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妹「おい……」
715 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/09(月) 22:17:58.40 ID:IocoCJI0
もうちょいで始める……かも?

しばらくお待ちを


718 :パー速民がお送りします [sage] :2008/06/09(月) 23:02:02.97 ID:EIf5WcDO
服着て良いか?
ちょっと寒くなってきたんだが…


719 :パー速民がお送りします [sage] :2008/06/09(月) 23:03:40.37 ID:LyzAZkSO
>>718
ストーブしかあるまい…?


720 :パー速民がお送りします [] :2008/06/09(月) 23:18:58.40 ID:lXUrj2DO
>>718
外に出ればいい。


721 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/09(月) 23:30:55.91 ID:IocoCJI0
あとちょい待ってwwすごいことになってしまったwwww
>>718
着てくれwwwwww


722 :パー速民がお送りします [sage] :2008/06/09(月) 23:36:00.75 ID:EIf5WcDO
>>721
わかった
全裸でまってる



723 :パー速民がお送りします [sage] :2008/06/09(月) 23:55:26.85 ID:PdhbhqQ0
>>722
靴下ははいとけ


724 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:12:27.68 ID:2NSlkDY0
>>688の続き


〜病院〜


妹「…………うぅん……」

女「あっ! 妹ちゃん起きた!?……よかったぁ」

妹「……女ちゃん……あ、れ? ……私…」

女「ここは病院! 妹ちゃん応援合戦の後急に倒れちゃって……意識も無くなっちゃうし…みんな心配したんだよ?」

妹「……あ、そっか……どうしちゃったんだろ……あの時急に眩暈がして…そのまま」

女「ホントにびっくりしたよぉwwww 皆…特に兄さんの慌てっぷりときたらもう……」

妹「!!……そ、そういえば…あいつは?」

女「兄さんは……別の部屋で寝てるわ」

妹「! ……ど、どうして!? あ、あいつにも……何かあったの!!? (わ、私が倒れた時に怪我したとかだったら……ど、どうしよう)」

女「う、うん……兄さんは……足が……」

妹「足が……どうかしたの?」

ガララ――

母「兄は……体育祭の前日に足を痛めて……ずっと我慢してたのよ」

妹「お母さん! ………………そ、それってほんとってわぁ!!」

ギュゥゥ

母「本当によかった……大事にならなくて…妹ちゃん」

妹「お、お母さん……い、痛いよ」

母「あら! ごめんなさいねww」

パッ

妹「そ、そんな事より……お兄ちゃんはどうなったの?」

女「うん、あの後―――――」


725 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:14:54.71 ID:2NSlkDY0
女「兄さん! 車が来ました!! テントの外に停めてあります!!!!」

兄「了解! 俺は妹を担いで行くから……車のドア開けといてくれ!!」

女「は、はい!」

タタタタ

兄「妹……今病院連れていってやっからな……しっかりしろよ?」

妹「…………」

兄(く、くそっ! 意識が無くなってる!! ……ちくしょう! ……動けぇ!!!!)

ズキッ!

兄「ぐぁああああ!? …………た、立っただけでこれかよ……でも!」

兄「…………そぉら!!」

ズシッ

妹「…………ぅ」

兄「あああああ!!」

ザッザッザッザッ

リ「さって! このタオル持って持ち場に戻るか……って兄!?」

兄「リ、リーダー」

リ「どうした!? !…………い、妹ちゃん?……」

兄「こ、こいつが……突然倒れ…たんだ……い、今から病院に!……」

リ「!……そ、そうか!! 体調悪かったんだなやっぱり………………分かった! 
  
