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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その33
971 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/11/23(水) 23:26:07.69 ID:FF/c0WE3o
〜最西端、古代遺跡〜

戦士「もうじき風の切れ目だぞぉ!」

盗賊「一気に抜けるぞっ!」

ダダッ…ズザザザッ

魔道士「はぁ、はぁ、はぁっ」

召喚士「建物が見える……。あれが……」

ズザザァ

青年兵「風が……止んだ!?」

天才「竜巻の中心と同じだろ。要は、この先が中心部って事だ」

タタタッ…ザザッ

格闘家「あれが……遺跡」

女隊員「何だか、宮殿みたいな作りッスね……」

男隊員「あれ、魔物のモンなのか……?」

隊長「……行くぞ。先頭を切るのが特遊の務めだ」

クジャタの開いた道を抜け、討伐隊は古代遺跡へと足を踏み入れた。


972 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/11/23(水) 23:26:57.47 ID:FF/c0WE3o
カツカツカツ…

そこは白い石柱に白い壁で作られた過去の建造物が広がる場所。

古い為か年数による劣化にて、ところどころ、建物は損壊し、崩れている。

しかしその風景はまさに人間の住まうような地であり、一同に不思議な光景をもたらしていた。

男隊員「なぁ、やっぱりこれって……魔物の住処には見えねぇんだが……」

女隊員「確かに、まるで街みたいッスねぇ」

格闘家「……」

隊長「ここに魔王イブリースが……」

特殊遊撃の4人が中央を進む中、南側からは西方軍がゆっくりと前進する。

西方司令「おらぁ、魔王出てこいやああぁぁ!!」

西方副司令「ち、ちょっとぉ……!」

西方魔道長「どうすんだい? 他の連中と合流するかい?」

西方参謀「どうせ戦闘が始まれば、嫌でも合流するさ……ヒック」

西方副司令「それもそうね……っ」

西方司令「おらおらおらあぁ!! ビビってやがんのかぁ!? あぁ!?」


973 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/11/23(水) 23:27:50.03 ID:FF/c0WE3o
ザッザッザッザッザ

青年兵「……どうみます?」

サモナー「やはり、人間が作った物としか思えないですね」

天才「……」

青年兵「司令、これは……」

天才「魔王がこの地に来る、遥か前に存在した街ってか?」

サモナー「いつのものなのかなんて、見当も付かないですけれどね」

ピタッ

天才「……」

サモナー「どうしました?」

天才「ゆっくりだ。ゆっくりと戦闘態勢に入れ……っ」

青年兵「!?」

ズザッ

天才「お前らはここを動くな。動きが援護あったらしろ」

青年兵「司令……?」


974 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/11/23(水) 23:28:17.89 ID:FF/c0WE3o
シュバッ!!

サモナー「!?」

タタタッ…ズザァ

天才「……」

遺跡の中央に位置する小高い丘の上に立つ城跡のようなもの。

屋根も壁もほとんどが破損した中、石柱がまばらに立つ大きな部屋の跡地。

建物の階段跡のような部分に、首を垂れ下げ、腰掛けた影があった。

天才「……始めまして、で良かったか?」

――「……やっと来たか。待っていたぞ人間」

天才「待ってた? ハッ! 風まで起こしてビビってたくせに言うじゃねぇか」

――「それがお前の本心なら、この俺様には勝てねぇよ」

天才「ハーッハッハ! 強気じゃねぇか、魔王イブリースちゃんよ!」

イブリース「そういう貴様も威勢だけはいいみたいだな。どれ、仕合うとしようか」

天才「いいねぇ。テメーみてぇなシンプルな奴、俺様は好きだぜ!」

イブリース「俺様もだ。強い者だけが生きる。力こそが正義だ。さぁ、かかってくるがいい」


979 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2011/11/24(木) 01:37:19.21 ID:P+Lwr+2AO
>>1おつ

アヌビスに生け贄捧げまくれば速攻で魔王討伐が終わるな


983 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage] 投稿日:2011/11/24(木) 09:32:33.23 ID:MgdvsvpDo
西国の魔王はイブリースで過去の王はアヌビスたんに沢山生贄ささげたけど
結局ファブリースいきてるし、召喚獣だけじゃ完全にはやれないってことだな


984 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage] 投稿日:2011/11/24(木) 15:25:49.12 ID:O0LLuHmAO
それは邪推だろ
歴代の王がアヌビス使って魔王倒した描写はないぞ
それにホントに使ってたら、魔王についてもっと詳しい記述を残すだろ

まぁ>>1次第だけど


985 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage] 投稿日:2011/11/24(木) 15:30:19.82 ID:GFmfkJKYo
なんか前に魔王は全部いっぺんに倒さなきゃいずれ復活するって描写なかった?


