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冒剣士「僕は最高の冒険者になる」
- 99 名前: ◆qqtckwRIh. []
投稿日:2013/08/24(土) 09:32:20 ID:JB7p8Fpk
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――――【次の日・錬金ショップ】
…コンコン…ガチャッ
冒剣士「こんにちわー」
女メイジ「こんにちわですー!」
孤高騎士「どうも」
女錬金師「おや、来たか」
冒剣士「はい、えーと…どうでしたか?」
- 100 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:33:00 ID:JB7p8Fpk
女錬金師「…簡単にいえば、これには2つの封印…呪いみたいなもんが施されてるね」
冒剣士「…2つ?」
女錬金師「1つは魔力の暴走を抑えるもの。増大すぎる魔力を抑え込んでるんだ」
冒剣士「なるほど」
孤高騎士「ってことは、もう1つはその…冒剣士だけにしか使えないもの…とかか?」
女錬金師「…違う」
女メイジ「え?」
女錬金師「もう1つは…、何かが"封印"されてはいるんだ。だけど、分からないんだよ…」
- 101 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:34:53 ID:JB7p8Fpk
冒剣士「オーナーは使用制限みたいなのが掛かってるとか言ってたけど…」
女錬金師「違うね。色々な道具で調べたけど…そんな事はないし、その"封印"だけは分からなかった…」
孤高騎士「どういうことだ?」
女錬金師「…分からないよ」
冒剣士「その…封印は解けるものなんですか?」
女錬金師「どうだろうね…魔力の封印は解けるよ。だけど、2つ目の方は分からないね」
冒剣士「そうですか…」
- 102 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:36:07 ID:JB7p8Fpk
孤高騎士「…ちょっとその宝玉見せてくれるか?」
女メイジ「あ、でも電撃が…」
孤高騎士「今は皆が持てるんだから、大丈夫だろ?」
女メイジ「あ、そうか…」
女錬金師「…はいよ」
…スッ……バチバチッ!!!
孤高騎士「うおっ!?」
冒剣士「うわっ!」
女メイジ「きゃあっ!」
- 103 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:36:56 ID:JB7p8Fpk
女錬金師(…!)
孤高騎士「いってえ…なんで俺は持てないんだよ…」
冒剣士「うーん…」
女メイジ「私も持てるのに…はいっ」スッ
冒剣士「あ…うん、ありがとう」
孤高騎士「なんでかなぁー…」ブツブツ
女錬金師「そ、そうだ。冒剣士、ちょっと荷物運んでほしいものがあるから来てくれる?」
冒剣士「え?ああ、いいですけど」
- 104 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:37:26 ID:JB7p8Fpk
女錬金師「2人は適当に商品見てておくれ。安くするよ!」
孤高騎士「じゃあ、俺はレトロな品でも〜」ンフフ
女メイジ「いいんですか!?…欲しいのあるし、安くなるなら買えるかな…♪」
女錬金師「あっはっは、サービスは大事だよ。それじゃ、冒剣士はこっちに来ておくれ」
冒剣士「あ、はい」
…トコトコ………バタン…
- 105 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:38:12 ID:JB7p8Fpk
…ガチャガチャ……バタン…
冒剣士(…なんかこの感じ、覚えが……)
女錬金師「…えーと冒剣士……話があるんだけども」
冒剣士(ああ、オーナーとの宝玉のときの…)
女錬金師「さっきの宝玉の…反応を見たかい?」
冒剣士「…見ました」
女錬金師「あれは…何だか分かるかい…?」
冒剣士「宝玉が、孤高騎士さんを拒んだ…んですよね?」
- 106 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:38:44 ID:JB7p8Fpk
女錬金師「ハズレ。逆だよ」
冒剣士「…え?」
女錬金師「…逆。あれは過剰反応だ。宝玉との相性が良すぎて、魔力の急激放出がされたんだ」
冒剣士「…相性が、良い?」
女錬金師「どうやら、2つ目の封印は本当に"制限"じゃないね。全く別のモノ…確証した」
冒剣士「相性がいいって…、それはつまり、孤高さんが使えるようになっている…ってことですか?」
女錬金師「さあね…あの放出量じゃあ…魔力が暴走して、使えるようには、とてもじゃないけど見えないよ」
