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女王「勇者、死んでしまうとは何事です」
- 94 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2012/04/16(月) 15:18:45.98 ID:5W/rZBtS0
翌朝
勇者「では女王さま、必ず戻ってきます」
女王「…お願いします、勇者」
女王「一国の王としても、一人の母親としても」
女王「あなたが帰って来ることを待っています」
勇者「はい!お任せ下さい!」
勇者「(貴女のために…必ず!)」
- 95 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:22:51.16 ID:5W/rZBtS0
魔王城
魔王「また来たか。人間の勇者よ」
勇者「」
魔王「ここまで俺の多くの部下たちを倒してきたその力、賞賛に値するだろ」
魔王「余の下僕となれ」
勇者「」
魔王「さすればこの世の半分をお会えに与えよう」
勇者「御託は要らないよ」ズシャッ
- 96 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:23:53.69 ID:yKQ8b8Ha0
とにかく日本語がヤバい
- 97 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:25:05.89 ID:5W/rZBtS0
魔王「うぬっ!」
勇者「この世の半分だって?」
勇者「この世の全てをボクにやると言っても、ボクはお前を倒すよ」
魔王「…くくっ、そうか。さすが勇者。この世一番の偽善者よ」
勇者「違う」
勇者「偽善なんかじゃない」
勇者「お前がこの世の全てが欲しくて魔王になったみたいに」
勇者「ボクもボクが欲しいもののためにお前を倒すんだよ」
勇者「この世の全て…?」
勇者「そんなの、ボクが望むものに比べればちっぽけなものだよ」
勇者「さあ、ボクの前に倒れてよ、魔王」
勇者「ボクはお前を倒して、姫さまを連れて帰るよ」
- 98 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:25:44.52 ID:5W/rZBtS0
>>96 すんませんすみませんごめんなさい
- 100 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/04/16(月) 15:27:23.43 ID:mapglinYP
脳内保管出来ない奴にこのSSは読めない
- 101 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:28:25.24 ID:H05TIAzr0
別に細かいミスは読みながら補正できるから気にすんな
- 102 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:31:46.98 ID:5W/rZBtS0
魔王「…ぅ…ば…かな…余が…余が負けるだと?たかが人間に…!」
勇者「…はぁ……はぁ…」
勇者「これで、終わりだよ」
魔王「…何故だ」
魔王「何故余が負けるんだ!」
魔王「一体何が人間ごときの貴様をそんなに強くした」
魔王「伝説の武器を持ってるわけでもない、封印の呪文を使ったわけでもない」
魔王「余の手で潰した他の弱っちい勇者と何も変わらない貴様に、何故余が負けなければならない」
勇者「……言ったでしょ、望むものが違うって」
魔王「…一体、この世の全てよりも貴様が望むものが何だというのだ」
勇者「………(ボソッ)」
魔王「!」
魔王「……ははははは!!!」
- 103 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:33:51.44 ID:rb4mVh5O0
「.....もやし(ボソッ)」
- 104 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:34:18.80 ID:5W/rZBtS0
魔王「面白い、実に愉快だ!こんなに面白い勇者は初めてだ!」
勇者「……これで終わりだよ」
魔王「くっ……」
魔王「勇者、せいぜい足掻くが良い」
魔王「確かにその愚かな人間、その望みが叶うはずがない」
魔王「余が負けることも無理じゃないというわけだ」ハハハハハハ
勇者「……」スシャッ
- 105 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:35:34.94 ID:yKQ8b8Ha0
>>98
言いすぎたよ!ごめんね!
- 106 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:35:48.29 ID:5W/rZBtS0
姫「……」
がちゃ
姫「!」
勇者「…姫さま?」
姫「…まさか」
勇者「女王さまの命を受けてここまで来ました」
勇者「魔王は既に倒されました。姫さまは自由です」
姫「……!」
姫「勇者さま…!!」ダキッ
- 107 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:37:55.74 ID:5W/rZBtS0
実は今ちょっと焦りながら書いてるよ。
五時半ぐらいに出かけなきゃいけないのに、なんかそれまで間に合わない気がして…
- 108 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:39:35.96 ID:5W/rZBtS0
勇者「!」
姫「勇者さま、本当にありがとうございます」
姫「私を助けるために命を賭けて魔王と戦ってくださって…」
姫「私は……」
勇者「…姫さま」
姫「あ、ごめんなさい」
姫「つい、嬉しくて」
勇者「…さあ、戻りましょう」
勇者「女王さまが、姫さまの帰還をお待ちしています」
姫「…はい」
- 109 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:42:29.17 ID:5W/rZBtS0
王都の街
>>勇者さまだ
>>勇者さまが魔王を倒して姫さまを連れて戻ってきた!
