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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その23
- 876 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga]
投稿日:2011/01/11(火) 18:22:24.75 ID:c6abfZbho
…
カチャッ
戦士「たっだいまー」
魔道士「おかえりなさい!」
弓使い「ごめんなさいね、私達の問題なのに…」
戦士「気にしないで下さい。俺らが好きで参加するんですから」
剣士「…ありがとう。本当に」
弓使い「もうこんな時間かぁ。お昼にしましょうかっ」
幼女「うんっ!魔道士お姉ちゃん、料理するんでしょ?」
魔道士「そうだねっ!司令さんは帰っちゃったけど…三人で作りましょ!」
幼女「うんっ!」
剣士「それじゃ僕らは……」
戦士「…剣士さん、ちょいといいっすか?」
剣士「…?」
戦士「外、行きません?」
- 877 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 18:23:03.74 ID:c6abfZbho
…
テクテクテク
剣士「…どうしたんだい?」
戦士「一戦、手合わせしませんか?」
剣士「!?……戦士くんとかい?」
戦士「ええ」
剣士「…いいよ、やろう」
戦士「ありがとうございます」
剣士「でも、相手になるかなぁ…」
戦士「……鍛錬してたんですよね?」
剣士「……」
戦士「身体つき見れば分かりますよ」
剣士「…ただじっとはしてられないからね」
戦士「俺も腕を上げたつもりです。胸…お借りします」
剣士「こちらこそ…よろしく!」
- 878 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 18:23:43.38 ID:c6abfZbho
…
ザッ…ジリジリッ
戦士と剣士、両者は剣に模した棒を手に、互いの動きを牽制する。
剣士「……」
戦士「……」
場数や経験では当然ながら、戦士の技量が剣士を遥かに上回る。
戦士(……隙が…みえねぇ)
しかしながら剣士とてかつては数々の場数を踏んできたワーカー。
剣士(…凄い威圧だな。真剣でないとはいえ…これ程か)
両者の『剛と柔』とも言うべき剣術は、勝敗の予断を許さない。
ましてやそれが魔物ではなく、人間同士であるが故にである。
戦士「……っ」
ヒュバッ!!
まず動いたのは戦士。痺れを切らせたわけではなく、様子を伺う為のそれである。
剣士「……っ!」
- 879 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 18:24:43.19 ID:c6abfZbho
チッ!!…ガギギイィ
頭上より振り下ろされる木の棒を剣士は避けもせず、
己の持つ棒を水平に構え、まずは正面より受ける。
剣士「……くっ」
戦士「……避けませんね」
剣士「……初手は様子見…だね」
互いの思惑は隠そうともせずいとも容易く互いに汲み取っていた。
戦士「……次は、いきますよ」
剣士「……ああっ」
命のやりとりでないからか、二人は感情を抑えようともせず、剥き出しの状態。
だからこそ相手がどういった動きで仕掛けてくるのか、それが安易に分かるのだ。
戦士「…っりゃ!」
剣士「……っ!」
戦士の二振り目。一度振り上げた棒を再び振り下ろす。
ヒュオッ!!
- 880 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 18:25:13.36 ID:c6abfZbho
戦士「……っ!?」
ズガアアァァ!!
その一撃は空を切り、棒の先端が地面を抉り取る。
剣士「……甘いっ!」
垂直に振り下ろされた剣を模したそれを、剣士は逆らわず、
例えるならば風に揺れる草のように柔らかく右方へと回避する。
戦士「…ちっ!」
剣士「…はぁっ!」
ブオンッ!!
