■戻る■ 下へ
冒剣士「…冒険酒場で働くことになった」
350 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:38:21 ID:f1xfYmI6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【次の日・遺跡前】


冒剣士「…ここが遺跡ですね」

女メイジ「うっわ…、そこら中…小さな…貝…?でビッシリ…」

孤高騎士「元々海に沈んでいたのが地殻変動で現れたらしいからなぁ…、ヌルヌルしてやがるし…」ヌルッ


女メイジ「転んだら潮まみれ…」

冒剣士「あはは…、気をつけよう…」


351 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:38:58 ID:f1xfYmI6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


…トコトコ……


冒剣士「…とはいえ、一般的な遺跡みたいで中もあまり変わりませんね?」

孤高騎士「そうだなぁ、貝やら海のものが多いくらいで…そんなに他とは変わらないな」

女メイジ「マーマンとかも出てきませんね」


孤高騎士「あいつらは意外と知識があるからな。意外と、スキを狙ってるのかもしれん」スチャッ


…ビュンッ!!キィン!!

孤高騎士「っと…こんな風にな…」


冒剣士「矢!?」


352 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:39:40 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「おいでなすったぜ…ほら」


マーマン達『…』


女メイジ「うわ…いっぱいでてきた…」

冒剣士「な、なんか武装してますが…」

孤高騎士「半漁人だからな。知性は高いのもいる」


マーマン『…サレ。オマエラガアラシテイイバショデハナイ』


孤高騎士「…嫌だといったら?」


マーマン『コロスマデ』

孤高騎士「…上等!」


353 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:40:18 ID:f1xfYmI6
 
…ダダダダッ!!

冒剣士「このぬかるんだ床を何ともなく走るなんて…!」


孤高騎士「おらああっ!大突連弾っ!」ビュビュビュビュッ

女メイジ「…続きます!中火炎魔法っ!」ボワッ!!


…ドシュッ・・・ドシュドシュ…

カッ…ドゴォォン!!


マーマン『グ…!』


孤高騎士「おらあどうした!数で勝負できる相手だと思うな!!」


マーマン『…イッタンヒケ!アノオカタノモトニハトオスナ!』


冒剣士「…あのお方…?」


354 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:41:19 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「面白いことを聞いた、冒剣士!」

冒剣士「は、はい!」

孤高騎士「気絶だけ狙ってあの剣を持ってるリーダー格のマーマンを捕まえろ!」

冒剣士「…やってみます!」

女メイジ「気をつけて!」


…タタタタッ…ズルッ

冒剣士「う、うわ滑る!」

マーマン『フハハ!ナメルナ!ワガ"ケン"ノ、エジキトナレ!』ビュッ


女メイジ「危ない!」


355 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:42:06 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「くっ…居合いっ!」ビュンッ!!

マーマン『アタルカ!』ヒュッ


孤高騎士「外した…いかん!居合いの後のスキが大きすぎる!」


マーマン『シネ!』ビュッ!!

冒剣士「ぬあああっ!…虎切っ!!」ユラッ…ビュンッ!!


女メイジ「えっ!?」

孤高騎士「外した居合いからの切り替えしだと!?」


…キィン!!ドスッ……!!

マーマン『…っ!』

冒剣士「…っ!」


356 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:42:46 ID:f1xfYmI6
 
…ドサッ

マーマン『』


冒剣士「…ふう、うまく峰打ちできました」シャキン

女メイジ「い、今のは…?」

孤高騎士「おいおい、居合いからの切り替えし術があるなんて聞いてないぜ…?」


冒剣士「これは体を大きく捻って、無理やり戻すんで負担が大きいんですよ…」イタタ

女メイジ「凄い速度で斬り直しをしてたけど…」

冒剣士「全身をバネにして戻すからね…、腰とわき腹の筋肉が痛い…からあんま使わないんだよ…」ズキズキ


孤高騎士「まったく…大したやつだ。それより…このマーマン…」

マーマン『…』

孤高騎士「縛り上げるぞ、手伝え」


357 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:43:17 ID:f1xfYmI6
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

マーマン『…』ハッ


孤高騎士「よーおめざめか」

マーマン『クッ…ホドケ!』

孤高騎士「そういう訳にはいかないねぇ」


マーマン『ナニガモクテキダ!』

孤高騎士「あのお方って、誰のことだ?」

マーマン『…』

孤高騎士「…いわないつもり?」


マーマン『ニンゲンフゼイガ…』


358 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:44:00 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「……く……が…」

マーマン『ナニ?キコエヌゾ?』


…バキッ!!

