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妹「…廃墟…好きなんです」
259 :VIPがお送りします [休憩もらえたから書く] :2009/05/16(土) 14:22:52.04 ID:+jyS8237O
あれから何週間も経った。

僕たちはその間に色んな事を話した。もちろん、全部本当のことを本音で。

やはり人間は本音でぶつかると相手も本音で来てくれるようだ、もちろん中には本音で来ない者だっているだろう。
だけど、僕と妹の気持ちは二人に伝わったようだ。

相手からも自分の今までを話してくれた。

サバ男くんは大学で孤立していて、写女ちゃんは大物タレントの極秘写真を撮ったがそのせいでカメラ界から永久追放

僕はと言えば元ヒキニートの過去を持つ人間のため会社内で孤立していた

妹は…言うまでもない。


261 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 14:29:37.68 ID:+jyS8237O
そう、この孤独こそが皆の共通点。

孤独な気持ちがわかる人間が一度この閉山された土地に入ると妹に見初められてここから出られなくなるのである。

類は友を呼ぶというが、全くその通り。

そんな孤独な人達が馴れ合う場所がこの廃墟なわけだ


263 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 14:38:42.51 ID:+jyS8237O
妹「お兄さんあれ…」

兄「………あー、あれはひどいね…」

屋根に大穴が開いているこれじゃ雨も駄々漏れだ

サバ男「小生が直しにいきましょう」

妹「だ、だめです!」

サバ男「いえ、遠慮なさらずに」

ぽかっ!

サバ男「いた…」

写女「だめだよ〜!廃墟はそのまま自然に寂れていくのに風情があるのに直すとか言語道断だよ!」

兄「そうなの…?」

妹「…はぃ」

サバ男「でもこのままでは正直きついでしょう」

兄「見るだけならまだしも僕たちは住んでるわけだからね…」


264 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 14:49:33.55 ID:+jyS8237O
サバ男「いっそのこと全部屋根オープンにしますか?最近暑くなってきましたし」

兄「夏が過ぎたらどうするつもりなのさ…」

サバ男「成るようにしか成りませんよ」

写女「サバ男くんなんも考えないで喋るのやめた方がいいよー」

妹「そ。そういう大胆な発想は頂けません!」

妹も皆に大分打ち解けているようだ

兄「…じゃあなにか被せるくらいならいいんじゃないかな。それなら修理ってことにはならないし」

サバ男「あると思います」
…今の発言に連続でアンカーをつけてあげたい

写女「それぐらいならいいかもね」


265 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/16(土) 14:55:43.73 ID:ZA6lEk/s0
今日一日中見てやんよ
ミリ軍の話は後に来るのかな支援



266 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 14:56:58.23 ID:+jyS8237O
兄「サバ男くーん!屋根慎重に歩くんだよ」

妹「老朽化が進んでいますからね!」

がんがんがん!

サバ男「大丈夫ですよ!小生に任せてください」

がんがんがん!

兄「言ってる側から足音に気をつけてないね」

写女「サバ男くんですからねー」

妹「最強のKYです」

兄「どこでそんな言葉覚えたの?」

妹「はい!写女さんに教えていただきました」

写女「あははーいっぱい教えてあげるからねー」

兄「あんまり変なこと教えないでほしいな…」


267 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 15:04:54.30 ID:+jyS8237O
休憩終わり
ばい。落としてもいいよ


268 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 15:15:11.22 ID:w+sxRU0J0
あぁ誰も見ていないからな


271 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 15:25:43.19 ID:Pp9XsxnaO
まぁいいや、次回期待してるからな


272 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/16(土) 15:34:39.97 ID:ON6mqLdC0
ご愛読ありがとうございました
>>1先生の次回作にご期待ください


273 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 15:37:27.75 ID:w+sxRU0J0
だから昨日から誰も見てないっていってるだろうが


284 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 19:29:42.54 ID:+jyS8237O
がんがんがん!

