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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その38
501 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:29:58.01 ID:NV6e766qo


 パアアアアァァァァ

賢者「……ふぅ」

南方副司令「助かったっ、ありがとうよ」ザッ

西方参謀「全員、無事かぁ?」

皇太子「そのようだな。はたして無事といえるかどうかは分からんが」

西方副司令「出血が酷いですね。今、賢者さんを呼んできますから」

青年兵「だ、大丈夫です。自分で歩けますから……」ノソッ

東方参謀「辛勝といったところだが、何とかなったな」

大軍師「ええ。後は開門するだけです」

西方司令「さっきまで開いていたような……いや、閉まってたかな?」

東方参謀「奴が後方まで退がって塞いでいたからな。閉じたのであろう」

西方参謀「んで、どうやって開聞すんだい? ヒック」

大軍師「他の門の状況を聞く限り、自ずと開くか、衝撃を与えれば良いと思われます」

師匠「ほぉ」


502 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:30:29.24 ID:NV6e766qo
 ザッザッザッ……ヘタッ

ジュニア「ぶはぁ〜。シンドイわ……ハッハ」

賢者「しんどいね……ふぅ」

ジュニア「もう撃てねぇぞ。この曲のお陰で増幅してたが、ほぼ使い切っちまった」

青年兵「ええ。でもこれで任務は終了ですから」

賢者「……終わったよ……ふぅ」

青年兵「ありがとうございます。見事に止血しましたね」

ジュニア「俺も回復してくれ」

賢者「魔力は無理だね……ふぅ」

ジュニア「……そsりゃそうだ、ハッハ」

 ザッザッザッ……

マジシャン「……」

ジュニア「……!?」

マジシャン「1人で2行、よく踏ん張ったな。ハッハ!」

ジュニア「だからよ、言っただろ? こんくらい何てこたぁないってよ! ハッハ!」


503 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:30:56.57 ID:NV6e766qo


エリート「……っ」

皇太子「痛むか?」スッ

エリート「陛下」

皇太子「よくやってくれた、エリート」

エリート「それはこちらの台詞ですよ、陛下」

皇太子「いや、君は私を理解し、そして自分の意思とは真逆の決断を下した」

エリート「……それは勘違いです」

皇太子「……?」

エリート「私の任務は陛下をお守りする事、諌める事」

皇太子「ああ、そうだな」

エリート「ですが、私の意思は……陛下に、自由に生きて貰いたい……」

皇太子「!?」

エリート「幼き頃よりずっと見てきたのです。陛下がどんな生き方を望んでおられるか……っ」

皇太子「エリート……」


504 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:33:17.60 ID:NV6e766qo
エリート「普段は立場上、それを許すわけにはいきませんが……今回だけは特別ですよ」

皇太子「ははっ。恩に着るぞ、エリート。お蔭で大手柄を得る事が出来たのだからな」

エリート「今回の戦いで、陛下は多大な手柄を得ました」

皇太子「ああ」

エリート「これを機に、分かっておりますな?」

皇太子「……!? あははっ、もう右大臣に戻ってしまったか」

エリート「言ったはずです。今回だけ特別、と」

皇太子「そうだったそうだった。分かった、考えておくよ」スクッ

エリート「陛下っ!」

師匠「ガハハッ。ったく、まだ戦は終わってねーってのに……気楽なモンだな」

西方参謀「おい、見てみろよ! 天井と壁が吹っ飛んで、戦場が丸見えだ!」

大軍師「おぉっ!」ザッザッ

南方参謀「どっちが押しているかしら……」

大軍師「……我らのようですね、上から見ると一目ですが、素晴らしい布陣ですよ」

東方参謀「大した指揮官だな。戦慣れしているわい」


505 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:37:25.19 ID:NV6e766qo
〜魔王城、正面〜

白虎長「押して押して押しまくりなさいなっ!」

白虎兵「し、しんどい……っ」ゴウッ

白虎長「しんどいのは私達だけじゃないわよっ! 気合入れなさいっ!」

 ドッゴオオオオォォォォ!!

グレンデル「ゴオオォォォォッ!」

白虎長「まだいるのぉ!?」

 ギュオオォォォォ!! ドッシュウウウウゥゥゥゥ!!

