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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その10
- 472 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]
:2010/01/25(月) 16:50:17.73 ID:RBP0WGMo
〜宿、食事処〜
召喚士は地図を取り出し、テーブルの上へ広げる。
盗賊「……モグモグ」
召喚士「まず、ここが北の港です」
魔道士「…はい」
召喚士「更に……」
キュッ…キュキューッ
召喚士「ここが戦士の故郷までの道のり…」
戦士「……」
魔道士「ここからずーっと東へ真っ直ぐですね」
召喚士「はい。但し問題が一つ…」
召喚士は線を引いた中央部分に丸印を記す。
魔道士「北から山脈が伸びてますね」
盗賊「……」
召喚士「この山を越えれば、ここから二日あれば到着します」
- 473 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 16:51:22.24 ID:RBP0WGMo
戦士「だが…この山は魔物の巣窟だ。しかも半端ない」
魔道士「……」
盗賊「…モグモグ」
召喚士「個人的にはこっちの迂回ルートを希望します」
キューッ…
魔道士「そうですねぇ…。北の魔物は強いみたいですし…」
戦士「急がば回れってヤツだな…」
盗賊「…うん」
召喚士「良かった。それでは迂回ルートを進みましょう」
戦士「まずはここ。北の町を目指す」
魔道士「山脈のふもとですね」
召喚士「はい。この町から直進せず…迂回します」
盗賊「…南側の…道だな」
戦士「こっちは安全だ。魔物も比較的少ない」
魔道士「比較的…?」
- 474 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 16:52:57.42 ID:RBP0WGMo
召喚士「100%いないとは限らないって事です」
戦士「中にはこっち選んで全滅したなんて話もあるぜ…」
盗賊「…」
召喚士「でも、山脈を突っ切るよりは数倍安全です」
戦士「他のワーカーなんかもウロウロしてるしな」
魔道士「それは頼もしいですねっ!」
戦士「ま、手助けしてくれるとは限らんけど」
魔道士「…そうなんですか?」
戦士「そりゃ人助けして死にました。…なんて、笑い話にもならねぇよ」
盗賊「……」
召喚士「脅かしてしまうような言い方でしたが…これが北方です」
魔道士「……なるほど」
召喚士「下準備は完璧にしないと危険が伴う…」
戦士「だから…北の冒険は事前に、しっかり準備しとかなきゃならねぇ」
盗賊「……」
- 475 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:28:01.00 ID:RBP0WGMo
〜ショッピングモール〜
戦士「結界石はこんぐらいでいっか…」
召喚士「そうだね。多すぎても荷物になるし…」
戦士「まぁ、露店でも売ってるだろうしな」
召喚士「高いけどね…」
戦士「……」
召喚士「…」
戦士「さて……」
戦士「一緒に…行くか?」
召喚士「べ、別に良いけどっ!見てもいいの…?」
戦士「いや…。それは照れ臭い…」
召喚士「だ、だよね……!」
戦士「そんじゃあまぁ…」
召喚士「……待ち合わせは時計台でっ!」
ダッ!!
