■戻る■ 下へ
妹 「うわぁっ…!」
- 1 :VIPがお送りします []
:2008/08/08(金) 15:00:51.96 ID:/yuoNdGZ0
兄 「どうした? 珍しく大声出して」
妹 「大変です。大惨事です」
兄 「大惨事って何が……どわっ! な、なんだそれ!?」
妹 「これは…練乳ですね」
兄 「なんでその練乳が顔にいっぱいかかってるんだ?!」
妹 「チューブを吸っていたらビュッと出てしまいました。ビュッと」
- 4 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:04:15.61 ID:/yuoNdGZ0
兄 「と…とにかく顔を洗って来なさい」
妹 「いえ、もったいないのでちゃんといただきます」
兄 「いただくって……ベトベトして気持ち悪いだろ?」
妹 「こうやって指ですくって……あむ…甘くて美味しいですよ」
兄 「しかしだな、練乳って言うのは苺とかにつけて食べるものであって、直接――」
妹 「おにいちゃんも一緒にどうですか? 顔に付いたので良ければ」
兄 「(い…いただきたい!!)」
- 6 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:07:08.80 ID:/yuoNdGZ0
妹 「どうしました? 食べないんですか?」
兄 「そ、そんな事できるか! いから顔を洗って来なさい!」
妹 「そうですか。分かりました、ではついでにお風呂に入ってきます」
兄 「ああ、床とか拭いといてやるからゆっくり入ってこい」
妹 「ではお願いします」
――――バタンッ
兄 「くそっ! クールを装うために大チャンスを逃してしまった!!」
- 9 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:11:43.77 ID:/yuoNdGZ0
妹 「まったく、おにいちゃんにも困ったものですね」
妹 「あれ程ありえないシチュエーションで誘っていると言うのに」
兄 「くそっ! くそっ! 断らずにいただけば良かった! くそっ!」
妹 「いつも私の部屋を覗いておかしな事しているのに、こんな時だけクールを装うなんて」
兄 「とにかく舞が風呂から帰ってくるまで部屋を散策だ!」
妹 「私を襲う気はあるんでしょうか?」
兄 「うひょー!! パンツゲットだぜぇ!!」
妹 「それとも、実は凄くまじめな人なんでしょうか?」
兄 「コレを股間に巻きつけて……しゃーこらー!!」
- 17 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:16:20.49 ID:/yuoNdGZ0
妹 「さて、お風呂も上がった事だし部屋に戻りましょう」
兄 「!!! 足音が聞こえる! 戻ってきたか……まだ2回しかイって無いのに…」
――――カチャッ
妹 「あれ…おにいちゃん、まだいたんですか?」
兄 「お、おお、片付けに手こずってな!」
妹 「その割には床が汚れたままですが……」
兄 「えっ?! あっ、こ、これはッ」
妹 「もう、何をしていたんですか。良いです、床は綺麗にしてあるんでこれも食べます」
兄 「あっ! そ、それは……っ!!」
妹 「……なんですか?」
兄 「(それは俺の出した練乳だー!!)」
- 22 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:20:17.39 ID:/yuoNdGZ0
妹 「あむっ…………ん?」
兄 「(ドキドキ…)」
妹 「なんだか生暖かいですね」
兄 「な、夏だからなぁー……仕方ないんじゃないか?」
妹 「それにこれ……くちゅくちゅ…変わった味がする様な……」
兄 「(やめて! そんなに口でクチュクチュしないで!!)」
妹 「それに匂いも……」
兄 「な、夏だからな! 腐ってるんじゃないか? く、口から早く出しなさい」
妹 「それはいけませんね。……んっ…」
兄 「(うわぁー……口からティッシュに吐き出して…これはこれでエロい事に…!)」
- 28 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:24:40.06 ID:/yuoNdGZ0
妹 「で、おにいちゃんはいったい何をしていたんですか?」
兄 「何を…ナニをしていたって言うか……」
妹 「あれ、私の下着が…」
兄 「しししs、ししm…下着がどうかしたのか?」
