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妹「おい///……」
- 641 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage]
:2008/10/16(木) 01:38:45.05 ID:mTCMWH.o
放課後
兄「お、メールだ……妹友ちゃんか……
『今日は7時に校門集合だって女ちゃん言ってたけど女の子はみんな
5時半に集合って事になったらしいからお兄ちゃんは兄友さんと7時に校門に来てね♪』
……ふむ『了解〜!』っと……兄友!」
兄友「おう! 今メール来た来た。どゆ事?」
兄「それをお前に聞こうとしたんだよww」
兄友「お、事情を知ってそうな子が来てるぞ……行ってやれww」
兄「へ?……あ!」
タタタ
兄「おう! お疲れ!」
妹「あ、ああ///」
- 642 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:39:23.86 ID:mTCMWH.o
「うおおおお!! 妹ちゃんが来てるぞ!!!////」
「あいくわぁらずかあいいのぅwwwwwwwwwwwwかあいいのぅwwwwwwwwwwwwwwww」
「俺まだ文化祭の時のメイドの写真と体育祭の時のチアの写真持ってるもんねwwww」
「マジかよ!あの発売して5分で売り切れたっていう伝説のプレミヤもんだろ!?
なんで今まで隠してた!!!俺にくれ!!!」
「うーむ……食券500枚でギリギリ交換してやってもいいぞwwww」
「う、うーむ……ってムリに決まってんだろwwwwwwwwww」
兄友「なーに言ってんだお前らw」
「ん? なんだ兄友か……お前は俺達の敵だ」
兄友「ちょ!!w」
「そうだそうだ!……お前には妹友ちゃんがいる事はもうわかってんだよぉ!!!
だけどな……だけどなぁ………」
「俺達にゃ誰もいねぇんだよおおおおおお」
「「「うおおおおおおおんん」」」
兄友「……なんとまぁww なんかすげぇなお前らw」
- 643 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:42:11.80 ID:mTCMWH.o
兄「 (何か教室が急に騒がしくなった?……よく聞こえないけど)
あのさ……今妹友ちゃんからこういうメールが」
妹「知ってる。私も来たから……」
兄「なんでなんだろうな? なんか準備でもあんのかな……お前のメールに何か書いてなかった?」
妹「……」
兄「ん?」
妹「…………わ、分からない///」
兄「……そっか」
妹「そ、そういう事だから……一緒に校門行くつもりだったけど……その(シュン)」
兄「ああ……まぁ俺は今から弓道部に顔出すからどっちみちお前待たせちゃうかもなぁ
って思ってたからさ……いいよw 先に家に帰って着替えとけ、な?」
妹「………」
兄「それでまぁ5時半に校門にくればいいよ。俺もそれ位に丁度弓道部からお暇する予定って感じだから。
んでお前は女ちゃんの車に乗せてもらって俺は一旦帰る」
妹「わ、わかった……あの///」
兄「ん?」
妹「た、楽しみにしてろよ……な!/// 」
兄「え?」
妹「///じゃ、じゃあ!」
兄「お、おう(な、何をだ?)」
タタタタ
- 644 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:45:42.68 ID:mTCMWH.o
「「「「「「「「「………」」」」」」」」」
兄「何なんだろ?……ってうおぉ!? 何だお前ら!!」
「てんめぇ兄……ま、まままままさか」
「まさか……い、妹ちゃんと……」
「お前………いくらなんでもなぁ!!」
兄「はぁ?」
「で、でもお前ら待て!!……く、悔しいが…………考えてみろ」
「う……血は……つながってねぇし……な」
「こいつ……色々………・出来るし……ムカつくけど」
兄「だからさっきから何言ってんだ?お前ら」
「……全力で応援するしかないか……」
「ああ……悔しいからせめてな」
「こいつ性格はいいしな……」
「だな……でもな」
「ああ……でも!…だ」
「おう……でもだな」
兄「あ?」
「「「「「「「「「「でもやっぱ悔しいほうが先だああああああ!!!うおおおおおおおおおん」」」」」」」」」
兄「……なんなんだよマジで」
兄友「皆お前の復帰を喜んでんだよ♪wwwwwww」
兄「?」
- 645 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:48:35.18 ID:mTCMWH.o
弓道場
ユミ「―――――――ッシッ!」
ヒュゥ―――――トンッ!!
