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妹「おい……」
262 :スピン [] :2008/05/24(土) 02:07:08.94 ID:l8gPE.DO
〜アルバイト商売繁盛編〜

〜学校・兄の教室〜
兄「ふぅ……」
兄友「よう、昨日がバイト初日だったらしいな」
兄「あぁ…」
兄友「店長さんいいよなぁ…なんかこう、大人の女っていうかさぁ」
兄「(中身は変人だけどな)」
兄友「ん?何か言ったか?」
兄「いや、別に」

〜妹の教室〜
妹「はぁ…」
妹友「どしたの妹ちゃん…なんか疲れてない?」
妹「あぁ、うん…ちょっとね…」
妹友「はっ!まさか兄さんと大人の階段のぼ…むぐっ」
ガシッ
妹「のぼってないから!ふぅ…少し静かにして…」
妹友「(コクコク)」
パッ
妹友「ぷは〜、最近の妹ちゃんって、突っ込みのキレが増してきたよね」
妹「そんなことないよ」
妹友「ま、それは置いといて…何かあった?」
妹「ん、まぁ…実は…(説明中)」
妹友「え!妹ちゃんがアルバイト!?」
妹「しっ!声おっきいよ妹友ちゃん…」

キュピーン!
男1(妹ちゃんがバイト…だと…)
男2(よし、すぐに調べ上げろ…)
男3(イエス、マイロード)

妹友「えぇっ!!それも兄さんと一緒に!!!」

キュルピーン!
女1(兄さんがアルバイト…!)
女2(どこで…いったいどこで!?)
女3(恐らくは例の……)

男女1〜3(((あのコンビニか!?)))


263 :スピン [] :2008/05/24(土) 02:07:58.09 ID:l8gPE.DO
〜水曜日・コンビニ〜
兄・妹「「………」」
妹「おい…」
兄「うん、言いたい事はわかる」

兄・妹「「どうしてコンビニなのに行列ができてるんだ!?」」

店長「おう、早く入れお前ら」
兄「店長…これはいったい…」
店長「さあな、私にもわからん。だが、大繁盛。大いに結構」
妹「あ…」
兄「どうした妹?」
妹「この人たち…うちの学校の人じゃないか?見たことある人がたくさんいる」
兄「言われてみれば確かに…なんでだ?」
店長「ほら、無駄話はそのくらいにしてさっさと着替えてこい」
兄・妹「「あ、はい」」

店長「(ふぅ…こういうやり方は趣味じゃないんだがな…)」

〜店内〜
わいわい がやがや
兄「いらっしゃいませ!」
妹「ありがとうございました!」

バイト1「申し訳ありません、本日は在庫が…」
店長「はい、はい、今日は品切れで…はい。明日からはいつもの三倍で…はい、お願いします」


兄「ありがとうございました!」
バイト1「ふぅ…大変だったね…あ、兄くんは休憩いっていいよ」
兄「あ、はい」


264 :スピン [] :2008/05/24(土) 02:09:58.73 ID:l8gPE.DO
〜事務室〜
店長「はい、だから仕入れをですね…はい、はい、よろしくお願いします、では失礼致します」
兄「(店長も忙しそうだな…)」

店長「ほら、兄」
シュッ パシッ
兄「あ、ありがとうございます」
店長「ふむ、予測が甘かったようだ…まさかこれほどとは…ブツブツ…」
兄「ゴクゴク…ぷはぁ〜…」
店長「……よし、これでいけるはずだ」
兄「今日は、やたら忙しいみたいですね…」
店長「ん?これからもっと忙しくなるぞ」
兄「(マジかよ…)」
店長「よし、お前は休憩終わりだ。妹とバイト1を呼んで交代」
兄「はい、わかりました」


〜店内〜
店長「いらっしゃいませ!」
兄「(なるほど…バイト1さんが言ってた意味がよくわかった…これは美声だ…)」
店長「ほら、ボーッとするな」
兄「あ、す、すいません」

ウィーン
兄友「ちーっす」
兄「いらっしゃいませ!」
店長「おう、ちょうどいい所に来たな」
兄友「え?」
ガシッ ズルズル
店長「ちょっとこっち来い」
兄友「え?え?何か怖い…」


