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少女が旅をするお話です
120 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:52:07.41 ID:UQ5IWNEo0
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竜「・・・全然見つからないなぁ・・・どうしよう・・・」

 「そろそろ疲れてきたし・・・休憩できる開けた場所を探さないと・・・・・・あっ!!!」


狼「・・・・・・あいつどっちに行ったんだ?・・・この前まであった蜘蛛の巣も移動してるみたいだしよ・・・」

竜「おおーい!狼さーん!!」

狼「!?!?!?・・・えっ!・・・どこっ!誰よっ!!??」

竜「上です上ー!!僕ですー!!」

狼「わああああああああああああああああ!!竜がきたああああああああああ!!!!」

 「でっ・・・でけえええええええええ!!!!恐えええええええええええ!!!!!」


121 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:53:49.47 ID:UQ5IWNEo0
竜「ちょっ・・・ちょっと!!何で逃げるんですかっ!?!?!?」

狼「わああああああああ!!食うううわあああれえええるううううううううううううううう!!!!!」

竜「なっ!!!失礼なっ!!!狼なんて食べませんよっ!!!!僕は菜食主義者ですっ!!!」

狼「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!」

竜「ちょっと!!ちょっとってばっ!!!食べませんからっ!!大丈夫ですってば!!!!」

狼「逃いいいいいいげえええええええろおおおおおおおおおおお!!!!!」

竜「・・・まっ・・・・・・・・待てッつってんだろがああああああああああ!!!!!!!!」


122 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:54:01.87 ID:1D6jg4qe0
狼ワロタ


123 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:55:29.46 ID:UQ5IWNEo0

ボッ!


狼「ひっ・・・火いいいいいいいいいいい!!!!!」

竜「あ!やっ・・・やっちゃった!!まずいっ!!!」

狼「あっち!!あっちああ!!ああああああああ俺の毛がああああああああああ!!!!」

竜「ごっごめんなさい!!当てるつもりはなかったんですけど!!!」

狼「てっテメェ!!自慢の毛が焦げたじゃねーか!!ぶっ殺すぞこのっ!!」

竜「だからごめんなさいって!!!とっとにかく火を消さないとっ!!!」

狼「そんなん知るかぁ!!その羽、喰いちぎってやるっ!!!」

竜「はっ羽!?・・・羽じゃないですよっ!!!翼ですこれはっ!!!ツ・バ・サッ!!!!」


124 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:57:10.92 ID:UQ5IWNEo0
狼「それこそ知るかぁ!!どっちでも同じだこのやろうっ!!!」

竜「全然違いますよ!!!羽ってのは鳥さんとかのを羽って言うんですっ!!僕のは翼ですっ!!!絶対翼ですっ!!!!」

狼「だから知r!!あちっ!!あっちいいいいいいいああああああああ!!!!!」

竜「あああああああああ!!尻尾っ!!尻尾燃えてますっ!!!」

狼「ちょっ!!消してっ!!火ぃ消してこれっ!!早くっ!!!あついってえええええええええ!!!!」

竜「はっはい!!じっジッとしててください!!」

狼「ああああああああっちいいいいいいいいいいいい!!!」


125 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 01:58:49.16 ID:GWAwpgNe0
カオスだなw


126 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:01:37.68 ID:aOJK5pbH0
竜が雌に見えて仕方ない


127 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:02:53.38 ID:UQ5IWNEo0
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竜・狼「はぁっ!はぁっ!はぁっ!はぁっ!・・・」

狼「・・・・・・あぁ・・・俺の・・・俺の自慢の尻尾が・・・あぁ・・・焦げた・・・禿げちゃった・・・あぁ・・・」

竜「・・・・・・ご・・・ごめんなさい・・・」

狼「どうしてくれんだ!!このデカブツ!!!」

竜「どうしてくれるって言われても・・・すいませんでした・・・」

狼「俺の自慢だぞ!!!あの女の子がフカフカ・サラサラだって言ってくれた俺の毛なんだぞっ!!!」

竜「あっ!!そうだっ!!あのコどこに行ったんですかっ!!!」


128 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:03:34.35 ID:UQ5IWNEo0
狼「どこって東に向かったよ!!とっくの昔に!!!」

