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少女「そこを退け、人間」
288 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 16:54:11.24 ID:KPlQAHEg0
>>1です
漸くPCが復旧いたしました
今まで保守してくださった皆様方、誠にありがとうございます
>>243の後、携帯から続きを書こうとしたら、今度は携帯が規制くらいまして…
長らくお待たせてして申し訳ありません、今から投下しますので少々お待ちくださいませ


290 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 16:56:21.93 ID:KPlQAHEg0
僕「……おや、少女はお休み中ですか」

男「うん」

僕「夜明けが近いというのに、呑気なものです」

男「やっぱり日の光はダメなの?」

僕「ええ、僕たちにとっては天敵です……身を焼かれ、灰となりましょう」

男「…」

僕「それにしても……、少女が寝ているのは好都合ですね、男君?」

男「?」

僕「ふふ、誘っているのですよ、……鈍い男君」

男「!!!」


291 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 16:59:06.50 ID:KPlQAHEg0
僕「興奮しませんか?よく知る女の前で無理矢理……なんて」

男「!」

僕「ふふ、どうしたのですか?抵抗したければどうぞ…」

男「っ!」

僕「ふふふ、抵抗しないということは、あなたも僕と……」

男「…」

僕「嬉しいです、僕もあなたとこうしてみたかった、…ずっと我慢していたのですよ?」

男「!!」

僕「もう…、我慢しません……」


292 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:01:29.34 ID:KPlQAHEg0
少女「…」

男「…」

僕「いやぁ…、首が飛ぶのなんて久しぶりだよ」

少女「ぷんすこ!」

男「…」

僕「ちゃんとくっ付いてます?ずれてません?」

男「大丈夫だよ」

僕「ふふ、それは良かった」

少女「貴様は!!まったく貴様は!!!」

僕「ふふ」


293 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:04:31.18 ID:KPlQAHEg0
男「ま、まぁ少女のお陰で助かったし…」

少女「むぅ」

男「ありがとね」

少女「う、うむ…」

僕「一件落着ですね」

少女「元はといえば、貴様のせいであろう!!」

僕「ふふ、君があまりにも無防備だったのでね」

男「まぁまぁ…、そろそろ夜も明けそうだし、今日のことはこのくらいにして」

僕「そうですね、そろそろ帰るとしましょう」

少女「致し方ない…、この次は首だけでは済まさぬからな!!!」

僕「肝に銘じておくよ、ふふ」


294 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:07:09.42 ID:KPlQAHEg0
少女「魔眼を使うのもだめだぞ!?」

僕「ふふ、はいはい」

少女「今後一切、男の血を吸うときは私と男の許可を得ること!!」

僕「君の許可も必要なのかい?」

少女「当然だ!貴様はそれだけのことをしたのだからな!!」

僕「君は昔から我侭だね」

少女「何か言ったか!?」

僕「いいえ、従うよ」

少女「うむ!それでは男!名残惜しいが、また次の夜に会おう!」

僕「またお会いしましょう、男君」

男「うん、またな」


295 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:10:10.00 ID:KPlQAHEg0
男「こんばんは」

僕「今晩は……よっと」

男「…僕も俺の膝の上がお気に入り?」

僕「ふふ、そうですね、最初は少女への対抗意識からだったのですが…」

男「…」

僕「今ではすっかりお気に入りになってしまいました」

男「そっか」

僕「……男君」

男「?」

僕「男君はとても温かくて、大好きです…」

男「そうかな」

僕「はい…」


296 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:12:32.78 ID:KPlQAHEg0
少女「男…」

僕「男君…」

男「…」

僕「両手に華を実践したご感想は如何ですか?ふふ」

少女「こやつが隣にいるのは癪だが、これなら一石二鳥だな!」

男「左様で」


数十分前


僕「どっちが男君の膝の上に座るか、いっつも僕らは喧嘩しているだろう?」

少女「貴様が退かぬのが悪い!」

僕「僕も男君とスリスリぎゅっ!としたいのさ、ふふ」

少女「ぬぅ」

僕「そこでね、2人一緒にスリスリぎゅっ!とできるアイディアを思いついたのさ」


297 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:16:16.05 ID:LKAMl8uiP
僕って女か?


