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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その13
- 1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]
:2010/03/24(水) 15:49:00.45 ID:SfJMolwo
┏━ ノ ー‐ j ji |l| _,,,,,_ ji ji i i! ,_,,xz .|l| |l| ┃
┃ -イ.ー┬‐ | ーチ‐ || |! ーナ ̄| ト-、 | |! / || || ┃
┃. │ _| レ _ノ `"⌒) o ,__,,」 ノ´ 、ノ .| 丿 /^\ .o .o ━┛
. ̄
――かつて、人間と魔族が共存し、争いを繰り広げていた時代…
幻獣を召喚し魔物を倒す者がいた…。
名を「召喚士」…。後に「救世主」と呼ばれる者である…。
――かもしれない…。
〜前回までのあらすじ〜
コカトリスをクリト…と間違えて呼んでしまったダメ召喚士は、
パーティー仲間の頼れる戦士、どうみても処女な魔道士(戦士談)
スタイルいいが無口な盗賊(戦士談)と力を合わせて冒険を重ね、
数々の出会い…そして別れを経験し困難を乗り越えて行く。
結成から一年が経ち、四人は更なる冒険へと旅立つ。
◆7xまとめ様(いつもありがとうございます)
http://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/summoner_ike_Cockatrice.html
◆キャラクター人気投票所(よろしくお願いします)
http://vote3.ziyu.net/html/cocka.html
◆前スレ(その12)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1266505073/
◆過去ログ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1256864948/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1257265640/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1257266712/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258207232/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1258977379/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1259802767/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1260686779/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1261734559/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1262770503/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1263825599/
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1264909048/
- 13 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/25(木) 11:27:58.28 ID:aRMIpaM0
前スレでマーマン=タンノ君って行った奴誰だwwww
おかげでアトランティスのイメージが崩壊したじゃねーかwwwww
- 14 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/25(木) 11:33:24.81 ID:pGIedsSO
アトランティス??
(゜ロ゜)
- 17 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/03/25(木) 17:17:47.52 ID:oQ6QPvoo
