■戻る■ 下へ
男「今日からこの学校に通うのか……」
1 : ◆YtPcthKo0A [] :2009/04/17(金) 22:30:02.37 ID:/oOakofr0
男「結構駅から近かったな」

男「それにしてもこんな時期に転校なんてするの俺くらいだろうな」

男「えーと……初めはどこに行けば……」

男「事務室に行って聞いてみるか」

男「……事務室の場所がわからん」

男「誰か……あの人に聞いてみるか」

男「すいませーん、事務室ってどこですか?」

???「はい?」


2 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 22:30:46.27 ID:yOVOspUe0
ひとりごとの多い主人公だな


3 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:31:22.55 ID:/oOakofr0
男(あ、結構かわいい……)

女「何ですか?」

男「あの、すいません。事務室ってどこですか?」

女「あぁ、それならあっちですけど……」

男「あ、ありがとうございまーす」

女「あ、ちょっとそっちは今……!」


4 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:32:14.90 ID:/oOakofr0
男「ん? なんか騒がしいな」

DQN1「よー、俺ら今金がねえんだよ」

DQN2「ちょっとでいいから分けてくんね?」

DQN3「つーかあり金全部置いてけよ!」

???「はぁ……」

男「うわ、マジかよ……転校初日からこんな場面に出くわすとか……」


5 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:33:04.32 ID:/oOakofr0
DQN2「聞いてんの?」

???「めんどくさいなぁ……」

DQN3「あ?」

DQN1「てめえ生意気なんだよ!」

男(やばくね? よっしゃ、俺が一発……)

男「おい、ちょ……」

DQN2「てめぇナメてんのか?」

DQN3「俺の能力で黙らせてやるよ!」

男「……は? 能力?」


6 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:33:45.24 ID:/oOakofr0
DQN3「くらえや! 俺の能力は"見えざる武器(エアーパイプ)"!」

DQN3「どこでも空気を掴めば武器を作れる能力だ!」

DQN2「俺たちが丸腰だと思ってなめた態度とってくれたなぁ!」

DQN1「やっちまえ!」

男「は? 何言ってんだあいつ厨二病? ……って腕振り上げたぞ!?」

DQN3「今なら許してやるぜ?」ゴッ!

男「ご……ゴミ箱が吹っ飛んだ!? 何したんだ!?」


7 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:34:33.83 ID:/oOakofr0
男「な……何だアレ!? やべえ……どーすんだあいつ!?」

???「……」ガサッ

DQN2「ああん?」

男「……カード?」

DQN3「何するかしらねえが、死ねや!」

男「うおっ……!」

ガンッ!!


8 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 22:34:33.80 ID:7na9O32+0


                           ./ ̄ ̄\
        / ̄ ̄\            / ⌒  ⌒ \     DQN1「よー、俺ら今金がねえんだよ」
      / ⌒  ⌒\      ____| (●)(●)::::::|
      |::::::(●)(●) |   /      \(__人__) :::::::|     DQN2「ちょっとでいいから分けてくんね?」
     . |:::::::::::(__人__)|  /  ⌒  ⌒  \`⌒ ´ ::::::|
       |::::::::::::::` ⌒´ |/   (●) (●)   \  ::::::|      DQN3「つーかあり金全部置いてけよ!」
     .  |::::::::::::::    } |     (__人__)    | :::::::/
     .  ヽ::::::::::::::    } \    ` ⌒´   _/  ノ
        ヽ::::::::::  ノ   |           \  \
        /ヽ三\´    | |         |  | |  |
-―――――|:::::::::::::::: \-―┴┴―――――┴┴-|  |


9 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:35:18.48 ID:/oOakofr0
男「……?」

DQN1「なんだあ?」

DQN3「く……おぉ……」

DQN2「お……おい、何だこの壁?」

???「はぁ……めんどくさいっつーの……」

男「土の……壁?」


10 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 22:36:26.11 ID:wUPFZFBYO
久々に寒気がした


11 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:36:38.93 ID:/oOakofr0
男「一体どこから……?」

DQN3「て……てめぇ、何の能力だそれ!?」

???「……」ポイッ

ボンッ!!

男「カードが刺さったところから壁が出てきた!?」

DQN2「お、おい……こいつ、2年の……!」

DQN1「ちっ、行くぞ!」

男「行っちゃった……」


12 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:37:31.01 ID:/oOakofr0
男「なんだ今の……あのチンピラといい、メガネといい……」

???「……」ピトッ

ボン!

男「壁がまたカードに戻った!」

女「ちょっと、あんた大丈夫!?」

男「あ、さっきの……」

女「人の話は最後まで聞きなさいよね!?」

男「あぁ……すまん……」


13 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:38:30.72 ID:/oOakofr0
女「で?」

男「は?」

女「怪我とかないの?」

男「怪我?」

女「だーかーらー、さっきここに変なやつらいたでしょ!? なにかされなかった!?」

男「いや、別に……」

女「そう? ならいいけど……」


14 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 22:39:27.39 ID:sU7wec5D0
お、リメイク?


15 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:40:08.42 ID:/oOakofr0
男「あ、そうださっきの……!」ダダッ

女「え? あ、ちょっと……!」

男「あれ、どこにもいない……」

女「だから、勝手に走るなって行ってんでしょ!?」

男「なぁ、さっきここに変なやつらいたんだけど!」

女「はぁ? だから言ったじゃない?」

男「いや、なんか壁みたいなのがドーンって!」

女「壁? あぁ、あいつか……」


16 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:41:14.54 ID:/5MlWbcP0
ジャンプのあのあれかとおもた



17 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:41:23.88 ID:/oOakofr0
>>14
もしかして前の見てた?
途中で落ちたから続き書こうと思って


男「知ってんのか!?」

女「あんたも知ってるでしょ? 制服の腕章見たところ2年だし……」

男「あいつなんなんだ!? カードがいきなり壁になって!」

女「ちょ、あんたマジで知らないの?」

男「知らないっつか……俺、今日転校してきたばかりだし……ってそんなことよりなんだアレ!?」

女「転校してきた? じゃあホントに何にも知らないの?」

男「あ、あぁ……」

女「んー……先生から説明も受けてないみたいね……」

女「とりあえず、まずは職員室に行きましょ? 説明はそれからよ」


18 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 22:42:20.78 ID:sU7wec5D0
>>17
バッチリ見てた

落ちてたときショックだったよ


19 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:43:00.77 ID:ZNvDA35y0
支援


20 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:43:27.33 ID:/oOakofr0
職員室

