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召喚士「出でよ!!可愛い獣娘!!」
846 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/22(土) 13:47:16 ID:HH494/MI


………ィィィィイイン……パキンッ……

蒼頭「………」

執事「ふむ……ティースプーンが斬られてしまいました」

蒼頭「……駄目か」

執事「今一歩お踏み込みなされたら私めの首がこうなっていたで御座いましょう」

蒼頭「………」

執事「素晴らしい斬撃で御座いました」

蒼頭「………」カチンッ……スゥ……

執事「……?」

蒼頭「受け取れ……」

執事「………」

蒼頭「せめて……最期は某の刀で逝きたい……」

執事「………」


847 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/22(土) 14:05:10 ID:mFn5sLmQ
蒼頭「………」

執事「それはお受け出来ません」

蒼頭「何故だ……」

執事「私めが受けた命令に含まれていませんので」

蒼頭「………」

執事「お茶にいたしましょう。ただ待つと言うのも退屈で御座いましょう」

蒼頭「………」

執事「あちらに御用意出来ていますので」

蒼頭「わかった……頂こう……」

執事「では」

蒼頭「………」

執事「……貴女様は今」

蒼頭「某は蒼頭と言う名だ。蒼頭でいい……」

執事「左様で御座いますか」


848 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/22(土) 16:41:56 ID:mFn5sLmQ
蒼頭「………」

執事「では、蒼頭様は今……自由でおられますか?」

蒼頭「……自由?どう言う事で御座ろう?」

執事「………」

蒼頭「自由と言われれば自由で御座るが……」

執事「私めがこうしてここにいる……これを疑問に思いませんか?」

蒼頭「そうだな……御老人程の強さならば人の下に付かなくとも……」

執事「………」

蒼頭「……?」

執事「私めは……お相手して頂いた方々にはこうして説明をしているので御座います……」

蒼頭「………」

執事「何故、私めはこのようにしているのか。それは……」


851 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/24(月) 17:50:26 ID:5WgTCHGY
蒼頭「………」

執事「命令されなければ生きていけない……そんな人間がいたらどうお思いでしょうか」

蒼頭「なんだそれは……」

執事「………」

蒼頭「それが御老人だと言うのか?」

執事「はい……」

蒼頭「………」

執事「若き頃よりそう過ごして参り……気が付いた時にはそれ以外の生き方が出来なくなっていました……」

蒼頭「………」

執事「そんな事は……とお思いでしょうが……事実で御座います……」

蒼頭「………」

執事「これで私めが今の居場所にいる事を後納得して頂けたでしょうか……」


852 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/25(火) 05:33:20 ID:CdD8Ij5Q
蒼頭「にわかに信じがたいが……それが本当の事で御座ろう?」

執事「はい……」

蒼頭「ならば信じよう」

執事「………」

蒼頭「………」

執事「……ささ!お茶が冷めてしまいます。どうぞ御召し上がりください」

蒼頭「うぬ。頂こう」グイッ

執事「………」

蒼頭「……え?」

執事「いかがなさいました?」

蒼頭「あ……いや……」グイッ

執事「……?」

蒼頭 (なななななんだこれはッ!?この世の物とは思えん不味さだ……)

蒼頭 (何かの間違いかと二口目を飲んでみたが……飲み込めん……)


853 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/25(火) 07:58:00 ID:CdD8Ij5Q


召喚士、女兵士「………」

ネメア「だから貴様はッ!」クドクド……

召喚士「あのネメアさん……今、こんな事してる場合じゃ無いと思うんですよぉ……」

ネメア「………」

召喚士「………」

ネメア「お前はぁッ!私がこう声を荒げているのは誰のせいだと思っているんだッ!ああッ!?」

召喚士「………」

女兵士「魔王……なんで私まで正座させられてるの……」

ネメア「女、先程から魔王魔王と……魔王が単身、こんな所へ踏み込んで来る訳が無いだろ!」

召喚士「そうだそうだ!偽乳女!」

ネメア「貴様は黙っていろッ!これも全部お前のせいだろうがッ!」

召喚士「へぇい……」


854 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/25(火) 10:31:51 ID:prtNFZEY
ネメアの怒りはごもっともwww


855 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/26(水) 10:28:15 ID:X02SzPmI
女兵士「……東の方に魔王の軍勢を展開させてるんじゃないの?だから
……」

ネメア「なんだそれは……」

女兵士「そう聞いてるけど……」

ネメア「………」

召喚士「俺達はそっちから来たんだよ。でもそんなのいなかったよ?偽乳女」

女兵士「偽乳って言うなってッ!」

召喚士「言うわ!人の期待を裏切ったんだぞッ!」

女兵士「……期待?」

召喚士「………」

女兵士「もしかして……一辺たりとも操られて無かったの……?」

召喚士「そんな事無いよぉ……もう凄い操られてたし……」

女兵士「………」


856 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/26(水) 19:15:02 ID:X02SzPmI
召喚士「本当だって!自分でも信じられないくらい操られてた!」

