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姉「おーくん!」
1 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:21:05.43 ID:XVexEUUzO
つりです


2 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:22:29.21 ID:XVexEUUzO
たっちまった…
ならかこう


3 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:26:40.30 ID:XVexEUUzO
姉「どうしようもないときは、私にたよっていいんだよ」

弟「うん?いや、大丈夫だよ」
姉「なんで?おーくんならいっぱいたよってほしいのにぃー」

弟「ううん。たよらせることなんて、僕はつくらせないから」

姉「……どーして?」

弟「僕はいっつもねーみんにたよりっぱなしだからさっ!」

姉「うにゅう。ならねーみんもっと頼ってあげるおっ」

弟「どんとこい」


4 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:30:44.89 ID:XVexEUUzO
姉「おーくぅ〜ん」

弟「なになに姉ちゃん」

姉「あー!だーかーらー、ねーみんって呼んでくれなきゃいやなんだよ?」

弟「…いや、それだけど。流石にちょっと抵抗があって」

姉「ていこう?」

弟「うん。昔はそんな呼称で呼び合ってて良かったと思うけど、今は…」

姉「今は、なんなの?」

弟「姉ちゃん、って呼んだ方がこちらとしても嬉し……どうしたの?」

姉「不倫だ」

弟「は?」


5 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:33:26.12 ID:XVexEUUzO
姉「不倫だよね、それ」
 
弟「……どんな経緯でそんな結果に至ったの」
 
姉「しってるんだよ。普段とちがった事をする夫って、不倫してるんだって」
 
弟(何処で手に入れた情報だ……)
 
姉「だから、不倫でしょ。私以外に女がいるんだそうなんだへー」
 
弟「……」
 
弟「違うよ。不倫なんかしてないよ」
 
姉「…本当に?」
 
弟「本当本当」
 
姉「……………」
 
姉「じゃ、ちゅーして」


6 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:35:35.47 ID:XVexEUUzO
弟「え、また…?さっき、おはようのちゅーしたじゃない」
 
姉「なにぃー。ねーみんのちゅーはいらないと申すのかぁー」
 
弟「…わかったよ」
 
弟「はい。ちゅー」
 
姉「ちゅー」
 
弟(でも頬にすんのね…慣れたけど)
 
姉「ほへへ〜」
 
弟「頬噛まないで」
 
姉「ちゅぽっ……んー、今日もおーくん味はさいこーなのです」
 
弟「それは良かった。姉ちゃ…ねーみんはマエストロだもんね」


7 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:37:26.47 ID:XVexEUUzO
姉「おーくんなら、目隠ししてからだ縛られてもあてれる自身あるおー」
 
弟「凄いなー、自分も見習いたいぜ!」
 
姉「ぜ?……ぜっ!むふふ、ぜっ!きゃはは!ぜぜぜ!」
 
弟(ぜ、につぼったのか…)
 
弟「…そろそろ落ち着いて。ねーみん」
 
姉「どうしてー?」
 
弟「どうしても」
 
姉「なら大人しくするる。おどおど〜」
 
弟「…なにか違ってるけどオッケーさ」


8 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:39:11.29 ID:XVexEUUzO
自宅
 
弟「ほら、ついた」
 
姉「んー……んー!」
 
弟「ほら、だいたい半月ぶりじゃないかな…」
 
姉「……」こく
 
弟「…お帰り、姉ちゃん」
 
弟「半月もの病院生活も、これでオサバラだね」
 
姉「おーくん」
 
弟「なに?」
 
姉「大好き」
 
弟「…僕もだよ」


9 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:40:41.46 ID:XVexEUUzO
姉「うぃーあ!ぜんぜん変わって無いのー」
 
弟「もちろん。ねーみんが居なくなってから、まったくさわってないし」
 
姉「おっふう。それはそれはホコリが溜まってそうでごぜぇます」
 
弟(普段掃除しないくせに……)
 
弟「あ、どうする?お腹空いてたらなんかつくるっぷ」
 
姉「ねーみんあたーく!」
 
弟「……どうしたの」
 
姉「むひゅひゅ〜。おーくんを食べますゆ」
 
弟「……急に肉食に目覚めたのかな?」


10 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:42:25.24 ID:5nRzcvsM0
つづけたまへ


11 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:42:43.52 ID:XVexEUUzO
姉「だめね〜。おーくんはだんでぃじゃない」
 
弟(タンディって…)
 
弟「…僕は一生、お子ちゃまでいいよ」
 
姉「えー!なんでー?」
 
弟「だって何も考えないで、その場の流れで生きていけそうだし」
 
姉「んー?良く分かんないけど…あれだ、だめっ!おーくんは大人になりなさいっ!」
 
弟「えーなんでさ?」
 
姉「ねーみんと結婚できないじゃない」 
弟「…大人になっても無理かなそれは」


12 名前: 冒険の書【Lv=1,xxxP】 ! [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:43:53.50 ID:YiRQtc9F0
はい


13 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:45:23.16 ID:XVexEUUzO
姉「そして熱いほうようを期待するのです…」ぎゅう…
 
弟「……」
 
弟(…姉ちゃん、髪から病院の匂いする)
 
姉「ねぇおーくん」
 
弟「…なにさ」
 
姉「……」クゥ
 
姉「おなかへった」
 
弟「…僕以外のものなら、なんか食べ物だすけど?」
 
姉「おーくんがいいっ!」
 
弟「えっと話聞いてた?」
 
姉「え〜…おーくんがいいんだもん…」
 
弟「……僕食べても美味しくないよきっと」


14 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:47:01.40 ID:XVexEUUzO
姉「……」
 
姉「味はほしょうするよ?」
 
弟「別にいらないかもー!マエストロだけにねー!」
 
弟(抱き付いて床を転がる!)ごろごろー
 
姉「きゃはは!ごろろー!むひゅむひゅごろろー!」ごろろー
 
弟「ごろごろー。ごっ!」ガンッ!
 
姉「むひゃははー!あれー?おーくんごろごろーはー?」
 
弟「ちょっ…まってて、軽く小宇宙が視界に浮いてるから…」


15 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:49:15.75 ID:XVexEUUzO
姉「たんこぶ出来ちゃったね」
 
弟「そうだね。すんごく痛いよ」
 
姉「ねーみんなめようか?」
 
弟「…それは、これぞって時に頼むよ。それまでとっておいて」
 
姉「りょーかいでありますっ」
 
弟「……さて、なに作ろうかな。何がいい?ねーみん」
 
姉「んーとね…んーとね……おーくんはだめだから…えーと…」
 
弟「軽めなものにしてね」
 
姉「んじゃー…おむ、おむおむらいすっ!これ!」
 
弟「オムライス?」
 
姉「そーう!」


16 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:55:02.56 ID:XVexEUUzO
弟「オムライスか、タマゴあったかな…」
 
姉「おむおむらいす〜おむらいす〜」
 
弟「あー良かった。あったあった」
 
姉「ねーちんたまごは四つのぷるぷるふわふわのおむらいすゆー!」
 
弟「ゆー!」
 
姉「ゆー!」
 
弟(たまご三つしかない…)
 
弟「…ねーみん」
 
姉「んにゅー?」
 
弟「絶対に、卵は四つ?」
 
姉「あたりまえでしょー!無かったら、買いにいきましょう!」
 
弟「……買ってきます」


17 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 21:57:03.77 ID:XVexEUUzO
調理ちゅう

弟「…あれ、卵三つで良かったの?」
 
姉「ついに、わたしはガマンできるおにゃのこになったの!」
 
弟「それはすんごいいいオニャのこだねー」ナデナデ
 
姉「んでしょー!くひゅひゅ〜」
 
弟「……」
 
姉「もっとなでなでして〜」
 
弟(ファビィ…?)
 
弟「なでたーなでたー」ナデナデナデナデ
 
姉「なでられたーなでられたーふひぃー!」


18 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:00:06.66 ID:XVexEUUzO
姉「あーおさらは私があらうっ」
 
弟「割らないでね…」
 
姉「まかせんさいっ!」パリン
 
姉「……」
 
弟(…コンマで割りやがった)
 
弟「あーもう。怪我、ない?」
 
姉「……ごめんなさい」
 
弟「いいから。ほら、危ないからスリッパ履いてこっちお出で」
 
姉「うん…」
 
弟(……律義に床に落とすとは…掃除大変だな)


19 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:00:58.63 ID:SCLo0Eg90
しえん


20 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:01:38.01 ID:XVexEUUzO
姉「……」
 
弟「こんなもんか…」
 
弟(いつか掃除機買わなきゃなぁ…掃除、めんどくさかった)
 
姉「……」
 
弟「そんな落ち込まなくてもいいよ。皿は何枚もあるしさ……」
 
姉「……ごめんなさい」
 
弟「……」
 
姉「ごめんなさい…ごめんなさい」
 
弟「…ねーみん?」
 
姉「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
 


21 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:03:07.65 ID:XVexEUUzO
数分後

姉「……はれっ?ここどこ…?東京?」
 
弟「……規模大きすぎて何て答えればいいか分からないよ」
 
姉「……」
 
姉「……おーくん?」
 
弟「いえす。あいむおーくん。ゆーねーみん。おけ?」
 
姉「……いくざとりぃ!」
 
弟「なんでねーみんが決めたのかなー!ぎゅー!」
 
姉「だきしめられたー」
 
弟「だきしめたー」
 姉「じゃあ私もだきしめたー」
 
弟「ぐぇ…それ首きまっ…」
 
姉「えへへーだきしめたー」
 
弟「……」
 
弟(皿、か。気を付けておこう)


22 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:03:38.30 ID:HX2TMIf00
なんかみーまーっぽいな支援


23 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:13:01.33 ID:XVexEUUzO
弟「本当にお風呂入らなくていいの?」
 
姉「そのような気分じゃないのです。そんな女心はおーくんには早いよねー」
 
弟「だよねー。んじゃ、おやすみねーみん」
 
姉「おやすー」
 
弟「……」
 
弟「……手、放してくれないと電気消せないよ?」
 
姉「…ちゅー」
 
弟「ちゅー?」
 
姉「そうだー」
 
弟「ちゅー……はい、ちゅー」
 
姉「……今日はここだ!」
 
弟「ふがっ」
 
姉「満足なり。おやすみぃ」
 
弟「おやすみ…」
 
弟(鼻にされたちゅーされた…)


24 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:17:11.49 ID:XVexEUUzO
チュンチュン
 
弟「……」
 
弟(……まぁ、予想通りというかなんというか)ガバッ
 
姉 スヤスヤ
 
弟「いつのまに…」
 
弟「……」
 
姉「う〜ん…おむらいす…おーくん包み…」
 
弟(僕が包み役っ?)
 
