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新ジャンル「仲間に魔王」
- 395 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2008/02/02(土) 20:23:56.28 ID:aryx3ae0O
僧侶「この国にはもう用は無いな。」
混血「……どうしてッスか?」
僧「俺達は『魔王の居場所を知っているであろう魔族』を探してる訳だが、昨日のミックスの話しを聞く限り、魔族ならマオを感知出来るんだろう?」
混「はいッス。」
僧「だったら、仮にも『魔王』が近くに居れば何らかのアクションが有るべきだろう。」
混「それは……そうッスねぇ。」
僧「だから、この国に強い魔族は居ない、イコール手掛かりはない。」
混「おぉぉ……流石ッス師匠ー!」
魔王「なら、次はどこに行くの?」
僧「予定としては、このまま西に直進して中央の国から西の国の順にまわろうかと思ってるんだが……。」
魔「なら、そうしよう。」
僧「…魔王狩りを示唆してる中央の国を通るのは危険だから、本当は乗り気じゃないんだ…。」
魔「大丈夫だよ、モンくんが居てくれれば、どんな所も怖くないもんっ。」
僧「……あまり、俺に依存しすぎないでくれよ…。」
魔「ん? なーに?」
僧「いや…なんでもない。行くか。」
魔「うん!」
混「…ま、待ってくださいッスー!」
- 398 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/02(土) 20:37:57.33 ID:aryx3ae0O
魔物があらわれた!
僧侶「…なぁ、魔物と魔族の違いってなんだ?」
魔王「んーっとねぇ、そんなに近くはないんだけど……言うなれば、お猿さんと人間みたいな?」
混血「近いッス近いッス。」
僧「つまりは、マオの同族を倒す負い目を感じる必要は無いって事だな?」
魔「まったくオッケィ! 存分に殺っちゃってくださいっ!!」
僧「いや、これでも僧侶だから存分には殺らないが。」
混「師匠、オイラも加勢するッス!」
僧「加勢って…大丈夫なのか?」混「腐っても混血、汚れた血! 足手纏いになりはしないッスよぉ!!」
僧「なにもそこまで自虐しなくてもだな……。」
魔「フレーっ、フレーっ、モ・ン・くんッ! フレっフレっモンくん! フレっフレっモンくんー!!」
混「…師匠……マオたん様オイラの応援はしてくれないッス…。」
僧「わ、悪気はないと思うぞ? 多分…。」
- 401 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/02(土) 20:55:05.18 ID:aryx3ae0O
?「おぅおぅおぅ、待ちやがれ手前ぇら!!」
僧侶「あぁん?」
?「この間はオレ様の弟達が世話になったみてぇだな。…今日はその御礼参りに来てやったぜぃ!!」
混血「……誰ッスかあの人。」
魔王「知らにゃい。」
僧「……弟ってアレかー、五人組の盗賊の事かー?」
?「おうともよ! そこの僧服の破戒僧! ウチの奴等を泣かせた落とし前は、きっちりと払って貰うからなぁ!!」
僧「泣かせたって…先に絡んで来たのはソッチからだろうが!!」
?「うるせぇうるせぇうるせぇ! …風邪で寝込んでたオレ様を喜ばせようと、臆病なアイツ等が一生懸命にオレ様の真似をしてやってくれたって言うのに……手前ぇはぁ!!」
僧「逆ギレも良いとこだろソレ。」
?「やかましいわ! ……兎に角! この盗賊頭ローバー様が、手前ぇらに熱ぅーい灸を吸えてやらぁ!!」
魔「がが、がんばれーモンくーん!!」
僧「戦るの強制かよっ!?」
混「…もしもーし。」
- 404 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/02(土) 21:17:21.90 ID:aryx3ae0O
>>401の続き。
盗賊頭「さぁ〜てとぉ……神妙にお縄につけ愚民どもっ!」
僧侶「色々間違ってるぞソレ。」
魔王「やれやれモンくんー! そんなモテなそうな奴なんて一捻りよー!!」
盗「ンだとこのガキゃあ!!」
魔「キャーッ!」
混血「……このノリについていけないッス。」
僧「で? 戦るんだろ?」
盗「応っ! 負けたらオレ様の子分にしてやるから有り難く思えよ。」
僧「よしっ、勢い余って殺そう。」
盗「手前ぇの得物は?」
僧「刃物が持てない僧侶にンな物あるかい。」
盗「素手…か。そんならオレ様も、コイツを使うわけにゃあいかねーな。」
ガスンッ
僧「お前…死ぬぞ?」
