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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その36
- 141 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2012/01/24(火) 21:45:25.49 ID:CuTzSZKTo
…
長い濃霧のような景色が続く。明らかに以前来た時とは違う景色。
召喚士「……っ」
何も見えぬまま、召喚士は進める限りをただ真っ直ぐに、進んでいった。
どれほど歩いたか、はたまた僅かな刻であったか、やがて霧は晴れてゆく。
召喚士「……あ……っ」
言うなれば桃源郷。美しい水源を持つ川のせせらぎに、甘い香りを漂わせる桃の木。
色とりどりに敷き詰められた花の絨毯。澄み切った青空に囀る小鳥達。
そこは人間の住む世界ではおそらく見る事も出来ぬ程の絶景であった。
召喚士「す……ご……っ」
目を丸くし、足を止める召喚士の背後から声と気配が近づいてくる。
召喚士「!?」
夫人「待っておったぞぉ〜。召喚士っ♪」ダキッ
召喚士「わああぁぁ!!」
夫人「んふふ♪ 召喚士よ、わらわと離れて寂しかったであろぉ〜?」
- 142 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:46:03.86 ID:CuTzSZKTo
召喚士「……そ、そうですね……はぁ」
夫人「ほれ、早よう来い来いっ。こっちじゃこっちじゃ♪」
召喚士「な、何です!?」
夫人「わらわと召喚士の寝床じゃっ♪ 召喚士は人間だけど、三日は持つかしらね」
召喚士「――っ!!」
夫人「あっ、こら! 逃げるでないっ!」
召喚士「夫人! 今日は契約をしに来たんだっ!」
夫人「存じておる。だからぁ、契約をするのじゃっ」
召喚士「何の契約だ!」
夫人「わらわの口から言わせる気? んもうっ、召喚士は意外と責め上手じゃの」
召喚士「ちーがーう!!」
夫人「ええい、焦らされてこちらも我慢ならぬっ。さっさとわらわの瞳を見るのじゃっ!」
召喚士「見ない!」
夫人「くっ、そうやってわらわを焦らして……っ、ますます疼いてくる……」
召喚士「とにかくっ! 契約は会話だけで問題ないはずなんだっ!」
- 143 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:46:46.96 ID:CuTzSZKTo
夫人「……」
召喚士「今までだってそうだったし、それ以上は何も必要な……い……?」
夫人「そうじゃの……。確かに必要ない事じゃ……」
召喚士「……?」
夫人「すまぬな召喚士。わらわ……召喚士が好きなあまり、無茶を言ってしまった」
召喚士「ふ、夫人……っ」
夫人「召喚士……すまぬ。わらわは駄目な女じゃ……」
召喚士「い、いや……っ、分かって貰えればそれで……」
夫人「うぅっ、ふえ……っ、。ひっく……ひっ」
召喚士「夫人!?」
夫人「許して……くれる?」チラッ
召喚士「え、えっと……はい」
夫人「召喚士……ぃ」ウルウル
召喚士「夫人……」
夫人「召喚士……お主は本当に、本当に……馬鹿な奴じゃの」
- 144 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:47:12.89 ID:CuTzSZKTo
召喚士「――っ!?」
夫人「目を合わせたなっ? うふふふ〜♪」
召喚士「し、しまっ――」トロ-ン
夫人「さぁ、床へ行くのじゃっ♪ うふふっ♪」
召喚士「はい〜」
タァンッ!! スタッ
夫人「はぁ……はぁっ、もう我慢出来ぬ……っ。食べてしまいたいくらい……っ♪」シュルッ
召喚士「……はい」パサッ
夫人「うふふ〜っ♪ 見かけによらず……なかなか引き締まっておるのぅ」
召喚士「……」ボケーッ
夫人「どーれ。頂きますっ♪」チュッ
召喚士「あ……あぁ……っ」ビクビクビクッ
夫人「うふふっ、れろ……っ。もっと……舌を這わせるのじゃっ♪」
ズッドオオオオォォォォン!!
夫人「……ッ?」スタッ
- 145 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:48:29.82 ID:CuTzSZKTo
――「……ククッ! ハハハッ、ヒャーッハッハッハッハ!!」
夫人「床が壊れた。邪魔をされた。おまけに声は耳に障る。最悪じゃ」
――「その人間……よこせや」
夫人「嫌じゃ。わらわのものじゃっ」ボンッ!!
――「尻尾を出して、ワイとやるつもりかぁ……? 女狐ェ!!」
ドウッ!! ガッシイイイイィィィィ!!
