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366 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 11:15:46.39 ID:Zl7z1XRM0
剣士「いや・・・貴方は凄い。自信を持っていいですよ」
魔道士「そうですよ召喚士さん!凄いんですって!」
盗賊「(やっぱり・・・凄いんだな・・・)」
剣士「召喚士というのは他の術士と違って・・・」
魔道士「?」
剣士「高等な技術、魔力、精神力を必要とします」
戦士「確かにそうだな」
剣士「例えば・・・魔道士さん」
魔道士「はい?」
剣士「魔道士さんはウィッチタイプの魔道士・・・ですか?」
魔道士「はい!よく分かりましたね!」
戦士「性格に出てるもんなー」
魔道士「え〜?それって褒めてます?」
戦士「もちろん。ハハハ」
魔道士「むー・・・なんか違う気がしますねぇ」


370 :上げたほうがいいんですかね [] :2009/11/02(月) 11:43:52.04 ID:Zl7z1XRM0
戦士「ボソボソ・・・魔道士って種類あんのか?」
召喚士「ボソボソ・・・ありますよ」
盗賊「・・・」
召喚士「味方の攻撃力上げたり、幻術、妖術を使ったり・・・」
戦士「ふーん・・・色々出来るんだなぁ〜」
魔道士「・・・補助は苦手なんですよ」
戦士「・・・聞こえてた・・・な」
召喚士「・・・だな」

剣士「魔道士さんの場合呪文を詠唱して魔法を放ちます」
魔道士「はい!」
剣士「これは命を持たない、火や水を放つわけです」
魔道士「そうですねー」
剣士「魔力が大きければ大きいほど威力は高くなります」
魔道士「はい。大きい魔力を使えば大きな炎もだせますね!」


371 :>>360落ちたらその時で・・・ [] :2009/11/02(月) 11:48:57.24 ID:Zl7z1XRM0
剣士「プリーストのような術士の場合は回復が役目です」
戦士「そうだな。それに解毒や結界なんかもだな」
剣士「その場合は自分の魔力を相手に与える事で」
召喚士「相手への補助、加護になる・・・わけですね」
剣士「まさにそうです」
盗賊「・・・ためになる」
剣士「ところが召喚士の場合はちょっと例外なんです」
戦士「ほー」
剣士「召喚士は唯一命あるものを扱う術士です」
魔道士「言われてみればそうですねー」
剣士「その分使用する魔力も莫大なものなんです」
召喚士「・・・」


372 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 11:53:53.72 ID:Zl7z1XRM0
剣士「簡単に言うと、自分の魔力を餌に召喚するって事ですよね?」
召喚士「はい。そうですね」
剣士「つまり魔力がまず必要以上に消費する」
盗賊「・・・」
剣士「次に高等な召喚獣になると餌も莫大なものになる」
戦士「ふむふむ」
剣士「召喚獣も空腹では力も落ちますからね・・・」
魔道士「なるほどですねー!」
召喚士「(剣士さん・・・凄い知識の持ち主だ・・・)」
剣士「結果としてほとんどの召喚士というのは高齢です」
魔道士「あ、そうなんですか?」
剣士「はい。まず魔道士などが基礎魔力を身に付け・・・」
盗賊「・・・」
剣士「高い魔力を持った時点で召喚士を目指すんですよ」
戦士「すると魔力に余裕があって・・・」
召喚士「最初から余裕をもって召喚出来る・・・って事か」


417 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/06(金) 16:25:25.24 ID:RtQX14so
魔道士「へっ?」

師匠「魔道士ちゃんは優しいんだなぁ〜」

魔道士「な、何言ってるんですか!?」

召喚士「…?」

師匠「いやな、五行の木ってのは怒りの感情とリンクしてる」

魔道士「そうなんですか?」

師匠「つまり怒の経験が多ければ多いほど…」

魔道士「風魔法の威力が高まっていく…」

師匠「あくまで自分の魔力があってのベースだがな」

魔道士「そんな要素があったんですねー!」

師匠「魔道士ちゃんの得意なのは火、だろ?」

魔道士「あ!よく分かりましたね!」

師匠「火は喜び、笑いを軸としてっからな」

召喚士「なるほど…」

魔道士「魔道学校じゃそんな事まったく教えてくれませんでしたね」

師匠「そうだろうな。学校なんてそんなモンだろ」

召喚士「そう、なんですか…?」

師匠「例えば水の魔法を強めたいから悲しい経験沢山して下さい!なんて言うか?」

魔道士「言わないですね!!」

師匠「学校ってのはな、そういうとこだよ」

召喚士「…そうかぁ」


418 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/06(金) 16:26:31.19 ID:m3FeJu.o
金は電気じゃないか


420 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/11/06(金) 16:32:33.84 ID:RtQX14so
師匠「さて一旦整理するぞ!まずは魔法における五行だが…」

