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天照大神「引きこもり最高!!」
52 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/06(火) 22:11:40 ID:iY.ANV5I

―― 天岩戸引き篭もり事件対策本部 ――

イザナギ「よく集まってくれた
『S・O・A・T』の諸君!」

ザワザワザワザワ…

イザナギ「私が対策本部隊長のイザナギだ」

ザワザワザワザワ…

イザナギ「これから我々が遂行する任務は非常に困難である」

???「あの…」

イザナギ「だが我々はこの国を守り統括する者として…」

???「…すいません」

イザナギ「よって今回の任務は我が国の平和と未来の展望を…」

???「イザナギ様!」


53 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/06(火) 22:29:51 ID:iY.ANV5I

イザナギ「も〜さっきから何?
タケミナカタ隊員」

タケミナカタ「隊員?…あ、いや…質問があります」

イザナギ「何かな?」

タケミナカタ「その『S・O・A・T』ってなんですか?」

神々(聞いた…聞いちゃったよアイツ…)


イザナギ「これは…サルベージ・オブ・アマテラス・チームの略…」

イザナギ「つまり我々の事なのだよタケミナカタ隊員!」

タケミナカタ「…………なんですかその厨臭い名称は?」

神々(言っちゃったぁぁ!!)


54 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/03/06(火) 22:36:51 ID:J0NyGGcU
ポセイドオオオオオオオン
流石天照の御神徳


55 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/06(火) 22:55:32 ID:iY.ANV5I

タケミナカタ「そもそも誰がそんな名前…ん?」

クイクイ

タケミナカタ「何?タケミカヅチ」

タケミカヅチ「……………」

タケミカヅチが無言で指差す方向へ視線を向けると膝を抱えたイザナギが部屋の隅で座り込んでいる姿が目に入った

タケミナカタ「え…まさか…」

タケミカヅチ「そのまさかだ」

タケミナカタ「嘘…」

イザナギ「ウッ…グスッ…」

タケミナカタ「……………」

イザナギ「どうせ…ヒック…」


タケミナカタ「イ、イ、イザナギ様スゴいですよ、カッコいいですよ♪」


56 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/06(火) 23:25:59 ID:iY.ANV5I

イザナギ「嘘だよ…だってタケミナカタくん今馬鹿にしたよ…」

タケミナカタ「してないです!してないです!最高にカッコいいです!」

イザナギ「でも厨臭いって…」

タケミナカタ「違いますよ〜♪
『チュオークワッケェェ!』
って言ったんですよ〜」

イザナギ「…チュオー?」

タケミナカタ「チョーカッケェ…つまり超カッコいいって意味ですよ、俺テンション上がると発音がアレなんで」

イザナギ「そ、そうなんだ」

タケミナカタ「そうですよ、もぉ〜テンション上がりすぎちゃって♪」

タケミナカタ「だからイザナギ様、みんながイザナギ様の綿密な作戦と熱い指令を待ってますから」

イザナギ「う、うん!ワシみんなの為に頑張るよ♪」

イザナギは嬉しそうに説明用のホワイトボードを目指し歩き始めた


タケミナカタ「……………ウゼぇ」


57 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/06(火) 23:30:16 ID:tS9dTh5c
タケミナカタ糞ワロタwww


58 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/06(火) 23:51:39 ID:iY.ANV5I
――天岩戸 前

ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!

