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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その20
49 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/24(金) 17:52:43.46 ID:PclyyQQo


バシャッバシャッ…

戦士「…おう、どこ行ってたんだ?」

召喚士「…あ、ごめん……」

戦士「軍の連中は司令部へ向かった。俺らも戻ろうぜ」

召喚士「……」

盗賊「…ん」

召喚士「…?」

盗賊「…東方の茶だ。温まるぞ」

召喚士「……ありがとうございます」

戦士「…おっし、司令部へ戻ろうか」

召喚士「……うん。二人とも、ありがとう」

盗賊「…気にすんな」

戦士「……さーて…近道しちまうかぁ」

豪雨の中、三人は最北の村を後にする。


67 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 02:51:08.57 ID:IXLZKgko
……――

マジシャン「…なぁ魔道士ちゃん」

魔道士「はい?」

マジシャン「やっぱり…このままワーカーとして戦い続けるの?」

魔道士「もちろんですよっ」

マジシャン「だって…人とかいっぱい死んじゃうんだぜ?」

魔道士「……でも、私が戦う事でもっと沢山の人が救えるんですもの」

マジシャン「その為に…自分が犠牲になるってか?」

魔道士「以前は…ただ、縛られた生活が嫌でワーカーになりました…」

マジシャン「…ああ、そうだっけか」

魔道士「でも今は違います。私の力でも…色んな人を救えるのならって…」

マジシャン「……」

魔道士「マジシャンさんや…色んな方に出会って…そう思ったんです」

マジシャン「…ハッハ!偉いな魔道士ちゃんは。頑張ろうな!」

魔道士「はいっ!えへへ!!」

――……


68 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 02:52:20.24 ID:IXLZKgko
〜北方司令部〜

魔道士「…………」

衛生兵「…気付いた!?具合はどう?大丈夫…?」

魔道士「…こ…こは?」

衛生兵「北方司令部よ。安心して…戦いはもう終わったから…」

魔道士「…え…っ?」

衛生兵「魔王軍は大将含め壊滅。増援もないそうよ」

魔道士「……あ、あの…っ」

衛生兵「まだ動いちゃダメよっ」

魔道士「マジシャンさんは…!?マジシャンさんは!?」

衛生兵「無理しないで!急に動いたりしたら……」

魔道士「マジシャンさんは無事なんですよねっ!?」

衛生兵「……」

魔道士「無事……なんですよね…っ」

衛生兵の両袖をぎゅっと握りしめる魔道士は、その場に崩れ落ちた。


69 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 02:53:19.44 ID:IXLZKgko
〜大会議室〜

左翼長「……」

騎士団長「……」

騎士長「…もう一度…頼む」

参謀「…はい。此度の戦における損害は、魔王軍…軍団長始め全軍壊滅」

大軍師「……」

参謀「対して国軍は、死傷者は50名程度。召喚隊、死者1名。重軽傷数名…」

青龍士官「……」

参謀「ワーカー負傷者数名。1名……死亡です」

騎士長「……本当に…マジシャンが…」

大軍師「残念ですが…間違いありません…」

騎士長「はぁ!?マジシャンだぞ?あんな…殺しても死ななそうな…」

左翼長「んな事ぁ誰も信じたくねぇんだよ!でもなぁ、目の前で……」

大軍師「左翼長殿、落ち着きましょう…」

左翼長「……っ」


70 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 02:54:21.63 ID:IXLZKgko
騎士団長「それで、ひとまず戦いは終わったというのだな?」

参謀「ええ。損害から考えるに、魔王軍の再侵攻には時間を要するでしょう」

大軍師「結果としてみれば今回の戦果は非常に大きいものですね」

白虎長「……でも、失ったものも…大きいわ」

参謀「後続の援軍を出させなかったのは非常に大きかったですね」

騎士長「……」

左翼長「ごく僅かのワーカーが来たの最前線で魔王軍のルートを食い止めたらしい」

騎士団長「……ほぉ。道理で援軍が少数だったわけだ」

騎士長「ワーカーといや……アイツらは?」

参謀「医務室と自室にて休んでおります」

左翼長「気丈に振る舞っちゃいるがショックは大きいだろう。俺ら以上にな…」

騎士長「……そうか、そうだよな。まだ若い。感受性も豊かなんだろうな…」

左翼長「…今日中に戦後処理と司令部の修復、および村への防備を強化するぞ」

参謀「はっ。各員に指示致します」

左翼長「……では、解散。皆…ご苦労であった」


71 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 02:56:05.25 ID:IXLZKgko


召喚士「……」

戦士「……」

盗賊「…………」

カチャッ

召喚士「…あ、魔道士さん…っ!」

魔道士「……」

戦士「もう…大丈夫なのか…?」

魔道士はこくりと頷き、再び俯く。

盗賊「……魔道士」

戦士「盗賊」

盗賊「…ん?あ、ああ」

戦士「…ちょっくら医務室に行ってくる。盗賊の包帯も変えなきゃならんしな」

召喚士「あ…っ、うん…」

テクテクテク…パタン


72 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 02:57:14.74 ID:IXLZKgko
召喚士「……」

