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男の子「うう・・・殺し屋をやとってやる・・・!」
181 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 15:56:04.19 ID:3XMXgZq/0
男の子「ふぁ・・・・おはよー・・・さむいさむい・・・」
男の子「ん・・・姉ちゃん?」

男の子「・・・・置き手紙・・・」

“ご飯はできてるから、早く学校に行きなさいよ”

男の子「・・・うん、わかってる」

男の子「パンに・・・サラダ・・・生ハム・・・うん、いつも通り」
男の子「ご飯食べて・・・着替えて・・・そして勉強だ」
男の子「(・・・もう僕は殺し屋とは関係ない・・・僕は潔白、僕は・・・)」

男の子「これから、頑張ろう」
男の子「頑張るぞ!」


183 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:04:34.04 ID:3XMXgZq/0
女の子「おはよう、今日も頑張ろうね」
男の子「お、おはよ!うん頑張ろう!」

男の子「(・・・あの子・・・語学クラスだったのか・・・どーりで見かけないわけだ)」



先生「今日はテストを行います、今までの総復習ですから、しっかり取り組んでいれば全問正解できますよ」
男の子「(授業を受けるだけでテストができたら子供は苦労しないんだよ・・・)」
男の子「(ま、僕は余裕なんだけどね)」
先生「それでは、始め!」


カリカリ

男の子「(・・・・ん?)」

暗殺者「・・・・(ジーッ」


男の子「(!なんかいる!?窓に何かいる!?)」

男の子「せ、先生!すいません!トイレに行ってきます!」
先生「え?はぁ・・・じゃあ早く行ってきなさい」
男の子「すみません!」

クスクス・・・・

男の子「(殺し屋め・・・一体どういうつもりだ!?)」


184 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:06:01.35 ID:TkJH/9Ny0
ジwェwミwニw


187 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:13:16.35 ID:3XMXgZq/0
―トイレ

暗殺者「アイムソーリーヒゲソーリー」
男の子「ふざけるなよ!どうしてお前がここにいるんだよ!もう僕とお前は関係ないだろ!?」
暗殺者「金の切れ目が縁の切れ目だが、ジェミニと少年には硬い干し肉の縁で繋がっている」
男の子「いいだろ干し肉あげたんだから!もう関わらないでくれよ!」

暗殺者「それが、そうとも言えない状況になりつつあるのだよ」
男の子「・・・え、それってどういう・・・」

暗殺者「少年、お前、尾けられてるぞ」

男の子「・・・!」

暗殺者「ジェミニはミスをしやすいがこれはジェミニのミスとは言い難い」
暗殺者「とはいえジェミニもクライアントのデンジャーを見逃すわけにはいかない」
暗殺者「・・・気をつけろ、どんな脅しにも絶対に口を割るな」
男の子「ど・・・どうして・・?どうして!?」
暗殺者「今ならまだシラを切ればノープロブレムだ、大人の脅しに負けるなよ」
男の子「ちょ、ちょっと!どこに行くんだよ!?」

暗殺者「・・・ジェミニはやらなきゃいけないことがある」


188 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:15:42.96 ID:VuKHbjs2O
一瞬スレタイがスト様死んだのやつにみえた


189 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:17:21.58 ID:3XMXgZq/0
男の子「(・・・・尾行されている・・・だって?)」
男の子「(僕が?どうして?)」
男の子「(なんでばれたんの?)」

男の子「(・・・いや、まだ相手は証拠を掴んでいないんだ、だから尾行をして、尻尾を掴もうとしてる)」
男の子「(でも・・・疑うっていうことは・・・)」
男の子「(・・・それなりに・・疑えるだけの材料があるってことで・・・)」


