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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その30
- 476 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2011/07/05(火) 18:08:56.84 ID:oNJx2m+zo
…
戦士「じゃーん! お次はコイツだ!」
マジシャン「うおぉ!! 待ってました師匠酒!!」
青龍先生「ほぉ」
召喚士「これは師匠が造った酒です」
青龍先生「先代の朱雀がか……」
召喚士「まぁ実際は鉱山北にある山奥の名産みたいなんですが」
マジシャン「オリジナルじゃねぇのかよ!?」
魔道士「そうらしいです」
マジシャン「つーか、よく調べたな」
召喚士「まぁ、偶然ですけどね」
マジシャン「しっかしアイツも……至る所に旅してたんだなぁ」
戦士「一緒に行ったんじゃないのか?」
マジシャン「いんや。俺らの場合任務以外は割と単独行動だったからなぁ」
魔道士「へぇ〜っ! 聞きたい聞きたーい!」
- 477 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/05(火) 18:10:12.70 ID:oNJx2m+zo
マジシャン「俺の話はいいよ。せっかくだからジジイの思い出話でも聞こうぜ」
召喚士「そうですよね……」
青龍先生「儂か? 特に話すような事はないぞ」
戦士「そんな事はないだろ。昔話とかさ」
青龍先生「昔話のぉ……」
魔道士「あっ、じゃあ……青龍先生はどうして召喚士になろうと思ったんですか?」
召喚士「いい質問ですね」
青龍先生「そうじゃの。最初はなる気なんぞ、これっぽっちもなかったがの」
魔道士「そうなんですか!?」
青龍先生「うむ。儂はな、幼い頃から大工になりたくてのぉ」
召喚士「大工……ですか?」
青龍先生「うむ。子供の頃に家を建てている大工を見ての。それが印象深くてな」
盗賊「……」
青龍先生「手際よく毎日毎日少しずつ、そしてあっと言う間に家を作り上げる」
戦士「あーでも分かるかも。大工って凄いよなぁ」
- 478 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/05(火) 18:11:20.35 ID:oNJx2m+zo
青龍先生「憧れたもんじゃよ。ひょっひょ」
魔道士「でも、どうして召喚士に……?」
青龍先生「小さい頃から玄武とは幼馴染でのぉ」
魔道士「玄武……って、玄武先生ですか!?」
青龍先生「そうじゃ。あやつは昔っから召喚士になるのが夢でなぁ」
召喚士「それで、青龍先生も一緒に?」
青龍先生「あれ1人じゃ心配じゃったし、どうしてもとせがまれてな。ひょっひょ」
魔道士「そうだったんですね〜」
青龍先生「それで2人で、魔道学校の門を叩いての」
戦士「なるほどな」
青龍先生「まぁまさか、召喚士になんぞなれるとは思っておらんかったがの」
召喚士「そうなんですか!?」
青龍先生「うむ。成績とて平々凡々、そんなレベルでもなかったわい」
朱雀嬢「初耳ですわね……っ」
青龍先生「じゃが、儂と違って玄武はとにかく努力家でなぁ。助けられたわい」
- 479 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/07/05(火) 18:16:09.98 ID:oNJx2m+zo
ビックリするぐらい話が進みませんでした…すいません
それでは失礼致します!ご支援ありがとう!ノシ
あ、グルグル好きですよ!内容うろ覚えですけど…
キャラに個性があっていいですよねぇ〜
- 480 名前:NIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage] 投稿日:2011/07/05(火) 18:21:27.67 ID:4ZHkveW8o
>>1乙
こういった戦闘の合間の出来事をしっかり書いてくれるからこそより感情移入できるんだと思うんだ
ということで焦らずじっくり書いていったら良いと思うんだ
- 490 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [] 投稿日:2011/07/06(水) 13:43:43.75 ID:4o9fCx+x0
いちおつ
伝説の話も再来の話も聞きたい
- 491 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:31:09.21 ID:PPYd2D+Qo
……――
青龍先生「明日の試験どうすんだ?」
玄武先生「俺はちゃんと纏めておいたよ。青龍はやってないの?」
青龍先生「……ま、まぁ予習くらいは済ませてあるけどな! ハハッ……」
玄武先生「仕方ないなぁ。ほら、ノート見る?」
