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新ジャンル・濡れねずみ
526 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 22:54:16.17 ID:p9sjMjGt0
マジレスすると
4の周りに○
4の周りに円
4えん
支援


527 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 22:55:29.06 ID:eJp6Nnr10
>>526
マジレスありがとう
3年ROMってても全然それ見なかったから・・・


529 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 22:59:37.91 ID:lf7zIy5h0
とりあえずぐぐってもわからんかった
でも今は時間がないからとにかく書く


530 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:01:08.84 ID:lf7zIy5h0
と思ったら>>526マジレスさんくす


531 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:01:53.17 ID:p9sjMjGt0
>>527
始めて見たがすぐ分かったぞw


532 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:06:26.24 ID:RmKpyW+TO
俺のCせいで揉め事が……


私の為に争うのはやめてぇ!!!
一度言ってみたかった


533 :VIPがお送りします [age] :2008/10/10(金) 23:07:45.58 ID:rHD5JSA60
 ヽ(・ω・)/   ズコー
\(.\ ノ


534 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:08:18.78 ID:lf7zIy5h0
>>524

 人が下手に出ていれば。
 文句のいくつでも言ってやりたかったが、このまま
放っておいてまた熱で倒れられるのも困る。
 リビングのソファに座った女の後ろに立つと、
頭にぼふっ、とタオルを乗せる。そのまま、ぐしゃ
ぐしゃと女の髪を拭いた。

女「うひゃあ。ちょちょ、ちょっと待って――」
男「るっせえ。かゆいところはございませんかってんだ」
女「痛いところならたくさん――あー髪の毛がー」

 そのまま女の頭をかき回していると、ふと甘い香りが
漂っているのに気づく。

男(シャンプーのにおい……?
  ああ、ダメだ。また――)


535 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:08:20.40 ID:p9sjMjGt0
>>532と私どっちを取るのよ!!!
一度言ってみたかった


536 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:09:36.85 ID:eJp6Nnr10
もちろん>>535を取るよ

一度言ってみたかった


537 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:12:09.00 ID:lf7zIy5h0
俺がいろいろ書くのより反応が多いのが泣けるw


538 :VIPがお送りします [age] :2008/10/10(金) 23:13:22.68 ID:rHD5JSA60
 〇∧〃 でも、そんなの関係ねぇ!
 / >      そんなの関係ねぇ!
 < \     そんなの関係ねぇ!


539 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:13:23.92 ID:p9sjMjGt0
>>537
ワラタwガンガレwww


540 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/10(金) 23:14:44.06 ID:c5JZsEzV0
ここはとても新しくて香ばしい匂いのするインターネッツですね


541 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:17:59.83 ID:lf7zIy5h0
>>534

男「…………っ」

 すっ、と女から離れる。

男「大体乾いたろ。あとは自分でなんとかしろよな」
女「ううー。ひどいですー。あたまくしゃくしゃ……
  男くん、ここにクシがあるんですけど――」
男「知るか、ってんだ」
女「あうぅ……」

 しかたなくひとりで髪をとき始める女に、なぜか
目を向けられない。
 白いシャツの胸元が濡れて透けてしまっているせいだ。
そう思い込むことにする。


544 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:26:36.72 ID:lf7zIy5h0
>>541

 ふと気づくと、雨も止んでいた。

男(助かった……)
男「……俺、そろそろ帰るわ。雨、止んだみたいだし」
女「え? もう帰っちゃう……ん、ですか?」

 すっと立ち上がる男に、あわてたように声をかける。

女「わたし、カギっ子で……その、えと」
男「悪い。今日はちょっと……もう、ダメだ」
女「あ……
  そう、ですよね。迷惑ですよね……」

男(べつにそういうわけじゃない……が)
男「すまねえな。また、明日」


545 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:29:39.16 ID:lf7zIy5h0
>>544

 男が出ていってしまった後のリビングルームは、
ひとりでいるせいか妙に広くがらんとしているように
感じられた。

女「……あーあ。帰っちゃいました……
  おかーさん、早く帰ってこないかなあ……」

 ひとり、つぶやく。あえて、声に出して。

女「……そうですよね……やっぱり迷惑ですよね、
  わたしなんか……!」

(くぎり)


546 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:36:12.13 ID:lf7zIy5h0
時間が時間だし、そろそろシメちゃっていい?
当初考えてた最後のエピソードを投下したいんだが


548 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:40:25.41 ID:lf7zIy5h0
男「……おおう」

 その日、その光景を間の当たりにした男は、
思わず感嘆の声を上げてしまった。
 学校へ向かう道のり。そのすぐそばを通る川に、
派手に水しぶきが上がる。
 原因は――よく見るまでもない。

男「おーい女ー。大丈夫かー」
女「あ、あはははは。だいじょうぶ、だいじょうぶ
  ですよー」

 ざぶざぶと足元の水をかきわけながら、女は川から
なんとか上がってきた。


549 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:44:54.02 ID:lf7zIy5h0
>>549

