■戻る■ 下へ
少女「治療完了、目を覚ますよ」−オリジナル小説
363 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 17:59:48.15 ID:K0O/uRqT0
「圭介…………?」

汀が呆然と言う。

「圭介、どうしたの? 圭介!」

マイクのスイッチを何度も動かすが、
ヘッドセットは壊れたかのように全く動かなかった。

「応答してください! 先生!」

理緒も、泣きそうな声で叫んでいる。

他のマインドスイーパーも、口々に担当医のことを呼んでいた。

次の瞬間だった。

地面からぬるりと現れた黒蛇が、
手近なマインドスイーパーをそのまま丸呑みにした。


364 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:00:24.82 ID:K0O/uRqT0
耳を劈く絶叫が辺りに響き渡った。

蛇の腹の中で、飲み込まれた少年と思わしきものが、
バキボキと砕け散る音が聞こえる。

遅れて、鎌首をもたげた蛇の口から、
おびただしい量の血液が垂れ下がった。

「散りなさい!」

汀が大声を上げる。

しかし、マインドスイーパー達は、とっさの事態に対応できないのか、
迫ってくる黒蛇に背を向けて逃げるのが精一杯だった。

近くにいた女の子の胴体が、半ばから噛み千切られる。

噴水のように辺りに血が飛び散る。


365 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:00:53.07 ID:K0O/uRqT0
鞭のように、蛇が体を振る。

数人のマインドスイーパーが、数十メートルも吹き飛ばされ、
頭から落下して動かなくなる。

また、一人飲み込まれた。

「ああ……あ……」

理緒が精神中核を抱いたまま、震えている。

小白が足元に降り立ち、シャーッ! と鳴いて風船のように膨らんだ。

そして体高五メートルほどの、巨大な化け猫になって蛇を威嚇する。

「逃げて! 早く!」

どこまでも続く白い砂浜に、逃げ場や隠れるところなどどこにもなかった。


366 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:01:23.26 ID:K0O/uRqT0
たちまち、汀と理緒、そしてもう一人の男の子を残した
マインドスイーパー達が蛇に、動かぬ肉片に変えられていく。

蛇は体の中のぐちゃぐちゃになった肉塊を吐き出すと、
一人腰を抜かしてしゃがんでいた男の子の口めがけて、
凄まじい勢いで突進してきた。

そして、明らかに大きなサイズであるというのに、
全て男の子の体の中に吸い込まれて消える。

「ガッ!」

そこで、蛇を飲み込んだ男の子が奇妙な声を発した。

その目がぐるりと裏返り、血の涙が溢れ出す。


367 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:02:01.98 ID:K0O/uRqT0
「み……汀さん! 汀さん!」

痙攣しながら立ち上がった男の子を見て、理緒が汀にしがみつく。

小白がうなり声を上げている。

汀は反応しないヘッドセットを地面に叩きつけると、
理緒を庇うように立った。

「……あなたが……ナンバーX……!」

「はは! はははは! ははははははは!」

男の子が、血痰を吐き散らしながら叫ぶように笑った。

そしてその目がぐるりと元にもどり、彼は首をコキコキと鳴らした。

「トロイの木馬作戦。上手くいったかな」

男の子の体中のいたるところから、血が流れ出す。


368 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:02:51.02 ID:K0O/uRqT0
それでも足を踏み出し、彼は口を裂けそうなほど開いて笑った。

「赤十字も、ピンポイントで僕が、
『偶然』選ばれた患者の中に隠れてたなんて、
思ってもみなかっただろうね」

「ナンバーX? あの人……!」

理緒が悲鳴のような声を上げる。

「うるさいよ」

パンッ、と音がした。

汀の隣で、理緒がもんどりうって地面を転がる。

いつの間にか、どこから取り出したのか、
男の子は拳銃を握っていた。


369 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:03:32.81 ID:K0O/uRqT0
その弾倉を回転させて止め、彼はニヤリと笑った。

