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妹「兄さん、もう寝ませんか?」
682 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 14:54:07.85 ID:06bZGKrwO
椎香?はカチミを掴む片手を軽く振ると、カチミは勢いよく飛んでいき、壁に叩きつけられた。

カチミ「がはあっ」

椎香も後を追うように飛びかかると、カチミの身体をしっかりと壁に押しつける。

カチミは身動きがとれない状態になった。

椎香「貴様を――ペットにしてやるというのはどうだ?
上手く啼ければ、命を助けてやってもいいぞ」

カチミ「な――」


683 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 14:59:01.57 ID:PqkI6eKN0
牧野修っぽいね


684 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:00:15.86 ID:lnJTqs5t0
セクシーバイオレンス書くのうまいな


685 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 15:03:21.38 ID:06bZGKrwO
椎香はぺろりと長い舌を出すと、畏怖の表情を浮かべるカチミの頬をぬるりと舐めた。

カチミ「ひゃっ…」

椎香「くくく…可愛い反応じゃないか。未経験か?」

カチミ「馬鹿にしてっ…!」

椎香「はっ、ますます可愛い奴」


686 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:05:44.52 ID:PqkI6eKN0
>>684
そろそろパンツの脱ぎどころ?


687 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:07:16.67 ID:lnJTqs5t0
>>686
安価ミス?
俺はずっと脱いでるけど


688 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:09:43.72 ID:78M5LFLV0
>>582から・・・13時間・・・脱ぎっぱなしだと・・・・?


689 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 15:12:00.10 ID:06bZGKrwO
カチミ(くっ…どうして!? 力が入らないっ)

椎香「おっと、何かしようったって無駄だぞ。
今やお前の身体の機能は俺の制御下にある。
もっとも、それでは面白くないから、必要な処置のみだが」

カチミ「うう…」

椎香「さあ…手始めに、ペットならばそれらしく、敬愛の意を表し、ご主人様に舌を出せ」

カチミ「っ! 誰が!」

椎香「嫌なのか? ならばこのまま死ぬだけだ」

カチミ「…っ」

椎香「さあ、選べ」


693 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 15:20:23.16 ID:06bZGKrwO
カチミ(背に腹は…替えられないですわ)

カチミ「…」

椎香「――ハッ、こりゃ傑作だ!
顔を真っ赤にして、随分と大変そうだなぁ!
ハハハハハッ!」

椎香「せっかくだ、その敬愛に答えてやろう」

そう言って、椎香はカチミの舌を自らの舌で絡めとり、無理矢理相手の口内に押し戻した。

カチミ「むぐっ!?」


694 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:22:27.95 ID:DqeHlZTb0
>>688 よかったなww


695 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 15:28:36.13 ID:NP36OpK90
たってきた


696 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:31:37.82 ID:PqkI6eKN0
牧野チックかと思ったら、カチミ途端に可愛らしくなっちゃったwww


697 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 15:34:14.60 ID:06bZGKrwO
口内で強制的に舌を動かし続ける。
しばらくは、互いの荒い息遣いのみが暗闇の中で聞こえていた。

カチミ「んっ…ふぅ、んんっ」

あまりの息苦しさに見せる、カチミの端整な顔を歪めた苦悶の表情が、椎香?の情欲を刺激する。

椎香(そろそろ限界か)

そして、期を計らい、カチミの口内から舌をねっとりと引き抜く。
カチミ「――っ、はぁっ! …はぁ、はぁ…」

椎香「はい、良く出来ました」

カチミ「くっ…この、失敗作の分際でっ…」


698 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:36:31.87 ID:lnJTqs5t0
椎香無しじゃ生きられない体にしてほしい


700 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 15:39:32.46 ID:06bZGKrwO
そう言い放った瞬間、カチミの身体に激痛が走った。

カチミ「あああっ!」

椎香「調子に乗るなペットが。忘れたのか? 今やお前の身体は俺の支配下にあることを。
こうして苦痛に殺すことだって出来るんだぞ?」

カチミ「うぅぅ…」

椎香「さて、今ので幾分興が削がれてしまった。
代償に、そうだな、自分で下の方を下げる…なんていうのはどうだ?」


701 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:42:19.78 ID:DqeHlZTb0
>>700 ま っ て ま し た


702 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 15:47:08.95 ID:06bZGKrwO
カチミ「!!」

