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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その25
661 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:21:16.16 ID:YVo5ddWzo
〜次の日、国軍本部〜

受付「特殊遊撃隊は現在、任務にて不在ですが……」

戦士「マジかよ……」

召喚士「それでは、大軍師さんは……」

受付「大軍師様は……同じく不在ですね」

盗賊「……」

召喚士「で、では…総司令さんは?」

受付「えぇと……不在です」

魔道士「……」

戦士「おいおい、誰もいねぇのかよ……」

召喚士「参ったな……」

カツカツカツカツ

副司令官「…ん?朱雀先生…か?」

召喚士「副司令さん!」

副司令官「今日はどうした?何か…用か?」


662 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:21:52.05 ID:YVo5ddWzo
〜応接室〜

副司令官「そうか。すまんな……」

召喚士「いえ、皆さんお忙しそうですね」

副司令官「全く、困ったものだ。これでは本部も機能しておらぬも同然」

盗賊「……」

副司令官「それで、何用かな?良ければ伺うが……」

魔道士「え、えっとぉ……」

召喚士「五ヵ年計画の事で、ちょっと確認を…」

副司令官「…そうであったか」

召喚士「俺らもそろそろ、最後の準備に取り掛かろうかと思いまして」

副司令官「昨日の話では、あと半年程で準備を整えると…」

戦士「やっぱそんなもんか」

副司令官「個人的な見解では、半年は厳しいと思うがな」

魔道士「そうなんですか?」

副司令官「内部が混乱しておるというのに、戦争などと言っている場合ではない」


663 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:22:20.39 ID:YVo5ddWzo
召喚士「確かに……」

副司令官「…まぁ、その為に今、あちこちと動き回っているのだがなぁ」

魔道士「大変ですねぇ…」

副司令官「まぁ仕方ない。これも仕事のうちよ」

盗賊「……」

副司令官「国軍付の君らにも、苦労をかけるな」

召喚士「いえ、俺らも出来る限りの協力は致しますので…」

副司令官「うむ。感謝するぞ」

召喚士「頑張ります」

戦士「さーてと、そんじゃ行くか」

召喚士「そうだね。では、俺らはこれで失礼致します」

副司令官「うむ」

盗賊「…では」

テクテクテクテク…

副司令官「……」


664 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:25:49.94 ID:YVo5ddWzo


戦士「しかしこうも不在じゃ話にならんな」

召喚士「エリートさんの所にでも行ってみる?」

魔道士「そうですねぇ」

戦士「確かにあの人なら、青年兵に何かしら用件も作れそう……」

カツカツカツ…

占い師「あら、よく会うわね」

魔道士「占い師さんっ!」

占い師「今日はどうしたの?」

戦士「ちょっとな」

召喚士「隊長さんか大軍師さんに会いたかったんですが……」

占い師「隊長?特遊ならここのところずっといないわね」

盗賊「…そうなのか」

占い師「大軍師なら、朝方から新聞社へ行ったわよ」

魔道士「!?」


665 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:26:19.65 ID:YVo5ddWzo
召喚士「……そうですか、ありがとうございます!」

占い師「へっ?」

戦士「いや、助かったよ!」

占い師「そ、そう……」

盗賊「…どこか…行くのか?」

占い師「うん。大軍師と入れ替わりで北へ行く事になったの」

魔道士「北へですかっ!?」

召喚士「それってまさか……」

占い師「うん、北の村。屯田の監督」

戦士「意外だな。あんたみたいな人でも行くのか……」

占い師「ほら、今は力もないしね」

盗賊「……」

占い師「別に落ち込んでいるわけじゃないのよ?安心して」

盗賊「……ああ」

占い師「いいリフレッシュになるかもしれないしね」


666 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:27:28.62 ID:YVo5ddWzo
戦士「あそこの奴らはみんな、気さくでいい連中だよ」

占い師「本当?それをきいたらますます楽しみになっちゃった」

召喚士「気を付けて下さいね」

占い師「…ありがと。君達もねっ」

魔道士「はいっ!」

占い師「じゃあね」

盗賊「……また」

カツカツカツ…ピタッ

占い師「……あの、さ」

召喚士「…はい?」

占い師「多分また、会うと思うんだけど……」

戦士「……?」

占い師「その時は…よろしくね」

召喚士「え…っ?」

カツカツカツカツカツ…


667 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:28:02.32 ID:YVo5ddWzo
戦士「…何だ?」

魔道士「さ、さぁ……」

盗賊「…どうする?」

召喚士「新聞社へ行ってみましょう」

戦士「だな!大軍師先生なら何かいい手立てがあるかも」

国軍本部を離れ、足早に新聞社へと向かう四人。

その頃、本国より南の地では、新たな出会いを迎えようとしていた。

〜剣士の故郷〜

皇太子「ほぉ、こんな所に村が……」

天才「これだから世を知らぬお坊ちゃんは……」

皇太子「……」

右大臣「仕方なかろう。殿下とてだな――」

天才「分かってるよ、冗談だろうが」

右大臣「……っ」

ザッザッザッザ


668 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:28:33.75 ID:YVo5ddWzo
皇太子「それで、この村には一体……」

