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執事「困りましたね…」猫娘「にゃー♪」
160 名前:>>159訂正 ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:03:23 ID:cER3eavI

―翌日 午前9時

コンコン

執事「開けてありますよ」

シェフ「執事、朝早くからすま…ん!?」

執事「驚きの理由はわかります。アレでしょう?」

猫娘「おはよーございましゅ!」

猫娘「またかんだ…」

シェフ「お、おう…」


161 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:03:59 ID:cER3eavI

猫娘「…ごしゅじんさま」

執事「はい」

猫娘「わたしにゃにかへんにゃこといいましたか?」

執事「何故そう思いますか?」

猫娘「こっくさん、いやにゃかおしました」

執事「変な事は言っていませんが、変な姿はしています」

猫娘「そんにゃにへんですか…」シュン

執事「…私は個性的で可愛いと思いますよ」


162 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:04:18 ID:cER3eavI

猫娘「…ごしゅじんさま、いまのもっかい!」

執事「可愛いですよ」ナデナデ

猫娘「にゃへへ…///」

シェフ「……執事、まさか猫ってのは…」

執事「ええ、この子を拾ったのですが、どうすればいいかと悩んでいるのです」

シェフ「その悩みを解決しろってか?」

執事「そうです」

執事「猫娘、少しこの人に用事があるので静かにしていて下さいね?」

猫娘「」コクリ


163 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:05:15 ID:cER3eavI

シェフ「お嬢様に報告は…してないんだったな」

執事「話した時の予想ができませんので」

シェフ「確かにな…最悪モルモットだ」

執事「やはりそうですよね…」

シェフ「今は旅行中だからいいが、あと一日しかないしな…」

執事「それについて見て貰いたいものが」スッ

シェフ「ん?パソコンか」

『A2E3・A5A5B1G2・F2D3C2+・D1E3B2・A3C1B2+・B3G1・E4B5』


164 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:05:41 ID:cER3eavI

執事「お嬢様のパソコンのデータにありました」

シェフ「…また懐かしいもんが出て来たな」

執事「何かわかりますか?」

シェフ「わかるさ、俺ぁ屋敷に勤めて15年だからな、お嬢様がこーんなにちっこいときから知ってるからな」

執事「何と書いてあるのですか?」

シェフ「excelのA1〜A5にア行。B1〜B5にカ行って具合に打ち込んでみ」

執事「ふむふむ…」カタカタ

シェフ「それが解読表だ簡単だろ?」

執事「+は何ですか?」

シェフ「濁点だったっけな、ちなみに半濁点は『-』な」

執事「つまりこれを直すと…」


165 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:06:17 ID:cER3eavI

『いぬ・おおかみ・ひつじ・たぬき・うさぎ・くま・ねこ』

執事「……」

シェフ「いやーまさかまだこんな暗号使ってたのか、結構効果的だな」

執事「…シェフ、新作料理の味見をしましょうか」

シェフ「急にどうした?まぁいいけどよ」

執事「早く済ませましょう。感想はメールで送っておきます」

シェフ「あ、ああ…」

執事「どうかしましたか?」

シェフ「いや、なんか一瞬執事の顔が強張ったように見えてな」

執事「…気のせいですよ」


166 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:07:47 ID:cER3eavI

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

―執事の部屋

執事(地図データと暗号の内容。重ね合わせてみると…)

執事(やはり一つしかありませんか)

執事「はぁ…」

猫娘「どうしました?ごしゅじんさま?またぴかかたですか?」ヒョコ

執事「全て、バレていました」


167 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:09:43 ID:cER3eavI

猫娘「え…?」

執事「猫娘のことがお嬢様にバレていたということです」

猫娘「え、えと…それって…」オロオロ

執事「どうしましょうかね、流石の私でもこうなってしまえばどうにもなりません」


168 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/09/25(火) 07:11:47 ID:cER3eavI
これが昨日投下したかった部分の全てです。
ミスが多くすいません。


169 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/25(火) 07:19:54 ID:yXSTjgm2


猫娘さんはどうなってしまうのか……!?


