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SS_妹「魔法少女らしいよ」兄「俺が?」
64 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:07:39.45 ID:1xbwYg5r0

数日後・病院

妹「お兄ちゃん、怪我は大丈夫?」

兄「ああ。幸い骨も無事だし、明日にも退院できそうだよ」

兄「それより警察には言ったの?」

妹「言ったけどイマイチ信じてもらえなくて……一応傷害事件として捜査はするって」

兄「変身する所やロップを見せれば信じてもらえそうなんだが」

妹「なんか変身するための力がなくて変身できなかった……」

妹「ロップくんも前の変身で力使っちゃったって言って杖の中に閉じこもっちゃってて」

兄「そうなんだ」

妹「私おまわりさんの前で『チェンジ・ラブリー・インシュレーション!』とかやったんだよ?!」

妹「5秒くらいの沈黙のあと、おまわりさんの方見たらすごい遠い目してて死ぬかと思った!」

兄「そ……それは大変だったね……」


65 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:08:29.97 ID:1xbwYg5r0

翌日・自宅

ロップ「ようやく魔力が戻ったよ。さあステッキを取り返しに行こう」

妹「じゃあもう1回警察に行こう!」

ロップ「それはダメだよ。事態が大きくなったらステッキを狙う連中が増えちゃうよ」

兄「だとしても俺達だけでどうにかなるのか?」

ロップ「魔法少女に変身できる人間がここに2人もいるじゃないか」

兄「相変わらず俺が魔法少女に数えられてる件」


66 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:09:03.21 ID:1xbwYg5r0

ロップ「それに魔法少女とステッキは引かれあうんだ。君達がいないとステッキは探せないよ」

妹「そのもう1つのステッキが今どこにあるかは分かるの?」

ロップ「一定の方向からステッキの魔力を感じる。そこに向かっていけばきっと見つかるはずだよ」

兄「そこに行けばいいのか」

妹「私が行くよ。お兄ちゃんは留守番してて」

兄「いや俺が行くよ。妹は留守番してなよ」

ロップ「めんどくさいから2人とも来ればいいよ」

妹「めん……」


67 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:09:42.73 ID:1xbwYg5r0

兄「そうこうしてるうちに悪の組織の建物の前に来てしまったわけだが」

妹「ここ閉鎖されたピクニックコースの休憩所じゃん。こんな所にあるの?」

兄「入り口の上にある看板に組織名がデカデカと手書きで書いてあるから間違いない」

妹「『世界征服したいです隊』を×印で消して『シュヴァインシュタイガー』って書いてある」

兄「お。俺の採用されてる」

妹「でもよく見ると×印は『世界征服したい』までしか消してないね」

妹「これだと『シュヴァインシュタイガーです隊』じゃない?」

兄「これはひどい」


68 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:10:22.19 ID:1xbwYg5r0

ロップ「そろそろ着いたかい?」

妹「あれ? ロップくん今までどこに居たの?」

ロップ「ステッキの中で寝てたよ」

兄「いい身分だな……」

ロップ「じゃあ入ろうか」

妹「いきなり入っちゃって大丈夫なの?」

ロップ「ああ。もう1つのステッキの妖精から、警備はザルだって連絡来てるから」

妹「警備ザルなんだ」

兄「なんか悪の組織ってたいてい警備ザルなイメージ」


69 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:11:01.72 ID:1xbwYg5r0

兄「ここに忍び込んであのステッキを取り戻せばいいんだな」

ロップ「いや。取り戻すステッキは2つさ」

妹「2つ? これとお兄ちゃんが取られたの以外にもステッキがあるの?」

ロップ「ああ。この世界には3つのステッキが来てるんだ」

兄「その3つ目のステッキもこの組織の中にあるのか」

ロップ「そういう事さ」

妹「あ。休憩所の床に鉄でできたフタみたいなのがある。ここが入り口なのかな」

ロップ「みたいだね。さっさと入ろうか」

兄「鍵ががかかってるみたいだぞ」

ロップ「大丈夫、この鍵くらい余裕で開けれるよ」

兄「え?」


70 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:11:55.06 ID:1xbwYg5r0

妹「魔法で開けれるの?」

ロップ「いや普通にピッキングする」

兄「えっ」

ロップ「単純なピンシリンダー錠だからタンブラーを押してシアラインを整えれば簡単に開くよ」カチャカチャ

兄「何言ってるのか全然分からない」

ガチャ

ロップ「ほら開いた」

兄「お前こええよ」

妹「なんでそんな道具持ってるの?! なんで使い方知ってるの?!」


