- 218 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:54:12.55 ID:6hi1TdcUO
乙乙
勇者蚊帳の外だな
- 219 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:57:37.95 ID:6D/p3qU4O
乙でした
面白かったです!
- 220 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:57:42.31 ID:6hi1TdcUO
スマン
一つ訊きたいんだが、少女が戦ったのは赤い軍隊だよな?
- 221 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:58:21.96 ID:vCm4vu+zO
乙
- 222 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:58:42.04 ID:S5m2AW18P
乙。。。。
ファンクラブ入った。。。。
別のお話も期待
- 223 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:18:01.99 ID:Lrdh9Fad0
乙
良いもん見た
- 224 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 14:28:02.30 ID:JO5opX+eO
おもろかった乙
- 225 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:35:50.39 ID:8JunXTRXO
乙
スレタイからの閃きだけでここまで書けるってすごいよなー
- 226 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 14:38:34.63 ID:W8TOKAywO
>>220
そう。
しかし久々のSSでいきなり乗っ取りなんかするもんじゃ無いな……
えらい疲れたわ。
- 227 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:47:16.48 ID:6hi1TdcUO
答えてくれてthx
改めて乙
- 228 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:54:57.59 ID:8JunXTRXO
>>226
で、『別のお話』はいつから始まりますかwwwww
- 229 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:56:30.45 ID:bDDm/qGgO
なかなかに乙でした!
- 230 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:59:29.99 ID:6RPW+WqzP
やっぱりSSは男と女がイチャつかない方が面白い
それとは別にこれは面白かった乙
- 231 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 15:09:36.22 ID:od48aXGHO
よかったぜ乙乙
- 232 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 15:19:11.62 ID:qWGkj2YlO
なんで魔王の一人称を私から俺に変えたの?
絶対に許さないよ?
- 233 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:01:18.18 ID:L4zrkVAJO
面白かった!乙でした!
魔女がイマイチ…俺の侍女が…
- 234 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:11:17.29 ID:2Fvp92UE0
>>232
禿同
- 235 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:14:57.14 ID:bBP0fstE0
俺の侍女さんを返してください
- 236 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:17:03.74 ID:6hi1TdcUO
なんだかんだで侍女さん灰の中から再生しそう
- 237 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 16:17:57.91 ID:W8TOKAywO
一人称は寝ぼけてたか変換ミスだ。
申し訳ない。
- 238 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:26:17.61 ID:S5m2AW18P
>>237
さあ、続きを。。
- 239 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:32:14.76 ID:vqEW9KQMO
目が覚めたら娘が魔王並みの強さもってて、チョットヤバめな魔女に弟子入りしてて、ちょくちょく殺し合いしてるようになってて戸惑う母ちゃんマジ可愛い
- 240 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 17:09:02.92 ID:HcvDarga0
杖描いたけど装飾忘れた
http://imepita.jp/20101122/613950
- 241 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 17:10:55.96 ID:7e1sb9AxO
うむ
- 242 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 17:12:55.90 ID:Hqi37lxuO
面白かったなwww
- 243 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 18:09:31.69 ID:W8TOKAywO
こっから続けるとなると、かなり力業になるなぁ……
- 244 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 18:37:36.40 ID:qM4Yn+yOO
期待
- 245 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 18:51:00.74 ID:c41dDVn0O
乙!
楽しかったぜ
勇者どうなったんだ
- 246 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 19:26:09.86 ID:njm0pt0D0
乙
>>1愛してる
- 247 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 20:13:18.45 ID:W8TOKAywO
魔女「……くぅ……くぅ……」
少女「よく寝てるなぁ魔女さん。
このところ歩き詰めだったし、疲れてるのかな。
寝てたら普通の女の人……ん?
この人、一体何歳なんだろ……」
ガサッ、ガサガサッ
少女「!」バッ
魔女「んん……」ポリポリ
ガサガサッ
キキッ、キー
少女「な、なんだ……リスか。
ほら、魔女さんのローブなんかにちょっかい出してたら、
手足千切られて変な箱に入れられるよ。しっしっ」
キキー
タタタタッ…
少女「あーあ、こんなぐちゃぐちゃに……」バサッ
……ポロッ
少女「あれ? これは……」カサ…
- 248 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 20:17:03.00 ID:W8TOKAywO
チュン、チュンチュン…
少女「魔女さん、わたしに何か隠し事してるでしょ?」
魔女「はぁ? 何のことだ?」
少女「別にいいんですけどね。
ただ、腐らせておくには勿体無い魔導装置の設計図を見掛けた気がしただけです」
魔女「……てめぇー……」
少女「悪戯なリスさんが見付けてくれたんですよ。
わたしは落ちたものを拾っただけですからね。
条件次第で手伝ってあげますよ」
魔女「こんのクソガキ、なんでそんな偉そうなんだよ」
少女「魔女さんじゃこのレベルの高魔力放出と書式の精密再現が
安定しないからお蔵入りにしちゃったんでしょうが、
わたしならギリギリなんとかなるレベルです」
魔女「チッ……誰がてめぇーになんか頼むかよ」
少女「いいんですか?
会いたいんでしょ、魔王さんに」
魔女「……」
少女「地獄の果てまで会いに行く、って魔女さんらしいじゃないですか」
魔女「馬鹿にしてんの?」
少女「まさか」
- 249 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 20:18:31.60 ID:W8TOKAywO
魔女「……条件次第ってのは?」
少女「ギブアンドテイクってやつですね。
わたしのは魔女さんに取ってはそんなに難しいことじゃないですよ」
魔女「なんだよ、言ってみろ」
少女「わたしは地獄の門を開く魔導装置の起動を手伝う。
魔女さんは侍女さんを蘇らせるのを手伝う。
悪い話じゃないでしょ?」
- 250 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 20:20:07.80 ID:W8TOKAywO
少女「侍女さんって魔導人形だったんですね。
って言ってもゴーレムや魔導傀儡じゃなくて、
人工妖精を魔導装置に宿すタイプのですけど……
記憶はお城にあったメンテナンス機材から復元できます。
でも、わたしがこの水準の魔導工学を自由に扱えるようになるには、
まだまだ果てしない時間が掛かってしまいます」
魔女「はん。それで僕の出番ってわけか」
少女「そう言うことですね」
魔女「なにが『そんなに難しいことじゃない』だ。
そこらへんの魔導工学と、妖精界でも最高峰の技師レベルだった
魔王の謹製魔導人形を同列に並べるんじゃねぇーよ」
少女「でも、魔女さんならできるんですよね?」
魔女「……当たり前だ」
少女「じゃあ交渉成立ってことで」
魔女「クソ胸糞悪ぃーが、妥協しといてやるか……
言っとくけど失敗したら許さねぇーからな」
- 253 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 20:36:25.40 ID:bBP0fstE0
俺の侍女さんが人形だったなんて
むしろ好物です
- 254 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 20:43:37.38 ID:W8TOKAywO
魔女「何にせよ、一旦僕の工房に戻らないといけないな」
少女「侍女さんの方がなんとかなったら、わたしと侍女さんで冥界に行ってきます」
魔女「冥界? なんでだ?」
少女「地獄って冥界の地下深くにあるんですよね?
