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淫魔「いっぱいエッチなこと……しよ?」
- 152 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2010/10/29(金) 16:46:41.41 ID:Cwv8dEoM0
男「あー仕事だるかった……」
心労のせいで疲れが三倍増しだし、ったく……。
ああ、そういや教会とやらに寄る予定だったっけ。
俺「……」
あいつなんかのために何で俺が、アホらしい……。
あーアホらしい。なんだかんだで場所調べてやったり
もう既にその場所に向かってる自分がアホらしい。
俺「はぁ……」
あいつ何でも言うこときくっていってたから、
犬のウンコでも食わせてやろうか。けけけ……。
- 155 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 16:51:29.51 ID:Cwv8dEoM0
俺「けけけけけ……あひひひひひ……」
お隣「あのー……矢野さん?」
俺「うひょひょひょひょ……はっ!」
お隣「奇遇ですね、こんなところでお会いするなんて」
俺「あ、あああああの、こここここんにちわ! なななな、
なんで、お隣さんがががが、って、てかっ! 昨日はあの馬鹿が
厚かましいことをしでかしまして、えと、その、すいませんっ!!」
お隣「ああ、いいんですよ。一緒に御飯食べて私も楽しかったです。
メリッサさんは良い悪魔の方ですね。私なんだか誤解してたかも……」
俺「あ、あんなの、と、とんでもないDQNでビッチなので、あの、
つ、次きたら追い返してやってくださいっ!」
- 157 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 16:57:31.60 ID:Cwv8dEoM0
お隣「ドキュン……ビッチ? それは悪魔の呪術かなにかでしょうか?」
俺「いえいえいえなんでもありません! ところでお隣さん
その格好もしかして……」
お隣「あ、はい。私この教会で修行させていただいてるシスターなんです」
俺「えっ……シスター……?」
お隣「まだまだ未熟者ですが……そういえば矢野さん、この教会に御用ですか?
もしかしてメリッサさんのことでご相談か何か……?」
俺「え……まあ、あいつのことと言えばあいつのことですが」
お隣「あの、じゃあどうぞお入りください」
男「ど、どうも……」
ううむお隣さんがシスターだったとは。
というか日本でそんな職業の人が隣に住んでるなんて
清々しいぐらいのご都合主義!
- 159 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:01:13.42 ID:Cwv8dEoM0
お隣「私はあまり悪魔に詳しくないので、修道女長を読んでまいりますね」
男「あ、どうもすいません……」
悪魔に詳しいとか詳しくないとか関係ないとは思うけども。
まあ20年前のことだから、古株の人に聞いたほうがいいよな。
修道女長「おまたせいたしました。この教会の修道女長のイザベラです。
悪魔のことでご相談があるとか」
男「ど、どうも……矢野と言います」
お隣さんが連れてきたのは、温和そうな初老の白人女性。
うむ、いかにもシスターって感じだな。
- 161 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:04:04.44 ID:Cwv8dEoM0
修道女長「悪魔に取り憑かれているとか……ではないようですね」
男「あ、いえそういうわけでは……」
お隣「イザベラ様、メリッサさんは良い方です。取り憑いたりは
しない……はずです、多分……」
ある意味取り憑かれてるけども。
俺のピュアなハートがドス黒い悪魔に汚染される寸前だ。
男「実はその、知り合いの馬鹿悪魔がですね、人を探しているんです。
20年前にこの教会で出会ったとか……」
修道女長「悪魔が教会にくるなんて、珍しいですわ」
男「ああその、馬鹿なので親とはぐれて迷い込んだとかなんとか……。
あんまり馬鹿だったんで教会の可愛いお子さんたちにいじめられたそうで」
- 162 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:06:33.55 ID:Cwv8dEoM0
修道女長「あら、可哀想……。悪魔だからっていじめるような
悪い子と言えば……あなたじゃないかしら?」
お隣「えっ! そ、そのあの、昔のことは、あのっ」
修道女長「この子は小さい頃やんちゃな子でねえ。いじめっ子だったのよ。
今じゃあすっかり大人しくなったけど。そういえばあなたが10歳の時も……」
お隣「あ、あのっ! そそそんな話はっ!」
お隣さんが昔いじめっこ……とてもそういう風には見えないんだけど。
てゆーか20年前ってことは、え、いくつだ? てっきり二十歳前後だと
思ったんですが。
修道女長「あなたが5歳の時よね? 覚えてるかしら」
お隣「も、もしかしたら私かもしれません……記憶にはないですが、
た、多分……はい」
修道女長「いじめた方は忘れてても、いじめられた方はいつまでも
覚えているものよ」
- 164 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:08:56.59 ID:Cwv8dEoM0
お隣「あうう……メリッサさんに謝らないとです……」
男「いえいえ! あんなDQNに謝ることなんてっ。
いじめられて当然の馬鹿ですからっ!」
修道女長「その悪魔さんが探しているのってこの子のことかしら?
