■戻る■ 下へ
雪女「か、金を出しなさい!」
1 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 01:54:10.33 ID:UcL61p6U0
雪女「出さないとこの銘刀雪月花で貴方の命を散らしますわよ?」

男「俺は金なんて持ってないぞ?そんな物騒な物早くしまってくれ」

雪女「あら?お祖父様は『こうすると人間の男はイチコロじゃ』って仰ってたのに…」
男「ある意味イチコロではあるけども(孫娘に強盗させる爺さんって…)」

雪女「で、では、どうすればセックス出来るのですか!?」

男「セ…えぇ!?それはこっちが聞きたいくらいで…」

雪女「もういいですわ!人間の男って意味が分かりませんわ!」

男「人間って…君も人間だろ(笑)」

雪女「無礼者!わたくしは雪女ですわ!暑苦しくむさ苦しい人間と一緒にしないで欲しいですわ!」

雪女「そんな事より、人間。わたくしとセックスしません?」

男「しません」

雪女「どうしてですの!?わたくし、雪山では一番の巨乳でしたのに…こんな事って…」

雪女「もういいですわ!貴方達、全裸で待機すれば今日は真面目に書いて差し上げますわ///」


2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 01:56:47.58 ID:RwAFPQ2Q0
http://mup.2ch-library.com/d/1310748975-image.jpg


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 01:57:39.76 ID:fEFKtR3V0
俺も欲しいわ。銘刀雪月花


4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:00:15.04 ID:4XFUFYm4O
乱れ雪月花


5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:03:17.77 ID:mC7rcsbL0
意味がよくわからない


6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:06:10.65 ID:UcL61p6U0
雪女「それにしても…この部屋暑いですわ…」チラリ

男「それもお爺様から教わったのか?」

雪女「無礼者!これは母直伝のちらりずむですわ!」

男「…(こいつの家系って…)」

男「いや、そんな事より自称雪女さん。」

雪女「自称ってなんですの?わたくし、本物の雪女ですわよ?ほら、このむさ苦しい部屋に雪を降らせる事も…」パラパラ

男「ひ、雹!?」

雪女「いや〜ん!間違えましたわ!」

男「君さ、もしかして『おちこぼれ』?」

雪女「無礼もn…ふぇぇ…ぅわぁああん!!!」


7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:15:48.97 ID:e6A/IW2A0
ふむふむ


8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:17:16.36 ID:UcL61p6U0
男「あ、いや、なんか…ごめん」

雪女「もういいですわ…ヒックどうせわたッくしなんて……一匹の人間も堕とせない…おぢごぼれ゛でずわ゛…グスンッ」

男「そ、そんな事ないって!君は確かに変わってるけど、なんていうか…そう!魅力的だ!」

雪女「グスッ…ほ、ホント…?」チラリ

男「胸は強調しなくていいです」

雪女「では、プロポーズを受けたところで…セックスを…///」モジモジ

男「しません」

雪女「なんなんですの!?普通、そこは『はい雪女様喜んでセックスさせていただきます』でしょう!?」

男「だって僕しがない童貞ですし」

雪女「どうて…い?気になっていましたが、貴方、わたくしを見て、ムラムラしません?」

男「しません」

雪女「おかしいですわ…何故この人間には雪女の誘惑が効かないんですの…?」ブツブツ


9 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 02:17:55.63 ID:R3ei91Fq0
ここで雪子姫がでないとかおまえらさあ


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:18:10.98 ID:MPcdfKS60
雪女「うえぇぇぇん!!」

男(こ、困ったぞぉ・・・泣き始めちゃった・・・なんか寒くなってきたし・・・)

雪女「ママぁーーー!!うあぁあぁぁぁあん!!」



雪女(母)「私の娘を泣かす輩は誰だ・・・?」

男(ひぃぃぃ!!!なんか来たぁぁぁぁ!!!しかも来た途端部屋ん中に氷柱できたぁぁぁ!!!)

