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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その32
769 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:53:25.17 ID:qWi5zxyAo


南方司令「さぁ、酒ならまだあるぞ。飲みたまえ」

白虎長「……ありがとうございます」

グビッ…コトッ

エリート「今日は酔っていないようだな」

白虎長「右大臣様……。ええ、とても飲みたい気分にはなれなくて」

エリート「そうか……」

白虎長「こんな気分では20杯が限界です」

エリート「……そ、そうか」

白虎長「あっ、す……すみません。右大臣様にこんな愚痴を述べてしまって……」

エリート「いや、構わんよ。白虎先生とは言え女性なのだ。話を聞くのが男としての務め」

白虎長「そんな事は……」

エリート「白虎隊の長として不安な顔を覗かせていては、部下も心配するぞ?」

白虎長「……はい。すみません」

エリート「時に白虎先生は、親しい男性は居らぬのか?」


770 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:54:06.63 ID:qWi5zxyAo
白虎長「居ませんよそんな人……って……え?」

エリート「あ、いや……っ! もしそういう男が居たら支えて貰えと言いたかったのだ」

白虎長「あ、あぁ……っ」

エリート「君には支えとなってくれる男性が必要なのではないかと思ってなっ、変な意味ではない」

白虎長「でっ、ですよね! は、はは……っ」

エリート「……」

白虎長「…………」

エリート「で、では失礼する……っ!」

白虎長「あ、はい! 有難うございました……っ!」

カツカツカツカツ

白虎長「……支えか。年も年だし……早々居ないわよ」

チラッ

エリート「――!?」

白虎長「……悪いどころか素敵だけど……高望みしすぎよね。ふふっ」

そう言いながら、振り返り目が合うエリートへと白虎長は笑顔で見送った。


771 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:54:42.44 ID:qWi5zxyAo


おさげ「長ーっ!!」

色黒「みんな無事だぁ! 良かった〜っ!」

ダキッ…ギュウウゥゥ

アマゾネス「お、おい……苦しいよ」

ポニテ「もうクッタクタだよぉ」

ツインテ「魔力使い果たしたにゃあ……っ」

アマゾネス「だが、その甲斐あって魔王は倒した。お前らもよく頑張ったな」

ポニテ「でへへ〜」

おさげ「もう戦わなくていいの?」

アマゾネス「どうかな。北にも魔王はいるようだしな」

色黒「でも私達、必要かしらねぇ?」

おさげ「ワーカーって言うんでしょ? 必要なんじゃない?」

ポニテ「それに北にはまだ見ぬ町が沢山あるわよ?」

ツインテ「そうだそうだ! 北にもいくべきっ!」


772 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:55:27.34 ID:qWi5zxyAo
アマゾネス「あのなぁ、観光に行くわけじゃないんだからな」

色黒「でもっ、観光も兼ねてじゃないとやってらんないわよぉ〜」

おさげ「そうそう」

アマゾネス「全く、お前らときたら……」

テクテクテク

双子姉妹「お疲れです〜」

アマゾネス「あ、あぁ。どうも」

テクテクテク…

バーテン「おう。お疲れだったな」

双子姉妹「お疲れ様でしたっ」

マジシャン「若いのに災難なもんだな。魔王討伐なんかに狩り出されて」

双子姉「そんな事ありませんわよ」
双子妹「志願しての事ですし」

マジシャン「そうなのか!?」

双子姉妹「ええっ」

バーテン「若いのにしっかりしてるわ……」


773 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:56:15.92 ID:qWi5zxyAo
双子姉「あら、若いと言ったって」
負後妹「もっと若い子だっていますわよ?」

マジシャン「あん?」

タッタッタッタ

幼女「お母さ〜ん。これ食べてもいい?」

弓使い「うん。せっかくのご好意なんだし食べなさいなっ」

幼女「はーい!」

カチャカチャッ…ググッ

幼女「……ふぬっ、届かない……っ」

スッ

幼女「!? あ、ありがとう……ございます」

三男「いえいえ。確か、幼女さんだったかな?」

幼女「そ、そうです!」

三男「他に何か食べたい物は? あれば遠慮なく申し付けてくれ」

幼女「いやいやいやっ、大丈夫です!」

三男「そうか」


774 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:56:56.68 ID:qWi5zxyAo
ジーッ

