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新ジャンル「自称植物」
147 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 23:11:50.24 ID:OAhZi+CU0
男「いくら寒いからって、それはないだろう」
女「冬は仕方ないのよ」
男「それにしたって、コートに帽子にサングラスにマスクにヘッドフォンて……」
男「顔が見えないだろ。せっかく可愛いのにwwwwwwwなんてな。ホラ、外せよ」
女「やめてっ!」
パシーン
男「あ、いや、ごめん……」
女「ごめんなさい。でもこの季節は、しわくちゃのおばーちゃんだから・・・・・・見られたくないの」


148 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:14:07.17 ID:p9e9iSQZO
女「私は気付いた」
男「へぇ」
女「植物って結構喋らない」
男「(結構…)うんうん」
女「…」
男「…」
女「…」
男「…」
女「あ、ちょうちょ」
男「お前もうダメだ」


149 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:15:58.14 ID:w3Rt9NvC0
>>147
男「……というところまで忠実に再現」
女「熱帯性植物だから!」


植物と自称植物ってちがくね?


150 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:17:36.09 ID:w3Rt9NvC0
>>148
教「はい、次は女。ここ読んで」

女「……」
教「おーい」
女「……」
男(ちょ、意地張るなって)
女「zzz」
男&教「「寝てるんかい」」


151 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:20:45.99 ID:p9e9iSQZO
女「いくら日光浴びて背が高くなったってダメなんだよ」
男「いきなりどうした」
女「背だけ伸びたってダメだって言ってるの」
男「うーん?まあそりゃ」
女「でしょー?」

次の日
男「(隅っこでじっとしてる…)」
女「…」
男「(相変わらずひねりのないやつめ)」
二時間後
女「あぁ…肌が…」
男「(頭も悪かったのか)」


152 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:24:22.03 ID:w3Rt9NvC0
>>151
男「どーだー。夜時間で養分の貯蔵できた?」
女「……植物だから返事しないもーんだ」


153 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 23:25:36.88 ID:OAhZi+CU0
>>149
女のセリフだけなら自称でいけると思ったんだ。
ただ男やシチュがフォローしてないだけで

俺「俺は気付いた」
友「へぇ」
俺「ヒキって結構しゃべらない」
友「(結構…)うんうん」
俺「…」
俺「…」
俺「…」
俺「…」
俺「あ、ようじょ」
俺「俺もうダメだ」


154 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 23:26:09.65 ID:OAhZi+CU0
女「世はまさに空前の美白ブーム」
男「なんだ?」
女「ついにあたしの時代が来たぁー」
男「最近は白樺がお気に入りなのか」


155 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:27:15.56 ID:5ZoSZobw0
>>149
本当に植物に近くするかは読み手の印象次第

俺はしわくちゃって言うのは、
寒さで涙目、可愛く鼻水出てて、ちょっと唇乾燥してる
可愛い感じを予想してるんだぜ?


156 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:37:24.88 ID:w3Rt9NvC0
>>153 >>155
なるほど、俺が考えが足らずだったようだ。ありがとう

>>154
男「となると、光合成控えないとなあ」
女「ええっ」
男「日向ぼっこなんてもっての他」
女「……ね、男。紫外線カットフィルム買ってー」
男「そこまでするのかww」

男(ほんと日当好きだなー)
女(男とのんびり……でもフィルム付き……)


157 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 23:39:03.45 ID:OAhZi+CU0
女「これだからツルはいやなのよ」
男「どうした?」
女「髪の毛からまっちゃった」
男「で、ツル?」
女「そう、ツル。ん?ツタ?」
男「寝坊して、セットする時間なかっただけだろ」
女「いやツルが……あ、まさに枝毛!」
男「今思いついたろ」


158 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:41:14.67 ID:w3Rt9NvC0
>>157
男「ツタなら何かに這わせないとな」
女「ちょ、いじんないでよ」
男「アーチ状にしてやろうかとw」
女「ばーかw」


159 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:44:02.45 ID:w3Rt9NvC0
女「……」
男「どした? ヤドリギモード?」
女「うん。でも宿主が足りない」
男「おまw どんだけ蛇足付ける気だよ」
女「10人くらいのSSにいっぺんに」
男「中の人死ぬぞ……」


161 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/06(木) 23:56:31.90 ID:OAhZi+CU0
男「お前さ……」
女「な、何よ。そんなじっと見て」
男「いや、顔赤いぞ?大丈夫か?」
女「こっこれは……紅葉よ!」
男「ふーん。じゃあおまえは一年中いつも紅葉してんだな」
女「え?」
男「だっていつもお前顔赤いじゃん」
女(それはあんたが見てるからよっ!)


