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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
229 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/16(月) 12:09:21.85 ID:ii7MFeMo
おはようございます!
格闘家って出したいけど難しいですよねぇ…
第六部に差し当たり、ちょっと最初だけdgdg説明長いです
ご容赦を…続き↓


230 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:10:20.41 ID:ii7MFeMo
〜大陸の港〜

召喚士「では…ありがとうございました!」

盗賊「アリガトウゴザイマシタ」

神官「こちらこそ、国をあげて感謝致します」

魔道士「気にしないで下さいよー!」

戦士「そうそう、好きでやった事ですから!」

神官「ですが…事実、皆様方は我が国の英雄です」

盗賊「…」

神官「困り事があれば、いつでも申して下さい。皆様方は…」

召喚士「いやっ…!そこまで…チラ」

戦士「う、うんっ…!そうそう、えーと…チラ」

魔道士「あっ、西国はこれからどうなさるんですか?」

戦士(ナイス!魔道士!)

召喚士(うまく話題を逸らせた…!)

神官「そうですね…まずは西海岸国の平定を進めます」


231 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:12:12.30 ID:ii7MFeMo
魔道士「だいぶ進んでるんですか?」

神官「他国の強力もあり、3割…といったところですか」

盗賊「……」

神官「なにぶん、我が国は兵をかなり失ってしまっており…」

召喚士「……」

神官「その後は西高原国に侵攻し、平定します」

召喚士「……おいしいですね」

神官「そうですか?ふふ…全ては皆様方のお陰なのです」

召喚士「はははっ!」

神官「ふふっ…ふふふ…期待していて下さい」

戦士「…?」

魔道士「なんか二人して…怪しいですねぇ」

盗賊「…アヤシイデス」

神官「それでは。旅のご無事を祈っております」

召喚士「ありがとうございます。また…」


232 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:19:28.98 ID:ii7MFeMo
魔道士「お元気で!頑張って下さい!」

パーティーが船から降りると、神官達は敬礼し、

西国の船は港を後に、去って行った…。

魔道士「何がおいしいんですか?」

召喚士「あ、まぁ俺達には直接関係ないんですけど…」

〜食事処〜

召喚士「西国は今回の戦いで見事に魔王軍を倒しました」

魔道士「ええ…」

召喚士「そして西国に隣接した2国…」

戦士「西海岸国と…西高原国か……」

召喚士「うん。この二つは既に滅んでしまった…」

盗賊「……」

召喚士は地図を取り出し、机に広げる。

召喚士「まず西方連合は現在、西海岸国を平定してます」

魔道士「そう言ってましたね…」


233 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:23:36.93 ID:ii7MFeMo
召喚士「はい。当然西方連合の盟主は西国になります」

戦士「唯一魔王軍と戦ったもんな」

召喚士「西海岸国平定後、領土はどこかの国のものとなります」

盗賊「…だな」

召喚士「西海岸国に隣接しているのは…東側の西国と…」

戦士「北側の西高原国…」

魔道士「それと南側に2国ですね!」

召喚士「まぁ分配は西国とその2国で進められるでしょう」

戦士「隣接してなきゃ意味ないもんな」

盗賊「…うむ」

召喚士「次に進みます。西海岸国の平定が終われば…」

戦士「次は西高原国か…」

召喚士「この国は西方最大の土地ですが…」

盗賊「……隣接は…西国と」

魔道士「西…海岸国!」


234 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:27:06.35 ID:ii7MFeMo
召喚士「西高原国はヴァンパイアも倒し無人です」

戦士「この前のキマイラみたいな突発がねぇ限りはな…」

召喚士「平定というより併呑ですかね…」

盗賊「…可能なのは…西国のみ」

召喚士「これが全て成功したとしましょう…」

魔道士「……」

召喚士「その時の西国の領土が…これです」

キュキュッ…

召喚士は地図にペンで印を付けていく。

戦士「…なんだ…こりゃ…!!」

魔道士「…すごい!!」

召喚士「西国の領土は……西方の北側全てを持つ事になります」

盗賊「……うむ」

召喚士「更に貿易用の大きな道…これが…」

キューッ…

召喚士は地図に一本の長い線を書き入れる。


235 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:28:12.00 ID:ii7MFeMo
戦士「全て…西国の領土内に…!?」

