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少年剣士「冒険学校に入学します!」
- 1 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage]
投稿日:2013/06/11(火) 20:04:54 ID:eIgWG3ug
少年剣士「ここが冒険学校かぁ!」ワクワク
幼馴染「はしゃぎすぎ・・」
少年剣士「当たり前!ここから全ては始まるんだ!」
幼馴染「はーあ・・私は家族としばらく離れ離れなんて・・寂しくて・・」グスッ
少年剣士「ま・・まあそうだけど・・」
幼馴染「あんたみたいな考えが羨ましいわ・・」
少年剣士「む・・なんだよ!幼馴染だって『楽しみ』なんていってたじゃないか!」
幼馴染「うっさい!乙女はデリケートなの!」
- 2 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:05:35 ID:eIgWG3ug
???「まあまあ・・落ち着けよ2人とも・・・
喧嘩はイケないぜ!」
少年剣士「ん?」
幼馴染「・・・誰?」
スタッ
少年武道家「俺は少年武道家!英雄になる男だ!」ドヤッ
幼馴染「・・・・少年剣士」
少年剣士「・・・」
幼馴染「ああいうのと付き合うと、本当にバカになっちゃうからダメよ?」
少年剣士「・・うん」
少年武道家「うおい!」
幼馴染「だって・・」
- 3 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:06:21 ID:eIgWG3ug
少年武道家「俺はなあ・・・これでも、あの英雄武道家の息子なんだぜ!」
幼馴染「うそつき」
少年武道家「は、はやっ!いや嘘じゃねーし!」
少年剣士「本当に〜?」
少年武道家「そうだとも!証拠くらいは・・」
幼馴染「少年剣士、学校初日から遅刻なんて情けないし、さっさと行くわよ」
少年剣士「あ、わ、わかった!」
少年武道家「おい!聞け!コラ!」
- 4 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:07:41 ID:eIgWG3ug
・・・・
先生「はーい、皆さんようこそ冒険学校にー」
全員「・・・」
先生「先ほど校長先生からお話のあったようにー・・これから組み分けを行いますー」
幼馴染「きた!組み分け・・自分の志願する職業かあ」
少年剣士「もちろん僕は剣士だよ!」
幼馴染「私はどうしよっかなあ・・やっぱ魔法使いがいいかなあ・・」
少年武道家「俺はもちろん・・ぶd!」
幼馴染「少年剣士は私の事どう思う?」
- 5 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:08:29 ID:eIgWG3ug
少年剣士「ど、どう思うってやっぱり・・幼馴染だし好きっていうか・・」カァァ
幼馴染「ば、ばか!そういうことじゃない!職業のこと!」カァァ
少年武道家「聞けよ」
少年剣士「あ、そ、そうだよね!」
少年武道家「おーい・・」
・・・・・
少年剣士「よし、僕はもう志願してきたよ」
幼馴染「うん、私もやっぱり魔法使いにしてきた」
少年剣士「前から幼馴染は魔法が得意だったもんね!」
少年武道家「俺も武道家コースに決めてきたぜ!」
幼馴染「あ−・・はいはい・・」
- 6 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:09:02 ID:eIgWG3ug
少年剣士「で、僕らはこれからどうしたらいいんだろう?」
幼馴染「すぐにコース別に授業が始まるっていってたけど・・」
少年武道家「この後は11時から12時まで授業が始まって、その後は1時まで昼休み。
1時から3時まではまたコース別の授業だけど、今日は初日だから3時から寮に案内だったはず」
幼馴染「あなた・・見かけによらず何か・・変」
少年武道家「ああん!?」
少年剣士「はは・・、ところで少年武道家クン・・だったっけ?」
少年武道家「おおよ!」キリッ
少年剣士「英雄武道家の息子っていってたけど、本当なの?」ワクワク
幼馴染「ウソよ」キッパリ
- 7 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:09:38 ID:eIgWG3ug
少年武道家「おい、コラ」
少年剣士「まあまあ、もしかしたら本当かもしれないし・・」
幼馴染「ウソよ」キッパリ
少年武道家「・・・」
少年剣士「はは・・少年武道家クンは、どこから来たの?」
少年武道家「呼び捨てでいいぜ。俺は東部の港町ってとこから来たんだ」
少年剣士「へえー、結構遠いところから来たんだね」
少年武道家「昔、戦争が起きたとき中心になったことがあっただろ?」
- 8 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:10:40 ID:eIgWG3ug
少年剣士「えーと・・?」アセアセ
幼馴染「大陸戦争のこと?」
少年武道家「んむ。そうだ」
