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妹「おい///……」
- 429 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage]
:2008/09/15(月) 23:57:00.74 ID:m.HZVaUo
〜10時前〜
娘「皆〜! そろそろ行こう♪」
妹友「よーし! 何があるのかな?」
女「何かワクワクするね」
ユミ「ですね……(さっきの娘さんの話……まぁ行けば分かりそうですね)」
妹(………いよいよだ。何やるんだろう…)
娘「ここだよ〜♪」
ガチャッ
妹・女「!?」
妹友「!!……うわぁ……綺麗」
ユミ「!…………すごいですね」
「ようこそ。お嬢さん方」
妹「おじさん!?……そ、その格好は」
妹友「あはは!! おじさんかっこいい♪」
娘「お父さんよくやるわねw」
女「ここって……旅館ですよね?w」
「なに、ここ私専用のホールとでもいうか……実は私は月に2,3回ここで演奏会をやってるんだよ。
地元の方たち相手にね。勿論お金はとらない。」
「それでその為にこんなガラス張りのホールを作っちゃったの、おバカさんでしょ? ふふっ」
妹「あ……おばさんもいらっしゃったんですか」
娘「うん♪ 今日は母さんも一緒にお客さんなんだよね♪」
- 430 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:01:39.30 ID:AAHUQn6o
ユミ「はぁ〜……しかしすごいですね……豪華なセットです」
妹「う、うん……圧倒されちゃう……そういえば女ちゃんは?」
妹友「あははっ……あそこ」
妹「?……あれ? 執事男さんたちだ」
「ふふっ、手伝ってくださったんですよあの方たち、この準備をね♪」
「ほんとに身内だけの為にここまでしっかり席を作ってくれるとは思わなかったよ。」
女「あなたたち!? 何をしてるんですか!!」
執事男「申し訳ありませんお嬢様、しかし今日の娘様のご両親
そして兄様の申し出、誠に勝手ながら手伝わせて頂きました」
女「そ、そういう事じゃなくって……私にどうして教えてくれなかったんですか!」
執事男「兄様の頼みでして、出来るだけビックリさせたいからという事で」
女「もう……それで、兄さんたちはどこですか?」
執事男「あ、ああそれなら兄友様と一緒に」
「さぁ! それではお集まりの皆さん? といってもお嬢さん5人に執事の方た
ちを入れると全部で30人ぐらいですか……そろそろ始めますよ!!」
執事男「と、とにかく一番前の席に移って下さい。それが兄様の希望なので」
女「もぅ! 話を最後まで」
妹友「女ちゃーん! こっちおいで!!」
娘「私たちは最前席だよ♪」
女「も、もう………それでは行きますね」
執事男「はい、ご堪能なさってください」
「それでは! 私の頼みで来てくれたメンバー……兄君達以外ですが
……登場してもらいましょう! しばらく準備があるので待っていてくださいね」
ワアア
- 431 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:04:37.68 ID:AAHUQn6o
妹「うわぁ(結構本格的な人達なのかな…・…お兄ちゃん……こんなの隠してたなんて
……教えてくれてもいいはずだ……もう!)……あっ、女ちゃん……どうしたの?」
女「……執事男が私に内緒で兄さんに協力してたみたい」
ユミ「私たちに内緒にしてましたね兄さん達」
娘「まぁビックリさせたかったみたいだしね♪」
妹友「まぁ実際めちゃめちゃ驚いてるけどw
ステージの後ろは海が見えるしねガラス張りで……素敵な所」
娘「ふふっ……こういうのは内緒にしてたほうが面白いしね!……それに」
妹「それに?」
娘「うん! 今日の主役は私達って事なんだけど……母さんも主役なの!」
妹「おばさんが?」
娘「今日ね……実は二人の結婚記念日なんだ♪」
妹「え!?」
女「わぁ! おめでとうございます!」
「うふふっありがとう♪」
妹友「これはめでたいですね♪」
ユミ「はぁぁ……結婚記念日…」
娘「それで……その日に合わせてこういう事をしようって……あいつがね♪」
妹「お兄ちゃん…が?」
- 432 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:04:43.29 ID:AAHUQn6o
娘「うん、旅行の日程もあいつがあいつのご両親……妹ちゃんのお父さんお母さんに頼んで決めてくれたんだ♪」
「まさか私たちの結婚記念日を覚えていてくれるなんて……ホントに驚いたのよ私♪」
妹「…………」
「ホントにいろんな人の事を考えてくれてる兄君……羨ましいわ妹ちゃん!