青竜士官「白虎隊、代われ!」

白虎長「あれは竜騎士隊!?」

白虎兵「遅せぇよバカヤロー!」

竜騎士兵「何ぃ!? 助けにきてやってその言いぐさはなんだ!」

青竜士官「口論は後にしろ! 魔王軍を分散させるのだ!」

白虎長「じゃあ任せるわよっ! 白虎隊は小休止! 目標は一夜城!」

白虎兵「おぉーっ!」


506 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:38:37.20 ID:NV6e766qo
 ドドオオォォォォ……

バーテン「南側はほぼ鎮圧しただろ」シュボッ

騎士長「まんまと抜かれた魔王軍を除いてな」

左翼長「何度も言わすな、北関の守りは鉄壁だ」

戦士父「伝令からの報告では、あちらも問題ないのだろう?」

騎士長「まぁな」

バーテン「んじゃ俺らのやるべき事は1つだ」

左翼長「このまま北上して、魔王軍を挟み込む」

騎士長「その頃には雌雄決してるだろうな」

戦士父「だと、いいがな」

左翼帳「おぉし、もうひと踏ん張りいくぞぉ!!」

騎士長「我に続けいっ!」

騎兵「おぉーっ!!」ドドッ

戦士父「何もなければ……良いのだがな」

 ザッ……タッタッタッタッタッ……


507 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:39:15.08 ID:NV6e766qo
〜一夜城〜

参謀「それで、先程の光は確認出来たのですか?」

伝令「おそらくは五行のものと思われます! また、魔王城の一画も激しく崩れていると……」

参謀「……っ」

 ザッザッザッ

副官「ただ今、戻りました」

参謀「おぉ、無事であったか!」

副官「……私は」

参謀「……?」

青年「最北の村じゃ何人かやられてな」

ワーカー「ここに来る道中も何人かやられちまったわ」

参謀「そうでしたか。しかし被害は最小限に抑えられたようですね」

副官「竜騎士隊の援護や……北の港などからのワーカーもありましたから」

博士「こ、こらっ! 勝手に入るななのら!」ワイワイ

記者「ここが本陣なのですね!? おい、早く撮っておけ!」


508 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:41:09.09 ID:NV6e766qo
カメラマン「はい〜」パシャッ

博士「全く、こんな連中にカメラなんて渡すんじゃなかったのら」

参謀「構いませんよ」

博士「しかし……」

参謀「その代わり、これを盛大に記事にして下さい」

記者「もちろんそのつもりです! この大戦は、国民の誰しもが固唾を飲んで見守っているのです!」

参謀「世界中に勝利を告げる事で、民の士気も最大限に上がるでしょうから」

ドクター「怪我人の治療、大半は終わりましたよ」

参謀「流石、早いですね」

ドクター「衛生兵やワーカーのプリーストがおりますから」

参謀「いえいえ。先生を始め、多数の医師が駆けつけてくれたおかげですよ」

ドクター「医者は人の命を救う事が仕事です。それがどこであろうとも」

参謀「そのようなお考えが素晴らしいものです」

ドクター「……このリストの者は重症者です。早めに本国へ移送して下さい」

参謀「わかりました。素早いご対応、誠に感謝致します」


509 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/16(月) 18:46:12.96 ID:NV6e766qo
〜医務室〜

三男「……」

魔法剣士「……」スクッ

三男「どこか、行かれるのですか?」

魔法剣士「起きていたか。俺は、戦場に戻る」グッ

三男「しかしっ、貴方もかなりの怪我を……」

魔法剣士「だからと言って、泣き言を言っている暇はない」

三男「……っ」

魔法剣士「俺が動ける限り、救える人間がいるんだ」

三男「っ!!」

魔法剣士「だから俺は、生きている限り……戦い続ける!」ザッ

三男「生きている限り……戦う、か」

魔法剣士「う……っぐ!」ヨロッ

三男「はっ!」ガシッ

魔法剣士「……!?」

三男「肩に……捕まって! 外に出れば良いのだな?」


514 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [sage] 投稿日:2012/04/17(火) 00:38:23.14 ID:F+EkXfKv0
>>1 おつ
全ての門が開くのか


516 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/04/17(火) 01:55:09.80 ID:mzO8hLsDO
僕の門も開門しそうです><


522 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:07:13.90 ID:nnw6znbio
〜ネクロマンサーのラボ〜

