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古ジャンル「日本昔すけべばなし」
- 281 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2010/06/17(木) 20:03:51.61 ID:VGfO/8fBO
むかーし昔の事じゃった
ある所におじいさんとおばあさんがおって、何やかんやで小さな男の子を授かり、一寸法師と名付けられたその子は、どうにかこうにか針の刀を携えお椀の船で都へ旅立ったんじゃ
- 283 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 20:15:59.26 ID:VGfO/8fBO
都に着いた一寸法師は金持ちの家を見つけ、口先三寸でその家で働かせてもらう事にした。
その家にはたいそう美しい娘がおった。
娘はちんまい一寸法師を珍しがり、自分の下男にして可愛がるようになったんじゃ。
娘は一寸法師を自分の部屋に住まわせ、毎日共に過ごした。
- 284 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 20:24:26.07 ID:VGfO/8fBO
ちんまい、人形か何かのようなナリの一寸法師に娘はすっかり油断しておったが、3センチそこそこでも年頃のおのこ。
娘と一緒の部屋なのをこれ幸いに、一寸法師は色々と悪さをするようになった。
娘の下帯を盗み出してシュッシュしたり、寝床に潜り込んで乳の谷間を堪能したり…。
- 285 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 20:34:19.06 ID:VGfO/8fBO
困り果てた娘は、一計を案じた。
一寸法師に宮参りの供を命じ、遠くの神社でこのちんまい助平法師を捨ててこようと思ったんじゃ。
娘「これ一寸法師。明日は宮参りに行きますよ。供はお前に頼みます」
一寸「はっ、かしこまりました(ちょ、二人きりで遠出とかw俺明日脱童できんじゃね?)」
…それぞれの思惑を胸に夜は更けていった。
- 286 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 20:45:15.07 ID:VGfO/8fBO
さて翌日。
娘は一寸法師を連れて宮参りへと出立した。
道中の牛車の中、一寸法師は娘の懐へと潜り込み、豊かな胸の滑らかな肌を全身で味わい、今まで一応遠慮して触れなんだ乳首にむしゃぶりついた。
娘の方も自分に気があると思い込んでる一寸法師はやりたい放題。
娘「こっこれ、そのような淫らがましい…あっ、やっ」
牛車を引く雑色に声が漏れぬよう気を使いながら、娘は羞恥に耐えていた。
- 287 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 20:53:59.12 ID:VGfO/8fBO
娘は乳いじりに耐え、ようやく牛車が神社に着いた。
雑色に待つように告げ、娘は一寸法師を連れて鳥居をくぐり、社に向かった。
もう心の中はこの不埒な一寸法師を一刻も早く捨てたい思いで一杯じゃった。
一方の一寸法師は、二人きりになったのをいよいよ脱童フラグだと思いwktkしておった。
じゃが、そこで重大な事に気づいた。
- 288 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 20:59:00.42 ID:VGfO/8fBO
――この体のままでは、娘の体をいじり倒す事は出来てもまぐわう事は出来ない――
当たり前の事じゃった。
- 290 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:10:50.17 ID:VGfO/8fBO
まぐわえないなら、せめてこの娘に何かもっとエロい事がしたい…
そう思ったがどうしていいかわからず、一寸法師は考え込んでしまった。
そうこうしてる間に娘はお参りを終え、何やら考え込んでいる様子の一寸法師からそっと離れ、待っている雑色達の元へと急ぎ牛車に乗り込んだんじゃ。
少々気が咎めたが、娘はほっとして牛車を出立させた。
じゃが、少し進んだ所で牛車は動きを止めた。
- 292 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:12:38.38 ID:gltZTZZK0
観音様くるー!?
- 293 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:17:22.69 ID:VGfO/8fBO
「きゃーっ!!」
絹を裂くような娘の悲鳴に、一寸法師はハッと我に返った。
急いで神社を駆け抜け、往来へ飛び出すと娘の牛車があった。
じゃが雑色はのされておった。
慌てて辺りを見回すと、一匹の鬼が牛車から引きずり出した娘をさらおうとしている所じゃった。
- 294 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:28:03.13 ID:VGfO/8fBO
娘「いやいや、やめてー!」
鬼「やかましい、山へ連れ帰って食うてやるから大人しくせい!」
娘「いやー!神様仏様、観音様ー!」
鬼「ええいうるさい娘じゃ!こうしてやる!」
鬼は忌々しそうに言うと、わめき散らす娘の着物に手を掛け荒々しく引っ張った。
ぷりんっ!
