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女「男さん起きてください」
- 1 :VIPがお送りします []
:2008/08/03(日) 16:44:35.28 ID:pYLoxAo10
暑い8月。俺は森と湖に囲まれた町。俺は自分の住むアパートに帰ってきた。
今回はずいぶんと長い旅だった。もう帰ってくるのは2年ぶりだろうか
男「暑い・・・」
アパートの前で立ち尽くす。自分の部屋どこだったか・・・
それすらも忘れるほどの炎天下だ。
男「ああ、そういえば2階だったな・・・」
なんとか思い出し部屋の前で鍵を取り出し、鍵を開ける
男「熱っ!」
ノブを回そうとしたら手に熱が伝わってきた。こりゃ相当熱いな・・・
女「あの・・・」
男「あん?」
そこには髪が腰の高さくらいまである白のワンピースを着た可愛らしい女性が猫を抱えて立っていた
- 2 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:45:16.60 ID:3O/92Ren0
いきなり話しかけるような奴がいるわけねーだろボケが。
- 3 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:46:25.63 ID:pYLoxAo10
女「ここの・・住人さんでしょうか?」
男「そうだが」
女「この子あなたの子でしょうか?」
男「・・・・」
猫「にゃあ」
男「こじろうじゃないか。二年ぶりだな」
俺の飼っていた猫だ。旅の途中まで連れていたがどっか行ったので放っておいたのだ
男「こいつをどこで?」
女「1年前にここの扉の前でずっといたのを見つけたんです」
男「そうか。じゃあな」
がちゃ
女「あ、あのっこの猫は・・・」
男「やるよ。じゃあなこじろう。幸せになれよ」
女「だ、だめです!あなたの猫なんですから!」
その台詞を聞き終える前に扉を閉じた
- 4 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:46:48.53 ID:8nv+SJZD0
-------------以上、童貞の妄想でした------------
-------------以下、現実にお帰りください----------
- 5 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:47:02.22 ID:pYLoxAo10
「寝るか・・・」
部屋の畳に寝転んで疲れを癒そうとする
ピンポーン
男「・・・・」
なんか聞こえたな・・・まあいい。寝よう
・・・・・
・・・・
・・・
みーんみーん
男「ん・・・」
セミの声で目がさめる。開いてる窓からは夏特有の樹の匂いもする。もう外は真っ暗だが暑さはまだある
男「9時か・・・」
ピンポーン
男「・・・・仕方ない。出るか。」
疲れがとれようやく重い腰をあげる
- 6 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:48:15.74 ID:A9UHZ01c0
エロゲのやりすぎだろw
- 7 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:48:40.11 ID:OlwZuVqt0
何作目? とりあえずは拝見
- 8 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:49:00.62 ID:7jZgVVEjO
>俺は森と湖に囲まれた町。
イミフ
- 11 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:49:47.35 ID:3O/92Ren0
何ネコを物みたいに扱ってんの?「やるよ」じゃねーよ死ね。
- 12 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:50:22.10 ID:pYLoxAo10
男「はい」
ドアを開けると同時に猫が眼前に出てくる
男「うわっ!」
猫「ぼくを見捨てるとはひどいにゃ!どういうことだにゃ!」
男「・・・・おい」
女「あ、ばれちゃいました?」
男「モロあんたの声だろうがこじろうが」
女「ふふ。びっくりさせようと思ったんです。似てたでしょう?]
