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妹「……」
- 1 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2011/08/22(月) 20:56:12.09 ID:VlO5FZmP0
母「今日からは、お母さんです。どうぞよろしく」
俺「……」
母「…………徐々に、仲良くなりましょうね」
父「おいおい、シャイ過ぎるやろみんなwwww」
無理矢理にでも笑顔を作ってる親父も
その当時の俺は許せなかった。
子供の俺には、母という存在は限りなく完璧な女性で
完璧なまま永遠の存在になっていた。
元々、体が丈夫ではなかったらしい母は
俺が小学校に入った年に入院をして二年になったとほぼ同時に居なくなった。
(こんな感じで進めますけど良いですか?あ、初SSです。一応全部書いてます。)
- 2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:56:42.59 ID:bqYvdo/K0
ヽ`
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- 3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:57:16.96 ID:mKmRr4HY0
爆発したなら仕方がないな
- 4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:57:20.99 ID:v726WtUb0
か
ま
わ
ん
つ
づ
け
ろ
- 5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:57:22.80 ID:mCjjgmjui
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- 6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:57:36.78 ID:2wLW0iu0P
以下、俺の好きなところ
- 7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:57:52.78 ID:VlO5FZmP0
爆発物の処理ありがとうございます。
- 8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:58:22.48 ID:VlO5FZmP0
父の再婚相手、まぁ新しい母さんだけど
母さんも親父と同じように連れ合いを病気で亡くしていた。
二人が知り合ったのは、母の入院先だった。
同じように新しい母さんの前の旦那さんが入院していたからだ。
お互い入院期間が長いので付き合いは家族ぐるみになっていた。
今にして思い返せば、大人4人はその時に未来のことを考えていたんだと想う。
子供には親が必要なんだって事は、大きくなった今だとよく分かる。
だけど、当時の俺に理屈で割り切れる程の成熟はまだなかった。
ましてや妹は俺より幼かった訳で。
新しい家族は喉に異物が詰まったような
ギクシャクとした感じで始まった。
でも、新しい母さんは母も気に入っていたくらいのとてもいい人で
家族は次第に距離感をつかんで行けた。
- 9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:58:24.47 ID:92p2pVhV0
>>2
おせーよ
- 10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:58:48.05 ID:4tMMTd1u0
続けたまえ
- 11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:59:07.04 ID:VlO5FZmP0
大学に進学した俺は、天文部に入ってそれなりに楽しい毎日を送っていた。
一年の冬に、初めて我が愛すべき妹が兄と同じ大学を目指していると知って
驚いたけど、合格したと知ったときはもっとビックリした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私「お兄ちゃん、ねぇねぇ、明日暇?」
兄「ん?どないした?」
私「いや、ま、先輩に大学案内してもらいたいなーって」
兄「お、そうか後輩になるんやったな。試験も終わっとるし、かまへんで」
私「ありがとーっ、バッチリ頼むでなー」
- 12 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:59:15.28 ID:TBfv5WPg0
まぁやってみなさいよ
ただ…とか・・・とかは多用しすぎるとくどいので気をつけろ
- 13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 20:59:52.01 ID:VlO5FZmP0
えへへへへへ。ようやくお兄ちゃんと同じ学校に通えるんだ。
この春から通う大学は高校に入ったときの私には手の届かないレベルだった。
けど、お兄ちゃんがこの大学に通うと知ったとき
私は密かに決意を固めた。絶対受かってやる、と。
二年の進路調査で大学の名前を書いたときには担任には
「家から通える国立行きたいんやったら、ここでのうても
もうちょっと他にもあるで?」と説得されそうになったくらいだ。
私の通ってた女子高は、進学校だったから国立を狙う人は居たけど
それでも私の書いた大学名はそう多く進学した人は居なかったみたい。
でもって、私のその時の成績がまた酷いもんだったから尚更絶望視されてたのね。
二年前は、担任に憤ったもんだったけど、今になったら判る事もある。
ごめんなさい先生。結構無茶言ってましたー。
でもね、先生。先生は恋する乙女の力を見くびっていたのよ。
恋は盲目ってね。そりゃ盲目も盲目。冷静に実力を見る目も真っ暗だったのね。
それが結果的に諦めないで頑張れた原動力なんだから。
お兄ちゃんのお陰で合格できたようなもの、かな。誰にも話せないけど。
- 14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:00:26.66 ID:2tkiywNp0
最初に初SSです
のウザさは異常、そういっとけばゆるい表かすると思ってんの?
- 15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:00:28.33 ID:VlO5FZmP0
兄「んで、何時くらいにでたらええのん?」
私「できるんなら朝から回りたいかな」
(長く一緒に居れる方がええんやって、言わせんな恥ずかしいっ)
兄「そやな、キャンパスも広いし早い方がええな。
しかし…………悪いけどお前がウチの大学入れるとは思わんかったわ。
そんな勉強しとる感じちゃうかったからな……
ちょっと俺の努力は何やったんやって感じや」
私「ウチもやるときはやるんやで、陰で努力するタイプなんやー」
(ホンマに隠れて努力してましたー)
兄「嘘つけ」
私「嫉むな、これも才能や」
(強いて言うなら、恋の才能な)
兄「まぁ、兄貴としては妹がアホなんよりは嬉しいけどな」
私「誇りに思ってええんちゃうかなー?」
(うわー、嬉しいとか、ホンマは私の方が絶対嬉しいっちゅうに)
- 16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:00:32.75 ID:ToVsaL0W0
このネット初心者感が良いですね
- 17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:01:17.69 ID:VlO5FZmP0
ーー
父「ただいまー」ガチャ
母「おかえりなさーい」パタパタパター……ちゅっちゅ
お母さんとお父さんは再婚同士だけどホント仲がいい。
マジ、見てるこっちが恥ずかしくなる。
こっちは年頃でしかも恋心を秘めた乙女なのよ。
もうさすがに慣れたけど、今でも二人の熱々ぶりを見て
お兄ちゃんと顔を見合わせて溜息をつくのだけはやめられない。
だって、お兄ちゃんの顔を見るいい理由でしょ。
止める理由の方が見当たらない。
今じゃ、見合うタイミングも息ピッタシ。
あー、やっぱめっちゃ好き。お兄ちゃん。ちゅっちゅ。
父「妬くなやくな、母さんの愛はお前らも包むくらい大きいんやで。
ま、1番はワシやけどなー」
母「ごめんねー、お父さんの次はあなた達だから拗ねないで」
- 18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:01:52.33 ID:VlO5FZmP0
兄「はいはい、母さんの1番を奪えるとは思ってないから。
あ、そういや明日後輩に大学案内してくるから」
母「後輩?誰?今度受ける人?」
兄「こいつ」
父「……?あぁ、そうか、お前大学受かったんやったなー。
まさか前期で決めると思わんかったから忘れとった。はっはっは。」
私「もー、どういうことやぁ」
母「お父さんもホントは嬉しいんやから、もうその辺りにしときー」
兄「そういう訳やから車借りてくな」
父「あいよ、判った。明日は母さんと二人の休みか……どっか出かけるか?」
母「そうねぇ。ま、でもまずご飯食べてからにしましょ」
- 19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:02:19.19 ID:VlO5FZmP0
ーー
お兄ちゃん…幸せそうに、まだ寝てる。
起こさないと、大学に行く時間が遅くなっちゃう。
でも、この幸せそうな顔をもっと見ていたい。
でもでも、それだと一緒の時間が減っちゃう。
……むむむむむむ、くぅー、この幸せそうな唇奪ってやろうか。
私「お兄ちゃん、起きてー、はい起きてー」
(さすがにもう少しで起きそうだし……出来なかった……この意気地無しの私め)
兄「ん、あ、え?……もう、起きてんの?ふぁー」
私「もう、お母さんとお父さんはデートに出かけたし。」
兄「んー…………そろそろ起きるか」
私「はいはい、ちゃっちゃと起きる。下に待ってるからね。」
(き、着替えさせるとかやっちゃえばよかったか、な……
うん。無理か。平静を保てん。)
- 20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:02:49.22 ID:VlO5FZmP0
ーー
ブロロロロロ
私「朝からって言ったのにー、もう昼前やないのー」
(お兄ちゃんとドライブとか!テンション上がるわー)
兄「わりぃ、ちょっと夜更かしした」
私「昼ご飯で手を打たんでもない」
(そういや、何か夜遅くまで電話かけてる声がしてたような…)
兄「んじゃ、先ずは学食から行くか」
私「あ、しもた。安く片づけられてる。よ、夜ご飯も含めるように」
(声が震えた。落ち着け。)
兄「んー、そうは言っても家で用意してんのとちゃう」
私「んじゃ、別の日でもええし!」
兄「む、意外と食い下がるな……まぁええわ、覚えとったらな」
私「よっしゃ、聞いたで。ウチに忘れるの期待されても無駄無駄ぁ」
(よっしゃあああ、言ってみるもんやああああ。よくやった私エライ。)
- 21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:03:13.72 ID:VCKtOt/QO
鬱まだニダか?