「おおーやっぱ部長すげぇなぁ……中々5連続でああも真ん中って難しいぞ」
「お前そりゃ此の間の大会は実力なけりゃ優勝は無理だってw」
顧問「よーし! それでは次はお前だ、俺が見ていてやるから打ってみろ」
「はいっ!」
顧問「その他も練習始めェ!!」
「「「「「「はい!!」」」」」」
兄「おーやってるやってる……おーい! ユミちゃーん!!」
ユミ「え? あ! 兄先輩!!」
顧問「ん?……おお兄!! 帰ってきたとは聞いてたが!! 久しぶりだなぁ!!」
兄「こ、顧問いきなり抱き付かないで下さいw」
「だ、誰だあの人」
「あれだよ、文化祭の終わりの時に弓打った」
「ああ!! あの人か!!……うわぁかっけぇなぁ……」
「兄さんだ/// 兄さんだ///」
「兄さん帰ってきてたんだぁ/// …大丈夫だったかなぁ///」
ザワザワ
顧問「こら! お前ら練習に集中しろ!! あっ、お前!」
「は、はい!」
顧問「少し直すべきところがあったが段々上達してきてるぞ! このまま頑張れ!」
「は、はい!! ありがとうございます!」
顧問「おう! 後で指導する! ……ところで兄」
- 646 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:51:01.90 ID:mTCMWH.o
兄「は、はぁ……えっと…練習のお邪魔になっちゃいますかねw」
ユミ「そ、そんな事ないですよ!来てもらって………その……嬉しいです///」
「あ、あの部長が……顔赤くしてるよおい!(ヒソッ)」
「うわ……か、かわいい///」
兄「そっか、ならよかった……えっと顧問、ユミちゃんから聞いて挨拶した方がいいかなって思いまして
……ご心配をおかけしました」
顧問「うむ……ユミの大会が終わってすぐに連絡でお前の事を聞いてな……
そりゃあ心配したもんだ……主にこの子がな」
ユミ「ちょ!/// おとうさ……こ、顧問!!///」
顧問「ガハハッ!! 元気そうでよかった……これで弓道部にまた来てくれれば俺も嬉しいんだがなぁww」
兄「ま、まぁその話なんですが……ご遠慮させてもらいますw」
顧問「そうか? うーむ……お前ならまた大会で上位を狙える位にはすぐになると思うんだがなぁ……」
兄「まぁ勉強も忙しくなってきますしねw 休んでた分も取り戻さなきゃだし……すみません」
顧問「うーむ……そうか……まぁいいか!! ガハハッ!!! お前も大変だろうしなぁ!
分かった! それでは……最後に」
兄「?……最後に?」
顧問「ちょっと打ってみろ!!」
兄「ええ!? お、俺道具持ってないですってw」
顧問「おい! ユミ」
ユミ「はい! 兄先輩……私のでよければ…使ってください」
兄「……マジですかw」
- 647 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:53:55.35 ID:mTCMWH.o
顧問「マジだw」
ユミ「マジですw」
兄「う、うーん……でもどうしてもやれって言うんなら今練習している人達に迷惑になるから
……部活の終了まで待ちますw」
顧問「だったら今日の部活は5時20分までで終了だからそれまでわしと練習を見てろ!!」
兄「あれ?前は6時終了じゃなかったですか?」
ユミ「わ、私が……その、5時半にいなくなるものですから」
兄「あ、ああ! そっか、女ちゃんの件でかw」
ユミ「は、はい///」
兄「了解! じゃあ少し久々に見させてもらおうかな」
ユミ「はい! 見て行ってください♪」
「き、今日の部長なんか………・…あの人来てから可愛いなおいwwww」
「だ、だなwwwwいつもあんな感じならいいのにwwww」
ユミ「こらそこっ! 練習中は集中しなさい!」
「「は、はいっ!!」」
- 648 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:56:40.32 ID:mTCMWH.o
5時20分
顧問「それでは今日の練習を終了する! 各自道具片付けに入れ!
