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少女「私、幽霊なんです」 少年「…」スルー
- 1 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2013/07/28(日) 06:51:13.18 ID:Iw1uGde00
少女「素通りしないでくださいよ!!」
少年「じゃあどうしろと…」
少女「ちゃんと反応してください」
少年「はぁ…」
少女「もう一度言います。私、幽霊なんです」
少年「そうかそうか。すごいね」スタスタ
少女「むっ…」ガシッ
少年「うわっ、引っ張るなっ!!」
少女「…」ムスッ
少年「な、何だよ」
少女「…」ジー
少年「…もしかして構ってほしいのか?」
少女「そ、それは…」
- 3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 06:54:51.07 ID:Iw1uGde00
少年「…」
少女「…」
少年「…隙ありっ」スカートメクリ
少女「―――ッ!!」パシンッ
少年「イテッ」
少女「何するんですか変態っ!!」
少年「あーうん…ごめん」
少女「…」ムスッ
少年「んじゃあな」スタスタ
少女「…」ガシッ
少年「ッ!!」
少女「…」ジー
少年「あの…俺に何か用?」
- 4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 06:56:23.12 ID:h9q0TolW0
パンツはまだ脱ぐの早い?
- 5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 06:57:18.89 ID:Iw1uGde00
少女「………ぉ」ボソ
少年「お?」
少女「お腹が空きました」
少年「…何だって?」
少女「何か食べ物くれないと呪い殺しますよ」
少年「…帰っていいか?」
少女「ダメです」ガシッ
少年「チッ」
少女「…」ジー
少年 (面倒くせぇ…)
- 6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 06:59:34.88 ID:Iw1uGde00
少年「…」
少女「…」
少年「じゃ、じゃあさ…」
少女「?」
少年「…俺ん家すぐ近くだし何か食って行くか?」
少女「え、いいんですか?」
少年「別に大丈夫だけど」
少女「じゃあ…お願いします」
少年「あ、ああ」
- 7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:02:23.35 ID:Iw1uGde00
少年の自宅にて―――
少女「…」パクパク
少年「お前よく食べるな」
少女「朝から何にも食べてなかったので」パクパク
少年「そりゃあ腹減るわけだ」
少女「…」パクパク
少年「…」
少女「ごちそうさまでした」
少年「はいよ。早速だが質問いいか?」
少女「どうぞ」
- 8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:03:08.55 ID:J4qdsMeKT
さっさと置かせ
- 9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:04:25.37 ID:Iw1uGde00
少年「さっき言ってた幽霊だってのはどういう意味だ?」
少女「幽霊は幽霊です」
少年「嘘つけ。チャーハンを貪り食う幽霊がいてたまるか」
少女「ゆ、幽霊だってお腹が減るものなんです」
少年「はいはい。嘘乙」
少女「むっ…」
少年「な、何だよ?」
少女「…」ムスッ
ガチャ
妹「ただいまー…ぁぁァおェ!?」
- 10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:08:53.49 ID:Iw1uGde00
妹「お、お兄ちゃん!!ど、ど、ど、どうして見るからに年下の女の子を自宅に連れ込んでるの!?しかもめっちゃ可愛いし!!」
少年「今取り込んでるから騒ぐなら二階で騒いでくれ」
妹「邪魔をするなと!?そ、そ、それってつまりそ、そーゆーことなのお兄ちゃん!?」
少女「ふぇ!?」
少年「落ち着け妹」
妹「信じてたのに…お兄ちゃんなら魔法使いになれるって、私信じてたのに…」
少年「おい」
少女「あ、あの!!」
妹「な、何ですか!?」
少女「実はですね…」
- 11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:10:42.73 ID:Iw1uGde00
