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青年剣士「運命ということ・・」
345 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/25(木) 08:41:45 ID:ixD0af1c
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――【塔の暴走・全員が去った後】

 
・・・・・・・シーン・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・

・・・・スゥッ・・・・・・・・・・・・・・・


・・・・スゥゥゥゥ・・・バリッ・・・・・・バリバリッ・・・・・!!


・・・・・・・ギュゥゥゥゥン!!!!・・・・・・・・・


・・・・・・ドサッ・・・・・


346 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/25(木) 08:42:16 ID:ixD0af1c
 
仮面の男「・・・」ムクッ


・・・キョロキョロ


仮面の男「成る程。我が肉体の主が、渦に飲み込まれた直後の場所か」


・・・・チャキッ

仮面の男「主が目覚めるまで、体を慣れさせていただこう。主の想い・・・しかと受け止めさせていたく」



・・・・スッ・・・・ギィィィ・・・

・・・・バタン・・・・・・・・・


347 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/07/25(木) 08:44:02 ID:ixD0af1c
本日はここまでです。ありがとうございました。
ちょっと風邪を長引かせてしまい、尋常じゃない頭痛に襲われているので・・・明日の更新は見送るかもしれません。
申し訳ないです(;A´ω`)失礼します


355 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/07/26(金) 09:25:47 ID:CUQue7Ag
みなさまありがとうございます。
一晩寝たら大分よくなったので更新は続行いたします。ご迷惑おかけしました。


356 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:27:22 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【1年半後・墓地区】


仮面の男「ここが主の墓か。立派なものだ・・・この時期にココへ訪れろという主の考え・・・何があるのか」


・・・スッ

仮面の男(意味のないことではないはずだ。この時代、まだ主の存在はいないのだからな・・・)


幼剣士「あの・・・どなたですか?」

仮面の男(この者が・・・幼剣士だな)


幼剣士「あの・・・」

仮面の男「静かに・・・」


幼剣士「あ・・・はい」

仮面の男(この子を守ることが・・主の信念と伝えている・・・)


幼剣士「・・・」


357 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:27:58 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「よし・・・っと。で、何か用かな?」

幼剣士「あの、えと・・・・、お兄ちゃんの墓に・・挨拶してたんですよね?」

仮面の男「ん・・・あぁそうだね」


幼剣士「あなたは誰でしょうか?仮面を着けて・・・怪しいのですが・・」


仮面の男「・・・・この人は身を挺して世界を救ったのだろう・・・それに挨拶するのが変かい?」


幼剣士「あ・・・確かにそうですね。お名前を伺っても?」


仮面の男「名前はない。好きに呼んでくれ」

幼剣士「・・・・?」


358 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:28:31 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「で、君はここに何をしに来たんだい?」


幼剣士「あ・・・そうだった。お兄ちゃんに報告することがありまして・・・」


仮面の男「ふむ・・・この方は君のお兄さんなのか?」

幼剣士「はい。実は・・・暴走した魔獣がまた確認されたと報告があったので、僕らを守ってくださいとお願いしにきました」


仮面の男「何・・・・・?暴走した魔獣だと?」


幼剣士「あ・・・言っちゃいけないことでしたぁぁ!忘れてくださいお願いします!」ガーン


仮面の男「・・・、口はあまり滑らせるんじゃない。注意することだ」

幼剣士「う・・・」


359 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:29:09 ID:CUQue7Ag
 
・・・・ガサッ
 
 
仮面の男「・・・・!」ピクッ

幼剣士「・・・?」

仮面の男「ひとつ聞くが、君は他に誰か連れてきたかな?」

幼剣士「え?いや・・・僕一人ですよ」


仮面の男「・・・ということは・・」


・・・ガサガサガサ!!

