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今頃勇者ってのもないようです
662 : [] :2009/04/06(月) 14:08:26.33 ID:fxYQW0hk0
〈ワールドマップへ……〉

遊び人「はぁ、はぁ、くそ……なんか目の前がかすんできやがった……」

勇者「肩貸すよ、遊び人」

遊び人「じじいも背負って何言ってんだ……一人で歩けるぜ……」

魔法使い「――肩貸すわよ、ほら――く」

遊び人「いいから……お前はルーラを早く使ってくれよ」

魔法使い「賢者が妨害してんのよ。あいつの魔法が届かない範囲まで移動しないと」

遊び人「くそ、あのクソ女……――っ!? おい勇者、じじいおかしくないか!?」

勇者「え! 師匠! 師匠!?」

老兵「…………」

勇者「意識がないよ! なんとかならないの魔法使い!」

魔法使い「急ぐしかないわよ……! 早く移動して!」



664 : [] :2009/04/06(月) 14:13:24.96 ID:fxYQW0hk0
× × ×

魔法使い「どこまで結界張ってんのよあいつは……!」

勇者「師匠! 師匠、しっかりしてください! 師匠!」

老兵「…………」

遊び人「ぅ――…………」 どさ

勇者「遊び人!?」

魔法使い「しっかりしなさい――遊び人!」

遊び人「…………」

魔法使い「く――」

勇者「早く――早く! なんでもっと早く歩けないんだ僕は!? くそぉ!!」


× × ×

魔法使い「はぁ、はぁ、はぁ――」

勇者「……っ、はぁ……っ」

魔法使い「く、やっと――ここでルーラするわよ」



665 : [] :2009/04/06(月) 14:17:02.64 ID:fxYQW0hk0

勇者「早くしてくれ……早くしないと、もう……!」

魔法使い「わかってるわよ――」

 まほうつかい は つえ を かまえた!

老兵「ゅ……ぅ、しゃ……」

勇者「――師匠!? 師匠、もうすぐ帰れますからね! すぐに治療しますから!」

老兵「……僧侶……むすめ……」

勇者「師匠!」



老兵「せかいを……たのむ……」



666 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/06(月) 14:19:09.66 ID:0GLTW89+0
ロトの勇者は世界の半分でももらったんだろうか


668 : [] :2009/04/06(月) 14:20:24.41 ID:fxYQW0hk0


 まほうつかい は ルーラ を となえた!




669 : [] :2009/04/06(月) 14:24:21.20 ID:fxYQW0hk0
× × ×

〈ロマリアへ……〉

勇者「誰か! 僧侶を呼んでくさい! お願いします!」

ロマリア市民A「お、おいなんだ? どうした――」

魔法使い「早くしなさい!」

ロマリア市民B「これはひどいわ……すぐに僧侶をよんで来ないと」
ロマリア市民C「おい、早く呼んで来い!」
ロマリア市民D「お、おぅ!」

× × ×


僧侶「あれは……?」


× × ×


670 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/06(月) 14:26:36.73 ID:0GLTW89+0
爺アウト
僧侶イン
のフラグktkr


672 : [] :2009/04/06(月) 14:28:54.80 ID:fxYQW0hk0


僧侶「嘘……お父さん……!?」


勇者「あ、僧侶さん! 師匠を――」

僧侶「どいて!」 どん!

僧侶「お父さん――嘘でしょ? しっかりして!」

 そうりょ は ベホマ を となえた!

老兵「――――」

僧侶「お父さん! お父さん!!」

 そうりょ は ベホマ を となえた!

僧侶「お父さん――お父さん……! 起きてよ……お父さん……!」

 そうりょ は ベホマ を となえた!

×××

遊び人「ぅ……」

魔法使い「遊び人、動いちゃダメよ。今治療してるから――」



673 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/06(月) 14:31:53.06 ID:KWm0g95yO
ろうへぇえええ!