青龍先生「うおぉ! その言葉待ってました!」
玄武先生「もうっ、すーぐそうやって人に頼るんだから……」
青龍先生「悪い悪い。しっかし、お前のノートは本当に見やすいなぁ」
玄武先生「そう? なんだか書いたりするの好きだからさー」
青龍先生「将来は本でも書いたらいいんじゃないか?」
玄武先生「そこまでは無理だよ。でも、文献とか自分なりに解釈とかしたいかも」
青龍先生「いいじゃんいじゃん! 召喚士になったらやりなよ! なっ?」
玄武先生「ははっ、そうだね」
青龍先生「よーし、まずは明日の試験を乗り切るぞー!」
玄武先生「うんうんっ、頑張ろうね!」
- 492 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:32:23.53 ID:PPYd2D+Qo
――……
玄武娘「お爺ちゃんが……」
青龍先生「昔っから書き物が好きな奴じゃったわい。ひょっひょ」
召喚士「だから玄武先生は、あんなに膨大な資料を残されたんですね」
青龍先生「そうじゃな。到底、真似出来んよ」
魔道士「お2人が幼馴染だったわけですよね?」
青龍先生「うむ。そうじゃが?」
魔道士「朱雀先生や白虎先生とは顔見知りじゃなかったんですか?」
青龍先生「朱雀とはその時に出会ったのじゃ」
召喚士「そうなんですか!?」
青龍先生「最初はなんだか偉そうな輩でのぉ。あまり好かんかったがな」
盗賊「……へぇ」
青龍先生「ひねくれた性格で本当に腹の立つ男じゃったわい……」
召喚士「そうだったのか……」
青龍先生「じゃが、ライバルと言うか……妙に憎めん奴でなぁ」
- 493 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:33:56.12 ID:PPYd2D+Qo
……――
朱雀先生「てめぇらか、召喚士目指してるとか言ってんのは」
青龍先生「は? 誰だお前?」
朱雀先生「クラスメイトぐらい覚えておけよっ!」
玄武先生「朱雀くんだよね。ちゃんと覚えてるよ」
朱雀先生「ガハハッ! お前は利口そうだな。こっちと違って」
青龍先生「んだとぉ!?」
朱雀先生「馬鹿そうな顔してるもんな。赤点とかあんだろ? ガハハ!」
青龍先生「ぐむ……っ」
朱雀先生「あんのかよ!!」
青龍先生「たまたまだ!」
玄武先生「たまたま赤点だったの!?」
先生「朱雀、何をほっつき歩いてる! これから赤点の補習だろうが!」
朱雀先生「ちょ……っ、こら! 先公!」
青龍先生「てめぇも赤点はねぇか! ぶはははっ!」
- 494 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:35:30.36 ID:PPYd2D+Qo
――……
青龍先生「そして儂ら3人は力をつけ、無事卒業したわけじゃ」
朱雀嬢「それぞれバラバラの召喚士になられたわけですわね」
青龍先生「折角ならという事でな。いずれは皆でパーティーを組もうとな」
戦士「確かにそれならバラバラの方がいいもんな」
青龍先生「それに、それぞれの思いもあったしのぉ」
占い師「思い?」
青龍先生「玄武はとにかく人の為に生きていきたいと申しておってな。口癖じゃった」
玄武娘「……」
青龍先生「朱雀は人と被る事が大嫌いでなぁ。常に個性的じゃったわい」
マジシャン「ああ、確かになぁ」
召喚士「知ってるんですか?」
マジシャン「生前に何度かな。あれの師匠なワケだし」
召喚士「あ、そうか」
青龍先生「2人共、腕は確かじゃった。朱雀は流派を切り拓く程じゃったからなぁ」
- 495 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:36:49.25 ID:PPYd2D+Qo
……――
玄武先生「それじゃ、しばらくお別れだね」
青龍先生「おう。必ず青龍マスターして再開すんぜ!」
朱雀先生「俺は朱雀だな。アテはねーが、だからこそやり甲斐がある」
玄武先生「俺はもちろん玄武。人を助けるには一番の属性だし」
朱雀先生「何でプリーストにならなかったんだ?」
玄武先生「回復魔法じゃ限度があるからね。その点、召喚獣は……」
青龍先生「未知なる回復召喚獣もいるかもしれない……だろ?」
玄武先生「そういう事っ」
朱雀先生「ふぅん、勉強熱心ですねぇ〜」
青龍先生「でもよ、ここまできたら白虎召喚士も欲しいよな!」
玄武先生「そしたら勢ぞろいだねっ」
朱雀先生「そうだ、じゃあ白虎召喚士探してよ、4人でパーティー組もうぜ!」
?玄武先生「面白そうだね。でもまずは自分達が習得しなきゃ……」
青龍先生「違いねぇや! あははっ!」
- 496 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:38:12.29 ID:PPYd2D+Qo
――……
召喚士「そんな経緯が……」
青龍先生「最初はそんな軽い気持ちじゃったよ」
盗賊「……」
青龍先生「それから数年後、儂らは召喚士となりて再開した」