>>勇者ばんざーい!!
勇者「……」
姫「私が居ない間随分と変わってしまいましたね」
姫「皆どれほど苦労をしたものか…」
勇者「…一番苦労をしたのは、女王さまです」
女王「姫!!」
姫「!お母様!」
女王「姫!」ダキッ
姫「お母様……お母様…」
- 110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:42:41.69 ID:3rqeAnrI0
日本人じゃないなら日本語は大変お上手だ
しえ
- 111 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:44:46.45 ID:5W/rZBtS0
姫「どうなさったのですか、こんな姿になって……」
姫「これじゃあ王族だなんて誰も判りませんよ」
女王「そんなことはどうでもいいのです」
女王「姫……私の可愛い姫」
姫「…お母様……」
勇者「………」
>>勇者ばんざーい!
>>勇者を讃えろ!
>>勇者万歳!!
- 112 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:45:36.93 ID:did+OQBE0
あんまりいじめてやるなよ
- 113 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:49:04.24 ID:5W/rZBtS0
城
女王「勇者、本当にありがとうございます」
女王「これで、この国は平和を取り戻しました」
女王「魔物たちによって破壊された村たちも、少しずつ元の姿を取り戻すでしょう」
女王「この国の人々が皆、あなたの名を讃え、永遠に記憶するはずです」
勇者「…ボクはただ、一度の戦いを勝っただけです」
勇者「だけdも女王さまは今まで一人で長い戦いをしてきました」
勇者「ボクは何も失っていませんが、女王さまはこの戦いの中で全てを失いました」
勇者「本当に讃えられるべき人は、女王さまです」
- 115 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:52:44.43 ID:5W/rZBtS0
姫「お母様、形式的な話はもういいでしょう」
姫「今日は嬉しい日です」
姫「この国の皆が、この日をどれだけ待ち受けていたか知りません」
姫「この日を祝って、パーティをしたら如何でしょうか」
女王「そうですね。いい考えです、姫」
女王「王都の人々にお祝いの準備を手伝ってもらいましょう」
女王「今日は民たちと一緒にこのうれしい日を祝うのです」
- 116 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 15:56:20.67 ID:5W/rZBtS0
パーティ
>>勇者さまばんざーい!
>>キャーユウシャサマー
女王「皆さん、今日は皆が待ちに待った戦争の終わりの日です」
女王「私たちは魔王との戦いで見事に勝ったのです」
女王「そして、勇者さまが居てくれなければこの勝利もなかったでしょう」
女王「今日この日を、勇者さまの讃える記念日として、国の祝日にしようと思います」
女王「勇者万歳」
勇者ばんざーい!!
勇者「……」
- 118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:00:22.76 ID:5W/rZBtS0
勇者「皆さん、ボクが離したいことがあります」
>>勇者さまが話すぞ
>>静かにしろ
勇者「…ここに居る皆がこの日をどれだけ待ち受けたか、想像することも難しいでしょう」
勇者「魔物たちとの戦いで家族や、故郷を失った人たちもここには居るだろうと思います」
勇者「そんな人たちにとっては、この日が忘れられない日になると思います」
勇者「でも、この中で誰よりもこの日を待ち受けていた人を言えと言ったら」
勇者「ボクは迷うことなくそれが女王さまだと確言します」
女王「…!」
勇者「ボクを讃えたその声も、ボクに与えられるその名誉も」
勇者「ボクは全て女王さまに捧げようと思います」
勇者「女王さまはこの中で誰よりも皆のことを想ってくれた人です」
勇者「女王さまのその心がなければ、ボクが魔王に勝つこともなかったと思います」
- 119 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:02:18.43 ID:5W/rZBtS0
勇者「皆、女王さまに拍手をお願いします」
>>パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
>>女王さまばんざーい!!
>>(国名)ばんざーい!!