女「失礼します」ガラッ

男「し……失礼します」

男先生「おや、どうした女?」

女「あ、男先生こんにちは、女先生いますか?」

男先生「んあ? あいつならそこに」

女「先生! 女先生!」

女先生「ん、んー……」

男(うわ、この人職員室で寝てるよ……)


21 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:44:54.80 ID:/oOakofr0
>>18
厨二病成分、前回の5割り増しでお送りします

女「先生、起きてください!」

女先生「んー……」

女「ダメね……」

男「この人、ホントに先生?」

女「一応そうだけど……困ったわね」

男先生「さっきからどうしたんだ?」

女「あ、先生でいいや。あの、この男の子なんですけど……」

男(先生でいいやって……)


22 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:46:30.19 ID:/oOakofr0
男先生「――ふむ、すると君が今日転校してくる予定の男君なんだな?」

男「あ、はい、そうです」

男先生「こいつ、ホントに何も説明してないのか……」

男先生「しょうがない、僕が説明するよ」


23 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:47:32.71 ID:GFgbBpoR0
前回の見てたよ
wktk


24 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:47:39.20 ID:/oOakofr0
男先生「そこに座って、ちょっと長くなるけどね」

女「それじゃ先生、私授業があるので失礼します」

男先生「あぁ、ありがとうね。でも、次は確か女先生の授業じゃなかったっけ?」

女「みんなに自習って伝えときますよ」

男先生「すまないね、起きたらすぐに行かせるから」

女「はい!」


25 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:49:17.51 ID:/oOakofr0
男「あ、えーと……ありがとな」

女「別にいいわよ、それじゃあね」ガラッ

男「あぁ」

男先生「なんだ君たち、もうデキてるのかい?」

男「そ、そんなんじゃないですよ!」

男先生「ハハッ、そっか」


26 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:50:42.72 ID:/oOakofr0
男先生「さてと、それじゃどこから説明するか」

男「あの……」

男先生「ん、なんだい?」

男「さっき見たんですけど、なんかカードが壁になったり、見えない棒みたいなやつを持ってたのっていったい……」

男先生「あぁ、じゃあそこからにしようか」

男先生「この学校はね、普通の学校とはちょっと違うんだ」

男「それはわかります」


27 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 22:50:50.92 ID:Lq29H/yL0
どこができてるんだよwwwwwwww


28 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:52:04.06 ID:/oOakofr0
男先生「この学校では全員がある『能力』を持っているんだ」

男先生「超能力や魔法みたいなものかな」

男先生「君の見たやつもそれだよ」

男「能力……あいつもそう言ってたな……」

男先生「どういうわけか知らないけどね、それがなんらかの原因で目覚めてしまった・目覚める可能性のある子供がここへ来るんだ」


29 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:52:49.62 ID:iculHtJkO
この間の壁眼鏡や粘着DQNのか!


30 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:53:36.27 ID:/oOakofr0
男先生「大抵はそういう生徒はみんな、小・中学生のときにここへの案内が来ているはずだが……君は発見が遅かったんだろう」

男「え……じゃあ俺も使えるの!?」

男先生「もちろんさ。だからここに連れてこられたんだからね」

男先生「ただ、ここで専用の指導を受けないと、上手くは使えず能力が暴走する可能性もある」

男「つまり、危険だからここへ来させられたんですか?」

男先生「うん、そういう解釈をするのが普通だろうね」


31 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:55:57.79 ID:/oOakofr0
男先生「でも、ここでは育成の意味合いが強い」

男先生「例えば、大きな事故や事件があった時にどうしても普通の人には解決できなかったら僕たちみたいな能力者がいくんだ」

男先生「そんな時に上手く使えなかったら困るだろう? そのために学ぶんだ」

男「はぁ……」

男先生「もちろん君が見たのはほんの一部だ」

男先生「たまたま戦闘用の能力だったんだろうが、それ以外ももちろんあるよ」


32 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 22:58:16.08 ID:/oOakofr0
男先生「それから、君はよくニュースで変な事件を見ないかい?」

男「変な事件……?」

男先生「例えば半年くらい前にあった辻斬りは覚えているかな?」

男「辻斬り……あぁ、あの秋葉であった……」

男先生「そう、それは能力者の仕業だ」

男「マジ!?」


33 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 22:59:46.89 ID:sU7wec5D0
ばいさるしえん


34 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:00:11.07 ID:/oOakofr0
男先生「そういうのを捕まえるのもここの仕事だ」

男先生「他にも、よくテレビに出る大食いのギャルも食系統の能力だし、どこかの国の大統領は演説で人の心を掴む能力だ」

男先生「ここを卒業した人たちも能力者関係の仕事に就く事が多いね」

男先生「ま、僕はここの教師になったけど」

男「つーことは、先生も何か使えるんですか?」

男先生「もちろんだよ。今ここでは見せないけどね」


35 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:01:16.68 ID:qmvZoYZEO
前回のところまでいくのに一時間以上かかりそうだな


36 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:02:06.76 ID:/oOakofr0
男先生「話をまとめると、ここは『能力』を人々のために役立てるために学ぶところなんだ」

男「おぉ……なんかワクワクしてきた!」

男先生「ふふっ、まぁ普通の授業もあるけどね」

男「えぇー……」


37 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:03:22.01 ID:/oOakofr0
男先生「説明はこんなとこか。何か質問は?」

男「俺の能力って何なのかわかるんですか?」

男先生「見た感じ今はまだ出てないみたいだから……まぁいずれわかるだろうね」

男先生「もし早く使いたいなら後でまた来なさい」

男「はいっ!」

男先生「あと、決して暴力や悪事に使っちゃいけないよ?」


38 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:04:02.44 ID:/oOakofr0
男先生「さて、じゃあどうするか……」

女先生「ん、んんー……」

男先生「あ、やっと起きたか」

女先生「んー、今何時?」

男先生「もうとっくに授業始まってるぞ」

女先生「うそ、マジ!?」


39 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:05:17.19 ID:/oOakofr0
男先生「それと、この子」

女先生「え? 誰?」

男「あ、初めまして。男です」

女先生「あ、あー! 君が男君ね!」

男先生「お前が説明してなかったみたいだから、一通り言っておいたよ」

女先生「サンキュー」

女先生「初めましてね。私が担任よ」


40 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:06:53.77 ID:/oOakofr0
女先生「さて、それじゃ行きましょうか!」

男先生「急いだ方がいいよ、もう半分過ぎてるから」

女先生「はいはい、わかったよ」

男「なかなかダメな先生だな……」

女先生「あ、私のお酒飲まないでよ!」

男先生「誰が飲むのか聞きたいくらいだよ」

男「かなりダメな先生だな……」


41 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:07:18.37 ID:NG0K+aVx0
主人公は一番使えなさそうな能力だったりするんだよな


