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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その8
664 : ◆1otsuV0WFc [saga sage] :2010/01/01(金) 19:05:11.76 ID:B4y/2f.o
〜大広間〜

王女「さぁ、どうぞ…」

トクトクトクッ…

召喚士「あ、ありがとうございます!」

女王「戦士様もどうぞ……」

戦士「あ、す…すいません」



神官「なるほど…そういう経緯で…」

魔道士「はい…」

召喚士「西国はどうなんですか…?」

神官「いまのところ…順調です」

召喚士「そうですか……」

神官「お陰様で西平原国、西海岸国の領土を併呑出来ました」

盗賊「……」

召喚士「道は…繋がりましたね」

召喚士「!?……そこまで見破られておりましたか」


665 : ◆1otsuV0WFc [saga sage] :2010/01/01(金) 19:06:04.02 ID:B4y/2f.o
召喚士「すいません……」

神官「いえ。事実ですから…」

戦士「これで西方最大勢力って事ですね」

神官「はい。後は王子の即位が無事終われば…」

召喚士「他国も文句は言えなくなりますね…」

神官「全ては皆様方のお陰です…!」

魔道士「そんな事はないですよ…っ!」

盗賊「…うむ」

召喚士「墓碑…見ました……」

神官「……」

召喚士「彼らがいてこその結果ですから…」

神官「……ええ」

魔道士「ところで、召喚術の研究はどうですか?」

召喚士「あ、そうだ…アヌビスについては…」

盗賊「……」


666 : ◆1otsuV0WFc [saga sage] :2010/01/01(金) 19:07:13.77 ID:B4y/2f.o
神官「いえ…未だ謎のままです」

戦士「そうか…」

神官「今となっては不要なのかもしれませんが……」

魔道士「確かに…そうかもですね…」

神官「しかし今後の召喚術への貢献にもなりますし…何より…」

盗賊「…?」

神官「私の興味本位というところもあります」

召喚士「良い事だと思いますよ…!」

戦士「そうそう!好きこそ物の上手なれ…ってね」

魔道士「おおー…っ!」

戦士「ん?」

魔道士「戦士さん、難しい言葉知ってますねぇ!」

戦士「バカにしてんのか!お前は!!」

召喚士「ふふっ……あはは!!」

盗賊「…ふ…ふふっ!」


667 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage] :2010/01/01(金) 19:20:01.05 ID:6rgqLQIo
がんばりすぎじゃね?
664の終わり行、発言者が間違ってますゼ


668 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [saga sage] :2010/01/01(金) 19:31:07.93 ID:B4y/2f.o
>>667
本当だ…失礼致しました。ちょっと休みながら書きます…orz


669 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [] :2010/01/01(金) 19:39:39.94 ID:SGFFsADO
>>1 正月くらい無理しないでね

やっぱり魔道士ちゃんがいるとパーティーが明るくていいな


680 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 14:09:49.87 ID:Q1EhJ.AO
召喚士「あっ、そうだ…!」

神官「…?」

召喚士「西端の山に、召喚術に詳しい方がいます」

神官「…前に言われていた玄武の…?」

召喚士「そうです。ええと…」

召喚士は紙に地図を記し、神官へ手渡す。

召喚士「サモナーという方です。良かったら…」

神官「ありがとうございます。訪ねてみようと思います」

召喚士「きっと助けになりますよ!」

神官「本当にありがとうございます」

召喚士「いえいえ」

魔道士「お城の方も…増えましたね!」

王女「ええ。西海岸国の兵士さんと、街からの志願で…」

女王「まことにありがたい事ですわ…」

戦士「これからもっと強くなっていかなきゃいけないからな!」

女王「そうだ。戦士様…!」

戦士「はい?」

女王「宜しければ明日、兵の鍛練を見て頂けませぬか…?」

戦士「え…っ?お、俺が…?」


681 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 14:20:50.00 ID:Q1EhJ.AO
魔道士「いいじゃないですかー!」

