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少女「魔王さんなら、ママを生き返せるのかな…」
- 142 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2010/11/21(日) 21:44:46.27 ID:v7LwU1XzO
魔王「いただきまーす」
少女「いただきます」
侍女「ごゆっくりどうぞ」
魔王「調子はどうだ?」
少女「はい、だいぶ慣れました」
魔王「そうか。そりゃ重畳。
多分そろそろだと思うんだよなー、連中が来るの」
少女「……」
魔王「だから、そろそろ仕上げに行こうかと思う。
実は冥界と竜界から、それぞれ結構ヤバい頼まれ事しててな。
うっかり地獄からはみ出たでっかい怨霊の退治と、
どっかで変なもん食ってイかれた狂竜の討伐だ。
これがこなせたらもう怖いもの無しだろう」
少女「はい。頑張ります」
魔王「これをキミに……って早いな。
まぁ、そう言うことだ。
今回は私が付いてくから、お前は留守番頼んだぞ」
侍女「かしこまりました。
道中お気をつけて」ペコリ
- 143 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:15:24.61 ID:v7LwU1XzO
魔王「最近、すっかり凛として来たな」
少女「そうですか?」
魔王「大魔導師の風格だ。
実際、人間界ではもう上から両手で数えられるぐらいの能力はあるだろう」
少女「杖とドレスのおかげです」
魔王「いや、キミ自身の資質。
でなきゃどんなに道具が良くても、ここまで使いこなせない」
少女「そう……なんでしょうか」
魔王「違いない。術式中の警備はもう安心して任せられる」
少女「……」
魔王「緊張してるのか?」
少女「いえ……
……一つ、聞いてもいいですか?」
魔王「ん?
構わんよ」
少女「このドレス……前は、どんな方が着ていたんですか?」
- 145 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:30:36.91 ID:v7LwU1XzO
魔王「……」
少女「夢で会ったんです。
このドレスを着た、綺麗な女の子と……
その子が、わたしに語り掛けてくれました」
魔王「……なんて言ってた?」
少女「『あの人はとても優しいから、周りで誰かが支えてあげないといけない』って。
そう言ってました」
魔王「そう、か」
少女「……」
魔王「……」
少女「……」
魔王「……それを着てたのは、妖精界第二皇女。
そのドレスは、その子が私の所に預けられた時に、魔界由来の障気から守るために私が仕立てたものだ」
- 146 名前:鰐 ◆WANIvSPbAo [春日歩ちゃんは俺の嫁!!] 投稿日:2010/11/21(日) 22:33:06.97 ID:3NXYlzrA0 BE:892766636-PLT(20000)
sssp://img.2ch.net/ico/4-2.gif
妖精界の技術が云々言ってたのに(ry
- 147 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 22:34:39.77 ID:M11SSwOA0
>>146
妖精界の技術を使って仕立てたんだろこの魔王の場合
- 148 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:34:41.63 ID:0upUqa8I0
仕立てさせたの誤字で解決
- 149 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:41:24.97 ID:v7LwU1XzO
魔王「昔々、魔界がもっと野心的だった頃、魔界と妖精界は戦争していた。
でもそのうち互いに疲弊して、停戦協定が結ばれることになった。
その時に……まぁ魔界が優勢だったもんだから、
人質として第二皇女が私の城に来ることになったんだ」
少女「……」
魔王「あの子の母親は、戦いの中で死んだ。
私が殺したんだ」
少女「!」
- 152 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 22:56:52.35 ID:v7LwU1XzO
魔王「妖精界ではその時、どうも王権あたりで揉めてたらしくてな。
第二皇女の母親と第一皇女の母親が違うのが原因だったりしたらしいが……
とにかく、第二皇女の母親が最前線に立っていたのも、その辺りの問題なんだろう。
彼女は自分が死ねば戦争が収束に向かうことも解っていたようだった。
だから、わざわざ私に直接頼みに来たんだ。
『娘をお願いします』ってな。
人質として私の所に第二皇女を差し出すまでが、その母親の描いたシナリオだったんだろう。
