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新ジャンル「あけましておめでとう……」
229 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:44:48.20 ID:C53zGuuY0
【桃太郎】

俺の名前は桃太郎。そう、寸分の狂いもなく桃太郎だ。
俺の両親は、ライターのある現代に、何故か薪を使って火を起こすじいさんと、
洗濯機のある現代に、何故か川へ洗濯に行く婆さんの、しがない老夫婦だ。
聞けば、どうやら俺は桃から生まれたらしい。…拾われた方がどれほどよかったか。
婆さんが川で洗濯している所に、やたらでデカイ桃が流れてきたんだそうだ。
家に持ち帰って食おうとしたところ、出てきたのが俺、と。
非常識にも程があるな、と。桃って非常識だろう。


230 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:44:49.90 ID:kT2slu2V0
わくわく


231 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:46:43.34 ID:C53zGuuY0
とまぁ、そんな生い立ちは置いておいて。
俺が18になったその日、爺さんはおもむろにこう言った。
「桃太郎や。鬼退治に行くのじゃ」
なんでだよっ!?


232 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:48:17.79 ID:GDJ+UPn6O
wktk


233 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:49:16.08 ID:GDJ+UPn6O
wktk

わりとツッコミのテンションは高いなwww


234 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:50:41.08 ID:C53zGuuY0
いや、おかしいだろ。鬼だって?んなもんいてたまるか。
しかし、婆さんも口を揃えて言った。
「近くの街では、鬼に攫われた人まで出てきているからの」
うわぁ、もはや完全にいる展開だな。
と、俺が考えている間に、爺さんはやたらと立派な軍服と、やたらと切れそうな日本刀を準備し、
婆さんは、赤いバンダナと、袋いっぱいの吉備団子を…潰れるんじゃ?…用意してくれた。
今まで育ててくれた恩もあるし、逆らうのもアレなので、俺はそれら一式を持って旅にでた。
目指すは、八丈島付近にある鬼が島だ。


235 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:54:02.41 ID:C53zGuuY0
>>233 なくした原稿は突っ込まないハズ…

さて、爺さんの話では、港に軍用の船が泊まっているらしく、それを使って鬼が島へ行け戸のことらしい。
全くもって意味が分からない。
腰に日本刀、赤いバンダナを額に、右腰には袋いっぱいの吉備団子なのに、軍服と言う格好の俺の方が、
充分意味が分からないが。
ちなみに、ホルスターには拳銃が入っている。自前のマグナムだ。


236 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:55:02.58 ID:C53zGuuY0
旅を初めて三日目。
どうにも先日から俺の後ろをこそこそとつけ回す輩がいるようだ。
そして、それは行動に移される。


237 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 05:59:21.60 ID:C53zGuuY0
夜だった。いや、正確には宵口だった。
突然背後からの殺気に身を捻ると、俺の前におりたったのは、四つんばいになった、人間だった。
まるで犬のような体制をとりながら、唸っている。
目線を追うと、どうやら吉備団子が目的らしい。
俺は、吉備団子を一つ摘むと、全力で林の方向へブン投げた。…振りをした
だが、その犬のような人間はまんまとひっかかり、林の方へ走って行った。


238 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:04:25.18 ID:C53zGuuY0
およそ10分後。そいつが戻ってきた。
目には大粒の涙がたまっている。悪い事をしてしまっただろうか…。
「…食うか?」
と差し伸べたそれを、軽く放ると、上手い具合に口でキャッチするそいつ。
そして、尋常じゃないほど租借した後、飲み込んで立ち上がり、こうのたまった。
「私の名は、犬山壱と言う。ここで逢ったのも何かの縁。貰った団子の礼もせねばならん。私もお前の旅に付き合おう」
何も喋っていないにもかかわらず、俺が旅をしている事まで語ったコイツは、おそらく、
俺が出発する辺りから聞いていたのだろう。
婆さんの話では、この吉備団子はどんな病気でも治せる万能薬でもあるらしい。


239 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 06:05:23.89 ID:dhLKeIdpO
犬…人間かw


240 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:08:54.24 ID:C53zGuuY0
「む?おお、腰痛が治ったぞ」
年寄りか、コイツ。とはいえ、万能薬は本当らしい。
よく見れば、コイツは女で、スタイルはまぁボンキュボンとまではいかないにしても、
ポンキュポンくらいはありそうで、髪も黒く長い。顔も整っていて、なかなかの美少女だった。
少女?一体何歳なのだろう。コイツは。


241 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:12:21.42 ID:C53zGuuY0
ともかく、鬼退治に仲間は必須。半ば物で釣った感が否めないが、それはまぁしかたがない。
決まって俺の散歩後ろを歩く犬山は、まさに忠犬だった。
それと、今更気が付いたが、吉備団子が一向に減って行かない。
食えども食えども、朝にはパンパンになっている。
そういえば婆さんが言ってたな。
「このバンダナをつけている間は、お前の持ち物の個数が減らないわよ。
そうか、つまりこのバンダナが、かの有名な無限のバンダナか…


