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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その22
- 37 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2010/11/27(土) 02:45:47.14 ID:WiH.B0.o
帝「……よし」
女剣士「…?」
帝「敵は今、右方を警戒しておる」
女剣士「……」
帝「われらは左端へ回り込み…間隙を突くぞ」
女剣士「っ!!」
タッ!!
女剣士「上様っ!?……名代!!」
名代「!?」
女剣士「上様の援護を!」
名代「何…っ!?」
召喚士「魔道士さん!」
魔道士「はいっ!」
戦士と鬼丸が気を引いている隙に、帝は左端の首へと斬りかかる。
帝「はあぁ…っ!」
- 38 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 02:46:35.61 ID:WiH.B0.o
タタッ
ネクロマンサー「…?」
ネクロマンサー「……ウウゥゥ」
召喚士「気づかれた!?」
帝「…もう……少しっ」
飛び掛る帝めがけ、ヤマタノオロチが牙をむく。
魔道士「やあぁ!!」
ドドオオォォンッ!!
女剣士「壁…!?」
魔道士は瞬時に土の壁でヤマタノオロチの突進を遮る…が。
バゴオオォォッ!!
魔道士「くぅ…っ!!」
召喚士「壁を…一撃で!?」
帝「十分…っ!」
崩れゆく土壁の脇より、十束剣の一閃が竜の首へと放たれる。
- 39 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 02:47:02.75 ID:WiH.B0.o
シャキイィンッ……サクッ
帝「……っ」
ヤマタノオロチ「……ウゥ」
スタッ
帝「……」
女剣士「お退き下さい!!」
帝「……うむ」
タタッ……ザッ
ネクロマンサー「…ほぉ、傷を付けるか。これはなかなか…どうして」
女剣士「無茶をなさいますな!」
帝「無茶ではないぞ。十束剣ならばあれをも手負える」
女剣士「……っ」
帝「証拠にほれ、かすっただけにも関わらず…切れ味が更に増しておる」
召喚士「た、確かに…その剣ならば有効的ではありますが……」
帝「…で、あろう?ふふっ」
- 40 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 02:49:50.64 ID:WiH.B0.o
名代「だからとて、上様を前線に立たせるなどと……」
帝「ここへ来て身分も何も関係あるまい」
魔道士「上様…っ」
帝「死ねば皆、同じ。勝たねばならぬのだ」
召喚士「……」
帝「戦えるものが前に立つ。戦の道理であろう?」
名代「……確かに…そうではありますが」
帝「ここで戦って朽ちようが、都に座して朽ちようが…結果は変わらぬ」
女剣士「…上様」
帝「名代、お主が指揮を誤ってどうする。……全滅するぞ?」
名代「……分かりました。上様のお覚悟…とくと受け取りましたぞ」
召喚士「ならば、こちらも本気で行きましょう!」
名代「ええ…上様を護衛します。召喚士殿も全力で願います」
召喚士「……はいっ!」
名代「残りの札は…2枚」
- 41 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 02:50:49.53 ID:WiH.B0.o
手にした札の1枚を、名代は勢いよく投げ飛ばす。
シュバッ…バシュウウゥゥッ!!
名代「……毘沙門天!」
召喚士「こちらも行きます…!行けっ!スフィンクス!!」
シュイイィィンッ…ドズウウゥゥンッ
毘沙門天とスフィンクス。二匹の巨大な壁が5つ首の竜へと立ちはだかる。
戦士「…来たな!待ってたぜ…この時をよ!」
鬼丸「よーし、壁は出来たな。突っ込むぜ!」
帝「女剣士っ、続け!」
女剣士「御意に。この命に賭けても…上様をお守り致します!」
ダッ!!
四人の前衛が一列にヤマタノオロチへと駆け出す。
召喚士「スフィンクス!!」
スフィンクス「はいよー!任せてーっ!!」
その四人を守るように、スフィンクスが一つの首へと飛び掛った。
- 42 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 02:51:53.48 ID:WiH.B0.o
ズシイイィィンッ!!
