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少女「それは儚く消える雪のように」 2
- 135 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga]
投稿日:2012/03/24(土) 21:46:57.43 ID:s9qUNLnH0
*
数時間後、病院のベッドに絆は固定されていた。
その隣で、渚が俯いて座っている。
彼女は持っていたファイルを開いて、
ボンヤリと空中を見つめている絆に、重い口を開いた。
「フォロンクロン、他二拠点で多数の死星獣の
出現は感知されましたが、絃元執行官をはじめとした、
新世界連合の『人間』は確認されませんでした。
おそらく三拠点に攻撃する前に、拠点が移されたと
思われます。フォロンクロンの地下に、もぬけの殻に
なった拠点跡が発見されました。
攻撃で半壊していましたが、おそらく新世界連合が
使っていたものと考えられます。
他二拠点では、AADは全滅。
エフェッサーの戦力が残ったのは、
フォロンクロンだけでした」
- 136 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:47:37.06 ID:s9qUNLnH0
「…………」
絆は外を見た。
……絃に嵌められた、と考えるのが一番妥当なのだろう。
彼が、桜と、桜のクローンを連れ出した時から、
既に彼の策は始まっていたのだ。
おそらく狙いは元老院。
絆や、エフェッサーの本部役員でさえも
その所在を知らない、モニターの向こうの数百人の老人達。
彼らの情報を、新世界連合は欲しがっていたのだ。
そして同時に。
彼らは、エフェッサーの有するAADの
情報も欲しがっていた。
- 137 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:48:14.23 ID:s9qUNLnH0
――あの黒いコアを思い出す。
死星獣のコアに酷似していた。
もしかしたら……と思っていたが、
どうやら、間違いないようだった。
死星獣とバーリェは類似した存在なのだ。
だから雪の細胞と死星獣の細胞は、
融合して霧を創りだすことが出来た。
適合したのだ。
それが偶然とは思えない。
そして、AADに使われている技術も、
死星獣のデータを応用したものなのではないのか。
そう考えると、絃が他ならぬ桜を犠牲にしてまでも
逃げて、人型AADのブラックボックスを、
死星獣を使って回収させたことも納得がいく。
- 138 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:49:06.21 ID:s9qUNLnH0
AADのブラックボックスは、
死星獣にもそのまま応用できるのではないか。
……死星獣がAADを取り込んだ瞬間を目の当たりにした。
多少なりとも同一要素を含んでいることで、
あそこまで陽月王と同一な機体を作り上げることが
できたのではないのか。
桜は、その捨て石にされた。
――絃は、桜を守るために裏切ったのではない。
桜を使ってでも、本当に「人類を抹殺するため」だけに
裏切ったのだ。
おそらく絃は、新世界連合は、
桜達が三方向に分かれた時点で、既に拠点を移している。
そしてのうのうとエフェッサーが残り香を追跡してきた
ところを、大量のタイプγ死星獣で襲ってきたのだ。
- 139 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:49:46.75 ID:s9qUNLnH0
つまり。
「………………犬死にかよ」
小さな絆の呟きを聞いて、渚が口をつぐんだ。
優も、文も。
犬死にだ。
桜を道連れにしたとはいえ、
ブラックボックスも回収されている。
文の自爆で、全体の半分のAADが
残存したとはいえ、残りの半分を破壊したのは、
優と文のようなものだ。
一概に、彼女達の活躍だとは言えないのが事実だった。
最初から間違っていたのだ。
決められたことを、決められた通りに、
決められた分だけやれば幸せになれるなんて、
そんな楽な考えはなかったのだ。
- 140 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:50:38.25 ID:s9qUNLnH0
そうしようとして結局どうなった?
