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白剣士「明日が平和なこと」
77 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:47:13 ID:sOA3oJ9M
 
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――――【4日後・西の港】


…ウロウロ…ソワソワ

白剣士「ったく…何で俺がこんなこと…」

…ウロウロ…


…ボォォッー……!!

白剣士「!」


78 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:48:18 ID:sOA3oJ9M
 
…タッタッタッタ

白剣士「この船か…?貨物船か、商船つってたし間違いないか…」


…ザワザワ…ニモツハコビダセー!!

商人A「時間がないぞー!時は金なりだ!」

商人B「おうよ、どんどん運びだせー!」


白剣士「…商人ばっかだな」


商人A「おらそこの男!邪魔だぞ!」

白剣士「あ、すんません。ちょっと聞きたいんですけども、女の子とかこの船に乗ってなかったすか?」

商人A「女の子?うちの船は男しか乗っとらんよ。それに狭い船だから、女の子がいたらすぐわかるしな」


79 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:49:08 ID:sOA3oJ9M
 
白剣士「…そうっすか」

商人A「さあどいてどいて。どんどん運ばなあかん!」

白剣士「あ、はぁ…」


商人A「あー…そういえば、この船の前にもう1隻、今日は船が入ってたと思うからそっちかもしれんよ」

白剣士「…商船ですかね?」

商人A「確か商船だったと思うよ。えーと…前の船だともう3時間も前になるかな」


白剣士「そっちだったか!くそっ!」ドンッ


80 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:49:38 ID:sOA3oJ9M
 
商人A「知り合いか何かだったのかい?」

白剣士「そういう感じです。と、するともう馬車で中央国へ行ったあとか…急がないと!」ダッ

商人A「…何かわからんけど、頑張れよー」


81 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:50:38 ID:sOA3oJ9M
 
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…パカラッパカラッ


馬車商人「そんな急かさないでくれよ!」

白剣士「急いでくれ!」

馬車商人「一体何をそんなに急いでるんだい?」

白剣士「とにかく急げ!全速力だ!」

馬車商人「馬が持たないよ!」


白剣士「っち…、何でこうなるかな…!」


82 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:51:48 ID:sOA3oJ9M
 
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――――【一方・中央国】


…スタッ

悠久姫「久々じゃのう…白剣士の家は…あっちだったか!」


83 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:52:20 ID:sOA3oJ9M
  
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85 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/09/17(火) 09:56:52 ID:ObU49Hyo
乙です。
やっと白剣士の繋がりがわかった
今後が楽しみです。


86 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/09/17(火) 09:58:00 ID:dNEcmpzE
乙です
叔父さんかっこいい!


88 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/09/18(水) 08:11:33 ID:kcDMmDIk
皆様ありがとうございます


89 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:12:35 ID:kcDMmDIk
 
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――――【数時間後・白剣士の家】


…タッタッタッタッタ・・・

白剣士「はぁ…はぁ…、家…にはいないか…」


…キョロキョロ

白剣士「もしかして…あの船に乗ったままだったのか…!?」


…タッタッタッタ…オーイ…


白剣士「…ん?」

叔父「白剣士!」

白剣士「叔父さん…何の用だよ」
 
 
叔父「君の知り合いだっていう女の子が冒険酒場に来てるんだけど…」

白剣士「…何だって?」


90 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:13:17 ID:kcDMmDIk
 
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…ガチャッ

白剣士「…」

悠久姫「…」スゥスゥ

白剣士「で、何でベンチの上でこいつは寝てるんだ?」


叔父「はは…、疲れたから休むって言ってたんだけど、気づいたら寝てたんだよ」


白剣士「どこでも寝るやつだな本当に…」

叔父「ま、疲れてたみたいだし…もう少し寝かせてあげようか」

白剣士「んむ」


91 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:13:51 ID:kcDMmDIk
 
店員「あ、白剣士さん!」

白剣士「よう」

叔父「ん?彼と知り合いだったのか?」


白剣士「この間ちょっとな。またお茶でいいぜ」

叔父「ごめんね、お茶出してあげてくれる?」


店員「それは別にいいんですけど、オーナーの知り合いなのですか?」


叔父「ああ…僕の兄さんの息子さんだよ」

店員「えっ!?」

叔父「そういう事は、あんま話さない人だったから初耳かもしれないけどね」


92 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:14:22 ID:kcDMmDIk
 
店員「へー…じゃあ、かなり腕はたつんですね?凄い冒険とかしてそうですが!」

叔父(!!)

