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兄「妹に挿入しながらぎゅっと抱きしめるのが気持ちよすぎる」
- 1 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2013/05/04(土) 21:03:56.26 ID:Qn2k86TL0
- 2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:04:27.33 ID:c93a8YQv0
>>5が書くってよ
- 3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:04:43.10 ID:ZAjAeGMcP
にんけはは
- 4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:04:52.28 ID:8vrU21650
はよ
- 5 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/05/04(土) 21:04:58.05 ID:R4XY7A1i0
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- 6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:14:31.71 ID:8vrU21650
兄「ってエロ漫画に描いてたんだ」
妹「はい」
兄「いやはいじゃなくてだな」
妹「兄さん、ついに頭までやられてしまったんですか?救急車呼びます?」
兄「携帯を持ち出すな!いいから最後まで話を聞いてくれ!」
妹「………話の如何によっては継母さんに報告しますからね」
兄「友から借りたエロ漫画があるんだけど」
妹「継母さーん、私の部屋に変態がいまーす」
兄「最後まで聞くって言ったのに!!!!」
妹「聞く価値が無いと私が判断しました、なので報告させてもらいます」
- 7 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/05/04(土) 21:32:45.82 ID:gCaDHfwgO
妹「ふぁぁ……」
コンコン
「入っていいか?」
- 8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:34:37.03 ID:8vrU21650
兄「母さんにだけは言わないでくれ!頼む!この通りだ!」ドゲザ
妹「土下座までするくらいならそもそもこんな下らない話しないでください」
兄「でだな、それがこのエロ漫画なんだ」
妹「なんでこの流れで話を続けるんですか?私が言ったこと分かってます、兄さん?」
兄「うん、分かってる分かってる。それで…どこのページだったかな?確かこの辺だったはず」
妹「どうしましょう、本格的に兄さんがおかしくなったのかもしれません」
兄「あった!ここのシーンだ!ほらここ!見てくれ妹!」
妹「そんなもの見せないでください!早く閉まってくださいってば!///」
兄「いやーこの程度のエロ漫画で赤面する妹は可愛いなー」ナデナデ
- 9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:41:39.71 ID:8vrU21650
妹「これが普通の反応です!兄さんが変態なんです!おかしいんです!」
兄「分かった、それじゃあ俺が問題のシーンを朗読するから聞いとけよ」
妹「お願いします兄さん、継母さんにはもう報告しませんからこの話をお終いにしてください」
兄「『妹好きだ、この世の誰よりも愛してる(キリッ)』」
妹「え!ちょっ!?いきなり何を言い出すんですか兄さん?私たちは義理とはいえ兄妹なんですよ///」
兄「『わ、私も兄さん!大好き!あ、あいしてるぅ!(裏声)』」
妹「……私の胸のトキメキを返してください、もう兄さんは死んだほうがいいと思います」
兄「『兄さん!最後にギュッとしてください!私気持ちよすぎてもう!(裏声)』」
妹「中途半端に演技が上手なのがまた腹が立ちますね」
- 10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:48:41.35 ID:8vrU21650
兄「『で、でも!このままだと中に!』」
妹「な、中って…表現が直接的すぎますよ全く///」
兄「『いいですから!中に出していいですから!だからギュッとしてください!兄さん!(裏声)』」
兄「『分かった!妹ぉおおおおお!好きだああああああ!』」
兄「『兄さあああああん!わらひもおおおおお!(裏声)』」
妹「ちょっと兄さん!声が大きいですって!継母さんに聞こえますよ!」
兄「『妹に挿入しながら抱きしめるのがこんなに気持ちいいなんて…タブーだなんて分かってる。でも俺はこの関係を止められない』」
兄「ここでこの話は終わりだ…というわけなんだよ」
妹「なにがというわけなんですか?それで結局兄さんは何が言いたいんですか?///」
兄「だから妹に挿入しながらぎゅっと抱きしめたい」
- 11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 21:59:01.38 ID:8vrU21650
妹「もう出て行ってください!兄さんみたいな変態にはこれ以上付き合えません!」グイグイ
兄「うわっと!そんなに押すなっての!分かったよ!出て行くって!」
妹「は・や・く!出て行ってください!」バタン
妹「はぁ…はぁ…兄さんはどうしてたまにあんな風に暴走するのでしょうか?」
妹「あの暴走癖さえなければ…優しくて…かっこよくて…完璧な兄さんなのに」
妹「でもああいうところがあるから兄さんは放っとけなくて…可愛くて…す、好きなんですけど///」
妹「私も大概変態さんですね、兄さんのことをどうこう言えないくらいに」
妹「ふぅ…もう兄さんのせいで汗かいちゃいました、少し休憩です」ゴロン
妹「ん?この漫画…どうして私の部屋に置きっぱなしにしていくんですか全く」
妹「こ、こんな漫画!下品です!下らないです!こんなもの直ぐに処分しないと!」
妹「すぐに…処分しないと…」
- 12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:01:48.88 ID:cYocsMLB0
パンツ吹っ飛んだ
- 13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:06:02.60 ID:j5ksZCst0
はよ
はよ
続きはよ
- 14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:06:38.51 ID:GKxfRBfg0
はよ
- 15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:10:19.12 ID:8vrU21650
妹「(どうせ処分するんですから少しだけ中身を確認しても…だ、駄目です!そんなエッチなことは!)」
妹「(でも兄さんの好みの女性を確認するという意味で…少しだけ覗いても罰は当たりませんよね?)」
妹「少し覗くだけですから…」ペラッ
妹「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜///」
妹「(漫画だけど…す、凄いです///本当にこんなことをいずれ私も体験するんでしょうか?///)」
妹「(何時か体験するのなら相手は兄さんがいいな…ってなんてことを考えてるんですか私は!?)」
妹「(あっこの漫画、さっき兄さんが朗読してくれた話ですね)」
妹「(この漫画の娘…黒い髪のストレートで…腰に届くくらいまで長くて…何だか私に似てるような?)」
妹「(っていくらなんでも美化しすぎですね…私はこんなに可愛くも無いですし…こんなに素直に兄さんへの気持ちを表したことも無い)」
- 16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:11:02.82 ID:UnrPMIPa0
ヽ`
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- 17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:18:37.56 ID:8vrU21650
『兄さん好きです、大好きです、どうしようも無いくらいに///』
『妹!分かってくれ!俺達は兄妹なんだ!社会的にも生物的にも俺達が愛し合うのは許されることじゃないんだよ!』
『じゃあ兄さんは私のことが嫌いなんですか!?』
『好きに決まってるだろ!妹じゃなくて!一人の女性として愛しちまってるんだ!』
妹「(ただのエッチな漫画だと油断していました…中々に読み応えのあるお話ですね)」
妹「(この二人は私たちとは違って本当の兄妹なのですね…でも私と兄さんは血の繋がりはありませんから…だから…)」
『にいさ…うむっ…はむっちゅっ…兄妹なのにキスしちゃいましたね?』
『これで俺とお前は共犯者だ…もう俺も逃げるつもりはないから…死ぬまで付き合ってもらうぞ』
妹「(キス…兄さんと…キスしたら私も…こんな顔になるんでしょうか?)」ツー
妹「(舌を絡めて…唾液を飲まされて…唇をアマガミされたら…私もこんな風に…腰も立たないくらいに…蕩けちゃうんでしょうか?)」
- 18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:26:06.02 ID:UvaijMDP0
はよ
- 19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:29:29.48 ID:8vrU21650
妹「(こんなに濡れるものなんでしょうか?一人でしてもこんなに濡れたことなんて無い)」
妹「(もしも兄さんにいじられたら私もこんな風に…自分から股を開いて…兄さんを誘ったりするんでしょうか?)」
妹「んっ…くぅ…濡れて…ます、兄さん…こんなに…」
妹「兄さんのことを変態なんて言っておきながら…こんなに濡れちゃってるんです」
妹「ごめんなさい…ごめんなさい兄さん…でもきもちくて…ひうっ!…止まらないですっ…!」
妹「こんなにエッチな妹でごめんなさい…!でも好きなんです!兄さん!くうううん!兄さん!」
妹「声止まらない…!兄さんに聞かれちゃう!エッチな妹だってばれちゃうよぉ…!」
妹「むぅううううう!ひぅっ!んんんん!(枕でなんとかすればバレないはずです…!)」
妹「にいふぁん…にいふぁん…にいふぁん…!あむっううう!」ビクッ!
