■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その8
- 339 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]
:2009/12/29(火) 12:09:43.91 ID:2UAFZNgo
スタッ…
盗賊はロープを放し、合図を送る。
それに合わせ、三人がロープから地面に飛び降りる。
盗賊「…通路が…一つ」
召喚士「この下か……」
戦士「先頭は俺が行く…!」
召喚士「眼鏡さん!背後を…!」
眼鏡「うん」
ザッザッザッザッザ…
戦士「……明かりだ」
暗い道を抜けると、巨大な広間が出迎える。
盗賊「…!?」
目の前には鍛冶娘を抱えたリッチと巨大な石像が待ち構える。
召喚士「…石像…!?いや、土…か?」
眼鏡「……」
- 340 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 12:15:59.23 ID:2UAFZNgo
戦士「鍛冶娘っ!!」
リッチ「ご安心を…気を失っているだけデス」
リッチは鍛冶娘を上空に放り投げる。
途端に壁から土の蔓が伸び、鍛冶娘を壁に縛り付ける。
召喚士「…!!」
リッチ「人間共…。我が寝床を荒らしおって…」
盗賊「……」
リッチ「もういいデス。覚悟しなサイ」
リッチは両手を頭上へ高く掲げ、魔法を放つ。
黒い光が石像全体を包んでいく。
戦士「…な、何だ!?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…ズズッ…ビキィッ!!…
召喚士「せ、石像が…っ!!」
盗賊「…!!」
巨大な石像は目に光が宿り、右足を一歩前に進めた。
- 341 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 12:21:08.12 ID:2UAFZNgo
ズゥンッ!!…ドズウゥゥンッ!!
リッチ「スプリガン…始末しなサイ!!」
スプリガン「グオオアアァァァッ!!」
盗賊「来るぞっ!!」
スプリガンは巨大な剣をパーティーへ振り下ろす。
ゴアオッ!!……ズドオオォォンッ!!
戦士「…ちぃっ!!」
眼鏡「……凄いな!」
召喚士「……!!」
リッチ「フフフ!さぁ、死になサイ!!」
眼鏡「アイツは任せてくれっ!!」
タンッ!!
眼鏡は横に飛び、リッチの前へ回り込む。
リッチ「…!!」
眼鏡「さぁ…かかってくるがいい」
- 342 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 12:25:42.68 ID:2UAFZNgo
リッチ「何を勘違いしてイル?」
眼鏡「……」
リッチ「こんな満月の夜に…私の相手だと?」
眼鏡「……だから何だよ」
リッチ「…いちいち癇に障る奴デスね!!」
リッチが両手を突き出し、地面の土が隆起する。
眼鏡は突き出る土の針を左右にかわし、前進する。
ドズウウゥゥンッ!!
戦士「ど、どうすんだ!?」
盗賊「やるしかないっ!!」
盗賊は蜘蛛切を抜き、スプリガンの左足へ飛びかかる。
スプリガン「!?」
ヒュンッ!!…タッ…タタッ…
左足に乗った盗賊は、そのままスプリガンの脇腹を薙ぎ払う。
シュバッ!!……ギィン!!…パラパラッ…
- 343 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 12:58:27.52 ID:yD/L.q60
皆が嫌ってたDQNが一気に片付けられてるww
- 345 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 13:52:54.34 ID:2UAFZNgo
盗賊「!?」
召喚士「やはり…物理攻撃が効かない!?」
雷切を手に、戦士はスプリガンの足元までかける。
戦士「うおらぁっ!!」
ヒュンッ!!ガギィッ!!……ガカアァァッ!!
スプリガン「!!」
スプリガンの足に突き立てられた雷切から稲妻が発し、
スプリガンの右足から破片がパラパラと落ちる。
戦士「硬ってぇ!!大して効きやしねぇか…!」
召喚士「やはり…魔法がないと…っ!」
盗賊「…くっ!!」
戦士「盗賊!無理するなっ!一旦下がれ!!」
戦士の掛け声で、盗賊が後方に飛ぶ…。
スプリガンは背を曲げ、右腕の剣を強く握り締める。
召喚士「くそ…っ!!どうする…!?」
- 346 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 13:59:46.07 ID:2UAFZNgo
〜鍛冶屋の家〜
おかみ「もう明け方になっちまうよ…」
鍛冶屋「……」
おかみ「あの子も戦士くん達も一体どうしちまったんだろうね…」
鍛冶屋「…もう一回見てくるよ…っ!!」
おかみ「…!?」
鍛冶屋「次は鉱山の方へ行ってくる!」
おかみ「アンタ!?今日は満月なんだし…」
鍛冶屋「……レイピアを進めておいてくれ!」
おかみ「気をつけなよ…っ?」
鍛冶屋「うん。大丈夫大丈夫!無理はしないよ!」
鍛冶屋は荷物を担ぎ、剣を手に取る。
鍛冶屋「じゃ、行ってくる!」
テクテクテク…コンコン
鍛冶屋「…!?」
おかみ「…こんな時間に…誰だい?」
- 349 :パー速民がお送りします [] :2009/12/29(火) 14:07:36.05 ID:NkQSwUAO
この>>1はDQNに恨みでもあるのかと思うほど酷い死に方wwwwwwww
- 351 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 14:15:08.24 ID:e0UopAI0
眼鏡ってランキング何位くらいなんだろうな?
