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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その5
- 685 : ◆1otsuV0WFc [saga]
:2009/11/30(月) 15:46:41.72 ID:eGMGTcko
〜名代の道場〜
名代「…なるほど……そういう事か」
召喚士「なるほど…陰陽師…奥が深い」
魔道士「わ、分かりませんけど…お互い理解は…」
武士「…出来たようですな」
名代「式神には、特に属性は存在致しませぬ」
召喚士「…みたい…ですね」
名代「そして使役…召喚するにはこの…」
ゴソッ…
名代「札を必要とし、儀式を行い…召喚する」
召喚士「神通力と魔力の考え方は同等といって良いでしょう」
名代「…そうだな。すると鍵は…」
召喚士「召喚獣と式神の関連性…」
名代「……左様」
召喚士「似て非なるものなのか…それとも…」
- 687 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/11/30(月) 15:55:59.93 ID:eGMGTcko
名代「まぁ、やるだけの事はやってみるとしよう…」
ザッ…スタスタ…
名代は一枚の札を手に取り、目を瞑り儀式を始める。
名代「オン・バザラダトバン・オン・アミリタ・テイゼイ」
召喚士「……」
名代「カラウン・ノウボウ・アカーシャキャリバヤ・オン・アリキャ」
魔道士「……」
名代「マリボリ・ソワカ・オン・アラハシャノウ・オン・サンマヤ・サトバン」
武士「…」
名代「オン・バザラ・タラマ・キリク・オン・サンザンサク・ソワカ・ノウマク」
召喚士「な…なが…」
名代「サマンダ・バザラダン・センダマカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン!」
ババッ!!
名代「はぁっ!!」
名代が札を正面に飛ばすと、札が形を成し始める。
- 690 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/11/30(月) 16:12:12.46 ID:eGMGTcko
札は徐云々に人のような形となり姿を変えた。
しかし顔は猫のような出で立ちで、尾や髭もある。
名代「式神…猫又でございます」
召喚士「猫…又!」
猫又「…キョロキョロ、あっ名代さまだ!」
トットット…ピョン
名代「こ、これっ!くっ付くでないっ!!」
猫又「だってぇ…久しぶりじゃないですかっ」
魔道士「な、なんか…イメージと…」
召喚士「そ、そうですね…」
武士「…う…うむ」
名代「いやっ、違っ!これっ…!客人の前ぞ!」
猫又は寂しそうに名代から離れる。
猫又「はぁい…」
召喚士「でも…なんだか楽しそうで、いいですね」
- 691 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/30(月) 16:13:27.87 ID:IMEzR/Yo
召喚士wwwwww確かに長いけどもwwwwwwww
- 693 :パー速民がお送りします [] :2009/11/30(月) 16:18:09.79 ID:Uue0ygSO
召喚士がニャンニャン召喚!!
召喚士がニャンニャンな展開!!
- 694 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/30(月) 16:26:41.87 ID:xHJxIYAO
こんな長いの戦闘中じゃ使えねーよ…
- 696 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 16:35:58.12 ID:eGMGTcko
召喚士「さっきの詠唱…儀式ですけど…」
猫又「ふわぁ〜…」
名代「はい…あれは、各方角を表していて…」
シルフ「なにこれ…?面白ーい!」
召喚士「なるほど…しかし…な、長いですね…」
テッテッテ
猫又「何それ〜?」
名代「先のは分かり易く全使役の詠唱を…」
シルフ「しらな〜い」
召喚士「……」
名代「……」
召喚士「シ、シルフさん…ちょっと…静かに…」
猫又「名代様これ、取れちゃったー」
名代「……滅」
猫又「あっ…!」
シュイィィン
- 697 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 16:43:14.90 ID:eGMGTcko
召喚士「……」
シュイィィン
名代「…す、すまぬ」
召喚士「いえっ、こ…こちらこそ」
名代「何やら互いに似たような境遇のようで…」
召喚士「そうですね…はは…」
魔道士「……」
武士「……はぁ」
…
名代「つまり、先の儀式はいつでも全ての式神を呼ぶ為の…」
魔道士「魔法詠唱…みたいな事ですね…?」
名代「左様…もし目的の式神を呼ぶのであれば…」
武士「……」
スゥッ
名代「オン・バザラ・タラマ・キリク!」
- 698 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 16:49:59.23 ID:eGMGTcko
名代が飛ばす札が、女性の姿に形を変える。
シュイィィン…ヒュオォォ…
魔道士「さ、寒い…!吹雪!?」
名代「…式神、雪女です」