声にこそ出さなかったものの、その驚きの程は表情に見て取れた。
それだけは流石に無理と、無言に首を振り、カチミは訴える。

椎香?「おい、随分ともの覚えが悪いらしいな。従わなかったらどうなるのか…実体験も交え、説明してあるはずだが?」

カチミの顔に、迷いが生まれる。歯ぎしりをし、プライドと戦い続けているのが分かる。

椎香?「諦めろ…無駄な意地を張り通したところで、良いことなど一つもないぞ?
生きて立つ背もあるのだから」

その言葉に、カチミはとうとう懐柔されてしまった。


703 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 15:52:31.28 ID:06bZGKrwO
カチミ「くそ…覚えていろ、貴様…後で絶対に後悔させてやるからな」

椎香「ハハハ! それほど説得力に欠ける言葉も中々ないぞ! 傑作だ!」

カチミは辱しめのあまりの卑しさに顔をそむけ、目をつむり歯ぎしりをしながら、自らの衣装の下の部分に手を掛けた。

まだ身体が抵抗しているのか、ゆっくり、実にゆっくりと、下を降ろしていく。
しかしその姿が逆にいじらしく、たまらなく情欲をそそる。

椎香「ほら…早くしろ」


704 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 15:53:46.30 ID:Ll6dVEzKO
エロそうな展開ktkr!


705 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:55:14.78 ID:cUjTQPDVO
妹は?!妹は?!


706 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 15:57:18.21 ID:lnJTqs5t0
>>705
慌てなさんな
今ゴスロリ生意気ナイフ少女を調教中だから


707 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 16:00:01.85 ID:06bZGKrwO
スカートを脱ぎ捨て、パンツを脱ぎ捨て――カチミはついに、下に一糸纏わぬ姿となった。

カチミ「…これで…満足かしら」

椎香「そんなわけがないだろう」

カチミ「なっ…」

椎香はカチミの両腕を統合して押さえつけると、空いた腕をあらわになった下腹部に伸ばした。


710 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 16:08:20.23 ID:MUR6YNdZ0
わっふるですね


711 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 16:10:00.45 ID:hJUx5HcL0
わっふるわっふる


714 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 16:37:55.58 ID:06bZGKrwO
下腹部に指を差し入れ、こねくり回す。

カチミ「やっ…あっ、ひぎいっ!!」

膜の破ける感触。股の間から一筋流れる血。

椎香「ほう、本当に処女とはな」
カチミ「うる…さい」

抵抗する声も、今や非常に弱々しく、儚い。

椎香「初めてが命の瀬戸際とはな。笑える話だ」


715 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 16:46:58.41 ID:06bZGKrwO
椎香「俺は身体は女だからな。
モノを挿れようにも、挿れるモノがない。
だから、舌なんていうのはどうだ?」

そして、椎香はカチミの下腹部に舌をれろりと伸ばし、音を立てて舐め始めた。

カチミ「ふっ…うん」

椎香「おっ、もしかして感じやすいのか?
もう濡れてきたぞ」

カチミ「適当な事を…」

椎香「くくく…見上げた強情さだ」

カチミ(く…今はチャンスを狙うため、我慢するしかない…我慢するしか…)



716 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 16:50:35.66 ID:lnJTqs5t0
ハァハァ


717 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 16:52:48.24 ID:Ns9xciNy0
あれ、、、なんだ?カチミを応援したくなってきたぞwwwww


719 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 16:56:29.06 ID:MUR6YNdZ0
兄「遂にこのスレもあと半日か」
妹「終わるんでしょうか?」
兄「 ◆j3vp2NYuuE の腕の見せ所だな」
妹「私たちはレスを自重しましょうか」
兄「そうしよう」
妹「初めて書いたとは思えませんよね」
兄「VIPで書いてなかっただけだろう」
妹「『能ある鷹は爪を隠す』です」
兄「おっ今いいところだな、じっくり鑑賞し」
妹「『サイテー』です」


どうぞ続けてください


720 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 16:58:09.46 ID:06bZGKrwO
椎香「さあ…もっとだ。もっと甘美に啼いてみせろ」

