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女「おや、良さげな仕事がありますねぇ」
632 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:32:42.86 ID:B+WfWxfF0
剣士「おい、女はいたか・・・!」
魔術師「うーん・・・」
ザッザッザッザッ・・・

弓「・・・くそ、高台から見下ろしてみたが・・・辺りにはいる気配がないぞ」
魔術師「どこに行ったんですか・・・女さん・・・」
剣士「・・・逃げだした、ということはないだろうが・・・」
弓「・・・どうだろうな」
魔術師「ゆ、弓さん・・・!」

弓「・・・まぁいい、とにかく今は女よりも、やることがある・・・」


キィィイイ・・ィイイ・・ボボッ、ボボボッ・・・ィィ・・・

弓「・・・あの不安定に飛んでいる騒音発生機を、なんとかしたいところだからな」
剣士「うむ・・・あの不安定な動き・・・」
魔術師「た、確かにチャンスだとは思いますが」
弓「今しかないんだ・・・休まれたり、逃げられたりする前にな」
魔術師「・・・」

魔術師「(女さん・・・どこに・・・・)」


635 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:37:41.59 ID:B+WfWxfF0
弓「あの竜の動きをよく観察すればわかるが、あいつは・・・」
剣士「・・・着陸、したがっているな」
弓「ああ、減速と軌道修正を繰り返している・・・翼が壊れているんだろう、左右の推進のバランスが取れずに苦戦している」
魔術師「・・・誰かが翼を壊した・・・・」
弓「かもしれないし、怪我をしたのかも」
剣士「・・・誰かが一撃を与えた、というのが有力だな・・・(ボソ」

魔術師「・・・んー・・・“アイス”!」シュボボッ・・・

ボボボッ・・・
魔術師「・・・“シュート”!」ボウッ!

ヒュゥゥゥゥゥ・・・・

魔術師「・・・んー・・・」
弓「・・・やはり遠いな、弓でもあそこまでは無理だ」
剣士「・・・接近するにも、動きが不規則すぎる・・・」
弓「ああ、待つしかないだろう」

魔術師「・・・あの竜がこちらに向かってきたら・・・」
剣士「・・・迎え・・・討つ(ボソ」


636 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:42:31.41 ID:B+WfWxfF0
奏翼竜「キェェエエ・・・ェエエ・・・!」

ヒュンヒュンッ
ドカカッ

奏翼竜「!っ・・・ギェエエ・・・!?」
「よっしゃ、ジャベリン命中!大ダメージだぜ!」
「続け続け!どんどん狙い撃ちしていくぞー!」
「あいつは弱ってる!今がチャンスだ!手柄を取られる前に、やっちまうぞ!」


ォオオオオ・・・

剣士「・・・まずいな」
弓「まずくはない・・・が、確かにまずいな」
魔術師「・・・他の班の攻撃が・・・続けざまに行われていますね・・・」

剣士「このままでは討伐され・・・」
弓「・・・追加報酬・・・」
魔術師「・・・ううう・・・・欲しいなぁ、追加報酬・・・」

剣士「・・・あの竜がこちらに逃げ込んでくれば・・・なんとか勝機はあるんだが・・・」
魔術師「・・・え、本当?」
剣士「・・・ああ・・・(ボソ」


639 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:48:08.92 ID:B+WfWxfF0
剣士「・・・これは・・・本当に、追加報酬を得る気があるなら・・だが」
弓「聞かせてくれ」
魔術師「どんな作戦?大丈夫、覚悟はあるから・・・!」

剣士「・・・まず、待つ・・・」
弓「・・・まぁ、だな」
剣士「こちらにきたら・・・その時、なんとか、確実に・・・翼を“破壊”する」
魔術師「・・・なるほど、翼さえ破壊できれば・・・」
弓「・・・竜は飛べず、そのままこちらが一方的に闘える権利を得る・・・なるほど」

剣士「・・・ただし、奴にも足はある・・・屈強な顎もあるだろう、体当たりされれば死ぬ」
剣士「奴をこの山に“墜とす”ということは・・・こちらの逃げ道も封じる、ということなんだ」
魔術師「・・・確かに・・・」
弓「・・・そうだな、理想の討伐は遠距離からの攻撃で・・・そのまま山間部に落とし、殺す・・・それが一番安全だ」
剣士「だからこれは追加報酬を得たい場合の討伐方法だから・・・危険だし、不確定要素が・・・(ブツブツ」
魔術師「やります」
弓「やる」

