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女商人「やっと私の出番ね」ルイーダ「あ、登録しただけよ」女商人「えっ?」
- 443 名前:NIPPERがお送りします [saga]
投稿日:2013/01/24(木) 09:56:48.94 ID:vJL3bhQAO
ゾーマの城 地下4階 廊下
タッタッタ
勇者「みんな魔力の回復はどう?」
賢者「私はとりあえずフル近くまで戻ったよ。そこまで減ってなかったし。」
武闘家「私もなんとか、7割方戻りました。」
戦士「魔法の聖水も終わってしまったわ、私はまだ半分も戻ってない。」
勇者「祈りの指輪もあと1つしかないからね、次使ったら壊れるかもだし。」
戦士「まあいいわ。私は今は戦士だから直接攻撃する。補助程度なら問題ないから。」
武闘家「消費の多い攻撃魔法は賢者さまに一任します。私もとにかく相手を叩くことに専念します。」
賢者「みんな。ありがとう。私も3人を精一杯サポートするからね!」
- 444 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 10:10:52.93 ID:vJL3bhQAO
戦士「ねえ、賢者。ちょっといい?」ヒソヒソ
賢者「どうしたの?」
戦士「あなたがさっき放ったベギラゴンだけど。」
戦士「あの形での発動は威力も通常のベギラゴンとは桁違いだけど体にかかる負担もとても大きい。」
賢者「……たしかに。体力魔力は回復しても体中がギシギシ言ってるみたいだもの。」
戦士「でしょう。今はもう撃たない方がいいわ。」
賢者「うん。わかった。」コクッ
タッタッタ
勇者「あっ!見て。あそこに階段があるよ!」ビッ
武闘家「早く行きましょう!」
- 445 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 10:21:15.13 ID:vJL3bhQAO
長い廊下の先に階段を見つけた勇者達はその階段を慎重に降りていく。
するとまったく明かりがなく、フロアの広さもわからないくらいであった。
暗いままに少しずつ前に進むと、突然正面にあるいくつかのたいまつが燃え始め、勇者達の視界を開いた。
そしてその勇者達の前に、奥からゆっくりと歩み寄ってくる影があった。
その大きな影は他ならぬ大魔王ゾーマであった。
- 446 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 10:43:11.01 ID:vJL3bhQAO
ゾーマの城 最深部 ゾーマの間
ゾーマ「よく来たな人間どもよ。まさか本当にここまで来れる人間がいたとはな。」
勇者「お前が大魔王ゾーマか!」
ゾーマ「いかにも。アリアハンでは声だけで失礼した。お初にお目にかかる。」
武闘家「(……これが大魔王。な、なんて威圧感。)」フル
勇者「私は勇者だ。お前を滅ぼしにきた!覚悟しろ!」チャキ
ゾーマ「まあ、そういきり立つな勇者よ。ワシを倒したくばまずは我が配下どもを倒してからだ。」
戦士「ま、まだ魔物がいるっていうの?」
ゾーマ「ワシは奥の玉座で待っておるぞ。わははははは!」クルッ
勇者「(スキあり!)」バッ
賢者「!?」
賢者「勇者っ!焦ったらダメ!」
勇者「ゾーマ!後ろを取ったりぃ〜!」
『甘いわ。』
ガァン!
キングヒドラがあらわれた
勇者の攻撃はキングヒドラに弾かれた
- 448 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 10:58:45.37 ID:vJL3bhQAO
勇者「くっ!なんて堅いの!」
賢者「勇者、落ちついて!まずはこいつからよ。」ブツブツ
キングヒドラ「生意気な人間どもよ。灰となれぃ!」ゴォ
キングヒドラは激しい炎を吐いた
賢者「聖なる光よ我らを包め『フバーハ』!」パアー
賢者はフバーハを唱えた
賢者達の前には光のカーテンがかかる
光のカーテンは炎の威力を半減させた
勇者達は小ダメージを受けた
戦士「助かったわ賢者。こちらの番ね。でぇやぁぁ〜!」バッ
ズバァ!
