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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その13
- 632 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]
:2010/04/17(土) 02:38:08.02 ID:UzrBU2ko
…
戦士「風が強まってきたな…」」
眼鏡「ちょっと嫌な気配だな」
召喚士「うん…急ぎましょう」
戦士「静かすぎる…不気味だぜ」
魔道士「なんだか…これからって感じですね」
盗賊「…ああ」
眼鏡「急いだ方が良さそうだな」
召喚士「ええ。そうしましょう!」
一同は舗装のされていない荒れた道を足早に進む。
しかしまもなくその足を止め、周辺の空気が張り詰めた。
パッカパッカパッカ…
盗賊「……!?」
戦士「…何だ?味方の馬か…?」
一同の正面に三騎の馬が近づいて来る。
- 633 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 02:38:36.81 ID:UzrBU2ko
眼鏡「いや…あれはどうやら…」
魔道士「首がない!?」
パッカパッカパッカ…
戦士「見た事あんぞ…あれは…」
召喚士「デュラハン!!」
三騎の馬上には、首のない甲冑の魔物が剣を構えている。
デュラハン「コオォ…ニンゲン…か」
眼鏡「……」
盗賊「…敵だっ!」
戦士「ちっ!!」
盗賊と戦士がすかさず抜刀し、前衛に立つ。
眼鏡「召喚士くん」
召喚士「はいっ!」
眼鏡「二人組で一騎ずつ相手を頼む…」
召喚士「眼鏡さんはっ!?」
- 634 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 02:39:03.86 ID:UzrBU2ko
眼鏡「一人で……やる」
眼鏡はゆっくりと右手に長剣を構える。
デュラハン「威勢の良い…カカカ!!」
戦士「喋る魔物は…強いんだっけか?」
魔道士「詠唱しますっ!!」
召喚士「戦士と魔道士さんは右をっ!」
戦士「おうよ」
召喚士「盗賊さんと俺は左を!」
盗賊「…承知!」
チャキッ
召喚士「眼鏡さんは……」
スウッ…
眼鏡「中央だね」
デュラハン「カカカァーッ!!」
三騎の首無し騎士が一斉に襲いかかる。
- 635 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 02:39:49.89 ID:UzrBU2ko
戦士「まずは個々に分断するぞ!」
眼鏡「はぁっ!!」
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
シュイィンッ!!
右に飛ぶ戦士が雷切より雷をほとばしらせる。
ブオッ!!…ガカアァッ!!
デュラハン「カカカ!当たらぬわっ!!」
戦士「いーんだよ!」
タンッ!!…タタッ…ヒュオッ…
デュラハン「ほう…!早いなっ!」
眼鏡「……」
ブンッ!!…キィンッ!!
デュラハン「だが…それだけだ」
眼鏡「……っ」
回り込んで放った眼鏡の剣撃えお盾で防ぎつつ馬上の騎士はつぶやく。
- 636 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 02:40:49.31 ID:UzrBU2ko
タタタッ…タンッ!!
盗賊「はぁっ!!」
デュラハン「こちらも早いな…!」
召喚士「コカトリス!!」
コカトリス「……おう!」
盗賊は跳躍と同時に鎖を放ち、その一撃で馬が仰け反る。
その間隙を突き、コカトリスは石化の息を一撃見舞った。
ゴオオォォ!!
デュラハン「むぅ…っ!!」
バッ!!
石化の黒い吐息は馬を石と化し、その場に横たわらせる。
馬上より飛び降りたデュラハンはその光景を横目に剣を構える。
デュラハン「まぁ…このような所にいるのだ。多少はやりおるか…」
召喚士「…余裕だな」
デュラハン「カカカ…!当たり前であろうがっ!!」
- 637 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/17(土) 02:52:57.12 ID:6s1fjYDO
今日も乙です!
続きは明日読もう…おやすみなさい。
- 638 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/17(土) 03:33:44.71 ID:hHdrTADO
>>1
乙!
デュラハンの声ってどこから出てるか突っ込んでいい?
あれ、夜中にピンポンが…
- 639 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 03:39:57.71 ID:UzrBU2ko
>>637
ありがとうございます!おやすみなさい!
>>638
おそらく思念的なものかと…
- 640 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 03:45:44.70 ID:UzrBU2ko
パカラッパカラッ…
デュラハン「かわすのが精一杯か?」
戦士「けっ!!」
馬で突撃するデュラハンを避けながら戦士は舌打ちする。
戦士「単調な攻撃ほど楽なモンはねーぜ!」
デュラハン「強がりを…!」
戦士「なぁ、魔道士!!」
魔道士「はいっ!」
ドドオォンッ!!…ギキイィンッ!!
