■戻る■ 戻る 携 下へ
召喚士「行けっ!コカトリス!!」
355 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 09:47:55.43 ID:RtQX14so
〜次の日〜

戦士「…さて」

盗賊「……」

召喚士「…」

戦士「今日はいよいよ…」

魔道士「師匠さんの所へ行くんですね」

召喚士「はい…」

戦士「ここからだと、えーと」

召喚士「歩いて…1日もかかりません…」

戦士「そうか」

魔道士「なんか…元気ないですね?」

召喚士「え…いやっそんな事ないですよ!ははは…」

盗賊「……」

魔道士「大丈夫ですか?」

召喚士「はい、大丈夫ですよ。すいません…」


357 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 09:51:46.97 ID:RtQX14so
〜西の山、入り口〜

召喚士「…さて」

盗賊「……」

召喚士「ここからの山道は魔物が結構いますので…」

魔道士「はい」

召喚士「ここで一度結界を張って進みたいと思います」

戦士「おう。頼む」

召喚士「ふーっ…行けっ!シルフ!!」

シュイィィン

召喚士「戦士、結界石を…」

戦士「おう!…よっと、ほれ」

召喚士「シルフ、結界をお願いします」

シルフ「はーい」

魔道士「ありがとうございます!シルフさん!」

シルフ「ううん!お仕事ですもの!」

盗賊「……」


358 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:00:30.22 ID:RtQX14so
シュイィィン

召喚士「よし。これで大丈夫ですね」

魔道士「ありがとうございます!」

召喚士「俺の持つ結界石を中心にしてますので」

盗賊「…うむ」

召喚士「傍を離れないようにして下さい」

戦士「分かった」



召喚士(師匠の張った結界の道…)

召喚士(もう…ほとんど効果が薄れてきている…)

召喚士(……師匠)

魔道士「ねぇ、召喚士さん」

召喚士「あ、はい」

魔道士「山の上には他に何かあるんですか?」

召喚士「えぇと…特に何もないですね」

魔道士「師匠さんの家だけですか?」

召喚士「他にも何人か住んでいますが、みんな離れていますね」

魔道士「そうなんですねー」

召喚士「ほんと、ただの山と言うか…森言うか…」


360 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:04:35.29 ID:RtQX14so
魔道士「でも、召喚士さんにとっては故郷みたいなものですよね!」

召喚士「え、ええ!そうですね!」

魔道士「召喚士さんの故郷かぁ〜、楽しみ!」

召喚士「いや!本当に何もないですよ!はははっ」

〜師匠の家〜

戦士「ここ…か?」

召喚士「…うん」

盗賊「…着いた」

魔道士「おー!大きな家!」

戦士「でも…ほんとに何もないっつーか…森の中にポツンと」

召喚士「そうなんだよ…と、とりあえず入ろうか…」

コンコン…ガチャ

召喚士「師匠〜、いますよね?師匠〜」

魔道士「…あれ?いないみたいですね」

盗賊「……」

召喚士「あれ?…師匠〜いませんか〜」


361 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/06(金) 10:06:41.69 ID:Mfc2nfoo
死んでる・・・


365 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:15:09.79 ID:RtQX14so
師匠「………おい」

魔道士「はわっ!??」

戦士「!!」

師匠「人ん家の前で何してんだ?」

召喚士「あっ!師匠!!」

盗賊(気配が…まったくなかった!?)

