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触手「・・・・・・拾われて飼い慣らされた」
- 45 :VIPがお送りします []
:2009/07/23(木) 15:01:59.92 ID:IS4iUUQ50
――夕方、裏山の神社――
神様「ようやく来たのう・・・・・・フヒヒ」
女「その気持ち悪い笑い方やめてくれないかしら」
神様「おうおう素晴しい罵声じゃのう、もっと欲しい所じゃが――」
触手「・・・・・・」
神様「前の空中戦の時の勇ましい表情は一体何処へ行ったのやら・・・・・・のう」
〜〜〜
女「ってわけよ、私が着いた時はちょうど天使ちゃんが攻撃魔法で」
女「この蛆虫以下のゴミクズを止めていた所だったわ」
神様「ほうほう、その罵声を浴びせられている触手が羨ましいが・・・・・・げふんげふん!」
神様「そうじゃな、触手の中では今、『淫魔』としての力と『堕天使』としての力が反発しているのじゃろう」
触手「・・・・・・力が反発?」
神様「そうじゃ、まずは『淫魔』としてのお主から説明しよう」
まず、淫魔というのは魑魅魍魎、所謂悪魔と同じ扱いなのじゃ。
使い魔として召喚するならば悪魔としての本能は抑制されるのじゃ。
だが、お主は急激な魔力の消費で衰弱死しないよう堕天使としての最後の力を使い、
悪魔へと自ら成り下がったのじゃ。じゃからお主の体の半分は闇で出来ておる。
- 47 :VIPがお送りします [] :2009/07/23(木) 15:18:43.01 ID:IS4iUUQ50
そして、次にもう半身についてじゃ。これが結構厄介でのう。
お主は堕天して直ぐに悪行を働き、時には制裁を受けたりなどして、
高級のアヤカシ、西洋では魔族と言ったかのう、その存在として習熟してしまったのじゃ。
触手「・・・・・・面目無い」
女「人殺しはした?」
触手「しては無いけど、盗みとかならやったかな」
そう、堕天使である前にお主は天使であった。光という物は強力な分、闇に染まりやすい物じゃ。
じゃからそう言った行為で「あぁ、自分は悪い奴なんだ」と自覚していき、暗黒面に堕ちたというわけじゃ。
女「なんだかスターウォーズっぽいわね」
触手「・・・・・・俺はどこぞのベイダー卿かよ・・・つっこむ気力すらないよ」
じゃが、お主は小さいときのロリ女と出会い、元の優しい人格を急激に取戻した。
その勢いで今まであった暗黒面は心の最下層まで押さえ込まれたというわけじゃ。
まったく、他の者とのつながりはまったくもって不思議じゃ。神のワシですら絆とは理解できん。
おうおう。話を反らしてしまったのう。つまりはこういう事なんじゃ。
『触手の体の中には淫魔としての欲望があり』
『触手の体の中には悪魔としての憎悪や憎しみなどの負の心があり』
『触手の体の中には天使としての正義や愛など正の心がある』
じゃが、それらは混ざる事も出来ずにひたすら中途半端なまま、心の中にあり続けた。
結果として堕天使として本来の姿を取戻したのにも関わらず触手が使えたりなど奇怪な事が起こり。
今まで貯めていた混沌があの場で放出されたというわけじゃな。
うーむ、なんという主人公補正・・・・・・。
- 48 :VIPがお送りします [] :2009/07/23(木) 15:23:37.57 ID:5qqXkrb00
主人公補正にふいたwww
- 49 :VIPがお送りします [] :2009/07/23(木) 15:26:52.13 ID:IS4iUUQ50
女「つまり触手がロリコンだったっていうわけね」
触手「どうしてそうな・・・・・・もういい」
女「それで?どうすればもう二度とあんな情けない事が起きないように出来るのかしら」
神様「一度、天使になって光の部分を闇と対等にさせた後」
神様「それらを混ぜ混ぜして・・・・・・ハイ!灰色の天使の出来上がり!!!」
触手「それをすれば俺は大丈夫なのか?」
神様「そうじゃな、だが、やるにはとんでもない痛みを伴う事になるし」
神様「光の心と闇の心が混ざり合う際に意思を強く持って光を主とした心創りをせねばばらん」
神様「なぁに、そういった専門的な所はおって説明しよう、それに至ってシンプルじゃからな」
女「んで、触手・・・・・・この蛆虫以下のゴミクズが再び触手として生活するにはどうしたいいわけ」
神様「そうじゃな、まず天使に戻らなければならないから――」
神様「天使ちゃんと一発ヤッてくればいいかのう」
触手「それだけっすか・・・・・・了解・・・・・・」
触手「んなわけあるかー!!!!!!!!!!!!!!!!!」
女「あら五月蝿いゴミクズねぇ」
