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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その25
464 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:28:16.89 ID:6p13LX+Do
〜次の日〜

魔道士「おっはようございますー!」

戦士「今日も元気だなぁ」

魔道士「もちろんですよっ!えへへ!」

盗賊「…どこか行くのか?」

召喚士「ちょっと、新聞社へ行ってみませんか?」

魔道士「新聞社ですか…?」

戦士「ああ。ちょいと気になる事があってな」

盗賊「…気になる事?」



魔道士「なるほど……」

盗賊「…言われてみれば…不自然だな」

召喚士「ですよね。なので、記者さんに詳細を訊ねてみようかと」

盗賊「…いいと思うぞ」

魔道士「それじゃ、新聞社へ行きましょうか!」


465 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:28:47.95 ID:6p13LX+Do
〜街道〜

テクテクテク

戦士「んで、新聞社はどこなんだ?」

召喚士「確か…商業地区の……」

タッタッタ…ドンッ

召喚士「!?」

ドササッ

――「ごごごっ、ごめんなさいいぃぃ!!」

召喚士「い、いえ……っ」

――「ひゃあぁ!?書類が…っ!!鬼やばいっす!!」

召喚士「だ、大丈夫ですか?」

魔道士「拾いましょ!」

戦士「盗賊、そっち風で飛んでくぞ!」

盗賊「…任せろっ!」

シュバッ…パシパシパシッ


466 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:29:22.96 ID:6p13LX+Do
盗賊「……ふーっ」

――「う、うおぉ!!鬼かっこいいっす!!」

召喚士「…これで全部ですね」

――「ありがとうございましたぁ!鬼助かりましたよ!!」

召喚士「…あれ?」

――「…?」

召喚士「記者の方…ですか!?」

――「そうっす!新人ですが、女記者と申します!」

召喚士「ど、どうも」

戦士「ちょうどいいや。俺らも新聞社に用があるんだ」

女記者「そうなんですか!?」

戦士「ちょいと案内を頼まれてくれないか?」

女記者「ぜーんぜんオッケーっす!鬼案内しまっす!!」

召喚士「助かります」

女記者「いーえっ、お茶の子さいさいっす!!」


467 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:29:59.13 ID:6p13LX+Do


盗賊「……」

召喚士「……」

女記者「えっとぉ……」

テクテクテク…キョrキョロ

魔道士「あ、あのぉ……」

戦士「まさか、迷子になったんじゃあ……」

女記者「…鬼迷子になったっす!ごごご、ごめんなさいぃ!!」

召喚士「い、いえ…まぁいいですけど」

女記者「案内人がこんなんで…鬼情けないっすよねえぇ!」

戦士「とにかくよ、戻ろうぜ」

盗賊「…あっちか?」

召喚士「ですね。行きましょう」

女記者「ひええぇぇ!もう、本当にごめんなさいぃ!」

戦士「…大丈夫か…これ」


468 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:30:34.24 ID:6p13LX+Do
テクテクテクテク

女記者「あぁっ!!」

戦士「あん?」

女記者「ここっすここっす!ここが新聞社っす!!」

戦士「会った場所の目の前じゃねーか!」

召喚士「とりあえず、無事着いて良かったですね」

女記者「いやぁ、鬼感謝っすよぉ!ありがとうございましたあぁ!」

魔道士「い、いえ…っ」

女記者「では!失礼するっすよ!!」

召喚士「あっ!」

ダダッ…タッタッタ…

魔道士「……行っちゃいましたね」

召喚士「仕方ない…。受付に聞いてみましょうか」

戦士「…しっかし、賑やかな奴だったな」

盗賊「……ああ」


469 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:36:50.28 ID:6p13LX+Do
〜新聞社、受付〜

