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新ジャンル「甘え断固拒否」
- 42 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2007/08/12(日) 08:21:18.35 ID:BV6ZsmP/0
女「……あ、あたま、いたい」
女「よかった、薬局開いてる……薬飲んで、明日も学校に行かないと……」
女「はぁ、はぁ……」
男「おい、どうした? ……というか、休んだ方がいいんじゃないか?」
女「だ、大丈夫……頭痛がひかないだけで、熱も……う、うう……」
男「ダメだろ! おまえ、今すぐ保健室行け。歩くのがきついなら肩貸すから」
女「……ありがとう。でも……うう、本当に、はぁ、いいんです……」
男「なんでだよ。具合が悪い時に休むのは、甘えでもなんでもないぞ」
女「……わたしのことは、放っておいてください」
男「放っておけないから言ってるんだろうが! ああくそ、ベッドまで引きずっていって縛り付けてやる!」
女「きゃぁっ!?」
- 43 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 08:26:13.28 ID:4C+goV8JO
男「女、おはよ」
女「!」
男「…おはよ」
女「…」すたすた
男「挨拶位しろよ」
女「…」
男「なあ、」
女「後で」
男「?」
女「その…後で誰もいない所で…ちゃんと挨拶する、からっ」
- 44 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 08:26:48.60 ID:l/dGts8O0
男「起きろ、朝だぞ!」
女「やめてください、カーテンを開けないでください」
男「飯食え! ほら、あーん!」
女「やめてください、恥ずかしいですもぐもぐ」
男「制服だ! 着替えろ!」
女「やめてください、やめ……やめろ!」
男「!」
- 45 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 08:34:32.02 ID:UV2QMnkA0
男「女〜、ビールついであげるよ〜」
女(困った顔)
男「あ、ごめん・・・」
課長「女ちゃん、もっとビール飲みなさいって!」
女(嫌な顔)
男(あれ?俺のときはもっと柔らかい表情だったのに)
部長「女さんグラスが空じゃないか、私がついであげよう」
女(露骨に嫌な顔)
男(俺はあの二人よりは好かれてるってことかな?)
社長「女君、こういう場ではもっと飲まなきゃいかんよ、ささ、ワシがついで上げるから遠慮なく飲みなさい」
女「死ねば?」
男(ああ、バカなんだ)
- 46 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 08:35:49.45 ID:4C+goV8JO
男「それじゃ、また明日」
女「…」
男「…バイバイ」
女「…」
男「…んんー、何であんなに引っ込み思案なのか」てくてく
女「そういう性分なんです」てくてく
男「あ、あれ、女!?あっちから帰ったんじゃ」
女「…」
男「…何で?」
女「…本屋がこっちにあるからです」
男「…本屋ならあっちにも、」
女「こっちの本屋に行きたいのです」
男「そっか」
女「…途中までなので気にしないで下さい」
男「はいはい」
女「…」
- 47 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 08:37:12.32 ID:BV6ZsmP/0
女「……本当に引きずっていくとは思いませんでした」
男「わかった、次からはお姫様だっこで行く」
女「やめてください。でも、あなたにはお礼をしなければなりません」
男「へ?」
女「あの時の私は冷静ではありませんでした。あなたに休ませてもらったおかげで、頭がすっきりしましたから」
男「あ、改めて言われると照れるというかなんというか」
女「だから、お礼です。何がいいですか?」
男「頭をなでさせてくれ」
女「え……」
男「だから、頭をなでさせてください」
女「ぷ、プレゼントがいいですか? 休日に男物のワイシャツで良さそうなモノを見つけたのですが」
男「話聞けよ。つうか、そこまでされるほど大それた事はしてねえよ」
女「…………どうしてもそれがいいなら、私は嫌ですけれど、我慢します」
男「かわいげないなあ。なでるよ?」
女「う、うん……いえ、はい」
男(なでなで)
女「んっ……」
男(なでなでなで)
女「う……ふぅん……」
男(なでなでなでなで)
女「うぅ……ひくっ、ぐす……」
男「泣くなよ!!?」
