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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その16
817 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:20:14.30 ID:XCEqd0Yo
〜国軍本部、中央通路〜

白虎長「この前のお礼…ずっと言いたかったのよ」

盗賊「…お礼…?」

白虎長「そうよぉ。危ないところを助けて貰ったじゃない」

盗賊「…ああ」

白虎長「ありがとう。命拾いしたわ!」

盗賊「…私は…特に何も」

白虎長「もうっ謙遜しちゃって…!」

盗賊「…そ、そんなんじゃ」

白虎長「それで、占い師に用があるんだったわよね…?」

盗賊「…うん」

白虎長「…着いた。多分ここにいるハズだけれど」

一つの部屋の前に立ち止まり、白虎長が扉を開ける。

白虎長「さ、入って」

盗賊「…う、うん」


818 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/06(火) 17:20:38.24 ID:PHwKyOgo
なにこのギャップ
すごいかわいいんだけど


819 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/06(火) 17:21:34.42 ID:KnxnnCQo
南つったら奴か


820 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:23:12.61 ID:XCEqd0Yo
カチャッ…テクテクテク

広い部屋の中にびっしりと並んだ本棚がある。そこは世間で言う『図書室』であった。

白虎長「えぇと……あ、いた。占い師ー」

占い師「…?五月蝿いわね。ここは図書…あら?」

盗賊「…こんにちは」

占い師「これは珍しいお客様ね。どうぞ」

白虎長「あんたに用があるそうよ」

占い師「何かしら。あ、お茶を淹れるわね」

盗賊「…お構いなく」

占い師「いいから。そこに座ってて」

盗賊「…うん」

テクテクテク…ポスッ

白虎長「私はハーブティー」

占い師「アンタは自分で淹れなさい!」

白虎長「えぇー!?良いじゃない、そのぐらい〜」


821 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:24:51.89 ID:XCEqd0Yo
カチャカチャッ…コトッ

盗賊「…あ、ありがとう…ございます」

ボイーン

白虎長「…ご苦労。良い香り〜」

バイーン

占い師「……」

白虎長「…どうしたの?早く座りなさいよ」

占い師「わ、分かってるわよっ!それで、何のご用かしら?」

盗賊「…あの……人を…探しています」

占い師「人?あぁ、なるほどね。私の力を借りたいって事か…」

盗賊はこくんと無言で頷く。

占い師「良いわ。どんな人?特徴とか何か分かる…?」

盗賊「…私の……兄」

白虎長「お兄さん…!?生き別れか何か…?」

盗賊「…ん」


822 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:26:25.39 ID:XCEqd0Yo
占い師「そうねぇ…。東方の人…よね?」

盗賊「…うん」

占い師「今は東方にいるのかしら?」

盗賊「…多分…いない。南の方にいると…思うけど」

占い師「南…?まぁいいわ。お仕事は?」

盗賊「…暗殺…あ、いや…っ!」

白虎長「!?」

盗賊「…わ、分かりませんっ」

占い師「特殊遊撃みたいな職業なのかしら…?」

盗賊「…た、多分」

占い師「…よし!やってみる!」

占い師は目を瞑り、両手を胸を前で組む。

占い師「……」

白虎長「……」

盗賊「…………」


823 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:27:36.57 ID:XCEqd0Yo
占い師「……ふー」

白虎長「どうっ!?何か分かった…?」

占い師「五月蝿いわねぇ。そんなにすぐ分かるわけっ……」

盗賊「…!?」

占い師「――っ!!」

盗賊「…あの…何か」

占い師「ねぇ、盗賊ちゃん……」

盗賊「…は、はい」

占い師「本当に…知りたい?知っても…後悔しない?」

盗賊「……うん」

占い師「それが…どんな結果でも?」

盗賊「…後悔…しない」

占い師「……残念ながら…既に他界しているわ…っ」

盗賊「…!!」

白虎長「…ほ、本当なの!?ちゃんと占って……」


824 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:28:42.98 ID:XCEqd0Yo
占い師「ちゃんとやっとわよ!やったからこそ言えるんでしょう!?」

盗賊「…兄様が…他界…?」

白虎長「……盗賊ちゃん」

占い師「死因や時期は分からない。でも、既にこの世には……」

盗賊「……」

占い師「この世には……この世に…あれ…?」

白虎長「何なのよ?さっきから……」

占い師「そんな…っ!?でも…既に亡くなって…」

盗賊「…あ…あの」

占い師「亡くなっているはずなのに…まだ、生きている…?」

白虎長「はぁ?ちょっと…あんた本当に何言って……」

カチャンッ!!

