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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
64 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 16:02:26.41 ID:mzK3kMso
〜ロビー〜

召喚士(無理無理無理!あんな狭い部屋に!)

召喚士(あんな…薄着で…ベッドに)

召喚士(ベッドの方見れないし!ソファーから動けないし!)

召喚士(…てか…俺は何を考えてるんだ!違うだろっ!)

召喚士(こんな事だから名前間違えたりするんだろっ!バカッ!)

青年兵「あの…大丈夫ですか?」

召喚士「へ!?あっ、はい!すいません!」

青年兵「??」

召喚士「あ、ちょっと考え事してただけです。大丈夫です」

青年兵「そうですか、うずくまっていたので何かあったかと…」

召喚士「ご心配をお掛けしました。すいません…」

青年兵「いえいえ、皆様を守るのが私達の役目ですから」


66 :盗賊はお酒が飲めないのでした… [sage] :2009/11/04(水) 16:07:38.60 ID:mzK3kMso
召喚士「あ、兵士さんでしたか」

青年兵「ええ」

召喚士「「大変ですね。ご苦労様です!」

青年兵「いえいえ。何だか急な任務が入りまして…」

召喚士「大変なんですねぇ」

青年兵「しかも相手はミノタウロスだとか…」

召喚士「!!?」

青年兵「…!?…どうかされましたか?」

召喚士「あ…いえ、何でもないです」

青年兵「…そうですか」

召喚士「…気を付けて下さいね」

青年兵「ありがとうございます!」

召喚士「魔法も…剣も効かないみたいですから…」


67 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 16:12:22.63 ID:mzK3kMso
青年兵「詳しいんですね」

召喚士「いやっ…聞いた話です」

青年兵「でも大丈夫ですよ!その為に私達が呼ばれたんですから」

召喚士「私達…兵士さんですか。あっ!」

青年兵「?」

召喚士「もしや…召喚隊の…?」

青年兵「はい!やっぱりお詳しいじゃないですか!」

召喚士「あ…先の街で、聞いたんです…はは」

青年兵「今回は多数の召喚獣をぶつけますからね」

召喚士「……」

青年兵「さすがのミノタウロスと言えど、防げないでしょう!」

召喚士「そう…ですね」

青年兵「先の戦いでも召喚士の方が大活躍なされたとか!」

召喚士「……そうですか」


70 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 16:19:17.62 ID:mzK3kMso
青年兵「…?」

召喚士「…あっ、いや僕も実は召喚士でして」

青年兵「そうでしたかっ!嬉しいなぁ、同志に会えるなんて!」

召喚士「あなたも?召喚士なんですか?」

青年兵「はい!召喚士隊の青年兵と申します!」

召喚士「あっ召喚士です!よろしく」

青年兵「よろしくお願いします」

召喚士「まだ…お若いですよね…?」

青年兵「今年20を迎えました!」

召喚士「わ、若いなぁ」

青年兵「召喚士さんこそお若いのに!」

召喚士「いやいや、そんな事ないですよ」

青年兵「あははっ!」


78 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 16:35:19.03 ID:mzK3kMso
召喚士「あのっ!ちなみに属性は?」

青年兵「はい!青龍です!」

召喚士「そうですかっ!良かった!!」

青年兵「えっ?」

召喚士「あっいや!俺は朱雀なもので…他属性の人は嬉しいな…と」

青年兵「そうですね。朱雀とは珍しいですね!」

召喚士「そう、ですかね?師匠が朱雀だったもので…」

青年兵「朱雀は規模が小さいので…あ!悪い意味ではなく!」

召喚士「いえいえ」

青年兵「その為かなかなか、いらっしゃらないんですよ」

召喚士「なるほど(そうだったのか…)」

青年兵「どのような召喚獣をお持ちで?」

召喚士「!!…あ、えーと…あれですね…」


80 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 16:37:54.01 ID:QeWMLiUP
二十歳まで童貞なら魔法使えるって聞いた。
三十路の今、大魔道士になれそうな気がする


