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新ジャンル「一服」
- 98 名前: ◆ftDY.hjzxY []
投稿日:2007/11/03(土) 09:15:39.19 ID:ErppNuSeO
夏の終わり、何故か女宅――と言うより例の喫茶店にだが――に入り浸っていた。
親の敵か何かに対する呪詛のようにすら思えてくる日差しにも負けず。
何というか、らしくないとは思いながらも足繁く喫茶店に通う日々。
課題を渡しに行った日以来、行かない日は毎日電話が掛かってくる訳で……。
女「おはよー」
もう昼前だとは言わない、言ったところでもう一度おはようと言われるだけだ。
まぁ確かにこんにちわはどこか他人行儀な気はするけれど。
ああとかうんとか適当な返事をして女の対面に座る。
最近は日がな一日この喫茶店で女と過ごすのが日課になっている。
母「ごめんなさいね、毎日呼んじゃって」
男「ああ、気にしないでください」
他に予定もないし、心の中で呟いた言葉が心を深く突き刺した。
思わず机に突っ伏してしまう程に。
- 99 名前: ◆ftDY.hjzxY [] 投稿日:2007/11/03(土) 09:19:01.29 ID:ErppNuSeO
母「あらら」
小さな笑い声が聞こえる、笑いたければ笑うが良いさ。
母「それじゃ、お願いね」
何をお願いされたのか、女のことだろうか?
男「あ、はい」
行ってしまった。
毎日通えば顔見知りも出来る訳で、あ、あの人また来てるよなんて思いながらアイスティーを口に含む。
なかなかに繁盛しているのは店の雰囲気だけの問題でもない訳だ。
- 101 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 09:29:12.80 ID:ErppNuSeO
そして運命の日、と言えば大袈裟過ぎる、だらだら続く俺の人生の一節。
別に劇的に何かが変わった訳でもない。
紅茶を出される側がコーヒーを出す側に変わっただけの、そんなきっかけの日。
母「男くん、女」
それは突然やってきた。
男「どうしました?」
女「なにー?」
母「今日バイトの子が風邪引いちゃったらしくてね、ちょっと手伝ってくれない?」
今、なんと?
男「はい?」
母「それじゃ、これ着て」
渡されたのはエプロン、俺のはデニムで女のはチェックの。
男「あ、あの」
母「それじゃお願いね」
行ってしまった、お願いして。
何だろう、有無を言わせない早業はもう一度女の母なのかを疑わせるに十分だった。
気がしなくもない。
- 103 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 09:43:11.85 ID:ErppNuSeO
結局手伝うことになった……まぁ始めから断るつもりはなかったけど。
でもこれが案外大変だった……と思うのは今までバイトの一つもしたことがなかったからだろう。
客「兄ちゃん」
男「はい」
この人は確かサンドイッチとコーヒーを頼んで三十分程で帰る人だったか。
客「最近よく女ちゃんと居るけど彼氏か何かか?」
これはゆゆしき問題だ、年齢=彼女いない歴の経歴に傷がつきかけている。
守ろうとも思わないが。
男「いえ、違います」
客「そうか」
その店に居た、もしくは来たお客さん全員に聞かれたのはどういうことなんだろう?
- 106 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 09:58:36.65 ID:ErppNuSeO
昼過ぎから夕方、閉店まで働いて、何故か働いた気がしなかった。
注文を取った数より女の彼氏なのかと聞かれた回数の方が多かったし。
母「お疲れ様」
男「あ、お疲れ様です」
女「お疲れー」
そう言えば女が予想外に甲斐甲斐しく働いていたのを思い出して吹き出しそうになってしまった。
家が喫茶店なんだから以前にも手伝いをすることもあったんだろうけど。
流石に失礼だろうと必死に笑いを堪えていると、
母「はい、男くん。今日1日分のお給料」
毎日お邪魔になっていたし悪いので貰えないと断ったが良いの良いのと渡された。
女「あー、私にはー?」
なんて言ってる女は放っておいて礼を言うと、
母「今ちょっと人手が足りないのよね、良かったらここでバイトしない?」
こちらも女はスルー、流石だと言っておこう。
男「考えておきます」
母「じゃあ明日からね」
即採用だった、しかも本人の予定に関係なく。まぁ予定ないんだけどね。
- 113 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 10:35:50.67 ID:ErppNuSeO
梅雨も明けようかと言う時期、夏休みも目前。
夏休みだからと言って何か特別なことがあるわけでもない。
なのに周りは活気付いてきていて少し居心地が悪い。
とりあえずと言うか恒例というか、大学の敷地内にあるベンチに腰掛け一服。
風景としては西側にキャンパス、東を向けば山並みが広がっている。
食堂から遠いこともあってかかなり不人気な場所だ。
