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少女「戦場みたいな街に堕ちてしまった」
- 46 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 []
:2009/02/06(金) 20:14:46.17 ID:ogvLqeml0
少女「ムサシは今幸せ??」
男「おれ??おれはそんなに・・・」
少女「だよね。だからね、あたしはとりあえずムサシを幸せにする」
男「そして近いうちに殺されるのか??w」
少女「・・・そんなことしないってば」
男「(その間はなんだよ)」
- 47 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:18:23.74 ID:ogvLqeml0
少女「その組織がいなくなれば、この街も元に戻るよね」
少女「そしたらムサシ幸せだよね」
男「まあ、そうだな」
少女「じゃああたし組織やっつけるよ」
男「!!」
少女「とりあえず」
男「やめろ」
少女「え??」
男「危ないって!!武器だってたくさん持ってるし」
男「警察がどうにもできない相手なんだぞ」
- 48 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:20:24.94 ID:ogvLqeml0
少女「でも」
男「お前が死んじゃうじゃん」
少女「天使は死なないし」
男「今はただの人間に見えるぞ」
男「魔法とかも使えなくなってるんだろ」
少女「・・・それは」
男「死なない保証あるのかよ」
少女「・・・」
- 49 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:23:42.78 ID:ogvLqeml0
男「じゃあ、さ・・・おれも手伝うよ」
少女「え」
男「お前よりは相手のこと知ってるし」
少女「うん」
男「いざとなったら守るし」
少女「・・・うん」
男「こんな冴えないおれでも、女の子の盾になって死ねたら本望だし」
少女「でも」
男「そしたらお前天界に帰れるだろ」
- 50 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:26:11.36 ID:ogvLqeml0
少女「・・・そんな帰り方いや」
男「おれも飽き飽きしてたしな。こんな生活」
少女「・・・いや」
男「リンが言い出したんだろ」
少女「・・・いざとなったら先に逃げろよな」
男「どうかなw」
- 51 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:28:18.77 ID:ogvLqeml0
男「なんか使える魔法残ってないのか」
少女「・・・えいっ」
男「??」
少女「・・・ダメだった」
男「今の何??」
少女「お菓子出す魔法」
男「犯しだす??」ぬぎぬぎ
少女「ちょ、やめろ」
- 52 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:30:46.82 ID:ogvLqeml0
男「親玉をとっ捕まえれば、組織も壊滅するとは思うんだけど」
少女「親玉ってどんなやつ??」
男「いや知らねーんだけど」
少女「研究所のとこにいるのか」
男「多分な。研究所の何かが目的なのかなってずっと思ってんだけど」
少女「それが何かは」
男「わからん」
少女「警察に要求とかはないの??」
男「我々の邪魔はするな、って。それだけ」
- 53 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:32:25.66 ID:ogvLqeml0
少女「お父さんの研究に何か関係あるんじゃ」
男「あ」
少女「何か知ってる??」
男「・・・前に研究所からもらってきた、父さんの形見のノートPCがある。でもパスワードが解けなくて、ほったらかしにしてる」
少女「とりあえず見せてよ」
- 54 :VIPがお送りします [] :2009/02/06(金) 20:33:33.35 ID:mYOtWdHw0
戦場みたいな街に少女が堕ちたなら男達が取る行動は一つだろうが
- 55 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:35:36.03 ID:ogvLqeml0
カタカタ・・・
男「パスワードは半角英数と数字で3文字以上10文字以内」
少女「名前とかは??」
男「おれのも父さんのも母さんのも試した」
少女「生年月日とかは」
男「それもダメだった」
男「vip、vipvip、vipper、vippest」
男「zip、zipzip、zipper、zippest」
男「sage、鏡、蟹、今日4、今日8、愛、鯛・・・」
少女「何の呪文よ」
男「宝箱を開ける魔法の呪文。効かなかったけどな」
