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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その16
297 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:06:52.17 ID:ZiLtQvQo
三日月島に涼しげな心地良い風が吹き、やがて夜を迎える。

一同は再び正装へと着替え、晩餐会の会場である大広間へと足を運んだ。

魔道士「こんばんはー!」

エリート「おぉ…魔道士さん。これはまたお美しい…!」

皇太子「うむ…。これ程のご婦人、本国でもそうそうお目には…」

魔道士「も、もうっ!お上手なんですから〜!えへへっ!!」

青年兵「ウィッチさんも素敵ですよ!」

ウィッチ「ありがとうございます!!」

テクテクテク…

神官「こんばんは」

召喚士「あ、神官さん!こんばんは!」

戦士「お疲れさんでした!」

神官「こちらこそ…。皆様のお陰ですよ。ふふっ」

サモナー「いえいえ…滅相もない…!」

談笑する一同の背後から大きなどよめきが聞こえ始める。


298 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:07:25.09 ID:ZiLtQvQo
ザワザワザワ…

西方兵「…おぉ!」

西方参謀「これは……美しい!」

シズシズシズ…

青年兵「……あ、あれ…盗賊さん…ですか!?」

神官「なんとも…天女のような…!」

盗賊(…うぅ!恥ずかしい…っ!凄い見られてる…っ!)

西方副指令「あらら…会場の視線を独り占めしちゃったわね。うふふっ」

隊長「ありゃ東方の衣装か?」

副隊長「そのようですね…。キモノ、と言いましたっけ…」

男隊員「へぇ…!東方にも美人がいるんだな!ヒャハハ!!」

盗賊(…駄目だ!恥ずかしい!!やっぱり無理だよぅ…!!)

ダッ

召喚士「!?」

魔道士「盗賊さんっ!?」


299 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:08:04.33 ID:ZiLtQvQo
女隊員「…?どうしたッスか?」

盗賊「…えっ!?あ…いや……その…っ」

女隊員「トイレッスか?トイレならそこの脇ッス」

盗賊「…あ、ち…違くて…!」

女隊員「トイレじゃないスか?じゃあ一緒に食べるッス!こっちッス!」

グイッ…テクテクテク

盗賊「あっ!?…ちょ…あの…っ!」

西方司令「はあぁ…お話のところ本当に申し訳ありません…。邪魔ですよね…」

西方参謀「いいからシャキっと進めろい!…ひっく!」

西方司令「ああぁ…両国の同盟を祝して…はああ…もう無理…っ!」

テクテクテク…

エリート「えー変わらせて頂きます。まずは殿下より一言申し上げます。どうぞ」

皇太子「諸君、此度はまことご苦労であった」

召喚士「……」

皇太子「西国の寛容なお気遣いにより、本日無事…同盟の締結をする事が出来た」


300 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:09:06.05 ID:ZiLtQvQo
神官「……」

皇太子「しかし、これはまだ小さな一歩に過ぎない」

サモナー「……」

皇太子「今後は更に大きな戦い…そして、西国にもご協力を賜る事となろう」

エリート「……」

皇太子「無論、西国への協力もする事となる。双方の連携が非常に重要だ」

隊長「……」

皇太子「三日月島はその要所となる事は間違いない」

西方副指令「……」

皇太子「三日月島の…そして両国のこれからの発展を願い…乾杯っ!!」

一同「乾杯ーっ!!」

チンッ!!