女「あー、男だー」
梅雨の一件以来やけに馴れ馴れしいのが近付いてきた。
女「またそんなの吸ってるー」
男「悪いか?」
女「悪い、体に悪いよー」
間延びした返事。
静かな声音のためか不快感はなく、なんというか女のペースに巻き込まれそうになる。
女「おいしいの?」
男「吸ってみるか?」
タバコを差し出すと恐る恐ると言った感じで一本取り出した。
ライターを渡すと両手で火を付けようとしている。
男「いや、吸いながら火を近付けるんだよ」
- 115 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 10:45:45.80 ID:ErppNuSeO
そう言うと小さく頷いてまた火をタバコに近付ける。
女「けほっ!」
と同時にタバコが飛んできた。
眼鏡がなければ危なかった、伊達だけど。
男「危ないな」
まだほとんど吸われていないタバコを灰皿へ。
女は……まだ噎せていた。
女「没収ー!」
涙目で叫ぶ女の頭を片手で抑えながら一服。
結局その一本を最後に残りは没収されてしまった。
- 118 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 11:03:43.55 ID:ErppNuSeO
秋の休日、台風上陸にも関わらずバイトへ。
まぁ良いんだけどさ。
男「流石に暇ですね」
母「台風だもんねぇ」
女「なんかわくわくするねー」
小学生かお前は。
母「はい、どうぞ」
男「え、良いんですか?」
母「良いんじゃないかな」
外の雨風にも目をくれず、バイト中の一服。
今日は三人一緒に。
- 120 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 11:10:40.97 ID:ErppNuSeO
女「ネタ切れー?」
男「みたいだな」
女「どうするのー?」
男「とりあえず一服して出番待てば良いんじゃないか?」
女「そうだねー、でも男はこっちねー」
男「コーヒー……、絶対わざとやってるだろ?」
女「何がー?」
男「……まぁ良いや」
喫茶店、閉店後の一服。
- 121 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 11:33:36.11 ID:ErppNuSeO
夏休み明け、大学の廊下。
男「今日は何食おうかな」
バイトを初めてから食卓が豊かになったな、店長に感謝だ。
なんて考えてると人とぶつかった。
?「きゃっ!」
男「あ、スミマセン。大丈夫っすか?」
?「……」
男「……」
何で子供がこんなところに?
そして床に散らばったアイス……どうすっかなぁ。
ロリ「う、ぁ……」
あいすぅとか何か言いながら泣き出しそうな見た目小学生か、よくて中学生くらいの女の子。
男「あー、アイス買ってやるから泣かないで、な?」
女の涙はもはや凶器だ。
いや、女の子だけど。
- 122 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 11:43:59.46 ID:ErppNuSeO
幸い服に被害はなく、アイスがまだあまり溶けていなかったこともあって事なきを得た。
駅前で5つもポケットティッシュをもらっておいた賜物だ。
押し付けられたとも言うけど。
で、今は大学前のコンビニ。
零してしまったアイスの変わりを買うためだ。
ロ「どれにしよっかなー」
さっきの涙目は何だったのかと問い詰めたくなる光景だが、まぁ泣かれるよりはマシだろう。
ロ「これが良い!」
と言うわけでレジへ。
店員「253円になります」
男「げっ、そんなにすんのかよ」
とは言っても買わない訳にもいかない。
泣く泣くもう少しでタバコ一箱と言う代金を払い、アイスを買った。
- 123 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 11:44:48.76 ID:ErppNuSeO
勢いで新キャラ出しましたサーセン
- 126 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 11:58:26.00 ID:ErppNuSeO
コンビニから大学へ。
男「あ、こら。歩きながら食うなよ」
ロ「でも早く食べたいんだもん」
男「またこぼしても知らないぞ」
お、止まった。
目線があっちこっちに飛んでるな。
いや、座んな。
男「もうちょっと行ったらベンチあるから、そこで落ち着いて食えよ」
渋々と言った感じで立ち上がる女の子。
両手で持ってたら溶けるぞ?
ベンチに腰掛け、タバコに火を……と思ったけど。
流石に子供が隣に居ると吸いづらいんでやめておこう。
ロ「おいひー」
ほっぺたが落ちるって状態を初めて見た気がする笑顔だった。
- 127 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 12:04:11.31 ID:ErppNuSeO
後で聞いた話だが。
どうやらあの子、と言うかあの人。
二回生らしい。
つまり俺の一つ上、ってことですか?
