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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その40
548 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 17:52:07.26 ID:4RMTxn78o
〜サタンの宮殿〜

サタン「……手に取るように感じる。心地良い空気だ」

召喚士「……っ」

サタン「月が、太陽が、全ての星々が闇に隠され、それがやがて並列に連なる」

戦士「何……ぃ?」

サタン「全ては1つに収縮し、やがてス^パ^ノヴァを引き起こす」

盗賊「……」ヨロッ

サタン「漆黒に戸惑う者らが次に光を得た瞬間、その命は絶たれるのだ」

魔道士「……そ……んなの」

サタン「逃げようとも抗おうとも、5光年の遥か彼方まで生きとし生ける者は死す」

魔法剣士「させ……るかっ!!」ザシャッ

サタン「もう遅いのだよ」

 ゴアッ!! ドッゴオオオオォォォォン!!

魔法剣士「がは……っ」ドシャッ

サタン「もう遅いのだ。カウントダウンは始まっている」


549 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 17:53:20.75 ID:4RMTxn78o
召喚士「まだ……だ」ズッ

サタン「……」

召喚士「まだお前を倒せば……っ」

サタン「召喚士、君には理解出来よう」

召喚士「……っ」

サタン「このサタンを倒す? どうやって?」ブアッ!!

 ズッギャアアアアァァァァ!! ゴシャッ!!

召喚士「ぐ……ぶ……っ」

サタン「どこに居る? このサタンを倒す力を持つ者など、どこに居るというのだ?」ビュオッ!!

召喚士「ぐああぁぁぁぁ!!」

青年兵「召喚士さんっ!!」

サタン「答えてみよ召喚士、こいつか? それともこいつか?」ビュオッ ズバッ!!

青年兵「がああぁぁーっ!!」

王子「うっぐああああぁぁぁぁ!!」ドサッ

サタン「他愛ない他愛ない他愛ない他愛ない」


550 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 17:56:27.32 ID:4RMTxn78o
名代「……一体、どうすれば……っ」

サタン「こんな他愛のない連中に好き勝手させたこのサタン、実に不甲斐ない」

青龍士官「だったら、大いに後悔するがいいさ!!」ザッ

 ドウッ!! ゴシャアアァァ!!

青龍士官「……ごほっ」

白虎長「召喚すら……させて貰えないなんて……っ」

サタン「後悔? 後悔などと言うものはない」

朱雀嬢「……くっ」

サタン「このサタンにとって後悔などと言うものはない。全てが正しき道なのだ」

美女「……っ」

サタン「そして大いなる勘違いをしては困る」

アマゾネス「何……?」

サタン「少し五行を当てる事が出来たからと、調子に乗らない事だな」

白虎嬢「……」

サタン「貴様等は自身に集る蠅や蚊に驚異を感じた事があるのか?」


551 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 17:57:19.38 ID:4RMTxn78o
召喚士「……行け……スフィンクス」

スフィンクス「ふいうちーだぶーるぱーんちっ!!」 シュイイイイィィィィン

サタン「今更このような攻撃、通じるとでも思っているのか」

スフィンクス「てりゃーっ!!」

 ズギャッ!!

サタン「受け止めて代償を与えるまでもない。このまま終わるか召喚士よ」

 ガッカアアアアァァァァ!!

召喚士「――っ!!」

 ドッジュウウゥゥゥゥ!! ズズズズッ……

サタン「……」

サモナー「召喚士くんは……死なせないよ……っ」

召喚士「サ……モナーさん……っ!!」

サタン「そこをどけ、死にぞこない」

サモナー「彼はね、次の時代に必要な人間なんだ……っ!」ズズッ

マーメイド「はぁーっ!!」


552 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 17:58:58.99 ID:4RMTxn78o
シーサーペント「ぬおおぉぉぉぉ!!」

 ズッガアアァァァァ!!

