■戻る■ 下へ 次へ
男「俺のベッドで何してんの?」 幼馴染「監禁された?」
1 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:30:11 ID:PKd/2eyM
男「誰に?」

幼「男に?」

男「いや、俺がやったんじゃないけど…」

幼「これから私どんな事されちゃうんだろうね?」

男「何で疑問文なの?」

幼「初めての事で、全てが手探りだから?」

このSSは
幼馴染「次回作にご期待下さい!」 男「無茶言うな」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1358943787/
の、続きの話です


2 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:30:45 ID:PKd/2eyM
男「その両手両足の縄、どうしたんだ?」

幼「あ、これはね、ホームセンターで…」

男「いや、縄を買った場所を聞きたいんじゃなくて…」

男「どうやって俺のベッドに自分自身を縛りつけた?」

幼「ふふふ、それは秘密です」

男「それじゃ、すぐほどくから…」

幼「だ、駄目だよ!ほどいたら、私逃げ出しちゃうよ?」


3 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:31:12 ID:PKd/2eyM
男「逃げるって…何から逃げるんだ?」

幼「男という凶暴な野獣から?」

男「俺って、野獣なのか?」

幼「…男は草食系だよね」

男「まぁ、よく言われるけど」

幼「あ!ヤギって意外と凶暴なんだよ」


4 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:32:13 ID:PKd/2eyM
幼「凶暴なヤギから逃げる…って感じかな?」

幼「例えるなら…」

幼「ワイルドゴート…見たいな?」

幼「マイルドに吠えるぜ!見たいな?」

男「ワイルドなのかマイルドなのか…」

幼「能力は…草を食べたらパワーアップする…とか?」

男「いや、無理やりタイバニの話しに絡めなくて良いから」

幼「癖でして、へへへ」


5 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:32:53 ID:PKd/2eyM
男「ほら、ほどくから、ちゃんと家に帰ってくれよ」

幼「え?この状況で、私に何もしないの?」

幼「同人誌的な事、しないの?」

男「何もしないよ…て言うか同人誌とか、まだやってんの?」

幼「もちろん続けてるよ!」

男「そうなのか…最近見せに来ないけど」

幼「あぁ、男に見せるのはもう止めたけど」

幼「同人活動は私のライフワークだから!」

男「…とにかく、ほどくよ」
ギュッ
幼「痛っ」


6 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:33:24 ID:PKd/2eyM
男「あ、ごめん、痛かった?」

幼「逆にきつく締まった感じが…」

男「これ、ホントにどうやったんだ?」

男「すっごくきつく縛られてるけど…」
ギュッギュッ
幼「男、ちょっと待って!本当に痛い!」

男「っと、ごめん」

男「んー、カッターで切るか…」


7 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:33:43 ID:PKd/2eyM
幼「ふふふ、そう簡単には切れないよ!」

幼「これ、工事現場とかで使うロープだから!」

男「なんでそんな物を…」

幼「初めての事で舞い上がってしまいまして?」

男「…」

幼「…で、どうする?どうする?」


8 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:34:11 ID:PKd/2eyM
幼「エロい事、する?」

男「しません」

男「んー、本当に簡単には切れそうもないな」

男「最悪ベッドを壊すしか無いか」

幼「そ、そんな事しなくても大丈夫だよ!」

男「だって、幼、このままじゃ、何も出来ないぜ?」

幼「大丈夫、エロい事はちゃんと出来るよ!」


9 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:34:41 ID:PKd/2eyM
男「…その後どうすんの?」

幼「その後?」

男「ずっとベッドの上で生活するのか?」

男「家にも帰らずに?」

男「ウチの家族にも幼の家族にも知られずに?」

幼「あ、そこんとこは大丈夫」

幼「妹ちゃんが協力してくれるから」


10 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:35:11 ID:PKd/2eyM
男「なるほど、それ縛ったの妹か…」

