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真剣士「英雄の…血…?」
250 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 20:58:25 ID:L2hp453M
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ソヨソヨソヨ…フワァッ…


真剣士(ん…んん…何だ?涼しい…)


師匠「何度も入って、湯あたりしちゃったのかもしれませんね」

黒髪乙女「…わざわざありがとうございました」


真剣士(あぁ…湯あたりしちゃったのか…)


師匠「大魔道さんには少し時間を遅らせるように言っておきますね」

黒髪乙女「迷惑かけて申し訳ないです…」

師匠「いえいえ」


251 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 20:59:57 ID:L2hp453M
 
真剣士(…)


黒髪乙女「…真剣士の様子、どうでしたか?」

師匠「大丈夫ですよ」

黒髪乙女「朝…凄い顔で…。見て不安になります。本当に大丈夫、なのか」

師匠「目覚めてもらうためにも、必ず倒して貰わないといけません」


真剣士(…俺の覚醒の話、か?)


黒髪乙女「…はい。私も、できる限りお手伝いしたいと思います」

師匠「ですが、犠牲になることはなかったんですよ…?」

黒髪乙女「いえ。真剣士のためですから…」

師匠「そうですか…覚悟があるなら、何も言いません」


真剣士(…)


252 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:00:37 ID:L2hp453M
 
…モゾッ

黒髪乙女「!」

師匠「!」

真剣士(あ…やべ、何か起きてるのバレたらいけない雰囲気…)


黒髪乙女「し、真剣士…起きてるの?」

真剣士「う…うーん…」モゾモゾ

黒髪乙女「…真剣士?」

真剣士(…)

黒髪乙女「…」


真剣士「む…むにゃむにゃ…」

黒髪乙女「なんだ寝言か…」

師匠「…それでは、私はこれで失礼しますね」

黒髪乙女「はい。それではまた後で」


253 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:01:16 ID:L2hp453M
 
トコトコ…ガラッ…バタンッ…


黒髪乙女「…」

真剣士「…」

黒髪乙女「…そうだ、お茶でも淹れといてあげよっ♪」


真剣士「…」

黒髪乙女「ふんふん〜♪」

コポコポ…


真剣士「…ふわぁ…」ムクッ

黒髪乙女「!…真剣士、目覚めたの?」


254 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:01:48 ID:L2hp453M
 
真剣士「その変な鼻唄のせいでな」

黒髪乙女「し、失礼な!」

真剣士「って、あ、あれ…?風呂場にいたはずなんだけど…」

 
黒髪乙女「姉剣士さんが、倒れてた貴方を介抱してきてくれたの!」

真剣士「そ、そうなんだ。あとでお礼いっとかないとな」

黒髪乙女「そうだよー。あまり他人に迷惑かけないようにね!」

真剣士「お…おう…」


…カチャカチャ

黒髪乙女「はい、お茶。飲んで落ち着いてね」

真剣士「…ありがと」グビッ


255 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:02:31 ID:L2hp453M
 
黒髪乙女「…」

真剣士「…」

…ソヨソヨ…


黒髪乙女「窓開けてると気持ち良い風が入ってくるね…、硫黄が少し鼻を突くけど」

真剣士「…硫黄のにおいは、嫌いじゃないよ」グビグビ

黒髪乙女「真剣士は温泉大好きだもんね」


真剣士「ふぅ…ご馳走様」

黒髪乙女「早っ」

真剣士「ん…まぁな」


256 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:03:10 ID:L2hp453M
 
…コンコン

真剣士「誰だ…はいよーどうぞ」

ガチャッ…

大魔道「失礼します。湯あたりしたと聞いて…大丈夫でしたか?」

真剣士「大魔道か…何でもねーよ。何度も、長く湯につかりすぎただけだ」

大魔道「そうでしたか。一応、治癒魔法をしておきます」パァッ…

真剣士「…」


大魔道「問題はなさそうですけどね。本来、あまり治癒魔法は宜しくないんですけどね」

真剣士「そうなのか?」

大魔道「薬と一緒です。あまり多用すると、魔力による治癒の分解酵素が…」

真剣士「何言ってるかわからん!」

大魔道「はは…」


257 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:03:55 ID:L2hp453M
 
真剣士「とりあえず、俺はもう大丈夫だ」ヨイショ

大魔道「では、剣術の鍛錬をしますか?」

真剣士「あぁ。師匠に準備しておくって伝えておいてくれ」

大魔道「わかりました」


黒髪乙女「私は?」

大魔道「今日も魔法の練習をしましょう」

黒髪乙女「わかった〜♪」


真剣士「…」

大魔道「…どうしました?」


258 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:04:40 ID:L2hp453M
 
真剣士「ん…いや、何でもないよ」

大魔道「そうですか…気分が優れない時は言って下さいね」

真剣士「わかってる」

大魔道「…では、参りましょうか」


真剣士「うんむ…」

黒髪乙女「じゃあ…修行開始!」


259 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:06:09 ID:L2hp453M
 
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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260 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/15(金) 21:09:00 ID:L2hp453M
 
