■戻る■ 下へ
女商人「やっと私の出番ね」ルイーダ「あ、登録しただけよ」女商人「えっ?」
- 280 名前:NIPPERがお送りします [saga]
投稿日:2013/01/17(木) 11:07:48.33 ID:k1dSpsyAO
上空 ラーミアの背中
商人「うわぁ〜たかーい!気持ちいい〜!」
勇者「えへへー、どうでございますかお客様。ラーミアの乗り心地と眺めのほどは?」
商人「もう、『すご〜い!』しか言葉にできませーん!感激だよ!」
勇者「それはなによりだね〜!あ、あそこの光は多分、ホープバークじゃない、商人?」
商人「あ!ほんとだっ!(私の愛する町ホープバーク...)上から見るとこういう風に見えるのねー。町の灯りがほんとにキレイね。」
勇者「また少し大きくなったんじゃないのかな?おじいさんとか青年くん元気かなぁ?」
商人「みんな元気でやってるよ、きっと。」
勇者「そうだね。よーしじゃあ次はロマリアあたりに行ってみようかー。ラーミア、お願いね。」
ラーミア「クケッー!」コクリ
- 281 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/17(木) 11:33:44.42 ID:k1dSpsyAO
ノアニール村 村の入口
旅人「ふう〜やっとノアニールに着いた。すっかり夜だよ〜、まあ今日は野宿は回避できたからよしとしよ。」
旅人「さて、と。宿屋に行こ行こ。………んー首がこったな。?なんだろあれ?」
旅人は上空になにかがいるのを察知した。よく目を凝らしてみると見覚えのある影であることを認めた。
旅人「(あれって、ラーミア?こんな夜になんで?)」
旅人「(そっか、きっと勇者が商人をラーミアに紹介するとかって口実で散歩してんだな〜。)」
旅人「(商人は賢者になるため頑張ってるかな。)」
旅人「(勇者はみんなを引っ張ってくれてるかな。)」
旅人「(武闘家と戦士はまた宿でケンカしたりしてないかな。)」
旅人「(私ももっと成長しなきゃーね。)」
旅人は頭をかしげながら宿屋に向かって歩いていった。
- 282 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/17(木) 11:48:18.46 ID:k1dSpsyAO
ダーマ神殿 入口
勇者「ラーミア、長いこと飛び回らせちゃってごめんね。ありがとう!またね。」
ラーミア「クカァーーー!」バサァ
商人「私も背中に乗せてくれて楽しかったよ〜!今夜はほんとにありがとね、ラーミア。」
ラーミアは空高く舞い上がり、自分の住み処に帰っていった。ふとラーミアの飛び立ったあとの空からなにかが落ちてきて商人の手のひらに乗った。
商人「これってラーミアの羽よね。すごくキレイだな〜。」
勇者「ラーミアからの贈り物だね、それは。商人のこと友達だよ。って意味じゃないかな。」
商人「そっか〜、嬉しいな。意外と恥ずかしがり屋さんなんだね。」ニコッ
勇者「さ〜てと、眠くなってきたし、宿に戻って寝ようか。」
商人「あ、そういえば、戦士と武闘家は大丈夫かな....」
勇者「………すっかり忘れてた」
- 285 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 14:49:22.26 ID:ZpUqATVAO
ダーマ神殿 宿屋
ガチャ
勇者・商人「ただいま〜。」
武闘家「あ、勇者さま商人さんお帰りなさい!....あのう、ごめんなさい。」シュン
戦士「私も...ごめんなさい。つい熱くなっちゃって。」シュン
勇者「ああ〜別に今にはじまったことじゃないじゃない。気にしない気にしない。」
武闘家「しょ、商人さんもびっくりしちゃいましたよね?止めてくれようとしたのに、私ったらひどいことを。」
商人「勇者から聞いたよ。2人は幼馴染みなんだからそのくらいはいいんじゃないのかな。私も気にしてないもの。」ニコ
戦士「商人、ありがとう。そういえば2人こそどこに行ってたのよ?」
勇者「えっ、あ、あの外をね散歩してきたんだ。ねえ商人?」
商人「あ。そうそう、夜のダーマって素敵だったよね〜。なんて、ははは。」アセアセ
戦士「?」
勇者「まあ、もう遅いし、寝よう寝よう。明日も頑張るぞー!」
武闘家「(ヘンな勇者さま。ふふ。)」
- 286 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 14:50:54.99 ID:ZpUqATVAO
勇者達は翌日、翌々日と、商人のレベル上げをダーマ周辺で行った。
商人は慣れない剣やムチを使っての攻撃や盾での防御の仕方も次第に慣れてゆき、パーティーメンバーとしても戦えるほどに成長した。
約3日間で商人のレベルは転職可能のところまで上がっていたのだった。
明日はいよいよ商人の賢者への転職を控えているため、4人は少し早めに眠りについた。
