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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その36
188 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:27:24.04 ID:JAXZbMdTo


召喚士「人間と一緒で、召喚獣も本当に色々だよなぁ」テクテク

陰陽師「お帰りなさいですねぇ」

召喚士「あ、ただいまです……ね」

陰陽師「収穫は、あったようですねぇ」

召喚士「ええ。何だか急展開でしたが……」

陰陽師「さて、そろそろ帰ると致しましょうかねぇ」

召喚士「はい。お願いします」

陰陽師「それではそこに立ち、目を瞑って頂きたいですねぇ」スッ

召喚士「……」

 バシュウウゥゥゥゥッ!! トンッ

陰陽師「無事、到着したんですねぇ」

召喚士「……何だか色々と、ありがとうございました」ペコッ

陰陽師「此方こそ。話が出来て有意義だったんですねぇ」

召喚士「そう言って貰えると、良かったです」


189 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:27:56.35 ID:JAXZbMdTo


召喚士「それでは、そろそろ失礼しようかと思います」

陰陽師「ああ、もうそんな時間なんですねぇ」

召喚士「ええ。それではまた――」

 テクテクテク

召喚士「……?」

――「あの、人間界の方……?」

召喚士「え、ええ。あなたは?」

陰陽師「こちらの方は、鈴鹿御前さんなんですねぇ」

召喚士「鈴鹿御前……さん」

鈴鹿御前「初めてお目にかかる。鈴鹿御前と申す」

召喚士「召喚士と申します。始めまして」

鈴鹿御前「お急ぎのところ引き止めて済まぬ。一つ訪ねたい事があっての」

召喚士「何でしょうか……?」

鈴鹿御前「大嶽丸という妖を知らぬか?」


190 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:28:44.11 ID:JAXZbMdTo
召喚士「オオタケマル……ですか? いえ、存じ上げませんね……」

鈴鹿御前「左様か。それは失礼した」スッ

召喚士「あ、あのっ。そのオオタケマルという妖は……?」

鈴鹿御前「知らぬのならば気にせず。邪魔をした、それではの」フッ

召喚士「……っ」

陰陽師「大嶽丸……」

召喚士「陰陽師はご存知で?」

陰陽師「かつて、私は都を荒らす酒呑童子を退治したんですねぇ」

召喚士「ええ、先程もそう仰ってましたよね」

陰陽師「酒呑童子にはこれまた強い部下が大勢居たんですねぇ」

召喚士「鬼……ですか?」

陰陽師「大将の酒呑童子に加え、副将の茨木童子。この二匹はとても強かったんですねぇ」

召喚士「……なるほど」

陰陽師「しかし、酒呑童子を倒すと、茨木童子は行方をくらましたんですねぇ」

召喚士「大将が倒されて……逃亡したわけですね」


191 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:29:25.89 ID:JAXZbMdTo
陰陽師「その茨木童子が頼って逃げたのが……大嶽丸の下だったんですねぇ」

召喚士「!?」

陰陽師「他の鬼も強かったですが、大した被害もなく、退治出来たんですねぇ」

召喚士「……茨木童子と大嶽丸はどうしたんですか?」

陰陽師「茨木童子は間もなくして、死んだんですねぇ」

召喚士「――!?」

陰陽師「よくよく調べてみると、大嶽丸に殺されたんですねぇ」

召喚士「っ!!」

陰陽師「なにがあったかは知りませんが、大嶽丸はそれ程までに強かったんですねぇ」

召喚士「……っ」

陰陽師「その後、大嶽丸討伐に、時の帝と私が信頼を置いていた武人を派遣したんですねぇ」

召喚士「倒したんですか?」

陰陽師「一度は大嶽丸の腕を斬り落とすまで戦果をあげたんですねぇ」

召喚士「……1度は……って」

陰陽師「大嶽丸はその後、斬り落とされた腕を取り返しに来たんですねぇ」


192 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:30:06.53 ID:JAXZbMdTo
召喚士「か、勝ったんですか?」

