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妹「おい///……」
477 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 03:52:42.50 ID:xesPvowo
>>470
兄「おっしゃぁ!! 皆準備いいか!?」

兄友「見りゃわかんだろ!?」

妹友「楽しみだなぁキャンプ♪」

女「ほんとに楽しみ! 人生初キャンプなんだよね」

娘「楽しいぞぉ?w 妹ちゃんも! 楽しみだね!」

妹「え?……は、はい」

娘「?」

兄「おっし! んじゃ各自荷物をまとめておじさんの車に乗り込もうぜ!!」

ハーイ

娘「兄……兄(ボソッ)」

兄「え? なに?」

娘「……ん」

兄「え?……あー何か変だよな朝から……なんかあったのかな」

娘「ちょっと慰めてきてあげてよ。 あんたでどうにかなるかは知らないけどね♪」

兄「おう。まぁ気になってるしな……先車乗っててくれ」

娘「了解!」

タタタ

妹「………………」

兄「……どした?」

妹「わひゃぁ!!///」


478 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 03:54:03.76 ID:xesPvowo
兄「な、なんだよゴハァ!?」

妹「い、いきなり前に立つな!///」

兄「さっきからいただろうがw……えっと、それでな?」

妹「………なに?」

兄「あー………なんか悩みでもあんの? 今日朝から何か変だぞお前」

妹「べ、別に……何も!? 悩みなんてない! 今日のキャンプ楽しみだったしな」

兄「そ、そっか……じゃあまぁいいけど……」

妹「………おい」

兄「ん? なんだ? マジで悩みとかなら遠慮なく言ってくれな?

俺はお前の兄貴なんだし!」

妹「………うん………そう…だよな! うんうん!」

兄「ん? どうした!?ww(おっ! なんか元気になったかなw)」

妹「私……これからさ」

兄「ん?」

妹「…………お兄ちゃんと娘さんの事を応援するから!」

兄「……え?」


479 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 03:56:06.06 ID:xesPvowo
妹「うん! 決めた! 頑張れよ? あんなにいい人中々いないよ!? ふふっ」

兄「な、何言ってん……ど、どういう事?(なんだなんだ?……何だこの……え?……)」

妹「さぁ! そうと決まれば!! 皆待ってるし! さっさと車に乗る!!」

兄「え? あ………あ、ああ…」

妹「はーやーくー♪」

兄「お、おい!」

バタンッ

女「妹ちゃん兄さんと何話してたの? すっごく楽しそうだったw」

妹「ん?……うん! 色々ね、今日の事とか♪」

女「そっか!」

妹「うん!」

妹友「?」

娘(……何話したんだろ?)

「おーい兄君! 早く乗りなさい、もう出発するよ!」

兄「あ……は、はい!」

バタンッ

兄友「なんだよ〜! 出発前にぼーっとしてるんじゃねぇよ兄!! へへっ!」

兄「……お、おう! あははっ! ちょっとな!!」

兄友「あ?」

兄「別に!? よーし! んじゃ出発!!」

妹「楽しみね! キャンプ♪」

妹友「う、うん!」

ブロロロロロ―――――


480 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 03:59:11.83 ID:xesPvowo
「さーて着いたぞみんな!」

妹「あれ? ここって……川辺?」

妹友「んもう妹ちゃん! 朝兄さんが話してたじゃん!w

今日はここからカヌーに乗ってキャンプ場まで行くんだよ?」

女「私カヌーって初めて」

娘「じ、実は私もだったりするんだよね、だから楽しみで楽しみで♪」

妹「あ……そ、そうだったそうだった!カヌーね」

兄友「うおおお!! 水が透き通ってる!!!」

兄「うはぁ! 久々だなぁ! ここも全然変わってない!!」

「ははっ兄君は前に来た時も同じ反応をしていた気がするよ」

兄「う、何か恥ずかしい気がしますねそれw」

「なーに!いい事だよ」

女「兄さんは昔ここに来てたんですか?」

兄「ああ! 下宿していた時におじさんにここによく連れて行ってもらってさ、

水泳の練習したりカヌーの練習したりしてたんだよ」

娘「え!? ホント? 私全然知らなかった」

兄「お前には……その…内緒にしてたからな」

娘「むー、なんでよ」

兄「理由は教えられないな! なんで内緒にしてたか意味なくなるだろうがw」

「あれ? 海での娘との水泳対決にいつも負けてたからここで練習させてく


れって言ったんじゃなかったかい? 兄君、娘に内緒だったのかw」

兄「おじさん! 何バラしてんですか!!///」

娘「ははーん♪」

兄「うっ」


481 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 04:01:29.97 ID:xesPvowo
娘「そうでちたか〜♪ 兄君は私に負けてたのがよっぽど悔しかったのねぇ♪ おほほほっ」

