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男「ククク・・・幸せな奴らだ・・・」◆
1 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 12:48:02.21 ID:covikl6L0
ザッザッザッザッザッ・・・

傭兵「はっ・・・はっ・・・ストップ」
射手「! 了解」ザザッ

傭兵「この密林は既に盗賊共の領地内だ・・・迂闊には近づけん」
射手「・・・わかってる」

ザッザッザ・・・

傭兵「周囲に気を払え・・・光るもの、眼光や装甲の反射光も見逃すなよ」
射手「任せろ、目の良さなら負けないさ」
傭兵「ああ、頼りにしてる・・・」

ザッザッザッザッ・・・

盗賊『(・・・フン、俺らのアジトにノコノコ踏み入りやがって・・・)』
盗賊『(若造共が、思い知らせてやる!)』

盗賊『よし、かかれ!』

ガササッ

傭兵「!」


3 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 12:56:21.32 ID:covikl6L0
盗賊『キェェー!』

ガササッ!

傭兵「数は・・・3、4・・・ち、多いな」
射手「出たなトカゲ野郎共・・・!」
傭兵「最初から見つかってたらしい・・・迎え撃つぞ!」ジャキンッ

ザッザッザッザッ

盗賊『ヘヘッ、ただの剣で俺らに傷を付けられるかねぇ!?』
傭兵「うおおおおっ!」
ガキィッ

傭兵「!・・・つつつ・・・刃が通らないか・・・!」
盗賊『見りゃわかんだろ、鋼の体だぜ?』
傭兵「そんな体にしてまで、物を盗みたいか!?」
盗賊『ケケケ!盗むだけじゃねぇ!殺しもだ!』
傭兵「下衆め・・・!」
ドゴッ

傭兵「うッ」ドサッ
盗賊『この密林で、俺らのアジトを見つけられた事だけは褒めてやるよ・・・』
傭兵「・・・くそ」
盗賊『だが努力賞だ、てんで話しになんねぇな・・・ケケッ!』

傭兵「・・・(ニヤリ」
盗賊『あ?』

バチッ


5 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 13:02:46.51 ID:EJyRQ1rYO
ひさしぶり〜


6 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:03:58.81 ID:covikl6L0
バリバリ・・・
盗賊『ギェェエ・・・!』ドサッ

傭兵「はっ・・・はぁ・・・油断したな・・・!ざまみろ・・・!」
射手「こっちもなんとか・・・はっ・・・倒せたぞ」

傭兵「・・・くそ、やっぱり身の丈にあった任務を請けるべきだったな・・・」
射手「今更何を言うんだ、もう遅い・・・奥へ進もう」
傭兵「・・・そうだな、進もう」

??『ククク・・・お手並みは見せてもらったぞ』
傭兵「!?」
射手「な・・・誰だ!?」ザザッ

??『フフフ・・・そうだな、オレは“龍”とでも名乗っておこう・・・』
射手「どこにいる!姿を現せ!」

傭兵「(龍だと?それとも竜か?どっちだ?)」
傭兵「(リュウといえば爬虫類の中でも最上位の生物・・・その名を冠するということは、相当な力の・・・!)」
傭兵「(・・・これは・・・まずい!)」

??『見たところ、貴様らは雇われハンターのようだな・・・ククッ』
??『盗賊の巣窟に自ら飛び込んでくるとは・・・その勇気だけは、評価してやろう・・・』

射手「! 上だ!崖の上にいるぞ!」
傭兵「何だと・・・!」

??『はっ!』ザッ

傭兵「(跳んだ・・・!)」


7 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 13:03:59.79 ID:U+4RIolB0


              盗賊『キェェー!』        盗賊『キェェー!』
             
盗賊『キェェー!』                                         盗賊『キェェー!』
                      射手「出たなトカゲ野郎共・・・!」
盗賊『キェェー!』                                         盗賊『キェェー!』
             傭兵「最初から見つかってたらしい・・・迎え撃つぞ!」ジャキンッ
盗賊『キェェー!』                                         盗賊『キェェー!』

              盗賊『キェェー!』        盗賊『キェェー!』


10 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:11:30.09 ID:covikl6L0
ドガシャッ!

