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少女「匿ってください!」
326 名前:NIPPERがお送りします(埼玉県) [sage] 投稿日:2011/09/05(月) 19:43:05.10 ID:rGe7v6PAo
へいへい自治スレッドのやつ消えたから書こうず


327 名前: ◆e2qiR6vDkY [] 投稿日:2011/09/07(水) 22:10:51.51 ID:ACKjQ0Bv0
よし、書くか・・・!
いや、書き溜めも少しはありますけどね

大人気の恥ずかしがり屋(とその双子の妹)が来るお話いきます!


328 名前: ◆e2qiR6vDkY [] 投稿日:2011/09/07(水) 22:15:00.79 ID:ACKjQ0Bv0
―――近くの駅までの道―――

男「そういえば俺、毎回ご飯作ってもらってるよなぁ」

妹「そうですね。でもあの子達の好意ですしいいんじゃないですか?」

男「うーん、でも毎回悪いよなぁ」

妹「毎回別の子が来るらしいじゃないですか」

男「たまには俺が作ったほうが良いかな!」

妹「はぁ」

男「早速今日は材料買って帰ろうかな!」

妹「兄さん料理下手なんですから自重してくださいよ」

男「俺だってあの子らに感謝したいわけだ」

妹「やめてください」

男「何故そこまで頑なに嫌がるんだ」

妹「・・・その料理私も食べることになるじゃないですか」

男「いやなら食べなくていいぞ」

妹「いやいや、兄さんが作ったら今日来る子は作ってくれないんですよ?」

男「別にお前来る必要なくね?」

妹「あの子達の料理が食べたいですー!」

男「今日は我慢しろ」

妹[それにあの子達の好意を潰さないであげてくださいよ]ボソ

男「何作ろうかなぁ!」キラキラ

妹[こういう声に気付かないなんてそれでもSSの主人公ですか]ボソボソ

男「何か言ったかー?」

妹「どうでもいいところで気付かないでください!!」


329 名前: ◆e2qiR6vDkY [] 投稿日:2011/09/07(水) 22:19:21.82 ID:ACKjQ0Bv0
―――男の仕事場―――

男「あー、今日も終わった」

同僚「最近残業ないね」

男「何か俺のおかげらしいぞ」

同僚「は?」

男「なんか、都合のいいようにセカイが動いているらしい」

同僚「たかが普通の会社員のためにどこの神が動かしてるんだ・・・」

男「神なんかじゃない。>>1だ」

同僚「いち?」

男「所詮俺たちは>>1の手のひらの上で遊ばされてるだけなのさ」

同僚「わけがわからないよ」

男「お前も重吾みたいに出世するといいな!」

同僚「どういうこと・・・」

男「じゃあ俺はこれで」


330 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 22:25:49.22 ID:ACKjQ0Bv0
―――帰宅路―――

男「さて、何を買って帰るかなー」

グラサンマスク「・・・」

男(明らかにあやしい奴がついて来てる!)

グラサンマスク「・・・」スタスタ

男(なんか近づいてきた!)

グラサンマスク「・・・財布を出せ」ジャキ

男(何か背中に突きつけてきた!あれか!少女ちゃんにナイフ突きつけたから罰が当たったのか!)

男(それとも>>1の気まぐれなのか・・・)

グラサンマスク「・・・おらさっさと出せ」ジャキ

男(後ろから突きつけてるだけだしダッシュすれば逃げられそうだな)

男(すぐ近くの重吾んとこに駆け込めば・・・いけるか)ダッ

グラサンマスク「あ、ちょっ」

グラサンマスク2「逃げるとは良い度胸してんなおい」

男「挟まれた!」

グラサンマスク2「おら、余計なことしてねぇでさっさと財布出せよ」

男(何だこの威圧感!)

グラサンマスク2「おらさっさとしろや!金さえ出しゃあ殺さねえよ」

男「は、はぁ・・・」

男「ど、どうぞ・・・」スッ

グラサンマスク2「ちっ、しけてんなぁ」

グラサンマスク「まぁいいよ」

グラサンマスク2「おら、もういいから。さっさと失せろ」

男「は、はい」サッサ


331 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 22:30:01.54 ID:ACKjQ0Bv0
―――警察―――

重吾警官「財布をとられた?」

男「あれが無いと俺の生活費が・・・」

重吾警官「クレジットカードとかキャッシュカード全部財布に入れてたのかよ」

男「・・・」

重吾警官「で、どんな奴に?」

男「グラサンとマスクしてたからわかんね・・・。多分女の二人組」

重吾警官「女wwww」

男「内一人からすごい威圧感」

重吾警官「そりゃあほのぼのしてちゃ財布はもらえないだろうな」

男「そういわれるともう一人は全然威圧感無かったなぁ」

重吾警官「あっそww じゃあこっちの方で捜査はしとくよ。一応」

男「俺はどうすればいいんだ?」

重吾警官「とりあえず家に戻ったらどうだ?財布に鍵入れてたとか無いよな?」

男「幸いにも、な。ってかそうじゃなくって、クレジットカードの止め方とか!」

重吾警官「あー、じゃあ家帰ったら俺に連絡するといい」

男「110番でか?」

重吾警官「携帯でだよ・・・」

男「仕事中に携帯かよ」


332 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 22:36:16.29 ID:ACKjQ0Bv0
―――男の家―――

