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真剣士「英雄の…血…?」
129 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 20:59:35 ID:OYXWU4Xw
 
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――――【 魔界・隠れ里 】


バチバチバチッ…!!


竜少女「…?」

竜母親「空中に亀裂…?危ない、離れなさい!」

竜少女「う、うん!」ダッ


130 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:00:14 ID:OYXWU4Xw
 
ギュウウウゥゥゥン…ドォォォンッ!!!

モクモク…


大魔道「…」

真剣士「…げほっ、げほげほ!」

黒髪乙女「…うぅ…頭がクラクラする…」


竜少女「…あーっ!大魔道のお兄ちゃんだよ!」

竜母親「大魔道さん!」


大魔道「ふぅ、上手く戻れたようですね」ケホッ


131 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:01:18 ID:OYXWU4Xw
 
竜少女「大魔道さん、お帰りなさい!」

大魔道「おやおや、竜少女さん、竜母親さん。ただいまです」ニコッ

竜少女「えへへー久しぶり!」


黒髪乙女「…」パクパク

真剣士「く、黒髪乙女…、これ現実だよな…」

黒髪乙女「な、殴ってみる…?」

真剣士「頼む…」


黒髪乙女「それっ!」ブンッ

…バキィッ!!


132 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:01:51 ID:OYXWU4Xw
  
真剣士「…い、痛い!」

黒髪乙女「殴った手も痛い…やっぱり現実だよ…」ズキズキ

真剣士「竜みたいな尻尾を生えた人間なのか…?」


竜母親「ふふふ、竜族っていうんですよ」

真剣士「うおっ!」ビクッ

竜母親「今は人型ですが、きちんと大竜にも戻れるんですよ」

真剣士「は…はぁ…」


黒髪乙女「信じられない…」

竜母親「私達からすれば、人間の存在が信じられませんよ」クスッ

真剣士「は…はぁ」アハハ…


133 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:02:40 ID:OYXWU4Xw
 
黒髪乙女「…心のどこかで、大魔道さんは冗談を言ってると思ってた。けど…」

真剣士「やっぱりか。誰だってそうだよ。だけど、これは…」

黒髪乙女「うん…」

真剣士「信じざるをえないな」

黒髪乙女「本当のこと、だったんだね」

真剣士「まだ夢じゃないかって疑ってるよ」ハハ


大魔道「さて…お二人方。ここが竜族の仕切る隠れの里になります」

真剣士「竜族…って、あの竜か?」

大魔道「はい」ニコッ


134 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:03:19 ID:OYXWU4Xw
 
黒髪乙女「あはは…本当に信じられないって感じだよ…」

大魔道「今、魔界は幻王の手によって堕ちる寸前です。そこで、このような隠れ里に逃げているのです」

真剣士「へ、へぇ…」チラッ


竜少女「?」


真剣士(…何がなんだか)

