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召喚士「行けっ!コカトリス!!」 その7
- 640 : ◆1otsuV0WFc [sage saga]
:2009/12/22(火) 00:07:04.99 ID:HAqQQnQo
ガチャッ…キイィ…
召喚士「お、お邪魔します…」
戦士「家の中もでけぇ…ってか、城みてぇだな…!」
盗賊「……」
タッタッタ…
使い「はい……!?」
魔道士「た…ただいま…」
使い「お…お、お嬢様!?」
魔道士「…お久し振り…です」
使いは走り、奥の部屋へ向かう。
タタタッ…
父「………魔道士っ!!」
母「…うぅっ…!!」
母は飛び出し、魔道士を強く抱きしめる。
魔道士「心配かけて…ごめんなさい…!!」
- 641 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 00:12:38.04 ID:HAqQQnQo
〜客間〜
魔道士「……」
父「……」
母「……」
召喚士「……」
魔道士「…あの…ごめんなさい」
母「……いいのよ」
魔道士「…」
母「貴方が無事でいてくれれば…それでいいの…」
魔道士「…あ、こちらはパーティーの皆さんです」
三人は魔道士の両親に深くお辞儀をする。
父「……それで、この者らにたぶらかされたのか?」
魔道士「違いますっ!!私は……」
父「……」
魔道士「…自分の意思で…旅をしていたのです」
- 643 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 00:18:35.83 ID:HAqQQnQo
父「自分の意思…?お前は立場が分かっておるのか?」
盗賊「……」
父「仮にも大商家の娘が…冒険ごっこなぞ…」
魔道士「…何で」
父「…?」
魔道士「お父様は…何も分かってらっしゃらないわっ!」
母「魔道士ちゃん……!?」
魔道士「いつもそう…。家のため…大商家のためって…!」
戦士「……」
魔道士「私は…私は何…?何のために生きて…」
父「口を慎みなさい…!」
魔道士「私はお父様の操り人形にすぎないのですか!?」
父「…いいから座りなさい」
魔道士「籠の中の鳥なのですか…っ!?」
父「座りなさい!!」
魔道士「!?」
- 644 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 00:23:45.49 ID:oRMaV7Ao
またもや、ガンコオヤジ登場か・・・
- 645 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 00:24:48.78 ID:HAqQQnQo
魔道士は座り、俯きながら目に涙を浮かべる。
母「あのね魔道士ちゃん…お父様は…」
父「いい」
母「……」
父「とにかく今日はもう休みなさい…」
魔道士「……」
父「お客人も今日は泊まりなさい…」
召喚士「……ありがとうございます」
父は使いを呼び、部屋の支度を指示する。
魔道士「……うっ…う…っ」
父「……」
…
使い「部屋のご用意が出来ました」
戦士「…それじゃ、俺達は行くか」
召喚士「……うん」
三人は客間を後にし、使いの誘導で部屋へ行く。
- 646 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 00:25:38.71 ID:jhi9p1Uo
オッサンは頑固か女好きの二択かw
- 647 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 00:27:59.78 ID:t.AaWCQo
実際にこういうふうに口を滑らせるオヤジは少なくないから困る
- 648 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/22(火) 00:28:42.24 ID:HAqQQnQo
きた!vip規制解除きた!これで勝つる!
ここまで…進まなかった…ごめんなさい!><
戦闘とかなくてちょっと面白味に欠けるかもしれない…
でもここはちゃんと終わらせないといけないので…すいません…
>>646
やべぇ…w
- 649 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 00:31:20.84 ID:t.AaWCQo
まだだ、まだバーテンさんがいる・・・!!
- 650 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/22(火) 00:33:01.96 ID:HAqQQnQo
御館様「……ムスッ」
父「…・・ムスッ」
旦那「……ムスッ」
マジシャン「……何してんの?」
バーテン「にらめっこだとよ…」
マジシャン「あっそ…」
御館様「……ムスッ」
父「……ムスッ」
旦那「……ムスッ」
マジシャン「……終わんねーだろコレ。どーすんの?」
バーテン「…・・知るか」
では!おやすみなさい!!ノシ
三人「………ムスッ」
マジシャン「まーだやってるよ…」
バーテン「……ムスッ」
マジシャン「お前もかよっ!!」
- 652 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 00:38:55.48 ID:oRMaV7Ao
おつ
って、なんだこの誰得なガンコオヤジ萌状況ww
- 659 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 02:09:30.31 ID:CMg53UAO
父親というものは女の子共にはうるさいし心配するもんだよなあ
- 670 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/22(火) 14:48:39.20 ID:cG2uI8so
支援なんぞしてんじゃねぇ!!!