ガラ空きとなった戦士の腹部に剣士の一撃が放たれる。
…が、戦士もそれをよく避け、両者は間合いをやや遠ざけた。
戦士「…てっきり二撃目も受けるかと思いましたよ」
剣士「受けた後が怖いからね」
戦士「……っ」
剣士の言葉に息を飲む戦士。目の前の男が言うように、
戦士は二撃目の後に力ずくで圧し倒す算段であった。
- 881 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 18:25:42.24 ID:c6abfZbho
戦士(……完全に読まれてるな)
剣士(力では確実に勝てない。かといって…小手先の技術が通用するとは…)
魔物相手であれば考える事もなく、自分自身の力量のみで捻じ伏せるであろうが、
互いに相手を知るが故、どうしても慎重になり思慮へと至る。
戦士(えぇい…。四の五の考えるのは面倒!初動だけ見極める!)
剣士(…来るっ!ここは逆らわず……後の先を取る!)
戦士は一撃を狙いすまし、剣士はそれのカウンターを狙いすます。
どちらも一撃で勝敗が決まる事は分かっていた。
戦士(…あとは…うまく一撃入れられるかだっ!)
タンッ!!
剣士(来た…っ!!……が、これはフェイントか!)
両者の棒が激しく打ちつけられ。その度に鈍い音が周囲にこだまする。
ガゴッ!!…ガギィ…ゴッ!!…ゴッ!!…ガギイィッ!!
およそ十数合。二人は一歩も退く事なく、互いの棒を払いのけては打ち、
打っては迫る棒を払いのけ、またそれを延々と繰り返す。
- 882 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 18:26:10.51 ID:c6abfZbho
戦士「……く…っ、ぬぅ…!」
剣士「……っく!」
戦士は見ていた。目まぐるしく動く剣士の剣撃。
その掴みどころのない動きは手首の返しや柔軟さが成している。
戦士「……」
手首が上がれば棒は下がり、手首が下がれば棒は上がる。
剣筋を見極めるにおいて、戦士の探究心が看破を見い出した。
剣士(……目つきが変わった…!?)
戦士「……」
咄嗟の事であったが、剣士は嫌な予感を拭えず攻撃を中止する。
すかさず距離を取ろうと後方へ退がるその瞬間、
戦士「……しっ!!」
剣士「――!!」
戦士は弾く棒をそのまま返し、前進しつつ振り上げる。
その態勢からは剣士がカウンターを放てないと踏んだのだ。
- 883 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 18:28:06.54 ID:c6abfZbho
ブオォッ!!……ビタァ!!
剣士「……っ」
戦士「……」
剣士の首筋に戦士の棒が触れる。
戦士「……ふーっ」
剣士「……お見事…っ」
戦士「あざっす」
言葉を交わしながらゆっくりと棒を手元へ引き戻す戦士。
同時に深い息をもう一度吐き、それを見た剣士も同様に一息吐く。
剣士「いやぁ、流石だね戦士くん」
戦士「いえ、剣士さんこそ流石っすよ」
剣士「しばらく実戦を離れているからどうにもね……」
戦士「それでその腕前っしょ?…まいっちまうぜ」
剣士「ありがとう、でも今回は完敗だ。参りました!」
戦士と剣士。二人による手合わせの軍配は、ひとまず戦士へと上がった。
- 884 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:03:44.18 ID:c6abfZbho
…
テクテクテクテクテク…カチャッ
魔道士「あっ、どこ行ってたんですかぁ?」
剣士「ごめんごめん。ちょっと…ね」
戦士「ああ。ちょっと…な」
魔道士「…?」
弓使い「もうじき出来るから座ってて〜」
幼女「これでどうかなっ?味見してみて〜」
魔道士「……うんっ、バッチリ!幼女ちゃんやる〜!」
幼女「えっへん!」
弓使い「剣士、これ運んでくれる?」
剣士「よしきた、任せて!」
戦士「……ふっ」
魔道士「ニヤニヤしてないで戦士さんも手伝いましょうよっ!」
