■戻る■ 下へ
幼馴染「キス?」 男の妹「キス!」
- 1 名前: ◆L0dG93FE2w [sage]
投稿日:2012/11/26(月) 21:23:19 ID:meky4jw2
幼「え?なんでそんな事聞くの?」
妹「いやぁ、お兄ちゃんとのキスは」
妹「一体どんな味だったのかなーと思って」
- 2 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:23:41 ID:meky4jw2
幼「い、いやいやいや。した事ないし!」
幼「て言うか私たち、べ、別にそんな関係じゃないし」
妹「ふぅん…へぇー?」
幼「な、何?」
妹「それはまだお付き合いとかしてないって事?」
幼「まだっていうか…え?妹ちゃん、何が言いたいの?」
妹「幼お姉ちゃんは、ウチのお兄ちゃんの事、どう思ってるの?」
- 3 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:24:03 ID:meky4jw2
幼「んー?幼馴染…かな?」
妹「それは私もでしょ?他に思う事ないの?」
幼「他の人より、ちょっと仲の良い友達…かな?」
妹「友達…友達以上の感情は無いって事?」
幼「え?うん。い、今の所は…特には…ただの友達だよ」
妹「じゃあ、お兄ちゃんは私と付き合うって事になるよね?」
幼「は?」
- 4 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:24:24 ID:meky4jw2
妹「あ、聞こえなかった?だからね…」
幼「いやいや、ちゃんと聞こえてたよ。聞こえた上での『は?』だよ」
妹「お兄ちゃんが私の彼氏になるって事だよ?」
幼「だから!付き合うって事にはならないでしょ!何その結論」
幼「…て言うか、妹ちゃん、男の事が好きなんだ?」
妹「実は深い理由がありまして、はい」
- 5 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:24:53 ID:meky4jw2
妹「ぶっちゃけ、超好きですね。異性として」
幼「え?マジで?マジで?」
妹「マジ!超マジ!」
幼「妹ちゃん、ちょっとおかしいよ?」
妹「おかしくない!」
妹「深い理由があるって言ってるじゃん!」
幼「い、一応、どんな理由か、聞いてもいい?」
- 6 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:25:24 ID:meky4jw2
妹「私、昨日誕生日だったじゃないですか?」
幼「うん。私、プレゼントあげたじゃん」
妹「可愛いお財布を、どうもありがとう」
幼「どういたしまして…って、それはどうでもいいから」
幼「18歳になった妹ちゃんに、何があったの?」
- 7 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:25:45 ID:meky4jw2
妹「なんとね…」
幼「うん…」
妹「…」
幼「…」
妹「お兄ちゃんの事が、異性として超絶的に好きだって気付いたんですよ…」
幼「…うん」
妹「…」
幼「…」
- 8 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:26:16 ID:meky4jw2
幼「ん?」
妹「ん?」
幼「話し、終わり?」
妹「え?今の以上に説明が必要?」
幼「必要っていうか、何の説明にもなってないんですけど?」
妹「えー?幼馴染なんだから、察してよー」
幼「そ、そう言われても…だって、兄妹だよ?」
幼「おかしいじゃん!」
- 9 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:27:18 ID:meky4jw2
妹「うん。実の兄妹ならね」
幼「は?」
妹「実は、私たち、義理の兄妹だったんでしたー」
幼「え?マジで?」
妹「昨日の夜、両親に言われました!」
妹「ビックリした?ビックリしたよね?」
- 10 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:27:57 ID:meky4jw2
幼「え?マジなの!?」
妹「お?顔色が変わりましたな、幼お姉ちゃん?」
幼「え?だって…え?」
妹「私、お父さんの連れ子、お兄ちゃんはお母さんの連れ子だって」
幼「マジで!?」
妹「えへへー。マジなのさー!」
幼「ラノベの読みすぎ?」
妹「いや、本当だから」
- 11 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:28:24 ID:meky4jw2
幼「…非現実的すぎてついていけない」
妹「そこはもう、受け入れてもらうしかないんだけどね」
妹「正直、私もびっくりだったよー」
妹「私、昔っからお兄ちゃん大好きで」
妹「ちゅーしたくなるくらい大好きで」
妹「あ、お休みのちゅーは、小5までやってたんだけどね」
妹「それで…」
- 12 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:29:05 ID:meky4jw2
幼「ちょ!ちょっと待った!」
妹「え?何?」
幼「お休みのちゅーって何?」
妹「まぁ、家族としてのスキンシップだよ」
幼「具体的には何をするの?」
妹「寝る前にね」
妹「ほっぺにちゅってするの」
