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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その22
756 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:17:49.18 ID:kd3YQy6o


青年兵「では、また明日…宜しくお願い致します」

召喚士「俺らで力になれるのであれば…」

戦士「でもよ、本当にいいのか?」

青年兵「…?」

戦士「だってよ、俺らは一介のワーカーだぜ?それがお偉いさんの会議に…」

右秘書官「ご心配なく。貴方達は『国軍付』ワーカーなのです」

青年兵「流石に議決権はありませんが、部外者でもありませんよ」

盗賊「……成程な」

右秘書官「今日は王宮で休まれると良い。すぐに手配しよう」

召喚士「えっ!?いや…そんな滅相もない…っ」

右秘書官「遠慮する事はありません。ゆっくり旅の疲れを癒して下さい」

魔道士「ち、ちょっと…っ!」

テクテクテクテク…

右秘書官「すまんが、宿泊用の部屋を四つ手配してくれ」


757 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:18:44.65 ID:kd3YQy6o
近衛兵「はっ。伝えて参ります」

戦士「な、なんだか…大層な事になっちまったな……」

盗賊「……う、うん」

右秘書官「では、私と青年兵はこれで失礼する」

青年兵「失礼します」

テクテクテク…パタン

召喚士「え…えぇと……」

魔道士「何だか、王宮に宿泊出来るみたいですね…」

戦士「…い、いいのかな?」

盗賊「……さぁ」

コンコン…カチャッ

召使い「失礼致します。お部屋のご準備が出来ましたので、ご案内致します」

召喚士「あ、ありがとうございます」

戦士「…こうなっちまったら断るわけにいかんわな。行くかぁ」

魔道士「そうしましょう!滅多に経験出来ませんよっ」


758 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:20:01.64 ID:kd3YQy6o
テクテクテクテク…

戦士「……へぇ」

魔道士「どうしたんです?キョロキョロして……」

戦士「いや、だってよ…。王宮なんて入った事ねーから……」

盗賊「…う、うん」

召喚士「うわ…。あの絵高そう…っ」

魔道士「そっかぁ。皆さんは初めてなんでしたっけ…?」

戦士「お前…来た事あんの?」

魔道士「父の付き添いですけど…何度か…」

戦士「あ、そっか…。元婚約者はエリートさんだしな」

召喚士「…元?」

戦士「あれ?破談したんじゃなかったっけか…?てっきりそうなのかと…」

魔道士「い、いいじゃないですかっ!そんな話やめましょうよ…!」

召喚士「は、はは…っ」

盗賊「……」


759 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:22:10.36 ID:kd3YQy6o
テクテクテク…

召使い「こちらです。向かって右から四部屋お使い下さいませ」

魔道士「ありがとうございますー!」

召喚士「一人一部屋とは…豪華ですね…」

カチャッ

戦士「うおっ!広っ!!」

盗賊「…ほ、ほんとだ」

召使い「何か御座いましたら、あちらにいる係の者に声をお掛け下さいませ」

召喚士「ありがとうございます」

召使い「食事、入浴の際は、ご連絡致します。ごゆっくりどうぞ」

テクテクテクテクテク…

戦士「……はぁ。すっげー」

召喚士「とりあえず…荷物置きましょうか…」

盗賊「…だな」

魔道士「それじゃまた後で!」


760 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:22:59.67 ID:kd3YQy6o
パタンッ…スタスタスタ

召喚士「……広すぎて…逆に落ち着かないな」

コンコン

召喚士「はーい。……戦士かな?」

カチャッ…テクテクテク

召喚士「――っ!!」

魔道士「お邪魔しますー」

召喚士「ま、魔道士さんっ!?」

魔道士「はい?」

召喚士「……い、いえっ」

魔道士「お取り込み中でしたか…?」

召喚士「ま、まさか…っ!どうしたんです!?」

魔道士「…い、いえっ。特に用があるわけでは…ないですけれどぉ」

召喚士「……お茶!お茶淹れましょうか!」

魔道士「は、はいっ!」


761 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:23:33.64 ID:kd3YQy6o
コポコポコポ…

