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妹「…廃墟…好きなんです」
391 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:02:24.44 ID:LjYBta1nO
ずずずずずずず!

サバ男「ど、どんどん傾いていきますよ!」

写女「……!」

兄「……」

妹「お、お兄さん!脱出しましょう!」

なくなってしまうのか…?

ようやく暗妹とわかり合えたころに……!

この場所が……!

この大切な場所が……!

これからやっと皆で色々なことが出来ると思った矢先に…!

暗妹「…お兄さん?」

ずずずずずずず

写女「きゃっ!」

妹「出ましょう!早くこの屋敷から!」


393 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:09:32.96 ID:LjYBta1nO
…許せない…!

僕達が築き上げた関係を壊そうとしている人間が…!

皆部屋から出て階段をかけおりる

サバ男「兄さん!なにをしているんですか!」

兄「…うん…」

遅れながらも傾いた大広間のドアまで着き皆外に出る

兄「……」

暗妹「…お兄さん?出ないんですか!?危ないです!」

兄「……悪いけど……僕はまだ出られない…」

妹「ど、どうしてですか!」


394 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:13:36.59 ID:jLGOLryDO
ヾ(・´ω`・)ゞ あるぇ?


395 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:18:01.46 ID:LjYBta1nO
兄「…多分…キザ男とかいう奴だよ」

サバ男「キザ男さんが…?」

写女「根拠はあるの…?」

暗妹「そんなこと…後でもいいです!早く出てください!お兄さん…!死んでしまいます!」

兄「…だめだよ。逃げられない理由がある」

妹「い、一体どんな理由が…」

兄「……」

キザ男……キザ男という名前……

僕はさっきその名前を聞いた瞬間に思い出していた

兄「妹。この屋敷の支柱部分はどこ?」

妹「え…?そこの大広間の真ん中にある支柱がそうですけど…」

兄「じゃあこの屋敷の地下にも支柱があるわけだね」
きっと地下の支柱に爆弾が…


396 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:26:14.02 ID:LjYBta1nO
兄「…行かなきゃならない」

写女「キザ男くんが屋敷の中にいる理由なんてないよー!早くおいでよー!」

兄「……ただ、なんとなく居るような気がするんだ」

暗妹「そんな訳のわからない理由で行くなんて…!おかしいです!」

兄「僕もわかってるよ。おかしいって」

暗妹「じゃあ…!」

兄「じゃあ根拠を言うよ。僕が行かなきゃならない理由を…」

サバ男「……その理由とは…?」

兄「………キザ男っていう名前で僕が知る男は………」

………

兄「……僕の父さんだ」


397 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:28:07.40 ID:N2xYpDRB0
ナ、ナンダッテー(AAry


398 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:28:31.31 ID:QDmwWOIn0
eeeeeeeeee!!!!!!!!!!!


400 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:32:50.17 ID:LjYBta1nO
暗妹「……お父…さん…?」

兄「…キザ男って名前を聞いた瞬間思い出したよ。父さんはここの研究員だったって…」

妹「……!!」

兄「今の今まで忘れていたけど…」

サバ男「…研究員ってことは…妹ちゃん達が成長しない手術を研究していた…」

ずずずずずず…

兄「…そうだよ、全ての原因を作った父さんが…」

妹達をこんな姿にして……!

……孤独を味あわせて…!

兄「……また僕達の関係を壊そうとしているんだ…。この居場所を壊して…」

写女「……私達の…居場所…」

……そんなこと……許せるはずがない…!!


401 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:42:23.41 ID:v8Z+/w/a0
だんだんとタイラントフラグが匂ってきました


402 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:42:41.03 ID:LjYBta1nO
兄「……だから…僕は行くよ」

サバ男「……」

写女「……」

皆黙る。…それはそうだ。あまりにも急すぎる。

しかもこんな時に…

暗妹「…行かせません…!」

兄「…暗妹…」

暗妹「嫌です!!…もうお兄さんと離れて…あんな思いをするのは…一緒に居てくれるって言ってくれましたよね…?」

兄「……暗妹……約束するよ」

暗妹「……」

兄「…必ず…戻ってくる…」

暗妹「お兄さん!!」

僕は屋敷の中へと引き返す

すると

サバ男「兄ぃぃぃぃぃぃ!!!」


404 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:50:11.32 ID:LjYBta1nO
ずずずずずず

