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新ジャンル「難易度別四つ子姉妹」
- 421 名前:VIPがお送りします。 [sage]
投稿日:2008/05/06(火) 01:08:49.54 ID:lHdrsY0y0
男 「ただいま」
長女「いい物を買ってきたな」
男 「やらねえぞ」
長女「分けろとは言わん。寄越せ」
男 「もっと質が悪い!」
次女「美味しそうね」
三女「美味しそう」
四女「どこで買ってきたの?」
長女「寄るな。これは私の獲物だ」
次女「仲良く5人で分けましょうよ。ね、男ちゃん」
三女「私も食べたい」
四女「ごめんね。欲望には勝てないんだよ」
男 「ああ…俺のクレープが…」
- 422 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:10:31.61 ID:TQEqk9dp0
男「…ん、朝か。むっ」
次女「zzz…」
男「…寝てるか………んー…」
次女「zzz…」
男「…俺は…まだ…」
長女「…悩むな」
男「…お姉ちゃん」
長女「そう呼ばれるのも久しぶりだな」
男「…そうだな」
長女「なんでも自分だけで抱え込むのは良くないと私は思う」
男「…」
長女「男が私を心配してくれるなら、逆もまたありだと思うんだ」
男「うん」 トン
長女「…今だけな」
男「いいよ。久々に肩に頭乗っけたかっただけだから」
長女「…うん」
ぐはっ…
- 423 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:14:35.52 ID:TQEqk9dp0
なんで俺男が拾われてきた事にしちゃったんだろう
今更改変も七面倒くさいので、簡単に説明。それから難易度別にするよう頑張る
男は四歳の頃に拾われ、その一週間後に姉妹らの両親が他界
男が始めて心を開いたのが長女で、男12歳で酎ハイを飲むまでは長女以外の誰とも会話をしなかった
男はいまだにこの姉妹といる事に抵抗がある。つまり、一緒にいてもいいのか、と
まぁ、そんな感じ
まさか産業でおさまるとは…
- 425 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/06(火) 01:15:44.97 ID:lHdrsY0y0
男 (今日は取られないようにしないと)
男 「ただいまーっと」
三女「…」
男 「うおっ! いたのか!」
三女「美味しそうな匂い」
長女「今日は何を進呈してくれるんだ?」
次女「匂いから想定すると…大判焼きね。ちょうど5個あるわ」
四女「みんなで食べようと買ってきてくれたんだね。優しい子だよ」
男 「今度から食ってから帰ることにしよう…」
- 426 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/06(火) 01:21:45.45 ID:lHdrsY0y0
男 「ただいま」
三女「…」
男 「いることは予想してたよ」
三女「匂いが薄い」
長女「さ、今日の戦果を出してもらおうか」
男 「ねえよ」
長女「それじゃ用はない。とっとと失せろ」
次女「ちょっと期待してたんだけどな」
四女「しょうがないよ。男ちゃんも気を落とさないでね」
男 「俺って…」
- 427 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:23:41.87 ID:TQEqk9dp0
男「…」キョロキョロ
長女「…なあ、酎ハイくらい与えてやれよ」
次女「だめだよ。慣れてもらわなくちゃ、ね」
三女「…いじめ、いくない」
四女「しつけっていうんだよ」
男「……」キョドキョド
次女「…キョドリ方が尋常じゃないですね」
四女「どうして敬語なのかは分かりませんがショタっぽいですね。わかります」
三女「…ついていけない」
長女「ついてっちゃ駄目だ」
- 428 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:24:01.76 ID:43LFY1PTO
四つ子姉妹ではなくただの四姉妹だったら、俺も書いてみたかった
- 429 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:25:37.25 ID:TQEqk9dp0
四つ子…たまにうっかり忘れそうになるね
- 430 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/06(火) 01:25:55.46 ID:lHdrsY0y0
>>426
× 四女「しょうがないよ。男ちゃんも気を落とさないでね」
○ 四女「しょうがないよ。男くんも気を落とさないでね」
潮時か
ではな
- 431 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:27:37.84 ID:TQEqk9dp0
バイバイ、またね
