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女騎士「姫様ッ、お気を確かにッ!!!」
1 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 12:46:08.68 ID:2nHUcD6l0
女騎士「なんと痛ましい…!あの美しかった姫がこのようなお姿になろうとはッ」

姫「……ん…ほしぃのお……」

女騎士「姫!?気がつかれましたかッ!!」

姫「…っん……してぇ……」

女騎士「気がつかれたのですね!何をっ!何をご所望ですかっ!」

姫「ふ……ふふっ……してほしいの……♥」

女騎士「な…!?姫様っ、何をっ」

姫「…ふっきん、してほしいのぉ…♥」


2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/24(日) 12:57:00.28 ID:2nHUcD6l0
うん


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/24(日) 13:01:19.19 ID:ITJ+KUANO
>>1>>2の時間を見て欲しい
この間約11分、その間に>>1は何度更新しただろうか?
答えは本人にしかわからないが、一つだけ言える事がある…
自分で>>2取っちゃう辺りレスなくて寂しかったんだね…、と。


4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/24(日) 13:02:59.86 ID:JpnCAUdb0
test


5 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 13:04:24.00 ID:U7pTjOUmO
腹筋スレで伸びないとかセンス皆無


6 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 14:04:50.11 ID:NQVMGJK/O
姫「あぁ…もうダメですわ…」

女騎士「…姫様?」

姫「…このような醜態…私は…」フラー

女騎士「姫様!?」

姫「…ありがとう、女騎士。こんな私の為に…」

女騎士「なりません、なりませんぞ!?」

姫「…もう良いのです…」

女騎士「良くなどありません!」

姫「…私には過ぎた夢でした。…所詮、私は篭の鳥…広い大空を飛べようはずもなかったのです…」

女騎士「………」

姫「…女騎士、後は頼みます…」

女騎士「たかがダイエットで何を…!」


7 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 14:14:19.80 ID:NQVMGJK/O
女騎士「何が後は頼むですか!?」

姫「私の分までダイエットにお励みなさいということです」

女騎士「それでは意味がありません!そもそも私が付き合う必要も無いのですよ!?」

姫「…ですが、スプーンより重い物を持ったことのない私には少し荷が重過ぎるように思います」

女騎士「…存じませぬな。今日こそはノルマを達成して頂きます」

姫「……はぁ」

女騎士「姫様」

姫「…わかりました…やればよいのですね?…まったく父上もとんだ堅物を…」

女騎士「まだ何かありますでしょうか?」

姫「………」


8 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 14:26:58.21 ID:NQVMGJK/O
女騎士「無いようでございますね。では…」

姫「…その小煩い物言い…まるで乳母ですわ…」

女騎士「………」

姫「精神面で若さが感じられません」

女騎士「姫様…」

姫「着飾れとは言いませんが、外見のほうももう少し…あ、ほら枝毛が…」

女騎士「…私と口論に持ち込みたいのでしょうが、そうは参りませんぞ?」

姫「…何を馬鹿なことを…そのようなことは…」

女騎士「こちらを向いてお話をして頂きたいですな。…まぁ、まずは走り込みを続けましょうか」

姫「……はぁ…」

女騎士「姫様?」

姫「…はい、頑張ります…」


9 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 14:45:54.48 ID:NQVMGJK/O
姫「…鬼ですわ…」

メイド「心中お察し致します」

姫「…メイド、お前も一緒にやりますか?」

メイド「いえ、私めは結構…」

姫「…遠慮することなどありませんよ?」

メイド「………」



姫「というわけで今日からメイドもお願いしますわ」

メイド「…よろしくお願い致します…」

女騎士「………」


10 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 14:50:36.62 ID:nSHMnTNx0
女騎士と姫というと去年ぐらいにあったSS思いだすな

支援


11 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 14:59:53.66 ID:NQVMGJK/O
女騎士「仕事中のメイドを無理矢理引っ張って来ないでください」

