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意地悪なメイド3
740 :パー速民がお送りします [sage;saga] :2010/06/15(火) 00:45:56.96 ID:dnNEbwk0
「ねぇ」

目の前の女は、久々に見る極上のモノだった。
だが、いつものようにただ暇つぶしに遊び相手を探すような女とは違う雰囲気。
何とも言いがたい違和感がある。

「あ、えっと。何すか? 俺、終電逃しちゃって困ってるんすよ。たはは」

まずはいつも通りお決まりの言葉を出す。
気があるならば食いついてくるし、そうでもないならさっさとどこかへいくだろう。
けれどその女はしばらく黙り込む。

「大丈夫っすか? えっと、お姉さん、でいいのかな?」

柔和な笑みを浮かべ、少しでも打ち解けてもらえるよう努力をする。
そんな対応に、何かを考え、彼女は口を開く。

「名前。あなたの。何ていうの?」

「俺? 俺は命って言うんすよ。お姉さんは?」

「私……名前」

口の中で何かを呟き、また沈黙が続く。
何だろうか。この反応は。全く脈がないとは言わないが、何か違うような気がする。

「そうね。名前は……忘れたわ。でもそうね、呼ぶならこう呼んで」





「『委員長』ってね」




小雨の中。二人は出会った。


741 :パー速民がお送りします [sage;saga] :2010/06/15(火) 00:47:07.82 ID:dnNEbwk0
時は少し遡る。

雨音が静々と耳元を掠める。
それを遮るように掲げた携帯電話からはコール音。
他人からのものではなく、自分から発信する音だ。
ワンコール。ツーコール。数コールの時を置いて切り替わるお決まりの留守番サービスの言葉。
苛立ちを隠そうともせずに舌打ちをひとつ。腰を上げる気にもなれずふと見上げる。

都心にほど近い、駅前の広場。正確にはその一角にある店舗の軒先。
夜の帳が下りてなお、ここは明るく道行く人、同じように雨宿りする人を照らす。
その誰もが携帯電話を片手に、誰かと会話や待ち合わせをしているのだろう。
この明るさの元が似合う、そんな雰囲気がありありと伝わってくる。

だからこそ、自分の孤独がひどく強いものに感じてしまう。
そのこと自体はいい。こうやって孤独な雰囲気は“釣れる”からだ。

都心に近いこの場所。より正確に言えば都心で働く人間の帰る街。
いわゆるベッドタウンと呼ばれる住宅がほど近い場所。
休日も過ごしやすいよう、開発の進んだこの場所は老若男女問わず人が集まる。
勿論、そうは言うが特に若者が多いのは確かだ。
だからよくここに来る。地元、自身が住む家の近くは閑静であるから気が付けばここにいる。
そう、ここは彼にとって釣堀だった。


いつもならばそろそろ声をかけられてもいい頃合だが、今日はまだらしい。
夜も遅い時間。そろそろ終電の時間である。それでもその場を動くつもりはなかった。

ここならば暇を持て余した女が釣れるからだ。

自分の容姿が他者よりも優れていることは把握している。
そしてその生かし方もまた。だからこそ、今まではさほど時間をかけずにうまくいっていた。
だが今日に限っては珍しく待たされている。どうにも良くない。
雨によって人通りが少なくなっていることもあるし、平日だということもまたネックだ。
それでも今までにない違和感はあった。


742 :パー速民がお送りします [sage;saga] :2010/06/15(火) 00:48:27.90 ID:dnNEbwk0
今日はそういう日ではないのかもしれない。

いつもなら数コールと待たずに、彼のお気に入りの少女達の誰かが釣れてもいいはず。
それすら誰一人捕まらず、ただ悶々とした気分だけを持て余す。

だから今日はそういう日ではないのだ。と思わなければ苛々とした気持ちが収まらない。
いつからだろう。他人を。異性を。その温もりを求めるようになったのは。
それもただ傍にいればいいなどとは思わない。触れて、求め、互いに快楽を得る。
時には一方的に得ていることもあるし、相手に与えてやることもある。
とにかく肌を重ね合わせていなければ不安になるのだ。