竜「・・・東って崖じゃないですかっ!!」

狼「知らねーよっ!!止めとけって言ったのに!!行くって聞かないんだから!!」

竜「崖のどの辺りに行ったんですかっ!?」

狼「わかんねーから捜してんだろがっ!!!蜘蛛もいねーし!!見つかりゃしねーよ!!」

竜「!!!!!!やっぱり!!あの蜘蛛のトコに行かせたんですねっ!!??」

狼「なんだよっ!!仕方ねーだろ!!他に方法がないんだからっ!!!」

竜「まずいですよ・・・マズイですって・・・!・・・あの大蜘蛛はっ!!」

狼「なっ・・・なにがだよ・・・?」


129 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:05:13.53 ID:UQ5IWNEo0
竜「狼さんは身体が大きいから見向きもされないでしょうけど!!」

 「あのコくらいの大きさならいくらでも食べれちゃうってことですよっ!!」

狼「!!!!!!!!!!!」

竜「同じ森に住んでるのに!!そんな事にも気が付かないなんてっ!!!」

狼「しっ・・・知らねーよ!そんなの!!・・・あの蜘蛛の事なんて誰も喋りたがらないんだからっ!!」

竜「そんなっ!・・・・・・もういいですっ!狼さんには頼みませんっ!!僕が捜しますっっ!!!!!」

狼「ちょ!ちょっと待てよ!!!」

竜「狼さんなんて穴倉でずぅっとグースカ寝てればいいんだっ!!!べーだっ!!!」

狼「おいっ!!待てって!!!!!」

 「・・・・・・・・クソッ!!!」


130 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:15:55.61 ID:Jbccpw4j0
菜食主義者な竜わろたww


131 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:20:41.86 ID:1D6jg4qe0
竜かわいいな


134 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:45:03.41 ID:UQ5IWNEo0
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蠍「はぁ!はぁ!はぁ!はぁ!」

白蛇「よく走ったね!!随分速かったじゃないかっ!!ww」

蠍「あ・・・当たり前だ・・・あのコの為なら・・・いくらでもっ・・・走れるっ・・・!!」

白蛇「おしっ!!次はアタシの番だっ!!乗りなっ!!!こんな山すぐにすり抜けてやるよっ!!ww」

蠍「おうっ!」


135 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:45:36.32 ID:UQ5IWNEo0
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少女「・・・う〜ん!・・・うぅぅ〜っん!・・・はぁ・・・抜けない」

蜘蛛「・・・・・・なんだ・・・まだ足掻いてんのか・・・無駄だ無駄だww俺の糸は切れねぇよww」

少女「蜘蛛さんはあたしをどうするつもりなんですか?」

蜘蛛「どうって?ww食べるに決まってんだろww心配しなくても痛くしねーよww」

少女「そんな心配はしてません」

蜘蛛「・・・なんだとぉ・・・!?」


137 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:46:41.29 ID:UQ5IWNEo0
少女「食べてもいいですからあたしのお願い聞いてもらえませんか?」

蜘蛛「・・・・・・な・・・なんだよ・・・?」

少女「あたし不死鳥さんを探してるんです」

蜘蛛「不死鳥ぉ??」

少女「はい。おばぁちゃんが病気なんです」

蜘蛛「病気だぁ??」

少女「はい。お父さんもお母さんももう死んじゃったけどおばぁちゃんはまだ生きてるんです」

蜘蛛「・・・だったら不死鳥に頼んで父親と母親を生き返らせて貰えばいいじゃねーか」


138 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:48:21.28 ID:UQ5IWNEo0
少女「それは別にいいです。おばぁちゃんを治してほしいんです」

