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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
921 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 10:34:44.86 ID:nGQi6t6o
・・・

召喚士「・・・ん」

戦士「…おっ!」

召喚士「…やぁ」

戦士「…おう」

召喚士「……俺ら…カッコ悪いな…はは」

戦士「……まったくだ」

召喚士「でも…やったな」

戦士「あぁ・・・やった」

召喚士「よ…っと…」

戦士「立てるか!?」

召喚士「あぁ、大丈夫…」

戦士「みんな待ってるぜ」

召喚士「……うん」

・・・

プリースト「おっ!来たぞっ!」

白虎兵「ヒーローの登場だ!!」

剣兵「よっ!待ってました!」

魔道士「……おかえりなさい」

召喚士「………ただいま」


922 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 10:42:45.23 ID:nGQi6t6o
魔道士「エヘヘ!ほらっ、盗賊さんも!」

盗賊「ふぇっ!?…い、いやっ!…」

戦士「…?」

盗賊「……ぅ」

ダダダダッ!!

戦士「……何だ?」

魔道士「何でしょうね?ふふっ」

マジシャン「ボソッ…お・か・え・り!」

ビクゥッ!!

召喚士「!!…ま、マジシャンさん」

マジシャン「いやー…よく頑張ったな!ハッハ!」

召喚士「いや…皆さんのお陰です!」

戦士「でもコカトリスの一撃、すげぇ威力だったぜ!」

マジシャン「おー、ありゃあ大したモンだったわ」

召喚士「ありがとうございます」

魔道士「マジシャンさんは無事だったんですね!」

召喚士「…?」


924 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 10:53:29.36 ID:nGQi6t6o
戦士「…そういや!軍団長とか…何とか」

召喚士「……そういえばミノタウロスが言ってたな」

魔道士「マジシャンさんが食い止めてくれたんですよ!」

マジシャン「いやぁ・・・ミノタウロスがやられたら退いて行ったよ」

召喚士「そうですか…」

戦士「まだ上がいんだよな…くそっ!」

マジシャン「まーあちらさんも相当戦力を失った。しばらくは来ないだろ」

魔道士「そ、そうですよね!」

召喚士「………」

青龍隊「おーい!英雄達!早く酒を注がせてくれぇ!」

青年兵「召喚士さーん!食事も冷めちゃいますよ〜!」

マジシャン「ほら…今日は勝利の美酒にだけ酔いしれて来い!」

戦士「悩むのは…後だな!」

召喚士「ははっ、そうだな!ごめーん!今行く〜!」

タッタッタッタ

マジシャン「……ハッハ!」


925 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/09(月) 11:01:03.81 ID:nGQi6t6o
〜夜更け〜

要塞の見張り場からマジシャンは外の闇を眺める。

マジシャン「……」

マジシャンは師匠酒の瓶を見つめている。

グイッ…キュポン、ゴクッゴクッ・・・

マジシャン「ふー…相変わらずうめぇや…」

カッカッカ…

足音に振り向くと、一人

将軍「ここ…でしたか」

マジシャン「…やぁ、閣下」

将軍「閣下はやめて下さい。将軍…で結構です」

マジシャン「閣下は閣下でしょ。それにアンタのが年上だし」

将軍「……15年…振りですか」

マジシャン「そうだっけか?…まぁ久々だわな。ハッハ」

将軍「……あの時は、本当に」

マジシャン「よしてくれよ…みんな必死だっただけでしょ」

将軍「あれから行方知れずと聞いて…」

マジシャン「ハッハ!そりゃ失礼だな。ただ旅をしてただけだよ…」


927 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 11:42:58.45 ID:nGQi6t6o
将軍「貴公には命を救われたどころか…」

