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妹「お兄ちゃん肩もんで」
- 483 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2008/03/19(水) 01:56:20.85 ID:mxKBYk4r0
―数日後―
お守りの効果だろうか、徐々に人と話す事、を思い出してきた。
友「そんでさ中本ったら階段から転げ落ちちゃってさw」
兄「ははは、中本はそそっかしいからな」
友「あのーさ、お前が喋るようになって嬉しいよ、俺」
兄「なんだよ急に気持ち悪い」
友「そんでさ、そろそろ妹ちゃんと・・・」
兄「悪い、すこし気分が優れない」
友「お前、いつまで避けるつもりだ?」
兄「避けていない」
友「避けてるだろ!妹ちゃんだって話せるまで回復してんだ!この前俺、話してきたぞ!テレビの話だって漫画の話だって何でも話してきたぞ!?」
兄「・・・」
友「だから・・・な行こうや、妹ちゃんのとこ」
兄「悪い、帰ってくれるか」
友「ほんと意気地なしだな、昔のお前はそんなじゃなかったよ」
兄「・・・」
友「帰るわ、ここに居たらネガティブ症候群が移ってしまうわ」
友「じゃーな」
バタンッ
- 484 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 01:57:55.29 ID:DEEok8CwO
今北産業
- 485 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 01:58:52.47 ID:h7DGJzRxO
携帯から
投下した話が投下されないとは どういう事だ ぶちこわしだ
- 486 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 01:59:33.85 ID:U4rQpIsZO
>>484
職人いっぱい
妹いっぱい
全部読め
- 487 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:06:02.32 ID:mxKBYk4r0
>>483の前の話
それからというもの、私の日々は風が吹くかの如く過ぎてゆく
友「そんでさ姉ちゃんと・・・」
兄「あぁ・・・」
友「なあ・・・兄」
友「俺がここに通うようになってもう2ヶ月だ。毎回言ってるか、お前がしっかりしなくて、誰が妹ちゃんを守るんだ?」
兄「あぁ・・・」
友「妹ちゃんの手助けができるのはお前だけなんだぞ」
兄「あぁ・・・」
友「・・・お前が良くなるまで来るからな。明日も明後日も歳取って死ぬまで来るからな」
兄「あぁ・・・」
友「これ、やるよ。俺が小さい時にな、事故で入院したんだ。その時、姉ちゃんが「早く良くなる様に」って俺にくれたんだわ。お古だが効き目はすごいぞ。
兄「あぁ・・・」
友「じゃ、俺帰るわ。」
ガララララ バタン
兄「あり、が、とう」
扉の向こう―
友「なんだよ、喋れるんじゃねえか、ばーか。」
- 488 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:11:59.61 ID:mxKBYk4r0
―病院夜中―
兄「・・・」
ギシッ・・・
ガラララ バタン・・・
兄「(今更会ったって・・・妹が戻ってくる訳ないんだ・・・部屋に戻ろう・・・)」
(((意気地なしだな、昔のお前はそんなじゃなかったよ)))
兄「・・・」
会いに、行こう。
- 489 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:17:35.93 ID:BHbDnyXbO
まさかこのスレタイから
こんなストーリーが生まれるとは
- 490 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:19:37.65 ID:mxKBYk4r0
兄「(ここ・・・だったな)」
ガララララ・・・
妹「スー・・・スー・・・」
兄「妹、会いたかったよ」
妹「スー・・・スー・・・」
兄「兄ちゃんな、妹の誕生日のために、朝と夕方、バイトしてたんだ。黙っててごめんな。」
兄「正直どっちも初日しか行ってないけどなw」
兄「だからさ、こんな事になってプレゼント、買えなかったんだ。それにもう、誕生日、過ぎちゃったしね・・・」
妹「スー・・・スー・・・」
兄「だからこれ、兄の携帯だけど、妹にプレゼントするよ」