・・・・・ザスッ・・・


アラクネ『久しぶりだわぁ・・・・』


360 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:30:10 ID:CUQue7Ag
 
幼剣士「く・・・蜘蛛!?でかっ!」

仮面の男「ほう、アラクネか」


アラクネ『傷を癒すのに1年以上もかかったけど・・・目の前にご馳走があるじゃない・・・・』


幼剣士「アラクネ!?武道家たちさんが倒したっていう・・・」


アラクネ『ごめんなさいね・・・あなたたち、私の為に食べられてちょーだい』


幼剣士「・・・・くっ!」チャキッ

仮面の男「まぁ、待ちたまえ」スッ

幼剣士「・・・!」


361 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:30:52 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「ここは私がやろう」チャキッ


アラクネ『あら・・・抵抗するの・・・・?でも、そういう男って・・・大好き!』クワッ

幼剣士「う、うわっ!」


仮面の男「・・・」ヒュッ


・・・・ズバッ!!!
・・ボトッ・・


アラクネ『あらやだ・・・腕が取れちゃったじゃない・・・」


仮面の男「・・・」


アラクネ『でもね・・・まだよ!』ビュッ


362 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:31:47 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「大火炎魔法っ!」ボワッ

・・・・ドゴォォォン!!


アラクネ『あ・・・熱い・・・熱いィィ!!!』


仮面の男「火炎装っ!・・・・火炎刃っ!」・・ボゥッ!!!


・・・・ドゴォォォォンッ!!!

アラクネ『そ、そんな・・・私がこんな簡単に・・・・・・・・』


仮面の男「病み上がりで悪いが、君はこの世には危険すぎる」



・・・・ドサッ・・・


363 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:32:21 ID:CUQue7Ag
 
幼剣士(強い・・)

仮面の男「・・・」スチャッ

幼剣士「・・・」ゴクリ


仮面の男「ああ、ケガはないかい?」

幼剣士「あ・・・大丈夫です」


仮面の男「それは何より。それではこれで失礼するよ」スッ

幼剣士「あ、あの!待ってください!」


仮面の男「・・・・なんだい?」ピタッ


幼剣士「あなた・・・本当に何者なんですか?身内にも強い方はいますが・・・、あなたはケタが違う・・・」


364 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:32:58 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「・・・私は誰でもない。ただ世界を旅する一介の剣士、さ」

幼剣士「・・・・!」

仮面の男「話はそれだけかな?」


幼剣士「・・・・」


仮面の男「それでは今度こそ失礼する。私は急いでいるのでね・・・では」


幼剣士「・・・・」


365 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:33:36 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・
・・・
・・


366 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:34:12 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――【9日後・夜】


仮面の男(・・・)

・・・ホーホー


仮面の男(主の声が最近、強くなってきている。完全な目覚めの時も近い・・・)

青年剣士(・・・)


仮面の男(分かっている。ここにいればいいのだろう)

青年剣士(・・・)


仮面の男(・・・むっ)


・・・・タッタッタッタッタ・・・


367 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:34:48 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「・・・」スッ


童子騎士「っと、うわぁっ!」ピタッ

幼剣士「・・・・うわっ!」ズザザ・・


仮面の男「・・・」


童子騎士「真っ暗な道に、真っ暗な格好で立ってるんじゃねーよ!危ないだろ!」

幼剣士「あ、貴方は・・・」

童子騎士「なんだ、お前知り合いか?」


368 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:35:21 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「・・・こんな時間に子供がうろつくべきではないな」


童子騎士「う、うっせぇ!勝手だろ!」

幼剣士「・・・」


仮面の男「どこへ行くつもりだ?」


童子騎士「どこでもいいだろ!」

仮面の男「なるほど。最もな答えだ」


幼剣士「それより・・・何であなたもココにいるんですか?」


仮面の男「ただ夜を楽しんでいただけだよ」

童子騎士「・・・?」


369 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:35:56 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「その格好、その装備。もしやこれから冒険にでも出るつもりか?」

幼剣士「ちょっとした旅ですよ」


仮面の男「なるほどな。まぁいい・・・気をつけていくことだ」


童子騎士「どういうことだよ」


仮面の男「何、ちょっとした忠告だよ」

幼剣士「・・・ありがとうございます」


仮面の男「それでは私はこれで失礼する」バサッ

ザッ・・ザッ・・ザッ・・・


370 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:36:42 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

仮面の男(成る程な。忠告だったか)

青年剣士(・・・)


仮面の男(・・・ふむ、太陽の国・・か)

青年剣士(・・・)


仮面の男(生まれが未来の国だったからな、太陽の国の情報がないのだ)

青年剣士(・・・)


仮面の男(砂漠か・・・・・楽しみだ)


371 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:37:15 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・・


372 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:38:23 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
―――【数日後・エルフの町】


・・・ジリジリ・・・・

 
仮面の男(ほう、ここが・・・・素晴らしい景観ではないか)

青年剣士(う・・・・)


仮面の男(主・・・目が覚めたのか?)

