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スト2のリュウが娼館で働くようです
1 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:20:50.05 ID:4n79BOdz0
リュウ「ここで働かせてくれ」

女主人「つうかなにその格好。ダサッ!」

リュウ「……」


2 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:22:04.75 ID:4n79BOdz0
女主人「あんた男でしょ」

リュウ「ああ」

女主人「うち、娼館なの。わかる? 男が金払って女を抱きに来るところなの」

リュウ「知っている。用心棒としてやとってもらいたい」

女主人「なるほど、それでそんなカラテな格好してるのね。ダサッ!」

リュウ「……」


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:22:05.76 ID:UUtAUesBO
童貞です


4 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:22:39.54 ID:4n79BOdz0
女主人「あんた日本人?」

リュウ「そうだ」

女主人「そのわりには良い体してるのね。眼鏡も出っ歯でもないし。格好はダサいけど」

リュウ「…雇ってくれるか?」

女主人「いまいる用心棒より強けりゃ雇ってやるわよ」

リュウ「わかった何処にいる?」

女主人「案内してあげる」


5 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:23:51.37 ID:4n79BOdz0
地下―――

女主人「入るわよ」

用心棒「なんだ、ババァ。なんか用か…」

娼婦「……」

女主人「またウチの娘を駄目にしたわねあんた。加減してっていてるでしょう」

用心棒「うるせぇ。おれがこの店を守ってやってんだぞ」

女主人「あんたに抱かれると身体中に痣だらけにされるし、足腰が立たなくなって三日は使い物にならなくなる」
     「暴れる客よりよっぽど迷惑だよ」

リュウ「そいつが用心棒か?」

用心棒「なんだ、そいつは? おい、ババァ」


6 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:24:49.37 ID:4n79BOdz0
女主人「新しい用心棒さ」

用心棒「おい、聞いてねえぞ!」

女主人「そりゃそうさ。いまさっき尋ねてきたんだから。ま、あんたより弱いならこのままお引取り願うけどね」

用心棒「おもしれぇ。俺とやらせようってか?」

女主人「そういう事」

リュウ「もう始めてもいいのか?」

用心棒「おい、ジャップ。そんなカラテ着、全然恐くねえぞ!」

 ゴッ!

用心棒「ぎゅふっ!」

女主人「……あらまぁ」


8 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:25:41.53 ID:4n79BOdz0
女主人「完全に伸びてるわ。あんた何したの?」

リュウ「腹と顎に一発ずつ入れただけだ」

女主人「(殴った音は一回しか聞こえてこなかったけど…)
     「やるわねぇ。よし、あんた採用。とりあえずこいつ外に捨ててきて」

リュウ「こいつ裸だぞ…」

女主人「構わないよ。捨てたらもう一回あたしの部屋に来て、そこで詳しく説明するから」

リュウ「わかった」

女主人「でも、あんた凄いのねぇ。ダサいのに」

リュウ「……」


10 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:27:37.51 ID:YA8xPNiK0
リュウ頑張れ


12 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:28:17.21 ID:4n79BOdz0
マダムの部屋

女主人「あら早かったのねぇ」

リュウ「雪が降り出したが、大丈夫か?」

女主人「大丈夫大丈夫。行き倒れなんてここじゃ珍しくもないから。さて、ビジネスの話をしましょう」
     「用心棒は基本週500.厄介ごとを処理すればそのつど100を支払うわ」
     「けど、用心棒だからって厄介ごとばかり相手にしてもらっては困るわけ」
     「掃除洗濯その他もろもろ雑用もやってもらうわ」

リュウ「わかった」

女主人「あと週に一回ならうちの子に手を出してもいいわ。無料でね。ただし指名は出来ないから。ま、うちの子は結構レベル高いから安心しなさい」

リュウ「…」

女主人「普通ならここで鼻の下を伸ばすもんだけど、反応しないのね。もしかしてゲイ?」

リュウ「違う」


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:29:59.95 ID:ElbHVfKUO
あらカッコイイ


14 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:30:16.22 ID:4n79BOdz0
女主人「そう。ま、なんでも良いわ。少なくとも前のヤツよりマシな感じがするし」
     「正直、あいつは雇って大失敗だったわ。雑用しないわ。女抱きまくるわで、もう最悪」

リュウ「……」

女主人「とりあえず、そのダサい格好を何とかしないとね。あとで店の子に服を買いに行かせるわ」

リュウ「すまない」

女主人「なんで謝るの? あ、そうそう。貴方が泊まる部屋、さっきのろくでなしがいた部屋なんだけど」

リュウ「別に構わないが」

女主人「けど、まあした後のにおいが染み付いた部屋なんて嫌でしょう。一応掃除するから、今日は私の部屋に止まりなさい」
 
リュウ「いや、本当に構わないんだが…」

女主人「大丈夫よ。取って食ったりしないわ。まあそっちがその気なら別に襲ってくれても構わないけどね」

リュウ「……」


15 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:31:47.05 ID:O+k6Zv3Z0
どんだけダサいんだよwww


