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メイド「(・・・外が騒がしいです)」
- 143 :1 ◆1pwI6k86kA []
:2009/01/02(金) 13:01:25.84 ID:CL0Yir5m0
市場は冬の寒さに負けないほどの熱気に包まれていた。
近くの港町から入った魚や、山から採れた果物、露店商の売る異国の珍しい品などで賑わっている。
メイド「・・・」
その一つ一つの品に目をやっているのは一人の女だった。歩いては歩を緩め、品を少し見てまた歩き出す。
市場の威勢の良い男の声にも一々耳を傾けて、首を横に振ったり時々縦に振ったり、数十分の間にカゴの中は食品で埋まりつつあった。
男の子「(・・・誰かと一緒に買い物なんて懐かしいな・・・お母さんと行って以来かも)」
女の後ろをちまちまと追うのはまだ背の低い小さな子供である。
他人か知り合いかよくわからない程度の間を開けて、その後ろ姿を追って歩いている。
メイド「・・・はぐれると、また孤児になるですよ」
女は振り向き、呟くように言う。
男の子「あ、すいません・・・」
子供は淡白な、しかしどこか優しい言葉に誘われて、女の後をちょこちょこ追うのである。
- 144 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 13:07:18.49 ID:CL0Yir5m0
メイド「・・・」
男の子「・・あのぅ、買っているのは今日の食事ですか?」
メイド「・・・あと服です」
男の子「服・・・」
メイド「貴方の服です」
男の子「え?」
メイド「薄汚れた服が一着だけでは屋敷が汚れてしまう、です」
男の子「(うっ・・・直球で言われた・・・けど事実・・・)」
メイド「靴も買わなければ、です・・・汚れた足で屋敷を歩かれるのが一番厄介です・・・仕事が増えるのは別にいいのですが」
男の子「うう・・・ごめんなさい・・・・」
メイド「・・・何か」
男の子「・・・はい?」
メイド「何か、買いたいものはある・・・ですか」
男の子「え?」
メイド「・・・買いたいものがあれば・・・何か一つ、買うですが」
男の子「えっ・・・いいんですか?」
メイド「・・・いいです」
肩を並べて歩く二人の姿は、遠巻きに見れば親子のようでもあった。
- 145 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 13:08:20.88 ID:CL0Yir5m0
さて昼食の時間だ
- 149 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 13:44:34.55 ID:kRDL9+iTO
本屋へ行ってくる
それまでは以下調味料スレ
- 150 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 13:46:46.04 ID:A0DgDZSG0
>>149
ラーメンに砂糖の件はすまなかった
- 151 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 13:50:05.96 ID:sTQhj2dmO
トマトに砂糖はありだと思います
- 159 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 15:58:33.02 ID:kRDL9+iTO
マンモフォッシル
- 162 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:20:39.39 ID:CL0Yir5m0
男の子「・・・!お菓子・・すごい、珍しいものが沢山ある・・・いいなぁ」
メイド「・・・」
男の子「うーん・・あ、短刀・・・もいいかな・・模造刀とか・・・」
メイド「・・・ナイフに興味があるのですか」
男の子「えっ?い、いえ・・あはは、いやその、騎士団に憧れてて・・・」
メイド「・・・騎士団、ですか」
男の子「でも僕、ほら、親もいないですから・・・あはは・・」
メイド「・・・」
男の子「騎士団に入るにはそれなりに良い教育を受けていないとダメですしね・・・」
メイド「・・・でも」
男の子「あはは、僕はそのぅ・・あそこにあるお菓子で・・・」
メイド「形だけでも欲しくはないですか」
男の子「・・・」
メイド「・・模造刀やナイフでいいなら、それを選ぶといいです」
男の子「・・・いえ、でも・・・」
メイド「でも、なんですか」
男の子「・・・」
男の子「あのぅ、じゃあ・・・あの、店の中にある木製の模造刀を・・・」
メイド「・・・(コクリ」
- 163 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:25:02.85 ID:CL0Yir5m0
男の子「・・・」
メイド「・・・」
子供の両手には、包装紙に包まれた細長い箱が抱えられていた。
