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少年「悪魔の娘?」 少女「人殺しの化物?」
- 168 名前:深夜にお送りします [sage]
投稿日:2013/12/25(水) 21:16:25 ID:B4Yvk0.M
作者です。改めて警告申し上げます。
以降のアダルトシーンは、相当人を選ぶものとなりました。
既に前座のアダルトシーンを終えた後ではありますが、それよりもずっと濃ゆいです。
ふたなりが掘ります、ショタは掘られます。大分ヤっちゃいました。
以降の物語は、以上を十分留意の上ご覧ください。
今後はアダルトシーン一直線ですので、これ以上の警告は致しません。
それでは、今後の物語をお楽しみください。
もう少し経ちましたら投稿致します。
- 169 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:35:28 ID:B4Yvk0.M
「んむぅ……っ!?」
少女が少年の口を自らの唇で塞いだのは、彼にとって本当に突然のことだった。
小さなうめき声が、鼻から抜けてゆく。彼はくりくりとした目を見開いたまま、ただぼうっと、目を瞑っている少女を見つめ続けていた。
きゅっと可愛らしく眉間に皺を寄せている少女の眼は、その中に紅い宝石のような瞳を包み込む。形の整った鼻の先から僅かに漏れ出る熱い息が、少年の口元を湿らせていた。
「んぅ……っ!? んむっ、むぅぅっ!?」
そして、少年は口の中で篭った悲鳴を上げ出した。
少女の温かな舌が、彼の口の中に潜り込んで来たから。
- 170 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:36:07 ID:B4Yvk0.M
「は、ぁ……っ! ちゅっ……、んむ……っ! はぁ……っ」
少女は、一心不乱に少年の口の中を舐め姦してゆく。
やり方なんて、分からなかった。
彼女はとうの昔に、司祭に何度も唇を奪われている。だけど、そのどれもが、胃の中の物を全て吐き出してしまうような心地のものだった。幾度となく唇を交わしたことのある彼女も、気持ちの良い口付けの仕方など分からない。
それでも、彼女は一生懸命に口付けする。
唇をふにふにとついばみ、歯を優しくなぞる。舌を絡ませ、上顎をくすぐる。
目をぎゅっと瞑っている彼女は、少年の顔を覗くことなど出来ない。とにかく気持ち良くなって欲しい、その一心で、彼女は呼吸を忘れてしまう程、彼の口内を犯し続けた。
「は……っ! はぁ……、はぁ……!」
それは、ほんの数十秒の出来事。
やがて、息苦しさに頬の赤みを増していった彼女は、その場から飛び退くように少年から口を放す。
――気持ち良くなってくれたかな――
目を伏せてぜいぜいと荒く呼吸を繰り返した後、少女はおずおずと、その場に座り込んでいる少年を見上げた。
- 171 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:36:56 ID:B4Yvk0.M
「……だめだよぉ」
少女の鼓膜をくすぐるのは、少年の蕩けるような声。
いつもの幼い声音でもない、時折見せる格好良い口調でもない、先程のように優しくも官能的な言葉でもない。
蜜のように甘い声音は少女の官能を沸き上がらせ、どこか困ったような言葉は彼女のささやかな嗜虐心を掻き立てる。
「ぼく、そうゆう風につくられてるからぁ……。そうゆうの、らえ……っ」
「気持ち良いの、弱いんだ?」
「よわいかあ……、やえて……っ」
「そう……っ」
激しい口付けに呂律が回らなくなった少年の言葉に、少女の身体は更に熱くなっていった。
――もっともっと、彼を気持ち良くしてあげたい――
身を振り回していた衝動が、明確な意志に変わり始める。
「んむ……っ!」
少女は、彼にもう一度だけ軽く口付けをする。
互いの唇を伝う絹のように煌めく糸を手で拭うと、彼の首に両手を回して、ありったけの官能を込めて囁くのだった。
「もっと、気持ち良くしてあげる……っ」
- 172 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:37:35 ID:B4Yvk0.M
「んくぅっ!?」
少女の指先が、少年の首筋を撫でる。たったそれだけのことで、彼の口からは熱い吐息が漏れ、空色の瞳が涙で滲んでいった。
「ねぇ、脱がせるよ」
「ぇう……っ!? そんあぁ……っ。んぅっ、ひゃぁぁ……っ!?」