- 22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:03:42.14 ID:2tkiywNp0
猿くらうぞ
- 23 名前:VIPがお送りします [>>14 そこは許せ] 投稿日:2011/08/22(月) 21:03:42.86 ID:VlO5FZmP0
|-`).。oO(・・・・・・こんなペースでええんやろか・・・
- 24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:07:08.42 ID:VlO5FZmP0
ーー
守衛「どちらまで」
兄「あ、家族を案内するんで中入りたいんですけど」
守衛「500円ね」
私「はい」
ブルルル
兄「このキャンパスがお前が初めに通うトコな」
私「へー、キャンパスってもう一つあるんやんね」
兄「そうや、大きいキャンパスは3つあって、ここは1番古いとこな。
受験の時行ったんは別のとこやな」
私「高校と比べて大き過ぎるから全然判らんわ」
- 25 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:08:36.98 ID:VlO5FZmP0
ブルル……ルン
兄「ほな、ここで降りるで」
私「はーい」
(わー、土曜やのに学生結構おるんやなー)
兄「こっちこっち」
あれ?地下?
ーー
私「これ……むっちゃ旨い……」
(正直、見くびってた!すまん、学食のおばちゃん)
兄「やろ?色もんっぽいけど天津飯と麻婆丼のええトコ取りなんやなぁ」
私「あ、でも、もう一食奢ってもらう話は無くならんからっ」
(胃袋で誤魔化されて、二人になれるチャンスを逃す訳ないがなー)
兄「あかんかwww」
- 26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:10:59.83 ID:VlO5FZmP0
私「それでどっから案内してもらえんの?」
兄「まずサークル棟いくわ」
私「そんで?」
兄「まだ、ソコまでしか考えとらん」
私「なんや、昨日の晩に言うたんやから考えとる思ったらー」
(昨日の晩の電話は今日の話と関係ないんか、単なる夜更かしやったとは…)
ーー
……こ、ここがサークル棟?
潰れそう……じゃない?大丈夫なの?
わ、お兄ちゃんズンズン入ってちゃう。ほんと……に大丈夫……なの?
ちょ、ちょっと待ってよ。
- 27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:13:21.67 ID:VlO5FZmP0
私「おじゃましま……ーす」
モッサリ男(以下モサ男)「お……兄……この子は?」
兄「妹。今度ウチの大学来るから案内頼まれた。」
クライ男(以下クラ男)「……ゆっくりしていって」
ショートカット女(以下ショ女)「わ、その子?うわー、むっちゃ可愛いー」
ポニーテール女(以下ポニ女)「あら、ほんとに可愛い。」
私「いつも兄があせわ、お世話になってます。妹です。」
(うう……かんだ……出来る妹を印象付けようと思ったのに…)
ショ女「こんな可愛いなんて聞いてないよー」
モサ男「兄、お兄さんと呼ばせてもらうwwww」
兄「お前にはやれんwwww」
私「へへ」
(はい、私はお兄ちゃんのモノですから)
- 28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:14:16.07 ID:VlO5FZmP0
ショ女「ね、ポニ女、一緒に案内してあげようよ」
兄「お、おう、そうしてくれたら助かるわ」
ナヌ?というか、この女は何者だ。
お兄ちゃん、今、何か目配せした?なに、そのアイコンタクト。
他の誰も気付かなくても私には判るんだから!何それー!!!
ポニ女「もう、強引ね。でも、可愛い妹ちゃんの為だ!
お姉さん一肌脱いじゃうよ」
私「よ、よろしくお願いいたします」
ショ女「こっちもよろしくね。兄君と同じ学科のショ女って言うの。」
メラメラメラ。
同じ学科?同じサークル?こいつ要チェックだ。
大学ってこんな油断ならない場所だったとは…抜かった。
去年は勉強にかまけて、気が回ってなかったー。
も、もしかして、どっちかがお兄ちゃん狙い!?
まさか、か、彼女なんて事は……
- 29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:15:11.54 ID:VlO5FZmP0
|-`).。oO(・・・・何だかチラシの裏に書いてるみたいだお・・・・・)
- 30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:15:42.24 ID:VlO5FZmP0
ーー
取りあえず、キャンパス内の建物の案内を歩きながらしてもらうことに
なったけど…説明が頭に全然入ってこないよーーーー
やっぱり、後顧に憂いを残しちゃダメね…聞こう!
私「あのー、お二人は兄と親しいんですか?」
ポニ女「んー、私は学科が違うからサークルだけで会うけど
ショ女は、授業も一緒だから結構ずっとくっついてるよね」
兄「そうかもなぁ」
ポニーテールの彼女は、ストレートの長い髪を後ろで
水玉のシュシュを使ってまとめている。
髪の色は焦げ茶だけど全体が同じ感じだし天然かな?
ホントに馬の尻尾みたいに揺れている。触ってみたい。ウズウズ。
暗い紺の裾野長いフレアスカートに、上は白のブラウス。
胸は……結構ある……。最低でもD。EからFもあり得る……。
何、この膨らみは!しかも、ウェストで絞ってるから強調されてて、むー。
お兄ちゃんの好みはこの人なの……。巨乳が好みって言われたら……
む、胸は勝てない……。毎日豆乳1リットル増量だ……。
- 31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:16:46.85 ID:VlO5FZmP0
ショ女「まぁ、授業に出てるだけだから別に話してるわけちゃうけどね」
私「へー、兄は全然話してくれないもんで判らないんですよー」
(ショ女、お前か、お前が黒幕か!?え、いやちゃうか、えーっとライバル?)
ショートカットの彼女は、黒髪を短く切り、裾にシャギーを入れている。
髪は真っ黒だから、少年ぽい感じだな。
淡い山吹色のキュロットに、黄色のTシャツ。そしてサスペンダー。
うん、こっちは胸は全然ないね。ほぼ、Aとみた。いや、AAもあり得るな。
あんたの胸好きだぜ。
ま、まさかお兄ちゃん貧乳がステータスとか訳分かんないこと言わないよね。
毎日、豆乳飲んでるの余計な事だったあああ?
ポニ女「なぁ、あんたらもしかして付き合ってんの?
ちょっと気になっとるっちゃあ、気になってたんよ」
私「!」
(お姉さん、ナイスクエスチョン!私的に今日のMVPを贈呈!!!!
聞きたくて聞けなかったこと聞いてくれるなんて、さすが姉御!
愛してますぜ、ちゅっちゅ。)
- 32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:19:51.53 ID:VlO5FZmP0
ショ女「え、えー?違うよー、さすがにそれはないって」
兄「うん、ないな。こいつとはない。」
ポニ女「wwwいやいや、そこまで言ったらショ女に失礼やろ。
妹ちゃん程やないけど、ショ女も結構可愛いやん」
ショ女「えへへへ」
私「えへへへへ」
(私って……結構可愛いんだ……へへ……姉御の言うこと信じまっせー)
あれ?ってことは、今度は怪しいのはポニ女?
確かにポニ女さんも可愛い……結構パキパキ言うこというし
お兄ちゃん好みの性格って言ったらこっちか……も?
