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兄妹SS 「輝く日常」
- 94 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2008/04/29(火) 01:39:35.25 ID:u3b+2lCf0
「う、うーん……」
「あ!兄貴!?兄貴!!」
「い、いてて…あ…れ?俺は…わっ!」
何がなんだか分からない。俺はベッドで寝ていたらしい。
目が慣れないうちに急に可愛らしい女の子が俺に抱きついてきた。
「兄貴!兄貴!良かった。良かったよぅ……うう」
「あ、あれ?俺どうしたんだ?なんで…え?ここは?」
目を何回かこすり、自分の腕を見る。包帯だらけだ。
手には献血用みたいな太い点滴の針がささっている。
「病院?」
「そうよ。兄貴あれから4日ぐらいずっと隔離病棟にいて今日やっと普通の病室に移ったんだから!
ずっと会えなかったし、も、もう!私がどれだけ心配したのかわかってるの!?」
「あれ?俺――」
「ど、どうしたの!?まだ痛いわよね!?無理しないで!」
心配そうに俺を覗き込んでくる女の子…どうも違和感がある。
なんというか全体的になにかがおかしい…気がする。
大事なことを忘れている気が―――。
とりあえず最初に浮かんだ疑問を口に出す。目の前の女の子に向かって――――――
「い、いや…大丈夫。あ、ありがとう。と、ところで…」
「―――君は…だれ?」
- 98 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 01:50:01.54 ID:lFDETfE+0
韓流キタw
- 99 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 01:51:03.16 ID:u3b+2lCf0
「―――――え?」
女の子はそういって固まった。が、すぐに
「じょ、冗談はやめてよね!こんな時に!!あ、あは!な、何言ってんのよ兄貴!!」
と言って。笑って見せた。
「え?兄貴?お、俺がか?君の?」
なんだなんだ?おかしいぞ!俺に兄弟は…いなかったよな。確か…
そう思って確認をとる。
「き、君人違いしてるんじゃないのか?お、俺は一人っ子だぜ?はははっ!冗談を言ってるのは君の方だろ?」
そう言うと女の子は腰を震わせて、その場に座り込んでしまった。
「う、うそ…でしょ?あ、兄貴…わ、私の事お、覚えてない…の?」
女の子はなんとかギリギリ聞こえる様なか弱い声で俺にそう言った。
「え?う、うん。だからさ、君と会うのって今日が初めてじゃないか?」
「そ、そんな…う、嘘よ!嘘!嘘なんでしょ!?う、嘘だって言ってよ!ねぇ!!
--------っ!あ、ああ…ああああああああああ」
俺がそう言った後すぐに女の子は床に手をつけて泣き出してしまった。
おいおい泣いてるよこの子。
その姿を見た俺は、それぐらいしか思わなかった。
- 100 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 01:54:09.14 ID:u3b+2lCf0
ちょっとペース落ちます。慎重に書かないと
バラバラになるので(:_;)すみませんm(__)m
- 101 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 01:54:13.97 ID:im2PzjsW0
>>98
韓流って?
- 102 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 02:02:35.36 ID:im2PzjsW0
ってかまた頭殴られたのか?
そんな頻繁に頭やられてたらそのうちボケるぞ
- 103 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:04:14.03 ID:u3b+2lCf0
>>102
そ、そういうのはまだ言えません(:_;)すいません。
女の子の絶叫に気づいてすぐに医者らしき白衣を身につけた人が駆けつけてきた。
「だ、大丈夫ですか!?どうしました!?」
部屋に入ってきたそのお医者さんはまずそう言った。
そしてすぐに俺の方を向いて。
「あ…ああ!目が覚めましたか!!良かった!」
そう言って笑顔でほほ笑んだ。
「はぁ…どうも。」
俺がそう言って軽く会釈するのと同時ぐらいに女の子がその人の
白衣をつかみつつ叫んだ。
「せ、先生!兄貴の!兄貴のき、記憶が!!あ、ああああ…」
そこまで言ってふたたび泣き始めた。
それを聞いたお医者さんは俺の方を見て
「ま、まさか…!」
とそう言って近づいてきた。
そのあまりの必死の形相に俺はつい
「…う、うわっ」
とのけぞってしまったがすぐにその人から質問が飛ぶ。
- 105 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:13:37.05 ID:u3b+2lCf0
「あなたは…彼女が…誰か分りますか?」
「え?はい。俺の発見者とかじゃないんですか?
