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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その18
- 283 名前:GEPPERがお送りします [sage saga]
投稿日:2010/08/05(木) 18:15:38.06 ID:ZFW2LjAo
すみません!なんだかとてつもなく忙しく…orz
ちょっとだけ…↓続き
- 284 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:16:19.78 ID:ZFW2LjAo
〜南方司令部〜
南方兵「副司令っ!赤壁より伝令です!」
南方副司令「通せ!」
南方兵「はっ!」
南方副司令(さっきの爆発と何かか関係が…?まぁそう判断するのが妥当か…)
タッタッタ
伝令「赤壁よりご報告っ、南にて多数の魔物を確認っ!」
南方副司令「先程の爆発と関係が…?」
伝令「い、いえっ。それより以前の出来事にて…!」
南方副司令「……分かった。ご苦労!」
伝令「はっ!」
タッタッタ
南方兵「副司令っ!」
南方副司令「何だ、次から次へと……」
南方兵「本部より伝令ですっ!」
- 285 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:17:29.20 ID:ZFW2LjAo
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
〜第二十一部〜
- 286 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:18:15.17 ID:ZFW2LjAo
…
南方副司令「……」
南方兵「……」
南方副司令「…特殊遊撃が動いているそうだ」
南方兵「本部の支持…は…?」
南方副司令「一任するってよ。これだから机上組は…。だが、今回はラッキーだ」
南方兵「い、いかが致しますか!?」
南方副司令「国軍関係者…それから、朱雀先生を司令部へ連れて来いっ!」
南方兵「了解っ!」
南方副司令「…あー、ちくしょうっ!」
ガンッ!!……ガラガラッ
南方兵「……っ」
南方副司令「全く…損な役回りだ!呪われてるんじゃないのか…?」
南方兵「お、お気持ちは分かりますが…本部にもきっとお考えが…」
南方副司令「そっちじゃねぇ!明日のカーニバルは中止だ、クソッ!」
- 287 名前:>>285間違えたああわわ ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:19:03.04 ID:ZFW2LjAo
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
〜第二十一部〜
- 288 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:19:31.93 ID:ZFW2LjAo
〜会場〜
魔道兵「落ち着いて下さい!外へ出るより会場内の方が安全です!」
観客「んな事言ってもよぉ!魔物が来るんじゃないのかっ!?」
男「そうだっ!家に帰らせてくれぇ!!」
老人「お、押すでない…!」
南方弓長「ちょっと、落ち着いて…っ!国軍の指示に従って下さい!」
青年兵「一体…何が起きて……」
青龍先生「おそらくは魔王軍の仕業じゃて…」
召喚士「……っ」
タッタッタッタッタ
南方兵「国軍関係者は司令部へお戻り下さいっ!!」
南方参謀「!?」
南方弓長「…私が残ります!皆さんは司令部へ…!」
南方参謀「…頼むわっ!!」
南方弓長「押さないで下さい!すぐに誘導しますから!」
- 289 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:20:13.49 ID:ZFW2LjAo
〜南方司令部〜
タッタッタッタッタ
南方参謀「ごめんなさいっ、遅くなったわ!」
青龍先生「老人を走らせるでない……」
南方副司令「赤壁、それと…本部から伝令だ」
尖った口調で話す南方副司令は、本部からの電報を南方参謀へ渡す。
南方副司令「赤壁の南にはラクシャーサらしき大軍を確認だそうだ」
召喚士「ラクシャーサ…!」
青年兵「南…。先程の火の手があった方角ですね……」
南方参謀「……朱雀先生」