娘「きゃあああああっ!?」
昼日中の往来で乳を丸出しにされ、娘は顔を真っ赤にして叫んだ。
のされていた筈の雑色達は娘の露わになった乳房を凝視し、鬼が恐ろしくて隠れていた道行く人々も顔を出して固唾を飲んで成り行きを見守っている。
- 295 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:39:31.43 ID:VGfO/8fBO
娘の乳に無数の視線が絡まり付く。
屋敷で奥深く大事に育てられていた娘の肌はきめ細かく、雪のような白さじゃった。
細い首から肩にかけての頼りなげな線、くっきりとした鎖骨から視線を下げると、細い身からは想像の出来ないようなしっかりとした丸みを持つ乳房。
ちょうど一寸法師が乗っていたお椀をひっくり返したような、程良い大きさの乳の先には淡雪に薄紅をほんのり落としたような、奥ゆかしい色合いの乳輪とまだおぼこだと容易に想像の着く小さな乳首。
鬼「ふわっはっは、こいつは思った以上の上物じゃー!」
娘「いや…いや…見ないでぇ……!」
- 296 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:46:47.28 ID:VGfO/8fBO
娘は涙ながらに訴えた。
こんな真っ昼間に、人前で乳を晒されるなどという恥辱に目眩がしそうな思いじゃった。
鬼「うーむ、すぐに食らうのは惜しいのう。…そうじゃそうじゃ、どうせならもう少し遊んでからにするか」
鬼はにやりと笑うと、娘の着物を全て剥ぎ取った。
娘「……!?いやああああああっ!!」
哀れ、娘はすっぽんぽんにされてしもうた。
- 297 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:55:58.12 ID:VGfO/8fBO
その頃一寸法師は。
美しい娘が人前で裸にされ恥ずかしい思いをするというシチュに異様な興奮を覚え、夢中で自慰を繰り返した。
もっと娘の姿をよく見ようと近づいた時、娘の股ぐらから滴り落ちる水に足を取られてしもうた。
一寸「あっ」
つるりと足を滑らせた所に風が吹き、ふわりと体が浮かび一寸法師は鬼の口から体に入り込んでしまったんじゃ。
- 298 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/06/17(木) 21:57:52.85 ID:azLfa5zrO
観音様の仕業か!?(ぇ
- 299 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 21:59:44.09 ID:wtZDT4uq0
勃起した
- 300 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:07:26.02 ID:VGfO/8fBO
鬼の腹の中に落ちた一寸法師は、羞恥に涙する裸の娘の姿を思い出し、再び自慰にいそしんだ。
何か新しい道に目覚めたようじゃ。
外では鬼がまだ娘で遊んでおった。
肌を余す所なく複数の男に見られ、しくしくと悲しげに泣く娘に追い打ちをかけるように、鬼は娘を地面に組み敷いた。
娘「あっ!?何を…」
鬼「なぁに、もっとじっくりお主の体を皆の衆に見せようと思ってな」
鬼は娘の膝に手をかけ、脚をこじ開こうと力を入れた。
娘「…!?や、やめて!それは、それだけは…!」
必死の懇願も虚しく、娘の一番隠しておきたい所が衆目に晒されようとしていた。
くぱぁっ
おおおっ、と雑色や隠れている男達から声が上がる。
- 302 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:14:39.10 ID:VGfO/8fBO
ぴかあああああっ
娘の股ぐらが光り輝き、見ていた者達の目が眩んだ。
「これ鬼よ、悪さが過ぎるようじゃの」
静かで慈愛に満ちた声が娘の股ぐらから響く。
娘「ま……まさか!」
なんと観音様が現れなすった。
- 303 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:16:33.13 ID:wtZDT4uq0
おおおっ、と雑色や隠れている男達から声が上がる。
- 305 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:24:09.45 ID:d3LwA7ay0
観音開きなだけに観音様が登場とかwwwwwwwwww
- 306 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:25:15.17 ID:VGfO/8fBO
観音様が何やらお経を唱えると、素っ裸だった娘の体に着物が着せられた。
娘「あ、ありがとうございます!」
観音様「いいんじゃ、いいんじゃ」
寸での所であそこを守る事が出来た娘は、観音様に心から感謝した。
観音様「さて、鬼よ。ちぃーとばかり悪戯が過ぎたのう。…罰を与えるから覚悟しておれ」
観音様は再びお経を唱え始めた。
鬼「ふん、経文なぞ怖くも何とも……ん?痛、あいたたたたたっ!?」
何と鬼は腹を押さえてのたうち回り始めよった。
- 307 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:28:37.89 ID:57UNhV6w0
一寸法師ェ……
- 308 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:29:17.07 ID:EvQAwxUx0
一寸法師はきっと真性包茎
- 309 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:32:58.02 ID:VGfO/8fBO
その頃、鬼の腹の中で一寸法師は絶頂を迎えようとしていたんじゃ。
一寸「ああっ、娘ちゃんのおっぱいみんなに見られてる!ほらほらその桜の花びらみたいな乳首、みんなに見られてピンピンになって…何でそんなにモジモジしてるの?見られて恥ずかしいから?違うだろ、感じてるんだろこの淫乱娘が!」
どぴゅっっ!