雪女「ママぁーー!!」

雪母「おやおや可哀想にのぉ・・・さぁて、そこの男を凍死させねばなぁ・・・」


11 名前: 忍法帖【Lv=34,xxxPT】 [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:32:10.30 ID:LDl0y4Vm0
シエンタ


12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:32:25.95 ID:UcL61p6U0
あ、書きたい人がいるようなのでどうぞ続けてください


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:33:44.26 ID:MPcdfKS60
いやいや>>1さんがお書きになってくださいよ


14 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 02:39:28.26 ID:UcL61p6U0
いやいや乗っ取り大歓迎なので
書き始めなので後は煮るなり焼くなりどうぞどうぞ
では拙者はこれにてドロン


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:40:14.55 ID:JcvrGTA8O
ダチョウ倶楽部みたいだぜ


16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:45:31.88 ID:MPcdfKS60
全然書けないけど期待しないでくださいね?


雪母「さぁ・・・どうやって凍らせてもらいたい?」

男「あわわわわわわ・・・」

雪母「一瞬で凍らせて・・・ってのも私の気が済まないからねぇ」

雪女「ここはじっくりとチンポ舐め舐めしてからにしようかねぇ・・・くけけ!!」

男「・・・はっ?」

雪母「こら・・・はしたない言葉は使うんじゃないと言っておろうに」

雪女「えへへ、ごめんなさい?」

雪母「まぁったくこの娘ったら可愛いんだからぁもうぅぅ///!!」

雪女「ママ恥ずかしいよぉ///」

男(蚊帳の外・・・)


17 名前: 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:50:52.16 ID:6DGIVt/C0
> 雪女「どうしてですの!?わたくし、雪山では一番の巨乳でしたのに…こんな事って…」

なんとなく和んだ(´A`)


18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:51:36.39 ID:MPcdfKS60
雪女(姉)「まったくこの親子は・・・アホ丸出しにして一族の顔に泥塗るんですか?」

雪女「おねえちゃんだぁ!!わぁ〜い!」

雪母「おや早かったねぇ。もう向こうの事は済んだのかい?」

雪姉「えぇ。一族の全員一致です。攻め入るそうですよ」

雪母「そうなのかい!?ならこんなとこで油売ってる場合じゃないねぇ!」

雪女「ママどうしたの?」

雪母「ママは今から戦に行ってくるからねぇ、お利口で待ってなさいよぉ?」

雪母「雪姉!この娘頼んだよぉ?」

雪姉「分かりましたわ母上。じゃんじゃん凍らせてきてください」

雪母「うぅん!久しぶりに燃えてきたぁぁぁぁ!!!」


男「行っちゃった・・・た、助かった・・・」


19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:54:30.27 ID:+6PAjb9x0
雲母!?(難聴)


20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 02:56:22.64 ID:MPcdfKS60
雪姉「あら?どうして助かったと言えるのですか?」

男「えっ」

雪姉「母の代行として、私が貴方を氷漬けにして差し上げますわ」

男「やっぱり助からないのねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

雪姉「・・・うふふふっ」

男「ひぃぃぃぃ!!!」

雪姉「冗談ですわ」

男「ひぃぃぃぃ!!!ふぅぅぅぅ!!!」

雪姉「冗談ですわよ?」

男「あばばばばばばばば」

雪女「わぁぁ!!蟹さんみたいだねぇ!」

雪姉「困りましたわぁ・・・」

男「―――」


21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 03:04:04.42 ID:MPcdfKS60
男(うわぁなんか柔らかいぞぉ。それにひんやりとした感覚)

男(一体これは・・・うわぁ・・・なんか綺麗で巨乳のお姉さんの微笑んだ顔が見える)

男(ここは桃源郷・・・そう、昔のいわゆる天国みたいなもののこと)

男(あぁ・・・やっぱり死んだのか。だから今こうして気持ちの良い事を)

雪姉「目を覚ましておられるのなら、はやく退いていただけません?」 ニコッ

男「・・・はい」

雪姉「いかがでしたか?私の膝枕は格別でしょう?」

雪女「おねえちゃんの枕はね!妖怪一なんだよ!」

雪姉「あらあらそんなことはありませんわよ?」

男「あのぉ・・・僕は殺されたのでしょうかぁ?」

雪姉「いいえここは現世ですから生きてますわ。お気を確かに」

男「生きてる・・・つまり生きてるってことか!!そうなのか!!!いやったぁ!!!」

雪姉(うるさいですわ)


