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幼剣士「待っていて下さい・・僕が必ず・・!」
254 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:52:31 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――【それから20日後・修行場所】



童子騎士「・・・あれから師匠ぜんぜん帰ってこないな」

幼剣士「うん・・・」


めがね魔道「せっかく中級魔法も使えるようになったのに・・」

童子騎士「お、俺だって大突に近いことできるようになったし!?」

幼剣士「ぼ、僕だって水流魔法も使えるようになったもん!」


255 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:53:20 ID:pNhiJQ1Y
 
3人「・・・・」


童子騎士「はぁーーあーーーー」

幼剣士「やっぱり・・お兄ちゃんがいないと何かしまらないよね・・はは」

めがね魔道「そうだね・・・でもさ・・・」

童子騎士「何だ?」


めがね魔道「前も、こうやってしゃべってたら、ひょっこり・・・」



・・・・・・・ガサッ・・ガサガサ・・・


幼剣士「・・・・!」


256 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:54:16 ID:pNhiJQ1Y
 
童子騎士「し、師匠ですか!?」


スライム『・・・』


童子騎士「ってなんだよ!スライムかよ!」

めがね魔道「たはは・・・スライムか・・・」

幼剣士「・・・・?」


めがね魔道「じゃあ今日はさっさと帰ろうかぁ」

童子騎士「そうだなあ」


幼剣士「ね・・ねえ2人とも・・・」

童子騎士「どうした?」


257 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:55:03 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「こんなところに、スライムっていたっけ?」

めがね魔道「・・・あ、そういえばいないよね?」

童子騎士「もっと森の奥から降りてきたんじゃねーの?」


スライム『・・・』


幼剣士「っていうか・・・スライムの様子・・・何か変・・・」ゾクッ

童子騎士「・・・何が?」

めがね魔道「・・・・」

幼剣士「あの・・・眼が・・・・」


スライム『ビキ・・・・』


258 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:56:07 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「眼が・・・赤い!」


スライム『ビキィィィ!!』ヒュッ


童子騎士「うおっ!」スッ

めがね魔道「危ない・・・!スライムから攻撃をしかけてくるなんて・・」

幼剣士「興奮状態なんだ・・・」

童子騎士「なんでだよ!」

幼剣士「わからないよ!」


スライム『ビキィィ!』ヒュッ


259 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:57:08 ID:pNhiJQ1Y
 
童子騎士「く・・・小突っ!!」ヒュッ


・・・・グシャッ

スライム『』

 
 
めがね魔道「いったいなんで・・・?」

幼剣士「・・・、って!後ろ!」



ウルフ『・・・グルル』

スライム『ピキ・・・』

ベア『ガァ・・・・』

インプ『・・・キュ・・・・・』


童子騎士「な、なんだぁ!?」


260 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:57:56 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「全部・・・眼が赤い・・・」

めがね魔道「こいつら、もっと奥にいる魔獣たちだよ!何でここに!」

童子騎士「わかんないけど・・・さすがに・・・こりゃ・・・」

幼剣士「逃げよう!」


・・・・・ダッ


魔獣たち「ガアアアアッ!!」ダッ



めがね魔道「・・・うわあああ!」ダダダダッ

幼剣士「追いかけてくるっ!」ダダダダッ

童子騎士「くそおお!」ダダダダダッ


261 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:59:04 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「あ・・・向こう側に誰かがいるよ!」ダダダッ

童子騎士「わかんねーよ!師匠か!?魔獣か!?」ダダッ

めがね魔道「こんな状況で立ち止まれないし・・・!」ダダダッ


 
???「・・・・中火炎魔法っ!!」

・・・ドゴォォォン!!!!

