■戻る■ 下へ
男「ときに女、おまえそんなに頭よかったか?」
- 1 :VIPがお送りします []
:2009/05/31(日) 12:04:02.05 ID:Wri7beGEO
帰り道
男「テストで百点満点なんて」
女「なんか……教科書を読んだら頭に入ってくるのよね。全部」
男「覚醒したのか?うらやましい」
女「覚醒ってなによ。というかあんたもどうしちゃったのよ、運動神経なんて並しかなかったのに、体育で大活躍だったじゃない」
男「……まあな」
女「1500メートルを全力疾走する人間がいるとか、漫画かあんたは」
男「実はその他の身体能力も上がっててな、試しにさっきジャンプしたら校庭から校舎の屋上に登れたんだ……」
女「アメコミかあんたは」
- 2 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:05:44.88 ID:A2w43HfhO
きたい
- 3 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:06:58.90 ID:6rb7Qiy20
はやく、つづき!
- 4 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:07:20.51 ID:Wri7beGEO
男「ところでさっきからなにしてんだ?」
女「なにって、本読んでるのよ。見たらわかるでしょう」
男「ページを高速でペラペラとめくってるようにしか見えないが」
女「このスピードで読めるんだからしかたないでしょ、あんたと話しながらでもいけるし、一字一句を丸暗記も出来てるみたい」
男「わーお……なんだそりゃ」
女「………」
男「なに?俺達に何が起きてんの?」
女「知る訳ないでしょ、覚醒したんじゃないの?」
- 5 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:09:50.08 ID:Wri7beGEO
自宅
男「はあ、おかしな力に目覚めてから丸一日経過したか。相変わらず……ふん!」
クシャ
男「小指と親指だけでらくらく林檎が砕ける訳だ」
男「病気か?病気なのか?筋肉異常増幅病とかそんなか?」
ピリリリ
男「女からメールが来たな。そうか女も学校休んだのか。当然だな、こんな事態じゃ学校なんて行く気にならないよな」
女メール『対策会議するわよ、今すぐ駅の地下にある喫茶店に来なさい』
男「対策会議ね。まあ異常を共有しているものどうし必要かもな。了解っと」
ピッ
男「駅地下の喫茶店といえば一つしかないな。行くとするか」
- 6 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:11:32.15 ID:Wri7beGEO
駅地下の喫茶店
男「ちーす!」
女「ちーすじゃないわよこの大変なときに」
?「こんばんわー」
男「その隣の挨拶を間違えてる女性はなんだ」
女「ここくる途中であったの」
?「あれー、間違えてます?あ、そっか、こんばんちーす」
男「俺、目が悪くなったかな。女のとなりにいる人間が透けて見える」
女「奇遇ね、私も透明に見えるわ」
- 7 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:12:46.85 ID:Wri7beGEO
男「なんだよ、なんだよ、なんなんだ?」
店員「ご注文はお決まりですか?」
女「私、ジャイアントミルクチョコパフェ、男は?」
男「え、あ、じゃ同じので」
店員「畏まりました。少々お待ちください」
男「………」
女「………」
透明女「こんばんちーす」
- 8 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:15:18.53 ID:Wri7beGEO
5分後
店員「ジャイアントミルクチョコパフェお持ちしました。それではごゆっくりどうぞ」
透明女「うわー、でけー」
男「さて、脳みそもようやく回転し始めた。だから女は俺にわかるように隣の奴がなんなのか説明しろ」
男「いますぐ。周りにはどうやら見えていないってのも関連づけて説明しろ」
女「そんなこと言われてもわかんないわよ。ここにくる途中に突然話しかけられたのよ。そんでなぜだかついてきたの」
男「ふざけんな、そんなんで納得できるか」
女「納得しなくても事実だもの」
透明女「あのー、男さんー?」
男「ひゃ、霞がかった人に呼ばれた!?」
- 9 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:16:43.29 ID:Wri7beGEO
透明女「驚きすぎですー、それはそうとあたしのことはあたし自身に聞いたほうがはやくないですかー?」