- 287 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 14:54:30.89 ID:ZpUqATVAO
ダーマ神殿 宿屋
商人「(明日に備えて早めに寝ようってなったけど...私が眠れないよ〜)」ゴソゴソ
商人「(みんなすっかり寝ちゃってるもんなぁ。勇者はずっと付きっきりで教えてくれたし疲れたよね。)」
商人「(私も最初はどうなるかと思ったけど、剣や盾の扱いも体が覚えてくれたし。)」
商人「(魔物に対する恐怖もだいぶ消えたのもよかったかな。かなりな回数戦ったし。)」
- 288 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 14:56:21.61 ID:ZpUqATVAO
商人「(あとは明日。………私、賢者になるんだな。小さい頃から憧れてた賢者さまに。)」
商人「(大丈夫。やれる。私はもう絶対に道を外すことはしない。それに...)」
商人「(信頼できる仲間がいる。影から支えてくれる人もいる。あとは私次第だ。)」グッ
商人「(...なーんて気合い入れたら、眠くなっちゃった。おやすみ〜みんな.....)」
商人は眠りについた
- 289 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 14:57:23.08 ID:ZpUqATVAO
翌日
ダーマ神殿 転職の間 入口
商人「じゃあ私行ってきます!賢者になって戻ってくるよ。」
戦士「うん、緊張しないでリラックスしてね。悟りの書は持った?」
商人「大丈夫。持ったよ。」
武闘家「いよいよですね。以前、旅人さんから聞きました、商人さんは賢者に憧れていた、と。その夢が叶うんですね。」
商人「たしかに賢者さまも夢だったけど、その次の夢がもっと大事だよ。」
武闘家「と、いうと?」
商人「みんなで大魔王ゾーマを倒して世界を平和にしなくちゃね。……まだ私は新米だけど。」
- 290 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:01:37.72 ID:ZpUqATVAO
武闘家「!」
勇者「そうだね。賢者は通過点、ここからがまたスタートだよね、みんな!」
武闘家「そうですね。」
商人「みんな。新米賢者になってくるから待っててね!」スタスタ
戦士「行ってらっしゃい。」
商人が扉を開けて、転職の間に入っていく姿を勇者達3人は目に焼きつけた。
- 291 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:05:21.14 ID:ZpUqATVAO
ダーマ神殿 転職の間
商人は外で待つ勇者達と別れ、祭壇で待つ、大神官の元にゆっくりと歩み出た。
大神官「ふむ、そなたは転職を希望される者か?名を。」
商人「はい。商人と申します。」
大神官「では、商人はどの職業に就きたいと申すか?」
商人は悟りの書を大神官に差し出した。
商人「私は賢者になりたいと願いここに来ました、その願いをお叶えください。」
大神官「悟りの書とな...また再び目にしようとはな。もしや先日、賢者から武闘家に転職した者の仲間か?」
- 292 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:08:17.99 ID:ZpUqATVAO
商人「その通りです。彼女はすでに立派な武闘家になりました。」
大神官「ふむ。よほどの理由がありそうじゃの。そなたのその目にとてつもない強く固い意志を感じる。」大神官「あいわかった。転職すると再びレベル1からの厳しい修行となるが承知の上か?」
商人「はい。すべて。」
大神官「そなたの意志受け取った。おお神よ!この者が新しい職業に就くことをお許しください!!」スッ
パアッーーー
大神官が杖を天に掲げると光が降りてきた。
商人をその光が包み込んでゆく。
商人「(商人の私、今までありがとう。)」
商人は賢者に転職した。
- 293 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:09:48.28 ID:ZpUqATVAO
ダーマ神殿 転職の間 入口
勇者「商人まだかなぁ〜。」
武闘家「私の時も時間はかかりましたからね。」
戦士「ええ、とにかく待ってましょう。」
ズズズズズ
ドーン
勇者「あっ。お、終わったみたいだよ。」ドキドキ
- 294 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:13:48.18 ID:ZpUqATVAO
勇者達の前に賢者が姿をあらわした。
賢者「みんな、ただいま!」
戦士「おかえりなさい。しょうに、じゃなかった、賢者。」