42 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:10:06.44 ID:/oOakofr0
教室

女先生「……と言うわけで、今日から2-Bに来る男君です!」

男「よろしくお願いします!」

女先生「それじゃあんたの席は女の横ね」

男(あ、あいつ……)

女「あら、いっしょのクラスだったの」

男「よろしくな」

女「えぇ」


43 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:12:25.23 ID:/oOakofr0
女先生「さて、それじゃ今日は昨日言ったとおりペアと班を決めるぞ」

男「?」

女先生「説明しておくと、授業・課外授業は基本ペアで行う」

女先生「別に男同士だろうが女同士だろうが男女だろうが構わんからこっちで勝手に決めといてやった」

女先生「大体バランスは取れてるかな」


44 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:14:27.67 ID:/oOakofr0
女先生「それから、班についてだ」

女先生「こっちは男女4〜5人で一つ」

女先生「ほとんどペアと変わらんがな。レベルの高い課外授業・試験は班で行うから」

女先生「じゃ、言うぞー」

「おう、ペアか。よろしくな!」

「ねー、あなたがそう?」

「だ……誰か……ぼ、僕のペア探して……」

「wwwwwwwwwww」


45 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:16:31.08 ID:/oOakofr0
男「ペアっつったって、誰と組んだって同じだろ」

女「ねえ、ちょっと」

男「んあ?」

女「あんた今日来たばっかでしょ? ペアになったら相手の人どーすんのよ? 能力使えないんでしょ?」

男「そう言われてもなぁ……」

女「あんたねえ……」


46 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:18:02.82 ID:/oOakofr0
女先生「なんだ、女はこいつの知り合いなのか?」

女「さっき職員室まで案内しただけですよ」

女先生「そりゃちょうどいい、こいつと組んでやれ」

女「はぁ!?」

男「え?」

女「だって、こいつ来たばっかでしょ?」

女先生「まーまー、こいつも来たばっかだからこそで友人もいないんだ」


47 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 23:18:46.57 ID:5HeAfg+L0
バイトで保守出来なかったけど
今度こそ支援


48 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:18:56.39 ID:/oOakofr0
女先生「それに、な……」ヒソヒソ

女「それって……! ……え、ホントですか?」

女先生「あぁ、ホントだ」

女先生「どうだ? 組んでくれんか?」

女「ま、まぁ先生が言うなら……」

男「は? マジ?」


49 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:19:36.04 ID:/oOakofr0
女先生「よし、よかったよかった! じゃ、よろしくなー」

女「と言うことでよろしくね」

男「何が?」

女「だから、あんたとペア組むことにしたわ」

男「……買収されたのか」

女「そ、そんなわけないでしょ?」

男(目が泳いでる……)


50 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:20:34.60 ID:/oOakofr0
女「さ、さて、班は……おーい! 女友!」

男「?」

女友「何?」

女「女友と一緒の班らしいよ?」

女友「あ、ホント?」

女「うん、よろしくね。で、女友のペアは……どーせあいつか」

女友「失礼だな君は、『どーせ』とか言うなよ」

女「アハハ、ごめんごめん」

女友「ま、どーせあいつだけどね」


51 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:21:36.56 ID:/oOakofr0
男「なぁ、こいつは?」

女「あ、そうだったわね。えーと」

女友「フフ、仲いいね君たち」

女「そ、そんなことないわよ!」

女友「遅れたね、ボクは女友だよ」

男(ボク?)

女友「よろしくね、転校生君」

男「あぁ、よろしくな」

女「ちょ、私のことは無視!?」

女友「うるさい女は嫌われるよ」

女「えぇっ、何それ!?」


52 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 23:21:49.08 ID:eKo6p+MW0
>>1のコテの意味が分からない件。読む気失せたわ。


53 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:22:26.20 ID:/oOakofr0
女友「じゃ、ボクのペアを紹介しなきゃ」

女友「おーい、男友!」

男友「んー?」

男(あ……こいつさっきの壁メガネ!)

男友「何?」

女友「女と班なんだってさ」

男友「あぁ、そうなのか」

女「よろしくね! つっても、今更だけど」


54 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:23:43.70 ID:/oOakofr0
男友「この転校生が女友のペア?」

女「そうよー」

男友「よろしくな、俺は男友だよ」

男「あ、あぁ……」

女「ん? あんたどうしたの?」

男「いや、別になんでもないさ!」

女「はぁ? なんか不自然すぎて気持ち悪い……」


55 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:25:26.94 ID:91/hw4xGO
支援


56 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:25:26.88 ID:GFgbBpoR0
   ∩___∩         |
   | ノ\     ヽ        |
  /  ●゛  ● |        |
  | ∪  ( _●_) ミ       j
 彡、   |∪|   |        >>52
/     ∩ノ ⊃  ヽ
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


57 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:25:46.84 ID:/oOakofr0
男「んだと!?」

女「べっつにー」

男「うわ、すげえうぜえ!」

女友「フフッ、やっぱ君たち仲――」

男・女「よくないっ!」

女友「あらら」

男友「はぁ……うるさくなりそうだな……」


58 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:26:46.81 ID:/oOakofr0
ちょっと待ってて
すぐ戻る


59 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/17(金) 23:32:28.24 ID:ZILdqN8KO
しえん


60 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:36:23.08 ID:d5zBCBeoO


61 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:38:37.02 ID:/oOakofr0
昼休み

男「はぁー、なんだ午前中は普通の授業だけか……」

女「基本的には毎日そうよ?」

男「つまんねー」

女「でも、あんたどーせまだ能力使えないんじゃない?」

男「ま、それはそうだけど……」

女「だったら急いだって仕方ないじゃない」


62 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:39:49.42 ID:/oOakofr0
男「あ、そういや職員室行かなきゃな……」

女友「女ー、男ー、ご飯食べよっか」

男友「くぁ……眠い……」

女「あ、うん待ってー! 職員室? 先にご飯食べれば?」

男「そうだな」


63 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:40:34.52 ID:/oOakofr0
廊下

男「えっと……職員室はどっちだっけ?」

男「こっちか?」

ドンッ

???「あっ……!」

男「あ……す、すいません!」


64 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:41:58.26 ID:/oOakofr0
???「いたた……」

男「あ、えーと……大丈夫ですか?」

???「は、はい……こちらこそすみません」

男「えっと、そ――」

DQN2「いたぞ!」

DQN3「待てやこの女!!」

男「え?」


65 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:43:35.35 ID:/oOakofr0
DQN1「動くんじゃねえ!」

男(げ――さっきのチンピラ!)

