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従妹「わ・・・私を、お兄ちゃんの恋人にしてくださいっ・・・」
- 325 :VIPがお送りします []
:2009/11/20(金) 02:07:15.54 ID:QRcyg2Ae0
「はい、おしまい。今日は早く寝よう。明日は初デートだぞー。それに明日の次は水曜日まで休みないからな。」
「ちぇーっ、じゃぁ御風呂入ってくるー!」
「あ、従妹。」
「なに、まさか一緒に入ろうか?」
「違う違う、バスタオルさっきかけといたから。あと着替えはそっちのダンボールな。」
半開きになった『衣類』と書かれたダンボールを指差す。
「なーんだ。了解っ。」
スエットと下着を握りしめて脱衣所兼洗面所に飛び出して行った。
従妹を見送った後ベランダに出て煙草を一本くわえ、火を付けた。従妹に室内禁煙を申し渡されたのだ。
駐車場を眺めているとポケットの中の携帯が震えた。登録していない番号だ。
「はい。」
?「おっす。元気にしてるか家出坊主。」
荒々しい女性の声だ。俺の知り合いにはこんな人、一人しかいない。
「姉貴か、メールありがと。連絡してなくてごめんよ。あと、店長さん紹介してくれてありがとう。」
- 329 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 03:09:33.95 ID:QRcyg2Ae0
「おうおう、一人前に礼くらい言えるようになったじゃない。頑張ってるみたいじゃない、店長から聞いたよ。」
「うん、何とか生命維持できてる。今日引っ越した。」
「そっか、伯父さんには会わなかったんだね。まぁ、時間が解決してくれる問題でもないってことはわかってるだろうし、
うるさく言うつもりはないし、私は従妹ちゃんの味方だから告げ口するようなつもりもないけど。たまにゃー寂しがり屋のお姉様に従妹ちゃんの声を聞かせなさい。」
「へいへい、今新居の風呂を毒味してるよ。」
「覗くんじゃないよ。じゃっ、元気でやってるみたいだしいいや。切るよ。」
「ほい、おやすみ。」
電話を切ってもう1本、寒いな…。酔っぱらった学生達の叫び声が聞こえる。今頃居酒屋は忙しそうだな。
部屋に入ると従妹が髪を乾かしていた。俺の姿に気づくと何か意味深にほほ笑んだ。
「ふー…。どう?いろっぽい?
いや、従妹の色っぽいの線引きがよくわからないんだが…。
「まぁ、可愛いよ。」
「ぶー…。やっぱりロリコンのお兄ちゃんは色っぽさより可愛さなのかなぁ。」
「従妹が言うなよ…。」
- 331 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 03:45:14.60 ID:QRcyg2Ae0
「馬鹿な事言ってないで、先寝てていいよ。俺風呂入ってくるから。」
「はーい。」
そう言うと従妹はゴソゴソと布団の中に潜っていった。
ダンボールから着替え一式を出して風呂に入った。湯船は狭いが自分たちの身の上を考えたら十分だ。
風呂に入って、サッパリしたところで従妹がいる布団に潜った。
「あ、お兄ちゃん…。」
「うん。」
「ギュってして。」
「今日は注文が多いな。よしよし。」
「だってやっと一緒に暮らせるんだもん。いっぱいわがままま聞いてもらうんだから。」
「へいへい。」
結局遅くまで布団の中でじゃれ合っていて、翌朝起きたのは二人して11時を回ったところだった。
俺に布団の中に潜っておくように促し、従妹は着替えているようだ。
「すっかり寝坊しちゃったね。リサイクルショップもう開いてるんじゃない?よいしょ、もういいよー。」
オーバーオールとは、俺の好みをよくわかってらっしゃる。横からみえるTシャツにはりついた胸の曲線美がたまらないぜ。
「おっぱぃよー。」
「頭大丈夫?出かけるんでしょ、お兄ちゃんも着替えなきゃ。」
- 332 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 03:46:33.46 ID:QRcyg2Ae0
遅筆ですみません。このへんで寝ます。
今日も支援、保守してくださっている方々、ROMだけど読んでくださっている方々、
ありがとうございました。
- 333 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 03:49:04.86 ID:rSOTYKlrO
>>1
おつ!これからどう話が進んでいくのか楽しみだ
腕の見せ所だな!