蜘蛛「けっ!治したってすぐにくたばっちまうんじゃねーのwwババアならよww」

少女「それでも構いません」

蜘蛛「・・・なんでだよ?」

少女「おばぁちゃんが元気になればいいんです」

蜘蛛「だからなんでだよっ!!親を生き返らせた方がいいだろがっ!!」

少女「そんな事してもお父さんもお母さんも喜びませんから」

蜘蛛「あぁ??」


139 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:49:28.98 ID:UQ5IWNEo0
少女「おばぁちゃんをほったらかしにして自分達が生き返っても喜ばないって決まってますから」

蜘蛛「・・・・・・なんで言い切れるんだよ」

少女「わかりません」

蜘蛛「けっ!wwただの当てずっぽうかwwわかんねーなら生き返らせた方がマシだなww」

少女「そんな事ありませんっっ!!!!!!」

蜘蛛「うおっ!・・・いきなりデケェ声出すなっ!このガキッ!!!!!」

少女「あぅっ!」

蜘蛛「・・・黙ってジッとしてろっ!!じゃないともっと痛い目にあわせるぞっ!!!!」

少女「まっ・・・まだお願いを・・・頼んでません・・・ごほっ!」

蜘蛛「・・・だったら早く言えっっ!!!」


142 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:50:43.58 ID:UQ5IWNEo0
少女「・・・代わりに不死鳥さんに会いに行ってください」

蜘蛛「はぁ?」

少女「あたしを食べても構いません。だけど代わりに不死鳥さんに頼んで、おばぁちゃんの病気を治して貰ってください」

蜘蛛「・・・・・・・・・・・・・・・」

少女「このお願いを聞いてくれるならあたしを食べてもいいです」

蜘蛛「・・・けっ!・・・そんなの俺が聞くと思うかっ!?!?ww」

少女「はい。思います」

蜘蛛「なんでだよっ!!!!!!!」

少女「・・・わかりません」

蜘蛛「じゃあダメだなwwそんな頼み事は聞けねぇwwwお前を食べて終わりだwww」

少女「・・・・・・・・・・・・・」


143 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 02:54:46.68 ID:aOJK5pbH0
薄幸の美少女なのか、これから性的な意味で食べられちゃうんですね、わかります


147 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:36:14.33 ID:UQ5IWNEo0
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竜「くそー。狼さんめー!あんな狼だとは思わなかった!!」

 「もっとこう・・・何かカッコいい感じの狼だと思ってたのに!!もうガッカリだっ!!!」

 「見た目はカッコいいのに!!・・・毛もキレイだったし・・・フカフカ・・・サラサラ・・・いいなぁ・・・」

 「!!!!!ダメダメッ!!絶交したんだからっ!!狼さんなんてもう知らないんだっ!!!」

 「そんな事より早くあのコを捜さないとっ!!大蜘蛛に食べられちゃうっ!!」

 「それっ!!!」

びゅうぅぅ!バサッ!


148 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:37:31.79 ID:UQ5IWNEo0
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白蛇「さぁて頂上に出るよっ!!」

蠍「・・・・・・・・・・・・・・」

白蛇「・・・おい!生きてんのかいっ!!」

蠍「いっ・・・いきてるっ・・・!・・・おぇ」

白蛇「だっ!背中で吐くんじゃないよっ!!お肌が汚れたらどうすんだいっ!!」

蠍「だ・・・だい・・・じょぶ・・・空気が・・・薄いだ・・・け・・・」

白蛇「まったく!!ホント使えない蠍だね!!砂漠でしか役立たないなんてただのお荷物だ!!」

蠍「ふざ・・・けるな・・・まだ・・・いけるっ・・・!」

白蛇「だったら気合入れなっ!!ww後は飛び跳ねて下りるだけさっ!!!ww」

蠍「お・・・おう・・・おぅぇ」


149 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:39:10.72 ID:UQ5IWNEo0
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狼「くっそ!・・・あのコの匂いはこっちなんだっ!!」