こんにちは!もう埋まってたんですね。ありがとうございます
無駄にながくなってしまい申し訳ありません…
なるべく早く完結出来るよう、頑張りたいと思います!↓続き
- 18 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:18:19.63 ID:oQ6QPvoo
盗賊「……」
ズズッ…ヌチャヌチャ…
盗賊「…大丈夫か?」
盗賊は後方で待機するマーマンの元へ近寄り、声をかける。
マーマン「ん、ああ…」
召喚士「…やっぱり影響ありますか?」
マーマン「このぐらい離れた位置なら問題ねぇかな…」
召喚士「…なるほど」
召喚士は遠く離れた結界石を見つめる。
マーマン「しかしありゃ、すげぇな…!」
召喚士「ええ…」
マーマン「あんなバカでかいの…初めて見たぜ」
盗賊「……」
マーマン「あんなもん、下等な奴なら一瞬で消し飛んじまう…」
召喚士「そんなに…ですか」
- 19 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:19:07.07 ID:oQ6QPvoo
マーマン「ああ…。俺だって直に触れたりしたら…飛ぶな…」
盗賊「……」
ザッザッ…ズチャッ…
戦士「こっちは特に見当たらねぇな」
魔道士「やっぱり…あの一本だけみたいですね…」
マーマン「あんなん複数あったらと思うとゾっとするよ…」
召喚士「……」
盗賊「…あの森と…関係あるのかな」
召喚士「どうなんでしょうね…」
戦士「遺跡かな?」
魔道士「加工した後はありますね…。天然のものではなさそうです」
召喚士「………」
戦士「やっぱり何か…引っ掛かるか?」
召喚士「…うん。調べる価値はありそうだね」
魔道士「もう行きましょうか…泥だらけでベトベトです…」
- 20 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:19:57.17 ID:oQ6QPvoo
マーマン「ああ、そうして貰いたいぜ」
召喚士「そうですね。じゃあ…先を急ぎましょうか」
戦士「おう!」
〜南西の道〜
盗賊「……抜けた」
戦士「おー!やっと道になったな」
召喚士「なんだか誰も通らない理由が分かった気がする…」
魔道士「もう泥だらけですよぉ…はぁ…」
魔道士は溜息まじりに腰掛け、泥だらけの両足をバタつかせる。
盗賊「……確かに」
マーマン「一旦流すか?」
魔道士「へっ?」
マーマン「水で流すか?って聞いたの」
召喚士「水って…?」
マーマン「おいおい、仮にも水棲だ…。そんくらい出来るって」
- 21 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:20:44.31 ID:oQ6QPvoo
戦士「マジかよ!?頼むぜっ!」
マーマン「オーケーオーケー。んじゃ足を出してくれ」
召喚士「……」
戦士「おっし、俺から頼む」
戦士は岩の上に座り、汚れた両足を伸ばす。
マーマン「んじゃいくぞ。……あ」
戦士「…?」
マーマン「口から出すのと手から出すの、どっちがいい?」
戦士「手に決まってんだろ!!」
マーマン「まぁ…そうだよな」
マーマンは右手を戦士の両足めがけて構える。
マーマン「それじゃあ……よっと…」
ドンッ!!…ブシャアァァ!!……
戦士「うおっ!!」
マーマン「…どうだい?」
- 22 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:21:14.03 ID:oQ6QPvoo
戦士「つっめてぇー!!」
盗賊「…おぉ!」
魔道士「わぁっ!凄いですー!!」
マーマン「おーし、バンバンいくぞー」
召喚士「じゃあ次は魔道士さんと盗賊さん!」
魔道士「はーい!やったぁ!」
魔道士は無邪気に両足を伸ばし突き出す。
ビシャアァァッ!!
魔道士「ひゃあっ!冷た〜い!!」
盗賊「……」
スゥッ
マーマン「おっし…」
ビシャアアァァッ!!
盗賊「…んっ!」
戦士「頭から浴びたいくらいだわな!はははっ!!」
- 23 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:28:59.68 ID:oQ6QPvoo
…
魔道士「はいっ、どうぞ!」
魔道士が召喚士へタオルを手渡す。
召喚士「ありがとうございます」
フキフキ…
戦士「…うーん」
盗賊「…?」
四人は裸足のまま岩の上へ寝そべり、青空を見つめる。
召喚士「…どうしたの?」
戦士「海…」
