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「レベルアップしました。」
1 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 11:54:40.68 ID:i5MnesDN0
魔物「何を躊躇っているんだよ」
青年「そ、そんな事、僕に出来るわけないだろう?」
魔物「やってみなければ分からない。その手に持っている木の枝は何の為に使うんだ?」
青年「い、いや、杖にでも……」
魔物「……君は秘密基地を作りたい小学生か?」
青年「秘密基地ならもうある。」
魔物「それはいいから。さぁその木の枝でボクを殴れ」
青年「嫌だよ。そんな事できない。」
魔物「君は結構強情だね。じゃあ、ボクが村を襲うと言ったら?」
青年「そんな事できるはずが無い。だって君は木の枝でやられちゃうような魔物なんだろう?」
魔物「それはどうかな。村の幼女だったらあるいは」
青年「ロリコン氏ね」
魔物「う、うるさい。まともに相手をしてくれるのが幼女だけとかそんな事はない!」
魔物「そんな事より早く。ボクを倒すんだ。早くしないと君の妹をネチョネチョしちゃうよ」

青年「悪いけど買い物を頼まれているんだ。僕は行くよ。」
魔物「なんて、薄情な奴なんだ。くそ、こうなったら!」
青年「うわ!魔物が体当たりしてきた!しかもダメージを食らったのは魔物の方だった!」
魔物「ボクの負けだ。さぁ買い物とやらに行くがよい。」
青年「なんて弱さだ!」

――青年はレベルアップしました。


2 :VIPがお送りします [] :2009/08/22(土) 11:55:40.90 ID:gRDBm/3aO
ながい


3 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 11:55:54.70 ID:i5MnesDN0
青年「ったく、何だったんだ。さっきのは」
青年の妹「あ、おかえりなさい。」
青年「起きていたのか?ダメじゃないか寝てないと」
妹「だって、今日は天気が良いんだもの。たまには外に出てみたいな」
青年「お前は病気なんだから寝ていないとだめだよ。」
妹「むう」
青年「でも、そうだな。ちょっとだけ散歩にでもいこうか。」

妹「変な魔物?」
青年「ああ、なんか知らんが体当たりで倒れるような弱い魔物だった。」
妹「体当たり?お兄ちゃんが?」
青年「いや魔物が。」
妹「(なんとなく、昨日より雰囲気が違うのはその所為かなあ)」

女「おい!青年!」
青年「な、なんだ?」
女「妹は預かった!返して欲しければ私を倒すが良い!」
青年「な、いつのまに!妹ー!」
妹「お兄ちゃん助けて!」
女「ほれ、ほれ。大事な妹があーんなことやこーんなことされちゃうぞ」
青年「く、卑怯なやつだ……。」
女「お前が手にしている。木の枝で私を倒すが良い。」
青年「(なんで僕はこんなものを!?)」
女「こないなら、こっちから行くぞ!ふぁーいあー」
青年「うわ!魔法使いなんて!くそ、こうなったら!てりゃ」
女魔法使い「きゃあー!」
青年「なんて弱さだ!」
女魔法使い「魔法使いは防御力が低いのよ。」

――青年はレベルアップしました。


4 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 11:56:38.16 ID:i5MnesDN0
魔物「良い感じで計画通り進んでいるな。」
メイド「楽しそうですね。魔王様」
魔物改め魔王「ああ、正直楽しいよ。」
メイド「楽しまれるのは結構ですが、どういうつもりですか?」
魔王「うーん。気晴らし」
メイド「……それでは、帰りますよ。貴方を待っているものがいますから。」
魔王「待っているもの?なんだそれは」
メイド「デスクに積みあがった書類です。」
魔王「……」
メイド「ほら!逃げないでください!皆貴方宛のラブレターばかりですから。」
魔王「ラブレターに判子は押さないでしょ。それに前から思ってたんだけど魔王が判子ってどうなの?」
メイド「サインでも構いませんが、全て手書きでお願いしますね」
魔王「……判子で我慢するよ。」
メイド「賢明なご判断です。」


