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 臣ジャンル「甘えん坊将軍」 
1 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 07:45:28.40 ID:H6D6WN2u0
側用人「姫殿、将軍職就任おめでとうございます。将軍、側用ともに女性というのは・・」

姫殿「まいづるー!どこへ行っていたのだ!こんな広い部屋に一人ぼっちにさせて!迷子になったらどうしてくれるのだあ!うわ〜ん」

側用人舞鶴「・・・申し訳ございません姫殿。しかしこれからはずっと私が側におりますぞ。」

姫殿「うう・・。それで、就任祝いのパーチィがこの城で開かれるのだろう?グラタンは出るのか!」

舞鶴「はい!江戸中の料理人をあてました。心行くまでお召し上がりいただけますよ。」

姫殿「やっぱり舞鶴は最高のメイドだな!ところで、一緒にトイレに来てくれ。江戸城はどこもスウスウしてこまる。」

舞鶴「トイレというのは・・厠のことですね。 では。お手をつないで下さいますか。」

姫殿「わーい!」


2 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 07:48:42.60 ID:XhERzXCUO
厠へ行く=仕事人が待機中


3 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 07:53:49.15 ID:ZRgpJQeB0
どういう時代の按排なんだこの二人は
姫だけが西洋かぶれなのか


4 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 08:04:57.62 ID:H6D6WN2u0
舞鶴「姫殿は大変由緒正しい血筋をおもちになっていらっしゃいます。」

姫殿「おもちもでるのか?」

舞鶴「お父上は暴れん坊将軍と称された吉宗公でございます。」

姫殿「それは後の世の話だぞ。」

舞鶴「また姫殿はかくれん坊将軍の異名をおもちで、紀伊城でのかくれんぼで姫の右に出るものは居りませんでした。」

姫殿「私しかかくれなかったからな。」

舞鶴「・・・姫殿。今は次期老中殿の使いの方とお話をしておりますので・・。姫はもう少し上座にいかれては・・」

姫殿「舞鶴〜。シャンプーは何をつかっているのだ〜。」

使い(これはいったい。)



5 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 08:10:13.13 ID:p/vdyqEUO
>>4
ちくしょう…2行目で吹いちまった…


6 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 08:13:41.72 ID:ZRgpJQeB0
>姫殿「舞鶴〜。シャンプーは何をつかっているのだ〜。」
脈絡がなさすぎてちょっとワロタ


7 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 08:30:46.88 ID:H6D6WN2u0
姫殿「おじさん。ちょんまげって自分でどう思ってます?やっぱりいけてるとか?トレンヂィとか?」

老中「え?そうだなあ。どっちかって言うとトラヂショナルかな。」

姫殿「まいづるー!渡りに異国情緒あふるる言葉を使うあやしいおじさんがおるぞ!であえ!であえ!」

舞鶴「まあまあ・・・!あら!これはこれは老中家広どのではございませんか!」

家広「遅くなってしまったようで申しわけございません。しかし冷えますなぁ。このかわいらしい童はどこの娘でござるか。」

舞鶴「そ、それが・・・おそれ多くも・・」

姫殿「将軍は今自由時間なのだ。おじさんもかくれんぼをせぬか?」

家広「これこれ。そんなことをして将軍さまに知れたらどうする。」

姫殿「あまり遠くへ行くなよ。あと呼んだらすぐこいよ。私がおにをやってあげるから。」

家広「仕方ない。お嬢ちゃんのさそいにのってあげよう。」

姫殿「わーん、つー、さーん・・・」

舞鶴(家広さん・・・あなたってひとは・・・)


8 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/23(水) 08:32:26.32 ID:o8LMcNFk0
愛いのう


9 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 08:44:27.45 ID:MZgmxbMDO
舞鶴がマリアさんにしか


11 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 08:55:06.52 ID:H6D6WN2u0
料理人「おい弐衛門、聞いたか?」

