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新ジャンル「半径2メートル以内だけ重力3倍」
- 1 :VIPがお送りします []
:2008/10/24(金) 00:21:52.44 ID:kS8KRX3G0
女「男くーん! おはようございますっ。
今日もいい天気ですね――
って、なんで寝てるんですか?」
男「とりあえず俺から離れろ……起き上がれん」
女「起き上がれない……だいじょうぶですか、
貧血とかですか?」
男「重い! 重いんだよ! いいからあっち行け!」
- 2 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:22:10.87 ID:WIyySBtW0
エコーズAct3ですか
- 3 :ぽっぽ焼き ◆pOPPOVB9oU [] :2008/10/24(金) 00:22:30.84 ID:tOqp4eAD0
ここからが本当の地獄だ・・・!
- 4 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:24:01.42 ID:8Ubi1VvLO
フラグのたちようがないような
- 5 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:25:36.56 ID:K7wLnbgFO
俺の厨二病設定なんだけど
- 6 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:26:28.77 ID:kS8KRX3G0
男「ぐふぅあ!?
こッ……この重さは、女……か……?」
女「あ! 後ろからこっそり近づいて驚かそうと思ったのに……
なんでわかったんですか? エスパーですか?」
男「る、せえ……いいからおまえはそこからどけ。重、い……!」
女「ええ!? わたしべつに乗っかってるわけじゃ――」
男「やかましい! あっ、ち……行けって!」
女「ひどいです……」
- 7 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:32:10.29 ID:kS8KRX3G0
女「男くん、今ちょっといい?」
男「ごあっ」
女「――え、な、どうしたんです? いきなり転んだりして!」
男「……てめえって奴は……!!」
女「うあ!? 泣くほど都合が悪かったんですか!?」
男「メシ食ってる時に近づくなと、あれほど……!」
- 8 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:33:49.96 ID:oH0glBuE0
身体測定編
医者「はい、次の方」
医者「えっと…!?体重ひゃ、120kg!?」
先生「…女、あと一歩後ろに下がれ」
女「ご迷惑をおかけします…」
- 9 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:34:35.21 ID:kS8KRX3G0
女「最近、悩んでるんですぅ……」
女友(はいはい、若いうちは悩みなんてなくならないもんよ)
女「男くんが、近寄っただけでロコツにイヤな顔するんです……」
女友(気持ちはわからんでもないわー……)
女「これってやっぱり、きらわれてるんでしょうか」
女友(ある意味では、そう。でも多分、嫌悪感とかそういうのとは
全く異なるもの。
近寄るなって意味では、同じだけど)
女「ひどいです! 人が真剣に相談してるのに、寝てるなんて!」
女友(起き上がるどころか、声も出せないわー……
ふ、ふふふ……ああ、わたしこのまま死ぬのね……)
- 10 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/24(金) 00:36:44.31 ID:WFTEnmMiO
黒猫のデブ?
- 11 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:37:08.35 ID:kS8KRX3G0
女「……うう……おなかがへった……」
男「どうした女? メシは食わねえのか」
女「なんでそんなに離れて話しかけてくるんです?」
男「気にすんな。ほれ、握り飯のひとつでもくれてやるぞ」
女「う……それは……」
男「おお。ここまでハラが鳴る音が聞こえてきた」
女「きゃあ!? 今の、忘れてください!」
男「わかったから。で、食うのか食わねえのか」
女「ううー……食べ、ません……」
男「あれ? どうしたんだ?」
女「実は、そのー……だれにも言わないでくださいね?
あの、体重が」
男「ははーん。なんだダイエット中か?」
女「120キロを超えちゃって……」
男「ぶふッ」
男(……いやまあ、3倍だしな? 実際は40キロそこそこだと
考えれば、むしろちみっちゃいくらいの――)
女「やせたいん、ですよねー……」
男「いや、あんまり無理はすんな……」
- 13 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/24(金) 00:39:00.96 ID:kS8KRX3G0
>>8
完全にかぶった
吊ってくる
- 14 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:41:21.46 ID:85hYDLJMO
女は常に三倍の重力下で生活している……見た目が屈強な女に……
- 15 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:42:12.02 ID:hqhATAQj0
骨が丈夫そう
- 16 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:43:57.10 ID:EJB430Rk0
期待
- 17 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:47:26.53 ID:kS8KRX3G0
女「ねえ男くん……なんでわたしが話しかけるたびに
横になっちゃうんですか?
