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女「わたしとするの?」
1 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 20:29:51.22 ID:+6j3N7h3O
男「はぁ…今日もバイト疲れたな…」
と呟きながら電車に乗る。男「…」
電車の中では暇なのでいつもDSをやるのが日課の一つになってるので今日もまたやることにした。
男「…やっぱバイトの後はこれだよな…」



すとん

向かいの席に一人の白いワンピースの女が座った。まだ十代だろうか…見ると女の方もゲームを始め出した。かわいらしいピンクのDSだ。…まぁ興味がないので放っておくとしよう。
…あ、これ。わかったぞ。考える人の置物だろ答え…異議ありっと…

男「…ん?」
…さっきからやたら視線を感じるな。
男「あ」
向かいの女の人と目が合ってしまった。
男「…」
女「にこっ」
笑いかけてきたぞ…。笑い返したほうがいいのか?…自分のDSをちょんちょんと指差している、まさか…一緒にやろうってことか?見ず知らずの俺とか…?おかしな女だな。とか思いつつもダウンロードプレイを俺は押していた


2 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 20:31:14.45 ID:NcbBvYa0P
これは


3 :VIPがお送りします [sage] :2008/06/29(日) 20:31:15.65 ID:cnWRbi+e0
かわいらしいピンクの乳首

まで読んだ


4 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 20:32:14.73 ID:Ikvwe5Rt0
ほうほう


5 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 20:33:03.25 ID:hmoF2U1YO
わくてか


6 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 20:47:44.82 ID:+6j3N7h3O
ボタンを押すとダウンロードが始まる。…ボンバーマン?なんてガキなゲームをやってるんだ…
女「にこっ」
男「…はは」
なんて恥ずかしいこのゲームやったの小学生の時だぞ…。やらなきゃ良かったかな…あ、ダウンロードが終わった…
男「…対戦か」
要はボンバーマンと呼ばれるイカれた奴共が爆弾で殺し合う残虐なゲームだ。コンピュータも合わせて四人で戦うのか…
よし、こんな恥ずかしいゲーム速攻で終わらすか。この程度の単純なゲームならすぐに終わらすことが出来るだろう。
そう考えた俺はブロックを爆弾で崩していき女のボンバーマンの所まで行った。
男(一気に終わらす!)
ドーン
男(ふ…)
勝負はついた
男(ふざけんな…!コントローラ爆弾だと…!?)
女「くすっ」
男(くっ…!なん…だと…!?)
これでもゲームの腕には覚えがあるから負けるのは予想していなかった。…そう言えばコントローラ爆弾なんてあったなぁ…
男(次は火力と爆弾を増やして挑もう…)
…少しムキになっている自分がいた


7 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 20:54:21.95 ID:NcbBvYa0P
ふぅ…続けてくれ


8 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:03:44.77 ID:+6j3N7h3O
男(さっきのは装備が不十分だっただけだ)
自分でそう納得させまずアイテム回収から始めた。
回収しているとコンピュータが邪魔をしにきた。
男(一掃してやるよ!雑魚共!)
ドーン!

男(…な、なんだって…!?)
俺はコンピュータに返り討ちにあっていた。
女「くすくす」
男(く…これだからボンバーマンは…!//)
耳まで真っ赤にしていた俺は誤魔化すために咳払いをした。
男「ご、ごほんっ」
女「くすくす」
男「っ〜〜!///」
男(なんだ!?なんか俺おかしいことしたか!?俺の顔で笑ってるのか!?確かに俺は顔良くない方だが!)
…だんだん自虐的になってきた。
もうやめるか?…しかしここで止めたら女に負けた挙げ句コンピュータにも簡単に返り討ちに会ってるし…負けっぱなしってのもしゃくだ…。
男(よし…降りる駅までまだ時間はある!じっくり行こう!)


