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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
582 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/07(土) 12:52:42.55 ID:0P3Ra76o
〜修行2日目〜

師匠「さて、今日はさらにシンドイぞ!」

召喚士「はい」

魔導士「頑張ります!」

戦士「さぁ、行くとすっか!」

盗賊「…うむ」

師匠「お前ら、焦りは禁物だぞ」

戦士「分かってます。二度とヘタはうちませんよ!」

師匠「とりあえずそうだな、地図番号…4あたりから挑んでいけ」

盗賊「…了解」

師匠「んで、魔導士ちゃんとペニーは…」

召喚士「……」

師匠「昨日の続きをやっていくワケだが…」

魔導士「はいっ」

師匠「レベルは更に高い!気を引き締めていけよ」

召喚士「おしっ!んじゃ始めるぞ!」

戦士「おうっ!」

魔導士「おーっ!!」

盗賊「…オーッ」


585 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/07(土) 12:55:13.00 ID:0P3Ra76o


師匠「さて…魔導士ちゃん」

魔導士「はい!」

師匠「今日も2行融合の練習から始めよう」

魔導士「はいっ!お願いします!」

師匠「ペニー、オメーも魔翌力増幅させながら見てろよ?」

召喚士「…分かりました」

師匠「さて・・・今日は氷と雷の魔法を融合してみよう」

魔導士「おおぉー!!」

師匠「右手に雷、左手に氷の詠唱を!…小さめでいいぞ」

魔導士「は、はいっ!いきますっ!」

シュイィィン

魔導士「詠唱完了!撃ちます!」

召喚(……あれ?)

ドンッ!!ピキィィン!!ガガアァッン!!

召喚士「うわっ…!あ、あぶっ…うおっ!」

師匠「ガハハッ!よっ!…すげぇ!!」


586 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 12:56:54.74 ID:QGEbLIoo
また翌が入ってるぜー



587 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 12:58:17.35 ID:E3vLPbAo
この際脳内sagaでいこう


588 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/11/07(土) 12:58:33.66 ID:0P3Ra76o
魔導士「す、すいません!大丈夫ですかっ?」

召喚士「あ、はいっ…お見事ですね!」

師匠「ちょっとまだ標的から乱れちゃいるが…」

魔導士「…すいません」

師匠「いやっ!融合成功だけで上出来だ!」

魔導士「ありがとうございます!」

召喚士「それに…詠唱時間がかなり短かったような…?」

魔導士「あまり魔力込めてないからじゃないですか?」

召喚士「それもありますけど…」

師匠「この短期間で濃密な経験したんだろ?」

召喚士「ええ」

師匠「そういう時は飛躍的に成長するモンだ」

魔導士「確かに…必死でしたもんね…」

召喚士「……ええ」

師匠「今のは氷の雷…う〜ん…」

召喚士「…ど、どうしたんですか?」


589 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 13:02:08.31 ID:0P3Ra76o
師匠「いやな、必殺技なんだから名前がないと…」

召喚士「はい!?…あ、そ…そうです…か」

魔導士「必殺技かぁ!いいですねー!エヘヘ!」

師匠「ま、いいや…本チャンまでにかっこいい考えときな」

魔導士「はいっ!かっこいいの考えておきます!」

召喚士「名前なんて…いるんですか?」

師匠「あ?気持ちの問題だよ。それにお前らのためにもだ」

召喚士「…は、はぁ」

師匠「例えばお前、毎度毎度召喚獣の名前叫ぶよな?」

召喚士「あっ!そ…そういえば…」

師匠「そこで仲間には、お前が何の召喚獣を呼ぶか一瞬で伝わる」

召喚士「…次の行動が…取り易くなる…?」

師匠「そういう事。まぁ、てめぇの場合は3体…あ、昨日で4体か」

召喚士「…はい」

師匠「戦闘中なんてコカちゃん一択だから必要ないけどな。ガハハ!」

召喚士「……」

師匠「でもな、この先数持った時に…その刹那が左右する事もある」

召喚士「…はい。確かに」

師匠「そういう気休めの保険も掛けとけって事だよ」

魔導士「ただ必殺技を叫ぶのも…なかなか深いんですねー」

師匠「だな。さぁ、続きといこうかね」


590 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 13:03:01.80 ID:QGEbLIoo
エターナルフォースブリザード!


596 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 13:31:31.83 ID:6xTYlkDO
エターナルフォースブリザード人気すぎワロタ


597 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/07(土) 13:42:14.02 ID:0P3Ra76o


戦士「次は…地図番号7。昨日はここまでだったな」

盗賊「……」

戦士「今日は…サーペント出るかね」

盗賊「…次は…必ず」

ザッザッザ…

戦士「ありゃ…出なかったな」

盗賊「…だな」

戦士「恐れをなして逃げちゃったか?ハハハッ!」

盗賊「……」



戦士「次が地図番号10。今日は魔物少ないな?」

盗賊「…うむ」

戦士「7以降…一匹も魔物と遭遇してねぇな」

盗賊「…うむ…だから」

戦士「警戒しろって事だろ?分かってるよ」

テクテクテク…

盗賊「…!?」

戦士「…何か…つけられてるな」

盗賊「…あぁ」


599 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/07(土) 13:44:25.87 ID:0P3Ra76o
バッ!!

