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9歳を迎えた男子に9年間性処理教育お姉さんがつく世界とかどうかな
- 880 : ◆j4qv.lNQzU [sage]
:2009/04/21(火) 01:01:53.57 ID:2y3uMOUo
少年「ん…ふぁあっ…ああぁ…ふぅっ…」
お姉さん「すぅ…すぅ…」
少年「んぅ…何時…だろ…?んぅ…もう朝か…」
お姉さん「すぅ…うぅん…すぅ…すぅ…」
少年「…」
お姉さん「すぅ……ふふっ……すぅ…すぅ…」
少年「…」
お姉さん「すぅ…すぅ…」
少年「…ごめんっ」
ちゅっ
お姉さん「…うぅん…?」
少年「…」
お姉さん「…すぅ…すぅ…」
少年「………おきるまで…待っててみようかな…」
- 881 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 01:10:29.73 ID:2y3uMOUo
母親「あら、おはよう」
お姉さん「おはよう、お母さん」
少年「おはよう」
母親「ふふっ…なんだか…さみしくなるわね…」
お姉さん「私も…さみしいです」
母親「…おたがい、涙はナシよ?」
お姉さん「…はいっ」
少年「…母さん…コーヒー飲みたい…」
母親「もう…あんたったら」
お姉さん「ふふっ」
母親「ミルクとお砂糖は?お姉ちゃんも」
少年「ん…たっぷりいれて…?朝ごはん代わりにするから…」
お姉さん「あっ、じゃぁ私もそれで…ごめんなさいお母さん」
母親「ん、いいのよ。ちょっと待ってなさいね」
少年「姉ちゃん…?」
お姉さん「ん?」
少年「今日さ…何時ぐらいに出るの?」
お姉さん「ん…お昼過ぎぐらいに…かな…日が暮れるまでには…実家に着くように…」
少年「…ねぇ、姉ちゃん?」
お姉さん「ん?」
少年「コーヒー飲んで…準備し終えたらさ…?」
お姉さん「うん…?」
少年「また…部屋に行こうよ…次は…姉ちゃんの部屋に…」
お姉さん「ん、いいよ…」
少年「ん、じゃぁ準備…手伝うから」
お姉さん「ふふっ、ありがと」
母親「はい、2人前お待ちどうさま」
- 882 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 01:19:18.41 ID:2y3uMOUo
少年「…っふぅ、これくらいかな?」
お姉さん「ん…かな?キミが手伝ってくれたから…すぐ終わっちゃったね」
少年「大荷物は昨日送っておいたんでしょ?」
お姉さん「うん、だけど…最後に掃除だけはしときたかったから…助かっちゃった」
少年「ん…よかったよ…手伝えて…」
お姉さん「あとは部屋にあった…ふふ、この椅子代わりのベッドくらいしか残ってないね…」
少年「うん…スースーする…なんか殺風景」
お姉さん「ふふっ…それで…どうしたの?私に用事でしょ?」
少年「用事ってほどじゃ…ないけど…」
お姉さん「なぁに?」
少年「…姉ちゃん…」
むぎゅ
お姉さん「あっ」
少年「…」
ぎゅうう
お姉さん「ん…」
少年「…時間まで…このままで…いい…?」
お姉さん「…うん…」
少年「苦しかったら…言ってね…」
お姉さん「ううん…温かくて…優しくて…すっごく気持ちがいい…」
少年「…姉ちゃん…」
むぎゅう
お姉さん「んっ…」
きゅうう
少年「…」
お姉さん「………好きだよ…大好きだよ…」
- 883 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 01:23:30.00 ID:2y3uMOUo
少年「…」
お姉さん「…」
ぎゅうう
少年「…」
お姉さん「…」
ピコーン ピコーン
少年「あっ」
お姉さん「あ、時計…?…あっ」
少年「…時間、だね…」
お姉さん「…うん」
少年「…」
お姉さん「…」
少年「…行こうか」
お姉さん「…うん」
少年「ほら…はい」
お姉さん「ん…うん」
きゅうっ
- 884 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 01:34:52.80 ID:2y3uMOUo
母親「ほんとに駅までじゃなくていいの?」
お姉さん「えぇ、一人で…駅まで行きます」
母親「…そう、お姉ちゃんが決めたなら、言うことはないわね」
お姉さん「ごめんなさい…なんだか…ひきずっちゃいそうな気がして…」
少年「うちのこと…とか?」
