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少女「それは儚く消える雪のように」 2
20 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:12:12.71 ID:WAbTKaZT0
そう考えるより先に、絆の目に記者会見のような
演説台に両肘を突いて、
組んだ指先を顔の前に持ってきている絃の姿が映った。

隣には、やはり不鮮明な映像だが桜の姿が映っている。

「絃……!」

思わず身を乗り出してテレビを凝視する。

絃と桜は、白と赤を基調にした軍服のようなものを着ていた。

彼の周りに、白い三角帽子のような覆面を被った同じ
軍服を着た人達が整列し、腕を組んで背筋を伸ばしている。

絃の後ろには、見たことがない国旗が掲げてあった。

白い背景に血飛沫のような紋様がついたものだ。


21 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:13:10.63 ID:WAbTKaZT0
『…………我らが新世界連合は、
愚かにも虐殺を始めた軍を、本日二十二○三十に、
第一の目標とすることに決めた。
闇雲にスラムを攻撃している軍。
貴様らの行動は愚の骨頂であり、侮蔑に値する。
貴様らのような蛆虫共は、我らの築く新世界には
不要な代物と判断する』

手元のプロジェクターを操作し、絃は壁に映像を投影した。


22 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:14:09.17 ID:WAbTKaZT0
『ついては、現在攻撃が行われている
アルカンスト地方に死星獣を送り込むことが決定された。
これは可決された事項であり、人間諸君、および愚かなる軍、
エフェッサー諸君が異議を唱えることが出来る範囲外のことである。
攻撃をしている者、攻撃を受けている者、生きている者、
死んでいる者、今生きようとしている者、死のうとしている者、
子供、老人、男、女、全てに関係なく、
アルカンスト地方の残存人類には塵になっていただく。
どうか、当該地区にいる人間諸君は、
速やかに死ぬ覚悟を決めていただきたく、
この声明を発表することを決めた所存である』

「何だと……?」

絆は、思わず耳を疑った。

そして目を疑った。


23 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:15:04.39 ID:WAbTKaZT0
絃が投影した映像には、格納庫のような場所で、
今まさに「立ち上がろう」としている、
三体のヒトガタ死星獣
―命が殺したモノと同じモノ―が映し出されていた。

そして、……三体が立ち上がった瞬間に、消えた。

陽炎のように揺らめき、その場からいなくなったのだ。

『繰り返すが、死星獣は我らの戦力であり、
保有している数は、先日お見せしたものに留まらない限りである。
そして軍諸君にもう一度告ぐ。愚かなる虐殺をすることは勝手だが、
諸君らの行動は愚の骨頂である。その証拠を今からお見せしよう』

絃はプロジェクターの電源を切って、また指を顔の前で組んだ。

『今回攻撃するのは、アルカンスト地方のみとする。
これは我々の諸君らに対する威嚇も含まれている。
無駄な抵抗と思索は速やかに最小限に留め、
静かに死の時を待つがいい。以上だ』


24 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:15:49.98 ID:WAbTKaZT0
ドン、と周囲の人間達が足を踏み鳴らし、
右手を天に向かって掲げた。

『我らの新世界のために』

絃が最後にそう言って、右手を同様に掲げる。

そこで、ブツリと音を立ててテレビの電源が消えた。

絆は慌ててテレビの電源をつけ直した。

途端、絶叫が耳をついた。

『死星獣です! 先日サナカンダに出現したものと
同一と思われる死星獣が、目で確認できます!』

アナウンサーの悲鳴のような声と、
スタッフの絶叫が響き渡る。

『こっちにくるぞ!』

『逃げろ……! 逃げ』


25 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:16:44.82 ID:WAbTKaZT0
カメラを向けられた死星獣が、
唾のようなものを吐いた。

それがカメラの方に飛んできて……。

爆炎が上がった、と思ったら、
テレビが砂画面になった。

急いで別のチャンネルに回すと、
遠目にアルカンスト地方を映していた。

『首都バルカンドが……死星獣の一斉攻撃を受けて
今、壊滅しました! こちらかでも確認が出来ます。
ぐ、軍が撤退を開始しています!』

上ずったアナウンサーの声を背景に、
三体のヒトガタ死星獣がのろりと体を持ち上げる。

一面、火の海だった。


26 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:17:29.69 ID:WAbTKaZT0
軍の戦車や戦闘機が、それと見て分かるほど
迅速に撤退を始めるのが見える。