師匠「んー?あぁ、なんだお前か…」

魔道士「こんにちはー!」

師匠「あーこんにちはー、コチラの皆さんはどなたさんだ?」

召喚士「あっ俺のパーティー仲間です」

師匠「ふーん…そっか」

盗賊「……」

師匠「あっ!あぁ!我が可愛い愛弟子よっ!」

戦士「?」

召喚士「へっ?」


366 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/06(金) 10:18:23.72 ID:Mfc2nfoo
猫かぶるなwwwwwwww


367 :パー速民がお送りします [] :2009/11/06(金) 10:19:39.12 ID:dHngT4QP
酒飲みの上スケベwwwwwwww


369 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:23:15.13 ID:RtQX14so
師匠「ついにやりとげて帰ってきてくれたのか!」

盗賊「……」

師匠「しかもお仲間まで連れて…嬉しいなぁ!」

召喚士「あ…あの…師匠?」

師匠「あれだろ!俺の課題をこんな短期間で…見くびってたぜワハハ!」

召喚士「あ、あの……その事なんですが…」

魔道士「あのー実はまだ…なんです」

師匠「はあぁ!?」

召喚士「すす、すいません!!」

戦士(ホントに怖いんだな…)

師匠「なんだよ、あーバカらし…じゃあな」

召喚士「いや師匠!ちょっと待って下さい!」

師匠「何だよ?もう用はねぇだろ。じゃあな」

召喚士「ありますあります!用があるんです!」

魔道士「そうなんです!聞いて貰えませんか?」

師匠「はぁーメンドクセーなぁ…」

盗賊「…オネガイシマス」

師匠「お前一人だったらブン殴っておしまいなんだけどなー」

戦士「師匠さん、頼む!」

師匠「お客さん連れてくるなんて卑怯だよなー」

召喚士「し…師匠……」

師匠「…こう頼まれちゃしょうがねーわなぁ…仕方ねぇ、入れ」


370 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:35:10.74 ID:RtQX14so
〜師匠の家の中〜

師匠「お嬢さん方…何飲まれるかい?コーヒー?紅茶?」

魔道士「あ、紅茶頂きますー!」

盗賊「…コウチャ」

師匠「そっちの兄ちゃんは?」

戦士「すんません。コーヒー下さい。ブラックで!」

師匠「オッケ。おいペニス、コーヒー2つとコウチャ2つだ」

戦士「…ペ、ペニス?」

召喚士「ちょ、ちょっと!!師匠!!!」

師匠「あれ?コイツの名前知らんのか?ペニスって言うんだぞ」

盗賊「…///」

師匠「あーすまんすまん!お嬢さん方には刺激が強いな!ワハハハ!」

魔道士「…も、もうっ///」

召喚士「師匠!いい加減にして下さいよ!」

師匠「悪かったよペニ…召喚士。ほら、はよ用意して来い」

召喚士「……」

スタスタ


371 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/06(金) 10:38:01.13 ID:uOst8yMP
ペニス忘れてたから
おもわず吹いた


373 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:39:34.88 ID:RtQX14so
召喚士「最低だ…あのくそ師匠…」

コポコポ

召喚士(毒でも盛ってやろうか…くそ…)

魔道士「師匠さんはお一人で暮らしてるんですかー?」

師匠「あーそうだよー、なんなら一緒に暮らすかい?」

魔道士「楽しそうですねー。でも、旅があるから…」

師匠「ならしょうがないな!おじさん待ってる!!」

魔道士「えへへ!」

師匠「うふふ!」

戦士(ノリが・・・マジシャンのおっさんと完全に一緒だな…)

召喚士「…お待たせしました」

カチャカチャ

魔道士「わぁ!美味しそう!」

師匠「だろ?俺様特製の師匠紅茶だ」

戦士「いただきます!おっ!このコーヒーも!」

師匠「モチロン師匠コーヒー。なんなら売ってやろうか?」

盗賊「……お、おいしい」


374 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:46:28.58 ID:RtQX14so
召喚士「…こんな山奥ですからね。自家栽培で色々作ってるんです」

魔道士「へーっ!そうなんですね!」

師匠「そうなの!さっきも果物採ってきたとこで…あ、そうだ」

盗賊「……おいしい」

師匠「ペニ…召喚士。果物切って持ってきな」

召喚士(この人…絶対わざとだな…)