嘘です。ありがとうございます!書き溜めしてませんよ↓続き
- 671 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:49:30.40 ID:cG2uI8so
使い「こちらです。どうぞ!」
使いはドアを開け、三人を誘導する。
召喚士「え…?みんな一緒の部屋ですか…?」
使い「ここはリビングとなっております」
戦士「……」
使い「奥のドアが個室です。お好きな部屋をどうぞ」
戦士「…なるほど」
召喚士「ありがとうございます」
使い「今、お飲み物をお持ちします!」
使いが頭を下げ、部屋を出る。
戦士「金持ちって…なんかすげぇな」
召喚士「うん…盗賊さんの時も思ったけど…」
盗賊「…」
召喚士「べ…別世界というか…」
戦士「まさかお前も金持ちなんてオチはねぇだろうな?」
召喚士「ははは、安心してくれていいよ」
- 672 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:50:22.81 ID:cG2uI8so
…
コンコン…カチャッ…テクテク
使いは紅茶をテーブルへ置く。
召喚士「ありがとうございます」
使い「…探し人は見つかりましたか?」
盗賊「…!?」
召喚士「覚えて…らしたんですか!?」
使い「ははっ!私達は客商売ですから」
戦士「…」
使い「人の顔を売って顔を覚える。基本ですね」
召喚士「すごい…!」
使い「まぁ…自然に身に付いちまいました。ははっ」
盗賊「……」
使いはテーブル上の紅茶をカップに注ぐ。
使い「お嬢様はああ見えて…、活発な方でして…」
- 673 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:51:57.99 ID:cG2uI8so
戦士「……ああ見えて…か」
使い「…?」
召喚士「せっ、戦士…!ははっ…」
使い「私は小さい頃から住み込みで働かせて頂いてます」
盗賊「……」
使い「だから…両者の言い分も分かります…」
召喚士「難しいですよね…」
戦士「他人にゃ口出し出来ねぇから…な?」
盗賊「!!……そうだな」
使い「旦那様も、本当は自由に生きさせてあげたい…」
召喚士「…」
使い「そう思ってる気がします…」
タッタッタ…コンコン
使い「はい!」
メイド「皆様、客間へお越し下さい」
- 674 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:52:50.53 ID:cG2uI8so
戦士「なんだ?」
召喚士「…?」
〜客間〜
メイド「…どうぞ」
中へ入ると魔道士と両親が座っている。
父「…かけたまえ」
召喚士「はい」
魔道士「……」
父「君が…召喚士くんかね…?」
召喚士「は、はい」
父「娘と……結婚を前提に付き合っているとか…」
召喚士「!?」
戦士「!?」
盗賊「!?」
魔道士は赤面でうつむき、下唇を噛んでいる。
- 675 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:53:41.80 ID:cG2uI8so
母「……」
召喚士「……はい。お付き合いしております」
戦士「!?」
盗賊「!?」
魔道士「!?」
父「…君のご実家は?」
召喚士「北の村です、魔王軍の攻撃で滅びました」
父「…そうか」
魔道士「……あ、あの」
父「君自身はただのワーカーなのか?」
召喚士「…はい」
父「……そうか」
盗賊「…」
父「話にならんな…」
- 676 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:54:33.59 ID:cG2uI8so
魔道士「お父様!この方は…っ」
父「……」
魔道士「召喚士としても有名な…朱雀先生なのです!」
父「朱雀…先生…?」
母「……まぁ」
召喚士「はい」
父「何か…証拠が…?」
召喚士「いやっ、それは…ありませんが…」
父「……充分、分かった」
魔道士「!?」
父「結婚したくない為の、ただの方便だな」
魔道士「……」
召喚士「違いますっ…!!あのっ…」
父「無理に茶番に付き合う必要はない」
戦士「……」
