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幼剣士「待っていて下さい・・僕が必ず・・!」
488 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:05:19 ID:fLfKY59I
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
――【魔法の塔】



・・・・ゴォォォ・・・
ヒュウウゥ・・・ウゥゥ・・・・



武道家「ここか・・・」

僧侶戦士「・・・」


吟遊詩人「凄い・・・」

幼剣士「・・・」ゴクッ


489 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:05:58 ID:fLfKY59I
 
武道家「ドアもでけえな・・・おらっ!」


・・・・ギィィィィ・・・



僧侶戦士「広いな・・・奥の階段から上に行けるみたいだな」

幼剣士「ここを・・お兄ちゃんが通っていったんだ・・」

僧侶戦士「そこら中に転がってる肉塊は、先発部隊のモンだな。切り傷が大斬の切り口だ」


武道家「あがるのだけは簡単そうだ。確か10層のはず・・・9層目にデュラハンがいたって言ってたな?」

僧侶戦士「とりあえず・・・行くか」


武道家「お前ら、何か異変に気づいたら必ず言うんだぞ」


幼剣士「うん」

吟遊詩人「はい」


490 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:06:28 ID:fLfKY59I
 
・・・・・カツ・・・カツ・・・

・・・カツ・・・・・カツカツ・・・・・


武道家「・・・」キョロキョロ

僧侶戦士「・・・」


・・・カツ・・カツ・・

カツ・・・カツカツ・・・カツ・・・


幼剣士「・・・」

吟遊詩人「・・・」


僧侶戦士「魔獣の気配はないな。外にうじゃうじゃいるっていうのに・・・中はいないのか?」

武道家「別に変な感じもしねーし・・・、何の変哲もない塔って感じだぜ」


491 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:07:16 ID:fLfKY59I
 
幼剣士「静か過ぎるくらい・・・でちょっと怖いかな・・」

吟遊詩人「相変わらず魔獣の死体がゴロゴロしてるけど・・・目立ったのもないね・・」

武道家「おいおい、次で8階目か。マジで何も起きないで・・9階目まで行っちまうぞ?」


・・・・ギィィィ・・・


???「・・・」ニタッ



武道家「っと・・・フロアの真ん中に・・・何かいるぜ」


???「・・・」チャキッ


僧侶戦士「・・・何もない訳じゃなかったな」


492 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:08:20 ID:fLfKY59I
 
武道家「おっしゃ・・・全員準備しろ」スッ

僧侶戦士「・・・」チャキッ

吟遊詩人「・・・」スッ

幼剣士「・・・」チャキッ



・・・・トコトコ

???「・・・」



僧侶戦士「よく見えないが・・・、魔獣か・・魔物か・・?」ググッ


幼剣士「・・・」ググッ


493 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:09:21 ID:fLfKY59I
 
???「・・・」ピタッ



幼剣士「・・・え?」

僧侶戦士「なに・・・・!?」

武道家「おま・・・え・・・」

吟遊詩人「・・・?」



"青年剣士"「・・・・」


494 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:10:39 ID:fLfKY59I
 
幼剣士「お・・・お兄ちゃんっっっっ!!!!!」
 
ガランガラン!・・・タッタッタッタ・・


青年剣士「・・・」ニコッ


幼剣士「お兄ちゃん・・・お兄ちゃんっ!!」タタタタッ

・・・・ダキッ!!


幼剣士「お兄ちゃん・・・無事だったんだね・・・怪我ない?大丈夫!?」グスッグスッ

 
青年剣士「・・・」


武道家「お、おい・・・」

僧侶戦士「無事だったのか・・・」

吟遊詩人「あれが、幼剣士のお兄さん・・・」


495 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:11:46 ID:fLfKY59I
 
青年剣士「・・・」ニタッ

・・・ドシュッ・・!!!


幼剣士「・・・えぐっ・・・・・・」ガクッ


・・・・ポタッ・・



武道家「・・・は?」

僧侶戦士「・・・おい・・」


496 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:12:27 ID:fLfKY59I
 
青年剣士「・・・」


・・・ズリュッ・・・・・シャキン・・

・・・・ドサッ・・


幼剣士「・・・ひぐっ・・お兄ちゃ・・ん・・・?」ビクッ・・ビクッ・・



僧侶戦士「よ、幼剣士っ!」ダダダダッ

武道家「てめえ、青年剣士!何してんだコラァ!」



青年剣士「・・・大斬・・」ブォン!!!


僧侶戦士「うおっ!」キィン!!

武道家「ぐっ!」キン!!


