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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その27
- 289 名前:NIPPERがお送りします [sage saga]
投稿日:2011/04/01(金) 17:48:12.48 ID:oR7oSUJYo
召喚士「今日は大事なお知らせがあります」
魔道士「私達、結婚します!」
召喚士「……えっ?」
魔道士「えっ?」
〜やり直し〜
召喚士「今日は大事なお知らせがあります」
魔道士「はい」
召喚士「これまで2年近く、だらだらと続けさせて頂きましたが……」
魔道士「はい」
召喚士「新年度を向かえ、作者都合により更新が大変厳しくなりました……」
魔道士「はい……」
召喚士「急で大変申し訳ありませんが、今日で……」
魔道士「エイプリルフールですね?」
召喚士「……あ、あの……っ。先に言ったら……」
魔道士「……あっ。……続き……です↓」
- 290 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 17:53:48.73 ID:oR7oSUJYo
…
東方司令「あの時のワーカーが王女であったとは……それはもう驚いたさ」
南方司令「ただの少女ではないと思っていたが……まさか、と言ったところさ」
西方司令「はああぁぁ……っ。わ、私はなんという恐れ多い数々の愚考をああぁぁ」
青龍先生「ひょっひょ。長生きはしてみるもんじゃ。こんな事が起きようとはのぉ」
白虎長「いや、だって……あの、魔道士ちゃんがよ?」
占い師「信じるとか……そんなレベルで図れるものじゃないわよ……っ」
博士「まぁ、予想だに出来るようなものでもないのら。ただ、驚いたのら」
左翼長「全く。まさか、の一言だよ」
参謀「私だって最初に聞いた時は、ただ驚愕するあまりでした」
騎士長「これからどう接していけばいいのか……悩んじまうよなぁ」
大軍師「事実は事実。これを如何に受け止めて受け入れるかが問題なのですよ」
これは後の取材に応じた国軍一同の発言によるものだが、
この時点での混乱は前述の各国における混乱同様、国内においても、
全く予想外の出来事であり、浮き足立っていたのは事実であった。一部を除いて。
- 291 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 17:55:06.26 ID:oR7oSUJYo
〜魔道学校〜
パッカパッカパッカ
学園長「それじゃ、私はこのまま仕事に入るわね」
皇太子「うむ、色々とすまんな」
学園長「来賓室を自由に使って頂戴。孫もそちらへ行くよう伝えておきますから」
魔道士「お孫さんの名前は何と言うのですか?」
学園長「あら、そうよね。ごめんなさい。孫は――」
ドオオォォン
魔道士「!?」
皇太子「何の音だ?」
学園長「学園の反対側のようだけれど……」
魔道士「あ、あれ……っ!!」
声をあげ魔道士が指差す先、建物の一画より黒煙が上がっている。
学園長「……っ!!」
皇太子「何かあったようだな。行くぞ!」
- 292 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 17:55:44.88 ID:oR7oSUJYo
ダッ!!
魔道士「殿下っ!?」
学園長「仕方ないわね。後を追いましょう」
魔道士「はいっ!」
タッタッタッタッタ
皇太子「…………」
タッタッタ
皇太子(……王族だからとか、そんなものは関係ないのだっ。命とは平等なもの!)
ザザッ
皇太子「……」
教頭「こんな所にいらしたのですか……殿下」
皇太子「君は……」
タッタッタッタ…
学園長「教頭!?」
魔道士「教頭先生っ、ご無事で――」
- 293 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 17:58:40.23 ID:oR7oSUJYo
グイッ
魔道士「!?」
皇太子「退がるんだ、どうも……普通ではない」
学園長「この騒ぎは一体、何なのです?」
教頭「……」
現場に急行した3人の前に立ちはだかる教頭。彼は微動だにする事なく、
無表情のまま横へ左手を上げ……魔法を放つ。
キュイイィィ…ドドオオォォンッ!!
学生「――っ!?」
皇太子「しまっ――」
ズガアアァァッ!!
教頭「……!?」
逃げ惑う学生に放たれた教頭の魔法。それを突如現れた魔法の壁が弾いた。
学園長「……私の目の前で、生徒は一人も傷つけさせませんよっ!」
教頭「……ククッ」
- 294 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 18:00:44.07 ID:oR7oSUJYo
魔道士「教頭……先生……!?」
皇太子「……貴様、魔物か」
教頭「いや、人間ですよ。たった今まではね!」
学園長「皆さんっ、早くお逃げなさい!!」
学生「きゃああぁぁ!!」
教頭「実力行使の許可は頂いた……」
ズズッ…ズググッ
魔道士「かっ、身体が変化して……っ!?」
教頭「ようやくだ、ようやく……素晴らしき力を得られるのだ!」
グググッ…ベギィ!!
