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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その30
- 422 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2011/07/04(月) 17:28:04.76 ID:sUZs4Bl6o
カチャッ…チリンチリーン
占い師「マジシャンー、そろそろ……あらっ!?」
戦士「おっ、久し振り!」
占い師「……はぁ。だからあんまりうろうろするなって言ったのに」
マジシャン「コイツらはいいだろ、別によ。なっ?」
召喚士「ま、まぁ……」
魔道士「占い師さん、どうしたんですか?」
占い師「えっ? あぁ、えーっと……今、マジシャンの面倒見てるのよ」
魔道士「そうなんですか!?」
マジシャン「そうそう。世話になっちゃってるのよ、ハッハ!」
召喚士「占い師さんはどうですか?」
占い師「ん、調子? そうね……かなりいいかな」
盗賊「……へぇ」
占い師「ま、お互いにリハビリ中ってカンジかしらね。ふふっ」
マジシャン「全くだな、ハッハ!」
- 423 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:28:36.10 ID:sUZs4Bl6o
…
マジシャン「いっただっきまーす!」
占い師「んーっ、美味しい!」
魔道士「本当ですか!? 良かった〜えへへ!」
玄武娘「おかわりですの!」
朱雀嬢「早っ!!」
盗賊「……負けられぬ」
戦士「いいから負けておけ」
召喚士「……明後日、パズズ討伐作戦があります」
バーテン「ほぉ、パズズか」
召喚士「占い師さん」
占い師「……青龍先生の事?」
召喚士「……ええ」
占い師「1つだけあるわ」
召喚士「!?」
- 424 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:30:03.84 ID:sUZs4Bl6o
占い師「その代わり、誰かが死ぬ事に変わりはないけれどね」
召喚士「……っ」
占い師「もう1つ言っておくと、青龍先生はどのみち近いうちに……亡くなるわ」
魔道士「えぇ……っ!?」
占い師「知ってると思うけど、先生は高齢の挙句、患ってる」
盗賊「……ああ」
占い師「そして魔力で延命を続けているような現状。もう長くはないの」
玄武娘「……」
占い師「だから先生はね、自ら花道を作って、幕を引こうという考えなのよ」
マジシャン「そんな境遇を邪魔や口出し出来るか?」
戦士「……出来ねぇし、そんな立場じゃねぇわな」
占い師「まさにその通りよ。結局、始まりは青龍先生なんだから」
召喚士「始まり……」
マジシャン「50年以上前にパズズ封印を成し遂げた……まさに伝説さ」
バーテン「五ヵ年計画の土台に費やした50年間……だな」
- 425 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:30:58.62 ID:sUZs4Bl6o
…
召喚士「すみません。すっかり長話になってしまって」
マジシャン「いやいや、お前らに会えて元気を貰ったよ」
戦士「さーて、そろそろ本国へ戻るとするか」
玄武娘「もう帰っちゃうんですの?」
戦士「明後日には任務があるから下準備もしないとな」
盗賊「……うん」
戦士「それに、明日は青龍先生と過ごすんだろ?」
朱雀嬢「……ですわね」
魔道士「そうですよ! バーテンさん!」
バーテン「ん?」
魔道士「青龍先生に絶品のお酒を贈ろうと思ってまして……」
バーテン「絶品か……」
テクテクテク…ゴソゴソ
バーテン「……おっ、コイツなんかいいんじゃないか?」
- 426 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:32:15.89 ID:sUZs4Bl6o
ゴトッ
召喚士「これ……は?」
バーテン「55年もののワインだ」
占い師「55年って……まさか!?」
バーテン「そう。その名も『伝説』。記念に発売された1本だよ」
召喚士「そうか……パズズを倒した伝説の記念に……」
バーテン「飲んだ事は勿論あるだろうが、55年モノは流石にないだろ」
戦士「いいかもしれないな」
魔道士「でもこれ、高いんじゃないですか?」
バーテン「いや、流石に時が経ちすぎて味もそこまで良くはないだろう」
盗賊「……」
バーテン「コレクション的な1品だが、先生へ餞別に持ってけ」
召喚士「いいんですか!?」
バーテン「ああ。俺からも手向けとして贈らせて貰うよ」
魔道士「ありがとうございます〜っ!」
- 427 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:38:28.67 ID:sUZs4Bl6o
…
召喚士「それじゃ、失礼します」
バーテン「おう。またな」
テクテクテク
マジシャン「……」
