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妹「およよ?なんだか元気ないね〜」
- 91 名前:VIPがお送りします。 [sage]
投稿日:2008/02/23(土) 16:42:12.23 ID:URW83WNGO
兄「……悪い事したかもしれない」
妹友「どうしました?」
兄「そこまで妹が気を利かせてくれてたとは思わなかったんだよ」
兄「少し友達に肩入れし過ぎたのかもしれない……」
妹友「何があったのかは聞きません、ですが妹ちゃんを悲しませる様な真似はやめてください」
- 92 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:42:57.75 ID:URW83WNGO
兄「そんなつもりはないんだけど…」
妹友「つもりはなくとも、妹ちゃんはどうなります?」
兄「……すいませんでした」
妹友「私に謝られても困ります、それに反省しているならいいじゃないですか」
妹友「口に出すのが無理なら行動で伝えればいいんです」
兄「はぁ……難しいね」
妹友「気持ちの問題ですよ」
兄「難しい事を考えるのは苦手なんだよなぁ」
- 93 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:45:49.27 ID:URW83WNGO
妹友「いつもの兄さんに戻ればいいんだと思います」
兄「いつも通りも何も、変わってないけど?」
妹友「私の知っている兄さんは、こんなに遅くまで妹ちゃんを一人にさせませんけど」
兄「それは……」
妹友「悪いと思っているのなら、早く帰ってあげてください」
兄「わ、わかった!じゃあ俺急ぐから……」
妹友「はい、引き止めてしまってすいませんでした」
兄「いいよ、説教されて目が覚めたぜ!」
妹友「あはは、説教のつもりはなかったんですけど」
兄「ありがとう、じゃあね」
妹友「はい、頑張ってくださいね」
妹友「妹ちゃん」
- 94 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:46:44.40 ID:URW83WNGO
妹「おなかすいたぁ……」
妹「お兄ちゃんはまだかな…まだかな…」
妹「どうして…早く帰るって約束したのに…?」
妹「お兄ちゃんが約束を破るわけない」
妹「お兄ちゃんがぼくを見捨てるわけない」
妹「お兄ちゃんはぼくを一番に考えてくれるんだから」
妹「ばかばかっ!お兄ちゃんが破るわけないよ…!」
妹「悪いのはお兄ちゃんじゃない……」
妹「悪いのはあいつ…悪いのはあいつ…悪いのはあいつ…悪いのはあいつ…」
- 95 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:50:00.90 ID:URW83WNGO
兄「た、ただいまー!!」
妹「あぅ!お兄ちゃん!!」
兄「悪い、少し遅くなった」
妹「うぅ…全然少しじゃないよ!」
兄「ごめんな?次は直ぐ家に帰れるようにするから」
妹「次っていつから…?」
兄「明日だ!明日からは直ぐ帰宅する!」
妹「ほんとに…?」
兄「本当だ!約束する!」
妹「……約束破っちゃヤだよ?」
兄「もう大丈夫だ、俺はお前のお兄ちゃんだからな」
妹「お兄ちゃん…お兄ちゃん…!!」
兄「心配かけて悪かった…よしよし」
妹「うきゅ……」
- 96 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:52:33.69 ID:URW83WNGO
兄友「で、話ってなんだよ」
女「兄君の事なんだけどね……」
兄友「まーた愚痴聞けって?」
女「今日は違うの!兄君さ、昨日寝てないって言ったよね」
兄友「眠れない程の悩みでもあるのかねー」
女「あれね、眠れないんじゃなくて寝たくないが正解だと思うんだ」
兄友「根拠は?」
女「一昨日の事覚えてるよね?」
兄友「兄が授業中に大声出して錯乱したよな、あれは怖かった」
女「うん、あの後私が兄君を保健室に連れて行ったんだけど」
兄友「実は逢引でした、なんて答えなら帰るぞ」
女「話は最後まで聞きなさいよばか!」
兄友「なはははは」
- 97 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:55:26.71 ID:URW83WNGO
兄「最近ずっと同じ夢を見るんだ」
女「どんな内容か聞いてもいい?」
兄「俺が妹の頬をぶつんだ…それから妹は泣きながら家を出て」
女「ちょっと待って、兄君は妹ちゃんをぶったりしない」
女「夢だよ、兄君が妹ちゃんをぶつなんてありえない事、だから夢なの」
兄「ここまでなら夢で済まされる……でもここからが悪夢だ…!」
兄「俺は妹が家を出たショックで段々学校に行かなくなるだけど」
兄「そしてそれを心配した女と兄友は、学校が終わると毎日俺の家に顔を出してくれるんだ」
兄「俺はそれが嬉しくて、お前達に心配かけたくないと思ってる」
兄「だから、少しずつ立ち直れるように妹を忘れようとするんだ」
- 98 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:57:09.50 ID:URW83WNGO
兄「どれくらい時間が経ったのかわからない」
兄「いつの間にか……俺は妹の傷が癒えて以前と変わらない生活を送っていた」
兄「やっと学校でも素直になれる…!妹はもういない…!俺は自由になれた…!」
兄「だから学校では本当の自分でいられた」