173 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/26(水) 15:22:12 ID:9WST2uJ.
そういや猫娘のやってたゲームは何だったんだろうか


174 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/09/28(金) 14:23:07 ID:JrMSHSEs
猫娘「扱いはお手柔らかにお願いできませんか?」ウルウル


175 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/05(金) 20:50:57 ID:Gk/xYqEE

猫娘「で、でもごしゅじんさまのかんちがいかも…」

執事「そこらへんの事をこれから説明しましょう。ここからの話は難しくなるかもしれませんので
  わからなければわからないと言って下さい」

猫娘「はいですにゃ」

執事「まずはこれを見て下さい」ガサッ

猫娘「…にゃんですか?このかみ」

執事「周りの地図です。そしてこちらが猫娘と出会った時にお嬢様から預かった地図です」


177 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/06(土) 12:21:02 ID:.7ywjF6w
謎解きフェイズか


178 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/06(土) 20:25:48 ID:/9ZxVQ7I

猫娘「これがにゃんにゃんですか?」

執事「これはお嬢様のパソコンにあった地図データに丸印を付けたものであると判明しました。重ねてみればすぐにわかりますね」

猫娘「にゃるほど」

執事「更に、男様の元にいる犬娘様もここら辺の神社で出会った事が確認されています」

猫娘「いぬむすめ?」

執事「猫娘と同じような存在です」

猫娘「おにゃじようなそんざい?」


179 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/06(土) 20:26:18 ID:/9ZxVQ7I

執事「そこなのですが…改めて聞きます。猫娘は一体どこから来たのですか?」

猫娘「うーん…いいにおいがしてきがついたらあそこにいました」

執事「それよりも前で覚えている事はありませんか?」

猫娘「だれかいたような…でもわすれました」

執事「そうですか…(猫娘に常識を教えた存在がいるはずですが…)」

猫娘「ごめんにゃさい…」


180 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/06(土) 20:28:43 ID:/9ZxVQ7I

執事「謝る必要はありませんよ。そしてもう一つ、お嬢様の暗号の内容です」

猫娘「ぴかかたですにゃ」

執事「これはシェフの協力により。犬・狼・羊・狸・兎・熊・猫であると判明しました」

執事「ここからは私の想像なのですが…これはお嬢様が調べた猫娘と
  同じような存在の一覧かと思います」

猫娘「つまりどーゆーことですか?」

執事「最初から仕組まれていた、ということでしょうね。何故かはわかりませんが
  猫娘があの神社にいることもわかっていたのでしょう」


181 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/06(土) 20:29:34 ID:/9ZxVQ7I

猫娘「え、えと…」

執事「何か言いたい事でも?」

猫娘「…ごしゅじんさまはばれたらこまるのにどーしてわたしをひろってくれたのかにゃーって」

執事「ああ、簡単な事ですよ」


182 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/11(木) 20:51:22 ID:tjNpuqj.

猫娘「…きいてもいいですか?」

執事「私は猫好きなのです。そうでもなければネコジャラシなど持っていませんよ」

猫娘「にゃんと!」

執事「フフ…驚きましたか?」

猫娘「びっくりです」

執事「さて、話を戻しましょうか」

猫娘「えと…にゃんでしたっけ?」

執事「お嬢様が帰ってきて、どのような行動をとるか…全てがそこで決まります」


183 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/11(木) 20:52:20 ID:tjNpuqj.

猫娘「わたしはどうすればいいんですかにゃ?」

執事「何もしなくていいです」

猫娘「ふぇ?」

執事「ベットで昼寝でもしていれば私が終わらせます」

猫娘「ごしゅじんさまはすごいですにゃー」

執事(しかし、私の考えが合っているとするならば…何故こんな面倒な事を…)

執事「念のためもう一度ハッキングをかけてみましょうか…」

猫娘「にゃんだかわかりませんががんばってください!」


184 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/11(木) 20:53:01 ID:tjNpuqj.

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

執事(特に変化はありませんか…)カタカタカタ

執事「…隠しファイル?こんなものありましたっけ?」カチカチ

執事「…!」

猫娘「にゃにかありましたか?」

執事「猫娘、安心してください」

猫娘「はにゃ?」

執事「猫娘も私も大丈夫です」

猫娘「ほんとですか!?」

執事「ええ、確実に」


185 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/11(木) 20:55:10 ID:tjNpuqj.

猫娘「ごしゅじんさまとずっといっしょですか?」

執事「もちろんです」

猫娘「やったー!」

執事「さてと…少し静かにお願いします」ピッピッピッ

prrrrr

メイド『もしもし?』

執事「メイド、今すぐ私の部屋に来てもらえますか?」

メイド『いきなりだね、何の用事?』

執事「相談事ですよ」


186 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/11(木) 20:56:18 ID:tjNpuqj.

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コンコン

執事「どうぞ」

メイド「よーっす」

執事「ようこそ」

メイド「急に呼び出してなんの用事……うぇ!?」

執事「あ、気付きましたか?」

猫娘「?」ピョコピョコ

メイド「……隠し子?」
執事「違います」


187 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/11(木) 20:57:25 ID:tjNpuqj.

