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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
- 386 :VIPがお送りします []
:2009/11/02(月) 12:32:06.93 ID:Zl7z1XRM0
〜遺跡調査1日目〜
召喚士「思ったより狭いですね」
魔道士「なんか・・・洞窟みたいで暗くて・・・怖いです」
剣士「そうなんです。だからアンデッドが住み着いたようで・・・」
戦士「盗賊、気をつけろよ?」
盗賊「・・・わ、分かってる」
・・・
盗賊「・・・待て」
戦士「ん?どうした?」
盗賊「・・・広間」
剣士「このあたりから広くなってます」
盗賊「・・・気配・・・複数」
戦士「出やがったか!」
召喚士「気をつけて下さい!敵は毒を持ってます!」
魔道士「詠唱開始します!援護お願いします!」
- 387 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 12:33:08.67 ID:Zl7z1XRM0
すいません。ご飯食べてきます
キャラクター像は好きなように想像して頂ければ・・・エルフでもおkです
- 388 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 12:35:43.33 ID:Kofzjkx80
すげえ面白い、わくわくする
飯食べてらしてくださいまし
- 392 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 12:49:41.46 ID:0Gbz3m9RO
これは開幕クリトリスだが週刊誌に載ってもおかしくないストーリーだ
どなたかマンガをかける方はおらぬかー
- 393 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 13:01:22.58 ID:Zl7z1XRM0
ありがたいお言葉感謝でございます。続きます
戦士「盗賊!見えるか?」
盗賊「・・・手前四体・・・後方・・・不明」
召喚士「この狭い通路では不利ですね」
弓使い「ええ!背後から襲われないとも限らないし」
剣士「魔道士さん!」
魔道士「はい!」
剣士「火の魔法を正面に放って下さい!」
魔道士「分かりました!」
剣士「皆さんは魔道士さんが放ったと同時に中へ!」
召喚士「了解です」
戦士「よし・・・ギリギリまで俺が盾になる!」
盗賊「・・・目の役目・・・任せろ」
- 395 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 13:07:50.90 ID:Zl7z1XRM0
剣士「火に強いのはスケルトンタイプです。警戒して下さい!」
魔道士「詠唱完了!打てます!」
戦士「盗賊!俺らは左に寄るぞ」
盗賊「・・・うむ」
剣士「弓使い、俺ら右から・・・」
弓使い「任せて!」
召喚士「いや!俺が行きます!剣士さんは魔道士さんの援護を」
剣士「分かった。任せる!」
魔道士「打ちます!!」
ドンッ!!ゴオォォッ!!
戦士「・・・見えたか?」
盗賊「・・・スケルトン・・・後方に二体」
- 397 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 13:09:20.24 ID:R0ZNHvAF0
それで、召喚士はいつ覚醒するんです?
- 398 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 13:16:59.82 ID:A1lLmHyMO
俺が寝たあと進めやがって…
律儀に月曜まで待ってたんだぞ
- 399 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 13:18:25.91 ID:Zl7z1XRM0
戦士「スケルトンは後ろに二体だ!!」
召喚士「了解!」
弓使い「手前はゾンビです!毒に気をつけて!」
剣士「後ろから襲われぬよう壁を背にっ」
戦士「よっしゃ!行くぜ!」
ズバッ
盗賊「(速さはこちらが上。触れられなけらば)・・・問題ない」
シュッ
戦士「残り二体!」
弓使い「いや、あと一体よ!」
ドサッ
戦士「おっ!やるっすね!!」