冒剣士「…」
女錬金師「魔力の封印がされてる状態で、あの魔力量。封印を解けばどうなるか…」
- 107 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:40:16 ID:JB7p8Fpk
冒剣士「解かれたら、相性の問題じゃなくても使えるようにはなったりします?」
女錬金師「多分なるだろうね…、そんなに封印を解きたいのかい?」
…スッ…キラッ
冒剣士「いえ…もしかしたら、"これ"が必要になる事がまだあるかもしれないって思っただけです」
女錬金師「フィルボルグの事だね。確かに、まだ手元にあるのは理由があるんだろう…」
冒剣士「…はい。だから、もしもの時はこの封印…解けますか?」
女錬金師「…ここだけの話、解けないことはないよ。単純…とも言えないけど、かなり昔の封印術だからね」
冒剣士「わかりました。何かあったら…お願いするかもしれません」
女錬金師「…わかった」
- 108 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:40:46 ID:JB7p8Fpk
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…ガチャッ
冒剣士「ふうー、荷物重かったです」
女錬金師「ご苦労様。で、アンタ達は何か欲しいのがあったかい?」
女メイジ「えーっと…、これとか…」
女錬金師「小型電灯?」
女メイジ「これ魔力の注入で光るんですよね。中央だと結構値段するので、安いなら欲しいなって」
女錬金師「あーあー、そんなの幾らでも作れるからね。あげるよ」アッハッハ
女メイジ「本当ですか!?」
- 109 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:41:26 ID:JB7p8Fpk
孤高騎士「俺は…これ。どうだ?」
女錬金師「この間言ってた旧式の属性着火装置だね。それは値段が張るよ」
孤高騎士「う…いくらだ?」
女錬金師「ずばり1980ゴールド!」
孤高騎士「買った!」
冒剣士「それってそんなイイものなんですか?」
孤高騎士「中央国では旧式でも万単位だからな…、持ってて損はねえぞ」
冒剣士「へえ〜…」
- 110 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:42:00 ID:JB7p8Fpk
孤高騎士「それじゃ…これが金だ」チャリンッ
女錬金師「はいよ、毎度!」
女メイジ「それじゃ、これからどうするの?」
冒剣士「どうせ明後日まで暇だしなあー…」
孤高騎士「この辺だと案内するところはもうないのか?」
冒剣士「近くはもうないですねえ…」
孤高騎士「トウト中央とか行ってみたいんだが」
冒剣士「あー…そうですね。案内しますよ」
- 111 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:42:30 ID:JB7p8Fpk
孤高騎士「そうこなくっちゃ!」
女メイジ「どんな感じなんだろ〜」
女錬金師「一番技術力がある街だからねえ、鉄骨の塔なんてのも最近出来たらしいよ」
冒剣士「あー、あれ完成したんですか?」
女錬金師「昨日から試験放送始まってるはずだよ?今日の夜からもやるはずだしねえ」
冒剣士「本当ですか…あとで家に帰って聴かないと…」
- 112 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:43:15 ID:JB7p8Fpk
女メイジ「…試験放送?何それ?」
冒剣士「仕組みは分からないんだけど、電気を遠くに発信して、錬金の道具でそれを受け取って、情報が伝達されるとか…」
孤高騎士「さっぱりわからん」
冒剣士「僕もです。試験放送用の配られて道具が家にあるはずなので、帰ったらやってみましょう」
孤高騎士「そうだな」
冒剣士「よし、それじゃありがとうございました!」ペコッ
女メイジ「ありがとうでした!」
女錬金師「はいよ、また来なよ〜」
- 113 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:43:50 ID:JB7p8Fpk
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――――【夜・冒剣士の自宅】
…ガチャッ
冒剣士「ただいま!」
冒母「お帰りなさい」
女メイジ「ふー…疲れたあ。でも、凄い人だったねー」
孤高騎士「酒もうまそうなの売ってたし、万々歳だな」
女メイジ「ちっちっち、孤高さん…納豆もあったから、万々歳なんですよ」ムフー
孤高騎士「そ…そうか…」
冒剣士「母さん、あの鉄骨の塔が出来たらしいんだけど、配られたあの道具はある?」
