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妹「おい///……」
- 172 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage]
:2008/07/14(月) 00:32:24.22 ID:cKlR7e20
>>122の続き
〜兄・兄友の部屋〜
兄「よっし! それじゃあみんな自分の部屋に荷物置いてきたな!」
ハーイ
兄「んじゃこれからこの旅行での日程について説明するな……と! その前に……娘」
娘「ん? なに兄?」
兄「何じゃねぇだろw 自己紹介しろよ!」
兄友「うんうん! さっきから彼女気になってたんだよなぁ…」
妹友「兄友さん……思った事が口から出てるけど?」
兄友「うおっ!? ……ま、まぁ普通に誰かなぁって気持ちだけだぞ!? ははっ!」
妹友「はいはい……」
兄友「あ、あぁ(うおぉマズい! 墓穴掘っちまったぁ!!)」
女「でもさっき娘さんは私たちの部屋に来て色々荷物の整理手伝ってくれたから
もう大体は知ってるけどね♪ ふふっ!」
兄「ま、まぁこういうのは皆が揃った時に一回やっとくべきだと思って……」
娘「ふふーん♪ まぁそれじゃあ簡単にでいいかな?」
兄「ああ。頼むよ」
妹「……」
- 173 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:35:22.53 ID:cKlR7e20
娘「はーい。じゃあ自己紹介させてもらうわね! 私の名前は娘。この旅館の一人娘で
鹿児島の大学に通ってる大学生です♪ 夏の間だけここに帰省して旅館のお手伝いをしてるんだ!
兄や兄友…くんだったよね? ふふっ…彼らより1つ年上です」
兄友「と、年上でしたっけ!?」
娘「そうよん♪ それで兄とは……昔彼が小学生の時にこの旅館にホームステイしに来た時からの友達ってわけ!」
女「へー!! 兄さん小学生でホームステイしてたんですか!」
兄「おう! 当時はとりあえず遠くに行ってみたいなぁって思っててさw
んでまぁ母ちゃんと父ちゃんの知り合いであるここの旅館のおじさんやおばさんを慕って来たってわけだ」
妹「なんで遠くに行きたかったの?」
兄「ん? あ、ああまぁなんとなくな。特に意味はなかったんだ。ははっ!
(さっきから何か不機嫌な顔してるなこいつ……俺なんかしたっけ?)」
妹「……あっそう(それでお兄ちゃんはこの人と……出会ったわけね)」
兄「?」
娘「まぁそんな感じかなぁ。他に何か聞きたい事とかある?」
妹友「あ、はいはーい! にゃはは♪」
娘「はいどうぞ! えっと…妹友ちゃん!!」
妹友「えっとぉ……娘さん今…彼氏はいますか!?」
兄「!!」
- 174 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:38:40.12 ID:cKlR7e20
兄友「な、なんでそんな事聞くんだよ!?」
妹友「なんとなくですけど? 何か?(ギロリッ)」
兄友「な、何でも…ないっすはい (お、怒ってるぅぅ?)」
女「ふむ♪ これだけ美人なんだからいるんじゃないかしら? ね? 妹ちゃん!」
妹「え? ………う、うん……チラッ」
兄「い、いんのか?」
娘「んー♪ な・い・しょ!……まぁ各自の想像にお任せって事でよろしくぅ!!」
妹友「うぬぅ……ふふっ……あははっ! 了解です!!」
女「まぁ別に言いたくないならね……ふふっ」
娘「んっふっふ♪」
兄友「えー……知りたいのに」
妹友「ギロッ」
兄友「ひぇ!? ……さ、さって!! そろそろ本題に戻ろうか兄よ!! な!」
妹友「はぁ…………もぅ///」
兄「…………うむぅ」
兄友「ん? 兄! 早く!!」
兄「え? ……あ、ああじゃあ!! 娘の紹介も終わったことだしこれから娘と一緒に考えたプランを発表するな!」
妹「…………(聞きたそうだったなぁ……も、もう///……はぁ)」
娘「ふーむ(これはこれは……ずっと見てたけど妹ちゃん……なるほどねぇ……ふふっ♪)」
- 175 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:42:32.37 ID:cKlR7e20
兄「ま、んじゃ予定をざざっと言ってくから皆聞いててな! 質問は随時受け付けるぜ!!」
ハーイ
兄「今回は今日から一週間この旅館でお世話になる。
まぁ今日はその一日目なんだがえっと……実は今日は予定はないw」
兄友「ないのかよ!!」
兄「基本的にはなw てか今日は各自これからの為に準備とかの時間に当ててもらえればなぁって思ってな!