弓使い「ねぇ、見て見て! 玉の輿のチャンス!」

剣士「ん、あぁ」

弓使い「ちょっともう……っ、どうしたのよ〜」

剣士「いや、今回は流石に疲れたみたいで……」

弓使い「大丈夫? 確かに顔色悪いし、先に戻って休んだら……?」

剣士「うん。そうさせて貰おうかな」

弓使い「1人で大丈夫? 一緒に行こうか?」

剣士「幼女と一緒に居てやってくれ。僕は1人で大丈夫」

弓使い「あまりに酷いようだったら、軍の救護室にちゃんと行ってね」

剣士「ああ、ありがとう」

スッ…テクテクテクテク

女賢者「あらっ、もう戻るの?」

弓使い「具合が悪いんですって」

女賢者「頑張ってたもんねぇ〜んふっ♪」


775 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:58:18.87 ID:qWi5zxyAo
テクテクテク…ザッザッザ

剣士「……あっ」

白馬騎士「剣士殿」

剣士「白馬騎士さん、こちらにいらしてたんですか」

白馬騎士「今夜くらいは共に居てやろうかと思いまして」

剣士「……」

白馬騎士「剣士殿こそどうなさったのです……?」

剣士「……とても、食事などしている気になれなくて」

白馬騎士「剣士殿……」

剣士「短い期間かもしれませんが、華国とは色々と縁あって……」

ツツーッ…ポロポロ

剣士「辛い事も苦しい事も……色々あって……」

白馬騎士「有難う」

剣士「……」

白馬騎士「彼らの為に泣いてくれて、有難う」


776 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 17:59:02.39 ID:qWi5zxyAo


白馬騎士「落ち着きましたか?」

剣士「すみません……お恥ずかしい」

白馬騎士「なぁに、気にする事はありませんよ」

剣士「白馬騎士様は強いですね」

白馬騎士「……?」

剣士「お辛いでしょうに……気丈でいらっしゃる」

白馬騎士「涙など、とうに捨てました」

剣士「……」

白馬騎士「ましてや華国の中枢に近しいとも言える、大将軍の身ですから」

剣士「やっぱり強いですよ、白馬騎士様は」

白馬騎士「ここに居る者は、皆同じですよ。同じ強さを持っております」

騎士「……」

白馬騎士「魔王と正面から対峙する志を持っておられる。強い、貴方も貴方の家族も」

剣士「……?」


777 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 18:00:07.55 ID:qWi5zxyAo
タッタッタッタッタ

幼女「お父さ〜ん」

剣士「幼女!? 弓使い……っ!」

弓使い「心配で結局来ちゃった。まだ戻ってなかったの?」

剣士「えっ、あ……うん」

幼女「……大丈夫?」

剣士「ごめんな、大丈夫だよ」

幼女「良かった。私……お父さんに何かあったら……」

剣士「心配かけてごめんな、幼女。でも大丈夫だから」

幼女「……っ」

剣士「幼女や弓使いが一緒に居てくれる限り、僕は絶対に死んだりはしない」

弓使い「そうよ。これからたーんと稼いで貰わないといけないんだから」

剣士「うっ」

幼女「……ぷっ、あははっ!」

剣士「あははははっ!」


778 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 18:01:00.48 ID:qWi5zxyAo


大軍師「魔王軍の動きはどうです?」

南方兵「今のところ動きは見られません。このまま日数をかけて南下を継続致します」

大軍師「みな見における魔王は殲滅致しました。無駄な交戦は避けるように」

南方兵「はっ。極力、多数の投降を促します」

大軍師「お願いします」

タッタッタッタッタ…

大軍師「……」

天才「規模がでけぇと戦後処理も大忙しだな」

大軍師「ええ。まぁ後は南方司令部にお任せ致しますよ」

天才「跡地はどうなってる? 動きはないか?」

大軍師「今日は西方司令部の面々が駐屯しております。特に問題はなさそうですよ」

天才「そうかい。明日、持ち主連れてゾディアックの回収に向かうぞ」

大軍師「畏まりました、伝えておきます。……次は、西ですか?」

天才「だろうなぁ。東に行くにはまだその刻じゃねぇ」


779 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 18:01:50.44 ID:qWi5zxyAo
〜ラーヴァナの城、東側〜

西方副司令「異常はない?」

西方兵「はい。魔物はおろか、動物の気配すらありませんよ」

西方参謀「みーんなビビって逃げちまったのさ……ヒック」

西方司令「ひいぃ、怖いなぁ……っ」

西方副司令「大丈夫ですって、もう戦いは終わったんだし……でも、確かに不気味――」

ガササッ!!

