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意地悪なメイド4.5
- 130 名前:NIPPERがお送りします [sage]
投稿日:2011/03/02(水) 01:44:25.21 ID:NhOCUKdAO
メ「MED48」
妹嬢「……はい?」
メ「ですから、妹嬢さんのとこのメイド隊でユニット組みましょうって話ですよ。48人くらいなら若くて可愛いのいるでしょ」
妹嬢「そんなくだらない遊びに彼女らを巻き込まないでください。第一年齢層がそういった意味で満たせる人間は少ないですし」
メ「意外や意外な理由っすね」
妹嬢「意外でもなんでもありませんよ。彼女らや彼らは全てが若い方ばかりではありません。寧ろ家政婦の仕事には年配の方も多いですし」
メ「夢のない! けど割と若い子もいません?」
妹嬢「彼女らは正確には我々の家政婦といった位置付けではありませんので」
メ「肉奴隷?」
妹嬢「学徒です! なんて事を言い出すんですか、全く」
メ「Gackt?」
妹嬢「ニュアンスが違うのだけは伝わりました。我々は身よりのない子供達になるべく職をという事でうちに住まう代わりに仕事を与えているんです」
メ「なんか偽善っぽい」
妹嬢「そうでしょうね。見える範囲、出来る範囲でしか手を差し伸べられてはいないのですから。けれど私は止めませんよ。意味が無いとは思っていませんから」
メ「ふぅん……え? でもじゃあそれこそアイドルとかに仕立てあげれば色々宣伝効果とかあるかもだし良くないすか?」
妹嬢「……。我々が預かる理由の“建前”が先のもの。それを隠れ蓑にして世に出せぬような方々こそが若い子のほとんどなのです」
メ「……それって」
妹嬢「偽善なんて言葉すらおこがましい。先代までの悪徳、所業を明るみにだしたくない。それが本当の理由ですよ」
メ「……」
妹嬢「いえ、そうしたくないという願望ではないですね。そうせざるを得ない、という現実なのですよ。世界のバランスの為に」
メ「なんか、難しい感じの話になるとわからないからいいっすけど。納得いかんす」
妹嬢「忘れてください。とにかく、企画の話は没ですよ」
メ「ちぇ。せっかくメイド姿な主様を放り込んでウキウキウォッチングだと思ってたのに」
妹嬢「うちからは出せませんが別の企業なりに掛け合って出演交渉はしましょう、任せてください」
メ「さ、さっきまでのシリアスが吹き飛んだ!!」
- 131 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/02(水) 02:10:08.21 ID:O0NOvUgho
5人グループで男の娘、眼鏡っ娘、ロリ、お嬢様、ヤンデレ
- 132 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/02(水) 10:01:34.36 ID:lHfhC2a30
いいんちょが眼鏡とヤンデレダブってる
- 133 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/03(木) 01:31:47.98 ID:aegalpAAO
メ「仮に5人揃えたとして残り43人はどうなるのでしょうか」
男「あくまで48にこだわるのな」
メ「四十八手」
男「言うと思ったけどさ!」
メ「主様は不器用なので二、三手しか出来ませんしね」
男「身を持って四十八手食らってみるか」
メ「勘弁してつかぁさい。というか何公然とレイープ宣言してんすか。怖い、この人!」
男「和姦なら問題ないだろ」
メ「主様、主様。私から同意を取るのと地球を手にするのは同難易度ですよ」
