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姉とお前の日常生活
157 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:40:29.24 ID:yb0Ij6BL0
がたがたとクラスメイトたちがそれぞれ、帰宅や部活の準備を始める中、
お前も貸してもらったノートを纏めて鞄に詰めています。
隣女はホームルーム中にこっそり帰る準備を終わらせており、
嬉しそうに傍らに立ってお前を待っていました。

隣女「さっ、いこいこっ」
お前「うん」

そうして連れて行かれたのは学校から然程離れていない、新しく出来たらしい喫茶店。
手作りのケーキが人気なようで、お前と同じ学校の制服もちらほらと見えます。
隣の席の女子は蕩けるような笑顔でケーキを選びました。
あれにしようかな、これもいいな、と口にしていたケーキより、少しお値段控えめの
シンプルなムースケーキにしたのは、もしかしたらお前を気遣ってくれたせいかも知れません。

>>続く


158 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:42:59.37 ID:yb0Ij6BL0
隣女「おいっしー!美味しいー!えへへ幸せぇ〜」
お前「うん」
隣女「コーヒーだけでいいの?苦くなーい?」
お前「うん」
隣女「おいしいー?」
お前「うん」
隣女「……」
お前「……」

隣女「えとさ、ちょっと聞きたいことがあるんだー」
お前「?」
隣女「2組の元彼女ちゃんと別れたって、聞いたんだけど、本当?」

>>続く


159 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:45:16.79 ID:becx8tTCO
あれ・・・俺がいつの間にかリア充に・・・


160 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:47:32.91 ID:yb0Ij6BL0
お前は少し驚きました。
日曜日に別れ話をしたばかりなのに、もはやウワサになっているのかと。
女子のネットワークの恐ろしさを、14歳のお前はまだ知りません。

お前「……うん」
隣女「!!そう、そうなんだーぁ!えへ、ちょっと聞いたからさぁ」
隣女「でもやっぱさぁ、本人に聞くまでは半信半疑だったんだよねぇ」
お前「ふうん」
隣女「ねえねえ、なんで別れちゃったのー?元彼女ちゃん、かーわいいじゃない」

女子が女子を手放しで「可愛い」と表現するのは、
対象となる女子が自分にとって脅威ではなくなったときと、
男から見ればお世辞にも可愛いとは言えないご面相であるときくらいだということを、
まだ若いお前は知りません。

>>続く


161 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:52:48.02 ID:yb0Ij6BL0
ムースケーキを美味しそうに食べながら何気ない素振りで聞いてくる
目の前の彼女の腹の中など全く解らないお前は、素直に答えました。

お前「付き合ってくれって言われたから付き合ってみたけど」
お前「……なんだかぴんと来なかった」
隣女「へえー?」
お前「毎日学校で話そうと思えば話せるのに、一日メールしないだけで怒るし」
お前「不可解」
隣女「あははっ、やっぱり変わってるよねぇ〜。ねえねえ、じゃあさ、」

隣女「今度は私と付き合ってみないー?元彼女ちゃんみたいにしつこくしないからさぁ」


A・「うん」
B・「ううん」
C・「……どうして?」

>>163


162 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:53:49.72 ID:Dt1zfCW60
お前モテすぎwww

B


163 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:54:01.57 ID:GUwrKW4dO
Cで


164 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:54:26.29 ID:yb0Ij6BL0
>>162
いやお前の話だから
正しく言うなら「俺モテすぎwww」
おっけー?


165 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:56:10.01 ID:Dt1zfCW60
>>164 俺が・・・モテモテ・・・フヒヒ


166 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 13:57:40.43 ID:yb0Ij6BL0
>>163 C・「……どうして?」

お前「……どうして?」
隣女「んぅ?だって今フリーなんでしょ?」
お前「うん」
隣女「じゃあいいじゃない!」
お前「……」
隣女「私もフリーだしさぁ、付き合ってみようよ取りあえず。ねっ」
お前「……」
隣女「それとも私のこときらーい?」
お前「別に嫌いじゃないけど」
隣女「じゃあいいじゃない!!」

