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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
97 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:08:09.44 ID:Dn5Suz7Y0
〜師匠の家〜
召喚士「あ・・・戻った・・・師匠は?」
師匠「・・・」
召喚士「師匠?師匠!」
師匠「・・・」
召喚士「あれ?・・・師匠?」
師匠「・・・何だよ。うるせーな」
召喚士「あ、良かった。生きてた・・・」
師匠「何勝手に殺してんだよ!バカヤロウ」
召喚士「ありがとうございました!本当に・・・」
師匠「まー良かったじゃねーかペニスwww」
召喚士「・・・やめて下さい」
師匠「あーそうだ。おめぇに最後に教えとくわ」
召喚士「何でしょうか?」
師匠「今日は遅せぇし、明日からみっちり教えてやる」
召喚士「・・・はい。家事以外で宜しくご指導ご鞭撻のほど・・・」


98 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:13:36.40 ID:Dn5Suz7Y0
〜次の日〜
師匠「まず召喚の世界の話をしてやる」
召喚士「はい」
師匠「召喚獣には四つの属性がある」
召喚士「・・・朱雀というのがその一つ・・・と?」
師匠「そう。他に青龍、白虎、玄武の三つ」
召喚士「四神・・・ですね。それで朱雀が南なのか・・・」
師匠「おめーにしちゃ冴えてるなwその通り」
召喚士「・・・ありがとうございます」
師匠「通常、召喚士ってのはまず基本の精霊を呼ぶ事から始まる」
召喚士「シルフですね(そういえばこないだ死ねって言われたな・・・)」
師匠「シルフは朱雀・・・まぁ属性としておくか。朱雀属性の精霊だ」
召喚士「はい」


99 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:15:57.44 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「普通召喚士ってのは最初に呼び出した属性の召喚獣しか操れない」
召喚士「つまり俺は朱雀属性って事ですね」
師匠「・・・普通はな」
召喚士「普通は??」
師匠「ああ。ところがだ。お前は次にユニコーンを召喚した」
召喚士「はい」
師匠「ゆにこーんてのは白虎属性の召喚獣なんだよ」
召喚士「・・・おかしいですね」
師匠「おかしいんだよ。普通あり得ねぇんだよ。こんな事」
召喚士「・・・そういう事でしょう?」
師匠「こっちが聞きてーよ」
召喚士「・・・」


100 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:19:28.66 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「んでだ、ペニス。お前がもしだ、もし青龍と玄武一体づつ呼べたら・・・だ」
召喚士「全属性を呼べるって事になりますね」
師匠「それで高魔力が身に付けば、だ・・・」
召喚士「・・・すべての召喚獣を呼び出せる・・・?」
師匠「そう。それ即ち最強ってわけだ」
召喚士「・・・凄い事ですね」
師匠「あぁ。凄い事だ。未だ前例がない」
召喚士「・・・」
師匠「根本からして万物の法則を無視してやがる」
召喚士「五行みたいなものですか?」
師匠「そう。火と水は相容れない。そういう当たり前の事だ」
召喚士「確かに・・・でも何ででしょうか?俺は・・・特に何も・・・」


101 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:23:52.06 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「お前がユニコーンを召喚出来たのは二年前だったか?」
召喚士「はい。そのぐらいかと・・・」
師匠「俺の元を去ってから半年後ぐらいだな」
召喚士「そうです」
師匠「何か思い当たるフシはあるか?」
召喚士「・・・いえ・・・特に」
師匠「確かお前は他の召喚士が召喚しているのを生で見て、」
召喚士「はい。それで傷ついた人を治してるのが凄く格好良くて・・・」
師匠「イメージして召喚したら出た、って事だよな?」
召喚士「はい」
師匠「他には試したのか?」
召喚士「何をですか?」
師匠「召喚獣に決まってるだろ。見てイメージしたのかって聞いてんだよ」
召喚士「そういえば試した事ないですね・・・」
師匠「バカじゃねぇの?召喚士のくせに三体しか呼べないって」
召喚士「・・・」


102 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 17:25:32.36 ID:RgHR03lY0
>>99
召喚士「・・・そういう事でしょう?」
…へ?


