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堕悪魔「追放されてしまいました」 其の3
- 50 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage]
投稿日:2010/08/29(日) 18:01:17.01 ID:PKQX1ws0
ー2−Aー
男「ふぅ・・・。」
友「ヌイたのか?」
男「泣かすぞ。」
友「冗談だ。」
男「やめてくれ。」
友「悪い。」
男「・・・。」
友「堕天使ちゃんの事かい?」
男「・・・堕天使、今、凄く充実してるよな。」
友「そう、見えるな。」
男「友達もいるし、部活では期待のエースって呼ばれてるし、恋もしている。勉強は・・・くすっ、どうだろうな。」
友「・・・。」
男「俺は、みんなを連れてこの世界を脱出したい。」
男「けれど俺があそこに割って入って、堕天使の邪魔したりして、傷付けたりしたくない。」
友「ふむ。」
男「記憶を元に戻す方法もまだわからないし、無理矢理連れ出すわけにもいかない。」
男「堕天使の事を放っておいた方が、堕天使にとっては幸せなんだろうなぁ、なんて考えちゃってさ。」
男「俺はどうしたらいいのかなぁ。」
- 51 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/08/29(日) 18:04:03.49 ID:PKQX1ws0
友「・・・う〜む。」
友「男。」
男「ん?」
友「お前は優しいな。」
男「そんな事ないよ。」
友「男がそう思うなら、そのままにしておいても別に構わない。」
友「ただそう考えるのも、俺の話を聞いてからでも遅くはないと思う。」
男「話?何の?」
友「陸顧のこと。」
男(陸顧先生を呼び捨て?)
男「陸顧先生の?」
友「あぁ。ぶっちゃけた話、あのヤロウにはあまり良い噂がない。むしろ悪い。」
男「え?そんな風には見えないよ。結構格好良いし、生徒にも明るく接してる良い先生じゃないか。」
友「まぁ外面は良いからなぁ、アイツ。っと、そうだ。堕悪魔さんも呼んで来てもらえるかい?この事を堕悪魔さんにも知って貰いたい。」
男「あ、うんわかった。」
たったった・・・。
友「本当にいい人って言うか人が良いって言うか。まぁそこが男の良い所なんだけどな。」
友「得体の知れない空間で他人の事ばかり考えるなんて。」
友「逃げ出せるかはさておき、普通の人間ならとっとと逃げ出す算段立てるのにな。」
- 52 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/08/29(日) 18:05:48.86 ID:PKQX1ws0
堕悪魔「どうしました友さん?」
友「ちょっと男と一緒に聞いて貰いたい話があってね。」
堕悪魔「お話ですか。」
友「うん。その前に堕悪魔さんに少し聞きたい事あるんだけどいいかな?」
堕悪魔「えっと、私にお答えできる事であれば。」
友「うん、簡単な事だよ、たぶん。」
堕悪魔「たぶん?」
友「まぁいいや。堕悪魔さんって見た目は人間とほぼ変わんないけど、種族は悪魔なんだよね?」
堕悪魔「はい、一応は。」
友「じゃあ、悪魔と人間の感覚とか常識的な目線とかは、やっぱり差があったりする?」
堕悪魔「あ、はい。結構あったりしますね。私達には普通に感じる事でも、人間には意外だったり嫌悪感を感じたりします。」
友「ほうほう。じゃあ陸顧って先生は知ってる?」
堕悪魔「はい、知っています。」
友「ヤツの第一印象はどう思った?」
堕悪魔「う〜ん、そうですね〜。男さん以外の男性にはあまり興味がないので・・・。」
男「あ、ちょっと嬉しい。」ポッ…
堕悪魔「うふふ。」
- 53 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/08/29(日) 18:07:53.10 ID:PKQX1ws0