女性特有の突飛な言い分にお前は困ってしまいますが、
隣の席の女子はすっかりその気になってしまっているようで、
いそいそと携帯を取り出します。

>>続く


167 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 13:57:51.66 ID:L2yTy+TI0
>>164
その調子で見守り頼むw


168 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:02:21.16 ID:yb0Ij6BL0
隣女「えへへー、じゃあ今から恋人ね!メルアド交換しよぉー」
お前「いや、待って」
隣女「?」
お前「恋人?」
隣女「うん!カレカノー!」
お前「……」
隣女「赤外線できるー?」
お前「……ちょっと待って」
隣女「そんな深く考えなくっていいから!私さぁ、いいなーって思ってたんだぁ」
お前「……俺を?」
隣女「あったりまえじゃないー!でも彼女もちだったから諦めてたんだけど」
隣女「別れたって聞いて、えへ、ごめんねー、ちょっと浮かれてる」
お前「……」
隣女「とりあえず付き合ってみよーよ!ねっ?私結構良い子だよーっ」
お前「自分で言うなよ」

A・「解った。とりあえずね」
B・「考えさせて」
C・「だが断る」

>>170


169 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:04:22.55 ID:TTOFN+g40
C


170 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 14:04:36.83 ID:Dt1zfCW60
このビッチが C


171 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 14:09:01.47 ID:L2yTy+TI0
さすがだよな俺ら C


172 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:12:32.33 ID:yb0Ij6BL0
お前「だが断る」
隣女「ナニッ!!」

携帯の赤外線通信モードの準備をし、うきうきとお前を見ていた隣の席の女子は、
思いがけないお前の言葉に驚いて携帯を取り落としました。
がたん。テーブルの上に硬い音を立てて落ちた携帯が、
その振動でお前のコーヒーをカップの中で少し揺らしました。

隣女「え、どうして?私、元彼女ちゃんみたいにしつこくしないよぉ」
お前「……」
隣女「毎日メールなんてしなくていいからさぁ、ね?」
お前「……」
隣女「とりあえず付き合うだけ付き合ってみようよ、ねえ?」
お前「ごめん、……今付き合うとかそういうの考えられないし」
隣女「……」
お前「……」

>>続く


173 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:16:59.26 ID:yb0Ij6BL0
断られるとは想定の範囲外だったらしい隣の席の女子は、
ぱっとお前から視線を外すと勢い良く立ち上がりました。
テーブルに落ちた携帯を拾い上げ、言い放ちます。

隣女「そー。ていうか私別にそこまで本気じゃなかったけど」
隣女「……私帰るし。ばいばい」

甘ったれるような声から豹変した冷たい言い方に、
お前は驚いて言葉を返すことが出来ませんでした。
男は若いうちは子どもだけれど、女は生まれたときから女なのです。
まだ若いお前には、解らないかも知れないけれど。

>>続く


175 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:22:25.19 ID:yb0Ij6BL0
>>155

姉「ヤー!やっぱりお前モテるんじゃん!いやはやおねえちゃんは驚き桃の木!」
お前「いつからそこにいた」

突然、背後から聞き慣れた声が上がり、お前は慌てて振り返りました。
そこにはニヤニヤと楽しげな笑みを浮かべた姉が、フォークを咥えてお前を見ています。
パジャマ姿ではない姉を見るのは久し振りでした。

お前と、隣の席の女子との会話を聞いている間、
切なげにぎゅうと握り締めていたフォークを、姉はカチンと軽い手付きで皿に戻します。
そうして、お前が見慣れた明るい顔で笑いました。

姉「可愛い子じゃーないかっ。付き合って我が家に連れ込んでおねえちゃんとも仲良くさせてくれたらいーのに!」
お前「隣女のアナルを狙う気か」

>>続く


177 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:28:53.98 ID:yb0Ij6BL0
姉「いやはや、引きこもってないでたまにはお日様に当たってきなさいって母に言われたのだよ」
お前「もっともだ」
姉「ははは、だけどおねえちゃんニートだから体力なくてね!」
姉「歩きつかれたところでちょうど喫茶店に入るお前たちを見かけたものだから」
お前「それで盗み聞き?趣味悪いよ」
姉「まあまあそう言うな!」