22 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 03:14:46.18 ID:iNdzrsWZP
キモいね


23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 03:14:55.22 ID:MPcdfKS60
雪女「そういえば何しに来たんだっけ」

男「知らん!!」

雪姉「さぁ・・・」

雪女「それじゃここには用はないよね!」

雪姉「そうですわね。帰りましょうか」

男「えっ」

雪姉「あら?なんですか今の反応は」

雪姉「私たちには早く帰ってほしかったのでは?」 プルンッ

男「えっ、ええまぁ・・・(ぷるんってしたぞ!ぷるっんぷるん!!)」

雪姉「おかしな人間ですわ・・・さぁ帰りましょうね」

男「ぷぅぅぅるんぷるぅぅぅぅん!!!!!!」

雪女「ふぇ?」

雪姉「はい?」


24 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 03:18:40.64 ID:6wdhLhOYO
つまらんやつに乗っ取られたな


25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 03:21:30.73 ID:MPcdfKS60
ごめんなさい勝手にやっちゃって。>>1さん帰ってくるの待ってください


26 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 03:23:52.74 ID:iNdzrsWZP
いや、正直>>1もキモい


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 03:37:31.59 ID:xN0nZfUx0
お前ら悪意の波動出しすぎ
もっと冷気出せよォ


28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 03:38:45.87 ID:lXR7iuWdO
雪女「か、金を出しなさい!」

男「給料日前で624円しかありません」

雪女「出さないとこの名刀なんとかかんとかで……」

男「どうぞ」チャリン

雪女「え?」

男「これが我が家にある有り金全部です。これを持ってお引き取り下さい」

雪女「………」

男「まだ何か?」

雪女「あの……強く生きて下さいね?」ギィ パタン

男「金を持って行かずに出て行ってしまった」

男「何しに来たんだ、あの強盗」


29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 03:56:35.09 ID:lXR7iuWdO
キモい俺が厨二的な物を寝るまで書く

―翌日―

男「昨日のあれ、なんだったんだ」

男「……考えても仕方ないか、飯買いに行こう」ガチャ

雪女「あ」

男「……」パタン

男「たまには朝食抜きでも良いよね」

ピンポーン ピンポーン ピンポーン

男「疲れてるのかチャイム連打されてる幻聴が聞こえる」


30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:03:14.72 ID:lXR7iuWdO
―昼―

男「朝抜いて腹へったし、昼食買いに行くか」ガチャ

男「さすがにもう居ないよな」パタン

雪女「居ますよ」

男「………」

雪女「………」

男「財布ごとお渡しするのでお引き取り願えないでしょうか」

雪女「え、いや」

男「まさか内臓売ってでも金を作れと……」

雪女「なんでそうなるんですか!」


31 名前: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 04:05:14.18 ID:IXjIb8FfO
おちんちんから飛び出す熱い液体で雪女のまんこが溶けるに違いない


32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:07:19.72 ID:lXR7iuWdO
男「それでは強盗さんは何の用でここに?」

雪女「私は強盗じゃなく雪女です!」

男「雪女?」

雪女「はい」

男「真夏に?」

雪女「はい」

男「なんだ妖怪だったのか、驚いて損した」

雪女「え?」


33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:15:06.47 ID:lXR7iuWdO
男「慣れない言葉使って疲れたわ」

男「じゃあお嬢ちゃん、早く山にお帰り。余り人間に関わるものじゃないよ」シッシッ

雪女「なっ……なんて失礼な!」

男「失礼って、いきなりやって来て金を出せとか言う奴に言われる筋合いは無いと思うが」

雪女「ぐぬぬ……」

男「文句があるなら昼飯食ってから聞くから、暫らくそこで待ってろ」


34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:21:53.66 ID:lXR7iuWdO
男「……で」

雪女「………」

男「本当に待ってたんだ」

雪女「待てって言ったの貴方でしょ?! 妖怪は律儀なのよ!!」

男「玄関先で大声出さないでくれ」

雪女「あ、ごめんなさい……」

男「……仕方ない、入れよ」ギィ

雪女「は、はいおじゃまします」


35 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 04:23:23.93 ID:NdiZLqkJ0
前にも雪女スレあったけどこれはつまらないですね