椎香はカチミの「栗の花」に舌を伸ばすと、丹念に舐め始めた。

カチミ「ふあああぁぁぁ!!」

その、艶やかな激しい刺激に、カチミの身体は震え、よがり声を上げる。

椎香「そうだ…くくく、それでいい」

カチミは今や、息を荒げ、涙ぐんでいた。

カチミ「はぁ…はぁ…、お願い…もうやめて…」

椎香「う〜ん? 聞こえんなぁ〜」


721 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 17:07:59.06 ID:06bZGKrwO
カチミ「だから――もう止めろっていってんだろうがァ!!」

ドクン。

カチミ「っ――痛ぅっ!!」

椎香?「ふん。それが本性か。
流石に底が知れるというものだ。
人にものを頼む時に、果たしてそんな態度で良いのかな?」

カチミ「…お願いします。…して下さい」

椎香?「なんだって? 良く聞き取れなんだ」

カチミ「お願いしますっ!! もう…もう止めて下さい!!」


723 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 17:20:32.81 ID:On3gGSJr0
椎香?「はいはい、良く言えました」

カチミはもはやあまりの恥ずかしさに、顔を上げることも出来なかった。

椎香?「それじゃあ、そろそろ調教の仕上げを――」

その時、椎香?の頭の中に、ふと声が聞こえてきた。

?『もう――やめて』

椎香?「ぐっ!?」

?『もう――見るに耐えないです。今すぐに、やめてください!』

椎香?「ちっ…もう起きやがったのかよ」

その突然の変わり様に、カチミはただ唖然とするばかりだ。

カチミ(何なのよこいつ、一体…)

椎香?「テメエはいいからすっこんでろ。今はこいつとお楽しみなんだ」

?『それ以上、まだ私の身体を動かし続けるというのなら――こうします』

椎香?の脳が、割れるような痛みを感じた。

椎香?「あげぁ!?」

椎香?「あのクソガキめが…ぐっ!? あがぁぁぁ!!」


724 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 17:30:02.78 ID:On3gGSJr0
椎香?は思わずカチミを抑えていた腕を離し、激痛に頭を抱え、座り込んだ。

カチミ「くっ、なんだかよく分からないけど、今のうちに…」

そして、カチミは食品売り場から逃走していった。

?『あなたは私の裏写し。深層意識に住む私。だから、基本的にはその身体の支配権は私にある。
見苦しい真似は、よして下さい』

椎香?「ちっ、今回はこれで引くか…だが、忘れるな? これもお前の、本来ある姿の一つなんだからな…
それにしてもお前、随分と一瞬で語彙が豊かになったな。俺と意識を交代するために接触したことの名残か?」

?『くだらないことを…いいから早く失せなさい』

椎香?「ふん、分かってるよ。まあ、少しは楽しめたから良かったぜ」

そして椎香?はこめかみに人指し指をあてると、スイッチを切り替える真似をしながら、声の主と意識を入れ替えた。


725 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 17:32:09.78 ID:On3gGSJr0
椎香「ふぅ…まったく」

椎香「…逃がしてしまったようですね。お兄様、大丈夫かしら。
早く助けに行ってあげないと」

そして椎香も、足早に食品売り場を後にした。


728 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 17:40:15.37 ID:On3gGSJr0
妹「ここが管理室ですね」

妹は、管理室と書かれたプレートが提げてある扉の前に立っていた。

妹「…」

身体を扉に張り付かせると、そっとドアノブに手をかけ、中の様子を覗き込んだ。
と。
足元に、小さな包み箱のようなものが置いてあることに気がついた。

妹(これは…なんでしょうか)
拾おうとして、その包み箱には導火線がついていることに気がつき、そしてその導火線には――既に火がついていることに気がついた。
妹は反射的にドアを閉め、身を後ろに投げた。
そして、直後に扉の向こうから爆発音が響き、管理室の扉が吹き飛んだ。


729 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 17:49:51.70 ID:On3gGSJr0
空中で体勢を整え、優雅に着地した妹は、管理室の中で不適な笑みをたたえる、一人の女を睨みつけた。

ノチホ「おめでとう、といっておきましょう。よく今の不意打ちを避けましたわ」

妹「…どうもありがとうございます。とりあえずお礼に、これでも食らってください」

妹は手術の際、博士についでに取り付けてもらった足の加速装置をオンにして、残像の残るほどのスピードでノチホに突進していった。
それを間一髪でかわしたノチホだったが、かわりに監視カメラのモニターはことごとく破壊されてしまった。

ノチホ「くっ…ろくに使いもしないうちに…」

妹「注意が散漫ですよ?」

声が聞こえたときには、妹の拳がノチホの頬に食らいついていた。

ノチホ「ぐぅ」

勢いを殺しきれず、ノチホは床に倒れた後もそのまま床を転がっていく。


730 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 17:59:40.06 ID:cUjTQPDVO
妹は銃を使うとばかり思っとった


731 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:00:11.49 ID:On3gGSJr0
ノチホ(まずい…このままでは…)

妹「どうしました? もうおしまいですか」

ノチホ「誰がっ!」

ノチホは叫び、妹に向かって先程の爆弾と同じような小包を投げた。

妹(爆弾か――!?)