って言うのも、実は私とその母親はちょっとした知り合いでな。
色々と因縁があったりしたんだが……まぁとにかく、そう言うわけだ」
少女「……」
魔王「それで、私の城に来たあの子は、開口一番私にこう言ったんだ。
『お母様を返して』ってな」
- 153 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:06:55.68 ID:v7LwU1XzO
少女「……それで、魔王さんは……?」
魔王「私は『わかった』と答えた。
かなり面食らってるみたいだったな。
ははは、今でも覚えてる」
少女「……」
魔王「ところが、ちょっと邪魔が入って、結局上手く行かなかったんだよな。
それに、その第二皇女も結局は……死んだ。
これはまぁ、事故みたいなもんだが……私が不甲斐なかった結果だ」
少女「魔王さん……」
魔王「死ぬ直前には、それなりに私を信頼してくれているようだった。
死ぬ瞬間も、私の身を案じてくれていた。
優しい子だったな……
……って、なんか辛気臭い話になっちゃったな。ごめんごめん」
- 154 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:15:25.71 ID:v7LwU1XzO
少女「……わたし、わかります。
その子の気持ち」
魔王「そうかい?」
少女「難しいことはよくわからないけど……魔王さんは、いい人だと思います」
魔王「魔王がいい人なんて言われたら、面目丸潰れだなぁ」
少女「わたしは、魔王さんの役に立ちたいです。
今はまだ未熟ですけど、きっといつか、侍女さんみたいに……」
魔王「はは、そりゃいいや。
期待してるよ」
少女「はい!」
魔王「とか言ってる間に、もうすぐ城だな。
着いたら丁度飯の時間だ」
少女「そうですね。楽しみです、侍女さんのご飯」
魔王「な。うまいよな、あれ」
- 155 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:16:48.32 ID:OxwGfpCVO
嫌な予感
- 156 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:29:15.92 ID:v7LwU1XzO
【留守みたいだからまた来る
魔王なんだから城に居ろっつーの!
追伸:邪魔な茨とメイドは燃えるゴミに出しておきました。
僕って優しい!
追伸2:メイドの首が「申し訳ありませんでした」
「今までありがとうございました」だってさー】
少女「……これ……」
魔王「あっちゃー。
城壁にでっかい落書きしやがってあの馬鹿」
少女「侍女さん……」
魔王「うーむ。
あいつとも結構長い付き合いだったんだが……仕方ないな」
少女「……」
魔王「次、連中が来た時は、熱烈歓迎パーティーだ。
なぁ?」ビキッ…バキンッ…バチチッ…
少女「はい」バギギッ……ビリッ…バチンッ…
- 157 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:30:45.75 ID:8gub8GKn0
侍女……
- 158 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 23:33:09.83 ID:W3CCDkBH0
侍女さァァァァァン!!!!!!
- 159 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/21(日) 23:33:53.34 ID:M11SSwOA0
嗚呼…俺達の嫁が…
- 160 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:39:23.99 ID:apSqi1c6O
なんてこった…魔女うぜえ
- 161 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/21(日) 23:48:40.42 ID:v7LwU1XzO
魔王「とは言え、準備はもう出来てるんだよなー。
あとはいつ連中が来るかなんだが」
少女「こちらから行くのは?」
魔王「誰かが面倒見てないと、蘇生術式の魔法陣が壊れちゃうんだよね。
だからそれはちょっと不味い。
術式の性質的に、一回壊れると組み直しに何百年も掛かる」
少女「そうですか……」
魔王「いっそ、ママさんをさっさと蘇生しちゃうってのもありかもな。
元々その間を警護してもらうって話だったし。
あー、でもあの腐れ魔女が相手となると、キミだけじゃちょっと不安かなぁ。
あいつがあっさりやられるぐらいとなるとさすがに……」
少女「……」
魔王「でも、二人で戦いに出ると、魔法陣が無防備になるのが問題だし。
こりゃ弱ったな」
少女「なんとかわたしに出来る範囲で――――」
ドッガァァァアアアァアン!!