???「やば……」

男「ちょ、何事!?」

チビ女「助けてください!」

男「えぇ?」

チビ女「あの人たちに追われてるんです!」

男「そりゃ見ればわかるけど……!」


66 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:44:26.13 ID:/oOakofr0
DQN3「おぉ? なんだてめぇ?」

DQN1「そこどけや!」

男「え、えっと――なんだか知らんが落ち――」

チビ女「うるさい!」

DQN1・2・3「あぁ?」

男「へ?」


67 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:45:16.68 ID:08Vlj4MK0
これ昨日か一昨日のやつだっけ?


68 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:46:28.53 ID:/oOakofr0
チビ女「も……元はと言えばそっちが出てきたんでしょ!」

男「ちょ――」

チビ女「今からこの人がやっつけちゃうんだからね!」

DQN1「そうかよ……」

DQN3「じゃあまずはてめぇをぼこってやるよ!」

男「なんか話が見えないんだが……」


69 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:47:24.75 ID:/oOakofr0
DQN2「いくぞおらぁ!」

チビ女「こいやこらぁ!」

男「黙ってろてめぇ!」

DQN2「"粘液砲(フライ・スライム)"!!」

男「うぉっ!?」

ビチャッ!

男「あ……あぶねぇ……」


70 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:48:08.41 ID:/oOakofr0
チビ女「気をつけて、あれに当たるとねばねばして動けなくなっちゃうよ」

男「マジかよ、それは大変だ……ってなんでいつの間にかそんなに離れてるんだよ!」

チビ女「だって私の能力は戦闘用じゃないし……」

男「しらねえよ!」

DQN2「おらおら、よそ見してていいのかぁ!?」

DQN1「"回転針(ドリルニードル)"!」

男「げ……!」


71 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:48:58.41 ID:/oOakofr0
チビ女「気をつけて、あれに当たると……」

男「知らんわ!」

男(戦えっつったって、俺にはあんな能力ないし……!)

男「逃げるが勝ちよ!」

DQN2「あっ、待て!」

チビ女「ちょっと! 待ってよ!」


72 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:49:42.88 ID:/oOakofr0
男「お前も来い!」ヒョイッ

チビ女「あぁっ! 持ち上げないでよー!」

男「おとなしくしてろ!」

DQN3「くぉら!」

男「やべええ!」

チビ女「あぁーん、もぉー!」


73 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:50:23.39 ID:/oOakofr0
とある教室

男「はぁっはぁ……」

チビ女「もー、服がしわしわじゃない……」

男「文句言うなよ……」

チビ女「ま、そうだね。ありがと」


74 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:51:15.29 ID:/oOakofr0
男「お前、いったい何やったんだよ?」

チビ女「ん、まぁいろいろとね。ところで、転校生君はどこに行くつもりだったのさ?」

男「あぁ? 何で俺のこと知ってんだ?」

チビ女「え? いや、同じクラスだし」

男「うそぉ!? そんなちっさいのに!?」

チビ女「む、ちっさいって言うな!」ポカポカ

男「いててっ!」


75 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:51:26.02 ID:xtGVD38vO
まえと同じでちょっと違う


76 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:51:53.16 ID:d5zBCBeoO
しえん


77 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:52:00.68 ID:/oOakofr0
チビ女「で、何であんなところに突っ立ってたのさ?」

男「別に突っ立ってたわけじゃねえけど……」

男「そ、そうだ職員室行かなきゃ!」

チビ女「職員室ぅ?」

男「俺の能力がなんなのか知りてえんだよ!」

チビ女「能力って……あぁ、だからさっき逃げたんだ」


78 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:52:09.61 ID:d9yvmTp4O
右手が疼く……このスレは……ッ!


79 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:53:00.51 ID:/oOakofr0
チビ女「てっきり弱いから逃げたかと思った」

男「お前が言えた口か?」ギュウッ

チビ女「い、いひゃい!ひっふぁははいへ〜!」


80 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:54:23.24 ID:/oOakofr0
男「さて、行かなきゃな」

チビ女「まだ外にうろついてるかもよ?」

男「うっ……それもそうか」

チビ女「どーすんのさ!」

男「お前が言うなって何回言えばいいんだよ!」

チビ女「しょうがないなー、私の能力使うか……」


81 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:55:04.16 ID:/oOakofr0
男「え、お前戦闘向きじゃないんじゃなかったのか?」

チビ女「別に、だからと言って逃げれないわけ無いじゃない」

男「確かに」

チビ女「よし、そんじゃ使うから教室から出て!」

男「え? ここで使えよ?」

チビ女「目の前で使わなきゃ意味ないの!」

男「はいはい」ガラッ


82 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:55:46.83 ID:/oOakofr0
男「で、こっからどーすんだ? ……ってあれ? どこ行った?」

DQN2「いたぞ!」

DQN1「やろうこんなところに!」

男「はい?」

DQN3「てめぇそこを動くなぁ!」

男「もしかして……だまされたぁ!?」

DQN2「おらぁ!」ビチャッ

男「危なっ! くそ、また逃げんのかよおおおお!」


83 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:56:33.83 ID:/oOakofr0
2-B教室

男「く……くそ……結局職員室行けなかった……」

女「あら、あんた昼休み運動でもしてたの?」

男「んなわけねえだろ……」

女「ふーん、ま、別にいいけどね」

男「ところで、チビ女見なかったか!?」

女「チビ女? あぁ、次はペア別選択授業だから私たちとは違うんじゃない?」

男「くっそ、後でぶっ殺す……!」


84 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:57:16.29 ID:/oOakofr0
男先生「よーし、じゃ全員席着けー」

男先生「ん、なんだ男。てっきり昼休みに来ると思ってたが」

男「ちょっとそれどころじゃなくて……」

男先生「ま、いいや」

男先生「それじゃ授業始めるぞ」

男先生「今日ペア別選択授業は軽くお互いに自己紹介だ」


85 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:57:59.80 ID:/oOakofr0
男先生「まだクラス変わったばかりだし、相手のこと知らないとまずいだろ」

女「ま、それもそうよね」

男「自己紹介って言っても何すりゃいいんだよ」

女「そうよね、あんた何もできないし……じゃ、とりあえず私の能力を見せようかしら」

男「お前もなんかあんのか?」

女「ふふん、当たり前でしょ?」


86 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:58:40.44 ID:/oOakofr0
女「私のはね……これよ」