兄「いらっしゃいませ!」
兄友「い、いらっしゃいませ!」

店長「うむ、キープしといてよかった」
兄友「(なんで急に…)」
兄「(これで少しは楽になるか?)」

店長「ふぅ…大分落ち着いたな…あとはお前ら四人いれば何とかなるだろ…私は事務室で仕事だ、何かあったら呼べ」
兄「あ、はい」

兄友「…なんで急に…ま、いっか…いらっしゃいませ!」


265 :スピン [] :2008/05/24(土) 02:11:06.56 ID:l8gPE.DO
〜事務室〜
店長「うわぁ…今日だけで軽く二週間分か…仕入れは間に合うか?」
店長「(これをこうして…シフトを…)」


〜店内〜
バイト1「あ、もう時間だね、お疲れ様」
兄・兄友・妹「「「お、お疲れ様でした…」」」


〜事務室〜
兄「なんで急にお前が?」
兄友「さぁ?いきなり事務室連れてこられて、「着替えろ、今日からお前もバイトだ」って言われて…」
兄「まぁ、助かったぜ、サンキュ」
兄友「おう」
妹「…………」

兄友「妹ちゃん…疲れてたんだな…寝てるよ…」
兄「仕方ない…背負って帰るか…」


兄・兄友「「お先に失礼します」」
バイト1「あぁ、お疲れ〜」
店長「おう、お前ら明日も来いよ」
兄「え?」
店長「シフト変更だ。月水木金曜の週四日な」
兄「エエェェエエ」
店長「妹は月水金でいい」
兄友「お、俺は?」
店長「お前は火木土の週三日」

店長「いいな」
兄・兄友「「はい…」」
店長「じゃあ、お疲れ」


266 :パー速民がお送りします [] :2008/05/24(土) 02:12:51.41 ID:l8gPE.DO
〜帰路〜
兄友「ったく、勝手な人だよな…」
兄「ああ、全く…」
兄友「まぁ、いいか…じゃあ、また明日な」
兄「おう、じゃあな」

テクテクテク

妹「ん…う〜ん…」
兄「お、起きたか?」
妹「く〜…すやすや…」
兄「家に着くまで寝てろ…俺の背中で暴れられても困るし」
妹「…いらっはいまふぇ〜…くー…」
兄「クスッ(夢の中でまでバイトすることないのにな)」
妹「…そんあこと…ないれすよ〜…」
兄「意外に寝言多いんだな…」
妹「……き…だよ…くー……すー……」
兄「ん?……寝言か…」


267 :スピン [] :2008/05/24(土) 02:13:58.81 ID:l8gPE.DO
〜帰宅〜
兄「ただいま〜って、今日は母さん夜勤か…」
妹「……う〜ん…なんか…あったかいなぁ……」
兄「お、起きたか」
妹「…おは……!!??」

妹「な、なななな何であんたが!?あれ?わたし…え?」
兄「バイト終わったら速効で寝てたから、家までおぶってきてやったんだよ」
妹「★@◎¢●∞■§☆!!」
ジタバタ!
兄「うわっ!危ねっ!ちょっ、ちょっと待て、落ち着け!」
妹「お、お、落ち着けるわけないでしょ!このバカッ!」
ポカポカポカッ!
兄「痛てて…子供じゃないんだから、そんな効果音が出そうな叩き方をするな」


妹「ふんっ!」スタッ
トコトコトコ!ガチャッ!バタン!!
兄「ったく…怒るほどのことじゃないだろ…いや、むしろ礼を言われる立場だろ俺?」


〜妹の部屋〜
妹「(あ〜もう!!恥ずかしいじゃない!)」
妹「(わ、わたし寝言で変なこと言ったりしなかったかなぁ…!?きゃー!もう恥ずかしい!)」
バタバタバタ!

ピタッ
妹「(いや、寝言はノーカウント…よね?)」
妹「(それに、あいつの背中…あったかかったなぁ…///)」
妹「(やだ!思い出したらまた…顔が自然にニヤけちゃう!!不思議!!)」
妹「(キャー!!///)」
バタバタバタ!