陰陽師「なんと大嶽丸は腕を取り戻し、再び逃亡したんですねぇ」

召喚士「!?」

陰陽師「しかも武人の付けていた神具と呼ばれた籠手まで奪い取って、逃げたんですねぇ」

召喚士「……何と……っ」

陰陽師「力を増した大嶽丸を止められる者は居なくなったんですねぇ」

召喚士「その後は……どうしたんですか?」

陰陽師「結局、大嶽丸は逃げたきり、行方をくらましたんですねぇ」

召喚士「……そうだったんですか」

陰陽師「その昔、大嶽丸は鈴鹿御前さんを大層、愛していたそうですねぇ」

召喚士「!? 恋仲だったんですか……っ」

陰陽師「いえいえ。大嶽丸が一方的に好いていただけのようですねぇ」

召喚士「……なるほど」

陰陽師「しかし鈴鹿御前さんは、暴れ者の大嶽丸をあまり好いていなかったようなんですねぇ」

召喚士「じゃあ……」


193 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:30:41.79 ID:JAXZbMdTo
陰陽師「そんな矢先、鈴鹿御前さんは何と、人間と契りを結んでしまったんですねぇ」

召喚士「!?」

陰陽師「怒り狂った大嶽丸は、その人間を殺す為に人間界へ来たわけですねぇ」

召喚士「な、何と……っ」

陰陽師「でも鈴鹿御前さんに邪魔をされて、殺す事は出来なかったようですねぇ」

召喚士「大嶽丸はそれからずっと人間界に……?」

陰陽師「ええ。どうして鈴鹿御前さんが人間を好いたのか、人間を知る為に……ですねぇ」

召喚士「しかし今はオオタケマルという妖は……」

陰陽師「この世界にも戻っていないようですし、死んでしまったのかもしれませんねぇ」

召喚士「……っ」

陰陽師「鈴鹿御前さんも、その事を気に掛けておられるのですねぇ」

召喚士「お優しい方なんですね」

陰陽師「もし大嶽丸と会う事があれば、是非……伝えて欲しいんですねぇ」

召喚士「分かりました。きっと喜ぶと思いますよ!」

陰陽師「その通りなんですねぇ」


194 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:31:12.54 ID:JAXZbMdTo


召喚士「それでは今度こそ失礼致します」

陰陽師「左様ならなんですねぇ。あぁ、そうそう……」

召喚士「……?」

陰陽師「人間系へ戻ったら、すぐに入り口から離れたほうが良いですねぇ」

召喚士「え……っ?」

陰陽師「マーラが消滅した事と、山本さんが戻ってきた事で、あの入り口はなくなるんですねぇ」

召喚士「あ、そっか……」

陰陽師「そして金輪際、入り口が開く事はないんですねぇ」

召喚士「そうなんですか?」

陰陽師「総本山があるからなんですねぇ」

召喚士「そうかっ! 総本山は確かあの入り口を抑える為のもの……」

陰陽師「そうなんですねぇ。その為に建てたんですねぇ」

召喚士「……あれ? 陰陽師さんもご存知なんですか?」

陰陽師「総本山は私が帝へ提案して、建てさせたものなんですねぇ」


195 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:31:49.15 ID:JAXZbMdTo
召喚士「――っ!?」

陰陽師「東と都と西。それぞれの御大将を封じる為に、苦労したんですねぇ」

召喚士「そう……だったんですね……」

陰陽師「龍脈が無くなれば、式神も使う事は出来なくなるので、龍脈は残したんですねぇ」

召喚士「全て……お1人で調べ上げたんですか……?」

陰陽師「もしあの時代に、君のような方が居てくれれば……魔王も倒せたんですねぇ」

召喚士「……っ」

陰陽師「そういう意味では、今の君達が少し、羨ましいですねぇ」

召喚士「……今があるのは陰陽師さん達のお陰です」

陰陽師「そう言って頂けると、頑張った甲斐があったんですねぇ」

召喚士「本当に、ありがとうございます」

陰陽師「此方こそ有難うですねぇ。それでは、子孫に宜しくなんですねぇ」

召喚士「はい。名代さんもきっと喜ぶと思います。それではまた……」

 ザッザッザッザッ……

陰陽師「……また会いたいですがその時は、今以上に苦しい戦いの時かもしれませんねぇ……」


196 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:32:24.91 ID:JAXZbMdTo
〜不死の山、山中〜

 ザシャッ

召喚士「!?」

 ゴオオォォォォ……

召喚士「さ、寒い……っ。いや、精神統一すれば寒くない……はず!」

 シュイイィィィン

コカトリス「終わったのか?」

召喚士「うん。帰ろう」

コカトリス「随分とまぁ軽装だな。寒くないのか?」

召喚士「寒いよっ、いや……精神を統一すれば寒くない! これ総本山の教え也!」

コカトリス「……?」

召喚士「さぁ帰ろう。みんなが待ってる」

コカトリス「東方ともこれでおさらばか。次は……北か?」バサァッ!!