女「男が来たら、説明しともらう約束だったの」
男「お、俺が来たら?そりゃまたなんで?」
透明女「だからー、それも含めてお話しますってばー」
女「だってさ」
男「ああ、もうわかったよ。出来るだけ解りやすく、平和的に頼むぞ」
透明女「あいさー了解ですー」
- 10 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:20:37.10 ID:Wri7beGEO
透明女「実はあたし精霊なんですよー」
女「へー、チョコパフェおいしい」
男「このチョコパフェデカすぎだ。こんなに食えねぇ」
精霊「……あのー?」
女「なら私もらう。なんだが無性に甘い物が食べたいのよね」
パクパク
男「あー!全部やるとはいってないだろ、つーか食うのはやっ!?もう半分しかない」
精霊「ちょっとー、なんであんなに興味津々だったのに無視するんですかー?」
- 11 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:21:48.23 ID:Z2hlc19y0
なかなかおもしろい
- 12 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:21:59.58 ID:Wri7beGEO
男「……だって、精霊はないだろ?」
女「そうねありえないわ、精霊は却下。他のにしなさいよ」
精霊「えー、却下ってなんですー?なんであたしの存在が却下なんですかー!」
男「そんなこと言われたって論外だよな?」
女「えぇ、そんな答はノーサンキューね」
精霊「うぅ、ここを信じてもらえないと話しが進まないですけどー」
男「なら証拠だな」
精霊「証拠ですかー?」
女「そうね、なにか精霊である証拠を見せてくれたら信じてあげるわ」
- 13 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:23:44.01 ID:Wri7beGEO
精霊「わ、わかりましたー、なら………あそこにいる人を見ていてくださいー」
男「あそこにいる人って、隅に座ってる男の人か?」
精霊「はいー、あのかちかちしてる人ですー」
女「ノートパソコン使ってるあの人がなんなのよ」
精霊「いいですかー?いきますよー!」
- 14 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:24:39.27 ID:pM8S8PRpO
期待支援
- 15 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:25:53.86 ID:Wri7beGEO
精霊「そいやぁー!!」
男「なにー!?」
女「!?」
精霊「どうですかー?あの男の人を女の人に変えてしまいましたー、あたしは人間を司る精霊なんで、人間を思うようにコントロール出来るんですー」
男「マジかよ……さっきまで冴えない雰囲気の男だったのに、すげー美人に様変わりした」
女「まあ、透明な時点で普通じゃないと思ってたけど」
精霊「信じて貰えましたー?」
女「しかたないわね、信じましょう」
精霊「やったー、では話しを続けますねー」
女「え、あの人あのままなの!?」
- 16 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:27:21.87 ID:Wri7beGEO
精霊「さっきもいいましたけど、あたし人間を司る精霊なんですー」
男「人間を司るってなんだ?」
精霊「そのまんまですよー?火の精霊や水の精霊のようにあたしは人間の精霊なんですー」
女「まあ、そこらのオカルト事情は置いといて、人間の精霊が私達になんのようなのよ」
精霊「はいー、実は前回の精霊会議で人間が駆除されることになっちゃったんですよー」
男「……?」
女「意味がわらないわ」
- 17 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:29:16.71 ID:uJfP69WFO
しえん
- 18 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:31:18.01 ID:Wri7beGEO
精霊「えー?これも駄目ですかー?だからー、人間が有害だと定められ、すぐにでも他精霊達が人間の大量駆除を行うんですー、物騒に言うと虐殺ですねー」
男「……は?」
女「………」
精霊「会議の結果、人間の数は五万人ぐらいがちょうどいいということでしてー、それぐらいの数まで調整されるんですー」
男「なに、物騒なこと言ってる」
女「事実ならしゃれにならないわね」