・・・

師匠「んで?何がどーなったって?」

召喚士「ざっくり説明しますとですね…」

魔道士「それで…クラーケンが…」

戦士「……でだな、要塞は…」

召喚士「…まぁ、サラマンダーだけは…」

・・・

師匠「…ふーん。なるほどね」

盗賊「……」

師匠「簡単に言うと、お前らバカだな!」


376 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:52:18.20 ID:RtQX14so
戦士「馬鹿?」

盗賊「……」

師匠「あぁ。とんだバカヤロウだよ」

魔道士「…」

師匠「まー…クラーケンは突如の事だ、仕方ねぇ」

召喚士「……」

師匠「ミノタウロスも…百歩譲って運が良かったですね、としよう」

盗賊「……」

師匠「だがな、その後はダメ。まるでダメ。バカもいいとこ」

魔道士「そうなん…ですか?」

戦士「何が…駄目なんだよ」

師匠「まず、マジシャンて奴を探してミノタウロスぶっ倒そうとしてんだろ?

召喚士「……」

師匠「勝てるわけないじゃん。無理無理」

魔道士「…そんな」


377 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 10:58:57.51 ID:RtQX14so
師匠「あのなお嬢ちゃん、何の為にわざわざ国軍が出張ってるんだい?」

盗賊「……」

師匠「防衛に失敗したからわざわざ召喚隊が出張ったんだろ?」

魔道士「…はい」

師匠「それを…流れの魔道士と底辺召喚士で何とか出来ると思ってんの?」

召喚士「…でも!」

師匠「仇を討ちたい!」

召喚士「!!……はい」

師匠「馬鹿らし。バカヤロウどころかクソヤロウだわな」

戦士「な、何でだよっ!」

師匠「…いいか、お前らはたまたま受けた任務に、たまたま敵わん魔物が出た」

盗賊「……」

師匠「たまたま戦場で顔見知りがやられて、たまたまお前らは助かった」

召喚士「…」

師匠「ただそれだけだ」

魔道士「確かに…そうかもしれませんけど…」


378 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 11:04:32.17 ID:RtQX14so
師匠「それじゃ何か?今もどこかで誰かが魔物と戦ってる」

戦士「……」

師匠「お前らはいちいち仇を討ちに行くのかい?」

召喚士「それは極論ですよ!」

師匠「極論じゃねーだろ。自分達が目の当たりにしたから仇を討ちたい」

盗賊「……」

師匠「それだけの話じゃねーか」

召喚士「…それが悪いですか?」

師匠「悪かねーよ。勝てるならな」

召喚士「……」

師匠「勝てる見込みも何もねーから言ってんだよ」

魔道士「だからっ」

師匠「マジシャン?ミノタウロスには魔法も効かねぇっつーのに?」

戦士「いやっ!例えそうでも何か助けにはなるはずだ」

召喚士「師匠…ついにボロを出しましたね?」

師匠「あん?……あ」


380 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/06(金) 11:07:56.96 ID:TOanLQAO
なん……だと……


381 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 11:16:00.73 ID:RtQX14so
召喚士「俺たちはマジシャンと言う名前は言いましたが」

師匠「…ハメられたぜ」

召喚士「魔道士だなんて一言も言ってませんよ?」

師匠「はいはい…悪かったよ」

盗賊「……」

師匠「仕方ねぇ…だがな、今言った事は本当だ」

戦士「……」

師匠「絶対に忘れんなよ?」

召喚士「……はい」

師匠「座れ」

召喚士「はい」

師匠「まずはマジシャンだが…」

召喚士「はい…」

盗賊「……」

師匠「居場所は…」

召喚士「はい…」

師匠「知らん」

召喚士「……で、ですよね」


383 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 11:24:48.61 ID:RtQX14so
戦士「やっぱり居場所は分かんねーか」