スフィンクス「このーっ!!」
ヤマタノオロチ「……」
ガブッ!!…ギリギリギリッ
スフィンクス「いってー!このやろー!!」
ガブッ!!
互いの喉元に食らい付き、両者はいっぽも譲らず静止する。
名代「ならば毘沙門天は中央だ」
毘沙門天が中央で構える一つの首へと掴み掛かり、その動きを押さえ込む。
召喚士「コカトリス!!右だ!!」
コカトリス「ああ!コイツを…押さえ込む!」
ゴウッ!!…バシュウゥ
コカトリス「何も貴様を石化せずとも……」
ギュオッ!!…ゴオオォォッ!!
コカトリス「泉を石化させてしまえば…首とて伸ばせまい!」
- 43 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 02:53:29.22 ID:WiH.B0.o
機転の効いたコカトリスの一撃が右端の首を封じ込める。
戦士「残りは2つ…!そのうちの1つは……」
鬼丸「俺らが貰ったぁ!!」
ヤマタノオロチ「……アアァァ」
ドドオオォォンッ!!
魔道士「炎が…っ!!」
戦士「ならば……!」
ヤマタノオロチが放つ火炎の吐息を、戦士の盾が間一髪防ぐ。
戦士「ぐ…おおぉぉ…っ!!」
ズズズッ…
押されながらも懸命に防ぐ戦士。その背後より鬼丸が跳躍する。
鬼丸「……っらああぁぁ!!」
ブオッ!!…ガイイィィンッ!!
鬼丸「固……ってぇ!」
金棒による一撃はヤマタノオロチの額を捉え直撃するが、
ダメージはほとんどなく反撃の牙が鬼丸へと向けられる。
- 44 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 02:55:47.12 ID:WiH.B0.o
名代「鬼丸!!」
鬼丸「同じ手は…食うかよ!!」
咄嗟にその手にした金棒をヤマタノオロチの口内へと放り込む。
ブンッ!!
ヤマタノオロチ「ッ!?」
チャキッ
鬼丸「……切り札だ!受け取りな!!」
ズバシュッ!!……スタッ
鬼丸「…なかなかの斬れ味!」
戦士「その刀…っ」
鬼丸「国綱…。コイツだけはいつでも一緒だ!」
戦士「……魂のこもった…良い刀だ」
鬼丸「おうよ!アイツも一緒に戦ってるのさ!」
鬼丸による国綱での一撃は痛手には至らぬものの、
ヤマタノオロチの首一つを泉の中へと押し戻した。
- 47 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/27(土) 07:16:58.21 ID:oGiw5YDO
武士……(´;ω;`)
- 49 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/11/27(土) 18:25:58.44 ID:PtGHHvg0
つか本国同盟交渉なら間違いなく皇太子来るべきだっただろ…
即刻意気投合して手を取り合って前線に突っ込んでく姿が目に浮かぶ
- 50 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/27(土) 18:32:56.74 ID:CkVBoW2o
エリートと女剣士がお互い苦労しますねって意気投合して仲良くなr・・・ないな
百合百合だもんな
- 53 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 23:39:24.86 ID:WiH.B0.o
ドボオオォォッ
戦士「水の中に戻っていった…?」
鬼丸「やったか?」
戦士「一時的に退がっただけだろう」
鬼丸「だよなぁ。手ごたえなかったもんよ」
戦士「怪我の影響か…?」
鬼丸「んー、まぁそれもあっけど…それだけ強えぇって事だ」
戦士「通常攻撃じゃあダメって事か……」
一つ大きな息を吐くと、戦士は鬼丸へ声を掛ける。
戦士「鬼丸、援護…頼むぜ」
鬼丸「おうっ!」
戦士「魔道士!」
魔道士「!?」
戦士「……付加を頼む!」
魔道士「……は、はいっ!」
- 54 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 23:40:08.67 ID:WiH.B0.o
叫ぶ戦士は戟を鬼丸へ放り渡すと、雷切を鞘から抜き構える。
戦士「……ふーっ」
ダンッ!!