魔道士「海…?」
戦士「海に行きてーなぁ…」
召喚士「急に何言って……」
戦士「いや、水浴びしてたら海に行きたくなった…」
魔道士「あ、でも分かります!」
- 24 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:29:26.94 ID:oQ6QPvoo
戦士「だろ?もうちょいしたら夏だし…今年は…」
召喚士「海かぁ…」
戦士「何だ?嫌なのか?」
召喚士「そうじゃないけど…」
盗賊「……」
召喚士「船ではよく海を渡るけど…みんなで行った事はないね」
魔道士「そうですねぇ。……行きましょうか!」
戦士「おう!そうしようぜ!」
召喚士「うん。それじゃ夏になったら海に行くって事で…」
ズイッ
マーマン「海かー…いいよなー。海はいいよ、うん」
戦士「……説得力があるな」
盗賊「…う、うん」
召喚士「さて、そろそろ村に行きましょうか」
魔道士「そうですねっ。行きましょう!エヘヘ!」
- 25 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:29:52.94 ID:oQ6QPvoo
〜南西の村〜
戦士「ここでいいのかな?」
魔道士「みたいですね…」
召喚士「うん。地図で見る限りは間違いなさそうだね」
戦士「んじゃ行こうか」
盗賊「…うん」
ザッザッザ…
召喚士「あの、すいません…」
少女「はい…?」
召喚士「ワーカーの者ですが、村長はいらっしゃいますか?」
少女「…っ!!」
戦士「あ、ああ!コイツはイイ魔物だから…大丈夫!」
魔道士「そそ、そうです!大丈夫ですっ!ふっ…ふふ!」
マーマン「そんなんで納得して貰えるかっての…」
少女「……」
- 26 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:30:20.80 ID:oQ6QPvoo
召喚士「と、とりあえず俺達はここから動きませんから…」
少女「村長…呼んで来ればいいんですね…?」
少女はやや怯えながら声を発する。
召喚士「はい。お願いします」
コクン
少女「……」
タッタッタッタッタ…
召喚士「ふーっ…」
盗賊「……難儀だな」
マーマン「俺のせいじゃねーぞ?」
召喚士「分かってますって」
戦士「すっかり油断してたわな…」
魔道士「ですねぇ…」
しばらくの後、少女が数人の男性と戻ってくる。
その手には各々武器を携えている。
- 27 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:30:47.89 ID:oQ6QPvoo
戦士「…参ったな」
召喚士「とりあえず…話して理解して貰おうよ」
ザッザッザ…
村長「ワシが村長だが」
召喚士「依頼を受け付けましたワーカーの召喚士と申します」
村長「……ふむ」
召喚士「……これを」
召喚士はワークショップからの書類を村長へ手渡す。
カサッ…
青年「村長…」
村長「…ふぅむ…確かに」
召喚士「鉱山の調査という事ですが…」
村長「その前に…」
召喚士「…はい」
村長「ワシの質問はお分かりじゃろう…?」
- 28 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:31:15.22 ID:oQ6QPvoo
召喚士「…こちらの魔物は悪い魔物ではありません」
村の男達がざわめき出す。
村長「…ほう、それはつまり…魔物でありながら味方であると…?」
戦士「そういう事だな」
青年「信じられんな!」
マーマン「ま、そりゃあそうだろうなぁ…」
召喚士「マーマンさん…」
マーマン「んじゃ俺はここでおさらばするわ…」
戦士「お、おい…っ!?」
マーマン「…といきたいんだが、こっちもこいつらには用があってな」
青年「…それで?」
マーマン「村に入らなきゃいいんだろ?…ここで待ってるわ」
青年「村長……」
村長「君らの言い分も分からんでもない…」
青年「村長!」
- 29 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 17:31:58.86 ID:oQ6QPvoo
村長「村に被害が出なければ良いだけの事」
盗賊「……」
村長「それに依頼で来て貰ったのだ。断るわけにはいかん…」
マーマン「そんじゃさっさと終わらせてきてくれや」
ザッザッザ…
魔道士「マーマンさん…っ」
マーマン「大丈夫大丈夫。その辺の水場にいるよ」
マーマンは陽気に手を振り、木陰へと姿を消す。