――それからしばらく、隠れの里に篭りながらの修行は続いた。

本当に戦争をしているのかと思えるほどに平和な日常。

体を動かし、温泉に入って疲れを癒す。


真剣士は一日、一日の積み重ねが…その体を少しずつ、

魔界へと順応していくのをひしひしと感じてた。

そして………


261 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/15(金) 21:10:34 ID:L2hp453M
明日の更新で1幕目が終了いたします。

本日はここまでです。ありがとうございました。


262 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/15(金) 23:38:26 ID:qghCS31o
1おつ!


263 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/16(土) 09:39:24 ID:AxRGtQ5Y
2おつ!


264 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/11/16(土) 13:06:52 ID:iEPlQKXk
3おつ!

え、今夜でもう終わり?早い!毎晩のお楽しみが!


265 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/16(土) 18:33:29 ID:Ta8ObWIU
プロローグが終わりって事だろ


266 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/16(土) 20:29:54 ID:XFfk9atY
ようやく追い付いた!とても楽しみにしてます。頑張ってください!


267 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/16(土) 21:39:05 ID:7GiGhWXE
>>264 
>>265 の通り、プロローグまでとはいきませんが、
1幕目の終了ということで、まだ本編自体の終了はまだ少し先になります。

皆さまありがとうございます。少し遅れましたが投下開始致します。


268 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:40:20 ID:7GiGhWXE
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 修行開始から20日目 】


…キィンッ!!!カキィンッ!!

真剣士「あぁぁっ!」

師匠「…良い感じですよ!」

真剣士「まだまだぁ!」ダッ!!


師匠「早い…くっ!」キィンッ!!

真剣士「足元が開いた…ここだ、脚蹴り!」

…ゲシッ!!!


269 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:42:00 ID:7GiGhWXE
 
師匠「きゃあっ!」ドサッ


真剣士「っしゃ…うらぁっ!」ブンッ

師匠「…まだです!」

クルッ…ヒュンッ!!


真剣士「うっそ、ダウンしたのに避けるのかよ!」

師匠「今度は、貴方の足元がお留守ですよ!」ゲシッ!!!

真剣士「うわっ!」ドシャアッ!!


師匠「相手を倒したら、すぐに首を抑え、剣を突き立てる!」スチャッ!!


真剣士「…っ!」

師匠「…」

真剣士「…ま、参りました…」


270 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:42:40 ID:7GiGhWXE
 
師匠「ふぅ〜…さっきは危ないところでしたよ。よく動けましたね」

真剣士「段々と慣れてきましたよ」

師匠(それでもこの成長の早さ…やはり…)


真剣士「だけどやっぱり師匠には勝てる未来が見えないんだよなぁ」ウーン

師匠「…ふふ、そう簡単に負けては師匠の威厳もないですからね」

真剣士「まぁ体動かすのは嫌いじゃないし、剣術とか覚えてて損はないからなぁ」

師匠「そうですね。知識は幾らあってもムダにはなりません」


真剣士「さぁ…もう1度!」スチャッ

師匠「どうぞ、来てください」スチャッ


271 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:43:34 ID:7GiGhWXE
 
…タッタッタッタ

大魔道「そこまでです、お二方」

師匠「…大魔道さん?」

真剣士「大魔道?」


大魔道「困った自体が起きました。緊急招集がかけられました」

師匠「どうしたのですか?」

大魔道「わかりません。里長が戻ってきまして、召集だそうです」

師匠「分かりました。真剣士さん、あなたはここで待っていて下さい」

大魔道「あ、いえ。今回は真剣士さんにも会議に出ていただきます」

師匠「え?いや、しかし…」


大魔道「…出る必要がありそうですよ」


師匠「…わかりました。真剣士さん、会議にお願いします」

真剣士「あ…あぁ」


272 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:44:08 ID:7GiGhWXE
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 会議室 】


里長(さとおさ)『…』

大魔道「…」

師匠「…」

戦士長『…』

守護隊長『…』


真剣士(お、重い!俺がいる場所じゃないだろこれ!!)