スフィンクス「こ……のぉー!!」
召喚士「スフィンクスが押し返せないなんて…なんて力だ…!」
バッ!!
戦士「おりゃあぁ!!」
魔道士「撃ちます!!」
身構える魔道士の杖から凍える波動が巻き起こり、氷を形成する。
ドドオオォォンッ!!…ギキイィィンッ!!
ヤマタノオロチ「……ウウゥゥ」
召喚士「戦士を……援護する!!」
スフィンクス「おっけー!!」
首元に噛み付く顔を強引に引き離し、重心を低く落とすスフィンクス。
スフィンクス「両手…はんまーぱーんちっ!!」
- 55 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 23:41:18.28 ID:WiH.B0.o
スフィンクスは拳を握り合わせ、それをヤマタノオロチへと叩きつける。
ガオッ!!……ズッガアアァァンッ!!
ヤマタノオロチ「…ガ……アアァァッ」
バシィッ!!
スフィンクス「うわぁーっ!」
もたげた首をかち上げ、ヤマタノオロチがスフィンクスの巨体を吹き飛ばす。
グオッ…ドシャアアァァ
戦士「十分!!」
上向いたヤマタノオロチの鼻へ、氷を纏い稲光る雷切の一刀が振り下ろされる。
ヒュバッ!!…ゴシャアアァァッ!!
ヤマタノオロチ「…ギ……イイィィ…ッ!」
戦士「どうだ……!?」
ググッ…
鬼丸「させねぇよ!!」
カウンターで反撃を狙うヤマタノオロチの角を、鬼丸が戟と国綱で防いだ。
- 56 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 23:41:57.15 ID:WiH.B0.o
ガッキイイィィンッ
ヤマタノオロチ「……ッ」
戦士「もう…一丁ぉ!!」
魔道士「はいっ!!」
今度は激しい炎が魔道士の頭上で巻き起こり、雷切へと付加する。
戦士「でりゃああぁぁ!!」
ブオッ…ガシュウウゥゥッ!!
ヤマタノオロチ「……オオォォ」
ザッバアアァァンッ
召喚士「やった!」
スタッ
戦士「ダメだ、退かせただけだ…っ」
召喚士「十分だよ!今のうちに他の首を……!」
戦士「おっしゃ、行くぜ!」
鬼丸「おう!」
- 57 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 23:42:41.66 ID:WiH.B0.o
名代「…なんという力…っ!……だが!」
ググッ…ズズズッ
毘沙門天「……」
ヤマタノオロチ「…グ……ウゥ」
帝「…はぁっ!」
サクッ!!
ヤマタノオロチ「…ウウゥゥ!」
女剣士「させぬっ!」
グオッ…キィンッ!!
女剣士「っ!!」
帝「無事か!?」
女剣士「問題ありませぬ。力押しされただけで…」
帝「すまんな。盾をさせてしまって……」
女剣士「…う、上様…っ」
帝「もう一度行くぞ。今度は左から回り込む」
- 58 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 23:43:26.18 ID:WiH.B0.o
女剣士「…は、はいっ!」
タタッ…
ネクロマンサー「…ふむ」
ヒミコ「……」
ネクロマンサー「これはどういう事であろうな」
ヒミコ「…ヤマタノオロチ様の力が…完全ではありませぬ故」
ネクロマンサー「それにしても…随分押されていますねぇ」
ヒミコ「…私が行きましょう」
ヒュッ…
ネクロマンサー「……早すぎましたかねぇ。ククッ」
名代「…あれはっ……巫女!」
フワッ…ストッ
ヒミコ「…うふふふっ、みんな…ヤマタノオロチ様の前にひれ伏すのよ!」
名代「巫女…っ」
帝「諦めよ。あれは最早、敵だ」
- 59 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/27(土) 23:44:29.91 ID:WiH.B0.o