少年剣士「あーわかった!」
少年武道家「そこで活躍した、英雄武道家が俺の親父なんだ。まあ・・・もう死んじゃった・・んだけど・・」
少年剣士「え・・?」
少年武道家「親父は凄く遠い、東方の国の出身だっていってた。
度々その国に戻ることがあったらしいんだけど、その時に事故に巻き込まれたんだってさ・・」
幼馴染「・・・」
少年武道家「だけど!俺はそんな親父を尊敬してるし!いつか英雄って呼ばれたい!」
- 9 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:11:42 ID:eIgWG3ug
少年剣士「き、きっとなれるよ!」
幼馴染「・・・な、なれるといいわね」
少年武道家「お?さっきまでウソウソいってたやつが・・・」
幼馴染「うっさい!」
少年武道家「で、お前らはどこからきたんだ?」
少年剣士「えーっと、僕と幼馴染は北部村からきたんだよ」
少年武道家「北部村だ!?あんなド田舎からよくもまあ・・」
幼馴染「何かいった?」
少年武道家「い、いえ!何も!」
- 10 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:12:15 ID:eIgWG3ug
少年剣士「あはは・・まあそこで平凡な家庭で・・って感じかな」
少年武道家「ほー、ところで何で剣士と魔法使いなんだ?」
少年剣士「うーん、ずっと使ってて使いやすいし・・」
幼馴染「私も魔法はそれなりに使ってたし・・」
少年武道家「昔から?」
少年剣士「うん・・・」
ガラッ
先生「はーい皆さんー。席についてくださいー。」
少年武道家「やべっ!席に戻ろうぜ!」アセアセ
- 11 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:13:20 ID:eIgWG3ug
・・・・・・
先生「はーい、ではこれから分かれて色々と測定しまあーす。
剣士、戦士、武道家、魔法使い、盗賊、聖職、それぞれ渡したプリントの場所にいってくださーい」
少年武道家「へへ、近接組みの剣士と戦士、武道家は一緒らしいな」
少年剣士「う、うんそうだね!」
少年武道家「がんばろうぜ!」
魔法使い「はぁ、ヘマはしないようにね少年剣士」
少年剣士「わ、わかってるよ!」
・・・・・
- 12 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:14:00 ID:eIgWG3ug
戦士先生「さ、集まったか」
全員「はい!」
戦士先生「今日の担当をする戦士先生だ。よろしくな。」
全員「はい!」
戦士先生「本当はそれぞれの担当する先生がいるんだが、今日は測定監督だから俺が担当する。
上級生が測定の手伝いをする。それぞれの話を良く聞くんだぞ」
上級生達「よろしくな皆」
少年武道家「皆・・強そうだな・・・」
少年剣士「なんか凄い雰囲気だね・・」
戦士先生「では、それぞれの組について測定を始めてくれ
- 13 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:14:44 ID:eIgWG3ug
上級剣士「さて、えーと・・俺の担当は・・・
少年剣士クン、見習剣士クン、・・クン・・・、・・・、・・・、・・・の7人か」
全員「よろしくお願いします!」
上級剣士「最初の測定は、剣士に必要なダッシュだ。
もちろん自分の持っている能力を存分に出してもらってかまわない」
見習剣士「と、言いますと?」
上級剣士「50メートル先に、旗が見えるだろう?
あそこまで、自分のもつ技術、魔法、何でもいい。とにかく早く着くんだ」
見習剣士「わかりました」
上級剣士「ちなみに記録でいえば、君らの大先輩に当たる伝説剣士が4.5秒の記録を出している」
- 14 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:15:16 ID:eIgWG3ug
ザワザワ・・・
4.5秒・・!凄い・・・
少年剣士「4.5秒・・・」
見習剣士「じゃあ・・自分からいいですか・・?」
上級剣士「2人1組で測定していく。じゃあ、見習剣士クンと・・魔法剣士クン」
魔法剣士「あ・・はい・・」
見習剣士(なんだこいつ暗そうなやつだな・・)
魔法剣士「あ・・先輩・・・・魔法も・・いいんです・・・いいんでした・・っけ?」
- 15 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:15:48 ID:eIgWG3ug
上級剣士「かまわない」
魔法剣士「あ・・わかり・・・ました・・」
見習剣士(いいから早くしろよ)イライラ
上級生「それではヨーイ・・・!」
見習剣士・魔法剣士「・・・」グッ
上級生「スタート!」バッ
- 16 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:16:29 ID:eIgWG3ug
少年剣士「・・・え?」
上級剣士「・・・お、おい」
魔法剣士「・・・」
ザワザワ・・
何であいつ動かないんだ・・?