あんなに素敵な人があなたのお兄さんなんですからね」
妹「…………はい……そう…………思います///」
娘「あは♪ 母さんってば! 今は父さんのライブに注目だよ!! ほらっ」
「ふふっ♪そうね!」
娘「妹ちゃんも! ね? とにかく楽しもう♪」
妹「…………かっこつけだなぁ///……あいつ」
娘「確かに♪」
- 433 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:07:17.00 ID:AAHUQn6o
「さぁそれでは今回この演奏会を私と一緒に盛り上げてくれる、兄君と兄友君に登場してもらいましょう!」
ワアアアア
ガチャッ
女「!!………うわぁ///」
妹友「………兄友…さん///」
ユミ「さ、さっきまでの浴衣姿とは……かっこいいです兄先輩///」
妹「………お兄ちゃん……か、かっこ……ぃぃ//」
娘「うわわw……中々決まってるねぇ兄♪……あははっ//」
兄「い、いやこれは執事男さんが……なぁ?」
兄友「あ、ああw……こんなカッコさせてもらえるとは思ってなかったんだけど」
「さぁ!上がってきてくれ!!」
兄「あっ! はい!!」
兄友「ういっす!!!」
女「………やっぱりかっこいいな…兄さん」
妹友「兄友さんって………(意外とほんと兄さんみたいに///)」
ユミ(文化祭の時も確かライブをしたんでしたよね兄先輩は……あの時は見れなかったけど
……弓道の時とはまた違ったかっこよさが///)
妹「………………」
「調整はしたかい?」
兄「はい、大丈夫です……始めましょう」
妹「……………///」
娘「すごい真剣だね……いい顔するね兄の奴」
妹「うわ!……び、びっくりした」
娘「隣りにいたじゃないずっと♪……兄に夢中?ww」
妹「そ、そんなんじゃ///」
- 434 :次からあちゃぁな歌うシーンww ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:09:37.05 ID:AAHUQn6o
「それでは! 始めたいと思います!! 今日は3曲!
皆さんに聞いてもらう事になります。兄君! 何か言うかい?」
兄「え?……えっと……じゃあ……おばさん!」
「あら♪何? 兄君」
兄「あとおじさん!」
「ん?」
兄「結婚記念日! おめでとうございます!!」
兄友「おめでとうございまーす!!」
パチパチパチパチ
「ん? いや参ったなぁw……えっと、ありがとう!」
「兄君大好き♪」
娘「ちょ! 母さん!!」
「うふふ♪」
「え、えっとそれではそろそろ行きますか……いいかい?」
兄友「はい」
兄「…………はい」
シーン……
ユミ(わぁ……証明が落ちて……月明りで………綺麗)
女(わくわくするなぁ……おじさんが歌うみたいね……
兄さん…文化祭の時に見た……真剣な表情だ///……兄友さんも)
妹友(始まるるんだ!……やっぱ兄さんのこのいつもあんまり見れないタイプの真剣な顔
……かっこいいなぁ……兄友さんも……///)
妹「……お兄ちゃん……すごい(一気に表情が真剣な……)」
娘「……かっこいいね///」
妹「………(コク)///」
- 435 :次からあちゃぁな歌うシーンww ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:11:02.23 ID:AAHUQn6o
「さてと……それでは1曲目……TUBEで『Sky High』です。
楽しい曲だから皆……そ、そんなにかしこまらなくても」
兄友「おーい! お前らwもっと楽にしててくれよww」
兄「そうそうw普通に楽しんでな!!」
娘「分かったから早く〜♪」
「うふふ♪」
「それでは!………行きます」
〜〜♪
「真夏を〜♪走り抜ける〜♪
風になりたい〜♪身も心も〜♪
青空〜泳いでみよう♪
忘れてただけ〜夢の翼♪
もう迷わない♪どこまでも〜僕〜の Sky High〜♪」
兄・兄友「しゃあ!!」
〜〜♪
ユミ「うわぁぁぁ………すごいすごい! 兄先輩!!」