前にお城の書庫で、魔王さんの友達だった冥王さんが編纂した、
地獄に関する書籍を読んだことがあるんですが……」
魔女「そんなんがあるのか」
少女「冥界でも地獄についてはほとんど把握できてないみたいで、
最後に地獄に行ったっきり戻って来なかった人がいたのが1000年前、
最後に地獄から戻って来た人がいたのは8000年前だそうです」
魔女「……やべぇーんじゃねぇーの、それ」
少女「魔王さんも『あんなの死ぬ前に行くとこじゃないね』って言ってました」
魔女「……」
少女「なので、とりあえず魔女さんが行く前に、
出来る限りの情報を集めておこうかと思いまして」
魔女「なるほどな。
その間に僕は装置の方を組み上げる、と」
少女「はい。どうですか?」
魔女「まぁいいだろう。それで行くか」
- 255 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 20:56:21.55 ID:9RXrVSP70
なんだろう
地獄では「生あるものがここに何をしにきた!」ってノリノリに言う魔王がいそうな雰囲気が
- 256 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 20:57:27.26 ID:W8TOKAywO
魔女「しっかし……これが設計図か。
設計図自体が一つの魔法陣になってんな。
複雑過ぎて普通の魔導師にはまず読めん」
少女「それも偶然書庫で見つけたものです」
魔女「よく残ってたな。
作図されたのが妖精界の二つ前の王権の時だぞこれ」
少女「結構無造作に置いてあったんですけどね……
それで、その、なんとかなりそうですか?」
魔女「んー……正直これは想定外の難易度だが、とりあえずやってみっか。
資材自体はここのあり合わせで間に合いそうだしな」
少女「よろしくお願いします」ペコリ
- 257 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 21:01:00.35 ID:c41dDVn0O
キャラクター全員好きだ
勇者は別だが
- 258 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 21:01:15.50 ID:W8TOKAywO
こんな感じでいいなら、話を練って来る
- 259 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 21:02:31.97 ID:8JunXTRXO
>>258
いいもわるいも
がんがれ
- 260 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 21:04:30.57 ID:jm0mM6a50
>>257
別も何も、勇者どっかいったよな
- 261 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 21:07:17.45 ID:c41dDVn0O
>>258
布団の上で全裸待機してるぜさあ早く
>>260
見返してきたら
魔王に「『止まれ』」って言われてから出番無い
- 262 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 21:15:10.17 ID:Hqi37lxuO
勇者は古今東西犯罪者
わっふるわっふる
- 263 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 21:34:54.31 ID:c41dDVn0O
不法侵入器物損壊窃盗はデフォ
- 269 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 23:36:22.08 ID:Ejj1lEoL0
昨日の吉野家の恨みをこの保守にこめる
- 271 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 00:19:19.49 ID:znoTLrJOO
――――ガシャッ
魔女「ふー。
素体の方はこれでパーペキだな」
少女「……どう見ても侍女さんですね」
魔女「問題は人工妖精の方なんだけどよー。
魔導工学に召還魔術と錬金術をブレンドした技術が要るんだわ。
これに必要な水準の召還魔術は基本的に専門家でないとキツいぞ」
少女「どうするんですか?」
魔女「知り合いに丁度いいのがいるから、軽く殴ってコツを聞くか」
少女「はぁ」
魔女「墓の下に住んでて、いっつも死体いじくり回して、
毒虫やらよくわからん木の根っこやらで遊んでるやつだ。
一緒に来るか? 最近はすっかり希少種になった屍霊術師だぜ」
少女「……遠慮しておきます」
- 272 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 00:27:22.64 ID:znoTLrJOO
魔女「あっそ。
じゃあ僕はちょっと行ってくるから、留守番頼んだぞ」
少女「お客さん来たらどうしましょうか?」
魔女「客ぅ?
滅多に来るやつはいねぇーが、まぁもし来たら待たせとけ。
そのうち帰って来るってな」
少女「はぁ」
魔女「勝手にそこらへんのもんいじったらぶっ殺すからな」
……バタン
少女「……何してよう」
- 274 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 00:38:59.35 ID:znoTLrJOO
少女「工房の中は掃除もできないし……
……召還魔術か。ちょっと試してみようかな」ガタン、
ガリガリガリ、ガリガリ…
少女「えーと、魔法陣はこんなもんかな?
とりあえず、ちっちゃい火蜥蜴のにしてみよう。
んー……」ポゥ…
……パキッ
パキンッ…ギギッ……ボッ!
蜥蜴「……」ノソノソ
少女「おー、できたできた。
案外なんとかなるものなのかな?
他も試してみようっと」
- 276 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 00:49:36.62 ID:znoTLrJOO
……バキンッ
シュウゥ……
少女「うーん、またダメか。
ある程度複雑な魔導式と魔法陣の組み合わせになると、途端に難しくなる……
多分何かコツがあるんだろうなぁ。
魔導式はある程度回路を自動化して……これでどうだ」ガリガリ
ポゥ……
少女「んんん……えいっ」バリッ
バキッ
ビリビリッ……バチンッ!
天馬「ヴルル……」バサッバサッ
少女「やった!
この方向性で魔導式を書き換えて行けばもうちょっと上階層のもできるかな?」
- 277 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 00:53:22.97 ID:znoTLrJOO
風呂
- 278 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 00:58:32.22 ID:D1Jp0HSBO
じゃあ俺も風呂
- 279 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 01:05:17.80 ID:Yh0KM0cqO
よし!俺も風呂
- 280 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 01:23:54.73 ID:HbPF6hC6P
おいおい、お前ら風呂に入っている間に落ちたらどうする
- 281 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 01:49:46.72 ID:JryEFwWkP
ということは俺がこのスレ最後のレスか
- 282 名前:鰐 ◆WANIvSPbAo [春日歩ちゃんは俺の嫁!!] 投稿日:2010/11/23(火) 01:50:58.90 ID:Zz2SXwCx0 BE:1190355146-PLT(20000)
sssp://img.2ch.net/ico/4-2.gif
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ わ た し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄ | ^o^ |  ̄
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/ ヽ \
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/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
- 283 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:06:45.01 ID:Pm6Mry8qO
ふろながい
- 284 名前:鰐 ◆WANIvSPbAo [春日歩ちゃんは俺の嫁!!] 投稿日:2010/11/23(火) 02:07:02.30 ID:Zz2SXwCx0 BE:2380709186-PLT(20000)
sssp://img.2ch.net/ico/4-2.gif
溺れてんじゃね
- 285 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:08:58.16 ID:znoTLrJOO
……バギ……ギギッ
……シュウゥ
少女「ダメだー。
魔導式の自動化にも限界があるね。
根本的な術式の組成を考え直さないといけないのかな……
でも魔法陣は基本的にいじれないし、魔導式はこれ以上複雑には出来ないし……
どうすればいいんだろ……」
……バチッ、バチンッ、
バギギッ……バギンッ!!
翼竜「ゴァアァッ!」バサァッ
少女「?!」バッ
術師「複雑な……魔導式と魔法陣……を組み合わせる術式……では……
……魔導式と魔法陣……の間に回路を対応……させる変換式……
……を置けばいい……回路の自動化……までは正解」
- 286 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:15:27.65 ID:znoTLrJOO
少女「……あなたは?」
術師「ここ……の工房の魔女……の知り合い……屍霊術師……をやっている」
少女「え? 魔女さんの?
……ってことは、魔女さんと入れ違い?」
術師「アレと話す……のは疲れる……すぐ叩くし……怒鳴るし……
次の満月……にアレが来る……のを守護霊が暗示……したから……
……入れ違いになる……ようにこっち……に来た。
要件……は知ってるあなたに……人工妖精の召還……を教える」
少女「あはは……わざわざありがとうございます」ペコリ
術師「あなたは才能……がある資質……がある。
独学……で幻獣族の召還……は普通無理……あなたに教えたいそれに……
……アレになにか教える……のが嫌」
少女「酷い言われようだ……」
- 287 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:21:49.63 ID:vvZVMkTBO
術師かわいいよ支援
- 288 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:23:36.96 ID:KvaeJVKm0
|∧∧
|・ω・`) そ〜〜・・・
|o旦o
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' 旦 <コトッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ミ ピャッ!
| 旦
- 289 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:25:52.41 ID:znoTLrJOO
術師「人工妖精……は厳密……には召還物……じゃあない。
錬金術の人工精霊……に近いけどより魔導的……な存在。
魔力から生成……されるもの……その生成術式……にたくさん召還術……
……との共通……する手順……がある」
少女「ふむふむ」
術師「人工妖精にも上級種……から下級種……まで色々な種別がある。
今回必要……なのは最上級の人工妖精……だから難しい」
少女「難しいと言うと、どのくらい……?」
術師「……魔王を倒すぐらい」
少女「それは難しいですね……」
- 290 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:31:46.34 ID:znoTLrJOO
術師「とにかく……下級種の生成……から始める。
魔導式と魔法陣……はこれ」ペラッ
少女「うわっ、下級種でこの複雑さですか!」
術師「中間変換式……の使い方がわかれば簡単……になる多分。
……やってみて……見てる」
少女「が、頑張ります。
まずは魔導式……」ガリガリ、ガリガリガリガリ……
- 291 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:31:54.64 ID:i9m/LlSG0
眠いのに…
- 292 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 02:33:56.24 ID:znoTLrJOO
眠い寝るおやすみ
- 302 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 07:23:01.83 ID:jSvgZphQO
入れ違いになって歯噛みしてる魔女にきゅんきゅん保守
- 305 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 10:17:49.65 ID:loggAGed0
紹介スレで感動して来てみたら続編が始まっているだとぉおおおお!!!
記念ほしゅ
- 309 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 12:07:09.33 ID:znoTLrJOO
ポゥ……
……パキッ、パリッ!
