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妹「二人きりだね、兄貴」
390 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 08:13:16.05 ID:bQN5Z5u40
保守祭りか。なら参加しようかな。

>>118,>>121,>>123,>>125,>>127,>>131,>>132>>133,>>134,>>136

まあ適当に


391 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 08:19:17.51 ID:bQN5Z5u40
>>118,>>121,>>123,>>125,>>127,>>131,>>133,>>138
失礼、まとめ失敗してた。
では改めて。

妹「二日目! ににちめ! に!」
兄「なんだかんだで機嫌いいな」
妹「私『2』って好きなんだよねー」
兄「昔からだよな。何で2なんだか…」
妹「1にするとキャラがかぶるからじゃないかな?」
兄「やまお(ry」
妹「本当はそんなネタが出るより前から好きなんだけどね」
兄「ほんと、お前って変わってるよな」
妹「おもしろいでしょー? えへへ」
兄「もっと普通になってもいいぞ社会不適合者」
妹「どうせなら散逸化した普通より後光の変を選ぶ」
兄「…多分画一化と孤高だと思われるんだが」


393 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 10:50:07.73 ID:bQN5Z5u40
スレが落ちてたら立てるしかないかと思ってたけど、よかった。
じゃ、続けようか

妹「住人がいないとはいえ違う人の家で寝るのって新鮮だったね」
兄「今日は家で寝ようか。俺は落ち着かなかった」
妹「まあそれがいいよね。おに…じゃなかった、兄貴新鮮だし」
兄「…もしかして繊細って言いたいのか?」
妹「そうとも言う」
兄「そうとしか言わん。どこの喋るバイクだ貴様」
妹「こ、国語の類は得意じゃないんだよっ」
兄「それも昔からだよな。この状況でよく平常時と同じでいられるな」
妹「兄貴も似たり寄ったりじゃん」
兄「俺はいいの」


395 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 10:53:17.77 ID:bQN5Z5u40
妹「今日はどうする?」
兄「どれくらい町の機能が生きてるか試す必要があると思うんだが」
妹「多分全部大丈夫だって」
兄「時間経過で沈黙されたら終わりだぞ?」
妹「心配性な兄貴だなー。もっと私を雇用しなさいって!」
兄「国語力が乏しい愚妹の楽観論は聞いていて不安になる」
兄「それから雇用ではなく信用、だ」
妹「いーからいーから! 遊びに行こうよ! ね?」
兄「…まあ、そこまで言うなら」
妹「やたっ!」


396 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 10:56:01.59 ID:UiudpQuH0
「兄貴、二人きりじゃのう」
「じゃかあしいっ、あっちへ行かんかい!」


397 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 10:57:52.90 ID:bQN5Z5u40
妹「本屋行こう!」
兄「昨日も行っただろ?」
妹「まだ読みつくしてないもん」
兄「…一応聞いておくが、どこまで読んだ?」
妹「最初のマンガが終わる前くらいかな」
兄「俺が一通りの雑誌を制覇している間にお前どれだけ遅いんだよ?」
妹「そりゃ私、こくごりょくとぼしいもんね?」
兄「しばらく本屋に篭って読書訓練だ。俺は他所に行く」
妹「やだ! 私も兄貴と一緒に行く!!」
兄「図書館の本でも制圧してくるか。難しい学術書とか小説とか」
妹「雑誌類全部持って行っていい?」
兄「後で返すんならな」


398 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 10:58:02.14 ID:k5GJkfsK0
ギギギ・・・


399 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:02:17.05 ID:bQN5Z5u40
妹「わ、兄貴図書館にいるのにパソコンしてる」
兄「せっかくだから起動実験」
妹「やりたい奉戴だね」
兄「何故そんな小難しい字を…」
妹「それで、パソコンどう?」
兄「普通に立ち上がったな。市役所とかとやり取りするためかネットにも接続できる」
妹「なんかゲーム探してよゲーム〜」
兄「それは後でな。まず更新が早い掲示板をチェック」
妹「…兄貴2ちゃんなんかやってんの?」
兄「情報収集にはもってこいだ」
妹「このVIPってどんなの?」
兄「最速と思われる場所だ」