料理人 弐衛門「なんだいたのか壱衛門。どうした?」

壱衛門「老中殿が今夜の宴を欠席なさるそうだ。」

弐衛門「なに!?なんでまた・・家広殿自ら遠慮なすったのか。」

壱衛門「そうなんだよ。実はな。俺も聞いた話なんだが、なんでも将軍様が家広殿の器の小ささを教え諭したらしいんだ。」

料理人 参衛門「え!俺はちょっと違う話をきいたぞ。なんでも老中殿の治国案に猛反対した将軍様が、自ら東の渡りで面会し、涙をぬぐいながら漢語でこういったらしい。『お前には失望した!』と。何度も何度も。」

弐衛門「そういや老中殿が東の渡りから勢いよく走ってきて、米倉に逃げ込んだのを見た女中がいたらしい!それか!」

壱衛門「小娘などとささやかれていたのに、こんなに真剣に民のことを思って下さっていたなんて。」

参衛門「・・すばらしい将軍さまだ。」

姫殿「・・・・お〜〜〜い!   おい!コックども!エビは忘れずいれろよ!」

壱弐参「しょしょしょしょ!将軍さまあ!」


12 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 09:00:17.34 ID:ZRgpJQeB0
これはむしろ、舞鶴と家広に萌える


13 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 09:08:51.64 ID:H6D6WN2u0
姫殿「わ〜ん!まいじゅる〜!この階段は危ないのだ〜。すけすけではないか〜!」

舞鶴「大丈夫ですよ。私がお手を・・・」

姫殿「お前は谷村か!なにかとお手手をつなぎたがって。・・だっこしてくれよぉ」

舞鶴「まあ、姫はもう10歳ですよ。がんばればこれくらいの階・・」

姫殿「数えで10だってばぁ。まだひとけただよぉ・・・。」

舞鶴「・・・それじゃあオンブならしてさしあげますよ。」

姫殿「わーい!オンブオンブ!ちょっとまっておれ。熱海で買った風車をもってくる!」

(階段)ぱたぱたぱた・・・


14 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 09:44:04.28 ID:H6D6WN2u0
若年寄 「え〜私、家若が老中殿の代理として本日のめでたき席の音頭をとる。かんぱーい!」ワイワイガヤガヤ

姫殿「・・・舞鶴。」

舞鶴「はい。」

姫殿「はい、ではないだろ!どうしてあんなに宴の連中は離れているのだ!」

舞鶴「それは姫殿が日ノ本の王である将軍におなりになったからでしょう。本来ならば老中である家広殿でさえ直接面会することが・・・」

姫殿「お〜いし〜〜」

舞鶴「・・・できない程のご身分なんですよ〜。」

姫殿「では一体だれがわたしを守ってくれるのだ!まいじゅるしか居らぬではないか!」

舞鶴「ご安心ください。床下、天井裏、押入れ、おもちゃ箱あらゆる場所に忍びの者がさぶらっております。」

姫殿「舞鶴、この金魚の骨をとってくれ。」

舞鶴「これは鯛です。」

姫殿「タイ?なぜタイか。」

舞鶴「縁起が良いのですよ。めでタイ、めでターイ!」

姫殿「・・・・うん・・。」

舞鶴(//// ////)


15 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 09:50:45.33 ID:MZgmxbMDO
>>14
おもちゃ箱に収まってるくの一を想像して和んでしまった


16 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 10:17:21.80 ID:H6D6WN2u0
(忍者屋敷)

