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少女「それは儚く消える雪のように」
- 830 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga]
投稿日:2012/03/12(月) 18:33:43.07 ID:Lwpj/Fjf0
『全テノ設定ヲパーンクテンション。
行動指数、レディ。視界確保、レディ。
全武装ノロックヲ解除』
――何だって?
全武装のロックを解除と、機械音声が今言った。
陽月王にはブラックボックスがある。
愛が死んだ際に使った武装などがそれだ。
詳細はエフェッサーは語ろうとしなかったことで、
いくら追求しても分からなかった。
試そうとしたが、雪の起動エネルギーでも
全武装ロックの解除は出来なかったのだ。
それをいともたやすく行った霧のエネルギー。
図抜けすぎている。
- 831 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:34:17.67 ID:Lwpj/Fjf0
「う……動かします」
そこで、命が緊張した声でそう言って、
操縦桿を押した。
陽月王のキャタピラが回転し、鈍重な機械兵器は、
アスファルトの地面を抉りながら市街地に飛び出した。
そしてそのまま、近くのビルに肩から衝突する。
ものすごい音と衝撃がして、まるでレゴブロックの
玩具のようにビルが崩れ落ちた。
一瞬でガレキの山になったそこに、陽月王が膝をつく。
もうもうと立ち込める砂煙の中、霧が怒鳴った。
「何をしてるの! ちゃんと操縦しなさい、G67!」
「ご……ごめんなさい!」
命が半泣きで言って、操縦桿をまた押し込む。
- 832 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:34:48.82 ID:Lwpj/Fjf0
彼女の脳波に感応して、
陽月王は体勢を立て直すと、
今度は低速で前に進み始めた。
既に市民の避難は完了しているようだった。
人気のない街。
停まっている車や信号機を薙ぎ倒しながら、
やっとのことで陽月王は前に進む。
「く……っ、私が操縦できてれば……!」
霧が苦しそうに息をしながら歯噛みする。
命がそこで、小さく叫び声を上げた。
慌てて絆も顔を上げる。
『攻撃が来ます。回避してください!』
- 833 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:35:27.47 ID:Lwpj/Fjf0
渚の声と同時に、何かが飛んでくるのが見えた。
そこで、命の体がビクッ、と動いた。
途端、陽月王のキャタピラが高速で回転し、
それはダンッ、と地面を蹴ると、アスファルトを
砕き散らしながら飛び上がった。
シートに固定されている命が、反射的に「避けよう」と
した行動を、そのまま純粋に陽月王がなぞったのだ。
そのまま陽月王は、補助ブースターを点火させて
バランサーを起動させながら、綺麗に二回連続で宙転した。
その、今まで彼らがいた場所に何かが突き刺さり、
次いで凄まじい爆炎を上げた。
柱型の炎が噴き上がり、雲まで抜ける。
- 834 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:36:02.35 ID:Lwpj/Fjf0
三つ。
命が本能的に避けなければ、死んでいた。
その単純な事実に思わずゾッとする。
命は息を切らして大粒の汗を流しながら、何度も頷いた。
「分かりました! 動かせます。私、戦えます!」
「話してる暇があったら攻撃して!」
霧が怒鳴る。
「ロングレンジのエンクトラル砲を使用します!」
命は、頼りない声を張り上げた。
彼女達には、生まれつき戦闘プログラムがセットされている。
その記憶が鮮明に浮かび上がり、命の脳波を制御する。
- 835 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:36:35.85 ID:Lwpj/Fjf0
陽月王が背負っていたバックパックから、
何段階かに分かれた熱砲が競りあがり、
前面に展開した。
「敵を視認しました!」
命が叫び声のように言う。
顔を上げた絆は、戦慄した。
ニンゲン。
そう見えた。
もうもうと立ち込める熱気と砂煙の向こう側に、
全高二十メートルはあるだろうか。
白いスベスベとした体表の「何か」が、
背中を丸めて立っていた。
- 836 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:37:54.87 ID:Lwpj/Fjf0
四肢があった。
のっぺらぼうの頭があった。