西方副司令「――っ!?」

西方司令「ぎゃああぁぁ!! 死んだああぁぁぁぁ!!」

ラクシャーサ「ま、待てっ! 俺達だっつっても……人間には区別つかねーか」

西方副司令「も、もしかして……投降した連中?」

ラクシャーサ「ああそうだ。戦う気は一切ねぇ。見てくれ、誰も武器なんざ持ってねぇだろ?」

西方参謀「本当みてぇだな。んで、どうなすったよ?」

ラクシャーサ「……この先に、残党が沢山いる。頼む! どうかみのがしてやってくんねぇか?」

西方司令「み、見逃す! 見逃しますううぅぅ!」


780 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 18:03:06.69 ID:qWi5zxyAo
西方副司令「ちょっと司令、勝手に決めないでよ……っ」

西方司令「見逃すからお命だけはどうかあぁーっ!」

西方参謀「コイツは放っといてくれ。見逃すのは構わんが……戦闘はこりごりだぜ?」

ラクシャーサ「それはこちらも一緒さ。奴らは必ず、俺らが説得してみせる。だから頼む!」

西方副司令「……出来るの?」

ラクシャーサ「時間はかかると思う。だがラーヴァナ様のいない今、どうしようもねぇんだ」

西方参謀「そりゃそうだろうな。後ろ盾がねぇんじゃ戦う事も出来んだろ」

ラクシャーサ「だから頼む。……仲間を救いてぇんだ」

西方参謀「……だとさ」

西方副司令「そういう事なら……司令、もう1回言ってあげて頂戴」

西方司令「ひえぇっ、助けます! 見逃しますううぅぅ……っ!」

ラクシャーサ「すまねぇ……ッ」

西方参謀「ついでにお前らが安心して暮らせる領地も確保せにゃあならんな」

西方副司令「それならここもあるし、スグリーヴァ様の所もあるから平気よ」

ラクシャーサ「ありがてぇ……ッ」


781 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 18:04:40.16 ID:qWi5zxyAo
〜東の町、宿〜

召喚士「……っ」

――『お前が……殺した』

召喚士「……う……ぐうぅ……っ」

――『お前が……我らを殺したのだ……』

召喚士「……ち……がっ」

――『今に貴様とて、同じ目に遭うのだ……我らと同じ目にな……』

召喚士「ちがう……許……し……」

――『他の命を犠牲に得た勝利……せいぜい噛み締めるが良い……』

召喚士「許……し……」

――『今後……もっと多くの犠牲が出るぞ……もがき苦しめ……』

召喚士「…………っ」

――『そして……貴様も……クククッ……』

ガバッ!!

召喚士「……はぁ……はぁ……はぁ、はぁっ」


782 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 18:09:36.58 ID:qWi5zxyAo
〜次の日〜

夜通し進められていた戦後処理。次の朝を迎えてもその状況は変わらず、

国軍を中心に、後退で中断する事なく進められていた。

そんな中、召喚士ら4人は天才、大軍師、そして南方司令部の面々と共に、

西方司令部が待つラーヴァナの居城へと向かっていた。

大軍師「申し訳ありませんね。お疲れのところ」

戦士「いんや、どのみちゾディアックは俺のなんだし……」

魔道士「そうですよ〜っ。ねっ、召喚士さん!」

召喚士「……えっ、あ……あぁ、そうですね」

魔道士「……?」

盗賊「……どうした? 冴えぬ顔がいつにも増して酷いぞ?」

魔道士「ちょっとっ、盗賊さん!?」

盗賊「奮起させる為の鼓舞だろ……っ!」

召喚士「……すみません」

天才(……こいつ、もしかして)


783 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 18:21:00.29 ID:qWi5zxyAo
あとちょっとなのに進まない…申し訳ありませぬぐぐぐ…
ひとまずここまでにて失礼致します!ご支援サンクス!それでは!ノシ


789 名前:NIPPERがお送りします(関西地方) [sage] 投稿日:2011/10/13(木) 21:31:23.65 ID:PQycsrB/o
あぁ…PTSDか…


790 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/10/13(木) 22:21:24.90 ID:5P8K629DO
まぁ主人公(戦士)の引き立て役だから仕方ない・・・


792 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 23:57:17.72 ID:FD/YDjV3o
ザッザッザ

南方副司令「おーご苦労さん」

西方参謀「やっと交代か……。もうグッタリだぜ」

南方参謀「異常はない?」

西方副司令「特になし……あっ」

大軍師「何かありましたか?」

西方副司令「そういえば昨日、魔物達が来たわ」

南方司令「何……!?」

西方参謀「あーあれだ、投降した連中だよ」

天才「んで、何だって?」

南方参謀「残党を説得するから見逃してくれってよ」

南方司令「見逃したのか!?」

西方副司令「確証はないけど……心配はないわよ。魔王も倒したんだし」

南方司令「……むっ、それならば……良いが」

天才「さーてと、本題に入るとすっか」


793 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 23:58:06.41 ID:FD/YDjV3o
ザッザッザ

大軍師「戦士殿、こちらへ」

戦士「おう」

ザッザッザ…ザッ

戦士「……」

天才「どうした? 早く抜けよ」

戦士「あ、あぁ……」

ソーッ…チョン

戦士「……ふー」

天才「魔力ならもう抜けただろ。死地くぐって来てそんなことでビビってんじゃねぇよ」

戦士「うるせーなぁ」

グイッ…ズボッ

戦士「おらよ、これでいいんだろ?」

カッ!!