お姉さん「ん…そうかな…なんだか、ここで区切りをつけるのがいい気がしたの」
父親「せめて…玄関の外まで…どうだろう…」
お姉さん「いえ、いいです。なんだか…後ろが気になっちゃいそうだから…」
少年「オレも…たぶん姉ちゃんの姿…ずっと探しちゃいそうだから…」
お姉さん「うん…だから…このドアを出たら…それがさよならです…」
少年「…うん」
母親「今更、言うことは何もないわ…今までずっと言ってきたから」
父親「…達者で暮らせとだけ、言っておくよ」
お姉さん「はい…私も…みんなに言うことは…これで最後に…なると思います…」
少年「姉ちゃん…」
お姉さん「…ふふ、ほら?笑顔笑顔!」
少年「あっ…ふふっ…ごめんごめん…そう…だったね…」
お姉さん「ほんとに…たくましく…なったね…」
少年「9年間…だもん…」
お姉さん「ふぅ…私もすっかり…オバサンかなぁ…」
少年「ふふっ、可愛いお姉さんが言うことじゃ…ないんじゃない?」
お姉さん「…ありがとっ。…ねぇ…?」
少年「何?姉ちゃん」
お姉さん「最後の…挨拶…」
少年「…うん」
お姉さん「これで…最後ね…?」
少年「…うんっ!」
お姉さん「…言うよ…!」
- 886 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 01:45:23.56 ID:2y3uMOUo
少年「うん、言って!」
お姉さん「すぅ…はぁ…っ!」
少年「…っ!」
お姉さん「…今までっ、お世話になりましたっ!!!!本当にっ、ありがとうございましたっ!!!!」
少年「…」
お姉さん「み、みなさんっ…さようなら…っ!!!!!そ、それでは…っ!!!!……ちゅっ!」
少年「っ!?」
お姉さん「っ…お、お元気で…っ!!!!!!!!!!」
ガチャ!!!!! バタンッ!!!!
少年「っ…!?ね、姉ちゃんもっ…!!!!!!!元気でねーーーーーっ!!!!!!!!!」
少年「…」
少年「…姉ちゃん…」
少年「…姉…ちゃん…っ」
少年「…姉ちゃんっ…!姉ちゃんっっ…!!!!!!!!」
少年「うわあああああああああああんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
少年「姉ちゃぁあああああああああんっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
- 887 :パー速民がお送りします [sage] :2009/04/21(火) 01:46:17.16 ID:Br7s0BYo
涙でディスプレイが見えない
- 888 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 01:52:10.17 ID:2y3uMOUo
母親「あの子…お姉ちゃんがいた部屋で…まだ泣いてる…何か、慰めてあげたほうが…」
父親「…いや、いいよ」
母親「でもっ…」
父親「あいつはあれでずっと我慢してたんだよ」
母親「…」
父親「見たことあるか?あいつが…お姉ちゃんが帰ることで…涙を流すなんてこと」
母親「…いいえ」
父親「お姉ちゃんに、涙だけは見られたくなかったんだろうな」
母親「…」
父親「なに、涙がかれたら…下りてくるさ。あいつも子供じゃない」
母親「えぇ…」
父親「なんたって…そのお姉ちゃんが立派な男に育ててくれたんだから」
母親「…そうね」
父親「今はいっぱい泣かせてあげよう…気が済むまで」
母親「…はい」
- 889 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 02:01:57.72 ID:2y3uMOUo
がたんがたん がたんごとん がたんごとん
お姉さん(不思議と…お別れしてから…涙はあまりこぼれなかった…
少しはこぼれたけど…駅まで走ってくる途中で…乾いてしまった…
たぶん…彼の胸で一度、思いっきり…涙が出なくなるまで泣いたからだと思う…
だけど今こうしながら思い出すと…思い出がどんどんあふれてくる…
9歳の彼に出会ってから…18歳の彼とお別れするまで…
本当に…色んなことがあった…ひと一人の人生を…預かったような気分だった…
私の人生も彼とその家族とのかかわりで…大きく変わったと思う…
人のことを心から愛してると思ったのなんて…私には彼が初めてだった…
彼にはこれから…次の出会いがあるかも知れない…
だけど私は…もう誰かと…出会うことなんて考えられない…
