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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その13
534 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/11(日) 22:48:04.60 ID:lm1YSygo
〜北方司令部〜

召喚士「………」

戦士「また…来ちまったな…」

魔道士「ええ…」

戦士「あんまり…良い思い出ないからな…」

盗賊「……うん」

テクテクテク…

召喚士「あの、すいません」

衛兵「ワーカーの方ですか?」

召喚士「はい。今回の戦いに……」

衛兵「あぁっ!!」

召喚士「!?」

衛兵「朱雀先生!!

召喚士「えっ!?は、はい…」

衛兵「先日の戦いではお世話になりました!」


535 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/11(日) 22:51:25.11 ID:lm1YSygo
戦士「防衛線の…?」

衛兵「ええ。覚えてらっしゃらないでしょうが、共に戦わせて頂きました!」

魔道士「そうでしたかー!」

衛兵「あの圧倒的なトロルの軍団を…」

召喚士「俺達の力ではありませんよ…」

衛兵「いえいえ!そうかもしれませんが先生方がいらっしゃったから…」

戦士「よしてくれ。まだ未熟者だ」

衛兵「今回も心強いです!さぁ、こちらへどうぞ!」

衛兵ははりきって門内へと四人を案内する。

テクテクテク…

衛兵「二階の会議室にてお待ち下さい!」

盗賊「……ありがとう」

衛兵「国軍本体ももうまもなく到着するでしょう」

召喚士「はい」

衛兵「それでは!失礼致しますっ!!」


536 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/11(日) 22:53:41.51 ID:lm1YSygo
戦士「まぁ、ああやって感謝されるのも…悪くはねーか…」

召喚士「……うん」

魔道士「…あ、ここですね」

スタスタ…

盗賊「……!?」

眼鏡「やぁ」

召喚士「やはりもういらしてたんですね!」

魔道士「朝起きたらもういなかったんですものー」

眼鏡「ごめんね。ちょっとバタバタしてて…はははっ」

眼鏡は頭を掻いて苦笑いを見せる。

眼鏡「とにかく今回は一緒に頑張ろう」

召喚士「はい!宜しくお願いします!」

戦士「期待してますぜ!!」

眼鏡「いやいや…。こちらこそ」

盗賊「……」


537 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/11(日) 22:57:23.08 ID:lm1YSygo


タッタッタッタ…コンコン

左翼長「…入れ」

衛兵「失礼致します!本体まもなく到着されます!」

左翼長「ご苦労。すぐ行く」

騎士長「いよいよだな…」

左翼長「ああ。出迎えの手配を頼む」

参謀「かしこまりました」

左翼長「さて…俺らも行くかね」

騎士長「ですな。北方司令殿」

左翼長「……頼むから止してくれ」

左翼長は溜息混じりに正門へと向かう。

ドドッドドッドドッ…

本国兵「殿下の到着だーっ!出迎えをーっ!!」

衛兵「参られるぞー!道を広く開けろー!」


538 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/11(日) 23:09:42.24 ID:lm1YSygo
パッカパッカパッカ…

副司令官「…」

大軍師「……」

衛兵「すげぇ数だな…!」

北方兵「ああ!それにやっぱり毅然としてるな…!」

パッカパッカ…

エリート「……」

副官「……」

皇太子「……」

パッカパッカ…トッ…スタッ

皇太子「お出迎えご苦労」

左翼長「まずは無事のご到着何より…」

騎士長「ではお部屋へご案内致しまする」

皇太子「畏まらずとも良いよ」

エリート「では殿下、後でお出迎えにあがります」


539 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/11(日) 23:13:36.88 ID:lm1YSygo
大軍師「……元気そうですね」

