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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その26
461 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:12:52.41 ID:XfspLDDso
〜北の山岳地帯〜

戦士「ここを越えりゃーひとまず一泊だな」

魔道士「結局野宿ですかぁ……」

戦士「仕方ねーだろ、この暗闇じゃ危ないっつーの。なぁ?」

召喚士「……まぁ、うん」

双子姉「それならば」
双子妹「致し方なし、です」

盗賊「……とにかく、ここを登らないとな」

魔道士「結構険しいですからねー」

戦士「そんじゃこっちは俺が先頭で、姉のお前が続いて最後に魔道士」

双子姉「……っ!!」

ドキーン!!

双子姉(な、何でこの人、私達の区別がつくの!?)

召喚士「こっちのルートは俺が先頭で、双子妹さんと…最後に盗賊さん」

盗賊「…よろしくな。何かあっても必ず私が守るから」

ドキーン!!

双子妹(……なんてカッコイイの!?女の人なのに……っ)


462 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:13:46.42 ID:XfspLDDso


戦士「大丈夫かー?」

双子姉「は、はいぃ」

ガシッ…グググッ

魔道士「よ……っと」

戦士「こっちは登り終えたな。召喚士、そっちは――」

フォンッ…フワッ

戦士「!?」

スタッ

魔道士「な……んで……」

双子姉「え……えっ!?」

戦士「離れろぉ!!」

ザザッ

召喚士「何だか上が騒がしいな……戦士ーっ!?」

戦士「ちっくしょぉ……何でこんな時にぃ……っ」


463 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:14:58.46 ID:XfspLDDso
ザッザッザッザ

魔道士「戦士さん!」

戦士「下がってろ!召喚士らが登ってくるまで待て!!」

ザッザッザッザ

戦士「……そこで止まれ……ネクロマンサー!!」

ネクロマンサー「……ククッ、貴方達とも不思議な縁ですよ」

戦士「こんな所で何してやがるっ!?」

ネクロマンサー「こちらの台詞ですよ。私はただ帰還途中なだけです」

戦士「……っ」

ネクロマンサー「急いでいるのでね、あまり相手はしていられません」

戦士「来るぞっ!」

魔道士「詠唱します……っ!」

ネクロマンサー「一瞬でケリを付けてあげますよ!」

フォンッ!!…ビュンビュンビュンッ!!

ネクロマンサーの両腕から伸びる針が、鞭のようにしなった。


464 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:16:04.65 ID:XfspLDDso
ググッ

召喚士「……やっと着いたぁ」

ガガガガガガッ

召喚士「ん……?」

戦士「召喚士ぃ、避け――」

召喚士「っ!?」

双子妹「えっ、何です――」

ガバッ

双子妹「ひゃっ!?」

崖を登りかけた矢先、目の前に迫る攻撃に対し、

召喚士は慌てて双子妹を抱きしめ崖から飛び降りる。

盗賊「召喚士っ!?」

召喚士「盗賊さん、避けて――」

盗賊の左右両脇から生き物のようにうねった針が通過する。

盗賊「な……っ!?」


465 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:16:34.77 ID:XfspLDDso
召喚士「くっそぉ……っ」

クルッ……ドグゥッ…ザシュウウゥゥ

身を捻り双子妹を庇った召喚士は、二本の針に貫かれ血を吹き出した。

盗賊「召喚士ぃーっ!!」

召喚士「コカ…トリス……」

シュイイィィン

落下の最中、召喚士とその両腕に抱き抱えられた双子妹は、

空中でコカトリスの背中へと着地、いや……かろうじてしがみ付いた。

双子妹「朱雀先生っ!?」

召喚士「コカトリス……っ、丘……」

コカトリス「おうっ!」

ゴアッ!!…ドシュウウゥゥ

戦士「召喚士……っ」

盗賊「なんとか無事だっ、それよりも……」

ネクロマンサー「……ククッ、流石…・・・ですかねぇ」


466 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:17:15.94 ID:XfspLDDso
戦士「盗賊、召喚士が回復するまで時間を稼ぐぞ!」

盗賊「…ああ!」

戦士「魔道士っ!」

魔道士「……」

戦士「おいっ、魔道士!!」

魔道士「召喚士さん……っ」

ズザザザザアアァァ…ドサァ

召喚士「う……ぐ…っ」

双子妹「朱雀先生っ!!」

召喚士「……シービショップ、ごほっ!」

魔道士「……ない」

ザッ

魔道士「許せない……っ」

盗賊「……魔道士…?」

戦士「な……んだ!?」


467 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:17:55.98 ID:XfspLDDso
キュイイィィィィ…

魔道士「よくも……っ、召喚士さんを……」

ネクロマンサー「何です……!?」

戦士「……双子!魔道士の支援を頼む!!」

双子姉妹「えっ!?」

盗賊「……召喚士には…近づけさせんっ!」

タンッ

戦士「てめぇだけは……許せねぇんだよおおぉぉ!!」

ネクロマンサー「小賢しいっ!」

チュイン!!…キィン!!

