■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
627 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/19(木) 23:26:48.12 ID:wCMzLnAo
召喚士「剣士さん!!」

剣士「くそっ…!くそおぉっ!!」

剣士は彼めがけて走りだす。そして…剣を振り下ろした。

ザシュウゥ…

剣士「…はぁっ…はぁっ!!」

しかし彼はゆっくりと起き上がり、剣士を再び見据える。

魔道士男「どうした…剣士…?俺を…助け…」

剣士「やめろおぉぉ!!」

バシュッ!!…ドサッ

ネクロマンサー「クククッ!素晴らしく、そして儚い戯曲のようだ」

召喚士「…貴様っ!!」

ネクロマンサー「さぁ…君も演じてみてはどうだ?ククッ」

戦士「この野郎…!!」

戦士はネクロマンサーに向けて、斧を振り下ろす。

ドカッ!!

斧はネクロマンサーの身体をすり抜けて、床に刺さるのみであった…。


632 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/19(木) 23:38:33.94 ID:wCMzLnAo
戦士「どうすりゃいいんだ…!?くそっ!」

召喚士「やはり…燃やすしか…」

戦士「それじゃ彼の身体を…!」

召喚士「…あぁ…しかしっ…!!」

ザシュウ!!バシュッ!!ザシュッ!!

剣士「くっそ…何で…何でっ!!」

剣士は何度も斬り付けるが、彼は起き上がり立ちはだかる。

弓使い「剣士…もう…いいの…いいのよ!」

魔道士「剣士さん…!」

剣士「はぁ…はぁ…!!」

ネクロマンサー「さぁ、早く終幕といこうではないか。クククッ!」

魔道士男「…俺…お前ら…を…救え…」

剣士「やめろっ!!もう…やめてくれっ!!」

シュッ!!……ドスッ!!

その時、背後から彼に向けて小さな刃物が飛ばされた…。


633 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/19(木) 23:42:17.81 ID:VJyABsDO
え!?


634 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/19(木) 23:48:38.54 ID:wCMzLnAo
戦士「…盗賊!?」

召喚士「……いやっ!違う!!」

彼はそのまま倒れ、起き上がる気配はない。

剣士「なんだ…!?」

ネクロマンサー「…ん?どうした事か」

盗賊は背後をゆっくりと、階段から何者かが降りてくるのを見つける。

魔道士「…だ、誰!?」

弓使い「魔導士ちゃん!こっちに!」

盗賊「…気配など…なかったぞ!」

スタスタスタ…

召喚士「アンデッドが…止まった!?」

ネクロマンサー「おかしいな…一体どういう事だ…?」

階段から姿を現した男は、長身の黒ずくめの男であった…。

男「……」

召喚士「…な…何者だ…!?」


639 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/19(木) 23:58:49.59 ID:wCMzLnAo
男「……」

ザッザッザ…

ネクロマンサー「まだお友達がいたのか」

男は言葉を発せず彼の元へ歩み寄る。

ズシュッ!!

彼の胸に突き刺さる小さな刃を抜き取る。

盗賊「……クナイ!!」

魔道士「くない…?」

男「……ほぅ」

男は盗賊を見るやいなや呟き、そのままネクロマンサーの元へ近づく。

ネクロマンサー「どうやったかしらんが…少しは…」

タンッ!!

男は目の前で高く飛び上がる。

ネクロマンサー「何…?」

しかし宙に男の姿はなかった…。


641 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 00:07:07.65 ID:mhUA4sDO
ファイナル分身!空蝉!