- 677 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:55:53.06 ID:cG2uI8so
父「今日は何の日か分かっておるな?」
父はうつむく魔道士に話しかける。
魔道士「……」
父「もうまもなく客人も集う。すぐに準備をするように」
そう言うと、父は席を立ち去っていった。
使い「さぁ、皆様もこちらへ…」
盗賊「…」
召喚士「魔道士さん……」
〜ドレスルーム〜
使い「こちらで服をお選び下さい」
戦士「…?」
使い「本日は月に一度の懇談会なんです!」
召喚士「…なるほど」
使い「皆様もぜひ、パーティーへご参加下さい!」
盗賊「……」
召喚士「…」
- 678 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:56:59.68 ID:cG2uI8so
…
召喚士「こんなカンジかな」
戦士「おー…なかなか似合ってるな」
召喚士「戦士はタキシードに合わないね!ははっ!」
戦士「うるせっ!鍛え抜かれた肉体がだな…」
カツカツカツ…
盗賊「…///」
召喚士「……盗賊…さん!?」
盗賊「…笑いたければ……わ、笑え」
戦士「…似合わねーなぁ…ははっ!」
盗賊「うっ、うるさい!……ばかもの!」
召喚士「盗賊さんがドレス姿とは…新鮮というか…」
戦士「…馬子にもなんたらってヤツじゃないの?」
召喚士「戦士…?……なんか緊張してる?」
戦士「してねぇよ!!」
盗賊「……」
- 679 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:58:07.04 ID:cG2uI8so
〜ホール〜
ザワザワザワ…
ホール内には、多数の来賓が詰め掛けている。
戦士「すげぇ数…」
召喚士「みんなお偉いさんなんだろうね…」
盗賊「……」
使い「皆様!よくお似合いですよ!」
召喚士「あ、どうも…」
戦士「窮屈でまいっちまうぜ…」
盗賊「…ああ」
盗賊はドレスの胸元を引っ張る。
使い「すいません!しばらく我慢して下さい」
召喚士「お気遣いなく…!」
ザワザワザワ…コツコツコツ…
- 680 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 14:59:12.86 ID:cG2uI8so
父「皆様方、大変お待たせ致しました」
父が上座にて挨拶を始める。
父「今宵もごゆるりとお楽しみ下さいませ。では…」
一同がグラスを頭上に掲げる。
父「乾杯!!」
…
ワイワイ
眼鏡の男「今月はだいぶ儲けたみたいですなぁ〜」
小太り「いやいやっ!おたくこそ随分と…」
女「あらっ!ご無沙汰しております〜!」
長身の男「おや、これは夫人!ご機嫌麗しゅう…」
召喚士「……」
戦士「…場違いすぎる」
盗賊「…ああ」
戦士「とりあえず…メシ食って…行こうぜ」
召喚士「…そうだね」
- 681 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:00:04.70 ID:cG2uI8so
上座に再び、父が位置取る。
父「…お楽しみのところ、失礼致します」
召喚士「…?」
父「本日は皆様にご報告がございます」
ザワザワ…
父「行方知れずになっておりました娘が、無事帰って参りました!」
小太り「おぉーっ!!」
長身の男「それはよかった…!」
父「さ、魔道士。ご挨拶をなさい…」
父は顔を上げ、螺旋階段の上へ声をかける。
カツカツカツ…
魔道士「……」
眼鏡の男「……おぉ」
女「なんと……お美しい…」
階段からは、ドレスと装飾品を着飾った魔道士が降りてくる。
- 682 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:00:57.64 ID:cG2uI8so
召喚士「……」
戦士「………」
盗賊「……」
カツカツカツ…
父「さぁ…」
魔道士「この度はご心配をお掛け致しまして、申し訳ありませんでした」
魔道士は深々と頭を下げる。
魔道士「皆様方にも捜索のお手間をお掛け致しまして…」
召喚士「…」
魔道士「深くお詫び…申し上げます…」
小太り「なぁに、気になさいますな!」
女「大商家様のお頼みですもの…」
父「私からもお礼を申し上げさせて頂きます」