男「……ちょっとくらいならいいだろ!」
メ「男優の『先っちょだけだから』に似た悲しさの漂う台詞ですね」
男「やめろ!?」
メ「とにかく48人揃えなきゃダメっす」
男「無茶言うなよ」
メ「何なら私とか妹嬢さんのクローン的な……」
男「止めろ。冗談でも」
メ「な、何すか。急にマジになっちゃって。怖い顔したってダメっすからね!」
男「……」
メ「……いや、あの。すみませんでした」
男「ん。じゃ、後は四十八手を試す方向で」
メ「ちょっと精神的に優位に立ったところで勢いで誤魔化すなんて無理が通る訳もなく」
男「……ちっ」
- 134 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/03(木) 01:39:31.16 ID:aegalpAAO
委員長「眼鏡なら私で納得するけれど他には同意しかねるわ」
メ「他に適任がいます?」
委員長「少なくとも私より似合う子はいくらでもいるじゃない」
メ「少なくとも委員長さんより似合う方はまずおられませんよ」
委員長「そんなはずないでしょ。何より私のどこにそんな要素があるのかしら」
メ「か、過去をなかった事にしようとしている……! その時、私の中にかつてない恐怖が駆け巡った」
委員長「そうね……妹嬢さんなんてどうかしら」
メ「あれは時々頭がかわいそうになられますが病み方が健全に近い何かですよ。何よりお嬢様分が」
委員長「そこは会長さんでいいでしょう?」
メ「んじゃあロリ分は妹さん……とはいえ、あちらは純粋にロリ属性じゃないからなぁ。やさぐれロリなんて需要が」
委員長「あの子は昔から素直ないい子よ」
メ「す、すげぇ。天然なのか器がでかいだけなのかとにかく全く気にしてない!」
委員長「後は彼が女装して私が眼鏡、問題の属性は誰か外伝なりから引っ張ってくるか新しく作ればいいわね」
メ「何故そこまで頑なに認めないんですか?!」
委員長「私は違うからよ」
メ「……なんで言い切れるんだこの人」
- 135 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/03(木) 01:44:35.32 ID:aegalpAAO
委員長「じゃあ逆に聞くけれど眼鏡は他に誰かいるかしら」
メ「む、……確かに、まぁ」
委員長「そう考えれば眼鏡キャラを新しく作る手間より誰かヤンデレとやらに仕立てればいいと思うわ」
メ「なるほ……いやいやいや、メガネかけさせて定着させる方がどんなけ楽か!」
委員長「やらない内に決めつけは良くないわ」
メ「やらなくても分かるレベルで確実じゃないですか!」
委員長「……。あなた、頭は大丈夫?」
メ「鏡見て言ってくださいよ! っていうか、ここにきて委員長さんが壊れてる気がするんですが!」
委員長「至って平常よ。何かおかしいかしら」
メ「きっとイロモノキャラ以外の扱いに体がびっくりしてるんですね。ああ、おいたわしや」
委員長「喧嘩なら買うわよ。鉛弾で」
メ「変なとこだけ尖った設定そのままとかずるくないっすか!?」
- 136 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/03(木) 20:10:51.05 ID:bIZI1W3mo
委員長が48人
- 137 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/03(木) 23:49:01.88 ID:H3LXY8Ago
委員長なら分身で対応できそうww
過激に暴力で対応してたけど病んデレになるのか?
好きなアイツが自分のものにならないならいっそ・・・てのがヤンデレじゃないの?
