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誰かこのスレにSS書き込んでください。猿食らいました
1 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 15:55:16.20 ID:Ece4SRL80
姉「怪我したんだ……」弟「擦り傷だよ」姉「……なめたげるよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1359259863/

二年前 5

――東雲組事務所

東雲「野次馬が撮った殺し屋の写真だ……」ペラ

東雲「こいつを街中に張り出して、首に金をかけろ……」

側近「こ、こんな奴が殺し屋を……!?」

東雲「いいから、行け……」

側近「は、はい!」タタタッ

ガチャ バタン

東雲「くそっ……」

東雲「絶望してえよ……」


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 15:56:38.03 ID:OXnHxUhb0
じゃあ昨日書いたやつだけど

古泉「おやおや、出したばかりなのに元気ですね」

キョン「うるせえ」

古泉「人は大抵の場合排便してる時は油断するものなのですが」

キョン「お前 どういうつもりだ 俺を殺すのか?」

古泉「はて?なんのことでしょう?」

キョン「なぜ俺がうんこをしてる最中にそんなチェーンソーをもって現れたのかと聞いている」

古泉「ああ、これですか これは鍵を壊すために使っただけです」

キョン「古泉 俺はお前のこと仲間だと思ってたんだぞ」

古泉「それは残念です」

キョン「お前の目的はなんだ」

古泉「それは今からお見せしましょう」


4 名前:お願いします。あと8レスなんです [] 投稿日:2013/01/27(日) 15:56:42.82 ID:Ece4SRL80
弟「(腹減ったあ……)」トボトボ

弟「(リンゴ、うまそうだな……)」

弟「(いかんいかん)」ブルブル

弟「(このリンゴは姉ちゃんのだ……)」

ぐるるーっ

弟「(やっぱ、ちょっと分けてもらおう……)」

弟「姉ちゃん、ただいま!」

弟「あれ? 姉ちゃんは?」キョロキョロ

雇い主「…………」ニコニコ

弟「(!!)」


5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 15:57:24.71 ID:OXnHxUhb0
「!?」

古泉「(モリモリモリ!)」

キョン「馬鹿な!俺のうんこを…食ってやがる!」

古泉「ゲヘヘヘヘヘヘヘヘヘ!!!!!!!」

キョン「やめろ古泉(笑)」

古泉「ゲヘヘヘヘヘヘヘヘヘ!!!!!!!」

キョン「やめろー!(笑)」


俺「くぅ〜疲れましたw このSSは終わりです えっ!なんで俺君が!? 本当の本当に終わり」


6 名前:後生です [] 投稿日:2013/01/27(日) 15:57:44.37 ID:Ece4SRL80
――しばらくして、東雲組事務所

ガチャ バタン

側近「このガキがとってきました!」

ガキ「いや、案外すぐ見つかったよ?」

東雲「そうか……」

ガキ「ほら!」ポイッ

ゴロゴロ

側近「若頭、確認を」

東雲「…………ああ……確かにあいつだ。ガキに金渡して、帰せ」

側近「若頭……」


7 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2013/01/27(日) 15:57:50.27 ID:u32so7v60
側近「はぁ?いったいなにを言ってるんですか?」

魔王「魔法が使えるなどと言う戯言に付き合う気はないと言っているのだ」

側近「……」

魔王「我が魔王軍から魔道兵団を廃止する。歩兵部隊を増強するのだ!」

側近「ちょっ、何言ってんですか。そんなことしたら人間軍にまけてしまいます!」

魔王「黙れ、私が魔王になったからにはそんな戯言には付き合わん。魔法など存在せん」

側近「いえ、現に魔法は…」

魔王「ならばつかって見せよ」

側近「え」

魔王「魔法が使えるのであれば見せてみよ」


8 名前:お願いします。あと、少しなんです [] 投稿日:2013/01/27(日) 15:58:45.71 ID:Ece4SRL80
ガキ「やった! また、何かあったらよろしくね!!」

側近「黙って出ていけ!」

ガキ「おお、こわ……」

ガチャ バタン

東雲「…………くそ」

側近「……若頭、そんなに殺されたかったんですかい?」

東雲「俺はよ……ただ絶望してえんだよ……」

側近「……どうしてですか?」

東雲「王様ってのはよ、退屈なもんだぜ?」

側近「そんな気持ち、なったこともありません……」


9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 15:59:41.80 ID:Ece4SRL80
東雲「俺はよ、皆から畏れられて生きてきた」

東雲「つまり、甘やかされて生きてきたんだ」

東雲「死の淵に瀕するような体験、してみてーんだ……」

側近「そうですか……」

側近「……そんなにお望みなら殺してやるよ」パチン

パリーン!!