剣士「・・・厳禁だな・・・俺もだけど(ボソ」


642 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:53:42.19 ID:B+WfWxfF0
ザッ・・・
魔術師「墜落させるには、やっぱり私ですね」
剣士「・・・そうなるな・・・できるだけ大きな術で、一気に相手の機動力を奪って欲しい」
弓「昨日見せたような最大の術を使えば一撃で決着がつくかもな」
魔術師「あはは・・・あれはちょっと、当たりにくいので・・・」
剣士「(外れれば攻撃が向こうの山にまで及びそうだからな・・・)」

魔術師「中〜高等の術を2、3発放ちます・・・翼くらいなら多分破壊できますし、精度もまぁまぁです」
弓「魔力の残量は?」
魔術師「ご心配なく、これくらいなら12発は・・・多分」
弓「それを連発していればなんとかなりそうだな・・・」

剣士「一応弓も遠距離攻撃をしてほしいかな・・・」
弓「ああ、わかってる・・・速射を続けて翼をできる限りは潰してみよう」
魔術師「速射ってどのくらいですか?」
弓「・・・んー・・・精度を求めるなら毎秒1発・・・いや、0.8秒に1発のペースでいけるかな」
魔術師「は、早い・・・」
弓「伊達にこのランクまで弓オンリーで通って来てないからな」


643 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:55:30.90 ID:LYBJDytu0
おもしろいな 支援


645 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:57:12.33 ID:B+WfWxfF0
ボォオオオオオン・・・ボォ・・ボ・・・・ボボボ・・・

魔術師「・・・本当は」
剣士「?」
弓「うん?」

魔術師「・・・女さんとも一緒に・・・やりたかったんですけどね・・・」
剣士「・・・」
弓「・・・あいつの事はもういい、どうせ逃げたんだ」
剣士「・・・」
魔術師「そ、そんなことっ・・・!」
弓「! 構えろ・・・来るぞ・・・!」
魔術師「・・・」

ボォオオオオオン・・・ボォオオ、ボォ・・・ボオオオオ・・・!

剣士「・・・墜落に成功したら、今回は俺の剣の見せ場だ・・・」
魔術師「・・・期待、しててもいいですか・・・?」
剣士「ああ・・・思う存分・・・力を見せてやる」
弓「頼もし限りだ・・・これで全員本気だな」

魔術師「(・・・全員・・・女さん、あなたはどこに・・・)」
剣士「(・・・報酬はどうなるんだろうな・・・)」


646 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:58:19.06 ID:/SDbu/HKO
女の声プリシスで再生されるやつはおれだけでいい


647 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:59:54.19 ID:kFDGQACT0
翼に女のなにか残っててくれ!!


648 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 18:03:15.16 ID:ObCPVRU1O
>>647
ヒント >>593


649 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:03:51.44 ID:B+WfWxfF0
ボボボッ・・・ボボボ・・・ゴゴゴゴゴゴドドドドドドド!!

剣士「(く、近づくとさすがに・・・轟音だな・・・!)」
魔術師「きます・・・来ますよ・・・!」
弓「いや、もっと引き付けるぞ・・・下手に攻撃すれば相手は逃げるかもしれん」

奏翼竜「キェェェエエエ・・・ェエエエエエッ!!」
ドドドドドドドドォォォォ・・・!

剣士「・・・今・・・だ(ボソ」
弓「!いくぞ・・・!食らえ、一撃で野兎を貫通する矢の力・・・!」
ヒュヒュヒュヒュヒュッ、ヒュヒュヒュ!

ドドドドド・・・
奏翼竜「・・・!キェェエ・・・!?」

魔術師「“スティ・アスノット・ブリーオン”!」ブゥゥゥォン

弓「(“鋼鉄質の、地殻よりの、金剛大砲”)」
剣士「(文法良くわからない・・・けど、これは・・・)」

ドドドドド・・・

剣士「(・・・地面から・・・大砲が・・・)」
魔術師「これはまだ準備段階・・・攻撃の詠唱は簡単・・・狙いを定めて、“発射”!」

ドゥンッ!

剣士「(おー・・・魔法って・・・すごいな・・・・)」


650 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 18:03:54.00 ID:B94/T9qSO
写真か


652 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:09:20.39 ID:B+WfWxfF0
魔術師「・・・そこ!“発射”!」
ドウンッ!