サタン「……」

サモナー「僕の命なんてどうでもいい……召喚士くんだけは絶対に……」

召喚士「サモ……ナ……」

サモナー「絶対に死なせないっ!!」ゴアッ!!

玄武娘「サモナー様ぁ!!」ダッ

サタン「2人がかりか。しかし所詮はこの程度。恐れるにも及ばぬ」

サモナー「玄武娘……退がる……んだっ」

玄武娘「嫌ですのっ!! サモナー様と一緒に……戦うですのぉ!!」

サタン「さて、どうしてくれようか」

玄武娘「はああああぁぁぁぁーっ!!」

サタン「威力はあるもののたかが1属性。このまま受け止めて代償を……」

 ヒュオッ

サタン「……?」


553 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 18:00:04.26 ID:4RMTxn78o
盗賊「……」

サタン(こいつ……いつの間に懐へ?)

盗賊「風林火……」ギュルッ

サタン「させんよ」

 ドッゴアアアアァァァァ!!

盗賊「あ……っぐぅ!!」

戦士「盗賊うぅ!!」ダンッ

盗賊「……ま……だだ」

サタン「空中でもがくその姿、真に蠅蚊のようだな」

盗賊「風林火陰山雷……」

サタン「五行か、懲りぬ奴だ。中和か代償か、好きな方を選ばせてくれようぞ」

盗賊「風林火……陰山……雷……っ!!」

 キュイイイイィィィィン……

サタン「……何だ?」

戦士「盗賊……? 盗賊っ!!」


554 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 18:01:48.34 ID:4RMTxn78o
 風林火陰山雷。全ての巻物を得て初めて知った事がある。

 本来、風林火陰山雷は六名がそれぞれを担い、放つ忍術。

 しかしながら、ごく一部の限られた者にだけ使用を認められた方法がある。

 その方法は六本全ての巻物を得ない限り、知り得る術はない。

 藤蔵の正統なる後継者だけが使用を認められた真なる風林火陰山雷。それは……。

  ドッギュウウウウゥゥゥゥ!!

盗賊「う……っぐううぅぅぅぅ!!」

サタン「五行を自分自身に……施しただと?」

戦士「盗賊ーっ!!」

盗賊「……藤蔵……究極……最終奥義」 シュウウゥゥゥゥ

サタン「……ッ」

盗賊風林火……陰山雷!!」

 其の疾きこと風の如く。

盗賊「はああぁぁぁぁーっ!!」チリッ

サタン(早いッ。此方の攻撃が追いつかぬとはな)


555 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 18:02:18.11 ID:4RMTxn78o
 ドッグオオオオォォォォン!!

青年兵「こ、攻撃を……当てたっ!?」

 其の徐かなること林の如く。

盗賊「……っ」

サタン「小賢しい」

 ドグッシャアアアアァァァァ!!

サタン「――ッ」

ジュニア「カ、カウンター!? サタン相手に……っ」

サタン「やってくれるではないか」スッ

盗賊「でやああああぁぁぁぁーっ!!」

 侵掠すること火の如く。

サタン「!?」

 ズドガガガガガガガガガガッ!! ドゴォ!!

サタン(このサタンに……攻撃の隙を与えぬだとォ?)

大軍師「何と言う手数……っ」


556 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 18:03:20.27 ID:4RMTxn78o
王子「サタンが……何も出来ずにいるとは……」

サタン「少々、驚かせて貰ったが……冷静に対処すれば如何とも――」

 フッ

サタン「……気配が……消えた?」

 知りがたきこと陰の如く。

盗賊「こっちだ」フッ

サタン「何ッ」

 ドッバゴオオオオォォォォン!!

