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女子騎士「魔王倒したしこれからは自分磨き頑張るぞ☆」
- 174 名前:深夜にお送りします [sage]
投稿日:2012/09/07(金) 11:59:21 ID:KU5kJU16
伝令「どうだった?」
兵士5「ええ……まぁ……」
伝令「何かあった?」
兵士5「女子騎士様から言うなと言われてるので……」
伝令「そっか……」
門番「お前はこんなとこ居ないで仕事しろよ!この嘘つき野郎がッ!」
伝令「お前だって同じだろうがッ!」
門番「ふっ……」
伝令「……?」
門番「残念だったね伝令君。君と同じでは無くなるのだよ」
伝令「あ?」
門番「明日から僕は門番では無くなるのでねフハハハッ!」
伝令「……そうなのか。国へ帰っても元気でやれよ……」
門番「クビじゃ無いわッ!」
- 175 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 13:20:19 ID:55dhX/RY
あぁ…なんか門番が昔の自分とダブって見える
- 176 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 14:27:35 ID:KU5kJU16
伝令「なら何だよ。どうせ右側で門番やってたのが左側に移ったくらいだろ」
門番「失礼な奴だな!右側のが偉いんだぞッ!……フフそれが違うんだなぁ」
兵士5「………」
伝令「何が違うんだよ?」
門番「俺は兵士5ちゃん達に付いて行く事になったのさ!」
伝令「どこへ?」
門番「魔王の残党狩りにな!それで俺は兵士5ちゃんよりちょっと下の役職になるんだよ!多分」
伝令「………」
門番「どうだッ!恐れおののけッ!」
伝令「お前それ……言っていい事なのか?」
兵士5「私は知りませんからね……」
門番「………」
- 177 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 21:08:18 ID:KU5kJU16
兵士5「どうするんですか……」
門番「……黙っててね?」
兵士5「私はいいですけど……」チラッ
伝令「………」
門番「伝令君黙っててね!?そうしないと僕死んじゃうから!」
伝令「黙ってるも何も大体知ってるからな。大丈夫だ」
兵士5「何故知ってるんですか……」
伝令「兵士3に聞いたから」
兵士5「……なるほど。そう言えば兵士3さんは?」
伝令「死にに行ったよ……」
門番「今日二回目だろ。あいつ自殺願望でもあんのかねぇ」
兵士5 (何となくどう言う事なのかわかっちゃうのが嫌だな……)
- 178 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 22:06:01 ID:KU5kJU16
伝令「三回目だろ?」
門番「あ!女賢者様か!」
兵士5「………」
伝令「………」
門番「そう言えばさ兵士5ちゃん女賢者様のとこ行って玉殴ってきた?」
伝令 (こいつッ!なんてストレートに聞くんだ!)
兵士5「………」
門番「どうなのさ?」
伝令 (人が聞きたかった事をこうもサラッと……もっと聞け!)
兵士5「べ、別に何もありませんでしたよ……玉って水晶玉か何かですかぁ……」
門番「……兵士3が言ってたよ」
兵士5「ッ!?」
- 179 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 22:18:18 ID:cGJIam6s
門番ってなんでこんなにウザいの…?
- 180 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 22:46:18 ID:KU5kJU16
門番「ほらお兄さんに教えてごらん!」
兵士5「………」
門番「さあ!さあ!さあ!」
兵士5「………」
門番「女賢者様とどう言う事したのさぁ!」
兵士5「………」
門番「ねぇ教えてよぉ!」
兵士5「………」プチンッ!
ズドンッ!グジャ……
門番「」ドサッ……
兵士5「こう言う事したんですよ……わかりましたか……」
伝令「………」
兵士5「……あ?ええ!も、門番さん大丈夫ですか!」
伝令 (ええぇぇぇぇ……)
- 181 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 22:49:39 ID:uCsZ24Pc
よっしゃ!
- 182 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/07(金) 22:53:21 ID:I3Ei9rOA
門番ざまぁ!