71 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:12:35.95 ID:1xbwYg5r0

地下・秘密基地


女怪人「ボス」

ハゲ「どうした」

女怪人「入り口に書いてある組織名なんですけど……なんで『です隊』付いたままなんですか」

ハゲ「組織名は重要な要素。丁寧に名乗りたいからこそ『です』は必要なのだ」

ハゲ「あと『隊』付いてないと組織って事わからないし」

女怪人「そうですか……」

デブメガネ「フッ。そんな下らない事にこだわるようでは、世界征服などできんぞ」

女怪人「デブメガネ」

ハゲ「ここに顔を出すとは珍しいな。何かあったのかデブメガネ」


72 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:13:13.05 ID:1xbwYg5r0

デブメガネ「先ほど、入り口のセキュリティシステムが部外者の侵入をキャッチした」

ハゲ「侵入者か」

女怪人「入り口のセキュリティシステム……ってただの防犯カメラじゃ」

デブメガネ「見たところ先日の兄妹のようだ」

女怪人「先日の兄妹……!」

ハゲ「ステッキを取り返しに来たか」

デブメガネ「そのようだ。それにステッキを持っていた。妖精も一緒だ」

ハゲ「ほほう。まさかステッキの方からこちらに来るとは」


73 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:13:51.32 ID:1xbwYg5r0

ハゲ「総員、侵入者を始末しろ」

デブメガネ「御意」

女怪人「ボス」

ハゲ「どうした」

女怪人「総員って言われても、この組織ってステッキの妖精を含めても4人しかいないじゃないですか」

ハゲ「細かい事を気にする奴だな」

女怪人「え、いえ……」

ハゲ「とにかくさっさと捕まえて口を封じなければな」

女怪人「口を封じるというのは……」

ハゲ「我々のジャマになりそうなら殺すという事だ」

女怪人「……!」


74 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:14:34.40 ID:1xbwYg5r0

女怪人「こ……殺すんですか」

デブメガネ「仕方ない。奴らが我々に素直に従ってくれればいいが、そんな甘くないだろう」

女怪人「そうですか……それでデブメガネ、侵入者は今、この秘密基地のどこにいるのかしら」

デブメガネ「さあ」

女怪人「えっ」

デブメガネ「この秘密基地のセキュリティシステムは入り口にしかない」

デブメガネ「だから全員で地道に探していく以外に侵入者を捕捉する方法はないのだ」

女怪人「なんてザルな秘密基地なの」


75 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 01:15:58.66 ID:1xbwYg5r0

このあたりで半分です
残りの半分は夕方以降にゆっくり投下していく予定です

読んで頂いた方、ありがとうございます


76 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2013/08/19(月) 01:18:55.93 ID:QKNCuaUq0
いや面白いよ見てるから完結さして


78 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2013/08/19(月) 09:12:42.87 ID:4G2vIbxDO
VIPからき☆すた
テンポ良くて面白いな


80 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2013/08/19(月) 14:02:24.25 ID:MJdfvaOBo
面白い、続き気になる


81 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 19:42:55.33 ID:1xbwYg5r0

妹「下りのエレベーターめっちゃ長かったね」

兄「ああ。しかしピクニックコースの休憩所の地下にこんな金属質というか、鉄っぽい基地があるとは」

妹「歩くと床がカンカン響くから気付かれそうで怖いかも」

ガチャ

ロップ「よし、この部屋の鍵も開いたよ」

兄「手口が慣れ過ぎてて怖い」

妹「どの部屋の鍵も10秒くらいで開けちゃってるし」

男の声「おお、ロップ!」

ロップ「! その声は、竹元!」

兄「た……たけもと?」


82 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 19:45:29.23 ID:1xbwYg5r0

水色の猫「助けに来てくれたんだな、ありがたい」

妹「わっ、お兄ちゃん、水色の猫だよ!」

兄「は、はじめまして」

水色の猫「君達とは先日会ったじゃないか。私はあの水色のステッキの妖精だよ」

兄「あなたが」

水色の猫「改めて自己紹介をしよう。私はエルニーニョ竹元(えるにーにょたけもと)だ」

妹「エルニーニョ」

兄「竹元」


83 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 19:48:07.86 ID:1xbwYg5r0