…チラッ


白剣士「…」


叔父「ま、まぁまぁその話はいいじゃないか!」

店員「何でですか?聞きたいじゃないですか!」

叔父「…っ」ハラハラ


白剣士「…別に。俺は冒険稼業はしてないんだよ」


93 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:14:58 ID:kcDMmDIk
 
叔父(…!)


店員「そうなんですかー…」

白剣士「…まあな」

店員「それじゃ、こちらがお茶になります」

…コトッ


白剣士「ありがとよ。んで、叔父さん…聞きたいことあるんだけど」

叔父「…お?お、おぉ!何だい?」


白剣士「姫…じゃない、こいつは、この格好でここに来たのか?」


94 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:15:31 ID:kcDMmDIk
 
叔父「…あ、いや上にローブは羽織ってたけど、寝てる時に脱げたからそこに掛けておいたよ」


白剣士(悠久王国の姫って分からなかったのか)


叔父「どうかしたのかい?」

白剣士「いや何でも。そのローブどこだ?」

叔父「そこに」


白剣士「ちょっとかけておいてくれ。こいつすぐ風邪引くんだわ」

叔父「…わかった」
 

…パサッ


95 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:16:02 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「…ま、それで大丈夫だろ。あんがとさん」

叔父「…」

白剣士「…どうした?」

叔父「あ。いや…何でもない」


白剣士「何だよさっきから…」

叔父「いや…、まあそれより、この子はどういう知り合いなんだろうか?」

白剣士「まー…トモダチ、だ」


叔父「はあ、トモダチ…」


白剣士「つーかこいつは、わざわざ何しに来たんだ?」


96 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:16:40 ID:kcDMmDIk
 
叔父「…白剣士に会いに来たんじゃないのかい?」

白剣士「俺に!?」

叔父「入ってきたと思ったら、白剣士はいませんかって聞いてきたからね」

白剣士「何でこの冒険酒場に来たんだ…」


叔父「白剣士が教えたんじゃないのか?叔父や父親が経営してたってね」


白剣士「まあそんな感じのは言ったが…」

叔父「じゃあ…白剣士に用事があって来たんだろう」


白剣士「俺に…ねぇ…」


97 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:17:16 ID:kcDMmDIk
 
叔父「…」

白剣士「んー…」

叔父「?」

白剣士「…」


叔父「…どうしたんだい」

白剣士「いや…ふむ…」

叔父「…?」

白剣士「店員サン。ちょっと悪いけど、席外してくれるか」


98 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:17:46 ID:kcDMmDIk
 
店員「あ…僕ですか?はい、いいですよ」

…トコトコ…バタンッ


白剣士「悪いな。んで、叔父さん。ちょっと話があるんだ」

叔父(…この間の事で、少しだけ心を開いてくれたのかな)


白剣士「…あのさ、これは"叔父さん"としてじゃなく…"聖剣士"としての話を聞いてもらいたい」


叔父「…ふむ」

白剣士「俺がこの子と出会ってからのことだ…」


99 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:18:16 ID:kcDMmDIk
 
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白剣士「…というわけだ」

聖剣士「なるほど。まさかこの子が姫様だったとはね…」

白剣士「それで、今ここにいる。さっき、ウィッチからもそれだけでよー…意味がわからないんだ」


聖剣士「…」

白剣士「…」


聖剣士「うーん、白剣士は…姫様に会いたいとは思わなかったのか?」


100 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:18:50 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「俺が!?」ガタンッ!!


