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少年剣士「冒険学校で頑張ります!」
77 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 17:37:15 ID:7FfNWJjU
 
――――――9時間後・鉱場中央区

少年剣士「着いたぁぁ!」

女錬金師「休憩挟んだけど結構早かったほうなのか?」

二流僧侶「他のパーティも結構いるな」

中級魔道「A、Dがいますね。Bはまだ来てないようです」

二流僧侶「じゃあ来るまで待つのか?」

中級魔道「本当なら格闘教官がいるはずなんですが・・」

少年剣士「いないね・・・」


78 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 18:07:01 ID:7FfNWJjU
 
・・・・・・・・・・

ザワザワ・・

少年剣士「?」

中級魔道「どうしたんでしょうか?」

二流僧侶「何か格闘教官が戻ってきたみたい・・だな?」


ザワザワ・・・

中級魔道「それにしては変にざわざわしてますね」

女錬金師「あ、隊列組めってさ」


ドウシタンダロウ・・
Bパーティガイナイママダゼ?ウーン
ザワザワ

格闘教官「・・・・」
      「緊急事態が起きた、心して聞いてほしい」


79 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 18:19:40 ID:7FfNWJjU
 
全員「・・・?」

格闘教官「Bパーティが トロールと見られる大型魔獣に全滅した」

全員「・・・!」

格闘教官「一部の者は知っているだろうが
       クエストの本来の目的は、後半に伝えられる場合がある」

少年剣士(さっき言ってたのか・・)

格闘教官「本来ならば、この後は下層の"閉鎖区域"に進入し
       全員でトロールを討伐する予定だったのだが・・」


中級魔道(オーガの上位種・・か)

格闘教官「下層の岩盤を突き破ってオーガ数匹と共に現れたそうだ。
       本校と連絡を取った結果、不慮の自体と捕らえ、ここに待機となった」


80 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 18:28:41 ID:7FfNWJjU
 
全員「・・・」


格闘教官「今はトロールがどこから出るか分からない。
       それ故に、応援がこちらへ向かうそうだ」

女錬金師「帰還のベルなどはないんでしょうか?」

格闘教官「本来ならば、この討伐にあわせ、補給班が別途に
       全員分を運んでくるはずだったのだが・・・」

全員「・・・」

格闘教官「トロールはどのようなルートを通っているか把握できなくてな・・、
     そのオーガの群れらと遭遇して一時撤退したようなんだ」

二流僧侶(仮にも特待学校の補給班だぞ・・・?どんだけトロールは強いんだよ・・)

格闘教官「改めて訪れるのは、別の教官も含めた数時間後になる。
       それまではここで待機だ」

全員「わかりました!」


81 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 18:35:05 ID:7FfNWJjU
  
・・・・・・・・・
 
二流僧侶「なんか大変なことになったな・・・」

中級魔道「珍しいことではないですよ。上官の時はこんなの何度も・・」

少年剣士「あはは・・僕と二流僧侶もこういうことあったよね」

二流僧侶「まったく一緒に近いことがな・・・」

女錬金師「それにしても不安になってくるね、
       あと何時間もここにいないといけないのか・・・」


中級魔道「万が一ってこともない訳じゃないですしね」

少年剣士「どういうこと?」

中級魔道「トロールっていうのはオーガの親玉なわけですね?」

少年剣士「うん」

中級魔道「さっき、穴から飛び出した時言ったじゃないですか。
       オーガって人の・・・」ハッ


82 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 18:38:40 ID:7FfNWJjU
 
少年剣士「匂いを・・・」

女錬金師「・・・かぎつける!?」

二流僧侶「ち、ちょっとまってくれ。それじゃ集まってるのは不味いんじゃ!?」

中級魔道「それ以上です・・トロールは・・・、
       オーガの親玉みたいなもんですから・・・!」


少年剣士「もしかして・・・」

 
女錬金師「アタシたちの場所が・・・丸分かりってこ・・と!?」


グラ・・・
グラグラグラ・・・!!!
ドオオォン!!!

