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女子騎士「魔王倒したしこれからは自分磨き頑張るぞ☆」
- 138 名前:深夜にお送りします [sage]
投稿日:2012/09/04(火) 20:15:04 ID:/k.nv9VA
伝令「なぁ」
門番「………」
伝令「なぁって」
門番「お前は仕事しろよ!邪魔なんだよ!」
伝令「魔王倒しちゃったし暇なんだよ……」
門番「……だから?」
伝令「冷てえ事言うなよ……色々情報持って来てやってるじゃん」
門番「それで俺に有益になる情報がひとつも無いのはどうしてだ」
伝令「ええ!昨日の合コンとかあるだろ!」
門番「あれが俺に有益な情報なのかよ……」
伝令「上手くやれば童貞卒業出来ただろうに!」
門番「どうやっても出来ねえよ!……あれ?」
伝令「あ?」
- 139 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 20:21:34 ID:/k.nv9VA
兵士3「………」
伝令「なんだ……お前生きてたのか」
門番「悪運の強い奴め……」
兵士3「………」
伝令「……どうした?そんな真剣な顔して」
門番「浮気バレた?」
兵士3「悪いが……今はお前らの冗談に付き合う気分じゃ無い……」
伝令「何かあったのか?」
門番「家追い出された?」
兵士3「………」
タタタッ……
伝令「ちょっと待て……って行っちまった……」
門番「子供にパパ嫌いって言われたんだな……」
伝令「そう言う雰囲気じゃ無かったぞあれ……」
- 140 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 20:48:07 ID:/k.nv9VA
兵士3「………」
兵士5「どどどどう言う事ですかぁッ!」
兵士3「………」
兵士5「つつい付いて……ましたけどッ!」
兵士3「………」
兵士5「初め……うわぁぁもう見ちゃいましたッ!」
兵士3「そうか……」
兵士5「……どうかしたんですか?」
兵士3「あのな……。その前にドアを開けてくれ」
兵士5「はい?」
カチャ
伝令、門番「やあ……」
兵士5「何をやってるんですか……」
- 141 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 20:59:39 ID:/k.nv9VA
兵士3「出て行ってくれないか?大事な話なんだ」
伝令「……嫌だな」
兵士3「………」
伝令「お前がまた自分の保身の為に兵士5ちゃんをどうこうしようとするとこを見過ごせるかよ」
兵士3「今回はそんなんじゃ無い」
伝令「どうだか……」
門番「あんな格好いい事言ってるけど女の子を遊んでは捨て遊んでは捨てなんてしてるんだぜ」
兵士5「えぇ……嘘ぉ最低……」
伝令「………」
兵士3「どうしても部屋から出ていかないか?」
伝令「そうだな」
兵士3「わかった……」
伝令「………」
- 142 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 21:14:42 ID:/k.nv9VA
兵士3「なら……お前らはこの部屋にはいない。話も聴こえていない」
伝令「………」
兵士3「この部屋にいるのは俺と兵士5だけ……いいな?」
伝令「………」コクッ
兵士3「兵士5」
兵士5「はい!」
兵士3「今日……この時、お前を除隊させる」
兵士5「………」
伝令「何でだよッ!」
兵士3「わかったな?」
兵士5「………」
兵士3「わかったのかと聞いている」
兵士5「………」
伝令「おい!理由を言え!」
- 143 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 21:27:15 ID:/k.nv9VA
兵士3「出て行くか?」
伝令「くっ……」
兵士5「何故なんですか……私結構頑張ってたと思うんですけど……」
兵士3「そうだな……お前は頑張った」
兵士5「なら……いきなりそんな事言われても困るじゃ無いですか!」
兵士3「………」
兵士5「酷いですよ……田舎から出てきて兵士になったのに……」
兵士3「………」
兵士5「理由も解らずクビだなんて……」
兵士3「それは大丈夫だ。お前には次の職が決まっている」
兵士5「……は?」
兵士3「兵士は今日まで、明日からは新しい職に就く事になっているんだ」
兵士5「………」
- 144 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/04(火) 21:36:12 ID:/k.nv9VA
門番「その職は俺らより上になるのか?下になるのか?……って外で叫んでる奴がいるな」
兵士3「ふふ……上だ」
兵士5「……騎士団ですか?」
兵士3「上だ……」
兵士5「えぇ!お、王妃?」
兵士3「なんでそこまで上がるんだ……下だ下!」
兵士5「わかりませんよ……」
兵士3「はぁ……お前は明日から勇者だ」
兵士5「へぇ!そんな役職あるんですね!」
兵士3「………」
兵士5「………」
伝令、門番「………」
兵士5、伝令、門番「な、なんだってぇぇぇぇえッ!!!」
- 145 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 02:34:44 ID:cp9KvbLA
兵士5「冗談言わないでください!」
兵士3「冗談じゃ無い」
伝令「どう言う経緯でそうなるんだよ!」
門番「服装は勇者らしくミニスカでTバックになるのか!」
兵士3「……もういいか。明日になったらわかる事だしな……」
兵士5「Tバックは嫌です!」
伝令「勇者らしくだから仕方無いじゃないか!」
門番「いっそパンティを穿かないって選択肢もあるぞ!」
兵士3「………」
兵士5「い、嫌です!そんなんじゃ勇者になりたくありません!」
伝令、門番「勿体無い……」
兵士3「……もういいか?」
兵士5「え?何の話でしたっけ……」
門番「もうパンティは穿かないって話だろ!」
- 146 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 03:09:30 ID:n9qhOGgQ
いい加減にしろよ門番!もっと言え!絶対に履かせるな!
