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姉弟小説「あなたがいたから・・」
- 212 名前:1 ◆nvHRXDRbXY []
投稿日:2008/04/13(日) 19:55:18.84 ID:6qGuaOus0
佐藤から姉に長谷川事件を教えたと言われ、
バイト先から学校へ行っている間にずっとむかしの事に思いをはせていた俺は先生から何度も注意を受けてクラスの笑い物になった。
それでも考え続けた。あの行動は結局正しかったんだろうか?何か他の方法があったんじゃないだろうか・・・
姉貴の事を考えての行動として頑張ったはずだったが今になっては姉貴の為になっていたのか
ときかれれば分からない・・・・・そんな事を考えていたらきりがなかった。
学校が終わり、バイクで家に帰る。
「頼むから寝ててくれよ。今は話せそうにない。」
そう思いながら家に向けて走ったがその希望は玄関の明かりがついているという事実の前に儚く散った。
- 216 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 19:58:04.27 ID:KuNbmQpbO
回想の前がどんなんだったか
思い出せない(´・ω・`)
- 217 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 19:59:31.31 ID:TZCrfMz60
>>216
回想の前は仲の悪い姉弟の話だよ
- 219 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 20:01:04.69 ID:GzQz5YwX0
長谷川の名前が『鮫島』だったら良かったのになwwwwwwww
おや? 玄関に来kyうwnにwすrym
- 220 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:02:45.11 ID:6qGuaOus0
ドアを開ける。
「!・・・・ただいま。」
いつもは誰もいないはずの空間・・・ただいまなんて最近ほとんど口にしなかった。
ただ今日は目の前に人が立っていたので彼女に向けて俺は言った。
姉貴が立っていた。
「・・・遅かったじゃない」
「・いつもこんぐらいだよ・・」
「お風呂はいりなさい沸かしてあるから」
いつもと同じ様な淡々とした会話だが明らかに姉貴の声色が変化していた。風呂を沸かしてくれる事なんて今までなかった事だったのでえ俺は驚いた。
この4年間で一度もない。
「え?・・・沸かしたの?」
思わず聞いてしまった。
「悪いの?」
「い、いや別に・・・」
「入ってきなさい。私寝るから。後・・・明日母さんパート仲間のおばちゃんたちと温泉行くらしいから。おやすみ」
事務的にテキパキとしゃべり自分の部屋に帰っていく姉貴に俺はどうしても尋ねたくなった。
- 226 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:09:20.80 ID:6qGuaOus0
「あ、あの・・・」
姉貴の足がピタッと止まる。まるで俺が呼び止めるのを分かっていたかの様だ。
「は、長谷川の事きいた・・」
「明日の夜・・・話そう?・・・お休み。」
俺が言い終わる前に姉貴はドアを閉めてしまった。
話そう?なんて軽い感じで言ってきてくれた事に気持ちが高揚してしまう。
しかし長谷川事件を今さら知ったからって俺が姉貴の勇気を踏みにじってしまった事に変わりはない。
・・・どういうことだ?・・・・・
何か変な気分だ。よくわからないという表現がぴったりだな。と自分で思いながら俺はしばらくしたら
風呂に入りに洗面所へいった。
その時・・・・姉貴はずっと部屋の中で・・・・泣いていた・・・・・
- 229 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:16:20.31 ID:6qGuaOus0
翌日の朝、姉貴が目を真っ赤にはらして俺を起こしに部屋に来たときは心底びっくりした。
完全人間の姉貴がそのままホテルへ今日は休む事を伝えた時はもっとびっくりした。
そして俺に
「今日は学校休んで帰ってきなさい。」
と言ってわずかだが笑った事に関してはここ4年間で一番びっくりした。
昨日に引き続き動揺を顔に出したまま
「え?や、休む?」と言ってしまう。
「そうそう」
「でも・・・」
「いいからw」
俺の前で4年ぶりに姉貴が・・・・笑った
- 230 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 20:16:38.12 ID:GzQz5YwX0
もうそろそろgdgdかな?
創作は大変だよな。
俺もヴぃpでやったことあるからわかる。
続きwktk
どうせだから、溜めてうpしたらどうだ?