- 183 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 09:51:24 ID:MTioBwGo
伝令「………」
門番「」
伝令「なるほどな……門番よ、兵士5ちゃんは元々闇の世界の住人だなあれは」
門番「」
伝令「見事だったぜ……あの膝蹴り……」
門番「」
伝令「あれが女賢者様にも……凄いな。そう思うだろ?」
門番「」
伝令「お前は本当にあの連中と……まぁ頑張ってこいよ」
門番「」
伝令「精々死なないようにな。……こんな事言うのは恥ずかしいんだが……」
門番「」
伝令「いつもの仲間が欠けると寂しいからさ。ふふ、これはお前が気絶してる今だから言える言葉だな」
門番「」
- 184 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 10:06:05 ID:MTioBwGo
女子騎士「寝る時はそのベット使っていいから」
兵士5「あの……これ女子騎士様が使ってるベットですよね?」
女子騎士「そうだけど?ほら見て!恋愛運上げる為にここにね『ネメアのライオン』の刺繍してあるの!」
兵士5「……それはいいんですけど、これだと一緒に寝るって事ですよね?」
女子騎士「そうよ。このベット大きいから余裕でしょ」
兵士5「………」
女子騎士「心配しなくても私はノーマルだから襲ったりしないって」
兵士5「はあ……」
女子騎士「女賢者も呼んで
兵士5「そそそそれはやめてください!」
女子騎士「……なんで?」
兵士5「色々とありまして……」
女子騎士「……?」
- 185 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 11:24:51 ID:MTioBwGo
兵士5「………」
女子騎士「まぁいいわ。さ、お風呂入りましょ!」
兵士5「……私は後で頂きます」
女子騎士「いいから……」
兵士5「本当後で!」
女子騎士「………」ガシッ!
兵士5「ひぃぃ!」
ズリ……ズリ……
兵士5「は、離してください!引き摺らないでくださぁい!」
女子騎士「………」
兵士5「あわわわ……」
ズリ……ズリ……
- 186 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 18:49:05 ID:MTioBwGo
女子騎士「へぇ……」
兵士5「………」
女子騎士「なるほどなるほど……」
兵士5「あんまり……マジマジと見ないでください……」
女子騎士「いいじゃないの女同士なんだから!ああ……お肌がこんなに水弾いてぇ……」
兵士5「………」
女子騎士「きめが細かくて……しっとりして……」
兵士5「………」ガクガク
女子騎士「胸なんていい形してるのね……張りが私のより……」
兵士5「も、もう……やめ
女子騎士「……駄目」
兵士5「本当やめてください!」
女子騎士「………」
- 187 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 19:19:42 ID:MTioBwGo
兵士5「……うぅ」
女子騎士「若い……若い……」
兵士5「え?」
女子騎士「若い……肌綺麗……水弾く……」
兵士5「……凄い怖いんですけど」
女子騎士「若い……肌が……お尻が……」
兵士5「あぁ……」ガクガク……
女子騎士「若い……憎い……」
兵士5「……え……ぇぇぇぇ」
女子騎士「憎い……憎い憎いぃぃ!」
兵士5「……やめ
女子騎士「………」
バチーンッ!
- 188 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 19:25:00 ID:MTioBwGo
兵士5「い……たっあーい!」
女子騎士「なんなのこのお尻はッ!」
バチーンッ!
兵士5「痛いですッ!やめて
女子騎士「腹が立つ!もう憎たらしくて!」
バチーンッ!
兵士5「ぎゃぁぁぁあッ!」
女子騎士「このッ!このッ!」
バチーンッ!バチンッ!
兵士5「いだいっですってッ!本当にやめてぇぇえあ!」
女子騎士「………」
バチーンッ!バチーンッ!バチーンッ!
- 189 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 20:22:02 ID:MTioBwGo
兵士5「ぐうぅ……」
女子騎士「ご、ごめんなさいね?つい我を忘れて!」
兵士5「酷いですよ……ううぅ」
女子騎士「……はぁ」
兵士5「………」
女子騎士「若いっていいなぁ……」
兵士5「そんな事言われましても……」
女子騎士「ねぇ知ってる?」
兵士5「凄い聞きたくないですけど……何をですか?」
女子騎士「この世には他人の若さを吸い取れる魔法があるんだって……ふふ」
兵士5「………」
女子騎士「ふふふふふふ……」
兵士5「………」
- 190 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/08(土) 21:39:42 ID:MTioBwGo
兵士5 (油断したら殺られる……寝たら殺られる……)
女子騎士「……zzz」
兵士5「………」ごそ……
女子騎士「……まだ起きてるの?」
兵士5「眠りませんから」
女子騎士「そう?……チッ」
兵士5「………」
女子騎士「おやすみ……」
兵士5「あの……」
女子騎士「ん……?」
兵士5「良かったらなんですけど……聞かせて欲しい事があるんです……」
女子騎士「いいけど。ああ!あのラメラーアーマーね特注なの!」
兵士5「それじゃ無いです……」
- 191 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/09/09(日) 05:20:35 ID:QVmDUO9E
紫煙
面白いよ( ´艸`)
- 192 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 15:26:11 ID:CtV/pA9.
