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妹「その口の悪さなんとかなんないの?」
- 1 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2012/06/21(木) 00:33:29.21 ID:6gkcki3I0
男「あー、はよ・・・」
妹「オハヨー」
男「てめえくせえよ。ちゃんと歯みがいてんのか」
妹「今日はいつにもまして毒舌だねー」
男「うるせえ邪魔、どけ」
妹「あっ」
妹「ふむ・・・」
- 2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:37:11.57 ID:6gkcki3I0
男「めし」
妹「できてるよ。後、私今日は先に学校行くから」
男「あいよ」
妹「あとあと、サボりは無しだからね!」
男「うるせえとっとといけやチビ」
妹「・・・いってきまーす」
- 3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:39:15.75 ID:iKuKr5ecO
つまらんと思うのは俺が高学歴だからだらうか…
- 4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:39:54.59 ID:767FdOYS0
そうだらうか?
- 5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:40:07.46 ID:OgS6dq2G0
俺高学歴だからつまんなく感じたわ
- 6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:40:37.90 ID:8A9AvhcW0
男=お前ら
妹=俺の嫁
- 7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:40:38.53 ID:6gkcki3I0
男(マズ・・・・)
男「あ?もうこんな時間かよ。ぶっちしちまうか?」
男「・・・ってわけにもいかねーか」
男「あいつには弱み握られてるしな」
男「くそが。めんどくせえ、くそが」
男「かったりいけど、いくかあ・・・」
- 8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:45:20.03 ID:6gkcki3I0
男(おーおー、通学路でキャッキャしちゃって何が楽しいんでしょうねえ)
女「あー!男くんだ!おっはよー」
男「いてっ、テメ、いてーだろ誰だクソ」
男「あー、女か。相変わらず不細工だな、足みせてんじゃねえよ」
女「いや、これは制服だから仕方なくない・・・?てか、ひどくない?」
男「あー、萎えたわお前の顔見たから今日一日学校生活健やかにおくれねーわー」
女「そ、そんなことないって!とりあえずさ、教室まで一緒しようよ!」
- 9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:49:51.07 ID:6gkcki3I0
男「ねえお前さ、なんでそんな俺に付きまとうわけ、好きなの?好意の押しつけとかマジでウザいから」
女「ご、ごめ」
男「ねー、マジ迷惑だからさ、金輪際俺に付きまとうのやめて。あ、やめてください」
女「え、えと、だって、わたし、うぅ」
男「いいから。そういう可哀そうな私アピールいらないから」
男「てか周りの視線とかもあるからさ、やめてくれると助かるってか、やめろ」
女「あ・・・」
女「行っちゃったか・・・はぁ・・・」
- 10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 00:57:10.84 ID:6gkcki3I0
昼休憩
女「妹さん、ちょっと」
妹「あれ?女さんじゃないですか。また奴がなにかやらかしましたか」
女「あ、ううん、全然そんなことないんだけど、ちょっと相談があって」
妹「へー、相談。へー」
女「ニヤニヤしないでよっ」
妹「それで、相談とは?」
女「えっとね?どうしたら男君と仲良くなれるかなーって」
妹「やっぱりそうですか。うーん」
妹「難しいですね。てか多分無理です」
女「えー・・・そんな」
妹「今は、ですけどね」
女「今は・・・?」
- 11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:03:42.57 ID:6gkcki3I0
妹「女さんが奴と仲良くなれない理由はいくつかあります」
女「そ、それは?」
妹「まずは、女さんは物凄く打たれ弱いこと、まぁ耐性がないといいましょうか」
妹「奴との付き合いも浅いですし、あの勢いにのまれても仕方ありませんね」
妹「更に言えば、奴はあなたのようなウジウジした陰気な人が嫌いです」
妹「奴が言うには「陰毛より鬱陶しい」らしいです」
女「いんもっ・・・ええー」
女「じゃあもう、打つ手なしじゃん」
女「はぁ・・・」
- 12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:09:44.10 ID:6gkcki3I0
妹「私の弁当のひじきが少し陰毛に見えてきました、先輩のせいです」
女「えぇ!?妹ちゃんそれはひどいよ・・・」
妹「まぁ、それは冗談として」