 
 
少年剣士「な、何っ!?」


86 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:10:32 ID:7FfNWJjU
 
中級魔道「・・・やっぱりですか」

女錬金師「あれが・・トロール・・・」

二流僧侶「冗談じゃない・・キングゴブリンよりでけえし・・
       目に見えて強いって分かるじゃねえか・・」

少年剣士「・・・どうすればいいんだろう!?」


中級魔道「落ち着いてください。格闘教官がいるはずです。
       まずは彼の言葉に従いましょう」


格闘教官「皆!まずは落ち着くんだ!こっちに寄れ!」
      (くそ・・・最悪な事態だ・・トロールが1体と、オーガが7体か・・・)

全員「はい!」


87 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:11:05 ID:7FfNWJjU
 
格闘教官「あいつらは足が遅い。スピードではこちらが有利だ。
       パワーは格段に強いが、能力的にはこちらが勝っている」

二流僧侶(まあ確かにな)

格闘教官「Aパーティは左方!Cパーティは右方!
       Dパーティはこのまま中央にて停止!まずは展開しろ!」


ダダダダッ・・・

女錬金師「さすが・・格闘教官は慣れてるみたいだね」

中級魔道「僕も何度かトロールとは
       戦っているので、いざとなったら任せてくださいね皆さん」ニコッ

二流僧侶「・・・頼りにしてるぜ」


88 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:11:35 ID:7FfNWJjU
  
トロール『・・・・・』
オーガ『・・・・』


中級魔道「・・・・」

女錬金師「動かないね・・」

中級魔道「様子を伺っているんですよ。
       統率する魔獣は他のと違い知性が高いんです」

二流僧侶「・・・」ゴクリ

少年剣士「ねえねえ皆」

女錬金師「なんだい?」

少年剣士「ここなら思い切りやっても大丈夫かな?」

中級魔道「大丈夫だと思いますよ」ニッコリ

少年剣士「・・・!」パァァ
      「わかった!」


89 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:12:17 ID:7FfNWJjU
 
トロール『・・・』スッ
オーガ『・・・』


格闘教官「来るぞ・・・各自前衛は一歩前へ!」

中級魔道「・・・」


オーガ『グ・・・ガアアッ!』ダッダッダッ

格闘教官「・・・・よし!各自前衛はオーガに向かえ!」

中級魔道「少年剣士くん!貴方はまず、様子を見てください!」

少年剣士「え?・・・は、はい!」


一般戦士「っしゃああ!」ブゥン!
上級剣士「うおおお!」スパッ
格闘教官「っしゃああ鉄拳!!」

オーガ達『・・・グ?』キィンキィンキィン


90 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:12:57 ID:7FfNWJjU
 
少年剣士「え・・・攻撃が弾かれた!?」

中級魔道「やっぱりですか・・・」

二流僧侶「どういうことだ?」

中級魔道「物理抵抗のあるオーガですよ・・」

女錬金師「オーガもバカじゃないってことか・・」

 
中級魔道「正確にいえばトロールが抜け出ているんですよ・・」

オーガ達『グ・・・・フ』ニタ
      『ガアアアッ!!!』


戦士達「ぐああっ!」バキィ!!

格闘教官「くっ」シュッ


91 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:14:08 ID:7FfNWJjU
 
少年剣士「格闘教官っ!」

格闘教官「後衛は魔法を準備!前衛に出たオーガを撃て!」

中級魔道「!・・・、待ってください!それはいけない!」


魔法師    「中雷撃魔法!」バリッ
ウォーロック 「中火炎魔法!」ボワッ
中級魔法使い 「中風斬魔法!」ヒュッ


格闘教官「よし!」

オーガ『ウ・・・ガ』ドォン!!!