姫「いえ、彼女は自ら望んで…」

メイド「…はい、私も最近お腹周りにお肉が…」

女騎士「…このくらいならばちょうど良いくらいだ。体型補正など必要ない」

メイド「…さようですか」

姫「…なるほど、やはり女性は丸みを帯びた体型の方が…」

女騎士「…姫様は丸過ぎでございましょう?」

姫「…それは少し無礼ではありませんか?」

女騎士「失礼しました」

姫「…本当ですか?本当に失礼と思うならば今日のメニューは…」

女騎士「わかりました。軽く致します」

姫「…うふふ…そうですか、そうですか…」


12 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 15:07:41.51 ID:NQVMGJK/O
女騎士「ではご夕食の肉類を減らしましょう」

姫「え!?」

女騎士「楽をするのなら楽をした分を何処かで取り戻さねばなりません」

姫「それはあんまりでは…」

女騎士「舞踏会まで日がないのですよ?残念ながらその甘えは許可できません」

姫「…食事は私の唯一の楽しみですのに…」

女騎士「………」

姫「…あぁ…何故、私は太るのでしょう…?」

女騎士「単純に食べ過ぎなのでしょう」

姫「…はぁ…」


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/24(日) 15:20:54.01 ID:UakTWwin0
しーえん♪


14 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 15:46:12.77 ID:NQVMGJK/O
姫「はぁ…しかし舞踏会ですか」

女騎士「姫様の大事なお勤めの一つです。弛んだ姿で出席させるわけには…」

姫「わかっています。でも、毎日この地獄のようなダイエットをするのは…ふぅ…」

女騎士「間食をされるからですよ…」

姫「女騎士も食べさせているはずですが…不公平です」

女騎士「ケーキを切り分けず、丸ごと食べる姫様と、一切れの私を比べられても…」

姫「…なるほど、足りないのですね。わかりました」

女騎士「まだ足りないのですか?…それ以上、ふくよかになられますとさすがに…」

姫「…いえ…そのまぁ…うふふ…」

女騎士「…?」


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/24(日) 15:56:26.33 ID:5HMb5Vgw0
デブ姫か


16 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 15:57:54.21 ID:NQVMGJK/O
姫「………」カリカリ…

女騎士「………」

姫「………」カリカ…

女騎士「…どうしました?」

姫「飽きましたわ…」

女騎士「そう言われましても…」

姫「久しぶりに休みだと思ったら…この仕打ち…もう我慢できません!」

女騎士「社交界で上手く立ち回るためにも他国の文化は学ばねば…」

姫「そんなもの…攻め滅ぼして、我が国の文化に染めてしまえば良いのです」

女騎士「…そのようなこと他では絶対に言われてはなりませんぞ?」

姫「わかっておりますわ、ではお茶に致しましょう」

女騎士「姫様、本当にわかっておいでですか?立場をお考えになれば不用意な一言は…」




17 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 16:06:04.61 ID:NQVMGJK/O
姫「んー…だいぶ引き締まりましたわね…」

女騎士「お綺麗でございます、姫様」

姫「やっと地獄から解放されますわ…!」

女騎士「今度からはその体型を維持出来ますよう、間食などはお控えに…」

姫「これ、メイド。クッキーを持ってきなさい」

メイド「…かしこまりました」

女騎士「…姫様」

姫「良いではないですか、地獄解放記念の祝いとしましょう…うふふ」

女騎士「…私は知りませんからね?…では失礼します」

姫「女騎士は食べないのですか?…つれないですわねぇ…」


18 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 16:19:14.31 ID:NQVMGJK/O
姫「…うぅ…!」

メイド「姫…様!もう…少しっ!ご辛抱ください!コルセットが…!」ギュウ…

姫「…く、苦し…ぐぅ…!」

女騎士「だから言ったのです」

姫「お、女騎士…」

女騎士「あれから毎日、記念日2日目だ、3日目だなんだと…当然の結果ですよ」

姫「…うぅ…」

女騎士「まったく…メイド、私が絞めよう。代わってくれ」

メイド「はい」スッ…

姫「ま、待ちなさい!女騎士は…ぎゃあぁあ!!」

女騎士「またそのような奇声を…息をお吐きくださ…い!」ギュウ…

姫「ちょっと…い、痛いです!…痛いとあぁああ!!」

メイド「………」ガクブル…


19 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 16:36:35.24 ID:NQVMGJK/O
姫「………」

