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スト2のリュウが娼館で働くようです
- 249 名前:VIPがお送りします [sage]
投稿日:2010/07/25(日) 01:21:26.94 ID:EZzgrZDv0
屋上、コインランドリー―――
リュウ「……」シーツを洗濯機に詰め込み中。
ヴィラ「……あ」
リュウ「うん?」
ビチョ
リュウ「なんだこれは?」
ヴィラ「たぶん、ロックのところのシーツ。たまに凄く汚れてる」
リュウ「…手を洗ってくる」
ヴィラ「一応、袋に分けてくれてるから他のは汚れてない。ロックのヤツはあとで別に洗おう」
リュウ「了解だ」
- 251 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:23:15.58 ID:EZzgrZDv0
リュウ「洗ってきた」
ヴィラ「災難だったね」
リュウ「まあ、仕方ない」
ブルルルルーン、キッ、ガチャ、バタン
ヴィラ「あ、車だ。珍しい」
リュウ「そうなのか?」
ヴィラ「ここ、治安悪いから。車置いとくと盗まれる」
リュウ「なるほど」
(黒塗りのリムジン。マフィアか。分かりやすいな)
- 253 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:24:07.93 ID:EZzgrZDv0
リュウ「ヴィラ、すまない。俺は下に行く。洗濯頼めるか?」
ヴィラ「うん。大丈夫」
玄関ホール―――
女主人「…」
七三分け「これはこれはマダム。わざわざお出迎えありがとうございます」
男の護衛A,B「……」
女主人「なんの用だい? ヨーク」
ヨーク「マダム、おおマダム。分かってるでしょう? ビジネスの話ですよ」
女主人「いまうちは店じまい中だけどね」
ヨーク「ふふふ、それも含めた大きいビジネスの話です」
- 254 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:24:39.33 ID:j1EvRZ/2O
ポンとかw
リュウさん女殺しっすねw
- 255 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:25:01.64 ID:EZzgrZDv0
タッタッタ
女主人「リュウ、遅いよ」
リュウ「すまない」
ヨーク「おや、そちらは?」
女主人「うちの用心棒よ。名前はリュウ。リュウ、こちらミスターヨーク。リイワー家のドンだよ」
ヨーク「お初にお目にかかります。ヨークと申します。若輩ながらここらへんを仕切っております」
手を差し出すヨーク。リュウはそれを握り返す。
リュウ「リュウだ。用心棒をしている」
ヨーク「おお、なんとも力強い握手。マダム、良い用心棒を見つけられましたね」
女主人「ああ、重宝してるよ」
- 257 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:25:52.16 ID:EZzgrZDv0
ヨーク「さて、私たちはいつまでこの場所で立ち話をしてればいいんでしょうかねぇ?」
女主人「はぁ…、私の部屋に案内しましょう、ミスターヨーク」
ヨーク「嬉しいお申し出だ。参りましょう参りましょう」
護衛A、B「……」
リュウ(あの男を含めて全員銃を持っている)
(もし騒ぎになった場合、マダムを守りながら三人をやれるか…)
ヨーク「ミスターリュウ」
リュウ「なんです?」
ヨーク「私はわりと神経質なもので、そんな目で見られると不愉快な気分になる。自重していただけるかね?」
リュウ「失礼…」
- 262 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:30:58.31 ID:EZzgrZDv0
マダムの部屋
ヨーク「さて、話というのは他でもありません。この娼館を譲っていただけませんか? 娼婦も含めて」
女主人「そんな事だろうと思ったよ」
ヨーク「価格はなたの言い値で結構。何しろ今の我々は飛ぶ鳥を落とす勢いでして…ふひひ」
女主人「お断りだね」
ヨーク「マダム、まあ私の話も聞いてください。ここの評判は素晴らしいものがある」
「新規、常連含めて皆一様に口にするんです。素晴らしいところだと」
女主人「当たり前だろ」
ヨーク「ええ、娼婦どもの顔も明るい。生き生きと仕事をしてますね」
「そこが魅力だ。なぜか、私のシマの娼婦どもは暗くてね。見てると胸がくさくさするんです」
女主人「売り上げの半分以上をピンはねされたらそりゃあ暗くもなるだろうさ」
- 263 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:32:50.72 ID:/VjH/Vyo0
前から応援してる支援
- 264 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:33:19.73 ID:VQONTTpz0
SSでここまで面白いと思ったのは久しぶりだな
超支援
