■戻る■ 下へ
新ジャンル「仲間に魔王」
- 469 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2008/02/03(日) 02:12:24.29 ID:PXLJQ89dO
>>467の続き。
僧侶「よし、今日こそ中央の国まで行くぞ。」
混血「昨日は戦ってたせいで全然進めなかったッス〜。」
魔王「それじゃあ、元気出していこーぅ!」
僧「こらこらはしゃぐな、転ぶぞ。」
魔「るんたった〜たららたた〜。」
混「……師匠、師匠…!」
僧「あん?」
混「…昨日、何かあったッスか? マオたん様のテンションが前にも増しているような……。」
僧「なに、ちょっと落ち込んでたから励ましただけだ。」
混「……師匠はやっぱりすごいッスねぇ…。」
魔「ほらほらー、二人ともおそいよー!」
- 478 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 03:24:45.15 ID:PXLJQ89dO
混血「ここが……中央の国…。」
魔王「おっきな壁だねえー。」
僧侶「さすが、最強国なだけはあるデカさだな。」
憲兵A「止まれっ!」
混「な、なんすか?」
僧「危険な人や物が入らないように見張りを立ててるんだよ。」
憲兵B「来国の理由は?」
魔「魔族探…」
ポカッ
僧「魔王討伐の御触れを聞いて、微力ながら我々もなにか出来ないかな、と。」
混「(…笑顔ッス! 師匠が気味悪いくらい爽やかに笑ってるッスー!!)」
魔「(いゃーん、モンくん可愛いーっ!!)」
A「僧侶はわかるが…後ろの子供はなんだ。」
僧「数少ない身内でして、田舎に残すよりは、一緒に旅をしようかと。」
B「間柄は?」
魔「妻と、」
混「息子ッス!!」
B「……なに?」
A「キサマぁー! 聖職者でありながらこんな子供に手を出すとは…!!」
僧「う、嘘です嘘です! 兄弟の子供を引き取ったんですよ!!」
B「……ふむ…まあいい、進め。」
魔「わーいっ。」
混「よかったッスー。」
僧「…後で話しがあるから覚悟しろよ。」
- 480 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 03:35:20.94 ID:tKJzBQxz0
数えたらクロノトリガーって11回出てたww
明日の昼に落ちるんだよな…
- 481 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 03:40:15.83 ID:PXLJQ89dO
>>478の続き。
混血「宿屋ッスー。」
女将「いらっしゃいませ。」
魔王「あぁっ! 南と東の国と同じ顔ー!」
僧侶「こらこら指差すな。」
女将「うふふふふ、姉妹なんですよ、ふふふっ。」
僧「………。」
混「ココも広いッスー!」
魔「お風呂は個別ー、やったねひゃっほぃ!」
僧「遊びに来てるんじゃないんだ、余りはしゃぎすぎるなよ。」
魔王、混血「はーいっ。」
…ワイワイガヤガヤ
僧「……市場に来てみたはいいが、人混みが酷くてろくに移動できないな。」
魔「モンくーん、潰れちゃうぅ…。」
混「しーしょー……ヘルプミ〜…。」
僧「あーったく、仕様が無ぇな!」
魔「……モンくん、大丈夫?」
僧「ゼェ…ゼェ…ゼェ……そう見えるか…?」
混「息も絶え絶えッス…。」
僧「……ったく、魔族ももし居るのならさっさと近寄って来いっつーんだ。」
?「なら、お言葉に甘えるとするかな。」
僧「──!?」
- 482 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 03:41:10.75 ID:tlM2UMU5O
終わらないようなら次スレかパー速への移動を願っている
- 485 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 04:19:06.25 ID:PXLJQ89dO
>>481の続き。
僧侶「誰だ!」
?「誰だって…呼んだから来てあげたんだよ?」
魔王「…魔族、だね。」
僧「なっ…!?」
混血「展開早すぎないッスか!?」
?「お初御目にかかります、魔王陛下の『腕』、アルムです。」
僧「……なんの用だ?」
魔王の腕「とことん失礼だね君は。魔族を探している人間が居ると聞いたから、わざわざこうして来てあげたのに。」
僧「そうかい…そいつはありがとうよ。」
腕「それで、そこの。」
魔「えっ、あたし?」
腕「そうそう。君、陛下の妹でしょ?」
魔「…う、うん。」
腕「陛下に会いたいんなら連れて行こうか? 陛下のお城まで。」
魔「──ほ、ほんと!?」
腕「勿論。ただし、そこの二人は無理だけどね。」
魔「え……。」
僧「………。」
混「マ、マオたん様…。」
腕「まぁ、どうせ遊びで付き合ってみただけなんでしょ? さっさと城に帰ってくれば?」
魔「……いい。」
腕「は?」
魔「モンくんが居ないなら、兄さまの所になんか帰らないもんっ!!」
- 507 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 08:38:41.23 ID:PXLJQ89dO
>>485の続き。
魔王の腕「……えーっと、何を言っているのか解ってますかな?」
魔王「わかってるよ! バカにしないでっ!」
腕「いやぁ、バカでしょ。」
魔「むっきー!! バカじゃないもんバカじゃないもん、バカって言う方がバカなんだもんっ!!」
腕「ガキかよ、」
魔「ガキじゃないもん〜!!」
腕「まったく、“こんなの”が陛下の血族だなんて恥ずか…」
──バキョッ!