村長「それでは村へ案内致しまする」
召喚士「ありがとうございます」
青年「荷物をお持ちしましょう」
魔道士「あ、ありがとうございます!ふふっ」
戦士「……」
盗賊「…行こう」
戦士「ん?あ、ああ」
- 30 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 18:19:43.67 ID:oQ6QPvoo
〜村長の家〜
村長「座ってくれ」
村長は四人をソファーへと誘導する。
青年「荷物はこちらに置いておきます」
魔道士「ありがとうございますっ」
一同がソファーへ座ると。村長の妻が紅茶を注ぎ配る。
盗賊「…ありがとうございます」
召喚士「それで…依頼の詳細を伺いたいのですが…」
村長「うむ。村の南方…裏手にある鉱山なのだが…」
戦士「魔物が出るって話だったな…」
村長「あくまで『らしい』というレベルの話じゃ…」
魔道士「らしい…?」
村長「我らのような村民風情では戦うに至らん…」
盗賊「……」
召喚士「…なるほど」
- 31 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/25(木) 18:23:40.79 ID:oQ6QPvoo
村長「気配や声で魔物らしきものがいる…。分かるのはその程度じゃ」
魔道士「その魔物を何とかすればいいんですか?」
村長「それが最優先…」
青年「あとは地質調査なんかもお願いしたい」
召喚士「地質調査…」
村長「その鉱山はまだ未開拓でな、出来ればどんな地質なのか…」
盗賊「…あとは…構造か」
村長「その通りじゃ。事前に分かっている程、有難いものはないからの」
戦士「なーるほどな。承知した!」
青年「まずは魔物を始末して欲しい」
村長「次に地質と鉱山の構造…」
召喚士「最深部までですか…?」
村長「無理はしなくともよい。範囲で報酬を増そう」
盗賊「…分かった」
戦士「なかなか…やり甲斐のある依頼じゃないの!」
- 32 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/03/25(木) 18:36:24.50 ID:oQ6QPvoo
それでは帰ります!また後ほど!ノシ
- 34 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/25(木) 18:53:23.99 ID:beWkmSco
乙
一瞬戦士が阿部さんに見えたのは内緒
- 35 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/25(木) 18:54:58.75 ID:qSDtV6DO
マーマン「らめぇ……直接触ったら飛んじゃうよぉ……」
- 36 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/25(木) 21:41:11.60 ID:aRMIpaM0
>>14
キンニクマンの「7人の悪魔超人」戦に出てくる悪魔超人の一人。
ロビンマスクを倒した猛者がいまやタンノくんだよ…
- 37 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/25(木) 23:22:55.52 ID:xNWBvh6o
村長「今日はもう日も落ちた。ゆっくり休んで明日…」
盗賊「……うん」
青年「さあ、こちらでおくつろぎを…」
召喚士「あ、あの……」
戦士「えーとさ…悪いんだけど…」
青年「…?」
戦士「外に仲間がいんだ。野宿させて貰うわ!」
魔道士「そう…ですよね!うんっ!」
村長「いや、しかしだな…っ」
召喚士「お構いなく…。行きましょうか」
盗賊「…ああ」
ザッザッザ…
青年「あっ、お…おい食事だってあるのに…」
戦士「そんなら包んで貰っていいかな?悪いな!」
村長「え、あ…うむ…」
- 38 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/25(木) 23:23:50.55 ID:xNWBvh6o
テクテクテクテクテク…
戦士「アイツどこ行きやがった?」
召喚士「水場にいるって言ってたよね?」
魔道士「あっち…ですかね…」
戦士「行ってみっか…」
ザッザッザ…ガサッ…ガサッ…
盗賊「……あれ…かな」
盗賊の指差す先に小さな池が広がっている。
その奥に人影が横たわり、寝そべっている。
テクテクテク…
マーマン「……!?」
ガバッ!!