指が五本。
足の指も五本。
ズズ……とその足を持ち上げて、
「それ」はビルを踏み潰しながら前に体を進めた。
踏みつけた部分が、一瞬で塵になって消えた。
足から周囲十メートルほどが、
すり鉢型の塵になって霧散していく。
顔面にあたる場所には、
口の部分にポッカリと穴が開いていた。
そこから見えるのは向こう側ではなく。
「何も」なかった。
- 837 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:38:38.30 ID:Lwpj/Fjf0
虚無だった。
光も何も存在していない。
黒ではない。
虚無だ。
そこが一瞬だけカメラのフラッシュのように光り、
唾のようなものが、陽月王に向かって吹き飛ばされた。
「は……発射します!」
半分泣きながら命が甲高い声を上げる。
途端、陽月王の砲身から、凄まじい量の
「黒い」エネルギーが発射された。
それに当たったビルが、シュッ、と
気の抜けた音を立てて、綺麗に円形に「消滅」する。
- 838 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:39:25.20 ID:Lwpj/Fjf0
――消滅した。
まるで、死星獣のブラックホール粒子のように。
そしてヒトガタ死星獣の発射した唾に
打ち当たると、空中で球形の爆炎を上げた。
また命が陽月王の脚で地面を蹴り、
宙転して死星獣から距離をとる。
目を焼く光。
そして、通信計器の異常。
先ほどから渚の通信が、
ノイズ混じりで全く聞こえない。
それは、周囲にブラックホール粒子が
広がったことを示唆しており。
- 839 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:39:54.46 ID:Lwpj/Fjf0
ブラックホール粒子が広がったということは。
陽月王は、死星獣の攻撃を「防いで」、
そして「破壊した」ということになる。
死星獣の体は、バーリェの生体エネルギーで中和が可能だ。
しかし今回は、中和して消滅させたのではない。
破壊したのだ。
その違いが持つ重要性に絆は気がつき、生唾を飲み込んだ。
「ブラックホール粒子を……発射した……?」
呟く。
相殺したのだ。
敵の発したブラックホール干渉空間と、同じ力で。
- 840 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:40:33.38 ID:Lwpj/Fjf0
そしてビルの不自然な消え方も、
その確信を深めるには十分過ぎるものだった。
陽月王は、死星獣と同じブラックホール粒子を発射した。
霧のエネルギーを。
……それはつまり、彼女のエネルギーは
ブラックホール粒子を含んでいるのと同意義であり。
彼女が、「死星獣の臭いをさせていた」理由でも
あることに、絆は気がついたのだ。
おそらく霧には、雪と絆が破壊した死星獣の体細胞から、
何らかの組織が使われている。
つまり、雪と死星獣の融合体。
それが霧なのだ。
- 841 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:41:08.32 ID:Lwpj/Fjf0
「お前ら……お前ら!」
絆は操縦桿を手で叩いた。
「くそ……! くそ!」
人のやることじゃない。
こんなの、人がやることじゃない。
しかしバーリェ二人は、絆の怒号に反応するより
早く、陽月王の制御と操縦に意識を集中した。
ヒトガタ死星獣が手を伸ばし、周囲を飛び回っていた
トップファイブの戦闘機型AADを無造作に掴む。
バーリェが乗っている。
それをボンッ、と小さく爆炎を立てて握りつぶし、
白い巨人はまた足を踏み出した。
- 842 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:41:46.55 ID:Lwpj/Fjf0
「迫撃戦で一気に勝負をつけるわよ!」
「分かってます!」
命が霧に怒鳴り返し、二度、三度と
ロングレンジ砲を発射する。
また死星獣が唾を吐き、空中で
ブラックホール粒子同士がぶつかって、
大爆発を起こした。
キャタピラを回転させながら陽月王が後退する。
「本部、応答してください!
迫撃戦用のブレードを射出してください!」
霧がマイクに向かって声を張り上げる。
しかし、周囲に充満しているブラックホール粒子の
せいで、通信が阻害されて通じない。
- 843 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:42:30.99 ID:Lwpj/Fjf0
ノイズしか返ってこないことに
歯噛みした霧に、命は
「け、肩部ブレードを展開します!