弟「……ま、いっか」
 
弟「ねよ」


25 名前:米田 ◆YONE/zixE6 [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:18:51.99 ID:pIrcPQuh0
     ヾヽ
    γ_ ・l>  久しぶりな興味深いスレですヨネ
    ミ(ノノハヾ)   
  ヘレ∩゚ヮ゚∩ヽ 
 〈   .l l>炎ソ 〉 
 VWWく/__lへV  
      ∪    


26 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:20:40.96 ID:XVexEUUzO
学校
 
弟「……ふぁ」
 
友「おーうおう。なんだー眠たそうだな」
 
弟「まぁね。昨日は色々大変だったから」
 
友「……あーあれか、昨晩はお楽しみでしかた的な流れか?これ?」
 
弟「……」
 
友「え、マジで……?」
 
弟「……なんというか、うむ、頑張りたまえ」ぽんぽん
 
友「ちょ…嘘だよね…?」
 
弟「あー何だか腰回りが凝ってるなー」

友「いやぁぁあ!!聞きたくない!聞きたくない!そんな生々しい!!」


27 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:22:31.11 ID:HX2TMIf00
ヨネさんこんばんわ
最近姉スレ多いよね


28 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:26:06.30 ID:XVexEUUzO
弟「朝から大きな声出すなよ」
 
友「だってお前が…!んなこというから……!」
 
弟「嘘だよ嘘」
 
友「ほんとに…?」
 
弟(あれデジャヴュ…)
 
弟「本当だよ。……昨日は親族的なことで夜中まで忙しかったんだよ」
 
友「なんだよ嘘つくなよ…びっくりしたじゃねぇか…」
 
弟「…なんで泣きそうになってんだ」


29 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:29:44.03 ID:XVexEUUzO
友「まぁ、いいさ!そんなお前が女と繋がりを持つなんて想像出来ないし!」
 
弟「人のこと言える立場かよ。一生、素振り棒が恋人になるぞ」
 
友「竹刀といえ!竹刀と!卑猥な表現ドントノウ!」
 
弟「…部活ばっかだから女に飢えてるじゃないのか」
 
友「いやはや。部活にも出会いがあるもんだよ弟くん…?」
 
弟「いるのか?」
 
友「そうだ、これを見てみろっ」


30 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:31:35.17 ID:bosCVSAx0
米さんちーっす


31 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:33:05.31 ID:NzMTg3qwO
前にも見たな
今回は完結するかな?


32 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:33:46.72 ID:XVexEUUzO
友「これだ」
 
弟(生徒手帳に写真はさんでる…)
 
弟「…可愛い人だな」
 
友「だろ?剣道部の先輩なんだが、まぁー可愛いこと可愛いこと」
 
弟「先輩?年上には見えないな。下手すりゃ中学生だ」
 
友「そうだろう?」
 
友「…こんな愛くるしい先輩が…いつも『友くん、今日もよろしくねっ』とかいってくるんだぜ…」
 
弟「……」
 
友「たまんねぇ…」


33 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:38:16.28 ID:XVexEUUzO
弟「幸せそうだな。色んな意味で」
 
友「あぁ!幸せさ!今日も先輩と会えることを考えるだけー……んあっ!?」
 
弟「…だから急に叫ぶなって。皆見てるぞお前のこと」
 
友「先輩だっ!」
 
弟「なんて?」
 
友「だから、先輩だってほらアソコ!」
 
弟「あだだだ…首曲げんな。どこだよ…」
 
友「中庭挟んで、あっちの廊下の窓にほらっ!」
 
弟「……あー本当だ。写真のひとー……」
 
弟「………あれ?」


34 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:41:09.23 ID:XVexEUUzO
弟 ゴシゴシ
 
友「今日もプリティすぎるよ先輩ぃ……って何してるんだろ。職員室前だよなアソコ」
 
弟 じぃー
 
友「ん?誰かと喋ってる…?」
 
弟「……」
 
友「うわっ…何だあの綺麗な人…すっげえ目付ヤバくね…?」
 
弟「……」タラタラ
 
友「何者にも興味がないってな表情してるよ…よく先輩話せるな…って」
 
友「ど、どうしたっ?なんか汗びっちょりだぞお前…?」
 
弟「……いや、なんていうかその…あれれ?夢?これ?」


35 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:44:00.94 ID:XVexEUUzO
友「なにいってんだよ…大丈夫か?保健室いくか?」
 
弟「大丈夫だ…多分…多分な…」
 
友「多分て…ホントに大丈夫か?」
 
弟「あぁ…うん。気にしなくていい」チラッ
 
『……あっ!』
 
弟(目が合っちまったぁぁぁぁぁああああ!!)
 
友「窓がどうかしたか──あれ?なんかあの美人こっちみてないか…」
 
弟「気のせいじゃないかな」
 
友「いや、確かに見てるよこっち…というか、」
 
友「お前のこと──」
 
ガララ ばたん
 
姉「おーくぅぅぅぅぅぅぅにゅぅぅぅぅぅんっ!!!」


36 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:46:24.06 ID:XVexEUUzO
姉「おくにゅーん!!そこいたのー?ねーみんだよー!おっはー!」
 
弟「…あーうん…おっはー…」
 
姉「今からそっちいくよーぅ」バタタタ
 
友「……弟」
 
弟「黙っててくれ。僕も良く分かって無いから」
 
姉「とうちゃーくっ!むひゅむひゅ〜一時間ぶりだの〜」
 
弟「そうだの〜…で。どうして学校にいるの?」
 
姉「え?なんか……ババアがいけって今日、電話きた」
 
弟「ババアって……あぁ先生のこと?」
 
姉「先生じゃないよアイツ。だって嘘ばっかつくしっ!!魔女だよ!悪女だよ!」
 
弟(普段なら弁解しますが今は同意しますよ先生…)


37 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:50:55.60 ID:XVexEUUzO
弟「んじゃ、電話でなんて先生にいわ」
 
姉「ババア」
 
弟「…ババアになんて言われたの」
 
姉「学校いってけいやくしょとりいけって…そんな感じだった」
 
弟「……あー頭痛い。それで他になんか言ってた?」
 
姉「んーとぅ…あれだ、おーくんに宜しくっていってた、かもっ!」
 
弟(無責任すぎるよ先生…)
 
姉「…というかなんでおーくんと呼ぶのかな…死ねばいいのに…」


38 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:55:00.90 ID:XVexEUUzO
弟「…じゃ今から一緒に職員室行こっか」
 
弟(授業は諦めよう…問題が起こる前に対象しなきゃ)
 
姉「うむっ。よきにはからえー」
 
友「……」
 
弟「……友、すまないけど」
 
友「何も言うな。だいたいわかった」
 
弟「そっか」
 
友「んじゃあな」スタスタ…
 
弟「……」
 
弟「じゃ、いこっか?」
 
姉「うぃ!


39 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 22:57:12.58 ID:XVexEUUzO
帰り道
 
姉「あーうざったい!なんなのアイツら…おーくんも思うでしょ?」
 
弟「そうだねぇ」
 
弟(…僕と同じクラスにしろって結局、四時間ぐらい使ったしね…)
 
弟「しょうがないよ。だって学年も違うし、それにねーみんは…」
 
姉「あぁぁぁああ!!」
 
弟「…どうしたの?」
 
姉「学校にうちのカギおいてきたっ!」
 
弟(多分落としたんだな…)


40 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:03:25.11 ID:XVexEUUzO
弟「どこら辺に落ち……置いたか覚えてる?」
 
姉「ん〜…たぶん、グラウンドあたり…?」
 
弟「そっか。じゃ探しにいこっか」
 
姉「え〜めんどくさい〜」
 
弟「自分から宣告したんだから、ほら行こうよ」
 
姉「おーくんがいうんなら…仕方ないなぁ」
 
弟「……」
 
グラウンド
 
弟(とは言っても…こんな広いとなぁ)
 
姉「あっ。お花がさいてるー」
 
弟(この際、姉ちゃん帰して僕だけ探した方が色々効率がいいんじやないか)


41 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:09:11.32 ID:XVexEUUzO
弟「どこら辺に落ち……置いたか覚えてる?」
 
姉「ん〜…たぶん、グラウンドあたり…?」
 
弟「そっか。じゃ探しにいこっか」
 
姉「え〜めんどくさい〜」
 
弟「自分から宣告したんだから、ほら行こうよ」
 
姉「おーくんがいうんなら…仕方ないなぁ」
 
弟「……」
 
グラウンド
 
弟(とは言っても…こんな広いとなぁ)
 
姉「あっ。お花がさいてるー」
 
弟(この際、姉ちゃん帰して僕だけ探した方が色々効率がいいんじやないか)
 
姉「ぶちぶち〜」ブチブチ
 
弟「そうするか…まぁ、死に物狂いでやれば数時間で見つかるよな」ポサッ


42 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:11:15.58 ID:XVexEUUzO
姉「ほらー冠ーおーくんにあーうにあーう」
 
弟「ありがとう」
 
姉「えへへ〜。おーくんにおーうにおーう!」
 
弟(……におう?)
 
