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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その13
51 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:34:26.30 ID:fSeUx7.o
〜次の日〜

盗賊「……」

チャキッ

盗賊は蜘蛛切を右手に携え、葉が舞い落ちる中、目を瞑る。

盗賊「……」

サラサラサラ…

盗賊「……しっ!」

タンッ!!…シュバッ…シュンシュンッ!!…スタッ

盗賊「………ふー」

パチパチパチ…

盗賊「!?」

マーマン「いやお見事。大したモンだ」

盗賊「…早いな」

マーマン「んーにゃ、寝てないだけさ」

盗賊「……そうか」


52 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:34:53.73 ID:fSeUx7.o
マーマン「それよりカレシがお呼びだぞ?」

盗賊「っ!?」

マーマン「前衛の打ち合わせだとか何とか…」

盗賊「ち、違うっ!断じてっ!!」

マーマン「あ、そうなの…?」

盗賊「そそ、そう…だっ!」

タッタッタッタッタ…

マーマン「うーん…。観察眼には自信あったんだがなぁ」

マーマンは首を捻り、盗賊の後を追う。

タッタッタ…

戦士「おう、おはよう」

盗賊「…あ、うん。お…おはよう」

魔道士「はい、どうぞ!」

魔道士がホットミルクとトーストを手渡す。

盗賊「…ありがと」


53 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:35:34.82 ID:fSeUx7.o
召喚士「なんだかんだみんな早起きだったね」

戦士「なーんか久々の依頼でワクワクしちまってな」

魔道士「ふふっ、子供みたい!」

戦士「あん?悪かったな!!」

召喚士「あはは!」

盗賊「……ズズッ…熱っ!」

テクテクテク…

戦士「おう、おかえり。サンキューな!」

マーマン「あー気にすんな。ほれ」

戦士「んっ…?魚?」

マーマン「人間も食うよな?」

魔道士「わぁ…!ありがとうございますー!」

魔道士はマーマンから数匹の川魚を受け取る。

召喚士「じゃあ早速、編成だけど…」

戦士「ああ。当然前衛は俺と…」


54 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:36:00.96 ID:fSeUx7.o
盗賊「…私だ」

召喚士「鉱山内はそんなに広くないと思う」

戦士「まぁ…そうだな」

召喚士「極力荷物は減らしたいな…」

魔道士「そうですね…」

戦士「最低限の装備と道具でいいんじゃねぇか?」

召喚士「うん」

戦士「俺も今回は雷切一本で事足りるかな…」

召喚士「属性があれば斧でもいいけどね」

戦士「そうなんだよな…やっぱり付加するべきだったかな…」

魔道士「槍もありますしねぇ」

盗賊「……」

戦士「それぞれ別々の付加を施して使い分けるのも便利かもな」

召喚士「うん。それは良いと思うよ!」

盗賊「…うん」


55 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:36:26.21 ID:fSeUx7.o


召喚士「よし…準備出来た」

魔道士「では…いざ出発…!!」

戦士「すぐ戻っから。悪いな!」

マーマン「だから俺の事は気にすんなって 」

魔道士「行ってきます!」

マーマン「おーう、気をつけてなー」

マーマンは村の入り口まで見送り、再び池へと引き返す。

ザッザッザ…

青年「あ…おはようございます。早いですね」

召喚士「はい。これから行ってきます」

青年「このまま村を抜けてまっすぐ行った所に休憩所があります」

盗賊「……」

青年「そこの者に案内するよう言伝しております」

魔道士「分かりました!」


56 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:36:52.74 ID:fSeUx7.o
召喚士「荷物をお願いします」

青年「…お預かりします」

青年は他の村人を呼び、荷物を蔵まで運ばせる。

青年「では、お気をつけて」

戦士「おう、ちょっくら行ってくるぜ!」

テクテクテクテクテク…

召喚士「村を抜けて…真っ直ぐ…」

戦士「一本道だから迷う事もなさそうだわな」

盗賊「…うん」

四人がしばらく進むと、分かれ道に小屋が建っている。

魔道士「あれ…ですかね?」

召喚士「行ってみましょう」

スタスタスタ…

召喚士「失礼しまーす」

小屋を開けると、中には数人の鉱夫が腰掛け休んでいる。


57 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:37:21.88 ID:fSeUx7.o
鉱夫「……?」

