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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その5
136 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 11:42:36.76 ID:ogGCPCEo
〜街道〜

戦士「へぇ…道の間にも家やら店やら建ってんだな」

召喚士「確かに…こういうのは珍しいね。東方の文化なのかな?」

魔道士「でも、魔物とか大丈夫なんですかね…?」

盗賊「…魔物は…あまり」

召喚士「人前には出ないんですか?」

盗賊「…夜とか…山とか」

魔道士「それなら住むのも楽で良いですねっ!」

戦士「…そうだなぁ…北方なんかと比べるとなぁ」

召喚士「……うん」

魔道士「あ…いい匂い〜、何ですかね?」

戦士「ホントだな、あの家…いや、店か」

盗賊「…おだんご屋さんだ」

召喚士「おだんご屋さん?」

魔道士「ちょっと寄って行きましょうよ!」


138 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 11:48:39.82 ID:ogGCPCEo
〜だんご屋〜

店娘「はいっ!お待たせっ!!」

戦士「おっ…!美味そう〜!」

魔道士「いただきまーすっ!!」

召喚士「…?これは…なんです?」

盗賊「…お茶だ」

召喚士「お茶?紅茶みたいなものですか…?」

盗賊「…うむ」

魔道士「…んーっ!甘〜い!美味しい〜!」

戦士「何だ、ガキみたいに…んっ!…うめぇ!」

召喚士「東方は自然に恵まれてて、本当に良い所ですよ…」

盗賊「…そうか」

戦士「南方も良かったけど…食事は東方が一番かもな!」

魔道士「でも西方も美味しかったですよ〜?」

戦士「むっ…!た、確かに…!!」

召喚士「はははっ!!」


139 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 11:52:58.92 ID:fNHXWe.o
戦士と召還士が北方ってことは白人茶髪か金髪のイメージでおk?


140 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 11:57:25.31 ID:ogGCPCEo


戦士「…なぁ」

盗賊「…ん」

戦士「…その膝丸…なんかあんだろ」

盗賊「……別に」

戦士「魔物の攻撃にも気付けない程の驚き…」

盗賊「……」

戦士「…俺の気のせいには…思えねぇけどな」

盗賊「…」

戦士「…なんかあるなら…話してくれよ」

盗賊「……戦士」

戦士「俺達は…もう家族みてぇなモンだろ」

盗賊「……う…うん」

バッ!!

魔道士「そうですよぉ!盗賊さんっ!!」

召喚士(……あぁ…今のは…今の雰囲気は良かったのに…)


141 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 12:09:42.95 ID:ogGCPCEo


盗賊「…膝丸は…代々藤蔵家に伝わる刀だ」

魔道士「えぇっ!?」

戦士「何でそんなモンが…!?」

召喚士「まさか…土蜘蛛退治の人って…」

盗賊「…藤蔵の者かも…しれぬ」

魔道士「…そ、そうだったんですね」

戦士「なんつーか…偶然というか…奇跡というか…」

召喚士「で、でも…盗賊さんの手に渡ったのは…運命かもしれませんね」

盗賊「……こんな」

召喚士「…?」

盗賊「…こんな…刀なんてっ…欲しく」

戦士「…盗賊」

盗賊「…私はっ…刀も…藤蔵の名も…」

召喚士「……」

盗賊「…欲しくなんて…ない…!」


142 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 12:19:48.95 ID:CGzbRu.o
藤蔵の名前出るたび笑ってしまうんだが


144 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 12:23:21.25 ID:q74f8W6o
>>142
俺もだwwwwwwww


145 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 12:26:22.67 ID:ogGCPCEo
盗賊「……膝丸って名前」

戦士「…?」

盗賊「…試し切りした罪人が…膝まで斬れたから」

召喚士「…!?」

盗賊「…ひどい名だと…思わんか?」

魔道士「……ヒドイです」

盗賊「…東方では…日常だ」

召喚士「……」

盗賊「…他国との…交流を避け…自閉性な」

戦士「…あんまり…みえないけどな」

盗賊「…貿易が盛んになれば…金に目が眩み」

召喚士「…」

盗賊「…戦う者は減り…商人ばかりっ!」

魔道士「盗賊さん…」

盗賊「…内輪で…いがみ合いばかり…!」


146 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 12:28:39.53 ID:ogGCPCEo
>>142>>144
俺もだwwwww


147 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 12:54:40.88 ID:ogGCPCEo
戦士「…」