参謀「……ええ」

副司令官「早速、作戦会議室へ」

参謀「ご案内致します」

エリート「我らも参ろうか」

副官「はい」

ザッザッザ…

副司令官「…おや、先客かね?」

参謀「あ…っ、彼らはワーカーで……」

副官「召喚士さんっ!!」

召喚士「!?」

魔道士「あーっ!!青年兵さんっ!!」

戦士「おーっ!!久しぶりじゃねぇか!」

青年兵「皆さんお変わりなく!お元気そうで良かった!」

盗賊「……うん」


540 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/11(日) 23:16:49.18 ID:lm1YSygo
カツカツカツ…

大軍師「これは…朱雀先生」

召喚士「あ…ど、どうも」

副司令官「おぉ、こちらが噂の朱雀先生であったか」

召喚士「初めまして。召喚士と申します」

副司令官「副司令官だ。成程…噂通り若いな」

副司令官は手を差し出し、召喚士と握手を交わす。

魔道士「……!!」

エリート「魔道士…さん…!」

戦士「あっ!アンタ確か…!!」

エリート「その節はどうも…。お世話に…」

召喚士「い、いえっ…。こちらこそ…!」

参謀「皆さんお知り合いのようで良かった…!話が早い」

眼鏡「……」

召喚士「あっ!こ…こちらは眼鏡さんです!ははっ!」


541 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/11(日) 23:22:36.85 ID:lm1YSygo
ちょっと早いですが寝させて頂きます!
それではおやすみなさい!ノシ

〜オマケ〜

眼鏡「………」

犬「ワンワンッ!!」

眼鏡「………」

犬「クゥ〜ン…クゥ〜ン」

ナデナデ…

犬「ハッハッハッハ」

眼鏡「……よしよし。いい子だ」

ポイッ

犬「…ハッハッ…モグモグモグ」

眼鏡「……ふふっ」

犬「……ペロペロ」

眼鏡「…動物には…好かれるんだけどね…」


548 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/12(月) 03:20:46.80 ID:uiQ.TQDO
最近はペースが安定してていいな
そして眼鏡って女だっけ?


551 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/12(月) 13:45:52.15 ID:eWO2nhwo
VPのレザードみたいな感じで想像してたわ


553 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 17:55:54.83 ID:DZlw6SAo


副司令官「ほう…!功績ランク二位とな」

戦士「俺らなんかよりよっぽど頼りになるぜ」

盗賊「……」

戦士「どした?」

盗賊「…ん?……いや」

盗賊は部屋の反対側に立つ男女を見つめる。

魔道士「……」

エリート「まさかこのような所で再開するとは…」

魔道士「……ええ」

エリート「貴女も戦地へ赴かれるのですか…?」

魔道士「…もちろんです」

エリート「我らに任せる事は…」

魔道士「出来ません」

エリート「………」


554 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 17:56:21.47 ID:DZlw6SAo
魔道士はじっとエリートの顔を見上げる。

エリート「覚悟は揺るがないようですね…」

魔道士「…はい。そのつもりで全てを…」

エリート「そうでしたね…。旅の魔道士さん…」

魔道士「…はい!」

エリートそれでは、殿下をお迎えにあがらねば…。失礼」

魔道士「あ…」

カツカツカツ…

魔道士「ありがとうございました!」

エリート「……ふふっ」

エリートは振り返り、魔道士に笑顔を見せる。

青年兵「…あっ」

エリート「…いいよ。話の最中なんだろう?」

青年兵「はい」

召喚士「………」


555 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 17:57:28.18 ID:DZlw6SAo
青年兵「あ、大丈夫みたいです。すいません」

召喚士「こっちこそ。話が長くなっちゃって…」

青年兵「いえいえ!しかし凄いですね…。更に世界中を…!」

召喚士「青年兵くんこそ連戦で大変そうだね…」

青年兵「僕は…志願しての事ですから…」

召喚士「そうなんだ…。でも、無理しすぎると…」

青年兵「無理…かもしれません…。でも、追いつくには…」

召喚士「…?」

青年兵「あなたや、皆さんに追いつくには休んでなんかいられないんです!」

召喚士「!!……青年兵くん」

青年兵「だから…お互い頑張りましょう!」

召喚士「……うん!そうだねっ!」

左翼長「まもなく殿下が参られるぞ!着席っ!!」

左翼長の声に、一同がそれぞれ着席を開始する。


556 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 17:58:46.49 ID:DZlw6SAo
コツコツコツ…

エリート「全員起立!!」

ガタガタッ…バッ

エリート「敬礼ーっ!!」

ババッ!!

