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男「泊まりたいの?」
- 1 :VIPがお送りします []
:2009/12/05(土) 14:05:06.86 ID:AhGjDetp0
男「……」
男「……あ、もしもし」
男友『もしもし、俺だよ。悪いね、電話かけさせちゃって』
男「いや、別に平気だよ。それで今日はどしたの?」
男友『今日さ、男は大学午後から?』
男「うん」
男友『じゃあさ、今日バイト入ってる?』
男「入ってないよ」
男友『あとさ、今暇? 時間とれる?』
男「うん、大丈夫かな。何か話しがあるならオレん家来る?」
男友『いや、遠慮しとくわ』
男「そっか。じゃあ、近くのファミレスあたりで待ち合わせようか?」
男友『わるいね。そうして』
男「わかった。いますぐ向かうね」
男友『お願い』プツッ、ツー、ツー……
- 2 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:07:36.54 ID:F8RLUVvnO
濃厚なほ
- 3 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:10:16.40 ID:AhGjDetp0
ファミレス
男「あ、いた」
男友「こっちこっち」
男友「やっほー、大学ぶり。何か飲む? おごるぜ?」
男「いや、いいよ。悪いしね」
男友「一人暮らしの金欠君なんだから断るなよ。いつもどおり白ぶどうMでいいよな?」
男「いや、Sで十分だって」
男友「遠慮するなよ。Mでいいな」
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
男友「アイスコーヒーと、白ぶどうのM」
店員「かしこまりました。ご注文をご確認します。アイスコーヒーと白ぶどうのMサイズですね」
店員「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
店員「しばらくお待ちください」
- 4 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:15:21.43 ID:AhGjDetp0
男友「……それでだ。話しなんだけどさ、男っていつでも家に人を泊めれるよな?」
男「泊めれるよ。いつも一人だからね」
男友「じゃあさ、突然なんだけどさ、泊めてくれない?」
男「泊まりたいの?」
男友「いや、俺が泊まるわけじゃないんだけどさ。泊まるのは俺の友達。どう? 無理?」
男「男友には助けられっぱなしだから泊めてあげたいけど、あまり……」
男友「そこをなんとか。一生のお願いだからさ」
店員「お待たせしました」
男友「あ、こっちコーヒー」
店員「以上でよろしいでしょうか?」
店員「ごゆっくりしていってください」
- 5 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:20:03.41 ID:AhGjDetp0
男友「……ま、そういうこと。ほんと、頼むよ」
男「いや、でも……」
男友「男しかいないんだって」
男「……わかったよ。男友の頼みだから特別な。泊まるのは一人だけ?」
男友「ああ、一人だけだ」
男「どれくらい泊まるの?」
男友「多分数日だと思うぜ。絶対にいい人だから、男も気に入ると思うよ」
男「わかった。でも、無理な頼みは一度だけだからね」
男友「ありがと、ほんと助かった。今度何かあったら俺が頼み聞くからさ」
男「うん、ありがとう。その時はお願いするよ」
男友「りょーかい」
- 6 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 14:25:01.86 ID:AhGjDetp0
数十分後
男「ああ、わかるよそれ」
男友「だよな……っと、時間は平気?」
男「あ、ごめん、そろそろオレ帰るね」
男友「んじゃ、友達泊める件は頼んだ」
男「うん。大学から帰ったら会うって話して」
男友「おう。また連絡入れるから」
男「あ、支払いありがと。ごちそうさま」
男友「これくらい気にすんなって。じゃあ、またな」
男「また、夜ね」
男「……いっちゃった。どんな人が泊まりに来るんだろ」
男「楽しい人ならいいな」
男「……とりあえず、家戻って大学いこ。夜になったら分かるしね」
- 7 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:30:13.56 ID:AhGjDetp0
夕暮れ、大学前
男「ふぁああ……」
男「眠い……」
男「家帰ったら、誰か来るんだよな。買い物していこうかな」
男「いや、でも待たせるのも悪いし」
男「……やっぱり買い物していこ」
男「好き嫌いとか聞いとけばよかったな。でも、バイトあって毎日は作れないから……」
男「作り置き出来るカレーでいいかな」
男「うん、そうしよ」
- 8 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:34:02.62 ID:9riSxyjDO
見てるぞ
- 9 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 14:35:03.14 ID:AhGjDetp0
店員「ありがとうございました」
男「買い物OK、あとは帰るだけ」
男「スーパーが家の手前だとほんと楽なんだよな」
男「でも、荷物持って階段上がるのは辛い……」
男「一階、二階、三階っと」
男「……あれ、鍵どこおいたっけ」
男「あ、あった」
ガチャ
男「ただいま」
男「……」
男「……当たり前だけど静かだな」
男「でも、明日からは誰かいるんだよね」
男「いったいどうなるんだろ。引き受けたのはいいけど……」
男「でももう断れないし……なんか無理な願い聞いた気がする」
男「……することしたら連絡とろっと」
- 10 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:40:04.03 ID:AhGjDetp0
ガチャ
男「冷蔵庫がすかすか。あるのは今日買った材料と昨日の残り……」
男「お金も苦しいし、一人暮らしも楽じゃないんだな」
男「バイトの量増やそうかな……」
男「……とりあえず電話、電話」
プルル……
ピンポーン
ガチャ
男友『ん? 男?』
男「……あ、ごめん、人きたから切るね」
男友『え、人ってな』
プツッ、ツーツーツー
男「誰だろう。珍しい」
- 11 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:42:01.41 ID:ULsj0/xH0
wktk
- 12 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:45:08.15 ID:AhGjDetp0
ガチャ
男「はい」
少女「あ、あの……すみません」
男「どちらさ……」
男(金髪!? 日本人みたいだけど、外人だ。眼も青い)
男(なんだか……人形みたいな……)
男「あ、えっと、ご、ごめんね。どうかしたの?」
少女「その、私を泊めてくれませんか?」
男「……はい?」
少女「私を、泊めてください……」
男(えっと……話が掴めない)
男「いや、ごめんね。突然過ぎるし、ここは警察じゃないから……」
少女「あ、いえ、ごめんなさい、です」
少女「でも、男友さんが言ってました。男さんのお家を尋ねると泊めてくれるよ、って……」
- 13 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:49:22.14 ID:RRFI8y1OO
もう抜いた
- 14 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:50:05.71 ID:AhGjDetp0
男「いや、そんな事言われてもな……。君は日本に遊びに来たの? 迷子?」
少女「迷子じゃないです。でもここにずっといました。家は……無いです」
男「じゃあ、お母さんとお父さんは?」
少女「……いないです」
男(親がいないって……。なんか大変な事に巻き込まれた気がする)
男「はぁ……。とりあえず、警察行こうよ?」
少女「それは……嫌です」
男「どうして?」
少女「……」
少女「嫌だからです……」
男(うーん、理由無いのかな。いや、そんな訳無いよね)
男(理由を言えないとか? それとも全部嘘? でも、嘘ついてるように見えないし)
男「えっと、どこか泊まれる所探しているだよね?」
少女「はい。男友さんが、男さんのお家にって言ってました」
- 15 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:51:18.77 ID:FtjZY1h20
しええええええええええええええん
- 16 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:55:03.15 ID:AhGjDetp0
男「男友が言ったんだ」
男(また男友が出て来た。この子はなんで名前知ってるんだろう)
男(男友も男友で勝手にオレん家に泊まらせるって……)
男(……)
男(そういえば、そんな話あったね)
男「……えっと、ごめんね、少し待っててくれる?」
少女「はい。私、待ってます」
男「ありがと」タタタ
男「えっと、電話帳、電話帳」
男「あった。男友ケー番、男友ケー番……」
プルルル……
- 17 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 14:56:51.51 ID:ifaBBlXKO
アルツハイマーなの?死ぬの?