家庭の環境に問題があったなどとは思わない。
多少特殊な家系であることは理解しているし、それで何か害を被ったことはない。


では何故こうなったのだろうか。……きっとそれは自分の力がそれしかないからだ。


父は男性として魅力的だった、と聞いている。だが、それ以上に何か人を惹きつけるモノがある。
それは自分が彼の子だから分かる。根本的に、求められる人材なのだ。
母は自由だった。女性として魅力的であるが、壊滅的に人に求められる人材ではない。
それでも父にとっては何者にも変えがたい存在だった。それだけで十分なのだ。
そして、何よりも分かりやすい形で力があった。
それは娘であり、同じ立場にあるはずの存在も引き継いでいた。
彼女もまた自由であったが、父の魅力と、母の強さを併せ持つ。そんな生き方をしている。
正直に言えば、うらやましい。


743 :パー速民がお送りします [sage;saga] :2010/06/15(火) 00:48:55.28 ID:dnNEbwk0
何故なら、自分はそれらに比べてあまりにも凡夫だったから。
唯一持っていた武器が、父と母の器量を、そっくりそのまま受け継いだことだろう。
だから、思春期を迎えるころには異性に不自由しなかった。
その味を知り、とにかく食らった。相手を喜ばせる方法なんてそれしか知らなかった。
だからだろうか。今の自分にあるアイデンティティがそんなものなのは。

だが、いい。それでもいい。
父にも母にも出来なかった行き方をしてみよう。
いずれ自分は何か、取り返しの付かない破滅を迎えるであろうことは何となく感じる。
だが、いい。それで、いい。

静々と。控えめな音を受け入れ、彼は下げていた視線をそっとあげる。
そこに、女がいた。






久々の街は明るい場所だった。同じ日本でもこういった場所を訪れるのは久しぶりだろう。
職に就き、結局全てに疲れ家に戻り、子を産み、しかし家を出、やがて終わりを求めるように生きてきた。
空っぽな自分はただ言われたままに働いていた。欧州の片田舎から、中南米の秘境も訪れた。
日本に帰れば地図に載らないような場所を訪れ、仕事を終えればまたどこかへとでかける。
そんな終わりのない生活をただ機械的に過ごしていた彼女が、本当にすっぽりとスケジュールが空いてしまったのはただの偶然だった。
次の仕事が入るまで、動きのとりやすい場所を、と与えられた場所がこの駅にほど近いホテルの一室。
そこでただひたすら時間を潰すことだけでよかった。……はずだった。


744 :パー速民がお送りします [] :2010/06/15(火) 00:49:25.34 ID:dnNEbwk0

何の気まぐれか、食料を買出しに出かけてしまった。
いつも通り、口に含めるものなら、ホテルのルームサービスあたりで良かったはずなのに。
懐かしい人物の声を聞き、何となく、昔を思い出してしまったから。
だから自炊なんてしたくなった。

買い込んだパスタとホールトマト。そして少ない材料。
味なんてもうほとんどわからないはずなのに。

自嘲気味にそんなことを思いながら、ふと見る先。


「え……」

心臓が止まるかと思った。
いや、違う。止まっていた心臓が、動き出した気がした。


745 :パー速民がお送りします [sage;saga] :2010/06/15(火) 00:54:30.81 ID:dnNEbwk0
「名前。あなたの。何ていうの?」

「俺? 俺は命って言うんすよ。お姉さんは?」

「そうね。名前は……忘れたわ。でもそうね、呼ぶならこう呼んで」

「『委員長』ってね」



「委員長? えっと、あー」

不思議なことを言う人もいたものだ、と思う。
なんだかこの女性には似合わないような気がする。
そういった俗世的な名称ではなく、もっと浮世離れした印象。
だからこそ、合わないと思う。