- 147 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 05:27:04 ID:cp9KvbLA
伝令「そうだ!パンツのゴムの締め付けは健康に良く無いって言うから!」
門番「パンツじゃ無い!パンティだろッ!」
兵士5「ふざけないでください!」
門番「ふざけてなんていない!現に俺は穿いてない!」
伝令、兵士5「穿けッ!」
兵士3「いい加減にしないか!門番……お前は出て行け!」
門番「えええ!何でだよ!」
兵士3「話を脱線させるな!」
門番「俺……話を脱線させた?」
伝令「させたな……パンツ穿け!」
兵士5「させましたね……パンツ穿いてください!」
門番「すまん……パンツ穿いてくる……」
カチャ……
兵士3「……ったく」
- 148 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 06:30:38 ID:cp9KvbLA
伝令「野郎の下着の話なんかこれっぽっちも嬉しくねえ……」
兵士5「本当ですね!」
伝令「そうだ……兵士5ちゃんは今日どんな下着なの?」
兵士5「今日ですか?今日はですね白の綿で青い縞……」
伝令「へぇ……」
兵士5「………」
兵士3「兵士5よ、抜刀許可はいるか?」
兵士5「お願いします……」
伝令「悪かったから……やめてくれ……」
兵士5「……あの、何で私が勇者なんですか?」
兵士3「さあ?」
兵士5「やめる事も出来るんですよね?いきなり勇者だなんて言われても困りますし……」
兵士3「それは明日からお前の上司になる方に聞けばいい」
- 149 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 08:03:47 ID:cp9KvbLA
兵士3「………」
伝令「兵士5ちゃんが勇者ねぇ……」
兵士3「そうだな……」
伝令「本当はお前がなる予定だったが兵士5ちゃんにって……訳じゃ無いよな?」
兵士3「違うな」
伝令「そっか……。兵士5ちゃんの上司になる奴って誰だ?」
兵士3「この城で勇者と言う者に対して関係が深い方なんてそうはいないだろ?……そう言う事だ」
伝令「ふぅん……女子騎士様か」
兵士3「………」
伝令「……お前、本当はかなりの所まで知ってるんだろ?」
兵士3「まあな……アイツには俺の口からじゃなく女子騎士様から聞いた方がいいと思ってな」
伝令「なんで?」
兵士3「その方が色々と諦めが付くだろ」
伝令「酷い野郎だなお前は……」
- 150 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 10:25:00 ID:cp9KvbLA
門番「パンツ穿きに行っただけなのに仕事サボるなってなんだよ!」
兵士3「……それはここにいるから怒られたんじゃ無いのか」
伝令「なぁ門番」
門番「なに?」
伝令「兵士5ちゃんのパンティ……白と青の縞柄だってよ」
門番「ほう、やるな!電子の歌の女王と同じか……ってなんで知ってんだ?」
兵士3「ああそれは
伝令「それはだな!今日で兵士も終わりだからと……抱いてくださいって来たんだ……」
門番「………」
伝令「異性の兵士が他の職に移動になる時なんかそう言う通例があるみたいだぞ」
兵士3「………」
門番「………」
伝令「いやぁ見せたかったなぁ!」
- 151 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 10:29:31 ID:cp9KvbLA
門番「………」
伝令「あの恥ずかしがってる兵士5ちゃんの顔!オッパイ!」
門番「………」
伝令「下の毛なんか薄くてな!」
兵士3「………」
伝令「やっぱ若いだけあって抱き心地最高だったぞ!……あれ?」
兵士3「………」
伝令「門番は?」
兵士3「鬼の形相で部屋から出てった……」
伝令「………」
兵士3「俺は知らんぞ……自分で何とかしろよ……」
伝令「………」
- 152 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 12:31:37 ID:0WF4wTOk