- 18 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:00:05.62 ID:AhGjDetp0
男友『ん、男か。さっきはどうしたんだ? 突然電話切っちゃって』
男「うん、小さいことだから気にしないで。それよりも大事な話」
男「金髪の外国人が家に来た。中学……1年くらいの少女かな。眼が青かった」
男友『うん、それで?』
男「その子家がなくて、男友に、オレん家に泊まれる、って聞いて来たんだって」
男友『へぇ、そうなんだ。とりあえず人違いじゃないの? 俺は知らないぜ?』
男「……」
男友『いや、ホントだって。俺は知らないんだって』
男「……」
男友『……ああもう、押し黙るなよ。そうだよ、俺が悪いんだよ』
男友『電話きたらちゃんと謝るつもりだったんだから怒るなよ』
男「なんで、嘘ついたの?」
男友『だって男、女って聞いたら絶対に泊めないじゃん。聞いてこなかったし……』
男「だからって言わないのは無いとおもうけど?」
- 19 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:03:24.21 ID:AhGjDetp0
男友『いや、だってさ、あの子すっごく可愛いじゃん! 外人じゃん! まだ子供じゃん』
男友『あんな絵本の中の登場人物みたいな子と、日本で出会うことなんて奇跡じゃん』
男友『それにさ、あんな子が俺に、泊めて、って言うんだよ? 俺がほっとけると思ってんの? だからだよ』
男「……男のオレを助けてくれるくらいお人よしな性格だから分かるけど……普通警察じゃないの?」
男友『とっくに警察に行ったよ。でも外人だから相手されないんだよ』
男友『暇じゃないってなんだよ馬鹿ヤロー。クソポリスが』
男「……だからなんだ」
男(あの子が警察嫌がってたのは)
男友『だからなんだよ。俺ん家は親がいるし、俺の知り合いで泊めてくれそうなのは男しかいないし……』
男「だから嘘ついてまで頼み込んだんだ」
男友『そうなんだよ。親がいないってなんだよ。捨てられたのにきまってるじゃねぇか』
男友『あの子可哀相すぎるだろ……』
男(……男友、いい性格しすぎ。だけどさ、無理なことまでしようとしないで……)
男(いつか高い壷売り付けられてもオレ知らないから……)
- 20 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:04:13.06 ID:fGDLeJi+0
死ぬほど読みにくい
- 21 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:04:25.53 ID:FtjZY1h20
男友=俺
- 22 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 15:07:26.46 ID:N40vCCwj0
一番下までスクロールしたが男だらけだなおい
- 23 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:10:08.27 ID:AhGjDetp0
男「それで、オレがあの子を泊めろって?」
男友『ほんと悪いけどさ、お願いするよ……』
男「……ちょっと、オレにとっては嫌味っぽく聞こえるんだけどな」
男友『そんなこと言うなよ。頼むからさ……』
男「……分かったよ。ただし、男友の願いだから、特別にね』
男友『サンクス、ありがと! 絶対に借り返すから!』
男「うん。絶対に返してね」
男友『おう。なにかあったら任せろ』
男「了解。じゃあ、また」
男友『じゃあな』
プツッ、ツーツー……
男「はぁ、なんというか、あんな事言われたら断れないよな……」
男「玄関出たらあの子が待ってるし……」
男「……大丈夫だよね。うん」
- 24 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:12:42.24 ID:QwqV1YXNO
この人たち大丈夫なの?頭とか
- 25 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:15:06.10 ID:AhGjDetp0
自己満足に作ってるので……
あと、SSぽさもないです。ひたすら好き勝手してます
ガチャ
少女「あ……」
男「上がっていいよ。家に泊まりな」
少女「あ、はいっ! ありがとうございます」
男「こんなの特別だからな」
少女「はい」
男「あと、君、名前は?」
少女「私ですか? 私は少女、と言います」
男「少女ちゃんか。オレは男ね。これからよろしく」
少女「よろしくです」
男「とりあえず上がろうか。聞きたい事もあるしね」
少女「はい。おじゃまします」
- 26 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:20:15.10 ID:AhGjDetp0
男「ゆっくりしていって。何か飲みたい?」
少女「あ、いえ、平気です」
男「そっか。お茶がやかんに入ってるから、自由に飲んでいいよ」
少女「怒りませんか?」
男「え? どうして怒るの?」
少女「あ、いえ、なんでもないです……」
男「そう。じゃあ、どうしよう」
男「とりあえず……自己紹介しよっか」
男「さっきも言ったけど、オレは男。20歳で、大学生ね」
男「少女ちゃんは?」
少女「私ですか? 私は……14歳くらいです」
男「くらい? 正確にはわからないの?」
少女「はい。私、自分の年覚えてないので……」
男「そっか。お母さんやお父さんもいないもんね」
少女「はい……」
- 27 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:25:10.44 ID:AhGjDetp0
男「なんで居なくなったの?」
少女「分からないです……。ぼんやりとしか顔も思い出せません」
男「そ、そうなんだ……」
男(いや、これはまずい……よねぇ)
男「昔から日本にいるの?」
少女「多分、そうです」
男「じゃあ、どうやって暮らしてたの?」
少女「おばあちゃんの家に泊まってました」
少女「学校にも通ってました。でも……私……」
男(あ、泣きだしそう……。やっちゃったな……)
男「あ、いや、ごめんね。うん。チョコレートとか好きかな?」
男「ごめんね、すぐにとってくるから」
少女「はい……です……」
- 28 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:25:10.75 ID:xVEc7HDz0
支援
- 29 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:30:15.78 ID:AhGjDetp0
男(難しいな……。やっぱり警察の方がよさそうだけど……)
男(この様子だったら、誰も助けてくれなかったんだよね……)
男(服もぼろぼろだし、十分な食事もなさそうだし……)
男「はい、どうぞ。好きなだけ食べていいよ」
少女「ありがと……です」
男「……落ちついた?」
少女「はい……。私、迷惑ばっかりかけてます……」
男「いや、気にしなくていいよ。それよりもオレは少女ちゃんのこと色々知りたいから、教えて。ね?」
少女「はい。私……」
少女「私……」
少女「いえ……その、ごめんなさい」
男「どうしたの?」
少女「なんでもないです。私……私……」
少女「……」
- 30 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:35:06.99 ID:AhGjDetp0
だめだ、訳わからなさが凄いことになってる
男「えっと……」
少女「ごめんなさい、です。なんでもないです。なのに、なのに……」
少女「どうしてか、上手く話せなくて……」
男(あれ? この子、怯えてるの……かな)
男(まぁ、しょうがないよね。オレ大人だし)
男(子供からしたら大人って怖いし……)
男(オレも、大人なんて――)
男(……くそ、嫌なこと思い出したな)
男「……オレの事、怖い?」
少女「えっ……」
男「突然ごめんね。でも、なんだか怯えてるように見えたから」
男「やっぱり、知らない人だし怖いよね」
少女「そんな……そんなことは……ない、です」
- 31 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:36:11.44 ID:ifaBBlXKO
じゃあやめちまえよ
- 32 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:36:37.21 ID:LpF8g3tP0
男男男男男
- 33 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:36:46.77 ID:RZ4DY2y/O
いいから黙って完結するまで投下しろい
- 34 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:37:52.27 ID:16lXR9P30
14歳がチョコレートで落ち着くかwww
せいぜい7〜8歳が限界だろ
- 35 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:40:02.87 ID:AhGjDetp0
男「じゃあ、どうして……そんなに暗い顔をしてるの?」
少女「それは……」
男「オレは、知りたいな」
少女「……」
少女「……男さんはとてもいい人です。私を泊めてくれます」
男「うん」
少女「でも私は……男さんに迷惑をかけます」
少女「男さんは……多分私を嫌いになります」
少女「私は嫌いになってほしくないです。私も恩返ししたいです」
少女「でも、できなくて……やっぱり男さんに嫌われて……虐められて……」
少女「そう思ったら私、怖くて、逃げ出したくて……」
男「……」
少女「でも、またあの生活に戻るのも怖くて……」
少女「私、どうしたらいいのか分からなくて……」
少女「だから……だと思います……」
- 36 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:41:21.84 ID:I4t99fJg0
>>34
おまえはチョコレートを甘く見ている
- 37 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 15:42:57.02 ID:ynJxU7KR0
チョコだけにってか
- 38 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:44:16.91 ID:3QJZtF9jO
>>36
ブラックがいいれす^q^
- 39 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:45:02.52 ID:AhGjDetp0
男「そっか。うん、大丈夫だよ。オレは、少女ちゃんを捨てたりはしないよ」
少女「でも……」
男「そんな不安そうな顔しないで。もっと笑おうよ」
男「オレは絶対に少女ちゃんを捨てたりなんかしないから。嫌いにならないから」
少女「でも私、男さんに迷惑をかけることしかできません……。嫌いになるにきまって……ます」
男「なら、試そうよ。オレは嫌いにならないって約束するから。だから、泊まっていきな」
少女「で、でも私……」
男「いいから、いいから。もう少しで夕飯だよ。早く準備しないと」
少女「……ごめんなさい……ありがとです」
男「涙流さないで。オレは、少女ちゃんにどんなことがあったか、分かる気がするんだ」
男「オレ、親に虐待されたことあるから」
少女「えっ……?」
男「親が虐めてくるから家に居たくないんだけどさ、あそこにしかいるところないんだよね」
男「ほんと、辛かったな」
- 40 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:50:03.86 ID:AhGjDetp0
少女「……わ、私は……」
男「ううん、無理に言わなくていいよ。俺には分かるから」
男「頑張ったんだよね。大変だったんだよね。でも、もう大丈夫」
男「オレは、少女ちゃんの味方、だよ」
少女「……はいっ!」
男「じゃあ、夕飯作ろうよ。今日はカレーだよ。少女ちゃんも手伝う?」
少女「はい、手伝います。野菜切りは任せてください」
男「じゃあ、ぱぱっとつくろっか」
少女「はいっ」
- 41 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:55:02.59 ID:AhGjDetp0
男「いただきます」
少女「いただきます」
男「……うん、なかなかだね」
少女「はい、すっごくおいしいです。男さんは凄いです」
男「はは。そんなことないよ。少女ちゃんの包丁も上手かったし、だからだよ」
少女「私は……何も出来ないです。泊めて貰う事しかできません」
男「そんなことないよ。オレ、一人暮らしで淋しかったし」
少女「私も……淋しかったです。でも、今こうやって美味しいカレーを食べていられるのは男さんのおかげです」
少女「私、男さんの為なら……なんでもします」
- 42 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 15:56:20.90 ID:bhXSMar8O
この男ホモっぽいな
- 43 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 16:00:06.45 ID:AhGjDetp0
男「そっか。でも、今は楽しく食べようよ。足りなかったらいっぱいおかわりしてね。それが今のオレの願いだよ」
少女「で、でも……」
男「カレー冷めちゃうよ。それに、オレは少女ちゃんと仲良くなりたいから。だから、もっと楽しく話そうよ」
少女「……はい!」
男「それでよし。遠慮なく食べていいよ。お腹空いてるでしょ?」
少女「私、遠慮なく食べます」
男「そうそう。いっぱい食べてね」
少女「いただきますっ!」
少女「ごちそうさまでした」
男「ごちそうさま。美味しかったね」
少女「おいしかったです。幸せでした」
男「明日もいっぱい食べていいよ。明日オレ、大学ないし、バイトも休みだし」
少女「楽しみにしてます」
- 44 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:00:37.25 ID:aX6WHZoUO
なんでも……だと……
ゴクリ
- 45 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:00:42.98 ID:mlM5oelYO
男の語尾がキモい。
書き手は♀か?