「委員長、って。何のっすか」

「そうね。掃除の係のかしら」

「はぁ……美化委員、みたいな?」

「そんなところよ」

艶やかに微笑む女性。
とりあえず、印象は悪くないのだろう。

「えっと、それ、食い物っすか? 俺、なんかめちゃくちゃ腹減っちゃってるんすよねー。とか言ってみたりして」

「いいわよ。ご馳走してあげる。付いてくる?」

「え? マジで!? いくいく! ラッキー、いや、お姉さんありがと!」

「いいわよ。それと、呼ぶときは」

「さんきゅ、“いいんちょ”!」

ぴたり、と刻が止まった気がした。


746 :パー速民がお送りします [sage;saga] :2010/06/15(火) 00:59:23.58 ID:dnNEbwk0
本能的にヤバイ、と思う。もしかしてとんでもない地雷を踏み抜いたのではないか。
空気に敏感な命はそう思うほどの空気の変化を感じた。

だが、それに対して、

「……お安い御用よ」

何故だか、泣きそうな。
けれどどこか懐かしむような。
綺麗な。それは彼が今まで見てきた女性の中ではいない、強烈な印象を与える微笑だった。


「あ……いや、えっと」

「さ、付いてきなさい。すぐそこだから」

そう言って指された場所は、駅とほぼ一体の高級なホテルだ。
本当にあたりを引いた! と普段ならばガッツポーズなどとりそうな命だったが、今はそんな気分になれなかった。

心臓がどくん、と音を鳴らした。







それは彼女も同じだった。
ここ数年間。止まっていたと思っていた心臓が動き出した。
そんな印象さえあるこの時間。
どこか浮かれそうになる自分だったが、すぐに心は乾いていく。


結局、逃れられないのか、と。





こうして出会った二人。
そうして始まる、次の世代の物語。


810 名前:【思春期を殺した委員長の翼】 [sage;saga] 投稿日:2010/07/01(木) 23:21:45.90 ID:MA1gFTM0
「は、っひ……は、ぐ」

とんでもないところへ来た、と思う。
なんでまた俺はこんなところにいるんだろう。
日本って国は平和なんだって思ってたし、辺境の地なんていっても高が知れてる。
今や衛星から全部丸見えの時代に、なんて場所があるんだと思う。
森林に囲まれ、あたりに人が生活している様子もなく。
さりとて都心からたいして移動していないはずなのに。
いや、そんなことよりも、だ。

「おい、待て! 待てよ!!」

途切れる呼吸の中、やと搾り出した声は自分のものとは思えない。
走り出す前に、やつは確かに追いつけなくてもいい、見失わなければなんていっていた。
それに俺は鼻で笑い、俺が先に捕まえるだのなんだのほざいていたっけか。
それがどうだ。ひたすら先を走るあのトレンチコートとポニーテールがかろうじての目印程度。
視界も足場も悪いこの場所を、初見だと言っておきながらこの速さ。冗談ではない。
恐らく声なんて届いていない。それでも何とか追いすがろうとするのはもはや意地からだ。

「……くそ!!」

悪態をつき、必死に足を動かす。
目の前を走るいいんちょを見失わないために。


811 名前:パー速民がお送りします [sage;saga] 投稿日:2010/07/01(木) 23:22:08.85 ID:MA1gFTM0
「はっ、はっ!」

唐突に視界が開けた、と思った瞬間にはその背中にぶつかる。

「ど、わ!」

どすん、とかなりの勢いがついたことをあらわす音をたてて俺はしりもちをつく。
のだが、何故突っ立ってるだけの女一人にこかされてるいるんだろう、俺は。

「……くそ!」

ここまでの道のりを含め、色々な意味の悪態をつきつつ起き上がる。
横に並び、いいんちょの視線の先を見る。

「げっ」

そこは切り立った崖。向こう岸まで十何メートルと離れている。
多少の高低差があり、こちらのほうが高所にあるとはいえ、そこの見えない谷が口をあける。
まさか、とは思うが隣を伺えばそこには向こう岸、そのさらに先に目を見据えるいいんちょの横顔。

「まさか、だろ?」

「そのまさかね。命、あなたはどうにかして向こう岸に渡りなさい。私は先にいくから」

「ちょ、ま……!」

冗談にしても笑えないし、マジならもっと笑えない。
それでも俺は引きつった笑みを浮かべるしかなかった。

ほぼ助走をつけることなく、いいんちょは跳ぶ。

俺はそのめちゃくちゃな女の背中に、翼でもあるんじゃないかと思うしかなかった。

えらく長い滞空時間のあと、いいんちょは向こう岸へと着地する。
決して格好のいい着地ではないし、ごろごろと無様に転がる姿にざまぁない、と思う。
だが次の瞬間にばねでも仕掛けられてるんじゃないかと思うような動作で、森の奥へと駆け出す。
ぽかん、と。その背中を見送ってしばらく。俺は我にかえる。