妹「はぁ…はぁ…すごいです…こんなに濡れたの初めて…です」
- 20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/04(土) 22:31:11.74 ID:8vrU21650
なぜバイトがあると分かっていたのに書き出してしまったのか?
これからバイトなのにね、すまぬ
誰か書いてもいいし2時くらいまで残ってたら書こうと思う
- 33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 01:52:05.94 ID:9Mx7pysW0
帰宅
落ちてないのか(困惑)
お風呂入る
- 34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 02:05:12.05 ID:KbHqSR+G0
よく温まってこいよ
- 35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 02:05:58.71 ID:M3itZ3HAO
うーん、同じ物書きとして許せないんだが・・・
なにこの稚拙な文章^^;
- 36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 02:09:04.69 ID:9Mx7pysW0
兄「うーむ…流石に直接的過ぎたかな?『想いは言葉にしないと伝わらないんだ!』ってあの漫画にも描いてたのに」
兄「また読み返して妹との恋愛の何たるかを勉強しなおすか……あれ?無い!おいおいマジか!」
兄「もしかして妹の部屋に忘れたのか!?取りに行こうかな…いやいや今妹の部屋に行くのはなんだか危険な気がする」
兄「でも放っといたら間違いなく処分されちゃうし…そうなると友にネチネチ嫌味を言われるのは目に見えてることだ」
兄「気は進まないが取りに行くか!妹のご機嫌を取るためにアイスを持っていけば大丈夫!のはず!…多分…大体は…きっと」
兄「なぁにがいいかな〜♪俺はバニラだろーで、妹にはチョコミントするか!あいつがバニラを食べたがったら一口あげれば問題無し!」
兄「天才すぎて自分が怖い…!妹よ!待っているがいい!兄の完璧な計略にかかればお前なんか我が手の内よ!」
- 37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 02:27:19.52 ID:9Mx7pysW0
妹「シーツをこんなに汚してしまうなんて…どうすればいいでしょうか///」
妹「みんなが寝静まってからこっそり洗濯機に入れてしまえば…でもそれだと継母さんにばれてしまう可能性があります///」
妹「自分で一度洗ってから洗濯機に入れるしか無いですね…今日はシーツ無しで寝ないと」
兄「おーい妹ー!さっきはごめんなー!」コンコン
妹「に、兄さん!?どどどど、どうしたんですか!?いきなり!?」
兄「いやーさっきは悪かったなと思ってさー!お礼にアイス持ってきたから一緒に食べないかー!?」
妹「(どうしましょう!?この乱れたベッドに不自然に濡れたシーつ!?言い訳なんて出来るはず無いです!)」
妹「兄さんの気持ちは嬉しいですが…こんな時間にアイスを食べると太ってしまうので兄さん一人で食べてください」
兄「なにっ!?(俺の完璧な作戦が早くも破られるだと…!こうなったら作戦を変更する!)」
兄「そうか…そうだよな、こんな変態なお兄ちゃんと一緒にアイスなんか食いたくないよな…ごめん妹の気持ちも考えないで」
妹「に、兄さん?別にそんなに深い意味は無いんですよ?ただ本当に今はアイスを食う気分では無いんです」
兄「いや、いいんだ。そういう慰めは今の俺には必要ないよ…反省しながらリビングで一人アイスをしてくるよ」
妹「わ、分かりました!一緒にアイス食べますから!だから少しだけ外で待っていてください!いいですか!?私がいいと言うまで絶対部屋に入らないでくださいね!」
兄「はーい(必殺!妹の優しさに訴える作戦!成功しました!隊長!)」
- 38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 02:41:42.26 ID:kyajt7Kc0
いもぺろしえん
- 39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 02:46:02.87 ID:9Mx7pysW0
妹「(とりあえずベッドを整えて…!シーツの濡れた部分にはタオルケットを置いてごまかしましょう…!これならバレないはずです…!)」
妹「お待たせしました…どうぞ、兄さん」
兄「本日2度目のおじゃましまーす」
妹「(兄さんの注意がベッドにいかないようにしないと…!)兄さん、アイスを食べるならテーブルの前に座ってください」
兄「え?いつもは妹もベッドに座って食ってるじゃん」
妹「きょ、今日はシーツを整えたばかりなので!ベッドに座って欲しくないんです!だからテーブルで食べましょう!」
兄「そうなの?確かに綺麗にベッドメイキングされてるもんな、ごめんごめん」
妹「分かってくれればいいです、それでは兄さんはこのクッション使ってください」
兄「ん、ありがと。アイスどっちがいい?バニラとチョコミントあるけど」
妹「それではチョコミントで」
兄「やっぱりな」
妹「やっぱりって何ですか?別にバニラでもいいですけど兄さんがバニラを食べたいだろうから私はチョコミントにしたんですからね」
兄「はいはい、溶けるから早く食べようぜ」
妹「むー…なんだか馬鹿にされてる気がします…いただきます」
兄「いただきまーす」
- 40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 02:50:58.49 ID:q7/lY7OwO
かわいい
- 41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 03:01:03.08 ID:9Mx7pysW0
兄「うむ、やっぱりハーゲンダッツは他のアイスとは格が違うな!」
妹「美味しいですけど…これって兄さんの秘蔵アイスではないのですか?」
兄「そうだけど…まぁ妹と仲直り出来るんならこれくらい安い出費ってもんさ(ニコッ)」
妹あの…その…はぅうう…ありがとうございます…///(さっきのことのせいで兄さんの顔をまともに見れません…!)」
兄「ん?どうした?もしかしてバニラも食いたいのか?」
妹「いえ…そういうわけでは」
兄「遠慮すんなって!ほら一口やるからアーン」
妹「あ、あ、ああああアーンって!?何を考えてるんですか兄さん!?(これだと間接キスになってしまうじゃないですか!?でもでもでも兄さんとなら…ってもう!さっきから変なことばっかり考えてしまいます!)」
兄「だからバニラ一口あげるから、はいアーン」グイッ
妹「で、ですから兄さん!こういうのは兄妹では良くないと…」
兄「アーン」ググイッ
妹「………あむっ///」