召喚士「あ、すみません。村の村長から依頼を受けた…」

鉱夫「おぉ、ワーカーの方かね?」

一人の鉱夫が席を立ち、召喚士の元へ近づく。

召喚士「はい、そうです!」

鉱夫「話は伺ってるよ。案内しよう」

魔道士「ありがとうございます!」

鉱夫を先頭に四人は小屋より更に東へと足を進める。

鉱夫「ここから先は密林になっている。足元に気をつけてくれ」

盗賊「……」

ザッザッザ…ガサッ…

戦士「なんか…やたら暑くねーか?」

魔道士「確かに…蒸し暑いですね…」

鉱夫「おそらくはあれが原因だろう」

鉱夫は木々の間から上空を指差す。


58 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:37:56.75 ID:fSeUx7.o
盗賊「!?」

召喚士「あれって…!!」

鉱夫「そう。火山だよ」

鉱夫が指差す先にそびえる山は、火口より白煙を上げている。

戦士「……道理で暑いワケだ」

魔道士「だ、大丈夫なんですか!?」

鉱夫「絶対とは言えないけどしばらく噴火はないはずだよ」

戦士「しっかし物騒だな。噴火したら村だって結構…」

鉱夫「やばいかもしれんな…」

盗賊「……」

戦士「よく住めるよ…」

鉱夫「でも…この林に住んでる部族もいるぞ?」

召喚士「そうなんですか!?」

鉱夫「アマゾネス…って言ったけな…」

盗賊「…アマゾネス」


59 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 16:38:48.28 ID:fSeUx7.o
鉱夫「ま、人間住めば都ってやつだよ」

魔道士「なるほどですねー」

鉱夫「さぁ着きましたよ。この奥です」

召喚士「山のふもとですね…」

戦士「ここか…」

鉱夫「帰り道は分かりますか?」

盗賊「…ああ。問題ない」

鉱夫「では十分お気をつけて!」

魔道士「ありがとうございます!」

鉱夫は一礼し、集会所へと戻って行く。

戦士「さーて…行きますか!」

魔道士「行きましょう!!」

盗賊「…準備は?」

召喚士「大丈夫です…!」

ぽっかりと口を開けた漆黒の入り口が四人を待ち受ける。


60 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/26(金) 17:43:42.92 ID:h6vnkkSO
洞窟「らめぇぇぇぇぇぇ」


61 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 18:13:50.05 ID:fSeUx7.o
〜鉱山一階〜

召喚士「行け!サラマンダー!!」

シュイィン…

サラマンダー「……」

召喚士「あ、あのぉ…」

サラマンダー「松明代わりやろ…?」

召喚士「あっ…はい…」

サラマンダー「ま〜しゃあないわな」

召喚士「…?あ、ありがとうございます」

サラマンダー「ほいじゃ、ワシに付いてきな」

魔道士「ありがとうございますー」

戦士「ちょっと…丸くなった…?」

召喚士「さ、さぁ……」

召喚士は荷袋から紙とペンを取り出す。

召喚士「さて…では進もうか」


62 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 18:14:18.40 ID:fSeUx7.o
テクテクテクテクテク…

魔道士「特に…何もないいですね…」

戦士「中は思ったほど暑くないなぁ」

召喚士「岩だらけだから熱を遮ってるのかな…」

盗賊「……」

しばらく道なりに進むと、行き止まりへ突き当たる。」

戦士「行き止まりか?」

盗賊「…いや…なんとか行けそうだ」

盗賊は足元の岩を指差す。

召喚士「ここから下へ降りられそうですね」

盗賊「…行ってみよう」

サラマンダー「姉ちゃん、誘導したるわ」

盗賊がゆっくりと岩場を降り、サラマンダーが足元を照らす。

魔道士「大丈夫…ですか?」

盗賊「…うん。足の踏み場は…多い」


63 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 18:15:16.95 ID:fSeUx7.o
トン…トトッ…トンッ……スタッ