幼「あ!しまった!語るに落ちた!」

男「ちょっと妹を…」

幼「ちょ、私の事放って置いて、妹ちゃんの所に行っちゃうの?」

男「だって妹なら、ほどき方知ってるんだろ?」

幼「…」

男「答えなくて良い。今の表情で解った」

幼「え?超能力?」


11 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:35:32 ID:PKd/2eyM
男「妹…そろそろ出て来い」

幼「え?い、妹ちゃんはここには居ないんじゃないかなー?」

男「…」

幼「ちょっと、男!私の話しを聞いて!」

男「…」

幼「せめて、何でこんな事したかくらいは聞いて?」

男「それは縄をほどいてから、ちゃんと聞くから」

幼「…」


12 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:35:53 ID:PKd/2eyM
男「妹、クローゼットの中から出て来なさい」

キイッ
男の妹「…何で解ったの?」

男「クローゼットにしまってあった服が外に出しっぱなし」

妹「…中々やるじゃん、お兄ちゃん」

男「…」


13 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:36:22 ID:PKd/2eyM


幼・妹「…」

男「で、何で今回はこんな事になったの?」

妹「私はお姉ちゃんに無理矢理…」

幼「嘘!妹ちゃんだってノリノリだったじゃん!」

幼「大体、私は手錠にしようって言ったのに」

幼「縛り方の本をわざわざ買って来たのは妹ちゃんじゃん!」


14 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:36:58 ID:PKd/2eyM
妹「こ、高校一年生は何事にも興味津々なんだよ!」

男「二人とも、ストップ!」

幼・妹「…」

男「何故こんな事をしたのか?って言う説明が欲しいんだけど…」

幼「あのですね」

男「うん」

幼「私と男って、付き合ってるんだよね?」

男「うん」


15 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:37:18 ID:PKd/2eyM
幼「なのに何事も無いよね?」

男「同人誌的な事?」

幼「そう!17歳ってそう言う事に興味津々なお年頃でしょ?」

男「うーん…それでも、何でわざわざ縛ったの?」

幼「縛られて抵抗出来ない、可愛い彼女を目の当たりにすれば…」

幼「いくら草食系の男でも、襲いかかってくるかなぁって」

男「…」


16 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:37:43 ID:PKd/2eyM
妹「ねぇ…お兄ちゃんって、ひょっとしてあの病気?」

男「は?別に病気じゃないけど…」

幼「じゃあ何で手出してくれなかったの?」

男「無抵抗の人を無理矢理なんて絶対ないからだ!」

幼・妹「…」

男「あのさ…」


17 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:38:04 ID:PKd/2eyM
幼「ね、妹ちゃん、私って魅力無いかな?」

妹「胸は無いね」

幼「うっさい!まだ成長途中なんだから!」

幼「今からだって!」

妹「夢見る乙女ですねー」

幼「何だとぅ!妹ちゃんだって…」

男「ストップ!」

幼・妹「…」


18 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:38:25 ID:PKd/2eyM
男「俺だって正直そう言う事に興味無くは無いけど」

男「雰囲気ってものがあるだろ?」

男「帰って来たら自分のベッドに彼女が縛りつけられてた」

男「…手を出す要素が見当たらないんだけど」

妹「そうかなぁ…漫画とかだと、ガバーっと…」

幼「そうだよね?ぐっと来るもんだよね?」

幼「むしろ、襲う要素しか無いよね?」

男「俺はぐっと来ないの!」


19 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:38:45 ID:PKd/2eyM
男「二人とも、漫画と現実をごっちゃにしない!」

幼「す、すみません…」

男「この前、幼が俺に言った事だろ?」

妹「…お兄ちゃんはもっと幼お姉ちゃんの事を考えるべきだよ!」

男「ん?」

妹「可愛い彼女がこうまでしてるのに!」

妹「その気持ちを全否定なんて酷いよ!」

男「それは…」


20 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:39:18 ID:PKd/2eyM
男「…ちょっと待て」