妖精「?」キョロキョロ
少女「ふー……できました!」
術師「……」
少女「あれ? ダメ……ですか?」
術師「一回目で成功……するとは思わなかった……
さすがに魔王……の後継ぎか」
少女「し、知ってるんですか?」
術師「あなたこの界隈……では割と有名人。
『竜王の眼』と『妖精の衣』……と『魔王の才覚』……を持った幼い……魔女って」
少女「そうなんだ……」
術師「アレ……が『そんなヤツが僕に弟子入りした』……って言いふらしてるから」
少女「あはは。
……これは喜んでいいのかな?」
- 310 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 12:17:12.40 ID:znoTLrJOO
術師「実際あなたの才覚……はすごい。
それはアレ……も認めてる。
ねぇ……この際うちの研究室……に来ない?」
少女「えーと……考えておきますね」
術師「是非……じゃあ次、これ……」ペラッ
少女「はい」
術師「ここから一気……に難しくなる……頑張って」
- 312 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 12:41:49.26 ID:hqBMRET00
ほっほっほ
支援ですかの
- 313 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 12:46:25.02 ID:znoTLrJOO
シュウゥ……
少女「手応えはあるんですが、さすがになかなか上手く行きませんね……」
術師「まだ始めてから数時間……充分な成果。
アレが帰って来る前……には術式は完成する」
少女「だといいんですけどね。
そろそろ暗くなって来たし、ご飯にしましょうか?」
術師「これ……飲むから平気。
食事の代わり、これ」スッ
少女「お薬ですか?」
術師「霊薬……タウリン入ってる。元気……になるよ。いる?」
少女「……遠慮しておきます」
術師「元気……になるのに……」グビッグビッ
- 314 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 12:48:43.45 ID:RUEFkGgfO
*「スレは ほしゅしないと いみがないよ」
- 315 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 12:50:09.24 ID:Jy7hFs+lO
夢に出てきた
保守
- 316 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 12:53:48.81 ID:znoTLrJOO
ガチャッ、
少女「お休みになられるなら、こちらでどうぞ」
術師「これあなた……のベッド?」
少女「ごめんなさい、この工房には魔女さんのとわたしのしか無いんです」
術師「それは全然……問題無い……けどあなたはどこで……寝るの?」
少女「わたしはもうちょっと練習してから、工房で寝ます。
慣れてるんで平気ですよ」
術師「……そう、ありがとう。
じゃあ……また明日」
少女「はい。おやすみなさい」
……バタン。
術師「……あんな助手……本当にほしいな」
- 317 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 13:04:38.85 ID:Yh0KM0cqO
これから結婚式行ってくる保守
- 318 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 13:15:43.17 ID:znoTLrJOO
少女「……よし、これだ」ポゥ…
パリッ…パキンッ……ギギッ……
……バチンッ!
妖精「……」シュウゥ…
少女「できた!
術式を安定させる補助魔導式を足せばいいんだ……」カキカキ
妖精「……あの」
少女「えっ?」ビクッ
妖精「あなたがわたくしの主ですか?」
少女「あっ、うわっ、びっくりした。
えーと、はい、まぁそう……かな?」
妖精「わたくしは何をすればいいですか?」
少女「あ、えと、……練習で召還したと言うか、えーと……」
妖精「わたくしは何をすればいいですか?」
少女「困っちゃったな……どうしよう」
- 319 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 13:16:35.00 ID:KvaeJVKm0
∧_,,∧
(´・ω・`) _。_
/ J つc(__アi! < トポトポ
しー-J 旦~
- 320 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 13:18:16.25 ID:E/okKddn0
∧_,,∧
(´・ω・`) _。_ <私はなにをすればいいんでしょうか
/ J つc(__アi! < トポトポ
しー-J 旦~
- 321 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 13:22:24.47 ID:HlUhTpwC0
なんで俺は勃起してるの?
誰か教えて
- 322 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 13:23:43.66 ID:znoTLrJOO
術師「拘束魔導式を解除……すればいい。
術式には最初……からそれが組み込まれてる」
少女「あ、おはようございます。
拘束魔導式……これかな。えいっ」パキンッ
妖精「!」
少女「はい、これであなたは自由ですよ。
わたしの命令に従う必要はありません」
妖精「……どこに行っても、いいのですか?」
少女「もちろん。……大丈夫ですよね?」
術師「その魔力水準……なら十分自然界……でも独立できる。大丈夫」
少女「だ、そうです。
練習に付き合ってくれてありがとうございました」ペコリ
妖精「……」ペコリ
フワッ……
少女「うわー、飛んでいっちゃった」
術師「驚いた……一晩中やって……たの?」
少女「いえ、寝てたんですけど、ちょっと今朝方に試してみたい方法を思いついて」
術師「……お疲れさま」
少女「いえいえ、なんのこれしきです」
- 323 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 13:41:08.63 ID:bdULZTVN0
>>321
坊やだからさ
- 324 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 13:53:40.65 ID:ChDI3muP0
そういえばママさん出て来ないのか?
- 325 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:07:39.92 ID:Hq0nqWrY0
つーか勇者どこ行った
- 326 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 14:08:58.90 ID:E/okKddn0
>>325
勇者「いつに…なったら…動けるようになるんだ…魔王…」
- 327 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:20:38.34 ID:5/W6iTSf0
勇者の仲間どこ行った
- 328 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:24:37.40 ID:lNtw6J6nO
地獄を快適生活ゾーンにして
城ぶったててそう魔王。
- 329 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:42:30.13 ID:WnmOZKIxO
ママはどこにいるの?
- 330 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:43:15.84 ID:znoTLrJOO
少女「ところで、術師さんの研究室までどのくらい掛かるんですか?」
術師「ルートに……よるけど大体片道……5日から10日ぐらい……かな」
少女「結構掛かるんですね、やっぱり」
術師「アレがあんまり早く……戻ってこないように結界……
……いっぱい作ったから……往復2ヶ月は掛かる……ふふふ……ふふ」
少女「あはは……」
術師「でも1週間も掛からなさそう……あなた、飲み込みが早すぎる。
そうなると……暇になっちゃうな……」
少女「んー、多分ですけど、もう言ってる間に魔女さん帰ってくると思いますよ」
術師「……そんな気がする。
早いうちにお暇……しよう」
- 331 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:46:37.59 ID:znoTLrJOO
勇者御一行→無口な魔女の助手(奴隷)として資材調達やなにやらをしている。
少女の母親→故郷で娘の帰りを待ちながら暮らしている。
- 332 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:51:17.42 ID:jSvgZphQO
ほほぅ
しゅ
- 333 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:52:23.41 ID:TEMJ+oeVO
支援なんですよ
- 334 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:53:52.13 ID:znoTLrJOO
ガリガリ、ガリガリガリ……
術師「もう上級種の妖精……も呼び出せるよう……になってるはず。
中級種と特別種……は上級種と同じ手順……で大丈夫」
少女「はい」
ガリガリガリ、ガリッ
術師「でも、特別最上級種……しかも精密魔導装置の機関……として呼び出す人工妖精は……
……普通の術師にはまず扱えない……色々条件……がある」
少女「条件、ですか?」
術師「そう、条件……」
- 335 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 14:58:56.31 ID:p6ByFWhfO
おいついた支援
- 336 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:07:01.65 ID:znoTLrJOO
術師「……まず魔力水準……使う魔力は僅か……
……でも膨大な魔力保有量の後ろ盾がない……とこの術式は使えない……
これはあなた……なら問題無い」
少女「はい」
術師「それから……魔導式の超高速演算……魔法陣の超精密展開……
……これを同時にできる……術師としての資質……これもあなた……なら大丈夫」
少女「ありがとうございます」
術師「最後に……呼び出す人工妖精……の強固なイメージ……
内在的な象徴……を媒体にして……人工妖精を召還……する」
少女「イメージ……」
術師「最上級の人工妖精……は知性も魔力……もずば抜けて高い……
つまり……個性がある……しかも安定している……
……この矛盾すら内包……する魔力運用のイメージ……
……できそう?」
少女「……はい。大丈夫です」
- 337 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:13:18.21 ID:znoTLrJOO
術師「そう……じゃあやって……みて。
ここで見てる……これは手伝えない」
少女「わかりました。やってみます。
えと、魔導式を書き足して……」ガリガリガリ……
ペラッ
【ごゆっくり。】
魔女「あの腐れ死体マニアめぇぇぇええええッ!!」ビリビリビリ
- 338 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:22:57.22 ID:znoTLrJOO
少女「召還媒体はこの侍女さんのメンテナンス機材の中枢と……それからこのドレス」
術師「その……ドレス?」
少女「はい。
魔王さんも多分、このドレスを媒体にしたはずですから」
術師「……そう」
少女「よし、魔導式、魔法陣、補助術式全て準備できました」ポゥ…
術師「集中して……イメージを強く……」
少女「はい……」
…キィィ…ィイイイイインッ
バキッ…ギギッ……バチンッ……
少女「……侍女さん……戻って来てください……!」カッ
バリバリバリッ――――
- 339 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:26:14.36 ID:5/W6iTSf0
召喚マン参上
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ヽ|・∀・|_| ヨブゼ!
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__.\ カモーン!