- 164 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:04:16.84 ID:W8TOKAywO
魔王「全くあいつらはいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも
狙いすましたように無粋なタイミングで来やがって」
少女「どうします?」
魔王「とりあえず様子を見に行くか。
防御呪文と結界呪文、張っときなよ」
少女「はい」ポォ…
魔女『魔王ー! 来てやったぞー!
さっさと出迎えやがれー!』キィィィン
魔王「うっせーなバーカバーカ。
今行くっての」
- 165 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:14:57.17 ID:W8TOKAywO
魔王「近所迷惑だろうが馬鹿やろうこの野郎」
少女「……」
魔女『やっと来たか!』キィィィン
勇者『……』
魔王「だー、うっせぇーよバカ。
消せ。それ消せ。今すぐ消せ」
魔女「バカはてめぇだこの馬鹿野郎!」カチッ
魔王「なんだとこの腐れ魔女」
魔女「お前また蘇生術式使おうとしてるだろ!
勇者に聞いたぞ!」
魔王「だったらなんだってんだよ」
魔女「……そのガキの母親を蘇生させるのか?」
魔王「あぁ」
魔女「それでそのドレス……かぁあああ!
お前本ッッッ当に馬鹿だなー!
この大馬鹿魔王ーッ!!」
魔王「何回も何回も何回も何回も馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿言うんじゃねぇーよ。
それも大声で。傷付くだろうが」
- 166 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:25:47.34 ID:W8TOKAywO
魔女「反省しないやつは間違い無く馬鹿だっつってんだろーが!
前回僕があれだけ言ったのにまーだおんなじことやんのかてめぇーは!」
少女「前回……?」
魔王「……」
魔女「おいそこのガキぃ!
お前、この術式の発動手順、ちゃんと知ってんだろうなー!」
少女「手順……」
魔女「やっぱり! ほらみろやっぱりそーだ!
やっぱり全然反省してねぇーじゃねぇーか馬鹿魔王!」
魔王「だから馬鹿って言うなっての」
魔女「魔導はなぁ、『選ぶ』か『選ばない』か!
『拾う』か『捨てる』か!
『生きる』か『殺す』か!
蘇生術式を使ったら、その馬鹿魔王が代わりに死ぬんだぞーッ!!」
少女「……えっ……?!」バッ
魔王「あーあ、ホント間の悪いやつ」
- 175 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:49:50.46 ID:W8TOKAywO
――――数百年前
皇女『これでいいのです……
お母様も……あなたの死を望んではいません』
魔王『……』
皇女『……そんな顔をしないでくださいな。
わたしはなにも怖くありません……お母様ともうすぐ……もうすぐ会えるのですから……』
魔王『私は、私は何もしてやれなかった』
皇女『あなたはわたしと、わたしのお母様に、多くのものをくれました……
……今ならそれがわかります』
魔王『私は……』
皇女『それから……どうか、魔女さんを責めないでください……
あの方の気持ちも……よくわかります……』
魔王『……』
皇女『お身体に気を付けて……
……いつか……誰もが幸せな世界で……会い……た……』
魔王『……』ギュッ…
- 177 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:56:38.22 ID:W8TOKAywO
魔女『なぁオイ……その、なんつーか……悪かったよ、うん』
魔王『……いや、いい』
魔女『そりゃ、僕だっていっつもてめぇーのことぶっ殺すために色々やってたけどよー……』
魔王『だからいいって』
魔女『ぶっ殺したいほど気に入ってるやつが自殺なんかしようとしてたら……
……何やってでも止めるだろ?』
魔王『……』
魔女『……じゃあ、僕は帰るからな。
また来る。てめぇーをぶっ殺しに』
魔王『……あぁ……待ってる』
……――――
- 178 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 00:58:48.95 ID:W8TOKAywO
風呂
- 184 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 02:15:01.42 ID:QOO783pn0
魔王は聞くけど魔女王や魔王女は聞いた事がない
差別問題の緩和化か…!
- 185 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 02:46:22.53 ID:W8TOKAywO
眠いから書きためて明日の昼頃に投下する
- 205 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:00:58.39 ID:W8TOKAywO
魔女「――――とにかくッ!
てめぇーが勝手に死ぬぐらいだったら僕が百回ぶっ殺す!