いじめの仕返しされてくるといいわ。うふふ」
お隣「ひ……ひいいいいっ!」
男「あ、いえ、違います違います! その馬鹿悪魔は、
いじめられてる時に助けてくれた男の子に会いたいんだとか……」
お隣「そ、そうなんですか。ほっ……」
修道女長「男の子、ねえ……。うちは女ばかりですから、
うちの教会の人では無さそうね」
男「えっ、そうなんですか……。じゃあ、出入りしてた男の子とかは
いないんですか……?」
- 166 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:11:14.95 ID:Cwv8dEoM0
修道女長「礼拝にいらっしゃる方がお子さんを連れてくることは
よくあるけれど、よく見かけるような子は居なかったと思うわ」
男「そうですか……あの、その男の子はコウイチって言うらしくて、
偶然にも俺と同じ名前で……だからその、馬鹿悪魔が俺と間違えたとか
なんとか……」
修道女長「コウイチ……ねえ。あ、そういえば……。
ねえ矢野さん、あなたのお母様って矢野瑞絵さんと
おっしゃるんじゃないかしら?」
男「えっ……な、なんでそれを? 確かに母は瑞絵ですが……」
修道女長「どこか面影があると思ったわ。矢野さんが小さいころ、
お母様が何度かここに男の子を連れて礼拝にいらっしゃったことを
思い出したの。確かコウイチくんと言ったような……。
そう、あなたがあの時の……」
男「俺が……この教会……に?」
- 167 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:12:18.62 ID:FV2U8Ox70
ありがち過ぎる
続きをどうぞ
- 168 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:14:12.44 ID:n+dGW4zk0
ここが俺たちとの “差” か
- 169 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:15:36.68 ID:Cwv8dEoM0
俺は体がゾワゾワするのを感じた。俺が小さいころこの教会に来ていた?
そういえば、母は熱心ってわけじゃないがクリスチャンだ。
教会に連れられて行った記憶が何度もある。でも、この場所じゃなかったはずだ。
俺は元々この街じゃなく隣街に住んでいて……そう、隣街の教会のことなら
覚えている。でも、ここは……。
男「あのっ、それって隣街の教会のことでは……ないですか?」
修道女長「ええ、隣の市にもうちと同じ教派の教会があります。
確かその教会が改修工事をしている間、こちらの教会にいらっしゃってたんだと
思うわ」
男「えっ……そうなんですか……」
お隣「じゃあ、もしかしたら、メリッサさんが探している男の子って
小さいころの矢野さんだったり……。それが縁でメリッサさんと
知り合うことになったんじゃないんですかね?」
男「あ……いや……どうで……しょう」
- 170 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:18:15.93 ID:Cwv8dEoM0
教会からの帰り道、ずっとさっきの事を考えていた。
やはり『コウイチ』とは俺のことだったのか。
いやまてまて、俺にそんな記憶はない。そう、あいつを助けた記憶が。
8歳のことだし確実に覚えているとは言えないが、思い出そうとしても
それらしき出来事が全く浮かんでこない。でも、あいつが俺の所に来たのと
昔俺があの教会に行ったことがあるというのは、偶然ではない、そんな気がする……。
男「ただいま……」
淫魔「おかえりー。ねー、お昼自分で作ったんだけど
残ってるから食べていいよー」
男「はい? お前が……料理したの?」
淫魔「そだよー。あたしの手料理食べたいでしょ!」
冷蔵庫に入ってるよ」
- 171 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:20:06.19 ID:Cwv8dEoM0
男「悪魔の手料理って……マトモに食えるんだろうな」
淫魔「多分ねー。あはぐれメタルきたきたー」
こいつ料理とかするんだ。家庭的なところあるじゃないか……。
女の子の手料理とか……うう、俺ってもしかしてリア充?
