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召喚士「出でよ!!可愛い獣娘!!」
- 265 名前:深夜にお送りします [sage]
投稿日:2012/07/15(日) 15:30:00 ID:jG614VUs
ーー
剣士、ネメア「………」
喚起士「……何かあったんですか?」
召喚士「ちょっと……」
姫宮「……傷だらけ」
剣士「ああ?……ほっとけ」
姫宮「………」
ジノ「パイア眠そうだね!」
盗賊「ん……」グゥゥゥ……
ジノ「ああ……魔力少なくなってんだ!」
盗賊「………」コクッ
喚起士、召喚士「………」
- 266 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/16(月) 00:42:45 ID:Pr.Apc0c
ー
盗賊「……ごちそうさま」けふ……
召喚士「食い過ぎだろ……」
姫宮「うわ……」
喚起士「………」
ジノ「喚起士どうしたの?」
喚起士「ななななんでもありませんよッ!」
ジノ「そう?」
召喚士 (喚起士さん……)
姫宮「………」チラ……
剣士「………」
召喚士「喚起士さん……俺、喚起士さん達に付いて行こうと思います」
喚起士「……いいんですか?」
召喚士「あまり力になれないですけど……」
喚起士「ありがとうございます……」
- 267 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/16(月) 00:58:44 ID:Pr.Apc0c
召喚士「迷惑をかけるかもしれませんが……よろしくお願いします」
喚起士「迷惑だなんて……ネメアもいますし、それに……」
召喚士「………」
喚起士「達人の召喚士さんに同行していただければ心強いですよ」
召喚士「そ、そうですか……」
喚起士「如何なる敵もその拳で薙ぎ倒してきた召喚士さんですから」
召喚士「………」
喚起士「きっと……国をも救える活躍をするでしょうから」
召喚士「いやぁ……それは……」
喚起士「……え?」
召喚士「……容易い事です!ははは!は……はは……」
喚起士「ですよね!ふふ」
ネメア (馬鹿め……取り返しが付かなくなるぞ……)
- 268 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/16(月) 03:46:23 ID:Pr.Apc0c
ー
姫宮「………」
剣士「なんだ……人の顔をジロジロ見るな……」
姫宮「……昨日はごめんなさい」
剣士「………」
姫宮「………」
剣士「もういい……」
姫宮「……その傷」
剣士「………」
姫宮「私に治させて!」
剣士「……いい」
姫宮「昨日のお詫びだと思って……お願い……」
剣士「勝手にしろ……」
- 269 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 16:42:24 ID:3XY4vCyw
姫宮「………」
剣士「……?」
姫宮「動かないで……」
剣士「ああ……」
姫宮「……テムペラートゥスルークス……」
パァァァア……
姫宮「………」
剣士「………」
姫宮「……終わりだよ。少ししか治せなかったけど……」
剣士「………」
姫宮「………」
召喚士「……今のは?」
喚起士「魔術ですね……回復系の」
召喚士「へぇ……魔術……」
- 270 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 16:49:49 ID:3XY4vCyw
姫宮「……どうかな?」
剣士「大分ましになったぜ……あんがとよ」
姫宮「うん……」
剣士「………」
喚起士「魔術……お使いになるのですね」
姫宮「これと……ちょっとした解毒しか出来ないけど」
喚起士「いえ……立派だと思います」
ネメア「本当だな。どこぞの馬鹿に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいだ」
召喚士「………」
ジノ「喚起士、これからどうするの?」
喚起士「そうですね………」
- 271 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 17:02:01 ID:3XY4vCyw
ネメア「………」
喚起士「召喚士さん、地図いいですか?」
召喚士「は、はい」パサッ
喚起士「私達が向かおうとしてるのがここ……谷の国ですね」
ネメア「……私の目的地を大分それてしまうな」