女騎士「ふぅ…なんとか入りましたね。…ではメイド、後は頼む」

メイド「は、はい」

女騎士「遅れないようにお願いします、姫様」

パタン…

姫「………」

メイド「…お体は平気でしょうか?」

姫「…えぇ、なんとか平気ですわ…慣れていますもの…」

メイド「………」

姫「わかって…わかっていたのです!あぁなってしまうことは!でも…でもぉ…」


20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/24(日) 16:42:47.87 ID:5HMb5Vgw0
ほし


21 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 16:52:23.93 ID:NQVMGJK/O
メイド「では行ってらっしゃいませ」

姫「面倒ですわぁ…」

女騎士「いままでの努力はこの日のためでございましょう?」

姫「なるほど…そう考えるともったいないような気もしますわね…」

女騎士「ですから…」

姫「しかし、真にもったいないのはその努力に費やした時間…あぁ…私の若さが…」

女騎士「…姫様」

姫「…わかっていますよ。でも少しくらい逃避させてくれても良いでしょう?」

女騎士「しかし…」

姫「はぁ…本来ならテーブルの食べ物を摘んですぐに帰りたいくらいなのですけれど…」

女騎士「………」

姫「…なんですか?その目は」

女騎士「いえ…」

姫「………」

女騎士「さ、お話はここまでです。どうぞ中へ…」


22 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 17:04:27.61 ID:NQVMGJK/O
姫「まったく、主に対する態度がなっていませんわ…」

貴族女「姫様、今宵はご機嫌麗しく…」

姫「えぇ、ご機嫌よう…」

貴族女「あら?あの女騎士様はご一緒ではないのですか?」

姫「舞踏会に剣は必要ありませんわ」

貴族女「確かに舞踏会には麗しい花がお似合いですわ…姫様は今宵も薔薇のごとく…」

姫「ありがとう。貴女も美しくてよ」

貴族女「うふふ…ありがとうございます」

姫「………」


23 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 17:11:27.69 ID:NQVMGJK/O
貴族嬢「あら、何やら楽しげなご様子…」

貴族女「これは貴族嬢様、ご機嫌よう」

貴族嬢「ご機嫌よう。…姫様もご機嫌麗しく…」

姫「えぇ…」

貴族嬢「そういえば姫様、お聞きになられました?」

姫「何をです?」

貴族嬢「今宵は隣国から王子がいらっしゃるとか…」

姫「初耳ですわ…」

貴族女「まさか…お知りでなかったのですか?」

姫「私はただの舞踏会としか…」

貴族嬢「私は姫様のご婚礼披露宴とお聞きしたのですが…」

姫「…なんですって…?」


24 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 17:20:48.45 ID:NQVMGJK/O
姫「お父様!」

王「おぉ、姫。よく似合っているな。減量が間に合ったようで安心したぞ?」

姫「隣国から王子が来るとは本当ですか?」

王「うむ」

姫「…しかもこの舞踏会が私と王子との婚礼披露宴とも聞いたのですが…」

王「その通りだ。娘よ」

姫「………」

王「…許せ。知らせれば減量をせんだろうと思ってな…」

姫「当たり前ですわ!私はまだ何処へも行くつもりはありません!」

王「…もう決まったことだ。この婚礼が我が国の未来を左右するのだ。お前個人の都合など聞いてはおれん…」

姫「お父様…!」

王「…すまぬな」


25 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 17:47:03.42 ID:NQVMGJK/O
姫「…女騎士はいますか?」