盗賊「はあぁっ!!」

ネクロマンサー「無駄ですよ、不死身の私に物理攻撃など――」

双子姉「土の魔法とぉー」
双子妹「土の魔法でぇー」

ドドオオォォンッ!!

双子姉妹「合体魔法っ、土ぃー!!」


468 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:18:34.06 ID:XfspLDDso
ネクロマンサー「ッ!?」

地面が隆起し、ネクロマンサーの下半身を飲み込む。

ガボオオォォ!!

ネクロマンサー「こ…の……」

オオォォォォ

ネクロマンサー「……?」

空に浮かぶ巨大な、白く輝く球体。

ネクロマンサー「――っ!!」

魔道士「許せないんだからあぁーっ!!」

ゴウッ!!

ネクロマンサー「ちいぃ!!」

ヒュンヒュンヒュンッ……ブヂイイィ!!

戦士「何ぃ!?」

盗賊「…自ら…胴を……っ」

ネクロマンサーは下半身を捨て、上半身のみで退避した。


469 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:19:15.87 ID:XfspLDDso
ドウッ!!…ズゴゴゴゴゴッ

双子姉「これは……っ」
双子妹「……五行っ!?」

双子姉妹「あ、有り得ない……っ!」

ドズウウゥゥゥゥンッ!!

戦士「くあ…っ!!」

召喚士「魔道士……さん……」

ズウウゥゥゥン…

魔道士「はぁ……はぁ……はぁ……」

ネクロマンサー「……っ」

双子姉「あの魔物っ」
双子妹「まだ…生きてるっ!」

ネクロマンサー「無駄な魔力を使わせてくれる……っ」

フォンッ

盗賊「……!?」

ネクロマンサー「……仕方ない、今日は退くとしましょう」


470 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:19:54.67 ID:XfspLDDso
フワッ