迫撃ですね! 行ける!」
と怒鳴って、陽月王の肩からブレードを抜き放った。
それは何段階かに競りあがると、
瞬く間に長さ五メートルほどの長大な
ブレードに変化した。
黒い粒子を刃の周りにまとわりつかせながら、
陽月王がヒトガタ死星獣に向かって、
高速でキャタピラを回転させる。
次の瞬間、背負っているブースターのエンジンが点火して、
機械兵器は凄まじい速度で前方に向かって吹き飛んだ。
そのGに耐え切れずに、絆と霧が小さく悲鳴を上げる。
命は、しかし目を妙な色に輝かせながら叫んだ。
- 844 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:43:14.27 ID:Lwpj/Fjf0
「殺せる……! 私は殺せる!
私が、私がやるんだ!
私があの化け物を、殺すんだ!」
訳の分からない叫び声を上げながら、
命が操縦桿を千切らんばかりに強く握り締める。
陽月王が、まさに目にも留まらない
スピードで腕を振り、ヒトガタ死星獣の
足の間を駆け抜けた。
次いで、死星獣の両足が、膝部分から
両断されて爆発した。
ブースターを逆噴射させてその爆炎に飛び込み、
陽月王は、すり鉢型に変化した地面を蹴った。
鈍重な機体が、十数メートルも宙に浮いた。
「あああああああ!」
- 845 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:43:52.71 ID:Lwpj/Fjf0
命が振り絞るような声を上げて、
陽月王のブレードを突き出した。
ヒトガタ死星獣の口の穴にブレードが突き刺さり、
そのままブースターの噴射力で、
陽月王は肩から相手にぶつかった。
凄まじい衝撃が絆達を襲う。
「あは……あはははははは!」
命が笑った。
どこか正気を失った目で、彼女は甲高い声で笑った。
「死ね……! 死ねえええ!」
ドズンッ、と死星獣に馬乗りになった姿勢で
陽月王が着地する。
- 846 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:44:30.94 ID:Lwpj/Fjf0
命は炎を噴き上げている死星獣の口から
ブレードを抜き放つと、相手の体のいたるところに、
ところ構わず突き刺し始めた。
「死ね! 死ね! 死ね! 死ねええ!」
絆が初めて見る、命の感情が爆発した瞬間だった。
圧倒的な恐怖と、一割の狂気。
無理やりに気を失いそうな自分を奮い立たせ、
無理やりに自分を押し殺し、
感情と恐怖の間にせめぎあい。
結果。
命は狂った。
「うわああああああ!」
絶叫して、命は死星獣の首を陽月王の手で掴んだ。
- 847 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:45:14.48 ID:Lwpj/Fjf0
そしてギリギリと締め上げはじめる。
「死ねええええ!」
『ゲゲ………………ゴ………………』
そこで、死星獣が喋った。
それは、締め上げられて出たただの音
だったのかもしれない。
ただ、それは絆の耳に、断末魔の叫び声の
ように聴こえ。
彼は、思わず立ち上がると、
操縦桿を握っている命に覆いかぶさった。
「やめろ! もういいやめろ!」
『ゲ………………ゴ………………』
- 848 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:46:19.07 ID:Lwpj/Fjf0
死星獣の腕が、力を失ってパタリと倒れる。
そしてそれは消えずに。
ただの、物言わぬ躯と化した。
「うわあああ! うあああああ!」
ブンブンと首を振り叫び声を上げている
命を強く抱きしめ、絆は必死に叫んだ。
「やめるんだ! もう死んだよ、怖い奴は死んだ!
お前がやったんだ、大丈夫だ。もう大丈夫だから!
