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少年剣士「冒険学校に入学します!」
100 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:12:51 ID:4EB/UIGE
  
少年武道家「なんだありゃ・・でけええ!」

少女僧侶「また・・襲われるんですか・・」ウルッ

幼馴染「キング・・ゴブリン・・」ヘナッ

少年剣士「くっ」チャキ


ゴブリン1「キサマラ・・カクゴシロヨ・・」

劣等魔法使い「お・・おれは逃げる!」

見習剣士「やってられるか!逃げる!」

キングゴブリン「ニガスカ・・・」スッ

カッ・・・バリバリ・・
ドゴォォォン・・

見習剣士「ひっ・・み、道が・・」

幼馴染「今のは・・中雷激魔法・・」

二流僧侶「これは・・まずいね・・」


101 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:13:23 ID:4EB/UIGE
 
ゴブリン1「ウヒラヒラヒラ!ゼンインコロシテヤル!」

キングゴブリン「コロス・・」

少年剣士「戦うしか・・」ググッ

少年武道家「おれも行くぜ」スッ

二流僧侶「いくしかないだろう」スッ

少年武道家「少年剣士と俺と、二流僧侶か・・悪くない」

劣等魔法使い「う・・うう・・」
         「お、おれも・・・やってやる!」

少年剣士「えっ、で・・でも・・」

劣等魔法使い「逃げることができないなら・・」
         「抵抗くらい・・してやる!!」

少年武道家「・・・!」
        「へへっ・・上等」
        「これでワンパーティってわけだ」ニコッ

見習剣士「・・・勝手に死にやがれ・・バカが・・」


102 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:14:29 ID:4EB/UIGE
 
少年剣士「じゃあ・・行くよ!」
 
二流僧侶「よし・・回復魔法!攻撃増大魔法!」ピカッ

劣等魔法使い「抵抗魔法!」ピカッ
         「これで少しは魔法耐性もついた・・はず!」

少年剣士「よし!」


・・ダダダダッ


キングゴブリン「フン・・ニンゲイフゼイガ!」スッ


カッ・・バリバリバリ!


少年剣士「うわあっ・・!」
      「あれ・・・?大丈夫だ・・・」

劣等魔法使い「よ、よし!」


103 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:15:14 ID:4EB/UIGE
 
 
少年剣士「いける!」

ゴブリン1「ヤラセルカ!」ブンッ

少年武道家「ジャマだコラァ!」バキッ

ゴブリン1「グアッ!」

少年剣士「食らえ!キングゴブリン!おりゃああ!」

スパッ!
ガキィン・・・!!!

少年剣士「当たった!」
      「・・・!な、何!?」

キングゴブリン「ニンゲン・・」ニタ
         「ナゼ、オレガキングトヨバレルカシッテイルカ?」

少年剣士「け、剣が抜けない・・!」

キングゴブリン「・・ツヨイカラダ」スッ

少年武道家「あぶねえ!少年剣士!!」ゲシッ!


104 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:16:25 ID:4EB/UIGE


 
少年剣士「うわっ・・・!」ドシャッ

バリバリバリ!!!

少年武道家「うああああ!!!」パリ・・ドサッ

少年剣士「・・・!」
      「少年武道家!」

二流僧侶「まずい!いくら抵抗があってもあの距離では!」

劣等魔法使い「火炎魔法!」ボウッ

キングゴブリン「コザカシイ!」フゥッ
         「ガイヤハダマッテイロ!」スッ

カッ・・・バリバリバリ!!

劣等魔法使い「みえな・・」ズバァン!!