戦士「逃げるかっ!」

ネクロマンサー「先程も言ったように、帰還途中なのでね」

召喚士「……っ」

ネクロマンサー「お相手はまだ今度、改めますよ……ククッ」

フッ

双子姉「魔物が……」
双子妹「消えた……っ!?」

魔道士「はぁ、はぁ……はぁ。……っ!!」

クルッ…タッタッタッタッタ

魔道士「召喚士さんっ!?」

召喚士「……大丈夫です、傷は…なんとか……」

シービショップ「やれやれだわい」

魔道士「良か……った」

戦士「無事…みたいだな……」

盗賊「……ああ」


471 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:20:26.35 ID:XfspLDDso


双子姉「先程の魔物は」
双子妹「一体、何者?」

戦士「…まぁ、ちょっと因縁があってな」

召喚士「……」

戦士「それよりも魔道士、二度と無茶するんじゃねーぞ?」

魔道士「……ごめんなさい」

双子姉「それにしても」
双子妹「ビックリしました」

盗賊「……」

双子姉「まさかあれ程の」
双子妹「魔力をお持ちとは……」

魔道士「召喚士さんが血だらけで……無我夢中で……」

双子姉「これが」
双子妹「いわゆる」

双子姉妹「……愛の力」

魔道士「ちちっ、ちが……違います……っ!!」


472 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:20:57.34 ID:XfspLDDso


戦士「……っと、ここでいいか」

盗賊「…ああ」

戦士「召喚士、大丈夫か?」

召喚士「うん、傷は平気。ただ出血でふらふらするけど……」

双子姉「任せて下さいっ!」
双子妹「私たちが……」

ギュッ

双子姉妹「両脇から支えますっ!」

召喚士「え、えぇ…!?」

戦士「ははっ、良かったな召喚士」

魔道士「良くないですっ!!」

召喚士「!?」

戦士「え、だって……愛の力じゃないんだろ?」

魔道士「……戦士さん、怒りますよ?」

戦士「…ごめんなさい」


473 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:21:47.74 ID:XfspLDDso


グツグツグツッ

盗賊「……いい匂い」

魔道士「もうすぐ出来ますからねっ」

双子姉「お料理も完璧だなんて」
双子妹「魔道士お姉様ったら…」

双子姉妹「……素敵っ」

戦士「何なんだお前らは……」

召喚士「は、はは…っ」

魔道士「は〜い出来ましたーっ!」

コトッ

盗賊「…い、いただきますっ」

戦士「……んー、うめぇ!!」

魔道士「……はい、召喚士さん」

召喚士「あ、ありがとうございま……」


474 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:22:29.12 ID:XfspLDDso
コトッ

召喚士「…………」

魔道士「どうしました?」

召喚士「何だか…変な虫が蠢いてますが……」

魔道士「……これは腹の虫です」

プイッ…スタスタスタ…

戦士「おーおー、腹の虫が大暴れしてますなぁ」

召喚士「……っ」

盗賊「…はらわたも…ぐつぐつと煮えくり返っているな」

召喚士「……ち、ちょっとやめてよ…っ」

戦士「冗談だよ、その虫は鉄分豊富で血止めにも効くって話だ」

盗賊「…魚の内臓だって栄養素が高いのだぞ」

召喚士「……」

パクッ…ゴクゴクッ

召喚士「……良薬…口に苦し……かな。はは…っ」


475 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:23:34.50 ID:XfspLDDso
〜次の日〜

召喚士「……ん」

ノソッ…

召喚士「……うん、いい感じだ」

テクテクテクテク

召喚士「……あっ」

魔道士「……おはようございます」

召喚士「おはようございます。あ、あのぉ……」

魔道士「……」

召喚士「昨日はありがとうございました。お陰で…元気になりましたよ」

魔道士「……あんまり…心配させないで下さいよ…?」

召喚士「…はい、ごめんなさい」

魔道士「…ふふっ、許しますっ」

召喚士「……魔道士さん…っ」

魔道士「えへへっ!!」


476 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:24:36.29 ID:XfspLDDso
タッタッタッタッタ

双子姉「朱雀先生っ、おはようございます」
双子妹「体調はいかがですかー?」

ムギュウウゥゥ

召喚士「い、いっ……あの、大丈夫ですから…っ」

双子姉妹「まぁ、それは良かったです!」

召喚士「は、はは……っ」

魔道士「……」

スッ…テクテクテクテク

召喚士「あっ!魔道士さん……っ!?」

双子姉「さぁさぁ朱雀先生ー」
双子妹「朝食に致しましょうー」

魔道士「……ふん」

召喚士「あ、あぁ……っ」

ジーッ

戦士「朝から賑やかな事ですなぁ……」

盗賊「…そうですなぁ」


477 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:25:22.91 ID:XfspLDDso


召喚士「では、今から一気に西高原国の城跡まで向かいます」

盗賊「……」

召喚士「まず、このまま真っ直ぐ南……」

グッグッ

召喚士「……あの、ちょっと話して貰えますか…?」

双子姉妹「えっ?あ、すみませんー」

パッ

召喚士「えぇと、城跡到着後は軽食の後にそのまま一気に……」

魔道士「……」

召喚士「……一気に、西国まで…頑張りましょう」

戦士「おーうっ」

双子姉妹「おぉーっ!」

盗賊「……おー」

召喚士「お、おーっ!はは……っ」

魔道士「……」


478 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:26:13.49 ID:XfspLDDso


テクテクテクテクテク

戦士「しっかし妹ちゃんの服、汚れちまったなぁ」

召喚士「すみません…。何だか俺のせいで……」

双子妹「構いませんよ。いっその事全部赤くしちゃおうかしら」

盗賊「…?」

双子姉「そうすれば姉妹の」
双子妹「見分けも付きやすいです」

戦士「別にそんな事しなくても分かるけどなー」

双子姉妹「何故っ、分かるの!?」

戦士「何故って…顔とか全然違うし……」

魔道士「……す、すご」

盗賊「…戦士って…こういうところ、結構気付くよな」

召喚士「え、ええ」

双子姉「私達を見分けるなんて……」
双子妹「こんな事…初めてかも……」


479 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:26:56.77 ID:XfspLDDso
すったもんだの挙句、西高原国の城跡へと辿り着いた六人。