夫人「あら山本さん。ありがとっ♪」
山本「さっさと服を着て、召喚士を正常に戻せ。馬鹿者めがっ」
夫人「はいはい。あーあ、もう少しであったのにのぅ」フッ
召喚士「!?」パチッ
夫人「召喚士、おはようっ。うふふ♪」
召喚士「な、何で俺……裸ぁ!?」
山本「いいから早く服を着ろ。そして手を貸せ」
召喚士「あ、あの……こちらの凛々しい貴人は?」
夫人「山本さんだけど?」
- 146 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:49:10.86 ID:CuTzSZKTo
召喚士「へ……っ?」
山本「お前が倒してくれたお陰で、老化が戻ったのさ。なぁ……神野悪五郎!」
召喚士「――――っ!?」
神野「まさか、お前から乗り込んで来てくれるとは思わなかったでぇ!!」
召喚士「神野悪五郎っ!!」
神野「ここで会ったが何とやらやァ! ブチ殺したる!」
召喚士「くっ」ズザッ
神野「召喚獣とやらは使えまいッ! 何たって……住む世界が違うからなアアァァ!!」
夫人「山本さん、追い払ってよぉ」
山本「此処で争い事を起こすは御法度。俺をこの阿呆と同列にさせるか?」
神野「ほざくな! 山本五郎左衛門ッ!」
山本「ほれ、麒麟が睨みを利かせておるわ。貴様も退いたらどうだ?」
神野「ワイが……人如きにコケにされて……」
召喚士「……」
神野「黙って退き下がれるかアアァァァァ!!」
- 147 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:49:45.58 ID:CuTzSZKTo
山本「仕方ない。手立ては一つ。ほれ召喚士よ、服は着たのか?」
召喚士「い、今……着てますっ!」ゴソッ
山本「九尾、貴様がやれ。但し直接ではない。召喚士を通してだ」
夫人「……やれやれ。やっぱりそうなるのよねぇ」
神野「わいはなアアァァァ、神野……シンノアクゴロウ様やアアァァァァ!!」
夫人「召喚士、わらわに命じるが良い。わらわを……仕え」
召喚士「はいっ。行け……っ、夫人!!」
神野「例え禁忌であろうとオオォォォォ!! この身が滅ぼうともオオォォォォ!!」
山本「……終わりだ」
神野「貴様だけはッ、貴様も一緒に……連れていくウウゥゥゥゥ!!」
ゴウッ!!
召喚士「…………?」
スタッ
夫人「ふふっ、ご馳走様っ♪」
召喚士「神野悪五郎が……消えた……?」
- 148 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:50:21.85 ID:CuTzSZKTo
山本「消えたのではない。消滅したのだ」
召喚士「え……っ?」
夫人「わらわの攻撃、早すぎて見えなかったの。うふふっ♪」
山本「人間界では真の力を発揮出来ぬからな。これが九尾の、真の力だ」
召喚士「……い、一撃……というか、一瞬で……神野悪五郎を……!?」
夫人「召喚士を媒介にしたからじゃっ。わらわのみの力では、ああはいかぬ」
召喚士「……っ」ゴクッ
山本「やれやれ。あの阿呆もついには滅したか。どうしようもない奴だ」
召喚士「あ、あの……神野悪五郎は……っ」
山本「人間界ではお前の四つの属性とやらで姿をけしたであろう?」
召喚士「え、ええ……っ」
山本「その魂は再び此処へ戻り、そして今また破れ、完全に滅した」
召喚士「で、でも……五行がないのに……」
夫人「此処はそういう所じゃ。この世界で死ねば、転生も輪廻もなく……無となる」
召喚士「無……」
- 149 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:50:59.88 ID:CuTzSZKTo
山本「だからこそ此処での争いは御法度。決して争い事など起こしてはならんのだ」
召喚士「そ、そういえば……先程言っていたキリン、というのは……」
夫人「この世界で一番偉い妖よん」
召喚士「!?」
山本「姿は滅多に見せぬ。ましてや現世での使役など、不可能であろうな」
召喚士「キリン……っ」
山本「いやはや、ともかく……召喚士のお陰で事無きを得たわ。助かったぞ」
召喚士「いえっ、こちらこそ!」
山本「貞操の危機も救ってやったしなぁ」
夫人「余計な事を……」
山本「フハハハッ。ん……?」
ゾロゾロゾロ
鵺「人間だ。人間がいるぞ?」
雷獣「珍しい事じゃ。かつてこのような事があったか?」
野次馬「ヒヒーン!!」
- 150 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:51:47.77 ID:CuTzSZKTo
山本「やれやれ。騒ぎに駆けつけて、随分と集まってきてしまったな」