盗賊「兄……様……?」

影忍「盗賊! 今のお前ならば必ずや、出来るはずだ!」

盗賊「何、言って……」

影忍「今のお前ならば、この状況下ならば、風林火陰山雷を放てるはずだ」

盗賊「――!?」

ネクロマンサー「出来るはずないでしょう? 貴方と兄妹なのですよ?」

影忍「だからこそだ!」

ネクロマンサー「無理ですね。そのような事は」

影忍「貴様は我らを甘く見すぎだ」

ネクロマンサー「ガラクタが何をほざくかッ!」

影忍「ああ、確かに俺はガラクタさ。人であった時からそうさ」

召喚士「……?」

影忍「だからこそこんな命、大した価値もない。安いものだ!」

ネクロマンサー「だったら大人しく、死んでいなさいッ!」


523 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:07:49.90 ID:nnw6znbio
 タンッ

影忍「―−!?」

魔剣士「……」ズググ……

影忍「か……っは」

魔道士「影忍さんっ!!」

戦士「こ……の野郎っ!」

魔剣士「……」ヒュバッ

戦士「う……っお!」

 ガキイイィィィィン!! ズザザァ

ネクロマンサー「本体は今までの彼と、一味違いますよ? ククッ」

戦士「……っ」

ネクロマンサー「……さて」

召喚士「行かせるかっ!」バッ

ネクロマンサー「召喚士、君もしつこい男だな」

召喚士「貴様を倒す為ならば、どこまでも食らいついてやるさ!」


524 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:08:26.76 ID:nnw6znbio
 シュイイイイィィィィン

魔道士「!?」

ネクロマンサー「全属性の召喚が可能なのでしたっけ? つまり狙いは……」

召喚士「もっとだ、もっと高まれ……俺の魔力!!」

 ズゴゴゴゴゴゴ……

ネクロマンサー「4属性召喚。もし食らえばそれは即ち……」

召喚士「うおおおおぉぉぉぉーっ!!」

ネクロマンサー「……死!!」ババッ

召喚士「行っけええええぇぇぇぇーっ!!」

 コカトリス、ワイバーン、ベヒーモス、スキュラ。召喚士を取り囲むように現れた4体の召喚獣。

 均一に割り当てられた魔力は、詩人の奏でる歌によりいつもより増幅していた。

 金色に輝く各召喚獣が、ネクロマンサーに狙いを定める。

 あとは召喚士の指示を待つだけ。その指示は召喚士の右腕によって示される。

召喚士「――――っ!!」

 彼はその振り下ろしかけた右腕を、振り下ろす事なく止めた。


525 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:09:06.81 ID:nnw6znbio
魔道士「あぁっ!!」

ヒト「ウアアァァ……」

召喚士「な、何だ!?ど……どいてくれっ!!」

ヒト「ウア……アウアアァァ」

召喚士「やめろぉ! 邪魔をするなぁ!」

ネクロマンサー「クククッ! 無駄ですよ、彼らは意思とは関係なく、私を守っているのです」

召喚士「く……っ」

影忍「か、構うなっ! それはもう人間ではない! 構わず撃つのだ!」

召喚士「……っ」

ネクロマンサー「残念でしたねぇ。躊躇しなくば、当てられたでしょうに」

召喚士「!?」

ネクロマンサー「いくら魔力が増幅していようとも、肉体は別」

召喚士「待……てぇ!」

ネクロマンサー「その傷では到底、もう間に合いませんよ」

召喚士「まだ……まだぁ!!」


526 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:09:50.09 ID:nnw6znbio
ネクロマンサー「ククッ、無駄――」

 ドドオオオオォォォォン!!

ネクロマンサー「――ッ!?」

魔道士「逃がさないっ!」

ネクロマンサー「貴女が居ましたか……ッ」

戦士「よしっ、捉えた!!」

召喚士「おおぉぉぉぉーっ!!」

 ババッ!! ドッグオオオオォォォォン!!