妹 「いえ、微妙に位置が変わってる気するのですが」
兄 「そそそ、そうか? 気のせいじゃないのか?」
妹 「…………」
兄 「そ、そんなにジックリチェックしなくても…」
妹 「チヂレた毛を発見しました」
兄 「!!!!!!!!」
- 29 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:28:40.29 ID:/yuoNdGZ0
妹 「変ですね、何故こんな物が下着の内側に……」
兄 「そ、それはお前、舞だって中学生になったんだから毛の一本くらい――」
妹 「いえ、私はまだ全然なので」
兄 「ぜんぜん? ……じゃ、じゃあ洗濯機の中で偶然――」
妹 「それもない筈です。下着はネットに入れて洗濯しているので」
兄 「じゃ、じゃあ……」
- 32 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:33:14.88 ID:/yuoNdGZ0
妹 「もしかしたら乾してる時に、どこからか風で飛んできたのかもしれません」
兄 「それは……なんかやだな…」
妹 「では、おにいちゃんはどう思っているんですか?」
兄 「えっ、お、俺は…その……うん、俺もその通りだと思うぞ!」
妹 「では事件が解決した所で、私は少し寝ようかと思います」
兄 「え? まだ昼過ぎだぞ?」
妹 「はい。しかし、せっかくの夏休みなので」
兄 「せっかくの夏休みなんだから遊びに行こうぜ! 俺も今日は仕事休みだし!」
- 36 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:38:22.64 ID:/yuoNdGZ0
妹 「しかし、昨日も言ったとおり私は自転車を盗まれているので」
兄 「じゃあまた二人乗りで行けばいいだろ?」
妹 「……わかりました。では仕度するので下で待っていてください」
兄 「おう! さっさと準備しろよ!」
――――バタンッ
妹 「……きっとおにいちゃんは私の下着でえっちな事を…」
兄 「ふぃ〜…何とかバレずに済んだぞ」
妹 「そう思うと、私もしたくなっちゃったんだけど……おにいちゃんの誘いを断る事も出来ません」
- 39 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:42:00.47 ID:/yuoNdGZ0
妹 「お待たせしました」
兄 「おお、…ん? うわっ、そ…その下着は――」
妹 「?? …下着がどうかしたんですか? …………あっ、」
兄 「その、なんだ……階段とか降りるときは気をつけなさい」
妹 「すみません、つまらないものを見せてしまって」
兄 「(ぜんぜんつまらなくありません。本当にありがとうございました)」
妹 「おにいちゃん?」
兄 「ん、お…ああ、よし! んじゃ早速行くか!」
- 41 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:45:40.12 ID:/yuoNdGZ0
兄 「昨日みたいに落ちない様に、しっかりつかまってろよ?」
妹 「ラージャーです。……ギュッ――」
兄 「(くっ…! 僅かではあるが背中に柔らかい感触が…)」
妹 「どうしたんですか? なんだか硬くなっていますよ?」
兄 「えっ?! お、おまっ、何言って、そりゃ確かに――」
妹 「体がカチカチです。二人乗りで緊張してるんですか?」
兄 「あ、ああ、そっちか。平気だから、…で、どこに行きたい?」
妹 「そうですね…>>45」
- 45 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:47:16.43 ID:XMrBcGGY0
予想外www
公園
- 51 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:50:44.18 ID:/yuoNdGZ0
妹 「公園と言うのはどうでしょうか?」
兄 「公園? そりゃいいけど…楽しいか?」
妹 「分かってないですね。中央公園のジャンボすべり台は熱いですよ」
兄 「そうなのか?」
妹 「はい」
兄 「んー……じゃあ中央公園に行くぞ!」
妹 「はい! ――着きました!」
兄 「早いな…」
妹 「歩いても5分とかかりませんからね」
- 55 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:55:12.44 ID:/yuoNdGZ0