- 19 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:33:20.65 ID:Wri7beGEO
精霊「ですよねー、そんなに人間の数を減らされたら、あたしも精霊として存在できなくなっちゃいますしー、非常に困るんですよー」
精霊「だからー、あたし徹底抗戦を宣言しちゃっいましたー」
女「………徹底抗戦ね」
男「おお!!なんだかイマイチ理解できないがお前は人間の味方なんだな!!いや体はってまでありがとうな。ぜひ徹底抗戦頑張ってくれ!」
精霊「という訳でお二人には人間の数調整を行う他精霊と戦ってもらいますからー」
男「ははは………は?」
女「それはどういう訳で?」
- 20 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:33:32.84 ID:dPASAIrfO
期待
- 21 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:34:59.71 ID:Wri7beGEO
精霊「だって精霊は、自分が司ってるもの以外の事象には関与できないですしー、他精霊の駆除をあたしが直接止めるのは無理なんですよー」
女「言いたい事はなんとなくわかったけど……」
男「……マジ?女わかんの??」
女「つまり、あなたは人間をどうにかする以外はなにも出来ないのね」
精霊「はいー、あたしは小石一つ持ち上げられない無力な精霊なんですー」
- 22 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:37:18.77 ID:IbyYRy2cO
しえん
- 23 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:38:45.24 ID:Wri7beGEO
女「ならその他精霊ってのはどうやって人間の数調整をするの?司っているもの以外に関与できないんでしょう?」
精霊「それはもちろん司るものを駆使してですよー」
精霊「人間という存在は生命活動しなくなった時点で人間という存在ではなくなりますからー、火の精霊なら炎で包んだり、水の精霊なら濁流で押し流せばいいんですー」
女「なるほど、私たちはさしずめ盤上の駒ね」
精霊「けどあたし達精霊にとってもその盤上が唯一無二の世界なのでー、負けても実害のないプレイヤーという訳ではないとだけは言っときますー」
精霊「それにー、人間の数を大幅に減らされたらあなた達も嫌ですよねー?」
女「……確かにそうね」
- 24 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:40:44.84 ID:Wri7beGEO
精霊「ならー、決まりですねー」
男「おいおい、ちょっとまてよ。女、お前こんな話しを信じるのか!?」
女「信じたくないけど」
男「なら信じるなよ、存在自体訳わからない奴の訳わからない話しなんて信じる必要ない」
精霊「えー、男さんは信じてくれないですかー?」
男「当たり前だ!」
精霊「でも数調整はすぐに始まりますよー?」
女「すぐっていつよ」
精霊「それはもう、今すぐですー」
ドカーン
男「な、なんだ!?」」
女「爆発!?」
精霊「あー、始まりましたー、数調整の時間ですー」
- 25 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:41:52.65 ID:Wri7beGEO
客「か、火事だ!」
客「キャー」
店員「落ち着いてください、落ち着いて私達の指示にしたがって非難してください」
男「アチッ!?」
女「なにか変よ、いきなり辺りが火の海じゃない」
店員「こっちです、お客様方こちらから店の外へ」
男「おい!まだここに残って、アッチ!!」
- 26 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:43:19.77 ID:Wri7beGEO
女「いっちゃったわね」
男「なんだか俺達が見えてなかったみたいな気がするぜ」
女「まさか、あなたの仕業?」
精霊「あー、ばれちゃいましたー?このお店の人間には危険がないよう非難してもらいましたー、炎の不自然さにも気付かせなかったので、後々問題も起こらないはずですー」
精霊「もっとも、あなた達が彼女を倒せたらの話しですけどねー」
男「彼女って………おお!?」
女「炎が人の形に……」
- 27 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:43:42.66 ID:Z2hlc19y0
というより精霊が人間を戦闘マシーンに変えればいいんじゃない?
