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新ジャンル「意味不メイドと百合」
813 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:03:51.89 ID:lOI8PtkS0
お題下さい

あと>>1じゃないので恐縮ですが、自分も真面目系の書いて構いませんかね?
真面目系でイメージずれるのは勘弁、ということなら遠慮しますので


814 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:05:26.48 ID:Ias8Jfwz0
>>813
お題
【冥土が病気】

いいんじゃない?


815 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:06:47.41 ID:ucHPdjqX0
>>813
うおおおおおお シリアスは俺の大好物だぜえええええ!
残りレス数も少ないし、クライマックスに向けて、テンションあげていこうぜえええええ!

だんくーこーがけーんっ! やあああってやるぜっ!


817 名前:お館様 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:15:12.67 ID:OIb9+ySi0
長「……わかりましたか?」
メ「承知しております。ご迷惑をおかけしました」
男「……?」


男「どうしたんだい? こってり絞られてたけど」
メ「お館様。見られてしまいましたか。 お気になさらず」
男「いや、君がヘマをするなんてよっぽどだと思ってね。どうしてもだめ?」
メ「……私が、花壇でお館様とお話している所を見られていたらしく」
男「う、そうだったのか」
メ「私の不心得のいたす所でございます」
男「いや、俺のせいで君が怒られるなんてな。すまない、家令長には俺から」
メ「まさかあの百合園がばれるとは……」
男「……何?」
メ「いえ、ですからあの『メイド'sリリィガーデン』が」
男「だから、その……けったいな名前やな! なんとかガーデンってなんのことだ?」
メ「もちろん、庭師に秘密で私とお館様で作り上げた、あの百合の花園でございましょうが!」
男「知るかッ! あれ内緒で作ったのかよってかまさか俺も怒られるんじゃ・・・」
メ「そういえば家令長に、お館様を見かけたらお呼びするようにと」
男「ははは。血管切れそうだよ?」
メ「ほほほ。そういうときこそこのメイド'sメディスンを一服」
男「プチッ」


818 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:15:35.33 ID:ucHPdjqX0
冥土「とみに、思うのですが」
女「ん?」
冥土「二足歩行ロボットは、現実的に考えるとコストばかりかかって利点が見つからな」
女「だあああああ! ロボオタの夢を壊すなああああぁぁぁぁ!」

冥土「そもそも戦車が平たいかたちをしているゆえんは・・・・・・」
女「やめろ! それ以上語るのやめろ!」
冥土「はいはーい、分かりましたよ。それでお嬢様。とみに、思うのですが」
女「な、なに・・・・・・!」

冥土「少年漫画の女性キャラクターにやたら巨乳が多いのはどうしてかと申されますと」
女「またバッシングネタかよおおおお!? しかもご丁寧に、私の体の一部を凝視しやがってええぇぇぇぇっ!?」

冥土「ぷぷっ。偏平足ってありますけれど、扁平胸っていうのはどうなんでしょ? トンボでならされた、走り幅跳び専用砂場」
女「整備のおかげでぺったぺたか、テメェェェェェェ!」
冥土「でかけりゃいいってもんじゃねーです。これだから男は。ペッ」

女「ほんとアンタは口が悪いな・・・・・・」
冥土「俺は悪くねぇ! 俺は悪くねぇ! 俺は親善大使なんだぞ! みんな俺の(ry」
女「ここにいると、馬鹿な発言に苛々させられる・・・・・・!」
冥土「お嬢様のせいだ! そうだ、みんなお嬢様の胸が、ぺちゃで、フラットで、つるっつるだから悪いんだ!」
女「こんなサイテーなやつ、ほっといた方がいいよおおおおおぉぉ!」


819 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:20:12.54 ID:v47qPHW1O
又北産業


820 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:29:13.67 ID:bYHHczAG0
書き手が増えた
>>1も帰ってきた
変な子も消えた


821 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:29:57.24 ID:lOI8PtkS0
>>814
冥土「ごほん、ごほんっ・・・」
お嬢「どうしたの? 少し顔色が悪いんじゃない?」