少年剣士「1、2・・・4体全部倒したよ!」

中級魔道「まずいですね・・・」
      「抵抗魔法の準備が間に合わない!」


92 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:14:46 ID:7FfNWJjU
 
格闘教官「なんだ、どうした?」

中級魔道「おそらく前衛は後衛のオーガの布石です!
       既に強力呪文の準備を終えています!」

格闘教官「・・・何?」

オーガ達『・・・』ボッ

格闘教官「大火炎魔法だと・・・!下がr・・・」


ボワッ・・・
ドゴォォォン!!!



全員「うあああああっ!!」


93 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:16:26 ID:7FfNWJjU
 
モクモク・・・

中級魔道「・・・、僕らは間に合いましたね」

女錬金師「土煙で見えないね・・どうなってるのか・・」ゲホゲホ

二流僧侶「・・・くっ」

少年剣士「あ・・・」
      「土煙が晴れていく・・・」ケホッ


中級魔道「・・・」
      「はは、予想以上にひどいですねこれは・・・」

少年剣士「そんな・・・」

女錬金師「私たち以外全滅・・?」

二流僧侶「うそ・・だろ・・選ばれた人たちだぞ・・?」
      「格闘教官まで・・そんな・・」


中級魔道「・・・ここは僕たちがやらないとダメですね」

少年剣士「・・・出来るかな?」ガクガク

中級魔道「きっと大丈夫ですよ」ニコッ
      「行きますよ!!」


94 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:16:57 ID:7FfNWJjU
 
オーガ『グオオ!」バリッ

中級魔道「中抗体魔法!」パァッ

バァン!!

女錬金師「相殺した!何て威力・・・」

中級魔道「いいですか、女錬金師さんは氷弾をオーガにお願いします!」 
 
女錬金師「わ、わかった!」カチャカチャ

 
二流僧侶「お、俺と少年剣士は!?」

中級魔道「女錬金師さんが今の要ですからね、守ってあげてください」ニコッ

少年剣士「うん!」


中級魔道「おっと、休みがないですね。抗体魔法!」パァッ

バ゙ァン!!

女錬金師「安全と分かっていてもかなり怖いねこりゃ・・」アハハ


95 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:17:28 ID:7FfNWJjU
 
中級魔道「支援は任せてくださいよ」フフ

女錬金師「よし・・」スッ

ドォン!ドォンドォン!


オーガ達『グ?』ブシュッ

少年剣士「当たった!」


オーガ2『グ・・・!!』パキ・・パキパキ

オーガ3『グア・・・!』ピキッ・・

女錬金師「よし!凍結させたよ!」


96 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:18:17 ID:7FfNWJjU
 
二流僧侶「けど1匹には効いてないみたいだな・・」

少年剣士「トロールの横にいるやつ・・他のとは違うね」

中級魔道「やっぱり異種がいましたか・・・」

二流僧侶「異種・・?」

中級魔道「いわゆる更に特別な抗体をももっている魔獣です。
       親玉になれる可能性があったり、まあ色々あるんですが・・」

二流僧侶「なあ、中級魔道さんの氷魔法とかで吹き飛ばせないのか?」

中級魔道「残念ながら氷魔法は覚えてないんです。
       あれは特級魔法にあたる位に難しいんですよ・・・」

女錬金師「じゃあ・・これならどうだ!火炎弾!」カチャッ

ドォン!!ドォン!


異種オーガ『グガッ!』ボウッ

少年剣士「効いた!?」


97 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:19:16 ID:7FfNWJjU
 
中級魔道(あれには火属性が効く・・・ということですか?)
      (いや・・だったらさっきの大火炎でダメージを受けるはず・・)

女錬金師「詠唱はさせないよ!」カチャッ

ドォン!!!ドォンドォンドォン!!!

異種オーガ『グッ・・ウッ・・』ボウッ・・ボワッ!!


中級魔道(だけどあれでダメージを受けるということは・・)
      (・・・くっ)


女錬金師「次の考えはないの!?」ドォン!!

