■戻る■ 下へ
委員長「遅かったね」
53 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:22:17.30 ID:3+DB1KIrO

女さんとはその後も当たり障りのない関係が続いた。

彼女はたしかに、それなりに整った容姿をしていた。
でもそれはこれ見よがしの派手なものじゃない。

どちらかというと、その性格の良さが
佇まいや物腰といった形で外に表れる人だった。

人目をひく華やかさは無いものの、容姿の良い女子にありがちな嫌味もなく、
自然に好感が持てた。


54 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:25:56.71 ID:3+DB1KIrO
実際彼女と接する人の多くが、男女問わず
彼女に対して好感を抱くようだった。

そんな彼女が、どういうわけか俺をそれなりに意識してくれている。

その理由はわからなかったけど、そのうち時間が経って
それでも相変わらずの関係でいるうちに、やがてそんなことどーでもよくなり、
考えるのも億劫になり、いつしか忘れてしまった。


そうこうしている内に新年度になり、やがて夏になった。

やたらと雨の多い夏だった。

女さんとの関係は、依然「良い友達」の域を出ないでいた。



56 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:30:02.75 ID:3+DB1KIrO

女「男くん」

男「ん?」

女「…これ」スッ

男「?なにこれ」

女「…無料券です。映画の」

男「ふぅん…」ピラ

男「あ、これ前から男友が見たいって言ってたやつ」

女「…」

男「?」

女「こういうの、誰でも良いってわけじゃないでしょ…」

男「え、あ、そう…?」



57 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:31:37.52 ID:vK96TCHuO
おとこのにぶちん!!!!


58 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:32:35.51 ID:21mLUnmq0
どっちのルートにしろ、>>1が書きたいようにかけばいいさ
とりあえず、この雰囲気好きなんだぜ


59 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:37:01.69 ID:3+DB1KIrO
〜屋上〜


男「…」



女『あの、嫌なら嫌って言ってくださいね?』

男『え?や、そーいうわけじゃ』

女『無理やりだったら意味、ありませんから…』



男「…なんだかなぁ」


ぴとっ


男「うがぁっ!?」ビクン!



60 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:41:01.49 ID:3+DB1KIrO

女友「あはははっ!」

男「……女友さん」

女友「『うがぁ』って!『うがぁ』だって!ふふふww」

男「…今の何?何くっつけられたんだよ俺は」

女友「あー…笑ったw。はいどーぞ」ぽい

男「?」



61 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:45:20.23 ID:3+DB1KIrO

男「…ジュース」

女友「あたしのおごり」ごくごく

男「…なんつーか、古典的だなぁ」パキュ

女友「ふふ。青春っぽいでしょ?」

男「青春ねぇ」ごく

女友「んー…!」のびー

男「…」




女友「…女さんの、どこがいけないの?」



62 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 19:57:11.75 ID:3+DB1KIrO

男「えっ」

女友「…」

男「いけない…ってわけじゃないけど」

女友「良い子だよ?」

男「そう思うよ。今まで噂にならないのが不思議なくらい」

女友「あれ?結構気に入ってるんだ」

男「まぁ、いい人だし」

女友「じゃ、なんで?」

男「んー…なんか」ぽりぽり




男「…勘違いしてるんじゃないかな?彼女」

女友「え?」

男「はじめて友だちになれた男子が、たまたま俺ってだけで。
…他の候補が視野に入ってないんじゃないかなあ」



65 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 20:10:00.74 ID:3+DB1KIrO

女友「私はそんなことないと思うな」

男「?どーして」

女友「頭良さそうだもの。女さん」

男「ああ、毎回クラストップだよね。テスト」

女友「あーもう!そうじゃなくって!」

男「はぁ」

女友「…多分、男子なら誰でも良かったってわけじゃないと思う」

男「そうかなぁ」

女友「そうだよ。それに、ほんの練習のつもりかもしれない」

男「え?」

女友「男子に慣れるための。その相手役ってだけじゃない?」

男「…」



66 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 20:16:48.17 ID:3+DB1KIrO

