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妹「おい///……」
- 516 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage]
:2008/09/24(水) 01:45:39.36 ID:Xg7ROtoo
兄「お、おっし! えっとじゃあ行くか! 屋久杉!!」
娘「ルートって二つよね?」
兄「おう! 車も通れる道と森の中を通っていく道だな。」
娘「それじゃあさ! 二手に別れて行こう?」
兄「え?」
妹「そ、それじゃお兄ちゃんと娘さんが一緒で…」
妹友・兄友「「待った!」」
妹「!?」
兄友「俺が思うに兄と娘ちゃんはここに来たことあるんだからそれぞれが
ルートにつき一人づついた方が迷わなくてすむと思うんだ!」
妹友「と! いうわけで! 兄さんと娘さんは今回別のルートって事で♪」
娘「了解♪ それじゃあ兄! どっちがいい?」
兄「なんかとんとん拍子に決まってるけど……皆で一緒のルート行けばいんじゃね?」
娘「えー♪ せっかく来たんだから別れようよ♪」
兄「いやその理屈はおかしいだろww」
兄友「いいからいいから!」
- 517 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:48:30.63 ID:Xg7ROtoo
兄「んで? 俺はどっち行けばいいんだ? 娘はどっち行きたい?」
娘「んー……車が通れる方がいいかな!」
兄「んじゃ俺は森の中の方か……ってお前いざ疲れたらおじさんに車で迎えにきてもらうつもりだろ!!w」
娘「まぁまぁ♪」
兄「はぁ……んで? 俺は一人で行くのか?」
妹「あ…………」
妹友「兄友ー私娘さんと行きたい〜♪」
兄友「おおう! だったら俺もそういう事で! 悪いな兄!!」
兄「ひでぇw」 娘「妹ちゃんはどうするー?」
妹「え? あ……わ、私は……」
兄「あ……えっと……妹!」
妹「!な、なに?//」
兄「そ、その……俺一人になりそうなんだけど……その……お前こっちじゃ駄目?//」
妹「………///」
兄「あ、別に嫌なら…」
妹「しょ、しょうがない奴だな! 人望ないもんなお兄ちゃんw……じゃ、じゃあ私はそっちにしといてやるよ///」
娘・兄友・妹友 ニヤリッ
兄「そ、そっか///……じゃあまぁよろしくw」
妹「う、うん///」
娘「それじゃあ後でね♪ 兄!道はわかってるんでしょ!?」
兄「あ、ああ何本か分かれ道もあるけど多分分かると思う! お前はどうなんだよ」
娘「こっち一本道だも〜ん♪ じゃねー!」
兄友「また後でな!……あ、兄……ちょっと!」 妹友「じゃあね!……妹ちゃん……ちょっと!」
兄「ああ!……あ? なんだよ兄友」 妹「うん!……え? どうしたの妹友ちゃん」
兄友(うまく言えよ) 妹友(そっちこそ)
- 518 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:50:03.61 ID:Xg7ROtoo
兄友「あのな……妹ちゃんの事……しっかり見てやれよ」
兄「は? ああ道中の事ねw 怪我とかはさせない様にするよ!」
兄友「それもあるけどさ……もっと内面を見てやれって事だ」
兄「?」
兄友「お前もそろそろ気づいてもいい頃だと思うぞ。自分の気持ち………んで」
兄「………んで?」
兄友「……………妹ちゃんの気持ちもだ……」
兄「……どうした? 頭打ったか?」
ゴンッ
兄「いってぇな! 本気だったろ今!!」
兄友「まぁ……これで分からなかったらお前はそこまでの奴って事だな」
兄「なんだそりゃ」
兄友「じゃあ俺は娘ちゃんのとこに戻るわw 頑張れ」
タタタタ
兄「自分の……気持ち…ねぇ」
兄(正直………今抱いてるこれがそういうもんであるのか分からない。
抱いた事ない感情っぽいのは認める…けど……
でもあいつは俺の妹だぞ!?…………だけど……あーもう! わかんね///)