弓使い「ふふっ、ありがと」
シュッ・・・ドサッ
盗賊「・・・任務完了」
- 402 :>>398すいません。つい申し訳なくて・・・ [] :2009/11/02(月) 13:23:49.82 ID:Zl7z1XRM0
剣士「あとは後方!」
魔道士「あ、あれ?なんか帰っていきますね・・・」
戦士「恐れをなしやがったな?ハハハ」
召喚士「それもあるけど・・・思ったより知能が高いな・・・」
剣士「そのようだ。とりあえずみんな無事か?」
盗賊「・・・問題ない」
弓使い「大丈夫そうね・・・広間に火を入れるわね」
ボオォ・・・
召喚士「おぉ・・・」
戦士「すっげ・・・これ?全部彫刻か?」
剣士「あぁ。ここは寺院だったようだ・・・」
魔道士「寺院・・・ですか?」
弓使い「ええ。昔は密教者がこういう洞窟に隠れて寺院を作ってたの」
召喚士「なるほど・・・(しかし・・・不気味な彫刻だな)」
- 403 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 13:30:37.82 ID:Zl7z1XRM0
戦士「通路は細いけど、中はかなりの広さだな・・・」
召喚士「ちなみに調査はどのくらい進んでるんですか?」
剣士「うん。ここが地下一階だとすると地下三階までだね」
召喚士「それより下も?」
弓使い「ええ・・・階段はあったのだけれど・・・」
剣士「スケルトンに襲われて・・・な」
召喚士「そうですか・・・」
剣士「あ、ただ調査依頼は出来る範囲でいいんだ」
戦士「全部調査する必要はないって事?」
弓使い「ええ。クライアントからは出来る範囲で構わないって」
戦士「でもせっかくなら全部調べたいなぁ!」
弓使い「そうね。それが一番理想だけど・・・」
剣士「まぁ・・・無理は出来ないからな・・・少しずつ頑張ろう」
召喚士「(標高から考えると・・・地下七階近くはある・・・か?)」
魔道士「・・・どうしました?」
召喚士「あ、いえ・・・(いや、まぁ一番下まで掘っているとは限らないか)」
- 404 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 13:35:52.01 ID:Zl7z1XRM0
戦士「ところで調査ってのは何をするんです?」
剣士「主には内部の構造・・・あとは建造物の有無」
弓使い「場合によってはスケッチと材質の搾取かしらね」
魔道士「色々やる事があるんですねー」
盗賊「・・・大変」
戦士「地図書くなんて頭おかしくなっちまいそうだわ。ハハハ」
剣士「僕も苦手なんだ・・・はは」
召喚士「どうします?先に進みますか?」
剣士「そう・・・だね。皆は平気?」
盗賊「・・・問題ない」
魔道士「行けるところまで行っちゃいましょうか!」
弓使い「私も賛成よ!」
- 406 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 13:51:22.79 ID:Zl7z1XRM0
召喚士「じゃあ先に進みましょうか」
戦士「だな」
盗賊「・・・同意」
魔道士「この彫刻のスケッチとかは終わったんですか?」
剣士「いや、密教関係はそんなに必要ないんだ。それに・・・」
召喚士「国としても・・・あまり掘り起こされたくないって事ですか」
弓使い「そういう事ね・・・」
魔道士「なるほどー。色々大変ですねー」
召喚士「クライアントは国家経由なんですか?」
剣士「いや・・・一般なんだが・・・すまん。これ以上は」
召喚士「そ、そうですね」
剣士「それに僕らの功績じゃまだ国家からの依頼なんてね・・・」
召喚士「そうですか・・・」
- 409 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 14:06:42.90 ID:Zl7z1XRM0
〜地下二階〜
剣士「皆さん、一旦いいですか?」
魔道士「はい?」
剣士「先に遺跡の構造をお教えしておきます」
戦士「おっ、そりゃ助かります」
剣士「すみません・・・本当は最初に教えておくべきだったんですが・・・」
盗賊「・・・」
弓使い「実は今まで地下三階までアンデッドが出た事はなかったんです」
召喚士「・・・なるほど」
剣士「すみません」
魔道士「あ、いえいえ!大丈夫ですよ」
召喚士「それで・・・この先は・・・?」
剣士「構造自体は上と同じです。細い通路の後に広間」
盗賊「・・・把握」