弟「フーッ!!」

ぶわぁっ

バシュッ――

東雲「何ッ!!!?」


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:00:21.59 ID:Ece4SRL80
側近「はははは! 無様ですね、若頭!」

東雲「が……あ……どういう……手品だ……!」

側近「どういうもこういうも、」

側近「俺の大切な殺し屋は怪我一つしてませんがねぇ!!」ニタァ

弟「…………」ジーッ

側近(雇い主)「……よし、やれ」

東雲「……!!」

ざしゅっ

ぶしゃあああああああああああああ

東雲「ひひ……はは……あひゃひゃひゃひゃ!!!!」


11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:00:57.94 ID:Ece4SRL80
ぶしゃあああああああああああああ

東雲「あーはははははははははははははははははははははは…………」

東雲「はは……」

ドサッ

雇い主「ふん……死んだか……」

バン!!

警察「警察だ! 動くな!」

雇い主「!?」

警察「おい!」

臨床「はい!」


12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:01:29.08 ID:Ece4SRL80
臨床「お前を動物殺害、及び殺人の疑いで逮捕する!」

雇い主「はは! 冗談寄せよ! 殺したのはそいつだぜ!?」

弟「!?」ビクッ

警察「黙れ!」

バキュン!

雇い主「ぐ……! 撃ちやがったな!!」

警察「お前みたいな奴は殺す!」チャカッ

臨床「ちょ、まずは……法廷……」

ドギュウウウン ドサッ

臨床「…………あんた…………!」


14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:01:59.06 ID:Ece4SRL80
警察「責任は俺がとる」

臨床「…………どうしてですか」

警察「実際に動物殺しや殺人を犯したのはこいつだ」

弟「……」ビクビク

警察「バレれば、こいつはきっと、生きて戻れない」

臨床「……しかし、」

警察「なにも言うな」

臨床「…………はい」

警察「生きるためにしたことだ……」

警察「こいつには何の罪もないよ」


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:02:31.87 ID:Ece4SRL80
<そして東雲組は崩壊し、端梨の繁華街は随分と落ち着きました>

<しかし、果たして一体誰が魔法のように>

<血液だけを残して殺人を行ったか……>

<知る人は一人を残して誰もいませんでした>

<この端梨の浄化に繋がったとおぼしき事件は>

<これ以上の追求がされなくなりました>

<下手に掘り返して>

<また誰かが悲しむようなことは>

<誰も望んでいなかったのです>

<そして、あなたは『真実』を知ります>


16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:03:12.04 ID:Ece4SRL80
現在 5

――端梨留置所

女「男さん、自分、引っ越します」

男「済まないな……。僕のせいで」

女「もういいですよ。いい相棒ももらいましたし」

犬「わふっ」

男「ふふ、そうか……」

男「しかし、警察は今ごろ、僕が殺した証拠を躍起になって探してるだろ?」

女「はい。今朝も何度も男さんについて訊ねられました」

男「最後まで迷惑かけ続けだな……」


17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:03:44.63 ID:Ece4SRL80
女「一つ、聞いていいですか?」

男「なんだ?」

女「本当にあの少年は殺し屋だったんですか?」

男「違うよ。あいつはただの動物殺しだ」

女「なんだ……」

男「動物を殺す人間はクズだ」

女「平等……ですよね」

男「違う」

男「汚れた人間よりも、動物の方が、僕は好きだ」

女「……そうですね……人は汚れています」


18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:03:51.45 ID:KEv9ixCL0
8レスどころじゃねえ


19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:05:17.43 ID:Ece4SRL80
>>18
すいません。今から8レスです


