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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その12
- 745 : ◆1otsuV0WFc [saga]
:2010/03/12(金) 00:08:56.42 ID:BsDqGLMo
パッカパッカパッカ…
弓使い「あ…!おかえりなさい!」
幼女「おかえりなさい」
剣士「…ただいま!」
弓使い「まぁ…立派な馬ね〜!どうしたの…?」
剣士「ちょっと色々あってね。預かる事に…ははっ」
幼女「大きなお馬さんだね」
剣士「うん。しかも凄い早いんだよ?」
幼女「ほんとっ!うわぁ…乗ってみたい…!」
剣士「よし…、じゃあ明日一緒に乗ろうか!」
幼女「いいの!?」
剣士「うん。買い出しもあるし、ひとっ走りしてもらおっか!」
弓使い「ふふっ」
幼女「うん!お馬さん、いいですか?」
赤兎は頷くように首を動かし、威勢良く鳴いてみせた。
- 748 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/12(金) 00:33:38.67 ID:BsDqGLMo
パカラッパカラッパカラッ
幼女「うわぁー!早いーっ!!」
剣士「でしょ!?それっ!!」
幼女「きゃっ!!すごーい!!」
パカラッパカラッパカラッ…
剣士「ただいま〜!」
弓使い「お帰りなさいー!!」
幼女「凄かったんだよ!?あのねあのねっ……」
…
剣士「あれ…?幼女ちゃんは!?」
弓使い「さっき馬小屋に行ったみたいだけど…」
剣士「……」
テクテクテク…カチャッ
弓使い「…どう?いた……」
剣士「しーっ…」
弓使い「!!…あら、まぁ…ふふふっ」
剣士「よほど嬉しかったんだろうね。一緒になって寝ちゃって…」
弓使い「もうっ、風邪引いちゃうわよっ!」
剣士「そうだね、ベッドまで運ぼうか…」
弓使い「…おやすみなさい。…ふふっ」
- 765 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/12(金) 18:31:47.07 ID:vHnR/sAO
幼女が大人になったら馬乗り回しながら槍を振り回すようになるのかな
- 767 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/12(金) 20:17:22.54 ID:5I2EQoAO
弓使い「げえっ
- 773 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 02:43:29.15 ID:r72gq5wo
〜南方、南の街〜
召喚士「それじゃあ……」
戦士「カンパーイ!!」
魔道士「乾杯〜!」
チンッ!!
戦士「………っかぁ〜!うめぇ!!」
召喚士「一周年おめでとうございます!」
盗賊「…おめでとうございます」
戦士「何だよ他人事みたいに…」
魔道士「そうですよー。もっとこう……」
戦士「これからもよろしくー!みたいなさぁ…」
召喚士「そ、そうだね…」
戦士「んじゃ仕切り直し!」
召喚士「え、えーと…これからも宜しくー!!」
魔道士「宜しくですー!エヘヘ!!」
- 774 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 02:45:05.23 ID:r72gq5wo
戦士「んでよ、次はどうする?」
盗賊「…‥モグモグ」
召喚士「そうだね…。各自何かしたい事があれば…」
魔道士「…私は特に…大丈夫ですねぇ」
戦士「俺も急ぐ用件はねーなぁ…」
盗賊「……うん」
召喚士「そうですか…。そうなると…」
戦士「おっ、もしかして……」
盗賊「……依頼」
召喚士「ですね」
魔道士「最近全然でしたからね!」
戦士「金もそんなに裕福とは言えないしな…」
召喚士「うん。稼げるうちに稼いで、装備も整えておこう」
盗賊「……同意」
戦士「よーし…。そうと決まれば早速…!!」
- 775 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 02:46:53.84 ID:r72gq5wo
召喚士「まぁその前に南方司令部に行って、挨拶しないと…」
魔道士「そうですね!今回もお世話になりましたし!」
盗賊「……うん」
戦士「だなっ!とりあえずご馳走を平らげちまおう!」
召喚士「うんっ」
魔道士「一年間ありがとうございました!!」
盗賊「…これからも…よろしく!」
戦士「おうっ!!こちらこそ!!」
召喚士「宜しくお願いします!」
魔道士「エヘヘ!!」
盗賊「…ふふっ」
…
戦士「ふー…。食った食った!」
魔道士「ですねー!」
召喚士「それじゃあ司令部へ行きましょうか!!」
- 777 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/13(土) 17:52:42.17 ID:e9xz6ADO
1年か…
そういやパーティー結成時の話とか結構好きだったな。
俺は>>1の話の日常生活パート結構好きだ!