召喚士「どうぞ」

魔道士「ありがとうございます!」

コトッ…コクコクコクッ

魔道士「……はぁ、美味しい」

召喚士「東方土産に買っておいて良かったです」

魔道士「えへへっ!本当ですね!」

召喚士「……」

ズズーッ

魔道士「……」

召喚士「……」

魔道士「…………」

召喚士「…………」

魔道士「あのっ!」

召喚士「あのっ!」


762 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:25:08.55 ID:kd3YQy6o
魔道士「どうぞ……」

召喚士「い、いえ…っ。魔道士こそどうぞ…」

魔道士「じゃ、じゃあ…。こほん」

召喚士「……」

魔道士「あの…っ、エ…エリートさんの事なんですけど…」

召喚士「エリートさん…ですか?」

魔道士「はい…。その…何と言うか、私はエリートさんとは…そのぉ…」

召喚士「は、はい」

魔道士「親同士が勝手に決めたことであって、私は…そ、それに……」

召喚士「……?」

魔道士「エ、エリートさんももう何とも想ってないようですし…だからそのぉ…」

モジモジ

召喚士「そ、そうですか……」

魔道士「えっとその…っ、な…何言ってるんでしょうね…っ。ふ、ふふ…っ」

召喚士「え…?あ、は…はははっ!」


763 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:25:54.23 ID:kd3YQy6o
〜東方、帝の城〜

エリート「ふぇ〜っくし!!」

皇太子「どうした?風邪でも引いたか…?」

エリート「いえ…。どうせ左翼が噂でもしているのでしょう」

皇太子「…上手くゆくかな」

エリート「我らに出来る事と言えば。東方にて待つ事のみです」

皇太子「信じるしか出来ないか…。歯がゆいな」

エリート「……それも力ですよ」

テクテクテク

帝「ここにおったか。茶が入ったぞ」

皇太子「これは有難い。今日のデザートはだな……」

帝「おおぉぉ!?き…今日は何だ!?」

皇太子「はっはっは。出てのお楽しみだ」

帝「むぅーっ」

エリート「…ははっ。お気楽なものだ…っ」


764 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:28:32.52 ID:kd3YQy6o
〜国軍本部〜

カツカツカツ

国軍兵「ご苦労様です」

隊長「あいよ」

秘書官「これは隊長、ご無沙汰ですね」

隊長「まぁな。出張帰りだよ」

西方参謀「総司令はいるかい?……ヒック」

秘書官「はい。どうぞ、お入り下さい」

カチャッ

隊長「失礼します」

司令官「……ん。東方から戻ったのかな?」

隊長「つい先程、戻って参りました」

司令官「…ん、ご苦労さん。話は聞いてるよ」

西方参謀「報告書です」

スッ


765 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:29:11.65 ID:kd3YQy6o
隊長「ヤマタノオロチを倒し、龍脈を封じました」

司令官「ご苦労さん。東方も思ったより…力持ってるね」

西方参謀「彼らは大したものですよ」

隊長「付加や魔法などほとんど持たぬくせに、魔物を追い払っております」

司令官「それは凄いな」

西方参謀「集団戦法に優れており、死をも恐れてはおりませぬ」

司令官「悪く言えば捨て身だね。古風な事だ」

隊長「同盟については、東方サイドから提案がありまして…」

西方参謀「内乱を平定するまでしばし時間が欲しいとの事ですわ」

司令官「…ん。まぁそれは国軍の仕事じゃあないしね。政治屋に任せよう」

隊長「……間もなく、議会があると思われます」

司令官「左翼のだろう?耳には入っているよ」

隊長「いや、右翼のです」

司令官「……?」

隊長「右翼が先手を打って、議会を開会致します」


766 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:30:35.64 ID:kd3YQy6o
司令官「……へぇ」

隊長「何卒、宜しくお願い致します」

司令官「……ははっ。それは面白い事になりそうだ」

隊長「……失礼致します」

クルッ…カツカツカツ…パタン

西方参謀「…喋りすぎじゃねぇのか?…ヒック」

隊長「総司令は絶対左翼に付かん。断言出来る」

西方参謀「国軍上層部にも内通者がいんだぞ?忘れてたわけじゃ……」

カツカツカツカツ…

青龍先生「……おぉ、久々に見る顔じゃな」

隊長「先生こそまだしぶとくこの世に未練か?」

青龍先生「ヒョッヒョッヒョ!言ってくれるわ!」

西方参謀「久々に先生とも飲みたいですなぁ…ヒック」

青龍先生「そうじゃな。しかし今は病んでおってな…。完治したら飲もうかの」

西方参謀「楽しみにしてますわ!」


767 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:33:55.94 ID:kd3YQy6o
カツカツカツカツ