- 48 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 08:44:45.88 ID:UV2QMnkA0
男「なあ、肩もんであげようか?」
女「死ね」
男「・・・ですよね」
女「・・・」
男「・・・」
女「ネタ切れ?」
男「・・・ああ」
女「元気出して、あたしがついてるから」
男「なんなんだお前」
- 49 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 08:52:21.29 ID:BV6ZsmP/0
書きながら思ったが、俺が書いてるのって単なるツンデレなんじゃねえのか。
男「お。こんにちは、偶然だな」
女「はい、こんにちは。レストランであなたに会うとは思いませんでした」
男「ここは内装がファミレスっぽいけど安くてうまいよな。隣の席、いいか?」
女「狭苦しいから嫌です」
男「相変わらずだな。じゃあ隣のテーブルで、声は届くし」
女「それなら構いません」
男「お、パスタきた。もぐもぐ」
女「んく……」
男「シーフードリゾットか。うまそうに飯食うよな、おまえ」
女「……あまり見ないでください。嫌では、ないですが」
男「一口くれない?」
女「一口なら、構いません」
男「あーん」
女「それは顎を外したいという意思表示ですか?」
- 50 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:01:38.30 ID:jh89mzfvO
>>49
うん。ツンデレ
- 51 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:02:24.82 ID:4C+goV8JO
男「なあ女、手繋いでいい?」
女「…嫌です」
男「ダメ?」
女「…ダメです」
男「ちぇー」
女「…」
男「…」
女「…ゆび」
男「?」
女「…指を一本だけ貸します。これなら握っても良いですよ」
男「あはは、変なのー」ぎゅっ
女「…いいんです、これでっ」
- 52 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:16:30.73 ID:ZNTYElaG0
なんかいいと思ってしまった俺は何
女「赤ちゃんが嫌いです」
男「今抱いてるのに?」
女「親戚の子を仕方なく預かってるだけです」
男「かわいいんじゃん」
女「こっちの都合も考えないでだぁだぁ言って、よだれでべとべとして、勝手に泣いて、うんざりです」
男「都合は無理だろ。でも赤ちゃんは甘えるのが仕事なんだぜ?」
女「そうですか。じゃあ、私の方にも労災なんかがきくんでしょうか」
男「……」
女「なんですか。言いたいことがあったら、はっきり言ってください」
男「そんなこと言いつつ、ちゃんと世話してるお前がかわいい」
女「……はーい、おにいちゃんが出来ましたよー」
男「え? 俺?」
女「照れないでください。おにいちゃんが遊んでくれるそうですよー」
男「え、いいのってちょっと待」
女「あとはよろしくね。ボクは疲れた」
男「女ー」
女「何よ」
男「泣き止んでくれない」
女「甘えてるんでしょ」
男「あ、女の顔見たら泣きやんだ」
女「そんなにボクの顔が怖いのか」
男「笑ってるぞ?」
女「……」
男「……」
女「……仕方ないな。貸せ。役立たず」
男「やっぱかわいい、お前」
女「死ね」
- 53 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:17:19.93 ID:jh89mzfvO
男「抱き付いていい?」
女「いいですよ」
男「うりゃー」
女「私は二次元ですから」
- 54 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:19:08.41 ID:jh89mzfvO
男「コーヒー飲む?」
女「落ちが見えそうなのでいいです」
男「………」
- 55 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:19:40.35 ID:UV2QMnkA0
女「あ、かわいい」
男「へー、アクセサリなんか興味あるんだ」
女「悪い?まあ買わないけどね」
男「なんでだよ、似合うと思うぜ、あれ」
女「必要な金額しか持ち歩かないから、あんなの買ってたら晩御飯食べられないし」
男「ふーん、そんなら俺が買ってやるよ、誕生日近いだろ?」
女「絶対嫌」
男「・・・そうだったな」
後日
男「なあ女、そのバッグからちらりと見える金属の塊はなんだ?」
女「ああ、なんか今日の朝机の上に置いてあったから圧縮した。帰って資源ごみに出す」
男「そこまで行くとただの人格破綻者だろ。
実際俺からのプレゼントだって知っててやったろ?