わたしの話、寝ちゃうほどつまらないですか……?」
男「そういうワケじゃない……いいから、とりあえず離れろ……」
- 18 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:51:51.81 ID:kS8KRX3G0
女「男くーん」
男「ぐはあッ」
女「あ! また寝てますね! なんでわたしが近づいたら
いきなり横になるんですか! 失礼です!」
男「……てめえに、いきなり体重の2倍の重さのおもりを
乗せられる俺の気持ちはわかるまい……!」
女「なおのこと失礼です! わたしのせいにするなんて!」
男「ていうか前々から疑問だったんだが……
おまえはなんで平然と行動できるんだ……?」
- 19 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:58:30.40 ID:oH0glBuE0
女「男くん!見て見てー!今日ね100m走で一位だったよー☆」
男「へぇ、お前って足速いんだな」
女「うーん、そんなに早い方じゃないと思うんだけどなー…」
女「なんかね、私と一緒に走る人って、いつもスタートダッシュが苦手みたいで…なんたらかんたら」
男(先公よ。こいつを一般人と同じ土俵で走らせるなよ)
- 20 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 00:58:49.30 ID:GIUe62RrO
3倍だよな
- 21 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/24(金) 00:59:14.27 ID:IZYoBs/WO
康一「そういえば、知ってる?仗助くん」
仗助「なにがだよ〜、康一」
康一「うちの学校の女子生徒で、体重が120kgの娘がいるみたいなんだけど…」
仗助「おいおいおいおいぃ―。康一、世の中にはよぉ〜普通の人よりチョビ〜ッとばかし重い人間もいるわけだし、そんなに驚くようなことじゃあねぇだろうがよ〜」
康一「見た目は細目で推定で約40kgにしか見えない女の子がだよ?しかも、噂によると…周辺の人や物も重くなるらしいんだ…」
仗助「……そいつのことを康一は『スタンド使い』だと疑ってんのかよ?」
康一「うん」
- 22 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:04:26.62 ID:kS8KRX3G0
散々既出と、そういうことか
たった18秒で>>2を書き込んだ奴は神だと、そういうことか
むねんだ
- 23 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:11:55.04 ID:3Em3DoWNO
>>20
そうだよ
- 24 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:12:48.47 ID:oH0glBuE0
女「男くん!あたし事故する瞬間を目撃しちゃったんだ!」
男「どんな事故なんだよ」
女「えっとね、あたしが普通に歩いてたら後ろから車が来たのね」
女「で、あたしの横を通り抜けようとした瞬間、いきなりタイヤがパンクしたのよ!」
女「車に5人くらい乗ってたけど重量オーバーだったのかな」
女「怖かったよー。あたしも巻き込まれるかと思ったよー><」
男「とりあえず、今後一切車道付近を歩かないようにしような?」
- 25 :VIPがお送りします [sage] :2008/10/24(金) 01:13:21.44 ID:IZYoBs/WO
仗助「たしかに、そいつはあやしそうだがよぉ…大体なんで康一はそんなことを知ってんだよ―」
康一「露伴先生から聞いたんだよ。露伴先生も噂を聞いて、独自に調査したらしいんだけど(もちろん、興味本意で)。確かなことらしいんだ。露伴先生も『体験した』って言ってたし…」
仗助「…『体験した』?…」
康一「調査してる時にその子が偶然にも向かいから歩ってきたらしいんだ…そこで露伴先生は噂が本当か確かめるために肩がぶつかるスレスレの状態でスレ違ったら、体が『約三倍』ほど重くなったって…」
- 26 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:14:20.19 ID:kS8KRX3G0
女「あ! おばあさんが重そうな荷物持って階段を昇ってます!
