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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その5
- 56 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]
:2009/11/24(火) 15:47:31.73 ID:Juck93so
ザッザッザ…
召喚士「特に…何もなさそうですね…」
盗賊「…うむ」
戦士「しっかし…長い通路だな」
魔道士「…まだ…ですかねぇ」
しばらくすると、ぼんやりと明かりが見える。
戦士「出口か?」
召喚士「いや…また、広間かもしれない…慎重に」
盗賊「…何か…いるな」
ザッザッザ
岩の道を抜けると、目の前には滝が流れている。
ドオォォォ…
召喚士「行き止まり…か…?」
戦士「水もあって…棲むには快適だな」
盗賊「……上っ!!」
- 57 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 15:52:12.30 ID:Juck93so
パーティーの頭上から、獣のような爪が襲い掛かる。
ガシュウッ!!
咄嗟に召喚士は魔道士を庇う。
召喚士「うぐっ!!」
ズザァッ…
魔道士「召喚士さんっ!!」
召喚士「大丈夫…!魔道士さんは!?」
魔道士「私は…擦りむいただけでっ…!」
戦士「召喚士…!」
召喚士の背中に血がにじみ、滴る。
盗賊「…ちぃっ!」
後転に、身をかわした盗賊が背後よりナイフを投げる。
バシィッ
ナイフは尾で地面に叩きつけられた。
戦士「何だ…土蜘蛛…!?」
盗賊「先程とは…まったく違う!」
- 58 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 15:54:40.33 ID:Q.FTHewo
て、天狗のしわざじゃ!
- 61 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 16:01:23.52 ID:Juck93so
パーティーの前に姿を現した魔物は、
今までの土蜘蛛と違い、体は虎のようであり、
女性の顔のような頭部を持つ、異形の者であった…。
土蜘蛛「随分と暴れてくれたじゃないのさっ…!」
戦士「お前が親玉だな…!」
土蜘蛛「まったく…人間のクセに」
召喚士「観念しろっ…土蜘蛛!」
土蜘蛛「五月蝿いねっ!アタシはここが気に入ったんだ…」
盗賊「……」
土蜘蛛「人間のアンタらが出ていきな!キッキッキッ!」
魔道士「…ひ、ひどいっ」
土蜘蛛「どうせ言っても聞かないだろう…餌とするかねっ!」
戦士「…望むところだよ!」
盗賊「…立てるか!?」
召喚士「ありがとうございます!…さぁ、来ますよっ!」
- 62 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 16:02:55.29 ID:Q.FTHewo
コカちゃん、やっておしまい!
- 63 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 16:03:47.54 ID:PCzUdiMo
女郎蜘蛛か
- 65 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 16:04:56.39 ID:HId6VaIo
魔導師がユニコーンが処女にしか懐かないってことを知らなかったとはあまり思えないが・・・
召喚師が召喚したユニコーンなら特殊だと思って非なのに処女アピールしたかったのか・・・
占い師ちゃんな俺は無問題だな
関係ないけどアメリカのほうには行くのかねえ
DQ3っぽくなってきてるよな
- 66 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 16:05:17.19 ID:/KxdD6DO
このユニコーン♀だったりして
- 67 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 16:06:44.31 ID:HId6VaIo
>>66
!!
童貞にしか懐かないのか
- 70 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/24(火) 16:13:44.23 ID:bnSz26AO
>>65
ユニコーンが、召喚士に魔道士を抱き抱えさせるように空気を読んだと考えるんだ
- 71 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 16:16:23.96 ID:Juck93so
魔道士「詠唱します!」
召喚士「行けっ!ユニコーン!!」
シュイィィン
土蜘蛛がパーティーへめがけて突進する。
戦士「ちっ…!盗賊っ!」
盗賊「あぁ!」
戦士と盗賊が前衛に立ち、刀を構える。
土蜘蛛「…んっ!?」
土蜘蛛は急に足を止め、二人を見つめる。
召喚士「ユニコーン…今の…うちに…」
パアァァッ…シュイィィン
土蜘蛛「その小太刀…膝丸か…!」
戦士「ひ…膝丸?」
土蜘蛛「アタシの旦那を殺った…忌まわしき刀だ!!」
盗賊「…膝…丸…!?」
戦士「盗賊ーっ!!」
- 73 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 16:23:51.13 ID:Juck93so
盗賊「・・・はっ!!」
タンッ!!
戦士「何ボーっとしてやがるっ!」
盗賊「す、すまんっ!!」
土蜘蛛「刀もろとも…バラバラに引き裂いてくれるわっ!」
土蜘蛛は地を蹴り、一気に飛び上がる。
魔道士「撃ちますっ!」
ドドンッ!!ゴオォォッ!!
