■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その21
682 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/15(月) 18:13:28.36 ID:wTmnkO6o
ザスッ…ザスッ…ザスッ…

夜行「今のはなかなかだったわ。次はかわすけどねぇ」

ザッ

鬼丸「……隙だらけぇ!!」

夜行「……っ!?」

ガキィッ!!

鬼丸「今だ!!さがれよ!!」

風忍「……お、鬼丸…っ?」

ババッ…ガシッ

火忍「掴まれ…!おい、意識ねーのかコラ!?」

風忍「……火か」

朦朧とする風忍を担ぎ上げ、火忍は素早く後退する。

チュイン!!

鬼丸「……さーて、さっきの続きだ!!」

夜行「やれやれ。雑魚の相手は手間だねぇ……」


683 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/15(月) 18:35:41.05 ID:wTmnkO6o
戦士「鬼丸!一人で突っ走んな!」

鬼丸「わーってるって。美味しいところは取っておいてやるよ!」

戦士「そうじゃねぇよ!!」

タタッ

火忍「……これで」

隙を見計らい、風忍を連れ逃亡する火忍。その最中、枝を拾い集め発火する。

ボウッ……ブンッ

夜行「……なんだぁ?こんなもので目くらまし…まさか、攻撃かぁ?」

火忍「…風、意識はあんだな!?」

風忍「…すまん、大丈夫だ。この寒さで止血したよ」

火忍「名代様!すぐ戻る!!」

名代「上様に報告をっ。ついでに兵を動かしてくれ」

火忍「了解っ!」

鬼丸「でっりゃああぁ!!」

夜行「……っ」


684 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/15(月) 18:41:01.69 ID:wTmnkO6o
ガイィンッ!!

夜行「……んっ!?」

鬼丸「どうしたどうしたぁ!?」

夜行「…やるねぇ」

鬼丸「…グハハ!まだまだこれから……」

バキャアァッ!!

夜行「お前さんじゃあ…ねぇよ」

鬼丸「いっちちち…っ」

夜行「枝を燃やした臭いで…奴らの臭いが途絶えちまったわ」

戦士「鬼丸、退がるぞ」

鬼丸「あん?」

ザザッ……ボソッ

戦士「コイツを倒すのが俺達の仕事じゃねぇ。そろそろ……」

鬼丸「お、おぉ…。そうだな!!」

夜行「……まぁいい、後回し後回し。まずはこの弱っちぃ人間からだわな」


686 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/11/15(月) 21:06:35.41 ID:G7GNHoY0
1乙
名代は何もしてないね、適当な式神がいないのかな…?



698 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:15:55.09 ID:ii7MFeMo
ピキッ

戦士「おいおい、そりゃ誰の事だよ?おい?」

鬼丸「グハハ!安い挑発だろ、乗るなって……」

夜行「そこの弱っちくて、人間界に落ちぶれた奴もなぁ」

鬼丸「……殺すっ!」

戦士「ははっ、安い挑発だろ?乗るなよ」

召喚士「…あの夜行って魔物、一気に仕掛けてこないですね」

名代「ああ。考えている事は何となく分かるよ」

召喚士「…?」

名代「奴は疑問を抱いている。何故、たったの6人なのか…」

召喚士「……」

名代「そもそも最北には百名以上の警備がいた……」

召喚士「ええ」

名代「それを一人で壊滅させるような妖に、たった6名などと…」

召喚士「確かに…不思議に思いますよね」


699 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:16:23.33 ID:ii7MFeMo
ビュオッ!!

夜行「…さぁさぁ、こっちから行こうかぃ」

鬼丸「来なっ!!」

戦士「……っ」

ジャリッ…

名代「おそらく奴は本隊の位置を掴もうとしている」

召喚士「本隊を…一気に叩くつもりか…っ」

名代「こちらにても好都合、誘い込んでやりましょう」

召喚士「はい!」

名代「奴は執拗にあの二人を狙っている…」

召喚士「そういえば…そうですね」

名代「戦士殿と鬼丸を護衛だと思っているのだよ」

召喚士「護衛…?」

名代「ああ。私達のね」

召喚士「…なるほど」


700 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:17:11.79 ID:ii7MFeMo
シュバッ…ガキィンッ!!…ギキイィ…

戦士「…なんつう……力…っ!」

夜行「それそれ、このまま圧し斬ってやろうかねぇ?」

鬼丸「させっか!!」

ブオンッ!!…バキィッ!!