 「だけど居ねぇ!!・・・どこだっ!!どこにいるんだよっ!!」

 「・・・蜘蛛を紹介したのはマズかったよな・・・やっぱ・・・噂くらいは聞いてたのに・・・」

 「・・・・・・でもさぁ・・・あの崖越えられるのってここじゃ蜘蛛だけなんだからさぁ・・・」

 「あの竜もそんな怒んなくたっていいじゃねーか・・・自分が連れてってやれば良かったのに・・・くそっ」

 「図体ばっかデカイくせに『べー』だって・・・ww・・・バッカみて!www」

 「フンッ!あの竜より早く見つければいいんだっ!!それで挽回してやるっ!!!」

 「・・・・・・そしたらあの背中に乗せて貰おう・・・ww・・・すっげ飛んでたしっwww」

 「うひゃああああww想像したら楽しくなってきたwwww」

 「待ってろよお譲ちゃん!!!この狼さんがすぐに助けてやっからな!!!!」


150 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:41:12.91 ID:UQ5IWNEo0
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蜘蛛「・・・覚悟はいいか?」

少女「いつでもいいです」

蜘蛛「・・・・・・・・・・・」

少女「・・・・・・・・・・・」

蜘蛛「・・・けっ!胸糞わりぃ。こんなシケた所じゃなくて青空の下で食ってやる」

   「俺の自慢の蜘蛛の巣でなww」

少女「どこでも同じです。・・・おばぁちゃんの事、不死鳥さんに頼んでくださいね?」

蜘蛛「知らねーよww勝手に言ってろwww」


151 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:42:35.39 ID:UQ5IWNEo0
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竜「どこだー・・・どこだー・・・もーう・・・空からじゃ全然わかんない・・・」

 「崖沿いにずっと飛んでるのに見つからないなんて・・・違う場所なのかなぁ・・・」

 「・・・どこだー・・・どk!!!!!!!!!!」

 「蜘うううううううううう蛛の巣はっけえええええええええええええん!!!!!!!!wwww」

 「やっと見つけたぞっ!!wwあんな所にあるなんて!!!ww空からじゃわからないはずだっ!!!」

 「・・・・・・って・・・あら。いない・・・おっ・・・お出かけー・・・してるのかな・・・?」

 「しばらく待ってみよう・・・かなっ!・・・つっ・・・疲れたし!ww少しだけねっ!!少しだけ!!」

 「闇雲に捜してもすれ違いになっちゃいけないしっ!!ねっ!!wwちょっとだけ待とう!!」

 「きゅっ・・・休憩じゃなくて待つんだから!!これはっ!!待機ね待機っ!!ww」


152 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:43:08.27 ID:UQ5IWNEo0
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白蛇「どきなどきなあああああああっ!!!白蛇様のお通りだよっ!!!!ww」

蠍「どけどけどけええええええええええい!!砂漠の蠍のお通りだあああああああああい!!!ww」

動物「「「なっ!なんで白蛇と大蠍がこんなところにっ!!!」」」

白蛇「やかましいっ!!こっちゃ急用があんだよっ!!!人間のガキを見た奴は居所教えなっ!!!!」

蠍「大蜘蛛がどこにいるか知ってる奴はいないかあああああああああああああああ!!!」

動物「あっあっちだよ!!!」

白蛇「どっちがだい!人間かいっ!?大蜘蛛かいっ!!??」

動物「多分一緒にいるっ!!!」


153 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:44:23.61 ID:UQ5IWNEo0
蠍「おっしゃ!!助かった!!お前、砂漠に迷い込んだら助けてやるよっ!!ww」