マジシャン「……」

将軍「色々と教えられましたな…」

マジシャン「……そうだっけか?忘れたよ」

将軍「勇敢と無謀を履き違えるな…今でも教訓です」

マジシャン「何度も言うけどな、お前の親父の口癖だよ」

将軍「私は…貴公に教えられましたよ」

マジシャン「勇敢であり、臆病であれ」

将軍「…いつのまにか、ただの臆病になってましたなぁ」

マジシャン「……俺もだ」

将軍「貴公が来てくれて思い出しました…勇敢さ」

マジシャン「逃げてるだけじゃ誰も救えねぇ…」

将軍「…まったくです」

マジシャン「老木も…若い芽に思い出させられたよ。ハッハ」

将軍「一応聞きますが…本国へ来ませんか?皆、歓迎しますぞ」

マジシャン「……俺は軍属にゃ、ならねぇよ」

将軍「…それでこそ大魔道士、マジシャン様…ですか」

マジシャン「……もう死んだ名前だよ。ハッハ」

将軍「…では、これにて」

将軍は敬礼をすると後ろを振り向き、階段を下りていく。

マジシャン「……ふー。酒が…冷えるねぇ」


928 :パー速民がお送りします [] :2009/11/09(月) 12:01:31.47 ID:sf7AlEAO
なんかみんなに様々なドラマがあってカッコイイ(・∀・)!!


929 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 12:01:51.53 ID:nGQi6t6o
〜次の日〜

魔王軍を壊滅させ、要塞を奪取した国軍は、

即座に輸送隊を派遣し、要塞の復旧を開始した。

召喚士「……」

青年兵「あ、召喚士さん。ここでしたか!」

召喚士「青年兵くん。うん…中に居ても邪魔になるしね。はは」

青年兵「そんな事ないのに…すいません!」

召喚士「いやいや!気にしないで」



青年兵「やっぱり…凄かったですね」

召喚士「・・・ん?」

青年兵「召喚士さんの攻撃を目の当たりにして…」

召喚士「あぁ…まだまだ大した事ないよ。ははっ」

青年兵「いやっ…自分はこの歳で召喚士になれて・・・」

召喚士「…うん」

青年兵「少し過信していました…情けないです」

召喚士「いやっ…そんな」

青年兵「自分は…もっと訓練に励み、…召喚士さんのようになりたい!」

召喚士「……青年兵くん」


930 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 12:08:35.51 ID:nGQi6t6o
青年兵「あ!そういえば…自分、コカトリスと話せました!」

召喚士「そうかっ!ね、召喚獣とは話せるんだよ」

青年兵「感激でした・・・今度僕もワームと…」

召喚士「うんっ!ぜひ話し掛けてやって!」

青年兵「はい!大切な…戦友ですもんね!」

召喚士「……そうだね」

青年兵「お互い…道は違うけど、同じ召喚士です!頑張りましょう!」

召喚士「あぁ!頑張ろう!!」

青年兵「次会う時は…負けませんよっ?」

召喚士「はははっ!楽しみにしてるよ!」

青年兵「では!失礼します!」

召喚士「あ、はい!こちらこそ!」

青年兵「ぷっ…はははははっ!!」

召喚士「ははっ…ハハハハッ!!」

青年兵「それじゃ!」

タッタッタッタッタ…

召喚士(俺も…もっともっと頑張らなくちゃ…)


931 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 12:16:11.67 ID:s/selp.o
ひよっこPTかと思っていた
主人公チームはいつしかかけがえのない絆と
多大なる名声、貴重な経験を経て立派な冒険者に・・・・


うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ


932 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 12:30:39.85 ID:nGQi6t6o
タッタッタッタ…

戦士「おう!召喚士見なかったか?」

青年兵「あっ!戦士さん。正門の脇にいますよ!」

戦士「サンキュッ!」

タッタッタ

戦士「あれ?…いねぇ…あっち…か?」

ザッザッザ…

召喚士「……」

召喚士は片膝を地に着き、右手で土を撫でる。

戦士「…おう、やっぱりここだったか」

召喚士「戦士…」

戦士は脇に抱えた師匠の蓋を開ける。

キュポン…トポットポットポッ…

戦士「…さぁ、弔ってやろうぜ」

召喚士「……あぁ」

タッタッタ

盗賊「……」

魔道士「…声、掛けて下さいよね!」

召喚士「はは…すいません」

戦士「さぁ…たっぷり飲んでくれ…」

召喚士「弓使いさん…プリーストさん……短髪さん」

滴り落ちる無色の酒は、あたかも涙のように落ち、土の中へ消えて行った…。


934 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 12:35:56.57 ID:Z3GQmMAo
戦士は脇に抱えた師匠の蓋を開ける。


