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召喚士「行けっ!コカトリス!!」
634 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 11:40:47.41 ID:tO.UBcIo
〜ピラミッド前〜

神官「これでかなり手薄なはずです」

召喚士「そうですね…あとはヴァンパイアを…」

神官「…その前に一仕事しなければならないようですね」

戦士「…あれは…!?」

神官の目線の先にある、ピラミッドの出入り口。

そのから多数の物影が次々と姿を現す。

神官「来ましたね…マミーです」

魔道士「あれが…マミー…!?」

神官「奴らはアンデッドです。弱点は…」

魔道士「火…ですね!さっき詠唱済みです!」

召喚士「…!そういえば…!」

魔道士「…撃ちますっ!!」

ドンッ!!ゴオォォォーッ!!

魔道士の放った炎は先頭にいたマミーに命中し、

両脇のマミー2体にも引火し、灰と化す。

神官「素晴らしい…!さぁ…続きましょう」

戦士「おうっ!」


636 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 11:44:44.30 ID:tO.UBcIo
戦士は、背中に担いだ鞘から剣を抜き、先頭に出る。

ザシュッ!!ズバッ…ザンッ!!

次々とマミーを斬り進むが、真っ二つになろうとも、

アンデッドであるマミーは、命尽きず戦士に迫る。

戦士「くそっ!厄介だぜ…」

神官「トドメは刺さずとも構いません。動きのみ封じれば…」

召喚士「そうだ!足を止めれば問題ないっ!そしてトドメは…」

魔道士「……私の炎でっ!どんどん撃ちますよっ!」

ドンッ!!ゴォォ!!

戦士「よっしゃ!オイシイところは任したぜっ!」

魔道士「はい!任されますっ!

召喚士と神官も剣を手に、マミーの足を止める。

ザシュッ…バシュ!!

召喚士(まだ…召喚は温存すべきだな…)

戦士達が斬り進み、背後から魔道士が炎でトドメを刺していく。

マミーは手も足も出ず、朽ち果てていった…。


638 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 12:00:54.36 ID:tO.UBcIo
〜森林〜

突然の反撃にワーウルフの群れは警戒を強める。

しかし、その群れを縫うように盗賊が駆け抜ける。

タタッ…ザシュッ!!…タタタッ…タンッ…ドスッ!!

ワーウルフは密集した群れをなした事により、

逆に盗賊の動きに付いていけず翻弄される。

盗賊「…はぁ…はぁ…次」

親衛隊長「どりゃぁ!」

ドズンッ!!

親衛隊長「さぁ!終わりかっ!?」

ワーウルフ「グルアァァァ…」

ワーウルフ達は次々と倒れていく仲間を見て、

更に警戒を強め、身構えつつも後ずさりしている。

親衛隊長「…!?そろそろ…頃合いか!」

盗賊「あぁ…これ以上は逆効果だ」

親衛隊長「君は右のポイントへ誘引をっ!」

盗賊「…了解!」

二人は相手をしつつも徐々に後退し、劣勢を装う。

親衛隊長「さぁ、今だ!」

合図と共に、二人は左右に分かれ森深くへと逃げ込む。

ワーウルフは疑いも持たず、二手に分かれその後を追って行った。


639 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 12:26:56.34 ID:j9RrOwDO
戦闘シーンはワクテカMAXだな


642 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 12:48:33.15 ID:tO.UBcIo
タタタタタ…

ワーウルフ「グルゥゥ!」

盗賊(よし…このまま…)

盗賊はあえて走り逃げる速度を落とし、

ワーウルフが届くか届かないかの間合いを取る。

タタタタ…タッ!!

盗賊(見えた…あの辺りだな!)

盗賊は木々の間を一気に駆け抜ける。

ワーウルフも後を追うが、その瞬間左右より物影が襲い掛かる。

白虎兵「行けぇ!ムシュフシュ!!」

ワーウルフ「グガッ…!?」

白虎兵「パピルサグ!!」

左からムシュフシュと呼ばれる、蛇のような召喚獣、

右からはパピルサグと呼ばれる蠍の身体を持つ人間のような召喚獣、

それを合図に無数の召喚獣がワーウルフを襲う。

ワーウルフ「ガフッ…!!」

不意を突かれたワーウルフは次々と召喚獣の餌食となった…。


644 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 13:01:41.15 ID:tO.UBcIo
だが、数で勝るワーウルフは召喚獣を突破し召喚隊を狙う。

ワーウルフ「ガルオァァ!!」

白虎兵達に襲い掛かるワーウルフを、目前で剣が襲う。

親衛隊「おりゃあ!!」

ガサッ…ザシュゥ!!