戦士「……へいへい」
- 885 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:04:36.03 ID:c6abfZbho
…
戦士…うおっ、美味そうな匂い〜!」
剣士「今日はとびきり豪華だな…。食べきれるかな……」
弓使い「魔道士ちゃんて本当に料理上手なのね〜」
魔道士「えへへー」
戦士「ある意味それだけが取り得だもんなぁ」
魔道士「何ですってーっ!?」
幼女「えへへへっ!」
弓使い「色々教えて貰えて、ほーんと助かったわ。ありがとっ」
魔道士「いえいえ、お気にせずっ!」
弓使い「魔道士ちゃんの、未来の旦那様が羨ましいわねぇ〜」
魔道士「――!?」
戦士「そうですなぁ〜。まぁ、あっちもなかなか……」
魔道士「どっちですかっ!!早く食べますよ!いただきますっ!」
戦士「い、いただきま〜す…」
- 886 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/11(火) 19:05:14.64 ID:27z2jDGJo
そっちに決まってるだろう…
- 887 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:05:22.56 ID:c6abfZbho
カチャカチャッ…
剣士「…うんっ!凄く美味しいよ!」
弓使い「ほんとっ?良かったぁ〜」
幼女「これはどうっ?これね、私が作ったの!」
剣士「玉子焼きかい?どれ、いただきまーす……んー美味しいよ!」
幼女「やったぁ!」
魔道士「良かったね、幼女ちゃん!」
幼女「うんっ!ありがとーお姉ちゃんっ」
戦士「……」
魔道士「戦士さんはさっきから、何ニヤニヤしてるんです?」
戦士「…え?ああー別にー」
魔道士「……もうっ」
戦士「…んぐっ……おかわり!」
魔道士「早っ!!」
剣士「あはははっ!!」
- 888 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:06:13.50 ID:c6abfZbho
…
弓使い「私やるからいいわよ〜」
魔道士「いいからいいから、座ってて下さいっ」
幼女「洗うのくらい私達で出来ますもんねー」
魔道士「ねー」
弓使い「……もう。気を遣わせちゃってごめんね」
戦士「…あー食った」
剣士「いやぁ、美味しかったなぁ」
戦士「ひと運動した後のメシはまた格別ですなぁ」
弓使い「あら、運動してたの?」
剣士「あ、まぁ……」
弓使い「徹夜明けでよくやるわね〜」
剣士「こんな機会でもないと出来ないからね」
戦士「…おうっ」
弓使い「……はぁ」
- 889 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:06:43.59 ID:c6abfZbho
…
弓使い「…そろそろお茶にでもしましょうか!」
魔道士「はいっ!」
幼女「準備準備ーっ!」
魔道士「戦士さんっ、寝っ転がってないで手伝って下さいっ!」
戦士「…へーい」
剣士「あ、いいよ。僕が……」
幼女「二人は座ってるのーっ!」
弓使い「……?」
魔道士「……はい、戦士さん運んで!」
戦士「…でかっ!」
グイッ…テクテクテク…トスッ
剣士「…こ、これって……っ!?」
弓使い「ケーキ!?いつの間に……っ!」
幼女「あのね、さっきね二人で作ったんだよー!」
- 890 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:07:11.14 ID:c6abfZbho
弓使い「――っ!!」
剣士「……」
幼女「ご結婚、おめでとうございまーす!」
魔道士「些細な贈り物ですけど、前祝いですっ!」
戦士「本当におめでとう!」
幼女「戦士お兄ちゃん、何もしてないー」
魔道士「ぶーぶーっ」
戦士「……」
剣士「…ありがとう。すっごく嬉しいよ…!」
弓使い「…ほんとよ、もう…っ。泣かせないでよぉ……」
魔道士「ほら、戦士さん!ティッシュティッシュ!!」