キッパリ否定したのも、ポニ女に誤解されないため?
……きゅぅ……判んなくなっちゃったよぉ……
- 33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:21:55.18 ID:VlO5FZmP0
ーー
兄「んじゃ、帰るか」
私「ポニ女さん、ショ女さん、ありがとうございました。
また、入学したら兄共々よろしくお願いします。」
ポニ女「はい、よろしくね。兄、礼儀正しいええ子やないの。」
兄「そういうトコ、結構そつなくこなすんだよなこいつwww」
ショ女「じゃ、妹ちゃん。粗野な兄だけどよろしくね。
ああいってお兄さん、結構可愛い妹気に入ってるみたいだよ。」
私「はい、粗野な兄の扱いならおまかせください。」
(お兄ちゃんの良い所はいっぱい知ってるもんね。
言葉遣いは昔からだから、気になんないし。
「可愛い妹」ってフレーズを評価してショ女さんもMVP次点あげる!)
……はぁ……私、結局、どっちも気に入っちゃったみたい……
どっちかが恋のライバルかもしれないのに……
でも、やな女がお兄ちゃんと付き合ってるのも嫌だし……
- 34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:23:24.45 ID:/0YTt9+yO
しぇ
- 35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:23:40.64 ID:VlO5FZmP0
ーー
兄「ただいまー」
私「ただいまー」
母「あら、お帰り。デートはどうだった〜」
兄「普段歩かんとこも歩いたし、結構、疲れたわ」
私「いやいや、デートちゃうし」
(そうやー、デートやん。聞いてー、おかーさーん。
私、今日お兄ちゃんとドライブして、デートしてきたんやでー。
って、言えんわー!でも、私の中ではデートやでー、
お兄ちゃんが否定しても覆らん事実やからなー、えへへへへへ。
これで1週間は戦えるっ)
兄「そっちはどうやったんよ」
- 36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:24:56.00 ID:VlO5FZmP0
父「水族館行ってな、海行ってきたわ。やっぱ、母さんには海が似合うなぁ。
母さんの黒髪がな、浜風に煽られてふわーっと舞う訳よ。
そしたら、周りの男が息を詰めて見つめるんや。
ワシ、見過ぎて窒息するトコやった。」
私「もうちょっと強く浜風ふいとったらよかったんちゃうの?」
父「えー、そしたらワシ死んでしまうやん」
兄「うん、妹そう言っとるで」
母「それは困るわ、お父さん死んだら私も死んでまうってー」
と、まぁ、このタイミングやな。お兄ちゃんと視線を交して……
「はぁ」と溜息を同時に吐き出す、と。
お兄ちゃんと私もこんな風になれたらなって意味の溜息も混ざってるの
いつになったらお兄ちゃんは気付いてくれるんだろ。
あ、でも、気付かれたらめっちゃ恥ずかしい。よし、気付くな。
今はまだ気付かないで。
- 37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:25:56.29 ID:VlO5FZmP0
ーー
ちゃぷん……
はぁ……ええ湯加減〜
今日は私も結構疲れたかも……足よく揉んどこっと。
モミモミ
ついでに胸も揉んどこう。
モミモミ
大きくなりますように……。
お兄ちゃんに気付いてもらって大きくなったことイジってもらえますように。
しかし、私の胸はどうしてこうコンパクトなままなのかね。
もう少し、こう自己……うんせ……主張……よっと……してもいいんだよ。
……z……zz……
おぅふ……やばっ……寝落ちするとこだった。あーがろっと。
ざぱー……
- 38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:26:36.09 ID:NRkyalvx0
いいですか? じゃねぇよ。スレ建てたなら黙って投下しろ
- 39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:27:30.80 ID:VlO5FZmP0
ブオー(ドライヤー)
兄「妹、起きとるかー?」
私「うん。起きとるで。どないしたん。」
(わ、わ、お兄ちゃん、夜に部屋に来るなんて、久しぶり。
ど、どうしよ、何か緊張するっ。変な格好してないやんな……
か、髪型変じゃないか……?)
兄「明日、空いとる?」
私「えー?……んー多分空いとるけど何?」
(そりゃ、もう全開やって!いや、何かあっても空けるし!!!
なになに、なんか期待してえーの?ちょ、何か嬉しいんやけどー)
兄「いや、今日言っとった飯の話、明日片づけてしまおかと思って」
私「なんや、その片づけるとかの言い方wwww
可愛い女の子とご飯食べられるんやでー、お金払っても無理な幸せちゃうんかいな」
(ああ、可愛くないこと言っちゃってるよー、私……
私がお金払ってでも食べに行きたいのー、ああ、素直になりたいよー)
- 40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:28:05.78 ID:VlO5FZmP0
兄「ああ、悪い悪い。あー、可愛い妹さん、明日ご飯食べに行きませんか?」
私「……ええ、喜んで。お兄ちゃん」
(あ、録音しとけばよかった。お兄ちゃんが可愛い妹言うたーああ。
ちょっと、一瞬気が遠なったでー。おしっこちょっとちびったかもしれん。
しかも、何か素直な妹キャラ的な返答できとるし。私、GJ!
お兄ちゃんの言動次第で素直になれるんじゃない?私って。
……あ、マジでちびってた。)
兄「お、おう、…ほん…じゃ、明日な」バタン
私「あ、何食べ…ま、いっか、明日のお楽しみって事で、ふふふふふ」
(ふふふふふふ)
バタン
兄「あー、髪の毛、跳ねとるで」バタン
私「あ。」
(あああ、アホ毛出来とるやーん。さっきの可愛くて素直な私だいなーし。)
でも、幸せ……
良い夢みれ……そ……う……………
あ、……パン……ツ替……え……な…………きゃ…………
- 41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:29:23.32 ID:VlO5FZmP0
ーー
兄「……きろ……おい」
私「……もう、食べられへん……って……お兄ちゃん……」むにゃむにゃ
兄「……ご飯お代わりするか?」
私「……えへへ、お代わりー……いただきま……」むにゅ
兄「これは面白い」
私「……ごちそうさまー……ありがと……お兄ちゃん……」むにゃむにゃ
兄「食べ終わったな。何か感謝されとる。微妙な気分。
寝言は可愛い喋り方なんや……寝顔も幸せそうで……こっちが幸せになるなぁ。」
- 42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:31:57.22 ID:VlO5FZmP0
私「……ん?……あ、お、はよ……」
兄「起きたか?……!し、下で待ってるから用意して早く降りてこいよ」バタン
お兄ちゃんの方が、早く起きたのか……昨日は疲れてぐっすり寝ちゃったな……
!
わわわわ、寝巻きのボタンがちょっと外れてる。半乳見えてたあああああ。
お兄ちゃんみた?みたよね?あの反応みたよね?うわああああああ。
……って、…………お兄ちゃんならいっか。
というか、ハプニングでみてもらえてちょっと嬉しい、かも?でへへ。
そうだ、今度からこんなハプニングを増やしちゃえ。
お兄ちゃんも嬉しくて私も嬉しいんだったら誰も損せんよね。
策士な私。えへん。
- 43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:32:52.38 ID:VlO5FZmP0
ーー
ブロロロロロ
私「お兄ちゃん、今日は何食べさせてくれるん?」
兄「ちょっと待っとけ焦るな、ええもん食べさせたるからな」
私「えーっと、懐的に厳しかったら……ちょっとは……出す……けど?」
兄「いやいや、心配せんでええで、大丈夫二人で払えばそうでもない」
私「……ん?二人」
兄「おう、これから、ショ女拾ってから食べに行くから。
あいつ、結構、お前の事気に入ったらしくて、ご飯奢るって言い出したんよ。
そやから、あいつと俺で飯代は出すし」
え?二人きりのデートじゃないの?
……ショ女……お前が、伏兵やったんかああああああああ。
プスプスプスプスプス
- 44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:34:01.29 ID:VlO5FZmP0
兄「店も、あいつがええとこ知っとるらしくて……
ん?何か顔が……あいつ、気に入らんかった?」
私「そんなことないけど……悪くない?」
(というより、二人で食べに行くと思ってたから
落胆で燃え尽きてますよ、あなたの妹は……プシュー……)
兄「え?大丈夫やって、あいつホンマお前のこと気に入ったみたいかやから。」
ーー
ショ女「こんちわ、あ、妹ちゃーん。おひさしぶりー。」
今日はジーンズに白いTシャツ。胸には東京タワーの文字??
