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妹「…廃墟…好きなんです」
- 191 :VIPがお送りします []
:2009/05/18(月) 17:02:17.71 ID:UKulbEo2O
暗妹は『る』の部屋で苛々としていた
暗妹(あぁ…イライラします…)
テーブルをかつかつと指で叩き落ち着かない様子だ。
暗妹(人が出ていくどころか又人が増えるなんて…)
暗妹は人と馴れ合うのが大嫌いだった。勿論それを見ているのも苛々とする。
だから兄達を一度追い出したのだ。イライラを我慢出来ずに
暗妹(人と馴れ合うなんてバカらしいです…仲良くしてなにがあると言うんですか…)
人の幸せな姿を腹立たしく思い人の不幸な姿を楽しいと思ってしまうほどに性格が歪んでいた
- 192 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 17:09:23.76 ID:xCkMsoEMO
暗妹ウザー
- 193 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 17:09:26.64 ID:UKulbEo2O
自分が死んだ振りをして兄がショックを受けた時の顔を横目で見てほくそ笑んでいたぐらいだ。
そして物言わぬ廃人と化した兄を見た時など笑いが止まらなかった
暗妹(ふふふ…お兄さん…どうかそのままこの廃墟と同じようにその廃の美学を保ち続けて欲しいですね……)
今日も暗妹の独りの夜は更けていく…
- 194 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 17:20:35.76 ID:66BGbTlO0
>>192
お前は分かってない
- 195 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 17:22:53.81 ID:UKulbEo2O
朝
今日も気持ちの良い朝がやってくる。
なにせ昨日は兄さんがご飯を食べれるように進展したからだ
…おまけに要らないものまで増えはしたが結果オーライだ
こんこん
がちゃ
サバ男「…はい?」
キザ男「やぁ」
ばたん
キザ男「な、なぜ閉めるんだ!部屋に入れてくれないか!」
サバ男「いえ小生に用はないので」
キザ男「僕が用があるんだよ!開けたまえ!」
サバ男「小生新聞は読みませんから」
キザ男「新聞社じゃないよぼかぁ!」
- 196 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 17:34:30.31 ID:UKulbEo2O
サバ男「で、小生になにか?」
キザ男「うん。用件というのは…実はだね」
サバ男「……」
キザ男「僕ここに来たばかりじゃないか。だから…」
サバ男「はい」
キザ男「…下着がないんだよ君。だから同じ男である君に貸して貰おうと思って…」
サバ男「ちょっとこっちに」
キザ男「…お?なんだい貸してくれるのかい話が早いね」
部屋の外に連れていく
サバ男「お達しゃで」
ばたん
- 198 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 17:42:39.90 ID:UKulbEo2O
どんどん!
キザ男「貸してくれないと困るんだよ君!僕みたいな好青年が下着を替えないとかホームレスみたいな汚物と同じくくりにされては困るんだ!」
サバ男「…じゃあ同じ下着を何着も持っているとでも言うと良いですよ」
ドアごしに話かける
キザ男「違う!そんな世間体の話などしていない!こう見えても僕は綺麗好きで三時間に一回は下着を履き替えないと気がすまないタイプなんだ!」
サバ男「小生から見てもあなた痛いですよ今」
どんどん!
キザ男「頼む!後生だ!」
- 199 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 17:57:06.29 ID:UKulbEo2O
どんどん!