右大臣「……」

コンコン……カチャッ

村長「……!?」

右大臣「……」

村長「……其方は?」

右大臣「分からぬか?」

村長「……っ!!」

右大臣「中へ入るぞ?」

村長「……っ」

ザッザッザ…

皇太子「失礼する」

天才「ふぅん。なかなかいい家じゃねーか」

村長「殿下……なのか……っ!?」

驚き立ち尽くす村長を横目に、三人は家の中へと進む。


669 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:29:05.11 ID:YVo5ddWzo


村長「……」

右大臣「すまんな。急な訪問で」

村長「……全くじゃ」

皇太子「申し訳ない」

村長「いえっ、殿下はお気になされず……っ」

天才「んで、このジジイが何だってんだ?」

右大臣「殿下はこれより、南東国を訪問する」

村長「……っ!!」

右大臣「文は出したが、一応繋ぎ役を務めては貰えんだろうか?」

村長「私がか…?」

右大臣「南東国と馴染みがあるのであろう?」

村長「……私より適任者が一人おります」

皇太子「ほう。ご紹介頂けるかな?」

村長「……はい。ご案内致しましょう」


670 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:29:34.15 ID:YVo5ddWzo


ザッザッザッザ

皇太子「この村の者なのか」

右大臣「おぉ、もしや……」

村長「……」

コンコン……カチャッ

弓使い「あら、村長。なぁに?お客様?」

村長「剣士はいるかな?」

弓使い「え、ええ…っ。どうぞ……」

右大臣「失礼する」

ザッザッ…ツカツカツカ

弓使い「あな……け、剣士ーっ、村長がいらっしゃったわよー」

カチャッ…スタスタ

剣士「村長?……お客様かな?」

幼女「こんにちはーっ!」


671 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:29:59.20 ID:YVo5ddWzo
皇太子「これはこれは。こんにちは」

幼女「だぁれ?」

剣士「えっと……?」

右大臣「結婚式以来だな。覚えておるかな?」

剣士「っ!!」

弓使い「あぁっ!た、確か……本国の……」

天才「こう見えても本国の右大臣。んで、こっちの若いのが……」

皇太子「本国第一王子、皇太子と申す」

剣士「――っ!?」

弓使い「嘘おおぉぉ−っ!?」

幼女「えっ、誰〜?」

剣士「……こ、この国の…王子様……っ」

幼女「うそっ!?な、何で…っ!?」

右大臣「ご多忙のところ申し訳ない。まずは話を聞いて貰えるかな?」

皇太子「実は、君に頼みたい事があるのだ」


672 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:30:30.95 ID:YVo5ddWzo


弓使い「……」

幼女「震えてる」

弓使い「しっ!静かにしてなさいっ!」

剣士「……つまり、僕が南東国への橋渡し役を?」

皇太子「うむ。事を円滑に進めたいのでな」

剣士「それは一向に構いませんが、僕で宜しいのでしょうか…?」

右大臣「お主は南東国の要人と面識があるのだろう?」

剣士「え、ええ…」

右大臣「ならばこれほど適任な事はない。頼めるかな?」

剣士「……僕で…宜しければ」

皇太子「助かる。無論ただとは言わぬ。後日、報酬ははずませて貰うぞ」

剣士「い、いえ…そんな……」

天才「いーから貰えるモンは貰っとけ!新婚なんだろ?」

弓使い「え!?あ、まぁ……そうよね!」


673 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:30:59.03 ID:YVo5ddWzo
右大臣「急がせて済まんが、いつから発てる?」

剣士「えぇと、急ぎであれば直ぐにでも」

右大臣「そうか。では、一時間後に出発で宜しいかな?」

剣士「はい。……いいよね?」

弓使い「行ってらっしゃい!!」

幼女「お気を付けて〜っ!」

天才「はーっはっはっは!!いい嫁と娘じゃねーか!!」

剣士「ど、どうも……」

右大臣「ではすまんな。剣士殿を借りるぞ」

村長「うむ」

皇太子「我々は外で待つとしよう」

弓使い「そんな悪いですよっ、どうぞ寛いで……」

皇太子「いやいや、長居も迷惑。お気遣いなく」

スクッ…スタスタスタ

弓使い「あ……っ」


674 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:31:24.26 ID:YVo5ddWzo
パタン

