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妹「お兄ちゃん、おかえり」
53 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/31(土) 23:28:43.67 ID:Qvc4OAH10
〜次の土曜日〜
妹「なんで私があの変態に呼び出されなきゃならないの」
妹「お兄ちゃんのことで話があるとか言われたら断れないし」
妹「しかも何?ここラブホ街じゃん」
妹「こんなところに呼び出すなんて、本当に最低の女。あー、マジムカつく」

妹「あ、この喫茶店かな?」
義姉「あー、妹ちゃん。こっちこっち」
妹「・・・」
義姉「この間はごめんね」
妹「もうこういうのやめてもらえませんか?」
義姉「妹ちゃん、お兄ちゃんのこと、好きでしょ?」
妹「は?何言ってるんですか?帰りますよ」
義姉「まあまあ、待って。今からいいものが見れるかもよ」
妹「いいもの?」
義姉「お兄ちゃんとか」
妹「お兄ちゃんがこんなところに来るわけないでしょ」
義姉「どうかなぁ?」


58 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/31(土) 23:35:51.16 ID:Qvc4OAH10
妹「・・・」
義姉「何か飲む?」
妹「アイスティー」
義姉「ミルク?レモン?」
妹「ストレート」
義姉「はぁ・・・じゃ、注文するね」
妹「はい」
義姉「この間のこと、怒ってる?」
妹「当たり前じゃないですか」
義姉「あれは間違って・・・」
妹「間違ってパジャマのボタンを外して胸に・・・」
義姉「胸に?」
妹「もういいです」
義姉「ごめんね。私、妹ちゃんのこと好きなのよ」
妹「私はお義姉さんのこと、嫌いです」
義姉「はっきり言うね」


62 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/31(土) 23:41:06.70 ID:Qvc4OAH10
店員「アイスティーです」
妹「はい」
義姉「妹ちゃん、ガムシロ入れないの?」
妹「そんなことどうでもいいじゃないですか」
義姉「そうだけど・・・」
妹「それより話って何なんですか?」
義姉「調べてもらった情報によると、もうそろそろだと思うんだけど」
妹「何のことです?」
義姉「窓の外、見える?」
妹「見えます」
義姉「何がある?」
妹「私にそういうことを言わせたいんですか?最低ですね」
義姉「いいから。ラブホの入り口、見えるよね」
妹「それと兄と何の関係が・・・え?さっき・・・」
義姉「そろそろ来ると思うんだけど」


姉か妹、どっちかいるだけでもうらやましいんだぜ
まあ、いないからどうとでも書けるんだがw


66 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/31(土) 23:49:01.94 ID:Qvc4OAH10
妹「お兄ちゃんが・・・誰と来るんですか?」
義姉「私も妹ちゃんも知らない女だと思うよ」
妹「なんでそんなことがわかるんですか?」
義姉「興信所とか探偵とかかな。調べてもらって、って妹ちゃんにはまだ早いかな?」
妹「何で私を呼んだんですか?」
義姉「妹ちゃん、お兄ちゃんのこと大好きでしょ?」
妹「悪いですか?」
義姉「悪くないわよ。むしろ微笑ましいと思ってる」
妹「なら、何で?」
義姉「好きなら知りたいでしょ?」
妹「ただ私を巻き込みたいだけなんじゃないんですか?」
義姉「結果的にそうなるかもね」
妹「最低」
義姉「まあまあ、そう言わないで」
妹「・・・」
義姉「あ、来たかも」


67 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/31(土) 23:56:42.23 ID:Qvc4OAH10
妹「・・・何ですか?そのサングラス」
義姉「バレないかなと思って」
妹「ふっ。じゃ、そのでっかいバックには変装用の衣装でも入ってるんですか?」
義姉「ははは、面白いこと言うわね」
妹「からかわないでください」
義姉「まあまあ、ほら、やっぱり」
妹「え?」
義姉「兄よ」
妹「・・・嘘?」
義姉「残念だけど、ホントみたい」
妹「・・・お兄ちゃんが、こんなこと」
義姉「ねえ、相手の女、知ってる?」
妹「・・・知りません」
義姉「会社の女かな?」
妹「私に・・・聞かないでください」
義姉「ははは、そうね」