男「?」

女「"幻影の妖孤(ファントム・フォックス)"」

ポウッ

狐「コン!」

男「……何、光ってる狐?」

女「失礼ね、光ってるんじゃなくて幻影よ!」

男「いや、何か違うと思う」


87 :VIPがお送りします [] :2009/04/17(金) 23:59:27.36 ID:/oOakofr0
狐「コン!」

男「でもすごいなー、これ生き物まで出せんのか」ナデナデ

狐「クーン?」

女「そうでしょ、こんなこともできんのよ」

女「そいつに噛み付きなさい!」

狐「コン!」ガブッ

男「いでえええええええええ!」


88 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 00:00:40.74 ID:R4Eigu5E0
女「ふふん、私の命令には絶対忠実なの」

男「いたいいたいいたい!」

女「しかも半径1キロまでなら自由に行動可」

男「いててててて指! 指が痛い!」

女「ちょっと、聞いてる?」

男「こいつをはなせええええええええええええ!」

女「あ、忘れてた」


89 : ◆YtPcthKo0A [] :2009/04/18(土) 00:01:43.66 ID:R4Eigu5E0
ごめん、ID変わったけど>>1です


男「はぁっはぁっ……ゆ……指が取れるかと思った……」

狐「クゥーン」

女「アハハ、ごめんねー」

男「ったく……」

男先生「男ー、うるさいぞー」

女「静かにしてよね?」

男「一発殴っていいか?」


90 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 00:02:28.65 ID:R4Eigu5E0
放課後

男「はぁー……なんだかんだで終わったな……」

女友「どう? 男君は慣れたかい?」

男「こんなんで慣れるわけがねえよ……」

男友「ま、ゆっくりでいいだろ」

女友「それもそっかー」


91 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 00:03:15.09 ID:PooSgY0h0
支援支援


92 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 00:04:41.01 ID:J/H+bMZj0
女友「じゃ、ボクたちはちょっと寄ってくところあるから先に帰るね」

男友「また明日な」

女「二人ともじゃーねー」

男「あぁ、また明日」

女友「じゃ行こっか」

女「で――あんたはどうすんの? 職員室行くんだっけ」

男「あぁ! また忘れるところだった!」

女「急がないと先生帰っちゃうわよ?」

男「い、行ってくる!」

女「はーい、いってらっしゃーい」


93 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 00:05:37.34 ID:R4Eigu5E0
キリがいいからちょっと風呂行ってくる


94 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 00:06:39.34 ID:GuRteOlVO
>>93
おk


95 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 00:07:03.24 ID:2TRlyBgd0
>>93
はーい、いってらっしゃーい


108 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:18:03.15 ID:R4Eigu5E0
ごめん
風呂の中でいつのまにか寝てた


109 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:19:29.45 ID:R4Eigu5E0
廊下

男「たく……あの女もどこ行きやがったんだ」

チビ女「よっ!」

男「うおっ!?」

チビ女「なんだよ、そんな驚くこと無いじゃないさー」

男「お前……どのツラ下げてきやがった……」

チビ女「これだけど……?」

男「そういう意味じゃねえって言ってんだろ〜?」

チビ女「いひゃいいひゃいー」


110 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:20:50.81 ID:R4Eigu5E0
チビ女「ひょ、ひょんなほほほいは!」

男「あ?」パッ

チビ女「いったー……」

男「なんだよ?」

チビ女「また追われてるんだけど」

男「は?」

DQN1「いたぞ!」

DQN3「あの男も一緒だ!!」


111 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:21:55.77 ID:R4Eigu5E0
男「はあああああああああああ?」

DQN2「待てこらぁ!"粘着砲"!」

ベチャッ

男「やべ、足が!」

DQN3「やっと捕まえたぜー?」

DQN2「てこずらせやがって……」

男「と、とれねぇ!」


112 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:22:59.95 ID:R4Eigu5E0
チビ女「ちょっと何やってんだよー!」

男「お前のせいだろが!」

DQN3「っとにバカが!」

男「……あぁ?」

DQN2「ったくよ、バカの癖にてこずらせやがって……」

男「んだと!?」


113 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:25:12.67 ID:R4Eigu5E0
DQN1「動けねえのにうるせえんだよ!」

DQN2「オラッ!」ガスッ

男「がっ!」

DQN1「おい、その女だ」

DQN3「てめぇこっちにこいや!」

チビ女「やだね!」

DQN3「あぁ?」


114 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:29:37.26 ID:R4Eigu5E0
DQN1「ちっ、うぜえやつだ」

男「くそっ!」ブンッ

DQN2「とどかねえよバカ!」

男(くそっ、もう少しリーチがあれば……!)

DQN3「はっ、手も足もでねぇか!」

DQN1「てめぇ、さっさと来いよ!」

チビ女「いたっ!」

男「!」


115 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:32:37.29 ID:R4Eigu5E0
DQN1「おら、行くぞ」

DQN3「あいよ」

男「てめぇ……そいつに手ぇ出すな!」

DQN1「あぁ?」

DQN2「うるせえよ!」ゲシッ

男「ぐっ!」

DQN3「黙ってろ!」ガスッ

男「つぅ……」


116 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:34:30.34 ID:R4Eigu5E0
DQN1「おら、さっさと行くぞ!」

男(くそ……俺にも能力があれば……)

男「ちくしょお!」

どっ!

DQN1「な……なんだ?」


117 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:35:29.15 ID:GuRteOlVO
待ってたよ
しえん


118 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 02:37:40.33 ID:C0XAiPDQ0
しえん


119 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:38:44.51 ID:R4Eigu5E0
DQN3「えっ、床がえぐれたぁ!?」

DQN2「げ……スライムがついた床ごと足を持ち上げっ……!」

男「おらぁ!」ゴスッ

DQN2「へぶぅ!」

DQN1「んだこいつ!」

DQN3「能力……は使ってない!?」


120 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:40:43.08 ID:R4Eigu5E0
こっからようやく新作です


男「せいっ!」

DQN3「がごっ……!」

DQN1「!?」

チビ女「す……すご……」

男「……」ギロッ

DQN1「ひ……うわああああ!」

チビ女「行っちゃった……」


121 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:43:01.10 ID:R4Eigu5E0
男「大丈夫か?」

チビ女「う……うん……」

男「ったく……あいつら女相手に……」

チビ女「…………」

男「どうした?」

チビ女「あっ、いや……」


122 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 02:44:15.10 ID:To3of7TT0
支援


123 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:44:47.25 ID:R4Eigu5E0
男「? 立てるか?」

チビ女「うん、大丈夫……」

男「……お前、ホントに大丈夫か?」

チビ女「えっ!? だ、大丈夫だよ!?」

男「ならいいけどさ」

チビ女「…………」


124 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:46:13.28 ID:R4Eigu5E0
屋上