男「じゃ、じゃあ頂くかな……なあ、なんだこの……なに?
ゲロか? これ……」
淫魔「ビーフストロガノフだけどー。カルピス入れすぎちゃった」
男「カルピスって……これ食ったの? お前」
淫魔「食べてないよー。お昼は出前取った、うなぎー」
男「……」
- 174 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:23:04.24 ID:Cwv8dEoM0
タンス開けました。
うな重出前+ビーフなんとかの材料費のレシートに「ありがと(ハートマーク)」
って書いてます。お金減ってます。
死ねよおおおおおおおおおおおおおお!!
男「こ、この糞アマ……」
淫魔「あーねー、教会いってきてくれたんだよねー?
なんか手がかり見つかったー?」
男「あー……手がかりっていうか、なんていうか」
淫魔「なになに? コウイチ発見した? ねえねえどこにいるの!」
男「そのコウイチっての、やっぱ俺なんじゃないかな」
淫魔「はぁ? マジで言ってんの? 根拠はっ」
- 175 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:26:51.81 ID:Cwv8dEoM0
男「いやその……、俺昔、あの教会に何度か言ったことがあるらしい。
昔からいるシスターの人が覚えててさ」
淫魔「げっ……マジで? マジであんたなの……?」
男「いや、まだわかんないけど……第一、お前を助けた記憶とか無いし」
淫魔「記憶……あー……パパがコウイチの記憶消してたなぁ、そういや……」
男「へっ? 記憶を消した!?」
淫魔「うん、あたしら人間のふりはしてたけどさー、一応ばれると不味いからってさ」
男「娘の恩人なのに何してんだよっ、この悪魔め……」
……こいつの話が事実なら、記憶が無い矛盾は解消した。
ってーことはやっぱり……。
- 179 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:28:43.02 ID:BigrNnbwP
さっさとやっちゃえよ!今日寒いんだよ!
- 180 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:29:22.86 ID:y9M5F/Ph0
内容のわりに文章が長い
もっとまとめてくれ
- 181 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:29:46.38 ID:Cwv8dEoM0
淫魔「はぁー……本当に本当かなー。
ねえ、あたしとエッチしたいからって嘘ついてない?」
男「嘘じゃないし! 嘘だと思うんならお隣さんに……あっ……」
淫魔「お隣? マリアちゃんがどうしたの?」
男「あ、いや……ええと……」
お隣さんが昔この馬鹿を成敗してたことを知られると不味い。
復讐とかしでかすに決まってる。
淫魔「ねーマリアちゃんがどうしたのー?」
男「な、なんでも……ないっ」
淫魔「マリアちゃんのとこ行って聞いてこよーっと」
男「お、おいっ。待てっ……」
- 182 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:32:22.96 ID:Cwv8dEoM0
淫魔「マリアちゃーん! あっそびっましょー!」
男「おいこら、何でも無いって言ってるだろ」
お隣「あ……メリッサさんと矢野さん。どうしたんですか?」
……女の子の部屋に上がるなんて初めてだけど……、
同じアパートなのにキノコが生えてそうな俺の部屋とは大違いだな。
可愛らしいしなんか良い匂いがするし……部屋の空気、袋に詰めて持って帰りたい。
淫魔「えーじゃあ、あんときのいじめっこの一人がマリアちゃんだったんだー」
お隣「あ、あの時は本当にすいません! メリッサさんに辛い思いを……」
淫魔「あーいいのいいの。全然気にして無いよーほんと。
そっかー、なんか世間って以外と狭いねー」
お前、いじめ体験を語ってた時はぶっ殺すとか言ってたくせに。
- 183 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:34:24.95 ID:Cwv8dEoM0
お隣「そ、そう言っていただけると嬉しいです……。
で、あの、昔矢野さんがうちの教会がいらっしゃったことは確かです。
修道女長が仰るなら間違いないと……」
淫魔「そーなのかぁ……。こいつがコウイチ、ねえ……。
こいつとエッチしなきゃいけないのかぁ。はぁー」
お隣「え、えええ、エッチ!?」
あ、やばい萌える。もっかい言ってくださいお隣さんっ。
淫魔「あたし淫魔だから。淫魔学校の卒業試験でねー、
先生に、昔教会で知り合ったコウイチって男の子を最初の相手にしてくださいって
言っちゃったの。まさかこいつとはね……はぁー……」
- 184 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:36:17.14 ID:BigrNnbwP
3Pか!早くしやがれ!