5 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 11:57:21.64 ID:i5MnesDN0
魔王「さすがに腕が疲れたなー。」
メイド「回復魔法を使用しますか?」
魔王「いや、良い。それより珈琲をお願いする。」
メイド「書類を汚さないでくださいね。どうぞ、出来ました。」
魔王「早いね。さすがは君だ。」
メイド「お褒め頂有難うございます。」
魔王「そういえば、君の種族はなんだっけ。」
メイド「サキュバスですよ。ちなみにこれをお伝えするのは12回目です。」
魔王「そうだった。最近もの忘れが激しくなった気がするよ。」
メイド「まだまだ魔王様には頑張ってくれないと困ります。」
魔王「それにしてもメイドの癖に淫魔か。」
メイド「なにか?」
魔王「い、いや、何でもないんだ!そんな怖い目をしなくてもいいだろう。」
メイド「ちゃんと翼だってありますよ?見ますか?」
魔王「いや、遠慮しておく。なんだか君のイメージが壊れそうだ。」
メイド「そうですか」


6 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 11:58:22.17 ID:i5MnesDN0
魔王「それにしても、君が淫魔だったとはね。」
メイド「意外ですか?」
魔王「うん。意外だ。君ってメイドとしては完璧なんだけど、あまり人間味が感じられなかったから」
メイド「人間じゃありませんから。」
魔王「いや、そうなんだけど、魔族ってのは本来の人間より人間臭い奴多いからなー」
メイド「確かにそうですね。けれど、淫魔にだって色んな性格のものがいますよ。」
魔王「それもそうだね。魔王にも色んな性格の奴がいるものだ。」
メイド「魔王様はちょっと大人しすぎる気もしますが。」
魔王「良いんだよ、どうせ魔王なんて事務職なんだから」
メイド「そろそろ、仕事に戻られたらどうです?」
魔王「魔王が毎日判子ばかり押してるって知ったら皆どう思うんだろうな。」
メイド「魔王が居なくなってしまうので困りますね。」
魔王「平和な世界じゃないか。」
メイド「本当に平和になれるのなら良いんですけどね。」


7 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 11:59:23.95 ID:i5MnesDN0
魔王「しかし、毎日毎日判子を押しているけど、これは何の書類なんだか。」
メイド「それは、A村の襲撃許可申請書ですね。」
魔王「なんだって?A村はダメだ。子どもが多い。G町じゃダメかな。」
メイド「G町、あるいはD街なんかは如何でしょうか。」
魔王「そうだね。お年寄り達には申し訳ない気がするけど、子どもを失うのはまずい」
メイド「分かりました。こちらの方で処理しておきます。」
魔王「お願いするよ。それでこっちは、と」
メイド「Y町の襲撃申請ですね。」
魔王「却下だ!」
メイド「何故です?」
魔王「襲撃理由が女が欲しいなんて許可できるわけがない!低俗な魔物どもめ!」
メイド「仕方ありませんね。」
魔王「君の種族の仲間で暇な奴はいないか?」
メイド「この魔物たちの相手をさせるのですか?」
魔王「手が空いてるもので良いんだ。」
メイド「淫魔にも相手を選ぶ権利くらいありますよ。」
魔王「気に食わなかったらこの世から消し去ってやれ。」
メイド「分かりました。が、出来ますかね?」
魔王「出来ないのか?」
メイド「魔王様より強い魔物ですと……。」
魔王「ボクは君に勝てる気がしないのだけど」