643 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 00:11:43.27 ID:cZw6nc6o
男「……下だ」

男の手に持つクナイがネクロマンサーへと延びる。

シュオッ!!…スタッ

ネクロマンサーは間一髪背後へ飛び、身をかわす。

ネクロマンサー「何か…いやな感じがしますねぇ…」

男「……」

戦士「アイツ…よけやがった!」

召喚士「あの武器…何か…あるみたいだな」

ネクロマンサー「あぁ、いやだいやだ…」

男「……」

ネクロマンサー「今日はもう帰りますか…ククッ」

剣士「…!?」

ネクロマンサー「ご安心を…お友達はお返ししますよ!クククッ」

弓使い「……」

ネクロマンサー「素敵な戯曲のお礼に…ね。クッククク!!」

スウゥッ…

ネクロマンサーの身体が…闇へと消えて行った…。


644 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 00:17:57.09 ID:/tinf3go
ジャパニーズニンジャktkr


645 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/20(金) 00:20:41.31 ID:cZw6nc6o
今日はここまでにします
2スレ間同時交互進行なんて冒険的な事をしてみました
すいませんでした…それでは、オヤスミナサイ!ノシ


646 :パー速民がお送りします [] :2009/11/20(金) 00:24:19.88 ID:QN7Xj5o0
ああああああああああんんんん


もう一スレ誰かおしえれ     てください


647 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 00:25:28.93 ID:zyBrI16o
検索かければでてくるだろうに


650 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/20(金) 00:27:17.30 ID:cZw6nc6o
あぁ間違えた。同一IDの人でした
それではまた何時間後かに!ノシ

次回、藤蔵の秘密が明らかにっ!?

盗賊「…ぜ、絶対…見て…くれよなっ!///」


654 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 00:32:38.64 ID:TGMQxAAO
藤蔵
誤爆ポケモン
盗賊になるはずだったが kが認識できず この姿になってしまった
作品初の役職ではなく 名前のついたポケモンでもある


658 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/20(金) 12:41:08.92 ID:p6hueKMo
温度差激しすぎてストーリーが…w
固めていきます。藤蔵だって無理やり回収してやる!続き↓


659 :パー速民がお送りします [] :2009/11/20(金) 12:44:16.02 ID:LQAFnoAO
そのうちあっちのをこっちに誤爆とかしそうだなwwww


660 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 12:45:11.94 ID:p6hueKMo
ネクロマンサー「ククッ…また…お会いしましょう」

ネクロマンサーの不気味な声だけが響き渡る。

ダッ!!

剣士は倒れた彼に走り寄る。

剣士「……」

タッタッタ

弓使い「…良かった」

魔道士「あの、ありがとうございました!」

男「……」

召喚士「……あの」

男「……」

スタスタスタ…

黒ずくめの男は、召喚士の前を通り過ぎていく。

戦士「…なんだ、アイツ?」

召喚士「…何者…なんだ…?」


661 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 12:46:36.07 ID:p6hueKMo
剣士は膝をつき、彼の身体を起こす。

剣士「…さぁ……帰ろう」

弓使い「……」

召喚士「…剣士さん。良かった…ですね」

剣士「…あぁ……あ、君っ…ありがとう!」

男「……」

男は一度振り向くが、再び歩き出す。

戦士「無口なヤツだな…」

召喚士「魔物ではない。人間…だな」

剣士「…アンデッドを消滅させず、倒す武器…」

弓使い「……聞いた事もないわ」

スタスタスタ…

盗賊「……」

男「……?……ほぉ」

盗賊「…!?」

男は盗賊の前で立ち止まり、声を発した…。


662 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 12:50:09.59 ID:p6hueKMo
男「これは…藤蔵家の姫君ではないか…」

盗賊「!!!」

召喚士「えっ……!?」

戦士「フジクラ…家の…!?」

魔道士「……ひっ…姫!!?」

盗賊「……な、何者だ」

男はゆっくりと口元を隠した布を下にずらす。

盗賊「…!!……影忍!!」

影忍「…ふっ……御庭様が何をしてるのやら」

盗賊「何が…言いたい…!?」

影忍「………別に」

盗賊「…くっ!」

スタスタスタ…

男は部屋の隅にある、降り階段を降りて行った…。

盗賊「………」


663 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 12:51:27.93 ID:aIyZUbco
藤蔵wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


