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姉弟小説「あなたがいたから・・」
1 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 02:46:07.73 ID:6qGuaOus0
開始。
「大きくなったら何になりたいの?わが弟よw」
 姉のやさしい声が後ろから聞こえる。
「え?僕お姉ちゃんのお婿さんになる!」
 幼い俺は元気よく前を歩きながら質問に答える。
「ふふ・・・うれしいけど私達姉弟だから結婚はできないよww」
 後ろを向いたら姉が少しほっぺを染めて照れていた。
なんだか嬉しくなって俺は姉の近くにトコトコついていき手を握ると
「えーやだやだ僕お姉ちゃんのお婿さんになるんだ!勉強いっぱいしてお姉ちゃんと暮らす!!」
と将来の事をいかにも考えているぞ!という風に胸をはって言った。
「困った弟だなぁwww」
姉は照れたままである。二人で浜辺を歩く。
・・・優しく穏やかな時間が流れていた。


2 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 02:49:02.28 ID:6qGuaOus0
ジリリリリリリリ・・ドン!

「うるせえなぁ・・・この馬鹿時計め。そんなにならさなくても起きるっての」
 毎日必ずといってもいいぐらい言っている独り言を言った後少し頭をかく。
「また、見ちまったか・・・」
 夢の内容というのは大抵のものは起きて5分で300光年先に飛んで行ってしまう
 と信じて疑わない俺だがこの夢だけは何故か俺を地球とすると周りを周る衛星の様に時々見る事がある。 
 決して嫌な夢ではないのだがそれだけに現実に直面する朝を迎えると気分が落ち込む。
「どうでもいいや・・・もう昔の事だしな・・」
 そう言った所でドアがノックされた。
「ああ。起きた。」
「朝ごはん、下の机に置いてある。母さんと食べろ。行くから私」
「いってらっしゃい。」

 俺がそういうか否かのうちに姉貴の玄関のドアを開ける音が聞こえてきた。


3 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 02:53:03.50 ID:6qGuaOus0
姉は今年21歳。
専門学校を卒業し、今は俺の家からバイクで10分のところにあるホテルで受付嬢をしている。
家族の中で一番のしっかり者で顔も弟の俺から見るのでちょっと甘めだが本当に美人だ。母親の血を濃く受け継いでいるらしい。
・・・ここ4年程会話らしい会話は数える程しかしていないが

母さんは今近所のスーパーでパートをしている。・・が腰痛が最近ひどいらしく
姉がスーパーに無理言って休ませている(と母から聞いた。)
今は大分元気になってきているのでそろそろパートに復帰しそうだな。

「お前は人類のすべての男の平均的な身長、体重、顔を持っていると思う」
と昔何人かに言われたことを自慢にしている俺だが自分で心の中でこっそりと
「ホントはちょっと体重は多いと思うぞ?隠してるんだぞ?切実なんだぞ?」
と訴え続けているのは内緒だ。今は定時制高校の3年で朝から夕方まで近所のファミレスでバイトして夜は学校だ。
大学?そんなの全然考えてないが母さんからは「行ってほしいとおねえちゃんが言ってた」と言うのでちょっと考えている。

親父は4年前に死んだ。
タバコの吸いすぎで肺ガンになってあっけなく逝った。
幸い借金などを残すような事はしてなかったので助かったがそれから家計が苦しくなり今みたいな生活がスタートしてもうかれこれ4年になる。


4 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 02:55:56.86 ID:6qGuaOus0
廊下に出て母さんを起こし、姉貴の作った卵焼きを食っていつもの様にバイトに行った。
4年もやっているせいで結構信頼されてて遅刻なんかしたら後輩に示しがつかないので
何とか朝起こしにくる事だけは姉に頼みまくったのはつい半年前だ。
姉は最初無視しまくっていたがあまりにも俺がしつこく頼むのでしぶしぶ

「・・・分かったわよ馬鹿、邪魔。」と言ってくれた。
散々な言われようだったが俺にはそれでも嬉しかった。
あの日以来ほんとに口をほとんど利いてくれなくなったので話す事が出来ただけで大きな収穫だった。