〜西方、西高原国城跡〜

魔道士「そういえば、ここは国境とかないんですねぇ」

戦士「言われてみりゃそうだな。素通りだもんな」

召喚士「多分、置くつもりないんじゃないかな?」

盗賊「どういう事だ?」

召喚士「元々、西高原国の領土だったし、その後は魔王軍の領土だったから」

戦士「西国としちゃ、堂々とここから自分の物だって、謳えないって事か?」

召喚士「大義的にはそうなるんじゃない?私利の為ではないし……」

魔道士「そっかぁ」

召喚士「それに、いずれはここkが防衛線になるようだし」

盗賊「…関係もなくなるわけか」

召喚士「ええ。西国の兵だけでなく、国軍なんかも参加するでしょうしね」

戦士「そっか……」

双子姉「なるほどー」
双子妹「そういう事ですねー」


480 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:28:45.27 ID:XfspLDDso
ザッザッザ

双子姉「城跡の中には」
双子妹「入らないのですか?」

戦士「あーまぁ、色々と面倒な事になりそうだから……」

召喚士「こっちの端でいいよね、この辺りで軽食を取ってすぐに……」

――「おやぁ!?」

魔道士「っ!!」

ザッザッザ

西国兵長「やはりっ、救世主様方!!」

双子姉妹「救世主ー!?」

召喚士「は、はは……っ」

西国兵長「どうなさったのですこのような所で!ささっ、どうぞどうぞ!」

魔道士「い、いえっ……私達はそのぉ……」

西国兵長「何を仰いますか!ささっ、どーぞどーぞ!!」

戦士「……はぁ」

盗賊「…結局…これか」


481 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:29:38.81 ID:XfspLDDso
〜城跡内〜

西国兵長「いやはや、こちらも未完成なので…ロクな物もありませんが……」

召喚士「十分すぎますよ……」

戦士「あの、マジでお酒は結構ですので」

西国兵長「そう仰らずどうどうぞ!」

盗賊「…じゃあ、いただきます」

魔道士「すみません…何だか……」

西国兵長「この程度の持て成しで感謝されては、私こそ恥ですよ」

西国兵「そうそうっ。我らが陛下や神官様に怒られてしまいます。あはは」

召喚士「……」

戦士「…な、だから言ったろ?」

西国兵長「何か申されましたかな?おかわりですか?」

戦士「い、いやいや!独り言です!感嘆の声っ!」

西国兵長「それは何より。さぁおかわりです、どうぞどうぞ!」

双子姉「この方達って」
双子妹「一体何者…?」


482 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:30:39.19 ID:XfspLDDso


盗賊「…ご馳走様でした」

戦士「……苦し。これから砂漠越えだってのに」

西国兵長「また是非にいらして下さい!いつでも歓迎致しますぞ!」

召喚士「はいっ。あ、ちなみに結構出来上がってますけど…完成は…」

西国兵長「そうですね。このペースでいけば半年弱と言ったところでしょうか」

魔道士「おぉーっ」

西国兵長「拠点としてはほぼ機能出来ますよ。あとは防壁や細部のみですかね」

召喚士「なるほど。楽しみですね」

西国兵長「もしかしたら共に戦う事になるかもしれませんね!」

戦士「その時はよろしくっす!」

西国兵長「こちらこそ!むしろ是非一緒に!」

召喚士「か、考えておきます……はは…っ」

盗賊「…それじゃ行こうか」

魔道士「はい。それでは失礼致しますっ!!」


483 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/03/08(火) 18:31:35.81 ID:XfspLDDso
テクテクテクテク

双子姉「何だか唖然と」
双子妹「するばかりでした」

戦士「まー不思議な縁で、こんな事になっちまったんだよ」

双子姉「流石、朱雀先生方」
双子妹「お見それ致しました」

召喚士「いやっ、本当にただの偶然なんですよ」

魔道士「そ、そうそうっ」

双子姉「またまたー」
双子妹「ご謙遜しちゃってー」

盗賊「…してない」

戦士「あー腹苦しい、だーから軽食で良かったのに…」

召喚士「夜までにはなんとか西国まで着きたいところだね」

戦士「…へいへい、頑張りますよ」

盗賊「…欲張っておかわりするからだ」

戦士「仕方ねーだろ、あの状況で断れるか!誰かさんの胃袋とは違うんだ」

盗賊「っ!?」



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