副司令官「おや、珍しい面子だな」

隊長「お疲れ様です」

西方参謀「先程、東方より帰国し報告に…」

副司令「それは何よりだ。ご苦労様」

青龍先生「それじゃ、儂もそろそろ行くとするかの…」

副司令「病院ですか?」

青龍先生「うむ。検診なのでな」

隊長「お大事に」

青龍先生「ヒョッヒョ。ありがとうよ」

カツカツカツ…

西方参謀「だいぶ悪いんですかい?」

副司令「そう聞いておる…。今、先生を失うのは痛いところだ…」

隊長「既に齢を越えてるしなぁ…。惜しい話だよ…」

西方参謀「ああ…。もう少し遅く生まれていれば……」


768 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:35:09.14 ID:kd3YQy6o
副司令「では、失礼する」

隊長「はっ!」

カツカツカツ…

西方参謀「…あの二人は右翼…だよな?」

隊長「知らん。聞いた事もねぇわ」

タッタッタッタッタ

男隊員「隊長っ!!」

女隊員「戻ったなら言って下さいッスよ!」

隊長「おー、悪かったな!さっき戻ったとこだ」

男隊員「んで、どうなんだ?」

隊長「バッチリよ。ヤマタノオロチも討伐した」

女隊員「おぉー!さすがッス!!」

西方参謀「コイツは何もしてねーけどな…。がははっ!」

隊長「あぁ!?」

西方参謀「冗談だって冗談!がっははは!」


769 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:36:42.05 ID:kd3YQy6o
〜王宮、客室〜

召喚士「……」

魔道士「……」

召喚士「…あ、あのぉ」

魔道士「は、はい」

召喚士「魔道士さんは…夢とかありますか?」

魔道士「夢…ですか?」

召喚士「もしこの先、平和になったら……」

魔道士「……正直、まだ思い浮かびませんね」

召喚士「ですよね…」

魔道士「というか、平和に暮らせる想像が付かないです…」

召喚士「……ですよね」

魔道士「あっ、でも…」

召喚士「…?」

魔道士「私、先生になってみたい…かも…」


770 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:37:55.56 ID:kd3YQy6o
召喚士「先生ですか…?」

魔道士「はいっ!魔道学校に通っていて…思ったんです」

召喚士「…へぇ、先生ですか!」

魔道士「人に何か教えるって難しそうだし、技術も必要ですけど…」

召喚士「ええ…」

魔道士「子供好きですし、魔法とか料理とか、色んな事で役に立ちたいです!」

召喚士「良い夢ですね!」

魔道士「そ、そうですか…?えへへ…っ」

召喚士「そうかぁ…先生かぁ……」

魔道士「召喚士さんはあるんですか?」

召喚士「…いえ、俺も全然想像出来ませんよ」

魔道士「…ですよねぇ」

召喚士「普通に暮らしたいですね。結婚して子供と一緒に遊んで…」

魔道士「結婚…ですか…っ」

召喚士「ええ。両親を早くに亡くしたからでしょうか…憧れますね。そういうの」


771 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:39:33.66 ID:kd3YQy6o
魔道士「…召喚士さん」

召喚士「…い、いやっ!結婚といっても相手はいないですし…夢っていうか…」

魔道士「え!?あ、はい…っ!」

召喚士「だからその、何ていうか夢というより理想で、それは現実でなくてえっと…」

魔道士「…ふ、ふふっ」

召喚士「…ふふふっ」

魔道士「ふふっ、えへへ!!」

召喚士「は、ははっ…あははっ!」

魔道士「えへへ…っ」

召喚士「……」

魔道士「…………」

召喚士「……魔道士…さん……?」

魔道士「……ぁ」

召喚士「……」

二人の瞳が合いしばし時間が止まる。そして、魔道士の瞳がゆっくりと閉じる…。


772 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/17(金) 17:41:43.82 ID:AmGdosEo
ああああああ…!!!!


