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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その22
118 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:12:01.07 ID:E5lNbkko
土忍「動ける者は前へ出よ!壁になるぞ!」

雷忍「…カカッ、あいよ」

風忍「……これより先、進ませぬ!」

ドズウウゥゥン!!

召喚士「!?」

ズゴゴゴゴゴッ

戦士「な…んだっ!?」

ネクロマンサー「クハハハハ!ヤマタノオロチの本領を見せてくれるわ」

泉の中よりゆっくりと浮上するヤマタノオロチ。

切断された二本の首を除く六つの首が、巨大な口を開き雄叫びを上げる。

それらは全てが分離した存在ではなく、さらに下より現れる、

一つのとてつもなく大きな体から伸びている。

ベキベキベキィ!!…ズガアアァァッ!!

風忍「泉が……割れて…っ」

帝「まさか……これが本体なのか!?」


119 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:12:31.84 ID:E5lNbkko
土忍「一匹の…巨大な妖怪であったのか!」

召喚士「名代さんが先程言っていた意味、分かりました…」

名代「……そう。『八つ岐を持った大蛇』がこれです」

鬼丸「すっげぇなぁ…!こんなん相手にしてたのか」

戦士「初見か!?」

鬼丸「ああ。初めて見るぜ!」

戦士「……こりゃ超大型のドラゴンってとこだな」

ネクロマンサー「さぁ、見せてみよ!その力の全てを…っ!」

ヤマタノオロチ「ウ…オオオオォォォォンッ!!」

二つ一組に縦列した巨大な首が、鞭のように大きくしなる。

風忍「来るぞぉ!!」

名代「毘沙門天っ!!」

召喚士「スフィンクス!!」

しなる首は中央に固まる一同めがけ、一斉に弾き出され、襲いかかる。

ブンッ!!…グオオォォッ!!


120 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:13:00.99 ID:E5lNbkko
毘沙門天「……」

スフンンクス「てやーっ!!」

バゴオオォォッ!!

名代「なに…っ!?」

召喚士「――っ!!」

ボシュウウゥゥンッ!!

スフィンクス「うわぁーっ!!」

バシュッ!!…シュイイィィン

戦士「一撃……だとぉ!?」

突進する三つの首により、一撃で消失する毘沙門天とスフィンクス。

召喚士「がふ…っ!!」

ガクンッ

魔道士「召喚士さんっ!!」

帝「まだ止まってはおらぬぞ!」

戦士「召喚士を退げろぉ!」


121 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:13:30.73 ID:E5lNbkko
ダッ!!

土忍「…土遁、磐石!!」

素早く印を結び地面に両手を置く土忍。

ドドオオォォンッ!!…ボゴゴゴゴッ!!

それにより何重にも織り成す土壁が地中より一気にせり上がる。

ヤマタノオロチ「ウオオォォォォンッ!!」

バゴゴゴゴッ!!…ズッガアアァァンッ!!

女剣士「な…何重もある壁を……一撃で…っ!?」

土忍「がは…っ!!」

ゴシャアァ!!

盗賊「土っ!!」

風忍「姫!お退がり下され!!」

ザザッ

戦士「させっかよぉ!!」

鬼丸「ぬおぉ!!」


122 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:14:00.90 ID:E5lNbkko
ガシイィッ!!…ズズズズズッ

戦士「圧され……」

バッ!!

女剣士「はぁっ!!」

風忍「風遁…旋風!!」

ガシィッ!!

鬼丸「四人…がかりでぇ……」

戦士「止まら…ねぇのかよ…っ」

ゴッシャアアァァッ!!…ガラガラガラッ…ドドォ…

召喚士「…う……っ」

戦士「ぐ……く…っ」

名代「馬…鹿な……っ」

ヤマタノオロチ「ウオオォォンッ!!」

ヒミコ「ヤマタノオロチ様…っ、暴走している…!?」


123 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:14:31.05 ID:E5lNbkko
ズガガガガッ!!