また、まだ残って練習を続けたいものは6時半までの練習を許可する! では解散!」
「「「「「「「はいっ! ありがとうございました!!」」」」」」」
兄「すっげぇなぁ……皆上手い」
ユミ「兄先輩だって」
兄「俺がこの人達位の時は外してばっかだったよ。ははっ……それはユミちゃんが一番知ってるだろ?」
ユミ「いいえ、兄先輩は頑張ってたと思います」
兄「!……あんがとw」
顧問「よーし! それじゃあ兄!! やってみろ!!」
兄「あっ、やっぱりですか?」
顧問「当たり前だ! ガハハッ!! 逃がさんぞw」
ユミ「ふふっ……はい、兄先輩」
兄「へーい……言っときますが顧問、俺相当下手になってますよ?w」
顧問「何? そうなのか?」
- 649 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:59:35.53 ID:mTCMWH.o
兄「そりゃそうでしょw ずっとやってなかったしさらに病院で寝てたし」
顧問「ふむ……じゃあ5回真ん中に当てるまでやってみろ!!」
兄「なんでそうなるんすか!!w」
「おい……あの人がやるみたいだぞ」
「あー俺興味ねェわ……お前興味あんの?」
「ちょっとな……
(部長にあれだけ構ってもらってるなんて……何かイケすかねェな……からかってやろww)」
「ねぇねぇ! 兄さんが今から打つみたいだよ! ほらっ///」
「うわぁ/// あの文化祭での……見たい見たい!///」
兄「あれ? ……ぶ、部員の人たちが…帰らないんだけどw」
ユミ「気にしなくても大丈夫ですよ兄先輩……どうぞ!」
兄「あ、ああ……(まぁすぐに飽きて帰るかなw……)」
兄「よし……んじゃやっか」
ユミ「はい♪」
顧問「よし! 始めっ!」
兄「あはは……スゥーハァー」
兄「……………」
スゥゥゥゥゥ――――
兄「……………おし」
- 650 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 01:59:51.09 ID:mTCMWH.o
ユミ(!///うわぁ……やっぱり……)
顧問(おお……やはりいい顔をする)
「ちょ、ちょっと!/// い、いきなりすごい…」
「う、うん///……雰囲気変わったね///」
「な、なんだあいつ……」
ギギ・・・ギ
兄「…………」
シーン――――――
兄「…………ハッ!!」
ヒュウッ―――――――ガッ!!
ユミ「惜しい!!」
兄「あはは……やっぱな」
顧問「うむ……続けろ」
兄「……はい」
- 651 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 02:02:40.35 ID:mTCMWH.o
20分後
兄「……………ハッ!!」
ヒュ――――――――――――トンッ!!!
兄「っしゃぁ!!」
顧問「よし! 5本目だ!! もういいぞw」
兄「あ、今ので5本目っすか……んじゃそうですね。……・……そろそろ終わりますか
(もう一生…触らないだろうなぁ……これww)」
ワアアアアアアアアアアアアアアア――――――
兄「へ?」
ダダダダダ
兄「お、おわわっ!」
「す、すごいっすねあんた!……部長には負けるけど俺らとほぼ互角レベルですよ!!!」
「バカね! 兄さんは昔弓道部入ってたのよ!?」
「兄さんかっこよかったですぅ////」
「ま、まぁ大した事なかったですけどね………(………チッ)」
兄「あ、えっと……あり?」
顧問「お前らそろそろ帰るか練習するかに戻らんかぁ!!!」
「「「「「「は、はいっ!!」」」」」」
顧問「兄…すまん、あいつらには私から言っておく」
兄「い、いや別にいいですよ……その…ビックリしちゃっただけですしww」
ユミ「兄先輩……やっぱり……か、かっこよかったです///」
兄「え?……あ、ああ……えっと…ありがとw」
ユミ「………///」
兄「ん?…………あ!! そ、そういえば今何時!?」
ユミ「え? ……あ! 5時40分!!」
- 652 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 02:04:47.08 ID:mTCMWH.o
兄「おわぁやべぇ!! ユミちゃん校門へGO!!!」
ユミ「で、ですね! あわわわっ!!」
女「そんなに急がなくてもいいよ♪」
兄「うわっ!」
ユミ「お、女ちゃんに……みなさん?」
妹友「ユミちゃんがおそいなぁって思って見に来たら……♪ いいもの見れちゃった!」
妹「………///」
兄「お、お前らいつからいたの?」
女「兄さんが最後に弓を放った所位からかな。かっこよかったよぉ♪」
兄「声かけろよ!w……な、なんか恥ずかしいな//」
妹友「そう?w あと第一……声掛けられる雰囲気じゃなかったしさ♪」
兄「ま、まぁそっか…………妹?(制服のまま……あれ?)」
妹「な、なんだ!///」
兄「お前そのカッコで行くの?」
妹「あ! え、えっと///」
女「はいはい〜♪」
妹友「内緒内緒♪」
妹「………///」
兄「?」
- 653 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/10/16(木) 02:06:22.35 ID:mTCMWH.o
女「それではユミちゃん! 行くよ〜♪」
ユミ「あ、はい!」
顧問「君たちユミを頼んだぞ!」
女「わかりました!」
妹友「んじゃ兄さん! またあとでね♪」
妹「……お、遅れない様にな!」
タタタタ
兄「……なんなんだ?」
顧問「兄よ……羨ましいぞ」
兄「え?……な、なにがですか?」
顧問「……全部だな」
兄「はぁ……」
女「ユミちゃん、もしかして兄に言っちゃった?」
ユミ「い、いえ…大丈夫です。言ってません」
妹友「よし!……というか妹ちゃんさっきは危なかったねw」
妹「う、うん」
女「まぁそれでは……レッツゴー♪」
オー!!
妹「…………(お兄ちゃん……やっぱりかっこよかったな///………)」
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