くノ一「入れ。」

家広「お、遅くなりました。しかし、付きの者が全滅しましてしまいました。どうなっているんですかこの屋敷は。」

くノ一「用件は?下らん仕事だったら生きて返さんぞ。」

家広「(わしは老中なのに・・)ええっと、将軍様の代替わりはご存知ですよね?」

くノ一「知ったことか。今のような太平な幕府に興味などない。我々一族は乱世の影で走り続けたのだぞ。」

家広「(やっぱり私を只のおっさんだとおもってる・・)太平なことに間違いはございませんが、将軍様たっての希望で・・」

くノ一「私をか?なぜだ。」

家広「(ふたりで遊ぶには限界がある!とおっしゃたので、だけは死んでも言えん)・・もっとも優れたくノ一をひとり雇えと。」

くノ一「側につかわそうと言うのか。いつ背いてもしらんぞ。」

家広「では!城へ来て下さるのですね!(一緒に。この屋敷の安全なルートを通って)」

くノ一「しょうがねえな。つぎの新月にうかがうとすっか。」

家広(ああ。死にたくない。)


17 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 10:42:19.49 ID:o8LMcNFk0
家広萌え


18 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 10:44:54.75 ID:H6D6WN2u0
くノ一「10歳のガキーー!!!???」

家若「左様。」

くノ一「うちに来やがったおっさんはそんなこと一言も!!!」

家若「しっ!静かに!将軍様の安眠をさまたげるな!」

姫殿「クニイチのクノイチがきたのか!入って参れよ!」

舞鶴「どうぞお入りくださいませ。」

くノ一「チビの女もいるのか。低級寺子屋と区別がつかんな。・・入るか。失礼いたします。」

(〜トランプ〜)

姫殿「わーい!くのちーだー!ありがと舞鶴!」

家若「あの・・・その方が将軍様なんですけど。」

くノ一(     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かっ・・・かわいい///)


19 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 10:50:56.70 ID:ZRgpJQeB0
舞鶴も小さい子だったのか
てっきり前髪ぱっつんの男装の麗人かと・・・


20 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 10:53:58.07 ID:H6D6WN2u0
>>19

舞鶴は大人でよろしく。


21 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 11:00:55.61 ID:vZNOfOFr0
・・・・ちょっと違くね?

甘えん坊将軍だぞ?
  




ばぶ〜(●^o^●)おっぱい〜ww

これだろ??


22 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 11:04:20.14 ID:lPkFDmasO
チャンピオンで既出だ


25 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 11:23:15.45 ID:H6D6WN2u0
姫殿「おじさん!」

家広「わわ!これは姫殿ではございませんか。またそのような薄着で走り回ってい・・」

姫殿「姿勢が低いおねえさんが来ても、私は来てないって言って。じゃ。」

家広「・・・姿勢が低い?舞鶴殿ではないのか?」

舞鶴「私はここです。隠れております。」

家広「そっそこは人の入るところでは・・」

舞鶴「だって、オニがプロなんですもの。・・・・・・・来ますね。」

家広「ぷろ?・・・・はて、嫌な予感が。」・・・ttttttトトトトトトトトトドドドド!

くノ一「こっこれは私が何もしらずにおっさんなどと呼び、大竹べらに打たれながら帰城した、老中殿!」

家広「ごめんなさーい!もうしませんもうしません!」

くノ一「何謝ってるんですか?そんなことより姫君と舞鶴殿をみませんでしたか!?」

家広「ええっと『私は来てない』。」

くノ一「え?何言ってるんですか?もう家広様ったら〜。あっちですかね!失礼します!」ドドドドトトトトトtttt・・・・

家広「・・・・・・・・あれ、あんな人だったっけ?」

舞鶴(優秀な忍びを一人殺した気分ですよ 泣 )


26 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 11:29:00.63 ID:H6D6WN2u0
>>22

まじですか〜。
ありそうだったから「新ジャンル」じゃなくて「臣ジャンル」にしたんだけどねぇ。


27 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 11:30:55.82 ID:H6D6WN2u0
>>21

そうかも。でもこれ以外いい名前が浮かばなかった。。


30 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 12:27:20.82 ID:H6D6WN2u0
舞鶴「今日の科目は庶民の暮らしBでしたね。始めますよ姫殿。」

