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妹「…廃墟…好きなんです」
- 1 :こじろう ◆aJQUrKSRU6 []
:2009/05/15(金) 10:38:33.48 ID:bB6gRZeQO
GWも明けたというのに未だに休みが貰えていない。
毎日毎日仕事に追われる日々だった。元々はヒキニートだったのだが親の事を考えるといつまでもニートでいられないと奮起し今の職についた。
だが毎日サービス残業で家に帰っても疲れていて逆に眠れず最悪だった。
そんなある日。アパートに帰るとポストに手紙が入っていた。
今時珍しいと思いながらも差出人を確認する。
…書いてない。
とりあえず開けてみよう
「私だけど、言い忘れてたわ。あんたに妹いるから」
兄「………」
兄「母さんかよっ!」
- 2 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 10:43:56.70 ID:bB6gRZeQO
……というか妹ってどういうことだ?
兄「俺に……妹が…?」
そんな話一度も聞いたことがない。だがよくありがちな生き別れという可能性も。もしくは隠し子か
兄「…とりあえず電話してみるか…」
ぷるるる…
ぷるるる…
………
………出ないな……留守か?
- 6 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 10:50:49.25 ID:bB6gRZeQO
がちゃっ
「はい」
…出た。
兄「もしもし?母さん?」
「いや、わしじゃけど」
兄「じいちゃんか…元気?」
「うむ。多分明日には死ぬじゃろ。だからベンツ買っとくれ」
兄「いやいや。やだよ普通に」
「お前さん死ぬ前の人間に一瞬でも花を咲かせてやろうとは思わんのか?」
兄「心配しなくてもじいちゃんは生きてるでしょ」
「…わかった。妥協してスカイラインを…」
兄「切るよ」
「…待て待て。母さんを探しとるんじゃろ?」
兄「そうだよ。早くしてよ」
「母さんなら一昨日死んだぞい」
兄「……は?」
- 7 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 10:57:24.04 ID:bB6gRZeQO
兄「ちょ、ちょっと…!きいてないよ僕!」
「まぁ嘘じゃからな」
兄「……」
「待て!切るんじゃない!」
兄「で、母さんは今いるの?」
「そう急かすな…こっちも退屈なんじゃよ…」
兄「ゲートボールとか沢山やることあるでしょ」
「あんな玉転がし興味ないわ。あ、そうじゃこないだオレオレ詐欺の電話が来たからそいつと世間話しとったんじゃよ。あの青年はなかなか良かった」
…なにをやっているんだ…
「聞くか?」
兄「いや聞かない」
- 8 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:04:02.30 ID:bB6gRZeQO
兄「…そろそろ母さん出してくれないかな…」
「おぉ忘れとったわ。」
兄「今いるの?」
「あいつは今入院中じゃぞ」
兄「それ本当に?」
「そうじゃ」
兄「………色々と言いたいことはあるけど今は言わないでおくよ。病院はどこ?」
「それは教えられんな」
兄「いや、じいちゃんそういう冗談みたいのはいいからさ」
「お前が見事妹を連れて帰ってくることが出来たら教えてやろう」
兄「…手紙にも書いてあったけどそれどういうこと?」
- 9 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:12:11.12 ID:bB6gRZeQO
「どういうこと?と聞かれてもそのままじゃが…」
兄「だってそんなの聞いたことないよ」
「言ってないからの」
兄「…まぁいいや!じゃあそんな探してる暇があるくらい母さんは大丈夫なの!?」
「……大丈夫ではあるが最後に一目妹を見たいと言っていてな」
………
兄「それ危ないってことでしょ!」
「あ、そうなっちゃいます?」
兄「……」
芸人の真似までしていよいようざくなってきた…
兄「…わかった。じゃあ妹を連れてこれば母さんと面会出来るんだね?」
「そうじゃ」
兄「場所は?」
「場所はな………」
- 11 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:17:24.52 ID:bB6gRZeQO
緊急事態ということで会社から有給休暇をもらい車を走らせる。
どうやら妹は東北の方にいるらしい。
北海道苫小牧フェリーに乗り八戸についた僕は地図を見ながらその場所へ向かう。
やっぱり本州の方が道路は狭いと感じた
- 12 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:24:10.89 ID:bB6gRZeQO
兄「……どうしよう…」
……迷った。
おまけに雨も降って来ている
峠から途中獣道にそれて進んでいると道がなくなりどこに行けばいいかわからなくなった。
辺りは木々が生い茂り前方の視界が把握出来ない
兄「どうするかな…」
来た道を戻るのもいいけど…
- 13 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:30:42.37 ID:bB6gRZeQO
日も暮れかけている。
当然だ。ここまで三時間も車を走らせたのだから
兄「…」
がさがさっ!