82 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 16:45:04.46 ID:mzK3kMso
青年兵「??」

召喚士(まずい!ありのままは色々と問題あるよな…)

青年兵「あの…」

召喚士「ちょっと!し、師匠から機密事項の任務があって!」

青年兵「あっ!これは失礼しました!」

召喚士「いえいえっ!すいません」

青年兵「こちらこそ」

召喚士「…あの、青年兵さんは…?」

青年兵「僕ですか?僕は主にワームあたりを…」

召喚士「す、凄いですね」

青年兵「そんな事は…まだまだ下級召喚獣しか扱えなくて」

召喚士「あの…ちょ、ちょっとご相談なんですが…」

青年兵「・・・はい?何でしょう」


84 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 16:50:14.14 ID:mzK3kMso
召喚士「お時間があれば…召喚獣を、見せては貰えないでしょうか?」

青年兵「召喚獣をですか?」

召喚士「無理にとは言いません!時間があれば…」

青年兵「…構いませんよ」

召喚士「本当に!?」

青年兵「えぇ…今は警備担当の時間ですが…」

召喚士「…」

青年兵「特に魔物が出る事もありませんし、少しなら…」

召喚士「あ、ありがとう!!」

青年兵「いえいえ!お役に立てれば」

召喚士(よしっ!思わぬチャンス!いい人で良かった…)

青年兵「それじゃ…」

召喚士「裏庭に行きましょうか!」


85 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 16:59:40.76 ID:mzK3kMso
〜裏庭〜

青年兵「では…」

召喚士「基本精霊でいいですので」

青年兵「分かりました」

召喚士「あ!」

青年兵「はい?」

召喚士「何もないのに呼び出して怒られたり…とか」

青年兵「あはは!そんな事あるわけないじゃないですか!」

召喚士「…え?あれ?」

青年兵「では、行きます!」

召喚士「お願いします」

青年兵「出でよ!サラマンダー!!」

シュイィィィン

召喚士「おぉっ!!」


86 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 17:20:05.99 ID:mzK3kMso
青年兵の目の前が明るくなる。

そして朱い炎が蜥蜴のような獣に形を変える。

闇に包まれた裏庭が彼らのあたりを含め、明るく照らし出される。

召喚士(これが…サラマンダー…)

青年兵「…青龍の精霊獣、サラマンダーです」

召喚士「…」

青年兵「見た目は…炎ですが、特に熱くはありません」

召喚士「へぇ…」

青年兵「能力は結界補助と憑依解除です…」

召喚士「なるほど」

青年兵「どうぞ。近くでご覧下さい」

召喚士「では、遠慮なく…」

青年兵「ささっ、どうぞ」

召喚士「へぇっ…ペットみたいでカワイイなぁ!」

サラマンダー「誰がペットじゃボケェ!!」


87 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 17:22:56.66 ID:dg10x2AO
この召喚士って力はあるのに
召喚獣に嫌われやすいタイプなんだなww
なんか可愛いぜww


88 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 17:25:58.23 ID:mzK3kMso
召喚士「えっ、え?」

サラマンダー「お前…馬鹿にしとるんか!?」

召喚士「えっ!いやっ!してません!」

サラマンダー「なぁにがペットじゃ!腹立つヤツやのぉ」

青年兵「しゃ…喋ってる……!?」

召喚士「ペット!ぼ、ぼくがペットみたいだなぁ、って!」

サラマンダー「はぁ!?」

召喚士「な、なんか人間なんて貴方に比べたら、ペットのようなちっぽけな…」

サラマンダー「よう分からんやっちゃな…ま、ええわ」

召喚士(…何で俺が怒られなきゃならないんだ…はぁ)

青年兵「も、もう大丈夫ですか?」

召喚士「あ、ええ!ありがとうございます。大丈夫!」

青年兵「では……」

シュイイィィンン

青年兵「…ふぅっ」


90 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 17:32:31.38 ID:mzK3kMso
召喚士「本当にありがとう。助かったよ」