〜兄の部屋〜
バタバタバタ!…シーン……バタバタバタ!

兄「……何やってんだか」
兄「(俺もか…あ、バイトの事いい忘れた…)」
兄「(ま、明日でいいか)」


続く


268 :スピン [sage] :2008/05/24(土) 02:15:42.03 ID:l8gPE.DO
次回〜アルバイト店長の秘密編〜多分きっと明日くらい
抑えるつもりが長編になってしまった…スマン。


269 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/05/24(土) 02:18:58.93 ID:57Bj1s.0
>>268
もうなんというかね……羨ましいですよ俺はwwww
はぁ〜自信なんてもともとないようなもんだけど
さらに削られていく……はやくイチャイチャ書きたいぜww
GJ!


270 :バレン [sage] :2008/05/24(土) 02:30:34.61 ID:d1qtxXQo
>>252
了解です
かなり際どかったですね…
一言一言気をつけます


271 :パー速民がお送りします [] :2008/05/24(土) 03:33:21.19 ID:hZG8Bywo
ひとつのスレでシナリオがたくさんww
豪華じゃのぉ


272 :スピン [sage] :2008/05/24(土) 05:24:47.37 ID:l8gPE.DO
出来たので投下。ちょっと長いです、すいません


273 :スピン [] :2008/05/24(土) 05:25:25.01 ID:l8gPE.DO
〜店長の秘密編〜

〜木曜日・コンビニ〜
兄「ちっす」
兄友「うぃっす」

ウィーン
バイト1「いらっしゃ…あぁ、よろしく〜」
兄・兄友「「お疲れ様です」」
バイト1「今は店長いないけど、よろしくね」
兄「はい」
兄友「え?店長いないんですか?」
バイト1「ほら、昨日は大繁盛だったから…仕入れとかに苦戦してるみたいなんだ」
兄「そうですか」
兄友「じゃあ、今日は男三人でやらないといけないと」
バイト1「ま、そういうことだね。店長は夜までには帰ってくるけど」


〜店内〜
兄「いらっしゃいませ!」
兄友「ありがとうございました!」

バイト1「先に休憩入ってるよ〜」
兄・兄友「「はい」」


〜同時刻・兄の家〜
妹「ただいま〜」
母「おかえりなさい☆」
妹「あれ?兄は?」
母「兄くんなら今日もバイトよ☆」
妹「え?」
母「あら、何も聞いてないの?兄くんは月水木金の週四日になったって言ってたわよ」
妹「ふ、ふ〜ん、そう…」
母「あ、わかった☆妹ちゃん、寂しいんでしょ〜」
妹「そ、そんなことないよ!べ、別にあいつなんかいなくたって…」
母「あら、誰も「兄くんがいなくて」なんて一言も言ってないけど?私はただ、寂しいんでしょって言っただけ〜☆ウフフ」
妹「な、なに言って…」
母「わかるわぁ〜その気持ち…普段は強がってても、本音ではやっぱり寂しい☆」
妹「だ、だから…お母さんったら!もう…!」
トントントン


274 :スピン [] :2008/05/24(土) 05:25:54.47 ID:l8gPE.DO
〜リビング〜
母「テンちゃん、全然変わらないわ〜羨ましい☆」
テンちゃん「あの…テンちゃんって呼ばないでほしいんですけど…」
母「あら、ごめんなさい☆つい癖で…それで、今日はどうしたの店長?」
店長「あの…このままで良いのかなって…少し、思ったものですから」
スッ
母「どうして?」
店長「その…なんと言いますか…」
母「あなた…「自分の経営するコンビニが潰れそうだから、何かいい案は無いでしょうか?」…確かにそう言ったわよね?」
店長「…はい」
母「私は、そのためにあの子達をアルバイトとしてあなたに雇わせた」
店長「………」
母「結果、あの子達の人気と元からの固定客で店は大繁盛、本来なら払えなかったはずのバイト代も払えるし、お釣りでお店も立ち直る…これ以上のいい案があるかしら?」
店長「でも!」
母「あの子達を客寄せパンダみたいにするのが嫌?」
店長「(コクン)なんだか…騙してるみたいで…」
母「あら、誰も騙してなんてないわよ?あなたはお店が立ち直ってバンザーイ
あの子達は社会経験を積める上に、バイト代が入ってバンザーイ…皆が幸せじゃない、何が不満なの?」
店長「私は…」
母「そういえば、あなたの所にあの子達以外のアルバイトの子、いたわよね?」
店長「あ、はい…いますけど…」
母「勝手な妄想だから、失礼だとは思うけど笑って許してね?」
店長「は、はい」

