■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
- 734 : ◆1otsuV0WFc [sage]
:2009/11/08(日) 10:32:47.15 ID:6jFSrPko
〜海峡途中の街〜
魔導士「帰ってきましたね…」
召喚士「…そうですね」
戦士「相変わらず仰々しい雰囲気だな」
盗賊「…うむ」
召喚士「…逆を返せば無事だって事だよ」
戦士「…まぁな」
魔導士「それで…どうしましょうか?」
召喚士「・・ここに来たのには2つ理由があります」
盗賊「…2つ?」
召喚士「…はい。とりあえず食事でもしながら話しましょうか」
魔導士「それがいいですね!」
〜食事処〜
盗賊「……なるほど」
戦士「しかし師匠は居場所は知らねぇって…」
召喚士「…はい。ただ、何かアテがあるのではないかと」
盗賊「…人?」
召喚士「そうです。二人を知る共通の友人であったり…」
魔導士「あっ!前のパーティーの人かもですね!」
戦士「可能性は…あるなぁ」
- 737 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 10:35:02.38 ID:6jFSrPko
召喚士「もう一つは国軍との連携です」
魔導士「連携ですか?」
召喚士「ええ…前も話したように、頼りにはなりません」
盗賊「……」
召喚士「場合によっては……ミノタウロスに…」
戦士「…あの指揮官じゃあな」
召喚士「かと言って、俺ら4人でミノタウロスに挑んでも…」
盗賊「…勝てぬな」
魔導士「じゃあ…お互い協力して…」
召喚士「倒すしかないと思います!」
戦士「国軍がウチらを必要とすっかね?」
召喚士「……そこはおそらく大丈夫」
戦士「…そうか」
魔導士「今度は…勝てますよね?」
召喚士「現段階では……3割ぐらいと踏んでいます」
盗賊「……」
召喚士「マジシャンさんが来てくれて…5割」
戦士「…賭け…だな」
魔導士「……」
召喚士「俺らは学んだはずだ。生きていればこそチャンスはある」
盗賊「……」
召喚士「次、勝てなくても…また挑めばいいんだ」
戦士「勝つまで諦めねぇぞ!」
魔導士「あ、危なくなったらすぐに退きましょう!」
盗賊「…同意!」
- 738 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 10:47:51.30 ID:6jFSrPko
〜夜〜
テクテク
戦士「準備は整ったな…」
召喚士「あぁ…明日の朝一で軍本部を訪ね…」
戦士「俺らを戦力として加えて貰う!」
召喚士「あぁ…そこまでは簡単だ」
戦士「…?そこまで?」
召喚士「そう…次に軍を動かさなきゃならない・・・」
戦士「そっか…俺らが戦力に加わったとしても…防衛じゃ意味ねぇ!」
召喚士「こちらから攻める…ましてやここは街だ。被害が大きすぎる」
戦士「…そうだな」
スタスタ…
〜バー〜
カランカラン
・・・「ハッハ!こりゃサイコーだわ!ほれほれ!」
女性「やんっ、もうっ!キャハハハ!」
戦士「!?……この…声」
召喚士「…間違いない…来た!!」
- 741 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 10:56:43.04 ID:6jFSrPko
ダダッ!!