手伝わないと!」
男「うお! 待て! 早まるな! 殺す気か!」
女「わたしの正義の心を止めないでください!」
男「おまえの場合はひとつ間違えば悪なんだよ!
あーもう俺が行く! てめえはおとなしくしてろ!」
女「ぶー! ひどいですー!」
- 27 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:17:08.21 ID:3Em3DoWNO
この女が近接格闘させたら最強じゃね
- 28 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:27:47.38 ID:kS8KRX3G0
男友「興味深い……実に興味深いよ……!
海中にいる生物は、陸に上がると浮力がなくなるために
自重で圧死するという……なのに、なのになぜ彼女は……!」
男「みなまで言うな……というかそれ、俺たちの未来かもしれんぞ……」
女「ああ! また二人で寝てますね!? いいですか、あなたたちは
男どうしなんです! この意味、わかりますか!? そもそも――」
男「わかった……もうわかったから俺たちを解放してくれ……」
- 29 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:30:53.30 ID:2Ai5m5610
あれ?女のスカートずり落ちるんじゃね?
- 30 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:34:13.21 ID:saUQEAyN0
パンツもずり落ちるんじゃね?
- 31 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:36:17.37 ID:kS8KRX3G0
女「男くん、また寝てる……
ねえ男くん! こういう時に言えばいいっていう
言葉を、男友くんから教えてもらってきました!」
男「なんだ、そいつは……」
女「『界王拳3倍』!」
男「奴には『死ね』って伝えといてくれ」
- 32 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:44:57.22 ID:JzUnGKXdO
これで終わりじゃなかろうな?
- 33 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 01:49:48.87 ID:kS8KRX3G0
女「男くーん!」
男(ぬうッ! 耐えろ……!
俺よ、ここで耐え抜くんだ……!
たかだか120キロやそこらの重さがなんだってんだよ!)
女「男くん、最近体格よくなったんじゃないですか?
それに、わたしの前で横になることも減りましたね!」
男(だれのせいだってんだ。見やがれ、この鍛え抜かれたボディを!)
女「えへへ……わたし、うれしいです!」
男(本当にうれしそうに言うから、タチが悪いんだ……くそったれ)
女「あれ? でも、なんでしゃべってくれないんですか?」
男(立ってるだけでいっぱいいっぱいなんだよ!
むしろなんでおまえが平然としてられるのかを訊きたい!
明らかに筋肉少ねえのに!)
- 34 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:07:20.50 ID:hqhATAQj0
おっぱいも平気なんだろうな。
- 35 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:15:30.16 ID:kS8KRX3G0
女「男くん……ちょっと相談があるんだけど」
男「座ったままで聞けることなら、聞くが」
女「あのね、なんかボディビル部だかウェイトリフティング部だかの
すごいマッチョな人につきまとわれてるの……
あれってストーカーかな? 目の前でスクワットとか始めたりして、
わたし怖くて――」
男「いやたぶん害はねえ。害はねえ、が……
あーどうしろってんだ」
- 36 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:29:10.29 ID:ytfjqtHjO
>>27
重力使いで近接格闘っつうたら
パワポケ10の大江が最強
- 37 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:31:02.73 ID:lEDIKESd0
ようし、重力があるから悪いんだね
パパ頑張ってこの世の重力なくしちゃうぞー
- 38 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:34:12.89 ID:SxekAVNCO
>>37
ガチワロタwwwwwwwww
- 39 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:38:31.29 ID:Rps8CPX/O
>>29-30展開はまだかね
- 40 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:41:35.59 ID:VKIr6Lnh0
続けたまえ
- 41 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:43:20.47 ID:+EsnM6pF0
そうか重さが通常の1/3の衣服を着てるんだな!
- 42 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:44:19.35 ID:VKIr6Lnh0
>>41
!!
それって 透 け て な い か ?