70 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:02:23.27 ID:y3Atw5M00
妹「お義姉さん、お兄ちゃんに浮気されて何笑ってるんですか?」
義姉「あ、そっか。うーん、あまりにも予想通りだったから思わず笑っちゃった」
妹「興信所とか、ですか?」
義姉「うん、そうね。あ、入るわよ」
妹「そ、そんな、お兄ちゃん・・・信じられない」
義姉「でも本当のことよ。見たでしょ?」
妹「・・・お兄ちゃん」
義姉「ねぇ、知ってる?ラブホテルって女2人でも入れるのよ」
妹「え?」
義姉「追うわよ」
妹「あ、はい」

店員「お会計は・・・」
義姉「これで、お釣りはいらない。あ、数時間後に取りに来るかも」
妹「そんなこと言われても、店員さん、困ります」
義姉「そうね」
店員「120円のお返しです。ありがとうございました」


71 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:08:42.56 ID:y3Atw5M00
〜ラブホテル・フロント〜
義姉「さっき入ったカップルの隣の部屋を」
フロント「それは・・・」
義姉「いいから、何号室?」
フロント「それは言えませんよ」
義姉「エレベータ、見てくる」
フロント「あっ」
義姉「5階ね」
フロント「・・・」
妹「・・・」
義姉「5階で埋まってる部屋は、と。ふふふ」
妹「・・・どうしたんですか?」
義姉「501号室ね」
妹「その部屋に・・・」
義姉「たぶんね」
フロント「あの・・・」
義姉「502号室に入るわよ」


72 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:14:25.88 ID:y3Atw5M00
妹「あの、外で待ってたほうがいいんじゃ・・・」
義姉「突入してやる」
フロント「502号室でよろしいですね」
義姉「はい」
妹「・・・」
義姉「さ、行くわよ」
妹「あの、私、帰ります」
義姉「いまさら何を言ってるの?行くわよ」
妹「・・・でも」
義姉「いいから行くの」
妹「・・・はい」
フロント「休憩2時間で4800円になります」
義姉「はい」
妹「・・・」
フロント「200円のお返しです。出られる前に・・・」
義姉「行くよ」
フロント「・・・」


73 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/01(日) 00:20:16.74 ID:T4miG+2r0
>>38だけど
1時か2時に終わってしまうときいて急いで描いた
誰も描いてないみたいだからうp
なんかこの妹嫌いだから女。
http://or2rakugaki.a.orn.jp/cgi-bin/src/orn18748.jpg
なんかすごいピザに・・・そして雑ですまん。







74 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/01(日) 00:21:43.42 ID:JCQj8eBb0
>>73
ピザ云々はともかくポーズに吹いたwwwww


75 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:22:32.54 ID:y3Atw5M00
妹「ちょっと、お義姉さん。行ってどうするんですか」
義姉「これから考える」
妹「これからって、ホントに私、帰ります」
義姉「ここまで来て何言ってるの?」
妹「無理やり連れてこられたんじゃないですか」
義姉「とにかく、帰ることは許しません」
妹「どうして・・・?」
義姉「妹ちゃんにも兄の本性を知ってほしいからよ」
妹「私、知りたくありません」
義姉「ダメ。妹ちゃん、兄のこと好きでしょ?逃げちゃダメ」
妹「逃げるとかそういう問題じゃないです」
義姉「いいの。じゃ、これからどうするか一緒に考えようよ」
妹「そんなこと、考えたくありません」
義姉「そんなこと言いながら、もう部屋の前じゃない」
妹「・・・」
義姉「わかるわよ。気になるんでしょ?」
妹「気にならないって言ったら嘘になりますけど」
義姉「やっぱり気になるんじゃない。とりあえず入ろ」


77 :VIPがお送りします。 [] :2008/06/01(日) 00:24:38.41 ID:JCQj8eBb0
妹を絶望させる展開キボン
もう立ち直れないぐらい