サタン「……ッ」

盗賊「まだ……まだぁ!!」ツツー

魔道士「盗賊さんっ!? 口から……血が……っ」

水の先生「ダメージは食らっていないはずっ。まさか……」

サタン「代償は大きいようだな。ここで、一気に決めてくれる」ズズッ

盗賊「……ふーっ」

サタン「……?」


557 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 18:04:13.46 ID:4RMTxn78o
 動かざること山の如く。

名代「動……かない!? いやっ、最低限の動きのみで攻撃をかわしているのかっ!」

火の先生「そんな事……出来るわけが……」

魔法剣士「威圧、月読……。今まで培った経験をフルに活用して、成しているんだ」

サタン「まさかこのサタンの攻撃が……読まれているとでも言うのか」

盗賊「多少、落ち着いた」スッ

サタン「当たらぬと言うならば、かわせぬ隙間を無くせば済む事だな」スッ

 動くこと雷霆の如し。

サタン(……おかしい)

盗賊「はああああぁぁぁぁ!!」

サタン(この小娘よりも先に、動いていたはずだが……?)

盗賊「っりゃああぁぁぁぁ!!」

サタン(それが何故、このサタンが手も足も出せずに攻撃を受けている?)

盗賊「ああああぁぁぁぁーっ!!」

サタン「冗談ではない……ッ、追いつめられているとでも言うのか……?」


558 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/27(金) 18:05:46.41 ID:4RMTxn78o
戦士「か、勝てる……」

ジュニア「行けっ! 盗賊ちゃん! 押せぇ!!」

魔道士「盗賊さんっ!!」

盗賊「ああああぁぁぁぁ――――」

 ブツンッ

盗賊「――――」

サタン「……ふむ。使い果たしたようだな」

盗賊「…………」

サタン「全ての……力を」ガシッ

盗賊「……あ……ぅ」

サタン「健闘した、とでも申しておくか。正直このサタン、少し驚きを覚えたぞ」

盗賊「が……あ……ぁ!!」

サタン「褒美として、直々に破壊してくれよう」

盗賊「う……がああああぁぁぁぁ!!」ミシミシッ

サタン「感謝したまえ。このサタン直々の手で殺される事をな」


560 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/27(金) 18:08:30.51 ID:i2vkIfXVo

どうやって倒すんだよ…


561 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/07/27(金) 18:09:59.79 ID:XwOrJvmDO
ス^パ^ノヴァ


571 名前:NIPPERがお送りします(石川県) [sage] 投稿日:2012/07/28(土) 08:35:35.95 ID:AzyRMc4Vo
       ゥ ァ
(^パ^)<ス^パ^ノヴァ


574 名前:NIPPERがお送りします(大阪府) [sage] 投稿日:2012/07/28(土) 21:29:15.47 ID:H/7Rtd3Uo
おまえら誤字ぐらい誰でもあるだろ


(^パ^)


576 名前:NIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage] 投稿日:2012/07/29(日) 13:01:11.48 ID:Fiw0I0bK0
スーパーノヴァの効果は"煽り"だったのか


577 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:50:31.84 ID:JAD6Uf+Ao
 ズズッ

盗賊「――――!?」

サタン「命を摘み取る」

盗賊(な……っ!!)

サタン「その言葉は理解しているか?」

盗賊(直接……私の身体の中に……っ!!)

サタン「無駄な事はせぬ貴様の心臓だけを止めてくれよう」

 ドクン……

盗賊「が……」

サタン「痛みはない。ただ静かに、その命を止める事となるのだ」

盗賊「…………」フッ

サタン「何だ?」

戦士「……させねぇよ」

サタン「それは何だ、と聞いている」

戦士「何だって? 見りゃ分かんだろ。盾だよ」


578 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:51:07.33 ID:JAD6Uf+Ao
サタン「だからその盾をどうするつもりかと聞いているのだ」

戦士「決まってんだろ。盾は身を守る為にあるもんだろ」

サタン「そうだな」

戦士「だったら守るんだよ!!」

 ガシャッ!!

