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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その13
933 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:06:45.00 ID:MQGj3XIo
〜海峡、北の森付近〜

ガササッ!!

戦士「ふんっ!!」

ゴブリン「グギャアァ!!」

ザシュッ!!…ドサッ…

戦士「なんだか…雑魚ばっかりになってきたな…」

魔法剣士「あらかた片付いたのであろう」

召喚士「そろそろ進軍の合図をしましょうか」

盗賊は頷き、正面の岩場へと足を進める。

盗賊「…魔道士」

魔道士「はいっ」

盗賊が合図すると、魔道士は導火線のようなものに火を放つ。

ジジ…ジジジ……ボシュッ!!

眼鏡「……」

高々と暗い夜空へ光球が昇り、上空で激しく輝き弾ける。


934 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:07:13.90 ID:MQGj3XIo
パシュッ……カカアアァァ!!

召喚士「これで伝わったでしょう…」

ゾクッ!!

盗賊「……!!」

眼鏡「!!」

ババッ!!

戦士「ん…?どした?」

眼鏡「あ…い、いや……っ」

盗賊「……」

魔法剣士「敵…か?」

盗賊「…分からない。…でも…一瞬何か」

戦士「何か?」

眼鏡「何だろう…。閃光弾が上がった瞬間、殺気のようなものを感じたよ」

召喚士「殺気……」

戦士「まだ魔物が潜んでるってわけか…」


935 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:07:48.57 ID:MQGj3XIo
魔道士「黒の三騎士さん達も頑張ってますもんね!」

戦士「俺らもどんどん追いやって、道を作ってやらんとな!」

召喚士「うん。合図も終えたし…後続に支障のないよう…」

盗賊「…だな」

戦士「そうとなりゃ…さぁてさっさと来やがれってんだ!」

魔道士「急に元気になりましたね…」

盗賊「…単純」

眼鏡「……」

魔法剣士「気になるのか?」

眼鏡「まぁ…大した事ではないだろうけど…」

眼鏡は正面に広がる森の奥をじっと見つめる。

その遥か森の奥…。三頭の馬が木々をかい潜り疾走する。

黒騎士・二「もうボチボチ引き上げるとするか!」

黒騎士・一「…そうだな。こんなものでよかろう」

黒騎士・三「あとは若い奴らに頑張って貰おうかね!がははっ!」


936 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:08:51.22 ID:MQGj3XIo
パカラッパカラッ……ドドッ…トットット…

三頭の馬は突如そのスピードを緩やかに、停止する。

黒騎士・二「何だ…?」

馬上の三人は不思議そうに静寂の森を見つめ、首を捻る。

ドドドドドドド…

黒騎士・一「!?」

黒騎士・三「なっ…何だ!?」

黒騎士・二「分からん!だが何かが…っ!」

黒騎士・一「まずい!!退くぞ!!」

三人の騎士は慌てて馬首を返し、森を引き返す。

…が、反転した矢先、一匹の魔物が目の前にいる事に気付いた。

黒騎士・三「…いっ、いつ…の間に…!?」

黒騎士・二「いなかった…いなかったはずだ!!」

黒騎士「う…うぅ…っ!!」

三頭の馬が威嚇するように声を上げる中、馬上の三人は顔を硬直させた。


937 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:09:51.17 ID:MQGj3XIo
ドスンッ…ドスンッ…

黒騎士・三「な…なんてデカさだ…っ!」

黒騎士・一「デカイだぁ!?…小さいだろうが!」

ドスン…ドスン…

黒騎士・三「どこが小さいんだよ!こんなバカでかい化物…!」

黒騎士・二「なんだ…よ!何なんだよ!!」

ドスン……

黒の三騎士の元へ歩み寄る魔物…。

その頭部は黒い山羊のような作りであり、体は人間…下半身は獣の作りである。

黒騎士・一「コイツはマズイ…ッ!さっさと逃げんぞ!!」

魔物は白い吐息を吐き、焦点の定まらぬ瞳で三人を捉える。

ある者には巨大な魔物にも見え、またある者には自分と同様の大きさに感じる。

通常の魔物とは異質の者である、という事は経験豊富な彼らにとって容易に想像出来た。

魔物「我……バフォメット…。魔王様の命により…人間を…排除する」

己をバフォメットと称した魔物は両手を大きく広げ、再び白い吐息を吐き出した。


938 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:10:29.07 ID:MQGj3XIo
黒騎士・二「くっ、来る…!!」

黒騎士・三「後退するぞ!!」

二人は左右に分かれるが、行く手には無数の木がはびこり、進路を妨げる。

黒騎士・二「バカなっ!?み、道が……!!」

黒騎士・三「こんなもの!幻覚に決まってる!!」

バシィ!!…ガスッ!!…ガスッ!!

