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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その12
303 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/01(月) 00:05:18.91 ID:TQkyNLUo
ジャリッ…

戦士「召喚士…残りわずかか」

召喚士「ああ…。でもまだ…何とか」

戦士「二匹同時はきついな…」

召喚士「うん」

戦士「何とか出来ないか?」

召喚士「………厳しいね」

戦士「仕方ねぇ…死ぬ気で当たるしかねぇな…」

召喚士「……うん」

戦士「当然……」

ザッ…

召喚士「銀色!!」

ババッ!!

銀角「しつこい奴らよっ!!」

召喚士「行けっ!コカトリス!!」


304 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/01(月) 00:16:33.46 ID:TQkyNLUo
シュイィィン…

戦士「っりゃあ!!」

戦士の十字槍が素早く銀角の足元を捉える。

銀角「甘いわっ!!」

戦士「っ!!」

銀角はその槍を回避もせず一撃を甘んじて受け、

上空の召喚獣に目をやり、反撃に備える。

召喚士「読まれている!?」

銀角「何度も同じような手を食うかっ!!」

戦士「くっそぉ!!」

銀角「どいていろっ!」

バシィッ!!

戦士「ぐっ…!!」

コカトリス「はあぁ!!」

銀角「ふんっ!!」


305 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/01(月) 00:21:19.76 ID:oIoSy4Uo
よく考えてみると鳥とか馬の形をした魔物がペラペラ喋るのってシュールだな
まぁ喋っているとは限らないんだけど


312 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/01(月) 01:19:02.50 ID:tJbR.YAO
>>1乙

影ってもっと暗くて悪役のイメージがあって混乱した


てか昔はコカトリス頼りだったのに、今はコカトリスじゃ倒せない敵を自分たちで討ち取るって感じだよね
成長したね、盗賊ちゃんのおっぱお!!


315 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/01(月) 13:22:06.72 ID:HPfi4WY0
2ch攻撃されてるな


318 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/01(月) 16:52:30.82 ID:MmOJGIDO
毎度お馴染み、2ch名物って感じだな。韓国からの攻撃


339 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 00:15:46.23 ID:P1wbvtEo
ドッ…ゴガアァッ!!

コカトリス「!!」

戦士「蹴り上げた岩石を壁にっ!?」

召喚士「まだまだぁ!!」

コカトリス「おうっ!!」

ゴアッ!!…ドシュウゥッ…

戦士「抜けた!!」

召喚士「よし…っ!!」

コカトリスは上空に舞う岩と岩の間をすり抜け、

銀角の左側から一気に石化の息を吐き出す。

召喚士「喰らえぇ!!」

戦士「!!」

その時、戦士の瞳には、召喚士とその背後に

迫る金色の鬼が映り込む。

戦士「ちくしょおぉ!!」


340 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 00:16:23.14 ID:P1wbvtEo
ブンッ…シュバアァッ!!

戦士は十字槍を勢いよく金角へ向けて投げつける。

召喚士「!?」

金角「ぬぅ…っ!!」

シュッ…ガスゥ!!

召喚士「すまないっ!助かっ……」

金角「ぬんっ!!」

ドドオォンッ!!…ガカアアァァッ!!

召喚士「ぐああぁ…っ!!」

戦士「召喚士ーっ!?」

金角がよろけながらも放った雷は召喚士を直撃し、

その身体を一瞬輝かせ、地面へと抜けていく。

召喚士「……ぁ…っ」

ドシャアァッ…

戦士「召喚士…!召喚士ーっ!!」


341 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 00:17:42.39 ID:P1wbvtEo
コカトリス「はぁーっ!!」

銀角「−っ!!」

ゴアオオォォッ…

銀角「ぐう…ぅ…!!」

コカトリス「魔力が!?……こんなものか…っ!」

銀角の左腕を石へと変えたコカトリスは、

上空へと高く飛び上がり、その姿を消した。

戦士「召喚士!くっそぉ!!」

ダッ!!

戦士「おいっ!しっかりしろ!!」

召喚士「……ぅ…」

ズシンッ…

肩に刺さった十字槍を揺らしながら、金角が近づく。

金角「……死ね」

ドドオオォンッ!!ガカアアアァァッ!!


342 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/02(火) 00:20:11.30 ID:lRk6cSoo
今日は色々と亡国からの邪魔が…


356 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 13:14:30.29 ID:bVEvz5so
こんにちは!昨晩はすごい重くて諦めてしまいました
てか>>341と>>343の間が抜けてますね…先にそちらを…

戦士「うお…っ!?」

バチバチィッ!!…バチッ…ドドオオォォンッ…

金角「ぐ…っふ…ぅ!!」

ドズッ…

落雷は十字槍に直撃し、金角の体内を駆け抜ける。

放電後金色の鬼は跪き、背後に迫る落雷の主を見る。

金角「い…今のっ…雷は……」

ザッ

戦士「マジ……かよ……」

魔道士「…はぁ…はぁっ…間に合った…!」

戦士「…おま…っ…何で…!?」

魔道士「私だけじゃありませんよ!エヘヘッ!」

ドズンッ!!