休憩するもよし! 何か服やおみやげとかを買いに行ってもよしって感じで」
女「皆の水着とかそういうものなら私が用意してますけど?」
娘「そういうのじゃなくって! せっかく屋久島に来たんだから
杉の木でできた湯飲みとか! 屋久島ならではのキーホルダーとか……欲しくない!?ww」
妹友「なるほど……でもそういうのって大体最終日とかに買いませんか?」
妹「私も……そう思う」
娘「う!……うぬぬ…まぁ確かにそうなんだけどねぇ……兄! ちゃっちゃと説明しちゃいなさい!!」
兄「俺に丸投げかよ!?」
娘「当然でしょw だって私が主体になって考えたんじゃないんだもん……困った時は兄を頼るわ! えへっ♪」
兄「う///……わ、わかったよ…」
妹「……さっさと説明してお兄ちゃん(デレデレするなぁ!!)」
- 176 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:47:09.44 ID:cKlR7e20
兄「ああ……えっとだなぁ…まぁ何というかこれから先の予定を言っちゃうと……
明日は海水浴! んでその次の日は…キャンプをする事になってるんだ!!」
妹友「え!? ……どういう事?」
女「キャンプ?」
妹「……キャンプって聞いてないんだけど?」
兄友「俺もさっきこいつから聞かされてさ……もうびっくりしたよ」
兄「いやな? 俺も別にキャンプする気なんてなかったんだが……娘が」
娘「一週間旅館にいたんじゃ絶対につまんないって!! 飽きるよぉ?
私が言うんだから間違いない!! というわけで!! 原生林豊かな屋久島!
キャンプでもして皆で自然を満喫しましょー♪」
兄「……というわけね」
女「キャンプかぁ……私やった事ないなぁ」
妹「私も……(お兄ちゃんと…キャンプかぁ///)」
妹友「私は昔やった事ある! ……確かにここでやると夜星空が綺麗だったりするかもね!
……いっぱい楽しめそう♪ (兄友さんとも……あは///)」
兄友「うーむ……まぁよく考えるとある意味こんな場所で
キャンプとかはめったに出来る経験じゃないかもな!!」
娘「そうそう♪ まぁ期待してて!! そこら編のプランは私が練ってるからね!w」
兄「んでまぁその後も結構予定とか入れてるから今日ぐらいしかお土産を選ぶ
時間がとれないと……まぁそういうわけ!! みんないいか?」
妹友「ふーむ……楽しくなりそう♪ ね! 兄友さん!!」
兄友「お、おう!w へへっ!! 一緒に楽しもう!!」
妹友「ふふっ! うん♪」
妹「………(いいなぁ妹友ちゃん///)」
女「…………ふむ」
- 177 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:52:10.78 ID:cKlR7e20
兄「よっし! んじゃまぁこれで説明は終わり! とりあえず今から女の子達は
娘の案内で屋久島内のお土産屋を見て回っててくれ! な!?」
妹友「え? 兄さんと……兄友さんは来ないの?」
兄友「そうだよ兄! 俺も行きてぇ!!」
兄「お前はさっき俺の部屋で言った事もう忘れたのかよw」
兄友「あっ! そ、そうだった……」
妹「一緒に……こないの?」
兄「ああ、俺と兄友はちょっとやる事があるんだよw いろいろな……一緒に行きたかったか?」
妹「え!? べ、別にどっちでもいいけど!!///」
兄「ふふっ お土産頼むぞ?w」
ポンポン
妹「!……わかったわよ! もう///」
娘(おろろ? ……ほうほう♪ なるほどねぇw……)
兄友「い、妹友ちゃん! 俺にも何か買ってきて!!」
妹友「……えー」
兄友「え? ……えー(ガーン)」
- 178 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:53:45.13 ID:cKlR7e20
妹友「あははっ!! うそうそ! 湯飲みみたいなのでいい?」
兄友「(パアァ)お、おう! 頼むよ! (おっしゃあああ!!!)」
女(ふーむ……ちょっと位…いいよね///)
女「ふふっなるほどね。わかったよ兄さん! キャンプとか色々……期待してるね? えいっ!///」
ギュッ
兄「え!?///」
妹「な!?」
娘「おっとぉ!? ……あはは♪」
兄「ちょ!/// 女ちゃんってば!!」
女「えっへっへ///」
妹「お、女ちゃん!?」
パッ
兄「うおっ! ……?(意味わかんねぇぜ女ちゃん…)」
女「なーんか羨ましくなっちゃって♪(コソッ)」
妹「も、もう///……」
女「まぁまぁ! ……少し位は許してよね♪」
妹「べ、別に許すとかそういうのじゃなくって!!……」
女「まぁまぁ♪」
妹「うぬぅ///……」
兄「んじゃま! そういうわけで俺と兄友は今からここで作業開始!!
