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新ジャンル「兄が妹の下僕」
102 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:01:56.81 ID:w1NDOaAjO
保守

「やって来ました我が実家」
「なかなか外観のいい家ね」
「なんでお前がいるんだ、幼馴染み」
「君を笑いに来た」
「日本語でok」
「妹ちゃんのあの様子を見てしまった以上、私も関係者だよ」
「…俺はいい友人をもったようだな」
「勘違いしないで、私は君でなく妹ちゃんの味方よ!君の友達なんてディスプレイの向こう側にしかいないわ!」
「俺、泣いていい?」
「君は泣けないわ、君の涙、石動祖母にあげちゃったから」
「他人の涙を勝手に譲渡するな!」
「お前のものは俺のもの、俺のものも俺のもの!…だから、妹ちゃんのことは君一人で背負おうとしなくていいのよ」
「…ありがとう、少し肩の力抜けたわ」
「You're welcome.」


103 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/03/24(月) 00:03:12.84 ID:dRMpglD80
またS系の新ジャンルか…素晴らしいじゃないか。
今は書き手がいるっぽいから明日あたりにでも投下してやるぜ。


104 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:04:46.94 ID:2fRBGsw30
妹「お兄さん。よろしかったら、今から一緒に出かけませんか?」
兄「はい。妹様、すぐに支度をしてまいります」
妹「あら良いのよ、そのままの格好で」
兄「えっ? しかし、こんな私服で外に出ては、妹様の従者として外のものに示しが」
兄「やはり、従者として相応しい服に着替えるべきかと」
妹「私が良いと言っているのです。そのままの格好で、ついていらっしゃい」
兄「ですが……。この格好だと、その……。要らぬ誤解を生んでしまうのでは……」
妹「あら、どんな誤解を生むというのかしら? 聞かせてもらえる、お兄さん?」
兄「それはその……」
妹「思わせておけば良いのですよ。私はそんな事ちっとも気にしませんから」
妹「ですからほら。ぐずぐずしていないで、はやく行きましょう」
兄「けど」
妹「口答えしない。お兄さんは、私の何ですか?」
兄「あぅ……。下僕です」
妹「よろしい。でしたら、口答えせずに私の言う事を聞いていれば良いのです!! わかりました?」
兄「はい。ですが……」
妹「はぁ……。なんです、言ってみなさい」
兄「……本当に、よろしいんですか? こんな私と、兄妹と周りに思われて?」
妹「……それは……ちょっと、困るかもしれないわ」


105 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:09:41.51 ID:iMgYmXmBO
>>99
反応してくれてありがと―う!

懲りずに投下…
髪型かえてみた
…が、妹ではないことはたしかだ


106 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:12:43.47 ID:iMgYmXmBO
↑忘れてた
http://gban.jp/i/4cr3fw


107 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:12:48.14 ID:demfNuRJO
妹「下僕〜。お犬さんごっこしよ〜」
兄「お犬さんごっこってなんだよ、そもそも、犬の前に『お』を付けると何か変だろ」
妹「細かいことは気にしない、気にしない」
兄「で、一応聞くが、お犬さんごっこの内容とは?」
妹「そりゃ、もちろん、お兄ちゃんが犬になって、私の言う命令に従うって内容に決まってるじゃん」
兄「やっぱりというか、なんというか」
妹「犬さん、おすわり」
兄「…………」
妹「言うこときいてよ、犬さん、ね?お願い。」
妹「犬さん、おすわり」
兄「へいへい」
妹「犬さん、お手」
兄「ハイっとな」
妹「犬さん、おち……ん、あう」
兄「ん、なんだって?良く聞こえなかったんで、もう一度言って」
妹「ん、いや、あの、おち……」
兄「聞こえないな〜」
妹「犬さんのばかぁ〜」
兄「痛っ」