思い出せないけどこれって多分事故にでも遭ったんですよね?俺。
その時の第一発見者とかそういう感じの子だと思います。あっ!なんか俺の事
兄貴とか言ってるんでもしかしたら彼女も何かけがとかしてるんですかぁ?ははっ」
俺は
とりあえずちょっと聞いて下さいよマジで、と仲のいい先輩に話しかける軽い感じで
今までの時間に考えた推測を話した。
そしてその推測が当たっているだろうという変な自信まで持ちつつあった。
それを聞いたお医者さんは目を見開いて俺を見ている。
「―――――っ!…分りました。少し待っていて下さい。」
そう言って俺の元から離れてまだ床で泣いていた女の子のほうに行き、何事かを
話している。それを聞いた女の子はお医者さんの方を見て頭を下げ、
次に俺を見て涙を流しながら何かを言って(聞きとれなかった)
ゆっくりと病室から出て行った。
- 106 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 02:17:02.35 ID:im2PzjsW0
その反応はねーよ、と思ったけど義理の妹ならそうか
- 109 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:32:11.13 ID:lFDETfE+0
>>100
えっ、リアルタイムで書いてたの?!
書き貯めたのをうpしてたんじゃなくて?
- 110 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:33:50.27 ID:lFDETfE+0
>>101
記憶喪失
- 111 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:34:35.00 ID:u3b+2lCf0
女の子が出て行ってから医者は俺のベッドの前のイスに腰掛けて俺に
話しかけてきた。
「では。そうだな…うむ。ひとまずあなたはどこまで覚えているのかを
教えてくれませんか?」
医者は患者を落ち着かせる様な低くて耳に入りやすい声だ。
「はぁ…とりあえず俺はどうしてこうなったのか覚えているかって事ですか?」
そう言うと医者は
「いえ、その事も後で聞きますが…とりあえず、あなたの出身、年齢等の事を
教えて頂きたいんです。」
変な事きくんだな。そう思いながらもまぁ俺は普通に答える。
「はぁ…えっと、生まれは――――で今はY商事に勤めています。家族は母親と二人だけでしたが
母は2年前に交通事故で他界しました。そんぐらいですかね。」
「――ッ!今、Y商事に勤めているとおっしゃいましたよね!?」
医者の目が大きく見開かれる。聞いとけよちゃんと…
「はい。そうですけど…」
「同僚等で誰かすぐに名前が浮かぶ人はいますか?」
「えっと…目黒って奴がいます。」
「ああ!はい!そうですね。分かるんですね。」
「はぁ…」
- 112 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:36:23.00 ID:u3b+2lCf0
>>109
ここら辺でこういう風にした方が書きがいがあるかなと思いまして変更しました。
だからちょっと今は書きながらです。(:_;)すいません待たせてしまって。
- 113 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 02:39:23.10 ID:im2PzjsW0
>>110
記憶喪失がどうして韓流になるのか詳しく聞かせてもらおうか
それともあれか? 記憶喪失ネタはウリたちが機嫌ニダとか言うつもりか?
- 117 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:43:06.85 ID:lFDETfE+0
>>113
冬のソナタでも見てこい
あぁ、あと大切な人が死ぬのも韓流
韓国にそういう表現のドラマが多いから韓流
- 118 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 02:45:39.68 ID:im2PzjsW0
>>117
韓国のドラマだけ極端に記憶喪失や大切な人が死ぬ(笑)のが多いのか?
- 119 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:47:42.97 ID:lFDETfE+0
>>118
死ぬかもしくは助かっても記憶喪失
- 120 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:47:56.06 ID:u3b+2lCf0
「そりゃ、同じ会社に勤めてますからね。わかりますよ。」
なんだかよくわからない。そんぐらいなんでもないだろ?
医者はしかし…と言った後、
明らかにさっきよりも暗いトーンで聞いてきた。
「しかし、家族は母親と二人だけだったと言いましたね。」
「はぁ。」
だからさっきからなんなんだよ!そう言ってるだろ!
