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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その5
474 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 17:52:58.22 ID:gnH2cXE0
その頃、北の山では…

戦士「おっ!山頂がみえてきた!!」

盗賊「…あぁ」

戦士「はーっ…いやぁ登った登った!」

盗賊「…山頂まで登る意味…あったのか?」

戦士「ばっかだなぁ…山に来たら山頂からの絶景を見るのが基本だろ!」

盗賊「……そ、そうなのか?」

戦士「そうだよ!見てみ、この綺麗な景色!」

二人の眼前には海まで一望出来る絶景が広がっている。

戦士「どうだ…?いいもんだろ?」

盗賊「…あぁ」

戦士「こういうのを二人で分かち合えるっていうのが登山の醍醐味だな…」

盗賊「…う、うむ!」

戦士「俺ら二人にしか分からない、思い出になるって事だ!」

盗賊「ふぇっ!?」

戦士「え…あっ!い、いや!変な意味じゃなくて…!」

盗賊「わ、分かってる!」

戦士「なんつーか…その二人で共有出来るっつーか…」

盗賊「きょ、共有!?」

戦士「違うっ!えっと…あれだ、旅の思い出で…その…」

盗賊「……ふっ…ふふっ…!」

戦士「…?ま…まぁいいか…はは…はははっ!」

盗賊「ふふっ…!」

戦士「さっ!下って一気に町を目指そうか!」

盗賊「うむ!」


476 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 18:07:55.32 ID:gnH2cXE0
〜食事処〜

ガラッ

店主「いらっしゃい!そちらの席どうぞ!」

召喚士「へー…なんかいっぱいありますね」

魔道士「おそば…おそばってなんでしょうね?」

店主「はい、どうぞ…なんにしましょう?」

コトッ

召喚士「どうも…えっとこの天丼を一つ」

魔道士「私は…山菜そば…?を一つ!」

店主「へい!毎度!お待ち下さい!」

しばらくすると、店主が料理を運んでくる。

店主「へい、お待ち!」

召喚士「おー・・・いい匂い!」

魔道士「美味しそう〜!!いただきますー」

召喚士「……モグモグ…うん!美味しい!」

魔道士「おそば美味しい〜!山菜も良い味ー!」

店主「そうかい?ありがとうございます!」

魔道士「ほんと美味しいですよ!初めての味〜!」


477 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 18:12:53.71 ID:gnH2cXE0
店主「東方は初めてですかい?」

召喚士「えぇ!今回初めて来ました!」

店主「新婚旅行かい!?」

召喚士「ブフゥッ!!」

魔道士「ち、違いますっ!旅ですぅ!」

店主「ありゃ、そいつは失礼しました!ガハハッ!」

召喚士「…ゴホッ!…っ…ふーっ」

魔道士「………」



召喚士「はぁ…美味しかったですねぇ!」

魔道士「はい!お腹いっぱいですー!ふふっ」

召喚士「さて…そろそろ…ん?」

二人の脇を男が外へ走っていく。

ダダッ!!ガラッ!!

店主「く、食い逃げだぁ!!」

魔道士「!?」

召喚士「食い逃げっ!?」

ダッ!!

魔道士「あっ!召喚士さんっ!」

タッタッタッタッタ

召喚士「おいっ!ま、待てっ!!」

タッタッタッタッタ

男「はぁはぁはぁ…っ!」

タッタッタッタッタ

召喚士「待てったら…こっの…!!」

ガシィッ…ドサッ!!


478 :パー速民がお送りします [] :2009/11/28(土) 18:30:26.03 ID:EiAxPESO
召喚士「待てったら…こっの…!!」

ガッシボカッ!!


479 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 18:31:25.70 ID:Ql9MxkDO
召喚師「止めだ!行けっ!コカトリス!!」


480 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 18:35:34.77 ID:gnH2cXE0
召喚士は食い逃げの男を背後から捕まえる。

召喚士「観念しろ!」

男「はぁはぁっ…す、すまぬっ!…見逃してくれっ!」

召喚士「何を言ってる!…さぁ…来い!!」

召喚士は男を連れ、食事処まで戻る。

魔道士「召喚士さんっ!」

召喚士「あっ、大丈夫です!それより…」

ズリッ…ドサッ

店主「ありがとうございます!…おい、てめぇ…」

男「すまない!本当にすまないっ!」

店主「すまないと思うなら厨房の鉄板で土下座でもしろ!」

男「うぅっ…!申し訳ない…っ!」

召喚士「なぜ食い逃げなど…?」

男「そりゃ…金が……」

魔道士「お金がないのにお店に入ったんですか?」

男「もう…空腹で餓死しそうで…すまぬっ…!」

召喚士「……」


481 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/28(土) 18:37:36.50 ID:gnH2cXE0
たいむあっぷ…夜来れたら来ますです!
もしくはもしもしから…。支援感謝!ノシ