キザ男「頼む!…ん」
暗妹「………」
キザ男「…おぉ暗妹くんじゃないか。今日もかわいいねぇ」
暗妹「………」
キザ男「…あ、どうしたんだい?僕に見とれるのもいい……Σぬがぁっ!」ばきっ
ばきっめきっという物音がしばらくした後何故かキザ男の声がしなくなった。
小生も今度からは朝はうるさくしないように気をつけようと初めて学習しました
- 200 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 17:59:38.06 ID:sojtD2DjO
なんだこれ面白いぞ
- 201 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 18:22:43.60 ID:UKulbEo2O
食堂
妹「どうぞスクランブルエッグです」
写女「ありがとー朝っぽくていいねー」
暗妹「………」
写女「あれ?暗妹ちゃんが珍しくいるね」
妹「お姉さんは低血圧なんですけど…何故今日はいるんでしょう?」
写女「へー、じゃ今なら写真撮ってもいいよねー」ぱしゃっ
妹「…あれ?キザ男さんがいませんね…サバ男さんなにか知りませんか?」
サバ男「小生なにも見てないです」
妹「…そうですか。おかしいですねぇ…」
暗妹「………」
- 202 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 18:31:01.08 ID:UKulbEo2O
僕はずっと天井を見上げていた。
なにもやる気が起きずただずっとそうして見上げているだけ
…たまに皆が僕の様子を見に来る。
こんな姿になった僕を笑いに…
そして妹が僕に得体の知れない物を口に入れてくる。
食べたくない。飲みたくないのに本能的に体が欲しがり咀嚼しそれを飲み込む
こんな僕を何故皆は生かしているのだろうか…
- 203 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 18:45:06.38 ID:UKulbEo2O
昼
サバ男「という訳でサバゲー大会を開始します」
写女「えー…なんでこんな時にやるのー」
妹「そうですよ。意味わかんないです」
キザ男「ふっ…僕は一向に構わないよ…何故なら僕には東洋の神がついているからね」
サバ男「写女さん妹ちゃん。目的を思い出してください」
写女「…目的ー?」
サバ男「小生達の目的は暗妹さんの心を開かせてあげることです」
妹「…それでなんでサバゲー大会なんですか?」
サバ男「わかりませんか?小生達が楽しくやっていれば中で見てる暗妹さんは…」
写女「自分もやりたくなって出てくるってこと…?」
- 206 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 18:53:59.26 ID:UKulbEo2O
サバ男「その通りです。それで段々馴染ませていくわけですよ」
写女「…くるかなー?」
サバ男「来るはずです。そして…段々馴染ませた頃に…兄さんが止めの一手をさすんです」
妹「なんか変な言い方ですけど……いい考えですね!やりましょう!」
キザ男「OKだ。ぼかぁ紳士だから女性は狙わないよ」
サバ男「Σ小生だけを狙うつもりですか!受けて立ちましょう」
キザ男「ふ…先程の恨み…晴らさせてもらう」
- 209 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:02:25.87 ID:UKulbEo2O
サバ男「…それでは…開始!」
ズダダダダダ!
サバ男「Σおわっ!いきなりフルオートですか!」
写女「くらえー!」
ズダダダダダ!
妹「あれ?ここ押せばいいんでたっけ」
ズダダダダダ!
サバ男「小生のMP5を喰らってください!」
キザ男「おっと…!女性を狙う者には容赦しないよ!」
ズダダダダダ!
サバ男「ΣΣちょ、ちょっと待ってください!3人共小生狙いですか!!」
- 211 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:20:15.23 ID:UKulbEo2O
『る』の部屋
ズダダダダダ!
「ひ、卑怯ですって!もっとフェアに…!」
「くらえー!死ねサバ男ー!」
暗妹(……うるさいです…)
ズダダダダダ!
暗妹(こんな暑い中よくやりますね…ま、落ちこぼれ同士で仲良しゴッコでもしてるといいです…)
ズダダダダダ!
暗妹(………)
「ごめんなさい!大丈夫ですか!」
「大丈夫です!小生頑丈さだけが取り柄ですから!」
「そうですか!わかりました!」
ズダダダダダ!
「Σちょ、いきなりそれですか!」
- 212 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:29:56.96 ID:UKulbEo2O
ズダダダダダ!
暗妹(………)いらいら
「うおおお!!」
「ずるいよ二丁なんて!」
ズバババババ!