夜行「…ほぉ、かすったかぃ」

鬼丸「戦士、立て!」

戦士「悪りぃっ!!」

名代「まだ手の内を見せておらぬ私と、未知の力を持つ召喚士殿…」

召喚士「…俺らが本命と!?」

名代「あの二人を倒せば、我らが本隊へ退くと踏んでいる」

召喚士「……ど、どうします!?」

名代「あの二人を捨て置き、隙をみて本陣へ後退するか…」

召喚士「そ、そうはいきませんよ!」

名代「ならば、共に交戦し…折を見て本陣へ退くと致そう」


701 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:18:02.08 ID:ii7MFeMo
二対一にも関わらず、夜行は優位に立ち、乱撃する。

チュイン…チュイン!!…キィンッ!!

戦士「く…っ、この……!」

鬼丸「こんの…ヤロー」

ザッ

召喚士「――!!」

名代「……では、手筈通りに」

召喚士「わ、分かりました!!」

ガインッ…チュイン…ギチチチッ!!

夜行「勝ち目はないぜぇ…!」

戦士「うる…っせぇ!!」

防戦一方の戦士と鬼丸。夜行は更に攻め立て、ほくそ笑む。

夜行「・・・ヒヒッ、そろそろ一匹ぐれぇ葬……」

名代「妖っ!!ここで成敗してくれるわ!!」

召喚士「行けっ!コカトリス!!」


702 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:19:23.51 ID:ii7MFeMo
シュイィィン

コカトリス「……」

夜行「……ヒヒッ」

名代「…鬼丸、一度退く!護衛を頼むぞ」

鬼丸「退くのか!?……仕方ねぇ」

走り去る名代と召喚士。それを受けて戦士と鬼丸も続く。

夜行「おやおや、逃げるってかぃ?」

バサァッ

コカトリス「貴様の相手は…この私だ!」

夜行「……アンタぁ、何者か知らないが…ちょいと危険だねぇ」

コカトリス「……」

夜行「強いとは思わねぇが…石化は厄介だわ」

コカトリス「ほざけっ!!」

問答無用と言わんばかりに、コカトリスは上空へ舞い、急降下を始める。

コカトリス「はあぁ!!」


703 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:27:43.55 ID:ii7MFeMo
ギュオオォォ…ゴオオォォ

夜行「そうら……よぉ!!」

地面へ突き刺した刀を大きく斬り上げる夜行。その衝撃で足元の雪が

大量に舞い上がり、コカトリスの石化を防ぐ壁となる。

ボゴオォ……ザシャアアァァ

夜行「甘い甘い…」

召喚士「コカトリス!!」

コカトリス「……ちぃ…っ」

ゴウッ

夜行「もう打つ手なしかい?」

召喚士の元へと舞い戻るコカトリス。夜行は誇らしげに問いかける。

コカトリス「……っ」

夜行「…おっと、人間共が逃げちまう」

仕掛けて来いと言わんばかりに笑みを見せ、夜行は召喚士の元を後にする。

コカトリス「……逃げるのは性に合わぬ」


704 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:28:32.20 ID:ii7MFeMo
召喚士「…でも…作戦だから」

コカトリス「……分かっておる」

召喚士「…こっちも行こう!」

コカトリス「かなりの吹雪だ。振り落とされるなよ?」

召喚士「…うん!」

召喚士がコカトリスの背に乗ると、吹雪く空へ一気に飛び立った。

ザスッ…ザスッ…ザスッ

夜行「…ヒヒッ、護衛を始末しておくかねぇ」

名代「……」

迫り来る夜行を一睨みすると、名代は四枚の札を手に反転する。

夜行「……やる気かぃ?」

名代「逃げ切れそうもないな…っ」

夜行「本隊はこの先かねぇ?」

名代「……どうだろうな」

夜行「…まぁいい。お痛めつけて確かめるとしよう」


705 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:30:10.89 ID:ii7MFeMo
名代「そう簡単に……」

夜行「まずは腕を…貰うとしようかねぇ!!」

バッ!!

名代「させはせんよ!!」

飛びかかる夜行を前に、名代は一枚の札を指で弾き飛ばす。

ピンッ……ボウゥンッ!!