ジャンプよりこのスレのが面白いな


674 : [] :2009/04/06(月) 14:32:59.42 ID:fxYQW0hk0
× × × 

僧侶「お父さん……お父さん! ねぇ! 起きてよ! おとうさん!!」

 そうりょ は ベホマ を となえた!

 そうりょ は ザオリク を となえた!


 ろうへい は いきかえ らない


× × × 


遊び人「…………クソ……クソ……くそったれだ……こんなの……っ」

魔法使い「……」

遊び人「こんなの……くそったれだ…………」



675 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 14:33:53.23 ID:r3h+OZiYO
『老兵』
完全敗北−死亡


676 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 14:35:25.80 ID:Bx6/L0VG0
基本的に皆レベル高いんだな


677 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 14:36:24.80 ID:Ccjn9vi0O
ザオリクが効かないなんて…orz


678 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 14:36:25.41 ID:dm0Pi2MhO
老兵…


681 : [] :2009/04/06(月) 14:39:18.31 ID:fxYQW0hk0

勇者「……僧侶、さん。師匠は……」

僧侶「どいてよ! 近寄らないで!」

ロマリア市民A「僧侶さん、お気の毒だがこのご老人はもう……」

僧侶「触らないで! 黙っててよ!! 今、治療してるんだから!!」

× × ×

僧侶「…………」


 ろうへい は いきかえ らない!


勇者「……そうりょ、さん。師匠――」

僧侶「……っ、あなた、どういうつもりよ……!?」

勇者「え……」



僧侶「あなたに連れられていって、お父さんは死んだッ」



684 : [] :2009/04/06(月) 14:48:17.35 ID:fxYQW0hk0
勇者「……」

僧侶「何があったのよ――!? 何をしたらこんな事になるのよ!? お父さんに何したのよ!?」

勇者「それは……」

僧侶「答えなさいよ――答えてよ!」

勇者「……」

× × × 

ロマリア市民A「そんなバカな……」
ロマリア市民B「勇者様がそんな事――」
ロマリア市民C「で、でたらめ言うな!」
ロマリア市民D「そうだ! この人殺しが!」

勇者「嘘じゃない! 本当なんです!」

僧侶「……」
 
勇者「――信じてください、本当の話なんです!」

僧侶「……信じるわ」


僧侶「それで――あなたは逃げ帰ってきたっていうのね。私の父が殺されたのに、一矢も
報いることなく、おめおめと……!」



687 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/06(月) 14:51:35.57 ID:i20pCHDf0
全ロマリアが号泣した


688 : [] :2009/04/06(月) 14:58:36.21 ID:fxYQW0hk0

勇者「そ、それは……」

僧侶「よくも私の父を師匠なんて呼べるわね。父の死には何の意味もない――無駄死にじゃ
ない……!」

勇者「無駄死にだなんて――!」

僧侶「無駄死によ!!」

僧侶「お父さんはね、生まれてからずっと、ずっと兵隊だったの。私が生まれてからも、ずっと
ずっと、ずっと、お母さんが死んでも、お父さんは門の番についてたのよ……!?」

僧侶「このあいだ――ついこのあいだ、『軍を辞める』って言ってくれたのよ――?」

僧侶「うれしかったのに……やっと、やっと本当に『お父さん』って呼べるって――やっと――」



僧侶「――なのに、その結果がこれ!?」




691 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 15:00:49.16 ID:BYhC4a1g0
僧侶・・・
まぁこうなるわな


692 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 15:05:57.15 ID:qu77lbh+O
その結果がこれだよ!