162 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/06(木) 23:59:26.27 ID:w3Rt9NvC0
>>161
男「そういやさ、紅葉する割に葉っぱ落ちないんだな」
女「うっさいばーかっ」

男(……髪の毛ネタ引っ張ったんで怒ったのかな?)


163 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 00:01:53.87 ID:yPyivjJbO
>>162
蛇足なことするより自分で書いたほうがいいと思われ


164 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/07(金) 00:08:26.61 ID:DHAdGyMA0
男「何で俺に付いてくるんだよ。早く帰りたいのに」
女「酸素をたっぷりあげようと思って」
男「今日は雨だぞ。それでも光合成するのか?」
女「……ええと、するんじゃないかな」
男「素直にカサ忘れたって言え」
女「あ、でも、水をたっぷり吸わないと。だから濡れても平気」
男「植物だからか?」
女「うん」
男「いいから、俺のカサ入ってけ」
女「うん……」


165 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 00:09:59.92 ID:EEDkv2pe0
>>163
人が書く妨げになってるならやめるけど……


ぶっちゃけ植物だから自分でネタ考えたりはしna


166 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 00:14:47.11 ID:4egvlqFZ0
>>165
つまりカーテンフィグツリーだと?


167 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 00:34:29.43 ID:EEDkv2pe0
女「ドベネックの桶って知ってる?」
男「一番短い板のとこから水が溢れますよって奴な」
女「そ。植物の生育にはバランスが大事なんだよ」
男「そうだな。糖分、養分、有機物……」
女「ちょっとちょっと! なんで食べ物の話ばっかりなのさ」
男「えー、なんだよ。おんぶ? 光合成?」
女「……ぶー」


168 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 00:40:15.39 ID:EEDkv2pe0
女(もしかして、ただの甘えたがりって思われてる?)
男「女ー」
女(ていうか、我儘……?)
男「おーい」
女(でも、男だって悪いもんね。鈍すぎるし)
男「女ってば」
女(あーけど、でも、ううん、だって〜〜〜)
男「お・ん・な」

がっくんがっくん

女「うわわ、びっくりしたー」
男「そりゃこっちの台詞だっつの。本当に草みたいに黙り込んじまって」
女「ご、ごめん。何か言ってた?」
男「たく、本物の植物になるなよ。俺が退屈だから」
女「え、あ、うん」

女(退屈かあ……日当たりゼロではないってことかな?)


169 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/07(金) 00:41:09.68 ID:DHAdGyMA0
女「一万年と二千年たっても種子のままー
  八千年過ぎたころからもっと発芽したくなった」
男「ちょwwwww古代種ww」


170 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 00:46:46.05 ID:EEDkv2pe0
>>169
男「ミイラと一緒に埋まってたわけかー」
女「みみみいら!?」
男「ん……ほほう、怖いのかw」
女「な、違っ 乾燥は嫌いってそれだk」
男「おお後ろに」
女「いやあああああああああああ」


171 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/07(金) 00:47:40.69 ID:DHAdGyMA0
女「植物は、ずびびー、蒸散といって水分を放出します。ずびっ」
男「鼻水ふきなさい」
女「ケホケホ、植物は二酸化炭素も出します」
男「つまり風邪を引いたんだな」
女「いいえ、植物として生きていれば」
男「はい植物ならじっとおとなしくしてなさい」
女「養分が欲しいです。何か作って……」
男「あいにく植物用の料理は知らんなあ」
女「じゃあ、あいだを取って七草粥でいいから……」
男(どの辺があいだなんだ?)