664 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 12:52:09.29 ID:p6hueKMo
魔道士「と、盗賊さん…!?」

盗賊「……っ!?」

戦士「ひ、姫って…」

剣士「…?」

盗賊「…後で……話す」

召喚士「と、とりあえず…戻りましょうか!」

弓使い「…さっきの人は…?」

盗賊「関わらない方がいい…」

弓使い「そ、そう…」

剣士「…それじゃあ、キャンプまで戻ろう」

戦士「お、おうっ!!」

盗賊「……」

盗賊は階段方向を見つめている。

召喚士「……盗賊さん…?」

盗賊「あ、あぁ…すまない」

タッタッタッタッタ…


665 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 12:52:17.70 ID:N1HA0KI0
盗賊は東の国出身だからまぁいっか・・・
そんな無理矢理回収しなくてよかったのにww


666 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 12:53:12.78 ID:p6hueKMo
〜地下六階〜

剣士「……」

魔道士「……」

召喚士「……」

盗賊「……」

パチパチッ

一同が沈黙した中、中央で燃える焚き火が音を立てる。

戦士「えぇと…あれだな…」

召喚士「……ん?」

戦士「……魔道士男さん、無事救えたな」

剣士「あぁ、本当にありがとう」

召喚士「でも…どうするんです?」

弓使い「もちろん、故郷へ…連れて帰るわ…」

剣士「でも…その前に…一目外の景色を見せてやりたいんだ」

召喚士「……そうですよね…それがいいと思います」


667 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 12:53:47.42 ID:g44zicAO
これはびっくりwwwwwwwwwwwwwwww


670 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/20(金) 12:55:43.53 ID:p6hueKMo
>>665
やらかしたからには全うしたい…反面、
ちょっとオイシイな…と思い始めた気持ちも…
盗賊ちゃんの下の名前募集中です^^


671 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 12:57:55.87 ID:p6hueKMo
魔道士「……盗賊さん」

盗賊「……ん」

盗賊「…さっきの人が…その」

戦士「あの男、知り合いなのか?」

盗賊「…顔見知り程度だ」

召喚士「盗賊さん…良かったら…話して頂けませんか?」

盗賊「……」

召喚士「いや、もちろん無理にとは…」

盗賊「私は…姫なんかじゃない」

剣士「……」

盗賊「私は…東方の生まれだ」

弓使い「…東方」

戦士「そう言ってたな…フジクラ家ってのは?」

盗賊「藤蔵家は…代々、大名に仕える御庭番だ」

戦士「…オニワバン?」


672 :パー速民がお送りします [] :2009/11/20(金) 12:59:06.76 ID:sBOc1sSO
ん?
名前付けはじめるの?


673 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 12:59:11.28 ID:p6hueKMo
召喚士「え、えーと…盗賊さんは藤蔵家の人で…」

戦士「大名ってのは国王って事だよな…?」

剣士「御庭番というのは…?」

盗賊「身辺警護や…護衛を主にする仕事だ」

戦士「衛兵や親衛隊みたいなモンか?」

盗賊「…そうだ」

召喚士「そこの隊長の娘さん…て事ですか?」

盗賊「…あぁ」

剣士「さっきの男も…?」

盗賊「ヤツ…影忍は違う…」

召喚士「……」

盗賊「影忍の任務は…暗殺や重宝がメインだ…」

魔道士「…!」

戦士「なるほど…裏の仕事を引き受けてるって事だな…」

盗賊「御庭番とは相容れぬ…真逆の存在だ…」


674 :パー速民がお送りします [] :2009/11/20(金) 13:00:19.79 ID:sBOc1sSO
重宝しちゃうのか


675 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 13:00:24.13 ID:p6hueKMo
召喚士「ひ、姫っていうのは…?」