988 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 17:29:40.38 ID:XdfF1DMSo
残り少ないので本編は次スレからにて!
34スレ目もサービスサービス!よろしくです!ノシ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1322122521/


990 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 17:58:44.74 ID:XdfF1DMSo
プリースト「お久し振りです」

クラーケン「ご無沙汰しております」

短髪「何でてめぇなんだよっ! どけ!」

クラーケン「何故っ!?」

弓使い♂「しかし、ここも人が減っちまったなぁ」

魔道士♂「減るっておかしくないですか!?」

短髪「酔っ払い共は居なくなってせいせいしてるけどな」

プリースト「またまたぁ〜。寂しいくせに〜」

短髪「あぁ!?」

雷忍「なに、そろそろドバーっと雪崩れ込んでくるさ……カカカッ!」

魔道士♂「不吉な事を言わないで下さい!」

ザッザッザッザ…

弟者「おぉっ!? 誰か居るぞ?」

錦将軍「人だ!」

兄者「失礼、ここは一体どこなのかな?」


991 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 18:01:19.68 ID:XdfF1DMSo
短髪「なんだアンタら? 新入りか?」

プリースト「そうみたいね」

弓使い♂「ここは死んじゃった奴らが集まるところだよ」

錦将軍「何ぃ!?」

ザッザッザ…ドサッ

――「おっ、お前等……!?」

弟者「あぁーっ!!」

兄者「……騎都尉っ、騎都尉ではないか!」

騎都尉「ふ、ふん! 別に貴様等が来ようとも……お、俺は嬉しくないんだからねっ!」

錦将軍「……コイツ、こんなキャラだったっけ?」

女記者「うおおぉぉ、かつての盟友と運命の再会!! これは鬼スクープっすよおおぉぉ!!」

弓使い♂「誰に対するスクープだよっ!」

南西砦長「さぁさぁ、新たな客人も来た事だし、ぱーっとやりましょう!」

短髪「お前も新人だろうが!」

――「待てーい!」


992 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 18:02:32.64 ID:XdfF1DMSo
弟者「だ、だれだ!?」

青龍先生「ワシじゃ」

錦将軍「……知らん」

青龍先生「ズコーッ!! 何ぃ〜? ワシを知らぬだとぉ!?」

兄者「こちらのご老人はどなたかな?」

短髪「知らん」

青龍先生「もいっちょズコーッ!! 何じゃとぉ!? えぇい、聞き捨てならん!」

クラーケン「ちょっと、喧嘩はやめて下さいな……あわあわっ」

弓使い♂「お前、いいキャラに成長したよなぁ」

魔道士♂「おいしいポジションですよね」

弟者「もういいから飲もうぜ」

短髪「お前が仕切るな!! つーかツッコミが足りねぇ! 誰かまともな奴、早く死んでくれ!」

青龍先生「それじゃ、再会などを祝して乾杯〜」

錦将軍「乾杯〜!」

プリースト「あらら、結局はこうなっちゃうのね……」


993 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 18:03:04.78 ID:XdfF1DMSo
テクテクテク…

――「せ、青龍先生!?」

青龍先生「おぉ、ワシを知っているとは何者……」

白虎次男「私です! 白虎先生の息子で……」

ガシャン

青龍先生「……お、おぉ! お主は召喚士の……っ」

白虎次男「ええ、息子が世話になりました。ありがとうございます」

青龍先生「なぁに、お主こそようやったわい」

白虎次男「……我が父は……居らぬようですね」

青龍先生「そうじゃのぅ。朱雀や玄武とも再会したかったのじゃが……」

弓使い♂「キリがない」

魔道士♂「うんうん」

青龍先生「えっ?」

白虎次男「えっ?」

雷忍「カカカッ、まぁ今日はこれで我慢しようじゃないの」


994 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 18:03:41.91 ID:XdfF1DMSo
騎都尉「おい、ツマミがないぞ!」

弟者「そうだそうだ!」

南西砦長「仕方ないですね。イカ焼きで宜しいですかな?」

クラーケン「ノオオォォォォ!!」

プリースト「もうやめてっ! プリーストのライフ……足は0よ!」

クラーケン「しくしくしくっ」

短髪「ったく、せっかく静かになったと思ったのによ」

プリースト「まぁまぁ。賑やかな方がいいじゃない。楽しくてさ」

弓使い♂「まぁな〜。俺達みてーな一発屋はもう出番もねーだろうしなぁ」

魔道士♂「つまり、今回で最後になるかもしれないわけですね」

短髪「――っ!?」

プリースト「ちょっとっ! もっと私に喋らせてぇ!」

短髪「てんめぇ! さっきまでのおしとやか系キャラはどこいったんだよおぉ!」

青龍先生「そんなわけで今回のオマケは終わりじゃ。本編はもうちっとだけ続くぞい」

白虎次男「優秀かつ聡明な我が息子、召喚士の活躍をこれからもとくとご覧下さい」

青龍先生「えっ?」

白虎次男「えっ?」



おしまい


995 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage] 投稿日:2011/11/24(木) 18:04:35.09 ID:0K++Pgkzo
えっ


