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白剣士「未来が平和なこと」
291 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:48:01 ID:wn55b8f6
 
――――それから2ヶ月。

"最悪"と呼ばれた大陸戦争は、完全に終結する。


星降は以後、軍事の保持を禁止され、完全に中央軍の目下に置かれることになった。
 

悠久王国は再び、悠久姫を"王女"として迎え入れ、

国民たちは行列を作り、王の死、側近たちの死を涙で見送った。


292 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:48:31 ID:wn55b8f6
 
星降を意のままに動かしてきた民軍准尉は掴まり、次元の狭間へと幽閉される。

裏切りと世界を破滅に導こうとした錬成師もまた、次元の狭間へと幽閉されることとなった。


そして、世界が落ち着きを取り戻してきた頃…


293 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:49:09 ID:wn55b8f6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【中央国・広場】 
 

ザワザワ…

アレガコンカイノ…セカイヲスクッタッテイウ…?

ヒメサマキレイ…


元帥「…諸君!この度の働き…ご苦労であった!!」


294 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:49:40 ID:wn55b8f6
 
白剣士「…」

悠久姫「…」

ナイト「…」

錬金学士「…」


元帥「特に、熟達騎士。君は、2度目だな」


295 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:50:11 ID:wn55b8f6
 
ナイト「はっ。一度受けた大陸名誉称に、名を恥じぬよう、日々努力を重ねてきました」

元帥「まことにご苦労であった。こうして再び、会いまみえて…本当に嬉しいぞ」

ナイト「勿体なきお言葉!」


元帥「軍の所属者として…、君には2階級特進。それと、"聖騎士"、パラディンの称号を与える!」

パラディン「…へ?」

元帥「聞こえなかったのか?聖騎士、だ」


パラディン「…ほ…、本当…ですか…」


296 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:50:45 ID:wn55b8f6
 
元帥「ここで冗談など言うものか」

パラディン「ありがとうございますっ!!!」


元帥「続いて、錬金学士くん。君は、色々とやってくれたからね」

錬金学士「うっ…」

元帥「だが、勇気を出し敵の陣地に赴き、その兵器を停止、破壊。それは充分、賞賛に値する」


錬金学士「ありがとうございます」


297 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:51:18 ID:wn55b8f6
 
元帥「君の所属は、開発部だったね。評判は聞いている。それを考慮し、大尉の階級、君の研究機関を設置しよう」

錬金学士「ぼ、僕の研究機関!?」

元帥「題材は自由だ。君が、今後"世界の為に"なる、いっそうの努力を期待する」

錬金学士「ありがとう…ございますっ!!」


元帥「元気がいいのはいいことだ…では、悠久国の…姫様」


298 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:51:53 ID:wn55b8f6
 
悠久姫「はいっ」

元帥「姫という立場、あ…失礼。今は王女でしたか」

悠久姫「そんな…姫と今も呼ばれているので…」

元帥「そうですか。では姫様。あなたは、姫という立場ながら、よく健闘をしてくれた」


悠久姫「当然のことです」


元帥「悠久王国を守れなかったこと、非常に申し訳なかった」

悠久姫「…仕方のないことです」


299 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:52:25 ID:wn55b8f6
 
元帥「今後、中央国、中央軍は悠久王国と対等な立場で見ていきたいと思っています」

悠久姫「…!」

元帥「まだ国内は揺れている。そこで、我が中央の優秀な部下を送って、安定するまで支援を行いましょう」

悠久姫「…助かります」


元帥「安定したら手を引きます。ぜひ、そこまでの面倒を見させていただく。もちろん、資金面もです」


悠久姫「本当に…ありがとうございます…!」


300 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:53:10 ID:wn55b8f6
 
元帥「最後に…白剣士。君は、あの英雄剣士殿の息子であると聞いた」


…ザワザワ…

国民「すげぇ…道理で…」

国民「英雄剣士の息子は、やっぱり俺たちの英雄だったんだ…」

国民「白剣士、万歳!」


301 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:53:46 ID:wn55b8f6
 
白剣士「…」

元帥「その行動力。その強さ。世界を守ろうとする、意思の強さ。何をとっても、素晴らしい」

白剣士「どうも」


元帥「本当は、軍に入ってもらえれば、いいポストを用意するのだが…君は不満なんだろう?」

白剣士「俺は軍に入るつもりはありませんから」

元帥「残念だ。それと…君には"3代目英雄剣士"の名をつけるのが相応しいと思っていた」


302 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:54:46 ID:wn55b8f6
 
国民「え、3代目?」
 
国民「ああ。あいつの親父は2代目で、確か、その親父も英雄と呼ばれた剣士なんだ」

国民「げげっ、マジで!?」