- 265 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:33:40.02 ID:EZzgrZDv0
ヨーク「我々は彼女たちの面倒を見てる。食事に住居etcetc」
「もっと貰ってしかるべしですよ」
女主人「クスリも撒いてるんだってね」
ヨーク「福利厚生ですよ。手っ取り早くやる気を出してもらって、疲れを取るには一番の手です」
「それに向こうも欲しがる。需要と供給。あなた方が男を癒すのと同じです」
女主人「なるほどね。あんた達なりに考えての行動だというんだね」
ヨーク「ええ」
女主人「帰っておくれ。聞けば聞くほど売る気が無くなる話をどうもありがとう」
ヨーク「マダム、それは賢い選択ですか?」
女主人「関係ないね。帰っておくれ」
- 267 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:36:26.10 ID:EZzgrZDv0
ヨーク「…残念です、マダム。私がこうして穏便に頭を下げに来る事はもうありませんよ」
女主人「……リュウ! お帰りだよ!」
リュウ「…こちらへ」
ヨーク「結構、出口なら分かる。それではマダム。ごきげんよう」
ガチャ、バタン。
ヨーク「おい」
護衛A「はい」
ヨーク「あのリュウってやつ調べろ。どこかで見た覚えがある」
護衛A「はっ」
- 269 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:38:16.18 ID:EZzgrZDv0
ヨーク「それと…」
タッタッタ
ヴィラ「!」
ヨーク「うん? あらあら可愛いお嬢さんだ。こんにちは、お嬢さん。お名前は?」
ヴィラ「……ヴィラ…」
ヨーク「ヴィラ、ヴィラ。良い名前だ。ここで働いてるのかい?」
ヴィラ「……っ」
ヨーク「美しい髪。細い首に身体。良いねぇ。気に入りましたよ」
リュウ「ミスター、出口が分からないのか?」
ヴィラ「リュウ…」
リュウ「ヴィラ、こっちに来るんだ」
- 271 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:38:52.07 ID:3zWaeK3x0
こりゃ良SSだな
支援
- 273 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:40:14.52 ID:EZzgrZDv0
ヨーク「可愛い妖精に惑わされてね」
リュウ「この子はただの雑用だ」
ヨーク「なるほど、まだ新品なわけだ」
ヴィラ「リュウ…」
リュウ「出口ならすぐそこだ。早く帰ってくれ」
ヨーク「言われなくともそうするよ、ビッチの犬っころ。じゃあね、ヴィラちゃん。ふひひ」
ガチャ、バタン!
- 274 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:40:59.12 ID:EZzgrZDv0
ヴィラ「あいつ、嫌なにおいがした」
リュウ「ああ」
女主人「リュウ、ちょっと来て」
リュウ「わかった。ヴィラ、大丈夫か?」
ヴィラ「うん…」
リュウ「良いか。買い物は俺がもどるまで行くんじゃないぞ」
ヴィラ「わかった」
リュウ「よし」
- 275 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:41:14.76 ID:j1EvRZ/2O
これをスレストした+には失望を感じ得ない
まあお陰で楽しめるけどw
- 276 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:42:10.77 ID:j9JHBELF0
>>275
+でやってたの?
- 277 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:42:27.58 ID:EZzgrZDv0
再びマダムの部屋―――
リュウ「入ります」
女主人「どうぞ」
ガチャ、バタン
女主人「あれが言ってたマフィアよ」
リュウ「ヨークと言ったか。腕っ節は強そうには見えないが、狡猾な男のようだ」
女主人「たしかに賢い男よ。少し前まで弱小組織だったリイワーをこの街一の組織に押し上げた男さ」
リュウ「やっかいな相手だな」
女主人「厄介なんてもんじゃないね。最悪さ」
「この街にはびこってたマフィアやギャングを皆殺しにしたんだから」
リュウ「……」
- 278 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:43:13.43 ID:AAs9/SJG0
う〜ん 実に面白いな がんばれ!
- 279 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:43:30.83 ID:nnAYEzzn0
野暮な事聞くけど、リュウ以外はオリキャラか?
スト2しか知らねェからオリキャラなのか現行の既存キャラなのか分からねえのさ。
因みにキャラの特徴とか凄く分かりやすくて脳内再生バッチしだぜ!