女王「……勇者……」
勇者「…」
- 120 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:05:58.51 ID:5W/rZBtS0
三日間のお祝いの後
城
女王「勇者、あなたがこの国にしてくれたこと。私にしてくれたこと」
女王「本当に、この国全てをあなたにあげても足りないものです」
姫「……」
勇者「……」
女王「あなたが旅立つ前に、私に戻ってきたら一つだけ願いを叶えて欲しいといっていましたね」
女王「でもその前に…それと別で私からあなたにお礼したいと思って…」
女王「姫と相談しました」
姫「……///////」
女王「勇者、姫と結婚して、この国継いで頂けますか」
勇者「!!」
- 121 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/04/16(月) 16:07:29.32 ID:RVV6xKH60
語尾の「よ」率といい、誰が書いたかすぐ分かるな
- 122 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:07:42.97 ID:re5r08bz0
やっぱりそうなるよな
思われてるのは女王様なのに
- 124 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:10:43.70 ID:5W/rZBtS0
勇者「………」
勇者「…女王さま」
女王「遠慮することはありません」
女王「あなたはこの国の恩人、私の恩人でもあります」
女王「私の気持ちを受け取ってください」
勇者「……」
勇者「……恐れながら女王さま、姫さま」
勇者「ボクが他に望むことがあります」
勇者「そして、それ以外には何も要りません」
姫「…!」
- 125 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:14:30.60 ID:5W/rZBtS0
女王「…では、あなたが望むものが何か、それを言ってもらえますか」
勇者「……女王さま」
勇者「ボクは女王さまがこの国に尽くす姿を見ました」
勇者「女王さまがどれだけ自分を責めても、国の人々がどれだけ女王さまを罵っても」
勇者「ボクには女王さまのその苦労と、その必死さが分かりました」
勇者「だから、ボクもそんな女王さまに負けずと頑張って、やっと魔王と倒せたのです」
勇者「全ては、女王さまにこの気持ちを伝えるためです」
勇者「女王さま、本当にボクがこの国に、貴女にしたことがこの国全部を合わせたものより大きいものだとしたら」
勇者「…ボクと結婚してください」
女王「……え?」
姫「…え?」
- 126 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:17:00.26 ID:71tLTKjUi
え?
- 129 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:19:47.56 ID:5W/rZBtS0
勇者「この国が欲しいわけではありません」
勇者「ボクが欲しいのは、ただ女王さま、貴女だけです」
女王「……ぁ……」
姫「……っ!」
女王「!姫!」
大臣「勇者を捕えろ!」
女王「大臣!」
勇者「…っ」
女王「大臣、何をするのです!彼は国の英雄です。控えなさい!」
大臣「彼は女王さまと姫さまの面前の妄言を吐きました」
大臣「これは立派な王族への冒涜です」
女王「それは…」
大臣「それとも、まさか女王さまは彼の望みを聞いてあげるおつもりですか」
女王「………」
- 130 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:21:15.23 ID:5W/rZBtS0
女王「……」
勇者「………」
女王「彼を地下の牢屋に入れておきなさい。以後の処遇は私自ら決めます。誰も牢に近づかないように」
大臣「…連れて行け」
勇者「……」
女王「…勇者……どうして…」
- 131 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:21:26.76 ID:9Zqf9/6Q0
魔王を倒した勇者に挑むとか命知らずすぎやしないか
- 132 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:21:41.47 ID:vIevmL4Ai
姫とは良くて女王と再婚はダメなのな
- 134 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:24:20.73 ID:PFW/SHCH0
その辺がよく分からんな
何が違うというのか
- 135 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:26:10.94 ID:5W/rZBtS0
女王「……」コンコン
女王「姫、入りますよ?」
姫「………」
女王「…姫、大丈夫ですか」
姫「大丈夫じゃ…ありません」
姫「……勇者さまは」
女王「…大臣が捕えました。今牢屋に居ます」
姫「!」
女王「……ごめんなさい」
姫「お母様が謝ることでは…!」
女王「事前に気づいていなかった私が悪かったのです」
- 136 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/04/16(月) 16:27:51.96 ID:obqhmaU+0
姫は別に気にすることなくね?