693 : [] :2009/04/06(月) 15:05:58.05 ID:fxYQW0hk0

僧侶「返してよ……お父さんを返して!」

勇者「……」

僧侶「黙ってないで返してよ!」

ロマリア市民「娘さん、もうやめなさい」

僧侶「返して! お父さん返して!」

ロマリア市民「さぁこっちへ来て……落ち着きましょう? ね――」

僧侶「嫌! お父さん! お父さん!!」



僧侶「お父さん!!」




695 : [] :2009/04/06(月) 15:07:36.49 ID:fxYQW0hk0

× × ×

ロマリア市民「あんた達も、何があったが知らんが、いい加減な事を言ってあの娘を
悲しませるのはやめてくれ」

勇者「……」

ロマリア市民「今日一晩はここに滞在してもいい。だが明日になったら、出てってくれんか」

魔法使い「……そうね。そうするわ」

遊び人「……クソ、たれ……」



698 : [] :2009/04/06(月) 15:26:03.73 ID:fxYQW0hk0
〈宿屋へ……夜〉

× × ×

「嫌! お父さん! お父さん!」

「お父さん返してよ! 返して!」


「お父さん!!」


× × ×

勇者「……」

 コンコン――ガチャ

遊び人「よう、勇者」

勇者「あ、遊び人……」

遊び人「ちょっと痛ぇけど、なんとか復活だぜ、俺」

勇者「よかった……本当に」


遊び人「なんだよキモチワリィな、素直に喜びやがって」



699 : [] :2009/04/06(月) 15:30:07.72 ID:fxYQW0hk0

遊び人「……あの僧侶さん、元軍人なんだってよ。軍に顔が利くから、爺さんの死体を献上
して軍の派遣を促すんだと」

勇者「そっか」

遊び人「……終わったなぁ、俺達の旅も」

勇者「……うん」

遊び人「こんなんなってまで、旅続けたいとか思えないもんな……」

勇者「……うん」

遊び人「少しは面白いと思ってきてたのにな……」



遊び人「あぁ、どうして俺達は旅立つんだろうな。こんな目にあってまで……仲間失ってまでさ」




700 : [] :2009/04/06(月) 15:35:51.34 ID:fxYQW0hk0

遊び人「お前だってさ、おかしいじゃねぇか。16になったら旅立たなくちゃいけないなんてよ」

遊び人「ずっと家でゲームしときてぇよ。外になんて出たくねぇよ。さみぃし、あついし、ろくな事
がねぇ」

遊び人「なんでわざわざ、苦しめるような事させるんだよ」

勇者「……」

遊び人「旅立ちたくなんかなかったぜ……ほんと」

遊び人「どうしてあのままで、いさせてくれなかったんだ……」

勇者「……僕が旅立たなかったら、誰も傷つかなかったのかな」

遊び人「僕『達』だろ」

遊び人「……それは俺も考えてるけど、わかんねぇ」


 どたどたどたどた――――!

 バタン!



魔法使い「入るわよ!」



701 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 15:35:54.81 ID:f9Ab6Bb20
軍医or戦士からの転職僧侶

・・・どっちもアリだな支援


702 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 15:37:26.12 ID:0GLTW89+0
魔法使い「入れるわよ!」に見えた


703 : [] :2009/04/06(月) 15:40:59.04 ID:fxYQW0hk0
遊び人「おいコラァ! 何勝手に入ってんだ! お前わがまま言って自分だけの個室と
っただろうが!」

魔法使い「どきなさいよ!」 どん!

遊び人「うお!?」

勇者「ちょ――ちょっと魔法使い、どうしたの!?」

魔法使い「窓の外よ!」

遊び人「ま、まどのそとぉ?」

勇者「なにが――」

勇者「……なんだろう、北の方が明るい……?」

遊び人「なんだありゃぁ。花火でもやってんのか?」

魔法使い「……てんのよ」

勇者「え?」

遊び人「何?」



魔法使い「燃えてんのよ――カザーブの村が!」



706 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 15:45:37.52 ID:f9Ab6Bb20


707 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 15:46:58.61 ID:f9Ab6Bb20
え・・・え・・・えび天


708 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 15:47:25.87 ID:d7Br9MtKO
魔法使い「早くぬぎなさい」


710 : [] :2009/04/06(月) 15:50:57.77 ID:fxYQW0hk0
〈カザーブへ……〉

 まほうつかい は ルーラ を となえた!


