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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その27
- 947 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2011/04/19(火) 00:31:26.51 ID:nf/qpdGao
…
魔道士「それでは、失礼します〜」
青年兵「情報はワークショップとホテルまで、逐一ご報告致します」
召喚士「ありがとう。それじゃ」
テクテクテクテク
戦士「……ん?」
魔道士「お二人とも、どうしたんですかっ?」
魔法剣士「目的地が決まったのでな」
眼鏡「先に現地入りしていようかと思って」
召喚士「そうですか……」
魔道士「せっかく久々なのに、寂しいですね」
眼鏡「なぁに、すぐに会えるさ。嫌でもね」
盗賊「……それも……そうだな」
魔法剣士「では、頑張ってくれ」
召喚士「はいっ。お二人も頑張って下さい」
- 948 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:32:25.64 ID:nf/qpdGao
ザッザッザ
ジュニア「そんじゃお疲れさん」
召喚士「あっ、お疲れ様でした」
賢者「……ふぅ」
ジュニア「俺らもお前らと同じホテルの予定だから、飲むんなら誘ってくれ」
戦士「おう」
魔道士「それじゃ、賢者さんもお疲れ様でしたっ」
賢者「お疲れ様……ふぅ」
スタスタスタ
戦士「さーて、俺達も宿に戻って対策でも練ろうぜ」
魔道士「そうですねっ、備えあれば憂いなしですっ!」
盗賊「……そうしようか」
召喚士「ええ、やれる事は今のうちにやっておきましょう」
戦士「そうと決まりゃ、おいとましますか」
魔道士「はいっ!えへへ!」
- 949 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:32:58.57 ID:nf/qpdGao
その頃、既に皇太子からの書状を受け取った各国の首脳は、
既に機敏な動きを見せ始めていた。
〜東方、都〜
足軽「船のご準備、整いましてござる!」
名代「ご苦労。さて、参りましょうか……上様」
帝「うむ。では、後の事は頼んだぞ」
家老「お任せ下され。東の城も万事、改修は進んでおりまするぞ」
上様「帰国の折には完成しておるやもしれんな」
名代「鬼丸、都を頼むぞ」
鬼丸「任しとき!戦士達に宜しくな!」
名代「ああ、伝えておこう。それでは出発致しましょうか」
足軽「上様、ご出発ーっ!!」
帝「お土産、持ったか?」
名代「ご安心下さい。しっかりとご準備致しましたよ」
帝「ふふっ、ならば良し!」
- 950 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:33:39.91 ID:nf/qpdGao
〜南東国、東の城〜
兄者「……」
ザッザッサ
゙
老将軍「心配か?」
兄者「……いや。しかし陛下も早すぎやしませぬか?」
若文官「逸っておられるようですな」
兄者「気負いすぎておらねば良いが……」
錦将軍「白馬のだって付いてんだ。大丈夫だろ」
弟者「今頃は、北東の国境線あたりかな」
老文官「道案内も兼ねて、剣士殿と合流すると申しておったぞ」
側近「いよいよか……」
兄者「我が主も若輩。うまいように利用されねば良いがな……」
若文官「他国の王とて変わりませんよ。それに、そのような連中ではありません」
側近「杞憂ですね。信じましょう……人間の力を」
兄者「……ああ。生まれは違えど同じ人間。絆を見せてやろうではないか」
- 951 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:34:18.71 ID:nf/qpdGao
〜剣士の村〜
村長「おぉ、来たぞ!」
パッカパッカパッカ
白馬騎士「先日はどうも」
村長「こちらこそ。皆様方の駐屯の甲斐あり、あれから魔物は寄り付きませぬよ」
白馬騎士「それは何よりです。剣士殿は?」
村長「まだ自宅のようですが、もう間もなく来るでしょう」
白馬騎士「そうですか。しばし待つと致しましょう」
〜剣士の家〜
剣士「それじゃ、行ってくるよ」
弓使い「行ってらっしゃい」
幼女「気を付けてねっ、お父さん!」
剣士「うん」
ガチャッ…パタン
弓使い「……」
- 952 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:35:05.66 ID:nf/qpdGao
幼女「……どうしたの?」
弓使い「あの人、最近変じゃない?」
幼女「そう?」
弓使い「あの一件依頼、何か考え事も多いみたいだし……」
幼女「そういえば……そうかも……」
弓使い「……まさかとは思うけど、そうなのかなぁ」
幼女「……?」
弓使い「あ、ううん。何でもないわ」
幼女「お母さんはお父さんの事、何でも分かっちゃうのね」
弓使い「そんな事ないわよ〜」
幼女「照れてるー」
弓使い「照れてませんっ!ほら、早く洗濯物干しちゃお!」
幼女「うんっ!」
