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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その16
388 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:17:42.88 ID:YpfvEgco
〜西方司令部、西側〜

ザザッ

女隊員「依然…動きはないッスね…」

副隊長「……」

隊長「まずは相手の目的をあきらかにしたい」

副隊長「ええ…っ。その為にはもう少し間合いを詰めなくては…」

男隊員「かといってよぉ…近づきゃ取り憑かれる可能性も…」

隊長「本隊との呼吸を合わせるぞ」

女隊員「えーっと…つまり……」

隊長「あっちの総攻撃開始と同時に…間合いを詰める!」

副隊長「名案です。上空の者も注意が余所へ向かいますしね…」

隊長「その間は徐々に接近しながら伏兵、増援の有無を確認」

男「おうっす!!」

隊長「他にも不審物がないか…目を光らせろ!行くぞっ!!」

女隊員「はいッス!!」


389 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:18:36.66 ID:YpfvEgco
〜西方司令部、南側〜

伝令「……との事にございます!」

西方参謀「ご苦労……ひっく…っ」

西方副司令「総動員…ね」

西方参謀「そうでもしなきゃアレは無理だろうよ…」

西方参謀は対峙するアカ・マナフを指差し、腰にした瓢箪を口元へ運ぶ。

ゴキュッゴキュッ…

西方参謀「ぷはぁ…。ういっく……この中で…合体魔法の出来る者は?」

数名の魔道兵が西方参謀の前へと並ぶ。

魔道士「あ……はいっ!」

ウィッチ「はいでございます!」

西方参謀「アンタら二人もか…。若けぇのに…ようやるわな」

西方副司令「他の者は弓兵とツーマンセルを組み、付加へ備えよ」

魔道兵「ははっ!!」

残りの魔道兵達が弓兵と合流し、二人一組の態勢を整える。


390 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:19:21.84 ID:YpfvEgco
西方参謀「まずは手始めに……火と風でいってみようかね」

魔道士「はいっ!!」

ウィッチ「かしこまりましたでございますっ!」

西方副司令「弓隊……構えっ!!」

ググッ

西方参謀「そのまま待機してろよぉ…?よーし…行くぜぇ」

魔道士「…いつでもっ!」

西方参謀「魔道隊……二行合体…撃てぇ!!」

魔道士「やあぁっ!!」

ウィッチ「いっけぇでございますーっ!」

ドドドドドドオオォォンッ!!

炎を纏った螺旋状の風が、龍の如く上空を縦横無尽に突き進む。

無数のそれは、たった一匹上空に存在するアカ・マナフの元めがけ一斉に迫る。

アカ・マナフ「……」

西方参謀「何…っ!?」


391 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:21:21.22 ID:YpfvEgco
ゴアオオォォオッ!!…ドシュウウゥゥ…

その悉くを、アカ・マナフはいとも平然と素早くかわす。

西方副司令「駄目っ!避けられた!?」

魔道士「く…っ!!」

ゴオオォォ!!

アカ・マナフ「……っ!!」

そのうちの一つが、急激に方向を変え、アカ・マナフの左肩を捉える。

ボシュウウゥゥ!!

魔道兵「一つ命中!!」

西方副司令「ダ…ダメージは!?」

西方参謀「……ないみてぇだな。…だが」

アカ・マナフ「……」

ゾクゥ…

西方参謀「…っ!!」

西方副司令「っ!!」


392 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:22:28.15 ID:YpfvEgco
西方参謀「弓隊、斉射ぁーっ!!」

弓兵「射てぇーっ!!」

ドシュシュシュシュッ!!

西方副司令「総員退避ーっ!!」

ババッ!!

