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意地悪なメイド
895 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 01:52:28.78 ID:Ngu3JIAO
GJ!!

よぅし、なんか非常にモチベあがってきたし俺も書いてくぜ!


896 :【続々・妹嬢編】 [sage] :2008/03/04(火) 02:02:26.32 ID:Ngu3JIAO
男(……落ち着かない)
妹嬢「兄さんはお茶はこちらの種類がお好きでしたよね? すぐ淹れさせます」
男「あ、いや気遣いはいいから」
男(というか昔からこいつが勧めてきたのをただ飲んでただけだし……)
妹嬢「気遣いだなんてそんな……兄さんが相手なら当然です」
男「そんなもんかねぇ」
妹嬢「はい。ほら、早く用意してくださいな」
メイド長「ただいま」
男「あ、メイド長さん、お久しぶりです」
メイド長「……」

ぺこり

男(うっ……なんか昔より反応が冷たいような)

スッ……

メイド長「……どうぞ」
男「あ、はい、いただきます。……ぬ、なんかよくわからんけどうまい」
妹嬢「当然です。先方から無理を言って回していただいたグレードの……」
男「あ〜、お前の妄想蘊蓄はいいから」
妹嬢「そうですね。葉の話など今はどうでもいいんです」

……カチャ。

妹嬢「兄さん……」
男「おう」
妹嬢「兄さん」
男「おう」
妹嬢「ああ、にいさ……」
男「ってそんなに呼ばなくてもわかっとるわ! さっさと用件を言え!」
妹嬢「……用件?」
男「何不思議そうな顔してんだよ。何かあるからわざわざ俺を呼び戻したんだろ?」
妹嬢「……いいえ」
男「へ?」
妹嬢「用件なんてありません。兄さんは家に帰ってきた。ただそれだけの事じゃないですか」
男「はぁ? お前何言って……」
妹嬢「兄さんには今日からまたここで暮らしていただきます」
男「な、何ぃ?!」


897 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 02:22:16.47 ID:Ngu3JIAO
男「ちょ、ちょっと待て! なんでいきなりそうなる!」
妹嬢「理由を問いたいのは私の方です! 何故……何故家を出てしまったんですか」
男「そりゃ、その……」
妹嬢「理由がないならいいじゃないですか!」
男「が、学校はどうすんだよ!」
妹嬢「ここからでも通えます。不便な思いはさせません」
男「ぐ……で、でも、親父とか母さんは……」
妹嬢「お母様は……相変わらずのあれです」
男「ぅ……」
妹嬢「お父様については私が説き伏せます」
男「いや、それは多分……」
妹嬢「無理などとは仰らないですよね? そうだと言うならば理由を述べてください」
男「それ、は……」



『私もだよ……だから全部あげる』
『その代わりに……』



男「そ……れ、は」
妹嬢「言えないのならば構いませんね?」
男「……待て、待ってくれ! いきなりすぎる!」
妹嬢「いいえ、待ちません。理由がないのならば……」
男「だから!」



「きゃぁぁあああ!」



二人「「!?」」


898 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 02:35:32.87 ID:Ngu3JIAO
メ「動くな! 動いたらこいつがどうなるか!」
メイドA「いやぁ〜!」
メイドB「やめなさい! そんな非道な!」
メ「えぇい、だったらさっさと主様のところへ案内するんだな!」
メイドC「そ、それは……」
メ「だったらこいつの臓物(なかみ)をぶちまけるだけよ!」
メイドA「いやぁぁぁあああ!」


バタン!


メイド長「何事ですか」
メイドB「ああ、メイド長! それが、あの女が坊ちゃんのところへ案内しろと……」
メイド長「そんな主張、捨て置きさっさと拘束なさい。何を素人相手に手間取っているのです」
メイドC「それが……」

バタン!