親衛隊「はぁ…はぁ……さぁ、今回は手加減しねぇ…!」

白虎兵「しかし…なんて数だ…!」

盗賊「まだまだ来るぞ!気を抜くなっ!」

親衛隊「おうっ!さぁ…押し返すぞ!」

白虎兵「中央へ進めっ!」

親衛隊7名を先頭に召喚獣、そして召喚隊、盗賊が続く。

ワーウルフ「グルアァァッ!」

バッ…ザシュッ!!

親衛隊「ぐぶっ…」

白虎兵「おい!しっかりしろっ!おい!」

親衛隊「早く進めっ!俺達に構うな!」

盗賊「…くっ!!」

親衛隊を盾に、伏兵隊は決死の覚悟で中央を突き進む。


646 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 13:47:58.82 ID:tO.UBcIo
〜ピラミッド前〜

マミーの群れはピラミッド内部より続々と出現している。

戦士「召喚士と神官さんは魔力を温存しておけよ?」

召喚士「あぁ…この程度なら…剣でなんとかやれる!」

ズバッ!!

マミー「……ォォ」

数こそ多いもののアンデッドである事以外、さほど脅威ではない。

召喚士は剣でマミーを叩き伏せる。

魔道士「はっ!!」

ドンッ!!ゴオォォ…

召喚士「魔道士さんも、魔力は控えめに!」

魔道士「はい。最低限で撃退してます!」

戦士「おらぁっ!」

ザシュゥッ!!ドシュッ!!

神官「想像以上にお強い。これなら…もしかすると…」

召喚士「しかし…物凄い数ですね」

神官「えぇ。だが焦る必要はありません。ヴァンパイアを引きずり出さなくては…」


647 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 13:53:51.22 ID:tO.UBcIo
〜森林〜

伏兵隊はワーウルフを撃退しつつ、森の中央まで進んでいる。

盗賊「……前方に…気配!?」

白虎兵「くそっ!回り込まれたか!?」

盗賊「…いやっ!違う…味方だ!」

盗賊達が走るの目の前に複数の人影が見える。

親衛隊長「よぉし!無事だったな!さぁ、中央へ向かうぞ!」

親衛隊「隊長!左の伏兵隊も無事で…!?」

親衛隊長「何人かは失ったが…なんとかな」

白虎兵「ワーウルフも合流された!来るぞっ!」

親衛隊長「中央まで一気に駆けろ!」

親衛隊「おうっ!」

タッタッタッタッタ…

追撃するワーウルフを後方で盗賊と親衛隊長が迎撃する。

親衛隊長「さぁ…いよいよ仕上げだ!」

盗賊「…うむ!」


648 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 14:07:41.09 ID:tO.UBcIo
森の中央は複数の獣道が合流し、小さな広場となっている。

白虎兵「はぁはぁ…はぁ…」

親衛隊「よ、よし!着いたぞ!ワーウルフを引きずりこめっ!」

タッタッタ…

親衛隊長「…はぁ…はぁ…各員!総仕上げだ!」

広場内にワーウルフが集い、正面の盗賊達めがけ唸る。

ワーウルフ「グルオォォ…」

その瞬間、頭上の木々より多数の人影が飛び出す。

そのまま地上のワーウルフの群れ目指し、剣を振り下ろす。

ザシュ…ズバッ!!ドスッ!!

木より飛び降りた親衛隊の一人が声を荒げる。

副長「行けっ!召喚隊!!」

白虎兵「全魔力をつぎ込め!!」

ムシュフシュ「カアァァァッ!!」

召喚隊の放った召喚獣が続けざまにワーウルフを襲う。

全ての伏兵隊が終結し、その威力は桁違いの様相を見せる…。


649 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 14:17:46.47 ID:tO.UBcIo
〜ピラミッド前〜

召喚士「はぁっ!」

ザシュッ!!