女友『そもそも面と向かって好きとか言われてないんでしょ?』

男『そりゃ、まぁ』

女友『じゃあそんな身構えることないよ。軽い気持ちで付き合ってあげたら?』







男「…」

女「あの…お待たせしました?」

男「(結構気合い入れてお洒落してますけど!)」

女「? ?」



67 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 20:28:19.93 ID:3+DB1KIrO

女「?」

男「あー…いや、そんな格好するんだ」

女「…変ですよね」シューン

男「あっいや、似合うよ!うん」

女「やたっ…良かった」にこ

男「(やばい、なんか可愛いぞ今日)」



69 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 20:44:47.17 ID:3+DB1KIrO

てく、てく

女「…」

男「…」

女「…あの」

男「ん?」

女「こんな感じで良いんでしょうか」

男「?」

女「ちゃんと普通にできてます?私」

男「どーいうこと?」

女「傍から見て不自然じゃないか、とか…うまく溶け込めてるのかなって」

男「…」

女「…男くん、私なんかと並んで歩くの、嫌じゃないんですか?」

男「えっ…?」



71 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 21:01:50.13 ID:3+DB1KIrO

男「なんか…やっぱり変わってるよね、女さん」

女「え?そうでしょうか…」

男「だって、普通に可愛いのに」

女「!?//」

男「もっと自信持って良いと思うけどなぁ」

女「あ…いえ…(どうしよ…絶対顔赤くなってるよ、私)」

男「?どうかした?」

女「何でもないです!//」

男「?」




78 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 21:53:14.22 ID:3+DB1KIrO
特筆すべきこともないので、ちょっとデートシーンすっとばして良い?


79 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/14(金) 22:06:10.68 ID:21mLUnmq0
書きたいように書くといいんだぜ
でも、シーンを飛ばしたことで、書きたい内容に影響が出ないようにして欲しいんだぜ


80 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 22:14:34.87 ID:3+DB1KIrO

男「コーラ一つ。そっちは?」

女「えと…アイスティー」

ウェイター「かしこまりました」



〜映画後、ファミレスにて〜


男「…」

女「…」

男「(…正直、微妙だったなー)」

女「あの」

男「ん」

女「あまり面白くありませんでしたね…映画」

男「言っちゃったよおい」



81 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 22:16:59.03 ID:3+DB1KIrO

女「え?」

男「あ、いや…残念だったね。期待してたろうに」

女「いえ…本当のところ、そんなにでも」

男「はい?」

女「…本当言うと私、他に見たいのあったんです」

男「え、じゃなぜこれ誘った?」

女「…」

男「?」

女「あの…本当に分からないで言ってますか?」

男「ええ?」



82 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 22:23:36.67 ID:3+DB1KIrO

女「…私たちが見たの、どんなでしたか?」

男「えーと、何て言うんだあれは。恋愛もの?」

女「…そうでもしないと、男くんと二人で行く口実にならないじゃないですか」

男「え」

女「…」

男「…」ぽり、ぽり


ウェイター「ご注文おまたせしましたー」



83 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 22:32:32.31 ID:3+DB1KIrO

ウェイター「ごゆっくりー」



男「…」

女「…私は、何でも良かったんです。もっと言えば、どこでも良かった」

男「あー…」

女「気づいてくださいよ…それくらい」カチャカチャ

男「…」





男「…委員長、本当に見たかったのどれ?」


84 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 22:40:18.10 ID:3+DB1KIrO

女「『委員長?』」

男「OK失言、言葉のあやです。流しといて、それに今もクラス委員だし」

女「男くん、なんかテンション変だよw」

男「で、どれ?」がさがさ

女「えーと、これ」

男「ああ今話題の。アニメのやつ?」

女「うん。…ちょっと変ですか?」

男「これなら俺も見たかったのに」

女「ええ!なんだ、そうだったんだ」

女「だったら、最初からこれで誘えば良かったねw」

男「あはははw」




男「…これ、今から観に行こう」



85 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 22:50:26.59 ID:3+DB1KIrO