火や氷を纏った無数の矢は、先程と同様にもやの中へと吸収されていく。

もやではない一部分。左肩を見つめ、アカ・マナフはぽつりと呟く。

アカ・マナフ「……あの……小娘か」

ジロッ

魔道士「…っ!」

西方参謀「もっと退がれ!奴から見えるぞ!」

魔道士「は、はいっ!!」

タタッ

魔道兵「やはり……駄目か…っ」

西方副司令「いえ…。そうでもないわよ」


393 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:23:32.34 ID:YpfvEgco
ウィッチ「……?」

西方参謀「微動だにしなかった敵さんが…初めて動きやがった」

魔道士「あ…っ!!」

西方参謀(それに…奴の肩を捉えた一撃…。明らかにもやの形状にはなっていなかった…)

魔道士「じゃあ…合体魔法を続けていれば…倒せますかね!?」

西方副司令「どうかしらね…。ダメージはないように見えるけど…」

西方参謀「どうも合体魔法はお嫌いのようだな…うぃっく…」

魔道兵「どうします!?」

西方参謀「…んじゃあお次は、氷と雷…いってみようか」

魔道士「はいっ!」

ウィッチ「氷と…雷ですか…!?」

西方参謀「あん…?」

魔道士「ウィッチちゃん?」

ウィッチ「あ…あの私、火と木と…土しか出来ないでござおまして…その…」

西方副司令「そうだったの…。構わないわよ、下がっていて」


394 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:25:07.14 ID:YpfvEgco
ウィッチ「ごめんなさいで…ございます」

西方参謀「気にするな。何かあったら土での補助を頼むぞ!」

ウィッチ「はいでございます!!」

西方参謀(まぁ…この年ぐれぇなら、普通はこんなモンだ)

魔道士「……もっと……もっと魔力を…っ」

チラッ

西方参謀(この娘…何モンだ…?)

西方副司令「弓隊!もう一度行くわよ?…構えてっ!!」

ジャキッ…ググッ……

西方参謀「次は同時にいくぞ。前列の弓隊のみ一斉射撃」

弓兵「はいっ!!」

西方参謀「同時に魔法をブチこんでやれぃ!ひっく…」

魔道士「……はい!」

西方参謀「後列の弓隊は、攻撃後の目くらましだ!いいな!?」

弓兵「了解っ!!」


396 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:27:12.32 ID:YpfvEgco
ザッ…

西方副司令「準備完了…っ」

西方参謀「……撃てぇ!!」

弓兵「っりゃああぁぁ!!」

バシュシュシュシュ!!…ヒュオオォォ…

西方参謀「魔道隊!続けえぇ!!」

魔道士「撃ちますっ!!」

ドドドドオオォォンッ!!

先程とはうって変わり、無数の矢と氷の雷が一直線に魔物めがけて空を切り裂く。

西方参謀「さぁ…どう出る?敵さん…っ!」

アカ・マナフ「…………」

ゴオオォォ!!

アカ・マナフ「……」

シュウウゥゥ…

西方副司令「……!?」


397 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 12:42:18.24 ID:YpfvEgco
アカ・マナフの全身は黒いもやへと変わり、その場より姿を消す。

魔道士「き…消え…た!?」

西方参謀「くそぉ!!しまった…!!」

西方副司令「目標消失っ!!退がるわよっ!!」

魔道士「は、はいっ!!」

ダダッ

西方参謀「まさか……消えやがるとはな…っ」

西方副司令「どう…見る?」

西方参謀「逃げてくれてりゃ万々歳だが…それはねーだろうなぁ…」

西方副司令「……」

伝令「本隊到着致しました!!」

西方副司令「とにかく…態勢を立て直すわよ!」

西方参謀「ああ…」

タッタッタッタ…

上空の魔物が姿を消した中、ようやく二つの隊が合流した。


398 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 12:43:06.75 ID:UTRuxlEo
魔道士が危ない!?


399 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 13:04:58.74 ID:B7hmv7I0
まどうし ちゅっちゅ の ほうそく が みだれる!


400 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 13:24:01.32 ID:s9r7Z7ko
まさか・・・魔道士の体をのっとってあんなことやこんなことを!


403 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 21:55:52.47 ID:BuUN7QSO
アカ・マナフ「神クラスと残念なおっぱいの可愛い娘ちゃんが一緒に風呂に入る、と聞いて飛んできましたwwwwwwwwww」


404 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 22:04:19.74 ID:ByeWqUAO
携帯でもあぷろだ見れるんだな!てかすげえwwwwww
上位ランカーとか軍の人ら見てみたいな。イメージはあるけど絵心はないwwww


405 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:29:07.90 ID:YpfvEgco
エリート「何だとぉ…!?」