大魔道「まぁしかし、竜族は魔界でも力を持った種族。そうそうたやすく堕ちることはありません」

真剣士「じゃあ、安全なのか?」

大魔道「と…思われていました。だが、幻王の魔力はあまりにも凶悪だったのです」

真剣士「え?」


135 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:04:10 ID:OYXWU4Xw
 
大魔道「ここは隠れ里。竜族が逃げてきた、竜族の里。…意味は、分かりますよね?」

真剣士「…力を持った種族が逃げるって、どんな相手なんだよ…」

大魔道「ここは元々、温泉街でした。体を癒しつつ、反撃の時を伺っているのです」


真剣士「おんせ…。え、魔界にも温泉とかあるのかよ」

大魔道「体を癒すのは大事ですからね。人間界より、魔力が満ちていてよっぽど優れていますよ」

真剣士「ほ、ほぉぉ…?」ウキッ

大魔道「…温泉、好きでしたものね」


真剣士「何で知ってる…」

大魔道「…、色々調べたもので」フフ

真剣士「何か気持ち悪いわ!で、これからどうするんだよ」


136 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:04:49 ID:OYXWU4Xw
 
大魔道「時間があり、温泉街。僕がいます。貴方はまだ力が劣る…これも…分かりますよね」

真剣士「…」

大魔道「特訓、ですよ」ニコッ


真剣士「そんな暇あるのか?体動かすのは嫌いじゃないけどよ…」

大魔道「向こうだって考えはあります。あなたは心配せず、今は僕に従ってください」

真剣士「…そ、そうか…?」

大魔道「はい」

真剣士「わかった…」


竜少女「…」クイクイ

真剣士「ん?」


137 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:05:26 ID:OYXWU4Xw
 
竜少女「大魔道さんと一緒に来たってことは…お兄ちゃんが、英雄さんさんなの?」

真剣士「あー…、なんかそうみたいだな…、俺にもよく分からん」ハハハ

竜少女「英雄さんなの!?」キラキラ

真剣士「お…おう…!」


竜少女「そっかー…英雄さんなんだ…!」

真剣士「…」

竜少女「えへへ…」

黒髪乙女「…あなたの名前は?」


竜少女「りゅーしょーじょ!」

竜母親「ふふ、ちゃんと言いなさい。竜少女、っていうのよ」クスッ


138 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:06:29 ID:OYXWU4Xw
 
竜少女「うん!あ、わたし…家のお手伝いの時間だったよね…」

竜母親「…そうね。宿場も忙しいし、行ってあげた方がいいかもしれないわね」

竜少女「うん、行ってきます!英雄さんたち、またねー!」ダッ

タッタッタッタッタ…


竜母親「…」

黒髪乙女「可愛い子ですね」

竜母親「…本当にね。彼女の母親も、可愛らしい人だったからねぇ」

黒髪乙女「…え?」

真剣士「あんたが母親じゃないのか?」


竜母親「私は、ああいう子の面倒を見ている"竜母親"。皆に母さんって呼ばれているのよ」フフ

真剣士「ああいう子?」

竜母親「…幻王の軍に親を奪われた子たちよ」


139 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:07:11 ID:OYXWU4Xw
 
黒髪乙女「…」

真剣士「奪われた…?」


竜母親「幻王に、必死に抵抗した大人たちは…みんな犠牲になっていったの」

真剣士「だから、親を失った子たちの面倒を見ている…ってか」

竜母親「そういうこと。可愛い子が多いのよ」ニコッ


真剣士「…戦争、か」

大魔道「魔界も人間界も、戦争の悲惨さは一緒です」

真剣士「…」

黒髪乙女「…」


140 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:07:42 ID:OYXWU4Xw
 
大魔道「色々と話すのは後にしましょう。魔界への扉を通ったことで、体力が削られているはずです」

黒髪乙女「そんなに疲労感はないんだけどなぁ?」

真剣士「まだまだ動けるぜ?」


大魔道「気づかない疲れですから。今日は宿場を紹介するのでそこで休んでください」

真剣士「わかった」

大魔道「黒髪乙女さんと、一緒の部屋がいいですか?別の部屋がいいですか?」


真剣士「別で」

黒髪乙女「一緒でもいいよ」


真剣士「…」

黒髪乙女「?」


141 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:08:22 ID:OYXWU4Xw
 
大魔道「ど、どっちにしましょうか」


真剣士「別で」

黒髪乙女「一緒でもいいって」


真剣士「…あのね」

黒髪乙女「えー…別にいいと思うんだけどなぁ」

真剣士「いやお前がよくても」


黒髪乙女「…、察してよ」ブルッ

真剣士「…」

黒髪乙女「…」

真剣士「わかったよ…。大魔道、一緒の部屋で」


142 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:09:01 ID:OYXWU4Xw
 
大魔道「了解しました。では、案内しますので此方にお願いします」

黒髪乙女「うん…」

真剣士「手、握ってやろうか?」ハハ

黒髪乙女「…」ギュッ

真剣士「…お、おい」


黒髪乙女「い、行こっ!どんな宿だか楽しみだなぁ♪」

真剣士「…だな。大魔道、変な場所だったら承知しないからな!」

大魔道「はは、きっとお気に召すと思いますよ」


143 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:09:59 ID:OYXWU4Xw
 
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144 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:10:37 ID:OYXWU4Xw
 