腕「んぐっ!?」
僧侶「それ以上マオを侮辱してみろ、容赦しねぇからな。」
魔「モ…モンくん〜!!」
僧「よしよし、一緒に寝てやるから元気出せ。」
魔「……あたしがソレしか言わないと思ってる?」
僧「ソンナコトワナイヨ。」
腕「……ペッ、わかったよ、今の会話は、そのまま陛下に伝えておくからな。」
僧「なに?」
魔「だ、ダメだよ! モンくんはあたしから紹介するんだからっ!!」
混「ツッコミどころが違うッス。」
腕「……人間、覚えておけ。いまの一撃は高くつくからな。」
- 509 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 08:54:22.31 ID:PXLJQ89dO
>>507の続き。
混血「行っちゃったッス…。」
僧侶「…ケッ、逃げんじゃねぇってんだ。」
魔王「それにしてもミッくん、黙りっぱなしだったねぇ〜。」
混「へっ? そ、そんなこと無いッスよ!?」
魔「えぇ〜、あたしにツッコミ入れたくらいしかしてなかったよぉ〜?」
僧「余りイヂめるなよ。いきなり『魔王の側近』みたいのが来たんだ、同じ魔族の血が流れてるなら少しは怖がりもするさ。」
混「うぅ…申し訳ないッス…。」
コンッコンッ
女将「……お食事のご用意が整いましたので、紫陽花の間に御越しくださいませ。」
混「あ、はい、わかりましたッス〜。」
僧「運んでくれないのか、面倒だな。」
魔「あたしは食べれないからー、モンくんと一緒に居られれば良いやー。」
ガララッ
僧「この部屋か。」
混「そうみたいッスね、膳も三つ有りますッス。」
魔「モンくんモンくーん、あーんで食べるのと口移しで食べるのドッチがいーい?」
僧「自分で食わせてくれ。」
- 515 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 09:14:01.80 ID:PXLJQ89dO
>>509の続き。
僧侶「さて、今日もめでたく朝を迎えた訳だが。」
魔王「…うぅん……モンくぅぅん…。」
混血「しーしょぉ〜…。」
僧「……なんで俺はパンツ脱がされてるんだ?」
魔「てひひ、ちょっとイタズラしようとしただけなんだけどね?」
混「マ、マオたん様だけズルいから、オイラも手伝ったッス!」
僧「そうかそうか、遺言はそれでいいのか。」
魔王、混血「ごめんなさいごめんなさい。」
僧「…ふむ、ハナからこの国は西の国に行くための通過点だったからな、今日はもう出発するか。」
混「了解ッス。」
魔「モンくんと一緒ならどこまでもっ!」
僧「………。」
魔「…? なぁに?」
僧「いや、今更だがよく恥ずかし気もなくンなこと言えるなと思ってな。」
魔「は、恥ずかしくないわけないでしょぉ!? 恥ずかしい……けど、モンくんにあたしの“ラヴ”をちゃんとわかって欲しいんだもんっ!!」
僧「マオ…。」
魔「モンくん…。」
混「……もしかしてオイラ、『背景』ってやつッスか?」
- 516 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 09:16:25.32 ID:YBVrdE820
悲劇の魔王(笑)デスピサロさまのスレかと思ったら違うのか
- 518 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 09:31:47.76 ID:PXLJQ89dO
盗賊頭「よぉ手前ぇら、久しぶりだなぁ!」
魔王「あ、ロバっちだ。」
僧侶「久しぶりもなにも、前会ってからまだ一週間も経ってないだろ。」
混血「暇人ッス。」
盗「暇じゃねぇよ! …いまから西の国に金を盗みに行くんだ。どうだ、手伝わねぇか?」
僧「殴り殺すぞ。」
盗「ンだよ連れねぇなぁ、オマエとオレ様が組めば鬼に金棒、鬼嫁と亭主、チャーハンにスープなのによっ。」
混「意味がわからないッス。」
僧「…前にも言ったが、盗賊稼業なんて止めたらどうなんだ。弟達がウカツに真似して捕まったりしたら、どんな目に遭うかわからねぇんだぞ?」
盗「心配すんな、弟にゃもう二度としないように言ってある。…それに、アイツ等はオレ様の仕事を詳しく知らないから“追い剥ぎ”みてぇな事をしちまったんだしな。」
魔「『ドロボー』さんじゃないの?」
僧「『盗人』だろ。」
混「『身ぐるみ剥がし隊』ッスよね!?」
盗「違ぇ!! オレ様はなぁ、『義賊』だ! 悪から善へ、強い奴から弱い奴へと財産お宝を配って国から国へ、それがオレ様の仕事よっ!!」