女の子達は娘について行って屋久島のお土産を買ってくる様に!! 以上!」
ハーイ
- 179 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:54:31.18 ID:cKlR7e20
〜旅館入口〜
兄「娘! あいつら……妹達の事頼んだぞ?」
娘「はいはーい♪……てかさ!」
兄「ん? なんだよ?」
ズイッ
兄「うわっ!///(か、顔近けぇよ馬鹿……)」
娘「やっぱあんたって相変わらず天然というか……」
兄「………?///」
娘「ど・ん・か・んよね♪」
兄「な、何わけ分からない事言ってんだよ///! そ、それより……」
娘「んー?」
兄「あの事は……あいつらに言うなよ?」
娘「分かってますって! じゃねー頑張って♪」
兄「お、おう///」
- 180 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 00:58:39.17 ID:cKlR7e20
〜兄の部屋〜
兄「おし! じゃあやるか兄友!!」
兄友「ああ! でも3曲だろ?……大丈夫かなぁ…」
兄「ここ来る前までも練習してきただろ? 自信持ってこうぜ!
第一今回俺達は基本的に補助役なんだからさ、第一本番は明日だ。気楽に…な!」
「兄君の言う通りだ。そんなに気負う事もないだろう?
身内だけのものだしな。気楽に行こう!」
兄友「うおっ! おじさん!! って……え!? おじさんも参加するの?」
兄「おう、てか今回のはおじさんが企画してくれたんだよw だから協力を要請したわけ」
「要請というか私が君たちに加わりたかったってだけなんだがねw 曲も私が好きなグループだし……」
兄「つーかお前は俺が歌うと思ってるんだろうが……今回はおじさんがメインで歌うんだぞ?」
兄友「!! マジ!? ……そういえば確かに兄も歌の練習はしてなかったかも……うーむ
……おじさん、疑うわけじゃないですが何か弾いたり歌ってみてくれませんか?」
兄「おい! 失礼だろ!?……ったく」
「ん? ははっ、まぁ確かにこんなおじさんがどれ位の力を持ってるかなんて分からないよな
……じゃあ明日最後にやる予定のものを君に先に披露するかなw」
兄友「あっいえ! あの……じゃあ演奏予定の曲でどんな感じになるのかセッションしてみませんか?
このアーティストの曲って俺初めてで……」
兄「……まぁ確かに俺も初めてだからな…おじさん!
俺も兄友も練習はしたんでちょっとやってみますか!!」
「なるほど、確かに私も君たちの演奏を聞きたいしね。じゃあ上の私個人の部屋に移動しようか、
いい練習場所になる構造にしてあるんだ」
兄・兄友「「はい!」」
- 181 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 01:02:06.00 ID:cKlR7e20
〜夕方〜
娘「ふー♪ じゃあ3人とも! そろそろ帰ろっか!」
妹「はい!」
女「はーい!!」
妹「わかりましたー」
娘「ってふおぉ!! 3人とも……色々買っちゃったねぇ♪」
妹「だ、だって///……(娘さんがこれはお兄ちゃんが大好きなお饅頭だとか湯飲みだとか……)」
妹友「………ねぇ?///(娘さんがこれは兄友さんが好きそうだね♪ とか言ったり……)」
女「う、うん///(娘さんが……)」
娘「いやぁ! 皆ほんとにこれはもうお土産分はしっかりと屋久島を楽しんでもらわないとね!!