喚起士「そうですね……なら」
ネメア「いや、気にしないでくれ。そう思っただけだからな」
喚起士「……はい。ここからだと谷の国まで一週間くらいでしょうか」
召喚士 (ネメアだと私の脚なら一時間だ!ふはは……だろうな)
ネメア「………」
喚起士「出発は姫宮さんの準備をしたらでいいですか?」
召喚士「準備……ですか?」
- 272 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 17:07:07 ID:3XY4vCyw
喚起士「お顔を晒しての旅は危険ですから……」
召喚士「なるほど……」
ジノ「お?ならお買い物だね!」
召喚士「………」
喚起士「……?」
召喚士「ジノを借りていいですか?……ネメア持ってっていいので」
ネメア「物を扱うように言うな!」
喚起士「構いませんが……何故です?」
召喚士「ちょっと……」
喚起士「はぁ……?」
ネメア「……?」
喚起士「では少し出掛けて来ますので」
- 273 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 17:14:05 ID:3XY4vCyw
ー
ジノ「……あたしも買い物行きたかったんだけど」
召喚士「………」
ジノ「……何?」
召喚士「お前……嘘付いたろ……」
ジノ「なんの事やら……」
召喚士「惚けるなよ……喚起士さん独身じゃないか!」
ジノ (喚起士ばらしちゃったのか……)
召喚士「……子供までいるなんて言って!」
ジノ「それは……ほらあれだよ!」
召喚士「ああ?」
ジノ「召喚兄さん童貞まるだしで喚起士見てたから!危険を感じて!」
召喚士「……てめえ」
- 274 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 17:19:42 ID:3XY4vCyw
ジノ「本当の事だし!」
召喚士「……グッ!本当の事でもついていい嘘と駄目な嘘があるだろ!」
ジノ (うわ……認めちゃった……)
召喚士「あああ!こいつどうしてくれよう!」
ジノ「………」
召喚士「………」
ジノ「……?」
召喚士「そうだ……オッパイ触らせろよ」
ジノ「……絶対やだ」
召喚士「肉きゅう触らせろよ……」
ジノ「それもやだ……」
召喚士、ジノ「………」
- 275 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 17:39:51 ID:3XY4vCyw
ー
召喚士「オッパイ触らせろよ……」
ジノ「だからやだって……」
召喚士「…………」
ジノ (もうぅ!こいつめんどくさいなぁぁぁあ!)
召喚士「オッパイ……」
ジノ「召喚兄さん……」
召喚士「触らせてくれるのかッ!?」
ジノ「違うけど……」
召喚士「なんだよ……触らせろよ……」
ジノ「……喚起士の秘密を教えてあげる」
召喚士「ッ!」
ジノ (バカめ!かかった!)
- 276 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 18:18:45 ID:3XY4vCyw
召喚士「い、いや!今度はだだだ騙されないぞ!」
ジノ「嘘だと思うんだ……それでもいいよ?」
召喚士「………」
ジノ「あたしはずっと喚起士の側にいるからね……色々な喚起士を知っているのだよ」
召喚士「色々な喚起士さん……だと……」
ジノ「もうそれはそれはあんな喚起士とか!こんな喚起士とか!」
召喚士「………」ゴクッ……
ジノ「……女性の部分を大胆にかつあらわにさらけ出してる喚起士とか」ボソッ……
召喚士「ッ!!!」
ジノ「別に信じなくてもいいよ?……オッパイとそっちどちらがいいのかなぁフフフ」
召喚士「あ……あああ……」
- 277 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 22:00:27 ID:3XY4vCyw
ジノ「……どうする?」
召喚士「………」
ジノ「………」
召喚士「喚起士さんの秘密を教えて下さい……」
ジノ「おっけぇ……クククッ……」
召喚士「本当に信じていいんだな!今度は嘘付くなよ!」
ジノ「大丈夫だってぇ!」
召喚士「………」
ジノ「実はね喚起士……」
召喚士「おおおう……」
- 278 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/17(火) 22:42:06 ID:Ub8Z49v.