男「ただいまーって誰も居ないけど」ガチャ

グラサンマスク「居るけど」

男「おわああああ!!」

グラサンマスク2「あと5分遅かったら着替えを見られただろうに。残念」

男「な、何で居るんだ!」

グラサンマスク2「・・・こいつマジで気付いてないぞ1号」

グラサンマスク「私1号だったのか、2号」

グラサンマスク2「そうだ1号」

男「・・・・・・」

グラサンマスク「そろそろばらしてもいいんじゃないか2号」

グラサンマスク2「時間は刻一刻と過ぎているからな、1号」

男「そうだよ、今日は知り合いが来るんだよ・・・」


333 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 22:43:33.70 ID:ACKjQ0Bv0
グラサンマスク2「では私の正体、明かさせてもらおうか」

男「財布の話じゃなくて!?」

グラサンマスク2「後で分かる」

男「・・・」

グラサンマスク2「私だ」ババーン

男「・・・」

グラサンマスク2「驚いたか?」

男「驚いてるが・・・口頭で言ってもらわないとSSだから伝わらない」

グラサンマスク2「ここまで来て分かってない人は居ないと」

男「それでも言うのがルールだから」

グラサンマスク2「はいはい分かりましたよ、妹ですよー」

男「投げやりだ・・・」


334 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 22:46:34.21 ID:ACKjQ0Bv0
グラサンマスク2(以下妹)「そして1号は」

グラサンマスク「私でした!」

男「頼むから口頭で・・・地の文が無いSSなんだからさ・・・」

妹「折角だから急に入れてみましょうか?」

グラサンとマスクをとったグラサンマスク(1号)を見た俺は絶句した。
なんと、あの大胆な子だったのだ!

男「地の文やめて・・・>>1の文才の無さがにじみ出るからやめて・・・」

妹「あなたは>>1の代弁者ですか」

グラサンマスク(以下大胆な子)「前回の安価くらいチェックしておいてくださいよ」

男「結果は知らないのがSSの中の人なんです・・・」


335 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 22:52:02.17 ID:ACKjQ0Bv0
ピンポーン

妹「おや、来客ですよ兄さん」

男「今行きまーす!」ドタドタ

男「どちらさまで」ガチャ

男「・・・」バタン

妹「兄さん?」

男「誰も居ないんですが」

大胆な子「ピンポンダッシュ?」

男「そうかもしれない」

男「それで?今日のじゃんけんで勝ったのはお前と誰なんだ?」

大胆な子「>>313辺りを見てきてくださいよ・・・」

男「中の人それできないから!」


336 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 22:56:27.51 ID:ACKjQ0Bv0
ピンポーン

妹「またですね」

男「はいはい」ガチャ

男「・・・はぁ」バタン

大胆な子「またですか」

男「またです」

ピンポーン

男「もう出ない」

妹「って、今日来る子だったらどうするんですか!」

男「うう・・・仕方ない」ガチャ

男「なんで家のインターホンにはカメラついてないかな・・・」バタン

妹「のぞき穴があるじゃないですか」


337 名前: ◆e2qiR6vDkY [] 投稿日:2011/09/07(水) 22:59:49.97 ID:ACKjQ0Bv0
ピンポーン

男「どれどれ・・・フード被ってる人が逃げていきました」

大胆な子「フード・・・」

男「あ、戻ってきた」

ピンポーン

男「走っていった」

妹「そのフードの人が犯人で間違いないようですね」

大胆な子[なるほどねwwwwww]ボソ

男「よし、鳴らされたら速攻で開けてやる」

大胆な子「手加減して開けてあげてくださいね」

男「はぁ?だってピンポンダッ」

ピンポーン

男「おっしゃ!」ガチャ

バン!


338 名前: ◆e2qiR6vDkY [] 投稿日:2011/09/07(水) 23:10:26.69 ID:ACKjQ0Bv0
???「うぐぁ!」

大胆な子「ドアが当たった!」

妹「兄さんがドアを当てた!」

男「俺悪いのかよ!!」

???「・・・」グス

男「蹲って泣き出しちゃったぞ」

妹「にいさんのせいだぁー」

大胆な子「せいだー」

???「・・・」グス

男「あー、もう、ピンポンダッシュは許してやるから顔上げろ」

妹「なんで加害者の兄さんが上から目線なんですかー」

大胆な子「ですかー」

男「え?俺ピンポンダッシュの被害者じゃないの?」

妹「あんな小さい子にドア当てといて正当防衛だーなんて許されませんよ」

男「あー、えー、ご、ごめんなさい」

???「・・・」

男「何か喋ってよー・・・喋ってください」

???「・・・・・・痛いです」

男「でしょうね」

???「・・・・・・わ、わたし、です、分かりません?」

男「すみません、SSなので声じゃあ分からないんですよ」

妹「これは前代未聞の言い訳出ましたよ」


339 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:16:50.89 ID:ACKjQ0Bv0
男「顔見せてくれるか?」