びっくりしたのは眼前にこじろうが出てきたのであってあんたの声真似じゃない
男「で、何のようだ?」
女「こじろうちゃんを返しにきたんです」
男「そうか。ありがとう」
ひょいとこじろうを受け取る
女「えっえっ?さっきはわたしにあげるとかいってたのに・・・あっさり受け取っちゃうんですか?」
男「俺の愛猫を誰が渡すと言った。じゃあな」
女「あっ」
バタンと扉を閉める
ピンポーン
・・・またかよ・・・
- 13 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/03(日) 16:50:58.49 ID:SDu+EPQJ0
エロゲのやりすぎでしょう
- 14 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:51:09.57 ID:pYLoxAo10
男「なんなんだよ・・・」
また扉を開ける
女「あのっ。ご飯食べましたか?」
男「いや、まだだが」
女「そうなんですか!ふふ。わたしもです。」
男「そうか・・・」
女「そうなんです♪」
女「あっ」
バタンと扉を閉める
ピンポーン
男(うぜえ・・・)
- 15 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:51:39.94 ID:pYLoxAo10
男「・・・はい」
女「もう!いきなり閉めないでください!ひどいです!」
男「・・・・」
また扉をしめようとする
女「ご、ごめんなさい!待ってください!」
男「・・・用は」
女「・・・あのですね。ご飯食べませんか?」
男「・・・金ないんだよ」
女「大丈夫です!わたし部屋で作ってますから食べにきません?」
男「あんたの部屋どこ」
女「上の階から数えて2番目です」
普通に1階って言えよ・・・
男「あんたもこのアパートの住人か」
女「ええ。食べにきますよね?」
ただで食えるんだし・・・食えりゃなんでもいいか・・・
- 16 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:52:35.31 ID:pYLoxAo10
「なんで俺を誘った。」
女「こじろうちゃんの話がしたいなーと思いまして。」
男「・・・・」
女「さ、つきましたよ。一階のわたしの家です。」
ドアに可愛らしいプレートがかけてある
女「妹もいますが一緒に食事しましょう」
妹と二人暮らしをしているのか・・・。
がちゃ
家に入った瞬間いい部屋の香りがした。甘いミルクのような匂いだ。
妹「お姉ちゃんお帰りー。どこ行ってたの?」
女「紹介します。わたしの2歳下の妹です。今高校2年生です!」
妹「お姉ちゃん・・・だれその汚い男・・」
女「・・・え?そういえば誰でしょう?」
おい・・・
- 17 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:52:58.90 ID:pYLoxAo10
男「帰る」
女「あ、待ってください!違います!名前のことをいったんです!な、名前教えてください!」
男「・・・・男だ。世界一かっこいい男として歴史に残るだろう」
妹「は?」
女「男さんですね?わたしは妹の姉です。よろしくお願いします」
妹「で?結局誰なの?その人」
女「こじろうちゃんの飼い主です」
妹「こじろう?・・・もしかして猫の名前?」
姉「そうです!とても可愛い名前ですよね!」
妹「ださっ!なにこじろうって!変な名前―!w」
悪かったな・・・
- 18 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/03(日) 16:53:55.19 ID:PpqS7Cx3P
「そぉい!」
玄関のドアを開けた瞬間、俺は殴られた。
腰の入ったいいストレートだった。
部屋の端まで吹き飛んだが、口元の血を拭って立ち上がる。
俺は殴ったのは、先程の女だった。
「いいぜ、屋上へ来いよ。久々にキレちまったぜ……」
上着を脱ぐと、女を連れて自室を出た。
何故か猫の小次郎も後を追いかけてくる。
俺を応援してくれているのだろうか。
「一撃で決めてやる……」
決意も新たに、屋上へと向かう。
だが、途中で気が付いてしまった。
ここのアパートには屋上がなかったのだ!