先生「はい、テスト終了でーす」
男の子「(・・・ああもう!全然できなかった!)」

男の子「(・・・・くそぉ・・・僕が何をしたっていうんだ・・・)」
男の子「(それもこれも、あの暗殺者の関わったばかりに・・・!)」

男の子「(捕まるくらいならまだ、虐められていた方がマシだ!)」
男の子「(姉ちゃんに迷惑をかけるなんて、僕にはそんなことできない!)」


190 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:23:24.00 ID:3XMXgZq/0
暗殺者「・・・・(モグモグ」
暗殺者「うーむ、やはり干し肉補給タイムは日程から外せないな」

猫「にゃーん」
暗殺者「ん、どうした?お前もジェミニの干し肉を食べたいのか?」
猫「にゃーん」
暗殺者「ほれ、くれてやるぞ」
猫「にゃーん」
暗殺者「そうかそうか、ベリーマッチか、それは良かった」


「いたぞー!あの屋根の上だー!」
「あいつめ・・・昼間から堂々と屋根でメシなんて喰いやがって!」
「舐めてるぞ!撃ち殺せ!」

暗殺者「オゥ、ジェミニの昼飯を邪魔するとは無礼な奴らだ」
暗殺者「本当ならあいつらを殺してやりたいが・・・そんなことをしてもチェイサーを隣町から補充されるだけだろう」

暗殺者「殺さず、逃げているだけならば追っても増えない」
暗殺者「これベリーイージー」

パン、パンッ

暗殺者「アウチ!」


191 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:24:47.76 ID:eDtskV4AO
アウチwww


192 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:26:20.88 ID:TkJH/9Ny0
いいキャラだ


193 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:27:44.54 ID:OhLTpd1+0
アウチwwwwwwwwwwwwwwwwwww


194 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:27:48.28 ID:G8a+0taEO
おいついた
どうでもいいが「男の子」じゃなくて「男」でよくないか?


195 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:31:23.49 ID:3XMXgZq/0
男の子「・・・・神様、大天使様・・・」
男の子「僕は・・・疲れました」

男の子「悪い噂が本当になりつつあります・・・事実にされてしまいそうです」
男の子「・・・もしも僕が悪人として捕らえられてしまえば・・・」
男の子「・・・姉ちゃんは・・・姉ちゃんは関係ないのに・・・」

男の子「僕は・・・いざとなれば僕なんてどうなってもいい!」
男の子「ただ僕は・・・姉ちゃんにだけは誇りをもって生きていてほしい・・・!」

男の子「ううっ・・・」
神父「・・・」

男の子「(・・・・まてよ、もしかして・・・)」
男の子「(こ、この噂って・・・その原因って・・・この神父さんなんじゃ・・・!?)」

男の子「か、神のご加護をっ・・・!」


神父「・・・?行ってしまった・・・」
神父「まだパンも貰っていないのに・・・」


196 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:34:15.77 ID:TkJH/9Ny0
堂々とww


197 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:36:08.49 ID:3XMXgZq/0
とてもご飯が食べたい・・・


198 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:40:10.31 ID:OhLTpd1+0
>>197
干し肉でも食べなさい


199 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:40:46.24 ID:TkJH/9Ny0
パンを恵んで差し上げよう


200 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:40:48.19 ID:3XMXgZq/0
漁ってくる しばしまたれよ


201 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:44:52.37 ID:4lZ+5jG5O
なぜか、乙一の「銃とチョコレート」思い出したよ


202 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/20(土) 16:46:10.30 ID:eZl8BaLs0
なんかジェバンニと読んでしまう


203 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:51:17.12 ID:kqG2zNAUO
ラーメンにする しばし待たれよ


204 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:55:20.62 ID:XPwB+cYG0
奇遇だな
俺も今食ってるぞ
うどんだけど


205 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 16:58:20.88 ID:kqG2zNAUO
ラーメンできた しばしまたれよ
・・・おかずが欲しい
うどんのがいい


206 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 16:58:45.14 ID:OhLTpd1+0
>>205
砂糖入れてみろ


207 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:01:54.69 ID:kqG2zNAUO
>>206
スープがほんのり甘くなった
けどこれは糖尿病になるな


208 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/20(土) 17:02:18.61 ID:v3FGZpcsO
うどんおかずにラーメン食べればいいんじゃね


209 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:02:20.40 ID:OhLTpd1+0
>>207
まじで入れたのかよ…冗談だったのに


211 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:03:27.54 ID:kqG2zNAUO
>>208
天才は東大行けよ

>>209
許さない でもまぁ少量ならイケる


213 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:05:15.08 ID:OhLTpd1+0
>>211
まあまあ許してくれよ、精子でねるねるねるね食った奴もいるんだぜ?