9 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:14:07.46 ID:+6j3N7h3O
男(…ん?確かボンバーマンは爆弾でブロックに挟み撃ちにするのが基本なんじゃなかったか…?)
そうだ、そんな基本を忘れていた!ただ闇雲に爆弾を置くだけじゃコンピュータでも引っ掛からんぞ!
…小学生の時のこと…思い出してきたぞ…!今から活用してみよう
男(どうだっ!)
ドドーン!
男(よっしゃあ!!コンピュータ撃破っ!…ってなに喜んでんだ俺は…!)
女「ぱちぱち」
男(拍手してる…)
まぁいい!残るはコンピュータ一人と女だけだ!行くぜっ!


11 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:29:13.47 ID:+6j3N7h3O
男(よっし!!また倒した!)
調子に乗ってきた俺は容易くコンピュータもう一体を倒していた。残るは女一人のみ!
男(…ちっ)
女のところまでブロックの壁がたくさんある。面倒くさいが崩していくしかないな。
十分に用心して…

……
よしあと少し…!
ドドドドーン!!!
男(…な、なんだって!?)
ブロックの壁が女側から一気に一掃されその火力の勢いは止まらずに俺に襲い掛かりやられていた。
男(そ、そうか!貫通ボムだ!…そんなのもあったな!)
女「にこっ」
男「…」
男(く、悔しい…!!)
たかがゲームなのに随分ムキになっていたようだ。しかし社会に出てからこういう人との触れ合いはなかったせいかゲームが一層楽しく感じられた。
男「…あ」
いつの間にか降りる駅に着いていた。
男「やべっ!!」
DSを速攻でカバンにしまい電車から降りた。


13 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:35:36.17 ID:+6j3N7h3O
男宅
男「しかし…今日は楽しかったな…」
男「…もう4年は人とゲームなんかしてなかったんじゃないか?…だからだろうな…」
男「でもあの女も変な奴だったよな…」
そう。普通いきなり見ず知らずの男とゲームなんかするだろうか?…それともそんなこと気にしない奴なのか?まぁ…俺も楽しんでいたことは認めるが…
男「まっ、もう会うこともねぇか」
そう言って寝床についた


14 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:41:22.31 ID:Ltn/nLYU0
>…ボンバーマン?なんてガキなゲームをやってるんだ…
>なんて恥ずかしいこのゲームやったの小学生の時だぞ…。

こういう事言う奴はゲーム楽しめてない


15 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:44:09.37 ID:+6j3N7h3O
翌日
男「あー…今日もバイト辛かったー」
うなだれながら電車に乗り込む。席につきそしていつも通りDSの電源を入れる。
男(…異議あり!)

……
………
男(やっぱこのゲームは3が最高だな…)

すとん

男「…ん」
なんかまた視線を感じる。
顔を上げると向かいの席にに昨日の女がいた。
女「にこっ」
男(またか…)
女はDSをちょんちょんと指差していた。
男「仕方ないな…」
そして昨日と同じようにダウンロードプレイのボタンを押した


16 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:45:59.47 ID:+6j3N7h3O
>>14
すまん。
これも物語の内だからそこは勘弁


17 :VIPがお送りします [sage] :2008/06/29(日) 21:46:07.47 ID:8eEk15S90
これは期待
なぜかPSYCO+思い出した


19 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 21:57:54.68 ID:+6j3N7h3O
ダウンロード中…タイトルが出た。…マリオカートか今日は。昨日のボンバーマンがやれなかったのは残念だが。
男(よし。これなら負けないぞ…マリオカートはスーファミのやつで極めたからな…)
3…
2…
1…
スタート!!
びゅーん
男(よっし!いいスタートダッシュだ!!)
ぶっちぎりの二位だ。この調子で…!
男(…え?二位?)
前には女のキャラがいた!
男(な、なんだと!!ちっ仕方ない!次のカーブでインコースからぶっちぎって…!)
ぎゃぎゃぎゃぎゃ!
ぎゅーん!!

しかし女は抜けずさらに差をつけられる。
男(な…どうして!!しかも女はカーブをドリフトした後ダッシュしたぞ!?あれはアイテムじゃない…!一体なんなんだ!?)