西方副司令「申し訳ありません……」

皇太子「構わぬ。攻めた結果だ」

神官「いかが…します?」

皇太子「…どう見る?」

神官「退却したとは思えません。おそらく何処かに潜んでいるはず…」

エリート「同意です。まずはその所在を突き止めるのが先決かと…」

皇太子「…だな」

戦士「でもよ…どうやって……」

召喚士「俺達の出番…ですね?」

皇太子「ああ…。頼む」

青年兵「……お任せ下さい」

サモナー「どこまで…やれるか…っ」

神官「……行きましょうか」

召喚士「……はいっ!」


406 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:29:51.32 ID:YpfvEgco
〜西方司令部、西側〜

男隊員「畜生っ!どうなってやがんだよっ!?」

女隊員「魔物の行方は依然不明ッス!」

隊長「くっそぉ…。一旦司令部へ戻るか…!?」

副隊長「それは逆に危険なのでは…?」

隊長「そう…か?」

副隊長「出方が分からぬ以上、動くのは得策でないと考えます」

隊長「……」

女隊員「珍しいッスね」

副隊長「え…?」

隊長「お前にしちゃアグレッシブな作戦だ!悪くねぇ!」

男隊員「そんじゃ、このまま進みましょうや!ヒャハハ!」

副隊長「しかし油断は禁物……」

前方の三人を見ていた副隊長の目。それは更に背後のもやへと移り変わる。

隊長「――っ!?」


407 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:30:26.49 ID:YpfvEgco
ブシュウウゥゥ…

もやの一部が瞬く間に人型の魔物へと姿を変える。

男隊員「しま…っ……」

アカ・マナフ「……」

魔物は組んだ両腕をほどき、前方へと突き出す。

その背後より発せられたもやが男隊員と女隊員の身体を包む。

女隊員「くぅ…っ!!」

隊長「下がれーっ!!」

ババッ!!

アカ・マナフ「……ふー」

やがてもやは晴れ、四人と匹の姿が再びその場へと現れる。

シュウウゥゥ…

隊長「全員…無事…か…?」

ウウゥゥ…

男隊員「……無事です!隊長!!クククッ!!」


408 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:31:50.02 ID:YpfvEgco
隊長「!?」

女隊員「問題ありません!」

副隊長「大丈夫です!」

隊長(コイツら…口調が…っ!?)

ブンッ!!

隊長「!?」

突如、剣を振るう男隊員。その一撃を隊長は身体を仰け反らせかわす。

隊長(……ちっ、やられたか…!!)

ザッザッザ…

アカ・マナフ(一人失敗…したか)

隊長「分が悪すぎる……」

ダンッ!!

副隊長「逃がしませんよっ!!」

ギィンッ!!

隊長「く…っ…!!」


409 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:32:51.26 ID:YpfvEgco
女隊員「司令部へ行く気ですね…」

男隊員「ならば…我らが先に行ってましょう!」

タンッ!!

隊長「待て…っ!!」

チュインッ!!…ブオッ!!

副隊長「貴方の相手は……私ですよ」

隊長「……メンドくせぇ…っ」

剣を交差させ対峙する副隊長の背後に立つアカ・マナフ。

その姿を隊長は睨みつけるようにじっと見つめる。

隊長「……」

アカ・マナフ「……」

スッ

隊長「!?」

その視線を感じたのか、アカ・マナフは手を振るような仕草を見せ、

再びもやの中にその姿を消し去った。


410 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:33:49.73 ID:YpfvEgco
〜西方司令部、南側〜

召喚士「行けっ!コカトリス!!」

青年兵「出でよっ!ワイバーン!!」

シュイィィン…

召喚士「まずは俺ら二人で探索を行います!」

エリート「頼む」

博士「おそらく島の北側にはいないはずなのら」

召喚士「コカトリス、司令部の西側を調べてくれ」

コカトリス「……分かった」

青年兵「……ワイバーンは東側を…!」

ワイバーン「……ああ」

盗賊「!?」

召喚士「せ…青年兵…くん!?」

青年兵「青龍先生には…内緒にしておいて下さいね…っ」

戦士「は…はははっ!」


411 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:35:24.99 ID:YpfvEgco
青年兵は苦笑し、ワイバーンを上空へと促す。