戦士「お、おうっ!」
弓使い「…ふぇ…っ、ふえぇん」
剣士「良かったな、弓使い」
弓使い「……うん、本当にありがとうね…っ」
- 891 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:07:50.44 ID:c6abfZbho
…
弓使い「それじゃあ早速、頂きましょう」
剣士「うん、いただき――」
幼女「待ってぇ!」
剣士「!?」
幼女「…実は、このケーキはとくべつなケーキなのですっ」
魔道士「そうなのですっ」
戦士「…何だよ?」
幼女「10個の苺の中に、一つだけとってもからーい苺がありますっ」
魔道士「そうなのですっ!」
戦士「何をやってんだ…お前らは……」
魔道士「お祝いなのでちょっとゲーム感覚でどうかなと思いまして…」
剣士「そ、それは食べられる辛さ何だよね!?」
戦士「剣士さん必死だな……」
弓使い「この人、辛い物得意じゃないのよ〜」
- 892 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:09:10.10 ID:c6abfZbho
…
剣士「…じゃあ、僕はこれと……これ!!」
弓使い「私は手前の二つでいいわ〜」
戦士「よーし!俺はだなぁ……」
魔道士「はいっ、戦士さん」
戦士「おいぃ!?何で俺だけ決まってるんだよ!?」
魔道士「…え、別に意味はありませんけど?」
戦士「じゃあ選ばせろいっ!!」
幼女「私はこれとこれー!」
魔道士「あ、じゃあ私は余りのこれとこれねっ」
戦士「だから選ばせろってのおぉ!!」
魔道士「それじゃいただきましょうか!」
剣士「い、いただき……ます…っ」
弓使い「いっただきまーす!」
戦士「選ばせて下さいいぃぃ!!」
- 893 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:10:00.93 ID:c6abfZbho
パクッ
剣士「――っ!!あ、美味しい……!」
弓使い「…ほんとっ、フルーツ沢山ね!これ美味しーっ」
魔道士「……ど、どうしよう」
幼女「……うぅ」
戦士「自分達で作っただろ…」
パクッ
戦士「お、普通だった」
魔道士「……っ。あ、大丈夫だ〜!良かった〜」
幼女「私もーっ!」
戦士「……んで、俺のこれ……が」
ゴクリッ
戦士「…えぇい!ここは二人の祝いの為に盛り上げ役として――」
パクッ…モグモグ
戦士「……って、平気だぞ!?」
- 894 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:10:39.11 ID:c6abfZbho
幼女「――!!!!!!」
魔道士「よよ、幼女ちゃんっ!?」
弓使い「水っ!!水ーっ!!」
剣士「幼女ちゃん!ほら、水飲んで!!」
幼女「――!!」
戦士「……自分で食ってりゃ世話ないな…ははっ」
ゴクゴクゴクッ…ゴクッ
幼女「……はああぁぁ」
魔道士「だ、大丈夫!?」
幼女「うん……泣きそうなくらい…辛かった……」
剣士「全く…。無茶しないでくれよっ」
弓使い「本当よ…。何かあったらどうするのっ!」
幼女「……ごめんなさい」
戦士「……へっ」
魔道士「戦士さん、まーたニヤニヤしてぇ。幼女ちゃんカワイそうですよ?」
- 895 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/01/11(火) 19:12:05.25 ID:c6abfZbho
…てか、もう900か。オマケ…どうしようかな…
それでは帰ります!ご支援ありがとうございました!ノシ
- 903 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/12(水) 00:00:41.21 ID:XWw3ZZAvo
剣士と戦士ってかなり実力差あると思ってたけどそうでもないのか
対魔物なら戦士の方が断然強いけどお互いが戦うってなるとそうでもない感じ?
