■戻る■ 下へ
姉魔王「はぁい、妹ちゃん、今日はプレゼントよ」女騎士「ぐっ!」
- 81 名前:VIPがお送りします []
投稿日:2012/08/31(金) 19:22:16.32 ID:1xelrWeU0
チュンチュン
女騎士「……朝ね」
妹「……」すぅすぅ
女騎士「女魔王はどこ行ったのかしら……」
女騎士「……妹ちゃん」ぎゅぅ
妹「えへへ……」すぅすぅ
女騎士(よくよく考えれば、私は何故魔王を退治しに来たのだろう)
魔王の存在が世に出たのは、今から5年前の事だ。数年前まで、この世界は大規模な紛争状態にあった。
西の大陸では宗教戦争、東の大陸では土地問題のいざこざ。
私達の住んでいた南の大陸は比較的平和だったが、それでも難民が流れ着いてきたことなども有った。
長い戦いは20年以上続いていた。それを終わらせたのが、北の大陸の魔王だった。
西の大陸に強力な爆弾が落とされた。核と呼ばれるそれ。世界はその威力に恐れ慄き、殺し合うのをやめた。
考えようによっては、魔王はある種の平和を創りだしたのだ。実際、今は昔よりずっと平和だ。
莫大な数の犠牲者が出たのは確かだが、それでも、自分たちで殺した数の方がずっと多い。
だが、世界中の国家が魔王に対抗しようと武器の開発に勤しんでいる。
いつか、殺しにくるのかもしれない。もし、魔王がいなくなったら、それはこの世界の――。
妹「……ぱぱ、まま……」ぎゅぅ
女騎士(…………両親?)
- 82 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:27:31.39 ID:1xelrWeU0
女魔王「朝ご飯の用意出来たわ」ぎぃっ
女騎士「……ねぇ、女魔王」
女魔王「うん? なにかしら」
女騎士「貴女両親いるの?」
女魔王「もういないわ」
女騎士「……北の大陸が一番ひどかったのよね」
女魔王「東の方にある、闇の谷。あれミサイルのクレーター」
女騎士「……そう、聞いちゃまずかったかしら」
女魔王「……ううん、むしろすっきりしたわ。ありがとう」ぎゅぅ
女騎士「うん……」なでなで
女魔王「さぁ、妹ちゃん連れてきて」
女騎士「えぇ」
- 83 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:31:58.92 ID:1xelrWeU0
女魔王「朝っぱらだけどピザよ!」
女騎士「チーズが、とろーって……」
妹「はむはむ」
女騎士「うん……美味しすぎ!」
女魔王「……ねぇ、女騎士」
女騎士「……なにっ」
女魔王「今日、出かけなくちゃいけないから。妹に振る舞ってあげてね」
女騎士「……えぇ、私も料理は自信があるのよ」
女魔王「……なんだか似たもの同士ね。私達」
女騎士「そう、なのかしら」
女魔王「そうよ……じゃあよろしくね!」
女騎士「えぇ!……あつっ」
妹「えへへ、美味しい」
- 84 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:33:42.38 ID:Gh32W6tM0
多分男勇者が突撃とかしてきて
これ以上は言うまい
- 86 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:39:08.03 ID:1xelrWeU0
女魔王「行くわよ!ストックホルム!」
黒馬「ぶるひーん!」
妹「行ってらっしゃーい!」
女騎士「気をつけてー」
女騎士「……遊ぼっか!」
妹「うん!……お姉ちゃん」
女騎士「なぁにっ?」
妹「……白馬さんに乗りたいな」
女騎士「……いいわよ。そうでしょ。マルセーユ」
白馬「ひひーん」
女騎士「私この大陸の事あんまり知らないの。妹ちゃん、教えてくれる?」
妹「うん!お姉ちゃん大好き!」ぎゅぅ
女騎士「へへ……可愛い」ぎゅぅ
- 87 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:42:35.74 ID:1xelrWeU0
女魔王「……お腹減ったから……ちょっとだけ抜けていい?」
- 89 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:49:43.79 ID:yAhpF+dA0
前のように保守し続けてやろう
- 91 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:56:24.42 ID:bjVz6AYB0
白黒の本当の名前が最後には判明すると信じて
無理か
- 92 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 19:58:24.81 ID:yAhpF+dA0
>>91
白はスフィンクス
多分
- 99 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 20:31:45.75 ID:1xelrWeU0
女魔王「戻ってきたよ!」
白馬「ふぃふぃーん」
女騎士「乗り心地どう?」
妹「うーん、あの子とおんなじぐらい!」
女騎士「黒い子と?ふーん」
女騎士(そう言えば……もしかしてあの子)
女騎士「ねぇねぇ、あの子って今何歳?」
妹「うーん、お姉ちゃんが言うには5歳ぐらいだって」
女騎士「ふぅん……この子も五歳ぐらいよ」
妹「へぇ!奇遇だね!」