雪女「……」
召喚士「…凄い…!!」
名代「更には……」
名代は袖から札を取ると、再び投げる。
シュイィィン…ゴオォォ
今度の札は男の姿を現し、風を巻き起こす。
武士「・・・くっ!…こ、これは…!?」
名代「式神、天狗…」
天狗「……ふむ」
召喚士「…詠唱…なしで…?」
魔道士「さっきまでは…あれ…何で!?」
- 699 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 16:56:18.64 ID:eGMGTcko
名代「先程までは空札、いわば何もないただの札…」
魔道士「……なるほど」
名代「今の天狗は予め札に儀式を記入を施したもの…」
召喚士「それによって…詠唱なしでも出せる…!」
名代「左様…お分かりかな?」
召喚士「はい、奥が深い…!」
名代「戦いは臨機応変…いかなる形でにも対応出来るように…」
武士「ご尤もであるな…」
召喚士「召喚術と似ている気はするけど…やっぱり…」
名代「違いがあるようだ…共有出来れば良いのだがな…」
召喚士「少しずつ…研究してみます…!」
名代「うむ。某も惜しみなく協力させて頂く」
召喚士「ありがとうございます!」
武士「ところで…名代殿。お主の要件とは…?」
名代「うむ…では、屋敷に戻るとしよう」
- 700 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 17:06:26.00 ID:eGMGTcko
〜谷の町、神社〜
戦士「よし、二人は寝てくれ」
盗賊「…戦士は?」
戦士「ん…?外を見張ってるよ」
盗賊「…なら、わ…私も」
戦士「いいって。巫女さんの事見ててくれ」
盗賊「……」
戦士「気にすんなって」
盗賊「…わ、分かった」
タッタッタ
戦士「ふー…」
…
声「戦士…くん……」
戦士「……ん?」
声「戦士くん……起きて…」
- 701 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/30(月) 17:15:00.02 ID:8LNmngDO
名代の詠唱はどっかからの引用?それとも、1がそれっぼいなというやつを書いたん?
- 702 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 17:22:23.17 ID:eGMGTcko
戦士「…あぁ…えっ!!?」
声「戦士くん…」
戦士「お、お前…幼馴染…!?」
幼馴染「そう…だけど?何慌ててるのよ…ふふ」
戦士「…な、何で!?…えっ…!?」
ガバッ!!キョロキョロ…
幼馴染「…どうしたの…?もう…」
戦士「……い、いやっ」
幼馴染「どう?頑張ってる…?」
戦士「ん?…あぁ、ぼちぼち…な」
幼馴染「そっか…じゃあまだ…会えないね…」
戦士「……すまねぇな」
幼馴染「…ううん…あ、それより…」
戦士「…んー」
幼馴染「…好きな娘でも…出来た…?」
- 704 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/30(月) 17:27:29.45 ID:eGMGTcko
>>701
マントラの真言あたりでググるといいかもしれません
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E8%A8%80
たまに無双とかドラマで上杉謙信がホザいてるアレです
(アレは毘沙門天のオン・ベイシラ・マンダヤ・ソワカ)
後は十二支の守り神で五行照らし合わせたりすると、
この物語の召喚にまつわる真理が見えるとか…?
- 705 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 17:37:07.50 ID:eGMGTcko
戦士「はぁ!?何言って…」
幼馴染「だって…最近心が…揺らいでない?」
戦士「そんな事あるかよ…」
幼馴染「それじゃ…ダメよ…」
戦士「…?」
幼馴染「いつまでも…過去を引きずって…」
戦士「…」
幼馴染「そんな事では…前に…進めない…」
戦士「…あのなぁ…そんな事言ったって…」
幼馴染「私…?もしそうなら…早く忘れて…」
戦士「……出来るかよ」
幼馴染「…もうケジメは…付けたんでしょ…?」
戦士「……俺は…」
幼馴染「私はもう…行くから……」
戦士「ちょっと待てっ…!おいっ…!!」
幼馴染「…さよなら……―――」
- 706 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 17:40:38.28 ID:eGMGTcko
ガバッ!!
戦士「…はっ!!」
ホーホー…カサカサカサ…
戦士「…夢…か…!?」
パキッ
戦士「誰だっ!!」
戦士が振り向くと、一人の老人が鳥居をくぐっている。
老人「……ふぇ?」
戦士「なんだ…ジーサン、こんな真夜中にどうした?」
老人「お参りじゃよ…旅の」
戦士「旅…?」
老人「これから、山奥の刀匠の元へ行くでな…」
戦士「…今、なんて言った…?」
老人「…ふぇ…?」
戦士「山奥の…刀匠…!マ、マジかよ…おい!」
- 707 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/30(月) 17:41:51.73 ID:EpK/qfYo
老人…だと…!?