妹「ほぅほぅ。つまりお兄ちゃんの彼女ではないと?」
少年「違ぇよ…」
妹「本当にぃ?」
少年「う、嘘じゃないぞ」
妹「怪しいなぁ…」
少年「マジだって。なぁ…あれ?」
少女「?」
少年「そいうやお前…名前は?」
少女「あ、まだ言ってませんでしたね。私の名前は少女っていいます」
少年「少女…か。俺は少年だ」
少女「分かりました。少年さんって呼ばせてもらいますね」
少年「じゃあ俺は少女で」
妹「私のことは妹って呼んでねー」
少女「妹さんですね。了解です」
- 12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:12:31.47 ID:Iw1uGde00
少年「つーか妹。お前何で外出してたんだ?」
妹「ほ、本屋でさんこーしょを買いに行ってたんだよ」
少年「嘘だな。どうせまた漫画でも買ってきたんだろ」
妹「な、何故分かった!?」
少年「お前はいい加減自分が受験生だということを自覚しとけ」
妹「ジュ、ジュケンセイ?」
少年「とぼけんな」
妹「だって勉強ばっかりで頭おかしくなっちゃいそうなんだもん」
少年「いや、言うほど勉強してないだろ」
妹「し、してるってば〜」
少女「…」
- 13 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:13:31.30 ID:WTaXtmQh0
こんな妹欲しいな
- 14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:15:13.46 ID:Iw1uGde00
妹「あ、そうだ!」
少年「どうした妹?」
妹「じゃあさじゃあさ。せっかくだし皆でテレビゲームやらない?」
少年「妹、人の話聞いてた?」
少女「ゲーム…ですか?」
妹「いいじゃん。マリカでもやろうよ」
少年「マリカって…お前は小学生かよ」
妹「中三だもんっ」
少年「尚、胸は正真正銘小学生レベルな模―――
妹「黙れクソ兄貴」ゲシ
少年「」チーン
少女「…」
妹「フンッ」プイ
- 16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:17:02.53 ID:Iw1uGde00
少女「女の子にそういうこと言うのは失礼ですよ、少年さん」
少年「ごめんなさい…」
妹「ちなみに少女ちゃんのは推定C」
少女「え、ちょっ…」
少年「いや、そんなにないだろ。俺は間違いなくBだと思―――
少女「死ねっ」ドガッ
少年「」チーン
妹「お兄ちゃんはほっといてマリカでもやろっか?」
少女「はい、やりましょう」ニコ
少年「僕も…僕も混ぜてください」
- 30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:20:04.79 ID:Iw1uGde00
―――――――――
――――――
―――
少年「なんだかんだで結構マリカに没頭しちゃったな」
少女「ですね…」
妹「少女ちゃんドリフト上手すぎだよ!」
少年「あれは速すぎてビビったわ」
少女「いやーそれほどでも♪」
少年「しかし妹のレインボーロードの下手さは超人級だな」
妹「な、何を〜っ!!」
- 37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:21:46.22 ID:Iw1uGde00
少年「…つーかもうこんな時間だけど大丈夫か?」
少女「え、ああ。それもそうですね」
妹「どこ住んでるの?」
少女「あ、えーと…それは…」
少年「幽霊だから家がないとか言うなよ」
妹「え、幽霊!?」
少女「あ、いや、あの、それはですね…」
少年「…」
少女「じ、実は私今家出していて家に帰れないんですよ。あはは…」
少年「はぁ?」
妹「い、家出中なの?」
少女「…はい」
- 46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:23:46.95 ID:Iw1uGde00
少年「財布は持ってるのか?」
少女「それは…その」
少年「まさか家に…」
少女「お、置いてきちゃいました」
少年「それじゃ飯も買えないだろ。素直に帰った方が良くないか?」
少女「それは…無理です」
少年「無理って言ったってなぁ…財布無いんじゃどうしようもないだろ」
少女「それは…そうですけど」
妹「少女ちゃんはどこで寝泊まりするつもりなの?」
少年「公園…とか?」
妹「こ、公園!?」
少年「アホか!!」
- 61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:26:42.86 ID:Iw1uGde00
