■戻る■ 下へ
少女「魔王さんなら、ママを生き返せるのかな…」
456 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 11:17:54.86 ID:d1ftEQ+IO
魔竜「……それで、すごく綺麗な花がいっぱい咲いてた」
侍女「それは素晴らしいですね。
   わたくしが前に妖精界に行った時は、とてもそんな観光をする暇はありませんでした」
魔竜「今度、侍女さん達と一緒に来たい、って言ってたよ」
侍女「それは楽しみです」
魔竜「うん。楽しみ」
侍女「それにしても、お二人は最近ますます仲がよろしくなって来ていますね」
魔竜「あのね……お姉ちゃんが手を握ってくれるとね」
侍女「はい」
魔竜「体があったかくなってきて」
侍女「はい」
魔竜「……ドキドキする。
   嬉しいんだけど、ちょっと恥ずかしくなったり……これ、なに?」
侍女「……なんでございましょう?」
魔竜「わからない?」
侍女「申し訳ございません」ペコリ
魔竜「なんなんだろ、これ」
侍女「直接聞いてみては?」
魔竜「お姉ちゃんに?
   それは……だめ」
侍女「なぜですか?」

魔竜「……なんだか、恥ずかしいから……」

侍女「それは……困りましたね」
魔竜「うん……」


457 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 11:24:39.07 ID:nyefCSWU0
2828


461 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 11:46:55.01 ID:QMgA6Yn20
人型そうでないかによって(ry
魔族と龍族の混血なら人型っぽくにはならないか


462 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 11:51:07.93 ID:0R8fsobyP
魔龍がどんな子かは個々人のイメージにゆだねると良いよ!よ!


463 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 11:53:59.63 ID:d1ftEQ+IO
ゴゴゴゴゴ…


魔王「おい、話が違うじゃねぇーか。
   なんでお前が魔王職後継なんだよ。
   内定してたやつはどうしたんだよ」
  「何百年も王子やってたら飽きるんだもの。
   暇すぎてちょっと色々やっちゃった。
   だってあんたのせいで第一王位継承者なのに魔王になれないとか酷くない?」
魔王「お前みたいな馬鹿を魔王にしないために決まってんだろが」
王子「ま、どーでもいいからちゃっちゃと魔力寄越してよ。
   それが決まりだろ。次期魔王は前任者から魔力貰えるってやつ」
魔王「あ? んなもんねぇーよ。
   195年分はすっからかんだ」


464 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 11:57:32.60 ID:d1ftEQ+IO
王子「……げ、ガチじゃん。
   なんで? なんで? なんでそんなミイラみたいになってんの?」
魔王「さぁな。帰れ帰れ」
王子「おっかしいな……なんでだろ……んんー? ……あ、ひょっとしてアレか?
   もしかして例の代理人にあげたとか?」
魔王「馬鹿は馬鹿らしく馬鹿みたいにしてりゃいいものを……」
王子「やっぱりそうか。
   じゃあそっちに貰ってこよっと」
魔王「言っとくけど俺より強いからな、魔王代理」
王子「はいはいわかったわかった。
   ちゃきっと貰って来てやんよ。
   それから、魔王らしく魔王してやらぁ」
魔王「はん、やって見やがれってんだ」
王子「見てろよー元魔王」バシュッ、





魔王「……やれやれ。不味いことになったぞ」


470 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 14:19:11.83 ID:wgbMXBEnO
予定では今日16時過ぎだな
次スレはどうするんだ?


472 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 14:38:19.99 ID:d1ftEQ+IO
>>470
なんとか間に合わせようと思う。
どっちにしろ、しばらくしたら大規模に加筆修正して改めてスレ立てる予定。

製作まで行くと多分さすがに続けられないわ。


473 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 14:40:13.54 ID:o6upo1yEP
立てるならVIPにしてね。
製作で探すの氏寝る


474 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 14:41:35.16 ID:xdIY6RC60
よし、製作に行こうよ


475 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 14:46:01.74 ID:d1ftEQ+IO
少女「やっぱり竜族だけあって、竜の召還は得意みたいね」
魔竜「うん。イメージしやすいからかな」
少女「じゃあそろそろ日も暮れて来たし、そろそろ帰ろっか。
   まだ夜は冷えるし」ギュッ
魔竜「あっ……うん……その、……うん、お姉ちゃん」モジモジ
少女「どうしたの?」
魔竜「……なんでもない、よ」
少女「そう?
   ならいいけど……
   今日のご飯はなにかな?」
魔竜「なにかな……」キュッ…



――――バシュッ!


