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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
7 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 11:42:17.15 ID:mzK3kMso
はい。それじゃ進めます
こっちは落ちる心配ないから改行も贅沢に使わせて頂きます
前よりは見易い・・・と思います。では↓


10 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 11:50:03.40 ID:mzK3kMso
召喚士達のパーティーは、前回の海峡防衛戦にて、
依頼の難しさ、命の尊さ、そして魔物の恐ろしさを改めて実感したのであった。

〜大陸の港町〜

召喚士「戻って来ましたね」

戦士「そうだな」

盗賊「・・・うむ」

魔道士「確か・・・」

召喚士「マジシャンさんとはここで別れました」

戦士「まだ近くにいる、かもしれないな」


11 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 11:54:53.77 ID:mzK3kMso
召喚士「そうだね、可能性はあるけど・・・」

盗賊「・・・」

召喚士「何か・・・余所余所しく姿を消した気がするんですよね」

戦士「まぁ・・・バーで別れを告げて、その後船内では会わなかったし」

魔道士「私達が降りた時にはいなかったですもんね」

召喚士「一応探してはみますが・・・難しいでしょうね」

盗賊「・・・うむ」

魔道士「じゃあ、宿の手配してきます!」

戦士「じゃあ俺は・・・不必要な道具でも売ってくっか」

召喚士「あ、俺が行くよ・・・」


12 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 11:59:03.95 ID:mzK3kMso
戦士「え?あぁ、わりぃな!」

召喚士「じゃあ二人はここで待っててくれ」

盗賊「・・・」

召喚士は不必要となった道具を預かり店へ向かった。
帰り道、ワークショップの前で立ち止まる。

キイィィ

店員「っらっしゃいやせ〜」

召喚士「あ・・・成果リストを見たいんですが・・・」

店員「リストっすね。お待ち下さい〜」


14 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 12:04:07.93 ID:mzK3kMso
しばらくすると店員がリストを手に戻ってくる。

店員「お待たせしやした〜」

召喚士「ありがとう・・・」

ページをめくり始め、しばらくするとその手を止める。

召喚士「・・・」

リストを閉じ、店員へ手渡す。

召喚士「・・・ありがとう」

店員「はぁ・・・ありがとうござっした〜」


15 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 12:15:39.67 ID:mzK3kMso
〜広場〜

戦士「おう、おかえり」

召喚士「すまん遅くなったな・・・お待たせ」

魔道士「じゃあ、早く宿に行きましょう!」

盗賊「・・・同意」

召喚士「魔道士さんやけに急いでるな・・・」

戦士「風呂に入りたいんだと・・・毎度毎度・・・」

召喚士「はは。まぁ女性だし・・・サッパリしたい気持ちは分かるよ」

戦士「そんなモンかね・・・」

盗賊「・・・」

戦士「盗賊、お前もそんなモンか?」

盗賊「へ?あ・・・まぁ・・・そうだが・・・違う」

戦士「え?なに?」

盗賊「あ!・・・時と場合が・・・だな」

戦士「あーそういう事か!そりゃ確かにそうだ!」

盗賊「・・・」



17 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 12:25:40.90 ID:mzK3kMso
〜宿〜

召喚士「ではこれからの予定を決めましょう」

戦士「そうだな!」

召喚士「まずはマジシャンさんの足取りを掴むため・・・」

盗賊「・・・捜索」

召喚士「はい。範囲はこの町と・・・大きな街」

戦士「船で港に戻ったって事は?」

召喚士「ない・・・と考えてます」

盗賊「・・・」

召喚士「バーで・・・しょっちゅうこの辺にいるわけじゃない・・・と」

戦士「あー!言ってたわ!て事はこっちの大陸なのは間違いなさそうだ」

魔道士「じゃあ、二手に分かれて探しましょうか!」

盗賊「・・・」


21 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 12:28:23.12 ID:mzK3kMso
魔道士「時間も勿体ないですしね!」