なーんて事をぼんやり考えながらバイクを走らせていたらバイト先についた。


5 名前:1 [] 投稿日:2008/04/13(日) 02:57:17.43 ID:6qGuaOus0

誰もいないなぁOTZ後から来た人様に書いとくけど本当にごめん。これ
自己満だから適当に見といて下さい。いや見ないでもいいけどOTZ


6 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:00:11.72 ID:tVC4ccuO0
みるよー


7 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:02:47.90 ID:6qGuaOus0
テキパキとなれた手つきで従業員服を着ているとバイト仲間で学校も一緒の佐藤が声をかけてきた。

「おい、元気かよww」
「は?お前馬鹿か?病気でここ来てたらそいつは超人だよw」
「いやまぁそうなんだけどなwwところで最近お前のねえちゃん美人になったよなぁw」
「え?・・・」
「いやさ、最近お前のシフト入ってない曜日とか時間に来るんだよww
 俺話しかけられちゃってさww覚えてくれてたんだなぁって思ってよww嬉しかったわw」
「何の話したんだ?姉貴と・・」
「なんかオメーのここでの働きぶりを俺が話してそれを聞くって感じだなww
 それ聞いたらコーヒー飲んで帰っちゃうんだもんよww
 まったく儲からない客だけどまぁあのかわいさだからなwwオールOK!!!ってもんよww」

 急に鳥肌がたってきた。こいつは俺と姉貴の家での関係を知らない。話を合わせなければ・・・


8 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:03:42.27 ID:6qGuaOus0
>>6
あ、ありがとうございます。ちょっとgdgdでしょうけどなんかすいません^^;


9 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:07:13.58 ID:6qGuaOus0

「ん?どうしたよww愛されてんなあお前www」
「は?馬鹿かよお前wどうせ弟がちゃんと働かなきゃ家計がめちゃくちゃになるから偵察に来てるだけだろwww」
 無理に笑顔を作る。心の中は動揺しっぱなしだ。姉貴がなんで・・・
「ははwwwいやいやお前それは間違ってるぞマジでwwwあれは違うねw俺にはわかる!!」
「あ?」
 何がだよ。
「・・・・教えないけどな!!wwwwwwwww」

・・・無視というコマンドを頭の中で選択し、俺は注文を取りに走った。
これぐらいで怒っていてはこいつとは付き合えない。こういう奴だ。

「お、おいwww無視かよww」
という佐藤であったが長い付き合いだ。すぐに納得して調理に戻っていった。


10 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:07:44.92 ID:dWTMJ7Mi0
今北産業


11 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:08:00.60 ID:TZCrfMz60
なんだよこれ
こういうのはvipでやれよ







応援してるからな


12 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/04/13(日) 03:10:02.85 ID:MbvaMhRJO



  〜fin〜


13 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:10:13.67 ID:6qGuaOus0
夜学校に行き帰ってくるといつもは消えているはずの玄関の明かりがついていた。
ドアを開けるとそこに本当に今帰ったばかりという感じで姉貴が靴を脱いでいた。
姉貴と目が合い言葉をかわそうとする。
「あ・・ただ・・・」
「ああ帰ったの。おやすみ。」
すぐに部屋の奥に行こうとして歩を進める姉貴がそこにいた。
いつもはそれでおしまいなんだ・・・が、今日は佐藤の話を聞いた後だ。
確かめてみたい・・・


14 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:11:56.42 ID:6qGuaOus0
>>10
小説
衝動書き
俺の恥さらし  って感じです。

>>11
どうもっすm(__)m

>>12
つまんないすもんねOTZ


16 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:15:24.03 ID:6qGuaOus0
「な、なんで俺のいない時に俺のバイト先行ってんだ?」
母さんを起こしてしまったか?と思うぐらいに上ずった声が出てしまったが聞いてみた。
姉貴は一瞬ビクっとして(俺の見間違いかもしれないが・・)こっちを見て
無表情で言った。

「は?あんたがちゃんと働いてないか聞きに行っただけよ佐藤君に」
「え?でも結構行ってたらしいし・・」
「コーヒーも飲みに行ったわね。ホテルの休み時間に・・・あそこ近いし」
「あっ・・・そう」
「いちいちそんな事で呼び留めないで。迷惑」


俺が次にごめんと言った時、すでに姉貴は自分の部屋の扉をしめていた。
もう寝るのだろう。姉貴は朝早く起きてシャワーを浴びるので夜は帰ってきて寝るだけだ。
俺はそういう生活をしていたらバイトに確実に遅刻するので風呂に入りに洗面所に行く。