魔道士「…………」

テクテクテク

魔道士「召喚士……さぁん…っ」

ギュッ

召喚士「……魔道士さん」

魔道士「…本当に…マジシャンさん」

召喚士「……」

魔道士「だってついさっきまで…っ…」

召喚士「…魔道士さん、大丈夫です」

魔道士「……」

召喚士「マジシャンさんは…きっと生きてます。きっと…」

魔道士「…召喚士さん」

召喚士「そう簡単に死んだりする人じゃありません。きっと生きてます。だから……」

魔道士「……っ」


73 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 02:59:11.89 ID:IXLZKgko
テクテクテク…

戦士「……」

盗賊「……」

戦士「…お前は…大丈夫か?」

盗賊「……うん」

戦士「強がる事はねぇぞ。寝るなり食うなり…とにかく休め」

盗賊「…戦士こそ」

戦士「…ん、俺は平気だよ」

盗賊「……戦士」

戦士「悪いな。慰めてやれなくて…」

盗賊「……ううん。ありがとう」

カツカツカツ

戦士「……お」

大軍師「……これはすみません。お邪魔でしたかな?」

盗賊「あ、い…いやっ。……包帯…変えてくるっ」


74 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:00:20.29 ID:IXLZKgko
タッタッタッタッタ

大軍師「…これは失礼」

戦士「…いや」

大軍師「……北の村々は風通しがよくて、いい作物の産地になりそうです」

戦士「……そうか」

大軍師「…約束したんですよね。酒を醸造して…銘柄にお名前を拝借する…って」

戦士「……そ…うか」

大軍師「葡萄なんて頃あいで、ワインなど宜しいかななどと考えていました…」

戦士「…付けてやってくれ」

大軍師「……」

戦士「名前、付けてやってくれ。きっと帰ってくっから。飲みに…帰ってくっからさ…」

大軍師「…そうさせて頂くつもりです。……では、戦士殿もゆっくりお休み下さい」

カツカツカツカツ…

戦士「……きっと……帰ってくっから…さぁ…」

戦士はその場に蹲り、一目もはばからず大粒の涙を溢れさせた。


75 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:01:03.56 ID:IXLZKgko


召喚士「魔道士さん、涙を拭いて下さい」

魔道士「ひぐぅ……うっ…う…っ……」

召喚士「笑顔で待ちましょう。マジシャンさんの帰りを…」

魔道士「ひぐ…っ、も……少し……もう少しだけ…ぐっ…」

ギュウゥ

召喚士「……はい。でも…今だけですからね…今だけ……」

魔道士「…ふぐぅ……う…うぅ…っ」

召喚士「……っ」

抱きつく魔道士の頭を撫でながら天井を眺める召喚士。

魔道士の涙につられてか、召喚士の瞳からも涙がとめどなく流れる。

魔道士「うあぁ…っ…召喚士さぁん…!」

召喚士「……ぐ…っ」

魔道士「私……私…っ!うああぁぁ!!」

司令部の一室。しばらくの間二人の涙と鳴き声が空しく響き渡った。


76 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:01:45.35 ID:IXLZKgko


騎士長「…もう引き揚げるのか?」

騎士団長「ええ、少なからずこちらも損害を受けておりますので」

青龍士官「……すみませんでした。色々と…」

騎士長「お前はよくやったよ。いいか…?」

青龍士官「……」

騎士長「失敗をただ引き摺るだけの者はそれで終わりだ」

白虎長「……」

騎士長「それを糧に…更なる先を歩む者が本当の強い者だ」

青龍士官「……はい」

騎士長「まだ若い、お前には次がある。同じ過ちを繰り返さなきゃ良い」

騎士団長「…変わりませんね。そういうところ」

騎士長「…あ?うるせぇ野郎だ、さっさと行け!」

騎士団長「…では。あ…そうそう」

騎士長「……?」


77 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:02:17.79 ID:IXLZKgko
騎士団長「鉱山の街に腕の良い鍛冶屋がいます。元国軍の研究機関にいた…」

騎士長「それが何だよ」

騎士団長「腕の立つ鍛冶屋は、高性能の義肢も容易いでしょうね」

騎士長「……何が言いたい?」

騎士団長「やはり貴方は前線に立つべき方です。待ってますよ」

騎士長「……」

騎士団長「本部へ戻るぞ。進軍っ!」

白虎長「…召喚隊は貴方に任せるわ…行って。すぐに追うから」

青龍士官「…はっ。召喚隊、騎士団の後に続け…!」

パッカパッカパッカ…

白虎長「…北方司令」

左翼長「…?」

白虎長「あの男…次、また現れた時は……」

左翼長「一つ聞きたい」

白虎長「……」


78 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:02:45.53 ID:IXLZKgko
左翼長「…あれは白虎先生じゃないのか?」