「きゃー!やめてくださいー!」
暗妹(……妹が楽しそうに……)いらいら
ズバババババ!
「わかりました!私がサバ男さんの仲間になりますから撃たないでください!」
「流石妹ちゃんです!さぁこっちについてください!」
ズバババババ!
暗妹(………イライラしてきました…)
がちゃっ
ドアを開けて廊下に出る
- 213 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:35:18.24 ID:UKulbEo2O
『ちりぬるを』の部屋廊下を抜け『いろは』の廊下まで着く
暗妹(あの鬱陶しい人の部屋は……)
サバ男の部屋のドアを開け壁に飾ってあるスナイパーライフルをとりだす
それを持ったまま廊下に出て自分の部屋に向かう
ぴた。
暗妹「………」
廊下を引き返し兄の部屋の前に来る
暗妹「………」
- 214 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 19:38:32.08 ID:1DEOQxH50
スナイパー、、、まさかボーイズ対装甲ライフルMkUか?
- 215 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:42:33.12 ID:UKulbEo2O
がちゃ
きぃぃ…
ドアが開き部屋の中に兄がいるのが見える
つか、つか、つか。
ゆっくりと部屋に足を踏み入れ寝転がる兄の前に立つ
兄「………」
暗妹「……」
なにも感じない。昔は大好きだったあの人の前に立っているというのに
暗妹「……ふん」
興味を失い部屋から出ようとする
兄「………水……」
……喋った。
だがそんなことどうでもいい。私には関係のないことだから
兄「………水……」
暗妹「………」
- 216 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:51:46.70 ID:saANQRt20
>>214
何を基準に判断したwwwww
- 217 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:52:18.96 ID:UKulbEo2O
コップいっぱいに入った水を兄の口に注ぐ
…ごく…ごく…
暗妹「…どうして私がお兄さんなんかのために……」
半分くらい注いで一旦流し込むのをやめる
兄「……もっと……」
暗妹「……いい加減にしてくれませんか。私忙しいんです」
すぐ部屋に戻ってVSRで鬱陶しいあいつを撃ってやりたいのに
兄「……もっと……」
暗妹「………」
言われるまま流し込む。
…ごく…ごく…
- 218 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 19:54:02.17 ID:66BGbTlO0
暗妹かわいいよ、暗妹
- 219 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:55:45.76 ID:saANQRt20
VSR探したら広域捜索レーダー出た
- 220 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 19:56:08.33 ID:VvJjqhhrO
UKulbEo2OはVSR派か
いい趣味じゃないか
- 221 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 19:56:36.04 ID:1DEOQxH50
>>216
黒妹の事だから大口径で頭ふっとばす位はするかなぁと思った
VSRか 良い銃だな
- 222 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 20:07:15.47 ID:UKulbEo2O
注ぎ終わりコップの水がなくなる
兄「………」
暗妹「……お礼もなしですか。流石お兄さんです」
兄「…………」
暗妹「……もう行きます。二度と私に頼み事しないでください」
すっと立ち上がる
暗妹「…迷惑ですので」
立ち去ろうとする。
兄「…………ありがとう…」
暗妹「……!」
無意識に振り返ってしまう
兄「………妹……」
暗妹「……」ぴきっ
直ぐ様サバ男の部屋に行きVSRをPSG-1に取り替えた後自分の部屋に向かった
- 223 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 20:10:59.70 ID:1DEOQxH50
どんだけスナイプ好きなんだよww
- 224 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 20:13:46.63 ID:SZjCVE350
連射wwww
- 225 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 20:15:16.91 ID:UKulbEo2O
窓からスナイパーライフルの銃口を定めサバ男に狙いを定める
……まずは足から……
ぱしゅっ!
べちんっ!
サバ男「Σいたっ!」
妹「ど、どうかしましたか!?」
サバ男「いえ…どうやら流れ弾に当たったようです」
にやりとする。…楽しいかも
次は腕だ…
ぱしゅっ!