戦士「よっしゃあ!飲むぜ!!」

魔道士「あっ!もう全部飲んじゃった!!」

召喚士「あはははっ!」


301 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:09:56.08 ID:ZiLtQvQo


神官「研究機関の皆様はお越しには…?」

エリート「ええ。彼らは公には姿を現しません」

神官「徹底されているのですね…」

エリート「彼らも好き好んで地価に潜ってますからね。ははっ…」

皇太子「これが…東方のドレスか」

盗賊「!?……はははいっ!」

皇太子「盗賊さんは東方の生まれなのかな?」

盗賊「…そ、そのようでっ!」

女隊員「東方かぁ…行ってみたいッスね!」

皇太子「そうだな。近いうちにでも伺わせて貰おうかな」

男隊員「護衛しまっす!ヒャハハ!!」

隊長「おめぇは東方に行きたいだけだろーが!」

男隊員「ありゃ…バレましたか!ヒャハハ!!」

盗賊「いっ、いつでも…歓迎しております!」


302 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:10:38.00 ID:ZiLtQvQo


ウィッチ「……あ、これ美味しいでございます」

魔道士「ウィッチちゃんはお酒飲めるの?」

ウィッチ「全然駄目でございます…」

魔道士「そうなんだぁ…。じゃあ、はい!お茶どうぞっ!」

ウィッチ「ありがとうございます!魔道士ちゃんは飲めるんでございますか?」

魔道士「うんっ!飲めます!えへへ〜!」

ウィッチ「あ…ちょっと酔っ払ってるでございます」

魔道士「うんっ。戦士さんに釣られて飲みすぎちゃった…!」

ウィッチ「無理は…駄目でございますよ?」

魔道士「気をつけますっ!えへへへ!!」

神官「そうですか…!西端の山にお住みで…」

サモナー「ええ…。勝手ながら……」

召喚士「サモナーさんは召喚術に長けてますから、是非…!」

神官「色々と伺いたいところですね。いつでも城をお訪ね下さい」


303 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:11:10.72 ID:ZiLtQvQo


召喚士「隊長さんはバーテンさんってご存知ですか?」

隊長「っ!!」

女隊員「存じてるも何も…隊長はバーテンさんい憧れて特殊遊撃になったッスよ」

魔道士「あっ、そうなんですか!?」

隊長「初代の冷徹かつ迅速な指揮…そして戦いぶり…っ!」

男隊員「凄かったらしいすね!」

隊長「それに一番槍や赤備え!百発百中…弓の兄妹!」

盗賊「……」

隊長「初代特殊遊撃は…今でも国軍憧れの的よ!」

戦士「……そっか」

魔道士「良かったですね!戦士さん!」

隊長「あん?」

戦士「いやっ!何でもねぇ!はははっ!」

隊長「つーか何で初代の事…知ってんだ!?」


304 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:11:52.47 ID:ZiLtQvQo


隊長「おいおい…!マジかよ!!」

召喚士「言って良かったかな…?」

戦士「大丈夫じゃねーかな…」

隊長「大陸港のバーだな…!よし、分かった!!」

女隊員「行く気満々スね…」

副隊長「まぁしばらくは休めそうですし…宜しいのではないですか?ははっ…」

エリート「神官殿は召喚士であられたのですか!?」

神官「ええ…。あ、そうだ……」

皇太子「……?」

神官「西方には特有の召喚獣が多数おります。宜しければ伝授致しますよ?」

エリート「よ…宜しいのですか!?」

神官「今回の同盟では頂いてばかりでしたから…」

青年兵「白虎が強化されるとなると…大変ありがたいですね?」

皇太子「ああ…!今後、召喚士の存在は非常に重要になるだろうからな!」


305 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:12:39.20 ID:ZiLtQvQo


西方司令「それでは…もう至福の一時が…ああぁ…」

西方副指令「そろそろお開きとさせて頂きます」

皇太子「では最後に神官殿から御言葉を頂けるかな?」

神官「私ですか…?畏まりました」

テクテクテク…

神官「此度は貴国との同盟、大変ありがたく思います」

青年兵「……」

神官「西国に於いても、ようやく形を成してきた段階であり、未だ発展途上…」

男隊員「……」

神官「今後なにかと貴国へのご迷惑を掛けるかと存じますが、まずはご容赦を…」

西方副指令「……」

神官「ここ、三日月島については…さっそく西国も開発に取り掛かりたく考えております」

戦士「……」

神官「今後、未来永劫…良好の円満な関係を願っております」


306 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:13:32.00 ID:ZiLtQvQo
召喚士「……」

神官「簡単ではありますが以上にて…。此度は本当にありがとうございました」

皇太子「神官殿、ありがとう」

神官「こちらこそ…。改めて宜しくお願い致します」

エリート「では、お部屋までご案内致します」

テクテクテク…

青年兵「召喚士さん、お疲れ様でした!」

召喚士「青年兵くんも色々とありがとう!」

青年兵「明日は本国へ戻られますか?」

召喚士「うーん…どう…する?」

戦士「本国かぁ…。大丈夫かな?」

青年兵「もし向かうのであれば、船でお送り致しますので!」

魔道士「はいっ!ありがとうございます!」

青年兵「それでは失礼致します!」

盗賊「…おやすみなさい」


307 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/06/24(木) 18:17:30.12 ID:ZiLtQvQo
こんにちはー!昨日は失礼致しました!
科学的な部分は理系じゃないので…ご容赦下さい…
異世界の文明という事でこまけぇことは(ry、でお願いしたいです…

>>284
召喚士さん!駄目です!!

>>292
ありがとうございますー!嬉しいっす
今年中には終わるよう頑張ります!!

>>293
了解です!頑張ります!!