召喚士「マジシャンさん!!」
マジシャン「うん?おー!お前ら、どうしたんだ?」
戦士「来て…くれたんすね!」
マジシャン「来てくれた?…何の話だ?」
召喚士「あれ…?師匠から…何か?」
マジシャン「何だ何だ?俺はネーチャンに会いに来ただけだぞ。なぁ?」
女性「やんっ!ちょっとぉ、ボク達が見てるんだから…」
マジシャン「おっと…すまねぇ!ハッハ!」
召喚士(……まずい…ダメだ)
戦士(やっぱり……ノリが師匠と完全にカブる…)
マジシャン「しょーがねぇな…じゃあまた今度な!」
女性「うん!まったね〜!…チュッ!」
マジシャン「ハッハッハ!いや、モテる男はほんとツライ!困る!」
召喚士「………」
戦士「………」
- 742 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 11:00:40.72 ID:6jFSrPko
…
マジシャン「…なるほどな」
召喚士「……はい」
戦士「…何とか…力になって貰えないか?」
マジシャン「う〜ん…お前らにはまだ早いんじゃないの?」
戦士「それは…分かってる!」
召喚士「でも俺らは……どうしてもやらなきゃいけないんです!」
マジシャン「はー…勇敢と無謀…どっちなんだろうねぇ」
召喚士「……」
マジシャン「お前の見込みでは?」
召喚士「貴方を加えて5割…」
マジシャン「…3割だな」
戦士「!?」
マジシャン「前に船で言ったよな?クラーケンの強さが…」
召喚士「2割は増してるって…話ですよね…」
戦士「つまり…ミノタウロスも…」
マジシャン「俺が知る限りや強くなってるだろーねぇ」
召喚士「でも2割増しのミトタウロスと戦った経験で言ってるんです!」
戦士「…あぁ…おっさんがいれば間違いなく五分まで持ち込める!」
マジシャン「……買いかぶりすぎだよ」
- 743 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 11:11:09.55 ID:6jFSrPko
召喚士「…マジシャンさん」
マジシャン「…分ーかったよ!分かったって!」
戦士「!?それじゃ…!」
マジシャン「オッサンが若い芽見殺しにしたなんて、人聞き悪いからな!」
召喚士「本当に…本当にありがとうございます!」
マジシャン「悪評はモテなくなる一番の要因だ。覚えとけよ?ハッハ!」
戦士「……」
マジシャン「いいか…知ってると思うがミノタウロスには魔法が効かねぇ」
戦士「…あぁ」
マジシャン「つまり俺はお前らの補助にしか役に立たねぇ」
召喚士「…充分です!!」
マジシャン「確か女の子が二人いたよな?」
戦士「盗賊と…魔導士だ」
マジシャン「魔導士の子は補助はどんなモンだ?」
召喚士「……皆無です」
マジシャン「かーっ!こりゃ参ったぜ!ハッハ」
戦士「……」
マジシャン「ま…そこは俺が手取り足取り腰取り何とかしよう」
戦士「………」
- 744 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 11:14:56.94 ID:6jFSrPko
マジシャン「んで、メインはお前さんのコカトリスだ」
召喚士「はい」
マジシャン「そこに戦士くんと盗賊の子が援護…」
戦士「おう!」
マジシャン「俺と魔導士の子で…なんとか補助する!」
召喚士「…お願いします!」
マジシャン「…後は国軍か」
召喚士「…なんとか動いてくれれば良いんですが」
マジシャン「指揮官は?」
召喚士「将軍…という方です」
マジシャン「…ほぅ」
戦士「知ってんのか!?」
マジシャン「いんや…知らん。ハッハ!」
召喚士「とにかく国軍さえ動いてくれれば…」
マジシャン「召喚隊も出張ってくれるって事だな?」
召喚士「はい!…とりあえず明日の朝一で訪ねるつもりです」
マジシャン「うむ…。ま、こんなとこだな」
戦士「…これで…揃ったぜ!」
召喚士「あぁ!全て揃った…あとはやるだけだ!」
マジシャン「あ、そうだ…最後に1つ」
召喚士「は、はいっ!」
マジシャン「…報酬に…酒と女を忘れるなよ?ハッハ!」
戦士「………」
召喚士「……はぁ」
- 745 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 11:18:04.94 ID:Apobf0Q0
師匠と瓜二つだ…
- 748 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 11:30:58.16 ID:6jFSrPko
〜次の日〜
召喚士(さて…行くとするか…)
マジシャン「おっはー。早ぇな」
召喚士「マジシャンさん?早いですね」
マジシャン「ジジイになると早起きでな!ハハ¥ッハ!」
召喚士「……」
マジシャン「さぁ、行くんだろ?軍本部」
召喚士「…はい」
〜軍本部〜
召喚士「すいません」
兵士「ん?何か…?」
召喚士「将軍閣下に…召喚士と言う者が来た、とお伝え下さい」
兵士「…?…ここで待て」
…
兵士「こっちだ。来たまえ」
ガチャッ
将軍「よく来てくれたな!」
召喚士…「お久しぶりです」
将軍「……!!」
マジシャン「初めまして!マジシャンでーす!よろしく!」
将軍「…あ、あぁ…どうも」