召喚士「…は、はい?」
南方参謀「読んで頂戴」
召喚士「……はい」
カサッ
召喚士「……っ!!」
- 290 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:20:47.97 ID:ZFW2LjAo
青年兵「…ど、どうしたんです?」
南方参謀「特殊遊撃が、南東国で怪しげな話を耳にした…って」
青龍先生「怪しげ…?」
南方副司令「ああ。亡霊騒ぎからアンデッドじゃないかって…」
召喚士「…戦士…騎都尉…?」
南方参謀「朱雀先生なら何か分かるんじゃない?」
青龍先生「此度の騒動と関連性があるやもしれんのう…」
南方副司令「どうする?」
南方参謀「もちろん動くわよ。赤壁まで進軍しましょ」
召喚士「俺も行きます!」
南方副司令「今回はラッキーな事に……」
南方副司令はちらりと青龍先生と青年兵を見る。
青龍先生「……人使い粗いのぅ」
青年兵「もちろん…行きます!」
南方参謀「……すぐに支度を整えて頂戴っ」
- 291 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:21:31.92 ID:ZFW2LjAo
〜南東国、南国境付近〜
魔道士「今の…信号ですか…!?」
マジシャン「…ああ、白い発行弾が一発。特殊遊撃だ」
魔道士「特殊…って……」
マジシャン「…?」
魔道士「戦士さん達っ!?」
マジシャン「…ああ。そういう事」
魔道士「……っ」
マジシャン「…よし、奴らに合流しよう!」
魔道士「…はいっ!」
マジシャン「位置は把握してるな?」
魔道士「…はい。大丈夫です!」
マジシャン「よっし…。急ぐぞっ!!」
魔道士「はいっ!!」
マジシャン「どこもかしこも戦、戦…。世も末だねぇ…」
- 292 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:21:59.07 ID:ZFW2LjAo
〜南方司令部〜
南方参謀「準備いいわねっ!?」
青年兵「いつでも!」
南方副司令「出るぞ!!」
召喚士「…はい!」
司令部前に並んだ騎馬。一同が一斉に馬を進める。
ドドッ…パッカパッカパッカ…
南方副司令「……ん?」
召喚フェス会場の前に群がる人々。国軍の兵が懸命になだめ、誘導している。
しかし突如の混乱に、会場は騒然とし、通行を妨げる。
南方副司令「…えぇい!何をしているっ!」
南方弓長「いいところにっ!ちょっとどうにもならないわよコレ…」
観客「だから、どこに避難すりゃいいんだよ!」
男「とにかく…家に帰らせてくれ!」
青龍先生「どうするんじゃい?」
- 293 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/05(木) 18:22:11.43 ID:c.TT12AO
>>1乙
最近の楽しみの中に、章始めのどのタイミングでタイトルが出てくるかワクワクしながら読む。
と言うのが有る
- 294 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:28:50.48 ID:ZFW2LjAo
南方参謀「…仕っ方ないわねぇ!」
トスッ
南方参謀「……各自、避難を許可するわっ」
男「か、帰れるんだなっ!」
南方参謀「但し、この街からは出ないで頂戴っ」
観客「俺の家は東の町だぞ!どーすんだよっ!」
南方参謀「とにかく…町の外には魔物がいる可能性もあるの!」
南方副司令「この会場が嫌なら司令部…。あとは宿や知人宅で待機だ!」
青龍先生「しかし街全体となると、やや拡大しすぎじゃないかの?」
南方参謀「仕方ないわよ。この混乱だし、街中にもまだ人がいるもの…」
南方弓長「街防衛の人数を割きましょう」
南方参謀「……そうねぇ」
南方副司令「…分かった。俺が残る」
南方弓長「私もこのまま防衛に……」
南方参謀「……それでも足りないわよ…っ」
- 295 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:30:08.43 ID:ZFW2LjAo
ザッ
青龍先生「…儂も残るとするかの」
南方参謀「先生…?」
青龍先生「若いの二人おれば、大丈夫じゃろ。な?」
青年兵「先生……」
召喚士「……」
青龍先生「但し、二人とも魔力を消耗しておる」
召喚士「…え、ええ」