これは土産物??
私「昨日、お会いしたばかりじゃないですかー……
あのー、兄が迷惑を掛けていませんか?」
(私に掛かってると言えないこともないんだけど……ぶつぶつ……)
- 45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:35:04.93 ID:VlO5FZmP0
ショ女「ん、いや全然。兄くんにはいっつも相談乗ってもろて助かるんよ。
あんまし、他に相談できる相手も居らんから。なぁ、兄」
兄「おぅ、ま、お互い様っちゃお互い様やけどなぁ」
ん、お兄ちゃん、何そのアイコンタクト。
見たよ、見ちゃったよ。目の端ではにかむようなアイコンタクト。
ずっと見てた妹の目は誤魔化せんよー。うー。うー。こいつやっぱ敵やー。
ショ女「今日行く店、前から目をつけとったんやけど中々行く機会のうてなー。
おしゃれなとこやから一人で入りにくいねん。妹ちゃん、結構可愛くて
おしゃれ系やから着いてきてもろたら心強いなーって。」
私「え、いや、おしゃれとかそんな、べ、べつに。
し、ショ女さんのボーイッシュなスタイル格好いいですよ」
(さすがに今日のTシャツは気が抜けとるけどな)
ショ女「いやいや、無理してほめんでええで。このTシャツはないやろwww
これ、兄が東京土産とか言って買ってきたやつなんよwwww
まぁ着いへんやろと思われんのしゃくやから、こいつの居るときに着てやっとんねんwww」
- 46 名前: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:35:25.43 ID:A7K1Kl/fO
C
- 47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:38:51.35 ID:cMFJSDG40
お 前 を 見 て い
る ぞ
- 48 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:40:09.19 ID:VlO5FZmP0
私「お兄ちゃん何買ってきとんよ!って、そういやウチにも東京大学って書いた
Tシャツ買ってきとったな……あんときのんかー」
(お兄ちゃん何してんのよ……他にもおんなじような目に遭っとる人居そうやな……)
兄「着てくれとんお前だけやがなwwww」
な。抜かった……一生の不覚……。
お兄ちゃん……私今日から東京大学のパジャマにします…
ショ女「他に着る奴居らんから、可哀想やからなwww
ほな、店いこか。兄、運転代わるで。」
ーー
ブロロロロロン……ロン
ショ女「着いたでー。ここやここ」
妹「うわー、イタリア料理なんや。お兄ちゃんゴチになりまーす。」
(店のセレクションは悪くないな。お兄ちゃん誘って今度二人きりで来てみよっと。)
兄「ら、ランチはあんまたかないんやん……な?」
ショ女「多分な。ディナーで出しとるコースよりランチのコースの方が
まぁ、真っ当にやっとるとこは何処でも安くしとるやろ」
キィー……バタンッ
- 51 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:42:48.10 ID:VlO5FZmP0
ーー
ショ女「ごちそーさーん。」
私「ごちそうさまー。お兄ちゃん、ここむっちゃ美味しい。また来たいー。」
(今度は夜でいい雰囲気に……へへへ)
兄「……ふぅ……今度は割り勘な。」
え?お兄ちゃん今度って言ったよね?
よっしゃー。聞いたで言質取ったで、逮捕や山さーん。
ショ女、負けへんでー。ま、ここは旨かった。そいつは認めとく。
ショ女「ほな、私、用事あるからここで」
兄「ん?ああ、この近くやったか。ほな。」
私「あ、美味しいお店教えていただいてありがとうございますー。
また兄と来させてもらいますー」
(二人っきりでな、うふふふふ)
- 54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:44:02.49 ID:VlO5FZmP0
ーー
兄「んー、この後どうする?何か用事あんの?」
私「別にないけど。んー……ど、どっか腹ごなしのドーラーイーブー!」
(よく考えたらこんなチャンス無い!デートデートデート!
お兄ちゃんとデート。私の中ではデート!)
兄「そうか、ほな何処行く?」
私「んー。んー。んー、海ーっ。」
(わわ、何も考えてなかった、何処でもええけど、なんとなくドラマで
ありそうなシーンやと思ったら、なんや海とか言うてもた。ちょっい恥ずかし……)
兄「なんやその青春セレクションはwww」
私「な、夏は海やろー、今年海まだ見てへんのやー。」
兄「よし、ほなちょっと遠出するか、家に連絡しとくわ」
私「……う、うん?」
(え?遠出?何処行くんやお兄ちゃん?)
- 55 名前: 忍法帖【Lv=29,xxxPT】 [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:44:08.85 ID:K0qbUPYI0
とりあえず一言
VIPで書くんなら地の文いらねぇよ、初SSだかなんだか知らんけど程度が知れる
- 56 名前:VIPがお送りします [>>55 (*´ω`*)] 投稿日:2011/08/22(月) 21:45:59.93 ID:VlO5FZmP0
ーー
ザパー……ザパー
兄「ん、んー……疲れたー」コキコキ
私「結構、掛かったなぁ。お疲れ、お兄ちゃん」
(ま、まさか日本海来るとは思わんかった……
でも、車でお兄ちゃんと沢山話が出来た……お腹一杯……幸せー)
兄「どや、腹はこなれたか?」
私「?う、うん。そやな。だいぶこなれたわwww」
(腹ごなしのドライブやったっけwwww)
兄「今日はだいぶ遅いし、どっか……温泉旅館でも……泊まってくつろいでくか?
あ、もしかして何か用事あった?」
私「いや、暇やで。受験も終わったし。ウチも疲れたわ。」
(なななななんか、無茶苦茶今日ラッキー続きいいいいいいいいい。
勉強頑張った私にご褒美なん?お兄ちゃん!
お、温泉、旅館とか何かエロい!!!!)
- 57 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:48:31.14 ID:gR4K0sRZ0
(標準語じゃ)いかんのか?
- 58 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:49:47.47 ID:VlO5FZmP0
ーー
仲居「それでは、ごゆっくり」
スー
兄「……ベタっちゃあ、ベタやけどやっぱ夫婦に思われとるなぁ。」
私「そら、同じ名字の男女が来たら夫婦扱いやろ。別にムキになって否定するまでもないやん。
他にもおんなじ様な目に遭っとる人居るで、絶対。」
(普通に嬉しい……旅館のサービスちゃうのんこれ?……)
兄「居るやろなぁ。ま、とにかく風呂入ろうや。」
私「う、うん。そ、や、ね。」
(!?!?!?お兄ちゃん!?)
- 59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:54:32.80 ID:VlO5FZmP0
ーー
コポポポポポポポ
私「そりゃそうか」
男女別……やん。
はぁー。
……そやけど、今日はどないしたんやろ。無茶苦茶幸せな流れになっとるやんー。
ショ女が出てきた時は、ややこしい事になった思ったけど昼ご飯の後は
これ以上ないくらいの夢展開や……。ショ女さんもしかして女神?
あの二人はホンマに関係ないのん?それともこの流れはショ女さんの何かの策略?