召喚士「…そこまでは予想していました」

師匠「まーお互いこんな性格だしな!ワハハハ!」

魔道士「そ、そうですね!エヘヘヘ!」

師匠「…お嬢ちゃん…傷つくぜ」

魔道士「えっ!?あ、すいません!」

師匠「ウソウソ〜!ワハハハハ!」

魔道士「もー!からかわないで下さいー!エヘヘ!」

戦士(……面倒くせぇ)



師匠「あー言ったが、お前らが仇を討ちたい気持ちはよく分かる」

盗賊「……」

師匠「まず、今のままじゃミノタウロスには確実に勝てないだろーな」

召喚士「…でしょうね」

師匠「仮にマジシャンが加わったとしても…」

魔道士「はい」

師匠「確実に勝てないだろーな」

戦士「結局勝てないのかよ!」


384 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 11:36:31.31 ID:RtQX14so
師匠「同じ勝てないでも死ぬのと死なないのでは大違いだ」

魔道士「それって…」

師匠「アイツはバカヤロウだが、腕は確かだ」

盗賊「…うむ」

師匠「もしミノタウロスと本気でやるならやつを絶対に味方に付けろ」

召喚士「…分かりました」

師匠「あとは国軍だな」

召喚士「…あまり…アテには出来ませんが」

師匠「指揮は誰が取ってた?」

戦士「将軍…ってヤツだったかな」

師匠「ふーん…知らねぇなー」

召喚士「申し訳ないけど…指揮官はあまり有能そうには見えませんでした」

師匠「無能のお前が言うんだからよっぽどなんだろうな」

召喚士「……」

師匠「あと、召喚隊の規模は?」

魔道士「私たちが見たのは50人ぐらいいましたっけ?」

戦士「そうだな。召喚兵自体は30人程度ってとこか」

師匠「まぁ…それなりにはやれっかもな」


385 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 11:46:43.24 ID:RtQX14so
師匠「後は…お前らだ」

盗賊「…」

師匠「パーティーは魔道士、盗賊、戦士…んで召喚士か」

戦士「問題は?」

師匠「いや、ねぇ。プリーストがいなくて回復には不安だが…」

召喚士「そこは」

師匠「そう。コイツのユニコーンがある」

魔道士「はい!」

師匠「まー、ただ…いいや。やめとこ」

盗賊「…?」

師匠「話からすると国軍はまだ動かねー」

召喚士「はい…そう思います」

師匠「何日かここでお前らを鍛えてやる。いいな?」

戦士「もちろんです!」

魔道士「お願いします!!」

師匠「おぉー、ペニスと違って素直でよろしい!」

盗賊「///」


387 :パー速民がお送りします [sage] :2009/11/06(金) 11:56:36.81 ID:.yEpEIAO
やっと修行か


388 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 11:57:31.23 ID:RtQX14so
〜修行初日〜

師匠「いいか、国軍が躊躇してるからってそう時間はねーぞ」

魔道士「はい!」

師匠「ビシバシモミモミ行くから覚悟しとけ!」

戦士「うっす!」

盗賊「…?」

師匠「まずは前衛と後衛に分かれてやってくぞー」

戦士「おう!」

師匠「戦士と盗賊、まずはお前らだが…」

盗賊「…うむ」

師匠「港まで行って来い。但し結界は無しだ」

戦士「途中で魔物と会っちまうって事だな?」

師匠「まぁそーだわな。出来ねーか?」

盗賊「…任せろ」

師匠「ん。だがな、森の中には思わぬ強敵もいる」

召喚士「そうですね…」

師匠「出没しそうなエリアを、数字で分けて書いた地図を渡す」

戦士「ほぅ」

師匠「数字の少ないエリアから挑め。そして危ないと思ったらすぐに戻る。いいな?」

盗賊「…了解」

戦士「楽しみだぜ!」


389 :パー速民がお送りします [] :2009/11/06(金) 11:59:35.36 ID:psbAHwAO
えらくスパルタだな


391 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 12:07:01.22 ID:RtQX14so
師匠「次は後衛の二人だが…」