  妹ちゃんのクラスの先生には俺が伝えに行く! パン喰い競争だっけ? それじゃ無理だろ」

兄「……頼む……ぐぉ!!」


726 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:17:43.69 ID:2NSlkDY0
リ「お、おい! …………お前も大丈夫かよ!? 脂汗尋常じゃねえぞ?」

兄「だ、大丈夫……だ」

リ「そ、そう言われても……」

兄「ぐああ!!」

リ「お、俺も手伝うから!!! どこまで運べばいいんだ? 妹ちゃん!」

兄「て、テントの……外…だ……車が…」

リ「わ、分かった!! ほらっ! 行くぞ!?」

兄「こ、こいつを……助けるん…だ!!」

リ「分かったから! ……行くぞ!!!」



女「兄さん!! それにリーダー!?」

リ「女ちゃん! なるほどそういう事ね……救急車よりはええわなww」

女「そ、そんな事より早く妹ちゃんを!! ……じぃ!」

「はい。……お嬢さんをこちらに……簡易式ですが横たわるスペースを作りました」

兄「は、はい……ぐっ! ……お、お願…します」

ドサッ

妹「…………うぅん」

リ「よしっ! じゃあ俺は先生に言いに行くからお前は女ちゃんと病院に!」

兄「ああ……」

女「兄さんも……こっちへ……兄さん!?(す、すごい汗…)」

兄「わ、分かった……ありがとう女ちゃん」

女「そ、そんな事より兄さん! ……あ、あなたもどこか……?」

兄「お、俺は後でいいから……妹を……妹を運んでくれ!!」

女「!!……じ、じぃ! 出して下さい!!(こ、こんなに辛そうな兄さん初めて見た……)」

「はい。かしこまりました」

ブロロロロロロ――


727 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:19:50.31 ID:2NSlkDY0
女「兄さん病院に着きました! 行きましょう!!」

兄「あ、ああ……(足……が…)」

「すいません。●●高校の女子生徒が体育祭中に突然倒れまして」

救急隊員「分かりました。どいてください……おい! この子を救急治療室へ!!」

「「はいっ!」」

カララララ

兄「い、妹を……妹を頼みます!」

救急隊員「!……ああ! 大丈夫だ!! もう心配はいらないよ……あの子について何か前から体調が悪かったとか……分かるかい?」

兄「は、はい……昨日からくしゃみを……熱は無かったん……ですが」

救急隊員「なるほど……分かった! 多分大事にはならないと思う。安心してくれ! 約束する」

兄「そ、そうですか……よかっ…た」

バタンッ

救急隊員「お、おい君!」

女「兄さん!!」

救急隊員「おい!! こっちにもタンカ持ってこい! どうやらこの子の方がまずそうだ!!」

「「はい!」」

兄「…………」





728 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:24:13.92 ID:2NSlkDY0
妹「確かに大事にはならなかったみたいね……私今ピンピンしてるもんww」

母「私の応急処置が早かったからね☆ えっへん!」

妹「お母さんありがとうww」

母「ふふっww……まぁそれで兄はその後倒れちゃったってわけ」

妹「!! ……そ、そうだった……なんでお兄ちゃん…倒れたの!?」

母「あなたには隠しててって言われてたんだけど……兄は昨日授業中に足を捻挫しちゃってね……
  
  それから湿布とかは貼ってたんだけど……まぁ今日の応援合戦でね……足が熱を持っちゃってた状態であんな事したもんだから

  疲労が溜まってってところかしら……今は寝てるけどもう大丈夫! 妹ちゃんと同じぐらい元気よ☆

  ただ足は一週間程通院しなくちゃいけないけどね☆」

妹「そ、そんな……(なんで……隠してたのよ! あの馬鹿!!)」

女「さっき見てきたけど……可愛い顔して寝てたよ兄さんww もう心配いらないと思う」

妹「そう……よかった(ホントに…よかった……)」

ガラララ――

看護婦「母さん……ああ、妹ちゃんも目を覚ましたみたいねwwww よかった」

母「もって事は……ww」

看護婦「はいww 兄さんも目を覚ましましたよwwww」

女「!……わ、私行ってきます!!(兄さんに……もう聞かなきゃ分からないもの///……この際!)」

妹「あっ女ちゃん!?……行っちゃった…(私も…行きたいけど……まだ動いちゃダメなのかな?…)」

母「……ふーん…………へぇ……なるほどねぇwwww」

妹「え?」

母「妹ちゃん! ……私達も……行きましょ?wwww」

妹「! も、もう動いても……いいの?」

母「どう思う? 自分でww」

妹「……大丈夫ww」

母「なら! おっけー☆」

妹「うん!ww」


729 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:26:41.26 ID:2NSlkDY0
タタタタ
女「はぁ……はぁ…」