- 43 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:46:01.87 ID:kS8KRX3G0
男「ぐおうっ……!?」
男友「また、『アレ』が……近づいて、きた、の、か……」
男「そうっ……これが、重力三倍の世界……!
てめえの体重を55キロとすると、今の体重は165キロ……
つまり、その差分110キロのおもりを身につけているに等しい!」
男友「冷、静に……分析してるんじゃないよ……
この重さ……死、ぬー……」
男「俺が最近学んだ最も重要なことがらってのはな。
慣れってのは恐ろしいってことだ」
男友「恐ろしい……ああ、神よ、僕は恐ろしい……!」
男「待て。錯乱するな。いいからとりあえず女から離れてみようか。
這いずってでも、だ」
- 44 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:52:09.26 ID:kS8KRX3G0
男(ということはだ。身につけているものもすべて
3倍の重さになるんだから――)
男「たとえば、前かがみになった時とかにシャツの胸元とかが
必要以上に開いたりすると思うんだがどうだろうか」
女「どうだろうかって言われましても。ためしてみます?
ほらほら、どうせブラしか見えないですよー?」
男「それがまずいって言ってんだ! ていうか見せんな!」
- 45 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:53:34.65 ID:lEDIKESd0
いまだ!!すべてのパワーを重力に!
- 46 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 02:55:45.71 ID:VKIr6Lnh0
>>45
俺も力を貸すぜ!!!
- 47 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:01:50.56 ID:+EsnM6pF0
>>45ノノ
- 48 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:06:38.13 ID:kS8KRX3G0
女友「こらー。男をからかっちゃだめでしょ」
女「えー。そんな離れたところから言われましたって」
女友「もう、そういうことは女の子の間だけで言いなさいって
言ってるでしょ」
女「むー……まあいいです。じゃあ、女友ちゃんに最近の悩みを……
寝る時なんですけど、あおむけになったらパジャマを通して
くっきり身体の形が出ちゃうんです」
男「ぶッ」
女「寝る時までブラはしてられないし、なんていうかその、目立っちゃい
まして、あの、アレですラズベリーが」
男「ぶはッ」
女「これって分厚いパジャマ着るしかないんですかねー?
かわいいのって全部薄手しかなくて」
女友「だからアンタは。全部男が聞いてるでしょ」
女「ええ!? そんな足元に寝ころんでたら存在忘れちゃいます!」
男(違うッ……なんか根本的なところで悩むポイントが違う……!)
- 49 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:17:32.72 ID:uNCj65nIO
女の体重が三倍じゃなくて地球の重力が三倍なんだろ?
周りの建物とか潰れないか?
- 50 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:18:59.88 ID:lEDIKESd0
逆に考えるんだ女の周囲重力が3倍なんじゃなくて他が1/3なんだ
- 51 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:21:51.05 ID:kS8KRX3G0
男友「ちなみに、人間はだいたい重力が7倍を超えたあたりから
脳に血液が行き渡らなくなって貧血で倒れるらしいね……」
男「それが、どうかしたか」
男友「人間の限界って、それより低いと思うんだ……」
男「鍛えろ。なんとかなる」
男友「ふ、ふふふ、あはははは……神よ、僕は今自分が常人であることを
これまでにないほど呪っている……
そして同時に、常人であることを心から幸せに思っている」
男「錯乱するなっつってんだろ」
女「どうしたんですか? 大丈夫ですか?」
男「てめえは黙ってろ。そしてあっちへ行け」
女「ひどいです……」
- 52 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:22:08.66 ID:nCqVdr+wO
あれか、最終的には男がハンデを乗り越えてハッピーエンドか
- 53 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:24:30.42 ID:kS8KRX3G0
>>49
「半径2メートル以内だけ」につき周りのオブジェクトへの影響は
さほど大きくはないことを想定している
ついでだから
>>20
>>43あたりにより取り立てて間違ってはいない
- 54 :VIPがお送りします [] :2008/10/24(金) 03:25:50.34 ID:kS8KRX3G0
ああ、それとだ
>>52
完。>>1の次スレにご期待ください
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