男「今、論点ズラそうとしただろ」

妹「し、してないし」

男「大体、俺が幼に性的な事をしたとしたら」

男「お前はそれをクローゼットから覗こうとしてた訳だな?」

妹「ピューピピュー」

男「誤魔化されないぞ?」


21 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:39:41 ID:PKd/2eyM
男「多方、俺達の行為をビデオかデジカメで撮影して」

男「薄い本の資料にする…とか、そういう感じだろ?」

妹「クックック…さすが我が兄…」

男「は?」

妹「ついに能力に目覚めたか…」

幼「我々は恐ろしい化物を生み出しt」

男「おい!その偽中二病を止めろ」


22 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:40:13 ID:PKd/2eyM
妹「偽って何よ!私は偽物じゃない!」

幼「そうだよ!私たちは選ばれた人間で…」

男「ストーップ!」

男「解った上でその発言してるの、バレバレだぞ」

男「俺はもう誤魔化されない」

男「何回騙されたと思ってるんだ」


23 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:40:47 ID:PKd/2eyM
幼・妹「…」

妹「つまり利害が一致したから、2人で団結したって訳です」

幼「お互い、利はあっても害は無いと判断しまして…」

男「幼…お前は自分達がその…シてる所を」

男「コイツに見られても平気なのか?」

男「デジカメで撮られても平気なのか?」

男「俺は絶対に嫌だ!」


24 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:41:07 ID:PKd/2eyM
幼「はっ!そう言われてみれば…私に害があった!」

男「今気付いたのか…」

男「どうせ妹に乗せられたんだろ?」

幼「い、妹ちゃん、最初からそれが目当てで…?」

幼「…」

男「お前はとことん腐ってるな…」

男「母ちゃんに…」

妹「!!」


25 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:41:28 ID:PKd/2eyM
男「俺は別にBL趣味とかに口を出すつもりは無いけど」

男「こんな事するなら、お前の部屋を…」

男「徹底的に掃除する様に、母ちゃんに言うぞ?」

妹「そ、それだけは…それだけはご勘弁を…」

男「そうだよなぁ…押入れの中とか、大変な事になってるだろうからなぁ」

妹「お、お兄ちゃん、まさか…見たの?」

男「いや、見てないけど大体解る」


26 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:41:48 ID:PKd/2eyM
男「幼がそうだもんな」

幼「え?な、何の事かしら?」

男「押入れにほら、薄い本が沢山あるじゃん」

男「妹も同じ趣味だし、同じ所にしまってあるのかと思って」

幼「み、見たの?」

男「あぁ、見た…て言うか、幼が見せたんだろ?」

男「BL本を押入れの中から出して…」

男「俺に読ませようとしてただろ?」


27 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:42:20 ID:PKd/2eyM
幼「無意識だった…」

男「まぁそれはそれとして」

幼「うん?」

男「妹、どう言うつもりだ?」

妹「…」

男「何考えてんだ?」

妹「私の行動原理を説明しても良いけど」

妹「長くなるよ?」


28 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:42:39 ID:PKd/2eyM
男「良いから話せ」

男「そうやって引き伸ばして、なあなあにするつもりなんだろ?」

妹「じゃあ、最初から説明するけど」

妹「取り敢えず場所を私の部屋に移そうよ」

男「なんでだ?」

妹「見せなきゃならない物があるから」

幼「え?怖いやつ?」

妹「まぁ、ある意味怖いね。二人とも絶対引いちゃうね」


29 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2013/02/09(土) 09:42:59 ID:PKd/2eyM
妹「でも、説明聞きたいんでしょ?」

男「…じゃあ移動しよう」

幼「私、怖いのはちょっと…」

妹「じゃ、幼お姉ちゃんは聞かない?」

男「幼も聞いた方が良いと思うぞ?」

男「そうしないと、また妹にたぶらかされるかもだぞ」

男「ただでさえ幼は感化されやすいんだから」

幼「わ、解ったよぅ」



次へ 戻る 上へ