マジシャン「頼りない軍が心配でお手伝いに来ました!」
将軍「……あ、そ、そうか」
- 749 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 11:39:48.32 ID:6jFSrPko
召喚士「軍でとしての予定は・・・?…その」
将軍「うむ…魔王軍の動いは今のところない」
マジシャン「静観ですかい?」
将軍「ヘタに動くなと本国からの命令で…」
マジシャン「街を捨てる気なんですかねぇ〜。ハッハ」
召喚士「このままではここも危ない!早いうちに手を打たないと…」
将軍「う、うむ…まぁそうではあるんだが…」
マジシャン「決定打ならここにウチのエースくんがいますよ!」
将軍「……」
召喚士「今なら…こちらから仕掛けられるハズです!」
将軍「……う…うむ」
マジシャン「今動かないでいつ動く!!」
召喚士「…!?」
将軍「……!?」
マジシャン「なーんて怒られちゃいますよ?ハッハ!」
将軍「…ほ、本国に……掛け合ってみよう」
召喚士「お、お願いします…!」
- 750 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/08(日) 11:45:19.81 ID:6jFSrPko
…
戦士「…そうか」
召喚士「とりあえずは…何とかなりそうだ」
魔導士「…いよいよ…ですね」
盗賊「…うむ」
マジシャン「さーて、下準備を進めようかね!」
…
衛兵「閣下…入電です」
司令官「…ん」
衛兵「将軍殿がミノタウロス討伐に動く…と」
司令官「…ん。いいんじゃない」
衛兵「畏まりました」
司令官「…無理はしないようにね」
衛兵「…伝えます」
司令官「…ん」
- 751 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/08(日) 11:45:34.31 ID:Epw2FKM0
元上官か・・・
てか>>1誤字だらけだからもちっと落ち着けw
- 752 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 11:47:54.30 ID:Apobf0Q0
司令官軽いなww
- 753 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 11:59:47.04 ID:6jFSrPko
>>751
本当だ…これはヒドイwwすいません…orz
- 754 :パー速民がお送りします [saga sage] :2009/11/08(日) 12:03:34.74 ID:Epw2FKM0
ついでに「saga」も気をつけて!
- 755 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 12:33:49.10 ID:6jFSrPko
〜街外れ〜
マジシャン「んじゃ魔導士と盗賊はここに残れ」
魔導士「はい!」
盗賊「…私も?」
マジシャン「女は多いに限る!ハッハ」
召喚士「………」
マジシャン「お前らは軍本部へ行き、しっかりと連携を取って来い!」
戦士「おう!行ってくるぜ!」
召喚士「それでは…マジシャンさん、お願いします!」
マジシャン「あいよ」
タッタッタ
マジシャン「さて…ふっふ」
盗賊「…?」
魔導士「宜しくお願いします!!」
マジシャン「まずは…魔導士ちゃんよ、お前さんからだ」
魔導士「はい」
マジシャン「補助がさっぱりらしいな…」
魔導士「……はい」
- 756 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 12:36:04.45 ID:6jFSrPko
マジシャン「時間もない。補助は捨てる」
魔導士「はいっ!」
マジシャン「そこで…物理攻撃付加魔法を教えよう」
盗賊「…物理攻撃…付加?」
魔導士「あっ!弓や剣に撃つ魔法ですね!」
マジシャン「ほー…知ってたか!」
魔導士「はいっ!師匠さんに習いました!」
マジシャン「アホにしちゃしっかりした事を…」
魔導士「はい?」
マジシャン「あー…何でもない。んじゃ,、やってみっか」
魔導士「はい、お願いします!」
マジシャン「じゃ盗賊ちゃん、出番ですよー」
盗賊「…?」
マジシャン「何でもいい。飛び道具を1つ…」
チャキッ
盗賊「…これで」
マジシャン「ナイフか…うん、バッチリだぁね!」
- 758 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 12:43:36.33 ID:6jFSrPko
魔導士「ナイフに…付加を?」
マジシャン「おう、んじゃナイフをあの岩めがけて投げてくれ」
盗賊「…分かった」
マジシャン「今回は手本だからゆっくりやるぞ?」
魔導士「はいっ」
マジシャン「まずは、詠唱」
魔導士「・・・はい」
マジシャン「詠唱が終えたら…ナイフを待つ」
魔導士(凄い…なんて滑らかで…綺麗な詠唱…!」
マジシャン「盗賊ちゃん…いいよ」
盗賊「…うむ!」
シュッ!!
マジシャン「はっ!」
盗賊の投げたナイフにマジシャンが素早く魔法を放つ。
ナイフは黄色い光を帯びて、そのまま岩に突き刺さる。
ザシュッ!!…ガカアァァァッ!!