ヽ|・∀・|/\
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ヽ|・∀・|/\
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- 340 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:27:01.91 ID:5/W6iTSf0
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ヽ|・∀・|_|
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\/ノ( ヘ ヘ /
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ヽ|・∀・|_| ・・・・・・
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\/ノ( ヘ ヘ /
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ヽ|.'A`;|_|
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\/ノ( ヘ ヘ /
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- 341 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:34:05.36 ID:znoTLrJOO
――――バァン!!
魔女「今帰ったぞッ」
少女「あ、お帰りなさい」
魔女「留守中に死体みたいな見た目の死体みたいな喋り方する死体マニアが来なかったか?」
少女「すごく綺麗で優しい人でしたよ」
魔女「あぁそうだよ、ムカつくぐらい顔はいいよあいつは!
だから黙ってても勝手に馬鹿な貴族が研究費用出すんだろうよ!」
少女「……」
魔女「僕を見てボロい工房を見回してしかも納得した顔すんなクソガキッ!
で、あいつはどーした? 一発絞めないと気がすまねぇーッ」
少女「ついさっき出発されましたよ。
『絶対アレに見付からないルートで帰る。ばーかばーか』って言ってました」
魔女「うがぁあああああ腹立つぅううううう」
- 342 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 15:39:36.36 ID:E/okKddn0
この世界の魔女やら魔王やらは本当に仲良いなまったく
- 343 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:44:45.85 ID:znoTLrJOO
魔女「それで召還の方はどうなったんだ?」
少女「あぁ、それなんですけど――――」
侍女「夕食の準備が整いました」ペコリ
少女「はい、今行きますね。
……と言うわけです」
魔女「お前がやったのか? 術式は?」
少女「一応これなんですが……」ペラッ
魔女「どれどれ……
……なんじゃこりゃあ!
こんなもん人間にできるわけないだろ!」
少女「あの、裏面に術師さんの注意書きがありますよ。
この術式を使うにあたっての」
魔女「あぁ?」ペラッ
【単細胞には一生無理。ばーかばーか】
魔女「あいつ殺す。絶対殺す。
百回ぶっ殺す」
少女「とりあえず夕食にしましょうよ。
侍女さんの料理、すごく美味しいんですよ」
侍女「恐悦至極でございます」
- 344 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:49:37.61 ID:QV1qehvR0
術師が女かよおい
礼を言う
- 345 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 15:54:30.34 ID:znoTLrJOO
少女「それじゃあ、わたしと侍女さんは冥界に行って来るんで」
魔女「あー、そう言う話だったな」
少女「冥界はお城の地下から行けるから、そんなに時間は掛からないと思います」
侍女「およそ2日の旅路でございますね」
魔女「はん、そうかよ。
じゃあ精々役に立つ話聞いて来いよな」
少女「はい。装置の組み上げは任せました。
行って来ますね」
魔女「おう。土産忘れんなよ」
……バタン。
- 346 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 15:56:06.35 ID:nc8AqpPe0
今北なにこれ面白い
- 347 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 16:07:49.46 ID:znoTLrJOO
少女「ちょっと久しぶりですね、お城に戻るのも」
侍女「そうですね。
すっかり埃がたまってしまって……」
少女「誰かが住んでないと、どんどん廃れてしまいますね。
冥界から帰って来たら大掃除しましょうか」
侍女「名案にございます。必ずやいたしましょう。
……ところで、そちらの方は?」
少女「え?」
妖精「……」ジー…
少女「あれっ、私が一番最初に召還した人工妖精だ。
拘束魔導式は解除してたし、てっきりどこかに飛んでったと思ったのに」
妖精「……」パタパタ
侍女「……付いて行きたい、と言っているようですね」
少女「うーん……別に好きなところに行っていいんだよ?」
妖精「……」フルフル
侍女「あくまで、自由意志だと」
少女「そうなんですか?
じゃあ……仕方ないですね」
妖精「……」ペコリ
侍女「よろしくお願いします、だそうです」
少女「こちらこそ」ペコリ
妖精「♪」パタパタ
少女「……ちょっとこの妖精さん、最初の頃の侍女さんと似てますね」
侍女「そう……でしょうか?」
- 348 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 16:19:24.63 ID:znoTLrJOO
番犬「ガウッ!」「ヴヴーッ」「ガオンッ」ガツガツ
冥王「あーっ!
『まて』って言ってるのにーっ!」
少女「あのー……」
冥王「あ、魔王の後継ぎちゃんと侍女ちゃんだ」
少女「はぁ。少しお伺いしたいことがありまして……」
冥王「いいよ。上がっていきなよ。
久しぶりのお客さんだ」
少女「お邪魔します」
侍女「失礼致します」
番犬「「「ヴルル……」」」
- 349 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 16:22:27.41 ID:znoTLrJOO
ちょっと休憩
- 350 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 16:27:01.50 ID:KvaeJVKm0
|∧∧
|・ω・`) そ〜〜・・・
|o旦o
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' 旦 <コトッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ミ ピャッ!
| 旦
- 351 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 16:28:18.89 ID:mJegdFcW0
読んだ。期待
- 352 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 16:35:14.44 ID:JmtyX3Ky0
ε≡≡≡C
- 353 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 17:04:58.34 ID:weKE2QKt0
つ旦
- 354 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 17:36:34.65 ID:i2EgZhFF0
スレタイを見て少女陵辱ルートしか連想できなかった俺にとってこの流れは目から鱗だ
- 355 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 17:42:37.67 ID:ZiRJrP630
♪ Cヽ(´・ω・`)ノ旦 ♪
何か拾った ♪ ♪
- 356 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 18:00:32.52 ID:HI4py3iW0
まだか
- 357 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 18:32:53.70 ID:/IqYi0Vj0
面白い。
- 358 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 18:40:28.70 ID:wfQWNv080
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
- 359 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 19:10:40.92 ID:znoTLrJOO
冥王「地獄にねぇ……」
少女「はい」
冥王「魔王のことだから、多分地獄ででもそれなりに快適に過ごしてるとは思うけどね。
会いに行くとなると……」
少女「やっぱり厳しいですか?」
冥王「そもそも地獄って無茶苦茶広いし、どこにいるやら」
侍女「地獄の地図と言うのはございませんか?」
冥王「あるにはあるけど、8000年前の誰かがほとんど空想で書いたやつだよ」
少女「それでもいいんで、見せて貰えますか?」
冥王「えっとね……どこに直してあったかな」
妖精「!」パタパタ
冥王「ん? あぁここか。
よくわかったね」ガサゴソ
妖精「♪」エッヘン
侍女「どうやらちょっとした魔術を無意識のうちに使ってるようです」
少女「すごいね……」
- 360 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 19:12:32.05 ID:znoTLrJOO
冥王「そもそも地獄では空間の連続性がこことは全く違うし、
自然法則も魔導法則もめちゃくちゃになってるから地図なんてあてにならないんだけど……」バサッ
少女「これが地獄……」
侍女「……」
冥王「真ん中に小さい正方形が書いてあるよね?」
少女「はい」
冥王「この四角が、人間界と冥界と魔界と妖精界を全部足した面積なんだって。
その地図だと、地獄全体の1024分の1ぐらいってことになってるのかな」
少女「はぁー。すごい広さですね」
侍女「想像がつきません」
冥王「しかも、地獄はどんどん大きくなってるって話らしいよ。
それだけ地獄に堕ちるやつが多いってことなんだろうけどさ」
少女「8000年前でこれなのに、今はどんなことになってるんだろう……」
冥王「さっぱりだね」
侍女「この赤い部分と青い部分は何なのでしょうか?」
冥王「それはそれぞれ炎獄と氷獄を表してるんだって。
その間には、地獄の端っこからでも見えるすんごい高い壁がそびえてるそうだよ」
侍女「なるほど……」
少女「……」
- 362 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 19:30:34.42 ID:znoTLrJOO
侍女「この北の方の黒い山は?」
冥王「『灰の山』としか書いてないね。
ものすごい悪臭がする風が吹き下ろしてるらしいから、
多分地獄のゴミ捨て場か何かじゃないかな?」
侍女「ゴミの山ですか……それだけでこの正方形の200倍以上あるのですね」
冥王「何にせよあんまり行ってみたくない所だね。
大体地獄はその灰の山と炎獄と氷獄の三つのエリアに分かれてるって噂だよ」
少女「魔王さんだったら……この中のどこに行くでしょう?」
冥王「そうだねぇ。寒いのは苦手らしいよ」
侍女「暑いのもお嫌いのようでございました」
少女「だからって臭いところに行くような人でもないし……」
妖精「!」ツンツン
少女「え? そこは壁……あ、そっか。
灰の山から一番離れた所で、炎獄と氷獄の丁度真ん中の壁の上なら、
暑くも寒くも臭くもない……のかな?」
冥王「うーん……どうだろうね。
そもそも、そう言う不届き者が出ないように高い壁になってるんだろうし」
侍女「しかし、魔王様ならあるいは……」
冥王「……うん。なんか十分ありえる気がする」
少女「ですね」
- 363 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 19:41:16.85 ID:znoTLrJOO
少女「この辺に当たりを付けて探せば見つけやすいかも知れませんね」
冥王「まぁ、この地図の信憑性にも拠るけどねぇ」
侍女「そう言えば……冥界から地獄を調査しに入った方と言うのは、
どう言うルートで入られたのですか?」
冥王「冥界のずっと西の方に、むちゃくちゃ深い谷があって、
その谷底が地獄に通じてるって言う伝説があるんだよね。
確かに底から火柱が上がったり、吹雪が吹き出したり、
なんかよくわかんない化け物が漏れ出したりはしてるけど、
実際の所どうなってるのかはわからないままなんだ。
谷を降りてる途中でそう言うのに出くわしたらアウトだし」
少女「むしろこの地図を書いた人がどうやって行って帰って来たのかが気になりますね……」
冥王「それが冥界七不思議の一つなんだよねー」
- 365 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 19:51:33.65 ID:znoTLrJOO
少女「……あれ?