国民「もう5、60年前になるかな。魔王軍が攻めてきた時、魔王を倒したのがあいつの爺ちゃんだったはず」

国民「すげぇな…世界を守るためにいる一家じゃないか…」

ザワザワ…


元帥「英雄剣士の名。…それも、不服なのだろう?」


303 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:55:16 ID:wn55b8f6
 
白剣士「不服というか…、俺は親父を越えたつもりはありません」

元帥「ふむ」

白剣士「俺が英雄剣士と名乗るなら、それはきっと親父を越した時だと思っています」

元帥「…なるほど。君は、大した器だ」


白剣士「…」


元帥「今回は、大陸名誉賞の授与だけとする。だが、君が思わずとも…振り返ってみなさい」

白剣士「?」

…クルッ


304 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:55:46 ID:wn55b8f6
 
国民「うおー!英雄剣士!英雄剣士!」

国民「世界を平和にしてくれて、ありがとう〜!」

国民「今日の飯が旨いのは、お前らのおかげだーーー!」

国民「最高だ、あんたら!!」



元帥「世界は、君を"英雄"と、呼んでいるようだ」

白剣士「はは…」


305 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:56:29 ID:wn55b8f6
 
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306 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:56:59 ID:wn55b8f6
 
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――――【さらに、1年の月日が流れ】


白剣士「俺で、よかったのか?」

悠久王女「だから、何度も言ってるだろう。私は、白剣士じゃないと嫌なのだ」

白剣士「…そうか」


悠久王女「ほら、みんなに顔を出すのだ。お待ちかねじゃぞ」


白剣士「…だけどな、こんなんなるって聞いてないぞ!」


307 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:57:32 ID:wn55b8f6
 
ワァワァ!!…ザワザワ…!!

悠久民「王女様ー!早く顔を見せてください!」

悠久民「重大発表って聞いてます!何ですかぁぁ!?」

悠久民「王女様〜!」


白剣士「…何で、俺が…」ブツブツ
 
 
悠久王女「お主は、王女である私の…お…お、お、夫になる人物だぞ?」テレッ

白剣士「そ、そうだけどよ…いきなり王とか言われても…」


308 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:58:03 ID:wn55b8f6
 
悠久王女「大丈夫じゃ。白剣士」チュッ

白剣士「…」

悠久王女「お主なら、きっと。きっと、大丈夫じゃ」ニコッ

白剣士「…」

 
悠久王女「どうした英雄!その程度で怖気づくのか!」バンッ


白剣士「ちっ…上等だ!俺が世界最高の王だってこと、見せてやるよ!」


309 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:58:33 ID:wn55b8f6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

――光があれば、闇がある

表があれば裏がある

俺は、どっちかというと表舞台には"立てない"人間だった


まぁ…確かに普通に友人を作り、遊び、学校に通い、不自由が少ない生活を送ってたと思う


学校を卒業後、俺はのんびりと近くの店でバイトをして過ごし

それが当たり前の何もない日々…それが俺の日常だった


310 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:59:03 ID:wn55b8f6
 
―――バイトが終わると、考えるのは今日の夕食

そして明日のバイト

それが毎日毎日、明日も明後日も、ずっと続くのだろうと…


"思っていた"


311 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 10:59:38 ID:wn55b8f6
 
だが、その毎日は突然失われた。

そして、1人の乙女の明日が失われた。

やがて、世界は未来を失った。


俺は、俺を見つめてくれた人の為に、あれほど嫌いだった剣を握った


俺の毎日は失われても

その子の明日を、世界の未来を取り戻すために。


312 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:00:57 ID:wn55b8f6
 
気が付けば


世界は未来を取り戻した。


その子の明日が、取り戻せた。


人々の毎日を取り戻せた。


俺の日常は壊れてしまったけど、今のほうがよっぽどマシだ。


313 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:01:44 ID:wn55b8f6
 
だが、俺の戦いはまだまだ続くんだろう。

俺の大事な人の為に。

国の為に。世界の為に。


――――この道の続く先…未来の為に。


314 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:02:52 ID:wn55b8f6
 
【E N D】


318 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:08:23 ID:wn55b8f6
 
■あとがき

4部を終えて、5部の構想はまだ完全に確立しておりません。
その代わり、4部と同時にこっそり執筆していた、世界観は一緒なものの、繋がりが微妙にある新作を既に公開してあります。
(既に読んだ方はいるとは思いますが)

