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剣と盾と象徴の物語なようです
36 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:06:47.96 ID:2RSiGn+Z0
黒「・・・はぁ〜・・・本格的に終わったかねこりゃぁ・・・」

 (・・・あれが偽者ってこたぁねーよな・・・お付きのババァもまともだったし、あいつも言う事聞いてたし・・・)

 (クソッ・・・やっちまったよ・・・まだ実行部隊がどこの騎士団なのかも掴んでねーのに・・・)

 「ああああああああああっ!!!もおおおおおおおおおおおぅっ!!!」

 「オマエラスマンっっっ!!!!!やっちまったっっっ!!!!!!」

 「負け恥晒しながら首括らにゃならなくなったっっっ!!!!」

 「仇は取れねぇぇっっっっっ!!!!!!!!!!」

        ・・・ぐぅっ・・・ぅっ・・・情けねぇ・・・クソッ・・・情けねぇっ・・・!!! 

 「おめえらぁぁぁっ!!!

  ・・・アニキィィィィィッ!!!

  すまぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんっ!!!!!!!!!!!!!!」
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37 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:08:21.75 ID:2RSiGn+Z0
黒(・・・はぁ〜あ・・・あれから結構日にち経つけど音沙汰ねーな・・・いつになったら捕まるんだオイ・・)


1「おい・・・俺ちょっと思い付いたんだけどよ・・・聞いてくんね?」

2「何を?」

1「・・・昨日よ・・・カメムシをこう・・・手で潰しちまったんだけどさ」

2・3「マジで?wwwwくせっwwwwww」

1「おぉ。マジくっせぇんだけどさ。メシはマズイは寝れないわで大変だったワケよ」

 「だからさ。カメムシ大量に捕まえて敵陣に放り込めばさ。心理的にも打撃与えられるんじゃねーかと思ってよ」

2「カメムシで??」

1「カメムシで」

3「お前バカじゃね?wwww」


38 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:10:11.16 ID:2RSiGn+Z0
黒(・・・・・・捕まるとしたら罪状は何だろーな・・・王家に対する不義理とかそんな感じか?・・・わかんねーけど・・・)


1「いやイケるってwwこう・・・大量のカメムシ潰してよ・・・水とかで薄めたりしてさ・・・敵陣にバァッとばら撒くとかww」

2「・・・想像したら吐きそうwwww」

1「だろ?wwwキツイってあの臭いはwww辺り一面カメムシ臭wwww」

3「・・・隊長殿!御報告です!」

2「むっ?何だ!?申してみよっ」

3「本日の捕獲カメムシ!163匹です!!」

2「うむ!よくやった!褒美をとらす!!暫し休め!」

3「はっ!!」

1「カメムシ水生成完了です!!行ってまいります!!」

2「うむ・・・この戦の勝敗は君の肩に掛かっている・・・吉報を待つ!!」

1「はっ!!この鼻が何度モゲようとも!!必ずや成功してご覧に入れます!!」


40 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:12:03.85 ID:2RSiGn+Z0
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3「・・・オイっ!!!何だこのカメムシ臭は!!何とかならんのかっ!!」

2「ムリです!敵の奴等め!!カメ水を我が陣地に!!」

3「なぬー!!食料は!!?食料は無事かっ!!」

2「ダメです!隊長お気に入りのクルミパンまで!!」

3「なぬー!!クルミパンがなければ戦に勝てん!!一時撤退だ!!」

1・2・3「・・・ぶははははっwwwおれらバカwwwwww」


41 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:13:56.17 ID:2RSiGn+Z0
黒「・・・・・・・・・・・・・・プス〜(・・・ここまでバカだと屁も出るわなぁ・・・)」

2「・・・オイwww誰だ?wwケツにカメムシ飼ってんのwww」

3「ぐはっwwくっせwwwお前かwww」

1「ちげーよwwwお前だろwww」

2「何だこの臭いwwwカメ水いらずwww」

黒「・・・・・・・・・・・・・・プゥ〜(・・・この愛すべきバカ共を眺めるのもいつまでかなぁ・・・)」

1「おい・・・何だアレ?」

3「あぁ?・・・お?騎士団か?どこの部隊だあれ?」

2「遠すぎてこっからじゃわかんねー・・・王宮に向ってるみてーだな」


黒「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!11(ありゃぁ・・・まさか・・・)」

バッ!
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42 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:15:37.23 ID:2RSiGn+Z0
黒「はっ・・はっ・・はぁっ・・はぁっ・・・!」

金「・・・何だ・・・何か用か?」

黒「・・・あわせろ・・・」

金「・・・何?」

黒「あの譲ちゃんに会わせろっ!!!!」
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43 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:16:47.96 ID:2RSiGn+Z0
姫「ちょっとあなた!何度言ったらわかるの!!」