騎士長「!?…まさか…だとすればそれは、白虎長の……」

白虎長「…ええ、おそらく……私の父です」

左翼長「……」

白虎長「……あの男の責任は私の責任でもあります。処罰は…」

左翼長「それとこれとは無関係だ。お前に罪はない」

騎士長「ああ。だが…すまんがもし、次に奴とやりあう時は……」

白虎長「…はい。討って下さい」

左翼長「……」

白虎長「悪魔に魂を売った者は…人間を捨てた…悪魔ですから」

騎士長「…いいんだな?」

白虎長は黙って頷く。

左翼長「…分かった。じゃあ…気を付けて戻れよ。怪我してんだろ?」

白虎長「お気遣い…痛み入ります」

一つ敬礼をすると、白虎長は馬に跨り、先行した兵らへと合流していった。


79 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:03:12.30 ID:IXLZKgko
騎士長「こんなんで本当に、五ヶ年計画は成就すんのかね」

左翼長「…さぁな。それは俺らの考える事じゃねぇさ」

騎士長「そりゃそうだが…」

左翼長「間もなく地獄の壁の最終工事も始まる」

騎士長「出丸にあたる村も無事だったしな。早急に進めんとまた荒らされるな…」

左翼長「軍事費にモタモタ手間取りやがって…っ。どうしようもねぇ連中だよ」

騎士長「魔王軍より厄介な敵だよ。戦場にも出た事ねぇ連中が…くそっ」

左翼長「……前線復帰しろよ。これからはもっと忙しくなる。俺一人じゃ手に追えん」

騎士長「……考えておくよ」

左翼長「…へっ」

左翼長は胸のポケットよりタバコを取りだし、火を点け煙をくゆらす。

スッ…

騎士長「…なんだ?まだ吸いかけじゃねーか。地面なんかに……」

左翼長「これはアイツの分だ。吸ってゆっくりしてぇだろうよ…」

土に突き立てられた煙草の煙が、白く空へと昇っていった。


80 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:03:40.49 ID:IXLZKgko


暗い森の奥、呼吸を荒げる影が這いずるように歩く。

ズズッ…

ネクロマンサー「…ハァ…ハァ……グ…ウゥ」

胸に突き刺さるクナイを苦しそうに押さえ、岩を背に倒れるように腰掛ける。

ザッザッザッザ…

ネクロマンサー「遅かった……ですね」

お父「…………」

北方司令「……」

ネクロマンサー「…ククッ…手痛くやられてしまいました…よ…っ」

お父がゆっくりと近づき、ネクロマンサーの胸に刺さるクナイを引き抜く。

ズブゥッ…ブシュッ!!

ネクロマンサー「クッ…アァ!!」

お父「……」

ネクロマンサー「…ハァハァ…ハァッ…ハァ…」


81 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:04:12.86 ID:IXLZKgko
カランッ…シュウウゥゥ…

北方司令「……」

ネクロマンサー「…その剣、まさか…」

北方司令「……」

ネクロマンサー「そうですか…。また…人形を一体失いましたか…ククッ」

お父「……」

ネクロマンサー「やってくれるじゃありませんか……召喚士クン」

北方司令「…ネクロマンサー様」

ネクロマンサー「必ず私の人形にして差し上げますよ。貴方達をね…ククッ!」

ザッ

ネクロマンサー「戻りましょう。ベルゼブブ様へ報告しなくてはね…」

お父「はっ」

北方司令「……」

ネクロマンサー「今回の劇は…主役ではなかった。認めましょう…クッククク!」

ババッ!!……シュウウゥゥン


82 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:04:46.61 ID:IXLZKgko
明朝…マジシャン戦死の悲報は、全土へ瞬く間に広がった…。

〜国軍本部〜

司令官「…そうか。再来の大魔道士が…ねぇ」

騎士団長「…はい」

副司令官「まさか…あれ程の者が。そうか…」



青龍先生「…分かった。下がれ」

青龍士官「…はっ。失礼致します」

青龍先生「…先に逝くとは。あの…馬鹿者めが…っ」



ガシャアァンッ

占い師「嘘…よ!だってそんな…予言にだって……」

白虎長「占い師…!?」

占い師「マジシャンが…そんな……は…ははっ!は…っ」

白虎長「占い師!?占い師っ!!」


83 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:05:15.37 ID:IXLZKgko
〜海峡〜