あと弓使いさんが好きだっ!
- 778 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/13(土) 18:02:27.82 ID:HguTlsEo
一週間ほどあいただけですごい進んでるな
これ毎日書いてる>>1は本当にすごいわ
そういや剣士って召喚したちを案内するといって出て行ったきり
なかなか戻らないまま帰ってきたかと思いきや馬連れて
戦闘があったので負傷はなくともおそらく汚れた状態で帰って来たんだよな
普通に出迎えた弓使いは大物だと思う
- 779 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/13(土) 19:26:11.70 ID:yRLwocSO
そりゃあ夜は燃え上がったことだろう
- 785 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:45:36.03 ID:r72gq5wo
こんばんは!遅くなりました!
ご支援ありがとうございます!
日常生活も重要あるんですね。良かった…↓続き
- 786 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:46:05.38 ID:r72gq5wo
〜南方司令部〜
テクテクテク…
魔道士「着きましたー!」
戦士「しかし暑っちぃな…」
魔道士「暑いというか…湿気がますます凄いですねぇ…」
盗賊「…ああ」
召喚士「あの、すいません」
衛兵「んー?」
召喚士「召喚士と申しますが、南方参謀さんはいらっしゃいますか?」
衛兵「…!?あ、あなたは!!」
召喚士「…?」
衛兵「少々お待ちをっ!!」
タタタッ…
戦士「何だ…?」
召喚士「さ…さぁ?」
- 787 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:46:42.33 ID:r72gq5wo
タタタッ…
衛兵「お待たせ致しました!お入り下さいませ!」
召喚士「あ、ありがとうございます…」
四人は司令部内へと案内される。
〜応接室〜
カチャッ
衛兵「では、こちらでお待ち下さいませ」
魔道士「ありがとうございますー」
カツカツカツカツカツ…コンコン…ガチャッ
南方参謀「お待たせ!お久し振りねっ!」
戦士「おっす!!」
召喚士「こんにちは!この度は…」
南方参謀「堅苦しい挨拶は抜き!さぁ座って…!」
盗賊「……」
魔道士「はい!エヘヘ!」
- 788 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:47:20.28 ID:r72gq5wo
…
召喚士「でも、本当に助かりました」
南方参謀「ううん、気にしないで。あの子達のお陰よ」
盗賊「……」
戦士「正直危なかったもんなぁ…」
南方参謀「報告は私達も聞いてるわ…」
召喚士「そうでしたか…」
南方参謀「あの国も厄介だからねぇ…」
魔道士「そうなんですか?」
南方参謀「南東国は他国と違って…閉鎖的だから…」
盗賊「……なるほど」
召喚士「確かにそんなイメージがありましたね…」
戦士「ああ」
南方参謀「特に本国に対してはやたらと挑発的っていうか…」
戦士「ふぅん…」
- 789 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:48:03.10 ID:r72gq5wo