少年の言葉を待たず、少女は彼が着ている服に手を掛け始める。
もこもことした厚手のハンターローブは、少し脱がせ難い。布を引っ張る度に、めくれ返った服の中から『んうぅ』やら『ぐむぅ』やら可愛らしいうめき声が聞こえてくるのが、彼女には何だかおかしくて仕方なかった。
「んむぅ〜っ。……はぁ」
そして、ようやく少女は彼の服を脱がせ終わる。
小さく細い、まるで女性のような身体が外気に晒される。脚の付け根にある、まだ包皮の剥けていない小さな男性器に、少女は自分の頬がどんどん熱さを増してゆくのを感じた。
- 173 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:38:13 ID:B4Yvk0.M
「私も……っ」
――とにかく、早く彼を気持ち良くしてあげたい――
少女は自らが着ている麻の服に手を掛け、乱暴に床に脱ぎ落としてゆく。
彼女は、細くも柔らかそうなお腹を、まだまだ成長の余地を残している小さな乳房を、少年の前に勢い良く晒し始める。
少年はベッドの上に座り込んだまま、涙の滲む瞳でその様子をぼうっと見つめていた。彼が考えてみれば、綺麗なままの女性の裸体を見るのは、彼女が初めてだということに気付く。外を歩くことのなかった彼女の白い肌を見つめていると、彼の身体もまた、とても熱くなってゆくのだった。
そして、ついに少女は下半身をも曝け出す。
白く、細く、長い脚の付け根には、既に勃起している男性器。少年のものよりも大きなそれの根本は、女性器から溢れる愛液で濡れて煌めいていた。
「ふふっ、あまり見ないでよ……。私だって、恥ずかしいんだから」
頬を染めながら微笑む少女の表情が、少年には驚く程に淫靡で美しいものに見えた。
「わっ」
少女が、少年に覆い被さる。
少年は一度、座り込んだまま彼女を受け止めようとした。しかし、彼女は微笑みながら彼の胸元に手を当てる。押し当てられる手のひら促されるように、二人は一緒にベッドの上に倒れ込んでいった。
- 174 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:39:00 ID:B4Yvk0.M
「っ……。はぁ……っ、はぁ……!」
「んくぅっ!? しょ、しょうひょぉ……っ! そぇっ、へん……っ!? なんらか、ぞくぞくすぅっ!?」
少女が、少年の身体に擦り付き始める。
それは、まるで自身の全身を以って少年の全身を愛するかのように熱く、そして自身に染み込んだ媚薬を塗り付けるかのように情欲的。
少年は、身体の芯にまでぞくぞくと響いてくる甘い刺激に、全身が蕩けてしまったような心地がした。
彼もまた、初めての経験だった。
主との情事は、いつも嗜虐的で、暴力的で。主の性欲を満たす為の道具として扱われてきた中では、味うことなど到底叶わない快楽。
もじもじと身体を蠢かせていた彼も、やがてその抵抗すら止めていた。
- 175 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:39:33 ID:B4Yvk0.M
「んっ、くふ……っ! ねぇ、これ、どぉ……っ?」
「ひゃっ、ふゃぁあぁ……っ!? なっ、なんひゃっ、ぴりぴりしひゃ……っ!? ぁあぁぁぁっ!」
「ふふ……。私も、凄く良ぃ……っ! ぁ、あぁ……っ!」
互いの胸を擦り合わせ、その頂を犯し合う。
先が優しく触れるようにこそこそと蠢かせると、甘い刺激にお腹の筋肉がぴくぴくと震えた。固くなったそこを弾くように擦り合わせると、背筋に走るぞくぞくとした刺激に二人は同時に嬌声を上げた。背中に手を回してぎゅっと強く押し潰すと、二人は言葉にし難い幸福感に包まれた。
少女は、少年の口の端から垂れていた一筋の涎に口を付ける。
決してそれに味がある訳ではない。それなのに、少女にはそれが蜂蜜のように甘く、そして媚薬のように淫靡で少し背徳的なものに感じた。
- 176 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:40:07 ID:B4Yvk0.M
「ほぉら、もっとくっついてぇ……」
「んぅっ、らぇ……っ。いま、びんかんになっえうからぁ……っ」
「逃げちゃだぁめ……っ」
少女の脚が、少年の脚に絡み付く。
たったそれだけのことでも、少年にとっては未知で、そして甘い快感だった。柔らかな太ももに挟まれ、ふくらはぎが擦れ合い、時折指先で足の甲をくすぐられる。