273 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:44:59 ID:7GiGhWXE
 
里長『…話は聞いてます。こうして顔を合わせるのは初ですな。英雄の血を引く者よ』ペコッ

真剣士「あ…は、はぁ」ペコッ

里長『自分も転々と隠れ里を回っており、顔合わせできなかった事を弁明致します』

真剣士「あ、いえ…」

里長『それと、この度は…こちら側の世界を救う為にわざわざ…御礼を申し上げる次第』

真剣士「…」


竜戦士長『…』

守護隊長『…』


大魔道「堅苦しい挨拶は抜きにしましょう。どうしたのですか?」

里長『直球に申し上げましょう。西側の巨人族の里が落とされました』


274 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:46:08 ID:7GiGhWXE
 
ザワッ…!!
 
竜戦士長『長…、それは本当ですか!?』

里長『本当だ。今朝早く、伝達部隊から連絡が入った』


大魔道「…」

師匠「大魔道さん、これは…」

大魔道「…少々、予想外な事ですね。決する時…とでもいいますか」

真剣士(決する時って、俺まだ全然修行不足が否めないんですけどーっ!)


竜戦士長『仮にも、あそこの守りは巨人族の中でも最強と呼ばれるタイタン族の先鋭部隊ですぞ!?』

守護隊長『実力は我ら竜族に劣らずのはず。よっぽどな相手だったのでしょうか』

里長『相手は…同じタイタン族だそうだ』


275 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:46:59 ID:7GiGhWXE
 
竜戦士長『同族討ちか…、おのれ…幻王めが!!』ドンッ

守護隊長『落ち着け。…里長、こちら側への被害は予測されますか?』

里長『ここまでは相当数な距離がある。今すぐどうこうする問題ではないと思うが』

竜戦士長『前の隠れ里を落とされた時も、その安寧が仇となった!今すぐ行動すべきだ!』


真剣士(だだだ、だから…どう考えても、俺は場違いだって!!!)


大魔道「姉剣士さん、どう考えますか?」

師匠「…早すぎます。私には考え付きません…」

大魔道「真剣士さんの覚醒を待つ前に、このままでは潰されかねない」

師匠「そうですね…時間もありません。本当にこれがチャンスと思うべきになってきた…ですかね」

大魔道「やはりここは、行動を起こして前に進むべきでしょうか」

師匠「荒療治というわけですね」


276 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:48:48 ID:7GiGhWXE
 
真剣士(一体何の話をしているんだよーっ!)


大魔道「姉剣士さん…もう失敗は繰り返せません。本当のことを伝えるべ…」

師匠「待って下さい!それはまだ早いと思います…!」

大魔道「…そ、そうですね。僕としたことが焦りすぎました」

師匠「…気持ちは分かりますが、落ち着きも大事です」


大魔道「では…真剣士さん」

真剣士「ん…な、何だ?」

大魔道「これから、我々はその巨人族の落とされた西側地区へ足を運びます」

真剣士「…え?え!?」


守護隊長『…大魔道殿!?』

竜戦士長『大魔道殿、それは…あまりに危険すぎます!』


277 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:50:07 ID:7GiGhWXE
 
大魔道「生きている者の可能性がある。我々は、その救出へ向うだけです」

竜戦士長『確かに、幻王の幻惑を打ち破れるのは貴方の魔法だけだ。だが…』

里長『大魔道さん。どこから攻めてくるか分からぬ今、貴方達にこの里を抜けてもらっては…』


大魔道「確かに、僕達の影響は大きい。ですが、今すぐ襲ってくるという保障もないでしょう」

里長『…』

竜戦士長『…大魔道殿、どうしても行かねばならない理由があるのか?』


大魔道「道がない。そして、時間がないのですよ」

師匠「余裕があった時とは違うんです。我々には、これ以上の犠牲は無理なんですよ」


守護隊長『我々を、見捨てるということか…!』

竜戦士長『大魔道殿…っ!』


大魔道「とにかく…僕たちは前へ進ませて貰わねばならない。邪魔するなら…」ゴォッ…


278 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:51:04 ID:7GiGhWXE
 
…ゴォォォォォッ!!!