男の子「・・・えへへ」
メイド「・・・」
男の子「あ・・・ごめんなさい、こんな高いものを買ってもらって・・・僕、お金ないのに・・・」
メイド「・・・別にいいです」
男の子「・・・」
男の子「・・ありがとうございます、本当に・・・」
メイド「・・・」
小腹が空く昼過ぎの市場に、笑顔の少年がいた。
少年は細長い箱を大事そうに、満足そうに抱えていた。
対してその隣の女は無表情でいたが、彼女の無表情もまた、どこか嬉しそうなものであった。
- 164 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:29:51.05 ID:CL0Yir5m0
ガチャ
メイド「・・・」
女はいつも通り、無言で屋敷の扉を開いた。挨拶などはしない。
それもいつも通りのことである。
男の子「あの、おじゃましまーす・・・」
その後をひよこのように、背の低い少年がついてゆく。
少年は開かれた扉を、小さな背をさらに屈めてくぐり、しかし途中で扉に引っかかる細長い荷物に苦戦していた。
メイド「・・・すっかり遅くなったです・・・主はまだ帰っていないようですね」
男の子「・・・あのぅ、僕、今日もおじゃましていいんですか・・・?」
メイド「別に」
メイド「構わないです」
男の子「・・・ありがとうございます」
メイド「・・・礼はいいです」
男の子「す、すみません・・・」
- 166 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:34:30.87 ID:CL0Yir5m0
男の子「わ・・ぁ・・新しい洋服だ・・・」
メイド「・・・サイズは」
男の子「え、ええピッタリです、ありがとうございます!」
メイド「肩が余ってませんですか」
男の子「・・いえ、大丈夫です、ピッタリですよ!」
メイド「・・・なら、良かったです」
少年は広間で綺麗な姿へと変わっていた。
先程まで来ていた質素な洋服は折りたたまれて、カゴの中に放られている。
男の子「・・・なにから何まで、すみません・・・」
メイド「・・・」
男の子「本当に、本当に何かお返しをしたいんですが・・・」
メイド「別にいいです」
男の子「でも・・・」
メイド「他に」
メイド「・・・やることがなかったですから」
男の子「は・・・はぁ・・・」
メイド「・・・」
- 167 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:38:39.85 ID:CL0Yir5m0
きいきい
男の子「(・・・この揺り椅子、座り心地良いなぁ・・・)」
きいきい
男の子「(・・あの人、今夕食を作っているのかな・・・)」
きいきい
男の子「(・・・綺麗な人だよなぁ・・・)」
きいきい
男の子「(・・・そうだ、袋を開けてみよう)」
ガサゴソ
男の子「・・・うわぁ、すごい・・・本物の剣そっくり・・・」
男の子「・・すごいけど、子供用だから・・・大人が持ったら大したことないんだろうな・・・」
ガチャ
メイド「・・・」
男の子「あっ、ごめんなさい、箱から出しちゃって・・・」
メイド「構わないです」
男の子「・・・はい」
メイド「・・・」コトッ
男の子「・・夕食・・・ですか・・・」
メイド「・・・」
男の子「(当然だよね目の前に置いてあるんだし・・・僕は何を言ってるんだろう・・・)」
- 168 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:43:50.28 ID:CL0Yir5m0
男の子「・・・モグモグ」
メイド「・・・」
男の子「・・・あのぅ」
メイド「・・・」
男の子「あの、・・・あなたはご飯をたべないんですか?」
メイド「・・・」
男の子「(・・・顔を見て話しているのに答えてくれない・・・・)」
メイド「・・・この後、作り余ったものを食べるです」
男の子「・・・えっ、それって冷めてるんじゃ・・・」
メイド「いつも食べているものです」
男の子「(・・・料理、すっごく美味しいけど・・・でも作った人が冷めたものを食べるなんて・・)」
メイド「・・・」
男の子「・・・あの」
メイド「・・・」
男の子「一緒に、その・・・食べませんか?料理・・・せっかく・・・だし」
メイド「は」
男の子「(うっ、やっぱり・・・)」
- 169 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:47:35.47 ID:CL0Yir5m0
メイド「・・・」ガチャ
男の子「(・・・あれ、部屋から出て行っちゃった・・・)」
男の子「(やっぱり・・・失礼だったかなぁ・・・)」
男の子「(・・そうだよ、僕は孤児だし・・・そんなのと一緒にご飯を食べたって・・・)」
ガチャ
メイド「・・・」
男の子「(・・・しょ、食事をもってきた・・・)」
メイド「・・・」コトッ
男の子「(む、無言でテーブルに置いた・・・)」
メイド「・・・そう仰るなら、食べますが」