だんだんイラついてきた俺に医者は続ける。
「では、さっきここにいた女の子について、覚えている事は何もないんですね?」
「そうですって。さっき言ったでしょ?俺はあの子とさっき初めて会ったんです。
それ以前の事なんて知るわけないでしょう!?」
「いいえ、あなたは知っているはずです。あの子は…あなたの妹さんなんですよ?」
「!?」さっき女の子自身も言っていた。でも…そんなまさか…
「な、何言ってんですか!俺は知らないって言ってるでしょ?あんな子。」
ありえない!そう思ってそう言った俺に対して
医者は容赦ない一言を叩きつけた。
「あなたは記憶喪失になっているんです。」
「!?」
「どうやら…妹さんとそのお父さん。つまりあなたの家族に関してだけの記憶が
今、あなたからなくなっているものと思われます。」
「は?」
もう一度言ってもらった。
言葉の意味を理解するのにこんなに時間がかかったのは初めてだった。
- 121 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 02:50:09.82 ID:im2PzjsW0
>>120
医者は記憶喪失って表現使わないと思た
- 122 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 02:53:00.12 ID:lFDETfE+0
>>121
俺だったらこれ以降を1日ではまとめられん
- 124 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:05:24.90 ID:u3b+2lCf0
「ですから…今のあなたは
自分のお父さんと妹さんに関する記憶がなくなっていると考えられます。
恐らく相当精神的なダメージを脳に受けたのでしょう。」
「は、ははっ…な、なに言ってんですかぁ!!
た、たしかに怪我をした事故?については覚えてませんよ!
で、でもさすがに万が一俺に親父と妹がいたとして…忘れますかね?あ、あはは…」
明るく答えて続ける。
「そ、そんなに言うんなら、ちょっと待っててて下さいよ?
今から俺の脳内をくまなく探して父親と妹の記憶を呼び出してやりますから」
「や、やめなさい!」
「いや、やります!俺はそこまでイカれちゃいない。ははっ」
そう言って俺は考える
《えっと…俺は生まれた時から母さんと二人っきりだったよな。
おやじは俺が生まれたてんだし、どっかにはいるだろうけど…まぁわかんないな。
―――ッグ!?あ、あれ?あ、頭いてえなおい。ど、どうしちゃったんだよ俺…》
「…ぐ、う…」
「き、君!大丈夫かい!?無理に思い出そうとしなくてもいい!」
「い、いえ…」
俺は医者の止めの言葉を無視して考え続ける。
《い、妹だって…さ、さっきの子らしいけど…ッグ!
お、俺あんな可愛い子が妹だったら…ぜ、絶対お、覚えてるはず…なんだけど…》
そこまで考えた時にまた頭に激痛が走った。
「―――――――ッ!!う、おお。」
「お、おい!大丈夫か!?しっかりしなさい!」
「あ、ああああああ」
「おい!」
医者の呼びかけに応じることも出来ずに、
俺は再びベッドに倒れ込んだまま、意識を失った。
- 126 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:08:09.31 ID:u3b+2lCf0
えっと…すいません。ここでそろそろ主人公の名前出そうと思うんですが…
嫌な方いますか?いなかったら書きたいと思いますけど(:_;)
- 129 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:15:15.46 ID:u3b+2lCf0
やっぱ、出さないってか兄ってする事にします。
会話の部分でそれが出てきたら自分の好きな名前で脳内変換して頂けるとありがたいです。m(__)m
では書きます。
- 131 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 03:18:06.30 ID:Hg2O87zx0
>>126
俺にしてくれ
- 132 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:20:14.09 ID:lFDETfE+0
何時くらいまで書き続けるつもり?
- 133 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:21:48.38 ID:lFDETfE+0
>>129
確かに今から出すのは不自然
- 134 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:22:36.12 ID:u3b+2lCf0
>>131
お名前は?
- 135 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:23:37.72 ID:u3b+2lCf0
>>133
あっやっぱそうですよね、やっぱやめます。^^;
とりあえず6時ぐらいまでの予定です。
- 136 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/29(火) 03:23:38.03 ID:Hg2O87zx0
>>134
m9(^Д^)です^^
- 137 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/29(火) 03:24:11.28 ID:u3b+2lCf0
>>136
おwwwwwwおまwwwwwちょwwwwwありがとう!いてくれたのかw
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