戦士「自分自身だけじゃなくてよぉ!! 仲間をよおおぉぉ!!」

サタン「盾から刃? そうか、それは先程の斧――」

戦士「このまま……左手をてめぇにブチ込む!!」

サタン「馬鹿が」

戦士「ああ。大馬鹿モンだよ!!」

サタン「このサタンに直接、触れようなどと、どういう事になろうか分かっているのか?」

戦士「分かるわけ……ねぇだろうが!!」

白虎長「盾もろともっ、サタンに突っ込むつもり!?」

賢者「盾と言うより……腕に付けた鋏のような形だね……ふぅ」

戦士「っりゃああああぁぁぁぁ!!」


579 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:51:45.92 ID:JAD6Uf+Ao
 ドッズウウウウゥゥゥゥ!!

サタン(斧自体には五行の力を宿した鉱石が付加されていたな)

盗賊「戦……士……」

戦士「ああああぁぁぁぁ!!」

サタン(そして素手でこのサタンに触れる事など人間如きでは不可能)

 ズ……ッ

サタン「……なのに……何故」

戦士「ぁぁぁぁ――――」

サタン「この男は何故、我が腹にまで……到達していると言うのだ!?」

 ズガッカアアアアァァァァ!!

サタン「冗談では……ないぞ」カッ!!

戦士「ぐあっ!!」

魔道士「戦士さんっ!! 盗賊さん!!」

戦士「盗……賊……っ」

盗賊「戦士……!」ガシッ


580 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:52:19.00 ID:JAD6Uf+Ao
 バギャアアアアァァァァ!! ズシャアアァァ……

ジュニア「回復だ回復ぅ!!」

賢者「分かっているさ……ふぅ」タッ

盗賊「……っく」

戦士「盗賊……っ、大事ないか……?」

盗賊「私はっ、私は大丈夫だけど……っ」

戦士「……っつぅ」ジュウウゥゥゥx

盗賊「戦士はっ!!」

朱雀嬢「戦士さんの腕が……!!」

賢者「治癒で傷や神経は何とかなるだろうけど……ふぅ」

召喚士「戦…士……っ」

青年兵「あのドス黒い痣、あれはまさかサタンの災厄なのでは?」

召喚士「お……恐らくはっ、ごほっ!」

盗賊「戦士……っ」

戦士「……問題ねぇっ。腕は……まだあるんだ」


581 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:53:12.04 ID:JAD6Uf+Ao
 ザッ

戦士「盾も籠手も……肉や骨の一部までやられたけどよ……」

サタン「貴様……」

戦士「……盾も籠手も……どこにいった……?」

サタン「貴様、何を……したッ」

大軍師「……っ」ハッ!!

サタン「まさか貴様ッ、盾を……!」

大軍師「盾を……サタンに、サタンの内部に打ち込んだと言うのですか!!」

サタン「このサタンの肉体に傷を付けッ、更には五行を直にだと」

召喚士「籠手だ……鬼丸の籠手っ」

青年兵「!?」

召喚士「人の作り出したものじゃない……だから……」

青年兵「サタンにも通じたっ!?」

召喚士「見えた……っ、サタンを倒す勝機……っ」ググッ

青年兵「召喚士さんっ!!」


582 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:53:56.52 ID:JAD6Uf+Ao
サタン「貴様……よくもこのサタンに無礼を働いてくれたものだ」スッ

戦士「!?」

サタン「その左腕、既に死んでいるのだぞ」

 ゴアッ!!

戦士「ぐああああぁぁぁぁ!!」

サタン「我が肉体を傷付けた代償は重い。その腕は既に貴様のものではない」

戦士「うっ、腕が勝手に動――ぐがああぁぁぁぁ!!」ビキビキッ!!

サタン「そら、自分の腕で己の心臓を抉り出すが良い」グッ

戦士「うああああぁぁぁぁ!!」ズズッ

召喚士「させるかああぁぁぁぁ!!」ゴアッ!!

サタン「またしてもコカトリス。いい加減しつこいぞ、召喚士」スッ

 ゴガアアアアァァァァ!!