そんな彼に私はもう会うことができなくて…
そう思ったら…思い出と一緒に涙が突然こみあげてきて…
今頃になって…電車の中で泣いてしまった…人目もはばからず…子供のように…)
- 890 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 02:07:38.63 ID:2y3uMOUo
母親「…まだ…下りてこないわね…」
父親「ん…そういうもんさ…」
母親「そう…」
父親「…」
ガチャ ぱた ぱた とん とん とん
母親「っ!?」
少年「…」
母親「もう…いいの…?」
少年「…うん」
父親「…顔、洗ってくるといい」
少年「…うん」
母親「…」
少年「あの…」
母親「…何?」
少年「心配かけて…ごめん…もう…大丈夫」
母親「…そう」
父親「気にするな」
少年「ありがと…顔、洗ってくるね…」
ぱた ぱた ぱた
母親「…はぁ…よかった」
父親「…母さん?」
母親「何?」
父親「今夜は…どこか食べにでも行こうか…久しぶりに3人で…ぱーっと明るくな」
母親「…そうね」
- 894 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 02:23:33.78 ID:2y3uMOUo
がたん ごとん がたん ぷしゅー
お姉さん(やっと着いた…涙は…さすがに乾いちゃった…
顔だけ…洗ってから帰ろう。夜になっちゃったな…)
シャー バシャバシャ
お姉さん(久しぶりだな…駅…風景…建物も…少し変わったみたい…
8年もあれば…変わるものなのかな…うちの近くは…相変わらずだけど…
お母さん…久しぶりに会えるなぁ……ん、着いた…)
お姉さん「…ただいま!」
ガチャ
お母さん「…おかえりなさい」
お姉さん「…お母さんっ…!ずっと…玄関で待ってたの…?」
お母さん「可愛い娘が…8年ぶりに帰ってくるんだもの」
お姉さん「…お母さんっ…!!」
お母さん「…おかえりなさい」
お姉さん「ただいまっ…お母さんっ…」
お母さん「さぁ、上がりなさい?久しぶりに…積もる話をゆっくり聞かせて?」
お姉さん「うんっ…私も…お母さんに聞きたいこといっぱいある…」
お母さん「今夜はゆっくり話しましょう。あっ、でもあんまりゆっくりも…してられないのよ」
お姉さん「え、どうして…?」
お母さん「明日二人でこの家から出て行くのよ」
お姉さん「え…?え…?」
お母さん「お母さんね…お父さんと…復縁することにしたの」
お姉さん「っ!じゃぁ、家から出てくってのは…」
お母さん「えぇ、お父さんが引っ越したお家が広いでしょ?あっちでみんな住みましょうって」
お姉さん「やった…!じゃぁ、また家族4人で暮らせるんだね」
お母さん「えぇ、時々くる度にあなたが思いっきり可愛がってた、可愛い妹にも毎日会えるわよ」
- 895 :パー速民がお送りします [] :2009/04/21(火) 02:25:11.24 ID:Rh9yZUAO
>>894
(´;ω;`)
- 900 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 02:32:55.23 ID:2y3uMOUo
母親「なんだか久しぶりに外食したわねぇ」
父親「おお、食べた食べた。なぁ?」
少年「うん…ごめん、なんだか疲れちゃったから…もう寝るよ…」
母親「あら?お風呂は?」
少年「ん…いい…明日シャワーでの浴びるから…」
母親「そう…お休みなさい…」
父親「…しっかり休めよ」
少年「ん…」
とん とん とん ぱたぱた ガチャ
母親「…まだ、ちょっと元気ないわね…」
父親「あとは…時がくれば元気も戻るさ…」
母親「あの子達の関係は…普通の…性教育の先生と生徒じゃ…なかったものね…」
父親「…みたいだな…親密になることはあっても…」
母親「恋仲って…いうのかしら…」
父親「ん…そういうのだったから…あんなにつらいんだろ…」
母親「…」
父親「こうなってくると…困った決まりがあるもんだな…」
母親「えぇ…」
父親「…オレらも寝よう」
母親「そうね…」
- 901 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 02:40:09.54 ID:2y3uMOUo
お母さん「ほら、朝よ?そろそろ起きて?」
お姉さん「ん…ふぁ……あっ…!?あっ…そ、そっか…帰って…」
お母さん「出る準備しなさい。お布団だけ車に積むわよ」