「銃……? どうして……」

汀が呟く。

肩を撃たれたのか、理緒がうめきながら、
立ち上がろうとしてまた、地面に崩れ落ちる。

彼女は、それでも中核を離そうとしなかった。

「あと五発」

もう一回弾倉を回してから、少年は走り出した。

「楽しもうじゃないか! 赤十字!」

飛び掛ってきた小白の頭を掴んで、
くるりと曲芸師のように飛び越え、彼は一瞬で汀に肉薄した。


370 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:04:00.44 ID:K0O/uRqT0
そこでハッとした汀が手を伸ばし、彼の銃を持った手を横に払う。

「一発」

パンッ! と弾丸が明後日の方向に発射された。

彼は体を回して、汀の腹に蹴りを叩き込んだ。

小さく悲鳴をあげ、汀が地面に転がる。

弾倉を回し、彼は地面に倒れた汀の頭に向けて銃の引き金を引いた。

「二発、三発」

パンッ、パンッ!

連続して銃声が聞こえる。


371 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:04:31.21 ID:K0O/uRqT0
汀はそれより一瞬早く地面を転がり避けると、
男の子に駆け寄り、殴りつけた。

彼はそれを軽くいなして、銃口を汀の頭に向けようとする。

何度か、その応酬が繰り広げられ、今度は汀が男の子の頭を殴りつけ、
後ろ蹴りを彼の腹に叩き込んだ。

地面に叩きつけられた少年は、しかし笑いながら、
弾倉を回して銃の引き金を引いた。

「四発」

パンッ! と音がして汀の頬を銃弾が掠める。

すかさず汀は男の子に馬乗りになり、腕を振り上げた。


372 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:05:01.37 ID:K0O/uRqT0
「あれ……?」

そこで男の子は口を開いた。

「なぎさちゃん?」

呼びかけられ、振り下ろしかけていた汀の手が止まった。

男の子はその隙を見逃さず、逆に汀の体を抑えると、
彼女を引き倒し、馬乗りになった。

そして弾倉を回し、彼女の眉間に銃を突きつける。

「こんなところで会えたなんてびっくりだけど、
さよならだね。残念だよ」

汀が必死に動こうとしているのを、血涙を流しながら見下ろし、
彼は裂けそうなほど口を開いて笑った。


373 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:05:36.77 ID:K0O/uRqT0
「アディオス。また会おうね、なぎさちゃん」

カチッ。

撃鉄が虚しく虚空を叩く音が響いた。

「あれ?」

男の子はそう言って、ポカンとした。

「運がいいね……失敗か……」

そこで汀の手が動いた。

彼女は一瞬で男の子の銃を指で叩き、
回転させると、今度は自分の指にはめた。

親指で弾倉を回転させ、そして引き金を引く。

銃声がして、男の子の眉間を弾が貫通した。


374 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:06:07.68 ID:K0O/uRqT0
崩れ落ちた男の子を蹴り飛ばし、
汀は荒く息をつきながら立ち上がった。

小白が駆け寄り、よろめいた彼女を支える。

「凄い……精神世界で、あれだけ動けるなんて……」

理緒が唖然として呟く。

そこで、ヘッドセットの電源がつき、圭介の声が響き渡った。

『汀! 無事か!』

汀はしばらく呆然としていたが、
やがてうっすら涙が浮かんだ目を手で拭い、ヘッドセットを拾った。

そして何度か深呼吸をした後、口を開く。

「一番、五番、治療完了。目を覚ますよ……」


375 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:06:38.07 ID:K0O/uRqT0


「あーあ、負けちゃった」

雑然とした部屋の中、マスク型ヘッドセットをむしりとり、
少年……ナンバーXは悔しそうに口を開いた。

「なぎさちゃんが相手じゃなぁ。
ま、今回は不意打ちだったし、他人の体だったし、仕方ないか」

「何一人で割り切ってるんだい」

タバコを口にくわえた、白衣を着た女医と思われる女性が、
彼の頭をカルテで叩く。

「痛っ。何すんだよ」

「お前、また赤十字のサーバーに侵入してただろ。
やめろっつぅのが分かんないのか」


376 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:07:07.07 ID:K0O/uRqT0
男口調で喋って、女医は顔をしかめた。