103 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:27:08.12 ID:ZTNO9HJR0
>>102
どういう


104 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:30:07.80 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「しかもそのうち一体は基本の精霊ときたもんだ。話にならん」
召喚士「すいません・・・」
師匠「話を戻す。お前が去る時、俺はコカトリスを継承した」
召喚士「はい」
師匠「でも魔力がおこちゃまで呼び出せなかった」
召喚士「・・・はい(おこちゃまって・・・)」
師匠「んで今から一年半くらい前にシビレを切らしたコカトリスが」
召喚士「師匠に話しを持ちかけてくれて低魔力で召喚させてくれるように・・・」
師匠「最初に召喚した時に、何か違和感は感じたか?」
召喚士「うーん・・・特に・・・無かったと思います」
師匠「よく思い出せよ?」
召喚士「思い出してますけど・・・やっぱり何も・・・」
師匠「使えねーなぁ」
召喚士「・・・」


105 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:31:37.89 ID:Dn5Suz7Y0
>>102-103
師匠「その通り!お前らはバカ弟子と違って頭良いな」


106 :龍以外で羽付いてるの朱雀にします・・・ [sage] :2009/10/30(金) 17:40:59.47 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「まぁいいわ。とりあえずお前に課題をやる」
召喚士「・・・はい」
師匠「一年以内に他の召喚士から青龍と玄武の召喚獣をパクってこい」
召喚士「え?一年以内ですか??」
師匠「半年でもいいぞ?」
召喚士「き、厳しいですね・・・」
師匠「バカか、全然生易しいわ。俺が現役の頃なんてなぁ〜」
召喚士「(しまった!スイッチを入れてしまった!)」
・・・
師匠「たった三日でグリフォンをだな・・・」
召喚士「はぁ・・・」
・・・
師匠「そこで俺の出番ってわけだよ!おい、酒持って来い」
召喚士「あ・・・はい・・・」
・・・
師匠「・・・ん?もうこんな時間か。寝るぞ」
召喚士「(一日目から地獄だ・・・)」


107 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:43:28.05 ID:Dn5Suz7Y0
〜後日〜
師匠「魔力を上げるためには日々の鍛錬。この一言に尽きる」
召喚士「はい」
師匠「まずは自分の魔力をイメージする」
召喚士「・・・はい」
師匠「その魔力をどんどん膨らませていく」
召喚士「膨らませる・・・」
師匠「魔力、即ち精神力だ。強い心を持つ・・・これが大事な事だ」
召喚士「はい」
師匠「・・・と、毎日教えたがほとんど成長してねぇな。ほんとセンスないよなお前」
召喚士「・・・」


108 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 17:48:01.60 ID:igyKWVNBO
思いの外面白い


109 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:49:32.46 ID:Dn5Suz7Y0
〜また後日〜
師匠「おいペニス。召喚士のメリットってのは何だ?」
召喚士「・・・詠唱が必要ない事ですかね」
師匠「その通り。自分がイメージしそれを魔力で放つ」
召喚士「精神で具現化する・・・という事ですね」
師匠「厳密にいうと若干ちげーが、まぁそういう事だ」
召喚士「つまり・・・どういう?」
師匠「そこは自分で調べろ。人にばっか頼るな」
召喚士「・・・」


112 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 17:55:26.49 ID:Dn5Suz7Y0
〜最終日〜
師匠「お前、確か一ヶ月だったよな?」
召喚士「はい」
師匠「今日帰れば丁度いいくらいだな」
召喚士「あ、もうそんな日数ですか」
師匠「日付を忘れるくらい必死で鍛錬した事は評価してやる」
召喚士「ありがとうございます」
師匠「内容は評価出来たもんじゃねーけど」
召喚士「・・・」
師匠「よし!じゃあお前が次かえってくるまで・・・」
召喚士「はい」
師匠「俺は酒を止める」
召喚士「えっ!?師匠が酒を??」
師匠「あぁ。だからお前も死ぬ気で頑張れ」
召喚士「わ、分かりました!頑張ります」
師匠「最後に酒蔵開かないように施錠しといてくれ」
召喚士「は、はい」


113 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:01:15.71 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「おら!はよ行け」
召喚士「あ、はい!行ってきます!」
タッタッタ・・・