- 336 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/20(金) 04:48:20.90 ID:pYQJ0CeYO
>>1文才あるなぁ
童貞には絶対書けない文章だ
保守
- 337 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 04:58:02.19 ID:YdhBdb/TO
>>1も“1”もカッコイイ
ただ家で大声出しながら生合体はwwww
- 349 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 08:48:38.62 ID:iOAMAslJO
保守ペースはほどほどにね
- 350 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/20(金) 08:52:57.91 ID:wgJnlXUHP
少なくとも30分以内に保守してるやつは死ねよってことだネ
日中なんて1時間以上経っても落ちねーって
- 366 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 17:28:06.03 ID:QRcyg2Ae0
「そうですね…。」
ダンボールからごそごそと服を探す。
バイトでつかっていたストライプのYシャツとグレーのカーディガン。下はスキニーでいいか。
モズコートを着てマフラー完備!
「はい、オッケー。着た服からクローゼットに入れてけばいいね。」
「うんうん。ひょっとしてバイト以外ずっとスエットだったの?」
「ばれたか…。」
部屋を出て鍵を閉め振り返ると、手を差し出して従妹が待っていた。
「行こ。」
最初は近所のリサイクルショップへ向かう。
「炊飯器と電子レンジだっけ…。お、家電コーナー、…これ良くない?」
「うん、大きさもそこそこだし良いね。炊飯器はそっちのもう少し小さいので良いんじゃない?」
「フライパンとかあったっけ。」
「鍋とかフライパンは店長のところから古いのもらえる事になってるよ。
「そっか、じゃぁあとは冷蔵庫かな。」
炊飯器と電子レンジを担いで部屋の玄関に置いて出てきた。
- 367 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 17:29:02.18 ID:QRcyg2Ae0
「意外とすんなり見つかったねー。」
「そうだね。本屋でも行くか。参考書探そう。」
「お兄ちゃん。歩くの疲れた。」
「しょうがないな。ニケツで行くか。」
駐輪場から自転車をひっぱってきた。荷台つきの自転車にしておいて正解だった。
従妹が荷台にまたがり俺の腰に手を回す。これは良いおっぱいチャンス。
「厚着だから感触が微妙にしかわからんな。」
とは言いつつも元気なあそこ。
「ほんとは感じてるくせにぃ。ほれほれ。」
ぐいぐいと胸を押しつけてくる。スキニーの中で窒息しそうだ。
漕ぎだすとハンドルに掛けている錠がカチャカチャと音を鳴らす。たまに従妹の足がアスファルトを擦り微動する。
段差のたびに腰に掛っている力が強くなり、ズボンの中にコートのすそが入ってきた。
カラオケの看板が見えてきた。確かこの下に書店がある。
「参考書コーナーは…と。あっちか。」
「高校の勉強って通わずにできるの?」
「従妹なら大丈夫だと思うよ。あ、これ良いよ。」
世界史A、日本史A、倫理の『一問一答など』を従妹の腕に積む。
- 368 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 17:29:44.76 ID:QRcyg2Ae0
卒業認定の科目で自分が教えられるもの8教科を選び、ある程度の参考書は買いそろえられた。
厚いビニール袋2つ、いっぱいに入った大小の本の角がビニールを伸ばし今にも破れそうだ。
「こんなにいっぱい…。」
腕が袋にひっぱられまっすぐに伸びたまま、一生懸命ひきづるように書店から出てきた。
「まぁそれで3年分だからな高校の。」
「そうやって考えるとそうでもないのかな。でも重すぎるよこれは。」
そういって小さくため息をつく。いっぺんに買ったのだからしょうがない。
「だから、帰りは歩きです。俺も歩くから荷台に本乗せな。」
「はーい。あ…カラオケあるんだ…。」
大学生と思しき集団が合唱しながら階段を上がっていくのを羨望の眼差しで見つめていた。
「今度な、荷物が多すぎるだろ今日は。この後冷蔵庫と飯の買い出しいかなきゃいけないんだから。」
「ちぇー。」
「冷蔵庫あったらプリンも買い置きできるだろ。」
「そうだね。うんうん。プリンは大事だよ。」
単純というかなんというか、なんにせよ機嫌が直って良かった。