女兵士「………」

ネメア「女よ……本当なのか?」

女兵士「嘘なんて言ってもしょうがないでしょ」

ネメア「そうだな……だが、魔王の軍勢と言うのはいない」

女兵士「なんでわかるの?」

ネメア「こいつも言っていたが私達はその方角が来たんだ。それにその軍勢がいる気配も無かった」

女兵士「それ信用しろって言うの……」

ネメア「お前と同じで私が嘘を言ってもしょうがない」

女兵士「もし貴方が魔王じゃ無いならなんなの……」

ネメア「私は……」


857 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/26(水) 21:30:32 ID:X02SzPmI
女兵士「………」

ネメア (また知らぬとこの人間にも言われるであろうな……)

女兵士「………」

ネメア (それほど私の名は人間の世界に浸透していないのだろうか……)

女兵士「……?」

ネメア (はぁぁぁぁ……なにやら嫌になるな……)

召喚士「……ネメアどうしたの?」

女兵士「ネメア?」

ネメア「それが私の名だな」

女兵士「………」

ネメア「………」

女兵士「あの黄道十二星座のひとつ、獅子座の魂の元となった獅子がネメアのライオンで!」

召喚士、ネメア「………」


858 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/26(水) 21:41:50 ID:X02SzPmI
女兵士「神話の勇者ヘラクレスの最初の敵として現れて!古代バビロニアや古代エジプトでは王権の象徴として崇められて!」

召喚士、ネメア「………」

女兵士「古来からある星座のひとつにネメアのライオンと称えられて!」

召喚士、ネメア「………」

女兵士「現在では行き遅れた婚活中の女性の間で話題になっている恋愛運を上げる為にネメアのライオンの刺繍を施した物が人気で!」

召喚士、ネメア「………」

女兵士「その本人が貴方だって言うのッ!?」

ネメア「……げ、現在ではと言うのはわからんがそれが私だ」

女兵士「本当に?」

ネメア「ああ……」

女兵士「おおおおおッ!!!!」

召喚士 (やべぇ……ネメアマニアだ……)


860 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/26(水) 23:26:26 ID:iyESPLYA
いき遅れのひとたちに人気って地味にイヤだなw


861 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/27(木) 01:17:23 ID:/x/LenEI
つまり女兵士は行き遅れってことか


862 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/29(土) 20:30:22 ID:6ly0PXJU


将軍「………」

姫宮「嘘ッ!御父様に会わせて!」

将軍「会って何になる?事実は何も変わらないぞ?」

姫宮「そんな事……無い……」

喚起士「………」

将軍「まあ……直に会える。あの世でな」

姫宮「………」

剣士「チッ……」

将軍「女王、こちらへ

盗賊「………」バッ!

ズバキッ!ガシッ……

将軍「グゥッ!なんだお前は……」

盗賊「………」

喚起士「姫宮さん……」


863 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/29(土) 20:39:52 ID:6ly0PXJU
剣士「喚起士、ちょっと姫さん頼むわ……盗賊の奴キレちまってやがる」

喚起士「え?……パイア……」

将軍「小賢しいッ!」ブオッ!

シュッ……ガキッ!

盗賊「………」

将軍「耐えるか。体が小さいわりにはやるな」

盗賊「………」ググッ……

剣士「盗賊!落ち着けッ!」

盗賊「……止めないで」

剣士「気持ちはわかるがまだ待て!」

盗賊「………」グ……

剣士「………」

将軍「止める事など無いだろ。こちらの方がお前より強いかもしれんな。ふふっ」


864 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/30(日) 15:48:57 ID:0zgvoggI
剣士「てめえにはまだ聞かなきゃなんねえ事があるからな。それにお前が盗賊の相手するなんざ荷が重すぎら!」

将軍「それはどうかな……クククッ」

盗賊「………」

剣士「……もう一度聞くが、魔喚師って奴はどこにいる?」

将軍「さてな。あの空者の事など聞いてどうする?お前達には関係無いだろ」

剣士「てめえの知らねえ因縁ってものあるんだよ」

将軍「………」

剣士「………」

将軍「なるほど……」

喚起士「………」

将軍「魔喚師ならこの上にいる。誰がそれなのか知らないが行くなら私は止めはしない」


865 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/31(月) 00:32:02 ID:xh92bULk
剣士「……喚起士、行けよ」