宙へ向け、炎が蛇のようなうねりを見せて土蜘蛛を飲み込む。
土蜘蛛「…!!」
ドシャァッ…
召喚士「やった…っ!凄い…!!」
戦士「なんつう炎だ…!新技か…?」
魔道士「えっ、えーと…レ、レッドスネーク…ですっ!」
戦士「……そ、そっか…はは」
- 75 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 16:26:10.21 ID:rT54XwSO
ツボの中から蛇が出るアルよ
- 76 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 16:29:26.93 ID:DtboEWko
東京コミックショウ・・・ww
- 77 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 16:39:11.26 ID:Juck93so
盗賊「…え!?…まだだっ!!」
土蜘蛛がゆっくりと起き上がる。
土蜘蛛「何て炎だい…落ちちまったよ、まったく…」
召喚士「き…効いてないぞ…!?」
魔道士「う、うそ…っ!?」
戦士「魔道士!次だっ!」
戦士が土蜘蛛の正面に回りこむ。
召喚士「魔力…あと一発か…二発!」
戦士は土蜘蛛の頭部を斬りあげる。
シュッ…ガキィッ!!
土蜘蛛は口を大きく開き、鋭い牙で刀身を噛み抑える。
戦士「ぐっ…!すげぇ…力っ!」
土蜘蛛「…キッキッキ!!」
戦士「…ならばっ!!」
雷切は激しく光り、土蜘蛛へ向けて雷を放った。
- 78 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 16:47:18.93 ID:6p/PQHIo
ところで戦士と召喚士と魔道士ちゃんで
盗賊を恥に追い詰めるSSは向うに書くよね?
- 79 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 16:52:51.08 ID:Juck93so
ガカアァァ…!!
土蜘蛛「キッキキキ!無駄だよっ!」
バチイィィン…
土蜘蛛の前足が戦士の腹を捉え、後方へ吹き飛ばされる。
戦士「ガハッ…く、くそ…何で効かねぇ…っ!」
盗賊「たっ!」
盗賊が走り出し、土蜘蛛の眼前に迫る。
シャッ!!
土蜘蛛「…なにっ!?」
盗賊は身を屈ませ、土蜘蛛の下に潜り込む。
盗賊「…やっ!!」
ザシュゥ…ドシュッ!!
膝丸と短剣を交互に振り上げ、土蜘蛛の腹部を乱れ斬る。
土蜘蛛「ちょこまかと…っ!!」
バシュッ…!!
- 80 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/24(火) 16:56:01.50 ID:Juck93so
>>78
ほほう…それは興味深いですな…メモメモ
- 81 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 17:04:43.82 ID:8QJfUAQ0
そろそろ、召喚士が妥協召喚ではなく正規召喚でコカたんを呼び出すイベントがあってもよいと思うんだ。
っつーか、みたいですハイ
- 84 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 17:24:17.65 ID:Juck93so
体の下を通して、土蜘蛛の針尾が盗賊を襲う。
タタッ!!
危機を察知した盗賊は横へ抜け、尾撃をかわす。
盗賊「魔道士!」
魔道士「はいっ!今度はっ!」
ドドン!!キイィィン…!!
氷の矢が宙より土蜘蛛めがけ、無数に降り注ぐ。
ドスン…ドドォ…ドスッ…
魔道士「だ、駄目っ!?…なんでっ!」
土蜘蛛「アタシに魔法なんてのは効かないよ!キッキ!」
戦士「そんなら…」
召喚士「俺らの番だ!…行けっ!コカトリス!!」
シュイィィン
土蜘蛛「へぇっ!召喚獣かいっ!」
コカトリスが大きく翼を広げ、地を蹴り羽ばたいた。
- 85 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 17:31:49.02 ID:Juck93so
戦士「盗賊っ!!挟撃だ!」
盗賊「うむっ!」
盗賊が立ち上がり、短剣を背の鞘に戻す。
戦士「召喚士!」
召喚士「分かってるっ…!背後へ!」
声と同時にコカトリスは土蜘蛛の上を旋回し、背後へ回る。
戦士「だりゃあっ!」
ギキィィン!!
戦士の振りぬいた雷切が土蜘蛛の前足に受け止められる。
土蜘蛛「そんなものっ…!くぅっ…!」
盗賊が脇から迫り、ナイフを土蜘蛛に投げる。
シュバッ!!
土蜘蛛「効かないってのさ!!」
土蜘蛛は尾でナイフを払いのける。…が、
頭上よりコカトリスが、石化の息を真下へ放った。
- 86 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 17:40:52.79 ID:Juck93so
ゴオォォォッ!!