今回は冒険というより、1部(少年剣士編)のように、それぞれの人物を成長させる過程をメインにしました。
ですが、今までと比べるとやはり作品として別モノのようになっておりますね。
今回の作品だけ読んで頂いても、過去のものがどういう作品だったか、というのが分かるよう上手く出来たとは思います。

後半は失速気味だったかな?とも思いますが。

序盤と最後の書き部分が修正前のそのまま載せてしまい、相変わらずミスが多い仕様なのは自分でも笑ってしまいましたw
ですが、今回はそれも良さとして受け取っておこうかなと思います。

P,S
ちょっとした過去の話をアップし、完全に終了となります。


319 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:09:10 ID:wn55b8f6
 
■SPECIAL−EPISODE【白剣士の秘密】
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【13年前・北西部】


生徒A「やーい!化け物!」

生徒B「気持ち悪いんだよ!何だよその体!」

生徒C「本当に、あの英雄剣士の息子なの?」


白剣士「…」ブルブル


320 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:09:41 ID:wn55b8f6
 
生徒A「お?また怒って化け物になるの?」

生徒B「先生に言ってやるよ!なってみろよ!」ハハハ


白剣士「…」プイッ


生徒A「ははは、弱虫ー!」


タッタッタッタッタッタ…


321 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:10:11 ID:wn55b8f6
 
白剣士「…何だよ、何だよ…なんだよ!!」

…タッタッタッタ

白剣士「人のこと化け物化け物って…、俺だって…好きでこんなんなったんじゃ…!」グスッ


…ドンッ!!


男「うわっ!」

白剣士「いってぇ…」

男「すまなかったね、大丈夫かい?」


白剣士「…別に」


322 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:10:42 ID:wn55b8f6
 
男「…おや。泣いているのかい?」

白剣士「うっせぇ!放っとけ!」

男「…」

ゴソゴソ…スッ


男「顔を拭きなさい。折角の男前が、台無しですよ」ニコッ

白剣士「うっせぇ!バーカ!真っ赤なハンカチとか、気持ち悪いんだよ!」


…タッタッタッタ


男「はは、嫌われてしまいましたか」


323 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:11:12 ID:wn55b8f6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


白剣士「何だっつーんだよ…」

…エーン、ドコー…?


白剣士「ん?」

女の子「うぇえん…紳士…どこぉーー…?」

白剣士「おい、どうした」


女の子「…しんしと…はぐれちゃったの…」ヒクッ


324 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:11:46 ID:wn55b8f6
 
白剣士「紳士?」

女の子「うん…う…うわあああんっ!」

白剣士「うっせぇ!」


女の子「うぁぁぁんっ…」


白剣士「その辺の大人に聞けば大丈夫だろ。適当に聞いてみろ」

…タッタッタッタ


白剣士「…」チラッ
 
女の子「…ううう…」グスッ


白剣士「ちっ…」


325 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:12:21 ID:wn55b8f6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


女の子「ど、どこに行くの?」

白剣士「その紳士ってやつを一緒に探してやるよ!面倒くっせえな!」グイッ

女の子「ほ…本当に?」

白剣士「泣きたいのは俺のほうだっつーの…」


女の子「えへへ…ありがとう」


326 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:12:54 ID:wn55b8f6
 
白剣士「…で、どんなやつなんだ。その紳士ってのは」

女の子「えっとね、真っ黒な服を着てね…、白髪なのー」


白剣士「…ん?」


女の子「それで、いっつも赤いハンカチ持ってるの」

白剣士「んん…?」

女の子「そしてね、誰にでも優しいんだよ!」


白剣士「…さっきのヤツじゃねえか!」


327 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:13:24 ID:wn55b8f6
 
女の子「え?」

白剣士「さっさと行くぞ!さっきの場所なら、まだいるかもしれない!」

女の子「う、うん!」


タッタッタッタ…


白剣士「…」キョロキョロ

女の子「紳士…いないね…」

白剣士「さっきはこの辺にいたんだが…どこに行ったんだ」


328 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:13:54 ID:wn55b8f6
 
女の子「紳士、私を残してどっかいっちゃたのかな…」グスッ

白剣士「…げ」

女の子「う、うぇえええんっ!」


白剣士「うっせええ!あー…もう、ほら!」

ゴソゴソ…スッ


女の子「…?」

白剣士「チョコレート。舐めろ。甘くて、旨いぞ」


329 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:14:30 ID:wn55b8f6
 
女の子「…」ヒクッ

…ガサガサ…パクッ…


白剣士「…どうだ?」

女の子「甘い…」

白剣士「だろ?少し落ち着いたか?」

女の子「うん、ありがとう、お兄ちゃん」ニコッ


白剣士「気にすんな」


330 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:15:00 ID:wn55b8f6
 
…タッタッタッタッタ!!