盗賊「こんな国も…藤蔵の家も…何も信じたくないっ!」

魔道士「…でも、少し…分かる気がします」

戦士「だから家を飛び出したってか…」

召喚士「…」

魔道士「盗賊さん…私は…分かりますよ!」

召喚士「…俺は…よく…分かりませんけど」

盗賊「…」

召喚士「だって…せっかく家族がいるのに…」

戦士「召喚士……」

召喚士「帰る所があるのにっ…!」

魔道士「……」

召喚士「あ…す、すいません…!」

盗賊「……いや」

召喚士「…俺はもう…帰る所なんてありませんから」


148 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 13:03:15.23 ID:ogGCPCEo
戦士「俺も…まぁ、分からなくはないけどな…」

盗賊「……」

戦士「なんつーか…一方的、感情的になるんじゃなくてさ」

盗賊「…」

戦士「きちんと話して、その藤蔵の家の考えとかさ…」

盗賊「…」

召喚士「そうですね…幾ら嫌だからと言っても…家族ですし」

魔道士「……」

戦士「みんな色んな考えの下に生きてんだ…!」

召喚士「お互いの話を聞くのも大切ですよ…?」

盗賊「…それは…分かってる」

魔道士「……そうです…よね」

戦士「よしっ!このまま藤蔵の家に乗り込むぞ!」

盗賊「…えっ!?」

戦士「善は急げだ!腹割って話し合ってこいっ!」


149 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 13:15:21.49 ID:ogGCPCEo
盗賊「…そっそんな…急に」

召喚士「まぁ…悪くはないですね…」

盗賊「…し、召喚士までっ!」

魔道士「私も…そう思っちゃいました…!」

盗賊「…魔道士っ!」

魔道士「実は私も…同じような…境遇なんです」

召喚士「えっ?」

魔道士「それについては…この件が終わったら必ず…お話します」

戦士「…分かった!」

召喚士「…いいですか?盗賊さん…?」

盗賊「……う、うむ」

魔道士「きっと…うまくいきますよ!」

盗賊「……」

戦士「あぁ…俺達も協力する!」

召喚士「えぇ…。大切な仲間…ですから」


150 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 13:21:31.03 ID:ogGCPCEo
魔道士「…でも、怖い剣ですね…!」

戦士「膝丸か…そんな意味があったなんてなぁ」

召喚士「あ、名前変えちゃったらどうです…?なんて…」

戦士「…」

魔道士「…」

盗賊「…」

召喚士「で、ですよねー…はは!……すいません」

戦士「…いいアイディアだ!そうしようぜ!なぁっ」

魔道士「よしっ!とびっきりの考えますよー!」

戦士「お…お前は…やめといた方が…」

魔道士「…ヒザ…ニー…丸、サークル…輪…」

戦士「お、おいっ!お前らはなんか良いのないのかっ!?」

召喚士「…うーん蜘蛛退治…小太刀…藤蔵」

魔道士「あっ!!ニーサークルショ…」

盗賊「……蜘蛛切」


151 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 13:26:18.26 ID:ogGCPCEo
戦士「蜘蛛切か…シブイな」

召喚士「うん、良いんじゃないですかね!」

魔道士「あーん…せっかく考えたのに〜!」

盗賊「…すまぬ」

魔道士「いえいえっ!気にしないで下さい!エヘヘ」

戦士「さて、だんごも食ったし…行くとすっかね!」

召喚士「目指すは…盗賊さんの家!!」

魔道士「都より先の方でしたっけ…?」

盗賊「…ああ……半日もあれば」

戦士「んじゃあ、都を経由して行けば大丈夫だな」

召喚士「そうだね…遅くなったらそこで宿をとろう」

魔道士「ご馳走様でしたー!」

店娘「はぁーいっ!またどうぞ〜っ!!」

魔道士「さ、盗賊さん!行きましょう〜!!」

盗賊「…うむ!」


152 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 13:34:37.32 ID:4VvXOkSO
魔導士のネーミングセンスwwwwww
でもそれが良い!