喚起士「ですが……」

剣士「ここは俺と盗賊でやっとくからよ」

喚起士「………」

剣士「大丈夫。俺と盗賊が危なくなっても召喚士が必ず駆け付けてくれるさ」

喚起士「………」

剣士「……もちろんお前がピンチになった時もな」

喚起士「わかりました……」

剣士「それに召喚士との約束守らにゃならんし。ふふ」

喚起士「……そうですね。ならこの場はお願いします」

剣士「ああ。仇取ってこいよ」

喚起士「………」コクッ

タタタ……


867 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/31(月) 13:00:17 ID:vYy.mWiA


タタタ……

喚起士「………」

ジノ「驚いたね……お姫さまが……」

喚起士「………」

ジノ「あの将軍って言うのも気になるね」

喚起士「そうですね……姫宮さんで何をしようとしているのか……」

ジノ「それもなんだけどさ……あれ人間やめてる感じだったよ」

喚起士「……将軍はもう人間では無いと?」

ジノ「どうやったか知らないけど魂が魔物に近い感じになってたね……」

喚起士「………」

ジノ「本当……何しようとしてるんだか」

喚起士「………」


868 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/31(月) 23:12:48 ID:V//QdqKI


女兵士「ははぁ……何卒何卒ぉぉッ!」

ネメア「拝むな……」

女兵士「……どうか私にいい出会いがぁぁぁぁ」

ネメア「………」

召喚士「ネメア……これからどうするの?」

ネメア「城へ入るしかあるまいな。訳がわからぬ事ばかりだ……」

召喚士「……また正面から?」

ネメア「……蒼頭達がどのような状況下にいるかわからぬ。そうした方がいいだろ」

召喚士 (ほう……蒼頭の名前から出しますかネメアさん!)

ネメア「無事ならいいが……」

女兵士「………」ナムナム……


869 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/31(月) 23:21:02 ID:2xu.xX.c
召喚士「この人はどうするの……」

ネメア「このまま……と言う訳にはいくまいな……」

召喚士「じゃあ帰す?」

ネメア「それだと城門を開けねばならんだろ。もうこれ以上の面倒は御免だ」

召喚士「連れてくの……?」

ネメア「仕方あるまい……」

召喚士「………」

ネメア「はぁ……女、私達はこれから城へ入る。付いてこい」

女兵士「いい男いる?」

ネメア「………」

女兵士「何で黙るの……いるのね!?じゃあ行くッ!」


870 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/12/31(月) 23:35:03 ID:2xu.xX.c


蒼頭「いや……もう結構……」

執事「そう言わず!……ああ!なるほど、私め気付きませんで失礼しました」

蒼頭「………」

執事「蒼頭様は東方の出身で御座いましたね。なら、緑のお茶の方が宜しかったですね!」

蒼頭「本当……もう結構で御座りますので……」

執事「少々お待ちを……ふふん!」

蒼頭 (この戦闘時との違いはなんで御座ろう……)

執事「御待たせ致しました。どうぞ」スッ!

蒼頭「………」

執事「私めはこうして茶を入れ差し上げる事に喜びを感じているので御座います。ですから遠慮は要りませんので」

蒼頭「左様か……」


871 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/01/01(火) 00:00:00 ID:WeV883Us
あけおめ


873 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/01(火) 01:44:27 ID:tDj/QByU
執事「ささ!熱いうちに御召し上がりを!」

蒼頭 (……淹れ方は普通だった。茶葉も恐らく緑茶で間違いないで御座ろうが……)

執事「………」ニコニコ

蒼頭 (それにこれを不味く淹れる事は不可能……だと思うが……)

執事「……?」

蒼頭「……頂こう」

執事「はい」

蒼頭 (南無三ッ!)グイッ

執事「………」

蒼頭「………」

執事「………」

蒼頭 (ぇぇぇぇ……?ぇぇぇぇ……?茶葉に湯を注ぐだけで何故このように不味く淹れられるのか……)


874 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/01(火) 01:55:16 ID:tDj/QByU
執事「どうでしょう?」ニコニコ

蒼頭 (……有り得ん。もしや……某は試されているのか?)

執事「……?」

蒼頭 (そうか……真の戦いはこれからと言う訳か……)

バターンッ!

