■戻る■ 下へ
妹「家族…って?」
- 1 :VIPがお送りします []
:2010/03/08(月) 23:28:08.30 ID:KBuYeqd80
〜朝食〜
母「はい」
コトッ
男「ああ」
妹「ごちそうさま」ガタッ
男「…」
男「明日…」
妹「…」
妹「…なに?」
男「明日… 休みだって?…」
妹「うん」
男「俺もなんだよ、だからさ。 どっか…」
妹「あした塾の考査だから…」スタスタ
男「…あぁ」
男「そうか…」
男「…」
- 2 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:29:42.71 ID:KBuYeqd80
男「…」
男「…はぁ」
男(馴染めんなぁ…)
母「ほら、冷めるよ?」
男「あぁ」
同居を始めて3ヶ月… いまだ一つ下の妹とまともな会話すら交わしていない
再婚なんてするからだ… 高校3年の俺は憂鬱を抱え生活している
なんでこんな気を使っているのだろうか…
父「今日は休みか?」
男「え? ああうん」
父「そうか…」
男「…」
まだ他人という認識を持っている俺との会話が弾むわけもなく…
かと言ってこの親父をこれからも他人扱いできるわけもなく…
後先が心配で常に胃が痛い
- 3 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:30:34.44 ID:KBuYeqd80
――――――――
妹「…」タンタン
男(お… 下りてきた…)
妹「お風呂沸いてる?」
男「…」
母「沸いてるわよ〜」
男「…」
男(こうして見るとなかなか絵になるんだがなぁ…)
妹「そう」
男「…」
妹「…」スッ
男「…!」
男「ちょ…///」
妹「…?」
妹「あ、ごめん」
- 4 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:32:12.30 ID:KBuYeqd80
男「…///」
リビングで脱ぐ奴があるかっ!
人目を気にしろ! 兄がいるんだぞ!
妹「…」ガラガラ バタン
男「…ふぅ」
今時の高校生は羞恥心が欠けているというがこんな大胆な奴は稀だ
あいつは俺と仲良くしようなんて思っていないんだな… 今のでわかった
気を使っていたのは俺だけのようだ
男「…はぁ」
男「…」
――――――――
- 5 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:33:14.73 ID:wnDhccjD0
いいぞ
- 6 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:33:29.06 ID:KBuYeqd80
〜翌朝〜
妹「いってくる」
母「いってらっしゃ〜い」
男「い、いってらっしゃい」
妹「…」ガチャ バタン
男「…」
今のは無視の類か? いいや聞こえなかったのだろう
絶対そうだ… たぶんそうだ… そうであってほしい…
男「…」
とにもかくにも友好関係を築かないことには始まらん
最低、家族でのやり取りはできるようにしたいな…
男「…」
男「…」
男「よし…」
俺の挑戦はこれから始まるんだよ…
一緒に暮らしてる身なんだから会話くらいまともにしたい!
今夜! 今夜が勝負だ!
心が何度折れても今夜、仲良くなってみせる!
- 7 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:34:58.86 ID:KBuYeqd80
情報収集は欠かせないな
妹の好きなものや、嫌いなものや… いろいろ調べないと進まない
親父に聞く… ってのは無理だからな、どうしよう…
すると必然的にこう考えが浮かぶわけだ
部屋を捜索しよう
男「…」
悪く思うな我が妹よ…
これもおまえと仲良くなりたいが為のいたしかたない方法なのだ
仲良くなってしまえばあんなことやこんなことができるんだからそれまで…
ってなにを考えているんだ俺は… AVの見すぎか…
- 8 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:40:51.44 ID:KBuYeqd80
男「ここなんだよ…」
俺の部屋の隣にも関わらずほんとに遠い部屋
妹の部屋>>>>>|越えられない壁|>>>>>俺の部屋の壁>>>俺の部屋
男「…」
ゴクリ
男「…」
ドアノブに触れたぞ…
よし… よしあとはあけるだけだ…
男「…」
男「…」
なにビビってんだよ、俺
あければいいんだから…
男「…」
男「よしっ」
ガッ!