- 904 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:12:36.48 ID:VzbWTDv1o
…
弓使い「…あー楽しかったぁ」
剣士「二人とも、今日は泊まっていくだろう?」
戦士「いや、そこまでは……」
幼女「えぇ〜!?お姉ちゃん帰っちゃうの〜?」
魔道士「……うぅ」
弓使い「せっかくなんだし泊まっていってよ。幼女ちゃんも喜ぶわっ」
幼女「泊まってけー!」
魔道士「……じゃあ」
戦士「お言葉に甘えるとしますか」
弓使い「それじゃお風呂の準備しなきゃね」
幼女「私、掃除してくるーっ」
剣士「じゃあ僕は水汲んでくるよ。ついでに薪も…」
戦士「そういう事なら俺もっ!」
魔道士「じゃあ、私は弓使いさんと夕飯の準備ですねっ!」
- 905 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:13:05.79 ID:VzbWTDv1o
…
戦士「剣士さーん」
剣士「……」
スタスタスタ…
戦士「剣士さん?」
剣士「あ、あぁ。薪持ってきてくれた?」
戦士「…これでいいんすよね?」
剣士「うん、ありがとう。あとは水を……」
戦士「どうかしました?」
剣士「…いや、何でもない」
戦士「……」
剣士「……何だか緊張しちゃってさ」
戦士「…あぁ」
剣士「そりゃ多少は考えていたけど、いざ結婚ってなると…どうしていいか…」
戦士「…いいんじゃないっすか?」
- 906 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:13:47.68 ID:VzbWTDv1o
剣士「……え?」
戦士「剣士さんは剣士さんなんだし、今のままでいいんじゃないっすかね」
剣士「今のまま…か」
戦士「俺も未婚なんで偉そうな事は言えないっすけどね…はははっ」
剣士「…ははっ、ありがとう」
戦士「さ、戻りましょうか」
剣士「うん」
テクテクテク…カチャッ
弓使い「おかえりなさい。先にお風呂入ったら?」
剣士「…そうさせて貰おうか。戦士くん、どうぞ」
戦士「…え、なんか…すいません」
弓使い「遠慮しないでー。自分の家だと思って寛いでよ」
戦士「…はぁ」
幼女「掃除終わったよー!」
剣士「よし、それじゃ沸かすとしようか」
- 907 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:14:31.35 ID:VzbWTDv1o
…
戦士「ふー、いい湯でした!」
剣士「じゃあ僕も入ってこようかな」
幼女「これなにー?」
魔道士「テリーヌっていうの。また今度、作り方教えてあげるねっ」
幼女「やったー!ねぇ、これ美味しいの?」
弓使い「とっても美味しいわよ〜。私も作り方教わっちゃった」
…
剣士「……ただいまー」
弓使い「おかえり。ちょうどこれからご飯よ〜」
幼女「できたーっ!運んで〜」
戦士「はいよー。ここでいいか?」
魔道士「いいですよ。それじゃ食べましょうか!」
幼女「いただきまーす!」
剣士「夕飯も豪華だなぁ…!いただきまーす」
- 908 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:15:12.94 ID:VzbWTDv1o
…
剣士「ご馳走様でした。お腹いっぱいだぁ」
戦士「食った食ったぁ!」
弓使い「ほーんと、魔道士ちゃんのお陰ね!」
魔道士「そんな事ないですよー。えへへっ!」
幼女「……」
弓使い「幼女ちゃん、眠くなっちゃった…?」
幼女「…うん、ご飯食べたら…眠くなっちゃったぁ」
弓使い「それじゃお風呂入って寝ましょうか」
幼女「うん」
弓使い「それじゃ三人で入りましょうかっ。ちょっと狭いかもしれないけど…」
魔道士「いいですねっ!そうしましょーっ」
幼女「うんっ」
剣士「それじゃ僕達は……」
戦士「……皿洗いですな」
- 909 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:16:24.70 ID:VzbWTDv1o
…
カチャッ…テクテクテク
弓使い「なぁに、それ?」
魔道士「洗顔とお肌を引き締めるクリームと……」
弓使い「へぇ、色々あるのねぇ〜」
魔道士「結婚式に向けて弓使いさんも手入れしなきゃですよっ!」
弓使い「そっかぁ…。そうだよね〜」
幼女「わたしもーっ!」
魔道士「それじゃあみんなで使いましょう!」
