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新ジャンル「ロリ組長」
- 705 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2007/12/08(土) 22:40:49.21 ID:LI4y5sZUO
幼「ん、ん〜♪」
部下(姐さん楽しそうやな……こうしてみると姐さんも子供らしい…)
ギロッ
幼「なんや!なに見とんねん!」
部下「へ、いやぁ、あ、姐さん先ほどから楽しそうにお絵描きされとりますけど何描いとるんでっか?」
幼「ん、これか。まぁ見てみいな。なかなかの出来やで♪」
部下「ほな、失礼して………って、こ、これは………」
幼「黄龍や、黄龍。四神獣の長にして大地を司り皇帝を顕す。当に龍の王様やでぇ」
部下「は、はぁ。なんでまた黄龍なんか描きなはったんで?」
幼「ん?まぁいつかはウチの背に描かれる物やからね。今の内からデザインしときたいやろ?なんたって黄龍やで、黄龍♪」
部下「は、はあ………」
部下(やっぱり儚い幻やったか…………ハァ………)
幼「でもなぁ〜プリキュアも可愛うて捨てがたいし、ラブ&ベリーものベリーちゃんもええし、ウチの好きなゴスロリ風にした黄龍も捨てがたいし、ウチどないしょ〜。迷うわ〜!」
部下(一個明らかにおかしいのがあるが、まだまだ姐さんも子供)
ギロッ
部下「ひぃ!」
- 706 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 22:41:00.39 ID:NYmU4DrfO
>>510つづき
ロリ大演説。水を打ったような静けさ。
老組員「お、お嬢!!お気は確かですかい!?コトが戦争になりゃあ仁義もぶっ飛びますぜ!?頭を冷やしなせえよ」
組員A「なんだ、貴様ァ!組長に何ちゅう口の利き方を!!」
組員B「そうだ、組長は『臆した者は身内じゃない』とおっしゃったろうが!!もう貴様など組員でもなんでもねえ!」
老組長「き、貴様らあああ……俺ぁ、貴様らがほんの小僧っ子の頃から奉公してんだ!!口の利き方に気ィ付けんのは手前ェらの方だろうがこんガキャあああ!!!」
組員A「んだとゴラア!!」
組員B「しゃあっすォオルラっったルあおお?」
会合は騒然となる
ダン!!!(若頭、日本刀の鞘で床を打ち)
再び一同静まり返る
スッ(ロリの足許に跪き)
若頭「不詳、ロリ組若頭!!地獄の底までお供させて頂きます!!」
ロリ「わか……。」
(皆に向き直って)
若頭「貴様ら!犬コロ同然の俺達を拾って下さったのはどなただった!?その愛娘直々のご下命だ!今こそおやっさんへのご恩を返す時だろうが!!」
一同「………。」
若頭「なあ、老組員よ、あんた、おやっさんにいっとう世話になった一人だろうが?」
老組員「……ヘッ、おやっさんの話ィ出されちゃあ分が悪いや。しっかし、若さんも『お嬢』に甘ぇよなぁ。いいよ、行くよ、地獄までね」
若頭「フンッ、『組長』と呼びやがれ馬鹿野郎。」
遅くてスマンコ。ちょい立て込んでた。
続く……のか?