姉は笑いながら自分が頼んでいたケーキの皿を持って、お前のテーブルに移動しました。
隣の席の女子が食べ残したムースケーキは、姉の前にまだぽつんと置かれています。
姉はそれを、ちょっと迷ってから端によせ、自分の皿を置きました。

姉「ふっふっふ、ところでなーんで断っちゃったんだい?」


A・「姉がまだ早いとか言ったから」
B・「好きじゃないし」
C・「めんどいし」
D・「……」
E・「勉強に専念したいし」

>>179


178 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 14:31:47.21 ID:Dt1zfCW60
DDD


179 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 14:31:52.54 ID:L2yTy+TI0
D・「……」


180 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:38:06.36 ID:yb0Ij6BL0
>>D・「……」

お前「……」
姉「おぉおっ、黙秘権発動か!そうなのか!おねえちゃんには言えないような理由なのかな〜!?」
お前「……」
姉「はっはーん、さてはこのあるまじかる姉の美貌と愛されボディに骨抜きにされて」
姉「少女じゃあ満足出来なくなっちゃったのだな!そうなのだな!!」
お前「……」
姉「わかった、おねえちゃんが悪かったからその冷たい眼差しはやめてくれたまえ」

>>続く


181 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:47:13.47 ID:yb0Ij6BL0
お前「……全く」
姉「むむぅ。いやしかし、でもな、おねえちゃんはな」

姉はぱくぱくと口に運んでいたケーキを食べ終わると、
フォークをそっと皿に置いて、視線を伏せました。
先ほどそこに座っていた隣の席の女子が食べ残したケーキは既に下げられています。

目を伏せると、姉のまつげが長いことが良く解ります。
お前はコーヒーカップを片手にそんな姉を眺めるともなしに眺めていました。

姉「おねえちゃんはなー。お前が断ってくれて嬉しいぞ」


182 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:48:34.06 ID:Dt1zfCW60
俺「姉ちゃん好きだぁ!!」

ガバッ

姉「!!」


183 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:50:00.17 ID:yb0Ij6BL0
お前「……」
姉「まああの子も可愛かったしな」
姉「あの子のスク水姿を思えば多少パトスも燃え滾りそうになるけどもだな!!」
お前「……」
姉「おねえちゃんはなー。……もうちょっと、おねえちゃんだけのお前でいて欲しいぞ」
お前「……」

姉「私がこういうことを言うのはおかしいか?」


A・「……いや」
B・「うん」
C・>>182


>>185


184 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:51:48.15 ID:7NUGwKjqO
B


185 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:52:43.36 ID:R89RX7G60
C


186 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:54:20.25 ID:Dt1zfCW60
まさかの展開w


188 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 14:58:57.64 ID:yb0Ij6BL0
>>185 C・>>182

いつも堂々とした態度で不可解な行動をとっていた姉が、
どこかしおらしげな表情でそう呟いた時。
お前は、ぐん、と胸に何かが迫ってきたのを感じました。
今まで気付きそうで気付かなかった、けれど確かにお前の中に育っていた感情。
それが突然呼び起こされ、お前の心に広がりました。

お前「姉ちゃん好きだぁ!!」
姉「!!」

いても立ってもいられずにお前は立ち上がり、驚いたようにお前を見る姉の傍へ
回り込むと思い切り抱き締めます。
姉は目を瞠って、お前の腕の中で体を硬直させていました。

>>続く


189 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:02:05.70 ID:Dt1zfCW60
ハァハァ 続きを


190 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:02:08.59 ID:yb0Ij6BL0
姉「な、何を言っとるんだー!お、お前、離れ、離れんかっ」
お前「いやだ」
姉「い、イヤだじゃないっ!!」
お前「好きだ」
姉「!!!」

音が立ちそうなほど一気に、姉の顔に血が上ります。
お前の腕を離させようとしていた姉の白い手が、逆にお前の袖をぎゅっと握りました。

姉「ほ…、本当か」
お前「好き。今はっきりと解った」
姉「だ…だけど」
お前「……好き」
姉「……!!!」

>>続く


191 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:04:05.72 ID:7NUGwKjqO
イイヨイイヨ-!


192 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:04:18.44 ID:LZejBCa30
支援!支援!