- 370 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 17:36:35.13 ID:QRcyg2Ae0
「これ置いたら昼飯食いに行くか。」
「うんっ。」
参考書を玄関に置き外に出ると携帯が鳴った。店長だ。
「お疲れ様です。はい。え、これからですか。わかりました。はい、伺います。じゃ、失礼します。」
従妹が不思議そうな顔でこちらを眺めていた。
「店長が従妹もつれて店に来いってさ、昼飯ついでに話があるって。」
「何だろうね。」
「まぁ行くか。ほれ、乗れ。」
店に着くと自転車を排水口のパイプに錠をかけ、裏から中に入った。
「おはようございます。」
するめを咥えた店長が厨房から出てきた。
「お、来たか。まぁちょっとうちに来い。」
そう言って厨房の奥の店長の居住スペースに入っていった。
ここは普段休憩室として使わせてもらっていて、さらに奥には店長が暮らしている部屋がある。
「まずは…飯だな。ちょっと待ってなまかないの作り置きがあるから、それで勘弁してくれ。」
奥に行き冷蔵庫から皿を取り出し電子レンジで加熱する音が聞こえる。従妹はキョロキョロと落ち着きがない。
- 372 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 17:48:55.93 ID:QRcyg2Ae0
「落ち着きないな。」
「こんな風になってたんだね、お店の奥。」
「うん、店長はここに住んでるんだ。」
ラップのかかった大皿と小皿を2枚持って店長が戻ってきた。
「飯…店の方から好きなだけつけてこい。」
といって茶碗を渡された。
「私つけてくるよ。」
そう言って従妹が立ちあがり、厨房の方へとパタパタと走っていった。
従妹を見送り、店長はこちらに向き直った。
「まぁ、話ってのはだな。従妹ちゃんのことだ。」
「従妹の?」
「おう、お前が働いてる間家の事だけしてればいいってわけでもないだろ。まだ若いんだし。」
「ああ、そのことなら高卒認定を取ることを薦めて、さっきまで参考書を買いに行ってたんです。」
ご飯をつけて従妹が帰ってきた。あきらかに片方がおかしなほど山盛りだ。
話が読めないと目でうったえてくるので、「従妹の高卒認定の事。」とだけ言って、店長に目をむけた。
- 373 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 17:52:26.99 ID:QBxlAkPaO
中古の炊飯器とか気持ち悪いだろ
- 374 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 17:55:22.65 ID:QRcyg2Ae0
「そうか、従妹ちゃんなら店に出しても良いかとは思ったんだが、その方がいいな。
だったらお前がこっちにいる間従妹ちゃんはここに居てもらってもいいぞ。」
「え?」
従妹も意外だったのか声がそろった。
「お前が休憩中に勉強教えてやればいいだろ。」
「ありがたい話ですけど、ご迷惑じゃないですか?」
「どーせ俺一人しかここには暮らして無いんだから、好きに使ってもらってかまわんよ。従妹ちゃんも飯には困らんだろうしな。」
「それがいいよ!私もお兄ちゃんの傍に居たいもん。」
なぜか反対もしていないのに1対2の構図ができあがってしまった。
「じゃぁ、お言葉に甘えて…。」
「それでいい。俺に遠慮することなんて何も無いんだぞ。できることはなるべく力になるからな。
従妹ちゃんの前だからって肩に力入りすぎてんだよ。自分で思ってるより1はまだ子供なんだからな。大人に頼れ。」
「はい…。」
二十歳超えてまでこんな事を言われるとは思わなかった。
しかし、よくよく考えたらありがたい事だ。ここなら仕事の合間に従妹の様子もうかがえる。
- 375 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/20(金) 18:18:35.92 ID:0saXX9TvO
店長がロリコン犯罪者でなければいいが・・・
- 376 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 18:40:57.92 ID:1/q93RBqO
店長になら体を預けてもいい
- 378 :VIPがお送りします [] :2009/11/20(金) 19:30:35.58 ID:U2p/aypU0
店長なんか怖いな…考えすぎか
- 386 :774秒で支度しな! [] :2009/11/20(金) 21:13:14.43 ID:QRcyg2Ae0
「まだ、買うもんあるんだろ。俺は開店時間まで寝るから食ったら鍵しめてってくれ。」
そう言ってボリボリと頭をかきながら店長は寝室へ行った。
野菜炒めと飯をかきこみ、音をたてないように店を出た。
「良かった…。よし冷蔵庫買いに行くか。」
「うん。電気屋さんあったっけ。」