デュラハン「むっ!?」
魔道士の放つ氷の魔法が、馬の両前足を凍りつかせる。
戦士「もらったぁ!!」
ズバッ!!…ドシュウゥ
戦士「ちぃ…っ」
真っ二つになりその場に崩れ落ちた馬を見て、戦士はまた一つ舌打ちをする。
- 642 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 03:48:17.37 ID:UzrBU2ko
デュラハン「たかが馬をやっただけで…いきがるなよ?カカカ」
ジャリッ
戦士「ああ。こっからが本番だ…!」
戦士が再び雷切を構え直し、ゆっくり歩み寄るデュラハンへ刀身を向ける。
戦士「ふーっ…ふー…っ」
デュラハン「……」
ザッザッザ…
戦士「……」
ザッザ……ザッ
戦士「しっ!!」
デュラハン「カァ!!」
チュインッ!!…キキィィンッ!!
戦士「……ぬ…ぅ!!」
デュラハン「大した力だ…!ニンゲンの分際で…」
ググググッ…
- 643 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 03:53:17.15 ID:UzrBU2ko
鍔迫り合いをする両者の均衡が徐々に傾き始める。
戦士「…う…おぉ…っ!!」
デュラハン「……くぅ…!!」
グググ…ズズ…ザクゥ…!!
戦士「……っぐ……らあぁっ!!」
ドズンッ!!
戦士「………はぁ…はぁ…っ」
デュラハン「…まさか…ニンゲンに…力で負け……」
カランッ……ドシャアッ…
戦士「人間とかそんなん……関係ねーよ…」
力で圧し斬られた首のない騎士は、その場に両膝をつき、剣を地面に落とした。
戦士「魔道士……トドメを…」
魔道士「は、はいっ!」
ドドオォンッ!!…ゴオオォォ…
魔道士の炎により燃える甲冑を背に、戦士はゆっくりと元いた場所へと歩き戻った。
- 644 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/17(土) 04:27:41.98 ID:UzrBU2ko
それでは寝させて頂きます!
ご支援まことにありがとうございました!おやすみなさい!
〜次回予告〜
占い師「思い出の地、海峡へと着いた召喚士達…」
占い師「そこで待ち受ける新たな運命と戦い!」
占い師「ついに北伐作戦が今、始まろうとしていた!」
占い師「次回、第167話【決戦、北方三拠点】」
占い師「この次も、サービス、サービスゥ!」
- 646 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/17(土) 08:32:36.65 ID:liGMxIU0
戦士かっこよすぎだろ…
乙!!
- 647 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/17(土) 10:04:46.63 ID:MckrIMAO
>>1乙
デュラハンにもいろいろあるのかな
指令を倒したデュラハンはもっと強いイメージだ
しかしさすが魔導師ちゃんだ、安心して見ていられる
- 651 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 23:43:35.52 ID:UzrBU2ko
ゴオオォォ…
戦士「……」
魔道士「流石戦士さんっ!」
戦士「………」
魔道士「戦士…さん?」
戦士「ん、ああ…。他の奴は…」
魔道士「あっちです!」
チュインッ!!キィンッ!!ギキィンッ!!
デュラハン「カカカーッ!!」
眼鏡「……」
魔道士「…押されて…ますね」
戦士「いやっ、ありゃあ……」
キィンッ…キキィンッ…ガインッ!!
デュラハン「カカカ!…終わりだっ!!」
眼鏡「……ふーっ」
- 652 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 23:52:03.55 ID:UzrBU2ko
眼鏡は長剣を引き、一気にデュラハンめがけ突き出す。
デュラハン「……!?」
迫る甲冑へ突き出された刀身は、その右手より立ち上る黒い炎に包まれ、
切揉み状に長剣全体を包み込んだ。
ボアオッ!!……ゴシャアァァッ!!
デュラハン「カ…ッ…!!」
ズボォッ……ブンッ…
剣から炎を振り払い鞘に収めた眼鏡は、
胸にポッカリと穴を開けた甲冑を見つめる。
ゴシャッ…ドサァッ…
タッタッタ…
魔道士「眼鏡さんっ!」
眼鏡「…手ごたえが…なさすぎる」
戦士「ああ…。こりゃあ…」
眼鏡「おそらく密偵か何かだろうね」
- 653 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/17(土) 23:59:29.40 ID:UzrBU2ko
魔道士「えっ!?」
戦士「俺はかつて関でコイツを見た事がある…!」
眼鏡「…デュラハンにしてはどうにも……!?」
バッ!!