- 50 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/23(木) 15:34:20.23 ID:gZ5hSwJ6O
きた……ついにきたぞ
天使たんのエロが………
- 52 :VIPがお送りします [] :2009/07/23(木) 15:36:04.94 ID:IS4iUUQ50
神様「だって一番手っ取り早いのじゃよ」
神様「天使と契るとはそういう事じゃ」
触手「どういう事だよ、それに本人が了承する筈が無い・・・・・・」
女「まさか、彼女、ヤル気満々よ」
触手「どっからそんな自身が――」
天使「・・・・・・そういう事ならボクは構わないけどさ」
触手「いつの間に!?」
天使「あの子を魔法で回復させて家まで送って君の気配を辿ってきた」
神様「ほうほう、ほら、天使ちゃんも良いって言ってるし契ればいいじゃろう」
触手「他に方法は!?」
神様「天使を殺して、出血した大量の生き血を啜る事じゃな」
触手「・・・・・・うわあああ!!ヤればいいんでしょうヤれば!!!!」
触手「しかしなんでいつもこう言う展開になるかな・・・・・・」
女「この物語の黒幕の趣味に添って書いている物だしね、それに精液って案外価値ある物よ」
神様「そうじゃぞ!!そこらの金よりか宇宙が一千万個分あっても足りないくらい高嶺の花なのじゃ!!!」
- 53 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/23(木) 15:38:03.53 ID:6vj6UJ6H0
触手が光の力と闇の力を兼ね備えて最強に見える
- 54 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/23(木) 15:42:27.76 ID:eoPHM4joO
>>53
ブロント乙
- 55 :VIPがお送りします [] :2009/07/23(木) 15:48:01.09 ID:IS4iUUQ50
神様「何物にも変えがたい物!契り!!!」
神様「契りあう二人は愛を確かめ合い更なる高みを目指す!!」
神様「そして交わる自らの喜びの液は自身も分身と呼んでもいいじゃろう!!」
女「ようは、血を啜るより明らかに効率いいし、誰も嘆かなくてすむという事よ」
触手「・・・・・・わ、分かったよ・・・・・・」
神様「じゃがヤるにも条件があってのう、暫くお主は本来の姿で居るのは出来なくなるが」
神様「また淫魔としての生活を送る事になるがそれでいいかの?」
触手「りょ、了解・・・・・・」
神様「おうし!!それじゃぁ儀式を始めるぞい!!」
「ヘル!アンド!ヘヴン!!ゲムギルガンゴォーグフォー......」
神様「ウィィィィィタァァァァァ!!!」
神様は両拳を交差する形で握り、
一つとなった拳を触手の胸にぶつけた。
すると何かが自身から抜け落ちた感覚に陥る。
触手「こ、これは・・・・・・」
神様「そのまま淫魔の形状になってみぃ」
- 56 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/23(木) 15:51:53.11 ID:2Q7DMO+y0
何だ勇者王か
- 57 :VIPがお送りします [] :2009/07/23(木) 15:56:51.60 ID:IS4iUUQ50
触手は前までの自身の姿に戻る。
タコのようなイカのような黒い球状の物体。
だが地面に着いている部分には触手が何本も生えている。
目は一つ目。だがクリクリとしたその目はとても愛らしい。
触手「あれ?元の姿に戻れないぞ?」
神様「お主が完璧に灰色の天使になるまではその姿じゃ」
神様「そちらの姿の方が色々やりやすくてのう・・・・・・契りの時もじゃがな!フヒヒw」
天使「・・・・・・気持ち悪い」
触手「・・・・・・やっぱり?」
天使「いや!違うよ!!神様の笑い方がってだけで!!!」
天使「なんていうか、あれだね、タコさんウインナーみたいだな、黒い」
天使「可愛いよ。凄く」
触手「う、うれしくねー」
女「やはり貴方はそっちの方がペットとしてお似合いね」
触手「うっ・・・・・・」
神様「ほれ、早く混沌から開放されたくばヤッてきなさい」
女「私は家に帰ってるから感想聞かせなさいよ」
- 58 :VIPがお送りします [] :2009/07/23(木) 15:59:52.33 ID:eoPHM4joO
バブルスライム思い出した・・・触手無いのに・・・
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