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冒剣士「…冒険酒場で働くことになった」
- 91 名前: ◆qqtckwRIh. []
投稿日:2013/08/10(土) 08:38:54 ID:lGAfJUrM
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――――【午後4時】
…ガヤガヤ……
冒剣士「ふうー…」
女メイジ「酒場のほうも賑わってきたわねー…」
冒剣士「あの後、一気に予約客が来るとは思わなかったよ」
女メイジ「珍しくないんだけどね、お疲れさま」
冒剣士「お疲れ…、でも酒場にいる冒険者さんたち…強そうだなあ…」
女メイジ「そうねぇ…」
- 92 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:39:35 ID:lGAfJUrM
???「おーい、そこの子供!2人!こっちに来いよ!」
冒剣士「僕たち?」
女メイジ「そうみたい…こういうのも珍しくないから、行こっ!」
冒剣士「う、うん…」
トコトコ…
孤高騎士「よーよー、俺は孤高騎士。孤高とでも呼んでくれ…」
女メイジ「孤高さんいつも同じことばっかり」クスッ
冒剣士「知り合い?」ボソッ
女メイジ「酒場の常連」ボソッ
孤高騎士「ところで…そっちの男の子は新人クンか?」
- 93 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:40:10 ID:lGAfJUrM
女メイジ「あ、そうです。一応専属冒険者になっちゃって、住み込みで働いてたりしてますよ」
冒剣士「よ、よろしくです」ペコッ
孤高騎士「専属だぁ!?俺ですら断られたのに…お前強いのか?」
冒剣士「いえ、言うほどでは…」
孤高騎士「よく専属に入れたな…、たまたま穴があったとかか?」
冒剣士「そうらしいです。先週に穴が開いた所に、僕が滑り込む形で入ったとか…」
孤高騎士「なんだ羨ましいやつだな…」
女メイジ「全くですよねー!」
- 94 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:40:54 ID:lGAfJUrM
冒剣士「あはは…」
孤高騎士「冒剣士だったか…お前のプレートは?」
冒剣士「まだ白です」
孤高騎士「白で専属かよ、何とも言えねぇな…」
女メイジ「孤高さんは赤でしたよね?」
孤高騎士「ん?……んっふっふ…」ゴソゴソ
女メイジ「プレートはきちんと着けておきましょうよ…」
孤高騎士「これを見よっ!」スッ
- 95 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:41:35 ID:lGAfJUrM
…キラッ
女メイジ「わっ、ブロンズ…銅色!上がったんですか?」
孤高騎士「おう。軍事クエストを規定回数終わらせてな…、やっとこれで単独での国家クエストの受諾件を得たぜ」
冒剣士「軍事とか、国家…単独?」
女メイジ「あー…って、そこまで知らないわけ…?」
冒剣士「なはは…せん越ながら…」
孤高騎士「冒険者なら勉強も必要だぞぉ?しゃあないな、俺が教えてやろう!」
冒剣士「お、お願いします」
- 96 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:42:28 ID:lGAfJUrM
孤高騎士「クエストは、民事、軍事、国家の3段階に分かれてるわけだ。それぞれの順で難易度が変わって、国家クラスになると危険度も非常に高い」
冒剣士「なるほど、単独というのは?」
孤高騎士「例えば、俺が国家を受ける場合は銅プレだから一人からの受諾が可能だ。それに加えて、仲間、つまりパーティを組んで受諾を出来る」
冒剣士「ふむふむ」
孤高騎士「その場合、俺がリーダーとなって下位プレートも連れて行ける。そうすれば下位でも国家クエストに参加したという記録が残るわけだ」
冒剣士「えっ!じゃあ、何もしなくても…それだけでプレートカラーが上がっちゃうってことですよね?」
孤高騎士「クエスト受諾の時点でリーダーの決定とメンバーカラーが記録されるから、そこまで直接評価には繋がらん」
冒剣士「あー…なるほど」
孤高騎士「それに、きちんとクエストでの行動は報告式だからな」
- 97 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:43:00 ID:lGAfJUrM
女メイジ「…孤高さんにお願いして今度、国家クエストに着いて行こうかなぁ〜♪」
孤高騎士「うはは、みんなで行こうか。冒剣士クンも、謙遜してるがそれなりの腕はあるんだろ?」
冒剣士「あ、あはは…」
女メイジ「そこまで気になるなら、擬似試合やってみたらどうです?なーんて…」
孤高騎士「おっしゃ、やろう!」ガタッ
冒剣士「え、えぇ!」
女メイジ「オーナーに言ってくる!」
……タッタッタ
冒剣士「言ってくるって、仕事中じゃ…」
孤高騎士「こういうのも、冒険酒場の自由の心!諦めて…、戦うぞ!」ニヤッ
冒剣士「えええ…」
- 98 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:43:37 ID:lGAfJUrM
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オーナー「面白いことになったな!孤高さんと戦うなんて」
冒剣士「オーナーまで…」
オーナー「そうそう、昨日さ、"カタナ"ほしがってただろ?擬似武器、仕入れといたぞ。試合用の」
冒剣士「!」
オーナー「それなら、少しは本気でやれるんじゃないか?」ハハ
冒剣士「ええ、そうかもしれません」
女メイジ(あいつの本気か…面白そう)
孤高騎士「みんなぁ!試合だ試合、見たいやつは外に出ろぉ!」
- 99 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:44:12 ID:lGAfJUrM
……ワァァ!!