戦士「……」

盗賊「……」

戦士「…?…気配はしたんだが」

盗賊(何かいる…だが、どこだ!?)

戦士「気を付けろよ…気配は消えちゃいねぇ」

盗賊「…うむ・・・!?きゃっ!!」

突如盗賊の身体が宙に持ち上げられる。

右足には木の枝が絡まりつき、逆さ吊りにされる。

盗賊「くっ!!」

戦士「盗賊!…何だ?木の枝が…生き物みてぇに!」

二人の周囲からむずうの気の枝が伸び、近づいて来る。

宙に浮く盗賊の身体に、更に数本の枝が纏わりつく。

盗賊「っ…うぁっ…!このっ…」

枝は盗賊の四肢を縛りあげ、手足の先から身体の中心へ迫る。

戦士「くそっ!」

腰から首にかけてゆっくりと這う枝。締め付ける強さが大きくなる。

盗賊「はうっ!…んっ…!!」

戦士(どうする!?盗賊が捕えられている以上…ヘタに攻撃できねぇっ!)


600 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 13:45:18.99 ID:QGEbLIoo
触手プレイ・・・だと・・・?


602 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/07(土) 13:46:14.96 ID:0P3Ra76o
盗賊「…んっ!……っは…うっ!」

戦士「ちっ!四の五の言ってられねぇ!!」

戦士は身近にある枝から斧で真っ二つに叩き斬る。

ザッザッザ・・・ドシュッ!!

戦士「なんつう数だ!次から次へと!」

斧を前後左右に振り回し、前に進む戦士。

宙に縛り付けられる盗賊の真下までようやく迫る。

戦士「盗賊!待ってろ!!」

飛び上がり、盗賊の身体に纏わりつく枝に飛び乗る戦士。

そのまま掴んだ枝を、左右に引きちぎる。

戦士「こ…のっ!…うりゃぁ!!」

枝を無理やり掻き分け、盗賊の右手を掴む。

戦士「大丈夫か!?」

盗賊「うんっ!す…すまぬ!」

戦士「よしっ!俺の腕に掴まれ!!」

盗賊「くっ…!」

バキバキと音を立てて割れる枝から盗賊を救い出す戦士。

盗賊を抱えると、枝を蹴り上げ後方に着地する。

両腕で抱えた盗賊をそっと地に降ろす。

戦士「…大丈夫か?怪我は?」

盗賊「あ、ありがとう!私は…大丈夫!」


603 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 13:49:05.21 ID:0P3Ra76o
投下スペード遅くてごめんなさい。
ちょっとご飯&お買いもの行ってきますね!


605 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 14:16:28.08 ID:GY8iMgDO
魔導士、召喚士が派手に成ってる分
前衛が地味に成ってきたな


607 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/07(土) 14:31:08.34 ID:0P3Ra76o
戦士「どこかに魔物が潜んでやがるぞ!!」

盗賊「…うむ!」

戦士「木を隠すなら森とは、よく言ったもんだぜ」

盗賊「…集中」

盗賊は集中力を高め、枝の先からその持ち主を探す。

盗賊「…枝を…辿れば」

戦士「…行けるか?」

盗賊「…後ろを…頼む」

二人は前後にぴったり並び、呼吸を揃え同時に走り出す。

盗賊が駆ける左右に迫る枝を、戦士が後ろから払いのける。

盗賊「行くぞ!」

盗賊は短剣を抜くと、枝の持ち主と思われる木を斬り付ける。

戦士はそれを目標とし、斧で大木に一撃を加える。

次の木、またその次の木と同様に繰り返す二人。

枝はその速さに追い付けず、二人に届く事はない。

盗賊「飛ぶぞっ!!」

戦士「おうっ!」

二人は枝が蠢くそのエリアを突破した・・・。


608 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/07(土) 14:33:45.84 ID:0P3Ra76o


戦士「どうだ…?」

盗賊「…うむ…どこも…正常だ」

戦士「そうか…良かった…しかしまぁ」

盗賊「…ガ…ト」

戦士「…?」

盗賊「その…あ、ありが…とう」

戦士「はっ!俺なんてお前に何度助けられた事か…」

盗賊「……」

戦士「バッチリだったな!」

盗賊「…え?」

戦士「コンビネーション!相性バッチリだ!」

盗賊「…相…性?」

戦士「あぁ!俺と盗賊。相性バッチリじゃんか」

盗賊「やっ!あ、ぅ…そ、そうだな!…うむ!」

戦士「トドメさせなかったが…次は…地図番号11か」

盗賊「……」

戦士(番号は全部で17…出来れば今日中に進みたい…)

盗賊「……」

戦士(だが…魔物もかなり強いな…くそっ!)