兄「それともうひとつ、いっつも妹からばっかだったからさ、たまには兄からも、キスさせてくれよな。」
ギシッ
カーテンの隙間から入りたる月光。
照らしだされる二人。
まるでオペラのスポットライトを浴びたかのように、美しく、華やかであった。
- 491 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:20:13.39 ID:mxKBYk4r0
>>489
途中から乗っ取ったんだ・・・すまない・・・
- 492 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:23:08.80 ID:mxKBYk4r0
兄「じゃあ、先に待ってるわ。でも、妹が来るのは何年も先か・・・守ってやれなくてごめんな、こんな兄で悪かったな妹・・・」
ガララララ
妹「お、にい、ちゃん・・・」
- 493 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:27:24.88 ID:mxKBYk4r0
兄「・・・?」
兄「寝言だろうか・・・」
妹「ま、って、おにい、ちゃん」
ガラララ バタン
妹「待って!お兄ちゃん!」
兄「・・・?!」
寝言ではなかった。久しぶりに聞いた『お兄ちゃん。』
あぁ・・・まだ妹はこんな兄をお兄ちゃんと呼ぶか。
- 495 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:29:12.07 ID:mxKBYk4r0
看護婦「ん・・・?お兄さん何やってるんですか!?病室に戻ってください!!」
兄「すみません・・・」
兄「(たしかにあの時、『お兄ちゃん』とハッキリ・・・」
兄「(考えても仕方ない、明日、もう一度会いにいこう。)」
- 496 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:33:23.69 ID:mxKBYk4r0
―翌日―
兄「昨日のこと、確かめねb―」
看護婦「あ、今は面会中です。入っちゃダメですよ」
兄「面会・・・ですか・・・学校の友達ですか?」
看護婦「たしか・・・あずさちゃん、だったかしら」
兄「(あぁ、妹の友達のあずさちゃんか。)」
兄「(出直そう・・・)」
その時、部屋から泣き声が
兄「妹!?」
看護婦「あ、だから入っちゃだめだtt――」
ガララララ
- 497 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:40:39.69 ID:mxKBYk4r0
あずさ「ごめんっなさいヒック・・・あの時の電話・・・ヒックヒック全部、うそだ、ったの・・・ヒックごめんなさい、こんな事に、なるっなんて・・・ごめんなさい・・・うわぁぁん!」
妹「どうしてあんな事を・・・」
あずさ「すごく、うらやま、しかったのグスッ・・・」
あずさ「いっつも二人、で仲良しでうらやましかったのヒック グスン」
あずさ「だから・・・っだからごめん、なさいうわぁぁん!」
兄「(分からん・・・この修羅場がわからん・・・)」
妹「あずさ・・・」
パァンッ
あずさ「ヒッ・・・」
妹「帰って・・・」
あずさ「・・・」
ダッ
兄「あ、待ってあずさちゃ―」
ヒュンッ!
兄「(はえぇ・・・追いかけて何があったのか聞かないと!)」
- 498 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:45:03.53 ID:mxKBYk4r0
兄「待ってあずさちゃん!」
やっとの事で捕まえた、細い腕。
世界鬼ごっこ大会があったらあずさちゃんは絶対捕まらないだろうとすら思った。
兄「何があったか・・・話してくれるね?」
あずさ「・・・」
兄「何かジュース買ってこよう、あずさちゃんは何がいいかな?」
あずさ「・・・オレンジ・・・」
兄「わかった、絶対待ってるんだよ」
- 501 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 02:58:40.59 ID:h7DGJzRxO
もーさるさんって何
どうしたら投下できるんですか
- 502 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:00:47.12 ID:mxKBYk4r0
兄「お待たせ、はいオレンジ」
あずさ「ありがとう、ございます・・・」
兄「さっそくで悪いけど、聞かせてもらえるかな?」