南方参謀「まぁ、あなた達が無事でなによりだわ」
召喚士「そういえば…他の皆さんは?」
南方参謀「ええ、任務と関の建造で出払ってるわ」
魔道士「そうですかぁ…」
南方参謀「あ、そうだ!なんなら見てく…?」
召喚士「……?」
南方参謀「赤壁…!!」
戦士「おっ!いいな!!」
南方参謀「それじゃ馬車を手配してくるわ!正面で待ってて!」
魔道士「はーい!」
南方参謀は急ぎ足で部屋を後にする。
魔道士「楽しみですねー!エヘヘ!!」
盗賊「…うん!」
召喚士「それじゃ俺達も正面に向かいましょうか」
戦士「だなっ!!」
- 790 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:50:14.02 ID:r72gq5wo
〜司令部正面口〜
パッカパッカパッカ…ドドッ
南方参謀「お待たせーっ!さぁ乗って!!」
魔道士「失礼しまーす!」
召喚士「よっと…」
南方参謀「それじゃ行くわよー!」
戦士「おう!」
パッカパッカパッカ…パカラッパカラッ…
南方参謀「次はどこに行くのかしら?」
召喚士「へっ…?」
南方参謀「またどこかに行くんでしょう?」
召喚士「そうですね…。まだ…決めてはいないんですが…」
南方参謀「……大変ね」
盗賊「…?」
魔道士「大変…ですか?」
- 791 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:50:43.02 ID:r72gq5wo
南方参謀「そうよ。それなにり有名になってきちゃったじゃない?」
戦士「そうなのか…?」
南方参謀「そうよ。少なくとも国軍内じゃなかなかのものよ?」
魔道士「へーっ!!」
南方参謀「つまり…簡単な依頼なんてものはそうそう受けられなくなったって事」
盗賊「……」
戦士「そういうモンなのか?」
南方参謀「そりゃそうよ。例えば逆の立場になってご覧なさい?」
魔道士「……え、えっと…」
南方参謀「あなた達より上位ランカーがこぞって小さな仕事を受けてしまったら…」
召喚士「……下位ランカーの出来る依頼が…なくなる」
南方参謀「そういう事」
魔道士「そう…ですよね…」
戦士「ワークショップじゃ一言も言ってなかったな…」
南方参謀「厳密に規則があるわけじゃないからね。暗黙の了解ってやつ?」
- 792 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/13(土) 23:51:12.03 ID:r72gq5wo
盗賊「……なるほど」
南方参謀「ま…あなた達の場合はちょっと特別だけどね」
召喚士「…?」
魔道士「特別…ですか?」
南方参謀「国軍からの依頼があるわ」
戦士「そりゃあ…あるだろうよ」
南方参謀「うーん…ちょっと違うのよねぇ…」
戦士「何なんだよ」
南方参謀「国軍のお気に入りって事かしらね」
魔道士「お、お気に入り!?」
南方参謀「アンタ達ってさ、各地で貢献してるじゃない?」
召喚士「はぁ…。ま、まぁ…」
南方参謀「やっぱり私達だって、気に入ったパーティーを優先的に依頼したいもの」
盗賊「……」
南方参謀「お互いの信用だってあるしね」
- 793 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/14(日) 00:29:26.83 ID:O3PrIMAO
なんかもうホント魔導師ちゃんの台詞一つ一つが可愛くて仕方ない
彼女が笑ってくれているだけで僕は強くなれる!更に強く!もっと強く!