盗賊「…御庭番頭は…私の父だ…」

戦士「親衛隊長みたいなモンか…」

剣士「貴族の娘さん…って事になるのかな…?」

盗賊「まぁ…少し…複雑だが…」

弓使い「そんな人が…なぜ…?」

盗賊「……」

魔道士「…盗賊…さん」

盗賊「騙していて…すまない…」

召喚士「いやっ…!騙すだなんて…!」

戦士「そうだっ!誰にだって語りたくない事はある!」

魔道士「はいっ!!」

剣士「…それに、そんな事じゃ君達の絆は壊れないだろう?」

弓使い「そうよね。羨ましくもあるわ…ふふっ」

盗賊「……すまぬ」

召喚士「こっちこそ。話してくれてありがとうございます…!」


676 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/20(金) 13:02:02.07 ID:QdczukAO
姫…だと……


下の名前はどうなんだろう。゙盗賊゙の名前でイメージ固まってるからなあ
俺の意見なんてどうでもいいけど


677 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/20(金) 13:03:11.70 ID:p6hueKMo
>>672
いや、付ける予定はないですよ

>>674
ギィアアアァー!諜報!張宝!張苞〜!

ゴハンテベテキマス…


682 :パー速民がお送りします [] :2009/11/20(金) 13:28:49.66 ID:YYY7S.AO
僕も盗賊ちゃん!


689 :パー速民がお送りします [] :2009/11/20(金) 13:41:56.15 ID:7PXqVMDO
ん?

じゃあ俺は>>1で…//


690 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 13:45:17.99 ID:p6hueKMo
〜地下八階〜

影忍「……」

影忍は巨大な結界石を見つめている。

影忍「………」

〜遺跡入り口〜

先頭の剣士が彼をおぶって外に出てくる。

戦士「おぉ〜!いい天気だなぁ」

魔道士「ホントですねぇー!」

弓使い「中は真っ暗でジメジメしてたものね」

ザッザッザ…

剣士「見えるか…?いい眺めだよな…」

弓使い「……」

剣士「さぁ…三人で、村へ帰ろう…」

召喚士「……」

盗賊「…」


692 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 13:47:59.95 ID:p6hueKMo


バチバチッ!!…パチッ!!

剣士「…・」

簡易的に組まれた石釜の中が激しく燃えている。

弓使い「どうか…安らかに…」

石釜の後方に並び、パーティーは目を瞑り…そして祈る。

召喚士「……」



剣士「本当に何から何まで…ありがとう」

戦士「やっと…終わりましたね」

弓使い「感謝してもしきれないわ…」

弓使いは大事に遺骨の入った箱を抱きかかえている。

魔道士「きっと…喜んでますよ」

剣士「だと…いいなぁ」

召喚士「……あっ!剣士さん…!」

剣士「…ん?なんだい…?」


693 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 13:50:33.93 ID:p6hueKMo
召喚士「依頼主は東方の人って言ってませんでしたか!?」

剣士「ああ…東方の大名だが…!!そうか…!!」

戦士「…!?」

召喚士「盗賊さん!さっきの影忍って人、東方の…」

盗賊「…うむ。だが…我らは将軍付だからな」

弓使い「将軍って…皇帝みたいな人?」

盗賊「…うむ」

召喚士「どこの大名かは分からないが…何かある…?」

剣士「東方…ただの偶然ではなさそうだね…」

戦士「アイツ…!」

召喚士「お二人はここで待ってて下さいっ!!」

剣士「大丈夫かい…!?」

召喚士「はい!すぐに戻ります!!」

タッタッタッタッタ

パーティーは洞窟内へ走って行った。


694 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/20(金) 14:05:46.49 ID:p6hueKMo
>>689
ちょ、ちょっとっ!
今晩は第六部完結させなきゃいけないんだからねっ!///

今更ですけど年齢設定(仮目安)※年齢順(故人は享年)