 

幼剣士「う、うわぁぁっ!」ゴロゴロ

童子騎士「い・・・いてぇ・・・」ドサッ

めがね魔道「あ・・・魔獣たちが!」


魔獣たち『』ブスブス


262 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 11:59:53 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「た、助かった・・・・?」

童子騎士「はぁ・・・はぁ・・・」


乙女僧侶「大丈夫ですか!?やっぱりここにいると思ってました。間に合ってよかったです」


めがね魔道「お、乙女僧侶さん!」

童子騎士「・・・何でここに・・・?」

幼剣士「はぁ・・・はぁ・・・」


乙女僧侶「話はあとでにしましょう・・・ここは危ないです!戻りますよ!」

童子騎士「・・・・お、おう・・」


263 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:01:26 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・


幼剣士「一体どうしたの・・・?」

乙女僧侶「ついさっき、町人が暴走した魔獣が森にいるのを見つけたと報告してきたんです」

童子騎士「暴走?」


乙女僧侶「我を失った、つまり好戦状態、興奮状態になってる魔獣たちのことです」

めがね魔道「・・・なんでだろう」

乙女僧侶「さあ・・・そこまでは。だから、森にいる3人を心配して見に行ったんですよ」


264 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:02:44 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「本当に・・・やられたと思った・・・」ハァ

乙女僧侶「無事で何よりです」

めがね魔道「・・・」ハァ



コンコン・・・・ガチャッ!!!


町人A「大変だ!町に魔獣たちが降りてきてる!手が空いてる大人は撃退を手伝ってくれ!」

乙女僧侶「・・・!」


童子騎士「どうなってるんだよ!」

幼剣士「・・・」

めがね魔道「・・・何か起きてるのかな・・・」


265 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:03:52 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「仕方ないです・・・、私は行ってくるのでココで待っていてくださいね?」

童子騎士「・・・」

めがね魔道「・・・」

幼剣士「・・・」


乙女僧侶「いい、ですね?」

童子騎士「・・・・お、俺も行きたい!俺も町を守りたい!」

めがね魔道「・・・ぼ、僕も・・」

幼剣士「僕たちだってやれるよ!こうみえても強いんだから!」


266 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:05:33 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「・・・」ハァ


幼剣士「武器を準備して・・・」チャキッ

童子騎士「・・・へへ」スチャッ

めがね魔道「・・・・」チャキッ



乙女僧侶「この・・・・・バカッ!」ビリビリ


267 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:06:12 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「・・・え」


乙女僧侶「子供は子供・・・、大人は大人。いい加減にしなさい!またそうやって、他の人に迷惑をかけるの?」

童子騎士「で、でも・・・」


乙女僧侶「でもじゃないの。あなたたちの気持ちは凄いわかる。けど、これは大人たちの仕事なの。
       危険なことはさせたくないし、みんなは私の大事な大事な子供たちなんだから・・・・、ケガさせたくないの」

めがね魔道「・・・」


乙女僧侶「さっきだってそう。私がいなかったら、もうここには・・・いなかったかもしれない。
       私が一番怖いのは、そうやって・・・無茶をして大怪我をしたり・・・何かあったりしないか・・・そういうこと・・・」


268 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:07:38 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「乙女僧侶さん・・・」

乙女僧侶「でも、気持ちは凄い嬉しい。だからこそ、子供は子供らしく大人に任せて・・・・ね?」ニコッ


童子騎士「・・・はい」

めがね魔道「わかりました・・」

幼剣士「ごめんなさい・・・」


乙女僧侶「ふふ、わかればいいんですよ!では・・・行ってきます」ダッ


幼剣士「き・・・気をつけて!」

 
・・・・バタン・・


269 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:08:28 ID:pNhiJQ1Y
 
童子騎士「でもさ・・・町まで魔獣が降りてくるなんて・・・どうしたんだろうな」

めがね魔道「聞いたことないよ・・・」

幼剣士(暴走・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・・・
青年剣士「暴走、塔。そしてその紛争・・・・、確証に近いものもあります」
・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
幼剣士(そうだ・・・あの夜、お兄ちゃんが言ってた・・・)

童子騎士「・・・」

めがね魔道「ま・・・今はここで待ってるしかないね・・・」


幼剣士「・・・だね・・・」


270 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:09:26 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・・・・・・・・・・・
――【そして夜】


・・・・ギィ・・・


童子騎士「あ・・・帰ってきた!」


乙女僧侶「だ、大丈夫ですか・・・?」

町人A「ごほっ・・・」

町人B「・・・・しっかりしろ!」


幼剣士「・・・!」


271 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:10:19 ID:pNhiJQ1Y
 
童子騎士「乙女僧侶さん、これは・・・?」


乙女僧侶「参りました。今もずっと魔獣たちが町に攻め続けてるんです・・・」


町人B「もう20年以上もココに住んでるが・・・こんなの初めてだよ・・・」

乙女僧侶「軍の人たちも応援にかけてつけてくれてますしね・・・」


町人A「・・・ごほっ・・」

乙女僧侶「あ・・・回復魔法!」パァァ


町人B「・・・こっちで寝かせといてやろう。けが人はまだ運ばれてくるぞ・・」


273 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:10:52 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「大聖堂がとても広くてよかったです・・」