動物「わっわかった!・・・ありがとう!」

白蛇「こっちの台詞さっ!!行くよっ!!!」

蠍「おうっ!!」


白蛇「あははははっ!!山を下りたら急に元気になったじゃないか!!えぇ??ww」

蠍「元気になんてなってねーよっ!!ww山よかマシって程度だっ!!!ww」

 「くたばるまえに大蜘蛛ケチョンケチョンにノシてやるっ!!www」

白蛇「その意気だよっ!!wwあのコの事はアタシに任せなっ!!!ww」


154 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 03:45:37.21 ID:UQ5IWNEo0
もうむりおやすm


161 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 04:21:33.84 ID:DKjE8MPJ0
もしかして扉スレの人?


166 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 06:30:31.99 ID:R65yd9sUO
やっぱり絵本あたりにしたら良さそうな話だなぁ


167 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 08:02:10.85 ID:UQ5IWNEo0
やべ。寝坊した。今日は用があるから終わるまでスレが残ってたら書く。寝ちゃってスマン


180 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:02:58.61 ID:UQ5IWNEo0
待たせた。まだ用事が済んでないからちょこちょこ書く。スマンが昨日以上に遅いかもしれん


181 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:04:39.79 ID:UQ5IWNEo0
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動物「天馬さん天馬さあーん!!!」

天馬「どうしたどうした?そんなに慌ててww」

動物「大変大変っ!!一大事一大事っ!!」

天馬「だからどうしたんだ??ww慌てるだけでは会話もろくに出来んだろう?ww」

動物「ふっ麓の森でっ!!大蜘蛛と人間が対決するそうですっ!!」

天馬「蜘蛛と人間の対決ぅ????」

動物「はいっ!!なんでも人間の子供が蜘蛛に喧嘩を仕掛けたそうでっ!!」

天馬「人間の・・・子供・・・」


182 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:05:34.82 ID:UQ5IWNEo0
動物「はいっ!!蜘蛛なんてケッチョンケッチョンにしてやるぜ!!とか何とか言ってたそうですよっ!!」

天馬「・・・けちょんけちょん・・・」

動物「そうなんですよっ!!小さな森の白蛇と砂漠の大蠍が見物に行く為に手を組んだそうですっ!!」

天馬「見物・・・あの白蛇と蠍が?ww」

動物「はいっ!大変ですよこれはっ!!対決が終わったらここに攻めてくるかもっ!!」

天馬「わっはっはww蠍はこの山まで来れんさww」

動物「でもっ!!」

天馬「まぁまぁww・・・・・・その人間は小さな女の子なんだろう?ww」


183 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:06:58.09 ID:UQ5IWNEo0
動物「・・・た・・・たぶんっ!」

天馬「あららww正確な情報も仕入れずにここまで来たのか?ww」

動物「だっ・・・だって一大事じゃないですかっ!!」

天馬「その情報が正しいなら一大事だがなっww」

   「とにかく・・・あの白蛇と蠍が麓の森まで出張ったんならこれっぽっちも心配はいらんようだww」

動物「なっ!それが一大事なんじゃないですかぁっ!!あの白蛇と蠍が一緒に行動するなんて!!」

天馬「大丈夫wだぁいじょうぶだww・・・どうだ?向こうの山の竜の事は何か聞いとらんか?ww」


184 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:08:23.83 ID:UQ5IWNEo0
動物「りゅっ竜は先に麓の森の上を飛んでるらしいですっ!!」

天馬「ほらみろっww何のことはないww新しい情報が手に入るまでのんびり待つがいいさっww」

動物「・・・そんなぁ」

天馬「心配なんてするだけ無駄だぞ?wwその内、笑顔で帰ってくるからww」

動物「な・・・何の事だかサッパリです・・・」

天馬「気にするなっ!わっはっはっww」


185 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:10:13.34 ID:UQ5IWNEo0
天馬「まったくあのコはっwwどこぞで諦めたかと思ったらww麓の森まで行きおったかww」