母「あなた、その子にバイト代渡せてないわよね?」
店長「!!……はい」
母「なのに、その子はずっとバイトしてくれてる…無給ってわけじゃないにしろ…正規の給金の半分以下しか出せないんじゃないかしら?」
店長「仰る通りです…」


275 :スピン [] :2008/05/24(土) 05:26:23.17 ID:l8gPE.DO
母「そのバイトの子の気持ち、考えたことある?」
店長「………」
母「わからないの?」
店長「はい…わかりま」
パシーン!
母「バカじゃないの!?その子はね、あなたのことが好きなのよ!!」
店長「っ!そんな素ぶりは…」
母「ふぅ…叩いたりしてごめんなさいね、でも、あなたにわかってほしくて」
店長「………」
母「普通は、そんな環境なら働かないわよ…いつ潰れるかわからないお店で、半額にも満たない給料しかもらえないなんて…普通は辞めるわよね?」
店長「……はい」
スッ ピトッ
母「だけどね、誰かの事が好きで…その人のためなら自分が死んだって構わない…そんな想いがあったら
ずっと、それこそ一分一秒でもそばにいたいと思うでしょう?」
店長「……」
母「あなたは、一人じゃないの…ずっとそばで、支えてくれる人が居るのよ…だから、つまんない意地なんか捨てちゃいなさい」
店長「意地……」
母「まだ若いんだもの、店なんて一軒や二軒潰したって、まだまだやり直せるわ…だけど、大事な人がいるなら」
店長「…わた…しは……」
母「それは、絶対に手放しちゃダメよ…ね、わかった?」
店長「は……い…うぐっ…ひっく…ううぅ…」
母「ほらほら泣かないの…しっかりしなさい…あなた、店長なんでしょ…お店で一番偉いんだから…」
店長「わた…わたしは…」
母「今は…しょうがないかな…ここにいるのはただの女の子ね…弱いくせに意地ばっかり張る…可愛い女の子…」
店長「うっ…うわぁぁぁん!!」


276 :スピン [] :2008/05/24(土) 05:26:52.50 ID:l8gPE.DO
〜コンビニ〜
妹「今日も大繁盛…か」
ウィーン
兄「いらっしゃい…ま…せ…」
兄友「いらっしゃいませ!って妹ちゃん、昨日はお疲れ!」
妹「………」
トコトコトコ
兄「…?」
キュッ
妹「このバカッ!!」
兄「っ!!耳痛ってぇ…鼓膜に直接大声を当てるな!」
妹「なんで今日もバイトだって言わなかったのよ!」
兄「言い忘れてただけだ!そんなに大声で怒鳴らなくたっていいだろ!」
妹「あんただって十分でかい声出してんじゃない!」
兄「これは、さっき妹が俺の耳引っ張って大声怒鳴ったから耳が聞こえずらいんだよ!」
妹「ったく…このバカ!」
兄「なにをそんなに怒ってんだよ…あ、ちょっと聞こえるようになってきた」

兄友「あの〜そこのバカップルさん?」
兄・妹「「誰がバカップルだって!?」」
兄友「息もピッタリ合ってるじゃん…とりあえずさ、お客さんがドン引きするからやめてくれないかな〜と。もう遅いけど」

