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猫「主様、起きて起きて!」
234 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:39:22.62 ID:P5MS3/ViO


友「へぇ、一人暮らしするんだ」
男「あぁ。学校から近いほうが便利だと思ってな」

友「でも寂しいんじゃない?男、こー見えて寂しがり屋だから」クスクス
男「…んなことねーよ」


友「寂しいのなら、癒してくれるペットでも飼ってみたらどうかな?」
男「だから寂しくなんかねーっての!」


235 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:42:02.21 ID:P5MS3/ViO
カラン…

?「いらっしゃいませー」


男「(…来ちまった)」

男「(ま、まぁ別にちょっと見に来ただけだからな!)」


?「どんな種類の子をお探しで?」
男「…じゃ、猫で」

?「(じゃあ?)」


男「(猫なら実家でも飼ってるから慣れて…いやいや、ただ見に来ただけなのに何考えてんだよ!)」フルフル

?「…お、お客様?」


236 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:44:42.17 ID:P5MS3/ViO
?「…この子なんかは最近流行してましてねー」

男「(…流行って何だ。猫は猫だろ)」

ジー…

男「…何で、コイツだけケージに入ってるんだ?」

?「あ、あぁその子は売れ残りでして…今から裏に運ぶ予定なんですよ」


猫「みゃぁ」
男「(…可愛いし)」


237 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:47:51.69 ID:P5MS3/ViO
男「…いくらですか?」
?「はい?」
男「この猫はいくらかって聞いるんですよ」

?「あぁ、無料で結構ですよ」キッパリ

男「…つい最近までは値を付けてたのに?」
?「もう売ってるわけではありませんから」

男「(良い人なんだか悪い奴なんだかわっかんねーな…)」



男「じゃ、俺が貰っていきます」


238 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:51:03.69 ID:P5MS3/ViO



男「…美味いか?」
猫「…」モグモグ
男「無視かよ」


男「(つーか…飼っちまった…)」


猫「にゃあ」

男「…何だよ」
猫「にゃ、にゃ」

男「…ははっ、お前可愛いな」

ナデナデ


男「なぁ、さっきは無視なんて言っちまって悪かったな」

猫「…」モグモグ
男「無視かよ」


239 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:53:35.03 ID:P5MS3/ViO
男「(なんか俺も腹減った…)」


男「そういや、冷蔵庫にあんみつが…」

猫「にゃ!にゃ」
男「…何だ?急に」


男「おーい、美味いか?」
猫「…」


男「…そういや、冷蔵庫にあんみつ…」

猫「にゃあ!みゃ」


男「そういや」
猫「…」

男「冷蔵庫」
猫「…」


男「…あんみつ」
猫「みゃー!にゃあにゃあ」


241 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:56:13.94 ID:P5MS3/ViO
男「(さっきまで無視しまくってたのに…)」


男「…あんみつ」ボソッ
猫「みゃー」

スリスリ

猫「にゃ、にゃ」

男「お前の前世はあんみつなのか?」
猫「にゃ?」
男「…何でもない」


男「(猫相手に何本気に頭捻ってんだよ…)」


242 :VIPがお送りします [] :2010/01/27(水) 23:58:46.04 ID:P5MS3/ViO


男「んでな、今日は友達にすっげー自慢してきたんだ」
猫「…」
男「名前呼ぶとすっげー反応してくれる、ってな」

猫「みゃー」

男「親馬鹿だ、って言われちまった。ったく、馬鹿って言ったほうが馬鹿なんだっての」
猫「?」

男「お前も覚えとけよ、あんみつ」
猫「みゃ!」


244 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:02:34.96 ID:P5MS3/ViO
男「…悪かったな。最初は、淋しさ紛らわせる為だけにお前を買いに行ったんだよ」

猫「…」

男「利用してるみてぇで…ごめんな」

猫「みゃ、みゃ!」

男「大丈夫だって、捨てたりしねーから。一人の寂しさに慣れたって、お前は手放さねーよ」

猫「にゃ…っ、にゃ」


男「今まで以上に、幸せにしてやっから。そしたら…帳消しとまではいかないだろうけど、少しは許してくれよな」


猫「…」


245 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:05:20.74 ID:i/PKqXtnO
男「あんみつー」

猫「みゃ」

男「今日は一緒に寝ようぜ」
猫「にゃぁ」


男「(…名前以外にも反応してくれるようになったな)」


男「お前が猫として側に居てくれて…本当に幸せだ」
猫「みゃ…」

男「ありがとな、あんみつ」




246 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:09:25.49 ID:i/PKqXtnO
男「…夢か」

ギシッ…


男「(随分懐かしい頃の夢だったな…。)」

男「まぁ、何年も経ってねーか…」


猫「何が経ってないのー?」

男「!…いきなり声掛けんな、びっくりすんだろうが!」アセアセ

猫「主様がいけないんだよー、一人言うるさいからー」
男「ご主人様に向かって何だその言い方は」ベシッ

猫「むぅ。痛い!馬鹿!」

男「馬鹿って言ったほうが馬鹿だって何回も教えただろうが」


247 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:15:47.73 ID:yAXd7ULzO
チロルもよかった
支援だ!


