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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その8
395 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 16:57:34.40 ID:2UAFZNgo
〜鉱山、外〜

タッタッタッタッタ…

戦士「はぁ…はぁっ…」

鍛冶屋「……」

鍛冶娘「……」

バシィッ!!

鍛冶屋は鍛冶娘の頬を叩く。

鍛冶娘「……ごめんな…さい…っ」

鍛冶屋「…分かっただろう?自分がどれだけ…子供なのか」

鍛冶娘「…うん」

鍛冶屋「年齢じゃないんだ。精神的に大人にならないといけない」

鍛冶娘「はい……っ」

鍛冶屋「彼らを見てごらん…。みんなまだ若い…」

鍛冶娘「……」

鍛冶屋「でもね、みんな…立派な大人なんだよ」


396 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/29(火) 17:00:57.64 ID:2UAFZNgo
納会イテキマス


399 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 17:07:54.64 ID:NVmXx0Io
このパーティ盗賊がどう考えてもお荷物だよね
もう盗賊は旅やめて俺と結婚して一緒に暮らそう


401 :パー速民がお送りします [] :2009/12/29(火) 17:15:28.74 ID:7Mwq68M0
>>399
   .∵  ● ノ
   ':.  | ̄
_| ̄|  / >



405 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 17:48:07.78 ID:tbIj/DQo
なんで盗賊も生娘なのに普通になぶり殺そうとされてたのかっていう
あとダンジョン探索に盗賊は絶対はずせないだろうっていう


406 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:04:23.75 ID:2UAFZNgo
鍛冶娘「……ごめんな…さ…いっ」

鍛冶屋「…うん。みんなに感謝するんだ」

召喚士「……」

魔道士「…み、皆さん!!」

盗賊「…」

魔道士「本当に…ごめんなさいですっ!!」

召喚士「!?」

戦士「いや…別に俺達は…なぁ?」

召喚士「うん…でも、大丈夫なんですか!?」

魔道士「…はい!覚悟を決めて…来ましたから!」

盗賊「……」

魔道士「もう振り返りません。私は商家の娘ではなく…」

戦士「……」

魔道士「このパーティーの、魔道士です…っ!!」

召喚士「魔道士さん…!」


407 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 18:08:50.77 ID:LX/ckgDO
ユニコーンが気になる…


408 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 18:10:22.96 ID:vkuNfAAO
ユニコーンの台詞は伏線だろ


410 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:14:43.85 ID:2UAFZNgo
戦士「いいのか…?もう戻れないぞ?」

魔道士「……戻りません」

盗賊「…魔道士」

魔道士「盗賊さんを見習って…覚悟を決めました!」

召喚士「…本当に、良いんですね?」

魔道士「…モチロンです!!」

召喚士「……」

盗賊「…おい」

戦士「…ほらっ!」

バシィッ!!

戦士が召喚士の背中を叩く。

召喚士「…わ、分かりました!よろしくお願いします!!」

魔道士「はいっ!頑張りますっ!!エヘヘッ!!」

鍛冶屋「お前に…あの覚悟が出来るかい?」

鍛冶娘「……ごめ…っ…んなさい…っ!」


411 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:19:05.36 ID:2UAFZNgo


鍛冶娘「あ…あのっ!」

戦士「…?」

鍛冶娘「まだ…知り合いが三人…いや、二人…」

盗賊「…!?」

召喚士「全部で何人でしたか!?」

鍛冶娘「よ、四人で…」

戦士「!!」

魔道士「ど、どうしました…?」

召喚士「一人は…残念ながら…」

鍛冶娘「やっぱり……うぅ…っ」

召喚士「…あとの二人は…眼鏡さんが保護してくれましたよ」

鍛冶娘「……よ、良かった…!!」

召喚士「おそらく…後ほど…病院へ」

鍛冶娘「ありがとう……ございます」


412 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:38:33.29 ID:2UAFZNgo


召喚士「遅いね…」

戦士「…先に戻るか?」

召喚士「そうだね…。戻ってようか…」

盗賊「…うん」

〜鍛冶屋の家〜

おかみ「おかえりっ!みんな無事!?」

鍛冶屋「なんとか…」

鍛冶娘「……」

おかみ「…まったく、心配かけさせてっ!」

ダッ…!!

おかみは鍛冶娘の元へ走り寄り、強く抱きしめる。

鍛冶娘「ごめんなさい…っ!ほんと…っ…に」

おかみ「まったく…みんなにもお礼を言いなっ!」

鍛冶娘「…うん」


413 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:44:08.35 ID:2UAFZNgo
召喚士「いや…俺達は特に…」

鍛冶娘「ありがとう…ございましたっ」

戦士「……」

盗賊「…気に…するな」

鍛冶娘「……お父さん」

鍛冶屋「…ん?」

鍛冶娘「レイピア…仕上げなきゃ」

鍛冶屋「!?……うん、そうそう!そうだねっ!」

召喚士「…ははっ」

魔道士「エヘヘ!解決って感じですかね?」

戦士「そうだな…!」

鍛冶屋「さぁ、一気に仕上げよう!」

鍛冶娘「うんっ」

召喚士「お願いします!!」

おかみ「さぁ、アンタらは風呂入って休んどきなっ!」


414 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:48:45.70 ID:2UAFZNgo


召喚士「…ん」

おかみ「お目覚めかい?」

召喚士「あ…すいません…っ!」

おかみ「いいんだよ。ゆっくり休んでおくれ」

召喚士は起き上がり、工房へ向かう。

鍛冶屋「…よし、いいぞ!」

鍛冶娘「はいっ」

ギィンギィン…ジュウゥゥッ!!