魔道士「はい!」

師匠「お嬢ちゃんは五行のどこまで出来る?」

魔道士「一応四行ですね。土以外の…」

師匠「ほー!若けぇのに大したもんだ!どっかの誰かも見習って貰いたい!」

召喚士「……」

魔道士「あ、でも木は苦手ですね」

師匠「補助は?」

魔道士「まるっきり…ダメです」

師匠「ウイッチか…性格がよく出てるわ。ワハハハ!」

魔道士「…?バカにしてます…?」

師匠「いやいや!性格によって職業を選ぶのも大切な事だ」

召喚士「…」

師匠「そういう意味じゃ、お前らは性格と職業が合致してていいぜ!」

魔道士「そうですかー?ありがとうございます」


392 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/11/06(金) 12:10:32.34 ID:RtQX14so
師匠「じゃあ土…風の魔法の底上げをメインとしよう」

魔道士「はい!」

師匠「んで、あわよくば補助」

魔道士「…はい」

師匠「俺が魔道士ならなんか魔法も教えてやれるんだが…」

召喚士「…」

師匠「まー現状の魔力増幅に努めよう」

魔道士「頑張ります!!」

師匠「んで最後はおめーだ」

召喚士「…はい」

師匠「お前はマンツーマンだ。ありがたく思え」

召喚士「…はい」

師匠「よし!んじゃ初めんぞ!」

魔道士「はいっ!」

戦士「よし!行くか盗賊!」

盗賊「…うむ!」


394 :パー速民がお送りします [] :2009/11/06(金) 12:17:59.28 ID:UROBLc2o
師匠死にそうなんだろ・・・?こんなに頑張ったら・・・


395 :パー速民がお送りします [] :2009/11/06(金) 12:19:56.11 ID:vrJD8oAO
魔翌力使わなければ大丈夫とかか?


397 : ◆1otsuV0WFc [sage] :2009/11/06(金) 12:36:49.70 ID:RtQX14so
師匠「さて・・・始める前に聞いておこう」

召喚士「はい」

師匠「サラマンダーを見れたんだな?」

召喚士「はい…」

師匠「召喚はもちろん試してみたよな?」

召喚士「何度か…」

師匠「で、ダメって事はだな…お前がダメクソペニスか…」

召喚士「2属性しか呼べないか…ですね」

師匠「そもそも他属性を召喚できる術士なんざ聞いた事もねぇ」

召喚士「…」

師匠「1つ呼べりゃ2つも3つも関係ねーハズだ。つまり十中八九前者」

召喚士「すいません…(何だよダメクソペニスって…)」

師匠「サラマンダーの能力は?」

召喚士「あ…結界と憑依解除…です」

師匠「うむ。忘れるなよ」

召喚士「はい」


399 : ◆1otsuV0WFc [saga] :2009/11/06(金) 13:14:57.32 ID:RtQX14so
師匠「まずはお前の課題だ。さっき言いかけて止めたが…」

召喚士「はい」

師匠「召喚獣の同時召喚だな」

召喚士「同時召喚…ですか?」

師匠「あぁ、だがこれにはとんでもない量の魔力を消費する」

召喚士「同時に複数ですもんね」

師匠「このパーティーには回復役がお前しかいねぇ」

召喚士「…はい」

師匠「もしお前がコカトリスを召喚してる最中に負傷者が出たら?」

召喚士「…コカトリスを戻して」

師匠「コカちゃんが戦ってる最中だったら?」

召喚士「…そう…ですよね」

師匠「まずは最低でも2体、同時召喚出来るようにならんとマズイ」

召喚士「ごもっともですね」

師匠「まずはそのために必要な魔力を…」

召喚士(同時召喚…あれ?なんだ…?)

師匠「身に付ける必要が…」

召喚士(何か…思い出せそうなんだけど…)

師匠「おい!聞いてんのか?」

召喚士「えあっ、はい!聞いてます!頑張ります!」

師匠「…」



次へ 戻る 戻る 携 上へ