白虎長「……アンデッド…!?」

盗賊「……まさか!?」

占い師「死んだはずなのに生きている…。つまり…そういう事になるのかしら…」


825 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:43:51.87 ID:XCEqd0Yo
盗賊「…今…どこにいる!?」

ガタッ!!

白虎長「盗賊ちゃんっ、落ち着いて……

占い師「南だったわよね…?もしかして会った事あるの…?」

盗賊「…分からない」

白虎長「……」

盗賊「あれが兄様だったのか…どうかも…」

占い師「それは…どこで…?」

盗賊「…最後に会ったのは……確か…南東国」

占い師「南東国かぁ…。行った事ないからあんまり分からないわねぇ…」

白虎長「最後って事は他にもあった事あるの?」

盗賊「…うん。あとは…南の遺跡…かな」

占い師「遺跡…?」

白虎長「そんなものあったかしら……」

盗賊「……」


826 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 17:50:14.40 ID:XCEqd0Yo
占い師「……ちょっと待って…っ!?」

白虎長「何か分かる!?」

占い師「待ちなさいってば…!何か…見えそう……」

盗賊「……」

占い師「遺跡…っ。遺跡って古城?」

盗賊「…城?いやっ、あ…そういえば…城だ!」

占い師「……行くの?」

盗賊「…何か…あるなら」

占い師「……いるわ。彼が」

白虎長「っ!!」

盗賊「本当にっ!?」

占い師「でもここは…危険すぎるわ…っ!」

盗賊「…でも…兄様がいるなら。……私は行く!」

白虎長「一人で…!?」

盗賊「…うん」


827 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/06(火) 18:00:05.94 ID:TwbKVb6P
なぁ、これで釣りだったらオレが



┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼-  ̄Tフ ̄Tフ __ / /
  _ノ   _ノ   _ノ ヽ/|    ノ    ノ       。。

       /\___/ヽ
    /ノヽ       ヽ、
    / ⌒''ヽ,,,)ii(,,,r'''''' :::ヘ
    | ン(○),ン <、(○)<::|  |`ヽ、
    |  `⌒,,ノ(、_, )ヽ⌒´ ::l  |::::ヽl  
.   ヽ ヽ il´トェェェイ`li r ;/  .|:::::i |
   /ヽ  !l |,r-r-| l!   /ヽ  |:::::l |
  /  |^|ヽ、 `ニニ´一/|^|`,r-|:「 ̄
  /   | .|           | .| ,U(ニ 、)ヽ
 /    | .|           | .|人(_(ニ、ノノ

ってなるなwwwwwwww


828 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/06(火) 18:01:50.34 ID:TwbKVb6P
誤爆なんだwwwwいろいろ恥しいなこれwwww


830 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 18:11:24.49 ID:XCEqd0Yo
占い師「……」

盗賊「……」

占い師「……分かったわ」

白虎長「ちょっと!?」

占い師「底変わり一つだけ約束して」

盗賊「…ん」

占い師「一番下へ言っては駄目。いいわね?」

盗賊「…?」

占い師「分かったの!?」

盗賊「…は、はいっ」

占い師「お城の一階…。そこに居れば出会えるはずよ」

盗賊「……」

占い師「だから、そこから下は行かないでね」

白虎長「…もし…行ったら?」

占い師は眉をひそめ、首を横に振る。


833 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 18:18:00.99 ID:XCEqd0Yo
>>827-828
占い師「……なんてね!」

盗賊「へ…っ!?」

占い師「実は釣りでしたwwお兄さんは生きてまーすww」

盗賊「!?」

白虎長「ふふふ…」

バリバリッ!!

盗賊「あ…兄様!?白虎長さんが兄様にっ!!」

兄「妹よ!会いたかったぞ!!」

盗賊「うわーん!!」

占い師「めでたしめでたし」

〜おしまい〜

気にしないで下さい!ご支援感謝です!
ではここいらで失礼しますですよー!ありがとうございました!ノシ


847 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/06(火) 22:57:18.36 ID:b7Q9IrY0
召喚士「朱雀先生なのに朱雀の召喚獣が少ない(´・ω・`)」


854 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:32:08.10 ID:WZCM7Gco
盗賊「……」

占い師「分かった?」

盗賊「…うん。あっ……はい」

白虎長「私達も何か…手助け出来たらいいのだけれど…」

盗賊「…ううん。大丈夫」

占い師「危ないと思ったらすぐに引き返すのよ?無理しちゃ駄目だからね…?」

盗賊「……はい」

白虎長「……」

盗賊「…じゃあ…ありがとうございます」

盗賊はお辞儀し、図書室を後にする。

白虎長「大丈夫かしら…。盗賊ちゃん……」

占い師「多分…大事ないとは思うけど……」

白虎長「あのさ、さっきの古城・・・って、何なの?」

占い師「……封印」

白虎長「……?」


855 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:34:02.10 ID:WZCM7Gco
占い師「…パズズが封印されているのよっ!地下に…っ」