- 433 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/06(火) 01:30:48.31 ID:d+Q0RwfD0
乙
かなりたのしめましたぜ
- 434 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:30:49.58 ID:TQEqk9dp0
長女「なあ、酒をどうにか…」
三女「そうだよ。あれじゃかわいそう」
次女「まぁ…なれるまでは我慢だよ」
四女「このさい飲めなくすれば?」
男(長女と三女が優しい…次女と四女は難しい…そんなところか」
- 436 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:42:03.39 ID:TQEqk9dp0
男「…酒」
次女「あ、喋った」
三女「…はい」
四女「だから、駄目だって」
長女「…無理するなよ」
男「…ああ」
駄目だ。眠い。眠い。あいむすりーぴー
- 437 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:49:25.91 ID:7RcTrd+SO
頑張って下さい
- 438 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:53:10.23 ID:TQEqk9dp0
男「…慣れるまでがんばれ?」
次女「そう。故あって長女だけで良いわけにはいかなくなりました」
男「…三女も?」
三女「…納得はした」
四女「理解はまだなんだよね」
長女「…がんばれ弟」
男「がんばるよ」
- 440 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:53:37.33 ID:TQEqk9dp0
無理ですね
もはや難易度へったくれもありません
- 441 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 01:54:39.17 ID:TQEqk9dp0
そんなわけで寝ます。ばいばいみんな
昼間に生きてたらまた会おうぜ
- 445 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 02:36:46.00 ID:E1wGGMTnO
長女「ん」
男「何?クッキー」
長女「余ったから」
男「それだけじゃないだろ?」
長女「いや、本当に余った」
男「……そうですか」
次女「ま、気を落とすな!あたしからもあげるから!」
男「これは…!」
次女「友達だしね!」
男「……そうですか」
三女「こ…これ…!」
男「ありがとう」
三女「こ…こちらこそ!受け取ってくれて嬉しいです…」
四女「ん」
男「ウェディングケーキって、どんな調理実習だよ」
- 446 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 02:37:03.07 ID:Wl6m6Lyk0
長女「いれて」
男「えー。……ほれ」
長女「うむ。……うぇっ。何だこれ。ミルクは?」
男「面倒です」
長女「ちゃんといれろよ」
次女「いれて」
男「はいはい。……ほら」
次女「ミルク」
男「はいはい」
次女「やっぱいい」
三女「いれて」
男「はいはい。……はいどーぞ」
三女「ミルクも」
男「はいはい。……はい。じゃ行くよ?」
三女「……うん」
四女「いれて」
男「はいはい。……どーぞ」
四女「……」
男「ミルクは?」
四女「いらない」
男「砂糖」
四女「いらない」
男「では俺もブラックで」
新ジャンルは初めて書いた。
- 447 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 02:46:32.03 ID:E1wGGMTnO
男「『四つ子喫茶』…どんな催し物だよ」
次女「いらっしゃいませー!」
長女「げ」
男「いきなりだな」
三女「あ…あの…!」
男「似合ってるよ」
三女「……はい!」
四女「ん」
男「……カレー?」
四女「カレーは飲み物」
- 448 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 02:52:20.24 ID:E1wGGMTnO
図書室
男「ちーっす。図書委員、本探すの手伝えー」
長女「まず自分で探しなさいよ」
男「一分一秒が」
長女「惜しいほどの人生ですか?」
三女「お、お姉ちゃん…!」
男「いいよ…自覚してるから……」
次女「あらら、落ち込んじゃった」
四女「………なでなで」
- 449 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 02:59:27.79 ID:E1wGGMTnO
男「購買無理か…」
次女「おーい!」
長女「………」
男「あれ、昼飯買わなくていいの」
長女「大丈夫よ」
男「相変わらず、不機嫌な長女だな」
長女「何?」
次女「え、えっと…!買い出し部隊がいるから!!ね?!姉さん?」