銀角「金角ーっ!!おのれええぇぇ!!」

戦士「ちぃっ!!」


343 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 00:21:06.06 ID:P1wbvtEo
魔道士「戦士さんっ!?」

襲いかかる銀角から召喚士を庇うように、

戦士はしゃがみ攻撃に備える。

戦士「…!!」

バッ!!

銀角「飛んだ!?」

ヒュンヒュンッ…パシッ!!…チャキッ!!

戦士「……へっ!!」

銀角「刀……?どこからっ!?」

銀角は背後から近づく人影を睨む。

銀角「ど、どこから…!?気配など…!!」

盗賊「……っ」

戦士「ナイスだ…!」

戦士は空中で雷切を受け取ると、鞘から刀身を抜く。

地面に落ちゆく鞘からは、猫のストラップがチリチリ…と鈴の音を立てた。


344 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/02(火) 00:22:39.50 ID:P1wbvtEo
スラッ…

戦士「おおぉぉ!!」

銀角「ーっ!!」

金角「さ…せんぞ!!」

タタッ!!

盗賊「しっ!!」

盗賊は銀角の真横を抜き去ると、全面の金角へ鎖を投げつける。

ジャララッ…ガスッ!!

金角「…っ!」

スタッ

盗賊「召喚士っ!」

グイッ…トンッ!!

召喚士「…っう!」

盗賊「……大丈夫か!?」

召喚士「…と、盗賊…さん!?」


345 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/02(火) 00:23:20.97 ID:8L2KhQSO
キタキタキタキタキタキタキタキタキタ


346 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/02(火) 00:26:36.16 ID:U5Q7gzso
やっぱり四人揃ってこそのパーティーだな


347 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/02(火) 00:26:46.98 ID:B91UuE2o
盗賊は本当に万能だね


348 :GEPPERがお送りします [saga] :2010/03/02(火) 00:26:46.99 ID:P1wbvtEo
メチャクチャ重いー!><


364 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 16:48:49.48 ID:bVEvz5so
戦士「おおりゃああぁぁ!!」

銀角「!!」

ザシュッ!!…ガカアァァッ!!

銀角の顔面へと振り下ろされた雷切は、

稲光を発し、そのまま銀角を垂直に斬りつける。

ドズッ…

銀角「ぐぅっ…くく…っ!!」

盗賊「…立てるか?」

召喚士「ええ。ありがとうございます」

スタッ…

戦士「無事か!?」

顔を押さえよろめく銀角を正面に、

雷切を構える戦士が声を掛ける。

召喚士「盗賊さんのお陰で…」

戦士「……だけじゃねぇだろっ」


365 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 16:53:20.64 ID:bVEvz5so
戦士は目配せし、召喚士の背後を見つめる。

召喚士「…あ…っ……」

ザッ…

魔道士「……っ」

召喚士「魔道士さん…何で…っ」

戦士「来るぞっ!!」

グイッ…ジャララッ…

盗賊「……!」

金角「…銀角」

銀角「おおっ!!」

召喚士「前後同時に来るぞっ!!」

戦士「おうよ!!」

召喚士の前後に戦士と盗賊が構える。

二人はそのまま挟撃する大鬼二匹めがけ走り出す。

ザザザッ…タンッ!!


366 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 16:54:33.54 ID:bVEvz5so
戦士「っりゃあああ!!」

盗賊「はぁっ!!」

盗賊の鎖は地面を蛇のように這い、

金角の足元で大きく跳ね上がる。

金角「!?」

ジャリッ…ジャラララッ…ドスッ!!

金角「ぐぅ…っ!…クナイか!?」

金角は右足に突き刺さる、鎖の鋭利な先端に目を向ける。

金角「・・・はっ!!」

金角はすぐに目線を正面へ戻すが、盗賊の姿はなく、

銀角に斬りかかる戦士の姿が映る。

銀角「ぬああぁ!!」

召喚士「!?」

ブオッ!!ゴシャアアァッ!!

戦士「くう…っ!」


367 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 16:55:02.53 ID:bVEvz5so
銀角は拳を地面に擦り付け、そのまま突き上げる。

拳は空を切るが、大量の石つぶてが戦士を襲う。

戦士「……!!」

召喚士「はあぁっ!!」

ブンッ!!…ゴオオォォッ!!

召喚士の放つレイピアの突風により、

つぶては舞い上げられ、その場より消え失せる。

銀角「くそおぉぉ!!」

タッ!!

召喚士「魔道士さんっ!?」

魔道士「やあぁっ!!」

戦士「うりゃあああ!!」

シュンッ!!