16 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:32:14.21 ID:4n79BOdz0
女主人「そうだ大事な事を聞いてなかった。あんた名前は?」

リュウ「リュウだ」

女主人「リュウ…覚えやすくて良い名前ね。じゃあ、リュウ。私の寝室はこの館一階の一番奥の部屋よ」

リュウ「わかった。世話になる」

女主人「こちらこそよろしくね。言っておくけど、忙しいわよ。ウチの店」

リュウ「ここに来るまでの間に三回ほど絡まれた。覚悟している」

女主人「そんなダサい格好してるからよ。けど大いに結構だわね。もう行って良いわよ」
 
ガチャ、バタン

女主人「…意外と掘り出し物かもね。あの子」


18 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:33:42.35 ID:4n79BOdz0
女主人の寝室―――

リュウ(どう見てもベッドが一つしかない)
    (床で寝ればいいか)

コンコン
女の声「もしもーし、入りますよー」

 ガチャッ

金髪女「あんた新しい用心棒?」

リュウ「そうだ。あんたは?」

金髪女「あたしはリリー。ここの娼婦。あんたの相手しろってマダム・ラブ言われてきたんだけど」

リュウ「ラブ?」

リリー「え? うちの女主人の名前。ラブって言うんだけど」

リュウ(そう言えば向こうの名前は聞いてなかったな)
   「ありがたいが、世話は要らない」

リリー「そういうと思った。あんたゲイなんだってね」

リュウ「違う」

リリー「けどまあ、ほら一人で待ってるのも退屈でしょ」

リュウ「別に。普段はいつも一人だ」


20 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:34:45.77 ID:4n79BOdz0
リリー「いつも一人? あんたどういう生活してんの?」

リュウ「関係ないだろ。とにかく世話は要らない」

リリー「この国の言葉上手いわね。マッチョなくせに頭良いんだ」

リュウ「出て行く気がないんだな」

リリー「当たり! 賞品は私デース」

リュウ「必要ない。俺が欲しいのは金だけだ」

リリー「なら私と同じじゃん。用心棒と寝るとマダムから一回分の料金がもらえるんだー」

リュウ「そうか。ならマダムに俺と寝たと報告すればいいだろう」

リリー「ベッドが綺麗なままじゃバレちゃうよ」

リュウ「じゃあ適当に乱しといてくれ」


21 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:35:41.52 ID:4n79BOdz0
リリー「それも無理。やったあと股チェックがされるし」

リュウ「…」

リリー「いや何だかんだで厳しいんだよ、ウチの店。だから、ね? あたしを助けると思って」

リュウ「気の毒だが、本当に必要ないんだ」

リリー「ゲイじゃないのに?」

リュウ「だから違う」

リリー「ならインポ?」

リュウ「…違う」

リリー「えー! 困るよぉ。二重の意味で困る」


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:36:14.76 ID:o7yO3rJN0
世界観がいい支援


23 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:36:41.88 ID:4n79BOdz0
リュウ「二重の意味?」

リリー「一つ目はお金がもらえない。二つ目は女として立つ瀬がない」

リュウ「そう言われてもな…」

リリー「いやでも、お金だけじゃないんだよ? ほらあの馬鹿追い出してくれた感謝の気持ちもあるんだから」

リュウ「前の用心棒か」

リリー「そう。私あいつ大ッ嫌いだったんだぁ。独りよがりなセックスでさ。もうアソコガ腫れ上がっちゃうの」

リュウ「それは…大変だったな」

リリー「ていうかここにいる娼婦は皆嫌ってたよ。マダムにも何であんなの雇ったんだって詰め寄る子もいたし」

リュウ「だが、ここは治安があまり良くないみたいだな」

リリー「まぁねぇ。でもそんな所じゃないと娼館なんて出来ないよ」


24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:37:15.33 ID:DOYVgGkv0
これ引き込まれるなぁ


25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:37:19.47 ID:ElbHVfKUO
台詞だけでも回るもんだなぁ


28 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:38:00.98 ID:4n79BOdz0
リュウ「たしかに。そのおかげで俺もこうして職にありつけた」

リリー「それにウチの店、後ろ盾がないんだよね」

リュウ「後ろ盾がない?」

リリー「この界隈て結構こういう店が多いんだけど、だいたい後ろにはマフィアやギャングがいるわけよ」

リュウ「そうだろうな」

リリー「でもこの店はそういうのは一切なし。だから自分の身は自分で守るしかないわけ。
    「だからまあ、強い用心棒がいるし。実際あの馬鹿は結構強かったのよ」

リュウ「しかし、そんなんでやっていけるのか?」

リリー「マダムがね。中々凄いのよ。あたしは良く知らないけど。それに組織に納める金が要らないから他より安くサービスできるのよね」

リュウ「なるほどな」


29 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:38:55.59 ID:4n79BOdz0
リリー「って、こんなこと話してる場合じゃなかった。さあ、やろう!」