242 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:13:51.85 ID:8q1/w+zV0
スネークwww大人気だな


243 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:14:48.44 ID:C53zGuuY0
犬山と合流して三日。
今度は正面から堂々と姿を表した奴がでてきた。
パッと見の印象は、猿だった。


244 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 06:18:52.66 ID:dhLKeIdpO
猿…毛深いのか


245 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:20:51.41 ID:C53zGuuY0
「僕の名前は猿也キキ!お前腰に上手そうなもの吊るしてるな…それ、よこしてもらおうか」
なんて三流の台詞なんだ。しかし、俺はそれに一流で答える。
「だが、断る」
一瞬唖然とした猿だったが、次の瞬間には我を取りもどしたらしく、
「よこさないと言うなら、力ずくでも奪ってやるぜ!」
とかなんとか意気込んだ割に、犬山にあっさりやられてしまうサル。


246 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:25:17.29 ID:C53zGuuY0
負けたのにキャーキャーと騒ぐまるで猿のようなコイツに俺は吉備団子を差し出しながらこう言った。
「騒ぐなこのガキ。ほら、くれてやるから。な?」
すると、猿はこう答えた。
「ほんとに?ほんとに良いの?」
よく見ればこいつは女だった。


247 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:27:23.24 ID:C53zGuuY0
見たところ15歳くらいの猿也は、どうやら本当に女らしく、それは犬山の身体検査でも明らかとなった。
「さ、脱げ」
「やだよ」
「じゃあ、お前は男のレッテルを張られたままで良いのか?」
「うっ…」
「分かったら脱げ」


248 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:29:52.41 ID:C53zGuuY0
「わかったよ…これでいいか?」
「ふむ…」ペタ
「うわわっ!?さ、触るなぁっ!」
「この確かな胸の膨らみ…間違いなく女!」フニフニ
「んっ…ちょ、やめてよぉ…」
俺の脳内では、茶髪超ショートの女の子がちょっと大人の女の子にいじめられている映像が流れている。


249 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:32:43.02 ID:C53zGuuY0
まぁ、ともかく、これで猿也も仲間に加わった。
さて、目指す鬼が島まで、早くて一週間というところか。
出発地点が近くでよかった。
さて、俺たち三人が歩いていると、最後の仲間である、雉が出現した。


250 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:37:03.65 ID:C53zGuuY0
雉は言った。
「はぁい、みなさぁん、おげんきぃ?」
妙にまったりと喋る雉は、緑色のドレスを着込んでいて、こちらは完全に大人の女性、というイメージだった。
しかし、
「おや?風の噂では、女性2人を連れて…でしたのに、男の子が…」


251 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:37:25.91 ID:8q1/w+zV0
猿也が脳内で犯され始めました


252 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:38:20.65 ID:GDJ+UPn6O
キキ可愛いよキキ
限界寝る前支援


253 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:40:57.89 ID:C53zGuuY0
それを聞いた猿也は怒った。白昼堂々道路の真ん中で自分のい胸をさらけ出すほどに。
それでもないように見える。
「あぁらぁ?随分とかわいらしいんですのね」ぺたぺた
「だから、触るなっ!」
「ふぅ〜ん…」フニフニ
「あうぅ…ももたろー、助けてぇ」
個人的にはもtt(ry じ、冗談だよ。
「いい加減にしてやってくれ。泣き出すから、コイツ」
「な、泣かないぞ!僕は!!泣かないもんね!」
…甲殻類?


254 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:42:38.55 ID:8q1/w+zV0
急にカニに見えたからふしぎだ。そしてキキに対する性欲が失せた


255 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:44:28.17 ID:C53zGuuY0
しかしたっぷり涙目なキキは、俺に抱きついてしゃくりを上げてしまった。

まぁともかく仲間は揃った。雉は勝手に加えた
港まではもう一日もかからないだろう。
数日後にはいよいよ決戦だ。
え?雉の名前?そういえば聞いてなかったな。
「わたくしは、雉で構いませんよ」
雉のまま進行決定。


256 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:46:37.51 ID:C53zGuuY0
数日後。
俺は今軍艦の中にいる。
こいつは、スペースノア級とか言っても過言じゃない。
この軍艦は、俺たち4人を島に降ろしてから、すぐさま遠ざかるらしい。
つまり、鬼との決戦は俺たち4人で、のうえ、生きるか死ぬかしかないと言う事だ。
…軍艦の方が強くないか?


