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少女「や、やめてください!!」 男「犯すぞゴラァ!」
66 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 18:41:55.15 ID:IcJk3Mxd0
―風呂―

少女「うわあ……」

 ここは、とにかく何もが大きい。

 車もそう、家もそう、お風呂もそう。

 でも大きすぎなくて、いい。

 大きすぎると、ダメ。人間も。

 大きすぎると、疎まれる。

家政婦B(Eカップ)「広いでしょ、ここ」

 大きすぎると、嫌味になる。

少女「……うん。広い」

家政婦B「広くてゆっくり出来るのは良いんだけど、掃除が大変なのよねー……」

少女「一人で……?」

家政婦B「みんなで。ご主人様もね。自分も手伝うなんて、なんのために家政婦雇ってるんだか」

少女「……きっと共有したいんだと、思う」


67 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 18:50:03.07 ID:IcJk3Mxd0
家政婦B「共有……?」

少女「そう、苦労とか、努力とか。きっとあの人はそういう人。そうじゃないと、私なんて拾ってくれないはず」

家政婦B「ふーん。確かに、人の努力を知らずに給料は決められないとか言ってたなぁ」

少女「うん、そういう事。いい人、多分」

家政婦B「うん、ご主人様はいい人だよ。さて、そろそろ入らないと。寒いでしょ?」

少女「……うん」



ちょっと晩御飯食べてくるよぉおおおお


70 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 18:55:07.60 ID://vBrVTA0
家政婦B×少女ルートオナシャス


71 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 18:58:58.94 ID:0Rl15Hdt0
久々に地の文があるSS
支援


72 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 19:06:28.83 ID:C6M/X61y0
>>43
安価により展開が変わっていたのか…うむ
てか書き手はすてまで売られた少女の話書いてたか?


75 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 19:17:46.51 ID:IcJk3Mxd0
飯遅いお...おかん早く作ってくれ...

>>72
いやー違うよ
SSは本当久々だww


77 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 19:32:27.38 ID:IcJk3Mxd0
復活だ! 飯食ったしスピードアップ! ……できるといいなぁ


80 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 19:41:10.50 ID:IcJk3Mxd0
 体に軽くお湯を掛けてから、湯船につかる。

 ……温かい……。

 熱の力は、偉大……。

家政婦B「いやー、やっぱり生き返るわぁー……お風呂は良い……」

少女「うん、気持ちいい……いつも、水だったから」

家政婦B「……大変だったんだね……」

少女「同情、しないでいい。したら、気分悪くなる。きっと」

家政婦B「そっか。強いね、少女ちゃんは」

少女「強くない……。他の人に、迷惑掛けたくないだけ……。それと、何で私の名前……?」

家政婦B「……あれ? 私聞いてなかったっけ?」

少女「……何で、目逸らす?」


82 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 19:49:01.17 ID:IcJk3Mxd0
家政婦B「何でもない、何でもない。さ、体洗おー」

少女「……うん」

 石鹸なんて、久しぶりに触る……。

少女「良い香り……」

家政婦B「でしょー。私が拘ってるんだから!」

少女「…………幸せ」

 あれ……涙が……。

家政婦B「ど、どうしたの!?」

少女「だい、じょぶ。気にしないで……」

 うん、今は閉じ込めておく。

家政婦B「……綺麗な体してるじゃない」

少女「そうでも、ない。あなたのほうが、綺麗」

家政婦B「そうでもないって……私は贅肉も多いから、さ」

少女「ふふっ」

家政婦B「あー! 笑ったぁー!!」


83 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 19:56:38.70 ID:IcJk3Mxd0
少女「ん……垢が……」

家政婦B「仕方ない、仕方ない。お風呂はそういう場所だしね」

少女「……前は、怒られた」

家政婦B「それはそれ、これはこれ。縛られる必要はないよ」

少女「そっか……」

家政婦B「はい、背中流してあげるよ」

少女「ありがと……」

家政婦B「後で私もして貰うからねー」

少女「うん……そういう人の方が、信用出来る」

家政婦B「なんの話?」

少女「生きていく上での、知恵」


85 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:06:56.07 ID:IcJk3Mxd0
――男視点――

男(……分かってたけど、ここまで酷いとは……)

男(身寄りのない女の子を、放り出すなんてそれでも血縁者か……!)

男(あの子は悪くない……。それ以前に、あの家族が何か悪いことをしたか……?)