魔道士「やあぁっ!!」

ドドオオォォンンッ!!…ボッゴオオォォッ!!

盗賊「はぁっ!!」

ジャラララッ…ギュオッ!!

ヒミコ「そのような粗末な壁と鎖でぇ!」

バゴオオォォンッ!!

魔道士「きゃあぁーっ!」

盗賊「くっ…やはり駄目か…っ」

ガギギイイィィンッ!!

盗賊「!?」

魔道士「止ま……った…?」

ヒミコ「何…っ!?」

ヤマタノオロチ「ウオオォォ…ッ」

帝「…ふーっ、ふーっ」


124 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:15:00.89 ID:E5lNbkko
次々と打ち破られた包囲網。その殿である帝の十束剣が、

最後の最後でようやくヤマタノオロチを食い止める。

帝「……ぬ…うぅ」

ギチチッ…ギリギリギリッ

雷忍「上……様っ!」

ヒミコ「一つならいざ知らず、三つも同時に止められるものか」

帝「…く…ぅっ!」

バチイィンッ!!

ヒミコ「弾いた!?」

帝「…まだ…まだだっ!」

魔道士「そ、そうです!」

盗賊「……」

チャキッ

ヒミコ「……っ!」

帝「さぁ、来るなら来……」


125 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:15:31.12 ID:E5lNbkko
ヒュンッ

ネクロマンサー「ご苦労様です」

帝「!?」

盗賊「後ろ…っ!」

ヒュンッ!!…パシィ

盗賊「!?」

ネクロマンサー「その鎖ももう…見飽きました」

盗賊の放つ鎖を素手で掴み、ネクロマンサーは言葉を更に続ける。

ネクロマンサー「うまく貴方達、三人が残りましたね…ククッ!」

水忍「ど…ういう、事だ……っ」

ネクロマンサー「見えますか?」

名代「……!?」

ネクロマンサー「弾いた三つの首の背後に潜む…影が」

召喚士「駄…目だ、あの三つを…近づけては……」

ネクロマンサー「ここに揃いし三人の生娘。それらを頂く!」


126 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:16:00.76 ID:E5lNbkko
戦士「な……に…!?」

名代「帝…は女子だ…っ、誰か動ける者は……」

ヒュンッ…ギュルギュルギュルッ

盗賊「あう…っ!」

魔道士「んく…ぅ!!」

帝「く…うぅ!!」

ネクロマンサーの体より伸びる触手が、三人を縛り付ける。

グググッ…

更にはそれを上空へと押し上げ、ヤマタノオロチの前へと近づける。

ネクロマンサー「さぁ、献上しようではないか。生娘…三人を!!」

火忍「や……めろぉ…!」

召喚士「コ…カト……リス…!」

グググッ

ヤマタノオロチ「…ウ…オオォォォォンッ!」

ネクロマンサー「クククッ…クックック!クハハハハッ!!」


127 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:16:31.54 ID:E5lNbkko
ガラッ

風忍「…う…ぐっ」

ガシッ

風忍「…?」

雷忍「…秘奥義、いくぞ」

風忍「…!?」

雷忍「動けるのは私と風、お前だけだ」

風忍「ば、馬鹿を言え!相反する二行で…放てるものか…っ」

雷忍「かかっ、一発程度…大丈夫だろうよ」

風忍「ただでさえ手負いのお前だ、下手をすれば……」

雷忍「御託はいいさ。もう切り札はそれしか残ってないだろ?」

風忍「……」

雷忍「……私な、若様に託されたのだ」

風忍「雷…?」

雷忍「守らなければならんのさ。どちらもな」

風忍「……よ、よかろう」


128 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:17:01.01 ID:E5lNbkko
ググッ

