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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その8
56 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 02:22:36.73 ID:EJg7gAUo
〜小さな鉱山の入口〜

召喚士「……ここ?」

戦士「ああ。いきなりハイレベルな鉱山は危ないしな」

召喚士「確かに…三人だしね…」

盗賊「……」

戦士「おっし…行くか」

盗賊「…うむ」

ザッザッザッザッザ…

召喚士「照明は点いてるんだね」

戦士「毎日ワーカーや工夫が出入りしてっからな」

召喚士「勝手に取っちゃって大丈夫なものなの?」

戦士「まぁ…誰の物ってワケでもないし…」

盗賊「……なるほど」

召喚士「あ、階段が見えてきた」

戦士「地下5階くらいまではこんな感じだ。魔物も出やしねぇ」

召喚士「そっか……」


57 :パー速民がお送りします [saga] :2009/12/26(土) 02:27:25.48 ID:EJg7gAUo
工夫じゃなくて鉱夫でした…
誤字というより素で間違えた…すいません…orz

ダメだな…もう寝よう。失礼しまする…
この度も多数のご支援感謝!おかげで8スレ目になりました
では、おやすみなさい!!ノシ


59 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 04:29:03.01 ID:6KTT1cAO
あと992スレか…


60 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 09:45:11.87 ID:IFFjLSQo
ファンタジーに造詣がある人は必要ないだろうけど
召還獣、モンスターの外見がイメージ出来なくて苦労してる人がいたから参考に
http://gatherer.wizards.com/Pages/Default.aspx
Search Card: のTypes にチェックを入れて”dragon”Wurm”Cockatrice”Wurm”Beast”などで検索

種族名、綴りが分からないなら、ここで検索すれば大体あるはず
http://whisper.wisdom-guild.net/


63 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 15:24:55.77 ID:r4vlW.DO
召喚士…朱雀先生+属性関係なしに召喚可能
戦士…漢
魔道士…国王の友人の大商人の娘
盗賊…東方のお姫様かつ>>1の奥様


64 :パー速民がお送りします [] :2009/12/26(土) 15:43:28.18 ID:1m11CEAo
召喚士は全属性の召喚獣が召喚できる
魔法剣士は相反する火と水が同時に使える
天才は魔法(魔道士)・治療(プリースト)・剣術(剣士)を一人でこなす
戦士はドワーフの斧に五行を付加させようとしている


71 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 19:17:15.87 ID:EJg7gAUo
〜地下二階〜

ザッザッザ…

鉱夫「御苦労さん」

召喚士「ど、どうも…

盗賊「……」

召喚士「さっきから何人もすれ違うな…」

戦士「鉱山は一日中、休みなく動いてるからな」

召喚士「なるほどね…」

盗賊「……階段だ」

戦士「地下五階まで一気に降っちまおうぜ」

召喚士「そうだね」

盗賊「…うむ」

ザッザッザ…

〜地下五階〜

召喚士「……んっ?」

階段前の広場に、眼鏡の男が立っている。


72 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 19:22:24.48 ID:EJg7gAUo
盗賊「…?」

戦士「あぁ…多分警備のワーカーだろ」

召喚士「警備…?あ、そうか…」

戦士「御苦労様っす!!」

戦士は眼鏡の男に話しかける。

眼鏡「やぁ。任務かい?」

戦士「いや。プライベートっす!」

眼鏡「そうか。ここから先は魔物が出るから、気を付けてね」

召喚士「ありがとうございます」

眼鏡「何かあったらここに戻ってくればいいから」

盗賊「……」

眼鏡「食料も回復も結界石もあるよ」

戦士「うっす!」

召喚士「あ、あの……」

眼鏡「…ん?」


73 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 19:34:16.91 ID:EJg7gAUo
召喚士「一人で…任務を?」