お客A「お?試合だってよ!」
お客B「醍醐味だな!誰と誰だ…、お!あの新人クンじゃないか!」
お客C「いいぞー!やれやれー!」
冒剣士「あああ、何か大事に!」
孤高騎士「いいじゃねえか、こういうの大好きなんだよココの連中は!」
オーナー「あはは…よし、みんな特別な催しモノだ!」
聖剣士「へえ、孤高さんですか。いい勝負するかなー」
吟遊詩人「さー…、彼も相当やり手だからねー…」
……ワァァッ!!!
- 100 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:45:08 ID:lGAfJUrM
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……スチャッ
孤高騎士「試合は相手に一撃を与えるまでの試合形式。それでいいな?」
冒剣士「大丈夫です」
孤高騎士「しかし珍しいモン使うな。カタナなんて、一方方向からしか判定ないのによ」
冒剣士「使いやすいだけですよ」ハハ
孤高騎士「ま、人の得物にケチつける気はない。俺はこの長槍でいくぜ!」ブンブン
冒剣士「いいですよ!」スッ
- 101 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:46:05 ID:lGAfJUrM
オーナー「お…、あの構えは」
聖剣士「女メイジが吹き飛ばされたって言ってた…"居合い"ですね」
オーナー「範囲、経験的には孤高騎士が絶対有利だけど…どう出るか」
女メイジ「試合…はじめっ!」
孤高騎士「…」スチャッ
冒剣士「…」
お客達「…」ゴクッ
- 102 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:46:56 ID:lGAfJUrM
孤高騎士「おりゃあああっ!"小突"っ!」ビュッ
冒剣士「…早い…けどっ!」
…ヒュンッ
孤高騎士「避けられた!?」
冒剣士「…はぁっ!!」
…ビュンッ!!……キィン!!!
孤高騎士「ぬああっ!重いっ!」ズザザッ…
冒剣士「居合いが弾かれた!?」
孤高騎士「ふぬっ…、思ったよりもやるじゃないか!」
冒剣士「…そちらこそ!」
…シャキン
オーナー「ほう、また刀身を鞘に納めるのか」
- 103 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:47:44 ID:lGAfJUrM
孤高騎士「変わった戦い方で、やりにくいぜ…」
冒剣士「あはは…、鞘を滑らせて戦うのが抜刀術ですから…」
孤高騎士「へえ、"抜刀術"か。面白い名前つけるな」
冒剣士「東方由来の業ですからね」
孤高騎士「"術"ってことは、居合い以外もあるって事だろ?」
冒剣士「まぁ…」
孤高騎士「見せて…みろっ!」
…タタタタッ
孤高騎士「大突っ!!」
…ビュンッ!!!!
- 104 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:48:34 ID:lGAfJUrM
オーナー「大突…本気かっ!」
聖剣士「い、いや!冒剣士は動いてない!」
冒剣士「…」スッ
孤高騎士(なぜ動かない!)
………スッ
オーナー「体を捻って避けた!?」
聖剣士「孤高さんの脇がガラ開きに!」
冒剣士「燕返しっ!!」
- 105 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/08/10(土) 08:48:49 ID:6IEPCep2
相変わらず投稿早いな
書き溜めてるの?
- 106 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:49:38 ID:lGAfJUrM
…ビュッ!!!!
オーナー「カウンター!!あそこからの居合いかっ!」
聖剣士「入ったか!?」
冒剣士(入った!)
孤高騎士「…んぬああああっ!」
…ガシィ!!!!
