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召喚士「出でよ!!可愛い獣娘!!」
- 370 名前:深夜にお送りします [sage]
投稿日:2012/07/31(火) 16:16:06 ID:DxVAmOqw
ー
剣士「ちょっと盗賊と汗かいてくらぁ!」
ネメア「……稽古の方だな?」
剣士「そうだぜ?他にあるか?」
ネメア「いや……行ってこい」
剣士「おう?盗賊行くぜ!」
盗賊「………」コクッ
喚起士「私は桶の水を変えてきます」
カチャ……
姫宮「………」
ネメア「お嬢……大丈夫か?」
姫宮「うん……何でジノはあんな事言ったの?」
ネメア「あれか……ジノにしか見えていない物を見たんだ」
- 371 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/31(火) 16:36:37 ID:DxVAmOqw
姫宮「見えていない物?」
ネメア「魂の色相……と言う物だな。魂あるもの全てに付いている色や形などだな」
姫宮「………」
ネメア「人間には人間の、そうでない者にはそうでない者の魂の色相があるらしい」
姫宮「……蒼頭の魂は人間じゃ無いって事?」
ネメア「そう言う事になるな」
姫宮「………」
蒼頭「………」
召喚士「ネメア……お手……ムニャ」
ネメア「お嬢……こいつを一発殴れ……」
姫宮「えぇ……いいよ……」
- 372 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/31(火) 19:05:58 ID:DxVAmOqw
ー
召喚士「……う」
蒼頭「………」
召喚士「うぅ……ネメアァァ……」
蒼頭「………」
召喚士「はあぅっ?」キョロキョロ
蒼頭「………」
召喚士「ここは……暗い……ん?」
蒼頭「………」
召喚士「……あああんた誰だッ!」
蒼頭「其方こそ誰だ?」
召喚士「俺は!……え?ここは?」
蒼頭「……どこぞの旅籠のようだ」
召喚士「……旅籠?」
蒼頭「宿屋の事だ……」
- 373 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/31(火) 21:45:56 ID:DxVAmOqw
召喚士「へぇ……ってなんで?」
蒼頭「知らん」
召喚士「………」
蒼頭「………」
召喚士「あんた……何でそんなの被ってるの?」
蒼頭「……遠慮が無いのだなお前は」
召喚士「遠慮なんてしてもしょうがないだろ」
蒼頭「そうだが……普通何かあるのだろうと思い聞けぬぞ……」
召喚士「そう?」
蒼頭「………」
召喚士「で、何で被ってるの?」
蒼頭「素顔を晒したく無いからだ……」
- 374 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 00:15:19 ID:7tL15V2Q
召喚士「なんで?」
蒼頭「何ででもだ!……しつこいぞ」
召喚士「………」
蒼頭「………」
召喚士「見せてよ」
蒼頭「見せん」
召喚士「ちょっとだけ!……ね?」
蒼頭「しつこいと言っておるだろうがッ!」
ガチャッ!
喚起士「な、何かありましたか!?」
召喚士、蒼頭「………」
喚起士「お二人共お起きになられたんですね……」
- 375 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 00:24:19 ID:7tL15V2Q
ー
剣士「よう!起きたな!」
蒼頭「……こ、これはッ!」
姫宮、盗賊「………」
蒼頭「姫が二人……いや……こちらが姫か」
盗賊「………」
姫宮「こっちだよ……蒼頭……」
蒼頭「なんと!……失礼つかまつった……」
姫宮「蒼頭……生きてて良かったよぉ……」
蒼頭「姫……」
召喚士「……どうなってるんです?」
喚起士「実は……」
- 376 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 00:51:51 ID:7tL15V2Q
ー
蒼頭「姫の事……お守り頂き感謝いたす……」
喚起士「いえ……」
蒼頭「お主にも悪い事を……なんと詫びればいいか……」
剣士「気にすんな!元はこいつが悪いんだからよ」
盗賊「………」
蒼頭「だが、お子が刀を持って行かなければ……このように姫と再開することは難しかったであろう」
盗賊「………」
蒼頭「お子よ、感謝する」
盗賊「………」バッ!