妹「あっ! 女ちゃんが……あそこ?」

母「そうww でも……私達はちょっとドアの前で聞いておきましょ?wwww」

妹「え!? 入らないって事?(ど、どうして?)」

母「ふふっ……多分女ちゃん…だから……邪魔しない方が…ね?ww」

妹「?」

母「まっいいからいいから☆」

妹「………う、うん(でもこれって…盗み聞きなんじゃ?)」


女「すぅ〜はぁ〜……よし!」

ガラララ

女「兄さん!!」

兄「あっ!女ちゃん!! ……い、妹は…………どうなった? 俺今起きたばっかでさ……」

女「!…………大丈夫ですよ!ww 元気になりました!!(私が駆けつけても……妹ちゃんの事が気になるのね)」

兄「そ、そっか……よかったぁwwww…………ホントに良かった」

妹「……///」

母「(あららwwww 顔真っ赤にしちゃってww)」

兄「と、ところで俺……どうなったの? あれから」


730 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:29:08.31 ID:2NSlkDY0
女「覚えてないんですか?」

兄「えっと…女ちゃんの車まで妹をおぶって、病院に着いたところまでは覚えてるんだけど……それから先がww」

妹(おぶったの!? 私を?……お、重かった…かな……はぁ///)

女「そのあと救急隊員の人に妹ちゃんの様子を話した直後に倒れちゃったんですよ兄さんww
  
  それでそのまま点滴を打たれて……今の状態ですww」

兄「あーwwww……理解しましたww …………やっぱ足のせいかなぁ」

女「だと思いますよ? お母さんも言ってましたし」

兄「なるほどね……ここどこだって思ってたら母ちゃんの勤めてる病院か……思い出した…………てっ!」

女「だ、大丈夫ですか!?」

兄「あははww……ギプスされてるから多分大丈夫……今動かそうとしてみたら思いのほか痛かったわけでww」

女「…………///(い、言わなきゃ……そろそろ…で、でもタイミングが……)」

兄「…………?」

妹「ど、どうしたんだろ?」

母「どうしたのかしらねぇwwww」



731 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:29:22.67 ID:2NSlkDY0
兄「……まぁとにかく……ありがとうな女ちゃんww」

女「え?」

兄「妹を……病院に連れて行ってくれて…俺もになるのかなこれはwwww」

女「…………」

兄「?……どうしたの?」

女「兄さんは……今日……ずっと妹ちゃんに…隠してましたよね、足の事」

兄「え?」

女「もちろん私達にも……隠してましたよね」

兄「……そ、それは…心配させたくなくて……」

女「私達にはそうですよね……」

兄「さ、さっきから何を?」

女「妹ちゃんには!? 妹ちゃんに対しては……どういう思いで隠してたんですか!?」

兄「だ、だから……心配させたくなくって」

女「……嘘ですね。私にはわかります」

兄「!……な、なんでそんなこt……!!」


732 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:31:31.96 ID:2NSlkDY0
女「兄さんは……ヒック…………た、体育祭の練習の時も……ヒック」

兄「お、女……ちゃん?」

妹(!?……女ちゃん…泣いてる?)