妹「近日中に、私が、なんとかしましょう」
女「えっ?」
妹「ですから、私がなんとかしてあげると言っているのです」
女「ほ、ほんと?妹ちゃん・・・ありがとー!!」
妹「お・・・っと、いきなり抱きつこうとしないでください。その気安さ奴があなたを嫌う一要素な(ry」
女「あ、そういえばさ・・・男君がいつも食べてる弁当、妹ちゃんが作ってるの?」
妹「はぁ、まぁ・・・」
女「ふーん。いいなぁ・・・」
妹「はぁ・・・」
女「色々ありがと!それじゃ後はお願いね!」
妹「はぁ・・・・」
妹「・・・」
- 13 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/06/21(木) 01:10:26.23 ID:PNzwch/w0
もう冒頭で無理だわ
じゃあの
- 14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:12:05.92 ID:abnKPPYn0
llil,,,
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,,illlllllllllllll゙′ .llllllllllllllliiiiiii、 ,llllllllllllll
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iil!!゙゙ ̄ `'゙゙!!゙゙!!!!゙゙゙`
- 15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:15:27.92 ID:6gkcki3I0
妹(とはいったものの、どうしたものか)
妹(いや、奴の言葉づかいを正すことはおそらく弁当作りよりも簡単なこと)
妹(問題は、奴の先輩への嫌悪感を拭い去れるか)
妹(まぁ、まずは目先のことからかたずけるか)
妹「粋がった勘違い男に、少しお灸でも据えようかね」
妹「・・・なんつって」
- 16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:20:38.76 ID:6gkcki3I0
妹「・・・で、そこでなにしてるわけ?」
男「んー?AV」
妹「リビングで堂々とHなビデオをみれる兄貴に私は心から尊敬の念を抱くよ・・・」
男「お?おれディスられてんの?なあ、おい」
妹「すぐ因縁つけてくるし・・・」
男「俺が何しようと、勝手ジャン。なに。妹様はそんなに偉いわけ」
妹「あー、わかったわかった。勝手にすれば?」
男「わかりゃいいんだよ」
妹(みてなさいよ・・・)
- 17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:25:34.15 ID:72umjWzb0
見てるからとっとと
- 18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:26:49.55 ID:Z50EexrV0
とっととかきやがれ、こんちくしょうべらぼうめ
- 19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:26:53.22 ID:6gkcki3I0
妹「あった。1、2、3枚か」
妹(まぁ、安易だけど奴にはこれが一番有効よね)
妹「オニーサマ?」
男「・・・んだよ」
妹「いえ、少しこちらのものを見ていただけないでしょうか?」
男「・・・まさか、おい!」
妹「お、っとその反応をみるとこれがなにかは分かってるみたいね」
男「ニヤニヤしてんじゃねえぞ。返せ」
妹「そういわれてもこれは私が撮ったモノですしー?」
妹「あ、あと私の携帯にもきちんと保存されてるので、あしからず」
- 20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:33:02.32 ID:6gkcki3I0
男「・・・今更そんなもん持ち出してなにしようってんだ」
妹「やっと話を聞くようになったか、はぁ」
男「で、なに。おれがどーしたらそいつらをお前から奪ったのち消せるの」
妹「へへー、簡単なことだよ」
妹「その口の悪さを、なんとかすること!」
男「はぁ・・・?」
妹(先輩に優しくしなさい、じゃ根本的な解決にならないし、なにより)
妹「アンタの為でもあるんだから、ね?」
男「へっそんだけでアレがなくなるんなら良い条件だな」
妹「ちなみに授業時以外は私が見ていますので、そこのところ、よろしく」
男「・・・」
- 21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:37:44.80 ID:6gkcki3I0
友「男ー、うーっす」
男「うるせーゴミ死n」
妹「・・・」
男「ご、ゴミ様おはようだ、おう」
妹「はぁ・・・」
友「え?なに?新しい遊び?おれも混ぜてよ!てか妹ちゃんも一緒って珍しくね?」
男「うっせー」
妹「・・・」
男「あ、あー、そ、そうだな今日は遊べる日になりそうだな!」
妹「はぁ・・・」
- 22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:43:28.52 ID:6gkcki3I0
妹(はぁ…、奴は私の前じゃ少し暴言を控えてること忘れてたわ・・・)
妹(ええい、まだ一日目!これも私の明るい未来のための足掛けと思えば!)