戦士の攻撃
キングヒドラにダメージ
- 450 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 11:18:32.16 ID:vJL3bhQAO
キングヒドラ「この程度か?攻撃とはこうするのだ!フン!」ビュオ
キングヒドラの攻撃
戦士に小ダメージしか与えない
キングヒドラ「なんだと?」
武闘家「『スクルト』成功です。」スッ
勇者達の守備力が上がっている
勇者「今、あんたにもルカニがかかってるよ!」
賢者「(『ルカニ』も成功っと)」
キングヒドラの守備力が大幅に下がった
キングヒドラ「ぐっ。いつの間に!こしゃくなぁ!」
勇者「もらったあー!!」ヒュン
戦士「やああぁぁ〜!!」ダッ
バシュ!!
勇者と戦士の同時攻撃
キングヒドラの息の根を止めた
- 451 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 11:41:30.19 ID:vJL3bhQAO
ゾーマ「ほう。なかなかやるようだな。」
ゾーマ「では次だ。ゆけぃ、バラモスブロスよ!」ブゥン
武闘家「バラモスですって!?生きていたの?」
バラモスブロスがあらわれた
ブロス「お前達がネクロゴンドで倒したバラモスはいわば我の兄弟。仇は取らせてもらうぞ!」
勇者「なら、あんたなんてもう怖くないよ!」
戦士「私達もあれからずっと強くなってんのよ!」
ブロス「なにぃ?バカにするのも大概にしろぉ!『イオナズーン』!」
賢者「来る!みんなここは耐えてー!」グッ
ブロス「耐えられるかなぁ!『メラゾーマ』!」
勇者「連続魔法!?」グッ
ブロス「さらにおまけだー!『バギクロス』!」
戦士「さ、三連発もっ!?」ググッ
- 452 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 11:57:04.14 ID:vJL3bhQAO
バラモスブロスはイオナズン、メラゾーマ、バギクロスを唱えた
最大魔法が荒れ狂い、勇者達に大ダメージを与える
賢者「きゃああ〜〜!!」
カンッ カンッ カンッ
ブロス「ぐえっへっへっへ。見たか、まともに食らいおったわ。ん?」
ブロスが放った魔法が光の壁に弾かれ、ブロスの元に帰ってくる。
ドゴオォォォーン!!
ブロス「ギャアアアァ〜〜!」ドス
ブロス「な、なぜだ?どうなっている。我の魔法はやつらに当たったはず。」
戦士「ぐ、けっこう危ないわね....でも」
賢者「わ、私達3人は囮よ。」
ブロス「囮だと?……まさか!(もう1人がいない。)」キョロキョロ
- 453 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 12:08:36.36 ID:vJL3bhQAO
武闘家「私はこっちだ!バラモスブロスッ!」
勇者「武闘家〜!いっけえー!」
武闘家は武器の爪を天井から抜き、バラモスブロス向けて落下した。
ブロス「(こいつだけマホカンタで魔法を跳ね返し、爆風で目眩まししたスキに我の頭上を!?)」
ズドドドドド!!
ブロス「ぐぎゃあああ〜!ゾッ、ゾーマさまぁぁ〜〜!!」
武闘家の空中からの攻撃
会心の一撃!
バラモスブロスを真っ二つにした
ドタン!
