■戻る■ 下へ
姉「こらっ!バカ弟起きなさい!」
- 452 :VIPがお送りします []
:2008/12/22(月) 23:29:39.58 ID:qYGXgb7bO
乙女像前
ざっ…
弟「来たぞ…」
転「逃げずにきましたね」
弟「当たり前だ。姉ちゃんは無事だろうな」
転「さあ?どうでしょうか?」
弟「…どういうことだ…!」
姉「はぁ…はぁ…」
不良男に霊力を吸われた時並みに青白い顔をしている
弟「その結界…!まさか…!」
転「霊力を吸われます、あと一時間もすれば死にますよ」くすっ
弟「おまえ…最低だな…!」
転「負け犬の遠吠えにしか聞こえませんね」
弟「この野郎……!」
こじろう「落ち着くのだ。冷静さを欠いたほうが負ける」
弟「くっ…」
- 453 :VIPがお送りします [] :2008/12/22(月) 23:34:39.19 ID:qYGXgb7bO
シャキン!
刀を構える
転「…なんですかそれ?ふざけてるんですか?」
弟「言ってろ」
鞘を抜くと刀身が青白く光っていた
弟「行くぞっ!!」
転も大鎌を構える
だだだだだだ!
弟「うおおおおお!!」
ガキィン!!!
刀と大鎌がギリギリと擦れ合う
- 455 :VIPがお送りします [] :2008/12/22(月) 23:37:19.36 ID:95IUX7rL0
この霊気…?ふっ…近くに“遣う者”がいるのか…。
ああ、私だ。今すぐカノッサ機関に帰還する
- 456 :VIPがお送りします [] :2008/12/22(月) 23:40:13.38 ID:qYGXgb7bO
転「……」
転にヒットさせよう一度刀を離し違うところにふりおろす
ガキィン!
弟「まだだぁっ!」
今度は横に一閃入れる
しゅばっ!
転がジャンプし刀が空を切る
今度は上空に向かって切り上げる
ぱしっ!
弟「……!」
よしっ!かすったぞ!当たる…当たるぞ!
転が地面に着地しバックステップして距離をとる
転「……」
これなら…いける!
- 457 :VIPがお送りします [] :2008/12/22(月) 23:47:47.93 ID:qYGXgb7bO
弟「はぁ…はぁ…」
くすっ
弟「…!」
転「……がっかりです」
弟「な、なんだと…!」
転「どんな力を使ってくるかと思って期待していれば刀を振り回すだけですか。」
弟「……」
こじろう「挑発に乗るでないぞ」
弟「あ、あぁ…わかってるよ…」
転「…つまらないです、せっかく待っていてあげたのに…」
弟「……」
転「…もういいです死んでください…」
- 458 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:00:26.69 ID:F9r+UeULO
転「…百札…」
ずおおっ
辺りに何体もの霊が現れる
転「あの人を殺ってください」
ずおおっ
霊たちが襲いかかってくる
弟「ちっ!」
ずばぁ!
攻撃するがもう二、三体がその隙に攻撃してくる
どすどすっ
弟「ぐうっ!この野郎!」
攻撃してきた霊に刀で切り刻む
どすっどすっ!
弟「ぐああっ!」
か、数が多すぎる…!
- 459 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:05:33.89 ID:F9r+UeULO
弟「このっ!このっ!」
転「ふふ…カッコ悪いですね…」
姉「はぁ…はぁ…弟…」
転「あの人があなたのために戦ってくれてますよ。嬉しいですか?」
姉「はぁ…はぁ…」
転「ふふ…」
- 461 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:19:45.42 ID:F9r+UeULO
弟「だぁっ!!」
や、やっと全部倒した…
転「やっと終わりました?じゃあかかってきていいですよ」
だだだだだだ!
弟「うおおおおお!!」
びゅんっ!びゅんっ!
ひたすら斬り続けるが空を舞う
転「ふふ…滑稽ですね…女の子にこんなに馬鹿にされて…」
そんなことはわかってる…だけど…
弟「負けるわけにはいかねえっ!」
ガキィン!!!
転「そうやって距離を詰めると…」
転「…参札…」
ずががががっ!
転「吹き飛びますよ?」
弟「ぐっ…」
- 464 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:33:18.29 ID:F9r+UeULO
弟「くそっ…」
ざっ…
転「まだ立ち上がるんですか?しつこいです」
弟「あ、当たり前だ!」
転「……」
弟「はぁ…はぁ…。…………?」
転「……面白いです」
弟「……?」
転「面白い…と言ったんです」
弟「だから…なんだよ!」
黙ってすたすたとこっちへ歩いてくる
弟「……」
転「これ以上つまらない戦いをしてもしらけるだけです。条件を出しましょう」
弟「じょ、条件……?」
転「簡単なことです、私の下僕になるんです」
- 466 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:37:14.18 ID:h7w59DhXO
下僕キターーー(゚∀゚)!