俺「おおおう……」
- 279 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/18(水) 01:26:59 ID:t9iJOuh2
ー
剣士「………」
姫宮「さあ!コインはどっちの手?」
盗賊「……こっち」
姫宮「当たり……隠す時見て無かったのにどうしてわかるの……」
盗賊「………」バッ!
姫宮「く、悔しい……」
盗賊「貸して……」
姫宮「うん……はい」
盗賊「………」
姫宮「………」
シュパッ!
盗賊「どっち……」
姫宮「……早過ぎて全然わからない」
- 280 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/18(水) 03:48:48 ID:t9iJOuh2
剣士「……右だな」
盗賊「……あたり」
姫宮「えええ!よくわかったね!」
剣士「………」
姫宮「……あのね」
剣士「姫さんよ……俺と賭けをしねえか?」
姫宮「賭けって……」
剣士「お前が勝ったら何でも願いを聞いてやる」
姫宮「……負けたら?」
剣士「お前を奴隷の様に扱う」
姫宮「………」
剣士「拒否してもいいが……代わりに盗賊を奴隷みたいに扱うぜ」
- 281 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/18(水) 04:49:27 ID:t9iJOuh2
姫宮「………」
剣士「奴隷の様に……捕虜だったお前なら意味はわかるよな?」
姫宮「なんで……」
剣士「……いいから黙ってやれ」
姫宮「………」
剣士「………」
姫宮 (なんで……なんでこんな事!)
剣士「盗賊よ、やってくれ」
盗賊「………」コクッ
シュパッ!
剣士「………」
姫宮 (わ、わからない……)
剣士「姫さんよ逃げてもいいぜ。……王族なら人を身代わりにしても平気だろ?」
姫宮「身代わりなんてそんな事……」
剣士「………」
- 282 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/18(水) 16:55:12 ID:t9iJOuh2
姫宮「うう……」
剣士「早く選べ」
姫宮「………」ブルブル……
剣士「右か左か……」
姫宮「む、無理だよ!何でこんな事させるの!?」
剣士「……お前の本性を知りたいのと……俺の為だ」
姫宮「貴方の為……?」
剣士「………」
姫宮「………」
剣士「やってくれ」
- 283 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/18(水) 23:30:57 ID:u5ukwd3I
C
読んでるよ!
- 284 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/18(水) 23:46:59 ID:t9iJOuh2
ー
喚起士「これでいいですね」
ネメア「………」
喚起士「ちょっと痛い出費でしたけど……」
ネメア「……一着は無駄になるかもしれんな」
喚起士「どういう事でしょう?」
ネメア「……パイアは付いて来ないかもしれん」
喚起士「え……」
ネメア「昨日の夜……少しゴタゴタがあってな」
喚起士「………」
ネメア「その……剣士とやり合ってしまった……」
喚起士「それで傷だらけになっていたんですね……」
- 285 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/18(水) 23:56:58 ID:t9iJOuh2
ネメア「大人気なかったと思っている……」
喚起士「………」
ネメア「だが……あの燻っている様を見ていたら我慢出来なかったのだ……」
喚起士「………」
ネメア「……後……召喚器から出たので追っ手に気付かれているかもしれない」
喚起士「追っ手に関しては構いませんが……」
ネメア「………」
喚起士「………」
- 286 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/19(木) 00:19:48 ID:8KveDFhM
ー
召喚士「……嘘だな?」
ジノ「本当本当!」
召喚士「流石にそれは騙されないぞ……」
ジノ (クソッ!)