魔道士「――――っ!」

戦士「やっ……」

盗賊「違うっ! やっていない!」

戦士「!?」

 4属性召喚による攻撃が放たれた直後、ネクロマンサーの前に影が現れた。

 その影は身を挺してネクロマンサーをかばい、4属性召喚を一身に受ける事となった。

召喚士「……っ!!」

魔剣士「グ……ッガアアアアァァァァ!!」


527 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:10:30.48 ID:nnw6znbio
 ドドオオオオォォォ……

召喚士「く……っそぉ……」

ネクロマンサー「……いやはや、少しばかり油断をしてしまいましたか」

戦士「しくじった……のか……?」

影忍「結果的に魔剣士の本体を葬れたのだ。まぁ、良いだろう……っ」

戦士「そ、そうか……っ!」

 フラッ……ザッザッ

東方司令「ちっ、違う……!」

魔道士「!?」

東方司令「あ……れは、本体じゃない!」

盗賊「何っ!?」

魔剣士「――――ッ」

 ゴッゴオオオオォォォォ……ドドオオォォォォ……

戦士「本体じゃないって、どういう事だよ!」

東方司令「さっきまでボクが戦ってた……つまりは、偽物だ」


528 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:11:05.01 ID:nnw6znbio
魔道士「えぇっ!?」

ネクロマンサー「……ククッ」

 スタッ

魔剣士「……」

召喚士「魔剣士さんが……もう1人……」

ネクロマンサー「理解しましたか? 貴方達が先程まで戦っていた私達」

召喚士「そ……んな……」

ネクロマンサー「そして此処にいる私達は……別物です」

 ガシィ!!

召喚士「!?」

ヒト「ウアウウゥゥゥゥ……」

召喚士「は、離してくれっ!」グッ

ネクロマンサー「まだそのような事を言っているのですか?」

召喚士「くそっ、離せぇ!」

ネクロマンサー「貴方、先程……ベヒーモスで私のコレクションを半壊させたではないですか」


529 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:12:22.67 ID:nnw6znbio
召喚士「く……っ」

ネクロマンサー「それを今更、そんなオモチャを殺さないなどと偽善めいた事を」

召喚士「お前はああぁぁ!!」

ネクロマンサー「もう魔力も大して残されていないくせに……」フッ

召喚士「例えそうだとしてもっ、お前を――」

 ザシュウウゥゥゥゥ

召喚士「――っ」ブシュッ

戦士「召喚士ぃ!!」

魔剣士「……」スチャッ

ネクロマンサー「これで、心身共にこれまでですね」

召喚士「ネクロ……くそ……ぉ」ドサッ

戦士「てんめぇ!!」ダッ

魔剣士「……」

 ビュオッ!! ガッキイイィィィィン!!

戦士「そこを……どけぇ!!」

魔剣士「……ッ?」グググッ


530 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:13:44.37 ID:nnw6znbio
戦士「どけって……言ってんだよおおぉぉ!!」

 ドガアアァァァァ!!

ヒト「ウアアァァァァ」

戦士「てめぇらもだっ!! 邪魔なんだよぉ!!」

 ドガッシャアアァァ!!

戦士「魔道士ぃ! 今のうちに召喚士を救えっ!」

魔道士「はいっ!」タッタッタッ

魔剣士「……クッ」ズザッ

戦士「召喚士を救うまでは、ここを通さねぇぞ」ジャキッ

ネクロマンサー「……そうですか」

戦士「!?」

ネクロマンサー「まぁ、構いませんよ。ですが勝てますか?」

戦士「何……ぃ?」

ネクロマンサー「剣で対等に闘えると思っているようですが……」

魔剣士「……」キュイイィィィィ


531 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/04/18(水) 18:14:33.72 ID:nnw6znbio
ネクロマンサー「彼には平凡な魔道士以上の魔力がありますよ?」

戦士「っ!!」

 ドッドオオォォォォン!!

戦士「ぐはっ!」ドシャッ

ネクロマンサー「……ま、剣の腕もどのみち負けないでしょうがね。ククッ」

戦士「ち……くしょ……っ」

 ネクロマンサーの言葉に偽りはなかった。魔剣士の本体はそれ程までに強かった。

 今までの魔剣士も桁外れの強さを誇っていたが、そんなものは比にならない。

 恐らく、対等に太刀打ち出来る人間はただ1人であろう。

戦士(こ、こいつ……天才に匹敵する力を持ってやがるのか……っ)

魔剣士「……」ザッ

 戦士や他の者が弱いわけではない。むしろ強い部類に間違いなく入る。

 それでもなお、目の前に立つ男は強大で、とてつもない力を持っていた。

 戦士が心で呟いた通り、魔剣士と互角にやりあえる人間は天才だけであろう。

 しかもそれはベストな状態での話であり、今やりあっても勝てる可能性はどれ程か。



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