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少女「匿ってください!」
- 381 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga]
投稿日:2011/09/09(金) 22:57:58.38 ID:HxHR6bc+0
―――警察―――
妹「ごめんなさい、わざわざ」
重吾警官「いや、いいよ。あの子たちの為だもんな」
妹「それにしても電話する約束をしたこと自体を忘れるなんて・・・」
重吾警官「まぁ、アイツとはダチだし、いいよ」
妹「いや、兄さんではなく」
重吾警官「誰だ?」
妹「>>1です」
重吾警官「はぁ」
- 382 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:00:47.52 ID:HxHR6bc+0
―――男の家―――
男「結局来なかったなぁ、妹」
男「あんなに料理楽しみにしてたのに」
男「・・・と、時間だ、行かないと」ガチャ
男「ん?ドアに何か・・・」
『今日はおしごとできっといいことがあります』
男「はぁ」
男「ほんとかねぇ」バタン
- 383 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:04:24.01 ID:HxHR6bc+0
―――しばらくして―――
妹「あぁ、兄さん行っちゃってますね」
妹「お、朝ごはんが残ってます、二人分作ってくれたんですね、あの子達」
妹「いただきます、と」
妹「うん、やっぱりおいしいです」
- 384 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:09:43.78 ID:HxHR6bc+0
―――一方その頃―――
少女「うぅぅ、またじゃんけん負けちゃった・・・」
サイドポニーの子「次があるさっ」
少女「本編だと主人公なのに、番外編だとさんざんな扱いだなぁ・・・」
幼馴染「まぁ、いい子で特徴のない主人公は空気になるっていうし」
少女「く、くうき・・・」
背が高い子「でも、少女ちゃんのお陰で施設から出られたんだから!」
大胆な子「男さんに会えたから!」
恥ずかしがり屋な子「・・・・・・妹さんにも、あえたから」
僕っ子「平均分子量は29だから!」
猫耳尻尾の妹「く、空気は目立たないけど生きるのに必要不可欠だから!」
髪の長い幼女「みんなしあわせだから!」
少女「みんな、ありがとう!///」
幼馴染「何か一つ変なのがあったような」
僕っ子「気のせいでしょう」
- 385 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:13:15.29 ID:HxHR6bc+0
―――仕事終わり―――
男「やっぱり特に何も無かった」
同僚「はい?」
男「いや、今日は仕事がうまく行くと聞いたんだけど」
同僚「うまく行かなかったと?」
男「そうでもないけど。普通だよ普通」
同僚「じゃあ、ミスする筈だったのが、しなくて済んだとか」
男「あ、そうか、なるほどね」
同僚「男が占いとはねぇ」
男「占い、じゃ無いんだけどな」
同僚「でも似たようなものだろ?」
男「だろうな。じゃあまた明日」
同僚「おう!」
- 386 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:17:09.04 ID:HxHR6bc+0
―――帰宅道―――
妹「あ、兄さん」
男「どうしたんだ?こんなところで」
妹「言いたいことが今朝言えなかったので」
男「何?」
妹「今日の晩御飯もあの子達が作るんですからね」
男「流石に昨日の今日でやらないよ・・・」
妹「そんなつもりはもう無いと?」
男「ああ」
妹「・・・」ワナワナ
男「え、何で?お、怒ってるのかな?」
妹「・・・で」
男「で?」
妹「電車賃返せぇ!」
男「セコー!!」
妹「大学生は貧乏なんです!」
男「お、落ち着けって、ほら、アイス買ってあげるから」
妹「あの子達じゃないんですからアイスなんかで懐柔しないでください」
妹「あ、そのチョコの奴お願いします」
男「はい」
妹「おいしいです♪」ペロペロ
- 387 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:21:32.01 ID:HxHR6bc+0
―――男の家―――
男「おや、もう誰か来てる」
妹「あ、ごめんなさい、ドア開けておけばよかったですね」
男「誰も居ないのにドア開けっ放しはまずいから!」
魔法使いになりたい子「こんにちはー・・・?あれ、こんばんわかなぁ」
妹「夕方はまだこんにちはだと思います」
魔法使いになりたい子「じゃあこんにちは!」
男「こんにちはー」
魔法使いになりたい子「早速ですけど、おじゃまします!」
男「『仕事できっといいことがある』って紙、書いたのって・・・」
魔法使いになりたい子「はい、私です!」
- 388 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:25:18.15 ID:HxHR6bc+0
男「ありがとう、おかげで今日失敗しなくて済んだ(かもしれない)」ニコ
魔法使いになりたい子「え・・・」
妹「いいなぁ、私にも魔法かけて欲しかったです」
魔法使いになりたい子「そんなはずは無いんだけどなぁ」
男「あれー?」
魔法使いになりたい子「だって魔法かけてないんだよ!」
男「あれれー?」
魔法使いになりたい子「男さんに犯罪すると仲良くなれると聞いて」
妹「なんだかすごい卑猥な言葉に聞こえます!」
男「おまえだけだ」
魔法使いになりたい子「それで、あの、詐欺っていうのやってみました!」
男(これ、詐欺なのかー?)