172 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 00:53:58.03 ID:EEDkv2pe0
>>171
男「まだ熱いかな?」
女「冷まして」
男「へいへい。ラップかけて置いとくな」
女「風で」
男「……え、あ、それ、ちょ、ふーふーっすか!?」
女「うん」

男(やべ、なんかドキドキしてる)
女(男も紅葉してる……うつしちゃったかな?)


173 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 01:06:42.12 ID:EEDkv2pe0
女「眠い。寝る。お休み」
男「シート忘れてるぞ、シート」
女「ありがろおろこーむにゃむにゃ……」
男「まったく、世話の焼ける奴」

てなわけでノシ


174 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 01:06:54.77 ID:7sSx1TW/0
女「むぅ・・・」
男「・・・・・・」
女「男、助けて〜、もとい、宿題写させて〜」
男「ダメだ」
女「なんでよ〜、けちぃ〜
  植物にストレスかけすぎると枯れちゃうぞー!」
男「女・・・知っているか?」
女「知らないわよ、宿題写させてよ」
男「葡萄ってのはな、ある程度ストレスをかけさせた方が
  甘く、美味しくできるんだ」
女「知ってる?男、植物を大事にしない人は禿げるのよ」
男「ハゲ・・・・・・」
女「禿よ・・・・・・」
男「勝手に写しておけ・・・」
女「出し渋ったから20ハゲポイントね」
男「・・・・・・・」


175 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/07(金) 01:10:12.56 ID:DHAdGyMA0
男「なあ女」
女「ふんっ」
男「なあってば」
女「男君なんてもう知らなーい。あっちいってよ」
男「何をそんなにトゲトゲしてるんだよ?」
女「あたしは松になりましたー」

男(どうしたものか……)
女「ふーんだ」
男「そうか、俺はてっきりバラかと思ったよ」
女「え?」
男「いや、綺麗なバラにはトゲあるっていうからさ」
女「えへ、そ、そう、バラだもん」
男「(お、機嫌直った)松じゃなかったのか?」
女「えへへー、今はもうバラになりましたー」
男「顔も赤いしな」
女「あたしに近づくと怪我するんだからっ」
男「そうか、それは危ない」
女「あ、男君まってー、置いてかないでー」


176 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 01:10:29.28 ID:4egvlqFZ0
男「大賀蓮って知ってるか?」
女「ピンクの花がキレイよね」
男「あれの実、2000年ぐらい埋まってても平気だったらしいな」
女「ち、ちょっと!どれだけ私を待たせるつもりよ!」
男「何のことだ」


177 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/07(金) 01:18:49.45 ID:DHAdGyMA0
ガラガラ
女「きゃあ!」
男「うおぅ、すまん!のぞくつもりはなかったんだ」
女(見られた……)

男「それにしても毛糸のパンツに腹巻きというのは」
女「だ、だって寒いじゃない?ホラ、あたし植物だからさ」
男「は?」
女「TVで見たことあるでしょ?木に藁を巻きつけるシーンとかさ」
男「ああ、あれね」
女「防寒対策よ!」
男「そうか」
女「そうよ」

男「……毛糸のぱんつ」
女「だから、藁と同じだって……もう、言わないで……」


178 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/07(金) 01:45:59.95 ID:DHAdGyMA0
女「うふふ、アルカロイド茶で男君を痺れさせて」
男「おい」
女「それから、ツルで縛り上げて」
男「おいおい」
女「トゲでちくちくしたりして」
男「聞こえてるぞ」
女「そして、受粉……」
男「ちょっと待て」
女「いや−ん、想像しただけで蜜があふれちゃーう」


男「はっ!夢か。眠ってしまった」
女「あ、起きちゃったの?」
男「え?あ、うん。起きた。いやー変な夢を見てさー」
女「そう。大変ね。はい、眠気覚ましにお茶でもどうぞ」
男「……」