- 28 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:44:12.99 ID:014+vEr9O
ドクオとクーみたいな二人だな
- 29 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/31(日) 12:44:53.62 ID:87RxUiHe0
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| i┐ |[___ __| | | | 二 二 | | | く_/| | | , ‐'´ |____ ___|. r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_| | / ヽ. | | | 凵 凵 | | | | | | | _ / \ | | |  ̄ ̄|
| 」 _/ /\ \ | l└――― ┘l | | | | l__| | / /| |\ \__ / \_| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く__/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿 <__/ |_| \__// /\ `ー――┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ `ー' `ー───―'
- 30 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:46:48.68 ID:Wri7beGEO
ボォォォ
?「人間臭いと人間臭いと思うたら、キサマじゃったか、ひよっこ精霊」
精霊「むむ、よくいいますよーあたしがいる所にわざわざ出て来たくせにー、火の精霊、サラマンダーさん」
女「この女の人が火の精霊で有名なサラマンダー?」
男「び、美人だ。しかもナイスバディだ」
- 31 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:47:44.67 ID:Wri7beGEO
火精霊「ふん、わしがキサマごときを気にかけるわけなかろう。じゃが」
ボォォォ
男「アチチ!?」
女「熱いし暑い……」
火精霊「そこのがキサマの加護を受けた人間じゃな?ちょうどいいわ、わしが葬むってくれよう」
カッ
男「……!」
女「!?」
ドカーン
- 32 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:47:51.26 ID:Z2hlc19y0
>>29吹いたww
- 33 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:52:27.98 ID:Wri7beGEO
地下街。
火精霊「あっけない、あっけないのう。人間というもの実に脆い、こんな輩に高潔なる火がいいように使われていたとは嘆かわしいわい」
火精霊「だが、それも終わりじゃ、これから先は太古のように炎に怯え暮らすがいいわ………ん?」
男「無事か、女」
女「ケホッ、何とかね、ありがと」
- 34 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:53:29.04 ID:Wri7beGEO
火精霊「なんじゃと?人間があの規模の爆発からどうやって……」
精霊「危機一発でしたねー」
火精霊「ふん、なるほど。ひよっこ精霊の加護のせいじゃな、生意気な」
カッ
男「やっべ」
ドカーン
- 35 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:53:42.40 ID:t1EkNYcaO
勉強しようと思ったのに…
支援
- 36 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:54:42.90 ID:Wri7beGEO
地下街南方面。
男「なんだよあのやばいお姉さんは!」
女「火の精霊なんでしょ?あの自称精霊の話しは置いといても、なんか殺されそうになったことは間違いないわね」
精霊「自称じゃなくて本物ですー、ところで男さんそろそろ信じて貰えましたー?」
男「あー、くそっわかったよ、命の危機なのは認めてやる」
精霊「やったー!」
女「火の精霊ってのは火を操るのよね?なにか弱点はないの?」
精霊「弱点ですかー?さあどうですかねー、わからないですー」
女「役にたたないわね!あんな炎を出せる奴にどう勝てばいいのよ、魔法使いじゃないあれ」
- 37 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:55:04.13 ID:ZFnYZmKY0
最初から厨二過ぎるww
- 38 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:56:19.67 ID:Wri7beGEO
精霊「確かに自在に火を操っているように見えますがー、人間でいう所の物理学を全て無視しつ訳ではありませんよー、あたし達精霊はあくまで存在を司るものですのでー」
精霊「根本的な事は変えることが出来ないんですー」
女「根本的な事って何よ?あ!!また炎が人の形に」
ボォォォ
火精霊「こわっぱ供が、ちょろちょろと逃げおってからに」
男「でやがったー!!」
- 39 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:58:15.78 ID:Wri7beGEO
火精霊「おとなしく炎に呑まれることじゃな、さすればわしが芸術的な消し炭にしてやろう」
女「そんなのごめんよ、男!あれをつかって!」
男「なるほど了解!」
精霊「がんばれー」
男「基本は大事だよなぁ、くらえ!火には消化器科だ!!」
火精霊「む?」
シュゥゥゥゥ
シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
モクモク
- 40 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 12:59:11.82 ID:Wri7beGEO
女「ケホッ、どう、やっつけた?」
男「煙たくてわからん、けど相手が火だってんなら消えただろ」
モクモクモクモク
モクモクモク
精霊「煙たいのがやっと晴れてきましたー」
モクモク
火精霊「わしの火が消えたじゃと?」
男「い!?」
女「ぴんぴんしてるじゃない」
- 41 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:00:43.74 ID:Wri7beGEO
火精霊「わしが操る、完全なる火に燃やせられぬのもの等ないわ、このキサマ等人間の作った特殊物質も例外では、ない!!」
ボォォォ
女「消化器科からでた消化薬剤まで燃やしてる、どうゆう原理よ」
男「今は逃げるが勝ちだ!女ちょっと悪い抱き抱えさせてもらうぜ」
女「え、あ、ちょっと変なところ持たないでよ!」
- 42 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:02:58.50 ID:xJizgkyl0
なかなかおもしろそうな世界観に出会った
いいぞもっとやれもっとやれ
- 43 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:03:33.54 ID:Wri7beGEO
男「そんな事いってる場合じゃないだろ、いくぞ!」
火精霊「そう何度も逃がす訳なかろう!」
カッ
ボォォォ
男「う!?すまん女、ほうり投げる」
バッ
ドサッ
女「いった〜、ちょっと男、なにすんの………男!?」
- 44 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:04:08.31 ID:Z2hlc19y0
男死んだ!?
