■戻る■ 戻る 携 下へ

490 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 22:47:08.44 ID:rTl3gXUo
師匠「昔な、上級召喚獣を国が独占しようって計画があったんだ」

召喚士「初めて聞きますね…」

師匠「公になってねぇからな…」


492 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 22:57:02.29 ID:rTl3gXUo
魔導士「機密…事項?」

師匠「そんでな、国の選りすぐりの召喚士数名が独占に試みた」

召喚士「まさか…失敗に?」

師匠「いんや、計画は大成功!ところがだ…」

魔導士「ところが?」

師匠「召喚獣に情が移った召喚士達がな、クーデターを起こしやがった」

召喚士「!?」

師匠「相手はトビキリの召喚獣数匹だ。国軍もそりゃ大慌て」

魔導士「そうですよね…上級召喚獣を数匹なんて」

師匠「まー国中からありとあらゆるワーカーが駆り出されてなぁ…」

召喚士「……」

師匠「双方無益な血を大量に流しましたとさ、って話だ」

魔導士「それ…いつ頃なんですか?」

師匠「うーん…30年、いや35年前だったかな?俺もガキだったからなぁ…」

召喚士「…そんな事が」

師匠「それからだな…国がゴチャゴチャ制約付け出したのは」

魔導士「そんな過去があったんですね…」


866 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/22(火) 18:43:11.36 ID:ye7R/o9xo
天才「ゾディアック…って知ってっか?」

天才「むかーし昔の大昔、一本の槍がありました」

天才「その槍はどこから来たとも知れず、天から降ってきたそうです」

天才「かつて、この世界を我が物としていた魔王……サタン」

天才「魔王サタンの元へ、一直線に天から突き刺さりました」

天才「サタンは魔力を半分以上失い、地上を離れました」

天才「しかしその時の威力で、地上の大陸はブチ割れてしまいましたとさ」

天才「あまりの威力に、目を付けた人間達が、こぞって自分の物にしようとした」

天才「しかし使いこなす事は出来ず、永らくの間、行方不明となった」


868 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/22(火) 18:45:51.61 ID:ye7R/o9xo

天才「ところがだ。ちょいと前に、一人の人間が古代の文献に目を付けた」

天才「そいつは、その槍を手に入れて魔物を殲滅しようと考えた」

天才「だが、そいつはとんだ悪党でな。魔物どころか人間も殺し始めた」

天才「自分が地上の王になろうと目論んだんだよ」

天才「まぁ、それも未遂で終わったけどな」

天才「人間として生きられなくなったそいつは、魔物の所へ去って行った」

天才「元々、魔物を使って色々してたみたいでな」


869 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/22(火) 18:46:35.08 ID:ye7R/o9xo
天才「結局、そんなあぶねぇモンは封印しようって事になってな」

天才「一人の鍛冶職人が1本の槍を解体し、12本の槍へと分裂させたのさ」

白馬騎士「それが……この……」

天才「そういう事。お前らの持っていた3本の槍、それはゾディアックだ」

天才「柄の部分に紋章が入ってんだろ。あれば本物だ」

スッ

白馬騎士「……紋章……確かに」

天才「よーやく使い手が現れたのさ。……ここにな!」

戦士父「……」


870 名前: ◆1otsuV0WFc [sage saga] 投稿日:2011/02/22(火) 18:47:16.06 ID:ye7R/o9xo
天才「それでも賭けだけどな」

戦士父「ああ。それにそれ以前の問題かもしれんしな」

弟者「それ以前?」

白馬騎士「…再構築の為の、鍛冶職人ですか」

天才「ビンゴ!やるね、アンタ」

兄者「確かにな。元ある1本の姿hwと戻せぬ限り……」

剣士「利用出来ない…ですね」



次へ 上へ 戻る 戻る 携