108 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:24:32.13 ID:2fRBGsw30
兄「あー、負けてしまいましたね。残念」
妹「これで私の三連勝ですね。お兄さん、本当にゲームの類は下手ですね」
兄「運動神経には自信がありませんから。それにしても、妹様は強いですね」
妹「うふふふ、褒めても何もでませんわよ」
妹「それよりほら、もう一戦やりましょう、お兄さん」
兄「いけませんよ。もう、十一時じゃないですか」
兄「御勉学に差し支えないように、今日はもうお眠りになってください」
妹「あらあら、私に勝ってもいませんのに、そんな偉そうな事を言うのはどの口かしら」
兄「それは……。ですが、そろそろ寝ないと、本当に明日に響きますよ」
妹「うふふ、でしたら、私をゲームで倒してみせなさい。そうしたら、大人しく寝てあげます」
兄「うぅ、そんな。私がゲーム弱いのを知ってて、そんな意地悪を……。どうしよう、困ったなぁ」
メイド「失礼します。お嬢様、紅茶をお持ちいたしました」
兄「あっ、メイドさん、調度良い所に!! 悪いんだけど、妹様の相手代わってくれない」
メイド「別に、私は構いませんが。あっ、兄さん、どちらに」
兄「まだちょっと仕事が残ってて。それじゃ、頑張って妹様を倒してね」
兄「それでは妹様、おやすみなさい。良い夢を」

タッタッタッタッ

妹「…………」
メイド「どうなさいます? 私と、おやりになりますか?」
妹「遠慮しておくわ。貴方強いんですもの。お兄さんみたいに手加減してくれませんし」
メイド「ベッドの準備は出来ておりますが」
妹「そう、ありがとう……。もう私は良いから、適当な頃合でお兄さんを手伝ってあげて」
メイド「はい、かしこまりました」
妹「……はぁ」


109 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:42:41.77 ID:2fRBGsw30
妹「お兄さん。朝ですよ、起きてください。何時まで寝ているつもりです?」
兄「……あれ、妹様? 私……。うわぁっ!! 大変だ、七時半じゃないか!!」
兄「すみません、妹様。すぐに食事の手配を。あぁっ、新聞も取りに行かなくては」
妹「安心してください。シェフには私から連絡を入れました。新聞は、まぁ一日くらい良いでしょう」
兄「申し訳ございません。妹様のお手を煩わせることになってしまって」
兄「私、一生の不覚。覚悟は出来ております、謹慎なり解雇なりなんなりとお申し付けください」
妹「そう。でしたら、早く着替えて下に来てください」
妹「せっかく私が作った料理が冷めてしまいます」
兄「……え?」

兄「すごい。これ、妹様が全部一人で作ったんですか」
妹「いえ。メイドに手伝って貰いました。流石に、朝からこれだけ作るのはくたびれますから」
兄「はぁ。けど、どうしてこんな事を」
妹「まだ、仕事が残ってたんですってね。ごめんなさい、私の我儘につき合わせてしまって」
兄「そんな、滅相もございません。って、まさか、それだけの理由で?」
妹「それ以上の理由が必要でして?」
兄「いえ……。ありがとうございます、妹様。私は、私は良い主人を……うぅっ!!」
妹「主人が下僕の面倒を見るのは当然。それに、妹が朝食を作るのもごく自然の事ですわ」
妹「ですから、お兄さん、そんな泣くほどの事では」
兄「うぅっ……うぅぅ……」
妹「ほら、スープが冷めてしまいますよ。早く、食べましょう。ねぇ、お兄さん?」
兄「はい!! いただきます!!」


110 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:51:56.46 ID:demfNuRJO
長いので二分割
公園、上

妹「今日は近くの大きな公園に下僕と一緒に来ました」
兄「一体、誰に向かって言っているんだ。後、外で下僕言うのはやめい」
妹「この前のお犬さんごっこの続きをやるために来たのです」
兄「だから、誰に向かって言っているんだって。それと無視するな」
妹「ここに、フリスビーがあります。何をするかは、もうお分かりですね」
兄「だ〜か〜ら〜、無視するなって」