ばきずぼっ

兄「……」

妹「……」

写女「あーあ…」

サバ男「うわ!小生の足が!」

ぐっ…ぐっ…

サバ男「すいませーん抜けないんですけどー」

妹「…ご飯にしましょうか」

写女「今日のお昼はなにかなー」

ててて…

サバ男「まだ誰かいます?」

兄「…誰もいないよ」

サバ男「…助けてください…」

兄「うん…」


285 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 19:40:42.74 ID:+jyS8237O
サバ男「いたた…小生置いてご飯食べにいくとか酷いですよ…」

兄「…自業自得だよ。まず人の話を聞こうよ」

サバ男「聞いてるつもりなんですけどねぇ…」

兄「あんなことばっかりしてると信用失うからやめた方がいいと思うな」

サバ男「いえ屋根がボロいのもあると思いますよ」

兄「…それもあるけど…人の忠告は聞くべきだよ」

サバ男「…あぁー…お腹空きましたね〜」

兄「……そうだね」

だめだこりゃ…


286 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 19:44:11.45 ID:ZNSfoMHP0
うんうん。


287 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 19:53:52.73 ID:+jyS8237O
食堂

妹「わーすごいです」

兄「あれ?どうしたの?写真?」

写女「そうだよー。私の廃墟メモリーズ!」

兄「ふーん…松尾鉱山…?」

写女「そだよ。ここもなかなかいいんだよねー」

兄「ふぅん…」

妹「…いいなぁ…私も行きたいです…」

兄「…」

サバ男「あそこも有名なサバゲー名所ですよね」

妹「……」じとっ

サバ男「あ、すみません」

サバ男くんには厳しいなぁ…妹…


289 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 20:04:03.35 ID:+jyS8237O
妹「サバ男さん!」

サバ男「は、はい!小生になにか?」

妹「あの時は鉄砲使うこと許可しましたけど、普段使ったらダメですからね!」

サバ男「…でも小生の趣味それくらいしか…」

妹「ダメです!」

写女「あはは。怒られてる〜」

兄「廃墟でサバゲーするのはそんなにマナー悪いのかな?」

写女「廃墟マニアの美学からしたらタブーだからねー。BB弾が落ちてるだけでも思う所があるからねー」

兄「ふぅん」

サバ男くん危うし!


293 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 20:59:56.69 ID:+jyS8237O

こんこん
兄「はい。妹?」
妹「はい」
兄「どうぞ」
妹「あの…お兄さん…」
兄「うん?」
妹「昼間は皆さんがいるのでベタベタ出来ないので…」
兄「あぁ。そういうこと。…おいで」
妹「はいっ」ちょこん

膝の上に乗ってくる

妹「…幸せです…」

兄「…うん」

髪を撫でてやる

さすりさすり

妹「お兄さん…」

兄「…なに?」

妹「…ずっと私といてくれますよね?」

兄「…もちろんだよ」

妹「良かったです…」


294 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 21:01:18.95 ID:8Ol72i4F0
かーちゃん…


295 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 21:10:40.38 ID:+jyS8237O
妹が顔を近づけてくる
妹「大好きです…お兄さん…」

ちゅっ

兄「…唾液の交換…してみる?」

妹「えっ…?そんなこと…普通の恋人さん達はするんですか?」
兄「うん」

妹「おかしなことをしますね…」

兄「…じゃ、いい?」
妹「…あ、はぃ…んっ」

妹の口腔内にまずは舌を入れる

妹「……ん…ちゅっ…」

とろとろと唾液を流し込む。

妹「…んー…」
兄「…飲んで」

妹「……ん」ごっくん

兄「偉いね。妹」

妹「…は、初めてしましたが…なんかえっちですねぇ…」


296 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 21:25:13.56 ID:BPVkvhTJO
うーん・・・エロか・・・そうか・・・


297 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 21:26:29.18 ID:+jyS8237O
妹「お兄さん…なんかお尻に固いものが…」

兄「うん。興奮してるからね」

妹「……」
妹が僕のそこに視線を落とす

兄「…見てみたいの?やめた方がいいよ」

妹「……そ、そうですね…」

兄「妹にはまだ刺激が強すぎるしそういうのはまだ早いからキスだけね」

妹「…はい」

兄「今日はもう寝ようか?」

妹「はい。出来ればお話しながら…」

兄「昔話でもしようか?」

妹「そんなに子供じゃありません!」

兄「ごめんごめん。じゃあ外の話聞かせてあげるよ」

妹「はい!」


298 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 21:42:32.14 ID:+jyS8237O
ある意味隔離された所とも言えるこの場所…

だからこそ村のことしか知らない妹に外の話を聞かせる

妹はその話を興味津々に聞く。

僕も嬉しそうな妹の顔を見ていて幸せだった…

だけどその反面、本当にずっとこの場所にいるんだろうかと不安になる

僕にとって不安は恐怖だ。

なぜなら、僕はうつ病を抱えていたからだ。

これのお陰で僕はヒキニートになった

薬を飲んで治りかけていたおかげである程度は回復していた。

こっちに来てからはまだ一度も服用していない。

…大丈夫だろうか…


300 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 21:53:03.62 ID:+jyS8237O


兄「……ふぁ…」

ばーん!