姫殿「はーい!」

舞鶴「良いお返事です。それでは前回の・・」

姫殿「はーい!舞舞先生、質問があります。」

舞鶴「・・・どうぞ。」

姫殿「空ってどこから上が空なんですか?」

舞鶴「え・・・と・・。ん〜調べておきますね。では今回は裏長屋についての復習から・・・」  姫殿「はーい!」

舞鶴「・・・どうしましたか。」

姫殿「野生の馬って日本にどれくらいいるんですか?」

舞鶴「えーっと・・・あんまりいないでしょうね。さて、住人は店子という家賃を・・・」

姫殿「舞舞せんせい!舞ティーって呼んでもいいですか?」

舞鶴「いけません!舞舞が私の限界で・・」

姫殿「オー・マイティー!」

くノ一「舞鶴さん。あの・・・次わたしでいいですか//」

舞鶴(きびしい職場です。)


31 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 12:52:42.78 ID:H6D6WN2u0
舞鶴「雨がやみませんね。」

くノ一「姫殿。お風呂にはまだ早い時間ですし、一緒に入るにはその・・ちょっと遅いのかもしれませぬ。もう少し私が幼ければ純粋な気持ちの・・・」

姫殿「遠慮はするな。舞鶴はなぜか今日風呂に入れないらしい。くのちーも一緒に冷えた体をあっためるぞ。」

くノ一「・・・では目隠しを・・。」

姫殿「おじさん!おじさんはおるか?」

家広「はい(おじさんですよ)。」

姫殿「この城の風呂は広すぎる。すぐに二人ぶんの大きさのものを露天で作ってくれ。」

家広「(今ですか!)分かりました。城の大浴場は今まで通りで・・」

姫殿「ウラナガヤに住む町人に貸しちゃいなさい。いっぱい人を呼ぶこと。すーすーしてたら泣いちゃうぞ。」

高札『城の風呂使っていいよ  みんなおいで  幕府』


32 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/23(水) 13:04:32.62 ID:UJW79ski0
>>31
幕府ってwwwww


33 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 13:12:10.90 ID:H6D6WN2u0
姫殿「舞鶴ぅ。どうして同じお布団で寝かしてくれぬのだ〜。ぅぅわ〜ん。」

舞鶴「姫殿。それはあなたが将・・」

姫殿「かわいいからって言うんだろ!もう聞きあきたよ。」

舞鶴(・・え。)

姫殿「まいじゅる〜。さむいよ〜。さみしいよ〜。ぇ〜ん」

舞鶴「・・・・・・・仕方ありませんね。今夜だけですよ。」

姫殿「舞鶴ー!あたしこっちがいい!・・・舞舞あったかい〜。」

舞鶴「もう。本当に・・」

姫殿「ホントに舞鶴は、甘えん坊なんだからぁ。」



34 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 13:53:14.83 ID:H6D6WN2u0
くノ一「天井裏は本当に寒いなあ。ん〜何か暖かいものでしりとりをしよう。」

姫殿「・・舞鶴。上からなにか聞こえるぞ。」

舞鶴「くノ一さんがネズミさんと戦っているのかも知れませんね。」

くノ一「ふろや。やーやー・・」

姫殿「やいネズミ!」

くノ一「みーみー・・水。おっといけない。ずーずー・・炊飯器。」

姫殿「汚いぞ!そこ!」

くノ一「こーこー・・氷。さむい!りーりー・・立夏。」

姫殿「かまわんぞくのちー。やっつけちゃってよ。」

くノ一「よ・・夜寒。」


くノ一は風邪をひいた。


35 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 15:03:01.08 ID:H6D6WN2u0
姫殿「舞鶴。舶来の自販機というものが設置されたというのはまことか。」

舞鶴「まことの様です。一緒に見にいきましょうか。」

姫殿「え!外出許可ということだな!」

舞鶴「いいえ。廊下の角にあったのが自販機です。」

姫殿「おお!仏壇ではなかったのだな!中の者よ、私は梅昆布茶が飲みたい。」

舞鶴「・・・あのー誰か中に居りませんか。・・・今日は休みかも知れませんね。」

姫殿「休みか。だったらこんなに煌煌と火を焚くことはない。くノ一、この店をたたんであげてくれ。」

くノ一「はい!姫殿!」


36 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 15:25:49.97 ID:H6D6WN2u0
姫殿「おじさん!」