眼鏡「うん。深く潜らなければ魔物も弱いしね」

盗賊「…」

眼鏡「それにパーティーではないけど、交代でやってるから」

召喚士「そうですか…」

眼鏡「もうすぐ交代が来るはず。そしたら僕も潜るつもりなんだ」

召喚士「それじゃ後で会うかもしれませんね」

眼鏡「君らは強そうだから…もし僕が苦戦してたら…」

戦士「おう!任しとけ!!」

眼鏡「あははっ!頼もしいね。ありがとう」

召喚士「では、頑張って下さい!」

眼鏡「君達もっ」

盗賊「……では」

ザッザッザッザッザ…

三人は眼鏡の男と別れ、地下六階への階段を降って行く。


75 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 19:46:19.93 ID:NAROVYAO
なぜか知らんがこの男が怖く思えてならない


76 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 19:46:40.62 ID:EJg7gAUo
〜地下六階〜

盗賊「……!!」

召喚士「五階までとは違って…また急に…」

戦士「あぁ。こっからは別世界だ…」

正面にはうす暗く灯った照明と闇が広がる。

戦士「ま、道はあるし、正面にさえ気を付けてれば問題はねぇ」

召喚士「…うん」

戦士「盗賊、念のため…後ろを頼むぞ」

盗賊「……分かった」

ザッザッザッザッザ…

三人がしばらく進むと、道が開け広間が現れる。

戦士「……よっと」

戦士は松明に火を灯し始める。

戦士「……ほれ、見てみ」

召喚士「……こ、これは…っ!?」


77 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 19:50:46.27 ID:EJg7gAUo
広間の壁は、松明の光に照らされ、眩い光を放っている。

召喚士「……綺麗だなぁ」

盗賊「…ああ」

戦士「コイツは全て結界石だ」

召喚士「みたいだね……」

戦士「ま、こんぐらいの浅い階層じゃ、質はたかが知れてるがな」

盗賊「……」

戦士は壁に近づき、結界石を拳でコンコンと叩く。

戦士「ま…装飾用か結界としての利用が関の山だな」

召喚士「とても武器に使えそうもないね……」

戦士「結界でも1日持てば良い方だろうな…」

盗賊「……なるほど」

戦士「さっ、更に下を目指そう」

召喚士「そうだね」

盗賊「……うむ」


78 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 19:56:25.87 ID:EJg7gAUo
〜地下九階〜

ザッザッザ…

召喚士「あ…人がいる」

戦士「ワーカーと…商人か?」

三人の前では、5人程の男が、石を手に談話している。

戦士「こんちは。どうですか?」

商人「おぉ、これから潜るのか?」

ワーカーA「すぐ下に魔物がいる。気を付けろよ?」

盗賊「……」

召喚士「この下…ですか?」

ワーカーB「ああ。正体までは確認してないが…」

ワーカーC「念には念を入れて、私達はこの階層止まりだ」

商人「ここでもまぁ…それなりのものは発掘出来るしな」

ワーカーD「無理する必要もねぇですからな!」

召喚士「なるほど……」


81 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 20:58:37.78 ID:EJg7gAUo
盗賊「……どうする?」

召喚士「敵の正体が分からない限り難しいな…」

戦士「とりあえず調査だけ進めるか…?」

召喚士「……そうだね」

盗賊「…うむ」

召喚士「戦闘は避けて、無理せず引き返そう」

戦士「だな」

召喚士「それじゃ……行きましょうか」

盗賊「…うむ」

〜地下十階〜

ザッザッザ…

三人はうす暗い通路をまっすぐ進んで行く。

盗賊「……いるな」

戦士「!?…どんぐらいだ?」

盗賊「……足音が…複数」


82 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 21:11:22.88 ID:r4vlW.DO
不思議のダンジョン3 風来の召喚士の大冒険


83 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 21:14:21.57 ID:EJg7gAUo
戦士「…行くぞ」

盗賊「…うむ」

戦士と盗賊が刀を鞘から抜き、手に取る。

召喚士「正体を確認したら…退こう」

戦士「ああ。上に行く素振りもなさそうだしな…」

盗賊「……」

ザッザッザッザッザ

戦士「…抜けるぞ」

三人は通路を抜け、広間に出る。

目の前には、無数のスケルトンが群がる。

戦士「アンデッドか…!?」

召喚士「厄介だな…!物理攻撃が効かない相手だ…っ!」

戦士「しかも…普通のよりデカイな…!」

盗賊「……ああ」

召喚士「無理しても仕方ない…。一旦下がろう!」


84 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 21:25:19.14 ID:suJvh1g0
物理攻撃が効かない…これは魔道士ちゃんの出番だな