結構上位だろうことは間違いないかな
- 353 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 14:24:27.90 ID:2UAFZNgo
〜鉱山最下層〜
リッチ「人間のくせに…なんとすばしっこい…!」
眼鏡はリッチの繰り出す土の攻撃を縦横に飛び交わす。
リッチ「まるで獣のような動きデスね!まったく!!」
リッチは両手を掲げ、土の蔓を伸ばす。
ドドォンッ!!ベキベキベキィッ!!…
リッチ「さて…これなら…!!」
眼鏡「……」
眼鏡は左手で土の蔓を掴む。
ガシィッ…ボウンッ!!…ゴオオォォッ!!
リッチ「何…?何故…炎で土を燃やせるのデス!?」
眼鏡「…さぁね!」
ザシュッ!!…ポトポトッ…
眼鏡の剣先が、リッチの左肩を掠める。
リッチ「……何という…事デス!!」
- 354 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/29(火) 14:25:36.32 ID:2UAFZNgo
どうせ死ぬのでDQNにしたのです…すいません
別に恨みなんてありませんからね!
- 356 :パー速民がお送りします [] :2009/12/29(火) 14:41:49.18 ID:qVYPR2SO
メガネがベルセルクの細目に見える
- 359 :パー速民がお送りします [] :2009/12/29(火) 15:00:21.99 ID:NkQSwUAO
眼鏡はNURUPOのカブト臭がしてならなかったが、味方っぽくてよかった
- 360 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 15:03:42.22 ID:2UAFZNgo
眼鏡「もう諦めろ…女の子を離すんだ」
リッチ「そう!そうデス!あの生娘を殺…」
ガシッ!!……ズブゥッ!!
眼鏡「どこまで下衆なんだ…貴様は」
眼鏡は、左手でリッチの頭を掴むと、
右手の剣でリッチの腹部を付き刺した。
リッチ「…グブゥ…ッ!!」
眼鏡「……」
ドゥンッ!!…ゴオォォォッ
眼鏡の左手が激しく燃え上がり、リッチの頭部が炎に包まれる。
リッチ「…クッ…フフフ…!!」
眼鏡「…」
リッチ「ス…プリガン!!」
リッチが叫び、両手を広げると、周辺の土の蔓が消える。
蔓はリッチの体内へ吸い込まれ、両手が強く光る。
- 361 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 15:10:01.03 ID:2UAFZNgo
ドドオォンッ!!バシュウゥゥ…
リッチの両手から放たれた魔力が、スプリガンに降り注ぐ。
スプリガン「……ウオォ…ウオオアアァァッ!!」
戦士「な、何だ…っ!?」
盗賊「…っ!!」
魔力を浴びたスプリガンの体が大きく膨れ上がる。
召喚士「ま…まだ巨大化するのか…っ!?」
戦士「バケモノめ…!!」
スプリガン「ウアオオォォ…コ…ロス…!!」
スプリガンは背を伸ばし、天井へ向け咆哮する。
スプリガン「グオアアアァァァッ!!」
グラァッ……ガシィッ…
眼鏡は蔓から開放された鍛冶娘を両手で受け止める。
眼鏡「こっちは大丈夫!!」
召喚士「ありがとうございますっ!」
- 362 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 15:17:00.68 ID:2UAFZNgo
戦士「後は……コイツだけだっ!」
召喚士「倒せるのか…!?」
ザッ
眼鏡「無理…だろうね」
召喚士「!?」
眼鏡は鍛冶娘を横へ寝かせる。
眼鏡「あれは並大抵のものじゃ倒せないよ」
召喚士「眼鏡さんでも…無理ですか?」
眼鏡「無理だろうね」
眼鏡はスプリガンを見上げ、呟く。
タンッ!!