「しまった、何て事だ……」
「あなたの負けですね」
俺は生まれて初めて敗北の味を知った。
- 19 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:54:45.13 ID:pYLoxAo10
姉「じゃあご飯にしましょう」
妹「いただきまーす」
男「もぐもぐ」
あまり味には期待していなかったがこれはうまい・・・今まで食べた中で一番うまいと言っても過言じゃないな・・・
姉「男さんはこじろうちゃんを置いてどこにいってたんですか?」
男「もぐもぐ・・・旅だ。」
妹「旅?なんかうけるーw今時そんなの流行んないよw」
姉「まあ旅ですか!素敵ですね!」
妹「じゃあこいつ旅人だね」
姉「そうですね。旅人さんとお呼びしましょう」
やめてくれ・・・
妹「おい旅人。ごはんぽろぽろこぼしてるよ。汚いなあ。」
姉「あ、わたし拾います。」
男「いいよ別に。おいこじろう」
こじろう「もぐもぐ」
妹「・・・こじろうに落ちたやつ食べさせてる・・・」
- 20 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:55:35.33 ID:pYLoxAo10
姉「ご飯どうでしたか?」
男「まずまずだったな」
妹「お姉ちゃんのご飯おいしいのに・・・食べたんだから早く帰ってよ。」
姉「そんなこと言っちゃダメです妹ちゃん!」
男「いや、帰る。行くぞこじろう」
妹「あ、こじろうは置いてってよ。」
男「俺の愛猫を誰が貸すものか」
妹「なによー。今までほっといてたくせに」
姉「行ってしまうんですか?」
男「ああ、もう用はないからな」
扉を閉め自分の部屋に戻る
男「さて・・・と」
部屋の鍵を閉めこじろうを部屋の中にほっぽり出す
- 21 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:56:01.08 ID:pYLoxAo10
男「・・・ずいぶん久しぶりじゃねえか。こじろう」
こじろう「・・・・」
ちりんと首についてる鈴がなる
こじろう「お主・・・今までどこにいっておった・・・」
男「・・・おまえこそ俺に愛想つかしてどっかに行ってたんじゃないのか?途中で消えやがって」
俺はふとんをしき始める。こじろうはふとんに移動し座り込む
こじろう「・・・下の階の姉妹のところは居心地が良かったぞ。」
男「んなこと聞いてねえよ。なにしてたんだよ」
こじろう「途中でいいメス猫がいたのだ。許せ」
男「おいおい・・・お前もういい年だろ・・・無理すんなよ年寄り」
こじろう「なんの。私はまだまだ現役だ。」
男「よくいうぜ」
- 22 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:56:31.05 ID:pYLoxAo10
部屋の電気を消しふとんに寝転がる
男「おい。もっと詰めろよこじろう」
こじろう「お主こそもっと詰めろ。毛が乱れる」
男「んなのどうでもいいだろーがよ。」
こじろう「これでも毛並みには気を遣っているのだ。相変わらず人の事を考えんやつだ」
男「お前もな。てかお前暑苦しんだよ・・・この暑い日に・・・」
こじろう「お主が部屋を片付けていればちゃんと畳で寝てやろう。だが違うだろう?」
男「ちっ・・・この潔癖症が・・・」
こじろう「こんな埃まみれのとこで寝られるか馬鹿者」
- 23 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:56:31.20 ID:A9UHZ01c0
こじろうルートですね
わかります
- 24 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:56:51.94 ID:2dJQsDx20
会話多すぎじゃあないか
- 25 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:56:58.78 ID:pYLoxAo10
こじろう「で結局なにをしていたのだお主」
男「あ?」
こじろう「またなにかやっていたのだろう?」
男「ああ。今回はちゃんとした依頼だったからな。報酬100万のな」
こじろう「ほう・・結局こなせたのか?」
男「勿論だ。そのための旅だったからな」
こじろう「ふむ。その金はどうした」
男「途中の競馬でスッちまったよ。やられたぜ・・・まさかあそこでドワダゴーがくるとはな」
こじろう「馬鹿かお主は。それではまたここで貧乏生活ではないか・・・」
男「しょうがねえだろ・・・。」
こじろう「・・・ならまたここで仕事を始めるのだな・・・」
男「ああ。仕方ないからな」
- 26 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:57:24.17 ID:pYLoxAo10