召喚士「処女だって言うのは本当だろうけど……いや、本当だ!そうに決まってる!」
ジノ (うわ……こいつ……)
召喚士「それで……エッチな事に興味津々で俺を誘おうとしたが恥ずかしくて言い出せず、俺が寝静まった後に自分を慰めてるって言うのはにわかに信じがたい!」
ジノ「うん……それは信じなくていいや……嘘だし」
召喚士「てめぇ……」
ジノ「………」
召喚士「………」
ジノ「……?」
召喚士「……待った。エッチな事に興味津々かもしれん」
ジノ「え……?」
- 287 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/19(木) 02:02:30 ID:8KveDFhM
召喚士「……喚起士さんな昨日パイアに魔力をあげたんだ」
ジノ「……うん」
召喚士「パイアがこうガバッと喚起士さんとキースーをしてだな……」
ジノ (それで喚起士おかしかったのか……)
召喚士「もうそれがエロいの!こうパイアが舌を!ヲロヲロって!」
ジノ (こいつ気持ち悪いな……)
召喚士「ありゃ喚起士さん……確実に目覚めたね……ヤックデカルチャだね!」
ジノ「何に目覚めの……」
召喚士「……言わせるなよ」
ジノ「………」
召喚士「………」
- 288 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/19(木) 03:32:19 ID:8KveDFhM
ー
姫宮「左……」
剣士「なら右だ」
盗賊「………」
姫宮、剣士「………」
盗賊「………」バッ!
姫宮「ひ、左にあったぁ……」
剣士「……俺の負けだな」
姫宮「ひっ……ひっぐぅ……良かったぁぁ……うぅ……」
剣士「………」
盗賊「……これでいい
剣士「馬鹿ッ!黙ってろッ!」
姫宮「ふえぐぅぅ……?」
剣士「………」
姫宮「……うぅ……どういう事なの?」
- 289 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/19(木) 16:36:59 ID:8KveDFhM
盗賊「………」
剣士「余計な時に喋べんじゃねえよ……ったく」
姫宮「………」
剣士「……悪かったなこんな事させて」
姫宮「……どうして……ふぇぇ」
剣士「………」
ガチャ……
喚起士「ただいま戻りま……」
ネメア「………」
姫宮「うぁぁッ!怖かったよぉぉ!」ガバッ
喚起士「……この男に何かされたのですか?」
剣士「ち、ちげえって!……ちょっと遊んでた……」
姫宮「私……ひっぐ……盗賊をうぅ奴隷にってぇえ……うぐぅぅ……」
喚起士、ネメア「………」
剣士「バカ野郎!ちゃんと言えってッ!……そんな事は」
- 290 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/19(木) 17:16:50 ID:8KveDFhM
喚起士「貴方という人はどこまで……」
ネメア「屑め……」
剣士「いやあッ!これは本当にちげえんだってえッ!」
姫宮「無理……って本性うぐぅ自分の為……どうしてふぇぇ」
喚起士「……鬼畜が……ここで屠りますッ!」
ネメア「パイアだけで無くお嬢にまでとはな……」
剣士「ご、誤解だッ!」
喚起士「……闇夜に架かる……」
ネメア「………」
剣士「待てって!」
- 291 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/19(木) 20:24:09 ID:8KveDFhM
ー
剣士「………」
姫宮「……ぐすっ」
ネメア「……で?」
剣士「あれだよ……こいつが本当に国を救いたいのか知りたかった」
喚起士「それでも……こんな事をする必要は無かったと思いますが?」
剣士「………」
ネメア「言わぬのなら……」
剣士「言うから!……今まで行かねえってよ言ってていきなりやっぱ付いて行く何て恥ずかしくて言えねえだろ?」
ネメア「………」
剣士「だからよ……勝負してこいつに勝たせて付いて行けるようにすれば……」
ネメア「くだらぬ……」
剣士「おめえは強えからいいよ。……俺は弱えから……何か付いて行く理由が欲しかったんだよ」
ネメア「………」
- 292 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/19(木) 23:20:35 ID:8KveDFhM
ー
召喚士、ジノ「………」ヒソヒソ……
喚起士「……いかがなさいました?」
召喚士「何でも……」
ジノ「そうそう……」
喚起士「そうですか?」
召喚士、ジノ「………」ヒソヒソ……
喚起士「………」
姫宮「そんな……理由だったんだ……」
剣士「怖がらせてすまねえ……悪かった……」
姫宮「………」
剣士「………」
姫宮「……私が勝負に勝ったら何でも願いを聞いてくれるって言ったよね?」