- 114 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:44:24 ID:JB7p8Fpk
冒母「ああ、あれねえ…、あそこにあるよ」
冒剣士「あったあった…えーと…」
…カチャカチャ……カチッ…
女メイジ「…何か起こるの?」
孤高騎士「しかし見たことないモノだな。変わったカタチしてやがる」
…ザザ……
ザザザ………ザザ…
孤高騎士「…なんかザーザーいってるぞ」
- 115 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:45:03 ID:JB7p8Fpk
冒剣士「おっかしーなー…何も聞こえないや」
女メイジ「そこのところを回すんじゃない?」
冒剣士「回してみよっか」
…クルクル……ザザ…
ジツ……リ…
孤高騎士「お!?」
女メイジ「な、何か聞こえる!」
冒母「おやおや」
- 116 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:45:55 ID:JB7p8Fpk
…クルクル……
…ホンジツ、トウトチホウヘ…タ…
孤高騎士「…お!?おぉ!?なんだこりゃ!?」
女メイジ「何これ!!」
…ザザ…
アナウンサー「本日未明、トウト地方へ向かっていた船の1隻が事故により沈没したとの情報が入りました」
冒剣士「…きた!」
孤高騎士「な、なんだこれ!?」
女メイジ「道具がしゃべってるの!?」
- 117 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:46:27 ID:JB7p8Fpk
冒母「何だったかねえ、鉄骨の塔でしゃべった言葉が、その道具から出るんだって。最新の情報を提供するとかなんとか…」
孤高騎士「そりゃすげえ!」
女メイジ「神秘の国…東方ね…」
アナウンサー「…では次の情報です。問題となっていた豪火山の閉鎖でしたが、予定より早く開放されることになりました」
冒剣士「!」
女メイジ「!」
孤高騎士「!」
- 118 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:47:02 ID:JB7p8Fpk
アナウンサー「現在も冒険者、軍関係者の人数は不足しており、各冒険酒場での協力を求めているとのことです」
冒剣士「豪火山…」
孤高騎士「いつ開放されるんだ?」
アナウンサー「開放は早くて明日の朝、登録している冒険者たちは最寄の冒険酒場で情報を受けて下さい、との事です」
女メイジ「明日…!」
冒剣士「明日、いってみましょう」
孤高騎士「そうだな」
冒母「…あまり危ない事はしないでおくれよ…?」
- 119 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:47:36 ID:JB7p8Fpk
冒剣士「大丈夫!孤高さんもいるし、この位もう慣れてるよ」ニカッ
冒母「それならいいんだけどねぇ…」
孤高騎士「…ん?」
…ザザ…ザザザ……ザーーーー…
冒剣士「ああ…、やっぱりまだ試験だから安定しないんですね」
孤高騎士「ま、丁度いい時に情報を受けれてよかったぜ。明日だ…みんな、しっかり心を準備しとけよ」
女メイジ「はい、もちろんです」
冒母「それじゃ…みんなが頑張れるように…腕によりをかけて料理を作るわね」ニコッ
- 121 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:48:54 ID:JB7p8Fpk
女メイジ「鶏卵入り納豆…最高な和え方でお願いします」ボソッ
- 122 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:49:28 ID:JB7p8Fpk
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- 123 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:50:08 ID:JB7p8Fpk
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――――【次の日・冒険酒場】
…ガヤガヤ…
孤高騎士「えーと…あ、いたいた」
受付「あ〜、この前の方ですねえ〜」
孤高騎士「そうそう。えーと、これがプレートな」
…チラッ
受付「銀色…確かに受付ました〜」
- 124 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:51:01 ID:JB7p8Fpk
…ザワッ…
オイ、アイツシルバープレートダゼ…
ウシロノコドモガパーティカ…?