兄「…!」びくっ
兄「………誰かいるの?」
ススキを掻き分ける音が聞こえる。徐々に音が遠ざかる
兄「…行ってみよう」
ここまで来たんだ。後のことは後で考えよう
身の丈程もあるススキを掻き分け奥に進んでいく
相当手入れされていないようだ
- 14 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:36:52.18 ID:bB6gRZeQO
しばらくススキを掻き分けて進んでいるとまた獣道がに出て別れ道。
兄「…あ…れ?」
二手に別れる道の真ん中には古く錆び付いた標識がある
←……所
→…田村
2つとも標識の名前がかすれていてよく見えない。
とりあえず右の?田村という所に行ってみよう。
…誰かいるかも知れない
- 15 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:44:22.90 ID:bB6gRZeQO
石造りの階段を登っていく。
階段といってもただ岩が置いてあるだけなのだが
兄「……ていうか、手すりがなくて危ないなぁ…」
文句を言いながらも歩いていく
階段を上がると確かに村があった。村というよりは集落に近い感じもするが
木造の大正によくあった家がボロボロに朽ち屋根が崩れているのもあれば窓ガラスが全部割られているのもある
あそこの家なんか古びた犬小屋まである。きっと犬を飼っていたんだろう。
当然人などいない。ここは閉山された集落なのだろう
- 16 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:49:50.86 ID:bB6gRZeQO
じゃあさっきの草を掻き分ける音はなんだったのだろうか
…………
……
そう考えると少しこの場所にいるのが怖くなってくる。
この場所には僕ただ一人。妹どころか人さえ見つかる気配などない。
きっとじいちゃんは昔の人だから妹が住んでる場所を間違えたんだ。もしくは住んでいたが途中で閉山されてしまったので何処か別の場所へいった…とか
………とにかくここから出よう。そう思った。気味が悪い
- 17 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 11:55:54.75 ID:bB6gRZeQO
集落から出て別れ道に出る
兄「……?」
別れ道…?
兄「おかしいな…僕…ここにあったススキの草むらが出てきたと思ったのに…」
………
……
道が…なくなっている…?
兄「なんで…」
完全に一本道だ。このまま行くと??所というところに行ってしまう
兄「…………」
まさか………
閉じ込められた…?
- 19 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:01:48.13 ID:bB6gRZeQO
心臓の鼓動が早くなる。
こんなことホラー映画もしくはホラーADVでしかありえない。
あの演出を第三者視点から見ているだけでもドキドキするのに、僕はその第一者となっている
強烈な不安と恐怖感に襲われる
兄「う、あ……うぁあぁ…」
誰か……誰か……助けて……!
こんな閉山された所に人などくるはずもない。
携帯を取り出す。当然圏外…
どうすればいい……!
- 20 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:08:26.61 ID:bB6gRZeQO
落ち着け……!落ち着け……!
こういう時取り乱した奴は大体すぐ死んでしまうだろう……?
……だから落ち着くんだ…!
…………………
兄「……」
…………
日は沈み、外灯もない獣道で月明かりに照らされる
………
兄「……」
落ち着けた…。
落ち着いたら次はなにをする?
- 21 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:13:35.20 ID:bB6gRZeQO
決まってる。
ここから脱出する方法を考える。
まずは人がいないかもう一度チェックしてみるんだ。
まだ行っていないところは…この??所っていうところだな。
例え閉山していてもある程度そこを管理する人間というのはいるはずだ。
その人ならば連絡手段も持っている可能性があるかも知れない。
僕は暗い夜の森の中??所へと向かった
- 22 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:20:10.27 ID:bB6gRZeQO
ざー…
また雨が降ってくる
早足で??所へと急ぐ
ばしゃばしゃ!
大きな門が見えてきた
古ぼけていて名前がなんて書いてあるかもわからない。
……洋館だ。この場所には全く似合わないほど立派な洋館だが…
壁紙も剥がれて所々崩壊している
いつ崩れてもおかしくなさそうだった
- 25 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:25:22.58 ID:bB6gRZeQO
ごんっ!ごんっ!
念のため扉をノックする。
「…………」
兄「やっぱり誰もいないのかな…」
こういう館をみると弟切草を思い出す。まさかあんなホラー展開ないよね…
大分冷静になれてきたな…
ぎぃっ……
開いた。
というより僕が開けたのだが
兄「だ、誰もいませんよねー?」
中は漆黒に包まれていた。なにも見えない
- 27 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:31:36.87 ID:bB6gRZeQO
?「…………なにか用でしょうか」
突然背後から声がする
兄「うわああああぁ!!」
どてんっ!