雷忍「一気に仕掛ける」

風忍「……死ぬなよ」

雷忍「…カカッ!保証は出来ないさ」

ザッ

戦士「ち…くしょぉ……」

グイッ…ガシッ

戦士「…!?」

火忍「……」

戦士「サ、サンキュ……」

火忍「お前、姫様に惚れてんだろ?」

戦士「…!?」

火忍「姫を助けて…抱き抱えた方が勝ちだ」

戦士「こんな時に何言って……」

火忍「こんな時だから言えるんだよっ!」


129 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:17:30.79 ID:E5lNbkko
戦士「……っ」

火忍「惚れてんだろ!?」

戦士「……ああ。惚れてるよ」

火忍「…正直じゃねぇか。嫌いじゃねーぜ、そういう態度」

戦士「……盗賊は…俺が助ける!」

グググッ…ヨロッ

名代「召喚士殿……っ」

召喚士「名代さん…」

名代「手は…ありますか?」

召喚士「……正直、ありません」

名代「…左様か。私も…残るは札一枚」

召喚士「それは…?」

名代「ご存知の通り、戦闘には役立たぬ式神ですよ」

召喚士「……」

名代「しかし、うまくいけば囮程度にはなれるやもしれぬ…」


130 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:18:02.99 ID:E5lNbkko
召喚士「!?」

名代「刻を狙い…最後の力を振り絞って下され」

召喚士「名代…さん…っ!?」

ヨロッ…フラフラフラッ

召喚士「名代さん!!」

グググッ…

魔道士「う…あ……っ」

盗賊「…あ…ぐっ!!」

ギチギチッ

帝「……っ!」

ネクロマンサー「…ん?……な、何だ…っ!?」

ヒミコ「正面ですっ!!」

ゴゴゴゴゴゴッ

風忍「風遁……秘奥義」

雷忍「雷遁、秘奥義…」


131 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:18:30.82 ID:E5lNbkko
ババッ!!

風忍「疾風……」

雷忍「……迅雷!!」

スギュウウゥゥンッ!!…バシュンッ!!

雷忍「が……ああぁぁ!!」

火忍「雷…っ!?」

風忍「や、やはり負担が……」

雷忍の身体に巻きつく竜巻と雷光。

土忍「雷……やめろ、やめるんだ…!」

それらは全てが足元へと集約し、一気に解き放たれる。

チッ!!

名代「消…えた……!?」

女剣士「い…いや…っ、上だ!」

ネクロマンサー「なっ!?」

慌てて頭上を見上げるネクロマンサー。しかし雷忍の姿は既になく、

尾を引いた稲妻が己の足元へと伸びている。


132 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:19:01.78 ID:E5lNbkko
ネクロマンサー「――!!」

ボンッ!!

ネクロマンサー「…目で…追いきれぬ……とはっ」

腹部を貫かれたネクロマンサーはバランスを崩し、触手が粉末状となり散る。

ボフンッ

召喚士「魔道士さんっ!!」

戦士「盗賊ーっ!」

ダダッ!!…ガシィッ!!

落下する二人を受け止める召喚士と戦士。

土忍「上様…っ」

ガシィッ!!

鬼丸「…っとと、間に合った」

帝「…鬼丸」

ヨロッ…スタッ

帝「そ、そうだ!雷は……!?」


133 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:19:31.60 ID:E5lNbkko
鬼丸はただ無言のまま上空を指差す。

帝「っ!!」

ヒミコ「ネクロマンサー様!」

ネクロマンサー「私は良いっ!それよりも…まだ止まっておらぬ!」

ヒミコ「!?」

ボンッ!!

ヤマタノオロチ「ウオオォォンッ!!」

ブシュウゥゥ!!

