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既出ジャンル「侍」
- 1 名前:VIPがお送りします。 []
投稿日:2007/10/20(土) 10:13:58.91 ID:D+yDQy150
男「ちくしょう、フォークダンスの相手がみつからねえ!」
男「誰か、あまってる奴は居ないのか!?」
侍「それならば、某がお相手いたそう」
男(わかるのか…… 侍に…… オクラホマミキサーが……)
- 2 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:16:08.03 ID:D+yDQy150
男「ちくしょう、どう足掻いても、この問題がわからねえ!」
男「誰か、俺の代わりに宿題やってくれねえかな……」
侍「男殿、ここは某におまかせください」
男(わかるのか…… 侍に…… 江戸時代以降の歴史が……)
- 3 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:18:05.03 ID:UeBwGB1xO
ガトツ ゼロスタイル!
フタエノキワミ アッー
- 4 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:20:37.12 ID:D+yDQy150
男「それじゃあ、また明日な! 侍!」
侍「しからば、御免! ゆくぞ、松風!」
男(…… いいのかな…… 馬が道路を走って……)
- 5 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:22:58.55 ID:5myXq70hO
せっちゃん!
- 6 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:25:26.64 ID:qyOqre6PO
侍に性別は無いのか
- 7 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:26:16.00 ID:D+yDQy150
>>6
想像にお任せする
- 8 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:32:46.00 ID:D+yDQy150
男「悪い、悪い、悪かったって! なにも、本気で殴らなくてもいいだろう!」
侍「痛くなければ覚えませぬ」
男(…… 武士道とはシグルイなり……)
- 10 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:35:39.71 ID:Uim3oRKd0
>>3でちょっと萎えた
- 11 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:37:31.71 ID:10hRQmoKO
>>3はまじいらないよな。言えば面白いと思ってるニコ厨は恐い
- 12 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:48:00.50 ID:EqiK3nZOO
侍「男殿、少し所用が……」
男「あ、あぁ後にしてくれるか?」
侍「あ……」
侍「なんだろうかこの気持ちは……、…寂しい?」
侍「は! まさか!!」
侍「スイーツ(笑)」
- 13 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 10:50:55.08 ID:D+yDQy150
男「あぁあ…… 誰か夜のお相手してくれないかな……」
侍「それならば、某がお相手いたそう」
男「うぇっ!? マジ?」
侍「衆道は、武家のたしなみにござる」
男「アーッ!」
ガチなのかペニバン付けただけなのか
想像にお任せする
- 14 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 11:00:18.18 ID:D+yDQy150
先生「おいこら、男! お前最近遅刻が多いぞ! たるんでないか!」
男「ちっ…… うるせえ奴だな。何かでぽっくりくたばらねえかな」
侍「男殿、ここは某におまか」
男「ギャグです。いえ、冗談です。本気にしないでください」
- 15 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 11:11:31.23 ID:dW9oxqxS0
侍「いろはにほへと、ちりぬるを」
- 16 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 11:12:10.19 ID:D+yDQy150
侍「それでは、校長殿のお話でござる」
侍「頭が高い! 控えおろう!」
男(起立、礼、じゃないのかよ……)
- 17 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 11:27:03.92 ID:D+yDQy150
先生「この問題がわかるもの! 男、どうだ!?」
男「駄目だ、全然わからん。英語は苦手なんだよ……」
侍「男殿、ここは某におまかせを」
男「侍!? お前、英語がわかるのか?」
侍「……」
侍「…………」
侍「斬るッ!」
先生「正解だ! 答えはkillだ!」
男「killが答えって…… どんな問題だよ……」
- 18 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 11:41:43.06 ID:D+yDQy150
男「侍! よかったら、これからゲーセン行かない?」
侍「すまない、男殿。拙者これから傘作りをせねばならぬので……」
男「もうかるのか? それ」
侍「おかしな話で…… 雨が降ってもこれがちっとも儲かりませぬ」
男「だろうな」
