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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その5
546 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 14:01:38.38 ID:JsdfA7go
〜谷の町〜

戦士「つ…着いた…」

盗賊「…う、うむ」

戦士「長かった…はぁ…」

盗賊「…誰の…せいだ」

戦士「…すまん」

盗賊「…いや」

戦士「とりあえず宿を探そう…」

盗賊「…同意」

〜宿〜

主人「はい、お二人様ですね。おや…もしや…」

戦士・盗賊「旅のな・か・ま、です!!」

主人「そ、そうですか…!ではこちらへ」

戦士「とりあえず横になりてぇ…」

盗賊「…同意」


547 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 14:20:06.99 ID:JsdfA7go
〜部屋〜

戦士「ちょっと横にならせてくれ…」

盗賊「…う、うむ…風呂行ってくる」

戦士「おーう…」

トットット…

ガラッ…ピシャッ…ドサッ…ゴソゴソ

盗賊「……」

ガラッ…テクテク…ストッ…チャポッ…

盗賊「……ふー」

ジャバッ…バシャバシャ

盗賊(戦士と二人きりなんて…師匠の修行以来…かな)

カポーン

盗賊(しかも…こんなに長く…変に意識してしまう…)

ジャバジャバ

盗賊(どうした…もの…か…)

ブクブク…


549 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 14:42:59.27 ID:JsdfA7go
〜部屋〜

スッ

盗賊「…せん…し?」

テクテク

戦士「…すー…すー…」

盗賊(まだ寝てるのか…)

トスッ

盗賊「……」

戦士「すー…すー…」

ジーッ

盗賊(……カ、カワイイ…///)

戦士「すー…すー…」

盗賊(も…もう少し…近くで…)

戦士「すー…すー…ん?…パチッ」

盗賊「…!!!!!」


554 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 14:59:34.09 ID:JsdfA7go
戦士「ん…あぁ、戻ったか…」

盗賊「…う、うん!」

戦士「ふあぁ……さて、風呂行ってくるかぁ…」

盗賊「…行ってらっしゃいっ!」

戦士「うーい……」

盗賊「………はぁっ」



戦士「さぁ、いただきます!」

盗賊「…いただきます」

戦士「明日は町中を探索しよう…ズズーッ」

盗賊「…うむ…モグモグ」

戦士「ふぁじやのふぇははりが…モグモグ…あるかもな」

盗賊「…うん」

戦士「ついでに息抜きも兼ねて、な!」

盗賊「……う、うん!」


557 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 16:05:19.57 ID:DniMZsAO
昔は「うむ」だったのに「うん」に変わったね


558 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 16:11:26.35 ID:JsdfA7go
〜深夜〜

戦士「………」

盗賊「……すーすー」

戦士(……寝れねぇ)

ゴソッ…

戦士(なんで一緒の部屋なんだよ…)

盗賊「……すー…すー」

戦士「……」

ガバッ…スタスタ…スゥ…パタン

盗賊「………はぁ」

〜宿前〜

戦士「夕方横になっちまって…なかなか寝れねぇな」

テクテク

戦士「いや……盗賊と…二人きりだから…か…?」

しばらく道を進むと、脇道より物音が聞こえてくる。


559 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/29(日) 16:12:20.14 ID:JsdfA7go
>>557
微妙な変化に気付いてくれてありがとう…


560 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 16:15:00.38 ID:dugkfC2o
より女の子らしくなってきたんですよね、皆わかってて(・∀・)ニヤニヤ


561 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 16:19:18.50 ID:JsdfA7go
戦士「……?」

スタスタスタ…

声「…いやっ…!ちょっとっ!…やめっ…!」

声「へっ!とぼけるな!!おらっ来い…!」

声「おい…その前に…キッヒヒヒ…!」

戦士「…なんか…よく見る光景ってやつか…?」

戦士が裏道へ入ると、三人の男が一人の女を囲んでいた。

ザッザッザ…ジャリッ

戦士「はいはい…おっさん方、そこまでにしましょうや」

男参「あぁ!?なんだお前…?」

男壱「関係ねぇだろ…!でしゃばるな」

戦士「そうは言われてもねぇ…」

女「…っく!……はな…せっ!」

男弐「お兄ちゃん…とりあえずほっといて貰おうかい」

戦士「なぁアンタ…助けは要るかい?」

女「!!……うっ…!…た、助けてっ…!」


562 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/29(日) 16:21:45.66 ID:JsdfA7go
>>560
ですよねーwありがとうございます!