だから……!」
慌てて命を拘束しているバンドを緩めて、彼女を抱き上げる。
命は絆にしがみつくと、
堰が切れたように大声で泣き喚き始めた。
「大丈夫だ命! 帰ろう、帰ろう俺達の家に
……一緒に帰ろう!」
- 849 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:46:50.75 ID:Lwpj/Fjf0
「もうやだ……もうやだよお……やだあ
……私殺しちゃった、殺しちゃったあ……」
命が上ずった声で呟く。
そこで、霧が苦しそうに
「マスター!」
と怒鳴った。
ハッとして絆が顔を上げる。
しかし、命の反応の方が早かった。
彼女の方が、早かった。
命は泣きながら絆を突き飛ばした。
コクピットの中を転がって、絆が倒れる。
- 850 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:47:25.36 ID:Lwpj/Fjf0
その目に、死星獣の死骸から
浮き上がってきた正方体が映った。
――コア。
そう思った時には、もう遅かった。
コアはキュル、と音を立てて針のような形状になると、
何の加速もなく、コクピットめがけて吹き飛んできた。
そして。
コクピットのハッチをやすやすと突き破り、
今まで絆がいた場所を性格に貫いて、陽月王を串刺しにした。
「あ……」
小さく呟く。
命が。
――いなくなっていた。
- 851 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:48:00.54 ID:Lwpj/Fjf0
「マスター! 離れてください!」
霧が絶叫して、陽月王のコクピット側部についていた
スイッチを覆うガラスを叩き割った。
そしてボタンを手で叩きつける。
――緊急回避用の、補助ブースターの点火装置だった。
陽月王の補助ブースターが点火して、
鈍重な機体が後ろに吹き飛んだ。
絆は必死に、今まで命が座っていた席によじ登ると、
地面を転がった陽月王の操縦桿を握った。
そして計器を操作して、機体のバランサーを安定させる。
地面を滑った陽月王のロングレンジ砲を最大出力に上げ、
絆はまたこちらに向けて吹き飛んできたコアに向けて、
霧のエネルギーを放った。
- 852 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:48:32.16 ID:Lwpj/Fjf0
ジュッ、という音がしてコアが消滅する。
次いで。
霧が血を吐いた。
『エネルギーライン不安定。補助電源に切り替えます』
痙攣している霧に、這うように近づいて、
絆は彼女を抱き寄せた。
「霧……?」
「マス……ター。無事ですか……?」
霧がニッコリと微笑む。
絆は微笑み返そうとして失敗し。
動きが止まった陽月王の中で、コクピットを見回した。
- 853 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:49:01.81 ID:Lwpj/Fjf0
半径二メートルほどの範囲で、
円形に陽月王の胸部が消え去っている。
少しでも。
命が絆を突き飛ばすのが少しでも遅れていたら。
死んでいた。
体が震えた。
絆は強く霧を抱きしめて、そして歯を強く噛んだ。
目を、潰れんばかりに閉じ絞る。
バキッ、と音がして奥歯が割れた。
- 854 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:49:28.12 ID:Lwpj/Fjf0
「…………命が……命がぁ……」
情けない声が出た。
霧が、そっと絆の背中に、血に塗れた手を回す。
「死んだ………………」
- 855 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/12(月) 18:50:40.79 ID:Lwpj/Fjf0
お疲れ様でした。
次回の更新に続かせていただきます。
沢山のご感想などありがとうございます!
引き続き、ご意見やご感想、ご質問など
ございましたら、書き込みいただけると嬉しいです。
それでは、今回は失礼します。
- 856 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [sage] 投稿日:2012/03/12(月) 19:02:14.59 ID:kKcj3HrIo
おつつ
霧はこないだの回収した死星獣の破片を使ったのか
- 857 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/12(月) 19:57:48.42 ID:IkulTWzSO
命のあっけない死に方がリアルだな
悲しみよりも虚無感が来るのが凄まじい
- 858 名前:NIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage] 投稿日:2012/03/13(火) 04:16:23.30 ID:2WGfabEio
救いがないな
- 859 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/13(火) 08:13:32.09 ID:x40Pq4SIO
体調は大丈夫かい?
無理せずな〜
- 860 名前:NIPPERがお送りします(大阪府) [sage] 投稿日:2012/03/13(火) 11:58:48.00 ID:BK4GExD0o
乙
すげー面白い
- 861 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/13(火) 19:52:54.87 ID:QIS4O4kK0
こんばんは。
体調は中々安定せずに苦心しています。
明日時間を作って病院に行ってこようと思います。
そのような理由で、あまり大量に更新できませんが、
ご了承ください。
皆様もお風邪など召しませんよう。
それでは、続きが書けましたので投稿させていただきます。
今回の更新分で第三話は終了となります。
お楽しみいただけますと幸いです。
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