……
ま、まぁ、幸せは幸せとして楽しまな……損やんな。が、頑張るぞ。
だいぶ、温まった。あーがろっと。
ーー
風呂から上がったら、机の上には料理が届いてた。
お兄ちゃんは、もちろんもう上がっていて部屋から見える庭を
眺めながら携帯を触っていた。
- 60 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/08/22(月) 21:56:29.16 ID:1ULwqGFFi
支援だっ
- 61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 21:57:27.48 ID:VlO5FZmP0
兄「おう、長湯やったな。どやった女風呂は。」
私「むっちゃ気持ちよかった。温泉入れてよかったわー。
露天から山と川が見下ろせんのよ。山に囲まれとるから誰もおらんし
柵だけで見晴らしよかったわ。」
兄「え?……そっちの露天の方がなんやよさそな感じやな……これが男女差別か……」
私「ここ、日替わりで風呂入れ替えとるみたいやで。」
兄「つまり……俺は運が悪かったっちゅう事か……」
私「え?運が良かったんちゃうの?可愛い妹にええ風呂を譲れたんやからwww
……そういや……何でこない遠くまで……来たん?」
(ちょっと、気になってた。もやもやするから聞いときたい……)
兄「うーん、まぁ……何となくや……ちょっと最近遠出してへんかったからな」
私「妹への合格祝いとかそうい……うんともちゃうの?」
(ちょっとぼかしてみた。)
兄「いや、別にそういう訳ちゃうかったんやけど」
私「えへへへ、ほなまたお祝い楽しみにしとるわなー」
兄「そう来たかwww まぁ、飯食おうや」
私「あーい」
- 62 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:00:49.03 ID:VlO5FZmP0
ーー
モグモグ……モグモグ
私「……旨い……」
(昼も夜も旨いもん尽くしで、当分舌が贅沢になってしまいそうや……)
門構えも立派だったし、部屋からちょっとした庭も付いとるし
この旅館ちょっとええとこなんと……ちゃう……の?
お兄ちゃんのセンス、見くびってた。そのギャップもまた……好き……。
兄「お前と、こんな感じでゆっくりすんの……初めて……か?」
私「そやね。いっつもお父さんとお母さんと一緒出賑やかやし。」
兄「ちょっと寂しいんか?」
私「……ん……そうでもない。こんなもんもええんちゃう。
う、ウチは、結構好きやでこんな感じ。また、どっか行こ……?」
兄「今回は俺が出すけど、次行くときは割り勘やからなwww
しっかり稼いどけよwww」
私「はいはい。」
(お兄ちゃんも嫌じゃなかったんだ……良かった……)
- 63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:05:03.12 ID:VlO5FZmP0
ーー
プハー
兄「食った食った。旨かったなぁ。」
私「うん。美味しかった。ありがと、お兄ちゃん……。」
料理を下げた後に、仲居さんが布団を敷いてくれた。
布団を見ると……さすがに2組だったけど、見てると何だか緊張しちゃう。
浴衣の裾とか直してソワソワしちゃって、そのソワソワを気付かれてないか
チラチラお兄ちゃんを見るそぶりがまたちょっと怪しくて。
兄「ちょっと庭出てみーひん?」
私「あ、でるでる。」
(ちょっとこの緊張耐えられんもん。助かるわー)
- 64 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:07:19.47 ID:VlO5FZmP0
ーー
カランコロン
縁側に置いてあった木の草履を履いて二人で庭に出てみた。
3月の日本海は、まだ冬の色が強くて山の中の旅館には
うっすらと雪が残っていた。
私「はああ〜」
息を吐くとタバコの煙より濃い白いモヤモヤが吹き出してきた。
兄「まだ、日本海側は寒いな。」
私「そうやね。でも、雪が残ってるのが、何かええ感じやわ。」
兄「結構立派な庭やもんなぁ。雪が似合っとる。」
ヒュー……
私「ックションっ」
兄「寒いか?」
私「ちょっと…………え……?!」
- 65 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:07:37.23 ID:2tkiywNp0
しえ
- 66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:09:13.87 ID:VlO5FZmP0
お兄ちゃんが、すっと私の前に立って背中を向けて来た。
風避け?……あ、でもあったかい。えへへ、嬉しいな。
……
……えい。
兄「おぅ?!」
私は今年1番の勇気を振り絞って、お兄ちゃんの背中につっくいてみた。
私「こうしたらあったかいもん……」
(胸のバクバクどないしょー、こ、これ、絶対伝わってるよな。
何か喉が渇いてきた。はうはうはう。でも、気持ちええ……安心できる……)
その時、どうしてだか分からないけど今しかないって頭に閃いたの。
兄「あのな……」
私「お兄ちゃん……好きや。」
兄「え!?」
私「ウチな、お兄ちゃんの事が好きや……むっちゃ好き。
ずーっと前から好きやってん。」
(いうてしもたでどないしょ、あああああああああああああああ)
- 67 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:12:17.35 ID:VlO5FZmP0
兄「俺も好きやで」
私「ウチの好きは、妹だけからの好きちゃうで……お兄ちゃんを男の子として
見ての好きやで……」
兄「……」
私「……ごめんな。困っとるわな。……今の忘れてんかwwwwへへへ
くっついたら、何かほーっと安心して言うてみたなっただけやからwww」
兄「……忘れなあかんのか?」
私「え……?」
兄「俺も好きやって言っとる。お前を女の子として見ての好きや。」
私「え!」
(はうあ?ようわからーん。やっぱ、これは誰かの罠かああああ?)
ックション
兄「ま、何や部屋にはいろか。」
お兄ちゃんは、くるっと振返ると私の肩に自分の羽織をかけてくれて
肩を抱いて縁側まで沿って歩いてくれた。
私は何だかよく分からない夢心地でフラフラと歩いたようで何度かつまずきそうになった。
- 68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:13:11.58 ID:BqASqEDuO
なんや、よーわからんけどおもろいな これ
- 69 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:15:40.89 ID:VlO5FZmP0
ーー
……コトン
ふぅ。暖かいお茶を入れて飲んだら落ち着いた。
二人とも部屋に帰ってくるまで全く喋ってない。
お互いどう切り出したらいいのか判んないよね、さっきの話。
兄「あー、何だ……さっきのはビックリした。
あれは……本気……なのか?」
私「……ごめんなさい。で、でも、気持ちはほんと……嘘じゃない。本気。
ずっと前から好きやった……ごめんね」
(そうか……やっぱり同情だった……か……でも、好きなのは止まらないもん
……もう自分から逃げてもしかないよね。)
兄「あ、いや、ビックリしたってのは、その嫌とかじゃなくて……
……俺が言おうと思った台詞を……先に言われたってトコなんや……」
私「え?」
兄「さっきな、お前が好きやって言ってくれたやん……」
私「うん」
兄「そんとき、俺もお前に告白するつもりやった。一瞬の差で先越された。」
私「!?」
(え?今なんて言ったん?告白?どういうこと?何で?
そんなそぶり全然みせへんかったやん?え?お兄ちゃんに告白されるの誰?私?
ええええええええ?)
- 70 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:16:24.00 ID:FFJd6O3i0
漂う播磨弁がいい感じ。
でも読みにくい。
- 71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:17:08.73 ID:rx0YBcF+0
播州弁な
- 72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:18:25.95 ID:VlO5FZmP0
ーー
兄「俺もな、結構前からお前が好きやった。ずっと黙っとったけど、最近苦しうてな。
さっきは、今しかないって、ピピーンと来たから言ってしまおって思った瞬間やったんや。」
私「えへへへへっ。それウチもや。ピピーンときてん。」
兄「なんやろな。にてんねやろな俺らwwww」
私「へへへへへ。でも、嬉しい。ホンマなんや……お兄ちゃんが
……好きやって言ってくれたん」
兄「ああ、もう疑わんとけwww 恥ずかしいわ」
私「ウチかて恥ずかしいがな!悩んでたんがあほらしいわっ。」
兄「妹……やからな」
私「お兄……ちゃん」
- 73 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:24:49.87 ID:rx0YBcF+0
(´ω`)
- 74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:27:26.27 ID:sB7Xdhco0
もう少し引っ張って欲しかったなー
- 75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:31:04.03 ID:VlO5FZmP0
兄「俺らの親が再婚したとき覚えるか?」
私「……何となく」
兄「そやな、小さかったもんな。お前、あんとき、硬い顔でじーっと睨んでたんやで。
覚えてへんかぁ。」
私「睨んでた?お兄ちゃんを?」
兄「いや、みんなを。そんな小さい子に、いきなり新しい家族やって言っても
納得できるもんちゃうよな……仕方ないってちょっとませた事思ってな。
そんとき、こいつは誰でも無く俺がまもってやらなあかんって思ったんよ。」
私「えへへ、ありがと」
兄「初めは家族的な好きやったんやけどな……お前が中学三年位の時……
覚えてへんとおもうけど、『お兄ちゃんありがと』って首に抱きついて
笑ってきた顔を見て、まぁくさい言い方やと恋に……落ちたんやな……
フワッと匂ってきたシャンプーの匂いがヤバかったんかも知れん……」
私「変態かーwwww」
(ちゃうよー、それワザとやもーん)
兄「うるさいっ、年頃の兄貴をからかうからやー。健全な青年やっただけやー。」
- 76 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:33:21.49 ID:VlO5FZmP0
私「それやったら、ウチの方が先やな。好きになったん……。
ウチは中学に入ったときやな。お兄ちゃん、生徒会はいっとったやん?