優はブラックボックスにエネルギーを
全て吸い取られて死んだ。
文はそれに絶望して、
本来バーリェがとるはずのない行動に出た。
自殺だ。
そう、自殺だった。
五大原則にもある意識に抗って
尚余りあるほど、彼女は絶望したのだ。
それは絆への愛を、インプットされた
好意感情を上まっていることであり。
いわば、文の優に対する「愛」だったとも言えた。
目を閉じて、息をつく。
- 141 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:51:12.53 ID:s9qUNLnH0
骨折五箇所。
肋骨には所々ひびが入っていて、
背中には広範囲で火傷が広がっている。
重症だ。
そして結果が。
これだ。
……絃が、桜を捨て石にしたことに
対する衝撃も大きかった。
あくまで彼は、「トレーナー」であると
心のどこかで勝手に定義づけていたのだ。
そう、思いたかっただけなのかもしれない。
「……元老院およびエフェッサーは、
あなたに新しいバーリェの支給を検討しています
……検討しているのですが……」
- 142 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:51:45.80 ID:s9qUNLnH0
言い淀んでから、渚は呟くように言った。
「……どう、されますか?」
絆は緩慢に彼女の方を向くと、自嘲気味に笑った。
「どうするも何も……受け取らざるを得ないんだろ。
状況は、切迫しているからな」
「私は、あなたの監査を担当しています。
結果だけを重視している本部の判断とは異なり、
あなたのことを客観的に、行動全てを見て判断することが
出来ます。私は、あなたはトレーナー職から遠ざかるべきだと
考えます。全てが通るとは限りませんが、
多少なりとも、発言の効果はあると思います」
渚が小さな声で言う。
「…………」
絆はしかし、渚から視線を離して、
掠れた声で関係のないことを呟いた。
- 143 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:52:36.14 ID:s9qUNLnH0
「……みんな死んだなぁ」
「…………」
「その前にも、沢山殺してるけど
……今回のはちょっときついな……
五人もいたのに、今は同期は雪だけだ。
雪だって、あと何日生きられるか分からない」
「…………」
「いい子達だったんだ。今回は、特に」
「……分かります」
「あんたに何が分かるって言うんだ」
絆は呟いた渚の言葉を鼻で笑った。
しかし渚は、俯いたまま続けた。
- 144 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:53:13.47 ID:s9qUNLnH0
「何となくですが……分かります。
あなたのバーリェ達は、みんなあなたを
守るために死にました。どの子も、自分が死ぬことに
対して躊躇がありませんでした。
あなたは、愛されていたんだなって私は思います」
「…………」
「その事実だけじゃ……いけないんでしょうか?」
絆は、ギプスが嵌められた腕で頭を抑えて、息をついた。
そしてだいぶ沈黙してから呟く。
「それじゃ、多分いけないんだな……」
「…………」
「愛されるだけじゃ、多分駄目なんだよな。
俺はそれに値する愛を、返してやれたのかって疑問なんだ」
- 145 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:53:39.28 ID:s9qUNLnH0
「…………」
「多分俺は、返せてない。
あいつらに、あいつらの与えてくれた愛を、
それに値する愛を返せていない。
だから……だからこんなに苦しいんだ。
だからこんなに……」
絆は顔を上げて、渚に言った。
「連れて行って欲しいところがある。
手続きをとって欲しい」
- 146 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:54:10.72 ID:s9qUNLnH0
*
絆が希望したのは、軍病院からさして
離れていない小さな自然公園だった。
渚に支えられながらタクシーを降りて、
松葉杖をついて歩き出す。
桜の花が、咲いていた。
花が咲いていた。
ピンク色の花びらが舞い散っていた。
バイオ技術で管理された自然の中、灰色の空の下。
その花は、ただひっそりと咲いていた。
排気ガス臭い空気がなびき、また花びらが散った。
それは整備されたコンクリートの地面に落ちると、
静かに横たわった。
- 147 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:54:40.32 ID:s9qUNLnH0
そしてひときわ強い風が吹いて、
どこかに消えていってしまった。
絆は、またひらひらと落ちてきた花びらを手で掴んだ。
手の中で僅かに震えるそれをくしゃりと握りつぶし、
風の中に放る。
――声が、聞こえた気がした。
幸せな声が。
楽しそうな声が。
しかし、振り返った先には何もなかった。
ただ漫然としたピンク色の花びらが
舞っているだけだった。
