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猫「ぷぎゃぁああああ!!」
51 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 21:54:19.82 ID:B8nxZ96AP
死神「久しぶりね」

弟「……何の用ですか?」

死神「あら?元気ないわね」

弟「何だか……疲れて」

死神「今日は嬉しい知らせを、伝えに来たの」

弟「はぁー……何ですか?釈放されるとかですか?」

死神「うん、きっちりと起訴されたわ」

弟「それって……全然嬉しくないよ」

死神「誰が、あんたが嬉しいのよ」

弟「いや……でも」

死神「あたしが嬉しいのに、決まってるじゃない」

弟「……またか」

死神「と言う事で……移管されるから」

弟「移管?」

死神「そう、ここは代用監獄だから、正式な所へ移すの」


52 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:02:52.42 ID:B8nxZ96AP
弟「どんな所なんです?」

死神「ああ、いい所よ、ご飯もお弁当じゃないし」

弟「……飯だけ?違うのは」

死神「後は、テレビは無いけど、ラジオは聞けるかな」

弟「この世界にもラジオとか有るんだ……」

死神「暗いわね、お菓子とかも買えるわよ」

弟「俺……金無いから」

死神「そうだったわね、それから起訴されたから……弁護士がつくわ」

弟「金……ないっすよ」

死神「あはは、国選だから大丈夫」

弟「……」

死神「あっ!時間だ……じゃぁ、頑張ってね」

弟「……はぁー」


54 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:07:59.51 ID:B8nxZ96AP
弟「みんなバスに乗ってますけど……何処に行くんですか?」

 「あはは、拘置所に向かうんだ」

弟「そうか、こっちでも拘置所って言うのか」

 「お前も運が無いな……ひゃはは」

弟「はぁー……あきらめましたよ」

 「住めば都って言うじゃん……楽しもうよ」

弟「……相変わらず、気楽でいいですね」

 「はははっ、慣れれば君も、大丈夫だよ」

弟「……慣れるかな……」


55 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:09:04.02 ID:+HG1RE000
>>1は、法曹関係者なのかな?
支援


56 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:12:52.27 ID:B8nxZ96AP
 「着いたぞ……並べ」

弟「結構な人数だな……」

 「さあ、今から簡単な質問と身体の検査を始める」

弟「……」

 「持ち物は、これで間違いないか?」

弟「……はい」

 「中に持ち込める物は、これとこれ……家族の写真は3枚までな」

弟「……はい」


57 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:14:55.65 ID:cgE8V1eQ0
嫁の壁紙は家族写真に入りますか?
支援


58 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:18:01.64 ID:B8nxZ96AP
 「えーと……ああ、この雑誌は駄目だ」

弟「雑誌なんて有りました?」

 「大方、棺桶にでも誰か入れたんだろう」

弟「何て本ですか?」

 「うーん……『コミックLO』と『プチトマト』だな」

弟「あっ……///」

 「どうする?処分してもいいか?」

弟「……しかた無いですね」

 「そうか……では、俺が個人的に……処分する///」 ボソッ

弟「……じー」

 「……はっ!……い、以上だ」


59 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:24:00.40 ID:B8nxZ96AP
 「身体の検査をするぞ」

弟「身長、体重は分かるとして……その?ガラスの棒は何に使うのですか?」

 「……ふふふっ」

弟「何ですか?その……笑い」

 「さあ!……服を脱いで、四つんばいになれ」

弟「えぇえ?何故ですか?」

 「ひひひっ……禁止された物を、持ち込まないか検査するのさ」

弟「まっ……まさか?」

 「ひゃひゃひゃ……ほれ、こっちに向けろ」

弟「アッー」

 「おお!……はぁはぁ……異常なし」


60 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:31:52.62 ID:B8nxZ96AP
 「今日からお前らは、名前ではなく番号が与えられる」

弟「番号ですか?」

 「君は……えーと……801番だな」

弟「……801ですか」

 「そうだ、番号を呼ばれたら、大きな声で返事をする事……以上だ」

弟「はぁ」

 「本来なら、最初は独居なのだが」

弟「……」

 「あいにくと、満室でな……特別に雑居房に入れてやる」

弟「はあ……」

 「7房と8房……どちらがよい?」


61 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/21(土) 22:33:21.96 ID:NvoTCFW20
やおいw


62 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:36:28.39 ID:B8nxZ96AP
弟「何か違うんですか?」