こじろう「それとお主・・・」
男「あ?」
こじろう「言っておくが今ここには霊がおる。」
男「いきなりだな・・・・霊・・・か・・・」
こじろう「そうなのだ。半年前ぐらいからここのアパートでな」
男「・・・」
こじろう「我らの敵である霊がここに潜んでおる。除霊するべきと見た」
男「・・・どこにいるのかがわかんねえな。」
こじろう「何。ここで仕事をしてるうちに見つければよいのだ。焦ることはない」
男「言われるまでもねえさ。もう眠いから寝るぜ」
こじろう「忘れるなよお主・・・」
- 27 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:58:56.30 ID:pYLoxAo10
朝
男「あちい・・・」
今日も朝から猛暑だ。太陽がじりじり照り付けてくる
男「部屋の温度40度いってんじゃねえのか・・・」
こじろう「おいお主」
男「あん?」
こじろう「私のために簡易プールを作るのだ。暑い」
男「ああ?なんで俺が」
こじろう「お主は私の飼い主であろうが」
男「ふざけるな。俺は今から風呂で水浴びするんだ。覗くなよ」
こじろう「じゃあ私も浸からせてもらおう」
さっき風呂に溜めておいた水の中に入る
男「かぁーつめてえええ」
こじろう「うむ・・・極楽だ。」
男「あ、てめえなに入ってきてんだ」
こじろう「いいではないか。猫だって暑いのだ」
ピンポーン
- 28 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/03(日) 16:58:58.47 ID:6tWLLKxA0
wktk
- 29 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 16:59:25.50 ID:pYLoxAo10
男「ったく・・誰だよ・・・人が風呂に入ってるときにきやがって・・・」
手を水の中から出すと一気に手が熱くなる。もはやこの空気は熱風だ
男「おいこじろう。てめえ出ろよ」
こじろう「猫に行かせるとはなんと非常識な」
男「暑いんだよ・・・」
こじろう「それは私も同じだ・・・。」
ピンポーン
男「・・・」
こじろう「鳴っているぞ」
男「あぁ・・・もうしょうがねえなぁ・・・」
ザバーと風呂から出て玄関に向う
- 30 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/03(日) 17:00:16.07 ID:6tWLLKxA0
tktk
- 32 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:02:26.32 ID:A9UHZ01c0
こじろうの舌はざらざらとし
味わったことのない快感が俺を襲う
男「うっ・・・もうだめ・・・・だ・・・」
1分も経たないうちに俺のうまい棒は感涙のしずくを流した
- 33 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:02:33.10 ID:XQLMyJYm0
カーヤだな。
こじろうは中尾隆聖の声できまりだ。
- 34 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:03:18.85 ID:pYLoxAo10
男「はい。なんだよ」
姉「あ、旅人さん!おはようござ・・・きゃっ!」
男「何の用だよ・・・新聞ならいらんぞ。金ないからな」
姉「は、裸でなにやってるんですか!!」
男「ああ・・水風呂に入ってたんだ」
姉「そうなんですか。涼しそうでいいですね・・・ってそうじゃなくて、服着てください!」
男「ああ?暑いんだよ。無理言うな」
姉「せ、せめて下だけでもお願いしますっ!」
家でどんな格好でいようと俺の勝手なのに・・・
だがそこまで嬉しがられると逆にこのムキムキの体を見せたくなる
男「もっと見たいなら側によれよ」
姉「きゃーきゃー!!来ないで下さいー!!」
男「そんなに嬉しがるなよ。照れるじゃないか」
そのまま玄関から外に出る。
姉「う、嬉しがってません!!こ、来ないでー!」
顔を真っ赤にして階段を下りていってしまった
男「なんだあいつ・・・」
警官「貴様!なにをやっとるか!!」
男「あ?」
- 35 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:04:14.96 ID:pYLoxAo10
こじろう「なにをやってるのだお主は・・・」
男「ったく、やっと帰ってくれたぜあの警官・・・」
こじろう「お主が裸で外に出なければ良かっただけの話であろう・・・」
男「人の部屋で説教してきやがって・・・なにを考えてんだあのクソ警官。仕事しろ。税金の無駄使いだ。」