召喚士「……こんにちはー」

受付嬢「何かご用でしょうか?」

召喚士「あの、記者さんはいらっしゃいますか?」

受付嬢「記者…ですか?あぁ、報道局の……」

召喚士「多分、そうだと思います」

受付嬢「アポイントはございますか?」

召喚士「い、いえ……」

受付嬢「アポイントがないと、ちょっと……」

召喚士「お時間は取らせませんので、何とかなりませんか?」

受付嬢「…うぅん、では確認してみます。少々お待ち下さいませ」

召喚士「すみません」

スクッ…コツコツコツコツ…

戦士「なーんか、随分お堅いところだなぁ」

魔道士「ですねぇ……」


470 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:38:14.55 ID:6p13LX+Do
〜報道局〜

編集長「ばっきゃろーっ!!」

女記者「ひぃっ!!」

編集長「てめぇはまーた遅刻した挙句、ロクなネタもねーじゃねーか!」

女記者「い、いやぁ……鬼大変な目に遭いまして……」

編集長「どーせ道に迷ったとか、そんなんだろぉ!?この方向音痴!!」

女記者「さ、さすが編集長……鬼千里眼……」

編集長「誰でも分かるわ、ばっきゃろー!!」

女記者「ごごごごめんなさいいぃぃ!!」

スタスタスタ

――「ったく、朝っぱらから賑やかなこって」

記者「……書家先輩」

書家「何だ?例の国軍内通者がなんたらってやつか?」

記者「あれは別の者に頼んでますよ!今はこれっ!これっ!」

ガサッ


471 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:40:06.46 ID:6p13LX+Do
書家「……朱雀先生?あぁ、一介のワーカーじゃねぇか」

記者「いやいや!このパーティーは凄いですよ!」

書家「ふーん」

記者「実は前から調査してましてね!機会があればと思ってたんですよ!」

書家「…独占取材、あの朱雀先生を継承した召喚士」

記者「……ってか、酒くさ……っ」

書家「今や実力ナンバーワンとも謳われるパーティーに迫る……か」

記者「どうです!?胸ときめくでしょう?」

ポイッ

書家「つまんね」

記者「ちょっと!?まだ仕上げてないんですからっ!」

書家「もっとよー大衆が目を引く記事を拾ってこいよな」

記者「…お言葉ですけどね先輩」

書家「あん?」

記者「既に新聞社を退職された貴方に、口出しされる筋合いはないですよっ」


472 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/14(月) 18:42:40.98 ID:6p13LX+Do
書家「……くっくっく!そーりゃごもっともだわな」

記者「じゃあ記事を仕上げなければいけないので……」

カチャッ…コツコツコツ

受付嬢「記者さん」

記者「はい?」

受付嬢「受付に召喚士、というワーカーの方がお見えですが……」

記者「召喚士…朱雀先生が!?」

受付上「アポイントもございませんし、お断り――」

記者「行きますっ!」

ダダッ…

受付嬢「あっ……」

書家「やぁやぁ受付嬢ちゃん。俺とランチでもどうだい?」

受付嬢「……勤務中ですので、失礼します」

コツコツコツ

書家「おやおや、ツレないねぇ……くっははは」


474 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/14(月) 18:55:23.48 ID:xdVO1WHgo


女記者ってナイフ一本で色んな冒険(取材)してそうだなwwwwwwww


481 名前:NIPPERがお送りします [] 投稿日:2011/02/14(月) 21:51:33.24 ID:eVEbviQDO
徐々に内通者が特定されていくのがおもしろいな
今回のでもかなりわかるし
予想はよしますが


482 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 00:00:28.72 ID:W46fzUiTo
凄い雪……明日大丈夫かな……

>>474-480
ごめんなさい。元ネタ全然分からない…
禁書も読んでないので同じく…
やっぱりみんな、考える事は一緒なんですねぇ
女記者は残念ですが……反省

>>481
ありがとうございます!ミスリードにご注意を…ふふふ。なんて

とりあえずオマケだけ…おやすみなさい!ノシ


483 名前:やべ…日付変わっちゃった…… [sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 00:01:39.29 ID:W46fzUiTo
〜オマケ〜