482 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 18:52:42.81 ID:vhc1Joso
だれか焼き土下座のAA頼む


483 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 18:53:22.54 ID:MBNFFKwo
 ブス…  ∫ ;′ ∫  ,;′
   ブス…',. -――-゙、  ;'  ジジジ…
    ;  /      へ `>、'; ∫
   _;'___{.  ,>-/、/=;´イヽ;'_
  /三三j='rー、\_>、)_??, >;;〉三'`、ジジ…
 /三三└'゙ー:;‐;;‐;;'`ー;;ヾ'`"´三'三;`、
 囮ヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱヱ囮
 囮災炎災炎炙災炒炎災灸災炭囮
 ◎┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴┴◎


493 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 23:59:37.00 ID:IZoAB82o
やっぱ盗賊には「ふぇ?」ってセリフは似合わないな
他の所は良いのにそれが残念でしかたない


494 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 00:01:10.12 ID:DknSeFQo
>>493
なんのための脳みそだ
そこは自分の好きなように見えるようにだな


496 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 00:39:38.42 ID:JsdfA7go
店主「そういう問題じゃないだろうが!」

男「聞いてくれっ!…俺は将軍家を解雇されて…」

店主「知るかっ!そんな事食い逃げと関係ねぇだろ!」

男「そりゃそうだが…!俺に非もなく…」

店主「やかましい!お上に裁いて貰え!死罪だ死罪!」

召喚士「何か…ワケありのようですね…?」

魔道士「えぇ……」

男「旅の方!聞いてくれ!俺は親父が…」

店主「お客さん!ほっといて下せぇ。こっちの問題だ」

召喚士「そう…ですけど……」

魔道士「召喚士さん…!」

召喚士「…はい、分かってます!」

店主「おらっ!立てっ!!」

男「…ひっ!」

召喚士「ちょっと…待って下さい!!」


500 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 01:17:45.20 ID:JsdfA7go
男「…え?」

召喚士「その人の代金…立て替えさせて貰えませんか…?」

店主「おいおい…」

男「!?」

召喚士「俺達が…払いますから。なんとか…」

魔道士「命は助けてあげて下さい!」

男「…た、旅の方…!?」

店主「いや…でもなぁ」

召喚士「なんとか…ここは免じて」

召喚士は店主に10倍以上の代金を手渡す。

店主「いや…まぁ…うーん…」

魔道士「お願いします…!」

店主「ちぇっ…しょうがねぇや!」

召喚士「ありがとうございます!!」

店主「おい、食い逃げ野郎!旅のお方に感謝するんだな…!」


504 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 01:35:45.50 ID:JsdfA7go
男「……うぅっ」

召喚士「なんで…こんな事を」

男「将軍家を…解雇されまして…」

魔道士「クビ…ですか?何で…」

男「拙者、武士…と申します」

召喚士「武士さん…ですね。俺は召喚士、こっちが…」

魔道士「魔道士です」

武士「どうも…。生まれは北の街でして、親父は北の大名の藩士でした」

召喚士「…はい」

武士「親父はなかなか優秀な藩士で…ある時、誘いが来たのです」

魔道士「…」

店主「…」

武士「将軍家から直々の家臣にならないか…と」

魔道士「…それは、出世ですねぇ」

武士「えぇ。そして親父は承諾し、将軍家の家臣となりました…」


505 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 01:42:39.12 ID:JsdfA7go
召喚士「それで…?」

武士「拙者も元服しておりました故、同じく家臣となったのです」

魔道士「元服…?」

店主「あれだ…えーと、成人して一人前になったって事でさぁ」

武士「実はこう見えて、剣の腕もありまして…」

店主「嘘つけっ!そんなわきゃねぇだろ!」

武士「いやっ…本当ですって!」

召喚士「まぁまぁ…、続きを」

武士「その甲斐もあり、拙者達親子は旗本として参じていました」

店主「旗本…!立派なお侍じゃねぇか…!!」

魔道士「旗本っていうと…」

召喚士「王の親衛隊…ってところですね」

武士「はい。そして…1年程前、内乱がありました」

店主「ありゃヒドかったな…北だったか?」

武士「そうです。かつて親父が仕えていた…」


507 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 01:50:45.98 ID:JsdfA7go
召喚士「北の大名家…ですか!?」

