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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その5
442 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 13:41:42.75 ID:GqL1s.AO
〜都〜

魔道士「うわぁ〜!今日も都は賑わってますねー!」

召喚士「えぇ。まずは旅籠を探しましょうか!」

魔道士「そうですねっ!」

召喚士「えっと…あ、すいません」

町娘「はい?」

召喚士「あの…旅籠と言うのはどちらでしょうか?」

町娘「旅籠…?あぁ、この先を右に行った所の大きな建物ですよ」

魔道士「ありがとうございます!」

召喚士「よし!早速行ってみましょうか!」

〜旅籠〜

仲居「いらっしゃいませ!」

召喚士「あの、空いてますか?」

仲居「はい!お二人様ですか?」

魔道士「四人なんですが…」

仲居「かしこまりました!お待ち下さい!」

召喚士「出来れば長期で…」

仲居「はい!ご要望致します!」

魔道士「良かったですね!お部屋取れて!」

召喚士「これで拠点は確保出来ましたね!」


443 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 13:49:24.53 ID:GqL1s.AO
〜部屋〜

魔道士「立派なお部屋ですねー!」

召喚士「ええ…良い宿みたいですね」

声「失礼致します」

スッ

40代ぐらいであろう美しい着物姿の女性が襖を開ける。

女将「この旅籠の女将でございます」

召喚士「あ、ご丁寧に…どうも!」

魔道士「初めまして!お世話になります!」

女将「こちら、粗茶ですが…」

召喚士「あ…お構いなく!」

女将「お二人はご夫婦で…?」

召喚士「へっ!?」

魔道士「い、いやっ!ち…違いますよー!」

女将「あらっ!そうでしたの。てっきり…」


448 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 14:09:06.43 ID:GqL1s.AO
魔道士「も、もうっ!女将さんたら…!///」

召喚士「そそ、そうですよっ!は…はははっ!」

女将「あら…お似合いですのに…ほほっ」

魔道士「え…エヘヘ…!」

召喚士「は、ははっ…」

女将「それではごゆっくり…」

魔道士「あ、ありがとうございます…!」

召喚士「あっ!…お、女将さん!」

女将「はい…?」

召喚士「あのっ、陰陽師…をご存知ですか…?」

女将「陰…陽師ですか?…えぇ」

召喚士「本当ですか!?ど、どちらに…!?」

女将「当宿にもお泊りになられますし…お城には多数いらっしゃるかと…」

魔道士「お城にですか?」

召喚士「……なるほど」


451 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/28(土) 14:11:31.20 ID:GqL1s.AO
ワロタwもうバッテリーが半分に!orz
でも充電器買ったからいいもんね!


452 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 14:18:06.65 ID:GqL1s.AO
女将「…?」

召喚士「あ、もし…陰陽師さんが旅籠へ来られたら、教えて頂けますか?」

女将「えぇ…構いませんけど…?」

魔道士「ありがとうございますっ!」

召喚士「実は…陰陽師の方を探してまして…」

女将「あらっ…そうでしたの。分かりましたわ」

召喚士「ありがとうございます」

女将「とんでもありません。ではごゆっくり」

スッ

魔道士「良かったですね!召喚士さんっ!」

召喚士「ええ。女将さんも良い人そうですし…まずは一安心ですね」


453 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 14:27:31.58 ID:GqL1s.AO
魔道士「早速お城に行ってみます?」

召喚士「…そうですね」

魔道士「何か…あります?」

召喚士「いや…あくまで推測なんですが…」

魔道士「はい…?」

召喚士「女将さんの口調からすると、陰陽師は藤蔵のような将軍お抱えの方々のような…」

魔道士「な、なるほど…!」

召喚士「そこまでお抱えのつく将軍の城…見ず知らずの人間が訪ねても…」

魔道士「相手にしてくれないかも…」

召喚士「えぇ。まぁ…一度足を運ぶ価値はありますね…」

魔道士「……」

召喚士「観光がてら町を探索してみましょうか…!」

魔道士「はいっ!行きましょう!エヘヘッ!」


454 :パー速民がお送りします [] :2009/11/28(土) 14:35:51.22 ID:crYUFfk0
ロリは宿に巣む座敷童だな


455 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 14:41:56.71 ID:GqL1s.AO
〜都〜

魔道士「あれ…何のお店ですかね?…あっ!おだんご屋さん!」

召喚士「へぇ…道がまっすぐ整備されてる…」

魔道士「わっ!見て下さい、あの人!凄い着物〜!」

召喚士「都の中心に城があるのか…魔物が出ないから出来る事だよなぁ…」

魔道士「あれなんだろう…良い匂い〜!」

召喚士「どの道もまっすぐで…迷いそうだな…」

魔道士「…召喚士さん!」

召喚士「あっ…は、はい!」

魔道士「…顔が恐いですよぉー?ふふっ!」

召喚士「え、あ…すいません」

魔道士「何かあったらどんどん相談して下さいねっ!エヘヘ!」

召喚士「!!……ありがとうございます!」

魔道士「…?ふふっ…エヘヘ!」

召喚士(や…やばい!笑顔が…な、何意識してるんだよ!俺!)