935 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 12:38:28.87 ID:5nWuvw2o
一瞬師匠が寝込んでる間に死んだのかと思ってびっくりしたww


937 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/09(月) 12:44:21.76 ID:nGQi6t6o
〜午後〜

魔道士「だいぶ要塞も復旧してきましたね!」

戦士「早いな〜!さすが国軍、大したモンだぜ」

背後から聞き覚えのある大声が響き渡る。

マジシャン「よーし!ついて来い!ハッハ!」

将軍「いや…そ、そこまでして頂かなくとも…」

マジシャン「うるせーなぁ。俺の勝手だろ!さぁ着いて来い召喚士どもっ!」

ザッザッザッザ

魔道士「…何ですかね?」

召喚士「……何でしょうね?」

マジシャン「おー!おい、お前らも来い!」

召喚士「…!は、はいっ!」



盗賊「……なるほど」

魔道士「橋に結界を張るんですねー!」

将軍「う、うむ…我が軍でやると言ったのだが、マジシャン殿が…」

マジシャン「パパっと手伝った方が早えぇだろ?ハッハ!」

兵士長「ご協力頂けるとは…。感謝致します!」


938 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 12:45:51.87 ID:nGQi6t6o
>>934-936
ホントだ!これはヒドイww師匠涙目ww
分かってると思いますが師匠酒ですww


939 :パー速民がお送りします [] :2009/11/09(月) 13:01:36.89 ID:Il7/nYAO
師匠の盖ときいて一瞬骨壺かと思ったがあっちは棺桶だから違うのに気づいたわ


940 :パー速民がお送りします [] :2009/11/09(月) 13:03:23.62 ID:4Aa1r2DO
こんな流れだから言うけど、青年兵が話したのはコカトリスじゃなくてサラマンダーだよな?


941 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:05:00.71 ID:Y0vPpwAO
師匠酒と脳内変換余裕だったけど、それでも師匠死んだかと思ったwwwwww


942 :パー速民がお送りします [] :2009/11/09(月) 13:07:19.89 ID:C3Ym6wso
>>940
>>858読めks


943 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:11:37.81 ID:nGQi6t6o
すいません!ほんとすいません!
折角のシーンが見事に台無し\(^o^)/

>>940
分かりにくくてすいません。
>>858の事を指してます。喋ったと言えるか謎ですけど

ところで皆様に質問させて頂きたいのですが…
1匹の召喚獣が重複ってアリですか?それともそれぞれ1匹のみですかね?


944 :パー速民がお送りします [] :2009/11/09(月) 13:13:32.27 ID:EuJu2pYo
コカトリスが1匹だけってのも、生物学上不自然じゃないかい?


945 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:13:54.55 ID:U6fOHeAo
イメージを実現させるんだっけ
それなら重複してもいいんじゃね?


946 :パー速民がお送りします [] :2009/11/09(月) 13:20:47.39 ID:sf7AlEAO
幻獣だから1匹でも変ではないだろ
じゃないと専属契約の意味もあんまりないし


947 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:22:00.26 ID:Z3GQmMAo
沢山いないと、召喚隊で召喚獣の取り合いになるぞ


948 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:22:47.65 ID:HWCgENYo
上級は1匹で下級召喚獣は何匹もいるぐらいじゃないか


949 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:24:10.33 ID:Z3GQmMAo
四神は1匹、細かいのは沢山、コカトリスは10匹くらい、とかそんなんじゃね?


950 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:29:44.94 ID:zYujcy6o
いっぱいいるのも、少ししかいないのも、1匹しかいないのも様々でいいとは思う


951 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:32:32.25 ID:J1uc/zIo
ザコほどたくさん居て高位になるほど少なくなるピラミッド方式って考えてた。


952 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:32:45.95 ID:0N5VG62o
雑魚少し上gらいまではワラワラ居た方が後々○○が○○匹居たのに一瞬・・・だと・・・?
とか何とか盛り上がり的にいいと思うって俺が言ってた


953 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:35:12.46 ID:nGQi6t6o
おぉー!多数のご意見ありがとうございます!
良かった。これで話が進みそうです。続き↓


954 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/09(月) 13:36:04.33 ID:NyN352AO
話的にこれから召喚隊が結界張るから
弱い召喚獣とかは、いっぱい居た方が良いと思う



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