召喚士「確かに・・・そうですね」

戦士「んじゃ二手に分かれて探すとすっか!」

召喚士「分かりました・・・ではこの町と」

魔道士「あ、私残りますよ!」

召喚士「そうですか。では魔道士さんと・・・」

戦士「バランスから言うと・・・俺か」

召喚士「そうだね・・・では俺と盗賊さんが・・・」

盗賊「・・・次の街」

召喚士「・・・と言う事ですね」

魔道士「決定ー!」


22 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 12:35:21.13 ID:nPWAvoSO
もしもし

ほう、ここがパー速か
剣士と弓使いのその後も見たいな…とか言ってみたりして
応援してるぜ

ガチャ


27 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 12:41:25.25 ID:mzK3kMso
召喚士「但し・・・このあたりにまだいる可能性は薄いです」

戦士「・・・そうだな」

召喚士「魔道士さんの言う通り、時間も勿体ないですし」

盗賊「・・・3日」

召喚士「そうですね。そのぐらいが妥当だと思います」

魔道士「早く召喚獣も増やさなきゃいけませんしね!」

召喚士(・・・そうだった・・・まずい、というか出来れば会いたくない!)

戦士「3日捜索してダメなら・・・師匠のとこだな」

召喚士(マジシャンさん・・・居てくれると本当にありがたいんだけどな・・・)


28 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 12:44:17.60 ID:mzK3kMso
ちょっとご飯を・・・すいません

>>22
それいいですね。今度書かせて貰いますね


30 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 13:06:42.25 ID:XJNxqUAO
支援は確かいらなかったよな?


32 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 13:14:41.51 ID:cuG.F9Io
>>30
おまえが書き手だったとして
誰が見てるかもわからん状態で
黙々と投下したいと思うか?

一応保守と支援は書き手への礼儀程度にやれば必死にならなくてもOK、
だと俺は考えてる。


36 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 13:36:40.26 ID:mzK3kMso
ご飯食べながらvipに寄り道してました。すいません

>>32
確かに読者アンケート的なものがないと精神的にキツイですね・・・
ありがとうございます。では続きます↓


37 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 13:53:44.00 ID:mzK3kMso
〜翌日〜

戦士「よし、魔道士。行くとすっかね」

魔道士「はい!ますは船着場から当たりましょうか!」

戦士「そっちも気を付けてな!」

召喚士「あぁ。それじゃ三日後ここで…」

盗賊「……」

召喚士「行きましょうか」

盗賊「…うむ」


38 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 13:57:47.89 ID:mzK3kMso
〜大きな街〜

召喚士「…凄い…ですね」

盗賊「…あぁ」

召喚士「盗賊さん、来た事は?」

盗賊「…ない、な」

召喚士「俺もです…さて、どうするか…」

盗賊「……」

召喚士「まずはマジシャンさんが立ち寄りそうな所…」

盗賊「…酒」

召喚士「それですね!流石です!」

盗賊「あ、アリガトウゴザイマス」

召喚士「まずは酒場から当たりましょうか」


40 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 14:01:14.82 ID:cuG.F9Io
戦士と盗賊ペアにならない(なれない)ところに
作者の憎らしいまでの演出を感じてしまうのは俺だけだろうか。


41 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 14:23:00.25 ID:mzK3kMso
〜酒場〜

ガチャッ・・・カラカラン

マスター「…いらっしゃい」

召喚士「あ、すいません。人を探しているんですが…」

マスター「ふーん…どんな人だい?」

召喚士「あ、これを…」

ガサッ

マスター「似顔絵か…!!この人は…」

召喚士「ご存知ですか!?」

盗賊「……」

マスター「マジシャンさんかー…」


42 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 14:27:20.47 ID:mzK3kMso
マスター「あんた…関係者かい?」