- 148 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:55:16.33 ID:s9qUNLnH0
過ぎ去った日。
過ぎ去ってしまった日。
もう戻らない日々。
もう返らない日々。
しかし、去年と、
その前と同じようにこの花だけは咲いた。
憔悴した目で、周りを見回す。
くすんだ視界に映るのは、何もない、
ただ花が咲き乱れる空間。
そして一本の樹の根元に、
ひっそりとたたずんでいる、一抱えほどの石だった。
バーリェの墓、と絃は呼んでいた。
バーリェ達は死んだら火葬されるでもなく、
大概は検体として分解された後、リサイクルに回される。
- 149 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:55:58.21 ID:s9qUNLnH0
優秀な個体であればあるほど、そうなる。
それに、今回のように自爆してしまった
優と文には、亡骸が存在しない。
その火葬されるわけでもない、
骨が埋まっているわけでもないバーリェ達の「墓」、
と絃は勝手に呼んで、死んだバーリェの名前を彫っていた。
いつしか、絆もその石に死んだバーリェの名前を
彫るようになっていた。
絃から話を聞いた、他の上級トレーナー達も、
時折訪れているらしい。
名前が、増えていた。
持ってきた彫刻刀を握り締めて、
ゆっくりとその石に近づく。
命が死んでから、ここには来ていない。
- 150 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:56:33.70 ID:s9qUNLnH0
彼女の名前も彫ってやらなければならなかった。
絆達人間も、死んだら大概は火葬されて
灰は埋め立て処分をされる。
墓、という概念がいまだによく分からなかったが
それが「弔い」の気持ちから来るものであるということは、
今の絆にはよく分かっていた。
体中の痛みで霞む視界を無理矢理定め、名前達を手でなぞる。
沢山、死んだなぁ。
そう思う。
ふと、その手が一番新しい場所で止まった。
桜の名前が、掘ってあった。
乱雑な字で。
しかし、深く。
- 151 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:57:14.86 ID:s9qUNLnH0
いつ掘られたものなのかは分からない。
絃が掘ったのだろう。
おそらく、桜を連れて本部に出頭した最後の日に。
――桜を安楽死させてやろうと思うんだ。
絃の言葉が脳裏に蘇る。
安楽死、と絃は言っていた。
もしかしたら。
桜は、それを拒んだのではないか。
自分の意思で、玉砕する事を選んだのではないか。
乱雑に彫られた字を指でなぞり、絆は沈黙したまま、
右手で命、優、文の名前を、愛の名前の隣に加えていった。
- 152 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:57:53.62 ID:s9qUNLnH0
――涙が流れた。
最後に文の名前を彫り終わって、
絆は彫刻刀を取り落とした。
何故泣いているのか、何が悲しいのか。
この期に及んでも絆はまだ、良く分からなかった。
分からなかったが。
悲しかった。
苦しかった。
手を伸ばして、樹から花がついた枝を一本折り取る。
そして絆は、そっと石の前にそれを置いた。
両手で頭を抱えて、泣きながら石の前に膝をつく。
- 153 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:58:23.26 ID:s9qUNLnH0
もう戻らない日々。
もう返らない日々。
ピンク色の花びらが舞っている。
風が吹いた。
絆の苦しみなどを知らないかのように、
風はただ吹いて。
そしてただ、漫然と花びらは舞っていた。
- 154 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:58:58.67 ID:s9qUNLnH0
*
雪の目が覚めたと聞いたのは、
それから二日経ってのことだった。
霧と一緒に、彼女に手を引かれながら絆は、
雪の病室を訪れた。
扉を開けると、ベッドの上に上半身を起こした
雪の姿が映った。
彼女は見えない目を二人に向けると、
嬉しそうに掠れた声を発した。
「絆、霧ちゃん……」
「お姉様!」
霧が駆け足で彼女に近づき、手を握る。
痩せていた。
やつれていた。
- 155 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 21:59:30.89 ID:s9qUNLnH0
窓が開いていて、排気ガス臭い空気が部屋に充満している。
絆は雪の頭を撫でて、それを締めようと窓に近づいた。
「あ……締めないで」
雪はそう言って、小さく付け加えた。
「花の匂いがするんだよ」
「花の?」
絆はそう言って、笑った。
「そうだな。花の匂いがするな」
「みんなは? 私が病気の間、みんなはどうしたの?」
雪がそう問いかけた。
霧が俯いて、唇を噛む。
絆は雪の隣の椅子に腰を下ろして、そして言った。