お姉さん「うん…おはよう…顔あらってくる…」
お母さん「ほかの家具類はおいていくから、いるものは一緒に積んどくのよー?」
お姉さん「はーい…」
お母さん「忘れ物はない?」
お姉さん「ん、平気…」
お母さん「そう…車出すわね。あなた…元気ないわね」
ブロロロロロ
お姉さん「そ、そう…?」
お母さん「昨日話してくれた…男の子のことが気になってるのね」
お姉さん「…うん」
お母さん「それなんだけど…聞いてて思ったんだけどねぇ…」
お姉さん「…すぅ…」
お母さん「あら?」
お姉さん「すぅ…すぅ…」
お母さん「…向こうに着くのはお昼ごろかしら」
- 902 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 02:44:24.06 ID:2y3uMOUo
少年「ん、おはよ…」
母親「あら?もう起きるの?今日は休みよ?」
少年「…うん、ちょっと…眠れなくて…少し寝て起きちゃった…」
母親「そう…寝ててもいいのよ?」
少年「いや、いい…シャワー浴びてくるし…」
母親「…ねぇ?」
少年「…何?」
母親「お姉ちゃんのこと…まだ辛いんでしょ…?」
少年「…うん」
母親「シャワー浴びたら…散歩にでも行ってきたら?気持ちがシャキっとするわよ」
少年「…散歩…うん…そうかな…ん、行ってみる」
母親「それがいいわ」
少年「…ありがと」
母親「ふふっ、いいのよ」
- 903 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 02:53:06.98 ID:2y3uMOUo
お母さん「ほら、起きなさい。着いたわよ」
お姉さん「うぅ…ん…?あ…ご、ごめん…寝ちゃってたんだ…」
お母さん「いいのよ、疲れてたんだろうし。でもほら、起きたなら荷物…運んで?」
お姉さん「うん…ん…?」
ガチャ ばっ
幼馴染「お姉ちゃんっ!?お姉ちゃんっ!!!!」
お姉さん「わぁ、久しぶり!!おっきくなったねぇ!!!!」
幼馴染「もう18才だもん。うわぁ…お姉ちゃん…なんだか…大人っぽくなったね」
お姉さん「そ、そうかな…?オバサンになっちゃっただけだったりして…」
お母さん「ほら、あなたも手伝って?と行っても荷物も…あんまりないけど」
お姉さん「…なんだか…懐かしい気がする…町並みが…よく似てる…」
お母さん「そうだ、ここの住所教えてなかったわね?えっとねぇ…」
お姉さん「っ…!!!!えっ、う、うそ…ま、まさか…!!!!うそでしょ!!??」
お母さん「何がよ」
お姉さん「そ、そんなこと…ま、まさかほんとに…っ…!で、でも…だからって…!」
お母さん「どうしたの?何か変よ?」
お姉さん「ごめんお母さん!!!!!わたし、私いかないとっ…!!!!!!!!」
- 904 :パー速民がお送りします [sage] :2009/04/21(火) 03:00:27.63 ID:BwTVgQDO
三日…もっとかなそれくらい振りに来た。
怖くてここに来れなかった…
- 905 : ◆j4qv.lNQzU [sage] :2009/04/21(火) 03:07:20.14 ID:2y3uMOUo
少年「散歩って行っても…なぁ…ぶらぶらしてこようかな…」
お姉さん「はっはぁ…!はぁ…!はぁ…!し、知ってる…この道…このお店も…!!!!」
少年「とりあえず…出るだけ出てみようかな…」
お姉さん「はぁ…!こ、ここを曲がったら…!公園があって…そ、そこの道を…!!!!」
少年「…公園にでも…行こうかな…」
お姉さん「はぁ…はぁ…っ!!!!こ、ここ…曲がったら…ここにっ…!!!!見えた…!」
少年「いってきます」
お姉さん「…はぁ…!!!!はぁっ…!!!!つ、着いたっ!!!!!!!!」
ガチャ
少年「…あれ?」
お姉さん「はぁっ…!はぁっ…!はぁっ…!!!!」
少年「…ねえ…ちゃん…?あ、あれ…?えっと…」
お姉さん「っ!?あっ…あぁ…あぁっ…!!!!ああぁっ…あぁああっ…!!!!」
少年「えっ、ちょっと待って!?えっ、姉ちゃんは…あ、あれ?え、なんで…」
お姉さん「…ぷっ、ふふっ…ふふふっ…ふははっ…あはははっ!!」
少年「え…まさか…姉ちゃん…!?あ、会いに…き…っ!?」
お姉さん「…んむぅっ!」
少年「むぐぅ…!?」
ち ゅ っ !
おしまい♪
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