257 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:48:10.73 ID:C53zGuuY0
ついに鬼が島に到着した。
明らかすぎるほどおどろおどろしい雰囲気の島だった。
「桃太郎さん」
雉が話し掛けてきた。
「ここで、鬼について知識をもって頂こうかと思いまして」
雉によると、こう言う事らしい


258 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:52:22.64 ID:C53zGuuY0
かつて本州より鬼が島へ渡り、そこに住む鬼たちを屈服させた男がいた。
彼は、鬼の盗んだ宝を持ち帰り、次々と金に変え、日々遊んで暮らした。
だが、それも長くは続かず、その男は再び鬼が島へ渡った。
鬼達は大層驚いた。天敵がかえってきたのだから当然だ。
だが、その男の目的は、安定した生活だった。



「それから、その男が鬼が島の頭領となったのです。わかりましたか」
「僕は知ってたぞ。それ。聞いた事がある。確か、無限の命をえたとか」
「私が聞いたのは、全てを葬る力があるとか」
…帰りたくなってきた。


259 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:54:46.18 ID:C53zGuuY0
だが、帰るわけにはいかない。
俺と3人の動物は、寄ってくる鬼をバッタバッタとなぎ倒し、ついに、その男の場所へと辿り着いた。

「待っていたぞ、桃太郎」
そう口を開いたそいつの顔は。
「…馬鹿な」
「うっ、嘘だろ!?」
「まさか…」
「………俺か?」


260 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 06:55:48.24 ID:C53zGuuY0
うぅわぁー………展開適当ー………

まぁ、鬼が島に行く前までしか考えてなかったから、アレだけど………

みなさん今しばらく御付き合いください

エロいれますんで←


261 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:02:43.89 ID:C53zGuuY0
4人の間に動揺が走った瞬間だった。
「うわぁっ!?」
猿也の悲鳴が聞こえた。
見れば、何やら明らかに怪しげな触手に捕まって逆さ釣りになっていた。
瞬間、俺はマグナムを発砲。猿也を捕まえている触手を打ち抜き、雉が空中で猿也をキャッチした。
「なかなかやるな。即席にしては、な」


262 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:04:47.67 ID:C53zGuuY0
ごめwwwもうムリポwww
頭が回らないwww


263 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:06:13.28 ID:C53zGuuY0
誰もいなーいw


264 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 07:06:55.95 ID:/gH4szP90
ここにいるぞー


265 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:07:02.67 ID:/VaOiKiHO
過疎すぎワロタ


266 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:07:44.56 ID:C53zGuuY0
>>264-265
グダグダごめーん
まことにすいまメーン


267 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:08:58.10 ID:/VaOiKiHO
偶然開いただけだけどね
がんばって


268 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 07:13:22.14 ID:/gH4szP90
じっくり考えれば何とかなる。たぶん。
純粋な小説はかけても官能的なものは無理っぽい。ごめん。
だけどこれだけアドバイス
他のをうまく使ってあげるんだ!
ごめんな。口だけでorz


269 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:15:13.61 ID:C53zGuuY0
他の………他の………
だ、ダメだ………寝てない頭じゃ回転率が悪すぎる………
そうか………光の螺旋律聞いたら………螺旋=回転だし………(違


270 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:15:49.68 ID:C53zGuuY0
猿「ところで、桃さん」
桃「なんだ。猿」
猿「その猿ってやめてほしいんだけど」
桃「なんでだ?カニみたいでいいだろ」
猿「そういうもんだいじゃないんだぜ!?」
桃「考えたら名前似てるよな。蟹沢きぬと猿也キキ。一文字しかあってないけど」
猿「じゃあダメじゃん!?」
桃「うるさいな。じゃあ、なんて呼べって?」
猿「えっ。え、ええと………キ、キキ?」
桃「キキ?下の名前で良いのか?」
猿「えっ、あっ、うん」
桃「変な奴」


271 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:23:28.37 ID:C53zGuuY0
あ、どうしよ。ついノリでキキ使ったけど。まぁいいか。

桃「あ、キキ。初日の出は見れたか?」
猿「この雪じゃ見れるわけないだろ」
桃「だろうな。しかし、お前のその口の悪さはなんとかならんのか」
猿「クセだよ、クセ」
桃「ふむ………お仕置きだな」
猿「………おし…?」
桃「ああ、お仕置きだ。尋常じゃないほど卑猥な」
桃「なっ!?」
犬「あいやしばらくっ!」ドゴーン
猿「壁っ!?」
犬「猿の分際で君主の敬愛を独り占めにしようなどと不届千番!この犬山壱が許さん!」
猿「いや、待てよ、頼むから」
桃「あーじゃあめんどうだから、壱、キキのお仕置きしといて」
犬猿「なにぃぃぃぃぃぃっ!?」


273 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:24:08.74 ID:C53zGuuY0
これから睡眠に入る。起きてから残ってたらキキと壱でお仕置きでも書こうかと


275 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 07:34:01.17 ID:8q1/w+zV0
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工



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