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召喚士「出でよ!!可愛い獣娘!!」
- 925 名前:深夜にお送りします [sage]
投稿日:2013/01/20(日) 12:56:49 ID:/JxmuWA2
ー
喚起士「……将軍は何をしようとしているのですか……それに」
魔喚士「それに……女王を何故遠ざけたのか……かしら?」
喚起士「………」
魔喚士「答えてあげると思う?」
喚起士「いいえ……ですから
魔喚士「カンヘルを討ち取った後、私を捉え聞き出す……?」
喚起士「………」
魔喚士「それもいいかもしれないわね……出来るならだけど」
喚起士「………」
魔喚士「フフフ……教えてあげるわ。私には興味無い事だし……」
喚起士「………」
- 927 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/21(月) 01:11:25 ID:a5XqsaAU
このスレで終わるのかしら
- 928 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/21(月) 20:27:05 ID:otTc4X7o
魔喚士「それにそこのスフィンクスと貴女にはカンヘルのエサになって貰うし」
喚起士「………」
魔喚士「ただで魂貰うなんて悪いじゃない?だから教えてあげる」
ジノ「喚起士……こいつムカつくね……」
喚起士「それほど自信があるんでしょう……」
ジノ「………」
喚起士「魔喚士さん……そう簡単にはいかないと思いますが」
魔喚士「そうかしら?……簡単にいかなくても結果は決まっているから。カンヘルを相手にするんだからね」
喚起士「………」
魔喚士「さて、カンヘルがお腹を空かせちゃうと可哀想だしフフフ」
カンヘル「……ゥゥ」
魔喚士「将軍は何をしようとしているのか……」
- 929 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/21(月) 20:54:57 ID:otTc4X7o
喚起士「………」
魔喚士「この国の兵隊さん達を生け贄に捧げるみたいよ。ここら辺りの人間を巻き込んでね」
喚起士「………」
魔喚士「そして纏まった魂を将軍が取り込む……」
喚起士「そんな事可能なんですか……」
魔喚士「さあ?でも可能なんでしょう。自分自身を魔物に変えちゃうくらいだもの」
喚起士「なら姫宮さんは……」
魔喚士「それを発動させる鍵って言った方がいいのかしらね」
喚起士「………」
魔喚士「なにやら女王は特別な生まれみたいね。錬金術師……って人の血を引いてるらしいわ」
喚起士「………」
魔喚士「女王の事……聞いても驚かないのね」
喚起士「……将軍が言っていましたから」
- 930 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/22(火) 05:41:35 ID:/U1fFHxA
魔喚士「そう、つまらない。でも中々の悲劇よね。女王だと思っていたのに女王では無かったなんて」
喚起士「………」
魔喚士「この国の人達も何も知らずに女王では無い者に従っていたんだから」
喚起士「………」
魔喚士「そう睨まないで。本当の事言っただけだし」
喚起士「……将軍が姫宮さんを遠ざけたのは何故ですか?」
魔喚士「それは私に女王の血を横取りされない為じゃないかしら。私って余程将軍から信用されて無かったのね……ちょっとショック」
喚起士「将軍と貴女は仲間では無かったんですか……?」
魔喚士「それは違うわ。あれよ、利害が一致しただけ。もう不一致だけれども」
喚起士「………」
魔喚士「カンヘルって結構食べるのよ。で、将軍が協力するならエサをくれるってね」
- 931 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/22(火) 05:52:05 ID:/U1fFHxA
喚起士「………」
魔喚士「こんなとこかしら」
喚起士「……こんな事を貴女に言うのは無駄なのかもしれませんが」
魔喚士「うん?」
喚起士「将軍を止めようとは思わなかったんですか……カンヘルを還そうとは思わなかったんですか……」
魔喚士「全然!将軍の事は興味無いし、カンヘルを還そうなんて思った事も無いわ」
喚起士「……その行いで消えなくても良かった命があったとしてもですか?」
魔喚士「いずれは皆消える命だもの。少しぐらい早く消えてもね構わないでしょ。フフフ」
喚起士「………」
魔喚士「……思い出した!その目あれに似てるわね!」
喚起士「………」
魔喚士「カンヘルを還そうとしたお馬鹿さんに。そっか、あれが貴女のお兄さんだったのね」
- 932 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/22(火) 16:26:42 ID:fak9Poyw
このスレで完結したら召喚士が只のアホの子で終わってしまう
- 933 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/22(火) 20:41:12 ID:QaCiaJus
次スレいっても召喚士はアホの子だよ
- 934 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/23(水) 20:16:17 ID:0ZWz.Pt6
ー
将軍「ハアアアッ!」
ガガガガギャッ!ギリリッ……
剣士「グアアッ!ぐぅ……」
盗賊「………」バッ!
