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新ジャンル「風紀委員」
1 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 16:48:36.63 ID:HY8gvo3S0
神「えー、去年までの春一番係が引退ということで、今年は君になったわけだけど」

春「はっ!身に余る光栄であります!」

神「あー・・・そんなに堅っ苦しくしないでいいよ?」

春「いえ!自分は妖精である前に神の兵でありますから!!」

神「(成績だけは優秀だからこの子にしたんだけど、不安だなあ・・・)そっか。まあ頑張って」

春「はっ!季節委員の名にかけてこの『春一番』ミッションを必ずやこなして見せます!!では行って参ります!!」

ふよふよふよ

神「本当に大丈夫だろうか・・・・」

ふよふよふよ

春「問題ありませんサー!」

神「あ、いやいや、戻ってこなくていいからいいから」

春「そうでありますか。では行って参ります!!」

ふよふよふよ

神「(人選間違っちゃったかなあ・・・)」


2 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 16:49:32.16 ID:HY8gvo3S0
ずどぉん

春「ポイントA-4制圧!
  うむ。やはり春一番を弾丸にし射出するというのは、我ながらいいアイディアだ」

カラス「ガーガー」

春「ん?なんだカラスか。私は今忙しいのだ。縄張りに入ったことは謝ろう。すまなかった。では私は次のポイントへ移動す・・・」

カラス「ガーーーー!」

春「なっ!!!し・・・しまった!春一番を装填した銃がっ!!!」

カラス「ガーーガーー!!」

春「うあっ!!!」


男「あー・・・店長、アルバイトを奴隷か何かと勘違いしてんじゃねえのか・・・疲れた・・・ん?なんじゃあれ」

春「うっ・・・」

男「軍服を着た虫?いや、ちっちゃい女の子?っつうか、遂に俺は幻覚を見るぐらい疲れてるってことかあ・・・入院とかやだなぁ」

春「水・・・水を・・・」

男「・・・・例え幻覚でも、無視はあんまりだよなぁ・・・」


3 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 16:49:55.80 ID:HY8gvo3S0
春「んぐっ・・んぐっ・・・」

男「おお、飲んでる飲んでる。なんか蝶に水やってる気分だ」

春「んぐっ・・ぷはあっ!・・・はっ!ここは!?」

男「おお、喋りやがった。最近の幻覚ってすげえなおい」

春「人間!?み・・・見られた!?それに・・そうだ!春一番は!?春一番はどこだっ!?」

男「はい?」

春「おい人間!!私の傍に銃が落ちていなかったか?あれは大事な物だ。隠してるなら今すぐ返せ。明日の太陽はまだ拝みたいだろう?」

男「銃?お前しか落ちていなかったぞ?(えらく物騒な幻覚だなあ)」

春「本当か?隠すとためにならんぞ?貴様の口を割らせることなぞ造作もないのだ」

男「いや、だからシ知らねえっって。第一、隠す必要ねえだろ」

春「もしや貴様がスパイやもしれんではないか!もしくは・・・私の身体を・・・その・・・狙って?」

男「いやいやいや、親指サイズの女の子をどうせえっちゅうねん」


4 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 16:50:00.57 ID:FuvGYrTDO
サー……
もしや!?


5 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 16:50:11.45 ID:iHainX4V0
らきすた二期お願い


6 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 16:58:04.89 ID:HY8gvo3S0
春「とまあ、そういう訳だ」

男「季節をどうこうする妖精さんの委員会ねえ・・・」

春「うむ。私は必ずやこのミッションを成功させなくてはならない」

男「ふぅん・・・」

ぴっぽっぴっぴ

春「ん?何をしている貴様」

男「いや、実家に電話しようと思ってな。しばらく幻覚症状で入院生活になるっていったらお袋泣くかなあ・・・」

春「だから幻覚ではないと何度も言っているだろう!それとも貴様は戦士を馬鹿にしているのか!」

男「オーケー。で?その話を百歩譲って信じたとしよう。では頑張れ」

春「いや、まだ話は続く。貴様、私の支配下になれ。選択肢はイエスのみだ。もし断ったら・・・」

男「その折れた爪楊枝みたいなナイフでどうする気だよおい」

春「クククッ・・・これを爪の間に差し込み、こう・・・ペリッっとな?」

男「いたっ!聞いただけでいてえっ!!あー・・・なんでこんなの拾っちゃったかなあ・・・」


7 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/03/20(木) 16:59:55.11 ID:4Il2GwEl0
期待していいのかこれは


8 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:04:13.34 ID:HY8gvo3S0
男「爪は嫌だし、まあ困ってるみたいだから・・・」

春「ああ!?声が小さいぞ!!イエスか!?もしくはイエスか!?はっきりせんかあっ!」

男「イエスしかねえじゃねえかおい」

春「選択肢は無いと言っただろう?」

男「へいへい・・・」

春「返事は一回っ!教育的指導っ!」

ぺしっ

男「いたっ!小さなムチだけどいてえっ!」

春「『教育有難うございました』はどうしたウジ虫っ!ていっ!ていっ!」

ぺしっぺしっ

男「いたっ!いたっ!わかった!わかりましたっ!イエス!イエスだからもう叩くなっ!」

春「だから返事は一回だブタぁっ!!」

ぺしっぺしっぺしっ

男「ひいいいいっ!!」


9 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/03/20(木) 17:07:33.52 ID:I0YzJxs10
えっと・・・・・・・









新ジャンル?