誰かの怒声が鳴り響く

兄「……さ、サバ男くん…?」

サバ男「……あんた…なにやってんだよ…」

兄「……なにって…」

サバ男「…なんのためにここまでこぎつけたんだよ。暗妹さんのためじゃないのかよ?」

兄「……」

サバ男「それがなんだ…?今度は自分の勝手で妹達を孤独にすんのかよ…?」

兄「そ、それは…」

サバ男「…………兄さんが死んだら…妹さん達はどうなるんですか……?」


405 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:52:21.60 ID:BI6sEl/G0
サバ男・・・なんかかっこいい 感じちゃう ビクンビクン


406 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:53:55.67 ID:QDmwWOIn0
サバ男かっけーww


407 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/19(火) 22:54:36.14 ID:aeUZH0zr0
サバ男が言うと激しくうぜぇ


408 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:54:59.55 ID:sCdQdLp0O
サバ男かっけぇなおい


409 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 22:59:44.07 ID:LjYBta1nO
サバ男くんが怒るなんてよっぽどのことだ。

……だけど……父さんを許すことなど出来ない…

兄「…サバ男くん」

サバ男「……」

兄「…この先もこの関係を続けていくには…父さんは…正直邪魔なんだ」

サバ男「…」

兄「……今回は建物で済んでいるけど…次は命を狙われかねない」

サバ男「…つまり…小生達の未来を考えての行動だと…?」

兄「……そうだよ。ここでやらなきゃ…次はどこで現れるかわからない。…だからこの場所に賭ける」

サバ男「………」


411 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:20:41.56 ID:LjYBta1nO
しばらく悩んだ後

サバ男「…わかりました…その代わり小生も行きます…」

兄「…それはだめだよ。なにかあっても保証出来ない」

サバ男「そんなのわかって…!」

兄「…僕を信じて欲しい。…必ず…戻ってくるから」

兄の目は真剣だ。……もう……兄を信じるしかない

サバ男「……これを」

すっと銃を渡す

兄「…これは?」

サバ男「…電動ハンドガンです。なにもないより…マシでしょう」

兄「……ありがとう。……信じてくれて…」

暗妹「…お兄さん!」

兄「…行ってくるよ暗妹、」

僕は屋敷の奥へと進んでいった…


412 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:25:54.64 ID:LjYBta1nO
地下に続く階段を歩く

かつーん

かつーん

足音が反響する

ずずずずずず!

また屋敷が傾く


兄「………」


階段を下り鉄製扉をの開ける

ぎぃぃぃぃ


413 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:27:54.91 ID:LjYBta1nO
ごめん。
何回も文章消したり足したりしてるからたまに文章おかしいのは勘弁して


414 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:29:39.35 ID:N2xYpDRB0
気にしてない


415 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:36:44.91 ID:LjYBta1nO
広い部屋に出る。

病院の浴場施設だ。休憩所もあり軽い購買のような場所もあるが全て寂れ、部屋の中はテーブルやソファーがぐちゃぐちゃに並べられている

ごぉぉぉぉ…

火が燃えてる

じゃりっ

じゃりっ

ガラスの破片を踏みながら奥に進む

……もしかして誰もいないのか?


416 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:42:55.83 ID:LjYBta1nO
ごぉぉぉぉ…

奥に大きな支柱が見えた

………人がいる

その人物はゆっくりとこちらを振り向く

キザ男「やぁ」

兄「……!」


………若い……!どう見ても10代としか思えない


父さんはもっと歳をとっていたはずだ


こいつは父さんじゃ……ない!


417 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:44:33.93 ID:N2xYpDRB0
ナ、ナンd(ry


418 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:49:55.52 ID:LjYBta1nO
一体どうなっているんだ…!

キザ男「…逃げないのかい?」

兄「……」

確かに父さんの名前はキザ男だ。そして研究員だったことも覚えている。

同姓同名…?僕の勘違いだったのか…?

キザ男「ふん…。まだわかっていないようだね…」

頭が混乱する。
キザ男がなにを言っている意味もわからない

キザ男「……思い出したまえ。今こそ」

兄「……!」

記憶が……!

入ってくる……!


419 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:59:10.64 ID:LjYBta1nO
父「…私の体を使いたまえ」

研究員「……いいんですか?」

父「あぁ、元々この研究は私が考えたものだ。私の体を使い実験するのだ」

妹達とよく研究室に遊びに来ていた僕達はその会話を聞いていた

父「………あの子を……海外へ飛ばして欲しい…」

研究員「……父さんの唯一の連れ子さんですか…?」

父「あぁ…。あの子だけは…この件には関与させたくない」

この事で僕は母さんと父さんが再婚していたことを知る。

……ちょっと待って……連れ子……?

まさか僕には……まだ兄弟がいるのか……?