二流僧侶「トロールが動いたら・・」

少年剣士「くっ・・・」チャキッ


98 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:20:00 ID:7FfNWJjU
 
中級魔道「あのトロールは様子見です。たぶん大丈夫です。
       それより、オーガにそのまま連弾をお願いします」

女錬金師「わ、わかった!」

中級魔道「少年剣士くん、お願いがあります。作戦変更です」

少年剣士「う、うん!任せて・・!」ギュッ


中級魔道「・・あのオーガは物理と属性を合わせた攻撃のみ
       通るようなのです。ですので、魔弾を撃った場所に合わせて切り込めますか?」

二流僧侶「それは危ないんじゃ・・」

中級魔道「そこで君の出番です。全力で彼を支えあげてください」

二流僧侶「・・・」
      「わかった」ッフ

女錬金師「まだか!銃弾も尽きるよ!」ドォン

中級魔道「それでは・・・行きましょう!」バッ


99 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:20:56 ID:7FfNWJjU
 
ダダダダダッ

少年剣士「えいやあああ!」

オーガ『グ・・・』

少年剣士「小斬!!!」スパッ

異種オーガ『ッフ!』キィン


少年剣士「弾かれた!?」

異種オーガ『グウウアア!』ブンッ


少年剣士「くっ!」ギィン

二流僧侶「攻撃増大魔法!」パアッ

異種オーガ『ガアッ!!』スッ

二流僧侶「大火炎魔法がくるっ・・・!」


100 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:21:41 ID:7FfNWJjU
 
女錬金師「やらせるかっ!」ドォンドォン

異種オーガ『グッ・・・』ブシュッ

中級魔道「・・やはり同時に切り込めなければ・・・」

女錬金師「・・・!」
      「そうか・・・少年剣士!"ウェポンライター"!」


二流僧侶「そういや・・貰ってたな!火属性付与のだ!」

中級魔道「このタイミングでそんなものが・・好都合ですよ!」


少年剣士「・・・!」スッ
      「ここをまわして・・!」カチッ・・ボワッ


異種『グ・・・!』ブォン

中級魔道「打撃!?いけない!左側に飛んでください!」


101 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:22:55 ID:7FfNWJjU
 
少年剣士「・・・!」ヒュッ

二流僧侶「よし・・・よけたっ!」

少年剣士「かかってこい!・・・え?」

異種オーガ『グウウオアアア!』ビキビキ

中級魔道「力を溜めている・・?」


異種オーガ『ガアアアッ!』ヒュンッ

女錬金師「突進した!?」ドォンドォン

中級魔道「・・焦っているんですよ!あの剣に!」

女錬金師「くっ、銃弾でひるまない!少年剣士・・危ない!」


異種オーガ『ッグウウウ!!』ドオオオ

少年剣士「・・・・!」


102 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:23:48 ID:7FfNWJjU
 
ヒュッ・・
シュッ・・・・ドゴォォン!!!