- 476 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:28:59.25 ID:RBP0WGMo
〜雑貨屋〜
召喚士「魔道士さんにはどんな物が良いだろう…?」
店員「何かお探し物ですかぁ?」
召喚士「あ、人にプレゼントを…」
店員「彼女さんですかぁ?ふふふっ」
召喚士「!?……い、いえっ、そういうわけではっ!」
店員「それじゃあ…、気になる相手に…ですかぁ?」
召喚士「!!?」
店員「ふふふっ…、そのようですねぇ…!」
召喚士「ち、違います!頂いた物のお返しに…」
店員「おぉ…既に愛の告白を受けてぇ……」
召喚士「違いますってば!!」
召喚士は赤面し、声を荒げる。
店員「いやぁ…、羨ましいですねぇ…ふふふっ」
召喚士「はぁ……。つ、疲れる…」
- 477 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:30:07.10 ID:RBP0WGMo
〜メインストリート〜
テクテクテク…
戦士「盗賊への贈り物かぁ…」
戦士は腕を組み、首を捻る。
戦士「何がいいんだ…?カワイイもの…とか?」
店先のショーウィンドウに足を止め、
中に飾られるウサギのティーセットを見つめる。
戦士「……こんなガラじゃねぇか」
戦士は再び歩き出し、上を向き溜息をつく。
戦士「そうだ…。実用的なものがいいか…」
テクテクテク
戦士は足を進め、武具屋の前で立ち止まる。
戦士「……う〜ん、ちと違うな」
店員「何かお探しかい?」
戦士「おーう…、ちょっと人に贈り物をなぁ」
店員「そうかい。ソイツは男か?女か?」
- 478 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:31:01.56 ID:RBP0WGMo
戦士「女だ」
店員「女か…。コイツはどうだい?」
店員は脇の棚から防具を取り出す。
戦士「何だこれ…?」
ヒラッ…ヒラヒラッ…
店員「セクシーアーマーだ」
戦士「!?…な、何だそりゃ…っ」
店員「んっ?見ろ、下がミニスカートになってる」
戦士「意味あんのか…?」
店員「意味はないよ。実用性だけさ」
戦士「実用性もねぇだろ…」
店員「腰回りにゃ何も付いてねぇ」
戦士「鎧の意味ねぇな…」
店員「だが、実用性はバツグン!」
戦士「だから、実用性って何だよ…!」
- 479 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:31:53.94 ID:RBP0WGMo
店員「胸の部分はこんな感じ」
戦士「ちっさ…っ!」
店員「巨乳っ娘が着ると…はみ出しちゃうかもね」
戦士「……」
店員「ちなみに胸は大きいの?」
戦士「……多分」
店員「じゃあ実用性……」
戦士「実用性はもういい!」
店員は鎧をくるりと反転させる。
店員「後ろはこんな感じ」
戦士「こんな感じって…何もないじゃんかよ…」
店員「そう、何もない。紐だけ」
戦士「……はぁ」
店員「背中もお尻も丸見え。実…」
戦士「もういいっ!!」
- 480 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 17:33:15.69 ID:CKDJl2DO
>盗賊「……///」
盗賊さんは何か勘違いなさってるのか?ww
- 481 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 17:34:58.81 ID:CKDJl2DO
てか相変わらず召喚士がなんか可愛いww
- 483 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:36:02.06 ID:RBP0WGMo
〜雑貨屋〜
召喚士「だからー…、違うんですって!」
店員「分かりましたよぉ。じゃあ…」
ゴソゴソ…
店員「この、リボンとかぁ…カチューシャなんかもぉ…」
召喚士「なるほど…」
店員「ネックレスなんてものアリですよぉ…?」
召喚士「ネックレスかぁ…」
店員「ほらっ、今年の新モデル!カワイイでしょぉ?」
召喚士「ちょ、ちょっと高いですね…ははっ…」
店員「うーん…。そうですかぁ…」
召喚士は一枚の布に手を伸ばし、広げる
召喚士「ん?……ショールか」
店員「…おぉ、なかなか良いチョイスですねぇ!」
召喚士「…ど、どうも」
- 484 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 17:37:59.70 ID:eKC3QTwo