召喚士(あれが…皇太子様…)

コツコツコツ…コツ…ザッ

皇太子「直って席に着いてくれ」

エリート「着席ーっ!!」

ババッ!!…ザッ…ガタタッ

正面の長机には皇太子を中心にエリートと副司令官の三名が着席する。

その対面には一同が着座し、横に大軍師が起立している。

大軍師「では、これより北伐に対する軍議を開始致します」

皇太子「うむ。頼む」

大軍師「…はい」


557 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 17:59:12.43 ID:DZlw6SAo
カッ

大軍師「まずはこちらの地図をご覧下さいませ」

大軍師は天井より吊るされた巨大な地図を棒で示す。

大軍師「ご存知の通り、北方における我らの軍事拠点は三箇所ございます」

副司令官「ふむ。まずは…ここ北方司令部」

左翼長「次に北関……」

召喚士「最後に…海峡の砦、か…」

大軍師「本作戦はこの三箇所より出兵し、最終防衛ラインを北へ押し上げる…」

副司令官「及び各拠点の増強と拠点間の兵站うぃ繋ぐ事を目的とする!」

戦士「なるほど…」

大軍師「今回の戦いはカウンターや波状攻撃ではなく、あくまで同時攻撃です」

エリート「同時でないとならない理由がおありで?」

大軍師「前回、カウンターにてラインを押し上げましたが…」

参謀「あまり効果的とは言えませんでした」

左翼長「しかも厄介な事に一点集中ではあちらに分がある」


558 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 17:59:39.45 ID:DZlw6SAo
盗賊「……」

大軍師「ここは各拠点を中心に同時攻撃で敵の戦力を分散致します」

参謀「幸い質に関してはこちらが上……」

副司令官「100対10なら負けるが、30対3なら勝てるという事か…」

戦士「よく分かんねーがとにかく分散させて叩けって事だろ?」

眼鏡「そうみたいだね」

青年兵「最終目標は…?」

大軍師「そうですね。北へ20キロは押し上げたいと思っております」

参謀「ただ絶対ではありません。あくまで目標です」

左翼長「繋ぐにしても完璧に線は引けないだろうしな…」

召喚士「それってどういう……」

副司令官「押し上げたラインに巨大な結界石を打ち込むのだよ」

魔道士「結界石!?」

エリート「そう。それによって魔物の侵攻ルートを阻む」

召喚士「……なるほど」


559 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 18:00:07.87 ID:DZlw6SAo
参謀「前回も綺麗に引けたわけではありませんからね」

皇太子「前回はどの程度のものだったのだ?」

左翼長「北へ4キロ程度かと…」

皇太子「……そうか」

参謀「どちらかというと西を中心に広げました」

大軍師「北の港ですか…」

参謀「ええ。これで魔物の港に対する侵攻はほぼなくなったかと…」

大軍師「……ふむ」

副司令官「前回はトロル隊壊滅直後のカウンターであったのだよな?」

左翼長「いかにも…」

副司令官「それにしては戦果が乏しいな」

左翼長「こちらも損害は大きかったですからな…」

皇太子「北方司令を失ったのだったか…」

召喚士「……」

左翼長「我らの不徳の致すところ…」


560 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 18:00:33.34 ID:DZlw6SAo
副司令官「終わった事は良い。それよりも…」