二流僧侶「劣等魔法使い!!か、回復魔法!」ピカッ


105 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:17:19 ID:4EB/UIGE
 
少年剣士「くっ・・・小斬!」ザクッ

キングゴブリン「キカヌ!」バキィ

少年剣士「うわあっ!」ドサッ

二流僧侶「くそ・・まずい・・敵が強すぎる・・」

劣等魔法使い「すまねえ・・力になれない・・」

少年剣士「どうすればいい・・どうすれば・・」

少年武道家「ぐ・・がはっ・・」

キングゴブリン「ネテイロ」
 
少年武道家「ぐあっ!」

少年剣士「少年武道家!くっ・・・そ・・・」ギリッ


106 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:18:04 ID:4EB/UIGE
 
少年武道家「ごほっ・・・情けねえ・・」

劣等魔法使い「・・・・二流僧侶・・・頼みがある」

二流僧侶「何・・?」
 
 
少年剣士「・・・・」チャキッ

キングゴブリン「マダハムカウカ?オトナシクコロサレロ」

少年剣士「だ・・誰が・・・」

キングゴブリン「ナラバ・・・!トモノシカラゼツボウヲミルガヨイ!」スッ

少年剣士「少年武道家ァァ!!」


107 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:19:03 ID:4EB/UIGE
 
劣等魔法使い「うわああああ!!」ダダダダ

キングゴブリン「ナニッ?」

少年剣士「劣等魔法使い!?」

劣等魔法使い「火炎魔法!火炎魔法!火炎魔法!」ボッ・・ボッ・・

キングゴブリン「ジャマダ!」バリバリッ!
         「・・・ナニ!?」カキン!


劣等魔法使い「この距離なら抵抗が効く!火炎魔法ぅ!!」ボッ!

キングゴブリン「グヌ・・コザカシイ!」

二流僧侶「おい、少年剣士!こっちだ!」

少年剣士「二流僧侶!いつの間に!」

二流僧侶「あいつの案だ!早く少年武道家をこっちに!回復させる!」


108 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:19:55 ID:4EB/UIGE
 
少年武道家「ごほっ・・・」

二流僧侶「回復魔法!」ピカッ

少年武道家「ふっ・・ふう・・ふう・・・」

少年剣士「大丈夫・・?」

少年武道家「さ、サンキューな・・・」
        「だけど・・復帰は無理そうだな・・」ブラン

少年剣士「腕が・・・」

少年武道家「っち・・折れてやがる・・」

二流僧侶「く・・・・!」
      「そ、そうだ、劣等魔法使いは!?」


109 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:20:35 ID:4EB/UIGE
 
劣等魔法使い「・・・・」ダラン

キングゴブリン「ムダニハムカウカラダ・・・シネ・・・」スッ

少年剣士「やばい!」チャキ
      「うおおおあああああ!!!」

二流僧侶「首だ!首を狙うんだ!」
      「攻撃増大魔法・・・!!!」

少年剣士「うわあああ!!!」ブンッ

キングゴブリン「ン・・・?ソンナショウザンナド、オレニキクカ!」ググッ

少年剣士(皆を守る力を・・・!!)グググッ

キングゴブリン「チガウ・・!ショウザンデハナイ・・・!グッ・・・」ブシャッ

二流僧侶「首に切り込んだ!」

少年剣士「うああああ!!」グググッ

キングゴブリン「グヌ・・!」

二流僧侶「だめだ・・力が足りない!」


110 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:21:08 ID:4EB/UIGE
  
少年武道家「・・主役は俺かなって思ったんだけどな・・」

二流僧侶「ま、待て・・何をするつもりだ!」
      「その腕が使いものにならなくなったら・・・」

少年武道家「皆を守れるなら・・腕くらい・・・!」ダダダッ

少年剣士「も・・もうダメだ・・・!」ブルブル

キングゴブリン「コ・・コゾウガ・・!」ブルブル・・プシャッ


少年剣士「皆・・ごめ・・・ん・・・」パキ・・
      「・・・!?」グググッ

少年武道家「遅れながら参上だ!」バキッ・・ビシッ・・

少年剣士「で、でも腕が!」

少年武道家「うるせえ!いくぞ!うらああああ!」バキバキッ!