悠久姫「…」ピクッ


聖剣士「そう。白剣士は、姿を消した時、辛くはなかったか?姫様に会いたいとは思わなかったか?」

白剣士「…俺は…、そりゃあ…辛かった…かな…」


聖剣士「…こんな事いうと、また怒るかもしれないけどね。君のしたことは、立派な冒険だと思う」

白剣士「冒険…俺が?」

聖剣士「未知の土地で、姫様と一緒に戦い、そして救い出した。君のしたことは、立派だ」


白剣士「…当然のことだろう」


101 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:19:20 ID:kcDMmDIk
 
聖剣士「…当然と分かっていても、それが本当にできるかどうかは分からない」

白剣士「…」

聖剣士「それを君はやってのけたんだ。立派な冒険だよ」

白剣士「…」


聖剣士「きっと、白剣士と短い間の旅で、姫様は心打たれたんだろうね」

白剣士「あんな…旅でか?」

聖剣士「…白剣士にとっては、"あんな旅"なのかい?」


白剣士「う…」


102 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:19:53 ID:kcDMmDIk
 
聖剣士「そんな訳ないだろう。本音を言うことも、自分自身を見つめる大切な材料だよ」

白剣士「…少なくとも、今までの当たり前だと思っていた生活よりは…ワクワクした」


悠久姫「…」


白剣士「いや、きっと楽しかった…のか。姫と出会って、俺は少し変われたんじゃないかと思う」

聖剣士「…そうか」

白剣士「ただ、色々起きすぎて俺の頭がついていけなかった」

聖剣士「…」


白剣士「俺の正体を知って、姫が嫌うんじゃないかっていう…思いが強かったんだ」


103 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:20:26 ID:kcDMmDIk
 
聖剣士「…本当に、君のことを嫌いになると思うかい?」

白剣士「いや…分かってる。それはないってな。けど、トラウマはそう簡単に治るもんじゃないんだ」


…カタカタ


白剣士「こうやって話すだけでも、お茶を持つ手が震えるんだ。情けない話だぜ」

聖剣士「…」

白剣士「って俺は叔父さんに何話してんだよ!ばかやろう!」


104 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:22:06 ID:kcDMmDIk
 
聖剣士「はは、素直になって…自分を見つめてみて…初めて本当の気持ちが分かるんだ」

白剣士「知った風に…」

聖剣士「…白剣士。君は"悠久姫"に、会いたかった…のかい?」


白剣士「…俺は…」


悠久姫「…」


白剣士「姫に…っ」



…ガタガタッ!!


105 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:22:51 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「!?」

聖剣士「…おや?」


悠久姫「あー…よく寝た!」ムクッ


白剣士「姫…」

悠久姫「あーっ!白剣士…やっと見つけた!」

白剣士「お前…」

悠久姫「なんじゃその顔は!久々に会って、喜んだりはせぬのか!」

白剣士「いや…まあ…うん」


106 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:23:24 ID:kcDMmDIk
 
悠久姫「…」

白剣士「その…元気だったか?」

悠久姫「…当たり前じゃ。私を誰だと思ってる」


白剣士「そうか…」


悠久姫「辛気臭いのぅ!ほら、白剣士の家にいくぞ!」

白剣士「俺の家かよ!」

悠久姫「あそこじゃないと落ち着かないのだ!行くぞいくぞ!」


白剣士「はぁー…、叔父さん、またな」

聖剣士「…はいよ」ハハ


107 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:23:55 ID:kcDMmDIk
  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【白剣士の自宅】


…ガチャッ…バタンッ

白剣士「…」

悠久姫「久しぶりじゃのう!変わっておらんのう」

白剣士「…そうそう簡単には変わらんだろ」


悠久姫「どれどれ…えっちな本は増えたかの…」ゴソゴソ

白剣士「おいこら!何やってる!」


108 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:24:32 ID:kcDMmDIk
 
悠久姫「あはは、冗談じゃ!」

白剣士「ったく…お前も変わってねえなあ」

悠久姫「へへー!」ニコッ


白剣士「まあ、変わったといえば変わったこともある」

悠久姫「?」

白剣士「あの時、怒られた隣人がいなくなった。傭兵稼業にいったんだとよ」

悠久姫「…そうか」


白剣士「…さて、と。まあ座れ」


109 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:25:04 ID:kcDMmDIk
 
悠久姫「うむ」チョコンッ

白剣士「で、お前は何しに来た」


悠久姫「…白剣士に会いに来た」


白剣士「…本当は?」

悠久姫「本当じゃ」

白剣士「ウソつくなよ」

悠久姫「本当じゃ!」


白剣士「…俺に何で会いにきたんだ」


110 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:25:54 ID:kcDMmDIk
 
悠久姫「…あんな別れ方をするのは、嫌だったからじゃ」

白剣士「…」

悠久姫「それと…、その…うん…」


白剣士「?」


悠久姫「短い間だったけど、凄い楽しかった。白剣士と、もっともっといたかったんじゃ」

白剣士「お前な…一国の姫なんだから、その辺はもっと自制心を…」

悠久姫「人が人に会いたい。私はそれを抑えられんかった」


111 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:26:29 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「…」