兄「嘘の自分を演じて女を傷つける事はない、そう思ってた」
兄「でも違った、頭がおかしいって言われるんだよ…!」
兄「大丈夫か…休んできなさい…変だよ…おかしい…」
兄「どいつもこいつも俺を変って言うんだ!!」
兄「変!?変なのは昨日までの俺だろ!!!!」
兄「違う!違う違う!俺は変じゃない!!」
兄「俺は変じゃない!!!!おかしくない……変じゃない…?」
- 99 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 16:59:55.95 ID:URW83WNGO
兄「俺は変じゃない…変なのは…お前達だ!!!!!!」
兄「俺は変じゃない!!お前達だ!!!!お前達が変なんだ!!!!!!」
兄「変じゃない…!俺は変じゃない…!!」
女「兄君!落ち着いて…ゆっくりでいいから…ねっ?」
兄「……俺は何が正しくて何が悪いのか明確な判断が出来なくなった」
兄「その日は早退して家に帰るんだけど…夕方に女が家に来るんだ」
兄「女は笑顔で言うんだ……大丈夫、私は兄君を信じてるって」
兄「抱き締めてくれた…!俺の言葉を信じてくれた…!」
兄「本当に嬉しかった……あの言葉で救われた様な気さえした」
兄「でも……そんな時に限って帰ってきたんだよ」
- 100 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:02:33.44 ID:URW83WNGO
兄「泣きじゃくる俺を女は優しく抱き締めてくれた」
兄「それを妹はずっと近くで見てたんだよ」
兄「偶然なのかどうかはわからない、いつの間にか妹がそこにいたんだ」
兄「妹の右手は包丁の様な刃物が握られてて」
兄「それで女を刺した」
兄「なんの躊躇もなく刺した…!!まるで最初から女を殺しに来たかの様に躊躇なく…!!」
兄「……女は最後まで俺を抱き締めてくれてた」
兄「刺されたのに…殺されたのに…!俺を守るみたいに抱き締めてくれた!!」
兄「そして妹は言うんだ……狂った笑い声を上げながら……女を刺した後なのに満面の笑みで」
兄「ただいま、って」
- 101 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:04:13.60 ID:URW83WNGO
兄友「…………なんて言っていいのか言葉が思いつかねぇ」
女「夢だ、の一言で片付けるのはよくないって思ったの」
女「でも、なんて言葉をかけて言いのかわからなかった……」
女「その後ずっと兄君はごめんなさい、ごめんなさいってずっと言い続けるんだ……」
兄友「夢にそこまで怯えるのは危ないかもしれないな」
女「やっぱり病院に連れて行くべき?」
兄友「それを兄が望むなら、精神科だろ?無理だと思うな」
女「昨日の今日だしね…きっとまた怒ると思う」
兄友「……どうしたもんかね」
- 102 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:06:12.13 ID:URW83WNGO
女「私達がやれる事は限られてるけど、私達にしか出来ない事もある」
兄友「その夢ってやつを少しでも忘れさせてやればいいんだろ?」
女「そう、それには私達が一番適していると思うの」
兄友「なんとまぁ……お前、目茶苦茶良いやつだな」
女「あははっ、今更気付いたの?」
兄友「そうだな…家には妹ちゃんがいるから安心だとして」
兄友「家以外であいつが楽になれる場所を、俺達が作るしかないな!」
女「それは賛成、でも私の考えは少し違うんだよね」
女「もし、その悪夢の原因が家にあるとしたら?」
- 103 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:08:11.11 ID:URW83WNGO
兄友「それはない…とは断言出来ないけど、何か根拠はあるんだよな?」
女「女の勘、じゃだめかな?」
兄友「なはははは、充分過ぎると思うぜ?」
女「確信を得ているわけじゃないけどね」
兄友「大体の見当はついてるとして、それからどうするんだ?」
女「今は何も…何をしていいのかもわからない」
兄友「今やれる事をやるしかないな」
女「そういう事だよ!早速メールしなきゃ」
兄友「積極的でちゅね〜」
女「口よりも先に行動を起こす方が正解だと思うからねー」
兄友(ほんと良いやつだな……)
- 104 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:10:07.34 ID:URW83WNGO
兄「ごちそうさま!」
妹「どういたしまして!」
兄「やっぱカレーは美味いな、三食カレーでいいや」
妹「そんなこと言ってると…実現しちゃうかもしれないよ?」
兄「別にいいぜ?妹の作ったカレーなら飽きないし」
妹「隠し味に秘伝の調味料を使ってるからねー」
兄「秘伝?どうりで美味しいわけだ」
妹「はぅーその調味料はね、特定の人にしか使えないんだよっ!!」
兄「俺だけにって事か?」
妹「そ、そうだよー!だってね、あのね、ぼ、ぼくの…き」
兄「ん?メールか」
- 105 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:12:09.03 ID:URW83WNGO
兄「………………」
妹「……だれ?」
兄「女からだ、遅くなって妹ちゃんに怒られてませんか?だって」
妹「ふーん」
兄「………………」
妹「……なんて返信したの?」
兄「怒ってないよ、って」
妹「そっか」
