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医者「残念ながらあなたのお兄さんは長くはないでしょう」
99 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:43:58.51 ID:RxCkQR4K0
―下駄箱―

兄「・・・ん?」

ビビビビビ
ビビビビビ

兄「(携帯か)」

カチャッ

兄「(妹からのメールか、どれどれ・・・)」

妹『すいません、今日は先に帰ってます。
  それと、帰りに砂糖を買ってきてください。
  お願いしますね』

兄「(砂糖か、スーパーでいいだろう)」

通学路をちょっと外れたとこに
にスーパーがあるってのも
便利なものだ。ちゃちゃっと買って
さっさと帰るか。


100 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:44:46.07 ID:RxCkQR4K0
・・・
・・・・・・

妹「お願いしますねっと」

ピッピッピッ

妹「これでよし」

今日は雨が降るらしいので早く
家に帰らなきゃいけません。
ここ最近はお天気が不安定で
洗濯物が干しにくいです・・・
早くいい天気になるといいです。

タッタッタッタッタッ

・・・・・・
・・・


101 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:45:31.15 ID:RxCkQR4K0
―自宅―

妹「ただいまです」

って言っても誰もいないわけですが。

妹「っと、ベランダベランダ・・・」

タッタッタ

妹「雨が降らなくてよかったです」

-洗濯物取り込み中-

-終了-

妹「ふぅ、さて、たたまないとしわになっちゃいますね」

スッ、サッ、トン

・・・

妹「さて、あとはたたんだ洗濯物を・・・」


102 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:46:38.35 ID:RxCkQR4K0
―兄の部屋前―

妹「あとは兄さんの洗濯物を部屋に置いておくだけです」

ガチャッ
ポワ〜ン

妹「!?・・・この臭いは?」

―イカの臭い・・・?
すごく生臭いです・・・
でも、兄さんの匂いもするような・・・

妹「えと、洗濯物はここに置いて・・・」

・・・なんでしょう。
体が熱いです・・・

妹「兄さんのベッド・・・」

あれ・・・私なんで・・・

妹「兄さんの匂い・・・はぁはぁ」

体が・・・勝手に・・・


103 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:47:21.27 ID:RxCkQR4K0
妹「ん・・・」

私は何をしているのでしょう・・・
兄さんのベッドで自分のアソコを・・・

妹「はぁ・・・んっ・・・はぁ」

こんなことしたらダメなのに・・・
でも・・・いつもよりすごく興奮してます・・・

妹「兄さ・・・ん・・・はぁ」

あう・・・
いますごくえっちな気分です・・・
自分の手なのに・・・
まるで兄さんに触られているみたいです・・・

妹「はぁ・・・はぁ・・・」

体が求めてる・・・
兄さんに抱かれたい・・・
兄さんに愛してもらいたい・・・

妹「も・・・だめ・・・っ!」


104 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:48:03.11 ID:RxCkQR4K0
イってしまいました。
兄さんのベッドで・・・

妹「・・・兄さん」

伝えたい・・・いますぐにでも
私の想い、気持ちを全て兄さんに・・・


・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

兄「(さて、砂糖もかったし帰るか)」

―自宅―

兄「ただいまー」

・・・?
返事が返ってこない。
おかしいな、いるはずなのに・・・

兄「(荷物を置いて部屋に行くか)」


105 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:48:56.85 ID:RxCkQR4K0
―兄の部屋前―

・・・ん?
何か音がする・・・
俺の部屋からだ。
妹がいるんだろうか?・・・

「・・・んっ・・・ぁ」

妹だ。
しかもこれは・・・

「も・・・・め・・・!」

この声は・・・そうか。
あいつは俺の部屋で
性欲処理をしているのか・・・
丁度いい機会だ。
妹には悪いが、これを利用させてもらう。

兄「妹ちゃーん、ここにいるのー?」

ガチャッ


106 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:49:54.98 ID:RxCkQR4K0
妹「!?に、兄さん・・・」

兄「え・・・」

兄―悪いな、お前の気持ちには
  答えられない。

兄「なに・・・してたの・・・?」

妹「あの・・・その・・・」

妹―見られた・・・
  こんな姿を兄さんに・・・

兄「妹ちゃん」

妹「・・・はい」

兄「僕達、兄妹だよね?家族だよね?」

妹「・・・・」


108 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:50:47.59 ID:RxCkQR4K0
兄「こんなことしちゃいけないとおもうんだ」

妹―いや、言わないで。
  聞きたくない!