- 46 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 16:04:28.75 ID:jaLsP86P0
そしたら少女は神待ちと同じだな
- 47 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:05:15.97 ID:AhGjDetp0
いや、男。男語尾に特に意味はなかったけど……
男「うん。少女ちゃんは何か食べたいものある?」
少女「えっと……」
少女「私は……何でもいいです。我が儘は良くないです」
男「うーん、そっか。じゃあ、好きな料理教えて」
少女「好きな料理ですか? 私は、シチューが好きです」
男「シチューか。じゃあ、明日はシチュー作ってあげるね」
少女「そんな、私の為になんて悪いです」
男「気にしない気にしない。オレが作りたいんだから」
少女「じゃあ……私も手伝います」
男「うん、また一緒に作ろうね」
プルルル……
男「っと、ごめん、電話鳴ったから出るね」
少女「はい」
- 48 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:10:13.28 ID:AhGjDetp0
男「……もしもし」
男友『やぁ。男友だよ』
男「何しに電話かけたの?」
男友『怒ってる?』
男「怒ってないけど、あまりいい気分じゃない」
男友『そっか、悪かったな』
男「うん。あの子……ダメだ。昔の自分見てるみたいでなんか意識しちゃう」
男友『言うと思った。親に虐待された話しだろ?』
男「そう。男友、狙って泊めさせたの?」
男友『まさか。ただのお節介だよ』
男「狙ったなら、少し二人で話さないといけないな」
男友『ハハハ……』
- 49 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:10:27.50 ID:zi53PoNu0
wktk
- 50 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:15:07.10 ID:AhGjDetp0
男友『それでさ、少女ちゃん、どうしてる?』
男「今、晩御飯食べ終わったところ。オレに嫌われないように頑張ってたよ」
男友『順調じゃん。何かしてきたら、ちゃんと褒めろよ。恥ずかしがんな』
男「わかってるって」
男友『俺のプリンセスなんだから、しっかり頼むな』
男「わかってる。それで、どうしたの? ただの雑談?」
男友『もちろん違う。男ってさ、明日暇だろ? 3人で遊びにいこうぜ』
男「3人? えっと……ああ、少女ちゃんね」
男友『そ。調度よくない?』
男「いいかもしれないけど……あの子、遠慮がちだから、嫌がるかも」
男友『そこは、男が頑張って説得だな』
男「まぁ、頑張るけど……お金はどうするの? オレ、余裕ないよ?」
男友『任せろ、俺が用意する。お礼だ』
男「流石はお金もち。お願いするよ」
- 51 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:20:05.63 ID:AhGjDetp0
男友『じゃあ、決定な。どたキャンは許さないぜ』
男「上手く話してみるよ」
男友『そんじゃ頑張れ』
男「うん。何かあったら電話するな
男友『おう』
プツッ
男「……ふぅ。明日は出かけるのか。どこに行くんだろ」
男「服、何着て行こうかな」
男「……そうだ、少女ちゃんの服買わないと」
- 52 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 16:20:42.09 ID:QAAMTO2x0
男「ご飯も食べたしちんこしゃぶろうか??」
幼女「はい・・・・・・」
カッポカッポ ジュジュ カッポカッポ
バンバン!!
ポ「警察だ!!」
男「何だ!!」
- 53 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 16:25:03.22 ID:AhGjDetp0
男「電話、終わったよ」
少女「あ、はいです。私、洗いものしてました」
男「へー、偉いじゃん。いい子だね」
男(撫でてあげたほうがいいのかな?)
男(なんか抵抗あるけど……いいや)
男「ありがとう、助かったよ」なでなで
少女「あ……はいっ! ありがとうです」
男(喜んでる。なんか、素直で可愛いかも)
- 54 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:30:01.84 ID:AhGjDetp0
男「なんか、することないね。何か、したいことある?」
少女「ううん、私はないです」
男「そっか。じゃあ、もう夜遅いけど、買い物に行かない?」
少女「買い物ですか?」
男「うん。少女ちゃんの服とか買わないとね。オレ、持ってないから」
少女「私の為なんて、そんな事……」
男「オレ、可愛い服きた少女ちゃん、見たいんだけどな
少女「私……。はい、私買い物行きたいです」
男「なら、支度しないとね。戸締まりして、出掛けよ」
少女「はいっ」
- 55 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:35:07.49 ID:AhGjDetp0
男「うーん、どれがいいだろ? 気に入ったのある?」
少女「私は……これが気に入りました」
男「どれ? おっ、似合ってる似合ってる。可愛いと思うよ」
少女「そうですか? なら私、これ買いたいです」
男「そっか。値段も……」
男(うっ、結構キツイ……でも……)
男「お手頃だし、これは買いだね。じゃあ次選ぼ」
少女「選びます」
- 56 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 16:40:05.50 ID:AhGjDetp0
男「そうだね、オレの好みだと、これとかどう?」
少女「これですか?」
男「うん。少女ちゃん色白だし、細いしね。少しスカートが短い気がするけど……どう?」
少女「男さんはこれがいいんですか?」
男「う、うん。嫌ならいいんだけど……」
少女「私、男さんが好きな服きたいです。だからこの服、欲しいです」
男「そっか。喜んでくれてよかった」
男(でも、すこし本音が出たな……反省)
男「じゃあ次いこっか。下着とかも用意しないとね」
- 57 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 16:45:20.89 ID:AhGjDetp0
男「流石に……オレが選ぶのはな」
少女「でも……」
男「自分で好きなの選んできな。オレ、まってるから」
少女「はいです」
男(行った行った。さて、どうしよう。あと寝巻いるよね。財布もきついし、パジャマ……でいいよね)
男(なんか似合いそうだし、いっか)
男(明日着て行く服も選んだから、あとは靴も買いたいけど……手が出ない)
男(また男友頼みかな。なんか悪いけど、そうしないと金なくなるし)
男(……期待しよっか)
- 58 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:50:02.12 ID:AhGjDetp0
少女「選んで来ました」
男「お、偉い偉い。ちゃんと選んできてる。じゃあ支払いいこっか」
少女「はい」
男「……これで買い物は終わりかな。そうだね、あとは……」
男「……あれ? 少女ちゃん、どうしたの?」
少女「いえ、なんでもないです」
男「遠慮しなくていいよ。言ってみなよ」
少女「じゃあ、言います。私……アイスクリーム食べたいです」
男「アイスクリームか、いいね、食べに行こうよ」
少女「いいんですか?」
男「いいんだよ。食べたいんでしょ? だったら食べようよ」
少女「はいっ!」
- 59 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:50:40.04 ID:FtjZY1h20
みてるよ
- 60 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:52:53.31 ID:SP2AL3DsO
こういうのちょっと前にあったな、途中で男が豹変して犯すやつ
- 61 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:53:27.99 ID:TvE012RNP
すごくいいよ
- 62 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:55:05.57 ID:AhGjDetp0
男「どれがいい?」
少女「うーん、私……これがいいです」
男「抹茶? 中々渋いところつくね。じゃあオレは、チョコチップかな」
男「カップとコーン、どっちがいい?」
少女「コーンです」
男「了解。抹茶とチョコチップ下さい」
定員「カップとコーン、どちらになさいますか?」
男「抹茶はコーンで、チョコチップはカップで」
定員「かしこまりました。少々お待ち下さい」
定員「お待たせしました」
男「じゃあ、テーブルいこっか」
少女「はい」
男「ここでいいよね。いただきます」
少女「いただきまーす」
- 63 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 16:56:54.70 ID:u5NRFOX70
少女をいただきま(ry
- 64 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:00:07.66 ID:AhGjDetp0
男「……久々だからかな、すっごく美味しい」
少女「少し苦いけど……甘くておいしいです」
男「そういえば、少女ちゃんはなんで抹茶にしたの? 甘いのは嫌い?」
少女「嫌いじゃないですけど……昔おばあちゃんが食べさせてくれたので、抹茶にしました」
男「ああ、だからか」
少女「凄くおいしかったです」
男「じゃあ、他にも和菓子とかも好き?」
少女「はい、大好きです。和菓子の甘さが暖かいお茶とあって、すっごくおいしいですよね」
男(へー、やっぱそうなんだ。北欧あたりの血を引いてるんだろうけど、やっぱり日本育ちなんだ)
男(金髪碧眼色白って所は、本人が気にしているかもしれないし……まだ触れないほうがいいよな)
男「それ、オレもわかるな。ケーキと紅茶とかブラックコーヒーも絶妙で美味しいんだよ」
少女「ケーキですか? ケーキは私、あまり食べないです。でも、甘くておいしかった気がします」
男「そっか。少女ちゃんの誕生日に買ってあげたいな」
少女「でも……ごめんなさい。私、誕生日覚えてないです……」
男「あ、ごめん……」
- 65 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:04:41.47 ID:CAH9sR01O
仕事終わったら続き読むから頑張って
- 66 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:05:11.81 ID:AhGjDetp0
少女「……」
男「……じ、じゃあ、誕生日作ろうよ。ね? いいでしょ?」
少女「私の誕生日ですか?」
男「うん。記念日みたいに作ろうよ」
少女「それ……いいですね」
男「でしょ? じゃあ、いつがいいだろ。オレは2月12日生まれだから……」
少女「あ、あのっ」
男「うん? どうしたの?」
少女「その、私……今日がいいです」
男「どうして?」
少女「だって……私が男さんと会えた日だから」
少女「まだ出会ってすぐだけど、私、男さんが凄くいい人だと思うんです」
少女「だから……大切にさせてください」
- 67 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 17:08:56.62 ID:I4t99fJg0
誕生日なんてなくなってしまえばいいんだ!!!