マーマン『ガッ…!』

孤高騎士「もう1度聞く。あのお方は誰だ。この遺跡は何の意味がある」

マーマン『イワヌ…」


孤高騎士「…」ブンッ

…バキッ!!!ドゴッ……


マーマン『…ウッ!……ウグッ…』

孤高騎士「言え」


359 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:44:48 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「…」

女メイジ「…」


マーマン『フン…コロセ…』

孤高騎士「殺すのは簡単だ。だが、俺らには情報がほしい。別にいいんだぜ?いわなくてもよ」

マーマン『…』

孤高騎士「その眼を1個ずつくりぬいて、指を1本ずつそり落とす。ただ落とすんじゃねえ、千切りのように薄く…薄く…」

マーマン『…っ』


冒剣士「…」ブルッ

女メイジ「痛い…痛い…」


360 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:45:45 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「俺らも遊びでやってるんじゃねえんだ。命かけてんだ。冗談じゃすまねえぞ」

マーマン『…ダ』

孤高騎士「あん?」


マーマン『コノオクニ…ヒュドラサマガ…イラッシャル…』

孤高騎士「…おい、それ本気でいってるのか」

マーマン『…コノジョウキョウデ、ウソハイワヌ』


孤高騎士「…」

冒剣士「ヒュドラ…?」

孤高騎士「一体何が起きてるんだ…?フィルボルグにヒュドラ?神獣のオンパレードだなこりゃ…」


361 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:46:22 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「神獣って…」

孤高騎士「あぁ。あのフィルボルグ…ほどじゃあないが、魔王軍の時代の封印された強力な敵だ…」

女メイジ「…」


マーマン『ヒュドラサマハ、フタタビワレラノマエニコウリンサレタ!』

孤高騎士「封印はどうしたんだ」

マーマン『ショセン、ニンゲンノ"フウイン"ナド…ソンナモノヨ!』

孤高騎士「…お前ら、何を企んでやがる」


マーマン『ヒュドラサマノカンガエ?サアナ…、シラヌナ』ハハハ


孤高騎士「そうか、じゃあ死んでおけ…」ビュッ

…ドシュッ……ドサッ


362 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:47:13 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「…」

女メイジ「…」

孤高騎士「まずいな、あいつらの言い草だと…確実に人間界への侵攻を考えている…としか思えん」


冒剣士「…どうするんですか」

孤高騎士「…うーん……」

冒剣士「ヒュドラって、結構手ごわい…ですよね」ハハ…

女メイジ「手ごわいも何も…」


冒剣士「どういうやつなんですか?巨人のような感じです?」


363 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:48:04 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「いや…蛇だ」

冒剣士「へび…?」

孤高騎士「あぁ。頭を9個もつ、強力な神獣だ」


冒剣士「頭が9つの蛇ですか…ヤマタノオロチみたいだ」


女メイジ「何それ?」

孤高騎士「聞いたことあるな。東方に住む魔物だろ?」

冒剣士「そうですね、古来から伝わる魔物です」

孤高騎士「まあ…戦える相手じゃないし、ここは一旦引退くかないな」


364 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:48:41 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「そうですか…」

孤高騎士「残念だが、さすがに危険が分かっていては進めない。一旦退くぞ」

女メイジ「またこの間みたいな思いするのは沢山…」ハァ


…ミシッ

孤高騎士「…ん」


…ミシミシッ…


冒剣士「なんか、そこ盛り上がってません?」

孤高騎士「ああ…地面が…盛り上がってきてるようだな…」

女メイジ「…このパターンって、何かいやーな…予感が…」


365 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:49:18 ID:f1xfYmI6
 
ミシミシミシッ…!!

ドゴォン!!!………ウネウネ…


女メイジ「何…あれ…イカの触手…?」

孤高騎士「…あぁ、触手だな」

冒剣士「ボケーっと見てて大丈夫なんですか…アレ」


…ウネウネ


孤高騎士「…」

冒剣士「僕たちが戻る方角ですが…」

女メイジ「…」


…ミシミシッ


366 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:49:49 ID:f1xfYmI6
 
…ドゴォン!!
……ドゴォン!!……ウネウネ…ウネウネ…



冒剣士「いっぱい…出てきましたが…」

孤高騎士「…道ぃ、塞がったな……」

女メイジ「…」


…ザッ…ザッ…ザッ…


孤高騎士「…お?」


マーマン達『イタゾ!』

セイレーン達『クスクス…あれがヒュドラ様に逆らう輩…なのね』


367 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:50:51 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「…奥からは敵の大群、出口は触手で封鎖か…」