しかし。

死星獣三体は、体を海老ぞりに曲げると、
空に向かって唾を同時に吹いた。

それらが空中で衝突して、凄まじい爆炎が空中に広がった。

映像にザザ……ッ、とノイズが走る。

炎は瞬く間に周囲に球形に広がると、
死星獣達をもろとも飲み込んで、
周囲半径二十キロほどの範囲を、綺麗に「消滅」させた。

絆も、テレビの前のアナウンサーでさえ
言葉を発することが出来なかった。

……玉砕した。

つまり、自爆。


27 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:18:07.18 ID:WAbTKaZT0
もくもくと土煙が晴れて、

真っ暗な「何もない」空間が映し出される。

すり鉢型に地面が抉れていることは分かるが、
月明かりに照らされたそこには、何もなかった。

明かりも、建物も。

逃げ始めていた軍でさえも。

絆はガクガクと震えながら、
テレビを消そうとして床にリモコンを取り落とした。

……怖い。

はっきりとそれを感じていた。

恐ろしかった。

死星獣が。


28 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:18:59.02 ID:WAbTKaZT0
そして……絃が。

あの男は敵だ。

……俺達。

いや…………俺の。

絆は、本能的な部分で、
それを自覚してしまったのだ。

汗が止まるところなく溢れ出す。

やがて絆は、阿鼻叫喚の声を上げ始めた
テレビの前で、自分の指を噛み千切るほどの
勢いで噛んだ。

そして痛みで無理矢理に自分を覚醒させ、
携帯電話を手に取る。

着信を示すバイブが振動していた。


29 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:19:55.31 ID:WAbTKaZT0
「……絆です」

ボタンを押して応答すると、
渚の上ずった声が飛び込んできた。

「絆特務官、出撃です。行動可能なバーリェはいますか?」

「残念ながら今は保有している全てのバーリェが行動不能です。
投薬を行っているため、ご了承願いたい」

押し殺した声でそう返す。

渚は一瞬押し黙った後、息を呑んでから言った。

「……分かりました。緊急事態です。
エマージェンシーコールレッドが解禁されました。
迎えが既に出発しています。
特務官は、急ぎ単独でエフェッサー本部に出頭してください」

「了解しました」

端的に言って、電話を切る。


30 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:20:29.34 ID:WAbTKaZT0
絆はそして、床に携帯電話も取り落とした。

震える手を握り、息を整える。

……あいつは敵だ。

俺の。

なら、やってやろうじゃないか。

戦ってやろうじゃないか。

たとえそれが言いなりで。


31 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/20(火) 01:21:23.79 ID:WAbTKaZT0
エフェッサーの思う通りだったとしても。

俺は、あいつと。

戦ってやろうじゃないか。

奥歯からまた血が滲み出してきていた。

絆は塩気のあるその吐き気を催す味を、
無理矢理に胸の奥に飲み込み、
そしてラボの屋上に着地するヘリの振動を感じ、
松葉杖を手に取った。


33 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/20(火) 01:54:20.46 ID:SrgzMRmeo
この強さの死星獣が相当数いるとなると圧倒的だな
お疲れさま


34 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 19:54:12.95 ID:QFoFaNuA0
こんばんは。

スレやツイッターなどを通して温かいメッセージ、
ありがとうございます
皆様の言葉で元気になれます

続きが書けましたので投稿させていただきます

まだ溶連菌感染症が完全に治っていないので、
少量の更新になりますがご了承ください。

それでは、お楽しみいただけますと幸いです。


35 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 19:56:17.93 ID:QFoFaNuA0