- 707 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 22:49:06.36 ID:v0U/UI8QO
これは展開的に熱い
そして仁義に厚い
- 708 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 22:52:30.90 ID:I11rwiFE0
ロリ「わかぁ・・・」
若頭「組長?眠いんですかい?」
ロリ「うん・・・ふぁ・・・」
若頭「こんなところで寝たら風邪ひきますぜ」
ロリ「ん・・・」
若頭「全く困った組長だ」
若頭「おっと、こんなもう時間か出かけねえと」
組長に毛布をかけて去ろうとする若頭
しかし、組長に服をつかまれていることに気づく
若頭「組長?起きてるんで?」
ロリ「・・・んぅ・・・ん」
若頭「ふぅ、いつ見ても可愛い寝顔してらっしゃる」
大きな欠伸をする若頭
若頭「いえけねえ・・・和んじまったら眠気が・・・」
組員A「若頭、遅いな・・・そろそろ出る時間なのに」
組員B「ちょっと呼んでくらあ」
右腕「待て、おやっさんとは俺が会いに行く」
組員A「右腕さん?若頭は」
右腕「行くぞ」
組員B「へ、へい」
仲良く寝てる若頭と組長を見てきた右腕であった
- 710 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 22:58:08.28 ID:S9LDyuub0
ロリ「落ちたらだめなのーーー!!」
- 713 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:03:29.76 ID:NYmU4DrfO
>>706つづき
若頭「さあ、あたしらの方はまとまりました。あとはお嬢が音頭を取るだけです。」
ロリ「ふんっ、『くみちょう』とよびやがればかやろー。」
一同「「「プッ、……アッハッハッハッ!!!」」」
ロリ「よーし、やろうども!いまのがわらいおさめだ、かみしめろ!!
い ざ。
ゆくぞ!!!」
いざ大抗争になったら書ききれる自信がありません/(^o^)\
- 714 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:05:56.31 ID:LI4y5sZUO
>>705続き
幼「ま、ええわ。ほなちょっと出かけてくるわ」
部下「へ、へい……どちらへ?」
幼「知り合いん所や、知り合いん所。着いてくるんやないで」
部下「へ、へい」
幼「ほな、いってきまーす」
部下「行ってらっしゃいませ!」
2時間後
部下「………よしと、書類も済んだし休憩でもとるか」
カチッ、フゥー
部下「………今頃姐さんは楽しそうに遊んどるんやろうな…………。ふぅ………子供らし」
ピピピピピピピ
部下「う、うわぁ!!びっくりしたぁ!!心臓止まるかぁ思うたでぇホンマ!!あ〜びっくりしたぁ……」
ピッ
部下「はい、もしも」
幼『なにしとんねん、早ようでんかい!!』
部下「あ、姐さん!!え、えらいすんません!!な、なにかあったんでっか?」
幼『い、今、華彫のおっちゃんの所に居って…………』
部下「へい、へい、な、なんやてぇ!襲われたぁ!!姐さん無事でっか!!…へい、へい、ハァー、じゃあ怪我人はおらんのですか…良かった……」
部下「へい、へい、分かりました。持っていきますわ。机の中でんな。へい、へい、ほな直ぐに行きますよって待っとってつかあさい。へい、ほな失礼します」
部下「待っとれよ……ダボが!!たたじゃあ済まさへんからな」
- 717 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:14:52.76 ID:I11rwiFE0
組員「しょうへいへーい!!」
ロリ「埋めろ」
若頭「分かりやした」
保守
- 718 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:21:52.67 ID:Q6fD+NXmO
最初に比べてまったり雰囲気になってるなぁ。
ここらで一発ギャグが欲しい
- 719 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:23:05.39 ID:LI4y5sZUO
>>714続き
ギリッ
部下「ほな、こんボケがぁ、姐さんや華彫さんを……」
幼「そうや、こいつが電話で言うとったボケや」
グイッ
若者「ク……」
部下「おどりゃあ……なんやその態度はボケッ!!!姐さんを危険な目に合わせよって!!!ミンチ肉にして大阪湾の魚の餌にすんどコルァッ!!!」
若者「ヒッ!」
幼「まぁええ、今回はウチが居ったから無事やったもんやからなぁ。華彫りのおっちゃんホンマにええんやな。好きにして」
三代目華彫「ああ、かましまへん好きにしよって。こんなやつもう弟子でもなんでもないですさかいに」
三代目華彫「まったく酒は浴びるは博打は打つは、挙げ句の果てに四代目が継げんと分かると反省所か逆恨みして師匠であるワシは襲うは。ホンマ彫り師として情けないでぇ……こんな奴弟子に取っとったとは」
幼「まあ、後はウチに任せてや。ほな、【お絵書き】始めよか。おい、【アレ】持ってきたな」
部下「へい、確かに!」
幼「そうそうこれやこれ。よっしゃ!始めよか」
- 724 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:41:05.50 ID:LI4y5sZUO
>>719続き
ワン、トゥ、スリー、フォー
部下「プリキュア!」
幼「ファイブ!!」
チュィィィン、チチチチチチチチ
幼「大きくなったらなんになりた〜い♪やっくっざっの組長〜♪」
部下(なんでやねん!)