イザナギ「…1!1!1、2!ソーレ!」

神々「ソーレ!」

イザナギ「俺たち!」

神々「俺たち!」

イザナギ「神様!」

神々「神様!」

イザナギ「アマテラス〜を連れ出すぞ〜!」

神々「アマテラス〜を連れ出すぞ〜!」

イザナギ「よ〜し到着〜全体〜止まれ〜!」

イザナギ「アマテラスはこんな所に引き篭もっているのか…」

八百万の神々を従えたイザナギは岩戸の入口をしげしげと眺める

タケミナカタ「ハァ…ハァ……ウゼぇ」


59 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 00:16:47 ID:8q9xz6.c

イザナギ「しかしいつの間にこの様な物を…」

アメノコヤネ「なんでも今の世の中いつ何が起こるかわからないとおっしゃいましてこの『腐女子部屋』…」

イザナギ「え?」

アメノコヤネ「…シェルターをお作りになられたのです」

イザナギ「……………」

イザナギ「しかしどうしたものか…」

アメノコヤネ「おそらく強力な結界を全体に張っておられるでしょうし」

イザナギ「あの扉も簡単には壊せまい…」


60 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 00:33:35 ID:8q9xz6.c

イザナギ「ならばまずは…」

キキッ!

イザナギ「ん?」

目の前にスクーターが止まり派手な服を着た男が岩戸の前に立った

男「どうも〜お待たせしました『出雲ピザ』です」

ギギィィィ…

アマテラス「ありがと〜じゃはいこれ、お代ね♪」

男「毎度〜♪」

ブィィィーン…

イザナギ「……………」

ギギィィィ…バタン!

イザナギ「………今開いた?」

アメノコヤネ「……開きましたね」

イザナギ「……………」


61 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 00:53:08 ID:8q9xz6.c

イザナギ「ならとりあえず開けてみよう」

グイッ

ズドオォォォォォォォン!

イザナギ「ほにゃあぁぁぁ!」

アメノコヤネ「イザナギ様!」

稲荷神「落雷が!」

プスプスプス…

アメノコヤネ「イザナギ様お気を確かに!」

イザナギ「う〜ん…神様じゃなきゃ死んでたかも…」

アメノコヤネ「それにしてもビックリ致しました…」

イザナギ「ビックリしたのはワシの方だよ〜」


62 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 01:04:30 ID:8q9xz6.c

タケミカヅチ「とにかくイザナギ様の尊い犠牲で結界が張られている事はわかりましたね」

イザナギ「犠牲ってワシ死んでないよ…」

タケミカヅチ「みんな、イザナギ様の尊い犠牲を無駄にしてはならない」

イザナギ「だからワシ死んでないから…」

タケミカヅチ「今は亡きイザナギ様の為にも必ずアマテラス様にお出ましいただくのだ!」

イザナギ「あの…」

タケミカヅチ「とりあえず作戦会議を行う」

神々「オォーッ!」

イザナギ「…………グスッ…」

タケミナカタ「あいつ…エグいな」


63 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 01:06:32 ID:8q9xz6.c
では今日はここまでです

それではまた(・ω・)ノ"


65 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 03:30:29 ID:tL4knPUQ

まあピザが届いたならどんな扉も開くわな
天岩戸も例外ではない


66 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/03/07(水) 07:28:21 ID:tpF6oBEA
ツクヨミのミコトは男じゃなかったっけ?
たしか天照大御神の弟だったと思う


67 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/03/07(水) 08:06:20 ID:qLOqAOQo
ツクヨミは神話でも影薄いから改変じゃね。


68 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/03/07(水) 08:42:08 ID:dMYWSMf2
なんで天津神と国津神がしれっと一緒にいるんだよw


69 名前:深夜にお送りします [sage] 投稿日:2012/03/07(水) 11:04:31 ID:LYJYlFGw
月読は性別不詳
男と解釈されることが多いが極稀に女


70 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 18:14:22 ID:8q9xz6.c

ではユルユルと再開(・ω・)