ガタッ
マジシャン「なぁ、俺もついてくわ」
占い師「マジシャン……?」
マジシャン「青龍のジジイの最後だろ? 見届けてぇんだ」
召喚士「……いいんですか?」
マジシャン「目立つ格好してなきゃ大丈夫だろ。ハッハ!」
戦士「どうする?」
召喚士「どうするって言っても、俺らにそんな権利はないし……」
魔道士「せっかくだからみんなで行きましょうよ!」
召喚士「……ええ。そうしましょう」
- 428 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:42:10.24 ID:sUZs4Bl6o
…
玄武娘「それじゃ、さようならですの!」
朱雀嬢「お邪魔致しましたわ。素敵なお料理ありがとうですわ」
バーテン「ああ、頑張れよ若いの」
マジシャン「んじゃな」
テクテクテク…パタン
占い師「船までまだ時間ある?」
召喚士「えぇと、はい。あると思いますけど」
占い師「マジシャンの薬とか取って来てもいいかしら?」
マジシャン「2、3日だろ? んなの大丈夫だっての」
魔道士「それは駄目ですよ! ちゃんと療養しないと……」
召喚士「あ、それじゃついでに師匠の家に行ってきます」
占い師「私は医者の所だから……2時間もあれば戻るわ」
召喚士「はい。それじゃ2時間後に港で」
テクテクテクテク
- 429 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:43:12.44 ID:sUZs4Bl6o
魔道士「私も行きましょうか?」
召喚士「あ、大丈夫です。すぐ戻りますので」
戦士「んじゃ、その辺で待ってるわ」
召喚士「うん。……行けっ、コカトリス!」
シュイイィィン…バサァ
召喚士「それじゃ、行ってきます」
ドシュウウゥゥゥゥ!!
盗賊「……何しに行ったのだ?」
戦士「師匠酒だろ」
盗賊「……あぁ、なるほどな」
朱雀嬢「私は折角だから、町中を散策して来ますわ」
玄武娘「私も行くですのー!」
魔道士「じゃあ私も。マジシャンさんは?」
マジシャン「……そうだね、俺も邪魔しちゃ悪いし一緒に行くとすっか。ハッハ」
魔道士「……?」
- 430 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:44:01.13 ID:sUZs4Bl6o
スタスタスタスタ…
戦士「……変な気、遣いやがって」
盗賊「……」
戦士「あれ、そういやオッサンとジュニアって面識ないんだっけか?」
盗賊「……確か」
戦士「親子の初対面もあるかもしれないな」
盗賊「でも、どうなんだろ」
戦士「ん?」
盗賊「会いたくない……って、思ったりしてないかな?」
戦士「会いたくない親子なんていんのかよ」
盗賊「戦士も?」
戦士「……前言撤回」
盗賊「ふふっ、照れるな照れるな」
戦士「お前なぁ……」
盗賊「悪かったって。ふふっ」
- 431 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:44:41.94 ID:sUZs4Bl6o
〜本国、国軍本部〜
カツカツカツ…コツ
青年兵「司令」
天才「おーう」
青年兵「珍しいですね、資料室へいらっしゃるなんて」
天才「ん〜そうかぁ?」
資料室を訪れた青年兵は棚の前に立ち資料を読み耽る天才に声を掛ける。
そして天才は振り向きもせず返答すると、そのまま言葉を続けた。
天才「別にお前らが知らんだけで、結構色々やってんだぞ?」
青年兵「あっ、それは失礼致しました……っ」
天才「ハーッハッハ、構わん。んで、どうした?」
青年兵「パズズ討伐作戦の草案が出来ました」
天才「おう。あとで目を通しておく」
青年兵「それと……もう1つ」
天才「……内通者か?」
- 432 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:45:44.73 ID:sUZs4Bl6o
青年兵「……流石ですね。その通りです」
天才「パズズが終わったら動く。総指揮はお前の予定だ」
青年兵「ありがとうございま――」
天才「但し、実働部隊は俺が執り仕切る。いいな」
青年兵「司令が……ですか!?」
天才「なんか文句あっかよ?」
青年兵「い、いえっ! 文句はないですけど……わざわざ前線に……」
天才「敵はある意味厄介だぞ」
青年兵「ええ、かなりの実力……」
天才「ちげぇよ。相手は完全な生身の人間だ。魔物じゃねぇ」
青年兵「……っ」
天才「お前らじゃ斬るにはまだ早すぎる。俺様が引き受ける」
青年兵「し、しかし……っ」
天才「じゃあお前は人を斬れんのか?」
青年兵「……やります」
- 433 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:47:10.90 ID:sUZs4Bl6o
天才「……ふー。やっぱ駄目だな」
青年兵「!?」
天才「お前は、自分がいながら東方司令部を襲われ……」
パタン…カツカツツカツ