女「近くで見るとホントにすごいなぁ……兄さん達かっこいい!!」
妹友「兄友さんもギター半端ないわね!! えへへっ///」
妹「やっぱり……鳥肌が……おじさんも歌上手いなぁ……」
娘「昔兄がやってたのと比べると……すごく上手くなってるなぁ……ほとんどミスしてないじゃない」
「あなた〜かっこいいわよ〜♪」
- 436 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:12:24.63 ID:AAHUQn6o
「ふぅ……いやぁ練習の時よりも確実に二人が上手くてビックリしたよw
本番に強いんだね」
兄友「そんな事はないと思いますけど……なあ?w」
兄「ああw……それじゃあ次行きますか!」
「そうだね……それでは2曲目……『夢の翼ひろげて』」
「八月の空浮かぶ〜♪ 白い雲を見つめて〜♪
乾いた風に乗せて♪ 天まで届くと〜信じていた〜♪
夜明けを待てず♪ 真夜中の海泳いだ♪
暗闇など〜平気だった〜my dream〜♪」
兄友「しゃあ!」兄「おし!」
〜〜♪
「夏よりあ〜つ〜く〜♪(あ〜つ〜く〜♪)
何よりもつ〜よ〜く♪(つ〜よ〜く♪)
この胸に〜輝いてた一番の星〜
見上げるよ〜ぞ〜ら〜♪()
溢れ出すな〜み〜だ〜♪()
なぜなのか〜答えはもうわかってるから〜♪
現実という名の♪ 僕だけの空に♪」
兄・兄友「「夢の翼ひろげて〜♪」」
〜〜♪〜〜♪
女「すごいすごい!! 連携完璧!!」
ユミ「と、鳥肌たっちゃいました……」
妹友「も、もういいか言っちゃえ! 兄友さんかっこいい!!///」
妹(あ、今こっち見た……文化祭の時も…///)
娘「…………はわわぁ」
「どうしたの?♪」
娘「はわ!? な、なんでもない///」
「……うふふ♪」
- 437 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:14:44.57 ID:AAHUQn6o
「それではもう最後の曲ですね……3曲だけというのもなんですが
まぁもう夜も遅いから……では…『涙を虹に』」
〜〜♪
「野原〜に咲く♪ 名もなき〜花達〜♪
羨〜ましいと♪ 落ち込んだ時は〜思えるものさ♪
でも君〜は君でしかない♪裏切りの雨に打たれて♪
挫折の嵐にのまれて〜行くんだ〜♪
未来へ〜♪」
〜〜♪
「泣かない事が強いんじゃなくて♪
涙を虹に変えるのが〜勇気〜♪
失敗を怖がる弱さよりも♪
マジになれない事がヤバイ♪
イジけてる暇はない〜♪ いつでもRolling Days〜♪」
ユミ(明るい曲ですねぇ……つらい事とかあったら励まされそうな……)
妹友(すごいなぁ……兄友さんこんなに上手かったって知らなかった……)
女(確かに隠してくれてて良かったかも……すごいなぁ……かっこいいし///)
妹(お兄ちゃんって…………いつも真剣勝負だからかっこいいの……かも…な)
娘「………………///」
「………惚れちゃった?(ボソッ)」
娘「んな!?……ば、ばか!!/// そんなわけないでしょ!///」
「どうかしらねぇ♪ 私なら惚れちゃいそうだけど♪」
娘「べ、べつに私は兄なんか///」
「あら? お父さんの事を言ったんだけど?」
娘「!……もういいから!///」
「はいはい♪」
- 438 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:17:03.19 ID:AAHUQn6o
「それじゃあ皆さん、聞いてくれてありがとう! 各自部屋に戻ってくれてかまわないよ!!」
ワアアアアアア――――
妹友「本当にお疲れ様でした! 感動しちゃった!!」
兄友「妹友ちゃん! 俺どうだった?w」
妹友「まぁ……普通だったんじゃない?」
兄友「ちょ! そんなぁ……」
妹友「うそ♪ かっこよかった!//」
兄友「! あ、ありがとう……へへっ//」
兄「おっし! 何とか形になったなぁ!! よかったよかったw」
女「何とかってレベルじゃないよ兄さん! これお金とれるレベルだって!!」