こじろう「税金払ってないだろうお主は・・・」
誰も俺の肉体美をわかってくれない。なぜだ。こんなにいい体をしているのに。皆が羨むほどだぞ
こじろう「で、誰が来たのだ?」
男「ああ、そういえば昨日の女が来てたな。」
こじろう「・・・お主・・・最悪だな・・・裸で・・・」
男「あの女も泣いて喜んでたぞ。」
こじろう「嘘をつけ!嫌がっていたのだろう!」
男「そういえばあの女何の用できたんだ・・・」
こじろう「・・・」
ピンポーン
またチャイムがなる
- 36 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:06:01.61 ID:pYLoxAo10
がちゃ
男「もう俺の裸鑑賞会は終わりだ。残念だったな」
妹「はぁ?なにいってんの?」
男「なんだお前は。」
妹「お姉ちゃん泣いて帰ってきたけどそういうことだったんだ。変態」
男「変態ではない。ただ俺の肉体がいかに美しいかをだな」
妹「はいはい。わかったから。はいこれお姉ちゃんから」
男「あ?」
妹「朝ごはん。どうせ食べてないんでしょ?」
男「なにっ!賜り物だとっ!」
じー
妹「なに?どうしたの?早くうけとってよ」
男「さては毒入りだな?俺を殺して俺の肉体を思う様鑑賞しようと・・・」
妹「違うわよ。なんであんたの汚い体を鑑賞しなきゃなんないのよ」
男「遠慮するなよ」
妹「してないわよ!あーもう学校遅刻するじゃない!」
男「ちっ。仕方ない。受け取ってやるか」
妹「なんであんたが偉そうなのよ・・・」
- 37 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:06:45.20 ID:pYLoxAo10
部屋にもどり弁当箱を開けて食う作業に移る
男「あ?なんだこのもうひとつの包み・・・」
開けるともうひとつ弁当箱があり紙がはってある。「こじろうちゃんのお弁当」
こじろう「それは私のだ。あの姉にはよく作ってもらっていた」
男「贅沢なやろうだぜ・・・ったく」
もくもくと食い始める。やはりあの姉とかいうやつの料理はうまい。
男「そういえばお前下の階の連中の前で喋ったりしてないだろうな」
こじろう「なぜそんなことをしなければならない。」
男「いや・・・お前発情して口説きそうだからさ」
こじろう「誰がそんなことをするか!人間の女などに興味はない!」
男「あ、そうだ。看板立てとかなきゃな。」
こじろう「・・・」
ドアをあけ横に看板を置く。
「何でも屋 かっこいいこの俺が仕事なんでも受け付けます」
- 38 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:08:33.94 ID:pYLoxAo10
ピンポーン
男「はい。」
おっさん「おお。男!久しぶりじゃねえか!帰ってきてたのかやっぱり!」
男「お、おっさんじゃねえか!まだ生きてたのか!」
おっさん「はっはっは。まあな!相変わらずシブいだろう!俺は!」
男「はっはっは。俺ほどじゃないけどな!」
おっさん「相変わらずだなお前は・・・よし。じゃあ仕事を与えてやろうか!久しぶりに!」
男「お。いいのか。助かるぜ!今金なくて貧しいんだ」
おっさん「じゃあいつもの頼むな!」
男「いくらだ?」
おっさん「これでどうだ?」
おっさんが手を出して指で5本指をだす
男「5万か!悪いな助かるぜ」
おっさん「5000円だ!馬鹿野郎!」
男「ちっ。しょうがねえ。それで行ってやんよ」
いつものというのは、このアパートの裏手にある湖の砂浜の清掃だ。
おっさんはここの湖。正式名称十和田湖の管理をしている管理人だ。
- 39 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:09:01.79 ID:pYLoxAo10
男「久しぶりに来たな十和田湖・・・」
こじろう「2年ぶりか?」
男「まあそうなるな。てゆうか汚ねえ!砂浜!」
こじろう「お主がいなくなってから誰もやらなくなったからな」
男「自分でやれよおっさん・・・」
ごみ袋を取り出しごみを拾い始める。
男「これじゃ5000じゃ足りないぜ・・・ったく」
こじろう「頑張るのだぞ」
男「てめえも手伝えこじろう!」
こじろう「断る。毛が汚くなくなる」
元から汚いだろうが・・・
- 40 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/03(日) 17:09:17.74 ID:Th8Ee3MIO
猫の名前はブータだな。
ブータニアス・ヌマ・ブフリコラ
- 41 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:09:30.89 ID:pYLoxAo10
男「暑い・・・なんだこの天気・・・」
雲もない空。じりじりと太陽が照りつけ、額から汗が滝のようにでる