女「まあ、いつものコトですからねー」
男「そう思うんならちったあ気をつけやがれ。
  ほら、タオル」
女「おおー。準備いいですねー」
男「まあ、いつものコトだからな」

 びしょ濡れた女に、同じ通学路を通る生徒たちの
好奇の目線。

男「見てんじゃねえっての。アイツらも慣れねえな」
女「あの、ごめんなさい……べつに、他人のフリしても
  いいですよ?」
男「言ってろ」


550 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:47:24.90 ID:lf7zIy5h0
>>549

女「まあ、いつものコトですからねー」
男「そう思うんならちったあ気をつけやがれ。
  ほら、タオル」
女「おおー。準備いいですねー」
男「まあ、いつものコトだからな」

 びしょ濡れた女に、同じ通学路を通る生徒たちの
好奇の目線。

男「見てんじゃねえっての。アイツらも慣れねえな」
女「あの、ごめんなさい……べつに、他人のフリしても
  いいですよ?」
男「言ってろ」


552 :VIPがお送りします [] :2008/10/10(金) 23:52:48.56 ID:lf7zIy5h0
>>550

女「恥ずかしく、ないんですか? こんなのと一緒にいて」
男「慣れた」
女「慣れた。それ、ホントですか?」

 ずいっ、と女が詰め寄る。
 このまま触れると、濡れてしまう。そう考えるよりも
早く、反射的に、男は一歩あとずさった。

 結論から言えば、これが致命的にまずかった。


554 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:05:48.03 ID:IJVsXk510
>>552

女「…………っ!」

 男を濡らしてしまおうなどという考えなど、女には
カケラもなかったのだろう。それゆえにか、女はいたく
傷ついたように、その目を見開いた。

男「あ……違……!」
女「そうです、よね……!」

 うつむいて、白くなるほど握り締めた拳をふるわせる。

女「迷惑、ですよね……わたしなんか」


555 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:08:13.10 ID:IJVsXk510
急いで書いたらバイバイさるさん食らった。
怖いからペース落とします

>>554

 そう言って顔を上げた女は、まぎれもない笑顔だった。
今にも崩れ去ってしまいそうな、悲痛な笑顔。

女「わかってたんです。わたしこんなのですし、
  周りの人に迷惑ばっかりかけるし、
  今だってほら、みんながわたしを見て、
  そのくせだれも声をかけようとすらしない――」
男「ちょっと待てよ、俺は――」
女「いいんです。無理しないでください。
  男くんも、迷惑だったでしょう?
  いきなり転校してきて、となりに座って、
  手間ばっかりかけさせて――」

 その頬を流れるしずくは、もう水なのか涙なのか
わからなくなってしまっていた。


560 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:15:14.55 ID:IJVsXk510
>>555

女「わかって、たんです。ホントはずっと。
  さびしくても、ガマンしなくちゃいけないんです。
  悪いのは、わたしだから。
  だから――」
男「……てめえ」

 ぎりぃっ、と男の奥歯が鳴った。女がびくりと
身体をふるわせる。

女「あ……!」
男「黙って聞いてりゃ好き勝手言いやがって――」

 濡れてるからって、俺は気にしやしねえ。
 ひとりでぐだぐだ悩んでんじゃねえ。
 そんなに俺が、俺たちが信用ならねえのか。
 言いたいことはたくさんあったが。

 男は、ふう、と息をついた。

男「よぉ、女。いーコト思いつきやがったぜ」


570 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:25:20.31 ID:IJVsXk510
>>560

女「……え?」

 きょとんとしている女の手を引き、川に向かって
歩く。

女「あ、えと、男くん!?
  きゃあ!?」

 そのまま、女をひょいと抱き上げて。

女「男くん!? ちょっと、うあ、きゃああああ――!?」

 女もろとも、川に飛び込んだ!


571 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:26:12.03 ID:IJVsXk510
>>570

 近寄りたくても近寄れない、ヤマアラシのジレンマ。
女と初めて出会った日に、そういうことを考えた。
 そんな大層なもんでもねえ。その時はそう思ったが。

 やはりそれは、間違いではなかった。

男「……ほら。これで俺も、濡れねずみだ」
女「男くん……?」

 近寄りたくても近寄れない。それはただ、立っている
場所が違いすぎたからなのだ。同じ場所に立ってやれば、
ほら、こうして。

男「思い切りくっついても、大丈夫だろ?」
女「え、あ、きゃあ!? 男くん、こんなところで――」

 ふたりして、川の中。男は女を思い切り抱きしめる。

 そのまま、くちびるを重ねて。

 濡れねずみのまま、おもいきり笑いあった。

(おしまい)


572 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:27:41.03 ID:Tk0Aczx3O
>>571
ブラボー!!