男「…あら?」
ガッガッ
- 9 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:46:06.17 ID:KBuYeqd80
鍵が… 鍵が閉まってる…
男「う、嘘だろ、おい」
ガッガッ
男「…」
鍵をかけるってことは…
信用していないってことだよな… 俺を…
そりゃまあしかたないが…
男「…」
男「…」
あきらめきれん…
このドアをこじあけたい…
閉めてあるとみたくなる人間の不思議ってのが…
男「くそっ! くそっ!」
ガッガッガッ!
男「おらっ開けっ!」
ガキッ!
男「あ…」
- 10 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/08(月) 23:48:50.54 ID:NMq6NXy10
ちんこおれた
- 11 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:51:37.30 ID:KBuYeqd80
男「壊しちまった…」
キィ…
男「…」
開く… どうしよう…
男「…」
見ていいかな… いいのか?
男「…」
壊したんだから… もう見るしかない
男「…」
男「お、おじゃまします…」
キイイイ
俺はこの扉を開けてよかったのか…
まだ見るべきではなかった…
開けてしまったことを後悔している
- 12 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:54:27.46 ID:wnDhccjD0
wktk
- 13 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:58:54.11 ID:wnDhccjD0
はやくhttp://beebee2see.appspot.com/i/agpiZWViZWUyc2VlchQLEgxJbWFnZUFuZFRleHQYvccfDA.jpg
- 14 :VIPがお送りします [] :2010/03/08(月) 23:59:05.39 ID:KBuYeqd80
男「おじゃましま…」
男「…」
男「…」ゾクッ
男「なんだこれは…」
妹の部屋は女の子の部屋と呼ぶにふさわしくなかった
男「なにもない…」
そう… 文字通りなにもなかった
机もベットも本棚も…
なにもないスッカラカンの空間…
男「…」
男「…」
男「ここは…」
しかし部屋に足を踏み入れた途端――――――――
スカッ
男「あっ…」
床がない?…
男「う、うああああああ」
- 15 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:00:27.91 ID:+mhi5kDl0
うむ
- 16 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:01:18.79 ID:ZgakU4Lg0
wktk
- 17 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:02:48.23 ID:0JpBK+610
――――――――
妹
なに?
お父さんに会いたいかい?
会いたい!
そうか…
じゃあ会わせてあげるよ…
君のお父さんはこの中さ
え?
- 18 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:08:12.18 ID:ZgakU4Lg0
???
- 19 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:08:58.45 ID:0JpBK+610
男「うわああああ」ガバッ!
男「はぁ… はぁ…」
男「…はぁ… はぁ…」
ここは… 俺の部屋…?
深夜の2時… そして俺はベットの上…
男「…はぁ… はぁ…」
男「なんだ… はっ、夢かよ…」
男「驚かせやがって…」
男「夢オチか… なんとベタな…」
男「まぁいいわ、トイレに行くか…」
ガチャ
男「うお! な、なんだ!」
妹「…」
男「は? い、妹?」
妹「…」
男「な、なにしてんの?」
- 20 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:15:50.34 ID:ztuAnWkY0
ふむ
- 21 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:16:27.19 ID:ZgakU4Lg0
つづかないの?
- 22 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:18:40.38 ID:0JpBK+610
妹「…」
男「…」
妹「もう始まっている」
男「は? なにが?」
妹「来て…」
男「…」
なにがなんだかさっぱりわからない
俺はリビングにつれてこられた
妹「…」
男「…」
妹「私はこの地球上に何体いると思う?」
男「は?」
妹「1569体… 私とまったく同じクローンが存在している」
男「…」
意味わからん
これも夢か…?