あずさ「・・・」
5分ほどの沈黙。
母親に怒られたとき、ごめんなさいのたった一言に何分もかかったな、と思い出していた時
あずさ「私の・・・お兄ちゃんは・・・いつも私に暴力を振るってました・・・」
あずさ「いつもいつも言うこと聞かないと、すぐ叩かれ、てヒック」
兄「ゆっくりでいいからね」
あずさ「はい・・・」
またの沈黙。
- 503 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:05:47.17 ID:mxKBYk4r0
あずさ「そんな毎日に耐えていた時、お兄さんに会ったの」
兄「校門で初めて会ったときだね?」
あずさ「はい・・・本当にうらやましかったです、それと同じように憎らしく思えてきました・・・」
あずさ「妹がお兄さんの事、好きだって言うのは前々から知ってました・・・だから余計に・・・憎くて・・・」
兄「・・・」
あずさ「だから、電話をしました。お兄さんが美人の人と歩いてて、キスしてたって・・・」
あずさ「その時はこんな事になるなんてっグスン思ってなぐて・・・ごめんなさいグスン」
兄「ありがとう、あずさちゃん、よく話してくれたね」
- 504 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:15:32.38 ID:mxKBYk4r0
あずさ「私の兄は暴力ばかりでっヒックこんなの不公平だって・・・グスンだから・・・私・・・私・・・ッこんな取り返しのつかない事を・・・うわぁぁん」
兄「もう、いいんだよあずさちゃん。本当によく話してくれたね。」
兄「でもね、妹とお兄さんの空いた時間は、戻ってこないんだよ・・・?」
あずさ「ごめんなさっい・・・」
兄「だからお兄さんの言うことひとつだけ聞いてくれるかな?」
あずさ「・・・」
兄「妹を・・・ここに連れてきてほしい。会いづらいのは分かってるよ。でも、あずさちゃんと妹が仲直りしてくれれば、お兄さんはそれが一番うれしいよ。だからここに連れてくるまでに、仲直りするんだよ?」
あずさ「わかりました・・・」
お兄さんの笑顔、ずるいです。私もお兄さんの妹だったらどんなに―
兄「何か言ったかな?」
あずさ「行ってきます。」
- 507 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:23:06.19 ID:mxKBYk4r0
ガラララ
妹「帰ってって言ったよね?」
あずさ「その・・・」
妹「帰ってよ」
あずさ「ごめんなさい!」
妹「そんなに頭下げたって、私の心の傷、治るわけないじゃない」
あずさ「そんな事分かってる・・・でも、だからっどうしたらいいかわかんなくてっ・・・本当にごめんなさっい・・・」
妹「もういいよ、謝らなくて」
あずさ「―っえ」
頭をあげた、瞬間に被弾。
パァン!
妹「これで許してあげる・・・」
妹「痛かったでしょ、ごめんなさい・・・」
ぎゅ
あずさ「妹・・・ほんとうにごめんなさい・・・」
妹「もう、いいってば・・・」
- 508 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:29:05.93 ID:mxKBYk4r0
あずさ「あのね・・・お兄さんが中庭で待ってる・・・妹を連れてきてほしいって・・・」
妹「おに、い、ちゃん・・・?」
ドクン・・・ッ
激しく胸が鳴るのがわかる。
心臓から耳まで、40cmもないだろう。
ドクン・・・ッ・・・ドクン・・・ッ
恐怖なのか、それとも喜びなのか。
でも今行かなければならない気がして
枕元の『プレゼント』を握り締め
駆け出す
一歩一歩、地面を踏みしめる
この一歩が日常へ―お兄ちゃんの元へ、今一度、強く駆け出す。
- 509 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:38:15.48 ID:mxKBYk4r0
玄関の扉を力いっぱい押し開け、一声。
『お兄ちゃん!』
また、お兄ちゃんと聞こえる。
今度は寝言でもなんでもない。
本当の『お兄ちゃん』なんだな。
『妹!!』
同じ様に一声
お兄ちゃん、ずっと夢の中で私を呼んでてくれたの。
私が道に迷っても私を呼んでくれる、その声、大好きだよ。
その『妹』がわたしの存在―
中庭で抱き合う二人。
周りの目なんて気にしない。
無我夢中で相手の体温を感じあう。
暖かい・・・とても・・・
あぁ・・・この暖かさ久しぶりだな。
お兄ちゃんたら変な事考えてないー?
なっ兄をからかうとはいい度胸だな!
