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兄妹SS  「輝く日常」 
1 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:01:43.95 ID:73p1nU2P0
ふぅ。
昨日までに書いた文。
http://www2.uploda.org/uporg1392312.txt
ちびちびとやっていきます。
ヒマな人お付き合いお願いします^^;では始めます。
妹好きな人特にお付き合いお願いします。


2 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:02:18.46 ID:VW0kiumB0
^^;で読む気も応援する気もうせた


3 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:02:54.05 ID:nj+eUEYb0
ごぶさた


4 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:02:54.84 ID:73p1nU2P0
すいません。


5 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:04:02.89 ID:73p1nU2P0
目黒との会話を終え、受話器を置いた俺は
そのまま近くにあったソファに倒れる様に腰掛け、うなだれていた。
妹が横に座って
「ねぇ・・・どうしたのよ。」
と本当に心配そうに話しかけてきた。
こいつにも、一応説明する義理はある…か―――
躁鬱とした気分の中でそれだけ思った俺は
小さな聞こえるかどうかの声で言った。
「プロジェクトの責任者になったって言ったよな。」
「う、うん。」
妹がおれの眼を見ながら頷く。
「俺の倒れた日の2週間後にプロジェクトがあったんだ。」
「―――――ッ!」
妹の目が大きく見開かれる。
「そ、そんなの兄貴の会社の人たち言ってなかったよ!?」
声に動揺の色が色濃く出る。
「別にお前に言うことじゃねえからな。
 んで今電話でそれがどうなったかを聞いたところだ。」
「え?…あ………」
感づいたらしい。まぁそりゃこんなに落ち込んでればわかるよな。
ちょっと苦笑いを浮かべながら言う。
「そうだ。察しの通り……失敗したらしい。」


6 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:05:23.77 ID:73p1nU2P0
あっ他のスレではため口で書きまくってます。気分害された人すいません。


7 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:05:37.22 ID:VW0kiumB0
きめぇんだよ、妄想垂れ流しのオナニー作家(笑)さん^^;


8 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/28(月) 22:06:14.18 ID:PEqFFNctO
わっふる


9 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:09:29.27 ID:73p1nU2P0
>>7
だからすいませんって。


「で、でも!あ、兄貴は悪くない!」
突然近くで大声を出された。
耳が痛くなったが、何とか答える。
「今回は全部俺が悪い……健康管理も仕事のうちだ。
 途中で仕事を放棄したのと同じ事と会社には判断されるだろう。
 しかも俺はそのプロジェクトの責任者だからな。
 退院したら会社から責任を追及されるのはほぼ間違いない。
 ははっ…リストラかなこりゃ。」
もうどうでもいいさ。
そんな気持ちが返って俺を饒舌にした。
「…………」
信じられない!といった顔で黙っている妹をみて、
感謝の気持ちをもう1回伝えておこうと思い、再び口を開く。
「まぁ…そしたらマンションも多分引っ越すことになるな。
 あそこのあの部屋だけはY商事が契約してるっぽいし…
 まぁお前の馬鹿貴馬鹿兄貴って罵倒のせいか、家事もちゃんとできる
 ようにはなったしな。へっ!なんとか1人でやってけんだろ。
 お前も親父と今まで通り暮らせばいいよ。」
「そんなの!!ダメだよ!」
 急に立ち上がり俺を見下ろす様な体制になって妹が叫ぶ。
 


10 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:11:18.06 ID:oL2Hdakv0
ブログ(笑)でやれよ
小説でシコるとか変態すぎるだろwwきめぇwww
死んでしまえwwwwwあははははははははあっはああああああwwwwwwwww


11 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/28(月) 22:13:30.63 ID:waxdUQ0MO
まず、トリップがいけないと思いますよ。