女「結局、隣に殺し屋がいるってのは、嘘だったんですね」

男「僕は君に嘘をついたことはない」

女「え? でも、少年はただの動物殺しじゃ……」

男「誰が、隣の103号室と言ったんだい?」

女「いや、男さんの右隣は階段でしょ?」

男「何を言うんだ」

女「へ?」

男「そいつが住んでいるだろう」

犬「……」クシッ

女「…………嘘でしょ?」


20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:05:53.77 ID:Ece4SRL80
男「パブロフの犬効果って、知ってるかい?」

女「はあ……」

男「適当な動物にエキスを少量塗る」

男「そのあと、鈴を鳴らす」

男「それを合図に、この犬が動物を殺せば、報酬として餌をやる」

男「これを何度も繰り返して訓練する」

男「その内、餌が出る条件を、『動物を跡形もなく食べること』にしていく」

男「あとはエキスを塗る対象を人間に変えれば、」

男「立派な殺し屋の完成だ。なっ?」

犬「わふっ!」フリフリ


21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:06:25.62 ID:Ece4SRL80
女「そんな馬鹿な」

女「第一、人なんて丸ごと食べちゃったらお腹一杯になって」

女「餌なんて食べられないですよね」

男「彼には餌を手に入れる必要があった」

男「言わなかったか?」

男「彼には動けない姉がいた」

女「二年前に亡くなったお姉さんですか?」

男「そうだ。彼はその姉に、報酬としてもらった餌を届けていた」

犬「……ぷしっ」ブルブル

男「だが、ある日、馬鹿なガキが――あの103号室のガキが、彼の姉の首を、彼と勘違いして、落として殺した」


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:06:56.08 ID:Ece4SRL80
男「ガキが二度と動物を殺さないよう、僕はガキを脅して、隣の部屋に住んだ」

女「……そこに自分が来たんですね」

男「ああ。君なら、この犬をいざというとき任せられると思った」

男「だから、本当に嬉しかった」

女「いざというとき……」

男「ああ。あのガキが動物を再び殺したとき、だ」

女「彼は夜な夜な殺していた……」

男「そうだ……。これは、この犬にとっての復讐と、僕からの制裁だ」

男「ただ、これだけは知っておいてほしい」

男「犬を訓練したのは僕じゃない」


23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:07:26.16 ID:Ece4SRL80
女「同罪ですよ……」

男「……そうだね」

女「……男さんはどうしてそこまで知っているんですか?」

男「僕は二年前、」

男「重要参考人を撃ち殺して退職した」

男「ただのしがない元警察官さ」

女「このままだったら、証拠不十分で釈放ですよ」

男「そのときは、自殺するさ」

女「……分かりました」

女「自分、引っ越し取り消します」


24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:08:00.72 ID:Ece4SRL80
男「な……」

男「そんなことをしたら、無意味じゃないか!」

男「君が彼を連れてどこかへ引っ越してくれないと」

男「何の意味もない!」

バン!!

犬「!」ビクッ

女「何の意味もないのは、男さんが自殺することでしょ!!?」

女「そんなのただの逃げだ!」

女「動物を愛するなら、最後まで責任とって育ててよ!」

男「…………」


25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:08:32.40 ID:Ece4SRL80
女「……アパートで待ってます」

男「…………」

女「釈放されたら、必ず帰ってきてください」

犬「わふ!」フリフリ

女「行こう……」

男「う…………うおおおあおおおおおおおおおおおおお!!!!」ボロボロ

男「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」ボロボロ

ガチャ!

警官「何事だ!」

女「面会終わりました。帰ります」


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:09:03.48 ID:Ece4SRL80
女「ぅ……ぅ……」ポロポロ

犬「わふ?」

女「うえええええええん!!」ポロポロ

弟「……姉ちゃんは怪我したとき、なめてくれたんだよ」

女「へっ?」

犬「わう……」ペロペロ

女「ありがと……慰めてくれるんだ」ナデナデ

犬「わふ!」フリフリ

女「ごめんね。さぁ、帰ろう」

犬「わん!」

おしまい


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:09:17.93 ID:SWff2xc+0
うむ


28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2013/01/27(日) 16:11:09.18 ID:Ece4SRL80
>>27
本当に申し訳ありません



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