召喚士「いえっ…全く」

マスター「そうかい。残念ながら知らないよ」

召喚士「…そうですか」

マスター「こっちが聞きたいぐらいだよ…」

召喚士「え……?」

マスター「このマジシャンて奴はね、来る度来る度」

盗賊「……」

マスター「支払いをツケていきやがってね!今じゃとんでもない額だよ!」

召喚士「…」

マスター「流れ者だから居場所も分かりゃしない…」

盗賊「……」

召喚士(こりゃ…ダメだな。他の手掛かりを探そう)


43 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 14:32:55.16 ID:mzK3kMso
召喚士「じゃあ…失礼します!」

盗賊「…シツレイシマス」

マスター「あっ、マジシャンさん見つかったらさ」

召喚士「?」

マスター「ウチにも来るように言っといてくれ!」

召喚士「ははっ。分かりました!」

マスター「あとパーティーのメンバーにも宜しくって!」

召喚士「はいっ!え!?パーティーですか?」

マスター「あぁ、今は独りモンだが昔はパーティー組んでたんだよ」

盗賊「……」

召喚士「分かりました。それでは!」

マスター「よろしくな!」


45 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 14:35:36.49 ID:mzK3kMso
召喚士(やっぱりかつてパーティーを組んでいたんだ…)

盗賊「……」

召喚士「あ、すいません…でも凄いですね!」

盗賊「?」

召喚士「盗賊さんの似顔絵!一発で伝わりましたよ!」

盗賊「ふぇっ!?あ…いやっ」

召喚士「ありがとうございます!」

盗賊「あっ…いや、あ…アリガトウゴザイマスッ!」

召喚士「あははは!」

盗賊「……///」


49 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 14:56:52.37 ID:mzK3kMso
〜店〜

店主「うーん…分からないなぁ」

〜ワークショップ〜

店員「存じ上げないですねぇ」

〜公園〜

幼女「しらなーい!」

兵士「君…ちょっといいかな?」

召喚士「へっ?…あ、いや!」

〜数時間後〜

召喚士「あとはここぐらいですか…」

盗賊「…うむ」

召喚士「大商人の商会ですね…大きいなぁ」

盗賊「…大きい」


50 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:00:42.47 ID:mzK3kMso
〜大商家〜

使い「いらっしゃいませ!」

召喚士「あ、すいません。ちょっと訊きたいのですが」

使い「はい!なんなりと!」

召喚士「人を探しておりまして…この人なんですが」

使い「なるほど、う〜ん…知らないですねぇ」

召喚士「そうですか…ありがとうございました」

盗賊「…アリガトウゴザイマシタ」

使い「いえっ!またどうぞ!」

召喚士「やっぱり手掛かりはナシ…ですね」

盗賊「…うむ」

使い「あっ、そうだ!お兄さん!」

召喚士「はい?」

使い「こちらもちょっとお願いがありまして!」

召喚士「な、何でしょうか?」


51 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:00:53.47 ID:rY.w1EDO
盗賊最高


52 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:09:10.81 ID:mzK3kMso
使い「実はうちの旦那様なんですが…」

召喚士「大商人さんですか?」

使い「えぇ…実は旦那様のお嬢さんがですね失踪しちまって…」

盗賊「……」

使い「もうかれこれ1年近くになっちまいますが…」

召喚士「そうですか…」

盗賊「…手掛かりは?」

使い「いやっ、でも大商人の一人娘ですからね」

召喚士「知名度は抜群…て事ですね」

使い「はい!それに容姿も性格も抜群ですよ!はははっ!」

召喚士「分かりました。何かあればまた来ます」

使い「ヨロシクお願いします!」


53 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 15:10:34.83 ID:BIYPDCso
大商人の娘とはよもや


54 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:15:16.31 ID:mzK3kMso
〜夕方〜

召喚士「手掛かりは…特になし、ですね」

盗賊「…うむ」

召喚士「明日また、頑張りましょうか!」

盗賊「ガンバリマショウ」

〜宿〜

召喚士「えっ!?ないんですか?」

フロント「申し訳ございません…団体客が入っておりまして…」

召喚士「…そうですか」

フロント「こちらも急なお客様だったもので…」

盗賊「…野宿」

フロント「あっ、1部屋だけなら空きがございます」

召喚士「本当ですか!?」

フロント「シングル1部屋になりますが、宜しいでしょうか?」


56 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 15:24:09.24 ID:7FB.pv.0
わっふるわっふる?
とうぞくううう!!


