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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その8
218 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 22:45:45.05 ID:bFmWTrQo
〜外〜

鍛冶娘(何よ…!人の気も知らないで…!!)

ふくれっ面で道を歩く鍛冶娘に、数人が声を掛ける。

DQN女「鍛冶娘じゃん!こんな時間に何してんの〜?」

鍛冶娘「なんか…親が頭くるから飛び出してきたの」

DQN男「マジかよ?ひゃはは!なら一緒に行くか?」

鍛冶娘「…?」

DQN女「これから鉱山へお宝発掘に行くのさ!ねっ?」

ザッザッザ…

リーダー「鍛冶娘、お前も行くか?」

鍛冶娘「鉱山!?だって魔物が…っ」

リーダー「なんだお前?ビビってやがんのか?」

鍛冶娘「そ、そんなんじゃ…!」

DQN女「それじゃあ…行こっかぁ〜!」

鍛冶娘「……う、うん…いいわ。行きましょう!」


219 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 22:49:06.97 ID:nEWLsqs0
これは…戦士どんだけフラグ立てる気なんだ?


220 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 22:51:35.27 ID:bFmWTrQo
〜鍛冶屋の家〜

鍛冶屋「……」

おかみ「……」

鍛冶屋は正座で工房の前に座っている。

鍛冶屋「……ごめんなさい」

おかみ「まったく…いつもいつもアンタは…」

鍛冶屋「へっ、へーっくしっ!!」

ガンッ!!

鍛冶屋「いったい…っ!!痛い痛い!!」

おかみ「何を呑気にクシャミしてんだいっ!」

鍛冶屋「違う違う!これ、コショウの…」

おかみ「いいから反省しなっ!」

戦士「…」

盗賊「……」

召喚士「………」


221 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 22:51:41.19 ID:IHLeS7Mo
女難の相があるからフラグは云々


222 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 22:55:34.71 ID:bFmWTrQo
召喚士「でも…遅いね、鍛冶娘さん…」

戦士「確かに…何してんだ?」

盗賊「……」

召喚士「ちょっと…心配だね…」

戦士「おかみさん!」

おかみ「…?」

戦士「俺らちょっと見てくるわ!」

おかみ「気にしなくていいのに…すまないね!」

召喚士「では!」

タッ!!…ガチャッ…バタンッ!!

おかみ「いい子達だね…」

鍛冶屋「うん!本当に…!」

おかみ「じゃ、アンタは徹夜で頑張って貢献しな!!」

鍛冶屋「は、はい……」

鍛冶屋は工房の奥へ入り、作業を再開した。


223 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 23:09:29.04 ID:bFmWTrQo
〜外〜

盗賊「……いないな」

召喚士「どこ行ったんですかね…?」

戦士「まさか…家出か…!?」

召喚士「いや…それはないと思うよ」

戦士「…?」

召喚士「手ぶらだったし…夜じゃ魔物も増えるだろうから…」

盗賊「…ああ」

戦士「船も便は終わってるしな…」

盗賊「…と、なると」

戦士「…ちっ、最悪だな…!!」

召喚士「数が多すぎる…!何か良い手は…」

ザッザッザッザッザ…

眼鏡「おや…っ、君達は…?」

召喚士「!?」


224 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 23:20:53.88 ID:bFmWTrQo


眼鏡「なるほど…事情は分かったよ」

召喚士「……」

眼鏡「各鉱山には最低一人、警備が待機してるからね」

そう言うと眼鏡は立ち上がり、口笛を吹く。

ピュイィィッ……タッタッタッタッタ…

盗賊「…?」

戦士「な、なんだ…こりゃ!?」

眼鏡の口笛を合図に、四方から犬が掛け集まってくる。

眼鏡「僕のカワイイ仲間さ。この子らに…こうやって…」

眼鏡は手紙を一頭ずつ首輪に結び、頭を撫でている。

眼鏡「さて…と」

ピュイィィッ……ダダッ!!

眼鏡が再び口笛を吹くと、犬達が一斉に、鉱山めがけて走り去って行った。

眼鏡「匂いでもあると…本当は楽なんだけどね。…はははっ」


225 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 23:27:43.34 ID:UNz4oYDO
今の召喚士達のレベルって最高100だとするとどの位?