(んっふっふ♪ やっぱり兄と兄友君は……♪……まぁ兄に関しては私も…かな!?///)」
妹・妹友・女「「「///」」」
娘「ありゃ!? そういえば女ちゃんはもっと買ってなかったっけ? なにやら高いものも色々……」
女「あっ! 大丈夫です。執事に持たせましたから」
娘「へ? しつじ?……あ! もしかして女ちゃんって……うちの旅館に泊まってる黒服の人達の??」
女「は、はい……私の執事さんたちです。まぁ旅行中はあんまり
一緒には行動しないでほしいと言ってあるので大丈夫だと思います♪」
娘「な、なるほど……いやね、君たち以外のお客さんって皆黒服の人達なんだよ
……じゃあある意味うちの旅館は貸切状態ってわけだね!!♪」
女「そういう事になりますね! ……ふふっ♪ よろしくお願いします!!」
娘「なはは……りょうかいです♪」
妹友「何気に……すごい会話だよね…(ボソッ)」
妹「う、うん……」
- 182 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 01:04:13.97 ID:cKlR7e20
娘「さぁて! 着いた着いた!! みんな! それじゃあ荷物を部屋に置いてきてね♪
汗掻いただろうからもうお風呂入っちゃおう♪ そのあとごはんね!」
ハーイ
「おかえりなさい」
娘「ただいま♪ みんな結構買っちゃった♪」
「ふーん……あなたの買ったものはあなたの自費でお願いね♪」
娘「え!? ……う、うんまぁ大学生ですしバイトもしてますし当然ですよね!! はい!!
(……はぁ、妹ちゃん達いるし…こう言うべきよね)」
「あ、そう言えば妹ちゃん!」
妹「え? なんですか?」
「さっきお母さんから電話があってね……折り返し電話をくれる様にって言ってくれって」
妹「は、はい…わかりました。じゃあ妹友ちゃんと女ちゃんは先に部屋へ戻っててくれる?」
妹友「了解♪」
女「先にちょっと休憩させてもらうわねw」
タンタンタン
「それじゃあ……はい電話」
妹「あ、ありがとうございます」
妹「……(何かあったのかな?)」
プルルル―――
- 183 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 01:06:10.93 ID:cKlR7e20
ガチャッ
母「はいもしもし…」
妹「お母さん? 私、妹」
母「ああ! 妹ちゃん♪ どうどう? 屋久島は!!」
妹「う、うん…暑いけどとっても楽しいよ! お土産も買ったしね!!
……と、ところでどうしたの? 旅館の人が電話してほしいって伝言を受け取ったって……」
母「そうw ああ、その事なら私とお父さんがね! 旅行行けなくなっちゃったって事を伝えようと思って」
妹「ふーんそうなんだぁ……ってえ!? ……ど、どうして!?」
母「だってぇ……妹ちゃん…もっと兄とイチャイチャしたいでしょ?♪」
妹「な!?//////」
母「だから! 私もこっちであなたたちがいない間お父さんとイチャイチャしようかなって…ね? うふふ♪」
妹「!……///………そ、それでいいの?///」
母「うん♪ 色々頑張ってね妹ちゃん! 応援してるわよぉ?」
妹「べ、別に何も変わらないってば!!///」
母「ふふっ……それじゃあそういう事で兄には妹ちゃんから伝えておいてね?♪」
妹「……はーい」
ガチャンッ
- 184 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 01:08:25.64 ID:cKlR7e20
娘「ご両親、なんだって?」
妹「は、はい……何か来れなくなったって///」
娘「んー?♪ ……そっか! それじゃあご両親の分も楽しんでね?
(この反応……中々気の利くお母さん…かな? をお持ちでw)」
妹「はい! 楽しみます!! ふふっww」
娘「おっし! じゃあ着替えを持ってここのロビーに集合って事で!!」
妹「あ、あの! お兄ちゃんに…伝えたいんですけど……」
娘「あー! そだね!! んじゃ妹ちゃんは部屋に荷物を置いた後で
兄の部屋に行って兄と兄友君にもお風呂入る様に言ってくれる?」
「兄と兄友君は今最上階のお父さんの部屋にいるわよ?」
娘「え? なんで……ってあー!! まだやってるのかw」
妹「?……あの、お兄ちゃん達は何を?」
娘「んー♪ 知りたい? 妹ちゃん!」
妹「は、はい」
娘「んー……ごめん! 教えられないんだ♪ 兄に口止めされちゃっててさ……まぁ明日になればわかるから…ね?」
妹「う……じゃ、じゃあいいです(お兄ちゃんが隠し事するのはよくあるけど……気になるよぉ…)」
娘「ごめんね♪ 後でごちそうを振る舞っちゃうから許して?」
妹「うぅ……はい、しょうがないですね(知りたいなぁ……)」
娘「…………えっへっへー♪ 聞き分けのいい妹ちゃん大好き!」
ギュウ
妹「!! わ、分かりましたから離してくださいぃぃ」
娘「はーい♪」
妹「も、もう! それじゃ伝えてきます!! (まぁいっか……お風呂楽しみ〜♪)」
タンタンタンタン
- 185 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 01:10:49.92 ID:cKlR7e20
娘「……よし! 母さん電話電話!!」
プルルル―――
娘「あっもしもし父さん? 私、今妹ちゃん達帰ってきたから料理の準備お願い
……うん……うん……あっ! 兄に替わって! そこにいるでしょ?……
……あっ! 兄!? 今から妹ちゃんが多分そこに行くからギターとか隠して!!