兄「美味いか?」
妹「美味しい…です///」
兄「そんならよかった」
- 42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 03:02:14.39 ID:q7/lY7OwO
今気付いたが
>>37
妹「アイスを食う気分では無いんです」
男らしいかわいい
- 43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 03:17:29.66 ID:9Mx7pysW0
妹「…兄さんもチョコミント一口食べたいですか?」
兄「アムッ、くれるんなら一口食べたい」
妹「じゃあ私からも兄さんに一口あげますから…口開けてください」
兄「分かった、アーン」
妹「(口を開けた兄さん…なんだか可愛いです///)では行きますよ、あ…アーン」
兄「あむっ…うん!美味い!またチョコミント買って秘蔵アイスに補充しておくか」
妹「(兄さんが食べた後のスプーン…これで残りのアイスを食べるんでしょうか…兄さんの唾液が付いたこのスプーンで…アイスを食べる…)」
兄「早く食べないと溶けちゃうぞー?」アムアムッ
妹「そうですね!と、溶けちゃいますもんね!アイスが溶けたら仕方ないですから!早く食べないといけませんので!このスプーンで食べてしまいます!アムッ!」
兄「あむっそういえばこれって間接キスだな」
妹「ごほっげほっ!なななななななにを言い出すんですか!?兄さん!妹と間接キスなんて兄さんはやっぱり変態です!」
兄「いやただなんとなくこれも間接キスになるのかなーと思っただけで」
妹「私たちは!兄妹ですから!今のはノーカウントでしゅ!きききき、キスの内には入りません!」
- 44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 03:29:45.36 ID:9Mx7pysW0
兄「そうか…まぁ兄妹だもんな。そういうもんだよな」
妹「そうですよ、兄さんは変態だからそんな考えになってしまうんです///」
兄「変態なことは否定しないけどさ」
妹「そこは否定してくださいよ兄さん…兄として」
兄「変態じゃなけりゃ妹の前でエロ漫画を朗読したりしないさ!はっはっはっ!」
妹「なんで誇らしげなんですか?決して誇れることではありませんよ!むしろ恥じてください!」
兄「それでだな、妹さんよ」
妹「都合の悪いことは完全スルーですか、もう慣れてますからいいですけど」
兄「例のエロ漫画を返してくれませ「駄目です」
兄「否定が早い!食い気味で即否定されたよ!」
妹「あれは私が責任を持って処分します、なので兄さんは友さんへの言い訳を考えておいてくださいね」
兄「頼むー!そこをなんとかー!あれもう絶版だから買いなおすことも出来ないんだってー!友に返さないと何を言われるか分かったもんじゃないんだよ!」
妹「そんなものをどうして私の前で朗読して!その上私の部屋に忘れて置いていくんですか!?」
兄「だから妹に挿入しながら」
妹「もうそれはいいですから!とにかくこの漫画は返すわけにはいきません!諦めてください!」
- 51 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/05/05(日) 05:31:05.57 ID:6JVBm8C20
うーん、敬語義妹とかちょっとありがちすぎてつまらないんだが・・・
おちんちんも全然反応しないよ
- 52 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 06:31:39.65 ID:uBgK1OyQ0
王道ですよ王道
- 67 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 13:03:43.31 ID:9Mx7pysW0
兄「なんとかなりませんか?」
妹「なりません!」
兄「もう二度とあんなことしない!あの本は明日すぐに友に返す!だからお願いします!」
妹「駄目なものは駄目なんです!それに兄さんのことだからアイスをあげれば返してもらえかなーくらいの考えでいたんでしょう?」
兄「そんなことありませんよ」
妹「それなら私の目を見ながら言ってください」
兄「分かった、では妹の目を見よう(ジッー)」
妹「いいですよ、兄さんの嘘くらい直ぐに見抜けるんですから」
兄「(ジッー)」
妹「……あの?兄さん?何か言ってもらえませんか?」
兄「(ジッーーーーーーー)」
妹「兄さん…あの…そんなに見つめられると…困ります///」
兄「(ジッーーーーーーーーーーーー)」
妹「に、兄さん!また私のことをからかってるんですね!もう知りませんから!///」
- 68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 13:13:13.50 ID:9Mx7pysW0
兄「妹はやっぱり可愛いな」ナデナデ
妹「ひゃう!?どどどど、どうしたんですかいきなり!?何で私のほっぺを撫でるんですか!?」
兄「改めて妹の顔を眺めてるとさ、なんだかこう…無性に撫でたくなったんだ」ナデナデ
妹「だからってこんな急に撫でられると…困ります///私にも心の準備ってものがあるんですから」
兄「じゃあ撫でてもいい?」
妹「…嫌だと言ってもどうせ聞かないんでしょう」
兄「妹が本当に嫌なら止めるけど」
妹「兄さんが続けたいのなら続けても構いません…それほど嫌ではありませんので///」
兄「うーむこの触感、マシュマロか何かで妹のほっぺは出来ているのだろうか」ムニッ
妹「ふぉんなふぁけふぁいでひょう、にいひゃんなでるのはいいけどつねるのはひゃめてくだふぁい」
兄「止めろと言われても手が勝手に動くのだから仕方ない」ムニムニッ
妹「おこりまふよ?」
兄「怒るのかー怒られるのは嫌だなーでもなー気持ちいいんだもんよー」ムニムニッ
妹「わたひはきもひくありまふぇん、むしろふかいでふ」
- 71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 13:29:30.92 ID:9Mx7pysW0
兄「妹が嫌ならしょうがない、普通に撫でることにしよう」ナデナデ
妹「んっ…そうです、普通になら撫でてもいいですから」
兄「髪また伸びたな、前切ったのいつだっけ?」
妹「前切ったのは2年生になったときに直ぐでしたから…ちょうど1年前くらいです」
兄「もうそんなになるのか、そりゃ伸びるわけだ」
妹「髪を切ったほうがいいですか?」
兄「いーや!このままでいい!こんなに綺麗な髪を切るなんてもったいない!」
妹「兄さんはやっぱりロングが好きなんですね」
兄「うん、どんな髪型の妹も好きだけどやっぱりロングの妹が一番だよ」
妹「妹に向かってそんなに簡単に好きだなんて言わないでください」
兄「好きなものは好きなんだ、それを隠すのは俺の性に合わん」
- 72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 13:35:28.86 ID:9Mx7pysW0