- 520 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 09:40:48.37 ID:UcVayuKTO
消える前に誰ぞ次スレを…
- 521 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 09:45:46.77 ID:PXLJQ89dO
>>518の続き。
魔王「へぇー。」
僧侶「ほぉー。」
混血「こんー。」
盗賊頭「……久しぶりにムカついたぜ。」
僧「…つー事はなんだ、いまから行くのも『義賊』の仕事なのか。」
盗「応よ! 西の国、その王に仕えて200年っつー大貴族の屋敷になっ。」
混「アニキさん独りでやるのは大変すぎじゃないッスか?」
盗「向こうに『義賊ギルド』の仲間が居てな、やるのはオレ様含めて5人1組だ。」
魔「ちゃんとお友達居てよかったぁ。」
盗「泣かすぞ!!」
僧「……まぁなんだ、俺たちは俺たちでやることが有るからな、仲間にはなれん。」
盗「そうか……オマエとオレ様が組めば鬼に…」
僧「その話しはもういい。」
- 522 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 09:49:15.89 ID:0y4TJbyt0
次スレ立てるべきなのか?
こういうのはパート化すべきじゃないと思って立てまいとしてたんだが
- 523 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 09:57:17.10 ID:UcVayuKTO
続きが見たい…orz
- 524 名前:俺はいらん派。パー速にでも立つのなら見に行くけど [] 投稿日:2008/02/03(日) 10:01:28.83 ID:VzBTbyrT0
勇「そろそろああああバークにイエローオーブが仕入れられているはずだな」
戦「久しぶりだなぁああああバーク」
魔「それっルーラ!」
ズキュウウゥゥンズキュウウウゥゥゥゥンッッ!!
町民「なにィー!? 座ったままの姿勢でジャンプをッ!」
「ああああはどこだァー!」「探せェー! 殺せェー!」
『過多労働反対』『市民よ己がために生きよ!』
「出て来いああああァーッ!」
勇「…!?」
僧「革命…とやらかしら…?」
魔「み、みんな目が血走ってるのじゃ…怖いのじゃ…」
勇「だだだだ大丈夫だじょうぶいいいいいぶぶ」(なでなdワシャワシャワシャ
「なんだ貴様らは!」
「見たことあるぜ! こいつらああああの仲間だ! ああああの居場所を知ってるかもしれねぇ!」
勇「いや、ちょ…」
「かかれァァァァWAAAAANAABEEEEEE!!」
魔「にゃああああああああ!!!」
某日 ポルトガの海上警備隊が、西の方角が激しく光を放っているのを目撃した
後日調査隊を結成しこの海域に向かうも、地図上にあるはずの半島が綺麗に消えて無くなっていたという
これは魔王バラモスの陰謀だとして、世界の人々の気運と、勇者一行への期待がますます高まる事件となった
魔(世界征服した暁には経営と労働の意見が両立できるような財政計画を作り上げるのじゃ…)
戦「ほら魔王さんもこいで!」
勇「ルーラできなくなるぐらいMP使って、島を消すことも無かったのに…なにしたんですか…」
魔「マダn…いやこれは世に出してはいけない魔法だったのじゃ…」
- 525 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 10:07:29.68 ID:gUKAXEgv0
>>524
マ・・・だ世にダしてはいけない魔法なンテ使ったんですかww
- 526 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 10:22:59.93 ID:VzBTbyrT0
あ、もちろんマオたんとか読みたいけどな保守
- 527 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 10:32:08.27 ID:Cq0D8kPz0
マオたんとDQ3の人に期待ほっしゅ
- 528 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 10:33:05.35 ID:+9dwMyEt0
きっと綺麗に簡潔させてくれるさ!