???「・・・・・・・・・恥ずかしいです」

男「じゃあ帰れ」

???「!!・・・・・・」

妹[アレは兄さんもう感づいてますね]ヒソヒソ

大胆な子[それでいて攻めてますね]ヒソヒソ

妹[隠れSだったんですか兄さんは]ヒソヒソ

男「顔見せる気が無いなら帰れ。今日は大切な知り合いが来る日なんだ」

???「・・・・・・大切な・・・」

男「ああ、大切な、だ」

???「・・・・・・・・・///」

妹「『ピンポンダッシュの犯人はゆっくりと顔を上げた』と」

大胆な子「流石に地の文無いと分からないですよね此処は」

男「いらっしゃい」ニコ

恥ずかしがり屋な子「・・・」ギュ


340 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:21:35.72 ID:ACKjQ0Bv0
妹「兄さん、かっこつけてますけど、あなたドアぶつけてますからね」

男「許してくれるよな?」

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・・・・ヤです」

男「え゛」

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・・お願い、聞いてください」

男「あ、なるほど」

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・・・・あ、あとで、言います///」

男「は、はい」


341 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:28:09.78 ID:ACKjQ0Bv0
―――――――――――――――

妹「兄さんが料理を作ろうとしていることをこの子たちに話したら当然大不評でして」

男「ひでぇ・・・」

大胆な子「私たちが作りたかったったんです!」

妹「それじゃあ邪魔をしようと」

大胆な子「それで、男さんが少女ちゃんにやったように犯罪してみようかなと!」

男「そんな簡単に犯罪しようと考えないで下さい・・・」

妹「それ、兄さんが言えることですか」

男「う」

妹「で、兄さんから財布を奪い買い物できなくさせまして」

大胆な子「私たちは男さんの家にお邪魔して、お姉さんには今日の夕ご飯の買出しに行って貰って」

大胆な子「それで、お姉さんにも何か犯罪考えておいてって伝えたんです」

大胆な子「少女ちゃんみたいに仲良くなるために!」

男「で、考え抜いた末ピンポンダッシュか」

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・・・///」

男「お前らしいよ」

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・・・//////」


342 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:35:05.44 ID:ACKjQ0Bv0
―――夕食―――

男「いただきます!」

妹「いただきます!」

大胆な子「やっぱりお姉さんはすごいなぁー。今日の食事ほとんどお姉さんのだよー」

妹「そうなんですかー」

大胆な子「で、これ、唯一の私が作った料理!男さん、あーん♪」

男「あーんって・・・」

大胆な子「はいあーん」

男「・・・あーん」パク

大胆な子「どう?どう?」

男「砂糖と塩、醤油とソース、お酒とお酢を間違えたような味がする」

大胆な子「・・・え?」

妹「どれどれ・・・本当だ、すごく塩辛くて甘辛くてすっぱい」

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・・・実は知ってた」

大胆な子「ちょっ、何で言ってくれなかったのお姉さん!!」

恥ずかしがり屋な子「・・・言っても手遅れだったからかな」

男「料理下手かぁー・・・。ってあの施設ではどうしてたんだ・・・」


343 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:38:07.93 ID:ACKjQ0Bv0

大胆な子「料理が下手だとどんな酷い事されるか予想はできますね」

男「・・・ああ」

大胆な子「それに耐えて、皆料理が上手になったんです。でも・・・」

大胆な子「見た目がそっくりなので、お姉さんが代わってくれたんです」

男「なるほど、やさしいんだな」ナデナデ

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・・♪///」

大胆な子「おかげで料理スキルは少ないです」

恥ずかしがり屋な子「・・・」

大胆な子「でもでも、感謝してるよ!お姉さん♪」

恥ずかしがり屋な子「・・・うん」


344 名前: ◆e2qiR6vDkY [sage] 投稿日:2011/09/07(水) 23:44:23.35 ID:ACKjQ0Bv0
男「と言うことは性格真似できるの?」

恥ずかしがり屋な子「・・・・・・そ、それは無r」

大胆な子「真似してたよ!」

恥ずかしがり屋な子「」

男「・・・(期待の眼差し)」ワクワク

妹「・・・(期待の眼差し)」テカテカ

恥ずかしがり屋な子「ま、真似なんてしてあげないんだからね!/////////」

大胆な子「え、私ってそんななの?」

男「なんという」

妹「テンプレ」

男「だが」

妹「そこがいい」

恥ずかしがり屋な子「〜〜〜〜!//////」

大胆な子「息ぴったりですね」



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