男(一代で大きな会社を立ち上げ、成功させた。ただそれを妬んでいるだけじゃないか……!)

男(あそこの家系はダメだ……腐ってる。僕の会社に何をしようと、問題は無い。それだって、妬んでるだけだ……)

男(……だけど、少女ちゃんは、少女ちゃんは絶対に僕が守る……)


――少女視点――


家政婦B「おっけー。流すよー」

少女「うん。よろしく……」

家政婦B「ざばーん!」

少女「ひゃぅっ! 冷たっ……」

家政婦B「あれ……? ご、ごめん。レバーが冷たい方向いてた……」


87 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:12:03.84 ID:Ytluv69U0
くそν速民どもめっ!


88 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:17:41.02 ID:kWgZ8Mo10
(^ν^)


89 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:18:32.73 ID:IcJk3Mxd0
少女「いいよ、もう。次、私が流す」

家政婦B「うん、よろしく」

少女「んしょ……」

家政婦B「上手いなぁ……」

少女「変に気を遣わなくても、いい」

家政婦B「いや、ホントに……!?」

少女「……柔らかい……」

家政婦B(Eカップ)「どこ触ってるのよー!」

少女「さっきの、お返し」

家政婦B「許してくれたんじゃなかったのー!?」

少女「いい、とは言ったけど、許すとは言ってない」

家政婦B「あんっ! ちょ、だめだって……」

少女「声が、艶かしくなってきたから、やめる」

家政婦B「あれ……S? Sなの?」


90 名前: 忍法帖【Lv=38,xxxPT】 [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:21:53.63 ID:LzcAM6VU0
(^ν^)はよ


91 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:25:27.89 ID:IcJk3Mxd0
書き貯め無いから、遅くてごめんね。


少女「意識したことは、無かった。けど、こういうの好き」

家政婦B「末恐ろしい……」

少女「うん、出来た。肌、綺麗」

家政婦B「ありがと。でも、少女ちゃんの肌の方が綺麗だよ。……少女ちゃん、何歳?」

少女「え、16歳……」

家政婦B「若い――――! 若い、若い、若いー!」

少女「ゲシュタルト崩壊したから、やめて」

家政婦B「16ぅ!? 若いねー! もうそれだけで武器になるじゃない!」


92 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:28:38.67 ID:kKXNrqWf0
16で153だと・・・ジュルリ


96 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:32:44.56 ID:w9tV+H7j0
>>92
高身長の良さもわかっとくといいよ


97 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:34:32.37 ID:IcJk3Mxd0
少女「16歳で、処女。需要、ある?」

家政婦B「あるでしょ、あるでしょ。少女ちゃん可愛いし! 私なんて来年三十路よー! 三十路で処女よ−! 侵入する価値のない砦よー!」

少女「まあ、そう言わないで。巨乳は、垂れなければ需要ある。多分」

家政婦B「うっ、少女ちゃん優しい……」

少女「だけど、垂れたら、終わり。あとは、熟女専の人ばかり」

家政婦B「持ち上げてから落さないでー!」

少女「……楽しい」

家政婦B「……ふふっ。さて、次は髪だねー」

少女「うん……手入れしてないから……パサパサ……」

家政婦B「そうでもないよー、枝毛もないし綺麗なロングヘアーじゃない」

少女「切りようが、無いだけ。伸ばすと言うより、伸びてる」

家政婦B「そっかー。して見たい髪型とか、ある?」

少女「……疎いから、分からない」


101 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:46:50.14 ID:wz8tkm4r0
153って平均身長より少し低い程度か


102 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:47:11.29 ID:IcJk3Mxd0
家政婦B「そっか。気が向いたら、家政婦Cさんにやって貰いな。あの人は刃物の申し子だからさ」

少女「前髪は、うっとうしい」

家政婦B「あとで、切って貰えるように言っておくよ」

少女「……ありがとう……」

家政婦B「いいのいいの。はい、ざぱーん!」

少女「……熱い」

家政婦B「うわぁっ! ごめん!」

少女「……いいけど、許さない」

家政婦B「ごめんなさい、ごめんなさい……」

少女「次は、下……」

家政婦B「やめて! 女の子同士のお風呂でロストバージンなんて嫌!」

少女「……まあ、冗談」


103 名前: 忍法帖【Lv=38,xxxPT】 [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:50:10.81 ID:LzcAM6VU0
百合展開期待


104 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:56:42.52 ID:Ytluv69U0
もひとつまる


105 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 20:57:55.54 ID:IcJk3Mxd0
 家政婦Bさん、ちょっと天然なのかな……?