兄「わっ」

写女「おはよー!兄さんの寝起きの顔ゲットー!」ぱしゃっ!

写女「あ、妹ちゃんもいるーゲットー!」ぱしゃっ!

写女「お邪魔しましたー」ばたん!

兄「…朝から元気だなぁ…」

「わー!なんですかなんですか!」

「変なパンツ穿いてるー!ゲットゲット〜!」ぱしゃっ!

「と、撮らないでー!」


兄「……」

シャツとパンツだけで寝てたのかな…サバ男くん…


302 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 22:03:26.75 ID:+jyS8237O
サバ男「お願いしますよ!あの写真消してくださいよ!」

写女「えーどうしよっかな…」

サバ男「あんな写真誰かに見られたら小生生きていけないです!」

どんなパンツを穿いていたんだろうか…

妹「あ、あのっ!皆さん聞いてください!」

写女「兄さーん見ますー?」

兄「いや…遠慮しておくよ」

妹「きーてくださいっ!」ばんっ

写女「は、はい…」

妹「実は今日来訪者が来るんです。ですので皆さんに手伝って頂きたいんです」

…来訪者…?


304 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 22:10:39.44 ID:+jyS8237O
兄「来訪者って…?」

妹「ええと…詳しくは知らないんですけど…いつも来てくださる優しいおば様なんです…」

僕達三人は顔を見合わせる

サバ男「…ちなみにその人はなんのためにここにくるんですかね?」

サバ男くんがいきなり核心を突く

妹「えーと大体1ヶ月の生活に必要な物をここに運んでくれるのですけど…」

兄「……」

……どう考えてもそんなおばさんは怪しいとしか思えない

兄「てことは1ヶ月に一回くるの?」

妹「はい。そうです」

写女「……」


305 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 22:21:14.92 ID:+jyS8237O
そうか…だから妹は今まで飢え死にせずに済んだのか…
この村から出ることを禁じられているのになんで生きていられるのか、食料があるのかが不思議で仕方がなかった。

兄「…でもなんでそんなことをするんだろう…」

サバ男「相当なお人好し…ですかね?」

兄「はっきり言ってこんなとこまで1ヶ月分の食料とか衣類を持ってくるのはどんなお人好しでもしないと思う…」

写女「…うーん。お金でも貰わないと私でもそんなことしないかな…」

兄「お金…?誰からもらうの?」

サバ男「そ、それは…」


306 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 22:28:03.92 ID:+jyS8237O
サバ男「…誰でしょう?」

兄「ちなみに妹が雇うにしてもお金なんて持ってないと思うよ」

サバ男「…じゃあ無償で?」

兄「…そんなバカな…」

写女「…もしかしたら国…なんじゃないかな…」

兄「…!」

写女「妹ちゃんをここに閉じ込めたまま立ち入り禁止区域にしたら死ぬのなんてわかりきってるよね?」

兄「…当然だね」

写女「そんな人権を無視したことしたら大変だし、国が面倒を見てるってとこじゃないかなぁ…?」

…確かに…
一番しっくりくる理由だ…


307 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 22:36:10.71 ID:+jyS8237O
ごんごんっ!

妹「あ、来ましたっ!」

兄「…来たの?それで僕達はなにをすればいいの?」

妹「荷物を運ぶのを手伝って欲しいんです。おば様も大変そうなので」

サバ男「よしっ小生の出番ですね!」

写女「…いいのかなぁ…」

がちゃっ

妹「おば様。お久しぶりです!」

「……?妹ちゃん…ずいぶん元気になったねぇ…」

白髪のお婆さんが現れる。

妹「そ、そうでしょうか…」

「うんうん。元気になってあたしゃ嬉しいよ、一体どうし……!」

お婆さんが僕たちを見て目を見開く


308 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 22:45:09.04 ID:+jyS8237O
「…妹ちゃん…その人達は誰だい?」

妹「あの…新しく入ったここの住人さんなんですけど…」

「……」

兄「あ、どうも…」

軽く会釈をする

「……荷物をとりにきんさい」

妹「…あ、はい…」

兄「……やっぱりまずかったかな…」

写女「すんごい顔してたよー…」

サバ男「小生あの人嫌いです…」

屋敷を出て獣道を下り標識前に辿り着く。

やはりススキは見えない。

…お婆さんから次々荷物を渡され屋敷と標識前の往復を繰り返す


310 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 22:52:19.06 ID:+jyS8237O
兄「はぁ…はぁ…」