226 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 23:30:25.18 ID:nTLhmJwo
43ぐらいだと思うお
っていってもアレだ
最近出てこない師匠達のパーティから抜けた・・・・
名前なんだっけ?がラスボスだろうからなあ
マジシャンで74くらいだろうよ


227 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 23:32:37.34 ID:uzIuVwAO
ラスボスは暗黒面に堕ちた王子


228 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 23:36:51.82 ID:nTLhmJwo
そうだった・・・・
ってそれ俺たちのラスボスでは・・・・・・・・


229 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/12/27(日) 23:39:30.28 ID:bFmWTrQo
新キャラ登場にもかかわらず、本日はここまでにて…すいません
本日も多数のご支援ありがとうございました!おやすみなさい!ノシ

>>225
どうなんでしょうね…、ストーリーの進行具合によって変わるかもですね
もし完結まで半分とするなら25〜30じゃないでしょうか…
でもどこまで続くのか分からないので…なんとも言えませんね。すいません

>>226
なるほど!その発想はなかった!ww
ラスボスは蘇生した師匠…嘘です。まぁ、お楽しみという事で…!



〜次回予告〜

占い師「偶然出会った眼鏡の強力を元に…」

占い師「鍛冶娘を捜す為に鉱山へ入る召喚士達!」

占い師「しかし、そこに待ち受けていた現実とは…!?」

占い師「次回、第58話【涙】」

占い師「この次も、サービス、サービスゥ!」


231 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 23:43:52.00 ID:IHLeS7Mo
最後の最後で誤字とはこの作者やりおる


234 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/27(日) 23:59:44.05 ID:PTqMpQ6o
ゲームとかだと一番おもしろいところだな
死ぬかもしれない危険と雑魚には負けない余裕


243 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/28(月) 01:41:30.03 ID:Gs/q5s6o
魔王想像図

A:http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org503203.png
B:http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org503208.png
C:http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org503205.gif


254 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/28(月) 10:27:27.46 ID:YTHhJDEo
明日まで仕事だこのやろう。おはようございます!

>>231
すいません…orz

>>243
B!B!

召喚士「いつもいつも一人でモテやがって…」

戦士「……」

召喚士「あの世で俺にわび続けろ戦士ーーーーッ!!!!」

盗賊「…来ないで!」

戦士「俺には…もう何も残されてはいない…(ry」



午後から頑張ります!!


258 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 16:00:02.92 ID:YTHhJDEo
召喚士「凄いですね…!」

眼鏡「そうかい?そんな大した事でもないよ」

盗賊「……かわいい」

眼鏡「ソロだと連絡手段とか、どうしてもね…」

戦士「なるほど…。そういう方法もある」

召喚士「パーティーは組まれないんですか?」

眼鏡「うーん…なんか、苦手でね…」

盗賊「……」

眼鏡「一人の方が…気楽だしね」

戦士「まぁ、確かになぁ」

四人が話をしていると、一頭の犬が走り戻ってくる。

眼鏡「おっ、帰ってきたようだね!」

タッタッタ

眼鏡は犬の首輪より、紙を取り外す。

眼鏡「よーしよし、ご苦労様」


259 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 16:02:07.19 ID:YTHhJDEo
眼鏡はポケットから餌を取り出すと掌に乗せ、犬に与える。

カサカサッ…カサ

眼鏡「……厄介だな」

盗賊「…?」

眼鏡が戦士へ紙を手渡す。

召喚士「なんて…?」

戦士「…一番高台の鉱山に、…潜りやがった!」

召喚士「!?…それって」

眼鏡「ああ…最良質な鉱石が取れる鉱山だ」

召喚士「という事は…!?」

戦士「裏を返せば…一番面倒な鉱山だよ」

盗賊「……」

戦士「まぁ素人じゃ…深くまでは潜れないだろうけどな」

眼鏡「ただ…入っていきなり魔物が出る可能性もあるからね…」

召喚士「急いだ方が良さそうですね…!」


260 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 16:49:50.66 ID:YTHhJDEo
戦士「ああ」

召喚士「眼鏡さんっ!ありがとうございました!」

眼鏡「あ…っ」

タッタッタ…

三人は眼鏡に礼を言うと、高台の鉱山目指して去って行った。

眼鏡「……」

〜高台の鉱山〜

タッタッタ…

入り口の前には一人の男が立っている。

ワーカー「…眼鏡の使いかっ!?」

召喚士「女の子が一人ここに…」

ワーカー「一人?いや、男女4人だったが…」

召喚士「…?」

戦士「どういう事だ…?」

ワーカー「何でも奥にいる商人へ届け物だとか言ってたが…」


261 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 17:02:48.91 ID:YTHhJDEo
盗賊「…届け物…?」

召喚士「中に…商人が?」

ワーカー「さぁ…?俺もさっき代わったばかりだしな…」

戦士「どういう事だ…?」

召喚士「……何故、確認しないんです…!」

ワーカー「…?」

召喚士「くそっ!!」

ダッ

戦士「おいっ、召喚士!!」

盗賊「…!」

タッ!!…

急ぎ、走る召喚士を追って、戦士と盗賊も鉱山内へ入る。

〜鉱山〜

DQN男「リーダーの言う通りだったな…!ひゃははっ」

リーダー「交代のタイミングさえ狙えば…入るのなんて簡単だよなっ」


262 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 17:14:53.48 ID:YTHhJDEo
DQN女「ホント、ワーカーなんてバカばっかりだよねぇ〜」