実用性はあるよな...よる(ry
- 485 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:39:50.07 ID:RBP0WGMo
店員「このショールはオススメですよぉ?」
召喚士「…?」
店員「北の山脈に生息する山羊の良質な毛でぇ…」
召喚士「…へぇ」
店員「寒さに強くて、でも風通しもいいんですよぉ」
召喚士「なるほど……」
店員「その色だって北方でしか出せないんですよぉ?」
召喚士「綺麗ですねぇ」
店員「これなら、少しお安く出来ますよぉ?」
召喚士「……」
召喚士は胸元から小さな袋を取り出す。
店員「毎度ありがとうございますぅ〜」
召喚士「プ、プレゼント用に梱包をっ!」
店員「モチロンですぅ!」
店員はニコニコと笑顔で店の奥へ駆けて行く。
- 486 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:45:04.90 ID:RBP0WGMo
…
ゴソゴソッ…カサッ…ギュッ…
店員「はい、お待たせ致しましたぁ!」
召喚士「すいません」
店員「いえいえっ、ありがとうございますぅ!」
ガチャッ…ギィ…
店員「またどうぞぉ!」
テクテクテク…
召喚士「魔道士さん、喜んでくれるかな…?」
召喚士は荷物を両手に抱えて、雑貨屋を後にした。
〜武具屋〜
店員「あれ?まだいたの?」
戦士「うるさい。気が散る…」
店員「もう諦めてさっきのにすればいいのに…」
戦士「……」
- 488 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 17:50:29.74 ID:RBP0WGMo
戦士は沈黙のまま、小道具にキョロキョロと目を配る。
戦士「……うーん」
戦士は背伸びし、後頭部をポリポリと掻く。
戦士「こういうのはどーも苦手だわ…」
ガシッ…カチャカチャッ
戦士「おい、これをくれ」
店員「はいよ。毎度ー」
戦士は勘定をし、武具屋を後にする。
テクテクテク…
戦士「この辺りも変わってねぇなー…」
道の脇には楽器を鳴らす者、絵を売る者…様々が座っている。
戦士「……あ」
戦士は何かを思い出したように立ち止まる。
戦士「そうだ…」
顔を上げると慌てて反転し、来た道を走り戻った。
- 491 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:09:35.57 ID:a/RVL2oo
ショールがショーツに見えた誰か目薬ください
- 492 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:19:21.55 ID:nqrSuYAO
>>491
つタバスコ
- 495 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 18:38:49.21 ID:RBP0WGMo
〜宿〜
召喚士「…よい…っしょ」
魔道士「あ、おかえりなさいっ!」
召喚士「!?…た、ただいま!……です」
魔道士「遅かったですね。大丈夫ですか?」
召喚士「ええ!バ、バッチリです…!」
魔道士「…?」
召喚士「あれ?戦士は…?」
魔道士「まだ帰ってきてませんよー?」
召喚士「そ、そうですか…」
魔道士「一緒だったんじゃないんですか?」
召喚士「……あ、あのっ!」
魔道士「は、はいっ!?」
召喚士「ちょっと散歩でもしませんかっ!!」
魔道士「!?……し、しますっ!」
- 496 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 18:43:16.10 ID:RBP0WGMo
〜宿の外〜
魔道士「急に…どうしたんですか?」
召喚士「い、いやぁ…なんだか散歩したい気分で…はは」
魔道士「そうですか」
召喚士「へ、変ですよね…っ!はははっ…」
魔道士「そうですか?私、好きですよ?」
召喚士「…へっ!?」
魔道士「お散歩…!えへへっ!」
魔道士は左手で髪をかき上げ、耳の後ろにかける。
魔道士「ど…どうしたんですか…?」
召喚士「へ、へ…っ!?」
魔道士「ボーっとして…。大丈夫ですか…?」
召喚士「だっ、大丈夫…です…!」
魔道士「なら…いいですけど…?」
召喚士(し、心臓がバクバクしてる…!こ、これってもしかして…)
- 497 :パー速民がお送りします [sage saga] :2010/01/25(月) 18:45:42.04 ID:RBP0WGMo
全然キリよくないけど、これにて失礼します!