夫人「場所を変えようかしらねぇ。床も壊されてしまったし……くぅ」
山本「そうするか。よし、ついてまいれ」
――「九尾!? そなた九尾か……っ。よう戻られたっ!」
夫人「……げ」
空狐「全く、八百年もの間、探したのだぞ!」
夫人「早く行きましょっ!」ババッ
召喚士「えっ? うわっ!」グイッ
バシュン!! スタッ
山本「空狐の奴、まだお前を狙っていたのか?」
夫人「女々しい男狐っ。わらわは好きくないのじゃっ!」プンッ
山本「さてと、召喚士。そう長くも此処へは居られないのだろう?」
召喚士「えっ、あ……はい」
山本「今のうちに、答えられる事は答えておくぞ。尤も、お前が人間界で覚えておれば、だがな」
召喚士「……あ、ありがとうございます」
- 151 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:52:18.53 ID:CuTzSZKTo
…
山本「ふむ。まずは神野悪五郎だな。あいつはここで暴れて居られなくなり、人間界へと降りた」
召喚士「なるほど」
山本「人間界でも好き放題やった挙句、だーれも相手をしなくなった」
召喚士「だから……孤独だったわけですね」
山本「あいつが思念体を利用し、姿を変えるのもその表れだろう」
夫人「どういう事かしら?」
山本「虚勢だよ。孤独ゆえの虚勢。姿を変えてあたかも他者の力を得た気でいるのさ」
召喚士「なるほど……っ。それであのような変身を……」
山本「無論、本体のままでは力を消費し続けるのが最大の理由がな」
召喚士「それは山本さんや夫人も一緒なんですか?」
山本「いや、あいつは此処で暴れたせいで、麒麟に外殻をもぎ取られた」
夫人「そういう事じゃ。だからずーっと力を外に漏らし続けておったのよん」
召喚士「……そういう事だったんですね」
山本「まぁ最大の厄介者が消えた今、此処も人間界も心配事はなくなっただろうな」
- 152 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:53:59.01 ID:CuTzSZKTo
夫人「あら、酒呑童子は?」
召喚士「酒呑童子……? どこかで……」
山本「あいつなら人間にこっぴどくやられて、今じゃあ人間に使役されておるわ」
召喚士「そうだっ、思い出した! 確か……陰陽頭が使っていた式神……っ」
山本「かつては俺や神野悪五郎と同様、人間界に降りて暴れておったが今や――」
――「都を荒らす妖でしたからねぇ。ま、止むを得ませんでしたねぇ」
山本「おぉ、お前か」
召喚士「えっと、この方は……人間……?」
山本「かつてはな。今は死んだ後にその徳を認められ、この世界に住む者となった」
陰陽師「始めまして。私の子孫がお世話になっているようですねぇ」
召喚士「ど、どうも……子孫?」
陰陽師「陰陽師と申しますねぇ。子孫、そう……私は名代の祖先なんですねぇ」
召喚士「!?」
山本「こいつが酒呑童子を倒した張本人だ」
召喚士「陰陽師さん……陰陽師? えっ!?」
- 153 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 21:54:29.83 ID:CuTzSZKTo
陰陽師「部下の鬼どもを引き連れて都を襲っていたものでねぇ」
召喚士「陰陽師さんて、もしかして……神野悪五郎の結界を……!?」
陰陽師「ああ、そんな事もありましたねぇ。神野悪五郎は西にいましたからねぇ」
召喚士「やっぱり……っ!!」
陰陽師「それに比べてこの御大は利口でしてねぇ。ちっとも本性を見せませんねぇ」
山本「フハハハッ、人間風情が手玉に取ろうなどと……おっと、もう人間ではなかったな」
陰陽師「ははっ。しかし貴方も大したものですねぇ」
召喚士「……そうですか?」
陰陽師「私の知る限り、生身の人間で此処へ来た者は初めてですねぇ」
召喚士「……そ、そうですか」
陰陽師「何か、特殊な力を持っておられるようですねぇ」
召喚士「確かに人とは少し違う力かもしれません」
陰陽師「ほほぉ。それは是非、お聞かせ願いますかねぇ」
召喚士「……はい」
夫人「うふふっ」
- 154 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/01/24(火) 22:38:18.45 ID:hsYq6YXU0
>>1乙!
夫人と召喚士の契りシーン中断させるとか神野マジで潰す
- 155 名前:NIPPERがお送りします(長屋) [sage] 投稿日:2012/01/24(火) 22:43:07.63 ID:YAl8TMNoo
>>1乙?
野次馬がなんかツボに入って笑った
召喚士さん、こいつ習得すれば、日常シーンで大活躍っすよ!