- 68 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:10:03.52 ID:AhGjDetp0
男「……」
少女「駄目ですか? なら私、いつでも……」
男「いや、違うんだ。そんな事言われるとは思わなくて、驚いちゃって」
男「うん、そうなんだよね。じゃあ、今はこう言うべきかな」
男「少女ちゃん、14歳の誕生日おめでとう。帰りにケーキ買って帰ろうね」
少女「……ありがとうですっ!」
少女「でも、ケーキは大丈夫です。私、誰かに祝ってもらうだけで嬉しいから」
男「そんな事言わないでよ。ショートケーキだからいいでしょ?」
少女「でも……そんなによくされても私、何も出来ないないです……」
男「何もしなくてもいいんだよ。笑顔でいてくれたらオレ、嬉しいよ」
少女「私……」
男「だから、そんな困った顔しないで。オレは少女の笑顔が好きなんだから」
少女「……はい。私、もっと笑います」
男「その調子、その調子。さて、買い物して帰ろ。パジャマとか明日の夕飯とかまだまだ買わないとね」
少女「はいっ!」
- 69 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:15:09.14 ID:AhGjDetp0
1時間後 自宅
男「……というわけ」
男友『はぁ〜、金の余裕もないのに、よくもそんなに買い物したな』
男「あれくらいは普通じゃない?」
男友『異常だよ。普通なら無理』
男「でも、オレ……」
男友『ああ、言わなくてもわかるよ』
男友『どうせ、自分と心境が似てるから、なんとか幸せになってほしいって思ったんだろ?』
男友『なんか妙な使命感に襲われたりして、気がついたらこうなってた、とかさ』
男「……よくわかったね」
男友『そりゃ、俺が長年男の面倒見てきたんだからな。それに、俺も男がそう思う気持ち、分かるぜ』
男「そっか。ありがとう」
男友『おう』
- 70 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 17:17:00.03 ID:FpmG8Y8K0
支援
- 71 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:20:03.02 ID:AhGjDetp0
男「じゃあこれからどうしよう。もう生活の準備整えたし、どうにかなるよな?」
男友『まぁ、それは少ししたら分かるから気にしなくてもいいんじゃないの?』
男友『それよりも、まずは明日が大切。明日の9時くらいに駅来れる?』
男「多分いけるよ。どこに行くの?」
男友『秘密だよ。誕生日プレゼント、ということにしてて』
男「うん、わかった。あと用意するものある?」
男友『財布だけあれば十分かな』
男「了解。じゃあ明日ね」
男友『少女ちゃんの服、期待してんぜ』
男「楽しみにしてて」
男友『出来ればパジャマ姿もお願い』
男「変態。いつか泊まりにきた時にね」
男友『泊まりに行くぜ。じゃあ、また今度な。バイバイ』
男「ばいばい」
プツッ、ツーツー
- 72 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:22:26.79 ID:Ha/ZNUIsO
ところでブラジャーは買ったのか?
- 73 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 17:24:38.31 ID:I4t99fJg0
>>72
普通に下着買ってただろ
- 74 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:25:08.03 ID:AhGjDetp0
男「ふう、結構話したな……」
男「少女ちゃんはそろそろお風呂から出るかな」
男「風呂出には牛乳がいいかな? いいよね」
男「……さて、どうしよっかな」
男「明日、どうやって説得しよう」
男「……」
少女「あ、男さん、出ました」
男「あ、出たんだ。ゆっくりつかれた?」
男(おお、パジャマ似合ってる。髪も少し濡れててなんかいいかも)
- 75 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:29:47.08 ID:zHrHbPt2O
支援た
- 76 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:30:13.02 ID:AhGjDetp0
少女「はい。シャワーだけですけど、すっごく気持ち良かったです。すっきりしましたっ」
男「え? どうしてシャワーだけなの?」
少女「その、私、凄く汚れてます。だから……」
男「ああ、なるほどね。じゃあ、またのんびりしてて」
少女「はい、ゆっくりしてます」
男「あと、机の上の牛乳、飲んでいいよ」
男「あ、あと、喉が渇いたら自由にお茶飲んでいいから」
少女「はい、わかりました」
男「じゃあ、オレも風呂入ってくるね」
少女「いってらっしゃいです」
- 77 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:35:16.21 ID:AhGjDetp0
浴室
男「はぁ……今日は疲れた……」
男「気持ちいい……」
男「……ふぅー」
男(最初はやばい事になったと思ったけど、案外いけるもんだな)
男(今日でかなり金使ったけど、へんな事しなかったらまだやり繰りできそうだし)
男(でも、これから朝昼晩全部二人分か……昼は少女ちゃんどうしよう)
男(……あの様子だったらパスタくらい作れるよね)
男(駄目なら作り置きしとこっかな)
男(……)
男(……明日遊びに行くのか)
男(どこに出掛けるんだろ。無難に遊園地とかかな?)