弟「……」スッ
 
弟「……カメムシびっしりだね。この冠」
 
姉「なんと〜!いかがなものですが、その現実は〜!」
 
弟「節辛い世の中です」
 
姉「せちせち!」
 
弟「せちせち!」
 
姉「……んにゅ?」ピクン


43 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:15:48.78 ID:XVexEUUzO
姉「……」スタスタスタ
 
弟「ねーみん?どこ、どこいくの?」
 
姉「……」スタスタスタ
 
弟「ちょっ……ねーみんっ!ねーみんってば!」ガシ
 
姉「……変なにおいがする」
 
弟「…変な臭い?それ僕のことでしょ?」
 
姉「違う。もっと…あの、こう…変なにおい」
 
弟「どこから?」
 
姉「あっち」
 
弟「……わかった。なら、一緒にいこうね。僕、ねーみんと離れるの嫌だから」
 
姉「わかった」
 
弟(…普段ならこの言葉、奇声を上げて嬉しがるのに)


44 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:18:19.85 ID:HX2TMIf00
ちゃんと見てるよ支援支援


45 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:18:56.13 ID:XVexEUUzO
学校の裏庭
 
弟「ここまで来たけど。どこから臭いするかな?」
 
姉「……」くんくん
 
姉「……」くんくん
 
姉「…あれからくさい臭いするるっ!」
 
弟「あれって……あれ?」
 
姉「そーう。くさいのですよーほんとにー」
 
弟「へー……焼却炉、ね」
 
弟(なにか、嫌な悪寒しか心情を駆け巡らないのだけど)
 
姉「あけまーすよー?いいですかー」
弟「いつのまにっ!」
 
姉「ねーみんの秘密特技の一つなのさー!」
 
弟「初めて知った!その特技名!……いや、僕が開けるよそれ」


46 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:21:16.97 ID:XVexEUUzO
姉「どしてー?」
 
弟「…流石に女の子にそれを持たせるのは、ちょっとね」
 
弟(明らかに蓋のとってにこびりついてるもんなぁ……なんか、毛みたいなの)
 
姉「まぁーまぁまぁまぁー。おーくんってはやっさしー」
 
弟「そうでもないよ」
 
弟「……さて」スタスタ
 
弟「なにもありませんようにお願いします」
 
姉「おねがいしまーす」
 
弟「…ご満開ー」かぱり
 
姉「くっさーい」
 
弟「……」
 
弟「黒い、塊?」
 
姉「にゃーにゃー?」
 
弟「…あぁ、猫かこれ」


47 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:24:10.26 ID:XVexEUUzO
弟「ここまでくると…やっぱ臭いするな」
 
姉「くしゃいくしゃい」
 
弟「…というか良くわかったね。猫って」
 
姉「んー?だってほらーびっし!…この子の首輪にぃキーホルダーつけたゆっ!」
 
弟「キーホルダー…ってうちのカギじゃないか」
 
姉「かわいいよねーねこにねこキーホルダー…ふひゅひゅ〜!」
 
弟(溶けて半壊してるのに可愛いと申しますか…)
 
弟「……」
 
弟「なんか時空間がおかしいみたいだけど、カギ無くしたのいつ?」
 
姉「え〜?……一か月前?」
 
弟「さり気なく凄いこといったねーねーみーん!」
 
姉「おーくーん!」
 
弟「あはは」
 
姉「えへへ〜」
 
弟(帰ろっかなもう…)


48 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:28:44.94 ID:XVexEUUzO
自宅
 
姉「ただーいまっ」
 
弟(…気にして無かったけど。カギかけてなかったんだなこの家)
 
姉「おなかへったー。ねぇ、おーくんなんかつくってー」
 
弟「んー?なにがいい?」
 
姉「んとぉー…おにく!」
 
弟「お肉?……じゃ頑張ってステーキでも作ろっかな」
 
姉「ステーキ?すてーき!」
 
弟「なかなかさぶいギャグをお持ちで…」
 
姉「いえいえ、おーくんも……ぐっへっへっ」
 
弟(お代官様風にいってんのかな…)


49 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:33:10.83 ID:XVexEUUzO
弟「できたよー」
 
姉「できましたかー」ごろろー
 
弟「ほらほら起きて。ご飯がさめちゃうよ」
 
姉「んじゃおーくんが温めてねー」ごろろー
 
弟「懐にでも入れろと?」
 
姉「いただきまーす」
 
弟「いただきます」
 
姉「おいひぃーね。このおにくおいひぃーねっ」
 
弟「奮発したからね。良い値段したよ」
 
姉「むふ〜。贅沢なおうちのおこさまになったのですねー」
 
弟「お金は使うものだよ」


50 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:36:57.35 ID:XVexEUUzO
姉「はぐっはぐっ」
 
弟(相変わらず手元、おぼつかないなぁ)
 
姉「ずばっ!」
 
弟(……ナイフの使い方は上手いんだね)
 
弟「……」
 
弟「ねぇ。ねーみん」
 
姉「なぁにー」
 
弟「猫殺したの?」
 
姉「むへぇ〜?…ふにゅにゅ…にゃーにゃー?」
 
弟「そうそう」
 
姉「ん〜んんーん〜んー!………ん?」
 
弟「どうなの?」


51 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:38:49.46 ID:HX2TMIf00
しえん


52 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:40:23.63 ID:XVexEUUzO
姉「うにぃ……ころしてないかなー?」
 
弟「本当に?」
 
姉「ほんとだよー。おーくんはねーみんのこと信じられないのかぁー」
 
弟「信じてるよ。心の奥底から」
 
姉「ならいいのですっ!」
 
弟「…そっか。殺してないのか」
 
弟(よかった。また無駄に事件負わなく、)
 
姉「まーこの前、ころしてる人はみたけどぬぇー」
 
弟「……え?なに?」
 
姉「にゃーにゃーころしてる人、見たけどーっていったのっ」
 
弟「マジで?」
 
姉「まじまじっ!」
 
弟「……はぁ」
 
姉「まーじまじっ!」


53 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:50:43.32 ID:XVexEUUzO
姉「なんかねぇ、にゃーにゃーの体に…」
 
姉「何度もぼうみたいなの刺し込んでた。こんな風にっ」ザクザクザク
 
弟「食べ物で遊ばない。……それ、どこでみたのさ」
 
姉「ん〜…学校近くだったかな?」
 
弟(…学校周辺にある林か)
 
弟「んで、顔は見たの?」
 
姉「みてないー。暗かったし、後ろ姿だったし」
 
姉「あ、でもおーくんと同じ制服だったよ」
 
弟「……そうかぁ」


54 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:53:10.84 ID:XVexEUUzO
弟「……」
 
弟「…まさかだと思うけどさ、顔見られてないよね?」
 
姉「えー?」
 
姉「陰ながら見てたからバレてないとおもうー」
 
弟(…変な所で常識的になるなぁ)
 
弟「んまぁ。相手にバレてないならいいか」
 
姉「バレてなぁいバレてなぁい」
 
弟「……お肉さめちゃったな。あたためよう」
 
姉「懐かす?おーくんならいいよ?」
 
弟「…遠慮しとくよ」


55 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/20(日) 23:58:10.15 ID:XVexEUUzO
うんこいってきます


56 名前: 冒険の書【Lv=2,xxxP】 [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:03:31.85 ID:qzTISBhJ0
おーくんと呼ばれることあるからドキドキしてる

呼んでくるのは男だけど


57 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:41:46.05 ID:8+M7i8n7O
出ないからって力みすぎて痔になって悶えてないことを祈る


58 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:45:27.86 ID:gI8mu3mPO
次の日
 
弟「今日はお出かけしようね」
 
姉「やったー!どこいくの?」
 
弟「うん。診察にいこっか?」
 
姉「………ババアの、ところ?」
 
弟「ババアじゃなくて先生。精神科のせんせーい!」
 
姉「嘘っ!あんなの嘘吐きだよあれっ!先生じゃない!」
 
弟「あの先生は良くも悪くも素直な人だからーいこーねーいこー」
 
姉「……むぷぅ」
 
弟「そい」ツン
 
姉「ぽひゅう」
 
姉「もーう!!」
 
弟「あががが…首掴んでゆらさないででで」


59 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:47:55.11 ID:gI8mu3mPO
姉「…でーと」
 
弟「うぇ?」
 
姉「なら、でーとして今日」
 
弟「わかった、するする。…だから診察いってくれる?」
 
姉「なんでも言うこときいて、なんでも叶えて?」
 
弟「なんでもきく。何回でも聞いちゃう」
 
姉「なら、いってあげるぅぅぎゅぅぅぅっ」
 
弟「ぎゅぅぅぅ!ねーみんありがとー!」


60 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:51:53.34 ID:gI8mu3mPO
病院
 
弟「どうも。お久し振りです」
 
先生「あーうんうん。来たかシャイボーイ」
 
弟「根拠の無い決め付けは止めてください」
 
先生「なんだよ。いきなり無愛想だね」
 
弟「あ。わかりますか?人間離れな生活してる先生も、人の心情計れるんですね」
 
先生「……」
 
弟「……」
 
先生「学校に姉を送ったの怒ってんの?」
 
弟「怒ってませんよ」
 
先生「嘘」
 
弟「四捨五入で怒ってません」
 
先生「おこってんじゃん」


61 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:52:48.26 ID:lIRmdAWd0
しえ


62 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:53:42.91 ID:gI8mu3mPO
先生「あーいやだいやだ。近親相姦ほど醜い繋がりはないよねー」
 
弟「……失礼ながら、先生もなんか怒ってますか?」
 
先生「怒ってない怒ってない。怒ってたら君の顔みた瞬時に蹴っ飛ばしてるからぁッ!」
 
弟「んぷっ」ズパン!
 
先生「あ。ごめんスリッパが滑った」
 
弟「……なんか、怒ってますよねやっぱり」
 
先生「君ほどじゃないよ」
 
弟「……ティッシュください」
 
先生「ガーゼしかないよ。ほれ」
 
弟(明らかに使い古した奴だこれ…)


63 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:56:32.79 ID:gI8mu3mPO
先生「まぁ、座れば?」
 
弟「…わかりました」ギシ
 
先生「…………」
 
弟「…姉は、姉の容体はどんな感じですか」
 
先生「…相変わらず、世界が見えて無い。おーくんで始まりおーくんで終わり」
 
弟「……」
 
先生「ある意味、あれで幸せかもね。一途な生き方はそれだけで糧になる」
 
弟「…そうですか」
 
先生「……」
 
弟「……なにも、言わないんですか。他に、」
 
先生「いってほしいの?」
 
弟「……」


64 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 00:59:03.98 ID:gI8mu3mPO
先生「んじゃ聞くけど、なんで姉を病院から連れていった。しかも勝手に」
 
弟「…勝手じゃないっすよ。先生いったじゃないですか」
 
先生「あぁいったよ。外に連れ出すぐらいは、ってね。誰もあの家≠ナ住み始めろとはいってないけどね」
 
弟「……」
 
先生「しっかも病院に対しても立派な嘘を並べやがって。だれ一人、疑ってなかったぞ」
 
弟「………」


65 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:02:42.88 ID:gI8mu3mPO
先生「それで?」
 
弟「…それで?」
 
先生「新婚生活はどうだったかと聞いてるの」
 
弟「…期待通りの展開でした」
 
先生「あー想像付くから言わなくていいわやっぱ」
 
弟「らふらぶどろどろーでしたよ」
 
先生「そりゃーよかった。それが何かしらの発展になればいいね」
 
弟「させますよ」
 
先生「それが理由?」
 
弟「ゴジュッパーセント」
 
先生「ちゃんと100%にさせなさい」


66 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:05:05.22 ID:gI8mu3mPO
先生「…君があの娘と、あの家で住んだとして。あの娘に変化がみれれば良いけどね」
 