紳士「いたぁぁ!お嬢様!!」

女の子「あ、紳士ぃ!」


白剣士「無事会えたみたいだな」


紳士「あなたはさっきの…」

白剣士「ども」


女の子「このお兄ちゃんに、一緒に紳士を探してもらったの!」


331 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:15:32 ID:wn55b8f6
 
紳士「それはそれは…。お礼をしなければ…」

白剣士「いらねえよ!」

紳士「しかし…」

白剣士「別に会えたなら良かったよ。じゃ、俺はこれで」


タッタッタッタッタ…


332 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:16:04 ID:wn55b8f6
 
女の子「行っちゃった…」

紳士「気持ちのいい子でしたね」

女の子「…また、会えるかなぁ?」

紳士「えぇ。いつか、必ず」


女の子「そういえば、紳士、もうすぐお父様からしょーしん?されるんだよね?」

紳士「昇進ですね。はい、王に認められ、私は"側近"に昇進です」ニコッ

女の子「今まで通り遊べる?」


333 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:16:35 ID:wn55b8f6
 
紳士「遊べます。それと、もうすぐ貴方と同じ歳の女の子が、お城に来るんですよ」

女の子「えーっ、本当!」

紳士「はい」

女の子「お友達になれるかなぁ?」


紳士「お嬢様なら、きっと大丈夫ですよ」


女の子「うん!」

紳士「それじゃ、帰りましょう。久々の旅行、楽しかったですよ」

女の子「お父様とお母様に、お土産買って帰るんだ…!」


334 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/10/01(火) 11:17:06 ID:wn55b8f6
 
紳士「…夕焼けが、きれいですね」

女の子「あの子も、この夕焼け…見てるのかなぁ」

紳士「…そうでしょうね。それでは、行きましょうか」


女の子「うん、かえろっ!」


 
………

【E N D】


335 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/10/01(火) 11:17:45 ID:wn55b8f6
これで今回は終了になります。
本当に、読んでくださった方、コメントを下さった方々、心より感謝致します。
ありがとうございました。


336 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/10/01(火) 12:27:16 ID:iH1fLtYU
乙!


337 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/10/01(火) 12:42:07 ID:5sr.6SgM


幼剣士が聖剣士で童子騎士が聖騎士か
そういえば今回もめがね魔道くんの出番なかったな


338 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/10/01(火) 16:17:07 ID:Xew7BytI

今回も面白かった


339 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/10/08(火) 13:47:05 ID:/u/q3ZiU
おつ!

つぎ話は竜騎士のssが終わったあとぐらいになるんですか?


340 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/10/09(水) 10:35:42 ID:DTFm/z9.
>>339
こちら側はまだ未定です…。
一応構想自体はあるのですが、始める時はスレが残っていれば告知致します。
お言葉、感謝します。


342 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/10/16(水) 00:48:59 ID:SMonHzZY
ありがとうございます。
剣士シリーズの続編ではございませんが、
一応の繋ぎの作品としてやや短め予定の新作を開始したのでお知らせしておきます。


勇者「時空に飛ばされたら魔王がアパートに住んでいた」

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1381850994/l50


344 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/10/23(水) 23:25:35 ID:DZucVkZM
向こうも終わりましたね〜。
次はこっちかな?


345 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/10/25(金) 22:59:21 ID:Tiz1KjWI
竜騎士編を目にしていただいた方へ、
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1382707710/l50
竜騎士「孤島に残されサバイバル生活」を開始致しました。


>>344
現在、こちらの公開は未定ですが、
構想もまとまり、近々新作として出す予定はあります。
もし、また目を通されたなら、その時は宜しくお願い致します。


348 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/09(土) 21:18:34 ID:so2HniNw
長らくお待たせ致しました。

真剣士「英雄の…血…?」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1383997828/

剣士シリーズの新作が始動致しました事を報告いたします。


349 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/10(日) 20:52:29 ID:kJ0mYrsA

【簡易 相関図】

■初代英雄剣士―【結婚】―英雄魔法使い

《息子》

■少年剣士(青年剣士/2代目英雄剣士)―【結婚】―幼馴染(魔法使い)

《息子》

■白剣士(3代目英雄剣士)―【結婚】―悠久姫


■少年剣士(青年剣士/2代目英雄剣士)

《義弟》

幼剣士(聖剣士)―【結婚】―吟遊詩人


■冒剣士―【?】―女メイジ



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