476 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 14:58:28.07 ID:d1ftEQ+IO
少女「っ!?」バッ
魔竜「?」



王子「みぃーつっけた!
   確かにあいつの魔力だ!
   なるほど、お前が魔王代理…………か…………?」



少女「……あなたは?」
王子「お、……俺? 俺はその、一応次期魔王なんだけど……その、アレだ。
   あの……えーと」
少女「……?」
王子「ちょちょちょ、えっと、
   ちょ、ちょっとたんま」クルッ


…パキンッ


王子「……あの、これを」スッ
少女「は、はぁ。お花ですか?」
王子「それじゃっ!」バシュッ!

少女「な……なに?」


478 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 15:03:16.75 ID:nyefCSWU0
何この予想外の展開。


479 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:04:58.55 ID:d1ftEQ+IO
少女「今の誰だろう?
   魔王代理とか聞こえたような……」


……バシュッ!


王子「や、やぁ!」
少女「あれ、また来た」



王子「と言うか、一目惚れしました!
   俺と! 結婚! してくださいっ!」ギュッ



少女「……はっ?
   いや、いや、えっ、何を言って――――」



――――ズォアッ!!



魔竜「お姉ちゃんから手を離せ」ガシッ
王子「あ? なにこの目つきの悪い餓鬼。
   人のプロポーズ邪魔すんなよ」


480 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:05:44.33 ID:HagMVj960
良かったな。
これで世界は平和だ











もしくは王子と魔竜の争いが起きるかだ


481 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:09:38.05 ID:0R8fsobyP
>>480
(;゚Д゚)ガクガクブルブル


482 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:09:51.70 ID:o6upo1yEP
王子と魔竜の争い→オワタヽ(;▽;)ノ


483 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 15:10:09.89 ID:peFqVnxt0
少女は年齢的に16歳くらい?


484 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:15:05.32 ID:d1ftEQ+IO
王子「子供は暗くなる前にさっさと帰って――――」

魔竜「手を、離せ」バギギギリギギギシギシッ

少女「っ!」ゾクッ
王子「お前……なんなんだ?」パッ
魔竜「お姉ちゃんに触るな」ギンッ…

王子「竜族の眼……魔力は魔族……?」

魔竜「……」ザッ
少女「え、……」

王子「人の婚約者の前に立ちふさがるたぁ、いい度胸じゃねーか。
   大人の魅力と怖さを教えてやるぜ」バキッ、バギギッ

魔竜「お前なんか、怖くない」メキッ……バキッ……


……メキメキメキメキッ


王子「お、……おおお?」


485 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 15:22:20.78 ID:xdIY6RC60
王子涙目wwwww


486 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:23:00.45 ID:d1ftEQ+IO
メキメキメキメキメキメキメキメキッ……
……バサァッ!!



魔竜「グヴヴゥ……」ギロッ



少女「りゅ、竜に……?!」

王子「や、やっべ、ちょっとおっかねぇ!
   こいつ全盛期の魔王どころじゃねーぞ!」


魔竜「グァ……」パカァ


……ゴゴゴゴゴゴ


王子「受け切れる気がしねぇー!
   なにこいつ、チートじゃん!」


487 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:23:45.32 ID:peFqVnxt0
王子がDQNにしかみえねえwww


488 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:30:33.41 ID:d1ftEQ+IO
魔竜「グヴルル……」バサッ…

少女「つ、翼で……守ってくれるの?」
魔竜「ヴヴ……」コクン

王子「ずっ、ずるいぞー!」


魔竜「ヴヴゥ……ヴグォアアアアア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!」ドォッ


ゴバァアアアアッ!


王子「うおあっ! マジやっべぇー!」バシュッ



――――ズォォォオオオオオオォォオォオォンッ!!


