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妹「おい……」
33 :スピン [] :2008/05/19(月) 01:21:11.54 ID:7uB.uADO
頑張れと言われても、まだ途中だがとりあえず一部投下
【温泉】
兄「三連休…か」
妹「(兄は予定ありそうだな…)それが何か?」
兄「いや、温泉とかいいよなぁって思って」
妹「不潔(どうせ誰かと行く予定なんだろうなぁ…)」
兄「酷いな…しかし、妹は明日ヒマか?」
妹「(!?まさか…)と、特に予定は無い」
兄「じゃあ、一緒に温泉行かないか?一泊二日で」
妹「!!な、なんでせっかくの休みにお前と温泉なんかr@◆◎☆●!!」
兄「少し落ち着け、最後の方何言ってるかわからん」
妹「だ、だから…他のやつを誘えばよかろう!兄友とか!!」
兄「いや、それがペア宿泊券ってやつでな」
妹「……(ペア?つまりカップル?)」
兄「他に誘えるような女もいないし、何より…」
妹「な、なんだ?(ドキドキ)」
兄「し、使用期限が明日までなんだ…(妹と行きたかったからだなんて言えねぇ…)」
妹「そ、そうなのか…(がっかり…てっきり私と行きたいって言うのかと…ハッ!いけない!そんなこと考えたら…)」

兄「という訳なんだが、行くか?」
妹「し、仕方ないな。期限過ぎたらただの紙クズだし、彼女がいないお前に同情しつつ行ってやろう…感謝しろ!(理由はどうあれ、兄と二人で旅行なんて///)」
兄「はいはい。明日の朝に出発な」
妹「ちゃんと起きろよ?」
兄「それは俺の台詞だ…」



34 :スピン [] :2008/05/19(月) 01:22:32.77 ID:7uB.uADO
【温泉2】
〜翌日〜
チュン…チュチュン…
兄「ん〜、よく寝た…まだ五時か…ま、いいか今日は早起きってことで」

妹「…………一睡もできなかった…」

ガチャ ガチャ

兄・妹「「…あ」」
兄「おはよう、珍しいなこんな時間に…」
妹「お前も早いな…まだ五時だぞ…」
兄「ま、ちょうどいいか。十時に出発する予定だったけど、七時に出発にしよう」
妹「わかった…(眠い…)」


兄「このバスに乗って二時間くらいで着くから」
妹「……ん」
兄「うわ、少し混んでるなぁ…」
妹「…あ、あそこ空いてる」
兄「お、本当だ…って妹。速攻で窓側に座りやがって…」
バスガイド「それでは〜発車致しま〜す」


兄「お、滝だ…すげぇな…」
妹「……すー…すー…」
兄「(いつのまにか妹寝てるし…少し静かにしてるか…)」

バスガイド「これより、峠道となりま〜す。少々揺れますがご了承くださ〜い」
兄「(…?なんでわざわざそんなこと…うわっ!)」
妹「う〜ん…くー…すー…」
兄「危ない危ない…っと」
兄「(!!この態勢はマズイ!あたかも寝ている妹にキスしようとしているかのような…うわっ!)」
妹「……ん…(ボーッ)」
兄「(ヤバイ、妹が目を覚まし……えっ?)」

チュッ

妹「…くー……すー……」
兄「今、妹の方から…いや、揺れた振動だよな、うん。ごめんな妹…」
妹「くー……すー……(この鈍感!寝たフリだってわからないの!?)」

バスガイド「お待たせ致しました〜」


兄「ようやく着いたな…」
妹「……そうだな」


35 :スピン [] :2008/05/19(月) 01:28:23.55 ID:7uB.uADO
続きは現在鋭意制作中。若干妹がデレてしまった。すまん


36 :パー速民がお送りします [sage] :2008/05/19(月) 01:30:19.27 ID:P1Rw1/Eo
見てるぜ。


37 :スピン [sage] :2008/05/19(月) 01:52:59.08 ID:7uB.uADO
うわぁぁぁ制作途中に消えた…もう無理ぽ。明日の朝か深夜に投下しておきます。ありがとう、そしておやすみなさい


41 :スピン [] :2008/05/19(月) 05:04:54.14 ID:7uB.uADO
兄「さて、無事に着いたわけだが」
妹「……(ムスッ)」
兄「そんなにむくれるなよ…可愛い顔が台無しじゃないか」
妹「!!お、お前に可愛いなんて言われたって嬉しくともなんともない!」
兄「まぁ、そう怒るなよ…」
妹「…もっとホテル的な感じのものを想像してたのに、なんなんだこの古ぼけた旅館は?」
兄「いや、たまたまもらった宿泊券だったから俺も知らなかったんだよ」
妹「そ、そうか…」
兄「味があっていいじゃないか…こういう和風な旅館好きだなぁ俺は」
妹「ま、まぁお前がそこまで言うなら仕方ないな…(へぇ〜、こういうのが好きなのか…)」


兄・妹「「混浴!?」」
女将「はい、うちは創業以来ずっと混浴でして…あ、水着は着用していただいても構いませんので、では」

兄・妹「「…………(水着持ってきてない…)」」
妹「どうするのよ!」
兄「どうするったって…」
妹「混浴なんて絶対にNO!!(兄に見られるなんて恥ずかしい!)」
兄「そうだよな…どっかで水着買ってくるとか…」
妹「このあたりにお店ないじゃない」
兄「う〜ん……どうしたら…お?」
妹「なに?」
兄「貸し切り露天風呂ってのがあるらしい」
妹「か、貸し切り?」
兄「今から予約しても大丈夫みたいだけど…どうする?」
妹「そう…とっとと予約しなさい」