男「お、俺を殺す気か太陽さんよ・・」
こじろう「ほら頑張るのだ。5000円が待っているぞ。」
男「くそ・・・こじろうてめえ湖で泳ぎやがって・・・」
こじろうは犬掻き・・・いや猫掻きをして気持ちよさそうに泳いでいる。
こじろう「ふむ。久しぶりにこの十和田湖で泳いでみるが水は綺麗だし冷たいし申し分ない。」
男「はあ・・・はあ・・・ちくしょう・・・喉渇いてきたぜ・・・」
まだ一時間しか経っていないのにもはやくたくただ。最強の俺の体も暑さにはかなわない
男「あーもうやめだやめ!こんなのやってられるか!」
こじろう「飽きるのが早い奴だ」
男「てめえ湖から出ろよ・・・」
- 42 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:10:01.20 ID:pYLoxAo10
姉「あら?旅人さん。こんなところでなにをしてるんですか?」
男「あ?見てわかんだろ?ゴミ拾いだ。」
姉「そうなんですか。精が出ますね。」
男「ちょうどいい。あんた変わってくれ。」
姉「え?わたしですか??」
男「ここら辺のゴミ一体を全部拾ってくれ。終わったら呼べ」
姉「??は、はい・・・わかりました」
男「よし。俺も泳ごう。ひゃっほー!!」
ザバーン!!
男「見よ俺の華麗なバタフライを!!」
男「ああっ!素敵!わたしあの人に惚れてしまったかも!」
男「ちょっと!わたしの男さまに惚れてんじゃないわよ!」
男「はっはっは。慌てるなお前ら。俺は一人しかいないんだから順番ずつな?」
などと言いながらバタフライをする。かなり気持ちがいい。
こじろう「馬鹿かお主は・・・」
- 43 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:11:12.73 ID:pYLoxAo10
おっさん「こら!男―!」
男「あ?」
おっさん「下の階の姉さんに仕事やらせてなに遊んでやがるー!」
男「やべっ!」
逃げようとする
おっさん「てめえ金やんねえぞ!」
男「ちっ」
仕方なく砂浜に戻る
おっさん「遊んでんじゃねえ!」
男「遊んでいない。湖に浮くゴミを拾っていただけだ」
おっさん「屁理屈いうな馬鹿野郎!」
おっさん「すんませんねぇ姉さん。こいつガキなもんで・・・」
姉「いいえ。大丈夫ですよ。」
男「悪いな。じゃあ続き頼むぜ」
姉「えっ?あ、あのっ」
おっさん「てめえがやるんだ」
男「ちっ・・・」
- 44 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:11:40.70 ID:pYLoxAo10
男「はあ・・・また俺がやるのか・・・ん?」
「ねえ馬鹿兄―!なんで十和田湖なんかに来なきゃなんないのよー!」
「なあ、ここでなにか思い出さないか?」
「思い出さないー!いいから早く帰ろー!」
「こりゃダメねー思い出さないんじゃない?あきらめたら?兄」
「いや、またくればいい。俺は思い出してくれるまで待つぞ。」
「馬鹿兄暑いー!」
男「おいお前らうるせえから消えろ!俺の肉体美で黙りたいのか!」
「なにこの変態・・・」
「こんな頭おかしい人ほっといて帰ろうよー!」
男「てめえら!今から脱ぐから待ってろ!!」
「とりあえず逃げておこう!危険だこいつ!」
男「ったく・・俺の肉体美を理解できんカス共め・・・」
- 45 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:24:24.59 ID:A9UHZ01c0
終了?エロが来る前に?
- 46 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/03(日) 17:27:36.37 ID:Ivyahcx2O
需要ないみたいだからやめたんだ
- 47 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:30:03.01 ID:GNscjF8d0
こじろう!! こじろうだろ!!
ひさしぶり
- 48 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:31:48.23 ID:D0pHx5Lx0
十和田湖シリーズの人じゃねぇか
続けてくれよー
- 51 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:45:13.35 ID:jaX+tHI6O
いい!
これなんかの続きなの?
- 52 :VIPがお送りします [] :2008/08/03(日) 17:52:58.25 ID:Ivyahcx2O
別に続きじゃないよ
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