テクテクテク

メイド「殿下っ」

皇太子「ん、どうした?」

メイド「あ、あの……これをっ!」

召使い「あっ!ずるーい!私もーっ!」

皇太子「……おぉ、そうかそうか。今日はバレンタインデーであったか」

令嬢「あーら、殿下」

皇太子「これは、見目麗しく……」

令嬢「これ、余ってしまったので……宜しければどうぞっ」

皇太子「おや、私にですか?これはありがたい」

令嬢「べっ、別に貴方の為なんかじゃないんだからっ!」

タッタッタッタッタ

皇太子「……」

テクテクテクテク…カチャッ…パタン


484 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 00:02:35.86 ID:W46fzUiTo
皇太子「……ふー」

ドサドサドサッ

皇太子「今年は外征に演説に、頑張ったからなぁ」

ヒョイヒョイヒョイッ

皇太子「さて、いただきま――」

ガチャッ

皇太子「…………」

エリート「……あっ、失礼しました」

皇太子「……構わん」

エリート「……あのこれ、良かったらどうぞ」

皇太子「ははっ、まさか君にそっちの気があったとはね……」

エリート「違います!貰った物です。こんなには食べ切れませんのでどうぞ!」

皇太子「……い、いいのか?こんなに沢山貰ってしまって」

エリート「ちゃんと歯は磨いて下さいね。では」

皇太子「……よし、来年も頑張るぞ」


485 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 00:03:19.17 ID:W46fzUiTo
〜オマケ2〜

名代「何でしょうか…?」

帝「本国には『ばれんたいんでー』なるものがあるそうだな」

名代「……はぁ」

帝「我が国でも導入してみてはどうか?」

名代「何故です?全く魅力を感じませんが……」

帝「莫迦者っ!交易を開いたのだ、これからは多様な文化が流れてくるのだぞ!?」

名代「上様、お言葉ですが……」

帝「郷に入りては郷に従え――」

名代「ただ、ちょこれーとを食べたいだけなのでは?」

帝「従え……と……」

名代「ちなみにあの行事、女子が殿方にあげるものですぞ?」

帝「した……したが……し……」

名代「では、失礼します」

帝「し……おかし……ちょこ……」


486 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 00:04:00.29 ID:W46fzUiTo
〜オマケ3〜

魔道士「召喚士さんっ!」

召喚士「は、はいっ」

魔道士「今日は何の日だか……知ってます?」

召喚士「えっと……バレンタインデーですか?」

魔道士「ピンポーンですっ!正解〜っ!」

召喚士「ど、どうも」

魔道士「そして、召喚士さんの為に手作りチョコを作っちゃいましたっ///」

召喚士「えっ!?お、俺に……ですか!?」

魔道士「はいっ!食べて…くれます?」

召喚士「もちろんです!喜んで……!!」

魔道士「良かった〜っ。作りすぎちゃって断られるかと思っちゃったぁ」

召喚士「まさか、断りませんよ――」

ドンッ!!

魔道士「はいっ!」


487 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/15(火) 00:04:47.82 ID:DCPb5TaVo
乙!

別の作者のSSで女記者のファンタジー物があってね
それの印象が強かったからだと思うよ


にしても、やっぱ皆ファンタジー物のSS好きなんだなぁww


488 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 00:05:00.46 ID:W46fzUiTo
召喚士「…………」

魔道士「今年は気合入れて……等身大コカトリスチョコです///」

召喚士「…………」

魔道士「氷魔法で冷やしてあるので…しばらく解けませんから……」

召喚士「……えっと」

魔道士「食べて……下さいっ///」

召喚士「……い、いただきます」

魔道士「どうぞ!えへへっ!!」

モグモグ…パクパク

魔道士「どうです!?美味しいですかっ!?」

召喚士「ええ、とても……っ」

魔道士「もうっ、全部食べちゃって構いませんよっ!えへへ!」

〜1時間後〜

戦士「……何してんの?」

召喚士「……うっぷ。あと半分……半分……」


489 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/02/15(火) 00:05:43.89 ID:W46fzUiTo
〜オマケ4〜