師匠「(一年・・・なんとか身体を持たせたい!)」
師匠「(なりふり構っていられねぇ。もう酒もムリだ・・・)」

師匠「(一年持てば・・・凄いものが見れるかもしれねーんだ!)」
師匠「(人間界にもアイツらの世界にも争いの無い・・・)」
師匠「(そんな事だって夢じゃなくなるかもしれねーんだ!)」

召喚士「閉めてきました。ちょっとの事では開かないと思います」
師匠「けっ!ご苦労」
召喚士「(ほんと・・・口の悪い人だ・・・)」


114 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:04:14.12 ID:Dn5Suz7Y0
師匠「んじゃ半年後待ってるわ」
召喚士「一年じゃないんですか!」
師匠「冗談だよw早く来いよ!俺は死んでるかもしれんぞ?w」
召喚士「師匠は悪魔が取り憑いても死にませんよ」
師匠「おーおーw言ってくれるね」
召喚士「では、また」
師匠「俺はもう魔力がねぇ。つまりお前に結界を張ってやれん」
召喚士「はい」
師匠「俺の引いた結界をはみ出さずに港まで行けよ」
召喚士「はい。ありがとうございます」
師匠「じゃあな」
召喚士「お世話になりました!では・・・」


115 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:07:48.47 ID:Dn5Suz7Y0
〜港〜
召喚士「(師匠の結界は相変わらず凄い。魔物を寄せ付けない・・・)」
召喚士「でも・・・ところどころ弱まってたな・・・」
召喚士「魔力が枯渇した影響、かな・・・」
召喚士「(いずれは俺が張らなくては・・・師匠を守れないし・・・)」
召喚士「よし!頑張るぞ!!」

〜街〜
召喚士「着いた・・・一ヵ月後は明日か・・・」
魔道士「おーい!召喚士さーん!」
召喚士「あ、魔道士さん。それに盗賊さんも!」
盗賊「・・・ゴブサタシテマス」
召喚士「あ、ご無沙汰してますw」
魔道士「やっぱ早く来ちゃったんですね!」
召喚士「みんなもそうなんだ」
魔道士「はいっ!私は昨日着きました!」


116 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 18:08:25.98 ID:ne2NsEcJO
これから説明あるのかもしれんが師匠の状態ってどうなってんの?
魔力が無いだけじゃいまいち分からんのだが


117 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:10:26.95 ID:Dn5Suz7Y0
召喚士「そうだったんですね」
魔道士「盗賊さんなんて五日前くらいに着いたそうですよw」
召喚士「早いですねw」
盗賊「・・・早かった」
召喚士「戦士さんは?」
魔道士「まだ見てないですねー」
盗賊「・・・見てない」
召喚士「じゃあ明日まで待ちましょう!」

〜宿屋の夜〜
魔道士「戦士さんまだですけど再会にカンパーイ!」
召喚士「かんぱーい!」
盗賊「・・・カンパーイ」
・・・
キイィッ


120 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:16:47.51 ID:Dn5Suz7Y0
戦士「おーっ!いたいた!ただいまー!」
魔道士「あーっ!戦士さん!おかえりなさい!」
召喚士「お久しぶり!どうだった?」
戦士「おう!後でゆっくり話すよw」
盗賊「・・・オヒサシブリデス」
戦士「おう!盗賊も元気そうで何より!」
盗賊「・・・ゲンキ・・・デス」
・・・
魔道士「召喚士さんはバッチリですか?」
召喚士「はい。バッチリです!」
戦士「お!それは良かった
魔道士「師匠はお元気でしたか?」
召喚士「ええ・・・ただ魔力が枯渇してしまったようで」
魔道士「そうなんですか・・・」
戦士「何か病気かい?」