保守しといてやるから。
ここまできたら最後まで付き合いたい。
クオリティーのためにもその方が良いと思うぞ。
- 231 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:17:48.37 ID:6qGuaOus0
いいんですか?
- 232 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:19:48.25 ID:6qGuaOus0
じゃあもうちょっと煮詰めてみます。9自家10時頃うpします
いい感じに書ければいいんですが・・・
というか主人公と姉貴の名前出したほうがいいですかね?それによってちょっと
加筆修正したいんですがどうでしょう?
- 235 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:20:48.75 ID:IbZC7bLh0
個人的には主人公と姉の名前は別にいらないと思う・・・
保守っ!!
- 236 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 20:20:48.72 ID:GzQz5YwX0
いいよ。俺は認可するよ。
他の奴は書けって言うだろうけど、応援するし保守しとくから。
何度も云うけど、最後まで付き合うよ。
クオリティーを考えて、溜めてうpしてくれ。
でも、出来るだけ早くな。
書き溜めした場合、どれぐらいでうp出来る?
- 239 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:23:11.45 ID:G6t+geOZ0
名前は別にいらないと思う
ほっしゅ
- 240 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 20:24:18.71 ID:6qGuaOus0
どうですかね・・・実は結構もう終盤なんですよ。
てかこの部分を書きたいが為の今までみたいな感じなんですよねぇ
恐らくもっとストーリーをちょっと追加するなら10時頃ですかね・・・
じゃあ名前はなしの方向で行きます。またきます
- 255 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 21:01:15.16 ID:6KteLYFKO
>>1読んで駄文かと思ったら面白いですね
ところでこれ一人称なのか三人称なのかはっきりしてなくね?
- 256 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 21:03:17.84 ID:KuNbmQpbO
どっちゃでもえぇがな(´・ω・`)
- 268 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 21:28:38.81 ID:6qGuaOus0
ちょっとごめん・・・男が泣くのってあり?
- 270 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 21:31:44.90 ID:zCnVeKDo0
>>268
ありあり
- 271 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 21:31:50.11 ID:FqV/5LTu0
男が泣くのは財布を落とした時と母親が死んだ時だけだ。
- 272 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 21:31:52.56 ID:GzQz5YwX0
>>268 男が泣くのとか別にどうでもいいよ。
泣いてもいいし、泣かなくてもいいし。
おまえの文章が、創作が読みたいのだから。
おまえが決めろ。
出来たんだったら、はやく上げなさい><
- 273 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 21:31:52.83 ID:6qGuaOus0
まっいっか。
あともう少しお待ちを
- 274 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 21:32:13.91 ID:hht1DDqkO
>>268ハッピーエンドならおけ
- 275 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 21:37:06.88 ID:eT3nuAx2O
ここまでいろいろ気を遣う>>1と
ここまで優しいお前らを初めてみた
優しいvipだな
- 287 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:04:30.97 ID:6qGuaOus0
おっしゃああああああああああああああああああああああああああああああああああ
いきますよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお。
俺的には宇多田ヒカルの「FIRST LOVE」
http://jp.youtube.com/watch?v=eVh4G1SzjLs&feature=related
を聞きながらがオススメって言いたいところですけど
曲はどうでもいいって人も多いみたいなので好きな人だけで!!!!!