妹(7歳なんですから)
- 389 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:26:52.28 ID:HxHR6bc+0
男「そ、そうだったのか・・・でも」
男「プラシーボ効果とか・・・」
妹「7歳児に分かる単語じゃないですよそれ」
男「あの、うん、魔法にかかった気分だと仕事もうまく行くもんです」
魔法使いになりたい子「じゃあ、私、男さんと仲良しになれない・・・の・・・?」プルプル
男「わわ、な、泣かないで」
妹「なかせたー」
ポニーテールの子「泣かせましたね」
妹「あ、いらっしゃい」
男「ほら、実際魔法かけてないんだし、気のせいだったんだから、大丈夫だよ!」
男(犯罪してました、ってなだめるのも違和感・・・)
魔法使いになりたい子「ほんと・・・に?仲良しになってくれる?」
男「もちろんさー!」
魔法使いになりたい子「えへへ、ありがとう!」
男「さて、部屋に入ろうか、あ、ポニーテールの子はようこそ」
ポニーテールの子「どうも」ニコ
- 390 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:31:25.08 ID:HxHR6bc+0
男「ふう、とりあえず落ち着いた」
ポニーテールの子「あ、男さん、私マジック見せたいです!」
男「お、興味ある」
妹「何故突然?」
ポニーテールの子「マジック得意なので、是非見せてあげたいなぁと」
男「よろしくお願いします」
ポニーテールの子「じゃあ男さん、皺のなるべくついていないお札ありますか?」
男「ちょっと待ってなー」ガサガサ
男「おお、ピン札があった!1万円だけどいいか?」
ポニーテールの子「私が折っちゃいますけどいいですか?」
男「ああ、破かなきゃだいじょぶ」
ポニーテールの子「じゃあ、これをこうやって折ります」
妹「ふむふむ」
ポニーテールの子「それを新聞紙で包みますが、新聞紙、チェックしてください。普通の新聞紙です」
男「さっきポストに入ってた奴だしな」
妹「細工は無いですね」
魔法使いになりたい子「ふつうだね!」
ポニーテールの子「さて、これで包んで・・・、手を叩きますとー」パン!
ポニーテールの子「さっきの1万円札はどうなったと思いますか?」
男「増える!」
妹「消える!」
魔法使いになりたい子「しわがなくなる!」
- 391 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:38:51.88 ID:HxHR6bc+0
ポニーテールの子「なんと千円札に変わりましたー!」
男「おおお!」
妹「これはすごい」
魔法使いになりたい子「まほう?ねえ、魔法!?」
ポニーテールの子「私に魔法は使えないからなぁ」
男「ほんとすごいなー」
ポニーテールの子「ありがとうございます♪ じゃあ、これ、お返しします」
男「ありがとう」
妹「何時練習してるんですか?」
ポニーテールの子「受験勉強が嫌なもので、その、勉強逃避中に」
妹「こらこら」
- 392 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:41:27.24 ID:HxHR6bc+0
男「あのー」
ポニーテールの子「はい?」
男「できれば、千円札じゃなくて、さっきの1万円札を返して欲しいなぁ、とか」
ポニーテールの子「ずいぶん丁寧にありがとうございます」
男「なんとなく予想はしてるんですがひょっとして」
ポニーテールの子「私なりの犯罪です♪」
男「orz」
ポニーテールの子「テヘペロ」
男「貴重な生活費なんや・・・アレが無いと生きていけないかも知れないんや・・・」
妹「ついこの間まで自分1人分の食事だったのに急に4人分の食事になりましたからね」
ポニーテールの子「まぁ、犯罪にこだわりはないし、お返ししますよ」
男「助かります」
ポニーテールの子「代わりに千円は返してくださいね、希少な私のお小遣いなんです」
男「そりゃあもちろん。そういえばこの間俺が行った時、お金無いって言ってたな」
ポニーテールの子「よく覚えてますね・・・!」
男(たまたま>>1が見返したからとは言えない)
ポニーテールの子「お手伝いとかお仕事を頑張って、幼馴染さんからちょっとずつお小遣い頂いて、最近ようやくお札の額になったので換えてもらいました!」
男「ほう」
- 393 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:43:30.38 ID:HxHR6bc+0
妹「あそこでお手伝いするとお小遣いがもらえるんですね」
魔法使いになりたい子「わたしもね、500円くらい持ってるの!」