153 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 13:38:31.36 ID:nUbmTMQ0
えー・・・ホントに変えちゃったよ・・・


154 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 13:45:35.81 ID:ogGCPCEo
>>153
実は最初から変えるつもりだったんだ
…ゴメンナサイ(´・ω・`)


155 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 13:48:57.49 ID:4f5grcgo
>>154
これは主の物語だ
もっとわがままに振る舞いたまえ


156 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 13:49:48.01 ID:XQrZ0gDO
そういや召喚士は「いただきまんこ」って言ったことあるの?ww


157 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 14:03:05.70 ID:nUbmTMQ0
>>154
いやこっちこそすまんこ
周りの意見に流されてんのかな〜って思っちゃっただけで>>155の言う通り好きなようにやって欲しいです


158 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 14:09:47.96 ID:ogGCPCEo
>>155
よーし!じゃあわがままに振る舞いの追加シナリオで、
なんと王子が魔道士と盗賊の処女を(ry

>>156
あの師匠が育ての親なので…てか師匠が言ってそうな

>>157
いえいえ。一応伏線があったりなかったり…なかったり

続き↓


159 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 14:11:47.27 ID:ogGCPCEo
〜都〜

魔道「うわぁ〜…大賑わいですね!」

盗賊「…うむ」

魔道士「あ、あのお店なんだろう…?」

戦士「しかしホントに魔物の一匹も出なかったな…」

召喚士「特殊な結界でもあるのかな…?」

戦士「まだ日も暮れる前だ…行けるかな」

召喚士「盗賊さん…どうします?」

盗賊「…どちらでも」

魔道士「じゃあ一気に行っちゃいましょうかっ!」

召喚士「そうですね!都はまた今度…」

戦士「帰りに寄ろうぜ…!なんか色々見たい!」

召喚士「ははっ、じゃあそうしようか!」

盗賊「…同意」

魔道士「じゃあ行きましょう〜!」


162 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 14:16:53.13 ID:ogGCPCEo
〜山道〜

召喚士「すっかり日も落ちたなぁ…」

魔道士「暗くなるの早いですね」

戦士「東方だからだろ?ほら、東から日が昇って…」

召喚士「そうだね…西方は日の出も遅かったもんね」

盗賊「…ここから」

戦士「…ん?」

盗賊「…魔物が…出る」

召喚士「…分かりました」

戦士「いつもの陣形で進むぞ…!」

魔道士「はいっ!」

召喚士「…強い…ですか?」

盗賊「…強いのもいれば…弱いのも」

戦士「判断はお前に任せるぞ」

盗賊「……任せろ」


163 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 14:42:17.63 ID:Qd/KJOo0
名前が蜘蛛切に変わったところで言わせてもらいたい・・・。

膝丸って名前がでてきたところから「ピザ丸」と言いたくって仕方がなかった。


164 :パー速民がお送りします [] :2009/11/25(水) 15:10:42.62 ID:RVmJO.Q0
魔道士「…ピザ…ニート…丸、サークル…輪…ぼっち」


165 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 15:31:07.59 ID:s7k3hwAO
>>164
やめてえええええええええ


166 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 15:32:25.11 ID:ogGCPCEo
>>164
なんという強力な魔法…


167 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 15:38:34.87 ID:ogGCPCEo
ザッザッザ

召喚士「盗賊さんの家までは…結構あるんですか?」

盗賊「…2時間くらいか」

戦士「月明かりも…こう森の中だとな」

召喚士「灯りをともしましょうか…魔道士さん」

魔道士「はい」

ボオォォォ

梟の声と共に、火の光が闇に広がる。

戦士「さ…進もうぜ」



盗賊「…!?」

ガサッ…ガサッ……

戦士「どうした?」

盗賊「…何の…音だ?」

ガサッ……


168 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 15:41:04.16 ID:ogGCPCEo
盗賊「下だっ!」

突如、地面が隆起し、四人は足のバランスを取られる。

召喚士「じ、地面がっ…!?」

ドドォ…ボコン…

土の中から巨大なムカデが姿を現した。

盗賊「…大百足!」

魔道士「きゃあっ!!ま、また虫ぃ…!?」

ガササッ!!

召喚士「今度は上っ!?」

気の枝から笑い声が聞こえる。

盗賊「…猩々か」

戦士「ショウジョウ…?」

猩々「クッキッキッキ…!」

木の上で、二匹の猩々が笑みを浮かべている。

戦士「仕方ねぇ…まとめてかかってきやがれ!」


170 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 15:50:04.23 ID:XQrZ0gDO
たぬたぬ?


171 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 15:52:03.18 ID:XQrZ0gDO
あぁショウジョウって読むのかww
なんだよたぬたぬってww俺バカスww


172 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 16:00:52.92 ID:TN5OxQw0
>>171
もののけ姫で笑ってしまうわwwww


174 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 16:08:24.32 ID:ogGCPCEo
盗賊「気をつけろ!百足は炎を吐く!」

戦士「分かった!」

ダンッ!!