夜行「っ!?」

名代「これだけあれば…打って付けであろう?」

雪女「うふふ…っ」

夜行「貴…っ様、陰陽師かぁ!?」

叫ぶ夜行に対し、猛吹雪が襲いかかる。

雪女「うふふふふっ」

夜行「ぐぬ…っ!」

ゴオオォォォォ…

召喚士「あそこだっ!!」


706 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:31:33.22 ID:ii7MFeMo
コカトリス「吹雪が竜巻状に…!?名代の式神とやらか」

バサッ

召喚士「名代さん!」

名代「召喚士殿、これを…っ!!」

ピラッ……ボウンッ!!

召喚士「…座敷っ!?」

座敷「……おー召喚士、久々だのー!」

名代「手筈通り、上様と戦陣へ!!」

召喚士「……承知しました!行くよ、コカトリス!座敷!」

コカトリス「飛ばすぞ!振り落とされるなよ!!」

座敷「分かったー!」

ドウンッ!!…バサッ…バサッ…

名代「鬼丸、戦士殿!!」

戦士「……?」

鬼丸「…なんだ?」


707 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:32:26.20 ID:ii7MFeMo
名代は手元に残った二枚の札を同時に上空へ投げる。

ヒラヒラッ……ボウゥンッ!!

猫又「…寒っ!!」

分福「どこだい?ここは…?」

戦士「何だ…コイツらは!?」

名代「猫又、分福。早う頼む」

猫又「はいはーい」

分福「ほいさっ!!」

ボウウゥゥンッ!!

戦士「こ、これは…っ!?」

名代「二人は今のうちに……」

バシィッ!!

鬼丸「!?」

雪女「くぅ…っ!」

名代「さぁ、急いで!!」


708 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:33:57.91 ID:ii7MFeMo
戦士「お、おう…っ!」

鬼丸「旦那!死ぬなよ!!」

名代「お互い様よ」

ザッザッザッザ…

雪女「名代様ぁ…。もう持ちませぬ…っ」

シュバッ!!

雪女「あ……っ」

ドドオオォォ…

竜巻上に吹き荒れる竜巻の中より一閃する夜行の刀。

雪女を真っ二つに裂き、再び元の札へと姿を変えさせる。

夜行「……ヒヒッ、こんなもんかぃ」

納まる竜巻の内部より、片目を光らせた鬼が姿を現す。

名代「……」

クルッ…ザザザザッ…

夜行「…ヒヒッ、逃がすかぃ!」


709 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:35:34.80 ID:ii7MFeMo
再び逃走を始める名代。両脇の戦士と鬼丸も無言で後に続く。

名代(……あとは…南下するのみ)

ザザザッ…

名代「これならば…いけるか」

名代を追う夜行。その差は縮まらず、だが遅れる事もなく追い続ける。

夜行「……少し、速度を落として貰うかぃ」

右腕を大きく振りかぶり、夜行は手にした刀を名代へと一気に投げつける。

ググッ……ビュオォッ!!

名代「何っ!?」

ギュオオォォ……ザシュウゥ

名代「……っ」

名代の前へ立ちはだかり、その身で庇う鬼丸。刀は腹部を貫き、止まる。

夜行「…へぇ、ご立派ご立派」

ボウウゥゥンッ!!

夜行「っ!?」


710 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:37:51.59 ID:ii7MFeMo
分福「……ここまでだぁ」

鬼丸は突如煙に包まれ、その姿を分福へと変えた。

夜行「まさか偽者かっ!!」

ボウウゥゥンッ!!

消滅する分福を見つめ、舌打つ夜行。

名代「……ふっ」

夜行「……この野郎っ!!」

夜行は刀を拾い上げ、再び逃走づる名代の後を追う。

夜行(……するってぇと…あっちも)

クルッ…ザザザッ

名代「…見破られたか。だが、これで時間は稼げたな」

ザザッ…

夜行「…ふんっ!!」

ブォンッ……ザシュウゥッ!!