スイッチオーンッ! 行けッ、新生・極悪魔装勇者御一行ッ!!」ガチャーン!
勇者『ぅヴッ……ま・ォヴ……魔王ォォオオオッ!』ギリギリギリギリ
少女「えっ、うわっ、け、結界っ!」
バチバチバチバチッ
勇者『魔王ォォオオオォォオオォォァァアアアアァアォオオォオオォッ!!』
バチバチバチバチ……バリッ……バギンッ!
少女「破ら……?!
ぐッ……九式九重結界ッ!」
魔女「オラッ!
破城鎚出せお前らッ!
突き破れッ!!」
勇者『通ッッッ……ッッッせェエエェエエッ』バリィィィイン!
- 206 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:05:15.91 ID:W8TOKAywO
少女「十分時間は稼げた!
『止まれ』ッ!!」
勇者『ォアアッ?!』ガグンッ
魔女「装甲に直接魔導式を書き込んで……っつーかお前邪魔すんじゃねぇーよッ!
魔王が死んでもいーのかよッ!!」
少女「そっ……それは……」
勇者『ガァ……ァアアァアアッ!』ギ…ギギッ…バギンッ!
少女「しまっ――――」
魔王「『止まれ』。」
勇者『――――』ビタッ
魔女「魔王……てめぇー、いい加減にしろよ……
てめぇーの糞ったれた感傷で僕以外のやつを巻き込むんじゃねぇーよッ!」
魔王「……」
少女「ま、魔王さん……」
- 207 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:07:36.15 ID:W8TOKAywO
魔王「なぁ、糞魔女」
魔女「……なんだよ大馬鹿魔王」
魔王「実はもう術式発動してるんだわ」
少女「なっ」
魔女「……え?」
魔王「この子がだいぶ時間稼いでくれたから、加速術式も追加できたしな。
要するに、もうあとしばらくしたら俺は死ぬ」
- 208 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:10:13.55 ID:W8TOKAywO
魔女「……ついに馬鹿が高じて死ぬことになったか……」
魔王「お前に殺されるのもいいかと思ったけどさ、
ちょっと落ち着いて喋らないか? 久しぶりに。せっかくだしさ」
魔女「……」
少女「……」
魔王「こっち来いって、いいから」
魔女「……魔王……」
魔王「よし、もっとこっちだ。
ちゃんと近くで顔見せろ」
魔女「まお、う……ぅ……うっ……」ポロポロ
魔王「とここで鉄拳制裁ッ!」ゴッチーン!
魔女「いってぇッ! なにすんだ馬鹿ーッ」グシグシ
魔王「それは侍女の分だ。マジで腹立ったからな」
少女「……えいッ」ゴッチーン!
魔女「なっ、なっ、このクソガキッ!」
少女「私も腹立ったんで」
魔王「ひひひ。正当な権利だよな?」
少女「当然です」
- 209 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:16:54.30 ID:W8TOKAywO
魔女「お前あとで絶対ぶっ殺す!」
少女「やれるものならどうぞ」
魔王「後任者ができて安心だわ」
魔女「こんなクソガキじゃ8秒も保たねぇーよ」
魔王「いやいや、少なくとも200年は保つな。
俺が死んだら俺の魔力200年分、キミに譲渡することになってるから」
少女「は、……はい?」
魔王「いきなりだけど、まぁ魔王代理ってことでよろしく。
じきに魔界で次の魔王がちゃんと決まるからさ。
それまで、キミはキミのやりたいことをやればいい。
ママさんとのんびり暮らすもよし、冒険に出るもよし、
魔導魔術を極めるもよし、魔王やるのももちろんよし」
魔女「むちゃくちゃだ……」
少女「……」
- 210 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:17:38.73 ID:9vSFKjdQO
自分以外信じるな
- 212 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:35:05.93 ID:W8TOKAywO
魔王「まぁ大概のことは出来るぜ。
キミ、じきに下手な魔王より強くなるだろうし」
少女「……わたしは……世界を変えたいです」
魔王「ほほう」
少女「もっと魔導を勉強して、もっと世界のことを勉強して、
それから魔王さんも妖精のお姫さまも笑って暮らせるような、
そんな世界をつくりたいです」
魔王「そりゃいいや。期待してるよ。
キミなら世界でも変えられるだろう」
少女「はい!」
- 213 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:40:23.43 ID:E2PTX2ZW0
新しい魔界の夜明けぜよぉぉぉぉぉぉぉぉ
- 214 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:49:48.09 ID:W8TOKAywO
魔王「で、お前はどうすんの?」
魔女「……まずこのクソガキをぶっ殺す。
そん次に地獄に居るお前らをもっかいぶっ殺す。
邪魔するやつは全員――――ってもう居ねぇ?!」
少女「!」
魔女「あいつ最後まで人を舐め腐った態度しやがって絶対許さねぇーからなーッ!」
少女「……」
魔女「ちくしょおおおッ! 絶対勝ち逃げなんかさせてやるもんかッ!
