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新ジャンル「鮭」
1 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 22:58:55.36 ID:WfyoWGdG0
鮭太「どうした?いきなり呼び出しなんて珍しいな」

鮭男「俺、上流に行こうと思ってる」

鮭太「いきなりどうしたんだ?鮭男」

鮭男「なんか、・・・凄くムラムラするんだ」

鮭太「お前、まさか?」

鮭男「とにかく上流のことを考えるだけで堪らないんだよ!!」


2 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:00:00.15 ID:UKYhRSMp0
濃厚なぶっかけ描写期待


3 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:00:28.18 ID:Ooi9cw+m0
ttp://up2.viploader.net/pic3/src/vl2_156496.jpg


4 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:02:30.59 ID:WfyoWGdG0
鮭太「・・・実は俺もなんだ」

鮭男「お前も!?」

鮭太「ああ、上流のことを考えるだけで俺はもう!」

鮭男「一体、俺たちに何が起こったって言うんだ]

鮭太「行こう・・・上流へっ!」

こうして俺たちは、謎の上流ムラムラ症候群を解明する為、旅立った


5 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:07:29.25 ID:WfyoWGdG0
鮭男「その前に仲間に挨拶していこう」

鮭太「ああ、一緒にこれまでやってきた大事な仲間だ。一緒に行こう」

仲間の溜まり場にて

鮭男「俺たち、上流へ行こうと思うんだ」

鮭二「なんだって!?どうして上流なんかに?」

鮭太「実は俺たち、上流のことを考えると夜も眠れなくてハァハァ」

鮭男「やめろっ!上流って言葉を聞いただけで何か弾けそうになるっ」

鮭二「よくはわからないが、とても苦しそうだ。早く行った方がいい」

鮭男「ありがとう鮭二。きっといつかまた会おう」


6 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:10:48.27 ID:WfyoWGdG0
俺と鮭太は上流に向かって泳ぎ出した。
ここ、太平洋の最北端、北洋のベーリング海から・・・

鮭男「ハァハァ、ムラムラするよぉ///」

鮭太「ああん、ダメだよお///」

その旅は、壮絶を絶する過酷なものだった


7 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:14:21.70 ID:Im8YQRTo0
              ∩___∩
            /  ノ   \  ヽ
            | ●    ● |   なにマジになってんの?
          彡   (_●_)    ミ
           /、   |∪|    ,\   この鮭の切り身やるから帰れよ
          /.|     ヽノ    | ヽ
       ,,/-―ー-、, --、   .|_,|
    r-、,'''";;:;;:;::;;;;:;;::;:;:;;::;:;`'- /_,l,,__ )
   |,,ノ;;:;r'" ̄ ゙̄^"`Y'-、;;;::;:;::;:;:;:;::;:|
    .ヽ,′       ;   `"";;;;;⌒゙')
     ´`゙'''''''''''‐-‐'"`‐-‐'"゛  `゙´
              |  .‖ /
            ("___|_`つ


8 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:16:01.79 ID:WfyoWGdG0
鮭太「おい見てみてろ!あそこに誰かいるぞ」

鮭志「ハァハァ、ビクンビクン」

鮭男「鮭志じゃないか。おい!どうしたっ」

鮭志「うう、鮭男に鮭太。俺、ビクンビクン」

鮭太「一体何があった?」

鮭志「じょ、上流のことを考えていたら。ハァハァ」

鮭男「お前もか!」

鮭志「あああああああんんんん」


9 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:19:23.60 ID:jWd8Q37/O
しえ


10 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:22:58.14 ID:WfyoWGdG0
俺と鮭太は必死で看病したが、数日後。
鮭志は二度と動かなくなった。

鮭男「鮭太。俺たちはとんでもない病気にかかってしまったのかもしれない」

鮭太「・・・」

鮭男「俺たち意外にも感染してるってことは。大変なことになるんじゃないか?」

鮭太「ああ、とにかく早く上流へ行こう。きっと何かわかる筈だ」

俺たちは上流へと急いだ


11 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:25:57.64 ID:gy7aUaT6O
鮭の怒り

全ての熊を破壊する


12 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:30:42.45 ID:WfyoWGdG0
謎の鮭「そこの鮭!ちょっと、待ちなっ!」