- 708 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 17:43:38.15 ID:eGMGTcko
老人「そうじゃが…?」
戦士「ジーサン!俺も行く!!」
老人「…はぁ」
戦士「よっしゃ…よっしゃあ!なんてツイてるんだ!くそぉ!」
老人「夜中じゃて…そのようなデカい声…」
戦士「あ、す…すまねぇ…ついっ!」
タッタッタ
盗賊「…どうした?」
戦士「悪い!起こしちまったか…」
盗賊「…?」
戦士「まぁいいや、ジーサンちょっと…」
老人「…なんじゃなんじゃ?」
盗賊「……」
戦士「どうした…?」
盗賊「…いや…なんでもない」
- 709 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/30(月) 17:52:40.01 ID:xHJxIYAO
ん…?まさか…実はこっちが…!
- 710 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 17:56:13.45 ID:eGMGTcko
〜本殿〜
盗賊「……なるほど」
巫女「良かったですね」
戦士「いやジーサン、助かったぜ!」
老人「助けたつもりはないがの…」
戦士「ハッハッハ!そりゃそうか…!」
老人「ワシはもう行くぞ」
盗賊「…急ぎ…か?」
老人「まぁの…」
戦士「しゃあねぇ…んじゃ、行くか」
老人「よっこらせ……」
戦士「そんな足腰で大丈夫か…?」
老人「なんじゃ?馬鹿にしとるのか…?」
戦士「いや、そういうワケじゃ…っ!」
巫女「じゃあ…出発しましょうか」
- 711 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 18:05:22.85 ID:eGMGTcko
〜名代の部屋〜
召喚士「大体…分かってきました」
名代「それは何より」
召喚士「まず陰陽師の儀式には…札を用いる」
名代「はい」
召喚士「次に詠唱…これは各法則が当てられている」
名代「その通り…」
召喚士「既に該当の詠唱が分かっているものについては…」
魔道士「その部分のみで大丈夫って事ですよね…?」
名代「えぇ」
召喚士「更には、事前詠唱も可能…」
魔道士「これは魔法に似てますね」
召喚士「そうですね、予め魔力を蓄積するというか…」
名代「神通力の加減で強弱は調整可能です」
召喚士「一瞬で召喚出来る…便利な反面…」
武士「強さを誤れば…無駄骨…か」
- 712 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 18:17:26.24 ID:eGMGTcko
名代「陰陽道はまだまだ奥が深い…」
召喚士「そのようです…」
名代「細かいところはまた後日に…」
召喚士「ありがとうございます」
武士「さて、名代殿…本題に…」
名代「うむ…実は、北の件についてだ」
武士「…やはりか」
召喚士「武士さん…」
名代「以前も申したが…お主の父上…」
武士「……」
名代「あのお方は、裏切るような人ではない」
武士「……しかしだな」
名代「お主は己の父を信じられんのか…?」
武士「……信じたい…信じたいが…!」
名代「…内通者は…他にいる」
- 713 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 18:28:40.91 ID:eGMGTcko
召喚士「…!?」
武士「…それは…確かか…?」
名代「証拠は掴めていない…だが、可能性は高い」
魔道士「他に…裏切った人が…いる…?」
武士「その者…誰なのだ…?」
名代「ここ数年で出奔、失踪をした者…」
召喚士「……」
名代「更にはある程度の地位を築いている者」
武士「…」
名代「まずはお主の父上殿…しかし某は違うと踏んでいる」
武士「…そうであって…ほしいが」
名代「二人目は御庭の姫君…」
召喚士「!?」
魔道士「それって!?」
名代「……?」
- 714 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 18:40:50.99 ID:eGMGTcko
召喚士「いえっ!何でもないです!!」
武士「…?して、姫君とな…?」
名代「うむ…だが姫君はまだ若く、そこまで出来るとは…」
武士「…確かに」
名代「そして三人目だが…」
召喚士「…」
名代「私の……叔父上だ」
武士「陰陽頭が!?ば、馬鹿なっ!?」
魔道士「陰陽頭…?」
名代「某もそう思いたい…しかしな…」
召喚士「…何か…あったんですか?」
名代「武士殿の死罪が決まる少し前の話になるが…」
武士「…ふむ」
名代「この屋敷を調べた事があってな…」
魔道士「お屋敷を…ですか?」
名代「そこに…不審な動きが幾つかあったのだ」
- 715 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/30(月) 18:42:45.93 ID:eGMGTcko
帰りますー!ご支援多謝!