盗賊「…どうする?」
召喚士「退くしかないだろうね…」
眼鏡「賢明だ」
戦士「ちくしょう…仕方ねぇか…!」
- 363 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 15:23:00.45 ID:2UAFZNgo
ズズウゥンッ…
召喚士「!?」
スプリガン「……ウゥッ…フ…フフフ」
戦士「何っ!?」
突如スプリガンの左手から土の蔓が伸び、一同を襲う。
眼鏡「!!」
盗賊「…っ!?」
スプリガン「逃がす…わけ…ないじゃあ…ない…デスか!」
スプリガンは更に蔓を伸ばし、叫ぶ。
スプリガン「全員ここで…殺す!殺してやるっ!!」
盗賊が飛び、蔓の上をスプリガンめがけ走る。
タンッ!!タタタッ…
戦士「盗賊っ!!」
戦士も盗賊を追い、地面を蹴りスプリガンへ迫る。
スプリガン「……馬鹿デスね。死になサイ!!」
- 364 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 15:39:59.06 ID:L9lRvsDO
あれか、リッチが乗り移ったとかそういうのか。
- 365 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 15:42:10.61 ID:2UAFZNgo
フッ…
盗賊「!!」
突如、スプリガンの放つ無数の蔓が消える。
蔓の上にいた盗賊は、バランスを崩し、宙で体勢を整える。
スプリガン「…フ…フフ!!」
召喚士「盗賊さんっ!!」
スプリガンの左拳が、盗賊を襲う。
盗賊「くぅ…っ!!」
盗賊は腰から鎖を取り出し、左手に巻きつける。
ビュオッ…ジャラッ!!ジャラジャラ…
盗賊の鎖がスプリガンの左腕に巻きつき、
それを振り子に盗賊が拳を交わす。
スプリガン「まだ…まだぁ!!ウガアァァ!!」
スプリガンは左腕を払い、盗賊もろとも壁へ叩きつける。
ブンッ……ズドオオォォッ!!
- 369 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 15:47:59.94 ID:2UAFZNgo
戦士「盗賊っ!!」
盗賊「…く…くう…っ!!」
盗賊は壁に足を付け、蜘蛛切でスプリガンの左腕を支える。
召喚士「直撃は避けた!!」
戦士「おう!」
戦士が走り、スプリガンの背後に飛びかかる。
しかし、スプリガンは左腕を引き、右拳で盗賊を殴り潰した。
ブオォッ……ドゴオォッ!!…ベキベキッ…ズズウゥゥン…
召喚士「!?」
戦士「……と、盗賊…!?」
スプリガン「フフ…フフフフ!!」
パラパラッ…
スプリガンがゆっくりと右拳を引き抜く。
パラッ…カツン………ドサァ
盗賊は背中から、地面へと落ちた…。
- 371 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 15:53:09.31 ID:e0UopAI0
こんな時にユニコーン呼べない召喚士って…
- 374 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 15:56:54.36 ID:2UAFZNgo
戦士「う…ああぁっ!!」
ザシュッ!!バシュゥッ!!
スプリガン「フ…フフ無駄デス無駄デス…!!そんなものぉ!!」
バキィッ!!…
戦士「くっそ…っ!!」
タッ
眼鏡「怒りに任せて攻撃をするな!死ぬぞ!」
戦士「……す、すまん…っ!」
タタッ!!
召喚士「と、盗賊さん…っ!?」
盗賊「………」
召喚士「盗賊さん!盗賊さんっ!!」
召喚士は盗賊を抱きかかえ、声をかける。
盗賊「………」
召喚士「盗賊さんーっ!!」
- 375 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 15:58:26.63 ID:LX/ckgDO
へんじがない ただの…
魔道士ちゃん早くきてー!
- 376 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:03:41.45 ID:2UAFZNgo
召喚士は盗賊へ必死に声を掛け続ける。
召喚士「…嘘だ…嘘だろ…!?」
盗賊「………」
召喚士「そんな…っ…」
盗賊「………」
召喚士「……う…」
盗賊「………」
召喚士「うわあああぁぁぁ…っ!!」
盗賊「………」
召喚士「ユニコ…行けっ…ユニコー…」
シュイィィン
召喚士「……あ…え…っ?」
ユニコーン「……」
召喚士「ユ…ユニ…コーン…?」
ユニコーンの角が輝き出し、盗賊の身体を包み込む。
- 377 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 16:07:39.93 ID:L9lRvsDO
ユニたんきた!
盗賊ぅー!!