10 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:11:23.34 ID:HY8gvo3S0
男「『教育有難うございました』・・・くそっ・・・なんで俺、助けたのにこんな目にあってんだ?」

春「何か言ったかクソ虫っ!?」

男「いえ!なんでもありませんっ!(ちくしょー!!)」

春「うむ。では、私の指揮下に入ったという事で、貴様に仕事を与えてやろう。嬉しいだろ!!」

男「(なんで指先程度の大きさの奴にしたがわにゃならんのだ・・・)」

春「嬉しいかっ!!」

ぺしっ

男「は・・・はいいっ!嬉しいですっ!!」

春「うむ。ではその内容だが、私の銃を探すのだ」

男「銃?銃って『春一番』が入ってるっつう?」

春「そうだ。あれがないと私は・・・私はっ!!」

男「(やっぱ罰で消されたりすんのかなあ?)」

春「普通の妖精の格好で仕事をせねばならん!く・・・屈辱だ・・・!!」

男「はい?」


11 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:12:49.34 ID:HY8gvo3S0
>>9
「これ新ジャンルじゃなくて普通のオナニー小説じゃね?」って、今自分で書いてて思った


12 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:18:23.76 ID:HY8gvo3S0
春「貴様ら人間が妖精に対して思っているような、ふわふわぴらぴらした格好で『それー♪』とか言って風をおこすのだぞ!?嫌だっ!絶対に嫌だっ!」

男「は・・・はあ」

春「なので銃を探す」

男「はあ」

春「大体の目星は付けている。という訳で早速いくぞ!」

ふよふよふよ

男「おお、飛んでる」

ふよふよふよ

春「はやくこんかあっ!」

男「は・・・はいぃっ!」


13 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:23:38.61 ID:HY8gvo3S0
男「で?どこにあるんだ?」

春「貴様が私を見つけた私の落下地点があそこなのだから、恐らくはこの付近だと思うのだが・・・」

男「結構行き当たりばったりなのな」

ぺしっ

男「いたっ!」

春「無駄口を叩くなミトコンドリア。いいから探せ」

男「へーい・・・」


男「ないな」

春「・・・・」

男「もしかしたら誰か拾ってたりしてなあ」

春「そうだとしたら私はどうすれば・・・」

男「『それー♪』しかなくね?」

春「うわああああああああんっ!!」

ふよふよふよ


14 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:24:57.72 ID:HY8gvo3S0
んー、勢いで立てたけど、このままだと小説でしかないなあ・・・難しいな新ジャンルって


15 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:26:11.54 ID:6Ag3vLJ00
>>14
それでいいと思うぞ


16 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:28:04.11 ID:HY8gvo3S0
>>15
なら、とりあえずこの調子でいってみまーす
適度なとこでオチ付けちゃいますー


17 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:32:56.12 ID:HY8gvo3S0
男「どこ行ったんだあいつ・・・ただいまーっと」

春「遅かったな」

男「うおうっ!なんでいるんだお前!?」

春「上官が作戦本部にいて何が悪い」

男「作戦本部って・・ここ俺の部屋・・・」

春「口答えするなあっ!教育ぅっ!!」

男「うおっ!!」

ぐぅ

春「!!」

男「・・・・腹減ってんのか?」

春「・・・・うん」

男「(素直に言えばいいのに・・・)」


18 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:37:50.21 ID:HY8gvo3S0
春「はむっ!むぐっ!!!んぐんぐんぐ、はむっ!」

男「妖精がご飯と焼きジャケ食ってる姿ってシュールだなおい」

春「ひょーへいほいひひょひょひゃ」

男「取り合えず飲み込んで喋ろうな?」

春「んぐっんぐっ!ふぅ・・・妖精だって生き物だからな。腹も減るし食事だってする」

男「そういうもんなのか」

春「うむ。しかし、こういった食事は久しぶりだな」

男「ほう?やっぱ妖精だから、普段は花の蜜とか吸ってんのか?」

春「私以外の妖精はな。私は基本的にレーションだ」

男「お前、変わり者だろ?」

春「ほ・・・ほっとけ!」


20 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:44:27.18 ID:HY8gvo3S0
春「腹も膨れたことだし、明日以降の作戦を説明する」