497 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:12:59 ID:fLfKY59I
 
僧侶戦士「・・・くっ、何なんだよ・・・一体!」

武道家「て・・め・・・・、血迷ったのかよ青年剣士!」

吟遊詩人「それより・・・幼剣士くんが!」


青年剣士「・・・」ググッ

幼剣士「・・・ごほっ・・」


武道家「やべえぞ!トドメ刺す気だ!」


吟遊詩人「・・・波動音っ!」ギュゥゥゥン・・・

青年剣士「・・・」ピタッ・・


吟遊詩人「今のうちです!」


僧侶戦士「ナイス!・・・中火炎!」ボワッ


498 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:13:30 ID:fLfKY59I
 
・・・・・ドゴォォォン!!

青年剣士「・・・く」



武道家「よっしゃチャンスだ!」ダダダダッ

幼剣士「・・・う・・」ダラダラ・・


青年剣士「・・・大斬」ブォン!!

武道家「見切った!」

・・・・キィン!!


僧侶戦士「くっ・・・・幼剣士!回復魔法!」パァッ


幼剣士「・・・はぁ・・はぁ・・・」

吟遊詩人「血が止まった・・・良かった・・」


499 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:14:11 ID:fLfKY59I
 
青年剣士「・・・」


武道家「・・・一体どういうことだよコレは・・」

幼剣士「お兄ちゃん・・」ハァハァ

僧侶戦士「なんでお前が・・俺らを攻撃してくるんだ!」

吟遊詩人「・・・仲間、弟クンのこと、忘れちゃったんですか!?」



青年剣士「・・・」チャキッ


武道家「聞く耳持たずかよ・・・肉体鋼鉄化!抵抗魔法!」パァッ


500 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:14:56 ID:fLfKY59I
 
青年剣士「・・・火炎装」ボワッ!


武道家「げっ・・・それはやべぇ・・」


青年剣士「火炎斬り」ボゥッ

僧侶戦士「・・・中水流魔法!」ザバッ!!


・・・・ドォォォン!!!
・・・サァァァ・・・


吟遊詩人「相殺して・・霧が・・・・」

武道家「くっ・・・」

僧侶戦士「・・・」


501 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:15:43 ID:fLfKY59I
 
青年剣士「・・・」


武道家「ちくしょお・・・」

僧侶戦士「・・・青年剣士!どうしたんだよ・・・しっかりしろよ!」

幼剣士「お兄ちゃん・・・」



青年剣士「・・・」ニヘラッ


 
武道家「・・・」ゾクッ

僧侶戦士「何だよ・・その笑みは・・・」

幼剣士「・・・」


502 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 00:16:15 ID:fLfKY59I
 
青年剣士「は・・・ハはハハハははハ!!」ビリビリ


僧侶戦士「・・・なんだ・・?」

武道家「何かに触れておかしくなったんじゃねーのか・・・?」

僧侶戦士「つーか、俺・・・まともにアイツと戦い合って勝てる気しねーんだけど」

武道家「奇遇だな・・・俺もだ」


幼剣士「・・・」


青年剣士「・・・」ニタッ


503 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/07/06(土) 00:16:46 ID:fLfKY59I
一旦ここまでです。少し遅くなりましたが、ありがとうございました。


506 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/07/06(土) 04:25:11 ID:wM/xmttk
切るところがうますぎる事件の被害者


507 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/07/06(土) 18:59:43 ID:fLfKY59I
皆さんありがとうございます


508 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:01:57 ID:fLfKY59I
 
僧侶戦士「どうすりゃいいんだよ・・・」

吟遊詩人「ほ、本当にアレは青年剣士さんなんですか?」

武道家「・・・紛れもねえよ」

吟遊詩人「何か・・特徴とか、ないんでしょうか!?」

武道家「・・・特徴っていってもよ・・」


僧侶戦士「・・・待て。アイツ・・、いつも着けてるネックレスと指輪はどうした・・・?」


幼剣士「あ・・・着けてない・・?」

僧侶戦士「もしかしてこりゃ・・・」

武道家「何かわかったのか!?」


509 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:03:33 ID:fLfKY59I
 
僧侶戦士「・・・・光波動ォ!!」ピカッ


・・・パァァァ!!