DQN1「く、くそっ……なんなんだよ……」

???「おいおい。しっかりやってくれなきゃ困るよ」

???「はははっ、全然ダメじゃないか!」

???「所詮この程度……初めから期待してないわ……」


125 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:47:53.63 ID:R4Eigu5E0
DQN1「あ、あんたら……話が違うじゃないか!」

???「別に違わないさ」

DQN1「つーか……それよりなんでこんなとこにいるんだよ! ここは学校だ、生徒以外入れないはずだろ!」

???「細かいことは気にするなよー!」

???「……そんなことだから弱い……」

DQN1「んだとぉ……っ! ふざけんな!」


126 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:49:50.72 ID:R4Eigu5E0
???「……大声出さないで……」

DQN1「知るか! "回転針"!」

ギュアッ

???「……橙……」

橙「ははっ、いいよ! オレがやってやるよ!」

DQN1「うおおっ!」


127 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:51:32.22 ID:R4Eigu5E0
橙「"固定された遊戯(トイ・パペット)"!」

スッ

DQN1「!?」

DQN1「か……体が……動か……!」

橙「そいっ」

ゴキンッ

DQN1「あ……」

フッ

DQN1「……ふ……ふふふ……やってやるさ……」


128 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:52:56.60 ID:R4Eigu5E0
DQN1「そうだよ……オレは強いんだよ……負けるわけねえんだよ……」

橙「はい、一丁あがり!」

???「相変わらず仕事が早いね。いい仕事っぷりだなぁ」

橙「当然に決まってるだろ? つまらないことで時間はとりたくないからね」

???「……いいから……早くする……」

???「まぁまぁ、今日はもういいよ。また今度来よう」


129 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:54:41.50 ID:R4Eigu5E0
橙「じゃあこいつはそれまでどうする?」

???「好きにしていいんじゃない? まぁ、次のときに使えればいいさ」

???「好きに……する……」

???「何想像してるのかな……知りたくもないな……」

橙「これ、どうしよっかなー……」

DQN1「はは……次はやってやるさ!」

???「好きに……する……」


130 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:55:41.37 ID:R4Eigu5E0
次の日

男「おーす」

女「あ、おはよう」

男「おう」

女「ねえ、あんた昨日は結局何時に帰ってきたのよ?」

男「ん? 何時だっけな……覚えてねえや」

女「っとにもー……」


131 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:57:02.50 ID:R4Eigu5E0
男「まぁ、別にいいじゃねえか」

女「そりゃそうだ」

男「なんだよ、心配してくれたんじゃなかったのか?」

女「はぁ? なんで私があんたの心配なんか!」

男「あ、そうですかー」

女「そりゃそうよ! 他の人ならともかく……」

男「うっわ、ひでえ」


132 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:58:16.72 ID:GuRteOlVO
試演


133 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 02:59:11.52 ID:R4Eigu5E0
チビ女「あ……あの……」

女「あ、チビ女! おはよー、あんた今日は早いわね!」

チビ女「う、うん……」

男「ん? どうした? 元気ねえな」

チビ女「い、いや別に……」

女「?」


134 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:01:01.82 ID:R4Eigu5E0
チビ女「じゃ、じゃあこれで……」

男「あ、あぁ……」

女「また後でー」

チビ女「……」タタッ

男「……?」

女「ちょっと、あんたあの子に何したのよ!」

男「はぁ? 何もしてねえよ!」


135 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:01:57.79 ID:R4Eigu5E0
女「ホントー?」

男「ホントだっつの!」

女「……」ジトー

男「疑った目で見ても変わらねえよ」

女「……」キラキラ

男「気持ち悪いわ!」

女「はいはい、じゃいいわよ」

男「何がしたいんだよお前は……」


136 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:03:13.80 ID:R4Eigu5E0
女「別に。あぁ、そうだ」

女「あんた、職員室は行ったの?」

男「いや? まだだけど」

女「はぁ? 何やってんのよ?」

男「うるせえな、それどころじゃなかったんだよ!」


137 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:04:14.61 ID:R4Eigu5E0
女「怒鳴らないでよ。そんなことより、どうするの?」

男「何がだよ」

女「今日のことよ。まったく呑気ね……」

男「今日? 何かあるのか?」

女「今日は課外授業だって言ってたでしょ? あんた、何もできなくてどうするの?」

男「え、マジ? 俺どうすんの?」


138 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:08:07.12 ID:PooSgY0h0
支援


139 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:12:09.09 ID:R4Eigu5E0
女「私が聞いてんのよ」

男「え……ちょっと職員室行ってくる!」ダッ

女「急いだ方がいいわよー」

女「……はぁ……ったく……」

女友「優しいじゃないか。いつもの君とは思えないよ?」

女「ひゃぁっ!」


140 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:13:19.95 ID:R4Eigu5E0
女友「なんだ、君は首が弱かったのか」

女「び、びっくりしたぁ……」

女友「それでどうだい? 男君とは仲良くやってるかい?」

女「まだ二日目よ? そんなのわかんないわよ」

女友「ま、それもそうだね。仲は良いみたいだから、きっといいペアになるよ」

女「だから仲は良くな……!」

女友「フフッ、そうですかー」


141 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 03:14:02.71 ID:R4Eigu5E0
女「もう……! ……あれ? 男友はまた寝坊?」

女友「ん? そうだよ。起こしても起きなかったから置いてきた」

女「いや、そこは引っ張ってこようよ……」

女友「そしたらボクが遅れちゃうからね。いいじゃないか、いつものことだよ」

女「はぁ、あんたがいいならいいけどー」

女先生「おーい、席つけよー」

女友「じゃ、また後で」

女「はいよー」


147 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 05:42:20.90 ID:R4Eigu5E0
眠い


148 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 06:03:28.01 ID:bhOdkVLlO
おかえり


149 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 06:15:03.45 ID:R4Eigu5E0
書きだめてまとめて投下と
ちょっとずつ書きながら投下
どっちがいい?


150 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 06:21:11.15 ID:bhOdkVLlO
書きため


151 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 06:24:45.49 ID:R4Eigu5E0
おk
何時になるかわからんが今から書いてくる


161 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:03:56.31 ID:R4Eigu5E0
すまんが、11時半頃から明日の朝まで出かけることになってしまった
明日の朝まで残ってるなら今から続きを投下するが……
どうしようか?