- 45 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:05:30.44 ID:Wri7beGEO
男「……くぅ」
火精霊「両足を焼いてやったわ、これでちょこまかと動けまい、さてこんどは爆炎で体全てを吹き飛ばしやるわ」
女「お、男!!あぁ、足が!だ、大丈夫なの?死んだら許さないわよ、ねぇ!?」
男「バカ泣くな、大丈夫だよ」
女「な、泣いてないわよあほぉ」
- 46 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:07:32.18 ID:xJizgkyl0
炎の根本ってなんだろうな?
物理法則は適用されるんだから……高速の分子運動とか酸化?
- 47 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:09:10.95 ID:Wri7beGEO
火精霊「消し炭になれ」
カッ
男「あぁ、くっそ。女またしてもすまん!」
ガバッ
ドカーン
- 48 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:10:51.32 ID:Wri7beGEO
男「……ぐぐ、さすがにきつい……」
女「……ばか、あんた自分がボロボロなのに私を庇うなんて、あほぉ、バカァ、死ぬなぁ」
火精霊「なかなかにしぶといやつじゃな。しかしいくら加護の宿った者でも、死なないはずはあるまい。それでは人間としての基本、生物の理から外れるからの」
女「う、このぉ」
火精霊「さあ、潮時じゃ人間。きさまらは主にとって有害でしかない。存在を弱め、大地の片隅でひっそりと暮らすがよい」
カッ
ドカーン
- 49 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:20:18.39 ID:Wri7beGEO
火精霊「……さて、次は本格的に人間の数を減らすとするかの、確かこの地域の人間は三百人程いればよかったはずじゃ」
ボォォォ
精霊「あー、あっけないですねー、二人共死んじゃいましたかー」
精霊「まあー、人間はいっぱいいるんで次を探しますかー」
精霊「次はもうちょっと体をいちじるしく変化させようかなー」
おわり
- 50 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:21:47.10 ID:ikfc7BuCO
これだから携帯は…
- 51 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/31(日) 13:25:20.02 ID:DV1Yy6oJ0
え、なにこれ
- 52 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:26:50.95 ID:Wri7beGEO
うん、まあ、終わりだ。
- 53 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:28:58.43 ID:1/3yFwzQO
飽きてんじゃねぇよ
- 54 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:32:56.90 ID:Wri7beGEO
火の精霊倒したら、新しい仲間で焔使いの幼女をだしたり、ショタな土の精霊だしたりとか考えてたけど、まあなんだ。
ぶっちゃけ火の精霊強すぎね?倒せなくね?
- 55 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:35:45.50 ID:abz9MfGR0
あきすぎじゃね?
- 56 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:42:20.82 ID:Wri7beGEO
すまん、夜まで残ってたら続きかく。
- 57 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:47:27.99 ID:xJizgkyl0
保守時間なげぇー
- 58 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:57:29.94 ID:TFB5vtniO
えっ
- 59 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 13:58:57.75 ID:0vgWHjSb0
○消火×消化
についてはつっこんだほうがいいのか?