- 519 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:50:53.52 ID:Xg7ROtoo
妹友「妹ちゃん」
妹「な、なに?」
妹友「………妹ちゃんは、どうしたいの?」
妹「!?」
妹友「兄さん……好きなんでしょ?」
妹「…………兄妹としてね」
妹友「嘘。だったらなんでそんなに今顔真っ赤なの?」
妹「ッ///」
妹友「……自分の気持ちは自分が一番わかってるはずだよ」
妹「………でも///」
妹友「娘さんに兄さんとられてもいいの?」
妹「…………」
妹友「嫌でしょ?」
妹「……………私……もうどうしたらいいか///」
妹友「こ、こらこら泣きそうにならないでw……自分の気持ちに素直になればいいんだよ、
結果なんて実際行動してみないと分からないんだからさ!! ね♪」
妹「………………」
妹友「それじゃ、そろそろ私たち行くみたいだし……楽しんでね♪」
タタタタタ
妹「…………」
- 520 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:52:06.32 ID:Xg7ROtoo
〜5分後〜
兄「行っちゃったな……」
妹「………………うん」
兄「えっと……じゃあ俺達も行こうぜ!? な!」
妹「…………」
兄「妹?」
妹「そ、そうだな!w 屋久杉見たいし」
兄「ははっでもここから屋久杉までは遠いからかっぱ持って行こうぜw」
妹「かっぱ?」
兄「ああ、屋久島は気候の変動がめちゃくちゃ激しいんだよ。だからいつ雨が降ってもいい様にな!」
妹「へー」
兄「昔娘と二人で行った時は何も持ってなくてさw
急な雨でびしょ濡れで二人とも風邪引いちまったww すぐ治ったけどな」
妹「そ、そう……(娘さんがいない所でも……楽しそうに話すよね)」
兄「?……どした?」
妹「べ、別に//……それじゃあかっぱ取ってくる」
兄「? おう!頼む!」
タタタタ
- 521 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:56:23.86 ID:Xg7ROtoo
兄「…………あー!! なんでこんなにバクバクしてんだよ俺!!!////」
兄(この間から妹の事ばっか見てるな…俺……兄貴としてだろうけど)
兄「……………///」
兄(だったらなんでこんなに………心臓が苦しいんだ)
兄友『お前もそろそろ気づいてもいい頃だと思うぞ。自分の気持ち』
兄「あ………くそっ///……気づくって何だよ!!」
妹「何が?」
兄「おわひゃああああ!!????/////」
妹「!!? な、なんだよ! かっぱ持ってきたんだけど……」
兄「な、なんでもないなんでもない///(や、やべぇ顔が……なんだよこれ///)」
妹「?……顔赤いぞ? 大丈夫か?」
兄「だ、大丈夫だ!!……えっと///」
ポンポン
妹「!////」
兄「心配どうもなw ほらかっぱ持つよ。行こうぜ(ニコ)」
妹「…………」
兄(こいつとこうやって話してると……ほっとするよな、なんか……とり
あえず今は屋久杉まで連れて行く事考えて行動すべし!w)
妹(毎回毎回………それ、卑怯なんだけど///……前に娘さんも兄にしてたっけ……)
女『……娘さん………兄さんの事…悪く言うと……本気じゃないんだって』
妹(………本気じゃない?……でも………でも///)
兄「ほーら!」
妹「ひゃ!?/// な、なんだよ!///」
兄「行くぞ♪」
妹「………う、うん///」
- 522 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:59:01.42 ID:Xg7ROtoo
〜40分後〜
娘「兄達どうなってるかなぁ?♪」
妹友「うーん……気になる」
兄友「まぁなんとかなってるんじゃね? 何だかんだ言っても兄妹だしなw」
妹友「今の二人は兄妹って感じじゃないのは分かってるでしょ?」
娘「お互い意識しちゃってるもんね♪」
兄友「う、うーむ……」