??『・・・!くはっ・・・!ぐぁあああ・・・!』

射手「!?・・・?」
傭兵「(地面に・・・激突しやがった・・・!)」
??『ぐ・・・うぉお・・・ぐぁあ・・・!』ゴロゴロ
傭兵「(悶絶してやがる・・・大丈夫か?)」

すくっ
??『・・・ふっ、フフン・・・なるほど罠か・・・ハンターは小癪な手を使う』
傭兵「いや特に仕掛けた覚えは・・・」
??『まあいい、オレの機体はその程度の小細工では傷つかん・・・ククク』
傭兵「明らかにダメージを受けてたが・・・」

ジャキンッ
傭兵「・・・お前は大したことなさそうだ・・・期待は他のトカゲ共とは違うようだが、傭兵ならお前も狩ってやる」
??『・・・ほう?その剣は・・・ククク、なるほどな、面白い・・・』
傭兵「(? ただの太刀のはずだが・・・)」

ジャキンッ
傭兵「!!」
??『いいだろう、貴様が“それ”で挑むのであれば・・・オレもこいつで相手してやる』
傭兵「(何だあの黒い太刀は!?いや、どこから出した!?)」

??『“黒龍爪”の餌食となるがいい・・・!』


11 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 13:13:34.50 ID:kGu6gb+gO
新作だ!支援!


12 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:19:59.45 ID:covikl6L0
傭兵「(くそっ・・・あの黒い刀身・・・嫌な臭いがプンプンするぜ・・・!)」
射手「援護射撃は任せろ!お前は奴を正面から攻めるんだ!」

??『!! 待ちな』
射手「!?」
??『・・・せっかくの“戦い”なんだ・・・一対一で楽しもうじゃないか、ククク』
射手「誰が貴様ら盗賊の言う事など・・・!喰らえ!」
バシュッ

??『! フン、そのような軟弱な矢など・・・』ガコォン!
??『ッ・・・!』

傭兵「(・・・今、剣が空振って・・・普通に額へ当たったような・・・いやまさかな)」
射手「(当たった・・・?いや、剣は振ってたし・・・刺さって無いし・・・弾かれたか?)」
??『・・・その程度か?』
射手「な・・・なんだと!?」
??『・・・フン、それがハンターの実力か・・・期待はずれだ』
ジャキッ

傭兵「! 待て、どこへ行く!」
??『興醒めだ・・・今の貴様らを狩った所で、オレの黒刀に錆がつくだけだ』
ザッザッザッザッ・・・

傭兵「・・・」
射手「・・・行ってしまった・・・」
傭兵「(・・・あの、鱗のような装甲の男・・・雰囲気が只者ではなかった・・・)」

傭兵「(・・・しかし、何故俺とは剣を交わそうとしなかったのだろうか・・・)」


13 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:25:41.46 ID:covikl6L0
ガチャ
カランコロン

傭兵「ふー、やっとギルドへ帰ってこれたか・・・!」
射手「長かったな」
傭兵「ああ、さすがに4日間の密林は堪えるなぁ・・・」
射手「早く討伐報告をして褒賞金を貰おう」
傭兵「だな」

受付「いらっしゃいませ」
傭兵「討伐隊だ、報告をしに来た」
受付「カードはお持ちですか?」
傭兵「はいよ」サッ

傭兵「・・・あ、射手よ、お前が処理を済ませてくれるか?」
射手「ん?構わないが・・・」
傭兵「俺は少し、気になる事があって・・・それを調べてくる」
射手「・・・わかった」

傭兵「(竜の鱗のような装甲をした盗賊・・・あの男の正体を知りたい)」
傭兵「(奴は一体、何者なんだ・・・?)」


14 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:36:48.58 ID:covikl6L0
“トカゲ盗賊の地位”

傭兵「さすがギルドの書室だ、盗賊関連の本も多いな」
傭兵「どれどれ」パラッ

◆盗賊達にも様々な団体や派閥があるが、その中でも最も巨大な組織がこの“トカゲ”である。
トカゲは決まって全員機械の体にし、決まった一種類の機体を着込む。
機体は光沢のある緑黄色、目は細く長い切れ目、喉元がらくだ色でほっそりと長いのが特徴。

傭兵「・・・こんなんじゃないな、もっと別の・・・」パラッ

◆トカゲ達にも階級があり、最も多く末端として悪事を働く下位のトカゲは普通にトカゲと呼ばれる場合が多い。
盗賊の幹部になるにつれ爬虫類種の上位となっていき、カメレオン、ワニ、ヘビのように多くの種類が見られる。
上位クラスの構成員にもなるとゴーゴン、龍、ドラゴンなどもはや神話の域の生物がモチーフとされる。

傭兵「・・・!龍・・・!」
傭兵「じゃああの男は・・・やっぱりただものではなかったのか・・・!」
バサッ

傭兵「・・・早く準備して、また新たな仕事に出よう」
傭兵「あの男を、いつか・・・倒す、それまでは修練を積むしかない・・・!」


15 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:41:28.99 ID:covikl6L0
―修理室