女騎士「ふしぎね……あの子好き?ペルセウス」
白馬「ふぃふぃーん」
女騎士「好きだって」
妹「もっと仲良くなればいいね!」
女騎士「……そうね!」
- 100 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 20:32:28.63 ID:y2XVRUSk0
レズダアアアアアアアアアアアアのやつか
- 101 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 20:34:39.80 ID:1xelrWeU0
女魔王「一旦ココら辺で、この回を終わりにしたいなーって思ってるんだ」
女魔王「前回東の大陸の途中で終わっちゃったしね。そっちも埋めたいかなーって。どうかな?」
- 102 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 20:35:22.27 ID:yAhpF+dA0
>>101
おk
- 103 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/31(金) 20:39:59.42 ID:qdBeS5Ww0
長くなるなら速報行った方がいいな
- 106 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 20:51:15.59 ID:1xelrWeU0
女魔王「じゃあ今回は普通にこのまま続けるね!」
女騎士「ねぇ妹ちゃん」
妹「どーしたの?お姉ちゃん」
女騎士「この近くに街とかないの?」
妹「ちょっと遠くなるけど、南の方にあるよ」
女騎士「おもちゃ屋は?」
妹「あるよ。よくお姉ちゃんと一緒に買いに行く」
女騎士「そう、じゃあ其処に行きましょうか!」
白馬「ふぃふぃーん!」
妹「買ってくれるの!」
女騎士「……うん!」
- 108 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 20:59:39.30 ID:1xelrWeU0
女騎士「着いたわ……結構立派ね。ビルも建ってるし」
女騎士「西の大陸で見た都市とどっこいどっこいかも」
女A「……見てみて、女魔王様だ!」
幼女「女魔王様がいるー」
女B「女魔王様、今日は白馬に乗ってるわ!」
女騎士(……服装が同じだから気が付かないのかしら?)
妹「えへへ、ゆーめいじん」
女店員「これは女魔王様!いつもご贔屓に。今日も妹様にプレゼントですか?」
女騎士「えっ、えぇ」
女店員「ではこの新作ぬいぐるみなんかいかがでしょう。西の大陸からの輸入品ですがブランド物です」
女騎士「えぇっ……お金は」
女店員「いえっ、代金は結構です!」
妹「わーい!」
女騎士(……女魔王ってみんなから好かれてるのね)
- 110 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 21:04:45.87 ID:1xelrWeU0
妹「えへへーおっきいなー」
女騎士「……そうだ、レストラン行く?」
妹「いいの?やったー!」
女???「女魔王様!」
女騎士「はい……へっ?」
妹「わぁ、女側近さん久しぶり」
女側近「トイレに行ったきり帰ってこないと思えばこんなところに居たのですか」
女騎士「人違いじゃ……」
女側近「何言ってるんですか!さぁいきますよ!妹様もついてきてください!」
女騎士「あぁん!どこ連れてくのよ!」
妹「白馬ちゃんゴーゴー」
白馬「ひひーん」
- 111 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 21:13:07.02 ID:1xelrWeU0
女側近「バリアーくん20号のチェックが終わったのでもう一回……」
女騎士(あぁ、女魔王の仕事って兵器開発……)
女側近「聞いてませんね? さぁテストするので中に入ってください」
女騎士「えっ、ちょっと私がなにするのよ」
女側近「何って決まってるでしょ!いつもみたいに攻撃してバリアーの効果を確かめてください」
女騎士「攻撃……? えーっと……剣でいいかしら」ずばっ
バリアー「すぱんっ!」
女側近「切断に弱い……次に遠距離攻撃です!」
女騎士「えぇ? ……まぁ一応銃はあるし……」ばんっ
バリアー「ぱりんっ」
女側近「弾丸に弱い……じゃあ次は魔法で攻撃してみてください!」
女騎士「ま、魔法!? そんなもの使えるわけないじゃない」
女側近「何言ってるんですか! 貴女の取り柄なんて魔法だけでしょ!それとも――」
女魔王「ぐぅ……下痢だ。女側近ごめん遅れた……」
女側近「へっ?」
- 113 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 21:17:53.81 ID:1xelrWeU0
女側近「いやぁ、女魔王様が二人いると思っちゃいましたよ」
女側近「それにしてもそっくりですね。髪の色が違うだけじゃないですか」
女魔王「そうかしら」
女騎士「そうらしいわね」
女側近「それに攻撃も違いましたね」
女側近「女騎士様は物理。女魔王様は魔法、と全く逆になってます」
女騎士「そうなの?」
女魔王「そうなんじゃないの」
妹「……お腹へった」
女騎士「ていうか貴女こんな所で兵器開発してたのね。女魔王の仕事ってそれ?」
