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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その22
655 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/12/14(火) 16:36:30.86 ID:gxDU1OoP
もうそろそろかな?
ソワソワ


656 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/12/14(火) 16:50:26.92 ID:7xUg6mko
     __
     /。 \
    |ノ ゚|
    ノ ゴ ハ


657 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:06:23.88 ID:VrLEGQco
〜東方、都の港〜

テクテクテク

エリート「…やぁ、早いな。おはよう」

魔道士「おはようございます!」

召喚士「殿下は船内ですか?」

エリート「ああ」

右文官「エリート殿、こちらが…朱雀先生か?」

エリート「ええ、そうです」

召喚士「召喚士と申します」

エリート「こちらは右文官殿。殿下の懐刀だ」

右文官「いやいや何を申す。噂は聞いておるぞ、今後とも宜しくな」

エリート「隊長殿と西方参謀殿は…?」

戦士「もうじき…来るんじゃないすかね」

エリート「……?」

右文官「ともかく、中で殿下がお待ちだ。参られよ」


658 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:07:04.27 ID:VrLEGQco
〜船内〜

皇太子「おう、おはよう。昨日は世話になった」

魔道士「こちらこそご馳走様でした〜」

皇太子「いやいや、気にする程の物でもない」

右秘書官「こちらは…?」

皇太子「大商家の一人娘、魔道士さんだ」

魔道士「よろしくお願いしますっ!」

右秘書官「大商家…?あぁ、あの……」

エリート「それに朱雀先生、一番槍のご子息で戦士殿」

召喚士「召喚士と申します」

戦士「戦士です」

召喚士「こちらが東方の大名、藤蔵家の姫君で盗賊さんです」

盗賊「……宜しくお願いします」

右文官「改めて並ぶと…凄い面子だな…っ」

右秘書官「え、ええ…」


659 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:07:36.29 ID:VrLEGQco
間もなく隊長と西方参謀の二人も合流し、簡易的な作戦会議が始まった。

隊長「……遅くなりまして…申し訳ありません」

皇太子「構わん」

エリート「顔色が優れませんが…大丈夫ですか…?」

隊長「ええ…。気にせず進めて結構…」

右秘書官「では…。昨晩、殿下らが東方の城へ向かった後の事です」

召喚士「……」

右秘書官「左秘書官が単身、東方へ乗り込んで参りました」

西方参謀「何ぃ!?」

右秘書官「ご安心を。丁重にお引取り頂きました」

戦士「よく、大人しく帰ったなぁ……」

右文官「駄々をこねるので、ちょいと権力をお借りしたまでよ」

隊長「…?」

右秘書官「東方の管理官であられる、代官…という方にお力添え頂きました」

西方参謀「代官…?あぁっ!あの俺らを最初に追い返した奴か!」


660 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:08:44.98 ID:VrLEGQco
右文官「存じておるのか?」

隊長「一度会った程度です」

皇太子「全く。そんな事になっておるなら早急に知らせれば良いものを…」

右文官「いやいや、折角の会合なのだ。邪魔するわけにはいかんと思ってな」

右秘書官「とにかく、左翼は確実に情報を欲しがっておりますね」

エリート「ヤマタノオロチが倒された事も…当然、耳に入っているだろうしな」

戦士「よく分からんのだが、結局何がどうなるんだい?」

皇太子「…うむ。順を追って話すとしようか」

魔道士「お願いします!」

右秘書官「左翼の最大の目的は近日中に議会を行う事です」

魔道士「議会…ですか?」

右文官「そう。ある提案を可決する事だ」

エリート「それが先日、こちらが強引に押し込んだ『屯田制』だ」

召喚士「屯田…あぁ、北方で大軍師さんが実施されてる……」

右秘書官「そう。予算案にて他機関の予算を削ってまで通したのだ」


661 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:09:16.22 ID:VrLEGQco
右文官「それが今になって、議会で白紙にされようとしておる」