563 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 16:23:40.99 ID:qNiy/pwo
今回は盗賊もちゃんと浴衣とか着て寝てるんだろうな


564 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 16:25:40.32 ID:vE18iCQo
これは着衣の乱れた女性を部屋に連れ込んで盗賊に誤解されるフラグか


565 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 16:46:36.10 ID:JsdfA7go
戦士「…だ、そうです」

男壱「おい…女抑えとけ」

男参「はいよ」

女「きゃっ!!…うぅ…」

男弐「馬鹿かお前?手ぶらで何言ってんだ…?」

戦士「やっべ…そういや、そうだった」

男壱「やっぱりただのイカレた野郎か!ハハハッ!」

チャキッ

男弐「一瞬で楽にしてやるよ…キヒヒッ!」

戦士「はぁ…どうしたもんかね…」

戦士は身を低く走り出し、右手で砂利を掬いあげる。

戦士は男弐の顔めがけて、砂利を投げつける。

男弐「それを投げて目潰しにしようってんだろ!キヒヒ!」

男弐は顔を横に向け、上半身を低くし砂利をかわす。

戦士「……甘めぇって」


566 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 16:50:15.76 ID:.m7cpI.o
山童を余裕でぶっとばす戦士が一般人と喧嘩したら相手が死んじゃうんじゃね?
パンチで2mくらい吹き飛んで行きそうな……


567 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 16:52:16.49 ID:JsdfA7go
ジャッ…

間合いを詰めていた戦士は、男弐めがけて砂利を蹴り上げる。

男弐「…っ!うわっ…っぷ!」

すかさず戦士は男弐の腰から脇差を抜き取る。

戦士「ありゃ…短けぇ。しかも手入れがなってねぇなぁ…」

男弐「…この…野郎!!」

男壱「脇差一本で何が出来る!おい、そっちへ回れ」

二人の男が戦士を前後から挟撃する。

ザッザッザ…

男弐「だりゃあっ!!」

男弐が頭上から刀を振り下ろすが、戦士の脇差が顔の前で受け止める。

ギキィン!!

男弐「…くっ…ぐぬぅ…」

戦士「……さぁ…次はこっちの番か?」

しかし戦士の背後からは男壱が迫り、斬りかかる。


568 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 16:58:53.39 ID:JsdfA7go
戦士「ちっ…」

戦士は身を反転させると、脇差を下に降ろし、

男弐の手首を掴みあげ、引っ張る。

男壱の刀と男弐の刀がぶつかりあい、音が響く。

ジャッ…グイッ!!……キィンッ!!

男壱「っ!!」

戦士「らぁっ!」

男弐「…うわっ!!」

シュバッ…ドスゥ…

戦士の脇差が男弐の腹を捉える。

ドシャア…

男参「お、おいっ!!」

男壱「……ちっ…!」

男弐は意識を失い、その場に倒れこんだ…。

戦士「えーと…、みね打ちじゃ!安心せいっ!…だっけか?」


571 :パー速民がお送りします [] :2009/11/29(日) 17:09:02.40 ID:otyLzsSO
戦士かっけぇなおい


572 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 17:27:34.78 ID:JsdfA7go
男壱「おい、お前も来い…」

男参「コイツは…?」

男壱「眠らせておけ」

ゴスッ!!

女「うっ……」

ドサッ…

戦士「てめぇ…」

男参「……ふー…ふー」

戦士は男弐から刀を取り上げる。

チャキッ!!

男壱「う…りゃあっ!」

男参「・…でやぁ!」

二人の男が同時に刀を振りかざす。

戦士「……ふーっ」

戦士は両手の刀を下に下げ、大きく息を吐いた…。


574 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 17:48:31.65 ID:JsdfA7go
背後から迫る男壱の剣を戦士が右手の刀で受け止める。

正面から男参が切り上げるも、左手の脇差で同様に受け止めた。

キチ…ギチッ…

男壱「ぐっ!……ぬぅ…」

戦士「…くっ……」

男参「…こ…のっ…」

戦士「…ふんっ!」

戦士は男壱の腹部を蹴ると、すかさず反転し、

男参の首めがけて刀の柄で打ち抜く。

ドカッ…スッ…ガスゥッ!!…ドシャァッ

戦士「」へっ…同じ痛み、味わえただろ…?」

男壱「…く…っそ…」

ジャリッ!!

戦士は倒れる男壱へむけて、刀を突き出す。

戦士「さぁ、チェックメイトだ。どうする…?」


575 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 17:56:02.21 ID:JsdfA7go
男壱「…貴様、何者だ?その腕ただ者ではあるまい」

戦士「いやぁ…ただの旅人だけどなぁ」

男壱「将軍家の…者では、ないのか…?」

戦士「将軍家…?」

男壱は起き上がり、声を発する。

男壱「その女…おそらく将軍家の内通者だぞ…」

戦士「だから…何だよ」

男壱「その女を匿えば…貴様もこの地では反逆者と…」

戦士「多勢に無勢…ましてや女一人を相手に…」

男壱「……?」

戦士「そんな状況に腹が立った。それだけだ」

男壱「……」

戦士「それに俺は東方のモンじゃねぇ。将軍も北も関係ない」

男壱「…くっ!」

戦士「さ、分かったらそこをどけ。帰らせて貰うぜ」

戦士は女を担ぐと、宿へと戻って行った…。


576 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 17:57:08.54 ID:jZUmpeM0
戦士かっけー!