少年「それはダメだ。いくらなんでも危険すぎる」
少女「で、でもそうでもしないと…」
少年「少女はそうまでして家に帰りたくないのか?」
少女「…はい」
少年「そうか。なら仕方無い…」
少女「少年さん?」
少年「だったら―――
妹「それならうちに泊まっていけばいいと思う」
少女「え?」
少年「妹…俺の台詞奪うなよ」
妹「えへへ」
少女「そ、それはできません!!さすがにそんな迷惑なこと…」
少年「ま、大して迷惑でもないって」
- 73 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:29:09.27 ID:Inpv6R8I0
いつものNTR君湧いてんのか
- 75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:29:23.56 ID:Iw1uGde00
少年「父さんは海外で仕事してるし母さんはこの夏出稼ぎで少なくとも今月一杯は家に戻らないから問題ない」
妹「それに空き部屋だってちゃんとあるんだよ?だからうちにお泊まりしようよ、少女ちゃん」
少女「で、でも…」
少年「遠慮すんな」グイ
少女「あ…」
少年「来いよ。空き部屋に案内するから」
少女「は、はい…」
タッタッタ…
ガチャ
少年「ここでいいか?客人用の寝室。長年使ってないから埃っぽいかもしれないけど一応ベッドはあるぞ」
少女「いえ、全然問題ないですよ。むしろベッドがあるなんてとてもありがたいくらいです」
少年「そりゃ良かった。ちなみにいつまで家出する予定なんだ?」
少女「えーと…まだ決めてません」
少年「…だよな」
- 79 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/07/28(日) 07:30:09.07 ID:vEi73PvZ0
また保守キチか〜
昨日のスレが終わったからこっちに寄生先を変えたのね
- 87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:31:49.78 ID:RG55QoxQ0
つか保守はやくね?
- 88 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:31:54.23 ID:Iw1uGde00
少女「でも当分は帰らないと思いますよ?」
少年「別に構わないぞ。お前が帰る気になるまで泊まっていいからな」
少女「で、でも…さすがに何日も泊めてもらうのは…」
妹「だから遠慮しなくていいんだよ少女ちゃん」
少女「本当にいいんですか?」
少年「いいって言ってんだろ」
妹「少女ちゃんがいた方が賑やかになにそうだもんね」
少女「少年さん、妹さんも…本当にありがとうございます」
妹「えへへ」
少女「それではお言葉に甘えてしばらくの間お世話になります」ペコリ
少年「おうよ。その代わり俺の方も色々と少女にお世話してもらうぜぐへへへへ」
妹「ダメだこの兄貴…」
少女「………」
- 95 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:33:46.14 ID:Iw1uGde00
妹「それじゃあ少女ちゃん。外暑かったでしょ。一緒にお風呂入ろっ」
少女「え、お風呂ですか?」
妹「うん。嫌かな?」
少女「もちろんオーケーです…けど…」チラッ
少年「何故俺の方を見るか」
少女「いえ、別に」
少年「…」
少女「着替えは貸してもらえますか?」
妹「もちろん大丈夫!」
少女「お願いします」
- 97 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/07/28(日) 07:34:06.74 ID:vEi73PvZ0
>>87
SSスレによく出る保守キチと言う名の荒らしだから構わない方が良い
さるらせた方が手っ取り早い
- 100 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:34:42.99 ID:Iw1uGde00
少女「あ…洗濯は誰がやるんですか?」
少年「俺だけど」
少女「」
少年「何か問題あるか?」
少女「あります、ありまくりですよ!!なに平然と構えてるんですかっ」
少年「んなこといったってなぁ…今まで家事は基本的に俺がやってきたわけだし…」
少女「い、妹さんの下着も?」
少年「そうだけど」
少女「なっ!?」
妹「えー何かおかしいかな〜?」
少年「別に兄妹だからいいだろ。考えすぎだ」