女「えっ…」

男「嫌?」

女「〜!」ブンブン

男「よし次の上映は…って、あと10分かよ!急ごう」ぐいっ

女「!(あ…手…//)」ガタン


スタスタスタスタ


ウェイター「!?」

女「!?ちょっと男くん!お会計!」

男「えー…後じゃだめ?」

女「だめですって!」



86 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 22:59:49.49 ID:3+DB1KIrO

男「よっしゃ、ギリギリセーフ」

女「…男くん、歩くの速いです…!」はぁ、はぁ

男「ま、こんな感じで良いんじゃない?」

女「え…?」

男「ほら…相手が男だからって、変に意識しないでもさ」

女「…」

男「今回だって、小細工とかせずに最初から見たいの言えば良かったんだよ」

男「…こんな感じで良いんだよ、たぶん。男友達との付き合いもさ」



87 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:05:37.62 ID:3+DB1KIrO

女「…そうですね」にこ

男「うん。…あ、始まる」




女「(別に私、他の男子ならこんなことしないんですけど…)」

女「(やっぱり少し鈍いのかな?…男くん)」

女「(……)」

女「(私、好きなのかなぁ。この人)」




88 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:05:59.11 ID:lRV8UbYBO
男友達で通すのか


89 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:13:30.30 ID:CdOwzMLz0
委員長かわいいよ委員長


90 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:19:51.05 ID:3+DB1KIrO

〜帰り道〜

てく、てく


女「…」

男「…」

女「後に見たやつは」

男「ん」

女「面白かったですねw」

男「ああ。期待通りだ」

女「…今日は、楽しかったです」

男「そりゃどーも。相手役ができて光栄でしたよ」

女「え…」

女「(…このまま、帰ったら…)」

女「…」


91 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:25:30.36 ID:3+DB1KIrO

女「――あのっ!」くるっ

男「?」

女「えと…こっちの道から行きませんか?」

男「?駅だろう?遠くなるよ」

女「でも、堤防に出るんですよ。川がきれいですよ」

男「ふぅん…ま、俺なら良いけど」

女「うん。良かったです」にこ

男「(…)」


てく、てく



92 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:36:36.08 ID:3+DB1KIrO

ミーン、ミーン、ミーン、ジー……


女「ふぅ」

男「…」

女「夕涼みですねぇ」

男「…こんなとこ、あったんだ」

女「あったんです。知りませんでした?w」くるっ

男「うん…」

女「…せっかくですし、ちょっと下りてみましょうか」ててっ

男「あっ、おい!…」



男「…あーあ、もう!」



93 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:46:33.21 ID:3+DB1KIrO


男「…おーい」

女「あ、見て。あそこ、釣りしてますよ」

男「…委員長らしくないね」

女「え?」

男「優等生らしくないってこと。…帰り、遅くなるぞ」

女「…」しゃがみ




女「…良いんです。当分帰るつもり、ないですから」




94 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:49:23.45 ID:3+DB1KIrO

男「ちょっ…何言って」

女「…いつまで気付かないふり、続けるんですか?」くるっ

男「え…」



ぎゅう…




男「…!」

女「…っ//」


96 :VIPがお送りします [] :2009/08/14(金) 23:58:32.78 ID:3+DB1KIrO
男「ちょっと…女さん」

女「…言いましたよね。あまり男の子と話さないって」

男「え?あ、ああ」

女「その私がこうするのに。どれくらい勇気が必要かわかりますか?」

男「…!」

女「会話の折に触れて、核心を避けられて」

女「その度にどれだけ悲しかったか。…わかりますか?男くん」

男「ねぇ…女さ」

女「顔見ないでください!」

男「え?……っ!」


ぽろ、ぽろ



女「…泣いてますから」



97 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 00:09:00.01 ID:R2ERjNTgO