- 378 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:09:12.89 ID:2UAFZNgo
召喚士「な…んで…!?」
ユニコーン「……召喚士」
召喚士「……え?」
ユニコーン「……大きくなったな」
召喚士「…!?」
ユニコーン「……頑張れよ」
召喚士「な、何言って……」
ユニコーン「これからも……」
パアアァァッ………シュイイィィンッ…
ユニコーンは盗賊の治療を終えると、消えていった…。
召喚士「…はっ!……盗賊さん!?」
盗賊「……ぅ……っかは!!」
召喚士「良かった…っ!!本当に…!!」
盗賊は咳き込みながら目を開き、スプリガンを見つめる。
盗賊「………っ」
- 379 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 16:11:49.55 ID:IkepCB2o
ユニコーン「これからも…・・・童貞であり続けろ・・・・・・」
- 380 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:16:02.06 ID:2UAFZNgo
眼鏡「さぁ、退こう」
戦士「……盗賊!?」
召喚士「戦士!盗賊さんは無事だ!!」
戦士「!!……良かった」
眼鏡「さぁ、立てるかい?」
戦士は眼鏡の手を掴むと立ち上がり、出口へ向けて走る。
スプリガン「無理デス!逃げる事など不可能っ!許されぬ!!」
召喚士「!?くそ…っ!!」
戦士「伏せろっ!!」
スプリガンが出口に集まる一同めがけ、大剣を突き刺す。
眼鏡「……くっ!」
眼鏡が手を差し伸べ、炎を放つが無常にも掻き消される。
――「……撃ちますっ!!避けて下さいっ!!」
出口の奥から響く声に、全員が反応し、横へかわす。
その瞬間…出口より、巨大な氷の塊が、スプリガンの大剣を貫いた…。
- 381 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 16:20:06.41 ID:cKrVSoDO
>>379 いいとこなのに笑わせんなwwwwww
- 383 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 16:22:14.33 ID:cXZ6asDO
水忍「姫大丈夫でごさるか?」シュタ
- 385 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 16:23:30.44 ID:89tkXX.o
>>383
お呼びじゃねーよww
- 389 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:33:08.61 ID:2UAFZNgo
テクテクテク…
盗賊「…!!」
戦士「お…お前…!?」
召喚士「……ま…魔道士…さん!!」
ザッ!!
魔道士「お待たせしました…皆さんっ!」
タタッ!!
鍛冶屋「鍛冶娘!!」
鍛冶屋は倒れる鍛冶娘を抱える。
眼鏡「助かった…かな。さぁ、今のうちに!」
スプリガン「……何者デス…?」
魔道士「…皆さんの…仲間です!」
召喚士「魔道士さん…!」
魔道士は一瞬召喚士を見るが、再びスプリガンに目を向ける。
魔道士「やあぁっ!!」
- 390 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:37:21.95 ID:2UAFZNgo
ドドドオオォォンッ!!……ガキイィィィンッ!!
魔道士が再び、巨大な氷の塊をスプリガンへ放つ。
スプリガン「こ…これは…っ!?」
巨大な氷は、スプリガンの頭上から体を貫く。
スプリガン「…ぐうぅ…っ!!」
魔道士「まだまだっ!!」
ドドオオォォンッ!!…キイイィィンッ!!
鍛冶娘「……っう…!!」
鍛冶屋「……!!鍛冶娘っ!!」
鍛冶娘は目を開け、鍛冶屋の顔を見る。
鍛冶娘「お父…さん…?」
ドドオォォンッ!!…ギキイイィィンッ!!
鍛冶娘「…な、なに…が…!?」
鍛冶娘は魔道士とスプリガンを見つめる。
鍛冶娘「な…何?……す、凄い…!」
- 391 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 16:43:57.78 ID:e0UopAI0
パワーアップしてるのか?
- 392 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/29(火) 16:47:25.38 ID:LX/ckgDO
魔道士は迷いから精神的な部分が不安定で魔力が弱まってただけで
真の魔道士の魔力がこれさ、まだまだ強くなるがな
- 393 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:49:11.74 ID:2UAFZNgo
魔道士「やあっ!!」
ドドオオォォンッ!!…ギイイィィンッ!!……ガスゥッ!!
戦士「す…凄げぇな…!」
召喚士「威力が…桁違いに上がってる…!」
スプリガン「ぐうぅっ!!……身動き…が…っ!」
魔道士が連続で放つ巨大な氷の針が、スプリガンを貫き続ける。
眼鏡「今のうちに退くんだ」
召喚士「眼鏡さんは…!?」
眼鏡「ここで殿を務める。皆は今のうちに外へ!」
戦士「…大丈夫なのか?」
眼鏡「…た、多分…はは」
召喚士「残ります!」
眼鏡「他人まで巻き込むつもりかい?」
召喚士「!?」
召喚士は鍛冶屋と鍛冶娘を見つめる。
- 394 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:51:48.05 ID:2UAFZNgo
召喚士「魔道士さん!」
魔道士「は、はいっ!」
召喚士「ありがとう。行きましょう!」
戦士「盗賊、走れるか?」
盗賊「…うん、大丈夫」
鍛冶娘「……」
鍛冶屋「どうした?行くぞ?」
鍛冶娘「うん……」
タッタッタッタッタ…
召喚士「眼鏡さん!!」
眼鏡「…?」
召喚士「また…後で!必ず!!」
眼鏡「うん。ありがとう!」
召喚士は一礼し、走り去っていく。
眼鏡「………」
次へ 戻る 戻る 携 上へ