二流僧侶「・・・少年剣士!!!」

女錬金師「ま、まともに喰らった!?」

中級魔道「いえ・・あれは・・・・!」


異種オーガ『グ・・・グ・・・ア・・・?』ボワッ


スパッ・・・ボトリ


二流僧侶「オーガの胴体が・・燃えて割れた?」

少年剣士「・・・!」ドキ・・ドキ・・

二流僧侶「お前、一体何をしたんだ!?」


103 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:24:40 ID:7FfNWJjU
 
少年剣士「あの・・・オーガが突進する前に・・
       この炎を飛ばせないかなーと思って・・・」

二流僧侶「炎を?」

少年剣士「僕の近くに来る前に 思い切り切り込んだら
       剣先よりも炎が伸びてオーガを斬ったんだ・・」


中級魔道「火炎斬り・・・」

女錬金師「火炎斬り?」

中級魔道「武器に付与した属性を刃のようにして切り込む大技ですよ」
      「付け焼刃とはいえ、あの土壇場でそんなことを出来るなんて・・・」

二流僧侶「お前。すげえな・・・」

少年剣士「え、えへへ・・たまたまだよ」


104 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:25:12 ID:7FfNWJjU
 
女錬金師「そ、それよりも!」
      「トロール・・・あいつがまだいる・・・」

二流僧侶「・・・」グッ

少年剣士「・・・」チャキ

中級魔道「トロール・・・あなたは戦いますか?」

少年剣士「へ?」


 
トロール『フム・・ニンゲンフゼイガ、ヤルデハナイカ』

 
3人「しゃ、しゃべったー!?」ガビーン


105 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:26:04 ID:7FfNWJjU
 
二流僧侶「・・・しゃべれんのかよ!」

少年剣士「いやゴブリンですらしゃべるんだから不思議じゃないけど・・」

女錬金師「オーガを見る限り・・な」


中級魔道「トロール、これ以上は君にも不利ですよね?下がってくれませんか?」

トロール『タシカニナ・・。キサマハ、ドウホウノヨワミヲシッテイルヨウダナ』

中級魔道「何度もやりあってますしね・・・」

トロール『マサカ、コンナガキニ・・ミギウデヲタオサレルトハナ』

少年剣士「僕のこと・・・?」

トロール『ククク・・オレモヤキガマワッタカ・・』


106 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:27:41 ID:7FfNWJjU
 
中級魔道「別に・・老いたわけじゃないですよ・・
       最後の火炎斬りは僕も驚かされましたしね」

トロール『・・・・・』
     『オレラノサクセンヲミヤブルトハナ・・』

中級魔道「前、似たようなのをされて
       全滅しかけたことがありましたから・・」ハハ

トロール『ソノドウサツリョク、ソノサキヲヨムチカラ・・・』

女錬金師「・・?」

中級魔道「人より勘が鋭いだけですよ」

トロール『ハッハ・・・カン?アレガカ?』

中級魔道「そうですよ?」

トロール『キサマ、アノコゾウガ、アノワザヲ・・ツカウコトヲヨンデイタナ?』

中級魔道「・・まさか」ハハ


107 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:29:13 ID:7FfNWJjU
 
トロール『デナケレバ、アノトキ、スズシイカオヲシテイラレルワケガナイ』

女錬金師「・・・?」

中級魔道「何も知らなかったのは本当ですよ・・」
      「勘が他の人よりも長けているだけですって・・」

トロール『・・・キサマハドチラカトイウト、ドウホウラニチカイヨウダナ」

中級魔道「オーガやトロールに?勘弁してくださいよ・・・」

トロール『チガウ。マジュウ・・キサマラガソウヨンデイル」

中級魔道「僕が魔獣に近い・・?」

トロール『イイヤ・・チガウナ・・・』
     『オマエハ・・ジョウイシュカ?』

中級魔道「上位種?魔物のことですか?僕が魔物?」

トロール『・・・オソラク、キサマハ・・・」


108 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/16(日) 23:29:51 ID:7FfNWJjU
 
 
???「特火炎魔法っ!!」

???「聖斬っ!」


ドゴォォォォンッ!!
ザシュッ・・・!


トロール『・・・グッ・・・ァ・・・』

・・・・ドサリ

二流僧侶「な、なんだ!?」


???「ふぅー間に合いましたねぇ」

???「下官が全滅とか洒落にならないからな」

???「ってゆーか・・・格闘教官弱すぎませんかぁ?」

???「そこで伸びてるな。生存者はどれくらいだ?」

???「えーとそこの子供2人と・・・女性が1名、あとは分からないですねぇ」


109 名前: ◆HhIFXGIog2 [] 投稿日:2013/06/16(日) 23:30:36 ID:7FfNWJjU
今日はここまでで投下は終了です。
読んでくださった方、ありがとうございました(。・ω・)ノシ


111 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/06/17(月) 00:53:30 ID:nuJoCwkY
(。・ω・)ノシまた明日に期待