女「いっつも…私が話しかけても……ヒック…妹ちゃんの事が気になってた!」

兄「!!……そ、それは…」

妹(え? ……あいつが…いっつも……私を?///)

女「私は……そんな兄さんを自分に振り向かせたくって……頑張ってたんだよ!?」

兄「…………」

女「どうして……ヒック……気づいてくれないのよ!」

兄「…………女ちゃん」

女「私は最初あなたに会った時は……正直…………興味無かった」

兄「…………」

女「でも……文化祭とかで……いろいろ努力しているあなたの姿を知ったから…あなたが……」

兄「…………」

女「あなたが……好きになっちゃったのよ!!///」

兄「!!」

妹(!!……こ、告白しちゃった…)

母「……やっぱりねww」




733 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:33:22.85 ID:2NSlkDY0
兄「お、俺の事を…その……」

女「そう! 好きなのよ!! 悪い!?」

兄「そ、そういう事じゃなくて……///」

女「もう今日言わないと……我慢できなくなっちゃったwwww」

兄「…………お前は鈍いってよく兄友とかに言われるけど……その通りだな……」

女「ホントだよ……私から言わないと気づかないなんて正直思ってなかった……あんなにアタックしたんだもん///」

兄「ご、ごめん……そんなこと全然…………」

女「そんな事より……私……告白したんだよ? あなたに」

兄「…………」

女「返事……聞かせてほしいな?」

妹「…………」

ギュゥゥ

母(……聞きたいけど…聞きたくないって感じね…妹ちゃん……やっぱりこの子兄の事……)





734 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:36:17.61 ID:2NSlkDY0
兄「俺なんかの事を……好きって言ってくれた事は嬉しい……嬉しいよ……でも」

女「…………」

兄「俺は……今誰かを好きって気持ちは……多分持ってない…」

女「うそ!」

兄「!」

女「…ふふっww……妹ちゃんは?」

兄「!……あ、あいつは…………」

女「ここにいるのは私だけなんだから言ってよ。私も勇気を振り絞って言ったんだから
  
  兄さんの……本当に今思ってる気持ちを知ってもいい立場だと思うけど?」

兄「…………誰にも言わないか?」

女「言うわけないじゃないwwww」

兄「俺……最近あいつの事……好きだよ?」

妹「!!…………///」

兄「でも……それは多分……家族として……だと、思ってる……俺自身は」

女「…………」

妹「…………」

兄「最初あいつと会った時は思いっきり嫌われててさww マジでこんなのが妹なのかよってよく思ってたんだwwww

  でも……一緒に生活していくうちに……あいつのいい所を沢山見つける事が出来た。 

  あいつには直接言ったことないけど……あいつが妹になってくれて俺は……毎日が楽しくてしょうがないんだww 今はなwwww」

妹「///」

兄「それで……最近一緒にいる時間が増えて……さらにあいつのいい所を沢山見つけて……」

女「…………」

兄「あいつは……俺に対して普段はそっけないけど……本当は俺にすっごく良くしてくれてると思う。

  だから……そんなあいつを俺は…好きになってる。家族として」

女「………本当に家族としてなの? それwwww」


735 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:39:56.71 ID:2NSlkDY0
兄「正直分かんないけどな自分でもwwww  でも……あいつに直接は言わないよこういう事はwwww