メイド「ジョーダンだって、まさか執事クンの歳で子供ってのも…ありえるね」

執事「ナイフの次は何が良いですかね…」ゴソゴソ

メイド「フフフ…執事クンはわかってないなー」

執事「何をですか?」ピタッ

メイド「弱みをどっちが握っていると思っている!」

執事「急にどうしたのですか?」

メイド「その子のことをお嬢様にバラしてもいいのかー!」ビシッ

猫娘「いいのかー♪」ピシッ


188 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/11(木) 21:41:27 ID:F3gQlLKg
ああ、可愛いなぁ。猫娘


189 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/11(木) 21:53:05 ID:KGMHADtk
あわわわ、メイドさん御愁傷様(-_-;)


190 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/12(金) 00:19:24 ID:ePiAr1z6
テラ空回りングwww


191 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/15(月) 20:31:41 ID:ukG3dzUQ

執事「構いませんよ。とうにバレているようですから」

メイド「えーつまんないのー」

執事「というかあまり驚かないのですね」

メイド「だって犬娘ちゃんのこと知ってるし、それにおもしろそうだしね」

執事「なるほど、そういえば休日に応対したのは貴方でしたね」

メイド「そんで?アタシに何の用?」

執事「明日、この子と私に関する事で迷惑をかける恐れがあるので対処をお願いします」


192 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/15(月) 20:32:19 ID:ukG3dzUQ

メイド「まーたえらく重そうな話だね。…まさかお嬢様に言ってないとか?」

執事「御明察」

メイド「うわ…どうすんのさそれ」

執事「どうということはありません」

メイド「もっかい言うけどさアタシは巻き込まないでよ?」

執事「…今回ばかりは巻き込む事前提ですけどね」

メイド「うわ…100%の嫌な予感」

執事「その予感はおそらく合っていますよ。お嬢様の行動を予測すると一番被害を被るのはメイドですから」

メイド「真面目に?」

執事「マジです」


193 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/10/15(月) 20:32:58 ID:ukG3dzUQ

執事「話はそれだけです。仕事中に呼び出してすいませんでした」

メイド「いやいや、アタシなんか庭でボーっとしてるだけなんだから気にしないでよ」

執事「…それはつまり、常日頃から仕事をさぼっているという事ですか?」

メイド「そうだけど?」

執事「本来ならしかるべき罰を与えますが…今回は見逃しましょう」

メイド(罰を見逃すほどの対処って一体…)

執事「ではよろしくお願いします」

メイド「はいはーい」


194 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/10/15(月) 20:37:39 ID:ukG3dzUQ

―午後八時 執事の部屋

執事「私はそろそろ眠ります。非常に疲れましたから…」

猫娘「あの…どうしてごしゅじんさまはそふぁーでねむねむですか?」

執事「質問の意味がよくわからないのですが?」

猫娘「えっと…どうしてべっとをつかわにゃいのかにゃーって」

執事「猫娘の寝床だからですが?」

猫娘「…いっしょにねませんか?」

執事「私は眠れればどこでもいいので、猫娘が使っていいですよ」

猫娘「どこでも?」

執事「ええ、崖の上でも、イカダでも大丈夫です」

猫娘「きょうはわたしといっしょにねませんか…?」

執事「猫娘が良ければ構いませんよ」

猫娘「ごしゅじんさまといっしょにゃ!」

執事「…寝るときはお静かにお願いします」


195 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/15(月) 23:51:26 ID:hXz7jAzY
寝方wwwどこの傭兵なんだよww


196 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/16(火) 16:15:39 ID:KK9LcjeM
メイドさんのうんめーや如何に!?


197 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/17(水) 12:02:29 ID:2YDW.IjU
普通の猫と違って、食っちゃ寝するだけじゃないのが良いよな〜


198 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/19(金) 11:07:26 ID:jjWA098U
きゃわゆい


199 名前: ◆tgS.YUZ5/Y [] 投稿日:2012/10/22(月) 20:26:17 ID:wFxbjSqI

〜深夜〜

猫娘「ふわ…」

執事「…起きてしまったのですか?」

猫娘「ふぇ?ごゆじんさまおきて…?」

執事「私は何かあるとすぐに起きれる体質なので」

猫娘「それは…べんり…にゃ…」

執事「まだ眠いでしょう?安心してお眠りください」ナデナデ

猫娘「ふみゅう…」

執事「…目が冴えてしまいましたね」

執事「おや?」

You got mail !

『15時に到着予定だよ。:-)』

執事「『了解しました。』と…」

執事「…一体どこに行っていたのでしょうね?」


201 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/10/25(木) 21:35:54 ID:G8Dkds0k
さて、いよいよか。どういう話になるのか……



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