36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:28:31.28 ID:lXR7iuWdO
男「パピコ1本食べる?」チュウチュウ

雪女「い、いただきます」
男「で、何の用なん?」チュウチュウ

雪女「それが、人里で男を魅了する修行をしてこいと長に言われて……」チュウチュウ

男「それで俺の所に来たのか」チュウチュウ

雪女「はい」チュウチュウ

男「妖怪も大変なんだな」チュウチュウ

雪女「はい。だから私に魅了されてくれませんか?」チュウチュウ

男「えー」


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:41:28.36 ID:lXR7iuWdO
雪女「えーって」

男「自我を失うのはちょっと……」

雪女「やらしい事やり放題かもしれませんよ?」

男「人間の女にしか興味無いので」

雪女「夏を涼しく過ごせますよ?」

男「それはちょっと魅力的かも」

雪女「………」

男「どうした?」

雪女「私の身体より冷房の方が魅力的なんですね」

男「ええ、まぁ」

雪女「色々最低ですね、貴方」

男「そうだね、だから早く別の男探すか里に帰んなよ」

雪女「……っ」


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:50:14.24 ID:lXR7iuWdO
雪女「決めました」

男「ん?」

雪女「これほどの屈辱を受けて引き下がれば一族末代までの恥!」

雪女「魅了などと姑息な妖術を使わずに、実力で貴方を私の虜にしてやります!」

男「えー」

雪女「えーとか言わない!」

男(参ったな、こりゃ……)


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 04:59:17.99 ID:lXR7iuWdO
―夜―

「ここもか……」

「なにも考えずに開発するから、境界があやふやになるんだって分からないもんかね」

「……?」

「これは、霜か……」


40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:07:07.76 ID:lXR7iuWdO
―朝―

男「………」

雪女「どうしました?」

男「なんで俺の部屋にいる」

雪女「鍵の形覚えて氷で偽造してみました。案外上手く行くものですね」

男「今すぐ鍵の形状を忘れてくれ」

雪女「意識が飛ぶくらい愛し合えば記憶も飛ぶかもしれませんよ?」チラッ

男「勘弁してくれ、凍傷でもげる」


41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:13:08.00 ID:lXR7iuWdO
雪女「……そういえば」

男「なんだ?」

雪女「貴方の名前聞いてません」

男「男だよ。表札に書いてなかったか」

雪女「見忘れてました」

雪女「それと、あと一つ」

男「………」

雪女「どうして妖怪を恐れないんですか?」


42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:14:52.86 ID:EU9uBcZSO
乗っ取りは死ねよ


43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:29:43.54 ID:d74+g+FzO
>>42
乗っ取られるのが悪い


44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:29:56.09 ID:lXR7iuWdO
男(抜けてそうで案外見てるな)

雪女「私を強盗と勘違いした時と、妖怪だと分かった時で反応が随分違いましたよね」

男「ああ。そりゃ妖怪より刃物持った強盗の方が怖いだろ」

男「妖怪はルールを破らなきゃ無害なのが多いが、強盗はルールを向こうから破って危害を加えてくるからな」

雪女「……随分妖怪に慣れてるみたいですね」

男「水木しげるのファンだからな」

雪女「水木……?」

男「妖怪博士みたいなもんだ」

雪女「そんな人が居るんですか?!」


45 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 05:38:13.07 ID:P7i5+WEg0
自分を面白いと思い込んでるつまらない人間はタチが悪い


46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:41:40.53 ID:lXR7iuWdO
男「それはさておき何しに来た」

雪女「あ、はい。朝食作って印象良くしに来ました」

男「朝からかき氷はちょっと……」

雪女「どこまでも失礼な人ですね。ちゃんと人間の食べられる物くらい作れます」

男「そうなのか。でも我が家に食材は無いぞ」

雪女「貴方の懐具合を考慮して、こちらで準備してありますよ」

男「………」

雪女「どうしました?」

男「お前、良い奴だな……」

雪女「き、気にしないで下さい。昨日のアイスのお礼も兼ねてるだけです!」


47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:44:13.80 ID:ZYLyLsi30
最初が一番面白かったな。>>1が書いてるのに書き出した二人目は死ねよ