妹「私は今から行われるゲームの雑用にすぎない」
- 23 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:22:46.87 ID:o+pWnWWy0
一体何Pする気だよ
- 24 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:25:07.29 ID:+mhi5kDl0
おっせーよー
- 25 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:25:21.63 ID:ZgakU4Lg0
展開が
- 26 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:29:13.10 ID:0JpBK+610
男「ちょっと待て…」
妹「意見は認めない… 黙って聞いて。 大事なことだから」
男「…」
妹「私に父なんかいない、家族なんかいない。」
妹「わかる? 貴方達は一種の催眠術にかけられたの」
男「…」
妹「私の仕事はこのゲームの参加者を増やすこと」
男「…」
妹「再婚も口実、貴方は騙されている」
男「じ、じゃあお袋は…」
妹「そう… 私の作り出した幻想に騙された」
男「…!」
妹「初めから貴方目当て、貴方をこのゲームに参加させる為」
男「で、でも俺がおまえの部屋を開けないかぎり参加は…」
妹「だから慎重に交流を深めようとしていた… 失敗は許されないから」
妹「いつか部屋に突き落とすつもりだった」
- 27 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 00:30:24.75 ID:aJkXqHT4O
兄妹関係を絶つという誓約書(妹総指揮)に
朝の目覚ましラブコール一年分でサインした俺が登場
- 28 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 00:31:38.27 ID:CjkNPFgC0
邪気眼乙
- 29 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:34:04.05 ID:0JpBK+610
男「…なんだと」
妹「時間がないから… 説明に入る」
男「ちょっと待て!」
妹「…」
男「信じれるわけないだろ?」
男「展開が早すぎてわけわかんねーよ」
妹「意見は認めない」
男「なんで許可が必要なんだ、おまえは俺のなんなんだよ」
妹「私は貴方の」
妹「パートナー。 相方」
男「パートナーだと?」
- 30 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:41:19.50 ID:0JpBK+610
妹「…」
ピピッ
「進行状況… 参加者586名… フィールド範囲…」
男「…」
妹「貴方は私と組む」
男「組んでなにすんだよ」
妹「有権者を喜ばせる」
男「はあああ? もう意味わからん」
妹「それが貴方の仕事で私の仕事、いわいる殺し合い」
男「…」
男「…殺し合い?」
妹「そう、有権者がこのゲームを買った。 殺し合いをして…」
男「じ、冗談じゃねぇ! ふざけんな!」
妹「…」
- 31 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:45:09.42 ID:0JpBK+610
男「勝手にやってくれ! 俺はパス!」
妹「…」
男「なんで殺し合いに参加しなくちゃなんねぇんだよ」
男「やってられるか!」
妹「貴方は選ばれたの」
男「あァ?」
妹「後々わかると思う」
男「…」
ピピッ
「ゲームの説明」
妹「聞いてて」
男「…」
- 32 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:52:08.76 ID:ztuAnWkY0
gantzみたいね
- 33 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 00:54:51.11 ID:0JpBK+610
「貴方達には今から殺し合いをしていただきます」
男「…」
「1フィールドに参加者は36名、この中で戦闘を行い…」
「上位10名が次のフィールドへ進出できます」
「ですからこの第1ステージをクリアすることで次の第2ステージへ進めるというわけです」
男「はっ、誰が進むかよ」
「第1ステージのルールを説明します」
「第1ステージでは基本なんでもあり、とにかく相手プレイヤーを殺害することに専念してください」
男「…」
「負けの条件はプレイヤー、パートナーどちらかの死亡」
「プレイヤー、パートナーが一人でも死ねばプレイヤー、もしくはそのパートナーは現実世界へ戻されます」
男「なに?」
男「ということは…」
妹「そう… 私を殺せば貴方は助かる」
男「…」
- 34 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 01:01:13.03 ID:Ue0rT8Gq0
これは80%の確率で>>1の黒歴史になる
- 35 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 01:01:33.73 ID:0JpBK+610
「負けたプレイヤーは死ぬか現実に戻されるか、どちらかです」
「助かりたいのであればパートナーを殺す、これも一つの策でしょう」
男「…」
妹「…」
男(こいつを殺せば… 助かるのか…)
妹「死にたくない?」
男「…」
男「当たり前だろ」
妹「そう」
妹「聞いてた? いざとなれば私を殺せばいい」
男「…」
妹「私は沢山いる、貴方が殺そうとしても私は抵抗しない」
男「…」
男「…」
- 36 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 01:03:16.68 ID:0JpBK+610
>>34
それオモタw
これはないよな、なぜか企画変更wwww
- 37 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 01:03:40.60 ID:QKrQlKeB0
あ・・・・あれ?