- 410 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:12:46.75 ID:Zl7z1XRM0
・・・
剣士「何も・・・いませんね」
戦士「何も・・・いませんな」
弓使い「本当に逃げてしまったのかしら・・・」
召喚士「そうは思えませんが・・・そうならありがたいですね」
盗賊「・・・」
・・・
魔道士「ここが広間ですね?」
剣士「はい。火を入れましょう」
ボオォ・・・
召喚士「ここも・・・彫刻が・・・」
戦士「手が込んでんなぁ」
魔道士「ホントですね・・・何年掛かったんでしょうね・・・」
- 412 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/02(月) 14:18:22.96 ID:Zl7z1XRM0
剣士「さて・・・次が地下三階です」
盗賊「・・・うむ」
弓使い「あ、あの・・・」
召喚士「はい・・・?」
弓使い「出来れば彼を・・・彼の遺体を・・・」
戦士「勿論です。回収してあげないとな・・・」
剣士「すまない・・・ありがとう」
〜地下三階〜
魔道士「通路が広くなりましたね」
剣士「ここからは洞窟というより建物内のような造りですね」
召喚士「(いつの時代にこんな高等な建築技術が・・・?)」
戦士「よし!気を引き締めて進むぞ盗賊!」
盗賊「う、・・・うむ」
- 415 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:23:03.11 ID:Zl7z1XRM0
剣士「ここが・・・広間ですね・・・」
召喚士「では火を・・・」
ボォォ・・・
戦士「そっちが階段か・・・造りも上より立派になったな」
魔道士「そうですね。ここから重要なんでしょうかね?」
弓使い「そうかもしれません・・・」
召喚士「それで・・・魔道士(男)さんはどちらに・・・」
剣士「あ・・・階段の脇、こっちです」
・・・
戦士「ちっ!やられたか・・・」
召喚士「遺体が消えてる・・・」
魔道士「で、でも服とかはそのままで」
戦士「アンデッド化しちまったって事だ」
弓使い「そんな・・・」
剣士「くっ・・・!!」
- 416 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:30:54.57 ID:Zl7z1XRM0
召喚士「(まずい・・・みんな動揺してるな・・・)」
クイッ
盗賊「・・・」
召喚士「え?あ・・・!」
盗賊「・・・うむ」
召喚士「きょ、今日はこのあたりで休みましょう!」
戦士「ん?あぁ、そう・・・だな」
魔道士「そうしましょうか・・・」
剣士「・・・すまない」
召喚士「い、いえ!みんな疲れも出てるでしょうし。俺らも初めてで、ね?」
盗賊「・・・その通り」
戦士「で、どこで休む?一旦出るか?」
召喚士「いや・・・剣士さんに結界石を買って貰ってあるから・・・」
剣士「ちょっと待ってくれ・・・よっ・・・コレだ。はい
召喚士「ありがとうございます」
- 418 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:44:44.61 ID:Zl7z1XRM0
召喚士「さて・・・行けっ!シルフ!!」
シュイィィン
召喚士「これで・・・結界石を・・・」
シルフ「あー!お前この前の!!」
召喚士「え!?あ!ちょ、ちょっと!」
剣士「?」
魔道士「どうしたんですかー?」
シルフ「また用もないのに呼んだんじゃないでしょうね!?」
召喚士「ちょ、ちょっと!違いますって!」
戦士「・・・くっ」
盗賊「・・・」
シルフ「じゃあ何だよー?」
召喚士「け、結界を張りたいんで・・・お、お願いします!」
シルフ「あーちゃんとお仕事ね〜、分かったわ。任せて!」
- 419 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:45:50.74 ID:j9TlTqyrO
SPEED解散したらしいね
- 420 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:47:29.77 ID:Zl7z1XRM0
弓使い「ふふっ・・・」
剣士「・・・くっ・・・く」
シルフ「何これ?結界石?」
召喚士「そ、そうですけど・・・」
シルフ「こんなのに頼っちゃって・・・自分の魔力で頑張れよ〜」