青年兵「そうですか?」

召喚士「うん。実は機密事項ってのが召喚獣の調査でね」

青年兵「そうでしたか!」

召喚士「全ての属性における精霊を調査しなくてはいけなくてね…」

青年兵「大変ですね。頑張って下さい!」

召喚士「うん、ありがとう(嘘…ではないよな)」

青年兵「しかし、凄いですね召喚士さん!」

召喚士「……ん?あ、え!?」

青年兵「召喚獣とお話されてたじゃないですか!!」

召喚士「あぁー、なんか…思いっきり怒られたね。はは…」

青年兵「初めて見ましたよ。召喚獣と話してる方なんて」

召喚士「君は話せないの?」

青年兵「僕どころか話してる人なんて初めて見ましたよ!」

召喚士「そうなんだ…」


92 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 17:46:42.55 ID:XJNxqUAO
今素直なのはユニコーンだけ
もしユニコーンまで怒らせたら…


93 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 17:49:47.01 ID:lYxQ8gIo
っていうかユニコーンってしゃべってたっけ。
だとしたらすごい無口な奴だよね・・・。


94 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 17:51:39.67 ID:CVD.mkDO
ん?師匠も喋ってたよな?
今んとこ喋れるのは師匠とこの召還士だけか


95 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 17:59:52.45 ID:/fyuXdco
ユニコーンを呼ぶのは治療とか緊急時だから話してる余裕が無いんだろう
話したらまた怒らせるんだろうなw

ところでここってsageた方がいいの?


96 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:03:22.58 ID:mzK3kMso
青年兵「あれ?もしかして喋るのが普通?」

召喚士「いや、人によるんじゃないかな?」

青年兵「はぁ」

召喚士「だってお互い話さないと連携とかさ…」

青年兵「……」

召喚士「それに専属契約だって難しい…」

青年兵「専属契約?」

召喚士「うん」

青年兵「専属契約って…何でしょうか?」

召喚士(あれ…専属って、一般的じゃないのかな?)

青年兵「召喚士さん…本当は凄い人なんじゃ…」

召喚士「いやいやいや!それはない、ないからっ!」

青年兵「でも、なんて言うか…学校では教わっていない知識を豊富に」

召喚士「あ、師匠の受け売りなんだ。師匠が凄いんだろうね」

青年兵「そうですかぁ!」


98 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:07:22.50 ID:mzK3kMso
召喚士「いいかい。専属契約ってのはね、」

青年兵「ふむふむ……」

召喚士「それで、話す時はとにかく下手に出て、だね……」

青年兵「はぁー、勉強になります!」



召喚士「あっ、もうこんな時間か…」

青年兵「いっけね!交代の時間過ぎてる!」

召喚士「あっ!ごめん!!」

青年兵「いえいえ!すいません、ありがとうございました!」

召喚士「こちらこそ!じゃあ、頑張って!」

青年兵「はいっ!また色々教えて下さいね!!」

召喚士「うん。俺で良ければ…」

青年兵「では、失礼します!!」

タッタッタッタッ…

召喚士「………」


99 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:10:30.95 ID:lYxQ8gIo
ユニコーンって処女にしかなつかないって聞くから
すっごいプライドが高いイメージがあるけど、
このSSのユニコーンはちょっとやわらかいイメージがする。
召喚士の食中毒を治してあげるくらいだし。

>>95 VIPじゃないからSageでもAgeでもどっちでもいいと思うけど、
なんか早々落ちない気がするし。


100 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:11:48.77 ID:mzK3kMso
〜宿〜