女「おっはよー妹ちゃん!ねえ聞いてよ昨夜は結構眠れてさ!」
妹「あ、おはようございます」
女「そ、それでさ、あの」
妹「その件でしたら心配ご無用」
女「え?あ、そうなんだ。ね、わたしになにか」
妹「必要ありません、というかですね」
妹(この人がいると話がややこしくなる)
妹「全て私に任せてください。何も心配はいりません」
女「え、うん」
- 23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:46:24.56 ID:72umjWzb0
( ゚д゚)ノ――――@" クルクル
( ゚д゚)ノC パシッ
( ゚д゚)ノ――――――――――C)Д`)・∴>>1
( ゚д゚)ノC パシッ
- 24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:47:15.62 ID:6gkcki3I0
妹(少し邪険にしすぎたかな)
妹(いや、まだ奴に近づけるには早すぎる)
妹(あ、そういえば二人は同じクラスなんだっけ)
妹(しまった・・・先輩にあまり奴と接触しないよう言っておくべきだった)
妹(昼休みになったら早急にいこう。2-B)
妹(とりあえず計画をノートにまとめておこうかな。暇だし)
- 25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:51:15.78 ID:6gkcki3I0
妹友「わっ妹ちゃん食べるのはやいねー」
妹「ふがっふ、ふが」
妹友「ちょ、ライスとんでるから、ひじきご飯飛んでるから!」
妹(はやくいかないと・・・!)
妹「ご馳走様!また後でね!」
妹友「今日も元気だねー妹ちゃんは」
妹友「およ?このノートは」
- 26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 01:56:35.37 ID:6gkcki3I0
女「男くーん!一緒にお昼たべよー!」
男「あ?嫌、あー、うん、いいけど」
女「え!?ほんとに?やった!」
男(オーバーリアクションがナチュラルにうぜえ)
女「あー!そのおかず私のと交換しない?」
男「俺の飯を箸で指すんじゃねえこれは俺んだ」
男(てか気づけよクソ女・・・これは俺の好物なんだよ)
女「えぇー?いいじゃん一個くらい」
男(それにこれは妹がわざわざ作ってくれてんだ、それをなんであんなちっぽけな卵焼きと)
男「チッ、うぜえ」
女「え?」
- 27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:02:38.00 ID:6gkcki3I0
妹「口の悪いヒョロ男さんはご在室でしょうかー」
女「あ、妹ちゃん」
男「チッ、間の悪い」
妹「あーそれ、舌打ち。禁止ね」
男「あ?あー、了解」
女(妹ちゃんの言うことはきくんだ)
妹「ちょっと女さん借りてくね」
男「あーもってけもってけ、ゴミ収集の如くもってけ」
妹「・・・はぁ。ほら、いきますよ先輩」
女「わー!ちょっとひっぱらないで」
男「あ」
男(帰ったら妹に、美味かった。くらい、言っとくか。どーでもいいけど)
- 28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:09:49.24 ID:6gkcki3I0
妹「奴との接触の一切を禁止とさせていただきます」
女「えー?それじゃあ仲良くなれないよう」
妹「今のままだと仲が深まるどころか、きっつい腹パンをもらうかもしれません」
女「そんなばかな」
妹「いいえ、奴はやる男です。そこで先ほど言ったようにハプニングを除いてなるべく会話などは控えていただきたいのです」
女「その心は?」
妹「布石です」
女「・・・?」
妹「これは先輩が奴と仲良くなるための布石なのですよ」
妹「これが盤石となったとき、ようやくあなたは奴と普通の会話ができるのです」
女「わかったような、わかんないような・・・」
妹「先輩は難しいことは考えないでいいのです」
妹「全て私におまかせあれってね」
- 29 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/06/21(木) 02:10:53.72 ID:dommzH3Z0
支援
- 30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:17:15.31 ID:6gkcki3I0
妹(さて・・・とりあえず安定はした、かな)
妹(後は時間の経過に頼るだけ)
妹(でもそれだと味気ないなあ、あいつの口調を注意するだけなのは暇だし)
妹友「妹ちゃん、妹ちゃん」