- 38 :寝れんからサゲで書いていくか。。。 [sage] :2010/03/09(火) 01:38:00.19 ID:0JpBK+610
「ステージごとにまたルールは変わってくるでしょう」
「もちろんなにも用意しないわけではありません」
「ご褒美は用意しておりますので…」
男「…」
妹「あと6分後…」
男「…」
- 39 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 01:43:27.55 ID:0JpBK+610
男「…」
妹「…」
男「策はあるのか」
妹「…?」
男「作戦はあるのか?」
妹「ない」
男「…」
はああああ… 作戦もないと?
妹「策なんて必要?」
男「…」
妹「殺して生き残ればいい」
男「…」
こいつもしかしてすげぇバカ?
男「制限時間はあるのか?」
妹「ない」
男「そうか」
- 40 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 01:50:06.94 ID:0JpBK+610
男「用は10人の中に入ればいいんだろ」
妹「…そう」
男「じゃあ逃げてればいいじゃねぇか」
妹「…」
男「殺し合いは他の連中に任せて逃げてりゃ問題ないだろ?」
妹「仮にその発想を36名が全員遂行したらどうする」
男「…」
確かに… 脳なしは俺だけだった
妹「それにこのゲームの参加者には」
男「…?」
ビーーーーーーッ!
男「うぉ! なんだっ」
妹「…」
妹「はじまった」
- 41 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 02:07:52.75 ID:I/WQAZhP0
終わり?
- 42 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 02:15:58.60 ID:inNJzdXb0
しえn
- 43 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 02:51:10.41 ID:HkQs54zR0
すみません、最近SSスレが多くて困っている者です
あなたの居場所は創作発表板ではないでしょうか
ttp://namidame.2ch.net/mitemite/
専門板の存在はご存知でしょうか?
あなたの作品が必要とされています
次からは是非あちらでお力を発揮してください
どうかよろしくお願いします
- 44 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 02:59:11.34 ID:X4YQ8PRw0
シェン
- 45 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 03:26:23.61 ID:0JpBK+610
男「始まった…?」
妹「なにやってるの?」
男「は?」
妹「もう始まってる…」
男「わ、わかってる」
妹「ぜんぜんわかってない…」
妹「わからないの?」
男「…?」
なんだ… なにが言いたい…
妹「私達が話始めた時点から貴方の後ろにいる」
男「…」ゾクッ
- 46 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 03:37:38.64 ID:0JpBK+610
「お見通しですかい…」
男「なっ! 誰――――――――」
いつの間に こいついつから
「心配すんな、殺しやしないよ」
男「…参加者?」
妹「彼はこのゲームに何度も参加している」
男「なに…」
長髪を後ろに束ねたその男は
タバコを吸い始めた
長髪「君は始めてか? このゲーム」
男「あ、ああ」
妹「…」
男「なんで妹は… 知ってるんだ? この人のこと」
妹「…」
妹「前のパートナーがこの人」
男「ま、前のパートナー?…」
- 47 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 03:49:24.23 ID:0JpBK+610
妹「そう、だからこの人ののうりょ」
長髪「おーっと、ヒントはそんくらいにしといてくれよ」
妹「…」
長髪「この妹ちゃんには世話になったからなぁ」スーッ
長髪「このステージくらい助けてやろうって思ったのさ」
男「…」
長髪「だからよろしく頼むぜ、坊主」
男「…」
なんだか気に食わないな…
態度が… まぁいい
男「あんたパートナーは?」
長髪「しらねー」
男「はぁ?」
長髪「足手まといになりそうだからな、放置だよ」
男「…」
長髪「ところで坊主、君はただの殺し合いだと思ってないかい?」
男「…」
- 48 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 03:57:53.62 ID:s/UgkRW80
C
- 49 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 03:58:37.52 ID:0JpBK+610