71 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 18:22:38 ID:8q9xz6.c

――アマテラスのお部屋

アマテラス「ハフッ、ハフッ、やっぱりピザはミックスよね」

アマテラス「それにしても…」カチャカチャ

アマテラス「こんな段差から落ちて死ぬなんてス〇ランカーって本当にクソゲーだわ!」カチャカチャ

アマテラス「んぁ〜また死んだぁぁぁぁ!」

アマテラスはコントローラーをぶん投げる

アマテラス「…あ〜ゲームも飽きちゃったな…何か他にないかしら」

ボソボソボソ…

アマテラス「ん?」

ザワザワザワ…

アマテラス「何かしら?外が騒がしいわ…」


72 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 18:35:09 ID:8q9xz6.c

――岩戸前

イザナギ「え〜それでは五体満足でピンピンしているワシの指揮の元第一弾作戦を開始します」

タケミカヅチ「………チッ」

タケミナカタ「お前……」

『母さんが夜なべして作戦』
チャッチャカチャーン♪チャッチャカチャーン♪チャッチャチャーン♪

タケミナカタ「なんすかそれ?」

イザナギ「よくぞ聞いてくれた
タケミナカタ隊員」

タケミナカタ「いや隊員じゃ…」

タケミカヅチ「いちいち突っ込むな、スルースキルを使え、突っ込めばお前の負けだ!敗者だ!ウンコ野郎だ!」

タケミナカタ「……………」


73 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 18:45:25 ID:8q9xz6.c

イザナギ「これは簡単に言うなら家族の情に訴える作戦…」

イザナギ「…つまりカッコ良くて素敵でナイスミドルな父親であるワシの甘美な囁きで投降を促す作戦である」

タケミナカタ「…………ウゼぇ」

タケミカヅチ「スルースキル…」

イザナギ「それでは早速…」

イザナギは拡声器を口に当てた

イザナギ「アー!アー!
アマテラスちゃん、アマテラスちゃん聞こえますか?」

アマテラス(……………)

イザナギ「アマテラスちゃん、アマテラスちゃん」

アマテラス(うるさいわね!)


74 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 19:00:12 ID:8q9xz6.c

イザナギ「おぉ!返事があった」

イザナギ「あ〜アマテラスちゃんパパですよ、男前で凛々しいパパですよ」

アマテラス(……………)

イザナギ「みんなが困っています、下界の皆さんも困っています」

アマテラス(……………)

イザナギ「太陽が昇らないせいでもう下界は阿鼻叫喚の地獄絵図です、闇がはびこっています、ショ〇カーが暗躍しています」

イザナギ「さぁ、今すぐここから出て素敵なパパの胸に飛び込んできなさい」

アマテラス(……………)


75 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 19:12:25 ID:8q9xz6.c

イザナギ「アマテラスちゃ…」

アマテラス(うるさいわね!そんなに太陽が必要ならアポロンでもラーでも連れてくればいいでしょ!)

イザナギ「そんな無茶苦茶な…」

ツクヨミ「…お父様」

イザナギ「ん?おぉツクヨミ!
お前も来てくれたのか」

イザナギ「さぁお前からもお姉ちゃんに呼びかけなさい」

イザナギはツクヨミに拡声器を手渡した

ツクヨミ「……………」

イザナギ「さぁ♪」

ツクヨミ「……………」スチャ

イザナギ「さぁ、ツクヨミちゃん、微笑ましい姉妹の絆でお姉ちゃんを呼び戻そう♪」


76 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 19:26:02 ID:8q9xz6.c

ツクヨミ「……………」スゥー

ツクヨミ「…ジャイ〇ンの妹〜♪妹〜♪妹〜♪ジ〇イアンの妹〜♪剛田〜ジャ〇子〜♪」

アマテラス(ウッギャアァァァァァァァァッ!!!)

岩戸の中からアマテラスの絶叫が響き渡った

イザナギ「ちょ、ちょっと…」

ツクヨミ「ジャ〇アンの妹〜♪」

イザナギ「ス、スト〜ップ!」

イザナギはツクヨミから拡声器を取り上げる

イザナギ「よ、よくわからないけどお姉ちゃんが尋常じゃないダメージを受けているのでその歌はダメです」

ツクヨミ「………面白いのに…」


77 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 19:37:42 ID:U/DTei3I
アマテラスのキャラがなんか見たことあるなぁと思ったら