妹「ふぁい・・?」
妹友「もー、また考え事?先生も注意してたけど、その癖直した方がいいよ」
妹「あぁー、考えとく。それで?」
妹友「うん。これ!これなに?」
妹「?・・・ああ、みちゃったのね・・・」
妹友「なにこれ面白そう!」
妹「あー、じゃあ、あれ。その計画のためにちょっと協力してくれない?」
妹友「ま、知っちゃった以上は何か突っつきたくなっちゃうしね!」
妹友「で、私はなにをすれば?」
妹「うむ、それはだな・・・」
- 31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:23:59.45 ID:6gkcki3I0
妹「ただいまー」
男「・・・」
妹「た・だ・い・ま!」
男「うるせえなぁ・・・聞こえてるよ」
妹「そうじゃなくてね・・・はぁ、もういいけど」
男「お、そうだ。昼飯美味かった。いつもあ、あー、あいしてる?」
妹「恥ずかしいなら言わなきゃいいのに・・・」
妹(なんなの今日は。やけに素直なような。あやしい・・・)
妹「なにをたくらんでるのか知らないけど私に媚びても好物のおかずは増えないよ?」
男「んな、てめ、人の好意をなんだと。あーくそ。もう寝る」
妹「ふふっ、冗談だよ。おやすみ。後、ありがと」
男「お、おう・・・」
男(チッ、んだあ・・・?俺らしくもねえ。調子狂うなおい)
妹「明日はちゃんとおかえりとありがとう、言えるかな?」
男「・・・うるせえ、しね・・・おやすみ」
- 32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:29:56.46 ID:6gkcki3I0
妹友「私、ずっと男さんのこと、好きだったんです!」
男「はぁ・・・?」
妹「おぉ、もてる男は違いますなあ。お邪魔なようなのでお先しますよ」
男「おい、待てこら、てめ」
妹友「とりあえず、邪魔者もいませんし、ゆっくり登校しましょうよ!女の尻を追っかける男は見苦しいですよ?」
男「んー、あーでもよ・・・」
妹友(おや?これはもしや・・・)
妹友(ふふふ・・・これは思った以上に楽しい状況?)
男「まあいいや。いくぞ」
妹友「あーん、待ってくださいよー」
男「気持ち割い声出してんじゃねえ、吐き気がするわ」
- 33 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:30:56.42 ID:HV70+0RH0
さるよけ
- 34 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:31:15.88 ID:HV70+0RH0
支援
- 35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:32:27.75 ID:iy09CFyx0
なんかよく分からん
- 36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:38:10.44 ID:6gkcki3I0
妹(強引に口調を直させるだけじゃなくて、会話から改善の兆しが見えてくることも無きにしろアラズ、だよね)
妹「あれ?女さん?こんなとこでなにを」
女「あ、妹ちゃんおはよ。うん、私ね、実はあんまり友達いなくてね、それで」
妹「あー、わかりました。私でよければ出席確認まで話し相手になります」
女「おー!助かる。私何かしらしゃべってないと口がさびしくてさびしくて」
妹「はぁ」
女「でさ、男君の件、うまくいきそ?」
妹「ふふふ、まあそう功を急かさないでくださいよ」
妹「大丈夫です。私の計画に狂いはありません」
妹「あなたは必ず、幸せになります」
女「そうなんだーんふふ、よかったぁ。あ、もうこんな時間」
妹「えぇ、ではまた」
妹「ま、まだ二日目。焦ることはないでしょ」
- 37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:43:58.69 ID:6gkcki3I0
女「接触禁止、とは言われたけど」
男「・・・・」
女「やっぱり気になるよー」
男「ひとりごとがでけーよブス」
女「わっ聞こえてた」
男「テメーがうるせえつってんだろ。あー、あれだ。思ってることがそのまま口に出ちゃうアホの子とかいうやつ」
男「分かってると思うけど、お前のことな」
女「ふぇえ・・・」
男「その点あいつは思ってることをべらべら口に出したりしねえからな」
女「あいつ?」
男「妹だよ。あいつは思慮深いんだ」
女(なんか男君妹ちゃんのこととなると目の色が変わるような)
女「ふうん、そうなんだ」