- 157 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 23:23:23.63 ID:CuTzSZKTo
…
陰陽師「……成程ですねぇ。これは興味深い話ですねぇ」
召喚士「他の召喚界についてはご存知で?」
夫人「わらわは知らぬぞ」
山本「話には聞くが、実際この目にした事はない」
陰陽師「此処の方々は、別の召喚界へは行けませんからねぇ」
召喚士「陰陽師さんは、何かご存知なのですか?」
陰陽師「元から此処の住人ではないせいでしょうかねぇ」
山本「何だお前、そんな事まで知っているのか」
陰陽師「朱雀、青龍、白虎、玄武。この四つから成り立つ召喚獣ですねぇ」
召喚士「そうです。その全てに俺は行く事が出来るわけです」
陰陽師「君は本当に面白いですねぇ。もっともっとお話したところですねぇ」
召喚士「俺も、陰陽師さんには色々と話を伺いたいところです」
陰陽師「しかし残念。今日はもう、あまり時間がないようですねぇ」
召喚士「あ、もうそんな時間ですか……」
- 158 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 23:23:51.16 ID:CuTzSZKTo
夫人「えぇ〜っ! 嫌じゃ嫌じゃっ」
山本「我侭をぬかすな。明ける前に戻らねば、召喚士は死ぬぞ?」
夫人「むうぅー」
陰陽師「帰路は私が案内致しましょうかねぇ」
召喚士「助かります」
山本「それではな、召喚士」
夫人「召喚士、いつでもわらわを呼ぶと良いぞ」
召喚士「ありがとう」
夫人「戦うのは嫌だけど、夜のあいてならいつでも――」
召喚士「それでは山本さんもお元気で!」
山本「またいつか会う日も来るだろう。元気でな」
召喚士「はいっ!」
テクテクテクテク
陰陽師「人間も捨てたものではない。あのような奴が居るからな」
夫人「ふふっ。その通りよん♪」
- 159 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 23:24:36.90 ID:CuTzSZKTo
スタスタスタスタ
召喚士「でも、よく時間がないって分かりましたね」
陰陽師「ああ。あれは嘘偽りなんですねぇ」
召喚士「えっ!?」
陰陽師「……ここらで良いですかねぇ」ザッ
召喚士「あ、あの……陰陽師さん?」
陰陽師「実は君と、二人きりで話したかったんですねぇ」
召喚士「……?」
陰陽師「先程の話、別の召喚界へ行けるという話、他者には話しましたかねぇ?」
召喚士「人間に……ですか?」
陰陽師「いえいえ。召喚獣になんですねぇ」
召喚士「コカトリスくらい……ですかね」
陰陽師「そうですか。あまり、公にしない方が良いんですねぇ」
召喚士「そうなんですか?」
陰陽師「ここだけの話、実は私も……他の世界に行けるんですねぇ」
召喚士「――っ!?」
- 160 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 23:25:29.79 ID:CuTzSZKTo
〜竜宮城、正門〜
戦士「うわ。すっかり夜じゃねぇか」
魔道士「本当ですね」
男隊員「とっとと都に引きあげるとするか」
格闘家「そうですね」
青年兵「……女隊員さん、どうしました?」
女隊員「あれ……なんスかね?」
魔道士「城の屋根……ですか?」
盗賊「月明かりで何か光っているな」
青年兵「……?」
格闘家「あれって、もしかして鉱石じゃないですか?」
魔道士「えぇっ!?」
青年兵「待てよ……? 確かに可能性はありますね!」
男隊員「そうかっ! 魔王健在の際は、あれも湖に埋まってたわけだもんな!」
戦士「……行ってみよう。この目で実際確認したい」
- 161 名前:NIPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2012/01/24(火) 23:42:27.64 ID:CuTzSZKTo
今宵はここまでなのじゃ。ご支援感謝するぞっ♪
それではおやすみなさい。また明日なのじゃ!
〜オマケ〜
皇太子「……ふーっ」パタン
エリート「公務ご苦労様です」
皇太子「あぁエリート。私は本国の国王だよな」
エリート「何を今更」
皇太子「国王というものは、自分で言うのも何だが、一番偉いものだと思う」
エリート「そういう事になりますね」
皇太子「あれだな。偉い事と出番というものは比例せぬようだな」
エリート「気にしてる!?」
皇太子「何だろうな。国王という存在ははたして必要であったのだろうか」
エリート「遠い目をしないで下さい」
皇太子「右大臣という役柄もはたして……」
エリート「巻き添えはやめて下さい。涙がこみ上げてきそうです」
- 162 名前:NIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage] 投稿日:2012/01/24(火) 23:51:08.93 ID:nRYJV3fAO
>>1乙
泣くな
皇太子には魔翌力無い奴しか倒せない敵って見せ場が待ってるじゃないか
てか、夫人は召喚される度に床に誘うのかなww
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