妹「………兄妹なんですよ、隠さないと駄目に決まってるんです…だから…」
兄「だから?」
妹「何でもありません……兄さん、私はもう眠たいのでそろそろ部屋から出て行ってください」
兄「そっか、じゃあアイスの空は俺が片付けておくから。お休みな」
妹「…お休みなさい、兄さん」
バタンッ
兄「何だか妹怒ってたような、いや怒ってるというより、なんかもっとこう泣き笑いみたいな表情を…」
兄「撫ですぎたかな?実は嫌だったとか、そうだとしたらへこむなーかなりへこむなー」
兄「ふああああ…ねみぃ…俺も寝よ、何か忘れてるような気がしないでもないような」
兄「あっエロ漫画どうしよう」
- 73 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 13:45:20.92 ID:9Mx7pysW0
妹「(兄さんはやっぱり変態です…義理の兄妹で血は繋がっていないとはいえあんなに簡単に妹に好きだなんて言うなんて)」
妹「(私がどれだけ迷っているのかもしれないで…一人だけ平気な顔して私にあんな真っ直ぐに好意を向けてきて)」
妹「(私も好きに決まってるじゃないですか…ずーっと二人で一緒に居たんですから、好きにならないほうが無理なんです)」
妹「(でも兄妹だから…兄さんは兄さんで私は妹だから・・・我慢してきたのに、好きになっちゃ駄目だって自分に言い聞かせてきたのに…)」
妹「(そんな私の葛藤を何も知らないで…いつもそんなものを気にしないで乗り越えてくるんだから…本当に兄さんはどうしようもないくらい変態です)」
妹「(でも好きだと言われてこんなに喜んでる私もやっぱり変態なんでしょうね)」
- 74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 14:00:07.26 ID:9Mx7pysW0
―朝―
母「お兄ちゃーん!起きなさーい!遅刻するわよー!」
兄「うん?あーもう朝か…布団が気持ちいいので…もう少し寝たい」
兄「……zzz」
母「ほーら!二度寝しないの!起きた起きた!」ガバッ
兄「あー布団が…んーーーー分かった!はい!今起きました!おはよう母さん!」
母「はいおはよう、相変わらずスイッチの切り替えが早いわね。朝ごはんもう出来てるから早く食べないと冷めちゃうわよー」
兄「はーい…くぁあああ…顔洗わねーと」
母「ちゃんと目ヤニも取るのよー!せっかくのイケメンが台無しなんだから」
兄「実の母親にイケメンって言われても全然嬉しねーや」
母「いいから早く準備しちゃいなさい」
- 75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 14:18:05.63 ID:9Mx7pysW0
兄「いただきまーす……味噌汁うめぇ」
兄「そういえば母さーん、妹は?」
母「もう学校行ったわよ、今日は日直だから早く行かないといけないんだって」
兄「日直ぅ?まだ7時なのに?そんなに早くに行くほどでも無いだろうに」
母「母さんに言わないでよーとにかくお兄ちゃんも早く食べちゃってね、食器洗いたいから」
兄「はいはーい(やっぱり怒ってんのかな?いきなりあんなことしたらそりゃ怒るか)」
兄「(今日帰ってきたらまた謝るか、なんか昨日から俺謝ってばかりだな)」
兄「(…妹も来年には高校生だもんな、もう気軽に遊んだり撫でたりするのも嫌がるお年頃か)」
兄「(今までは妹が嫌がらないから続けてきたけれど、妹が優しかっただけで本当は嫌がってたのかもしれないし)」
兄「(もうああいうスキンシップも止めたほうがいいのかな…妹のことは好きだ…けれどもそれで妹を怒らせて傷つけるくらいなら…)」
兄「(俺は身を引いたほうがいいんだと思う…妹が言う通り俺と妹は兄妹なんだから)」
- 76 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 14:29:05.87 ID:9Mx7pysW0
母「なーにをぼっーとしてるの!早く食べちゃいなさいってば!」
兄「うぇ!?あーごめん!母さん!今から食うから!」
母「シャッキとしないわね、妹ちゃんも浮かない顔してたけど何かあったの?」
兄「何か有ったような何も無かったような…有ると言えば有るし無いと言えば無いとも言える」
母「何か有ったのね?」
兄「はい、有りました」
母「ふーん…まぁ何がどうしたかなんて一々聞かないわ、お母さんから言いたいことは一つ。二人が最善だと思う答えを見付けなさい」
母「二人が幸せなら母さんはそれで何も言うこと無いんだからね」
母「ってもうこんな時間じゃない!母さんも出ないと!食器は自分で洗っておいてね!じゃあ母さん仕事に行ってくるから!」
兄「いってらっしゃーい」
母「いってきまーす、あと今日母さんも父さんも帰ってこないから!戸締りちゃんとしておいてねー!」
兄「はいはーい」
兄「最善だと思う答えか…そりゃ最善の答えなんて一つしか無いよな」
- 77 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 14:45:08.94 ID:9Mx7pysW0
兄「というわけなんだ、ごめん」
友「いやごめんてお前」
兄「もうごめんとしか言いようが無い、なぜあんなことをしてしまったのか自分でも分からないんだ」
友「え?なに?もうお前の手元に無いの?妹ちゃんが持ってて返ってくる見込みはゼロなの?」
兄「ゼロでは無いと思うが返ってくる可能性は限りなく無に近いな」
友「あぁあああああああああああん!?お前自分が何したか分かってんのか!?もうあの本絶版なんだぞ!」
兄「本当に申し訳ないとは思ってるんだって!だからこうして下げたくも無い頭を下げてるんだ!弁償するから頼む!許してくれ!」
友「下げたくないのかよ!心から反省してるのから喜んで頭を下げろよ!」
兄「申し訳ないとは思うがお前に頭は下げたくない!そこを曲げてまで俺は謝っているんだ!これがどれだけのことかお前なら分かるだろ!」
友「分かるかっ!それにお前気軽に弁償するって言ってくれちゃってるけどあの本が今いくらすんのか知ってんのか!?」
兄「知らんけど絶版されたとはいえ漫画だろ、そんな高値には」
友「今オクに出品されてる同じ漫画の値段がこれだ」
兄「……俺が思っていた値段より桁が二つほど多いんだけど」
友「だから言ったろうが!貸すけど希少品だから変なことに使うなよってよおおおおおお!」
- 80 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 15:09:58.42 ID:9Mx7pysW0
兄「変なことには使ってない!一瞬変なことに使おうかとも考えたがお前の顔がちらついて萎えたから止めておいた!」
友「お前のオナニー事情なんか知らんわ!それに妹の前でエロ漫画朗読するとか高等なプレイ過ぎて流石の俺でも予想出来るか!」