一寸法師は鬼の腹の中に精をぶちまけたおった。
- 310 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:40:27.93 ID:Pfr5Zvwf0
カオス
- 311 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:45:37.07 ID:VzoqJvyb0
超展開www
- 312 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:47:13.85 ID:VGfO/8fBO
鬼「くうぅ、何じゃこの腹の痛さは…!まるで腹の中で無数オタマジャクシが暴れ回っとるようじゃ…。こりゃたまらん」
鬼は眉を下げ情けない顔でその場を立ち去った。
観音様「ふぅ、去んだか。もう安心しなされ」
観音様は娘に優しく声を掛けた。
観音様「かわいそうに、。少し待っておれ…」
観音様はまた何やらお経を唱えた。
するとどうじゃろう、娘本人もさる事ながら雑色やこっそり隠れて見ていた人達からも、娘が辱めに合っていた記憶がすっかりと消えてしもうたんじゃ。
娘「……?私は何を…」
観音様「いいんじゃ、いいんじゃ。宮参りも感心な事じゃが、たまには寺にも詣でておくれ」
観音様はそう言うとにっこりと笑いながら消えてゆきましたとさ。
めでたしめでたし。
一寸法師はそれからも鬼の腹の中で、娘の恥ずかしい姿を使って好きなだ
け自慰に励んだそうな。
鬼は時々起こる腹痛に悩まされながら、山の中で悪さをせずに大人しく暮らしたんじゃと。
- 313 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:48:28.05 ID:d3LwA7ay0
>>312
見事に鬼まで含めて丸く納まったなw
- 314 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:49:55.22 ID:5cevppR+0
法師ずっと腹ん中かよwww
- 315 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 22:50:04.43 ID:Ye+iJr1v0
観音様・・・(´;ω;`)ブワッ
- 316 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:00:12.68 ID:VGfO/8fBO
長くてつまらなくてすまん。
法師が空気www
娘の恥辱プレイだけが目的だったんじゃ…
誰か違う話お願いします。
- 318 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:01:09.38 ID:A3zbXmnD0
乙でした
昨日は寝落ちで申し訳ない
>>216
の続き書きためたから一気にやりまっせ
- 320 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:04:44.88 ID:A3zbXmnD0
>>216より
「あぁーーーーん」
「あぁーーーーん」
「あぉーーーーん」
女房は坊様に急所を撫でられて狂ったように啼き続けた
坊様は女房の着物の胸元をはだけ揉みしだき
それから裾を捲くり上げて四つん這いにしたんじゃ
女房はされるがままじゃった
白い乳房は大きく膨らみ、太ももには秘所からの蜜が滴り落ちた
- 321 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:05:39.32 ID:A3zbXmnD0
夫はもう呆けたようになっておったが
坊様がもそもそと大きくなったちん棒をあてがうのを見て正気に返ったんじゃ
「坊様!それはいかんやめてくれ!おらの女房じゃあ!」
じゃが坊様は
「女房ではないっわ!物の怪じゃ!妖怪変化じゃ!そこで見ておれっ!