ポニーテールの子「でも使わないんですよね」
男「ご飯とか洋服は貰えるもんな」
ポニーテールの子「もともとあの施設だったわけですし、みんな浪費癖も無いんですよ」
妹「まぁ、いい傾向ではありますけどね」
ポニーテールの子「つまりお金の使用方向は男さんたちに向くわけで」
男「どうしてそうなった・・・」
ポニーテールの子「何か私たちで買えそうなものあったら何なりと!」
男「ほ、本当に困ったら相談するよ・・・。ご飯くらいは食べられそう」
魔法使いになりたい子「私の魔法がもっと上手なら何でも出せるんだろうなぁー」
男「魔法は俺も知らないからアドバイスできないなぁ」
妹「魔法ってどうやって勉強してるんですか?」
魔法使いになりたい子「独学です」
男「難しい言葉知ってるなぁ」
妹「7才なんですよね?」
魔法使いになりたい子「うん!」
ポニーテールの子「どこで習ったんでしょう?」
魔法使いになりたい子「独学です」
男「独学か」
魔法使いになりたい子「独学です」
- 394 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:58:58.60 ID:HxHR6bc+0
男「さて、夕食はどうするんだ?」
ポニーテールの子「冷蔵庫に結構食材がありますね」
男「最近料理してくれる人たちがいるもので」
ポニーテールの子「買出しには行かなくて良さそうですね」
魔法使いになりたい子「じゃあ、さっそく作ろう!」
男「料理はどうやって習ったんだ?」
魔法使いになりたい子「本を読んだり、教えてもらったり!」
男「そこ独学じゃないんだ」
ポニーテールの子「まぁ、虐待酷かったですからね」
男「だよな・・・」
- 395 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2011/09/09(金) 23:59:42.06 ID:HxHR6bc+0
―――夕食―――
魔法使いになりたい子「肉じゃがです」
男「あっという間に出来た!」
妹「それは>>1が親孝行しないので料理の知識が乏しいからです」
男「最悪だな!」
ポニーテールの子「最悪ですね」
妹「それにしても肉じゃが作れるような材料が常備されてる家ってすごいですね」
男「白滝なんていつ買ったんだ・・・」
妹「さて、いただきます」パク
男「いただきます」パク
妹「素晴らしくおいしいです!」
男「ホントおいしい」
魔法使いになりたい子「ありがとう!」
ポニーテールの子「よかった!」
妹「兄さん、私が炊いたお米の味はいかがですか」
男「誰が炊いても炊く際の水量にしか依存しませんのでわかりませんが」
男「普通です」
妹「ふつう、ですか」
男「おかずマジックで美味しく感じているのかもしれませんが」
妹「そんなに言うなら兄さんはご飯食べなければいいです」
男「ベタな展開だなー」
妹「本当にそう思うんですよみんな。まずいなら喰うなって」
男「申し訳ありません」
- 396 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:04:37.45 ID:pxBAPVeB0
魔法使いになりたい子「たまごかける?」
ポニーテールの子「男さんは生卵が嫌いって聞いたけど」
男「はい、嫌いです」
妹「もったいない・・・。私にはかけてくださいー」
ドロドロ
男「ああぁ」
妹「おいしそうに見えません?」
男「見えないです・・・」
魔法使いになりたい子「わたしも生卵はダメかも」
男「ついに仲間が居た」
妹「えええぇ!」
妹「生卵の素晴らしさを伝授しましょう」
男「いいよ、無理に教えなくて」
妹「例えば卵白がかかってしまったとして」
男「違う意味で嫌な予感がしてきた」
妹「『ふぇぇ、お兄ちゃんの卵白かかっちゃったよぉ』みたいな!みたいなぁ!」
男「・・・」
妹「あ、止めてください、その冷たい目線止めてください」
ポニーテールの子「//////」
妹[ほら、顔真っ赤にして可愛いですねぇ]ヒソヒソ
男「そういえばお前は変態だった」
魔法使いになりたい子「?」
- 397 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:10:06.55 ID:pxBAPVeB0
―――食後―――
妹「お風呂も沸きました」
男「・・・ちょっと目隠し取ってくる」
ポニーテールの子「そこまでして一緒に入って欲しいとは思わないんですけど」
魔法使いになりたい子「けど」
男「といいますと?」
ポニーテールの子「変なことするわけじゃないんですし」
ポニーテールの子「お風呂ですし見てもいいんじゃないですか」
魔法使いになりたい子「ですか?」