鮭太「なんだお前は!?」

謎の鮭「俺はサーモン、この辺りじゃ皆にそう言われてる」

鮭男「サーモン?お前はアラスカのヤツだな」

サーモン「その通りだ。ここを通るなら通行エビを払ってもらおうか」

鮭太「ここを通るのにエビがいるだって!?そんなこと聞いたこともない」

鮭男「いこうぜ、あんなヤツ構うことないぜ」

ビュン!
そこにいきなり石が飛んで来た

鮭男「て、てめぇ!」

サーモン「ふふ、ジャック。お前だな、こいつらを逃がすな」


13 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:35:01.47 ID:WfyoWGdG0
鮭男「あいつ、オキエビ近い大きさの石を投げてきやがる!」

ジャック「ふふふ」

サーモン「ジャックは背びれ投石の名手だ」

ジャック「逃がさないぜ。ここは俺たちサーモンズのエリアだ」

鮭太「あああん/// くそっ」

鮭男と鮭太は知らず知らずのうちに
ギャング集団『サーモンズ』のテリトリーにヒレを踏み込んでしまったのだった

鮭太「ムキエビ!あああん////」


14 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:38:03.16 ID:jWd8Q37/O
ヒレw


15 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:43:06.35 ID:WfyoWGdG0
鮭男「鮭太、ここは俺がやる」

鮭太「鮭男・・・」

鮭男「俺があいつ等の注意を引き付けている内にお前は仲間を呼んでくれ」

鮭太「わかった」

サーモン「こそこそと密談か?どう足掻いたってお前達は逃げることは出来ないぜ」

ジャック「シャケッケッケ」


16 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:51:17.85 ID:WfyoWGdG0
あいつのヒレの力はとんでもない力だ
だから、アイツのヒレに対する自身を逆に利用するんだ

鮭男「ジャック、ヒレ相撲で勝負だ」

ジャック「くだらんな。悪あがきはやめたらどうだ」

鮭男「なんだ俺と相撲を取るのが怖いのか?」

ジャック「そ、そんなことないんだからね!勝負よ!」

鮭男(ふふふ、あとはサーモンだな)

鮭男「サーモン、お前は行事をやってくれ」

サーモン「いいだろう。負けたらお前のエビ場を教えてもらうぞ」

鮭男「ふん。勝負だジャック」

鮭太「ああああああああん。ビクビク」


17 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:51:34.68 ID:g0wv2ovmO
シャッケッケッケwwwwwwwwwwww


18 :VIPがお送りします [] :2009/07/09(木) 23:56:17.88 ID:WfyoWGdG0
サーモン「準備はいいか二人とも」

ジャック「当たり前だ。さっさと始めようぜ」

鮭男「ふふ、俺は幼い頃から地元じゃ負け知らずだ。そう簡単にはいかないぜ」

ジャック「それはこっちの台詞だ」

鮭男(よし、鮭太は気づかれていないようだな。後は、俺が隙を見て・・・)

サーモン「さっけよーい、鮭った鮭った!!!」


19 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:03:20.01 ID:4vLiyCeu0
サーモン「鮭った!鮭ッた!!」

ジャック「やるじゃねえか。日本の鮭野郎っ」

サーモン「鮭った!鮭った!」

鮭男「ふふふ、俺はあと2回変身を残している」

サーモン「サーサケッタ!サケッタ!」


20 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:06:50.94 ID:4vLiyCeu0
鮭男とジャックの闘いは壮絶を極めた
二人は勿論 行事のサーモンまで必死でヒレを振っていた

鮭男(作戦通りだ。ヤツは疲れて石を投げれない。後は逃げるだけ)

鮭男「うおおおおおおおおおおおおお」

ジャック「うぬぬぬぬ」

鮭男(よしっ!チャンスだ!)

謎の鮭「そこまでだ」

鮭男「!?」


21 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:13:22.08 ID:4vLiyCeu0
鮭太「ごめん」

鮭太を見ると、そこには沢山のアラスカサーモンに囲まれた鮭太がいた

鮭男「くそっ」

謎の鮭「良い作戦だったが惜しかったな。俺がサーモンズのボス、トムだ」

サーモン「OG.トム!」

OGとはオリジナルギャングスタのことで、
サーモンギャングの中でも特に筋金入りのサーモンにだけ与えられる呼び名だ


22 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:18:20.50 ID:4vLiyCeu0
鮭男「ちっ、作戦はバレバレってことだな」

トム「サケッケッケ、日本の鮭ボーイの考えてることなんて手に取るようにわかる」

ジャック「さすがOG.トム。我らサーモンズのリーダー」

サーモンズ「OG.TOM!OG.TOM!」

辺りにはサーモンズのOG.TOMの叫び声がこだました。

鮭太(むきえび・・・ああああああんんん)


23 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:22:59.00 ID:4vLiyCeu0
絶体絶蝦のピンチ。辺りには20匹近いサーモンズの構成員が囲んでいる。

鮭男(ここまでか。エビ場を教えた後はきっと殺される)

トム「観念したらどうだ鮭ボーイ。早くエビ場に連rうおっ!!」

そこに一匹の鮭!