78 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:29:22.87 ID:y3Atw5M00
妹「・・・はい」
義姉「素直な子。今まで私にさんざん冷たくしてきたのにね」
妹「それは・・・」
義姉「いいのよ。妹ちゃんの気持ち、わからなくはないから」
妹「・・・」
義姉「さて、どうするか」
妹「どうするんですか?」
義姉「501号室にいることはおそらく間違いないのよね」
妹「違ったらどうするんですか」
義姉「わかった。電話してみる」
妹「電話?」
義姉「着信音聞こえないかな?」
妹「バイブにしてたらどうするんですか?」
義姉「それもそうね」
妹「それに、こういうホテルって防音がしっかりしてるんじゃないんですか?」
義姉「あら、詳しいのね。来たことあるの?」
妹「あるわけないじゃないですか」
義姉「ホントかなぁ?」


80 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:38:15.39 ID:y3Atw5M00
妹「ホントです」
義姉「妹ちゃんの言うことだ。信じましょう」
妹「勝手にしてください」
義姉「しょうがない。出てくるのを待つか」
妹「何時間ここにいるつもりですか」
義姉「とりあえず、延長がなければ2時間」
妹「2時間・・・」
義姉「平日じゃなくてよかったわね。平日ならサービスタイムで6時まで待つことになってたよ」
妹「冗談じゃないです」
義姉「そうね。ははは」
妹「笑い事じゃないです」
義姉「ごめんごめん」
妹「・・・」
義姉「もうそこまで追いつめてるのに、悔しいな」
妹「悔しいって、お義姉さん、何がしたいんですか?」
義姉「とことんまで追いつめて・・・離婚してやる」
妹「離婚?」
義姉「妹ちゃんの望み通りになるかしら?」


82 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:44:22.44 ID:y3Atw5M00
妹「私は別に・・・」
義姉「お兄ちゃんを私に取られたって思ってたんじゃないの?」
妹「そんな、こと」
義姉「じゃ、なんであんなに私に冷たいの?」
妹「それは・・・」
義姉「とりあえず、椅子に座ったら?」
妹「・・・はい」
義姉「あ、そうだ。あれ、使おっかなぁ?」
妹「あれって・・・」
義姉「えーとね、バッグの中に、あった」
妹「何なんですか?それ」
義姉「手錠」
妹「使うって・・・」
義姉「もちろん、妹ちゃんにだよ」
妹「は?」
義姉「兄たちが楽しんでるんだから私たちも、ねぇ」
妹「冗談はやめてください」
義姉「冗談でも、ないんだけどねぇ」


83 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:50:44.93 ID:y3Atw5M00
妹「私、帰ります。きゃ」
義姉「逃さないわよ」
妹「そんな、腕を強くつかまれると、痛いです」
義姉「だって痛くしてるんだもん」
妹「え?やだ、痛い」
義姉「ふふふ。手錠、かけてあげる」
妹「やだ、やめて」
義姉「妹ちゃん、意外と力がないのね。華奢だから仕方ないか」
妹「やだ、やだ、お兄ちゃん」
義姉「この間みたいにお兄ちゃんは助けに来ないわよ」
妹「え?」
義姉「お兄ちゃんは隣の部屋で・・・」
妹「やめて」
義姉「ふふふ。こっちの手にも、カチャっと」
妹「後ろ手に・・・手が、動かせない」
義姉「お義姉ちゃん、今まで寂しかったんだよ。ね、妹ちゃん」
妹「だからって、こんな。何するつもりなんですか?」
義姉「これから考える」


84 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 00:56:18.63 ID:y3Atw5M00
妹「それに、なんでこんなの持ってるの?」
義姉「兄、好きなのよ。こういうの」
妹「こういうのって?」
義姉「いわゆるSMってやつ?」
妹「そんな・・・」
義姉「このバッグの中には兄が今まで私に使ってきた道具がいっぱい入ってるのよ」
妹「道具?」
義姉「変装用の衣装じゃないわよ」
妹「・・・」
義姉「怖い?」
妹「・・・グス・・・ヒック」
義姉「あら、泣いてるの?」
妹「・・・グスッ」
義姉「手錠をされたからって殺されるわけでもないのに」
妹「・・・」
義姉「逃げようと思えば逃げられるし、ね」
妹「こんな、手錠つけて」
義姉「本気で逃げたかったら逃げてるはずよ」