将軍「ふんッ!」
ズドッ!ガシッ……
盗賊「………」グググ……
剣士 (やべぇ……まともに反撃出来ねえッ!)
将軍「受けるしか出来ぬか?」
剣士「………」
将軍「ふはははッ!そうだろうな。只の人では私に敵う筈がない」
剣士「デアアアアッ!」ズアッ!
将軍「………」スゥ……
ガギィンッ!……
- 935 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/24(木) 06:15:47 ID:LJPwfQvY
ヒュン……
剣士「しまっ」
盗賊「ッ!」
将軍「終わりだ。私の糧となり死ねる事を喜べッ!」ブワッ!
ザバンッ!……ギギッ……
剣士「………?」
将軍「……ぬぅ」
ギギギギッ……
召喚士「………」
剣士「召喚……士……」
ネメア「何をしている!早く剣を取れ!」
剣士「ぁぁ……」バッ!
将軍「……いい目をしているな」
召喚士「………」
剣士「すまねえ……」
- 936 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/25(金) 17:43:35 ID:tNswx696
召喚士「………」
ネメア「これが将軍か?」
剣士「ああ……」
ネメア「お嬢は……何かあったのか?」
剣士「………」
ネメア「………」
召喚士「剣士……」
剣士「………」
召喚士「俺は今約束を守ったよ」
剣士「………」
召喚士「今度はお前が約束を守れよ」
剣士「………」
召喚士「喚起士さんはこの先か?」
剣士「ああ……この上に行ったぜ……」
- 937 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/25(金) 17:50:39 ID:tNswx696
召喚士「そっか……行こうネメア」
ネメア「は?この状況で行けるか!」
召喚士「剣士……俺達は必要か?」
剣士「……いや、必要ねえぜッ!」
召喚士「………」
ネメア「………」
召喚士「行くから。お姫様も守れよ」
剣士「ああッ!任せとけッ!」
召喚士「………」
タタタッ……
将軍「何故行かせた?」
剣士「てめえこそ……」
将軍「………」
剣士「盗賊よ……こっちは俺だけでいいから姫さんを守ってくれ」
盗賊「………」
- 938 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/25(金) 18:09:40 ID:7yYc3ijE
※カッコいい事言ってるけど大したことしてません
- 939 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/26(土) 21:38:29 ID:fgXQZWkA
※ほんの少し前まで偽乳言ってたヤツです
- 940 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/26(土) 21:57:38 ID:FewUsiEQ
※
ただし>>920のせいでBGMはグルメレース
- 941 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/27(日) 00:42:23 ID:W0CJkq8U
おまえら……
- 942 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/27(日) 09:37:29 ID:WW7Gp7D.
ー
タタタ……
召喚士「………」
ネメア (剣士を信頼し……か。中々やるではないか)
召喚士「………」
ネメア (少ぉ…………しだけ見直したぞ、召喚士よ)
召喚士「あああ……」
ネメア「どうした?」
召喚士「恐かったね……」
ネメア「……は?」
召喚士「あの人何か超睨らんできたよ……あんなんと戦うんじゃなくて良かったよね」
ネメア「………」
召喚士「喚起士さんの仇もあんな感じなのかな……」
ネメア「………」
召喚士「やる気無くなるよね」
- 943 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/27(日) 09:50:35 ID:WW7Gp7D.
ネメア「………」
召喚士「もっとこうさ……なんて言うの、色気みたいな物欲しいよね」
ネメア (こいつ……自分が今置かれている状況を理解してるのか……?)
召喚士「あはははは!」
ネメア「……???」
召喚士「そこに何か妖精が見えるよぉ」」
ネメア「………」
召喚士「………」ブツブツ……
ネメア (ああ……そう言う事か……)
召喚士「オッパイ……オッパイ……」
ネメア (先程の……剣を受けた時の恐怖で錯乱してるのか……)
召喚士「………」
ネメア「行くか……」
タタタッ……
- 944 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/27(日) 12:14:59 ID:WW7Gp7D.
ー
傭兵「ぉぉ……」
召喚士、ネメア「………」
傭兵「魔物を従えた女同士の戦いなんて滅多に御目にかかれないぜえ……」
召喚士「あんたこんな所で何やってんの……?」
傭兵「はべだがばばきゃあわッ!」ビクゥッ!