盗「あぁっ!?」
僧「その槍がお前の得意武器なんだろう? 対して俺の得意武器はこの拳だ。……死ぬぞ? 殺すぞ?」
盗「ハッ! オレ様は殴り合いで負けた事なんざねぇからな、小便チビるんじゃねーぜぇ!?」
僧侶、盗賊頭「──おおぉおおおぉぉぉぉ!!」
混「……ふれー、ふれー。」
- 437 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:16:27.34 ID:2pU+4x2Z0
魔王「お腹すいたなぁ…お父様にカンドーされちゃってオトナになるまで帰ってくるなって言われちゃった…」
魔王「どこかに食べ物はないかなぁ…」
勇者「ムシャッボリボリッズゾゾゾッハムッメロップボッグジュッゾボボボボボッ」
魔王「(うわぁ…あからさまにドカ食いしてる人がいます…)」
勇者「モグクチャメロハグッ…ん?何見てんだガキ?」
魔王「あっ!えと…すいませんでしたぁ!失礼しま(グキュルルキュ〜)」
勇者「なんだ、腹へってんのか。言葉で言わずにハラを鳴らすとは、なかなか回りくどいな。」
魔王「そ、そんなんじゃありませんっ!仮にも誇り高き…」
勇者「あーあーいいから。俺様は優しいからそんなもん気にしねぇんだよ。で、食うか?」
魔王「…いただきます。」
- 438 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:21:11.91 ID:2pU+4x2Z0
魔王「…!これ、すごくおいしいです!」
勇者「あぁ、それか?蕎麦ってんだ。俺の国の食いモンでな。」
魔王「へぇ…不思議ですねぇ、こんな食べ物初めてです。人間ってすごいなぁ…」
勇者「ハハハ、何言ってやがんだ。お前もにんげ…」
魔王「…なんですか?」
勇者「(…よく見ればこいつ、頭にツノみてぇなのが…!それにアレは尾、背中のは…翼か!?)…お前…」
魔王「え?ボクですか?…すいません、申し遅れました。先日魔王に即位いたしました先代魔王・竜王が息子、リュウと申します。」
勇者「(こいつ…!)」
- 439 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:23:29.49 ID:0y4TJbyt0
ショタ設定か・・・支援
- 441 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:29:38.24 ID:2pU+4x2Z0
勇者「…そうかい。で?魔王様の仕事はどうしたんだい?」
魔王「あの…実はボク、お父様にカンドーされちゃって…
今はお父様がまた魔王をやってるんです…」
勇者「…そうかい。なんでまた?」
魔王「わからないんです…お父様の側近の爺や達がそう言って…何も持たされずに放り出されちゃいました。」
勇者「そうか…。
(…どうする…?ここで斬るか…少なくとも魔族であることは間違いない、だが…)」
魔王「でも、よかったかもしれません。」
勇者「え?」
魔王「だって、城にいてもお勉強ばかりだし、ひとりぼっちだし。
それに、ボク、ほんとは魔王なんかになりたくない。」
勇者「…」
魔王「だって、あんなに優しかったお父様が…魔王になってからは、変わっちゃったんです。」
- 442 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:34:46.75 ID:2pU+4x2Z0
勇者「お前の親父は、お前が生まれてから魔王になったのか?」
魔王「はい。ボクのおじさま、つまりお父様のお兄さまが魔王だったんです。
けれど突然、病に伏して…そのまま死んでしまったそうです。それでお父様が後を継いで…」
勇者「ふぅん…」
魔王「そしたらお父様が急に…こわく、なっちゃって…
まえは…一緒に遊んでくれたり…本を読んでくれたり…ぐすっ」
勇者「…」
魔王「えぐっ…ぐすっ、ぐすん…おとう、さま…おとうさま…ぐしっ…」
勇者「…わかった、泣くな。大丈夫だから。
今は腹いっぱい食って、ぐっすり眠れ。な?」
魔王「…は、い…ぐすっ…ありがとう、ございます…すんっ」
- 443 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:36:41.22 ID:0y4TJbyt0
ちょっと萌えた
- 444 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:38:32.33 ID:2pU+4x2Z0
魔王「すぅ…すぅ…」
勇者「…魔王ってわりには少食なんだな…。そんなんだからこんな小せぇんだよ…」