戦士「大丈夫か…?」

召喚士「…はぁ…はぁ…大丈夫」

魔道士「…!!皆さん…!!」

神官「…?はっ!!」

全員が見上げるピラミッドの出入り口より、暗い一つの物影が現れる。

召喚士「まさか…あれが…」

神官「……ヴァンパイアです!!」

マミー達が動きを止め、道を開ける。

魔道士「………ついに」

戦士「へっ…!ようやく親玉の登場だ…」

ヴァンパイア「………」

神官「…ヴァンパイア」

ヴァンパイア「……くくっ」

召喚士「…?」

ヴァンパイア「くっくっく…あーっはっはっはっは!!」


651 :パー速民がお送りします [] :2009/11/12(木) 14:40:35.56 ID:gwyW.QAo
喋るヤツは桁違いだよな…
ヤヴァイよ


652 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 15:17:27.72 ID:tO.UBcIo
召喚士「…!?」

ヴァンパイア「何やら騒がしいと思えば…人間か…くっく」

神官「ヴァンパイア…」

ヴァンパイア「おや?確か西国の方でしたか?」

神官「……」

ヴァンパイア「このような深夜…しかも満月の夜に…」

戦士「てめぇがヴァンパイアか!」

ヴァンパイア「わざわざ自殺しに…?くっくっく…」

神官「……くっ!」

戦士「西高原国をやったのはてめぇか!」

ヴァンパイア「いずれ死ぬのですから何も焦らなくとも…」

戦士「答えろ!!こらぁ!!」

その瞬間、ヴァンパイアの左手から炎が、戦士めがけて放たれる。

ドドンッ!!ゴオォォォ!!

戦士は炎を横に飛び、かろうじてかわす。

戦士「…!?ぐっ!!」

召喚士(詠唱なし…!?しかもこちらを向いたまま…)

ヴァンパイア「人の話は最後まで聞け。親に教わらなかったのか?」

戦士「……あいにく教わってなくってね」

ヴァンパイア「…品性のない男だな。くっくっく…」


653 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 15:22:30.43 ID:a5ZEYxso
にんじんフレアアローか!


658 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 15:43:41.22 ID:0giodtoo
バンパイアが人かどうか考察しようじゃないか


659 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 15:44:50.48 ID:J/gUzoso
ヴァンパイアであって人ではないだろ


660 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 16:04:41.71 ID:tO.UBcIo
〜森林〜

親衛隊「だいぶ…蹴散らしたな…はぁ…はぁ」

白虎兵「時間は…4時…55分…!」

親衛隊「日の出まで・・・1時間を切ったな…」

副長「これだけ稼げばヴァンパイアも…」

盗賊「…!!」

その瞬間、一人の白虎兵の背後に、気配を感じる。

盗賊は咄嗟に察知し走るが、間に合わない。

ダッ!!

盗賊「後ろだっ!!」

白虎兵「…えっ!?」

ワーウルフ「グルアァッ!!」

ドスッ…

親衛隊長「……ゴフッ…!」

副長「隊長っ!!」

盗賊「くそっ!!」

ザシュッ!!

ワーウルフ「…グゥゥッ!」

ドサッ

白虎兵「…隊長!?…何で…?」

親衛隊「隊長…!?隊長!隊長ぉぉ!!」


661 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 16:05:14.60 ID:8cSsOb.P
ヴァンパイアがパイパンかどうか考察しようじゃないか


662 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 16:09:45.11 ID:1hJ4BgAO
>>661
ヴァンパイア → 吸血鬼 → 9毛付き → 剃り残し
以上


663 :パー速民がお送りします [] :2009/11/12(木) 16:13:09.37 ID:C.dXM2co
>>662
奇才現る


664 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 16:13:15.02 ID:8cSsOb.P
お後がよろしいようでwwwwwwwwww


665 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 16:15:54.38 ID:tO.UBcIo
白虎兵「隊長…なぜ庇って…」