侍女「ごめんなさいっ!!」

姫「もうっ!時間がないのに!!」

侍女「急ぎますっ!!」

姫「もういいわ・・・下がって・・・」

侍女「ですがまだ終わってません!!」

姫「・・・だってあなた出来ないじゃない」

侍女「頑張りますっ!!」

姫「・・・いや・・・頑張るとかじゃなく・・・」

侍女「・・・あたし!・・・頑張ります!!」

姫「いや・・・だから・・・(もうっ!こんなダメ侍女を寄こすなんて!!前の侍女と代えなければ良かった!!)」

姫「・・・はぁ・・・あなたもクビね・・・」


44 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:18:05.05 ID:2RSiGn+Z0
侍女「!!!!!!!それは困る!!」

姫「・・・ちょ・・・だっ誰に向って口を利いておるか!!」

侍女「だって困るもん!!」

姫「もんって・・・最近の侍女はまともな教育すら受けておらぬのか!!」

侍女「クビになったら行くトコないし!!」

姫「そんなのは聞いておらん!!」

侍女「ベッドメイクは上手だって褒められたし!やっと覚えたのに!!」

姫「ベッ・・・それは今関係ないであろう!」

侍女「だから頑張るってば!!」

姫「・・・頑張れば済むという問題ではないであろう!」

侍女「大丈夫!お前はやれば出来るって言われた事あるから!!」

姫「ぐむっ!!・・・・・・・じ・・・じゃあ・・・頑張ってみなさい・・(つ・・・疲れる・・・)」

侍女「はいっ!!!!」


45 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:19:35.85 ID:2RSiGn+Z0
姫(何をしているのだ私は・・・前の侍女を相手に猫被ってた方がマシだったな・・・)

侍女「姫様姫様!!」

姫「・・・・・・・・・・・・何だ・・・」

侍女「お召し物が悪かったんですよ多分!!」

姫「そうか・・・ならば別の物を持ってこい・・・」

侍女「こっちとこっちどっちがいいですか!!?あたしはこっちが可愛いと思う!!」

姫「そ・・・そうか・・・だったらそれにするがいい・・・それならば着付けは出来るのだな・・・?」

侍女「・・・・・・・・・たぶん!!」

姫「・・・がっ・・・頑張りなさい・・・(ダメだこいつ)」

侍女「はいっ!!!!」


46 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:20:53.92 ID:2RSiGn+Z0
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金「ほう・・・どういう風の吹き回しだ?」

黒「うるせぇ・・・会えるのか会えないのかどっちだ!!」

金「・・・まぁ・・・常識的に考えて無理だろうな」

黒「あぁ!??」

金「そりゃそうだろう・・・直視するのも憚られるような御方にあれだけ無礼を働いたんだお前は」

黒「・・・ぐッ・・・!」

金「しかも殺せと啖呵まできっていたな」

黒「ぐっ・・・クソッ・・・!」

金「・・・会わせろなどとよくも言えたものだ」

黒「うるせぇっ!事情が変わったんだ!!」


47 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:21:44.22 ID:2RSiGn+Z0
金「まぁ・・・お前が俺に頼み事とは余程の事なのだろうからな。口利きしてやれんこともない」

黒「ホントかっ!!?」

金「だが期待はするなよ?お前は王族を侮辱したんだ。何時捕まってもおかしくないんだぞ」

黒「クソッ・・・わかってるよ。んなこたぁ・・・」

金「今すぐという訳にはいかんからな。話を通すまで暫く待ってろ」

黒「・・・あぁ・・・頼む・・・」


金(フッ・・・労せずして・・・借りが作れた・・・二人に一つずつか・・・)
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48 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:23:08.61 ID:2RSiGn+Z0
姫「・・・時間が掛かりすぎだ」

侍女「ごめんなさい!でもちゃんと出来ましたよ!!」

姫「そうね・・・見れる様にはなってる・・・」

侍女「はいっ!!」

姫「では行くか・・・」

侍女「???何処にですか!?」

姫「なっ・・・何の為に着替えたと思っておるのだ!!」

侍女「・・・・・・れっ・・・練習!!」

姫「何故私が着付けの練習に付き合わねばならんのだバカモノ!もうよい!!」

侍女「あっ姫様!!」
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50 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:24:46.57 ID:2RSiGn+Z0
将軍「ふむ・・・やはり王宮は良いものだ」