- 56 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:38:16.49 ID:ogvLqeml0
少女「この町の名前とか」
男「えーと・・・違った」
少女「じゃああたしの名前」
男「R・・・I・・・N・・・って、いや無理だろこれw」
ウィーン
- 57 :VIPがお送りします [] :2009/02/06(金) 20:40:18.69 ID:RQQk3bG60
チェンジ
- 58 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:41:10.70 ID:ogvLqeml0
少女「開いた!!」
男「え??マジで??なんで??」
少女「なんでだろ」
男「でもファイルほとんどないぞ」
少女「『父さんからのファイル』ってのがあるよ」
男「開けてみる」
- 59 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [>>54格好いいな] :2009/02/06(金) 20:43:20.96 ID:ogvLqeml0
―父さんからのファイル―
このファイルを見たということは、おそらくお前はもういい大人になっているのだろう。
男「これ小学生とかの時に開けてたらどういうリアクション取ればいいんだろう」
少女「そういう突っ込みはナシね」
- 60 :VIPがお送りします [sage] :2009/02/06(金) 20:43:50.30 ID:ocP8xYAf0
魔法の呪文ワロタwww
- 61 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:45:42.97 ID:ogvLqeml0
私がまだ生きているのならば、すぐにこのPCを閉じなさい。この先を見る必要はない。
私がもしなんらかの理由でお前とコンタクトを取れないのならば、この先のメッセージをしっかりと読んでほしい。
私は研究についてお前に一切話したことはないな。
私の研究は世界を救うものであると信じているが、世界にはまだ認められていないものだ。
また、これを悪用しようと企んでいる人間も少なからず存在する。
今の段階ではまだ表立った活動をしていないようだが、この研究が完成したとき、そういった連中が狙ってくる可能性がある。
もしそうなったら、お前が私の研究を守ってほしい。
これを読んでいるということは、私の研究は完成してはいない。
私の研究の最終調整は、お前とリンにかかっているのだ。
- 62 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:49:40.10 ID:ogvLqeml0
男「リン!?」
少女「なんでお父さんはあたしの名前を知ってるの!?」
男「リン・・・リン・・・あっ!!」
男「そうだ、おれには・・・妹がいた。ほとんど覚えてないけど、確かにいた」
少女「どうしてそれ忘れてたの」
男「まだお互いちっちゃかったし、少しの間しか一緒にいなかったんだった」
少女「『いた』ってことはまさか」
男「父さんと一緒に・・・死んだんだ。思い出した」
少女「その妹さんの名前が、まさか」
男「リン・・・だった」
- 63 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:54:01.89 ID:ogvLqeml0
男「いきなり父さんが連れてきた。新しい妹だよって」
少女「それって変じゃない??何でいきなり妹ができるの」
男「その時は深くは考えてなかったな。拾い子だったのかも」
少女「で、その妹さんがキーなら、ムサシピンチじゃない??」
男「それはきっとリンが代わりになってくれるさ」
少女「名前偶然一緒なだけじゃん」
男「きっと記憶の奥底に残ってたんだろうな。お前が気に入ったのは偶然かもしれないけど」
- 64 :VIPがお送りします [] :2009/02/06(金) 20:54:12.64 ID:YnEc7km+O
こうゆうのは大好きだもっとくれ
- 65 :VIPがお送りします [] :2009/02/06(金) 20:55:47.21 ID:ClwkK0kbO
うーむ
- 66 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 20:57:44.83 ID:ogvLqeml0
研究所にある機械の一つが、この世の中を良くしてくれる。
そう信じている。
研究の完成には、まだ被験者になっていない人間のデータが必要だ。
リンにはすでに被験者になってもらったことがあるから、ムサシのデータを入れてくれ。
パスワードを入れて解除し、画面に従って進めていけば
パスワードは
男「おいこんなところで終わってるぞ」
少女「大事なトコないじゃん」
- 67 :VIPがお送りします [sage] :2009/02/06(金) 21:00:52.20 ID:ocP8xYAf0