土蜘蛛「何だっ!?やばい!?」
体を起こし息をかわすが、触れた尾が徐々に石化を始める。
土蜘蛛「…尾が…石に…!?」
ピキッ…ミシミシッ…
土蜘蛛「やって…くれるじゃないのさっ!!」
土蜘蛛は大きく口を開け、鋭い牙で召喚士に襲い掛かる。
戦士「……う…りゃあっ!」
戦士が土蜘蛛の顎へ雷切を突き上げる。
ガスッ!!
直撃を受けた土蜘蛛の体が大きく仰け反る。
戦士「へっ…」
しかし、前足のカウンターが戦士の頭上に伸びる。
盗賊「っ!!」
盗賊は素早く、残る一本のナイフを太もものホルダーから抜き、
戦士を襲う前足めがけて、一直線に投げつける。
シュバッ…キィン!!
- 87 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 17:50:26.96 ID:Juck93so
前足は軌道を変え、戦士から大きく反れる…が、
もう片方の前足が盗賊の左腕を襲う。
ガスッ!!
盗賊「…うぁっ!!」
魔道士「盗賊さんっ!」
召喚士「っ!…行けっ!ユニ」
盗賊「後でいいっ!」
召喚士「…で、でもっ!」
盗賊「魔道士…一瞬だけ…隙を!」
魔道士「………分かりました」
魔道士は両手を合わせ、魔力を高め始める。
戦士「……まだ…か…?」
仰け反った体制を整えた土蜘蛛が再び顔を見せる。
パラッ…パキッ……カツン…パラ…
女性のような顔の奥から鬼のような頭部が姿を現した…。
- 88 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 17:53:42.76 ID:8jYsZcYo
土蜘蛛「シェーッ」(おなじみのあのポーズ)
- 89 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 17:57:55.10 ID:Juck93so
土蜘蛛「まさか…ここまで…っ」
盗賊「…行くっ!」
ダンッ!!
土蜘蛛「こっの…!!」
両前足を大きく構え、戦士を上から叩きつける。
ドズン…ギギ…ギッ…
渾身の一撃を、戦士は雷切で受け止める。
戦士「ぐっ…くぅ…!…ま、魔道士…!!」
魔道士「はいっ!!」
魔道士が腕を振り下ろすと、土蜘蛛の頭上より落雷が起きる。
ドドンッ!!…ガカアァァァッ!!
土蜘蛛「効…かないっ…て…!!」
召喚士「ダメージはなくても…充分…!」
盗賊「…はぁっ!!」
盗賊が右腕のみで構えた膝丸を、目いっぱい突き伸ばした…。
- 90 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 18:05:35.01 ID:Juck93so
戦士が攻撃を一手に引き受け、魔道士が雷の魔法で
土蜘蛛の体を一瞬硬直させる…。
その時間だけで、集中力を高めた盗賊には充分であった。
タタタッ…バッ!!
目いっぱい伸ばした手が土蜘蛛の顔を捉える。
だが…土蜘蛛も口から針を放ち、盗賊の顔に放つ。
盗賊「……!」
集中力が高まった盗賊ははっきりと軌道を目に捉える。
顔を左に傾け、針を避けると腕を更に伸ばす。
針は盗賊の頬をかすめ、頬からは血がにじむ…。
ドスッ…ズシュウゥッ…
土蜘蛛「…くぁ…ぐ……っが!」
盗賊「……はぁっ…はぁ…はぁ」
ズズッ…
土蜘蛛の眉間に膝丸が深く…突き刺さった…。
- 91 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 18:18:25.19 ID:Juck93so
土蜘蛛「くそぉ…くそぉっ…くっ…そ…!」
ズズズ…ズズ…
膝丸を眉間から抜くと、土蜘蛛が後ずさりし、よろける。
召喚士「行けっ!ユニコーン!!」
シュイィィン
戦士「盗賊っ…!」
ダッ!!
盗賊「はぁはぁっ…はぁっ…!」
魔道士「盗賊さんっ!?」
戦士はユニコーンの元へ盗賊を連れて行く。
パアァァァッ
魔道士「…あっ!あれっ!!」
土蜘蛛が滝の横を這い、天井へ逃げて行く。
戦士「しぶとい…!」
召喚士「……いや、待て!」
- 92 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 18:24:09.32 ID:Juck93so
土蜘蛛の体が大きく膨らみ始める。
土蜘蛛「く…っそ…く…!!」
ボゴン…ボコッ…
戦士「な、何だ!?」
召喚士「…わ、分からない…!」
巨大に膨らんだ土蜘蛛は断末魔の声と共に、破裂した。
ボゴオォォンッ!!…ドシャァッ!!…ゴトゴトッ…
戦士「な、何だ…!?これ…っ!」
盗賊「…じ、人骨」
召喚士「人を喰らった…名残りなのか…!?」
破裂した腹部より、大量の人骨が降り注ぐ。
……ド…ドド…ッ…
魔道士「な、何か…聞こえませんか!?」
盗賊「…水!?」
突如正面の岩壁が崩れ、大量の水が溢れ出す。
召喚士「まずいっ!衝撃で滝がっ…!?」
- 93 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 18:32:05.05 ID:Juck93so
戦士「まずいっ!退くぞっ!!」
ダッ!!