- 60 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/31(日) 14:00:16.16 ID:HHEO+PK30
>>1のかわりに続き書く人居ないのか。
- 61 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 14:18:47.26 ID:QNFbXkB00
火を倒すなら酸素をごにょごにょ
- 62 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 14:19:34.91 ID:xJizgkyl0
>>60
半年ROMってろ
- 63 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 14:57:37.32 ID:Wri7beGEO
崩壊した地下街。
男「おい、テメーなにちゃっちゃと乗り換えようみたいな事言ってんだよ」
女「うーん」
精霊「あー、お二人共いきてたんですねー、なによりですよー」
男「なにヌケヌケと、おい女!大丈夫か?」
女「ダメよ……ダメなのよ……」
- 64 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 14:58:35.74 ID:Wri7beGEO
男「何が駄目なんだよ?いいから目をさませ」
女「男が死ぬー!!」
ドカッ
男「へぶ!?」
ドサッ
女「……ん?ここは、そうだ男は!?」
男「」
女「あー!?やっぱり男が死んでるー!?うわーん、おとこぉぉ!」
精霊「いやー、死にかけたのに元気ですねー」
- 65 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 14:59:31.44 ID:Wri7beGEO
男「たく、どこかの誰かの顔面パンチが1番効いたぜ」
女「……うるさいわね。謝ったでしょ」
女「ところで火の精霊はどこいったのよ?まさか私が寝てる間に倒しちゃった?」
男「いや、それは俺にもわからん。気がついたこの精霊もどきが、なにやら不愉快な言葉を呟いていぐらいしか」
精霊「まーまー、いいじゃないですかー、私はあなた達の命の恩人ですよー」
男「俺達の命を危険にさらした本人の間違いだろ」
- 66 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 14:59:37.01 ID:ekHT6m8J0
おお、戻ってきた
- 67 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:02:01.45 ID:Wri7beGEO
精霊「なにをいいますかー、いいですかー?先程、まじかで爆発を受けた二人をあたしは一次的に仮死状態にしたんですー」
精霊「あなた達はあたしの加護によって体が頑丈になっていますがー、爆発に堪えても留めを刺されるのが関の山ですー」
精霊「ならば仮死状態にしてサラマンダーさんをだまくらかしー、後で蘇生させたほうがいいなーと考えついた訳ですー」
男「ならさっきの死んじゃいましたかーってのはなんだ?」
- 68 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:02:49.53 ID:Wri7beGEO
精霊「だって仮死状態とはいえー、死者を生き返えらせる訳ですから成功するかわからなかったんですよー」
精霊「まあーぎりぎりマジ死にの前だったんで成功しましたー、いやーよかったですー」
女「よし男殴りなさい」
男「わかった。おりゃああ!!」
スカッ
男「おお?すり抜けた?」
精霊「人間が人間を司る精霊に危害を加えるのは無理ですよー」
男「くそっ、理不尽な」
- 69 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:12:28.64 ID:Wri7beGEO
女「男、足とか大丈夫なの?すごい火傷してたけど」
男「あ、そういえば全然痛くないな。つーか火傷が跡形もない」
精霊「男さんは、あたしの加護を主に身体能力を中心に受けているのでー、自然治癒力も半端ないんですよー」
女「うらやましいわね。私なんかまだ腰が痛いわよ」
精霊「けど女さんは思考能力が向上してますよねー?」
女「あ!やっぱりこれ、あなたの仕業だったのね」
精霊「仕業とは失礼なー、おかげと言って欲しいですよー」
- 70 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:13:16.84 ID:xJizgkyl0
再開してたw
- 71 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:16:19.51 ID:Uo/gLpkGO
俺でよかったら書く
- 72 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:21:43.55 ID:lclKB5QOO
厨ニ展開
だが読んでしまう
- 73 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:22:27.98 ID:Wri7beGEO
男「さて、まずここから抜け出さないとな」
女「瓦礫の囲まれた地下てどうしろってのよ」