アレがな、むっちゃ格好よう見えたんや。
最初はなぁ、お兄ちゃんが誇らしかったんや。でもな、なんやウチ以外にも
頼られてるトコ見たらな、なんやモヤモヤした気分になってきてん。
後で考えたら、嫉妬やったんやな。お兄ちゃんは自分だけのお兄ちゃんなんやって
思ってたのが揺らいだからやと思う。
ほんでな、お兄ちゃんをウチの方に向けさせようってキャンペーンしとったんや。
首に抱きついたんも、その作戦や。作戦成功しとったんやなぁ。」
兄「ワザとかwwwww」
私「んでもウチ、シャンプーとかしらんで。お兄ちゃん変態やったんかー。
それともフェロモンでもでとったんやろかwww」
兄「そうかも、知れん。それからはな、でも自制しとったんやで……妹やからな。
でも、去年からなグイグイ好きの方向が変わってきてもた……」
私「……高校2年になったときにお兄ちゃんが今の大学受けるって言ってるの聞いて
お兄ちゃんが離れてっちゃうって思ったんやから……」
- 77 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:35:28.53 ID:VlO5FZmP0
兄「そういや、その頃のお前の成績からしたらまあ合格はなかったなぁ。
ようがんばったわ。俺は、兎に角しっかりしなきゃ、お前を守るんだったら、って
そんな感じだったしな。」
私「そりゃ、ね。当時のままなら合格できんかったかな。
むっちゃ必死で頑張ったんやから。部屋で音楽聞いとる振りして勉強したりとか、
友達と遊びに行く振りして図書館行ってたりとかー」
兄「お前なんか隠す方向間違ってへんかwww」
私「そら一生懸命勉強してお兄ちゃんと一緒の大学行きたいとか、
恥ずかしくて言えるかあー!」
兄「何をはずかしがっとんねんwww可愛いなお前」
私「な。…………急に可愛いとか言われんの何かめっちゃ恥ずかしいどないしよ」
兄「恥ずかしがっとるのも可愛い。」
私「からかうなあーーーー。うー」
- 78 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:36:07.84 ID:FFJd6O3i0
?なんか方言がぶれてきたぞ?
- 79 名前:VIPがお送りします [>>78 単純なミスです] 投稿日:2011/08/22(月) 22:38:12.44 ID:VlO5FZmP0
兄「まぁ、そんな訳でずっと忍んだ恋やったわけやけど……大学にお前が追いかけてきたやろ。
それでな、どうにも気持ちが止まらんようになってな……。この旅行を計画したんや。
まぁ、予定よりはよなったけどな。」
私「え?」
兄「ここに来るのは計画通りっちゅうことやwww
言うたやろ、俺から告白するつもりやったって」
マジで?
これって、たまたまやのうて、お兄ちゃんが計画してた旅行やったんか!?
……う、浮かれて気付かんかった……そりゃそうや海に行きたいって
わざわざ日本海までいかんでええやん……日帰りできへんのも出かける前に分かるやん……
兄「それでや、いざ告白って思ったら逆告白や。ビックリしたんはこっちや」
私「え、で、でも、大学案内頼んだのはウチやし……いつから計画通りやったん?」
兄「案内しとる時から、かも……な。
……んー、ショ女な、あいつが協力してくれるっちゅう事になっとったんや。」
私「どういうこと?ショ女さんは、お兄ちゃんが妹が好きって話、知ってんの?」
- 80 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:40:09.29 ID:VlO5FZmP0
兄「ああ、あいつとは相談し合う仲やって言うてたやろ。
あいつもあいつで、俺に相談持ちかけてて俺もあいつに相談しとったんや。
きっかけは忘れたけど、あいつも似たようにくるしんどってな……。
ま、それはあいつの問題として、あいつに
『でも、兄はええよな。それなら叶わない恋でもないやん』って言われてから、
気持ちに収まりが付かんようになったっていうか……
二人で静かに話し合える環境がいるとか、ちょっと遠出してこいとか、
旅行ってことにしたらええとか、あいつのアドバイスなんや……」
私「え?でも、少し早なったとか……」
兄「もうちょい後にするつもりやったんやけど、大学案内をお前に頼まれたやろ?
あの後、ショ女に電話してな、それやったらこれをきっかけに遠出してこいって
事になったんや」
私「えー、急に……」
(そういや、あの晩お兄ちゃん誰かに電話してて朝寝坊してたっけ……そういうことか)
兄「まぁ、それで自分が協力するからとか言うて、あいつの要求と引き換えに
手伝ってもらったっちゅうわけ」
私「うー、ショ女さんごめんなさいー」
(むっちゃええ人やん、何かかなり誤解しとった)
兄「?」
- 81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:42:05.45 ID:VlO5FZmP0
私「……ショ女さん、お兄ちゃんと仲がええから疑っとった……
あれ?ほな、ショ女さんの悩みって何?」
兄「あいつとは親友……みたいなもんかなぁ。何か悩みも同じようなもんやと思ってた。
でも、ま、本人に聞いてみたらええんちゃう?
告白うまいこといったら、俺ら二人に話聞かせろって言っとったから」
私「……何や恥ずかしいわ……どないしょ」
兄「結局の所、あいつには世話になりっぱなしや。
俺な、あいつに『義理の妹なんでしょ?じゃ結婚できるじゃない』って言われるまで
お前と正々堂々と付き合えるって事、知らんかったんや」
私「ええええええええええええええええええ!?えっえー?」
(え?どいうことどいうこと?ちょいせつめいせいめい)
兄「まさか……知らんかった……んか?」
私「……え、ってことはホンマなん……?
ウチ、禁断の恋やと……思ってた……」
兄「そうか、知らんのに告白してくれたんか……
凄い勇気あるな……お前は。やっぱお前に叶わんわwww
……ホンマ、ええ女やお前は。格好ええ。」
私「ええんやったら、もっと大胆に迫っときゃよかったwww」
- 82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:43:47.75 ID:sB7Xdhco0
しえ
- 83 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:44:24.15 ID:VlO5FZmP0
兄「俺は、このこと知るまで一歩踏み出せんかったからな……
お前は、母さんの連れ子で、俺は父さんの連れ子。
冷静に考えたら血の繋がりはないんやから、そらそうかって話や。
近くに感じ過ぎてて気付かんかった……」
私「えへへへへへへへへへ」
(調べとけよ、昔の私〜。もうおっちょこちょいさん。
いまの私は寛大やから許してやることにするけどなっ)
兄「お互い付き合いは長いし、ええトコも悪いトコも分かっとる訳やん。」
私「そやな。ウチら、うまい事やってけるよな」
兄「……うん。んでな…………先の話やけど」
私「結婚してーな」
兄「おい、早いわ。いや、ま、話は同じなんやけど……
俺が就職したら……結婚してくれ。」
私「ええよ。……あ、でも」
兄「ど、どないした」
私「体の相性も分からんと結婚申し込んでええのん?