教頭「魔族化……そして、不死と言う名のなああぁぁーっ!!」
目の前に立つ人間だった男が、徐々に魔物の外見へと変化する。
顔はおぞましい髑髏のように変わり、皮膚は赤みが消え灰色がかる。
教頭「……ブハアアァァ!!」
それは『ワイト』と呼ばれる、アンデッドの魔物であった。
- 295 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 18:04:23.99 ID:oR7oSUJYo
魔道士「う……うぅ……っ」
学園長「……っ」
皇太子「気をつけろ、奴は最早、人間ではない」
学園長「ええ」
教頭「……ここにいる人間は、皆殺しだ」
魔道士「……っ!」
教頭「我らが同胞として、魔王様に忠節を誓うが良いわっ!」
ボコボコボコォッ!!
皇太子「な……っ!?」
教頭「さぁ、喰らうが良いわっ!!」
グール「……グ、ウゥ」
学園長「こ、この数では……っ」
皇太子「くそっ、先に生徒を避難させるぞ!」
ダッ…ズシャッ
皇太子「!?」
- 296 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 18:05:38.72 ID:oR7oSUJYo
教頭「逃がしませんよ……?」
皇太子「貴様の相手は後だ!」
教頭「何を仰います。大将同士、死合いましょうよ……ククッ」
皇太子「……分かった」
カランッ
皇太子「ならば、私の命と引き換えに、生徒らを逃がしてやってくれ」
教頭「……ほぉ」
魔道士「殿下っ!!」
皇太子「君らも早く、生徒を避難させるんだ!」
学園長「何を言っているのっ!貴方は一国の……」
皇太子「そんなものは関係ない!命は皆、平等だ!!」
学園長「……っ」
皇太子「これからの時代を担う若者だその多数が私の命で救えるのなら安いものよ」
魔道士「殿下……」
パチパチパチパチッ
- 297 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 18:07:59.71 ID:oR7oSUJYo
教頭「……さて、茶番劇はもう宜しいかな?」
皇太子「……」
教頭「圧倒的な戦力を持ちながら、貴方一人の命で見逃せなどと……」
スッ
教頭「愚の骨頂にも程があるっ!!」
キュイイィィ
教頭「死になさい」
ドドオオォォォォンッ!!
冷たい空気を纏った氷の魔法により、右腕が吹き飛んだ。
皇太子「……っ!!」
教頭「……貴様……ぁ」
校舎の二階部分より魔法を放った主を睨みつけ、教頭は吹き飛んだ腕を抑える。
水の先生「何をしているっ!早く剣を拾うんだ!!」
皇太子「助かった、すまん!」
水の先生「学園長っ、魔道士!生徒達を安全な場所に!」
- 298 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 18:08:48.03 ID:oR7oSUJYo
学園長「水の先生っ。え、ええ……そうねっ!」
ヒュバッ……スタッ
水の先生「皇太子、いくぞ!」
皇太子「ああ、援護を……頼むぞ!」
教頭「貴様程度の魔力でえぇ!!」
着地と同時に走り出す水の先生と、並走する皇太子。
その前にて悠々と構える教頭は、再生した右腕を突き出し、魔力を高める。
水の先生「1……2……」
教頭「はああぁぁ!!」
皇太子「今だっ!!」
ババッ…ドドオオォォンッ!!
教頭「な……っ!?」
左右に分かれた二人が、白煙の中、教頭の頭上より姿を現した。
水の先生「全力で……叩き込めっ!!」
皇太子「はあぁーっ!!」
- 299 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/01(金) 18:15:48.46 ID:oR7oSUJYo
氷結した皇太子の長剣が教頭の頭部へと振り下ろされる。
ブオッ……ズシャアアァァッ!!
教頭「グ……ギギ……ッ」
鈍い斬撃の音が響くと同時に、教頭の身体がよろめき、体勢を大きく崩す。
水の先生「次っ!!」
皇太子「はぁ!!」
ブンッ…ガギイイィィッ!!
水の先生「まだまだぁ!!」
皇太子「あぁっ!!」
ビュオッ……ガギギイィッ!!
皇太子「今の内に行けっ!!」
魔道士「……で、でもっ」
学園長「今は二人を信じましょっ。そう簡単にやられたりしないわっ」
魔道士「……っ」
タッタッタッタッタ
- 313 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/02(土) 23:51:39.98 ID:Q+fQRRwGo
教頭「……」
水の先生「さぁて、どうする?」
教頭「たった二人で……やり合おうというのかね?」
水の先生「ああ。俺らで十分だわな、皇太子!」
皇太子「ああ、そうだな」
教頭「――っ!!」
ドゴオオォォンッ!!