天才「目の前で守るべき者を失った。その仇を討ちたい……そうだろ?」
青年兵「……」
天才「私怨で人を斬るようじゃ、荷が重いって言ってんだよ」
青年兵「……っ」
天才「そりゃ内心ムカついてるだろうが、その為に斬るんじゃねぇ」
青年兵「では、一体どうすれば……」
天才「どーもしねぇよ。ただ人を斬るだけだ」
青年兵「……?」
天才「理由なんざねぇんだよ。人間が人間を斬るって事に代わりはねぇ」
青年兵「……」
天才「どんな理由であれ、人を斬っちまったら魔物と一緒だ」
- 434 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:48:40.60 ID:sUZs4Bl6o
青年兵「司令……っ」
天才「その責をお前は生涯、背負って生きていく覚悟があるのかって事だ」
青年兵「……」
天才「俺様は今まで、何百何千と殺してきた」
青年兵「――!?」
天才「勿論、直接手を下した奴らもいるが、司令としての話だ」
青年兵「……なるほど」
天才「軍の、国の作戦として、それだけの命を預かって葬ってきた」
青年兵「……」
天才「確かに、人を斬る事で強くなる奴もいる。だがお前は違う」
青年兵「……」
天才「お前はこの先、国軍と本国を見据えていかにゃならん使命がある」
青年兵「……」
天才「1人の命よりも、大局を以ってその重さを量るがいい。以上!」
青年兵「はっ!」
- 435 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:50:52.63 ID:sUZs4Bl6o
天才「ま、あんまり固くならずお前の好きなようにやれ。ハーッハッハ!」
カツカツカツ…
青年兵「あっ、司令!」
天才「んー?」
青年兵「その、内通者の事で1つご相談が……」
天才「相談? 何だ?」
青年兵「……失礼します」
ゴニョゴニョゴニョ
天才「……あーまぁ、そうだろうな」
青年兵「やはり……そうですか」
天才「消去法でいくとそれしか浮かばねぇんだよ」
青年兵「……どうします?」
天才「それだけじゃ証拠としては薄い。何か決めてがあれば面白くなるんだがなぁ」
青年兵「……あたってみます」
天才「頼んだぜ。無理する必要はねぇぞ」
- 436 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:52:17.96 ID:sUZs4Bl6o
青年兵「了解です」
カツカツカツ…
青年兵「……やっぱりそうか」
資料室長「……あのぉ」
青年兵「うわぁ! あ……すみません」
資料室長「片付けても、宜しいですか?」
青年兵「あ、えぇ! すみません」
資料室長「司令も閲覧は構わないんですが、せめて片付けてくれるとね……はは」
青年兵「そ、そうですね……」
ゴソッ
青年兵「ん……?」
資料室長「あぁ。これは、かつて起きた召喚士戦争の時の資料です」
青年兵「召喚士……あぁ、クーデターがあったとかいう……」
資料室長「ええ。国軍もワーカーも、かなりの召喚士を失ったようです」
青年兵「……すみません、ちょっと読ませて下さい」
- 437 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:53:56.31 ID:sUZs4Bl6o
〜師匠の家〜
バシュウウゥゥゥゥ
召喚士「よ……っと」
テクテクテク
召喚士「まずは師匠の墓を少し手入れしておくか」
ゴソッ…ザッザッ
召喚士「この時期は雑草が凄いな……」
バシャッ…ザッザッ
召喚士「……よし、これでオッケー」
コカトリス「……」
召喚士「なんかさ、師匠の墓だけひんやりしてるよね」
コカトリス「風通しが良いのだろうな」
召喚士「うん。ちょうど木の間を抜けて、風の通り道になってるからね」
コカトリス「それに、埋葬の際に冷凍したのだろう?」
召喚士「えっ? そうなの!?」
- 438 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:54:45.76 ID:sUZs4Bl6o
コカトリス「……いや、私は知らんぞ。だがそういった類の冷気を感じるが」
召喚士「埋葬はマジシャンさんに任せてたからなぁ……」
コカトリス「あ奴が気を遣ってくれたのであろう」
召喚士「そっかぁ。火葬じゃないから、後々が大変だもんね……」
コカトリス「それよりもいいのか? 早く戻るのだろう?」
召喚士「そうだった! ちょっと行ってくる!」
タッタッタ
コカトリス「やれやれ……」
しばらくすると召喚士が荷物を抱え、コカトリスの元へ戻ってきた。
召喚士「お待たせ、それじゃ帰ろっか」
コカトリス「うむ」
バシュッ…バサアァ
召喚士「青龍先生、喜んでくれるかな?」
コカトリス「きっと喜んでくれるさ。皆の気持ちがこもっているのだからな」
召喚士「……そうだよね!」
- 439 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:55:51.25 ID:sUZs4Bl6o