召喚士「…」

師匠「魔道士ちゃん、言ってみようか!」

魔道士「はい。火の魔法の火、水の魔法の水、風の魔法の木…それから」

師匠「それから?」

魔道士「雷の魔法の金、最後に大地の魔法の土!ですねっ!」

師匠「はい、正解!これはどういう魔法がある?ペニスくん!」

召喚士「…通常攻撃、自分及び味方補助、それに魔物への補助効果です…」

師匠「はい、正解!魔道士じゃねーのになかなかだな」

召喚士「ど、どうも」

師匠「ま、俺が教えたんだから当たり前だけど」

召喚士「……」

師匠「詠唱ってのは魔力を増幅させるって事は分かってるな?」

魔道士「はい」

師匠「つまりさっきの要領で常に魔力を増幅させる事が出来れば…」

召喚士「そうか!マジシャンさんのように詠唱自体ほとんど必要ない!」

魔道士「あ…!そうですねっ!」

師匠「…へっ!」


422 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/06(金) 16:35:47.63 ID:spgCS1ko
>>418
wikipediaで調べたら金属って…


五行 [編集]

木(木行)
木の花や葉が幹の上を覆っている立木が元となっていて、樹木の成長・発育する様子を表す。「春」の象徴。
火(火行)
光りWく炎が元となっていて、火のような灼熱の性質を表す。「夏」の象徴。
土(土行)
植物の芽が地中から発芽する様子が元となっていて、万物を育成・保護する性質を表す。「季節の変わり目」の象徴。
金(金行)
土中に光りWく鉱物・金属が元となっていて、金属のように冷徹・堅固・確実な性質を表す。収獲の季節「秋」の象徴。
水(水行)
泉から涌き出て流れる水が元となっていて、これを命の泉と考え、胎内と霊性を兼ね備える性質を表す。「冬」の象徴。


423 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/06(金) 16:41:26.47 ID:RtQX14so
師匠「よく分かってるじゃねーか。優秀優秀」

魔道士「ありがとうざいますー!」

師匠「補助魔法については…ちょっとややこしい」

魔道士「そうですね。どうも苦手で…」

師匠「分かり易く言うと、これは五行の魔法に自分のイメージを融合させる」

召喚士「なんだか…召喚士に近い感覚ですね」

師匠「根底の考え方は一緒だな」

魔道士「イメージ…かぁ」

師匠「味方を守りたいって時は土の…そうだな、盾とか鎧とか」

魔道士「魔物を麻痺させたい時は金に雷の檻・・・とか…痺れるとかですかね?」

師匠「まぁそんな感じだろ」

召喚士(魔道士ってのもなかなか難しいもんなんだなぁ…)

師匠「最後に合体魔法」

魔道士「なんか…かっこいいですね!」

師匠「だろ?必殺技みたいだろ!!」

魔道士「はい!えへへっ!」

師匠「コイツは単体でもいいし、誰かとやってもいい」

召喚士「複数人で出来るんですか?」

師匠「まー聞けよ。まずシンプルなのが2行融合」

魔道士「2行融合…ですか?」


426 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/06(金) 16:56:36.72 ID:RtQX14so
師匠「火と風を合体させちまうってことだ!」

魔道士「そんな事出来るんだ…知らなかった…」

師匠「そうか?学校でも教えてなかったか?」

魔道士「初めて聞きました〜」

師匠「ふーん…そっか。ちなみにコイツは相性制限があってな」

召喚士「…つまり?」

師匠「火と水、木と金。これは相容れる事はない」

魔道士「土は特にないんですか?」

師匠「あぁ、特殊でな。4行全てに融合可能だ」

召喚士「あ、つまり複数っていうのは1人が火、1人が風とかで…」

師匠「…現実的にあり得なくはねぇが。ま、無理だろうな」

魔道士「そうなんですか?」

師匠「2行融合はどちらも完全に均一の魔力でないと実現しない」

召喚士「そうなんですか…それじゃ難しいですね」

師匠「心の通じる双子の魔道士でもいりゃ別だがな!ガハハ!」

魔道士「えーと…じゃあ複数人っていうのは〜」

師匠「補助と近いんだが…物理攻撃に付加するってこった」


428 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/06(金) 17:02:51.53 ID:RtQX14so
魔道士「よ、よく分からないんですけど…」

師匠「例えば弓使いが弓を放ったとしよう」

魔道士「はい」

師匠「魔道士ちゃんがその弓に火に魔法を撃てば…」

魔道士「撃てば?」

師匠「炎の矢の出来上がりだ!」

魔道士「おおぉー!凄いですー!!」

召喚士「それって別々に撃ってもいいんじゃないですか?」

師匠「お前ほんとバカヤロウだな。そうだったら需要ねーだろ」

召喚士「まぁ…そうですけど…」

師匠「例えばお前らの憎きミノタウロス。ヤツは魔法が効かねぇ」

魔道士「…そうですね」

師匠「でも矢は効く。大したダメージは与えられねーけど」

召喚士「……そうでした」

師匠「しかし炎の矢だったなら…」

召喚士「矢ではあるけど炎のダメージも…!?」

師匠「そういうこった」

魔道士「無敵じゃないですか!凄い!!」

師匠「でもコイツはとんでもなく難しいらしくてな。俺も詳しくは知らん」

召喚士「…」

師匠「悪いがマジシャンにでも聞いてくれや」

魔道士「はい!分かりました!」


432 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/06(金) 17:15:45.70 ID:UROBLc2o
火→×←水
│\  /│
│  土  │
│/  \│
木→×←金

属性これでいいのかな


630 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 17:05:31.06 ID:0P3Ra76o
師匠「召喚術ってモンの根底っつーか…深い部分の講義でもしてやっか」

召喚士「…お願いします!」

師匠「以前オメーに召喚士のメリットってのを聞いたよな?」

召喚士「はい。詠唱を必要としないって事ですね」

師匠「逆に言や、無言でもピョインと呼び出せるって事だ」

召喚(…ピョイン?)