じゃあ、死んで地獄に堕ちる人はどうやって地獄に行くんですか?」
冥王「それも冥界七不思議の一つだよ。
一応、ここを通ってるのは確かなんだけどね。
たまに虹みたいに亡者の橋が掛かってるよ。
でも、それこそ虹の根元を探せないみたいに、
亡者がどこに行くかもわからないんだ」
少女「そうなんですか……」
冥王「まぁあえて魔導の論理で考えるなら、この世界そのもの、
森羅万象すべてが巨大な魔導式と魔法陣によって運営されてるもので、
その設定された書式の中に『死んだらどこに行くか』って言うのも組み込まれてるのかもね」
- 366 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 20:02:57.45 ID:znoTLrJOO
少女「では、お忙しいところお邪魔してすみませんでした」ペコリ
冥王「いいっていいって。冥王って意外と暇だし」
少女「いえ、そんな……」
冥王「またいつでも来なよ。
あ、これお土産ね」ヒョイ
少女「これは……?」
冥王「炎獄から拾って来た水晶のかけらだってさ。
本物かどうかはわからないけど、大概の炎ならそれが吸い込んでくれるから、
もしかしたら役に立つかもしれないよ。
はい、侍女ちゃんにもあげる。あなたにもね。あと魔女ちゃんの分も」
妖精「♪」ペコリ
侍女「よろしいのですか? そんな貴重なものを頂いてしまって」
冥王「ここにあってもしょうがないからねぇ。
まぁ、もし地獄から帰って来れたらまた色々教えてよ」
少女「はい、必ずまた来ます」
冥王「ばいばーい」ヒラヒラ
番犬「「「ガウッ」」」
- 368 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 20:13:10.73 ID:znoTLrJOO
魔女「ほー。それがこの水晶か」
少女「はい。
まだ試してませんけど、かなり強力な魔力を秘めてるみたいですね」
魔女「まぁなかなか有意義な話を聞いて来たみたいだし、
とりあえずはよしとするか」
少女「装置の方は?」
魔女「九割方完成してる。あとは試運転と、細かい調整だな。
それは明日やるか」
少女「わかりました。
じゃあ今日はもう休みますね」
魔女「おう」
侍女「おやすみなさいませ」ペコリ
妖精「……」パタパタ
- 369 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 20:13:41.43 ID:q/NmR2jT0
これ番犬の言葉が三重になってるってことはケルベロスの類か。
そういえば地獄の番犬だっけあれ。
- 370 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 20:38:22.57 ID:znoTLrJOO
ドッドッドッドッ……
フシュゥウーッ……
魔女「よっしゃ、準備出来たぞ。
魔導回路は可能な限り最適化してるが、必要に応じて適当に術式足してくれ」
少女「わかりました。
では、魔導式詠唱入ります」
侍女「……」
妖精「……」パタパタ
- 371 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 20:39:24.65 ID:znoTLrJOO
少女「――――我を過ぐれば憂いの都あり、
我を過ぐれば永遠の苦患あり、
我を過ぐれば滅亡の民あり」
ゴゴゴゴゴ……
少女「義は尊きわが造り主を動かし、
聖なる威力、比類なき智慧、第一の愛我を造れり」ポゥ…
ゴゴゴゴゴゴッゴッゴッゴッゴッ
少女「永遠の物のほか物として我よりさきに造られしはなし、
しかしてわれ永遠に立つ――――」バチッ…バチバチッ…
ゴッゴッゴッガギッゴッゴッガッゴッゴッゴッギギッゴッ
少女「――――汝等ここに入るもの一切の望みを棄てよ」
…ゴギンッ!
ズドォォォオオオォオオンッ!!
- 372 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 20:50:02.63 ID:znoTLrJOO
ゴォオオオォオォォ……
魔女「……こいつか地獄の門か。
まさか一発で成功するとはな」
侍女「凄まじい魔力を感じます」
少女「術式には門の形に関する指定はなにも無かったのに、
ずいぶん仰々しいデザインと言うか……」
魔女「そりゃまぁあんな魔導式読んだらこうなるのが当然だろ。
それっぽくていーじゃねぇーか」ザッ
少女「えっ、今から行くんですか?」
魔女「当たり前だろ。なんで今行かないんだ?」
少女「……それもそう……なのかなぁ」
侍女「わたくしは地獄の果てまでお供致します」
妖精「!」コクコク
魔女「決まりだな。
『ハイパーかっこいい魔女と不愉快な仲間達の冒険・地獄篇』だ」
- 373 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 20:54:08.68 ID:Hs5Yh75JO
俺も着いていきたい
みんなの盾くらいにはなるだろ
- 374 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 20:54:47.06 ID:9448/bcl0
おもしろい
- 375 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 21:12:03.78 ID:pWOw5p5EO
嘆きの壁か……
- 377 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 21:47:43.42 ID:znoTLrJOO
カツン、カツン、カツン、カツン、……
魔女「この139段の下り階段の一段一段には、
生身の生き物を可能な限り極限環境や魔力汚染から防護する術式が埋め込んである。
飛ばすんじゃねぇーぞ」
少女「はい」
侍女「かしこまりました」
妖精「っ、っ、っ」ピョンッ、ピョンッ、ピョンッ
魔女「とは言っても、冥王の言に従えば、
そんな小細工がどこまで通用するかもわからねぇーがな」
少女「魔導法則が乱れた世界、ですからね……」
魔女「どうなってんのか皆目見当もつかん。
まぁなるようになるだろ。
見ろ、言ってる間に出口が見えて来たぞ」
少女「……」
侍女「……」
コォオォォ……
- 378 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:00:51.21 ID:znoTLrJOO
少女「ちなみに地獄のどこに出るんですか?」
魔女「一応いきなり溶岩にドボンは避けたいから、
氷獄エリアに出るようにはしたつもりだけどよ」
侍女「……微かに冷気がしますので、おそらくは氷獄のいずれかの地点かと」
魔女「さすが僕。
てめぇーらも気を引き締めて――――」
ビュオォォオオォオオッ
少女「うわっ! 寒っ!」
妖精「ーっ!」ブルブル
侍女「わたくしの後ろへ」
魔女「魔導人形は便利だな」
- 381 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:22:30.79 ID:znoTLrJOO
ビュゴォオオオォオォッ……
魔女「吹雪吹雪、氷の世界だな。ドンピシャだぜ」
少女「寒い……雪で前が見えませんよ」
侍女「わたくしも駆動系が少し鈍っていますね」
魔女「贅沢言うなよ。生身だったら一瞬で氷漬けだ」
少女「さすが地獄……あれ、魔女さんのローブの裾が光ってますよ」
魔女「ん? なんだこりゃ?」
侍女「……魔力が熱と光に変換されて放出されています」
魔女「こりゃあの水晶だな。
蓄えた魔力を勝手に出すようになってるのか」
少女「わたしのも光ってます。
……すごい、ここだけ雪が避けて行きますよ」ポゥ…
魔女「よし、これをランプ代わりにして、とりあえず例の壁を探すか」
少女「よく見たら、ここ森の中なんですね」
侍女「地図には『樹氷の森』とあったと記憶しています。
あの地図が正しいなら、壁はそう遠くないはずです」
魔女「朗報だな。
凍りつく前にさっさと行こう。
風向きがむちゃくちゃで、木の後ろに隠れても意味がねぇー」
- 382 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:24:27.42 ID:AJiSpoovO
楽しんでます
わっふるわっふる
- 383 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:36:13.92 ID:znoTLrJOO
……ズゥウン……
侍女「……?」
……ズゥウンゥン……
侍女「お待ちを」
魔女「おい、どうした?」
侍女「何か聞こえます。
吹雪の音ではありません」
少女「え?」
……ズゥウウゥウンン……
侍女「……何か近付いて来ているようです」
少女「足音……?」
魔女「さっそくヤバそーな気配がプンプンするぜ」
- 385 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:40:29.80 ID:znoTLrJOO
……ズゥウンゥウウゥウンッ……
魔女「さぁどうする?