青龍先生「土壇場までしっかり瞑想し、魔力を回復するように」
青年兵「…かしこりまりました」
南方副司令「あとは司令部の兵を集めて…500程度」
南方弓長「剣兵とプリーストが主だから…火力に欠けるわね…」
青年兵「…やはりここは、僕らも……」
――「いんや、アンタらはこのまま行ってくれ」
召喚士「……っ!!」
- 296 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:31:12.32 ID:ZFW2LjAo
ザッザッザ
南方弓長「こんな時にどこ行ってたのよ!?」
ボス「お言葉ですね…。でも、こっちはこっちで仕事してたんすよ?」
ボスは後ろを振り返り、集められた各員の顔を見る。
番長「微力ながら…助太刀するでごわす!」
親衛隊長「ミーのパワーを見せる時が来ましたね…!」
白虎嬢「頑張ります〜」
召喚士「み、みんな…!!」
南方副司令「こんだけいりゃあ……」
南方参謀「防衛ぐらいはなんとかなりそうね!」
南方弓長「魔道兵もいるし、追い払うくらいは任せて!」
南方参謀「……分かったわ」
青龍先生「何もなければこちらも出兵の手筈を整えるとするよ」
青年兵「…お待ちしてます!」
南方参謀「…じゃ、行くわよ!目指すは赤壁っ!!」
- 297 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:34:04.84 ID:ZFW2LjAo
〜南の森〜
戦士「…今の発行弾は…?」
隊長「居場所知らせる為のモンだ」
男隊員「あれで南方の奴らが気付いてくれればな…!」
女隊員「どうします?待機ッスか!?」
隊長「あんまり打ち上げても混乱招くだけだ。しばし待機する」
戦士「……」
隊長「それに、あの信号が見えてるのは人間だけじゃねぇ」
男隊員「…はぁ」
戦士「それってどういう…意味…」
男隊員「考えてみろ。敵さんに場所知らせてるも同然だぜ?」
戦士「……あっ!」
女隊員「ウチらが囮になるっすよ。迎え撃つッス」
隊長「さぁて…何匹来るかねぇ…!」
隊長は不敵に笑いつつ、ゆっくりと鞘から剣を抜いた。
- 298 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:36:28.57 ID:ZFW2LjAo
〜南の山あい〜
盗賊「…狼煙…!?」
天才「……シロイチ、特遊の奴らか」
格闘家「……仲間の信号ですか?」
天才「後回しだ!まずはここを制圧すんぞ!」
水平に構えたツヴァイハンダーを大きく振りかぶる天才。
天才「…くらいやがれぇーっ!!」
ブオッ!!……ドズウウゥゥンッ!!
ラクシャーサ「ぐあぁぁ!!」
振り下ろされた大剣は、魔物の群れを豪快に斬り倒し、
そのまま勢いあまり、地面へと叩きつけられる。
ゴシャアァァッ!!……ズズウウゥゥンッ
盗賊「……っ!!」
天才「はーっはっは!流石は本物!苦労してブン取った甲斐があったぜ!」
砕けた地面よりツヴァイハンダーを引き上げ、天才は笑いながら再び振り上げる。
- 299 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 18:39:53.42 ID:ZFW2LjAo
>>293
かっこつけてタイトル入れようとした矢先にあれですよ…なんと情けない…
あと…すみません。二十部で司令部がある街を、
ずっと「南の街」と記載していたような気がします…
あまり重要視する部分ではないかと思いますがお詫び致します
- 300 名前:GEPPERがお送りします [] 投稿日:2010/08/05(木) 18:42:46.79 ID:DpqCocUo
改行を入れ忘れたのか。
おっちょこちょいだなぁww
- 301 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/05(木) 18:45:10.23 ID:c.TT12AO
>>299
そうなのですか…
むしろあのタイミング良かったような気がします
司令部が混乱の中一言。そして無音で文字のみのタイトル…
なんか、エヴァと重ねてしまいました
御馳走様です
- 302 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 19:05:57.41 ID:ZFW2LjAo
>>300-301
本当は場面転換の前に入れようとしたです!