盗賊「…ふーっ」

サラマンダー「…まだ先には進めそうだわな」

盗賊「…戦士」

戦士「おう」

ジャララッ…クルクルッ…ヒュバッ…

盗賊が腹部から鎖を外し、片側を戦士へと投げ渡す。

戦士「……うっし。んじゃ魔道士、行け」

魔道士「はい」

召喚士「気をつけて」



戦士「よし、次は召喚士だ」

召喚士「うん」



戦士「最後に俺…」


64 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/03/26(金) 18:16:17.34 ID:fSeUx7.o
戦士は鎖を外し、ゆっくりと岩場を降りる。

ストッ

魔道士「まだ先が続いてますね」

召喚士「ここが地下一階って感じですかね」

召喚士は紙に地図を記す。

戦士「魔物の気配はなさそうだな…」

盗賊「…うん」

召喚士「よしオッケー。それじゃあ行きましょうか」

盗賊「…うん」

〜鉱山地下一階〜

戦士「正面は広いな…」

盗賊「…見通しは…良い」

召喚士「…少し暑くなりましたかね?」

魔道士「ええ…ちょっと熱気が…」

サラマンダー「ほんじゃ進むぞー!」


65 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/03/26(金) 18:16:56.36 ID:fSeUx7.o
ここまでにて!ご支援ありがとうございました!ノシ


68 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/26(金) 19:25:15.22 ID:lMVMAgDO
乙です
やはりダンジョンはわくわくしていいな


73 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/27(土) 01:05:37.07 ID:e4y21A6o
サラマンダーさん久しぶりだなー


78 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/27(土) 11:03:26.65 ID:.EUz3Iko
洞窟でサラマンダーだして酸素平気なのかな?
それとも別の力で燃えてて酸素必要ないとか?


80 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/27(土) 16:36:17.99 ID:rgIthADO
酸素残量の目安に松明とかやるらしいよ
火が消えてきたら危ないみたいな


83 :GEPPERがお送りします [saga] :2010/03/27(土) 23:18:14.24 ID:p26rJDMo
こんばんは!多数のご支援ありがとうございます!
遅くなりましたが続きですー!↓


84 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:18:44.46 ID:p26rJDMo
ザッザッザ…

召喚士「…うーん」

魔道士「どうしました?」

召喚士「特に鉱山って雰囲気がないですね」

魔道士「…確かにそうですねぇ」

戦士「ただの洞窟って感じだよな」

召喚士「うん…。それにしては…」

盗賊「…?」

テクテクテク…コンコン

召喚士「何か…人の手がはいっているような…」

召喚士は壁を叩き、首を傾げる。

盗賊「…確かに」

召喚士「何か…削ったような形跡があるんですよね」

戦士「言われてみれば…そうかもなぁ」

召喚士「かつて誰かが道を造った‥のか?」


85 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:19:14.86 ID:p26rJDMo
魔道士「一体何のために…」

召喚士「遺跡…?」

盗賊「……」

戦士「遺跡って…前に行った…」

召喚士「うん。あっちは完全に人工物だったけどね」

魔道士「確かにあの遺跡も山あいの所でしたね」

戦士「でも向こうは城?だよな?」

魔道士「ここは山のふもとから下ってますよね」

召喚士「ええ。つまり完全に地中って事ですね…」

盗賊「……」

召喚士「地中に何かあるとすれば……」

盗賊「…火山」

召喚士「そうですね。」

戦士「火山ったって…地中にはマグマしかねぇぞ!?」

魔道士「それが何か…あるんですかね?」


86 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:19:54.58 ID:p26rJDMo
召喚士「分かりません…」

盗賊「…」

戦士「しかし削られた壁以外は特に何のねぇしな…」

サラマンダー「おーい」

盗賊「…?」

サラマンダー「また行き止まりだぞ?」

サラマンダーは崖の手前で四人を誘導する。

戦士「こりゃ降りられそうもないな…」

盗賊「……」

ザッザッザ…

戦士「どうした?」

盗賊「……ここ」

盗賊が脇にある岩の隙間を指差す。

召喚士「ここから降れそうですね」

魔道士「行き…ますか?」


87 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:20:45.97 ID:p26rJDMo
戦士「行くだけ行ってみっか」

