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既出ジャンル「真夏に雪女」
594 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 00:09:28.26 ID:WWmz9jLu0
雪「>1さんお疲れ〜。はぁーいいなぁ。わたしもこどもほしー」
男「じゃあまず雪が大人にならなきゃな」
雪「そんなこというけど、わたし結構オトナだよ? ほらー」
男「そうだな。で、どっかでみたような展開になったが、そろそろ着たほうがいいんじゃないか?」
雪「だ、大丈夫だもん。わたし男さんのことが好きだから全然平気だよ?
  男さんこそわたしを見てなんとも思わないの?」


雪「わたし、本気なのにっ。何も言ってくれないなんてひどいよ男さん」
男「雪、悪かった。ちゃんと言わないとわからないよな。俺も好きだぞ」ぎゅー
雪「男さん……」
男「でもいつも言ってるように無理はするな。体震えてるぞ、服着r……」
雪「うわーん男さーん! 好きー大好きぃ!!」ぎゅー





男「なんかきれいにまとめたつもりだけど、後半設定が生かせなかったなぁ」
雪「いいの。それだけふつうの女の子に近いってことなんだから。
  そのほうが男さんとずっと一緒にいられるしー」
男「よしよしって雪よ、朝からずっと俺にべたべたひっついてるが暑くないのか?」
雪「男さんが暑くないうちは暑くないよー。もふもふ」
男「やれやれ。というわけで俺たちも帰るぞ」
雪「はーい。みんなおやすみーノシ」

おしまい


601 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 00:50:32.35 ID:4KvPkfbX0
今北
どれ読めばいいんだね?


603 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 01:02:13.62 ID:WWmz9jLu0
>601
雪「おすすめはやっぱり>1さんのかな」
男「雪。もう出番は終わったんだ。それにもう寝ないとヤバい」
雪「はーい。おやすみー」


620 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/31(金) 02:40:30.17 ID:pUK2ai0w0
雪「♪恋人はサンタクロ〜ス」
男「マジで?」
雪「違うって。ただの歌」
男「ああ…」




雪「恋人じゃないけど、親戚だよ」
男「マジで!?」


627 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 03:29:43.65 ID:diP4TansO
第二章として
男と雪女の息子
男の子×雪女(小)の物語とかどうよ?


640 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 06:46:45.31 ID:PBtR06K30
雪「男さーん、グスッ」
男「どうした雪、朝っぱらから」
雪「窓開けて寝てたら風邪ひいた」
男「はー、北国の夏は気をつけろとあれほど……ってお前も北国出身だったよな?雪」
雪「うーん、前は平気だっだのにー。グスグス」
男「いいからあったかくして寝てろ、今毛布を……ってお前の場合体あっためていいのか?」
雪「わかんあい。そもそも雪女だっだあら風邪あんてひいだこと」
男「なんかカン違いしてるみたいだが、お前はまだ雪女だぞ。あと鼻声ウザいからこれで鼻をかめ」
雪「わはった、ちーん」

男(やれやれ、しかし雪女の看病なんてどうやればいいんだ?)


641 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 06:56:36.24 ID:PBtR06K30
男「とりあえず、これを凍らせるんだ」
雪「? 凍らせたけど?」
男「じゃあ、頭んとこに乗せとけ。あと食欲はあるか?」
雪「おなかすいたー」
男「……なにがたべたい」
雪「おかゆ!」

男「別に風邪ひいたからといっておかゆを食べなければならないというわけじゃないんだぞ?」
雪「おかゆがいいのー。男さんのつくったおかゆー」ばたばた
男「わかったから、暴れるな。ったくなんでこの暑いのにおかゆなんざ……」
雪「わーい。味とかは男さんに任せるけどスプーンじゃなくてレンゲで食べたいな」
男「そのこだわりはなんだ。まあいい、おとなしくしてるんだぞ」
雪「はーい」


642 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 07:16:44.22 ID:PBtR06K30
男「雪ーできたぞ」
雪「ありがとー男さ……」
男「ここ置いとくからな、一応言っておくが無理して全部食べなくてもいい。味的にも量的にも」
雪「あ、あれ?」
男「じゃあ、おとなしくしてっこの手はなんだ?雪。服が伸びるぞ」
雪「おかゆが熱くて雪女のわたしじゃ食べれないなー(じー)」
男「何を今更。この前キムチ鍋やったときお前とり皿なしで直に食ってたじゃないか」
雪「う」