幼剣士「・・・手伝えることは・・・何もないの・・?」

乙女僧侶「・・・」


町人B「・・・あんちゃん達、もし、ここに魔獣がきたら追い払ってくれ、な?」ニカッ


童子騎士「ま、任せてくれ!」

めがね魔道「うん!」

町人B「いい笑顔だ・・・、それじゃ乙女僧侶さん、もう1度いきますか!」

乙女僧侶「そうですね・・・!」


・・・・・タッタッタッタ・・・


274 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:11:23 ID:pNhiJQ1Y
 
 
童子騎士「マジで何がどうなってるんだよ・・・」

めがね魔道「こういうときに師匠がいてくれれば・・・」

幼剣士「お兄ちゃん・・・」


275 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:13:07 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・・・・・・・・・・


乙女僧侶「そっち!敵がいきました!」

軍人A「任せてくれ!ハァッ!」ザシュッ

軍人B「ナイスナイス!」


町人C「しかし暗くなってきやがったな・・・こっち側の手が足りないぞ!」バァン!!

町人D「こっちも手いっぱいだ!」ドゴォン・・・!


乙女僧侶「・・・くっ」


医療班「軍の支部はもうケガ人運べないぞ!」

乙女僧侶「大聖堂を使ってください!」

医療班「わかった!」


276 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:13:45 ID:pNhiJQ1Y
 
軍人A「終わりが見えない戦いだな」

軍人B「まさか一般人に手伝われるとは・・・軍の名が泣くぞ」ハハ


町人D「なあに、いつも軍はお世話になってるからな。緊急事態だ、手伝わせてくれ」

軍人A「ハハハ」



乙女僧侶「それにしても、これはどうなってるんですかね・・・」

軍人A「わからない。俺らも緊急招集と同時に支部に飛ばされたんだ」

乙女僧侶「ここだけなんですか?」

軍人A「・・・いや。実は大陸各地で同じようなことが起こってるらしいんだ」


277 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:14:32 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「・・・魔獣たちに何かあったんでしょうか」

軍人A「さあな・・・ま、この辺はまだマシだと思うよ。祭壇や大型魔獣が住み着いているところじゃ・・・」

乙女僧侶「・・・」

軍人B「ま、そういう場所には少佐らの実力者が送られてるし大丈夫だろう」


町人C「じゃあこの辺はまだまだマシってことなんだな・・・」

軍人A「あぁそうだな。軍の機密にもなるから大声じゃいえないが・・・・ね」


乙女僧侶「でも、このままだといつかはこちら側がダウンしてしまうんじゃ・・・」


軍人A「できる限りの支援は、支部の冒険の扉(※)を通して送られてくるから大丈夫だろう」
※瞬間移動の技術
※著しく、あらゆる場面に影響を与えやすい技術なので基本的には軍関係専用


278 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:15:03 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「・・・それならいいんですが・・」

軍人A「それに、俺らみたいな等兵だけじゃなくて立派な大尉様が支部を守ってる。大丈夫だ」

乙女僧侶「そ、それなら安心ですね」


町人C「よし・・・じゃあ、期待してるぞ軍人さんたち!」

軍人B「任せてくれ!」


乙女僧侶「町を守るために・・・頑張りますよ!」


279 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:15:33 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・
・・


280 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:16:12 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――【更に数時間後】


童子騎士「・・・」



町人E「うう・・・」

軍人C「くそ・・・」

軍人D「いてえ・・・」

町人F「・・・くっ」


めがね魔道「一体何人いるんだろ・・・」

幼剣士「ひどい・・・」


281 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:16:49 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「大聖堂はまだ入りますが・・・けが人が多すぎます・・・」

幼剣士「何でこんなに・・・」

乙女僧侶「終わりが見えない・・んです。次から次に山や森から魔獣たちが・・・」


童子騎士「・・・」ギリッ


めがね魔道「ほんの少し前まで楽しく修行してたっていうのに・・・」

幼剣士「・・・」

童子騎士「あっという間にこんな・・・」


282 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:17:37 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・ドゴォォン・・・
バゴォン・・・ザワザワ・・・・