男の子「(あ、食べてくれるんだ・・・良かったぁ・・・)」
- 170 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:53:02.36 ID:CL0Yir5m0
メイド「・・・」
男の子「・・・モグモグ」
メイド「・・・」
男の子「・・・モグモグ」
メイド「・・・」
男の子「・・・モグ・・・」
男の子「(なんでだろう・・・なんでこの人からは食べる音がしないんだろう・・・)」
メイド「・・・顔に何か付いているですか」
男の子「あっ、いえ違うんです、すいません」
メイド「・・・」
男の子「(一緒に食べたら楽しいかなって思ったけど・・・おかしいなぁ、なんだろう・・・逆に食卓が冷えて感じるよ・・・)」
男の子「(何か、何か話さないと・・・)」
男の子「・・・あのぅ」
メイド「・・・」
男の子「・・あなたの名前・・・まだ聞いていなくて・・・その」
メイド「・・・」
男の子「良かったらおしえてくれないかん・・・って、その・・・」
メイド「・・・はぁ」
男の子「(うっ、溜息・・・)」
メイド「・・・名前なんて聞いてどうするんですか」
男の子「え・・・だって名前がないと・・あなたの名前が呼べない、し・・・」
メイド「名前が無くたって呼べるです」
男の子「いや、そのぅ、そうですけど・・・」
- 172 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 16:59:17.05 ID:CL0Yir5m0
メイド「・・・エカチェリーナ」
男の子「え」
メイド「エカチェリーナです、これが名前です」
男の子「あ・・・エカチェリーナ・・・さん、ですか・・・」
メイド「・・・名前は嫌いです」
男の子「え、何でですか?良い名前なのに・・・」
メイド「・・・慣れないです、長いです、だから嫌いです」
メイド「“お前”“そこの”“メイド”“使用人”」
メイド「・・・その方がよっぽどわかりやすいです」
男の子「で、でも・・・それって肩書きじゃあないですか・・・」
メイド「別にいいです、私は仕事がいいです」
メイド「・・・名前なんて、持っているだけ無駄というものです」
男の子「(う・・・うーん・・・)」
男の子「(やっぱり・・・ちょっと冷めた人、なのかな・・・)」
メイド「・・・食器を下げるです」
男の子「あ、はい・・・」
- 173 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 17:16:23.69 ID:pTR/HzsCO
面白い
- 174 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 17:21:09.23 ID:CL0Yir5m0
男の子「(寒くない夜なんて・・・少し前までは考えられなかったけど)」
男の子「(・・・うーん・・・この屋敷はあったかいなぁ・・・)」
男の子「(・・・エカチェリーナさん・・・かぁ)」
男の子「(・・エカチェリーナ・・・エカチェリーナ・・うん?)」
男の子「・・・確か、ええっと」
男の子「あった、手紙・・・確かこの裏に、そんな感じの名前が・・・」
男の子「・・・“カチューシャ へ”・・・あれ?」
男の子「うーん・・・ちょっと違うなぁ・・・」
ガチャ
メイド「・・・・それは主の手紙です、勝手に触るのは・・・」
男の子「あ、ごめんなさい・・・」
メイド「・・・」
男の子「・・あの、カチューシャさんって・・・」
メイド「!(ピクッ」
メイド「・・・どうして」
メイド「私の愛称を知ってるですか」
男の子「え?」
男の子「・・え?」
- 175 :VIPがお送りします [sage] :2009/01/02(金) 17:28:41.14 ID:9LZOOEF60
夜中までこのスレがおちませんよーに。
- 176 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 17:29:51.86 ID:kRDL9+iTO
あースルメ美味いな
- 177 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 17:30:26.38 ID:A0DgDZSG0
>>175
この>>1は大丈夫だ
- 178 :VIPがお送りします [sage] :2009/01/02(金) 17:30:40.16 ID:fuzWmUV40
マヨが合うよな!
- 179 :VIPがお送りします [sage] :2009/01/02(金) 17:33:12.08 ID:nY9N4URfO
確かに合うが駄目だ
ちゃんとイカの味をたのしめ
- 180 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 17:33:36.41 ID:kRDL9+iTO
>>175 途中で投げたりはあまりしない
>>178 あ゛?
