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姉「こらっ!バカ弟起きなさい!」
707 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 22:37:53.08 ID:5v/JT2ClO
店長「…なにをやってるんだい?」

弟「…て、店長!!どうしたんですかこんなとこまで!」

店長「やあ弟くん。」

転「……申し訳ありません…」

店長「ははっ…いいよいいよ」

なんで店長がこんなところに……?

店長「要は時間までに殺ればいいさ…」

転「はい…依頼主さん…」

弟「え………」

店長「というか、もう時間がないんだよね僕も手伝うよ」

転「そんなわけにはいきません…」

店長「いいからいいから」

今……店長のこと……依頼主って……言ったよな…?


709 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 22:46:47.84 ID:VvVucNW20
急展開w


710 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 22:50:50.10 ID:5v/JT2ClO
弟「て、店長!店長が依頼…したんですか…?転に殺害依頼を…」

店長「うん?そうだよ?それがどうかしたかい?」

こじろう「……!」

姉「店長……が?」

ずいぶんあっさりと言ってくれる

弟「な、なんで店長が……!」

店長「ははっ…何を驚いているんだい?」

そりゃ驚くだろう…
今まで親父の元同級生でバイト先のただの店長だったんだから…

店長「まあそんなことはどうでもいいよ。今日の零時までに死んでくれれば問題ないから」


712 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:05:29.46 ID:5v/JT2ClO
店長「転くん。ちゃんと加勢するようにね」

転「はい。了解しました」

店長「……という訳だ。死んでほしい。魔の札」

しゅううう……

どくんっ!

弟「うわっ!」

姉「きゃあっ!」

体の中になにか入ってくる

どくんっ!どくんっ!

体の脈拍が早くなっていくのがわかる


714 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:11:39.14 ID:5v/JT2ClO
こじろう「お主ら!!」

弟「う……ぐ……!」

姉「あ……!うぅ……」

どくんっ!どくんっ!

店長「ははっ!倒れるのも無理はないよ。だってこの札は悪霊が宿ってるんだからね。君たちの中で暴れまわっているよ」

弟「ぐ……う…!」

こじろう「お主ら!自分に札を使うのだ!」

そうか…!悪霊なら札が効くのか…!

弟「に、弐札…!」

バリバリバリ!

弟「ぐうっ!」

店長「ははっ!そんな弱い札じゃ無駄だよ」


715 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:16:43.48 ID:yAlOFIOP0
店長…だと…?


716 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:22:53.98 ID:5v/JT2ClO
だ、ダメだ……!
体中が痛くて強い札が使えない…!

こじろう「諦めるなお主ら!」

姉「…そ、そんなこと言ったって……!」

弟「くっ……」

店長「もう終わりかい?……じゃ…転くん、頼むよ」

転「はい、」

かつかつとこっちに向かって歩いてくる

転「……不様ですね…」

弟「く……転………!」

店長「ははっ!そういえば君たち兄弟だったよねぇ?妹に殺されるのを見るのも一興だねぇ」

転「……」


717 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:27:45.81 ID:xKdvhqZOO
裏(ry


718 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:32:48.85 ID:W6yzE3Xx0
店長が来るとは・・・


719 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:39:27.69 ID:5v/JT2ClO
転「さようなら…」
こじろう「弟!妖刀の刃を握るのだ!」

刃の部分…!

店長「させるな転!」

ぎゅっ…

弟「っ!」

手のひらから血が出ると同時になにかが体から抜けていく

弟「……よっし!なおっ…」
ひゅんっ

転の大鎌が降ってくる

カキィン!!

間一髪で受け止める

弟「あ、危なかった…!こじろうサンキュー!」
こじろう「うむ。やはり刃の部分に浄化の力があったか…!」

むくりと起き上がる

店長「ううん…煩わしいねえ…」


720 :VIPがお送りします [] :2008/12/24(水) 23:52:17.53 ID:5v/JT2ClO
弟「大丈夫か姉ちゃん!七札!」

ぱああっ

悪霊が浄化されていく

姉「あ、ありがと…」
店長「ははっ!少しはやるようだね」
弟「店長…!なんでこんなことするんで…うわっ!」

キィン!ぎりぎりぎり…

店長「なんでこんなことをするかって?そんなの恨んでいるからに決まってるじゃないか」

ぎりぎりぎり…

弟「なんでだよ!恨む理由なんてないじゃないか!」
転「…参札…」

ずがががが!

弟「ぐうっ…!」

ずざざざっ!

店長「恨む理由ならあるさ。………僕は君たちの母親の兄だからね」
弟「…な、なんだって…」


722 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:02:52.65 ID:YYvZu2+KO
店長が…
母さんの兄……?

弟「う、嘘だっ!」

ひゅんっ

ざうっ!!