将軍「…馬鹿な!?そんなはずがなかろうっ!」

海峡兵「…し、しかし…確かな話です…っ」

将軍「…そんな…そんなはず……」

海峡兵「将軍……」

〜バーテンの店〜

バーテン「……」

パサッ

バーテンは新聞をテーブルに置き、静かに天を仰ぐ。

バーテン「……馬鹿野郎が。生き急ぎやがって…」

ドサッ

バーテン「方法なんて…幾らでもあったろうに……」

クシャッ

バーテン「ツケだって…溜めるだけ溜めて…。本当に馬鹿野郎だよ…」

カウンターの奥に置かれた赤ん坊を抱えるマジシャンの肖像画が、朝日に照らされた。


84 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:05:42.42 ID:IXLZKgko
〜北方司令部〜

戦士「……おはよう」

召喚士「…うん、おはよう」

戦士「寝れたか…?」

召喚士「……全然」

戦士「…だよな。俺もだ」

召喚士「……」

テクテクテク

魔道士「……」

召喚士「あ…おはようございます」

盗賊「……おはよう」

戦士「…飯、食うか?」

魔道士は首を横に振る。

召喚士「……」

戦士「…んじゃ、行くか」


85 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:06:22.65 ID:IXLZKgko
盗賊「……うん」

召喚士「ひとまず本国に戻りましょうか」

魔道士「……はい」

カツカツカツ

左翼長「…もう行くのか?」

戦士「……おじさん。あぁ、戻るよ」

左翼長「…そうか。今回もご苦労だったな」

召喚士「…いえ、俺は……その…」

左翼長「なぁ、マジシャン…死んだと思うか?」

召喚士「…いえ。マジシャンさんはきっと…」

左翼長「じゃあ何を堕ち込む事がある」

魔道士「……」

左翼長「お前らは自分達の為すべき事をして、信じて待てばいいじゃねぇか」

盗賊「……うん」

左翼長「お前らの為すべき事は何だ?立ち止ってる暇はねぇぞ?」


86 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:07:08.03 ID:IXLZKgko
戦士「……ああ、分かってる」

左翼長「…何か…手助けが必要な時は言ってくれ。幾らでも手を貸してやる」

召喚士「……ありがとうございます」

左翼長「…気を付けてな。またな」

戦士「…おじさんも」

カツカツカツカツ…

盗賊「……行くか」

戦士「…だな。荷物取ってくるわ。正門にいてくれ」

召喚士「…行きましょう。魔道士さん」

魔道士「……はい」



戦士「…お待たせ。んじゃ行くか」

召喚士「…うん」

盗賊「…魔道士……行こう?」

魔道士「……はい」


87 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:07:59.54 ID:IXLZKgko
テクテクテクテクテク

戦士「…まっすぐ…陸路で本国へ入るか?」

召喚士「…うん。あ…そうだ…」

盗賊「……?」

召喚士「…バーテンさんの所へ寄って行かないと」

戦士「…ああ、そうだな」

魔道士「……」

召喚士「……」

盗賊「……」

戦士「……」

テクテクテク

召喚士「マジシャンさん…早く帰って来るといいですね…」

魔道士「……ええ」

召喚士「……」

四人は北方司令部を離れ、バーテンの店へと向かった。


88 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/09/26(日) 03:17:57.92 ID:vc.YEkAO
こんな時間に乙
いろいろ動きまくっていただけにマジシャンは影響力が半端ないな
占い師が気になる…


89 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2010/09/26(日) 03:25:04.47 ID:IXLZKgko
こんな時間に更新で申し訳ありません…
多分次あたりで二十二部も完です!!ではおやすみなさい!ノシ

〜オマケ〜

マジシャン「……どこだここは!?えぇと…確か川を渡って…」

短髪「ウェルカーム!ようこそ天国へ!!」

マジシャン「はぁ!?」

師匠「やっと来やがった!待ってたぜ…涅槃で手招きしてよぉ!!」

マジシャン「うげぇ!!て事は……」

師匠「ウェルカーム!ようこそ天国へ!!」

マジシャン「いやだああぁぁーっ!帰る!帰ーる!!」

魔剣士「ならばこちらへ…」

お父「……ようこそ」

北方司令「ウェルカーム」

マジシャン「こっちも嫌だああぁぁ!!」

ダッ!!

師匠「あっ、コラ!!逃げやがった!てめぇまだ死なねーつもりかっ!!」


90 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/09/26(日) 04:58:33.90 ID:4EQ2icSO
おまけで復活フラグだと……
>>1乙


91 名前:GEPPERがお送りします [] 投稿日:2010/09/26(日) 05:19:37.17 ID:ujHkXBA0
1乙
コート男は人間なのかアンデッドなのか…


99 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/09/26(日) 23:24:13.13 ID:42ELsB60
>>91
以前、戦士親子と対戦した時にハァハァ呼吸を乱して蹲ってたりしてたから
アンデッドじゃないんだろうな



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