召喚士「コカトリス!!」
コカトリス「……承知!」
コカトリスが岩の通路を石化で塞ぐ。
召喚士「これで多少は……行こうっ!」
タッタッタッタッタ
盗賊「…!!」
魔道士「どうしました!?」
盗賊「さっきの穴…!」
盗賊はナイフにロープをくくりつけ、穴めがけて投げる。
シュバッ!!……カチッ!!
盗賊「……よしっ!」
戦士「こっから出るのか!…急ぐぞ!」
ドドオォォォ…・!!
召喚士「ここも危ない!!早くっ!」
盗賊「魔道士!手をっ…!」
魔道士「は、はいっ!…っしょ!」
- 94 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 18:36:33.94 ID:Juck93so
全員がロープに掴まり、上り始めると、岩の通路が崩壊する。
ドゴオォォッ…ドドオォォ……
戦士「あっぶねぇ…!」
盗賊「……」
魔道士「よいっしょ…!よい〜っしょ!」
召喚士「魔道士さん、頑張…っ!?」
魔道士「…へっ!?ちょ、ちょっとっ!!」
召喚士「すす、すいませんっ!」
魔道士「上っ…絶対見ないで下さいっ!!///」
召喚士「のの、覗いて・・・ないですっ!」
魔道士「わ、分かりましたからっ!もうっ!///」
戦士「はははっ!…とりあえず早く上がってくれや!」
盗賊「…ふふっ」
四人はロープを上り、穴から山の外へと脱出した。
洞窟内は崩壊した滝が水の道を作り、水路へと姿を変えた…。
- 95 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/24(火) 18:37:24.56 ID:Juck93so
さて、ここまでですよ。ではまた!ノシ
- 96 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 18:39:03.84 ID:rnXDGhQo
おおおおおおおおおおおいい!!
召喚士へ
魔道士のは…その…何色だった?
- 98 :パー速民がお送りします [saga] :2009/11/24(火) 18:43:47.21 ID:yE7Jfxg0
ノーパン!ノーパン!着物の後だったからそのままパイパン!
- 101 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 18:51:11.19 ID:DtboEWko
昼間なら逆光で見えないんじゃないかな!
だがそれがいい!!
- 102 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 19:05:36.55 ID:6p/PQHIo
何色だああああああああああああああああ!!!
ノーパンだああああああああああああああああああああああ
- 103 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 19:12:42.72 ID:wA1DMcIo
>>1は日本の刀とか好きなのか?
膝丸とかマニアックなww
- 104 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/24(火) 21:16:32.34 ID:UP70JdMo
召喚士「え…えと…よく見えなかったけど…白?」
>>103
好きですけど、土蜘蛛退治といえば…膝丸!!
盗賊が使用する兼ね合いで小太刀になりましたけど(^q^)
- 106 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 21:21:41.80 ID:UP70JdMo
召喚士「これじゃ土蜘蛛も…生きてはいないでしょう」
戦士「…だろうな」
魔道士「それじゃ戻りましょうか!」
戦士「あぁ!バーサンに報告してやらねぇとな!」
盗賊「…うむ!」
魔道士「盗賊さん…傷、大丈夫ですか?」
盗賊「…あぁ…カスリ傷だ」
魔道士「でも…顔に…」
召喚士「……」
盗賊「…問題…ない」
魔道士「可哀想……スリスリ」
盗賊「わゎっ!へ、平気っ…だから!」
戦士「へへっ…!」
召喚士「はははっ」
盗賊「…いっ、行くぞ!」
- 107 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 21:51:30.43 ID:UP70JdMo
〜山の町〜
魔道士「……そ、そんな!?」
召喚士「俺達が…巣へ行ってる…最中に!?」
戦士「ウソだろ…!?バーサン…?」
帰ってきたパーティーを迎えたのは、前日の面影もなく、
朽ち果てた宿の姿であった…。
盗賊「……くそっ!」
戦士「土蜘蛛め…ちくしょうっ!!」
ガンッ!!
