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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
432 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 15:49:06.38 ID:Zl7z1XRM0
・・・
召喚士「・・・はっ!」
魔道士「あ、おはようございますー!」
剣士「おはよう!ゆっくり休めたかい?」
召喚士「おはようございます!お陰様で・・・」
剣士「それは良かった。さぁ朝食も出来てるぞ」
召喚士「あ、すみません・・・」

戦士「お!おはよう!ほれっ!」
召喚士「おはよう。あ・・・ありがとう」
盗賊「・・・オハヨウゴザイマス」
召喚士「おはようございます(やばい・・・みんな起きてるじゃないか)」
弓使い「はい、温まったわ・・・どうぞ」
召喚士「あ、ありがとうございます・・・」


433 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 15:54:17.65 ID:Zl7z1XRM0
・・・
剣士「さて・・・いよいよ今日から正念場だ」
弓使い「・・・そうね」
戦士「こっから先は未知の世界か」
剣士「そういう事だ。地下四階以降はまだ未調査」
召喚士「何があってもおかしくないって事ですね・・・」
盗賊「・・・警戒」
剣士「うん。まず一番怖いのは罠、だ」
魔道士「罠・・・ですか?」
剣士「この手の遺跡ではまぁ・・・可能性は低いけれど・・・」
弓使い「でも密教の寺院らしき所だし・・・」
戦士「・・・確かに気を付けねぇとな」


435 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 15:58:12.62 ID:Zl7z1XRM0
剣士「あとは大気・・・」
魔道士「毒ガスとか出てるかもしれないって事ですね」
剣士「そう。それに酸素自体が薄くなっている可能性もある」
召喚士「なるほど。そこは俺の出番ですね」
盗賊「・・・?」
召喚士「あ、シルフっていうのは空気の精霊なんだ」
弓使い「へぇ、昨日の小さな妖精さんね」
戦士「クッ・・・クック」
召喚士「思い出し笑いやめてくれよ・・・」
戦士「いや悪い・・・ククッ」
召喚士「・・・」


437 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 16:12:43.16 ID:rd3NaRQrO
王道だけどこういうのは好きだ


439 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:20:14.02 ID:Zl7z1XRM0
剣士「最後に・・・」
戦士「魔物だな」
召喚士「そうだね・・・注意すべきはスケルトンタイプ」
魔道士「火が効かない可能性がありますからね」
盗賊「・・・うむ」
弓使い「あと・・・」
戦士「亡くなった魔道士さんか」
剣士「彼がアンデッドとして襲ってくる可能性はある」
盗賊「・・・」
剣士「考えたくは・・・ないが・・・」
召喚士「・・・」
戦士「なんとか・・・出来るといいな」
弓使い「そうね・・・」


440 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:25:44.22 ID:Zl7z1XRM0
剣士「よし・・・行こうか!編成は昨日と同じ!」
戦士「盗賊!行くぞ!」
盗賊「・・・うむ」
召喚士「・・・大丈夫ですか?」
弓使い「え?あ、ええ・・・ありがとう・・・」

〜地下四階〜

戦士「今度もまた随分広い通路だな」
剣士「・・・そのようだな」
弓使い「造りも・・・しっかりしているわね」
魔道士「そうですね。壁なんかも!綺麗に・・・」


443 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:29:07.79 ID:Zl7z1XRM0
・・・
盗賊「・・・拓けた」
戦士「部屋が・・・分かれてるな」
剣士「火を灯す場所はありそうかい?」
魔道士「こっちはなさそうですー」
召喚士「あ、中央ですね。ここだ」
ボオォォォ・・・
弓使い「これ・・・まるでお城みたい・・・」
魔道士「ほんとだ!シャンデリアなんかもありますよ!ほら!」
召喚士「こんな地下に・・・凄い施設だ」
剣士「よし、一旦地図に書き留めよう」


446 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:39:01.34 ID:Zl7z1XRM0
召喚士「・・・厄介ですね」
剣士「うん・・・」
魔道士「厄介なんですか?」
戦士「今まではさ、広間だっただろ?」
剣士「それがこう・・・部屋のような造りになってると魔物も潜みやすい」
魔道士「なるほどですね」
召喚士「一層・・・警戒が必要ですね」
弓使い「気を付けて進みましょう」
盗賊「・・・同意」
・・・
ガチャッ・・・ギイィ
戦士「ここも小部屋だな」
召喚士「なんか・・・宿、というか客間のような感じだな」
戦士「あぁ」
剣士「アンデッドは・・・潜んでないな」


447 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:44:39.34 ID:Zl7z1XRM0
・・・
弓使い「・・・これで四階はおしまいね」
魔道士「何もありませんでしたね」
召喚士「そうですね。逆に不気味ですね」
戦士「とりあえず・・・下に進むか」
剣士「そうしよう」

〜地下五階〜

戦士「造りは上とさほど変わらんな」
盗賊「・・・?」
召喚士「どうしました?」
盗賊「・・・何か・・・いる」
剣士「!・・・アンデッドか!?」
盗賊「右!!」


448 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:49:07.65 ID:Zl7z1XRM0
ザシュッ!!
剣士「くっ・・・!!」
戦士「下がれ!」
召喚士「魔道士さん!後ろへ!」
魔道士「は、はい!」
剣士「スケルトンだ!気をつけろ!!」