鮭二「待たせたな!鮭男!鮭太!」

鮭男「鮭二っ!!よく来てくれたホーミー!」

鮭二「一緒に川を下った仲じゃねーか!仲間も連れてきた」

鮭達「鮭男!助けに来てやったぜ」

そこには、一緒に川を下った地元の仲間達が集結していた

鮭太「助かった。ああああんん///」


24 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:24:25.34 ID:4vLiyCeu0
集まった仲間達は総勢40名。皆同級生で、偉大なる鮭村先生の教え子だ。

鮭男「さあ、どうするサーモンズ?」

トム「クソ、ジャパンの鮭ボーイにやられてたまるか!」

ジャック「OG!俺はこんな奴らには負けない。俺達サーモンズの力を見せてやろうぜ」

トム「よく言ってくれたぜジャック!さあ、ヒレ相撲だジャパンの鮭BOY!」


25 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:28:11.48 ID:4vLiyCeu0
ヒレ相撲は5対5の勝ち抜き戦で行われた
俺達は地元でもヒレ自慢の勇者たちが選抜された

もちろん、ヒレ自慢の俺は総大将を務めることになった

鮭男「敵は大型のアラスカサーモンだ。気合を入れていこうぜ」

鮭太「でもなんでせっかく数で勝ったのに5対5なんだぜ?」

鮭男「鮭太」

鮭太「ん?」

鮭男「ムキエビ!」

鮭太「あああああああんんん!それをいっちゃらめっぇぇぇぇええええ!」

鮭男(鮭太・・・、必ずお前を救ってやる)

鮭太の喘ぎ声が響く中、ヒレ相撲は行われた


26 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:31:11.93 ID:4vLiyCeu0
鮭二「はあ、はあ。何とか勝ったぜ鮭男・・・」

鮭男「よくやってくれた鮭二。トムとの一騎打ちは棄権して後は俺に任せろ」

勝負は2対2の互角

後は俺とトムの大将戦を残すのみとなった

トム「ウッフーン鮭ボーイ。お相手してあげるわよ」

鮭男「こいつ・・・。闘いの場で変身する伝説の釜鮭か」

トム「あら?言ってなかったかしらーん。闘いの場でのアタシは一味違うわよ」

鮭二「頼んだぞ鮭男」

トム「ごちゃごちゃうるさいわね!外野は黙ってアタシのヒレでも見てなさい」

鮭太「尾びれwwwwああああああああああああああんんんん」


27 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:32:00.10 ID:4vLiyCeu0
ものすごく虚しいけど

俺は負けない


28 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:33:05.24 ID:e9Ue5Vac0
        *'``・* 。
        |     `*。
       ,。∩      *    もうどうにでもな〜れ
      + (´・ω・`) *。+゚
      `*。 ヽ、  つ *゚*
       `・+。*・' ゚⊃ +゚
       ☆   ∪~ 。*゚
        `・+。*・ ゚


29 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:34:41.12 ID:4vLiyCeu0
トムとの闘いは熾烈を極めていた
先ほどのジャックとの闘いでスタミナを消耗していた俺は残り体力が少ない
何とかして早く勝たなければ

トム「よくやったわアナタ。でもサムライジャパンもここまでよ」

鮭男「!!」

トム「必殺!サーモン頭突き!!」

鮭男「不味いっ!!!」


30 :VIPがお送りします [] :2009/07/10(金) 00:37:37.14 ID:4vLiyCeu0
トムの一撃を食らった俺は土俵際に追い詰められた

鮭男「なんていうパワーなんだ。アラスカの大地はここまで鮭を変えるのか!」

トム「うっふん。楽にして あ げ る わ 」

鮭男「こ、ここまでか」

トム「必殺!スピンサーモン頭突きっ!!」

なんとか逃げ回る鮭男。
しかし、HPは赤点滅している。体力は残り僅かしか残されていない

トム「すばしっこい鮭ね。今度こそ最後よ!くらえスピーンサーモン」

鮭男「そうか!この一瞬に僅かな隙が出来る!いくなら今しかない」

トム「頭突ーき!」

鮭男「しゃあああああああああけ!!!!」

トム「ふぇっ!」



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