松葉杖を鳴らし、隣を渚に支えられながらエフェッサーの
オペレーティングルームに入った絆は、
周囲の視線が全て自分の方を向くのを感じた。

人形のような瞳。

感情を宿していない瞳。

唯一、トレーナー達に連れてこられたであろう
バーリェ達が狼狽したような顔をしている。

深夜帯のトレーナー達は、それぞれ自分の
管理しているバーリェを脇に連れていた。

深夜帯担当というものが存在していて、
彼らの管理するバーリェは昼夜逆転の生活をさせられ、
絆のような「日中帯」担当のバーリェが
行動不能の際に使用される。


36 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 19:57:07.80 ID:QFoFaNuA0
駈は絆がよろめきながら椅子に
腰を下ろしたのを確認して、
手元の資料に視線を落とし、口を開いた。

「……既に全員知ってのことと思うが、
エフェッサーの中から『新世界連合』へと裏切り者が出た」

……絃のことだ。

それを聞いて歯噛みした絆を一瞥してから、
駈は静かに続けた。

「先ほど、絃『元』執行官と思われる人物により
二回目の電波ジャックが行われた。
それからの経過は、君達が知っての通りだ。
死星獣がアルカンスト地方に出現し、
バルカントを含め、首都一帯ごと玉砕した。
被害状況は確認中だが、
死者はおよそ三十万人に及ぶろうと推察される」

流石にトレーナー達も唾を飲み込んだ。


37 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 19:59:07.08 ID:QFoFaNuA0
駈は全員の顔を見回して、そして言った。

「軍の詳しい決定はまだ通達されていないが、
エフェッサー、および元老院は一連の事態を鑑みて、
当該死星獣、タイプγ(ガンマ)と名付ける個体を、
新世界連合が『操作』しているという見解を強めた。
だとしたら由々しき事態だ。
それに至るまでの詳細は分からないが、
出現方法や生態が一切不明な死星獣が、
まだ複数体『保管』されているとなると、
人類の大きな脅威となる。
軍の管轄を逸脱しているという
見方をせざるを得ない状況に、陥ったとも言える」

つまり。

遠まわしに軍は役に立たないということを言っている。

エフェッサーとはそういう組織だ。


38 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:00:19.14 ID:QFoFaNuA0
軍を捨て石にし、役に立たないと見ればすぐに切り捨てる。

それが、自分達なのだ。

「元老院はエフェッサーに対し、一連の事態を受け、
エマージェンシーコールレッドを解禁することとした。
君達には速やかに当該死星獣を全て発見、
破壊してもらうことになる。その際に及ぶであろう損害、
犠牲は一切厭わない。その意味を各人理解して欲しい」

絆は血が滲む奥歯を噛んだ。

……軍と同じようなことをやれというわけだ。

大量虐殺を。

バーリェを使って。

エマージェンシーコールレッドとは、
国家それ自体への脅威が出現した時に発令されるものだ。


39 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:01:12.38 ID:QFoFaNuA0
バーリェはそれが発令された時、
守るべき「人間」の損害も見過ごすよう、
トレーナーから指示される。

無論、自分の命もだ。

「死星獣の反応はまだ感知できないのですか?」

隣に不安そうな顔をしたバーリェを携えた、
まだ若いトレーナーが手を挙げて口を開く。

駈はサングラスを指先で元の位置に戻し、それに答えた。

「死星獣はおそらく、ブラックホールを利用した
空間圧縮による転移……つまり、ワープのような現象を
利用して出現する。
それにより、死星獣の出現パターンから新世界連合の
拠点を割り出すことは出来ないが、軍の粛清攻撃により、
まだ攻撃されていない地区で有効と思われる場所を
いくつかピックアップした。速やかに、君達にはその
地区の掃討作戦に移ってもらいたい」


40 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:01:47.74 ID:QFoFaNuA0
「それは……どこですか?」

女性のトレーナーが口を開く。

駈は静かに言った。

「イルルセン、バラングロー、フォロンクロンだ」

――フォロンクロン?