兄・妹「「…あ」」

妹「あ、あんたのせいで恥かいちゃったじゃない!」
兄「どう見たって俺のせいじゃねぇよ!」
ギャーギャー ガヤガヤ

兄友「ふぅ…お客さん誰もいなくなってるじゃん…」
バイト1「ずいぶん騒がしいけど、何かあったのかい?」
兄友「あ、いやぁ…なんというか…」


277 :スピン [] :2008/05/24(土) 05:27:20.67 ID:l8gPE.DO
ダッダッダッ ウィーン
兄友「あ、いらっしゃ…店長?」
バイト1「あれ?店長…仕入れ交渉に…うわっ!」
ギュゥゥゥ!
店長「ごめんね、ごめんね…」

兄・妹・兄友「「(ど、どうなってんの?)」」

店長「なぁ、お前…私の事好きか?」
バイト1「……はい、好きです」
キュッ
バイト1「初めて、あなたの声を聞いた時から…ずっと…好きでした」
店長「私は…今まで何を見てたんだろう…声に縛られて、声でしか判断しなかった…馬鹿だな私は…」
ポタッ

バイト1「もし、気付いてもらえなくても…あなたのためなら僕は…ん」
チュッ

兄・妹・兄友「「「(なにこのラブコメ!!?)」」」

店長「今まで…悪かったな…これからは」
バイト1「今までもこれからも…僕はあなたのそばに居たい…」
店長「私も!」

兄「……帰るか」
妹「そうだな…」
兄友「俺も…」


〜リビング〜
兄・妹「「ただいま〜」」
母「あら、早かったのね☆」
兄「なんていうか…仕事にならなかった」
妹「店長が…」
母「その話詳しく聞きたい〜☆」

母「あら、そんな決定的シーンと遭遇するなんて…ラッキーね☆」
兄「ラッキーでは無いな」
妹「若干イラッとした」

母「あら、またまた〜☆妹ちゃんなんて本当は羨ましかったんじゃないの〜?」
妹「いや…他人の幸せってさ…不快指数を増やすものなんだなぁと思った」
兄「ものすごく同意」
母「なら、あなたたちはかなり周囲に不快な何かを巻き散らしてるわね☆」

兄・妹「「……?」」
母「しかも無意識だったらなおさら質が悪いわよ☆」


278 :スピン [] :2008/05/24(土) 05:27:53.26 ID:l8gPE.DO
〜金曜日・コンビニ〜
兄・妹「「やめる!?」」
店長「あぁ、悪いな…誰かは言えない約束だが、ある人から言われてな…」
バイト1「僕は店長にずっとついていくだけですし…」
店長「やめろ…照れるじゃないか///」

兄・妹「「………」」
店長「元々は、差しおさえられる予定だったんだが、お前らのおかげで何とかなってな…ここを手放して、どこかで新しく店を出そうと思う」
兄「そうですか…」
妹「……(イラッ)」
店長「少ないが、受け取ってくれ…バイト代だ」
スッ
兄「えっと…多いです」
店長「三人で分けろ…じゃあ、私は色々とやることがあるんでな」
妹「…あ、あの!」
店長「なんだ、妹?」
妹「なんで、二人はずっと腕を組んでいるのでしょうか!?」
店長「……?」
バイト1「……?」

店長・バイト1「「あぁ、今気付いた」」

妹「帰るぞ」
兄「あ、あぁ…お世話になりました」
店長「なに、こちらこそ…母によろしくな」
兄「はぁ…わかりました」
バイト1「お元気で」
兄「えっと…お幸せに!」

ニコッ
店長・バイト1「「ありがとう」」

兄「(ユニゾンか…本当に綺麗な声だ…)」


〜後日〜
母「駅前にパン屋さんがオープンしたんですって☆」
兄「へぇ〜」
妹「どんなお店?」
母「なんでも店長さんは女の人で、お店の制服はロリータ全開らしいのよ☆」
兄・妹「「……まさか」」

母「夫婦で経営してるらしくてね、おしどり夫婦でも周りから評判な…あら、どうしたの?」

兄・妹「「それ、絶対あの店長だよ!!」」

母「綺麗なハモりね、母さんちょっとハートフル☆」



279 :スピン [sage] :2008/05/24(土) 05:29:22.47 ID:l8gPE.DO
ふぅ…アルバイト四部作終了です。長くてすまん
ていうかこれ、スピンオフっぽいなぁ…



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