sister ane 12/6 辺りだろう
- 68 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:01:24.92 ID:ogvLqeml0
男「その機械ってのが、あいつらの狙いか。多分まだ使えてないんだな」
少女「それだけのためにこの街を攻撃したの・・・??ひどい」
男「多分親玉が持ってるんだろうけど、取り返さなきゃいけないな・・・」
少女「そいつらが、使い方を知ってしまう前に・・・ね」
- 69 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [>>67姉スレの方ですかw] :2009/02/06(金) 21:04:07.41 ID:ogvLqeml0
少女「じゃあさっそく潜入作戦考えようよ」
男「待て、何かと準備が必要だし、明日にしないか。考えるの」
少女「もう寝るの??」
男「もうって、結構いい時間だろ」
少女「あ、ほんとだ」
男「で、さ。布団一組しかないんだけど」
少女「ソファあるじゃん」
男「いや、さすがに女の子をソファに寝かせるってのはダメだろ」
少女「それは当たり前でしょ??」
男「・・・え」
- 70 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [>>67姉スレの方ですかw] :2009/02/06(金) 21:06:44.06 ID:ogvLqeml0
男「結局布団取られた・・・」
少女「すーすー」
男「・・・しかし・・・お尻可愛いな・・・」
少女「すーすー」
男「あーやべー。むしゃぶりつきたい。ロリでもいい、この際」
少女「・・・」
男「あー我慢できねー」ハァハァ
少女「聞こえてるんだけど」
男「あ、ごめん」
- 72 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:10:19.49 ID:ogvLqeml0
少女「変なことすんなよ」
男「しないしない。大丈夫大丈夫」
少女「2回言うと嘘っぽいよね」
男「そ、そんなことないない!!」
少女「こっちきていいよ」
男「え」
少女「あたしもそのほうが温いし」
男「お、おう」
少女「へんなことすんなよーむにゃむにゃ」もぞもぞ
男「・・・」ドキドキ
- 73 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:12:37.97 ID:ogvLqeml0
男「寝れない」
少女「すーすー」
男「あーいい匂いだ」
少女「すーすー」
チュンチュン
男「・・・え??もう朝??」
少女「んー??」
- 75 :VIPがお送りします [] :2009/02/06(金) 21:13:25.08 ID:X7Sd8x690
もしかして妹がry
- 76 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:15:48.69 ID:ogvLqeml0
男「全然眠れなかった・・・」
少女「おはよ」
男「・・・おはよ」
少女「さ、今日は作戦会議だー」
男「お、おう」
少女「元気ないよ??ほらしゃきっとしゃきっと!!」
男「お、おう」
- 77 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:18:38.09 ID:ogvLqeml0
男「パンでいい??」
少女「なんでもいーよー」
男「ほれ」コト
少女「おお、朝からスープまであるとは」
男「インスタントだぞ」
男「ってか昨日の唐揚げといい、天使ってあんまいいもの食べてないのか??」
少女「朝は基本パンと水だね」
男「囚人みたいだな」
- 78 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:20:53.74 ID:ogvLqeml0
男「昼とか夜はいいもの食べてるのか??」
少女「あたしはヒラ天使だから昼はラーメンとか。夜はカレーとかかな」
男「学生みたいだな」
男「・・・え、毎日??」
少女「まあ大体ね」
少女「まとめて食券買うと安いから」
男「学食かよ」
- 79 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:24:22.99 ID:ogvLqeml0
男「なんかイメージ狂うな」
少女「こっちもそんな感じなの??」
男「多分ほとんど一緒だわ」
少女「いいもの食べたいと思ったら、上級天使の先輩にねだったりー」
男「ほとんど一緒だわ」
少女「自炊するのはお金が浮く代わりに面倒だしー」
男「・・・ほとんど一緒だわ」
- 80 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:26:32.32 ID:ogvLqeml0
男「なんか夢が壊れたなー」