489 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 15:31:02.63 ID:nyefCSWU0
垂れ流してる魔力だけで魔女が身動き取れなくなるだけあるな・・・魔竜チート集団の中にいて更にチートか・・・


492 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:40:43.54 ID:d1ftEQ+IO
ゴゴゴゴゴ……


少女「見渡す限り灰に……ここが無人の平原でよかった……」

魔竜「……ヴグゥッ……」メキッ、メキメキメキッ……

少女「だ、大丈夫?!」

魔竜「グ……」ズシィイィィイイイン……


シュウウゥ……
メキッ……バキッ……


少女「人型に戻った……?」
魔竜「うぅ……ん……」
少女「……と、とにかく研究室まで急いで連れて行かなきゃ!」


493 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 15:45:18.77 ID:WyTEcWkqO
変身とか超俺得


494 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 15:46:02.03 ID:fzLmfRIp0
竜姦


495 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 15:52:44.23 ID:d1ftEQ+IO
……ガチャ、


少女「どうですかっ?」ガタンッ
室長「落ち着きたまえ。
   他の人型竜族の例に漏れず、あの子に取っても竜化は著しく魔力を消耗する。
   特に幼体には、かなりの負担になる。
   ……しかし、おそらく一時的に衰弱しただけだろう」
少女「そうですか……よかった……」

室長「『極北限界領域の魔竜』、か……
   確かに、この魔力は驚異的だ。
   世界を跨いだ冥界や妖精界でさえ、史上稀にみる魔力爆発を観測したそうだぞ」
少女「……」
室長「あらためて、あの力が軍事利用されなかったことを幸運に思わねばなるまい」
少女「……あの子は、わたしを守ろうとしてくれました」
室長「次期魔王、からか?
   それにしてもいきなり求婚して来るとはね」
少女「ええ……もう色々ありすぎて何がなにやら……」
室長「君もゆっくり休みたまえ。
   今日はここに泊まって行くといい」
少女「ありがとうございます……」


496 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/03(金) 15:53:56.78 ID:nyefCSWU0
王子大丈夫なのかこれwww


497 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:01:06.60 ID:M6BFh9yb0
少女で求婚って何歳よ・・・


498 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:06:17.03 ID:d1ftEQ+IO
魔竜「……くぅ……くぅ……」
少女「魔力の制御と、竜化の制御も勉強しないとね……」ナデナデ
魔竜「……お……姉ちゃ……」
少女「わたしはここにいるから」ギュッ…
魔竜「ね……ちゃん……くぅ……くぅ……」
少女「守ってくれてありがとう。かっこよかったよ」
魔竜「……くぅ……んん……くぅ……」

少女「……竜王さんなら、あなたのことや、竜化の制御の方法も知ってるかもしれない。
   身体が良くなったら、一緒に竜界に行ってみようね。
   でも、今はゆっくりおやすみ……」ナデナデ

魔竜「お姉……ちゃん……」ギュッ…









――――バシュッ!

王子「っぷはぁー! びびったぁ!
   でもあきらめねーからな俺はっ!
   また会いに行くからなーっ!」ズビシッ


499 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:20:48.50 ID:d1ftEQ+IO
――――魔竜の力を制御する術を知るため、
また魔竜の出生の謎を解き明かすため、次なる舞台は竜界。

少女と魔竜、そして侍女と魔女(しぶしぶだが)の四人が、
竜界最深部、竜王の宮殿を目指して再び旅立った。

次期魔王の王子のちょっかいも予想される中、
魔王と魔女の間に微妙な変化が……?
それを間近で見ている侍女の心境とは……?
少女と魔竜も心身共に成長しつつあるが、果たしてどんな冒険道中となるのか……


その物語は、また次の機会に。


500 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:22:31.34 ID:vRt9Ubda0
お?


501 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:22:38.79 ID:d1ftEQ+IO
駆け足になったが第四部終わり。
長々と保守してくれて本当にありがとう。

またそのうち話をまとめて改めてスレ立てるかも知れないので、
その時はまたよろしく。


502 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:22:48.13 ID:GwoUmuSI0
お?


503 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:26:27.08 ID:xqg3CmdAO
乙!
次のスレタイは同じですか?


504 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/12/03(金) 16:27:54.68 ID:d1ftEQ+IO
『魔王』で検索したらヒットするようにしたい



戻る 上へ