このちん棒にはわしの神通力がたんと宿っておる、今この女の正体を見せてやるわ」
そういうと四つん這いになった女房の腰の下をもう一度強く撫でた
「あおぉぉぉぉーーーーん」
撫でられた女房は堪らんようにひときわ大きな声で啼き、尻を高く上げたんじゃ
そこへ目掛けて
ブスリッ
と、坊様がちん棒で刺し貫いた
- 322 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:06:26.02 ID:5cevppR+0
ぬこなんだよね
- 323 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:06:33.16 ID:A3zbXmnD0
「あおぉぉぉぉーーーーん」
女房はまた啼いた
哀しげな声じゃった
ズブリ ズブリ
坊様は腰を繰り出し女房を突いていく
女房は畳を引っ掻いてのたうち回っておった
やがて
「我が法力を喰らえ!」
坊様が一層強く突いた途端じゃ
女房はキリキリっと宙を回って、パタリと落ちた
- 324 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:08:10.83 ID:A3zbXmnD0
「おまえっ!」
駆け寄った夫が見たものは横たわる大きな白い猫じゃった
「そ、そんな……ほんにお前は猫であったか……」
夫はその猫に見覚えがあった
わらべの頃に川に流されておったのを拾って
たいそう可愛がっておった白猫じゃった
ある日急に姿が見えんようになったんで、てっきり死んだものと思うておったのじゃ
「おお……白猫、お前であったのか……」
- 325 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:09:48.90 ID:Ye+iJr1v0
猫娘とか
皆が得するだろ
- 326 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:10:50.69 ID:A3zbXmnD0
「どうじゃ、わしの言うたとおりであったろう」
坊様は得意げにそういうた
「まだ気を失っておるだけじゃな、どれとどめをくれてやろう」
「待ってくれ坊様、おらはそんなこと頼んでおらんっ、ようも大事な女房に
こげなことしてくれたな」
我に帰った夫に怒りが湧いてきたんじゃ
「笑わせるな、相手は物の怪じゃぞ」
せせら笑う坊様に
「わしは物の怪でも良かったんじゃ!愛しておったんじゃ!」
そう叫んだ夫はそばにあった薪割りで坊様に殴りかかったと
- 327 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:11:12.98 ID:wtZDT4uq0
退治する必要ねーだろwwwwwこれだから寺生まれは
- 328 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:11:40.44 ID:A3zbXmnD0
「しゃらくさいわ」
かわした坊様に逆に蹴り飛ばされ夫は倒れ込んでしまった
倒れた夫の着物が捲れて尻が丸見えじゃ
それを見た坊様の顔がにたりと歪んだ
「先に物の怪退治の礼をいただいておこうかの」
- 330 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:12:51.34 ID:A3zbXmnD0
「わしは男のほうが好きでな」
そういうと夫の褌をはぎ取り、尻の穴にその大きなちん棒をぶち込んだんじゃ
「あれえ!!!」
なんということじゃ、その拍子に
もともと体の弱かった夫の心の臓が止まってしもうた
夫は死んでしまったんじゃ
「なんじゃ死んでしまっては面白うない、尻の穴もゆるいのう」
そう言いながらも坊様は死んだ夫を慰み者にしておったが
精を放ったあと帰っていった
もう猫にはかまいもせんなんだ
- 331 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:15:15.62 ID:A3zbXmnD0
坊様が去ったあと
しばらくして白猫の体がふるふると震えたかと思うと
ゆっくりと起き上がった
そして愛しい夫が尻丸出しで死んでいるのを見つけ
何が起こったかすべてを覚ったと
白猫は嘆き、悲しげな声でなんどもなんども泣いたんじゃ
- 332 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:15:16.97 ID:5cevppR+0
なんと・・・
- 333 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:15:33.00 ID:VGfO/8fBO
坊さん…あんた鬼だよ!