男「俺が汗だくになって必死に食ってる横で汗一つかかずに、うまそーに……」
雪「そんなぁー。風邪といったらおかゆでふーふーあーんなのにー!」
男「それだけ元気ならひとりで食べれると思うんだが」
雪「ひとりで食べれるけど食べさせてほしーなっ」
男「最初からそう言えばいいんだ。ほらクチ開けろ」
雪「あ、あーんって言って欲しいな……」
男「はいはい、あーん」
雪「あーん、はくっおいひー」



雪「おかわりー!」
男「雪、お前それ何杯目だと思ってる。食欲あるのはイイがもうやめとけ」
雪「はーい」


645 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 07:32:51.78 ID:PBtR06K30
男「雪女に薬が効くのかは知らんが色々買ってきた。
  俺は医者じゃないからどれを飲むかはお前に任せる。
  そのかわり悪化したり変な副作用でても責任はとらんぞ?」
雪「んーじゃあこれとこれとこれー」
男「待て雪。複数いっぺんに飲むんじゃない」
雪「じゃあこれー」

ペリペリッポト、ペリペリッポト、ペリペリッポト、ペリペリッポト、ペリペリッポト

雪「あーん」
男「だから種類の問題じゃなくていっぺんに飲むんじゃない!
  それとその手にもってるトロピカルな物体はなんだ」
雪「ただのオレンジジュースだよ?」
男「薬をジュースで飲むんじゃない! ほら、これ2つ水で飲め」
雪「はーい、ごくごく」
男「はー、雪は薬の飲み方も知らないのか」
雪「だって風邪なんてひいたことなかったんだもん」
男「あーそういえばそんな設定だったな。ったくいちいち疲れる……」


647 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 07:55:02.65 ID:PBtR06K30
男「じゃあ行ってくる」
雪「え? どこ行くの男さん。病弱なわたしをほっといてどっかいっちゃうの?」
男「見た目は元気そのものだぞ雪。それに仕事を休むわけにはいかないからな」
雪「あれ? 男さんそれだと昨日の夏休みネタと矛盾しちゃうよ?」
男「細かいことはいいんだ。それにもう真夏じゃなくてただの雪女(?)ネタになってきているしな」
雪「ぜんぜんよくないよー。それにその(?)はどういうこと?
  わたしはれっきとした雪女だよー       たぶん」
男「最後になんか聞こえたが……じゃあな雪」
雪「まってまってー。
  寝汗かいてからだふきふきーとか俺に移せば治るぞーがばーっとかは?」
男「知らん。そんなのドコで覚えてくるんだ……まあ帰ってきてまだ風邪ひいてたら考えてやらんこともない」
雪「そんなぁー。その前にすれが落ちちゃうよー!」
男「すれ……?何を言ってるのかわからないな雪。じゃあおとなしくしてろよ」

バタン

雪「はぁーしょうがないかぁーおなかもいっぱいになったし寝よっと。
  それにしても男さん帰ってくるの19時すぎかぁ。これは看病いべんとはおあずけかな?
  ……あっ! さっきまで寝てたんだし拭いてもらえばよかったんだー! うわーん」


653 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 09:04:17.76 ID:Q6eXPpIP0
雪「温かい……とけちゃう……」


659 名前:VIPがお送りします。 [ほしゅ] 投稿日:2007/08/31(金) 10:01:09.52 ID:OgdFPQCwO
雪「ところでぬしよ」
男「なんだ」
雪「仕事の終わる時間からすると、帰りが遅い気がするのだが」
男「…少し調べたいことがあってな」
雪「そうか。無理のしすぎで死ぬではないぞ」
男「なんだ、お前にしては優しいことを言うな」
雪「たわけ。ぬしはわっちが直々に殺しんす」
男「…なあ」
雪「なんだ」
男「…いや、いい。悪いが先に休ませてもらう」
雪「うむ」

雪「…寝たかの?」

雪「まったく。荷物も片付けられぬほど疲れておるのか…ぬ、重いの」
バサッ
雪「これは雑記帳か」
パラパラ…
雪「これは…」
1・雪女の特性
2・レンタル冷凍庫

雪「こんなことを調べおったのか…」
パラ…
3・雪女を人間にするには4・神と人が夫婦となるには またその前例

雪「…ぬしは…わっちと…共にありたいと思うのかや?…ぬしを殺めようとするわっちと…」

雪「わっちは…ぬしと…」


681 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 15:32:39.19 ID:bugwr/jE0
雪「あっつぅ〜。クーラー下げていい?」