弟「はい」
 
先生「もし、なんら変化なかったら連れて行くよ?」
 
弟「はい…」
 
先生「やけに素直ね」
 
弟「…自分も、これで良いのかってちゃんと思えないんです」
 
先生「だから50%?」
 
弟「えぇ、僕の意気込みもかねて」
 
先生「……相変わらず、嘘が下手ね」
 
弟「嘘は僕の化身ですよ」
 
先生「なら早くその化身捨てなさい。そしてあの娘から、早く離れなさい」
 
弟「…どうしてですか?」
 
先生「私は、君があの娘よりも心配だから」
 
弟「……」


67 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:08:00.30 ID:gI8mu3mPO
先生「はい終わりー。薬だしとくからあの娘に朝晩飲ませてねー」
  
弟「…先生」
 
先生「あーかったるぅ。いっそもう仕事やめちゃおうかしらー」
 
弟「それは困ります」
 
先生「……へぇそう。君がいうの?それ?」
 
弟「…嘘です」
 
先生「ダウト。また来なさい、コーヒーぐらいだすよ」
 
弟「先生のコーヒー薄いからあんまりいらないです」
 
先生「んじゃあ何も出さないけど来い」
 
弟「…わかりました」


68 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:11:13.68 ID:gI8mu3mPO
廊下
 
弟「……」
 
姉 スヤスヤ
 
弟「おんぶかなぁ。家まで耐え切れるかなぁ」
 
弟「うんしょっと」
 
姉「おーきゅぅ…ん…ふにゃふにゃ…むにゃ…」
 
弟「……夢の中でもおーくんはいるんだね。ねーみん」
 
 
弟「お姉ちゃん…帰ろう。あの家に」


69 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 01:11:48.55 ID:TmJCkQ5W0
劣化みーまー杉ワロス


70 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:13:18.09 ID:gI8mu3mPO
自宅
 
弟「とうちゃーく……っはぁー!」ドサリ
 
姉「ふぇい…むにゃむにゃ…」
 
弟(ここまでして起きないとは。まぁ寝る子は育つというし、いっか)
 
弟「!」チカ
 
弟「伝言が入ってる」ポチッ
 
『伝言一件です。午前─』
 
弟(診察が丁度終わった時間……?)
 
『の伝言です ピー』
『──確率の問題からいって、貴方は弟くんでしょうか。はじめまして』
 
弟(誰だ…?)
 
『私はこういう者です。という伝言なのに名刺を見せるという古典的なギャ』
『ピー 伝言は以上です。この伝言を削除するには九をおして、』
 
弟「きゅう」ポチッ
 
『削除しました』
 
弟「……なんだったんだ」


71 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:15:52.90 ID:gI8mu3mPO
一週間後
 
弟「今日、日直だからさ。早く行っとくね」
 
姉「うにゅうにゅ……にゅ?おーくん早くない…?」
 
弟「だから、今日は日直だから早めにいかなきゃならいんだ」
 
姉「……」
 
弟「ご飯はテーブルの上に牛乳とパン置いてあるから、それ食べてね」
 
姉「いえっすー…まーむ」
 
弟「僕は男だよ。んじゃ車には気をつけて、遅れないように」 
姉「早めにかえってくるのですよー」
 
弟「ねーみんが早めに学校にきてねー」
 
姉「まぁ、わがままだ」
 
弟「……」


72 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:18:53.29 ID:gI8mu3mPO
教室
 
弟(誰だ職員室に出さなかったのは…日誌を)ガタンカタ
 
弟「……」
 
弟(日誌は誰の机の中に入ってるんだ…)
 
弟「……どこだろ。なるべく早めに見つけたい所なんだけど──」
 
女「……」
 
弟「すおわぁっ!なに、お前いつからいたっ!」
 
女「……」ピクン
 
女「……」パララララ…
 
女「……」スビジ!
 
弟「『そなたよりも早く駆け付けた』…って意味的にあってんのかコレ」
 
女 コクリ
 
女「……けしけし」


73 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:21:22.43 ID:gI8mu3mPO
弟「じゃあさ、一緒に探してくれるか?見てたんなら何探してるかわか、」
 
女「『だが断る』」
 
弟「最後まで言えず断れた…というかコアな表現も入れるんだな…」
 
女「……こく」ケシケシ
 
女『世界は広い』
 
弟「いい言葉だ」
 
女「……だろう」ケシケシ
 
弟(何しに来たんだろコイツ……)
 
弟「あ、女ももしかして日直なのか?」
 
女『はい』ケシケシ
 
弟「なるほどなー。なんか女が早めに学校くるなんて珍しく感じる」
 
女「……」ケシケシ


74 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:23:43.07 ID:gI8mu3mPO
女「『お前』の『彼女』は『どうしたのだ』」ケシケシ
 
弟「…彼女?」
 
女「おう」
 
女「あ、あああああ、あいらぶらぶらぶぶぴゅー!」
 
弟「……僕はブラジャーはしない性別なんだけど」
 
女「……」
 
女「……『恋人』はてな」
 
弟「は?もしかして……姉のこといってんの?」
 
女「……こく」
 
弟「ちょっとまちなさーい」


75 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:25:00.24 ID:j6Iw93ML0
ダウトの下りなんかもうみーまー


76 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:26:06.24 ID:gI8mu3mPO
弟「あのなぁ女、僕と姉の関係は分かってる?」
 
女「…愛人?」
 
弟「違う。それは…それは、ちょっと見た目的に考えての発言だろ」
 
女「……」
 
弟「だから世間一般的に考えて言えば、僕たちは姉弟。それ以下でもそれ以上でもない」
 
女「…じゃ、『恋人』ちがう?」ケシケシ
 
弟「存分に違う」
 
女「……」
 
女「『部活』こい」ケシ
 
弟「突然だな」


77 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 01:26:44.13 ID:vTN1gHbIO
姉→まーちゃん
弟→みーくん
女→ゆゆゆゆ
医者→ニー日
電話の人→ジェロニモ
友→菅原

ってとこか
この流れなら犯人は剣道部
生徒会長はまだ出て来てないし友が犯人かしらね


78 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 01:28:13.24 ID:z0cAOKJHO
2年前のスレをやり直してるのか


79 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:34:43.54 ID:gI8mu3mPO
弟「…そういえば最近、部活いってなかったな」
 
女「『みぃ』『ひとり』」ケシケシ
 
弟「国際化か。やるな女」
 
女「『イグザクトリィ』」ケシケシ
 
弟「あーうん、わかった。部活放課後いけばいい?」
 
女「こく」
 
弟「じゃいくよ」
 
女「ペラペラ…『身を焦がして待ってる』」ケシ
 
弟(もっと言い言葉なかったのか…)
 
友「ちぃーす」

弟「おはよう」
 
友「おーう。朝早いな」
 
弟「日直でね」
 
女「……」


80 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:37:04.65 ID:gI8mu3mPO
女「……」クイ
 
弟「…なんだ袖引っ張って」
 
女「こいよ」ボソ
 
弟「……ッ」ぞぞ
 
弟「息ふきかけんな。ぞわーってきたぞわーって」
 
女「……」スタスタスタ
 
弟(無視かよ)
 
友「おっと……今のって、隣りのクラスの女?」
 
弟「そうだよ」
 
友「へぇ。俺、アイツが喋ってるの始めて見た」
 
弟「そうか?僕は結構きいてるけど」
 
友「ふーん。へー。ほー」
 
弟「…なんだよ」
 
友「なんでもねぇーよー」
 
弟「………」


81 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:39:49.30 ID:gI8mu3mPO
友「そういえばさ、お前が謎の年上といちゃいちゃしてる暇にな」
 
弟(…まったく否定出来ないのがなんとも)
 
弟「謎じゃない。僕の姉だ」
 
友「それだから謎なんだよ。お前、姉貴なんていたか?」
 
弟「いーたーの。遠い親戚のそのまた向こうに存在してました」
 
友「もう姉貴じゃねぇじゃんそれ。まぁいいや、それよりさ」
 
弟「…また、写真?」
 
友「そうだとも。ほら、良く取れてるだろ?」
 
弟「…これいつ撮ったんだよ」
 
友「それが、なんと。自宅だっ!」
 
弟「本当にか?」
 
友「マジで!」


82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:42:41.68 ID:gI8mu3mPO
友「なんか知らんけどな、先輩に家に呼ばれて」
 
弟「うん」
 
友「『友くんは…いつも部活頑張ってるよね。私は凄いと思うよ』って言われた!」
 
弟「……それだけ?」
 
友「それだけだ!うわー!ちょぉォォォォォうれしぃ!」
 
弟「……」スタスタスタ
 
友「だから今度な、先輩の家で食事することになってな……!」
 
友「明々後日なんだが嬉しいのなんのって…」
 
友「あれ?ー人?」


83 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:44:43.13 ID:gI8mu3mPO
焼却炉前
 
弟「……」カパリ
 
弟「ほっほー」
 
弟「増えてますね」ガタン
 
弟「……」
 
弟「あ〜ねーみんと幸せに暮らしてぇ〜…」


84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:47:20.41 ID:gI8mu3mPO
放課後・廊下
 
弟「……」
 
女2「……」
 
弟「……」スッ
女2「……」スッ
 
弟・女2「!」
 
弟「……お前、右。僕、左」
 
女2「…わかったわ」
 
弟「よし。ではさよ、ごはぁ!」ゴチン
 
女2「いたいわね」
 
弟「誰のせいだっ」


85 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:51:08.57 ID:gI8mu3mPO
弟「もう何も言わないと思ったけど、わざとだろ?」
 
女2「違うわ。決してわざっとじゃないわわわぅ」
 
弟「口調危ないぞ。僕の偽者」
 
女2「この流れてきにいって恋が始まる五秒前ってとこらしら?」
 
弟「空気読めないのはもはやデフォなのかお前」
 
女2「食パン咥えてないからだめなの?」
 
弟「フランスパンでもくわえてろ偽者」
 
女2「ダメね。今日はなかなか冴えて無いわよ?」
 
弟「お前と違ってナイーブなんだよ」


86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 01:53:18.98 ID:gI8mu3mPO
女2「ナイーブ?あーなるほど低カロリーなのね」
 
弟「オリーブだろそれ。僕は炭水化物だ」
 
女2「じゃ私は塩化ナトリウムー!」
 
弟「……なにか用か偽者」
 
女2「特に用がないと話しかけちゃダメなのかしら」
 
弟「僕的に拒絶したい」
 
女2「ツンデレ?」
 
弟「デレ0%」
 
女2「ツンだけでもご飯3杯いけるから大丈夫よ」
 
弟「一生飯食べてろ」


87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:02:06.23 ID:gI8mu3mPO
女2「つれないわね。お腹空いたの?」
 