鍛冶娘「本当に…魔物大丈夫なの…?」

DQN男「あぁん?どうかねー」

鍛冶娘「私らじゃ勝てないよ。きっと…」

DQN男「バッカじゃねぇの?リーダーの強さ知らねーだろ?」

DQN女「そうそう!そこらのヘボワーカーよりよっぽど強いんだから!」

リーダー「任せとけって!魔物なんざ俺がブッ倒してやるよ!」

鍛冶娘「……」



タッタッタッタッタ

戦士「気配はあるかっ!?」

盗賊「…まだだっ、…しかし」

召喚士「…?」

盗賊「…おそらく…道が複数ある」

戦士「あーもうっ、メンドくせぇ!!」


263 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 17:22:56.60 ID:YTHhJDEo
タッタッタ…

召喚士「分かれ道だ…っ!」

三人の前には道が二手に分かれている。

戦士「どうする!?」

盗賊「…」

召喚士「今の戦力で…別行動は無理がある…」

盗賊「…だな」

戦士「右か左か…」

召喚士「盗賊さん…分かりますか?」

盗賊「…特に…気配は」

戦士「一か八か行くしかねぇな…!」

召喚士「……右から行こう!」

戦士「おっし!」

召喚士は紙を手に取り、地図を記す。

召喚士「あとは……」


264 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/28(月) 17:34:48.29 ID:lRaCesDO
DQNには相応の罰が必要なのは確定的に明らか
DQNは痛い目にあって後悔することになる


265 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/28(月) 17:37:48.78 ID:BE5ukt.o
憎まれっ子世に憚る、とも言う


266 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 17:38:11.75 ID:YTHhJDEo
召喚士はナイフで地面を削る。

戦士「なるほど。目印か…」

召喚士「うん…。万が一、何かあったら…」

盗賊「……」

召喚士は矢印と簡単な一文を、地面に書き込む。

召喚士「よっし…と」

戦士「この先も分かれてねぇだろうな…」

盗賊「……可能性は…ある」

戦士「はぁ…もう運任せだわな…」

召喚士「さて、行こうか」

盗賊「…うむ」

タッタッタッタッタ…



カツンッ…

鍛冶娘「……?」


267 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 17:49:03.75 ID:YTHhJDEo
DQN女「どうしたの〜?」

鍛冶娘「何か…聞こえなかった?」

鍛冶娘は背後を振り返る。

DQN男「気にしすぎだろ!ひゃははっ!」

鍛冶娘「……」

ゴトッ…カラカラッ…カタッ…

鍛冶娘「!?」

DQN女「なっ、何っ!?今の音…!?」

鍛冶娘「ほらっ!やっぱり何か…」

DQN男「やべぇよ!に、逃げろ…っ!!」

リーダー「お、おいっ!押すなっ!」

DQN「う、後ろから何か来てるって!!」

リーダー「あん…?ただの物音……」

ウオオォォォンッ!!

リーダー「…っ!!」


268 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 18:10:55.22 ID:YTHhJDEo
鍛冶娘「なっ、何!今の…!?声!?」

DQN女「お前ら早く前行けよっ!!」

リーダー「だ、だから押すなってっ!!」

四人は大慌てで広間へ抜ける。

DQN男「ヒャ…ヒャハハッ!!」

DQN女「ちょっと…!!なんでっ・・・なんでぇ!!」

鍛冶娘「……い、行き止まり…!?」

リーダー「はぁ…はぁ…はぁ…う…っ!」

カラカラッ…カツッ…

DQN女「どど、どうすんのよぉ!!」

リーダー「うぅ…っ!!」

鍛冶娘「…っ!!」

DQN男「おいっリーダー!は、早く何とかしろよっ!!」

リーダー「……はぁ…はぁ」

コツ…ッ…ザッ……ザッ…ザッ…


269 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/28(月) 18:14:34.65 ID:YTHhJDEo


戦士「くっそぉ…コッチも行き止まりかよ!」

召喚士「…はぁ」

召喚士は地図を追記する。

ォォ…

盗賊「…!?」

戦士「どうした…?」

盗賊「…声…?」

召喚士「!?」

戦士「…どっちだ!」

盗賊「…遠くて…だが、こっち…か」

盗賊が声の方角を指差す。

召喚士「急ぎましょう!!」

戦士「ああっ!」

タッタッタッタッタ…


270 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/28(月) 18:25:38.36 ID:YTHhJDEo
体調不良につき帰ります…ノシ
頭痛と吐き気が…おえ。夜来れないかもです。すいませんorz


274 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/28(月) 20:27:54.56 ID:dPIcT2Yo
休むべきときは休めよ



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