もともと敏感に創られた上に、初めての快楽に更に感じ易くなった身体。
戸惑う少年は、身体をもじもじとさせて少女から離れようとする。しかし、少女はそれを許しはしない。脚を強く絡ませ、首の後ろに手を回し、彼を固く繋ぎ止めていた。
- 177 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:40:43 ID:B4Yvk0.M
「ひゃっ!? ぁあぁぁっ!? くひっ、ひひゃあぁっ!?」
「っ……! はぁ……っ!! これ、すごひ……っ!? ぬるぬる、して……!!」
「ひっ!? ぁっ、ぁあぁぁ!! あぁぁっ、あぁぁぁぁぁっ!?」
やがて、少女は自らの男性器を少年の男性器に擦り付け始める。
陰茎を押し付け、裏筋を擦り合い、露出した鈴口同士でキスをする。
少年の男性器は、少女のものよりも一回り小さい。その二つの交わりは、仲の良い兄弟姉妹か、はたまた親子を彷彿させる。もっとも、それを行っている二人の交わりは、そんなほのぼのとしたものからは遠く掛け離れているのだが。
互いの先から、透明な液体が溢れ出してゆく。そして、それらは絡み合い、部屋に淫靡な水音を響かせる。
少年は、下半身が溶けてしまったような、そしてそのまま少女と同化してしまったような錯覚すらした。もはや、その口からは意味のある言葉など出ない。ただただ、少女の腰の動きと共に、鈴の音のような嬌声を上げ続けるだけだった。
- 178 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:41:33 ID:B4Yvk0.M
「ぁぅっ!? ぅうぅ……!? ねぇ、もぉ、らえ……っ!? でひゃっ、でひゃう……っ!!?」
少年が、真っ赤な顔で声を絞り出す。少年は、未だかつてない絶頂感の訪れに、半ば怯えるように少女のことを見つめ続けていた。
「んっ、はぁ……っ! もぉ、出ちゃうの……っ?」
「えちゃうからぁ……っ!? も、もぉ……!! やめ……!?」
「……そう。じゃあ、出して……っ!」
「っひぃぁあぁぁっ!!? ぁっ!!? ぁあぁぁぁ!!」
しかし、少女は今更情事を止めようとは思っていない。
それどころか、もっと早く、もっと強く、そしてもっと熱く、少年の身体を犯し始めるのだ。
少年は、少女の背中に両手を回し強く抱き付いた。
「あぁぁぁっ!!? ひっ!? ぁっ! ぁあ!? ふあぁぁぁっ!!?」
胸がこねくり姦される。脚が絡み付く。性器が擦り付けられる。
そして、少年の身体が、一際大きく跳ね上がった。
- 179 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:42:06 ID:B4Yvk0.M
「――っ!!? ――ぁあ!! あぁぁあぁぁぁっ!!? ――っ!! ――――!!!」
絶頂の瞬間、少女は少年を強く抱き締めた。
強い幸福感に、彼は声にならない悲鳴を上げ、全身を大きく痙攣させた。
二人の身体の隙間から、少年の体液が溢れ出す。
少女は、少年の絶頂をうっとりとした表情で見つめていた。
しかし、情事はこれで終わらなかった。
部屋に充満していた性の匂い。そこに、別のものが混じり出した。
今まで嗅いだことのない香りに、少女は思わず息を大きく吸い込んだ。
「……何、これ……? 甘い……」
それは、不思議な香りだった。
まるで焼き菓子のように甘い香り。むせ返るような強さでありながら、思わず肺の中に溜め込んでしまいたくなるような。
――嗅いでいると、身体が熱くなってくるような――
- 180 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:42:39 ID:B4Yvk0.M
「……ぼく、の」
ベッドにくたりと身を預けている少年が、ぽつりと呟いた。
「元々、こどもを産むきのうなんて、いらないから……。ぼくの、それは……」
「……そう」
その後の言葉は恥ずかしいのだろうか。尻すぼみになってゆく言葉は、少女の耳には届かなかった。
「そうゆう、こと……っ。なん、だね……っ!」
それでも、少女には理解出来た。
彼は、本当に『そう言うこと』の為に創られたのだということ。
彼の精液は、媚薬そのもの。そのことを、少女は自らの身体で実感した。
身体が燃えるように熱い。息がひとりでに荒くなる。
……凄く、したくなる。
- 181 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:43:09 ID:B4Yvk0.M