正面の樹木を斬りつけるが、びくともせず周囲に道は無い。

黒騎士・三「何なんだよ!くそぉ!!」

黒騎士・一「止むを得ん…。強行突破だ」

バフォメット「………」

黒騎士・二「ちくしょお…!!」

ザッ…

黒騎士・一「マッハストームアタックを仕掛けるぞ!」

黒の三騎士は縦列に並び、バフォメットの前へと立ちはだかる。

バフォメット「……我……排除する」


939 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:11:24.91 ID:MQGj3XIo
バフォメットはどこからともなく取り出した巨大な剣を両手に構え、

さも三人の行く手を阻むかの如く、仁王立ちしている。

ググッ………ドドッ…

三騎は手綱を引き、勢いよくバフォメット目掛け突撃する。

先頭の黒騎士・一が右手に剣を構え、大きく振りかぶる。

黒騎士・一「うおおぉぉ!!」

更に左手から閃光が放たれ、雷がバフォメットを直撃する。

シュバッ!!……ガカアァァッ!!

黒騎士・一「!?」

ググッ……ドンッ!!

バフォメットは雷撃をものともせず、上空へと飛び上がる。

黒騎士・二「死ねぇーっ!!」

二列目の黒騎士・二が氷の付加した渾身の矢を放つ。

ヒュオッ!!……ガシィ!!

バフォメットは黒騎士・一の背中を蹴り上げ、再び上空へ身をかわす。


940 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:12:54.81 ID:MQGj3XIo
黒騎士・一「俺を…踏み台に!?」

氷の矢はバフォメットの足元を素通りし、森の中へと消えていく。

黒騎士・二「う…っ、うわああぁぁ!!」

空中から迫るバフォメットの大剣が、弓の主を馬ごとかち上げる。

ドンッ!!

黒騎士・一「っ!!」

バフォメット「ファファファ…!!」

不気味な笑い声の中、山羊の悪魔は着地すると、

真っ二つとなった馬と、その乗り手が後方の地面へと落ちていった。

黒騎士・三「くそおぉぉ!!」

黒騎士・一「馬鹿野郎!焦るな!!」

バキャアァ!!………ゴシャアアァァ!!

止める声もむなしく、黒騎士・三は巨大な斧で襲い掛かるが、

バフォメットの振った剣撃により、斧は粉々に打ち砕かれ、

更に左手の二撃目により、騎士はあっけなく体を二つにした…。


941 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:14:21.18 ID:MQGj3XIo
バフォメット「……コオオォォ」

振り向き、呆然と立ち尽くす男を見つめ、口元から吐息が漏れる。

黒騎士・一「……バカ…な!!」

ドスン…ドスン……

黒騎士・一「たった……たった一匹の、ま…魔物に……」

スゥッ………ドンッ!!

防戦する間もなく、三人の黒騎士は無残な姿となり、力尽きた。

バフォメット「………ファファファ…!!」

ドスン…ドスン…ドスン…

バフォメットは笑いながら、再び闇の中へと姿を消した…。

〜北関、北の山〜

伝令「海峡方面より閃光弾を確認!!」

大軍師「あちらも順調のようですね」

副司令官「先遣隊も無事だと良いが…」

マジシャン「………」


942 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/26(月) 18:15:11.36 ID:MQGj3XIo
大軍師「援軍を送りました故、問題ないとは思いますが…」

副司令官「しかし、どうも兵が分散しすぎておるな…」

大軍師「やや後手に回ってしまっている…かもしれません」

副司令官「些細なミスも許されんぞ?」

大軍師「心得ております…。それに……」

マジシャン「…?」

大軍師「関に於いてはまぁ…問題はないかと…」

副司令官「…ならば良いが」

マジシャン「さて、と…。ボチボチ行くかね」

大軍師「そうですね。いつまでも山頂にいるわけには参りません」

マジシャン「こんな所で魔物に襲われたりしたらシャレにならんしな」

副司令官「ああ。山頂に布陣するなど愚の骨頂よ」

大軍師「…進軍を再開します!」

国軍兵「結界石を前進させよ!!」

ゴゴゥン…ゴトッ……ゴトッ…ゴトッ…


943 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/26(月) 18:21:05.22 ID:7cXk342o
こえええええ…
瞬殺かよ。


946 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/26(月) 18:33:43.72 ID:MQGj3XIo
PC落とさなきゃいけないそうなので帰ります…
ご支援ありがとうございました!それでは!ノシ


947 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/26(月) 19:09:14.89 ID:lSkDuEDO
勝ち目無さ杉ワロタ


948 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/26(月) 19:14:23.20 ID:TJmTOwAO
目が見えない(法師)次男なら大丈夫じゃね


949 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/26(月) 19:53:35.10 ID:GyhBRbAo
噛ませすぎワロタ


950 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/26(月) 20:08:58.92 ID:JwNZeaAo
ドムにのった三人組を思い出した


951 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/26(月) 20:20:15.75 ID:RkupJhY0
マッハストリームアタッククソワロタwwwwwwwwwww


952 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/26(月) 20:35:34.25 ID:39kDG66o
パクr…げふんげふん、オマージュしすぎワロタ


973 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/27(火) 01:14:05.04 ID:qCXCLhYo
いやはや申し訳ありません…。思いっきり抜けてしましました…
それではこの辺にて失礼致します!おやすみなさいです!!