女子騎士「じゃあなに?」
兵士5「前の……勇者の事を……」
女子騎士「………」
兵士5「いくら襲って来たからって斬る事は無かったと思うんですよ……」
女子騎士「それね……」
兵士5「………」
女子騎士「うん……話してもいいか。もう逃げられないし逃がさないし」
兵士5 (逃がさないしってなんですか……)
女子騎士「私ね……呪われてるんだって」
兵士5「呪われてるって……」
女子騎士「なんて言うのかな……言霊?かな、それが呪われてるんだって」
兵士5「………」
女子騎士「………」
- 193 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 18:07:15 ID:CtV/pA9.
兵士5「……大変じゃないですか」
女子騎士「そうだね。女賢者が言うには魔王を倒した後位から呪われてたんじゃないかって」
兵士5「それはどう言う呪いなんですか……?」
女子騎士「だから言霊?ってのが呪われてるんだって!」
兵士5「……そう言われてもわかりませんよ」
女子騎士「……女賢者呼ぶ?」
兵士5「出来たら女子騎士様だけでお願いしたいです……」
女子騎士「困ったなぁ私小難しい事わからないんだよね……簡単にしか説明出来ないよ?」
兵士5「構いません……」
女子騎士「わかった……」
兵士5 (何で自分の事なのに説明出来ないんだよ!)
- 194 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 18:39:50 ID:CtV/pA9.
女子騎士「なんかぁ私の側で私の声を聴いてるとイライラっと来て……最後は大声上げて私を殺そうとするんだって」
兵士5「………」
女子騎士「そう言う呪い」
兵士5「………」
女子騎士「………?」
兵士5「いやいやいや!簡単過ぎませんか!」
女子騎士「しょうが無いじゃない……」
兵士5「それだと私ヤバいですよね!?女子騎士様を襲うかもしれませんよ!」
女子騎士「それは平気!」
兵士5「何でですか!?」
女子騎士「返り討ちにするから!」
兵士5「………」
女子騎士「まぁ今は特定の人にしか効果は無いみたいだけどね」
- 195 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 19:25:38 ID:CtV/pA9.
兵士5「その特定の人に勇者とかがいた……ですか?」
女子騎士「そうね……あと、勇者のコレも……」
兵士5「………」
女子騎士「ここの兵士も呪いで何人か斬ったし……」
兵士5「………」
女子騎士「若干一名はムカ……えっとそう言う事よ」
兵士5 (言っちゃいけない言葉が聞こえたけど……呪いのどさくさに紛れて……)
女子騎士「嫌ぁね。こんな呪い……人が出来る女風に自分磨き頑張ろうって語ってるのにイライラされるんだから……」
兵士5「………」
女子騎士「カワイイはつくれる騎士女がわざわざイケメン男の子牧場へ婚活或は恋活しに行っても襲われたりするのよねぇ……」
兵士5「………」
女子騎士「スピリチュアル的に私をセレビッチに誘ってくれる襲われ方なら嬉しいんだけど!」
兵士5 (絶対呪いのせいだけじゃ無い気がする……)
- 196 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 20:27:00 ID:IJ4tixws
本当は呪いがどうこうとか一切関係ないだろこれ
- 197 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 22:52:58 ID:CtV/pA9.
女子騎士「そう言う事。わかった?」
兵士5「はい……今はって言ってましたけどそれは?」
女子騎士「ああ……今はこの程度で済んでる訳なんだけど……」
兵士5「………」
女子騎士「あと数年で私の声を聞いた人皆同じ状態になるんだって」
兵士5「………」
女子騎士「……そんな事になったら全人類対私の闘いが始まっちゃうよね!」
兵士5「よね!なんて言ってる場合では無いですよ!」
女子騎士「うん……」
兵士5「何とかしないと……」
女子騎士「何とかする為に西の国へ行くの……」
兵士5「……あれ……私の国を救う為では?」
- 198 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 23:10:02 ID:CtV/pA9.