男「いや、案外簡単に……」
ガラッ
女「うわ、そんなデカイ瓦礫を片手で、キモいわね」
男「キモいとか言うな、でもまあ外になんとか行けそうだな」
精霊「けどー、外に出てもサラマンダーさんをなんとかしないと意味がないと思いますよー」
男「う、確かにな」
女「ふふふ、大丈夫よ」
- 74 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 15:29:25.15 ID:Wri7beGEO
男「大丈夫なのか?さっきはボコボコにされただろ」
女「さっき行きなりだったし、相手がどんな奴かもわからなかったのよ。負けても仕方がないわ」
女「しかし今は相手の特性も対処するだけの時間もある。今に見てなさいボォボォ女。跡形もなく鎮火してやるわ」
男「なんか女が怖えな、奴との間に何かあったのか?」
精霊「わー、女さん心強いですよー」
- 80 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 18:42:28.70 ID:RcwXG/lp0
精霊がゆるすぎてテンションが下がるwwwwwwwwwww
- 81 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 19:06:25.89 ID:R1cUZAdBO
ほ
- 82 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 19:07:39.53 ID:Wri7beGEO
市街
ボォォォ、ボォォォ
火精霊「さあ、燃やせ燃やし尽くすのじゃ!命も文明ももはやこの大地には不要。人間どもを太古のように暗い穴蔵の中に回帰させよ!」
男「おい!そこのとちくるった、サマランダ!」
火精霊「む!?キサマはひよっこ精霊の加護を受けた人間。なんじゃ生きておったのか、確かに死んだと思うたが」
火精霊「それとサマランダではなくサラマンダーじゃ!!火の精霊の名前ぐらい覚えとかんかい!」
男「うっせぇ、似たようもんだ!そんなことより、街中に燃え広がっている火事を消せ!」
火精霊「なにを言うかと思えば、くだらんな。大人しく隠れていれば生き残る三百人の中に入れたかもしれんというに」
火精霊「こんどこそ、微塵も残らずに消しさってくれるわ!!」
- 83 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 19:12:13.06 ID:Wri7beGEO
男「おっと危ない。地下と違って広いからな。そんな炎の塊、簡単によけられるぜ」
火精霊「小癪な、いでよ、炎の波!全てを灰燼とかせ!」
ゴオオオオ
男「やっべー!」
- 84 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 19:24:30.77 ID:Wri7beGEO
火精霊「くははは、なす術もなく飲み込まれおったわ!所詮人間などこのていどじゃて」
バサッ
男「ぷはー!息できなくて死ぬかとおもったー」
火精霊「なに!キサマあれほどの炎の中でどうして無事なのじゃ、いくら精霊の加護があるからといって」
男「ふふ、見ろこのマントを!!」
バサッ
火精霊「むむ!?」
男「これは耐熱の防火服を改造した特製マント。近くの消防署から借りてきた代物だ。ちなみにあの精霊に消防署の人をちょっとコントロールしてもらったので、なんの苦労もなく手に入ったぜ!!」
火精霊「ぬぬぬ、キサマら人間は昔から人工物を使い火を支配しおる、ええい腹立たしいわい」
火精霊「そんなぺらぺらがなんじゃ!焼き尽くしてくれるわ!」
ボォォォ、ボォォォ、ボォォォ
男「おっと」
- 85 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 19:36:43.24 ID:xJizgkyl0
なんという説明セリフw
- 86 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/31(日) 19:37:17.78 ID:HHEO+PK30
どこかにとじこめればいんじゃね、急激な燃焼がおきなければいいだけだしさ
- 87 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 19:47:13.11 ID:Wri7beGEO
火精霊「この!この!小癪なぺらぺらめ!そのようなもの等燃やし貫いてやるわ」
ボォォォォォォ
男「うあ、これはよけられん」
バサッ
火精霊「死ねぇ!人間!」
ゴオオオオオオオオ、
火精霊「……ふふふ、今度こそ終わりじゃな」
バサッ
男「うへー、やっと息が出来る。苦しかったぁ」
火精霊「くう……うぬぬ、おのれ、おのれ」
- 88 :VIPがお送りします [] :2009/05/31(日) 20:27:45.24 ID:Wri7beGEO
男「よし、そろそろ、目的地だケータイで女に連絡っと」
目標地点付近。
ピリリ
女「男から連絡が来たわ。あのボォボォ女がサークル内に入った。周囲のガソリンに点火をするわよ!」
ボォォォ、
精霊「あいさー、点火確認!炎のサークルは問題なくサラマンダーさんと男さんを取り囲みました!」
女「よし!移動するわ!」
精霊「はいー」
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