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
若者「イタタタタタタ、痛ッ!」
幼「両手に一杯子分集めた〜い♪全・国・制・覇♪」
部下(語呂悪ぅ!)
チチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチチ
若者「悪かった!悪かった!ワシが悪かったからもう止め」
ガン
部下「大人しゅうしとれボケがぁ!!」
幼「お前もな」
部下「へ、へい……」
3時間後
幼「できたぁ♪完成♪」
華彫「ほぅ始めてにしてはええ出来やないかい」
幼「せやろ♪なんせ絵も歌も得意中の得意やもん♪」
部下(あと喧嘩や拷問も……)
幼「……部下?なんか言うた〜?んん?」
部下「へ、いや、別に……。それにしてもホンマ上手に完成しましたなぁ」
部下「【プリキュア像】の刺青が」
若者「ウワァァァァァァ!!!」
- 725 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:43:53.57 ID:MLKTU+5H0
>>724
なんと酷い…
これは新学期になっても前年度の戦隊物のグッズを使っててハブられたトラウマの持ち主には共感できる痛みのはず…
- 727 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:44:30.81 ID:I11rwiFE0
ロリ「右腕」
右腕「へい」
ロリ「いっぱつげいやって」
右腕「え?」
ロリ「うけなかったら海いきね」
右腕「へ?」
ロリ「うけたら海か山かえらばせて、あ・げ・る♪」
右腕「あれ?」
若頭「さあ、始めろ」
- 728 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:51:56.45 ID:Nzz5tKKYO
>>727
右腕完璧死亡フラグwwwwwwwwww
- 730 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:57:12.52 ID:/7B1iK+R0
>>727
「いっぱつゲイやって」
だと思ったのは俺だけじゃないはず
- 731 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:57:15.68 ID:of5SP2wiO
右腕「若頭は俺の婿」
保守
- 732 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/08(土) 23:58:03.08 ID:LI4y5sZUO
>>724続き
華彫「ホンマありがとぅな。これでアイツも懲りてちぃとはまともになるやろう。幼ちゃんのお陰や」
幼「ええて、ええて。華彫のオッチャンには先々代からお世話になっとるから助けるんは当たり前やがな」
華彫「先々代か……。今でも忘れられへんわ。ワシの師匠が掘ったあの【黄龍】はなぁ」
華彫「あれは師匠曰く『ワシの彫り師人生のなかでも最高の出来やでぇ』と言うとった位見事な出来栄えやったさかいになぁ」
幼「そうや、あの背中を見てウチもこの世界に足踏み入れたもんやからな」
華彫「ハハハ、今でも覚えとるでぇ。ある日ちっちゃな女の子が来て『ウチにもおっきいきいろのへびさんいれてや』言うてきて…。あれにはワシもたまがされたでぇ」
幼「フフフ、確かにあったなぁ、そんなこと。まぁ今でも同じ事思っとるけどな」
華彫り「ハハハ、そうか。せやったら先々代みたいに立派な背中にならんとな。何人も背負えるくらい立派な背中にな」
幼「当たり前やがな。ウチを誰やあ思うてんの。そんときには入れて貰うであの日みたでっかい【黄龍】を」
華彫り「ああ、約束や」
- 733 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 00:02:07.29 ID:ejFknomu0
ロリ「ねぇ、右腕にも好きな人っているの?」
右腕「もちろんいますよ」
ロリ「だれだれ?」
右腕「そいつは言えませんなぁ」
ロリ「言えよカス」
右腕「え?」
ロリ「おーしーえーてよぉー」
右腕(あれ?今何か組長の口から聞いてはいけない言葉が・・・)
右腕「仕方ないですね、自分が好きなのはわk」
ロリ「若頭とか言ったら埋めるぞ」
右腕「え?」
ロリ「おしえてくれないならいいや・・・あ、わかだ!わかぁ♪」
右腕(まさか・・・俺、組長の裏を見てしまった?)