87 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:00:17.97 ID:y3Atw5M00
妹「・・・」
義姉「諦め、ついたかしら?」
妹「嫌」
義姉「隣の部屋に助けを呼びに行く?」
妹「・・・お兄ちゃん」
義姉「ははは、無理よね。お兄ちゃんは他の女とよろしくしてるんだから」
妹「グスッ・・・」
義姉「妹ちゃんは逃げたくないみたいだし、もうちょっといろいろやってみていいかな?」
妹「やめ、て」
義姉「その顔、いいわ。写真撮ってあげようか?」
妹「写真?」
義姉「じゃーん、デジカメー」
妹「やだ、やだ、やめて。お願い」
義姉「別に普通の格好じゃん。手錠以外は」
妹「・・・嫌」
義姉「そんなに嫌なの?」
妹「・・・はい」
義姉「そう言われるともっとしたくなっちゃうんだなぁ」


さて、書き終わったので巻きで行きますw


88 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:02:17.31 ID:y3Atw5M00
妹「・・・変態」
義姉「まだ悪態つけるのね。でも私を変態呼ばわりするのはいただけないわ」
妹「・・・」
義姉「私が変態ならあなたのお兄さんも変態よ」
妹「・・・お兄ちゃんとも、こういうことしてたの?」
義姉「私がされてたの」
妹「手錠・・・とか?」
義姉「うん。彼ったら私のことMだと思ってるみたい」
妹「・・・」
義姉「あ、そうだ。兄に電話してみようか」
妹「え?」
義姉「助けに来てくれるかもしれないよ」
妹「ちょっと待って」
義姉「携帯電話は、と。あった」
妹「やめて」
義姉「ん?助けてほしいんじゃないの?ピッ」
妹「あぁ・・・」
義姉「出るかなぁ?」


89 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:03:18.85 ID:y3Atw5M00
妹「やめ・・・」
義姉「プッ・・・って、切りやがった」
妹「お兄ちゃん・・・」
義姉「じゃ、メール打つか」
妹「メールって」
義姉「えーと、『妹は預かった。返して欲しければ502号室まで来い』っと。送信」
妹「誘拐犯みたい・・・」
義姉「ある意味、誘拐だわね」
妹「ふっ」
義姉「妹ちゃん、やっと笑ってくれたね」
妹「笑ってなんかないです」
義姉「あ、返信来た。ん?『どういう意味だ?』だって」
妹「お兄ちゃん」
義姉「さて、『そのまんまの意味よ。私たち隣の部屋にいるから』っと。送信」
妹「・・・」
義姉「どうなるのか心配?」
妹「・・・はい」
義姉「どうなるんだろうね。私にもわかんないわ」


90 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:04:15.51 ID:y3Atw5M00
妹「そんな・・・」
義姉「あ、返信来た。ふふふ、かなり焦ってる」

コンコン
妹「ノック?」
義姉「来た来た」

ガチャ
兄「義姉・・・お前・・・」
妹「お兄ちゃん」
兄「妹、お前までどうしたんだ」
義姉「兄こそどうしたの?こんなホテル、一人で来るところじゃないよね」
兄「義姉・・・」
義姉「説明してもらう前に、女を確保しないとね」
兄「おい、待て」

ガチャ
義姉「あっ」
女「あっ」
義姉「こら、エレベータに・・・待て」
女「・・・」
義姉「・・・ちっ、逃げられた」


91 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:05:15.97 ID:y3Atw5M00
ガチャ
兄「義姉・・・」
義姉「女を逃すなんて殊勝なお考えね」
妹「・・・」
兄「お前たち、なんでここに・・・」
義姉「私が何も知らないとでも思ってたの?」
兄「何もって・・・」
義姉「もうごまかしても無駄なんだから、全部しゃべっちゃいなさいよ」
兄「・・・」
妹「・・・」
義姉「どうしたの?黙っちゃって。ま、いいわ。兄たちの部屋、行きましょ」
兄「おい、待て」
義姉「あ、忘れてた。バッグの中に、あった」
妹「きゃー」
兄「うわっ」
義姉「念のために持ってきておいて良かったわ。ナイフ」