- 186 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:36:38.08 ID:n+dGW4zk0
何?シスターとするの?
- 187 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:36:56.93 ID:FV2U8Ox70
わっふるわっふる
- 188 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:37:02.27 ID:Cwv8dEoM0
お隣「あ……なるほど、サキュバスさんなんですね。道理で凄く綺麗だなって……」
淫魔「えーあー……まあね〜。あ、マリアちゃんも可愛いよ〜!
あたしが男だったらほっとかないな〜。この豚ちゃんとか絶対マリアちゃんのこと
オカズにしてるはず!」
男「……マジで死ねお前」
お隣「オカズ……? あの、そういえばお夕飯はまだですか?
よろしければご一緒にどうです?」
淫魔「あ、わるいねー。ごちになりまーす」
男「いえいえいえいえいえ、お構いなく! この馬鹿とっとと連れて帰りますので!」
淫魔「えーいいじゃーん。マリアちゃん料理上手なんだよー」
- 189 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:40:16.93 ID:Cwv8dEoM0
お隣「大したものは出来ませんけど、どうかゆっくりしていってください」
男「は、はぁ……。どうもすいません……」
お隣さんは親切で優しくておしとやかで、なんて素晴らしい女性なんだろう。
それに比べてこのDQNのヤリマンの糞っぷりは筆舌に尽くし難いぞ、まったく……。
そしてこんなに素敵なお隣さんじゃなくて、この馬鹿悪魔のことで
頭がいっぱいな俺も相当どうにかしてるけどな!
『コウイチ』は俺で確定したと言っていいだろう。ということは、こいつと……
することになるわけで……。それは俺が望んでいたことなわけで……。
今夜……今夜かな、するのは……ゴクリ。
男「っておい、お前なに人様の部屋荒らしてんだ!」
淫魔「おっ、アルバムみっけ! ねーマリアちゃんアルバム見ていい〜?」
お隣「あ……はい、構いませんよー」
- 190 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:40:54.83 ID:5U+u68VGO
マリアちゃんの声が能登で再生されるわ
- 191 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:41:31.27 ID:Cwv8dEoM0
ちょっとお人好しすぎないか、お隣さん。
普通だったらこんなDQNはボコボコにして追い出すべきじゃないのか。
まあ好き勝手されてる俺が言えたことじゃないが。
淫魔「あらかわいい。小さいころのマリアちゃんちょー可愛い〜」
男「……」
淫魔「わ、裸の写真とか。きゃーきゃー」
男「……」
淫魔「何見てんのよエロ豚。鼻息荒いし。裸とかウソに決まってるでしょ」
男「死ねよ……」
淫魔「あーねーマリアちゃーん。あたしも何か手伝うよー」
お隣「あっいえ、大丈夫ですよ」
- 192 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:42:49.75 ID:qYo90lHp0
じゃあ淫魔の声は 大塚 芳忠 で再生な
- 193 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2010/10/29(金) 17:44:12.54 ID:UwlRVcqnO
若本でいいじゃない
- 195 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:44:46.56 ID:Cwv8dEoM0
淫魔「いーからいーから。せっかくご馳走になるんだし
お手伝いぐらい〜」
男「おいコラ、お前が手伝うとゲロに……って、くそう」
……裸の写真ないかな?