女魔王「一応、全世界から狙われてる大陸だし……」
女魔王「兵器開発しないとボコスカされちゃうわよ」
女側近「それにしても女魔王様が二人かぁ……」ハァハァ
妹「なんかキモい」
- 114 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/31(金) 21:22:18.68 ID:dH8LbkG20
なんかはじまってた
- 115 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 21:25:08.62 ID:1xelrWeU0
女魔王「近々攻めてくるって話もあるわね」
女騎士「あぁ、そういえば旅の途中、そんな話してる国もあったわね」
女側近「ですが! 女騎士様が入ればこの国が滅ぶことはありえません!」
女騎士「えっ、一応私敵……」
女側近「女魔王様が二人ですよ!これで世界は歯向かうことをやめます!そうすれば……」
女騎士「そうすれば……?」
女側近「平和は本当に来るんでしょうかね……」
女魔王「……来てほしいわね」
女騎士「……そうね」
妹「……お腹へった」ふるふる
女側近「……レストランにでも行きましょうか」
女魔王「そうしましょうか」
妹「うん!」
- 118 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 21:44:56.13 ID:1xelrWeU0
女魔王「どれ食べる?」
妹「うーん、これ!」
女騎士「ねぇ、女魔王って家族とかいるの?」
女側近「……妹様だけですよ」
女騎士「……そうよね」
女側近「女騎士様、お願いしたいことがあります」
女騎士「……なに?」
女側近「もしも、戦争が始まったりでもしたら、妹様をお願いします」
女側近「妹様はまだ幼いのです。戦争に巻き込ませるわけにはいきません」
女騎士「……考えておくわ」
女側近「よろしくおねがいしますね」
妹「うぅ、お腹へったよー」
女魔王「そうね。早く選びましょうか。女側近も早く」
女側近「あっ、はい!」
女騎士「……妹ちゃんか」
- 120 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 21:50:55.16 ID:1xelrWeU0
女側近「では私は本社に戻ります。試作品のテストは終わったので女魔王様はお城に戻ってもよろしいかと」
女魔王「そう? じゃあ私は帰らしてもらうわね!じゃあ」
女側近「ではっ!」
女騎士「……帰ろっか」
妹「うん」
白馬「ふぃふぃーん」
黒馬「ぶるる」
妹「……すぅすぅ」ぎゅう
女魔王「ねぇ、女騎士」ぱからっ
女騎士「なぁに?」ぱからっ
女魔王「……こんなことに巻き込ませてごめんね。本当ならすぐにでも南の大陸に返すべきなんだろうけど……」
女騎士「……いいのよ。私は平気。それに……」
女騎士「うぅん、なんでもないわ。さぁ帰りましょうっ!」
女魔王「……えぇっ!」
- 123 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:03:33.76 ID:1xelrWeU0
女騎士「……」ちゃぷん
女魔王「あらっ、先客がいた。妹ちゃんは?」
女騎士「もう寝てるわ。今日は遠出したからかな」
女魔王「そう……ねぇ、女騎士。貴女、二人目の女魔王にならない?」ぎゅっ
女騎士「……二人目の女魔王?」
女魔王「私達、似たもの同士だし、貴女にも女魔王ができそうな気がするの」
女魔王「私、貴女と一緒に居ればなんでもできそうな気がするの。ねぇ、やってみない?」
女騎士「……いい、わよ。うん、いい」
女魔王「本当! 嬉しい」ぎゅぅ
女騎士「でも、なにすればいいの?」
女魔王「……貴女はこの城にいるだけでいいの。私の振りをしてふんぞり返ってればいいの」
女騎士「それでいいの?」
女魔王「王様の仕事なんて、椅子に座ってるだけでいいのよ」
女騎士「……わかった」
- 124 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:09:11.62 ID:1xelrWeU0
女魔王「じゃあ、契約しましょう。今日は綺麗な月も出てることだし」ちゃぷん
女騎士「契約?ってまさか――んん」ちゅっ
女魔王「んん……ん」れろれろ
女騎士「んんっ……」どくん
女魔王(魔力を流し込んで……)ちゅぷちゅぷ
女騎士「んんぅ……」どくん
女魔王「んはぁっ……」ちゅぱちゅぱ
女騎士「ぷはぁ……」どくんどくん
女魔王「……股を開いて」
女騎士「うん……」
- 125 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:10:56.24 ID:Gh32W6tM0
急展開
- 126 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:13:38.85 ID:1xelrWeU0
女魔王「ふふっ、綺麗で形も整ってる……んっ」じゅぷっ
女騎士「んぁっ!」どくん
女魔王「んー……おいひぃ」じゅっぷじゅっぷ
女騎士「ひぁっ、ちょっ、いっ」どくんどくん
女魔王「……」じゅぷじゅぷ
女騎士「しゅっ、しゅご、っだめっ」どくんどくん
女魔王(……もうちょっと)じゅぷじゅぷぐりぐり
女騎士「ひゃぅっ! いやっ!」どくんどくん
女魔王(一気にっ!)じゅぶっ!!