少女「ごちそうさまー」
男「はいよ」
少女「さ、作戦会議しよー」
男「んーまずは武器かな」
男「相手が何持ってるかはわからんけど、きっとやばいもの持ってる」
少女「あたしの美貌とかでさー」
男「ナイフと飛び道具くらいはほしいところだな」
少女「おい聞いてたか??」
- 81 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:30:25.49 ID:ogvLqeml0
少女「ナイフなんてどこで手に入れるの」
男「・・・サバゲーとか好きだったから、一応サバイバルナイフ持ってる」
少女「ほほう。銃刀法違反ですね」ニヤリ
男「いや使ってないから大丈夫」
少女「え、でもナイフとか持ってるだけで・・・」
男「お前ほんと下界の知識ないのな。それだと主婦みんな捕まるじゃん」
少女「・・・そりゃあ法律とかも落第だったからね!!」
男「いばるなw」
- 82 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:33:05.69 ID:ogvLqeml0
男「リンお前なんか得意なものなかったのかよ」
少女「飛ぶスピードはかなり自信あるよ」
男「他には」
少女「あとは魔法系かな。相手を操ったり、色々なもの出したり」
男「・・・どっちにしても今は役に立たないな」
少女「うう・・・」
- 84 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:35:09.16 ID:ogvLqeml0
少女「飛び道具はどうするー??」
少女「ピストルとかはさすがにないよね・・・」
男「・・・あ、改造モデルガンなら何丁か」
少女「え、それって・・・違反じゃないの??」
男「・・・だ、大丈夫大丈夫」
少女「そーなのか」
男「そうそう」
- 85 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:37:26.15 ID:ogvLqeml0
男「あとは・・・まあ色々入れてくか」
少女「リュックでけー」
男「結構入るんだぜ。便利なんだから」
少女「じゃあさ、サンドイッチと、唐揚げと、あとコーヒーと」
男「ピクニックじゃねえ」
- 86 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:40:12.90 ID:ogvLqeml0
少女「で、作戦は」
男「まずは問題の機械を手に入れなきゃ始まらん」
少女「うんうん」
男「それをどうするか」
少女「どうするの??」
男「・・・」
少女「ノープランか」
男「・・・」
- 87 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:43:25.16 ID:ogvLqeml0
少女「ムサシのお父さんって研究所の偉い人だった??」
男「んーまあヒラではなかっただろうな」
少女「じゃあもうばらしちゃおうよ。研究員の息子ですって」
少女「それで、大事な秘密を知ってるから入れてくれ、みたいな」
男「・・・危険じゃないか??」
少女「やってみなきゃわかんないよ」
男「お前はどうすんの」
少女「妹・リンを演じる」
- 88 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:45:52.92 ID:ogvLqeml0
男「そんなにうまくいくのか??」
少女「やってみなきゃわからないじゃない」
男「そりゃそうだけど」
少女「それの使い方を知ってるんだけど、返してくれーみたいな」
男「まあ持って逃げるのは無理だろうな」
少女「なんとかなるって」
男「お前のその楽観的なのは性格か」
- 90 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:48:32.69 ID:ogvLqeml0
少女「とりあえずそれっぽいの借りて、パスワード入れて、画面に従って進めていけば」
男「・・・そしたら、どうなるんだろうな」
少女「・・・さあ」
男「何の研究かくらい書いといてくれよな・・・」
少女「ほんとにね」ぷりぷり
男「・・・」
少女「ぷりぷりっておならじゃないよ。怒ってるんだよ」
男「わかってるって」
- 91 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:52:04.35 ID:ogvLqeml0
男「しかしこのリュック目立ちすぎるな」
少女「物を見えないようにする魔法が今使えたらなー」
男「そ、そんなのあるのか」
少女「便利だよー。でもさわれちゃうけどね」
男「ってててててててことはそれの魔法をおれにかけてくれればあんなことやこんn」
少女「そういうことには使えません」
- 92 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:55:04.50 ID:ogvLqeml0
