■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
55 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 14:30:51.85 ID:Dn5Suz7Y0
〜次の朝〜

戦士「じゃあしばらくお別れだな!」
召喚士「そうですね。次はいつ頃集まりましょうか?」
魔道士「召喚士さんはどのくらいかかりそう?」
召喚士「うーん・・・一ヶ月もあれば大丈夫かと」
戦士「じゃあ一ヶ月後にこの街で!」
盗賊「・・・同意」
召喚士「皆さんは一ヶ月で大丈夫ですか?」
戦士「俺はここからだと一週間くらいで着くからな!問題ないな!」
魔道士「私も大丈夫ですー。戦士さんはどちらに?」
戦士「あー・・・一度故郷に帰ろうかと思ってな。一度も帰ってないしw」
魔道士「そうなんですねー。偉いです!w」
召喚士「盗賊さんは?」
盗賊「・・・特に」


56 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 14:34:08.28 ID:Dn5Suz7Y0
戦士「帰るところないのか?」
盗賊「・・・ある
戦士「あんのかよ!ww」
召喚士「じゃあ大丈夫そうですね!では皆さん一ヵ月後にまた」
戦士「おう!気をつけてな!」
魔道士「私は召喚士さんと途中まで一緒ですね!」
盗賊「・・・サヨウナラ」

〜船の上〜
魔道士「召喚士さんは師匠の所が故郷なんですか?」
召喚士「いや・・・故郷は随分前に滅びました・・・w」
魔道士「あっ!ご、ごめんなさい!」
召喚士「いえいえいいですよwあんまり覚えてないんです」
魔道士「そうなんですか?」
召喚士「物心つくかの小さい時の話なんで・・・」
魔道士「そうなんですか・・・」


57 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 14:36:55.20 ID:Dn5Suz7Y0
召喚士「その時師匠のパーティーが討伐に来てたんです」
魔道士「へー」
召喚士「それでそのまま師匠に引き取られたってわけです」
魔道士「じゃあ師匠で親代わりの人なんですねー」
召喚士「そういう事になりますね」
魔道士「どんな人なんですか?」
召喚士「一言で言うと適当な人ですねw」
魔道士「適当なんだw」
召喚士「はい。自己チューで酒乱でぶっきらぼうで・・・」
魔道士「ふふっ。面白そうな人ですね!」
召喚士「実はあんまり会いたくないんですよねw」
魔道士「えーwカワイそうw」


58 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 14:40:57.74 ID:Dn5Suz7Y0
召喚士「魔道士さんは故郷へ?」
魔道士「故郷はこの前帰ったんで、今回は魔道学校に行きます」
召喚士「魔道学校・・・エリートなんですね・・・」
魔道士「そんな事ないですよw学校行ってるからって優秀とか限りませんw」
召喚士「いやいや!凄い事ですよ。倍率100倍とかですよね?」
魔道士「運が良かっただけですってーw」
召喚士「(魔道士さんて実は凄いんだな・・・)」
魔道士「召喚士さんこそその若さでコカトリスなんて凄いですよ!」
召喚士「あ、まぁ・・・これはちょっと・・・」
魔道士「普通そんな高等召喚獣は呼べませんよー?」
召喚士「ま、まぁ・・・でも・・・」
魔道士「あ!港が見えてきましたよー!」
召喚士「あ、本当だ!着きましたね!」


60 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 14:56:04.16 ID:Dn5Suz7Y0
〜港〜
魔道士「それじゃ私は船の乗り換えなので、ここで!」
召喚士「はい!では一ヶ月後にまた!」
魔道士「師匠さんによろしくー!w」
召喚士「あ、はいw」
召喚士「(良かった・・・あの出来事は無かった事になってる・・・よね?)」

〜山道〜
召喚士「(このあたりは意外と魔物が多いからな・・・慎重に・・・)」
・・・
召喚士「(港で結界を張って貰ったお陰で魔物も出てこないな。良かった)」
・・・
召喚士「やっと着いた・・・」