48 名前: 忍法帖【Lv=18,xxxPT】 [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 05:52:54.20 ID:79YT88urO
恥ずかしいスレだな


49 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 05:56:36.66 ID:5oO4WYE7O
今書いてる人はなかなかいいぞ
続けてくれ


50 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 06:19:16.92 ID:wVRbQImG0
どうせ乗っ取りは終わらす気無いんだろ?
もう落とせよ


51 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 06:23:21.90 ID:vxqk6lNA0
>>1が乗っ取り歓迎って言ってるんだから別にいいだろ


52 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 06:24:12.59 ID:lXR7iuWdO
―夜―

男「結局一日中居座ってるし」

雪女「それでも一度も私に手を出しませんでしたね」

男「拘るな」

雪女「女の尊厳に関わる事ですから」

男「尊厳ねぇ」

雪女「それで、少しは私に魅力を感じましたか?」

男「そうだな……家事もできて器量も良い。普通に考えれば魅力的な子だと思う」

男「でも住む世界が違う」

雪女「……貴方は頑なに妖怪を否定するのですね」

男「俺は妖怪を否定してる訳じゃなく、妖怪と人が交わる事を否定してるんだけどな」

男「しかし、だ」

男「ここまでつくされると妖怪であっても悪い気はしない」

雪女「ふふ……」


53 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 06:26:10.34 ID:DoYNF3z0O
てっきり猫コピペの改変かと


54 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/16(土) 06:32:16.67 ID:wVRbQImG0
>>51
確かにそうだな
では支援しよう


55 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 06:36:08.96 ID:lXR7iuWdO
男「どうした」

雪女「偏屈ですね」

雪女「それに、まるで自分に言い聞かせてるみたい」

男「……否定はしない」

雪女「貴方なりの優しさ、ですか?」

男「どうだかな」

雪女「ふふ……」

雪女「貴方を獲物としてではなく、男性として興味がわきました」

雪女「どうです? 私を妖怪としてではなく、女として触れてはくれませんか……?」


56 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 06:56:33.90 ID:lXR7iuWdO
男「……止めとくよ」

雪女「どうして?」

男「もう少し自分を大事にしろってこった」

雪女「え……?」

男「そんな事より、もう遅いから帰った方が良い。なんなら送るぞ」

雪女「………」

男「どうした?」

雪女「……帰る場所なんて無いわ」

男「あ……」

雪女「修行の為に里を出た私に帰る場所がある訳ないじゃない……」

男「考え足らずだった。悪い」

男「だったら仕方ないな」
雪女「?」

男「泊まってけ。今布団出すから」


57 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 07:07:58.47 ID:lXR7iuWdO
―深夜―

雪女(緊張して眠れない……)

雪女(なのに何でこの男は平然と眠っていられるの?)

雪女(……私、やっぱり女として見られて無いんだな……)

雪女(自信無くすなぁ……)

雪女(よし! 明日こそ男に私の良さを見せ付けて虜にしてやるんだから!)

雪女(私頑張るよ、お母さん……)


58 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 07:18:56.42 ID:lXR7iuWdO
―朝―

雪女「ん……もぉ、朝かぁ……」

雪女「おはよう、男」

雪女「あれ? 居ない。あ、書き置きがある」

「ちょっと出掛ける」

雪女「ふふ……無用心な奴。でもこれはチャンスよね」

雪女「ここで甲斐甲斐しく朝食作って待っていれば、男の私の見る目が変わるかも!」

雪女「……でもその前にシャワー借りよっと」


60 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 07:29:54.97 ID:e6A/IW2A0
続きを


61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 07:30:24.47 ID:lXR7iuWdO
一方その頃

「おかしい。妖気が無くなっている」

「向こうから境界を閉じたって事なのか……?」

「そうだ、霜は。……まったく無いな」

「そろそろ帰るか……」


62 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 07:47:33.22 ID:lXR7iuWdO
ガチャ

男「ただいまー」

雪女「おかえりなさーい」トタトタトタ

男「……おい」

雪女「なに?」

男「なに人のシャツ着てんだ」

雪女「これ? シャワー借りたんだけど、着替えなかったから借りたの」

雪女「それに人間の男ってこういうの好きなんでしょ? どう、可愛い?」

男(帰宅して目に入った物がまさかの裸Yシャツッ!)