青年剣士「・・・ぐ!やめ・・」



僧侶戦士「ち・・・やっぱりか・・・・」パァァッ


幼剣士「く、苦しんでる?」

吟遊詩人「・・・あれは"ドッペルゲンガー"だね」


幼剣士「どっぺる・・げんがー?」

吟遊詩人「・・魔物。それ自体の力は弱いけど、姿や力を写し取るっていう厄介な魔物だよ・・」


510 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:05:27 ID:fLfKY59I
 
幼剣士「何で・・・それがお兄ちゃんに・・・?」

吟遊詩人「あれはね・・心の中で最も人が人に対して、強い想いを抱く人間に化けるんだ」

幼剣士「・・・?」

吟遊詩人「簡単に言えば・・僧侶戦士さん、武道家さん、幼剣士くんの3人が想ってる青年剣士さんに化けたってことだよ」

幼剣士「そ・・・そうなんだ・・・」



僧侶戦士「く・・・・」ビリビリ

・・・・パァァァ・・

青年剣士『ヴァァァァ・・・ア・・・アアアァァァ!!ヤメロ・・・・!』


僧侶戦士「人の気持ち踏み躙りやがって・・・・、消えうせろ!」カァァッ!!!


・・・パァァァァ!!!・・・・

ドッペルゲンガー『ァ・・・・』ドロッ


・・・ドロッ・・・・・・・・ドロドロ・・・
ドロッ・・・・・・・・トプンッ・・


511 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:06:26 ID:fLfKY59I
 
幼剣士「真っ黒になって・・・溶けた?」


僧侶戦士「・・・はぁっ・・・はぁはぁ・・・」ガクッ


幼剣士「僧侶戦士さん!?」

僧侶戦士「魔力を放出しすぎた・・・、大丈夫だ・・・マナポーションを飲めば治まる・・」グビッ


武道家「・・・ドッペルゲンガー、死んだのか?」


僧侶戦士「いや・・・ドッペルゲンガーは心を映し出す鏡だ・・・。いなくなりはしないさ・・」

武道家「・・・」


僧侶戦士「俺もお前も・・・幼剣士も、心の奥底では青年剣士と"本気で戦いたい"って心が見透かされたんだろう・・」

武道家「なるほど・・・」


幼剣士「僕が刺されたのも・・ちょっとした自業自得なのかな・・・」


512 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:07:31 ID:fLfKY59I
 
僧侶戦士「そういうことじゃねえよ。あ、そうそう・・・お前、キズ痕は後で消してやるからな?」

幼剣士「え?」

僧侶戦士「子供のうちからそんな大きな切り傷、刺し傷があったら・・・かわいそうだろ?」

幼剣士「あ・・・ううん、消さなくていい・・」

僧侶戦士「ん?」


幼剣士「お兄ちゃんも、凄い傷が多くて・・・、それが自分の歴史だ、思い出だって言ってた」

吟遊詩人「思い出・・・か」

幼剣士「自分はそれくらいでしか語れないって・・・。だから、僕もこのまま傷を残したい!」


513 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:08:04 ID:fLfKY59I
 
武道家「ハハ、男だな!」

幼剣士「えへへ・・」

僧侶戦士「ったく・・・変な所まで青年剣士と本当に似てるよ・・お前は・・・」ハハ 

吟遊詩人「あはは・・」

 
 
武道家「おっしゃ・・・!僧侶戦士、少しは休めたか?」

僧侶戦士「・・・鬼畜だなおい。ま、行こうか」ヨイショ


幼剣士「え、無理しちゃだめだよ・・・?」


僧侶戦士「大丈夫さ、俺らはこういうの日常茶飯事だからな。息を整えるのは慣れてるんだ」


514 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:08:59 ID:fLfKY59I
 
幼剣士「僕もそのくらい強くなりたいなぁ・・」

武道家「人の心配より自分の心配だぞ」


僧侶戦士「・・・次はいよいよ問題の9層目だ。お前ら・・・いいんだな?」

幼剣士「・・・」コクン

吟遊詩人「どんな結末でも・・・受け入れます」コクン


武道家「よし・・・行くぞ・・・・」



・・・・・ギィィィィ・・・
カツ・・・カツ・・・カツ・・・カツ・・・・


515 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:09:53 ID:fLfKY59I
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・