尻餅をついてしまう
?「……」
僕の後ろに立っていた漆黒のドレスを着た少女は無表情のまま僕を見つめる
兄「あ、あの……」
少女「……」
じーっと見られる。
- 28 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:34:48.31 ID:bB6gRZeQO
少女「………」
兄「……」
少女は雨が降っているのに気付くとドアを閉めた
ばたむっ!
兄「……」
少女「……」
兄「…あの…」
少女「……」
兄「……」
少女「……」
兄「……」
いつまでこのままなんだろう…
- 29 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:38:50.08 ID:bB6gRZeQO
少女「……濡れていますね…」
兄「…えっ?」
突然喋りだした
少女「貴方のお洋服…」
兄「あ、うん。だ、大丈夫!僕風邪ひかないから!ははは…」
少女「………」
兄「…………」
少女「……」
兄「……」
な、なんなんだ一体……
- 30 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 12:43:28.86 ID:bB6gRZeQO
どう話しかけたものか思案していると
少女「……」
少女は黙ったまま闇へと消えていった
兄「……ひ、一人にしないで欲しいなぁ……」
どこへ行ったのだろうか…
しばらくすると少女は闇から現れ手になにか持ってきたいた。
そしてそれを僕は受け取る。
バスタオルだ。
兄「…あ、ありがとう」
少女「……」
なにを考えているのだろうか…
- 32 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:02:48.18 ID:0ITc3/j2O
耽美になる?
耽美な兄妹物になるよね?
- 33 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:04:28.61 ID:bB6gRZeQO
一歩進んだのかな…
とりあえずこれだけは聞いておこう
兄「あのさ。この家って電話とかある?」
少女「………」
とてとて
先に進んでいく
これは付いてきてということだろうか
見失なわない内に付いていこう
大広間から渡り廊下に行く。窓もなく当然暗い。よく歩けるものだ
兄「…電気とかってつけないの?」
少女「……」
兄「……」
人見知りするタイプなんだろうか…
- 34 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:09:04.69 ID:bB6gRZeQO
>>32
なんも考えてないれす
大体いつもコメントしてくれる人のニーズに答えてはいる
- 35 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:16:57.40 ID:bB6gRZeQO
ぴたと少女が止まる
その先には窓口のような受付所の隣に公衆電話が設置してあった。
兄「ありがとう。助かるよ」
財布から100円玉を取りだし公衆電話に入れる
ふと見ると受付所には投薬所(くすりわたしぐち)と書かれていた。病院なのかな…
からんっ
兄「あれ…」
100円玉が落ちてくる。
兄「……」
兄「……もしかして電話線通ってなかったりする?」
少女「……」ふるふる
首を横にふる
兄「…おかしいなぁ…」
- 36 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:20:23.77 ID:XSmneUwmO
支援 兄と爺のガチが見たい!
- 37 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:20:29.49 ID:QpxtkP9cO
なんというまったり進行
- 38 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:23:21.88 ID:bB6gRZeQO
からんっ
何度やっても落ちてくる
兄「……」
この子が嘘をついているとも思えないし…
兄「……もしかして電話線わからない?」
こくこくと頷く
兄「…これじゃあどうしようもないなぁ…」
少女「……」
電話が使えないとなると…なにがある?
- 39 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:29:26.14 ID:bB6gRZeQO
兄「…ダメだ…なんも思い付かない…」
閉山されたところだしSOSとか作ったって気付いてもらえないよなぁ…
兄「…!そうだ。君、ここから出る方法知らない?」
少女「……?」
ドアを指差す
兄「いやいや。そうじゃなくて村からだよ」
少女「……」ふるふる
兄「だめか…」
- 40 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:35:33.08 ID:bB6gRZeQO
ぐぅー…
腹の虫が鳴ったようだ。
そういえば昼から何も食べていない
少女「……」
とてとて
兄「あ…どこに行くの?」
ちょいちょい
付いてきてということだ。今度はジェスチャー付きだ
兄「…?」
- 43 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 13:57:16.41 ID:bB6gRZeQO
さっき来た道を戻り大広間に出てから逆の渡り廊下を通る
…さっきから思っていたけど廊下がぐにゃぐにゃしている。これは相当腐っているな
そして食堂に出る
大きいテーブルに白いクロスが敷かれ燃えきった蝋燭が置かれている
兄「も、もしかしてなんか食べさせてくれるの?」
少女「…」こく
兄「ありがとう。なんか手伝うことある?」
ふるふる
兄「わかった。じゃあ座って待ってるね」
……とは言ったものの何が出てくるんだろうか…
- 44 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:03:22.21 ID:bB6gRZeQO
テーブルにつくとテーブルにはかなり昔からあったような食器に食べ掛けの料理が置いてあった
兄「すごい生活臭がするなぁ…」
というか片付けないんだろうか…
よく見るとテーブルクロスもかなり汚く年季が入っている。これは酷い
兄「……」
とてとて
少女「……」
こと
料理が置かれる。
兄「………え」
- 46 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:09:18.20 ID:bB6gRZeQO
兄「な、なにこれ?」
少女「……」
食器の上にはキャベツが丸々乗っかっていた
少女「……キャベツ」
兄「…うん」
いや、それはわかるんだけど…
少女「…おいしい?」
兄「…まだ食べてないからわかんない」
少女「……」
ナイフとフォークを手渡される
兄「……ベジタブルなんだね」
少女「……?」
兄「…野菜大好きなんだね」
少女「……!」こくこく
意味がわかって嬉しかったのか相づちが早かった
- 47 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:17:19.95 ID:bB6gRZeQO
兄「ばりばり」
少女「……」
兄「もぐもぐ」
少女「……」
兄「ごくん…」
キャベツを生でばりばり食べるというのは悪くはないがやはり物足りない感じがする。もう半分以上食べているが味のレパートリーがないので飽きが来る。
兄「ばりばり」
少女「……これ」
兄「……もぐ……!」
マヨネーズだ!やった!これで大分変わってくる!ていうかもっと早く出して欲しかった!