女騎士「ここに…どうなされました?もう舞踏会が始まる頃ですが…」

姫「時間がありません。手短に説明致します」

女騎士「はい…」

姫「この舞踏会は私と隣国の王子の婚礼披露宴とは知っていましたか?」

女騎士「いえ…ただ舞踏会としか…」

姫「そうですか…」

女騎士「…しかし、本当にそのような?」

姫「はい。お父様から直接聞きました。…私が外交の駒であるとも」

女騎士「姫様…」


26 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 18:05:13.10 ID:NQVMGJK/O
姫「女騎士、私を城の外へ連れ出してください」

女騎士「な…!?」

姫「このような縁談…ぶち壊して差し上げますわ!」

女騎士「そ、そのようなこと…」

姫「お願いします、女騎士!」

女騎士「それが与える影響がどれほどのことかお解りですか!?」

姫「解っているとは言いません。しかし…」

女騎士「…お考え直しください」


27 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 18:08:25.46 ID:NQVMGJK/O
姫「…国を想えば大人しく嫁ぐべきなのでしょう。それはわかっています」

女騎士「………」

姫「しかし、私は道具ではありません…!」

女騎士「…僭越ながら…」

姫「女騎士…?」

女騎士「…姫様が姫様たる扱いを受けて来たのはこの国の為でございましょう…」

姫「………」

女騎士「…ならば今回の婚礼こそ、その時ではないでしょうか?」

姫「…女騎士…お前まで…」

女騎士「…私とて国へ仕える身です」

姫「…わかりました…」

女騎士「姫様」

姫「…なんです?」

女騎士「…今宵はいつもに増してお綺麗ですよ?」

姫「…ありがとう」


28 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 18:11:48.43 ID:nSHMnTNx0
しえ


29 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 18:46:57.98 ID:NQVMGJK/O
王「うむ。似合いの二人だな」

姫「………」

王子「…ふっ」

貴族嬢『うらやましいですわ…あの顔立ち、なんとお美しい』

貴族女『しかもあの若さで騎士の受勲もされたとか…』

貴族嬢『まぁ、武勇にも優れていらっしゃるのですか?本当にうらやましい…』

王子「ふっ…噂通り美しい姫君ではないか」

姫「お恥ずかしい限りですわ」

王子「そう畏まることもあるまい?もうじき我が妃となるのだからな」

姫「………」


30 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 18:50:28.28 ID:NQVMGJK/O
姫「………」

メイド「姫様、いかがなさいましたか?」

姫「…なんでもありません。下がりなさい」

メイド「…はい」

姫「………」

コンコン…

姫「誰です?」

王子『私だ。王子だ』

姫「…失礼致しました。どうぞお入りくださいませ。…メイド」

メイド「かしこまりました」

ガチャ…


31 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 18:56:31.93 ID:NQVMGJK/O
王子「失礼する。…ご機嫌はいかがかな?」

姫「…特に良くもなければ悪くもありませんわ」

王子「ふむ…」

メイド「失礼します。紅茶を…」

王子「あぁ、君は下がってくれていい。夫婦の会話にメイドは必要ない」

メイド「さようですか?」

姫「…えぇ。ご苦労でした」

メイド「…では、失礼します」

姫「………」

王子「わかっているじゃないか…ふふふ」


32 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 19:22:06.12 ID:NQVMGJK/O
王子「さて…今のは了承と捉えて良いのかな?」

姫「了承?」

王子「こういうことのだよ…」サワッ

姫「!?…ぶ、無礼な!」

王子「何がだい?これから毎晩こうして肌を重ねるというのに」サワッ

姫「…ッ!」

王子「今日の舞踏会もそれを皆にしらしめる為のものだろう?…君が僕のモノになるとね」

姫「…私は物ではありません!」

王子「…ふむ。しかし良く考えてみたまえ」

姫「…?」

王子「君のお父上は我が国に媚びを売るために君を差し出した。つまり君は僕…つまり我が国への手土産なのだよ」

姫「………」

王子「少しは自分の立場を理解したまえ」


33 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 19:40:52.70 ID:NQVMGJK/O
女騎士「では団長もお知りではなかったのですか?」