冥土「うん〜、風邪引いたのですかね・・・?」
お嬢「貴方でも風邪引くの? ちょっとおデコ触らせて」
冥土「ん。心配してくれてるんですか?」
お嬢「そうね、若干熱があるような気が」

冥土「じゃあ、本当に風邪ですね・・・」
お嬢「まったく、どんな格好で寝れば、貴方みたいなバカが風邪引くのよ?
   はぁ・・・、そんなフラフラでメイドの仕事ができるの?」
冥土「まぁ、多少は動けますから。時々意識は朦朧としますけど」
お嬢「意識が朦朧としてるのは、いつもの事じゃない?」
冥土「ヒドイお言葉ですね」


822 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:30:39.32 ID:v47qPHW1O
>>820
dクス
変な子消えた辺りまでは見てたんだ
完スレ近くなってラストwktk


823 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:31:14.98 ID:juM04tWUO
冥土「前に撮ったお嬢様とのツーショット写真です」
http://imepita.jp/20070619/773630


824 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:31:47.47 ID:lOI8PtkS0
>>821つづき


冥土「・・・・・・・」
お嬢「あぁ、もう見てられないわ。ちょっと横になったら?」
冥土「わーい。お嬢様からサボリのお許しだー」
お嬢「私のベッドで寝るな! 自分の部屋に行け!!」



冥土「と、言いつつ追い出さないんですね、お嬢様」
お嬢「私だって顔真っ青にしてる人間追い出すほど鬼じゃないわよ。
   それに貴方がそこに寝るのは今更初めてでもないしね
   気分が良くなるまでそこで寝ていれば良いわ」

冥土「・・・・・、お嬢様」
お嬢「何? 何か欲しいの?」

冥土「きっと今、私の風邪菌がお嬢様を侵していますよ」
お嬢「ぶっ!?」


冥土「あぁ、なるほど。それが目的で私をここに寝せたのですね。
   もぅ〜、お嬢様のドMぅ」

お嬢「貴方は頭が病気なの?」


825 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:32:50.49 ID:hJjGmbTJ0
>>823
ちょwwwwwww


826 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:35:50.95 ID:bAtb6BcXO
>>813
設定が違うくらい読み手は読み分けれるさ
俺も書いて良いと思う

>>823
ちょwお嬢様デフォルメwwww


827 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/06/19(火) 21:36:24.40 ID:Z9j/2Gcw0
歯医者ネタで尖った歯を指ぬきで削るのを想像したのは俺だけ


828 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:36:55.71 ID:fybcnetE0
>>823
おお、まごうことなきお嬢様…?


830 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:40:23.85 ID:ag8PEgk4O
>>823
これは酷いwwwwwwww


831 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:40:57.08 ID:ucHPdjqX0
>>823
まな板はねぇよwwwww お前、俺よりセンスあるよwwww


冥土「そもそも、マスコミュニケーションは、メイドたるものをわかっていません」
女「そうなの?」
冥土「たとえどんな下心があろうとも・・・・・・主人のために尽力するのが、メイドなのです」
女「なんかひっかかりを感じるのはどうして?」
冥土「安易な媚びなど笑止千万っ。むしろ媚びずにいくべきですっ」
女「テメェは私をからかいすぎだがな!」

冥土「何を言っているんですか、お嬢様」
女「?」
冥土「大好きだからこそ・・・・・・からかうんですよ?」
女「ッ!?(やばっ! 不意打ち喰らった!?)」

冥土「あらら、お顔がまっかっか」
女「そ、そういう恥ずかしい言葉を吐くからよ! やめなさい」
冥土「やーだプー」
女「あいっかわらずこっちの堪忍袋の尾を、遠慮なくハサミでチョキチョキ切りやがるぜ、こいつ・・・・・・」

冥土「とまあ、この程度の媚びも必要っちゃあ必要ですが」
女「今の演技かよ! めちゃくちゃ上手くて、本当にムカつくな!」
冥土「見抜けなかったお嬢様が悪いのです。やーい、ばーかばーか」
女「こ、コンチクショー・・・・・・!」


冥土「(ま、勿論のこと、アレは演技じゃないんですけれどね)」


832 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/06/19(火) 21:41:14.08 ID:LVbdCe7r0
>>823 たしかにまないたw


833 名前:お館様 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:41:24.29 ID:OIb9+ySi0
>>823
このまな板、使い込まれているッ!?