(これは、本当に……。どうしよう、かなぁ……っ)
少女は、身体を襲う欲求に苛まれながら、頭を抱えた。
彼女は、あくまで彼を満たしてあげたかった、気持ち良くしてあげたかった。本当に、その一心だった。現に、彼が射精に辿り着いた時点で、彼女は自らが射精せずとも、もう情事を止めようとしていたのだ。
だけど彼女は今、新たな欲望を抱いてしまう。
ねっとりとした欲望は、彼女に行動を躊躇わせる。果たして、その行為は彼が喜ぶものだろうか。自分の欲望が、彼を傷付けはしないだろうか。
熱を帯びた頭の中で、いくつもの思考がぐるりぐるりと動き回る。
「……ねぇ」
しかし、その思考を止めたのは、少年だった。
彼は、うつ伏せに寝、真っ赤な顔を彼女から逸らせる。
そして、少しだけ、ほんの少しだけ、小さなお尻を突き出して言うのだった。
「したい?」
- 182 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:43:47 ID:B4Yvk0.M
「えっ……?」
「ぼくは、そうゆう風に創られてるから……。その、排泄をしないから、お尻も、そう……」
そこまで言って、また尻すぼみになってゆく言葉は途切れた。
少女は、ほんの僅かに浮き上がったお尻を、思わずじっと見つめてしまう。
白くむにむにと柔らかそうなお尻は、小さく可愛らしい。そんなお尻が、『そう言うこと』の為にあると考えると、酷く背徳的で妖艶なものに思えた。
『したい?』
そんなこと、彼女には明白だった。
「ねぇ……」
「……何?」
「貴方は……」
彼女は一度ごくりと喉を鳴らす。
そして、今にも決壊してしまいそうな欲望を抑え付けて、絞り出すように、小さく呟くのだった。
「されたい?」
「っ……」
「……されたい」
真っ赤な頬、涙で滲む瞳、小さくか細い声。
その全てが、少年の全てが、少女の興奮を爆発させた。
- 183 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:44:22 ID:B4Yvk0.M
「ひッ!? ぁ、あ、ぁあ……ッ!!?」
最早、これ以上の前戯はなかった。
少女は、欲望のままに自らの男性器を少年のお尻に突き立てた。
ずぷり、ずぷりと彼のお尻が広がってゆく。ぞくぞくと背筋を駆け上がってゆく快感に、少年は口の奥がかたかたと震える心地がした。
「な……っ!? なに……、これぇ……ッ!? すご、すひ……!!?」
そして、今までを遥かに超える快楽に打ち震えているのは、少女も一緒だった。
本当に『そう言うこと』の為に創られたそれは、生身の身体とは訳が違う。中はぬるぬるとした潤滑液に満たされていて、蕩けてしまう程に熱い。彼が感じる快楽に合わせて、うねうねと不規則に蠢き、どくどくと脈打ちながら性器を揉み解してくる。
「すご……っ、ひ……っ、ひっ、ひゃ、ぁあ、ぁぁ……ッ!!?」
「あなた、だめ……っ!? そんな、動いひゃ……ッ!!」
奥に挿れれば挿れる程、その強さは増してゆく。
二人は嬌声を抑えることなく、快楽の海に沈んでゆくのだった。
- 184 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:44:58 ID:B4Yvk0.M
「あぎ……っ、ぃ゛……!?」
「ぁ……大丈夫……? いたかった……?」
「だいじょうぅ……、ちょっとびっくぃし……ひゃぁっ!? ちょっ、らぇ……っ! うごかにゃぃへ……ッ!!?」
少女の男性器が、少年の中に根本まで入り込む。
少しばかり勢い良く突き立てられたことに、少年は一瞬だけ苦悶の声を上げる。しかし、その後少女が腰をもぞもぞと蠢かせると、また呂律の回らない声で喘ぎ続けた。
中が小刻みに擦れ合う。二人の繋ぎ目からは、体液がズプズプと音を立てて溢れ出していた。
少女が、少年の背中に倒れ込む。
熱くも優しい彼の体温と、確かに感じる鼓動に、彼女は目を細めて笑った。
気持ち良くしてあげたいから、気持ち良くなりたいから。そんなことを言っていても結局、彼と交わることが一番嬉しいことだったのだと感じた。
- 185 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:45:34 ID:B4Yvk0.M
少女が腰を上げて少しずつ男性器を引き抜いてゆくと、今度は彼女が激しく喘ぎ始める。
「ぁうっ! 何、これぇ……ッ!? ゃあっ、らめっ、はむはむしにゃいへぇ……ッ!!?」