773 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:52:32.72 ID:kd3YQy6o
コンコン…カチャッ

召使い「失礼致します……あっ、こ…これは失礼致しました…っ!」

召喚士「い、いやいやいや!何も失礼ではありません!こちらこそ失礼を!」

魔道士「そそそうです…っ!何でもないんです!何でも!!」

召使い「…は、はぁ」

召喚士「ど、どうかなさいましたかぁ!?」

召使い「お夕食の準備が整いました」

魔道士「ほ、本当ですかぁ〜良かった!」

召使い「…?」

召喚士「えっと…お食事はどちらまで!?」

召使い「一階奥の広間までお越し下さいませ」

召喚士「分かりました!すぐ行きます!」

魔道士「そ、そうですね!行きましょうかっ!

召使い「…は、はい」

召喚士「いやぁ、お腹空いたなぁ!はは…っ」


774 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:53:04.64 ID:kd3YQy6o


テクテクテク

戦士「ん?お前ら早いな」

召喚士「な、なんかお腹減っちゃってさ!はは…っ!」

魔道士「そうなんですよ…えへへ…っ!」

戦士「…?」

テクテクテク

盗賊「…お待たせ」

戦士「お、全員揃ったか。んじゃ入るか」

〜広間〜

盗賊「……」

召喚士「……」

戦士「……すんげ」

盗賊「…あれ…何?」

魔道士「シャンデリアですね…。にしても…大きい」


775 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:53:36.97 ID:kd3YQy6o
カツカツカツ

右文官「おぉ、待っていたぞ。さぁさぁどうぞ」

召喚士「こんばんは」

右秘書官「今日はビュッフェ式にしたから、遠慮なく食してくれ」

戦士「…おぉ!」

盗賊「……おぉ」

魔道士「あ…っ」

カツカツカツ…

右大臣「魔道士さんか。ご無沙汰だな」

魔道士「右大臣様…」

スゥッ

右大臣「よいよい、畏まらんでくれ。ご両親はお元気かな?」

魔道士「……ここ最近、なかなか会う暇がなくて…」

右大臣「…そうか。たまには顔を見せてやると良い。喜ぶぞ」

魔道士「はい…っ」


778 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:55:07.88 ID:kd3YQy6o
右大臣「……君が朱雀先生か」

戦士「…いや、こっちです」

召喚士「召喚士と申します」

右大臣「成程。噂はよく耳にしているよ。大活躍のようだな」

召喚士「あ、ありがとうございます」

右大臣「……これから、更に戦いは厳しさを増すと思う」

召喚士「…はい」

右大臣「…うむ。頑張ってくれ、この世界の為に」

召喚士「ありがとうございます…!」

青年兵「召喚士さん、こちらのテーブルへどうぞ」

右文官「酒もあるぞ?飲むかな…?」

戦士「喜んで頂きます!!」

盗賊「…モグモグ」

魔道士「盗賊さん…座って食べましょうよ…っ」

盗賊「…はい……モグモグ」


780 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:56:09.86 ID:kd3YQy6o


戦士「いっただっきまーす!」

魔道士「ローストビ−フ…。美味しそう〜」

スクッ

召喚士「…?」

盗賊「…おかわり…取ってくる」

戦士「いつにも増して食うなぁ…」

魔道士「船内も軽食でしたし、お腹空いたんですよ!」

召喚士「……」

戦士「…しかし、西国の城も凄かったが…本国は桁違いだな…っ」

召喚士「流石って感じだね」

戦士「青年兵の野郎…いっつもこんなモン食ってんのか…」

召喚士「ど、どうだろうね…」

魔道士「でも、本国や国軍のお仕事って大変そうですよ〜?」

召喚士「ええ。自由はないですしね…」


781 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 17:57:03.14 ID:kd3YQy6o
戦士「そうだよなぁ。縛られるのはイヤだよなぁ…」

魔道士「でも食事やお酒は毎日タダで楽しめますよ?」

戦士「……うーむ」

召喚士「それぞれ良いところも悪いところもあるって事だよ」

魔道士「そうですよっ!」

テクテクテク…カチャッ

盗賊「……?」

戦士「…いや、何でもねぇ」

盗賊「……モグモグ」

魔道士「明日、何があるんでしょうね?」

召喚士「あまり詳しい事は聞いてないので分かりませんが…」

盗賊「……」

召喚士「おそらくは、議会絡みではないかと…」

戦士「だろうなぁ。青年兵がかなり頑張ってたみたいだし…」

召喚士「東方司令部は解決したのかな…?」


782 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 18:01:10.33 ID:kd3YQy6o
青年兵「一応は大丈夫だと思いますよ」