もう>>970まできてしましましたが、
埋まったら埋まったで次スレ立てますのでお気にせずどうぞ!


974 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/27(火) 01:16:35.37 ID:XnICzcAO
非常に残念な事であるが、バフォメット登場の絶望かつシリアスな場面で不意に現れた文字列

マッハストームアタック

に俺の腹筋は打ち砕かれてしまった


975 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/27(火) 01:25:11.71 ID:qCXCLhYo
本編なのにちょっとフザけすぎましたね…すみません
暗いシーンになってしまったので和らげようとしたらああなってしまいました…


985 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:32:14.31 ID:VPzndKMo
国軍兵「下るぞーっ!引けえぃ!!」

先程とは打って変わり、荷車の後方に備え付けられた紐を、

国軍兵達が一気に引っ張り、下る速度を緩める。

騎兵「此処で落としては回収不可能だ!踏ん張れ!!」

国軍兵「ふぬうぅぅ!!」

副司令官「ゆっくりだ…。ゆっくりで良いぞ!」

道幅こそ広いものの、右方は断崖絶壁であり油断は出来ない。

荷車の周辺には松明を持った騎兵が慌しく動き回っている。

大軍師「……」

スタスタ…

マジシャン「…どした?」

両手で地図を広げ、崖の先を見つめる大軍師に、マジシャンは背後から声をかける。

大軍師「あ……いえ…」

マジシャン「何か問題でも?」

大軍師「……些細な事ですが」


986 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:32:41.67 ID:VPzndKMo
カサッ……スッ

マジシャン「…?」

大軍師「この先の山あい…地図とは高台の作りが違いますね」

マジシャン「いつの地図だよそれ」

大軍師「いや、昨年のものですよ。しかも国製の…」

マジシャン「………」

大軍師「………」

マジシャン「……罠か?」

大軍師「さぁ…。しかし絶妙と言えば絶妙ですよ」

マジシャン「…はぁ?」

大軍師「もし私が逆の立場なら…此処は迎撃にうってつけです」

マジシャン「!!」

大軍師「大荷駄を抱えて山頂より下山…。片側断崖絶壁の悪道…」

マジシャン「ましてやこの真っ暗闇で護衛の兵は少数ときたもんだ」

大軍師「…いやはや…これ程素晴らしい条件があるでしょうか」

大軍師は溜息混じりに呟く。


987 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:33:08.41 ID:VPzndKMo
マジシャン「じゃあ何でこんなルート選んだんだよ…全く…」

大軍師「弁解するわけではありませんが…私は止めたんですよ?」

大軍師はチラリと背後を振り返り、副司令官を見る。

副司令官は威勢良く声を張り上げ、荷車の引き手を鼓舞している。

マジシャン「だーから軍属ってのはイヤなんだよ…」

大軍師「上官の命は絶対ですからねぇ…ふふふ」

マジシャン「んで、どうすんだよ?」

大軍師「…・・・一発打ち込んでみますか」

マジシャン「…策もへったくれもねぇな」

大軍師「いやいや…あえて、ですよ」

マジシャン「豪胆な軍師ってのも…嫌いじゃねぇけどな」

大軍師は国軍兵を呼び、閃光弾を受け取る。

大軍師「………では、お願いします」

マジシャン「んのくらい自分でやれよ……」

マジシャンは渋々人差し指から火を起こし、閃光弾へと着火する。


988 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:33:39.12 ID:VPzndKMo
ジジッ…ジジジジ………バシュウゥゥッ!!

閃光弾は勢いよく正面の崖を飛び越え、暗闇の中へと落下していく。

やがて高台とおぼしき位置の前で激しく破裂し輝き出す。

パアァァァ……カカアアァァァ……

マジシャン「!!」

大軍師「……!?」

マジシャン「お……おいっ、今…動いて……!?」

大軍師「……罠であった方が…数倍マシでしたね」

蠢く物陰を二人は呆然と見つめ、やがて閃光弾が消えると、

慌てて顔を見合わせ、来た道を走り戻る。

タッタッタッタ…

マジシャン「ストップ!!ストーップ!!」

副司令官「…何だ?そんなに慌てて…・」

大軍師「敵襲です…!一旦体勢を整えましょう」

副司令官「敵だと…!?」


989 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:34:09.19 ID:VPzndKMo
騎兵「全軍停止ーっ!!」

国軍兵「そん…なっ、急に停まっ……」

国軍兵は懸命に紐を引くが、車輪は下り坂をゆっくりと進み、

それは後続の荷車も同様である。

マジシャン「ちっ……仕方ねぇな」

マジシャンは先頭の荷車の前へ立ち、両手を地面へと付ける。

テクテク……ザッ…

マジシャン「ふんっ!!」

ドドォンッ!!……ボゴゴッ…ボコォ!!