カチャッ

召喚士「………」

盗賊「………」

召喚士「ふー…」

盗賊「…お、遅かったな」

召喚士「!!っ」

盗賊「…だ、大丈夫…か?」

召喚士「あぁ!だ、大丈夫です!寝てて下さい!ねっ!」

盗賊「…あ、あぁ」

召喚士「で、でも収穫はありましたよっ!」

盗賊「…収穫?」

召喚士「はい。軍の召喚隊に会いまして…」

盗賊「……そうか」


101 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:12:12.45 ID:/fyuXdco
>>99
むしろ女じゃないから話すつもりも無く事務的にこなしてるのかもw

ありがと。sageの件、了解です


103 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:19:59.06 ID:mzK3kMso
召喚士「…と、いうわけでして」

盗賊「……よ、良かったな」

召喚士「はい」

盗賊「…うむ」

召喚士「ありがとうございます」

盗賊「…う、うむ」

ゴソゴソッ

召喚士「!!」

盗賊「…すまん…通るぞ」

召喚士「ちょ、ちょっと!盗賊さんっ!」

盗賊「?」

召喚士「ね、寝巻きは!?」

盗賊「…そ、そんなもの…ないぞ」

召喚士「持ってないんですか!?」

盗賊「……す、すまぬ」


104 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:23:50.98 ID:mzK3kMso
召喚士「な、何か?」

盗賊「…ト、トイレだ」

召喚士「あっ!すいませんっ!今のうちにどうぞ!」

盗賊「…あ、あぁ」

サッ

召喚士(タンクトップにパンツじゃないか!!)

召喚士(か、勘弁してくれ……)

召喚士(無理無理!もう寝れるわけない!)

召喚士(何だよ!あの太ももと胸…)

盗賊「……と、通るぞ」

召喚士「!!!」

盗賊「…い、いいか?」

召喚士「どうぞどうぞっ!す、すいません!」

盗賊「?…お、オヤスミナサイ」

召喚士「オッオヤスミナサイッ!!」


106 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:26:42.90 ID:mzK3kMso
あまりキリよくないですが、おうち帰ろうかなと思います

皆さん色んな解釈で勉強になりますねぇ。助かります


108 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 18:29:26.86 ID:QWC7KcAO
まさか盗賊とやるなんて事はないよなー


110 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 18:36:04.15 ID:mzK3kMso
ようこそっ!!
ちなみにエロ描写はないのであしからず…
それではまた後ほどノシ


114 :パー速民がお送りします [saga] :2009/11/04(水) 19:35:46.85 ID:/Sm1YAAO
死ね殺す魔力とか諸々そのまま表示するならメ欄にsagaでsageならsagesagaなんかでおけ


118 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 20:11:50.98 ID:GdLsNKco

1 名前:VIPがお送りします[] 投稿日:2009/10/30(金) 10:09:08.71 ID:Dn5Suz7Y0
召喚士「ふーっ・・・意外と強かったな・・・」
魔道士「さすが召喚士さんですね!ステキです!」
戦士「まったく・・・便りになるぜ!お前はよー!」
盗賊「(・・・抱かれてもいい)」


盗賊「抱かれてもいい」


119 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 20:15:50.86 ID:Gx6hosAO
>>118
俺もそれずっと気になってたwwwwww
けど、序盤で色々と無理矢理修正して続けてくれたから忘れた事にした


122 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 20:37:11.33 ID:CkVPFbgo
>>114
忘れてました!ありがとうございます!
見放したら[らめぇぇっ!]

>>118
盗賊さんは当初そういう経験がなく、
肉体で解決出来るものと思ってたのです。
詳細は今後の物語で明らかに・・・

こじつけ。脳内保管でお願いします、と1が言ってました


139 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 21:12:51.49 ID:ufIn716o
若い召喚士って珍しい存在なんだよな・・・?


140 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 21:14:05.40 ID:fM9rfi.o
沢山召還士集めたら若いのも混じってるさ


141 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 21:14:52.45 ID:Gx6hosAO
>>139
剣士の話ではな


143 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 21:16:24.82 ID:/fyuXdco
軍所属の召喚士には若いのもいるんじゃないの?



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