えぇと…多分明け方に現れるかと思います!それでは!ノシ


309 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/24(木) 18:53:09.84 ID:y1LSL8wo
いまさら野暮かもしれんが
気になったので…

>>273
エリート「こちらが西国の宰相、エリート殿です」

寝返った!!!?
しかも自己紹介wwwwwwwwww


310 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/24(木) 20:19:10.41 ID:p8bJpgAO
エリートがボケてくれたんだよ


311 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/24(木) 20:47:49.28 ID:21hmb3Ao
エリートまたかwwww




エリート「こちらが西国の宰相、エリート殿です」

皇太子「え?」

青年兵「えっ?」

神官「えっ!?」

エリート「……え?」


313 名前:GEPPERがお送りします [] 投稿日:2010/06/24(木) 21:15:04.88 ID:tZSm1IAO
順調に功績ランクが上がってきた最中に軍属か。先が読めなくて面白いな


316 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 05:19:37.25 ID:Di.xcAso
>>309-311
ワロタww
いや笑ってる場合じゃないな…すみません!><

〜オマケ〜

ザワザワザワ…

西方兵「…おぉ!」

西方参謀「これは……美しい!」

シズシズシズ…

青年兵「……あ、あれ…誰…ですか?」

神官「なんとも…天女のような…!」

召喚士(…うぅ!恥ずかしい…っ!凄い見られてる…っ!)

西方副指令「あらら…会場の視線を独り占めしちゃったわね。うふふっ」

隊長「ありゃ東方の衣装か?」

副隊長「そのようですね…。キモイ、と言いましたっけ…」

盗賊「…いや…キモノ」

召喚士(…駄目だ!恥ずかしい!!やっぱり無理だよぅ…!!)


320 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 12:54:35.72 ID:ull8ma.o


戦士「いよっしゃあ…!終わったぁ!」

魔道士「お疲れ様でしたー!」

一つの部屋に集まりくつろぐ六人。それぞれ自然と安堵の声が挙がる。

召喚士「なんていうか…凄い達成感がありますね」

戦士「あ、それはなんだか分かるわ!」

サモナー「肉体を駆使した戦いとはまた違う、ある種…頭脳での戦いだね」

盗賊「…ああ」

召喚士「心理的にはそちらの方が、達成感が大きいのかな…」

戦士「まぁ実際俺らはあんまり焼くに立ってないけどな…」

召喚士「…ま、まぁね…ははっ」

魔道士「そんな事ないですよ!」

ウィッチ「そうでございます!」

サモナー「召喚士くんも戦士くんも…よく頑張ったと思うよ」

召喚士「そう…ですかね?」


321 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 12:58:50.67 ID:ull8ma.o
〜司令部〜

青年兵「お見事でしたね」

皇太子「……?」

青年兵「あ、いえ…。論戦と言いますか…円滑に事を終えて…」

エリート「あんなものは論戦の内に入らないよ」

青年兵「そう…なのですか!?」

エリート「最初から互いの目標地点は定まっていたからね」

青年兵「……なるほど」

エリート「着地点の微調整…そんなレベルさ」

皇太子「神官殿も本心を出してはいないようだしな」

エリート「やはり論破するには大軍師殿クラスでないと駄目ですね」

皇太子「なんとか本国へ引っ張る事が出来ないかな…はははっ!」

エリート「青年兵君を無理矢理、引いてきたばかりです。そんな…」

皇太子「冗談だよ、冗談」

青年兵「……」


322 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 12:59:57.53 ID:ull8ma.o
エリート「しかし…本当に宜しかったのですか?」

皇太子「ん?」

エリート「当初の目論見どおり、北半分で済みましたが…」

皇太子「簡単に手放す必要はなかった…と?」

エリートは真一文字に口を閉じ、無言で頷く。

皇太子「エリート。君は非常に明晰で優秀だ」

エリート「…?」

皇太子「でもな、先見の明が乏しい」

エリート「……」

皇太子「青年兵の方が、その辺は優れているかもしれんぞ?」

青年兵「……!?」

皇太子「魔王討伐が最終目標ではない。それは国軍の役目だ」

エリート「……!!」

皇太子「我ら本国政府の役目、それはその更に先にあるもの…。違うか?」

エリート「……お、仰るとおりです…っ」


323 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 13:01:35.91 ID:ull8ma.o
青年兵「あ…あのっ!」

皇太子「……?」

青年兵「その先とは…っ、殿下はその先とはどのようにお考えなので!?」

皇太子「んー…特に。まだ何も考えてはいないよ」

青年兵「そうなのですか…?」

皇太子「魔王討伐が必ずしも成功するとは限らないし…」

エリート「……」

皇太子「いや、勿論…成功させるつもりだがね」

青年兵「……」

皇太子「例えば、世界中の国を連合国として…一つにまとめてしまうとか…」

青年兵「!?」

皇太子「それが難しいならば、三日月島が独立国家として建国するとか…」

エリート「殿下っ!?何を仰って……」

皇太子「なんならお前が国王を務めるか?エリート。はははっ!」

エリート(本気なのか冗談なのか…全く分からん…)