- 138 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/04(金) 00:05:03.37 ID:Mm4TYtK2o
2chの時のスレのオチでは委員長がヤンデレになってたんだよ
あの時はまさしくホラーだった
- 139 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/04(金) 01:50:53.33 ID:7rzz0gtAO
メ「時代はヤンデレ。まさに世紀末な展開!」
委員長「まだ21世紀の頭よ」
メ「世も末的な意味で。というか委員長さんってば初期はクー(ツン)デレからヤンデレへと移行し、やがてイロモノポジションでしたもんね」
委員長「最初から最後までヒロイン属性よ」
メ「世の中からサブキャラが消えかねない定義になりますよ」
委員長「自分がメインキャラだと思っていたら間違いよ」
メ「へっへ〜ん。これでも主様を下部に出来るのは私だけと決まってんですからね。メインは私ですよ」
委員長「馬鹿ね。彼がメインヒロインよ」
メ「な、なんだろう。恐ろしいほどの説得力。でも委員長さんがヤンデレだった事実は揺るぎない訳で!」
委員長「こっちに移った際にあれはパラレルだと言い切ったのはどこの誰かしら」
メ「ぬ、ぐぐ……私ですけど。あ、でも昔に委員長さんのヤンデレ日記があったじゃないですか!」
委員長「あれも単発ネタのパラレルよ。つまり私のヤンデレ設定は公式じゃないの。分かったかしら」
メ「(でも公式じゃなかろうがそういう展開がまわってきまくる時点でポジションが決まってるような……)」
- 140 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/04(金) 01:57:37.69 ID:7rzz0gtAO
命「委員長が48人とかどこのクローン兵団だよ」
委員長「あら。初登場に活躍したキャラクターのクローンは弱くなってやられ役になるものよ」
命「メタな発言しやがって……」
委員長「それに私が48人もいたらすぐに壊滅するわよ」
命「解散じゃないのか」
委員長「ええ、壊滅。最後に残った一人以外みんな消えるでしょうね」
命「一人バトルロワイアルだな」
委員長「そうね。だって私は私が一番嫌いだもの」
命「自分が好きな人間なんているかよ」
委員長「自分が嫌いでも自分を許せるのが人間。でも私は自分が許せないのよ」
命「なんだそりゃ。じゃあ自殺願望でもあるのかよ」
委員長「ええ……すぐにでも」
命「嘘つけよ。殺しても死なないくせに」
委員長「[ピーーー]ないもの。私は」
命「めちゃくちゃ矛盾してるな。頭大丈夫か」
委員長「ええ。極めて健康よ。心配してくれるのかしら」
命「誰がするか。あんたなんか」
委員長「……ふふ」
- 141 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/04(金) 02:05:07.18 ID:7rzz0gtAO
女「みんながアイドルになったら私がメイクもコーディネートもするからね!」
メ「女さんは出ないんすか」
女「あはは、私はその、無個性すぎるというか可愛くないというか似合わないしどっちかといえばブサイクだし歌も下手だし踊れないし」
メ「自分全否定じゃないすか。でも女さんは普通に可愛いと思いますよ? 歌だって特別下手じゃないし」
女「ん〜、つまりやっぱり無個性ってことな気がするよ。だから私は表舞台にはあがらないの」
メ「割り切ってますね」
女「うん。その代わりみんなみたいなすごい人たちを一番近くで見てられるからいいんだ。私は今の位置がすごく幸せ」
メ「一番居たかった場所も諦められるんすか」
女「うん。私には彼の隣は荷が重すぎるから……なんて。逃げ出した側の言い訳だね」
メ「いや。昔主様にちゃんと告って玉砕してるじゃないすか。どこぞのヤンデレさんのが逃げましたからね」
女「ダメだよ、そういう言い方。恋路の決着は人それぞれなんだから」
メ「そういうもんすか」
女「そういうものです。メイドさんは初恋が最後の恋だからわからないかもしれないけど」
メ「私の初恋は二次元ですが」
女「そういうことにしといたげるね」
メ「む、ぅ。強くなったなぁ、この人」
- 142 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/04(金) 23:04:49.07 ID:MzgPb77Po