テクテクテク

魔道士「青年兵さん!」

青年兵「楽しまれてますか?」

戦士「…まぁな。全く、良い物食ってるよな…」

青年兵「僕らもこんなご馳走久々ですよ…」

戦士「そうなのか!?」

青年兵「ここに来てから、食事をする時間もロクにありませんから…」

盗賊「……モグ……モグ」

戦士「……青年兵!俺は今…モーレツに感動している!!」

グッ

青年兵「は、はぁ…」

召喚士「そ、それで…東方は大丈夫なんだね」

青年兵「ええ。少しは変化が見えるはずです……戦士さん、痛いんですが…」

戦士「あ、ああ。すまんすまん…ははは!」


783 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 18:47:04.65 ID:kd3YQy6o
青年兵「本当に東方の力が必要なのはもう少し後ですしね」

盗賊「…?」

青年兵「議会はまず、本国にて本会議を行います」

魔道士「本会議…?あっ、新聞で読んだ事があります!」

青年兵「本国にて働く士官、要職者。そして各部司令や拠点司令が集まり討論します」

戦士「…ほぉ」

青年兵「そこでまず半数近くの投票が行われるのです」

召喚士「なるほど、その後に各部署の投票が…」

青年兵「そういう事です。そしてその前に両陣営が演説を行います」

魔道士「演説ですか…!」

青年兵「はい。…ここで東方司令部を口説き落とせればと思ってます」

戦士「大変な仕事だなぁ…」

青年兵「まぁ、その為に打てる手は打っておきました」

召喚士「東方司令部のみんなが協力してくれるといいね!」

青年兵「はい。東方先生はともかく……問題は……」


784 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 18:55:24.91 ID:kd3YQy6o
〜東方司令部〜

東方参謀「……」

カチャッ…ゴクッゴクッ

東方司令「……ふー」

自室の窓辺に寄りかかり、書物を手にコーヒーをすする東方司令。

東方司令「……空しい」

ドドドドドド…

東方司令「――っ!?」

バッ!!

東方司令「何だ……この威圧は!?」

異変に気付いた東方司令は、慌てて窓から外を覗く。

東方司令「…魔族ではないな。人間か…っ」

バッ!!…タッタッタッタッタ…

東方兵「し、司令っ!?どちらへ……」

東方司令「五月蝿い!どけっ!!」


785 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 19:01:28.75 ID:kd3YQy6o
ババッ!!…タッタッタ……ザッ

東方司令「……どこだ…?」

キョロキョロッ

東方司令「こっちか!?」

クルッ…タッタッタッタッタ

東方司令(この感じ…ワザと威圧を発しているな…っ)

タッタッタ

東方司令(その狙いは……)

ザッ…

東方司令「……腕試しか?でも、運が悪かったな!」

ザッザッザ

東方司令「ボクがいるここに挑発かけた事…後悔するよ」

女剣士「……」

東方司令「……女か?」

女剣士「……女!?」


786 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/12/17(金) 19:02:28.27 ID:kd3YQy6o
こんばんわ、寒いですねー!少し落ち着きましたですよ〜!
では、これにて帰宅致しますのですよ。ご支援ありがとうございました!ノシ


787 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/17(金) 20:26:34.47 ID:ZC1rjMDO
>>1乙っす
女剣士と東方司令の対決楽しみです


789 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/12/17(金) 21:08:30.13 ID:ESRcmz60
1乙
女剣士は非処女なのにレズビアンなの?


790 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/17(金) 21:12:01.80 ID:mgghY6AO
つレイプ


792 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/17(金) 22:03:11.91 ID:Tt0TTjMo
〜演説〜

青年兵「右翼を応援してください!」

東方兵「…」シーン

青年兵「…しかたない」

ドタドタドタ…トテトテトテ

青年子「右翼を応援してください!」

青年兵「もちろんだー!!!」うぉー!!!!

東方司令「するする!僕は前からちょう右翼だよ!!!」

青年子「…(フクザツな心境だ グスン)」

続かない


797 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/17(金) 23:32:56.58 ID:r0x8v2AO
>>1乙
今日は何時にもまして小ネタが多いなwwww



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