女「自力で下げろよ雪女」

雪「ノン。雪女がいるから寒くなるんじゃなく、逆。逆なのよ。わかるかな?」

女「じゃあなんで夏にいるんすか」

雪「だからクーラー下げろっつっとるだろうがっ! 人の話聞けや人間っ!」

女「お前が雪女だなどといったい誰が信じるだろう……」

雪「戦慄の20℃割れ〜。ポチっとなー」

女「やめんかッ! 寒いんじゃ!」

雪「あー、あんたってさあ、オフィースで冷房中一人だけカーディガン羽織るタイプでしょ〜?」

女「なぜそれが空気読めない行為であるかのように語られるんだお前の口から?」


682 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 15:39:57.50 ID:bugwr/jE0
女「桜が真冬に狂い咲くならまだ風情があるもんをこの妖怪変化は……」

雪「アイスねーなー。お隣のよつばちゃん来たらどーすんの?」  がさごそ

女「たまには雪女っぽいことでもしなよ」

雪「雪女は実際、自分から特にこれといったことはしないよ。まめちしきな」

女「うぜぇ……夏の終わりに心底うぜぇ……」

雪「しいて言うなら熱湯風呂に突っ込まれたら溶ける」

女「お湯に溶けるだけならだしの素だって溶けるっての」

雪「ちゃんと型に入れて冷やしたらまた固まるけどね」

女「型に入れて固まるだけならご家庭で作る水羊羹だって固まるっつーの」

雪「熱湯コマーシャルってやらせでよかったよー」

女「入らされる予定でもあったの?」


683 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 15:45:43.89 ID:bugwr/jE0
雪「オーストラリアじゃサンタ真夏に出没するじゃん」

女「あんたがサンタの十分の一でも役に立つわけ?」

雪「夏だの冬だの、そんなもん人間が勝手に決めた定義ですよ」

女「おとなしく渡り鳥と一緒に北にいってりゃいいもんを」

雪「群れからはぐれて渡り損ねた鳥は下手すりゃ写真絵本の題材にもなりそうなのにねー」

女「自分がそんなかわいい存在だと本気で思ってんの?」

雪「クーラー+扇風機! ウフフフフ。最強だなこれは」

女「わたしがこれから沸かす熱湯風呂はやらせじゃないとだけ言っとこう」


685 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 15:54:31.52 ID:bugwr/jE0
雪「一夜の宿から始まる人と異類とのはかなく切ないストーリィ」

女「あんたそういってもう何日ここに居座ってんのさ?」

雪「わたしのことを他人に口外したらどうなるかわかってますね?」

女「ねー、雪山で人こごえさせるのが趣味なんでしょー? ちったぁうち冷やしてよ」

雪「ひとたび人の振りをして押しかけてきた以上、ただ生活するだけで何もしない。それが雪女クオリティ」

女「マジうぜぇよこいつ……」

雪「涼しくなりたければ冬の雪山にいらっしゃ〜い」

女「それはもう涼しいとはいわねーよ」


686 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 15:59:05.55 ID:bugwr/jE0
女「実際問題、冬の雪山なんかいかねーし」

雪「そうなんすよ。台風時にサーフィンするバカ者を波に呑み込むのと同じ楽しみがあるんですがね」

女「そんな軽い気分でやってたのあんた?」

雪「まあ、ぶっちゃけ――――ホントこの家、特売のアイスしかねーのな。ハーゲンダッツ一度も見ねぇ」

女「ほっとけッ!」

雪「いっぺん吹雪の日に天保山に立ってたこともあったけどさ。まだ誰も凍死させらんね」

女「日本一低い山で雪山遭難してたまるか」


687 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 16:04:13.01 ID:bugwr/jE0
雪「まあどうしてもってゆーんなら冷たい息吹きかけてやらんでもない」

女「うっわぁ、何なのこの上から目線」

雪「ただし、夏の息は西日にあたり続けた流しの隅、三角コーナーの生ゴミみたいな臭いがする!」

女「マジで?」

雪「だから冬にしか活動しないんですにゃ〜」

女「あんたらって生ゴミと同じレベルなワケね……」

雪「あっはっはっはっ。妖怪風情になに幻想抱いてんだか。クーラー下げていい?」

女「だめ」


688 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/31(金) 16:08:20.58 ID:bugwr/jE0
雪「田の神は春に田んぼに降りてきて冬に山に帰るといいますが」

女「あんたが五穀豊穣の役に立つなんて話聞いたこともないんだけど」

雪「冬 → 雪山 → 遭難させて殺す
  夏 → 台風接近荒れる海 → 遭難させて殺す」

女「それマジで?」

雪「いや、もしそうなら一年中楽しめていいなぁと」

女「OK。ちょっと炎天下にジョギングしに行こうか?」



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