魔道士「お、お婆ちゃんは!?お婆ちゃんっ!」
召喚士「…でも…なんでまた建物までこんな…?」
すると、下り道から人の声が聞こえる。
地主「さぁ、こっちこっち!こっちです!…んっ?」
商人「おやっ?誰かおるのかね…?」
召喚士「……?」
- 108 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 21:56:46.39 ID:UP70JdMo
地主「何だい…!?アンタら…?」
戦士「えっ…?ここに寝泊まりしてたモンだけど…」
魔道士「……こんな姿にっ…!」
地主「…はぁ…旅の方か?」
商人「……ふぅん。それで、この土地かね?」
召喚士「何か…おかしいぞ!?」
戦士「…何なんだ…?」
地主「どうです?数年前までは宿がありましたが、今は…」
商人「本当に魔物は出ないんだろうな…?」
地主「えぇっ!そ、それはもうっ!!」
商人「う〜ん…見晴らしも良いし、確かに宿には持ってこいだなぁ…」
地主「そうでしょうそうでしょう!ささっ、こちらもどうぞ!」
地主と商人は宿の横を通り過ぎ、去って行く。
魔道士「…ど、どういう…事…!?」
盗賊「……」
- 109 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 22:00:47.80 ID:UP70JdMo
召喚士「あ、あのっ!!」
地主「…?」
召喚士「ここの…宿は……」
地主「ん?…あぁ、もう数年前に土蜘蛛に襲われてな…」
商人「土蜘蛛!?」
地主「いえいえっ!旅の方が成敗して下さいましたよ!」
商人「…そ、そうか…それなら良いが」
召喚士「じゃあ…今は…誰も…?」
地主「昔は婆さんと娘家族でやってたみたいだが…」
盗賊「……」
地主「みーんな土蜘蛛にやられちまったよ…」
召喚士「……そう…ですか」
地主「もういいかね…?さっ、ではこちらに!」
商人「うむ」
魔道士「…え、えっと!?…つ、つまり…!?」
- 110 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/24(火) 22:06:17.96 ID:UP70JdMo
戦士「死んでも…誰かを…待ってたんだな」
召喚士「お婆さん…やりましたよ…」
魔道士「……お婆ちゃん」
盗賊は手に持つ膝丸を見つめている。
盗賊「……」
戦士「でも…何だったんだろうなぁ」
召喚士「そうだよ!風呂だって…料理だって!」
戦士「不思議な事も…あるもんだな」
召喚士「誰も信じてくれないよな…はは」
盗賊「……」
魔道士「私、今日からオバケ…信じます!」
召喚士「ははっ!俺も…!」
戦士「俺は信じてた派だからな…!」
盗賊「……ありがとう」
パーティーは山を越え、次の町へ向かった…。
- 111 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 22:41:57.03 ID:HId6VaIo
魔導師は魔性の女だな・・・
- 112 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/24(火) 22:54:49.35 ID:UP70JdMo
ちょっと早いですけど、キリいいのでここまでにしときます!
本日も多数のご支援ありがとうございました!では、また明日!ノシ
- 115 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 23:07:07.77 ID:T/ByC6AO
バーチャン……
- 116 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 23:10:04.93 ID:DtboEWk0
うぉつ!
まさかのばあちゃん幽霊落ちにオラびっくら昆の塩昆部長だ!
よっぽど無念だったんだろうなぁ・・・。
- 118 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 23:18:03.33 ID:oguub76o
あら?
「ばあちゃんが土蜘蛛で餌を招き入れて遊んでた」説は違ったのかw
- 119 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 23:21:47.94 ID:5xWVhwDO
>>1乙
土蜘蛛との戦いかっこよくて面白かった!
- 120 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/24(火) 23:22:45.77 ID:8IYOvw2o
膝○見た時の反応の時点で分かるだろwwwwww
- 122 :パー速民がお送りします [] :2009/11/24(火) 23:51:42.95 ID:jnGubdY0
何食わされてたんだろう……
- 123 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 00:07:47.79 ID:pFlE9cDO
極楽にはうまい酒や飯があるらしい。つまりはそういうとこだ
- 127 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 01:54:00.05 ID:L8idVRwo
よし膝丸の銘を蜘蛛切と改めようぜ
- 131 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/25(水) 10:47:43.51 ID:q6ziviUo
>>1
VIPで魔王スレ書いてね?
俺の気のせいかな?
- 135 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/25(水) 11:41:18.71 ID:ogGCPCEo
>>133
ホントだ!w見てきたら文体似ててビックラしました
vipの時は名無しですので…職種は触手製造業です
続き↓
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