8 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:00:17.97 ID:i5MnesDN0
魔王「さすがに疲れてきたな。」
メイド「二週間ほど寝ていないですからね。」
魔王「あれ?そんなに寝てないのか。」
メイド「肩でも揉んで差し上げましょうか?」
魔王「ああ、頼むよ。やっぱり人間の姿だと疲れやすいな。」
メイド「特別に回復魔法も追加しておきますね。」
魔王「なんだか今日は優しいね。それに最近はどこか楽しそうだ。」
メイド「そうでしょうか?そうだとしたら原因は魔王様ですね。」
魔王「ボクが?何かしたのか?」
メイド「最近は仕事を頑張ってらっしゃいます。その所為か私の仕事も増えておりますので。」
魔王「君は仕事が増えるのが嬉しいのか?」
メイド「いいえ。ですが、魔王様がくださる仕事は以前より遣り甲斐があります。」
魔王「確かに今までは判子を押したら後は任せてたからなあ。」
メイド「魔王様が魔王らしくなってきたようでなによりです。」
魔王「事務処理が魔王らしいってどういうことだよ。」

――魔王はちょっとレベルアップしました。


9 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:01:03.27 ID:i5MnesDN0
魔王「ちょっと余裕が出来てきたな。」
メイド「はい。最近は書類の数も減ってきました。」
魔王「そうなのか?気づかなかったが何故減ったんだ?」
メイド「以前は魔王様がどんなものにも判子を押していた所為で、なんでも許可が通ると思っていた輩が多かったようです。」
魔王「そうだったのか……しかし、こう減ってしまうとやはり暇だな。」
メイド「そうですね。最近は自称勇者達が襲撃してくる事も減ってきていますし」
魔王「何?それは由々しき事態だ。たまには気晴らしにでも行こうか」
メイド「気晴らしですか?」
魔王「うん、気晴らしだよ。」


10 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:02:40.01 ID:i5MnesDN0
女魔法使い「仲間になって」
青年「嫌だ」
女魔法使い「私がお願いしてるんだから、ちょっと聞いてくれても良いじゃない!」
青年「何度来たって無駄だよ。大体この間のようなことしておいて良くも平気でそんな事を言えるね。」
女魔法使い「あ、あれについては謝ってるでしょ?」
青年「大体なんで僕なんだよ。」
女魔法使い「貴方には才能があるって聞いたのよ。」
青年「それだよそれ。僕にそんな才能があるわけないだろう?誰から聞いたか知らないけどそんなの嘘だよ。」
女魔法使い「そんな……。」
青年「君だって本当はかなり強いんだろう?もっと君に合う人がいるはずだよ。」
女魔法使い「う……。」
青年「大体あの“ふぁーいあー”ってなんだよ。」
女魔法使い「絶対に相手に当たらない魔法よ。さーんだーとあーいすもあるわ。」
青年「僕はそんなに手加減されていたのか……」
女魔法使い「だって、自信をつけさせたら、凄く強くなる可能性があるって聞いたんだもの」
青年「君って騙されやすいとか言われない?」
女魔法使い「壷なら買ったことあるわ!」
青年「……」


11 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:04:42.89 ID:i5MnesDN0
妹「お兄ちゃん、お客さん来ているの?」
青年「ああ、いつもの魔法使いだ。」
女魔法使い「あ、妹さんじゃない。体の調子はどう?」
妹「女魔法使いさん!最近は良い感じです。これも回復魔法のおかげかな。」
青年「回復魔法?君は回復魔法も使えるのか?」
女魔法使い「大地の力を使った魔法よ。」
青年「回復魔法が使えるなんてかなり高位の魔法使いなんじゃないか」
女魔法使い「私は回復魔法って結構得意なのよ。」
青年「まったく、それならギルドに行けば、いくらでもパーティー組めるだろう?」
女魔法使い「そうだけど、それじゃダメなのよ!……それにしてもやけに詳しいわね?」
妹「お兄ちゃん昔は冒険とかにあこがれてたんですよ。」
青年「う……。」
女魔法使い「!それなら私と一緒に冒険してよ!」
青年「無理だよ。僕にはやらなきゃいけないことがあるから。」
女魔法使い「やらなきゃいけないこと?」
妹「お兄ちゃん私のことで遠慮してるんでしょ……?」
青年「遠慮とかじゃなくて、僕がやりたいからやってるんだ。」
妹「最近は女魔法使いさんのおかげで調子も良いし、それに村の人も助けてくれる。だから、お兄ちゃんはお兄ちゃんのやりたい事やってほしいよ。」
青年「僕はやりたいことやってるよ。」
妹「嘘。お兄ちゃんの秘密基地には冒険グッズがいっぱいあるのは知ってるんだから。」
青年「あ、あれは、しゅ、趣味だよ。」