では、また後ほど…!!ノシ
- 504 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 20:24:20.08 ID:vhE/tgSO
いや、ここからなのだ。ここからが大事なのだ。
有る意味、戦闘パートのキャラの生死に匹敵する程、重要なのだww
>>1よ。良く塾考して進めるがヨロシwwwwww
- 505 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 20:52:17.49 ID:rdep2.Qo
放置プレイの上手い>>1がいると聞いて
- 507 :パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 21:20:38.99 ID:0.9XMLE0
焦らしプレイだろ、これは
- 512 :パー速民がお送りします [sage saga] :2010/01/25(月) 22:19:17.79 ID:otaHZ0Mo
遅くなりました…!焦らしたつもりはないんですが…
結界オーライですね!エヘヘ!↓続き
- 513 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 22:20:05.32 ID:ALXqAgAO
プレゼントを武器屋で選んじゃう男の人って……
- 514 :パー速民がお送りします [sage saga] :2010/01/25(月) 22:21:00.44 ID:otaHZ0Mo
ただのコメントで誤字とはwwバカすぎる俺ww
- 515 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 22:22:47.74 ID:otaHZ0Mo
魔道士「う〜ん…!気持ち良い風〜」
召喚士(やばい…やっばいよ…っ!)
魔道士「ちょっと肌寒いですけどねっ、エヘヘ!」
召喚士(これ…絶対……してるよ…俺…)
テクテクテク
魔道士「召ー喚士さんっ!」
召喚士「は、はいぃ!?」
魔道士「さっきから…どうしたんですか?」
召喚士「い…いやっ、何でも……」
魔道士「もしかして……」
召喚士「!!」
テクテク…ピトッ
魔道士「風邪…ですか!?」
召喚士「……っ!!」
魔道士「顔も…赤いですし…」
- 516 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 22:23:48.20 ID:otaHZ0Mo
召喚士「い、いえっ!あ…あの…っ!!」
魔道士「…?」
召喚士「じじ、実は…あの…っ!…」
スタスタ…
戦士「…あれ?」
魔道士「あ、戦士さんっ!!」
召喚士「!?」
戦士「………あ」
召喚士「……」
魔道士「…?」
戦士「あ…あー、あー…」
魔道士「な、何です!?」
戦士「とっ、盗賊!盗賊は!?」
魔道士「部屋にいると思いますけど…?」
戦士「そっかそっか…!じゃ、じゃあなっ!」
- 518 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 22:24:54.84 ID:otaHZ0Mo
戦士は気まずそうにその場を離れ、宿に入る。
魔道士「…何でしょうね?変なの…」
召喚士「……ふっ、はは…はははっ!」
魔道士「…どうしたんです?ふふっ!」
召喚士「いや…。変だなぁって…!はははっ!」
魔道士「…ふふっ、そうですね!エヘヘッ!!」
〜部屋の前〜
戦士「………」
ガサガサッ…ギュッ
戦士「何だ俺…?き、緊張してんのか…?」
戦士は自分の両膝を見つめ、ぽつりと呟く。
コンッ…コン…ッ
戦士「……」
カチャッ…
盗賊「…戦士?」
- 519 :パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 22:26:19.14 ID:/cfCOoUo
結界オーライww
これは魔術界で流行る
- 520 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 22:26:24.42 ID:otaHZ0Mo
盗賊「よ、よぉ…っ!」
盗賊「…ど、どうした…!?」
戦士「今…大丈夫か?」
盗賊「えっ!?あ…ちょ、ちょっと…待って!」
パタンッ
戦士「……ふーっ」
ドキドキドキドキドキ…
盗賊「………」
盗賊は慌ててタンクトップの上へ、装束を頭から被る。
盗賊(な…何だろ……)
ゴソゴソッ…キュッ
盗賊「……よ、よし!」
タッタッタ…カチャッ
盗賊「おっ、お待たせ…っ!」
戦士「お、おうっ!」
- 521 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 22:27:46.36 ID:otaHZ0Mo
盗賊「…は、入る…?」
戦士「平気か…?」
盗賊「へ、平気…っ!」
盗賊はドアを開き、戦士を招き入れる。
戦士「お邪魔…します…っ」
盗賊「う、うんっ!」
スタスタ…パタンッ
盗賊「ど、どうぞ…っ!」