オフィスのどこにネックレスを小判に変える武器があるんだよ。
スレの方針守るのに必死すぎだろ。
一つ一つ突っ込むのめんどいよ」
- 56 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:22:17.91 ID:Z3dT/RYOO
椰子なごみスレか
- 57 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/12(日) 09:32:02.13 ID:4cguWw3D0
女「空調が効きすぎて寒いからと言ってひざかけを用意したりしたらシャイニングウィザードをかましますよ」
男「……」
こうですかわかりません><
- 58 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/12(日) 09:34:03.78 ID:4cguWw3D0
女「私が届かないからといって、高い所の本をとってくれたりしたら顎に頭突きをしますよ」
男「……」
- 59 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/08/12(日) 09:34:41.10 ID:4cguWw3D0
正直、>>1を超えられないwww
- 60 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:36:31.89 ID:UV2QMnkA0
>>57
女「ちなみにあなたの右ポケットに入っている円柱状の物体が私への差し入れのあっつい缶コーヒーだったりしたらジャーマンスーp」
男「ごめんなさい」
- 61 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 09:45:39.42 ID:UV2QMnkA0
>>58
女「では私は明らかに私のために台を運んできてる良心の塊のような顔をしたあの店員さんにスクリューパイルドライb」
男「せめて良心を分けてもらってからにしろよ」
- 62 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 10:07:56.35 ID:euFtaxj70
男「もっと近くで歩いてくれよ」
女「ここでいいんです」
男「そんなこといわないでさあ、腕を組んだり手をつないだりしようよ、暑いけど」
女「ここでいいと言いました」
男「そっか…」
男「あ、暑いからさ、あそこのカキ氷でも一緒にどう?」
女「結構です」
男「そっか…」
男「じゃあ俺、一人で食ってく…さいなら」
とぼとぼ
女「……」
- 63 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 10:08:54.73 ID:euFtaxj70
男「おっちゃん、宇治金時、練乳特盛」
女「酢醤油お願いします」
男「ブーッ!」
- 64 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 10:13:14.93 ID:ZNTYElaG0
女「ボクは他人様に甘えない」
男「うん?」
女「ボクは他人様に迷惑をかけるくらいなら、全部自分の手でやる」
男「いや、少しくらいいーだろ」
女「その少しくらいが、どんどんボクを駄目にするんだ」
男「んで、それが今の状況と何の関係があるんだ」
女「医者や薬なんかにすぐ甘えちゃ駄目だってことさ」
男「予防接種は受けなきゃ駄目だろ」
女「やだ」
男「受けないと、俺が迷惑する」
女「君には関係ない。かかっても、自力で治す。君の看病も勿論いらない」
男「こりゃ強攻策だな。すいませーん」
看「どーもッスwwwwww」
男「迷惑かけます。連れてってやってください」
女「なんだ? は、離せ! 離すんだ!」
医「サーセンwwww」
女「訴えるぞっ! い、いや、わかった、あなた達の手をこれ以上煩わせたくない。自力で歩くから離してくれっ」
看「逃げそうなんでイヤッスねwwwww 逃げたら、あなたが患うんッスよwwwwwww」
医「うまいこと言ったwwww」
女「お願いっ、や、やぁーっ」
医「痛くない痛くない、多分wwwww」
男「注射嫌いかぁ」
- 65 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 10:23:10.02 ID:euFtaxj70
このキャラをだんだん気に入ってきたけど、長文は苦手なんすよwwwwwwwwww
第三部完!
- 66 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 10:25:53.27 ID:c7/gS8/u0
>>65
短くすればいい
- 67 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 10:54:26.86 ID:ZNTYElaG0
SSを黙々投下してて、雑談が殆どないってのが凄いw
女「甘え、というのは心の油断だ」
男「お?」
女「こちらから隙を見せるような真似を、誰が好き好んでするものか」
男「あなたは武術家か何かですか」
女「不抜けたこの現代こそ背筋を伸ばし、前を向いて、凛とあるべきだとボクは思う」
男「はいはい」
女「……」
男「ん?」
女「君は随分と生活が乱れてるな? あくびを連発させているのが何よりの証拠だ」
男「んー、ネトゲやりすぎたw」
女「いつまでも親のすねをかじって、甘えすぎだ」
男「まだ甘えたい年頃なんだ」
女「君はニートになれそうだな」
男「何とかなるよ」
女「だらしないことを言うな」
男「悪い。……ん」
女「何か改める気になったか」
男「女が家にいたら、さぞかしビシッとした生活が送れるんだろうなーってさ」
女「断る。君のような甘えた男に誰が嫁ぐか」
男「や、嫁げとまでは言ってない」
女「黙れ」
女「だいたいな、ボクがいるから生活がビシッとするなど最初から甘えていてどうする」
男「甘えなければ、嫁いでくれる?」
女「それなら、ボクなど必要ないだろ」
男「かわいいなぁ」
女「死ね」
- 68 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 10:56:06.72 ID:VwEO9oGG0
男「なぁー、女お前宿題やってきた?」
女「なれなれしく近づいてこないで下さい」
男「え、ただ宿題やってきたかどうか・・・」
女「そうやって私に近づこうとする魂胆が見え見えです」
男「そんな事いわずにさー」
女「その手!どうするつもりですか!まさか、私の背中に触ろうと!」
男「え・・・いや、その・・・ごめん・・・」
女「分かればいいのです」
男「なぁ、女友宿題やってきた?」
女友「私、やってないよぉー。どう?やってきた?」
男「やってる訳ないじゃん!っと、くっつくなって!」
女友「えー、二人でやればすぐに宿題なんて出来ちゃうって!」
男「いいから、離れろって」
女友「やだー」
女「・・・・・・・ムカッ」
- 70 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 11:20:37.05 ID:ZNTYElaG0
女「保守なんて甘えだ」
男「じゃ、落とすか?」
女「……甘えるくらいなら」
男「潔いな。だけど、俺がイヤだから」
女「そんなの知らん」
保守
- 71 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/08/12(日) 11:40:16.10 ID:euFtaxj70
女「あなたが奇妙なメールを頻繁に送ってくるので、メルアドを変えました」
男「……」
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