兄「ありがと」
少女「……」こく
……このキューピーマヨネーズの絵柄大分昔風だが大丈夫なんだろうか…
- 48 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:22:45.62 ID:bB6gRZeQO
兄「ごちそうさま」
少女「……」こく
あまりお腹いっぱいにはならなかったけど贅沢は言っていられない。ありつけただけマシと思おう。
兄「……」
少女「……」
しまった。なんか無言になってる…すごく気まずい…
兄「あ、あのさ…」
少女「……?」
兄「今日だけここに泊まっても構わないかな…?」
少女「……」
兄「あ、ほら。もう夜だし雨降ってるし…。良ければなんだけど…」
- 49 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:30:04.20 ID:bB6gRZeQO
少女「……」
なんか考え込んでる…やっぱだめだったかな…
兄「だ、ダメならいいよ!別に無理にとは…」
少女「……」こく
兄「え?」
少女「…」
兄「泊まっても…いいの?」
少女「…」こくこく
兄「あ、ありがとう。助かるよ」
少女「……」
兄「……」
少女「……」
兄「……」
しまった。また無言ループだ!
兄「あ、あのさ…」
少女「……部屋」
兄「…え?」
少女「……案内………します」
- 50 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:36:42.25 ID:bB6gRZeQO
大広間に出る
ぴちゃっ
鼻の頭に水滴が落ちる
兄「冷たっ…」
天井に穴でも空いてるのかな…
少女「…上」
階段を上がっていく
みしっ!みししっ!
危ない階段だ…。この階段に体重を預けたくない…
なんとか階段を上がりきる。
二階ホールには看板のような案内図がある
←「い」部屋
→「ち」部屋
…なんのことだろう…
- 51 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:44:19.11 ID:bB6gRZeQO
少女は左に曲がっていく。
僕もそれについていく。
いの部屋…ろの部屋…はの部屋…と過ぎていく。
ここで気付いた。
部屋番号を『いろはにほへと』で記しているんだと
やっぱりここは建てられて相当経っているんだとわかる。
兄「ここ?」
少女「…」こく
ほの部屋だった。
比較的ホールから奥にある部屋だ。
兄「わかったよ。じゃあ使わせてもらうね」
少女「……」こく
とてとて
少女はまた闇へと消えていく
兄「……」
ノブがないんだけど…どうすれば開くのかな…
- 52 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:49:05.68 ID:bB6gRZeQO
ちょっとタバコマシンになるわ
- 53 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 14:58:21.86 ID:bB6gRZeQO
てかずっと俺の書き込みばっかだな。
…いや大丈夫。
きっと見てくれてる神はいる。ポジティブに行こうぜ
- 54 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 15:01:02.01 ID:1IXCcULV0
だれもみてないぜ
- 55 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/15(金) 15:01:09.87 ID:7ynHTf0K0
誰も見てねーよカス
さっさと全部書いてこのスレ落とせカス
- 56 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 15:04:01.16 ID:aI+2MRv7O
いつ怖くなりますか?
- 58 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 15:08:05.67 ID:aI+2MRv7O
ってかエロ展開?
ホラーがいいれす
- 59 :VIPがお送りします [] :2009/05/15(金) 15:09:21.63 ID:bB6gRZeQO
>>54
書き込みだけしにくるとか書き込みマシンだな
>>55
つんでれ乙
>>56
迷走してるからわかんないというか怖いの書きたかったわけじゃなかったと思う
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