サバ男「つ、疲れてきましたね…」

写女「足が棒みたいになってきたよー…」

兄「ちょ、ちょっと量多すぎじゃないですか?」

「…ふん。あんたら五人分なんだから当たり前さ」

兄「そ、そうですよね…」

いきなりそんな大人数分用意できるなんていつも結構余ってるのかな…

サバ男「はぁーやっと終わりましたよ…」

写女「汗でベトベトだよー」

Tシャツをぱたぱたさせる。


311 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:01:33.84 ID:+jyS8237O
ぱたぱた
サバ男「……」

ぱたぱた

兄「…あのさ」

写女「んー…?」ぱたぱた

兄「…あんまり女の子が男の子の前でTシャツぱたぱたさせない方がいいよ」

写女「…なんでー?」

兄「…あれ」

サバ男「……」

写女「…なに見てるんだよーっ!」

ばきっと脛に蹴りを入れる
サバ男「Σぅおおおっ!なにするんですか!」

兄「そりゃ胸の辺りずっと黙視してたら蹴りたくなるよ」
写女「変態!」

サバ男「見てただけなのに…」

いや、その考え方は危険だと思う…


312 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:04:57.77 ID:riqS9Mgm0
梅酒飲みながらこのスレ見てたらなんかいい気分に・・・
いいなぁこういうの
支援


313 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:07:59.61 ID:jp/s3J/2O
最後の支援
明日まで残っててくれ


314 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:09:08.43 ID:rihM+MvI0
五人?


315 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:09:52.07 ID:+jyS8237O
「じゃあたしゃ帰るよ」

妹「あ、ありがとうございました!あの…お茶でも…」

「…遠慮しとくよ」

妹「そ、そうですか…」

そして突然お婆さんは消える。
というよりはススキが見えない僕らにとっては消えたように見える訳だ

妹「…じゃ、帰りましょうか」

写女「妹ちゃんなに暗くなってるのー?てかお腹空いたしシャワー入りたいー」

後ろから妹に抱き着いてる写女ちゃん

妹「…え、え…今日のご飯は…」

友達という存在がよくわからない妹は抱き着かれてどうすればいいかわからないようだ


317 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:10:08.01 ID:ZA6lEk/s0
一日中・・・がん・・・ばる・・・
支・・・援・・・


318 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:19:54.81 ID:+jyS8237O
さっきのお婆さんにお茶を断られたのを少し気にした妹に
すかさず抱き着いて不安を消してあげようとした写女ちゃんがすごくいい子だと思った。

サバ男「じゃあ、じゃあ…小生は今日はカレーがいいです!」

写女「えー…今日はシチューじゃないかなー?」

妹「あ、あの…苦しいです…」

写女「あーごめんごめん」

ぱっと手を離す

写女「じゃあこれならいーよね」

妹と手を繋ぐ。

妹「あ、はい…」

写女「兄さんも手を繋ごうよー」

兄「え?…うん」

妹の反対側の手を握る

妹「…お兄…さん」


319 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:29:41.24 ID:+jyS8237O
サバ男「だからカレーにもやしを入れると最高なんですって!」

兄「それ確かカレーがべちゃべちゃになった記憶あるよ…」

サバ男「ていうか三人で手なんか握ってズルいですよ!小生も混ぜてください!」

写女「えー…」

サバ男「…兄さぁん…」

兄「……わかったよ。…僕が繋いであげるよ」

屋敷に続く獣道を四人で手を繋ぎながら歩いた

写女「上を〜向ーいてあーるーこーうよ!涙が〜溢れ〜ないよぅーに!」

兄「古い曲だね…」


320 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:39:57.90 ID:+jyS8237O
夕暮れの中四人で手を繋いでいる光景は兄弟にでも見えるのだろうか

サバ男「小生もそれ歌えますよ!」

写女「やだ!サバ男くんとハモりたくない!」

サバ男「…兄さぁん…」

兄「振られる度に僕を頼るのやめてくれないかな…」

流石に歌うのは恥ずかしいよ…

途中小さな声だけど妹は写女ちゃんと一緒に歌っていた。

…楽しそうだった。

それを見ていた僕も皆も楽しんでいたに違いないと思う。

昨日感じた不安もいつの間にか消失していた…

この四人なら…一緒にやっていけるかも知れない…


…そう思った。


323 :VIPがお送りします [] :2009/05/16(土) 23:54:58.49 ID:sPkq+h3bO
婆「………」スタスタ

婆「…」キョロキョロ

婆「……」バリッ









ルパン「…まぁったく〜…面倒なことになっちまったぜぇー…」



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