妹友「まぁ血はつながってないし……問題はお互いがお互いの気持ちを素直に言えるかどうかだと思うんだけどねw」
娘「だね♪……もし二人と合流した時にまだ何もなってなかったら私妹ちゃんに敗北宣言しちゃおうかなw」
妹友「娘さんは……それでいいんですか?」
娘「んー………正直兄の事は好きよ。大好き。でも、ね。
兄の気持ちはもう私へって感じじゃなかったし……しょうがないよw
それに私……妹ちゃんも大好きだし♪」
妹友「………大人ですねw」
娘「ふふっ♪ そう?」
ブロロロロ――――――
兄友「あれ? あの車って」
キキーガチャンッ
女「みんな!! よ、よかったぁ」
妹友「女ちゃん!? ど、どうしたの?」
兄友「あれ……後ろから執事さん達も……なんかあったのか?」
娘「………父さん、どうしたの?」
「ああ……ラジオを聞いてくれ」
パチッ
- 523 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:01:44.41 ID:Xg7ROtoo
【えー、繰り返し島民の皆さんへお知らせします。
先ほど午前12時頃、〇〇町●さん宅において、強盗致傷事件が発生しました。
犯人は二人組、顔は覆面をしていたので分かりませんが、二人とも全身真っ黒な服を着ていたという事です。
●さんが自宅の金庫から銀行へ預ける為のお金を家の裏口から運び出そうとしていた所を襲われました。
●さんは腹部と足を犯人の持っていたナイフで刺され、病院に運ばれましたが意識不明の重傷との事です。
犯人は金を奪って●さんの車で逃走中。山に向かって●さんの車が走っていく所が目撃されています。
住民のみなさんは速やかに山からはなr……】
パチッ
兄友「こ、これって………」
「聞いての通りだ、さぁ! 車へ!!もう安全だ。
とりあえず旅館へ戻ってじっとしているのがいいだろう。
なに、警察も動いている。すぐに解決すると思うよ」
女「ホントに皆無事でよかったぁ……旅館に着いた時に急にテレビとラジオでこの報道があって急いで戻って来たんだよぉ」
娘「……犯人は今……山って言ってたけど……」
「ああ……近くにいるかもしれない。 まぁここは車の通り道だし人通りも他の山道よりはある。
とにかくもう皆安心していいよ」
娘「…………兄!」
妹友「!! 妹ちゃんと兄さんが!!」
兄友「あ!!」
女「そ、そういえば兄さんと妹ちゃんは!? い、一緒じゃないの!?」
「そういえば……彼らは今どこに?」
- 524 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:05:17.16 ID:Xg7ROtoo
娘「私たちと別のルートで………」
「!!……まさかあそこのルートを行かせたのか!? あそこの道はこの間の大雨で地盤も緩んでるというのに……」
娘「え?……あ……」
「娘!!」
娘「は、はい!」
「携帯は!? 兄君の携帯に連絡してみてくれ!」
妹友「む、ムリです……圏外」
「く……とにかくキャンプ場まで私が行ってくる! 君たちは女ちゃんの執事さん達が乗ってきた車に乗って旅館へ!」
兄友「俺も行きます!!」
「え、し、しかし……」
兄友「行きます!!! お願いします! 行かせて下さい!!!」
「う…………よし……分かった、行こう!」
執事男「私も同乗させてください」
「ああ、お願いします」
女「わ、私も……」
- 525 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:05:22.44 ID:Xg7ROtoo
「お嬢様は皆さんとご一緒に旅館へ! ……お分かりでしょう? お嬢様を連れて行くわけにはいきません」
女「…………わかりました。それでは……一刻も早く兄さんと妹ちゃんを!」
「はっ!」
「では、行こう。娘! 妹友ちゃん! 女ちゃん! 安心してくれ。
すぐに兄くんと妹ちゃんは見つけだすからね!」
兄友「任せろ!」
妹友「あ、兄友も……気を付けて」
兄友「大丈夫だって! 」
ブロロロロ
「さあ、お嬢様方……お乗りください」