マジシャン「んで、パーティーを組んだってわけだな」
青龍先生「そうじゃ」
魔道士「白虎先生はどうしたんです?」
青龍先生「しばらく3人だったんじゃが、朱雀の後輩に優秀な白虎使いがおってな」
召喚士「それが……」
青龍先生「うむ、白虎先生じゃ。唯一年下で……確か7、8は離れておったかの」
戦士「じゃあかなり若かったんですね」
青龍先生「パーティーへ加わったのは20歳の頃じゃったか」
召喚士「20ですか!? 凄いなぁ……」
青龍先生「まぁ実力は発展途上じゃったが、気持ちの良い男じゃったよ」
- 497 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:39:20.76 ID:PPYd2D+Qo
……――
白虎先生「始めまして! 白虎、と申します!」
青龍先生「お、おぅ。元気だなぁ……ヨロシク!」
玄武先生「宜しくね、白虎くん」
白虎先生「はいっ! 宜しくお願いします!」
朱雀先生「こっちが青龍。んでこっちが玄武な」
白虎先生「若輩者ですが勉強させて頂きます!」
青龍先生「面と向かって言われると……照れるな」
朱雀先生「安心しろ、お前から学ぶ事はねーってよ」
青龍先生「何だとこらぁ!!」
白虎先生「あははははっ!」
玄武先生「とにかくこれでパーティー完成だねっ」
青龍先生「おうよ。こっから伝説を作ってやろうじゃんか」
朱雀先生「伝説か……悪くねーな! ガハハ!」
白虎先生「はいっ! 俺も頑張ります!!」
- 498 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:41:07.71 ID:PPYd2D+Qo
――……
戦士「伝説の幕開けってカンジだな」
青龍先生「まぁ当時は、明確な目的もなく名を挙げる事ばかりに夢中じゃったがの」
朱雀嬢「それも大事な事ですわよ」
青龍先生「その通りじゃ。お陰ですぐに軍の連中に声をかけられたわい」
魔道士「おぉーっ」
青龍先生「当時の軍は、まぁ酷いもんじゃったよ」
召喚士「酷い……ですか?」
青龍先生「権力を笠に着てワーカーなど捨て駒にしか見てないような連中じゃ」
占い師「研修で聞きましたね。今からは想像もつかないわ……っ」
青龍先生「儂らも随分とまぁ、良い様に利用されたわ」
盗賊「……なるほど」
青龍先生「しかし働けばちゃーんと金は貰えた。4人で必死に耐えたわい」
召喚士「そんな時代もあったんですね……」
青龍先生「不自由ない便利な暮らしなぞ、近年の事じゃよ」
- 499 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:43:03.41 ID:PPYd2D+Qo
……――
朱雀先生「次は南だとよ。ラクシャーサの集落だ」
青龍先生「数は?」
朱雀先生「200は下らない……だとさ」
白虎先生「これまたハードな任務ですね!」
玄武先生「……」
朱雀先生「玄武、嫌ならいいんだぜ?」
玄武先生「ううん。戦う事だって人々の助けになるなら……」
青龍先生「……」
朱雀先生「……おっしゃ!」
青龍先生「……?」
朱雀先生「次の仕事が終わったらよ、4人でパーッと遊びにでも行こうぜ!」
白虎先生「いいですねぇ! 最近、全然でしたもんね!」
青龍先生「野郎4人でかよ……寂しい事この上ねぇな」
朱雀先生「バカヤロー! 現地調達だよ、ガハハッ!」
- 500 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:44:09.87 ID:PPYd2D+Qo
――……
魔道士「結構、ハードだったんですね」
青龍先生「今と違って、ワーカーなんぞ現れては死んでの繰り返しじゃったからな」
マジシャン「そこで生き残った者が強い。信頼も得られたわけだな」
青龍先生「お陰で仕事には困らなかったがのぉ……ひょっひょ」
盗賊「……」
青龍先生「じゃが、玄武には申し訳ないと思っておったよ」
戦士「……?」
青龍先生「人を救う事を夢見た男が、戦いに借り出されてはの……」
玄武娘「……っ」
青龍先生「そんな矢先、魔王の存在を目の当たりにしてのぅ」
召喚士「魔王ですか!?」
青龍先生「そうじゃ。初めて魔王と相見えて……戦った」
盗賊「……っ!」
青龍先生「そして、儂らの目指す道が見えたのじゃ」
- 501 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:45:15.51 ID:PPYd2D+Qo
……――
朱雀先生「あれが……魔王……っ!!」
玄武先生「くっ、この位置で……凄い威圧だ……!」
白虎先生「あっ! あそこ見て下さい! 人がいますよ!?」
青龍先生「おいアンタ!!」
??「……何か用かな?」
青龍先生「出すぎだぞっ、退がれぇ!」
玄武先生「後ろっ、魔物が来ているっ!」
朱雀先生「ちぃ……! 行けっ! コカト――」
ズバシュウウゥゥゥゥ!!