今に見てろーッ!!」ポロポロ…
少女「魔女さん」
魔女「はぁッ?!
な、なんだよッ! 泣いてねぇーよッ! こっち見んなよッ!」グシグシグシグシ
少女「わたしに魔導を教えてください」
魔女「ふざけんなこのやろーッ!!」
――――魔装勇者御一行を引き連れた史上最悪のキチガイ魔女と、
魔王の魔力たっぷり200年分を受け継いだ史上最強の幼い魔女は、
たまに殺し合いをしながら魔界・冥界・竜界・妖精界それぞれの辺境で、
文字通り人知を超えたとんでもない冒険をすることになる。
しかし、それはまた別のお話――――
- 215 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:50:45.14 ID:W8TOKAywO
終わり。
ファンタジーもんなんか初めて書いた。
- 216 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:52:02.57 ID:nnsubCLCO
>>215
もう乙としか言えない
- 217 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:52:33.67 ID:cbXC8xjO0
乙
ファンになりました
- 218 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:54:12.55 ID:6hi1TdcUO
乙乙
勇者蚊帳の外だな
- 219 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:57:37.95 ID:6D/p3qU4O
乙でした
面白かったです!
- 220 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 13:57:42.31 ID:6hi1TdcUO
スマン
一つ訊きたいんだが、少女が戦ったのは赤い軍隊だよな?
- 225 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:35:50.39 ID:8JunXTRXO
乙
スレタイからの閃きだけでここまで書けるってすごいよなー
- 226 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 14:38:34.63 ID:W8TOKAywO
>>220
そう。
しかし久々のSSでいきなり乗っ取りなんかするもんじゃ無いな……
えらい疲れたわ。
- 228 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:54:57.59 ID:8JunXTRXO
>>226
で、『別のお話』はいつから始まりますかwwwww
- 230 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 14:59:29.99 ID:6RPW+WqzP
やっぱりSSは男と女がイチャつかない方が面白い
それとは別にこれは面白かった乙
- 232 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 15:19:11.62 ID:qWGkj2YlO
なんで魔王の一人称を私から俺に変えたの?
絶対に許さないよ?
- 233 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:01:18.18 ID:L4zrkVAJO
面白かった!乙でした!
魔女がイマイチ…俺の侍女が…
- 235 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:14:57.14 ID:bBP0fstE0
俺の侍女さんを返してください
- 236 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:17:03.74 ID:6hi1TdcUO
なんだかんだで侍女さん灰の中から再生しそう
- 237 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 16:17:57.91 ID:W8TOKAywO
一人称は寝ぼけてたか変換ミスだ。
申し訳ない。
- 238 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:26:17.61 ID:S5m2AW18P
>>237
さあ、続きを。。
- 239 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 16:32:14.76 ID:vqEW9KQMO
目が覚めたら娘が魔王並みの強さもってて、チョットヤバめな魔女に弟子入りしてて、ちょくちょく殺し合いしてるようになってて戸惑う母ちゃんマジ可愛い
- 240 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/11/22(月) 17:09:02.92 ID:HcvDarga0
杖描いたけど装飾忘れた
http://imepita.jp/20101122/613950
- 243 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/22(月) 18:09:31.69 ID:W8TOKAywO
こっから続けるとなると、かなり力業になるなぁ……
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