324 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 13:02:34.62 ID:ull8ma.o
〜部屋〜

戦士「とりあえず…今後は軍属かぁ…」

召喚士「でも話を聞く限り…そこまで制限も厳しくはなさそうだけどね…」

戦士「そうかぁ…?」

召喚士「マジシャンさんの行動なんかを見てると、結構自由そうだし…」

魔道士「言われて見れば…そうですねぇ…!」

戦士「はぁ…せっかくの功績ランクが…」

召喚士「今21位だったっけ…?」

ウィッチ「!?」

盗賊「…確か」

魔道士「仕方ないですよ。ちょっと勿体無いですけど…」

戦士「でも…ワークショップ自体も使えなくなっちまうのかな?」

盗賊「…?」

戦士「だってさ、伝言や手紙のやりとりが出来なくなっちまうわけだろ?」

サモナー「…いや、それはおそらく問題ないはずだよ」


325 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 13:03:55.75 ID:ull8ma.o
魔道士「そうなんですか!?」

サモナー「うん。それにワークショップ経由で国軍に連絡すればいいわけだし…」

召喚士「そう言えばマジシャンさんも、何かあったらワークショップにって言ってたな…」

戦士「じゃあ、その辺りは問題ないわけだな…!」

サモナー「それに国軍付の方が、色々と優遇される要素も大きいよ」

魔道士「そうなんですか?」

サモナー「うん。例えば装備品とか。国軍付だと割引が効くはず…」

魔道士「それは素晴らしいですね!!」

サモナー「そ、それから金利なしでお金を借りられたり…」

召喚士「へぇ…!」

サモナー「土地や住居も提供されるんじゃなかったかな…?」

盗賊「…ほう」

サモナー「後は…各国軍施設に許可なく入れたり…」

戦士「一般ワーカーには…すんごい優遇だけどさ…」

召喚士「お、俺らって…かなり特殊…?」


326 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 13:04:42.98 ID:ull8ma.o


盗賊「…仕方あるまいな」

戦士「あーあ…せっかく軍属から逃げて来たってのに…」

召喚士「逃げて来た…?」

戦士「あー、なんか北方の連中が親父ともども国軍に入隊させようと…」

魔道士「そうだったんですか!?」

戦士「まぁなんとか振り切ったけどな…」

召喚士「て事は…北方へも行かない方がいいかな…」

盗賊「…と、なると」

召喚士「次に向かう先は…南方か…」

戦士「もしくは思い切って…本国か?」

召喚士「うん。裏をかくという意味では本国は安全かもしれないね」

サモナー「街が大きい分、人も多いからね」

ウィッチ「で、では…向かう先は……」

召喚士「…本国…ですね!」


327 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 13:07:30.56 ID:ull8ma.o
〜次の日〜

青年兵「おはようございます。宜しいのですね?」

召喚士「うん。本国までお願いします」

サモナー「僕は神官さんが乗せてくれるそうだから、ここで失礼するよ」

魔道士「サモナーさん!ありがとうございましたっ!」

サモナー「こちらこそ。みんなも気を付けて…!」

盗賊「…では…また」

テクテクテク…

神官「皆様、此度は色々とお世話になりました」

戦士「こっちこそ!助かりました!」

召喚士「また近いうちにお伺い致します!」

魔道士「王子様にも宜しくお伝え下さいっ!えへへ!」

神官「はい。それではサモナー殿、参りましょうか」

サモナー「はい。じゃあ…また」

召喚士「お気をつけて!」


328 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/25(金) 13:08:34.71 ID:ull8ma.o
カツカツカツ…

エリート「私達も行きましょうか」

魔道士「はいっ!」

青年兵「殿下、参りましょう」

皇太子「うむ…。行こうか!」

西方司令「はあぁ…最後までお役に立てず申し訳ありません…うぅ…」

西方参謀「最後ぐらいシャキっとしなさいな!……ういーっく!」

隊長「出航準備完了!いつでも出れるぜ!」

戦士「さらば三日月島…!!」

召喚士「…うん!」

召喚士達は偶然ながらにも、国家間の同盟という、貴重な経験を得た。

それは今後の行く末においても左右する、大きな収穫となったであろう。

二隻の軍船は港を離れ、ゆっくりと自国へと戻る……



……はずであった。



〜第十八部、完〜



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