家広「あ、おはようございます殿。お偉いですな。今日もおしとやかに朝のごあいさ・・」

姫殿「このジョーカーという札の悪趣味な格好をした歌舞伎役者に名前はついているのか。」

家広「ん〜西洋カルタはあまり詳しく存じあげておりませんなぁ。ま、ジョーカーと・・」

姫殿「それはなんだ?美味しそうだな。」

家広「あ・・これは各藩の行政の記録をわれわれに伝えるための本、いわば・・」

姫殿「いわば、生きるシカバネ!」

家広「殿、今日は一段と冴えていらっしゃいますな。ははは(舞鶴殿はどこに・・)。」


37 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 15:49:03.14 ID:H6D6WN2u0
侍「どうやら迷子になったようでござる。川と思い、堀を越えて来てしまった。広い屋敷でござる。」

姫殿「や、これはよい。この本を読んで聞かせよ。かっこいいシーンなのだ。舞舞にはいまいち適しておらぬ。暇な男を捜しておったのだ。」

侍「あいにく拙者は暇ではござらぬ。ほかを当たりなさ・・」

姫殿「嘘だ!!」   バサバサバサ・・

侍「・・・・いや、まことでござるよ。日本橋まで参りたいのだ。それとも道を教えてくれるか。」

姫殿「うん!うん!いっぱい教えてあげるとも!だからご本読んで。感情込めて。」

侍「・・しかたないな、では。・・『今日ハ貴様ノ首を頂クゾ!!覚悟シ・・』」

姫殿「ううううううえ〜〜〜〜〜ん!!」

侍(待て!)

舞鶴「・・・・・・まあ!殿!こやつをひっ捕らえろ!」

くノ一「はい!」


38 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/23(水) 15:50:41.05 ID:+Bhbhfn80
迷子侍wwwwww


39 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 16:08:51.20 ID:H6D6WN2u0
家広「ははは!そしてこのように捕らえれたと。」

侍「お恥ずかしい。」

家広「いや〜、それは災難でござったな。お主は江戸へ何をしに参ったのだ?」

侍「は。実は紀伊の城から将軍様あての荷物を預かったのでござる。日本橋まで行けば江戸城が見えると伺いました。」

家広「・・・姫殿、お侍さんは長旅でお疲れのご様子。ヒザから降りて差し上げなされ。」

姫殿「男。もしここが江戸城で、このおっさんが老中、私が将軍だったらいったいどうする?」

侍「ははは!無礼極まりない侍でござろうな!間違いなく腹を切るだろう。」


その晩、涙の侍を必死に説得したのは舞鶴であった。


40 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 16:30:26.50 ID:88Hj04ak0
>>4を見て、姫様の声が釘宮になった


41 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/23(水) 16:47:05.92 ID:H6D6WN2u0
姫殿「お〜い舞鶴。迷子にならないでくれよ。」

舞鶴「はい。おいしい紀伊のみかんですよ。」

姫殿「わーい。私はこれが日本で一番好きなのだ! お〜いし〜」

舞鶴「あれ、グラタンが一番では?」

姫殿「舞舞は髪がさらさらだからいかんのだ。グラタンは日本の食べ物ではないだろ。」

舞鶴「そうでしたね。このみかんはあのお侍さんがもって来てくださったんですよー。」

姫殿「あの男は無事か?無事だったら絵本読み方に任命してここに仕えさせろ。」

舞鶴「(絵本読み方??)はい。ご無事ですよ。ご無礼をお許し下さいと繰り返し・・」

姫殿「おかわり!」

舞鶴「はい。ただ今。」

姫殿「迷子にならないでくれよ。」



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