名代「……分かって…おります」
ヒミコ「おやおや、お前さんが相手かい?」
帝「…良かろう。私が相手をしてやる」
名代「上様っ!」
帝「お前に討てるのか?出来ぬであろう…?」
名代「……」
帝「構わぬ。名代はヤマタノオロチを頼む」
名代「……御意に」
帝「では……参る」
女剣士「お供致します」
ヒミコ「・・・うふふっ、かかってらっしゃいな」
ザッザッザッ…チャキッ
帝「……」
ヒミコ「うふふふっ」
飄々と構えるヒミコの前に、帝は十束剣を携え対峙する。
- 62 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 00:37:51.15 ID:bh6fBrYo
ススッ…
帝「……」
ヒミコ「さぁ、どうします?う・え・さ・ま」
女剣士「…貴様ぁ!」
タンッ!!…ヒュオッ
ヒミコ「…うふふふっ、甘い甘い」
キィン
女剣士「……?」
ヒミコ「そんなヤワなこうげきじゃ、この一反木綿…倒せませんわよぉ?」
女剣士「……っ」
キィン…ガインッ!!…キィン…キィンッ
ヒミコ「あら残念……」
女剣士「……」
ヒミコ「貴方、生娘じゃあないのね」
女剣士「……っ」
- 63 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 00:39:07.85 ID:bh6fBrYo
ブオンッ!!
ヒミコ「良質な力を持ってるから…ヤマタノオロチ様への供え物になるかと思ったけど」
バッ
ヒミコ「生娘じゃないなら、用はないわね」
シュルシュルシュルッ…グイィ!!
女剣士「うあぁ…っ!」
ヒミコ「おほほほっ!このまま絞め殺してアゲル!」
バシュッ!!
ヒミコ「……!?」
女剣士「…か、かはっ!ごほごほっ!」
帝「二人おる事を忘れるでないぞ」
ヒミコ「……小生意気ね」
女剣士「…た、助かりました……っ」
帝「……」
女剣士の助けに入りヒミコの手の甲を切りつけた帝は、十束剣の見つめる。
- 64 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 00:45:20.01 ID:bh6fBrYo
帝(……力が増している。やはり…既に妖化しておるか)
ダッ!!
帝(一縷の望みと思うたが……仕方あるまいっ!)
間合いを話すヒミコに対し、帝は再び接近戦を仕掛ける。
ヒュンッ!!…ギイィンッ!!
帝「……女子の力とは…思えぬな」
ヒミコ「…まぁ、失礼な若君ね。それでは女子に好かれ……」
ババッ
ヒミコ「……貴方、そう…そういう事」
帝「……」
ヒミコ「こんなところにもいるじゃない…っ!良質な……生娘が!」
帝「何…っ?」
ヒミコ「ヤマタノオロチ様っ!この者を…!!」
ネクロマンサー「……?」
ヒミコの叫びに応じ、ヤマタノオロチが首をすぼめ近寄る。
- 65 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 00:47:16.24 ID:bh6fBrYo
ズオオォォッ
召喚士「な……何だっ!?」
ヤマタノオロチ「……ウウゥゥ」
ネクロマンサー「どうしました…?まさか……」
ヒミコ「さぁ、どうかこの者を贄に!!」
女剣士「上様っ!」
ダッ!!
ヒミコ「邪魔はさせぬ!」
ガシィ!!……グググッ
女剣士「…えぇい!そこをどけっ!!」
ヒミコ「さぁ!今のうちに……!!」
向かい合う女剣士とヒミコ。その脇でヤマタノオロチがゆっくりと、
その首を帝の下へと地を這うように近づいてゆく。
名代「上様っ!!」
帝「……くっ!」
- 66 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 00:48:29.32 ID:bh6fBrYo
ヒュンッ!!……ガキイィンッ!!