834 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:42:30.37 ID:OIb9+ySi0
名前欄消し忘れすぎだww


835 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:43:40.87 ID:k2TrzqtIO
やばい……


冥土が冥王に見えてきた


836 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:47:58.87 ID:hJjGmbTJ0
>>823 を受けて。

女「あんた性懲りもなくVIPに画像投稿してんでしょう」
冥「……ネットストーカーはないわ……」
女「ちょっ! あんたにそんな目で見られるなんて心外もいい所だわよ! それよりこれ何!?」
冥「え……お嬢様と私のツーショットですけど……」
女「いつからあたしは無機物に成り下がった!」
冥「世の中にはデフォルメとかあるじゃないですか。へたれ絵、とか」
女「そういう問題じゃないから。あからさまに悪質な嫌がらせだから」
冥「私のお嬢様を見てもらいたくて……」
女「妙に好評なのがムカつくのよ! って、もしもし? メイド長? ああ、まな板なら……」
冥「あ」
女「……うん、今あたしの部屋にいるあいつが持ってる。うん。分かった」
冥「邪ッ!」
女「ああっ!? どこぞのオーガみたいな掛け声で逃げやがった!」


838 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:51:37.59 ID:ucHPdjqX0
さて、そろそろ百合書きの本音が出るぞ・・・・・・? クライマックスに向かってるからな


冥土「お嬢様、いままでありがとうございました」
女「え・・・・・・?」
冥土「私、これより、別の人のところのメイドになりますので、別れの挨拶をば」
女「ま、待って・・・・・・!」
冥土「待ちません。もう別れる瞬間でーす。ま、あなたのことは嫌いじゃなかったですけれど」
女「お、お願い! そばにいて! いるだけでいいから!」
冥土「やーだプー」
女「お、お願いっ!」



女「私を、私を捨てないでっ!!!」



女「はっ!? ゆ、夢・・・・・・?」
女「で、でも、なんかすごい鮮明だった・・・・・・!」

女「やだ、やだよう・・・・・・! アイツがいなくなるなんて・・・・・・!」
女「私、あのひとが、必要、だったのかな・・・?」
女「駄目だな。恋愛とか分からないけど。・・・・・・切ない。胸が、破砕されそう」


つづくんだぜ


839 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:52:27.54 ID:ucHPdjqX0
>>838 つづき


冥土「やーだプー」
女「・・・・・・ふふっ」
冥土「な、何故に憤らないのですか?」
女「ご、ごめんね。こんな日常が、愛しくて。・・・・・・それに、あなたもいるから」

冥土「ッ!? お、お嬢様!?」
女「あはは、照れてる」
冥土「や、やめてください・・・・・・! そんなに、いじめないで・・・・・・!」
女「ふふ、可愛いね。・・・・・・大好きだよ」
冥土「〜ッ!?」


女「(そう、性別とかは関係ないんだ。誰が誰を思うかは、ひとつの意思として、どこまでも尊いんだから)」
冥土「お嬢様・・・・・・」
女「(ふふ、愛しい。人を好きになるって、こんなに気持ち良いんだね・・・・・・)」
冥土「うう、なんか私、負けています・・・・・・」
女「(恋愛とか友愛とかじゃないんだ。好き、という二文字だけで、いいんだ・・・・・・)」



841 名前:お館様 [] 投稿日:2007/06/19(火) 21:59:54.53 ID:OIb9+ySi0
長「……という時代が私にもありました」
嬢「へえ。ねえ、それってどこのお屋敷だったの?」
長「私、このお屋敷以外で働いたことはございませんが」
嬢「じゃあこの家……へっ? へっ!?」
長「ほほほ、それではお夕食の準備をしてまいります」