42 :スピン [] :2008/05/19(月) 05:05:57.32 ID:7uB.uADO
女将「はい、承りました。ただ…お時間は遅くなってしまいますが…」
兄「はい、構いません。えっと…夜11時から深夜1時までですか、はいわかりました。よろしくお願いします」
女将「はい、承りました。では、お夕飯の支度ができましたのでこちらへ」



兄「いや〜おいしかったな〜」
妹「そうだな、特にあの茶碗蒸しが最高だった…」
兄「俺の分まで食ったもんな…」

ガラッ
兄・妹「「………」」
妹「おい、何だこれは?」
兄「布団だろう」
妹「それは見ればわかる、問題は…」
兄「一組の布団に枕二つ…」
妹「(じー)」
兄「いやいやいや、なんで俺のせいみたいな感じで見るの?」
妹「どう考えてもお前のせいだろうが!」


女将「あら?兄妹だったんですか…私はてっきりお似合いなカップルだとばかり…ホホホ、すいません、すぐにもう一組敷きますので…」

妹「お、お似合いカップル!?」
兄「女将さんはそんなこと言ってたぞ」
妹「…(私たちは端から見ればお似合いカップルなのか…ちょっと嬉しい…かも)」
兄「おっと、そろそろ風呂に行ける時間だけど…妹?」
妹「カップル…(お似合い…カップル)…お似合いだなんてそんな」
兄「おい、どうした?」
妹「はっ!」
兄「何かブツブツ言ってたけど…大丈夫か?」
妹「だ、大丈夫に決まってる!それより何の用だ!?」
兄「いや、風呂入れるみたいだから先に行ってこいよと」
妹「あ、あいわかった!」
兄「一時間くらいで頼む。二時間しか借りれないらしいから(……本当に大丈夫なのか?)」
妹「わかった。あ、先に言っておくが」
兄「覗いたりしないから安心して行ってきてくれ」
妹「…………」トコトコ


43 :スピン [] :2008/05/19(月) 05:07:20.17 ID:7uB.uADO
ザバーッ ゴシゴシ ザバーッ

妹「ふぅ……綺麗な月だなぁ…」
妹「何で私…もっと素直になれないのかなぁ……」
妹「きっと…兄だって素直な子の方が好きだよね…」
妹「ダメだなぁ…私……」



兄「有料チャンネル……か…」
兄「いやいや、今はそんなことを気にしている場合では…しかし……」
ガラッ
兄「ビクッ」
妹「……何やってんの?テレビなんか抱えて」
兄「お、おう、結構いいテレビだと思って…ん?」
妹「なに?」
兄「それ…ここの…」
妹「何よ、私が浴衣着ちゃいけないって?」
兄「いや、全然そんなことはない。むしろ良い」
妹「!バ、バカな事ばっかり言ってないでさっさと入ってこい!(///)」
兄「痛っ!わかったから座布団を投げるな」



ザバーッ ゴシゴシ ザバーッ

兄「はぁ……妹は俺のことどう思ってんのかなぁ……」
兄「妹に恋してるなんて…なぁ…」
バシャッ

兄「兄貴失格だよな……」



44 :スピン [] :2008/05/19(月) 05:08:29.19 ID:7uB.uADO
兄「……もう寝てるし…」
妹「くー………すー………」

兄「仕方ない、布団まで運んでやるか…よっと!」

兄「思ってたより軽いな…小さいからか」

妹「……………」

兄「…寝てる……よな…?」

妹「………………」
兄「こんなこというのは兄貴失格かも知れないけど…それでもいい…妹…好きだ…」
兄「おやすみ…」

妹「…(え?何?い、今何て言ったの!?)」
兄「…………」
妹「私も……好き……だよ…」


〜翌日〜

兄「あぁ…もう朝か…」
妹「おはよう」
兄「おはよう…今何時?」
妹「八時だ。十時までに出ればいいんだろ?」
兄「結構余裕だな…う〜ん…」
妹「なんだ、朝っぱらからニヤケて…気持ち悪いな…」
兄「いや、良い夢見たんだ…」
妹「ほぅ…どんな夢だ?」
兄「ちょっと恥ずかしいな…」
妹「いやらしい夢なんだろうどうせ」
兄「いやいやいや、何ていうか…好きな人に好きだって言われた夢」
妹「!!」
兄「すごい嬉しくて、泣きそうなくらいだった」
妹「そ、それは良かったな…(///)」
兄「顔赤いぞ妹」
妹「う、うるさい!早く顔洗ってこい!(///)」
兄「はいはい…どうして現実だとこんなに…」

ガラッ


妹「(顔から火が出そうってこういうこと?なんか熱い…)」




温泉編 おわり


45 :スピン [sage] :2008/05/19(月) 05:17:15.63 ID:7uB.uADO
駄文連投スマソ。長いのと短いのがあるが、区切りが無かったからで…その辺りはスルーしてください。
そしてもう朝じゃないか…おやすみなさい。起きたら適当なネタで書くかも…



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