だから>>287の位置が正解&改行も入れ忘れてました
今度はアイキャッチも入れてみようかな…ふふっ
雑談ばっかですみません…!
全然終わらない…また後ほど!
- 311 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 23:46:56.78 ID:7VKPRFko
ジャキッ
天才「うおりゃああぁぁっ!!」
ブンッ!!……ゴッシャアアァァッ!!
ラクシャーサ「ぐぎゃああぁぁ!!」
天才「もう一丁ーっ!!」
盗賊「……す…ご」
天才が一振りする度に、数匹の魔物が宙に舞い上がる。
ある者は銅を真っ二つとし、またある者はかろうじて息があるものの…。
格闘家「……ふんっ!」
格闘家は宙に舞ったラクシャーサを、着地前に殴り飛ばす。
バキャアァッ!!……ドシャアァァ
格闘家「……次」
盗賊「……」
天才「おらっ、ボサっとしてんじゃねぇ!働けっ!」
盗賊「あっ、は…はいっ!」
- 312 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/05(木) 23:48:02.83 ID:7VKPRFko
〜赤壁〜
騎兵「いつでも出陣出来ます!」
南方司令「……よし、お前はここで待機し…後続を待て!」
南方魔道長「司令も合流してからのが…」
南方司令「馬鹿者!こうしている間にも悪の手先は刻一刻とだな…」
南方魔道長「…へいへい。止めた俺が馬鹿でした」
南方司令「よーし!まずは発行弾の上がった場所まで進軍する!」
騎兵「ははっ!!」
南方司令「騎馬隊三百の精鋭達よっ!その命…俺が預かるぞっ!」
赤壁兵「おぉ……!!」
騎兵「うおおぉぉーっ!!」
南方魔道長「…士気上げんのは相変わらずお手のモンだわな」
南方司令「出陣ーっ!!」
騎兵「司令に続けぇ!!」
勢いよく門を飛び出す司令の後を、騎兵隊が槍と盾を手に追いかけた。
- 313 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/08/06(金) 00:08:04.62 ID:OvrMoUYo
〜南の森〜
隊長「……来たぞ」
ザッ…ガササッ…ザザッ
男隊員「えーっと……ダメだ、多すぎて数えきれねぇ」
森の奥より埋め尽くすように、多数のラクシャーサが姿を見せ始める。
戦士「こんな数…相手に…っ!?」
隊長「ビビっちまったか…?」
戦士「……まさか」
ラクシャーサ「牛魔王様への手土産だ…。全員生かしたまま連れていくぞ」
女隊員「何だか…物騒な事言ってるスよ…!」
ラクシャーサ「女だ…。手足ぐらいは俺達で頂いちまうか…!」
隊長「たった一ヶ月の修行だが…中身は濃厚だ!自信を持て!」
戦士「…おうっ!!」
隊長「……行くぞっ!!散れぇ!!」
隊長の号令とともに、四人が一斉に四散し、眼前の魔物を相手に身構える。
- 314 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/08/06(金) 00:16:10.01 ID:OvrMoUYo
ダメだ…今日は失礼します。ご支援ありがとうございました!
おやすみなさい!ノシ
〜オマケ〜
大軍師「…ふむ。北の地は相変わらず…。この村もまた…何と言う……」
テクテクテク
大軍師「いやいや、北の地を蘇らせる為に、私は屯田制を提唱し…」
テクテクテク
大軍師「北へ来たのです…。なんて……ふふっ」
戦士父「……何言ってんだ、お前…っ」
ビクゥッ!!
大軍師「……あ、貴方は!?」
戦士父「この村は全滅だ。しまいにゃドラゴンの巣まであった」
大軍師「巣…!?まさか魔王軍が自発的に育てて……」
戦士父「…らしいな」
大軍師「そうですか…。『あった』…という事は貴方が既に片付けて下さったようで…」
戦士父「…まぁな。お前も此処へはワケありみたいだな。聞かせて貰おうか」
つづく…?
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