白虎長「……!!」

占い師「青龍先生の監視下にもあるようだし…問題ないとは思う…けど…」

白虎長「……気になるわね」

占い師「……」

白虎長「盗賊ちゃんのお兄さんが、そんなところで一体何を…?」

占い師「…分からないわよ…そんな事」

フラッ

白虎長「ちょっと…!?大丈夫…?」

占い師「少し力を…使いすぎたみたい…」

白虎長「無理しないで休みなさい」

占い師「ごめんなさい。助かるわ……」

白虎長「……」

占い師「あのさ、この事はあまり…」

白虎長「分かってる。口外はしないわ…」


857 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:34:46.15 ID:WZCM7Gco
〜国軍本部、正門〜

左門兵「あ…っ」

右門兵「お、お帰りですか!?」

盗賊「えっ!?あ…あぁ…はい」

左門兵「お、お気を付けて!」

右門兵「また…!!」

盗賊「…ど、どうも」

テクテクテク

左門兵「朱雀先生のお仲間なんだとさ…」

右門兵「聞いたよ。北伐でも八面六臂の活躍だったそうじゃねぇか…」

左門兵「……俺も…頑張ろ」

右門兵「俺も……!」

テクテクテク

盗賊(南の遺跡…。ここから船で行ける…かな?)

盗賊はひとまず、港へ向かう事にした。


858 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:36:16.85 ID:WZCM7Gco
〜国軍本部、講堂〜

召喚士「師…って……」

青年兵「もしかして……!?」

青龍先生「主らは年も近く、異なる属性…」

召喚士「……」

青龍先生「学べるところも大きいじゃろうて…ひょひょひょ」

青年兵「し、しかし…実力差が……」

青龍先生「そんなに…あるかのう…?」

青年兵「え…?」

青龍先生「確かに経験や召喚術の巧さ、これは朱雀先生に軍配が上がる」

召喚士「……」

青龍先生「しかし秘めたる潜在能力、これは双方かなりのものと見るが…?」

召喚士「俺も…そう思います」

青年兵「召喚士さん…!?」

召喚士「青年兵くんは…充分強いよ!何度も戦地で戦ってきたから…よく分かる!」


859 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:37:26.81 ID:WZCM7Gco
青年兵「そ、そんな事……」

青龍先生「青年兵、お主の良いところでもあり、悪いところでもある…」

青年兵「…?」

青龍先生「思慮深く、決して無理をしないところじゃ」

青年兵「……」

青龍先生「直せとは言わん。しかしな、若いうちはもっと自分に自信を持て」

青年兵「先生…っ」

青龍先生「どっしり構えるのは、お主が元帥にでもなった時で良かろうて…」

青年兵「元帥だなんて…!」

青龍先生「お主の夢じゃろ?良いではないか」

召喚士「そうだよ!青年兵くんは、もっと自信を持っていいと思うよ!」

青龍先生「お主のような元帥なら、儂も安心して働いて…逝けるわい!」

青年兵「先生っ!」

青龍先生「ひょっひょっひょ!とにかく、分かったじゃろ…?」

青龍先生は声高らかに笑い、二人に優しく問いかける。


860 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:38:16.82 ID:WZCM7Gco
召喚士「俺は…願ってもいない事です!」

青年兵「……召喚士さん」

召喚士「…なに?」

青年兵「…胸を…お借りします!」

召喚士「…こっちこそ!」

召喚士と青年兵は互いに手を伸ばし、かたく握手する。

青龍先生「ひょっひょっひょ!良きかな良きかな!」

召喚士「それで…修行は…?」

青龍先生「青年兵、お主はいつから動ける?」

青年兵「殿下に確認してみますが、おそらく問題ないでしょう。すぐに動けます!」

青龍先生「左様か。では青年兵が戻り次第、発つとするかのう…」

青年兵「それでは、すぐに確認して参ります!失礼致します」

青年兵は敬礼し、講堂を後にする。

召喚士「修行…。ちなみに…どちらへ?」

青龍先生「そうさのう…。南にでも…行くとするかのう」


861 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:58:06.15 ID:WZCM7Gco
〜海上〜

魔道士「……」

ザザーン

魔道士「一人旅…いつ以来かな…」

魔道士は甲板のデッキに手をかけ、海をぼーっと眺めている。

魔道士「一度、皆さんと離れて…家に帰った時以来かなぁ…」

ザザーン

魔道士「あ、でも…あの時は旅って感じじゃなかったかぁ…」

ザザーン

魔道士「その前だと…あ、一か月別行動してた時かぁ…」

ザーン…ザザーン

魔道士「あれから…色々あったなぁ……」

ザザーン

魔道士「もうすぐかな…。そろそろ準備しなきゃ…!」

魔道士はおもむろに振り返り、自室へと戻る。


862 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/06(火) 23:59:59.88 ID:WZCM7Gco
〜大陸港の町〜