長女「……うん」
男「ふぅん……」
三女『お姉ちゃ〜ん!』
四女『……ぶい』
男「…へぇ」
次女「意外に押しが強いんだよ、あの子」
- 452 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 03:17:56.23 ID:Wl6m6Lyk0
男「停電しました」
長女「ブレーカー直して来い」
男「電柱が倒れたそうです」
三女「大変だ」
次女「ご飯炊けないじゃん」
四女「……」
男「当番がご飯を炊いてません」
長女「ならいいじゃん別に」
男「あなたでしたか長女さん」
長女「何のことだ?」
男「まあいい。さあ晩飯だ。カップ麺がちょうど4つあるから好きなの取って」
四女「味噌」
三女「塩」
次女「醤油」
長女「豚骨」
男「こら待て。それは俺のだ」
長女「勝てますか?」
男「勝てません」
三女「……ねえ」
男「ん?」
三女「これ」
男「……塩を舐めろと」
三女「違うくて……」
四女「お湯沸いてない」
「え?」
次女「てか水が入ってないね」
長女「……」
男「酒だ」
- 453 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 03:37:49.18 ID:E1wGGMTnO
長女「授業日数が余ったので映画を見るそうです」
男「なんじゃそりゃ」
次女「はいはいは〜い!ジャッキー見よ!ジャッキー!」
三女「私は……おとなしめの方が…」
四女「…オースティン」
男「もろだな、色々」
- 454 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 04:02:29.60 ID:Wl6m6Lyk0
男「自分の皿ぐらい片付けろよ」
長女「何で誰も居ないの?」
男「ばっくれんな」
長女「?」
男「その置手紙」
長女「これか」
男「三人お泊まりとは出来過ぎた話だ」
長女「ふむ」
男「どういうつもりだ?当番制か?」
長女「らしいな」
男「呼び戻せとは言わない」
長女「なぜだ」
男「お前も行け」
長女「……」
男「……」
長女「……」
男「……じゃあ呼んで来い」
長女「……」
男「……」
長女「……」
男「……俺が呼んで来る」
長女「手伝う」
- 456 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 04:32:10.97 ID:Wl6m6Lyk0
男「あのさ」
次女「何で誰も居ないの?」
男「懲りずに続ける?」
次女「姉さんは反対だったもん」
男「お前は?」
次女「棄権」
男「ああそう」
次女「手伝うよ」
男「サンキュ」
次女「……」
男「……」
次女「……ねえ」
男「うん?」
次女「呼び戻さなくていいの?」
男「呼び戻せんの?」
次女「無理だね」
男「だろ?」
次女「でも何かやだよ」
男「じゃあ呼んで来いよ」
次女「無理だね」
男「ああそう」
次女「でもさすがにやだよ」
男「じゃあ行ったきりでいいよ」
次女「うん。そうする」
男「……じゃあこれ差し入れに」
次女「うん。姉さんみたいには追い出さなかったね」
男「いやぁ、あいついないとけっこう静かだからさぁ。お前」
次女「それもそうか。じゃ。ありがと」
男「ん」
次女「……」
- 457 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 05:02:06.50 ID:Wl6m6Lyk0
男「……」
三女「何で誰も居ないの?」
男「それ決まり文句?」
三女「うん」
男「そうですか。手伝ってくれる?」
三女「うん」
男「どうも」
三女「いえいえ」
男「……」
三女「……」
男「……」
三女「……あのさ」
男「ん?」
三女「追い出したりしない?」
男「いいよ。姉さんたちじゃあるまいし」
三女「……」
男「……はい終了」
三女「ご苦労さま」
男「ご苦労さん」
三女「あのさ」
男「あぁ、後で酒飲むか?」
三女「うん、いいね」
男「じゃあ風呂先入っていいよ。用意しとくから」
三女「……うん」
男「しかしあいつらに飲まれてないよな……」
三女「……あのさ」
男「どした?」
三女「……うん、何でもない。すぐ上がる」
男「ん。そうか」
- 460 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 05:34:29.82 ID:Wl6m6Lyk0
男「……」
四女「……」
男「何か言えよ」
四女「仏の顔も三度まで」
男「……」
四女「手伝わないよ」
男「そうですか」
四女「姉さんたちのとこ行くよ?」
男「どうぞどうぞ」
四女「行くよ?」
男「行けよ」
四女「いってきます」
男「待て。今何持った?」
四女「何?」
男「それ。俺の財布に見えるけど」
四女「そう?」
男「置いてけ」
四女「……」
四女「……」
男「……分かった。きつく言い過ぎました……何してるの?」
四女「ここに置いたよ」
男「それはお前の服」
四女「財布もここ」
男「何で脱ぐの?」
四女「お風呂入ろー」