12 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:15:29.71 ID:73p1nU2P0
なんだ?
「何がダメなんだ?リストラされたらいやでもそうなるんだ。
 事実を言っただけだ。それにお前普段よく俺に言ってるだろ。
 兄貴がいないほうがせいせいする。とかなんとか」
「―――――――ッ!」
「それが叶うんだ。別にお前にとっては損になる事なんて無いと思うんだが…ちがう」
「何言ってるのよ!!」
 ちがうか?と言おうとしたら妹が大声で怒鳴った。

俺達から少し離れていた所にいた人がこっちに気づいて振り向いた。
「お、大きな声を出すなよ。見られてるぞ?」
焦って妹をなだめる。
が、そんな事では妹の怒りは収まらないようで、
ふん!とそっぽを向いた後、ボソボソと喋った。



13 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:16:38.43 ID:PEqFFNctO
だが楽しみにしている人もいる

俺はこの話好きだな


14 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:17:48.01 ID:73p1nU2P0
>>10
ほっといてくれw
>>11
じゃあ日付変わる前後だけにします。指摘ありがとう!





「あのね!私が本気でそんな事を言ってたと思ってたの!?
 なんでそういう風に真面目に受け取ってるのよ!
 私はちょ、ちょっと嫌な事されたらお、大げさに表現しちゃうのよ!く、くく癖みたいなもんなの!
 だ、だから…あ、兄貴に出て行ってほしいとかお、思ってないんだから…」

だからの後はほとんど声になっていなかったので聞き取れなかったが、
なんとなく別にいなくなって欲しいと思っているわけではないらしい、という事だけ分かった。
ずっとそう思って暮らしていた俺は少し肩の荷が下りた気がして。
「ははっ、そっか。」
とだけはにかんで言った。
「な、なにがおかしのよ!?」
顔を真っ赤にしてどなられた。
怒られるところか?ここ。
きょとん、としている俺の顔を見て妹は
「はぁ…もういいわ。」
と溜息をついて再び横に腰をおろした。


16 名前:もごもご坊や ◆MOGMOG/nM. [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:18:16.23 ID:xWhaRzAHO
じ─( ゚ д ゚ )──


17 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:22:29.72 ID:73p1nU2P0
>>13
ありがとう。あなたの為に一応最後までは書かせて頂きます。長いけどw
>>16
ちょwきたんすかw


お互い無言になる。なんか言った方がいいか?
そう思った時
妹が急にはっとした表情になり、再び俺の目を見ながら叫んだ。
「私!兄貴の会社の社長に文句言ってやる!!」
何を言ってんだ?こいつは…
俺はあわてて熱くなりかけている妹を諭す。話が変な方向に行きそうだしな。
「おいおい、俺が全面的に悪いんだからお前が社長に直談判してもなんにもなんねぇって。やめろよ変な事考えるのは。」
「で、でも……」
でも?俺の言ってること理解してくれよ。

「あ、兄貴は頑張ってたんでしょ!?
 馬鹿兄貴なりに!会社に泊まり込みで仕事したり!
 帰ってくるにしても朝帰りとか多かったし!その姿勢を評価しない会社なんておかしいもの!!間違ってる。」
こいつ…なんでこんなに俺の肩持ってくれるんだ?
全然わからないがとりあえず俺は悪くないと主張したくてたまらないらしい。
親父との事で俺を恨んでてもいいはずなんだがな……


19 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:28:22.66 ID:73p1nU2P0
そう思った時に親父の事が頭に浮かんだ。病院に来たりしたのだろうか?
姿が見えねえけど…
まぁ話題を変えるのに最適な話だ。俺は妹に話しかけた。
「なぁ…親父はどうしてるんだ。」
「わ、私の主張聞いてなかったの!?」
顔を真っ赤にして妹が怒る。
「いやまぁ聞いてたけど…で?親父は?」
まだ何か言いたげだったか何回言っても同じと思ったらしい。
「…はぁ。」
観念したように俺に合わせる。
「お父さんは今出張中よ。兄貴が倒れる一週間前からずっと…」
「じゃあ俺が倒れた事知らないのか?」
「私が電話で伝えた。心配してたよ?」
うそつけ…早く死ねと思っていたに違いない。そう確信したけど黙っておいた。
「と、とにかく病室に戻ろう?これからの事考えなきゃ!」
「は?」
「考えなきゃいけないでしょ!?」
「ああ、新しい物件探しでも手伝ってくれるのか?」
「馬鹿兄貴!社長さんに会う方法を考えるのよ!」
はぁ〜…こいつはまだ社長に会う気でいるよ。
とりあえず病室に戻る間
俺は妹が馬鹿な行動をしないように注意し続ける事になった。