577 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 18:04:14.11 ID:JsdfA7go
〜宿〜

ソーッ

戦士「……」

盗賊(ん…?戻ったか…)

バサッ…トスッ……シュルシュル…ゴソッ

戦士「…口を…開けて」

ゴソゴソ

戦士「さぁ…飲め…」

女「…ん……っ」

盗賊(女!?…ななな何!?何してるっ!?)

戦士「ちっ…飲んでくれないか…」

女「……ん…っく」

戦士「……あ…っ、動くな…って」

盗賊(…………)

戦士「あーあ…顔にかかっちまったじゃねぇか…」

ガバッ!!

盗賊「せっ、戦士!!貴様何をっ…!!」


579 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 18:06:21.74 ID:DknSeFQo
戦士、女「「オセロですがなにか?」」

盗賊「・・・・・」


580 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 18:19:51.54 ID:JsdfA7go
戦士「・・・あん?お、起きたか」

盗賊「…!?そ、その…女は…?」

戦士「あぁ…実はな…」



盗賊「…なるほど」

戦士「北と将軍家ってのは対立してんのか?」

盗賊「…さぁ。私がいた頃は特に…」

戦士「そっか…。水変えてくるわ…」

ザッ

盗賊(北と将軍家が…?どういう事だ?)

女「…うっ……げほっ!ごほ!」

盗賊「!?だ、大丈夫…か?」

盗賊の声に反応し、ゆっくりと女が目を開ける。

女「……こ…こは…?」

スタスタ…スッ

戦士「…お、気づいたか!!」


581 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 18:59:41.06 ID:JsdfA7go
女「あ…なた…は…?…うっ!」

戦士「後頭部を殴られてる。…無理に起きるな」

女「…うぅっ!」

戦士「盗賊、これで冷やせ」

ポスッ

盗賊「うん」

戦士「今日はそのまま寝てた方がいい…」

女「…す…すいませ…ん」

盗賊「……飲めるか?」

女「…はい」

スッ…コクッコクッ…ゴクッ…

女「あ…ありがとう…ございま…す」

盗賊「…寝て…しまったか」

戦士「俺らも寝よう…事情は明日の朝だ」

盗賊「そうだな」


582 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 19:12:07.07 ID:JsdfA7go
〜次の日〜

召喚士「おはようございます」

武士「おはようございます」

召喚士「ゆっくり寝れましたか?」

武士「えぇ…久々の風呂に布団に…」

召喚士「それは良かった…!」

武士「まことに…感謝!…かたじけない…」

召喚士「も、もうよして下さいよ!充分聞きましたから。あははっ」

テッテッテ

魔道士「おはようございます!お待たせしましたー」

召喚士「よしっ!行きましょうか!」

魔道士「どこへ行くんですか?お城…?」

召喚士「いや…まずは服屋です」

魔道士「服屋さん…ですか?」

召喚士「はいっ」


583 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 19:18:38.88 ID:jZUmpeM0
さすがにみすぼらしい服では城に行けないしなー
てか召喚士達どんだけ金持ってんだwwwwww


584 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 19:27:44.68 ID:GPXPqlco
ミノタウロス戦で大金を結局もらったんじゃなかったっけ?
マジシャン先生の付けもチャラになってたし。


585 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 19:49:55.95 ID:HD6b57so
まず戦士・盗賊・女が同じ部屋に居ます

ベッドでは女が寝てしまいました
戦士と盗賊の部屋なのでベッドは2つです。

あとは・・・

どういうことなの・・・


586 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 19:52:09.71 ID:IdhZpAAo
この時代ですでに世界通貨があるのか
すげえな


589 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 19:55:45.53 ID:GPXPqlco
東方の国だからベッドじゃなく布団じゃないの?
「北」って言っても「東方の国の都よりの北」ってことじゃ?
どっちにしても戦士は盗賊に布団を譲って座って寝たりしそうだけど。


590 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 20:07:40.60 ID:JsdfA7go
遺跡調査→ミノタウロス討伐戦掛ける→西国、
にてたらふくお金を貯め込んでます。フヒヒ
(三代目朱雀先生(仮):談)

和室です。戦士は座布団枕に畳で寝たようです
(某東方生まれの盗賊:談)