298 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:18:43.79 ID:KPlQAHEg0
男「…」

僕「まず、男君がいつも通りこのベンチに座る!はい、男君座って!!」

男「はい」

少女「それからどうするのだ?」

僕「そして徐々に、足を広げます…」

男「…」

僕「うほ!いい男」

男「!」

少女「い、今のは…?」

僕「お約束みたいなものさ」

少女「…むぅ」

男「ドキドキ」


299 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:20:41.06 ID:H+cmo7HW0
(∵)


300 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:21:59.04 ID:KPlQAHEg0
少女「それからそれから?」

僕「僕は左の膝の上に、君は右の膝の上に乗ります」

少女「…!」

僕「これで喧嘩せずに、2人でスリスリぎゅっ!ができるね」

少女「貴様にしては中々の考えだな!!」

僕「だろう?ふふ」

男「…」


そして現在


僕「こうしていると、溜らなく欲しくなってくるね…」

少女「男……」

男「な、何?」

少女&僕「ちょうだい…」

男「………あぁ」


301 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:24:28.93 ID:KPlQAHEg0
男「そういえば、昔は少女と僕は仲が悪かったんだって?」

少女「うむ、こやつは会った当初からいけ好かない奴だったからな」

僕「ふふ、そうだったかい?」

少女「そうであったぞ!何かと私に突っ掛かってきたのだ」

男「そうなんだ」

僕「…そういえば、少女のあの必殺技!今思い出して笑えるよ、ふふふふ」

少女「何を言う!テレビからヒントを得た素晴らしい技だぞ!!」

僕「ふふふふ…、どんな技だったと思いますか?」

男「うーん…」


302 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:26:54.83 ID:KPlQAHEg0
僕「それがですね!…少女ときたら、自分の右腕を千切って放り投げてきたんですよ!」

男「ロケット…パンチ?」

僕「あはははは!そ、そうです!!ふふふふ!ダメだ、耐えられない!!」

少女「わ、笑うでない!!」

僕「だって!!腕を放り投げただけじゃないか!!」

少女「むぅ!男は素晴らしい技だと思うよな!?」

男「…斬新」

少女「だろう!?ふふん!!」

僕「お、男君は優しいのですね…ぷ!あはははは!!」

少女「そこに直れ!!!!!」


303 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 17:29:46.72 ID:KPlQAHEg0
僕「…今みたいに大笑いしたら、戦う気は失せていましたね、ふふ」

少女「殺し合いをしていた相手が急に笑い出すのだからな、正気を疑ったぞ」

僕「それからでしたね、僕たちが仲良くなったのは…」

少女「そうだったな…」

男「…」

僕「…そういえば、男君と少女は、どんな風にして出会ったんですか?」

男「ああ、それには逸話があってね」

僕「少女の、ですね?」

男「うん」

少女「よ、止さぬか!!いらんことを話すでない!!!」

男「夜中にここで涼んでいると、目の前に少女が現れてさ」

僕「ふんふん」

少女「だ、だめ!!その話禁止!!!」


304 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 18:05:56.57 ID:KPlQAHEg0
男「そういえば最近あの警官見ないね」

少女「大方、装備でも整えているのだろう」

男「いつもその服なのは、警官がいつ来てもいいように?」

少女「うむ!備えあれば嬉しいな、だ!」

男「…」

少女「男は…この服嫌いじゃないよな?」

男「うん、とてもかわいいと思うよ」

少女「ふふ、ありがとう」


305 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 18:11:46.76 ID:KPlQAHEg0
少女「男…」

男「?」

少女「ちゅーしよっか…」

男「こないだ飲んだばかりじゃないか」

少女「唇と唇でのちゅー…だよ」

男「!」

少女「いや?」

男「…嫌じゃないよ」

少女「……男」

男「ん」

少女「ちゅ」

男「…」

少女「…」


306 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/23(月) 18:14:27.80 ID:IG05T4Ug0
ワッフルワッフル


307 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 18:15:22.05 ID:H+cmo7HW0
警官


308 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 18:16:21.62 ID:KPlQAHEg0
少女「えへへへ」

男「嬉しそうだね」

少女「うん!」

男「なでなで」

少女「ふふ、くすぐったい…」

男「…」

少女「大好き」

男「うん」

少女「…男は?」

男「俺も大好きだよ」

少女「ふふ、男…」

男「?」

少女「呼んだだけ!」

男「そっか」

少女「…ふふ」


309 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 18:40:50.30 ID:LKAMl8uiP
ヤンデレか


310 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:04:23.99 ID:q+aZGHA70
急展開すぎるだろwww
レミリアで再生余裕でした


311 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:25:38.84 ID:IyUYXwg40
少女もまるくなったな


312 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/23(月) 19:31:07.65 ID:IG05T4Ug0
まるくないよ、ぺったんこだよ


313 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:34:05.49 ID:KPlQAHEg0
実はそろそろ終わりなのです
また>>90のようなレスを頂きそうなエンディングですが、よろしいですね!


314 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:36:28.21 ID:NOhzl9rI0
よろしくありません


315 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:38:39.85 ID:KPlQAHEg0
僕「…」

男「zzz」

少女「zzz」

僕「まったく、そろそろ夜明けも近いといのに…」

少女「おとこぉ…ムニャムニャ」

男「ん……zzz」

僕「忍びないけど、起こすとしますか…」

僕「ほら、起きて下さい、男君」

男「んん…」

僕「君もだよ、夜が明けてしまうよ?」

少女「zzz」

男「zzz」

僕「もう!2人とも起きて!!」


316 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/23(月) 19:45:04.85 ID:KPlQAHEg0
 


317 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:47:58.73 ID:HY/JNlaE0
え?