162 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:22:30.80 ID:GuRteOlVO
どっちでもいい


163 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:22:44.52 ID:UiVuQSFmO
>>161
任せる


164 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:24:20.87 ID:R4Eigu5E0
>>162-163

まだ当分終わりそうにないんだ
だから明日まで残ってなければここでやめときたい
明日まであるなら投下するけど、どうしようか


165 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:27:47.01 ID:R4Eigu5E0
よし、投下するわ
携帯で続きが書けるかもしれんし
明日の朝まで保守頼む


166 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:30:29.00 ID:R4Eigu5E0
昼休み

男友「んー……」ガラガラ

女「あ、男友! 今来たの?」

男友「そだよ……つか、さっき起きた」

女友「寝すぎは体に良くないよ?」

男友「そう思うなら起こしてくれたっていいじゃねえか」

女友「何回も起こしたけどね」


167 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:32:25.26 ID:R4Eigu5E0
男友「あ、そう……あれ? 男はいないのか?」

女友「君じゃないんだし、ちゃんといるよ」

女「でも、朝に職員室行ったきり帰ってこないんだよね」

男友「ん? そうなのか」

女友「そんなに心配なら迎えに行ってあげればいいじゃないか」

女「断固拒否」

女友「素直じゃないなぁ」

男友「まーまー、いずれ戻ってくるだろ」

女「そーよ、どうせ午後は班ごとの課外授業なんだからそれまでには来るでしょ」

チビ女(なんだ、いないのか……)


168 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:33:30.05 ID:R4Eigu5E0
職員室

男「は? わからない?」

男先生「うん、わからないんだ」

男「いや、どういうことだよ……」

男先生「そのままの意味だよ。検査してもわからなかった。詳しくは専門の先生に聞いてくれ」

専門先生「君の能力についてはまったくの不明だ。どれをやってもわからない」

専門先生「こうなると自然に発動するのを待つしかないな」


169 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:33:54.82 ID:PooSgY0h0
支援


170 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:34:36.12 ID:qkSuCxFIO
おお、また書き直してるのか
支援


171 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:34:59.42 ID:R4Eigu5E0
男「じゃあしばらくはこのままってこと?」

専門先生「そうだね。でも、こういうことは珍しいことではないから安心してくれ」

専門先生「ここへの入学も認められている以上、必ず何かしらがあるはずだ」

男「はぁ……」

男先生「ところで、君。今日の課外授業はどうする気だい? そのままじゃ行っても何もできないと思うけど……」

男「どうすっかなー」


172 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:35:55.35 ID:R4Eigu5E0
専門先生「あ、それについては行ったほうがいいと思うね」

専門先生「刺激や興奮を与えることで目覚める可能性もあるから」

男「そっか、じゃあ行ってみるよ」

専門先生「ただし、能力が使えないまま課外授業へ行くというのはとても危険だ。十分に気をつけたまえよ」

男先生「ま、お前の班は大丈夫だろうがな」

男「?」


173 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:37:23.69 ID:R4Eigu5E0
広場

女「……つまり、あんたは今日一日私らの足手まといだと。そういうわけね」

男「何もそこまでひどく言わなくてもいいだろ」

女「はぁー、じゃあ金魚の糞」

男「さっきよりひどいし、意味が変わってきてるし」

女友「まったく、素直にうれしさを出せばいいのに」

男友「オレには女が男に好意を寄せてるとは思えないけどなー」

女友「君は鈍いからわかるわけがないよ」

男友「……」


174 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 09:52:05.98 ID:GuRteOlVO
もしかしてさるった?


175 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 09:53:36.30 ID:EtUPqPW+O
お世辞じゃない支援はこれが初めてだ


176 : ◆YtPcthKo0A [] :2009/04/18(土) 10:00:31.89 ID:gS14fxTG0
ごめん、さるってた


女「で、あんたは課外授業は知ってるの?」

男「外に出るんだろ? そんで授業形式?」

女「まぁ大まかに言えばそうだけど、後半は違うわ」

女「課外授業は、班ごとに外へ出てクエストと呼ばれるものをこなしていくの」

女「主にここの機関が見つけた軽い異常、一般人にとって困っていること、モンスターの討伐ね」

男「モンスター? 今のご時勢にそんなものいるのか?」

女「それがいるのよ。あんたは今まで普通に生活してきただけだから出くわさなかったかもしれないけどね」

女「大抵はジャングルや砂漠、湖畔とか秘境にいることが多いから見つけられないだけ」

女「でも一般人に危害を加えたり、暴れて大変なやつを私たちが討伐・保護するの」

女「ただし、ここまでで重要なのは難易度よ。一つ上がるにつれて格段に違うわ」

女「まぁ私たちはまだCランクまでしか受けれないけどね」

男「ふーん……」


177 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:01:13.94 ID:gS14fxTG0
女友「なんだかんだ言ってキチンと説明してあげてるだろ?」

男友「口ではいやいや言ってるのになー」

女「おーい、どのクエストにする?」

女友「そうだなぁ、無難にモンスター討伐はどうだい?」

男友「男がいるからやめとこう。これは? 『三年引きこもっている息子を部屋から出してください』」

女・女友「却下」


178 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:02:21.22 ID:gS14fxTG0
男友「じゃあ『迷子のトキコを探してください』」

男「迷子? そんなのもあるのか」

男友「『川で遊んでいたら誤って下流へ泳いで行ってしまいました。特徴は大きな背びれと鋭い歯です』」

男「トキコって鮫かよ。つーか、川で遊んでていいのか?」

男友「ちなみに4日前」

女「きっと今頃は太平洋のど真ん中を泳いでるでしょうね」

男友「難易度はC」

男「ただ探すだけなのに無駄に高いな」


179 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:03:04.81 ID:gS14fxTG0
女友「そんなのはいいから早くしないと。もうみんな行き始めているよ?」

男「じゃあこれはどうだ? 『村の怪奇現象を暴いて!』」

女友「面白そうだね。どんな内容?」

男「『最近村の畑で作物がなくなります。見張ってても別の場所で被害があったりして困ってます。力を貸してください』……ってさ」

男友「難易度は?」

男「推定難易度Dって書いてある」

女友「お、ちょうど良さそうだね。それにしようか」


180 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 10:04:11.77 ID:HzBmBpN90
開いて損した


181 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:04:14.27 ID:gS14fxTG0
女「えぇっ!? ちょ……待ってよ、それよりこっちにしない?『お茶の収穫を手伝ってくんろ』難易度はF」

男友「却下。なんだそれ」

女友「もしかして……怖いの?」

女「! そ……そんなわけないでしょ? 何言ってるのかしら?」

男「じゃあこれでいいじゃないか」

女「い、いやねぇ……そんなのつまらなそうでしょ? もっと面白そうなほうがいいに決まってるじゃない」

男「お前の選んだやつのほうがつまらなさそうだけどな」


182 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:05:04.00 ID:gS14fxTG0
男友「すいません、これでお願いします」