青年剣士(まだ・・・完全じゃない・・・もう少しだけ、そのまま頼めるだろうか・・・)

仮面の男(主に従うまでだ)

青年剣士(ありがとう・・・いってほしい場所がある・・・)


仮面の男(・・・わかった)


373 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:38:56 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【女エルフの家】


吟遊詩人「行ってきます!」グイッ

幼剣士「わわっ、引っ張らないでまだ装備が・・・・あ〜っ!」


・・・・ガチャッ!!


女エルフ「若いって・・・いいなぁ〜・・」


・・・コンコン

女エルフ「・・・よく最近はお客が来ますねぇ・・・どうぞ〜」

・・・・ガチャッ


仮面の男「・・・・どうも」

女エルフ「・・・あなたは?」


374 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:39:30 ID:CUQue7Ag
 
青年剣士(仮面、少しだけ外してくれ・・・・)

仮面の男(わかった・・・)


・・・スチャッ


女エルフ「・・・・っ!!!」

青年剣士「ごほっ・・・、お久しぶりですね・・・女エルフさん・・・」


女エルフ「し・・青年剣士っ!!!!」


青年剣士「あまり・・・まだ長くはいれません・・・が、ある理由で・・・仮面をつけてるんです・・・」


女エルフ「なっ、何で!?とにかく無事だったんだ・・・、よ、幼剣士くんたちにも教えないと!!」


青年剣士「そ・・・それはまだ・・早いです・・・、俺の・・体力も・・、まだ・・戻って・・・ない・・・」


375 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:40:00 ID:CUQue7Ag
 
女エルフ「・・・何がどうなのか分からないっ!!どうしたらいいの・・・!」

青年剣士「だめだ・・・意識が遠のく・・・、仮面をつけた・・・ら、そいつの話を聞いてください・・・」

女エルフ「わかった・・・!」


青年剣士「・・・」ブルブル

・・・スチャッ


仮面の男「・・・」

女エルフ「青年剣士・・・?」

仮面の男「もう青年剣士ではない。彼の意識は奥深くで眠り始めた」


376 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:40:35 ID:CUQue7Ag
 
女エルフ「仮面さん・・・って呼べばいいですか」

仮面の男「好きなように」

女エルフ「じゃあ仮面さん・・・いったい・・・青年剣士が何でここに?仮面はいったい何?」


仮面の男「それを説明するには・・・少し長くなるがいいか?」


女エルフ「・・・構わない」

仮面の男「・・わかった」


377 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:41:05 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


女エルフ「そんな・・・辛すぎる・・・、何で青年剣士がそんな目に・・・」グスッ

仮面の男「・・・」

女エルフ「ううっ・・・」グスグス

仮面の男「それと、今夜・・・。リッチの復活の兆しとする軍団が街へと襲う。夜、丘の避難所へと逃げるんだ」


女エルフ「えっ・・・」

仮面の男「事実なんだ。そこまでこれば、私がいる。偶然を装い、現われ、君を守る」

女エルフ「それは・・・貴方の意思?」

仮面の男「いいや、青年剣士の意思だ。私は彼の信念を表す人形のようなものだ」


378 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:41:36 ID:CUQue7Ag
 
女エルフ「そっか・・・青年剣士・・・私のことも・・・覚えててくれたんだ・・・」

仮面の男「・・・」


・・・チャリッ


女エルフ「そのネックレスは・・・」

仮面の男「700年後の未来でも持っていたものだ」

女エルフ「もう・・・色々優しすぎるよ・・・青年剣士・・・・・・」グスッ


仮面の男「・・・そろそろ時間だな。私はまだ行く所がある」

女エルフ「・・・わかった」

仮面の男「それでは、くれぐれも気をつけるのだぞ」

女エルフ「ありがとう・・・」


・・・ガチャッ・・・


379 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:42:22 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・カァン!!カァン!!!