冒剣士「あはは…なんか、妙に落ち着いちゃってる自分がいるんですが」

女メイジ「奇遇ね、私もよ…」


孤高騎士「ピンチに次ぐピンチで、慣れちまったんじゃないか?俺みたいにな」ククク


冒剣士「さて、どうします?」

孤高騎士「武器の準備だ。さすがに奥には進めん。逃げるが勝ち…触手を切り開いていくぞ」


女メイジ「了解です!」スッ

冒剣士「いつでも…」スチャッ


368 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:51:22 ID:f1xfYmI6
 
マーマン達『イクゾ!!』ダッ

セイレーン達「クスクス…」〜♪


…ブワッ!!
……キーン!!


女メイジ「な、何この音!…歌!?耳がっ!」

冒剣士「頭が…痛いっ!」

孤高騎士「セイレーンの歌だ!波動による直接攻撃だ、歌を聴くな!」


冒剣士「って言っても…聞こえますよ!」


セイレーン『ア〜♪』


孤高騎士「それか意識をするな!」

女メイジ「そんなのも…無理…頭が割れる…」


369 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:51:58 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「仕方ねえ…!」ダダダッ

冒剣士「そ、そっちは敵の大群が…!」



…ダダダッ!!

キィン!!ズシャッ……ドスッ!!

…キキィン!!…ダダダダッ…


孤高騎士「おりゃあああっ!」

マーマン『ヒルムナ!』

セイレーン『…っく!』


370 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:52:46 ID:f1xfYmI6
 
……シーン

冒剣士「歌が途切れた!」

女メイジ「戦える!」


孤高騎士「はっは…、世話のかかる仲間だぜ!お前らで出口側の触手をなんとかするんだ!」


冒剣士「はい!」

女メイジ「わかりました!」


371 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:53:17 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「…居合いっ!」


…ビュンッ!!……ザシュッ…グニュッ…


冒剣士「き、切れない!?」

女メイジ「何やってるの!どいて…中火炎魔法っ!」


カッ…ドゴォン!!!

…ウネウネ……



冒剣士「そんな、攻撃が効かない!?」

女メイジ「…小雷撃魔法!」


バリバリッ!!!……ウネウネ…


372 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:53:57 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「くっ…まだか!?」

キィン…キン!!!…ズバッ…


冒剣士「待ってください!触手が硬すぎて…っ」

女メイジ「どうすればいいの!?」

冒剣士「…大きな相手か、アレならいけるか…?」

女メイジ「"アレ"?」


冒剣士「…」スチャッ


女メイジ「居合いは効かないんじゃ…」

冒剣士「…おりゃあああっ!」


…ダダダダッ…タァン!!

女メイジ「飛んだ!?」


373 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:54:46 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「おりゃああああっ!」

シュバッ……ザシュッ!!!


冒剣士「や、やった!触手が裂けた!」

女メイジ「た、縦の…居合い…?」

冒剣士「わったったた…うわっ!」


…コケッ…ドサッ!!


冒剣士「あいたた…、なんか最近よく転んでる気がするよ…」

女メイジ「す、すごいじゃない!今のは!?」


374 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:55:31 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士「兜割りっていう縦の居合い斬りだよ。威力が高いけど、使いづらくて…」

女メイジ「残りは2本…いける?」

冒剣士「やってみる!女メイジは孤高さんの支援をお願い!」

女メイジ「わかった!」


孤高騎士「こいっつら…、斬っても斬っても…出てきやがる…」

マーマン『グフフ…ドウホウノウラミ…ハラサセテモラウゾ』

セイレーン『うふふ…、人間の悲鳴って大好き…、聴かせて頂戴…」


孤高騎士「俺は嫌いだよ!くっそがぁ…」

…キィン!!ズバ…!!


375 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:56:10 ID:f1xfYmI6
 
…タタタタッ

女メイジ「加勢します!」

孤高騎士「お、触手は?」

女メイジ「冒剣士が兜割りとかっていう技で1本1本落としてます、大丈夫だと思います」


孤高騎士「ほう、さすがだな。女メイジも、しっかりついてこいよ!」

女メイジ「わかってます!」


 
冒剣士(向こうは大丈夫みたいか…問題はこっちだな…)


…ウネウネ…


376 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:56:41 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士(何とか2本は仕留めたけど、あと1本が…)チラッ

…ドロッ…ズキズキ…

冒剣士(参ったな…親指に負担をかけすぎて血だらけで力が出ない…)


…ウネウネ


冒剣士(だけど…やるしかないって事だよな…!)ギロッ


…タタタタッ……タァン!!