- 794 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/14(日) 01:03:23.99 ID:KKawyp2o
m(ry
- 795 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/14(日) 02:19:36.07 ID:xviIjwc0
>>794
略しすぎwwwwww
- 796 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/14(日) 02:31:01.43 ID:8gUe3iwo
戦士「そっかぁ…」
召喚士「知らないうちに貢献していたんですねぇ…!」
南方参謀「お互いにね!」
魔道士「なんだか…ありがたいですね…!」
召喚士「人の繋がり……」
盗賊「……ああ」
南方参謀「さぁ、もうすぐ着くわよっ」
戦士「おう!」
馬車はまもなく赤壁へと到着する。
〜赤壁〜
召喚士「おぉ……っ!!」
南方参謀「どう?」
魔道士「す、凄い…です!!」
眼前には険しい崖に守られた砦が姿を現す。
南方参謀「まだ途中だけどね」
- 797 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/14(日) 02:34:23.19 ID:soYYcoAO
>>794
後のネット流行語大賞誕生の瞬間である
- 798 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/14(日) 02:37:20.94 ID:8gUe3iwo
戦士「こりゃ大規模だな…!」
南方参謀「将来的には拠点になる予定だしね」
盗賊「……なるほど」
ザッザッザッザッザ…
南方副官「おう!」
戦士「おっ、どうも!!」
南方弓長「…元気そうね!」
戦士「まぁな…!」
魔道士「こんにちはー」
召喚士「お久し振りです」
南方副官「今回も大変だったみたいだな…」
召喚士「ま、まぁ…ははっ」
南方参謀「さ、こっちよ」
戦士「ういっす」
盗賊「……」
- 799 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/14(日) 02:38:18.09 ID:8gUe3iwo
テクテクテク…
召喚士「ここは…!?」
南方参謀「関の司令部ってとこかしらね」
召喚士「鉄壁ですね…!」
南方副官「ああ。ちょっとやそっとじゃ落とされねぇぞ〜!」
南方弓長「司令!朱雀先生達が見えましたよ!」
ザッザッザ…
南方司令「おーっす!一年ぶりだな!!」
戦士「そんな経ってねぇよ…」
南方司令「あ?そうだっけか。まぁいいや!」
盗賊「……相変わらず…ですね」
南方副官「まぁな……」
南方司令「よし…我が砦を案内してしんぜよう!!」
魔道士「は、はい…ありがとうございます…!」
召喚士「お、お願いします…」
- 800 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/14(日) 02:41:13.63 ID:jkXcS4wo
>>797
いや、既に何を略したかさえ定かじゃないww
- 801 :GEPPERがお送りします [saga] :2010/03/14(日) 02:42:38.12 ID:8gUe3iwo
それでは寝ますです…。おやすみなさい!ノシ
>>794>>797
マジですか!ww
〜オマケ〜
魔道士「盗賊さん!」
盗賊「な、何っ!?」
魔道士「今日はホワイトデーですよっ!」
盗賊「…そ、そうだ…っけ?」
魔道士「そうですよー!お返し貰えますかねぇ…?」
盗賊「ど、どうだろ…。てか…あげたっけ…?」
魔道士「あげましたよー!」
盗賊「…だ、誰に…?」
魔道士「それはほら…皆さんに…///」
盗賊「…あ、そ…そう…だね」
魔道士「お返し待ってますからねっ!えへへ!」
盗賊「い、いやっ…!嘘!嘘だからっ!」
- 802 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/14(日) 02:43:30.74 ID:p4a7DgSO
>>800
マジでお前何言ってんの?魔導士ちゃんは俺のだしの略じゃないの?
- 806 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/14(日) 04:06:38.51 ID:qF7PWBs0
俺が1にできるのはこれからも支援し続けることだけだ…何かしてやりたいけどな…
>>802
マジでお前何言ってんの?の略じゃね?
- 815 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/14(日) 22:57:42.66 ID:a2EFY2AO
いつもの感謝を込めて、チョコをかけたm(ryを送るぜ!!
- 817 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/14(日) 23:54:37.41 ID:8gUe3iwo
こんばんは!ちょっと今日はバタバタしてて申し訳ないです…
ご支援本当にありがとうございます!感謝です!