61 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:02:32.04 ID:Dn5Suz7Y0
召喚士「失礼します」
ガチャ・・・ギイィィ・・・
召喚士「師匠〜、いらっしゃいますか〜?」
師匠「いるに決まってんだろ。俺の家だ」
召喚士「ご無沙汰しております」
師匠「おう。何の用だ?」
召喚士「あ、はい・・・実は・・・」
師匠「あ、待て。何か飲むか?コーヒーでいいか?」
召喚士「え、あ・・・はい。コーヒーでいいです」
師匠「おう。じゃあ早く用意して来い」
召喚士「キッチンにあります?」
師匠「キッチン以外のどこにあるんだよ」
召喚士「(はは・・・師匠相変わらずだなぁ・・・)」


62 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:06:47.88 ID:Dn5Suz7Y0
〜師匠の家。リビング〜
師匠「んで?何だっけ?」
召喚士「実は・・・コカトリスが出なくなってしまって・・・」
師匠「死んだんじゃねーの?ガハハww」
召喚士「死ぬわけないでしょう!」
師匠「冗談に決まってんだろ。思い当たるフシは?」
召喚士「はぁ・・・実は・・・」
・・・
師匠「ガハハハハハwwwww」
召喚士「わ、笑いすぎですよ!」
師匠「だってよ!コカトリスとクリトリス間違えるか?フツー?www」
召喚士「・・・」
師匠「バカだよ。バカ!これだから童貞はwww」
召喚士「師匠!!」
師匠「分かったってw怒るなよ。まぁそりゃ出てこないわなw」
召喚士「やっぱり原因はそれ・・・ですよね・・・」


63 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:10:07.19 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「まー謝ってくるしかないわな」
召喚士「直接ですか!?」
師匠「それ以外にどーやって謝るんだよ」
召喚士「いや、そうですが・・・会ってくれますかね?」
師匠「あのよー、そういう問題じゃねーのよ」
召喚士「・・・」
師匠「いいか?召喚士てのはな、俺らが召喚獣と呼んでる生き物をな、」
召喚士「・・・はい」
師匠「召喚して代理で戦って貰ってるわけだ。そうだよな?」
召喚士「その通りです」
師匠「その代償として俺ら召喚士の魔力を食わせてやってる」
召喚士「はい・・・」


64 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:14:34.80 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「コカトリスってのはな、その中でも高魔力を消費するわけだ」
師匠「でもお前は低魔力で召喚出来てる。何でだ?」
召喚士「師匠から受け継いだからです・・・」
師匠「そう。お前に継承したんだよ」
召喚士「はい・・・」
師匠「そもそも継承ってのはその召喚獣と専属で契約してる事が条件になる」
師匠「他の召喚士に召喚されないよう独占してるからこそ出来るわけだ」
召喚士「はい・・・」
師匠「俺はコカトリスと戦友で、お互い気に入っちまったわけよ」
召喚士「・・・」
師匠「んで独占させて貰った」
召喚士「はい・・・」


65 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:19:19.78 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「でもお前も知ってるように、俺はもう戦える身体じゃない」
召喚士「・・・」
師匠「だから唯一の弟子であるお前に預けたわけだ」
召喚士「・・・はい」
師匠「しかもだ、アイツもそれを考慮してくれてわざわざお前向けにな、」
召喚士「はい・・・」
師匠「低魔力で召喚契約してくれてるんだよ」
召喚士「・・・」
師匠「それをお前、名前間違い・・・しかもクリトリス・・・」
召喚士「・・・」
師匠「ク・・・ブハハハ!!お前バカ!本当にバカ!ハハハハッ!www」
召喚士「師匠笑いすぎです・・・(俺は何て事を・・・)」


66 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 15:27:31.45 ID:EG2gVd5EO
おまんこぉおぉおおああぁああぁあああああおまんこぉおぉおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


67 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 15:30:51.74 ID:YF0p/ys7O
呼んでも
おまんこは
現れない


68 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:31:48.46 ID:Dn5Suz7Y0
>>66-67
ワロタw


71 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:42:12.35 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「四日後が丁度満月だ。ゲート開けてやるから直接謝ってこい!」
召喚士「はい・・・ありがとうございます・・・」
師匠「まーそれまで修行してやる」
召喚士「あ、」ありがとうございます!」
師匠「まずは二階の掃除。それと薪割り、酒倉の掃除だな」
召喚士「・・・」