教頭「なめるなよ!貴様等如きに……」
キュイイィィ…
教頭「やられるとでもぉ、思うてかぁ!!」
水の先生「来るぞっ、かわせ!!」
皇太子「分かっているっ!!」
ババッ
逆上する教頭の両腕から、黒光りを帯びた雷撃が周囲へ落ちる。
教頭「貴様等に魔族化など不要つ、灰にしてくれるわぁ!!」
- 314 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/02(土) 23:52:15.63 ID:Q+fQRRwGo
ダダッ…ザザザザッ
皇太子「望むところよっ、毛頭……魔族化など望んでおらん!」
水の先生「ああ、その通りだ!!」
教頭「後悔させてくれるわああぁぁ!!」
ドドンッ…ドドンッ…ドドオオォォンッ!!
水の先生(……そうは言っても、俺も皇太子も……っ)
チラッ
皇太子「……ちっ!」
ババッ…スタッ…タタタッ
水の先生「かわすのがやっとか……」
教頭「チョコマカと逃げ回りおってぇ……!!」
皇太子「水のっ!!余計な事は考えるな……っ!!」
水の先生「!?」
皇太子「我らの役目は……生徒らを無事、避難させる事であろうっ」
水の先生「……ああっ、そうだな!」
- 315 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/02(土) 23:52:47.79 ID:Q+fQRRwGo
教頭「クッハハハハ!!」
水の先生「……?」
教頭「そう易々と……逃がすわけがなかろうがっ!!」
水の先生「忘れたのか?」
教頭「あぁ?」
水の先生「校内は結界石で守られている。魔物の侵入は不可能だ!」
教頭「……私がここで、どれ程の時間を過ごしたと思うておるかぁ!!」
グアッ
教頭「そんな事は百も承知!!だからこそ……」
皇太子「!?」
教頭「グールを使ったのだ!!校内へ辿り着く前に……殺す!!」
水の先生「どういう事……」
教頭「グールをただの人形だと思うなという事だぁ!!」
叫びと同時に教頭は頭上に両手を広げ、構える。同時に足元より、
再び複数体のグールが土の中より姿を現した。
- 316 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/02(土) 23:53:13.43 ID:Q+fQRRwGo
ズググッ…ドシャアァ
水の先生「またか……っ」
教頭「クックククク!!」
皇太子「……」
教頭「こやつらの身に着けている物に見覚えはないかね?」
水の先生「……?」
皇太子「馬鹿なっ!?あ、あれは……っ」
教頭「そう。国軍……魔道兵のものよっ!!」
水の先生「――っ!?」
教頭「つまりこやつ等は、アンデッドでありながら魔法も会得しているという事っ!」
水の先生「まずいっ!!学園長――」
教頭「おっと、逃がしはせん……。貴様等もグールの餌食となるがいいっ!!」
皇太子「こう囲まれては脱出は困難。ひとまずは……」
水の先生「やるしかないか……。しかしこの数、何とかなるものか……っ」
教頭「さぁ、死ぬがいいっ!!」
- 317 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/02(土) 23:53:39.90 ID:Q+fQRRwGo
…
タッタッタッタッタ
魔道士「っ!!」
学生「うっ、うわああぁぁ!!」
グール「グガアアァァーッ」
魔道士「やあぁーっ!!」
ドドオオォォンッ!!…ゴアオオォォッ!!
グール「ギイアアァァーッ!!」
魔道士「早く逃げて!!」
学生「あ、あああ……っ」
学園長「校内へお逃げなさい」
学生「……っ」
ガバッ…タッタッタッタッタ
学園長「それにしても……凄い炎ね」
魔道士「あれから……頑張りましたから」
- 318 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/02(土) 23:54:52.20 ID:Q+fQRRwGo
学園長「……」
魔道士「ここで食い止めましょうっ!」
学園長「そうね」
魔道士「さぁ、かかってきなさい!」
グール「……グウゥ」
魔道士の威圧に気圧されたのか、グール達の動きが突如止まった。
グール「……グギィ」
魔道士「……?」
学園長「魔道士さんっ、退がって!!」
魔道士「え……っ!?」
キュイイイィィ…
魔道士「魔法っ!?」
グール「グ……ウガアアァァ!!」
ドドオオォォンッ!!