- 529 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 10:40:32.71 ID:PXLJQ89dO
書くのマチマチな上にのろまでごめんなさい…。
>>518の続き。
僧侶「……大変そうだな、アイツ。」
混血「ヘマして捕まらなきゃいいッスけど。」
魔王「ロバっちなら大丈夫だよ! 多分!」
僧「ま、俺たちには関係ないか。」
魔「のたれ死んでもご愛嬌〜っ。」
混「悪魔…悪魔が二人いるッス…。」
盗賊頭「ヘッブシ!!」
魔「西の国に到着〜!」
混「東の国と違って、外壁も街もお城も、全部石で出来てるんすねぇ。」
僧「アレは“煉瓦”って言ってな、この国独特の建築素材だ。」
混「へえぇ…。」
魔「モンくんって博学だねっ。」
僧「別に…コレぐらい知らないと僧侶になんかなれねぇからよ。」
魔「……モンくんが僧侶になろうと思ったのはなんで?」
僧「あん? なんでってそりゃあ……なんでだろ。」
混「じ、自分の事じゃないッスか!」
僧「冗談だ冗談。本当は、俺が教会の孤児院で育ったってのが理由だ。」
魔「孤児院?」
僧「──ほれっ、さっさと宿とりにいくぞ。」
- 530 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 10:55:20.27 ID:PXLJQ89dO
>>529の続き。
女将「いらっしゃいませーっ。」
混血「また同じ顔ッス……。」
女「5人姉妹なもので、あはははは。」
僧侶「………。」
魔王「ねぇねぇモンくん、孤児院ってなーに?」
僧「ん……戦争とかで親を無くした子供が集められて、気の良い奴が大人になるまで育ててくれる所だ。」
魔「ふぅん……ソレって、十字架が書かれてる建物だったりする?」
僧「そうだな、大体が教会の運営だったりするから、十字架があっても不思議じゃない……けど、どうした急に。」
魔「少し前にね、女の人にお金を届けるように頼まれたことがあるの。……そっか、“孤児”って、あんなに沢山居るんだ…。」
僧「……別に、マオが悲しんだりする必要は…」
魔「街が『魔王』に襲われて、独りになっちゃうんだよね?」
僧「違う。」
魔「『魔王』が沢山殺しちゃって、独りの子が沢山できちゃって。」
僧「違う、」
魔「きっとモンくんも『魔王』…あたしとオーくんのせいで、独りになっちゃったんだよね?」
僧「違う!」
魔「ごめんね、モンくん……ごめん…なさい……。」
- 533 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 11:10:46.05 ID:Sl6nbWtp0
後少しで、三日制限で終了するな
- 534 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 11:14:19.69 ID:ZbjYID8oO
ピッコロ大魔王と仲間なカカロット
- 538 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 11:22:51.85 ID:PXLJQ89dO
>>530の続き。
僧侶「落ち着け!」
ゴツンッ
魔王「あ痛っ…。」
僧「俺は親の顔なんか知らん、今更知りたくもない。……たしかに『魔王』のせいで親を亡くした子は大勢いるが、それは現行の『魔王』であって、お前のことじゃない。」
魔「…でも、あたしとオーくんは兄妹だもん、同じ『魔王』なんだもん! ……大好きなモンくんを、あたしの家族のオーくんが独りにさせちゃったんだとしたら…赦せないんだよぉ……うえぇぇん…!!」
僧「……怖いのか、俺がマオを責めて、嫌いになると思って。」
魔「お、お願いだから嫌いに…嫌いにならないでぇ…! いくらでも打ったり叩いたりしてもいいから、一緒に居てぇ!! うぇぇん…!」
……ギュ、ギュギュウゥゥ
魔「ふぇっ?」
僧「──バカ野郎、誰もお前を責めたり打ったりしねぇよ。」
魔「グスッ…グスグス……ほ、ほんと…?」
僧「ああ。もしそんな事するような奴が居たりしたら、俺が守ってやるから。……そのバーヤのお守りなんか必要なくなるくらい守って、もう近寄らないでって言うぐらい側に居てやる。だから…泣くな、お願いだから。」
- 543 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 11:35:03.16 ID:PXLJQ89dO
>>538の続き。
魔王「……それじゃあ、ずっと一緒に居てくれたら泣かない…って言ったら、ずっと一緒に居てくれる?」
僧侶「また直接的なお願いだな。……まぁ、別に構わねぇけどよ。」
魔「──ほんと!?」
僧「今更…お前に嘘吐いてどうするよ。折角、痛いほどの愛の告白を聴いたっていうのに。」
魔「……モンくんっ!!」
僧「ん?」
魔「結婚しよっ! いますぐっ!!」
僧「…はぁ!!?」
魔「ずっと一緒に居るって、そう言うことじゃないの?」
僧「いやまぁ……間違っちゃいないが、大人の階段を駆け上りすぎと言うか…。」
魔「あたし、モンくんが大好きっ! モンくんは?」
僧「……嫌いじゃあ、無い。」
魔「だったら…」
僧「まぁ待て。結婚って言うのは、御互いの保護者が認め合って初めて成立するものだろ。」
魔「う…うにゅ?」
僧「だから、結婚は旅が終わってから。…少なくとも、バーヤとオーくんに挨拶をしてからだ。」
- 544 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 11:38:36.77 ID:VzBTbyrT0
勇者は小さなメダルを指で弾いてみた!