弟「空いてない。少なくともお前のデレはいらないからな」
 
女2「ちっ…と思わせぶりな舌打ちをしてみる」
 
弟「舌の筋肉活発なんですね」
 
女2「貴方ほどじゃないわうわう」
 
弟「あははー」
 
女2「うふふ〜」
 
弟「ではこれで…あたっ!」ゴチン
 
女2「恋始まる?」
 
弟「永久にならん。そんなに僕とぶつかりたいなら鏡に向かって体当たりでもしとけよ…」
 
女2「嫌よ。無駄」
 
弟「僕も今、そんな気分だよ」


88 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:04:26.44 ID:gI8mu3mPO
弟「もう行くからなっ!邪魔すんなよ!」
 
女2「ヘイ。ちょっち待ちな」
 
弟「だーからなん、」グイ
 
女2「貴方、またなんか厄介ごと突っ込んでまする?」
 
弟「…離せ。ここ廊下だぞ」
 
女2「あらやだ。意識過剰ね」
 
弟「首に腕回すほうがこの場でおかしいんだけどな」
 
女2「そんなのどうでもいい……妹が、私の目玉焼きにソースじゃなくて醤油かけた並にどうでもいいことよ」
 
弟「僕の羞恥心は調味料と同じか」
 
女2「拗ね無いでー」
 
弟「にげさせてー」


89 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:07:22.40 ID:gI8mu3mPO
弟「……つぅーかなんでお前がんなこと聞いて来るんだよ」
 
女2「何故だか分からないけど、大層に妹貴方の事が気に入ったらしくて」
 
女2「『おねーちゃん、元気そうだったよ』って言ってたわ」
 
弟「ならそのまま汲み取れよ。僕はげんきでーすって」
 
女2「うちの妹の障害わかってるでしょう」
 
弟「わかっててもそう汲み取れ」

女2「私がこんなに貴方を思ってるのに…うっうっはっくしゅん!」
 
弟「色々と台無しだな」
 
女2「最近は鼻炎なの」
 
弟「病院いけよ。そして色々治してもらいなさい」


90 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:09:40.64 ID:gI8mu3mPO
女2「鼻炎は酷いわ。ハナタレなんてにわなすぎるもの…」グイ
 
弟「おい。急になに胸に顔をうず」
 
女2「ずぴゅー」
 
弟「……」
 
女2「ずぴゅぴゅー」
 
弟(口で言ってやがる…)
 
弟「…満足?」
 
女2「貴方の驚いた顔に満足」


91 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:13:23.66 ID:gI8mu3mPO
部室
 
弟「結局、ちょっと遅くなっちまった」
 
弟「いるかな」ガララ
 
弟「…いない、か」
 
弟「ん?」
 
弟「置き手紙…」
 
弟「『せこいや』」
 
弟「……」
 
弟「謎すぎる」


92 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:16:41.09 ID:gI8mu3mPO
教室・三年部
 
弟「……」ガララ
 
姉「……」スースー
 
弟(寝とる…)
 
弟「……ねーみん?起きてー帰るよー」ユサユサ
 
弟(…すっごい見られてるなクラスの人に)
 
姉「……んっ…おーくん………?」
 
弟「おーくんだよ。放課後だからかえふぐぇ」
 
姉「たやー」
 
弟「んっ…く…!?」
 
姉「………ちゅぱ」
 
弟「……」
 
姉「はれ?……あれ?ここど、」
 
姉「……………」
 
弟(…教室内。しかもクラスの人がいる中でベロちゅーですか)


93 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:19:26.24 ID:gI8mu3mPO
姉「………間違った」
 
弟(寝ぼけてたのか)
 
姉「帰ろう。私、ここにいたくない」
 
弟「……わかった」
 
弟「はい、鞄もっ」
 
姉「早く」ガッ グイ
 
弟「ひっぱらなく、ても、いくからうわー」
 
帰り道
 
弟「……ねーみん?」
 
姉「なに」
 
弟「今日はご飯なにがいいかなーって…」
 
姉「…なんでもいい」
 
弟「ねーみんの好きなもの作りたい気分なんだー」
 
姉「じゃ、おーくん」
 
弟「…またそれなの?」


94 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:22:33.92 ID:gI8mu3mPO
弟「でもさ、僕食べちゃったらもうそれっきりだよ?」
 
姉「ぶんべつして食べるもの。いっこずつ、切り落としてたべるの」
 
弟「なかなか理想的な考えだね」
 
姉「それならおーくんしななくてねーみんしあわせー」
 
弟「でもそれーいずれとして死んじゃうよねー」
 
姉「おーくんはしなないよー」
 
弟「僕はなにものだーぅ」
 
姉「だーぅ!」


95 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:26:54.81 ID:gI8mu3mPO
自宅
 
弟「……で、何故か寝ちゃうと」
 
姉 スヤスヤ
 
弟「……」ナデナデ
 
姉「……ふみぃ…」
 
弟(全然クラスの時の寝顔違うね。ねーみん)
 
弟「……ご飯、どうしよっかな」
 
プルルル
 
弟「電話…?」


96 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:29:33.22 ID:gI8mu3mPO
弟「………」

プルルル

弟(……嫌な気配センサーびんびん)

プルルル

姉「んむぅ…んあー……」

弟「……出るか」がちゃ


『もし─…』がちゃん

弟「よし、これでオッケー」

プルルル
ピリリリ

弟「電話と携帯が同時に受信……だと?」


97 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:32:28.71 ID:gI8mu3mPO
弟「軽くホラーだな」ピッガチャ
『もしもし』モシモシー

弟「もしもし。劇団の方ですか?」

『いえいえー』イエイエー
『こちらとしては』コチラトシテワー
『エコーはかかってないものでして』エコーハカカッピッ

『──助かります。軽く同僚から奇異な目で見られてましたので』

弟「そうですか。お役に立てなによりです」

『その素敵なハスキーウ"ォイスはおーくんですか』

弟「そうです。私がおーくんです。だっふんだ!」

『時代錯誤な自己紹介ありがとうございます。こんにちわ』

弟「こんにちわ」


98 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:33:42.32 ID:3TYNDKu7O
なにこれ
姉が池沼で、弟は精神疾患?


99 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 02:49:16.00 ID:3TYNDKu7O
姉は自閉症っぽいな
エコラリアの症状とかが見られる


100 名前:米田 ◆YONE/zixE6 [] 投稿日:2011/02/21(月) 04:26:06.97 ID:l1mqOSjs0
     ヾヽ
    γ_ ・l>  
    ミ(ノノハヾ)   
  ヘレ∩゚ヮ゚∩ヽ 
 〈   .l l>炎ソ 〉 
 VWWく/__lへV  
      ∪    


101 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 05:19:36.02 ID:yEB5UJAn0


102 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 08:43:15.87 ID:vTN1gHbIO
UNおーえも出て来たか

みーまー通りだと弟は偽物おーくんで本物おーくんは記憶喪失
おーくんと呼ばれることでおーくんを認識するから誰でもおーくんになりうる

大江の妹も出て来るなら全部反対に理解する障害持ちかな


103 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 10:23:30.62 ID:TlvibWNJ0


104 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:15:53.38 ID:gI8mu3mPO
『なんというか、その返答のしかたから推測しますが…』

弟「はい、なんでしょう」

『おーくんは私の正体などとか理解されてたりします?』

弟「いえいえ、僕なんか警察のお世話になることなんてあるわけ……」

『わかりました。あの馬鹿が言ったんですね。お答えありがとうございます』

弟「ええ、隠されたメッセージをもらいまして。……本当に先生の友達で?」

『アイツに彼氏は一人も出来たことありません』

弟「よくわかりました」


105 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:19:56.35 ID:gI8mu3mPO
『それでですね、私達警察はちょっとした事件を扱ってまして』

弟「唐突ですね」

『出会いはいつも唐突ですよ。わたしも貴方とも、ね』

弟「出来れば警察の出会いは遠慮されたい感じです」

『では個人的な関係はどうでしょう?』

弟「私には若い新妻がおりまして…今夜も寝かせてくれません…」

『熱い姉弟愛ですか?腕相撲なら負けませんよ』

弟「それは熱いですね。愛は愛でもライクでは無くサイエンスラブ」

『科学愛?あの馬鹿に思考まで毒されましたか?』

弟「そういえば、先生は馬鹿でもアホじゃないですよね」

『あぁそうですね。あえて馬鹿以外で表すなら…』

弟「『素直馬鹿』」


106 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:24:43.23 ID:gI8mu3mPO
『今の言葉でわかりました。とんだ捻くれ者なおーくんですね』

弟「近所でも良く言われます『あの子はとんでもなくシャイボーイあいらぶゆー』と」

『最近では愛の告白が流行ってるのですか?なら、私も一つよろしいでしょうか』

弟「だ、だめです。私にはか弱い妹がいまして…毎晩寝かせてくれないんですよ…」

『それは意味合い的に本格的逮捕に乗り出しますよ?』

弟「では、姉にしときます」

『逮捕です』

弟「しちゃうぞ!」

『的確にネタを突かないでください。きゅんとしちゃいますから』

弟「年上ハンターとして名をはぜたましたから」


107 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:29:13.69 ID:gI8mu3mPO
『お返しに私からも一言あげます』

弟「なんでしょうか」

『夜中ちゃんとねーみんさんの様子を見ててください』

弟「どうしてですか?」

『分からないんですか?私が逆に問いたいぐらいなのに』

弟「ぐっちゃぐちゃで分かりません」

『私色に染め上げましょうか?楽になりますよ』

弟「出来れば最後まで健全な青年で通したいので」

『ドラッグではありませんよ。警察ですから』

弟「あ、これは一本とられました」

『とってやりました。では、これで』

弟「またお会いしないことを願ってます」

『そうですね。個人的な出会いがあると素敵です』

がちゃん

弟「なんかつかれたー」


108 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:36:38.54 ID:gI8mu3mPO
その日の夜
 
姉「どうしようもないときは、私にたよっていいんだよ」
 
弟「うん?いや、大丈夫だよ」
 
姉「なんで?おーくんならいっぱいたよってほしいのにぃー」
 
弟「ううん。たよらせることなんて、僕はつくらせないから」
 
姉「……どーして?」
 
弟「僕はいっつもねーみんにたよりっぱなしだからさっ!」
 
姉「うにゅう。ならねーみんもっと頼ってあげるおっ」
 
弟「どんとこい」


109 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:39:00.79 ID:gI8mu3mPO
訂正
その日の夜
姉「さてさてさて。どうしますかおーくんよ」
 