兄「ははっ、俺にも分からないんだからお前に分かるわけないだろ」
友「お前本当に反省してんのかコラアアアアアアアアア!!!きっちり全額請求してもいいんだぞてめええええええ!」
兄「本当にすいませんでした、マジでごめんなさい」ドゲザー
友「綺麗な土下座しやがって!…わーったよもう頭上げろって。俺が買った時はこんなアホみたいな値段じゃなかったし、お前には色々借りもあるしな」
兄「うしっ!いやーすまんかった!お前ならそう言ってくれると俺は信じてた!」
友「だから切り替え早いんだよ!もっと申し訳なさそうにしろや!許す気無くすわ!」
兄「申し訳ないとは思ってる、だから俺に出来ることなら何でも言ってくれ。しっかり体で返させてもらうから」
「カラダデカエスダッテ…」 「ヤッパリトモクントオトコクンッテサ…」 「ドッチガウケナノカナ?」 「イガイトオトコクンガウケダッタリシテ」
友「何だろう!?お前の不用意な発言のせいで今ものすごい勢いで誤解されている気がする!?」
男「そんなの気にするなよ、外野がどう言おうと俺とお前の貸し借りだ」
友「意味深な発言を止めろおおおおお!また俺とお前のホモ疑惑が学校中に広まるかもしれんぞ!しかも大体お前のせいで!」
- 81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 15:27:43.02 ID:9Mx7pysW0
兄「俺のせい?んなわけ無いだろ、俺はこんなにも妹を愛してるのに」
友「あーはいはい、そーですねー。お前の妹ちゃんへの愛はもう聞き飽きたよ」
兄「飽きた、だと?日々愛らしく成長する我が妹に向かって飽きた、とお前ごときが言っていいと思うのか?」
友「毎日妹ちゃん可愛い可愛い!聞かされるこっちの身にもなれっての!それに俺は妹ちゃんのこと見たこと無いんだぞ!」
兄「お前なんかに妹を見せてたまるもんか」
友「しっかし妹がそんなにいいもんかね〜?俺にも妹居るけどお前の気持ちが分からんわ」
兄「お前は妹への愛が足りないんだよ。あんなに可愛い存在はこの世に代わりは無い、妹の全てを愛せ」
友「話を聞く限りお前んところ妹ちゃんはあれだろーちゃんと兄を立ててくれて優しくてよー暴言を吐いたりしないだろ」
兄「昨日は変態と罵られたがな」
友「俺からしたらそんだけで済んでるだけで奇跡みたいなもんだっての」
- 82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 15:42:13.10 ID:9Mx7pysW0
兄「お前の妹の話を聞くのってなんだか新鮮だな、仲悪いのか?」
友「悪いなんてもんじゃないっての!最悪の部類に入るな」
兄「うーん…例えばどんな風に仲が悪いんだ?想像がつかん」
友「例えば?まずただいまーって言っても反応してくれねーだろ、そんで飯が出来たぞーって呼んでも反応無し、二人で飯食っても終始無言だし、会話しても『兄貴、醤油取って』『あい』くらいのもんだな」
兄「マジか?そんな兄妹がこの世に存在していいのか?」
友「いやいやこんなもん序の口だっての!飯食って風呂入ったらもう部屋から出てこないし、最近した会話なんて俺が深夜アニメ見てたらすーっと部屋から出てきて『高校生にもなってアニメとか…キモッ』だぞ」
兄「それは会話というより一方的に馬鹿にされただけだろ」
友「だからろくに会話をしてないんだよ、まぁでも普通の姉妹なんてこんなもんじゃねーの?」
兄「普通の姉妹…か、やっぱりそのくらいの距離感が普通なのかな?」
友「お前んとこがベタベタしすぎなんだって。ウチのほうが間違いなくありがちな思春期の姉妹だよ」
兄「兄からスキンシップを取ったりするのは普通ならおかしいと思うか?」
友「スキンシップってどれくらいの?」
兄「髪をすいてあげたりほっぺを撫でたり…とか」
友「mjd?」
男「マジだよ」
- 83 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 15:43:47.44 ID:uBgK1OyQ0
マジっすか
- 84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 15:45:21.54 ID:e26V9cxo0
登場人物無駄に増やすなよ
- 85 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 15:54:18.06 ID:9Mx7pysW0
友「いやそれは無い!いくら距離感が近いとはいえそれは無い!漫画かアニメの世界じゃあるまいし!」
兄「そうか、そうだよな…普通の感覚だと有り得ないんだよな」
友「お前のところがどうかは知らないけどよ、普通で言えばちょっと無いと思うわ」
兄「へんなこと聞いてすまんかった。ありがとな、参考になった」
友「 ? 何か知らんけど参考になったんなら何よりだ」
兄「しっかしお前にも妹が居たなんてな、一人っ子だと思ってた」
友「これでも家ではちゃんと兄貴してんだよ」
兄「ちゃんと?妹と仲悪いのに?」
友「うるせぇばーか変態兄貴」
兄「お前が兄と呼ぶな、虫唾が走る」
友「俺も呼んでて気味悪かったわ」
- 86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 16:11:59.82 ID:U4bpMzkS0
はよ
- 87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 16:14:05.13 ID:9Mx7pysW0
○○中学校 昼休み 屋上
妹「…いただきます」
妹「(バツが悪くて兄さんと顔を合わせないように早くに学校に来ましたが…兄さんは気に病んでいないでしょうか?)」アムッ
妹「(兄さんのことだから…変に気にして悩んだりしないといいんですが)」
妹「(家に帰ったら昨日のことは気にしてませんってちゃんと伝えておかないといけませんね…でないとまた兄さんが暴走して変なことをしでかすかもしれません)」
ヤンキー女(以下ヤン女)「おっもう来てたのか、うっす妹」
妹「ヤンキーさんですか、こんにちは」
ヤン女「妹さぁ…いい加減そのヤンキーさんって呼び方止めろよ」
妹「今時そんな長いスカート履いてて髪も伸ばし放題なんてヤンキーさん以外呼び方がありません」
ヤン女「このスカートは母ちゃんのお下がりで気合の表れなんだよ!それに髪ならお前も校則ガン無視で腰まで伸ばしてんじゃねーか!」
妹「ヤンキーさん、そんな遠いところで話してないでこっちに来て座ってください」
ヤン女「無視か!私の話は無視か!?ったく妹と話してるとこっちの調子が狂うな」
妹「無視してるわけではありません、この会話を続けてもお互い無駄だと思うので打ち切らせてもらったんです」
- 90 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 16:29:10.12 ID:9Mx7pysW0
妹「今日もヤンキーさんのお弁当は美味しそうですね」