12 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:05:36.58 ID:i5MnesDN0
青年「とにかく、僕にはそんな才能ないし、冒険が出来るような力もないんだ。」
女魔法使い「やってみなければわからないじゃない。」
青年「やってみなくてもわかるよ。諦めてくれ。」
女魔法使い「はぁ……やっぱりダメなのかしら。」

村女「きゃー!魔物よー!」

女魔法使い・青年「なに?」
魔物「ふははは!殺されたくなかったら、我を倒すが良い!」
女魔法使い「く、強そうね……」
青年「嘘?この前僕にやられてたけど?」
魔物(魔王)「お。お前はこの前の青年じゃないか」
青年「何しに来たんだ?」
魔物(魔王)「村を襲いにきた。」
青年「帰ってくれ。」
魔物(魔王)「帰って欲しければボクを倒せば良い。」


13 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:07:06.27 ID:i5MnesDN0
青年「さっさとやっちゃってくれよ。魔法使いさん」
女魔法使い「貴方には分からないの?そんな簡単に倒せる相手じゃないのよ……。」
青年「嘘だろ?」
魔物(魔王)「嘘かどうか、君が試してみれば良い。その木の枝で」
青年「って、なんで僕はまたこんなものを持っているんだ!?」
魔物(魔王)「どうした?早くしないと村が大変なことになってしまうぞ?」
青年「馬鹿馬鹿しいね。やれるものなら、やってみればいいさ。」
女魔法使い「正気なの!?」
青年「どうせ出来っこないさ。僕が何もしないでやられちゃうような魔物なんだから。」
魔物(魔王)「本当にそうなのか?やられてしまってからじゃ、遅いのだぞ?」
女魔法使い「そ、そんな事させないわ!」
魔物(魔王)「お前は黙っていろ……」
女魔法使い「ひゃあ!」
青年「何もされていないのに、何をビビッているんだよ。」
女魔法使い「じゃ、じゃあ貴方がやってみればいいじゃない!」
魔物(魔王)「そうだ。君がやってみれば良い。案外君なら倒せるかもしれないよ?」
青年「女魔法使いができないなら、僕にも出来るわけないだろう?」
魔物(魔王)「本当は逃げているだけなんじゃないか?ただ出来ない事を知るのが怖いだけなんじゃないか?」
青年「!?」


14 :VIPがお送りします [] :2009/08/22(土) 12:07:19.09 ID:8K9JZjM60
支援する


15 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:07:57.07 ID:i5MnesDN0
魔物(魔王)「そうやって逃げ道を作って、本当は失敗するのが怖いんだろ?」
青年「そ、そんなこと……」
魔物(魔王)「そんな事ないなら、やってみればいいじゃないか。何一つ試した事も無いくせに出来ないと決め付けてばかりじゃ前に進まないぞ?」
青年「……前に、進まなくたって良い……」
魔物(魔王)「本当にそうなのか?村が焼き払われてからじゃ遅いんだぞ?」
青年「……。」
魔物(魔王)「仕方が無いな。試すことも出来ない君の所為で、多くの人が死ぬかも知れないが……それも仕方が無いことだな。」
青年「……くそっ!お前に……」
魔物(魔王)「ん?なんだ?」
青年「お前に、僕のなにが分かる!」


16 :VIPがお送りします [] :2009/08/22(土) 12:08:13.81 ID:o7pBo4uqO
かまわんつづけろ


17 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:09:06.77 ID:i5MnesDN0
魔物(魔王)「そうだ!その調子だ!今回は簡単にはやられないぞ?」
青年「うるさい!黙れロリコン!」
魔物(魔王)「ろ、ロリコンは酷い……。ソォイ!」
青年「ぐ……!」
女魔法使い「い、今助けるわ!」
メイド「それは困ります。」
女魔法使い「あ、貴方は!」
メイド「貴方には私の相手をしてもらいます。戦闘は久々なので手加減できかねますが。」
女魔法使い「(何なの?前にみたときはこんな力を持っているなんて感じなかったのに……)」