兄「このことは見なかったことにするから、こんなことはもう・・・」

妹「好きなんです・・・」

兄「えっ・・・」

兄―ああ、知ってる。
  お前はわかりやすいからな。

妹「兄さんのことが、好きなんです!」

兄「うん、僕も家族として好きだよ」

妹「違います・・・私はっ、兄さんのことが一人の男性として!」

兄―はいはい・・・
  なんだ、今心臓のあたりがズキっと・・・

妹「家族としてじゃなく、一人の女として私は兄さんのことが好きです!」


109 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:51:30.93 ID:RxCkQR4K0
兄「・・・・」

妹「グスッ・・・わだし・・・はっ・・・!」

兄「もういいわ。うんざりだ」

妹「・・・えっ?」

兄「お前さぁ、恥ずかしくないの?兄妹でとか」

妹「兄・・・さん?」

兄「あー、涙で負けるとでも思った?それはないわ」

妹―いつもの兄さんじゃない・・・?
  誰・・・?

兄―もう偽るのは疲れた・・・

兄「面食らってるみたいだが、これが俺の本当の姿だ」

妹「嘘・・・」

兄「まあ、そう思うだろうな」


111 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:52:12.12 ID:RxCkQR4K0
妹―そんな・・・
  でも、それでも!

兄「ま、とにかくお前の気持ちは受け取れない。諦めろ」

妹「・・・嫌です」

兄「あ?お前の好きだった"兄さん"は偽りの俺だったんだぞ?」

妹「関係・・・ないです。私はっ、兄さんが好きなんです!」

兄「もういいから、そういうの。意地張っても虚しいだけだぞ」

妹「意地じゃな・・・」

兄「それより、パンツ丸見えだぞ?」

妹「っ!?・・・み、見ましたね」

兄「ああ、びっしょり濡れてたな」

妹「責任とってください!」


112 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:52:29.86 ID:dCk152Gi0
ちんこの話じゃなかったのか


113 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:52:42.50 ID:/pIx2Zec0
ひどすぎるわ

いろいろと


114 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/29(水) 19:53:01.78 ID:07XtqIVPO
>これが俺の本当の姿だ
ごめん噴いた


115 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:53:06.48 ID:RxCkQR4K0
兄「は?勝手にやってたほうが悪い。てか、着替えてくれば?」

妹「くぅぅ・・・」

タタタッ
バタンッ

兄「・・・これでいい。これでいいんだ」

―面倒なやつが片付いてよかったじゃないか
なんで俺の胸はこんなにも痛むんだ・・・・
くそっ・・・

兄「・・・つか、ベッドまで濡れてんだけど」

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

―妹の部屋―

妹「兄さん・・・」

―いままでの兄さんが偽者だったなんて・・・
信じたくないです。でも、あの目は・・・
例え兄さんが自分を偽ってきたとしても
私の気持ちは偽りなんかじゃない!


116 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 19:54:24.32 ID:l5o8GlwBO
なにこの兄こわい


119 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:26:17.53 ID:RxCkQR4K0
ゴメン、途中で疲れた。


あんなこと言われた後でも
兄さんのことを思えば心臓がどきどきします。
諦めません・・・もう、後にはもどれないくらい
私は兄さんを愛しているのですから―――

妹「あ、夕飯の用意しなくては」

うん、もう迷いません。
堂々と言えます。私は兄さんが好き。
この世の誰よりも兄さんを愛しています。
突き放されてもいい。それでも兄さんを愛してるから―

・・・
・・・・・・

―食卓―

妹「今日の夕飯は肉じゃがでーす」

兄「・・・」

妹「どうしたんですか?」

兄「・・・いや、なんでもない」


120 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:27:02.40 ID:RxCkQR4K0
―なんなんだこいつは・・・
たしかにフったはず・・・
ボロボロになってきてもおかしくない