ドシャッ
奏翼竜「ギェエエ・・・ギィイイイイ・・・!」

剣士「よし、翼の一部を破壊した・・・!」
弓「魔術師は右翼を狙ってくれ、俺は左を集中的に攻める・・・!」ドシュッ、ドヒュッ

魔術師「あともう少し・・・根元を狙うと、勢いで山の向こうにふっ飛ばされるから・・・翼を狙って・・・」
魔術師「・・・はっ・・・ふぅっ・・・!“発射”ッ!」
ドウンッ

剣士「疲れているか?」
魔術師「だ、大丈夫・・・少し、自分の力を過大評価してたかも・・・はっ・・・」
弓「(こんなちまちました攻撃よりは遥かに上出来だろう)」ドヒュッ、ドヒュッ、ドドドドッ

奏翼竜「ぎ・・・ギィィィィィ・・・!」

剣士「(! 竜の体制が崩れていく・・・!)」


655 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:13:23.10 ID:B+WfWxfF0
フッ・・・ヒュゥゥウウウウ・・・・ドォオオオオオン・・・・!


剣士「!やった・・・山の中腹当たりに・・・!」
弓「よっしゃぁ!」
魔術師「は、はっ・・・やった・・・なんとか墜落・・・させられた・・・!」

剣士「よし、俺が先頭を走って・・落下地点まで接近する・・・二人は後ろから、距離を置いてついてきてくれ・・・!」
弓「わかった、任せろ!」
魔術師「ま、まだ援護できるからね・・・私も!」
剣士「よし・・・急ぐぞ、他の連中も移動して、近づいてくるかもしれん・・・!」

タッタッタッタッタッ

弓「(なんとかここまでは順調だ・・・あとは・・・)」
魔術師「(反撃にさえ注意すれば・・・この討伐も完了・・・!)」

タッタッタッタッタッ・・・


658 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:17:38.09 ID:B+WfWxfF0
ピチチ・・・ピチチチ・・・

女「・・・」

小鳥「・・・?」ツン、ツンツン

女「・・・」

小鳥「・・・?・・・!」

ドク・・・ドクドク・・・

女「っ・・・はっ・・・は・・・」
小鳥「・・・!」

パタタタタタタ・・・パタタ・・・

女「はっ・・・は・・・血が・・・」

女「くそ・・・野郎・・・」


659 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:22:43.65 ID:B+WfWxfF0
ザッザッザッザッ・・・
ザッ

剣士「・・・(ジッ」

・・・

剣士「(確か、ここらへんに落下したはずだが・・・)」ザザザッ
剣士「・・・!」


奏翼竜「・・・ヒュー・・・ヒュー・・・」ズシン、ズシン・・・

剣士「(・・・いた・・・体を休めながら・・・山を降りようとしている)」
剣士「(疲れたか・・・そうか・・・だが)」
剣士「(悪いな、俺はお前を討伐することが仕事なんだ・・・最後の・・・!)」

バッ

奏翼竜「!」
剣士「魔力が十分に帯びた剣は、大体なんでも斬れる・・・(ボソ」

ザウッ
奏翼竜「・・・!キェェエ・・・!」
剣士「まずは木管を一つ・・・破壊・・・!」

弓「援護するぜ・・・!」ドヒュドヒュドヒュッ
魔術師「私も・・・!“キュート”!」

剣士「(よし、順調だ・・・これでなんとか・・・!)」


660 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 18:22:49.89 ID:N9lInMoZO
すげえな、最初叩かれまくったのにここまで続けたのか


661 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 18:26:39.63 ID:5D34BBU20
ラストまでがんがれ


662 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:26:54.55 ID:B+WfWxfF0
奏翼竜「・・・キェエエエッ!」
ブンッ

剣士「・・・!」ガキィッ
ザザザザ・・・

弓「!」
魔術師「剣士さん・・・!」

剣士「(危ない・・・まさか翼を振って武器にするとは・・・剣でガードしていても、ここまで押し出された・・・)」

奏翼竜「ヒュウ、ヒュー・・ヒュー・・・!」
剣士「(・・・く、近くで見るとすごい威圧感・・・俺に倒せるか、こいつを・・・)」
奏翼竜「ォ・・オオオ・・・キェエエエエエエェェェエィ!」

ビリビリ
剣士「〜・・・!」
剣士「(やってやろうじゃないか・・・伊達で5年間も、鉄の騎士団に仕えていたわけではない・・・!)」

奏翼竜「ォオオオオオオオ!」
剣士「ぁああああぁあ!」

ドシュッ


663 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 18:28:03.35 ID:LQDKkXoRO
>>660
俺もすごいと思う。