兄「くっそ///……今はもう負けねェぞ!!」

娘「当時よ当時! ふふっ」

兄「くぅぅ……はぁ」

「いやぁ兄君ごめんごめんw」

兄「いやまぁいいですよw なんか恥ずかしかっただけですから」

兄友「兄は意外と影で努力家だったりするのか? もしかして!!」

兄「ちげぇよ! 本気で悔しくなったってだけだあの時は」

妹「…………」

妹友「兄さんって昔から色々負けず嫌いだったんだね」

女「うんうん! それでいて努力を怠らないって感じでw」

妹「………娘さんとお似合いだよね」

妹友・女「「え!?」」

妹「……へ? い、いや!? なんでもないなんでもない」


482 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 04:03:37.86 ID:xesPvowo
妹友「妹ちゃん?」

女「ど、どうしたの? 何かあったの?」

妹「ん? 何もないけど……あっおじさん!」

「なんだい妹ちゃん」

妹「この車に積んだ荷物はどうするんですか? カヌーで運ぶんですか?」

「ははっそれはムリだから友人に車で運んでもらうよ。

ここのカヌーを貸してくれる人が人足先にキャンプ場まで運んでくれる手筈になってるんだ」

妹「あーなるほど」

娘「ほらっ妹ちゃん! カヌーあそこで借りよう♪」

兄「おーい妹達!早く来いよ!!」

妹「はーい!」

妹友「…………女ちゃん」

女「うん………」


カヌーの持ち主「さぁそれじゃあ各自二人組になってくれ! カヌーは二人乗りなんでな!」

「よし! それじゃあ私は一人用に乗るから……私以外で丁度6人だな……どうするか決めてくれ!」


483 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 04:04:55.92 ID:xesPvowo
兄「お前妹友ちゃんとな!」

兄友「な!?//」

兄「いいだろ?(ボソッ)」

兄友「ま、まぁ///……」

妹友「!……///」

兄「よっし! んで次は」

妹「私は女ちゃんと乗るからお兄ちゃんは娘さんと乗れば?」

娘「え?」

女「!?」

兄「え? そうか?……んじゃ娘! 乗るか!」

娘「え?……えっと…う、うん! おっけー♪」

兄「んじゃ女ちゃんは妹とって事で! いいか?」

女「は、はい」

兄「よし! んじゃ皆カヌーに乗り込め!!」

ワイワイ

女「…………妹ちゃんどうし…」

妹「ん? とにかく乗ろう! カヌー! ねっ(ニコ)」

女「う、うん……」


〜〜


484 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 04:08:10.50 ID:xesPvowo
〜その頃・とある家の中〜

男1「よし……やはり12時15分に出てくる」

男2「計画の前に最終確認できてよかった。これが狂えばすべてが水の泡だからな」

男1「ここからそれなりに時間がかかる……そろそろ行くぞ。12時には裏口にいたほうがいい」

男2「ああ、その後……いよいよ」

男1「くくっ、怖気づいたか?」

男2「別に……………ただあんまり気は向かないな」

男1「…………」

男2「……」

男1「…・・これしか俺達があいつらに追われなくなる方法はないんだ。…………やるしかないだろ」

男2「だよ……な……よし、腹をくくった!」

男1「ふん……じゃあこれを渡しておく」

男2「…………」

男1「20cmのものだ。ほんとはもう少し長いのが手に入る予定だったんだが仕方ない。受け取れ」

男2「……ああ」

男1「じゃあ……行くぞ」

男2「…………」

男1「……………おい」

男2「……………………ああ、行こう」


485 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/22(月) 04:09:13.17 ID:xesPvowo
ではまた今日の夜か明日の内に!
……ねみ…誰もいねぇよなこんな時間帯wwwwwwww
ではでは〜


491 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/23(火) 07:51:36.35 ID:TJQ8RXYo
ごめん昨日書けなくてwwww
てか中々最後の方が難航してましてww
何とか今日の夜に投下したいって感じです。
いやぁ長かったなぁここまでwwwwwwあとひと踏ん張り的なwwww
夜にまた来ます。ごめんなんだZEorz

どうでもいいけどしゅーくりーむって人絵上手くて文も書けるとかすげぇよなww


492 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/23(火) 21:56:46.93 ID:TJQ8RXYo
12時頃から最後の連射しますねwwwwww
微妙にテンション上がってる俺アホだwwwwww
待たせてすみません><


494 :パー速民がお送りします [sage] :2008/09/23(火) 22:02:12.58 ID:I9reqwSO
ついに…か…
感慨深いな…
wwktk


496 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/23(火) 23:40:00.18 ID:TJQ8RXYo
悪いちょっと12時ずれるかもww
手首に豆できたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
個人的にはいい感じです。もうすぐ完結


497 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/09/24(水) 00:57:04.33 ID:Xg7ROtoo
お待たせしました。
駄文連射最後の用意ができました。
それではやっていきます。
正直一度に絶対読み切れる量じゃないのでヒマな時に御覧くだされば歓喜歓喜っすwwwwww
(これ前にも書いた気がwwwwww)


では1時すぎから開始しまっす


498 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:01:41.35 ID:Xg7ROtoo
>>484
バシャーン