- 19 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 11:58:40.70 ID:D+yDQy150
男「武士は食わねど高楊枝か」
侍「男殿、勘違いしてもらっては困る。某の口のこれは団子の串にござる」
男「団子好きなのか?」
侍「何を馬鹿な! あんな物は、女・子供の食い物にござる」
男「どっちにせよ、もう少し素直になってもいいんじゃないのか?」
- 20 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 12:13:16.00 ID:D+yDQy150
男「暑いな…… 涼しいところへ行こうぜ」
侍「それならば、某。涼むのに絶好の場所を知ってござる」
男「どうせ、木陰とか言うんだろ?」
侍「江戸に四谷と言うところがありましてな」
男「そこまでどうやって行くつもりだ」
- 21 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 12:30:21.53 ID:D+yDQy150
男「侍の将来の夢は?」
侍「自分の生涯をかけて仕える主君を見つけることでござる」
男「つまり、お前は浪人ということか?」
- 22 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 12:50:22.22 ID:D+yDQy150
男「お前、奥義とかそういうの使えるの?」
侍「生憎、拙者の指は五本ゆえに……」
男「なんで、よりにもよって虎眼流なんだよ」
- 23 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 12:58:07.75 ID:edRiXyyT0
侍「来るべき日にはそなたの介錯、拙者にお任せあれ」
男「どういう将来設計だよ」
侍「お互い、先に腹を切るほうの介錯をつとめる――この誓い、違えることはござらぬ」
男「誓ってねーよ」
- 24 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 12:58:17.51 ID:rgt73iGXO
このスレを見ていたら、新ジャンル「男以外全員侍」を妄想した
- 25 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:07:45.00 ID:edRiXyyT0
男「一対一の真剣勝負――」
侍「邪魔立ては無用でござる」
男「いや、人数はともかくおまえ、火縄銃は卑怯だろ」
- 26 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:12:15.11 ID:D+yDQy150
侍「ここの桶は底が浅くていかん、これではせっかくの手柄が腐ってしまう」
男「頼むから手柄は立てないでくれ」
- 27 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:13:51.54 ID:edRiXyyT0
男「長柄槍オフ?」
侍「数百人で三間(5〜6b)槍を構え一斉に柄をぶよんぶよん振りながら敵を威嚇するのでござる」
男「楽しいのそれ?」
侍「そなたはそれがしの後ろでゆるりとおくつろぎあれ」
男「ねえ、敵って誰?」
- 28 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:15:29.34 ID:rvzM8OAL0
>>1
剣道→仮面武闘会
- 29 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:16:50.62 ID:edRiXyyT0
男「こっち通って帰ろうぜ。近道」
侍「その道は落ち武者狩りの土民が潜んでいて危険でござる」
男「――誰と誰が戦争してんの? いや、っつか俺、負けた側?」
- 30 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:19:58.05 ID:edRiXyyT0
男「ちくしょう、フォークダンスの相手がみつからねえ!」
男「誰か、あまってる奴は居ないのか!?」
侍「かがり火のそばは敵鉄砲隊の格好の的。ささ、こちらにお越しあれ」
男(潜んでいるのか…… 敵の狙撃手が…… いや、そもそも敵って誰だ……?)
- 31 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:22:50.84 ID:D+yDQy150
男「駄目だ! どうしても、斬れない!」
侍「男殿、ここは某におまかせください」
侍「でぇえやぁっ!」
――キン
侍「ば、馬鹿な! 某に斬れぬものがあるとは!」
男「最近の冷凍肉は硬いからな」
侍「くっ…… 某もまだまだ、修行が足りぬ……」
- 33 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:25:32.58 ID:s8pofGwE0
>>4
馬をアスファルトで走らせると蹄が…
- 34 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:33:33.96 ID:edRiXyyT0
男「うわっ。もうこんな真っ暗かよー」
侍「火矢の用意ならすでに」
男「せめて行灯にしてくれないかな」
- 35 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:36:17.47 ID:cK6FJcGe0
男「いや、まいったよ、急に雨が降りだしたもんだから全身びしょ濡れだ」
侍「そのまま家に上がっては廊下が濡れてしまうでござろう? これで体を拭くとよいでござる」
男「あ、すまん、洗濯物取り込んどいてくれたのか。侍、サンキューな」