- 734 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 00:04:04.80 ID:wqnOSVnWO
>>732
渋いwwwww
痺れるぜwwwww
- 736 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 00:14:58.38 ID:0OPjahIu0
>>732の組長はじゃりん子チエで脳内再生している
- 737 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 00:15:06.69 ID:A4FvCX3hO
>>732その後
部下「それにしても見事ですたなぁ、あの【プリキュア像】は」
幼「まあね、ホンマはラブ&ベリーとどっちにしよか迷ったんやけどな。あっちにして正解やったわ」
部下「ほんまでんなぁ。ハハハ、アイツ終ってもシクシク泣きよってましたからなぁ」
幼「ああ、そっちやなくてな……。誰かさんのツッコミが聞けたからなぁ……」
部下「へ?あ、いや、ワシは何も…」
幼「知らんかったんやったら教えといたるわ。アンタはなぁ、頭ん中で考えよることがブツブツ小声で漏れよんのや」
部下「へ!ハハハ……そんな……」
幼「すまんかったのう……語呂悪ぅて。ほんで喧嘩や拷問も得意で。後子供らしい趣味持っといて………」
部下「は、いや、ホンマ、す、すいまへんで」
幼「そらぁ、ウチはまだまだちっさいし、女の子やからプリキュアとか好きやし、ヤクザとして舐められんよう喧嘩とかも得意にしときたいしな………」
部下「あ、姐さん……。ってそんなん持ち出して何を………」
幼「フフフフフ、部下ちゃ〜ん♪あ〜そ〜ぼ〜う♪」
部下「ヒッ、ホンマすいませんでした!!!ヒイィィィヤァァァァァァァ!!!」
幼「待てぇ!!待たんかい!!!」
- 742 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 00:39:57.76 ID:3y1wBIF10
オヤジと姉御の葬式の日
若頭「お嬢〜、お嬢〜どこですか〜!」
組員A「若頭!駄目です!どこにも見当たりやせん!」
組員B「まさか、葬式の時来てた奴らに連れ去られたんじゃ…。」
若頭「うるせぇ!縁起でもねぇこと言うな!!」
組員A「で、でも若頭。こんだけ探してもいねぇんですぜ?」
若頭「ちっこいとはいえ、お嬢は組長の娘だぞ!そう簡単に連れ去られるわけがねぇだろ!」
組員B「ですが若頭…。」
若頭「テメェらいい加減にしろよ?ゴチャゴチャ考えてる暇があったら探せ!」
組員一同「へ、へいっ!」
若頭「…くっそぉ。どこ行っちまったんだ…お嬢。」
お嬢の七五三の日。
組員総出で参拝に出ることになった日。
うちの組はとある組の襲撃を受けた。
オヤジは刺客の弾を受け殺され、姉御はお嬢を庇ってお嬢の目の前で死んだ。
俺は…2人を守ることが出来なかった。
- 744 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 00:41:42.20 ID:uHRDtwduO
若「で、おじき話ってのはなんです?」おじき「お前は何でここにいるんだ?」
若「何ですか?藪から棒に」
おじき「お前は若い割には仕事ができる。いつまでもこんなちっぽけ組にとどまってる器じゃねぇだろ?」
若「…何が言いたいんですか?」
おじき「お前俺の右腕にならねぇか?」
若「…何言ってんですか?」
おじき「返事は今すぐにとは言わねえ。次着た時にくれればいい。じゃあな。」若「ちょっ!」
若「……」
- 745 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 00:46:16.45 ID:3y1wBIF10
俺の認識が甘かった。
ここ最近はこれといった抗争も無く、平和ボケしていたのかもしれない。
神社への参拝、いざとなれば守りきれるという油断があったのかもしれない。