マーマン「どうしたんだお前ら?」
魔道士「こんばんはー!」
戦士「一人寂しそうだから来てやったよ!」
- 39 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/25(木) 23:24:53.56 ID:xNWBvh6o
パチパチパチッ…パチッ…
盗賊は焚き火の中に枝を投げ入れる。
召喚士「お酒…飲みます?」
マーマン「いんや、遠慮しとくよ」
マーマンは左手を突きだし、酒瓶を遮る。
戦士「何だ…下戸か?」
マーマン「そうじゃないけどな。今日はいいや」
召喚士「そっか…」
マーマン「しっかしお前さん方も変わった奴らだよなぁ…」
魔道士「そうですか?」
マーマン「そりゃそうだろ」
盗賊「……」
マーマン「暖かい布団を断って魔物と添い寝とはね…」
戦士「…くくっ、違げぇねえ!」
召喚士「確かに…そうだね。はははっ」
- 40 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/25(木) 23:26:34.12 ID:xNWBvh6o
…
魔道士「でも…何で引っ越そうと思ったんですか?」
召喚士「決して悪い土地じゃなかったですよね?」
マーマン「んーまあ…そうだな…」
盗賊「……」
マーマン「簡単に言うと、寂しかったから…かな」
戦士「寂しい?」
マーマン「おうよ。あんな所に何百年とポツンだぜ?」
召喚士「何百年!?」
魔道士「そんなにですか!?」
マーマン「んー多分…。あんまり覚えてねーけど…」
戦士「そら…引っ越したくもなるわ…」
マーマン「でもな、昔はそこまで強く思わなかったのよ」
盗賊「…ほう」
マーマン「アイツが来てからかなぁ…そう強く思い始めたのは…」
- 41 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/25(木) 23:27:17.00 ID:xNWBvh6o
魔道士「アイツ…ですか?」
マーマン「今から二十年ぐらい前に、人間が来たって話したろ?」
戦士「その人間の事か!?」
マーマン「そいつはなんか変わった奴でなぁ」
盗賊「……」
マーマン世界を平和にするなんて事を恥ずかしげもなく語ってやがった」
召喚士「へぇ…っ」
マーマン「子供みてぇに目を輝かせて…まぁ変人だわな」
魔道士「ふふっ」
マーマン「酒飲みながら…丁度今のお前みてぇなカンジでな!」
戦士「おっ?」
マーマン「あははっ!似てる似てる」
戦士「んで、そいつがどうしたってんだよ?」
マーマン「ん、ああ…。なんつーかな…ほらアレだよ」
盗賊「……?」
- 42 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/25(木) 23:28:02.50 ID:xNWBvh6o
マーマン「子供の頃とか大人数で遊んだりしたか?」
魔道士「ええ…まぁ」
マーマン「そんな時、不意に一人ぼっちになったりしちまう時、あったろ」
戦士「あー…」
マーマン「そんな時『こっちこっち』なんて声かけて貰ったらさ…」
魔道士「なんだか…分かります…!」
マーマン「何て言うか世界ってのを色々と聞かせて貰ってな」
召喚士「それで…外の世界に出てみようと…」
マーマン「胃の中の蛙っつーんだと。俺にピッタリだわな!」
盗賊「……ふふっ」
マーマン「いや、まぁそこは否定して貰いたいわけなんだが…」
盗賊「あっ!す…すまぬ!」
マーマン「いやいや、良いけどな」
戦士「あははは!やっぱお前人間っぽいわ!」
召喚士「うん。本当に…!」
- 43 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/25(木) 23:31:44.49 ID:xNWBvh6o
魔道士「……あ…っ」
戦士「ん?」
魔道士「でも…今まで出会った魔物さん達…」
盗賊「……どうか…した?」
魔道士「やっぱり皆さん…寂しそうな方ばかりでしたね…」
戦士「…あー。言われてみれば…そうかもな」
召喚士「ドワーフさんに…鬼に、オーク…」
マーマン「やっぱり魔物といってもよ、みんな寂しいんだろうよ」
盗賊「……」
マーマン「たまたま手を差し伸べてくれたのが人間だった。それだけの話さ…」
召喚士「なるほど…。そうかもしれませんね…」
戦士「……」
魔道士「…ええ」
マーマン「ま、こんあなとこだ」
召喚士「分かりました。ありがとうございます…!」
- 44 :GEPPERがお送りします [saga] :2010/03/25(木) 23:34:04.22 ID:xNWBvh6o
それでは寝させて頂きます!本日もご支援ありがとうございました!
おやすみなさい!ノシ
>>34
本当だwwあまり意識してませんでしたが、
やるお系だと戦士は阿部さんがいいかもですね
>>36
ロビンマスクのマスクを手に池から出てきた奴ですよね!?強そう…
- 45 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/26(金) 00:11:57.38 ID:v7omXADO
>>1
乙!>>36じゃないけどそれは知らないふりした方がいいと思うんだw
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