団長「私だけではない。抗戦派の大臣も披露宴のことは知らなかったらしい」

女騎士「………」

団長「王を始めとした和平派の仕業だろう。…まんまとやられてしまったよ」

女騎士「…条件は?」

団長「国境付近の砦の放棄と姫様との婚約だ」

女騎士「やはり…」

団長「…近いうち我が国は併呑されるだろう」

女騎士「………」

団長「ふがいない…国の存亡の危機にただ見ているだけしかできんとはな…」


38 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/24(日) 23:59:53.24 ID:nSHMnTNx0
もうあきらめるべきなのか


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/25(月) 01:01:54.02 ID:BaVf+rr80
C


40 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:02:00.03 ID:kQeNmArxO
女騎士「………」

団長「…だが、手がないわけではない」

女騎士「…手?」

団長「反乱を起こす」

女騎士「は、反乱!?」

団長「速やかに実権をにぎり、和平派を潰し、迎撃体制を整えるのだ。今は王子もいる。捕縛すれば良い交渉材料にもなるだろう」

女騎士「し、しかし…」

団長「国が蹂躙されるのを黙って見過ごせというのか?」

女騎士「…我々はその国を守るための軍でございましょう!?」

団長「今がその時だと言うのだ!腑抜けた王にこの国を守る力などない!」

女騎士「だ、団長…」

団長「時間がない。お前は姫を確保せよ」

女騎士「………」

団長「国の滅亡を見過ごすか、抗うか。お前はどちらなのだ?」

女騎士「………」


41 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:10:08.74 ID:kQeNmArxO
姫「…手をお離しください」

王子「まだわからんのか?お前がどういう立場にいるのか」

姫「存じております。私は交渉の材料でございましょう?」

王子「ならば…」

姫「…ですが、まだ私は妃となったわけではありません」

王子「………」

姫「私はまだこの国の王女です。何人たりとも触れることは赦しません。…どうぞお下がりください」

王子「ふっ…気の強い女だ」

姫「………」

王子「まぁ、よかろう。愉しみは後にとっておくものだろうからな…では失礼する」

姫「………」

バタン…

姫「…ぅ…」


42 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:14:40.60 ID:kQeNmArxO
女騎士「失礼致します」

ガチャ…

姫「………」

女騎士「お返事がありませんでしたので…いかがなさいました?」

姫「なんでもありません…何用です?」

女騎士「…姫様…お目が…」

姫「なんでもないと言っているでしょう!?」

女騎士「…失礼しました」

姫「それで…用件はなんなのです?輿入れの打ち合わせですか?」

女騎士「………」

姫「…女騎士?」


43 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:22:59.36 ID:kQeNmArxO
女騎士「…私はなんなのでしょう?」

姫「突然何を言い出すのです?女騎士は女騎士でしょう?」

女騎士「姫様を…国を守らずしてですか?」

姫「…貴女は正しい選択をしました。少なくとも国は救われるのでしょう?」

女騎士「………」

姫「…そうでなければ私は…」

女騎士「姫様…」

ガチャ…

女騎士「…!」

騎士「姫様、失礼致します」

姫「!?…無礼な、ここを私の部屋と知っての狼藉ですか!?」

騎士「申し訳ありません。しかし急を要しておりまして…」

姫「そのようなこと…」


44 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:24:24.02 ID:NSUGAqynO


45 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:29:18.27 ID:kQeNmArxO
騎士「時間がありません、どうぞ我々とご一緒に」

姫「…何を…お離しなさい!」

騎士「手荒な真似は致したくありません。…お早く」

姫「貴方…一体」

女騎士「待て」

騎士「…なんだ?お前も事情は知っているだろう?」

女騎士「…姫様は私が連れて行く」

騎士「………」

女騎士「我が騎士団は女性に手をあげるのか?」

騎士「必ず連れて来るのだろうな?」

女騎士「この剣に誓って」

騎士「…よかろう。館で待つ。急げよ」

バタン…

女騎士「………」


46 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:34:27.17 ID:kQeNmArxO
姫「なんなのです?騎士が私の部屋へ押しかけるなど…」