金角「しま…っ!?足元に!!」

盗賊「はあぁ!!」


368 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 16:55:30.33 ID:bVEvz5so
戦士と盗賊の刀が、ほぼ同時に両鬼へと斬りつけられる。

その瞬間、魔道士の放つ魔法が刀身へと光り、宿る。

戦士「雷切の雷と…氷の二行っ!!」

召喚士「こっちもだ!!」

召喚士の放つ突風が蜘蛛切と重なり、

更には魔道士の放った炎を飲み込む。

盗賊「……しっ!!」

バシュッ…ズドオオォォッ!!…

戦士「…よし!」

盗賊「……ふーっ」

スタッ…

銀角「…かっ…あ…っ」

金角「……ぐ…う…ぅ…!」

着地と同時に戦士と盗賊は背後へ下がる。

召喚士「…ふーっ。行けっ!スフィンクス!!」


369 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 16:55:58.87 ID:bVEvz5so
シュイィィン…ドンッ!!

スフィンクス「それぇー!!」

金角「!?」

銀角「避けられ…っ…」

バギャッ…ドグシャアアァァッ!!

召喚士「おおおぉぉーっ!!」

ボゴオオォォッ!!…ゴロゴロッ…グシャッ!!…ドシャァ…

戦士「めっちゃくちゃ吹き飛んだな…」

魔道士「や…やりましたか…!?」

召喚士「はーっ…はー…っ…」

盗賊「……」

四人は城門まで吹き飛んだ二匹の鬼を見つめる。

スフィンクス「じゃあねー!」

シュイィィン

召喚士「…はぁ…はぁ…はぁっ」


370 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 16:57:08.02 ID:bVEvz5so
ザッザッザ…

騎都尉「次男様…今はお下がり下さい」

次男「下がれば退くのか…?」

騎都尉「…それは…出来ませぬ」

白馬騎士「騎都尉!何がお前をそこまでさせると言うのだ!」

騎都尉「…お前はどうなのだ?」

白馬騎士「…?」

騎都尉「三男様の為に…なぜそこまで命を…」

白馬騎士「三男様はこの国を治めるお方だ!」

騎都尉「…分かってるじゃねぇか」

白馬騎士「…長男様がそうだと?お前にとって長男様が…」

騎都尉「俺はっ!生まれついてより長男様の盾よ!!」

次男「……」

騎都尉「盾が…役目も果たせず朽ちるなど…」

影忍「……」


372 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/02(火) 17:17:28.56 ID:wG/56QDO
あれ?また飛んだ?


375 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 17:29:07.29 ID:bVEvz5so
飛んでますね。専ブラだと重くて不調なのかな…
>>370-371の間です


騎都尉「あってたまるかあぁ!!」

ドンッ!!…ゴゴゴゴゴ…

白馬騎士「……くぅ!!」

影「……」

スッ…グイッ

影忍「!?」

次男「…よい」

騎都尉「……」

次男「騎都尉!!」

騎都尉「!!」

次男「敵を見誤るでない!!」

騎都尉「……次男…様」

次男「もしも憎いのであれば…私を殺すがいい」

白馬騎士「次男様っ!」

騎都尉「………」


371 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 17:09:50.18 ID:bVEvz5so
次男「さぁ!……どうした!」

騎都尉「それは…出来ませぬ!!」

次男「ならば退け!我らの敵は背後の魔物であろう!」

騎都尉「……」

影忍「……」

騎都尉「そうだな…そうだ……」

白馬騎士「……」

騎都尉「長男様亡き今…俺が次男様をお守りして魔物を…」

ドスッ………ポタポタッ…

白馬騎士「騎…都尉…!?」

次男「!!」

影忍「……お下がりを!!」

カツ…カツ…カツ…

騎都尉「……何…が……っ」

ドサァッ……


376 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 18:03:41.55 ID:bVEvz5so
白馬騎士「騎都尉ーっ!!」

影忍「…貴様」

弓将軍「う…あぁ…」

上半身のみとなった弓将軍の身体が床に転がる。

ジャキッ…ザッ…

白馬騎士「……おい、早く次男様を後退させろ!」

影忍「…承知!!」

次男「何を…っ!お、おいっ!!」

ダッ…

白馬騎士「……」

白馬騎士は眼前に迫る女性に向け、剣を構える。

夫人「お主一人でわらわに敵うとでも…うふふっ」

白馬騎士「思ってはいないさ…!!」

夫人「そこの二人が寂しがっておるぞ?おぬしも早よぅ逝くと良い」

夫人は地面に伏せる弓将軍と騎都尉を指差す。


377 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/02(火) 18:25:29.91 ID:bVEvz5so
白馬騎士「貴っ様…!!」

夫人「しかし面倒な事よのぅ…」

夫人はちらりと後方を見る。

夫人「金角っ、銀角!」

金角「…う・・・うっ!」

夫人「分かっているんだろうねぇ…?」

銀角「…已む無し」

金角「……あぁ」

盗賊「!?」

ドズッ…ググゥ…

戦士「まだ…動けるのかよ!?」

金角「…来い!銀角よっ!!」

銀角「はあぁ!!」

ドクッ…ドクンッ…ボゴッ…ボココッ!!

召喚士「……な…っ!!」


378 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/03/02(火) 18:26:40.52 ID:bVEvz5so
それではここまでにて。失礼致します!ノシ
また後ほど!しかし…ほんと重いなぁ…はぁ



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