弟「なにがー」
 
姉「今日のことです」
 
弟「ごろごろーしとこよー」
 
姉「それもいっすねー」
 
弟「っすねー」
 
姉「っすっすっすー!」
 
弟「ちょっとその言い方だけ止めようかねーみん?」
 
姉「たいがーほうす?」
 
弟「まさかの英会話。どこでそんなの覚えたの?」
 
姉「すごいっしょ?テレビ見て覚えたっす!」
 
弟「すっげー!」
 
弟(その口癖は何処で覚えたのかなぁ)


110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:45:12.99 ID:gI8mu3mPO
弟「というかつかれたー」
 
弟「床でごろごろーするのも一苦労だねー」
 
姉「おーくんとごろごろなら何回でもできるよ?ごろろーごろろー」
 
弟「何回もは流石にきついかな。三半規管の考慮すると」
 
姉「私は永遠とまわれるよ?まわるまわる〜」
 
弟「僕と一緒なら?」
 
姉「おーくんと一緒ならっ!」
 
弟「やったー!うれぴー!」
 
姉「おーくん!おーくん!」
 
弟「ねーみん!ねーみん!!」


111 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:53:42.55 ID:gI8mu3mPO
姉「ぐるぐーるぐる」
 
弟「ぐーる……ぐる」
 
姉「すごーい。おーくんのめんたまもグルグル回ってるー」
 
弟「……おーくんの目玉はね。今はねーみんを捕らえようと必死なのだよ」
 
姉「えー?そんなにねーみん大きくないよ?」ドスッ
 
弟「ごふっ。……うんうんそうだねーねーみんちっさいよねー」
 
姉「だよね。そうだよね」ゴスッ
 
弟「ッ……ごめんね。変なこといって?」
 
姉「もーう。だめだよ?太ってるとか言ったら」
 
弟(太ってるとはいってないよな僕…)
 
姉「へんじはー?このお口からのへんじはー?」グィィ
 
弟「わひゃひまひはー」


112 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 11:57:35.07 ID:gI8mu3mPO
姉「あーまわったーやせたー」
 
弟(気にしてたのか…逆にスレンダーすぎるとおもうのに…)
 
姉「そういえばおーくん。なんだかおなか減らない?」
 
弟「え……?うんう、ん。おなかへってるかなぁ?」
 
姉「そうだよね。おなか減ってるよね。うんうん」
 
弟「……でもさ、今日は折角のお休みだからさ。なんか外食しない?」
 
姉「えー?どうして?カレー残ってるよ?」
 
弟「んでもね、カレーはかれこれ一週間は食べてたりするよね」
 
姉「……カレーはおーくんの大好物のはずだよね…?」
 
弟「わー僕カレーだいすきー」


113 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:00:01.34 ID:gI8mu3mPO
姉「晩ご飯です」
 
弟「……」
 
姉「おーくん。ごはんはなーにーかーな?」
 
弟「なにかなー」
 
姉「カレー!」
 
弟「カレー!オッケー!カレー!」
 
姉「ご飯も、みそしるも、佃煮も、おかずも、ふりかけもカレー!カレー味っ!」
 
弟「カレー味っ!」
 
姉「おーきゅん嬉しい?」
 
弟「もう神経全体の形成はカレーでイイッスヨー!」
 
姉「いっすよー!ねーみんが嬉しいならおーくん嬉しいよねー」
 
弟「よねー!」
 
弟(目玉の奥からスパイスが漏れでてきそう…)


114 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:02:05.09 ID:gI8mu3mPO
弟(かれこれ一週間はカレー……)
 
姉「カレーもりもり〜」
 
弟「少なめでもいいよー」
 
姉「えんりょしなーい。えんりょしなーい」
 
弟「……」
 
姉「へぃ!おまちどー」
 
弟「…わーおいしそう」
 
姉「くふふ〜。おーくん食べて食べて〜」
 
弟「いただきまーす」
 
弟(正直匂いの時点でグロッキー間近だが)
 
弟「死なばもろともっ!」
 
弟 ぱくり


115 名前: 冒険の書【Lv=1,xxxP】 米田 ◆YONE/zixE6 [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:03:15.31 ID:dfN7pKebO
     ヾヽ
    γ_ ・l>   ガンガレ
    ミ(ノノハヾ)   
  ヘレ∩゚ヮ゚∩ヽ 
 〈   .l l>炎ソ 〉 
 VWWく/__lへV  
      ∪    


116 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:06:40.77 ID:gI8mu3mPO
就寝部屋
 
姉「ねー今日はどんな一日だった?おーくん」
 
弟「最後の狭間で黄金の世界にて自分とは何か考えてたよ」
 
姉「すごーい。ねーみんもそんな一日すごしたかった」
 
弟「いつか出来るよ。多分、そう遠くない未来で」
 
姉「今の言い方かっくいー。ほれた」
 
弟「ありがとう」
 
姉「じゃ、おやすみのちゅーね」
 
弟「カレーちゅー」
 
姉「ほーう……ほんとだ、カレーの味がするきゃはは」
 
弟「頬にキスしたのに舌良く届くね。ではカレー男爵とお呼び」
 
姉「おーくんはおーくんだよ?」
 
弟「だったねー」


117 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:09:13.06 ID:gI8mu3mPO
姉「ほーう……ほんとだ、カレーの味がするきゃはは」
 
弟「頬にキスしたのに舌良く届くね。ではカレー男爵とお呼び」
 
姉「おーくんはおーくんだよ?」
 
弟「だったねー」


118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:11:20.44 ID:gI8mu3mPO
訂正

弟「……おやすみ姉ちゃん」
 
弟「……」ナデナデ…
 
弟「……うぷ」
 
弟(また黄金の世界が…)
 
弟「……」
 
弟「外の空気でも吸おうかな」
 
ベランダ
 
弟(空気が旨いと思ったのは……2回目かなぁ?)
 
弟「……」
 
弟「たべもの、か」
 
弟(……今の状況は、昔食べさせられた妹の飯よりましかなぁ)


119 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:13:35.43 ID:gI8mu3mPO
回想
 
弟「……なにそれ」
 
妹「いぬ」
 
弟「犬?」
 
妹「見て分かんないの?」
 
弟(ただの肉の塊にしか見えない…)
 
妹「毛皮剥いだのよ」
 
弟「剥いだの?」
 
妹「そう。暴れたけどね」
 
弟「…服、血だらけだ」
 
妹「私のじゃない。カワをはいでたら暴れたから」
 
弟「生きてたの?」
 
妹「私もびっくりした」


120 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:15:55.30 ID:gI8mu3mPO
弟「へぇ」
 
妹「……それだけ?」
 
弟「え?」
 
妹「いぬのザンコクな死体をみたのに。なにも思わないの」
 
弟「え、あ……うん。赤いな、ぐらいかな…?」
 
妹「…」ゲシゲシ!
 
弟「ちょ、すねはっ、すねはいたいよ妹……!」
 
妹「キチガイ」
 
弟「…………………」
 
妹「……なんかいえよ」
 
弟「ごめん…」
 
妹「……なんであやまる」
 
弟「なんとなく…」
 
妹「きもい」
 
弟「……」


121 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:18:07.85 ID:gI8mu3mPO
妹「お前、手伝え」
 
弟「え……なにを?」
 
妹「今から、コイツ食べるから。手伝え」
 
弟「これ、食べるの?」
 
妹「あたりまえだろ。じゃなきゃ何のためにころしたんだよ」
 
弟「…………」
 
妹「はやく」
 
弟「……わかった。なにをすればいいの」
 
妹「じてんしゃもってこい。家はこぶ」
 
弟「え……でも、自転車は家にある」
 
妹「はやくもってこい」
 
弟「………」コクリ


122 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:20:28.86 ID:gI8mu3mPO
弟「もっ……て、はぁはぁ…きたよ…はぁはぁ…自転車……っ」
 
妹「おそい。死ね」
 
弟「……」
 
妹「働き蟻は働いてなんぼだろ。働けよ」
 
弟「……うん。ごめん」
 
妹「さぁ、いけ。いぬがくさるから」ヒョイ
 
弟「……」
 
弟「…あのさ」
 
妹「なんだよ」
 
弟「……途中、車輪につまさきいれないでね。あぶないから」
 
妹「……」
 
弟「ね?」
 
妹「…わかった。はやくいけ」
 
弟「うん」


123 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:23:05.21 ID:gI8mu3mPO

 
妹「ちゃんとこげよ。いぬが汚れただろ」
 
弟「約束したのに…妹が車輪につまさきいれるから…いてて」
 
妹「うるさい」
 
弟「……」
 
妹「……ちっ。なべ」
 
弟「え…?」
 
妹「台所からなべもってこい。後あぶらも」
 
弟「う、うん…」
 
調理中
 
妹「……」ベキッミチミチ…
 
妹「包丁」
 
弟「……」ポス
 
妹「……」ガッガッ…ボロ
 
妹「…骨がすかすか」


124 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 12:25:31.45 ID:gI8mu3mPO
妹「……」グチャグチ
 
弟「本当にたべるの?」
 
妹「……」ゴリメキャ
 
弟「お腹壊さないかな…」
 
妹「……」メキメキ…ボキ
 
弟「病気とかだいじょ」
 
妹「うっさいっ!!さすぞっ!!!」
 
弟「………ごめん」
 
妹「………」
 
妹「…もう手伝なくていい。だまってみてろ」
 
弟「うん…」


125 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 13:16:35.35 ID:gI8mu3mPO
妹「……ちっ」
 
妹「なかなかぶんかいできない…もうトンカチでいい。とってこい」
 
弟「え、うん…」
 
 
〜〜〜
 
 
妹「……」
 
弟「トンカチー……あれ」
 
弟(…結局、そのまま揚げたんだ)
 
妹「おそいだろ」
 
弟「…ごめん。というか、それ食べるの…?」
 
妹「………」
 
妹「お前、食べる?」
 
弟「本気じゃないよね…」
 
妹「……」ぱく


126 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 13:20:24.09 ID:gI8mu3mPO
弟「あっ……」
 