むしろ自分じゃなくてラッキーとか思ってもおかしくない
- 137 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:28:32.73 ID:5W/rZBtS0
>>134
姫と結婚して時期王という最高条件を出したのにそれ断った上に女王と結婚したいとか完全に王族ナメてる発言
みたいな感じで考えて
- 138 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:29:15.21 ID:a531csI6O
姫をフッた上に身分違いのプロポーズは王政下では厳しいかもな
- 139 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:32:21.44 ID:LwwVttmV0
>>136
命の恩人である英雄に惚れてたんだよ言わせんな恥ずかしい
- 140 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:32:40.45 ID:re5r08bz0
>>136
年下の義父が母親といちゃいちゃはだいぶ精神的に来るだろう
- 141 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:34:06.85 ID:5W/rZBtS0
女王「あなたが居ない間彼のことを息子みたいに思っていました」
女王「実際にそれ程の年でしたし」
女王「それがまさか彼があんな風に思っていたとは思いもしませんでした」
姫「……」
姫「如何なさるのですか?」
女王「……彼を追放するしかありません」
姫「!国を救った英雄なのですよ?」
女王「王族を冒涜した罪は大きいものです」
女王「私一人が許すからと言って良いわけでもなく、王の威厳がかかった問題です」
姫「国の人々が黙っているはずがありません」
女王「他に方法がありません」
- 142 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:35:41.56 ID:v8I4aG610
王族ひどすぎる
- 143 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:36:32.89 ID:5W/rZBtS0
女王「……息子のような年の子です。年で言えば、あなたよりも下なのです」
女王「あなたに自分よりも年下のお義父さんが出来るのですよ?」
女王「そんな状況に耐えられるのですか」
姫「…それは………」
女王「……私だって、彼を殺したくはありません」
女王「…勇者と話をしてきます」
- 144 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:38:19.19 ID:5W/rZBtS0
牢屋
勇者「……」
女王「…勇者」
勇者「!」
女王「苦しい所はありませんか」
勇者「体の方は、何の問題もありません」
女王「……」
女王「勇者」
女王「私は、あなたのその望みを叶えてあげることができません」
- 145 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:39:46.71 ID:obqhmaU+0
>>140
そういう考えもあるのか
- 146 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:40:42.21 ID:5W/rZBtS0
勇者「分かっていました」
女王「…え?」
勇者「女王さまがそう言うだろうって、分かっていました」
勇者「知っていても…伝えたかったです。ボクのこの気持を…」
勇者「あのまま姫さまと結婚したら、離れた場所ででも女王さまと一緒に居られたでしょう」
勇者「でもそれは、女王さまを騙して、姫さまを騙して、そして何よりもボク自身を騙すことなんです」
勇者「ボクはそんなことは出来ませんでした」
勇者「例えその場で殺されるとしても、ボクは女王さまにこの気持ちを伝えたかったです」
- 147 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:42:27.07 ID:5W/rZBtS0
勇者「…ボクはどうなりますか」
女王「…まだ、あなたの処遇は決まっていません」
勇者「…女王さま、ボクのこの思いが叶われてはいけないものなら」
勇者「ボクが今言うこの願いを、聞いてください」
女王「…なんですか」
- 148 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:44:50.08 ID:5W/rZBtS0
勇者「ボクはこの国を出ようと思います」
女王「…!」
勇者「女王さまから遠く離れた所で、色んな場所を旅したいです」
勇者「そして、そこで見たこと、聞いたことを、女王さまに伝えたいです」
勇者「ボクは国を回りながらあったことを女王さまに話した時、女王さまはとても美しく笑っていました」
勇者「ボクは、例えボクがその笑顔を見れないとしても、女王さまがずっとそんな笑顔をしていて欲しいです」
- 150 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:50:44.61 ID:5W/rZBtS0
勇者「外の世界を回りながら、女王さまの顔から笑顔が浮かぶような話を伝えようと思います」
勇者「これが…ボクが今の女王さまに言える、唯一のお願いです」
女王「……勇者」
女王「…ごめんなさい…本当に……」
勇者「……笑ってください、女王さま」
勇者「ボクは女王さまの笑顔が見たくて、今まで頑張って来ました」
勇者「ボクの苦労を、無駄にしないでください」
女王「……ええ……」
女王「……分かりました…」
女王「…あなたの…その願い…女王の名に賭けて…必ず…」
- 151 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/04/16(月) 16:52:06.69 ID:LwwVttmV0
エロゲ化したらやってみたいストーリー
- 152 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/04/16(月) 16:57:15.09 ID:l+TRBEe4i
>>151
エロ要素はどこに入れるんだ?
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