- 110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:37:08.60 ID:Iw1uGde00
少女「だ、だとしてもですよ。私はどうなんですか?」
少年「心配すんな。お前の下着をどうこうしようなんて考えてねぇから」
少女「そ、そういう問題ではなく…」
少年「まあ嗅ぐかもしれんが」
少女「―――ッ!!」バキッ
少年「アウチッ!!」
少女「や、やっぱり少年さんには任せられません!!洗濯は私がやります」
少年「いてて…わかったよ。後で洗濯機の操作方法教えてやる」
少女「それならまあ…安心です」
- 118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:39:09.98 ID:Iw1uGde00
少年「じゃ、じゃあお二人さんお先にどうぞ」
妹「お先に〜♪」
少女「それじゃあ行ってきます」
バタン
タッタッタ
少年「…」
ガチャ
少女「一応言っておきますけどもし少年さんがもし覗いたりしてきたら私怒りますよ?」
少年「何の警戒もせずに見知らぬ男の家には上がり込むのにそーゆーのはNGなんだな」
少女「あ、あげ足とらないでください!!」
少年「はいはい。覗かないから入って来い」
- 131 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:41:24.63 ID:Iw1uGde00
少女「で、ではお先に」
少年「お、おう」
バタン
少年「…」
少年「じゃ、じゃあ俺は二人が風呂に入ってる間にこの部屋の掃除でもしとくか」
少年「………」
少年「…」
『一応言っておきますけどもし少年さんがもし覗いたりしてきたら私怒りますよ?』
少年 (…フリだよな?)
- 142 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:43:58.55 ID:Iw1uGde00
浴室のドアの前にて―――
シャー
少年 「お、二人とも入ってる入ってる」
シャー
少年「ウフフフ…」
少年 「ヤベェ、興奮してきた…」
少年「…」
少年 (でもやっぱりまずくね?)
少年 (もしさっきのがフリじゃなかったら俺ただの変態じゃん)
少年 (最悪半殺しにされてもおかしくないぞ)
少年 (大体どこをどう解釈したらあれが覗いてくださいってメッセージになるんだよ)
少年 (希望的観測っつーか100%希望だろそれ…)
- 147 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:45:44.89 ID:Iw1uGde00
少年 (…だけど逆はどうだ?もし仮にさっきのがフリであったとして、俺がその真意を汲み取らなかったとする)
少年 (その場合俺は少女の繊細な心に傷をつけてしまうことになる)
少年 (つまりどっちにしたってリスクが伴うわけか…)
少年 (さて、これを踏まえてもう一度考えてみよう)
少年 (覗くべきか。覗かないべきか)
少年「…」
少年「…フッ」
少年「どうやら答えは最初から出てたみたいだ」
少年 「少年よ、大志を抱け!!ってな」
少年 「よしっ、行くぞ」
少女「どこへ行くんですかですか?」
少年「え!?」ビクッ
少女「…」ジトー
- 148 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:46:23.46 ID:jDCZTQSY0
最近流行りの無気力系(笑)ってやつ?
- 149 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/07/28(日) 07:47:58.29 ID:Iw1uGde00
少年「しょ、少女!?な、何故ここに!?」
少女「サイズの合う服がなかなか見つからなくて探すのに手間取っていたんです」ニコ
少年「そ、そうか…」ゾク
少女「妹さんは先にお風呂に入ってるみたいですね」
少年「そ、そうだな…」アセリ
少女「それより少年さん。教えてもらえますか?一体そんな所に立って何をしているのか」
少年「あ、えーと…いや、これはだな…」
少女「少年さんは妹のお風呂を覗くような変態だったんですか?」
少年「そ、そんなわけないだろ!!俺が覗こうと思ったのはあくまで少女の方で…」
少女「…ふーん」
少年「あ、いや…」
少女「…」ジトー
少年「…さて、夕飯でも作るとするかな。それじゃ。ごゆっくり―――
少女「死ね変態っ」ドガッ
少年「」チーン
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