ヤン女「あん?そんなこと無いっての、こんなのただの弁当だって」
妹「そんなことは無いと思います、お肉に野菜に海藻に栄養のバランスもしっかり考えられた素晴らしいお弁当じゃないですか」
ヤン女「無駄に凝りすぎなんだっての!あの馬鹿兄貴…!弁当箱もなんだよコレ!私のキャラに合わないだろ!」
妹「お兄さんの手作りお弁当を食べてる時点でもうヤンキーとしての威厳も何も無いと思うんですが」
ヤン女「しょ、しょーがーねーだろ!要らないって言っても毎日作ってくれるし!毎日パン買ってたら小遣いなんて直ぐに無くなるしよ!!しょーがーねーから嫌々食べてやってるんだよ!私は!」
妹「相変わらず素直じゃないですね」アムッ
ヤン女「はぁあああああん!?何言ってんの!?こんな弁当食いたくもねーし!別に残した弁当見て兄貴が悲しい顔しようと知ったこっちゃねーんだよ!」
妹「お兄さんの悲しむ顔が見たくないから毎日ちゃんと残さずお弁当を食べてるんですね」
ヤン女「私の話を聞けええええええええ!どうしてそうなるんだよ!?いい加減にしろよな!!!」
妹「…じゃあ私のお弁当をあげるのでヤンキーさんは今日のお弁当を残してください」
ヤン女「なっ!?その弁当食べたら妹が午後から腹減るだろが!」
- 91 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 16:44:28.28 ID:9Mx7pysW0
妹「私はもうおなか一杯です、ですのでどうぞ」
ヤン女「い、要らないって!それに私が妹の弁当食べたら妹のことを想って作ってくれた人の想いが無駄になっちまうだろーが!」
妹「…フフッ…フフフフッ…フッフッフ…ハァー」
ヤン女「妹おおおおおお!お前!笑っただろ!私のことからかって遊びやがったなこのやろー!」
妹「クスクスッ…ごめんなさい…からかったわけじゃないんです…ただ…」
ヤン女「ただなんだよ?あぁん?」
妹「ヤンキーさんが…冗談なのに本当に動揺してるから…そんな気合の入った制服なのに…フフッ…お弁当を作ってくれた人の想いとか…ヤンキーさんって良い人だなと思うとなんだか…可笑しくって…フフフッ」
ヤン女「やっぱりからかってんじゃねーか!あ〜〜〜〜〜くそっ!もう知るか!私は弁当食うからな!」
妹「フフッ…ごめんなさい…ヤンキーさん、卵焼き一つあげるから許してください」
ヤン女「卵焼きで許してもらえると思ってんじゃねーよ!」
妹「じゃあ許してくれないんですか?」
ヤン女「…卵焼きくれなくても許してやるよ、ってもう卵焼きが弁当箱に入ってるし。ほらお返しにコロッケ一つやるよ」
妹「…ヤンキーさんは良い人ですね」
ヤン女「いいから早く食えよ!///」
- 92 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 16:46:03.60 ID:9Mx7pysW0
ちとPCから離れます
- 97 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 18:11:28.41 ID:mlur6JrV0
この時間は落ちるのはやいから...
- 98 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 18:21:22.91 ID:9Mx7pysW0
妹「ヤンキーさん…折り入って相談があるのですが?」
ヤン女「あぁん?お前が、私にか?」
妹「はい…ヤンキーさんにだからこそ相談出来ることなんです」
ヤン女「私だからこそ、か。へへっそう言われると悪い気しねぇな、それで何を聞きたいんだよ?」
妹「…私には好きな人がいるんです」
ヤン女「ちょっ!ちょっと待ってくれ!?もしかして恋愛相談なのか!?」
妹「はい、そうですけど」
ヤン女「それをどうして私に相談するんだよ!?お、おかしいだろどう考えても!!!」
妹「ですがこんなことを相談出来る同年代の女の子はヤンキーさんしかいません…だから何でもいいんです、ヤンキーさんの意見を聞かせてください」
ヤン女「へっそう言えば私も妹もクラスじゃあろくに話す友達いねーもんな。まぁ私はこのナリだからしょーがないけどよ」
妹「それならば私も似たようなものです…知らない人と話す時どうしても緊張して上手く話せませんから」
ヤン女「その割には私に初めて会ったときからズケズケと物を言ってたと思うがな」
妹「そうですね、でもヤンキーさんは特別ですから」
- 99 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/05/05(日) 18:32:58.80 ID:aCsydSFo0
きたか
- 100 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 18:35:28.06 ID:9Mx7pysW0
ヤン女「特別ってどういうことだよ?」
妹「初めて会って話した時に思ったんです。この人なんか犬みたいで可愛いな、と」
ヤン女「犬っ!?おいっ!それは褒めてんのか!?それとも馬鹿にしてんのか!?」
妹「もちろんです、それはもう最高の褒め言葉ですよ」
ヤン女「嘘付けぇ!絶対に馬鹿にしてただろ!もうこの話はいいから!とにかくその相談ってのを聞かせろよ!」
妹「そうですね、話が横道に逸れてしまいました」
ヤン女「誰のせいだよ?誰の?」
妹「私には好きな人がいて、その人は私にもいつも優しくしてくれるんです」
ヤン女「またスルーされた!?…もうつっこむのも馬鹿らしくなってきた」
妹「かっこよくて優しくて…少し変なところもあるけど…私はその人のことが大好きです」
ヤン女「お、おう(なんだか友達のこととはいえこういう話を聞くのってむず痒いな///)」
- 101 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:01:53.95 ID:mlur6JrV0
はよ
- 102 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:10:04.81 ID:9Mx7pysW0
妹「きっとその人も私のことを好きでいてくれて…私はその人と話すのが…触れ合うのが…嬉しくて…楽しくて…」
ヤン女「つまり二人は両思いってことなんだろ?そんなら何の問題無いんじゃねーの?」
妹「いえ一つだけ大きな問題があるんです…私たちが互いを想い合うのは…普通に考えればおかしいことなんです」
ヤン女「ん?どういうことだよ?」
妹「その人っていうのは私の…兄さんなんです」
ヤン女「兄さん?……まさか兄さんって妹の兄貴のことか!?」
妹「はい…義理のですが」
ヤン女「いや義理のとはいえ兄貴だろ!?それはちょっとまずいんじゃねぇのか!?」
妹「…そうですよね、おかしいですよね。それは私も分かってるんです、でも…それでも…兄さんが好きなんです」
ヤン女「マジ…なのかよ?」
妹「本気です…私は本気で兄さんが好きなんです」