ネメア「ここも人はいない……蒼頭ッ!」

蒼頭「………」

ネメア「無事か?」

蒼頭「………」

執事「これはこれは……どこから侵入して来たのかはわかりませんが、新しいお客様で御座いますか……」

ネメア「………」

召喚士「この人誰?」

女兵士「知らない……」


875 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/01(火) 01:58:18 ID:tDj/QByU
明けましておめでとうございます。
皆様支援有り難う御座います。
>>871
凄いですね。
初めて見ました。


876 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/01(火) 17:21:23 ID:nh8si1s2
ネメア (蒼頭に外傷は無いようだな……)

執事「私めの知る限り……地下からと正面の城門から城へ入る事は出来ないと思っておりましたが……」

ネメア「……誰だか知らんが答える必要は無い」

召喚士「その正面の城門から入って来たんだけど」

ネメア「お前は!余計な事を……」

召喚士「ええ?だって本当の事だろ」

執事「………」

召喚士、ネメア「……?」

執事「ふふふふ面白いご冗談を」

ネメア「冗談など言わん。本当の事だ」

執事「兵達が貴方様方を通したと?」

ネメア「……答える必要は無い」

召喚士「突っ切って来たんだよ」

ネメア「一々言うなッ!」


877 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/02(水) 01:14:18 ID:cL94NAVc
召喚士「ほら、蒼頭が座ってお茶飲んでるんだよ?戦ってる訳じゃ無いんだから危ない人じゃ無いって」

ネメア「だがな……」

執事「………」

召喚士「ネメアの声聞いても……あれ?」

ネメア「私の事を知っていた……これはどう説明する?」

召喚士「………」

執事「………」

召喚士「何で知ってんの?」

執事「お答えしかねます」

召喚士「教えてよ。なんでさ?」

執事「……お答えしかねますと申しましたが」


878 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/02(水) 15:40:01 ID:MKzx0cuo
召喚士「いいじゃん!教えて!」

執事「嫌で御座います……」

召喚士「おーしーえーてーよーッ!」

執事、ネメア (鬱陶しいッ!)

召喚士「まあいいや……蒼頭、剣士達は?」

蒼頭「………」フルフル

召喚士「?」

蒼頭「………」フルフル

召喚士「喋れよ……パイアじゃ無いんだから」

蒼頭「………」バッ!フルフル

ネメア「……喋られんのか?」

蒼頭「………」コクコク

ネメア「貴様……蒼頭に何をした……」


880 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/03(木) 23:19:49 ID:LD.A7VBU
一気に槍からここまで そしてなんとなく盗賊の バッ に萌えたのでチラシの裏
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3806239.jpg.html
続き楽しみにしております


882 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/06(日) 00:17:50 ID:L/1TiQtU
執事「……蒼頭様とこうしてお茶を楽しんでいるだけで御座います」

ネメア「本当か?蒼頭……」

蒼頭 (どう説明したらいいものか……口の中の物を吐き出せば……)

執事「………」

蒼頭 (御老人に失礼……しかもあの強さを見せられた後にそんな事をしたら……)

ネメア「………」

蒼頭 (ぐああ……先程の茶が原因なのか……気持ち悪く……)

召喚士「蒼頭、一口貰うよ」

蒼頭「ッ!?」フルフルッ!

召喚士「ケチケチするなよ。へぇ変わった色のお茶だね」グイッ

蒼頭「………」

>>880
ありがとうございます。
保存させて頂きました。


883 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/06(日) 00:32:03 ID:fZCl1dyI
ネメア「グアァッ!な、なんだこれはッ!」

召喚士「ふむ、中々いけるね!」

ネメア「は!?お前これが平気なのか!」

召喚士「ええ?普通に美味しいけど」

ネメア「………」

執事「なるほど……」

召喚士「……?」

執事「召喚士様……で宜しいですね?」

召喚士「うん……何で知っ

執事「それはお答え出来ませんが、魔物と一体になっていたとは……」

召喚士「………」


884 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/06(日) 00:51:00 ID:fZCl1dyI


将軍「あの女……魔喚士を屠るつもりか?」

剣士「………」

将軍「ふふはっ黙すると言う事は正鵠を射っているのだな」

剣士「だからどうした」

将軍「いや……クククッ」

剣士「チッ……敵わねえとでも思ってんか!」

将軍「そうれは違うぞ。是非とも魔喚士を討って貰いたいものだ」

剣士「あ?……てめえ仲間が殺られても良いって言うのか?」

将軍「仲間?仲間か……そう言う視線でしか人間を見れんお前ではわからんかもしれんな」

剣士「………」

将軍「ククク……ふはははッ!」


885 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/06(日) 01:01:22 ID:fZCl1dyI
剣士「何がおかしい……」

将軍「こうも私の思い通りに事が運べばな笑いたくもなる……クク」

剣士「………」

盗賊「………」

姫宮「盗賊……私……私……」

盗賊「………」

姫宮「うぅ……私は何なの……」

盗賊「………」

姫宮「私は誰で……私は私じゃ無いの……」

盗賊「大丈夫」

姫宮「………」

盗賊「………」



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