うおおじゃあうんこ行って一気に投下します!!!!!!wktkwktk
- 288 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:05:19.37 ID:9/FaLm2R0
またうんこか…
- 289 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:05:27.22 ID:l899RVv/0
てめぇwwwwwwwwwwwwwwwwwここにきてンコかよwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 290 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:05:38.04 ID:inPkEXoEO
今追い付いた
これはwktk
- 291 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 22:05:48.52 ID:GzQz5YwX0
<<総員衝撃に耐えろ! 繰り返す、総員衝撃に耐えろ!>>
- 292 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 22:07:34.74 ID:GzQz5YwX0
astkst
- 293 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:07:59.17 ID:G6t+geOZ0
この下痢野郎wwwwwwwwwwwwww
- 294 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:10:25.23 ID:6qGuaOus0
では・・・・いきますよ。終わったらちょっとでいいので感想を頂けたら
嬉しいかななんて感じています。素人レベルなのでお手柔らかにお願いします(:_;)
- 295 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:10:56.96 ID:l899RVv/0
>>1のクオリティは高いが腹のクオリティは最悪だなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
- 296 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:11:06.42 ID:6qGuaOus0
びっくりしすぎて混乱している俺を姉貴は送り出した。
俺はバイト先へ
なんだなんだなんだなんだ・・・・・・・と念仏のように繰り返しながら向かう羽目となった。
今日ほど不真面目に働いた事はなかった。店長に4回も怒鳴られて今日はもう帰れ!と言われたりもしたが
何とか夕方まで働き続けた。
バイトが終わる時間に姉からメールが届く・・・・
「はやく・・・帰ってきて・・・・」
今までこんな事はなかった。長谷川事件の半年後・・・一回だけ来たことがある。
親父が肺がんで死んだ時だった。
今にして考えればこの時の俺は物事を全部ネガティブに考えていた傾向があった。
急いで家に帰る。胸の鼓動が死ぬほど早くなっているのがわかる。
よくわからないが悪い気持ちではない。姉貴に帰って来いと言われたのなんてここ4年の会話のなかで初めてだ。
いやでも気持ちが高揚していくのが分かった。
- 298 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:12:15.87 ID:6qGuaOus0
家につきドアを開ける。
そのとたんに料理のいいにおいが鼻をつく。・・居間に行くと姉貴が料理をたんまり作っていた。
「ああおかえり!」
眼はもう真っ赤ではなくなっていたがほっぺが少し赤い姉貴が俺をみて少し微笑んだ。
「た、ただいま・・・どうしたのこれ?」
昔の姉貴が戻ってきたような錯覚に陥った俺は上ずった声で訪ねた。
「ん?今日の料理だよ?w風呂入ってきちゃって。」
また風呂は沸かしてあるらしい。
姉貴が俺の事と普通に会話してくれている。朝はまだ少し違和感があったが
この4年で味わったことのない、忘れてしまった感覚を再び思い出し、俺は素直に
「うん。」
と言って風呂に入った。
風呂から出ると姉貴は居間でテレビを見ていた。もう料理は出来たらしい。
「あがったよ」
そういうとパッと俺のほうを振り向いて笑顔で
「よし!じゃあごはんにしよう(*^^)」
と言ってきた。4年前のあの日から一度たりとも俺の前では見せなかった笑顔を見て、俺は素直に・・・うれしくなった。
食卓を囲む。俺と姉貴・・・・テレビは消した。二人の箸を動かす音だけが聞こえる。
静かだな、と思った。そのとき不意に姉貴がしゃべりだした。
「私・・・・知ってたんだ・・・・」
「え!?」
- 299 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:12:45.53 ID:6qGuaOus0
当然俺はすぐに長谷川事件の事だと分かった。俺からこの話題をもう一回振ろうと機会をうかがっていたぐらいだ・・・
まさか姉貴の方から言ってくるとは思ってなかったので目を見開いて聞き返してしまった。
「佐藤君に聞いたのはね、全部を知りたかったからなんだ。」