魔王「ん…むにゃ…」
勇者「…ホントに…普通のガキみてぇな寝顔しやがる。…あ?」
魔王「おとう、さま…」
勇者「あーくそ、手、放…くそっ。
…寒いんだよ、今夜はよ。」
- 445 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:47:58.80 ID:2pU+4x2Z0
魔王「…あったか…はぇっ?」
勇者「ぐごごー…ぐおぉ…」
魔王「(ぼ、ボク!この人に、抱っこされてる!わ、わっ!)」
勇者「ぐー…」
魔王「…あったかい、な…。お父様みたい…」
勇者「…あ?…何、人の胸に顔うずめてんだお前。」
魔王「ふえぇっ!?な、なな、なんでもないですっ!おはようございますっ!」
勇者「んな慌てて離れなくても…あぁ、はよ。顔、洗うか。」
魔王「はは、はいー。」
- 446 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:48:17.26 ID:2pU+4x2Z0
勇者「ふぃー、近くに池があってよかったぜ…。」
魔王「きれいですねー。…ひゃんっ!」
勇者「おいっ、どうした?」
魔王「つ、つめたいです…」
勇者「んだよ、そんなことで…ホラ、こーやって洗うんだよ。バシャバシャって…男だろ、やってみな。」
魔王「は、はいっ!せーのっ…わぷっ!うむ〜」
勇者「おー、そーだ。やりゃあできんじゃねえか!はっはっはっ」
魔王「あ、あうー…あのー」
勇者「あん?」
魔王「目が、開けられないですー…」
勇者「…このヘタレが…。」
- 447 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:52:37.17 ID:0y4TJbyt0
魔王可愛いなwww
・・・・・・どうしたんだ俺、ショタコンじゃ断じてないはずなのに・・・
- 448 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:55:25.29 ID:2pU+4x2Z0
勇者「さて…次の街に向かうかな。」
魔王「そういえば、えーと…」
勇者「あ?あー…俺か。んーと…ミツヒデってんだ。」
魔王「ミツヒデ、さんは…お仕事は何をなさってるんですか?」
勇者「あ、あー…えっとな…(勇者だなんて言えねーしな…)」
魔王「もしかして、にーとさんですか?」
勇者「!?」
魔王「働いたら負けとかそんな風に思ってる人ですか?」
- 449 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:55:40.05 ID:2pU+4x2Z0
勇者「ち、ちげーよ!えーとな…さ、サムライだ!」
魔王「サムライ?サム・ライミ?」
勇者「は?」
魔王「なんでもないです…つまり、修行の旅をしているわけですね?」
勇者「ああ、まぁ…そういうわけだ。んで、次の街は…ってか、お前は着いてくるのか?」
魔王「…えと、よろしければ。」
勇者「ん…まぁ仕方ねぇ。旅は道連れっていうしな。こんなとこに子どもをほっぽり出して置く訳にもいかねぇ。」
魔王「えへへ…じゃあ、よろしくお願いしますね、ミツヒデさん♪」
勇者「おお、よろしくな…リュウ。」
- 452 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 00:59:12.58 ID:bW4jhUyY0
マオたん
http://wktk.vip2ch.com/dl.php?f=vipper61970.jpg 携
- 453 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:00:45.40 ID:2pU+4x2Z0
勇者「おーし、着いた。なんだ、えらく盛んな街だな。祭りでもやってんのか…っておーい!?」
魔王「ヒデさんヒデさん!ほらあれっ!すごい!ゾウが、ゾウがたくさんっ!」
勇者「勝手に離れるな!…あと、なんだそのヒデさんってのは。」
魔王「えー、だって呼びにくいんですものー。それよりほら…わっ!?」
女A「キャー、マルコー!こっち向いてー!」
女B「きゃあ!今私のほう見たわ!マルコー!」
勇者「おい、大丈夫か?」
魔王「いたた…あっ、大丈夫です。それよりヒデさん。」
勇者「あ?」
魔王「見えないから、肩ぐるましてくださぁい…」
- 454 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 01:02:45.20 ID:ksqQtGWN0