兄「あははっ女ちゃん褒めすぎw とにかく楽しんでもらえたらよかった」
妹「…………」
兄「あ……妹?///(なんか夕方の事が甦る///)」
妹「な、なんだ?///……」
兄「そ、その……どうだった?」
妹「べ、別に!?」
兄「そ、そっか……はは」
妹「………たまには素直に……ならなきゃ(ボソッ)」
兄「え? なんか言った?」
- 439 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:19:22.30 ID:AAHUQn6o
妹「……か、かっこ良かったぞ!!」
兄「え……あ///……そ、そうか? 」
妹「ああ……じ、自慢の兄貴って事にに、認識を改めておいてやるよ!///」
兄「そ、そっかそっか……嬉しいななんか、あんがとな//」
妹「べ、べつに!?///(やば…顔真っ赤だ私……)」
兄「え、えっと……その//(さっきから何だこの感じ……照れてんのか? 俺……)」
妹「じゃ、じゃあ部屋に戻る! 今日は楽しませてくれてありがと!!……明日もよ、よろしく///」
ダダダダ
兄「え? あ、おい!!……行っちゃった……で、でも」
兄「なんか嬉しいな///」
ユミ「それは恋かもしれませんよ兄先輩」
兄「まっさかw 妹だぜ?w」
ユミ「しかし血はつながってないはずです……それならばありだと思います」
兄「う……い、いやでも…ない……と思うぞ//……ってわああああ!!!!!」
ユミ「どうしました?」
兄「なんでユミちゃんいんの!? 妹達と部屋に帰ったんじゃなかったのか?」
- 440 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:23:41.28 ID:AAHUQn6o
娘「あんたが残ってくれって言ったんじゃない、覚えてるでしょ?」
兄「え? ……あ! そ、そうだった!! い、いやごめんごめん……
ってさっきのはユミちゃん……その//」
ユミ「まぁ私の意見を言ったまでですので兄先輩はご自分の考えでどうぞ」
兄「あ、あのなぁ……」
娘「そーれーよーり! もう父さん達も皆部屋に戻っちゃったけど?……何する気?」
兄「あ、そうだった! ………ユミちゃん」
ユミ「なんですか兄先輩」
兄「なんで黙ってたんだ? 明日には帰るって……」
ユミ「!……知ってたんですか」
兄「夕方ユミちゃんのお父さん……まぁ俺からすればまだ顧問って言った方がしっくりくるけど
……顧問から電話があったんだ……大会に出るんだろ? 明日の朝に迎えに来るってさ」
ユミ「……ごめんなさい。また黙ってて」
兄「言ってくれればもっと色々できたのにって思ったんだけど……」
ユミ「最初から……大会に出る事は決まってたんですが…ムリにお父様…いえ、顧問に
かけあって来させてもらったんです。……兄先輩と一緒にいたかったから………ギリギリまで思い出したくなかったんです。
明日帰った後も皆さんは私と同じ時に旅行を終えたと思う事にする予定です……キャンプの事は忘れます」
兄「…………」
ユミ「………なんて……忘れられるわけないんですけどね、現実逃避もいい所です。
皆さんと一緒にキャンプに行けない事が……ちょっとだけ……辛いんです」
ポンポン
ユミ「え?///」
兄「ごめんな。気付かなくて、確かに海水浴の時もときどき伏し目がちだったかも
……何かあるのかもなぁって思ったりもしたんだけど」
ユミ「…………兄先輩」
- 441 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:26:54.40 ID:AAHUQn6o
兄「だからさ! 皆には内緒でユミちゃんだけに楽しんでもらおうって思ってさ!」
ユミ「何をですか?」
兄「おう! 今からここでもう1曲。俺が歌わせてもらいたいんだけど……いいかな?」
ユミ「!」
兄「ご、ごめん気に触ったんなら……え、えっと…こんぐらいしか楽しんでもらえそうな事
思いつかなかったし……あ、カラオケもあるからユミちゃんが歌うのを俺が聞くっていうのも!!