- 103 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:10:31.42 ID:IOkFIthN0
いもにゃんきゃわわしえん
- 104 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:28:04.58 ID:9Mx7pysW0
ヤン女「なんだよ、そんなら答えはもう出てんじゃん」
妹「…え?それって…」
ヤン女「妹はさ、多分だけど誰かに自分の想いを認めてもらって…そんで背中を押してほしかったんだろ」
ヤン女「そりゃ義理とはいえ兄妹なんだし普通に考えれば駄目なことだってのは私でも分かる」
ヤン女「でも…それでも…駄目なことだって分かってても止められるもんじゃねーだろ」
ヤン女「本気で好きだってんならなお更…だから私が妹の本気を認めてあげる!そんで背中も押してやるよ!」
ヤン女「好きなら好きでいいじゃねぇか!好きだーってその思いを全部兄貴にぶつけてやれよ!」
ヤン女「そんでもしどんなことになったとしても…私だけは絶対に妹の友達で居てやるから…さ」
妹「ありがとう…ヤンキーちゃん」
ヤン女「ふんっ!礼を言われるようなことしてねーよ!友達の相談に乗ってあげただけだしな」
妹「そうだね…もう答えは出てたのに…怖くて踏み出せなかった…でもヤンキーちゃんに認めてもらって…なんだか胸が軽くなった気がする」
- 105 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:30:23.50 ID:0IhTlax10
ほえー
- 106 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:42:11.90 ID:n+XLYvicO
ヤンキー△
- 107 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:45:14.56 ID:9Mx7pysW0
妹「私…兄さんに自分の気持ちを伝えようと思う…どんな結果になるかは分からないけど…後悔だけはしたくないから」
ヤン友「頑張れっていうのもおかしいけど…とにかく頑張れよ!応援してっから!」
妹「うん…頑張るね…何を頑張ればいいかはよく分かんないけど…」
ヤン友「うっせーな!一々揚げ足を取んなよな!そんなんだから私以外にろくに友達できねーんだよ!」
妹「…出来なくてもいい」
妹「…ヤンキーちゃんが友達でいてくれるなら他に友達なんて出来なくてもいい…って私は思う」
ヤン友「んなっ!?妹はよくそういう恥ずかしいことをさらっと言えるよな、ったく」
ヤン友「まぁ友達はそんなに多く居ても色々めんどくさいだけだし!私も…妹が居れば友達が出来なくても大丈夫っ!なんだよ!」
妹「うん…私たちは友達…だから
ヤン友「うんうん友達だから早く飯食おうぜ!」
妹「ヤンキーちゃん…顔赤いよ?」
ヤン友「あ、赤くねーっての!///」
- 108 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 19:58:34.71 ID:9Mx7pysW0
兄「(俺が妹を好きでいても…きっと妹や継父さんや母さんにも迷惑がかかるだけだ)」
兄「(母さんにも言われたじゃないか、最善の答えを選べって)」
兄「(最善の答え、それは俺達が普通の兄妹になることに決まってる)」
兄「(だから俺は自分の気持ちに嘘をついてでも妹のために、『普通』の兄妹にならなくちゃいけないんだ)」
妹「(兄さん…私は今まで自分の気持ちに背を向けてきました…でも…もうこれ以上我慢したくないんです)」
妹「(…父さんや継母さんを悲しませることになったとしても…私はそれでも兄さんのことが好きなんです)」
妹「(兄さんともっと話したい…触れ合いたい…もっと繋がっていたい)」
妹「(だから私は自分の気持ちに正直になって…この想いを兄さんに伝えます…!)」
- 109 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 20:05:19.28 ID:0IhTlax10
ぽえ〜ん
- 110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 20:11:12.11 ID:TmaQPPfw0
はよ
- 111 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 20:13:23.37 ID:9Mx7pysW0
夕方
兄「(あぁー気が重い、嘘とはいえ妹との距離を置かないといけないなんて)」
兄「(今日から妹の髪をすいてあげることも…撫でてあげることも出来ないのか)」
兄「(そんな何の張りも無い生活が…これから続くのか!うがあああああああああああああ!嫌だああああああ!)」
兄「(でも…それでも我慢しないといけないんだ!『普通』の兄妹に戻るんだから!)」
妹「兄さん?家の前で何してるんですか?」
兄「うおおおおおお!妹!どうしたんだこんなところで!?」
妹「こんなところでって…兄さんこそ玄関の前で何をのた打ち回っているんですか?」
兄「え?いやーちょっと精神統一の儀式をな!とにかくなんでもないんだ!はっはっは!」
妹「相変わらず変な兄さんですね、早くウチに入ってください…晩ご飯もう出来てますよ」
兄「そっか、今日継父さんも母さんも居ないんだっけ」
妹「はい、ですから私が晩ご飯作りました。冷めないうちに食べましょう、兄さん」
- 112 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 20:22:28.01 ID:0IhTlax10
わっふるわっふる
- 113 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 20:27:47.88 ID:9Mx7pysW0
兄「ただいまー」
妹「お帰りなさい、ちゃんとうがいと手洗いをしてくださいね。ご飯の準備しておきますから」
兄「はーい(このやり取りは普通だよな?…そういえば普通の兄妹ってどんなことするんだ?普通の兄妹ってのがそもそもよく分からん!)」
妹「今日は兄さんの好きなチーズハンバーグとクリームシチューですからね」
兄「本当に!?やったー!ありがとな!」ダキッ
妹「ちょ!ちょっと兄さん!?」
兄「ごっごめん!ついつい嬉しくてさ!」
妹「あっ…その…ならばいいですから…早く手を洗って来てくださいね」
兄「おう、あの…ごめんな妹(駄目だ!今ままでの習慣のせいでついついスキンシップしてしまう!)」
妹「謝らなくてもいいです…それにこれくらいいつものことでしょう」
- 114 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/05/05(日) 20:36:41.26 ID:HLiEyVkNT
ふむ