武士「もちろん親父も心を鬼にし、討伐へ向かいました」

魔道士「かつては仲間だったのに…辛いですね…」

武士「そして北軍を破り、将軍家優位となった頃…一」

召喚士「…」

武士「命により、親父が降伏勧告の使者に抜擢されたのです…」

店主「かつての仲間を説得しろってこったな…」

武士「しかし…!親父が帰ってくる事はありませんでした…!」

召喚士「まさか…!?殺され…」

武士「いえ…それならまだ良かったのかもしれません…」

魔道士「…と、言いますと…?」

武士「その夜、北軍は夜襲を仕掛け、自軍は壊滅…敗北しました」

召喚士「夜襲一回で…ですか…!?」

武士「はい…弱点を悉く突かれ、一瞬の内でした…」

魔道士「つまり…作戦がバレていた……。あっ!」

武士「そうです…。親父は…北に寝返ったのです!!」


508 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/29(日) 01:52:23.50 ID:JsdfA7go
>>506
分かりますぞ。だからこそ毎日更新して盛り上げたい!
そう思ってます。目指せパー速連続投下日数でギネスw


509 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 02:00:35.77 ID:JsdfA7go
店主「なんてこった…!」

武士「当然、息子の拙者も死罪と下されました」

召喚士「死罪…?では、なぜ…?」

武士「はい。将軍家の参謀が口添えしてくれて…なんとか死罪は…」

召喚士「免れた…と。参謀がわざわざ…ですか」

武士「まだ若くて、年齢も近かった事もあり、懇意に…」

魔道士「いい人ですねー!強いんですか?」

武士「腕っ節はありませんが…陰陽師の名代です」

召喚士「陰陽師!!?」

店主「おぉ!名代様か…!そんな方と知り合いとは…!」

魔道士「凄い人なんですか…?」

店主「そりゃもう、なんたって名代は陰陽師の頂点ですから!」

召喚士「す…凄い!!」

武士「名代の口添えでなんとか追放…で済んだのです」

召喚士「そういう事でしたか……」


510 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 02:06:34.56 ID:JsdfA7go
店主「アンタ剣の腕あんだろ?他の殿様に仕官しないのかい?」

武士「将軍家から奉公構をだされておって…」

召喚士「何ですそれ…?」

武士「あ、要は拙者を雇う事は許さん…というお触書です」

店主「奉公構を出されちゃ…どうしようもねぇわな」

魔道士「それで…今は…」

武士「ついに金も底を尽き…や、やむなく…」

バッ!!

武士「本当にすまないっ!!申し訳ない…!」

召喚士「いやっ!そんな!いいですって…!」

店主「土下座されてもなぁ…もう金も貰ったし…」

魔道士「そうですよー!」

店主「何よりそんな話聞いたら…許すしかないだろ」

召喚士「そ、そうそう!良かったですね、武士さん!」

武士「ありがとう皆さん!本当に…ありがとう!!」


512 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 02:15:14.94 ID:4kErfoSO
成る程、北か…。
いかんいかん。予想はよそう。
黒髪ロングロリ九尾召喚希望C


513 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 02:18:11.37 ID:JsdfA7go
召喚士「武士さん!その代わりに…お願いがあります!」

武士「……な、何でしょうか…?」

召喚士「名代さんに…会わせて頂けませんか…?」

魔道士「なるほど!!」

武士「…?か、構いませんが…?」

召喚士「やった…!」

魔道士「やったぁ!!」

武士「…?」

召喚士「では…早速宜しいですか…?」

武士「あ…はい。じゃあ城へ行きましょうか」

店主「じゃあな!旅のお方もお気をつけて!」

魔道士「ありがとうございますー!」

召喚士「それでは!!」

店主「また何かあったら立ち寄んな!」

武士「すまぬ…恩に着る…!!」


514 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 02:21:14.82 ID:WuzAdDgo
中年層総ツンデレ


515 :パー速民がお送りします [] :2009/11/29(日) 02:23:17.10 ID:MIow5zA0
でも嫌いじゃないよそういうの


516 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/29(日) 02:46:46.36 ID:JsdfA7go
やべ…落ちてた。キリいいし寝ます…orz
では、また後で。おやすみなさい!ノシ

>>514-515
ホントだ…おかしいなぁ。無意識なんですけどね…


520 :パー速民がお送りします [] :2009/11/29(日) 08:48:39.65 ID:hygjC6DO
何で追放されてるのに城に行けるの?