べちんっ!
サバ男「ΣΣいだだぁっ!」
妹「だ、大丈夫ですか!!」
サバ男「た、多分…」
……楽しい……。
最後は頭に当ててやろう…
- 226 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 20:23:14.16 ID:Ns6GrVFI0
まだ・・・あった・・・だと?
しかもこの展開wktk
がんがれwww
- 227 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 20:25:03.30 ID:UKulbEo2O
スコープを覗き慎重に狙いを定める
………ぱしゅっ!
べちんっ!
サバ男「ΣΣいだっ!」
妹「さ、さっきからどうしたんですか!?おかしいですよ!」
サバ男「な、な、何者かに小生……!狙撃されてます!」
暗妹「…!」
当たった瞬間ついガッツポーズをとってしまったことに気付く
頭に命中した時の爽快感に負けたことが悔しい。私は冷静なはずなのに
サバ男「さ、探してください!誰か狙撃しているはずです!」
気付かれる前にスナイパーライフルを部屋に戻した
- 228 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 20:32:24.78 ID:UKulbEo2O
……楽しかった…素直にそう思えた。
機会があればまたやりたいとも思える。
久しぶりに楽しいと感じた…。このスナイパーライフルは気に入ったので私の物にしてしまおう
やっぱり私はこういう陰湿なことをしている方が合っている。あいつらと一緒に馴れ合うなんてごめんだ
……久しぶりに体を動かしたからお腹が減った。早くご飯にならないかな…
- 229 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 20:40:38.99 ID:VvJjqhhrO
PSG-1はセミオートだよな?
ボルトアクションの快感を味わえないのはかわいそうだ
- 230 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 20:48:54.72 ID:UKulbEo2O
夜
私は皆が食事を食べ終わった後食べることにしているのだが今日は皆と食べることにした
サバ男「本当ですって!小生誰かに狙撃されてましたよ!」
写女「えー嘘だよそんなのー」
サバ男「本当ですって!最後小生ヘッドショットまで決められたんですから!」
キザ男「彼はいつもこんな妄想が激しいのかい?」
写女「…うん。ちょっと頭があれでして…」
サバ男「Σこらこらー!頭があれってなんですか!」
……これだ。これが聞きたかった…。
笑いを堪えるのが大変だ。
- 231 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 20:51:33.51 ID:xCkMsoEMO
いつのまにか写女=逆転裁判のカメラ女の
イメージが固まってしまった
- 232 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 20:58:39.03 ID:UKulbEo2O
妹「お姉さん今日は珍しいですね!皆と一緒に食事なんて」
暗妹「…お腹が空いていただけです。話し掛けないで下さい。鬱陶しい」
写女「暗妹ちゃんも入ってくれば良かったのにー」
暗妹「お断りです。それと軽々しくちゃんづけで呼ばないで下さい」
サバ男「別に近距離戦じゃなくても遠距離から狙うって戦い方もありますからね!いかがですか?」
暗妹「しつこい人達は大嫌いです。それにそれはもうやりました」
妹「えっ?」
暗妹「……あ」
自分で言ってハッとする
- 233 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:02:24.85 ID:saANQRt20
暗妹が可愛く思えるようになった
- 234 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 21:04:08.90 ID:1DEOQxH50
バロスww
これは高度な誘導尋問www
- 235 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:08:25.46 ID:UKulbEo2O
暗妹「…ち、違…!」
サバ男「まさか狙撃してたのは暗妹さんですか!?」
写女「なーんだぁ…参加してたんだー!だから今日も一緒にご飯食べてたんだねー」
暗妹「ち、違うって言ってます私は!」
妹「お、お姉さん!」
暗妹「…ぐ…!」
その場に居られなくなり食堂から走って逃げる
危険だ……!
あいつらは危険だ…!
簡単に人の心に入ってこようとする…!