女騎士「ひゃぅうううっ!!!」びくんびくん
女魔王「……美味しかった」じゅぽぉっ
- 127 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/31(金) 22:15:49.81 ID:qdBeS5Ww0
女騎士の超絶テクはよ
- 128 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:20:58.13 ID:1xelrWeU0
女魔王「貴女の中に私の魔力を注いだ……んっ」ちゅぷ
女騎士「んんっ……」ちゅぷちゅぷ
女魔王『ほらっ心の声がわかる?』ちゅぱぁ
女騎士『うん、聞こえる。女魔王の考えてることがわかる』ちゅぷちゅぷ
女魔王『これで離れたところでも私達は一緒』ちゅぷっちゅぷっ
女騎士『これで……一緒ね』ぷはぁっ
女魔王「……妹ちゃんと一緒にいてあげてね」
女騎士「……えぇっ!」
妹「……」すぅすぅ
女騎士「可愛い」ぎゅー
女魔王「えぇ」もきゅもきゅ
妹「えへへ、お姉ちゃん。だぁいすき……」すぅすぅ
女魔王・女騎士『えぇ、大好きよ。妹ちゃん』
妹「えへへ……」すぅすぅ
- 129 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:23:16.23 ID:yAhpF+dA0
これもう南の大陸と同盟結んだようなもんじゃね?
- 130 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:28:34.40 ID:1xelrWeU0
女騎士「と言ったものの」
女騎士「どうやってふんぞりかえればいいのかわかんないわねぇ」
女魔王『誰かが尋ねてきたら適当に女魔王らしくすればいいのよ』
女騎士「なるほどねぇ」
女勇者「頼もうっ!」
女騎士「おっ、きたきた」
女勇者A「女魔王! 今日こそ貴様を倒す!」
女騎士「えっ、えぇ、じゃあお手柔らかにね」
女勇者A「け、剣技で負けた……ぐぇあっ」
女騎士「……うん、じゃあこの棺桶をできるだけ遠い国の教会にサガワすればいいのね」
女魔王『そうそう。適当にあしらっちゃって』
女騎士「しっかし、そうね。この服着るだけで女魔王と見分けがつかなくなるのね」
女勇者B「頼もう!」
女騎士「……はぁ」
- 131 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:33:35.45 ID:1xelrWeU0
女勇者れ「私の召喚獣がっ……ぐぇあっ」
女騎士「……そろそろ終わりかしら」
妹「ねぇお昼だよ。お姉ちゃん」
女騎士「そうね。お昼作りましょう」
女勇者ろ「頼もう!」
女騎士「あんたも手伝いなさい」がしっ
女勇者ろ「料理で負けたっ……ぐぇあっ」バシューン
女騎士「攻めて食べた後に逝ってよ……宅配呪文って魔力使うのよ?」
妹「クッキーむしゃむしゃ」
女騎士「しっかし、意外と重労働ねぇ」もしゃもしゃ
女騎士「女魔王って辛いのね」はぁっ
妹「お姉ちゃん元気出して」撫で撫で
女騎士「うぅ、やさしい妹……」
- 133 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:40:58.15 ID:1xelrWeU0
女魔王『今日何人ぐらい攻めてきた?』
女騎士「割りと多いけど、瀕死にしてるだけでトドメは刺してないわ。貴女いつもこんなに戦ってたの?」
女魔王『まぁ』
女騎士「大変ねぇ」
女魔王『思い切った攻撃ができない以上、魔王退治には暗殺的方法しか出来ないのよ』
女騎士「そういえば、私もそうだったものね」
女「……貴女が女魔王?」
女騎士「そうですけど……」
女騎士(仮面被ってて顔がわからないなぁ)
女「仇……私と、私と戦いなさい!」
女騎士「……お手柔らかに」
女「せいっっ!」かきんっ
女騎士「はっ!!」
女騎士(……この動き、私の流派と同じ……!)