龍『ぐっ・・・く・・・ぅぅ・・・!』
龍『俺の右腕が・・・疼いている・・・!』
龍『奴を殺せと・・・!ぐぁあ・・・!』

技師「はーい、今治してますんで叫ばないでくださーい」
龍『はっ・・はっ・・・ぐ・・・!あああ・・・!』

ガチャ
女「・・・また何か、賑やかな事になっているわね」
龍『はっ・・はっ・・・!ぐおおお・・・!』
女「何?腕が壊れたの?だらしないわねぇ」
龍『はっ・・・はっ・・・静まれ・・・静まれ・・・!』
女「・・・本当に痛そうね、外で待ってるわ」
ガチャ

龍『・・・』
龍『ぐぉっ・・・!くそ・・・アポピスの呪いが・・・!』
技師「もうすぐ終わりますからねー」


16 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 13:44:14.85 ID:zkRJdMYQO
あっ、紅茶の人だ


17 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:50:26.00 ID:covikl6L0
ガチャ

龍『・・・』
女「あら、もう終わったの」
龍『・・・俺の中の獣が・・・』
女「あーはいはい、わかったから早く行きましょう」

カツカツカツ・・・

女「全く、組織の重鎮だってのに、なんで貴方だけはそう軟弱なのかしら」
龍『軟弱だと?フン、そうか・・・そうだな、お前にはそう見えるか・・・』
女「・・・弱いじゃない・・・貴方が戦って勝ってる所なんで見たこと無いわ」
龍『フッ・・・人前で“真の姿”を見せるわけにはいかないのだよ・・・リザ』
女「早くその真の姿を拝みたいものね」

ガチャ
女「・・・それにしても・・・あんな密林で、貴方何してたの?」
龍『・・・知りたいか』
女「ええ」
龍『なんてことはない・・・蝿の掃除をしていただけだ』
女「・・・その蝿のせいで小隊の一つが既に全滅させられたわけだけど」
龍『奴らは弱すぎる・・・弱者は死んで当然だ』
女「傭兵達は逃げたようだけど?」
龍『俺の力で跡形も無く吹き飛んでしまったようだな・・・ハッハッハ』

女「(・・・駄目だ、この男・・・)」
女「(どうして組織はこんな男を上に置かせるのよ・・・)」


18 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 13:57:27.22 ID:covikl6L0
龍『ククク・・・ではリザ、オレは次の仕事に出かけてくる』
女「・・・仕事?」

龍『ああ・・・“仕事”だ』
女「(上位クラスは全員指揮だった気がするけど・・・まぁいいか)」
龍『ではリザ、また会う日まで・・・』
女「はいはい」
龍『さらばだ』

女「・・・」

女「(リュウの称号を持つ男・・・か)」
女「(・・・私には、彼の凄さなんて全く理解できないわね)」

女「(さて、私も一仕事行ってくるか・・・)」


19 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 14:04:46.65 ID:covikl6L0
ザッザッザッザッ・・・

ザワザワ ガヤガヤ

龍『・・・ククク、街は良いな・・・』
龍『人は何も知らぬ顔で、楽しそうに過している・・・クク、呑気なものだ』
龍『・・・いずれ虐殺の大戦争(ラグナロク)が起こるとも知らずに・・・ククク』

警察『(・・・あの男、鱗のような機体をしているが・・・こんな堂々と歩いているということは、盗賊ではないか)』

龍『(・・・おっと、少々人目につきすぎたようだな・・・クク)』
龍『(さすがに凡人の人混みではオレの“オーラ”も嗅ぎ付けられるか・・・)』

ザッザッザッ・・・

龍『少しばかり、路地裏を歩くとしよう・・・ククク』
龍『そう、オレは裏の世界に生きるモノ・・・裏は裏らしく・・・クク』

浮浪者「(なーんか騒がしい奴が入ってきたなぁー・・・)」


20 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 14:09:26.22 ID:covikl6L0
猫「なーん」
龍『・・・ん?』
猫「なーん、なーん」
龍『ほう・・・猫又の化身か・・・ククク、珍しい』
猫「なーん?」
龍『・・・ククク、そうか、貴様も裏の世界の・・・』

少女「あのー」
龍『・・・?』
少女「その猫、私のなんですけど・・」
猫「なーん♪」タッタッタッ

猫「なごなご」
少女「よしよし・・・」
龍『・・・ほう、そうだったか』
少女「見つけてくださってありがとうございますっ」
龍『フッ・・・何、構わんさ』


21 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 14:11:55.59 ID:8My/ENjk0
親切だな


22 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 14:22:45.88 ID:jx2kDLinO
少女「もう何十分も探してて・・・本当に助かりました!」
龍『・・・フッ、次からはなくさないように気をつける事だな・・・』
少女「あ、はい・・・」