右秘書官「議会は非常にシンプルです」

戦士「シンプル…?」

皇太子「多数決を取って多かった方が勝ち。ただそれだけだ」

召喚士「そのようですね。それで確か東方司令部を…」

右秘書官「ええ。あの一画を駆逐しない事には、我らに勝ち目はありません」

盗賊「……数は?」

右秘書官「司令部の半数…いや、最悪四割程度を篭絡出来れば…」

戦士「結構接戦なんだな…」

右文官「かつてと違って南、北、西の三司令部は右翼寄りだからなぁ」

魔道士「そうなんですか?」

召喚士「言われてみれば…確かに……」

右秘書官「総司令殿や右大臣様が頑張っておりましたからね」

右文官「国軍の内部事情だからあまり詳しくは言えんがな」

盗賊「…なるほど」


662 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:09:51.34 ID:VrLEGQco
右秘書官「話を戻します。五ヵ年計画はご存知ですね?」

召喚士「……はい」

右秘書官「あの計画が始まってから間もなく三年が経ちます」

魔道士「私達がパーティーを組んだのとほぼ同時期ですよね」

右秘書官「下準備は終わったのです。今後は軍備を増強しなくてはならない」

エリート「四年目で兵力を上げ、最後の一年で…叩く」

右文官「何としてもこの一年が勝負なのだ」

右秘書官「それを否決されてしまっては…どうしようもありません」

召喚士「左翼は…どうしてそこまで…」

エリート「軍備は自衛の為にあるもので、防衛手段に過ぎぬそうだ」

右文官「暴力などでは解決にならん…とな。表向きではそう申しておるわ」

戦士「……裏では?」

エリート「……」

皇太子「私の失脚、及び共和制を目指してるのだろう」

魔道士「共和制?」


663 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:45:06.59 ID:VrLEGQco
エリート「王の存在しない国、という事です」

皇太子「まぁ、結果だけみれば彼らの志は理想的なのかもしれんな」

右文官「殿下…っ!」

右秘書官「確かにそうです。争う事なく皆が平等に平和な暮らしをする」

エリート「出来る事ならば我らとてそうしている…っ」

召喚士「……」

エリート「しかしそんな理想論だけではどうにもならぬからこそだな…」

戦士「最小限の被害でカタをつける…ってか」

右秘書官「国民とて望んではいますが、無理な事は承知な上です」

魔道士「じゃあ何故、左翼の方々はこだわるのです…?」

右文官「先程も述べたように、詭弁にすぎぬ」

エリート「兵力を減少させ利を得る連中がいる……」

盗賊「……まさか」

エリート「左翼は魔族と通じている。内通者は左翼…いや、左大臣だ」

魔道士「――!!」


664 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:46:09.46 ID:VrLEGQco
右秘書官「左大臣だけとは限りません。他にもいるはずです」

エリート「国軍の中や、ヘタをすればワーカーにもいるかもしれん」

右文官「そやつらが結託して、表面上は分からぬように足を引っ張っておる」

召喚士「……っ」

皇太子「あまり物騒な話をするな。証拠があるわけではなかろう?」

右秘書官「しかし、それ以外に理由が浮かびませぬ」

エリート「ひとまずは東方司令部の連中を味方に付けるか……」

西方参謀「議会を開かせない方法を考えるしかないですなぁ…ヒック」

隊長「何か手はあるか?……決定打が思い浮かばぬ」

右秘書官「東方司令部の件ですが、青年兵から伝書が届きました」

隊長「何っ!?」

右文官「今朝方、ワークショップに来た近況の報告だ」

召喚士「それには…何と…?」

右秘書官「こちらをご覧下さい」

皇太子「……うむ」


665 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:46:37.62 ID:VrLEGQco
〜東方司令部〜

ザッザッザ…

青年兵「殿下への連絡も送った。東方参謀様への連絡も送った。あとは…」

ザッザッザ…スッ

門兵「…これは、青龍召喚隊の…っ!」

青年兵「今は殿下直属の近衛兵、青年兵です」

門兵「ご苦労様であります!」

青年兵「東方参謀様に面会を。許可は取っております」

門兵「はっ!ご案内致します!!」

青年兵「ありがとうございます」

ザッザッザッザ…

東方兵「お、おい…あれは!?」

魔道兵「確か…右翼はの青年兵様だな…っ」

東方兵「先日に続き何の用だろうか…?」

魔道兵「今は左翼もいるってのに…ここも慌しくなってるな…」


666 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:47:05.19 ID:VrLEGQco
ザッザッザ