夜行「……やっぱりねぇ」


711 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:38:47.56 ID:ii7MFeMo
ボウウゥゥン

猫又「名代様の薄情者ーっ!」

夜行「…本物はどこ行った?まさか別に本隊がいるのかねぇ?」

クンクンッ

夜行「凍った鼻がようやく効き出したかぃ。あの…雪女め」

クンクンクン

夜行「…いや、やっぱりこっちで間違いねぇ。人間の臭いが大量にするわ」

ザッ

夜行「…観念したかい?もう近いんだろう?」

名代「……」

夜行「案内ご苦労さん。ここで全滅だわな」

名代「大した自信だ」

夜行「自信じゃあないねぇ。確信だわな」

名代「先日とは数が桁違いだぞ?」

夜行「百も千も…俺っちにとっちゃあ変わらんよ!ヒヒッ」


712 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:40:04.23 ID:ii7MFeMo
ゴオオォォ…

召喚士「確か…この辺りのはずだけど…」

座敷「雪で何も見えぬー」

召喚士「コカトリス、嗅ぎ取れない?」

コカトリス「こう吹雪いていてはな…微かにしか…」

ピクッ

コカトリス「血の臭いがした…!東南だ!」

ゴウッ!!…バサッ…バサァ

コカトリス「あそこだっ!!」

召喚士「いたっ!間違いない!!」



土忍「……これで応急処置は済んだ」

風忍「……すまぬ」

帝「夜行…。それ程か」

盗賊「…何か…来る…っ?」


713 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:40:47.28 ID:ii7MFeMo
魔道士「えっ!?」

盗賊「上だっ!」

火忍「…妖怪か!!」

雷忍「……いや、あれは…っ!」

バサッ…バサッバサッ…

魔道士「召喚士「さんっ!!」

召喚士「夜行は名代さんがうまく誘い込みました!」

帝「ご苦労であった。先陣を動かせい」

足軽頭「御意に!!」

雷忍「これでうまく、挟み撃ちの形が築けますな」

帝「うむ。あとは指揮次第…か」

水忍「名代様。それに城主殿と旗本衆で何とかなりますかね?」

土忍「……幾ら総勢二千の兵と言えど」

盗賊「……」

帝「本国の二人にも、頑張って貰う事になるかの…」


714 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 17:42:44.81 ID:ii7MFeMo
女剣士「…して、我らは?」

召喚士「このまま最北の塔へ向かいましょう」

火忍「アイツらはいいのか?」

召喚士「戦士と鬼丸も既に向かっているはずです。心配ないですよ」

帝「……相分かった。では、塔へ向かう」

雷忍「上様も行かれるおつもりか?」

帝「無論だ。ここまで来て退けるか」

風忍「…確かに、これだけの者がおれば心配はないとは思うが…」

雷忍「カカッ、説得力ないなぁ」

土忍「…おい、揉め事はやめろよ」

風忍「…分かっている。今はそれどころでない」

雷忍「上様を頼む。絶対に離れるなよ?」

女剣士「言われんでも分かっておるわ!」

帝「…すまぬな。頼むぞ」

女剣士「……は…っ、ははぁ!!」


715 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 18:28:48.03 ID:ii7MFeMo
召喚士「ではこのまま塔へ向かいましょう!」

帝「先陣の指揮は頼んだぞ」

足軽頭「はは!先陣300名と残る南の陣の者ら、本陣へ急行致します!」

火忍「何だコイツ?」

座敷「座敷わらしじゃ。よろしくなっ」

盗賊「…塔はこのまま…真っ直ぐだな」

風忍「ええ…っ」

盗賊「風、傷は大丈夫か?」

風忍「この程度……大した問題では御座いませぬ」

盗賊「…無理はするなよ?」

風忍「ははっ」

火忍「んじゃ、行きましょうかね」

帝「うむ」

召喚士「コカトリス、上空から魔物がいないか見てくれ」

コカトリス「承知した」


716 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/16(火) 18:33:19.83 ID:FCa.KEko
分福ってタヌキかwwwwww


雪女ちゃんが俺の中でスパークした


717 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/16(火) 18:33:34.82 ID:ii7MFeMo
ザッザッザッザ…

帝「あの鳥は…?」

召喚士「俺の召喚獣です」

帝「召喚獣……」

召喚士「式神のようなもの、ですかね…」

帝「…ほぉ。詳しく聞きたいものだな」

召喚士「…喜んで!」

帝「此度の戦が終わったら、時間を設けてくれるかの?」

召喚士「はい!!」

帝「……ふふっ」

女剣士「……」

ザザッ

火忍「この林を抜ければ目の前に出ます。正面から行くか?」

土忍「…下手に遠回りしても仕方なかろう。このまま行こう」

水忍「…だな。火は正面、土は後方。俺と雷で左右を見張るぞ」

雷忍「カカッ、りょーかい」



次へ 戻る 戻る 携 上へ