- 38 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/06/21(木) 02:46:06.38 ID:iy09CFyx0
なきにしもあらず、な
- 39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:50:27.05 ID:6gkcki3I0
妹友「えぇー!?私の役目終わり!?」
妹「ちょ、うるさい。話最後まで聞く。そうじゃなくてね」
妹「明日は私がアイツに注意する日だから」
妹友「そーんなこと言ってーお兄様が恋しくなったとか?」
妹「あのね・・・これは効率の話なんだよ」
妹友「ほうほう」
妹「会話を重ねさせて言葉の棘をちょっとずつ無くしていこうってのはそりゃあ大事だけど、やっぱり歯止め役は必要なのよ。で、それが私」
妹友「訳:私は兄様といちゃいちゃしたいけど素直になれないの」
妹「・・・・なにそれ」
妹友「なにか間違ってた?」
妹「あのね」
妹「そんなんじゃないから」
- 40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:57:01.50 ID:6gkcki3I0
男「あ"ー疲れた。おい友、ゲーセンいくぞ」
友「えっ、おれもう今月は金が」
男「いいからこいってんだ、男がぐちぐちいってんじゃねえぞ女々しいッ足らねえ」
妹「あー、お取込み中失礼」
男「なんだよ」
妹「今日は私と帰りましょう」
男「あ?あー、別にいいけどよ・・・」
友「ほっ」
男「んじゃあゲーセンは明日だなあ」
友「うえっ・・・えげつねえな相変わらず」
男「とりあえず、帰っから。そんじゃ」
友「おう、また明日な」
- 41 名前:!ninja [] 投稿日:2012/06/21(木) 02:58:38.63 ID:HV70+0RH0
支援
- 42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:03:30.01 ID:6gkcki3I0
妹「そろそろ、実感がわいてきた?」
男「?なにが」
妹「自分の周りの変化だよ」
男「そんなもんあるか?あったか?ねえと思うけど」
妹「まず、この私といる時間が増えた!」
男「いや、二人暮らしだし前とそんな変わんねえと思う」
妹「それで、友人との仲も円滑!」
男「んーあー、そんなことあるような、ないような」
妹「これらすべて私の尽力の結果であるわけで」
男「そりゃあ家でも四六時中注意されてたらなぁ」
妹「まぁでも少しだけど丸くなった気がするよ」
男「それはいいことなのか?」
妹「良いことに決まってんじゃん!妹保障つけるよ!」
男「妹保障!そいつはいいや!」
妹「あれ?今笑った・・・?」
」
- 43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:08:31.59 ID:6gkcki3I0
男「笑ってねえよ」
妹「いいや、笑ったね」
男「笑ってねっつの、殴るぞ」
妹「全然怖くないし」
男「ケッ、強がりやがって」
妹「そっちこそ」
男「・・・」
妹「あのね、女さん、いるじゃん」
男「あ?なんで女、いきなり」
妹「真剣にきいて」
男「お、おう」
妹「女さんと、ね」
妹「つ、あー。友達!友達になってあげて!お願い!」
男「あー?」
- 44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:08:44.52 ID:luY1FcQu0
し
- 45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:13:16.89 ID:6gkcki3I0
男「なんで、つかお前女とどーいう仲なわけ」
妹「そ、それは。えーと友達だよ、ただの」
男「ふーん。ま、いいけど」
妹「いいの!?」
男「詰め寄ってくんな。それに断ったらどーせアレで脅迫してくんだろ」
妹「そ、そうよ。こっちにはコレがあるんだから」
妹「じゃ、そういうことで明日から、ともだちとして、接すること」
男「はいはい」
妹(ほんとにわかったのかしら)
- 46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:21:22.96 ID:6gkcki3I0
妹「ふぅ」
妹(とりあえずは、計画はほぼ完遂、かな)
妹(後は女さんと)
妹友「た、大変だよ!妹ちゃん!じ、事件!大事件!」
妹「落ち着いてよ。なに、どうしたの」
妹友「あ、あの、さっき先生達が話してたのを偶然きいたんだけど」
妹友「気を悪くしないでね・・・?妹ちゃんのお兄さんが女さんを殴ったんだって・・・」
妹「へ・・・うそ」