- 181 :VIPがお送りします [sage] :2009/01/02(金) 17:34:47.10 ID:fuzWmUV40
え、あ、ごめんなさい
- 182 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 17:39:39.29 ID:E8oR0JAE0
マヨネーズとハチミツを混ぜたものでスルメを食べるとうまいよ
- 183 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 17:43:51.12 ID:kRDL9+iTO
マヨネーズて・・・スルメにマヨネーズて・・・蜂蜜はまだわかるけどマヨネーズて・・・
- 186 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 18:05:29.58 ID:kRDL9+iTO
・・・まぁ人それぞれだけどさ
スルメにはわさび醤油でなきゃな・・・
- 187 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 18:18:17.80 ID:kRDL9+iTO
フォッシルフォッシル
- 189 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 18:25:03.21 ID:kRDL9+iTO
男の子「(愛称・・?エカチェリーナ・・・カチューシャ・・・)」
男の子「(あ、なるほど・・・エカチェリーナを捩ってカチューシャなのか・・・)」
メイド「・・・」
男の子「ええっと・・・あの」ピラッ
男の子「この便箋に・・・・」
メイド「だから、それは主への・・・」
男の子「裏を、裏の隅をよく見てください」
メイド「裏・・・?」
“カチューシャ へ”
メイド「!」
男の子「・・・その手紙は、あなた宛のものでは・・・?」
メイド「・・・そんな」
メイド「はずは・・・ないです」バリバリ
メイド「私へ手紙なんて・・・誰が・・・」
メイド「私は誰からも・・・」ピラッ
メイド「・・・・」
男の子「・・・?」
- 192 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 18:32:19.00 ID:kRDL9+iTO
女は、相変わらずの無表情のままであったが、寒さに震えているように小刻みに手を震わせ、ハラリと手紙を落とした。
女の無機質な瞳は手紙を床に落としてもなお、テーブルの一点を見つめるままであった。
メイド「・・・・嘘、です・・・」
男の子「・・・エカチェリーナ・・・さん・・?」
メイド「そんな・・・主・・・私はどうすれば・・・何をすればいいですか・・・」
男の子「どうしたんですか?なにが・・・」
少年は床に落ちた手紙を拾いあげ、それを黙読した。
男の子「・・・」
メイド「・・・」
男の子「・・・死ん・・・だ・・?」
- 193 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 18:44:26.46 ID:A0DgDZSG0
急展開wwwwwwwwwwwwwwww
- 194 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 18:45:28.54 ID:kRDL9+iTO
メイド「・・・」
男の子「あの・・・」
メイド「・・・」
男の子「これ、どういう事なんですか・・・?」
メイド「・・・」
男の子「あのぅ、よかったら・・・」
メイド「・・・主は」
メイド「・・馬車で、北の方へ・・・以前おこなっていた建設事業の・・・その会合の誘いで出掛けたらしいのですが」
メイド「・・・夜中、馬車での移動中に突然、雪崩に巻き込まれて・・・」
メイド「・・・」
男の子「・・・じゃ、今朝の新聞にあった事故って・・・」
メイド「・・・はい・・・です」
メイド「・・・主」
メイド「私は・・・これからどうすれば・・・」
男の子「・・・」
- 196 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 18:52:46.44 ID:h/z3pqUA0
主…
- 197 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 18:56:39.79 ID:kRDL9+iTO
メイド「・・・」
男の子「・・・」
メイド「・・・(カチャカチャ」
男の子「(わ・・・ポットの蓋を閉じたり開いたりしてる・・)」
メイド「・・・(パタパタ)」
男の子「(・・・手紙をすっごい折り畳んでる・・・)」
メイド「・・・(カリカリカリカリ」
男の子「(壁に爪を立ててる・・・多分・・表情は変わってないけど・・・動揺してるんだろうなぁ・・・)」
メイド「・・・どう、すれば・・・これから・・・」
男の子「・・・屋敷の主人がいなくなったということは・・・ええと」
メイド「どうすれば・・・そんな、どうすれば・・・」
男の子「(混乱してる・・・)」
- 199 :VIPがお送りします [sage] :2009/01/02(金) 19:03:51.36 ID:1rzGZpQG0
主・・・
- 200 :1 ◆1pwI6k86kA [] :2009/01/02(金) 19:05:30.89 ID:kRDL9+iTO
メイド「・・・では・・・おやすみなさいませ・・です」
男の子「あ・・・はい、どうも・・・」
メイド「・・・・(フラフラ」
バタン
男の子「(・・・エカチェリーナさん・・・大丈夫かな・・・)」
男の子「(やっぱりこういう仕事って、雇い主がいなくなっちゃうと大変なのかな・・・)」
男の子「(いや、それよりも僕・・・もしかしてとんでもないタイミングで屋敷に上がり込んでしまったんじゃ・・・)」
男の子「・・・はぁ」ボフッ
男の子「・・・ベッドで仰向けに寝そべるなんて・・・久し振り・・・」
男の子「わぁ、窓から夜空が・・・すごい、綺麗・・・」
ヒュッ
男の子「あ・・・今・・落ちたのって・・・流れ星かな?」
男の子「・・・」
男の子「・・・エカチェリーナさんが・・・幸せに・・・」
男の子「・・・・笑顔になれますよーに」
- 201 :VIPがお送りします [] :2009/01/02(金) 19:05:36.28 ID:A0DgDZSG0
主が…
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