男「……」
四女「一緒に寝よー」
男「……」
四女「……きゃー」
男「姉さんたち呼ぶね」
- 461 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 06:20:56.70 ID:Wl6m6Lyk0
次女「誰がいちばん緊張した?」
男「四女です。一番怖かったです」
四女「じゃあわたし女王ね」
長女「確かに……」
四女「では壮大な王様ゲーム本番行きまーす」
長女「やめろ。さすがにやめろ」
四女「誰が一番つまんなかったですか?」
男「みんなマトモです」
四女「次女さんですか?」
次女「ちょっ……」
三女「四女……」
長女「なんかさっきからテンション高いな。何発やった?」
男「ちびった」
四女「では男と次女さんは」
次女「何であたしかなー」
男「俺まだやんの?」
次女「やめて」
男「そうじゃなくて」
四女「お風呂で掃除」
長女「なんだ。よかったな」
四女「二人で互いのから……」
三女「やっぱお酒入ってる」
男「いつ飲んだ?さっきか?」
次女「なら無効で」
長女「お前ら寝かして来い」
- 462 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 06:26:45.88 ID:Wl6m6Lyk0
眠くて方向わかんね。最終保守。あとよろ
- 477 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 11:09:42.76 ID:TQEqk9dp0
>>452というか、ID:Wl6m6Lyk0の酒を挑戦と捉えた
- 478 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 11:20:29.11 ID:TQEqk9dp0
男「あー…三女、さん」
三女「…ぎこちない」
四女「それはそれで面白いね」
男「う…」
長女「まぁ待てお前ら。次女と話し合った結果、週一で酒を入れることになった」
三女「ほんと?」
四女「それはそれで良いとは思うけどねー。どうだろうね」
男「…酒」キラーン
長女「ぬ?三女、四女!取り押さえろ!」
三四「ラジャ」
男「くっ、何を…俺の酒っ!蓋に名前がっ!」
長女「はぁ?名前なんて………あったよ…」
三女「…そんな子供みたいな…」
四女「いや、子供でしょ。一応未成年だし。ついでにチェリーだっけ」
男「それは関係ない!」
長女「…ワイン飲ませて、部屋連れ込んで…」
ガタガタ
次女「ゴルァ!何物騒な事考えてんだ超人!つーか誰と話あった結果だって!?」
三女「あ、お姉ちゃん」
四女「…なんで縛られてんの」
- 479 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 11:30:09.08 ID:TQEqk9dp0
男「…難易度?知らないよ」
四女「誰と話してんの」
男「いや、別に」
次女「私を縛り付けたり閉じ込めたり、四人で決めた事を破った言い訳は40文字以内で」
長女「………」
三女「…三文字消費」
長女「これもカウント!?」
三女「…計12文字消費」
長女「私は………理解はしても納得した覚えは無い…」
四女「決定的な回答がまだですね」
次女「そうだな。私たちが納得して引き下がる回答がまだだ」
三女「…さあ」
次女「ちなみに、現在33文字消費してる。決定打には一文字も無駄にできない」
長女 すくっ ダッ
四女「お姉ちゃん!どこに…あ」
男「え?あ…え?今、何…キ」
長女「これが答えよ!」
三女「…予想外」
次女「…全くだ」
- 480 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 11:39:44.11 ID:TQEqk9dp0
次女「そんなわけで、特に血縁でもない酒で人格が変わる男と、全てにおいて超人級の我等が姉は付き合うことになりました」
四女「長々と説明的な台詞をありがとう」
三女「…それも説明的」
次女「まぁ、そんなわけで今あの二人は二階で、大人の事情って奴です」
三女「…恨めしい」
次女「好感度的に一番高そうだったんだけどねー」
四女「まさかなんの前触れも無く長女株がぐーんと…」
次女「ちなみに、ランキング的には私が最下位らしい」
三女「?結構話してたと思うけど」
次女「いろいろ知ってるわけよ。それが凶と出たらしいね」
四女「となるとブービーが私か」
次女「いんや、ランク外。あんたは友人ランクでトップ」
四女「…泣いて良い?」
三女「どうぞ」
- 484 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 11:58:29.32 ID:TQEqk9dp0
男「…理由をたずねてもいいですか」
長女「なぜ敬語…そしてなんのだ」
男「超人的知力体力武力を併せ持つお前が俺などという凡夫を選んだ理由」
長女「…気になるのか」
男「…人並みには。好かれるように動いた覚えはないからな」
長女「まぁ、あれだ。好きなものは好きだからしょうがないんだ」