っつうかなんであんなに叩かれたのかわからん。


664 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 18:29:19.40 ID:7vRkJ9ol0
アンチなんじゃないの?
なんか一人が自演して延々叩いてるのかと思ってた


665 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:30:13.61 ID:B+WfWxfF0
奏翼竜「!」

ズッ・・・ボドンッ

奏翼竜「・・・!」
剣士「右翼、頂戴した・・!」ヒュッ

奏翼竜「・・・!・・・!」
剣士「次は・・・首を・・・!」

ブンッ

ド

剣士「っ・・・!ぐお・・・!」
弓「!(左翼で殴られた・・・!)」
魔術師「(攻撃が早い・・・!そうか、翼の音で加速して・・・!)」

剣士「・・・ぐ・・・あばら・・・少し、残念になったな・・・!」
奏翼竜「・・・ォオオオオオ・・・!」
剣士「・・・負けない・・・お互い死に損ない・・・!仲良くしようか・・・!」

バキッ、ドシュ、バキ、バキッ、ド、バキッ


667 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 18:32:22.92 ID:40gg+WSeO
がんばれ! 大体何でも斬れるぞ!


668 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 18:32:58.21 ID:5D34BBU20
ええい!女!女はまだか!


669 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 18:33:13.96 ID:7vRkJ9ol0
切れないものはほとんどない!!


670 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:35:49.57 ID:B+WfWxfF0
ズッ・・・ズッ・・ズッ・・・

はぁっ・・・はぁ・・・はぁっ・・・

ズッ・・・ズズ・・・ズ・・・

臭う・・・臭う・・・“予感”がする・・・!


ズズズ・・・ズッ・・・ズッ・・・

・・・こっちだ、こっちからするぞ・・・!

臭いがする・・・!魂が呼んでいる・・・!


折れませんぜ・・・足とアバラと、若干心が折れていても・・・この魂はよ・・・!

ナイフがなくとも、するどく輝いてるそいつがね、あるんですよ・・・!

ズッ・・・ズズズ・・・ズ・・ズ・・・

記者の魂・・・それと、もひとつね・・・

こんな、自分勝手な田舎者の・・・育ちの悪い私にもできた・・・

出しゃばりな、不躾な私にもできた、私の・・・!


ズッ・・・ズ・・・ズッ・・・


672 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:39:17.11 ID:B+WfWxfF0
ボォオオオオオオンッ!

ドグォッ

剣士「あがっ・・・・!」
弓「!おい・・・!」

ゴロゴロゴロゴロ・・・カランカラン・・・

奏翼竜「キェエエエエエェェェェ・・・!」
剣士「・・・!剣・・・が・・・!」ズズッ・・ズ・・・
魔術師「駄目!逃げて!避けて!」

剣士「・・・!」
ヒュッ

奏翼竜「ォオオ」ガッ
剣士「・・・!き、やすく・・・掴む・・・な・・・!」グググ・・・
奏翼竜「・・・キェエエエエエ!」

ブンッ

ドガッ
剣士「・・・っ・・・!」ガクン

魔術師「・・・!」
弓「・・・!」


675 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:42:21.59 ID:B+WfWxfF0
奏翼竜「・・・(ジロリ」

魔術師「ひ・・・」
弓「!・・・畜生・・・諦めるなよ!」ドヒュッ、ドヒュッドドドド

ザクザクザクドドド・・・

奏翼竜「・・・キィイイイ・・・」
弓「く・・・(翼を盾にするだと・・・!)」

魔術師「わ、私も・・・負けない・・・!“スティ――」
ブンッ

バキッ
魔術師「ぐは・・・!」
奏翼竜「キェエエエエエエエエエェェエ!」
弓「魔術師・・・!(速い・・・!どんな脚力してやがる・・・!)」

奏翼竜「・・・」
弓「・・・!」


676 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 18:43:47.29 ID:W5My2+e50
剣士が接近戦でやられるんだから
魔法使いも弓もあっさりやられちゃうだ


677 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:43:54.85 ID:fCPnBysPO
今日の晩ご飯は餃子です


678 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 18:45:15.76 ID:W5My2+e50
うちはほたて丼です。


697 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 18:56:12.93 ID:B+WfWxfF0
埋まっちまうよ、さっさと食ったからさっさと書く