男「正面から入るとしたら、どう考えてもリュック入り口で没収されるな」
少女「裏口とかから入る??」
男「・・・それができたら警察がとっくにやってる」
少女「だよね」
大天使「何やらお困りのようだな・・・ふふふ」
男・少女「!!」
- 93 :VIPがお送りします [] :2009/02/06(金) 21:55:14.86 ID:W4SMkdEsO
面白い
なんか豆の人っぽい
- 94 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 21:57:45.96 ID:ogvLqeml0
男「この声は・・・昨日脱衣所で聞いた・・・」
少女「大天使様!!」
少女「・・・ん??そういえば何でムサシ脱衣所にいたの??」
男「!!」ビクッ
男「ま、まあそんなことより・・・」
大天使「この男はお前の下着の品定めをしていた」
男「あばばばばばばばばばばばば」
- 95 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 22:01:14.56 ID:ogvLqeml0
少女「大天使様、あの、お願いが」
大天使「テメーに魔法の力を戻せと、そういうことだろう」
少女「は、はい。やっぱり大天使様は何でもお見通しなんですね」
大天使「ふん、いつでも見ていると言っただろう」
少女「・・・そうでした」
大天使「時に少年、意識はあるか」
男「・・・だいびょうびゅでふ」
大天使「一瞬でここまでのダメージを与えるとは、落ちこぼれのテメーも少しは成長したようだな」
少女「えへ♪」
- 96 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 22:04:35.46 ID:ogvLqeml0
シュイーン
大天使「・・・ほれ。少し力を戻しておいたぞ。感謝しやがれ」
大天使「しかし下界の日常があまりにも変わってしまうような類のものは使えないから注意することだ」
少女「ありがとうございました!!」
大天使「私もつくづく甘いな・・・じゃあな。まだしっかり見ているからなw」
少女「はい!!」
少女「これで・・・リュックが消せるなムサシ!!」
男「(・・・おれのダメージも消してくれ)」
- 98 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [少しずつ人が増えて嬉しい限りです] :2009/02/06(金) 22:08:03.51 ID:ogvLqeml0
少女「ムサシーそんなに痛かった??」
男「・・・」
シュイーン
男「・・・あれ・・・傷が消えた」
少女「ふふん♪こんくらい朝飯前だって」
男「すげーほんとに消せるのか」
少女「逆のこともできるから、今後気をつけなさい」
男「(・・・今さら気付いたけど、コイツ悪魔の方が近いよな)」
- 99 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 22:12:16.53 ID:ogvLqeml0
少女「お腹すいた」
男「早いな」
少女「消化は早いのです」
男「天使ってその辺人間と変わりないのか」
少女「うん、ほとんど一緒じゃない??」
男「へー。昼は何食べたい??」
少女「おいしいものなら何でも」
- 101 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 22:15:08.98 ID:ogvLqeml0
男「じゃあ、普段高くて手の出せないメニュー作ってやるよ」
少女「マジで!!マジで!!じゃあね・・・」
少女「・・・天丼!!」
男「結構現実的だなw」
少女「ヒラ天使はお金がなくて生活ギリギリなんだからね」
- 102 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 22:17:43.54 ID:ogvLqeml0
少女「うーめえええええ」
男「そりゃあよかった」
少女「ムサシきっといいシェフになるよ」
男「残念だがそういう夢はないな」
少女「音楽で食べていくの??」
男「そのつもりもない」
少女「・・・そういえばムサシ生活費どっから出してるの」
男「・・・内緒だ」
- 103 :HAM ◆HAM/FeZ/c2 [] :2009/02/06(金) 22:20:55.66 ID:ogvLqeml0
男「ごめん、眠い」
少女「まだ昼だよ」
男「昨日あんま寝れなかったから」
少女「あたしにハァハァしてて寝れなかったかーw」
男「・・・」
少女「図星かい」
男「皿とか水につけといて・・・」
少女「ほいほい」
男「晩飯とか・・・腹減ったら・・・そこのチラシでも見て出前頼め・・・」
少女「おう」
男「ちょっと寝る・・・」
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