男「違うのか?」
長髪「違うね」
男「…!」
男「ただの殺し合いじゃないなら…」
ジジジジ…
妹「…!」
男「な、なんの音だ…」
長髪「…」
長髪「さっそくおでましか…」
- 50 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 04:11:03.57 ID:0JpBK+610
男「お、おい…! それはどういう…!」
長髪「妹ちゃん! 準備はっ!」
妹「できてる…」
長髪「冷静だねぇ」フフッ
ジュィィィィィィィン…
音はベランダから聞こえる
カーテンをしている俺等からはソレがなんだかわからない
いや あまりわかりたくない
「なんだ気づかれたのかよ、チッ!」
「さっさと撃つぞ、発動しろ」
「はい」
- 51 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 04:23:19.62 ID:0JpBK+610
長髪「うーん… 防御か回避か… どっちにするか…」
妹「悩んでる時間はない…」
長髪「…となると?」
妹「エネルギーからして相手の術はレベル5式相当…」
長髪「空間転移か… これあまり使いたくねーけど」
男「…」
いみがわからない
なんだこの展開
男「…く、くるぞ」
「破術6式発動します」
妹「縛術5式「空間転移」…」
ジュュュュイイイイイイン…
チュドオオオオオオン!
男「うおおおっ!」
なにがなんだかわからん… かめはめ波を撃たれた…
なにがなんだかわからんが終わった…
絶対死んだ…
- 52 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 04:30:03.94 ID:0JpBK+610
ドオオオオオ…
地響きが大地ごと揺らす
一戸建てに向けて撃たれたその電磁砲は衝撃波で周りの家も塵に帰した
「…」
「チッ、逃がしてんじゃねぇよ…」
「すいません…」
「MPの無駄使いじゃねぇかよ!」ガッ!
「うっ…」
「はぁ… 今度のパートナーも使えねぇ…」
「…すいません」
- 53 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 04:36:26.07 ID:0JpBK+610
長髪「おい」
男「絶対死んだ… 俺死んだ…」
長髪「おい!」
男「終わった… ぜったいおわ」
妹「…」
長髪「おい」ゴッ!
男「いってぇ! なにしやがんだよ!」
男「って… あれ? 生きてる…?」
長髪「なにが死んだだよ…」
男「…」
さっきと変わらないリビング…
生きてる? 俺…
家も壊れてないし…
妹「この家の空間を移転し、相手プレイヤーの攻撃を回避した」
男「は?」
- 54 :暇つぶしにはなったなw おやすみ [] :2010/03/09(火) 04:45:43.12 ID:0JpBK+610
長髪「外みりゃわかる」
男「なんだ…?」
男「…!」
男「な、なんで公園の真ん中に俺ん家が…」
妹「あいての術式の規模があまりにも大きかった為こうせざるを得なかった」
俺「…いや、どうやって…」
長髪「話の続きだ、君はこれをふつうの殺し合いだと思ってる」
長髪「これは殺し合いでもスケールが桁違いだ」
男「…」
長髪「夢の中の自分は空を飛べるだろう?」
男「…」
長髪「こう思えばいい、君の本体はいま君んちのベットの上だ」
長髪「そして今の君は夢の中の君」
男「…?」
妹「いまの貴方は魔法が使える」
男「…お、俺が魔法?」
- 55 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 04:53:30.68 ID:inNJzdXb0
終わりかよ
- 56 :VIPがお送りします [sage] :2010/03/09(火) 04:57:02.10 ID:0JpBK+610
これで終わらせるかよ
続きかけっていわれたらかくが落ちるだろ
- 57 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 05:09:17.67 ID:inNJzdXb0
じゃあ保守るわ
一人で
- 58 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 05:55:25.97 ID:inNJzdXb0
と、思ったけど眠すぎて無理だ
- 59 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 07:16:10.71 ID:mlnziW2e0
俺がいるぜ
- 60 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 09:51:59.08 ID:P9Jl8O1J0
ふん
- 61 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 10:49:17.14 ID:0JpBK+610
妹「そう」
男「…」
ここまで来たらもう信じるしかない…
魔法ってあのことか…?