「この辺りにはないから名駅まで出るか。」
塩釜口から栄へ、乗り換えて名古屋駅まで行った。相変わらず人が多い。従妹は人混みに酔ったのか少し顔が青かった。
名古屋駅を出てすぐのビッグカメラで冷蔵庫を注文し、今日中に家まで届けてもらえるよう頼んだ。
「さて、用事も済んだし帰るか。」
「うん…。」
繋いでいる手が随分汗ばんでいる。
「大丈夫か?」
「人混みやだ…早く帰ろ。」
「そうだな。」
従妹は家につくと布団の上に身をなげ、数分後には寝息を立てていた。
今日はずいぶん動いたから疲れたのだろう。
- 388 :774秒で支度しな! [] :2009/11/20(金) 21:16:11.62 ID:QRcyg2Ae0
色々抜けた…。
- 389 :追加版 [] :2009/11/20(金) 21:17:21.90 ID:QRcyg2Ae0
そっと掛け布団を掛けてやった。20時には冷蔵庫も届き、俺は3日分ほどの食材を買いに出かけた。
自炊なんて初めてで何を買ったら良いのかわからなかったので、店長にメールでアドバイスをもらいながら買い物を済ませた。
部屋に戻ると従妹が起きて冷蔵庫に頭をつっこんでいた。
「…なにしてんの。」
「冷蔵庫だ〜。寒い〜。」
「当たり前だろ。これ、買ってきたから入れるの手伝って。」
「はーい。…あ、プリンだー!お兄ちゃんありがと。」
「へいへい、ああ待て待てまだ晩飯食ってないだろ。何作るかなぁ…。」
おもむろににんじんをつかみ天井にかかげた。
「よーし今日はまっかせなさい!」
「じゃぁ、任せる。」
『がってんでい』と叫んで鍋を洗い始めた。
俺は参考書を開きパラパラと眺めていた。
数学Aで解けるか怪しい問題があったので解説ページを見ながら解いていると従妹の叫び声が聞こえた。
「できたー!」
「おー。」
「デレレレッテレー。はい、たらこスパー!」
全然似てないドラえもんのまねをしながら運んできた。
- 390 :774秒で支度しな! [] :2009/11/20(金) 21:20:47.29 ID:QRcyg2Ae0
「お兄ちゃんフォークは?」
「そんな小洒落たものはありません。」
コンビニ袋から割り箸を取り出して渡した。
「なんでー、スパゲッティはフォークで食べるものだよ!」
「たらこなんておもいっきり和食なんだから箸で良いじゃん。ここは日本です。」
ぶーたれながらも割り箸を使ってズルズルと食べ始めた。俺も食べよう。
まぁ、誰が作ってもうまいか。
「うまいな。」
「でしょー!さすが私!板長って呼んでくれてもいいよ。」
ふと明日からの事を思い出した。
「明日からだけど、とりあえず店でやる勉強道具持って行くの忘れるなよ。」
「忘れるなよって言っても何からすればいいの?」
「そうだなぁ、まずは中学生の英語おさらいって冊子があっただろ。
あれやってみ、どの程度できるか見てやるから。」
「はい、先生っ。」
- 391 :774秒で支度しな! [] :2009/11/20(金) 21:51:37.43 ID:QRcyg2Ae0
「そういえば、本棚もいるな。あと机すっかり忘れてた。」
「ああ、そいえばそだね。地べたで食べるの慣れてきたかも。」
「行儀悪いから…。早めに買いに行こうな。」
「うん。可愛いのにしようね。」
「普通のでいいよ。」
食後、荷物整理をしているとアルバムが出てきたので二人で見ていた。
「あ、これ俺が川に落ちた時の…。」
「御姉様が無理やりぬがしたんだよね。」
いつの間に撮ってたんだこんな写真…。
他の写真も語り合っているといつの間にか夜中の2時を回っていた。
「そろそろ寝よっか。先風呂入っていいよ。」
「はーい。」
アルバムはダンボールにしまいなおして、必要なものから棚の配置予定場所に積んでいった。
交代で風呂に入りその日もじゃれ合いながら眠った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
出かけます。たぶん今日中には帰りません。
- 395 :774秒で支度しな! [] :2009/11/20(金) 22:28:28.63 ID:ULtxZdFi0
今日はラピュタだから保守心配。
- 400 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 00:00:46.32 ID:zOhJCMRF0
落ちたと思ったら復活保守
- 403 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 00:24:52.92 ID:sULyOvEa0
30分に1回保守すれば大丈夫だろ
- 415 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 07:37:20.98 ID:7MzPERr4O
追い付いた!