盗賊「…行く…か?」

戦士「あぁ…すまねぇ」


609 :パー速民がお送りします [] :2009/11/07(土) 14:39:02.77 ID:CgQGQ7Io
盗賊も悲鳴は女らしいんだな。グヘヘ


610 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 14:42:09.98 ID:0P3Ra76o
〜師匠の家の前〜

師匠「んじゃ次は2行融合の…」

魔導士「は…はいっ」

師匠「失敗をしてみようか」

魔導士「えっ!?し、失敗…ですか?」

師匠「おう!魔導士ちゃんはセンス抜群だから失敗はしねぇと思う」

召喚士「…確かに」

師匠「でもな、いざ失敗した時の事は予め経験しておいた方がいい…」

魔導士「な、なるほど…」

師匠「突然パニクって、集中力が散漫になる事だってあるしな」

召喚士「そうですね…そういう時はうまく詠唱出来ない可能性も…」

師匠「そういうこった」

魔導士「絶対に成功するとは限らないですもんね!」

師匠「んじゃまず…右手に風、左手に炎でいこうか」

召喚士「あ…そういう事か!!」

魔導士「?」

召喚士「魔導士さんは右利きだから今まで右で炎を…」

師匠「まぁな。利き手のが緻密なコントロールできんだろ」

召喚士「左手の魔力に右手側で調整をしてたわけですね」

師匠「ま、魔導士ちゃんは無意識だろうがな」

魔導士「はい…まったく気にしてませんでした」


611 :パー速民がお送りします [] :2009/11/07(土) 15:07:03.16 ID:1uk11uo0
前衛は地味というがな、アクションは脳内でカバーだ
俺の脳内の盗賊をみせてやりたいわ。木に捕まった時とか


612 : ◆1otsuV0WFc [kaze] :2009/11/07(土) 15:12:58.66 ID:0P3Ra76o
師匠「自分が無意識のうちに調整しちますって事だな」

召喚士「なるほど」

師匠「そういうとこがセンス良いって事なんだよ」

魔導士「そうなんですねー」

師匠「誰かさんも頑張ってくれやいんですがね・・・」

召喚士「………」

師匠「ただ、自分でも意識して失敗してくれ」

魔導士「は、はいっ」

師匠「暴発を防ぐため…魔翌力は最小限で」

魔導士「右手に…風、左手に炎…詠唱」

召喚士「…確かに。魔翌力のブレが見てもわかる…」

魔導士「完了!撃ちます!!」

師匠「おう」

ドンッ!!シュアァァァ・・・

召喚士「!?」

魔導士「き、消えちゃっ…た」

師匠「「これが融合失敗。分かったかい?」

魔導士「は、はい…」


613 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 15:16:33.19 ID:JfpNt6SO
「まさか、師匠の書いた地図の番号は、モンスターの強さではなくて
モンスターのエロさじゃないのか?」
それに感良く気付いた戦士は
盗賊が休憩している隙に、地図の番号を書き換えて…
ふう…


614 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/07(土) 15:20:18.51 ID:0P3Ra76o
師匠「さっきも言ったが、魔力が大きくなると暴発する恐れがある」

魔導士「暴発すると…どうなるんですか?」

師匠「最悪、全ての魔法を一身に受けて…死だ」

魔導士「……!」

召喚士「……死」

師匠「だから頻繁には避けろ。これも繰り返すが、ここ一番の必殺技だ」

魔導士「…分かりました!」

師匠「ん。魔導士ちゃんはこんなモンだな」

魔導士「はいっ!ありがとうございました!」

師匠「おれが補助魔法でも教えてやれればいいんだが…」

魔導士「いやいや!もう充分感謝してます!ふふっ」

師匠「そうか?ガッハハハ!」

魔導士「エヘヘヘヘ!」

師匠「ガハハハハッ!」

召喚士「あの…師匠…そろそろ」

師匠「あ?あぁ…仕方ねぇ…始めっかー」

召喚士「………」


615 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 15:30:25.63 ID:mvmzMmco
主人公の扱いひどすぎわろたwwww


618 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/07(土) 16:03:24.96 ID:JfpNt6SO
師匠「あー…ウザ。
お前はー、魔導師ちゃんと俺がお茶してる間ー
シルフとサラマンダーを同時に出してー
ずっと我慢しとけばいいんじゃね?
じゃ、とりあえずお茶から用意宜しくーペニ公。」ブッ

ペニ公「師匠。今日の僕は貴方の為に
シルフとサラマンダーとユニコーンとコカトリスを、同時に発動出来そうです。
今まで本当に有り難うごさいました。」



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