門兵「では呼んで参ります。しばしお待ちを」

青年兵「どうも」

カチャッ…パタン

青年兵「…ふーっ」

溜息とも安堵の声ともとれる深い息を一つ吐き、青年兵は応接室の椅子へ座る」

青年兵「……」

コンコン…ガチャッ

門兵「失礼致します。東方参謀様、お連れ致しました!」

青年兵「…ご無沙汰しております。『青年兵』です」

東方参謀「…ほう、確か殿下直属の……」

青年兵「はい。本日はお話があり、参りました」

東方参謀「…下がって良い」

門兵「はっ!」

テクテクテク…カチャッ…パタン


667 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:55:26.83 ID:VrLEGQco
東方参謀「…全く。本当にその姿でやってくるとは…見かけによらず豪胆よ」

青年兵「女装よりはマシです。ははっ」

東方参謀「それで、東方の情勢はどうだ?」

青年兵「こちらも詳細は掴めていませんが、ヤマタノオロチは倒したようです」

東方参謀「うむ。らしいな」

青年兵「殿下も東方の王と会談に成功し、。順調なようです」

東方参謀「同盟成立か…!?」

青年兵「いえ、昨晩の段階では会談中だと」

東方参謀「とにかくアポイントは取れたわけか……」

青年兵「会談の場には召喚士さんらも同席したとの事で…」

東方参謀「召喚士…?あぁ、朱雀先生だったか」

青年兵「召喚士さん達は東方にも大きな繋がりを持っていますからね」

東方参謀「……」

青年兵「盗賊さんも居ますし、東方の上層部にも顔が利きます」

東方参謀「国軍付のワーカーとはいえ、それは頼もしいな」


668 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:56:18.64 ID:VrLEGQco
〜東方、都の港〜

右秘書官「青年兵は東方司令部にて一つの発見を致しました」

魔道士「発見…ですか?」

右秘書官「東方司令部の人間は魔道兵らが中心です。それはご存知ですな?」

召喚士「ええ」

右秘書官「彼らは何の為に東方司令部へ来たか…」

戦士「あれだ、龍脈の力を抑える…えぇと……」

魔道士「月の宴、ですね!」

右文官「左様。勿論彼らとて好き好んで来たわけではない」

盗賊「……」

右秘書官「つまり…魔道兵であるが故に、半ば強引に配属となったわけです」

召喚士「なるほど…。ん、まさか……っ」

右秘書官「魔道兵らとて家族や故郷や友人がおります」

西方参謀「…読めてきたぞ。……早く帰りたいよなぁ」

右秘書官「本国東側出身者、及び配属を希望した者は全体の一割程度」


669 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 18:59:07.16 ID:VrLEGQco
右文官「そして完全な左翼派、左大臣に縁のある者が約一割」

エリート「この二割が靡く事は薄い」

隊長「それでも残りは少なくみても八割程度……」

召喚士「議会に必要な議決権は四割…」

戦士「残りの奴らの更に半分が寝返れば…!!」

右秘書官「この勝負、我らの勝ちです」

魔道士「凄いじゃないですかっ!」

西方参謀「しかしだなぁ……」

盗賊「…?」

西方参謀「それをそうやって為すんだい?」

魔道士「え…?」

西方参謀「まさか『お前ら帰りたい奴は右翼に付いて来い!』とか言うつもり?」

右秘書官「それが問題なんです」

隊長「核の部分がまだ未定ってわけかよ……」

右秘書官「いかにして、彼らを右翼側へ説得させるか…。そこが勝負です」


670 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 19:00:26.02 ID:VrLEGQco
〜東方司令部〜