部屋に入り鍵を閉める
暗妹「はぁ……はぁ……なにをやっているんですか……私は……」
- 236 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:11:32.41 ID:4T1E3Vyb0
ヤバい久しぶりにおもしろい
支援
- 238 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:21:44.90 ID:UKulbEo2O
サバ男「ということはですよ?」
写女「作戦成功だね!」
妹「やりましたー!」
ぱぁんとハイタッチする
サバ男「まさか本当に参加してくれるとは思いませんでしたよ!」
写女「たまにはやるねー!サバ男くん!」
キザ「おいおい何の話だい?」
こっちまで声が丸聞こえだ。
私は……あいつらの術中にかかってたの…!?
この……私が……
- 239 :VIPがお送りします [sage] :2009/05/18(月) 21:23:39.01 ID:xCkMsoEMO
暗妹ウザー
と思いきや
- 240 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:25:10.47 ID:UKulbEo2O
………
……待って
こんなことあり得ない。あいつらと私はろくに話したことなんてない…!
誰か私のことを知り尽くした人間が入れ知恵したんだ…!
……もしかして……!
私は部屋の鍵を開け廊下を駆け抜ける
- 241 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:27:54.15 ID:UKulbEo2O
私のことを知り尽くした人間なんて……!
あいつしか……!
あいつしか考えられない…!
『いろは』の渡り廊下をにつき『ほ』の部屋の前に止まる
あいつの部屋だ…!
私の考えが正しければ…!
きっとあいつは……!
- 242 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:32:48.76 ID:UKulbEo2O
ばんっ…!
勢いよくドアを開ける
つかつかつか
早歩きであいつが寝てるベッドへ
どすんっ!!
馬乗りになり首を絞める
暗妹「起きてください!!あなた……あなた……本当は……!」
暗妹「うつ病なんかじゃないんでしょう!?」
……………
暗妹「答えなかったら今すぐ首を絞めてあなたを殺します!!」
兄「……なにが悔しいの?暗妹…」
- 245 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:36:28.01 ID:UKulbEo2O
暗妹「……!!」
兄「…どうしたの?暗妹……君の考えは正しかったよ?」
暗妹「や、やっぱり……!!」
兄「今日楽しかった?」
暗妹「う、うるさいっ!!楽しくなんてなかったです!!」
- 246 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:43:38.41 ID:UKulbEo2O
兄「いいや…嘘だね。暗妹はいつも僕と妹と三人で遊んでいる時もそんな態度だったけど…」
暗妹「……!」
兄「皆と遊び終わった後必ず一緒に食事をする。君はいつも1人で食事をするのに」
暗妹「う、うるさいっ!…そんなの…そんなの…!ただの気まぐれです!!」
兄「ご機嫌な時の証拠だって、僕は知ってたよ」
暗妹「だ、黙って下さい!!そんなの勝手にあなたがそう思ってるだけです!!」
- 247 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:49:39.83 ID:UKulbEo2O
兄「もう言いたいことは終わった?」
暗妹「まだです!一体……いつからうつ病は治っていたんですか!!」
兄「…なんで?」
暗妹「じゃないと…!入れ知恵なんて出来ません!!」
兄「……うつ病もなにもここではまだ一回もなってないよ」
暗妹「!!!」
- 249 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:55:18.57 ID:UKulbEo2O
暗妹「じゃ、じゃあ……!!」
兄「そうだよ。……うつ病のフリをして君を表に出したんだ。」
暗妹「……」
兄「君を見て落ち込んだ僕を絶対確認しにくると思った。そういう性格だったからね昔から」
暗妹「……じゃ、じゃあ……私がこの屋敷にいると気付いた時点で……!」
兄「…まぁそこら辺はじいちゃんからの入れ知恵かな」
- 250 :VIPがお送りします [] :2009/05/18(月) 21:57:54.71 ID:mVpc9WpUO
してやられた支援
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