召喚士「そうなるかな。でももうすぐだ、もうすぐ……終わる」スタッ

コカトリス「最後まで気を抜くなよ? お前が死んでは戦友に合わせる顔がない」バシュウウゥゥ


197 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:33:02.71 ID:JAXZbMdTo
〜都〜

戦士「見えてきたっ! 都に到着〜!」

魔道士「やっとですね〜! もう10時くらいですよ」

南方参謀「しかしこれ、立派なものねぇ」

東方参謀「城の飾りだな。鯱を模したものと見受ける」

西方参謀「お前さん、何気に詳しいな……ヒック」

国軍兵「入港致します! 上陸のご準備を!」

 ゴゴオオオオォォォォン!!

足軽「ご苦労様でごぜぇやす! ささっ、足元に気を付けて!」

盗賊「ありがとう」スタスタスタ

戦士「召喚士の奴は戻ってきてるかな?」

魔道士「もうこんな時間ですし、戻ってると思いますよ」

青年兵「僕はこのまま城へ向かいますが、皆さんはどうなさいますか?」

魔道士「あっ、それじゃあ私達も一緒に行きますっ! ねっ?」

男隊員「いってら。特遊は一休みさせて貰うよ……ヒャハハ!」


198 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:33:50.95 ID:JAXZbMdTo
〜帝の城〜

帝「……成程な。ご苦労であった」

召喚士「上様や皆様のお陰です。ありがとうございました」

名代「おめでとう御座います。これで式神の使役も可能となったわけですね?」

召喚士「ええ、そのはずです。まだ試してはいないんですが……」

帝「せっかくだし、披露しては貰えぬか?」

召喚士「こ、ここでですか……!?」

帝「駄目か……?」ジーッ

召喚士「……やります!」スクッ

くの一「使役とは……?」

女剣士「召喚と同じようなものらしいな。名代殿が使っていたやつだ」

召喚士こほんっ、では……。行けっ! 座敷童子!!」

 シュイイィィィィン……ボウンッ!!

座敷童子「……ほえ? おぉーっ、召喚士! お主が呼んだのかっ!?」

召喚士「やった……っ! 成功したっ!」


199 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:34:33.63 ID:JAXZbMdTo
東方司令「……可愛い」