ゴシゴシ
侍「あ!!」
男「ん? なんだ、どうかしたのか?」
侍(すまん。男殿、それは拙者のふんどしでござった……)
- 36 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:36:41.83 ID:edRiXyyT0
男「その馬、かっこいいことはかっこいいけどさ。通学に使うのはどうかと」
侍「いやいや。そなたの鉄の馬もなかなかの名馬でござる」
男「自転車をそんなふうに言われたのは初めてだよ」
- 37 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:37:21.01 ID:D+yDQy150
男「読書感想文書けと言われたが…… 侍、お前なに書くつもりだ?」
侍「孫子の兵法書でござる」
男(…… 書けるのか…… それで…… 感想文が……)
- 38 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:40:21.37 ID:edRiXyyT0
侍「いざ、尋常に勝負」
男「ピッチャーマウンドに立ったらボール投げてくれ。そこは火縄銃を構えるところじゃない」
侍「死球狙いなどと女々しきことはよもやなさるまじと」
男「うん。あたったらマジで死ぬね」
- 39 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:44:17.04 ID:edRiXyyT0
男「おーい、弁当食おうぜ」
侍「承知! ――む、すまぬ、ちと購買に行ってくる」
男「忘れたのか?」
侍「間違えて首桶を持ってきていたでござる。それがしとしたことが、うかつ」
男「――まさか、中身は入ってないよね?」
- 40 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:46:09.31 ID:D+yDQy150
男「…… 先生、遅いな」
侍「しっ! 今、足音が…… 敵は近い、みなのもの気を引き締められよ!」
先生「そんな、地面に耳をつけなくても、窓から覗けばいいだろう。というか、先生が敵ってどういうことだ……」
- 41 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:48:00.92 ID:edRiXyyT0
侍「この刀が血を欲している――」
男「妖刀か!」
侍「そなた、血液型は?」
男「輸血か!?」
- 42 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:49:31.68 ID:cK6FJcGe0
侍「何と! 武士の風上にも置けん奴め!」
男「ん? どうした、侍? テレビ見て、そんなに騒ぐなんて珍しいじゃないか?」
侍「どうもこうもござらん! 敗れた身でありながら、あやつは腹を切らんと申したのでござるよ!」
男「いや……まぁ、それは……ねっ?」
- 43 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:51:40.82 ID:edRiXyyT0
男「お前が剣なら俺は何になるんだろうな。鞘か?」
侍「兵糧でござろう」
男「そうか――腹が減っては戦はできねえもんな」
侍「一日六合はほしいところでござるな」
男「一日六合分の俺ってなんだろうな」
- 44 名前:こういうのかと思ってた [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:52:44.73 ID:TsyB3XoG0
女「男殿っ!」
男「…なに?」
女「昼飯をいっしょにどうでござるか?」
男「いいよ」
女「では、しばし待たれよー」
男「あ、ごはん粒、ついてる」
女「ありがとうでござる」
男「そこは…かたじけのうござるだと思う」
女「えっ!あ、その、かたじけのうござりゅ」
男「りゅ?」
女「……う゛ーいぢわるでござるー」
- 45 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:54:13.78 ID:edRiXyyT0
男「メルアドを訊いたんだが」
侍「だから狼煙の見分け方を教えておるのでござる」
- 46 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 13:56:09.49 ID:D+yDQy150
男「お前ってさ、よく平気でテレビみれるな? 不思議に思わないの?」
侍「カラクリでござろう?」
侍「拙者無学ゆえ、詳しい仕組みは知りかねるが……」
侍「できるものはできる、それでよいではござらんか」
男「あぁ…… それもそうだな……」
男(良く考えりゃ、俺もテレビの仕組みなんて、知らねえや)
- 47 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:04:49.90 ID:edRiXyyT0
侍「戦とは機先を制すること」
男「うん。戦はそれでいいかもしれないけど、午前3時に学校来てもテストはどうにもならないよ」
侍「敵もよもや夜襲を喰らうとは思っておらぬ様子。まるで用心の気配もない」
男「だって誰もいないんだもん」
侍「――この戦、もらった!」
男「じゃ、俺、帰ってもうひと勉強してくるわ」
- 48 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:09:01.03 ID:D+yDQy150
男「侍? お前、プールの水着注文し忘れてるだろ?」
侍「あんな物をわざわざ用いずとも、ふんどし一丁で事足りもうす」
男「俺達の精神衛生上、水着を注文してくれ。頼む、この通りだ」
- 49 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:12:01.35 ID:edRiXyyT0