えへへーw
ふふっはははw
いつしか歓声が聞こえてくる。
- 511 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:43:52.85 ID:mxKBYk4r0
おじいちゃん「若いって、ええのー!」
おばあちゃん「あらあら、仲がいいのね!」
看護婦「ふふふwほんとにwうらやましいわw」
子供「ママーあの人たちギューってしてるよー?」
ママ「昼ドラなんかより・・・熱いわねー!」
子供「いつものママじゃなーいうわーん」
車椅子の男性「いよっバカップルwはははwなぁ俺たちも抱き合おうかw」
男性の傍の女性「もうっ馬鹿いわないのっw」
一斉に湧き上がる歓声。ドラマの主役のようだ。
- 513 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:49:49.86 ID:mxKBYk4r0
兄「なんだか照れくさいな・・・」
妹「うん・・・」
妹「そうそう、これ枕元に置いてあったこのボロ携帯はなに?」
兄「兄からのプレゼントなのだ」
妹「新品がよかった」
兄「文句言うなら返せ」
妹「返すわよ、だから―」
兄「キスを『プレゼント』に、だろ?」
妹「なんでこういう時だけ妹の心を読めるのよ」
兄「何年一緒に」
妹「住んでると思ってるんだ、でしょ」
兄「成長したな妹。」
妹「もーはやくー」
兄「ん・・・」
妹「ん・・・」
中庭のみなさん「ジーーーーッ」
兄妹「こっちみんなwwwww」
〜Fin〜
- 514 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:51:19.28 ID:mxKBYk4r0
ごめんえみんなごめんね
親父とかお母さんとかぜんぜん伏線回収してなくてごめんねみんなほんとうにごめんね
- 515 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:53:29.92 ID:HGZA8KF40
>>514
乙!楽しんだwww
出来れば中間をもっとkwskやってもらいたかったな
- 516 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 03:54:14.43 ID:mxKBYk4r0
ほんっと申し訳ない
さてアナザーでも投下しようか
- 517 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/03/19(水) 03:56:03.65 ID:+63UiAlf0
>>514
親父の伏線がだいぶ気になるところですが
それはまた次回、期待しましょう
本当にお疲れ様でした。
- 520 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:01:41.04 ID:h7DGJzRxO
また猿さんですよ
いい加減萎えます
アナザーと言っても特にないですが…
- 521 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:02:39.39 ID:mxKBYk4r0
〜自宅〜
兄「何ヶ月ぶりかな・・・結構ゴホッ埃がたまってるな」
妹「そうだゴホッね、掃除しなくちゃね。」
兄「その前に」
妹「おかえり、お兄ちゃん!」
兄「先読みまで出来るようになったか妹よ・・・」
妹「成長した妹にご褒美はー?」
兄「またキスしろと申すかこのスケベな妹め」
妹「アメリカじゃ挨拶だもん」
兄「ここはジャポーンだよ妹」
妹「【おかえり】私の周りだけアメリカ【ただいま】」
兄「なぜスレタイ風」
妹「いーから早く!」
グイッ
兄「ンンー!!!」
妹「・・・」
兄「兄を窒息死させる気か」
妹「さ、掃除掃除。」
- 522 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:07:04.21 ID:mxKBYk4r0
ブォォォォォン
兄「掃除機が参ります、白線の内側までお下がりください」
ブォォォォン
妹「馬鹿やってないで早く掃除して!」
兄「なぜ妹は掃除をせずに見てばかりなのだ」
妹「私は大統領、大統領は掃除などしないのです」
兄「だからここはジャポーン、スレタイ風にするなよ」
妹「なんで・・・先読みするの・・・グスン」
兄「あ、ごめん」
妹「うそなきでしたー☆」
ブォォォォォォォォォン
妹「私はゴミじゃなーい!」
- 524 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:09:59.18 ID:mxKBYk4r0
兄「ふぅ・・・リビングはだいぶ片付いたな・・・」
兄「あとは各部屋と・・・あとトイレと風呂かな・・・」
ガタンッズルッズル・・・ガタガタガタガタ!
兄「でかいネズミがいるのかこの家は!」
おにーちゃーんてつだってー!
兄「何をやってるんだか・・・」
- 525 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:13:05.94 ID:HGZA8KF40
これ病院のすぐ後?