友「・・・うおっほん!」
堕悪魔「あっ、失礼しました。」アセアセ
堕悪魔「えっと、陸顧先生の印象ですよね。」
堕悪魔「え〜、あんまり大きな声では言えないのですが・・・。」
友「ふむ。」
堕悪魔「何だか精液臭い印象がありました。」
男「ぶっ!?」
友「・・・ん〜。」
男「堕悪魔、まさか腐って・・・!?」
堕悪魔「せ、性欲が人一倍強そうって意味ですよ!?決して男色の趣味がありそうだななんて思ったりはしてないです!」
男「こら!?女の子がそんなっ・・・!」
堕悪魔「あ、でも!」
友「ん?」
堕悪魔「あの人は性に対して、異常なこだわりがあるような気がします。」
男「こ、こだわり?」
友「ああ、随分と核心を突いてるな。」
男「え?」
友「今回二人に話そうと思っていた事は」
友「ヤツの良くない噂と」
友「堕悪魔さんが言った、自分の性癖に異常なこだわりを持っていることについてだ。」
- 54 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/08/29(日) 18:09:57.86 ID:PKQX1ws0
投下がてら、生存報告です。
もう月一ペースになってきてるorz
短い上に遅筆でごめんなさい。それでは失礼します。
- 55 名前:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2010/08/29(日) 18:33:17.09 ID:APhUzT6o
投げないでくれるだけで十分嬉しい
乙!
- 57 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:45:14.08 ID:mSbc4Dk0
友「まずアイツの性癖についてなんだが」
友「アイツ、四十越えなのに見た目はさわやかなイケメンでそれなりに頭がいい上に性格は面倒見のいい優しい人だろ?だから何も知らない女生徒からはモテる。」
友「そして女生徒がアイツの下に告白しにやってくるんだが、ことごとく振り、玉砕。そんな硬派な印象も見せてさらに人気になる。」
友「結果さらにモテて女の子を選びたい放題になる。しかし、何故か手は出さない。」
男「ん〜、そこだけ聞くと・・・とても人間が出来てて悪い人に思えない。」
男(堕天使が惚れちゃうのもわかるかも・・・。)
友「だが本当は、ぶっちゃけ言うと性欲の固まり。しかも自分の好みの対象としかヤリたがらない。」
友「あの野郎いい歳して高校生にしか欲情しないロリコン野郎で、しかもスレンダーな快活な少女が好み。」
男「快活でスレンダー・・・しかも今は高校一年。条件がまるまる堕天使に当てはまるな。」
友「そしてそこにアイツの思惑が入り込んでくる。」
男「・・・思惑?」
友「そ。ここまでだったら日本中探せば一万人くらいはいそうな性癖だ。」
男「う・・・ん?そうなのか、な?ん〜、ん?」
友「まぁ例えダヨ例え。実際はどのくらいかは知らん。」
俺「ちなみの俺はそんな娘が好みだ。」
友「それは置いといて、ヤツの思惑なんだが」
友「大雑把にまとめると、自分の育てた人間を犯して孕ませたいんだとさ。」
男「・・・は?」
- 58 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/09/30(木) 20:48:08.74 ID:mSbc4Dk0
ごめんなさい。なんかスランプ。ストーリーは出来てるけど文字に出来ない。
リハビリのためにちょっとずつでも投下頻度あげていくつもりです。
それでは。
- 61 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/11/02(火) 21:22:46.07 ID:MEQf43s0
男「え?」
友「だから、孕ませたいんだとよ。」
堕悪魔「孕ませ・・・。」
男「え・・・だって、先生から見れば相手は年下で、しかも学生で・・・。」