>>452
ぐろいぐろい
- 456 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:05:24.10 ID:bW4jhUyY0
>>454
グロ注意描くの忘れてもた
- 458 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:11:34.55 ID:PXLJQ89dO
>>404の続き。
盗賊頭「ハァ、ハァ、ハァ……な、なかなかやるじゃねぇか…!」
僧侶「お前もな。殴り合ってて突き指する奴なんざ初めてだ。」
魔王「大の字に寝そべるロバっちと、それを冷たく見下ろすモンくん。……コレってモンくんの勝ちー?」
盗「ば…バッキャロう! まだまだオレ様は戦れ……!?」
盗賊A「もういい、もういいよアニキー!!」
盗「お…オマエ等…!」
盗賊B「アニキがぼくらなんかの為に戦ってくれるのは嬉しいけど、けど!」
盗賊C「やっぱり大好きなアニキが傷つくのは見たくないよおぉ!!」
混血「更についていけません。」
盗「くっ…オマエ等、そんなにもオレ様の事を…?」
盗賊D「あったりまえだろ!?」
盗賊E「アニキは、親の居ないぼくらを本当の弟みたいに、男手一つで育ててくれた大事な家族だよぉっ!!」
盗「……グズッ…そうか…そうかぁ…! ごめんなぁ、オレ様心配ばかりかけちまってよぉ…!!」
僧「……本気で戦っていた俺が悪者みたいじゃないか。」
- 459 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:16:52.33 ID:2pU+4x2Z0
宿にて
魔王「あー、楽しかったですー!」
勇者「そうか、そりゃあよかったな。あー肩こっちまった…」
魔王「それじゃボクが肩もみしてあげますよ。よいしょっ…」
勇者「おいおい、いーよ別に。さっさと風呂入って…」
魔王「まーまー。昔はよくお父様にしてあげてたんですよ?」
勇者「…お…確かに…気持ちいい…」
魔王「でしょー?お父様も気持ちいい、極楽だって言って…笑って…くれて…
いつも…ボクが、もんであげると…よろこん、で…ぐしゅっ…」
勇者「あーもー泣くんじゃねえ!」
女「あぁっ…マルコに宿に誘ってもらえるなんて…すごく嬉しいわ…」
マルコ「…そうかい。」
女「ワインもすごくおいしいし…ねえ?今夜は…あ、れ…?」
マルコ「…」
女「なん、か…あたま、が…あ、あ…ぅ…?ぐっ…」
マルコ「…これで、10人目…」
- 460 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:20:50.39 ID:PXLJQ89dO
>>458の続き。
盗賊頭「……糞、恥ずかしいところ見られちまったぜ。」
僧侶「家族と過ごす時間を“恥ずかしい”って言っているようじゃ、マダマダだな。」
盗「うるせぇやい。」
魔王「………。」
混血「…? マオたん様、どうかしたッスか?」
魔「あ…うぅん! なんでもないッテバよ!」
混「語尾がおかしいッス。」
魔「ミッくんに言われるとムカっときた。」
盗「……今日のトコロは引き分けにしといてやる! だが決着はまだついてねぇんだ、次に戦り合う時にゃあ殺すぜ、手前ぇ!!」
僧「いやもうお前帰れよ。盗賊稼業止めて弟と暮らしてろよ。」
盗「したらば、あばよっ!!」
僧「聞いちゃいねぇ。」
- 461 名前:459no [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:21:29.37 ID:2pU+4x2Z0
魔王「あー、よく寝ましたー!すがすがしい朝ですねっ♪」
勇者「俺は腕が痛いっつーの…くそ、なんだって枕がひとつしかねぇんだよ…」
魔王「えへへ…」
- 462 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 01:23:32.84 ID:VzBTbyrT0
勇「真っ直ぐ北って聞いたのに…ピラミッドが見えない…」
魔「あひゅいのじゃ…」(コロコロ
勇(うわあ…自分だけヒャド舐めてる……自分だけ……)
勇「そういうのは最初に皆に分けなさい!!」
魔「ひっ…! 怒ったのじゃ…いきなり怒ったのじゃ…」
勇「あああごめんちょっとイライラしてtああ泣かないでもう泣かないで」
戦「勇者! 僧侶の目がうつろだ!」
勇「ええ…仕方ない今日はここでキャンプはろうか…」
僧「だぃι゛ょぅぶ…だぃι゛ょぅぶでスわ…ククク…」
じごくのハサミがあらわれた! キャットフライがあらわれた!