武闘家「わあ〜!かっこいいです!賢者さま!見違えました。」キラキラ
賢者「あ、そ、そうかなぁ?なんかまだ全然実感がわかないんだけどね。ヘンじゃないかな?」
勇者「ヘンなんかじゃないよ〜!うん、すんごくかっこいい。さっきまでの商人じゃないみたい。」
戦士「そりゃそうでしょ、勇者。もう商人じゃなくて賢者になったんだから。」
勇者「あ、それもそうだね。へっへっへっ。」ニヤニヤ
武闘家「おめでとうございます、賢者さま。」
賢者「ありがとう。無事に賢者になれました。みんな、これからもよろしくお願いします。」ペコリ
- 295 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:18:11.98 ID:ZpUqATVAO
商人が転職し賢者となり、勇者達は再びダーマ周辺及びガルナの塔にて新米賢者のレベル上げを行っていた。
賢者になったことで、魔法も覚えるため、勇者ではなく魔法のエキスパート、武闘家(元僧侶)と戦士(元魔法使い)が付きっきりでサポートをした。
急なレベルアップと沢山の魔法を一気に覚えるために、賢者の疲れ方は尋常ではなく、まだ魔力も微量なのも影響してか、体力的にも精神的にも辛かった。
- 296 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:19:21.12 ID:ZpUqATVAO
しかし心配する3人をよそに賢者は泣き言ひとつ漏らさずに修行をこなしていった。
元々の賢さの高さもあり、コツを掴むと魔法も次々に使いこなしていき、戦士と武闘家を驚かせた。
約1週間、修行の日と休養の日とを上手く分けた。
修行の日はひたすら戦闘。休養の日は体を休めながら魔法の書物で勉強をし、武器防具の手入れなどをした。
結果、賢者はぐんぐん強くなっていったのだった。
そしてある日。
- 297 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:23:28.44 ID:ZpUqATVAO
ガルナの塔 周辺
賢者「最終テスト?」
戦士「そうよ。賢者の力を確かめさせてもらいたいの。」
武闘家「賢者さまのこれまでの修行の成果を出してくださいね。」
賢者「うん、わかった。なにをすればいいの?」
勇者「今から1時間、フィールドで出てきた魔物をずっと倒し続けていけばいいんだよ。」ニコッ
賢者「へ?な〜んだ。なら簡単だね。今までと同じじゃないの。」ホッ
戦士「...1人でね。」
賢者「はい?」
- 298 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 15:24:53.32 ID:ZpUqATVAO
武闘家「私達はなにもしません。賢者さまお1人でですよ。」
賢者「!!!(わっ、私だけで?)」アセアセ
勇者「だーいじょーぶだって!自信を持って!あんなに沢山修行したんだから。」
賢者「で、でも...」
賢者「(弱気になったら負け。だったら修行のすべてを出しきるだけだ。)」
賢者「わかった。やってみる!」
- 299 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2013/01/18(金) 15:33:04.98 ID:M8Mzd+oRo
賢者は剣も装備できるしミニスカだしな
- 300 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:22:35.39 ID:ZpUqATVAO
ガルナの塔 南の森
賢者「いつでも出てこい魔物どもー!(って虚勢を張ってるけどいざとなると怖いなぁ)」
ガサガサッ
賢者「!?(来た!)」
幻術師があらわれた
スライムつむりがあらわれた
賢者「(幻術師、こいつはその名の通り、こちらに幻術をかけてくる。それを先に防がないと危ない。それなら。)」ブツブツ
賢者「汝の言葉は心に届かぬ『マホトーン!』」
賢者はマホトーンを唱えた
幻術師の魔法を封じた
スライムつむりの魔法を封じた
賢者「よし、うまくいったね!」
- 301 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:23:39.94 ID:ZpUqATVAO
スライムつむりの攻撃
賢者は小ダメージを受けた
幻術師はメダパニを唱えた
...しかし魔法は封じられている
賢者「このスキに。ええい!」バシュ
賢者の攻撃
幻術師とスライムつむりにダメージ
魔物たちをやっつけた
賢者「やった!魔物達をやっつけた〜。」グッ
- 302 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:25:54.31 ID:ZpUqATVAO
ドスドス...