眼鏡は戦士と魔道士を左手で遮り、後方へ下がらせる。
戦士「!?」
盗賊「はあぁっ!!」
ジャララッ…ブンッ!!
盗賊の鎖がデュラハンの右足首に絡みつき、そのまま宙へと放りだされる。
デュラハン「…!!」
コカトリス「終わりだっ!!」
ゴアオオオォォ…
宙で石の塊と化した甲冑の騎士が、眼鏡の上へと落下する。
タンッ…ヒュオッ……バキャアァッ!!
眼鏡は跳躍し、回し蹴りを見舞うと石像は粉々に砕け散り、地へと落ちていった…。
- 654 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/18(日) 00:52:36.66 ID:evQS5YAO
毎回思うんだが
藤蔵力強くね…?
- 657 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/18(日) 02:05:45.35 ID:TqxVyFwo
召喚士「これで…全部か…?」
バサッ
コカトリス「…そのようだな」
タッタッタ…
盗賊「……」
召喚士「盗賊さん…」
盗賊「…どう思う?」
召喚士「ええ。まるで手ごたえがないと言うか…」
テクテクテク…
戦士「中身がカラッポって感じだったな…」
召喚士「戦士」
眼鏡「うん。おそらくは斥候の為の駒だろう…」
魔道士「なるほど…」
戦士「でもよ、斥候にぢても何でこんな深くまで…」
召喚士「……」
- 658 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/18(日) 02:08:09.92 ID:lc3T.cAO
>>654
戦士以外はみんな安定して強いと思う
特に魔導師ちゃんは強い
他のメンバーよりもずっと負ける姿が想像出来ない
戦士は戦う度にいつも負けるんじゃないかとヒヤヒヤする
勝てる姿が想像しにくい
- 659 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/18(日) 02:09:38.61 ID:TqxVyFwo
盗賊「…確かに…入り込みすぎているな」
眼鏡「……」
召喚士「……ま…さか」
眼鏡「…それ以外ないだろう」
戦士「はぁ!?どういう事だよ」
召喚士「既に…魔物が入り込んでいる…!?」
盗賊「…伏兵か」
戦士「何だとっ!?でも一体どこに…」
眼鏡「分からない。しかしそれ以外には考えにくい」
魔道士「それってつまり……」
召喚士「こちら側にいる魔物に対し、伝令を…」
魔道士「っ!!」
戦士「急いで関に報告を…」
召喚士「しかし引き返している時間は…」
眼鏡「……僕が行くよ」
- 660 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/18(日) 02:12:25.98 ID:TqxVyFwo
魔道士「眼鏡さんっ!?」
眼鏡「君達はこのまま目的地へ…」
盗賊「…いや…ここは私が行こう」
召喚士「!?」
眼鏡「だが…」
盗賊「…この中では…足は一番早い」
戦士「……」
盗賊「…それに…こういう任務は慣れている」
魔道士「盗賊さん……」
戦士「いいのか…?」
盗賊「…うん」
盗賊は応答の後に笑顔を見せるが、瞬時に顔を引き締める。
テクテクテク…
召喚士「これを……」
召喚士は盗賊へ結界石を手渡す。
- 661 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/18(日) 02:17:15.84 ID:TqxVyFwo
…
戦士「そんじゃ、頼んだぞ」
盗賊「…ああ」
タンッ!!…タタタッ…
召喚士「……俺達も急ぎましょう!」
眼鏡「…ああ」
盗賊と別れ、四人は海峡を目指す。
時刻はまもなく21時を迎えようとしていた。
〜北関〜
ガラガラガラッ…パッカパッカ…
騎兵「進軍停止ー!進軍停止ーっ!!」
ザッザッザ…
白虎長「お待ちしておりました」
副司令官「うむ」
大軍師「お待たせ致しました」
- 662 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/18(日) 02:22:25.39 ID:TqxVyFwo
白虎長「武装や兵糧の準備は済んでおります」
副司令官「ご苦労…」
大軍師「では白虎長殿はこのまま海峡へ…」
カッ
白虎長「はっ!かしこまりました!」
カツカツカツ…
大軍師「さて…我らも布陣を急ぎましょうか…」
副司令官「そうだな」
二人は馬を止めると、足早に司令室へと向かって行く。
テクテクテク
占い師「…あら、こっちに来たの?」
マジシャン「…あんな所にいられるかよ」
占い師「まぁ…。相変わらず自由気ままです事…」
マジシャン「ハッハ!それが信条でね!」
マジシャンは高らかに声をあげて笑った。
- 663 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/18(日) 02:28:10.99 ID:TqxVyFwo
タッタッタッタッタ…
盗賊「……」
タッタッタ…ピタッ…
盗賊(ここを抜けた方が早そうだな…)
クルッ…ガサガサッ…タッタッタ…
盗賊は茂みの中へ入り、木々を飛び越え関へと向かう。
盗賊「………!?」
タタッ…ストッ
盗賊(……人の…気配…?)