友「まぁ本当にお互いが好きあってるんならそれでもいいさ。時期とか考えて卒業したら結婚、なんてな。」
男「あ、ああそうだよな・・・それなら何も・・・。」
友「だけど、調べてみたらこの学校、数年前にあいつが陸上部の顧問になってから男子女子問わず、種目を問わず、大会成績がめちゃくちゃ良くなってる。」
男「それは凄いな。教え方が上手いのかな。」
友「あいつは男子女子両方の陸上部の顧問を持っていてな。男子女子共に人気がある先生だし、教え方も上手い。」
友「ただなぜかこの学校の、陸顧が仕切っていた陸上部に入っていた卒業生にの方々に話を聞いたら・・・」
友「言い方はそれぞれだけど、みんな『なんであんな奴のこと好きになっていたんだろう』と口を揃えて言うんだ。」
友「悪い噂も、在校生ではなく全て卒業生からの話だ。」
男「は?何で?」
友「まったくわからない。催眠術でもかけてたんじゃないのか?」
堕悪魔「・・・。」
友「そこまではいい。あいつが誰に嫌われようが知ったこっちゃない。とりあえず男子陸上部は置いておいて、問題は女子陸上部だ。」
友「学生時代は誰でも陸顧のことを好きになっちまう。例外はない。あ、いやあった。俺だ。俺あいつ嫌い。」
- 62 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/11/02(火) 21:26:54.96 ID:MEQf43s0
友「女子生徒から人気があれば女の子は選りどり見どりなわけだ。」
友「そこで自分好みの女子に目をつけ、陸上部に勧誘、育て上げた後においしく頂いちまうって寸法さ。」
友「食べられちゃった女の子はどいつもこいつも、優勝こそしないもののかなりの上の順位に食い込む実力者になる。」
友「そんな人たちは、実力が付くからこそそれに伴った引き締まった体型になる。」
友「自分好みの体型、自分の育て上げたモノ、自分に好意を抱く従順な娘。あいつにとっては正にごちそうだ。」
友「そうしてやっと、自分の性欲を解き放つ。その娘に我慢した分の自分の性欲のありったけをぶつける。」
友「従順になっていることをいいことに、股を開かせて、何回も、何回も。しかも生で。」
友「そしてその娘は陸顧の子を身籠る。」
男「で、でも本当にお互いが、す、好きなら・・・。」
友「あいつがそうしてきた女の子が一人だけだと思うか?」
男「・・・!?」
友「調べ上げてる内に、あいつに孕ませられた女子生徒を数えたら二桁はいったぞ。」
男「なっ・・・!?」
友「一番ましな人はシングルマザーに。ある人は中絶し、ある人は自殺までしていた。」
友「使い古しなんて見向きもしなくなる。ヤルだけやって、飽きたらポイだ。常に新しいモノを求めている。」
友「自分の事しか考えない、最低なクズ野郎だ。」
- 63 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/12/02(木) 20:19:39.35 ID:TZ7i.rQ0
男「・・・。」
友「どうする?このまま放っておけば、堕天使ちゃんもあいつの餌食だぞ。」
男「信じられないな。」
友「おい、ここまで聞いておいてまだあいつの肩を持つような真似をするのかい?」
男「違う、そういう意味じゃない。そんな風に考える人間がこの世にいるなんて思わなかったからな。」
男「ちょっとショッキングだっただけだよ。」
友「そうかい、それは良かった。」
男「だって、普通そんなことするか?」
友「あいつの思想を常識的に考えようとしない方がいい。」
男「それもそうか。しかしその噂が本当だとすれば・・・。」
友「本当の事だよ。真実。現実だ。だから早いうちに何とかしないと!」
男「焦るな。友が調べたからには、噂は本当の事かもしれないけど、証拠がない。迂闊に手を出せば、俺たちは悪者扱いされるぞ。」
友「むぅ・・・。じゃあどうすれば・・・。」
男「なぁ友。その話の中にいた女性の人たちは、みんな大会前に陸顧先生から体の関係を迫られていたのか?」