戦士と盗賊は背中を合わせ、百足と猩々の間に入る。

召喚士「魔道士さん…氷を!」

魔道士「はいっ!右手に氷…左手に…雷」

猩々は木々の上を飛び交い、背後へ回る。

戦士「図体の割りに…すばしっこいな!」

盗賊「奴らは私に任せろっ!」

シュバッ…タンッ!!

盗賊が木の枝に飛び上がり、猩々を追う。

戦士「さて…俺はこっちのバケモノか!」

大百足は大きな牙を左右に動かしている。

戦士は雷切を両手で水平に構える。

戦士「………」


175 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 16:09:22.46 ID:ogGCPCEo
>>170-171
盗賊「……か、カワイイ」


176 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 16:16:15.51 ID:ogGCPCEo
大百足が巨大な口を開き、炎を放つ。

ゴアオォォッ!!

戦士「来たっ!!」

戦士は左に飛び、大百足を水平に斬りつける。

ザシュウゥ…

大百足の足が三本切り落とされ、地面に落ちる。

大百足「キチキチキチッ…!」

戦士「さすがムカデ…これじゃ意味ねぇか…」

召喚士「くっ…!盗賊さんはっ!?」

木の上で繰り広げられる追い逃げの攻防に、

召喚士は目で追うが、把握しきれない。

ダンッ…タタタッ…シュッ…タタッ!!

盗賊(……思ったより…早い…!)

猩々「クッキキキ!どうなすった?」

盗賊「…!」


177 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 16:22:06.86 ID:q6ziviUo
猩々「ニンゲン…クウ」


178 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 16:24:18.94 ID:ogGCPCEo
サン「やめろっ!そんな事をしても(ry


181 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 16:41:26.91 ID:ogGCPCEo
猩々「もう終わりかえ?クッキッキ!!」

二匹の猩々は左右に分かれる。

盗賊「く!!」

盗賊は右に逃げた猩々を追う。

猩々「さて…当たりか外れか!」

猩々は反転し、盗賊めがけて飛び掛る。

シュォッ…タタンッ!!……シュッ…

盗賊「……っ!」

盗賊はその場で上の枝に飛び、攻撃をかわす。

しかし、背後には左へ逃げた猩々が迫っていた。

猩々「…クッキキキ!どちらも外れじゃて」

バキィッ!!

猩々が飛び上がり、盗賊を蹴り飛ばす。

盗賊「…ぐっ!!」

バキッ…ガサガサッ!!…バキッ…ドシャアッ…

枝と葉を突き破り、盗賊は地面に蹴り落とされる…。


182 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 16:45:26.88 ID:/vwGqI.o
速さで盗賊が負けるだと・・・?


183 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 16:47:54.86 ID:ogGCPCEo
召喚士「盗賊さんっ!!」

盗賊「…大丈夫!…受け身は取った」

服の土を払いのけると、ふと顔を上に向け、猩々を睨む。

猩々「お主…その肩…」

蹴りを放った猩々の右肩にナイフが突き刺さっている。

ブシュッ!!

猩々「小娘…あの一瞬でやりおるわ!」

猩々「クッキキ!蹴りの刹那に…のぅ…」

召喚士「さて…ここは…!」

猩々「仕方なし…百足を使うかの…!」

二匹の大百足の元へ枝伝いに駆ける。

召喚士「行けっ!コカトリス!!」

シュイィィン

盗賊「戦士ーっ!そっちへ行ったぞ!」

戦士「…おうよっ!!」


184 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 17:02:38.33 ID:ogGCPCEo
コカトリスと盗賊が同時に飛び上がる。

戦士「さーて…こっちも行くかね!」

召喚士「魔道士さん!準備は!?」

魔道士「…いけます!」

戦士は雷切で大百足を斬りつけるが効果は見られない。

戦士「くそっ!デカイ分効きが悪いぜ…!」

バシュッ!!…ザシュウ…ザンッ!!

戦士「しかも雷まで効かねぇときやがる!くそっ!」

猩々「さて…百足、炎を…」

魔道士「やぁっ!!」

ドドンッ!!ガカアァァッ!!