戦士「!?」


794 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/13(木) 23:59:01.49 ID:FD/YDjV3o
魔道士「な、何ですか?! 何か光った……」

南方副司令「地面に何か埋まってるみたいだぞ!?」

大軍師「これは……もしや……っ」

ザッザッザ

天才「バカデケェ結界石だな」

南方参謀「――!?」

天才「なーるほどな。ラーヴァナの居城だもんなぁ。そりゃああるわな」

戦士「……ど、どういう事だ?」

大軍師「アンラ・マンユの火山でもありましたよね?」

盗賊「……あっ、火の……鉱石!」

大軍師「それと同様です。魔王の居場所は言わば竜脈の重要な場所」

西方参謀「つまりそこには魔力が集って、巨大な結界石が出来るってわけか?」

天才「そこまで細かく解明は出来ちゃいねぇが、まぁそういうこったろうよ」

魔道士「今、光ったって事はもしかして……っ」

召喚士「……っ」


795 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/14(金) 00:00:24.87 ID:cQDRZDp2o
タッタッタ…ガバッ

戦士「稲妻……って事は!?」

天才「雷の結界石だな」

盗賊「……おぉ」

戦士「こっ、これ……少し分けてくんねぇか!?」

天才「別に構わんぜ。武器にでも使うのか?」

戦士「ああ! これだけあれば……直せるってもんだ!」

魔道士「そうですよっ! 戦士さんの雷切もこれで……っ!」

盗賊「……直せるかもしれんな」

西方参謀「こんなん大人数じゃねぇと運び出せねぇぞ?」

大軍師「後ほど、輸送隊を派遣して、回収致しましょう」

西方参謀「んじゃもう帰ろうぜ。早くゆっくり飲んでひと眠りしてぇ」

南方副司令「まだ飲むのかよ!」

西方副司令「うちの司令も早くしないと死んじゃいそうだしね……」

西方司令「あ……あうぁ……っ、魔物……説得されてぃ、死ぬ……っ」


796 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/14(金) 00:06:35.85 ID:cQDRZDp2o


大軍師「それでは戻ると致しましょう」

南方司令「うむ。こちらは任せておけ! 正義の名の下に必ずや……」

南方副司令「戦いも終わったってのに必ずや何なんだよ」

南方参謀「それじゃ各自、配置に付いて頂戴っ」

南方兵「ははっ!」

西方副司令「西方司令部は速やかに引き上げるわよ〜」

ザザッ…ザッザッザッザッザ…

戦士「んじゃ、俺らも戻るとしようぜ」

魔道士「召喚士さん、行きましょ」

召喚士「あ、はい……」

天才「ちょい待て、お前は残れ。先に戻っててくれや」

盗賊「……う、うん」

天才「ちょっと話がある」

召喚士「……?」


797 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/10/14(金) 00:12:07.19 ID:cQDRZDp2o


ザッザッザ

召喚士「あ、あの……」

天才「お前さ、なーんか責任感じてねぇか?」

召喚士「え……っ?」

天才「えっ? じゃねーよ。上の空で何考えてやがる」

召喚士「……」

天才「人が死んだからとか、誰かを救えなかったとか、んな事考えてんだろって言ってんだよ」

召喚士「……俺は」

天才「前も言ったような気がするんだが、お前1人で何が出来んだ?」

召喚士「……っ」

天才「自惚れんなよ青二才。テメー1人の云々で戦況が変わるかってんだよ」

召喚士「で、でも……っ」

天才「お前よ、今のままなら……舞台から降りろ。足手纏いだ」

召喚士「――っ!!」


798 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/10/14(金) 00:18:11.26 ID:cQDRZDp2o
〜オマケ〜

カポーン

魔道士「お風呂ーっ!」

幼女「おふろーっ!」

盗賊「……」

白虎長「いやー広いとはいえ……賑やかねぇ」

白虎嬢「ほーんとですね」

女賢者「んふっ♪」

占い師「何なのこいつら……くっ!」

朱雀嬢「くっ!」

弓使い「どうしたの2人とも……?」

コソォーッ

マジシャン「いやー生き返ってて良かったぁ〜!」

西方魔道長「きゃーっ! 覗きじゃー!」

マジシャン「ぎゃああぁぁぁぁ!!」



東方司令「……な、何だろう。南の方から何か素晴らしくも残念な気配が」



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