- 467 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:39:23.03 ID:G2fQAUCZ0
足で踏んでくださいぃぃぃぃいぃ…あああ ウッ
- 468 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:40:45.68 ID:F9r+UeULO
弟「げ、下僕…」
転「なれるならあなたのお姉さんを助けてあげます」
弟「……!」
転「あなたじゃ私には勝てません。絶対に」
ど、どうする…?俺が犠牲になるだけで姉ちゃんが助かる……!
姉「お、おと……うと……」
……姉ちゃん……!
転「さぁ…どうしますか?」
どうする……!
→なる
ならない
>>468
- 469 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:41:22.33 ID:W+p4a8tw0
そりゃないぜ
- 470 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/23(火) 00:41:25.48 ID:F9r+UeULO
再安価
>>472
- 473 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:43:06.83 ID:snaCuHv+P
ならない
- 475 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:45:31.90 ID:G2fQAUCZ0
足でいってしまいますぅぅうあああ
- 476 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:47:26.30 ID:LxqYzLnNO
なるんかいwww
バッドエンドフラグwww
- 477 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:50:32.42 ID:F9r+UeULO
弟「な、……なる」
転「……はい?」
弟「おまえの下僕に……なる」
ぱんっ!
弟「いてっ!」
転「転様…です。呼び方に気をつけてください」
弟「て、転様…情けない俺をあなたの下僕にしてください…」
転「……仕方ないですね。じゃあ、ひざまづいて私の靴を舐めてください」
弟「……!……は、はい……」
これでいいんだ…俺さえ犠牲になれば……
- 478 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:54:42.93 ID:G2fQAUCZ0
ふぅ…
おい下僕なんてやめろよ
- 479 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:58:58.91 ID:F9r+UeULO
姉「お、弟……!あんた……そんなことした…ら……絶対…許さ…ない…わよ…」
弟「……!」
…ね、姉ちゃん……!
転「どうしたんですか?舐めないと主従関係が成立しませんよ?下僕」
……どうする……!
今ならまだ……!
→目を覚ます
下僕が気持ちいいのでこのままの世界に浸る
- 480 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 00:59:34.67 ID:F9r+UeULO
安価>>484
- 484 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:01:10.11 ID:oBg8H0Qd0
下僕が気持ちいいのでこのままの世界に浸る
- 488 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:11:06.75 ID:F9r+UeULO
靴を舐めようと舌を出す
ばすっ
弟「ぐむっ……!」
頭に足を乗っけられ砂浜に顔を押し付けられる
転「ふふふ…本当に舐めようとするなんて考えられません…」
弟「…!」
転「言ったはずです。私はあなた達家族を憎んでいると」
ぐりぐりぐり
弟「ぐむむっ…!」
転「そんな人を下僕になんてするわけないじゃないですか」
弟「ぶはっ!おまえっ!姉ちゃんを助け……ぐむむっ!」ぐりっ
転「そんなの嘘です。くすっ…がっかりしました?」
弟「……」
- 489 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/23(火) 01:16:41.03 ID:C4XS0tcC0
寧ろ逆転フラグ化したww
- 491 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:18:27.99 ID:F9r+UeULO
転「汚らわしいです、離れてください……参札…」
ずがががっ
弟「ぐうっ!」
思い切り吹き飛ぶ。
転「……」
俺は…本当に情けない…
勝てないからって…
あんな…あんなことまでしようとするなんて…
………
- 492 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:22:40.54 ID:LxqYzLnNO
どーなるんだ!
- 493 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:25:29.21 ID:F9r+UeULO
………
『……なんだ…情けない奴だな貴様は…』
……誰だ?
俺の心に話しかけてくるのは……
『まったく……こんな奴がわたしの刀を使っているとは…』
……まさか…この刀の持ち主か……?
『ふん。貴様が情けな過ぎて刀が泣いているぞ』
……頼む……俺に力を貸してくれ……
『貴様…そうやってなんでも人任せにして情けないとは思わないのか?』
……そうかもな……
『………今回だけだぞ…』
…助かる。
『わたしを憑依させろ』
…………!
ゴゴゴゴゴ!
- 494 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/23(火) 01:25:42.02 ID:vIEs1lBq0
金のオーラ
金髪化…だな
瞳はエメラルドグリーン…
弟はなるんだ…!
- 495 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:37:38.63 ID:F9r+UeULO
むくり
転「……まだ懲りないんですか?いい加減に…」
弟『くっくっく……久しぶりの現世だな……!』
転「……!」
弟『……貴様か……』
転「……頭がおかしくなりましたか?」
弟『ふん』
ひゅんっ!
転「何度来ても無駄です!参札!」
ずががが!
しゅんっ
大きく跳躍し転に刀をふりおろす!
ガキィン!!!
転「な……!」
弟『ふんっ!』
転のガードを無理やり力でねじ伏せる
キィン!
ずばああぁあ!!
転「っ!」
- 496 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:44:21.73 ID:F9r+UeULO
転「ど、どうしていきなり…!」
ひゅんっ!
どうっ!
蹴りで転を遠くへ吹き飛ばす
ずざざざざっ!
転「…あぅっ!」
さらに大きく跳躍し倒れたところへ刀をふりおろす
転「ちょ、調子に乗らないでください!零札開印!」
ぎゅおおおお!