兄「ん…?もしかして怒ってる?」
妹「怒ってないよ」
兄「そ、そうか」
- 106 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:14:18.62 ID:URW83WNGO
女「妹ちゃん、怒ってないんだってさー」
兄友「兄が気を利かせたんだろ」
女「うふふ、私に気を使ってくれるなんて兄君かわいいー」
兄友「はいはいご馳走さまでした」
女「兄友はメール送んないの?」
兄友「女様の至福な時間を邪魔したくありませんので」
女「わかってるねー優秀だねー空気読めてるねー」
兄友「はぁ……もういいだろ?帰るわ」
女「ありがとねーまたあしたー!」
兄友「へいへい」
兄友(ビッチが)
- 107 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:17:08.68 ID:URW83WNGO
妹「ふわぁーぁ」
兄「よし、寝るか」
妹「うん……なんだか疲れちゃった」
兄「最近はこうやってゆっくり話す機会がなかったもんな」
妹「さびしかったんだよ…ちょっとだけ、ね」
兄「……ごめんな」
妹「ぅうん、お兄ちゃんが悪くないの、ぼく知ってるから」
兄「今更だけど、いつの間にぼくっ娘になったんだ?」
妹「気付くのおっそーい!ぼくはおきらいですかぁ??」
兄「むしろ好きだ!」
妹「えへへ、ぼくはお兄ちゃんが好きーっ!」
兄「よしよし」
妹「うきゅ……」
- 108 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/23(土) 17:17:35.69 ID:/ShqAYMGO
兄友と妹怖すぎワラタ
- 109 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:17:54.97 ID:URW83WNGO
兄「よし、寝るか」
妹「……うん」
兄「もう遅いんだし、話足りない事は明日話そう」
妹「あした…?」
兄「ああ、明日も明後日もあるんだ」
兄「時間はたくさんある、焦らなくていいんだからな」
妹「うんっ!」
兄「じゃ、おやすみー」
妹「おやすみなさ〜い」
妹「あしたもある、かぁ」
妹「全部お兄ちゃん次第なのにね」
- 110 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:18:32.78 ID:I0S+P54d0
ぐっすん
- 111 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:18:55.53 ID:URW83WNGO
兄友「 完 」
- 112 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/23(土) 17:19:43.66 ID:/ShqAYMGO
ヤンデレの予感
- 114 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:25:01.40 ID:GDoj7PHe0
もちっと読みたい
- 115 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:26:26.54 ID:URW83WNGO
すまん書きたいけど何も思いつかない
夜にまた書くからそれで許してほしい
- 116 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/23(土) 17:29:44.61 ID:9S0vF8L/O
帰り道で妹友に会ったところでを妹が見てて
妹「あのビッチがァ!ぼくの兄にまとわりつきやがってッ!
妹友、殺す殺す殺す殺す」
ってなるかとビクビクした
- 117 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/23(土) 17:29:45.65 ID:B2KAMzSC0
これは3スレ目?
- 119 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/02/23(土) 17:32:12.84 ID:URW83WNGO
>>116妹ちゃんは頭が良い娘なんで
汚い言葉は普段使いせん 普段は
>>117イエス
- 123 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/23(土) 18:08:23.58 ID:9S0vF8L/O
2スレ目見逃したぽ(′・ω・)ヽ
暇な方いらっしゃれば粗筋3行プリ
- 131 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/23(土) 20:27:10.84 ID:URW83WNGO
保守ありがとう
>>123
女「兄君を信じてる」
妹「ハンバーガー、美味しかった?」
兄友「馬鹿です」
夜中の一時くらいに来ようと思うんだけど
保守大変だろうし落としてもいいよ。
- 154 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/23(土) 23:43:39.53 ID:RBZ8XviKO
とりあえず腹筋していいかな?
- 157 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:17:11.00 ID:UpXCZWDWO
ビッチって何?