雷忍「……まずは…一本」

胴より千切れ落ちゆく首より先に、雷忍が地へと着地する。

スタッ……ドズウウゥゥンッ

雷忍「がふ…あ…っ!!」

ガクンッ…フルフルフルッ

雷忍(今の一撃で……内臓が…カカ…ッ)

名代「これで残り…五本」


134 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:20:01.34 ID:E5lNbkko
ネクロマンサー「おのれ…おのれおのれええぇ!」

下半身を吹き飛ばされたネクロマンサーは逆上に任せ、

全ての触手を帝へ一心不乱に繰り出し放つ。

雷忍「上…様ああぁぁ!!」

名代「おのれぇ!!」

迫り来るネクロマンサーの触手めがけ、名代が最後の札を放つ。

ボシュウウゥゥンッ

座敷童「…おぉ、いきなりかぁ!」

ネクロマンサー「なにぃ!?」

触手は間に入った座敷童へと触れ、その身を貫かれた式神は、

身体を札と煙幕へと変え、その中より名代が姿を現す。

名代「囮くらいには…なったかな」

ヒミコ「…貴様ーっ!!」

召喚士「名代さん!!」

名代「今だ!構わず奴をっ!!」


135 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:20:31.47 ID:E5lNbkko
召喚士「……っ!」

名代「討つのだ召喚士殿!私に構わず…っ!!」

召喚士「…行けっ!コカトリス!!」

シュイイィィンッ

ネクロマンサー「しまっ――」

召喚士「うおおぉぉーっ!!」

ヒミコ「ネクロマンサー様ぁ!!」

ドドオオォォンンッ!!…ゴゴオオォォッ…

名代「……」

召喚士「…そ…んな……」

ネクロマンサー「……」

ヒミコ「…ネ…クロマ――」

ビキビキビキィ…ピシッ

ネクロマンサー「…く、ククッ、よくぞ盾になってくれました…っ」

召喚士「…巫女…さんが…っ」


136 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:21:07.12 ID:E5lNbkko
フラッ

コカトリス「召喚士!!」

魔道士「し、召喚士さん…っ!」

コカトリス「…これまで…か」

シュイイィンッ

帝「雷!!」

チッ!!

風忍「雷!!やめ……」

ボンッ!!

ヤマタノオロチ「…オオォォ!!」

ドッズウウゥゥンッ!!

雷忍「ごふ…っ!!がはぁ!!」

ネクロマンサー「馬鹿な…っ、ど…どこにそのような力が!?」

ボンッ!!

ヤマタノオロチ「オオォォォォンッ!!」


137 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:21:45.65 ID:E5lNbkko
ドッズウウゥゥンッ

土忍「残り……三本」

雷忍「……ごはぁ!!」

チュインッ!!…ビリビリビリィ!!…ゴシャアァッ!!

水忍「雷ぃ!!」

空中で光を失い落下する雷忍。その元へ水忍と土忍が駆け寄る。

土忍「……こ、これは…っ」

水忍「――っ」

雷忍「…か…まうな……あと、み……っつ」

帝「馬…鹿者ぉ…っ」

雷忍「うえ…さま……っ、ぶじで…よか…っ」

帝「…そこで…休んでおれ…っ」

名代「……巫女…っ」

鬼丸「旦那、号令しろ!」

名代「……あ、ああ」


138 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:22:12.11 ID:E5lNbkko
ザッ

名代「残る首は三つ!動ける者は手分けして当たれ!!」

戦士「…こんな手負いのドラゴンぐらい…簡単に葬ってやる」

火忍「…俺の炎を貸してやる。有難く使え」

戦士「…助かる!」

魔道士「召喚士さん!?」

召喚士「コカ…トリスを……」

グラァ…ガシッ

土忍「無理をするな。休め」

水忍「姫、我ら…残り僅かですがお使い下され」

盗賊「…ああ。頼む!」

ザッザッザ

鬼丸「……俺が盾になる。頼むぜ!」

帝「……っく……ひっ、ひぐっ」

鬼丸「…グハハ!そんなんじゃあ前が見えんだろ!」


139 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:22:39.33 ID:E5lNbkko
グイッ…ゴシゴシッ

帝「…す、すまぬ…っ」

鬼丸「雷の為にも、一発で決めてくれや」

帝「……」

名代「……頼むぞ!!皆ぁ!!」

ネクロマンサー「…ククッ」

戦士「でりゃああぁぁ!!」

火忍「火遁っ!!焔あぁ!!」

ドドオオォォンッ!!…ジャキッ

戦士「っりゃああぁぁーっ!」

ブオンッ!!……ザシュウウゥゥ!!