だが、結果として俺を拾ってくれたオヤジや姉御を死なせてしまった。
若頭「糞ったれ…。」
組員A「若頭・・・。」
若頭「俺の責任だ!俺がもう少ししっかりしてれば、こんなことには…。」
組員B「若頭〜!見つけました!お嬢がいました!」
若頭「!どこだ!?」
組員B「そ、それが…。」
若頭「どこだ!?どこにいた!?」
組員「屋根の…上です。」
- 747 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 00:55:09.89 ID:3y1wBIF10
屋根の上
若頭「お嬢!」
ロリ「…。」
若頭「お嬢!良かった…。ご無事だったんですね…。本当に…良かった…。」
ロリ「…。」
若頭「さぁ、ここは冷えます。一先ず中に入りやしょう。
ロリ「いや。」
若頭「?…お、お嬢?」
ロリ「いや。ここにいる」
若頭「え?な、何言ってるんですお嬢!ここは危ないし、風邪引きますよ!中に…。」
ロリ「いや!」
若頭「お嬢…。」
ロリ「ねぇ、若頭。」
若頭「へ、へぇ、何です?」
ロリ「お父さんとお母さんのおほしさまってどれ?」
若頭「…へ?」
ロリ「お父さんとお母さんはどのおほしさまにいるの?」
若頭「ど、どういう意味です?」
ロリ「お母さんがね。しんじゃうまえにあたしにいったの。おほしさまになってみてる…って。」
若頭「!」
ロリ「お父さんとお母さんはおほしさまになって、あたしをずっとみててくれるんだって。」
若頭「あ…。」
ロリ「ねぇ、若頭。どれ?」
- 748 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:04:51.64 ID:3y1wBIF10
若頭「す、すいません…。俺には…。」
ロリ「そっかぁ…。わかでもわかんないかぁ…。」
若頭「…。」
ロリ「あたしね…。それきいたときうれしかったの。ずっとみててくれるなら、さみしくないかもって」
若頭「…お嬢。」
ロリ「だって、おほしさまだよ?おそらのうえからなら、あたしのこともわかのこともくみのみんなのこともよくみえるでしょ?」
若頭「…。」
ロリ「でもね。ちょっとちがったの…。」
若頭「…何がです?」
ロリ「あめがふったら?くもがでたら?ひるまは?それに、わたしがみえないようなとおくのおほしさまだったら…。」
若頭「…。」
ロリ「みえるのかなぁ…。あたしのことみてくれてるのかなぁ…。おひさまにじゃまされちゃうんだよ?」
若頭「…。」
ロリ「それにね。あたしはみえないの。」
若頭「お嬢…それは…。」
ロリ「さわれない!だっこしてもらえない!きれいなふくきてもほめてもらえない!わらいかけてもわらってもらえない!ぜんぜんとどかないんだよぉ…。」
若頭「う…。」
ロリ「やねのうえにのぼったらとどくかなとおもったけどぜんぜんだめ!お父さんとお母さんにとどかない!」
若頭「…。」
ロリ「わかぁ…。お父さんとお母さんは…?お母さんに会いたいよぉ…。だっこしてもらいたいよぉ…。」
- 749 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 01:07:11.79 ID:/DRk5KeG0
(;ω;)ウゥ
- 750 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:08:24.58 ID:3y1wBIF10
若頭「お嬢…。」
ロリ「…ごめんね。わかにこんなこといってもこまっちゃうよね…?」
若頭「…お嬢。オヤジと姉御に会いたいですか?」
ロリ「!?あえるの?」
若頭「はい…。」
ロリ「あわせて!」
若頭「…じゃあ、家の中に入ってくれますか?」
ロリ「うん!」
若頭「…。」
- 753 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:10:07.49 ID:IHmjl5e90
っかしいなあ、PC画面がまともに見れねーぜ…?