ゴクリ
ノシ


179 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 01:51:32.89 ID:7sSx1TW/0
女「おーもーいー、腕がちぎれるー、男持ってー」
男「頑張れ、俺は非力すぎてもてない」
女「本当に腕がちぎれたらどうするのよー、私接木なのよ?」
男「接木?」
女「そうよ、昔右腕ちぎれちゃって、別の人の腕付けてるのよ
  なんなら接合部分見てみる?」
男「そんなのできるもんなのか?」
女「できるのよ
  まぁ、しょっちゅう病院とかいかないといけないけどねぇ」
男「へぇ・・・」
女「てーわけで、荷物持ってよー」
男「ところで女知っているか」
女「なによー」
男「接木ってのはな・・・基本的に強くするためにするものなんだ」
女「・・・・・・」
男「つまり、女の右手は前のときよりも強靭になっているはずだ!」
女「そこまでして荷物を持ちたくないんだね」


180 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 02:50:51.23 ID:SYPCrnUc0
女「ねえ、男」
男「何だよ突然」
女「植物はクラシックを聴かせるとよく育つのよ」
男「真偽はともかく、それはコンサートに連れて行けということか」


181 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 02:55:37.85 ID:4egvlqFZ0
女「うー…保守ー…」
男「こんな夜にご苦労なことだな」
女「ふっふっふ、男君、夜咲き誇る私にふさわしい植物があったでしょ?」
男「そういえばあったな」
女「そう、その名もげっかびj」
男「ヤコウカ(夜香花)といって夜に咲いて強烈な匂いを出す花があるそうだ。お前みたいだな」
女「…おとこくんのイジワル…」


185 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 06:59:21.40 ID:+wQ3p+s/0
男「植物と申したか」

女「さよう」

男「どう見ても人間でござる」

女「されど神の子かく語りき。『一粒の麦、死せずんば』と。われ一粒の麦とならん」

男「麦と申したか」

女「しかり」

男「ならばこれより麦踏の行に入らん」

女「アハハハハー。わたしは綿毛。タンポポの綿毛。この星でもっとも自由な花の種〜☆」

男「まあ待て。遠慮すんなって」


186 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 07:07:10.76 ID:+wQ3p+s/0
男「おーい、無駄毛のお手入れ失敗作ー。女の子にあっちゃいかんとっからぶっとい毛が生えてるぞー」

女「こ――これは気根だからいいのっ!」

男「生育環境に潤いが足りんのかー?」

女「窒素・燐酸・加里は十分。ただ君の愛が足りないのでーす」

男「だがせっかく分厚い皮をむいたこのボンタン、貴様にくれてやるわけにはいかん」

女「…………」  どすん

男「ぐぇ」

女「きれいな桜の下には人の死体が埋まっているとかいないとか――」

男「わかった! やるからどけ! おりろ!」


187 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 07:14:11.06 ID:+wQ3p+s/0
女「zzzzzzzz」

男「おーい、起きろー。布団から引っ張り出すぞー」

女「――やってみろマヌケが。マンドラゴラを引っこ抜いた人間がどうなるか、思い知らせてやる」

男「あれってさ。抜かずにまわりの土だけ遺跡発掘みたく地道にこそげとっていったらどうなるんだろうな」

女「選ばれし者にしか抜けぬ伝説の剣を刺さっている台座ごとぶん回すが如き思想ッ!」

男「うおりゃー!」(布団をはがす)

女「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!! ――――アアアアア――アア――ふぅ」

男「悲鳴みじかっ! 気合ねぇマンドラゴラだなオイ!」

女「zzzzzzzzz」

男「いや。起きろっちゅーの」


188 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 07:28:42.82 ID:+wQ3p+s/0
男「おーい。そこな大根脚〜」
女「なっ――失礼な!」
男「お前植物なんだろー? それに大根脚ってなもともと褒め言葉だぜー?」
女「うううう」
男「大根大根。だーいーこーんー!」
女「だ、大根じゃないもん! わたしは――――えっと――――」
男「ハハハハハ。とっさにいいのが出てこないのはお前が真に大根だからだ。だーいーこーんー♪」
女「大根じゃないもーん! あほー! ――薔薇だー! 薔薇だからトゲ刺してやるー!」
男「ハハハハハ。爪立てんなよ。双子葉植物綱バラ亜綱バラ目バラ科ボケ属ボケっ子☆」
女「あほー! ボケじゃねー! 薔薇じゃ薔薇ー!」
男「フランス産園芸品種【チンチン】キタコレ!! チンチン。チンチーン!」
女「あほがいじめるー! うわぁーん」