111 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 00:55:53.08 ID:w1NDOaAjO
保守

「でも、先に言っておく事があるわ」
「何だよ」
「妹ちゃんの過去を暴く事は、きっと妹ちゃんを傷付けることになるわ」
「…」
「警察沙汰になって世間の好奇に晒される可能性、さらに今からあたし達が実行することで妹ちゃん自身が記憶を思い出したとき、どういうことになるのか…あたしは怖い」
「…親父を問い詰めずに、俺が妹の下僕をずっと演じ続ける…そうすれば妹は壊れずにいられるってことか」
「妹が主で下僕が君で…そんな日常が当たり前になるまで今の生活を続ける、そういう道を選ぶこともできるのよ」
「……俺は、妹に笑顔でいてほしい」
「なら…」
「仮染めじゃない、本当の笑顔が見たいんだ!今のあいつにはどこか陰りがあるんだ…そんな顔を一生続けさせたくない!傷が開くなら俺が塞ぐ!心が壊れるなら俺が包みこむ!だからっ」
「俺"たち"が、よ」


112 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 01:01:13.76 ID:2fRBGsw30
兄「うーん、これは年収が駄目。こっちは、年齢が……」
妹「あら、お兄さん。何を紙を見て悩んでいるの?」
兄「あぁ、妹様。いえ、そろそろ妹様もお年頃となられましたから、お見合い相手の一人でもと」
妹「お見合い? ふぅん……。お兄さん、ちょっとお貸しなさい」
兄「えぇっ? しかし、まだ選別が」
妹「いいから、こっちへよこしなさい。どれどれ……」

数分後

妹「駄目。全部駄目ね、私を養えそうな方は居ませんわ」
兄「はぁ……。そうでしょうか。何人か、年収や家柄も申し分ない方はいらっしゃった様な気がしますが」
妹「そうね、年収や家柄ならね」
妹「けど、私の為に、毎日パイを焼いてくれそうな人は、この写真の中には一人も居ないわ」
兄「はぁ……。パイですか?」
妹「そう。だって、生きていくだけの充分な財産は、もうありますもの」
妹「ですから、私に甲斐甲斐しく尽くしてくれるような方でないと、結婚なんて嫌だわ」
兄「もう! また、そんな我儘言って!!」
妹「ですから。これからも、私に甲斐甲斐しく仕えてくださいね、お兄さん?」
兄「……はぁ。かしこまりました。妹様」
妹「よろしい。ふふふふ……」


113 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 01:16:49.12 ID:demfNuRJO
途中で戻るボタン押してしまい俺涙目
結局三分割、公園、中

妹「今日は犬さんと一緒にフリスビーで遊ぶからね」
兄「あぁ」
妹「じゃあ、投げるから、取って戻って来てね」
兄「ちょっと待て。普通俺が向こう側にいて、投げ合うのが正しいだろ」
妹「何言ってるの?今のお兄ちゃんは犬さんなんだよ。人間と犬の時の遊びをするに決まってるじゃん」
兄「今時、そんなの芸人でもやんねぇよ。さすがに、シャレにならん」
妹「あ、そうだ。言い忘れてたけど、手で取って良いよ。お兄ちゃんが病気になるのイヤだし」
兄「そういう問題じゃ……」
妹「それ〜」
兄「おいー!」
妹「さぁ、犬さん、頑張って」
兄「……無理」
妹「お願いだから、ね?」
兄「くぁ!上目遣いはやめろ!くうぅ、仕方ない、この兄の俊足見せてやろう」
兄「てりゃああああああああああああ」

兄「ふぅ、取って来たぜ」
妹「犬さん速いね、犬さんエライぞ、ナデナデ」
兄「ハァハァ」
妹「それ〜」
兄「ハァハァ、って休ませ…てりゃあああああああああ」
妹「頑張れ〜」