男(多分少女ちゃんは遊びに出掛けるの、初めてなんだろうな)
男(人込みとかは平気かな? まぁ、買い物は平気そうだったし、大丈夫か)
男(ただ……回りの人の目が辛いな)
- 78 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 17:36:26.69 ID:Og5CTxj4O
男が怖く見えてきた
支援
- 79 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:40:04.05 ID:AhGjDetp0
男(夜遅くだったから今日はマシだったけど……明日は真昼から歩く……)
男(すっごく目立つんだよね……少女ちゃん)
男(……もしかしたら警察に通報されるかも。オレ日本人だし)
男(少女ちゃんまだ子供で幼いし……)
男(……明日になったらわかるか)
男(うん。とりあえず今日は休もう)
男(色々ありすぎて疲れた……)
男(……今日は疲れた)
- 80 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:44:23.52 ID:WNWd/juXO
出だしはなかなか良い感じ
期待支援
- 81 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:45:11.71 ID:AhGjDetp0
風呂後
男「ふー、すっきりした」
少女「あ、男さん、あの……」
男「うん? 何かあったの?」
少女「そうじゃないんですけど、その……これどうぞ」
男「あ、牛乳いれてくれたんだ。ありがとう。気がきくね」
少女「いえ、これくらいのことしか私、できませんので……」
男「気にしないで。オレは大丈夫だからさ」
少女「はい……」
男「……少女ちゃん、少しいい?」
少女「はい、なんですか?」
- 82 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:50:08.44 ID:AhGjDetp0
男「明日、3人で出掛けにいかない? 男友が遊びたいってさ」
少女「遊びにですか……?」
男「うん、そう。今日、少女ちゃんの誕生日だって話したら、祝らせてって言ってきたからさ」
男「明日は早起きになるけどいいよね?」
少女「私も行っていいんですか?」
男「当たり前だよ。明日はいっぱい遊ぼうよ」
少女「はい! 私も行きますっ」
男「なら決まりだね。今日もう遅いから、早く寝よ」
少女「わかりました」
- 83 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 17:55:11.55 ID:AhGjDetp0
男「じゃあ、布団、向こうの部屋に敷いてあるから、先に寝てて」
少女「男さんはどこで寝るんですか?」
男「オレ? オレはあっち。さすがに同じ部屋はね」
少女「私……出来たら一緒に寝たいです」
男「え……?」
少女「今まで、公園で独りで、寂しくて……」
少女「だから、私、誰かと眠りたくて……」
少女「……駄目、ですか?」
男「あ、いや……」
男(そんな事言われたら断れないよな)
男「……うん、別にいいよ。一緒に寝ようよ」
少女「いいんですか? ありがとうございます」
男「それじゃあ、布団動かそうか」
少女「はいっ」
- 84 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:00:10.88 ID:AhGjDetp0
男「これでよし。少し狭いけどいいよね」
少女「平気です」
男「じゃあ、オレは洗濯物干してくるから、寝てていいよ」
少女「あ、私も手伝います」
男「いや、大丈夫だから。だから先に布団入ってて」
少女「……はい。待ってます」
男「じゃあ、干してくるから」
- 85 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 18:00:38.01 ID:FpmG8Y8K0
4
- 86 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:01:03.78 ID:FtjZY1h20
パンツを脱いだ奴死亡
- 87 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:05:05.37 ID:AhGjDetp0
男「……ふぅ。終わった」
男「少女ちゃんの服どうしよう。捨ててもよさそう?」
男「今は少し様子見かな」
男「さて、他にすることあったかな……」
男「風呂の水も捨てたし。あとは……寝るだけか」
男「少女ちゃんはどうしてるんだろ。あんな事言ってたし、起きてるのかな」がらっ
男「……あ、眠ってる。さすがに疲れたんだ」
男(布団の中も久々なんだろうな。寝顔が幸せそう)
男「いい寝顔。安心して眠ってる」
男「じゃあ、オレも寝ますか」
男「おやすみ」
- 88 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:10:10.15 ID:AhGjDetp0
朝
ピピピ、ピピピ……
男「……朝……か。眠い……」
男「……そっか。今日は遊びに行くんだ……」
男「……」
ガバッ
男「んん〜、ふわぁぁああぁ……」
男「少女ちゃんは……寝てる」
男「……オレもオレでよく平然と寝れたもんだよな」
男「……」
少女「……あ、おはようございます……」
男「おはよう。よく眠れた?」
少女「はい。ぐっすり眠れました……」
男「そっか。じゃあ、準備しよっか」
- 89 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:15:06.17 ID:AhGjDetp0
少女「……今日、出かけるんですよね?」
男「出かけるよ。だから仕度しないと」
少女「分かりました……」
男「オレ向こうで着替えるから、こっちで着替えてね」
少女「はいです……」
男「さて、何着て行こうかな」
男「……なんでもいっか」
男「とりあえず朝ごはん作らないと。ベーコンエッグあたりでいいよね」
男「今が8時05分だから……まだまだ余裕かな」
男「電車が……えっと……」
男「……ま、どうにかなるか。焼いてる間にご飯つごっと」
男「オレはこれくらいで、少女ちゃんは……朝はどれだけ食べるかわからないな」
男「まぁ、少なめでいいや。余ったらもらうし」
男「あとは……って、ベーコン焦げる」
男「危ない、危ない。あとは余熱で、お皿お皿……」
- 90 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:18:08.37 ID:W3MOqXeuO
は、はやくしなさいよ!///
- 91 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:20:06.86 ID:AhGjDetp0
少女「着替え、終わりました」
男「あ、少女ちゃん。こっちも、朝ごはん出来たよ」
少女「用意してくれたんですか? ありがとうです」
男「あとは皿に取るだけだから、座って待ってて」
少女「分かりました」
男「……はい、どうぞ」
少女「ありがとうございます。すっごくおいしそう……」
男「いっぱい食べていいよ。ご飯おかわりできるからね」
少女「はいっ。では、いただきます」
男「いただきます」
- 92 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:23:43.51 ID:s+zIAglGO
ドラゴンボール並みに展開が遅いぞ。
頑張れ。私怨。
- 93 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:25:21.89 ID:AhGjDetp0
すみません、期待に添えるようなものは書けないと思います
少女「……あ、美味しい」
男「そう? よかった」
少女「はい。男さんは料理上手ですよね」
男「朝ごはんなんだから誰でもできるよ。昨日はカレーだったし」
少女「でも、凄く美味しいです」
男「そっか。喜んでくれてるなら、オレ頑張るよ」
少女「わ、私も作ります。男さん、今度食べてください」
男「ん? 少女ちゃん、料理作れるの?」
少女「少しだけですけど……。あと家事もできます。出来ないと叱れるので……」
男「そっか。でも、オレは出来なくても叱らないから安心して」
少女「はい。洗い物とか、掃除とか、洗濯、私やります」
男「じゃあ、早速お願いしよっかな」
少女「頑張りますっ」
- 94 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:30:05.06 ID:AhGjDetp0
すみません、展開は常に遅いものだと思います……
そして、期待に添えないと無いと思います……
男「ごちそうさま」
少女「ごちそうさま。美味しかったです」
男「じゃあ少女ちゃん、食器お願いね。オレは男友に電話するから」
少女「はい。あと、このあとどうするんですか?」
男「えっとね、とりあえず駅で男友と合流するよ。それからは男友しだいかな」
少女「電車ですか? 私、初めて乗ります」
男「あっという間につくからね。景色みるといいと思うよ」
男「それで、電車出るのがあと1時間後位だから、焦らなくていいからね」
少女「はい。お皿、割らないように気をつけます」
男「じゃあ、電話かけるから」
少女「はい」
男「……」
- 95 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:31:04.47 ID:6SdbLBfa0
女の子の設定てっきとーだなオイ
年齢不詳とか義務教育とか俺が心配してどうすんだまったく!
- 96 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 18:33:02.81 ID:3xILdDUi0
展開は遅いかもしれないけど最初から元気玉を放つゴクウみたいなのは簡便・・・。
- 97 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 18:34:24.35 ID:3g+qqigEO
日本語はペラペラなのか
それともカタコトなのか
そこが重要になってくる
- 98 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:35:08.28 ID:AhGjDetp0
プルルルルル……
男「あれ? 長いな」
プルルル、ガチャ
男「あ、男友? 今いい?」
男友『ん……なんだ、男かぁ。どしたぁ?』
男「……寝起き?」
男友『あぁ。さっき起きた。腹減ったわ』
男(寝起き悪そう……)
男「と、とりあえず、朝食べたから、しばらくしたら向かうね」
男友『おぅ……頼んだ』
男「じゃあ、なんか邪魔みたいだから後で。顔洗ってきな」
男友『後でな』
ガチャ
男「……とりあえず、いっか」
- 99 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:40:45.07 ID:AhGjDetp0
少女は日本育ちなのでペラペラです。あと、自分勝手に書いているので面白くないです。期待しないで見てくれると嬉しいです……
少女「あ、電話終りましたか? 私、食器洗いました」
男「そっか、ありがとう。時間余っちゃったね」
少女「そうですね」
男「どうしよっか。うーん、じゃあ、オレ風呂洗ってくるよ」
少女「あ、私やります」
男「いいよ。食器洗ってくれたし、少女ちゃんはゆっくりしてて」
少女「でも、私、出来ること少ないです。男さんはバイトもあります。だから……私が毎日家事します」
男「大変だよ?」
少女「でも、私も力になりたいです」
男「そっか。じゃあ、お願いするよ」
少女「はいっ! お風呂洗ってきます」
男「あ……走らなくてもいいのに」
男(……きっと、何か力になれるのが嬉しいんだろうな)
男「オレも見てるだけは辛かったしな」
男「家事、任せようかな」
- 100 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:45:18.55 ID:AhGjDetp0
少女「お風呂、洗いました」
男「ありがとう。じゃあどうしよう。することもないし、家出ちゃう?」
少女「私は、どちらでもいいです」
男「じゃあ、戸締まりして駅にいこっか」
少女「はいっ」
男「戸締まりしたし、鍵もかけた。じゃあいこうか」
少女「はい」
男「そういえば、少女ちゃんはここらへんの道って覚えてるの?」
少女「少しだけですけど、覚えてます」
男「へー、そうなんだ。じゃあ、鍵渡したら家の外にも出れるね」
少女「でも私、あまり出たくないです」
男「どうして?」
少女「私、上手く伝えられないんですけど……日差しが苦手、です」
少女「ひりひりして痛いです」
- 101 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:46:28.63 ID:s+zIAglGO
冷めるから説明いらない。私怨。最後まで書き通せ。
- 102 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:47:49.02 ID:RZ4DY2y/O
vipperは脳内保管が得意だろ?