二人はどこに向かっているのか…幸せになってほしいのう
- 424 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 13:59:04.59 ID:6zLP5B2K0
「そういえば、本棚もいるな。あと机すっかり忘れてた。」
「ああ、そいえばそだね。地べたで食べるの慣れてきたかも。」
「行儀悪いから…。早めに買いに行こうな。」
「うん。可愛いのにしようね。」
「普通のでいいよ。」
食後、荷物整理をしているとアルバムが出てきたので二人で見ていた。
「あ、これ俺が川に落ちた時の…。」
「御姉様が無理やりぬがしたんだよね。」
いつの間に撮ってたんだこんな写真…。
他の写真も語り合っているといつの間にか夜中の2時を回っていた。
「そろそろ寝よっか。先風呂入っていいよ。」
「はーい。」
アルバムはダンボールにしまいなおして、必要なものから棚の配置予定場所に積んでいった。
交代で風呂に入りその日もじゃれ合いながら眠った。
翌日の夕方、店長の厚意に甘んじ、従妹をつれて仕事に入った。
- 425 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 14:07:53.83 ID:6zLP5B2K0
20時頃、1度目の休憩
「おし、今日は人少ないからな、しばらく従妹ちゃんの勉強見てていいぞ。客きたら呼ぶ。」
「うぃっす。」
手を洗い住居スペースに入る。従妹は俺が入ってきたのを確認すると赤ペンを置いた。
中学生の復習冊子の○付けをちょうど終えたところだった。
「どれくらいできた?」
「英語全然だめだ…。数学と国語はけっこうよかったよ。」
「ちょっとノート見せてみ、んー。なるほどな、英語確かに…be動詞使った文と一般動詞の区別ついてる?。」
「うう…。文法わかんないよ。」
「大丈夫大丈夫、中学内容なんて1カ月あれば理解できるから。ほら、単語はよくできてんじゃん。」
「単語は簡単に暗記できるから好きだったんだもん。」
「なるほどね。じゃぁ大丈夫だ。んじゃー英語から見てくか、文法解説書があるから出して。」
ゴソゴソと鞄の中からその本を出す。最初のページから大事なところにマーカーをしながら説明していく。
店の厨房から入ってくる風が膝を通り抜ける。少し寒いな。
「いらっしゃいませー!」
店長の威勢の良い太い声が聞こえてきた。
- 427 : ◆cJWfn1.4nQ [] :2009/11/21(土) 14:24:08.51 ID:6zLP5B2K0
「あ、客来たみたい。じゃぁ、ここの練習問題からやっててみ、後で見に来るから。」
「はーい、頑張ってね。」
「おう。」
21時以降の客の入りが多く23時頃までほぼ満席状態で、かなりハードだった。
今日は他のバイトもおらず、厨房は坊主さん、ホールに店長と俺の3人で回しているので、
席数は多いとは言えないが3人で回すにはギリギリだった。
客から催促されることもあったのでギリギリアウトだ。
結局従妹のでき具合を見に行けたのは24時をまわってから、住居スペースに入ると従妹の頭がこちらに向いているのが見えた。
机につっぷして寝ていた。足で座布団を引っかけ、畳んで高さを作ったところにそっと従妹の頭が来るように寝かせてやった。
ジャケットを掛けてやり、ノートを見る。さっき指定した単元の終わりまで演習しおわっていた。
店の方も落ち付いていたので○付けをしてみる。三単元のミス程度であとはよくできている。文法の参考書に折り目が付いて、
さっきのページが開きっぱなしになっていたので、しっかり読み込んでいたのがわかる。マーカーも的確にできている。
やっぱり頭の回転が速い子は伸びも良いのだろう。横ですーすーと寝息をたてている従妹を見た。
頬に触れると温かい。少し眠くなってきたので、厨房で水を飲んで、一服してホールに戻った。
「従妹ちゃんどうだ?」
「寝てました。勉強の方はしっかりできてました。基本的に頭の回転は速い子なんだと思います。
「そうだな、普段も受け答えはしっかりしてるし。その辺の馬鹿っぽい女子高生よりずっと大人っぽく見えるよ。」
「家ではまるっきりペットみたいですけどね。」
苦笑してみせるとげんこつをくらった。
「惚気てんじゃねえ。」
- 429 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 14:38:01.39 ID:8VOdIJukO
店長はいい人だけど頭悪そう
- 430 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 14:38:45.97 ID:NPiN9VyQO
ついに追い付いてしまったようだな…
なんだか楽しみがなくなって寂しいぜ
てか>>1の文章妙にリアリティあって面白すぎる
頑張って完結させてくれ
- 432 :VIPがお送りします [sage] :2009/11/21(土) 15:03:54.33 ID:X+VpX0MMO
ハッピーエンドにしてくれよ
支援
- 437 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 16:16:12.19 ID:UThmGNAa0
作り話で人ごとだから楽しんでる
自分の娘だったら探し出して男のチンコもぎるが
- 438 :VIPがお送りします [] :2009/11/21(土) 16:38:20.11 ID:+mZu04Lm0
ちんこっ!
もぎれっ!
びーーむ!!
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