456 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 14:43:47.95 ID:xU4T1CIo
おっとぉ


457 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 14:52:59.89 ID:GqL1s.AO
魔道士「お城…行ってみましょうか!」

召喚士「そ、そうですね!そうしましょうか!」

テクテクテク…

召喚士「結構歩きましたね…大丈夫ですか?」

魔道士「私は全然!でも近くでみると…大きいですねー!」

召喚士「そうですねぇ…!」

魔道士「あ…あれが入口かな?」

魔道士の目線の先に城門がある。

左右には刀を携えた二人の侍が立っている。

召喚士「やっぱりそう簡単には…いきそうもないな…」

魔道士「門の上にも…見張りの人が…」
門上の塀には、侍と忍装束が何人か歩いている。

召喚士「あの格好は…御庭番?藤蔵の人かな?」

魔道士「あっ、そうかもですね!」

召喚士「盗賊さんがいれば…いや、おそらくは無理か…」


461 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 15:45:32.11 ID:yKFo0xEo
召喚士「盗賊と戦士くっつけるつもりが自分と魔道士がくっついていたでござるの巻」


462 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 16:19:25.99 ID:GqL1s.AO
魔道士「とりあえず聞いてみましょうか…」

召喚士「そうですね…やるだけやってみましょう」

テクテク

召喚士「すいません」

門番「…ジロッ」

召喚士「ちょ、ちょっとお聞きしたいんですが…」

門番「…」

召喚士「陰陽師の方はいらっしゃいますか…?」

門番「……何用で?」

召喚士「あ、いや…」

門番「お約束は?」

召喚士「いや…してませんが…」

門番「ではお引き取りを…」

召喚士「……」


463 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 16:26:05.81 ID:GqL1s.AO
魔道士「なんとか…会わせて頂けませんか…?」

門番「お引き取りを…」

魔道士「…そんなぁ」

召喚士「ま、魔道士さん!さぁ…行きましょう!」

テクテク

召喚士「思った通りだ…」

魔道士「厳重ですねぇ…」

召喚士「将軍の城…か」

魔道士「他の方法は…何かありますかね?」

召喚士「多分…ですけど。あまり気が進みませんが…」

魔道士「…どんな?」

召喚士「……ワークショップです」


464 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 16:27:10.16 ID:1QFvIMDO
召喚士「……コカトリスッ!!!」


465 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 16:28:18.66 ID:zNtFZbYo
召喚士「焼きはらえ!」


466 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 16:29:01.19 ID:MBNFFKwo
実際、コカトリスとスフィンクスを同時召喚したら城くらい落とせそうな気も


467 :パー速民がお送りします [] :2009/11/28(土) 16:29:54.77 ID:EiAxPESO
魔道士「…そんなぁ」

召喚士「ま、魔道士さん!さぁ…行きましょう!」

テクテク

召喚士「思った通りだ…」

魔道士「他の方法は…何かありますかね?」

召喚士「多分…ですけど。あまり気が進みませんが…」

魔道士「…どんな?」

召喚士「……ハローワークです」


468 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/28(土) 17:04:42.33 ID:GqL1s.AO
>>467
ワロタw


469 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/28(土) 17:05:34.25 ID:9R4vEkIo
普通はいきなり城の門番に尋ねる方が気が進まないだろっていう


470 :sage [] :2009/11/28(土) 17:10:10.54 ID:Y08SRrIo
>>469

おそらく、前衛がいないからだと思われる。


471 : ◆qp4zn.2j86 [sage saga] :2009/11/28(土) 17:23:45.21 ID:gnH2cXE0
魔道士「ワークショップですか…?」

召喚士「えぇ。前にも同じように…」

魔道士「あ…!海峡の時の…」

召喚士「そうです。やはり人を探すには一番有効的かと…」

魔道士「なるほどですね…確かに」

召喚士「城が駄目なら…直接…」

魔道士「でも…東方にもワークショップってあるんですか?」

召喚士「大陸のワークシヨップで、東方関連の依頼が幾つか…」

魔道士「そっか!遺跡の時もクライアントは…!」

召喚士「そう…東方の人でした」

魔道士「だったらその逆で…東方にもワークショップが…」

召喚士「はい。ある、という事になります!」

魔道士「そっか!…あ、ところで…気が進まないっていうのは?」


473 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/28(土) 17:35:24.98 ID:gnH2cXE0
召喚士「まず…日数ですね…」

魔道士「日数?」

召喚士「はい。仮に陰陽師関連の依頼があっても、長期では…」

魔道士「そっか…あっちの二人もいつ戻るか分からないですもんね」

召喚士「そうです…そしてそれは前衛がいない…という事です」

魔道士「陰陽師さんは後衛っぽいですもんね…」

召喚士「うまく前衛以外の依頼があるかどうか…」

魔道士「なるほど…」

召喚士「必ずしなければならない、という事ではありませんから」

魔道士「…そう、ですよね」

召喚士「そう考えるとリスクが大きいんですよね…」

魔道士「なるほどー…言われてみればですねぇ…」

召喚士「まぁ、絶対ではないですし…見るだけ見てみましょうか」

魔道士「はい!東方のお仕事ってどんなのか気になりますしねっ!」

召喚士「それじゃ、早速……の前に」

魔道士「…?」

召喚士「…ご飯にしましょうか!ははっ」

魔道士「はいっ!エヘヘッ!!」



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