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サキュバス「私と結婚してください!」
132 名前:ID変わってるけど [] 投稿日:2012/02/14(火) 18:34:06 ID:Nu8ulfUs
〜翌朝〜

ネェジャナイッ!
ガタガタッ

兄「う〜ん・・・なんだ?男の奴うるさいなぁ・・・」

ヴァ「そろそろ起きないとだよ〜兄君!」

兄「ん?そうか、さんきゅ・・・・」

兄「何で裸なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ヴァ「ふふっ!覚悟して!兄君!」

兄「何を!?」

ヴァ「既成事実を作る!」

兄「やめてえええええええええええええええ!」


134 名前:ID変わってるけど [] 投稿日:2012/02/14(火) 18:43:43 ID:Nu8ulfUs
〜朝食後〜

兄「わが親類に伝わるスキル、章がえリセット、何も起こってないよ」

ヴァ「むっす〜!」

兄「き、機嫌直して」アセアセ

ヴァ「いいもん!兄君なんて知らないもん!」

兄「えええ・・・俺が悪いの?」

母「あらあら、大変ね」クスクス

兄「母さん・・・」

母「そんなあなたたちに私からプレゼント!」

母「映画のチケット!」


137 名前:ID変わってるけど [] 投稿日:2012/02/14(火) 22:08:06 ID:Nu8ulfUs
兄「映画って・・・え!?コレ今めっチャ話題のやつじゃん!」

ヴァ「うわあ!」キラキラ

母「二人で行ってきなさい!」

兄「う・・・!(大丈夫なのか?二人って・・・)」

ヴァ「兄君・・・私と一緒じゃ・・・いや?」ウルッ

兄「よし行こうか!(駄目だかわいい!)」


138 名前:ID変わってるけど [] 投稿日:2012/02/14(火) 22:36:15 ID:Nu8ulfUs

兄「じゃあいってきます」

ヴァ「いってきます!」

母「いってらっしゃい〜」

ガチャッ

母「さてと・・・」

prrrrrrr

父『お父さんですよ!』

母「あ、お父さんですか?」


139 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/14(火) 22:41:31 ID:Nu8ulfUs

〜街〜

兄「さて、映画は3時からなわけだが・・・」

ヴァ「今は12時だね!」

兄「時間もあるのでお昼でも食べに行く?」

ヴァ「いきたい!」

兄「なに食べたい?」

ヴァ「兄君が行きたいところでいいよ?」

兄「ああ、じゃあ前から入ってみたかったあの店行ってみようかナァ・・・」


140 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/14(火) 22:47:43 ID:Nu8ulfUs
兄「さて、腹ごしらえもすんだし、行こうか!」

ヴァ「結局あの店のカテゴリは何だったの?」

兄「知らない、だから入ってみたかった!」

ヴァ「え、女の子との初デートでそんなよくわからない店に入ったの!?」

兄「ちょ、なんで初デートって知ってるの?」アセアセ

ヴァ「え、そうだったの?」

兄「!」カァァァァッ

ヴァ「(こういうところでは初心な兄君・・・かわいい///)」


141 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/14(火) 23:02:18 ID:Nu8ulfUs
〜映画館〜

兄「じゃあポッポコーン買ってくるけど、飲み物何がいい?」

ヴァ「え、えっと・・・///」

兄「?何?」

ヴァ「兄君の血!」

兄「じゃあコーラかって来るね」

ヴァ「つれない!!」


142 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/14(火) 23:16:17 ID:Nu8ulfUs

男『お前のことを放って置けるか!』

女『お兄ちゃんはだまってて!!』


兄「(家族愛モノだったっけ?)」モキュモキュ

ヴァ「・・・」

兄「・・・?」

ヴァ「グスンッ」

兄「・・・」ギュッ

ヴァ「え?え?///」

兄「モキュモキュ」ギュ〜

ヴァ「///」ギュッ


143 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/14(火) 23:25:21 ID:Nu8ulfUs
ガヤガヤッ イイエイガダッタナ〜

兄「いい映画だったね」ニコッ

ヴァ「う、うん・・・(兄君やっぱり優しいな・・・)」

ヴァ「(でも不安だ・・・)」
  「(あの男が簡単に私を諦めるとは思えない)」
  「(もしかしたらここまで来るかもしれない・・・)」
  「(そしたら、もうここにはいれない・・・)」

兄「・・・大丈夫?」

ヴァ「うん・・・」


145 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:10:18 ID:ndbkzwRg
兄「(やっぱり不安なのかな・・・)」
  「(昨日の話しを聞く限りあんまりいい親じゃなかったみたいだし・・・)」
  「(・・・)」


146 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:13:20 ID:ndbkzwRg
兄「(でも人のうちの事情だし・・・)」
 「(こんなとき、あの親父ならどうするのかね?)」
 「(俺や男に困ってる人は救えと教え込んだ親父・・・)」
 「(帰ったら聞いてみるか・・・)」