冥「どうかなさいました? まな板様」
嬢「テメェ人型だったからって調子乗ってんじゃねーぞッ!」
冥「テンションは天井知らず!!」
嬢「も、いいわ…… ねえ、メイド長ってさ」
冥「昔は美人だったらしいですよ? 昔は。ぷっ!」
嬢「あの人今でも綺麗でしょ…… そっか、やっぱお父様」
冥「なんだかわからんちんでつまらんちん。 そんなことより見てくれ、この百合をどう思う?」
嬢「すごく……豊作です…… ってこんバカそれメイド長の花壇の百合でしょうがあああ!?」
冥「むしゃくしゃしてやった。反省するもんかコンチクショー!」
嬢「植えなおして来い」
冥「やーだp」がしっ
嬢「う・え・な・お・し・て」
冥「あばばばわ”わ”がり”ま”じだがら”や”め”でぐだざ」

嬢「百合根……」
父「ははは、久しぶりだなこの仕打ち。なんのつもりだ駄メイド長?」
長「ほほほ。真駄メイドの真っ赤になった尻が訳を物語っておりますわ」
冥「(無言)」


842 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:00:08.97 ID:bYHHczAG0
ベジータ「ここからが本当の百合話だ……」


843 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:03:30.08 ID:ucHPdjqX0
シリアス連続投下


女「今日は学校、さぼる」
冥土「はあ。別にとがめはしませんが」
女「海を見たいわ」
冥土「んー、今日のお嬢様はわがままですね。まあ、いいです。一緒に行きます?」
女「当たり前じゃない。さ、行くわよ」



冥土「というわけで、人っ子ひとり見当たらない、海岸に到着です」
女「・・・・・・」
冥土「どうしたんですか、お嬢様。さっきから元気ねーですよ?」
女「思ったこと、ないの?」
冥土「何がですか?」

女「あなたといるとね、色々な意味で退屈しない。それは断言出来る」
冥土「はい」
女「でも・・・・・・不安なのよ。連綿とくり返される日常が、どこか空恐ろしくなる」
冥土「平穏が、静謐が、破壊されそうだからですか?」
女「うん・・・・・・」


845 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:04:33.60 ID:ucHPdjqX0
女「学校の友達のね、飼っていた小鳥が、死んだの」
冥土「ええ」
女「人もそう。いつか死んで、涙の別れを経験することがある。そう考えると、悲しくなっちゃって」
冥土「気持ちは分からなくもないですが」
女「・・・・・・それで、なんか、あなたの顔が浮かんでから、急に怖くなって」
冥土「!? ・・・・・・そう、ですか」

冥土「波の音が、聞こえますね」
女「うん、聞こえるわ」
冥土「ちょっと浜辺まで行きましょう」
女「え? ちょ、アンタ、むりやり何を」
冥土「よいではないかよいではないかー」



冥土「ざざーん、ざざーん。潮の匂いが気持ち良いです」
女「まったく、アンタはいつもそうよね・・・・・・」
冥土「・・・・・・変わることは、怖いですよね。それが平穏な毎日なら、なおさら」
女「・・・・・・」

冥土「会者定離は人の常。出会い、別れて、成長していく。それが人生ですよね」
女「うん」
冥土「でも、その中で、離れたくない人だっています」
女「・・・・・・うん」


846 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:05:26.56 ID:ucHPdjqX0
冥土「私は、あなたと、離れたくない」
女「ッ!?」
冥土「でも、あなたはどうか分からない。それが怖い。でも、話さなければ進めない」
女「わ、私は・・・・・・!」
冥土「お嬢様」


冥土「海、きれーですよねー。なんか地平線も全部飲み込んじゃいそうで」
女「あのさ、私も・・・・・・」
冥土「・・・・・・もし離れたとしても、あの地平線の向こうでまた会える、そんな気がします」
女「・・・・・・うん」
冥土「たはは、恥ずかしーですね。潮の匂いにあてられちゃいましたね。さてさて、帰りましょうか」