後悔するかもしれんでー?」
兄「あ、あほ」
- 86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:54:03.57 ID:VlO5FZmP0
ーー
ははーん……
こんなお兄ちゃんもおもろいな。もうちょいからかったれ。
私「えー、でもお兄ちゃんもおっぱい大きいひとがええやろー。
ウチ、上げ底で小さいかもしれんでー」
兄「い、いや、お前のくらいでええ、と思う」
私「知らへんくせにーwww」
兄「アンダー65のC」
私「え?ちょ、何で知っとんの」
兄「洗濯機の中を漁って調べた」
私「えーーーーーーーー」
(マジでええええ、お兄ちゃんってこんなエロかったんやあああ)
兄「いやいや、お前、いっつも洗濯物畳むの手伝わされとんの誰やと思ってんねん」
- 87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:54:05.30 ID:rx0YBcF+0
ゅ
- 88 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:55:09.21 ID:rx0YBcF+0
うん、いいけど、いいけど、
もうちょっと急いでみようか
- 89 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:55:13.03 ID:VlO5FZmP0
私「ああ、そうか、畳むときに見てたんか。ビックリしたわ、
まさか憧れのお兄ちゃんがそんなエロ魔神やったなんてwww」
兄「っ!」
あれ?お兄ちゃん……何その反応。
ま、まさか。
兄「……すまん、洗濯物……も……漁ったこともある。今更嘘付いても始まらん。
軽蔑するなら……してくれ」
これは、面白いwww
突けば、まだ何か出てくるんやろかwww
エッチなお兄ちゃんに落胆する妹をもう少しやってみよっとwwwwうひひ
- 90 名前:VIPがお送りします [腹壊してて便所通い中] 投稿日:2011/08/22(月) 22:56:09.42 ID:VlO5FZmP0
私「そういや、今朝、お兄ちゃん、起こしに来てくれたとk
兄「すんませんっ!おっぱい半分みえました」
私「あわわ、いや、その、ね、そんな、いやな……感じやない……から……
お兄ちゃん……やし……別に……全部見えても……かまへんのや……で。
ほ、他の人やったらいややけど……お兄ちゃん……なら、ええよ……。
それに、なんやその開き直り卑怯やわー」
(見られてたかぁ。これは熱いな。股間的な意味で……
ちょい濡れ……かも……これはもっかいお風呂はいらなあかんわ……)
兄「すまんすまん。いや言えてスッキリした。罪悪感半端なかってんwww
高校の時まではな、俺も理性の人やってんで」
私「じゃ、じゃあ」
兄「去年な、ショ女に相談するようになってから、お前を女の子として意識してもてな。」
私「じゃ、今も」
兄「……ああ。」
私「ちょ、真顔で」
兄「でも、今日は残っとる理性フル動員や。お前がその気になる日まで紳士の予定。」
私「あほかー。もうっ。コンビニにジュース買いに行ってくるー。」
兄「あ、俺、アイス頼む〜」
- 91 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 22:58:03.89 ID:Xz3dlGtd0
とりあえず脱いだ
- 92 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:01:14.52 ID:VlO5FZmP0
ーー
何か……私彼氏にパシらされてる可哀想な彼女なんちゃうの?
えーっと、お兄ちゃんのハーゲンダッツのクッキーアンドクリームね。
へへへ、好みを把握してる出来る彼女だぞ。
あ、私の分も買うとこ。食べさせあいっこしよーっと。
と、下着下着。
お兄ちゃん、付いてこんかったんはこれ買うって分かってから気ぃ遣って?
……今までの印象と違ってエロ魔神な面もあるとしたら……ありうるか?
と…………
こ、これも居るかな……0.03mmとか薄過ぎない?大丈夫かな……
よう分からん……ま、ま、一応ね。
店員「アーシィタ」
ブイーン
私「……買っちゃった」
- 93 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:03:45.39 ID:FFJd6O3i0
うーん。もうちょっとテンポ上げた方がいいかもな。
描写がしつこいかな。
- 94 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:05:07.05 ID:sB7Xdhco0
(^p^)
- 95 名前:VIPがお送りします [猿さんが一瞬でて焦った] 投稿日:2011/08/22(月) 23:05:41.16 ID:VlO5FZmP0
ーー
何か……私彼氏にパシらされてる可哀想な彼女なんちゃうの?
えーっと、お兄ちゃんのハーゲンダッツのクッキーアンドクリームね。
へへへ、好みを把握してる出来る彼女だぞ。
あ、私の分も買うとこ。食べさせあいっこしよーっと。
と、下着下着。
お兄ちゃん、付いてこんかったんはこれ買うって分かってから気ぃ遣って?
……今までの印象と違ってエロ魔神な面もあるとしたら……ありうるか?
と…………
こ、これも居るかな……0.03mmとか薄過ぎない?大丈夫かな……
よう分からん……ま、ま、一応ね。
店員「アーシィタ」
ブイーン
私「……買っちゃった」
- 96 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:05:58.77 ID:ntwBwTty0
とりあえずパンツ脱いだ
- 97 名前:VIPがお送りします [ミスった] 投稿日:2011/08/22(月) 23:07:04.93 ID:VlO5FZmP0
ーー
私「ただいまー」
兄「おう、お疲れ」
私「何してたん?」
兄「ショ女への電話報告。」
私「あ、そうか。ショ女さん何て?」
兄「あいつ、喜んでくれとった。お前を泣かせんなよって」
私「えへへ。夜は、泣かせてもらってもかまわへんけどな」
兄「お前、俺の理性決壊させる気かwwwってか、お前そんなエロかったか?www」
私「うるさーい。ウチかって、年頃の女の子なんやー。年なりの興味はあるんやー。
はい。ハーゲンダッツ。」
兄「おう、サンキュー。好み分かって貰えるんは地味に嬉しいわ。」
- 98 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:08:19.65 ID:VlO5FZmP0
私「ウチも、お兄ちゃんがあんなにエッチやと思わんかった。
ま、でもそのせいで今ぶっちゃけやすなっとるから正直、助かったわ。
結構、下ネタ好きな方なんや。経験ないくせにwww」
(処女アピールしてみたー、お兄ちゃんどう食いついてくるんやろ)
兄「俺かて、知識先行型や」
私「童貞なん?」
兄「ま、そういうことや」
私「何で偉そうなんwww」
兄「え、貞操って誇るべきことちゃうのん?」
私「貞操云々言う人は、パンツ漁らんって」
兄「う。なんや迂闊なこと吐いてしもた気がする……
お前の弱みは何かないんかぁ」
私「うーん、お兄ちゃんが寝とるときにこっそりキスしたこと?
それとも、お兄ちゃんのベッドでオナニーしてたこと?
あ、もしかして風呂上がりバスタオルだけでお兄ちゃんの部屋訊ねてったこと?
で、その後それをネタにオナニーしたこと?」
- 99 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:09:22.02 ID:kdLVq3C00
アーシィタ
- 100 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:09:58.48 ID:VlO5FZmP0
兄「……あー、どこから突っ込んでええか分からん」
私「後ろから?」
兄「どないしたらええんやー」
私「う、ウチかて性欲あるんやー。お兄ちゃんが理性がどうこう言うけど、
ウチはもう体の芯がかっかとしてこまっとんねん!
ちなみに、さっき白状したんは、全部ホンマや。
お兄ちゃんに抱かれるんやったら……いつでもええ……。」
兄「いや、あ、でも、な、今日、そんなことなる思わんから……準備……が」
私「これ?」
兄「え?これ」
私「さっき買うてきた。理性は飛んだ……?」
兄「……」
私「女の子の誘いを断るんは紳士の作法なん?」
兄「初めてやからよう分からんねんけど、それでもええか?」
私「お互い様やん」
と、答え終わる前の私の顔の前にお兄ちゃんの顔が近づいて
素早く唇を塞がれた。
- 101 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:11:10.44 ID:ntwBwTty0
…ふぅ
- 102 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:11:44.47 ID:YPjXezya0
シャイがジャイに見えた
- 103 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:12:26.62 ID:rx0YBcF+0
>>101
はぇぇわww
- 104 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:14:37.00 ID:kdLVq3C00
>>101
早漏ェ・・・
- 105 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:17:19.42 ID:VlO5FZmP0
ーー
私「(んー!んー!)」
兄「…………!!!!!」
ぷっはー。
私「……はぁはあぁ、止めな死ぬで、これ……」
兄「は、はなしどきが分からんかった……柔らかい」
私「えへへ、ウチは何度かお兄ちゃんの唇奪っとるけどな」
兄「許さんwww」
私「ちょ、あ、ちょ、逃げへんから……おっぱいはちょっと、まって……あ」
兄「その声聞いて止めれるかー」
私「は、う。……もう1回いってしもた……みたいや……」
兄「え、え、ホンマに……?」
私「許さん……」
兄「えっ、んんー」ちゅうちゅうちゅう
私「んー、んー」ちゅうちゅう
- 106 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:17:44.31 ID:ntwBwTty0
はやくたっていいじゃない
VIPPERだもの
みつを
- 107 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:19:00.25 ID:rx0YBcF+0
あ、なんかこの描写きたら急に萎えた
- 108 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:20:11.93 ID:VlO5FZmP0
|-`).。oO(・・・・・・・実はエロ描写1回断念してんだけど朝まで飛んでいい?