名代「夫人ではないのですか……?」

召喚士「えっと……夫人だと色々と問題があるので……」

座敷童子「成功より性交になってしまうからの〜。うふふふー」

召喚士「!? なっ、何を言って――」

 スタスタスタ

家老「上様、青年兵殿らが戻られましたぞ!」

帝「おぉ、通せ」

 スタスタスタスタ……

青年兵「召喚士さん!」

召喚士「青年兵くん、それに魔道士さん達も!」

魔道士「召喚士さんっ! おかえりなさいですっ!」

戦士「その様子だとうまく言ったみてーだな」

盗賊「良かったな、召喚士」

召喚士「うんっ、ありがとう! みんなのお陰だよ!」


200 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:35:19.21 ID:JAXZbMdTo


帝「そうか。大事ないならば何よりじゃ」

青年兵「しかし残念ながら、やはり生存者は見当たらず……」

帝「致し方あるまい。戦死した親族の者らには、我らが責任をもって丁重に扱わせて頂く」

青年兵「感謝致します」

帝「さて、これで東方の大事は全て取り除かれたわけだな」

名代「左様ですね。これでようやく、他の豪族や民へも声高らかに言えますね」

帝「うむ。そうだな」

魔道士「良かったです〜っ」

戦士「んで、コイツは召喚士が召喚したのか?」

座敷童子「こいつとは何事じゃっ! 座敷童子と呼べっ!」

召喚士「う、うん」

魔道士「大丈夫でしたか……?」ゴゴゴゴゴゴ

召喚士「!? だだっ、大丈夫でした!! た、多分……っ!!」

魔道士「それなら良かったです! えへへっ♪」


201 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:36:18.21 ID:JAXZbMdTo


帝「もう帰ってしまうのか?」

盗賊「申し訳ありませぬ。長居したいところでは御座いますが、次の戦いが控えておりますゆえ」

帝「そうか……っ」

東方司令「青年兵、船の出発はいつだ? ボクも帰るぞ」

青年兵「宜しいのですか?」

東方司令「東方の件は落ち着いた。次は東方司令部とて拠点となるしな」

青年兵「分かりました。今夜のうちには経つつもりです」

東方司令「分かった。夜までには港へ向かう」

青年兵「それでは上様、失礼致します」

帝「うむ。こちらも再編制が整い次第、直ぐに本国へ向かう」

青年兵「感謝致します。船を1隻置いていきますので、ご自由にお使い下さい」

帝「痛み入る」

青年兵「それでは」スクッ

 ザッザッザッ


202 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:36:58.33 ID:JAXZbMdTo
召喚士「あ、そうだ……。名代さん」

名代「……?」

召喚士「陰陽師さんて、ご先祖ですよね?」

名代「陰陽師? ええ、多数の文献も残している歴代最高の実力者かと」

召喚士「宜しくって言ってました」

名代「……?」

召喚士「あ、あと……オオタケマルって妖、知ってますか?」

名代「いえ、聞いた事がありませんね」

召喚士「もし会う機会があれば、鈴鹿御前さんが待ってると伝えて下さい」

名代「……畏まりました。必ずや」

召喚士「では、また」ペコッ

 スタスタスタスタ

帝「陰陽師……どういう事だ?」

名代「分かりませぬ。しかし、召喚士殿の事ですから、きっとご先祖様に会われたのでしょうね」

帝「……ふふっ。あやつは本当に、不思議な男よの」


203 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:37:59.46 ID:JAXZbMdTo
 この後、夜には本国軍の船は、本国を目指し出港した。

 今ここに、魔王マーラ討伐戦は完全に終了の刻を迎えたのであった。



 魔王マーラ討伐戦結果

 魔王マーラ:完全消滅、夜行:完全消滅、ヤタガラス:完全消滅、魔王マーラ軍:全滅。

 神野悪五郎:消滅。その後、妖界にて復活するも夫人の手により完全消滅。

 藤蔵。風忍、水忍、火忍、土忍、死亡。下忍、死傷者数名。

 帝軍。鬼丸:消滅。足軽隊、総本山、死傷者数名。

 本国軍。特殊遊撃強襲隊隊長:死亡。魔道兵、弓兵、衛生兵、死傷者数名。

 合計死者:38名。重軽傷者:104名。

 召喚士:第5の召喚属性習得。白虎召喚獣スレイプニル、ケツァルコアトル習得。

 他にも大小、数え切れない事柄があるが、重点のみここに記す。

 本国国軍中将 副司令官 青年兵。



〜第五十六部、完〜


204 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2012/01/25(水) 17:40:02.52 ID:JAXZbMdTo
後半駆け足っぽい感じもありましたが、ひとまずこれにて…
次回からは本国に場を移して、あーだこーだの後にいよいよですね!
多数のご支援、本当にありがとうございます!それでは!ノシ


206 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/25(水) 17:47:05.19 ID:KLzW0qvyo
>>1乙
やっとケツアナルさん習得か・・・


212 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/25(水) 20:24:27.79 ID:p/ulkKKDO
朱雀先生なのに更に白虎を増やしたか……


215 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage] 投稿日:2012/01/25(水) 20:58:06.14 ID:QiQvGVeuo
>>1乙

ケツアナって、そう言えばあのおまけの聖騎士だよね
登場当初はあんないい奴とは思わなかったが

とりあえず、魔導師ちゃんの祝いでサービスシーンが消滅してしまった。残念


218 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [] 投稿日:2012/01/25(水) 21:08:22.20 ID:YlIydK1k0
いちおつ
少女ちゃんも何かに生まれ変わってて
ケツァルさんと再会してほしいなぁ


219 名前:NIPPERがお送りします(埼玉県) [sage] 投稿日:2012/01/25(水) 22:17:12.70 ID:Au61xrQCo
スレイプニルはアマゾネスと5対5で戦ったときに白虎長が使ってんだな


222 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2012/01/26(木) 02:48:15.43 ID:XdlJPR7AO
>>1おつ

鬼丸は以外にも一途なやつなんだな

名無しはこんなにも魅力的なケツアナさんになるとは思わなかったわ



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