兄「で、スレ一覧がきっちり更新されるんだが」


402 :VIPがお送りします。 [sage] :2008/06/06(金) 11:07:00.51 ID:64sNSEQ00
さっきまで落ちてたな

今は違う兄に期待


403 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:08:55.58 ID:bQN5Z5u40
妹「どういうこと?」
兄「おそらく世界から皆が消えたのではなく、俺たちが少しずれた世界にいる、ということだろう」
妹「???」
兄「平行世界論…は無駄だな。まあ、簡単に説明するとここには俺たちには見えないけれど皆がいる、って事だ」
妹「え、幽霊?」
兄「いや、どちらかというと俺たちがそうなんだろう」
兄「更新ボタンをスレッド…掲示板のタイトル一覧表でクリックすると、更新されたものは上に上がってくる」
兄「つまり書き込んでいる人間がいるということだ」
兄「しかも…ここを見ろ」
妹「んー? …「じもとで、しりあいのきょうだいが、ゆくえふめい」?」
兄「皆の認識では、俺たちがいなくなったことになっているってことだ」
兄「しかもこの書き込み、携帯も通じないといっている」
妹「そういえばぜんぜんならないね」
兄「向こうも俺たちも、お互いに干渉は出来ないのか? ならパソコンが説明できないな…」


405 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:13:40.75 ID:bQN5Z5u40
兄「ためしに書き込んでみるか」
妹「無駄だと思うよ?」
兄「やってみなければわからない」
兄「『おい、○○か? 俺たちはちゃんとここにいる。図書館でPCをいじっているぞ。共用七番だ』」
妹「………」
兄「…ちっ、書き込みできない…覗くだけか、俺たちは」
兄「なら町の交流サイトを…」
妹「どうして?」
兄「コンビニのクリームプリンだ。どういう扱いになっているか気になるだろ?」
妹「いや、そうだけど…」
兄「…反応なし、か。万引きの話題は俺たちが手をつけてない電池の話題だから無関係だ」
兄「もう少し反応を待つか? いや、むしろこちらから…」

兄「よし、ゲーセンに行こう」
妹「マジ!? やたっ!


406 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:17:51.29 ID:bQN5Z5u40
兄「この町最大のゲーセンだ。ただしアミューズメントより対戦格闘が豊富な、な」
妹「おぉ! 私ここよく来るよ!」
兄「最近の流行は?」
妹「GvsG!」
兄「…またいろいろ難しいものを…で、一回いくらだ?」
妹「50円! 田舎だからねー」
兄「んー、千円札が数枚しかないな」
妹「私六枚もってる! この前使ったのが余ってた!」
兄「よし、それで少し遊んでろ。ちょっと両替してくる」
妹「わかった! よーしDGめ…今日こそせきはぶち込んでやるぜっ!!」

兄「…さて、と」


407 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 11:20:55.68 ID:k5GJkfsK0
楽しそうだなぁw


408 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:22:40.05 ID:bQN5Z5u40
兄「両替機だな。きっちり稼動している」
兄「五十円専用の奴だ。簡単なつくりだが、まあ普通に盗むのは難しいな」
兄「普通になら、な」べきべき
兄「せーっ、のっ」

ドッシャアアアアアアアン!!

妹「何今の!? なんかすごい音が!」
妹「うっはあああああ!? 両替機が微塵切りだよ!?」
兄「木っ端、微塵な」
妹「兄貴がやったの!?」
兄「いや突然爆発したんだ。回路の不調かもな」
妹「それでこんな…すごすぎない?」
兄「ところでお前の筐体でGガンがフルボッコにされているんだが」
妹「ああっ、しまった! くそっ、1.3倍の分際で調子こいてからにー!」たったったっ

兄「まあ、黙っとくべきだよな」べきべき


409 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:27:42.71 ID:bQN5Z5u40
兄「愚妹よ、両替機が破損した時大量の五十円玉が出てきたんだが」
妹「おおおおおおっ! すげー三日くらい遊び倒せるぞー!!」
兄「俺も対戦で使うから一日と半分か?」
妹「お、ノリがいいねぇ兄貴ぃ。私のGガンで滅多クソにしてやんよぉ!」
兄「舐めんな。νマスターの称号を持つ俺の敵じゃないだろ」
妹「なにっ、この店舗の全ての筐体でN.Mのハンドルでランキングを埋めた、伝説の!?」
兄「クックック、勝てるのかなぁ? 愚妹よ」
妹「直接やれるとは…しかも相手は我が兄! 相手にとって不足なしっ!」
兄「じゃ、やるか」

妹「ガン○ムファイト、スタンバイ!」
兄「レディぃぃぃぃぃぃぃ…」

兄妹「「ゴォォォオオオオオオオオオ!!」」


410 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 11:30:07.02 ID:k5GJkfsK0
こいつら元の世界に帰る気ねーだろww


411 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:33:14.62 ID:bQN5Z5u40
夕方