剣士「感謝されても盗みはもうすんなよ……」
蒼頭「………」
- 377 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 17:40:22 ID:7tL15V2Q
ー
ネメア「………」
喚起士「貴方は何故……姫宮さんとはぐれてしまったんですか?」
蒼頭「お恥ずかしい話なのですが……姫を置いて買い物をしていた隙に見失いましてな……」
喚起士「………」
蒼頭「姫のお側にと命されたのに……なんとも不覚のいたすところ……」
喚起士「……命?誰にでしょうか?」
蒼頭「………」チラ……
姫宮「………」
喚起士「……なるほど、それは後程」
姫宮「蒼頭……」
蒼頭「姫、心配召されるな」
姫宮「………」
蒼頭「……喚起士殿、お訊きしたい事がある」
- 378 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 17:55:54 ID:7tL15V2Q
喚起士「なんでしょう?」
蒼頭「不思議な声の正体を知りたい」
喚起士「……なんの事でしょうか?」
蒼頭「某を人間では無いと見破り……某の頭巾を取るのを宥め、姫を励ました声の主の事を……」
喚起士「………」
蒼頭「ネメアジノ……と言っていたか……」
喚起士「起きていらっしゃったんですね……」
蒼頭「……盗み聞きするつもりは無かったのだが聴こえてしまったのでな」
喚起士「………」
ネメア「構わん、既にバレてしまっているようだからな。それに害も無いであろう」
蒼頭「……なんと」
ジノ「ネメアジノじゃ無くてネメアとジノ様だよ!」
- 379 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 18:09:16 ID:7tL15V2Q
ー
召喚士 (あいつ人間じゃ無いのか……へぇ……)
ジノ「よし!あたし達の事は話したから今度は蒼頭の番だよ!」
蒼頭「ジノ様が仰られた通り……某は人間では無い」
姫宮「………」
蒼頭「姫……申し訳無く……今まで騙すような……」
姫宮「……いいよ蒼頭。中身が蒼頭ならどっちだっていい」
蒼頭「……おぉ……姫ぇぇ」
ジノ「じゃ!……その頭巾取ってみようかッ!」
蒼頭「……御断り致す」
ジノ「なんで!?」
蒼頭「それはですな……ああ……その……」
ジノ「……?」
- 380 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 18:52:59 ID:7tL15V2Q
喚起士「ジノやめなさい……」
ジノ「気になるじゃん!喚起士だって見たいでしょ?」
喚起士「………」
召喚士「………」
剣士「……気になるよな」
姫宮「取ってみようか蒼頭……」
蒼頭「姫までッ!なんと……」
ジノ、喚起士、召喚士、剣士、姫宮「………」ジー
蒼頭「ああぐぅ……そんなに視線を向けられても……」
ネメア「お前達は……止めぬか!」
蒼頭「ネメア殿!」
ネメア「人が嫌がる……人では無かったな。それでも嫌がっているのだから」
蒼頭「………」
- 381 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 19:54:10 ID:7tL15V2Q
ーー
剣士「もぉぉぉおッ!何だよあいつら盗賊持ってくなよッ!」
ネメア「………」
剣士「せっかくよ……盗賊としようと思ってたのによぉぉ!」
ネメア「黙れッ!」
剣士「うぁぁぁあ召喚士やらせてくれよぉぉ!」
召喚士「黙れッ!」
剣士「………」
蒼頭「……?」
剣士「お前でいいや……やらせてくれよ!」
蒼頭「何をで御座ろう?」
剣士「セックス」
蒼頭「………」
剣士「な?いいだろ?」
- 382 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 20:04:32 ID:7tL15V2Q
蒼頭「人間では無いと言っておるだろ……」
剣士「全然構わねえって!」
蒼頭「………」
召喚士「剣士さ……頼むから俺達で性欲満たそうとするのやめてよ……」
剣士「いいじゃねえか……」
召喚士「よくない!……あんた、こいつ何でもありだから気を付けろよ……」
蒼頭「肝に命じよう……」
召喚士「……寝る時も頭巾付けたままなの?」
蒼頭「如何にも」
召喚士「へぇ……」
蒼頭「………」
召喚士「………」
- 383 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/01(水) 22:55:01 ID:7tL15V2Q
ー
姫宮「蒼頭の顔……結局見れなかったね……」
喚起士「そうですね……」
ジノ「………」
喚起士、盗賊、姫宮「………」
喚起士「姫宮さん……もう少し離れては如何ですか?」
姫宮「喚起士こそ離れてよ……」
喚起士、姫宮「………」
喚起士「パ、パイア様?……魔力まだあります……?」
姫宮「………」ゴクッ
盗賊「……大丈夫」
喚起士「そうですか……」
姫宮「そっかぁ……」
- 384 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 02:37:53 ID:UyG2LM.A
喚起士「遠慮……なさらなくてもいいんですよ……」
姫宮「そうだよ……」
盗賊「………」
ジノ (由々しき事態だ!……召喚兄さん喚起士取られちゃうよ!)