214 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:06:15.29 ID:kqG2zNAUO
塩と胡椒で中和を試みたら引き返せない味になった
しばしまたれよ


215 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/20(土) 17:09:19.05 ID:v3FGZpcsO
塩と胡椒で中和とか天才的だな


216 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:09:24.43 ID:SH72JA9dO
ばwwwかwwwwww


217 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:12:07.37 ID:kqG2zNAUO
捨てた  >>206の罪は果てしなく重い
みんな砂糖だけは絶対入れるな、甘党でも無理だ

口直しする・・・しばしまたれよ


218 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:13:15.85 ID:8++TV+orO
なにやってんだよwwww


220 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:19:05.66 ID:3XMXgZq/0
男の子「(もう教会にも行けない・・・きっと、あの神父さんが警察にと結びついてたんだ・・・!)」
男の子「(家に帰らなきゃ・・・じっとして・・)」
男の子「(・・・そうだ、そうしていれば・・・何も喋りさえしなければ大丈夫なはず・・・!)」

『見てホラ・・・』
『・・・やぁねぇ・・・』

男の子「(うるさい、黙れ)」

『こんな時間に・・・もしかして・・・』
『シッ、それ以上は聞かれたら・・・』

男の子「(黙れ黙れ、僕を話の種にするな)」


男の子「(くそ・・・・くそっ・・・・)」
男の子「(強くなりたい・・・強く・・・)」


221 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:23:22.91 ID:qqP2yEdN0
男の子「オレは人間を辞めるゾォーーー!!!」


222 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:25:58.50 ID:3XMXgZq/0
バン、バンッ

暗殺者「アウチ、痛っ!これ痛い!!」

「銃が効かないはずがないんだ、撃て、撃てぇーっ!」
「でも効いていないような・・・」
「うるさい!それでも撃つんだ!撃ち続けろ!」
「照準をしっかり定めろ、奴は民家の屋根の上だ!民家は決して傷つけるな!」

「・・・警部」
「何だ」
「・・・・例の子供の件ですが・・・」

暗殺者「・・・・・(ピクッ」


「ああ・・・足は掴んだのか」
「確証とまではいきませんが・・・この目で見ました、間違いはありません」

暗殺者「(・・・・フゥム、少年もなかなか大変そうだな)」
パンッ

暗殺者「アウチッ!不意打ちとは卑怯なッ!」


「・・・よしわかった、すぐに一隊をその家に向かわせよう」
「はい、了解しました」

暗殺者「・・・・・」


223 :VIPがお送りします [クマー] :2008/12/20(土) 17:27:51.47 ID:Uy5rzqVZO
>>136
一人80%で成功なら
二人なら80%×80%で64%
三人なら64%×80%で51.2%


224 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:28:59.63 ID:9eVQ4drqO
なんか いいな


227 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:34:47.86 ID:ZRQDTgLaO
少なくとも一人死ぬ確率を求めよ


228 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/20(土) 17:36:35.10 ID:9Mqv8gu2O
もうみんな死んだし100バーセンツッ!