111 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:22:56 ID:4EB/UIGE
  
キングゴブリン「グ・・・フカク・・・!」
         「コ・・・コンナガキドモニ・・・・!」ブルブル


ズバッ・・・!
ドン!!ゴロ・・・ゴロゴロゴロ・・
ドシャア・・・

二流僧侶「や・・やった・・・」

少年剣士「はぁっ・・!はあ・・はあ・・」

少年武道家「いつつ・・やったな・・!」

二流僧侶「凄いぜ・・お前ら・・・」
      「はっ・・・劣等魔法使い!」


112 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:23:40 ID:4EB/UIGE
 
劣等魔法使い「・・・・」

二流僧侶「火傷がひどい・・電流を長く浴びたせいか・・・」

少年武道家「だ、大丈夫なのか・・・?」
        「そ、そうだ・・!少女僧侶!!」

少女僧侶「は、はい!今いきます!」タッタッタ

少年剣士「く・・・」

幼馴染「少年剣士!大丈夫!?」

少年剣士「なんとか・・ね。し・・少年武道家・・腕は・・?」

少年武道家「・・・お」
       「おうよ!大丈夫だ!」
       (かっこつけすぎたかな・・・痛みが治まらねえ・・)ズキズキ


113 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:32:37 ID:4EB/UIGE
  
少女僧侶「回復魔法!異常治癒魔法!」パァッパァッ

劣等魔法使い「・・・・」

二流僧侶「回復魔法!」パァッ

少女僧侶「ど、どうしましょう・・・眼が覚めません!」

二流僧侶「く・・回復量が少なすぎるんだ・・このままじゃ・・・」

見習剣士「・・・」

少年武道家「ぐ・・劣等魔法使い・・眼ぇ覚ませ!!」

少女僧侶「私にもっと力があったら・・・」


114 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/12(水) 18:33:27 ID:4EB/UIGE
 
見習剣士「・・・ッチ・・」ポイッ

ドサ

二流僧侶「見習剣士?」

見習剣士「黄金草のポーションだ」
      「回復効果も・・治癒効果もある・・まだ効く・・だろ」

二流僧侶「黄金草の・・!?なんでお前がこんなもの!」

見習剣士「俺の家は金持ちなの。ここで人死ぬのは見たくねーの」
      「わかったらサッサと使え・・うぜえ」

二流僧侶「ありがたい・・劣等魔法使い!」
      「これで・・助かるぞ・・・」

少女僧侶「ありがとうございます!見習剣士さん・・!」グスッ

見習剣士「・・・ッチ」

少年剣士「見習剣士・・・」


・・・・・
・・・・・・・・・


115 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/06/12(水) 20:35:48 ID:wytxPP2I
おつおつ


116 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:14:03 ID:yguFnTkc
>>115 おつありです(ノ・ω・)ノ