チャキッ…ササッ…
盗賊「……………」
カサッ…ビュオッ!!
背後より忍びよる気配に蜘蛛切を振りかざすが、その顔を見た盗賊は瞬時に刀を止める。
盗賊「……!!」
女侍「……おや?…確かアンタは…!」
- 664 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/18(日) 02:32:30.90 ID:TqxVyFwo
ここまでにて…明日はちょっと忙しそうで来れても若干の投下になりそうです…すみません…
ご支援ありがとうございました!それではおやすみなさい!ノシ
〜オマケ〜
ここまでの国軍及びワーカーの布陣
◆北方司令部
皇太子
エリート
左翼長
騎士長
参謀
・拠点間移動中
青年兵
◆北関
副司令官
大軍師
マジシャン
占い師
・拠点間移動中
白虎長
盗賊
召喚士
戦士
魔道士
眼鏡
◆海峡
将軍
魔法剣士
- 667 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/18(日) 02:52:43.43 ID:XupdcKk0
>>1乙
こうして見ると、ちゃんと中央の北関が1番層が厚くなっててちゃんと練られてるな
でもその場合遊撃である召喚士達も北関を拠点にすべきなんじゃ?
- 668 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/18(日) 04:12:19.35 ID:zhhFkAAO
誰か>>659をアホな俺にわかりやすく説明してくだしあ><
- 669 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/18(日) 04:26:04.35 ID:oZrfOvwo
>>667
人手の少ないところを盛り返してほしいって考えがあるんじゃないかな
>>668
奇襲をかけるための魔物が既に前線と拠点の間に隠れている可能性があるとか?
- 670 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/18(日) 05:43:38.03 ID:V.OMuDo0
>>668
伝令は移動して伝言を伝えるだけの仕事だから、弱い奴や階級の低い者が割り当てられる
また、人間側と同じように魔物側も複数の陣営を築いていて、その間のメッセンジャーの役割を果たすのが伝令。
つまり、現在召喚士がいるとこは、魔物の陣営と陣営の間=魔物の前線より魔物の拠点側
これにより魔物の前線が北関の偉い人たちが考えてたよりも大分、前にあることが分かったからそれを伝えに盗賊が引き返した
おk?
- 672 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/18(日) 13:34:12.82 ID:RaLq/po0
アンラ・マンユ軍
タルウィ アンラ・マンユ直属の幹部の魔物。炎や溶岩で体が包まれており、召喚士達を絶体絶命に追い込んだが、マーマンによって手を引いた。
ザリチュ New!アンラ・マンユ直属の幹部の魔物。渇きを司る邪神でタルウィのパートナー。口数が少ない。(未接触)
サルワ New!アンラ・マンユ直属の幹部の魔物。気が短く荒々しい言葉遣いで、巨体を持つ邪神。無秩序を司る。(未接触)
ドゥルジ New!アンラ・マンユ直属の幹部の魔物。妖艶な女性を模した邪神。口調も大人っぽいお姉さん。虚偽を司る。(未接触)
タローマティ New!アンラ・マンユ直属の幹部の魔物。背教を意味する悪の女神。冷静で律儀な性格。(未接触)
アカ・マナフ New!アンラ・マンユ直属の幹部の魔物。悪しき思考を意味する邪神。憑依を得意とする。(未接触)
魔王
サタン New!(未接触)
パズズ 50年程前、4人の召喚士が倒した魔王。その4人の召喚士が後の先生であり、まだ生きている先生は青龍先生のみ。(死亡)
アンラ・マンユ 25年前の年度初めにこの魔王の討伐に向かったが、双方が大損害で、初代白虎先生が死亡する。(未接触)
ラーヴァナ ラクシャーサや金角、銀角の主。その他詳細は不明。(未接触)
ウィキペディアから少しだけ持ってきた。
こっちでは設定変えているっぽいので違ってたらごめん1otsuと皆。
- 675 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/18(日) 23:42:21.28 ID:evQS5YAO
>>658
いや 単純に腕力がだよ
- 678 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/19(月) 01:21:17.79 ID:SSSCKoAO
>>675
腕力の話かよ…真面目にレスしちゃっただろうが
確かに鎖引っ掛けて引っ張ってってのは凄い力だよな
でもそこら辺はRPGだろ
物理的法則無視してでもこの技を出せばこうなる。ってのがあるんだよ
- 681 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/19(月) 17:28:37.41 ID:qrKjGNYo
>>672
ありがとうございます!助かります!!