男(着物で分からなかった胸の膨らみや顕になったふともも……!)

男(耐えろ、俺! 相手は妖怪だぞ。耐えるんだ!)

雪女「変だった……かな……」シュン

男「あ、ああ。悪くないんじゃないか」

雪女「そ、そう? えへへ、ありがと」

雪女「昨日の残りだけどご飯作ったから一緒に食べよ?」


63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 08:01:19.15 ID:KUP64JiK0
ヴァンガァァァド!!


64 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 08:19:46.27 ID:lXR7iuWdO
男「ごちそうさま」

雪女「お粗末さまでした。それで、美味しかった?」

男「ん? ああ。旨かったよ」

雪女「惚れました?」

男「お前が人間なら、な」

雪女「むぅ、なかなかガードが固い」

男「でも、まぁ……気の迷いくらいはあるかもな」

雪女「ほんと?!」

男「あ、やっぱ今の無し」

雪女「ふふ……男は着実に私に惹かれてるみたいですね」

男「……否定はしない」

雪女「………」

男「なに顔赤くしてんだ」

男「そうだ、雪女。今夜また出掛けるから、ちょっと付き合わないか?」

雪女「ええ?! は、はい構いませんけど……」


65 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 08:26:32.02 ID:lXR7iuWdO
―夜―

雪女「それで、どこに行くんですか?」

男「この先にある里山近くの畑だ」

雪女「……!」

男(俺の考えが正しければ、雪女は……)

男「行こう。もうすぐだ」

雪女「………」


66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 08:37:08.22 ID:lXR7iuWdO
―里山付近―

男(ここいら辺りか……)

雪女「あの、男……?」

男「ここは昔、神隠しが多発した場所らしい」

雪女「………」

男「当時ここら辺には妖怪の隠れ里があるって噂になったそうだ」

男「そして、神隠しが起きるのは決まって冬だとか……」

男「神隠しはお前達の仕業、だよな?」

雪女「……はい」


67 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 08:52:29.82 ID:lXR7iuWdO
男「雪女の一族は魅了を使い人間の魂を抜き取って、子や夫に与えるって聞いたが本当か?」

雪女「………」

男「どうなんだ?」

雪女「……昔の話です」

男「そうか」

男「雪女。俺はお前に一つ言わなきゃいけない事がある」

雪女「……なんですか」

男「俺は……」

男「俺はお前を殺さなきゃいけないかもしれない」


68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 09:09:09.42 ID:lXR7iuWdO
男(俺の仮説が間違いなら、俺は雪女殺さなきゃいけない)

男「この里山付近に最近境界の乱れが生じた」

男「それは、お前が里からこちら側に来る時に生じた物だよな?」

雪女「そうです」

男「そうか……」

雪女「そんな悲しい顔しないで下さい。私、そんな顔した男を斬りたくありませんから」スラッ

男(やはり剣を抜いたか)

雪女「私、まんまと貴方に誑かされていたんですね……」

男「……否定はしない」

雪女「否定して……下さいよ……」

雪女「お願い……ですからっ……!」ダッ

男(来るッ!)


69 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 09:10:58.96 ID:e6A/IW2A0
ふむ


70 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 09:19:34.23 ID:lXR7iuWdO
男(常人に目視される姿)

男(人間の流通と貨幣に対する知識)

男(魂を食らう種でありながら持つ料理の技術)

男(俺と然程変わらない体温)

男(シャワーを使える知識)

男(……シャツの隙間から見えた痣)

男(そして、鍵を複製できるだけの氷の妖術が使えるのにもかかわらず、振りかざした刀)

男(この娘は、きっと……!)