同時にコカトリスも羽ばたき、二匹の召喚獣は上空を旋回した後、東西へと散る。

サモナー「これで何か掴めればいいが…」

神官「ええ…」

皇太子「今のうちに布陣するぞ」

エリート「前衛組は……」

戦士「…おう」

エリート「お二人と…魔道士さん、ウィッチさんは西門をお願いします」

盗賊「……任せろ」

魔道士「頑張ろ?ウィッチちゃん!」

ウィッチ「はいでございますっ!」

エリート「私と西方司令…副司令、参謀は南門を…」

西方司令「はあぁ…お役に立てるかどうか…。あわわ…」

西方副司令「立てるか、じゃなくて立つのよ」

西方参謀「…マズイな。酒が切れちまった…ういっく」


412 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:36:52.29 ID:YpfvEgco
皇太子「召喚士の諸君は私とここで待機。以上で良いな?」

エリート「弓兵、魔道兵は殿下の護衛を務めよ」

弓兵「了解です!」

博士「うむ!……完璧なのら!」

助手「我らももう少し…何か手掛かりになるものを調べましょう」

皇太子「では各自……配備!」

戦士「行くぞっ!」

盗賊「…ん」

召喚士「頑張って!!」

魔道士「はいっ!行ってきます!!」

タッタッタッタッタ…

エリート「司令…。得物はそれ…ですか?」

西方司令「はい…。私めがこのようなもの…申し訳ありません…」

エリート(ツヴァイハンダー……?)

西方司令は巨大な両手剣を担ぎ上げ、南門へと向かう。


413 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:38:09.01 ID:YpfvEgco
〜西方司令部、西側〜

チュインッ!!…キィンキィンッ!!

隊長「くっそぉ…!目ぇ覚ましやがれってん…だっ!!」

バキィッ!!…ザシャアァッ

副隊長「……くっ!」

隊長「しばらくそこで寝てな!」

ダッ!!…タッタッタッタッタ

隊長(司令部の奴らがあの二人と今、鉢合わせたら…ヤベェな…!)

タッタッタ…バッ!!

隊長「……間に合って…くれよっ!」

司令部めがけ走る、隊長の前方上空より、見覚えのある召喚獣が姿を現す。

バサァッ……ゴウッ!!

隊長(朱雀先生の…コカトリスか。おおかた探索ってとこか)

上空を過ぎ去るコカトリスに向け、隊長は大声で叫ぶ。

隊長「奴はこの先にいた!今はもういねぇ!移動した可能性が高いぞっ!」


414 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 22:38:46.30 ID:UTRuxlEo
もう全てが伏線に見えてしまう…
まさか天才の!?みたいな…


415 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:39:11.05 ID:YpfvEgco
〜西方司令部、西門〜

タッタッタッタ…

戦士「こkは俺らに任せろ!」

門兵「お、お願い致します!」

門兵達は敬礼し、急ぎ足で司令部内へと退却を始める。

ザシャアァッ

戦士「こっから先は…誰だろうが通さねぇぜ!」

手にした戟を頭上で振り回し、それを両手で構え、門の前に立つ戦士。

テクテクテク…チャキッ

盗賊「……」

ゆっくりとその背後に、盗賊が蜘蛛切を抜刀し、添うように並ぶ。

魔道士「私は付加をメインに行うから、ウィッチちゃんは補助をお願いっ!」

ウィッチ「は、はいでございます!」

まもなく四人の元に、二人の見覚えある男女が武器を手に歩き近づく。

戦士「……?」


416 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:40:24.71 ID:YpfvEgco
ザッザッザッザッザ…

魔道士「男隊員さん…女隊員さん…?」

戦士「なんだ、ご帰還か。様子はどうだい?」

男隊員「特に問題ないよ…。ククッ!」

女隊員「ええ…。万事安泰よ」

戦士「!?……そ、そっか…」

盗賊「……待て」

戦士「…?」

盗賊「…何か…不自然だ」

戦士「……ああ、俺もそう感じたところだ」

盗賊「……憑かれたか」

魔道士「え…っ!?」

ザッザッザ…

戦士「武器をしまって…そこで止まりな」

男隊員「……」


417 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/06/27(日) 22:46:32.95 ID:YpfvEgco
>>398-403
なぜここでサービスシーンの流れ…っ!?

>>404
おぉ、それは見てみたいですねー!