- 103 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:50:15.34 ID:AhGjDetp0
男「ああ、なるほど」
男(白人だから、日本だとすぐに焼けちゃうんだ)
少女「だから、家にいたいです」
男「うん、そっか。じゃあ家にいていいよ。ただ大学とバイト重なったら、オレ、帰るのが遅くなるんだよね」
男「夕飯作れなくなるんだけど、どうしよう?」
少女「あ、だったら私、夕飯作ります」
男「いいの? でも買い物とかどうする? あまりお金渡せないけど、買い物してみる? 節約生活だけどさ」
少女「私……やってみます」
男「じゃあ、帰ったらお金渡すね。くれぐれも気をつけてね」
少女「お金の使い方ですよね。ちゃんと気をつけて使います」
男「お金もだけど、少女ちゃん自信もだよ。スーパー近いからいいけど、不審者には気をつけないと」
少女「えっ? 私を心配、してくれるんですか?」
男「心配するよ。だって……」
- 104 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 18:55:38.03 ID:AhGjDetp0
男「だって、もうオレと少女ちゃんは家族なんだからね」
少女「私が家族、ですか?」
男「うん。一緒に暮らしてるし、もう家族みたいなものだよ。だから心配もするよ」
少女「その、私……私……」
男「何かおかしい?」
少女「あ、いえ、その、嬉しくて……」
少女「だから、言葉が出ませんでした」
男「そっか。じゃあ、今度から普通に呼ぼうよ」
少女「普通?」
男「うん、そう。オレは少女、って呼び捨てにするからさ。だから、少女も普通に呼んでよ」
少女「でも私、なんだか抵抗あります」
男「じゃあ、歳の差からして……」
男「……」
男「あ、いや、それはないよね。うん」
男「やっぱり少女の好きなように呼んで」
- 105 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:00:04.73 ID:AhGjDetp0
少女「わかりました。じゃあ、私は……ご主人様って呼びます」
男「えっ!?」
少女「駄目ですか?」
男「いやいや、ご主人様って。少女がいいならオレもいいけど……おかしいような」
少女「……すみません。冗談です」
男「……え?」
少女「冗談です」
男「そう……」
少女「驚きました?」
男「かなり驚いた。冗談言うとは思わなかったからその……真に受けたよ」
少女「ごめんなさい、お兄ちゃん」
男「……お兄ちゃん、ってのも冗談だよね?」
少女「本気です」
- 106 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:00:11.08 ID:IksqSj9cO
支援
- 107 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:00:45.35 ID:6SdbLBfa0
急展開だな
- 108 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:03:59.88 ID:QwqV1YXNO
お兄ちゃんきたあああああああああああ
- 109 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:05:20.47 ID:AhGjDetp0
男「本気!? なんでお兄ちゃん?」
少女「私と男さんは家族です。だから、男さんは私のお兄ちゃんになります。だからです」
少女「違いますか……?」
男「いや、違わないけど……やっぱり他のに……」
少女「それに、家族はいつも一緒です。男さんは言ってくれました」
少女「私を捨てたりなんかしないって」
少女「私の味方だって」
少女「だから、男さんは私のお兄ちゃんちゃんです。お兄ちゃんは妹を虐めたりしません。だからです」
男「……そっか、そうだよね」
男(少女は……もう独りになるのは嫌なんだよね。だから、家族っていう繋がりを求めたんだ。だから)
男「うん、そう呼んでいいよ」
- 110 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:08:52.23 ID:I/AwkW930
支援
- 111 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:10:10.01 ID:AhGjDetp0
少女「本当ですか? ありがとです」
男「うん。ただし」
少女「ただし?」
男「二人きりの時だけね。誰かいるときは男さん、とか、男くん、とかで呼んでね」
男「分かった?」
少女「はい、分かりましたっ!」
男「よし。じゃあ時間もいいくらいだし、少し急ごっか」
少女「はいっ」
ホーム
男友「おーい」
男「待った?」
男友「かなり待った。もう来ないかと思った。寂しかった」
男「嘘はつかない」
男友「ちぇ、迎えに来てあげたのに」
- 112 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:15:11.63 ID:AhGjDetp0
男友「まぁ、そんなことはいいとして、少女ちゃん昨日ぶり。服可愛いね。よく似合ってるよ」
少女「こんにちは、男友さん。ありがとうです。男くんが選んでくれました」
男友「へぇ、男も案外センスいいねぇ。以外」
男「以外で悪かったな」
男友「はは。あと、少女ちゃん、誕生日おめでと。プレゼント用意してるよ」
少女「本当ですか? ありがとうございます」
男友「車の中に置いてるから」
男「ということだから、これからは車で移動するよ」
男友「そういうこと。着いて来て」
少女「はい、着いていきます」
少女「それで、今日はどこに連れていってくれるんですか?」
男友「遊園地だな。まぁ、在り来りなんだけどな」
少女「私、遊園地初めてです」
男友「へぇ、そうだったんだ。遊園地は楽しいから期待してなよ」
少女「楽しみです」
- 113 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:20:15.92 ID:AhGjDetp0
男友「んじゃあ、ささっと行きましょか。乗って」
男「オレ前でいいの?」
男友「男は後ろ。んでもって少女ちゃんも後ろ。一緒がいいだろ?」
男友「一緒じゃなくてもいいんだけどな。とりあえず後ろ乗るね」
少女「私も乗ります」
男友「っと、足元の箱気をつけろよ。少女ちゃんへのプレゼントなんだからな」
男「これ、開けていいの?」
男友「おう。開けていいぜ」
男「開けていいんだってさ。中見なよ」
少女「はい。じゃあ、私開けます」
少女「……あ、靴です」
男「へぇ、靴プレゼントしたんだ。男友もちゃっかりしてるね」
- 114 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:25:27.91 ID:AhGjDetp0
男友「違う違う、しっかりしてるんだよ」
男友「男さ、靴買えなかったんだろ? だから俺はブーツをプレゼントしようかなって思ってさ」
男友「まぁ、サイズは勘だけど大胆あってるでしょ。あ、もちろん似合いそうなの選んできたぜ」
男「ありがとう。確かに少女は茶色が似合いそうだよね」
少女「ありがとうございます。私、履いてみます」
男「履いてみて。……あ、似合ってる似合ってる」
男友「可愛いじゃん。似合ってるぜ」
少女「本当ですか? ありがとうです」
男友「んじゃ、プレゼントも渡しましたし乗って。車出すよ」
男「了解」
少女「はいっ」
男友「乗ったな? んじゃ、いくぜ」
- 115 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 19:30:14.20 ID:AhGjDetp0
男友「到着。案外長かったな」
男「ふぅ、長かった……。車久しぶりに乗ったから少し気持ち悪いかも」
男友「男は昔から酔いやすいからな。少女ちゃんは酔わなかった?」
少女「はい、私は平気です」
男「オレだけ酔ったのか……」
少女「大丈夫ですか? 顔色悪いです」
男「うん、少し酔っただけだから平気。歩いてるうちに落ち着くよ」
少女「早く元気になってくださいね」
男「うん、安心してて。男友、いこうよ」
男友「おう。人いるんだからはぐれんなよ。特に男」
男「まかせて」
男友「よろしい。男はケータイ持ってないんだからな、ほんと頼むぜ」
男「だから大丈夫だって。ねぇ?」
少女「私ですか? 私は……多分、大丈夫だと思います」
男友「ん? あれ、少女ちゃんはなにか不安でもあるの?」
- 116 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 19:35:08.97 ID:AhGjDetp0
夕飯食べてきます
少女「でも……」
男「でも、じゃないよ。少女が楽しかったらオレも楽しいし、今日は絶対に笑って帰りたいからね」
男友「そうそう。今日は少女ちゃんの為に来たんだぜ? だからさ、楽しまないと損するぜ」
少女「私の為、ですか?」
男友「そ。だから、はしゃぎまくって暴れまくりなよ。遊園地はそういう所なんだからさ」
少女「いいんですか?」
男「いいんだよ、少女。オレが言うんだからね」
少女「じゃあ、思いきりはしゃぎます」
男友「おう、はしゃごうぜ。俺もテンション上げていくぜ」
男「うん。じゃあ入場券買おうよ。時間勿体ないもんね」
男友「あ、入場券はもう持ってるぜ。事前調達だ」
男「おお、流石。準備いいね」
男友「もちろん。さぁ、入ろうぜ」
少女「はいっ」
- 122 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:21:04.42 ID:AhGjDetp0
戻りました、保守ありがとうございます
- 123 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:22:41.05 ID:s+zIAglGO
おかえりなさい。ご主…
お兄ちゃん
- 124 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:25:08.26 ID:AhGjDetp0
遊園地内
男「さて、どれからのろう?」
男友「少女ちゃんの好きなのでいいぜ」
少女「あ、でも私、乗り物分からないから……」
男「あ、そっか。じゃあ、男友のオススメ乗ろうよ」
男友「よしきた、任せとけ。少女ちゃん絶叫系いける?」
少女「絶叫系ですか?」
男友「そう。あれみて」
少女「あの、レールですか?」
男友「そうそう、それ。あそこの上を高速で滑り落ちるんだけど、いけそう?」