147 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:17:59 ID:ndbkzwRg
ヴァ「(それに、兄君は来年都会にいっちゃう・・・)」
  「(私はいったいどうすれば・・・)」


そこからはお互い無言のまま家に帰った・・・
しかし兄は少し震えているヴァンパイアの手を握ることはやめなかった

〜家〜

ガチャッ
兄「ただいま」

ヴァ「ただいまです」

妹「お帰り〜」

悪「どうもっす!兄さん!」

兄「あれ?悪魔君?」


148 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:21:36 ID:ndbkzwRg
兄「どうしたの?」

悪「いや、今日は親が急用でいないって言ったら、妹ちゃんが夕飯に誘ってくれたので!」グッ

兄「君は色々と全力だね・・・」

悪「まあ明日には帰ってくるらしいんで、今日だけお邪魔させていただくことにしました!ご迷惑おかけします!」バッ

兄「うん、とりあえずその全力の土下座をやめてくれるとうれしい」

悪「流石兄さん!心が広いっす!」

母「あら、おかえりなさい二人とも〜」

兄「ただいま」

ヴァ「ただいまです」


149 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:25:00 ID:ndbkzwRg
母「映画はどうだった?」ニコッ

ヴァ「あ、とっても面白かったです!」

兄「ああ、感動したよ」

母「ふふ・・・それはよかったわ」

母「ところで兄、疲れてるんならお風呂にはいってきたら?」

兄「え?でもまだ・・・「メキャッ!!

兄「ハイッテキマス!」


150 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:30:33 ID:ndbkzwRg
母「ふふ、力の制御しなくても良くなったから話しが早いわぁ」ニコニコ

ヴァ「は、はは・・・」

母「で、ヴァンパイアちゃん?ちょっとこっち来て?」

ヴァ「?はい」


〜客室〜

母「さて、ここなら邪魔もないでしょう」

ヴァ「・・・」

母「あなた、あの暗闇卿の娘ね?」

ヴァ「あの男を知ってるんですか!?」

母「まあこっちでは結構有名よ。外の世界を知らないあなたは知らないかもしれないけどね?」


151 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:34:04 ID:ndbkzwRg
母「ブラッドブラック侯爵、通称暗闇卿、かなり有力なヴァンパイアね・・・」

ヴァ「そうだったんですか・・・」

母「あなたが結婚させられそうになってたのは更なる上流階級、恐らく公爵以上の地位を持ってる奴ね」

ヴァ「やっぱり私は出世の道具に・・・」

母「はっきり言うと、あの男たち、まだあなたを諦めてないわ」

ヴァ「!!」

母「一応そちらの筋で確かな情報よ」

ヴァ「そう・・・ですか・・・」

母「それでね?一つ聞きたいの・・・」

母「あなたは・・・どうしたい?」


152 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:38:41 ID:ndbkzwRg
ヴァ「そういわれても・・・ここにいたら兄君たちまで巻き添えに・・・」

母「そうじゃなくて!」

ヴァ「え?」

母「あなたはどうしたいの?」

ヴァ「私は・・・私は・・・」

ヴァ「・・・」

母「・・・話は変わるけど、兄の1人暮らし、私たちは不安なのよ〜」

ヴァ「え?」

母「ああみえてあの子色々抜けてるから、1人はどうかナァと思ってるの」

ヴァ「はぁ・・・」

母「でもあの子彼女とか一度も連れてきたことないからね?」

母「ヴァンパイアちゃんあの子と同居してくれない?」ニヤッ

ヴァ「・・・え?」


153 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:40:48 ID:ndbkzwRg
ヴァ「いやでもお母さん!あの男が私を狙ってるんですよ!?危ないですよ!」

母「あら、あの子はそんなにやわに育ててないわよ?」

ヴァ「そうじゃなくて!」

母「まあ今すぐとは言わないわ〜」

母「今夜のうちに、考えてくれる?」

ヴァ「・・・でも!」

母「もう一度聞くわよ?」



母「あなたはどうしたいの?」


154 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:42:19 ID:ndbkzwRg
ヴァ「・・・」

母「理屈なんて考えなくてもいいのよ〜」

母「自分のやりたいように・・・それでいいの」

母「それが青春・・・でしょ?」ニコ

ヴァ「・・・でも兄君の意見は・・・」

母「私は結構いけると思うけど?」

母「まあがんばって!」


155 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:44:49 ID:ndbkzwRg
ガチャッ

ヴァ「私の・・・やりたいこと・・・」

私・・・私は・・・


兄君が・・・兄君が好き・・・

兄君と一緒にいたい・・・
一緒にいたい!