スケルトンは剣と盾えを手に、ゆっくりと近づいてくる。

弓使い「魔道士さん!一応詠唱の準備を!」
魔道士「はい、詠唱します!」
戦士「剣士さん、大丈夫か!?」
剣士「あぁ、すまない。大丈夫だ」


450 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:56:34.64 ID:Zl7z1XRM0
戦士「盗賊!援護を頼む!」
盗賊「・・・了解」

戦士と盗賊がスケルトンに近づく。
盗賊は向かう方向を横に変え、スケルトンへナイフを投げつけた。
スケルトンは盾でナイフを振り払い、盗賊の姿を追う。
その隙に戦士はスケルトンの懐に潜り込んだ。

戦士「くらいやがれ!このヤロウ!」
ガチイィィン!!

剣と剣がぶつかり合う音が部屋に響き渡る。

戦士「ちっ・・・意外と早えぇじゃねぇか!」


451 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 16:59:47.45 ID:Zl7z1XRM0
ちょっと1時間くらい離れます。すいません


453 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 17:08:14.77 ID:T6Iw2vFw0
コカトリスさんの出番が無い


454 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 17:13:08.80 ID:RMY9eCb/O
スケルトンつえぇww

支援


456 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 17:16:39.05 ID:kXrJJCYf0
時オカの最初の神殿で
骨のあいつらにめちゃくちゃ苦戦したの思い出した


457 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 17:27:32.45 ID:0wyTj7kbO
なんかFF11とソードワールドSFC混ぜたみたいでおもしれー

ネトゲでも下ネタとかタイプミスとかチャット誤爆でPT内が変な空気になったりするよな


462 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 17:52:57.85 ID:XDsTmsZPO
召喚のコカトリスはどうしても
FF4のイメージがあって
ゴブリン、ボムレベルの雑魚イメージしか湧かないが
ここでは高位なんだな


465 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 18:22:52.75 ID:bFXA/p79O
>>462
TRPGだと基本状態異常は確率だから、ダイス次第で中ボスも石化決まるしかなり強い
ザコも、アンデッドとかモンスターの一部は普通に倒しても再生しやがることがあるしね
そういうのはやきつくすとか聖水かけた武器を使うとか腰骨を割るとかしなきゃいけない
石化ならそれらにもアイテムなしで対処出来る。まあ影縛りやらにも言えることだけどね
ゲームだとボスにはあまり効かないから微妙だけど状態異常がそもそも強い
倒し方分からなかったらとりあえず動きを封じて一時しのぎして逃げて情報集めって感じ


466 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:27:53.23 ID:UdFCJDLuO
行けぇ、クリトリス!
ベニスさんのシルフとユニコーンは両方とも回復役なの?


467 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:29:38.30 ID:Zl7z1XRM0
上司に捕まって更新出来ません・・・
もしもしにて後ほど投下します。すいません


471 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:44:12.69 ID:Zl7z1XRM0
振り切った!!少し更新

一体のスケルトンに気を取られたその隙に、
もう一体のスケルトンがパーティーの後方に迫る。

魔道士「きゃっ!!」
剣士「しまった!まずい」
キィィン!

スケルトンの構える剣に矢が当たる。

弓使い「さぁ、こっちよ!」

スケルトンがバランスを崩し、態勢を整える。
・・・しかしそれだけの時間は召喚士にとって充分だった。


472 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:45:40.82 ID:Zl7z1XRM0
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
シュイィィン

悠然と翼を広げ、目の前のスケルトンを見下すコカトリス。
スケルトンが一瞬、躊躇するような素振りをみせたが、
コカトリスは構わず突風のような息を吹きかける。
ゴオォォォッ!!

スケルトンは瞬く間に石像と化した・・・。

召喚士「魔道士さん!大丈夫ですか!?」
魔道士「は、はい!」
弓使い「・・・はぁ・・・良かった」


473 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:49:29.39 ID:kXrJJCYf0
Dice:4  +6  状態異常無効化失敗! 石化!


474 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:50:05.72 ID:Zl7z1XRM0
コカトリスはすぐさま体を反転させ、もう一体の獲物を捕らえる。

盗賊「・・・飛べ!!」
戦士「!?」

盗賊の声に戦士が反応する。
コカトリスの気配に気づき、彼の経験が一瞬で状況を判断した。

戦士「おらぁ!」

右足でスケルトンを蹴り飛ばすと、そのまま左へ飛ぶ。
倒れこんだスケルトンに、またもコカトリスの容赦ない一撃が襲う。
ゴオォォォッ!!