東方参謀「…なるほどな。お前の考えは分かった」

青年兵「殿下らもおそらく同様の考えだと思います」

東方参謀「それで、どうするつもりなのだ?」

青年兵「幾ら故郷や本国へ戻れるからとて、そうそう靡くとは思えません」

東方参謀「それはそうだ。上司や先輩、左大臣一派の目もあるしな…」

青年兵「ええ。本国へ戻っても雑用に回されたりしたらたまりませんからね」

東方参謀「そういう体質は好かんな」

青年兵「我らはそのような事はしてません。総司令は完全実力主義ですから」

東方参謀「それは分かっておる。それで、結論は?」

青年兵「……個人的な意見を申せば、逆手を取りたいと思います」

東方参謀「逆手?」

青年兵「はい。強制的に帰らせる方法を取ります」

東方参謀「まさか……っ!」

青年兵「東方司令部を…解体致します」


671 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 19:01:30.17 ID:VrLEGQco
〜東方、都の港〜

隊長「司令部をなくすだぁ!?」

右秘書官「ええ。それが一番手っ取り早いかと」

西方参謀「随分大胆な策だな…っ」

エリート「しかし、それでは東方司令部の兵があぶれる事となるぞ?」

隊長「そうだ。どこの司令部だって許容量がタンマリあるわけじゃねぇぞ…?」

西方参謀「西方司令部でも魔道兵は欲しいが…全員は無理だな」

魔道士「あ、あの…なくすというのは具体的にどうやって……?」

右秘書官「左翼が議会を開く前に、こちらが先手を打って議会を開きます」

戦士「なるほど…!」

右文官「さすれば並行は無理。こちらの議会を終わらせてから左翼の議会だ」

右秘書官「そこで我々は『東方司令部の解散』を議題として挙げます」

エリート「賛成多数なら東方司令部は解散。反対多数なら…」

右秘書官「東方司令部は安泰」

隊長「それじゃ意味ねぇぞ?」


672 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 19:02:22.65 ID:VrLEGQco
右秘書官「簡単な制約を付ければ良いのですよ」

盗賊「制約?」

右秘書官「例えば『解散を希望するが、否決の場合は一生このまま』とか」

西方参謀「ひでぇ……」

右秘書官「例えばの話です。解散すれば彼らは強制的に本部へ帰還」

右文官「三司令部へは本国から右翼派を派遣し、本部の容量を減らす」

エリート「右翼派なら不満も出にくいだろうし、北以外は苦ではないからな」

隊長「戦いたい奴は北に送り込みゃいいんだよ。初代特遊も居る事だしな」

右秘書官「兵らが求めるものは『戦い』、『娯楽』、『安全』の三つです」

戦士「そうか。戦いたい奴は北。安全に働きたい奴は本国…」

魔道士「娯楽…は何ですか?」

西方参謀「何でも良いのさ。そいつが好きな物ならなぁ…ヒック」

右秘書官「そう。西方参謀殿であれば酒がそうです」

西方参謀「そうそう。旨い酒が飲めるならどこででも働くぜぃ!がははっ!」

右文官「女でも演劇でも賭け事でも、とにかく大陸東には何もない」


673 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 19:03:36.85 ID:VrLEGQco
エリート「かといって安全でもないし、他ほど魔物がいるわけでもない」

戦士「…そりゃ帰りたくもなるわ」」

魔道士「あるといえば、ターミナルか魔道学校くらいですもんね…」

戦士「面白くもなんともねぇ…」

右秘書官「しかも、見かけ上は軍事力を低下させる形にもなります」

エリート「確かに司令部を一つ、解散するわけですからね」

西方参謀「でもよ、解散しただけじゃあんまり変わらんのじゃないか?」

右秘書官「確かにその後の議題で左翼に戻る可能性も考えられます」

右文官「議決権が士官クラスのみなところがキーなのだ」

隊長「そうかっ!東方司令部でなくなれば、階級が落ちる可能性がある!」

エリート「待遇は維持したままで階級だけ下がれば、議決権は剥奪出来ます」

右秘書官「さすれば左翼の議決権は減り、次の議会にも勝てます」

戦士「すげぇ…!完璧じゃねぇか!」

皇太子「回りくどいな。そこまでせねべならんのか」

右秘書官「お察し下さい。これは殿下の為でもあるのですよ」


674 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/14(火) 19:05:23.41 ID:VrLEGQco
〜東方司令部〜