喚起士「………」ぐにぐに……
姫宮「……?」
喚起士「………」ぐにぐに……
盗賊「………」
姫宮「喚起士さ……おっぱい押し付けられるの嫌がってるよ盗賊……」
喚起士「そ、そんな事してません!それに……嫌がってなんていませんよねパイア様?」
盗賊「………」
姫宮「……ほら」
喚起士「何も言ってないじゃないですか……」
姫宮「嫌だよねぇ盗賊ぅ!」
盗賊「………」
- 385 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 02:42:44 ID:UyG2LM.A
ー
剣士「ぐごごががぁ……」
召喚士「………」
蒼頭「こやつは……いつもこうなのか?」
召喚士「そうだね……」
カチャ
盗賊「………」
召喚士「パイア?どうかしたのか?」
盗賊「………」スタスタ……
ズドムッ!
剣士「アガッ……」
盗賊「………」ススッ……
剣士「………」
盗賊「……zzz」
召喚士「酷ぇ……」
- 386 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 15:24:50 ID:UyG2LM.A
ー
蒼頭「……zzz」
召喚士「………」
蒼頭「……zzz」
召喚士「………」ソ……
シュピン……
召喚士「あがが……」
蒼頭「……お主はそう言う奴か。なるほど」
召喚士「ここここれ……」
蒼頭「どうした?もう少しで頭巾に手が届くぞ?」
召喚士「はははも刃物を退けて……」
蒼頭「……もうしないと誓うのなら引こう」
召喚士「しししません!絶対しません!」
蒼頭「次は無い。覚えておけ」
召喚士「………」
- 387 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 17:07:37 ID:UyG2LM.A
ーー
召喚士「おは……」
喚起士、姫宮「………」ズーン……
ジノ「………」
召喚士「……何かあったのか?」
ジノ「まあね……パイアに振られた?かな……」
召喚士「………」
剣士「おうっ……あだぁ……また脇腹がいてえよ……」
盗賊「………」
剣士「なんなんだろうな……変な病気じゃねえだろうな……」
召喚士「それは無いよ剣士……」
剣士「何か知ってんのか?」
召喚士「知らないけど……」
蒼頭「……何とも緊張感の無い朝で御座いますな」
ネメア「いつもの事だ……気にしない方がいい」
- 388 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:24:58 ID:UyG2LM.A
ー
剣士、盗賊「………」ガツガツガツッ!
ジノ「はぁ凄い食べっぷりだね……」
召喚士、喚起士、姫宮「………」
蒼頭「……何で御座ろう?」
召喚士「別に何でもないよ。早く食べろよ……冷めるぞ……」
蒼頭「……はぁ?では」
召喚士、喚起士、姫宮「………」
蒼頭「………」モグモグ……
姫宮 (くぅ……もうちょっと!)
召喚士 (見えそうで見えねえ!)
喚起士「………」
蒼頭「……喚起士殿」
喚起士「え?は、はい?なんでしょうか?」
- 389 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 19:57:50 ID:UyG2LM.A
蒼頭「後程、色々とお聞かせ願いたい」
喚起士「……色々ですか?」
蒼頭「貴殿達の……目的などを」
喚起士「わかりました。……ジノ、召喚士さんと一緒にいてもらえますか?」
ジノ「良いけど?」
喚起士「お願いします。召喚士さん、ネメアをお貸しくださいますか?」
召喚士「はい……なんでネメアを?」
喚起士「……それはですね」
ネメア「ジノとお前がいては話が進まないからだ」
召喚士、ジノ「酷ッ!」
喚起士「……わ、私の意見ではありませんからね?」
召喚士、ジノ「………」
- 390 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 20:55:52 ID:UyG2LM.A
ー
剣士「行くぞ盗賊!」
盗賊「………」コクッ
剣士「召喚士よぉ、稽古してくるぜ!」
召喚士、ジノ「………」
剣士「なんだぁ?……まあいいや」
カチャン……
召喚士「……なぁ」
ジノ「……なに?」
召喚士「俺達って……邪魔かな……」
ジノ「召喚兄さんだけ……邪魔なんだよ……」
召喚士「喚起士さんにネメアと交換させられたお前に言われたくないよ……」
ジノ「………」
- 391 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 21:26:40 ID:UyG2LM.A
ー
召喚士「パイアに振られたってあれはなんだ?」
ジノ「ああ……喚起士とお姫様がパイアをサンドイッチして寝てたんだけど」
召喚士「パイアめ……」
ジノ「……パイアが二人に気持ち悪いって言ったんだよ」
召喚士「………」
ジノ「………」
召喚士「それはへこむよな……」
ジノ「………」