お父さんの部屋の戸棚に入れればいいでしょ?……え? 元からギター持ってきてるのはバレてる?
……だったら尚更でしょ! ドッキリの意味が薄れるからここでは明日まではギターを隠しといた方がいいわ!!
分かった?………………わ・か・っ・た!?………そう♪ じゃあそういう事で! 感謝しなさいよ?」
ガチャッ
娘「ふー………」
「はい麦茶」
娘「あ、ありがと……まったく…なんで私が兄の為にここまでしなきゃならないのよ!!」
「あなた兄君の事好きじゃない♪ だからでしょ?」
娘「!?///……そ、そんな事いつ言ったのよ!?? 唯の昔の友達だっての!」
「うふふ♪ そういう事にしときますか!……とりあえずあなたも皆と一緒にお風呂入っちゃいなさい。露天風呂」
娘「最初からそのつもり! ……もう///」
「あらら、それは失礼♪」
- 186 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 01:13:33.21 ID:cKlR7e20
〜オジサンの部屋の前〜
妹「さってと、ここかな? 妹友ちゃんと女ちゃんはもう1階のロビーに行ってるからいいとして……よし」
コンコン
「どうぞ」
妹「お、お邪魔しまー!!……兄友さん!! お兄ちゃん!?」
兄「よ、よぉ妹! お土産買ってきてくれたか!?」
兄友「妹ちゃんおっす! 5時間ぶり〜♪」
妹「ふ、二人ともどうしたの? そんなに疲れて……何してたの?」
兄「まぁまぁ……おっし! 風呂だよな?」
妹「……なんでお風呂で呼びに来たのが分かったの?」
兄友「!……ほ、ほら! おじさんと今そんな話題になったんだよ!! ねぇ? おじさん!!」
「ああw ここのお風呂は7時からだからね。そろそろだなと思ってね……」
妹「そ、そうですか……お兄ちゃん?」
兄「な、だろ? だからそろそろって思ってな!! ははっ!」
妹「怪しいんだけど……」
兄「全然怪しくないって! それで? それだけか? んじゃ行くか!!」
妹「あっもうひとつ……父さんとお母さんがね……この旅行来れなくなったってさっき電話が」
- 187 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/07/14(月) 01:16:31.28 ID:cKlR7e20
兄「え!? なんで!?……何かあったのか?」
妹「ううん、何か二人でいたくなったらしいよ……特に何かあったってわけじゃないみたい///」
兄「ふぅーよかった……って……あの二人が旅行に行こうって言い出したんだけどなww」
「ご両親来れなくなったのかい?」
兄「はい……みたいですね」
「じゃあ部屋が1つ空くなぁ…」
兄「あっ! ユミちゃんが明日から来るので彼女の部屋って事じゃ……ダメですかね?」
妹「え!? ユミちゃんって子来れる様になったの?」
兄「ああ! さっき電話があったんだ!! 今日家の稽古が終わるから明日からは来れるってさ!
明日の朝この旅館に来るみたいだ!! 仲よくしてあげてくれな!……いい子だからww」
妹「了解!……じゃあお風呂行こ? 兄友さんも……もう皆1階のロビーで待ってるからさ」
兄「おっけー!」
兄友「おっしゃ!! 俺がお前の浴衣とか持ってきてやるよ! 兄は先に妹ちゃんと行ってろ!」
兄「おう! 頼むぜ!!」
兄友「まかされたww」
タタタタ――
兄「おっしゃ! じゃあ妹行くか!!」
妹「はーい」
ナデナデ
妹「!!?///」
兄「母ちゃん達の分まで楽しもうな!!」
妹「分かったから手どけしてよ///」
兄「おじさん(ボソッ)」
「ああ、弦の調整とかはしておくよ…行っていで」
兄「どうもw」
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