友「アホだなお前ら――」


189 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 07:38:25.23 ID:+wQ3p+s/0
男「プールに来ると思ったとおりなんか浮かんでやがりますなこのお方」
女「自分、浮き草ですからー」
男「じゃあ増えなきゃ! それはもう嫌がらせかこの野郎ってな具合に猛烈に水面を覆い尽くさなきゃ」
女「……今は生育環境が悪いからじっと我慢の時」
男「じゃあお前オオオニバスなー。百人乗っても大丈夫〜」
女「ちょっ、乗るな――ぐぇっ――おぼぶあqすぇdrftghyjmk――――――」


190 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 07:49:47.09 ID:+wQ3p+s/0
女「アホのせいではっぱが破れましたー!」
男「気候の差に耐えてよく頑張った!」
女「今から昆布でーす! ゆらゆらしとくから構わんよーに! 特にそこのアホー!」
男「はーい」
女「…………」  ゆーらゆーら
男「…………」
女「…………」  ゆーらゆーら
男「…………」  ぐわしっ
女「何すんじゃ離せあほー」
男「俺はラッコだから昆布体に巻きつけて寝まーす。昆布なら従容と運命を受け入れるようにー」
女「ちくしょー! その手があったかー!」


191 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 07:54:57.58 ID:BfSppMN40
男「…何やってんの?」
女「…光合成」
男「…植物?」
女「…うん」
男「…植物が服を着てるのはおかしいだろ」
女「…」
男「うわっ!脱ぐn…おおぅ…いえ、続けてください」


192 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 08:04:50.87 ID:+wQ3p+s/0
男「ああ――」
女「なんじゃい」
男「きのこは一夜であんなに育つというのに、このおっぱいは一年たっても全然大きくならないじゃない」
女「うるせー」
男「おおそうだ。植物は話しかけるとよく育つらしい。話しかけてみよう」
女「いらねー! だいたいきのこは菌類、植物じゃねー!」
男「おっぱいさんおっぱいさん」
女「おっぱいに話しかけんなー」
男「うちは庭が狭くてこれ以上鉢を大きくできないので、そんなに無理して育たなくてもいいですよー」
女「いらんお世話じゃあほー! 喰らえ胞子攻撃!」
男「うわっフケ飛ばしてきやがった! きのこ、植物じゃなかったんじゃねーのかよー!」
女「うるせーあほー! シダじゃシダー! 南国に力強くそびえたつ樹木シダじゃー!」


193 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 08:11:19.88 ID:WiWXQwXTO
男「俺がお前を支えるから!!」

女「……」

俺「晴れの日も雨の日も風の日も、台風の日だって俺はどこにもいかないから!!」
女「……」

男「俺はお前に空を見せたいんだ、お前には上を向いていて欲しいんだ!!」

女「……もう離さない」


194 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 08:33:41.28 ID:+wQ3p+s/0
   ピンポーン

女「ちぃーす」
男「あれれー? 今日はお外で光合成しないのかなー?」
女「冬の間は根っこだけになって外気に触れずじっと我慢の子だからいいのー」
男「いま根っこか」
女「もう取り付く島もないぐらいに根っこ根っこー」
男「だが室内はぬっくぬく。根っこも芽を伸ばさざるを得まい――」
女「…………」
男「…………」
女「ド、ドライフラワーだからいいの!」
男「ほぅ」  ひょい
女「うわっ!」
男「おかーさーん! このドライフラワー、乾いてないよー! 重くてなんだかべっちゃりしてるー」
女「べっちゃり言うなあほー! おろせー! おろせあほー!」
男「おかーさーん! もう少し逆さづりにして干しとくからヒモ持ってきてー」
女「ぎゃああー! 乾燥ウコン! 乾燥ウコンだからやめろあほー!」
男「うんこー?」
女「わざと間違えんなあほー! 小学生かてめー!」
男「うんこー♪」
女「うんこなら離せおろせあほあほあほー!」