114 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 01:19:49.19 ID:2fRBGsw30
妹「これを、こうして、ここに通して……。あら、おかしいわね?」
兄「おや? 編み物ですか、妹様?」
妹「えぇ、そうよ。けど、なかなかどうして難しいわ」
兄「ちょっと、貸してみてください……」
兄「ほら、ここはこうやって、この間を通せば、ね? 簡単でしょう?」
妹「あら、手際のいい事。お兄さん、男の癖にこういう事得意でしたの?」
兄「えぇ、得意ですよ。よく、馬鹿にされますけど」ウジウジ
妹「あぁっ、ごめんなさい。私、別に馬鹿にするつもりじゃ」
兄「大丈夫、気にしてませんよ。それよりほら妹様、よぉく見ていてください……」

妹「凄いわね、あっという間に出来てしまったわ」
兄「どうです立派なものでしょう」
妹「えぇ、そうね。お店で売ってそうな出来だわ。けど、どうしましょう」
妹「実はこれ、意中のお方にあげるつもりだったんですが……」
兄「えぇっ!? そうだったんですか!?」
妹「そうよ。そのお方は、もうす、お誕生日ですから、その日にお渡ししようと思っていたのに」
妹「下僕が作ったとあっては、はたして素直に喜んでもらえるかどうか……」
兄「も……申し訳ございません!! 私の、考えが至りませんでした!!」
兄「かくなる上は、なんなりと処罰を言いつけくださいませ!! この通りに!!」
妹「……そうですわねぇ。でしたら、来週のお兄さんの誕生日、予定をあけておいてください」
兄「……はい?」
妹「それまでに、なんとかもう一着作っておきます。今日のでコツは掴みましたから、きっと大丈夫でしょう」
妹「それと、お兄さんが作ったこれは……。せっかくなので私が貰っておくことにしますね。大切にいたしますわ」
兄「あの……。妹様?」
妹「それでよろしくって。お兄さん?」


115 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 01:29:39.57 ID:demfNuRJO
公園、下

数十分後
兄「さすがに……体力が……もう……無理です……ご主人様……」
妹「じゃあ、これが最後ね、犬さん」
妹「それ〜」

兄「あ」
妹「あ」

妹「あわわ、どうしよう。木にひっかかっちゃった」兄「あれを……疲れた俺に……取れと……?」
妹「うぅ〜。私が行って来ます、お兄ちゃん」
兄「お前、スカートだろ。それにお前にケガさせたくないんでな」
兄「俺が最後の力を振り絞って行くぜ」
兄「てりゃああああああああああああああああああ」
妹「お兄ちゃん……」


116 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 01:36:01.37 ID:2fRBGsw30
妹「まだまだ外は寒いわね。ねえ、お兄さん、ちょっとそこの喫茶店でも寄って行きません?」
兄「駄目ですお嬢様。あの様な品のない店にお立ち寄りになっては、家名が泣きます」
妹「そう。でしたら、自販機でジュースでも買って飲みましょうか」
兄「それもいけません。そこらの娘ならいざ知らず、妹様が買い食いなど……」
妹「もう。お兄さんったら、本当に融通が効かないのね」
兄「寒いのでしたら、私のコートをお貸しします。ですから、我慢してください」
妹「あらまぁ、紳士的ですこと。けれども大丈夫? 寒くはなくて?」
兄「大丈夫です。こう見えて、私もそれなりに鍛えて、へっへっ、ヘクションッ!!」
妹「ほら。だから言ったじゃないですか。やっぱり、これは受け取れませんわ」
兄「そんなぁ。どうか男を立ててくださいよ、妹様……」
妹「そんなくだらない物を立てて、風邪を引かれても困りますもの」
兄「ですが、それでは妹様が……あっ!!」
妹「ふむ。やっぱり、こうして密着して歩けば、そんなに寒くはありませんね」
妹「おや、どうかしましたか、お兄さん。そんな顔を真っ赤にして」
兄「いえ……」
妹「兄妹、仲良く手を繋いで帰るのは、そうそう珍しいことではないでしょう?」
兄「そうですね。そうです……たぶん」