23 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:35:44.83 ID:73p1nU2P0
目を覚ましてから2週間後に俺は退院した。
その間2、3日に一回は妹が来た。
学校の事などを話して帰っていくだけだが、妹の日常の事についても最近はほとんど聞かなくなっていた俺には新鮮だった。
一回上野もつれて来たことがあって
その時上野が俺と親父の事について何か妹にしゃべってないか確認したけど、とりあえず何も言っていないみたいだったので安心した。
まぁ上野は俺に
大丈夫ですか?大丈夫ですか?本当にもうどこも痛くないですか?
みたいなことをその瞳に涙を浮かべながら
何度も何度も言いまくってので結局あんまり詳しい事は聞けなかったけどな。



24 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/28(月) 22:36:19.90 ID:PEqFFNctO
おっぱい?


27 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:44:22.53 ID:73p1nU2P0
俺は何とか退院し、家で少し休んだあと久々に会社に出社した。
目黒をはじめとする同僚のみんながおれの復帰を心から喜んでくれた。
目黒は相変わらずbbbbbと親指でお決まりのジェスチャーをしながら
「とりあえず良かったよかった!!最初は死ぬんじゃないかって社内でもちきりだったからな!?くくっ!」と笑っていた。
でも俺の心は暗かった。
責任取らさせられるんだろうな。
そんな事ばっかり考えてすぐ表情が暗くなる。
そんな時に長谷川さんが声をかけてきた。俺が倒れてから一週間後に復帰したらしい。
「やあ…久しぶりだね。とにかく無事でよかったよ。」
「はい。ありがとうございます。長谷川さんも復帰されてお元気そうでなによりです。」
無理して笑顔をつくる。
「ははっな〜に、君に比べたらそりゃ元気だよ。」
そう笑って言ってくれたが、すぐに長谷川さんの表情が曇る。
「……で、だ。復帰早々で悪いんだが、プロジェクトの事は聞いてるかね?」
「…はい。目黒から聞きました。失敗したそうですね。」
「ああ、そして君はそのプロジェクトの責任者だった。」
「……はい。」
いやでも気分が急激に沈んでいくのがわかった。
長谷川さんは言いにくい事を早く処理しようとでもいうかの様に早口で言った。
「私が途中で倒れて君がとても大変だったのは分かる。
 私にも落ち度がある。すまなかったと思っているよ。
 だから社長にもなんとか君の処分について軽くしてもらうという方向で話をしてみた
 ……が、どうなるかはわからない。午後2時に社長室に行きなさい。社長が君と話したいそうだ。」


28 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:47:56.17 ID:73p1nU2P0
「どうしたよ?せっかく元気になったってのにいやに暗いな。」
昼飯を食べている時に目黒が陽気に話しかけてきた。
「そりゃそうだろ?俺は今から社長室行かなきゃいけないんだ。例のプロジェクトの失敗についてな」
苦笑い混じりに答えると
「なーに!確かに会社にとって利益は出なかったけどさ、お前の頑張りは評価されてるはずだ!
 あのまま行けば絶対に成功しただろうしな!b運が悪かっただけさ!
 辞めさせられるとかはねぇってb」
満面の笑みで自信たっぷりに答えてくれた。
「あ、ああっ……そ、そうだよな!なんとかなるかな!」
「そうそう!普通に変に気負わずに堂々と話聞いてればいいんだよ!」
こういう同僚を持つとホントに幸せだよなぁ
そうしみじみ思いながら目黒に感謝を述べる。
「ああ、何か…ありがとうな。いろいろ」
「なーにってんだよ!?これからが正念場だぞ!?^^」
そう明るく答えた目黒の言葉が
本当になるなど想像もできずに俺達はただ笑い合っていた。