即座に身を引いた妹だったが、その読みは外れた。

小包は空中で眩い閃光を放ち、妹の視界をくらませた。

妹「目潰しですか! 小癪なっ!」


732 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 18:03:12.07 ID:pvfFjqfhO
加速装置とはまたサイボーグ009チックな


733 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:14:38.40 ID:06bZGKrwO
視界を取り戻した時には、既にノチホは管理室から消えていた。

妹「くっ…一体どこへ…」

管理室を飛び出し、廊下を駆けていく。
廊下の角を曲がろうとした瞬間、妹は何かを引っかけた感覚に気が付いた。
引っかけたのが何であるか、正体に気が付いた妹は咄嗟に加速装置を入れ、そのまま廊下を突っ切った。

直後、背後で爆発が起き、粉塵が舞い上がった。

妹「なんと、危ないところでした…」

咄嗟に進んでいなければ、後ろに下がったとしても爆発に巻き込まれていただろう。


735 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:21:05.34 ID:On3gGSJr0
やがて、行く手にちらりと、ノチホの服の裾が見えた。

妹「あそこですね」

妹がその場に、今度は爆弾に引っかかったりしないよう気をつけながら移動すると、不意に悲鳴が聞こえた。
目の前には観音開きの大扉があり、でかでかと「会議室」と銘打たれていた。

妹「まさか…ここへ逃げ込んだの!?」

妹は舌打ちし、会議室の扉を蹴り開けた。


736 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 18:30:00.56 ID:MUR6YNdZ0
兄「おまえがレス自重を提案するから!」
妹「兄さんだって同意したじゃないですか」
兄「寂しくなっちゃったじゃないか!」
妹「保守程度にはやったほうがいいですね」


みんなは自重しないでくれ


737 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:33:08.12 ID:On3gGSJr0
中には逃げそびれた大勢の人たちが押し込められており、その中央に人垣を分けるようにして立っているノチホがいた。

ノチホ「ふふ…どうです? これほどの大勢の人質を前に、動けますか」

妹(くっ…こんなところで爆弾を使われてしまえば…大惨事は免れません)

ノチホは腰元から小振りのナイフを引き抜くと、その刃先を妹に向け、笑う。

ノチホ「さあ、言う通りにしなさい、さもないと――」

?「さもないと、どうなるんですか?」

唐突に、ノチホのすぐ横から声がした。

ノチホ「え?」

ノチホが声の主を確かめるために、横を振り向いた瞬間――ノチホの身体を下方から上方に、抉るように衝撃が走った。

ノチホ「な――」

遅れて響いた重量感のある銃声。それは――対戦車ライフルのものだった。
腹部から胸部にかけて、巨大な風穴が開いたノチホは、そのまま血を撒き散らして人垣の中へと吹き飛んでいった。


740 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 18:40:50.24 ID:EXIFxjDL0
対戦車ライフルしか内蔵してないのかよwwwww


741 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:42:13.04 ID:On3gGSJr0
椎香「ふう…大丈夫ですか? お姉様」

そこには、身体のあちこちを負傷しながらも、冷静な表情で佇む椎香の姿があった。

妹「椎香! 貴方、その傷は?」

椎香「平気です。大事ありません」

妹「そう、ならよかっ――」

よかった――と安堵のため息と共に言いかけて、妹は自分が何を言わんとしているかに気付き、慌てて咳払いをした。

妹「あー…そう、何よりです。それじゃあ、怪しい奴も倒したことですし、兄さんを探しにいきましょう」

椎香「その前に、ちょっといいですか? お姉様」

椎香はポケットの中をまさぐると、そこから一個の板チョコを取り出した。

妹「これは…」

椎香「お兄様が、妹様がこれを好きだとおっしゃっていたものですから。
中身は砕けているかもしれませんけど、良ければどうぞ」


742 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 18:43:57.63 ID:FZCDEGEm0
カチミのとこで木原マサキが浮かんだ