ふたなりが公式設定と化した夢を見ました
- 143 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/06(日) 13:25:07.20 ID:8COw+8Sp0
>>142
現実です
- 144 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/07(月) 01:43:57.09 ID:obFTVp4AO
妹嬢「夢です! 夢、完全にフィクションですから! 有り得ませんから! 生えてませんからっ!!」
メ「寧ろここまでふたなりである事を求められてるのに拒むとかファンを蔑ろにしすぎでしょう」
妹嬢「要りません! そんな歪んだ愛情は要りませんから!!」
メ「いっそ今後はふたなり妹嬢スレとして主役張ってもらうまでありますよ」
妹嬢「なっ……私が、主役?」
メ「主様とめくるめく甘美な世界が展開しちゃうかもですよ」
妹嬢「兄さんと本当に結ばれるのですか?」
メ「ええ、ばっちりです。合体です。結合です」
妹嬢「だ、ダメです、そんなはしたない……私と兄さんがそんな」
メ「さぁ、勇気を出して主様を突きましょう! あ、違った。付き合いましょう!」
妹嬢「やっぱりそっちなんですね!? 普通にヒロインなんて出来ないならそんな主役なんて要りません!!」
メ「そこまでして頑なになる必要がどこにあるんすか。別にち○こくらい気にしないでいいっしょ」
妹嬢「でしたらあなたはどうなんですか! ふたなりメイドとやらになってみますか?!」
メ「やですよ。気持ち悪い」
妹嬢「分かってるならあなたも否定を手伝いなさいっっ!!」
メ「おーおー。涙目になっちゃってかわゆすなぁ」
妹嬢「むきー!!」
- 145 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/07(月) 01:59:16.00 ID:obFTVp4AO
メイド長「妹嬢様が明るくなられました」
執事長「それをわざわざ俺に言いにきた、って訳でもなさそうだね」
メイド長「永年の旦那様からの呪縛から放たれ、自分なりに気持ちの整理を付けられたという事なのでしょうが……」
執事長「喜ばしい事の割には随分と悩み顔だね」
メイド長「彼と彼女……坊ちゃん方に関わられているのが一番の要因でして」
執事長「何? あの子らがまた厄介ごとに巻き込まれててお嬢様が躍起になってる?」
メイド長「それも度々ありますが。それよりも根本的にお嬢様が俗世に毒され過ぎていると言いますか」
執事長「あー。確かに分かるかも。今まで鉄壁の氷帝とか絶対女王様って感じだったのに最近はえらい親しみやすい時があるような」
メ「若干聞き捨てならない言い方がありましたが……概ねそういう事です」
執事長「いいんじゃないの? とは一概に言えないか。下々に意識取られ過ぎてるのは確かだし」
メイド長「ええ。最近は付き人に対して優遇なされ過ぎています。私や貴方も例外なく」
執事長「だな。本来負わなくていい負担をわざわざ抱えられてちゃ俺達の立つ瀬がないわな」
メイド長「私からは何度となく進言させていただいていますが……逆に気を遣われる始末。自分が情けない」
執事長「で、俺に相談にきたと」
メイド長「少なくともこの状況を憂いでいる人物など他には居ませんから」
執事長「人間、サボれるならサボりたいのが本来の姿だしな。俺らみたいにそういう役割でしか生きられない奴しかそういう考えにならんだろ」
メイド長「ですから貴方からもお嬢様に進言を。最悪、現状を顧みていただけないのならば私が汚れ役にもなりましょう」
執事長「嫌われ役は損だぞ?」
メイド長「お嬢様の為ならば」
執事長「ったく。了解、協力するよ。長さんは本当に放っておけない子だね」
メイド長「……私を子供扱いですか」
執事長「俺からすれば長さんも可愛い子供みたいなもんだよ」
メイド長「まだ、貴方に並べませんか」
執事長「さぁてね。んじゃ俺からはお嬢様に進言と憎まれ役でもしてくるかね」
メイド長「いえ、貴方がそんな役を負う必要は……」
執事長「気紛れの暇つぶしだよ。そっちはちゃんとスケジュール見直し、よろしく」
メイド長「……。はい、ありがとうございます」
- 146 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/07(月) 02:09:58.05 ID:obFTVp4AO
妹嬢「はぁ……全く」
メイド長「どうされましたか? お嬢様」