男「…」

女「…ひぃ――――…ん」ぎゅう…

男「……」ぽん、ぽん

男「(…これはもう、ごまかせない)」




女「…ぐすっ…ぐすっ」

男「…女さん、そのままで良い。聞いてくれる?」

男「気づいてたよ。もちろん」

女「!」

男「…というかあれで気づかなかったら、それはただの馬鹿だ」



98 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 00:18:50.80 ID:R2ERjNTgO

女「…じゃあ何で」

男「あー何でだろうなぁ。…でもたぶん、そうするしか無かった」

女「…?」ぐすっ

男「清純すぎて、何というか…そういう目で見ること自体、不適切なような」

男「…そう思わせるものが、女さんにはある」

女「そんなの…私が望んだわけじゃないです」

男「知ってるよ。…まぁ俺も、そういう事情に関して百戦錬磨なわけでもないし」

女「…」

男「『女さんはああいう人だから』って…一歩退いて、接してたのかもしれないね」



100 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 00:24:35.43 ID:UWZISFp90
まだ100なのにこの展開は早くね?


101 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/15(土) 00:25:59.32 ID:25Ty5GB9O
>>100
良し悪しは長さとは関係ナッシング


102 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 00:30:57.68 ID:R2ERjNTgO

女「そう…ですか…」

男「ん…さっきまではね」

女「え…?」

男「でもまぁ、こうなってしまったら――」

女「ちょ、ちょっと待ってください…!」ぐしぐし

男「え?」

女「あの、一度落ち着きますから。泣き止みますから」

男「あー」

女「……」

男「…わかった」

女「…すみません」ぐす


103 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 00:35:10.76 ID:fkTkXMwMO
ぎゅう…




男「…!」

釣り人「…っ//」


104 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 00:37:07.78 ID:R2ERjNTgO

てく、てく、てく


女「…」

男「…」

女「…」

男「…もう、落ち着いた?」

女「はい。だいぶ」

男「…」

女「あの」

男「ん」

女「私…そんなにだめでしたか?」

男「え」

女「その…つまり、女の子として見てもらえないくらいに」シュン

男「…あのね」



107 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 00:49:54.35 ID:R2ERjNTgO

男「今日一日、俺が何も感じなかったとでも?」

女「え…」

男「もう来た瞬間から、慣れないお洒落で常になんか照れ気味だし
なんかそばに寄るだけで良い匂いするし、手はやたら柔っこいし」

女「え…やだ…」

男「ほらそうやって言葉の節々が女の子っぽいし、身長的に視線合わすと上目遣いになるし!?」

女「ねぇちょっと、男くん…落ちついて…?」

男「つーか第一さっきから風下で、なんか髪の香り漂ってくるし!?」

女「ひぃっ…」


108 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 01:00:10.32 ID:R2ERjNTgO

男「……」はぁ、はぁ

女「あの…」

男「…今日一日こんな状態で、どーにもならない奴なんて、いないから」

女「え…」

男「正直、生殺し状態だった。気が狂うと思った」

男「さっきだって、力の限り抱きしめるのを踏み止まった俺の自制心は賞賛に値すると思う」

女「えぇっ!//」

男「…だからその点に関しては申し分ないよ。全く心配いらない」

男「これから先、少なくない男どもが君に骨抜きにされると思う」

女「…あ、ありがとう」

男「いや…」

女「…」

女「(抱きしめられるのは、別に良かったのになぁ)」



110 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 01:10:45.18 ID:R2ERjNTgO

〜駅〜

ざわざわ、がやがや


男「…」

女「えと…今日はありがとうございました」ぺこ

男「ん…いや」

女「…まさかこんなことになるなんて、ね」

男「ああ、全くだ」

女「…あの」

男「?」

女「私の考えてることで…良いんですよね?」

男「ん…ああ、良いと思う」

女「本当に?」

男「ん…まず間違いない」



111 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 01:15:41.48 ID:R2ERjNTgO