召喚士「……うん」

召喚士は再び紙に地図を記す。

召喚士「盗賊さん」

盗賊「…ん?」

召喚士「クナイを一本お借り出来ますか?」

盗賊「…ん」

ゴソゴソッ…スッ

召喚士「ありがとうございます」

戦士「どうすんだ?」

召喚士「地面にも記しておこうかと思って…」

召喚士は足元の岩に、クナイで矢印を記す。

魔道士「なるほど…」

召喚士「もし俺達が全滅したら…色々大変でしょうから…」

戦士「…そっか…そうだよな」


88 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:21:57.29 ID:p26rJDMo
〜鉱山地下二階〜

ザッザッザッザッザ…

戦士「明らかに人の手が入った通路だな」

召喚士「うん。間違いないよ」

魔道士「なんだか不気味になってきましたね…」

戦士「しっかしクソ暑いな…」

盗賊「……ああ」

盗賊は額の汗を手で拭う。

召喚士「これはおそらく火口に向かっているんだと思う」

魔道士「だから…こんなに暑いんですね」

戦士「下に行けば行くほど暑いもんな…」

サラマンダー「情けないやっちゃのー」

戦士「お前とは作りが違うんだよ」

サラマンダー「へーへー。さよか…」

サラマンダーの明かりを頼りに、四人は奥深くへと潜って行く。


89 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:23:04.88 ID:p26rJDMo
テクテクテクテク…

魔道士「だいぶ…歩きましたね…」

盗賊「…うん」

戦士「魔物の気配は全くないな」

召喚士「うん。村長が言うには…気配があると言っていたけど…」

魔道士「逃げちゃったんですかね…?」

召喚士「まぁ…出ないに越した事はありませんね」

戦士「頭がボーっとしてくるよ…全く…」

盗賊「……ん?」

召喚士「何かありましたか!?」

盗賊「…うっすら…明かりが見える」

戦士「明かり?」

召喚士「行ってみましょう」

戦士「一応、戦闘態勢とっておけよ」

魔道士「…はい!」


90 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:31:45.47 ID:p26rJDMo
〜鉱山地下二階、火口付近〜

戦士「ぷあっ…!暑っちぃ!!」

召喚士「熱風が…!!」

サラマンダー「こりゃあ近くでマグマが流れてるな」

盗賊「……っ」

魔道士「だ、大丈夫ですかね!?」

召喚士「慎重に進みましょう…!」

戦士「おう」

召喚士「危ないと思ったら、すぐ引き返します」

盗賊「……承知」

盗賊は両腕の裾をまくり、先頭を歩く。

ザッザッザッザッザ…

サラマンダー「おっと…まーた行き止まりかい」

戦士「今度は下にも降りられそうにないな…」

盗賊「……!?…あそこか」


91 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:33:08.50 ID:p26rJDMo
盗賊は頭上を指差す。

魔道士「上…ですか!?」

召喚士「……」

戦士「どうする?」

盗賊「……行ってみよう」

ザッ

召喚士「気を付けて下さい」

盗賊「…ああ」

盗賊は鎖を手に取り、頭上の岩場へ投げ飛ばす。

ジャラッ…ビュンビュンビュンッ…ヒュンッ!!

盗賊「……ん、良し」

チャリッ…グイッ…トントン…トンッ…

戦士「大丈夫かー?」

盗賊「…ああ」

戦士「おっし、続こう」


92 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:34:07.60 ID:p26rJDMo


魔道士「よいっしょ…!」

召喚士「さぁ掴まって下さい」

魔道士「あ、ありがとうございます…!」

召喚士は魔道士の手を掴み、ゆっくりと引き上げる。

戦士「さーて…この先にお宝でも眠ってるのかな」

召喚士「だと良いけどね…ははっ」

サラマンダー「おっしゃ、行こうかのー」

盗賊「……うん」

テクテクテク…

しばらく進むと、通路と天井が徐々に広くなり始める。

サラマンダー「おっ、なんや広くなったの」

戦士「また行き止まりかー?」

盗賊「!?」

召喚士「…な、何だ…!?ここは…!!」


93 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:34:33.80 ID:p26rJDMo
ダッ!!

