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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その7
- 711 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]
:2009/12/22(火) 17:58:49.50 ID:cG2uI8so
〜部屋〜
召喚士「……」
盗賊「……」
戦士「………」
召喚士「魔道士さん…キレイだったね」
戦士「ん?……ああ」
召喚士「やっぱり俺達とは住む世界が違うって言うかさ…」
盗賊「……」
戦士「……それでいいのか?」
召喚士「……どうだろう。なんか…よく分からないんだ」
戦士「……」
召喚士「魔道士さん…悲しい瞳をしていた…」
盗賊「……ああ」
召喚士「…でも、大商家の一人娘に…戻った」
戦士「……」
召喚士「俺には、そんな風に見えたよ…」
- 712 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:02:23.04 ID:cG2uI8so
戦士「俺らの知る魔道士じゃなくなっちまうのかね…」
召喚士「……どうなんだろうね」
盗賊「…いいのか?」
召喚士「でも、俺達が決める事じゃない…」
戦士「……そうだな」
盗賊「…そりゃ…そうだけど」
戦士「一応本人に聞いてみっかね?」
召喚士「…そうだね」
盗賊「…行って来い」
召喚士「え?」
戦士「お前の役目だろ?」
盗賊「…ああ」
召喚士「……」
戦士「早くしないと、大事なお姫様が逃げちまうかもしれないぜ?」
召喚士「……うん」
- 713 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:07:13.15 ID:cG2uI8so
戦士「頑張れよ?」
召喚士「えっ?」
盗賊「……頑張れよ」
召喚士「え…は、はいっ。じゃあ…行って来ます!」
ガチャッ…バタンッ!!…タッタッタ…
戦士「世話が焼けるね…どっちも」
盗賊「…だな」
タッタッタ…
召喚士「あ…っ!?」
母「あら…こんばんは」
召喚士「こ、こんばんは」
母「パーティーはお楽しみ頂けました?」
召喚士「はい。お陰様で…ありがとうございます!」
母「…いえいえ」
召喚士「あの……ま、魔道士さんは…?」
- 716 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 18:26:15.38 ID:rRwVC/Ao
ここは男の見せ所だぞ召喚士コノヤロー
- 717 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:33:53.64 ID:cG2uI8so
母「多分…テラスだと思いますわ」
召喚士「そうですか…」
母「あの……」
召喚士「…はい」
母「私は…どうしたらいんでしょうか?」
召喚士「……」
母「あの子の好きにさせてやりたい。でも…」
母は下を向き、うつむく。
母「危険な目にあわせる事は出来ないのです…!」
召喚士「…もちろん、それは親の務めだと思ってます」
母「!?」
召喚士「だから私達は何も言えないし、権利もありません」
母「……」
召喚士「魔道士さんの意思を聞きたいのです」
母「…もし留まる、と言えば…諦めると…?」
召喚士「そうするしか…ないでしょうね」
- 718 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:39:08.81 ID:cG2uI8so
母「それでも構わないのですか?」
召喚士「………っ」
召喚士は拳を強く握る。
召喚士「俺だって…本音を言えば…っ」
母「…!?」
召喚士「……一緒に…いたいんだ…!」
母「……」
召喚士は唇を噛み、眉間にシワを寄せる。
召喚士「…魔道士さんを必ず守ります!!」
母「!!」
召喚士「……そう言い切って…連れて行きたいんです」
召喚士は拳を緩める。
召喚士「でも、俺にはまだ…そんな力はありません…」
母「……」
召喚士「感情だけで行動して…取り返しの付かない事になったら…」
母「……」
召喚士「あっ、す…すいません…っ!!」
- 719 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:42:41.35 ID:cG2uI8so
召喚士は再び顔を上げ、母を見る。
母「正直な方でいらっしゃるのね…」
召喚士「…臆病なだけです」
母「…魔道士に…声をかけてやって」
召喚士「ありがとうございます…」
母「テラスはその角を曲がって、正面ですわ」
召喚士「……はい」
タッタッタッタッタ…
母「……」
〜テラス〜
魔道士は肘を付き、空を見上げている。
タッタッタ…ガチャッ!!