- 13 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:29:30 ID:meky4jw2
妹「私はお父さん、お母さん、お兄ちゃんに」
妹「お兄ちゃんは、お母さんと私にね」
幼「へ、へー。何それ?アメリカ人みたいなノリだね?」
妹「お母さんの実家の伝統だったみたい」
妹「今はやってませんけどね。くふふ」
幼「ほっぺに、ねー。へー」
妹「あ、それでね?」
幼「う、うん」
- 14 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:29:59 ID:meky4jw2
妹「お父さんにするちゅーと、お兄ちゃんにするちゅーとではね」
妹「何かその、気分?気持ち?が違ってたんだよね」
妹「それでもまぁ、家族としての好きだと思ってたんだけど…」
妹「血の繋がりが無いって解ると…」
妹「とたんに花開いた恋心っ!」
妹「と、まあ、そう言う訳ですので」
妹「これからはお兄ちゃんにガン!ガン!アタックしていこうと思ってますっ!」
- 15 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:30:34 ID:meky4jw2
幼「思ってますっ!…って元気よく宣言されても…」
妹「ふふふ。一緒に住んでるのは、かなり有利だと思うんだー」
幼「…ぅ」
妹「今夜、お風呂に飛び込んじゃおうかなー?」
幼「…」
妹「それとも、夜中、お兄ちゃんのベッドに潜り込んじゃおうかなぁ」
幼「駄目…」
- 16 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:31:00 ID:meky4jw2
妹「んー?何が?何が駄目なの?」
妹「幼お姉ちゃんはお兄ちゃんとは『ただの』友達なんでしょ?」
妹「じゃあ、お兄ちゃんが誰かと付き合う事になっても良いよね?」
幼「…」
妹「私がお兄ちゃんの彼女になっても良いよね?」
妹「血が繋がってなければ、結婚も出来るみたいだし」
妹「私、お兄ちゃんの事、超好きだしねー」
妹「それに実は、お兄ちゃんも私の事、好きっぽいしねー」
- 17 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:31:33 ID:meky4jw2
幼「そ、それは嘘でしょ?」
妹「ふふふー。どうでしょう?」
幼「駄目だよ!」
妹「駄目かなぁ?」
幼「絶対駄目っ!」
妹「あれあれー?何で大声出すの?」
妹「両想いの二人がお付き合いする」
妹「別におかしくないよね?駄目じゃないよね?」
- 18 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:32:18 ID:meky4jw2
幼「…あ!そ、そうだ!世間一般の常識の事を」
幼「幼馴染である妹ちゃんに、教えたいんだよ!」
幼「別にヤキモチとかじゃないよ!」
妹「へぇー」
幼「ニヤニヤしないで!」
妹「でもまぁ、世間一般の常識なんかに、私は囚われないよ!」
幼「き、きっとご両親も反対するよ!」
- 19 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:32:39 ID:meky4jw2
妹「ところが、そうでもないんですなぁ」
幼「え?」
妹「少なくともお母さんは、私の気持ちに気付いてたみたい」
妹「昨日、誕生会の後ねー」
妹「あ、幼お姉ちゃん達が帰った後ね?」
妹「家族会議があってね」
妹「そこで、義理の兄妹って言われたんだけどね」
- 20 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:33:10 ID:meky4jw2
妹「その後、さらに私だけお母さんに呼ばれてね」
幼「…」
妹「お兄ちゃんの事、どう思ってるのか、聞かれたの」
妹「そこで気付いちゃった訳ですよ」
妹「あ、私ってお兄ちゃんの事、異性として好きだなって」
幼「…」
妹「そう言う訳だから、ね?」
幼「ね?って言われても、ね?」
- 21 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:33:46 ID:meky4jw2
妹「だって、お兄ちゃんと幼お姉ちゃんはただの幼馴染なんだよね?」
妹「ちょっと仲の良い、ただの友達なんだよね?」
幼「…むぅ」
妹「ん?幼馴染である私の恋を応援してくれないの?」
幼「意地悪っ!妹ちゃん、とっくに気づいてるんでしょ?」
妹「何が?」
幼「私、男の事が…」
妹「…」
- 22 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:34:26 ID:meky4jw2
幼「ず、ずっと憧れてたんだよっ!」
幼「だから誰にも…妹ちゃんにも譲れない!」
幼「私は、男が…」
幼「大っ好きなんだーーーーーー!」
妹「ふふふ。大好き…ね?」
妹「やーっと正直になったね、幼お姉ちゃん」
幼「え?」
- 23 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:34:54 ID:meky4jw2
妹「幼お姉ちゃんが、お兄ちゃんの事好きーなんて」
妹「それこそ、高校中のみんなが知ってるよ」
妹「年頃の男女が年中べったりだったんだから」
妹「そりゃ、誰だって解るよね」
幼「妹ちゃん、まさかそれを言わせる為に…」
妹「まぁねー」
幼「…」