スケルトンは石化し、動かなくなった。


475 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:50:57.47 ID:bTieZxp/O
なんかワクワクする
支援


476 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 18:51:12.21 ID:gCV7y83EO
魔力不十分とはいえ流石師匠から受け継いだだけあってコカトリスつえーなwww


477 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:53:51.62 ID:Zl7z1XRM0
剣士「す・・・凄い・・・」
召喚士「皆さん、大丈夫ですか?」
戦士「あぁ、助かったぜ!」
弓使い「これが・・・コカトリス・・・」
剣士「こんな召喚獣・・・初めて見る・・・」
コカトリス「・・・」
召喚士「(・・・コカトリス・・・あっ!)」
コカトリス「ペ」
召喚士「ちょ!ちょっと!あ、そうだ、あれ・・・あっち!あっちで!」
弓使い「ペ?」
剣士「・・・どうしたんだ?」
盗賊「・・・」


479 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:54:39.96 ID:bTma4y2H0
なんか石化させて倒すと経験値入んないイメージがあるw


481 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:57:55.54 ID:Zl7z1XRM0
召喚士「あの・・・人前でペニスは・・・ちょっと」
コカトリス「そうか?貴様は言える立場でもなかろう」
召喚士「まぁ・・・そうですけど」
コカトリス「まぁよいわ。しかし・・・」
召喚士「?」
コカトリス「下層より禍々しい空気が流れておる・・・」
召喚士「そう・・・ですか?」
コカトリス「我らのような類の者には・・・感じ取れてしまうのでな」
召喚士「危ない・・・って事ですか?」
コカトリス「うむ。引き返すがよい」
召喚士「は、はい・・・あ、ありがとうございます」
コカトリス「貴様に死なれると、私は食事に困るのでな」
召喚士「・・・」


482 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 18:58:37.36 ID:kXrJJCYf0
コスペニス!


483 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 19:01:40.65 ID:Zl7z1XRM0
コカトリス「忠告はしたぞ、ペニス」
シュイィィン
召喚士「(・・・結局最後に呼ぶんだ)」
・・・
魔道士「あ、お帰りなさい」
召喚士「あ!剣士さん、傷の方は・・・?」
剣士「あ、あぁ大丈夫。軽い傷だ」
召喚士「じゃあユニコーンで・・・」
剣士「いや!大丈夫だ。魔力は残しておいてくれ」
召喚士「あ・・・それがですね・・・」
弓使い「・・・?何かあった?」


485 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 19:04:02.22 ID:hRfbGoEqO
召喚士の声は間違いなく小山力也だな


489 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 19:11:27.52 ID:Zl7z1XRM0
・・・
戦士「ふーん・・・コカトリスがねぇ」
魔道士「でも・・・それって危ないって事ですよね?」
剣士「そうだね・・・残念だがこれ以上は・・・」
盗賊「・・・」
戦士「・・・いいんですか?」
弓使い「・・・」
剣士「・・・もちろん・・・本心を言えば彼を・・・」
魔道士「剣士さん・・・」
剣士「しかしね、皆を危険に晒すわけにはいかないよ!」
弓使い「そう・・・ね。彼もきっとそう言ってたわ」
剣士「リーダーとして発言する・・・ここは引き返そう」


492 :もしもしに移行 [] :2009/11/02(月) 19:24:09.99 ID:CKfHQtIvO

戦士「なぁ…」
召喚士「…ん?」
戦士「剣士さんはどうなんだろうな…」
召喚士「そうだな…」
戦士「どっちを選んだら答えなんだかな」
召喚士「答えなんて…ないんだろうな…」
戦士「…だよなぁ」
召喚士「例えば俺が死んで…君は亡殻を拾ってくれるかい?」
戦士「…縁起でもねぇ」
召喚士「はは…もしも、の話だよ」


495 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 19:30:52.13 ID:CKfHQtIvO
戦士「てか当たり前の事聞くなっての」
召喚士「でもさ…今すぐ戻らないと魔導士も盗賊も…」
戦士「…」
召喚士「危険な目に晒してしまう…そしたらどうする?」
戦士「やっぱ…答えはねーよなぁ…」
召喚士「まぁ今回はむしろこれで良かったと思う」
戦士「まぁ…な」
召喚士「もしアンデッド化してしまったのなら…」
戦士「あの二人はかつての仲間を倒さなきゃならねぇ」
召喚士「…出来ると思うかい?」
戦士「あの二人なら…出来るって信じたいけどな」
召喚士「…そうだな」


496 :VIPがお送りします [age] :2009/11/02(月) 19:32:17.33 ID:QB87oYuAO
すげえ面白い


498 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 19:38:28.57 ID:CKfHQtIvO
魔導士「召喚士さーん、戦士さーん!行きますよー」
戦士「おっ…すまねぇ!今行くー!」

弓使い「それじゃ行きましょうか」
盗賊「…同意」
剣士「帰りは魔物がいないとは限らない…警戒を怠らないように」
戦士「うっす!」
魔導士「じゃあ出発しましょう!」
召喚士「(しかしこの遺跡…本当に密教徒達の寺院なのか?)」
魔導士「…何か考え事ですか?」
召喚士「あ…いえ!大丈夫ですよ」
魔導士「何かあったら言って下さいね!」
召喚士「うん…ありがとうございます」


500 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 19:39:10.13 ID:fxK9u5OVO
剣&弓
死亡フラグは勘弁


501 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 19:41:36.51 ID:g4c1UVhsO
このスレのやつらはエルミナージュやるべき



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