魔道士「!?」
召喚士「あ、ま…魔道士さん!」
魔道士「召喚士…さん…」
- 720 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:46:28.72 ID:cG2uI8so
召喚士「……ぐっ、偶然ですね!こんなところで!」
魔道士「…?……ふっ、ふふっ…!!」
召喚士「…あ、えっ…は…ははっ!」
魔道士「ここは私の家ですよ?偶然って…!ふふっ!」
召喚士「そ、そうですね…!はははっ!!」
魔道士「ふふっ……ありがとうございます」
召喚士「…あ、いえ」
魔道士「…私、魔道士になりたかったんです」
召喚士「……」
魔道士「小さい頃、父の護衛に付いていた魔道士さん…」
召喚士「…」
魔道士「女一人なのに、バンバン魔法使って…」
召喚士「…はい」
魔道士「カッコ良かったなぁ……」
召喚士「魔道士さん……」
- 721 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:52:34.45 ID:cG2uI8so
魔道士「なんだか、皆さんと旅しててよく思うんです…」
魔道士は手を離し、身体の後ろで組む。
魔道士「私って足手まといだなぁ…って」
召喚士「そんな事っ!!…」
魔道士「皆さん頑張ってるのに…全然魔法も効かなくて…」
召喚士「そんな事……」
魔道士「この前マジシャンさんにも言われたんです…」
召喚士「……」
魔道士「それで帰ってきて…変わるかと思ったけど…」
魔道士はうつむき、テラスを歩く。
魔道士「……結局何も…変わってなかった」
召喚士「でもっ…」
魔道士「だったらもう旅なんか止めて…籠の中に戻ろうかな…」
召喚士「………いいんですか?」
魔道士「知ってます?籠の中の鳥って羽を切られちゃうんですよ…」
召喚士「……っ」
- 722 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 18:56:56.50 ID:cG2uI8so
魔道士「羽ばたいたつもりが…籠の周りをうろうろしてただけなんです…」
召喚士「……違いますよ!」
魔道士「え……っ?」
召喚士「魔道士さんは確かに…籠の中の鳥かもしれない…」
魔道士「……」
召喚士「でも…俺達がっ、魔道士さんの羽なんです!」
魔道士「!!」
召喚士「魔道士さんが…自分で羽ばたけないなら…」
魔道士「……っ」
召喚士「俺達が羽となって、支えるんです!!」
魔道士「召喚士さん……!」
召喚士「今は弱々しい羽かもしれない…!」
魔道士「…そんな」
召喚士「でもいつかきっと…立派な、大きな羽を広げます!」
魔道士「…っ!!」
召喚士「コカトリスのように…っ!!」
- 723 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/22(火) 18:58:00.09 ID:cG2uI8so
↑ウマい事言ったつもりが、全然ウマくなかった件
師匠「バカじゃねーの?がははっ!!」
すいません。帰ります!ノシ
- 729 :パー速民がお送りします [] :2009/12/22(火) 19:12:53.23 ID:ucTGliwo
いや。よかったよ。
チョット抜けてるところが、召喚士っぽいww
- 730 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 19:13:54.63 ID:S8GqYrYo
でも俺がコレを言われたら確実に吹く自信があるwwww
- 731 :パー速民がお送りします [] :2009/12/22(火) 19:14:14.52 ID:lWhO0cDO
召喚士「クリトリスのように!!!!!」
魔導士「えっ」
召喚士「えっ」
- 732 :パー速民がお送りします [] :2009/12/22(火) 19:14:38.59 ID:Vl9LL1o0
クサくて見てて赤面、書き手は発狂してるだろうww
だがそれがいい!