竹元「エルニーニョが苗字で竹元が名前だ」

兄「竹元が名前の方かよ」

妹「ええと……竹元さんのステッキは近くにあるの?」

竹元「これだ。見たところそちらの女の子はもうロップのステッキを持っているね」

竹元「じゃあ男の子の方、キミが持っているといい」

兄「あ、ああ」

ロップ「……! 全員、注意して! 部屋の外から敵が来てるよ!」

兄「え?」

竹元「ハゲた男が階段を上がって来てるな」

妹「今変身した方がいいかな」

ロップ「ああ。だが変身できる時間には限りがあるから、念のため今は妹さんだけ変身しておこう」


84 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 19:51:31.64 ID:1xbwYg5r0

ロップ「あとお兄さんは変身する方法を見ておくといい。いつかお兄さんも変身する事になるだろうから」

兄「ああ……やっぱ俺もいつか変身するのか……」

妹「いくよー」

妹「チェンジ・ラブリー・インシュレーション!」キラキラキラキラ

兄「相変わらずすごいなー。どうなってんだろこれ」

ロップ「あ、変身中の魔法少女に触ったら危ないよ!」

兄「そうなの? 変身が変な事になったりするの?」

ロップ「変身中の方は無敵だけど、触った方は触った手が腕ごとミンチになるよ」

兄「こええー!」

兄「ああ! だからアニメとかで魔法少女が変身してる間に敵が攻撃して来ないのか!」


85 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 19:54:28.60 ID:1xbwYg5r0

キラリラリーン
キラリラリーン
キラリラリーン
バリバリバリババーン
キラリラリーン
キラリラリーン
シャキーン

妹「変身完了!」

兄「おおー」

ロップ「慣れたもんだね」

妹「ところでふと思ったんだけど、この衣装、色とか選べたりするの?」

ロップ「ああ。3色から好きな色を選べるよ。色はピンク色・黄土色・灰緑色の3種類さ」

妹「ああうん実質ピンク一択だね」

兄「残り2色が地味過ぎる」


86 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 19:57:09.38 ID:1xbwYg5r0