193 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:08:09.65 ID:swmo+TYWO
こんな姉がいたらどんなにいいか


194 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:10:32.63 ID:yb0Ij6BL0
姉「う……嘘だ、お前…お前今まで、私が何をしても」

姉「冷たかったじゃ、ないか…。私が想うほど、お前は」

姉「私に興味なんぞないんじゃ、ないのか?!」

お前の言葉を信じようとしない姉。
けれど、言葉とは裏腹に姉の手はまるで縋るように
お前の制服の袖を、きゅう、と握り締めています。
真っ赤に染まった姉の頬に、今にも零れ落ちてしまいそうなほど、
瞼の縁には涙が盛り上がって来てしまっていました。

姉は、けれどぐっと涙を耐えて、姉を抱き締めているお前を見詰めます。
大きく見開かれた目は、涙で潤んでいました。

姉「……信じて、いいの、か?」


A・黙って強く抱き締める
B・これが答えだー!チュー
C・「うん」
D・「ううん」

>>197


195 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 15:11:23.09 ID:L2yTy+TI0
B・これが答えだー!チュー


196 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:12:01.91 ID:lTwJl08Z0
B・これが答えだー!チュー


197 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:12:27.57 ID:Dt1zfCW60
感動のフィナーレ B


198 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:12:31.39 ID:LZejBCa30
C・「うん」


199 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:12:31.24 ID:WMolm49S0
C


200 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:18:40.69 ID:yb0Ij6BL0
>>197 B・これが答えだー!チュー

不必要なほど自信を持て余しているように見える普段の姉からは
想像も出来ない程、その声は弱弱しいものでした。
姉の濡れた目が、じっとお前を見詰めています。

姉「……答え、てく、」

黙ったままのお前に困惑したように、姉の唇がゆっくり開かれました。
言葉を紡ぐその唇の動きもどこか切なげで、
お前は耐え切れず顔を寄せます。

姉「!」

>>続く


201 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:23:07.43 ID:yb0Ij6BL0
姉「……、っ」

姉の唇は柔らかく、そう厚くは見えなかったのにこうして触れればふんわりと
お前の唇を優しく受け止めてくれました。
姉は、逃げません。お前の袖を握っていた手が震えて、力が抜けます。
そのままお前の腕を辿るように姉の手がそっと伸びて、お前の背を姉も抱き返してくれました。

姉「……ん」

長いまつげがきれいに揃った姉の瞼がゆっくりと閉じられ、
姉の細い指がお前の背にシャツ越しに食い込みます。
きつい抱擁に、お前も答えるようにぎゅうっと姉を抱き締めながら、
触れ合う唇の感触をただただ感じていました。

衝動的に胸に広がった姉への想いが勘違いなどではないことを、
重なる唇から全身に広がる喜びが、お前に教えてくれました。

>>続く


202 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:26:16.05 ID:Dt1zfCW60
目から汁が・・・


203 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:27:17.66 ID:yb0Ij6BL0
いつも明るく、何の悩みもないように笑っていた姉。
お前へ過剰なスキンシップをしては、お前に怒られたり押し返されたりして
一瞬悲しげな表情を見せていた姉。
お前が学校から帰ると、いつも嬉しそうに一番に「おかえり」を言ってくれた姉。

姉への気持ちに気付いた今、そんなひとつひとつがお前にとっては愛しいものとして
思い返すことが出来ます。

長い間触れ合っていた唇を、ゆっくりと離しました。
姉の目がどこかとろんとしたまま開かれ、じっとお前を見上げます。

姉「……お前を、信じる……ぞ」

吐息混じりに呟いた姉の言葉に、お前はしっかりとした頷きを返しました。

>>続く


204 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:30:11.13 ID:7NUGwKjqO
たまらん!ちょっと姉探してくる!

姉いないけどな!