男「そんなものか?」
長女「そんなものだ」
男「そうか」ニヤリ
長女「…まぁ、強いて言うならその顔だ」
男「どの顔だ」
長女「ニヤリ顔」
男「いや、意味が…ああ、なるほど」
長女「…むしろ、なんで、は私の台詞だ」
男「は?」
長女「…三女の事だ」
男「…お前は酒を飲んでない俺が好きだったんだろ?」
長女「まぁ、うん」
男「だからさ」
需要供給の関係が成り立っているのかが激しく疑問
- 485 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/06(火) 12:01:59.64 ID:AuULRMtv0
もっと書け、いや書いてください
- 486 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 12:07:22.60 ID:TQEqk9dp0
男「あいつは、酒が入ってる俺が好きだったのさ」
長女「…」
男「誤解すんなよ?だから捨てたとかそういうアレじゃない」
長女「わかってる」
男「…まぁ、理由としてはもう一つ」
長女「?」
男「…ゾッコン?」
長女「…すまん。なんだって?」
男「ゾッコン。心底から掘れ込んでいる様だ」
長女「知らないわけが無い。そういうわけじゃなくて、私にか」
男「他に誰がいるんだよ」
長女「…」
男「お前は、知力体力武力において超人でも、メンタルが人並みなんだよ」
長女「よく見てらっしゃる」
- 487 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 12:11:11.99 ID:TQEqk9dp0
男「そう考えると、お前が一番難易度は低かった」
長女「…そうか」
男「次点はもちろん三女。次いでどちらかといえば次女」
長女「それは意外だな。知的なほうがいいのか?」
男「いや…四女は友人的で…」
長女「あー…」
四女「はぅっ!?」
次女「どうした?」
四女「こ、心に何かが…」
三女「…南無三」
- 488 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 12:15:10.09 ID:TQEqk9dp0
酒もってこーい。酔わないと寝るぞー
次女「お?降りてきたな」
四女「…特に何かしてたようには見えないね」
三女「…ギシアン?」
男「どこで覚えた。だいたい、まだ昼間だろ。確か」
三女「確か?」
男「話の流れなんてもう覚えちゃいないさ」
四女「っていうか、普通に話してない?」
男「…ふっ」
次女「酒入れやがったなあの女ァ!」
- 489 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 12:23:13.00 ID:TQEqk9dp0
男「まぁ待て次女。誰も酒なん飲んでない」
三女「じゃあ、素?」
四女「素なんだね」
男「そうなるな」
次女「早計でした」
男「まあ、気にしちゃいません」
次女「ていうか、なんでまた突然にも素?」
男「いや、仲良くなりたいだろ」
三女「…え?」
四女「いや、まぁ…そりゃそうだけど」
男「だから、素でいこうと思ってさ」
次女「…脈拍あがってるぞ。ついでに膝が大爆笑だ」
男「…が、がんばってます」
長女「…がんばれ弟」
- 490 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 12:30:04.66 ID:E1wGGMTnO
男「授業暇だなー」
長女「…………ぐぅ」
男「珍しいな……ふひひ!」
次女「ちょっと…また変なこと考えたの?」
男「いや別に、ちょっとしたサプライズ」
休み時間
長女「………ぐぅ」
??「お姉ちゃん、起きて…」
長女「……ぐぅ」
??「起きないとキスしちゃうぞ〜」
長女「…だ、駄目よ!私達姉妹なんだ…か…ら?」
男「おはよー」
次女「あはは…おはよう」
男「それにしても、いつも不機嫌な長女が、妹の真似して話しかけるだけでこんなに可愛らしくなるとは…」
長女「!」
男「痛い痛い痛い!こめかみは勘弁して!」
- 491 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/06(火) 12:31:23.98 ID:TQEqk9dp0
少年「…お隣さんはいろいろと大変なようですね」
少女「しかし、閑話休題にしてもこれは酷い」
少年「…まぁ、先日落ちてますからね」
少女「そういえば、財布は三年周期で取り替えるといいらしいですね」
少年「…またえらくどうでも良い話をしますね」
少女「そうすると金運が落ちないんだとか」
少年「…君の家は市長の家系でしょう」
少女「そういう貴方はどこぞの大富豪でしょう」
少年「…現実逃避ですね。一般人は一般人に徹するべきです」
少女「そうですね」
先日、財布を交換し、それまで使っていた財布を親父にくれてやりました
ゴムなんか入れてるんじゃなかった
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