二人でカラオケ大会ってのもありかな、ははっ!」
娘「私もいるの忘れてるでしょあんた」
兄「うおっ!……っと……悪い」
娘「それはそうと……ユミちゃんは兄が歌う方がいいみたいだけど?」
兄「え? ……うおお!? ユミちゃん!?」
ユミ「……ヒック……グズ」
兄「なんで泣いてんの!? お、俺何か気に触る様な事……」
ゴン
兄「あてっ! ちょ! 娘!? 何すんだよ!!」
娘「あんたってホントにこういうの鈍いわね……嬉しくて泣いてるに決まってるじゃん♪」
ユミ「………そ、そうです…ごめんなさい泣いてしまって……」
兄「あ?…り?」
ユミ「その……兄先輩はホントに優しくて……私なんかにそんなに優しくしてくれる男の人って
今までいなかったから……その///」
兄「いやそんな事はないだろ、部の皆とも仲いいって聞いてるし」
ユミ「それでも……兄先輩は特別です……特別…なんです///」
娘「……ユミちゃん(そっか……この子も…)」
兄「?」
ユミ「……とにかく……では…歌ってもらいたい…です」
- 442 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:28:30.73 ID:AAHUQn6o
兄「おし! ……んじゃな……文化祭の時にやったのでいいかな……確かユミちゃんは見れなかったと思うし」
ユミ「はい」
娘「何やるの?」
兄「GOING UNDER GROUND で『同じ月を見てた』って曲だよ。
ちょうどここガラス張りで綺麗な海と月とか星とかも見えてるし……いいかなって」
娘「ああ、たまに私へのメールで熱烈に語ってたグループね♪」
兄「い、いいだろ好きなんだから!!」
ユミ「では、それでお願いします。聞きたいです、私」
兄「おう!……ただ俺しかいないしギターでしか演奏できないからバンドでやるみたいにはできないのは勘弁してくれなw」
ユミ「全然いいです」
娘「早くやってよ♪」
兄「おっけ!それではお二人さん。こちらに」
娘「ここからなら外もよく見えるねw」
ユミ「綺麗です……」
兄「んじゃ……始めるわ」
- 443 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:30:58.07 ID:AAHUQn6o
スゥゥ
ユイ「!……(この急に表情が変わる兄先輩は……なんていうかもう///)」
娘(く……何か釈然としないけど……やっぱかっこいいわねこいつ///)
〜〜♪
兄「最終の♪窓に揺れる〜優しかった日々♪
隣りで眠る君に♪今より♪強くなれたら、またこの場所に♪
戻ろうな、小さな手を握る♪名もなき旅人を〜♪
どこかで笑う声〜♪選んだ道の上〜もう〜♪
心細くなって♪肩をよせるんだ♪
〜〜♪
出会って〜しまった〜僕達は〜♪
何故か〜不安だ〜いつも〜♪
夢を〜見れず〜泣いた日も〜
僕は〜君の〜味方〜♪
上手に♪歌えなくたって♪届いた声〜気づくんだ♪
一人じゃない♪育った街も声も♪違うけれど〜♪
いつだって同じ月を見てた♪」
ジャン♪
兄「……っとまぁ……こんなもんで」
パチパチパチ
ユミ「ホントにすごいです兄先輩! ギター一本でこんなに表現出来る人はなかなかいないと思いますよ!」
娘「うんうん……その…なんていうか…カッコ良かったぞ♪」
兄「あ、ありがと……これで少しは思い出を増やせてくれると良かったんだけど……どうかなユミちゃん」
ユミ「…………」
ギュッ
兄「!?/// ど、どうしたの?///」
ユミ「本当に……ありがとう、兄先輩」
- 444 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:31:04.63 ID:AAHUQn6o
兄「あ、あはは/// え、えっとどういたしまして……ユミちゃんは妹の次に妹みたいな感じだね
……あいつとはちょいタイプが違うけどw」