女「もし兄さん達に何かあったら…………ヒック……」
妹友「兄友………」
娘「………妹ちゃん…………兄……」
- 526 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:06:23.78 ID:Xg7ROtoo
〜↑より10分前〜
兄「あー……結構疲れたなw」
妹「た、確かに……結構……キツくない? このコース」
兄「うーん…ガキの頃ってこんなんだったっけな……まぁいいや……あそこにベンチあるし、休憩しようぜ!」
妹「う、うん……ってわぁ!!」
兄「危ない!」
ガッ
兄「ふぅ……気をつけろ。多分しょっちゅう雨降ってるから地面がぬかるんでるんだよ」
妹「あ、ああ///……ご、ごめん///」
兄「え? い、いや別に///」
妹「……///(顔赤いのバレてる……よね///……どうしよ)」
兄「と、とりあえず……///」
妹「な、なんだ?///」
兄「………ベンチ座ろうぜw」
妹「そ、そうだな」
兄「……ふー…………」
妹「………………」
- 527 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:08:02.25 ID:Xg7ROtoo
兄「………もうここまでくれば後少しだ! 頑張ろうぜw」
妹「う、うん///」
兄「………(き、きまづい///)」
妹「……………///」
兄・妹「「お、おい……」」
兄・妹「「え!?……あ///」」
兄「え、えっと……何?///」
妹「……お兄ちゃんこそ……なんだ?///」
兄「あ、えっと……だな///(やべぇ顔真っ赤だよ俺//)」
妹「…なんだよ?//」
兄「お、お前って……俺の……事さ」
妹「え?」
兄友『……………妹ちゃんの気持ちもだ……』
兄「………ど、どう思ってる!?///」
妹「!?///(ボオォ!!!)」
兄「あ!///……べ、別にふ、深いって意味って言うか変な意味ってわけじゃあなくてだな///
……え、えっと……その…つまり///(ぎゃああああ!!! い、いい言うんじゃなかったあああ!! バカか俺はああ//////)」
妹「……………///」
兄「い、妹?///」
妹友『兄さん……好きなんでしょ?』
妹「………わ、わわ……私…は///」
兄「…………」
妹「わ、私は……私は………お兄ちゃんの……事///」
ダダダダダ
兄・妹「「!!?」」
- 528 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:09:59.27 ID:Xg7ROtoo
男1「ちくしょう! あの野郎どこ行きやがった!!!!」
兄「?……!!(ナ、ナイフ!?……なんだこいつ)」
妹「!?(だ、誰?……なんで……ナイフ?……も、持って……)」
男1「ちっ……3分待って来なかったら先に行っとくか……いざとなれば……みすt……
!!?……何だお前らは」
兄「!……お、お前こそ……誰だ! なんでナイフなんか持ってるんだ!!」
妹「…………」
ギュウウ
兄(妹……)
男1「はぁ……こんな所でカップルがいちゃついてるとは……」
兄「はあ!? お前……何したんだ!……!! な、なんでナイフに…血が……」
男1「……」
兄(…………ヤバそうだ)
妹「………お、おにいちゃ…」
兄「俺があいつの前に突っこむからその時に横を突っ切れ……んで逃げろ(ボソッ)」
妹「で、でも(ボソッ)」
兄「言う事聞け!」
男1「あーあ……わりーなガキ……顔見られちゃったからな……しばらく大人しくし
ておいてもわなきゃならねぇ……くくっ」
- 529 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:10:39.83 ID:Xg7ROtoo
兄「…………(まずい…とにかく妹を逃がさないと……)
ビクッ!!!妹「お、おにいちゃ……ん……グズ」
兄「……いいから(ボソッ)」
男1「どっちのから黙らせてやろうか……くくくっ」
兄「今だ!!」
妹「ッ!」
ダッ!!!