長髪「その魔法は基本的に破術、縛術からなる」
長髪「相手に物理的なダメージを与えたい時に使うのが破術、その他はすべて縛術だ」
男「…い、いきなりそんな言われても…」
長髪「まぁすこしづつ覚えていけよ」
男「…」
ルール説明でこんなのあったか?
わからん…
――――――――
- 62 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 11:04:26.63 ID:0JpBK+610
――――――――
パートナー「…」
チンピラ「あ」
パートナー「…」
チンピラ「あいつ一人じゃんw 殺してよくね?」
パートナー「…」
チンピラ「ほら、なんか魔法でぶっ殺せよ」
チンピラパートナー「はい」
チンピラパートナー「破術壱式…」
チンピラ「あ? 消えた?」
チンピラパートナー「…?」
チンピラ「逃げたのか?… んっ!」
ベキャ!
チンピラパートナー「…!?」
逃げたかと思われたソイツは
チンピラの後方に移動し、チンピラの首を180度回転させた
- 63 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 11:18:58.55 ID:U+Wn3vol0
そして時は動きだす・・・
吹っ飛べ!!
∧_∧
_( ´Д`)
/ ) ドゴォォォ _ /
∩ / ,イ 、 ノ/ ∧ ∧―= ̄ `ヽ, _
| | / / | ( 〈 ∵. ・( 〈__ > ゛ 、_
| | | | ヽ ー=- ̄ ̄=_、 (/ , ´ノ \
| | | | `iー__=―_ ;, / / /
| |ニ(!、) =_二__ ̄_=;, / / ,'
∪ / / / /| |
/ / !、_/ / 〉
/ _/ |_/
ヽ、_ヽ
- 64 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 11:21:42.73 ID:0JpBK+610
チンピラパートナー「…」
パートナー「…」
チンピラパー「私達の負けです…」
チンピラの様子はどうみても死んでいるだろう
どちらかが死ねば負けが決定するのだ
パートナー「…」
もう戦う理由はない
パートナー「…」
チンパー「では…」
パートナー「縛術2式「拒絶」」
チンパー「え」
トン
パートナーが肩に触れたその時――――――――
チンピラパートナーは6mほど弾き飛ばされた
チンパー「うっっ…!」ズサァ
- 65 :VIPがお送りします [] :2010/03/09(火) 11:34:26.61 ID:0JpBK+610
チンパー「うっ…」
パートナー「破術壱式「光串」」
休める暇を与えない
チンピラパートナーの四肢をめがけて光の矢がとぶ
グサササッ
チンピラパートナー「うっがァ…!」
パートナー「…」スタスタ
チンピラパートナー「っ…はぁ… はぁ…」
四肢を貫いた矢は地面に刺さり、チンピラパートナーを固定するような形になった
チンパー「…うっ… くっ」クネクネ
パートナー「…」スッ
地面に刺さった矢を蹴り飛ばした
ガコッ
ドプ…
チンパー「――――――――ッ!!!」
パートナー「破術壱式「光串」ザクッ!
容赦なし… 解放された片足に再度矢を叩きこむ
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