娘「ふふっ……そんな事ないんじゃないかな……似てるよ。この子達」
兄「そうか?……と、とにかくユミちゃん…そろそろ離して///」
パッ
ユミ「本当に……いい思い出が増えました……もうキャンプに行かなくても大丈夫そうです……ふふっ♪」
兄「よかったww」
ユミ「それじゃあ私……部屋に戻りますね!」
兄「おう! お休み♪」
ガチャ
- 445 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:34:12.33 ID:AAHUQn6o
兄「ふぅ……何とか喜んでもらえたみたいでよかった」
娘「あんたねぇ……ほんとかっこつけすぎでしょ」
兄「え? どういう事?」
娘「ううん……自覚ないならもういいわ……治らないもんね♪」
兄「何言ってんだか……」
ザザーン……
娘「………………」
兄「………………」
娘「……………ねぇ//」
兄「………な、なんだ?///」
娘「……私さ! 兄の事結構…………好きだよ!!」
兄「な!?///」
娘「うん……結構ねw」
兄「そ、そりゃ俺も別に嫌いじゃない……けど///」
娘「うん、そうだと思った」
兄「な、なんだよそれ」
娘「んーん……とりあえず…キャンプが終わったら決めるわ、どうするか」
兄「何わけのわかんない事言ってんだ? 何をどうするって?」
娘「……すぐに分かるよ♪」
兄「?」
娘(今の兄の気持ちが……誰に向いてるか大体分かってるしね……
本人も自覚出てくる寸前まできてるっぽいし……このキャンプで……ひくかどうか…決めよ)
兄「娘? どした?」
娘「ううん! それよりさ!! 兄の演奏聞いてたら私も歌いたくなっちゃった♪」
兄「へ? 何歌うの?」
- 446 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:35:17.29 ID:AAHUQn6o
娘「ふっふっふ♪ ここにはカラオケもありますのでね……これ!」
〜〜♪
兄「ああ、これね! んじゃ俺ギターやろうか?w」
娘「うん、お願い!」
兄「おう!」
〜〜♪
娘(今の気持ちにピッタリ……かもね//)
娘「恋しちゃったんだ♪ たぶん〜気づいてないでしょう?♪
星の夜願い込めて♪ CHE.R.RY〜♪ 指先で送るキミへのメッセージ♪」
〜〜♪
妹「………娘さん…………………お兄ちゃん」
- 447 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/16(火) 00:44:48.75 ID:AAHUQn6o
はいここまで〜
歌マジすいませんでしたwwwwww勝手に好きなの使わせてもらったwwwwww
どんなのかはようつべでそれぞれあったのでURL載せますのでもし気になったら聞いてみるのも
いいかもっす!!
1曲目
sky high
http://jp.youtube.com/watch?v=fJ6a_eULsQ8
2曲目
夢の翼ひろげて
ttp://jp.youtube.com/watch?v=zI3DlRssaH0&feature=related
3曲目
涙を虹に
http://jp.youtube.com/watch?v=4O1qOTmlDOY
んでついでですがおじさんや兄がバックにして歌った
ホールから見える海の風景ってのはこんな感じのイメージで書いてました。
ttp://kuronuko.up-ch.com/uploader/sn/src/up8595.jpg_9pPYTIhhbDbuZ7U5P64R/up8595.jpg
見れるかな?見れない時はDLpassは「oi」ですのでwwwwwwwwww
まぁチラ裏っすけどwwwwwwっうぇwwwwwwww
それではまた近いうちに!!いよいよ終盤です!ww
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