隊長「・・・そうですか・・・私には煌びやかすぎて性に合いませんね」

将軍「あっはっはっ!やはり戦場が良いか!!女だてらに兵士の鏡だな!w」

隊長「まぁ・・・戦場と剣しか知りませんしね・・・礼儀なんて皆無ですよ?私には。本当にいいんですか?」

将軍「国王への謁見も部隊を指揮する者の勤めだ。礼儀などは追々学べばよい」

隊長「・・・ヘマをしても知りませんよ。何かあったら庇って下さいね?」

将軍「あっはっはっ!今回は王子殿下直属の部隊長であるお前を紹介するだけだw私の後ろで黙っておれば良いww」

隊長「それならそれでいいですけど・・・話し掛けられたりしませんよね・・・?」

将軍「その時はその時だww何とかしろwww」

隊長「・・・マジで〜ぇ?」


51 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:25:47.06 ID:2RSiGn+Z0
姫「将軍閣下!!」

将軍「おぉ!姫様!!御久しゅう御座います!!」

姫「えぇ!本当に!!御変わりないようで安心致しましたわw」

将軍「おぉおぉ!姫様は随分と御綺麗になられたww姫と知らねば食事に誘ってしまう所ですなwww」

姫「まぁww将軍殿の女好きな所は変わっていても宜しかったのにww」

将軍「あっはっはっ!それがなければ重責にも耐えられぬ故、大目に見て頂けると助かりますなwww」

姫「ふふふww生真面目な将軍など将軍ではありませんわねwwwお声を掛けづらいわwww」

将軍「おぉwwまさかそう仰って頂けるとはww感激の極みですww我が姫君よwww」

姫「でも程々にねwwあまり目に余ると嫌ってしまいましてよ?ww」

将軍「それはそれはww暫しナリを潜めねばなりませぬなwwあっはっはっwww」


53 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:27:03.63 ID:2RSiGn+Z0
姫「・・・してこちらの女性は?」

将軍「おぉ!紹介が遅れましたな。我が主にして兄上様直属の聖騎士団、唯一の女隊長であります」

隊長「おっ・・・おはちゅにおめにかかりましてであります(あっ!)」

姫「ふふっwwえぇwwはじめまちてww」

将軍「あっはっは!姫様のあまりの御美しさに緊張しておるようですww」

隊長「ほっ・・・ほんじつはこくおうさまへ、はいっ・・・はいえついたしたくっ・・・!」

将軍「あっはっは!ボロが出る前に止めておきますかww下がってよいぞww」

隊長「・・・は・・・はっ!」

姫「ふふふww素敵な女隊長さんねww」

将軍「いやいやw剣術は優秀なのですが女らしさの欠片もなくて困り果てておりますわww」

姫「そうだわ!私も今度騎士団を編成しようと思っておりますの!」

将軍「おぉ!それは頼もしい!!さぞかし立派な騎士団となるでしょうな!!!」

姫「その際には是非とも将軍と女隊長さんに御教授をお願いしても宜しいかしら?」

将軍「姫様たっての御願いとあらばお断りするわけにも参りますまいww喜んでお力添えをさせて頂きますぞwwなっ?」

隊長「はっ!」


54 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:28:10.43 ID:2RSiGn+Z0
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男(・・・・・・ぉぃ・・・・・・おい・・・・・・・・・・・・おいってば!)

侍女「ぅわっ!なに!?だれ!!?」

男(・・・こいつを・・・姫さんに渡せ・・・)

侍女「・・・これを?・・・わかった!」

男(たっ頼んだぞ!俺は渡したからな!!)

侍女「姫様ー!!」

男(うえっ!!今かよ!!)


姫(あのバカ!!邪魔しちゃダメだって言ったのに!!!)

将軍「ぅむ?お付きの方ですかな?」

姫「えっ・・・えぇ・・・しっ失礼致しますわ!また後ほどっ!!」

将軍「はっ・・・はあ・・・」


56 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:29:32.91 ID:2RSiGn+Z0
侍女「姫様〜!!何か姫様宛てのお手紙受け取りましたよー!!」

男・姫(ダメだこいつ!!!)

男(いっ今渡すこたねーだろ!)

侍女「え・・・だって渡せって・・・」

男(だから後でソッとだな!・・・あーもう!!面が割れたら仕事にならねぇ!!逃げよっ!!)

侍女「あっ!姫様!!お手紙です!!」

姫(静かにしないかバカモノ!!)

侍女「えぇっ?静かに渡すんですか??」

姫(こんな所で大声を出すな!邪魔をするなと言っておいたであろう!!)

侍女「だってこの人に渡せって言われたもん!!・・・ってあら?・・・いない・・・」


57 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:30:23.22 ID:2RSiGn+Z0
姫(誰でもよいわ!!今後は私が声を掛けるまで静かにしていろ!!!!)

侍女「わっわかりました!!・・・でも長くなる時は言ってくださいね?」

姫「やかましいわっ!!!!」

侍女「ごめんなさい!!」

姫「さっさとそれを寄こせっ!!」

侍女「はいっ!!」

王女(・・・まったくこいつは・・・早めになんとかせねばならn・・・。・・・ん!!?)