男「一体何が! ってメイド、何やって……」
メ「あ、主様! 早くここから脱出しましょう、ここは悪魔の館です! 私がこいつを盾にしている間に早くこちらへ!」
男「い、いや、遠慮するわ」
メ「ホワイ?! この状況で何を言ってるんですか! さぁ!」
男「だってお前……ゲロ袋片手にしてる奴の近くは……」
メ「何を悠長なことを!」

ザッ……

メ「そこ! 動かない! 動いたらこいつをここの高そうな食器やらにぶちまけますよ!」
メイドA「ひぃぃ……!! やめてぇ!」
男「……なんちゅう斬新なテロリズム」


899 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 02:48:32.38 ID:Ngu3JIAO
男「まぁでも脱出するのは同意してやる。だから絶対ぶちまけるなよ? な?」
メ「それは私にやれという振りですか?」
男「そんな若手芸人ですらやらないような身の削り方してたまるか! いいからほら、出るぞ」
メ「サー、イエスサー!」


妹嬢「待ちなさい!」


メ「あ、さっきの……」
妹嬢「そんなこと、絶対に許しません。何があったってさせるもんですか」
男「おい。お前、いい加減に……」
妹嬢「メイド長」
メイド長「はい」
妹嬢「兄さんは私の部屋へ、不届き者は地下へ。いいですね?」
メイド長「……かしこまりました」
メ「へん! 何かよくわかんないけどそっちが動こうもんならこの……」


カツン……


メ「……あれ? 袋がない?」
メイド長「これですか?」
メ「な?! いつの間に!」
メイド長「……おやすみなさい」
メ「へ?」

ドスっ

メ「ぶっ!?」

ずるり……ドサッ

男「メイド?! ちょ、何す……」

トスっ

男「ぁぐ……」

ドサリ……


900 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 02:53:22.46 ID:Ngu3JIAO
メイド長「終わりました。あなた達」
メイド's「「「は、はい!」」」
メイド長「先程お嬢様が仰ったように運びなさい。坊ちゃんは丁寧に」
メイドC「こいつは……?」
メイド長「……あの部屋の近くに使ってない部屋があるでしょう。放り込んでおきなさい」
メイドA「よろしいので?」
メイド長「……まぁ大丈夫でしょう。では各自準備を」
メイド's「「「イエスマム!」」」


ざっざっ……


メイド長「これでよろしかったですか?」
妹嬢「ええ。さすがね」
メイド長「いえ……」
妹嬢「では私は雑務を終えてから向かいますのでくれぐれも兄さんに粗相のないよう」
メイド長「かしこまりました……」



バタン



妹嬢「ふふ。今は兄さんも混乱しているだけ……」
妹嬢「すぐに前のような生活に戻れるはず! ああ、楽しみですっ」


901 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 03:01:59.84 ID:Ngu3JIAO
男「う、うぅん……は! メイド、メイド!」
メイド長「お呼びですか?」
男「あ、メイド長さん! うちのバカがどこにいるか知りませんか!?」
メイド長「存じておりません」
男「でもバカ妹が地下って言ってたし……地下なんだな!」
メイド長「……」
男「ああもう! だったらとりあえず通してください!」
メイド長「お断りします」
男「うん、ありが……って何でよ?!」
メイド長「お嬢様の言い付けですので。ここでお待ちください」
男「だったらあいつの兄貴の俺が命令する! どいてくれ」
メイド長「お断りします」
男「よし、ありが……ってだからなんでよ?!」
メイド長「私の仕える相手はお嬢様だけですから」
男「く、ぅ〜……この石頭! だったら実力で通るまで! うおおおお!」
メイド長「……」






ガチャ

妹嬢「今戻りました。兄さんは?」
メイド長「大人しくされていましたよ」
男「……」

ピクピク……


902 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 03:02:10.99 ID:9iepu42o
妹嬢、貴様もヤンデレかぁぁぁぁぁぁ!!!


903 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 03:26:58.83 ID:Ngu3JIAO
ぴちょん……

メ「ん……」

ぴちょん……

メ「むにゃむにゃ……紫もやしだなんてとんでもない」

ぴちょん!!