え?


318 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:48:37.47 ID:KPlQAHEg0
僕「………起きたかい?君がここで居眠りなんて、珍しいね」

?「……久しぶり」

僕「ふふ、そうだね、100年ぶりぐらいかな?」

?「分からない…」

僕「…」

?「……昔の夢を見ていたんだ」

僕「ここには、たくさんの思い出があるからね」

?「…」

僕「…」


319 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:50:50.36 ID:KPlQAHEg0
僕「ここから見る景色も随分変わったね」

?「うん」

僕「あの頃は町が一望できたけど、今は瓦礫の山しか見えない」

?「…」

僕「人間の数も大分減ったよ」

?「そっか」

僕「このまま淘汰される運命なのかもしれないね、人間は…」

?「…」


320 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:51:21.00 ID:H+cmo7HW0
バッドエンドwwwww


321 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:53:11.41 ID:KPlQAHEg0
僕「空が白み始めてきた」

?「……左様で」

僕「さぁ、そろそろ地下に帰ろう」

?「…」

僕「…」

?「最近は…、いつもここにいるんだ」

僕「そうなのかい?」

?「うん」

僕「…」

?「先に…、帰ってくれ」

僕「一緒に帰ろう、…共に過去の思い出に華を咲かせよう」

?「…」

僕「…僕は、先に帰るよ?」

?「…」

僕「君は…昔から頑固だね…」


322 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:55:53.09 ID:KPlQAHEg0
これにておしまいになります
長らくお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました!


323 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:56:42.41 ID:H+cmo7HW0
(∵)



(∵)


324 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:59:06.87 ID:LKAMl8uiP





は?


325 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 19:59:17.77 ID:KPlQAHEg0
今だからぶっちゃけますが、僕の性別は不明、という設定があったり
見た目13〜14歳、中性的な感じで(∵)


327 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:10:55.02 ID:BB3G87eM0
えっ


328 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:12:16.66 ID:THJKUNBd0
さすがにこのぽかーん具合はレスせざるを得ないw


329 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:13:37.23 ID:afwBcPE80
なにこれ(∵)


330 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:14:04.97 ID:KPlQAHEg0
自分が落ちつけるとだいたい
えっorどうしてこうなったorおい
の三択…
かっこつけすぎて端折りすぎたかっ


331 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:14:32.77 ID:H+cmo7HW0
>>330
さあ続けろ


332 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/23(月) 20:14:52.24 ID:afwBcPE80
はは、焦らすのがうまいな>>1君は(∵)


333 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:17:04.88 ID:/xCYw69AP
(∵)?


334 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:18:09.97 ID:afwBcPE80
わかっててやってるんだろう?>>1君は(∵)


335 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:21:09.77 ID:KPlQAHEg0
端折った部分を補完しますと

男「好き」

少女「私も好き」

僕「寿命とかやばくない?」

男「!」

少女「男もこちら側にこい!」

男「…どうしよう」

男は悩んで悩んで一つの結論を出しました
それで>>318に続きます

男がどういう決断をしたかは読み手に委ねるぜ?とかっこつけた結果がこれだよ
端折らなければよかった……


336 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:22:11.52 ID:H+cmo7HW0
それでもわかんね(∵)(∵)(∵)(∵)(∵)


337 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:23:18.86 ID:KPlQAHEg0
(∵)←これやめろ!


338 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:26:07.71 ID:AOxrfAsj0
男は少女と僕といつまでも幸せに暮らしましたとさ
ってこと?


339 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:26:51.99 ID:H+cmo7HW0
(∴)


340 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:27:09.97 ID:hQXNUoGvP
乙乙
途中トラブルがあったけどよく完結させてくれた


どうしてこうなった(∵)


341 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:29:09.59 ID:q1kxllud0
若干バッドエンドっぽいが乙


342 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:30:26.20 ID:AOxrfAsj0
でも、面白かった!ありがとう。乙した。

少女と僕可愛かった!


343 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:34:22.31 ID:k1se0sG50
>>1先生の次回作にご期待ください


344 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:34:31.28 ID:THJKUNBd0
どうやってこっち側に来たんだろうってのは無粋?


345 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 20:40:12.92 ID:NOhzl9rI0
そりゃもう眷属たる少女と契りを交わしてだな…

大層乙であった


348 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/08/23(月) 21:03:07.75 ID:LtOxiU5Y0
なんだこのオチはΣ(∵)


350 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/23(月) 21:42:51.64 ID:e6sHRxVL0
しょ、少女は死んでないんだよね!

>>1乙!いちごミルク片手に読ませてもらいましたよ



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