- 526 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:13:58.45 ID:mxKBYk4r0
兄「何をしている妹よ」
妹「模様替え?」
兄「なぜ兄の部屋に家具を持ってくる?」
妹「えー嫌なんだー」
兄「じゃあ兄の家具はそっちの部屋に・・・」
ガタガタガタ
ガタガタガタ
兄「なぜついてくる・・・」
妹「一緒がいい」
兄「わかったよ・・・じゃここからこっちは兄の陣地な!」
妹「あっずるーい!私の陣地全然なーい!」
兄妹「ップ・・・あはははwww」
兄「そろそろご飯にしようか」
妹「うん!」
- 527 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:15:19.76 ID:mxKBYk4r0
一応退院して自宅に戻った、というところから。
- 528 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:19:20.93 ID:mxKBYk4r0
兄「・・・」
妹「お兄ちゃん?」
兄「見るなぁ!冷蔵庫を見るでない!!」
妹「どうしたnくさっ!!!!!」
兄「そりゃ数ヶ月放置してたからな・・・」
妹「どうするの・・・?」
兄「どうしようか・・・」
妹「あ、あの喫茶店いきたい」
兄「遠い却下」
妹「じゃあ飢え死にするまで・・・」
兄「さあ行くぞ!」
妹「おー!」
- 529 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:21:43.97 ID:mxKBYk4r0
キコキコキコキコキコキコキコキコ
兄「ハァ・・・ハァ・・・」
妹「遅い・・・」
兄「重い・・・」
妹「自転車倒しちゃう?」
兄「がんばります!」
キコキコキコキコキコキコ
- 530 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:24:52.07 ID:mxKBYk4r0
兄「ぐはぁーっやっとついた・・・」
妹「ぐはぁーっ・・・」
兄「後ろに乗ってただけでなぜ疲れる」
妹「いつ倒れるか不安で息つく暇もなかったの」
兄「それは妹がちょっかいを出さなければ、兄は決して倒れない」
妹「はいはい、早く入ろうよ」
兄「はいはい、急かすでない」
- 531 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:29:51.96 ID:mxKBYk4r0
店員「いらっしゃいませ〜」
マスター「(おや・・・いつかの・・・)」
妹「お兄ちゃんあっち座ろうよ」
兄「なんでこんな隅なんだ?」
妹「ほかの人から見えにくい」
兄「何を企んでいる・・・吐けッ吐くんだッ!」
妹「キャー!たすけてー!」
店員「あの〜ご注文は・・・」
妹「そりゃぁもちろん・・・『デラックスミックスパルフェ!』」
兄「は却下でこのランチをふたつ」
店員「はいランチをふたつですね。かしこまりました」
妹「なんで」
兄「パルフェはデザートであってご飯ではない」
妹「ぶーー」
- 532 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:33:37.51 ID:mxKBYk4r0
〜〜〜〜〜
兄「あーおいしかった。」
妹「ぶー。」
兄「まだ膨れているのか妹よ」
妹「ぶー。」
兄「はて・・・兄の妹はもっと可愛くて愛しい存在だったのだが・・・この豚さんは今すぐにでも養豚場へ送ってあげたい」
妹「そんな事言ったって私の機嫌は直りません」
コトッ
兄「マスター?これは・・・?」
- 536 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:48:02.97 ID:h7DGJzRxO
猿さんの驚異に涙目
- 539 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:55:38.94 ID:fn3Ir5Pj0
俺が家出したときのことだが
妹「おにいちゃん帰ってきてよぅ」
兄「うっさい電話すんな」
妹「お願いもう会えないのいやだあ」
兄「じゃな」
このあと妹は俺が帰るまで寝込んでた
当時小学4年、今は高校2年。
- 541 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:57:44.17 ID:h7DGJzRxO
さるさんで投下できません
へるぷ…
- 542 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:58:03.43 ID:mxKBYk4r0
マスター「新しく商品として出そうかと思ってる、ホットケーキです。試作品ですみませんが、よければどうぞ。」
妹「わー♪マスターさんありがとうございます♪」
兄「どうもすみません。食い意地の張った妹で・・・」
妹「んーwフワフワしてて甘くて口の中で溶けてく感じがたまんなーいw」
マスター「喜んでいただけて、嬉しいかぎりです。(ニコッ)」
妹「おかわり!」
兄「こら妹!兄の分は?!それにおかわりはダメだ!」
妹「マスターさん!とってもおいしかったです!」
マスター「ありがとうございます。」
兄「こちらこそ、ありがとうございました。」
カランコロン
店員「ありがとうございました〜」
妹「おいしかったねーwあのホットケーキw」
兄「兄は一口も食べておらぬ!ぷんぷん!」
- 543 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 04:58:16.58 ID:U4rQpIsZO
このスレは>>1000までいってほしい
- 544 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/19(水) 05:04:44.49 ID:mxKBYk4r0
正直1000は無理かもしれません
私一人じゃ無理です
だから皆さん投下してー!!!!
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