〜四日後〜
師匠「さて・・・今日で修行も終わりだ」
召喚士「家事と酒造りしかしておりませんが・・・」
師匠「バカヤロウ!お前は日常の鍛錬で恐るべき魔力をだな」
召喚士「身に付いたんですか!?」
師匠「それはお前の努力次第だ」
召喚士「・・・」
師匠「んじゃ始めるぞ。風呂入ってメシ食って寝る」
召喚士「はい?・・・どういう意味でしょうか?」


72 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:46:29.71 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「風呂入ってメシ食って寝るって言ったんだよ」
召喚士「いや・・・それは分かってますが・・・」
師匠「あ?先にメシ食ってから風呂の方がいいのか?」
召喚士「いや・・・そういう事でなく、ゲートがどうとか・・・」
師匠「あーアレな。まぁ何て言うかその・・・」
召喚士「・・・」
師匠「寝てる時にテメーを幽体離脱させるってこった」
召喚士「あ、そういう事だったんですね」
師匠「分かったらさっさと寝ろ。風呂入ってメシ食って寝ろ!」
召喚士「はい。分かりました(最初から言ってくれればいいのに・・・)」


74 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:54:22.23 ID:Dn5Suz7Y0
〜深夜〜
召喚士「・・・あれ?目の前に俺が寝てる・・・」
師匠「おい!聞こえるか?」
召喚士「あ、師匠・・・」
師匠「俺はお前の姿も見えないし声も聞こえない」
召喚士「ん?もう離脱してるって事か・・・」
師匠「おそらく離脱してるだろう。そのまま南の方角を向け」
召喚士「あ、はい・・・南ですね(あ、聞こえないんだっけ・・・)」
師匠「南を向いたら月を見ろ」
召喚士「月・・・ですね。はい、見ました」
師匠「見たか?先進むぞ?月を目に焼き付けて目を瞑れ」
召喚士「はい。瞑りました・・・」
師匠「南は朱雀の方角だ。月の色を赤くイメージしろ」
召喚士「(赤・・・赤・・・赤・・・)」


75 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 15:58:35.19 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「あとは勝手に身体が引っ張られる。それではお元気で」
召喚士「(赤・・・赤・・・イメージ出来たぞ〜)」
師匠「たまに失敗して地獄に引っ張られる事もあるらしい」
召喚士「え?」
シュイイィィィン

〜朱雀と呼ばれる世界〜
召喚士「師匠!先に言って下さいよ!」
・・・
召喚士「無事・・・着いたのかな」
召喚士「何もないな・・・(道なりに歩くしかないか・・・)」
・・・
召喚士「(あ!あれはコカトリス!!)」
コカトリス「・・・貴様か」
召喚士「先日は大変失礼を致しました!!!」
コカトリス「・・・」


78 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:05:49.41 ID:Dn5Suz7Y0
召喚士「(めちゃくちゃ怒ってるよな・・・)」
コカトリス「・・・」
召喚士「(土下座以外どうしよう・・・死ぬのかな・・・俺)」
コカトリス「貴様は・・・」
召喚士「は、はいぃ!!」
コカトリス「私の名を間違えた。しかもよりにもよって・・・」
召喚士「・・・」
コカトリス「クリトリスなどというなんと卑猥な・・・」
召喚士「仰るとおりでございます!!」
コカトリス「貴様には二度と召喚させぬ」
召喚士「!!!そ、そんな・・・どうかお許しを!!」
コカトリス「聞く耳持てぬ・・・去ね」
召喚士「(殺されても・・・帰るワケにはいかない!)」
コカトリス「聞こえぬか?去ね・・・と申したのだ」
召喚士「申し訳ありません(師匠のためにも・・・みんなのためにも!)」


79 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:09:30.52 ID:daH8GT+Q0
コカトリスかわいいよクリトリス


80 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:10:13.94 ID:Dn5Suz7Y0
コカトリス「最後にもう一度言う。早く去ね・・・」
召喚士「どうか・・・お許しを(そして・・・自分のためにも・・・!)」
・・・
コカトリス「ふー・・・では死んで貰うしかないようだな・・・」
召喚士「!!(仕方ない・・・か)」
コカトリス「何か発する事があるか?」
召喚士「・・・実は一ヶ月後に仲間と再会する事になっております」
コカトリス「それで・・・?」
召喚士「彼らに会えぬ事だけ伝えたく思います・・・」
コカトリス「そうか・・・ならば私が伝えてやろう」
召喚士「ありがとうございます(みんなには申し訳ないけど・・・これも仕方ない事)」