女騎士「姫様」

姫「…?」

女騎士「何も言わず、私について来て頂けますか?」

姫「女騎士?」

女騎士「時間がありません」

姫「………」

女騎士「…どうか…この不甲斐ない私を信じて頂けるなら…」

姫「…わかりました」

女騎士「姫様…!」

姫「…貴女を信じましょう」


47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/25(月) 01:39:20.66 ID:rITyWI0s0
聖石のゼトとエイリークの支援会話は良かった


48 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:46:17.93 ID:kQeNmArxO
団長「王子はどうか?」

騎士2「はっ、捕縛致しました」

団長「よかろう。牢に繋いでおけ」

騎士2「はっ」

騎士3「報告致します。王の捕縛に成功致しました」

団長「うむ。通せ」

騎士3「王、こちらへ」

王「…貴様…国王たるこのわしに反旗を翻すとは…恥をしれ!」

団長「黙れ!売国奴が何を言う!」

王「何を…」

団長「国を売った貴様は王としての責務を放棄したに等しい!もはや、従うに値せぬ!…連れて行け」

騎士3「はっ」

王「…やめよ!お主、わしを誰だと……」

団長「ふん…」


49 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:48:45.35 ID:kQeNmArxO
団長「姫様の確保はどうなっている?」

騎士「はっ、女騎士が任にあたっているはずですが…」

団長「…遅いな」

騎士「まさかとは思いますが…」

団長「確認せよ、我々には旗印が必要だ」

騎士「はっ」

団長「女騎士…何をしているのだ?」




50 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 01:58:45.44 ID:kQeNmArxO
女騎士「姫様、こちらです」

姫「…何処へ行くというのです?」

女騎士「さぁ?…私にもわかりません」

姫「わからないとは…」

女騎士「…ですが姫様も騎士団に渡すわけにはいかないのです」

姫「先程から騎士団がどうと…一体何が起きているのですか?」

女騎士「………」

姫「女騎士、私は貴女を信じて此処にいるのですよ?」

女騎士「…反乱です」

姫「え?」

女騎士「我が騎士団は王国に対して反乱を起こしました。…姫様はその旗印に…」

姫「…そんな馬鹿な…」


51 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 02:07:55.95 ID:kQeNmArxO
姫「ならばお父様はどうなるのです!?いえ、そもそも何故騎士団が反乱など!?」

女騎士「詳しくは後ほどお話致します。今は一刻も早く城から出なくては…」

姫「嫌です!訳もわからずこのような…!」

女騎士「姫様!」

姫「離しなさい!私が直接騎士団に確認をとります!」

女騎士「なりません!もはや城は騎士団を中心とした抗戦派に占拠されているでしょう!みすみす捕まりに行くようなものです!」

姫「…お父様…」

女騎士「…姫様が確保できなければ王も無下に扱うことは出来ないはずです。ですから今は逃げることを第一にお考えください」

姫「………」


52 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 02:16:12.98 ID:kQeNmArxO
ダメだ…眠いし終わらない

残ってたら明日書く


53 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/25(月) 02:29:24.22 ID:knVLZgPqO
おいこら


58 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/25(月) 11:45:29.17 ID:NSUGAqynO
保守間隔ってどれくらいだっけ


62 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/25(月) 18:08:24.09 ID:p/mOXNziO
保守時間の目安 (平日用) 
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内


72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/26(火) 04:36:29.51 ID:P25Y2PXu0
姫様の高貴な姫まんこに遠慮せず射精したい
そして姫様が汚れず清らかさと高貴さを保っているのを見て安心したい
さらに性も男の悪意も知らない女騎士の清潔で自然に女らしい騎士まんこにもたくさん射精したい


76 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/26(火) 08:23:48.60 ID:LluXYdk3O
腹筋ならてめえが裸で俺のうえにのれば解決

早くそのドレスを脱げ


90 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/27(水) 00:55:55.43 ID:qvQ3BJqH0
側女と女王なんて鉄板すなぁ


96 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/27(水) 12:02:24.12 ID:A4VsYq2K0



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