パタパタパタ...
賢者「え、今度はなに?」キョロキョロ
キラーエイプがあらわれた
しびれあげはがあらわれた
賢者「(この場合、麻痺状態が一番危険ね。あの猿のパワーも嫌だけど先にあの蝶を!)」ブツブツ
賢者「燃えよ火球『メラミーッ!』」ボゥ!
賢者はメラミを唱えた
しびれあげはを焼き尽くした
しびれあげはをやっつけた
キラーエイプの攻撃
ズガァ!
賢者はダメージを受けた
- 303 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:26:43.45 ID:ZpUqATVAO
賢者「くぅっ。大きいだけあってまともに喰らうと痛いな。ならこいつにも!」ブツブツ
賢者「再び焼き尽くせ『メラミー!』」ボゥ!
賢者はメラミを唱えた
キラーエイプを焼き尽くした
キラーエイプをやっつけた
賢者「ふう。なんとかなったわね〜。」
- 304 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:30:09.40 ID:ZpUqATVAO
賢者「(んーそうか。さっきの場合メラミじゃなくてイオラの方がよかったのね。)」
賢者「(1人だから考えながら戦わないといけないな。)」テクテク
賢者「(そうだ、いちおう今のうちに回復しておいた方がいいかな)」ブツブツ
賢者「光よ我の傷を癒せ『ベホイミ』」パァー
賢者はベホイミを唱えた
賢者の傷が治り全快した
賢者「(よし、これでよしっ、と。)」ニコ
賢者「次はなにが出てくるかな〜?」
賢者は次から次にあらわれる魔物たちを、会得した魔法と剣技を駆使し倒していった。
残り時間をわずか残して、勇者達が待つガルナの塔の近くに戻ってきた。
塔が見え、賢者が少し気を抜いたその時だった。
- 305 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:32:31.96 ID:ZpUqATVAO
賢者「(あ、塔が見えた!あと少しね。)」
賢者はその時、ふと上空に気配を感じた。
同時に後方から近づいてくるものの気配も感じた。
賢者「なっ?なに?」キョロキョロ
ドドドドド!
ドドドドド!
シャアーー!
マッドオックスABCDがあらわれた
スカイドラゴンがあらわれた
賢者「(しまった!こんなに沢山。しかもマッドオックス。あとスカイドラゴンなんてかなりヤバい!)」
賢者「(いちいち考えてる暇はない。とにかく先に...)」
マッドオックスAはギラを唱えた
マッドオックスBはギラを唱えた
賢者「くっ!先手をっ!なら盾で...」サッ
- 306 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:37:00.26 ID:ZpUqATVAO
賢者にギラのダメージ
賢者にギラのダメージ
賢者「(防ぎきれない!)うわぁぁぁーー!」ドシャア!