魔道士「……」
父「では、引き続きお楽しみ下さいませ」
- 683 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:02:03.12 ID:cG2uI8so
ザワザワ…ワイワイ
父「さぁ、酌をしてきなさい」
父はシャンパンを魔道士に手渡す。
魔道士「……」
魔道士は受け取り、フロアへ足を進める。
召喚士「……」
戦士「なんか…心が締め付けられるな」
盗賊「……うん」
タッタッタ…
メイド「……ボソボソ」
父「!?」
カツカツカツ
父「さて皆様、ようやく到着されたようです!」
長身の男「おぉっ!!」
召喚士「…?」
戦士「今度は何なんだ?」
- 684 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:03:10.10 ID:cG2uI8so
テクテク…
使い「国軍、及び本国の高官が到着したんですよ」
盗賊「…!?」
戦士「ふーん……モグモグ」
召喚士「…なるほどね」
カツカツカツカツ…
正面より数人の男達がフロアへ入ってくる。
戦士「軍服の奴もいるな…」
召喚士「彼らが国軍の人だろうね…」
高官「やぁ大商家殿。本日もお招き、感謝するぞ」
父「よくぞお越し下さいました!こちらこそ感謝致します」
高官「何やら今日は楽しそうだな」
父「実は…」
父は背後の魔道士に目をやる。
カツカツ…
- 685 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:04:46.87 ID:cG2uI8so
魔道士「ご機嫌麗しゅう…」
魔道士はドレスの裾を両手で広げ、挨拶をする。
高官「おぉ…!娘の魔道士さんだったかな?」
父「本日無事、帰って参りました」
高官「そうか。あまり父上を心配させてはいかんぞ?」
魔道士「…はい」
高官「ではまた後ほど…」
高官はハットを取り、会釈をして立ち去る。
カツカツカツ
エリート「魔道士さん、ご無沙汰しております!」
魔道士「エリートさん…」
父「エリート君!よく来てくれた」
エリート「お義父様もお元気そうで何より。それより…」
父「…うむ」
エリート「魔道士さん。心配致しましたよ」
- 686 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:05:49.21 ID:cG2uI8so
魔道士「……ごめんなさい」
エリート「とにかく無事で良かった…!」
魔道士「…」
エリート「軍も八方手を尽くしたのですが…一体どこへ…?」
父「ワーカーとして旅をしていたそうだ」
エリート「ワーカー!?なんという……」
父「まったく…怪我でもしたらどうするつもりだったのか…」
魔道士「……」
エリート「魔道士さん。魔物は国軍にお任せ下さい!」
魔道士「……」
エリート「国軍の力で、見事世界を救ってみせますよ!」
父「いや、これは頼もしい!はっはっは!!」
魔道士「……はい」
エリート「では魔道士さん。また後ほど…失礼」
魔道士「……」
- 689 :パー速民がお送りします [sage] :2009/12/22(火) 15:25:28.25 ID:1Gq6MOk0
天才の次はエリートか…まぁ自称じゃないだろうけど
こういうキャラは結構いい奴だったりするんだよな…
- 690 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:25:32.01 ID:cG2uI8so
ザッザッザ…
大軍師「どうなさいました?冴えないお顔をなされて」
総司令官「…ん」
大軍師「苦手ですか…ふふふっ」
大軍師は羽毛の扇で口元を隠す。
総司令官「…苦手だよ」
父「総司令官様っ!!」
総司令官「…やあ」
大軍師「お元気そうで何より…」
父「何ヶ月ぶりでございますか…」
総司令官「…すまんね。そう暇じゃないんだ」
父「こっ、これはご無礼を!!」
総司令官「…ん、いいよ」
父「いやはや…ではごゆっくり御寛ぎ下さいませ」
大軍師「お気遣い、ありがとうございます…」
- 691 :パー速民がお送りします [] :2009/12/22(火) 15:29:21.94 ID:sk6skwSO
天才は名前変わるんじゃない?