いくら拭いてもすぐに曇りやがる…おかしいな…
- 755 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:18:29.92 ID:3y1wBIF10
家の中 柱の前
ロリ「わか!お父さんとお母さんは!?どこにいるの?」
若頭「…目の前を見て下さい。」
ロリ「?おうちのはしらじゃない。お父さんは?お母さんは?」
若頭「よく見て下さい。柱になにかありませんか?」
ロリ「う?…なんかきずがついてる…。」
若頭「お嬢…。この傷が何の傷だか分かりますか?」
ロリ「え…?わかんない。このきずがどうしたの?」
若頭「これはね…、お嬢が大きくなる度にお嬢の身長にあわせてオヤジがつけた傷なんですよ。」
ロリ「え…?」
若頭「オヤジは言ってました。『ロリはすぐ大きくなっちゃうなぁ…。これじゃあ服をいくら買っても足りねぇぞ!』って。
困ってるんじゃねぇ。笑ってるんです。すげぇ嬉しそうに。」
ロリ「…。」
若頭「それだけじゃねぇ。今は使ってねぇお嬢のベビーベッドの枕元。凹んでるんですよ。知ってましたか?」
ロリ「(ふるふる)」
若頭「お嬢が生まれた後、オヤジと姉御が交互にずっとそこに立ってたから凹んじまったんだそうです…。」
ロリ「…。」
- 756 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 01:20:21.34 ID:PMNfniKg0
ロリはすぐ大きくなっちゃうなあで糞ワロタwwwwwwwwwww
- 757 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:21:54.44 ID:B6AaoKCC0
>>756
しんみりしてたのにお前のせいでwwwwww
- 758 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:30:05.86 ID:HfN/BTju0
>>756
海と山どっちがいい
- 759 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:31:07.08 ID:3y1wBIF10
若頭「他にもある。姉御がお嬢のために縫った着物。オヤジが姉御に読んでやった絵本。
そこら中にオヤジと姉御の…お嬢への思いが詰まってる。」
ロリ「…。」
若頭「そして、俺らもそうだ。」
ロリ「…?」
若頭「俺はオヤジと姉御に拾われた。組員みんな、オヤジと姉御と一緒に生きてきた。お嬢と一緒です。」
ロリ「…。」
若頭「オヤジと姉御に抱きしめてもらうのは、もう無理です。でも、オヤジと姉御の思いは…、オヤジと姉御と過ごしてきた時間は…、
いつでもお嬢を温かく包んでるんですよ?」
ロリ「…わか。」
若頭「オヤジと姉御はもういません。でもオヤジと姉御の思いは俺達とお嬢…みんなの中に生きてる。」
ロリ「…わかぁ。」
若頭「お嬢…お嬢が空を見上げてオヤジと姉御の名を呼んでいたら、お嬢の中にいるオヤジと姉御は悲しむ。」
ここにいるよ…だきしめたい…そんなオヤジと姉御の思いを殺しちまうことになる。」
ロリ「…あ…あぁ…。」
若頭「いつも一緒です。皆一緒なんです。泣いてもいい。叫んでもいい。周りに当り散らしたっていい。
でも…オヤジと姉御を殺さないでください…。」
ロリ「あ…うぁ…あああああ…うあぁあん…うわあああああああ!」
- 761 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:35:36.14 ID:3y1wBIF10
若頭「いくらでも泣いていい。でも、オヤジと姉御が見てるんだ。泣いた後は笑顔を見せてやって下さい。」
ロリ「うああああああああああああん!わかぁ!わかぁ!ああああああああ!」
その三日後。
新たに組長が誕生する。
その顔には、強い決意に溢れながら周りをつつむ慈愛を持った優しい笑顔が浮かんでいた。
- 762 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/12/09(日) 01:36:29.83 ID:3y1wBIF10
ネタ切れた〜。
またしばらくROMってます。
- 763 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 01:38:18.07 ID:wqnOSVnWO
右腕「明日目が腫れちまうじゃねえかコラァ!」
- 765 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 01:41:42.97 ID:Vy73LYfA0
俺なに目から水ながしてんだよwwwキモスwwwwww
- 767 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 01:43:28.12 ID:GyxK64RkO
果てしない感動と途方もない>>756への怒りをどうしよう…
- 769 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/12/09(日) 01:44:34.02 ID:Vy73LYfA0
>>767
つ「マカロフ」
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