ヴァ「・・・うん!」


156 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:55:30 ID:ndbkzwRg
〜兄の部屋〜

兄「今日の映画今度また続編があるらしいよ?」

ヴァ「へ、へぇ・・・」

ヴァ「あ、あのね?兄君・・・」

兄「?」

ヴァ「私!兄君と同居したい!」

兄「・・・え!?」

兄「ど、同居?何言ってんだよ!?」

ヴァ「も、もう両親の許可はとってるよ!?」

兄「おやじぃ!!!」


157 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/02/15(水) 00:56:59 ID:k7kMkDU.
誤爆してたぞ


158 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:57:57 ID:ndbkzwRg
ヴァ「私と同居は・・・いや?」

兄「いや、嫌って言うか・・・」

ヴァ「嫌・・・だよね・・・」ポロッ

兄「へ?へ!?」

ヴァ「あ、あのね・・・あの男たち、まだ私を諦めてないみたいなの・・・」

兄「!」

ヴァ「い、一緒にいたら多分兄君にも迷惑かかっちゃうのは分かってる・・・でもね・・・」

ヴァ「それでも、私は兄君と一緒にいたいの!!」


159 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 00:58:46 ID:ndbkzwRg
>>157
気づいたんだけど、消し方分からんっす


160 名前:誤爆しちゃって若干テンション下がってるけどがんばる [] 投稿日:2012/02/15(水) 01:06:11 ID:ndbkzwRg
ヴァ「ごめん、勝手だよね・・・」

兄「そんなことない」

ヴァ「え?」

兄「迷惑?もうかかってるよ!今更気にするな!」

ヴァ「でも、危険なんだよ?かなり危ない奴らみたいで・・・」

兄「俺が守る!絶対に!」

ヴァ「兄君・・・」

兄「今回の事で気づいた・・・俺はお前が好きだ!だから俺から頼む!同居してくれ!俺と一緒にいてくれ!」


161 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/02/15(水) 01:08:16 ID:DL1EU5aY
頑張れ


162 名前:誤爆しちゃって若干テンション下がってるけどがんばる [] 投稿日:2012/02/15(水) 01:14:13 ID:ndbkzwRg
ヴァ「兄君・・・」

ガチャッ

?「実に感動的なシーンに申し訳ないが、いいかい?」

兄ガタガタッ!「あ、悪魔父さん!?」

悪父「やあ、兄君、いいものみせてもらってよ。おじさん年甲斐もなくキュンキュンしちゃったよ〜」

兄「は、はぁ・・・」

悪父「で、まあ感動的なのに水を差すようだが報告だよ」

悪父「兄君のお父さんと一緒にさっき暗闇卿を叩きのめしてきたよ」


163 名前:誤爆しちゃって若干テンション下がってるけどがんばる [] 投稿日:2012/02/15(水) 01:18:03 ID:ndbkzwRg
兄&ヴァ「「え?」」

悪父「いやだから、さっき君の親父に呼ばれてさ、」

親父『息子の恋路を邪魔する奴がいるから消すの手伝って』

悪父「ていわれて、しょうがないから手伝ってきたって事」

兄「あの親父、いつの間に・・・」

悪父「いやでも依頼したのは君のお母さんだよ?」

兄「え?」

ヴァ「え・・・」

悪父「まあそういうことだから、もうそこら辺の危険とか大丈夫だよ?」


164 名前:誤爆しちゃって若干テンション下がってるけどがんばる [] 投稿日:2012/02/15(水) 01:20:38 ID:ndbkzwRg
悪父「じゃ、おじさんはここで」

ガチャッ

悪父「・・・あ、そうだね・・・兄君」

兄「はい、何でしょう?」

悪父「君の家系は代々惚れやすいみたいだ」

兄「・・・そうですか・・・」

悪父「でも安心していい、君は一度ほれた相手には一途だ」

悪父「君の親父のようにね?」

兄「・・・はい!」

悪父「じゃあこんどこそバイバイ」

バタン


165 名前:誤爆しちゃって若干テンション下がってるけどがんばる [] 投稿日:2012/02/15(水) 01:24:57 ID:ndbkzwRg
ヴァ「・・・お母さん、なんでわざわざこんなけしかけるようなこといったんだろう?」

兄「う〜ん・・・多分アレだ」

兄「煮え切らない俺とお前の覚悟を決めさせたかったんだ」

ヴァ「・・・そうだね」

兄「じゃあもう一歩踏み切ってみるか」ボソッ

ヴァ「え?」

兄「俺と結婚してください」

ヴァ「え?あ・・・////」

兄「答えてくれる?」

ヴァ「・・・私でよければ!」



兄ルート終わり


167 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/02/15(水) 01:26:36 ID:MHG9jv3E
あれ、ちょうど終わりか


168 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 01:50:33 ID:nqbPBU1Y
まだ妹ルートと父母馴れ初めルートが残ってるだろ


170 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/02/15(水) 19:07:17 ID:ndbkzwRg
帰宅したらハードルあがってた



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