- 158 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:31:07.75 ID:2nQD+dUuO
ググれカス
- 159 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:39:07.63 ID:uly5fSh8O
保守ありがとう まとめた分投下する
- 160 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:40:29.90 ID:iPQfWjI70
>>157 英(罵倒表現):雌犬。娼婦。
長らく悪いニュアンスの言葉として存在してきたが、近年「自称ビッチ」「ビッチと呼ばれたい人」が増加している。
彼女(彼)たちは罵倒語に新たな意味を付与して肯定的なニュアンスで使う。
例「憎いねー。この、ビッチ」「最近アタシ乙女が嵩じてビッチ寸前よ」
※この語の使用時は、悪いニュアンスで言っているのではない、いい意味でビッチだよ君は、ということが相手に伝わるよう気をつけること。
はてなダイアリーより記載しました
- 161 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:42:41.63 ID:uly5fSh8O
妹「あーさーだーよー!」
兄「んあ!あぁ…おはよ」
妹「おきておきてー早くおきないと朝食抜きだよー」
兄「騒がしいやつ……」
妹「騒がしくしないとおきない人がいますから」
兄「……すいませんでした」
妹「寝起きが悪いのは全然治らないよね」
兄「いいから、早く部屋を出てくれ」
妹「はーい」
- 163 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:45:15.63 ID:uly5fSh8O
妹「ねぇねぇ」
兄「ん?」
妹「あのねあのね」
兄「うん」
妹「なんでもなーいっ」
兄「はぁ?」
妹「うふふっ、今夜何を食べたい??」
兄「なんでもいいよ」
妹「なんでもが一番困るの!お兄ちゃんが食べたいの作るんだからー」
兄「じゃあ、カレーうどん」
妹「はぅ、残り物でいいの?」
兄「だってカレー美味いし」
妹「お兄ちゃんが食べたいって言うならいいけど……」
兄「たまには楽してもいいんだぜ?」
妹「……うん、ありがと」
- 164 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:48:27.31 ID:uly5fSh8O
兄「行ってきまーす」
妹「いってらっしゃ〜〜い」
兄「あ、忘れてた」
兄「よしよし」
妹「はぅあ!い、いきなりなぁに…?」
兄「嫌か?」
妹「ぅうん!嫌じゃない!全然嫌じゃない…」
兄「俺は病気だったんだ」
妹「お兄ちゃん…」
兄「もう大丈夫、だから心配すんな」
妹「うんっ!!」
兄「じゃあ行ってくるな」
妹「ま、待って!」
妹「お、おおおお、おにぃちゃん!い、いいいってきますの、ききききき」
兄「それはない」
妹「ですよねー」
- 165 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:50:41.41 ID:uly5fSh8O
女「おっはよー!」
兄友「うるさいのが来たぜ」
女「兄くーん、今日はご機嫌ですねー」
兄「そうか?」
兄友「昨日より顔色は良いしな」
兄「なんだか昨日はよく眠れたんだ」
女「もしかして試してくれたの?女式安眠法」
兄友「な、なんだよその妙なやつ」
女「友達から教えてもらったの!」
女「だから昨日メールで兄君にも教えてあげたってわけ!効き目はバッチリだったでしょ?」
兄「え?ああ、おかげで助かった」
女「だよねー私のおかげだよねー」
兄友「恩着せがましい」
女「うっさい」
- 166 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:52:19.02 ID:uly5fSh8O
兄「なぁ兄友、お前学校楽しい?」
兄友「いきなりなんだ?」
女「楽しいに決まってるよ!だって学校には」
兄「ちょっと黙ってろ」
女「あれっ?」
兄友「楽しいけど…なんで?」
兄「いや、なんとなく」
兄友「何か悩みであるのか?隠し事は無しにしよーぜ」
兄「隠してたわけじゃないんだけど……まぁな」
女「もしかして…恋の悩み!?あ、兄くーん!!」
兄「女がいるからこの話はまた後でな」
兄友「わかった」
女「はぁ?二人で私に隠し事なの?つまんない」
兄「いいからあっち行けよ」
女「……もういい」
- 167 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:52:57.03 ID:uly5fSh8O
兄友「ど、どうした兄?またツンモードに逆戻りか?」
兄「別に」
兄友「はぁ……昼休みになったら話を聞いてやるよ」
兄「ありがとう」
兄友「ただし女には後で謝れ、いいな?」
兄「気が向いたら」
兄友「……なんなんだよ」
女「つまんなーい」
- 169 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/02/24(日) 00:56:25.23 ID:uly5fSh8O
妹「こんにちはー」
妹友「いらっしゃい、妹ちゃん」
妹「えへへ、おじゃましまーっす」
妹友「直接会って話をしたいなんて、急にどうしたの?」
妹「あははっ、とぼけちゃって」
妹友「それだけじゃわからないよ…」
妹「もぅ!とぼけないでってばー」
妹友「本当にわからないんだけど…」
妹「とぼけるな」
妹友「えっ?」
妹「とぼけちゃダメだよ」
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