大昔に見た現代風の枕草子ってネタだった
スイーツみたいな語り口調で「やっぱり春はあけぼのよね!」みたいな感じだった記憶がある

今ググっても見つからない上に「春は曙がヤバい!」みたいなネタのほうが主流になってるけど


78 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 20:21:55 ID:8q9xz6.c

イザナギ「この作戦は失敗だったか…ハァ」

スサノオ「親父〜姉ちゃん〜」

イザナギ・ツクヨミ「!」

スサノオ「何やってんの?」

イザナギ「お前ぇぇ〜」

ダダダダダダッ…グイッ

イザナギ「お姉ちゃんが大変だと言うのに…こっち来なさい!」

スサノオ「痛てて!なんだよ親父」

イザナギ「さぁ、お前もお姉ちゃんに呼びかけなさい」

スサノオ「え?何、姉ちゃんまだ引き篭もってんの?」

イザナギ「この空を見ればわかるだろう、さぁ早く!」

スサノオ「しょうがねぇなぁ〜」


79 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 20:34:27 ID:8q9xz6.c

スサノオ「アーアー、姉ちゃん〜
いい加減機嫌直せよ〜」

イザナギ「うん、うん、」

スサノオ「別にいいじゃんか同人誌くらい、腐女子は姉ちゃんだけじゃないんだし気にすんなよ」

イザナギ「うん、うん、」

スサノオ「あ、でも少しは腐女子を気にした方がいいぞ、BLとか男から見たらちょっとヒくし…ってか結構ヒくし」

イザナギ「うわぉ!」

スサノオ「それに現実の男同士ってガチムチだったりハゲだったりデブだったりかなりエグいぞ〜」

アマテラス(やかましいわぁ!全員あっちいけぇぇ!!)


80 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 20:49:34 ID:8q9xz6.c

スサノオ「あれぇ〜なんか姉ちゃん怒ってるなぁ、せっかく謝ってるのに」

イザナギ「やかましいわぁ!
それのどこが謝ってるんだ、タケミカヅチ!」

タケミカヅチ「はっ!」

イザナギ「この馬鹿を樽に詰めて崖から海に落としてこい!」

タケミカヅチ「かしこまりました」

スサノオ「え?ちょ、待ってって、あ――――――!」

ズルズルズルズル…

ツクヨミ「………馬鹿」


81 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 21:07:21 ID:8q9xz6.c

――しばらくして

イザナギ「よ〜し次は…」

スサノオ「親父っ!」

イザナギ「なんだお前戻ってきたのか?」

スサノオ「ああ…俺は一回り大きくなって帰ってきたぜ」

イザナギ「そう言えば少しふやけてるな…」

スサノオ「ハッハッハ♪
そう言う意味じゃねぇよ親父
とにかく姉ちゃんは俺が外へ連れ出す!」

イザナギ「どうやって?」

スサノオ「これだぁ!」

スサノオはその手に鉄球を握り締めていた

スサノオ「これであの石の扉を打ち砕くっ!」


82 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 21:31:03 ID:8q9xz6.c

イザナギ「なんだと?」

スサノオ「見てろよ親父っ!」

スサノオは仁王立ちの体制から両手を広げると次に体を捻った

スサノオ「樽で海に落とされながら身につけたこの技…」

捻った体を戻した反動をきっかけにスサノオは高速回転を始める

タケミナカタ「あ、あれは…」

スサノオ「これが俺の…
『大回転魔球』だぁぁぁ!」

ビシュ――――――ン!

ツクヨミ「……………」

放たれた鉄球が唸りを上げ扉を目掛け突き進む

ドグワァァァ―――――ン!

スサノオ「どうだぁぁぁっ!」


83 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 21:48:21 ID:8q9xz6.c

ポトッ……………パカッ!