兄「中々善戦したよ。まあおかげで俺の台は逆シャのTPが200を突破したがな」
妹「くそっ、何故勝てない!?」
兄「格闘狙いすぎ。しかもタイフーンとか…終わり際を狙い打たれて何回死んだよ?」
妹「うぐっ」
兄「まだある。神指狙うのはいいしタイミングも悪くなかったが後方にファン○ル飛んでるのに直進とか自殺行為だろ」
妹「うぐぐっ」
兄「まだ、ある。せきはフルチャージを俺の相方に当てたのはよかったが足元がオルステッド」
妹「うぐぐぐっ…きさぁ! まだ私は燃え尽きちゃいないぞっ!?」
兄「それでこそだよ。さあ殺しあおう、神ガンDAM」
妹「第二条! コクピットを狙ってはならないっ!!」


412 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:38:04.27 ID:bQN5Z5u40
翌朝

兄「…徹夜でゲーセン居続けって、どうよ?」
妹「…」
兄「一日半の見積もりだった五十円を使い切っちゃってさ」
妹「……」
兄「しかも一勝も出来ないんでやんの(プッ」
妹「…ふぇっ」
兄「あっ」
妹「うっく…ぐすっ、手加減してもいいじゃんよぉ」
兄「やりすぎた、かな?」
妹「ひっぐ…ボッコボコ…兄貴が私を…ボロ雑巾のように…」
兄「わ、悪かった。俺も大人気なかった。謝る。な? 申し訳ない」
妹「ぐすっ…ぐすぐす…」
兄「あー、その、何だ。あー…」


415 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:44:16.90 ID:bQN5Z5u40
兄「機嫌直せよ、悪かったって、な?」
妹「しらねっ、もう知らん!」
兄(くっ…根に持つな…いつもなら甘いものでごまかすんだが、クリームプリンは昨日食ったし…)
妹「いーもん…どうせ私なんか、兄貴は触れるのも嫌だから一度だって格闘仕掛けてこなかったんだもん…」
兄(そりゃ動き止ったところをファ○ネルではめてバズーカコンボばっかりだったもんな)
妹「最近は抱きしめるどころか手を握ることすらやってくれないし…」
兄「…!」
妹「昔はさー、こう、ぎゅーって、兄貴からやってきたのにさ、最近は私ばっかりじゃん?」
兄「いや、それは…」
妹「兄貴、それも嫌がるしさ?」

兄(違うんだって、言えない。理由があるのに、話せない)
兄(もどかしいな…でも、これだけは秘密だ)

兄「…それだけは」


418 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:49:36.83 ID:bQN5Z5u40
兄「嫌いなわけじゃないぞ? 昔言っただろ。お前は家族として好きだって。それはまったく変わってない」
妹「それだけじゃん。それ以上でも以下でもないんでしょ?」
兄「そうとも」
妹「…周りに内緒で付き合ってる兄妹だっているのに、私は兄貴に拒絶されてさ…」
兄「だから、『それ以上でも以下でもない』んだよ」
妹「だから!」
兄「これ以上上昇しようがないし、絶対に下がることなんかないから、『以上でも以下でも』ないんだぞ」
妹「打ち止めって事でしょ?」
兄「欲張りだな。まだ足りんというのか」

兄「俺にとって唯一の家族であるお前が、俺の中では、全人類の最重要ヒエラルキーに位置してるんだよ」

妹「…ひえらる?」
兄「わからんならそれでもいいけど、」

ぽん。撫で撫で。

兄「とにかく、嫌いではないんだよ」
妹「……少し、わかった」
兄「ならよし」


419 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 11:51:16.50 ID:InRz+T900
腹筋スレかと思って開いてみれば・・・


422 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:54:13.69 ID:bQN5Z5u40
兄「お、丁度いいところにケーキ屋が」
妹「あ、ここ友達が前はなしてたところだ。評判良いんだって」
兄「なら入ろう。さっき両替しなかったから千円札は余っている」
妹「…いーよ、私今そういう気分じゃ、」
兄「全額奢るといっているんだ。兄貴の行為は素直に受け取っておけよ、愚妹よ」
妹「あ、う…はっ、いや、そうじゃなくて」
兄「遠慮するな。何だっていいぞ。モンブランでもイチゴでもチョコでもチーズでも。三ホールくらい買っても良い」
妹「いや、だから…」