テクテクテク…

召喚士「なんか…いいですね」

おかみ「だろ?自慢の夫と…娘だよ」

鍛冶屋と鍛冶娘は、並んで剣を打ち合っている。

鍛冶屋「……うん、オッケー!!」

鍛冶娘「…出来たっ!」


415 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:52:48.84 ID:2UAFZNgo


召喚士「これが…風のレイピア…!!」

鍛冶屋「細身に見えるけど、結界石を練りこんでる分…」

鍛冶娘「強度も問題ないはずです」

召喚士「凄い…。それに…綺麗だなぁ…」

鍛冶屋「でしょでしょ!これはね…」

鍛冶娘「お父さん!!」

鍛冶屋「あ、すまん…。あとこれが…」

鍛冶屋は背後の机から鎖を手に取る。

盗賊「…え…っ?」

鍛冶屋は鎖を盗賊へ手渡す。

鍛冶屋「優秀な相棒が帰ってきたから…完成出来たよ」

盗賊「…ありがとう…ございます!」

戦士「立派なモンだな!」

魔道士「いいですねぇ!カッコイイです!!」


416 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 18:56:45.01 ID:2UAFZNgo
鍛冶屋「これはね、こんなカンジで…」

鍛冶屋は鎖を盗賊の腹部に巻きつける。

盗賊「…これ…!?」

鍛冶屋「どうだい?普段は防具としても身につけておけるよ!」

戦士「すげぇ…!!」

鍛冶屋「鎖自体も結界石で出来てるから…強度も心配ないよ」

魔道士「皆さんいいですねぇ…」

鍛冶娘「魔道士さんには…コレ」

魔道士「えっ!?」

鍛冶娘は魔道士に一本の杖を手渡す。

魔道士「…え…これって!?」

鍛冶屋「使い古しの改良型で申し訳ないけど…」

鍛冶娘「時間がなくて…ゴメンナサイ…」

魔道士「いえいえっ!凄い嬉しいですー!ふふっ!」

魔道士は杖を子供のように振り回し、はしゃいでみせる。


417 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 19:02:34.88 ID:LX/ckgDO
結界石の鉄の塊でできた盗賊が皮装備の魔道士に遅れをとるはずがない

>魔道士は杖を子供のように振り回し、はしゃいでみせる。
(*´∀`*)


422 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 19:08:38.17 ID:2UAFZNgo
鍛冶屋「戦士くん…斧の付加はどうする?」

戦士「んー…まぁ、今回は…大丈夫です」

鍛冶屋「そうかい?」

戦士「頼もしい魔道士様も帰ってきてくれましたから!」

魔道士「な、何です?それ…っ」

戦士「……褒めてんだよ!」

魔道士「本当ですかぁー?もうっ!」

召喚士「はははっ!」

鍛冶屋「分かった。もし鉱石が手に入ったら、いつでも来てくれ」

戦士「分かりました」

おかみ「鉱山にはしばらく近寄らない方がいいかもしれないね…」

鍛冶娘「……」

おかみ「よーし…、最後だっ!とびきり美味しい物作るからねっ!」

戦士「よっしゃ!待ってました!!」

召喚士「……うん!」


423 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/29(火) 19:10:22.15 ID:2UAFZNgo


召喚士「本当にありがとうございました…!」

鍛冶屋「戦士くんの斧の件は、こっちでも調べておくよ!」

戦士「お願いします」

おかみ「いつでも来ておくれよ!!待ってるからさっ!」

魔道士「はいっ!また来ますー!!」

盗賊「…ありがとうございました」

おかみ「おや…?あの子はどうしたんだい?」

鍛冶屋「徹夜だったし…寝てるんじゃないかな?」

召喚士「鍛冶娘さんにも…よろしくお伝え下さい!」

鍛冶屋「うん!元気で!!」

魔道士「では、さようなら!!」

テクテクテク…

おかみ「なーんか…急に寂しくなるねぇ…」

鍛冶屋「そうだね…。また普通の日々の始まりだ…!」


425 :パー速民がお送りします [] :2009/12/29(火) 19:11:15.28 ID:qVYPR2SO
眼鏡「みんな誰か忘れてないかい?」


426 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/29(火) 19:14:14.51 ID:1DB1s.AO
メガネ君…


427 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/29(火) 19:16:39.40 ID:2UAFZNgo
眼鏡の一部始終書いて終わりたかったんですが…
忘年会で帰れ命令です…orz
今日のうちに終わらせたい…と思います
ご支援まことにありがとうございました!では!ノシ


436 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/12/30(水) 00:06:21.22 ID:sIFm4oAO
残念なお知らせ…
すいません。なんか男達に拉致されてオールになりそうです…

更新出来るかな…


440 :パー速民がお送りします [] :2009/12/30(水) 00:35:19.23 ID:8RpeCIDO
眼鏡を忘れて寝る召喚士に愛想つかすとこだった



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