 「うふふふ……7房はDOQとやくざの集まり」

弟「あはは……8房に決めました」

 「8房か……ひゃひゃひゃ……ふむっ、面白い入れ」

弟「えぇええ!!8房の説明は無しですか」

 「いま決めたと言ったのはお前ではないか」

弟「い、いや……気になりまして」

 「入れば分かる……うひひひっ」


63 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:41:17.79 ID:B8nxZ96AP
弟「……お邪魔……します」

 「……新入りか?」

弟「……はい」

 「何をやらかした?」

弟「はぁ……」

 「自殺でもやらかしたか?」

弟「いえ、交通事故です」

 「ふーん……まあ、いいや」

弟「失礼します……」

男「緊張しなくても、いいぜ」

弟「あっ、はい」


64 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:43:55.07 ID:hPACqPRHO
>>63
力抜けよ ルートですねww


65 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:44:18.29 ID:/DF4iLt80
アッー!!


66 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:45:25.86 ID:B8nxZ96AP
男「俺は誠だ……お前の名前は?」

弟「あっ、はい……弟と言います」

男「慣れる……訳は無いわな、初めてだし」

弟「……男さんはどうしてここに?」

男「俺は殺された……」

弟「殺されたんですか……」

男「あはは、気にするな」

弟「……でも」

男「一緒に住んでた女に、ズバッとな……滅多刺しってやつだ」

弟「……」


67 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:49:51.31 ID:B8nxZ96AP
男「いやぁ、あれは痛かったわ」

弟「……はぁ」

男「血がピューって、噴出してな……それで、死んじまったわ」

弟「凄かったんですね」

男「俺なんかは大した事ねえって」

弟「そうなんですか?」

男「ああ、そこの兄ちゃんなんてさ、リンチされて、最後は火を点けられたらしいよ」

弟「……焼死ですか」

男「ははっ、燃え上がったらしいぜ」

 「あはっ、熱かったです」


68 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:51:43.70 ID:51RmwfQt0
お、重い・・・


69 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:53:21.16 ID:B8nxZ96AP
男「ほら、隅で将棋してる、おっさんは」

 「私はクレーンに吊るされました、ふふふ」

弟「皆……妙に明るいんですが」

男「あはは、死んじまったら、どうしようも無いしな」

 「そうそう、生き返る訳でもないですから」

男「こいつは、流行の練炭って……今は流行って無いのか?」

弟「……」

男「まぁ、こんな感じの連中だ」

弟「……はぁ、よろしく」


70 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 22:58:56.14 ID:B8nxZ96AP
 「はぁはぁ……おぉおお」

 「…くぅ……気持ちいいぜ」

 「……ア、アツー……」

弟「ま、まさか……これは、寝たらやばい」

 「ふふふっ……どうだい?」

弟「ひえぇー!」

 「やらないか?」

弟「ぜ、全力で……お断りします」

 「……そうか」

 「じゃぁ……お前にするか」

 「ひゃぁああ!!……あ、あん」

弟「地獄だ……」


72 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:04:46.79 ID:B8nxZ96AP
 「801面会だ!」

弟「……面会?ですか」

 「弁護士が来てる」

弟「分かりました」

 「通路に出たら、壁を向いて立て」

弟「はい」

 「誰かとすれ違っても、目を合わせたり合図を送らないようにしなさい」

弟「……分かりました」

 「ここだ……入れ」


73 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:08:28.39 ID:B8nxZ96AP
弟「狭いところだな……でも、弁護士って誰だろ?」

死神「やっほー!」

弟「死神さん?……えっ?あれ」

死神「あはは、弁護士に選任された」

弟「ちょっと、待ってください」

死神「なあに?」

弟「あなたって?取調べしてましたよね?」

死神「うん、そうだね」

弟「普通は……弁護士なんてしないんじゃ無いんですか?」

死神「あら?そう……ここでは、普通だと思うけど」

弟「……意味分からないんですが」


74 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:14:04.69 ID:cgE8V1eQ0
それにしても男じゃなくて弟ってところが意味深


75 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:16:14.08 ID:B8nxZ96AP
死神「だって、仕方ないでしょう……人手不足なんだもん」

弟「そうなんですか?」

死神「そうそう、仕事はきっちりするわよ」

弟「何か?心配だな」

死神「任せなさい」

弟「……とりあえず、お願いします」

死神「うん、任された」

弟「はぁー」


76 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:20:47.64 ID:B8nxZ96AP
死神「それより、明日……」