侍「お待たせいたした」
男「お前の体操着っていつから甲冑になったんだ?」
侍「戦場では当然のこと」
男「いや、体育だよ?」
- 50 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:14:33.87 ID:edRiXyyT0
男「英語のテスト、大丈夫だった?」
侍「ぬぅ。蘭学ならばそれがし、いささか自信があったものを――」
男「英語できないのにオランダ語はわかるんだ――」
- 51 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:20:50.43 ID:D+yDQy150
侍「それにしても、ここの役人は相当厳しいらしいですな」
侍「まさか、あのようにあちこちに、さらし首を置くとは。いやはや、某驚いたでござるよ」
男「…… たぶん、お前が見たさらし首は、お前の知っている知識で言うところの人相書きにあたるものだ」
侍「はっはっは! 何を馬鹿なことを。あのように精巧な首を描ける人間など居るはずがなかろう」
男(まぁ、人間じゃないからな……)
- 52 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:30:16.97 ID:cK6FJcGe0
侍「男殿、女は何ゆえ、あのような箱を男に手渡しているのでござろうか?」
男「あぁ、今日はバレンタインだからね」
侍「ばれん……たいん?」
男「そう、バレンタイン」
侍「その『ばれんたいん』とやらと、箱を手渡すことに一体何の関係が?」
男「今日は、女の子が好きな人にチョコレートなんかをプレゼントして愛を告白する日なのさ」
侍「愛を……でござるか。して、その『ちょこれいと』とは何でござる?」
男「ん? 茶色くて甘いお菓子のことだよ。知らない?」
侍「そのような呼び名があろうとは……初耳でござる」
男「ふーん、そうか」
後日
男「あれ? 下駄箱に何か入ってるな?」
――『貴殿への贈り物、一日遅れたこと、お詫び申し上げ候』――
男「手紙と、それから……かりんとう、か」
- 53 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:40:00.01 ID:D+yDQy150
侍「ここのおにぎりはまずいですな。まるで米の味がしない上に、とても固くて食べられた物ではない」
男「ちょっとかしてみ、包装とってやるから……」
- 54 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 14:52:21.48 ID:D+yDQy150
男「お前、誕生日って何月だっけ?」
侍「? 皐月でござるが?」
男(11月じゃないのか……)
- 55 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 15:00:17.73 ID:cK6FJcGe0
侍「ふむ、お湯を注ぐだけで良いのでござるな?」
男「そうだよ。後は数分待ってから、お湯を捨てて、ソースと加薬を混ぜれば出来上がり」
〜数分後〜
侍「もうそろそろ良い頃合でござろうか?」
男「そうだね。でも、お湯を捨てる時はちゃんと蓋を押さえてないと――」
侍「うわああああああぁっ!!」
男「あーあー、言わんこっちゃない」
侍「あぁぁぁ! せっ、拙者の『かっぷ焼きそば』が! 初めての『かっぷ焼きそば』がぁ〜」
男「ん」
侍「……そ、それは男殿の分の『かっぷ焼きソバ』では?」
男「半分だけだからな」
侍「ズズズ……かたじけのうござるぅ〜っ」
- 56 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 15:17:05.69 ID:D+yDQy150
侍「しかし、ここは不便でならんな。町に駕籠屋がちっともおらん」
男「? 車でいいじゃん?」
侍「あの鉄の牛車でござるか?」
侍「あれは、某ごときが乗っていいものではござらん。貴族の乗り物にござる」
男(すると、日本の家庭の大半が貴族になるわけか……)
- 58 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/10/20(土) 15:33:59.23 ID:D+yDQy150
男「いてっ! やっべぇ、指切っちまった……」
侍「男殿、ここは某におまかせください」
男「ん? 何だ、侍、ビールなんかもって?」
侍「古来より、消毒には酒を用います。少し染みますが、辛抱くだされ」
侍「それでは!」
――ゴクリ
侍「ブハァッ! な、なんだこれは!」
侍「男殿、警戒してくだされ! 誰かが、酒の中に爆薬を仕掛けた様子!」
男「侍よ…… 安心しろ、それはそういう飲み物なんだ…… って、聞いちゃいねえ……」
侍「えぇい! そこか、曲者め! それともここか!」
男(…… 俺の家が……)
- 59 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2007/10/20(土) 15:34:01.06 ID:fXrS2BWy0
男「どうした? 急に立ち止まって」
侍「このビルから時折狼煙があがるでござる」
男「VIP商事? 一流企業じゃないか」
侍「どこの手の者か、いずれ乗り込んで調べ上げるでござる」
男「……俺が怒られるんだ、問題は起こすなよ」
ポピー
男「虚無僧!?」
侍「このご時世では托鉢も大変でござるな。 少ないがこれは心ばかりのお布施でござる」
ポピー
男「……(虚無僧はスルーなのか)」
侍「時間を取らせてしまったでござるな」
男「ああ…行こうか(こいつみたいな奴が他にもいるって事か)」
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