魔道士「あっという間に着いちゃった…。えへへ」

テクテクテク

魔道士「バーテンさん…いるかな?」

テクテクテク…カチャッ…チリチリン

魔道士「こんにちはー…」

ドアを開ける魔道士の背後から、唐突に声が聞こえる。

バーテン「おう、悪いが通してくれ」

魔道士「!?」

バーテン「…何だ、嬢ちゃんか。どうした?入りなよ」

魔道士「バーテンさん!こんにちは!」

テクテクテクテク

バーテン「あれ…?今日は嬢ちゃん一人か?」

魔道士「はい…っ。じ、実は…ですね……」

バーテン「……?」


863 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/07(水) 00:02:36.49 ID:brvxHH.o


バーテン「ふぅん…。なるほどねぇ」

バーテンはタバコをくゆらし、カウンターテーブルに肘をついている。

魔道士「それで、みんな別行動なんです」

バーテン「ま、確かに個別でやった方が効率はいいわな」

魔道士「それで、私は……」

バーテン「マジシャンの野郎を探してるってワケだな?」

魔道士「…よく…分かりましたね!」

バーテン「……そりゃ…まぁ」

魔道士「マジシャンさんの居所…。分かりますか!?」

バーテン「あー、しばらくこっちにゃ来てねぇなぁ…」

魔道士「そう…ですかぁ…」

バーテン「そろそろ顔を出す頃だとは思うんだが……」

魔道士「……」

バーテン「嬢ちゃんは何か、心当たりとかないのか?」


864 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/07(水) 00:15:35.84 ID:brvxHH.o
魔道士「心当たり…特にないですねぇ…」

バーテン「そら、そうだわな…」

魔道士「……」

バーテン「あんな宿無し、野宿者みてぇなモンだ全く…」

魔道士「宿無し……」

バーテン「ヘタすりゃどっかの山中で野宿でもしてんじゃないか…?」

魔道士「宿……あーっ!!」

バーテン「!?」

魔道士「マジシャンさんの…家…っ!」

バーテン「家…!?」

魔道士「はいっ!家というか…別荘みたいな感じの……」

バーテン「んなモン持ってたのか…アイツ」

魔道士「……行ってみます!何かあるかも!」

バーテン「おいおい、もう夕方になるぞ?明日にしとけ」

魔道士「……でもぉ」


865 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/07/07(水) 00:19:50.10 ID:brvxHH.o
バーテン「今日は泊まっていけ。上の部屋使っていいから」

魔道士「そんな…っ。悪いですよ……」

バーテン「構わねぇよ。遠慮すんな」

魔道士「……すみません!」

バーテン「だから、遠慮すんなって…」

バーテンは苦笑しながら、後頭部をかく。

魔道士「じゃあ、私…お手伝いします!」

バーテン「……?」

魔道士「今日一日、このお店をお手伝いします!」

バーテン「いいよ。そんなに客だって来るわけじゃいないんだしよ…」

魔道士「じゃあ、お客さん呼びましょうよ!」

バーテン「はぁ…!?」

魔道士「早速チラシ作って…配ってきます!」

魔道士は大慌てで二階への階段を駆け上って行った。

バーテン「……元気だ事」


866 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/07/07(水) 00:35:54.34 ID:brvxHH.o
それでは失礼します!多数のご支援ありがとうございました!
おやすみなさいです!ノシ

〜オマケ〜

悪代官「はははー私は悪代官だぞー」

盗賊「きゃー!助けてー!」

――「待て待てーい!!」

ザッ!!

盗賊「貴方は…猫さん剣士!!」

猫さん剣士「さぁ、そのお嬢さんを離すんだ!!」

悪代官「なに?生意気な!先生!先生ーっ!!」

アスク・ド・ジーニアス「はーっはっは!俺のこの手が真っ赤に燃えるううぅぅ!!」

猫さん剣士「何という石破…いや手形ぎゃああああぁぁ!!」

ドッカーン

盗賊「猫さん剣士ー!!」

悪代官「ははははは。悪は勝つ!」

ガバッ!!

盗賊「…ゆ、夢か……っ.。…>>848」


869 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/07(水) 01:12:08.84 ID:Fv59daw0
>>805とかここ数日青年兵と召喚士になにか薔薇色のものを感じるんだが


870 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/07(水) 03:55:29.91 ID:nEtZ2MDO
やめろ

それ以上はいうな



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