白虎先生「……い、一撃で!?」
青龍先生「アンタ……何ものだよ……!?」
??「謙虚なナイトは自ら名乗ったりはしない」
白虎先生「か、かっこいい……!!」
??「ただ、魔王を倒す者……とだけ言っておこうか」
- 502 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:46:13.90 ID:PPYd2D+Qo
――……
戦士「ふぅん、それがきっかけで魔王討伐をねぇ」
青龍先生「当然、実力など乏しい。10年は費やしたがの」
盗賊「……凄いな」
召喚士「それで、何故パズズを……?」
青龍先生「パズズが当時、一番厄介な実害のある魔王だったからじゃ」
朱雀嬢「あ……っ、先程仰られていた魔王がパズズだったわけですわね?」
青龍先生「そうじゃ。あの戦いでも大勢が死んだ」
玄武娘「どうして……戦ってたんですの?」
青龍先生「魔物と手を組んで、余計な入れ知恵をし始めた連中がおってな」
マジシャン「中と外から敵か。厄介な話だよ」
青龍先生「最も好戦的であったパズズが仕掛けてきたのじゃよ」
魔道士「――っ!?」
召喚士「……っ」
青龍先生「幾度も幾度も仕掛け、かろうじて追いやり……そしてその刻が訪れた」
- 503 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 17:51:39.66 ID:PPYd2D+Qo
……――
少年「おい見ろよっ、あれがパズズを倒したって召喚士達だぜ!」
女「魔王パズズを倒すなんて……素敵……っ」
おじさん「アンタらすげぇな! 歴史に名を刻んだぜ!」
老人「伝説として語り継がれるであろうなぁ」
男「伝説か……そうだなっ、まさに生ける伝説だよ!」
朱雀先生「す、すっげぇ……!」
青龍先生「俺らが……伝説……っ」
玄武先生「……うん」
白虎先生「やってやった! やってやったぞおおぉぉ!」
朱雀先生「これで金も名誉も地位も、欲しいものは何でも手に入るぜ、がはは!」
青龍先生「ああ! だが俺達は……まだまだ伝説になんかなんねぇぞ!」
玄武先生「後の世の為にも、ありとあらゆる文献を残さないとね」
白虎先生「それに慕ってくれてる弟子達の育成だって……」
青龍先生「そうさ! これからは召喚士の時代だ!」
- 504 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 18:15:20.42 ID:PPYd2D+Qo
――……
召喚士「……」
戦士「青龍先生達が、召喚士の一時代を築き上げたってわけだな」
青龍先生「結果的にはの。それまでは試行錯誤の長い道のりじゃったよ」
マジシャン「だよな。クーデターなんかもあったもんな」
青龍先生「ありゃあ儂の口から語るには重いわい。他の輩に聞いてくれ」
玄武娘「クーデターって何ですの?」
召喚士「確か……一部の召喚士達が結託して上位召喚獣を独占しようと……」
青龍先生「人間同士がいがみ合う、酷い戦いじゃったわい……」
朱雀嬢「その話は……もういいですわ」
盗賊「……?」
青龍先生「……そうじゃったな」
戦士「ところで先生は何で、国軍に入ろうと思ったんだ?」
魔道士「あっ、そういえば気になりますね」
青龍先生「……きっかけはクーデターの後じゃよ」
- 505 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 18:20:22.69 ID:PPYd2D+Qo
……――
朱雀先生「正式に国軍へ入隊するだとぉ!?」
青龍先生「ああ。年も年だ、ワーカーはもういいだろ」
玄武先生「……」
青龍先生「お主らもどうだ? 国軍で若い連中を――」
朱雀先生「俺はまっぴらゴメンだね!」
白虎先生「俺は……入る! クーデターの責任もあるからな!」
青龍先生「……玄武はどうする?」
玄武先生「パーティーの解散には賛成だ。だが、国軍には入らないよ」
朱雀先生「……どうするつもりだよ」
玄武先生「まだまだ書ききれていない文献も多数あるからね」
白虎先生「隠遁……か!」
玄武先生「ああ。気候の良い南あたりでのんびりと余生を過ごさせて貰うよ」
青龍先生「……じゃあ、伝説も解散で……いいな?」
朱雀先生「勝手にしろ。俺は俺で好きにやらせて貰うさ」
- 506 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 18:24:50.14 ID:PPYd2D+Qo
――……
戦士「それでいよいよ伝説も解散、か」
青龍先生「その頃は既に、個別での活動も増えておったからの」
マジシャン「上がいつまでののさばってると、下も育たんしな」
魔道士「それで青龍先生は国軍に入ったわけですね」
青龍先生「まぁ正式に、という意味合いではな。既に軍属として働かされておったわ」
召喚士「そう考えると、今の国軍って凄いですよね……っ。きちんと統制されてて……」
青龍先生「全ては亡き大元帥の賜物じゃ。あとはあいつ」
玄武娘「あいつ?」
盗賊「……ああ、天才か」
青龍先生「あの2人が基礎を固め、儂や大軍師などといった連中がそれを育てた」