少女「怖そうなのであまり乗りたくないないです……」
男友「乗ってみると案外楽しいもんだぜ」
少女「でも……」
男「こら、無理矢理乗せようとしない。他にも色々あるんだから、そっちいこうよ」
男友「面白いのにな。んじゃ、無難に行きますか」
- 125 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:25:08.54 ID:s+zIAglGO
話が終わった時に>>1の指定するポーズでうpすることを約束する
28で良ければw撮るのに難しいポーズは無理
- 126 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:30:06.26 ID:AhGjDetp0
メリーゴーランド
男友「さあ、行ってこい」
男「オレと少女だけで?」
男友「そ。俺は写真撮ってやるからさ」
男「いや、なんか抵抗ある……」
男友「少女ちゃんが待ってるぜ?」
少女「男くーん、乗らないんですかー?」
男「……なんか、親の気恥ずかしさが分かった気がする」
男友「そんなこと言わずにちゃちゃっと行っちゃえよ」
男「うん……」
男「それじゃ、乗るよ」
少女「私、男くんの後ろに私乗ります」
男「後ろ? 前じゃなくていいの?」
少女「はいっ。私、男くんの後ろがいいです」
男「そっか。じゃあ、前乗るね」
- 127 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:34:49.88 ID:IksqSj9cO
おかえりなさいませご主人様
- 128 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 20:35:56.44 ID:AhGjDetp0
男友「おー、二人ともいい感じだぜー」
男(男友叫ばないで……。ただでさえ少女が居て視線が集まるのに……)
男友「ベストショット任せとけ」
男「恥ずかしいから叫ぶなよ、もう」
男友「気にすんなって。しっかり楽しんでこいよ」
男「もう……」
男「ほんと男友はこういうの好きだよね。こっちは恥ずかしいのにさ」
少女「私は……恥ずかしくても、男くんと一緒なら平気です」
少女「それに、今日はせっかくなので楽しみたいから。だから、私は嬉しいです」
男「分かってるって。一人で乗っても楽しくないからね。だからオレは付き合うよ。今日は楽しもうな」
少女「ありがとうです。いい思い出にしましょうね」
男「うん」
- 129 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:36:22.14 ID:NcqZxafT0
>>115と>>116の間のつながりがなんだか不自然なような気がするんだけど
入れ忘れとかないかな?
なかったら、変なこと言ってゴメン
- 130 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:40:06.12 ID:AhGjDetp0
男「ふぅ、お疲れ。なんだかんだいって楽しかったね」
少女「楽しかったです」
男友「二人ともいい笑顔だったぜ」
男「ありがとう。次どこに行こう?」
男友「んー、そうだな、次は……くるくる回るあれだな」
少女「くるくる回る?」
男友「そ。ブランコみたいなあれ」
男「ああ、あれね」
少女「楽しいですか?」
男「うん、なかなかだよ」
少女「なら私、行ってみたいです」
男「うん、じゃあいこうか」
- 131 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:40:53.20 ID:s+zIAglGO
>>129
夕飯食べるは>>1の話、黙ってろ
- 132 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:43:15.32 ID:NcqZxafT0
>>131
そんなことは分かってる
男友「ん? あれ、少女ちゃんはなにか不安でもあるの?」
のあとのセリフで
少女「でも……」
って続くのがアレッ?ってなっただけ
- 133 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:45:06.55 ID:AhGjDetp0
あ、抜けてます……
>>115>>116間
少女「あ、いえ、そういう訳じゃないんですけど……」
男友「けど?」
少女「その、私今すごく楽しみにしてます。それで、私ひとりではしゃいで、はぐれそうで……だから」
男友「なんだ、そんなこと気にしなくていいじゃん。ねぇ?」
男「うん、そうだよ。そう思うんなら、思いきりはしゃごうよ」
そして続き
男友「お、空いてる空いてる」
男「余り有名じゃないからね、この遊園地。子供連ればかりだしね」
男友「さぁ、行ってこい。俺は写真係担当するぜ」
男「次は男友乗らないの?」
男友「少女ちゃんのこと考えたら、俺は乗っても仕方がないからな」
少女「男くん、乗らないんですか?」
男友「まぁ、そういうことだからさ。楽しんできな」
男「なんか悪いね」
- 134 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:49:26.40 ID:s+zIAglGO
>>132
悪かった。話が終わったら>>132の指定するポーズでもうpする
それで許してくれ
- 135 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:50:13.12 ID:AhGjDetp0
男友「悪いとか思うなら少女ちゃんを絶対に笑顔にしろよな」
男「分かってる。ありがと」
男友「……たく、遠慮ぶかい奴」
少女「男くん、中と外どっちにします?」
男「じゃあ、オレは中で」
少女「私は外に座ります」
男「男友が写真とってくれるから。笑ってカメラ見ような」
少女「分かりましたっ」
男友「はい、おつかれ〜」
男「案外早くて驚いた」
少女「でも楽しかったです」
男友「いい笑顔だったぜ。しっかり撮ったからな」
男「現像楽しみにしておくよ」
- 136 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:53:00.25 ID:Fpxbt6udO
中と外どっちがいい?
で、卑猥なこと考えた俺は死ねば良い
- 137 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:55:06.90 ID:AhGjDetp0
少女「次はどこに行きますか?」
男友「うーん、そうだね……」
男友「次はゴーカートだな。んでもって、オレのオススメのネタも尽きて来た」
男「まぁ、絶叫マシーンばっかりだもんね、ここ。それじゃあ、ゴーカート行ったら昼食べようよ」
少女「私もお腹空きました」
男友「そういやいい時間だな。そんじゃ、ゴーカート行ったら昼にしますか」
男友「俺達の番だな」
男「どんなふうに乗る?」
男「もちろん、俺一人で男は少女ちゃんとだな」
男「毎回悪いね」
男友「言うなって」
- 138 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 20:55:13.39 ID:NcqZxafT0
>>134
別にいいよ、こっちこそなんつーか気を遣わせて悪かった支援
- 139 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:00:08.24 ID:AhGjDetp0
男「んじゃ、乗ろっか。少女、運転していいよ」
少女「あ、はい。運転します」
少女「でも、途中で代わりますから」
男「うん」
男友「んじゃ、いくぜ。男、ぜってー負けないからな」
男「少女の腕をなめるなよ」
少女「ま、負けないです!」
男友「初っ端から飛ばしてくぜ。負けたら飯おごってやらぁ」
男「少女、飛ばせぇ」
少女「行きますっ」
男友「一気にけりをつけてやるよぉ」
- 140 :VIPがお送りします [、] :2009/12/05(土) 21:02:21.14 ID:7/hNb+L10
しえすた
- 141 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:05:01.57 ID:AhGjDetp0
男友「ぶはぁ、負けた……」
少女「男くん、最後の追い上げ凄かったです」
男友「男うますぎだろ。車の免許持ってたか?」
男「いや、たまたまだよ。車持ってないから免許もないし」
男友「にしては速かったな」
男「多分調子がよかっただけなんだよ。だから、褒めるなら少女を褒めてあげて。あれだけ着いていったんだから」
男友「それもそうだよな。上手かったぜ、少女ちゃん」
少女「ありがとうです」
男「それじゃあ、昼飯食べにいこうよ」
男友「そうだな。もう少ししたら12時だし、食べにいくぜ」
男「昼飯さ、本当にご馳走になってよかったの?」
男友「ああ。男に二言無し、任せとけ」
男「ありがと、助かるよ」
- 142 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:10:03.12 ID:AhGjDetp0
男「ご馳走さま」
少女「美味しかったです」
男友「な……覚悟はしてた。だが、この金額は何なんだ」
男「高いよね。遊園地の食べ物って」
男友「あ、ああ……」
男友「とりあえず、出ようか。少し歩こうぜ」
少女「はい」
- 143 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:15:15.04 ID:AhGjDetp0
男「それじゃあ、次はどこに乗る?」
男友「んー、そうだな、絶叫メインだからそろそろキツイな」
男「どうしよう? 絶叫乗ってみる?」
少女「私……乗ってみます」
男「平気? 無理はしてないよね?」
少女「はい。男くんが隣に座ってくれれば私、なんでも平気です」
男「少女……」
男友「信頼されてるな。んじゃ、絶叫回りますか」
男「食後に絶叫?」
男友「そう。たいてい人気だからさ、待ち時間で余裕だろ」
男「いや、でも、オレあまり得意じゃない……」
男友「大丈夫、大丈夫。今日で得意になればいいだろ?」
男「そう言ったっても」
男友「平気平気。俺も退屈してんだよ。ささっと行こうぜ」
- 144 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:20:06.70 ID:AhGjDetp0
男「待ち時間15分」
男友「お昼時なのにやっぱ人気あるねぇ」
男「遊園地といえばこれだもんね」
少女「そんなに楽しいのですか?」