スサノオ「あっれぇ〜おかしいな、普通は鉄より石の方が割れるんじゃないの?」

イザナギ「……タケミカヅチ」

タケミカヅチ「はっ!」

イザナギ「崖から叩き落として上から岩を落としてやれ」

タケミカヅチ「かしこまりました」

グイッ

スサノオ「あ、えっ、ちょっと…
あ――――――!」

ズルズルズルズル…

ツクヨミ「………面白い」フッ♪

イザナギ「よし、第二作戦だ」


84 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 22:07:12 ID:8q9xz6.c

『キレンジャーにカレー
ドラえもんにどら焼き作戦』
チャッチャカチャーン♪チャッチャカチャーン♪チャッチャチャーン♪

タケミナカタ「この作戦は?」

イザナギ「これは…」

ツクヨミ「………好物でお姉ちゃんを釣り上げる」

イザナギ「もぅ〜ツーちゃん!
パパが言いたかったのに」

タケミナカタ(…………ウゼぇ)

――アマテラスのお部屋

アマテラス「…ん?」

フンフンフンフン…

アマテラス「この臭いは…」

アマテラス「鼻腔をくすぐる香ばしい香り…脂が炭に落ちて焼ける甘美な芳香…こ、これはっ!」

フラフラフラ…


86 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 22:25:44 ID:8q9xz6.c

ジュー パチッパチッ

イザナギ「さぁアマテラスちゃんの大好きな焼肉だよぉ〜♪」

イザナギ「骨付きカルビもあるし豚トロもあるよ〜♪」

ジュージュー パチパチ

ツクヨミ「……………」モグモグ

タケミナカタ「美味いっすねツクヨミさま、あ、それ焼けてますよ」ハグハグ

タケミカヅチ「ふむ…やはり炭焼は一味違うな」ムグムグ

イザナギ「ちょっと、ちょっと、君達が食べてどうするの!」

ギィ…

イザナギ「!」

アマテラス(……………)ジュル


87 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 22:43:37 ID:8q9xz6.c

イザナギ「(き、来た!)さぁ〜いっぱい焼こうねぇ、あ、こっちのタン塩もいい感じに焼けてるねぇ♪」

ギギィィ…

アマテラス(……………)ジュルジュル

ツクヨミ「…その一口が豚の元」

アマテラス(!)

ツクヨミ「……そう言えば最近下腹がふくよかに…」

アマテラス(!!)

ツクヨミ「………豚もおだてりゃ木に登る」

バタンッ!

イザナギ「あっ!」

イザナギ「もう〜駄目じゃないかツーちゃん、ただでさえお姉ちゃん引き篭もってる間に太ったかもしれないのに〜」

アマテラス(……みんな呪われろ…)


91 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/07(水) 23:57:45 ID:8q9xz6.c

イザナギ「あぁぁぁ…アマテラスちゃん」

スサノオ「親父っ!」

イザナギ「ふぇ?」

スサノオ「俺はさらに男磨いて帰ってきたぜ!」

イザナギ「あっそう…」

スサノオ「いくぜ親父、トウッ!」

スサノオは空中高くジャンプすると前方へクルクルと回転した

キュイン キュイン キュイン


スサノオ「くらぇぇぇっ!
電光ライダ−キィィィック!」

イザナギ「おおぉぉ…」


92 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/08(木) 00:05:07 ID:nkm.qCGA

……グキッ

イザナギ「……………」

スサノオ「いだぁぁぁぁ!グキィッって言った、グキィッって!」

イザナギ「タケミカヅチ…」

タケミカヅチ「はっ」

イザナギ「大雪山に捨ててこい」

タケミカヅチ「かしこまりました」

グイッ!

スサノオ「ま、ま、待っ…
あ――――――!」

ズルズルズルズル…


ツクヨミ「………座布団一枚」

イザナギ「はぁ……どうしよ…」

???「イザナギ様…」

イザナギ「ん?お、お主は…」


93 名前:深夜にお送りします [] 投稿日:2012/03/08(木) 00:11:57 ID:LkCodwyM
アマテラスはスサノオに優しかったみたいだけど

それ以外の家族のスサノオへの冷淡っぷりに笑うwww



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