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――――【 宿 場 】


ザワザワ…ワイワイ…


大魔道「…はい、こちらが部屋の鍵になります」チャリッ

真剣士「ありがとうよ。思ったより、人…っていうのかな。多いんだな」

大魔道「一応逃げている方たちは大勢いますからね」

真剣士「こんなに人数がいて、食料とか賄えるもんなのか?」


大魔道「いい質問ですね」

真剣士「第一、竜とかめっちゃ食べるイメージあるんだけど」

大魔道「それは偏見ですよ」


145 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:11:17 ID:OYXWU4Xw
 
真剣士「まぁ…確かに、さっきの少女が食べるとは思わないけどさ」

大魔道「中には大食らいもいますけど、普通に人型での維持は少量で問題ありません」

真剣士「そういうもんかね」

大魔道「ですよ」


真剣士「そういや、さっきから通る人らに英雄さんって呼ばれるんだけど」

大魔道「それは僕が反撃側の主要として貴方を連れてくることになっていましたからね」

真剣士「とはいえ、慣れないんだが」

大魔道「はは、気にせずに」

真剣士「うーむ…」


146 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:11:51 ID:OYXWU4Xw
 
ドタドタドタ…

竜戦士「大魔道さん、戻ってらっしゃいましたか!会議があるので、お願いします!」


大魔道「あ、了解しました。…真剣士さん、部屋はわかりますか?」

真剣士「大体な。見た感じ、こっちと造りは一緒だし、のんびり部屋に行くよ」

大魔道「そうですか。えーと…あと…」


147 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:13:05 ID:OYXWU4Xw
 
真剣士「なんだ?」

大魔道「この階を東側に抜けると、大浴場と露天風呂があるので、是非行ってみて下さい」

真剣士「…本当か!」

大魔道「えぇ。広いですよ…きっと休めると思います」

真剣士「わかった。部屋を確認したら行ってみる」


大魔道「それでは、ちょっと会議があるので。後で部屋に伺いますね」

真剣士「あいよ。んじゃ、行くか」

黒髪乙女「うん。大魔道さん、また後でねー」

大魔道「はい、失礼します」ペコッ

トコトコトコ…


148 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:13:39 ID:OYXWU4Xw
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 部 屋 】


ドサッ…

真剣士「ふぅ〜…」

黒髪乙女「わっ、広い部屋だね〜」

真剣士「…まだ、俺は信じてないぞ」

黒髪乙女「ここまできてっ!?」


真剣士「というか、あっという間すぎて信じられていない、っていうほうが正解か」

黒髪乙女「うん…」

真剣士「だけど、ウソを言ってるとは思えないし…俺は英雄の子孫…なのか?」


149 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:15:02 ID:OYXWU4Xw
 
黒髪乙女「真剣士が英雄の子孫かぁ…」

真剣士「とてもじゃないけど、そんな力があるとは思わないんだよなぁ」

黒髪乙女「うん、だよね」

真剣士「うっせ!」

黒髪乙女「なんでっ!」


真剣士「…窓開けてみるか」

黒髪乙女「どんな景色なんだろ?」

真剣士「…よいしょっと」

…ガラッ!!