420 :VIPがお送りします [] :2009/05/19(火) 23:59:54.04 ID:sCdQdLp0O
イシカ


421 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:01:15.49 ID:EEyohKrc0
n(ry


422 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:10:43.28 ID:SmuAOwSzO
次の日……

父は死んだ。

手術は失敗したんだ。

研究員「……父さん……」

研究員2「でもこれでわかったことがある。」

研究員「…なんですか?」

研究員2「……成長を止めるには反発し合う力が必要なんだ。この石には…+極と−極があったんだ」

研究員「つまり?」

研究員2「つまり二人の人間に+極と−極を別々にとりつけお互いを反発させあうことで成長が止まるんだ父さんは片方の極しかなかったから死んだのだ」

研究員「なるほど…!」

研究員2「なるべく同じDNAの二人がいい。限りなく似通っている…」

研究員「……父さんの子供に双子がいましたね…」

研究員2「それだ…。父さんの研究を無駄にしないためにも…あの双子を…」


423 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:16:44.48 ID:SmuAOwSzO
兄「うわぁぁぁっ…!」

……思い出してしまった……

この事件の全貌を……!

キザ男「…どうしたんだい?僕の美貌にでも酔ったのかい…?」

兄「…はぁっ…!はぁっ…!」

どうして僕の記憶はこんなにも曖昧なのに突如思い出したりするんだろうか…


………でもわかったことが2つある。


父さんは死んでいた。

そして……こいつは父さんの名を語った偽物だ…!!


424 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:17:31.47 ID:OsYntSAMO
文章がおかしいのはまだいいんだが、話の展開が論理的に矛盾含んでるのがどうもな……


425 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:23:21.00 ID:SmuAOwSzO
それともう1つ…

僕には兄弟がもう1人存在したことだ

兄「………まさか……君は……?」

キザ男「思い出したようだねぇ…弟くん…こんな好青年を忘れるとは…」

弟ってことは……僕のお兄さん…!?

兄「……なにが目的なんだ……!」

キザ男「……ふっ。なんだろうねぇ」

兄「……なんでこの屋敷を破壊しようとするんだ……!」

キザ男はじりじりと距離を詰めてくる

胸ポケットに手を入れ…

拳銃が出てくる

兄「!!」


426 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:26:04.18 ID:SmuAOwSzO
>>424
いつもこんな感じに矛盾だらけだから。思い付きの展開だし


428 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:29:19.19 ID:mY2kdGwR0
しえん

VIPのSSに完璧なんて求めてないから安心して続けるんだ
面白ければそれでいいと思う


429 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:30:59.85 ID:OsYntSAMO
>>426
それにしてもほんの数レスで矛盾を生成するのは中々のものだと思うぞ

とか言いつつ読んでるわけで
しえん


430 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:37:41.99 ID:SmuAOwSzO
キザ男「こいつが珍しいかい?ベレッタだよ……本物のね」

兄「………」

鼓動が早くなっていく。

キザ男「僕が父さんの手術前に海外へ飛ばされたまでは思い出したね?」

兄「……」

キザ男「…ふん。答える気はなしかい」

兄「……」

キザ男「君はどうして何にも関与していない僕がこの屋敷を燃やしているか…と聞いたね」

兄「……うん」


431 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 00:43:29.00 ID:SmuAOwSzO
>>429
良かったら矛盾を教えてくれ


433 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:03:43.13 ID:SmuAOwSzO
キザ男「…現在アメリカでは人間の成長を止める開発が進んでいるんだ」

兄「…成長を…止める…?なんのために…?」

キザ男「…さぁ?詳しいことは知らんねぇ。なんかお偉方が大層必要としているみたいだけど」

兄「……」

キザ男「ところがさ…なんでかは知らないが日本でその開発手術が成功してるって噂をアメリカが聞いちゃったんだよ」

兄「……」

キザ男「日本はこんな黒歴史になるようなことを開発してたのがバレたら大事だ…だから…」

兄「……!」


434 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:11:03.49 ID:OsYntSAMO
>>431
兄がキザ男について
次は命を〜、と逃げたとしてもまた狙ってくるとみなしている発言がある一方その直前で
写女の、屋敷の中にはキザ男はいるわけない、に対し、いるような気がする
兄達を確実に仕留めたいキザ男が、兄達が逃げる、そして自分の死の可能性、すなわちその後のチャンスの喪失、
があるにもかかわらず屋敷に残っているだろうか?また逆のことも言えるわけで、その辺の兄の発言の矛盾



435 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:12:52.33 ID:K0atW56DO
>>434
読みづらい