職人エルフ「こうやって剣を打ち込むだけで、俺は落ち着くんだぜぇ〜♪」


・・・カァン!!!・・・カァンカァン!!!


仮面の男「・・・」スッ

職人エルフ「うおわっ!!」ビクッ


仮面の男「・・どうも」

職人エルフ「なな、なんだテメェ!怪しい仮面つけやがって!」


381 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:44:28 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「・・・」チャキッ

職人エルフ「な、なんだぁ!?俺を殺す気か!?」

仮面の男「・・・これを」スッ


職人エルフ「剣でも打ってほしいのか・・・て・・・」


仮面の男「・・・」

職人エルフ「こりゃ・・・少年剣士・・いや、英雄剣士に渡した・・・・俺の剣じゃねえか・・・」

仮面の男「・・・」


職人エルフ「・・・まさか・・」


380 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:43:29 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「今はまだ何もいえぬ。だが・・・、その幼剣士の剣に・・私と一緒の技術を施してほしい」

職人エルフ「・・・属性強化のことか?」

仮面の男「・・・」


職人エルフ「お前、英雄剣士じゃないのか」

仮面の男「・・・」チャリッ

職人エルフ「・・・太陽のネックレスと・・、共鳴の指輪・・・・・・?」

仮面の男「見せられるものは・・これだけだ。判断してくれ・・・すまない」


職人エルフ「・・・わかった」


382 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:44:59 ID:CUQue7Ag
>>380 と >>381が逆です 申し訳ない


383 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:45:30 ID:CUQue7Ag
 
仮面の男「感謝する。それと・・・忠告だ。今日の夜、この町は災害に襲われる・・・、逃げるんだ」

職人エルフ「何っ!?」

仮面の男「ただ、大事にするとパニックになる。身内などだけに教えてやってくれ」

職人エルフ「・・・お前さんの言うことなんだ、本当なんだろう・・」


仮面の男「くれぐれも私のことは幼剣士らに内密に・・・」


職人エルフ「・・・あ、あぁ・・」


仮面の男「それでは、これで失礼・・・」スッ


職人エルフ「一体・・なんだってんだ・・・・」


384 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:46:07 ID:CUQue7Ag
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
――――【夕方】


職人エルフ「お・・・おう、来たか」


幼剣士「できてたの出来ましたか?」

職人エルフ「出来てるぜ・・・ほら、銀の短剣もな」チャキッ


幼剣士「わぁ・・・剣身が伸びてる」

吟遊詩人「凄い磨きがかかってる!ありがとうございます!」


職人エルフ「おう・・・」


幼剣士「どうしたんですか・・・元気ないですね?」

職人エルフ「あ、いや?そんなことねーぞ!?」


385 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:46:42 ID:CUQue7Ag
 
吟遊詩人「・・・・?」

幼剣士「本当ですか?」

職人エルフ「あたぼうよ!」

幼剣士「それならいいんですけど・・・」


吟遊詩人「いけない!結構時間たっちゃってた・・・女エルフさんに怒られちゃう!」


幼剣士「あ・・・!職人エルフさん、ありがとうございました!」

職人エルフ「おうよ!またこいよ!」

吟遊詩人「失礼しますっ!」



・・・・タタタタタッ
・・・・・・・・・・・・・・


386 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/07/26(金) 09:47:18 ID:CUQue7Ag
 
職人エルフ「・・・」ハァ

仮面の男「・・・感謝します」スッ

職人エルフ「・・・いたのか」


仮面の男「・・・」


職人エルフ「もうすぐ災害が始まる・・・のか?」

仮面の男「・・・準備だけはしておくように。一応私も防衛には参加する」

職人エルフ「・・・」


仮面の男「・・・では」スッ


職人エルフ「・・・」



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