冒剣士「なっ…!」
お客A「うおおおお!?」
お客B「…膝と肘で刃の部分を挟んで止めやがった……」
- 107 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:50:10 ID:lGAfJUrM
冒剣士「う、動かない!」
グッ…グイッ…
孤高騎士「ここまでだ…おらあっ!」ビュッ
冒剣士「…小火炎魔法っ!!」ボワッ
孤高騎士「んなっ、魔法かよ!うおおおっ!」
……ドォン!!!
…パラパラ……
女メイジ(す、凄い…)
冒剣士「はぁ…はぁ…つ、強い……」
孤高騎士「お前も相当なもんだぜ、生半可な技術じゃない。どこでそんな技術手に入れやがった?」
冒剣士「…小さい頃から、剣術に楽しみを覚えていたので」
孤高騎士「ははっ、上等!」
- 108 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:50:49 ID:lGAfJUrM
……ポツッ…
…ポツッ……ポツッポツッポツッ…
孤高騎士「ん?」
冒剣士「雨が…」
……サァァァッ………ザアアアアアア!!
孤高騎士「うひゃっ!大降りになってきやがった、今日は止めとこう!」
冒剣士「そ、そうですね!」
オーナー「皆さん!酒場のほうでタオルを出すので、早く中にはいってくださーい!」
- 109 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:51:47 ID:lGAfJUrM
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女メイジ「はい、タオル」ポスッ
冒剣士「あ…ありがとう」
…ゴシゴシ
女メイジ「驚いた、冒剣士…凄い強いんだね。孤高さんと打ち合うなんて…」
冒剣士「あの人も本気じゃないよ。まだまだ余裕を隠してた」
女メイジ「…」
オーナー「おーい!冒剣士、お客さんたちが呼んでるぞ!こっちにこーい!」
冒剣士「あ、はーい!じゃ、タオルありがとう!」
女メイジ「あ…うん」
…タッタッタッタ……
女メイジ("あの人も"本気じゃないって、冒剣士も本気じゃなかったって事か…)
- 110 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:53:53 ID:lGAfJUrM
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……ガヤガヤ…
お客A「よー来た来た!」
お客B「冒剣士だっけ、すげーじゃんお前!最高だぜ!」
お客C「孤高があんなにボロにされてんの久々に見たぜ!」
孤高騎士「んなっ、俺が本気じゃないだけだっての!」
お客D「ははは、まあまあ。冒剣士、こっちこいよ!」
冒剣士「こ、これは…」
オーナー「ここは冒険者の酒場だ。あんな熱い戦い見せられたら、みんなお前の事を気に入るさ」
冒剣士「そ、そうなんですかね?」
オーナー「あぁ。もう時間も時間だが、みんなの所で話聞いておいで」ニコッ
- 111 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:54:23 ID:lGAfJUrM
冒剣士「は、はい!」
……タッタッタッタ…
…オオキタキタ!!ボウケンシ!!
コンドマタヤロウナ!!……ノメノメ!!
オーナー「やれやれ、1日目で人気になっちゃったな」
聖剣士「しかし、思った以上の強さですね…」
吟遊詩人「実力もあって、人を惹きつける何かも持ってる。ここの冒険酒場には充分すぎる逸材になりそうですね」
オーナー「ああいうの見ると、色々と思い出すよ」
聖剣士「はは…兄さんはまだまだ現役なんだから、年取ったこと言わないで」
オーナー「そうだといいんだけどね、よし!ほらほら、注文きてるぞ!」
聖剣士「わわ…、作ってきます!」
女メイジ「…」
- 112 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:55:25 ID:lGAfJUrM
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- 113 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:56:02 ID:lGAfJUrM
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――――【夜・酒場】
オーナー「それでは、冒剣士くんの初日の仕事終わり、仕事デビューを祝し…乾杯っ!」
魔法使い「かんぱーい!」ガシャッ
聖剣士「かんぱいっ!」
吟遊詩人「乾杯!」
女メイジ「乾杯」
冒剣士「なはは…そんな…」
- 114 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:57:22 ID:lGAfJUrM
オーナー「ま、初日お疲れ様。どう?大変だったでしょ?」
冒剣士「清掃やら接客でしたが、人と話すのは嫌いじゃないので…苦ってほどじゃなかったです」
オーナー「そっかそっか、それは何より」ゴクゴク
吟遊詩人「戦い見てたよ、凄かったね。あれが"カタナ"の戦闘術なのかな?」
冒剣士「あー、僕がやってるのは鞘を使った"抜刀術"です。他にも、一刀術とか、二刀術とか、鞘を使わないのもありますね」
オーナー「なるほど。いくつかの"流派"ってことか」モグモグ
冒剣士「いうなればそうです。小回りが利きにくいのが弱点なので、物理同士のぶつかり合いが一番楽です」ゴクゴク
魔法使い「まだ13歳くらいだっけ?」
冒剣士「…です」
魔法使い「そっかー、若いのに強いんだねー」ゴクッ