龍『その猫は“特別なもの”なのだろう?』
少女「!!」
龍『・・・大切にする事だな』クルッ

少女「あ・・・あの!」
龍『・・・何だ』
少女「お礼をさせてくれませんか?」
龍『礼は要らん』
少女「・・・お願いですっ」
龍『・・・』


23 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 14:34:54.32 ID:jx2kDLinO
龍『・・・』
少女「小さな我が家ですが、どうぞおくつろぎ下さい」
龍『・・・フン、まぁいいだろう』

少女「自家製のパイを焼くので、しばらく待っててくださいねっ」
龍『礼など良いと言ってるだろう』
少女「いいんです、私が勝手にしてるんですからっ」

龍『・・・』
龍『(人の家に踏み入るのは何年ぶりか・・・)』
龍『(オレも・・・すっかり俗世離れしたな、ククク・・・)』

龍『・・・ん?』


24 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 14:38:03.92 ID:BuxMHD2FO
なーん


25 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 14:43:21.06 ID:jx2kDLinO
“盗賊達に死を”

龍『・・・ほう』
龍『(我々は俗世から酷く嫌われていると聞くが・・・どうやらその通りらしいな・・・ククク)』

女「あ、その本は・・・」
龍『読ませてもらっているよ』
女「・・・暴力的な内容なので、あまり好きじゃないです」
龍『盗賊が?それとも本がかね?』
女「・・・両方ですよ」
コトッ

龍『フルーツパイか』
女「はい・・・あ、摂食機関はついてますよね?」
龍『当然だ・・・せっかくだから頂こうか』
女「はい、どうぞ♪」

龍『・・・(パク』
女「・・・(ドキドキ」
龍『ククク・・・なるほどな・・・』
女「・・・?」


26 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 14:44:55.75 ID:jx2kDLinO
どら焼き食う


27 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 14:48:46.20 ID:zkRJdMYQO
つぶ?こし?


28 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 14:56:15.75 ID:jx2kDLinO
つぶでないどら焼きに価値などあるのか


33 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 15:56:22.18 ID:jx2kDLinO
ガタッ
龍『・・・そろそろ、行かせてもらうぞ』
少女「えっ・・・もう・・・ですか?」
龍『ククク・・・オレの仕事は待ってくれないんでね・・・』
少女「・・・そうなんですか・・・」
龍『ああ、“奴ら”は今こうしている間にも・・・この世を侵食している・・・』
少女「奴ら・・・?」

ガチャ
龍『ククク・・・盗賊には気をつけろよ』
女「えっ」

バタン

女「・・・」
女「(あの人・・・何でもお見通しなのかな・・・)」


34 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 16:04:27.39 ID:jx2kDLinO
タッ

盗賊『リザ様!』
女「・・・何かしら?」
盗賊『街道7で小隊4が雷の兵と交戦中・・・!』
女「あら、面倒」
盗賊『敵は数が多いようで・・・』
女「知らないわ、さっさと踏み散らしなさい」
盗賊『・・・はっ』

盗賊『・・・リザ様』
女「今度は何よ」
盗賊『・・・“リュウ”が失踪しました』
女「・・・」

女「(またか・・・あの男・・・)」


35 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 16:10:49.53 ID:jx2kDLinO
ザッザッザッザッザッザッ・・・

龍『・・・ククク・・・賑やかな町並みだな・・・』
龍『ま、せいぜい束の間の平穏を楽しむがいい・・・クク・・・』

商人「おーい!あんちゃん!」
龍『・・・オレか?』
商人「そうだよ、とにかくこっちだ、見ておくれよ!」
龍『・・・フッ・・・良いだろう』

商人「こっちは今朝隣国で採れたばかりのリンゴ、こっちは国産のヨウナシだ!」
龍『・・・ほう』
商人「そいでな、こっちの雑貨は・・・」
龍『・・・』


37 :VIPがお送りします [] :2009/02/27(金) 16:29:39.41 ID:PvBXuGyb0
何だジェミニか


38 :◆1pwI6k86kA [] :2009/02/27(金) 16:30:32.45 ID:jx2kDLinO
「おかーさーん、見て見てあの人ー」
「まあ、袋の中に沢山リンゴを抱えて・・・きっとリンゴ大好きなのねぇ」

龍『・・・』
龍『・・・ククク・・・少し買い過ぎたか・・・』

ドンッ

「いってー!」
龍『・・・っと・・・すまない』
「すまないじゃねーよてめーちょっと来い」
龍『何だ?』
「あ?見ろよおい・・・俺の服がよー、な?傷付いてんだろ?なぁ?」
龍『知らんな』
「・・・チッ・・・お前少しツラ貸せよ」



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