召喚士「しかも南側の諸国は…」

戦士「隣接もしてないから口出し出来ない!」

召喚士「うん、しかも西方連合がある限り攻める事も不可能」

魔道士「そして魔王軍を撃退した大義名分まであるって事ですね!」

召喚士「西国は近い将来、貿易国として強大な国になるよ…」

盗賊「……だな」

戦士「すげぇ国に恩売っちまったな…」

魔道士「…ですね」

召喚士(凄いのは神官さんだ…ここまで計算して…いや、まさかな…)

戦士「あ、そうだ。召喚士…」

召喚士「ん?」

戦士「お前に聞きたい事があったんだ」

召喚士「…なに?」

戦士「ピラミッドでさ、なんか言ってたろ?」


236 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:30:09.95 ID:ii7MFeMo
魔道士「あー…地下三階あたりで何か考えてましたね」

召喚士「あ…そうだっ!それ、お話しようと思ってたんですよ!」

盗賊「……?」

召喚士「以前…南の港付近の…遺跡調査行きましたよね」

戦士「懐かしいなぁ…!」

魔道士「あの時も色々ありましたねぇー」

盗賊「…それが?」

召喚士「ええ。ピラミッドと西国城内の構造を見て気づいたんです」

盗賊「…?」

召喚士「あれって、密教の遺跡というより…お城じゃないですかね?」

魔道士「お城!?」

戦士「うーん…確かに下の方はそれっぽい作りだったなぁ」

召喚士「それに…俺らは一番下まで辿り着いてないし…」

盗賊「…うむ」

戦士「あの時はコカトリスに止められたんだよな」


237 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 12:32:47.73 ID:ii7MFeMo
召喚士「出来れば…剣士さん達も一緒に…」

魔道士「まだ…やり終えてないですもんね…」

召喚士「充分、力を付けた。そう思いませんか?」

盗賊「…思う」

戦士「…未熟なりに…頑張ってきたよな!」

魔道士「剣士さんや…弓使いさんの為にも行きたいですっ!」

召喚士「後でワークショップに問い合わせてみましょう!」

魔道士「賛成です!!」

戦士「よしっ…そしてまずは…」

召喚士「……胸を張って師匠の所へ!!」

盗賊「…同意!」

魔道士「早速今から行っちゃいますか!?」

戦士「師匠んとこに泊めて貰うかっ!!」

魔道士「戦士さんは…お酒目当てですね…?」

戦士「悪りぃかよっ!」

召喚士「はははっ…!!」


241 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 13:14:41.96 ID:5RYyu.AO
この数ヶ月で成長した召喚士達…だが、成長したのは召喚士達だけではなかった…wwktk


242 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 13:15:24.30 ID:RKI8752o
>キューッ…

マジック使ってるのか


243 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 13:20:53.56 ID:0n/vzsAO
ペン型生物の悲鳴かもしれない


244 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/16(月) 13:37:04.83 ID:ii7MFeMo
>>242-243
やめてっ!w


245 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 14:01:22.36 ID:5RYyu.AO
今から書く事は独り言だから無視しても良いぜ

シリアスな話が続くと思うんだが、偶にギャグ回などのインターバル回を入れてほしい
盗賊と魔導士の1ヶ月とかさ


246 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 14:01:59.00 ID:tlV0VkAo
ところであと144スレぐらいだっけ?


247 :パー速民がお送りします [] :2009/11/16(月) 14:37:46.67 ID:RPujD6SO
>>246 え?俺は後995スレって聞いたぞ?