86 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 21:32:15.70 ID:EJg7gAUo
戦士「盗賊っ!退路の確保を!」

盗賊「ああっ!」

タタッ

召喚士「戦士っ!」

戦士「おうっ!いくぜ!!」

戦士が雷切を両手で構え、前方のスケルトンを牽制する。

召喚士「よし……!!」

戦士「ある程度蹴散らしゃいいぞ…っ!」

召喚士「ああっ!……行けっ!コカトリス!!」

シーン…

戦士「…さぁ、頼んだぜ!」

雷切が稲光を放ち、スケルトンの群れを斬りつける。

盗賊「……?」

召喚士「あ、あれ…!?行けっ!コカトリス!!」

シーン…


88 :パー速民がお送りします [] :2009/12/26(土) 21:37:34.21 ID:0KT/PwSO
今度はクリスマスと間違えちゃったか


89 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 21:47:19.06 ID:hRgTHrIo
※只今コカトリスはクリスマスパーティー中です


90 :パー速民がお送りします [] :2009/12/26(土) 21:55:50.90 ID:End7zqA0
>>89
調理される側じゃね?ターキー…


92 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 22:14:34.55 ID:/Bo5NOMo
ヒーローショーのようにそんな小さい声じゃコカトリスはこないぞー
さぁ!もっと大きな声で!
せーの!


93 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 22:46:10.45 ID:1vR/0sDO
>>92
せーのっ!


いあ! いあ! はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! はすたあ!


94 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/26(土) 23:06:38.81 ID:IFEYXrIo
来ちゃうから!違うの来ちゃうからっ!!


95 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 23:46:36.54 ID:EJg7gAUo
ザシュウッ!!

戦士「どうした!?…早くっ!」

召喚士「で、出ない…!?なんで…っ!!」

戦士の周りにスケルトンが群がる。

戦士「ちっ…!囲まれたか…!」

召喚士「仕方ない!…行けっ!スフィンクス!!」

シーン…

召喚士「!?」

盗賊「…くっ!」

盗賊は太もものホルダーからクナイを数本取り出し、

スケルトンの群れに投げ飛ばす。

シュバッ……ガスガスッ!!

クナイが直撃したスケルトンは倒れるが、再び起き上がる。

戦士「……りゃあっ!!」

シュッ!!……ザシュッ!!


96 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 23:50:04.23 ID:EJg7gAUo
召喚士「ス…スフィンクス・・まで…!?」

戦士「召喚士!!どうしたんだっ!?」

召喚士「召喚士獣が…っ!!」

盗賊「!?」

戦士「…!!くそっ…!」

タタッ!!…シュバッ!!

盗賊が召喚士の頭上を飛び越え、スケルトンへ蜘蛛切を振り下ろす。

盗賊「今だっ!下がれっ!」

戦士「すまんっ!!」

召喚士「行けっ!コカトリス!!スフィンクス!!」

シーン…

スケルトンはじわじわと三人の周囲に詰め寄る。

戦士「……参ったな」

盗賊「…ふーっ…どうする!?」

召喚士「……な、何で…!何で出ない…っ!?」


98 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/26(土) 23:55:38.47 ID:EJg7gAUo
スケルトン「……キキッ!!」

ズバッ!!……ガシャアッ!!

戦士「……仕方ねぇ!裏技だ…!」

戦士は手に持つ雷切を盗賊へ投げる。

盗賊「!?」

戦士「水遁使えんなら魔力も問題ねぇだろ!!」

盗賊「!!」

戦士は背中に背負った大斧を両手で構える。

戦士「この斧なら…アンデッドを浄化出来っからな…」

盗賊「……いくぞ!」

盗賊が姿勢を低く、スケルトンの群れへ走り込む。

続いて戦士が斧を振りかぶり、スケルトンを吹き飛ばす。

ブオンッ!!……ドガシャアァッ!!