〜本国、国軍本部〜
大軍師「……」
国軍兵「失礼致します! 郵便物をお持ち致しました」
大軍師「ご苦労様」
バサバサッ
大軍師「凄い量ですね……」
国軍兵「はっ! ご不在の際にも溜まっておりましたので!」
大軍師「それは失礼。では、確かに受け取りましたよ」
国軍兵「はっ、失礼致しました!」
クルッ…カツカツカツ
大軍師「幕僚だけでこの数ですと、全体では途方もない事になりそうですねぇ」
カツカツカツ
衛兵「お手伝い致します」
大軍師「これは助かります。各方面に仕分けて貰えますか?」
衛兵「はっ!」
- 440 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:58:05.71 ID:sUZs4Bl6o
…
大軍師「これで……最後と」
衛兵「北と南の分はどうしますか?」
大軍師「兵卒のものとまとめて、送って下さい」
衛兵「はっ」
カツカツカツ
大軍師「これが司令宛て。こっちは青年兵……ん?」
パサッ
大軍師「青年兵殿の故郷からか。珍しい」
ゴソッ
大軍師「えぇと、私の分は……結構ありますね……」
カサッ
大軍師「……まぁ、なんともユニークな方からお手紙が来ていますねぇ」
ピリッ…カサカサッ
大軍師「……成程、これは興味深いですねぇ。ふっふっふ」
- 441 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 17:59:07.51 ID:sUZs4Bl6o
〜大陸港の町〜
占い師「お待たせ〜」
テクテクテク
魔道士「それじゃ行きましょうか!」
召喚士「船の手配は出来てますので、まっすぐ本国へ行きましょう」
占い師「……何、その格好は?」
マジシャン「顔がバレたらマズイだろ」
占い師「だからって口元隠してサングラスなんて……ただのヘンタイじゃない」
マジシャン「……あのな、俺だってしたくてしてるわけじゃ――」
戦士「ほれ、とにかく行くぞー」
マジシャン「……っ」
朱雀嬢「玄武娘、行きますわよー」
玄武娘「はいですのー!」
マジシャン「それじゃ出〜発!!」
魔道士「おーっ!!」
- 442 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 18:00:29.40 ID:sUZs4Bl6o
ザザーン
召喚士「……」
テクテクテク
マジシャン「んー。やっぱり海はいいわなぁ」
召喚士「……ええ」
マジシャン「どうしたよ、そんな神妙な顔してよ」
召喚士「いや、何だか思い出しちゃって……」
マジシャン「……?」
召喚士「初めてマジシャンさんと会ったのって、この船ですよね」
マジシャン「あぁーそういやそうだな! あの時は大陸港行きだったけどな」
召喚士「ええ。まだ俺らも駆け出しの頃で……」
マジシャン「そうそう! クラーケンに手こずってたっけか! ハッハ!」
召喚士「……っ」
マジシャン「おいおいっ! 何泣いてんだよ!?」
召喚士「す、すみませ……そんなつもりじゃ……」
- 443 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 18:01:41.50 ID:sUZs4Bl6o
フキフキッ
召喚士「何だか色々考えてたら涙が……は、ははっ」
マジシャン「ったく。俺が泣かしてるみてぇじゃねーか……」
召喚士「……すみません」
マジシャン「あれから5年。お前らは本当によく頑張ってるよ」
召喚士「そんな事ないですよ」
マジシャン「いやいや。まさかここまで成長するとは、正直思ってなかったよ」
召喚士「マジシャンさんのお陰ですよ」
マジシャン「ハッハ。よせよ、そんな大層な事もしてねーって」
召喚士「マジシャンさんと出会って、戦って、本当に勉強させて貰いました」
マジシャン「……次世代を育てるのも仕事。今度はお前らの番になるぞ?」
召喚士「まぁ、生きていればですけどね」
マジシャン「ハッハ! 死なせやしねーよ」
召喚士「ははっ」
船は間もなく、本国へと入港した。
- 444 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/07/04(月) 18:31:46.11 ID:sUZs4Bl6o
ひとまずここまでにて失礼致します!
ご支援ありがとうございました!
魔道士自社bは>>418さんご想像の通りです…
まで魔道士変換、ジシャンのNを踏み外してb…ごめんなさい
予断ですけどやっと機種変したので更新頻度増やせるかも…
それではでは!!ノシノシ
- 454 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/07/05(火) 08:35:57.25 ID:2YB2v2h4o
このスレには濃厚なグルグルファンが潜んでいる
>>1乙!
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