召喚士「二人が秘密の花園へ足を踏み入れようとしたのに拒否されたんだから……」
ジノ「あのさ召喚兄さん……」
召喚士「なんだ?」
ジノ「喚起士の事……好き?」
召喚士「………」
- 392 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 21:43:28 ID:UyG2LM.A
ジノ「………」
召喚士「ばばばば馬っ鹿 何聞いてんだよ!」
ジノ「喚起士の事……心配なんだよね……」
召喚士「……何が心配なんだ?」
ジノ「喚起士、喚起士の兄ちゃんが死んじゃってからずっと一人だったんだよ」
召喚士「………」
ジノ「それでさ……今はいいんだけどね、この先……全部終わったらどうなるかなぁって」
召喚士「……変わらないだろ?」
ジノ「そう思う?……あたしは喚起士がまた一人になるんじゃないかなって思うよ」
召喚士「………」
ジノ「終われば皆もとの場所に戻るでしょ?……でもね喚起士にはそれが無いんだよ」
- 393 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/02(木) 21:55:01 ID:UyG2LM.A
召喚士「……故郷へ帰れば」
ジノ「帰っても喚起士は一人なんだよ……」
召喚士「そうなのか……」
ジノ「……全部終わったら喚起士……壊れちゃうんじゃないかな」
召喚士「………」
ジノ「今まで自分を支えてた物が無くなっちゃうからね……」
召喚士「………」
ジノ「だからさ……良かったら召喚兄さんが支えになってくれないかなって」
召喚士「……俺なんかじゃ駄目だろ。多分……相手にしてもらえないよ……」
ジノ「そうかな……脈ありだとしたらどうする?」
召喚士「まさか……」
ジノ「………」
- 394 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/03(金) 14:45:26 ID:mY30iv1E
ー
蒼頭「なるほど……仇を……」
喚起士「………」
蒼頭「ならば……こちらもお話せねばなりませんな」
ネメア「お嬢の谷の国と言うのは今酷い状況なのか?」
蒼頭「……まだ表立っては酷くは御座らん。だが……」
ネメア「………」
蒼頭「裏では魔喚士なる輩が暗躍し……国はほぼ奴の手中に……」
ネメア「………」
蒼頭「何かしらの術で王、その周りにいる有力者を操り……それ以下の人間に対しては人質を取るなどして従わせているのです……」
喚起士「………」
ネメア「なら……お前とお嬢は何故平気なのだ?」
- 395 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/03(金) 15:43:23 ID:mY30iv1E
蒼頭「将軍……この者の名前は姫より伺っておりますか?」
喚起士「はい……」
蒼頭「この将軍が姫をお守りしたのです……」
ネメア「何故?敵では無いのか?」
蒼頭「それは某にもわかりませぬ。……この者何を企んでいるのか」
ネメア「………」
蒼頭「某に姫を逃がしお守りするよう命じたのも将軍……」
喚起士「………」
蒼頭「魔喚士が操り……将軍が指揮をする……今、谷の国はこのようになっておりまする」
ネメア「なるほど……」
蒼頭「……後、某が平気だったのは操る対象にならなかったと思われます」
- 396 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/03(金) 15:51:46 ID:mY30iv1E
喚起士「……貴方は姫宮さんの御付き等では無いのですか?」
蒼頭「いやぁ……只の雑用係で御座ります……」
喚起士「………」
蒼頭「そう、疑問に思われますよな。何故某のような雑用に姫を任せたのか」
ネメア「そうだな」
蒼頭「恐らく将軍……あの輩は某の正体を見破っていたのではないかと……」
ネメア「操るに及ばない者でお嬢を守る事が出来る者……と?」
蒼頭「左様で御座ります」
喚起士「……それでも将軍と言う方の目的はわかりませんね」
ネメア「そうだな……逃がさずとも自分の傍らに置いておけば良さそうなものだが」
蒼頭「………」
- 397 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/08/03(金) 15:59:50 ID:mY30iv1E
ー
剣士「どうすっかなぁ……」
盗賊、姫宮「………」
剣士「また木剣ってのも芸がねえよなぁ……」
姫宮「ならあれ使ったら?」
剣士「……丸太?」
姫宮「そう!吸血鬼をも倒せる伝説の武器だよ!」
剣士「あのな……吸血鬼倒しに行く訳じゃねえんだろ?丸太なんて使えるかよ……」
姫宮「そっか……残念……」
盗賊「……剣士これ」バババッ!
剣士「お前と一緒に素手で戦って言うのか?」
盗賊「………」コクッ
剣士「やだよ……」
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