冒剣士「な、なんかざわついてますね…」
女メイジ「そりゃ銀プレートっていったらトップクラス…って、孤高さん、いつの間に銀プレートに!?」
孤高騎士「この間のヒュドラのポイントが予想以上に高くてな…」
女メイジ「え…それじゃもしかして…」
孤高騎士「あ、そうだ。これオーナーから預かってたんだよ…お前らのプレート」
…ゴソゴソ…スッ
- 125 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:52:18 ID:JB7p8Fpk
…キラッ
冒剣士「ど、銅色!?」
女メイジ「私も…」
孤高騎士「まあ…幸運だったってことだな。何にせよ、神獣と遭遇して討伐までしちまったんだ、そりゃそうなるわな…」ポリポリ
女メイジ「はあ〜…なんか微妙な気分…」
冒剣士「白から一気に銅か…複雑な気分…」
孤高騎士「一生掛かっても銅になれるかは、チャンスと実力次第だぜ?もっと喜べよ」
女メイジ「そ、それはそうなんですが…」
冒剣士「…ん?」
- 126 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:52:54 ID:JB7p8Fpk
…ザワザワ…
冒険者A「見ろよ…あのパーティ…あの子供で銅色だぜ…?」
冒険者B「おいおい俺は4年かかってまだ赤だぞ…」
冒険者C「すげえ実力なんだろうな…、俺もジパング古武術の2段持ちなのによ…」
冒剣士「な、なんか…恥ずかしいですよ…」
孤高騎士「居心地いいじゃねえか。お前らのこと見て、驚かれてるんだぜ?」
女メイジ「う、うーん…」
- 127 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:53:42 ID:JB7p8Fpk
孤高騎士「…あ、それで。受付サン、出発とか今後の予定は?」
受付「予定では〜…、今日の朝9時…あと10分後から開放される予定なのでえ〜…」
孤高騎士「じゃあ、もう出発してもいいのか?」
受付「そうですねえ〜…豪火山まではそれなりの遠いのでぇ…、出発したほうがいいですよ〜」
冒剣士「…!」
女メイジ「それじゃ…」
孤高騎士「ああ。準備はいいな…?」
冒剣士「はい!」
女メイジ「もちろん!」
孤高騎士「よし…出発だ!」
- 128 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:55:48 ID:JB7p8Fpk
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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
――――【豪火山付近の山岳地帯】
冒剣士「はぁ…はぁ…あ、暑い…」
女メイジ「本当…汗でぐっちょぐちょ…」ベトベト
孤高騎士「上着1枚くらい脱いだらどうだ?体力奪われるだけだぞ?」
冒剣士「じゃあ…いっそのこと…」
…バッ!!
- 129 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:56:55 ID:JB7p8Fpk
冒剣士「上全部脱いだほうが、かえってスッキリしそうな気がしますよ」アハハ
女メイジ(意外といい体してるのよね〜…)チラッ
孤高騎士「ん〜?なんだあ、女メイジ…冒剣士の体に見とれてるのかあ〜?」グフフ
女メイジ「なっ、ち、違いますって!」
孤高騎士「くくく…、恥ずかしがるなって」
女メイジ「もー!孤高さんってば!」
冒剣士「はは…」
- 130 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:57:27 ID:JB7p8Fpk
冒剣士「でも、洒落にならないですね…」
孤高騎士「普段からこの辺、こんなに暑いのか?」
冒剣士「まさか…異常ですよ。やっぱり火の魔獣とかが暴れているのかもしれませんね…」
女メイジ「…暑い……」
冒剣士「女メイジも脱ぐ?」
女メイジ「セクハラー!」ゲシッ
冒剣士「いたいっ!」
- 131 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:58:20 ID:JB7p8Fpk
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
…トコトコ
冒剣士「もうすぐ、豪火山のふもとの町ですよ」
孤高騎士「遠くに見えるな、あそこか」
女メイジ「冒険者たちも向かってるみたいだし、賑わってそうだね」
冒剣士「結構有名な観光地だし、元々多めだとは思うけど…」
孤高騎士「さすがに、この暑さだし、山は閉鎖されてたし観光客はいないだろ…」
- 132 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:59:10 ID:JB7p8Fpk
冒剣士「そう思いますけどね…」
女メイジ「今何時くらい?」
冒剣士「えーと…時計だと15時くらいだね…酒場から近くまで馬車が出てたし、早く着けたし」
女メイジ「あそこの町にも宿屋はあるかな…お風呂入りたいよ…」
孤高騎士「あるといいんだが…」
冒剣士「観光地はどこでもありますよ、大丈夫だと思います」
女メイジ「そっか…じゃあ、急ぎましょう…」
冒剣士「ってことは、あそこで一度休憩ととってから山登りですね」
- 133 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 09:59:50 ID:JB7p8Fpk
孤高騎士「そりゃそうだな。情報も欲しいし、あそこから豪火山の調査までどの位なのか…も分からん」
冒剣士「そうですね…」
女メイジ「汗を流したい…、体中がベトベトするーー!」
冒剣士「まあ落ち着いて…もうすぐだからさ…」
女メイジ「うん…」
冒剣士「僕も宿に着いたら休もう…。氷の魔石も売ってるだろうし、部屋涼しくして寝たいな…」
女メイジ「賛成…」
孤高騎士「俺はそこに冷たいビールを1本、だな…」
- 134 名前: ◆qqtckwRIh. [] 投稿日:2013/08/24(土) 10:01:21 ID:JB7p8Fpk
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