- 24 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:35:26 ID:meky4jw2
妹「お兄ちゃんって、実はそれなりに告白とかされてるんだよ」
妹「でも全部丁寧にお断りしてるんだよ」
幼「そ、そうなの?」
妹「幼お姉ちゃんも、だよね?」
妹「結構、告白とかされてるよね?」
幼「え?何で知ってるの?」
妹「ウチのクラスの男子も2人、告白したんだよ、幼お姉ちゃんに」
幼「そ、そうなんだ?」
- 25 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:35:45 ID:meky4jw2
妹「それはそれは丁寧にお断りされたって言ってたよ」
妹「四六時中、一緒に居る男女」
妹「無謀に突っ込む人がいても、二人とも、丁寧にお断り」
妹「事程左様にですね」
妹「もうお付き合いしてるとしか思えないじゃない?」
妹「だから確認したかったの。一応ね」
幼「私は男の事、大好きだよ!これで満足?」
妹「それじゃキスは?どうだったの?」
- 26 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:36:06 ID:meky4jw2
幼「キス?」
妹「キス!」
幼「いや、だから、そんな事してないって」
妹「ん?二人、まだお付き合いしてないって、本当なの?」
妹「本当にキスもしてないの?」
幼「わ、私は男の事好きだけど、直接言った事無いし」
幼「…その、男からそんな事を言われた事も…無いよ」
- 27 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:36:49 ID:meky4jw2
幼「ずっと傍に居たから…その…自然にね」
幼「何となく、言わなくても、傍に居ていいのかなーって」
妹「フフフ。そうなんだね!まだキスしてないんだね?」
幼「そ、そう言うのは無いよ、全然」
妹「じゃあ、お兄ちゃんとは私がキスするって事になるよね?」
幼「なんでよ!ならないでしょ!妹ちゃん、何言ってるの?」
- 28 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:37:24 ID:meky4jw2
妹「あ、私が義理の妹って言うの、本当だからね?」
妹「それにお兄ちゃんの事が大好きって言うのもね!」
妹「幼お姉ちゃんとはライバルって事になるかな?」
幼「ぐぬぬ…」
妹「もし二人がお付き合いしてるって言うなら、私は…」
妹「…や、二人が付き合ってるって言っても、私は諦めないけどね!」
幼「い、妹ちゃんくらい美人なら、他に良い人みつかるよ!」
- 29 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:37:59 ID:meky4jw2
妹「…これは決して自慢じゃないですけど」
妹「私、高校に入学してから、三十人くらいに告白されてます」
幼「さ、三十人?マジで?」
妹「マジです。でも全部お断りしてます!」
幼「え?断っちゃってるの?」
妹「とっても素敵な男性がすぐ傍に居るとねー」
妹「ハードルが上がっちゃうんだよ」
- 30 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:38:19 ID:meky4jw2
妹「どうしても、お兄ちゃんと比べちゃうし」
妹「ほぼ初対面の人に『好きです、付き合って下さい』って言われても」
妹「正直、全然ピンとこないんだよねー」
幼「あ、それ何となく解るー」
幼「私もそうだなー。同じクラスの男子でもさ」
幼「ほとんど喋った事ない人から、ラブレターとか貰ってもね?」
妹「うんうん!そうそう!」
- 31 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:38:43 ID:meky4jw2
幼「妹ちゃんは試しに付き合ってみようとか、思った事無いの?」
妹「一回も無いねー。幼お姉ちゃんは?」
幼「私、友達に言われた事あるんだけどね」
幼「ちょっとでも良いかな?って感じたら」
幼「試しに付き合ってみるのも、良いんじゃない?って」
幼「で、意識してみたことあるんだけど」
幼「やっぱり、ちょこっとでも良いと思える人、居なかったんだよね」
- 32 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:39:03 ID:meky4jw2
幼「私、男の事が好きだし」
妹「やっぱりお兄ちゃん、良いよねぇ」
妹「性格も良いし、成績も良いし」
妹「我が兄ながら、完璧超人か!と思うよ」
幼「欠点らしい欠点が見当たらないよね、男って」
幼「顔だけで言ったら、バスケ部のイケメン君とか、みんながキャーキャー言ってたけど」
妹「あぁ、あのチャラチャラした先輩ですか」
- 33 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:39:47 ID:meky4jw2
妹「私、告白されたよ、あの人に」
幼「え?マジ?実は私も…」
妹「でも、お兄ちゃんと比べると、ねぇ?」
幼「顔だけ良くても、ねぇ?」
妹「ふふ。やっぱり私たち、似てるね?」
幼「だね。お互い、男の事、大好きだね?」
妹「ライバル同士だね!」
幼「負けないからね!」