世界通貨はありませんが、どの国のお金でも買い物出来ます
ワークショップや貿易(と物語)の円滑化のためだそうです
(国軍外務省貿易担当員:談)


591 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 20:14:18.07 ID:JsdfA7go
〜呉服屋〜

主人「いらっしゃいませ」

召喚士「すみません、こちらの方に服を…」

武士「拙者に…ですか?」

召喚士「そうですよ、さすがに…その格好では…」

武士「た…確かに…かたじけない」

魔道士「召喚士さん、ついでになんですけど…」

召喚士「はい…?」

魔道士「私達も買いましょうよっ!」

召喚士「へっ!?」

武士「おぉ…それはいいですな!きっと似合いますぞ!」

魔道士「せっかく都にいるんですし…ねっ!」

召喚士「そ…そうですね・・・ははっ…」

主人「ではお侍様、こちらへどうぞ…」

魔道士「私も選んで来ますー!」


592 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 20:19:12.26 ID:atbYKMDO
魔道士ちゃんの和服姿…俺をそっちの世界に召喚してくれ!


593 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 20:20:39.16 ID:JsdfA7go


召喚士「俺はこれで…いいか」

テクテクテク…

魔道士「お待たせ…しました」

召喚士「やっぱり魔道士さん…似合いますね!」

魔道士「召喚士さんもよくお似合いですよ、エヘッ!」

召喚士「そ、そうですか…?あははっ…」

ザッザッザ…

武士「お待たせ…しました」

召喚士「…カ、カッコイイ…!!」

魔道士「武士さん…ですよね…!?」

武士「ついでに髷まで結って頂いて…」

主人「いえいえ…まさか武士様とは知らず。こちらこそ…」

武士「いえっ、お構いなく。代金は後日改めて…」

召喚士「あ、ここは俺達が…大丈夫ですから…!」


594 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 20:24:50.25 ID:Uf5wmcAO
召喚士「ここは俺たちが」 バリバリ


596 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 20:39:00.90 ID:4kErfoSO
御館様「何を言う?ここは儂が」バリバリ


597 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/29(日) 20:42:51.02 ID:JsdfA7go
ネクロマンサー「いえいえ…ここは私が」バリバリ


600 :パー速民がお送りします [] :2009/11/29(日) 20:51:29.58 ID:iPUeMOQo
     ∧_∧
     ( ゚ω゚ ) 支払いは任せろー
 バリバリC□ l丶l丶
     /  (    ) やめて!
     (ノ ̄と、   i
            しーJ


603 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/29(日) 20:56:07.61 ID:tgecFQko
VIP落ちてる


605 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 21:03:47.53 ID:JsdfA7go


武士「本当に…申し訳な」

魔道士「もう!いいですって!」

召喚士「そうですよ、それより…お願いしますね」

武士「あぁ…任せて下さい…!」

〜城〜

ザッザッザ…

門番壱「…あ…ぁ……」

門番弐「や…やは…やはり…!」

ババッ!!

門番壱「先日は…!!し、失礼しました!」

門番弐「やはり武士様であられたとは…!」

武士「良い良い、拙者はもう将軍家の者ではない。ただの浪人だ」

門番壱「しかしっ…!!」

武士「さぁ、頭を上げて立ってくれ…二人とも」


609 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 21:38:34.01 ID:JsdfA7go
門番弐「武士様…本日は一体…?」

武士「うむ…名代殿をお願いしたい」

門番壱「あれ…?そちらのお二人は…昨日の?」

召喚士「昨日はすいませんでした…」

門番壱「いえっ!こちらこそ!武士様のお知り合いとは知らず…!」

魔道士「き、気にしないで下さい…!」

門番弐「では、名代様へお伝えして参ります!!」

武士「うむ、頼む!」



タッタッタ

門番弐「名代様は…お会い出来ないと…」

武士「何っ!?」

召喚士「だ…だめか…!」

門番弐「人払いする故…今晩我が家を訪ねてくれ、との事です」

武士「!……相分かった」


610 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/29(日) 21:46:53.45 ID:JsdfA7go
魔道士「会えるんですね…!」

召喚士「そのようですね…良かった」

武士「お主らもありがとう。感謝致す」

門番壱「いえっ!武士様のお頼みとあらば…!」

武士「この事、内密に頼むぞ」

門番弐「名代様にもそのように言われました!」

門番壱「他の者には仕官希望の浪人、と伝えておきまする」

武士「すまない…それでは、また」

門番弐「はっ!」

ザッザッザッザッザ…

武士「なんとか会えそうです」

召喚士「ありがとうございます!!」

武士「いや、こちらこそやっと少しは恩が返せそうで…ははっ」

魔道士「夜に名代さんの家に行けば良いんですね?」

武士「えぇ…」

召喚士「それまでは…じ、時間でも潰してましょうかね」



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