恐らく3,4人の閲覧者の方がた。感謝してます。


30 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 22:53:01.45 ID:73p1nU2P0

社長室へ呼ばれた時間に行く。
緊張で変な汗をかきながらもなんとか目黒の言葉を思い出して扉を開くと
社長が笑顔で迎えてくれた。

「やぁ!来たか!!」
「は、はい。失礼します。」
「まぁ座りたまえ」
近くのソファーに座ると目の前のソファーに社長が座った。

「いやぁ久しぶりだね。居酒屋で君とあのほら…えっと…」
「目黒ですか?」
「そう!目黒君だったね!彼は実に気さくな人間だな!!あの日は楽しかった。」
そこまで言って社長は目を細めて笑った。
居酒屋での事を思い出しているらしい。
「あの時は居酒屋の代金だけではく帰りのタクシー代まで出していただいて大変感謝しています。」
「いやいや!部下に楽しませてもらったんだ!それぐらいはしないとね!!
 実は私は社長という立場上、新入社員と飲みに行くという機会があまり無くてね、ははっ!いっつも他の企業のお偉いさんとばっかりなんだ。
 だから本当に楽しかったよ。あの夜は」
社長はそう言って豪快に笑ったあと腕を組んで
今日の本題を落ち着いた声で話し始めた。
「それでね…今日君を呼んだわけだが……」
「わかってます。プロジェクトの事ですよね?」
社長に言われなくても分かっている。
「ああ…まぁそれはついでかな」
「!?」
俺は思わず社長の顔をまじまじと見た。


32 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/28(月) 23:00:03.26 ID:PEqFFNctO
裏があるはずだ!


33 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/28(月) 23:02:43.59 ID:73p1nU2P0
「そんなに驚いたかい?
 実は私は君たちと飲んだ後、君たちの働き具合をしょっちゅう部下に報告させていたんだよ。
 まぁ…気になってね^^ 君は本当によくやってくれていた。
それこそ体を壊す程にね。プロジェクト自体は失敗になったが幸い損はあんまり出なかったし、
 君たちが作ってきた計画書は今後もこういったプロジェクトでは重宝されるぐらい精巧なものだった。
 そんな人材をどうこうする気は私にはないさ。」
笑いながらなお話続ける
「第一私が君をリストラしようものならね、
 君とともにプロジェクトを進めていた社員たちがストライキでも起こしかねない!
 君は自分が思っている以上に人望があるんだよ?ははっ…絡みやすいしね。
 とりあえず君が気にしている件についてはこれで終わりかな?
 また今回の話を酒の肴にしてあの居酒屋で飲みたいもんだな。」

開いた口がふさがらないという状況は正直現実では絶対ねえだろ
と高をくくっていた俺だがまさしくその状況にぶち込まれていた。
「しゃ、社長は…自分を許して下さるのですか?」
声が震えていた。
「許すも何も君は何も悪い事をしてないじゃないか!
 うーむ…唯一注意する事があるとすれば健康管理を怠った事についてかな。」
「…はぁ、気をつけます。」
とりあえずそれしか言えなかった。
てっきりリストラか良くても他の部署へ異動されるぐらいの覚悟はしてきたつもりだったの
で本当に俺は拍子抜けしてしまった。
そんな俺に向かって、社長は今度は真剣な顔つきになり
「でだ…本題のほうなんだが」
と話し始めた。
俺も呆けた顔をなんとか普通の真剣なそれに戻し、社長の話を聞いた。




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