召喚士「………」
傭兵「ななななんだ……お前さんか。ビビらすなよ……」
召喚士「何でいるの……?」
傭兵「何でってそりゃ……俺とお前達は仲間だからさ!」
ネメア「仲間にしたのか……」
召喚士「俺はしたつもりは一切無いけど……」
傭兵「………」
ネメア「……まあいい。そこをどけ」
- 945 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/28(月) 00:06:08 ID:pSDUD3bE
傭兵「まあ待ちなよ。クククッ」
ネメア「ああ?」
傭兵「少し様子を伺ってからのがいいだろうがよ。な?」
ネメア「………」
傭兵「それに、扉の隙間見てみ」
召喚士、ネメア「……?」ソゥ……
傭兵「な?」
ネメア「何が、な?なのだ……」
召喚士「なるほど……」
傭兵「わかるか……」
召喚士「わかる……」
ネメア「?」
傭兵「これは世紀の対決だ。水を指しちゃいけねえぜ」
召喚士「……そうだね」
ネメア「………」
- 946 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/28(月) 23:23:25 ID:pSDUD3bE
傭兵「いいな……」
召喚士「いいね……」
ネメア「何がだ?」
傭兵「こう……な」
召喚士「そう……ね」
ネメア「………」
傭兵「神乳対……」
召喚士「魔乳の戦い……」
ネメア「………」
傭兵「おいおい……あの白い魔物に押し付けてるぜ……」
召喚士「喚起士さんも負けずに頑張って貰いたいな……」
ネメア「………」
- 947 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/01/29(火) 00:11:18 ID:VHdd21Dg
こいつら・・・
- 948 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/29(火) 10:54:02 ID:nN8wbJb2
安定してやがる
- 949 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/29(火) 22:49:53 ID:o4X74bgM
ー
喚起士「………」
魔喚士「神の側に居る者を人間の都合で好きにしてはならないって。知らないわよそんな事」
喚起士「………」
魔喚士「例え神の側に居る者でも私はカンヘルを心から愛してしまったんだもの……」
喚起士「………」
魔喚士「貴女のお兄さんもそれを止めようだなんて馬鹿げてると思わない?」
喚起士「………」
魔喚士「……だから言ってあげたの。無駄な努力ご苦労様……死ねって」
喚起士「………」ギリ……
魔喚士「そうその目!そっくりだわ。……でもその目好きよ」
喚起士「………」
- 950 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/30(水) 06:50:40 ID:Y.GX3B0c
魔喚士「悔しさ……無念さ……その類いの感情が籠った視線……」
喚起士「………」
魔喚士「そんな目で見詰められたら……ふふ、濡れてきちゃう」
喚起士「兄は……さぞ悔しかったでしょう……」
魔喚士「そうかも。カンヘルを還せなかった……」
喚起士「いえ、そうではありません……」
魔喚士「……?」
喚起士「貴女のような人間を相手にしなければいけなかった事……貴女のような人間を止められなかった事です……」
魔喚士「………」
喚起士「……これから私はカンヘルを討ちます。そして貴女には……」
魔喚士「殺す?」
喚起士「いいえ。貴女が興味が無いと言っていた人間に裁いて貰います」
魔喚士「そう……」
- 951 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/01/30(水) 09:52:05 ID:Y.GX3B0c
喚起士「………」
魔喚士「それで……お兄さんのようにならなければ良いわね……ねえカンヘルふふ」
カンヘル「……ゥゥ」
ジノ (このカンヘル……何かおかしい……)
魔喚士「さあ……始めましょう。貴女の悲鳴聞かせて頂戴……それが私の糧になり……カンヘルの糧になる……」
喚起士「………」
魔喚士「お兄さんのように……すぐに死なないでね」
喚起士「……闇夜に架かる初月の如く眠れる射の牙よ……いざ我の元にッ!」
スバシュウッ!
魔喚士「へぇ……武具召喚ね。珍しい」
喚起士「ジノ……行きます。お願いしますね」
ジノ「任せといてッ!」
- 953 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/03(日) 01:43:35 ID:CypyY4k2
ー
将軍「ヌアアアッ!」ゴスッ!