996 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 18:05:04.38 ID:XdfF1DMSo
オマケなのに間違えた……もうやだ
× プリースト「もうやめてっ! プリーストのライフ……足は0よ!」
○ プリースト「もうやめてっ! クラーケンのライフ……足は0よ!」

余ったので…

恥知らずな戦士使いがいた!

俺は召喚士を使い手なんだが相手が残念な事に戦士を使ってきたので「お前それで良いのか?」

と言うと「何いきなり話かけて来てるわけ?」と言われた。
俺の弟が戦士の熟練者なのだがおれはいつも勝つから相手が気の毒になったので聞いただけなん

だがむかついたので「お前コカトリスでボコるわ・・」と
言って開始直後に力を溜めて前コカトリスしたら多分リアルでビビったんだろうな、、ガード固めてたから

キャンセルしてコカッっとダッシュしながらコカトリスしたらかなり青ざめてた
おれは一気に空中にとんだんだけど戦士が硬直してておれの動きを見失ったのか動いてなかったか

らコマンド投げでガードを崩した上についげきのスフィンクスでさらにダメージは加速した。
わざと距離をとり「俺はこのままタイムアップでもいいんだが?」というとようやく必死な顔してなんか剣の

はしっこから雷出してきた。
おれはしゃがみシルフで回避、これは一歩間違えるとカウンターで大ダメージを受ける隠し技なので後ろ

のギャラリーが拍手し出した。
俺は「うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り」というとギャラリーは黙った
戦士は必死にやってくるが、時既に時間切れ、下段ガードを固めた俺にスキはなかった
たまに来る下段ガードでは防げない攻撃もキックで撃退、終わる頃にはズタズタにされた金髪の雑

魚がいた


997 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/11/24(木) 18:05:11.35 ID:DnO2x0oqo
いちおつ
ユニコーン父ちゃんは親バカか…


998 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 18:06:03.03 ID:XdfF1DMSo
「いつでもコカトリスでトドメは刺せた、あの時雷だそうとしたときにも実はズタズタに出来た、」とかいった
そしたら「いや今のハメでしょ?俺のシマじゃ今のノーカンだから」とかいったので俺がヒト睨みすると
また俺から視線を外した、2戦目は俺のコカトリスを先読みしてたみたいでいきなりバックステッポで回避された
「ほう、経験が生きたな」と少し誉めるとジュースをおごってくれると言う約束をしたので空中でシルフを
当てて一気にかけよりシルフとサラマンダーの二択を迫り
5回くらいサラマンダーしたら死を感じたのかガードしようとしたので近づいてスフィンクス投げをお見舞い
してやった、絶望でダウンしているところにスフィンクスのパンチがダブルで入れた。
「今のがリアルでなくて良かったな、リアルだったらお前はもう死んでるぞ」というと想像して圧倒された

のか動きが鈍くなったのでクジャタで動きをコントロールしさらに天候までコントロールしていることにも

気付かせずにタイムアップさせた。
そしたら「まただよ(笑)」とか負けたくせに言いワケ言ってたから「限られたルールの中で勝利条件を

満たしただけ」といったら顔真っ赤にして3戦目はけっこう攻撃的だったけど挑発に軽々と乗ってくる

馬鹿には確実な死が待っていた。


999 名前:おしまい! [sage saga] 投稿日:2011/11/24(木) 18:07:16.07 ID:XdfF1DMSo
コカトリスの恐怖が完全に摺り込まれている為思うように近づけないでいるようで空中来たらユニコー

ンでけん制し飛び込んできたら前コカトリスでいつの間にかガードゲージは光っていたから「四属性召

喚でトドメさすよ」と言うと戦士は必死にガードしたから
狙い通り3段目くらいをコカキャンすると予想通り青ざめてガードしてたから投げで強打したのちコカト

リスでトドメ。
あとはタイムアップまで粘った。俺の下段ガードは固く、隙を見せなかった。戦士も下段ガードできない

攻撃してきたけど反撃もここまで。残念ながら前半の遅れを取り戻す事が出来なかった。


1000 名前:NIPPERがお送りします(新鯖です) [sage] 投稿日:2011/11/24(木) 18:09:35.35 ID:cNAvoBVxo
ぶろんとおつ



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