悠久姫「それと…私は、こういう友達がいなかったと言っただろう。うれしかったんじゃ」

白剣士「…ふん」

悠久姫「私は…浅はかな女かもしれん…」

白剣士「ん?」


悠久姫「私は…、多分…白剣士のことが…好きだ」


白剣士「…っ」

悠久姫「守ってもらって、強さを見せてもらって。それがお主から感じられる温かさに思えた」


112 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:27:03 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「…何言ってやがる」

悠久姫「確かに乱暴な所もある。だが、それ以上に…お主の優しさが私の中ではとても温かい」

白剣士「…」


悠久姫「…だから、こうして会いに来たんだと思う。いや…だから来たのじゃ」

白剣士「…」

悠久姫「最初は"お礼の為"といったが、こうして会って…改めて素直になろうと思う」

白剣士「…」


悠久姫「好きだぞ、白剣士」


113 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:27:33 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「…っち、そんなもん、色々初めての体験だったから混乱してるだけだ」

悠久姫「…それでも、よい」

白剣士「…んだよ。好きだって言えば、俺が答えると思っているのか」


悠久姫「…」

白剣士「…」

悠久姫「…」


白剣士「……くそっ!そんな眼で俺を見るな!」


114 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:28:05 ID:kcDMmDIk
 
悠久姫「…」

白剣士「こういう時、どうすればいいか分からねえんだよ!」

悠久姫「…白剣士」

白剣士「本当の友達も出来ず、人に感情を寄せる事なんて…今までなかったんだ!」

悠久姫「…」


白剣士「…好き?そう言われても、どう答えればいいのか分からないんだ!」


悠久姫「白剣士…聞きたいことがある」

白剣士「…なんだ」


115 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:28:37 ID:kcDMmDIk
 
悠久姫「お主は…私ともう1度…会いたいと思ってくれたのか?」

白剣士「…っ!」

悠久姫「どう思おうがいい。私は私の素直な気持ちを伝えられて…充分なんじゃ」

白剣士「…」


悠久姫「だが1つだけ、聞きたい。お主は…会いたいと思ってくれたのか…?」


白剣士「…お、俺は…」

悠久姫「…」


116 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:29:17 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「俺は…お前と…」

悠久姫「…」

白剣士「お前と…会いたいと…思って…い……」


…コンコン


白剣士「…」

悠久姫「…誰か来たようじゃな」

白剣士「…」


…コンコン


117 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/09/18(水) 08:30:02 ID:kcDMmDIk
 
白剣士「…っ」

悠久姫「気にするでない」

白剣士「…」


…トコトコ…ガチャッ


白剣士「はい、どなたですか」


聖剣士「…白剣士、少し、いいかな」

白剣士「…姫、ちょっとだけ待っててくれるか」


悠久姫「わかった」


120 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/09/18(水) 09:16:57 ID:S1GfV5RM
乙です
聖剣士きた!


121 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/09/18(水) 11:07:46 ID:WiKjPNOY
チラっとしか読んでないけど三点リーダー多用しすぎ


122 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/09/18(水) 19:48:13 ID:TDhpwkYo
多用したからなんだと。
楽しみに保守しとけばいいのよ。


123 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/09/19(木) 08:59:26 ID:uiWVzFeg
白剣士シリーズ初めて知ってやっと追い付いた。
個人的にこのシリーズが好み。
更新楽しみです。


124 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/09/19(木) 09:55:33 ID:6nmP4UFs
皆様ありがとうございます。
>>121
自分の書き方上、仕方ないことなのですが、同じ人物に2度連続でしゃべれらせない
という事をしてたり、静かな描写、シーンをメインにしているのでそうなってしまいます。
見にくい部分もありますが、ぜひよろしくお願いします。


125 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/09/19(木) 09:56:15 ID:6nmP4UFs
>>123
ぜひ、楽しんでいって頂ければ幸いです(A´ω`)



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