248 :VIPがお送りします [sage] :2010/01/28(木) 00:21:22.57 ID:HWC434tS0
何故だか鬱になってくるな


250 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:28:19.32 ID:i/PKqXtnO



ピンポーン..

猫「!おっきゃくさまー。姉様かな?」

猫「はーい」

ガチャッ


友「こんにちは。あんみつちゃん」

猫「わぁ、友さんでしたー!」


251 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:29:59.72 ID:CQgd12tl0
嫌な予感しかしない


252 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:30:51.38 ID:i/PKqXtnO
友「男いる?借りてた本を返しに来たんだけど」

猫「主様はただいま外出中!あんみつの好きなベーコンを買いに行ってくれてるの」

友「そっか。じゃ、これ渡しておいてくれる?」
猫「もちろんです!」


友「…僕は、ずっと前からあんみつちゃんの味方だからね。これからもずっと」

猫「?」

友「あはは、ごめんごめん。こんな話、急にされてもビックリするだけだよね」


253 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:35:19.03 ID:i/PKqXtnO
猫「そんなことないよ、嬉しいよっ」
友「なら良かった」ニッコリ

猫「でも、どうしてあんみつの味方で居てくれるの?」


友「…男のことを、誰よりも何よりも癒してくれてた存在だからだよ」


”聞けよ、友。あんみつの奴、自分の名前に反応するんだぜ”


”俺がこんなに幸せなのは、お前が薦めてくれたおかげだよな!サンキュ”


友「ずっと、ずっと前から君にお礼が言いたくて仕方がなかったんだ」


254 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:38:50.25 ID:i/PKqXtnO
友「僕、子供の頃に引っ越してきて…消極的な性格だったからなかなか友達が出来なくてね」
猫「…」

友「でも、男が助けてくれたんだ」
猫「主様すごい!」

友「うん。男が居なかったら、今の僕はなかったと思う」


友「だからね、男には恩返しがしたかったんだけど…なかなか出来なくて」

友「でも、僕の代わりに男を幸せにしてくれる存在が現れたんだ。それがあんみつちゃんなんだよ」


猫「…えへへ、嬉しいな」


255 :VIPがお送りします [sage] :2010/01/28(木) 00:40:21.38 ID:VzylN7fs0
まさか友は・・・男のことを・・・・・・


256 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:43:57.81 ID:YCHuuPu5O
アッー!


257 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:44:14.67 ID:i/PKqXtnO
友「あんみつちゃんが側に居てくれることが、男にとって一番幸せなことなのかもしれない」

猫「前に、主様にも同じようなことを気がする…」


友「両親が居ないからね、なかなか素直に接することが出来る人だって少ないだろうし」

猫「…私、ちゃんと主様のお役に立ててるよね?」

友「もちろんだよ。これからもきっとそうだろうし、僕が誰にも邪魔させない」

猫「…っ、私、これからもずっとずっと主様のお側に居るよ!友さんの為にも!」


友「ありがとう、あんみつちゃん」


258 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:47:58.26 ID:i/PKqXtnO
猫「友さんは、主様のことが大好きなんだね!」

友「うん。恩人だしね」

猫「友さんは優しいからあんみつも好き!」
友「僕も好きだよ」


猫「なんかね、友さんは主様とは違うの」
友「?」

猫「…友さんは、私のお友達でいいんだよね?」ソワソワ


友「うん、大歓迎だよ」ニッコリ

猫「!…嬉しいっ!」


259 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 00:51:41.36 ID:i/PKqXtnO
友「男は、違うんだね?」

猫「そうだよ!主様は、私の”ご主人様”だからお友達じゃないの」

友「うん、友達とは違うかもね」


猫「…主様には、”彼女”って居るのかなぁ」
友「居ないよ!てか、居るはずがないよ」

猫「どうして…?」

友「男はあんみつちゃんで頭がいっぱいだからね。他の女の子なんか眼中にないと思う」


猫「あんみつ、特別なんだね!」
友「そうだよ。特別」


260 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 01:09:30.94 ID:6l9s5dPyi
チロル書いた人だ!
感動


262 :VIPがお送りします [sage] :2010/01/28(木) 01:17:11.27 ID:6hcll67L0
なんか俺の頭の中で友が僕っ娘の女の子になってきた・・・どうしたらいいんだろう・・・


267 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 02:25:14.94 ID:i/PKqXtnO
男「何が特別なんだ?」