ギィィィ・・・・


僧侶戦士「さて9層目のドアを開き・・・・・・うっ・・・」


武道家「っ・・・・!」

僧侶戦士「こいつは・・・酷い・・・」


幼剣士「軍人さんたち・・・みんな・・・倒れてる・・・」

吟遊詩人「・・・」


516 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:10:42 ID:fLfKY59I
 
武道家「・・・先発部隊って言っても、一応軍のエース達なんだぜ・・・」

僧侶戦士「部隊長は中佐だったはずだよな・・・。それもこんな簡単に・・・」

幼剣士「・・・お兄ちゃんと、吟遊詩人さんのお父さんは・・・?」

吟遊詩人「・・・」


武道家「そうだったな・・・中尉の話だと、壁だか建物崩壊させたって・・・あそこか」

僧侶戦士「見事に崩れてやがる・・・あの黒いのががデュラハンだな」


幼剣士「・・・ってことは・・・」

吟遊詩人「あそこに・・・お父さんが・・・いる・・・?」


517 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:11:18 ID:fLfKY59I
 
幼剣士「・・・」ゴクッ

吟遊詩人「・・・」ブルッ


武道家「・・・俺らが、見てくるか?」

僧侶戦士「そこで待ってても・・・いいぞ」


吟遊詩人「・・・行きます・・。その為に・・・ココまで来たんですから・・・」ハァハァ

幼剣士「・・・僕も」


武道家「・・・わかった。着いて来い」


518 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:12:34 ID:fLfKY59I
 
・・・タッ・・・タッ・・・・タッ・・・


武道家「・・・見事にデュラハンも息絶えてるな」

僧侶戦士「このでっけー瓦礫を、ひっくり返せばいいんだよな?」

武道家「あぁ・・・」


僧侶戦士「・・・正直、怖い」

武道家「当たり前だろ・・・俺も同じだ」


幼剣士「・・・」ガクガク

吟遊詩人「・・・」ハァ・・ハァ・・・


519 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:14:46 ID:fLfKY59I
 
武道家「やるぞ・・・・そっち持て・・・準備いいか?」

僧侶戦士「・・・ちょっと待ってくれ・・・・・・、手に・・力が入らない・・・」ブルブル


武道家「・・・・」


僧侶戦士「俺の・・・足元にな・・・血だまりが・・、流れてきてる跡があるんだ・・・」ゴホッ

武道家「・・・気づいてた。俺の足元もだからな・・・。それに、乾ききっていない・・・」


・・・ドロッ・・


僧侶戦士「幼剣士、吟遊詩人・・・偉いように言ってきたが・・・、俺もこうなっちまうとは・・・すまん・・」ブルブル


520 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:15:19 ID:fLfKY59I
 
幼剣士「・・・・」ガシッ


僧侶戦士「お前・・・手伝ってくれるのか?」

 
吟遊詩人「・・・」ガシッ

武道家「お前ら・・・・」



幼剣士「最後まで来て・・・逃げてたら・・・・・、お兄ちゃんも・・・悲しむよね・・・」

吟遊詩人「うん・・・そうだよね。手伝わせてください・・・」


僧侶戦士「よっしゃ・・・ありがとうよ・・・持ち上げるぞ・・」

武道家「・・・」


521 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:16:21 ID:fLfKY59I
 
全員「イチ・・・ニの・・・・サンッ!!」


・・・・ガラガラッ!!!
・・・ドシャァン・・・・・モクモク・・・


僧侶戦士「ごほっ・・・土煙が・・・」


武道家「・・・うっぷ・・」

幼剣士「・・見えないや・・・ごほっ・・」

吟遊詩人「ごほっごほっ・・・」


522 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/06(土) 19:16:54 ID:fLfKY59I
 
僧侶戦士「小風刃魔法!」

ビュウゥゥ・・・フワァ・・・


僧侶戦士「よし、これで見え・・・・たが・・・・」


武道家「おい・・・」
 
幼剣士「そ、そんな・・・」

吟遊詩人「・・・」

僧侶戦士「・・・・!」


523 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/07/06(土) 19:18:05 ID:fLfKY59I
終了です。明日には今回のは最後の更新になると思いますので、
よろしくお願いします。ありがとうございました。


524 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/07/06(土) 20:02:36 ID:1D/IHd2M
くううううううう


525 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/07/07(日) 00:18:00 ID:U.Esb8GY
焦らしやさんめ


526 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/07(日) 09:57:29 ID:chiN6NdI
 
僧侶戦士「残ってるのは血だけ・・・。遺体も・・・デュラハンのしかない・・・」

幼剣士「ってことは・・」

僧侶戦士「アイツは・・・生きてる。いや、生きてた・・のかもしれない。いずれにせよ・・・」


吟遊詩人「この・・・上のフロア、最上階・・・・・になりますよね・・」


武道家「今までで一番緊張した瞬間が・・・また変わるのかよ・・・勘弁してくれ・・」

僧侶戦士「・・・行くか?」

武道家「当たり前だろ・・・」


527 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/07(日) 09:58:06 ID:chiN6NdI
 
・・・・・カツ・・・カツ・・
カツカツカツ・・カツ・・・・・・ピタッ


武道家「さて・・・最後のドアの訳だが・・」

僧侶戦士「・・・あぁいいぞ」

幼剣士「開けて・・」

吟遊詩人「お願いします」


武道家「ちくしょうが・・・おらぁっ!」


・・・ギィィィィ・・・・・



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