友「え?いや、それはたぶんないと思う。そういう関係は大会後って話しか聞いてないぞ。」
男「なら時間はあるな。陸上大会は一ヶ月後。俺たちが色々やれる時間はある。対策を打とうか。」
友「対、策?」
- 64 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2010/12/02(木) 20:20:55.47 ID:TZ7i.rQ0
男「もし噂が本当の事で、堕天使に手を出した場合、その場でぶっ飛ばすとして」
友「え”っ!?ちょ、ちょっと待って!」
男「ん?何だい?」
友「えっと、男だよな?」
男「ああ、俺は男だが?」
友「なんか、らしくないな。とても、冷静に物事を考えようとするし、かと思えば過激な発言するし。」
男「・・・一応聞くけど、友を含めた周りの、俺に対する印象ってどんなもの?」
友「ごく一般的な男子生徒。目立つわけでもなく、かといって何をするわけでもなく、ちょっと粗雑だけど料理の得意なぱっと見、引き籠りっぽい男の子。」
男「オーケー。男の子と料理の部分以外全部捨てろ。これから友の目線から見たら男は生まれ変わったものと思ってくれ。」
友「・・・了解。まぁ、異世界の話を聞いてから俺は別人だと認識するようにしてるよ。」
男「そうかい。まぁそれはいいや。とりあえず俺に考えがある。俺と堕悪魔が行動するのはもちろん、友にも手伝ってもらいたいんだが。」
友「もちろん、やってやるさ。あの忌々しい陸顧をぎゃふんと言わせてやれるなら、何だってやってやるぜ!」
堕悪魔「私も堕天使さんを助けることができるのでしたら、頑張りますよ!」
男「ありがとう、二人ともよろしくな。」
- 67 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/01/07(金) 22:12:04.52 ID:rd7oOQU0
友「はい、これどうぞ!」
堕天使「わあ!いつもおいしそうですね!ありがとうございます!」
友「堕天使さんはこんな量で足りるの?」
堕天使「いえ、もうちょっと欲しいですけど、こうやって何度もお弁当を頂いてるので、これ以上ご迷惑はかけられないのです。」
友「そうなの?でも言えばあいつ、もっと作ってくれると思うよ?」
堕天使「う〜ん、いえ、結構です!魅力的な提案ですが、遠慮しておきます。節制も必要なのです。」
友「そっか。こっちから見れば節制も何もないと思うけどな。やたら食ってるように見えるぜ?いつか太っちゃうんじゃない?」
堕天使「失礼な!これでもちゃんと体重も体型もキープしっぱなしですよ!?」
友「それは、すげーな。これだけ食べてるのに。」
堕天使「それにここ最近、友さんが届けてくれるこのお弁当のおかげで、身体の調子がいいんですよ!」
友「へぇ。運動部は身体は大事にしないといけないもんな。きっとあいつは栄養の事気を使って、堕天使ちゃんの身体の事もちゃんと考えてるんだな。」
堕天使「それにいつもおいしいですし、歳がたった一つ上なのに、器用な人ですね。」
友「そういうところは素直に尊敬するよ。」
友(しかし男の奴、一体何を考えてるんだ?)
友(もう一週間もの間、ただこうしてお弁当を渡して堕天使ちゃんとお話してるだけじゃないか。)
- 68 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/01/07(金) 22:15:19.09 ID:rd7oOQU0
− 一週間前 −
男「とりあえず友には、堕天使と仲良くなってほしいんだ。」
友「仲良く?なんか誤解を解くとかするのか?」
男「いや、ただ俺の作ったお弁当を渡して、ちょっとお話しするだけでいいよ。」
友「は?そんなんでいいのか?もっと重要なことをまかしてもらってもいいんだぞ?」
男「十分重要なことだよ。これは友が一番適任だからね。堕悪魔にもやってもらいたいことがあるし。」