- 733 :パー速民がお送りします [] :2009/12/22(火) 19:14:58.90 ID:vBeoLCgo
召喚士「コカトリスのように…っ!!(キリッ」
- 754 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 23:30:04.50 ID:HAqQQnQo
魔道士「……」
召喚士「……」
魔道士「……ふふっ!」
召喚士「え…?」
魔道士「…ふふふっ!何ですか?それっ?」
召喚士「あ、いやっ…」
魔道士「…ありがとございます…エヘヘ」
召喚士「あ、うん……」
魔道士「私にも…羽があったんですね…」
召喚士「はい。だから誰がダメとかないんです」
魔道士「…はい」
召喚士「俺達は、みんなで一つなんです」
魔道士「みんなで一つ…」
召喚士「はい。四人が揃って…初めて一つなんです」
魔道士「…そっか。……そうなんですね」
- 755 :パー速民がお送りします [] :2009/12/22(火) 23:35:58.05 ID:..6UT9Ao
4Pフラグktkr
- 756 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 23:51:03.31 ID:t.AaWCQo
台無しだよ
- 757 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 23:56:09.35 ID:HAqQQnQo
魔道士は上を向いて背伸びをする。
魔道士「んー…っ!……はぁ!」
召喚士「…?」
魔道士「なんか…スッキリしました」
召喚士「そうですか、良かった…」
魔道士「私…頑張ってみます」
召喚士「はい」
魔道士「いつかは自分の翼で…羽ばたけるって信じて…」
召喚士「…はい。待ってます!」
魔道士「エヘヘッ!」
召喚士「……あのっ」
魔道士「はい?」
召喚士「えっと…その…、結婚は…」
魔道士「…!!」
召喚士「…ど、どうするんですか…?」
- 758 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 23:59:18.44 ID:w3ejakAO
王子「側室で良いなら嫁においでよ」
- 760 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/23(水) 00:00:30.83 ID:nuZbHfwo
おいちょっとカメラ止めろ王子は表に出ろ
- 761 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 00:08:17.53 ID:U/gdp0oo
魔道士「ど…どうしましょうかね…?」
召喚士「まだ…したくないんです…よね?」
魔道士「……はい」
召喚士「……」
魔道士「エリートさんは…悪い人じゃないんです」
召喚士「…」
魔道士「でもなんていうか…」
召喚士「好きな人…が…?」
魔道士「!?」
召喚士「あっ…」
魔道士「………気になります…?」
召喚士「あ、いやっ!…仲間として、ですよっ!」
魔道士「…そうですか」
召喚士「はい…」
魔道士「あっ、あの…っ…」
- 763 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/23(水) 00:18:51.33 ID:.mBNgkDO
エリートよりも凄い存在の朱雀先生だって
証明出来る人物いたのに
サラッと過ぎ去ってしまったな
- 765 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 00:29:56.03 ID:U/gdp0oo
ザッザッザ…
父「まだ…起きていたのか」
召喚士「あっ…すいません…」
魔道士「……」
父「魔道士、早く部屋へ戻りなさい…」
魔道士「……」
魔道士は召喚士のと目が合うが、そのままテラスを後にした。
召喚士「……あの」
父「申し訳ないが、何を話す事はないぞ…」
召喚士「……」
父「あの子は…生まれた時から、他の者とは立場が違うのだ」
召喚士「……はい」
父「それを私は、みすみす無くすわけにはいかないのだ」
召喚士「…はい」
父「君も……父親になれば分かるよ」
- 768 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 00:47:16.47 ID:U/gdp0oo
召喚士「父親……」
父「さ、もういいだろう。失礼するよ」
召喚士「あ、あの…」
父「まだ何か?」
召喚士「あの父さんは…本当に…」
父「何度も言わせるな。どこに自分の娘を死地へ送り出す父親がいる…?」
召喚士「しかしっ、こんな世の中では…どこにいたって…」
父「それでも確立の高い選択をする…それが商人だ」
召喚士「……」
父「…もういいか?」
召喚士「本当に…それだけなんですか…?」
父「しつこいな、君も…」
召喚士「手元に置いておかなくてはいけない理由が…あるんじゃないですか?」
父「……」
召喚士「ま…魔道士さんを利用して……」
- 770 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 01:06:01.52 ID:U/gdp0oo
父「利用…?それは断じてない!」
召喚士「!?」
父「…娘をダシに商売する程、落ちぶれてはおらんよ」
召喚士「失礼致しました…」
父「まぁ、そう見られても仕方ない」
召喚士「いえ…」
父「とにかく…彼女を危険に晒すわけにはいかないのだ」
父はじっと、召喚士を見つめる
父「どうかそれだけは分かってくれ。そして…察してくれ」
召喚士「……はい」
父「…なかなか真っ直ぐな男だな。君は」
召喚士「!?」
父「まぁ、不器用なのかもしれんが。…疲れないか?その生き方で」
召喚士「…選んでしまった道、ですから」
父「そうか……」
父はテラスを後にし、去って行った。
- 771 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/23(水) 01:20:46.26 ID:U/gdp0oo
話が重いせいで一向に進まない…&年賀状…orz
では、ここまでにて!今回も多数のご支援ありがとうございました!