武闘家「いつつつ。や、やった。やりましたよ勇者さまっ!」グッ
- 454 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 12:20:30.63 ID:vJL3bhQAO
賢者「やったね武闘家。すごかったよ。」
戦士「さっきのあなた最高にかっこよかったわ。」ニヤッ
武闘家「ありがとう!賢者さま。戦士。」テレ
勇者「照れてるとこ悪いけど、回復おねがいー。」ハアハア
武闘家「あわわ。今すぐに!」ブツブツ
ゾーマ「むうう。ブロスをもこうもたやすく倒すとは。まあよい。」
ゾーマ「出でよ、バラモスゾンビよ。」ビリビリビリ
バラモスゾンビがあらわれた
勇者「よし!あいつも一気に倒してケリをつけるぞっ!」
- 455 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 12:29:33.20 ID:vJL3bhQAO
バラモスゾンビ「……………」
ズドン。
戦士「ぐっはぁ、うあぁ〜!」
ズシャーー
バラモスゾンビの攻撃
戦士は大ダメージを受けた
賢者「戦士っ!」ダッ
戦士「うう、とんでもないパワーよ、あのゾンビ野郎。」
賢者「大丈夫?ひどい傷...」ブツブツ
勇者「戦士があんなに。武闘家!」
武闘家「はい!」ブツブツ
武闘家「我らの守りを堅めよ『スクルト』」パァ
勇者達の守備力が上がった
- 456 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 12:40:38.16 ID:vJL3bhQAO
戦士「あのパワー。スクルト一度じゃ意味ないわ。私と賢者もよ。」ブツブツ
賢者「わかった!」ブツブツ
戦・賢「「我らの守りを堅めよ『スクルト』!!」」パアー
戦士と賢者はスクルトを唱えた
勇者達の守備力が限界まで上昇した。
バラモスゾンビの攻撃
ドスッ
賢者「ううっ(それでもかなり痛い)」
賢者はダメージを受けた
賢者「みんなー!とにかく攻撃しまくるのよ!私はもう一度かける。」ブツブツ
勇・戦・武『了解!』
- 457 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 12:50:14.12 ID:vJL3bhQAO
賢者「汝の守りを崩せ『ルカニ』」シュゥー
バラモスゾンビの守備力を大幅に下げた
戦士の攻撃
バラモスゾンビに大ダメージ
勇者の攻撃
バラモスゾンビに大ダメージ
武闘家の攻撃
バラモスゾンビに大ダメージ
バラモスゾンビの攻撃
勇者はダメージを受けた
武闘家はダメージを受けた
戦士「キリがないわね、なんて体力なの?」
賢者「戦士ー!構えて!魔法をかけるよ!二人も攻撃の手を緩めちゃだめ!」ブツブツ
武闘家「わかりました!行きます!」バッ
勇者「こうなったら私も!」ブツブツ
- 458 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 12:59:05.94 ID:vJL3bhQAO
勇者「天なる轟きよ!雷となり貫けー!『ライデイーン』!」ピカッ
賢者「精霊よ戦士に力をっ!『バイキルト』!」パァー
勇者はライデインを唱えた
雷が天井を貫きバラモスゾンビに直撃した
武闘家の攻撃
バラモスゾンビに大ダメージ
賢者はバイキルトを唱えた
戦士の攻撃力が上がった
戦士「力がっ!よし、うりゃあああ〜!!」
ザシュ!
戦士の攻撃
バラモスゾンビは粉々になり消滅した。
- 459 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 13:13:41.92 ID:vJL3bhQAO
勇者達は次々と襲いかかる、ゾーマの配下、キングヒドラ、バラモスブロス、バラモスゾンビを倒した。
勇者と賢者の魔法で体力を回復した4人は奥の玉座に鎮座しているゾーマを見据えた。
ゾーマは勇者達を冷たい目で見おろしていた。
勇者は仲間達と目を合わせると、ゆっくりうなずいて向き直り、玉座に向けて歩きはじめた。
最後の戦いがはじまろうとしていた.....
- 460 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 13:23:02.67 ID:vJL3bhQAO
ゾーマの城 最深部 ゾーマの玉座前
勇者「お前の配下はすべて倒した。今度こそお前の番だ。大魔王ゾーマ!」
ゾーマ「よくぞ我が配下を倒した。しかし勇者よ!なにゆえもがき生きるのか。」
勇者「なんだと?」
ゾーマ「滅びこそ我がよろこび 死にゆく者こそ美しい。」
賢者「(なんてことを...)」タラ
ゾーマ「さあ我が腕の中で行き絶えるがよい!!」バンッ
勇者「みんなぁー!いくぞー!!!」ジャキ
大魔王ゾーマがあらわれた
- 461 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 13:45:26.19 ID:vJL3bhQAO
勇者「とにかく攻めるしかない!賢者はサポートを。戦士と武闘家は私と一緒に攻撃だよ!」
賢者「わかった、まかせて!」ブツブツ
武闘家「まずは私が行きます!やあぁぁ〜!」ヒュン
ザシュ!