友「そうなのか。ん、男がそういうならちゃんとやるが、本当にそれだけでいいのか?」
男「うん。友には堕天使の支えになってほしいからね。」
友「支え?」
男「そそ、支え。とは言っても堕天使なら自力で何とかしちゃいそうだけど。」
友「何かやらかすつもりなのか?」
男「まぁね。主にやらかすのは堕悪魔だけどね。」
友「ん〜、よく分からん。」
男「しばらくしたら分かるよ。ただ堕悪魔に確認したいこともあるし、準備も必要だしね。」
友「準備もするのか。」
男「それほど大層な物じゃないけどね。堕悪魔も気になることがあるって言ってたし。それも確かめる。」
友「そうか。まぁ危ないことはするなよ?」
男「危険なことはないよ。友も頼むよ?お弁当は毎朝作って友に渡しておくから。」
友「おう、了解だ。できるだけ印象を良くしておくよ。」
男「ありがとう。」
友「う、うん。」
男「ん?どうした?」
友「なんか、素直にお礼を言われると、くすぐったいな。」
男「・・・そっか。」
- 73 名前: ◆a1qZ/db3FM [] 投稿日:2011/02/21(月) 21:48:02.71 ID:/FFIgbCn0
− 回想終了 −
友(確認って言ってたな。何の確認だ?準備?何かするって事は分かるけど、何をするのかは全く見当がつかない。)
友(とりあえずはやる事はやっておくが、説明してくれてもいいじゃないか。)
友(・・・まぁ男なりに考えがあるんだろうな。期待してるぞ。)
友「それに、堕天使ちゃんの事だって尊敬できるよ。」
堕天使「え?」
友「凄いことだぜ?この学校の陸上部って、大会では常に上位の成績じゃん?その部に一年生ながらエースなんて言われるくらいの実力があるんだから。」
堕天使「そ、そうですかね?」
友(お?)
友「そうだよ!それに結構器量良しだし、健康的な女の子って素敵だと思うよ!」
堕天使「き、器量良しだなんて///そんなぁ///」
友(ほぉ〜、あんまし褒められ慣れてないのかねぇ。ちょっとした事ですぐ照れる。)
友(それに男が言うほど、堕天使ちゃんって頭悪くないんじゃないの?)
友(今時器量良しって言われてこんな風に反応できる女の子って少ないと思うけど。)
友(う〜ん。ちょっと弄って、情報を引っ張り出しておくか。)
友「まだまだ堕天使ちゃんの良い所はあるぜ!他にはね〜。」
堕天使「ちょっと///クラスのみんなが///」
クラス一同「ニヤニヤ」
堕天使「聞くなぁー!!!」
- 74 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 21:49:50.05 ID:/FFIgbCn0
− 同時刻・別の場所にて −
堕天使「ん〜、だいぶ堕天使さんのタイムと同じくらいで安定してきましたね。」
男「よし、じゃあ今日の放課後。堕天使が部活を始めたら、様子を見て実行してくれ。」
堕悪魔「分かりました。」
男「それと、くれぐれも気を付けてくれよ?うっかり壊したりしないようにね?」
堕悪魔「大丈夫です!男さんから貰った大切な物ですもん。壊したりしません。」
男「あぁ、うん。・・・ありがと。」
堕悪魔「迂闊に外せなくなっちゃいましたけど、ずっと男さんが傍にいるようで嬉しいです。」
男「できれば本物も見てほしいんだけど。」
堕悪魔「ちゃんと見てます〜。物の例えですよ。」
男「・・・くくっ。」
堕悪魔「くすくす。」
男「さて、どうしようかな〜。」
堕悪魔「何がですか?」
男「何って堕天使の為の物。」
堕悪魔「え!?まだ決めてなかったんですか!?」
男「だって陸上部ってアクセサリーとか禁止だから、堕天使に何を身に付けさせるべきか・・・。」
堕悪魔「もう。早くしないと手遅れになっちゃいますよ?」
男「う・・・ごめん。」
堕悪魔「・・・。」
- 75 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 21:50:50.26 ID:/FFIgbCn0
ダキ!