230 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:37:56.49 ID:3XMXgZq/0
暗殺者「(少年はクライアントだ)」
暗殺者「(・・・ただのクライアントだ)」
暗殺者「(報酬は干し肉、たったの1kg・・・安請け合いだ)」

暗殺者「(・・・)」
暗殺者「(・・・・いや)」
暗殺者「・・・・フッフッフ・・・なんだ、ジェミニには借りがあったじゃないか・・・」

「・・・?なんだ、様子が・・・」
「何してる、撃て、撃・・・」
コキッ

「がっ・・・」
「隊長・・・?うぐッ」
ポキッ

暗殺者「ジェミニも怒る時は怒るさ」

「う・・・うわ・・・」
「隊長・・・?隊長っ・・・!?」
「め、目を背けるな、奴はまだ・・・」ポキポキッ

「う・・・うわあああ!逃」ポキッ

暗殺者「お前らはジェミニから逃げられないし、ジェミニはお前らを逃がすつもりもない」

「増援だ、増援を呼べーッ!」

暗殺者「(・・・フゥム、これで囮になるのやら・・・しかしジェミニも安請け合いをするようになったな)」


231 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:39:15.71 ID:Uy5rzqVZO
>>227
何で数学の問題www
続きwktk


232 :VIPがお送りします [sage] :2008/12/20(土) 17:41:42.34 ID:QxyPraus0
>>2
1-0.2*0.2*0.2


233 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:42:27.81 ID:3XMXgZq/0
「・・・け、警部!無線で連絡が・・・暗殺者が反撃を・・・!」
「なんだと・・・!?今まではただ煙に巻いてただけじゃないか!?」
「それが、咳を切ったように・・・武装した隊員数十人を相手に戦闘を・・・」
「く・・・こんな時に!」
「引き返しましょう!我々も参戦しなければ・・・!」
「現状はどうなんだ?どうなっている?」
「・・・・・そ、それが」

「死者21名と・・・」

「・・・・暗殺ではないな、これではもう、ただの虐殺者だ」

「戻りましょう、少年どころではありません!街が危険です!」
「く・・・仕方ない!」


234 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:46:03.10 ID:3XMXgZq/0
姉「ただいまー、今日もパレードやってるみたいね」
男の子「あ・・・お帰り姉ちゃん・・・」
姉「・・・?どうしたの?目が真っ赤よ?」
男の子「・・・ううん、大丈夫・・・」
姉「・・・・」

姉「・・・辛い事があったら・・・いつでも私に相談していいんだからね」
男の子「・・・・ないよ、そんなこと」
姉「・・・もう」

姉「じゃ・・・今日は特製のビーフシチューを作るからね!」
男の子「・・・うん」
姉「(・・・元気出しなよ)」


235 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:49:20.83 ID:/+LMIDLYO
ジェミニいいな


236 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:53:40.26 ID:3XMXgZq/0
暗殺者「アウチッ、つっ、おのれ蟻共め・・・わらわらと隣町からも現れやがって・・・!」

「時計台の方へ逃げたぞ!追え!」
「くそっ・・・奴は何発被弾した!?何故死なない!?」
「肉弾戦で我々を苦しめるとは・・・奴はバケモノか!?魔族か!?」

暗殺者「・・・ジェミニは不死身・・・ジェミニは最強っ!」

パンッ、パンッ

暗殺者「アウチッ、・・・痛っ!・・・シット、これは意外と辛い!」

「(辛いどころじゃねーよ、常人なら一発目で即死してるわ)」

暗殺者「(・・・・退かないと・・・さすがのジェミニもきついかもしれないな)」


237 :VIPがお送りします [] :2008/12/20(土) 17:57:48.44 ID:1NgPId3O0
聖徳太子が暗殺者になったと聞いて


238 :◆1pwI6k86kA [] :2008/12/20(土) 17:58:22.80 ID:3XMXgZq/0
男の子「(・・・・眠れない)」

パンッ・・・パンッ・・・

男の子「・・・外がうるさいなぁ・・・」
男の子「(尾行されてる・・・ってことは・・・今この時、僕の言葉を聞かれていてもおかしくない・・・っていうことか)」

男の子「・・・・」
男の子「あーあー、不良Aー、なんで死んじゃったんだよー、遊びたかったよー」

男の子「・・・・」
男の子「(よし・・・偽装工作はこれで完了・・・かな?)」

パンッ、パンッ

男の子「(それにしても・・・うるさいパレードだなぁ)」



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