436 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:13:36.28 ID:SmuAOwSzO
兄「……だから……完全に証拠を隠滅するために……?」

キザ男「その通り」

兄「……なんで……君が……」

キザ男「…それは僕がこの国のエージェントだからさ」

兄「…!」

キザ男「……」

兄「…じゃあ妹達を…殺す気なの……?」

キザ男「当然。あれこそが開発の結果だからねぇ?女性を殺すのは僕の主義に反するんだけど…国の命令とあっちゃ仕方ない…」

兄「…」

キザ男「…さて、種明かしも終わったことだし…」

ごぉぉぉぉ

火が燃え盛る

キザ男「この話を聞いてしまった君にも…死んでもらおう」


437 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/20(水) 01:14:40.68 ID:mY2kdGwR0
>>434
次は命を〜
まで読んだ


438 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:16:43.92 ID:SmuAOwSzO
>>434
なんだそのことか!

だったら大丈夫だわ


439 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:16:53.04 ID:OsYntSAMO
>>435>>437
君らは読まなくていいよ別に


440 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:18:51.41 ID:OsYntSAMO
>>438
kwsk


442 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:35:29.51 ID:SmuAOwSzO
じゃきっ!

銃口を向けられる

キザ男「残念だったねぇ…とっとと逃げていれば良かったのに…」

兄「………」

………おかしい……

おかしすぎる……!

証拠を隠滅しに来たはずなのにこいつは…

『逃げていれば良かったのに』

今そう言った。

……殺すなら今持っている銃で1人1人殺せばいいのに…!

それに…屋敷なんて後からでも破壊出来る

それに逃げ道も一切封鎖されていなかった

一体どういうつもりだ…!


443 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:43:41.28 ID:SmuAOwSzO
エージェントなら…それくらい余裕だろうに…

キザ男「なにを考え込んでいるんだい…?恐怖に脅えているのかい?」

兄「………」

まさか…この銃で人を殺せなかったのか…?

…結論は1つだ。

この銃は……偽物だ!!


ばしっ!

キザ男「あっ!」

走る。

キザ男「ま、待ちたまえ!!」

たったった!

手近な所に隠れるため浴室に飛び込む

兄「はぁっ!はぁっ!」

……着替える場所だ…!ここの影に…


444 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 01:52:49.80 ID:SmuAOwSzO
ばんっ!

着替え所のドアを開け放つ

キザ男「どこだ!!……出てきたまえ!!」

兄「………」

キザ男「無駄な抵抗はやめろ!!出てこい!!」

足元にあるコンクリートの破片を発見しそれをさっきいた休憩所に、開きっぱなしのドアに放り投げる

ひゅんっ

かんっ!かんかん!

キザ男「そこか!!」

ダァン!!

───銃声───?

そ、そんなバカな!!あれは………本物の拳銃!?


446 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 02:06:32.45 ID:SmuAOwSzO
動揺しながらも浴場に移動する

浴槽の中に入り身を屈める

キザ男「舐めた真似をするんじゃない…!!早く出てこい…!僕を怒らせるともっと酷い目に合わせるぞ!」

外から大声が聞こえる


僕を探している間に考えよう…。

間違いなくあの銃は本物だ…!

じゃあ一体なんで使わなかったんだ…?


僕達を殺して証拠隠滅するつもりなら僕ならとっとと拳銃で全員射殺する。

そして他にもおかしいところは有りすぎる。

あいつがとったこの方法は確実じゃない…

殺すには抜けている部分が多すぎる…エージェントならこんなミスをするだろうか…


448 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 02:17:52.56 ID:SmuAOwSzO
……………

…もしかしてあいつがやりたかったのは僕達を殺す事じゃなくこの屋敷を燃やしてしまいたかったんじゃないか?

……でもさっきは殺すとか言っていたし今この状況なのも理解出来ない

…………

兄「へ、へ、へ……」

…不味い!クシャミだ!

兄「へっくしゅん!」

…しまった……!

がたっ!がたがたがたっ!

どんどん音が近付いてくる

キザ男「………弟くん?いるの?」


449 :VIPがお送りします [] :2009/05/20(水) 02:23:22.28 ID:SmuAOwSzO
キザ男「ねぇ?いるんでしょ?出てきなよ…」

────ズキン!───

兄「……っ!」

……なんだ……?急にお腹が……!

キザ男「もうかくれんぼはやめにしようよ」

───ズキン!───

痛い……!なんなんだ…!
がたっ!

我慢出来ずにのたうち回る

キザ男「そこだね……見つけたよ?弟くん」



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