男「待った。手伝うのは構わんが、俺はバイトあるから探せない時間があるぞ」

春「なにぃっ!?貴様!!上官の命令とアルバイト、どっちが大切だ!!」

男「いやいや、バイトしねえと金はいんねえし、第一、バイトしねえと家賃払えねえし飯も買えねえぞ?ちなみに明日はカレー作るけど?」

春「む・・・か・・・カレーか・・・うむ、仕方ない。バイトは許可しよう」

男「結構食い意地張ってるのな」

ぺしっぺしっ

男「痛い!ごめん!謝ります!!」

春「うむ。では、そのアルバイトの時間以外を探索に使おうと思う。」

男「俺に自由時間は・・・?」

春「睡眠と食事以外に必要ないだろう?」

男「(なんでこんなの拾っちゃったのかなほんと・・・)」


22 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:52:04.20 ID:HY8gvo3S0
男「ところでさ」

春「なんだ?」

男「お前ってなんか妖精っぽい技とかねえの?」

春「無いことはないが・・・貴様は私にあの格好をしろと・・・?」

男「ナイフ出して涙ぐみながら言うな。っつうか、本当にふわふわぴらぴらが嫌なのな」

春「あれを着ている奴らの気がしれん」

男「ま・・・まあ、それは置いといてだ。その軍服姿でできることはねえの?」

春「ふむ。そうだな・・・おい、ちょっと試しに私の身体を触ってみろ」

男「へ?」

春「いいから触れ」

男「よくわからんが、そんじゃあ・・・ひぎゃっ!!」

春「スタンガンだ」

男「物理攻撃じゃねえかっ!っつうか、カラスに襲われた時にそれ使えよっ!」

春「ど・・・動物を攻撃なんぞできるか!!」

男「変なとこで女の子っぽいなぁおい」


24 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 17:58:12.49 ID:HY8gvo3S0
男「んで?他には?」

春「他にはそうだな・・・地雷に手榴弾に銃にトラップに・・・・」

男「お前はどこに戦争に行くつもりなんだ?」

春「まあ、今回は基本装備だけだが、ざっとこんなとこだ」

男「どこにこんなもん隠してたんだ・・・っつうか、お前の大きさを越えてるってどういうこった?」

春「そこはほれ、時空をなんちゃらーとか便利設定なアレのアレで」

男「変なとこでファンタジーだなおい」


25 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 18:03:42.93 ID:HY8gvo3S0
春「ところでだ、少し水をもらえんか?身体を拭きたい」

男「ん?風呂か?ならちょっと待ってろ」

とぽとぽとぽー

男「ほれ」

春「なんだこれは?」

男「ん?風呂だろ?」

春「茶碗に湯を張ってるだけにしか見えんが?」

男「いやぁ、やっぱそのサイズだと基本はこれでしょ」

春「・・・・・」

びりっ

男「んぎゃあああああっ!!な・・・何すんだよおい!!」

春「や・・・やかましいわ!!貴様、私にここで脱いで肌を見せろというのか!?」

男「単に恥ずかしかっただけなのね・・・」


26 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 18:11:22.95 ID:LlJGV+eP0
飯食ってくる間残ってますよう支援


27 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 18:12:40.59 ID:HY8gvo3S0
男「ほれ、周りを囲ったから見えないぞ」

春「覗いたら殺すからな」

男「覗くかっ!」


春「ふぅ・・・」

男「湯加減はどうだ?」

春「ああ、なかなかいい塩梅だ」

男「そっか。じゃあ俺はその間にテレビでもっと・・お、映画やってる」

TV『待てっ!貴様っ!!』

ぱーんぱーん!

春「敵襲かっ!?」

男「へ?」

春「あ・・・・み・・・見るなああああああああああっ!!!!!!!!」

ばちばちばちばちっ

男「んぎゃあああああああああああっ!!!!」


28 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 18:18:28.48 ID:HY8gvo3S0
春「では睡眠を取るか」

男「へ?まだ23時なんだが」

春「寝れるときに寝る。これが戦場で生き残るポイントの一つだ」

男「ここ戦場じゃないけどな。まあいいか、俺も疲れたし」

春「うむ。という訳で私の寝床を用意しろ」

男「寝床って、俺の布団でいいんじゃねえか?」

春「貴様あっ!!私の何が狙いだあああああっ!!!」

ぺしっぺしっぺしっ

男「いたっ!いたっ!ちげえっ!!ちげえよ!!そんなに俺の部屋広くねえから、一緒の方が効率いいだろうが!!」

春「む・・・むぅ・・・」

男「まったく・・・ほんと変なとこで女の子だなおい」


29 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 18:22:57.94 ID:HY8gvo3S0
春「この境界線を越えたら死ぬと思え」

男「なんで寝るだけなのに、そんなに緊張せにゃならんのだ」

春「やかましい。では寝る」

男「へいへい・・・」


男「んー・・・」

ごろっ

どーんっ

男「んぎゃああああああああっ!!!」

春「けほっ!けほっ!き・・・貴様!!やはり夜這いをする気だったのか!!」

男「寝返りうっただけで死ぬとこだったわあああああああっ!!!ってか、布団に地雷しかけんなああああっ!!!!」


30 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/20(木) 18:23:01.88 ID:3znpw7Bn0
おもしろいぞ
がんばれ
保守



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