妹「…もぐ、もぐもぐ…」
 
弟「……」
 
妹「ぺっ……にがい」
 
弟「…そうなの?」
 
妹「……なんか、ぎゅうにゅうを吸ったぞうきん食べてるみたいだった」
 
弟「……」
 
妹「お前、食べろよ」
 
弟「え、うそだよね…」
 
妹「……」ズイッ
 
弟「ちょ、なんか妹口から変なにおいして…あー」


127 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 13:52:56.51 ID:gI8mu3mPO
回想終わり
 
弟「………」
 
弟(あの頃は色々、若かったな…)
 
弟(妹も生きてたし、僕も僕だったし、おーくんはおーくんでねーみんはねーみんじゃなかったし)
 
弟「そして……おっと」
 
弟「妹は…動物殺しにいって、行方知れずだったな。そういえば」
 
弟「妹らしい死に方、かな」
 
弟「……ねようっと」


128 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 13:55:36.16 ID:gI8mu3mPO
学校・部室
 
弟「……」
 
弟「ひまだ」
 
ガララ
 
女「……」
 
弟「よっ」
 
女「『!』」ケシ
 
弟「…驚愕マークまで保守済みなのか女よ」
 
女「ぬ、ぬかりはないっ!」
 
弟「流石です!……あ、でも『抜かりない』って確か手帳になかったか?」
 
女「えっ……」
 
弟「多分だが……以前使ってたような気がするけど」
 
女「……」
 
女「あ、あ、あああああ、!!!!ぁぁぁぁぁああああ!!」


129 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 14:40:19.81 ID:gI8mu3mPO
女「ぁぁぁぁぁああああ!!!!ぬかりないぬかりないぬかりない」
 
弟(物凄い早さで抜かりないの正が増えていく…)
 
女「ぬかり、ない……ぐす」
 
弟「……なんで泣くんだよ。ちょち失敗しただけだろ」
 
女「…ぐしゅ…『許せない』…ぐす…『規則』」ケシ
 
弟「…女は自分に対してキツいんだな。僕には無理だ」
 
女「……『かっこいい』はてな…ずずっ」
 
弟「なぜそれをチョイスしたか分からないけど……カッコいいぜ!女!」
 
女「………」
 
女「『ありがとう』」ケシケシ


130 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 14:42:50.53 ID:gI8mu3mPO
数分後
 
弟「でな、最近はカレーダイエットというもの初めてだな」
 
女「こくこく」
 
弟「凄いぜー。なんかトイレった後の壮快感と壮絶感に挟まれてあぱー!ってなるから」
 
女「快腸か?」
 
弟「上手いこという。でも女にはお勧めしないぞ」
 
女「……」
 
女「『部室』なんで『お前』いる?」ケシケシ
 
弟「……今さらだな」
 
女「……なんか流れでいうの忘れてた」


131 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 15:23:32.49 ID:gI8mu3mPO
弟「あーうん。なんかねーみ……姉ちゃんが職員室に呼ばれてな。提出物だしてないんだとよ」
  
女「……『退学届』はてな」ケシ
 
弟「今から職員室に乗り出しにいくぞ。それは」
 
女「『冗談』」ケシ
 
弟「……時に相談なんだが、女」
 
女「『なに』」ケシ
 
弟「今日の僕の弁当、欲しくなったりしないか?」
 
女「…え?くれるの?」
 
弟(これは好感色か…?)
 
弟「ああやる。存分にやる」


132 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 15:26:00.92 ID:gI8mu3mPO
女「……まあお前からもらう、『おっけー』」ケシケシ…
 
弟「……ありがとう女。心から感謝する」アクシュ
 
女「あく、あああくあくしゅしゅしゅしゅしゅー!」
 
弟「女ー帰り汽車の時間は早いぞー。いやいや、本気で助かった」
 
女「しゅしゅるる……?」
 
女「助かった?」
 
弟「あぁ、ずっと姉ちゃんからカレー食わされ続けてな…」
 
女「これ、お前『作った』『違う』はてな」
 
弟「え、まぁ違うけど?」


133 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 15:50:33.74 ID:LpUPZj0NO
しえ


134 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 16:05:11.23 ID:gI8mu3mPO
女「……まあ嬉しいから。『もらう』ケシケシ…
 
弟「よし、たーんとお食べ」
 
女もぐもぐ
 
弟「…………」
 
女「そ、そいえば…………お、おま……っ」
 
弟「ん?やっぱカレーはきついか?」
 
女「ち、ちがう…そ、ぞうしゃなくて…」
 
弟「…ちがうのか?じゃなんだ」
 
女「おっ……」
 
弟「お?」
 
女「お、おおきぃてがみ、みみみたっ!?」
 
弟「……大きい手紙、メメタァ?」
 
女「〜ッ…」パララララ
 
弟「お〜捲るの早い」
 
女「『置き手紙』みたっ!?」


135 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 16:13:00.10 ID:gI8mu3mPO
弟「置き手紙……もしかして一週間前の奴か?」
 
女 こ、こくこく
 
弟「ああ、読んだよ」
 
女「ど、どどどどどどどどだだった?」
 
弟「スタンドが生まれそうなのか?……いや、まぁ何とも難解な暗号だったよ」
 
女「……あんごう?」
 
弟「あぁそうだ。あの4文字に秘められた本来を意味を汲み取ることで」
 
弟「新たな答えが生み出せるのだろう?」
 
女「……」
 
女「近くに『四角』『塊』なかったっ?」ケシケシ
 
弟「え?……いや、なかったと思うぞ」


136 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 16:31:49.76 ID:27D24uod0
どうでもいいけど、みーまーって面白いって思ってる人いるの?
あの主人公の心情とか書いてる
人間想像したら気持ち悪過ぎるんだけど


137 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 16:51:29.86 ID:vTN1gHbIO
つまらないと思うやつしかいないなら売れないはずだぜ

しかしこのSSみーまーパクって何したいんやら
映画やってるし宣伝かしら


138 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 16:53:34.21 ID:gI8mu3mPO
女「……」ズーン
 
弟「ど、どうした?いきなりテンション落ちてるが…」
 
女「……『なんでもねぇよ!』」ケシ…ケシ…
 
弟「何でもないのは分かったが、もっといい言葉は無かったのか女」
 
女「……」ガタン
 
弟「どこいくんだ…?」
 
女「かえる…」
 
弟「帰る?教室に?」
 
女「……」こく
 
女 スタスタスタ
 
弟「………」
 
弟(やっぱカレーの匂いがダメだったのかな……)


139 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 16:54:48.30 ID:gI8mu3mPO
教室
 
弟「……」
 
女2「ふーんふふ〜ん♪」
 
弟「……」
 
女2「ふぴゅ〜すゅすゅ〜」
 
弟「僕の席で何してる」女2
 
女2「あら、シンクロ」
 
弟「…僕的には録音再生かな」
 
女2「すゅ〜!自分の声に惚れるなんて、まぁまぁ報われないわ」
 
弟「いつ惚れたっていったかな僕」
 
女2「前世ですわ」
 
弟「なるほど。元は同じ人間だったと」


140 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 16:58:13.59 ID:gI8mu3mPO
女2「出会いは大切にするべきよ。このような今の待遇も、ね」
 
弟「ならそんな待遇は僕は自ら引き千切る」
 
女2「契る?遠回しのプロポーズかしら。いやん」
 
弟「冗談は舌だけにしとけ」
 
女2「あら、私の微細な舌の動きを知ってるなんて…卑猥ですわ」
 
弟「構造が全くもって類似してるからわかるんだけど」
 
女2「シンメトリー!」
 
弟「………」


141 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:00:46.87 ID:gI8mu3mPO
女2「永遠の螺旋。恋とは巡り巡って始発に戻る」
 
弟「肉体的な接触は必要じゃないよな」
 
女2「感動的な瞬間よ。さぁ手を出し踊りましょう?」
 
弟「はい」ヒョイ
 
女2「あら、貴方的には足が手なのかしら」
 
弟「確か前世では、足のしわとしわを合わせてコンニチワーで愛を確かめてました」
 
女2「貴方にも…前世の記憶が…戻ったのね…っ!」
 
弟「前世では…本当に辛い目を合わせてごめん…!」
 
女2「いや、いいのよー」
 
弟「飽きんな」


142 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:06:05.37 ID:gI8mu3mPO
弟「……また用もないのに、来たのか」
 
女2「あらあら、わたくし用もないのに貴方に構ったことありまして?」
 
弟「あるな。数えられないほど」
 
女2「そうやって二人の間の距離は少しずつ、埋まって行くのでした…」
 
弟「永久に無縁なナレーションを入れるな。それに僕は鏡の住民にはなれないからな」
 
女2「ならわたくしが僣越ながら、この選ばれたベルトを装着いたしますわ。ちゃきーん!」
 
弟「一生やってろよ」


143 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:10:30.57 ID:gI8mu3mPO
弟「とにかく、お前なんでここにいるだよ」
 
女2「わたくし的に申し上げると『鮮血に染められた繭糸』に誘われて…」
 
弟「外観的に言うとなんだ」
 
女2「最近、暇だったの」
 
弟「……」
 
弟「だった?」
 
女2「いえす、うぃきゃん」
 
弟「僕は何も知らないぞ」
 
女2「随分と面白味がありまくる事柄に足突っ込んでるじゃなくて?」
 
弟「アーアーきーこえなーい」
 
女2「……うそは良くないわね」ボソボソ…フゥー
 
弟「ふが……っ…息ふきかけんなっ!」
 
女2「性感帯?」
 
弟「トラウマといいなさいトラウマ!」


144 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:12:58.89 ID:5AQgm6gp0
ヨネさん降臨したなら読もうかなぁ


145 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:18:01.49 ID:gI8mu3mPO
女2「嘘はバレたらベロチューよ。正直にいいなさい」
 
弟「打ち首のほうがまだマシだ」
 
女2「究極のマゾヒストね。大丈夫、ワタクシ、ストライクゾーンど真ん中」
 
弟「お前のストライクゾーンは享年から転生までかよ」
 
女2「死ぬ気でいけばいけるわ。いやん、年の差結婚」
 
弟「周りから見られるとキチガイだ」
 
女2「あらあら、貴方がいいまして?」
 
弟「ごもっとも」


146 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:23:52.83 ID:gI8mu3mPO
女2「ふふっ…ごめんなさい。ちょっと調子に乗りすぎたわ」
 
弟(…ちょっと?)
 