- 280 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:43:51.09 ID:EZzgrZDv0
女主人「噂ではどっかの組織が後ろ立ってるって話だけどね」
リュウ「ありそうな話だ」
女主人「……あんたどうするの?」
リュウ「? なにがだ?」
女主人「あんた私の話聞いてた? リイワーの奴らは普通じゃないって言ってんのよ」
リュウ「それを相手にするのが用心棒だろう。まさか、逃げると思ったのか?」
女主人「普通逃げるでしょう」
リュウ「俺には金がいる。それを稼ぐまでここを辞めるつもりは無い。それに…」
女主人「?」
リュウ「良い修行になりそうだ」
女主人(笑ってる…)
- 282 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:44:36.29 ID:f0XvV2x40
ロリコンマフィアとな
- 283 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:44:58.78 ID:EZzgrZDv0
夕方、受付―――
ロック「おい、リュウいるか?」
女主人「いるよ」
ロック「おい、リュウ! テメェ!」
リュウ「なんだいきなり」
ロック「俺のシーツが洗濯されてねえのはどういうわけだ!」
リュウ「え?」
ロック「え? じゃねえよ。タコッ! シーツが無しにどうやって仕事しろってんだよ!」
女主人「まあ、落ち着きな。あたしがリュウに野暮用を頼んでね。それで忘れちゃったんでしょ」
ロック「ガキの使いじゃねえんだぞ。ったく」
- 285 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:45:33.84 ID:q1+m+3RL0
ベガ様、シャドルーは出てこないんだ・・・
- 286 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:46:04.41 ID:EZzgrZDv0
リュウ「すまない」
女主人「ロックには今日の分はちゃんと渡すよ。でもリュウ、今度から気をつけな」
リュウ「わかった。ロック、本当にすまなかった」
ロック「そんなじゃおさまらねえよ。あーもう!」
「……そうだ、リュウ。俺と一発やれ。そしたら許してやる」
リュウ「は?」
リリー「ちょっと待ったぁ! それは駄目だよ! 認められない!」
女主人「あんた聞いてたの?」
- 287 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:46:39.10 ID:j1EvRZ/2O
>>285
つ後ろ盾
- 289 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:46:51.94 ID:EZzgrZDv0
アニー「あらあら、リリーちゃん。落ち着きなさい」
女主人「あんたもドサクサにまぎれて入ってくるんじゃないよ」
リリー「なんならあたしの今日の売り上げも渡すから、リュウは駄目!」
ロック「はっ、金の問題じゃないね」
リリー「いやでも、仕事できないって怒ってたじゃん」
ロック「プライドの問題だよ」
リリー「ううう、マダムゥ!」
女主人「ロックの倍率は?」
アニー「35倍です」
女主人「悪くないね。リリー、ここは引いときな。女は引き際も肝心だよ」
リリー「んな現金な!」
- 290 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:47:15.43 ID:j9JHBELF0
>>287
そういうのやめろ
- 292 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:47:50.23 ID:EZzgrZDv0
ロック「よっしゃ、決まりだ! リュウ、来い。お前の部屋でやるぞ」
リュウ「俺の意思は…」
リリー「リュウウウゥゥゥ!」
アニー「うーん、ちょっと悔しいなぁ」
女主人「あんまりやりすぎるんじゃないよ。リュウにも仕事があるんだから」
ロック「どうだかね。俺が許すまでやりまくってやるんだから」
リュウ「俺の意思は…」
- 295 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:49:36.31 ID:j1EvRZ/2O
>>290
いや、この位は良いじゃんw
頭固いぞぉ?w
- 296 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:50:10.83 ID:EZzgrZDv0
地下室―――
ロック「♪〜」
リュウ「弁解するわけじゃないが、俺はヴィラに洗濯を任せたんだ。だから、その…」
ロック「言い訳無用、問答無用」
リュウ「待て。落ち着け。今度から気をつける。本当だ」
ロック「さぁて、服脱げ。やるぞ!」
リュウ「俺の意思は無視か?」
ロック「うん、そだよ」
リュウ「ロック。落ち着け。俺と寝ても金にならないんだぞ」
- 298 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:50:19.92 ID:nnAYEzzn0
ロック(CV 水樹奈々)=南冬馬
- 301 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:52:15.02 ID:nnAYEzzn0
リリーの声がピンと来ない。
声の再生はされてるけど、こうなんというか…
- 302 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/07/25(日) 01:52:14.71 ID:6EJpAPGR0
鈍感さとは違う感じの野暮さ加減に勃起しそうだ
- 310 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:55:13.95 ID:EZzgrZDv0
ロック「気に入った男とやるんだ。金はいらねぇよ」
リュウ「俺は、その、お前が望むような事は出来ない」
ロック「お前にあわすよ。変態プレイもしないし、お前の好きなようにしてくれていいんだぞ?」
リュウ「……」
ロック「なんだよ。このロクサーヌがここまで譲歩してんだぞ。いい加減諦めろよ」
リュウ「お前、ロクサーヌって言うのか?」
ロック「そうだよ。けど長ぇし、プレイにあわないからロックで通してんだ。って、話しそらそうたってそうはいかねえぞ」
リュウ「くっ」
- 312 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:56:01.79 ID:nF2/corc0
>>310
リュウ苦戦してるwww
- 313 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:56:33.11 ID:EZzgrZDv0
ロック「もしかしてはじめてか? じゃあ優しくしてやるよ」
リュウ「服を脱ぐな」
ロック「どうよ、俺の身体。リリーほどじゃないけど胸もあるし、良い体してるだろ」
リュウ「……勘弁してくれ」
ロック「あはっ、怯んだ。面白ぉい」
リュウ「もう、本当に……!」
ロック「ん? どした?」
- 317 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/07/25(日) 01:57:25.37 ID:EZzgrZDv0
リュウ「ロック、ここにいろ」
ロック「なに? 急に怖い顔して」
リュウ「ここから出るんじゃないぞ」
ロック「お、おう」
ガチャ、バタン
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