- 115 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:57:54 ID:lGAfJUrM
女メイジ「ふーん、どうせ私は魔法くらいしか…」ブツブツ
冒剣士「ん?」
女メイジ「な、なんでもない」
オーナー「…」
魔法使い「ま、今日は飲んで食べてよ。明日も忙しいだろうけど、週末には紹介できそうなクエストがあるんでしょ?」
冒剣士「本当ですか!?頑張ります!」
オーナー「あ、そうだったね。…うん、それまで頑張ってね」ニコッ
女メイジ「…」ハァ
オーナー(…ふむ)
- 116 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:58:26 ID:lGAfJUrM
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- 117 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 08:59:59 ID:lGAfJUrM
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――――【深夜】
サワサワ…ホー…ホー…
…ガチャッ……バタン…
女メイジ「雨…すっかり上がってる。虫の声が心地いいかな…」
オーナー「さて…と、どうしたのか話を聞くよ?」スッ
女メイジ「きゃあっ!お、オーナー!?」
- 118 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 09:00:36 ID:lGAfJUrM
オーナー「さっきの試合の時、食事の時、妙に元気がなかったのは……」
女メイジ「そ、それは…」
オーナー「わかってる、冒剣士くんのことだろう?」
女メイジ「…」
オーナー「ひょっこり出てきて、専属になって、あっという間に人気者になって…。立場の問題…かな」
女メイジ「…」
オーナー「…ごめんな、色々気遣ってやれなくて。大事な仲間なのに…」
女メイジ「そそ、そんな…気にしないでください…」
オーナー「…うちの冒険者の専属枠、さっきもう1つ申請してきた。多分、通るはずだ」
女メイジ「専属枠…?」
- 119 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 09:01:14 ID:lGAfJUrM
オーナー「女メイジ、うちの専属冒険者になってくれるかい?」ニコッ
女メイジ「え、わ、私が!?」
オーナー「俺も昔から、年下に甘くてね…、状況が状況だとすぐ抱え込んじゃうんだよ」アハハ
女メイジ「…」
オーナー「だから、トントン拍子に今回の冒剣士クンのことも決めちゃったから、本当は先に君に専属をするべきだった」
女メイジ「知ってます、オーナーがそういう風に優しいところ…。冒剣士のことも、そう分かってました」
オーナー「…」
女メイジ「だけど、努力もしてきたつもりだったから…、それが自分の中で納得いかなくて…」
オーナー「…本当にごめんな」
女メイジ「…いえ、やっぱりオーナーは優しい人です。ありがとうございます」ペコッ
- 120 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/10(土) 09:02:08 ID:lGAfJUrM
オーナー「そうか…明日から、また宜しくね」
女メイジ「はい!」
…コソッ
冒剣士(…僕が邪魔になってたんだよね。ごめんなさい、女メイジさん。明日、謝ろう…)ハァ
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- 121 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/10(土) 09:04:50 ID:lGAfJUrM
本日はここまでですありがとうございました
- 123 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/08/10(土) 10:02:19 ID:f9YfW7zc
乙です。毎日の楽しみです。
孤高剣士さん、全然孤高じゃないw
第1シリーズから見てるけどこういう兄貴タイプな人は好きだな。
聖剣士をみるに、オーナーも30代半ば〜40前ぐらいかな?竜の血で見た目はもっと若そうだけど。
- 124 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/08/10(土) 13:56:55 ID:/u/JIPNk
いつも応援してます!乙!
- 125 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/08/10(土) 14:52:18 ID:B/fHXxG6
早い更新乙
冒険士が使った「燕返し」って納刀から抜刀で切り上げてるから
佐々木小次郎が使ったとされる「燕返し(虎切)」じゃなく
居合道 袈裟切り初動作の逆袈裟に切り上げをイメージすればいいのかな?
- 126 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/10(土) 15:46:37 ID:lGAfJUrM
質問が多かったのでちょっと回答だけを。
>>122 >>124 ありがとうございます!
>>105 挟んでてわかりませんでした、一応、書き溜め+修正です
>>123 今後、その事に関しては出てくるので(´ω`)
>>125
それで大丈夫です。作中で燕返しは基本的にカウンターの役割的な居合いで扱ってます。
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