冒剣士「おりゃああっ!兜わ…」

…ズキッ!!

冒剣士(しまっ…構えがズレ…)


…ウネウネ……ビュンッ!!

クルクルッ…………、ギュッ…


377 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:57:52 ID:f1xfYmI6
 
冒剣士(絡まれた!?く…)



女メイジ「…はぁはぁ、敵が一向に減らない!」

孤高騎士「冒剣士はまだか…って、触手に締め付けられてるぞ!?」

女メイジ「…あの馬鹿!何してんのよ!」


冒剣士(動けない…くそっ!何とかしないと…何とか…)キョロキョロ


孤高騎士「その触手は動くものに反応し、締め付ける!あまり動くんじゃない!」

冒剣士「で、ですが!」

孤高騎士「今行く!」


378 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:58:36 ID:f1xfYmI6
  
…ウネウネウネ…ユルッ…

冒剣士「緩まった!う…うおおお…!」ギリギリ



女メイジ「…孤高さん、助ける必要はないみたいですよ」

孤高騎士「どうした?」

女メイジ「…」クスッ


冒剣士「おりゃああああっ!」スポンッ!!


…スタッ

冒剣士「…今度はこっちの番だ!…居合いっ!」


…ビュンッ!!!


379 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 08:59:10 ID:f1xfYmI6
 
ウネウネ……ドシュッ………スパァッ!!

…ドサッ……


冒剣士「ふぅ…やった!」


孤高騎士「へえ…頼れる仲間になってきたじゃねーか」

女メイジ「私もあんなふうに、頼れる仲間になりたいな…」

孤高騎士「ふ…、お前らはもう、俺は頼りにしてるけどな」


…キィン!!!
……ズバッ…


マーマン『コ…コンナバカナ…、ワガドウホウヲスベテ…』


380 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 09:00:00 ID:f1xfYmI6
 
孤高騎士「俺らを倒したきゃ…小粒だろうが、数でも揃えてから来るんだったな…」

…ビュッ……ブシュッ…ドサッ


マーマン『…』



女メイジ「はぁ…はぁ…」

孤高騎士「さすがに俺もちょっと疲れたぜ…」

冒剣士「…ふぅ…、ふぅ…」


孤高騎士「お疲れサン、冒剣士」ポン

冒剣士「はは…、なんとかですよ…」


381 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 09:00:31 ID:f1xfYmI6
 
女メイジ「ほとんどこっちは孤高さんが倒しちゃったけどね…」

孤高騎士「女メイジの支援があってこそ、楽に立ち回れたんだ。ありがとよ」ニカッ

女メイジ「いえ、そんな…」


冒剣士「それじゃ、一回戻りますか?」

孤高騎士「お前、まだ進む気でいたのか?」ハッハッハ

冒剣士「い、いえいえ!そういう意味じゃなくて…」


孤高騎士「そうだな、それじゃ一回戻って再度報告だ」

冒剣士「そうですね!」


382 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 09:01:05 ID:f1xfYmI6
 
…ミシッ…

冒剣士「…ん?」

……ミシミシッ…


女メイジ「この感じ…また何か来る…?」

孤高騎士「いや…これは…」


ゴゴゴゴッ!!!


孤高騎士「地震だ!!」

冒剣士「ど、どうします!?」

孤高騎士「どうするったって…、とりあえず出口に…」


383 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/18(日) 09:01:46 ID:f1xfYmI6
 
ズズ…ズズズズ…


冒剣士「な、なんか…遺跡…沈んでませんか…?」

孤高騎士「…俺もそう思う」

女メイジ「ちょっ、早く出口に!」


…パリンッ!!
バシャッ!!……

孤高騎士「海水が入ってくる!だめだ!奥に逃げるぞ!」

冒剣士「ひええっ!」


384 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/18(日) 09:02:29 ID:f1xfYmI6
本日はここまでです。
ありがとうございました


385 名前: ◆qqtckwRIh. [sage] 投稿日:2013/08/18(日) 10:22:52 ID:f1xfYmI6
追記します。
明日の更新で一部は終了になりますので、よろしくお願いいたします。


386 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2013/08/18(日) 11:58:48 ID:cHKCV4B6


早く明日にならんかな?・



次へ 戻る 上へ