まるでケーキにナイフを通すように、岩にいとも容易くナイフが刺さる。
次の瞬間、岩の内部から電流が発し、岩は粉々に砕け散った…。
バコオォッ!!ガラガラッ…
盗賊「…っ!!」
魔導士「きゃっ!…す、凄いっ!!」
マジシャン「まっ、今回は練習だからあんなモン。本番はもっと凄いぞ?ハッハ」
- 759 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 12:55:40.71 ID:6jFSrPko
〜軍本部〜
召喚士「お待たせしました!」
将軍「よし、揃ったな!では軍議を始める!」
兵士長「まず戦力の確認からです」
将軍「うむ」
兵士長「先の戦いにて双方損害を出しました」
戦士「…」
兵士長「わが軍は援軍として、召喚隊30名、剣兵10名…」
召喚士(青年兵…くん)
兵士長「魔導士5名、プリースト5名の以上50名を補充致しました」
将軍「…敵は?」
兵士長「はっ!要塞陥落以降、動きが掴めず…」
召喚士「こちらが援軍を派遣している以上…」
将軍「うむ…あちらも援軍を要請している可能性は高いな」
兵士長「では…部隊の編成ですが…」
将軍「総力は80名程度か」
兵士長「はっ!…分散出来る数ではありません」
戦士「そうだな…一隊として進んだ方が賢明だ」
- 760 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 12:57:34.91 ID:6jFSrPko
兵士長「中央に召喚隊、左右を剣兵が護衛します」
召喚士「…問題ありません」
兵士長「後列に魔導士とプリーストを配置し、援護に努めます」
将軍「うむ。そして目標だが…」
戦士「……」
将軍「第一攻略目標を要塞、続いて橋とする」
召喚士「要塞が制圧出来れば…そこを拠点に動けますね」
兵士長「制圧と同時にここより輸送隊を派遣致しましょう」
将軍「あとは…作戦開始の日時だな…」
戦士「…早いにこした事はないぜ」
兵士長「我が隊は、半日あれば準備可能かと…」
将軍「そうだな…君達は?」
召喚士「…はい。半日もあれば」
将軍「よし…!明日の早朝、作戦を開始する!!」
兵士長「はっ!!」
将軍「全兵に伝えよ!そして備えを怠るな!!」
戦士「…さぁ、盛り上がってきやがった!」
召喚士「もう誰も……死なせるもんか」
- 761 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 13:06:22.15 ID:Apobf0Q0
あれ?召喚隊がいりゃ玄武の召喚獣見れるんじゃね?
- 762 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 13:09:52.12 ID:6jFSrPko
〜街外れ〜
マジシャン「さて…じゃあやってみようか」
魔導士「はい!」
マジシャン「まず注意点。魔力の調整だな」
盗賊「……」
マジシャン「合体魔法については知ってるかい?」
魔導士「はい」
マジシャン「うん、発想はそれと一緒」
魔導士「…えと…つまりは」
マジシャン「相手の攻撃力に、魔力を同調させましょうって事」
魔導士「…なるほど」
マジシャン「これはなかなか難しいぞ〜?」
盗賊「…」
マジシャン「なんたって、自分じゃないから分からない」
魔導士「そうです…よね」
マジシャン「経験だけが物言うぜ。ハッハ」
盗賊「…ふむ」
マジシャン「但し、良いとこも勿論ある!」
魔導士「…?」
- 764 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 13:14:17.21 ID:6jFSrPko
マジシャン「武器ってのは、五行と違って属性がない」
盗賊「…つまり」
マジシャン「大幅な誤差がなければ…成功する」
魔導士「そうか!そうですね!」
マジシャン「さ…詠唱してみ」
魔導士「はい!」
マジシャン(ほぅ…こりゃまた…)
魔導士「盗賊さん…ほんと軽くでお願いします」
盗賊「…分かった」
マジシャン「炎か…んじゃあの木、目掛けて投げてみようか」
盗賊「…うむ!」
シュッ!!
魔導士「やっ!!」
ドンッ!!ゴオォォォッ!!