妹(いや、有り得ない。私の計画は完璧だったはず・・・)
妹(一体どこで歯車が狂った・・・?妹友ちゃんを巻き込んでから?計画よりはやく女さんに近づけたから?それとも最初から・・・)
妹友「妹ちゃん、すごい汗だよ!大丈夫?」
妹(くっ・・・夢ならはやく覚めなさいよ・・・)
- 47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:34:54.68 ID:6gkcki3I0
妹(時間を戻せたらってそんな夢見事を考えてる場合じゃないか)
妹(失った時間は取り戻せない。私にできることは今回の出来事の原因を可及的速やかに解明し、修復に尽力すること)
妹(アイツはああみえて約束は破らない。じゃあ何かその約束を破らざるを得ない状況)
妹(それも、女先輩関係で、我慢ならなかったこと・・・)
妹「ええい、本人に聞いた方が早いか!」
- 48 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:41:18.02 ID:6gkcki3I0
妹友「それで、飛び出していったは良いけど、女先輩は病院、男先輩はまだ先生に詰問されてると」
妹「そうなの。けど、いい。頭の整理をするから」
妹(原因、原因。アイツが怒った原因)
妹(てか、いつも怒ってんじゃん・・・ハハ)
妹友「妹ちゃん?笑ってるの?」
妹「笑う・・・?」
妹(笑う・・・か。そういえば最近アイツも久しぶりに笑顔を)
妹(ん・・・?まさか、いや、そんなことは)
妹「ねえ、もしかしてだけどさ」
- 49 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:42:44.01 ID:CtMDPUDr0
しえんぬ
- 50 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:43:12.50 ID:5yOtkXArO
なんでこんな男に女が惚れたかの説明はまだか
- 51 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:46:55.73 ID:6gkcki3I0
妹(女先輩は天然だけど、それ以前に女だ)
妹(妹とはいえ自分の好きな人との逢瀬を邪魔されて気分がいいはずがない)
妹(女先輩はおそらく私に良い感情を抱いていない)
妹(そして、私の勘違いじゃなければ、アイツ、兄は私を好いてくれている。妹友の発言で裏もとれた)
妹(好きと好きじゃないの反発)
妹(やっかいなことになった・・・いや、気付かなかった私の落ち度か)
- 52 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:51:34.73 ID:iy09CFyx0
なんかわけわかめ
- 53 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 03:55:28.01 ID:6gkcki3I0
妹(私の想像の範囲で言えば)
妹(兄は女先輩と、ともだち、になる際に私の名前を出した)
妹(人為的に兄を女先輩と友達にさせることに先輩は腹が立ったかもしれない)
妹(自分のよく思わない相手なら尚更。だけど結果的には先輩の目的は達成されている)
妹(そこで何かのはずみで、ぽんッと私への嫌味が漏れたのかもしれない)
妹(で、キレやすい10代代表の兄が食って掛かったと)
妹(はぁ・・・私の自意識過剰であって欲しい)
妹(とりあえず話は家に帰ってから、かな。どうせ謹慎処分だし、話し合いの時間はたくさんあるはずだ)
- 54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 04:07:36.41 ID:6gkcki3I0
妹「人間関係というのはすごく繊細なものなんだね。私も今回のことで思い知った気がする」
妹「勝手に人を振り回して私の計画は完璧だー、とか。私、バカみたいだ」
男「・・・・俺よりは、お前はバカじゃないよ」
妹「そうだけど、そうじゃなくて・・あー、くそう。話をしようと思ったのに頭が回らないし」
妹「私のせいでこんなことになっちゃうし、兄が憐みの目でみてくるし、涙はでてくるし・・・」
男「・・・・勝手に泣いてろよ、お前が寝るまではその、憐みの目でみといてやるから」
妹「うぅ・・・私は、完璧にい、うううう」
男「お前は、昔から利発な奴だったよ。けど、まあ、鈍感だよな」
妹「アンタが・・・それ、いう・・・?」
男「う、うるせえ、話は明日だ。とっとと寝ちまえ」
妹「うん・・・ありがと」