兄 「で、ジャンボすべり台ってのはどれ?」
妹 「……大変です、おにいちゃん。ジャンボすべり台が子供に占拠されています」
兄 「ジャンボって……アレか?」
妹 「私とした事が……この時間帯は人が多い事を忘れていました」
兄 「で、でも…どう考えても普通のすべり台じゃないか?」
妹 「違います! あのすべり台は滑る所がローラーになってて――ッ!!」
兄 「わかった、わかったから、何かほかの遊具で遊ばないか?」
妹 「他の…ですか?」
兄 「例えば……ほら、ブランコとか空いてるぞ!」
- 58 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 15:58:33.96 ID:/yuoNdGZ0
妹 「ブランコですか……仕方ありませんね」
兄 「(ブランコの扱い酷いな…)」
妹 「ほら、急がないとブランコもとられちゃいますよ」
兄 「お、おう」
妹 「そうだ、せっかくだから私のブランコ捌きを見てくれますか?」
兄 「ブランコ捌き? なんだかよく分からないけど…まぁ見ててやるから頑張っておいで」
妹 「ラージャーです」
- 66 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:03:35.21 ID:/yuoNdGZ0
妹 「いきますよ」
兄 「おー、頑張れ頑張れ」
妹 「おにいちゃん! ちゃんと見ててください!!」
兄 「お、おお、ちゃんと見てるぞ。(珍しく燃えてるな…そんなに公園が好きなのか…)」
妹 「まずは立ちこぎ、これは序の口です」
兄 「!!!(…見えそうで見えない!)」
妹 「ここから…もっと漕いで……私はこれくらいまで平気なんですよ!」
兄 「(…くっ、もうちょっと、もうちょっとで見えそうなのに!!)」
妹 「おにいちゃん?」
兄 「舞! もう少しだ、もう少し漕いでみろ!! もうちょっとで見え……」
妹 「見え?」
- 73 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:07:34.01 ID:/yuoNdGZ0
妹 「なんだか知らないけどお兄ちゃんも燃えているようです…頑張らないとッ」
兄 「いけー! そこだー!!」
妹 「こ、こうですか!?」
兄 「イヤッホオオォォォォゥ!!!!!」
妹 「おにいちゃん?!」
兄 「舞、OKだ! 最高のブランコ捌きだったぞ!」
妹 「本当ですか? 私も初めて90度を超えてドキドキしました」
兄 「しかしちょっと熱くなりすぎたせいか汗が出てきたな」
妹 「はい。少し熱いです」
兄 「じゃあドコか室内に行くか――>>77」
- 77 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:08:52.40 ID:AtsSdpKn0
プール
- 87 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:11:35.65 ID:/yuoNdGZ0
妹 「そうですね…汗もかいた事だしプールなんてどうですか?」
兄 「プール? それなら一度水着を取りに戻らないとな」
妹 「いえ、こんな事もあろうかと二人分持ってきました」
兄 「準備いいな…よし、じゃあどこのプールに行こうか?」
妹 「少し遠いですが、隣の市に室内プールが出来たらしいですよ」
兄 「それじゃあその室内プール目指して出発だ!」
妹 「レッツゴーです」
- 92 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:14:33.73 ID:/yuoNdGZ0
兄 「なんだかんだで到着したな」
妹 「はい、なんだかんだで到着しました」
兄 「で、チケットを買う訳だが…俺は大人として、舞は――」
妹 「すみません、大人一枚と小学生一枚ください」
兄 「(いつもは大人として扱えって言ってるくせに……)」
妹 「それでは更衣室が別なので、シャワーの前で待ち合わせしましょう」
兄 「あ、ああ、さっさと準備しろよ」
妹 「平気です。もう中にきてますから」
兄 「来る気満々だったのか…?」
- 98 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:17:53.16 ID:/yuoNdGZ0
兄 「結局俺が先に来てしまった…」