魔法使い「――よ、と」

魔法使い「く、一歩遅かった……!」

勇者「なんで……村が焼き払われてる……!」

遊び人「誰かいねぇかぁ!?」

魔法使い「無駄よ。もう全部終わった後よ、これは」

遊び人「あいつらの仕業だってのか――!」

魔法使い「エルフの隠れ里も同じ手口だったわ。思えばあれも、ロトたちの仕業で――」

遊び人「おいぃ!」

 あそびにん は まほうつかい の むなぐら を つかんだ!

遊び人「お前何冷静に語ってんだよぇえ!? 何か知ってんだろお前! お前が隠してる事
のせいで皆おっ死んまってんだぞわかってんのか!?」

魔法使い「あたしが知ってる事なんてほとんどないわよ!? あたしだってなんでこんな事に
なってんのかわかんないのよ!?」



712 : [] :2009/04/06(月) 15:54:32.21 ID:fxYQW0hk0
遊び人「被害者づらしてんじゃねーよテメェ!」

魔法使い「そんなつもりなわけないでしょ!? あたしだって精一杯やってるわよ!!」


勇者「(あれは……)」


× × ×

カザーブ子供「――――」

勇者「……」

 へんじが ない ただ の しかばね の ようだ

勇者「……逃げたから、なのか」

勇者「僕が逃げたから、こんな事に……!?」



714 : [] :2009/04/06(月) 16:00:43.25 ID:fxYQW0hk0
× × ×

老兵「ロト……を、追……ゅぅしゃ……」

老兵「追、え……ゆぅしゃ……!」

× × ×

魔法使い「……バカじゃないの勇者! ここで逃げたりしたらロトを逃がす事になんのよ!?」


魔法使い「あいつが何しようとしてるか知らないけど、今ここで逃がしたらどうせまた犠牲になる
人が出てくんのよ! あんた責任持てんの!?」

魔法使い「今ここで『勇者』を倒すのよ! じゃなきゃあんたは一生背負いきれない罪を背負う
事になる!」

× × ×

僧侶「それで――あなたは逃げ帰ってきたっていうのね。私の父が殺されたのに、一矢も
報いることなく、おめおめと……!」

僧侶「返してよ……お父さんを返して!」

僧侶「嫌! お父さん! お父さん!!」


――――僧侶「お父さん!!」



716 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 16:07:14.46 ID:72iqh2va0
覚醒フラグktkr


717 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/06(月) 16:08:59.36 ID:KWm0g95yO
頑張れ勇者


718 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 16:10:22.15 ID:0GylQOm4O
たしかに話は面白いけど
ラ抜き言葉とか剣を帯刀とか気になるとこはあるな


719 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 16:11:31.66 ID:dm0Pi2MhO
胸が痛くなるな…