魔法剣士「・・・ぶつぶつ」フワッ
見習剣士「・・・ははっ!俺の勝ちだ!」
※勝負ではありません
- 17 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:17:05 ID:eIgWG3ug
少年剣士「・・・?」
上級剣士「うおっ!」ブワッ!!
魔法剣士「ッフ!」スタッ
見習剣士「・・・へ?」
魔法剣士「あ・・先輩・・・終わりました・・」
上級剣士「え!あ、ああ!魔法剣士、4.7秒!」
- 18 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:17:51 ID:eIgWG3ug
ウオーーーー!!
ザワザワ・・、スゲー!ナンダイマノ!
ミエナカッタ!シュンカンイドウジャネーノ!?
見習剣士「・・・」ポカーン
上級剣士「見習剣士、6.3秒!」
少年剣士「・・・すっごい!」
- 19 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:18:35 ID:eIgWG3ug
魔法剣士「ふう・・」
見習剣士「・・・っめえ!ざけんなよ!」
魔法剣士「あうっ・・苦しい・・」
見習剣士「今のは瞬間移動だろ!走ってねーじゃねーか!」
魔法剣士「ちが・・う・・走った・・」
見習剣士「はあー!?」
魔法剣士「今の・・は・・足に・・風の詠唱をかけた・・」
見習剣士「っめ・・ざけんな・・!」ググッ
- 20 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:19:26 ID:eIgWG3ug
上級剣士「お、おい!待て・・・」
少年剣士「やめろよ!」バッ
見習剣士「なんだてめえ!」
魔法剣士「ゴホッ・・」
少年剣士「立派な技術だろ!言いがかりはよせよ!」ググッ
- 21 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:19:59 ID:eIgWG3ug
上級剣士(あいつは少年剣士・・?さっきまで後ろにいたと思ったが・・気のせいか・・?)
見習剣士(腕が・・動かねえ・・なんて力だこいつ・・!)
「・・・ッチ・・覚えとけよ・・」バッ
少年剣士「ふう・・怖かった。大丈夫?魔法剣士クン」
魔法剣士「あ・・ありがとう・・」
少年剣士「ううん、いいよいいよ!それより、今のどうやったの!?」
魔法剣士「えっと・・あの・・風の魔法を足に・・かけて、
思い切り・・蹴り上げて体を浮かしながら・・走った・・の」
少年剣士「へえー!凄いね!魔法が得意なんだっ?」
- 22 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:20:47 ID:eIgWG3ug
魔法剣士「え、えへへ・・う、うん・・」
上級剣士「おーい!お前ら!早く戻って来い!まだ測定は終わってないぞ!」
少年剣士「あ、怒られる・・早く戻ろう!」
・・・・・・
上級剣士「さて、最後は侍剣士クンと少年剣士クンか・・準備はいいかな?」
侍剣士「いつでも宜しいでござる」
少年剣士「いつでも大丈夫です!」
上級剣士「それじゃヨーイ・・スタート!」
- 23 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:21:32 ID:eIgWG3ug
ダダダダダダダダッ!
上級剣士「!」
(少年剣士・・速い!)
ダダダダダダッ!
ゴール!
上級剣士「少年剣士4.9秒!侍剣士、5.5秒!」
少年剣士「はー・・あれぇ・・」
魔法剣士「少年剣士くんも・・凄い・・早い・・」
少年剣士「呼び捨てでいいよっ!うーん・・」
魔法剣士「どうか・・したの・・?」
- 24 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:22:39 ID:eIgWG3ug
少年剣士「思ったよりも・・走りにくくて・・・」ウーン
上級剣士(やれやれ、5秒以内が2人とは・・)
(片側は魔法だったが、少年剣士のほうは・・・と、うん?)