親衛隊「おい!まだ来るぞっ!」

副長「君っ!!隊長を奥へ!!」

盗賊「う、うむっ!!」

盗賊は隊長を担ぐと森の奥へ進み、横へ寝かせる。

親衛隊長「……」

盗賊「だ、大丈夫か!?おい!!」

親衛隊長「……ぐっ!」

盗賊「今、手当てをっ!」

親衛隊長「いや…いい…内臓…を…もう持たん…」

盗賊「っ…!!」

親衛隊長「君は…早く…ピラ…ミッドへ」

盗賊「しかしっ!」

親衛隊長「我…らの、任務は…終えた…」

盗賊「……」

親衛隊長「神官に…伝えてくれ……」

盗賊「つ、伝える!何だ!?」

親衛隊長「満月の…夜…ありが…と…う…」

盗賊「おい!しっかりしろ!……っ!!」

親衛隊長は握り締めた大剣をそっと離し、目を閉じた…。


666 :パー速民がお送りします [sage saga] :2009/11/12(木) 16:21:28.04 ID:tO.UBcIo
>>661-664
ワロタw


667 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 16:34:11.85 ID:tO.UBcIo
タッタッタッタ…

副将「…隊長は!?」

盗賊「……」

副将「……隊長」

盗賊「…」

副将「…さぁ、君は早くパーティーの元へ!」

盗賊「……し、しかし!」

副将「任務は成功だ…後は我々に任せてくれ」

盗賊「……」

副将「早くっ!ヴァンパイアは手ごわいぞ!!」

盗賊「わ、分かった!」

盗賊はその場を後にし、ピラミッドへ全力で駆ける。

ザッザッザ…

親衛隊「…!?隊長は…?」

副将「奥で休まれている。大丈夫だ」

白虎兵「…よ、良かった…!」

副将「…さぁ!最後まで踏ん張るぞ!!」

親衛隊「よーし…!隊長が戻るまで凌げ!」

白虎兵「おう!行くぞぉー!!」


669 :パー速民がお送りします [] :2009/11/12(木) 16:43:30.64 ID:gwyW.QAo
(´Д⊂グスン


670 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 16:53:48.69 ID:t3XplR.o
隊長のような男になりたかった


671 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 16:54:33.83 ID:tO.UBcIo
〜ピラミッド〜

ヴァンパイアはゆっくりと階段を降り始める。

召喚士「…どうします?」

神官「・・・なんとか攻撃を凌ぎ…日の出を待ちましょう」

召喚士「しかし…相手も気づくのでは?」

神官「えぇ…ですがピラミッド内に入られては太陽光も届きません」

召喚士「外部でカタをつけるしかないって事か…」

神官「さぁ…行きますよ」

召喚士「はいっ!」

神官「我に力を貸したまえっ!セクメト!!」

シュイィィン…ズズウゥゥン…

神官が叫び呼び出したセクメトは、巨大な身体を地に降ろす。

顔は獅子のようであり、女性のような身体を持つ、神秘的な召喚獣である。

召喚士「な、何て…こんな召喚獣…初めて見る…!」

神官「セクメト!行くぞ!!」

神官の声と共に、セクメトの口から巨大な炎が放たれる。

ピラミッドの前方は一瞬の内に火の海と化し、マミーは消し飛んだ…。


672 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 16:57:51.93 ID:8cSsOb.P
シr
神官かっけぇ…


673 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 16:58:28.91 ID:tO.UBcIo
立ち上がる炎の中から影が揺らめく。

ヴァンパイア「はははははっ!凄い威力だ!」

戦士「何ぃ!?無傷かよっ!?」

ヴァンパイア「この程度の炎…何するものぞ…くっく」

魔道士「詠唱…開始します!」

召喚士「さて…俺も……いくぞ!!」

神官「…おぉ(さて…どれ程のものか…)」

召喚士「行けっ!スフィンクス!!」

シーン

召喚士「…!?」

神官「……?」

召喚士「ふーっ……行けっ!スフィンクス!!」

シーン

戦士「……おい」

神官「…どうしましたか?」

召喚士「……な、何で…出ない…の?」


674 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 17:01:41.41 ID:qTKbUbg0
か・・・神官


675 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 17:05:33.45 ID:tO.UBcIo
炎の中でヴァンパイアが宙に飛び上がる。