249 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/16(月) 14:52:35.11 ID:ii7MFeMo
>>245
そろそろ大御所が…なので出来るだけ明るくいきます

>>246-247
大長編すぐる!流石に皆さん飽きるでしょうw
いやその前に多分死にます。はい。続き↓


250 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 14:54:13.80 ID:ii7MFeMo
〜師匠の家〜

戦士「来たな…」

魔道士「来ましたね…」

召喚士「だが、怒られる心配もない!」

盗賊「……」

コンコン…ガチャッ

召喚士「師匠〜、失礼します」

魔道士「あれ?いないんですかね?」

召喚士「どーせ『俺の家なんだからいるに決まってだろ』…ですよ」

盗賊「……」

召喚士は家の中に入り、あたりを見回す。

召喚士「…あれ?本当にいないのかな…」

戦士「外出か…?」

魔道士「うーん…畑の方ですかねぇ…」

召喚士「師匠〜」

ゴトッ


251 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 14:55:07.76 ID:REc/vkAO
まさか…な


252 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 14:56:07.52 ID:ii7MFeMo
2階から物音が聞こえる。

召喚士「上か…」

トントントン…スタスタ…コンコン

召喚士「師匠〜?」

師匠「…ッ……」

ガチャッ

召喚士「……師匠…!?」

師匠「……あぁ、悪いな」

師匠の顔は青白く、ひどくやつれていた…。

召喚士「師…匠…?」

師匠「ここんとこ調子悪くてな…ゴホゴホッ」

ダッ!!

召喚士「師匠!無理せずっ!」

師匠「大丈夫だ…みんな来てんだろ?今行く…」

召喚士「……」

師匠「先に下行って…茶でも入れてろ…ゴホッ!」


253 :パー速民がお送りします [] :2009/11/16(月) 15:00:46.41 ID:/9pu4AEo
ユニコーン召喚しろ!
今すぐ召喚しろ!


254 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 15:08:42.11 ID:ii7MFeMo
トントントン…

魔道士「師匠さんいました?」

召喚士「……あっ…はいっ!」

戦士「どこ行っちまったかと思ったぜ」

盗賊「……うん」



トントントン…

師匠「悪い悪い!お待たせっ!ガハハ!」

魔道士「師匠さん!お久しぶりです!」

戦士「師匠さん…!」

師匠「おぉっ!お前らも元気そうで何よりだ!」

盗賊「……」

師匠「んで……ついにやったか?」

召喚士「……やりました…!」

戦士「…やりました!!」

魔道士「やりましたよー!!」

盗賊「ヤリマシタ」


256 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 15:22:46.03 ID:5RYyu.AO
師匠…これは辛い…


258 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 15:34:42.36 ID:ii7MFeMo
師匠「まったく…半年もかけやがって…」

召喚士「えぇっ!だって1年でいいって…」

師匠「そりゃお前一人での話だ!」

魔道士「で、でもっ頑張りましたよ!」

戦士「そう!凄く頑張ってた!うんっ!」

師匠「…みんなのお陰だ。ありがとう…!」

盗賊「い…いやっ…あの」

師匠「コイツ一人だったら何年かかってたか…」

召喚士「……」

師匠「……間に合った」

召喚士「…何です?」

師匠「んー?何でもねぇよ…バカヤロウ…」

召喚士「あ、師匠…今日は泊まっていっても…」

師匠「おう!泊まってけ!祝いだ宴だ!!」

戦士「さすがっ!」

魔道士「よ〜し!それじゃあご飯作りますねー!」


261 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 16:05:53.64 ID:ii7MFeMo
師匠「おう戦士っ!」

戦士「はい?」

師匠「酒蔵行って来い!」

師匠は戦士に鍵を放り投げる。

戦士「行ってきまっす〜!」

タッタッタ…

召喚士「師匠…大丈夫…ですか?」

盗賊「……」

師匠「あん?ガハハッ!お前に心配されるとはな!」

召喚士「……そうは言ってもですねっ…!」

盗賊「師匠っ…さん!」

師匠「盗賊ちゃん…」

盗賊「そ、その…だなっ…えぇと」

師匠「今日も……カワイイなぁ!」

ガバッ!!

盗賊「きゃあぁっ!?」

師匠「オジサンはこの胸に埋まって…死にたいっ!」

バシィッ!!


262 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 16:23:24.48 ID:vdzf5KYo
いくら師匠といえど・・・ゆるさんぞぉぉぉぉぉぉっっ!!!