m(ryは本当に何なのでしょうか…気になりますね…↓続き
- 819 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/15(月) 00:01:46.23 ID:xkbNyxQo
テクテクテク…
南方司令「まずここが司令塔だ」
魔道士「おぉー…!高いですね」
召喚士「これだけ見晴らしも良ければ…」
南方副官「ああ。かなり早い段階で敵を捕捉出来る」
盗賊「……」
南方司令「前回の戦いで分かった事がある」
召喚士「…?」
南方司令「この地はいい。かなりいい!」
戦士「はぁ?」
南方司令「司令部からの距離とか…んい、まぁそう言うこった!」
戦士「よく分からん…」
召喚士「……」
南方司令「んじゃ次はこっちだ!!」
魔道士「あ、は…はい!」
- 820 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/15(月) 00:08:51.18 ID:xkbNyxQo
テクテクテク…
戦士「ここは…?」
魔道士「うわぁ…っ、さっきより高いです!」
南方副官「見張り台ってとこかな」
南方司令「そーだ?絶景だろ〜?」
盗賊「……綺麗」
召喚士「遠くの山や…海まで…!」
戦士「すっげぇな…!この関…」
南方司令「ああ。世界一の関になるぞ?はっはっは!!」
魔道士「確かに北関も凄かったですけど…こっちも…」
召喚士「ええ…。強固さが違いますね」
盗賊「……関だけでも…二重だしな」
南方司令「あー、そうだ……」
召喚士「…はい?」
南方司令「お前らよ、北に言ってたんだってな…?」
- 821 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/15(月) 00:40:25.06 ID:xkbNyxQo
南方司令「お前らよ、北に行ってたんだってな…?」
魔道士「え?…はい」
南方司令「………」
盗賊「…何…か?」
南方司令「…北方司令、死んだんだってな」
召喚士「……え、ええ」
南方司令「……ふーん、そっか」
盗賊「……」
戦士「知り合いだったのか…?」
南方司令「ん、まぁな…」
魔道士「そうだったんですね…」
南方司令「まぁお前らが落ち込む事でもないさ」
召喚士「……」
南方司令「俺もアイツも戦って死ぬのが仕事だ…」
魔道士「そんな……」
南方司令「あいつはそれが早く訪れた…。ただそれだけの事だ」
- 827 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/15(月) 18:54:54.31 ID:DjMOj6co
盗賊「……」
召喚士「そう…ですけど…」
南方司令「お前らは人の心配してないで、自分達の事だけ考えてろ」
魔道士「自分の事…ですか…」
南方司令「そう。人様の事は一人前になってから考える!」
盗賊「……」
南方司令「おい!分かったか?」
戦士「…あ、ああ」
南方副官「…なんか…真面目な事語ってるぞ…?ボソボソ」
南方弓長「え…ええ…ボソボソ」
南方司令「おい、何か言ったか?」
南方弓長「い、いえっ!!」
南方副官「おい司令、そろそろ戻りましょうや」
南方司令「…そうだな。まぁこんなもんか!」
魔道士「あ、ありがとうございました!エヘヘ…ッ」
- 828 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/15(月) 18:57:34.43 ID:DjMOj6co
ザッザッザ…
召喚士「完成予定はいつ頃なんです?」
南方司令「んー…10年後だっけかな」
南方弓長「そんなにかかるわけないでしょっ!」
南方副官「まぁ最短1年…ってとこか」
戦士「気の長い話だなぁ」
南方副官「要所だしな。手抜きは出来ねぇさ」
盗賊「…そうだな」
南方司令「よっし終わり!」
魔道士「ありがとうございました!」
召喚士「色々と勉強になりましたよ」
南方司令「そうか?ま、いつでも遊びに来てくれや!玄武先生!」
召喚士「……朱雀です」
南方司令「そうだっけか?まぁどっちでもいいか!はっはっは!」
戦士「相変わらずだな…このオッサンも…」
- 829 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/15(月) 19:15:32.17 ID:DjMOj6co
テクテクテク…
南方参謀「どうだった?」
魔道士「凄かったです…!」
南方参謀「そうでしょ?自慢の関になるわよ!」
盗賊「……」
戦士「だな。こりゃ大したもんだよ」
南方弓長「魔物が来ようと、追い返してやるわ!」
戦士「はっ、頼もしいこった」
召喚士「それじゃあ行きましょうか…!」
魔道士「はいっ!」
南方副官「もう行くのか…?」