兄「…なんでケーキ一切れに俺の全財産吸い取られてるんだ?」
妹「美味いけど、高いんだよ、この店」
兄「…もっと早く言おうね?」


425 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 11:58:49.47 ID:bQN5Z5u40
妹「大体律儀に金額と同じ分だけ置かなくてもいいじゃん、普通に持って行けば」
兄「いや、こういう店はちゃんと払っておかなければ…」
妹「ゲーセンで五十円玉ネコババしたよね?」
兄「全部ゲーセンに返しただろう?」
妹「…律儀なんだかいい加減なんだか…」
兄「まあ、ちゃんと買ったものだ。お前は心置きなく食うが良い」
妹「…今、いらないって、」
兄「お前が嘘をつくとアホ毛が犬みたいに揺れるんだ。知ってたか?」
妹「なぬっ!?」ばっ
兄「嘘だ」
妹「…〜〜〜〜〜〜〜!!!」
兄「待て!」
妹「!?」ばっ
兄「おすわり!」
妹「!!」すとん
兄「…食ってよし!」
妹「わうーん!」(がつがつ)


427 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:01:38.68 ID:bQN5Z5u40
兄「最初に『犬のようだ』と暗示を与え、相手を心理的に犬にする俺の催眠術、如何かな?」
妹「バカなっ…私が、兄にいいように操られた!?」
兄「で、感想は?」
妹「…う、美味かった、ですっ」
兄「そりゃよかった」
妹「でも犬のように食ったから味わった気がしないですっ」
兄「なぬっ!?」
妹「わんもあぷりーずだぞっ!」
兄「…へそくり崩して1ホール買ってくるか」
妹「ぃいやっほぃ!」


428 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 12:04:02.72 ID:k5GJkfsK0
妹犬・・・


429 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:07:22.82 ID:bQN5Z5u40
兄「見事に財布が軽いんだが」
妹「私のおなかはヘビッ…ま、まん、満足、です…」
兄(ヘビー級とか満腹とは言えなかったか。一応女の子なんだな)
妹「で、でもちゃんとお金を使うつもりなら、これから食事とかどうする?」
兄「臨機応変。あるいは即断即決の精神で、」
妹「う、うん…(???)」
兄「腹が減ったらもらっていけば良い!」
妹「なら最初からケーキもそうすれば…」
兄「そこはほら、俺の誠意」
妹「大将軍?」
兄「よりともっ! …じゃなくてだな…どうして国語力だけ悪いんだ…機転は利くのに」
妹「げんごちゅーすーの、いじょう?」
兄「だからお前おかしいんだなそうだそうに違いない」
妹「おかしいとか言うな!」


430 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:10:59.00 ID:bQN5Z5u40
兄「さて俺の飯だが」
妹「どうするつもり?」
兄「家に確か冷凍ご飯と卵があったはずだ」
妹「それで?」
兄「無論卵ご飯だ」
妹「兄貴の主食だもんね」
兄「そうとも」
妹「じゃあおかずは私が作る!」
兄「えっっ」
妹「んもぅ兄貴ったらそんなに喜ばなくともっ!」
兄「お前の言うおかずって、ピラフとかチャーハンとか五目御飯とか赤飯とか言う米類だろ?」
妹「主食は白米or卵ご飯。それ以外の米は全ておかず足りうるのだ!」
兄「…俺が料理当番の日以外で米を食わなかった日ってあったかな…」


432 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:14:47.71 ID:bQN5Z5u40
食事終了

兄「…もう米粒一つ見たくないな」
妹「ご馳走様ー」
兄「自分で作ったのにご馳走様言うのか?」
妹「修飾語だし、そもそもこれは作った人ではなく素材や素材を作った人にも使えるんだぞ?」
兄「だから慣用句だと。それくらいわかる」
妹「でも兄貴は言うべきでしょ?」
兄「なんで?」
妹「私が作ったんだよ? これ全部」
兄(米は全部冷凍だった気がするんだが)
兄「まあ、食べ過ぎたが悪くはなかった。ご馳走様」
妹「それでいいのだ。えへへ」


433 :VIPがお送りします。 [sage] :2008/06/06(金) 12:15:27.16 ID:VmhPv2O30
兄貴が両替機壊したのは計画あっての事か・・・n


434 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 12:15:45.82 ID:k5GJkfsK0
どっちの妹も可愛すぎだろ・・・


435 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:21:12.42 ID:bQN5Z5u40
兄『…どうしたって?』
妹『だから、その、帰る途中でジョギングしてて、滑って転んで転倒したんだって』
兄『それで制服が擦り切れ肌が切れ顔に打撲痕をつくり挙句目を傷めた、と』
妹『う、うん』
兄『…俺に嘘は通じんぞ?』
妹『だって! だって、あいつらが子どもによってたかってたんだ!! 無抵抗なのにボッコボコにして、財布まで抜いて!!』
兄『だからといってお前がそこまで酷い怪我をしたのは煽ったからだろう?』
兄『お前は口が回らないから体張って介入して、その様だ。見ていた子どもはさぞかし怯えただろう。『僕のせいだ』と』
妹『あの子はすぐ逃げたもん!!』
兄『薄情な餓鬼だ。自分をかばった女の子を見捨ててスタコラサッサとはな』
妹『兄貴!? 酷すぎるよ!?』
兄『…相手は?』
妹『多分、まだアーケードうろついてると思う。趣味の悪い携帯を首から提げて…』

兄『わかった』


436 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:24:52.56 ID:bQN5Z5u40
ぐしゃっ! がん! べきべきべき!