263 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 16:25:05.87 ID:ii7MFeMo
師匠「……スイマセン」

盗賊「……いえ」

召喚士「…」

タッタッタ…

戦士「あれ…?どうした?」

召喚士「…いや…何でもない」

戦士「ふーん…あ、師匠さん。鍵ありがとうございます!」

師匠「あーいいよ、お前にくれてやる」

戦士「え…?」

師匠「どうせもう飲む事もねぇし!蔵ごとやるよ…ガハハ!」

召喚士「師匠……」

師匠「ついでに師匠酒のレシピも書いてやろう…」

ガタッ…グラァッ

召喚士「師匠!?」

ガシッ!!

師匠「…わりぃ…立ちくらんじまった。ガハハ…」

盗賊「……」


264 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 16:29:15.21 ID:L86Y9kDO
師匠……。


265 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 16:30:15.15 ID:ii7MFeMo
魔道士「さぁ〜出来ましたよ〜!」

戦士「よっしゃ、さぁ運ぼうぜ!」

召喚士「うん…」

師匠「おぉー!旨そうだなぁ!」

魔道士「エヘヘっ!お祝いですからね!」

召喚士「ご…豪華ですね…」

戦士「どれ…んぉっ!うめぇっ!!」

魔道士「戦士さんっ!ちゃんと座って食べて下さいよっ!」

師匠「では…いただきます!」

盗賊「イタダキマス」

召喚士「…モグモグ…美味しい…!」

師匠「こりゃ最高だ。ガハハッ!」

魔道士「良かったですー!エヘヘヘ〜」

師匠「ほらっ、師匠酒のレシピだ」

戦士「うおぉー!ありがてぇ!」


266 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 16:32:14.83 ID:vdzf5KYo
師匠酒の製法が噛み酒だったら・・・(ゴクリ


267 :パー速民がお送りします [] :2009/11/16(月) 16:38:00.58 ID:6RFovkDO
噛み酒だったとしたら被害者は召喚士と戦士とマジシャンだけかな?


268 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 16:38:21.14 ID:ii7MFeMo
師匠「さて…旅の話しを聞かせてくれ!」

召喚士「…?珍しいですね…師匠が人の話聞くなんて」

師匠「あん?バカにしてんのか…?」

召喚士「いやっ、そうじゃなくて…あんま話さないじゃないですか」

盗賊「……」

召喚士「自分の話も含めて…」

師匠「……あのな、いいか…?」

召喚士「…もう、そろそろ…なんですか…?」

師匠「…あん?」

魔道士「……」

召喚士「もう…いよいよって事ですか…?」

師匠「……」

戦士「……」

盗賊「……」

師匠「あぁ……いよいよだ…」

召喚士「っ!!……そう…ですか…」


269 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 16:39:05.93 ID:7fCsk2DO
>>266
ググってみたけど盗賊とか魔術師の口噛み酒なら是非のみたい


270 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/16(月) 16:41:25.46 ID:ii7MFeMo
>>266-267>>269
ワロタ。あっちに行って書いてくるっ!


272 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/16(月) 16:58:47.30 ID:ii7MFeMo
戦士「いよいよって…おい…」

魔道士「……まさかっ!?」

師匠「なんとか頑張ったが、もう限界だ…ハハ!」

盗賊「…くっ!」

召喚士「そんな…まだ…だってまだ…っ」

師匠「色々しちまったからなぁ…」

戦士「……」

師匠「特に…誰かさんがコカトリス怒らせたりとか〜」

召喚士「……!!本当に…すいません…!」

盗賊「…」

師匠「まぁどーせ、もって3年以内ってとこだったしな!ガハハ」

魔道士「師匠さん…っ」

師匠「何だよお前ら?葬式みてぇな顔しやがって!まだ生きてんだろ!」

召喚士「だって…」

師匠「さぁ…生きているうちに…お前らの話で楽しませてくれよ…!」


273 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/16(月) 17:09:30.38 ID:uzyHLAMo
……(´;ω;)ウッ



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