自称だし、なんか秘密があるみたいだし
- 692 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/22(火) 15:34:58.58 ID:AjALtBMo
総司令官「ハーイ!召喚士ちゃん元気〜?」
- 693 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/22(火) 15:35:56.25 ID:cG2uI8so
投票がどちらか1票入るともう片方も入る不思議w
>>689
マジシャン「だとさ、ヤサ男さん。ほーら、眼鏡行ったぜ」
エリート「…あっ」
魔道士「エリートさん、大丈夫?」
エリート「あ、ああ。ご婦人の口説きようがまずいという訳さ」
マジシャン「そういうことだ。なんせ魔道士はパーティーのおふくろさんなんだからな」
- 694 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:41:58.59 ID:cG2uI8so
戦士「なんだ…アイツら?仮装パーティーか?」
召喚士「…ん?」
仮面の男と扇の男が三人を見つめている。
戦士「な、なんか…見られてるぞ俺達…」
召喚士「…う、うんっ…何だろ…?」
カツカツカツ…
仮面の男が近づき、三人に声を掛ける。
総司令官「…君、コカトリスの朱雀先生だね?」
召喚士「は、はいっ!!」
盗賊「!?」
戦士「あ、あんたは…?」
大軍し「こちらの方は、国軍総司令官だ」
召喚士「こ、国軍の…!?」
戦士「総司令官殿…!!」
大軍師「お初にお目にかかりまする。私は大軍師と申します」」
- 695 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:45:03.87 ID:cG2uI8so
召喚士「…召喚士と申しますっ!」
戦士「戦士です!!」
盗賊「とっ、盗賊で…す!」
総司令官「…ん、かしこまらなくていいよ」
大軍師「最近の活躍は耳にしているよ…」
召喚士「…ありがとうございます!」
総司令官「…これからも頑張ってくれ」
召喚士「はい!」
大軍師「では…失礼致します」
二人は再び、ホールの奥へと去って行く。
召喚士「…総…司令官」
戦士「そんなお偉いさんまで…」
盗賊「……ゴクッ」
戦士「は…はははっ…」
召喚士「…と、とりあえず…喜べばいいの…かな」
- 696 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 15:46:43.78 ID:cG2uI8so
>>691
天才なんてアホな名前もそうそういないので、そのまま使おうかなw
>>692
総w帥wwぬいぐるみw
- 705 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 17:30:56.22 ID:cG2uI8so
総司令官「…さて、帰ろうか」
大軍師「総司令官が足を運ばれるなど…珍しいですな」
総司令官「…ほんとは来たくないんだけどねぇ」
大軍師「…ふふふっ」
総司令官「…占い師はともかく、陛下に言われちゃね」
大軍師「断れませんな…ふふふ」
総司令官「……それに」
大軍師「……?」
総司令官「…ん、行こうか」
大軍師「はい…」
ザッザッザッザッザ…
…
召喚士「あ、魔道士さんっ!」
戦士「・・・おう」
魔道士「……っ」
- 706 :パー速民がお送りします [] :2009/12/22(火) 17:42:02.46 ID:RWx176DO
総司令官のモデルってワンピの黄猿?
- 708 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/12/22(火) 17:45:50.97 ID:cG2uI8so
>>706
ごめんなさい。ワンピースはここ2年くらい読んでません…
- 709 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 17:50:23.59 ID:cG2uI8so
盗賊「……」
召喚士「魔道士さん……」
魔道士「…皆さん」
戦士「…」
魔道士「良かったらどうぞ!ふふっ!」
魔道士はシャンパンを差し出す。
戦士「お前…」
魔道士「さぁ…どうぞ!召し上がって下さいませ」
盗賊「……」
召喚士「…いただきます」
魔道士「はい。どうぞ…」
トクトクトクッ…
召喚士「ありがとう…ございます……」
魔道士「ごゆるりと楽しんで下さいませ…」
魔道士は笑顔で召喚士達の元を去った。
- 710 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/12/22(火) 17:53:22.28 ID:cG2uI8so
…
〜ホール出入り口〜
長身の男「いやはや、此度もご馳走になりました」
父「いやいや…大したおもてなしも出来ず…」
小太り「それでは、また…!」
エリート「魔道士さん」
魔道士「…はい」
エリート「良かったらこの後どうですか…?」
父「おぉ、それは良い。ぜひ行って…」
魔道士「あの…すいません」
エリート「?」
魔道士「戻ったばかりで…なにぶん…」
エリート「そうですね。失礼致しました…」
魔道士「いえ…」
父「それでは、また後日…改めて…」
魔道士「……」
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