ネクロマンサー「今回は認めましょう……」

盗賊「…はあぁ!!」

ヤマタノオロチ「ウオオォォンッ!」

土忍「土遁…磐石!!」


140 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:23:15.49 ID:E5lNbkko
ドドオオォォンッ!!…ベキベキベキィ!!

土忍「…三枚程度でも…弱った貴様など…止めてみせる!!」

水忍「水遁…大津波っ!!」

盗賊「…よしっ!!」

ドドオオォォン!!

水忍「薄緑に付加した土と水……」

盗賊「……やああぁぁ!!」

土忍「これで…術も空っぽだ……」

ザシュウウゥゥッ!!……ドドオオォォンッ!!

名代「……残り…一つ!!」

ネクロマンサー「次は…こうはいきませんよ…!」

フオンッ

鬼丸「さぁ、最後の最後……決めてこいや!」

女剣士「上様には…近づけさせんっ!」

帝「……はあっ!!」


141 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:23:48.25 ID:E5lNbkko
ヤマタノオロチ「ウオオォォンッ!!」

女剣士「させるかぁ!!」

ガシィ!!…バキイィッ!!

女剣士「がは…っ!!」

鬼丸「まだまだぁ!!」

ヤマタノオロチ「ウオオォォ――」

鬼丸「でっりゃああぁぁ!!」

ガギギギギギッ!!

鬼丸「お前のお陰で…弱まったぜ…っ」

女剣士「……頼…む」

ドサッ

鬼丸「で…っりゃああぁぁ!!」

バチィッ!!

鬼丸「今だぁ!ブチかませぇ!!」

雷忍「う…え……さま…っ」


142 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:24:57.85 ID:E5lNbkko
帝の手にした十束剣が、ヤマタノオロチの最後の首へと振り下ろされる。

帝「ああぁぁ!!」

十分に魔力を要したその刀身は、首を根元より圧し斬るように切断し、

今ここに、八本の首全てが胴体より斬り落とされた。

ザシュウウゥゥッ……ドッズウウゥゥンッ

雷忍「…み…ごと……っ」

スタッ

帝「…はぁ…はぁ……っ、ひぐ…っ」

フラッ

鬼丸「おっと、しっかりしろ!」

帝「…ひぐっ……うっ…うぅ…っ」

名代「終わ……った…」

魔道士「召喚士さん…見えますかっ!?た、倒しましたよ…っ!」

召喚士「…やった…のか…っ」



143 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:27:46.45 ID:E5lNbkko
こんばんは。本日もご支援ありがとうございますですよー!
物量投下につき、いつも以上に誤字脱字あるかも…ご容赦を…

戦闘もスピード感出そうとはしょりすぎちゃったかな…?
色々と脳内補完にてお願い致します!

では帰宅致しますー!お疲れ様でしたー!!ノシ


144 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/29(月) 19:36:07.26 ID:UUmAP52o
誰だよ、戦士が主人公って言ってたやつ……どうみても雷忍だろ


145 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/11/29(月) 19:40:36.34 ID:c8j1YADO
いい加減ネクロマンサーは死ね


149 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/29(月) 21:12:02.60 ID:dkwkJwDO
最後の方ネクロマンサー全員にスルーされて負け惜しみが独り言になってたな


150 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/11/29(月) 21:20:05.92 ID:h0J6cao0
>>1乙
雷忍漢すぎる


155 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/11/30(火) 04:43:34.93 ID:EN7Jy0c0
1乙
雷忍…ロリコンとか言ってごめんね…


156 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/30(火) 08:30:05.37 ID:j2BgQ6AO
>>1乙

ロリコンさんはロリコンでもやる時はやるって事を証明してくれたんだ
ロリコン、フォーエバー



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