女「ね、ねえ!」
冥土「?」
女「私も、やだ! 離れるのは嫌だ! でも・・・・・・私の家が家だから!」
冥土「はい」
女「もしも別れても、あそこで、いっしょに! この、海の、向こうの、地平線の向こうの、あそこで!」
冥土「・・・・・・ええ」

女&冥土「ふたり、いっしょに」

女「歩こう」
冥土「歩きましょう」


――背が凍るほどに美しい、あの、空の上を。


847 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:06:19.71 ID:lOI8PtkS0
お嬢「ふぅ・・・。ただいま」
冥土「あら、帰るなり溜息ですか? おかえりなさいませ」
お嬢「今日、学校が父兄参観だったでしょう? 疲れちゃって・・・」

冥土「疲れた理由はそれだけではないのでは? うふふ」
お嬢「何、その含みのある言い方は?」

冥土「お嬢様、放課後に男の子からラブレター貰いましたね?」
お嬢「え!?」
冥土「その溜息は、その方へのお返事を考えて憂鬱という溜息です」
お嬢「み、見てたの!?」

冥土「えぇ、父兄参観ですから。今日一日中、陰からずっとお嬢様を観察しておりました」
お嬢「なぜに一日中!? って言うか、貴方父兄じゃないでしょう!」

冥土「えぇ、それはもうじっくりと、ご学友と戯れる無邪気なお嬢様を堪能させていただきました」
お嬢「それって世間的には『ストーカー』って言うんじゃないの?」


冥土「何を仰る。 溢れ出る愛のなせる技です!」
お嬢「それがストーカーの理論よ」


848 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:09:29.47 ID:lOI8PtkS0
冥土「それで、その方にはどうお返事をするつもりですか?」
お嬢「・・・もちろん、断るわよ。どう言えば棘が立たないか悩んでるだけで」
冥土「確かに、それは難問です」

冥土「いっそ、ご学友のあの子と付き合っていると、百合趣味を暴露しちゃいましょう」
お嬢「できるか、ボケぇ! そもそも彼女とはそういう仲じゃないから!!」
冥土「あら、痛烈過ぎて、ぐぅの音も出ず断れると思ったのですけど」


冥土「ではこうしましょう。お嬢様は実は裏社会の人間で、近付く男は必ず死ん
お嬢「やめて! そんな噂流れたら友達いなくなっちゃう!!」

冥土「ダメですか・・・。
   このお屋敷とか財産とか、いかにも悪いことしてそうで、説得力あるのですけど」
お嬢「謝れ! お父様に謝れ! 今すぐ!!(泣」


849 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:10:48.49 ID:CGcuI6eUO
凄い伸びだな。さて、俺も書こ

冥土「時にお嬢様」
女「何よ。冥土さん」
冥土「最近、深夜でアニメやってませんか?」
女「何のアニメよ」
冥土「バルコミコ酢〜の」
女「ああ、らき☆すたね。ってチョイスの単語がそれかよ…」
冥土「そのらき☆すたを見て思ったのですか」
女「何よ」
冥土「あのツインテールがお嬢様に糞似てます」
女「サンジ乙。かがみでしょ…って私、そんなに似てるかな?」
冥土「はい、ツンデレでツッコミの人です」
女「わ、私はツンデレじゃないわよ」
冥土「ツンデレですよツンデレ」
女「ツンデレじゃないわよ!勘違いしないでよね!」
冥土「あ〜出ました〜。ツンデレ口調〜」
女「うぐっ…しまった…」
冥土「やはり、お嬢様はツンデレなのですね。体型も」
女「もういいや。ツンデレで…って体型もって貧乳って事かい?糞冥土さんよ!」
冥土「そうですね。かがみより負けてますね」
女「おい。次に私の胸について語ったらお前の胸引きちぎってやるかんね!」
冥土「やだぷーやだぷーバーカだよ!じゃん!」
女「ウザいっていうかウザいわ…」


850 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:12:25.72 ID:+CuQJ7UY0
ああー・・・
なんかせつないよ。この使い古された落差がなおさら


851 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/19(火) 22:14:12.35 ID:v47qPHW1O
>>1のシリアスな場面でのセリフ回しの巧さは異常



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