兄「あっはっはっは!!」

兄友「うるせぇ!! 笑うな兄! ちょっとバランス取り損ねただけだっての!」

兄「い、いやごめん! あまりにも豪快だったもんでついw」

娘「見事にドボンしたねw あははっ!」

妹友「兄友、大丈夫?」

兄友「あ、ああ、く、くそ……乗り込む前にすでにびしょ濡れw」

「はははっ皆そうなるんだよ最初はな、よーし! 皆乗ったな! それじゃあ出発!!」

妹「うわぁ! これ進むの難しいね女ちゃん!」

女「う、うん、一緒のタイミングでオールを漕がないと進まないかも」

妹友「あははっ! あっ! あれなんだろ!」

「ああ、あれは昔の屋形船だね。使わなくなったからあそこに沈めてあるんだ」

兄友「おお! なんか幻想的というかなんというか……妹友! あそこまで行こうぜ!!」

妹友「わ、わかった! えへへ///」

「あんまり近寄りすぎるんじゃないぞ。カヌーが引っかかったら面倒だからね」

兄友・妹友「「わかりました!」」


499 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:03:56.73 ID:Xg7ROtoo
娘「ねぇ兄……気づいてる?」

兄「あ? 何が?」

娘「兄友君と妹友ちゃん♪……お互い名前で呼んでるよね」

兄「え? あ、そっか!何か違和感あったんだよな!さっきから…そういう事かw」

娘「んふふ♪ 昨日何があったんだろね! あの二人♪」

兄「兄友の野郎……よかったよかったw」

娘「何それ! あははっ!……わぁ! 兄! あれ何!?」

兄「くくっ……おわ!? なんだありゃ? おじさん!」

「え? あああれはニワトリと鴨の混合種だね。

戦争が終わった直後に食糧難で色々食糧になる動物を作っていて、

それがしばらくして森に逃げて野性化したんだ」

兄「へー! じゃああれはハーフってわけだ!」

「そういう事だねw」

娘「ハーフってw」

兄「だ、だってそうじゃねぇかw……おーい妹! 見てみ……」

ドキッ

兄(え///なんだ……あいつが……何か寂しそうな顔してて……

それ見た……途端……………なんだこれ)

娘「兄?」


500 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:05:29.89 ID:Xg7ROtoo
兄「え!? あ、ああ! い、妹!! 来てみろよ! 女ちゃんも!!」

妹「うん! 見える見える! 面白いな!!」

兄「だ、だろ!? あははっ!」

妹「うん! よくあんなの見つけたねお兄ちゃん!」

兄「あははっ見つけたのは娘だって!」

娘「なんかごそごそ動いてたからね♪」

妹「そうなんだ! 娘さん目いいですね!」

娘「そうなるのかなw あははっ」

妹「………………」

女(…………妹ちゃん、ホントにどうしたんだろ)

女「あの……妹ちゃん?」

妹「………ん? 女ちゃん!綺麗だよねぇここの川」

女「え? あ、うん」

妹「空気も美味しいし言う事ないよね!」

女「……あの、妹ちゃん?」

妹「私ね……応援する事にしたんだ」

女「え?」

妹「お兄ちゃんと……娘さん」


501 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:06:52.52 ID:Xg7ROtoo
女「え!? だ、だって妹ちゃんは兄さんの事っ」

妹「もういいんだ……だって私はお兄ちゃんと兄妹だし……」

女「で、でも!」

妹「娘さん……お兄ちゃんの事好きだよ」

女「!」

妹「お兄ちゃんも………多分嫌いじゃないはずだし」

女「…………妹ちゃんはそれでいいの?」

妹「ふふっ……いいも何も……最初から私にとってあの人は兄。

それ以上でもそれ以下でもないよ」

女「そ、それはちがっ」

妹「女ちゃん! それはそうとしてさ! あそこ行ってみない!?

滝があるよ!!」

女「あ……」

妹「ねっ!(ニコ)」

女「…………よ、よーし! 行ってみよっか(……後で妹友ちゃんと相談してみよ)」

妹「うん!」

ワイワイ

兄「……………」

娘「おーい! 兄?」

兄「……………なんだこれ(ボソッ)」


502 :999 ◆zbZ9V999Yk [sage] :2008/09/24(水) 01:08:27.32 ID:Xg7ROtoo
娘「…………えいっ」

ゴンッ

兄「あたぁ!? ……娘! オールで頭叩くとかひどいw」

娘「だってだって……兄がぼーっとしてるからw」

兄「べ、別にぼーっとなんか!」

娘「しーてーた♪ もう! もっと楽しもうよ!」

兄「あ、ああ勿論! ……へへっ!」

娘「ふふっ♪」

兄(よく分からない事いちいち考えててもな……とにかく今はカヌー楽しむか!)

兄「おっしゃぁ! 兄友達に追いつこうぜ!!」

娘「兄友君達どこ?……あ、あそこ? 遠いなぁ」

兄「なに! すぐ行けるって! 行くぞ! 娘!」

娘「あははっ! はいはい♪」





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