姫「これは・・・でかしたっ!!行くぞ!!」

侍女「はいっ!!(手紙渡したら褒められた・・・怒ったり褒めたり大変だなー・・・お姫様って)」
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59 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:31:31.95 ID:2RSiGn+Z0
金「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

姫「待たせたな」

金「いえっ!」

姫「・・・して・・・手紙の内容は本当であろうな・・・?」

金「はっ!・・・あと一歩という所です」

姫「あの男がそこまで譲歩してくるとは・・・」

金「なだめるのに多少難がありましたが、何とかここまで漕ぎ着けました」

姫「ふむ・・・やはり警戒しておるか・・・」

金「はい・・・口だけなら何とでも言えると・・・のこのこと着いて行けば処刑台なのだろうと」

姫「まだその様な馬鹿げた事を申しておるのか!」

金「はい。反省はしている様ですが・・・大口を叩いた手前、あとには引けぬのではないかと・・・」


61 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:33:09.79 ID:2RSiGn+Z0
姫「むぅ・・・どうすればよい・・・?」

金「信頼の印などを送ってみてはどうでしょう?」

姫「信頼だと?」

金「はい。珍しい食べ物でも送ればあるいは・・・」

姫「食べ物で良いのか!?」

金「はい。金になる様な類の物は即座に売り飛ばすような下郎でありますので・・・」

姫「・・・そうか・・・食べ物か・・・お前は何が良いと思う・・・?」

金「流石に奴の好みまでは・・・ですが姫様からの贈り物であればどんな物でも受け取らせます」

姫「わかった・・・用意しよう・・・頼んだぞ。・・・必ず・・・必ず私の下へ連れてまいれ!」


62 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:34:12.40 ID:2RSiGn+Z0
姫「おいっ!」

侍女「はい!!お呼びですか!!」

姫「何か食べ物を持って来い」

侍女「・・・お腹すいたんですか?」

姫「人の話を聞いていなかったのかお前は!!」

侍女「ごめんなさい!!」

姫「・・・はぁ・・・まぁ良い・・・とにかく何か食べ物だ・・・適当に見繕ってこい」

侍女「て・・・適当に?」

姫「あぁ・・・お前の好物でもいいぞ・・・急げ」

侍女「はいっ!!!」

侍女(・・・適当に・・・好物・・・・・・・・・・今日の晩御飯、何かなー)
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63 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:35:36.21 ID:2RSiGn+Z0
侍女「こんにちわー!!」

コック「お?・・・まーたお前か!つまみ食いはさせんぞ!!」

侍女「違うよ!!姫様が何か食べ物持って来いって!!」

コック「姫様が?・・・そんなもん知らん!!」

侍女「それは困る!!」

コック「俺も困る!!」

侍女「だって怒られるし!!」

コック「俺もどやされるし!!」

侍女「・・・・・・どやされちまえ!!」

コック「・・・・・・怒られちまえ!!」

女「うるさいよアンタラ!!!何バカな押し問答してんだい!!」

侍女・コック「ごめんなさい!!」


64 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:36:33.04 ID:2RSiGn+Z0
女「で?姫様がなんだって?」

侍女「あたしの好物貰って来いって!!」

女「あんたの好物?」

侍女「うん!!何か適当に好物持って来いって言われた!!」

女「好物ったって・・・あんたお肉は食えないしねぇ・・・」

侍女「お肉はいらない!!」

女「野菜だってまだ仕込みの最中だし・・・」

侍女「パンは!?焼けた!?」

コック「あ!!やっぱつまみ食いだなお前!!やらねーぞ!!」

侍女「違うよ!!姫様だよ!!」

女「うるさいって言ってんだろ!!ちょっと黙りな!!」

侍女・コック「ごめんなさい!!」

女「まったく・・・騒がしいったらありゃしない・・・ちょっと待ってな」

侍女「うん!!」


66 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/29(金) 09:38:22.83 ID:2RSiGn+Z0
女「今渡せるようなのはこんなのしかないよ。本当に姫様からのお達しかわからないし、こっちも仕事でね」

侍女「わかった!!」

コック「あ!!俺の自信作のパンがない!!」

侍女「うそ!?どれ!?これ!?」

コック「違う!・・・えっとね・・・これ!」

侍女「おいしそう!!」

コック「だろ!!」

侍女「・・・あたしも食べたい!!」

コック「お前はダメ!!」

侍女「ひどい!!」

女「うるさいっつってんだよ!!何遍言えばわかるんだいっ!!!さっさと仕事に戻りな!!」

侍女・コック「ごめんなさい!!」

コック「姫様によろしく言っとけよー!そのパン俺が焼いたんだからなー!!」

侍女「わかったー!またあとでねー!!」


71 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/29(金) 09:51:28.63 ID:GeBNpiVvO
黒髪=セシル
金髪=カイン
が脳内イメージ



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