その名前を聞いて、絆は思わず顔を上げた。

地球の裏側に、フォロントンという
バイオ技術で管理された「最後の自然」が
残っている土地が存在している。

無論そこではない。

第一、姿を消した絃が数日で
移動できる距離にあるものではない。


41 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:02:30.63 ID:QFoFaNuA0
フォロンクロンとは、
この地方が管理している自然区域の一つだった。

フォロントンにちなんだ名前をつけられている
ことから、類似した名称というわけだ。

全ての敷地面積は十平方キロメートルを越え、
そこにはバイオ技術で管理された、
絆のラボを覆うものと同種の「創られた」
ある程度の自然が存在していた。

しかし、そこは一部の政府関係者以外は
立ち入り禁止区域に指定されている筈だった。

それ以前に、フォロンクロンに人が
住んでいるなど、聞いたことがなかったのだ。

電気もない、水道もない、ガスもない。


42 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:03:12.34 ID:QFoFaNuA0
そんな場所で人間が生活できるとは、
絆をはじめ他のトレーナーにも考えがたい
ことだったらしく、周囲にざわめきが広がった。

駈はまたサングラスの位置を直すと、
淡々とした口調で続けた。

「……その中でも最も有力視されているのが
フォロンクロンだ。早朝○七○○に一斉攻撃に移る」

「国立指定の立ち入り禁止区域を……攻撃するのですか?」

流石に戸惑いの色を隠せない様子の、
声を発したトレーナーを一瞥して、駈は静かに聞いた。

「不服かね?」

「い……いえ、決してそのようなことは……」

慌てて声を発したトレーナーが小さくなる。


43 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:03:54.29 ID:QFoFaNuA0
そこで絆は手を挙げて、駈に向けて口を開いた。

「絃元執行官と、彼のバーリェの生体データの
残り香を追跡できる筈だ。
スラム街か自然区域か分からなくても、
方向くらいは定めることが出来るだろう。
フォロンクロンとイルルセンは、真逆の方角だ」

「…………」

駈は一瞬押し黙ると、絆の方を向いて言った。

「既にその検証は軍によって、数日前に行われている
。絃元執行官の生体データは感知できていないが、
彼のバーリェ、H36のデータは確認された。
その行き着く先が、今話した三つの地域だ」

「何……?」

意味が分からずに聞き返す。


44 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:04:38.18 ID:QFoFaNuA0
絃はバーリェを一体、桜しか管理していない。

三つ、それぞれバラけた地域に
その反応が散らばっているとは
どういうことなのだろうか。

駈はその問いの意味を知ってのことか、
絆から視線を離して手元の資料に視線を落とした。

「君の疑問はもっともだ。
しかし、反応されたH36の
生体データの残り香は、三つ。
三方向に分かれて進んでいる。
これは事実であり、間違いないことだ」


45 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:05:09.86 ID:QFoFaNuA0
「まさか……」

絆は押し殺した声で彼に聞いた。

「H36のクローンを創っていたと
言っていたな。それを盗まれたのか……!」

「…………」

駈はそれに答えずに、手元の資料から
視線を離し、全員の顔を見回した。

「大まかな話は以上だ……急を要するため、
これから引き続いて詳細の説明に移る」


46 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/21(水) 20:06:08.40 ID:QFoFaNuA0
お疲れ様です。

次回の更新に続かせていただきます。

引き続き、ご意見やご感想、ご質問など
ございましたら、お気軽にメッセージを
いただけますと嬉しいです。

それでは、今回は失礼します。


47 名前:NIPPERがお送りします(関西地方) [sage] 投稿日:2012/03/21(水) 20:32:45.78 ID:U1LYuxXQ0
やばいやばい
軍も絃もやばい


48 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/21(水) 20:44:00.61 ID:LdPZw/92o
見る限り弱そうだけど絆と絃以外の人たちの強さと規模はどれくらいなのかな?
お疲れ様でした


49 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2012/03/21(水) 22:27:53.32 ID:Cr1hLrgIO

凄く面白い


50 名前:NIPPERがお送りします(東京都) [sage] 投稿日:2012/03/22(木) 14:29:39.23 ID:x6vV4zp/o
さてさて・・・・でかくなってきたな・・・
それとして、寂しくなったなぁ・・・みんな死んじまったよ・・・・


51 名前:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY [saga] 投稿日:2012/03/22(木) 20:12:58.55 ID:sON2xcHy0
こんばんは。

絆が所属している組織、エフェッサーは各地に支部があります。

その中でも絆と絃が規格外の優秀さを誇っているだけで、
本部だけでも数十人のトレーナーが常駐しています。

これからそのことについても少しずつ触れていきます。

それでは、続きが書けましたので投稿させていただきます。

お楽しみいただけましたら幸いです。



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