猫「主様!お、おかえりー」
友「おかえり」

男「…何が特別なんだよ。気になるじゃねーか」


猫「な、何でもないよー!」アワアワ
男「?」

友「…」クスクス


268 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 02:31:00.19 ID:i/PKqXtnO


猫「主様、主様」
男「んー?」

猫「いつもお側に居させてくれてありがとう」

男「…なんだよ、いきなり」

猫「だって、私が人間になっても気持ち悪がらないでくれた。変わらずに接してくれたもん、主様」
男「あんみつはあんみつだからな」


猫「だからね、あんみつ嬉しいの。ありがとう」
男「分かった分かった!あんまり言うなって。照れっから…」


猫「人間になれて良かったな、って久しぶりに思えたよ!こうやってお礼が言えたり、友さんともお話出来たしー」ニッコリ

男「…だから何なんだよ、何が特別なんだよ」
猫「ひみつー」
男「教えろよ!」


269 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 02:33:22.41 ID:i/PKqXtnO


親「こ、この前はごめんな!」

女「…別に?元はと言えば私が頼んだことだし」


親「(…!怒られないで済む!)」


女「それに、まだ諦めたわけじゃないから」キッパリ

親「…へ?」

女「協力、してよね?」

親「(マジかよ…)」


272 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 02:57:02.43 ID:i/PKqXtnO
男「(天気が良いな…。ちゃんと洗濯物を干せてるんだろうか…)」


友「男」
男「…」

友「(最近、ボーッとしてることが多いなぁ…)」


?「おーい、男!」

友「今は話し掛けても無駄みたい。どうしたの?」

?「男に話があるって、女の子が尋ねてきたんだよ」


友「(女さん…かな?)」

友「分かった。代わりに僕が応対するよ」ガタッ


273 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 03:01:56.89 ID:i/PKqXtnO
そろそろ寝ます。すみません
残ってたらまた書きに来ます!おやすみなさい


277 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 04:30:58.63 ID:rI7LadPcO
チロルたんにまた会えるとは思わなかった


290 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 10:34:02.56 ID:VSAwooBgQ
保守間隔短けぇよks


291 :VIPがお送りします [sage] :2010/01/28(木) 10:37:40.11 ID:tf1MxaJgO
ネタSSでもないオリジナルのSSって何がいいのかわからん
クオリティは遥かに小説その他から下がるわけだろ?笑える話でもないのにVIPでガチで書いてる奴が理解できない
今だと吸血鬼のとかもそうだけど


292 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 10:38:46.30 ID:i/PKqXtnO
友「(あれは…確か、男の後輩の子…)」


友「こんにちは」ニッコリ
後「…あれ?友先輩、ですよね」
友「ごめんね。男、今忙しくて話を出来る状況じゃないんだ」
後「…」

友「何か言付けがあるなら、僕が伝えとくよ?」

後「…いえ、大丈夫です。ありがとうございました」ペコリ

スタスタスタスタ


友「(何の用だったんだろう…)」


294 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 10:44:11.60 ID:i/PKqXtnO
男「…」ボー
友「男、男!」ユサユサ

男「…っ、あ…わり。どした?」
友「(よく見たらすごい顔してる…。寝てるのかな)」


友「さっき、後ちゃんが来たよ。男に用がありそうな感じだった」


男「…マジかよ。俺、あいつ苦手なんだよな」
友「何で?」


男「んー、色々とな。今更何の用なんだか」
友「…?」


295 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 10:47:33.01 ID:i/PKqXtnO


猫「…ほぇ」

猫「んー、寝てたのかー…」グシグシ


猫「(まだ3時…。主様が帰ってくるのは4時くらい…)」


猫「…寂しいなー」ゴロン





親「さ、今日はデートデート!」
男「おい」

親「…な、何!?」ビクッ

男「掃除代われ」
親「…はい」


297 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 10:52:18.70 ID:i/PKqXtnO
タッタッ

男「(…っ、はぁ…早く帰らねーと。あんみつには俺が…)」

ドン!!

男「…いてぇっ」

?「ちょっと!それはこっちの台詞よ!」
男「…あぁ?」
?「いきなり飛び出してきた君が悪い」

男「な…っ、あんただって走ってただろ!?」


?「…夢中になりすぎて、何かを見失っちゃ駄目よ」
男「何を言って…」


?「ちゃんと忠告しといたからね?少年」


298 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 10:57:59.05 ID:i/PKqXtnO
猫「…むぅ。主様遅い!4時過ぎてる!」ムカムカ

猫「(今日は遅くなるって言わなかったもん。主様、嘘付いた!)」


ガチャッ…タタタタッ


男「あんみつ、ただいま」

猫「…おかえりー」ボソッ


男「はぁ…変な女に会ってさ。何だか知らねーけど説教された」ハァ

猫「(お、んな…)」

男「挙げ句の果てにはあんみつ奢れ、なーんて脅迫してきたんだぜ?有り得ねぇよな」

猫「…」


307 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 14:43:24.85 ID:i/PKqXtnO
猫「…主様のばか!!」