召喚士「皆さんの邪魔にもなっちゃいますしね」
南方司令「また・・・いつでも来てくれ!はっはっは!」
魔道士「ありがとうございます!」
盗賊「…必ず!」
- 832 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/15(月) 21:43:51.54 ID:4LaW5cYo
戦士はずいぶんせっかちだな
- 835 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2010/03/16(火) 00:04:48.03 ID:uNhV67.o
こんばんはー!全然更新できてないですね…すいません
今週はちょっとピークでして、黙々と投下しますので
後でまとめ読みして頂ければ幸いです…orz
- 850 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/19(金) 18:53:23.27 ID:yVQE0T.o
〜赤壁、正門〜
ゾロゾロゾロ…
南方参謀「さぁ戻るわよ。乗って!」
魔道士「はい!失礼します」
召喚士「皆さんも一緒なんですね」
戦士「いいのか?大将一人置き去りで…」
南方副官「本人が好きでやってんだ。放っておけ」
盗賊「……」
南方弓長「それに、一人でいたい時もあるでしょう…?」
召喚士「あ……」
南方参謀「……行きましょう」
盗賊「…うん」
パッカパッカパッカ…パカラッパカラッパカラッ…
〜赤壁、見張り塔〜
南方司令「………」
- 851 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/19(金) 18:53:50.25 ID:yVQE0T.o
南方司令は一人、塔の上より海を眺める。
南方司令「…次々と…悲しい話だよ」
〜街道〜
パカラッパカラッ…
召喚士「同門…?」
南方参謀「ええ。そうみたいよ」
戦士「なるほどな…。それでか…」
魔道士「友人が亡くなったわけですよね…」
戦士「それも同じ国軍の司令同士だしなぁ」
南方副官「他の司令もさぞお嘆きだろうよ」
盗賊「…?」
南方弓長「なんでも東西南北の各司令は同門らしいわよ?」
召喚士「そうなんですか!?」
戦士「剣か何かか?」
南方参謀「ええ。師は総司令官よ」
- 852 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/19(金) 18:54:34.93 ID:yVQE0T.o
召喚士「!?」
戦士「総司令官って…あの仮面男か!」
盗賊「……」
魔道士「やっぱり凄い人なんですねぇ」
南方副官「俺らも詳細はよく分からんが…」
南方弓長「ええ。剣術だかの…えーとなんでしたっけ?」
南方参謀「剣聖?」
南方弓長「そうそう!うちの司令は剣聖とか崇めてたわよ」
戦士「剣聖…」
魔道士「何だか…凄そうですね!」
南方副官「まあ15年前に総司令となられてからは前線に立ってないし…」
南方参謀「それ以前も将軍やら司令やらでここ数十年は本陣だしね」
盗賊「……なるほど」
南方副官「お、もう着くぞ!」
一同を乗せた馬車は南の街へと到着する。
- 853 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/19(金) 18:55:00.67 ID:yVQE0T.o
〜南方司令部〜
南方弓長「ここでいいの?」
召喚士「ええ。ありがとうございます!」
南方副官「気をつけてな!」
戦士「おう、みんなもな!」
南方参謀「もし何か…困った事があったら…」
盗賊「…?」
南方参謀「国軍の…各司令を頼りなさい」
召喚士「…分かりました」
魔道士「それでは、また!」
南方弓長「うん」
四人は南方司令部を後にする。
南方副官「…行ったか」
南方参謀「大丈夫…かしらね?」
南方弓長「…?」
- 854 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/19(金) 18:55:28.71 ID:yVQE0T.o
南方副官「これからは更に厳しくなるからな…」
南方参謀「ええ…」
南方弓長「そう…なんですか?」
南方副官「そりゃそうだろ」
南方参謀「今後は低レベルな任務を受けられないもの…」
南方弓長「なるほど…」
南方副官「貴重な人材だ。死なせるわけにはいかん」
南方参謀「そうね…。勿論よ」
南方副官「国軍も協力しないとな…」
南方弓長「はい」
南方参謀「その為には…」
南方副官「……俺らだけでやるのか?」
南方参謀「…まっさか。ま、慎重にいきましょう」
南方副官「だな。それじゃあ戻るか」
南方弓町「……?」
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