大軍師「今回の作戦、お分かり頂けましたかな?」

盗賊「…・・・うむ」

召喚士「大丈夫です」

大軍師「次に戦力の配置ですが…」

左翼長「白虎長率いる先遣隊は既に北関へと向かったぞ」

大軍師「それは結構。まずは本拠となるこちらですが…」

参謀「当然殿下率いる本国軍ですな」

大軍師「はい。殿下、エリート殿、左翼長殿を中心にお願い致します」

エリート「承知した」

大軍師「続いて北関ですが…」

副司令官「拠点の間となる要所だ。我らが行くしかあるまい」

大軍師「そうですね。先遣隊、及び我ら国軍にて務めます」

戦士「するってぇと…」

大軍師「残る海峡には北方の既存勢力及びワーカーの皆様。但し…」


561 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 18:01:04.01 ID:DZlw6SAo
魔道士「…?」

大軍師「朱雀先生のパーティーは遊撃して頂きます」

盗賊「…遊撃…?」

大軍師「ええ。三箇所全て補って頂きます」

左翼長「それは流石に…」

大軍師「しかし人手が足りなくてですね…」

皇太子「……」

大軍師「荷が…重いですかな?」

大軍師はチラリと召喚士達を見つめ、不敵に笑う。

召喚士「……いえ。やります!」

大軍師「…ふっふっふ。助かります」

エリート(……魔道士さん)

大軍師「作戦開始時刻は本日23時!宜しいですかな?」

皇太子「うむ。問題ない」

副司令官「よし…。これにて戦略の軍議は終了とする!」


562 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 18:01:32.88 ID:DZlw6SAo
大軍師「兵の配備や細かな指示については後ほど通達致します」

左翼長「伝令の数も倍にしておくか…」

参謀「そうですね」

副司令官「では、他に何かなければ…」

参謀「…些細な事ではありますが」

エリート「…?」

参謀「先程見回りの兵からの報告で賊が暴れていると…」

皇太子「賊…?」

参謀「ええ。北関付近を何やら荒らしているとか…」

副司令官「この大事な時に…。賊など捨て置け。後で良い!」

参謀「……かしこまりました」

大軍師「他には…」

皇太子「……特にないようだな」

大軍師「ではこれにて終了と致します!」

全員が起立し敬礼をした後、軍議は終了を迎えた。


563 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 18:02:00.61 ID:DZlw6SAo


召喚士「あ、あの…」

大軍師「何でしょうか?」

召喚士「俺らはまずどうすれば…」

大軍師「後ほど細かな指示をしたいと思いますが…」

盗賊「……」

大軍師「まずは海峡へ向かって下さい」

召喚士「そこから西へここまで戻れば良いのですね?」

大軍師「はい。無理に北上する必要はありません。兵站の確保を優先して下さい」

召喚士「…分かりました」

コツコツコツ…

皇太子「…ん?」

魔道士「……」

エリート「……」

皇太子「いつぞやの…魔道士さん、でしたかな?」


564 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 18:02:28.97 ID:DZlw6SAo
魔道士「えっ!?」

皇太子「これは失礼。一度王宮にてお見かけした事が…」

魔道士「そ、そうでしたか…。改めまして、魔道士と申します」

皇太子「これはご丁寧に。では…」

コツコツコツ…

エリート「で、では…!」

魔道士「あ…は、はい」

カツカツカツ…

戦士「やっぱり皇室育ちってのは品が違うねぇ」

召喚士「うん…」

戦士「俺らみたいな北の奴らにゃ神々しく見えるよ…」

召喚士「う、うん…」

魔道士「そんな事…ありませんよ」

盗賊「……」

魔道士「同じ、人間ですもの…」


565 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 18:02:57.37 ID:DZlw6SAo
戦士「…そりゃそうだわなっ」

召喚士「そうですよね…ははっ」

魔道士「そうですよっ!」

盗賊「……」

戦士「さてと…、そんじゃ準備に取り掛かりますか」

召喚士「うん。眼鏡さん」

眼鏡「ん?」

召喚士「一緒に海峡まで行きましょう!」

眼鏡「……そうだね。ありがとう」

魔道士「良かった!エヘヘ!」

五人は会議室を後にし、海峡への準備を整える。

大軍師「それでは、殿下を頼みましたよ」

参謀「……はい」

副司令官「無事生きて会おうぞ」

左翼長「無論です。こんなところで死ぬつもりはありませんよ」


566 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/12(月) 18:23:34.47 ID:DZlw6SAo
こんばんは!とりあえず眼鏡は男です!