武闘家の攻撃
しかしゾーマにダメージをほとんど与えられない
武闘家「え?手応えがない。」
ゾーマ「ふはは。どうしたワシは痛くもかゆくもないぞ。」
賢者「(どういうこと?とにかく)」
賢者「我らの守りを堅めよ『スクルト』」パァー
勇者達の守備力が上がった
戦士「ならば私が。この剣を受けてみろーー!ゾーマ!」バンッ
- 462 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 13:56:35.25 ID:vJL3bhQAO
バシッ
戦士の攻撃
しかしゾーマにダメージをほとんど与えられない
戦士「そんなっ!」
勇者「(どうなってるんだ?)」
ゾーマ「もう終わりか。ならばこちらもいかせてもらうぞ!かあああぁぁー!」シュゴー
ゾーマは輝く息を吐いた
死ぬほど冷たい猛吹雪が勇者達を襲う
勇者「賢者っ!」クルッ
賢者「わかってる!」ブツブツ
賢者「聖なる光よ我らを守れ『フバーハ』!」パァー
賢者はフバーハを唱えた
勇者達の前に光のカーテンがあらわれた
ゾーマ「そんな貧弱なガードなど効かぬわぁ!」
- 463 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 14:13:06.79 ID:vJL3bhQAO
バリバリバリ!
賢者「な、なんて威力なの!フバーハが破られるなんて!きゃああ〜〜!」ズバッ
武闘家「うわあーーー!!」
戦士「盾も役に立たない!」
勇者「ぐあぁ〜〜!!」
勇者達は最大ダメージを受けた
ゾーマ「わはははは!たいしたことはないな。闇の力を見くびらないことだな。」
武闘家「(はあ、はあ、おそらくルカニもあいつには効かない。)」
勇者「普通の攻撃は効かないの?なら魔法でやるしかない。」ブツブツ
戦士「このために魔力を残しておいてよかったわね。いくわよ!」ブツブツ
賢者「あいつは氷属性なの?なら炎で押し切るまでね!」ブツブツ
武闘家「せめて魔法は効いてくれなきゃ困ります!」ブツブツ
ゾーマ「来い!愚かな人間どもよ!」
- 464 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 14:35:12.74 ID:vJL3bhQAO
勇者「天なる轟きよ!邪悪なる者に裁きの雷を!『ギガデイーン』!」
戦士「炎の精霊よ!我の元へ集え!『ベギラゴン』!」
武闘家「風の精霊よ!竜巻となり切り裂け!『バギクロス』!」
勇者はギガデインを唱えた
戦士はベギラゴンを唱えた
武闘家はバギクロスを唱えた
ピシャーーー!!
ゴオオオオーー!!
ヒュウウウ〜〜!!
3人の魔法がゾーマに直撃した
ゾーマ「ぬうううん!なかなかの威力。だがワシには効かぬわ!」バシュ
ゾーマにダメージを与えた
勇者「ちょっとしか、効いてない!?そ、そんな!」ヘタ
賢者「(ゾーマのやつ油断した!今だ!)」
賢者「精霊達よ!集いて弾けよ!『イオナズン』!」
賢者はイオナズンを唱えた
- 465 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 14:45:18.38 ID:vJL3bhQAO
ゾーマ「姑息な手を。お返ししてやるわ。『マホカンタ』」
ゾーマの前に光の壁があらわれた
イオナズンを跳ね返した
賢者「え!マホカンタ?しまった!」バッ
武闘家「賢者さまーー!!」
ドッカーン!!
賢者の眼前でイオナズンが爆発した。
勇者「なんてやつ....こっちの攻撃が全然効かないなんて。」ゼイゼイ
戦士「さすがに打つ手がないわね....」ハッーハッ
武闘家「賢者さま大丈夫ですか?『ベホマ』!」パァ
賢者「あ、ありがとう武闘家。でも。これじゃあ。」
- 466 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 14:59:47.84 ID:vJL3bhQAO
ゾーマ「ん?どうした。もう終わりか?絶望とはこういうことを言うのだ。」
勇者「ち、くしょう。どうすれば。」
武闘家「ここまででしょうか。私達...」
戦士「……………」
賢者「(正直どうしたらいいのかわからない。………でも。)」
賢者「あきらめるワケにはいかない!絶対に!」ググ
ゾーマ「ほう。まだこの期に及んで諦めぬか。その気概はほめてやろう。」
ゾーマ「だが、諦めようが諦めまいとしょせん同じことよ。」
ゾーマ「貴様らのことはワシが後世に語り継いでやろう。さらばだ!!!」
勇者「くそーーー!!」
賢者「(ここまでなの!?みんなごめん!)」
『待てぇぇ!!!!』
玉座の間に力強い声が響いた。
- 467 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 15:17:10.36 ID:vJL3bhQAO
?「賢者の石よ!仲間の傷を癒せ!」バッ
パァーー!