ガギッ!……ギチ……
剣士「……グゥゥゥッ!」
将軍「もう力の差は歴然だ。諦めろ」
剣士「………」
将軍「己が生き歩むべき道から逃げたお前が死ぬ事からは逃げぬとは狡猾だな」
剣士「………」
将軍「……楽にしてやる。疲れただろう?逃げ生きる事に。死ぬ事に怯える事に」
剣士「………」カチャ……
将軍「………」
盗賊「………」
将軍「そうか……剣を下げたと言う事は……」
剣士「俺はよ……」
- 954 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/03(日) 01:53:37 ID:CypyY4k2
将軍「……?」
剣士「お前から逃げた時から……強くなろってな頑張ってきたんだぜ……」
将軍「………」
剣士「お前ら……権力を持ってる奴等が弱い人に……魔物にしてる事……全部ぶっ壊してやろってな……」
将軍「………」
剣士「だがよ……全然強くなんねえんだよ……弱いままだ……」
将軍「………」
剣士「嫌だよな弱いって……何にも助けらんねえし……欲しいもん何にも手に入らねえしよ……」
将軍「………」
剣士「今な……自分が弱過ぎて泣くほどぉぐやしいんだぜええ!」
将軍「………」
剣士「はあ……怖えよぉ……悔しいよぉ……ぐうぅ……」
- 955 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/03(日) 02:03:35 ID:CypyY4k2
将軍「………」
剣士「………」カチャ……ドッ!
将軍「剣を床へ突き刺し何をするつもりだ?」
剣士「……先へ行くんだよ」
将軍「………」
剣士「盗賊よ……」
盗賊「……剣士」
剣士「俺が死んじまったら……姫さんに名前貰ってくれよ」
盗賊「………」
剣士「………」
盗賊「嫌……」
剣士「そっか……なら死ねねえな……」
盗賊「………」
剣士「……親父これで終わりだ。来いやッ!」
将軍「終わりか……出来るだけ苦しませずに逝かせてやる。行くぞッ!」バッ!
- 956 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/08(金) 01:57:34 ID:7H1tAuvg
∧_∧
O、( ´∀`)O 行くぞッ!
ノ, ) ノ ヽ バッ!
ん、/ つ ヽ_、_,ゝ
(_ノ ヽ_)
- 958 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/08(金) 17:51:24 ID:LaAmcW5s
ー
将軍「……ッ!!」
剣士 (悪い盗賊……俺死んだわ……)
将軍「………ッ!」
剣士 (人間死ぬ前には……周りの音が聴こえなくなるんだな……)
……死と向き合った先に真の強さがあるのではないのか?
剣士 (ああ?……ネメアよ、本当にそんなもんあんのかよ……)
……私を守って!……私……弱いから……
剣士 (すまねえ姫さん……その約束守れそうもねえわ……俺も弱えから……)
……戦う相手を倒したいの?
剣士 (盗賊よ……何でそう思うんだろうな。負けたくねえ……から?どうなんだろうな……)
……剣士さ、何で旅をしてるの?
剣士 (………)
……強くなりたいんだろ?……何も言わないで付いて来ればいい
剣士 (………)
- 959 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/08(金) 19:30:25 ID:W7nZYu2Y
熱いな
- 960 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/08(金) 23:41:34 ID:LaAmcW5s
……今度はお前が約束守れよ
剣士 (召喚士……)
剣士 (どうすれば召喚士に追い付けるんだろな……)
剣士 (……一度でいいから……)
将軍「………ッ!」
剣士 (早く斬れよ……?……剣が……)
将軍「……ッ!」
剣士 (遅せえ……これが先ってやつなのか……)
……無刀取り
剣士「………」バッ……
バシッ……シャァッ!……
- 961 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/08(金) 23:52:47 ID:LaAmcW5s
ー
傭兵「あの白い魔物に服引っ掛かって胸元捲れねえかな……」
召喚士「………」
ネメア (なんだあれは……カンヘルの様子がおかしい……)
傭兵「上下に動けって!」
召喚士「ネメア……」
ネメア (くだらん事を言うのだろ……無視だ)
召喚士「喚起士さん……本当にカンヘル倒せるんだよね?」
ネメア「………」
召喚士「もし……」
ネメア「心配はいらない。一撃で終わる」
召喚士「え……一撃?」
ネメア「………」
召喚士「喚起士さんはそんな凄い攻撃出来るの……?」
ネメア「そうだ」
- 962 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 00:05:07 ID:JeZWtkNE
召喚士「でも……かわされたり……」
ネメア「それも無い。ジノがいるからな」
召喚士「ジノ?ジノがどうするの?」