>>551
ググってみたのですがカッコイイですね!
ビジュアルは自分のイメージに近かったです!

それではまた後ほど!ノシ


568 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/12(月) 21:32:40.93 ID:kPNOPuko
姐御クルー?


569 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 22:55:50.18 ID:b5b7qSso


召喚士「よし…と」

戦士「今回は食糧や道具の心配しなくていいから楽だわな」

眼鏡「荷物も少なくて助かるね」

盗賊「…ああ」

召喚士「さて、ぼちぼち行きましょうか」

魔道士「もう行くんですか?」

召喚士「ええ。23時の開戦に間に合わせないと…」

魔道士「あっ、そうですよね…!」

戦士「よいっしょ…!さぁて行きますか!!」

盗賊「…うん」

眼鏡「……よし」

ザッザッザ…

参謀「お気を付けて」

左翼長「頼むぞ!」


570 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 23:22:02.78 ID:b5b7qSso
〜北方司令部、正門〜

騎士長「……」

左翼長「行ったか」

騎士長「さて、こちらも手筈と整えねばな…」

左翼長「ああ…」

ザッ・・

左翼長「…ん!?」

テクテクテク…

騎士長「…やっと来やがった!」

左翼長「…全く。その遅刻癖、治らねーのか…」

マジシャン「ハッハ!ヒーローは遅れてくるもんだ!」

左翼長「アホか。お前の弟子どもはもう行っちまったぞ」

マジシャン「弟子…?ああ、アイツら来てやがったのか」

騎士長「呑気なモンだな……」

マジシャン「それだけが取り柄でね!さぁ始めようか!ハッハ!」


571 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 23:25:02.08 ID:b5b7qSso
テクテクテクテク…

召喚士「眼鏡さん…」

眼鏡「何だい?」

召喚士「眼鏡さんは功績二位…なんですよね?」

眼鏡「そうみたいだね。あんまり興味ないんだけど…」

盗賊「……」

戦士「やっぱり長年ワーカーしてるんすか?」

眼鏡「どうだろうね。人並みじゃないかな?」

魔道士「若く見えるのに…凄いっ!」

召喚士「一人だと苦労も多いんじゃないですか?」

眼鏡「そうだね。でもその分気楽だし……」

盗賊「…?」

眼鏡「何より人と接する事がないから…楽かな。ははっ」

召喚士「そうですか…」

盗賊「……」


572 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/12(月) 23:27:46.65 ID:b5b7qSso
魔道士「でも、寂しかったりしませんか?」

眼鏡「うーん……」

そう言うと眼鏡は突如口笛を吹く。

ピュイィィッ!!

タッタッタッタッタ…

眼鏡「…僕にはこの子達がいるからね」

眼鏡は一番に走ってきた小さな犬を抱え、頭を撫でる。

魔道士「かわいいーっ!」

眼鏡「抱いてみるかい?」

魔道士「いいんですかっ!?」

眼鏡「もちろん、ほら…」

テクテク…ポフッ

魔道士「うわぁ…あったかぁい!」

盗賊「……っ」

戦士「お前も…撫でたいのか…?」


573 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/12(月) 23:56:07.93 ID:rkbyUUDO
眼鏡君ぼっちなのか…

あれ?なんか近寄りがたいイメージだったのに急に親近感が…


574 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/13(火) 00:01:41.32 ID:nE7zG.DO
>>573
オナニー功績ランク1位のお前では相手にされないから安心しろ


578 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/13(火) 02:27:04.31 ID:tUJ3cxwo
(ry


583 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/15(木) 17:58:58.60 ID:VECP9TUo
復活したか〜

長かったな



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