男「……」
おおう、スク水写真発見。これはなかなかどうして……ハァハァ。
もって帰ろうか……っていかんいかん。
男「……」
育ちが良さそうな感じそのまんまだなあ。
小さい頃から幸せそうに笑ってるし。かわええのう。
男「ん……」
こっからは家族写真、か。お父さんとお母さんと……、
弟、いや兄……? なにこの、超イケメン……。
- 197 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:45:24.97 ID:GxGbc5NY0
>>192
えみりんで再生してたのにお前のせいで…ふざけるな
- 201 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:48:43.08 ID:Cwv8dEoM0
男「……」
何だ、何か気になる……。
お隣さんの兄の小さいころの写真……子供のころ……あった。
男「……」
……まて、まてまて。知ってる、俺はこの人物を知ってる気がする。
どこかで見た、どこかで見たぞ……どこだ……。
男「あっ……そうか……」
頭に電流が走ったみたいに、昔の記憶が溢れ出した。
俺はこの人物を知っている。この人物にあったことがある。
それは……20年前――
- 202 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:50:12.37 ID:Cwv8dEoM0
「なー、なにしてんの?」
「えっ……ぼく、お母さんといっしょに来てて……」
「ふーん。おれ、いもうとがここでしゅぎょーしてるんだぜ
なんかかっこいいよなしゅぎょーって」
「へえ……そうなんだ」
「なーおまえ、なんて名前?」
「えっ、名前? えと、やの……こういち」
「おー、かっけー! こういちって名前かっけー!」
「そ、そう……?」
- 203 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:50:20.27 ID:n+dGW4zk0
淫魔「豚早く寝なよ?」
俺「ん?ああ」
俺「コウイチ私と一緒じゃないと眠れない?」
俺「アホか1人で寝れるっつーの」
俺「でも私は添い寝してほしいなー///」
俺「お前何言ってるんだよ」
俺「コウイチ冷たいよ」シクシク
俺「しょーがないな今日だけだぞ?」
俺「やったー」
淫魔「あいつキモ・・・」
- 205 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:52:12.06 ID:Cwv8dEoM0
「おれさー、ヨシュアだぜ? にほん人なのにさ……。
かんじはせかいの世に、わが主の主に……あ、主ってわかんねーかな。
とにかくヨシュアはないよなー、かっこわりぃ」
「そ、そうかな……。ヨシュアってゲームの人みたいでかっこいいとおもうけど……」
「そかー? じゃあさ、おれとお前の名前とりかえてくれよ!
おれがこういち、お前がヨシュア!」
「え、え? とりかえるって言ったって……」
「な、いいだろー? おれこういちだから、きまりな!」
「わ、わかった……ぼくがヨシュアね……」
- 206 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:54:09.85 ID:n+dGW4zk0
トイレ入ったら淫魔がおしっこしてて、
淫魔が死ね!って言ってるんだけど
俺マジでおしっこしたかった訳よ
だから座ってる淫魔の股を開き体を持ち上げて便座に向かう形で跨がっておしっこしたんだ
で、放出後安心した俺は気付いたんだが淫魔と俺は対面の形になってたんだ
しかもチンコの目の前に淫魔のおまんこがあったんだ
これはヤバい、俺のチンコヤバいって思ったね
でももう遅くてさ、俺のチンコが元気になってきたんだ
淫魔がこの辺で喚き出した気がする
もうあれじゃん、ここまできたらアレするしかないでしょ
- 207 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:54:41.39 ID:Cwv8dEoM0
「おー、にあってるぞーヨシュア! あっ、なんか庭のほうさわがしいから
ちょっと見てくる! またなー」
「う、うん……」
「マリアのやつ、またあばれてんのかなー。あのバカ」
……おそらくだが、その後いじめの現場を目撃した『ヨシュア』が
あいつを助けて、『コウイチ』と名乗った。
つまりあいつの思い出の『コウイチ』は……。
男「……」
お隣「ど、どうしたんですか矢野さん、お元気無さそうですけど……。
なんか変な写真でもありました……?」
男「い、いえ……」
- 209 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:58:15.42 ID:9r7PgSn0O
やっぱ泣けるわ
- 210 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:58:33.47 ID:Cwv8dEoM0
お隣「あ、取皿置いておきますね」
男「あのっ……お隣さん……。お兄さんか弟さんがいらっしゃるんですか?」
お隣「あ、はい。兄が。写真見ました? 以前一時期ですけど、
今矢野さんがいる部屋に住んでたんです」
男「え……。そ、そうなん……ですか」
淫魔「ねー、これ吹きこぼれてるー! あちちちっ」
お隣「あっ、今いきまぁす」
男「……」
間違いない。間違いない……。『コウイチ』は俺じゃなく、
お隣さんの……兄だった。
- 212 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 17:59:36.96 ID:NLRve30vO
お前ら大敗北だな
- 214 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2010/10/29(金) 18:00:40.17 ID:L4Ryv7Tf0
これは泣ける展開
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