この感じは多分逃げられないやつだぞ」
少女「とりあえず視界を確保したいですね。
この水晶を上に投げて、魔力を一瞬だけ高出力で放出してみます」
魔女「照明弾ってわけだな。やってみろ」
少女「はい」ポゥ…
…ズゥウゥウウゥウウゥウンッ
少女「えいっ」ブンッ
――――ピカッ!
- 386 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:46:27.61 ID:5/W6iTSf0
\ /
\ 丶 i. | / ./ /
\ ヽ i. .| / / /
\ ヽ i | / / /
\
-‐
ー
__ わ た し で す --
二 / ̄\ = 二
 ̄ | ^o^ |  ̄
-‐ \_/ ‐-
/
/ ヽ \
/ 丶 \
/ / / | i, 丶 \
/ / / | i, 丶 \
- 387 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:47:32.54 ID:Sxkjvtf10
昨日のまだあったwwwwwしかも続きあるとかwwwwwwwwww
ガンガレ!(・∀・)
- 388 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:49:39.52 ID:znoTLrJOO
魔女「……見たか?」
少女「……はい。
めちゃくちゃでっかかったです。お城ぐらいありました」
魔女「水晶拾ったら、よーいドンで走るぞ」
少女「逃げられるとか逃げられないとかの問題じゃ無さそうですね」
侍女「走りながら打開策を考えましょう」
ズゥウゥウウゥウウゥウンッ
氷竜「フシュウゥヴ……フシュウヴゥウヴ……」
少女「……拾いま――――」
魔女「よーいドンッ!!」ザッザッザッ
少女「ちょっ」
侍女「急ぎましょう」スッ
少女「あ、ありがとうございます」ザッ、ザッザッザッ
侍女「滅相もございません」ザッザッザッ
氷竜「ヴォオォォオォオオォォッ!!」メキメキメキッ!
- 389 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 22:55:31.08 ID:lNtw6J6nO
魔王早く出て来ーい
- 390 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:11:03.59 ID:znoTLrJOO
魔女「なんだありゃあ!
何食ったらあんなんになるんだ?!」
侍女「罪を犯した者でしょう。
食料には困らなさそうです」
魔女「冷静に答えてんじゃねぇーよアンポンタンッ!
何か撃ってくるぞアイツッ!」
少女「結界張ります!」バリバリバリッ
魔女「ついでに僕もオマケだッ」ビリビリビリッ
氷竜「ヴヴォアッ!!」ドーンッ
バキィィイイインッ!!
魔女「うっわギリギリだなありゃ!
結界に沿って氷の壁が出来てるぞ!」
侍女「あれは冷気ではなく、魔力その物ですね。
魔力が冷気の性質を有しているようでございます」
少女「結界が浸食されてますよ!」
ビシッ……ビキッ……
魔女「まじぃなこれ、畜生!」
- 391 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:11:10.02 ID:ueHf+EoP0
ウカムルバスか
- 392 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:15:14.46 ID:+IN88YgC0
死人が死んだらどうなるんだろうな
- 393 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:16:15.74 ID:LTLy0ouM0
>>386
このやろうwww
- 394 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:18:05.71 ID:znoTLrJOO
少女「誰かが囮になってる間に何か術式を組むか、
結界をどんどん重ねて行くしかなさそうですね」
魔女「いくら結界張ってもあれ以上距離縮められたら終いだぞッ」
侍女「では、わたしめが囮役を勤めさせて頂きます」
少女「そんな……!
何か方法が他にっ」
魔女「考える暇はねぇーぞッ!
やっこさんはこっちの話がまとまるのを待つつもりはこれっぽっちもないみたいだ!」
侍女「大丈夫です。
きっと上手くいきます」
少女「でも侍女さん……!」
- 395 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:21:17.74 ID:znoTLrJOO
>>394の一行目
少女→侍女
- 396 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/23(火) 23:22:01.77 ID:rzt2aobv0
>>386
クソワロタ
- 397 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:26:04.80 ID:znoTLrJOO
妖精「!」ツンツン
少女「え……?」
侍女「自分に任せてほしい、と言っています」
少女「で、でも……」
妖精「!」ブンブン
侍女「……あいつをやっつけるからみてて、と」
魔女「なんかしらねぇーが、やるなら早くしてくれッ!
次のが来るぞッ!」
妖精「っ!」ビュンッ!
少女「あっ!」
氷竜「ヴヴゥヴ……ゴァアアウゥヴッ」ゴォオオォ
妖精「ーッ!」ビュッ!
- 398 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:39:02.21 ID:EFRpNUWu0
ほぅ、妖精もチート仕様ですか
- 399 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:40:45.31 ID:znoTLrJOO
氷竜「ヴッ……グゥウゥウウヴ……」
魔女「お? なんだ、動きが止まったぞ?」
少女「一体何を……?」
侍女「……」
氷竜「……グヴゥヴウッ! ヴォオォォオォオッ!!」
魔女「あいつ、腹が光ってるぞ!」
侍女「どうやらあの人工妖精が、水晶を氷竜の口に投げ入れたようです」
魔女「水晶の中の魔力が一気に解放されて、氷竜の体内で暴走してるのか!」
氷竜「ヴッ……ヴヴゥヴ……ヴォ――――」
――――ジュッ
……ドッグォォオオオォォオォオオォォオオオンッ!!!
- 400 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:40:48.27 ID:o7rMD8jr0
>>386
ワロタwwwwwww
- 401 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:43:49.40 ID:znoTLrJOO
少女「い、一瞬で蒸発した……」
侍女「数千年か数万年か、溜め込み続けた地獄の業火ですので、
あれほどの威力になったのかと」
魔女「えらいもんを土産にしてきたなぁオイ」
妖精「♪」パタパタ
侍女「どんなもんだ、と言っています」
魔女「はぁ。なかなか大したもんだよ、お前」
少女「人工妖精ってみんなこんなすごいのかな……」
- 402 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/23(火) 23:50:14.27 ID:znoTLrJOO
魔女「何はともあれ、おかげで随分明るくなったし、吹雪も弱まったな」
少女「何より驚きなのは、普通に水晶が健在だったことですね……」
侍女「少し火力を落とす魔導式を書き込んだので、また帰りにでも回収致しましょう」
魔女「しかし……これが例の壁か」
少女「壁と言うか垂直に立った大地ですね、これ」
ゴゴゴゴ……
- 404 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 00:19:08.36 ID:kbBBO15UO
魔女「さぁ、どうやって上まで登る?」
侍女「恐らく生身では不可能でしょうし、
通常の魔導や召還獣でも時間が掛かり過ぎると思われます。
飛行中はこの付近の魔物の恰好の餌食です」
魔女「だな。
もうあんなのは御免だ」
少女「……さっきの氷竜を召還してみましょう」
魔女「おおッ? 出来んのか?」
少女「術師さんの理論に従うなら、人工妖精の召還よりは簡単なはずです」
侍女「確かにあの氷竜なら、安全に上まで辿り着けるでしょう」
少女「準備しますんで、ちょっと待ってください」
侍女「わたくしも魔法陣の書き込みを手伝います」
魔女「なるべく早くな。
一応結界張っとくけど、気休めにしかならんだろうし」パキッ
妖精「ーっ、ーっ」フリフリ
侍女「自分は応援している、だそうです」
少女「ふふ、ありがとう」ガリガリ、ガリガリガリ
- 405 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 00:25:07.77 ID:KGSKLTVF0
>>386
ちくしょうwwwwwwwwwwwwww
- 407 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 00:38:22.27 ID:lJ60qqAK0
こういう系好き
- 409 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 01:15:57.68 ID:i0ItukCtO
妖精可愛すぎる
ゼル伝のナビィとかチャットとか
あの辺の喋らない感じを想像してるぜ
- 411 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 01:44:33.29 ID:kbBBO15UO
氷竜「ヴグルルル……」バサッバサッ
少女「お疲れさま」ナデナデ
魔女「まさか丸1日飛び続けるとはな。
ケツが痛ぇー」
侍女「この氷竜でなければ、途中で力尽きていたでしょうね」
妖精「!」パタパタ
魔女「で、壁の上に着いたわけだが……霧が掛かっててよく見えないな」
少女「少し歩いてみましょう」
侍女「足元にお気をつけくださいませ」スッ
魔女「……オイ、見ろよこれ」
少女「足跡……ですね。わたし達のじゃない」
侍女「そんなに古くないもののようでございます」
魔女「っつーことはよぉ、人が居るってことか?」
少女「人かどうかはわかりませんが……とりあえず『何か』は居るんでしょう」
侍女「予想通り、ここは気温も極端ではありませんし、魔獣の気配もしません。
何者かが定住していても不思議ではないですね」
魔女「とりあえず足跡に沿って行ってみっか」
- 412 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 01:52:57.20 ID:kbBBO15UO
少女「風もないし、わたし達の他の音も何も聞こえませんね……」
魔女「こんな所に住むやつはよっぽどの物好きに違ぇねぇーよ」
侍女「これだけ徹底して何もありませんと、
これはこれでやはり地獄なのかも知れません」
少女「そうですね……」
魔女「全くだ。
……それより、さっきりより霧が晴れて来てないか?」
侍女「確かに視界がよくなって来ていると思われます」
少女「足跡はこのまま真っ直ぐ続いてますね」
魔女「そろそろ、なんかありそうだぜ。
気を抜くなよ」
- 415 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:01:33.93 ID:kbBBO15UO
少女「……あれは……?」
侍女「建造物……のようですね」
魔女「異常にでかいようだが……城か?」侍女「……何者かの気配がします。
強力な魔力もあの建造物から感じます」
少女「足跡はやっぱりあのお城に向かってますね」
魔女「こんな何も無いところにあんなもんおっ建てたんだ。
相当むちゃくちゃな魔導師か何かだろう」
少女「……もしかして、と言うか、
多分いま全員同じ人を思い浮かべてると思うんですけど……」
魔女「……多分な」
侍女「恐らくは」
- 417 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:16:13.95 ID:kbBBO15UO
魔女「……全員あの城に近付けてる気がしねぇーな」
侍女「認識系に作用する結界の一種が張られている可能性がございます」
少女「どうしましょう?