  ……言ったら混乱しちまうだろあいつ/// 俺でさえこんがらがってるのにww

  ……だから今はこのままの関係がいつまでも続けばいいなぁって思ってる。大切な…妹だからなww」

妹「…………」

女「はぁ……もういいわww なーんかもう勝手にしてれば? って感じwwww」

兄「なにお?wwww 俺が一生懸命自分でもわかんねぇ事を説明してるのにお前なぁwwww」

女「だって……ノロケとしか聞こえないもん! その話ww 妹ちゃんが知ったらさぞ喜ぶと思うよ?ww」

兄「んなわけねぇだろwwwwwwww 変態だって殴られるに決まってるww」

女「……やっぱり鈍いわね(ボソッ)」

兄「? なんか言ったか?」

女「なんでもないwwww ……あーあww…………じゃあ私は…フラれちゃったってわけかww」

兄「う……な、なんかごめん」

女「ううん……真剣に答えてくれて嬉しかった。やっぱり私はあなたの事が好き……

  そういう性格のあなただからこそ好きになったんだって……思えたからww…………聞けてよかった」

兄「そう?(なんかよく分かんねぇけど俺自身はwwww何を喋ってんだかwwww)」

女「そう! ……最後に聞いていい?」

兄「なに?」

女「妹ちゃんに足の事を黙ってたのは……ホントにただ心配かけたくなかったから?ww」

兄「かっこ悪いところ見せたくなかったから……かなwwww 応援合戦で一緒に踊りたかったしww」

女「女装しててかっこいいって感じじゃなかったけど!?wwww」

兄「うーむww ま、まぁ最初の方は普通だったろ?」

女「ふふwwww嘘! 全部かっこよかったよww」

兄「それはどうもww」

女「あははww……………………最後に、お願いがあるんだけど///」


736 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:42:31.43 ID:2NSlkDY0
兄「ん? なんだよww もうこれだけ話したんだからいんじゃね?」

女「ふふっ……目、閉じて?」

兄「? ……ん、こうか?」

チュッ

兄「!!???/// ……な、ななな!???////」

女「えっへっへー///」

兄「お、おまwwww」

女「初恋だったんだぞ!? ……これぐらいは当然です!」

兄「そんなもん……なのですか?///」

女「です!ww」

兄「はぁ……」

女「うん!……じゃあ私帰るね? もう遅いし!wwww……」

兄「俺は今日一晩泊まれば明日退院らしいからwwwwww 通院はしなきゃいけねぇらしいけどなww」

女「ではではwwww 失礼いたしました!ww」

兄「へいへい……言うなよ?ww あいつにはwwww」

女「言わないよ! じゃね!!」

兄「おう!ww」

ガラララ――


737 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:44:38.82 ID:2NSlkDY0
女「!!!!  お母様に……妹ちゃん! ……い、いつから?」

母「最初から! 頑張ったわね女ちゃん! あんなのに告白なんてwwww」

女「ま、参っちゃいましたねこれはwwww ……内緒にする予定だったのにww」

妹「…………///」

女「ふふ……妹ちゃん?」

妹「…………な、なに?」

女「兄さんに……フラれちゃったwwww」

妹「!…………ぅ、ぅん」

女「私はまだ……というかこれから先もずっと兄さんが好きだけど………とりあえずもう……別の人を探すことにするww

  あんなに見事にフラれちゃったしねww しかも真剣にwwww」

妹「………………」

女「多分……妹ちゃん……もう自分の気持に気づいてるはずだと思うなぁ……違う?」


妹「わ、私……///」

女「あははwwww……もうその反応で十分ww …では! お母様! 妹ちゃん!? お休みなさい! 私、帰ります」

母「はいはいww ……いろいろとありがとうね女ちゃんww おやすみ☆」

女「お休みなさいww」

タタタタタ



738 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:46:45.58 ID:2NSlkDY0
妹「お母さん……私……私///」

母「……私は妹ちゃんに自分の気持に正直に生きてほしい……そう思ってるわwwww……どうしたの?」

妹「わ、私…………わたし……お、お兄ちゃんの事…が……///」

母「…………前からもしかしてとは…思ってたんだけど……自覚しちゃったのねwwww まぁあんだけ言われればねwwww」

妹「……怒ってない?」

母「……応援してる! ……これで答えにならないかしら?」

ギュッ

母「あららwwww」

妹「……ありがとうお母さん……グズッ…ヒック」

母「お母さんは今から帰るから……後でその涙まみれの顔を直して……ここに会いにきなさい」

妹「…………」

母「あの馬鹿は多分今日……絶対安静だから……ね?」

妹「……分かった///……」

母「ふふっ(そうかぁ……妹ちゃんがねぇ……wwww ほんとにかわいいわこの子ww)


739 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:48:59.66 ID:2NSlkDY0
〜その頃〜

「……お嬢様!」

女「じい……車を出してください」

「……はい」

バタンッ

ブロロロロロ――

「お嬢様……」

女「……なに?」

「あまり差し出がましい真似はしたくはないのですが……お聞いてもよろしいでしょうか?」

女「いいわよww……なに?」

「なぜ……泣いてらっしゃるのですか?……じいは…心配です」

女「!!……そっか…………今泣いてるのか……私」

「…………」

女(……泣いてるのか……私)