   「これは傑作wwあのコが蜘蛛と対決とはなっww尾ひれ背びれにも程があるだろうにっww」

   「どこでひん曲がったのやら・・・ww・・・わっはっはww」

   「・・・さてさて・・・私が叱り飛ばしたあの女の子・・・どこまで行くやら楽しみだな・・・ww」

   「いや・・・もちろん不死鳥の所まで行くだろう・・・ww・・・これだけ騒ぎになっとるんだww」

   「是非とも土産話を持って帰ってきてもらわんとな!wwわぁっはっはっはっはぁ!www」


186 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:38:32.39 ID:UQ5IWNEo0
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狼「はっ!はっ!はっ!はっ!・・・」

 「!!!!・・・この洞窟かっ!!あのコの匂いが奥から漏れてくるっ!!」

 「クソッ!!こんな暗い場所に連れてったなんて!!あの蜘蛛の野郎っ!!!」

 「・・・怖がってるだろうなっ・・・!・・・こんなトコ!!・・・俺がすぐに助けてやるぞっ!!」


187 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:39:49.69 ID:UQ5IWNEo0

ダダダッダダダッダダダッダダダッ・・・!

狼「・・・・・・あれっ・・・行き止まり・・・ちくしょうっ!・・・別の所に移動してたのかっ・・・!」

 「おい!!蝙蝠共っ!!」

蝙蝠「ビクーッ!!」

狼「ここに女の子と蜘蛛が来ただろう!!どこいったっ!!」

蝙蝠「し・・・しらない・・・」

狼「嘘ついてたら承知しないぞ!!」

蝙蝠「わっわかんないってば!!さっきまでいたけど何処か行っちゃったよっ・・・!!」

狼「どっちに行った!!」

蝙蝠「・・・・・・わ・・・わかんない・・・」


188 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:40:37.72 ID:UQ5IWNEo0
狼「・・・・・・・・・・・・・・」

蝙蝠「・・・・・・・・・・・・・・」

狼「・・・ん゛っ!・・ん゛ん゛んっ!・・・あーあー・・・ゴホンッ!・・・ん゛んっ・・・」

蝙蝠「ちょ・・・ちょっと・・・なに?・・・なんなのさ・・・!?」

狼「あ゛ーあ゛ー!・・・ゴホッ!・・・ゴホンッ!・・・」

蝙蝠「・・・だ・・・だから何n」

狼「あー!何か大声出したくなっちゃったなー!!・・・いやー!ダメだ!!ガマン出来ないな!これ!!」

蝙蝠「!!!!!!!!!ちょtt」


190 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/12(水) 14:42:09.86 ID:UQ5IWNEo0
狼「んー!!最近、遠吠えしてないからなー!!ここは声が反響するみたいだし!!??」

 「たまにはねっ!wwこんな場所で吠えるのも悪くないよなっ!wwうんっ!ww」

蝙蝠「まてまてまてまて!!!!ちょっと待って!!待ってって!!!ダメだってば!!!ここはマズイって!!!」

狼「さぁーあ!!吠おおおおおおおおえよっかなあああああああああああ!!!www」

蝙蝠「まああああって!!ゴメンって!!教えるからっ!!!そこ右!!!洞窟出て右側に行ったから!!!」

狼「最初から言えっ!!この臆病蝙蝠めっ!!!蜘蛛にビビッて嘘をつくなんて!!!」

蝙蝠「しっ仕方ないだろっ!!ここに蜘蛛の巣張られたら食事にだって行けなくなるんだから!!!」
 
狼「今度、俺に嘘付いたらここで遠吠えするからなっ!!!」

蝙蝠「勘弁してよっ!山向こうの砂漠まで届くような大声出されたら死んじゃうよっ!!コロッと!!ポテッて!!」

狼「だったら二度と嘘つくなよっ!?じゃなっ!!!」



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