「って、待てよ! わたって来いって言ったって、橋なんてねぇだろ!」

ここまでの道のりにおいて一切人の手が加わった様子はない。
いいんちょからは色々なサバイバルグッズを預かってはいるが、その中で役立つものがあるかどうか。

つまりわたって来い、とは。

「……ああああああ、もう!! わぁったよ! いくよ、いってやる!!!」

命、人生初の命がけのダイブを敢行する。
派手な助走と跳躍、一瞬踏み外しかけた足を無理矢理前へ。
映画のワンシーンのようなその場面。
しかしながらその雄姿は誰にも観測されることなかった。


812 名前:パー速民がお送りします [sage;saga] 投稿日:2010/07/01(木) 23:24:15.52 ID:MA1gFTM0
メ「……え?」
委員長「え? とは何よ、え? とは」
メ「だってこれ……え?」
委員長「退魔シリーズよ。何か文句ある?」
メ「だってこの……え?」
委員長「いい加減にしないと撃つわよ?」
メ「ひっ?!」



というわけで、お題から勝手に膨らませようシリーズ。
いいんちょ退魔夜行 『獣面人編』の予告でもいってみます。

……ちゃ、ちゃんといじメイも更新しますからね?


813 名前:パー速民がお送りします [sage;saga] 投稿日:2010/07/01(木) 23:37:55.46 ID:MA1gFTM0
「タバコかよ。女のくせに」
「あら、偏見ね。それにタバコなんて吸わないわよ」
「は? だってそれ……」
「クスリよ。これから動くのにニコチンなんて必要ないでしょ。あなたも吸うかしら?」
「ば!? す、吸うか! つうか何てもんを!!!?」

ただ日常に飽きた。そんな子供みたいな言い分で俺は不思議な女についていくことになる。

「暑くねぇの? そのコート」
「便利よ。この国だと。いろいろ隠せるもの」
「……めっちゃくちゃガチャガチャいってるもんな。見せなくていいからな。共犯者は嫌だ」

出会いこそ普通の男女のそれ。しかし甘い一夜を吹き飛ばす一言。

「刺激がほしいならいくらでもあげるわよ。少なくとも日常が恋しくなるくらいには」
「……俺は既に自分の齢の倍以上の女を抱いたって時点で刺激がヤバすぎてどうにかなりそうだ。20代後半だと思ったのに」
「ありがと。けど、正真正銘、あなたの父親くらいの年齢だから」
「あああああ、マジかよおおおおおお!」

そして気づけば深い森の中。そして非日常への入り口。

「い、今のやつ、……顔が」
「追うわよ」
「は? あ、ちょ、まてよ!!」

邂逅。捕縛。解体。

「おい!」
「何かしら? 邪魔しないでくれる?」
「ころすな。……そいつ、人間なんだろ」
「なりそこないよ。私と同じで」

香るは麝香。汗と硝煙と血の匂いを覆う、彼女の匂い。

「抱いてみる? 今、すごく、そんな気分だわ」
「誰が……お前なんか!!」

そして、訪れる運命の時。

「あなた。銃を撃ったことは? 人外に出会ったことは? 誰かをころしたことは?」
「……ある、かよ」
「そう。おめでとう。童貞卒業よ、ボウヤ」

果たして! その結末は!
いいんちょ退魔夜行! ちょびちょびお題を利用して公開予定。それなりにご期待ください。

「お、おい。いいんちょの計算だと確か人型サイズの最大は2m前後なんだよな?」
「GURAAAAAAAAA!!!!」
「……ごめんなさい。計算違いなんて高校以来だわ。……数学は得意科目だったつもりだったけれど」
「命に関わる計算間違いしてんじゃねえええええええ!?」