妹「あの、兄さん」

兄「なんだ?」

妹「私、諦めませんから。例え兄さんがいままで
  自分を偽ってたとしても、私の気持ちまで偽りにしないでください」

兄「・・・」

妹「私は兄さんが好きなんです。それだけが真実ですから」

兄「・・・勝手にしろ」

妹「はい♪勝手にさせていただきます」

―どうやら余計ヒートアップさせてしまったようだ
でも・・・胸の痛みはもうない。俺は・・・

妹「あ、そうそう。一人称が"俺"のほうがかっこよくていいです」


121 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:28:33.64 ID:RxCkQR4K0
兄「そうか」

妹「いままでの兄さんもかわいくて好きでしたが
  今の兄さんはかっこよくてもっと好きです」

兄「そ、そうか・・・」

妹「絶対、諦めませんから!」

兄「わかったから飯を食え、飯を」

―ま、これはこれで気が楽だ。
もう偽る必要もない。

妹「♪〜」

兄「どうしてこうなったんだかな」

妹「さぁ、どうしてでしょう?」

俺「どうしてこうなった・・・」

兄「ま、いいか」


122 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:31:35.34 ID:9HyvC+EW0
お前が混じってるぞwww


123 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:31:44.19 ID:nvT23pjf0
 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7  どうしてこうなった!
|.....||__||         /`ヽJ   ,‐┘   どうしてこうなった! 
| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪


126 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/29(水) 20:52:29.57 ID:lTLngaNj0
長くないてアレの長さかと思ったわ。。。


127 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:53:58.02 ID:RxCkQR4K0
さて、何人がチンコだと思って開いたんだろうか。



兄「ご馳走さん」

妹「お粗末様です」

兄「じゃ、俺先風呂はいるから」

妹「はーい」

・・・
・・・・・・

チャポン

兄「何がなんだかわからんが、これでいいのか?・・・」

あれ、あいつが俺のことを諦めさせようとしてたのに
いまはそんな気も起きない・・・
・・・俺はあいつに弱いのか?
そもそも、なんで俺はこんな風に優等生ぶってたんだ?
・・・思い出した。
あれはたしか・・・


128 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:55:41.19 ID:RxCkQR4K0
-6年前-

そう、俺と妹も普通に家族って感じで
普通に仲良くしてた頃だ。
たしかあの頃妹がクラスメイトの
男子にいじめられて・・・

妹「ぅえーん!」

兄「どうしたの妹!?」

妹「ヒッグ・・・男の子なんて嫌い!」

兄「え?え?」

妹「お兄ちゃんも嫌い!」

兄「妹?どうしたんだよ」

妹「自分のこと"俺"っていう男の子嫌い・・・
  そういう男の子はみんないじわるなんだもん
  根暗君はやさしいし、優等生君もやさしい
  きっと自分のことを"僕"って言ってるからだよ!」

兄「・・・(ピコーン」


129 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 20:56:28.72 ID:RxCkQR4K0
兄「ぼ、僕は違うよ?妹をいじめたりしないよ?」

妹「・・・ほんと?」

兄「も、もちろんだよ。妹ちゃんのこと守るよ」

妹「・・・お兄ちゃん大好き!」

・・・
・・・・・・

今思うとすんげぇわがままっていうか
変な理屈で嫌われたんだなぁと思う。
でも、あの時は他にどうすりゃいいか
わからなかったしなぁ・・・
いつのまにかそれが癖になってたが
だんだん嫌になった。でも、周りには
優等生で通ってるから直しにくく
内面だけがこうなったのか。
んで、いつしか自分を偽ってる
ってことにしたと・・・

兄「中二病か、俺は」

なんだか風呂はいると昔のことばかり
思い出すな。これだとまた長風呂してしまいそうだ。


130 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:01:22.99 ID:RxCkQR4K0
兄「出よう」