おやすみなさい!ノシ
〜おまけ〜
魔道士「天才さんは何で天才なんですか?」
天才「…愚問だな。それは天才だから天才なのだ!」
盗賊「…?」
天才「天才ゆえに天才…だから天才!はーっはっはっは!」
魔道士「そ、そうなんですねー!ははは…」
魔法剣士「……どあほう」
天才「何だと?この凡人めがっ!」
魔法剣士「……ふー」
天才「あ!コイツ今溜息ついた!ねぇ?溜息だよね?今の!」
マジシャン「………前回に続き、何これ?」
召喚士「さ、さぁ…」
戦士「頭痛てぇ……。帰るわ…」
- 774 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/23(水) 01:28:45.70 ID:RCN8aoSO
王子「たかが商人風情が偉そうに…国を束ねるくらいになってから言え」
乙です
- 791 :パー速民がお送りします [] :2009/12/23(水) 19:17:23.76 ID:2m.vTLo0
しかし王子相変わらず嫌われてるなwww
- 792 :パー速民がお送りします [] :2009/12/23(水) 19:55:55.79 ID:TcO4HsDO
バハムートやベヒーモスと比べるとコカトリスが少し低く見えるな
師匠はほかの先生と対等でいられたのか?
それとももっとほかに切り札があったんだろうか
- 793 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/23(水) 20:02:26.94 ID:cNI10wco
>>792
召喚士の魔翌力が低いから全力を出しきれてないんじゃね?
- 798 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/23(水) 20:40:24.63 ID:U/gdp0oo
ただいまー!ノシ
皆様が待ってるのに休むなどとは失礼千万!
そして王子人気に嫉妬w
>>792
朱雀の上にはフェニックスとかいそうですね
見劣りするのは魔力的なもの+FF的なものだと思います
ご飯食べてすぐ戻ってきます!すいません!
- 800 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 21:33:31.14 ID:U/gdp0oo
召喚士「………ふーっ」
召喚士は夜空に一つ溜息をついた。
〜廊下〜
テクテクテク…
母「……」
父「……何だ?」
母「貴方…彼とお話になられたんでしょ?」
父「……」
母「もう…、あの子の自由に…」
父「…言うな」
母「貴方……」
父「分かっておるだろう?あの子は…」
母「……」
父「私達やあの子だけの問題ではないのだよ…」
父は言葉をつづけようとするが、それを飲み込む。
父「さぁ、もう寝よう…」
- 801 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/23(水) 21:55:48.03 ID:BrvIHtIo
ギシ…ギシ…
- 802 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 21:57:30.15 ID:U/gdp0oo
〜部屋〜
ガチャッ
戦士「…おう」
召喚士「……ただいま」
盗賊「…」
戦士「……どうだった?」
召喚士「一応言いたい事は言えた…かな」
戦士「…そっか」
召喚士「うん……」
召喚士「あとは、当人達の問題だから…」
盗賊「…それで…いいのか?」
戦士「それしかないだろ」
召喚士「うん…」
戦士「俺達は仲間であって、家族じゃねぇんだ」
盗賊「……」
- 804 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 22:00:43.59 ID:U/gdp0oo
戦士「お前は家族じゃなく、仲間を選んだ」
盗賊「……」
戦士「でも、それはそう簡単に出来る事じゃねぇ」
召喚士「…うん」
戦士「おれも家族じゃなく、自分の夢を選んで旅に出た…」
召喚士「……」
戦士「十人十色、人の数だけ人の生き方があるんだよ」
盗賊「……そう…だけど」
召喚士「大丈夫ですよ」
盗賊「…?」
召喚士「魔道士さんは強い人です…」
盗賊「……うん」
召喚士「さぁ、もう休みましょう」
戦士「……あぁ」
盗賊「……」
- 806 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 22:53:56.66 ID:U/gdp0oo
〜次の日〜
三人は荷物をまとめて玄関に立つ。
母「……」
召喚士「それでは、お世話になりました」
母「いえいえ…何もお構いなく」
盗賊「……」
戦士「……おい」
母「あの…あの子は…」
召喚士「分かってます……」
母「…」
召喚士「俺達、今日は港町にいます…」
召喚士は荷物を背負い、背を向ける。
召喚士「明日までに……港を旅立ちます」
母「……分かりましたわ」
三人は魔道士の家を後にした…。
- 807 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/23(水) 23:04:25.03 ID:U/gdp0oo
〜魔道士の部屋〜
コンコン…
魔道士「…?」
母「皆さん…旅立たれたわよ…?」
魔道士「……そう」
母「今日は港にいらっしゃるそうよ…」
魔道士「…うん」
母「……明日には、港を発たれるそうよ」
魔道士は、窓から外を見ている。
母「魔道士ちゃん…」
魔道士「……」
母「……ごめんなさいね」
魔道士「お母様が謝る事ではありませんわ…」
母「……」
魔道士「悪いのは…私ですもの……」
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