820 名前:パー速民がお送りします [sage] 投稿日:2010/07/06(火) 23:34:44.98 ID:lHaxLAco
命が手も足も出ないエロさに豹変してたいいんちょ
さんざん仕込まれて命のエロ事スキルが更にパワーアップ
な妄想をしてみたww


821 名前:パー速民がお送りします [sage] 投稿日:2010/07/07(水) 01:54:02.83 ID:BOQ87EAO
メ「完全に意地悪分が不足していた証! つまりは私が居なくなってみんな寂しかったんですね!」
男「そうか?」
メ「あんなポンコツ二代目ですら懐かしがられるんだから間違いないです」
め「機能不全で言えばそちらの方が著しいかと。つまりその発言は否定します」
メ「ええい小癪な。新キャラは大人しく旧キャラに淘汰されればいいのに!」
男「普通逆だろ」
メ「な、なんだってー!」




でもまぁメイドが出てなかったのは事実。
スレタイから離れてた最近なのでレスしづらくて本当すみません……ww



委員長「でも止めないわよ。何と呼ばれても」
妹「アサルトショットガン構えながら言うと怖すぎるよ……」



ちなみに命くんのテクニックは現状で既に父より上。
それが委員長にもまれるということは……
完全に18禁展開要員な気がするけど気にしない!



では今夜もお題〜


825 名前:【ヤムいいんチャ】 [sage] 投稿日:2010/07/07(水) 02:22:17.42 ID:BOQ87EAO
命「おい、追い詰められたぞ!」
委員長「みたいね」
命「みたいねって……危機感ないのか、あんた! 絶体絶命だろ、これ!」
委員長「そうかもしれないわね」
命「……っ、ああもう! 最悪だよ、どうすんだよ、これ!」
委員長「命」
命「なんだよ!?」
委員長「あなたは私が護るわ」
命「……は?」
委員長「下がってなさい」

ばっ

命「え、あ、おい?!」
委員長「……っ!」

ピン……カッ!!
ドゴン!!!


命「のぁ?!」

ゴロゴロ

命「い、っつつ……って、まさか委員長、さっきの手流弾を!? 何無茶してんだよ!」
命「そんなことされたって嬉しくねぇよ! つぅかどうすんだよ、これから!」
命「俺を護ってくれんだろ!? ひとりにすんなよ! 返事しろよ、いいんちょ! なぁ、いいんちょってば!」

……

命「……くそ! なんで、何やってんだよバカ……」
委員長「うるさい、子ね」
命「!!」
委員長「おちおち……寝かせても、くれないなんて。……っ。全く、世話が焼け……」
命「あ、ああ……そうだよ! まだあんたが居なきゃ俺はダメなんだよ! だから……」

ドサッ

命「いいんちょ?」
委員長「……」
命「いいんちょぉぉおおお!!」


827 名前:パー速民がお送りします [sage] 投稿日:2010/07/07(水) 12:36:21.21 ID:BOQ87EAO
シリアスなふりしたギャグシーン!
帰ったらヤムチャのAAを貼ろうと心に固く誓う中の人なのでした。


ちなみにさすがのいいんちょさんでもあんな自爆はもちろんしませんww


841 名前:【ガン・カタ】 [sage] 投稿日:2010/07/08(木) 23:54:20.36 ID:lyTNMUAO
委員長「……しっ! はっ!」
命「す、すげっ」
委員長「ふっ!」

シュバ!
ガン! ガン!


命(間合いの外には刀で。懐に入られたら銃で押し返す……何でこいつゲームみたいなことが出来るんだよ!)
委員長「せや!」

ズバッ!

委員長「これで……ラスト!」

ガン! ……キンッ、キン……

委員長「ふぅ」
命「いいんちょ、あんた本当に何者だよ」
委員長「ただの美化委員よ。それより疲れたわ。片付けて」

ポイッ

命「な、銃くらい自分……で?! 重たっ!?」
委員長「ああ、それ。ちょっといじってあるから重たいし脆いの。整備しっかりね」
命「なっ……んなもん出来るかぁ!?」




拝啓、くそオヤジとおふくろと姉ちゃんへ。
俺、無事帰れたらちょっとだけ真面目に生きようと思ってきたわ。



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