騎兵「!?」

マジシャン「……こんで大丈夫だろ。ハッハ!!」

地面に隆起した車輪止め代わりの土塁を眺め、

両手の土を払いながらマジシャンは笑う。

マジシャン「さて…ちゃっちゃと片付けますかね」

マジシャンはぼやきながら後続の荷車へと歩いていく。


990 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/27(火) 17:43:15.20 ID:HjD36n.o
キタキタ。
遠くから動いて見えるってコトは、すごい数なんだろうな。
こええええええ


991 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:46:47.58 ID:VPzndKMo
テクテクテク…

マジシャン「ほいほいっと…」

ドドォンッ!!……ボコォ

大軍師「ご苦労様です…」

マジシャン「全くだよ…。高くつくぞ?さーて、あと一台…」

マジシャンが最後尾の荷車に近づいたその時、

悪寒とともに崖下より火球が近づいてくる。

マジシャン「なにぃ!?」

ドドオオォォンッ!!

マジシャンは即座に炎を詠唱し、それを巨大な火球へとぶつける。

衝突し、相殺した炎同士は激しく飛び火し、形を無くす。

大軍師「気づかれた!?」

マジシャン「早すぎんだろ!くそっ!!」

飛び散る炎の中から、先程高台だと思われていた主が姿を現す。

とてつもなく大きな体に獰猛な牙と爪を持つ魔物…フンババである。


992 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/27(火) 17:48:59.38 ID:yn..2iA0
キテタ!!
今回の国軍の規模ってどれぐらいなんだ?2〜3000位?


993 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:52:26.01 ID:VPzndKMo
副司令官「何だコイツは!?」

マジシャン「マジかよ…っ!!」

フンババはひときわ大きな両手を振り下ろし、山を砕く。

ドグオオオォォッ!!…ズズウウゥン!!

騎兵「ぐわあぁっ!!」

国軍兵「ごふっ…!!」

ゴシャアァ……バゴオオォォンッ!!

副司令官「まずいっ!!後退をっ…」

副司令官の声も空しく、最後尾に位置する荷車は兵達の悲鳴を交えて、

砕けた岩とともに谷底へと落下していく。

騎兵「まだ来るぞっ!!」

大軍師「こんな所にフンババが複数!?一体何が……」

マジシャン「んなもん後回しだ!迎撃しろ!!」

大軍師「心得ております!魔道兵っ!!」

大軍師は羽扇を前方へ突き出し、魔道兵へと指示を出す。


994 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2010/04/27(火) 17:59:07.59 ID:VPzndKMo
ドズウゥン……ドドオオォォンッ……

国軍兵「け…結界石が…っ!!」

副司令官「止むをえん!だがこれ以上失うわけにはいかんぞ!」

騎兵「食い止めろーっ!!」

数騎の兵が一斉に前衛へと飛び出す。

大軍師「毒があります!間合いから離れてっ…」

マジシャン「分かってるよ!!」

マジシャンは火と岩の破片を掻い潜り、フンババへと近づく。

フンババ「おで……止める。仕事!」

マジシャン「奇遇だな!俺もだっ!!」

マジシャンはフンババを見上げ、両手から巨大な一本の氷柱を繰り出す。

ドドオオォォンッ!!……ギキイイィィン!!

フンババ「うお……ぉ!!」

氷柱はフンババを押し出すように胸部へと直撃し、勢いよく砕け散る。

その反動により、巨大な魔獣は放り出され谷底へと落下する。


995 :GEPPERがお送りします [sage] :2010/04/27(火) 17:59:15.82 ID:b9yS3ADO
>>1乙!
色々な場所で絶望的な状況だな…

マジシャン、大軍師、副司令組は手練の猛者はマジシャンだけだよな…
大軍師と副司令は直接戦闘出来る感じじゃないもんな


996 :GEPPERがお送りします [sage saga] :2010/04/27(火) 18:00:45.93 ID:VPzndKMo
あと5なので続きは次スレにて再開致しますね!
引き続きよろしくお願いしますです!ノシ


1000 :GEPPERがお送りします [] :2010/04/27(火) 18:05:48.50 ID:HjD36n.o
0・・・orz



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