男1「!?」
兄「うおおおおお!!!!!!!」
男1「はっは!! ……それじゃ!……」
ヒョイ
兄「!!(か、かわされた!! ……まずい!!)」
男1「まぁレディーファーストって事で……」
ダダダ
妹「!!?」
グサッ
兄「!?」
妹「きゃあああああああああああ!!!!!!!」
- 530 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:12:09.32 ID:Xg7ROtoo
男1「騒ぐな、少し腕を怪我した位で」
兄「お、お前……」
男1「あ? ……おっと、転んだんだったなw……次はお前だ」
兄 カァァァァァァ!!!!
兄友『それでいいけどな……いざって時…誰が悲しんだり傷ついたりしたら自分がもっとも傷つくか……それを考えとけ』
兄「あ……ああ……」
兄友『とお前もそろそろ気づいてもいい頃だと思うぞ。自分の気持ち……』
兄「ああああああああ!!!!!!」
男1「ふんっ……てめぇの女が腕切られたぐらいで何喚いてんだw」
妹「お、お兄ちゃん!……ヒック……た、たすけて……エグッ……」
男1「お?……ははっ! お前ら兄妹かw……くくっ…そうは見えなかったが」
ダダダダダ
男1「!!?」
兄「てめぇ俺の妹になにしてんだよおおおお!!!!!」
ガッ!!!
男1「グオッ!!……こ、こいつ!!!」
- 531 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:14:04.16 ID:Xg7ROtoo
兄「許さねぇ!! ……傷つけやがって……」
妹「お、おにい…ちゃ……」
兄「俺の大事な人を傷つけやがってえええええ!!!!!!」
ダダダダ
男1「ふん……うるせぇよ……」
グサッ
兄「!!?………あ……が…」
妹「!!!」
男1「……ガキが」
グサッ
兄「あ! ………あ…」
妹「お兄ちゃん!! ………あ、ああ!!!」
男1「死にゃしねぇだろ……流石にガキを[ピーーー]のはな……まぁ放置してたら……どうなるかw」
妹「お兄ちゃん! お兄ちゃんん!!……ヒック……おにいちゃん!」
男1「くくっ……そろそろ行くか……」
「そうは行くか!!!」
男1「!?」
兄友「あ、兄!!! 妹ちゃん!!!!」
執事男「お前はもう捕まったも同然だ……観念しろ」
男1「な、なんだお前ら……くくっ!! 上等だ!! かかってこいやぁ!!!」
ブンブンッ
「く……ナイフが大きい……兄君…ひどい出血だ……妹ちゃんも」
兄友「早く病院へ連れてかねぇと!!……お前どけよ!!」
男1「くくくくっ……ひゃっははははは!!!」
「駄目だ……興奮状態で言う事ききゃしない」
- 532 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 02:15:22.60 ID:Xg7ROtoo
執事男「…………」
ダダダダダ
男1「お、まずはお前かぁ!!?……グホォ!?」
ドカッバキッ
男1「!!!…ガッ……グァ…………グッゥ」
「…………」
兄友「…………」
執事男「さぁ! 急いで兄様と妹様を!!!」
「あ、ああ……」
兄友「わ、わかった!! ………おい兄!!!」
兄「…………」
兄友「い、意識ねぇ……それにすげぇ血……」
兄友 サァァァ
兄友「お、おい!! しっかりしろよ! 死ぬなよ!? 死ぬなよ!? なあ兄!!!!」
妹「お兄ちゃん!お兄ちゃん!!……あああ!!!」
「妹ちゃんは……腕を切られたんだね……すぐに病院へ……立てるかい?」
妹「私よりもお兄ちゃんが……ヒック……お兄ちゃんが!!」
「分かってる。今から兄くんも病院へ!……助かるさ!! 大丈夫だ!」
妹「お兄ちゃん!! お兄ちゃん!……おに…ちゃ……」
ガクッ
「!? い、妹ちゃん!?……執事さん達急いで!!」
執事男「やはり何人かで来ていてよかった……兄様と妹様をお運びしろ!!」
「「「「ハッ!!!」」」」
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