弟「明日……何です?」

死神「閻魔さまの前に行くから」

弟「閻魔さまですか……」

死神「そこで、すべてが決まるから……覚悟しといて」

弟「覚悟するんですか?……どうなるんです」

死神「まぁー、有罪は間違いないわね」

弟「やっぱり……そうですか」

死神「でも、弁護は一応するわよ……仕事だから」

弟「そうですね……お願いします」

死神「あははっ、任せなさい」


77 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:25:14.51 ID:B8nxZ96AP
死神「この弟が、今回の罪人です」

えん魔「そうか」

死神「どうか、公正な裁きをお願いします」

弟「……ちょっと、いいかな?」

死神「ん?何よ!」

弟「聞きたいことが、有るんだが」

死神「いま大事なとこなのよ……どうしたの?」

えん魔「かまわん……許す」

弟「……どうして、えん魔様が……おしゃぶりしてるの?」

死神「えー!なにそれ?どうでもいいじゃない」

弟「微妙に気になる……って言うか、おかしい」

えん魔「そうか……お前の目には、そう見えるのか?」

弟「はい」


78 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:28:04.16 ID:B8nxZ96AP
えん魔「これは、おしゃぶりでは無い」

死神「そうよ、失礼だわ」

えん魔「この中に私の力を封じ込めている」

弟「……やっぱり」

えん魔「まぁ……それは、置いておくとして」

弟「はい」 (でも……おしゃぶりしてる幼女って……)

えん魔「……幼女ではない!」

弟「ひえっ!」

死神「ばかっ!余計な事、考えるんじゃないの」

えん魔「起訴状では、色々と事実が記載されておるが」

死神「本当の事です!」

弟「ちょっ、まっ!」

えん魔「そうなのか?」

弟「それは……」


79 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:29:34.88 ID:B8nxZ96AP
ちょっと、落ちます需要が無ければ落として下さい
残ってたら続き書きます


80 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:31:09.80 ID:51RmwfQt0
保守がんばる


83 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:39:29.18 ID:34JeS/J20
裸マント幼女の死神とおもらしOLが出てくるやつ思い出したよ


85 :VIPがお送りします [] :2009/03/21(土) 23:51:19.66 ID:51RmwfQt0
スレタイの猫の鳴き声がどうにかならなかったのかと気になってしょうがない


87 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 00:00:42.53 ID:fNQZUHOs0
幽白と同じ世界か・・・


115 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 03:07:30.65 ID:057YSr6AO
最近は無駄にスレを消費するのが流行ってるみたいですね


132 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 05:39:19.72 ID:6yZ5ahAoP
保守すいません

死神「すべて客観的な事実です」

弟(こいつ……絶対、弁護してねえ)

えん魔「ふむ……やっぱり」

弟(うわー……やっぱりとか、言ってるし)

死神「すべて、認めます」

えん魔「この通りなら……地獄行きは間違いない」

弟「……駄目だ……終わった」


133 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 05:49:40.24 ID:6yZ5ahAoP
えん魔「が……地獄の定員がオーバーしてるため」

死神「……まさか?」

えん魔「執行猶予2年とする」

弟「執行猶予?」

死神「あちゃぁー……」

えん魔「被告、弟には2年の間……新たな罪を犯さなければ」

弟「も、もしかして?」

えん魔「地獄行きは免除しよう」

死神「……オワタ」


135 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 05:56:19.63 ID:6yZ5ahAoP
えん魔「弟には更生の機会を与え、その監視役として」

弟「助かった……あはは」

えん魔「弁護人こと死神に役目を与える」

死神「最悪……死にたい」

えん魔「以上!法廷を終わる」


136 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 06:06:08.45 ID:6yZ5ahAoP
弟「どういう事なんですか?」

死神「こっちが、聞きたいよ」

弟「執行猶予って何ですか?」

死神「はぁー……これから、あんたとあたしが」

弟「はい……」

死神「コンビを組んで、誰かを幸せに、しなくちゃいけないの」

弟「幸せ?なんです?」

死神「何で?死神のあたしが……人を幸せにするのさ」

弟「それって?何か不都合でも?」

死神「あたりまえでしょ、死神なのよ……おかしいでしょ」

弟「……そうなんですか?」


137 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 06:14:47.98 ID:6yZ5ahAoP
弟「……そうなんですか?」

死神「はぁー、あんたのせいよ!」

弟「ちょ、ちょっと!待って」

死神「何が、悲しくて……こんな事に」

弟「落ち着いて下さい」

死神「えん魔の、ばかぁああ!!!」


138 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 06:29:14.56 ID:6yZ5ahAoP
弟「それで……具体的にどうすれば」