92 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:06:24.23 ID:y3Atw5M00
兄「バカなことはやめろ」
義姉「兄が私の言うこと聞いてくれたら何もしないわよ。ほら兄の部屋、行きましょ」
兄「・・・ああ」
妹「私は・・・」
義姉「妹ちゃんもおいで。私も、バッグを持って、と」
妹「・・・はい」

ガチャ
義姉「ははは、何この部屋?」
兄「・・・」
妹「何?これ・・・」
義姉「これ、SM部屋とかいうやつ?兄も相変わらずね」
兄「・・・」
妹「・・・最低」
義姉「あれ?これX字枷っていうんだっけ?」
兄「・・・」
妹「やだ・・・」
義姉「ねえ、兄。これ、使う?」
兄「使うって・・・」
妹「ゴクリ」


93 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:07:20.48 ID:y3Atw5M00
義姉「あんた、はりつけになりなさいよ」
兄「お、俺?」
妹「お兄ちゃん?」
義姉「こっち来て」
兄「う、うん」
義姉「妹ちゃんも」
妹「私も?」
義姉「そうよ。妹ちゃんが兄をはりつけにするんだから」
兄「え?」
妹「・・・やだ」
義姉「私、ナイフ持ってるんだけどな」
妹「・・・」
義姉「今ね、私、どうなってもいい気分なんだよね」
兄「妹、やれ」
妹「・・・うん」
義姉「あ、手錠外してあげるね」
妹「は、はい」


96 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:09:01.25 ID:y3Atw5M00
義姉「できた?」
妹「はい」
義姉「ん、ちゃんとできてるわね」
兄「お前、こんなことして、どうするつもりなんだ」
義姉「これから考える」
妹「・・・お義姉さん、さっきからそればっか」
兄「浮気してたことは謝る。許してくれ」
義姉「嫌」
兄「・・・え?」
義姉「だから、嫌」
兄「・・・」
妹「・・・何で私、こんなところに・・・」
義姉「妹ちゃんも当事者なんだよ。お兄ちゃんのこと好きだったんでしょ?」
妹「・・・はい、好きでした」
兄「過去・・・形?」
義姉「ふふ、今は?」
妹「わかんない」


98 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:12:54.01 ID:y3Atw5M00
義姉「妹ちゃん、まだそんなこと言ってるの?」
妹「・・・」
兄「・・・」
義姉「この男は浮気してたのよ。私には仕事だって嘘ついてさ。最低じゃない」
妹「・・・最低」
義姉「ははは、妹ちゃんも最低だって」
兄「妹・・・」
義姉「妹ちゃん、男なんてみんな最低なのよ。エッチすることしか考えてない」
妹「・・・お義姉さん」
義姉「結婚はしてみたけどさ、もう失望したよ」
兄「義姉・・・」
義姉「というわけで、私は再び女の子に走りまーす」
妹「女の、子?」
兄「お前、また・・・」
妹「また?」
義姉「妹ちゃんのために説明したほうがいいかしら?」
妹「説明?」


99 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/06/01(日) 01:14:36.94 ID:y3Atw5M00
義姉「私ね、もともとレズだったのよ」
妹「レ・・・ズ?」
義姉「うん。女の子なのに女の子が好きだったの」
兄「・・・」
義姉「そんな私の目を男の人に向けさせてくれたのが兄よ」
妹「・・・知らなかった」
兄「・・・」
義姉「兄は優しかった。それに、刺激的だった」
妹「刺激・・・的?」
義姉「うん。セックスがね」
兄「・・・」
妹「セ・・・きゃ」
義姉「ははは、まだ恥ずかしいの?」
妹「そんな言葉、言えません」
義姉「可愛いわね」
兄「お前、まさか・・・」
義姉「そうよ。妹ちゃんがね、私の目を覚まさせてくれたの」
兄「目を覚まさせたって・・・」



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