弓使い「…へーっ、こんなのがあるんだぁ」
魔道士「これは…こうして……」
弓使い「…すっごぉい!へぇ〜!」
魔道士「弓使いさん、本当に何もしてないんですか?…お肌すっごく綺麗ですね〜」
弓使い「そう?ありがと……ふふっ」
魔道士「スベスベして気持ちいい〜っ」
- 910 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:16:57.36 ID:VzbWTDv1o
…
魔道士「あ、そうだ!」
弓使い「…?」
魔道士「明日、みんなで買い物に行きましょうかっ」
幼女「行きたいーっ!」
弓使い「でも、召喚士君達…大丈夫かしら……」
魔道士「あっ、そうかぁ…。それじゃ全員揃ってから……」
弓使い「うんっ、そうしましょ」
幼女「そうしましょー!」
魔道士「ですねっ、えへへ!」
弓使い「…しかし、魔道士ちゃんこそお肌ツルツル〜」
魔道士「ふふっ、くすぐったぁい」
幼女「えいっ!」
魔道士「あっ、やったなぁー!えいっ、えいっ!」
幼女「きゃははっ!」
- 911 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:17:40.70 ID:VzbWTDv1o
…
弓使い「……はぁ、サッパリしたぁ」
魔道士「いいお湯でしたー」
幼女「でしたー!」
剣士「さ、幼女ちゃん。寝ようか」
幼女「うんっ。おやすみなさい」
ペコリ…テトテトテト
弓使い「私も眠くなってきちゃったぁ…」
魔道士「私もです……」
戦士「おう、寝ろ寝ろ」
剣士「僕と剣士くんはもう少し飲んでから寝るとするよ」
弓使い「お酒弱いんだからほどほどにね。おやすみ〜」
魔道士「おやすみなさいっ」
戦士「おやすみー」
五人が和気藹々と過ごす中、召喚士と盗賊の手にはようやく手紙が届いたのであった。
- 912 名前:GEPPERがお送りします [sage saga] 投稿日:2011/01/12(水) 00:27:28.58 ID:VzbWTDv1o
話進まねぇー。次回、ようやく主人公が久々の登場か!?
ご支援ありがとうございました!おやすみなさい!ノシ
>>903
実戦になれば戦士が格段に上ですが、
天下一武道会とかならいい勝負ってところでしょうか…
まぁ剣士の場合、個の武力より統率力に優れているとお見受けします
〜オマケ〜
占い師「結婚?……ふぅん。ふぅーん」
白虎長「結婚…?まぁ、焦ってする事もないわよ…ふふふ…っ」
東方司令「結婚?ボ、ボクは興味ないね!ほ、本当だぞっ!」
南方弓長「結婚ねぇ。まぁ…そのうちいい人でも現れるんじゃない?」
女隊員「結婚スか?自分はまだそんな気ないッスね!」
女剣士「結婚…。女同士でも出来るのか…?え、出来ないの?」
女将「結婚ねぇ…。年も年だし……一人の方が気楽ですわぁ」
南方参謀「結婚?うふふっ、そうねぇ〜誰にしようか迷っちゃうわぁ〜」
盗賊「…えっ!?わ、私も言うの!?む、無理…!無理っ!!」
魔道士「以上、現場からお伝え致しましたっ!」
盗賊「…え!?あ、あの…魔道士さんは……」
テクテクテク…
盗賊「ちょっとぉ!?」
- 913 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/12(水) 00:30:03.79 ID:x7kWiE14o
>>912
おい、一人変なの混ざってんぞ
- 914 名前:GEPPERがお送りします [] 投稿日:2011/01/12(水) 00:33:29.55 ID:XWw3ZZAvo
>>912
やっぱり戦士は強いんだよな
安心した
女侍さんも入れてあげてください
- 919 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/12(水) 06:56:20.42 ID:wp+XmdNDP
>>912
上様・・・・・
- 920 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/12(水) 08:57:10.61 ID:em8izNCIO
王女様…
- 923 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/01/12(水) 12:21:43.77 ID:h3CccmFAO
かわいそうなウィッチちゃん……
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