いやはや、女とはかくも恐ろしい生き物なのかと身を震わせる事になった。
いや、相当なレアケースなのは分かるけどね。
何にしても、見た目に騙されてはいけないとはこのことだ。
- 133 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:15:37.56 ID:ErppNuSeO
冬休み前、喫茶店にて。
ロ「あー、男くん!」
男「あ、どうも」
どういう訳かロリさんが喫茶店に。
しかしいつ見ても○学生にしか見えない人だ。
ロ「こんなところでバイトしてたんだ?」
店員は就職だとか言ってるけど冗談だろう。
冗談冗談冗談……ってこんなところって……。
男「ええ、実はそうなんですよ」
女「あー、ロリさんだー」
と、女が乱入。
ロ「へー、女ちゃんもここで働いてるの?」
女「働いてると言うか手伝いですよー」
客「すいませーん」
男「はーい! すいません、ちょっと行ってきますね」
女を残しお客さんの所へ。
まぁ二人で話しておいてくれ、店長の目はいつだって店員を監視しているんだ。
- 134 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:25:55.52 ID:GeCnI8NMO
最早一服関係無くなってるな
- 135 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:30:51.61 ID:ErppNuSeO
で、今日は何でこんなに忙しいんだ?
女がロリさんと話し込んでるのとは関係なく忙しい気がするんだが……。
客1「へー………が雑誌に……」
客2「らしい…………………は……………だって」
雑誌……グルメ雑誌か何かにでも載ったのか?
それならなっとく出来ないこともないが。
(雨の日限定で)2ヶ月もこの辺り散策し続けても気付かなかったのに、
今日に限って初めて来る人が多すぎるしなぁ。
近くで何かあるにしてももう少し分かりやすいところに流れるだろうし、やっぱり雑誌に載ったのか?
母「載ったのよ」
男「そうなんですか。……って声に出してました?」
母「はい、これ向こうのテーブルね」
男「はい、って店長? 店長!?」
……やっぱりエスパーなのか俺が分かりやす過ぎるのか…………。
まぁそれは置いておくとして、とりあえずこれを向こうのテーブルに……
- 136 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:34:02.64 ID:ErppNuSeO
男「ってデカっ!!」
パフェだった。
それはそれは見事なパフェだった。
高さ50センチ(推定)、器からしてデカさが違うパフェだった。
こんなのあったのかよ、ってか誰だよこんなの食う奴……。
ロ「あー、こっちこっち!」
男「ってロリさんがっ!?」
- 137 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:43:44.93 ID:ErppNuSeO
奇跡ってのが本当にあるなら、俺はまさしく奇跡の目撃者になった。
あれだけのパフェ(カイブツ)を、たった一人で、それも十分足らずで亡きものにしようとしているんだ。
あんなに小さな体の一体どこに入るのか。
ただ戦慄した。
あのパフェ(カイブツ)にそしてそれを喰いきろうという……
ロリさんに……。
女「わー、もうちょっとだー」
客A「良いぞ嬢ちゃん!」
客BM「すげ、すっげ。エーリンよりすっげ!」
そして最後の一口を口に運ぶ。
ロ「美味しかったー」
しあわせーとばかりにとろけているロリさん。
湧き上がる歓声は勝利のファンファーレだ。
ロリさん、あんた本物のばけもんだ。
- 138 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:44:59.10 ID:ErppNuSeO
客BMとか調子乗りすぎましたね
サーセンw
東方厨でサーセンwww
- 139 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:47:01.05 ID:ErppNuSeO
>>134
軌道修正する前にちょっと遊んでみました
蛇足で申し訳ない
- 140 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 13:59:26.37 ID:GeCnI8NMO
>>139
いやいいんだ
これはこれで面白い。多少
- 141 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 14:00:09.62 ID:ErppNuSeO
夏休み後半、喫茶店。
男「休みなのに何してんだろうな、俺」
女「お茶ー」
男「いや、まぁそうなんだが……まぁどうでも良いか」
そもそもいきなりバイト始まったけどこっちの方がなんとなくらしい気がする。
男「なんかここでくつろぐのも久々な気がするなぁ」
女「一週間ずっと働いてたもんねー」
似合わないとは思ってたけど、店長は馬子にも衣装だとか言ってたな。
放っといてくれ。
のんびり過ごす休日も悪くない、ってのは働いてみないと分からないもんだ。
- 142 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 14:02:27.88 ID:ErppNuSeO
>>140
まぁ幕間の小咄と言うことで一つ