女「じぃ……」

「……はい、お嬢様」

女「私の初恋が……終わっちゃったのよww」

「!…………そうでございましたか」

女「グスッ……ええそうよ!ww……取りあえず帰ったら…お風呂に入りたいわwwww」

「すぐに連絡を入れます」

女「ふふっ……お願いね?ww」

「はいww」

女(兄さん……早く自分の気持ちに気づいた方がいいと思うよ?……ふふっ)


ブロロロロロロロロ――


740 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:50:35.78 ID:2NSlkDY0
〜1時間後〜

兄「いろいろあったなぁ今日はwwwwww 流石にもう限界だぜいwwwwww……寝るか」


ガララ――

兄「ん? …………お前!!」

妹「……こんばんはww」

兄「なに言ってんだよ!wwww も、もう大丈夫なのか!?(よかった……元気そうだ)」

妹「ちょっと疲れていただけだwwww お前と一緒にするな」

兄「なにお?wwww 俺は足が少し痛かっただけでだなぁwwww」

妹「あんまり少しじゃあ……なかったみたいだけど?ww お母さんから聞いた」

兄「うww……母ちゃんのやつ…余計な事を」

妹「…………///」

兄「んで? 何しに来たんだ? いくら大丈夫だって言っても一応もう寝ろって……また心配になるだろうがww」

妹「…………」

ツカツカツカ

兄「な、なんだよwwwwなんでそんなに近づい……て///」


741 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:53:59.17 ID:2NSlkDY0
ギュゥ

妹「…………」

兄「!???///// お、おい?/// ど、どどどした?///(な、なんで抱きつかれてるんだ俺はぁ!!?///)」

妹「お、おい……///」

兄「な、なんだ? (し、心臓バクバクいってるし……俺もこいつも///)」

妹「……ありがとうね///」

兄「え?」

妹「今日……私が倒れた後一生懸命運んでくれたんでしょ? ……嬉しかったよ……」

兄「……と、当然だろぉ!? (やべっ裏返った///) お前は俺の大事ない……」

妹 チュッ

兄「!!/// (ほ、ほほほほっぺにぃ!???)」

妹「ふふっ……ご褒美ww」

兄「ば、馬鹿野郎!wwww な、なーにやってんだお前はwwwwは、ははwwww(うおおおおおおお///顔があっちいいいいい//////)」

妹「べっつにー?wwww」

兄「そ、そろそろ体を離してくだいませんか?」

妹「はいはいww ……お兄ちゃんww」

兄「え!? ……か、母ちゃんいんのか!?」

妹「?……いないけど?」

兄「お、お前今…お、お兄ちゃんって……」

妹「前2人の時でもそう呼べって言ったじゃないかww」

兄「そ、そんな事を言ったような? ……言ってないような?」

妹「言ったww だから今日のお礼にこれから先は…お兄ちゃんって……呼んでやるよww 感謝しろwwwwww」

兄「は、はぁ……(俺は……もしかして今夢でも見てんのか?)」


742 :999 ◆zbZ9V999Yk [] :2008/06/10(火) 00:56:11.71 ID:2NSlkDY0
妹「じゃっ! そろそろ部屋に戻るかな……」

兄「あ、ああ……」

妹「明日の朝、お母さんが来たら退院だって……私達2人とも」

兄「そ、そうか……わ、分かった……」

妹「じゃあせいぜいいい夢でも見るんだなww ……おやすみ!」

兄「お、おやすみ……」

バタンッ

兄「……なるほど……こんなにリアルな夢ってあり得るんだな……疲れすぎたら

  ……見れるの…か……な……ぐぅ」


妹「私は……あいつの事が……好き…なんだな///」

妹「ふふww……これからこき使ってやるからなwwww」

タタタタ――


                       体育祭編 完



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