盗賊の投げたナイフが空中で炎に包まれる。
炎を纏ったナイフはそのまま大木に突き刺さり、大木は内部より発火する。
幹を中心に炎の柱と化し、一瞬の内に灰と化した…。
- 765 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 13:17:12.38 ID:iFzsmoAO
一発成功wwwwwwww
チートすぎるwwww
- 766 :パー速民がお送りします [] :2009/11/08(日) 13:19:06.28 ID:XW2a0QUo
>>761
主に師匠準拠みたいだし全員青龍じゃないかな
他にも盛り上がる展k・・・ゲフンゲフン
- 767 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 13:20:56.44 ID:6jFSrPko
魔導士「やっ…た…」
盗賊「……凄い」
マジシャン「ハッハ!いきなり大成功!すげぇな!」
魔導士「あ、ありがとうございますっ」
マジシャン「付加魔法の重要さはとにかくコンビネーション!」
盗賊「……」
マジシャン「詠唱側に判断ミスがなければ失敗しない」
魔導士「…重要ですね」
マジシャン「しかも失敗してもデメリットが少ない」
盗賊「…確かに」
マジシャン「まー…この先デメリットは大きくなる…かな」
魔導士「この先…ですか?」
マジシャン「そっ。互いに攻撃力と魔力が高くなっていけば…」
盗賊「…一撃が…より大きく」
マジシャン「そう。但し失敗した時にゃ大量の魔力を失い…」
魔導士「そうか…」
マジシャン「大切な武器まで失う。これが高価なお宝だったら…」
盗賊「…ひ、悲惨」
マジシャン「ハッハッハ!そういう事。ま、その辺よく考えて使いな!」
魔導士「…分かりました。ありがとうございます!」
マジシャン「いやぁ…素直な弟子は良いわぁ。ハッハ!」
- 768 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 13:22:54.66 ID:6jFSrPko
>>766
よく分かってらっしゃる…
- 769 :パー速民がお送りします [] :2009/11/08(日) 13:28:52.37 ID:Lo.6nUDO
学校で教えてるのに全員青龍なの?でもそれならそれで青龍パクり放題か。
- 770 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 13:35:28.75 ID:6jFSrPko
〜夜〜
盗賊「…明日」
マジシャン「朝一か…なかなか判断早いな」
魔導士「い、いよいよですねっ!」
召喚士「……はい!」
戦士「ようやく…ようやくだ!」
マジシャン「腹が減っては何とやらだ!さ、食おうぜ!ハッハ」
カチャカチャ
召喚士「あの…マジシャンさん」
マジシャン「…ふぉっ?モグモグ」
召喚士「師匠とパーティー組まれてたんですよね…?」
盗賊「……」
マジシャン「あー…古〜い話だよ!ハッハ」
召喚士「20年前…北の山間の村…覚えてます?」
マジシャン「おー!あれはひどいもんだったな…」
戦士「……モグモグ」
召喚士「あの時…小さい子供が…」
マジシャン「あー…そうそう、3歳くらいの男の子が…」
召喚士「……」
マジシャン「が…が!?お、お前……!?」
- 771 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 13:35:38.62 ID:XW2a0QUo
>>769
教官か教師が師匠の位置付けだろ?
ということは教官が青龍の使い手なら生徒は皆青龍になってしまう
そして召喚士自体が少ないという所からして教える人が少ないし
一年に1クラス以下しか素質のある人が集まらないと推察してみた
まぁ>>1の設定で全てが解決するから俺の妄想垂れ流しても意味ないんだけどな
- 772 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/08(日) 13:39:53.68 ID:6jFSrPko
召喚士「はい。やっぱりマジシャンさんもその時助けてくれたんですね…」
マジシャン「生き残ったのは…お前一人だけでなぁ」
魔導士「…召喚士…さん」
マジシャン「俺らが着いた頃には手遅れだったよ。まぁヒドイもんさ」
召喚士「…あのっ!師匠は…どんなだったんですか?」
マジシャン「んー?あのアホから聞いてないのか?」
召喚士「ええ…いつもフラっと行っては帰って来て…何も言わず…」
マジシャン「ふーん…モグモグ。まぁ変わらんよ」
盗賊「……」
マジシャン「ずっとあんなんだよ。ハッハ!」
召喚士「でも!!…15年前に…大怪我して…帰って来て」
マジシャン「……。あー…あのアホがドジ踏みやがってな!まったく…」
戦士「……」
マジシャン「それっきりパーティーも解散!参ったぜ」
召喚士「…そう…でしたか」
マジシャン「まーそんなとこだ。大した話もないよ。ハッハ」
召喚士「……」
- 773 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/08(日) 13:42:12.18 ID:Lf/JDAAO
クリトリスからここまで壮大な物語になるなんて、おらビックリだ。
次へ 戻る 戻る 携 上へ