- 55 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [] 投稿日:2012/06/21(木) 04:11:43.70 ID:HV70+0RH0
支援
- 56 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 04:11:49.78 ID:iy09CFyx0
色々と省きすぎて分かり辛い
- 57 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 04:17:40.50 ID:6gkcki3I0
妹「朝起きたら昨日のことは全部リセットされてた!」
妹「なんて、ないか。って」
妹「おい、おい兄よ。何故ここにいる」
男「ち、ちげーよこれはお前が一緒に寝ろって寝言で・・・」
妹「いや、いいから。とりあえず、でよう。歯みがこう。ご飯食べよう」
男「そ、そうだな」
妹「今日は女さんの所に行くから」
男「げっ。いきたくねえ」
妹「ばか。当事者がいないと話にならないでしょ」
- 58 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 04:22:33.19 ID:6gkcki3I0
女「あ、きてくれたんだー」
妹「話をしにきました。あ、これお見舞いのフルーツです」
男「来たくなんかなかったっつの」
妹「コラ!」
男「いってえなチョップすんな」
女「あれ?二人ともそんなに仲、良かったっけ・・・??????」
妹「そ、そんなことより、まず何があったのかの説明をどっちでもいいんでどうぞ」
女「じゃ、じゃあ私が・・・」
妹「お願いします」
- 59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 04:35:18.07 ID:6gkcki3I0
女「で、私勢いで、ホント勢いだけよ?そんなこと、思ってないよ?」
男「うぜえ、とっとと続きを言え」
女「うん、まあ妹ちゃんのこと、ね?ちょーっとバカにしちゃったかなーって」
男「ちょっと、ね・・・・」
妹(まあ、概ね予想通りの展開、かな)
妹「大体の所は分かりました。今回のことは全て私が引き起こしたことです」
男「お、おい!こんなやつに土下座なんか」
妹「少し、黙っていてください」
妹「女さん、すみませんでした。私のほんの遊び心があなたをこの場所に呼び寄せてしまった」
女「うーん、許さない、かなー?」
男「てめっ」
女「あー、でもこれから毎日男君が見舞いに来てくれるんなら許せるかも。あ、もちろん一人で」
男「はぁ?調子に」
妹「それで、いいです。それと、一応言っておきますがコイツとはなんでもありませんから。どうぞ、仲良くしてやってください」
女「それを聞いて安心したよ。ありがとう。妹ちゃん。最後になってやっと役に立つことがわかったよ」
- 60 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 04:36:23.97 ID:6gkcki3I0
fin
- 61 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [sage] 投稿日:2012/06/21(木) 04:37:37.98 ID:ll5aKAiC0
おい
おい
- 62 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/06/21(木) 04:49:17.13 ID:2u84UzL40
いくらなんでもやっつけすぎるだろ
キチンとやりきれ
- 63 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [] 投稿日:2012/06/21(木) 05:13:11.10 ID:ll5aKAiC0
は
- 64 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 05:15:46.36 ID:ydHti0Bj0
はよ
- 65 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 05:38:35.95 ID:Ofq6/FDM0
おい、本当に書きたかった事を思い出せ
- 66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/06/21(木) 06:13:03.91 ID:TYTdX8jvQ
ほ
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