光が勇者達に降り注ぎ、全員の傷が治った。
ゾーマ「誰だ?貴様?人間か。」
?「勇者、まだ諦めちゃだめだよ!あなたはまだ生きてるでしょ。」
?「戦士、見違えちゃったよ。かっこいいね。ちょいセクシーだし。」
?「武闘家、逞しくなっちゃってー!もう私より強そうじゃん!」
?「賢者、、頑張ったね。賢者姿がかっこいいよね!幼馴染みとして自慢だね!えへへ!」
勇者「あ、まさかその声は...」
戦士「来てくれたんだね。」
武闘家「あ、ああ!」ウルウル
賢者「武闘家ぁ!!!」
以前、パーティーから離脱した元武闘家があらわれた
- 468 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 15:31:25.79 ID:vJL3bhQAO
?「へっへー!来ちゃった。またみんなで戦いたくてさ。」
?「私も旅人をしながら修行したんだ。みんなの力になれるようにね。」ブツブツ
?「聖なる光よ。みんなを守れ『フバーハ』」パァー
勇者達の前に光のカーテンがあらわれた
賢者「フバーハ?まさかあなた。僧侶に?」
僧侶「ピンポーン!大当たり!」
勇者「僧侶に?すごいじゃん、魔法を使えるようになったんだね。」
僧侶「旅をしながら一生懸命ね。今わたしができるのはこれかなって。」
武闘家「また会えてよかったですぅ。僧侶さぁん〜!」ホロポロ
僧侶「おーよしよし。泣かない泣かない。」
戦士「おかえりなさい。僧侶。」
僧侶「ただいま。えへへ。」
- 469 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 15:40:00.16 ID:vJL3bhQAO
賢者「あなたも頑張ってたんだね。よく来てくれたね、危なかったもん。」
僧侶「うん。ギリギリセーフね。あと....」クル
ゾーマ「感動の再会というやつか。だが人間が1人来ようが何も変わらぬ!」
僧侶「果たしてそっかなぁ。」
ゾーマ「なに?」
僧侶「強がっていられんのも今のうちさ!ハッ!」シュン
ゾーマ「速い!」キョロキョロ
僧侶「光の玉だー!受けてみろー!」
僧侶は光の玉でゾーマを照らした。
- 470 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 15:53:08.37 ID:vJL3bhQAO
ピカーーーーーー!!
光の玉が辺りをすべて明るく照らした。
勇者「うっ、眩しい!」
賢者「目が!くらんで。」
ゾーマ「こっ!この光はぁ〜!まさか!ぬわああああ〜!」ギュン
ゾーマ「き、貴様がなぜこの玉を!信じられぬ。」ギュン
ゾーマが光に照らされ、ゾーマの体を覆っていた闇の衣をはぎ取った。
ゾーマのマホカンタが解けた。
僧侶「よしやったぜ!大成功〜!」グッ
僧侶「勇者!あとは頼むよ!ゾーマはこれで弱体化したよ。」
ゾーマ「おのれ小娘ぇ!貴様から葬ってやるわ!があああぁぁーー!」シュゴー
- 471 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 16:04:24.40 ID:vJL3bhQAO
ゾーマは輝く息を吐いた。
僧侶「なんの!」バシッ
僧侶「やああああ!」グググ
ゾーマ「なに!?フバーハごときにワシの息が効かぬとは。」
賢者「今ならゾーマに勝てる!みんな、一気に攻撃よ!」
武闘家「戦士、お願い!」パチ
戦士「(了解よ)」ブツブツ
戦士「精霊よ!武闘家に力を『バイキルト』!」パァ
戦士はバイキルトを唱えた
武闘家の攻撃力が上がった
武闘家「でやぁぁぁーー!」
ズドドドーン!