南方参謀「いい、あんた達!今日はイベントデーだからしっかりね!」

青年子「何故……まだ働いてるのだろうか……」

召喚子「……うぅっ」

南方参謀「ほらっ、お客様が来たわよっ!いらっしゃいませ〜っ」

東方司令「……」

南方参謀「あら、常連じゃない。今日はバレンタイニベントよぉ〜?」

東方司令「……そ、そうなのか!?いやぁ、ボク…ラッキーだなぁ!」

青年子(絶対知ってた……)

召喚士(間違いなく知ってた……)

南方参謀「今日はお店のコから、特別に……」

青年子「はい、ど…どうぞ」

召喚子「受け取って…頂けますか?」

東方司令「……」

ブシューッ!!…バターンッ!!

南方参謀「きゃあ!チョコ食べてないのに鼻血噴いて倒れたわっ!ドクター呼んでー!」


490 名前:NIPPERがお送りします [] 投稿日:2011/02/15(火) 00:14:28.72 ID:TW+gBg020

      γ⌒) )) もらいすぎて食べきれないお
      / ⊃__
   〃/ / ⌒  ⌒\
  γ⌒)( ⌒)  (⌒) \ ∩⌒)
 / _ノ :::⌒(__人__)⌒ 〃/ ノ
(  <|  |   |r┬(    / / ))
( \ ヽ \ _`ー‐'  /( ⌒)
               / /


491 名前:NIPPERがお送りします [] 投稿日:2011/02/15(火) 00:16:54.72 ID:TW+gBg020

                     /´ ̄ ̄ ̄  ̄ ヽ
                    /           \
                       /:::::             \
 _______ +      /:::::::::                 ヽ
 |i:¨ ̄ ,、    ̄¨.: i       |:::::::::::                    |
 |i: /ヘ:\     :i|     _ |::.:. : :     ,,ノ:..:ヾ、       |
 .|i:〈`_、/´_`>.、  :i| ,.r:;'三ヽ:: :: . ー'"´   ,,、  ー‐‐,,     /`、
  |ii~~'、;'´`,'~,;~~~~:i|;イ:;:":::::::::::\;;。(ー一)   (ー一)。;:;:. /::::: ヽ
  |i`::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|`。⌒/7, -──〜 、(___人___,)"⌒;;::/::|:::::〆::\
  |i::::::;:':::::::::::::::::::::::i| ::::://,::::..    " ニニヽ、⌒ij~";_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ
─|`ー=====一 | ::::::|_|;;、:::.__y-ニニ'ー-ァ ゚‐─'───┴────── ‐
::::::`ー―――‐一´ ̄~   ̄       ̄


492 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/15(火) 01:47:07.54 ID:mZ2AVjEIo
>>491
  あの……落としものですよ?

         .∧__,,∧
        (´・ω・`)
         (つ夢と)
         `u―u´

  あなたのすぐ後ろに落ちていましたよ?


493 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/15(火) 09:05:11.35 ID:lmAtnbADO
それは人の手に触れれば消えてしまう、一片の雪にも似た清らかな輝きを放つのであった

         .∧__,,∧
        (´@ω@`)
         (つ儚と )
         `u―u´


494 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/15(火) 09:22:00.17 ID:5gObABNAO
他のSSの話題とか出すなよ
作者だっていい気分しないだろ


502 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/15(火) 21:58:34.17 ID:P8H7AkwAO
今月は復活早かったな


526 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/16(水) 00:17:55.23 ID:XGAlkqiDo
>>490-493
なんてこった…

>>494-500
まぁ構いませんけど、全然話題についていけないです…
漫画かアニメかゲームなら…何とか…

>>501-502
みたいですね!油断してましたww

てなわけで、おやすみなさい!ご支援感謝!ノシ

〜オマケ〜

幼女「はいっ!二人で作ったのー!」

剣士「ボクにかい!?ありがとうー!」

弓使い「……」

剣士「な、なにっ?」

弓使い「食べてみて……あ…」

剣士「…?」

弓使い「食べてみて!あ、あなたっ!」

剣士「!!」

弓使い「いいから、早く食べなさーいっ!」

幼女「えへへへ〜」



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