ネメア「………」
召喚士「………」
ネメア「私は……本来、止めるべき立場だ……」
召喚士「……何を?」
ネメア「ジノの死を……」
召喚士「……は?」
ネメア「ジノが選んだ選択だ。私は黙って見ている事しか出来ない……」
召喚士「………」
ネメア「………」
傭兵「左右でもいいぜってぇぇッ!」
- 963 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 06:47:54 ID:JeZWtkNE
召喚士「ジノが何するかわからないけど死ぬって……ネメア本当にそれでいいの……」
ネメア「いいわけ無いだろ!……だが」
召喚士「だが何?……お前自分の妹だろ!助けてやれよ!」
ネメア「私だってそうしたい!だが私ではどうする事も出来ないんだ!」
召喚士「なんだよどうする事も出来ないって!ふざけんなよッ!」
ネメア「お前にわかるか!助ける事も身代りになる事も出来ず、ただその死を見ている事しか出来ない者の気持ちが!」
召喚士「そんなのわかってたまるかッ!お前がジノを助けてやらなくて誰が助けるんだよ!」
ネメア「………」
召喚士「喚起士さんも何で平気でいられるんだ!仇を討つ為ならジノがどうなってもいいって言うのかよ!」
ネメア「喚起士は……ジノの事は知らない……」
- 964 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/12(火) 06:35:02 ID:FnPWxzw.
召喚士「なんだよそれ!ジノは喚起士さんの為に死んでも良いって事なのかよ!」
ネメア「そうだ……それがジノの覚悟だ」
召喚士「………」
ネメア「後……もしジノを救えば喚起士が死ぬ」
召喚士「………」
ネメア「……これでも私の勝手でジノを助けられると思うか?あの二人が……相手を想うが故の行動を……」
召喚士「なんなんだよ……そんなの……」
ネメア「………」
召喚士「本当になんなんだよ……」
ネメア「………」
召喚士「………」
ネメア「召喚士よ」
召喚士「………」
- 965 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/12(火) 07:27:04 ID:FnPWxzw.
ネメア「きっと私が言った事が正しく無く……お前が思っている事が正しいのだろう……」
召喚士「………」
ネメア「………」
召喚士「何か手は無いの……?二人供助けるさ……」
ネメア「………」
召喚士「俺は……喚起士さんとジノを死ぬのを見るのにここまで付いて来たなんて嫌だよ……」
ネメア「………」
召喚士「………」
ネメア「私はな、ジノの話をして……お前があんなに真剣に怒るとは思わなかった……」
召喚士「……?」
ネメア「お前の言った言葉で今心が揺らがなければ……私は兄失格だ……」
召喚士「………」
ネメア「召喚士……力を貸せ。二人を助けるならばお前の力がどうしても必要だ」
召喚士「……俺の力?」
- 966 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/12(火) 22:01:02 ID:mk4gw/ao
シリアスの途中だから黙ってるだけで、みんなちゃんと読んでるの知ってるんだからねっ
- 967 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/13(水) 05:45:42 ID:UJMZJiKI
ネメア「……そうだ」
召喚士 (お、俺の力……って。まさかここに来て何か開花しちゃったのか……?)
ネメア「………」
召喚士 (ネメアにしかわからない何かを……)
ネメア「貸すのか貸さないのか……どうする?」
召喚士「そ、その力ってなに?」
ネメア「………」
召喚士「………」
ネメア「まだ知る必要は無い。いいから貸すのか貸さないのか答えろ!」
召喚士「……それで本当に助けられるんだよね?」
ネメア「ああ、間違いなく」
召喚士「なら……貸すよ。俺。力を存分に使ってよ!」
- 968 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/13(水) 05:54:47 ID:UJMZJiKI
ネメア「ありがとう召喚士……」
召喚士「いいよ。あ、あのさネメア……?」
ネメア「なんだ?」
召喚士「その力を使うのに……蒼頭みたいな刀無くて良いのかな?」
ネメア「?」
召喚士「ほら、格好良く構えて……卍
ネメア「いらん……何も必要無い……」
召喚士「そっか……」
ネメア「………」
召喚士「何かポーズ決めなくて
ネメア「必要無い!」
召喚士「そっか……」
ネメア「………」
召喚士「やっぱりこう格好いい
ネメア「しつこいッ!いらんと
言ったらいらんッ!」
- 970 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/02/13(水) 13:03:13 ID:jwsoi0pk
安定の召喚士
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