ネクロマンサー「……?」
帝「手裏…剣…!?」
ザッ
風忍「…どうやら間に合ったか!?」
火忍「いんや、大遅刻みたいだぜ」
名代「風忍殿!火忍殿!」
帝「お主等…っ、無事であったか…!」
火忍「遅くなり申した!申し訳ありませんっ!」
風忍「これがヤマタノオロチ…!!」
ヒュッ……スタッ
ネクロマンサー「ネズミが増えましたか……」
ザッ
雷忍「…カカッ、こっちにもいるぜ」
水忍「巫女殿…やはり貴方は妖に…っ」
- 67 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 00:50:28.83 ID:bh6fBrYo
ザッ…スタッ
火忍「…おい、姫と土は!?」
水忍「途中で別れた。まだ来ておらぬようだな」
火忍「んだとぉ!?無責任な……」
雷忍「今は争っている場合じゃない。上様を援護するぞ」
火忍「…ああ。雷、いくぜ!」
ヒュッ!!
風忍「水、我らは奥の援護に回るぞ」
水忍「承知!」
タタタッ
魔道士「皆さん…!!」
召喚士「…あとは、盗賊さんと土忍さんか」
名代「大丈夫です。二人もじきに来る事でしょう」
戦士「おうよ。俺らは眼前の敵を倒す事に集中するのみ!」
鬼丸「だな!!」
- 68 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/28(日) 03:45:31.62 ID:q6vzerUo
やっぱ帝は女だったか・・・
雷忍め・・・
- 70 名前:三日目東R59Aがお送りします [] 投稿日:2010/11/28(日) 05:43:03.79 ID:VqkWbTw0
1乙
帝は女の子か…
雷忍は相当のロリコンだね
- 71 名前:三日目東R59Aがお送りします [sage] 投稿日:2010/11/28(日) 09:17:52.20 ID:h/FocMwo
百合な女剣士も、そんな理由だったのね
- 82 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 23:08:54.23 ID:bh6fBrYo
ザザザッ…タッタッタッタッタ
火忍「首はこちらが引き受けます!上様は巫女を…!」
帝「任せたぞ」
風忍「ははっ!」
女剣士「上様に指示するとは…無礼な奴め!」
帝「いまはそのような事、気にしている場合ではない。的確な指示だ」
女剣士「……っ」
帝「それよりも我等は、目の前の敵に集中するぞ」
ザッザッザ
ヒミコ「邪魔が入ろうが…結果は変わらないよっ!」
ヒュッ!!……ガキイィンッ
ヒミコ「……二度までも…忌々しい奴…っ!」
女剣士「上様へは…指一本触れさせぬ!」
ヒミコ「……ならば諸共、あの世へ落ちるがいいっ!」
女剣士「……っ」
- 83 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 23:09:31.35 ID:bh6fBrYo
ザザザザザザッ
火忍「…火炎手裏剣!」
シュバババッ…ゴウッ!!
ヤマタノオロチ「……オオォォ」
チュインッ…キィンッ
火忍「弾き返した!?」
雷忍「カカッ、なんつう表皮だよ」
召喚士「一行では無理です!二行合体以上でないと……」
火忍「……だとよ、めんどくせぇ妖怪だ」
雷忍「…カカッ、全くだな」
火忍「まずはあのデカブツを上様から引き離す」
雷忍「…だな。それから私とお前で…二行いくぞ」
火忍「その腕で大丈夫か?」
雷忍「……大丈夫、とは言い難いな。任せても構わんか?」
火忍「…おう。最初は俺が行かせて貰う!」
- 84 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/11/28(日) 23:10:17.39 ID:bh6fBrYo
バサァ…ゴウッ!!
召喚士「コカトリス、スフィンクスの援護を!」
コカトリス「…うむ!」
ヤマタノオロチ「ウウゥゥ」
シュバッ!!…キィン
召喚士「戦士!」
戦士「ここは引き受ける!お前らは…アイツを!」
ヤマタノオロチの前に割り込む戦士が、正面頭上を指差す。
召喚士「ネクロマンサー……!」
ネクロマンサー「……ククッ」
召喚士「…分かった。魔道士さん、行きましょう」
魔道士「は、はいっ!」
召喚士「戦士っ、ここは任せるよ!」
戦士「ああ。そっちこそ頼むぜ……オッサンの仇討ちだ」
召喚士「……うんっ!」
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