81 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 16:11:38.52 ID:ne2NsEcJO
意外と深刻だったww


82 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:17:35.40 ID:Dn5Suz7Y0
やばぇ・・・コカトリスなのに朱雀属性にしちまった・・・orz
まぁ気にスンナ!!!11

コカトリス「・・・では」
師匠「まぁまぁ。そーイジワルしてやんなw」
召喚士「え?あれ?師匠??」
コカトリス「戦友・・・お前か・・・久しいな」
師匠「おーコカちゃん!元気そうで何よりだw」
コカトリス「・・・」
師匠「まーコイツも死を覚悟で反省してるし、許してやってよ」
召喚士「師匠・・・大丈夫なんですか?」
師匠「おー。この程度どーって事ねーよw」
コカトリス「嘘をつきおって・・・」


83 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:22:43.58 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「バカヤロウ!w全然平気だっつのw」
コカトリス「お前の身体はもはや手遅れな程蝕まれておる・・・」
召喚士「・・・」
コカトリス「ここに来るだけで最早戦友の魔力は枯渇しただろう」
召喚士「そ、そうなんですか・・・??」
師匠「ちぇwコカちゃんは何でもお見通しだわな」
コカトリス「・・・その呼び名はやめろ」
師匠「まーそういう事で俺からもお願いするよ。許してやってくれ。なw」
召喚士「師匠・・・わざわざありがとうございます・・・」
師匠「別にお前のためじゃねよ。コカトリス手放したら俺の面子が潰れるだろ」
召喚士「すいません・・・」
コカトリス「・・・戦友の頼みは断れぬ」
召喚士「!?」
師匠「おーさすがコカちゃ・・・コカトリスさん」


84 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 16:25:32.53 ID:mUu47Cbc0
朱雀属性ってなんだよ


85 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:27:19.01 ID:Dn5Suz7Y0
コカトリス「しかし我の面子も保たねばならぬ・・・」
師匠「そらそうだわな。この世界舐められたらおしまいよ」
召喚士「い・・・いかがすればお許しを・・・?」
コカトリス「貴様は私の名を汚した・・・ならば」
師匠「今度からコイツの事ペニスって呼べば?」
召喚士「え!?」
コカトリス「・・・ふむ。目には目を・・・か」
召喚士「え、えっ・・・え??」
コカトリス「よかろう。今から絵私は貴様をペニスと呼ぶ事にする」
師匠「ペニスwwwブハハハハ!!www」
召喚士「そ・・・そんな」
コカトリス「これをもって双方の罪恨みを清算する」
召喚士「え?あ、ははっ!(し・・・仕方ないか・・・)」


86 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:30:15.56 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「お前は帰っていいぞ・俺はもうしばらく残るわ」
召喚士「あ、はい。ありがとうございました!」
師匠「別にお前のためじゃねーって言ってんだろ」
召喚士「は、はぁ・・・」
師匠「戻る時は一緒。南向いて月みて赤のイメージな」
召喚士「はい!コカトリスさんも・・・ありがとうございました!」
コカトリス「ふむ・・・また人間界で会おうぞ。ペニス」
召喚士「(人間界では・・・呼ばれたくないなぁ・・・)」
・・・
師匠「行ったか」
コカトリス「・・・そのようだな」


88 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:34:06.42 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「しかしさお前も意地悪いよなw」
コカトリス「何の話だ?」
師匠「この世界は心が読めるんだろ?」
コカトリス「・・・」
師匠「アイツが死ぬ覚悟で、しかも仲間や俺の為を思って・・・」
コカトリス「・・・」
師匠「覚悟決めてるってのになぁw」
コカトリス「本心を試したまでだ」
師匠「最初から許すつもりだったわけだろうなぁ」
コカトリス「貴様こそ弟子が心配になりここまで来たではないか」
師匠「まー嘘ついても心読まれちまうしな。正直に言っとくかw」
コカトリス「弟子も弟子なら師匠も師匠のようだな。相変わらず」
師匠「褒め言葉として受け取っておくわw」