- 34 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:40:18 ID:meky4jw2
妹「…ところでキスってどんな感じなのかなー?」
幼「そう言われても…未経験なもので」
妹「興味無いの?」
幼「そりゃあ年相応に、興味はあるけども…」
幼「お付き合いとかしてないし」
幼「急にキスして!とか言えないでしょ」
- 35 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:41:04 ID:meky4jw2
妹「ちょっと提案なんだけど…」
幼「ん?何?」
妹「試しに私と、ちゅーしてみない?」
幼「は?」
妹「女同士なら、ノーカンじゃない?」
幼「え、普通に嫌ですけど。それにノーカンじゃないよ」
妹「そっかー。あ、じゃあさ」
妹「お兄ちゃんとキスするとしたら、どんな感じでする?」
- 36 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:41:54 ID:meky4jw2
幼「うーん。考えた事無かったなぁ…」
妹「私、昨日の夜からその事ばっかり考えてる」
妹「場所はこのお兄ちゃんの部屋でするとして…」
妹「床に座って?それともベッドに腰掛けて?」
妹「もう一歩進んで、ベッドの上で、伸し掛られて…?」
幼「もう!何変な事言ってるの!妹ちゃんてば!」
妹「でも、幼お姉ちゃんも、お兄ちゃんの事好きならさー」
妹「ちゅーしたいとか思うでしょ?」
- 37 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:42:30 ID:meky4jw2
幼「そ、そりゃまぁ…でもまだ早いよ、そう言うのは!」
妹「全然早くないよ。むしろ遅いくらいだよ!」
幼「う、そうかな…?やっぱそうかな?」
妹「青春真っ盛りの今、ちゅーくらいしなくてどうするよ!って感じ!」
妹「私の周りには結構、経験済みの娘、居るよー」
幼「そりゃ、私の友達にもたくさん居るけど…」
幼「私は…」
- 38 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:43:42 ID:meky4jw2
妹「ちょっと、幼お姉ちゃん、椅子に座ってみて」
幼「え?何で?」
妹「ちょっとシミュレーションしてみようよ」
幼「えー?」
妹「お互い、いざって時の為のイメージトレーニングは大事だと思うんだよね」
幼「…それもそうか」
幼「それじゃ」
ガタッ
- 39 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:44:27 ID:meky4jw2
幼「まず、私が男だとして、妹ちゃんなら、どうくる?」
妹「んー。私なら…勉強を教わりに来るじゃん?」
幼「ふんふん」
妹「で、お兄ちゃんには机に向かって貰って…」
妹「私は傍に立って、説明を聞いてて…」
妹「説明が終わったら、お兄ちゃん絶対に『解ったか?』ってこっち向くから」
妹「その瞬間にちゅってやるかな?」
幼「え?無理やり?」
- 40 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:44:50 ID:meky4jw2
妹「あ、これ無理やりになるのか」
幼「同意なくするなら無理やりになるんじゃない?」
妹「んー。ちょっとシミュレーション!」
幼「それじゃ…ここがこうなるだろ?だからこうして、こう答えを導き出す訳だ」
幼「解ったか?」
クルッ
妹「わっ…解ったっ…たっ」
- 41 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:45:12 ID:meky4jw2
幼「ちょっと、妹ちゃん、慌て過ぎだよ」
妹「…いや、幼お姉ちゃんだって解ってても」
妹「脳内で、お兄ちゃんに変換して考えると…」
妹「このシチュエーションで、いきなりちゅーするのは、無理だ!」
妹「意識したら、恥ずかしくて、まともに顔見れないかも…」
幼「そ、そんなに?」
妹「じゃあ、交代!私がお兄ちゃん役するから」
幼「よ、よし。やってみよう」
ガタッ
- 42 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:45:43 ID:meky4jw2
妹「それじゃ、行くよ?」
幼「オッケー」
妹「ここがこうなるから、こう…解った?」
クルッ
幼「あっ…わっ…わかたっ…解ったっ」
妹「ね?」
幼「妹ちゃんが急にこっち向くから…」
妹「相手が私でも、ドキッとしたでしょ?」
幼「脳内変換って恐ろしいね」
- 43 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:46:14 ID:meky4jw2
妹「勉強以外では机に向かうってシチュエーションが無いから」
妹「ちゅーするのは、ここじゃないね」
幼「だね。これは無理だね」
妹「じゃあ、ベッドに腰掛けてみる?」
幼「ラノベとかじゃよくあるけど…」
妹「さぁ、レッツシミュレーション!」
- 44 名前: ◆L0dG93FE2w [sage] 投稿日:2012/11/26(月) 21:46:43 ID:meky4jw2
ボフッ
幼「…男の匂いがする」
クンカクンカ
妹「もう!今はそう言うの、いいから!」
幼「ごめんごめん」
妹「それじゃ、幼お姉ちゃんがお兄ちゃん役ね」
幼「オッケー」
妹「それじゃ、スタート!」
次へ 戻る 上へ 他