門番が俺らと同じタイプならば、途中でヘタれて逃げてくるはず
- 153 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 15:41:46 ID:cp9KvbLA
女子騎士「なぁに?」
兵士5「なんで私が勇者とか……どう言う事なんでしょうか……」
女子騎士「その言葉の通りだけど」
兵士5「無理ですよ……女ですし女子騎士様みたく強くないですし……」
女子騎士「………」
兵士5「それに……魔王なんていないんですから勇者なんて必要無いじゃないですか……」
女子騎士「ふぅん。言いたい事はそれだけかな?」
兵士5「それでも勇者が必要なら私でなくても……」
女子騎士「私は兵士5ちゃんがいいけど」
兵士5「女子騎士様がおやりになられたらいいじゃないですか……」
女子騎士「私は駄目よ。汚れ役だからね」
兵士5「………」
- 154 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 16:54:28 ID:cp9KvbLA
女子騎士「クールビューティーな勇者女子になっちゃえばいいんだぞ☆」
兵士5「………」イラッ……
女子騎士「ほら!婚活にも有利になるし!」
兵士5「なんで……私なんですか……」
女子騎士「聞きたい?本当に聞きたい?」
兵士5「はい……」
女子騎士「どーしよっかなぁ!」
兵士5「……帰ります」
女子騎士「ウソウソ!教えてあげるから!」
兵士5「………」
女子騎士「えっとねぇ……」
兵士5「………」
- 155 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 17:59:48 ID:cp9KvbLA
女子騎士「若くて私の身近にいて若くて髪型が勇者っぽくて若くて可愛いから!」
兵士5「………」
女子騎士「本当若くて……若くて……若くて……にく……」カチンッ……カチンッ……
兵士5「………」
女子騎士「こんな感じ」
兵士5「……それだけ?」
女子騎士「それだけ」
兵士5「ふざけないでください!そんな事で勇者になんて!」
女子騎士「ふざけてないよ?」
兵士5「探せば周りにもっと相応しい人とかいるじゃないですか!」
女子騎士「やだぁめんどくさぁい」
兵士5「ああああもうッ!」
女子騎士「それに!魔王の残党みたいなのが西の国に攻めいってるんだって!」
兵士5「……え?」
- 156 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 18:03:17 ID:Xs4xICj2
生贄じゃないですかー! やだー!
- 157 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/05(水) 22:37:43 ID:cp9KvbLA
女子騎士「今はこの国の兵士じゃない?それだと簡単に他国へ行けなくなっちゃうぅ」
兵士5「………」
女子騎士「でもぉでもぉ!勇者ならどお?」
兵士5「助けに……行けますね……」
女子騎士「そう!勇者って便利ぃ!」
兵士5「………」
女子騎士「ね?だから……」
兵士5「ひぐっ……うぅ女子騎士ざまぁ!」
女子騎士「うん……」
兵士5「ありがどうございまずぅぅ……グスッ……」
女子騎士「……勇者、やってくれるよね?」
兵士5「ふぁいぁ……あぁう……」
女子騎士「………」
- 158 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 06:41:12 ID:6xNT6daM
兵士5「ひっく……」
女子騎士「落ち着いた?」
兵士5「はい……」
女子騎士「まぁ同じ女子会の仲間だし若い……今も若いけど、その頃の私に似てるし」
兵士5「似て……る?」
女子騎士「そう!兵士5ちゃんも将来こうなるのよ!嬉しいよねぇ!」
兵士5「…………そうですね」
女子騎士「ちょっと待ってね」
兵士5「はい?」
女子騎士「………」
兵士5「……?」
女子騎士「ハァァァアアアッ!!!」チャキンッ!
ズダーンッ!