89 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:39:32.44 ID:Dn5Suz7Y0
コカトリス「人間界同様、この世界も争いが絶えなくてな・・・」
師匠「みてーだな・・・どこ行っても争い事だとヤダねぇ・・・」
コカトリス「存じてると思うが、朱雀はもっとも規模が小さい」
師匠「だぁな」
コカトリス「些細な事でも青龍、白虎、玄武が因縁をつけよる」
師匠「力の弱いモンは、ほんと難儀だなぁ・・・」
コカトリス「こういった些細な事でも立場を崩すわけにいかんのだ」
師匠「心得てますよ。だから来たわけだしな」
コカトリス「うむ。戦友が来てくれねば、場合によっては首を刎ねざるを得なかった」
師匠「アイツはイイものもってるぜwああ見えてもな」
コカトリス「ほぅ・・・?私以外にも高等な者がおるのか?」
師匠「いや・・・シルフw」
コカトリス「・・・朱雀基本の精霊ではないか」
師匠「・・・と、ユニコーン」
コカトリス「ユニコーン・・・随分と低級なものだな」
師匠「あぁ。ひどいwまったく魔力にセンスを感じねぇ」


90 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:41:14.13 ID:daH8GT+Q0
コカトリスって以外にすごいんだな


91 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:44:34.09 ID:Dn5Suz7Y0
コカトリス「だが・・・白虎か。どういう事だ?」
師匠「しらねーよwアイツが初めて召喚出来たのがシルフ」
コカトリス「基本の精霊だからな」
師匠「普通はそこで属性・・・つーか世界っつーか、それが決まるわけだ」
コカトリス「シルフを呼んだのなら朱雀の者しか召喚出来ないはずだ」
師匠「そう。でもな、次にアイツが呼んだのがユニコーンだった・・・」
コカトリス「・・・」
師匠「アイツは全ての召喚が出来るんじゃねーのか?ってな」
コカトリス「・・・」
師匠「俺はそう考えてるってワケよ」
コカトリス「あり得ぬ・・・があり得ぬ話でもないか・・・」
師匠「しかしまーそれっきり召喚出来ないっつーわけよw」
コカトリス「・・・」
師匠「青龍か玄武の一体でも呼んでくれりゃーなぁ・・・」
コカトリス「確かに面白い逸材やもしれぬ・・・」
師匠「だろ?まぁ面倒みてやってくれやw」


92 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 16:49:42.69 ID:Dn5Suz7Y0
コカトリス「戦友の頼みは断れぬ・・・」
師匠「おそらくお前と会うのもこれが最後だ・・・w」
コカトリス「もう魔力もなく・・・余命一年未満というところか・・・」
師匠「だなwまーこればっかりはしゃあない。人間はいつか死ぬ」
コカトリス「うむ。私は何億人と見てきた・・・」
師匠「お前らのように転生し、生まれ変わるわけでもないしなw」
コカトリス「人間とは本当にはかない者だな・・・」
師匠「まぁな。でもな、たった一度の人生だからこそ・・・」
コカトリス「・・・」
師匠「その”今”に全力で命をぶつける。それが人間ってモンだ」
コカトリス「そうだな・・・戦友を見てもるとまさにそう感じるわ」
師匠「やりたい事やって生きてきたからなwま、いい人生だったぜw」
コカトリス「数ある人間でもお前は記憶するに値する人間だ」
師匠「褒めても魔力も何もねーぞ?w」
コカトリス「分かっておるわ」
師匠「まー世話んなったな。アイツを頼んだぜ」
コカトリス「うむ・・・仕った。さらばだ戦友・・・」


94 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 16:55:25.52 ID:RgHR03lY0
青龍→爬虫類
朱雀→鳥類
白虎→哺乳類
玄武→魚類
こんな感じに出るのかな?


95 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 16:57:34.39 ID:mUu47Cbc0
コカトリスって蛇も混じってたよな


96 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:04:28.12 ID:Dn5Suz7Y0
>>94
そんな感じにしたかったのです・・・

>>95
すんません。なんか鳥っぽいイメージがついてました・・・



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