ゾーマ「ぐぉあああ!」ブシュウ
武闘家の攻撃
会心の一撃
ゾーマに極大ダメージを与えた
賢者「勇者ー!行って〜!」ブツブツ
- 472 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 16:18:36.19 ID:vJL3bhQAO
賢者「地の精霊よ、我らを乗せよ『ピオリム』」ヒュン
賢者はピオリムを唱えた
全員の素早さが上がった
ゾーマ「ぬうう。ちょこまかと。死ねい勇者!」ブン
ゾーマの攻撃
勇者はゾーマの攻撃を避けた
勇者「ゾーマ!がら空きだぞー!食らえー!王者の剣!」グォ
ズシャアアアア!!
ゾーマ「ぬあああああ!あ、あ、人間めぇぇ!」ガク
勇者の攻撃
会心の一撃
ゾーマに極大ダメージを与えた
ゾーマ「こ、凍りつけぇ!!『マヒャド』!!」ピキーン
賢者「!?」
賢者「戦士!武闘家!いくよ!」ブツブツ
- 473 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 16:29:57.96 ID:vJL3bhQAO
武闘家「はい!」ブツブツ
戦士「わかったわ!」ブツブツ
賢・武・戦「燃えさかれ火球よー!!」
『『『メラゾーマ』』』
ズゴオオオオオオオ!!
3人の指先から発したメラゾーマが合体し、ゾーマのマヒャドを一瞬で消し去り、ゾーマに向かい飛んでいく。
ゾーマ「ワシのマヒャドが消され....う、うぎゃああぁぁー!」
ドサッ………
- 474 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 16:49:21.54 ID:vJL3bhQAO
勇者「や、やったの?」ハァハァ
僧侶「メラゾーマ3つ分って凄まじいねぇ。」
武闘家「そういえば私、メラゾーマは初めて使いました。」
賢者「あ、そうなの?って私も初めてかも、あはは。」
戦士「よくまあ、息が合ったわね...」
ゾーマ「ぐ、まさかな。ワシが人間などにやられるとは。」ピク
勇者「私もまさか倒せるとは思わなかった。でも人間を甘く見た報いだ。」
ゾーマ「くっ、ふふふ。勇者よ…。よくぞワシを倒した。」
ゾーマ「だが光あるかぎり闇も またある…。」
ゾーマ「ワシには見えるのだ。再び何者かが闇から現れよう。」
勇者「………」ブツブツ
ゾーマ「だが、その時はお前は年老いていきて....」
ピカッ!
ビシャアアアーー!
ゾーマ「ぐはぁあああ!!」バタッ
勇者「あんたの負け惜しみなんて聞きたくないよ。眠ってくれ、大魔王ゾーマ。」
大魔王ゾーマをたおした
戦士「相変わらず容赦ないわね.....」
- 475 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 17:02:44.14 ID:vJL3bhQAO
勇者「さーて。なんとか大魔王も倒せたことだし。」
勇者「帰ろっかー!!」
全員「うん!!」
僧侶「それにしてもさ、勇者。なんであなたって、光の玉とか賢者の石とか忘れてるわけ?」
勇者「へ?」
僧侶「私の道具袋に入ってたんですけどねぇ。」イライラ
勇者「あ、あはははは!忘れちゃった。」
僧・武・戦・賢「はあ〜...」
賢者「じゃあとにかく地上に出て、ラダトームに戻ろう。ね。」
武闘家「そうですね。早くみなさんに報告しないと。」
戦士「急がなくてもよさそうよ。」
勇者「えっ?」
- 476 名前:NIPPERがお送りします [saga] 投稿日:2013/01/24(木) 17:15:44.79 ID:vJL3bhQAO
戦士は勇者のライデインやギガデインで天井に開いた穴を見上げていた。
すると、暗いはずの空から明るい日射しが覗いていたのだ。
ゾーマを倒したことによりアレフガルドにかかっていた呪いが解けたのだ。
僧侶「ほんとだ〜!明るくなってる!よかったね〜!」ニコニコ
勇者「これでみんな喜んでくれるね。胸を張って帰ろう!」
武闘家「よかったよぉ。本当によかったよぉ。ひぐっひぐっ」
戦士「また泣くー!嬉しいのはわかるけど。みっともないわよ。」
賢者「(これで終わるのか、私の旅も....今はそれでいいよね)」
勇者達はラダトームに戻った
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