122 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:22:33.90 ID:Dn5Suz7Y0
召喚士「いえ・・・以前に大きな討伐があり・・・」
盗賊「・・・」
召喚士「その時に左腕と内臓を少々・・・」
魔道士「あ・・・そうだったんですね・・・」
戦士「名誉の負傷ってやつか・・・」
召喚士「今までは魔力でカバーしてたのですが・・・」
盗賊「・・・」
召喚士「枯渇した今は、そうなんでしょうね・・・相当ツライかと・・・」
魔道士「可哀想ですね・・・」
戦士「まぁ・・・俺らだっていつそうなってもおかしくないしな・・・」
召喚士「ええ・・・」
戦士「まぁまぁ・・・せっかくの再開だし、辛気臭いのはオシマイ!」
魔道士「そうですね!さー、明日から頑張りましょう!」
盗賊「・・・ガンバリマショウ」
召喚士「そうですね!頑張りましょう!」


125 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:27:13.78 ID:Dn5Suz7Y0
〜次の日〜
戦士「よしっ!まずは海沿いをまっすぐ進むぞ!」
召喚士「そういや昨日、話聞けなかったなw」
戦士「あ、そういやそうだなwまぁ今日の夜にでも飲もうぜ!w」
召喚士「そうだな!」
魔道士「お待たせしましたー!出発ー!」
盗賊「・・・出発」
〜第一部、完〜


すみません・・・タイムアップのため終了です


126 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 18:28:31.50 ID:ne2NsEcJO
なん…だと…


127 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 18:31:26.16 ID:RgHR03lY0
第二部はいつやるんだ?


128 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/30(金) 18:33:41.69 ID:Dn5Suz7Y0
家帰って残ってたら書きたいと思いますが、
規制されてる可能性大なんで・・・orz

支援して頂いた皆様!本当にありがとうございます!


130 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 18:38:18.37 ID:Dn5Suz7Y0
dionで昨日ダメだったからキッツイよなぁ・・・
避難所に最適な板かスレあったらご助言の程・・・orz

ストックもなく即興で書いたから細かいところは気にしないでねw
ではまったねー!ノシ


131 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 18:39:35.29 ID:85TgWb1lP
台詞に草生やすのは流石に…


132 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 18:41:30.18 ID:ne2NsEcJO
俺もdionだが死んでるわパー速行けば良いんじゃない?重いけど


134 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 18:59:45.22 ID:sK3ChS5ZO
FFのせいでコカトリスは弱いイメージがある


136 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 19:04:01.18 ID:uZqzeBuuP
乙。セリフに草生すにのに違和感ないのは師匠ぐらいか

p2、p2!


137 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 19:22:16.91 ID:b9h1M+IsO
みけ‥いやなんでもない


138 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 19:28:42.34 ID:GjPk3eD8O
ホシュトリス


139 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 19:33:26.18 ID:/pQL/OELO
コカトリスはMTGのせいで可愛いイメージ


140 :VIPがお送りします [] :2009/10/30(金) 19:55:14.53 ID:EG2gVd5EO
栗とりす


163 :1 [] :2009/10/31(土) 01:01:37.34 ID:thyke6bZO
すいません…もしもしですが1です。やはりdion軍で規制でしたorz
保守して下さった方、ありがとうございます。もういいんです…休んで下さい…

月曜に続き投下します!他の三人の一ヶ月とかもあった方が良いんですかね?
台詞の草は確かにいらんですね…サーセン

まぁまた頑張ります。見つけたら支援よろしくですノシ


164 :VIPがお送りします [] :2009/10/31(土) 01:03:50.45 ID:Hr0NPf1DO
…………月曜……?


165 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/31(土) 01:09:26.55 ID:dnjoBWM60
勤め先だのネカフェだののPCを使うんだろう


166 :VIPがお送りします [sage] :2009/10/31(土) 01:10:30.95 ID:thyke6bZO
へい…土日休みだもんで月曜にならんと…
もしもしはすぐバッテリーなくなるんで書けないし…クソヤロウでスミマセン


167 :VIPがお送りします [] :2009/10/31(土) 01:33:25.03 ID:Hr0NPf1DO
このペニスヤロウが
まる2日間も待たせるのか


168 :VIPがお送りします [] :2009/10/31(土) 01:38:35.65 ID:8SeqOYEa0
クリトリス野郎…!!


169 :VIPがお送りします [] :2009/10/31(土) 02:36:01.01 ID:Hr0NPf1DO
じゃあこのペニススレは落とさなきゃならんってことか?
クリトリス野郎



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