- 159 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 06:54:14 ID:6xNT6daM
兵士5「なな何を!なんでドアを剣で突き刺して……」
女子騎士「………」
キィィ……
門番「あががが……」
兵士5「………」
女子騎士「チッ……もう少しで顔面削げたのに……」
兵士5「またなにやってるんですか……」
門番「おおお俺の番がまだだから!」
兵士5「番って?」
門番「……あ、あれだよ。ほら伝令達にもやらせた……」
兵士5「なんの事ですか?」
門番「エッチな事……キャッ言っちゃった!」
兵士5「そんな事させて無いです……」
門番「……は?」
- 160 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 07:10:30 ID:6xNT6daM
兵士5「………」
門番「伝令が兵士の間の通例だって言ってたよ!?」
兵士5「そんなの聞いた事無いですよ……」
門番「なんてこったい……」
女子騎士「知り合い?」
兵士5「門番さんですよ?昨日一緒に話してたじゃないですか」
女子騎士「……居たっけ?」
兵士5「いましたよ……」
女子騎士「こうねビビビッってこない男の子は印象に残らなくて……」
兵士5「そうなんですか……門番さん大丈夫ですか?ほら立ってください」
門番「………」
兵士5「門番さん?」
門番「いや……腰抜けて……」
兵士5「はぁ……」
- 161 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 07:57:39 ID:/3r55lyo
BBA若さに嫉妬の巻
- 162 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 09:19:24 ID:6xNT6daM
門番 (伝令の野郎……この恨みはらさでおくべきか……)
女子騎士「取り合えず兵士5ちゃんは明日から勇者ね。色々とこっちでやっておくから」
兵士5「はい……。あの、私が勇者になって反対とかされないんでしょうか……」
女子騎士「その辺は上手くやっておくから」
兵士5 (上手くって……何やるか聞きたいけど怖いなぁ……)
女子騎士「後、宿舎からこの部屋に移って来といてね」
兵士5「ええ……私は宿舎で構いませんが……」
女子騎士「駄目。勇者になるんだし!若さをす……ゲホッゴホンッ!」
兵士5「……す?」
女子騎士「………」
- 163 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 10:21:04 ID:6xNT6daM
兵士5「すって……なんですか……」
女子騎士「何でも無いよ。本当何でも無いから……そそそうだ!そこの貴方も一緒に来なさい!」
門番「はへ?俺ですか?」
女子騎士「そうよ!」
門番「一緒にって……どこへ?」
女子騎士「西の国へ魔王の残党狩りへ」
門番「……嫌です」
シャッ……ドスッ!
女子騎士「一緒に行くの……わかった?」
門番「ひいぃぃ!わ、わかりました!」
女子騎士「よし!」
兵士5 (ぇぇぇぇ……)
- 164 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 11:18:07 ID:6xNT6daM
女子騎士「貴方は今どの担当なの?」
門番「門番ですが……」
女子騎士「そう。じゃあ貴方も職変えなきゃね。そのままだと勝手に連れてくのマズイし」
兵士5 (今、勝手にって言ったけど……もしかしてどこにも話通して無いんじゃ……)
門番「じゃあ格好いいのでお願いしますッ!ラベンダードラゴンナイトとか!暗黒微笑闇の熱血冷血剣士とかッ!」
女子騎士、兵士5「うわ……」
門番「ブルーアイズホワイトドラゴンナイトも捨てがたいな……」
女子騎士「………」
兵士5「………」
門番「うーん……」
女子騎士「悩まなくていいから……それは私が決める事だからね」
門番「ええぇぇぇぇ……」
兵士5「………」
- 165 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 15:27:15 ID:6xNT6daM
女子騎士「貴方、何か得意な物は?」
門番「特には……」
女子騎士「何も無いの?」
門番「はい!得意な物が無いのが得意!それがゴールド
女子騎士「もういいわよ……」
門番「はぁ……?」
女子騎士 (ヤバい……勢いで誘ったのはいいけど想像以上に使えないかも……)
門番「兵士5ちゃんさ、どうする?」
兵士5「何をですか?」
門番「ほらぁ俺達有名になる訳じゃん!」
兵士5「そうかな……」
門番「なるって!でさ、シャーバーにチャンネー乗せてサンカイバンとか行く訳じゃん?」
兵士5「何を言ってるのかわかりません……」
- 166 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/06(木) 20:22:24 ID:6xNT6daM
女子騎士「………」
門番「グラサン掛けてさ!白のマーウー転がして!」
兵士5「それやめてください!凄い腹が立つんですけどッ!」
門番「ぇぇぇえ……いいじゃん……」
兵士5「……ってなんでそんなやるつもりでいるんですか」
門番「理由は後で言うよ……」チラッ
女子騎士「困った……」
兵士5「………」
女子騎士「貴方……やっぱ行くの
門番「駄目ですね!行きますよ俺はッ!」
女子騎士「………」
- 167 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 06:23:54 ID:KU5kJU16
門番「質問!」
女子騎士「なに……」
門番「勇者はミニスカでTバッグ或は穿かない方向で攻めるんですか?」
女子騎士「なんの事?」
兵士5「戯れ言です……流してください……」
門番「女子力を解放するのにモチカワヒップを全面的にアピールして勇者ガールな自分を演出しちゃった方がいいと思うんですよッ!」
女子騎士「………」
兵士5 (こいつ!自分が楽しみたいだけじゃないか!)