21 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 22:06:30.81 ID:+6j3N7h3O
男(…正体がわからないとなると…勝つ方法は1つ!アイテムで勝ちに行く!)
ちゃらん!

アイテムボックスにぶつかりに行き、ランダムになる。……緑甲羅だ。これは遠距離まで届くが真っ直ぐしか行かないんだよな…

男(仕方ない…!女の後ろに軌道を合わせて…)

男(ここだっ!!)
バシュッ!!

男(よしっいいぞっ!この調子ならあたるぞ!)

ぎゅーん!!


23 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 22:11:28.54 ID:+6j3N7h3O
ガスッ!
物がぶつかりあう音。

男(やったか!?…あ)

当たる直前に女は自分のマシンの周りに3つほどの緑甲羅を取り巻きだしていたらしく俺の緑甲羅と女の緑甲羅の1つがぶつかりあい空しく散った。
男(くそっ失敗か!!)


25 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 22:23:49.84 ID:+6j3N7h3O
男(…ま、負けた…!)
あの後何度もアイテムを使って見たが差をつけられ距離が届かず無意味に終わった…
あのよくわからないドリフトした直後のダッシュのあるのとないのでは全然違う。
きっとスーファミ以降に出た機能なんだろうな。
男「…ん」
もう駅についていた。時間早いな!降りなければ!
男「じゃあな!」
女「…あ」
女に手を振り電車を降りた
男「ふぅ…」
ふわっ

突如甘い香りがした。女モノのシャンプーの匂いだろうか。とにかくいい匂いだ。
女「楽しかったね?」
目の前には長く綺麗な黒髪。かわいらしい小顔の女の子が立っていた。
男「ここの駅だったのか…」
昨日今日と一緒にゲームをした女だった。


27 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 22:44:25.22 ID:+6j3N7h3O
男「一緒の駅とは思わなかったぞ」
女「うん。家こっちにあるから」
男「…昨日は急いで駅降りたから気付かなかった…」
女「ふふ。昨日結構あわててたよ?すごい顔してた」
男「そ、そんなにひどい顔だったか?」
女「うん♪」
肯定されてしまった。もう自分の顔に自信がもてない
女「あ、ぶさいくとかそういう意味じゃないよ?」
遅いっての。
男「…失礼なやつだな」
女「そうかな?//」
男「…」
誉めてないぞ…
男「にしても変な奴だなお前は」
女「え?どうして?」
男「…だって普通見ず知らずの奴とゲームしたりしないぞ?」
女「うーん?今まで電車の中でゲームしてるの見たの君だけだったから、ちょっと嬉しくなって誘ってみちゃったの」
そりゃそうだろうな。電車の中でやる奴なんて数限りないと思う。
男「ゲーム上手いんだな」
女「そう?あの2つしか出来ないよ?わたし」
男「俺はずっと負けっぱなしだったからかなり悔しい。」
女「そうー?わたし強かったんだー?」
…嫌味かこいつ


28 :VIPがお送りします [sage] :2008/06/29(日) 22:45:53.69 ID:+rfQsJF80
>>27
女が可愛かったら許せる、といいうか、全然okだが、
ブスなら殺したくなるな


29 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 22:59:28.68 ID:+6j3N7h3O
話してて負けっぱなしだったことがわかったので俺はなにか対抗出来るものがないか考えた。
…そうだ。
男「お前、PSPは持ってるか?」
女「…え?どうしたの急に」
男「いや…」
女「…もしかしてまたわたしとゲームしたいの?」
女がにやりとする。
男「いや負けっぱなしってのは男の立場的になんか嫌だ。だからなにか対抗出来るものが欲しい。」
女「ふーん…」
男「…で持ってるのか?」
女「持ってるよ。何のゲームするの?」
自然に一緒にゲームすることを承諾している。
男「モンスターハンターだ。」
女「モンスターハンター?」
男「そう。モンスターを狩って武器を強くしていくゲームだ。」
女「ふぅん。面白そうだけど…なんか男の子がやるっぽいゲームだねぇ」
男「そんなことはないぞ。女だってこのゲームはするぞ。大人気のゲームだからな。女がゴツゴツの装備で大きな大剣持って
『さあ今日も血を浴びに行きますか』
っていって狩りに行くのをみたことがある」
適当なことを言う
女「その女の人すごいSっぽいね…」
まぁ普通はそう思うだろう。
男「とにかく今から買いに行こう」
女「えっ?今から!?」
俺たちは町へと歩き出した