- 334 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:16:23.67 ID:A3zbXmnD0
白猫はそれから9日間何も食わずに夫の横でうずくまっておった
たまに夫の顔を愛しそうに舐めてやった
九日目の夜のこと
何か考えるようであった白猫は、やがてふらふらと夫のそばを離れた
そして家の外へと出て行ったんじゃ
白猫の向かった先
それは山向こうの森の祠じゃった
そこには一体の
木彫りの観音様が祀られておった
- 335 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:17:39.03 ID:BgCN5N07O
でたこれ
- 336 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:17:59.99 ID:A3zbXmnD0
実は白猫を人の女の姿に変えたのはこの観音様じゃった
「お前が体の弱い夫の面倒を見てやるがええ」
そうおっしゃって白猫の願いを聞いてくれたんじゃ
白猫はもう一度観音様の慈悲にすがろうとしたんじゃ
- 337 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:20:44.81 ID:LIlGMaK8O
観音様に寺生まれと同じ匂いを感じるwwwww
- 338 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:21:00.03 ID:A3zbXmnD0
祠に辿り着いた時にはもう白猫はほとんど虫の息じゃった
じゃが残った力を振り絞って観音様に願をかけた
「観音様、お願いでございます観音様」
すると白猫の必死な願いが届いたのか
観音様が現れなすったんじゃ
「久しぶりじゃの、白猫」
「観音様、どうかどうか……」
「ええんじゃええんじゃ、皆まで申さずともわかっておる、ぬしには迷惑をかけたの」
観音様はすべてをご存知じゃった
- 339 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:26:03.79 ID:Dh57P12p0
やばい
男なのに濡れて来た
- 340 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:26:18.54 ID:A3zbXmnD0
「仮にも仏に仕える身のものが仕出かしたこと
おぬしの願いとあればなんなりと叶えてやりたい」
観音様はいつになく厳しい顔をなされたと
「じゃがの、いかな私とて亡くなった魂を蘇らせることはできんのじゃ」
「それでは私の魂をお使い下さいまし」
白猫は当たり前のようにそういうたんじゃ
「それではおぬしが死んでしまおうが」
「かまわんです、このように汚された体で生きながらえたくもねえです
もともと夫がいなければ無かった命ですで」
「しかしのう……」
- 341 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:26:50.60 ID:5cevppR+0
観音にホレてまう
- 342 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:28:12.91 ID:d3LwA7ay0
死別エンドは勘弁…
展開を盛り上げるために簡単に捨てられる命より、希望に満ちた光を僕らは見たい。
観音様なら…それでも観音様ならきっと俺たちに希望を見せてくれるはず。
- 343 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:30:35.53 ID:A3zbXmnD0
「そうじゃ、あの生臭坊主の魂を使うという手もあるんじゃが……」
観音様はどこかつまらなそうにおっしゃった
「嫌でございます、あのようなものの汚れた魂、夫には似合いませぬ」
「そうであろうのう」
「どうか私の魂をお使い下さいまし」
白猫は重ねてお願いしたんじゃ
観音様はしばらく黙って白猫を見つめておらんしゃったが
「わかった、ではその魂を二つに分けるとしよう」
と申されて、
白猫の魂をお抜きになったんじゃ
- 345 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:34:25.16 ID:A3zbXmnD0
それから幾日かたって
観音様の祠の外で白と茶、二匹の仔猫が仲睦まじげにじゃれておった
白い方が女房、茶色の仔猫が夫じゃった
観音様はひとつの魂を小さな二つに分け生まれたての仔猫に宿らせたのじゃ
小さな魂では人にはなれんかったが、仔猫には調度良い大きさじゃった
夫も女房ももう人には未練がなかった、
互いが元気で寄り添っていられる今の姿が一番幸せじゃったんじゃ
そうそう
あの生臭坊主といえば、観音様のお怒りを買って死ねない鼠にされてしもうたんじゃ
食われても食われても次の朝には元に戻っておる
夫と女房、あとに生まれてくる子どもたちも、坊主鼠で食いもんには困らんかったそうじゃ
観音様はあの坊主に毎日毎日生きながら食われる苦しみをお与えになられたんじゃ
ありがたやありがたや
おしまい
- 346 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:36:06.74 ID:d3LwA7ay0
>>345
グッドエンド!!……と見せかけて、最後けっこうエグいことになってるなw
- 347 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:38:07.14 ID:5cevppR+0
いいっ
スケベばなしながらいい話だった。
ふつーに書籍化希望!
- 348 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/06/17(木) 23:39:14.06 ID:Ye+iJr1v0
観音エグいなww
昔話ってこんな感じの多いけど
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