箸でからあげを取りながら姉貴は続ける。俺の目を見ようとはしない。
「1年ぐらい前にね?エリちゃんが話してたの聞いちゃったんだ。」
姉貴の親友の一人だ。何度か家にも来たことがある。
「あんまり女の子同士では長谷川君の事話さないんだけどね・・・
私がいる時だけだったのかも知れないけどw・・・エリちゃんの彼氏さんが
エリちゃんに断片的に教えてくれたんだって・・・それを私にも教えてくれてww
「弟君すごいお姉さん想いなんだねw」って言われちゃったwww」
そう言いながらごはんをつまむ姉貴はいつしかほっぺたがほんのり染まっている。
- 300 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:13:10.02 ID:6qGuaOus0
「それでね、その時聞いた話はホントに断片的で、なんか長谷川君が悪いことをいっぱいしててそれをあなたや佐藤君たちが
中心になってやっつけたんだって事だけだったの。だからね・・それを聞いた後は正直信じられなかった。
いきなりそんな事を言われてもエリちゃんの彼氏さんが嘘をついてる可能性もあるし
・・・だから確信が持てない限り私はあなたと今まで通り接していこう。そう・・決めたの。」
「それが・・・1年前?」
俺はずっと箸をつけづに姉貴の話に聞き入っていた。知ってたのか・・・
「うん・・・・それでね・・・これでも最近まであなたの態度を結構見てたりしてたの・・
あの断片的な話に真実が入ってるって考えるようになったわあたしの事拒絶するってわけでもなかった
・・・・病院であんな事を言ったからね、完全に嫌われてるって思って接してたから正直ビックリした。」
「そんなこと・・・・あるわけないだろ!!」
気が付くと大声で叫んでいた。姉貴は本当に驚いたようで目を見開いて固まった。
「・・・違うんだ・・・・」
俺が小声でそう言うと姉貴はお茶を一杯飲み再び話し始めた。
- 301 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:13:44.97 ID:6qGuaOus0
「そう・・態度で気付いた。この子は私を嫌ってるんじゃなくて何かを隠してる。
その事について償おうって感じで私と接してる。そう思ったの。そう思ったから・・・知りたくなった。
それからあなたのバイト先で佐藤君にあなたの事を聞いたりし始めたのよ。ただ知りたかった。あなたが私に対して何を想って接しているのか・・」
胸が苦しい。あんまり息ができてないのが自分でもわかる。
何故か俺は手にじんわりと汗をかいていた。
自分の事をそんなに見ていてくれたんだという嬉しい気持ちが胸を支配していた。
またそれと同時にあとで何か言わなければならない気がしてきて、
その見えない展開への焦燥感も同時に胸を締め付け始めていた姉貴は俺の目をまっすぐに見つめながらさらに続ける。
- 302 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:14:22.94 ID:nA5bwLpHO
規制気をつけろ
- 303 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:15:59.95 ID:6qGuaOus0
>>302
了解です。ちょっとペース落とします。5分に一回ぐらいかな?
- 306 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:22:02.07 ID:6qGuaOus0
「それでこの間ついに・・・聞いたの。佐藤君に・・・ぜ、全部・・聞いたわ。
あなたの怪我の事だって私・・・・私あなたが勝手に・・・ヒック・・・ころんだものだって・・ヒック・・・
お母さんに・・・聞かされてたから・・・グス・・知らなくてww゙」
そういって口を手で押さえている姉貴・・・不意に大きな二つの眼から涙があふれてきた。
「なんで・・・ヒック・・・そんな危険な事したの?・・・お姉ちゃんに何かあるのはお姉ちゃんの責任よ。
あなたが・・・ヒック・・・あそこまでしてくれた・・・ワケを・・・ヒック・・・聞かせて?」
赤く染まった頬に涙を伝わせながら俺の眼を覗き込んでくる姉貴の姿を見て・・・・俺は予感が当たった事を悟った。
・・・・言わなくては・・・今までの姉貴に対する俺の考え方・・・言わなければ伝わらない・・・想い。
- 309 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:24:27.08 ID:6qGuaOus0
「お姉ちゃんが大切だったからだ!!!」
隣の部屋に聞こえる位の大きな声で言った。姉貴・・・・いやお姉ちゃんはビクっと体を震わせていた。
たたみかけるように今までの気持ちを言ってみたくなった。もう・・・・とめられなかった。
「お姉ちゃんが大切だったからだ!!!あれおねえちゃんの初恋だったんだろ?
それがあんな奴っての知って俺は悔しかった!!いっつも悪い噂の絶えないヤツだった。
でも女の人の前ではそういう噂は言わない様に脅されていた!!怖かったんだ!!
本当の事を伝えたくても怖くて伝えられなかったんだよ!!馬鹿だったよ・・・
でもおねえちゃんが好きって気持ちを俺に教えてくれていたから・・・その気持ちをいきなり台無しにするなんて事はしたくなかった!!!!