30 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:03:44.88 ID:+6j3N7h3O
>>28
想像に任せるが俺の中では二人ともイケメンとかわいい女というイメージで書いてる


31 :VIPがお送りします [sage] :2008/06/29(日) 23:11:03.74 ID:+rfQsJF80
>>30
俺もそれで読んでる。
文だと自然とそうなるよなw


33 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:23:53.31 ID:+6j3N7h3O
今とあるゲーム店にいる。その理由はもちろんゲームを買うためだ。
店「こちらでよろしいですか?」
男「ああ。」
女「ちょっと君!…わたし今そんなにお金…」
男「大丈夫だ。俺が買ってやる。」
女「女に負けたとかそんな理由で?…はあ。男のつまらないぷらいどだねー。」
なんか言われてるが気にしないことにする
店「お待たせしました。」
男「あぁ。…ほら」
女「あ、…うん。」
男「どうした?」
女「うん…会ったばかりの人に買ってもらうのってなんか悪いなって思って…」
そんな気持ちが存在したのかこいつ。あれだけ失礼なこと言ってたのに
女「…なんか悔しいからちゃんと返すからね!」
男「…なんだそれ」
女「女だから男が買ってあげるなんておかしいじゃない?」
人に言っておいてこいつも十分プライドを持ってる。
男「まあいい。じゃ明日な」
女「え?帰っちゃうの?」
男「…は?そりゃ帰るだろ」
女「せっかく電車の外で会って喋ったのに?」
なにが言いたいんだこいつは…
女「…ゲームしないの?」
男「明日やればいいだろ」
女「…そうだね。じゃまたね!」
少しがっかりそうに見えたのは気のせいだろうか。


36 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:32:17.43 ID:+6j3N7h3O
男「あ、お前の名前はー!?」
女「わたしー?わたしの名前は女ー!君はー?」
男「俺は田んぼの田に力って書いて男だー!」
女「そうー!じゃ明日ねー!男君ー!」
男「じゃあなー!」
女「それと店の中で大声出すのやめよーねー!みんなの注目浴びてるよー」
男「やべっ」
女「じゃあねー」

他の客からの視線が非常に痛いため俺は違うことを考えながら家路についた


38 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:37:54.45 ID:xneioyLa0
男のしゃべり方がムカつくな


39 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:45:40.24 ID:+6j3N7h3O
自宅
男「はぁ…変な奴と関係を持ってしまったな…」

…しかし今日会えることを期待していた俺がいることも確かだ。
男「…近くで見るとさらに可愛く見えたな…性格のことはともかく…」
あの顔と長い髪は間違いなく今まで会った女の中で一番だった。
男「まぁ明日は俺がモンスターハンターで強いことを自慢出来るな。」
負けっぱなしだったことが効いてるのかちょっと嬉しい。
男「ダメだ…バイトの疲れが残ってる…寝よ」
明日の女の反応を楽しみにしながら12時前に寝ることにした


40 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:47:32.86 ID:Emf5nPO30
>男「俺は田んぼの田に力って書いて男だー!」

不覚


41 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:51:11.04 ID:+6j3N7h3O
文才がないのは十分承知だ勘弁してくれ


42 :VIPがお送りします [sage] :2008/06/29(日) 23:51:15.10 ID:y/izKveq0
明日会った頃にはHR9でG招待状ソロで5分針クリア余裕な腕前なんですね、わかります


43 :VIPがお送りします [] :2008/06/29(日) 23:52:08.50 ID:NcbBvYa0P
>>41
気にするな



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