- 134 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:41:01.19 ID:yAhpF+dA0
女騎士もの凄い勢いで強くなりそう
- 135 名前:VIPがお送りします [sage] 投稿日:2012/08/31(金) 22:45:47.09 ID:qdBeS5Ww0
すでに強いぞ
- 136 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:47:55.42 ID:1xelrWeU0
女騎士「ぐっ!」かきんっ
女「姉さんの仇っ!」
女騎士「……修行不足っ!」
女騎士の剣先が女の仮面を叩き割る!
女「がはっ……その動き……姉さん?」
女騎士「……妹……?」
王女「なんで……だって姉さんは魔王に……」
女騎士「妹……ごめん!」パシンっ
王女「ぐぇぁっ!」
女騎士「……部屋に運ばないと」
女魔王「つまり、血の繋がった姉妹?」
王女「そういうことに……なるのかな」
妹「じゃあ、お姉ちゃんだっ!」
王女「えっ……わっ!」
妹「ぎゅー、お姉ちゃんが増えた―」
- 137 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 22:52:56.55 ID:1xelrWeU0
王女「じゃあ、姉さんは女魔王になる道を選んだんだね」
女騎士「まぁ、そういうことね」
王女「それにしても、本当にそっくりだ。妹の私でさえ、一目見ただけじゃわからない」
女魔王「そんなに似てるのかしら」
女騎士「妹はこれからどうするの?」
王女「……国に帰って正式に同盟を結ぼう。私は姉さんを信じるよ」
女騎士「ありがとう!」
王女「……女魔王さん……」
女魔王「はい?」
王女「女魔王さんのことも、姉さんって呼んでいいかな?」
女魔王「……いいわよ」
王女「……ありがとう姉さん。それに妹ちゃん」
妹「お姉ちゃん!ぎゅー」
- 139 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 23:01:16.01 ID:1xelrWeU0
女魔王「今日は西の大陸で国交を結んでいる中立国に来てる……」
女魔王「爆心地までそれほど遠くないのに、ここの国の人たちは優しいわね」
女魔王「さぁ、とっととこの国一番の製薬会社と契約を結ばないと」
お嬢様「うん、いいよ」
女魔王「本当? でも私女魔王よ?」
お嬢様「だって、女騎士お姉ちゃんに似てるんだもん」
メイド「……貴女が女騎士さんと深い関わりがあることはわかってますよ」
女魔王「あらっ……貴女結構凄いのね」
メイド「吸血鬼を舐めないほうがいいかと」
女魔王「これは手厳しい……」
女騎士『ふふっ、元気でやってるのね』
- 140 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 23:03:37.18 ID:ySOAVfpsO
お嬢様と吸血鬼メイドの人か?
支援
- 142 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 23:08:08.55 ID:1xelrWeU0
女魔王「最近急成長中の東の大陸の農業都市……大丈夫かしら」
黒馬「ぶるるぅ」
女魔王「あらっ!どこ行くのっ!」
女牧場主「うぅ、こんなに大きくなっちゃってぇ」すりすり
黒馬「ぶるる」
女魔王「……そう言えば昔ココに来たことあったっけ」
女牧場主「貴女女騎士さんと同じ匂いがします……連れて行ってください!」
女魔王「と言われても貴方市長でしょ」
女牧場主「なら国交の印としてここの家畜をあげます!」
女街人「それはやりすぎですよ市長さん」
女魔王「ま、まぁ国交を結んでくれるのはありがたいわね」
- 143 名前:VIPがお送りします [] 投稿日:2012/08/31(金) 23:10:28.11 ID:yAhpF+dA0
牧場主ついてきたんじゃなかったっけ?
次へ 戻る 上へ