召喚士は広間の入り口に駆け寄り、しゃがみこむ。

召喚士「サラマンダー!」

サラマンダー「あいよ!」

しゃがみこむ召喚士のの前方をサラマンダーが照らす。

召喚士「……」

サラマンダー「何やねん…この器みたいなん…」

召喚士「魔道士さん」

魔道士「は、はいっ」

タッタッタ…

召喚士「ここに火の魔法を…」

魔道士「…分かりました」

ドンッ!!…ボオォ…

魔道士が放った火が器の中を灯し、それを合図に奥へ火が伸びていく。

ボッ…ボッ…ボボッ…ボッ…


94 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:36:01.10 ID:p26rJDMo
戦士「照明の仕掛けか…?」

召喚士「ああ…。ここは明らかに人工的な部屋だ」

盗賊「……」

ザッザッザ…

召喚士「……祭壇」

魔道士「祭壇ですか!?」

戦士「確かに教会とか…そんな作りに近いな」

盗賊「…あれを」

盗賊が前方を指差す。

戦士「石像…?壁画か…」

召喚士「何だろう……」

テクテクテク…

魔道士「何か…不気味な壁画ですね…」

召喚士「魔物と…人間のようですね…」

戦士「でけぇ魔物だな……」


95 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2010/03/27(土) 23:37:26.91 ID:p26rJDMo
盗賊「……」

召喚士「何だろう…?何かおかしいな…」

魔道士「えっ…?」

召喚士「この壁画…何か違和感が…」

戦士「違和感…?」

召喚士「うん。魔物を退治している…いや……」

盗賊「……これは」

召喚士「人間が…魔物を崇拝している?跪いている!?」

魔道士「え…っ!?それってどういう……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

戦士「!?」

盗賊「…何の…音だ!?」

召喚士「左だっ!!」

魔道士「な、何…っ!?」

ボゴオォォン!!…ガラガラガラッ…ドドォ…


98 :GEPPERがお送りします [saga] :2010/03/28(日) 02:59:30.59 ID:3V9TXWMo
落ちてましたすいません…寝ます
ご支援ありがとうございました!おやすみなさい!ノシ

〜オマケ〜

シルフ「サラマンダーだけ出番多くない?」

ノーム「まぁ能力が能力じゃからのう…」

ウンディーネ「そうですわねぇ…」

シルフ「アンタもちらっと出てたわよね!?」

ウンディーネ「ほんの少しですよー」

シルフ「ひいきだ!ひいき!」

ノーム「お前さんは結構出てるじゃろうて…」

ウンディーネ「そうですよ、ノームなんてこれっぽっちも出てないんですから…」

シルフ「…確かにアンタに比べたらマシ…かな」

ノーム「………」

シルフ「あぁ!違うっ!そういう意味じゃなくて…っ!」

ノーム「……」

トボトボトボ…

ウンディーネ「ちょっと、おじいちゃーん!?」


99 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/28(日) 03:09:04.35 ID:obGXYQMo
憐れノームは何所へ行く


100 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/28(日) 03:14:18.18 ID:.f1upsAO
>>1乙

いいねこの緊張感
やっぱり恐る恐るってのはこっちもハラハラ出来て寿命がマッハ


101 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/28(日) 09:03:52.79 ID:96zpbrA0
ノームくんは何の能力があるの?


102 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/28(日) 10:08:29.75 ID:HZlxmRgo
築地移転予定地の土壌調査をしたのがノーム


103 :GEPPERがお送りします [] :2010/03/28(日) 11:03:36.53 ID:7eFCoIU0
ノーム「ペロ…これは土!」


109 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/28(日) 16:20:39.13 ID:WtX1Ed.o
>>80>>106
洞窟でサラマンダー出すと一瞬で酸素が尽きそうだ


110 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/03/28(日) 16:48:26.77 ID:1viftYko
>>109
そんなときのシルフさんですよ



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