「いい加減にしないと、本当にブチのめすよ」

「ごめんごめん。今回が最後だって」

「それ、前回も聞いた」

ナンバーXはベッドの上から起き上がると、
女医に向かって手を広げた。

「それより聞いてよ。なぎさちゃんが生きてたんだ」

「なぎさ?」

「あぁ、ナンバーWのこと」

「何?」

女医が聞き返して、そして考え込む。


377 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:07:47.93 ID:K0O/uRqT0
「まさか、そんな……でも、考えられない話じゃ……」

「元気そうだったよ。
髪の毛は真っ白になってたけどね。はは、僕とおそろいだ!」

そう言って、彼はくるくるとその場を回った。

「綺麗になったなぁ、なぎさちゃん。
あの頃と変わらないと思ってたけど、神様は面白いいたずらをするね!」

「いいか、よく聞けよ」

女医はナンバーXの頭を掴んで、自分の方に向かせた。

「お前をあそこから助けてやったのは、
こうやって好き勝手暴れさせるためじゃない。
私達の『理想』を実現するための駒として、
お前を『使ってやろう』って考えの下、手間隙かけて助けてやったんだ。
お前、何か勘違いしてるんじゃないだろうな」


378 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:08:20.10 ID:K0O/uRqT0
「勘違いなんてしてないさ。感謝してる。してるよ」

「してるならそのニヤケ顔をやめろ」

「分かる?」

ため息をついて手を離し、女医は椅子に腰を下ろした。

そしてタバコの煙を吐き出し、灰皿に突っ込んで火をもみ消す。

「赤十字への警告は十分過ぎるほどやった。
お前も、満足しただろ?
これ以上やると逆探知される可能性が高い。
一旦ジャックをやめて、居場所を変えるよ」

「またかよ」

小さく毒づいて、ナンバーXはニヤケながら
鏡に映った自分を良く見つめた。


379 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:08:48.49 ID:K0O/uRqT0
「ま、仕方ないか」

「我侭言うな。それにしてもお前……」

彼女はふと動きを止めて言った。

「どうやって次の患者が赤ん坊だってつきとめたのさ?」

ナンバーXはニヤリと、
およそ少年とは思えないほど口を開いて、不気味に笑った。

「ま、世の中には親切な人が沢山いるってことで」

彼は大きくあくびをして、部屋の出口に向けて歩き出した。

「それだけのことだよ」


380 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:09:24.49 ID:K0O/uRqT0


びっくりドンキーの店内で、汀はぼんやりとした表情のまま、
チビチビとメリーゴーランドのパフェを口に運んでいた。

その前でステーキを切りながら、圭介が口を開く。

「どうした? 気分でも悪いのか?」

「うぅん。そうじゃなくて……」

汀は言いよどんでから、伺うように言った。

「圭介は、夢の中の自分と、
現実世界の自分の区別がつかなくなったりすることってある?」

問いかけられて、圭介は軽く笑った。

「ああ、しょっちゅうあるよ」


381 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:10:02.11 ID:K0O/uRqT0
「そうなんだ。普通のことなんだね」

汀も微笑む。

圭介はステーキを咀嚼してから言った。

「どうした? 嫌な夢でも見たか?」

「嫌なわけじゃないけど……
夢の中では、私はなぎさって呼ばれてるの。
そういう夢、よく見るんだ」

圭介の手が止まった。

「夢の中では、私はみっちゃんとたーくん……
いっくんと一緒に、遊んでるの」

圭介は小さく微笑んで、ステーキを食べる作業に戻った。


382 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:10:39.12 ID:K0O/uRqT0
「ただの夢だよ」

「そう……なのかな……?」

自信がなさそうに呟いた汀の目に、
そこで近づいてくる人影が映った。

「こ……こんにちは」

どもりながら、頭を下げる女の子。

理緒だった。

病院服ではなく、今時の可愛い女の子の服を着ている。

汀はきょとんとして彼女を見た。

「どちらさまですか?」

聞かれて、理緒もきょとんとして、そして圭介を見た。


383 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:11:07.58 ID:K0O/uRqT0
「あ、あの……先生に、ここに来ればお二人に会えるって聞いて……」