- 156 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 22:00:10.79 ID:s9qUNLnH0
「みんな、天国にいるよ」
雪は一瞬停止した後、絆にそっと、微かな笑顔を向けた。
「……そうなんだ」
「ああ」
「みんな、ちゃんと頑張った?」
「頑張ったよ。凄く頑張った」
絆はそう言って、雪の頭を抱き寄せた。
そして軽く撫でてやりながら、呟いた。
「また会ったら、伝えてやってくれ。
俺が、褒めてたって。
みんなに。絶対に、伝えてやってくれ……」
「うん、分かった。伝える」
雪が小さく頷く。
- 157 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 22:00:42.46 ID:s9qUNLnH0
彼女の白濁した瞳から一筋涙が流れて落ちる。
さやさやと、排気ガス臭い風が吹いていた。
作られた町。
作られて整備された人々。
その中で、変わらず花だけは今年も咲いた。
その匂いは正直よく分からなかった。
分からなかったが、花は咲いている。
その事実だけで、いいのではないだろうか。
何とはなく思う。
- 158 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 22:01:15.40 ID:s9qUNLnH0
俺は……負けない。
負けるものか。
折れそうな心の中で、一つだけそう思う。
何に負けないのか。
自分自身にだ。
ともすれば折れてしまいそうな
この心を折らないように、俺は前に進んでいくんだ。
トレーナーとして。
この子達が愛する対象として。
この子達を、愛してやれる存在として。
それが、俺のカルマであり。
俺の、存在の証明なんだ。
- 159 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 22:01:56.56 ID:s9qUNLnH0
たとえどんなに世界が混乱していようと。
明日終わってしまうような
か細い世界だったとしても。
生きていこう。
この子達と一緒に、今を。
生きていこう。
明日に繋がる今を。
そして、戦うんだ。
自分に負けることなく、強い心で。
先に、先に進んでいくんだ。
絆は雪の頭をそっと離すと、
霧と彼女に向かって笑顔を向けた。
「さぁ、帰ろうか……俺達のラボに」
- 160 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/24(土) 22:05:20.35 ID:s9qUNLnH0
お疲れ様でした。
第四話「小春色の叫び」はこれで終了となります。
第五話に続かせていただきます。
ツイッターやスレを通して、沢山のメッセージを
いただいています!
私の中の糧とさせていただいています。
ありがとうございます!!
ご意見やご感想、ご質問などがございましたら、
お気軽に書き込みをいただけますと嬉しいです。
それでは、まだ続きますが、よろしければ
お付き合いください。
今回は失礼させていただきます。
- 161 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/24(土) 22:06:59.87 ID:2h5Y9xsn0
乙!
しかし、>>1の伏せんの貼り方が上手すぎる。
- 163 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/25(日) 03:28:51.96 ID:yNXfrtOWo
みんな、みんな死んでしまったね・・・
元老院側はどう動くのかな、楽しみ
お疲れ様
- 166 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/25(日) 20:40:46.25 ID:Z/IGODqSO
乙。残るは雪と霧だけか………
切ないな。凄く切ない
後、しつこいようだが、身体には気をつけてな
- 167 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/26(月) 17:48:43.45 ID:RKxYlSwDO
そういえばAshGrathには載せなくて良いの?体調わるいなら無理しないでね。
- 168 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/26(月) 19:35:49.82 ID:H1W87tW/0
こんばんは。
元老院がとった行動は、更なる粛清攻撃と戦力の強化で……。
世界情勢ははどんどん悪化していってしまいます。
実のところまだ体調は良くなっていません。
溶連菌感染症はしぶといですね。
皆様もお気をつけください。
ご心配をおかけします。痛み入ります。
無理せずに頑張ります。
小説サイトには時間が出来ましたら追加させていただきます。
ちょっと作り変えようかとも思っています。
お楽しみ頂けて有り難い限りです。
これからも、お付き合いいただければ幸いです。
それでは、第五話を書き始めましたので投稿させていただきます。
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