720 : [] :2009/04/06(月) 16:11:56.43 ID:fxYQW0hk0

大臣「い、一体これはどういう事だ!?」

勇者「!?」

兵士「そこのお前達! 動くな!」

 ザザザザ――ッ

遊び人「おい取り囲んでんじゃねぇよ! 俺達は犯人じゃねぇ!」

大臣「貴様ら一体何者だ! ここで何をしておる!」

魔法使い「ちんたらしてるあんた達より先に救助に来たのよ。手遅れだったけど」

大臣「貴様恐れ多くもロマリア皇軍を愚弄する気か!?」

僧侶「大臣! 今は人命救助を先に――」

遊び人「あ! アンタは!」

僧侶「……? あ、あなた達、また!」


大臣「知り合いなのかね僧侶くん? まさか――彼らが勇者ロトの!?」




721 : [] :2009/04/06(月) 16:13:54.93 ID:fxYQW0hk0
>>718
まぁラノベだと思って気楽にいこうぜ

お話の勉強はしたけど国語の勉強はぜんぜんしてねー


724 : [] :2009/04/06(月) 16:21:52.67 ID:fxYQW0hk0

僧侶「は、はい。彼らの報告で勇者ロトの横暴が――」

大臣「バカな! こんな者共の話を鵜呑みにしていたのか!?」

僧侶「ですが実際に私の父は死に――」

大臣「僧侶君、彼の死は大変痛ましいが、これは大変な過ちだぞ! 君の軽率な言動が
軍を無駄に動かし、民に不安を与えてしまった!」

魔法使い「この村はどう説明すんのよ」

大臣「黙れ魔物め!」

勇者「ま、魔物!?」

遊び人「んだとこの耳毛ジジイ! テメェの方が化け物みたいなぶっさいくな顔してんだろが!」

大臣「貴様ら各地で人に化けて国を荒らすと聞く魔物の生き残りであろう! おい、ひっとらえい!!」

兵士長(戦士♀)「はっ! おい、捕らえるぞ!」

遊び人「あぁ――! てめジジイの!」

兵士A「黙れ黙れ!」

兵士B「抵抗するな!」

兵士C「捕らえろ!」


726 : [] :2009/04/06(月) 16:26:29.41 ID:fxYQW0hk0

遊び人「うわっんだよ離せ!」

兵士「眠れッ」

 へいし は あそびにん の はら を なぐりつけた!
 あそびにん は きぜつ してしまった!

遊び人「ぐ――」

勇者「遊び人!」

兵士「貴様も動くな!」 シャキンッ

勇者「く――!」

兵士長「あきらめろ! お前達に逃げ場はない!」

魔法使い「……勇者」

勇者「え?」

兵士長「杖を捨てろ!」



魔法使い「待ってて。必ず迎えに行くから」




727 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 16:27:09.77 ID:r3h+OZiYO
ここで俺が颯爽と登場するんですね


728 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 16:28:38.15 ID:gTAcGqS60
「今は魔王がいる、幸せだ〜!」


729 :VIPがお送りします [sage] :2009/04/06(月) 16:31:39.98 ID:Q5kiKdTj0
                         ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                           |∧  
                       /  /
                   (^o^)/ ロトが
                  /(  )    俺に勝つと思ってるんなら
         (^o^) 三  / / >
   \     (\\ 三
   (/o^)  < \ 三  そのふざけた予想を俺のシナリオが
   ( /
   / く  ぶち壊す
    ↑
    俺


730 : [] :2009/04/06(月) 16:32:12.46 ID:fxYQW0hk0
勇者「な、何言って――どうする気!?」

兵士長「貴様杖を――えぇい奴を斬れぃ!!」

兵士「でぇい!」

魔法使い「ラナルータ!!」

 まほうつかい は ラナルータ を となえた!
 まほうつかい の つえ から まばゆい ひかり が あふれだす


731 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 16:32:38.06 ID:dm0Pi2MhO
一度傾きかけるとなかなか止まらないんだよなあ
胸が痛くてたまらんよ…
アツい逆転を期待してる


732 : [] :2009/04/06(月) 16:34:50.30 ID:fxYQW0hk0
PASO NO TYOUSI WARUI SAIKIDOU SURU


733 :VIPがお送りします [] :2009/04/06(月) 16:37:00.68 ID:dm0Pi2MhO
なんということでしょうwwww


737 : [] :2009/04/06(月) 16:46:51.24 ID:fxYQW0hk0

ゆうしゃよ しんでしまうとは なさけない


パソコン再起動 おーん!

再開する!


743 : [] :2009/04/06(月) 16:54:16.71 ID:fxYQW0hk0
大臣「な、なんだ!?」

兵士「前が見えません!」

兵士長「く、怯むな――」

勇者「魔法使い! 魔法使い どこ!?」

× × ×

大臣「おのれ――あの女一人逃げたか」

兵士長「残りの者をひっとらえろ! 急げ」

勇者「魔法使い! 魔法使い!」

兵士「黙れ!」 ガッ

勇者「うっ――」 どさっ

大臣「この者共を地下に放り込んでおけ!」


僧侶「……」




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