631 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 17:10:00.26 ID:0P3Ra76o
師匠「さっきは味方の行動に合わせて説明したが、逆も然り」

召喚士「…つまり」

師匠「的に悟られないよう召喚獣を出す事も可能だって事だ」

召喚士「…ま、待って下さい?だって師匠が『行けっ!』って呼ぶんだぞって…」

師匠「そうだよ?だってウチは代々そう呼んでるし」

召喚士「・・・はい?」

師匠「だから〜、叫んだ方がカッコイイだろっつってんだよ!」

召喚士「……」

師匠「代々ってのは流派の事だよ」

召喚士「流派?」

師匠「そりゃ俺だって生まれていきなり召喚士ってワケじゃねぇ」

召喚士「そりゃ…そうですね」

師匠「おれの師匠がまたそうであり、その師匠の師匠が…」

召喚士「あぁ、わ…分かりました!」

師匠「他の召喚士が読んでるところ見てんだろ?」

召喚士「見てますけど…(青年兵くん何て叫んでたっけな?)」


632 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 17:18:12.37 ID:0P3Ra76o
師匠「まぁいいや。んなもん戦闘と何の関係もねぇ。とにかく無言でも出せる」

召喚士「・・・でも、なんかしっくり来ないですよね」

師匠「そう思ってるなら、お前もすっかり嵌ってるって事だよ」

召喚士「ハマってる?」

師匠「暗示だよ。こう叫べば召喚獣が出る!ってな」

召喚士「……なるほど!」

師匠「さて、ここで本題。召喚獣は己のイメージで召喚出来るんだよな?」

召喚士「イメージを…具現化するんでしたっけ?」

師匠「…前に若干ちげーって言ったよな?調べたか?」

召喚し「(!!…やばい!忘れてた!)…す、「すいません!時間がなく…」

師匠「……ま、いい。教えてやる」

召喚士「た、助かりますっ!!」

師匠「おめーがイメージしてその召喚獣が出るんなら何の苦労もいらねぇよ」

召喚士「…あっ、言われてみればそうですね」

師匠「俺が全裸でボインでセクシーなシルフをイメージしたら呼べるのか?ん?」

召喚士「…それはどうかと思いますけど、そうですね」

師匠「お前がイメージした想いが言葉となり、ヤツらに届く」

召喚士「そして魔力を餌に…この世界に実体化してくれる!」

師匠「…分かってきたじゃねーか。ま、随分時間はかかったけどな」


633 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 17:25:53.52 ID:0P3Ra76o
師匠「昨日オメーは俺が憑依されてると勘違いをして」

召喚士「…騙されましたね」

師匠「サラマンダーを呼べたわけだよな?」

召喚士「憑依解除が能力と聞いていたので…」

師匠「そう。おまえはその情報を知っていたからサラマンダーをイメージする時」

召喚士「…!」

師匠「憑依解除したいから、『サラマンダー出て下さい!』って思ったろ?」

召喚士「そうだ!確かにそうです」

師匠「それまでは、『サラマンダー出ろ〜出ろ〜』としか思ってなかったハズだ」

召喚士「まったくその通りです…」

師匠「だから最初に覚えとけっつったろ?」

召喚士「お見それ致しました…」

師匠「ガハハッ!分かりゃいい!」

召喚士(何だかんだ言っても…やはり師匠はとてつもなく凄い!!)


634 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 17:33:56.93 ID:0P3Ra76o
師匠「つまり召喚獣を増やす為のポイントは〜」

召喚士「まず初見の召喚獣は…見る!」

師匠「正解。んで?」

召喚士「能力を知る。その能力をイメージして召喚する…ですね?」


389 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/10(火) 21:52:19.90 ID:zvcwho6o
神官「ご存じですか?召喚術というのは西方発祥なのですよ」


719 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 21:19:04.05 ID:2GU.GZko
神官「満月の夜は、魔力が増幅するんですよ」

召喚士「そ、そうなんですか…!?」

神官「初めて聞きますか…?それに…」

召喚士「…それに?」

神官「召喚獣との相性…というか、シンクロが高まります」

召喚士「…なるほど!それで今日を!?」

神官「……まぁ、他にもありますが、術師にとっては非常に都合が良い」


36 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/11/25(金) 18:15:51.21 ID:UEw22Gt/o
イブリース「五行ってのが1番厄介だよな。こいつに聖行やら魔行を重ねられると防ぎようがない」



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