妹 「お待たせしました。いろいろしていると時間がかかってしまって」
兄 「遅いぞ……ぉ……スクール水着!?」
妹 「中学校で使っている水着です」
兄 「胸の所にでっかく名前書いてるぞ?」
妹 「縫い付けてありますからね。しかたないです」
兄 「その辺の市民プールじゃないんだぞ?」
妹 「スクール水着は萌えるって前におにいちゃんが言ってました」
兄 「それは……言ったけど…」
- 103 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:22:16.08 ID:/yuoNdGZ0
妹 「どうですか? 萌えましたか?」
兄 「と、とにかくだな――――」
妹 「おにいちゃんの好きなツルペタ仕様ですよ」
兄 「ツルペタって……僅かにだが膨らみが――――」
妹 「冗談はさておき早速プールに向かいましょう」
兄 「……あぁ、ッていうか、浮き輪とかゴーグルとかホントに準備いいな…」
妹 「さぁ、ではまずドコへ向かいましょうか?」
兄 「流れるプールとかウォータースライダーとかいっぱいあるんだな…じゃあまずは――>>107」
- 107 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:23:32.57 ID:d18cEMkP0
ウォータースライダー(ボートで2人で乗れる奴)
- 116 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:26:16.96 ID:/yuoNdGZ0
兄 「ウォータースライダーなんてどうかな?」
妹 「やっぱり……」
兄 「やっぱり?」
妹 「おにいちゃんもジャンボすべり台が使えなくて悔しかったんですね。だからスライダーを…」
兄 「あっ…べつにそう言う訳じゃ……」
妹 「では早速行きましょう……と言っても結構並んでますね」
兄 「まぁ仕方ないよ。気長に待と――」
妹 「さぁ、私たちの番ですよ」
兄 「早いな……」
- 122 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:29:47.38 ID:/yuoNdGZ0
係 「次の方どうぞ。後の方は前の方にしっかりつかまっ……」
兄 「? どうかしましたか?」
係 「あの、非常に申し上げにくいんですが、小学生のお客様は――」
妹 「中学生です」
係 「そ、そうでしたか。すみません、では、前の方にしっかりつかまってください」
兄 「振り落とされるなよ?」
妹 「ラージャーです!」
係 「それでは行ってらっしゃーい♪(……ぜったい小学生だよ、あの子)」
- 128 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:34:07.36 ID:/yuoNdGZ0
兄 「おおおおっ! なかなかスピード出てるな」
妹 「こ、この程度で大声をあげる…なんて、情けないです」
兄 「その割には必死に掴まってないか?」
妹 「これはっ……か、係員の人が掴まってなさいって……わっ、あっ…」
兄 「我慢せずに叫んでも良いんだぞ? ほら、キャーッて言ってみ?」
妹 「そ、そんな事言いません。こんなの全然……ひゃっ、怖くないもん!!」
兄 「(口調が微妙に変わってる…そんなに怖いのかな)」
妹 「おにいちゃん、出口まだですか!?」
兄 「ん、あぁ、もうすぐっていうか、もう出口だな」
妹 「え…?」
――――ドポンッ
- 138 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:39:03.82 ID:/yuoNdGZ0
兄 「プハァー! ウォータースライダーって最後のコレが一番苦手……あれ? 舞?」
妹 「…………ぷはっ! おにいちゃん、助け……」
兄 「わっ、もしかして足届かないのか?! 待ってろ今いく」
妹 「助…けて、溺れ……いちゃん…」
兄 「…しょっと、大丈夫か?」
妹 「あうぅ…危うく死んてしまう所でした」
兄 「(水深130pでぼれるとは……)」
妹 「さて、次は何処へ行きましょう?」
兄 「そうだな、ちびっ子でも平気な所……」
妹 「ちびっ子ではありません!」
兄 「はいはい、それじゃあ――>>142」
- 142 :VIPがお送りします [] :2008/08/08(金) 16:40:09.89 ID:fGQ+0lUz0
HOTEL
次へ 上へ 戻る