勇「こ、こんな時n」
僧「ザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキザキ」
勇「!?」
僧「さ…ピラΞッドゎきっともうすぐ底ですわ…」
勇「そ、そうだね…」
魔「うぐ…ぐすん…」
魔(世界征服した暁にはこの砂漠を緑一色にすれば皆怒らないのじゃ…)
側「イシス様…近頃奇妙な噂が流れておりまして…
なんでも…すれ違っただけで死に至るという呪われた女の化け物がこの近くに出たとか…」
イ「まぁそれは恐ろしい…先代がお怒りになっているのでしょうか…」
- 463 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:34:27.77 ID:oUrWsGm50
>>462 毎回の最後のボヤキいいわwww
- 464 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:36:41.56 ID:PXLJQ89dO
>>452さん良い仕事をありがとうございます。
>>460の続き。
僧侶「結局なんだったんだアイツは…。」
混血「見事なまでのマイペースだったッス。」
魔王「……ぃぃなぁ…。」
混「マオたん様、なにか言ったッスか?」
魔「ほぇ!? う、うぅん、何も言ってないけど!?」
僧「………。」
混「今日の宿は小さいながらも温かみが有るッスねぇ〜。」
魔「………。」
僧「………。」
混「(うぅ…何故、何故こんなにも空気が重いッスか!? 教えてエグい人っ!!)」
魔「……ミッくん。」
混「は、はい?」
僧「ちょっと二人で村の中散歩してくるが、欲しい物とかあるか?」
混「い、いえ! お気遣い感謝ッス!!」
僧「…ほら、手ぇ貸しな。」
魔「うん……。」
混「オイラって……何要員ッスか…?」
- 465 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/03(日) 01:38:39.20 ID:tKJzBQxz0
確かに連れてくる必要性がみられないwww
- 467 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/03(日) 01:56:51.84 ID:PXLJQ89dO
>>464の続き。
魔王「家族…ってさ、」
僧侶「ああ。」
魔「良いもの…なのかな?」
僧「……一般的にはな。」
魔「兄さま…オーくんも、あたしにはアレくらい優しかったんだよ?」
僧「………。」
魔「けど…人間を襲うようになっちゃったオーくんは……まだ、優しいままなのかなぁ。」
僧「…わからん。」
魔「そうだよね、いきなりこんな話しされても…」
僧「何を悩んでいるのかがわからん。」
魔「ふぇ?」
僧「あの盗賊には盗賊の、マオにはマオの『家族』が居る。…まだ直接会えてない今は、それを信じるしかないじゃねぇか。」
魔「……うん…そう、だよね。」
僧「いまみたいに“信じる事が怖く”なったり、“信じる事に疲れ”たりしたら、俺に甘えてこい。ずっと甘えられるのは流石に困るが……たまに、なら構いやしねぇさ。」
魔「モンくん……。」
僧「泣きそうな顔するなって。…まだまだ、兄貴への道程は長いぜ?」
魔「うん、うん! あたし、兄さまに会ったらちゃんと言うよ! あたしの旦那様を紹介しますって!!」
僧「正直に言え、どこまで真剣に聞いてた。」
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