猩々「…なんとっ!?」

猩々の飛びつく木に雷が落ち、枝が折れ砕ける。

盗賊「…しっ!!」

落下する猩々を盗賊の蜘蛛切が捉え、斬り飛ばした。


185 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 17:11:43.13 ID:ogGCPCEo
猩々「ぐっ…ぅ!!」

猩々は片腕を切り落とされ、木の上に逃げる。

ババッ…タンッ!!

猩々「甘くみておったわ…!」

猩々「やるかね…」

猩々は腰から瓢箪を取り出し、中身を飲み始める。

ゴキュッ…ゴクッゴクッ…

猩々「プハー…!美酒美酒!」

猩々「勝利の美酒といきたきものよ…!」

戦士「戦いの最中に酒とは…呑気なモンだな」

魔道士「もう一回…!」

猩々「さて…そうらっ!!」

二匹の猩々が口から、上空へ激しく霧を蒔く。

その直後、大百足が炎を放ち、霧に引火し、激しく燃え上がる。

ブシュウゥッ…ゴアオォォッッ!!



186 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 17:19:09.97 ID:XQrZ0gDO
うおぉぉぉ!盗賊たんにカワイイ言われた!
魔導士ちゃんごめん、僕は盗賊たん!


187 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 17:27:20.10 ID:qdKlCdc0
魔導士はそのうちメドローアとか使えるようになりそう


188 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 17:32:35.81 ID:ogGCPCEo
>>186
魔道士「え〜っ?私は…捨てられちゃったんですね…グスン」


196 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 17:58:00.89 ID:ogGCPCEo
vip中につき、後ほどまで休載致します。すいません


199 :パー速民がお送りします [] :2009/11/25(水) 18:59:15.13 ID:s/Ha8xw0
誰かvipスレ教えてwwwww


200 :パー速民がお送りします [] :2009/11/25(水) 19:07:11.68 ID:0mdBlFw0
ヒント⇒@

多分これだと思う。。。


203 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 20:10:22.12 ID:.QzXpCMo
戦士「ぐぉっ!!」

盗賊「…!!」

召喚士「なにっ!?」

パーティーの頭上を炎の霧が襲う。

魔道士「っ!!…撃ちますっ!」

ドドンッ!!…キキイィィン…

魔道士の放った氷が炎を沈下していく。

ダッ!!

身を伏せていた盗賊と戦士が立ち上がり、走る。

魔道士「くっ…うぅっ…ダメ!足りないっ!」

召喚士「……ならばっ!!」

召喚士の声に応じ、コカトリスが石化の息を放つ。

ゴオォォ…

息は氷を包み込み、ドーム状の石壁を作り上げた…。

召喚士「さぁ…これで炎は破りましたっ!!」」


205 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 20:12:26.67 ID:.QzXpCMo
vip落ちちゃったwやっぱり1つに集中しろって事ですね!

>>197
ここは1のIDをチェックするインターネッツですね

>>200
マジレスでアンタ何者だよwビックリしました


207 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 21:45:07.07 ID:.QzXpCMo
猩々「な、なんと!?」

その時、盗賊が目の前に姿を現す。

猩々「なっ…!?しまっ」

ザシュッ!!…ドンッ…コロコロ

蜘蛛切のひと振りで、猩々の首が飛んだ…。

召喚士「さぁ!もう一息!!」

コカトリス「承知っ!!」

コカトリスが空中より、大百足の顔へ息を吐きだす。

ゴオォォォッ…!!

召喚士「戦士!とどめをっ!!」

戦士「おうっ…!」

戦士は雷切を鞘に納め、大斧をかつぎ構える。

戦士「ふーっ…うりゃぁっ!!」

ブンッ!!……ザクゥ…ドシャアァッ!!

大斧の人振りは、大百足の体を真っ二つに切り離した…。


208 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/25(水) 21:48:31.73 ID:.QzXpCMo
大百足「グギャァァッ…!!」

ドシャアァッ…

猩々「…ひっ!!」

ダッ!!

戦士「逃がすかっ!」

召喚士「いやっ!追わなくていいよっ!」

盗賊「…うむ、あの傷なら…もう何もできまい」

戦士「……だな」

ドスン

魔道士「ふーっ…終わりましたね」

召喚士「強かった…」

戦士「傷…大丈夫か?」

盗賊「…ん?…あぁ」

召喚士「さぁ、もう少しです。頑張りましょう!」

四人は薄暗い山道を更に先へと進んで行った…。


209 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 21:50:49.28 ID:Q54xxcAO
やっべwwwwwwオレの携帯の予測でも
とうぞ→藤蔵が1番に予測されるwwwwwwww



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