71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 09:35:43.36 ID:lXR7iuWdO
ザシュッ

雪女「………」

男「っ……」

雪女「どうして……」

雪女「どうして躱さなかったんですか……」

男「避けたら雪女の動きを止められないだろ?」

雪女「動きを……?」

男「最後に一つだけ聞くぞ」

男「雪女。お前、半妖だな?」

雪女「! どうしてそれを……?!」カラン……

男「お前を観察してそう思った」

男「決め手は妖術じゃなく刀で俺を襲った事だけどな」

男「でも良かった。これで雪女を殺さずに済む」ニッ

雪女「どぉ……して……?」

男「俺への依頼は『妖怪退治』だからだよ」


72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 09:48:48.67 ID:lXR7iuWdO
雪女「でも、貴方私を誑かしてたじゃない!」

男「否定はしないって言っただろ」

雪女「だから!」

男「肯定もしてねえよ」

雪女「え……?」

男「誑かしてないって事だっての」

雪女「うそ……」

男「本当だ」

雪女「……ごめんなさい、私……」

男「良いって。そっちから仕掛けるように煽ったのは俺なんだから」

雪女「でも、血が……」

男「このくらいの怪我なんて直ぐ治る」

雪女「ごめんなさい、ごめんなさいっ……」

男(ま、結果オーライだよな……)


74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:07:21.12 ID:lXR7iuWdO
―数日後―

雪女「傷、すっかり良くなったみたいですね」

男「おう。雪女の看病のお陰だな」

雪女「私が未熟だったから良かったものを。もう、あんな無茶は絶対にしないで下さいよ?」

男「努力する」

雪女「もう! そういう曖昧な返事は禁止ですっ!」

男「分かったよ、もうしない」

雪女「よろしい」

男「さて、と。傷も良くなったし、妖怪退治の依頼も終わって懐が温かくなった事だし」

男「ふらりと旅行でも行こうかな」

雪女「あ、あの……」

男「雪女も来るだろ?」

雪女「良いんですか?」

男「お前を拒否する理由が無い。それで、来るか?」

雪女「はい、お供します!」


75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:07:24.47 ID:yakQviK20
どーした


76 名前: 忍法帖【Lv=32,xxxPT】 [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:17:37.67 ID:UCSG4UORO
期待


77 名前: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:21:08.08 ID:ZwlS4zLt0
漢字読めね


78 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:30:20.30 ID:lXR7iuWdO
―エピローグ―

どこかへ向かう電車

雪女「そういえば、どうして直接私に半妖か聞かなかったんですか?」

男「ん? ああ、それね」

男「人間も妖怪も関係や環境を守る為に嘘を吐くからな」

男「半妖と怪しんだ時から直接聞くのではなく、確信に繋がる情報を探す事を選んだんだよ」

雪女「そうだったんですか……」

男「それより雪女はこれからどうするんだ」

男「こいつは俺の憶測だが、お前、里で虐待にあって追放同然で追い出されたんじゃないか?」

雪女「……なんでもお見通しですね」

男「真夏に雪女を里から追い出すなんてあり得ないからな。それに、半妖は妖怪からも人間からも迫害される」

雪女「本当、何でもお見通しなんですね……」

男「………」


79 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:39:52.50 ID:Uy2K0oLW0
似たようなスレタイを見たことがあるような気がする


80 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:41:04.85 ID:qmh5jzCf0
雪女「あなたに取り憑きました」だっけか?


81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:43:14.49 ID:ExxT/zV70
雪女「一家に一台雪女はいかがですか?」ならしってる


82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:46:16.99 ID:lXR7iuWdO
雪女「ふふ……」

雪女「そんな深刻な顔しないで下さいよ?」

男「そんな顔してたか」

雪女「はい。それと、私の『これから』はずっと前から決まってるじゃないですか」

男「あれ、そうだっけ」

雪女「はい」

雪女「私のこれからは、貴方を私の魅力で虜にする事です」ギュ

男「な……っ」

雪女「えへへ……今万更じゃないと思ってますよね?」

男「あ、いや、その……」

雪女「思ってますよね?」

男「ああ。否定はしない……」


誰も居ない静かな電車の中、唇が触れ合う音が響いた



おわり


83 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:47:03.96 ID:IG2xfLOK0
確か腹筋スレだったな


84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:48:07.88 ID:lXR7iuWdO
とりあえず>>1は早く帰ってくるべき
ねる


85 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 10:50:56.80 ID:e6A/IW2A0
おつ


86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/07/16(土) 11:02:45.34 ID:FMOXdWnR0
おつ



戻る 上へ