魔物(魔王)「どうした?もう終わりか?」
青年「まだだ……!ロリコンはこの世から抹殺しなければ」
魔物(魔王)「理由それなの!?」
青年「そういえば君は、僕の妹がどうとか言っていたよな?」
魔物(魔王)「そ、それがどうした?」
青年「ふふふ……。絶 対 に 殺 す」
魔物(魔王)「(やべえ……顔つきが変わった……。ちょっと怖い……)」


18 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:09:52.43 ID:i5MnesDN0
メイド「余所見をしている暇はありませんよ?」
女魔法使い「くっ!」
メイド「(中々強いですね。フフ、久々の戦闘。血が疼くわ。)」
女魔法使い「何が目的なの?私に変なこと吹き込んだりして」
メイド「変な事?」
女魔法使い「変な事でしょ?勇者になる可能性のある人を紹介してくれたと思ったら、ただの青年じゃない。」
メイド「その可能性はあるみたいですよ?」
女魔法使い「それじゃあ、この村を襲っているのはどういう理由よ」
メイド「さぁ、気まぐれじゃないかしら?(本当に私も理由は知らないのよね。なんとなく分かるけど)


19 :VIPがお送りします [] :2009/08/22(土) 12:10:25.87 ID:2/ZUMtHPO
壮絶な読みにくさ


20 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:11:33.29 ID:i5MnesDN0
魔物(魔王)「ボクの負けだ。降参だよ」
青年・女魔法使い「え?」
魔物(魔王)「それじゃあ、ボクらは引き上げようか」
メイド「はい。分かりました。」

青年「どういうことだ?」
女魔法使い「分からないけど……手加減されていたわ」
青年「手加減?どうして?」
女魔法使い「分からないわ……。メイドの格好をした女の人もかなりの力を持っていた……。」
青年「まぁ、なんとかなったから良かったのかな……。」
女魔法使い「そ、そうね。」
青年「それじゃあ帰ろうか。」
女魔法使い「……。」
青年「どうしたんだ?座り込んだりなんかして」
女魔法使い「た、立てない……」
青年「……は?」
女魔法使い「だ、だって怖かったんだもんっ……!」
青年「ぷっ!」
女魔法使い「……わ、笑うな!」

――女魔法使いはレベルアップしました。
――青年は主人公にレベルアップしました。


21 :VIPがお送りします [] :2009/08/22(土) 12:11:54.20 ID:EhiauxM20
やらないか?


22 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:12:36.16 ID:i5MnesDN0
魔王「いやあ、久々に気晴らしできて楽しかったなー」
メイド「本来の目的を忘れていませんか?」
魔王「本来の目的?」
メイド「もっと大きな街を攻撃して、勇者として立ち向かわせるものを増やすのでは?」
魔王「ああ、そういえばそうだったっけ。」
メイド「それにしても、やけにあの青年に肩入れをしますね。」
魔王「まぁね。なんだい、気になるのか?」
メイド「いえ、そういうわけでは」
魔王「別に気にしなくていいよ。ただね、ちょっと……」
メイド「……?」
魔王「気になるだけさ。昔のボクに少し似ているからね。」
メイド「……。」


24 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:16:38.29 ID:i5MnesDN0
とりあえず第一章終わり。

>>2
すまん

>>14>>16
有難う

>>19
すまん。
かなり読みにくいのは分かっていたが、もうちょっと頑張ればよかったかな。

>>21
やらねーよ



25 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/22(土) 12:21:20.85 ID:i5MnesDN0
SS初投稿なので、続きは反応を見ようと思ってる。

少しづつ書いていければいいのだが、俺にはそんなスキルないのでまた少したまったらまた投下する。
それまでに落ちてなければ、ね




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