設定が複雑化してきましたね…すいません
分からないところはご指摘して下さいね!
補足出来るところはしていきます!ノシ
- 719 :パー速民がお送りします [] :2009/11/30(月) 19:50:37.74 ID:X1gsScSO
乙!気をつけて帰ってくれ!!
それと、解らない事が何点か…1otsuの歳と彼女の有無と男×男は大丈夫かと処女なのかどうかが………
ごめんなさい、嘘です…
設定は大して難しいとは思わないから大丈夫!
かなり楽しく読ませてもらってるよ!無理せず頑張ってくれ!
- 723 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/30(月) 20:46:40.31 ID:Hkbc/AAO
もうすぐクリスマスだ
>>1にサンタさんが来るよう俺から頼んでおこう
- 724 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/30(月) 20:55:31.78 ID:IPYxmrgo
ただいま!vipからの方とかいるとうれしいですね!ノシ
>>719
1otsuは本体が20歳、同一IDが26歳、その他9〜55歳まで幅広くいます
あと、ふたなりでバイなので男×男も平気です
そんななんでセルフセクロスしてるから処女&童貞ではないです
彼女はまだ召喚出来ません。彼氏もです
本屋さんであずまんが大王の新装版を見て衝動買いしてしまった…
あれ…盗賊の設定って榊さんじゃね…?
サンタさん……ギャルのパンティおくれーーっ!!!!!
- 725 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 21:01:13.65 ID:IPYxmrgo
武士「不審…とは?」
名代「まず、失踪したにしては綺麗に片付きすぎている」
召喚士「…屋敷が…ですか?」
名代「うむ。予め必要な物を持ちだす準備をしていたようにも見える」
魔道士「なるほど…」
名代「そして、失踪直前に正体不明の訪問客が数回…」
武士「それは確かな記録なのか…?」
名代「あぁ、何十年もこの屋敷に務めておる者が確認している」
召喚士「正体不明の訪問客…」
名代「そして…北で腕の立つ陰陽師の目撃例がある…」
魔道士「それって…」
名代「これは最近の話でな。某の部下に探らせている」
武士「…そうか」
召喚士「それで…武士さんの死罪を…」
名代「それもあるが…殺すには惜しい漢なのでな…」
武士「…名代…殿」
- 728 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/30(月) 21:12:07.93 ID:IPYxmrgo
名代「某は名代といえど陰陽頭の身。下手に動けぬ…」
武士「なるほど…そこで拙者か…」
名代「すまぬな…手間を掛けさせて…」
武士「何を言う…名代殿は命の恩人…この程度」
召喚士「魔道士さん…」
魔道士「…えぇ!」
召喚士「名代さん、俺達も手伝います!」
魔道士「手伝わせて下さい!!」
名代「!?し…しかしだな…」
召喚士「ここまで聞いてしまったら…」
魔道士「そうです!放ってはおけません…!」
武士「お二方…!」
名代「かなり危険な…任務ですよ…?」
魔道士「頑張ります…!!」
召喚士「それなりの修羅場は…くぐってきたつもりです!」
- 733 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/30(月) 21:58:43.78 ID:IPYxmrgo
良かった…パー速来てしばらく経つのに…
みんな飽きずに…うぅっ…泣きながらご飯食べてくる!
- 734 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/30(月) 22:06:16.60 ID:L7y5a.AO
隠し味は涙ってやつか
1乙
- 735 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/30(月) 22:07:33.65 ID:IPYxmrgo
名代「分かりました…お力借りましょう…!」
召喚士「…はい!」
名代「明日、改めて詳細をお話します。今日は屋敷へ泊まられよ」
魔道士「あ、ありがとうございます」
武士「…名代殿…恩に…」
名代「武士殿…君はしばらくこの屋敷に居ると良い…」
武士「いやっ!拙者には奉公構が…!」
名代「なに…悟られなければどうという事もない」
召喚士「名代さん…!」
…
魔道士「あの二人…まだ召喚の話してますよー」
武士「男とはそういうものでござるよ」
魔道士「そうなんですかぁ…?」
武士「己が夢中になれる事に全力で挑み…」
魔道士「……」
武士「己が朽ちようとも弱き者を助ける…それが男でござる」
魔道士「……武士さん」
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