女2「機嫌がいいと、どうしても貴方にちょっかいを出したくなるのよ」
 
弟「「悪い迷惑だよ」」女2
 
女2「もう少し捻るべきね。定番だから被られる」
 
弟「…お前相手に捻る頭は持って無いつもりだ」
 
女2「気兼ねなく付き合えるタイプみたいなー?」
 
弟「逆。放っておきたいタイプ」
 
女2「謙遜しなくてもいいですわすわ」
 
弟「自虐だろそれ」


147 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:26:29.48 ID:gI8mu3mPO
女2「まぁいいわ、貴方との戯れはお終い。本第にはいるけど」
 
弟「あ、僕トイレに行くの忘れてた。また後でな」
 
女2「今さっき弁当もってトイレ入ってたの見てたわよ?」
 
弟「う、うそやい!僕は便所飯生活じゃないやい!」
 
女2「…だめねぇ。あの家で経験したこともう忘れたの?もったいないわ」
 
弟「……お前も一週間、カレーで生きてみろ。同じこと言えないはずだ」
 
女2「私の主食はいつも魚肉ソーセージだけど?」
 
弟「僕にとっては羨ましい限りだ」


148 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:28:24.73 ID:gI8mu3mPO
女2「魚肉ソーセージは食べ物界のトップよ。あれ程、調った味わいは例をみない」
 
弟「…魚肉ソーセージで世界を語られても」
 
女2「妹も『このソーセージ不味いね!おにーちゃん』と言ってたわ」
 
弟「あの娘は素直だからな…反対な意味で」
 
女2「自慢の妹ですもの」
 
弟「確かにな。躊躇なく人の腕は折るし」



149 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:32:40.01 ID:gI8mu3mPO
女2「最近、なにやらこの学校で事件があったみたいね」
 
弟「へぇーそうなの。知らなかった」
 
女2「貴方の隣の席、ずいぶんと机にホコリが堪ってるけど」
 
弟「ああ、隣の奴ほこりフェチなんだよ。毎日すーはすーは吸ってるし」
 
女2「凄い趣味ね。見習っちゃうわ。でも吸ってるにしてはあんまり埃は減ってないわ」
 
弟「えーと、確か最近吸いすぎたから蓄積中とかなんとか」
 
女2「失踪中なのね」
 
弟「どうかな。最高の埃の探しに旅に出たのかも」
 
女2「それはもう、認めたってことでいいかしら?」
 
弟「…元から決付けて来たんだろ。ここに」


150 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:38:47.88 ID:gI8mu3mPO
女2「イグザクトリ。貴方は本当に事件を引き寄せるフェロモン持ってわね羨ましい」
 
弟「僕は心から除外したいよ」
 
女2「でも、自らその中枢に飛び込んで行くんじゃなくて?」
 
弟「死にたくないから、まだまだ生きたいからー」
 
女2「普通の意見ね。よって嘘だと断言する」
 
弟「元より意思が共通してる奴に今さら何言うんだよ」
 
女2「腹話術者も時には人と喋りたくなるわ、そんな感じ」
 
弟「他人が人形か。相変わらずだな。僕にはお前が人形だと感じるけどな」
 
女2「それは関係的での発言?」
 
弟「夜のお供的な発言」
 
女2「お供?……あぁ、だっち」ガバッ
 
弟「場所を考えろ」


151 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 17:41:14.29 ID:gI8mu3mPO
女2「ふがふが」
 
弟「…お前が何を考えてるか知らないが」
 
女2「ふーがふが」
 
弟「僕は何も知らない。お前に話す話も持ってない。だから僕の席に座るな以上だ」
 
女2 ペロ
 
弟「!……」スッ…
 
女2「しょっぱいわ」
 
弟「なんなら指を突っ込もうか」
 
女2「ワタクシ的トラウマ発動ー!我が家の事件忘れましてかしらかしら」
 
弟「僕もいただろ。というか食べてないだろうが人肉」
 
女2「あのような事件の後に……肉を食べるなんてどれだけ強いお方なのでしょう…」
 
弟「知ってて放って置いたの誰かなぁ」


152 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:08:05.28 ID:gI8mu3mPO
女2「あの件で私はとても強くなれました。神に感謝いたします」
 
弟「絶対に感謝すべき事件ではなかった、と客観的に注意してみる」
 
女2「本音は?」
 
弟「どちらでも。ポジティブは悪いことじゃない」
 
女2「無関心という言葉は知らないのかしら。それとも感じることが出来ない、とかかしら」
 
弟「お前の要約はどうでもいっすー授業始まるぞー」
 
キンコーンカーンコーン
 
弟「ほらな」
 
女2「あら、本当ね」
 
弟「だからもう諦めて自分クラスに…」


153 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 18:08:49.63 ID:UeF5Dp8Q0
何が起こってるの・・・?


154 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:12:25.47 ID:gI8mu3mPO
廊下
 
弟「お前、どうすんだよアレ……」
 
女2「どうもしないわ。気にしないし」
 
弟「僕が気にするんだよ」
 
女2 ぴたり
 
弟「……どうした」
 
女2「お腹空いたわ」
 
弟「自分でも食べてなさい」
 
女2「あーん」がぶり
 
弟「僕を噛む…舐めるな!」
 
女2「けっぷ。なかなか美味しかったわ」
 
弟(絶っ対にあの事件どうでも良かったなコイツ…知ってたけど)


155 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:14:38.18 ID:gI8mu3mPO
>>154
並び替え

女2「しかたないわ。これだけはしたかったのだけれど」ガッチ
 
弟「……なんで腕つかむぅん?!」グィン
 
女2「せんせぇー!弟くんが具合悪そうに見えたので保健室持っていきますわ」
 
弟「なに、いっ…」
 
女2「大丈夫?過呼吸になってない?キスする?」
 
弟「意味がわからん!しないわ!」
 
女2「では!」
 
弟「ぉぁああ…」ガララ ピシャ


156 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:18:40.44 ID:gI8mu3mPO
階段の踊り場
 
女2「で、私が知る限りでは貴方のクラスの一人が失踪した」
 
弟「……」
 
女2「失踪と広まったのは一昨日。まぁ日数からみてもっと以前ね」
 
弟「なんでわかるんだ」
 
女2「どうやらその生徒は、以前から夜中に家を出てたらしいわ。親も何処かに泊ってると思ってたのね…不用心」
 
弟「さらわれちゃうのにな」
 
女2「そうよ。後ろからバットで殴られるのだわだわ」
 
弟「マジで?」
 
女2「無粋な質問だわ」
 
弟「そりゃそうだな。すまなかった」
 
女2「お菓子くれるっていうかついていったのよ」
 
弟「………」


157 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:24:23.21 ID:gI8mu3mPO
女2「ワタクシが存じてますのはこれだけ」
 
弟「十分だな。僕のクラスメイトは家出した」
 
女2「本当かしら?今は冬だけど、出て行った服装はどうやら軽装だったらしいけど」
 
弟「……今さらだが、どうやって調べたんだそんなこと」
 
女2「女には秘密が多いの」
 
弟「思考はびっくりするほど筒抜けだけどな。僕だけに」
 
女2「あらあらあら、相思相愛なのかしら」
 
弟「鏡は僕に正直だもの」


158 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:27:15.77 ID:gI8mu3mPO
女2「ああそうそう。わざと言い忘れてたけど」
 
弟「……なんだよ」
 
女2「私に知り合いの警察の人がいるの」
 
弟「警察?」
 
女2「そう。実にプーマな方だったわ」
 
弟「僕はあんまり運動はしないほうなんだ」
 
女2「私もよ。なんだか汗を見ただけで拒絶しちゃう」
 
弟「ほーう。じゃ以前に限られた空間に押し込まれたことでもあるのか?」
 
女2「どうかしら?覚えてないですわ、すわわ〜」
 
弟「…僕的にはバット的なものに拒絶を覚える」
 
女2「まぁ、過去に後ろからバットで殴られたことでもあるのかしら」


159 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:33:22.96 ID:gI8mu3mPO
弟「話それたな。で、お前は僕になにが聞きたいんだ」
 
女2「聞いてくれるの?」
 
弟「袖から手を離してから言ってくれな。んなこと」
 
パッ
 
女2「感謝するわ」
弟「さっさと早く言えよこのもやし」
 
女2「…急に何を言うのかしら?」
 
弟「お前の副音声。お前の心情ともいう。そう一瞬、思っただろ?」
 
女2「怖いわ。これから貴方に嘘なんてつけないわ…!」
 
弟「一秒もかからず嘘つくなよ」


160 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:38:17.26 ID:gI8mu3mPO
女2「…まぁ、私が聞きたいのは単純」
 
弟「……」
 
女2「知り合いの警察が言ってたのよ」
 
弟「なにをだ」
 
女2「『デュワ!デュワワ……デュワ!!』」
 
弟「へぇ、知り合い警察って地球外生物だったのか」
 
女2「知らないの?最近では警察官は巨大化するのよ」
 
弟「知らなかった。世界も安定だな」
 
女2「……ワタクシ的にこの会話は面白みがないと自己申告するわ」
 
弟「反省するなら家に帰ってからお願いする」


161 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:41:58.39 ID:gI8mu3mPO
弟「んで、そのウルトラマンさんは本当はなんて?」
 
女2「こういったわ。『貴方の学校で不思議な姉弟はいませんか』」
 
弟「…………ふーん。で、お前はなんて答えたんだ」
 
女2「『デュワ!デュデュデュワワ!!ワァー!』」
 
弟「日本語で」
 
女2「熱々のカップリングならいますわ」
 
弟「いや〜それほどでも〜」
 
女2「ふふ…ワタクシ達、これでウルトラマン公認ですわね」
 
弟「僕とお前のことじゃねえよ


162 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/21(月) 18:47:40.11 ID:gI8mu3mPO
学校裏
焼却炉
  
弟「……」
 
女2「こんな所連れてきて、ワタクシ告白でもされるのかしら」
 
弟「この事件で知ってること教えろっていっただろ」
 
女2「いったわ」
 
弟「だから、ここだ」
 
女2「……ここ?」
 
弟「さぁ?」
 
女2「……私、自分から他人に干渉するのは好きだけど、他人から干渉されるのは嫌いなの」
 
弟「無免許医師にでもなったのか」
 
女2「体を切り付けるのは趣味じゃないわ」
 
弟「趣味かよ。じゃ何が好きなんだ」


166 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2011/02/22(火) 00:04:34.23 ID:24R0TmfL0
このまま落ちるのか?


167 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/22(火) 00:57:18.68 ID:24R0TmfL0
困るなぁ


168 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/22(火) 05:56:52.50 ID:x8yApuHMO
支援


169 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2011/02/22(火) 11:13:42.20 ID:gSp9o8AvO
ほしゅ



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