東方参謀「…まぁ確かに、合理的ではあるな」

青年兵「事後処理が大変ですけどね…」

東方参謀「解散するも良し。そのまま残して入れ替えるも良し…か」

青年兵「ええ。ヤマタノオロチを倒したとはいえ、龍脈も気がかりですし」

東方参謀「歴史ある司令部だからな。機能停止にするのも寂しいものがある」

青年兵「場合によっては、議会の提案は人事の入れ替えだけでも」

東方参謀「とにかく、奴らに先駆けて議会を起こすという策だな?」

青年兵「はい。あとはタイミングです」

東方参謀「今朝方な、左秘書官が来ておったぞ?」

青年兵「えっ!?」

東方参謀「詳しい話は知らぬが、東方へ入国出来なかったらしい」

青年兵「成程…。東方で殿下らが動いたのかもしれませんね…」

東方参謀「東方魔道長や左翼士官らと何やら話しこんでおったわ」

青年兵「……そうですか」


684 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/15(水) 18:09:47.91 ID:grvBA9Qo
〜東方魔道長の部屋〜

左秘書官「何…っ!?青年兵が来ただと!?」

左翼士官「そのようです」

東方魔道長「性懲りもなく…。どういうつもりだ…?」

左秘書官「単身なのですか?」

左翼士官「ええ。東方参謀殿と面会されているようで…」

東方魔道長「……」

左翼士官「どうみます?」

左秘書官「議会に向けての篭絡でしょうね」

左翼士官「それならご心配なく。ここ数日、私も動いております」

東方魔道長「左大臣様は何と?」

左秘書官「殿下の帰国と同時に議会を開くおつもりのようです」

左翼士官「準備は整えております。問題ありません」

東方魔道長「ならば良いが。あの小僧の動きが気になるな」

左秘書官「……確かにそうですね」


685 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/12/15(水) 18:11:34.90 ID:grvBA9Qo
〜応接室〜

東方参謀「お前の来訪は奴らの耳にも届いておるだろうな」

青年兵「ですね。まぁ…構いませんよ」

東方参謀「大した自信だな」

青年兵「僕の動きが牽制や撹乱になるなら、殿下らも動き易いですし…」

東方参謀「……」

青年兵「それに、正面から正々堂々と打ち破ってやりますよ…!」

東方参謀「……うわーっはっはっは!!」

青年兵「その程度が為せねば、大元帥など夢のまた夢です」

東方参謀「はっはっは!言いよるわ。そのまま潰されるでないぞ?」

青年兵「はい。……さて、と」

東方参謀「また、説得に回るのか?」

青年兵「それもそうですが、撒いた種に水をやりに…」

東方参謀「…ほぉ」

青年兵「左秘書官様も気になるので、こっそりと動かせて貰いますよ」


676 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/14(火) 21:13:19.80 ID:bcufhyQ0
>>1乙

あの日、勢いで貼ったノゴハAA
まさか定着してしまうとは…
エリカやハスターは一度きりで終わったのに…


678 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/12/14(火) 23:54:47.81 ID:I7Nm0LIo
飲みすぎて全然わかりません。
何が起きているのですか?


679 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/12/15(水) 03:28:38.16 ID:63s9v6DO
王子「ぬるぽ」


680 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/12/15(水) 05:47:07.38 ID:tM1w6MDO
玉子「がっ」


683 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/12/15(水) 18:09:08.86 ID:grvBA9Qo
こんばんは!今日もご支援ありがとうございます!

>>676
犯人っ!?いつもありがとうございます!

>>677-678>>681
ありがとうございます!適当に解釈して頂ければ大丈夫です!
産業で…

左翼「殿下陥れて悪い事しちゃうぞー^^」
右翼「させねーよ!先に議会開いちゃうもんねー^^」
召喚士達「お手伝いしまーす!!」

>>679-680
王子と…玉子!?

>>682
ありがとうございます!励みになります!
過労は大丈夫です!参ってるのは精神的な方なので…

↓続き



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