57 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:30:12.24 ID:mzK3kMso
〜その頃港では〜

戦士「かーっダメだ!何の手掛かりもないぜ」

魔道士「やっぱりこの港にはいないかもですねー」

戦士「俺らも街に向かうか?」

魔道士「もうちょっと頑張りましょうよー!」

戦士「そうだな!頑張るか!」

〜宿〜

戦士「2部屋頼む」

フロント「かしこまりました」

戦士「コイツに見覚えないかい?」

フロント「人探しでございますか?」

戦士「あぁ。1週間ぐらい前なんだが…」

フロント「あぁ、確かにいらっしゃいましたね」

戦士「本当か!?」

フロント「えぇ、間違いありません。お上手な絵ですね…そっくりです」


58 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:36:23.34 ID:mzK3kMso
戦士「泊まってたのか!?どこ行くって?」

フロント「お泊りにはなられておりませんね」

魔道士「…そうですか」

フロント「確か…船が着いた日だったと思います」

戦士「あぁ。間違いない」

フロント「22時頃…でしょうか?当宿にいらっしゃいました」

戦士「夜か…」

フロント「えぇ。それでバーでお酒を飲まれて」

魔道士「酒場じゃなくホテルのバーでしたか」

フロント「深夜にそのままお帰りになられました」

戦士「酒だけ飲んで帰って行った?」

フロント「はい。変わったお客様でしたので覚えておりました」

戦士「どこかに向かうと行ってたか!?」

フロント「…それは特に、おっしゃってませんでしたね」


59 :パー速民がお送りします [] :2009/11/04(水) 15:36:57.93 ID:J.pRgoDO
わっふるわっふる


60 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:43:30.60 ID:mzK3kMso
〜食事処〜

戦士「…なぁ」

モグモグ

魔道士「はい?」

モグモグ

戦士「モゾソンヲヨツォドモイ…」

魔道士「…食べてから喋ってくれます?」

戦士「マジシャンの奴はどこに向かったんだろうな?」

魔道士「そうですねー」

戦士「酒飲んで夜中に出たって事は…」

魔道士「近場に泊まるアテがあったか…」

戦士「金がなくて野宿…あとは…」

魔道士「酔っ払っても魔物なんて余裕〜」

戦士「しかも寝ずに旅してもヘッチャラ〜」

魔道士「夜中だろうが関係なし〜」

戦士「…もしそうならとんでもないバケモンだな!ははは!」

魔道士「あはは!そうですねー!」


61 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:46:57.75 ID:mzK3kMso
戦士「…なんかお前、久々に笑ったな」

魔道士「え?そうですか?いっつも笑ってますよー」

戦士「そうか?まぁそうかも…なぁ」

魔道士「なんか馬鹿にしてませんかー?」

戦士「してないって!まぁ……何かあったら言えよ?」

魔道士「はい!ありがとうございます!」

戦士「さっ、今日はさっさと寝て…」

魔道士「明日頑張りましょう!!」

戦士「おうっ!」


62 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/04(水) 15:50:33.20 ID:mzK3kMso
〜その頃、途中の街〜

召喚士「………」

盗賊「………」

召喚士「……」

盗賊「……」

召喚士「…」

盗賊「…」

召喚士&盗賊「あ、あのっ!」

召喚士「……どうぞ」

盗賊「……いや…ドウゾ」

召喚士「…あの…ちょっと外行ってきます!」

盗賊「あ!いや…私がっ」

召喚士「いやっ!ちょっと、の、飲みたい気分で!」

盗賊「そ、そうか!…わ、分かった!」

召喚士「じゃあ!行ってきますね!すいません!」

盗賊「う、うむ…!」



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