弟「ぐああっ!」

転の大鎌が腹に直撃する

店長「嘘じゃないさ。ちゃんと血の繋がりもあるよ」

弟「だ、だったら…どうしてその子供の俺たちを…!」

キィン!

店長「探求心旺盛だねぇ弟くんは…」

ぎりぎりぎり…

姉「転ちゃんやめて!」

転「……」

さっきから俺にひたすら攻撃を繰り出す転に姉ちゃんが叫ぶ

店長「いいさ…死ぬ前に教えてあげよう…」


726 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:16:27.34 ID:YYvZu2+KO
転「よそ見していたら死にますよ…」

ギィィィン!

店長「…君たちの母親は優しい妹だったよ…面倒見がよくてね…いつも世話になりっぱなしだった…」

転「…参札…」

ずがががが!

こじろう「守護印!」

弟「サンキュー!こじろう!」

店長「僕は…そんな妹が大好きだった…ずっと妹を見てきたんだ…」

キィン!

くそっ…避けてばかりで攻撃が出来ないからつらい…!かといって女剣豪を呼んだら必要以上に転を傷付けちまう…!

店長「聞いてるかい?弟くん」

弟「聞いてるよ!」

店長「だから僕は…妹に告白したんだ…」


727 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:21:20.55 ID:ojFzTVSJ0
てんちょおおおおおおおおおおおおおおお


728 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:26:14.76 ID:YYvZu2+KO
店長「しかし答えはNOだった…兄弟としか見られないと言われたんだ…」

弟「はぁっ…はぁっ…」

転「はぁ…はぁ…」

店長「もういい。少し休みなさい、話を聞いてもらおう」

転「……」

…この店長…なにを考えてるんだ…?よほど早く俺たちを殺す自信があるのか…?

店長「……僕は諦めきれなかった……だから…あらゆる手を使って妹を振り向かせようとした」

姉「……」


730 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:31:51.42 ID:YkwD2Atb0
店長シスコンかよwww


731 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/25(木) 00:32:17.90 ID:iZGb53oU0
店長カスじゃねえかww


732 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:34:24.51 ID:YYvZu2+KO
店長「ある日…金で不良を雇って妹に怖い思いをさせようと思って襲わせた。…もちろんギリギリの所で僕が出ていって助ける…という算段だった」

姉「…最低…そんなことして振り向かせようだなんて…」

店長「それで妹が僕を好きになってくれればいいのさ、真実なんて知らなければ間違ったままさ」

弟「……」

店長「だが……!僕が出ようと思ったところで変な奴が出てきたんだ……!!」

弟「ま、まさか……」

店長「そうさ!!君たちの薄汚い親父だよ!!」


733 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:34:33.84 ID:qpbKTKXw0
店長wwwwwwwwwwww


735 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:39:14.48 ID:ojFzTVSJ0
親父いいところ取りばろwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


736 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:47:38.94 ID:YYvZu2+KO
店長「そしてあろうことか妹は僕になびくどころかあの薄汚い奴を好きになりやがった!!」

弟「……いや、そりゃあんたが…」

店長「僕は絶対にそれが許せなかった!!妹があいつを見掛けた時の目は完全に恋する乙女の目!なんでそれが僕じゃないんだ!」

姉「……」

店長「僕はあいつに嫌がらせの手紙や電話を金で雇った奴にやらせ上履きやイスにも画ビョウを仕掛けたりもした…!」

店長「だけどあいつは……元々学校にあまり出席しないせいかまったく堪えた素振りを見せなかった!」

……この店長…マジで最低だな…


737 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/25(木) 00:55:59.11 ID:TYQQcngLO
姉弟が転を買収する展開マダー?


738 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:56:03.40 ID:gx17ShePO
店長の妹って死んでんの?


740 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:58:42.32 ID:ggzcS+ZG0
>>738
男さん起きてください の姉


741 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 00:58:55.51 ID:YYvZu2+KO
店長「そしてあいつはいつの間にか旅に出て学校に来なくなった。僕にとっては嬉しい出来事だった。あいつがいなくなれば妹の気持ちも冷めるだろう…と」

店長「結局妹はあいつに話しかけることもなく卒業した。僕は諦めたんだと思ったよ。だから僕は一緒に住まないかと誘ったんだ…だが…」

店長「妹はあいつの住んでいるアパートで暮らしてあいつを待つと言った。諦めてなんかいなかったんだ妹は!」


743 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:10:30.55 ID:dryubKxw0
人を呪わばアナル2つ


744 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:11:11.51 ID:ggzcS+ZG0
いや、アレに不良にからまれる下りあったろ。


746 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:12:30.05 ID:YYvZu2+KO
店長「僕はなんとしてもあいつと妹が会うのを阻止したかった!……だから……じっくり一年間計画を練って……妹を殺したんだ…」

こじろう「ば、馬鹿な!!あれは事故だったのだぞ!!」

店長「ははっ!だから…計画を練った…と言ったろう?事故に見せかけたんだよ…妹がいつも買い物で通るルートを使って…金で雇った車の運転手…信号の先であいつに似せた人間も雇って…きっと妹なら信号が赤でも飛び出すと思ったよ」
弟「な、なんでだよ!好きだったんじゃないのかよ!」

店長「ははっ!………僕の物にならないならいらないんだよ…弟くん…」

弟「……!」

こいつ…腐ってやがる…!