めがね魔道「攻撃音が鳴り止まないね・・・」

村人G「・・・こんな夜は・・30年前の魔王の攻めてきた時・・依頼だよ・・・」ゴホッ


童子騎士「魔王・・・」


村人H「あぁ・・・。ちょうどこんな感じだったな・・・」

幼剣士「まさか、また魔王が復活した・・・とか・・・?」

村人G「滅多なこと言うんじゃない!」

幼剣士「・・・!」ビクッ


283 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:18:25 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「・・・大丈夫ですよね。きっと」

軍人C「あぁ・・・、きっと大丈夫だよ」

 
 
・・・・ガチャッ!!


村人I「大変だ!森側の防衛が破られた!」


・・・・ザワザワ・・・!!


童子騎士「・・・!」

幼剣士「森の近くって・・・軍の支部があったところ・・・?」


軍人C「ごほっ・・・待て・・・、それじゃ・・・支部は・・・」

村人I「・・・中にいた人々は逃げたが、建物は襲撃を受けてボロボロだ・・・」


284 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:19:00 ID:pNhiJQ1Y
 
軍人C「な・・・なんで!そう簡単にはやられないはずだ!」

村人I「森の奥からアラクネが現れたんだ・・・。それで一瞬だった・・・」
 
軍人C「アラクネ・・・、魔獣の上位種・・・魔物か。そ、それで・・・大尉殿はどうなったんだ!」


村人I「大尉さんは、襲撃前に冒険の扉から来た援軍ら数人と共にまだ戦ってる!」

軍人C「くっ・・・」


村人G「・・大陸戦争・・・そのまんまだよ・・・」


285 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:19:59 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「・・・どうすれば・・・・・・」


・・・・ガチャッ!!


軍人E「・・・軍支部からの緊急命令です!明かりを完全に消し、地区毎の建物に集まり避難をしろ、だそうです!」

軍人C「魔獣、魔物は・・・明かりに群がる。ここの明かりを最小限にして・・・、窓をしっかりカーテンで隠すんだ・・」


・・・・ザワザワ・・・


286 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:21:00 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「・・・」

童子騎士「・・・」



軍人C「それで、今の前線の状況の詳細は?」

軍人E「大尉殿、援軍の少尉らが合流。アラクネと、その取り巻きと交戦中です。
     一般人は極力近くの建物に避難してます。大聖堂が一応、緊急避難場所の1つに指定されました」

軍人C「・・・わかった」

 
 
乙女僧侶「・・・それでは皆さん、明かり、消しますよ。大丈夫ですか?」


・・・・ワカッタ・・
クラヤミカ・・・、コワイナ・・・


乙女僧侶「・・・・」パチッ


287 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:21:30 ID:pNhiJQ1Y
 
幼剣士「・・・」

童子騎士「・・・」

めがね魔道「・・・」



・・・・ドォー・・・ン・・
ドゴォン・・・・

・・・・・・バァン・・・ダダダダッ・・・・

・・・・カサカサ・・・・・・・
 


童子騎士「遠くて・・・戦う音が・・・ずっと響いてるな・・・」

めがね魔道「・・・近くでもカサカサ音がする。魔獣がうろついてるのかな」

幼剣士「・・・」


288 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:22:00 ID:pNhiJQ1Y
 
乙女僧侶「・・・大丈夫ですよ。しっかり今は寝てください・・・。きっと大丈夫です」ナデナデ


幼剣士「・・・」ギュッ

童子騎士「・・・」

めがね魔道「・・・」

 
乙女僧侶「・・・おやすみなさい・・・」

幼剣士「おやすみなさい・・」

童子騎士「・・・おやすみなさい」

めがね魔道「おやすみなさい・・・」


289 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/01(月) 12:22:30 ID:pNhiJQ1Y
 
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・
・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・


290 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/07/01(月) 12:23:00 ID:pNhiJQ1Y
一旦終了です。お疲れ様でした


293 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/07/01(月) 13:12:37 ID:BBGfgZq2
おつ
相変わらずいいところで…


294 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/07/01(月) 15:07:53 ID:FfGnigyw
乙、またいいところで・・



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