・・・
・・・・・・

兄「風呂でたぞ」

妹「はーい」

兄「・・・・」

―兄の部屋―

兄「いろいろありすぎて薬のこと忘れてたわ」

ああ、またアレ飲まなくちゃいけないのか・・・
効いてる気がしなくもないが
あの副作用がなぁ・・・

兄「ほんと変な色だよなぁ・・・」

ゴクン
ガチャッ

妹「兄さんまだ起きてますか?ちょっと数学で聞きたいことが」

兄「!?」


131 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:06:00.61 ID:RxCkQR4K0
―あああああああ
やばいやばいやばい

兄「薬を飲んだから早くでてけ!」

妹「えっ!あ、す、すいません!」

モニュッ

妹「ひゃっ」

兄「―――」

押し出そうとあわてて妹に手を伸ばしたら
これだよ・・・。うん、85ってのはホントかもな

兄「スマン、早く外・・・うっ」

妹「あ、えと、外でますね」

ガチャン

兄「はぁ・・・はぁ・・・」


133 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:09:27.57 ID:RxCkQR4K0
―うん、手に感覚が残ってます。
すごく、柔らかかったです。

兄「あぶねぇな・・・」

・・・興奮度MAX!
いやあ、あいつも成長したんだな
あいつのせいで興奮が昨日よりすげぇ

兄「(シコシコ)」

この薬もう嫌だ・・・

兄「」

ホワイトアウト!

・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・

―翌早朝―

兄「なぜか早起きしてしまったが、体中が
  イカ臭い・・・シャワーあびよ・・・」


134 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:12:45.13 ID:a9s3yyDo0
ホワイトアウトww


136 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:15:24.85 ID:RxCkQR4K0
ジャー

兄「ふぅ・・・」

なんだかんだで、薬を飲む度に
いつもの頭痛の回数が減っている
気がするな・・・

兄「妹・・・」

そう俺は呟いた。
よくわからんが、気が楽になっている
まさか・・・俺・・・・
・・・なわけないか

キッキッ

ガラガラガラ

兄「スッキリ爽快だ」

このまま旅に出たくなるほど
気分が良い。
薬に感謝かもな。


138 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:22:01.42 ID:RxCkQR4K0
俺「どうしてこうなった ってのを踊ってみたいんだが」


―食卓―

妹「あれ、兄さん今日は早起きですね」

兄「ああ、そうだな」

妹「♪〜」

兄「・・・・」

妹「?どうかしましたか兄さん」

兄「いや、別に」

妹「そんなに見つめられると期待しちゃいますよ?・・・」

兄「(プイッ」

妹「ガーンlllll」

兄「・・・チラッ」

妹「♪〜」


139 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:24:51.86 ID:Ta+MVAK40
風呂で薬を飲むという選択肢のない兄。馬鹿め。


141 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:30:48.15 ID:RxCkQR4K0
兄「お前ってさ、健気っていうか、図太い性格だよな」

妹「えっ?」

兄「普通、振られたら気まずくて顔合わせられないだろ」

妹「そうなんですか?でも、私達は家族で同じ家に住んでるの
  ですから、顔を嫌でも合わせなくてはいけません。
  開き直らなきゃやってられませんよ」

兄「なんだそりゃ」

妹「それだけ私の兄さんへの愛が深いってことです」

兄「朝から恥ずかしいやつだな・・・」

妹「キュンときました?」

兄「いや、全然」

妹「ク、クールですね」

兄「でも、嫌いじゃない」


142 :VIPがお送りします [sage] :2009/07/29(水) 21:31:39.57 ID:3eYM9pE10
妹ほしいぜ・・・


143 :VIPがお送りします [] :2009/07/29(水) 21:31:53.97 ID:RxCkQR4K0
妹「!・・・♪〜♪〜」

兄「(わかりやすいやつ・・・)」

・・・
・・・・・・

―通学路―

兄友「おっす!」

男「うっす」

妹「おはようございます」

兄友「・・・あれ、お前」

男「察してくれ」

妹「?」

兄友「なるほどねー」

男「はぁ・・・」



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