できなかった!!!!だから長谷川のほうになんとか諦めてもらおうって思って
おねえちゃんが長谷川の悪評を聞く事なく振られるって言うのが一番精神的ダメージが少ないと思ったんだ!!
俺は・・・・俺は・・・だから・・・・・だから・・・」
男なのにという恥ずかしさなんて感じなかった。俺は気がつけば感情が涙となっても現われていた。
「・・・ヒック・・・・あなたを守りたかったんだ・・・でも・・・あんな事になって・・・・
余計傷つけた・・と思・・った・・・・謝りたかった・・・でも・・・・謝った・・・ら・・は、長谷川の事がバレてさらにおねえちゃんの
心を傷つけると思った。言いたくても・・・・」
「・・・・言えなかった・・・」
- 310 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:27:16.49 ID:6qGuaOus0
最後の言葉はか細く消えるように小声だったと思う。さらに怒涛の様に感情がとめどなくあふれてきた。
俺は言っていいのか悪いのかの判断もあいまいになりつつしゃべり続けた。
「この4年間は・・・ヒック・・・決して楽じゃなかった。お、おねえちゃんに無視されても大丈夫になるまでは
ま、毎日・・・ヒック・・・部屋で泣い・・て・・・た。やっと・・・ヒック・・・慣れてきてもやっぱり・・・
恋しかったよ・・・甘えたかったよ。優しかったおねえちゃん。また元のお姉ちゃんみたい
になってほ、ほしかった。俺は・・・お、おれ・・は・・・・お姉ちゃんが・・・ヒック・」
気がつけば俺は大量の涙を流しながら心の中で思っていた事すべてを・・・叫んでいた。
しゃべり終わった瞬間
お姉ちゃんが俺の横にきて俺を思いっきり抱きしめてきた。泣いている。
「馬鹿ね・・・・お姉ちゃんはあなたが傷つけられる事の方が自分がどうにかなるよりよっぽどつらかったのよ?
大好きだから・・・だ、だいすきだったんだからあああ。」
俺の頭をなでながらさらに続ける
- 311 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:29:50.37 ID:6qGuaOus0
「ごめんね・・・今まで私の事をずっと考えてくれてたんだよね?
・・・4年間も・・・ほんとうにお姉ちゃん何にも考えないで一人で勝手に・・ヒック・・・
自分の都合よく解釈して逃げてた・・・ご、ごめん・・ねぇ・・・ううっ・・・ヒック」
「泣かないで・・・お姉ちゃん」
「ホントに私、馬鹿だった。あなたが何の考えもなしに私の邪魔した事なんてなかったのに・・・」
「おねえちゃん・・・」
二人は抱き合ってしばらくお互いを見つめて泣き続けた。
- 313 名前:1 ◆nvHRXDRbXY [] 投稿日:2008/04/13(日) 22:32:50.99 ID:6qGuaOus0
お互いもう言葉はいらなかった。
ただただ・・・お互いに触れ合っていたかった・・・今までのお互いがすれ違っていた時間を・・埋めたかった。
そして・・・・・しばらく黙ったままだ・・・何分ぐらい経っただろうか・・・不意に・・・おねえちゃんが
俺に・・言った。
「あなたがいたからありふれた日常が輝きだしたのよ・・・あなたがいたからなんにでも頑張れた。
あなたがいたから・・・・あなたがいたから今の私があるのよ・・・・大好きよ・・・大好き」
涙ながらに言って俺とおねちゃんは
唇と唇を重ねた。
これからずっと一緒にいられるよね?おねえちゃん・・・・好きだよ。大好きだ・・・・
心の中でそう言いながら俺は誓った。これから一生お姉ちゃんを守っていこうと。
辛いことや悲しいこともたくさん起きるだろうが大丈夫だ。何もない日常でも輝いて見えるだろう
だって・・・・・・だって・・・・あなたがいるんだから・・・・・・
完
疲れた〜。1行でいいのでクソでもなんでも感想書いていただけたら。次の活力につながりますっす<(_ _)>
こんなクソ小説読んでくださって本当にありがとうございました。!(^^)!
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