男「いや、法が許さないって」
魔法使いになりたい子「私が魔法でなんとかするから!」
男「でも、いや、でも」
ポニーテールの子「じゃあ一緒に入らなくてもいいです」
ポニーテールの子「男さん一人でゆっくり入ってください」
魔法使いになりたい子「がっかりです」
ポニーテールの子「がっかりです」
男「お前ら昨日の大胆な子より大胆だぞ・・・」
ポニーテールの子「知りません♪」
- 398 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:17:44.74 ID:pxBAPVeB0
ポニーテールの子「一緒に入ってくれないなら失望しますよ」
男「入ったら逮捕されますよぉ」
魔法使いになりたい子「おねがい〜はいってー」
ポニーテールの子「気にしてるの男さんだけじゃないですかぁ」
男「・・・わかりました・・・」
妹「もしもし、重吾さんですか、いま家の兄が幼女と・・・」
男「そこ電話しないでー!」
男(っていうか重吾に電話するっての忘れてた)
- 399 名前: ◆e2qiR6vDkY [saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:19:46.99 ID:pxBAPVeB0
―――お風呂―――
男「」
魔法使いになりたい子「わーい」
ポニーテールの子「自分で言っておいて難ですがはずかしいです」
男「許してください・・・」
ポニーテールの子「し、仕方ないです、予想以上に恥ずかしいのでタオルくらい許します」
男「・・・よし、なんとか復活」
魔法使いになりたい子「洗ってあげるー」
男「あ、はい」
魔法使いになりたい子「ごしごし」
ポニーテールの子「じゃあ私は頭を」
男「あ、はい」
ポニーテールの子「がしがし」
男「つめ立てて欲しいなぁー」
ポニーテールの子「つめ立てて洗うとフケが出るんですよ?」
男「そーなのかー・・・」ショボン
- 400 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:23:39.22 ID:pxBAPVeB0
魔法使いになりたい子「かゆいところはありますかー?」
男「あ、背中には無いです」
ポニーテールの子「頭にはありますかー」
男「左後頭部が」
ポニーテールの子「でもつめは立てません」モイモイ
男「痒み取れてない!寧ろ悪化してゆく!」ワナワナ
ポニーテールの子「がまんです」
男「うおお」
ポニーテールの子「ほらほら」
男「痒い痒い痒い痒い」
- 401 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:27:40.05 ID:pxBAPVeB0
―――お風呂あがり―――
男「女性とお風呂入るのが日常化してきた俺やばい」
妹「もしもし重吾さん?」
男「マジで止めてくれ」
妹「マジで繋がっていますが」
男「えっ」
重吾警官「男ー」
男「えええ」
重吾警官「こないだ電話しろって言ったのにしなかったなー」
男「いや、妹達のイタズラだったんだ」
重吾警官「まぁ、俺もグルだった訳だが」
男「えっ」
重吾警官「財布とか取られたふりで、クレジットカード止めようとしたりするのを防ぐために」
男「いーもーうーとー?」
妹「さて、そろそろお暇しますかねー」
重吾警官「そういえば女の子が毎日遊びに来ているらしいな」
男「あ、ああ」
重吾警官「まさか混浴してたり一緒に寝ていたりしないよな?」
男「」
重吾警官「してたら遠慮なく逮捕してやるからな」
男「アハハマサカシテルワケナイダロ」
重吾警官「ならいいけど。じゃあの」
男「ジャアナー」
- 402 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:33:14.21 ID:pxBAPVeB0
魔法使いになりたい子「いっしょに寝よっ!」
男「断れない・・・」
ポニーテールの子「男さんが寝ているところに私たちが後から入り込んだとか説明すれば何とかなりますよ!」
男(それは俺がベッドで寝てこの子たちを床で寝かしたってことになるじゃん・・・)
男(それはそれでアウトだ・・・)
ポニーテールの子「と、いうわけで、ほら!」ポム
男「やっぱり挟まれるのか・・・」
ポニーテールの子「左右に女の子が居ると寝られない?」
男「最近寝られるようになってしまいましたが・・・やっぱり色々とやばいです」
ポニーテールの子「じゃあ上下で挟んでみます?」
男「えっ」
- 403 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:38:06.38 ID:pxBAPVeB0