男「うえっ!?」
堕悪魔「もう!男さん可愛すぎです!ぎゅってしちゃいます!」
男「はぁ?!」
堕悪魔「今の男さんちっちゃいし、上目使いでこっち見られ時は子犬ちゃんみたいでしたよ。」
男「そんなこと言われても嬉しくないよ!」
堕悪魔「私は色々と嬉しいです。目覚めそうです!」
男「やめて!」
堕悪魔「やめません!もう結構ムラムラきてます!」
男「お、落ち着けっ!人はいないがここは外だぞ!?」
堕悪魔「人気がないなら好都合じゃないですか。はぁはぁ・・・。」
男「こ、こら!待て!」
堕悪魔「そんなこと言って、身体は正直ではないか〜。」スリスリ
男「キャラがぶれてる!っつか何処撫でてんだよ!あっ・・・。」
堕悪魔「うふふふふ・・・。」
男「っ!この!」
- 76 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 21:51:57.19 ID:/FFIgbCn0
ダキ!
堕悪魔「あん!」
男「これで動けないだろ!」
堕悪魔「うう、でもそれじゃあ男さんだって動けないですよ?」
男「良いんだよ。・・・俺だって我慢してるんだから。」
堕悪魔「え?」
男「俺だって堕悪魔としたいよ?でも」
男「もしかしたら、大事な人のピンチかもしれない。思い過ごしならいいけど、そうじゃないかもしれない。」
堕悪魔「・・・。」
男「そんな時に、エッチとか、してらんないよ。」
堕悪魔「・・・くす。」
ぎゅううう・・・
堕悪魔「そんなおっ立てといて、説得力がないですよ?」
男「ぐ・・・。」
堕悪魔「変なところで自分に厳しいんですね。」
堕悪魔「そして、他の人には優しいんですね。」
堕悪魔「私、そんな男さんが大好きです。」
男「・・・ありがとう。」
堕悪魔「私も頑張ります。」
男「うん。」
堕悪魔「・・・。」
- 77 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/02/21(月) 21:52:50.39 ID:/FFIgbCn0
男「・・・いいにおい。」
堕悪魔「・・・?」
堕悪魔「・・・えっ!?あ、私、汗臭いですよ!?」
男「そんなことないよ・・・。」
堕悪魔「もう・・・。」
堕悪魔「・・・えっと。」
男「あのさ。」
堕悪魔「はい?」
男「エッチはなしだけど、今日成功したら、ご褒美にキスしてあげる。」
堕悪魔「・・・それって、前払いにできますか?」
男「いいよ。」
堕悪魔「即答ですか。結局男さんも我慢できてないじゃないですか。」
男「いいじゃん。別に。」
堕悪魔「はい、いいですよ。別に。」
男「あはっ!」
堕悪魔「んふふ。」
男「じゃあ、屈んでもらえる?」
堕悪魔「・・・やっぱり今の男さんは可愛いです。」
男「そうかい。堕悪魔の方が可愛いよ。」
ちゅ・・・
- 78 名前:GEPPERがお送りします [sage] 投稿日:2011/03/01(火) 12:50:58.15 ID:beIY0OjDO
いちもつ!
SS板に移らないの?
- 79 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/03/05(土) 19:41:52.67 ID:8edZWdxAO
>>78
申請は出したのですが、まだ移っていないみたいです。
移るまでちょこちょこやっていきたいです。
- 80 名前:lain. ★ [sage] 投稿日:2011/04/05(火) 03:14:51.51 ID:???
以前SS速報板へのスレッド移転依頼をして頂きましたが、管理人が移転作業を放棄してしまったため、
作者の方ご自身でSS速報板にスレッドを立て直して頂きたく思います。
お手数をおかけしますが、どうかよろしくお願いいたします。
また今月中に返答が頂けない場合は、こちらのスレッドをHTML化の対象とさせて頂きます。
- 81 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/04/05(火) 09:13:40.23 ID:klC+hgcAO
了解です。
明日は移転、投下をします。
- 82 名前: ◆a1qZ/db3FM [sage] 投稿日:2011/04/06(水) 22:30:28.86 ID:WMJHWAGA0
移転しました。
タイトルはこのスレとまったく一緒です。
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302096377/
- 83 名前:lain. ★ [sage] 投稿日:2011/04/06(水) 22:58:45.95 ID:???
ご協力ありがとうございます。
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