男「な、何だよいきなり」ビクッ


猫「あんみつ、すごく寂しかった…。心配だってしてたのに…っ!」
男「あ、あんみつ…」

猫「それなのに、あんみつのことなんか忘れて他の人とイチャイチャしてたなんて!」

男「イチャイチャなんかしてねーよ!」


猫「ばかばか!主様なんて嫌い!」
男「…っ!」


308 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 14:49:01.81 ID:i/PKqXtnO
男「…何だよ、それ」

猫「…」

男「俺だって必死に走って帰ってきたってのに。お前が一人で寂しがってると思ったから…お前が、心配だったから…っ」


猫「…そ、そんなの嘘だ」


男「…そうか。分かった」

猫「あんみつのことなんて、どうで…」
男「ならそう思ってればいい。もう知らねぇよ、お前のことなんか」

猫「っ、そ、そーするもん!」


309 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 14:53:09.46 ID:i/PKqXtnO
スタスタスタスタ…


猫「…主様、どこか行…」

バタン!

猫「…っ!」ビクッ


猫「…あんみつ、主様のこと怒らせた…。ついムキになって、あんなことを…。最低だ、私…」ポロ...



猫「ご、ごめんね主様…駄目な子でごめんね…」ポロポロ


326 :VIPがお送りします [sage] :2010/01/28(木) 17:49:32.42 ID:Gl28zo8WO
一文字保守は埋まるからやめろよ





と思ったら>>312-324おまえらwwwwww


327 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 18:07:34.86 ID:sFLfLYiV0
ご主人様ー!
はやくはやくー!!


330 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:08:36.74 ID:i/PKqXtnO



男「はぁ…勢いで外出ちまった…」


男「(俺の気持ちも知らないで…あんみつの奴…っ)」



トタトタトタ...


男「(!…あんみつ、か…?)」


331 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:10:59.90 ID:i/PKqXtnO
後「…今日、会いに行ったのに」

男「んだよ。テメェか…」チッ


後「誰だったら良かったんですか」
男「関係ねぇだろ。つうか、もう関わってくんなって言ったよな」


後「私じゃなくて、誰が良かったか聞いてるのに」

男「(うっぜぇ…)」


333 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:24:03.81 ID:i/PKqXtnO
後「ね、男先輩」


男「…っ、うっせーな!俺の大切な女からの迎え待ってただけだっての!」


後「…そんな人居るなんて聞いてない」
男「何でお前にいちいち話さなきゃいけないんだよ」

後「女って人?まだ付き合ってるの?」
男「んなわけねーだろ」


後「…誰」


男「誰が教えるか。もう近寄んなよ」ガタッ

スタスタスタスタ...


後「…誰なんだろ」


334 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:28:06.38 ID:8UYQrsE/O
これはまさか…!

支援


335 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:33:09.71 ID:i/PKqXtnO



猫「ぅ…っ、主…様…」ポロポロ


ガチャ...バタン

スタスタ…


男「…あんみつ」

猫「ひっく…、主様…主様」


ギュッ


猫「ご…ごめんね、ごめんなさい…っ」
男「あんみつ…」

男「俺こそごめん、ごめんな…」


336 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:37:09.60 ID:i/PKqXtnO
猫「私、最低だ…。主様のこと、怒らせちゃった…」

男「最低なのは俺のほうだ。怒鳴った上にあんみつを放っちまったんだから…。結局、寂しい思いをさせたな…ごめんな、あんみつ」


猫「…あんみつのほうが悪かったの。ごめんね…ごめんね…。やっぱり、喋れないほうが迷惑掛けないよね…っ」

男「何言ってんだよ。悪いのは俺だって…」
猫「うぅ…っ、はぁ」

男「もう大丈夫だからな…」ギュッ


337 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:38:54.34 ID:sFLfLYiV0
き〜みに のろ〜いをか〜けて そうだな〜 猫になれば〜いい〜


339 :VIPがお送りします [] :2010/01/28(木) 19:46:53.04 ID:i/PKqXtnO


男「今日は寝付くまで側にいっから」

猫「…ありがとう」


男「本当に悪かった」
猫「私もごめんね、迷惑掛けちゃってごめんね」

男「…あぁ」ナデナデ

猫「私、主様に頭撫でてもらうのすごく好き。ずっと前から好き」


男「…おやすみ」

猫「おやすみ、なさい…」


340 :VIPがお送りします [sage] :2010/01/28(木) 19:53:42.97 ID:zBJkj7E90
チロルのやつ読んできた 泣いた



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