メ「……は! な、なんかやたら水滴が強いような」
メ「って、こんなことしてる場合じゃ! えっとここは……」
メ「なんか地下って言ってたような……ふむ、確かに暗い。それにやたら寒いし」
メ「出口は……まあ当然鍵がかかってると。内側から開かないとはまた手の込んだ……」
メ「閂、ですかね。それとも錠前? どちらにせよここは絶望的かな」
メ「なら通気孔は……ってさすがに留め具がしっかりしてる」
メ「道具なしじゃ絶望的ですね。こういう時ヘアピンとかしない自分が恨めしい。とはいえ……」
メ「してたらしてたで没収されてたでしょうし。でも……んしょ」

ふぁさ……

メ「……ここにきて主様の趣味のガーターが役立つとは……留め金を、と」

ぷちっ

メ「さて……ここからが持久戦、と」



カチャカチャ……


904 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 03:38:36.07 ID:Ngu3JIAO
ガチャン

メ「よし。ではリアルスニーキングミッションスタート」
メ「うは、みなぎってきた!」

むぎゅ

メ「ぬ……? なんか胸がつかえて……ぐ、ぬぬ!」
メ「なんか世界中の貧乳の人々から一身に恨みを受けてる感じ!」
メ「……って言ってる場合じゃないか。まぁ進めないわけじゃないし、頑張りますか」



ずる、ずる……




メ「……ふぅ、ふぅ。さすがに、つらい……」
メ「ん? 光? ……さて、どこの部屋かな。とりあえず降りますか」



どさっ



メ「ふぎゃ?! いたたた。……廊下、かな。うん」
メ「周りは……よし、気配はなし」
メ「さて、早速主様を探しに……」

ゾクッ!

メ「な、何? なんか今この部屋から異様な雰囲気が……」
メ「って何この部屋……やたら厳重そうな作りの扉にパスワード付きとか……」
メ「……てりゃ」

ピピッ

メ「?! あ、開いた? ……適当に主様の誕生日入れて当たりとは」
メ「開けるつもりなかったのにスイッチとか見ちゃうとついやってしまう衝動で!」
メ「まぁせっかく開いたんだし。なんか怖いけどちょっとだけ見てみよ。ちょっとだけ……」


プシュー……


メ「え……これ、は?」


905 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 03:40:34.33 ID:Ngu3JIAO
てなところで続きはまた後ほど

>>882
作品名わからなくても若本だとわかるだけで充分ww
ちなみにTRPGやるのにキャラ立てする際役立つかもしれん!

>>883
ゆっくりしていってね!


906 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 03:46:44.86 ID:iYi3.OE0
今見てみたら長編きてた!GJ!


907 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 12:23:36.17 ID:BPAkROIo
メ「ご主人様……ちょっと、いいですか?」
男「ん? 何だ?」
メ「これ……私からプレゼントです」
男「チョコレート……そうか、バレンタインか」
メ「始めての手作りなので上手に出来たかどうか……」
男「て、手作り……。待て、待てよ! 命に関わる悪戯は今のうちに取り除けよ?!」
メ「もぅ……。私だって、いつも悪戯してばかりじゃないのに」
男「……本当?」
メ「素直な私は嫌い……ですか?」
男「嫌いっていうか、その、なんか裏がありそうというか」
メ「好きな人に想いを伝える日くらい、素直になってもいいじゃないですか」
男「……よし。分かった。疑って悪かったな。ありがたく頂くよ」
メ「良かった。一つ食べてみてください」
男「あぁ。毎年もらってるけど、なんか今年のは嬉しいな」


908 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 12:28:43.59 ID:BPAkROIo
男「……苦っ! うげぇ! すんげぇ苦っ!」
メ「あはははは! 見事に騙されましたね! いやぁ痛快痛快」
男「てめぇ……これ、カカオ99%のやつだな?」
メ「はい、それにインスタントコーヒーの粉をまぶしました」
男「水、水持って来い!」
メ「はいこちらに」
男「……っぷは。……ふっふっふ……お前は俺を本気で怒らせたようだ」
メ「ではお休みなさいませ」
男「逃がすかぁ! 責任もって残り全部食え!」
メ「だが断る!」
男「お前に拒否権はない! 力づくでもこの苦さ味あわせてやる!」


909 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/04(火) 12:36:36.61 ID:BPAkROIo
男「畜生……逃げられた。こんな時だけ機動性が上がるな、あいつは」
男「まったく、ゴキブリみたいな奴……ん?」
男「さっきとは違うチョコの箱だな。あいつが机に置いて行ったのか?」
男「何かメモが付いてるな。えーと」