「そんなこと、いわれへもぉ……!?」
「ひゃぅんっ!!? わかっひゃからぁっ!? うごかっ、にゃひでぇっ!!?」
少女の男性器が、先だけすっぽりと彼の中に収まる。
すると、肉壁がひくひくと痙攣し出す。飲み込まれた亀頭が、まるで肉に咀嚼されるかのように、むにむにと優しく揉み解され、くちくちといやらしく擦り姦される。
射精をするには、あまりにも局所的過ぎる快感。射精出来ないからこそ、少女の男性器には甘い快楽が溜まり続けてしまう。いつしか、少女の腰はがくがくと震え、下の女性器からは愛液が溢れて垂れ落ちていた。
「も、もぉ……!? が、我慢でき、にゃ……ッ!!?」
「ふぇ……っ!? しょう、じょぉ……! なに、ひゃッ、ぁあぁぁぁッ!!?」
- 186 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:46:22 ID:B4Yvk0.M
そして、肌と肌とがぶつかり合う音が、部屋を響かせ始めた。
「ひッ!? ぁ!! ぁあッ!! ぁあぁぁぁッ!!?」
「はぁ……ッ! ぁあ……! あ、ぁあぁぁッ!!」
少女が激しく注挿を始める。二人の繋ぎ目が激しく擦れ合う。
自らが起こす暴力的な快楽に、もう彼女たちは互いに意思疎通することも出来ない。ただ、大きな喘ぎ声を上げ続けるだけだった。
やがて、少女はほとんど衝動的に、少年の浮き上がった腰に手を回す。そして、彼の男性器を手に取り、腰の動きに合わせて激しく扱き始めた。
「あひぃッ!!? にゃに!? しへ……ッ!! ぁ、ぁぁあッ!!?」
「はぁ……ぁ、ぁああッ!! ぁあ……、ぁあぁぁッ!!?」
突然襲い掛かる快感に、少年の腰が独りでに動き始める。そして、その腰の動きが、今度は少女の男性器を責め立てる。そして、快楽に苛まれた少女が、更に激しく少年の男性器を扱き始める。
それはまるで螺旋階段、二人の快楽が駆け上るように一気に上がってゆく。もはや、当の本人たちも、何が何だか分からなくなっているのだろう。ただただ感じるのは、ひたすらに気持ちが良くて、幸せだということ。
「しょぉ、ょお……ッ!? もぅ、らぇっ、ぼく……!!? ぁ、ぁあぁぁっ!!」
「わたひ、もぉ……っ! いっしょにぃっ! いっしょに、いこぅ……!?」
そして、加速度的に上り詰めていった二人の情事は、あっという間に終わりを迎える。
- 187 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:47:01 ID:B4Yvk0.M
「ッ!! ぁぁああッ!!? ――ッ!! ――――ッ!!!?」
「は、あぁぁぁ……ッ!!? ひぁあッ!? あぁぁぁぁッ!!? 〜〜〜〜!!?」
同時に上がる嬌声、真っ赤な顔、それでも幸せそうな表情。
少女が吐き出す精液は少年のお尻を汚し、少年が吐き出す精液はベッドのシーツを汚す。
少女は絶頂の最中、少年にぎゅっとしがみついて放さなかった。
熱い体温が、激しい鼓動が、甘い快楽すらもが共有される。本当に一つになったような心地に、二人はかつてない幸福感に包まれるのだった。
長い長い絶頂の末、二人はその場にぐったりと倒れ込む。
「はぁ……っ、はぁ……! す、すご……かっひゃ……っ」
絶頂の余韻は、まだ抜けきってはいない。少女は、自分の呂律が回っていないことに、頬をかぁっと熱くさせる。
「しょぉ、ひょぉ……っ! ぼく、ひゅごひ、ひもひよひゃ……っ」
「……くすっ」
けれど、もうほとんど聞き取れない少年の言葉に、彼女は思わず吹き出してしまう。
彼女は、口を開くことを止める。その代わりに、少年の首に手を回し、また強く抱き付く。そして、今もなおもごもごと何かを喋っている少年の口を、自らの唇でそっと塞ぐのだった。
- 188 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:47:45 ID:B4Yvk0.M
少年「…………」
少女「…………」ギュー
少年「…………」
少女「…………」ギュー
少年「……その」
少女「なぁに?」
少年「この部屋、ベッド二つあって良かったね……」
少女「そうだね。あっちのベッド、もう凄くべたべただもんね」
少年「う、うん」
少女「…………」ギュー
少年「…………」
少女「…………」ギュー
- 189 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:48:19 ID:B4Yvk0.M