竹元「ちなみに私の方は、水色・黄土色・灰緑色の3種類だ」

兄「黄土色と灰緑色ってデフォなの?!」

ハゲ「……ほう。キミが例の戦うロボを倒した魔法少女かね」

兄「もう来やがったか」

妹「あなたは誰?」

ハゲ「私は『シュヴァインシュタイガーです隊』のボスだ」

妹「いきなりボスが出てきちゃった」

兄「あーやっぱ『です隊』まで正式名称なのね」


88 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:03:10.02 ID:1xbwYg5r0

ハゲ「そちらが魔法少女なら、こちらも魔法少女で戦わねばなるまい」

兄「そっちにも魔法少女がいるのか……!」

ハゲ「チェンジ・ラブリー・インシュレーション!」キラキラキラキラ

兄「お前かよ!」

ハゲ「マジック・オン!!!」


89 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:05:36.05 ID:1xbwYg5r0

キラリラリーン

兄「うわあああ! あのハゲの髪の毛が伸びて緑色になったああ!」

妹「しかもハゲてる部分はハゲのままだよ!」


キラリラリーン

兄「く……靴下がフリル付きのニーソックスに!」


キラリラリーン

妹「ず……ズボンがフリルのミニスカートに!」


90 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:07:19.47 ID:1xbwYg5r0

バリバリバリババーン

兄「服のソデが凄い勢いで破れ飛んだ!」


キラリラリーン

妹「ソデが破れた後にファンシーな感じの服になった!」


キラリラリーン

妹「あ……頭にリボンが付いた……ハゲてるのに……」

兄「後頭部の髪の毛にくっ付いてるのかな……」


シャキーン

ハゲ「フハハハハ! 変身完了だ!」ビシッ

妹「うわぁ……ハゲたおじさんが魔法少女っぽい格好になった……」

兄「道歩くだけで警察に捕まるヤツだコレ」


91 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:10:01.99 ID:1xbwYg5r0

兄「腹出てるし……」

妹「絶対領域からのぞくスネ毛が気持ち悪い……スネ毛まで緑色になってるし……」

兄「俺も変身したらあんな感じになるのか……」

ロップ「あのハゲの持ってる緑色のステッキ……まさか」

竹元「ああ。間違いない。ピュアだ」

妹「ピュア?」

竹元「ピュアは我々と同じステッキの妖精だ。こちらの世界に来ていた事は知っていたが」

ロップ「悪の組織に手を貸していたとはね」


92 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:12:55.10 ID:1xbwYg5r0

ハゲ「くらえ!」ブンッ

妹「きゃっ!」サッ

ハゲ「ほう、避けるか。もう魔法のコントロールが出来るとは」

妹「い、いきなり殴りかかって来た!」

兄「妹!」

ハゲ「ビイィィィム!!!」ドシュン

妹「きゃーっ!」バリバリバリ

ドゴォォォン

兄「妹ー!」

妹「う……ゲホ、ゲホ」

竹元「あれを受けて無事とは、とっさにバリアを張ったのか。いい判断力だ」


93 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:15:24.67 ID:1xbwYg5r0

ハゲ「なるほど若いだけあるが、数回変身した程度で何度も変身を経験している俺にかなうわけもない」

兄「あいつ、何度もあの格好になってるのか……」

妹「うぐぐ……」

兄「お、俺も変身した方がいいかな」

竹元「待て。まだこの基地にはヤツ以外の敵が最低2人いるはずだ」

竹元「そいつらの位置がわからん以上――」


《ズッ友だょ…》


ドゴオオオン!


94 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:19:18.08 ID:1xbwYg5r0

ゴゴゴゴ……


ロボ《ズッ友だょ…》ギュイイイイイン


兄「うう……いってて……いきなり壁突き破って来やがった……!」

竹元「いかん、変身しよう! ステッキはどこに?!」

兄「あれ……しまった、今のでどっかに……!」

ロボ《お前らのおかげでロボを新造する事ができたよ》《ズッ友だょ…》

ロボ《静音性も上がって快適だ》《ズッ友だょ…》

兄「他に直すべき所がある気がするんだが」

ロボ《だが少ない予算を使い切るハメになった》《ズッ友だょ…》

ロボ《お前らにお返しをしなければな》《ズッ友だょ…》ズズズズズ


95 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:22:42.87 ID:1xbwYg5r0

妹「えいやー!」ブンッ

ハゲ「おっと」サッ

妹「ビーム! ビーム! ビーム!」ドシュンドシュンドシュン

ハゲ「そんなむちゃくちゃに撃った所で当たらんよ」サッササッサ

ビシ

ハゲ「あ痛っ」

ロップ「あ、当たった」

ハゲ「こしゃくな……ふん、だが出力が弱いせいで大したことは無いな」

妹「ビーム! ビーム! ビーム!」ドシュンドシュンドシュン

ハゲ「チッ」サッササッサ


96 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:26:14.96 ID:1xbwYg5r0

ロボ《まずはお前からだ》《ズッ友だょ…》

兄「ひっ」

妹「ビーム!」ドシュン

ビシ

ロボ《ん?》《ズッ友だょ…》

妹「う……どっちにもイマイチ効かない……」

ロボ《フッ、当然だ。今回は装甲を強化してるからな》《ズッ友だょ…》

ロボ《低出力で乱射したビームなど効くわけがない》《ズッ友だょ…》


97 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:29:03.36 ID:1xbwYg5r0

ハゲ「お前の相手は俺だ! くらえ、マジカル・パンチ!」

ドゴオオオ

妹「えぐぅ!」ビューン……ドガラガッシャァ

兄「妹ー!」

兄「い、妹が飛んで行っちゃった……ハゲのパンチラまで見ちゃったし最悪だ」

ロボ《フッ、妹の心配をしている場合か?》《ズッ友だょ…》

ロボ《ガレキに押しつぶされるがいい》《ズッ友だょ…》ズオ

兄「うわ、でかい破片を持ち上げてる!」


98 名前: ◆PN4X6SAggk [saga] 投稿日:2013/08/19(月) 20:31:14.04 ID:1xbwYg5r0

竹元「あれを投げるつもりか、逃げろ!」

兄「逃げるったって、部屋の外にはあのハゲがいるよ」

ロボ《クククク……》《ズッ友だょ…》ズシンズシン

兄「妹もどっかに飛んで行っちゃったし……くそ、どうすれば……」

ロボ《くらえ!》《ズッ友だょ…》ブンッ

竹元「うわっ! 逃げれない、伏せろ!」

兄「も、もうダメだ!」



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