メ『さっきはすいません。ちゃんとしたのあげますから許してください』

男「あいつのことだからこれにも何か仕込んでる可能性もあるんだが……ん?」

メ『追伸 全くの芝居という訳でもないんですよ?』

男「……だー、変な追伸書きやがるから気になって寝れねぇじゃねぇか!」


910 :パー速民がお送りします [] :2008/03/04(火) 15:47:37.30 ID:1o59PwAO
主様カワユス


911 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/05(水) 05:50:16.86 ID:3co6B6A0
最近どんどん書き込み増えてきて俺が狂喜乱舞!
そしてあまりの嬉しさに座りながらウッーウッーウマウマ(゚∀゚)なダンスしてたら、ごりっ、って感じでいすからずり落ちた。
当然ケツの割れ目がぐにっと引っかかってですね……




アッー!アッー!アロアロ(゚∀゚)








アロエは俺の娘!
てなわけで続きいってみよう!
今日昼から出かけなきゃいけないけど知ったことかぁ!!!


912 :【続々々・妹嬢編】 [sage] :2008/03/05(水) 05:59:30.85 ID:3co6B6A0
男「……ゆっくり、いくからな」
妹嬢「はい、いつでも……」
男「……っ、く」
妹嬢「ああああ、に、兄さん!」
男「大丈夫、大丈夫だから」
妹嬢「ぁ、兄さん……うまいです、あ、すごい……」
男「もうちょい、我慢してくれな」
妹嬢「はい……私、兄さんに全てお任せしますから」
男「じゃ、後は一気に……いくぞ……!」
妹嬢「〜〜……っっ!」










メイド長(何て卑猥に聞こえるジェンガなんでしょうか)
男「っしゃああ! 次お前の番なー!」
妹嬢「はふぅ、相手の番でも疲れますね、これ」
男「まぁな。あと息止めててくれてありがとよ」
妹嬢「いえ、それ自体は本気を出せば全くしなくてもしばらく保ちますし」
男「はいはい、脳内設定はおいといて次やれよー」
妹「はい、わかりました」




男(……っかし、何をするかと思えばさっきからゲームばっか)
男(別に悪意がないのは分かってるけど……やっぱ、いつもの家のが落ち着くしな)
男(何とか脱出して帰らないと……)


妹嬢「はい! 兄さんの番ですよ!」
男「あ、おう……って何ぃ!? 何でこの状態でも立ってんだよ! ありえねぇだろ!」
妹嬢「そうですか? 力学的に計算すれば後数手はもちますが」
男「……お前が力学とか言うと違和感しかないわ」
妹嬢「そうですか? 博士号も取得しているのですが……」
男「んなのどうでもいいっての! くっそー! 絶対かってやる!」
妹嬢「ふふ」
男「俺が勝ったら何でも言うこときく、って約束忘れんなよ!」
妹嬢「兄さんこそ」
男「ったりめぇだ! 絶対勝つったら勝つ!」



男(……だからお前も負けんなよ、メイド!)


913 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/05(水) 06:22:48.04 ID:3co6B6A0
……書いてたのが改行の関係で一気に消えてしまったorz
何かこう、すごくやる気をやられてしまったので後で書き直します……
ごめんなさい(´・ω・`)



ワードパッドか何かに下書きする癖つけないとなぁ……


914 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/05(水) 09:48:26.46 ID:E1HHAAAO
>>913はドジっ子とみた


期待してるんだぜ


915 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/05(水) 10:04:23.23 ID:Z7bWGAYo
>>914
ID気合入れすぎwwwwww


916 :パー速民がお送りします [] :2008/03/05(水) 20:20:12.47 ID:qTGH3gSO
>>913
めげずに頑張って欲しいんだぜ
ところで今の話って前スレの続きなのか?
現行スレの最初の方で別の話みたいな話があったような

>>914
なんというフルハウス
しかしこれかなり凄いんじゃないか!?


917 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/06(木) 00:19:58.43 ID:pL2hsbIo
癖付けとかないとVIPで21行規制でやられるぞ


918 :パー速民がお送りします [sage] :2008/03/07(金) 04:57:01.16 ID:LxR6dHQ0
>>916
>>43
という感じであれとはまた別という感じになってます。


これ以降はドジっ子にならないように注意しますww
今度はワードパッドとか使ってやる気を保護。とはいえ筆のスピードが上がるわけではないのが悲しい。
まぁそんなこんなで続き書いてきます。



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