女子騎士「それはツ・イ・デ!」
兵士5「………」イラッ……
女子騎士「勇者は便利って言ったじゃない?で、色々調べたら!私に呪いをかけた奴が西の国に!ついでに兵士5ちゃんは西の国出身!」
兵士5「………」
女子騎士「じゃあ兵士5ちゃんを勇者にしてあれこれやっちゃおうかなって!」
兵士5「………」
女子騎士 (もし何か言われたら勇者様に連れて来られてって言えば私に責任は無くなるし!……なんて言ったら怒られちゃうかな☆)
兵士5「……それ全部私の責任になりませんか?」
女子騎士「大丈夫……そんな事無いから……」
兵士5「ちゃんと私の目を見て言ってください……」
女子騎士「………大丈夫?よ」
兵士5「………」
- 199 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 23:22:23 ID:CtV/pA9.
兵士3「はぁぁぁぁ……」
門番「……じぃ」
兵士3「おい、起きろ。もう朝だぞ」
門番「……むぅ」
兵士3「一体ここで何があったんだか……伝令に聞いても闇の刃が覚醒した瞬間を見たなんて訳のわからん事言うし……」
門番「……かぁ」
兵士3「お前も行くんだってな……」
門番「……すぅ」
兵士3「……死ぬなよ。人間死んだらそれまでだ」
門番「……たぁ」
兵士3「生きてれば何だって出来るんだ。だからな……死んでも生きて帰って来いよ」
門番「……むぅ」
兵士3「………」
- 200 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 23:35:00 ID:CtV/pA9.
門番「……あ……?」
兵士3「起きたか?」
門番「………」
兵士3「なんだ?」
門番「おかしい……」
兵士3「……?」
門番「死んだのにスケスケ羽衣の天使が迎えに来ないで何でお前がいるんだ……」
兵士3「……死んで無いからだな」
門番「そうなのか……少し残念だ……」
兵士3「残念がるなよ……」
門番「まあいいや。夕飯食って
兵士3「今は朝だぞ?」
門番「……は?」
- 201 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/09(日) 23:44:41 ID:CtV/pA9.
兵士3「いつか目を覚ますだろうと放っておいたら……今まで寝てるし。ここで何があったんだ?」
門番「全然思い出せない……」
兵士3「何かあるだろ……」
門番「ん……兵士5ちゃんと何か話してた事までは覚えてるんだけどなぁ……」
兵士3「……他は?」
門番「全く……」
兵士3「もういい……ほれ、起きて新しい上司の所へ行くんだろ?」
門番「おう!そうだった!今日から俺は門番じゃ無いからな!」
兵士3「そうだな……頑張れよ」
門番「……ああ、お前より偉くなってやらから!」
兵士3「ふふ……じゃあな」
門番「またな!」
ひょこひょこひょこ……
兵士3「あいつ……何であんな内股で歩くんだ?」
- 202 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 00:12:35 ID:JfV24Myc
女子騎士「はぁい、注目ぅ!」
兵士5「………」
女賢者「………」ハァハァ
門番「………」
女子騎士「これから魔王の残党狩りへ行く訳だけど、何か質問はあるかな☆」
兵士5「………」
女賢者「………」ハァハァ
門番「あの……俺の役職は?」
女子騎士「貴方は今日から盾士になって貰います」
門番「盾士……?」
女子騎士「そう盾士」
門番「聞いた事ありませんが……」
女子騎士「本当はね……ガードナーとかにしようと思ったんだけど……」
門番「じゃあガードナーでいいですよ!そっちの方が格好いいですし!」
女子騎士「……ムリでしょ。貴方が三人纏めて守るなんて」
- 203 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 00:23:56 ID:JfV24Myc
門番「確かに……」
女子騎士「だから兵士5ちゃんだけ守ってちょうだい。私と女賢者はいいから」
門番「はあ……」
女子騎士「……ちゃんとやりなさいよ。もし兵士5ちゃんが傷付くような事があれば……」
門番「あれば……?」ゴクリッ
女子騎士「我が魂魄百万回生まれ変わろうとも恨み晴らすからなー!って事になるから」
門番「わ、わかりましたぁ……」
女子騎士「あぁ……私もこんな事言って守ってくれる白馬の王子様現れないかなぁ……」
門番 (無理だろ……白馬の王子様さえ真っ二つにしかねないのに……)
女子騎士「これ貴方が使う盾ね」
ドスンッ!