召喚士「もういいじゃないですか!みんな見てますし!」
戦士「プックク・・・」
シルフ「みんなも大変ねー。こんな三流召喚士連れて・・・」
ピキイィィン
シルフ「はいおしまい!じゃあね!」
召喚士「(さ、最悪だ・・・)」
- 422 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:49:58.31 ID:T6Iw2vFw0
チャーラララチャー
/|\ ラララチャータラララー
/ | \
/ | \
/ | /|/
.\ | |/
\|/
- 423 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:52:34.00 ID:Zl7z1XRM0
シルフ「用もないのに呼ぶなよ?じゃあね!」
シュイィィン
魔道士「ふふ・・・あははは!」
戦士「ガッハハハハ!お前も大変なんだな!」
剣士「クック・・・す、すいません・・・」
召喚士「・・・もう勘弁して下さい!」
弓使い「仲良さそうでいい事よ?ふふ・・・」
盗賊「・・・っ」
召喚士「と、とりあえず!これで結界は完成しました!」
戦士「結界なんて張れたんだな!すげぇ・・・」
召喚士「いや・・・これは結界石で結界の力を増幅してるから・・・」
魔道士「結界石って高いですもんねー」
剣士「うん。だからこういう機会以外にはなかなか使わないね」
召喚士「はい。俺がもっと強ければ一人で結界も作れるんですが・・・」
弓使い「あら、充分凄いわよ!ありがとう」
- 424 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 14:58:36.36 ID:Zl7z1XRM0
・・・
剣士「じゃあ、休むとしよう」
召喚士「そうですね」
剣士「見張りは・・・僕と戦士くんと盗賊さん・・・弓使い」
召喚士「あれ・・・?俺も・・・」
剣士「術士は出来るだけ休んで、魔力を回復してくれた方がいい」
魔道士「えー?なんか悪いですよー」
弓使い「気にしないで。大丈夫よ」
戦士「おう!俺らに任しとけ!!」
召喚士「は、はぁ・・・」
剣士「じゃ僕から2時間交代で見張ろう。頼んだよ!」
盗賊「・・・任せろ」
戦士「よし!じゃあ剣士さん、先に休ませて貰います」
剣士「うん。ゆっくり休んでくれ」
- 427 :>>419SPEED復活してなかった? [] :2009/11/02(月) 15:07:06.68 ID:Zl7z1XRM0
召喚士「(そう言われてもなかなか寝付けないな・・・)」
召喚士「(・・・今日だけでも凄い経験だった)」
召喚士「(最近はとにかく色んな事があったっけ?)」
召喚士「(まぁ・・・思い出したくもない事が幾つかあるけどさ・・・)」
召喚士「(そうだ!・・・召喚獣も増やさないと・・・)」
召喚士「(あんまり遅いと師匠に・・・怒られるぞ・・・)」
召喚士「戦士と・・・盗賊も・・・もっと・・・」
召喚士「(近づいて・・・もら・・・って・・・)」
召喚士「(・・・)」
- 429 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 15:30:34.12 ID:Zl7z1XRM0
・・・
弓使い「・・・」
剣士「弓使い・・・交代の時間だ」
弓使い「あ、ありがと・・・」
剣士「・・・」
弓使い「・・・大丈夫?」
剣士「ん?
弓使い「・・・魔道士くんの・・・事」
剣士「・・・あぁ・・・大丈夫」
弓使い「・・・そう」
剣士「・・・お前こそ・・・大丈夫か?」
弓使い「・・・うん」
- 431 :VIPがお送りします [] :2009/11/02(月) 15:45:25.45 ID:Zl7z1XRM0
剣士「俺は・・・どうしたらいい?」
弓使い「・・・」
剣士「ただ・・・自分が許せないんだ・・・」
弓使い「・・・そんな」
剣士「なぜ救えなかったんだって・・・」
弓使い「・・・私こそ・・・もっと頑張れてたら」
剣士「・・・」
弓使い「魔道士くんがかばってくれなければ・・・私・・・」
剣士「俺は・・・アイツの亡骸を・・・届けなくちゃならねぇ」
弓使い「うん・・・」
剣士「俺たちの・・・大好きなあの村に・・・」
弓使い「う・・・ん・・・」
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