男「うーん、どうだろう? スリルを楽しめるかどうかかな」
男友「最初は怖いんだけど、慣れると楽しいもんだぜ」
少女「怖いんですか? 私、やっぱり嫌かもしれません」
男「うーん、じゃあどうしよう」
少女「男くんは乗りたいんですか?」
男「オレは……少し乗りたいかな」
少女「じゃあ、私も乗ります。男くんと乗りたいです。怖くても我慢できます」
男友「おー、この二人、見せ付けてくれるねぇ」
男「茶化さないでよ、真面目なんだから」
男友「悪い悪い。かなりいい感じだったからついね」
男「ついって……」
- 145 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:25:04.04 ID:AhGjDetp0
男友「怒るなよ、褒めてるんだから」
男友「だってさ、昨日まで二人とも他人だったんだぜ? 凄いことなんだよ」
男友「少女ちゃんは男の事、信頼てきるんだろ?」
少女「はい。私は男くんを信じてます」
男友「ほら、きっぱり言い切ったんだぜ」
男友「男だって少女の為に頑張ってるんだ。頑張ったから少女が信じてくれるんだ。いいことだよ」
男友「だから、俺はつい言っちまったんだよ。男と少女が言わせたんだ」
男友「二人はたった一日だけしか過ごしてなくても、それくらいいい感じなんだよ」
男「上手いこと言うね」
男友「事実だろ?」
男「事実、だよ」
男友「だったらいいじゃねーか」
男「分かった。茶化したなんて言って悪かった」
男友「よろしい」
- 146 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:30:25.47 ID:AhGjDetp0
男友「お、案外早く回って来たな」
少女「次、私たちですか?」
男「そうだよ。あと少し」
少女「……はい」
男友「そんじゃ、どこ乗る? スリルなら一番前。スピードなら一番後」
男「最初だし真ん中にしない? 少女だっているし」
少女「あまり怖いのは……嫌です」
男「ほら。だからさ、最初くらいはね」
男友「了解。んじゃ乗るぜ」
男「うん。オレと少女でいいよね」
男友「いいぜ」
男「じゃあ、隣乗りな」
少女「はい……」
- 147 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:35:20.69 ID:AhGjDetp0
男「平気そう?」
少女「わ、私は、大丈夫です。男くんだって平気です。だから私も平気です」
男「そっか。手、繋ぐ?」
少女「良いんですか?」
男「うん」
少女「ありがとう、です」
男「うん……っと」
男友「動き出したな」
少女「……」
男「そんなに怖くないって。平気平気」
少女「で、でも……」
男「ほら。景色いいよ」
少女「……人が小さいです」
男「だね。結構上ったね」
- 148 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:40:14.87 ID:AhGjDetp0
少女「はい。ここから落ちるんですよね」
男「うん。でも、オレはここにいるから」
少女「手、離さないでください」
男「うん。離さないよ」
男友「お、くるぜ」
男「……」
男(やっぱ怖いな。でも)
男「少女の手は……絶対に離さないから」
少女「え……?」
男友「きたあああっ」
少女「え、嫌っ……お兄ちゃん、助けて……」
男「ッ……」
がたがたがた……
ガァァアアアア
- 149 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 21:41:23.90 ID:1rKsHxhk0
さる帽子支援
- 150 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 21:45:04.21 ID:AhGjDetp0
男友「ヒャッホォウ」
男「クッ……」
男(やっぱ半端ないよな……)
男(……少女は?)
少女「……」
男「……頑張れ」
少女「ぉ兄ちゃん……」
男「絶対に離さないから」
少女「……」
- 151 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 21:45:30.13 ID:I4t99fJg0
落ちる系のあの内臓が浮くような感覚は慣れないな
- 152 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:00:27.51 ID:AhGjDetp0
さるさんかかりました
男友「ふぅ。楽しか……った、な?」
男「ごめん、先に下りてて」
少女「……」
男友「その……少女は平気?」
男「多分……。ただ、初めてだから」
少女「大丈夫……です」
男「無理しなくていいよ?」
少女「少し怖かっただけです。でも……もう乗りたくない、です」
男「そっか。ごめんな」
少女「私が謝らないといけないです。ごめんなさい」
男「いや、いいんだよ。下りよっか」
少女「……はい」
- 153 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:00:30.03 ID:Ha/ZNUIsO
お兄ちゃんではない、にーにーだ
- 154 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:05:18.68 ID:AhGjDetp0
男「少し、休も?」
少女「平気です。私のせいで楽しくなくなりました。二人で回ってください……」
男友「男、とりあえずベンチ行こうぜ」
男「うん。でも……」
男友「いいから」
男「……うん」
男「じゃあ少女、ベンチで休もうよ」
少女「……はい」
男(かなり怖かったんだろうな)
男(オレは手、放さなかったけど怖かったんだ)
男(泣いてはないけど、トラウマになったのかな……)
男友「俺はなにか飲み物買ってくる。少女ちゃんを頼んだよ」
男「うん……」
- 155 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:10:16.04 ID:AhGjDetp0
男「……」
男「少女、落ち着いた?」
少女「……」ふるふる
男「そっか。ごめんね」
少女「怖かったです……凄く怖かった」
少女「私、もう駄目だと思いました。そうしたら私、なんでだろう、独りぼっちになったように思って……」
男「少女は独りなんかじゃないよ。オレが側にいるから」
少女「なのに私……」
男「少女を独りになんかにさせないから」
少女「……手、握ってくれませんか?」
男「……うん」
少女「温かいです。私の手はこんなに冷たいのに……」
男「そんなことないよ。少女の手も温かくなるよ。オレがそうしてあげる」
少女「男くん……いえ、お兄ちゃん。私はなんで独りだったのかな」
少女「私、何も悪いことしてないです。なのに、どうして……」
- 156 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 22:13:51.89 ID:8ke/Ix2L0
C
- 157 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:15:41.61 ID:AhGjDetp0
すみません、まだ早いのですが今日はこれで終わります
残っていれば、明日夕方には再開します
落ちていれば、潔くここで終わります
男「少女……」
男「……少女は幸せの部分が少なかっただけだよ」
男「人生で、幸せと苦しみは半々って言うでしょ? だから、今までの苦しみの分、今から幸せがあるんだよ」
少女「私に幸せが来るのかな……」
男「オレが幸せにしてあげらる。必ず、してあげるから」
男「だから……笑って。ね? 笑おうよ」
少女「お兄ちゃん……。はい。ありがとうです。少し楽になりました」
男「そっか。よかった」
少女「ごめんなさいです」
- 158 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 22:20:24.04 ID:r6Wqs+yP0
お疲れさん
- 159 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:21:28.54 ID:ijFvdrIV0
スレ立てるなら全部書いてから立ててよ・・・ みんな保守できるほど暇じゃないんだから〜
お疲れさまです
- 160 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 22:23:37.05 ID:8ke/Ix2L0
>>159
書きためが有ろうと無かろうと用事はあるだろ
2時過ぎからやってるんだし多少は保守してやろうずwww
>>1乙
- 161 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:24:11.18 ID:RZ4DY2y/O
乙とは言っておくが、そりゃねーだろって
- 162 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:28:38.95 ID:AhGjDetp0
書きためはあるんですけど、今日中で投下しきれませんでした
すみません……
- 163 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 22:29:35.31 ID:OPAjx/AS0
なんかあっさりしてこっとりしてふわっとしてとろろってしてるな
登場人物に名前付けるとしたら
男 松本
少女 さゆり
男友 種芋
って感じだな
- 164 :VIPがお送りします [sage] :2009/12/05(土) 22:57:53.17 ID:I4t99fJg0
保守
- 165 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 23:02:15.27 ID:CtPquhQp0
少女「ホシュリーナです」
- 166 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 23:13:42.66 ID:TvE012RNP
明日に期待してるよ
- 167 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 23:36:03.15 ID:KOOI+No60
ほ
- 168 :VIPがお送りします [] :2009/12/05(土) 23:49:51.71 ID:WNWd/juXO
しゅ
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