ヤン1『あがっ!?』
ヤン2『に、ににに、人間か、お前!?』
兄『少なくとも貴様らよりは。俺は複数で相手を叩くことをしないからな』
ヤン2『そんなことどうだっていいんだよ!! お前、その、その、腕…!!』
兄『どうだって? よくないさ。なぜなら貴様らは、』

兄『妹を…妹をあそこまで痛めつけた下等生物だからなああああああああ!!』

べしゃっ、どっ、ガンッ! べしゃっ!!

兄『よくもよくもよくもよくも! 妹をあそこまでぇえええええええええええ!!!』

ぐちゃっ! ぼとぼと


437 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 12:26:25.96 ID:k5GJkfsK0
兄貴何者だ


438 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 12:28:02.79 ID:umBbqnZHO
いきなり超展開!?


439 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:28:22.90 ID:bQN5Z5u40
妹『兄、…兄ちゃん!?』
兄『おう、妹、約束どおり家にいたのか。偉いじゃないか』
妹『で、でも、兄ちゃん、腕、腕が…!』
兄『油断してたんだ。派手に破かれて、刺青を彫られそうになった。で、暴れたらいつの間にか撃退していたんだ』
妹『怪我してる…ナイフ? 痛そう…手当てを、』
兄『いい。そのうち治る。それより、もう寝かせてくれ。かなり疲れた』
妹『あ、おに、に、あ、あに、き…』




兄「………」
兄「迷惑だが、確かに『力』…か」
兄「…融通の利かない魔法使いだ」


440 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:31:33.75 ID:bQN5Z5u40
妹「おはよー。よく眠れ…て、ナイみたいだね」
兄「当たり前だろ。ゲームのやりすぎで目がギンギラギン」
妹「何事もほどほどにって事だね?」
兄「その割にはお前きっちり睡眠とったらしいな。肌がつやつやじゃないか」
妹「え、あ、あ、ああああああのね、私別にそんな特別なことしてるわけじゃないいいいいいんだよ?」
兄「何故ドモる? まあいいけど。で、朝飯は?」
妹「ロコモコライスハンバーグ仕立て」
兄「米が絡めば何でもいいんだなお前。まあいいけど。美味そうだし」
妹「自信作ですから!」
兄「はいはい…じゃ、いただきます」
妹「召し上がれですっ」


441 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:35:32.23 ID:bQN5Z5u40
兄「あー美味かった。ご馳走様」
妹「そりゃよかったねぇ兄貴ぃ」
兄「ハンバーグ、そんなに負担がなかった。カロリー高めで元気が出る。途中でサラダが出てきたのもよかった」
妹「頑張ったんだから!」
兄「サニーレタスにドレッシングぶっかけただけだったがな」
妹「それでもサラダでしょ?」
兄「確かに。さて、パソコン見とこう」
妹「私も見るー」

兄「…今日も平穏、ね。なるほど」
妹「昨日ゲーセンの両替機ぶっ壊れたのにね」
兄「隠すにしても、掲示板で噂にすらならないか。やっぱりこっちはほとんど独立していると見るべきだな」
妹「それって…」

兄「こっちで何をやろうが、向こうには変わりがないということだ」


443 :違う人 ◆HeMtzKUQww [] :2008/06/06(金) 12:40:41.31 ID:bQN5Z5u40
兄(だがネットが通じているということは、だ)
ぴっ。
テレビ「だからね、私言ってやったんですよ。『それはきっと佐渡島だ』って」
テレビ「いやその理屈はおかしい。どう聞いてもルクセンブルグですよ」
テレビ「スイカの名産地ー」
妹「あ、テレビ普通に映るね」
兄「向こうの出力はこちらに入力される、か。一方通行の…電気信号?」
兄「だがあの話を信用してゲーセンに行っても特に変化はなかったし…」
妹「あの話?」
兄「なんでもない。それより、これらが使えるということは、どこかに境目があるはずだ。電気や電波を入力している穴が」
兄「それを探さなければ、俺たちはずっとこのままだ」

妹「いいじゃん、それでも」


444 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/06(金) 12:41:39.13 ID:k5GJkfsK0
妹デレキター?



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