戦士「……盗賊!」

盗賊「ああ!」


99 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 00:02:16.02 ID:bFmWTrQo
空中に吹き飛ばされたスケルトンを横目に、

盗賊はその場で一回転し、周囲のスケルトン達を斬り倒す。

ザンッ!!…シュバッ!!……ドサッ…ガシャアァッ!!

盗賊「飛べっ!!」

盗賊の掛け声を合図に、戦士が後方へ飛ぶ。

盗賊「はぁっ!!」

ドズッ!!……ガカアァァッ!!…バリ…ッ!!

盗賊が雷切を床に突き刺すと同時に、

周囲の床へ刀身を中心に、雷がほとばしる。

スケルトン「…ッ!!」

シュウゥゥ……

盗賊「……ふー」

戦士「ナイス!!」

盗賊「……ん」

盗賊は雷切を戦士に投げ返した。


100 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 00:04:03.13 ID:hdeyUtAo
また召喚士スランプ入ったか


101 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 00:05:55.41 ID:bFmWTrQo
〜地下五階〜

召喚士「……」

盗賊「…」

戦士「参ったな……」

召喚士「……ごめん」

盗賊「…気にするな」

戦士「ああ。だが、原因が分からない事にはどうにもならんな」

召喚士「なんでだろう…」

戦士「あ…!!」

盗賊「…?」

戦士「前に…コカトリス怒らせて、出なくなった事あったよな?」

召喚士「…でも今回は、身に覚えがないよ?」

盗賊「……」

召喚士「しかもコカトリスだけでなく…スフィンクスまで…」

戦士「そうか…。そうだよな…」


103 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 00:08:10.25 ID:hdeyUtAo
洞窟に原因があるのやもな


104 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 00:17:37.66 ID:c6dsg.DO
洞窟に原因があるなら
看板で注意書や警備の人が教えてくれそうなもんだし
戦士が聞いたこと在りそうだけどな


105 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 00:17:52.67 ID:bFmWTrQo
盗賊「……」

戦士「とにかくこの状況はマズイ…」

召喚士「……うん」

戦士「ましてや三人。前衛しか動けねぇんじゃ…」

召喚士「……」

盗賊「……」

召喚士「一旦……出ましょう…」

戦士「だな。それがいい」

盗賊「…ああ」

召喚士「本当に…ごめん……」

戦士「気にするなって!」

盗賊「…うむ」

召喚士「……うん」

テクテクテク…

眼鏡「…やぁ、もうお帰りかい?」


106 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 00:21:32.18 ID:bFmWTrQo
召喚士「ど、どうも…」

眼鏡「何か…あったのかい?」

戦士「ちょっとワケありでな。今日は早退だ」

眼鏡「そうか。無理するのは良くないしね」

召喚士「はい……」

盗賊「…では」

眼鏡「…?あ、あぁ…気を付けてな」

テクテクテク…

〜鍛冶屋の家〜

鍛冶屋「………なるほど」

おかみ「一体どうしちまったんだろうねぇ…?」

召喚士「……」

鍛冶屋「何か…関連性のある事は?」

召喚士「関連性…」

鍛冶屋「最近の出来事で今までなかった事とか…」


111 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 00:46:04.96 ID:bFmWTrQo
戦士「」なるほどな…」

召喚士「コカトリス…!?」

盗賊「……?」

召喚士「関で直接…コカトリスに乗った…!」

鍛冶屋「召喚獣に乗る…!?そんな無茶を…」

戦士「あとは…魔道士か……」

召喚士「……うん」

鍛冶屋「魔力的なものと精神的なもの…」

おかみ「何だか、どっちにも原因がありそうだねぇ」

戦士「まぁ…ひとまずは動きようがないな…」

召喚士「でも…それは申し訳ないから…」

戦士「いや…無茶して痛い目見るよりは…」

召喚士「……鍛冶屋さん!!」

鍛冶屋「はは、はい…っ!?」

召喚士「お願いがあります…!!」



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