召喚士「なるほど……」
青龍先生「だからこそ、優秀な人材が容易に集まり、容易に死ぬ事もなくなったのじゃ」
召喚士「……当時からすれば、本当にいい世の中になったんですね」
青龍先生「そうじゃな。しかし目指すべき本当の世の中はまだ訪れてはおらぬよ」
- 507 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/07/06(水) 18:27:07.24 ID:PPYd2D+Qo
とりあえずここまで。今日も進みませんでした
でもレスを頂いた中で、こういう些細な部分の大切さ、
日常パートを面白いと言って下さってる皆様がいて、
少し考えが変わりました。本当にありがとうございます!
伝説だけでなく再来も人気ですね…脇役連中なのに…
それではご支援ありがとうございました!ノシ
- 514 名前:NIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage] 投稿日:2011/07/06(水) 22:12:26.47 ID:zjM2givAO
>>1乙
ナイトからブロント臭がする。ってかあんなキャラいたっけ?
- 515 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage] 投稿日:2011/07/06(水) 22:35:09.94 ID:XByo5CNMo
>>1おつおつ
謙虚なナイトさんはあっちのスレ出身だぁね
- 516 名前:NIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage] 投稿日:2011/07/06(水) 23:02:36.25 ID:zjM2givAO
>>515d
ストーリーが終盤になるにつれてあっちのスレからリンク多いみたいだな。アマゾネスもあっちからなんだろ?
正直あとでまとめから来た人間にとっちゃあ訳が分からないんだけどな。
一応この板にあるのは知ってるけど、もう過去スレ読めないし>>1もテンプレにリンク貼ってないからこっちとは直接的にはリンクしないんだと思って読んでなかったんだけど、こうも多いとな
なんで>>1はリンク貼らないんだ? まとめに載ってないのもリンク貼ってないからだろ? 俺みたいにまとめから来た奴は一度は「?」ってなるぞ。
んでここの住人に「あっちのスレって?」って聞くと「過去スレ読んでこい」言われる。前に何回かあったろ
いい加減テンプレにリンク貼ろうぜ。長文すまん
- 517 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/06(水) 23:13:47.32 ID:C959jiLno
アマゾネスなんてあったっけと思って見直してみたらえちぃやつだった
見なくても問題ないっしょ
- 518 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2011/07/06(水) 23:27:33.37 ID:OoR0LoIAO
>>1おつ
日常パートやらを混ぜることで物語に厚みが出るもんだ
- 519 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/06(水) 23:32:26.15 ID:ZLT1Zb/DO
>>1乙
別にナイトの事知らなくても話がわからないようになることはないだろうし、
本編で今からナイトがどんなキャラなのか説明されて行くんじゃないかな。
向こうのスレを見たことがなくて、みんなが知ってるっぽいことを自分だけ知らないっていう状況を嫌がる人はいるだろうけどね。
- 525 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/07(木) 06:24:50.49 ID:hdZHdc2DO
つーか今のところあっちのスレのキャラが出てきても知ってる人がニヤリとできる程度で知らなくても全然困んないよね
- 543 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/07/07(木) 17:58:26.05 ID:KCaamGp6o
すみません。雑談とかもあるので特に貼りませんでした
あとあっちはあくまで蛇足というかキャラ設定も変わってたりするので…
でもある限りは貼るべきですね!次回テンプレには忘れずに盛り込みます!
…というか、実はいつも忘れるってのも半分ありまして…はは
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1301828985/
ただもちろんの事、本編だけでちゃんと伝わるようにはしますよ!
でないと話として破綻してますからね!ご安心を!
それでは此度もも多数のご支援ありがとうでした!
それでは、これにて失礼致します!ノシ
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