521 :パー速民がお送りします [] :2009/11/29(日) 09:14:37.43 ID:KglyHQSO
>>520 それは、あれがこうなるからだよ


533 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 12:53:34.24 ID:JsdfA7go
〜都の城〜

門の前には先程同様、門番が二人立っている。

ザッ…

召喚士「武士…さん?」

ザッザッザ

武士「久方ぶりだな…」

門番壱「……?」

武士「すまぬが、名代を呼んでくれないか?」

門番壱「……はぁ」

武士「拙者が来た、と申せば良かろう…」

門番壱「何用で…?」

武士「え…?いや、だから拙者が呼んでいると…」

門番壱「お引き取りを…」

武士「だからっ!拙者が…!武士が呼んでおるとだな…っ」

召喚士「武士さん…!行きましょう!」

召喚士が武士の腕を掴み、引っ張る。


534 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 12:54:22.71 ID:sdfhLi6o
ダメだ立場が分かってないwwww


535 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 13:01:57.17 ID:qNiy/pwo
何か裏があるかと思ったが図太いだけだったwwwwwwww


536 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 13:01:59.93 ID:JsdfA7go
武士「し…しかし…!」

召喚士「日を改めましょう!ははっ」

門番壱「お主ら…昼間の…?」

魔道士「し、失礼しました!」

タッタッタ…

門番弐「何なんだ…?」

門番壱「さぁ…そ、それより今…武士と言ってなかったか?」

門番弐「武士様…?はっはは、あんなみすぼらしいお姿なわけなかろう」

門番壱「それもそうだな…顔も小汚いし。また、仕官希望素浪人であろう」



武士「……おかしい」

召喚士「ま、まぁ今日はゆっくり休んで…明日また…」

武士「あやつら…どうして…?」

魔道士「武士さん、おうちはどちらなんですか?」

武士「あ……恥ずかしながら……ありません」


537 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 13:06:53.69 ID:JsdfA7go
〜旅籠〜

武士「何から何まで…本当にかたじけない!!」

召喚士「いえいえ!四人で取ってましたし…」

魔道士「残り二人はまだ来ないので大丈夫ですよ!えへへ」

武士「このご恩は必ず…!名代を!!」

召喚士「まぁまぁ…とりあえず部屋に!」

〜部屋〜

スッ

女将「失礼致します…」

召喚士「あ…どうも」

女将「あら…お仲間の方がいらしたのかしら…?」

召喚士「まぁ…今日から仲間のような…ははっ」

武士「ご無沙汰…しております。女将」

女将「…?………武士…様!?」

武士「……恥ずかしながら…都へ…戻って参りました」


538 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 13:28:20.30 ID:JsdfA7go
召喚士「お…お知り合いで…?」

女将「あ…武士様とお父上様は殿の旗本でしたから」

武士「えぇ…こちらでは殿の遊郭としてもよく参りました」

魔道士「遊郭…?」

召喚士「はい、つまり…あ、いやっ…!」

魔道士「…?」

召喚士「そ、そうだったんですか!」

女将「武士様はこの若さでお家随一と言われる程の腕前で…」

武士「いや…そこまでは…!」

女将「いえいえ、知る人はそう噂しておりますわよ」

召喚士(あれ…?本当に凄い人なんじゃ……)

女将「さ、武士様。ひと風呂浴びて、とにかくそのお顔を…」

武士「あ、あぁ…かたじけない。召喚士殿、魔道士殿も…」

召喚士「いえっ、お互い様です」

魔道士「そうですよー!気にしないで下さいねっ」

武士「……ありがたいっ!!」


539 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 13:32:09.83 ID:JsdfA7go


召喚士「武士さん遅いなぁ…」

魔道士「そうですねぇ。お腹空いちゃいました〜」

タンタンタン…

召喚士「あ、戻ってきたかな…?」

スッ

武士「失礼…お待たせを…ん?」

召喚士「………」

魔道士「……!?」

武士「ど、どうなされました…?」

召喚士「武士さん…ですよね!?」

魔道士「ぜ…全然顔が…!?」

武士「恥ずかしながら…一年、髪も髭も…切らず…」

召喚士「……確かに…これなら立派な剣の使い手に見える!」

武士「風呂とて…川で身体を流す程度の生活でしたから…」


540 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 13:36:50.35 ID:JsdfA7go
魔道士「いただきまーす!」

召喚士「いただきます!」

魔道士「やっぱり東方のご飯って…美味しい!」

召喚士「どうしたんですか…?」

武士「あ、いえ…いただきます」

魔道士「でも女将さんは凄いですね!」

女将「…はい?」

魔道士「だって顔が全然違うのによく武士さんって…」

女将「長年お客様を見ておりませんよ…ほほっ」

召喚士「なるほど……あれ?…待てよ?」

武士「…どうなされた?」

召喚士「門番…の人、知りあいですよね?」

武士「えぇ、かつての部下ですから…」

召喚士「なるほど…そういう事か…」

武士「……?」

召喚士「武士さん、明日は名代さんに会えますよ…!きっとね!」


541 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 13:37:39.29 ID:JUjgrgAO
いいのかい?
俺の脳内じゃバガボンドの又八から武蔵くらいにイメージがかわっちまったぜ?



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