・青龍先生(90)
・司令官(60)
・大臣(57)
・将軍、バーテン(53)
・マジシャン、師匠(48)
・親衛隊長(38)
・占い師(35)【♀】
・神官(33)
・女王(32)【♀】
・サモナー(30)
・短髪(30)
・弓使い(29)
・プリースト(30)【♀】
・剣士(28)
・弓使い(28)【♀】
・魔道士男(28)
・戦士(26)
・召喚士(23)
・盗賊(20)【♀】
・青年兵(20)
・魔道士(19)【♀】
・王女(16)【♀】
・王子(10)

年齢は予告なく変更となる場合がございます


697 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 14:17:48.57 ID:p6hueKMo
〜地下八階〜

召喚士「何か…ゴホッ!煙…!?」

タッタッタッタ…

戦士「!?」

魔道士「……な、なにっ?」

先程、ネクロマンサーと一戦を交えた殺伐とした景色が、

今は赤々と燃え上がる炎と化している…。

召喚士「なんだ!?何故出火が…!?」

盗賊「……!」

戦士「……ヤツは!?」

召喚士「分からない…!」

召喚士「魔道士さんっ!!」

魔道士「氷ですねっ!!」

魔道士が詠唱を始め、両手を前にかざす。

魔道士「撃ちますっ!!」


698 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 15:06:15.17 ID:p6hueKMo
ドドンッ!!キィィィィン…

魔道士の放った氷が道を切り拓く。

戦士「さっすが!」

魔道士「短時間じゃ…左右までは…」

召喚士「これでけあれば充分です!」

盗賊「…」

タッタッタッタ…

戦士「この下か…」

召喚士「盗賊さん…気配は!?」

盗賊「…ない…いたとしても…」

魔道士「…?」

盗賊「…奴は忍だ。気配を…消せる」

戦士「…行くか」

召喚士「敵…ではないですよね…?」

盗賊「…あぁ…無益には…動かない」


699 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 15:20:06.89 ID:p6hueKMo
パーティーは、狭く暗い階段を降る…。

魔道士「何なんでしょうね…?」

召喚士「えぇ…急に…こんな狭い…」

戦士「しかしこの下に何かあるんだろうな…」

盗賊「…同意」

コツコツコツッ…

戦士「お…通路だ」

螺旋の細い回廊を降ると、通路が真っ直ぐ続いている。

召喚士「通路もまた…狭いな」

盗賊「…?何か…見える」

魔道士「…ほんとですか!?」

戦士「人か…?」

盗賊「いや…人…ではない」

召喚士「魔物…!?」

盗賊「いや…物…だな」


700 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/20(金) 15:21:22.46 ID:QqlnKcAO
aとe間違えすぎだろwwww


701 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 15:41:44.60 ID:p6hueKMo
パーティは通路をゆっくりと進んでいく。

ザッ…ザッザ…

盗賊「…!!」

戦士「…どうした!?」

盗賊「結界…石?」

召喚士「魔道士さん!火をっ!」

魔道士「はいっ!!」

ボオォォォ…

照らされた狭い部屋の中央には、紫色の光を発する巨大な石がある。

召喚士「…結界石だ…!!」

戦士「で、でかい…!!」

魔道士「何のために…!?」

盗賊「……」

召喚士「分かりません…でも、影忍も…ネクロマンサーも…」

戦士「この石に…何か用事があったってことだな…」


702 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/20(金) 16:23:44.04 ID:p6hueKMo
召喚士「一応地図には…載せておこうか」

戦士「そうだな…」



弓使い「あ!おかえりなさい」

剣士「…どう…だった?」

召喚士「……いませんでした」

剣士「…いない?…そうか」

戦士「こっちには…?」

弓使い「誰も出て来なかったわ…」

魔道士「抜け道でもあったんでしょうか?」

召喚士「かもしれませんね…」

剣士「じゃあ、港まで戻ろうか」

戦士「そうしますか…!」

魔道士「お腹も減りましたしね」

召喚士「うん…戻りましょう」



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