魔導式を逆算して部分的に破りましょうか?」
魔女「そんなまどろっこしいのはいらん。
そいつに一発派手に撃たせりゃいいんだ」
氷竜「ヴルル」バサッ
少女「そんな乱暴な……」
魔女「魔王だったらそのくらいあっさり何とかするだろ。
そら撃てッ! 凪ぎ払えッ!」
氷竜「ヴォアアッ!!」ドンッ
……バキィィイイインッ!!
魔女「そーれみろ、やっぱり結界だ。
これで呼び鈴にはなっただろ」
少女「もし魔王さんじゃなかったらどうするんですか?」
魔女「その時はその時だ。
ピンポンダッシュってことにすれば問題ねぇーよ」
少女「問題無くはないでしょ、それ……」
侍女「! 今結界が解除されたようです」
魔女「おー、やっとお出ましか?」
- 419 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:20:19.36 ID:+y4DxHzXO
魔王の正体がジャキだといまさっき知った
- 421 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:35:57.46 ID:kbBBO15UO
少女「……誰か歩いて来ますよ」
侍女「結界や幻覚の類ではなさそうですね」
魔女「もう一発ぐらい撃っとくかぁ」
氷竜「ヴルルァ」
少女「ダメですってば!」
魔女「オイ忘れたのか? 僕は魔王をぶっ殺しに地獄まではるばる来たんだぜ?
地獄で死んだらどうなるのかってのを今ここで実験して、
冥界七不思議を六不思議にしてやんよ」
「相変わらず物騒なやつだ。
そんなだから単細胞言われるんだぞ」
少女「――――!」
侍女「この声は……」
魔女「よし決めたッ撃てッ! 今すぐ撃てッ!」
氷竜「ヴォヴルァアァアアァッ!!」ドーンッ
妖精「っ! っ!」パタパタ
- 422 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:43:03.73 ID:1GoMGo0iP
>>419
一瞬ジャギと読んでなんで仮面付けた人がでてきたのかと
- 424 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:50:07.11 ID:kbBBO15UO
――――この小競り合いの衝撃波で、
冥界では神殿が傾くわ地獄の釜の蓋は開くわの大騒ぎになった。
その時の魔女は、まるで女の子が父親に走り寄って飛びつくような、
とびっきりの笑顔で魔王を殺しに掛かってていたと言う。
これは、相変わらず壊滅的にぶっ飛んだ魔女と、
少し成長した魔法使いの少女の冒険の物語。
- 425 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:51:18.54 ID:kbBBO15UO
終わり。
まさかの二部完。
- 426 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:53:14.97 ID:0I/uym250
追いついた瞬間に終わった
- 427 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:54:08.94 ID:v9xGRG8M0
>>426
同じく
同じ時間に同じスレを同じ速度で見てる人がいるって胸熱だな
- 430 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:56:33.59 ID:8Z1nNowN0
少女達の冒険はこれからだ!!!!!!!!
>>1先生の次回作へご期待下さい。
- 431 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:58:23.95 ID:Z9rooMQi0
ぬおおおおおぉおぉぉお終わらないでくれえええぇぇぇぇええええええええ
世界観が好きなんだよおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ
いやマジでお疲れ様です
- 432 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 02:59:47.29 ID:d9t0UR3QO
魔王Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
- 433 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:00:31.64 ID:rlAZ+pPYO
素晴らしく楽しい
乙
- 434 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 03:01:07.49 ID:svQuJiD/0
追いついたと思ったら終わっていた何このポルナレフ
乙です
- 435 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:01:19.40 ID:p19MbHHhP
第三部・始
- 436 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 03:01:28.69 ID:vew2aidY0
保守しなくても十分持つと思ってROMってたけど、乙です。
再会もできたし一区切り・・・ってとこですかね。このクオリティだと続けるのも難しそうですし。お疲れです。
- 437 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:02:33.01 ID:dmz/NNDS0
もうファンになりました
乙です
- 438 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:03:05.88 ID:8Z1nNowN0
そういや勇者と魔女と入れ違いがどうたらこうたらのおなごは
- 439 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:04:01.52 ID:sytT8R0T0
まだ読んでないんだけどなのはさん出てくるの?
- 440 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:08:27.69 ID:6tFDaWIC0
おつ
- 441 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:15:03.02 ID:PgXudxzCO
超乙
だがまだ500スレ以上あるぞ
さあ存分に続きを書いてくださいお願いします
- 442 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:20:03.91 ID:1GoMGo0iP
>>441
50万レスか
- 443 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 03:21:28.82 ID:kbBBO15UO
何でこんな無駄にアレな世界観になったのか自分でもわからん。
設定をまき散らしまくるのは楽しいけどね。
寝る、おやすみ。
- 444 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:31:59.06 ID:VfkWpmCRO
ママー
- 445 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 03:32:01.10 ID:LLAptByJ0
おつ
- 446 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 03:37:26.20 ID:EXV+ZOG8P
乙!
魔王の姿が色々想像できていいな
- 447 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 04:02:32.40 ID:KlpIrHln0
乙です^^
- 448 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 04:02:40.62 ID:bYzDNjkr0
乙
で、続きはまだかね
- 449 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 04:22:02.75 ID:MtgmMYOc0
乙
ここまで頭の中で漫画化できた
- 455 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 07:23:33.38 ID:lJ60qqAK0
乙
第三部に期待
- 460 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 08:45:35.08 ID:onneJDM3O
続きマダー?
- 461 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 09:21:20.01 ID:js0FxdWx0
別に第三部が読みたいなんて思ってないんだから!