「チッ」

小さく舌打ちをして、しかし圭介はすぐに柔和な表情に戻ると、
彼女を案内してきたオーナーを見た。

そして視線を理緒に戻し、言った。

「君は……片平さんと言ったかな」

「は、はい! 高畑先生に名前を覚えていただいて、光栄です!」

勢い良く頭を下げる理緒。

舌打ちには気づいていないようだった。

圭介は汀の隣に座るように促し、ポカンとしている汀に言った。


384 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:11:42.03 ID:K0O/uRqT0
「お前、覚えてないだろうけど、この前の仕事で一緒だったんだ。
片平……理緒ちゃんだ。赤十字の、A級スイーパーだよ」

「そうなんだ」

微笑む汀。

精神世界と違ってやつれきっている彼女を見て、
理緒はしばらく躊躇した後、
彼女の麻痺している左手を、両手で包んだ。

「はい! 命を助けてもらいました。私、どうしてもお礼が言いたくて」

「言ってくれれば、こっちから出向いたものを」

「そんな……こちらからご挨拶に伺うのが、礼儀というものですよ」

そう言いながら、理緒はかばんの中に入っていた包みを取り出して、
圭介に差し出した。

「どうぞ。上野駅で買ってきました。たまごプリンです!」


385 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:12:11.46 ID:K0O/uRqT0
「気を使わなくていいのに」

「私、プリン大好きだよ!」

そこで汀が声を上げる。

「本当?」

理緒は圭介にプリンを渡し、汀に向き直った。

「……ね、お友達になりませんか?」

「友達?」

きょとんとして汀が聞き返す。

「うん。これも何かの縁ですもの。
これからも、一緒にお仕事するかもしれませんし」


386 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:12:40.57 ID:K0O/uRqT0
「汀でいいよ。理緒ちゃん」

そう言って、汀は素直に、理緒に右手を差し出した。

理緒は一瞬ポカンとした後、
すぐに笑顔になってその手を握り返した。

「はい、汀ちゃん!」

その様子を、苦そうに圭介が見ていた。

彼は近づいてきたオーナーに、
メリーゴーランドのパフェをもう一つ注文してから、水を口に運んだ。

溶けた氷が、カランと音を立てた。


387 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/10/18(木) 18:13:32.04 ID:K0O/uRqT0


お疲れ様でした。

次回へ続かせていただきます。

ご意見やご感想などがありましたら、
お気軽に書き込みをいただけますと嬉しいです。

それでは、今回は失礼させていただきます。


388 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage] 投稿日:2012/10/18(木) 18:18:56.78 ID:jSasOJb50

ちなみに今回のマインドスイーパーの被害はどうだったの?
全滅に近い感じだったけど、最後の何事もなさを見る限り死者とかは出なかった感じ?


389 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/10/18(木) 18:26:50.70 ID:kr8vzTEDO
おお、前回投下した所に追い付きましたね。
次からはmixiに投下した分になりますね。


390 名前:NIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage] 投稿日:2012/10/18(木) 18:38:11.50 ID:Uaf+NZy/0
乙!
蛇が出てきた後の惨劇の臨場感、引き込まれてしまいました。
続き楽しみにしてます!


392 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2012/10/18(木) 19:11:46.00 ID:3jaHktpAO

主人公だから生き残るとかそういう安心感が一切ないな


393 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/10/18(木) 20:30:07.81 ID:Dh84TnGDO
マインドスイーパーって
みんな汀みたく自殺病経験者なんかなーとか思ったんだけど
理緒ちゃん見てると違うのかな

乙。


394 名前:NIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage] 投稿日:2012/10/18(木) 23:39:14.37 ID:12VafDdAo
自殺病から自力で生還出来たらマインドスイーパーの資格あるとか?
違うか

乙!


395 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2012/10/19(金) 11:25:20.25 ID:wjgwWbPAO
乙乙!

ところで【自殺病】って、みもふたもない病名だな。医者も告知しにくいだろう。
マスコミ向けの正式名称がありそうだ。人口に膾炙してるのは【自殺病】にしても。

【マインドスイーパー】というのも人聞きが良い上手い名称だ。ヒーローめいて患者を助けてくれそうで、実際に何をやるのか名前からはサッパリ判らない。


396 名前:NIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage] 投稿日:2012/10/19(金) 13:26:09.89 ID:7cdG9UKTo
>>395
極度の鬱と言えなくもない…か
まあ直接的な方が引き込まれるのは確か



次へ 戻る 上へ