盗賊「…うむ」

戦士「いや…俺なんかが務まるような…」

神官「あれから更に腕を上げられたのでしょう?」

召喚士「凄いですよ…!」

戦士「お前っ!ハードルを上げるな!!」

召喚士「あはは!でも、本当だよ…!」

盗賊「…」

召喚士「この前手合わせして実感したよ」

戦士「……」

召喚士「魔法剣はなくても、剣術においては相当の腕前だよ」

戦士「だっ、だからハードルを……!」

召喚士(うーん…本当なんだけどなぁ……)

女王「とりあえず明日、見て頂けるかしら?」

戦士「…ま、まぁ。……見るだけなら」

王女「ありがとうございます!さぁ、どうぞ!」

戦士「いやっ、あ…すいません!」

戦士はグラスを差し出し、王女から酒を注がれる。


682 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 15:05:18.57 ID:Q1EhJ.AO


召喚士「ご馳走様でした」

盗賊「……美味しかった」

女王「大した持て成しも出来ず…」

魔道士「そんな事ありませんよ!充分過ぎます」

神官「召喚士殿、宜しければこの後一杯…」

召喚士「はい。お付き合いします!ねっ、戦士?」

戦士「俺はいいや!」

召喚士「!?」

戦士「いや…ちょっと剣を振るっておこうかなって…」

魔道士「やる気マンマンじゃないですか」

戦士「い、一応だよ!一応…っ!」

召喚士「ははっ!分かった…!」

戦士「んじゃ、また後でな!」

召喚士「うん」

神官「では召喚士殿、こちらへ」

スタスタスタ…

魔道士「盗賊さんっ、私達も行きましょうか!」

盗賊「…う、うん」

テクテクテク…


684 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 15:46:52.42 ID:Q1EhJ.AO
〜女性部屋〜

魔道士「盗賊さん…これっ!!」

盗賊「!?」

魔道士「あんまり時間なくて…三つしか…」

盗賊「いやっ、じ…充分!ありがとう!」

魔道士「良かったー!エヘヘッ!!」

盗賊「…ふ、ふふ…っ」

魔道士「早速付けてみて下さいよ!」

盗賊「えっ…あ、うん」

ヌギッ…シュルシュル…バイィィン

魔道士「すご……」

盗賊「……」

魔道士「…?どうしました…?」

盗賊「…えと、…どうやって…付けるのだ?」

魔道士「あ…まずですね…」

テクテク…

盗賊「ちょ…っと!!」

魔道士「違うんです!脇を寄せて…」

コンコン…カチャ

王女「あの…、ひゃあっ!?」

魔道士「!?」

盗賊「!!」

王女「ししっ失礼しました…!!」

バタンッ!!

盗賊「……なんだか」

魔道士「勘違いされましたかね…?」


685 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 16:02:51.64 ID:Q1EhJ.AO


王女「そ、そうでしたかっ!ブラジャーを…!」

魔道士「盗賊さん、着けた事ないんですよー」

王女「まぁ…!こんな大きくていらっしゃるのに…」

盗賊「着けた事はあるっ!…もん」

魔道士「そうなんですか?」

盗賊「ど、どうやるか…知らないだけ!」

王女「そ…そうですか」

魔道士「お化粧もしないんですよー!」

王女「あ…私もしないですね…」

魔道士「えー?カワイイのに勿体ない…」

王女「あっ!じゃあせっかくですので…教えて頂けませんか?」

魔道士「いいですよっ!盗賊も!!」

盗賊「えぇっ!?わ…私も…!?」

魔道士「はいっ!えへへ!」

王女「よろしくお願い致します…!」

盗賊「……はぁ」


688 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage] :2010/01/02(土) 16:55:40.99 ID:2HRD/rQo
>神官「二、三度勝手に飛び出したものですから…」
大臣殺しといて全く懲りてない件


690 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage] :2010/01/02(土) 17:04:28.92 ID:AbffFjUo
>>688
ただの聞き分けの無い生意気なガキ