- 144 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 14:42:26.83 ID:ErppNuSeO
秋、男自室。
男「はぁ、なんかタバコ吸うの久々な気がする」
男「吸おうとすると女が止めに来たからなぁ」
女「タバコ没収ー」
男「そうそうそんな感じ……ってここ二階だぞ!?」
女「恋する乙女に不可能はないんだよー」
男「へぇ、お前恋なんてしてたんだ」
女「してないよー」
男「どっちだよ」
女「秘密ー、また明日ねー」
男「……タバコ没収しにきたんじゃねぇのか」
満月まではまだ遠く、三日月がやけに明るい。
男「まぁいいか」
月見がてらの一服。
- 146 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 15:05:09.20 ID:ErppNuSeO
秋、喫茶店バイト後。
母「どうぞ」
男「あ、すいません」
母「いえいえ」
男「店長はいつもコーヒーですね」
母「ええ、どちらかと言えばコーヒー派だから」
男「あ、やっぱりそうなんですか」
母「タバコ、匂いしなくなったわね」
男「バイトででも客商売やってる訳ですから、ね」
母「そう、そうね。偉い偉い」
男「ちょ、頭なんて撫でないでくださいよ」
母「良いの良いの」
男「店長が良くても俺が恥ずかしいんですけど」
母「ふふっ、そっか」
夕方、閉店後の喫茶店での1コマ
- 148 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 15:42:25.17 ID:Q89owpVk0
>>121
http://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d260645.jpg
頑張ってる>>1支援
- 150 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 15:54:45.43 ID:ErppNuSeO
ロリktkrwww
ありがとうw
元気出たwwwww
- 151 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 16:05:13.63 ID:ErppNuSeO
冬休み、男自室。
男「で、お前は何がしたい?」
女「コタツー」
男「意味が分からないんだが」
大学で昨日コタツが届いたと言ったら俺の家に来たいと言いだしこの有り様だ。
男「お前の家コタツないのか?」
女「ないよー、コタツ初めてー」
冬はどうしてるんだろうか、エアコン完備か?
男「……まぁ良いや、たまには緑茶にするか?」
女「緑茶にするー」
コタツを挟んでの一服。
- 152 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 16:11:14.10 ID:ErppNuSeO
大学、過疎ベンチ。
女「でねー、男の家でコタツ初めて入ったんだよー」
ロ「コタツ!? 良いな良いなー!!」
所は変わり食堂。
男「何か嫌な予感がする……」
ショタ「どうしたんです?」
男「いや、気のせいだ。……気のせいであって欲しい」
ショタ「じゃあ気のせいと言うことにしておきましょう」
冬も最中の1コマ。
- 153 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 16:17:28.97 ID:ErppNuSeO
女、男自室訪問一週間後、男自室。
男「で、なんでこんなことに?」
シ「さぁ、なんででしょうね?」
女「コタツー」
ロ「コタツー!」
これがコタツの魔力だとでも言うのか!?
男「まぁ、良いか」
コタツを囲んで鍋をつつく四人組。
- 154 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/11/03(土) 16:39:34.01 ID:ErppNuSeO
学祭後、大学食堂。
シ「男さんもどうです?」
男「じゃあ一杯」
にしても、この大学は何でこうも不思議生物が多いのやら。対面に座るこいつもその口で、見た目と実年齢、ついでに言うと中身の年齢が違いすぎる。
見た目は子供、頭脳は爺さんか?
蝶ネクタイの少年探偵もびっくりだな。
まぁどうでも良いけど。
シ「どうしました?」
男「いや、見た目ガキなのに中身は爺臭いなと思ってな」
シ「流石に少し傷付くんですけど」
男「気にすんな、どっかの二回生みたいに中身まで子供じゃないだけマシだ」
名前は伏せるけど。
緑茶を啜りながら、大学での1コマ。
- 156 名前:VIPがお送りします。 [充電危機] 投稿日:2007/11/03(土) 17:02:33.10 ID:ErppNuSeO
冬初頭、公園。
女「焼き芋ー」
男「年がら年中食欲は秋だな」
女「女の子するにはエネルギーがいるんだー」
えねるぎーな発音で言われても説得力の欠片もない。
男「そうかい」
焚き火に手をかざし暖をとる。
この時代にこんなことをする、と言うか出来るとは思わなかった。
女「まだー?」
男「いや、まだ火付けたばっかだし」
とりあえず魔法瓶からミルクティーを出す。
ストレートじゃないのも今日は我慢しよう。
甘かったらさすがにストレートとミルクティーで二本持参することになったんだが幸い砂糖は入れないらしい。
女「何かショタくんみたいだねー」
予想外のダメージを受けつつ焼き芋が焼き上がるのを待つ。
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