弟『遅いわ!』
しゅぴん!!
- 497 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:45:54.33 ID:G2fQAUCZ0
なんというばいけん姉さん…
- 498 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:51:10.31 ID:F9r+UeULO
ひらっ…ひらっ…
ふぁさっ…
真っ二つに裂けた零札
転「あ……!」
零札の作用で今までかかっていた全ての効果が解ける
ぶぉん
姉「きゃっ」どさっ
ぶぉん
父「ぐおー…ぐおー…って!」どさっ
弟『ふん…役目は果たしたぞ…』
ぶぉん…
弟「………あ………」
転「あ…あ…」
姉「う……ん…」
弟「ね、姉ちゃん!」
- 499 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:51:14.78 ID:LxqYzLnNO
シャーマンキングを思い出した
- 500 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 01:59:38.42 ID:F9r+UeULO
弟「姉ちゃん!大丈夫か!?」
姉「…弟…」
ぎゅっ…
背中に手を回され抱き締められる
弟「ね、姉…ちゃん?」
姉「もっと……早く助けなさいよ…!あんな狭いところに閉じ込められて…苦しかったんだから…!」
弟「ご、ごめん…!」
姉「…でも…助けてくれて…ありがとう。かっこよかったよ…弟のくせに…」
弟「姉ちゃん…」
- 501 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 02:02:02.73 ID:G2fQAUCZ0
姉ちゃん…
- 502 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 02:06:04.09 ID:F9r+UeULO
姉「ねえ……」
弟「え…?」
姉「さっきの『大切な人』ってどういう意味…?」
弟「ははっ!そりゃ家族だから大切に決まってんじゃん!」
姉「………」
弟「姉ちゃん…?」
姉「なによ!あんたなんか知らないわよ!」
弟「は?なに怒ってんだよ!?」
姉「うるさいわね!あんたなんかずっとこじろうと愛し合ってればいいでしょ!」
弟「なんだよそれ!ってかまだそれを言うか!」
こじろう「なにをやっているのだあやつらは…」
父「ふぁ〜よく寝たぜ…」
こじろう「お主札の中でよく寝られるな…」
- 504 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 02:13:27.33 ID:F9r+UeULO
転「認めません…!この私が……あなたごときに!」
弟「……!」
転「霊界で依頼成功率100%の私が……あなたなんかに…!」
弟「……」
転「……覚えておいてください…私は…絶対にあなた方を許しません!」
ふっ……
転はどこかへと消えていく…
姉「……」
弟「……」
- 505 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 02:21:02.04 ID:F9r+UeULO
姉「転ちゃん……なんで……」
弟「……」
こじろう「まぁ皆助かって解決だの。」
父「はっはっは、まあそういうことだぜ」
弟「いやいや!全然解決してねえよ!なんなんだよ!あの女の子は!」
姉「そうよ!なんで私たちあの子に恨まれなきゃならないの?」
父「……」
珍しく親父がだんまりになる
こじろう「うむ……それは私の口から言おう…」
弟「あぁ頼むよ」
こじろう「なにを言っても驚くのじゃないぞ」
姉「わかったわ」
こじろう「………あやつは……あの女は…………」
「お主らの腹違いの妹なのだ…」
湖の波の音がザァーと辺りに広がっていた…
- 506 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 02:22:38.65 ID:Y8AeD0Wb0
こんな時間までお疲れ様支援
- 507 :こじろう ◆aJQUrKSRU6 [] :2008/12/23(火) 02:23:08.94 ID:F9r+UeULO
今日はここまで!
こんな遅くまで見てくれた人お疲れ
明日バイトだから寝るわー
- 514 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 03:51:45.97 ID:WFe4uaWAO
なんと!妹キター――(゚∀゚)―――!!
- 518 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 05:48:46.85 ID:VC6RhuhG0
追いついた…
ジックリ読んでたからこんな時間になってるわ
にしても長い文章読むの苦手な俺でも引き込まれてズイズイ読めたわ
かなり面白い、これからも頑張って
下僕になって適当に終わりじゃなくて本当によかった
続き楽しみにしてる
- 520 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/23(火) 06:37:45.30 ID:v3x+Xt3a0
>>518
お前携帯小説好きそうだな
- 521 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 07:07:58.66 ID:JHd6NkGa0
>>518
コピペ?
- 524 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 08:26:09.98 ID:eOTWHtc1O
転フラグがたったような気がしないでもないそんな保守
- 530 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 11:16:53.30 ID:abeQgQTs0
つかあれだな、他のSSも読んだが繋がるようになってるな。
女「男さん起きてください」の男は
姉「こらっ!バカ弟起きなさい!」親父でいいんだよな?
- 531 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 11:19:31.25 ID:9yVr9cwUO
>>530
abeさん乙
- 532 :VIPがお送りします [] :2008/12/23(火) 11:27:56.71 ID:abeQgQTs0
>>531吹いたwww
これでスレ建てて狂うううううう
それで妹「おいバカ兄貴起きろ」の幽霊の女は
女「男さん起きてください」の隣女の姉でいいんだよな。
次へ 戻る 上へ