少年「……その、あまり、くっつかれるのは」
少女「嫌?」ジッ
少年「嫌じゃないけど……」
少女「けど?」クスッ
少年「……恥ずかしい」カァ
少女「くすくす……」
少年「何だか少女、大胆になった」ムゥ
少女「違うよ。貴方がシャイになっちゃったんだよ」クスッ
少年「むぅ……」フイッ
少女「ふふっ……」ニヘラ
- 190 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:48:51 ID:B4Yvk0.M
少女「ねえ」
少年「……何?」
少女「……ありがとう」
少年「え……?」
少女「悩んでるの、助けてくれて」ニコッ
少年「……うん」カァ
少女「私ね、思ったの」
少年「何を……?」
少女「最初はね、『貴方を気持ち良くしてあげたい』って思ってした。……でも、何だか違うなぁって、途中から気付いたんだ」
少女「私は、貴方とただ純粋に『したい』んだなって」
少年「したい?」
少女「うん、とても」ニコッ
- 191 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:49:27 ID:B4Yvk0.M
少女「貴方は?」
少年「えっ、ぼ、僕?」
少女「そう、貴方は、私と『したい』?」
少年「……僕は…………」
少女「……うふふふっ、それともー?」
少女「されたい?」ニヤー
少年「な、なぁ……っ!?」カァッ
少女「あぁー、本当に貴方可愛かったなぁ。もうどんどん可愛がりたくなっちゃう」クスクス
少年「ぼ、僕はぁ……っ!?」マッカッカ
少女「なぁに?」ニヤニヤ
少年「あ、あまりからかわないでよっ!」
少女「ごめんごめん」ギュー
少年「っんぅ……」ムゥ
- 192 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:50:11 ID:B4Yvk0.M
全てが新しく変わってゆく。
教会に居た日々からは、戦い続けてきた日々からは、まるで想像が出来ない風に。
二人で一緒に過ごす度に、私たちはどんどん変わってゆくことが出来る。
私はちょっぴり大胆に、彼はちょっぴりシャイになった。
そして、私たちは、まだまだこれからも変わってゆく。
彼との日々は、とても楽しい。そして、愛おしい。
『人間』って、とても良いです。
- 193 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 21:50:54 ID:B4Yvk0.M
少年「したい?」 少女「されたい?」
おしまい
- 194 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/12/25(水) 21:54:00 ID:B4Yvk0.M
以上、終わります。
やはり蛇足、『少年「したい?」 少女「されたい?」』は、あくまでおまけとしてお考えください。
クリスマスの最中、濃ゆいものにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
- 196 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/12/25(水) 22:16:37 ID:SAd2ZKYE
エロ過ぎて目覚める所だったわ
盛大に乙
- 197 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 23:41:33 ID:rrsLkX56
乙
ふたなりに掘られるってイイよね
- 198 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/25(水) 23:55:43 ID:mn0RtxBo
抜いたあとなのにギンギンや
- 199 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/12/26(木) 02:19:19 ID:21mlqNnM
掘られる系が好きな俺には最高だった
- 200 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/12/26(木) 19:09:02 ID:cPfjBGfk
くすぐりフェチってことだけど、その片鱗は見せなかった…?
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