117 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 01:50:56.84 ID:demfNuRJO
風呂

兄「ふぅ、今日は疲れた」
兄「さて、汗でも流すか」
妹「お兄ちゃん、入るよ〜」
兄「のわっ、おおお前、こ、ここは風呂だぞ」
妹「わかってるよ。犬さんの汗流すのも、主人の役目かな〜って」
兄「まだ、続いてたのか、お犬さんごっこ……」
妹「それに、最近、お兄ちゃんと一緒に風呂入ってなかったから、たまには入りたいな〜って」
兄「そりゃ、お前だって成長して来たし」
妹「成長したって、私は私だよ?一緒に風呂に入ったって良いじゃん」
兄「…………」
妹「今日は私の遊びに付き合ってくれてありがとうね、お兄ちゃん。疲れたでしょ」
兄「確かに疲れたけど、それなりに楽しかったよ」
妹「お兄ちゃんの背中、洗って上げるね」
兄「あぁ、ありがとう……」
妹「お兄ちゃんの背中……頼もしいな」
兄「そう言って貰えると、嬉しいよ」
妹「お兄ちゃん……だよ」兄「ん?なんだって」
妹「ううん、なんでもない」


118 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 01:54:08.56 ID:2fRBGsw30
妹「お兄さん。私のプリンを知りませんか?」
兄「はい? プリンですか。はて、私は存じ上げませんが」
妹「おかしいですね。昨日までは冷蔵庫に入っていたのに」
メイド「どうかなさいましたか、お二人とも」
兄「あぁ、調度良い所に。メイドさん、妹様のプリンを知りませんか?」
メイド「プリン? さぁ、私は冷蔵庫は使いませんからなんとも……」
妹「お兄さん。もしかして、お兄さんが食べたなんて事はないでしょうねぇ」
兄「そんな、滅相もございません。妹様のプリンを私などが食べようなどと」
妹「本当かしら。白状するなら、今の内でしてよ?」
メイド「兄さん。女のおやつの恨みは恐ろしいのですよ。白状するなら早い方が」
兄「なんでお二人とも、私を疑うんですか!? 違うって言ってるじゃないですか!!」
妹「メイド。お兄さんを拘束しなさい」
メイド「かしこまりました、お嬢様」
兄「あっ、ちょっと!! なにするんですか、メイドさん!! 放してください!!」
兄「妹様も、そんな手をワキワキさせて、一体何を。まっ、まさかっ!?」
妹「うふふふ。ちょっとしたスキンシップですよ、お兄さま」
メイド「覚悟を決めてください、兄さん」
兄「いやっ、そんな……やめて……やめてくだ……」



『あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!』


120 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 02:09:19.14 ID:HSgbCrSMO
言っちゃいけないだろうけど、これって新ジャンルじゃなくね?


121 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 02:14:49.87 ID:2fRBGsw30
兄「お待たせしました、妹様。ご所望の、駅前ケーキ屋のプリンでございます」
妹「あら、待ちくたびれてよ。とりあえず、ご苦労様」
兄「はい……。ですが、名誉の為に言っておきます」
兄「私はあのくすぐり地獄から逃げる為にやむなく頷きましたが。断じてプリンは食べて」
妹「もう良いじゃないそんな事は」
兄「そんな事!?」
妹「それよりもほら、一緒にプリンを食べましょうお兄さん。メイド、貴方の分もあるわよ」
メイド「ありがとうございます、お嬢様」
兄「うぅっ、そんな事って。あんまりですよ、妹様……」
妹「うふふっ、そんな事も、このプリンを食べれば吹っ飛びますわ。さぁ、お兄さん、あーんしてください」
兄「あーん……」モグモグ
妹「どうでして? 美味しいでしょう?」
兄「……すごく、美味しいです」
妹「でしょう。たしかにプリンは無くなりましたが、そのおかげで皆でこうしてプリンを食べれた」
妹「それで、良いじゃないですか。ねぇ、メイド? お兄さん?」
メイド「さすがお嬢様。仰るとおりでございます」モグモグモグモグ
兄「……そだね。そっか。そう思うことにします」
妹「うふふふ。さぁ、もう一口いかがです、お兄さん。はい、アーンして……」