リュウ「だからいらな…服を脱がなくていい」

リリー「なんでぇ! オッパイ大きいでしょ、あたし」

リュウ「ああ、そうだな。分かったから、もう少しこの界隈の事を聞かせてくれ」

リリー「セックスするなら話す」

リュウ「じゃあ、出て行ってくれ」

リリー「娼婦は嫌なの?」

リュウ「そんなじゃない。俺は、修行中の身なんだ」

リリー「修行ってあなた聖職者?」

リュウ「…」

リリー「あ、今面倒くさいな、こいつ。って思ったでしょう」

リュウ「ああ、思った」


30 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:39:31.07 ID:IaJeRY0e0
がんばれ


31 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:39:37.16 ID:4n79BOdz0
リリー「即答だよ。だいたいの日本人は「そんな事ないですよー」とか言うのに」

女主人「その子は日本人ぽくない日本人らしいね」

リリー「マダム!?」

女主人「リリーじゃお気に召さないかい? リュウ」

リリー「リュウ! あなたリュウって言うの?」

女主人「黙ってな、リリー。で、リュウ、どうなの?」

リュウ「別に、リリーであってもなくても、俺には必要ない」

女主人「やっぱりあんた…」

リュウ「ゲイじゃない。不能でもない。とにかく必要ない。そう思ってくれて良い」


32 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:40:11.83 ID:4n79BOdz0
女主人「あっそ。まあこちらとしても助かるわ」

リリー「えー! ブーブーブー!」

女主人「黙りな、リリー。文句は無しだよ。けど話し相手にはなったようだから半分払ってあげるわ」

リリー「うーん…」

女主人「ほら、もう良いから。仕事に戻りな」

リリー「はぁい。リュウ、今度は抱いてね!」

ガチャ、バタン

リュウ「…」

女主人「酷な事したね。あんた」

リュウ「何がだ」


33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:40:33.86 ID:QxAYk8gx0
俺の股間が昇竜拳


34 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:40:46.70 ID:4n79BOdz0
女主人「あの子、あんたに惚れてるよ」

リュウ「さっき出会ったばかりだぞ?」

女主人「まあ、惚れっぽい子ではあるけどね。ああ見えて中々人気があるんだよ」

リュウ「そうなのか」

女主人「ふふ、惜しい事したなって顔もしないのね。本当に不思議な子だわね」

リュウ「この店は後ろ盾が無いと聞いたんだが」

女主人「ええ。おかげさまで儲けは全部丸々私の懐に納まってるわ」

リュウ「忙しいのは、そのせいか?」

女主人「怖気づいた? マフィア相手にするのが怖い?」

リュウ「いいや…楽しみだ」

女主人(あらまぁ、笑ってるよ)


35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:41:21.11 ID:eSRW3vnL0
>>33
お前のはしゃがみ強パンチだろ


36 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:42:04.63 ID:4n79BOdz0
女主人「大いに結構。とりあえず今日はここで寝なさい。シャワーはあそこ」
     「何か食いたかったら冷蔵庫から適当に取り出してやって頂戴」
     「ダサイからあんまり呼び出したくないけど何かあったら電話するわ。電話はあそこ」
     「言うまでも無いけど、うちは基本的に夜型だから昼はなるべく静かにしてあげてね」

リュウ「了解だ、マダム」

女主人「なんだか慣れてるわね。用心棒、初めてじゃないのね」

リュウ「何度か経験はある…」

女主人「そう。好奇心で聞くんだけど、なんでウチで働こうとおもったの?」

リュウ「…強いて言えば、拳(コブシ)がここを選んだんだ」

女主人「…訳わかんないね。けど、来てくれて嬉しいよ」
 
ガチャ、バタン

リュウ「…寝るか」


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:42:19.68 ID:AxYw/j8D0
面白いな
支援


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:42:48.13 ID:NEOjuYm10
アレックスも似合いそうだな


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:43:28.18 ID:aChqq313O
リリー「やだ…コイツの手中で伸びてくる…! あんっ///」
ダルシム「ヨガッ!」


42 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/24(土) 23:45:20.96 ID:4n79BOdz0
ちょっと休憩します。
VIP+でやってたんですが、二度のスレストを食らったので、こちらでやらせていただきます。
寝るまでに今まで書いたのをコピペし終わりたいところです。
よろしくお願いします。


43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:45:52.03 ID:DOYVgGkv0
心から応援してる がんばれ


44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:46:35.02 ID:jhx8Ibt40
春麗とさくらと舞とアテナとモリガンがピンサロで働く同人誌あったな


45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/24(土) 23:46:46.75 ID:lWTcRx94O
待ちガイル



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