 悪い人では、ないとおもうけど。

少女「……湯船、つかる」

家政婦B「うん、ゆっくり暖まってね。私、採寸の結果報告して、服取ってくるよ。すぐに戻るから」

少女「……分かった」

 一人で、湯船に肩まで浸かる。

 はぁ……温かい……。

 …………。

 ……っ!!

 リラックスしたら、おしっこしたくなった……。

 出なきゃ……。


106 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 21:05:59.81 ID:IcJk3Mxd0
――男視点――

家政婦A「少女さんの親戚に、ご連絡は入れなくて宜しいのですか?」

男「連絡はしない。どうせした所で良い返事が聞ける訳がないし、不快になるだけだ」

家政婦A「……彼女は、捨てられたのですか?」

男「恐らく、ね。何を考えているんだか……」

家政婦A「どうするおつもりですか?」

男「…………」


――少女視点――

少女「……タオル……使っても、良いよね」

 さっき、家政婦Bさんが言ってた、縛られる必要はないって……。

 縛られる……必要は……。

少女親戚『まったく、あんたが居るだけで家が狭くなる!』

少女親戚『居るだけで邪魔なのに、ティッシュなんて使っていい訳無いでしょ!』

少女親戚『誰が食器使って良いって言った? あ?』


108 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 21:16:29.34 ID:IcJk3Mxd0
少女「あれ……ダメ…………」

 振り切った、つもりだったのに、忘れてた、つもりだったのに。

 こんなにも簡単に、記憶が、甦る。

 嫌だ……。嫌だ……、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。

少女『…………幸せ』

少女親戚『お前が幸せになんて、なっていい訳がないだろう!!』

 体が、震える……。

 涙が、止まらない……。

 ごめんなさい、ごめんなさい。

 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。


111 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 21:28:42.22 ID:IcJk3Mxd0
少女「ごめんなさい……。ごめんなさい……」

家政婦B「少女ちゃんお待たせー! 服持って……どうしたの!?」

少女「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」

家政婦B(……これは、心の傷……?)

少女「ごめんなさい、ごめんなさい。生き残ってごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」

家政婦B「……少女ちゃん、服着て」

少女「……うん……」

家政婦B「…………大丈夫?」

少女「だい、じょうぶ……偶にあるから……」

家政婦B「そっか……」

少女「でも、ちょっと、寝たい……」

家政婦B「うん、寝室に連れて行ってあげる。寝て良いよ」

少女「……ありがとう……」


113 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 21:37:57.33 ID:IcJk3Mxd0
家政婦B「起きたら、そこの電話掛けてね」

少女「うん……ありがとう…………ごめんなさい……」

家政婦B「謝らなくて良いよ。縛られる必要はないんだから……」

少女「…………うん」

 頭では、分かってる。

 さっきまで、呪縛を、振りほどいたつもりだった。

 でも、ダメ。

 頭で分かってても、心が、ついてきてくれない……。

 ……寝よう。

 寝たら、楽。何も、考えなくて良いから。

 でも、目は覚める。

 ……死んだら、何も考えなくて良いんだよね……。

 お父さん、お母さん……。

 会いたいよ……。


115 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 21:52:13.25 ID:IcJk3Mxd0
――男視点――
男「……そうか」

家政婦B「かなり、傷は深いようです。見たところ、起因と成るような物は見当たりませんでしたし」

男「体に傷は……?」

家政婦B「見たところは……」

男「……体に傷が無かっただけ良かったというか、なんというか……その分心にダメージが行ってるような気もするな……」

家政婦B「そうですね……」

男「少女は、何か言っていなかったか?」

家政婦B「ごめんなさい、と何度も。……そういえば一度、生き残ってごめんなさいって」

男「……そうか、抜け出せていなかったんだな……」

家政婦B「どういう事です?」

男「少女ちゃんの両親は、交通事故で亡くなったんだよ」

 ……これは、語っても良いのだろうか。

 知ってしまえば、同情してしまうだろう。

 同情が、悪いこととは言わない。
 でも、彼女はそれを望むだろうか……。
↓3


118 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 21:54:57.99 ID:OuKsQWi60
吐いて楽になっちまえよ
お前がやったんだろ?


119 名前:ルール議論中@ [] 投稿日:2012/01/17(火) 21:55:02.46 ID:iGLiCGHU0
語らない



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