117 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:15:12 ID:yguFnTkc
 
――――1時間後

先生「大丈夫ですかー!?」

戦士先生「大丈夫かお前ら!」

僧侶先生「助けにきましたのです!」


少女僧侶「ふえ・・今度こそ助かりました・・・」

先生「けが人はいますかー!?」

戦士先生「うっ・・これは・・」

先生「キングゴブリン・・・」

幼馴染「せ・・先生・・!それより・・
     劣等魔法使いと・・少年武道家が・・」


118 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:16:10 ID:yguFnTkc
  
・・・・・・・

僧侶先生「見せてくださいです・・・」スッ

劣等魔法使い「・・・」

僧侶先生「眠っているだけです・・動機も安定しているです・・」
      「こちらは問題ありませんですね・・」

二流僧侶「お前の黄金ポーションが役立ったよ、サンキューな」ガシッ

見習剣士「うるせえ・・」


僧侶先生「・・・それより・・少年武道家くんです・・」

少年武道家「・・・?」
        「な、何するつもりだ!」

僧侶先生「見てすぐわかるです・・それっ」ビリビリ

全員「・・・!」


119 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:16:51 ID:yguFnTkc
 
少年剣士「腕が・・・腫れて・・だ、大丈夫なんですかこれ!」

僧侶先生「・・・」
      「とにかく今は腕の痛みだけは治めますです」
      「治癒魔法!」パアッ

少年武道家「・・・」

僧侶先生「・・痛みをなくしただけです」
      「到着に時間がかかりすぎたです・・」
      「急いで戻って治しましょうです!」

魔法剣士「ごめん・・・遅く・・なった」

二流僧侶「大丈夫だったか魔法剣士!」

魔法剣士「・・うん」

二流僧侶「そうか・・良かった」

戦士先生「それで・・このキングゴブリンは誰が倒したんだい・・?」


120 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:17:33 ID:yguFnTkc
 
幼馴染「・・少年剣士です」

少年剣士「ち、違うだろ・・。皆のおかげです」

少年武道家「結局最後の一撃はお前が決めてるんだぜ?」
        「俺達から見たらお前は俺たちの英雄だ」

戦士先生「このゴブリンの首を切り落とした技・・・、
      「これは明らかに小斬のものじゃない・・」

少年剣士「え、で・・でも」

二流僧侶「少年剣士が最後にやったのは"大斬"です」

戦士先生「大斬!?」
      (まだこんな少年が・・?)

少年剣士「そんなわけないですよ・・はは・・」

二流僧侶「確かに威力はまだ本来の大斬には劣っていました」
      「ですが、キングゴブリンの首を刈り取るのは大斬クラスでないと・・」

戦士先生「ふむ・・・」
      「まあ・・、とにかく今は怪我人と脱出が最優先だ」
      「元気な子は手伝ってくれ!」


121 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:18:03 ID:yguFnTkc
 
・・・・・・・・
―――――――3時間後・学校の一室

少年剣士「あーーーーー疲れたァァ!!」

幼馴染「お疲れ様・・少年剣士」

少女僧侶「お疲れ様です♪」

少年剣士「大丈夫かな・・少年武道家・・」

幼馴染「大丈夫でしょ・・大丈夫よ」ギリッ

少年剣士「医務室に連れてかれてからしばらくたつけど・・・」

少女僧侶「大丈夫と・・信じます・・・」


122 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:18:47 ID:yguFnTkc

 
ガチャッ
キィーーー・・・バタン!


少年剣士「あっ・・・お帰りなさい!」

少年武道家「おう!」
        「腕はこのとおり固定されてるけどな」ハハ

幼馴染「・・・大丈夫だったの?」

少年武道家「いやー、骨がボロボロらしくて・・複雑骨折?ってやつらしい」
        「それだけで後は大丈夫だってさ!」

少女僧侶「良かったです・・」

少年武道家「あ、そういや少年剣士のこと、戦士先生が呼んでたぜ」

少年剣士「何の用だろう・・・いってくるね」

少年武道家「おう、俺らはここにいるぜ」

幼馴染「いってらっしゃい」


123 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:19:20 ID:yguFnTkc
 
キィ・・・・バタン!
 
 
少年武道家「・・・・」

幼馴染「で?」

少年武道家「え?」

幼馴染「本当はどうなの?本当のこと話なさいよ」

少年武道家「だから大丈夫だって・・」

幼馴染「ハァ・・そんな薄ら笑いっていうか・・・、
     青い顔で大丈夫、なんて言われても説得力ないわよ」

少女僧侶「・・・」

少年武道家「・・・顔に出てたか・・」ハァ

幼馴染「少年剣士は気づかなかったみたいだけどね・・」


124 名前: ◆HhIFXGIog2 [sage] 投稿日:2013/06/13(木) 01:19:54 ID:yguFnTkc
今日の投下はこれで終了です(。・ω・)ノ
おやすみなさいー


126 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2013/06/13(木) 04:17:29 ID:6DJQyEUI
(。・ω・)ノ乙



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