盗賊は誘導するよう椅子を引き、戦士は腰掛ける。
戦士「……あ」
盗賊「なな、何っ!?」
戦士「あ、いや…すげぇいい匂い…」
盗賊「!?」
戦士「やっぱ女二人の部屋は違うな…はははっ!」
盗賊「…そ、そうだなっ!ふっ、ふふ…っ」
- 522 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 22:29:35.14 ID:otaHZ0Mo
〜時計台〜
召喚士「…それで、師匠が『いいから買ってこいっ!』…って!」
魔道士「そうなんですかぁ!?意外〜!!」
召喚士「ははっ。……?」
魔道士「時計台…!」
召喚士「綺麗ですよねぇ……」
魔道士「はい…。素敵ですね…」
二人は顔を見上げ、時計台を見つめる。
召喚士「あ…、そうだ……!」
魔道士「…?」
ガサガサッ…
召喚士「これ……」
召喚士は手に持つの中から、紙包みを取り出す。
魔道士「何…ですか?」
召喚士「………どうぞ。開けてみて下さい」
- 523 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 22:30:56.20 ID:otaHZ0Mo
魔道士は手渡された紙包みを、そっと開ける。
ガサッ…カサカサッ…ゴソッ
魔道士「…!!」
召喚士「この前…、指輪貰っちゃったので…」
魔道士「―――っ!!」
召喚士「…た、大した物じゃないんですけど…。ホント…」
魔道士「………」
召喚士「す、すいません…あんまりセンスなくて…ははっ…」
魔道士「……」
ギュッ…
魔道士「…」
召喚士「あ…き、気に入らなったら…その…」
ギュウゥッ…
魔道士「……ありがとう…ございます…っ」
魔道士は身体の前で、大切そうにショールを握りしめた…。
- 524 :パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 22:35:53.01 ID:8Y7GS3Qo
ショールでよかったショーツと間違えてなくて良かった
- 526 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 22:47:04.99 ID:l2qJa7wo
さっさと告白せい
パンツ穿けないじゃないか
- 527 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 22:51:20.60 ID:l05xEIMo
物語はこんなにもせつなく美しい青春なのに、
なぜその物語につくレスがこんなにも最低なのかww
- 528 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 22:52:23.19 ID:ewF/Fc6o
>>527
いいからパンツ穿けよ
- 529 :パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 22:54:56.64 ID:vhE/tgSO
盗賊「…は、入る…?」
戦士「平気か…?」
盗賊「へ、平気…っ!」
盗賊は●●を開き、戦士を招き入れる。
ふぅ…馬鹿じゃねぇの、俺。
- 532 :パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 23:09:00.28 ID:M6IQZ.SO
>>529
とうさんも、それはどうかと思う
(´・ω・`)
- 533 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 23:13:04.99 ID:otaHZ0Mo
魔道士は満面の笑みで召喚士へ顔を向ける。
魔道士「早速…見に付けてみても…いいですか?」
召喚士「ど、どうぞ!是非…っ!」
ファサッ…
魔道士「……あったかぁい」
召喚士「…よくお似合いです…!」
魔道士「ありがとうございます…」
ポロポロッ…
魔道士「あ、あれ…」
ポロポロポロッ…
魔道士「な…何で…っ!?」
ボロボロボロッ…
召喚士「魔道士さんっ!?」
魔道士「ちっ、違うんです…!あれ…っ…」
魔道士の瞳から、大粒の涙がこぼれ落ちる…。
- 534 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/01/25(月) 23:14:35.77 ID:otaHZ0Mo
召喚士「ま、魔道士さん…?」
テクテクテク…ギュッ
召喚士「!?」
魔道士「………」
魔道士は召喚士の胸に顔をうずめる。
召喚士「……」
魔道士「……ふ…っ…うぅ…っうぅ」
召喚士「……」
魔道士「……ふうぅ…っ…ひぐ…っ!」
召喚士「……」
魔道士「わたっ、私…う…嬉しく…って…ひぐっ」
召喚士「…俺も…嬉しいです」
魔道士「今まで…っ、こんな…なかった…から…っ」
召喚士「喜んでくれて…嬉しいですよ…」
召喚士はそっと、魔道士の頭を優しく撫でた…。
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