- 115 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 20:41:47.26 ID:9Mx7pysW0
妹「兄さん…ご飯の準備できましたよ」
兄「うん、ありがとう。ではいただきまーす」
兄「モグモグッ……アムッ…(うめー!すんげーうめー!妹が作ってくれた料理超うめー!あぁー褒めてあげたいー!美味しいよーって言いながら全力で撫で撫でしてあげたい!)」
妹「………あの…兄さん?…もしかして美味しくないですか?」
兄「むぐっ!?んなわけ無いだろ!すんげー美味いって!」
妹「そうですか…ならばいいんですけど…でもいつもならもっと美味しいって言ってくれるから…少し不安になって…」
兄「そんなことない!すんげー美味しいから!本当に!(妹にあんな悲しい顔させたいわけじゃないのに!普通の兄妹ってどうすりゃいいだー!)」
妹「…ハンバーグはどうですか?今日のは自分でも自信作なんです…綺麗に焼けたと思いますし…」
兄「うん!妹が作ってくれたんだから美味いに決まってるだろ!本当に美味しいから!」ナデナデ
妹「あっ…///お替りもありますから…たくさん食べてくださいね…」
兄「(ああああああああ!何だかどんどん普通の兄妹から遠ざかってるー!)」
- 118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 20:54:12.92 ID:9Mx7pysW0
兄「ごちそうさまでしたー!いやー美味かった!」
妹「お粗末様でした…兄さん…もうお風呂沸いていますが…どうしますか?」
兄「やった!それにしても何だか今日は至れり尽くせりだな」
妹「たまたまです…今日は帰りが遅かった……だから特別な意味はありませんから…」
兄「だよなー!じゃあ俺は風呂入るから(兄さんのためです☆って言ってほしかった!なんて思ってないから!普通の兄妹になるんだから!)
妹「(兄さんのためです…くらい言えればよかったのに…どうして私は素直になれないのでしょう…)」
妹「(でも今日は違う…想いを伝えるって決めたから…だから」
- 119 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 21:22:31.21 ID:7rcHwbdk0
4円
- 120 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 21:29:04.17 ID:9Mx7pysW0
兄「ふひぃー妹ー上がったよー」
妹「兄さん…これ麦茶です…どうぞ」
兄「ありがとなーングッングップハ!はー気持ちいいー」
妹「クスッ…兄さん…なんだか今の父さんに似てますね」
兄「うげっマジで?それっておっさん臭いってこと?」
妹「そういう意味ではないです、ただなんとなく父さんに似てるなと思ったので」
兄「継父さんと暮らし始めて長いし仕草が似てくるってこともあるのかもな」
妹「兄さんや継母さんと家族になって一緒に暮らし始めて…もう10年になりますから」
兄「10年か、もうそんなになるんだよな。いやーなんだかあっという間だったように感じるわ」
妹「私には全部が大切な時間です…兄さんと積み上げてきた時間ですから」
兄「俺達が兄妹になってから10年…そしてこれからもずーっと俺達は兄妹だ」
妹「…っ!…はい、そうですね…私たちはこれからも…兄妹ですよね…」
- 123 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 21:46:00.15 ID:9Mx7pysW0
兄「(一人で部屋にいてもつまんねーな…大体いつもこの時間は妹と2人でテレビ見るか、何でもない話してるかのどっちかだもんな」
兄「(でも普通の兄妹なら一緒にテレビくらい見るよな?いやいやでも俺の普通って世間の普通とかなりずれてるみたいだし)」
兄「(友が妹とは家に居ても話すことは無いし、二人とも自分の部屋に篭ってるって言ってたけど…本当にこれでいいのか?)」
兄「(少し距離を置くだけならいいけれどもこんな生活が毎日続くなんて…考えられねぇ…この世の終わりだこんなもの)」
妹「兄さん、ちょっといいですか?」コンコン
兄「はいっ!どうした、妹!?」
妹「こんな時間に部屋に篭って…どうしたんですか?」
兄「ちょっとたまには一人で本でも読もうかなと思って!」
妹「そうでしたか…もしかして…邪魔でしたか?」
兄「いや!全然!全く!迷惑なんてとんでもないって!本なんかいつでも読めるし!それで何かあった?」
妹「あの…ドライヤーで髪を乾かして…そしてすいてほしいんです…前みたいに」
- 124 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 22:00:24.71 ID:qvLxGorv0
しえ
- 125 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 22:00:59.11 ID:ERueW5VS0
兄「分かった すいてやるよ」
兄「ここらへんでいいか?」
妹「もう少し上でお願いします」
兄「ここでいいか?」
妹「はい それでいいです」
兄「じゃあやるぞ」
妹「はい やってください」
グサッ
兄「ちょうど心臓のど真ん中だな」
- 126 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/05(日) 22:03:00.56 ID:9Mx7pysW0
兄「でも最近はあんまりやってあげてなかったじゃん。どうしていきなり?」
妹「なんだか今日は…そんな気分なんです…兄さんに髪をすいてほしいなと思いまして…だからお願い出来ますか?」
兄「………妹、気持ちは嬉しいけどそういうことはもう終わりにしよう」
妹「…それってどういう意味…ですか?」
兄「こういう過剰なスキンシップはもう止めたほうがいいと思うんだ!いつも俺のほうから妹に構ってばかりだけど!これからはそういうことも控える!」
兄「昨日みたいな変態な行為も一切しない!いきなりほっぺた撫でたり!髪をすいたりもしない!」
兄「それで俺達は『普通』の兄妹に戻るべきだ!だからこういったことはもう終わりにしなくちゃいけない」
妹「…なんですかそれ…どうしてそんなこと言い出すんですか?」
兄「昨日妹も言ってただろ…俺達は兄妹だから本来あるべき距離感に戻るべきなんだよ!今までの俺達は近すぎたんだ」
兄「だからそのためにもこういうことはこれから控えていくべきなんだと俺は思うんだ、それが俺とお前が取るべき最善の答えだと思う」
- 134 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/05/06(月) 00:08:45.19 ID:jnaBhMXk0
またバイトか?
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