ポニーテールの子「私が下でいいから、ほら乗って乗って」
男「ないから」
ポニーテールの子「大丈夫男さん太ってないし、その子も軽いし!」
男「ないから」
ポニーテールの子「遠慮しなくていいのに」
男「ないから」
ポニーテールの子「じゃあ私が乗っちゃおう」
男「・・・えっ」
ポニーテールの子「えいっ」ドサ
男「うっ・・・」
ポニーテールの子「重い?」
男「そうじゃなくて・・・密着はやめて・・・」
ポニーテールの子「無理だよ、私浮けないもん」
男「乗らなきゃ良いんじゃないかな!」
ポニーテールの子「でも、私の上でもう寝られちゃってるし」
男「え?」
魔法使いになりたい子「スースー」
男「頼む降りてくれええ」
ポニーテールの子「えええぇ」
男「横なら、横ならいいから・・・」
ポニーテールの子「やった」
男「ふぅ・・・」
- 404 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:40:55.77 ID:pxBAPVeB0
ポニーテールの子「値引きのコツと似てますね」
男「どういうこと?」
ポニーテールの子「ちょっと値引きしすぎな価格を提示して、店員を困らせて、『このくらいで勘弁してください・・・』って最低価格を見つけ出すの」
男「・・・」
ポニーテールの子「男さんは『色々やばい』と言いながら左右なら許してくれた」
男「う・・・まぁ」
ポニーテールの子「つまり左右に挟まれるのはセーフなんだと」
男「なるほど・・・」
ポニーテールの子「腕に抱きついていいですか!」
男「ダメです」
ポニーテールの子「じゃあ乗りますね?」
男「なら俺はベッドから出て行きます」
ポニーテールの子「抱きつくのはアウト、と」
男「アウトです」
ポニーテールの子「まあ仕方ないか!おやすみなさい」
男「はぁ・・・、おやすみ」
- 405 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:44:00.64 ID:pxBAPVeB0
男「Zzz・・・」
ポニーテールの子「・・・寝た寝た」ダキ
ポニーテールの子「寝ちゃったら気付かないね!」ギュウゥ
男「Zzz・・・」
- 406 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:50:39.27 ID:pxBAPVeB0
―――朝―――
妹「兄さんおはようございま」
妹「!?」
男「ん・・・?うわ!?」
妹「つ、ついにやってしまいましたか兄さん・・・」
男「やってないやってない」
魔法使いになりたい子「んー・・・おはよ・・・う」
ポニーテールの子「スースー」
魔法使いになりたい子「・・・〜」ボー
妹「女の子二人に左右から抱きつかれて寝るとか・・・うらやましい」
男「代わってくれよ・・・」
妹「兄さんが好かれてるんですから私じゃあ抱きついてくれないと思いますね」
魔法使いになりたい子「ぎゅってしてほしい?」
妹「Yes! Come on!」
魔法使いになりたい子「かもんって来い!ってことでしたっけ〜・・・?」
男「そうだな」
魔法使いになりたい子「えーい」ギュー
妹「ヘブン状態!」
男「女性でよかったなお前」
妹「私と兄さんの性格逆だったら確実に兄さん逮捕されてますね」
男「『ゆうべはおたのしみでしたね』みたいなことになるな」
妹「ああ、兄さんがヘタレでよかったですねぇ」
男「ヘタレ言うな」
――――――――――――――――――――
お泊り編Bおわり
- 407 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 00:52:13.26 ID:pxBAPVeB0
よし、一応終了です
見てくださった方は今日もありがとうございました!
この先の展開とかちょっと考えてあるので今回は安価なしで・・・
- 408 名前:NIPPERがお送りします(中国地方) [sage] 投稿日:2011/09/10(土) 01:06:25.74 ID:gA8xEVIUo
乙です
さすがに「魔法使いになりたい子」とかは名前を短縮したほうが良い気がしてきた
- 409 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage saga] 投稿日:2011/09/10(土) 01:16:46.73 ID:pxBAPVeB0
>>408
思ってた。
特にポニーテールの子じゃなくてポニテの子、とかポニテ、とかで良いんじゃないかと
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