門番「如何でしょう?……きっと素敵な勇者が誕生する事間違い無しかと……クククッ」
女子騎士「なるほど……中々良い事言うわね……」
兵士5「ぐがッ!!!」
女子騎士「兵士5ちゃん、その方向性でいってみようか!」
兵士5「絶対嫌ですッ!」
- 168 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 06:46:20 ID:KU5kJU16
門番「勇者なんだからそれぐらいしないと!」
兵士5「………」ギロッ!
門番「………」
女子騎士「嫌なのか……ん、取り合えず貴方の役職とモチカワヒップは保留ね」
兵士5「私のは却下してください!」
女子騎士「いいから。……これで四人か」
兵士5「よく無いですって……四人?」
女子騎士「そうよ。私、女賢者、兵士5ちゃんとモンバンね」
門番「狩りに行くようなゲームみたいに言わないでください……」
兵士5「……その人数で残党狩りを?」
女子騎士「うん!」
兵士5、門番「………」
- 169 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 08:58:16 ID:KU5kJU16
兵士5「……無理ですよ」
女子騎士「大丈夫!後ね、この事は秘密にしといてちょうだい」
兵士5「……何故ですか?」
女子騎士「いいからぁ!もし言ったら三枚におろしちゃうぞ!」
兵士5「………」
門番「あの……既に言ってる者がいますが!」
女子騎士「……マジで?誰?」
門番「兵士3であります!」
女子騎士「わかった……貴方達もう戻っていいから……」
兵士5「わかりました……」
門番 (言わない方が良かったのかな……)
- 170 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 09:09:59 ID:I3Ei9rOA
いっそ門番がモテカワヒップを全面的にアピールして不審者ボーイな自分を演出しちゃったらどうだろうか。
- 171 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 11:12:30 ID:KU5kJU16
兵士5「………」
門番「行くの嫌なの?」
兵士5「そうじゃなくて……多分これって女子騎士様が勝手にやってるんじゃないかと……」
門番「へぇ……」
兵士5「マズイと思いませんか?……もし失敗したら誰も助けに来てくれないんですよ」
門番「ん、でも何とかなるんじゃない?英雄二人もいるし」
兵士5「そうですけど……あとですね、黙ってこんな事する理由がわからないじゃないですか」
門番「なるようにしかならないんだからそんな悩まなくて良いんじゃないの?俺はそう思うよ」
兵士5「……門番さんはもっと悩んだ方がいいと思いますよ!」
門番「俺は悩み多き門番で有名だからいいの」
兵士5「どこで有名なんですか……」
- 172 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/09/07(金) 11:25:13 ID:9T0Lp40U
108個あるもんな。煩悩。
- 173 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 11:34:17 ID:KU5kJU16
門番「あの辺だよ。あの辺」
兵士5「そうですか……門番さん、何で行く気になったんですか?」
門番「チャンスだから!これで生きて帰って来れたら大出世だろ!」
兵士5「……帰って来れる保証も無いのに?」
門番「保証なんていらないね。このまま一生門番で過ごすよりずっとマシさ!」
兵士5「………」
門番「門番まま燻って死ぬより……男として熱く生きて死にたいんだよ……」キリッ
兵士5「門番さん……」
門番 (なんちゃって……流石に童貞捨てられそうだからなんて言えない……)
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