- 109 名前:VIPがお送りします [105は今書いた] 投稿日:2011/08/22(月) 23:21:03.57 ID:VlO5FZmP0
ーー
(エロ詳細断念)
私「……んー……」
朝目が覚めた時、隣を見るとお兄ちゃんがまだ寝てた。
幸せそうな寝顔。
今まで寝静まってから何度も眺めてた。
起きてるときは、しっかりしなきゃとでも思ってんのか締まってる顔だけど
寝てる時はまるで弟のように無邪気な顔を見せるお兄ちゃん。
何度もこっそり唇を奪ってたけど、どうもバレてなかったらしい。
ホンマによう寝るお兄ちゃんや。
まぁ、そんなお兄ちゃんとの昨晩の抱擁はエラいギャップがあんねんけどな。
まさに、猿やった。うん。猿が2匹やった。
結局、半ダース全部使ってしまった。
使い終わったあと、服を着ないまま二人とも寝入ったんやなぁー。
布団の中で、お兄ちゃんの肌に触れる。
そして、そのまま股間にてを伸ばすと……仁王さんがいてはる……。
これが朝立ちという奴ですかいな。勉強なりまっすーお兄さま。
- 110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:22:27.11 ID:VlO5FZmP0
兄「ん……んんんん?」
私「お兄ちゃん、おはよう。こっちの僕もおはようー」
兄「お前、ホンマエロいな……こないにエロい妹やとは思わんかったわwww」
私「こんなエロい妹は嫌?」
兄「いやいや、好きやwww」
私「ウチもこんなエロいお兄ちゃんやと思わんかったwww」
兄「こんなエロいお兄ちゃんは嫌か?」
私「だいっすきやwww」
兄「俺ら馬鹿ップルかwww」
- 111 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:24:56.23 ID:VlO5FZmP0
私「昨日の晩まで、童貞と処女やったんが嘘みたいや。
ちょっと……ヒリヒリする……。シャワー浴びてくる。」
兄「そうや、朝にな家族風呂予約してんねん。はいろか?」
私「え?いつのまに?」
兄「い、いや、お前がコンビニ行っとる間に……
風呂入るくらいまではちょっと期待しとったんや……
まぁ、雰囲気次第で予約しとること言わんでええかな、て……」
私「……はぁ……セックスより風呂の方がハードル高かったわ……」
兄「え?そういうもんなん?……」
私「そら人によるもんかもしれんけど、ウチは風呂の方が恥ずかしい。
まぁ、入るけどな。」
兄「そか、よかったwww」
- 112 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:30:06.43 ID:YJXeba3eO
ほ
- 113 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:31:41.48 ID:VGX5hdKL0
猿さん食らった
ーー
私「えー、やっぱちょい恥ずかしいわ。明るいもん。
それにお兄ちゃん、その股間どうにもならんのー。
ずっと上向いたままやん。」
兄「ええい、これは放っておけー。生理現象や。」
私「朝やから?」
兄「それもあるけど、好きな女の裸見て立たん奴が居る訳ないやろ……」
私「でへへへへへへへ」
兄「お前、結構胸あるよな……」
私「豆乳さんのおかげやで。巨乳と貧乳はどっちが好きなん?」
- 114 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:33:39.51 ID:VGX5hdKL0
兄「巨乳」
私「即答やな……少しは躊躇せーよ。」
兄「お前の胸で満足やけど?」
私「う……そういう恥ずかしい事も躊躇せーっ。……嬉しいけどな。
う、ウチもお兄ちゃんのチンコで満足やで」
兄「お前こそ、そういう恥ずかしいこと控えんかwww」
私「うひひひ。…………ウチら、ぶっちゃけ過ぎか?」
兄「ま、構わんけど。言いたいこと我慢するのは面倒や。
お互いなに言っても大丈夫やろ、大概は」
私「まぁ、エロトークは無かったけど、何か大丈夫そうって空気感はあるなぁ。」
- 115 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:35:56.39 ID:VGX5hdKL0
ーー
チャポン…………チャポ
私「お兄ちゃん……その朝立ち、いつおさまんの?
……もいっかい……しちゃう?」
兄「や、でも、ゴムがもうあらへん」
私「……なし……で。ウチ、もういつ結婚してもええし……
体の相性もピッタリらしいし……」
兄「……む。むむ。いや、やっぱあかん、やめとこ。
父さん、母さんに結婚の事を話してからや……」
私「いつ?」
- 116 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:38:24.18 ID:VGX5hdKL0
兄「やっぱ、俺の就職が決まってからやな……」
私「そか、お兄ちゃんはやっぱ頼りになるわ……流されそうやった。」
兄「ま、正直言うとちょっとチンコが痛いってのもあるwww
なんだかんだいって、昨日の晩やり過ぎやったやろ、俺らwww」
私「なんやそれwww
まぁ、こっそり付き合うんも、スリリングで楽しいかもしれへんなぁ。
こそっりで無かったから二人ともすり切れるまでやり続けてまうやろしwww」
兄「そういうことで。ほな、上がって朝ご飯食べたら帰ろか」
私「うん」
- 117 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:40:10.48 ID:r7F4CE5Y0
何故か関西弁はイライラするなぁ
- 118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:40:20.38 ID:VCKtOt/QO
(^q^)「おあwwwwwwwwwwwwおあwwwwww」パンパン
私「いややぁ……いや…や…ぁ…んっ…」
みたいな展開を期待してたけど普通に面白いから見いってしまう
しえ
- 119 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:41:38.08 ID:VGX5hdKL0
ーー
家に帰って見ると、父さんと母さんが二人で待ちかまえていた。
兄「ただいまー」
私「ただいまー。はい、これおみやげー」
何気に入っていったはずなんやけどなぁ。
二人ともウチらを見た途端に顔を見合わせて、ニヤーっとしたと思うと
父母「おめでとー」
父「いやー、兄は俺に似んとちょっと奥手やったから心配しとってん」
母「ほんまにねぇ、妹ちゃんも素直やないから」
兄「な、なんや」
私「え、え?なんなん?」
父「ようやく、二人ともお互いの気持ちを言い合ったんやろ?」
母「ねー。見てたらすぐに分かっちゃうよ。幸せが伝わってきちゃうもの」
私「なんでー?」
兄「はぁ?」
- 120 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:43:09.43 ID:VGX5hdKL0
6
何故か二人の秘密は、一瞬も守れなかったみたいだ。
父さんも母さんも二人とも相思相愛だってだいぶ前に気付いてたみたい。
気付いてなかったのは当人達ばかりで。
帰って来たときの二人はいつもより距離が近かったんだと。
よくそれだけで判るなーって感心したら
「お前らより恋愛はだいぶ経験長いからな」やって。
二人ともまだ恋愛中って言いたいみたい。
その瞬間、お兄ちゃんと私は揃って顔を見合わせ、
フフッと笑った後に……大きく溜息をついた。
おわり
- 121 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:46:06.86 ID:VGX5hdKL0
おさるさん初めて見ました……
おかげで、最後はiPhoneに転送して書き込んだ
めんどくさいなぁ、規制って
書き溜めてる間は削らないと
って思ってたけど
意外と短くまとまるもんですね
一人で書くからこんなもんなのか……
- 122 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/08/22(月) 23:46:16.09 ID:YJXeba3eO
乙
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