150 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:16:42 ID:OYXWU4Xw
 
真剣士「…っ!」

黒髪乙女「わぁっ…」


ガヤガヤ…チンチンドンドン…

薬売竜人『いらっしゃいませー、薬はいかがですかー!』

案内竜人『避難所は1番小屋からですー。竜族の方以外は、4番以降へお願いします!』

ザワザワ…ワイワイ…


シルフ『ダマスカスの鎧だよー!別の区から貰ってきた一級品だ!いかがかなー!』

竜傭兵『ほほー、いい品だ。幾らだ?』

巨人傭兵『騙されてるぞ、ヤメトケ!』

…ガヤガヤ…


151 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:17:38 ID:OYXWU4Xw
 
真剣士「…はは、なんだこりゃ」

黒髪乙女「…凄い。何だろうこれ…、ドキドキする」

真剣士「さっきまで震えてたヤツが何を言う」

黒髪乙女「私だって女の子なんだから、怖くなることだってあるの!」

真剣士「だけど、この風景で少し落ち着けたか?」


黒髪乙女「うん…、皆…楽しそう」

真剣士「本当にここが避難所なのかって思うよな」

黒髪乙女「…うん、さっきの少女みたいな子も…大勢いるんだろうね」

真剣士「…あぁ、そうみたいだな」


152 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:18:14 ID:OYXWU4Xw
 
…コンコン

真剣士「ん…はーい?」

ガチャッ…


竜少女「え、えっと…、中で動きやすい着替えの服をお持ちいたしましたっ!」

黒髪乙女「…あ!」

竜少女「あーっ!」

真剣士「…んお」


竜少女「英雄さん!」

真剣士「あー…さっきの。竜少女だっけ」

竜少女「うん!」


153 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:18:56 ID:OYXWU4Xw
 
黒髪乙女「竜少女ちゃん…ここでお手伝いしてたんだ♪」

竜少女「うん…え、えっと…」モジモジ

黒髪乙女「?」

竜少女「名前…」


黒髪乙女「あ、そっか。私は黒髪乙女。改めてよろしくね」ニコッ

竜少女「宜しくお願いしますっ!」


真剣士「あー…んじゃ俺も。英雄さんとか呼ばれるのは苦手だ。真剣士って呼んでくれ」

竜少女「う、うん。じゃあ…真剣士…お兄ちゃん?」

真剣士「兄ちゃんか…はは。それでもいいよ」


154 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:19:33 ID:OYXWU4Xw
 
竜少女「えへへ…、それでね。大魔道お兄ちゃんが、この部屋にこれを運んでくれって」パサッ

真剣士「これは?」

竜少女「なんか、こっち側でこれを着てれば楽に動けるからって」

真剣士「ふーん…作務衣っぽいな」

黒髪乙女「私のも似たようなのっぽいけど…」


真剣士「わかった。ありがとう竜少女」

竜少女「うん!じゃ、私はお仕事に戻るね♪」


真剣士「あいよ、またな」

黒髪乙女「またね〜」

竜少女「ばいばーい!」フリフリ

ガチャッ…バタンッ…


155 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:20:08 ID:OYXWU4Xw
 
黒髪乙女「竜少女ちゃん…可愛いね」

真剣士「はは、お兄ちゃんか」

黒髪乙女「妹いるし、親近感が沸くんじゃない?」クスッ

真剣士「そりゃな」


黒髪乙女「はぁー…これからどうなるんだろうね」

真剣士「さぁ…っと、温泉があるっていってたよな」ウキッ

黒髪乙女「真剣士…本気で入る気?」

真剣士「…いいだろ!」


黒髪乙女「私はまだパスかな…」

真剣士「タオルとかあるのか?」


156 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:20:44 ID:OYXWU4Xw
 
黒髪乙女「普通ならこの辺に…」ゴソゴソ

…パサッ

真剣士「おっ」

黒髪乙女「あったね。行くの?」

真剣士「さっと見てくる」

黒髪乙女「私はちょっと休んでるよ。行ってらっしゃい」


真剣士「いってくるー」

カチャカチャ…バタンッ


157 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:21:16 ID:OYXWU4Xw
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 湯治場 】


モワモワ…ザバァ…


真剣士「…お、温泉だ!」

パサッ…

真剣士「なんかワクワクしてきた、よっしゃ!」ダッ


158 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:21:47 ID:OYXWU4Xw
 
ガラガラッ…

真剣士「おぉ…かけ湯専用とか情緒あるねぇ。おしっ!」

ザバァ…ジャボジャボ…


真剣士「これでいいな。湯煙が濃いが…おっし!」

ザバザバ…ジャブジャブッ…


真剣士「ほぉぉ…あったけぇ…、温泉だぁ…」ヌクヌク

真剣士「…」

真剣士「…」ホゥッ

真剣士「…」


159 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:22:23 ID:OYXWU4Xw
 
…ザバザバ

真剣士(…んー、後ろに誰かいる?先客がいたのか…)

ザバッ…ジャバァ…


真剣士(竜族とかっていうやつらかな…?挨拶しといたほうがいいだろうか)クルッ

???「…」

真剣士「…?」

???「…」

真剣士「…えっ?」


???「…っ!」


160 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:23:22 ID:OYXWU4Xw
 
真剣士「お、女ぁ!?」ザバァッ!!


???「あっー!人間さんですよ、お姉ちゃん!」

真剣士「…に、人間さん?お姉ちゃん?」


???「人間さん…ってことは、もしかして英雄様の…?」

真剣士「…ま、まぁ…そうらしいけど…」


姉剣士「…そうでしたか!私、姉剣士と申します。大魔道さんからお話は伺っております」

妹剣士「私はその妹の、妹剣士だよー!」


真剣士「…はい?」


161 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/12(火) 21:23:54 ID:OYXWU4Xw
 
-Eye catch !-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真剣士「英雄の…血…?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-proceed to the next !-


162 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/12(火) 21:24:25 ID:OYXWU4Xw
本日はここまでです。ありがとうございました。


163 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/12(火) 21:55:01 ID:.UL1G.UE


164 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/12(火) 22:21:42 ID:xk.zbCoA
仲間探しとかあんのかな?

期待


165 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/12(火) 23:05:16 ID:3wbuMlQ2
黒髪乙女「…、察してよ」ブルッ
  ↓
真剣士「……分かった!!察したぜ」
  ↓
真剣士「ふ〜じこちゃ〜ん」
  ↓
黒髪乙女「キャァ!」ボカッ
  ↓
真剣士「何故??」

的な展開は絶対無いだろうな


166 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/12(火) 23:10:12 ID:YD9T92nU
おつおつ!
真剣士も白剣士みたいに竜化できるのかな?
これからの展開に期待!


167 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/12(火) 23:54:50 ID:xk.zbCoA
黒髪ちゃんはロングかショートか
気になるな


168 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/13(水) 12:07:23 ID:KLuaIzWA
ショートで脳内変換余裕


169 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/13(水) 23:02:59 ID:ZwBvoA4g
>>167 イメージとしては…ボブ辺りの長さのイメージです。
皆さま有難うございます。更新時間がやや遅れました。

投下致します。



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