サタン「フン。見当外れだな。どこを狙っている」

盗賊「……?」

召喚士「狙っているのは1ヶ所だ」


583 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:55:39.84 ID:JAD6Uf+Ao
サタン「……」

召喚士「戦士っ!!」

戦士「!?」

 ゴゴオオオオォォォォ!!

戦士(俺の左腕を石化つ!? そうか、これで思い通りにゃ動かねぇ!!)

召喚士「何でも思い通りにいくなんて思わない事だ、サタン!!」

サタン「生意気な」

召喚士「そしてこのまま……っ!!」

青年兵「召喚士さんを援護!!」

青龍士官「出でよっ、バハムート!!」

魔法剣士「しかしこれでは決め手に欠ける」

大軍師「いえっ、そうでもありませんよ」

ジュニア「どういう事だぁ!?」

大軍師「戦士殿が打ち込んだ五行の斧。あれはサタンの内部へ直に入っている」

アマゾネス「……?」


584 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:56:38.64 ID:JAD6Uf+Ao
大軍師「つまり、ここで五行を撃てば、中和される事はありません」

美女「そっか! 内部にある五行が常に発動し続けてるもんねっ」

大軍師「しかも五行同士によって、その力も増幅するはず」

魔道士「召喚士さんが言っていた勝機っていうのはつまり……」

大軍師「あとはサタンの災厄に、どれだけ耐え切る事が出来るかだけです」

賢者「無理な話だよ……ふぅ」

ジュニア「やってみなきゃ分からんだろうが!」

火の先生「五行があっても、単純な力量で劣っている」

召喚士「うおおおおぉぉぉぉーっ!!」

サタン「無駄だと言っているのだ」チカッ!!

召喚士「――――っ!!」

サタン「召喚士、貴様が五行を発動する前に、叩き潰せば良い。それまでだ」

召喚士「くぅ――っ!!」

 ドッゴオオオオォォォォ!!

戦士「召……喚士ぃ!!」


585 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:57:45.14 ID:JAD6Uf+Ao
召喚士「ごはぁっ!!」ゴシャッ!!

サタン「何度繰り返そうと、繰り返し降りかかった代償によって衰えたその力……」

召喚士「ごっ、ごはっ!!」ビチャッ

サタン「もう残された力では、このサタンから先制を取る事は不可能」

召喚士「がはっ、ごほごほ!!」

サタン「五行を発動する魔力はあっても、力はもうないのだよ」フワッ

玄武娘「そ……んなっ」

サタン「そして召喚士、君はこれで……永遠の眠りへと着くであろう」

 キュイイイイィィィィ……ゴゴゴゴゴゴゴ……

召喚士「…………っ」

コカトリス「ここで盾となっても、到底防ぎきれる攻撃ではないな」

サタン「……座敷」 シュイイィィィィ

名代「っ!!」

サタン「さぁ、楽にしてやる」

名代「召喚士殿っ!」ダッ


586 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/07/29(日) 23:59:33.99 ID:JAD6Uf+Ao
 ガッカアアアアァァァァ!!

召喚士「――っ!!」

名代「うおおぉぉぉぉ!!」

 ザシュウウゥゥゥゥ!!

魔道士「あ……れはっ、座敷童子!?」

座敷童子「うひゃーっ」 ボンッ!!

名代「これで召喚士殿の位置は変わる。残念でしたな魔王――」

サタン「残念? 貴様等の浅知恵などお見通しだ」

名代「な――っ!?」

召喚士「く……っ――――」

 ガッカアアアアァァァァ!! ドッドオオオオオォォォォン!!

青年兵「召喚士さんっ!!」

サタン「……」

 オオオオォォォォ……

サタン「終わりだな」


593 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage saga] 投稿日:2012/07/30(月) 08:18:07.07 ID:tk8CfvZ1o
>>1乙

攻略の糸口が名脇役さんが言うほど見えてきてはない気がする



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