207 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:31:54.97 ID:yb0Ij6BL0
不自然な程にお前たち2人から視線を外す客の合間を縫って、
不自然な程にお前たち2人から視線を外す会計で料金を支払い、

2人は並んで外へ出ました。

姉「な、なあ」
お前「ん?」
姉「……嬉しくて、言い忘れていた」

疲れやすい姉のために歩調を合わせ、ゆっくりと自宅へ向かいながら
お前は姉へと目を向けて、紡がれるであろう言葉に耳を済ませます。

姉「私も……お前が好きだ、」

姉「大好きだ!」

まだ少し赤い目で、それでも満面に輝くばかりの笑みを浮かべて。
姉は、ずっとずっと長い間、お前には内緒で胸の内に繰り返していた言葉を、
漸くお前に告げることが出来ました。

お前と姉は、どちらからともなく手を繋ぎました。


>>続く


208 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:36:27.77 ID:yb0Ij6BL0
今はお前の身長は、姉と殆ど同じくらいです。
ですが近い将来、お前は姉を追い越して、姉よりもたくましい腕を持ち、
姉の体を軽々と抱き上げてしまえるようになるでしょう。

今は同じくらいの大きさの手を、ぎゅっと握り合って
お前と姉は歩いてゆきます。2人の家へと。


そこでお前と姉は今まで通り、いいえ、少しだけ今まで以上に、
仲良く暮らしていくことでしょう。



握り合った手と手が離れることがないことを、祈っています。
仲の良いお前と姉の日常生活、またいつか、見守らせて下さいね。


                          Happy End?


209 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:37:20.00 ID:R89RX7G60
おwお疲れ様ー!!


210 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:38:54.79 ID:yb0Ij6BL0
見守らせて貰えて楽しかった!!
出ないといけない時間を過ぎてしまっていて
エピローグとか選択肢なくてすまんっした!

じゃ!またどっかで!


211 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:39:15.50 ID:lTwJl08Z0
お疲れ様ー


212 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 15:39:46.32 ID:L2yTy+TI0
お疲れ様

語り口に品があって清々しかったよ
アドリブも凄い
また日常生活スレたてて見守ってくれ!


213 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:40:42.44 ID:Epn6C7XoO
姉好きにはたまらんスレだった


214 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:42:29.84 ID:7NUGwKjqO
お疲れさま!

良かったよ!またお前って入れてスレ立ててくれるのを楽しみにしてる。


215 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:42:48.31 ID:3/ghpyAfO
お疲れ様!
最初の姉の性格設定も秀逸だったけど、>>1
文章がすげえ良かったよ!またやってくれ。


216 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:43:43.83 ID:i2DjSvJZO
乙っす!楽しませてもらったww姉欲しいなぁw


217 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:48:24.68 ID:OOSKQcHA0
楽しかった!>>1乙!
>>1を見習おう…素晴らしすぎる…


218 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 15:51:35.81 ID:HHRXm9qSP
>>1さん
乙です。そしてありがとう!


219 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 16:05:04.96 ID:vDTy0/k7O
いきなりすぎだwww



   *、 *、    。*゚
   |+、 +、 *゚ ・゚
   ∩ *。 *。  +゚
(´・ω・)  +。 +。 ゚*
と  ノ  *゚ *゚  ・゚
`と、ノ ・゚ ・゚   +゚
  ∪ *゚ *゚    *
  +゚ +゚     +゚


 *-+。・+。-*。+。*
  \   。*゚
  ∩ *
  (・ω・`)
  。\  つ
  *  ヽ _⊃
 +。  ∪   ☆
  ゚+。*。・+。-*。*゚



220 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 16:22:48.48 ID:L2yTy+TI0
>>205 いつぐらいまで保守すればいいのかな・・


221 名前:VIPがお送りします。 [age] 投稿日:2008/05/20(火) 16:24:54.55 ID:L2yTy+TI0
あげとく


222 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/05/20(火) 16:26:19.28 ID:Dt1zfCW60
ふぃー見れて良かった!いいお姉ちゃんいただきました!
>>1また会える日を待ってる


ID:L2yTy+TI0

マジ乙 dクス!感動した


223 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 16:36:12.81 ID:OuCgAANFO
こんないい日常をくれてありがとう>>1
明日も頑張れる気がするよ。


224 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 16:37:28.91 ID:Epn6C7XoO
>>48
姉の今までの彼氏とは仲良くしてきた
影で落ち込んでたがな


225 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/05/20(火) 16:38:02.30 ID:Epn6C7XoO
はっ、誤爆しちまた



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