574 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:29:06.18 ID:IJVsXk510
ってコトで。とりあえずはこのふたりのお話はこれでひとくぎり。
楽しんでもらえただろうかなあと思いつつ、ひとまずは
考えてたネタをほぼ全部書ききったので、自己満足にひたっていたりする。


576 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:29:13.56 ID:Jl8o7DCt0

面白かったよ


578 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 00:30:17.07 ID:Tk0Aczx3O
>>574

大満足だぜ


579 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:31:55.91 ID:067VVrwBO
グゥゥゥレェイトゥオォォォ!


580 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:32:11.32 ID:UaELl/SzO
濡れミッキー


581 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:33:40.42 ID:IJVsXk510
まあなんだかんだ言いながら、
支援してくれたみんな、
俺がいない間に保守してくれたみんな、
おもしろいって言ってくれたみんながいたから
ここまで書ききれたわけで。

とても感謝してる。この三日間、本当に楽しく書けた。
ありがとう。


582 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:34:23.39 ID:++LsGRaw0
久々に良い話が読めた。ありがとう。


583 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:35:50.88 ID:lHMK+HddO
このスレは伝説になる


584 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 00:37:54.31 ID:6hazSHgOO
乙!
面白かったぜ


586 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 00:52:48.39 ID:IJVsXk510
意外にも、わりと多くの人が見てくれてたのなw

実はこれが初のスレ立てで、当初はどうなることやらと
思ってたけど。けっこうなんとかなるもんなんだな。
もしかしたらそのうちまた何かくだらんことでも
考えるかもしれない。
その時には、よかったらまたつきあってやってくれ。

じゃあ俺は初スレのdat落ちしてゆくさまを
眺めるとでもしようか。
縁があったらまた会おうぜおまえら ノシ


587 :1 ◆3NdPL.cAVU [] :2008/10/11(土) 00:55:43.27 ID:IJVsXk510
|-`).。oO( 言い忘れたが、>>24はもう少し評価されてもいいと思う

|)彡 サッ



588 : ◆32y2gDg3G6 [sage] :2008/10/11(土) 01:02:19.58 ID:MMmzB6eeO
コテは消えろよ


590 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:04:19.84 ID:TL577UAi0
プギャーしてやんよ
  ∧_∧
  ( ^Д^)=9m≡9m
  (m9 ≡m9=m9
  /   )  プギャプギャプギャプギャー
  ( / ̄∪


591 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 01:07:16.76 ID:lHMK+HddO
コテ?1じゃね?
なんで鳥つけたのか知らんけど


592 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:10:03.63 ID:kiY/5KUw0
馴れ合いで伸びるスレは駄目になるというのを再認識させられたスレでした

黒歴史入りおめでとうございます


593 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:16:56.63 ID:pWKlc7jJ0
鳥つけたのはきっと今後のことを考えて・・・

やめとけw


594 :VIPがお送りします [] :2008/10/11(土) 01:21:26.42 ID:lHMK+HddO
ID変わる度に鳥つけてるみたいだけどな
今日はつけ忘れたのに気づいたんでない


595 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:25:08.73 ID:IJVsXk510
その通りだよコンチクショー
いいからもうおまえはageんなwたのむw


598 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:28:07.07 ID:lHMK+HddO
サーセン
ぐだぐだにして正直すまんかった


599 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:28:08.85 ID:pWKlc7jJ0
なぜ切れたし
残り時間どのくらいよ?


600 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:29:21.74 ID:gPwDx99y0
初立てか!
初立ての奴がやっちゃうことをだいたい網羅していたからそうだとは思ってた。



間違いなくこのスレは二年後、おまえの黒歴史になるよ。
先達として予言しといてやる。


601 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:32:11.14 ID:IJVsXk510
>>600
正直後学のためにkwsk聞いておきたいんだがだめだろうか


602 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:32:55.09 ID:pWKlc7jJ0
>>600
余計なこと言ってやるなよww

俺も昔初めて書いたときは全くこんな感じだった
感慨深いな
確かに黒歴史ではあるけど、今見直してもいい意味で面白いと自分で思ってる
このスレも>>1のいい思い出になるさ、きっと
多分
はず


603 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:32:55.32 ID:kiY/5KUw0
>>601
半年ROMれ


604 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:33:13.53 ID:gPwDx99y0
俺の黒歴史がバレるから教えなーいwww


605 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:34:12.17 ID:gPwDx99y0
>>602
不思議と似たようなパターンになるんだよなw


606 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:35:52.56 ID:pWKlc7jJ0
そしてなぜか絵師が現れやすい
なんでだろうな?

自分で描いておいてなんだけど・・・
ごめん、なんとなくなんだ


607 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/11(土) 01:38:16.83 ID:GTB1gaFW0
ID:gPwDx99y0 こういうのが痛いって奴だ



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