698 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 18:57:30.96 ID:UkBWglE2O
敬語で記者のカメラマン…と、来ると某鴉天狗で再生されるな


702 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 19:00:02.58 ID:B+WfWxfF0
弓「・・・く・・・」ジリッ・・・

ズシン、ズシン・・・

奏翼竜「・・・キェエエェェエ・・・!」
ズシン、ズシン・・・

弓「(矢・・では、勝てないな・・・術は使えない・・・)」

ズシンズシン・・・
ジリジリ・・・ジリ・・・

カラン

弓「(・・・!剣・・・!)」
スチャッ

弓「・・・これで・・・!」チャキッ・・・
奏翼竜「・・・」
弓「これ・・・で・・・」

弓「(どうするんだ・・・こんな剣で・・・)」
弓「(ああ、剣士お前・・・こんな怖い状態で闘っていたのかよ・・・!)」

ズシン、ズシンッ

奏翼竜「キェェェェェエエェェエエエエ!」

弓「・・・〜!」ビリビリビリ


704 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 19:04:38.57 ID:B+WfWxfF0
“大丈夫、俺は魔法剣士だからな!”

“接近戦が怖い・・・?ははは、ばーか大丈夫だろ”

“お前弓で援護な、大丈夫、近くは任せろ・・・頼んだぜ?”

“クラス昇格だ!やったな!”

“今度一緒に討伐受けようぜ!ランクAのさ・・・”

“大丈夫大丈夫!俺が剣で、お前が弓だからな!いつも通り!”


弓「・・・く・・・そ・・・!」
奏翼竜「ォオオオオオ・・・!」ブンッ


“おいおい、あのクラゲ・・・まるで効いちゃいねぇ・・・”

“く・・っそ、弓・・・任せたぜ!俺が・・・剣で・・・魔術でなんとか・・・!”

“う、うわぁああぁぁあああ・・・!”


「旦那ぁああああああ!」


706 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 19:07:42.98 ID:2LHEwjfiO
最初から読んでるけどずっとwktkしてる


707 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 19:07:46.71 ID:kuKZFKSF0
どうみてもユンユン。支援


708 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 19:08:46.08 ID:B+WfWxfF0
弓「!」


ットン・・・・


奏翼竜「・・・!」
女「はーっ・・・はーっ・・・!よう・・・また背中・・・!お邪魔しますぜ・・・!」

弓「・・・!お前・・・!」
女「旦那!そいつを!」

奏翼竜「ォ・・・ォオオオ!?」
ブンッ、ブンッ

女「ぐぁ・・・早く・・・!掴まってるだけで精いっぱいだ・・・!」
弓「は、早くっていったって・・・!」
女「剣は任せてください・・・!旦那は、弓で・・・!」
弓「・・・!」


“お前弓で援護な、大丈夫、近くは任せろ・・・頼んだぜ?”

弓「・・・!ぉおおお!」

チャキッ
ギギギッ・・・

女「(へ、へへ・・・旦那や・・・その剣の渡し方・・・すっごく危ないですが・・・)」
女「(“粋”、ですぜ・・・!)」


709 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 19:09:51.30 ID:Un5Sl4sl0
剣は射るものじゃないよねえ
粋だなw


710 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 19:12:08.77 ID:B+WfWxfF0
弓「受け取れぇえええええ!」

ドシュッ!

ヒュゥゥゥゥゥ・・・

女「・・・!危っ・・・!」パシッ
奏翼竜「・・・!ォオオオオ・・・!」
弓「邪魔はさせないぜ・・・!騒音野郎・・・!」ドシュドシュドシュッ

ドドドッ

奏翼竜「キィイイイ・・・!」

チャキ

女「へへへ・・・剣って今まで使っちゃいませんでしたがよ・・・」
奏翼竜「・・・!」

女「ナイフよりも・・・強いかも!知れませんねッ!」

ドスッ


奏翼竜「ギャァァアアアアアア・・・・!」


712 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 19:14:24.18 ID:B+WfWxfF0
奏翼竜「ォオオォン・・・」

ズシン・・・

ドクドクドクドク・・・

弓「・・・は・・・はっ・・・」
女「・・・ああ・・・はぁ・・・は・・・」

ドクドク・・・ドクドク・・・

剣士「・・・」

魔術師「・・・」

弓「・・・はぁ・・・はぁ・・・」

女「へ・・・へへ・・・言ってみたかった・・・」

女「とうばつ・・・・かん・・・りょ・・・」

ドサッ



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