受付「はい、かしこまりました」

女「ちょっとー!?」

女友「じゃ、行こうか」

男友「そうだな」

男「楽しみだなー、どんな感じだろ」

女「え、ま……待ってよ!」


183 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:06:01.45 ID:gS14fxTG0
ムラ村

男友「ここだな」

女友「とりあえず、近くの人に話を聞いてみるのが良さそうだね」

男「おぉ、なんかRPGの聞き込みみたいだな!」

女友「あながち間違ってはいないよ」

男「でも、こういうのって村長とかに話を聞くのが王道だよな」

女友「でも、情報はたくさんあったほうがいいよ」

男友「じゃあ手分けして聞くか」

女友「後でまたここに集合しよう」


184 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:06:52.42 ID:gS14fxTG0
男「あぁ、わかった。……で、女。一言くらい喋れ」

女「だって……」

女友「女はボクと一緒に来ればいいよ。それじゃ、また後で」

男友「あぁ、わかった」

男「……なぁ、男。お前らってどういう関係なんだ?」

男友「んー? 別に、中学の時から一緒だったってだけだな」

男「へー、そっか」

男友「なんでそんなこと聞くんだよ?」

男「別に、気になっただけだ」


185 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 10:08:19.39 ID:9v5HB6VO0
なんか>>1がキモイ
ていうかこのスレこの前も同じ内容で無かったか


186 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:09:27.72 ID:gS14fxTG0
1時間後

女友「どうだった?」

男「どうもこうも、あの紙に書いてあった通りだった」

男友「みんな同じような意見。犯人は見ていないってさ」

女友「そう。とりあえず、村長の許可……と言うよりお願いされて、犯人捕まえてくれって」

男友「そうか」


187 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:10:47.78 ID:gS14fxTG0
男「おぉー! なんかワクワクしてきたー!」

女友「フフ、元気いっぱいだね」

男「おうよ!」

女友「さて……それじゃ被害は主に夜らしいから、それまで宿でも取っておこうか」

男友「んー……一眠りしたいなぁ」

男「早く夜にならねえかな!」

女「……はぁ……」


188 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:12:27.47 ID:CzvXsvGf0
なんだかラノベを読んでるみたいだ


189 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 10:18:17.82 ID:FNNO/30BO
途中で逃げるのなしな


190 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:20:55.73 ID:vFnPV3ikO
支援


191 : ◆YtPcthKo0A [] :2009/04/18(土) 10:22:35.89 ID:htT0EH110
またさるってたwwwww




男「しゃあー! やるぞー!」

女友「元気なのはいいけど、少し静かにしようね」

男「あっ、悪い……」

男友「……」ホケッ

男「男友、大丈夫なのか?」

女友「あぁ、いつも寝起きはあんな感じだから。ほっとけばいつも通りになるから大丈夫」


192 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:24:27.86 ID:htT0EH110
女「……」

男「いい加減あきらめろって……」

女「うるさいわね……べ、別に怖くなんかないのよ? ただ……そう、ちょっと眠くて!」

男「ふーん。………………わっ!!!」

女「ひぁい!!!」ビクッ

男「はっはっは、これで眠気も吹っ飛んだだろ」

女「〜〜〜っ!」ボカボカボカ

男「いたっ! やめろ……っ! でっ! あ、ちょ……狐は反則!」

狐「コーン!」

男「あっだだだだっだだだっだだ!!」

女友「いやー、仲良いねえー」

男友「……」ホケッ


193 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:26:00.31 ID:htT0EH110
男「……で、誰も見たことないやつなんてどうやって捕まえるんだよ」

女友「うーん、そうだね……お化けとかだったら掴めないしね」

女「お……お化け!?」

女友「かもしれない、だよ」

男「とにかく、見張ってるかなんかしてればいーんだろ?」

女友「そうだね、向こうが姿を見せないとこっちからは何も出来ないから。それでいいかい、男友?」

男友「んー……」

男「聞いてるのか? こいつ」

女友「フフ、大丈夫、聞いてるよ。さて、じゃあどこかに隠れて様子を伺ってようか」


194 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:28:18.67 ID:htT0EH110
――1時間後

男「……こねえな……」

女友「さっきまでの元気はどこへ行ったのかな」

男「もう1時間も待ってるんだぞ? いい加減来てもいい頃だろ……」

女友「あせったってしょうがないだろ? ゆっくり待ちなよ」

男友「――ん?」

女友「どうしたの?」

男「来たか!? ついに来たのか!?」


195 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 10:28:56.42 ID:FNNO/30BO
支援


196 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 10:30:15.83 ID:FNNO/30BO
しえん


197 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 10:30:40.40 ID:lTToWBVZ0
>>185
スレ見直してみろよ


198 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:30:46.94 ID:htT0EH110
とりあえずここまで
また後か、明日の朝に続き書きます
では明日の朝まで残ってることを期待してます


199 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 10:39:20.94 ID:GuRteOlVO


200 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 10:46:18.01 ID:DlZmuf4P0
>>198
立て直せ


201 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 11:10:42.16 ID:GuRteOlVO
>>200
堅いこと言うなよ


202 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 11:10:53.15 ID:cO9V+na2O
厚かましい>>1は嫌いだが仕方なく保守


203 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 11:15:13.78 ID:DlZmuf4P0
>>201
保守は任せた


204 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 11:19:28.85 ID:yP3HswqcO
ぶんしょうがきもちわるい


205 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 11:20:01.39 ID:f/HgrrmBO
続きは気になるけど>>1の態度が気にいらない


206 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 11:22:46.20 ID:veOaABtbO
はぁ…めんどくせ
で寒気が


207 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 11:22:55.93 ID:h1p16gPN0
このスレ3回目だぞ
何回>>1は糞小説ペーストしてんだよks


208 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 11:47:33.54 ID:U50ftBrsO


209 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 12:00:44.77 ID:GuRteOlVO
>>207
二回目だろ


210 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 12:15:53.67 ID:GuRteOlVO


211 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 12:33:42.70 ID:0dssCDx+O
SS書く人はホント忙しい人ばっかりで大変そうだ
保守


220 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/18(土) 15:03:40.14 ID:7ofuBcdO0
保守を期待するのはなんか違う気がした

だが保守


231 :VIPがお送りします [] :2009/04/18(土) 17:50:11.36 ID:ls3rtGMBO
ほし!間に合え



戻る 上へ