天才「おいジジイ共、俺らも出てるぞ」

右大臣「う、うむ」

村長「それでは頼んだぞ」

剣士「はい」

テクテクテク…パタン

弓使い「……はぁ〜っ、緊張したぁ……」

剣士「びっくりしたね。まさか…殿下が来られるとは……」

幼女「凄いねっ!」

弓使い「それにしても…よく出来た方ねぇ〜」

剣士「流石は皇族だね。オーラというか、雰囲気が全然違うよ」

弓使い「それじゃ、頑張ってきてね!」

剣士「うん、行ってくるよ!」

弓使い「頑張って…稼いできてねっ!!」

剣士「…う、うんっ。よく出来た…嫁だね…ははっ」


675 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/18(金) 18:32:04.18 ID:YVo5ddWzo


剣士「お待たせ致しました」

皇太子「では、参ろうか」

剣士「徒歩なのですか!?」

皇太子「ああ。目立ちたくなかったものでな」

剣士「なるほど。それであれば馬を手配しましょう」

天才「あんのか?」

剣士「ええ。村の牧場に数頭おりますので……」

右大臣「ほぉ、そんなものまで」

剣士「南方馬を譲って頂いたので、配合なんかも出来るかなぁ…と」

皇太子「おぉ、名馬の産地になると良いな」

剣士「そうですね。いずれはそういうのも、面白いかもしれませんね」

ザッザッザッザ…

天才「おー、なかなかの馬が揃ってんじゃねぇか!」

剣士「お好きな馬をお選び下さい。準備出来次第、向かいましょう!」


681 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 00:22:38.30 ID:EZiXwxXd0
剣士のポジションがどんどんよくなってく
最初はその辺のワーカーだったのに


683 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 00:34:34.48 ID:+tfJV4vLo
剣士のステータス
・美人の嫁、可愛い娘持ち
・超名馬である赤兎を乗りこなす
・強敵を屠って来た戦士と互角
・親代わりが国トップ3の友人
・自国の軍トップ4から勧誘
・他国の王の右腕からも勧誘
・魔物たちの頭
・世界各所で活躍中の召喚師らと深い交流
・皇太子と知り合い ←new!!


684 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 00:36:04.91 ID:Ll++rmYoo
リア充ってレベルじゃねーぞ!


690 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 09:49:46.65 ID:qfK0xiKAo
>>683
そんな剣士以上にすごい召喚士のステータスも頼む


693 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 18:50:22.87 ID:+tfJV4vLo
>>690
召喚師のステータス
・朱雀系召喚師のトップである朱雀先生を名乗る
・朱雀先生でありがなら青龍、白虎、玄武、おまけに式神まで使える
・召喚フェス二連覇という卓越した召喚スキルを持つ
・数対同時召喚して戦うことができる量の魔翌力を保有
・司令塔としても優秀
・本国の主要機関は大体顔パスできる
・西国の主要機関も顔パス余裕
・東方皇帝の右腕と顔パスで面会できる
・魔物の隠れ里へも顔パスで入れる
・パーティメンバーに英雄の息子、大商家の一人娘、東方の姫
・国軍付きワーカーである
・国軍付きでない場合パーティの功績ランク4位、個人で9位
・「再来」と呼ばれるほどの人物である前朱雀先生を親代わり、師に持つ
・その師から右腕とも呼べるコカトリスを譲り受ける
・さらに青龍先生からも教えを受ける
・皇太子を含む右翼の有力者と大体顔なじみ
・軍部の有力者とも大体顔なじみ
・五ヶ年計画の最重要人物である占い師と顔なじみ
・多くの退役した元軍人や英雄と顔なじみ
・各方面から将来を期待される青年兵と親友
・牛魔王の討伐に貢献
・西方の王族と親しく、寄る度に歓迎の宴を催される
・西方では危機を救った英雄として伝えられる
・南東国では牛魔王の討伐に貢献
・東方と本国との同盟に大きな影響を及ぼす
・東方の皇帝と顔なじみ
・数百年封印するしかなかったヤマタノオロチ討伐に貢献
・不死の伯爵を消滅させる
・世界各地の大きな戦いの多くに参戦、目覚ましい活躍を見せる
・女装が余裕で騙し通せるレベルの完成度
・新聞の一面に大きく掲載される ←new!!


694 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 19:01:04.33 ID:/mMAQnMAO
>>693召喚士さんマジパねぇ!

でも女装〜の部分はある意味バッドステータスじゃね?


696 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 19:12:34.34 ID:x63AI5rJo
>>694
それだけ整った顔立ちと体、綺麗な声してるってことだろ言わせんな恥ずかしい


698 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 20:16:30.16 ID:hN1qSMaAo
>>693
召喚フェス2連覇?
2回目は結局青年兵に負けたんじゃなかったか。


700 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 22:14:57.71 ID:lGO4ZYvDO
しかもまだ召喚士には出生の秘密が残っているしな!


701 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/19(土) 22:29:18.23 ID:aq4GmgRAO
そんなにすごいのに何故か影のうすい召喚士が大好きです




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