- 466 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 12:59:05.46 ID:kbBBO15UO
妖精「♪」パタパタ
侍女「お祭りのようだ、と言っているようです。
確かに、もし今この付近にいる人間がみな町民なら、
ここ一帯は人間界最大規模の城下町になりますね」
術師「しかも人間界……で一番多国籍……かつ多文明……の魔導都市」
魔女「どっちかっつーと、今すぐ世界大戦がおっ始まりそうな雰囲気だけどな。
っつーかなんでてめぇーがここに居んだよ」
術師「屍霊術師……としては地獄と言う場所に興味……がある」
魔女「あーそーかい。じゃあ今度連れてってやんよ」
術師「……わくわく」
少女「あぁ、もう……なんでこんな事に……」ガクッ
- 468 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 13:11:03.12 ID:PlAHcsLJO
第三部来たあああ
- 469 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 13:13:45.00 ID:svQuJiD/0
第三部…これはいいものだ…
- 470 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 13:15:09.17 ID:kbBBO15UO
侍女「! どうやら外で動きがあったようです」
魔女「おおッ、ドンパチか?」
術師「ここで大戦勃発……したらコレが仕掛け人……歴史に残る。汚点として」
魔女「うッせぇー。戦場のど真ん中に投げ込むぞ」
術師「そもそもコレ……があっちこっちで弟子自慢をしたせい……
どの国も魔王の後継ぎと同盟……を結びたいのが本音」
侍女「勇者派遣協約もすっかり形骸化しつつありますしね」
少女「協約?」
侍女「東西南北の四帝国で結ばれた一つの国際協約でございます。
魔王討伐による世界平和の維持のため、
定期的に各帝国から有能な戦士や魔導師を派遣して、
この任務に当たらせると言うものです」
魔女「まぁ表向きはそうなってるが、実際は魔王退治で人材を『消耗』させて、
それぞれの帝国が互いの戦力が強くなりすぎないようにするための一種の軍縮協約だな。
もし討伐に成功したら、それはそれでえれぇーアドバンテージになるから
どこも文句は言わねぇーけどよー」
術師「派遣されるパーティー……はたまったものじゃあ……ない」
魔女「しかしそう考えると、あの勇者は結構骨のあるやつだったんだなぁ」
- 471 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 13:31:12.31 ID:kbBBO15UO
侍女「しかし……魔王様がお亡くなりに……
と言うより地獄に移住されたので、事情が変わったのでございます」
魔女「人間のてめぇーなら同盟交渉の余地があるって思われたんだろ」
少女「……同盟交渉って、いきなり軍隊を派遣してするようなものなんですか?」
術師「それがコレ……のせい。
四帝国での『魔王後継者』の評価……これ」ペラッ
【魔王後継者について】
……人間族の少女であるが、魔王の魔力を受け継いでおり、
魔王以上の比類無き才覚を有し、魔導・魔術・人外外法に通じ、
一国を易々と滅ぼす地獄の氷竜を従え、
しかもその氷竜を一瞬で葬り去るほどの力を有する……
少女「頭が痛くなって来ました……」
術師「……誉めすぎ」
魔女「その方が師匠の僕に箔が付くだろうが」
侍女「だから使節団ではなく、軍隊を派遣して来たのですね」
魔女「しかも四帝国が同じタイミングで来たもんだから、
睨み合いになってるわけだ」
術師「それで小競り合い……が起きてる……」
少女「はぁ……とりあえず、様子を見て来ますよ」
侍女「お供致します」
魔女「ちゃんと全面衝突の総力戦に持ってけよな」
- 472 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 13:42:04.18 ID:kbBBO15UO
侍女「どこから交渉に行かれますか?」
少女「まずはあの小競り合いを止めます。
まったくもう……」パリッ、バチチッ
バキィィイイインッ!
氷竜「フュウゥウヴ……」ズゥウウゥン
ウ……ウワァアアアアアア
侍女「両国の兵士が散り散りに逃げて行きましたね。
争っていたのは西の帝国と北の帝国のようです」
少女「これでよし。
別にどこからでもいいんだけど、西の帝国から行ってみようかな……」
- 473 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 13:50:12.62 ID:kbBBO15UO
出掛ける。
まさか残ってるとは思わなかった。
- 474 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 13:50:48.09 ID:IbNevAmmO
すっかり存在を忘れられたママ
- 475 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 14:02:41.64 ID:PlAHcsLJO
>>473
完結するまで許さない
>>474
ちょいちょい顔を見に帰ってはいそう
- 476 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 14:15:01.89 ID:pC1rGTyU0
おい術師を能登で再生すると幸せだぞ
- 477 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 14:15:27.11 ID:6jY4Apgn0
そういやお母さん、生き返ったら娘がこんなことになってて、いまどうしてるんだろ
- 478 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 14:35:46.70 ID:d9t0UR3QO
魔王さん帰ってこんの?
- 479 名前:はま〜ん ◆ZGUNDAM.12 [] 投稿日:2010/11/24(水) 14:59:08.52 ID:UKSkkvH0O
>>476
貴様のせいで術師が姫神になって影薄くなっただろうがどうしてくれる
- 484 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 17:01:25.89 ID:pC1rGTyU0
>>479
いや、それは姫神が影薄いと思ってる君が悪いから
- 485 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 17:07:45.61 ID:MWVfhjK00
藤野だと思えば問題な…い?
- 486 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 17:14:06.26 ID:HwL1WZRh0
>>479
姫神なんていうからおまえ
魔王様が御坂旅掛っぽいダンディおじ様になったじゃねぇかどうしてくれる
しかも>>424のせいで魔女の見た目が某レールガン娘になっちまったわけでなんだこれこわい
- 487 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 17:16:57.86 ID:1GoMGo0iP
r;ァ'N;:::::::::::::,ィ/ >::::::::::ヽ
. 〃 ヽル1'´ ∠:::::::::::::::::i
i′ ___, - ,. = -一  ̄l:::::::::::::::l
. ! , -==、´r' l::::::/,ニ.ヽ
l _,, -‐''二ゝ l::::l f゙ヽ |、 ここはお前の日記帳じゃねえんだ
レー-- 、ヽヾニ-ァ,ニ;=、_ !:::l ) } ト
ヾ¨'7"ry、` ー゙='ニ,,,` }::ヽ(ノ チラシの裏にでも書いてろ
:ーゝヽ、 !´ " ̄ 'l,;;;;,,,.、 ,i:::::::ミ
::::::::::::::::ヽ.-‐ ト、 r'_{ __)`ニゝ、 ,,iリ::::::::ミ
::::::::::::::::::::Vi/l:::V'´;ッ`ニ´ー-ッ-,、:::::`"::::::::::::::;゙ , な!
:::::::::::::::::::::::::N. ゙、::::ヾ,.`二ニ´∠,,.i::::::::::::::::::::///
:::::::::::::::::::::::::::::l ヽ;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /
::::::::::::::::::::::::::::::! :|.\;::::::::::::::::::::::::::::::/ /
- 488 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 17:33:39.92 ID:qFLKGSnl0
勇者とはなんだったのか
- 489 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 17:42:31.61 ID:q0DXDN4nO
もっと言えば事の発端の三流賢者
- 490 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 17:44:43.34 ID:HwL1WZRh0
>>488
普通に勇者だと思うよ。
どっかの国の騎士とかそんな感じじゃない?
今は魔王の城のオブジェになってそうだけど
- 491 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 17:48:39.73 ID:VfkWpmCRO
術師は某戦場カメラマンにしか見えねえ
- 492 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 18:04:28.69 ID:8Z1nNowN0
あれ、少女の母親って
- 494 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 18:33:46.31 ID:lJ60qqAK0
おっすおら勇者
- 500 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 21:20:38.32 ID:i0ItukCtO
まだ残ってるなんて感激
そして保守
出てくる子が全員かわいくて仕方ねーなちくしょう
- 501 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 21:35:14.88 ID:kbBBO15UO
泊まりになってしまった。
申し訳ないがしばらく投下できない。
- 502 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 21:38:41.31 ID:5BeXZ5X80
>>1
IDが毛ボーボー
- 503 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 21:56:37.33 ID:8Z1nNowN0
おい>>1まだかよおい
でも俺は待つぜドゥルルルルル
- 504 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 22:00:23.24 ID:m9KrZS2j0
>>503
>>1のIDを抽出してみろ
- 505 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 22:08:07.02 ID:8Z1nNowN0
>>504
そもそも日付変わってるし、>>1は書いてないってことは知ってるわ
呼び方(?)が無いからやっただけだよ言わせんな恥ずかしい
- 508 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 23:11:51.61 ID:i0ItukCtO
よーし、パパ保守しちゃうぞー
- 509 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 23:25:01.89 ID:wGTjaJXvO
じゃあ、ママも保守しようかしら
- 510 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/24(水) 23:28:39.38 ID:ZuB1/UA90
じゃあ僕は神山満月ちゃん!
- 511 名前:以下、ななしに変わりましてヴィpがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/24(水) 23:29:22.39 ID:NFbN+6sj0
その…保守…させて…もらう…
えっと…この名前…ていうのは…えっと…書くのか…?
えっと…その…こんなものを触るのは…初めてで…
- 516 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 00:34:43.63 ID:DpgBRMtm0
帰ってくるのが先か、埋まるのが先か
- 517 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 00:57:24.27 ID:rdaO3JaB0
>>516
再開して埋まってて読めなかったら俺はどうしたらいい?
- 518 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 00:58:45.43 ID:WxUNpiM00
タイトルでググってまとめを探せばいいとおもうよ
- 537 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 11:06:34.77 ID:tYZ5FNKR0
今来たら第三部が始まってて発狂
- 538 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 11:44:47.10 ID:5HjU78OB0
おもれーなこれwww
- 546 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 14:05:33.65 ID:JhxjaBxn0
当初の目的のママはどーなったんだ?
- 547 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 14:25:34.27 ID:5JOMmx49O
>>331
- 548 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 14:48:02.89 ID:6Rz2/o4bO
少女「ホ・シュ・リーナ☆」
魔女「」
術師「」
侍女「」
妖精「」
- 549 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/25(木) 15:30:45.23 ID:X1K5Xygo0
ほ
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