死神「何も浮かばないわ」

弟「……そうですか」

死神「最悪な展開ね」

弟「あの……」

死神「あー!うるさいわね、いま考えてるんだけど」

弟「……すいません」

死神「何か言いたそうね?」

弟「……実は、ちょっと行ってみたい所が」


140 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 06:36:00.64 ID:6yZ5ahAoP
死神「何処よ?」

弟「死んでから、一度も家族の様子を見てないんで」

死神「気になるの?」

弟「かなり」

死神「……まっ、いいわ」

弟「いいんですか?」

死神「うん、他に行くところも無いしね」


141 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 06:47:12.92 ID:6yZ5ahAoP
死神「あれが……お姉さんか?」

弟「……」

死神「ずいぶん……暗いわね」

姉「……はぁ」

弟「姉ちゃん!」

死神「むりむり、聞こえないから」

弟「……そうなんだ」

死神「いまの、あんたは幽霊でも無ければ、生きてる訳でもないという」

弟「はい……」

死神「非常に、中途半端だからね……霊感がある人でも駄目ね」



142 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 06:56:50.14 ID:6yZ5ahAoP
姉友「おはよ」

姉「あ……おはよう」

姉友「相変わらず、元気ないわね」

姉「……そうかな?」

姉友「……うん」

姉「あはは……大丈夫だよ……」

姉友「弟くんが、亡くなって……もう、1年じゃない」

姉「……」

姉友「そろそろ、吹っ切らないと」

姉「そうだね」


144 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:06:24.21 ID:6yZ5ahAoP
弟「もしかして、俺が死んでから……もう、1年経ってるんですか?」

死神「うん、下界は時間が経つのが早いからね」

姉友「ねぇ?今日さ、遊びに行かない?」

姉「……遊び?」

姉友「うん、行こうよ」

姉「……でも」

姉友「たまには、パーッと遊んで……全部忘れよう」

姉「う、うん」

姉友「あはは、そう来なくちゃ」


146 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/22(日) 07:17:43.76 ID:F9G9OWQ3O
理不尽すぎてイライラする
離脱


147 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:17:56.88 ID:6yZ5ahAoP
弟「何処かに行くみたいだ」

死神「憑いていってみる?」

弟「うん」

姉「これって?……コンパじゃないの」

姉友「あはは……そう」

姉「ちょっと、帰る」

姉友「そう言わないで……頼むから」

姉「嫌よ……帰りたい」


148 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:26:02.90 ID:8Gk0lG8J0
この展開はらめええええええええええええええ


149 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:26:24.33 ID:90nuSU68O
>憑いていってみる?

そっちかよwww


150 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:27:08.76 ID:6yZ5ahAoP
 「ねぇ?2人で話してばっかじゃん?」

姉友「あっ、ごめーん」

姉「……」

 「そこの彼女、どうしたの?」

姉「あ、はいっ!……別に……どうも」

姉友「この子って、大人しいからさ……気にしないで」

姉「やっぱり……帰る」

姉友「えぇ、頼むよ……お願い、助けると思ってさ」

姉「でも……」


151 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:36:00.59 ID:6yZ5ahAoP
弟「……コンパか」

死神「お酒……飲んでるね」

 「キミって、可愛いよね」

姉「はは……そうでも、無いです」

 「付き合ってる人?いるの」

姉「あはは……どうでしょうか」

姉友「なになに?もう仲良くなったの?」

 「もちろん、仲良しさ……なあ?」

姉「いやー……はは……特には」

姉友「この子って、最近元気ないんだ」

 「そうなんだ?」

姉友「だから……元気出させてよ」

姉「……ちょっと」


153 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:45:34.84 ID:6yZ5ahAoP
 「うん、わかった……じゃぁ、ガンガン飲もうか?」

姉「えっ?あれ、いやっ」

 「それ!イッキ」

弟「……飲まされてる……やばいな」

死神「あら?どうして……お酒って美味しいじゃない?」

弟「姉ちゃんって、酒が弱いんだ」

死神「そうなの?」

弟「あんなに飲んだら……潰れるぞ」


155 :VIPがお送りします [] :2009/03/22(日) 07:54:35.10 ID:6yZ5ahAoP
姉「……ひえぇ……目がまわってきた」

姉友「ちょっと、大丈夫?」

姉「駄目かも……」

 「あれ?気分でも、悪いの?」

姉「あは……外の空気を吸ってきます」

 「僕も……付き合うよ」

姉友「いってらっしゃい」



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