妹嬢「どうもこうもありません。執事長が勝手に私と兄さんの逢瀬の予定をキャンセルされたんです」
メイド長「確か映画を見に行かれるというものでしたか」
妹嬢「ええ。せっかくそのためにかなりの時間をやりくりしてきたというのに……」
メイド長「しかしお嬢様。実際その予定を行うにあたってかなり無理をされる事になっていたはずです」
妹嬢「それを承知で私は……」
メイド長「ならばせめて我々侍女側に作業なりを落としてください。最近ではお嬢様が処理をされるばかりで我々が暇を持て余す事態に陥っています」
妹嬢「ですから彼女らには充分な余裕ある勤務になるでしょう」
メイド長「それがそもそもの間違いではありませんか。お嬢様がそんな事実すら分からぬようになっておられる訳ではありませんでしょう」
妹嬢「……。今日は彼といい貴女といい、私に噛みつきますね」
メイド長「忠犬なればこそです。飼い主の間違いに吼えられぬ駄犬ではおれませんので」
妹嬢「私が間違っていると?」
メイド長「はい。ご自分の好きにされ過ぎているかと」
妹嬢「……。言いますね」
メイド長「どうか、どうか御自愛を」
妹嬢「はぁ……わかりました。調整は任せますが、あまり私に気を遣いすぎぬように」
メイド長「かしこまりました。既にこちらに草案は」
妹嬢「全く、してやられたわね。貴女達に」
メイド長「お誉めの言葉としていただきます」
妹嬢「ふぅ。本当に優秀な忠犬ですね」
- 147 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/07(月) 02:19:06.88 ID:obFTVp4AO
執事長「うまくいったみたいだね、その様子だと」
メイド長「はい。貴方の進言もあってかやっと私の言葉を飲み下していただけました」
執事長「そかそか。良かったよ」
メイド長「しかしあのお嬢様が予定のキャンセルを含め受け入れられるとは若干意外でした」
執事長「ちょっとばかり裏技を使ったからね」
メイド長「と、言いますと」
執事長「坊ちゃんとあそこの侍女のね、仲良しこよしな場面をたまたまって形で見てもらってね」
メイド長「それは……」
執事長「人のもん盗っちゃいけねぇよなって話をしただけさ」
メイド長「そんな事をされたんですか。お嬢様の気持ちを知りながら」
執事長「したさ。長さんも思ってんだろ? もういい加減に目を覚ましてほしい、ってさ」
メイド長「それは……」
執事長「なら文句は言わないよな。ああ、恨んでくれていいし嫌われ……たくはないけど、長さんの気持ちも受け止めるつもりだよ」
メイド長「……意地が悪いですね」
執事長「長さんには負けるよ」
メイド長「分かりました。私も心を鬼にしこれまで以上に諦めていただくよう努めます」
執事長「辛いぜ?」
メイド長「覚悟の上です」
執事長「……オーライ。しんどくなったら胸はいつでも貸すからな」
メイド長「貴方に借りるくらいならば一人で処理しますよ。ではこれにて」
執事長「あいあい。了解っと。んじゃまた」
メイド長「失礼します」
執事長「……」
執事長「はぁ。本当、胸くらい借りてくれねぇかね。俺はお嬢より長さんのが心配だよ。……はぁ」
- 148 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/07(月) 19:32:22.47 ID:adi2hI2Bo
忠犬・・・舐め犬・・・いや、なんでもない
- 149 名前:NIPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/08(火) 02:08:06.29 ID:QlKhDqiAO
メイド長「何を仰っているのやら」
執事長「動じないねぇ」
メイド長「私にとってお嬢様は忠誠を誓い全てを捧げるに相応しい方ですが私から何かを求めるなど有り得ません」
執事長「つまり舐めたいって願望になるのか」
メイド長「……失言でした。お忘れを」
執事長「いいじゃないの。同性だとか忠義だとか。人間として存在として憧れる相手が居るのは素敵だよ」
メイド長「やけに私の肩を持たれるのですね」
執事長「だって俺、長さん大好きだし」
メイド長「……。……」
執事長「なんか言おうぜ、そこはさ」
メイド長「私は、その……からかうのはやめてください」
執事長「からかってないんだけどな。まぁいいや、お互い実らない恋同士頑張ろうや」
メイド長「……頷きにくい言葉を」
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