>>414
適当に盛り込んでおくと、あとで適当に繋がるんですよ。ふふっ
なので適当な感じで適当に解釈しちゃって下さい!


419 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 23:20:02.60 ID:BuUN7QSO
>>1乙ぅ!

西方司令「あああ、こんな私の奥義ですが…テメェの顔は見飽きたぜ。奥義!ファイナリティブr…」


420 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/27(日) 23:25:50.36 ID:aXl3/aQo
なんというOVER KILLフラグ


421 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/28(月) 03:26:21.01 ID:W9yAFsAO
日本語でこk


426 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/28(月) 16:05:10.04 ID:kWe/p1Mo
ザッザッザ…

戦士「聞こえねーのか…?止まれっ!」

ザッザッ…ザ…ザザッ…タッタッタ…

戦士「ち…っ。盗賊!そっちの女を頼む!」

盗賊「あぁ!」

戦士の叫び声とともに、男隊員、女隊員が一斉に飛びかかる。

バッ!!…キイィンッ!!

女隊員の小剣を、正面より蜘蛛切にて受け止める盗賊。

その真横では、戦士の戟が男隊員の剣を柄で受け止め、押し返す。

ギィンッ!!…ググッ……バッ

盗賊「……」

魔道士「ど、どうするんですか…っ!?」

戦士「さーて……どうしようかねぇ…」

男隊員「……」

戦士は下唇を舐めると、再びゆっくりと戟を構え直した。


427 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/28(月) 16:06:26.85 ID:kWe/p1Mo
ドシュウウゥゥ…

コカトリス(……若干の気配が残っている)

バサァ

コカトリス(…南…か?)

コカトリスは大きく旋回し、司令部の南側へと方向を変える。



バシュウゥゥ…バサッ…バサッ…

青年兵「おかえり。どう…?」

ワイバーン「姿はおろか、それらしき気配も見えぬな…」

一同は沈痛な面持ちで、召喚獣と主のやり取りに耳を傾ける。

皇太子「北と東でないとすれば……」

神官「西か…はたまた南、か」

召喚士「……」

サモナー「コカトリスの帰還を待ちましょう」

召喚士「ええ…っ」


428 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/28(月) 16:07:13.21 ID:kWe/p1Mo
〜西方司令部、西門〜

キィンッ!!…ガキイィッ!!

戦士「…ぬ…ぐぅ…っ!」

男隊員「……」

バシィッ!!…ズシャッ

戦士「はぁ…はぁ…。簡単にゃ…いかねぇな!」

盗賊「…ああ」

ザッザッザ…

女隊員「……」

男隊員「……」

盗賊「…なんとか…動きを封じよう」

戦士「…どうやって?」

盗賊「……」

戦士「…はぁ。参ったな」

戦士と盗賊の懸念をお構いなしに、隊員二人は攻撃を再開する。


429 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/28(月) 16:07:46.81 ID:kWe/p1Mo
バッ!!…ヒュオッ!!

戦士「く…っ!!」

男隊員「らあぁ!!」

女隊員「たあっ!!」

ドドオォンッ!!

戦士「魔法っ!?」

男隊員の発する炎を、戦士は左手を前へ出し、盾で素早く防ぐ。

盗賊「く……っ!!」

ゴオオォォッ!!

盗賊は跳躍し、上空で大きく身を捻り、女隊員の放つ突風を回避する。

盗賊「避けろっ!」

ウィッチ「っ!!」

魔道士「やあぁっ!」

ドドオォンッ!!…ボゴオォッ!!

矛先をウィッチへと変えた突風は、魔道士の放った土の壁に遮られ消滅する。


430 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/06/28(月) 16:08:48.28 ID:kWe/p1Mo
ウィッチ「ご、ごめんなさいです…っ」

魔道士「ううんっ、大丈夫!」

戦士「魔道士!」

魔道士「はいっ!」

戦士「魔法が来たら相殺してくれ!」

魔道士「…分かりました!」

戦士「多少荒くても…なんとか食い止めるぞ!」

盗賊「…ん」

戦士「……人間相手、やり辛れぇよな…」

戦士は戟先を見つめ、問いかけるように呟く。

戦士「ふーっ…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

男隊員「…!?」

盗賊(なんという…威圧…っ!)

戦士「悪いが…手は抜かねぇぞ!!」



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