魔法剣士「それじゃ・・もう1回・・計ってもらったら・・?」
少年剣士「後で一人でもう1回やってみるよ・・」
上級剣士「どうしたんだ?」
少年剣士「あ、先輩・・いいえ、何でもないですよっ!」アセアセ
魔法剣士「少年剣士・・靴が・・雪山用で・・土だと走りにくいって・・」
上級剣士「・・・何?」
少年剣士「い、いやアハハ!何でもないです!大丈夫です!」
- 25 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:23:17 ID:eIgWG3ug
上級剣士「ふむ・・・じゃ、もう1回計ってみないか?」
少年剣士「え、でも・・」
魔法剣士「この靴・・使って。多分・・それよりは走りやすい・・軽いし・・」ヌギッ
上級剣士「少年剣士、もう1回スタンバイだ」
少年剣士「は、はいっ」イソイソ
- 26 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:23:55 ID:eIgWG3ug
・・・・・
幼馴染「あれ、あんたまだ測定してるの?」
少年武道家「おうよ・・お前か。なんか、組み手が実践らしくてさ
だいぶまだ時間かかるみたいだ。そっちは終わったのか?」
幼馴染「魔力の測定だけだったからね」
少年武道家「いいなー。こっちも早く終わらないかな・・」
幼馴染「横着しないの」
少年武道家「ところでさ、さっき途中で聞きそびれたけど・・
何でお前らは剣士と魔法使いを目指してるんだっけ?」
幼馴染「簡単な話・・だけどこれいってもいいのかな・・」
少年武道家「・・話にくい?」
幼馴染「うーん・・少年剣士にも内緒にしてね・・?」
「彼のお父さんとお母さんはね・・・」
- 27 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:24:36 ID:eIgWG3ug
少年武道家「え?そ、それって」
ウオーーーー!!
スゲーーーーーー!!!
少年武道家「な、なんだ!?」
幼馴染「あっちは剣士組みの測定所!行ってみましょう!」
少年武道家「お、おう!」
ザワザワ・・
スゲー、ナニモノダアイツ・・
上級剣士「こりゃ驚いた・・」
魔法剣士「少年剣士・・凄い・・」
少年剣士「っふぅ・・な、何秒でしたか?」
- 28 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:25:19 ID:eIgWG3ug
上級剣士「4.5秒だ・・」
・・・・・・
―――夜、冒険学校寮
少年武道家「お前、すげえな・・」
少年剣士「ううん、そんなこと・・・」
少年武道家「最初の50メートル走は学校の歴史記録に並んでるし、
午後の実践演習は1位抜け、耐久マラソンもトップ・・・凄すぎるだろ」
少年剣士「えへへ、ちょっとだけ皆より練習してただけだよ・・」カァァ
少年武道家「いったいどんな訓練してきたんだ?」
- 29 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:26:07 ID:eIgWG3ug
少年剣士「うーん・・?普通に自分なりに色々工夫して練習してたかも・・
少年武道家だって凄いよ、僕と一緒で全部1位じゃないかぁ・・」
少年武道家「いやしかしな・・お前と比べたら哀しくなるぜ・・?」
少年剣士「英雄武道家の息子なんて、凄いと思うし・・」アセアセ
少年武道家「そりゃ、お前、そんなこといったらお前だって・・・」
少年剣士「えっ?」
・・・・・
幼馴染「あの子にも内緒よ?」
・・・・・
少年武道家「あ、いや!努力家なんだろうし、その努力が実ってるんだろうってさ!」
(何わけありなのか・・)
少年剣士「えへへ・・」
- 30 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:26:58 ID:eIgWG3ug
少年武道家「と、ところでさ
お前の親父って何してる人なんだ?」
少年剣士「僕のお父さんかあ・・・、いつもフラフラしててあんまり家にいなかったなあ」
少年武道家「フラフラ?」
少年剣士「うん。そしてよく『俺は英雄と旅をしたんだ』『悪の大魔王を倒したんだ』とか
たまに帰ってくると楽しい話を聞かせてくれて、僕と母さんは笑いながら話を聞いてたよ」アハハ
少年武道家「そうなんだ、今は?」
少年剣士「僕が小さい頃に親戚おじさんが来て、あんまり覚えてないんだけど・・、
なんか助けてほしいーっていうのに着いてってから、行方不明になっちゃったんだって・・」
少年武道家「あ・・何か悪い・・」
少年剣士「ううん、いいよ。僕も昼間聞いちゃったしさ・・」
- 31 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/11(火) 20:27:37 ID:eIgWG3ug
少年武道家「そ、そうか・・」
少年剣士「母さんは父さんが行方不明だって聞いても、きっと大丈夫だって笑ってたし
父さんもそういう人だったから、何かフラっと出てきそうでさ。」
少年武道家「なるほどなぁ・・
「色々聞けて楽しかったぜ」
少年剣士「うん!僕も楽しかった!」
少年武道家「さ、とりあえず明日から早いし・・さっさと寝ようぜ?・・
「明日からお互いがんばろうな!」
少年剣士「うん、がんばろうね・・!」
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