弓使い「今日はいい天気だし、お布団も干しちゃおうかしらっ」
幼女「はーいっ!!」
- 953 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:36:00.33 ID:nf/qpdGao
テクテクテクテク
剣士「どうも、お待たせ致しました」
白馬騎士「此度はご協力感謝する」
剣士「いえいえ、これしきの事……」
スッ…ザッザッザ
三男「剣士、宜しく頼むぞ」
剣士「はい。必ずやご期待に添えたいと思います」
三男「うむ」
白馬騎士「それでは参りましょう。剣士殿も馬車へ」
剣士「いえ、折角なので私も馬で……」
三男「良いのか?」
剣士「こういう機会でないと、なかなか遠くまで駆ける機会がないですからね」
白馬騎士「そうか。ならば、そうすると良い」
剣士「はい」
白馬騎士「それでは全軍、本国へ向けて……出発!」
- 954 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:36:31.42 ID:nf/qpdGao
〜西方、西国の城〜
王子「……」
カツカツカツ
神官「陛下、そろそろ参りますぞ」
王子「おーう」
神官「どうしました?……あぁ、本国からの書状ですか」
王子「魔道士さんの王女というのは誤報って書いてあるけど」
神官「そうだったようですね」
王子「本当かなぁ。俺には真実のような気がしてならないけど」
神官「今となっては、どちらでも構わぬ事ではありませんか?」
王子「まーそうだけどさ」
神官「さ、とにかく……一刻も早く本国へ向かいましょう」
王子「へいへい。そう急かすなって」
神官「あ、そうそう。彼女らも共に参りたいと」
王子「……んーいいんじゃない?どうせ本国の人なんだし」
- 955 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:37:11.00 ID:nf/qpdGao
玄武娘「ほえぇ……そうなんですのー」
朱雀嬢「流石は王家の方ですわね」
王女「うふふっ、そんな事ございませんわ〜」
女王「そうですわよ。貴女達と変わりませんわ」
王子「……すっかり和んでるけどな」
神官「そのようで……」
王子「おーい、行くってよー」
玄武娘「あっ、はいですのー!」
朱雀嬢「お世話になるですわっ」
王子「……はぁ、旅行じゃねーんだから」
神官「そういう陛下も随分と楽しそうじゃないですか」
王子「そう?まぁ……久々に会えるからね。みんなと」
神官「そういえばそうですね」
王子「……楽しみだなぁ!」
〜第四十四部、完〜
- 956 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/04/19(火) 00:46:45.36 ID:nf/qpdGao
ありゃ、もう50切ってた…本日もご支援ありがとうでした!
天才の外伝は追々書かせて頂きたいと思います!
>>802
すんごい遅くなりましたが、ありがとうございます!
>>846
エロサイトじゃないです…でも引っかかりました無念…
>>912
有難いお言葉です。こちらこそ感謝感謝!
もう沢山レスしたいけど、ほんとすみません!
ななばつさんもまとめ更新ありがとうございますです!
それではおやすみなさいです!ノシ
〜オマケ〜
占い師「次回予告のお仕事、最近なくて困っちゃうわね」
白虎長「だって、もう何話目とか数えるの面……あやふやだし」
占い師「あれって、一応1ヶ月を30日換算で、1日1話のカウントだったのよ?」
白虎長「知ってるわよ。若干の誤差には目を瞑れって話ね」
占い師「タイトルももうほとんど使い切っちゃったしね」
白虎長「使い回しも限界があるわね」
占い師「あ、雑談してたらオマケ終わっちゃったわ!」
白虎長「いいのよ。本編で出番少ない分、こっちでアピールアピールよ!」
- 961 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/04/19(火) 09:35:20.35 ID:iGObY8fIO
王子って戴冠したんだっけ?
- 962 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/04/19(火) 09:49:51.09 ID:qrDrjQNho
王子は国王すでに死んでて
神官が王子が大きくなるまで変わりに政治してただけだったような
- 963 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [sage] 投稿日:2011/04/19(火) 10:31:32.48 ID:K73xx4Auo
まだ女王が一応現役なんじゃない?
- 966 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/04/19(火) 13:36:56.77 ID:4oCQJEOIO
女王がいるなら陛下じゃないような…
女王も退いて戴冠したのかね
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