691 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 17:19:16.31 ID:Q1EhJ.AO
〜酒場〜

トクトク…グイッ…コトッ

神官「…」

召喚士「…」

神官「……」

召喚士「……」

神官「………」

召喚士「………」

神官「…あ、あの」

召喚士「…あ、あの」

神官「あ、いや…どうぞ!」

召喚士「いやっ!先にどうぞ!」

神官「あ、いや…」

召喚士「あ……」

神官「すいません…」

召喚士「い、いやっ!こちらこそ…」

トクトク…グイッ…コトッ


692 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 17:44:35.98 ID:Q1EhJ.AO
〜中庭〜

シュバッ…ブンッ…ヒュオッ

戦士「……ふぅ」

スッ…

女王「ご精が出ますわね」

戦士「あ…どうも…!」

戦士は差し出されたタオルを受け取り、汗を拭う。

女王「ご無理なさらず、本当に見て頂けるだけで良いので…」

戦士「は…はぁ」

女王「……重そうですわねぇ」

戦士「ええ…。まぁ…」

女王「私も…少しくらいは出来ないと…あら…っ!?」

フラァッ…ガシィ

戦士「だ、大丈夫ですか!?」

女王「すみません…こんなに重いのですわね…」

戦士「気をつけて……」

女王「お優しいのね…」

戦士「い、いやっ…!!」

戦士は女王の肩を離す。

戦士「し…失礼をっ」

女王「こちらこそ…」

戦士「……」

戦士は気まずそうに、頭をかく。


693 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage] :2010/01/02(土) 18:04:02.48 ID:.kAfDASO
どんだけフラグ立てるんだ…


694 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 18:06:19.45 ID:Q1EhJ.AO
王女「……ありがとうございました」

魔道士「また今度やりましょうね!」

王女「……はい」

ボーッ…

盗賊「……」

魔道士「…盗賊さん?」

盗賊「…トイレ」

魔道士「あ、行ってらっしゃい!」

王女「では…」

魔道士「また明日!エヘヘッ!!」

テクテクテク…

盗賊「…?」

戦士「んで…こう」

女王「……こうっ」

戦士は女王の後ろから手を伸ばし、二人で剣を握る。

戦士「そうそう!センスありますよ!」

女王「うふふっ、ありがとう」

戦士「えっ、あ…いやっ!」

女王「戦士様……」

戦士「あっ!すいません!!」

バッ!!

女王「あら…もう離れてしまいますの?」

戦士「えっ!?あ……」

盗賊「……」

テクテクテク…

盗賊は吹き抜けから中庭の光景を横目に、通路を進んだ。


695 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [] :2010/01/02(土) 18:08:49.89 ID:3h5Kj6AO
誠フラグ?…


704 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 21:06:55.25 ID:Q1EhJ.AO


召喚士「結局…神官さんと何話したっけ…?」

テクテクテク…

召喚士「…あれ?……盗賊…さん?」

盗賊「……」

召喚士「盗賊さ……」

盗賊「……!?」

召喚士「盗賊さん…!?どうし…」

グスッ…グイッ

盗賊「…ううん…何でもない」

召喚士「でも…泣いて……」

盗賊「…大丈夫。…何でも…ないから」

召喚士「盗賊さん…」

盗賊「…じゃあ…おやすみ」

ザッ

召喚士「あ、あの…っ!」

盗賊「…?」

召喚士「良かったら…話しませんか?」

盗賊「……召喚士」

召喚士「俺で力になれるか分かりませんけど…」

盗賊「……ありがとう」


705 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 21:12:46.08 ID:Q1EhJ.AO