門番「………」
- 204 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 00:31:57 ID:JfV24Myc
兵士5「あの……」
女賢者「はい……」ハァハァ
兵士5「もう少し離れて貰えませんか……」
女賢者「はい……」ハァハァ
兵士5「あと……」
女賢者「はい……」ハァハァ
兵士5「ハァハァ言うのやめてください……」
女賢者「はい……」ハァハァ
兵士5「………」
女賢者「………」ハァハァヨリ……
兵士5「さ、さっきより近いですって!」
女賢者「そんな事はありません……御主人様……」ハァハァ
兵士5「御主人様……?」
- 205 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 02:28:01 ID:JfV24Myc
女賢者「………」ハァ……ん……
兵士5「どう言う事でしょうか……」
女賢者「彼処までおやりになられて……もうお忘れですか……」
兵士5「は、はっきり覚えて無いです!」
女賢者「あれ程では始まってすらいないので覚えていないと……?」
兵士5「違います……」
女賢者「いいんですよ……それで構いません。私の心と身体にはあの!悦楽の爪痕がしっかりと刻まれましたので……」
兵士5「………」
女賢者「これから……御主人様好みにして頂ければ……」
兵士5「しません……あと御主人様って言わないでください……」
女賢者「それはいけません!……もう私は心身共に御主人様の物で御座いますから」
兵士5「……!?」ゾゾゾッ……
女賢者「ハァハァ……思い出しただけで心がトキメキ……身体が疼いて……」
- 206 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 02:42:00 ID:JfV24Myc
門番「……あの」
女子騎士「なに?」
門番「重過ぎて持てません……」
女子騎士「情けない……それでも男の子なの?」
門番「ドラゴン殺しとか名前付いちゃいそうな鉄板、普通持てませんよ……」
女子騎士「こんなのちょっと重いだけでしょ?」ヒョイ
門番「………」
女子騎士「ほら」
門番「す、凄いっすね……は……はは」
女子騎士「仕方無いなぁ……じゃあ私の盾貸してあげるから」
門番 (馬鹿力過ぎんだろ……)
女子騎士「はい、これ」
門番「……お借りします」ヒョイ
女子騎士「それなら大丈夫でしょ」
門番「うを!軽!」
- 207 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 02:54:54 ID:JfV24Myc
女子騎士「それ一応伝説の盾だから。カワイイでしょ?」
門番「カワイイかわからないですけど……伝説の盾か。俺にピッタリですよッ!」
女子騎士「そう、良かった」
門番「うひょょお!全然重さを感じねえぇ!」
女子騎士「それね私のお気に入りだから傷付けないでね。付けたら同じだけ貴方を殴るから」
門番「………」
女子騎士「わかった?」
門番「……またまた冗談を!」
女子騎士「冗談じゃ無いわよ。女賢者ぁ!お茶入れてくれるぅ?」
門番「………」
女子騎士「女賢者ぁ?」
兵士5「た、助けてくださいぃぃッ!」
女賢者「ふふ……」
- 208 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 14:17:38 ID:JfV24Myc
女子騎士「……?」
兵士5「女子騎士様!女賢者様を何とかしてくださいぃぃ」
女賢者「そのように嫌がる素振りをしても御主人様の磨がれた牙は隠す事など出来ません!」
女子騎士「……御主人様?」
兵士5「さっきからこの調子で!」
女賢者「もう迷いはありません!さぁ私を闇の彼方に誘ってください!」ガシッ!
女子騎士「………」
兵士5「ひぃぃ!は、離して!」
女賢者「ふふ……ふふふふ……」
女子騎士「兵士5ちゃん……貴女なにやったの?よくもまぁ女賢者をここまで手懐けて……」
兵士5「何もしてないです!」
女賢者「まだやっていないと……なるほど。そう言うプレー何ですね!」
兵士5「違いますッ!」
女子騎士「………」
- 209 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/10(月) 14:45:57 ID:JfV24Myc
門番「あ……ああ……」
女子騎士「……なにかしら?」
門番「俺の想像は妄想を越え現実になったんだ……」
女子騎士「はぁ?」
門番「やったぞ伝令……俺の考えは正しかったんだ!」
女子騎士「………」
兵士5「いい加減にしてください!怒りますよ!」
女賢者「それが私の喜びに変わるならば!どのようなお叱りでもお受け致します……」
兵士5「もう!離してくださいッ!」ブンッ!
女賢者「ッ!」ササッ……
グシャン……
女賢者「アアア……素敵……」
兵士5、女子騎士、門番 (じ、自分から当たりに行った……)
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