竜戦士長『むおっ!』

守護隊長『ぬっ!』

里長『ぐっ!』

ビリビリ…

真剣士(か、体全体が震えるほどの…感覚!…これが、大魔道の魔力なのか…) 
 

師匠「大魔道さん!」

大魔道「!」…ハッ

師匠「落ち着いてください。ここで魔力を放っては、敵を呼び寄せるだけですよ!」

大魔道「も…申し訳ありません。ですが、これで僕の気持ちは感じて頂けたでしょうか」


里長『…分かりました。どうやら、行かねばならない理由があるらしい』

大魔道「…感謝します」


279 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:51:47 ID:7GiGhWXE
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【 広 場 】


黒髪乙女「…今日、出発?」

師匠「事情が変わりました。のんびりしている暇もなくなったのです」

黒髪乙女「…」


大魔道「持てる荷物、買える道具は揃えましょう」

師匠「ですね。ここから西側へはしばらく歩くことになりますし」


真剣士「ま、待ってくれよ!いきなり色々わけわかんねーよ!」

大魔道「先ほどの話の通り、西側のタイタン族の里へ向います」

真剣士「危なくないのか?俺、まだ戦える自信なんてないぞ!」


280 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:52:33 ID:7GiGhWXE
 
黒髪乙女「…」

師匠「…」


大魔道「…もう、時間がない」

真剣士「…だから、その意味もわからんし!黒髪乙女を危険な場所に連れて行くことは反対だ!」

黒髪乙女「真剣士…」


大魔道「…真剣士さん、聞いてください」

真剣士「あぁ!?」

大魔道「貴方には、まだ話しをしていない事があります」

師匠「大魔道さん!」


281 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:54:07 ID:7GiGhWXE
 
大魔道「大丈夫です、姉剣士さん」

師匠「…」

大魔道「真剣士さん…貴方自身が気づくべき事がある、とだけ伝えておきます」

真剣士「…どういうことだよ」


大魔道「…」

師匠「…」

真剣士(また…この眼…。一体何だってんだよ…!)


282 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:55:26 ID:7GiGhWXE
 
師匠「…真剣士さん。私たちが貴方の事はお守りします。信じてください」

真剣士「…師匠」

師匠「黒髪乙女さんも、貴方も。守り抜く。信じて…下さい」


大魔道「真剣士さん」

師匠「真剣士さん…」

黒髪乙女「真剣士…」


283 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:57:31 ID:7GiGhWXE
 
真剣士「…あーっ!!もう!!」ゴォッ!!!

ゴォォッ…ビリビリッ…!!!


大魔道「…!」

師匠「!」

黒髪乙女「…っ!」


真剣士「分かったよ…分かった!お前らの眼、見てたら断れないじゃねーか!」

大魔道「本当に…ありがとうございます」

真剣士「でもな、大魔道。お前の為じゃねえ、師匠のためだからな」

師匠「私…ですか?」


真剣士「言ったでしょう。俺は、女の人の哀しい顔を見るのはどうしてもダメだって…」

師匠「あ…」

真剣士「大魔道、師匠…守ってくれよ。俺よりも、コイツを」グイッ!

黒髪乙女「きゃっ…真剣士…」


284 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 21:59:28 ID:7GiGhWXE
 
師匠「…もちろんですよ」ニコッ

大魔道「約束します。もちろん、黒髪乙女さんだけでなく…真剣士さんもです」

真剣士「ふん…」


大魔道「それじゃ…タイタンの里へ出発します」スチャッ

黒髪乙女「うんっ」

師匠「武器の準備もよし。道具を揃えて…出発しますか」


真剣士「おう…出発だ」


285 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 22:00:08 ID:7GiGhWXE
 
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286 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/11/16(土) 22:03:56 ID:7GiGhWXE

-to be continued !-
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
真剣士「英雄の…血…?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-Don't miss it!-


287 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/11/16(土) 22:04:38 ID:7GiGhWXE
 
本日の投稿は、ここで終了となります。

また、これで1幕目が終了し、本来ならば恒例としていたスレ移動となるのですが…今回はこのまま続行致します。 
次の更新は、1〜2日をあける予定です。

読んで下さってる方々、ありがとうございました。


288 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/11/16(土) 22:44:53 ID:ITLxdc8A
乙!
次回更新が楽しみです!


289 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/17(日) 11:33:02 ID:SrE0El9s
おつつつ


290 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/11/17(日) 23:40:57 ID:.sn.fg42

第二幕、楽しみです!



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