男「…」

女「…」

男「…あー」

男「もしかして、ちゃんと言葉で伝えなさいと。そういうわけかな?」

女「えっ?…いえ、それはまだ!」

男「え?」

女「あ…何と言うか、その…」

女「時間はありますもんね?だから急ぐ必要は無いんです。何も」にこ

男「…」



112 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 01:25:42.30 ID:R2ERjNTgO

女「ですから、ゆっくり仲良くなりましょう?」

男「あー…ま、そうかもね。確かにいつも今日みたいだと、体も持ちそうにないし」

女「私もまだ、敬語が抜けませんけど」

男「いやいや俺こそ、たまに『委員長』とか呼んじゃうし」

女「…でも、急に直す必要は無いですもんね?ゆっくり、私たちなりの速度でいきましょうね」

男「OKOK。みんな解ってるよ」

女「…えへー」

男「!!」

女「あ…やだ、すみません」

女「(幸せだなぁ…)」にへらー

男「(可愛すぎるだろこいつ…)」


114 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 01:35:14.45 ID:R2ERjNTgO

女「じゃ、もう行くね」

男「うん。気をつけて」

女「…」とて、とて


『まもなく、○○行きの電車が、4番ホームに…』


女「…ねぇ」ふわっ

男「ん?」

女「…やっぱり私たち、長い付き合いになると思いますよ」

男「そのようだね」

女「…永く、付き合えたら良いね」

男「わかったわかった。これ以上遅れると電車が…」

女「あ…本当だ。じゃ、さよなら」たたっ

男「ん、またね」





115 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/15(土) 01:38:41.08 ID:9BJ9NFUIO
事故とか止めてくれよ


117 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 01:51:07.78 ID:R2ERjNTgO

〜男の部屋〜


男「ん…」ごろ

男「…」カチ、カチ

男「(PM16:00…)」

男「んっ」むくっ

男「…」

男「(…懐かしい夢、見たな)」

男「(高校生だから…もう5年以上も前か。実感湧かないなぁ)」

男「(…女、今どこにいるんだろ)」




118 :VIPがお送りします [sage] :2009/08/15(土) 01:54:38.86 ID:fIo6kOqrO
なんと


119 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 01:55:30.26 ID:LIB2SQeS0
ほう・・・
これは・・・なるほど・・・


122 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 02:02:50.83 ID:R2ERjNTgO

…カチャカチャ、ガチャン


男「んん?」


ぱたぱたぱたぱた…ガチャ


女「…あ、起きてる。おはよう男くん」

男「…」

女「良く眠れた?」にこ


123 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 02:04:01.91 ID:R2ERjNTgO

男「…委員長」

女「寝惚けてる?w」

男「…女」

女「そうそう、そっちだよ。びっくりしちゃった」

男「…つい、間違えた」

女「ふふw今の呼び方と5年も前の呼び方を、急に?」がさがさ

男「?」

女「あ、これ?スーパー寄ってきたの。男くんちの冷蔵庫、からっぽなんだもの」

男「あー…ありがと」

女「どういたしまして♪」がさがさ



125 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 02:11:40.46 ID:R2ERjNTgO
やっと本編入れた
>>48のあれがここまで長くなると思わなかった

ともあれ、今日はこれくらいで寝ます
読んでくれたひとサンクス
保守してもらえたら嬉しい

質問、感想、展開リクエストなんかは、もしあれば書いといてください


126 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 02:14:00.10 ID:0Aj+WsdI0
萌え死ぬような展開を希望します


128 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 02:17:25.54 ID:9BJ9NFUIO
鬱になるぐらい甘々で


130 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 02:27:20.82 ID:EIPu9PvKO
頑張って保守しようぜ


132 :VIPがお送りします [] :2009/08/15(土) 03:05:35.28 ID:C7QWqWPpO
これは長編のヨカーン



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