195 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 08:38:09.03 ID:Q+eCowqxO
>>194
なぜかニヤニヤがとまらない


196 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 08:46:14.35 ID:+wQ3p+s/0
女「わたし朝顔なー」
男「らぁじゃ」
女「つる植物なー」
男「いえっさ」
女「お前支柱なー?」
男「がってん」
女「そーぅれーぃ」

   すかっ

男「…………」
女「そこっ! よけんな支柱!」
男「毎年朝顔を植えてて思うんだけどさー。つるが倒れるぎりぎりまで放置してみたくなるんだよね」
女「ぬぬぬぬぬ」
男「ほれほーれ。まずは自分だけで伸びられるとこまで伸びてみー? 支えるのは倒れてからなー」
女「このあほが――だったら望みどおり倒れてやる! それはもう儚くも美しく! 惚れ直すなよー」

   ふらっ   しおっ

男「……アレな」
女「…………」
男「鉢を高いとこに吊って、あえてつるを下に向かって伸ばし放題というアレだ――」
女「ちょっ、やめっ、窓! そっち窓! 三階の窓ぉー! やめろあほー!」


197 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/07(金) 09:13:01.28 ID:DHAdGyMA0
男「なあ」
女「なあに?」
男「そろそろ離れてくれないか?」
女「いーやー。だってあたし一人じゃ立てないもーん」
男「今日は一体何だ?」
女「……ツタ?」
男「だからって俺の腕に巻き付くことないだろう」


198 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 09:31:03.64 ID:yPyivjJbO
女「うぅ…」
男「!…なんで泣いてんの?」
女「ドラえもんの最終回の話読んだら泣いちゃって…」
男「あーあれね」
女「なんか自分と似てるなあって」
男「…?……!のび太が木から落ちるやつか(大して似てないだろ)」
女「…?違うよ。全然違うよ」
男「二度も言うな。相変わらず腹が立つ」
女「のび太がドラえもん直すほうだよ」
男「(どっちかと言えばそっちのほうが共通点無いし)」


199 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 09:45:50.86 ID:yPyivjJbO
女 スヤスヤ
男「あ、しおれてる(よし)」
女 スヤスyピシャ!!「つめたっ!」
男「おー…元気になった」
女「…なにすんの」
男「いや…元気無いみたいだったから水をあげようと…」
女「…(わかっててやったな)」


201 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 10:15:30.73 ID:+wQ3p+s/0
女「あ。チョコ。ちょーだい」
男「お前も植物なら、自らカカオとなって見事自家生産してみせんかーっ」
女「カカオかよー」
男「カカオだよー。枝の先じゃなくて、幹とか枝の途中とか、何の脈絡もなく花咲かせるあれなー」
女「…………」
男「…………」
女「…………っ!」
男「やめとけやめとけー。お前の皮膚から咲くのはせいぜいが溜まりに溜まった垢ぐらいよー」
女「溜めてねーよ! お前じゃねーんだあほー」
男「力太郎は実はチヨコレイト(笑)。垢元のじーさんばーさんはカカオ(笑)」
女「溜めてねーっつってるだろうがあほー! もういい! 砂糖黍になるもん!」

   ぺろぺろ

女「…………自分、しょっぺ」
男「トウキビなら圧搾機にかけてしぼらにゃなー? ほーぅれプレスプレスー」
女「ぐぇっ? やめんか潰れるあほー!」
男「お前もトウキビならおとなしくトウキビの定めに従えーい」
女「漆! やっぱ漆! お前かぶれた! かーぶーれーたー! かゆすぎてチョコどころじゃなーい!」
男「うわっ? チョコ返せカカオ太郎ー!」
女「うるせーあほー! 『かゆい』以外しゃべるなあほあほあほあほあほー!」


206 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/07(金) 12:05:37.06 ID:GvgRZu2XO
沙耶のタンポポの話思い出した



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