召喚士「なるほど……」

盗賊「…分からないんだ」

召喚士「盗賊さん…」

盗賊「…前は…こんな事…なかったのに」

召喚士「……」

盗賊「…こんな気持ちに……ならなかったのに」

召喚士「……それだけ戦士に対する気持ちが強いって事ですね」

盗賊「…私、どうしたら…」

召喚士「いっそ気持ちを伝えてみますか?」

盗賊「!?」

召喚士「少しは…楽になるかもしれませんよ?」

盗賊「…で、でも」

召喚士「勿論…戦士が受け入れるとは限りません…」

盗賊「…うん」

召喚士「いや…今の戦士なら…きっと断ると思います」

盗賊「…うん」

召喚士「それでも、盗賊さんが苦しいなら…気持ちは伝えてもいいんじゃないかな…」

盗賊「……召喚士」


706 : ◆1otsuV0WFc [sagesaga] :2010/01/02(土) 21:17:32.02 ID:Q1EhJ.AO
召喚士「それに…今の俺達は、そんな事で亀裂が入るとか…」

盗賊「…」

召喚士「そんな仲じゃないですから」

盗賊「…うん」

召喚士「勿論、盗賊さん次第ですけどね」

盗賊「……うん」

召喚士「戦士だって……」

盗賊「…?」

召喚士「あ、いや…何でもないです」

盗賊「…ありがとう」

召喚士「…え?」

盗賊「…少し…楽になった…から」

召喚士「……盗賊さん」

盗賊「…すまん」

召喚士「いえいえ!」

盗賊「…じゃあ…おやすみ」

召喚士「はい、おやすみなさい!」

タッタッタ…

召喚士「さて……と」


714 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sagesaga] :2010/01/02(土) 23:27:38.39 ID:Q1EhJ.AO
投下、充電を繰り返し頑張りましたが、もしもしがダメすぎる…orz
今日はここいらで失礼致しますね!
本日もご支援ありがとうございました!ノシ

〜オマケ〜

召喚士「戦士、何やってるの?」

戦士「んー?何だっけ?ギャルゲーっつーヤツ?」

召喚士「あー…それかぁ、難しいんだよねぇ」

戦士「そうなんだよー」

ピコピコ…

召喚士「てか……フラグ立ちまくりじゃん!!」

戦士「え…?そうなの?」

召喚士「だって…全員好感度マックスだし!!」

戦士「えっ!?マジ?」

召喚士「これ…滅多に出来ないハーレムエンドだよ!?」

戦士「あ、そうなん…?」

召喚士「あ…時間切れ…」

戦士「……」

召喚士「……」


715 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage] :2010/01/02(土) 23:28:36.67 ID:ich9A5oo
セーブは…?


718 :A HAPPY NEW YEAR 2 0 1 0 ! [sage] :2010/01/03(日) 00:55:22.84 ID:j1obvfko
召喚士 朱雀先生
魔道士 大商人の娘
盗賊   姫
戦士   普通の人→フラグメイカー


728 : ◆1otsuV0WFc [saga sage] :2010/01/03(日) 20:01:39.43 ID:ntwwl6go


戦士「……そうそう」

女王「なるほど…」

テクテク…

戦士「おう、召喚士」

召喚士「…お邪魔…だったかな?」

戦士「いんや」

女王「あら…?もうこんな時間…」

戦士「あ、ほんとだ…」

女王「それでは、私はこの辺で…」

戦士「あぁ、はい」

女王「ありがとうございました」

戦士「いえいえ…!」

女王「では、また明日」

戦士「うっす!」

召喚士「おやすみなさい」


729 : ◆1otsuV0WFc [saga sage] :2010/01/03(日) 20:04:14.29 ID:ntwwl6go
戦士「なんか流れで女王に剣を教える事になっちまってな…!」

召喚士「なかなかセンスあるんじゃない?」

戦士「意外となぁ…。人は見かけによらないわ…」

召喚士「あんな綺麗な人なのにね」

戦士「だなぁ…」

召喚士「……」

戦士「…?どした…?」

召喚士「あ、いや…ちょっと飲む?」

戦士「神官さんと飲んでたんじゃねーのか?」

召喚士「ははっ、何だか飲み足りなくて…」

戦士「そっか…、いいぜ」

召喚士「ありがとう」

戦士「すぐ片付けるわ」

召喚士「俺も手伝うよ!」

戦士「悪い!サンキュ」



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