剣士「ああ……言った」
姫宮「なら……」
- 293 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/20(金) 14:13:16 ID:FK2/93Dw
剣士「………」
姫宮「私を守って!……私……」
剣士「………」
姫宮「私……弱いから……」
剣士「………」
姫宮「………」
剣士「わかった。その願い叶えてやるぜ」
姫宮「………」
剣士「……死んでも叶えてやる」
姫宮「ありがとう……」
剣士「………」
ネメア (目付きが変わったな……なるほど……ふふふ)
召喚士、ジノ「………」ヒソヒソ……
喚起士 (召喚士さん……何故あんな目付きで私を……)
- 294 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/20(金) 14:25:35 ID:FK2/93Dw
ーー
剣士「さあ!行くかぁぁッ!」
召喚士「気合い入り過ぎだろ……」
喚起士「パイア様……これを」
盗賊「……いらない」
喚起士「余計なトラブルに巻き込まれないようにですね……」
盗賊「………」
喚起士「……?」
盗賊「剣士があれを守るなら私も守らなければいけない」
喚起士「………」
盗賊「………」
喚起士「わかりました……」
盗賊「………」
喚起士「………」
- 295 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/20(金) 21:09:08 ID:FK2/93Dw
ー
召喚士「………」
剣士「悪いな召喚士……昨日あんだけグダグダやってたのに結局付いて行く事にして……」
召喚士「………」
剣士 (やべえ……かなり怒ってんなこりゃ……)
召喚士 (やべえ……昨日って何だ?蟻しか記憶に無い……剣士は何を言ってるんだ……)
剣士「………」
召喚士「……いや」
剣士「………」
召喚士「気にしないでいいよ。強くなりたいんだろ?……何も言わないで付いてくればいい」
剣士「召喚士……」
召喚士「………」
剣士 (男だぜぇ……流石だな……)
- 296 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/20(金) 21:51:37 ID:FK2/93Dw
召喚士 (こう言っておけば……)
ネメア「……お前」
召喚士「………」ビクッ!
ネメア「あの夜は寝て……」
召喚士「ネメアよッ!貴様も黙って付いてくればいいのだぁぁッ!」
ネメア「………」
召喚士「………」
剣士 (あの化物を黙らせる辺り……やっぱ凄え奴なんだな……)
ネメア (馬鹿め……後で覚えておれ……)
召喚士「………」
- 297 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/21(土) 15:45:39 ID:sm.ZFUGk
ー
ジノ「ねぇ喚起士、ここからどう行くの?」
喚起士「ここから北へ進み、途中分かれている道を西にですね」
姫宮「………」
喚起士「……お聞きしたかった事があるのですがいいでしょうか?」
姫宮「うん……」
喚起士「どうやって……あの場所まで逃れて来たのですか?」
姫宮「………」
喚起士「……言えませんか?」
姫宮「ううん……」
喚起士「………」
- 298 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/22(日) 16:35:39 ID:3VXgzA6s
姫宮「……途中まで城の蒼頭が一緒にいたんだけどはぐれて」
喚起士「蒼頭?」
姫宮「召し使いなんだけど……ちょっと変わってるの」
喚起士「そうなんですか」
姫宮「………」
喚起士「出来ましたら……その蒼頭と言う方にお逢いしたいですね……」
姫宮「………」
喚起士 (どう言う逃走経路を使ったかわかれば……)
ジノ「お姫様!その蒼頭って格好いいの?」
姫宮「……知らない」
ジノ「何で?一緒だったんでしょ?」
姫宮「いつも青い頭巾を被ってて顔見たこと無いから……」
ジノ「……ちょっとどころか大分変わってそうだね」
- 300 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/22(日) 18:23:46 ID:5hZu9DsI
青い頭巾と聞いて某すごい漢を思い浮かべてしまった
- 301 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/07/22(日) 18:33:52 ID:sNYpjjqY
>>300
お前のせいで青いつなぎを着たイイ男にしか想像できなくなった
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