賢者「いつつつつ、(とにかく回復より先に、補助を)」ブツブツ
賢者「守りを堅めよ『スカラ!』」
賢者「光よ壁と成り跳ね返せ『マホカンタ!』」
賢者はスカラを唱えた
賢者の守備力が大幅に上がった
賢者はマホカンタを唱えた
賢者の前に光の壁があらわれた
マッドオックスCの攻撃
マッドオックスDはギラを唱えた
スカイドラゴンの攻撃
賢者「(よかった間に合った!)」スッ
- 307 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:39:38.79 ID:ZpUqATVAO
賢者は小ダメージを受けた
ギラは光の壁で跳ね返った
マッドオックスDにダメージ
賢者はダメージを受けた
賢者「(さすがスカイドラゴンね、防御を上げてもこの威力、危なかった。)」
賢者「(先にマッドオックス達を倒さないと。よし。)」ブツブツ
賢者「霊達よ、集いて砕けよっ!『イオラー!』」ズドドドン
マッドオックス達は爆発に巻き込まれた
マッドオックス達をやっつけた
スカイドラゴンにもダメージ
スカイドラゴンは口から燃えさかる火炎を吐き出した
賢者「!!(炎?だったら相殺してやる!)」ブツブツ
- 308 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 16:43:55.36 ID:ZpUqATVAO
賢者「氷の精霊よ吹き荒れろ!『ヒャダイーン!』」ピキーン
賢者はヒャダインを唱えた
スカイドラゴンの炎と賢者の氷が激しくぶつかる
炎と氷は相殺し合い消え去った
スカイドラゴンは賢者を見失っている
賢者「ドラゴン!私はこっちよー!くらえー!」シャキン
賢者はスカイドラゴンの真後ろに回り込んだ
賢者の攻撃
ズシャアアァァー!!
スカイドラゴンを真っ二つにした
スカイドラゴンをやっつけた
賢者「や、やったー!やっつけた!あ、危なかった...」フラッ
賢者「(う、急に意識が...)」バタッ
賢者は気を失った
- 309 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 17:13:31.77 ID:ZpUqATVAO
バハラタの町 宿屋
賢者「zzzzzzz」スースー
武闘家「賢者さま、まだ起きませんね。」
戦士「よほど疲労してたようね。魔力もほぼカラに近かった上に、かなりダメージも受けてたみたいだし。」
勇者「塔の上からスカイドラゴンが飛び立ったいった時はさすがに危ないかなって思ったけど....」
武闘家「ちゃんと倒しましたからね。あそこでフバーハを使って1ターン置くより強行策に出たことが...」
戦士「結果的にスカイドラゴンの視覚的スキを生んでの攻撃だったっというわけね。最後の剣での一撃も完璧だった。」
勇者「うん。これは文句なしの最終テスト合格だね!」ブイ
戦士と武闘家も寝ている賢者に、おめでとうの拍手を送った。
ぱちぱちぱちぱち
賢者「…………ん?」ムク
賢者「なに?みんなして拍手なんかして、どーしたの???」ポケー
勇者「合格で〜す!おめでとさん!賢者。」
戦士「あなたはさっきの最終テスト、合格したのよ。」
武闘家「やりましたね!凄かったですよ、賢者さまの戦いぶり。」
賢者「へっ?」ボケー
賢者はあまりの疲れと眠気で理解できなかった。
- 310 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 17:20:39.27 ID:ZpUqATVAO
よし、とりあえず今日はキリがついた。あとはアレフガルドだけだ〜。案外、後編が一番長くなっちゃってるのかな。読んでいただいているみなさん(いるのかな)ありがとう。
- 313 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/18(金) 18:38:31.52 ID:ZpUqATVAO
ここまでの各キャラのレベルと遍歴
勇者♀
転職なし
Lv.44
おてんばなおっちょこちょい
武闘家♀
僧侶→賢者→武闘家
Lv.35
おせっかいながんばり屋
戦士♀
魔法使い→僧侶→戦士
Lv.34
抜け目がない切れ者
賢者♀
商人→賢者
Lv.27
頭脳明晰な苦労人
旅人♀
武闘家→パーティーから離脱
Lv.9
すばしっこいお調子者
次へ 戻る 上へ