行き当たりばったりなのでまとめて頂けるのは大変有難いですね!
というわけでこんにちはです!↓続き
- 682 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/19(月) 17:29:09.70 ID:qrKjGNYo
盗賊「!?」
女侍「覚えてるよぉ〜。そのカワイイ顔に…」
テクテクテク…スッ…モミッ
盗賊「!!」
女侍「この弾力…」
バッ!!
盗賊「……っ!」
女侍「冗談さね、冗・談」
テクテクテク…
キジ「お頭ー。何騒いでるさー?」
イヌ「…サルが帰ってきたね?」
女侍「クソザルなんぞより、よっぽど素敵な出会いさね」
キジ「おぉ!?この子確かアジトで…」
盗賊「…ど、どうも」
盗賊は姿勢を正し、ペコリと頭を下げる。
- 683 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/19(月) 17:30:13.88 ID:qrKjGNYo
イヌ「…で、こんな所で何やってるね?」
キジ「お仲間はどうしたさ?」
盗賊「……任務中」
キジ「任務…?」
女侍「ちょっと詳しく聞きたい感じだねぇ〜」
盗賊「……」
女侍「安心しなって。アタシ達はアンタらの得物は取らないよ」
イヌ「そうそう。それが義賊ね!」
盗賊「……」
キジ「でも、話したくなかったら別にいいさ!」
盗賊「…今…魔王軍と…戦ってる」
イヌ「ほう…っ!」
女侍「アンタらがかい?」
盗賊「…うん。…でも、国軍からの任務だ」
盗賊は三人に事の経緯を語り始める。
- 684 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/19(月) 17:33:21.56 ID:qrKjGNYo
…
盗賊「…と言う事」
女侍「…ふーん」
イヌ「随分と大規模な戦ね」
キジ「本気さ!」
女侍「そんで、アンタは関に報告へ行く途中…と」
盗賊「…うん」
女侍「急ぎのところ足止めして悪かったね」
盗賊「…いや…大丈夫」
女侍「そんじゃあ気をつけなよぉ〜」
キジ「頑張るさー!」
盗賊「…うん…ありがと」
タタタタタッ…ガサッ…
イヌ「お頭…」
女侍「道理で警戒が厳しいはずだねぇ…」
- 685 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/19(月) 17:33:58.39 ID:qrKjGNYo
キジ「どうするさ…?」
女侍「国軍には悪いけど…いいタイミングだねっ」
イヌ「……」
女侍「利用させて貰おうかねぇ…あははっ」
キジ「ドサクサに紛れて…お宝頂戴するね」
カサッ…スタスタ…
サル「人聞きの悪い言い方すりゃあ…そーいうこったなぁ」
イヌ「サル…!?」
サル「いんやお待たせ…。すーっかり遅くなっちまってなぁ」
女侍「それでどうなんだい?」
サル「いやそれがよぉ…山の向こうはどうも瘴気が強くてな〜」
キジ「無駄足。役立たずさー」
サル「あんだと!?このヤロウッ!!」
女侍「まぁまぁ落ち着きなよ。…北へは進めそうもないねぇ」
イヌ「それでどうするね?」
- 686 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/19(月) 17:34:36.41 ID:qrKjGNYo
サル「ドサクサに紛れるんだろ?」
キジ「だから…どうするさ?」
サル「決まってんだろ。戦闘が始まったら堂々と入り込んじまおう!」
女侍「…ほぅ」
サル「こーんな面白い事そうそう経験出来ねぇぞ〜?」
女侍「悪かないねっ!よし…そうしようか!」
イヌ「堂々と入るってまさか…!?」
女侍「前回持ち帰れなかった分…まとめて掻っ攫ってくよ!」
キジ「楽しくなってきたさー!」
サル「んふふふふ!そうこなくっちゃあ!」
イヌ「久々に腕が鳴るな…」
女侍「よぉし…狙いは北関。開戦と同時に付近まで行くよっ!」
サル「おうっ!」
女侍「魔物が攻めてきて開門したら…中に忍び込む!いいねっ?」
三人は女侍の問いに強く頷き、そのまま北関へと向かって行った。
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