魔道士「きゃあぁーっ!!」
- 319 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/03(日) 01:33:41.48 ID:lymar0u0o
学園長「まずいっ!!」
ダッ
グールの群れが放つ雷の魔法。それは魔道士と学園長の頭上を飛び越え、
校内へと走る生徒らの元へと撃ち放たれる。
魔道士「あぁ――」
学園長「……まだよっ!!」
キュイイィィ
学園長「はあぁ……っ!!」
煌く学園長の両掌から白光を帯びた無数の線が飛び交う。
それはグール達の放った魔法より、更に早い速度で生徒らの元へと迸り、
巨大な円を描き、あたかも盾のような形状と化した。
グール「――ッ!?」
バキイイィィッ!!…ドドオオォォォォンッ
魔道士「あれは……魔法結界!?」
学園長「……ふぅ、間に合ったわね」
- 320 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/03(日) 01:37:44.81 ID:lymar0u0o
グール「グウゥーッ!!」
学園長「はぁっ!!」
ドドオオォォンッ!!
グールらと学園長の魔法の攻防が続く。
学園長「……っ」
本国でも魔法力は随一と謳われた学園長ではあるが、
やはり高齢か、徐々に魔力の限界が近づき始める。
魔道士「学園長……っ!!」
学園長「生徒は……避難した……っ?」
魔道士「あ、あと少しで……」
学園長「もう……っ、頑張ってよ……私の魔力っ!」
グール「グガガカアァ!!」
学園長に比べればさほど強くはないグールらの魔法。
しかしながらそこは元国軍の魔道兵と言ったところか。数で増している彼らは、
単身、懸命に結界をはる学園長へ非情とも言える猛威をもって攻撃を仕掛け続ける。
- 321 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/03(日) 01:40:27.28 ID:lymar0u0o
学園長「くう……ぅ!」
魔道士「……学園長っ!」
ダッ
魔道士はたまらず、学園長の援護へと走った。
学園長「駄目よっ、生徒の身を守って!!」
魔道士「でも……っ」
学園長「いいからっ!!」
その時、グールらの一部が雷から新たな魔法へと手段を替える。
グール「ギキィ!!」
キュイイィィ…ドドオオォォンッ!!
魔道士「きゃっ!!」
地面が隆起し、多数の幹や枝が魔道士と学園長を取り囲む。
学園長「しまった……っ!身動きが!!」
魔道士「学園長っ、上から……っ」
グール「キャハアアァァ!!」
- 322 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/03(日) 01:44:10.58 ID:lymar0u0o
魔道士「させないっ!!」
ドドオオォォンッ!!…ゴアオオオォォ!!
学園長「早くこの……木を何とかしないとっ」
魔道士「私が……っ」
学園長「魔道士さんっ、後ろ!!」
魔道士「!?」
ドドオオォォンッ
魔道士「集中できない……っ」
学園長「こちらも……結界で精一杯……」
次々と迫る魔法を跳ね除ける。それだけでも高等な技術と言えようこの中で、
身動きを封じるように囲まれた土行のそれを打破する事は困難であった。
魔道士「何とか……方法を……っ」
学園長(結界を一度解除すれば、生徒らに危険が及ぶ……。どうすれば……」
その時、木の枝の一画から火の手が突如上がり始めた。
魔道士え……っ!?」
- 323 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/03(日) 01:46:42.43 ID:lymar0u0o
ゴアオオオォォ!!
魔道士「っ!!」
学園長「敵!?違う……っ、これは……」
ザザッ
火の先生「学生は皆、校内へ入りましたぞ!」
魔道士「火の先生!!」
学園長「魔道士さん、先に脱出してっ」
魔道士「は、はいっ!」
ガバッ…タッタッタ
火の先生「魔道士っ、大丈夫か!?」
魔道士「助かりました!でも、まだ学園長が……っ」
火の先生「なぁに、任せておけ!お主は殿下と水の援護へ戻れ!」
魔道士「!?」
火の先生「生徒が避難した今、ここはワシと学園長で十分防げる!」
魔道士「……わ、分かりました!」
- 324 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/04/03(日) 01:49:38.29 ID:lymar0u0o
ダッ
火の先生「5分……いやぅt、3分凌げ!」
魔道士「……?」
火の先生「奴がすぐに駆けつける!それまで……」
魔道士「奴……?」
学園長「……孫よ」
魔道士「!!」
学園長「……全く、あの子はいっつも遅刻なんだから」
魔道士「分かりました……やってみます!」
タッタッタッタッタ
火の先生「さぁ学園長!このまま一気に片付けますぞぉ!!」
学園長「ええっ。魔道学校の力……見せてやりましょう」
火の先生「そぉら、かかってくるがいい!!」
学園長「手加減は……しないわよっ」
グール「グガガァーッ!!」
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