124 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 02:30:37.19 ID:demfNuRJO
眠くて、ネタが浮かばないので先に寝ます
すみません
皆さん、お疲れ様です


125 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 02:30:46.48 ID:2fRBGsw30
妹「お兄さん、お茶を淹れてくださいます?」
兄「はい。すぐにお持ちいたします」
妹「……ちょっと、お待ちなさい」
兄「はい?」
妹「そうですね。たまには、コーヒーというのも悪くないかもしれません」
妹「お兄さん。コーヒーはお嫌いではございませんでしたよね?」
兄「はい。どちらかと言うと好きですね、コーヒーは」
妹「そう。なら、紅茶はやめてコーヒーにしましょう」
兄「かしこまりました。お砂糖は、どれくらい入れましょう?」
妹「ふふっ、お兄さんの私への愛の分だけ入れて下さいな」

妹「……あら、随分と苦いわね」
兄「はい。スプーンすり切り一杯ですから」
妹「……残念。お兄さんの私への愛は、その程度でございましたのね」
妹「私、もっとお兄さまに愛されていると思っておりましたのに……うぅっ」
兄「お言葉ですが妹様。それは違います。愛しているからこそ、スプーン一杯なのですよ」
妹「あら、興味深いお話ね。なぜかしら、理由を聞かせてもらえる?」
兄「はい。いくらコーヒーが苦いとはいえ、砂糖をドバドバと入れては、妹様の健康に良くありません」
兄「妹様には常に美しくあって頂きたい。砂糖の取りすぎで妹様に太られては困る。そう思い、あえて砂糖を少なめにしたのです」
妹「……お兄さん。太った私はお嫌い?」
兄「えっ?」
妹「太ってしまった程度で、お兄さんの私への愛は消えてしまうのね……うぅっ」
兄「いえっ、決してその様な訳では……。すみません、妹様!! この通り、この通りです!! ですから、どうぞ泣き止んで……」
妹「……うふふふ、冗談ですよ。冗談。もう、泣いたくらいでそんなに取り乱さないでください。みっともない」
兄「あっ……。すみません。けど、酷いですよ、妹様」
妹「うふふ、からかい甲斐のあるお兄さんがいけませんのよ……」
妹「けど、そういう心遣い、嫌いじゃなくってよ」


126 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 02:32:39.00 ID:nus0NHlYO
>>124
乙。まだまだ楽しみにしてる。


127 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 02:36:33.37 ID:2fRBGsw30
>>124 ネタ被ったと思ったら、寝ようと思うタイミングまで同じだなんて……
もしかして貴方は俺の生き別れの双子の兄さんか何かなのですか?
それはそうと乙です。貴方の話、ほのぼのしてて好きですよ

というわけで、皆さんお疲れ様です


128 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 02:44:38.09 ID:demfNuRJO
まだ、起きてたんでちょっとレス
>>126
ありがとうございます

>>127
おお、兄よ(予想年齢的に)
ではなくて
あなたの作品は、下僕としての関係性が良かったと思います
お休みなさい、お疲れ様でした


138 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/03/24(月) 08:41:26.35 ID:IFR7sS0zO
これただの執事とお嬢様の名前が兄と妹になっただけじゃね



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