743 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:50:50.86 ID:On3gGSJr0
妹「…」

妹は椎香が微笑みながら差し出したそれを、恥ずかしそうにしてばっと奪い取ると、椎香に背を向けながら中身を取り出し、銀紙を剥いた。
中身のチョコはやはり粉々に砕けていたが、妹は手ごろな大きさの一欠けらをつかみ取ると、無造作に口の中に投げ入れた。
咀嚼すると、チョコの香りと甘みが口の中いっぱいに広がった。

妹「…しい」

椎香「?」

妹「…とっても、美味しいです…椎香ちゃんの、板チョコ、とっても」

気がつけば、妹の頬には涙が一筋、流れていたが、椎香にそれを見せるのが恥ずかしくて、ずっと後ろを向いたままだった。

妹「椎香ちゃん…ごめんなさい」

椎香「いいですよ、気にしなくて」

妹「私、わがままでしたよね…兄さんに甘えたくて、挙句に子供みたいな癇癪まで起こして…ずっと、兄さんにも椎香ちゃんにも、迷惑かけちゃってました。
本当に…ごめんね…?」

気付けば既に声は涙声に変わり、妹は頬から大粒の涙をぼろぼろとこぼしていた。


744 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 18:54:06.21 ID:t5TJp6zO0
( ;∀;)イイハナシダナー


745 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 18:55:14.31 ID:eg+pL3YbO
二人の和解か…。
素晴らしいです


746 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:56:07.16 ID:On3gGSJr0
椎香は「ううん、いいですよ、気にしないでください」と、妹の後ろ姿に語りかけた。

妹「うう〜…椎香ちゃん」

椎香「よしよし」

そのまま妹は自分よりも背の低い椎香にすがりつき、椎香はその頭を母親のようになでなでするという、いささか奇妙な光景となった。

妹「――てか、ちょっと離れたうちに、随分と大人びたと言うか、達観してませんか?」

椎香「子供は親の見ないところで、成長するものですよ」

妹「ふふ、なんですかそれ」

椎香「何でもないですわ、お姉様」

二人のささやかな笑いが、会議室に小さく花咲いた。


748 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 18:57:08.47 ID:On3gGSJr0
おっと、きりのいい所でちょっと飯食ってくるぜ


749 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 19:01:17.34 ID:2c2UsGge0
ほのぼの、感動シーンの後が一番怖いんだぜ


751 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 19:14:28.77 ID:PROgK8rl0
椎香ちゃん書いた
へたくそでゴメンナサイ

ttp://www2.uploda.org/uporg1597932.jpg


752 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 19:16:28.38 ID:cQ1icPwG0
>>751
俺の妄想通りだwww


753 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 19:19:19.77 ID:06bZGKrwO
うおおおぉぉぉすげぇwwwありがとうwww


754 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 19:20:13.39 ID:06bZGKrwO
>>751
うおおおぉぉぉwwwすげぇwwwありがとう!


755 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 19:21:07.35 ID:06bZGKrwO
ああ重複しちまったぁぁぁ!!
貴重な残りレスがぁぁぁ!!!!


756 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 19:23:15.98 ID:xWqhA17V0
大事なことなので(ry


757 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 19:29:30.69 ID:Xgp+V09/0
俺の椎香ちゃんのイメージはアレだな、第2次スパロボαのイルイ。


758 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 19:31:19.09 ID:oNWLSxZs0
レス消費控えるぜ


759 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 19:43:08.17 ID:On3gGSJr0
よし速攻で酢豚消費してきた
今からラストスパートかけるぜぇぇぇ!!


761 : ◆j3vp2NYuuE [] :2008/08/09(土) 19:45:52.99 ID:On3gGSJr0
ああ、その前に…
俺の脳内では椎香は幼女アンバーだった
>>751の素晴らしい絵で脳内から掻き消えたが


762 :VIPがお送りします [sage] :2008/08/09(土) 19:47:25.89 ID:p8UEbV3w0
幼女アンバー・・・?
正義の魔法少女の古い記憶か


763 :VIPがお送りします [] :2008/08/09(土) 19:49:13.62 ID:WNLFw6bd0
今気づいた。それって会計してn(ry
いや、無粋だったな。気にしないでくれ



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