747 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:16:50.26 ID:dryubKxw0
ナウシカの名言頂きました

店長がこれほどカスなら弟を殺してから姉と転を調教しようとするはず!
俺はひたすら耐えその時を待ち続けるっ・・・!


749 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:19:49.28 ID:wOtqOpsAO
不良男が店長をどうにかするフラグ


750 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:22:25.82 ID:ojFzTVSJ0
ここで不良きたらかっけぇな


751 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:23:21.36 ID:qpbKTKXw0
転校生がぶち切れるフラグと見た


752 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:28:13.78 ID:YYvZu2+KO
姉「あんたが……あんたがお母さんを…!許せない!!七の札!」

札が最大出力の威力を出し直線上に霊気が店長に向かう

ずおおおっ!

転「…零札…」

しゅうううん!

姉ちゃんの七札が無力化される

店長「ははっ!無駄だよ無駄ぁ!」
弟「……転!お前まだそいつを援護するのか!」
転「…任務は任務です…」
姉「転ちゃん!」
店長「虚の札!」

ずががががががが!!

弟「うわあああ!!」
姉「きゃあああっ!」

思い切り吹っ飛び木に叩きつけられる

弟「く……強い……」
店長「せっかちはいけないなぁ…続きがあるのに」


753 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:29:14.55 ID:qpbKTKXw0
続き・・・だと?


754 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:29:32.92 ID:wOtqOpsAO
なんで店長、札使えるの?


755 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:37:22.13 ID:bREHnmVA0
>>754
妹が実体持った霊なぐらいだから家系的に霊力強いって解釈でいいんじゃね?


756 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:38:27.41 ID:dryubKxw0
>>754
零機関から転雇ってるぐらいだからこれからストーリーがあるだろ


757 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:39:58.22 ID:Rvux2M2XO
ジョジョでいうスタンド的な感じが札なわけだ


758 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:41:23.38 ID:YYvZu2+KO
店長「それから僕は泣いたよ。なんせ妹が死んだんだからね」

なにを言ってるんだ…?自分で殺したんだろうが!

店長「でもそれからしばらくして…僕の次女から電話があったよ…『お姉ちゃんが幸せになった。旅人と結ばれた』とね…」

姉「……!」

店長「僕はどういうことなのか全く理解出来なかったよ…なんせ殺したはずなのに幸せになった…なんて幽霊にでもならないと出来ないはずだ…」

店長「予想通り妹は幽霊になっていたよ…しかも本当にあいつと結ばれていてね。僕が恐れていた事態がもうとっくに終わっていたのさ…」

店長「なにかしようにも相手が幽霊なんだからなにもしようがない…。両方消すにはどうすればいいか考えたよ…」

店長「そこで出た答えが霊能力を身に付けることさ…それなら妹を徐霊出来るしあいつも殺すことができる…有名な寺に行って毎日血が滲むような修行を積んだよ」

店長「まあ…その間に妹はいなくなりいつの間にか子供まで出来ていたがな…」


759 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:48:09.46 ID:ojFzTVSJ0
転の出生にもかかわるシスコン


760 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:53:35.34 ID:YYvZu2+KO
店長「僕も霊能力者のはしくれになっていたからねぇ…霊界から君たちのことを聞き出したよ。17年たつと君たちは完全な人間になれるんだってねぇ…?」

弟「……!」

店長「妹がいない今一番あいつに屈辱を与えるのは…17年大切に育ててきた君たちを完全な人間になる直前に殺す…それが僕の考えた復讐さ…」

弟「……あんた……どこまでも最低だな…!!」

店長「ははっ!最初は手を汚さないで悪霊を憑依させた息子と転くんに殺させようとしたんだが……役に立たなかったみたいだねぇ…」

姉「不良男くんはあなたの息子じゃないの!?」

店長「ははっ…妹以外と出来た子供なんて子供として見ちゃいないよ」

姉「……最低……」


761 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:57:06.15 ID:dryubKxw0
姉に「最低…」言われるの2回目ww


762 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:58:10.50 ID:ojFzTVSJ0
そりゃグレて当然wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


763 :VIPがお送りします [] :2008/12/25(木) 01:58:23.85 ID:wOtqOpsAO
誰か絵師うpしてくれ
とりわけ姉の巨乳巫女を



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