魔「にゃあ!」
勇者は照れながら小さなメダルを拾いなおした
爺「おお、これぞ魔法の玉! それを使ってこの壁を開き、いざ旅立つのじゃ!」
勇「よし、離れろ!」
なんと、魔王が魔法の玉に興味津々でつついて笑っている!
全「バカー!」
魔「(Ф∀Ф)?」
王「おお勇者よ、金が無いばかりに幼子を裸で歩かせるとは情けない」
兵「この扉の先を抜ければポルトガだ」
勇「開きませんが…」
兵「魔法の鍵が無い…? それも知らないようであれば出直してくるのだな」
魔「イオ!」
戦「よし、いざポルトガ」
勇「なんだこの宝箱どもは…どれも開ける度にミイラ男がわんさと出てきやがる…」
魔「ふむ……よし、イオラ!」
魔「ほれほれ、壁に開けた穴から宝箱を全部ほうり落とすのじゃ」
ア、アレ? オレラオチテネ? アッーグシャグシャッドシャッ
魔「ほほほ! 労せずして中身が手に入ったぞよ!」
僧「恐ろしい子…!」
- 545 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 11:51:31.18 ID:VzBTbyrT0
魔「怖いのじゃ…今宵はこのような薄気味悪いところで暖を取るのかえ…?」
勇「そりゃ、もう暗くなってきたし、無理に進めば迷うだけですよ」
魔「気が進まぬ…幽霊の類は勝手がきかぬから何をされるかわからぬのじゃ…」
勇「なに交替で火の番をしてれば大丈夫ですって…じゃあお休みなさい」
魔「あ、あ、ああ…わしの番なのじゃ…」
魔「ま、薪…薪がもう尽きるではないか! あ、ああどどどうすればどうす――!」
魔「ラナルータ!」
戦「何!? 何もう朝!?」
魔「ほほほ、み、皆ねぼすけじゃのう!」
魔(世界征服した暁には一人でも寂しくないおしゃべりカラクリを開発するのじゃ…)
- 546 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 11:55:08.45 ID:T5P8sUmjO
パー速に立ててきた
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1202007213/
- 547 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 11:57:22.95 ID:PXLJQ89dO
>>543の続き。
魔王「えーっ、それじゃあ何時になるかわかんないよぉー!」
僧侶「なぁに、すぐだよ、すぐ。」
魔「うぅ〜……じゃあ、約束の代わりにチュゥしてっ!?」
僧「何んでだ。」
魔「ダメ…?」
僧「……その眼で見られたら断れねぇだろうが…。」
魔「わーいっ! む〜…」
女将「お客さま! お食事のご用意が出来ましてそうろうゴザル!!」
魔「うっひゃあ! …ビ、ビックリしたぁ…。」
女「ハァ、ハァ、ハァ…。」
僧「……ご苦労なことで、バーヤさん。」
女「!!?」
僧「気付かないとでも思ったか。……ほれ、スカートから尻尾みえてるぞ。」
女「…!!」
僧「……そう言うわけで、マオは俺の嫁さんになる。俺を殺すんだったら、マオ泣いちまうからな…?」
女「………。」
魔「モンくーん、どうしたのぉー?」
僧「……いや、なんでもない。」
混血「出番が…オイラの出番が……。」
- 548 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 11:59:39.47 ID:UcVayuKTO
最後までほしゅ
- 549 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 12:10:57.11 ID:VzBTbyrT0
ちょっと調べたら魔王ジャンルいくつもあるのな
魔王幼女に嫉妬せざるを得ない
- 551 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 12:14:33.94 ID:UcVayuKTO
最後までほしゅ
- 552 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 12:22:24.71 ID:PXLJQ89dO
えぇと…パー速に続きを書けば良いんです…か?
その場で書いていたので、ログみたいのは残ってないのですが……。
- 553 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 12:23:51.57 ID:UVFZKX4Y0
>>552
落ちることを考えるとその方が良いと思う
上へ 戻る