戦士「飛んだ!?…なんつぅオマケ付きだ!」

ヴァンパイア「はっはっはっは!真の炎とはこういうものだっ!」

そう言うとヴァンパイアは両手を前にかざし、黒い炎を放つ。

ドドンッ!!ゴゴオォォォッ…

神官「避けろ!!」

戦士「ぐぁっ!!あぶねぇ!!」

召喚士「くっ!」

魔道士「きゃあぁっ!」

四人は散り散りとなり、かろうじて避けきる。

戦士「何だ…ありゃ…!?」

召喚士「…黒い…炎!?」

ヴァンパイア「地獄の炎、といったところですかね。クックック」

神官「…セクメトッ!!」

セクメトが空中のヴァンパイアめがけ炎を放つ。

ヴァンパイア「くくっ…はっはっは!無駄ですよ!はははっ!」

炎はヴァンパイアを直撃するがものともしない。

しかし、炎の中からヴァンパイアめがけ、巨大な手が迫る。

神官「…捕らえたぞ…ヴァンパイア!」


676 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 17:13:05.99 ID:tO.UBcIo
セクメトの巨大な手がヴァンパイアを捕らえ握り締める。

ヴァンパイア「……」

戦士「よぉし!そのまま握り潰しちまえ!!」

神官「…やれ。セクメト」

セクメトは拳に力を入れ、ヴァンパイアを握り潰す。

グシャァァッ!!

ヴァンパイアは黒い霧となり四散する。

魔道士「やった!?」

召喚士「いや…ヴァンパイアは…」

神官「…えぇ。不死身です」

宙を漂う黒い霧が、一つに集まり出す。

戦士「…不死身…!?こんな事までっ!?」

黒い霧は濃さを増し、大きくなるにつれ再びヴァンパイアの姿に変わる。

神官「……」

ヴァンパイア「ほぅ…驚愕、という顔でもないですね。くくっ」

召喚士「…どうすればいい!?…どうすれば!」


677 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 17:18:08.79 ID:j9RrOwDO
なんでスフィンクス出ないんだよー!!!
やべぇちょーやべぇ!!


678 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 17:20:33.33 ID:nbdi.oIo
召喚士「なんでスフィンクス出ないんだよー!!!やべぇちょーやべぇ!!」


679 :パー速民がお送りします [] :2009/11/12(木) 17:21:44.31 ID:XMO7ZYSO
でももしスフィンクス出でも不死身なんじゃどうすりゃいいのさ><


680 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 17:22:04.08 ID:J/gUzoso
コカトリスで石化したほうがいい


682 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 17:26:36.89 ID:tO.UBcIo
ヴァンパイア「さて…もうおしまいかな」

魔道士「詠唱完了!!」

ヴァンパイア「んっ?」

魔道士「右手に…氷、左手に…雷!」

魔道士は両手を空に高くかざす。その途端に両手が輝き出す。

魔道士「撃ちます!え、えーと…」

召喚士「…が、合体魔法だ!!」

魔道士「アイスサンダー!!」

ドドンッ!!キィィンン…ガカアァァァッ!!

ヴァンパイア「くぉっ…!なにぃ…!?」

魔道士の放った氷の雷がヴァンパイアの体を貫く。

神官「これは…凄い!」

ヴァンパイアはよろけ、砂の上へ落下する。

ドサッ…

戦士「まだまだっ!!」

ドシュッ!!

戦士は飛び上がり、ヴァンパイアの体を剣で貫く。


684 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 17:34:36.06 ID:j9RrOwDO
全然やばくねー!
魔導師つえーwwww合体魔法ちょーつえーwwwwwwwwww
いいぞ!もっとやれ!!


685 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/12(木) 17:36:03.47 ID:BIP7fqUo
スフィンクスでかすぎて出られないんじゃね?wwwww


688 : ◆1otsuV0WFc [sage saga] :2009/11/12(木) 17:38:03.14 ID:tO.UBcIo
戦士「召喚士!お前の番だぞ!」

魔道士「頼みます!召喚士さん!」

召喚士「はい!行けっ!コカトリス!!」

シュイィィン

召喚士「良かった!出てくれた!」

コカトリス「…貴様が呼んだのであろう」

召喚士「あ…せ、石化をっ!!」

コカトリス「ヴァンパイア…か」

コカトリスは大きく羽ばたき、ヴァンパイアへ石化の息を放つ。

ゴオォォォォ…

神官「コカトリス!?…やはり…素晴らしい」

石化の息を放たれたヴァンパイアはそのまま石と化した…。

コカトリス「……」

シュイィィン

召喚士「よしっ!!やったぁ!!」

魔道士「成功ですねっ!!」

戦士「ちっ…俺の剣まで石になっちまったぜ!ハハハッ!」



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