112 名前: ◆HhIFXGIog2 [] 投稿日:2013/06/17(月) 16:31:33 ID:cZOaEZ7M
 
???「まあいい、とりあえずけが人を保護するぞ」
 
???「はあーい・・・、あ。生きてた!」
     「中級魔道くん、おっひさー♪」

中級魔道「・・・・、久しぶりですね」

女錬金師「あなたの知り合い?」

中級魔道「魔法教官と、剣士教官ですよ・・」


魔法教官「よっろしくねー♪」

3人「えっ・・」

剣士教官「それよりも、さっさと保護しろ。間に合わなくなる」

魔法教官「わかりましたよう・・」


113 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/17(月) 16:32:14 ID:cZOaEZ7M
 
少年剣士「トロールを・・あんな簡単に・・・」

二流僧侶「信じられない・・」

女錬金師「凄い世界・・」


中級魔道「来るのずいぶん早いですね」

魔法教官「空間移動術を使いながらきたんですよぉ」

剣士教官「1時間ほど前に、緊急通達を受けてな」
      「本来なら時間かかるんだろうが、たまたま俺らがいたからな」

中級魔道「そりゃあなた達ならここまでなら一瞬ですね・・・」


魔法教官「すぐに賢者教官もきますよぉ♪」

剣士教官「幸い死者は見える範囲では・・いないな」


114 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/17(月) 16:32:59 ID:cZOaEZ7M
 
中級魔道「・・良かったですよ」ホッ

剣士教官「あ、そうだな・・ついでだが、中級魔道に伝えることがあったんだ」

魔法教官「あの紙も持ってきたんですかぁ?律儀ですねえ」

中級魔道「・・なんですか?」


剣士教官「これだ、読んどけ」ペラッ
 
 
少年剣士「わー、何?」ピョンピョン

中級魔道「・・・!」

女錬金師「え?こ・・これって・・」

二流僧侶「何だ?」


115 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/17(月) 16:33:39 ID:cZOaEZ7M
 
中級魔道「ぼ・・・僕を・・・」
      「・・・僕を最上官にって・・どういうことですか!?」

少年剣士「ええっ!?」

剣士教官「そのままの通りだ。来週には入ってもらう。準備しとけ」

中級魔道「突然すぎです・・・何も説明受けてませんよ・・・」


魔法教官「んー♪この間の、腕に大怪我負った・・」

中級魔道「まさか・・・騎士さんですか?」

魔法教官「そうそう!その子が、目覚まして・・お話ししたんですよぉー」

中級魔道「・・・」ゴクッ・・


剣士教官「今はしゃべりすぎるんじゃない」ゴツッ
      「全部終わったら改めて話す」

魔法教官「痛いですぅ・・・」ズキズキ


116 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/17(月) 16:34:24 ID:cZOaEZ7M
 
中級魔道(騎士さんが・・目を・・・)

女錬金師「はいはい、そんな顔しない」ゴツッ

中級魔道「いたぁっ!」

女錬金師「あの時に話した子でしょ?目覚ましてよかったじゃない」ニコッ

中級魔道「ええ、うれしいです・・ですが・・・・・・怖くて・・・」ガクガク

女錬金師「・・・」

 
少年剣士「大丈夫だよ・・きっと。大丈夫だよ!!」グッ

 
中級魔道「・・・!」
      「ふふ・・、そうですね。きっと大丈夫ですよね」ニコッ


剣士教官(あいつのあんないい笑顔、初めて見たな・・)


117 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/17(月) 16:36:08 ID:cZOaEZ7M

中級魔道「・・・」
      「よし・・剣士教官、何を手伝えばいいですか?」

剣士教官「んー、お前らは先帰っておけ。ほら帰還のベルだ」チャリッ


中級魔道「え、いや・・でも・・」

剣士教官「根っからマジメすぎんだよオメーは」
      「いいから戻ってさっさと寝てろ。今日のことは後でジックリ聞く」

少年剣士「・・・色々ありがとう!」

剣士教官「おう」

二流僧侶「それじゃ、戻るか」

女錬金師「家に戻ったらシャワー浴びよう・・・」

中級魔道「では教官方、あとでまた・・・」

2人「お疲れ」「お疲れ様♪」

・・・・・チリンッ

ギュウウウウウウウン・・・・!
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



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