・・・・なのでそのあと再びこっそり扉を開けて姉貴がポツリと言った一言には気付かなかった。

「・・・ばか、遅いわよ。」


17 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:19:37.42 ID:6qGuaOus0
それから10日程たったある日
バイト先でいつもの様に責任あるバイト店員の模範の様に決められた休憩時間に厨房の奥でボーっとしていたら
佐藤にヒジを小突かれ
「またお前のねえちゃんきてたぞw」
と大声で言われたので脇腹を殴ってやった。
普段は平平凡凡の俺であるが中学時代はボクシング部に幽霊部員として所属しており、
バンチ力だけは常人の1.2倍ぐらいの威力はあると自負している。あとはダメダメだが・・
その俺のアッパーを受けながら佐藤は
「いて!wまあ聞けよww久しぶりに来たんだぜ昨日、10日振りぐらいだったよ」

俺が姉貴に質問した聞いた日から行ってなかったらしい。

「でさ、いろいろ話してさ。あっもちろんお前のバイト状況の話だけどw
 んでなんか俺たちの中学時代の話になったんだよww」

「え?」
 何故か胸騒ぎがした。



すいませんちょっとトイレ行ってきます。(:_;)すいません


18 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:21:54.24 ID:qDHfaHf0O
ゆっくり自分のペースでね


19 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:22:43.84 ID:l899RVv/0
らめええええええええええええええええええええ我慢できにゃいのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
はやくうううううううううううううううううううううううううううはやくきてええええええええええええええええええええええええええええええええええええ


20 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:23:42.23 ID:6jIiMgvWO
これは面白い。。。
寝れなくなったじゃまいか。
応援してるお(^ω^)


22 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:34:14.61 ID:6qGuaOus0
>>18
はい。ありがとうございます。修正とちょっと追加しながら書いてるので・・遅いっす(>_<)
>>19
えwwはい。すみませんです
>>20
ありがとうございます^^;そう書いて頂くだけで嬉しいです。


「んでさwお前の武勇伝第1位!!長谷川事件教えてやったんだよwwww
  全然知らなかったみたいだったwお前教えてなかったのか?あの武勇伝をwww」

「姉貴に・・・教えたのか・・・」

俺の空気が急激に変わったのを察してか佐藤が黙る。

「教えたんだな?」

「え?・・えと・・ああ、べ、別に悪い話じゃねえじゃねえかww武勇伝だぞ武勇伝!wwいいじゃん。株上がったぞお前ww」

湧きたくないし湧く事自体めったにない憤怒の情が佐藤に湧いた。
が、すぐにこれは全然想定できうる事態だったと自分の中の俺が激情の渦に放り込まれた俺を諭す。
そうさ、あれを知ってるのは俺を含めても相当数いる。
当たり前だ。逆に今まで姉貴に知られなかったのが奇跡だったと言うべきだ。
4年経てば昔話としての話題に出ること請け合いだ。佐藤も悪気など決してあるわけがない。こいつを怒るのは筋違いだ。
俺と俺が・・一瞬葛藤した。


24 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:39:40.04 ID:6qGuaOus0
脳内闘争の結果、大多数の理性という俺が圧勝した。しかしまだ感情という俺が複数いざこざを起こそうと思っている。

「あっ・・・怖い顔して悪いなwwトイレ我慢してたんだwwwwあっそうか姉貴に言ったんだw
 いやさ?wあんなんいちいち自分で言ってたら武勇伝とかじゃなくなる気しねえ??ww
 んでさぁ・・・姉貴なんか言ってた?ww」

感情を顔に出さないように必死に努力しとりあえず聞いてみる。


「あっwwwwうんこかよwwwはよいけww
 ・・ねえちゃんの反応って事か??いや?別になんも言ってなかったよw
 なんか結構びっくりはしてたかなww目見開いてたしw
 てかさっさと行ってドバドバやってこいよwwそろそろ休憩終わるぞ?w」

「ふーんwおwマジでやべえwちょっと行ってくるw」

何とかごまかしてトイレに駆け込み一息つく。心の動悸が耳につく

そっか・・・知られちゃったか



・・・姉貴


26 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:46:44.83 ID:6qGuaOus0
4年前の事だ。
俺は当時中学2年で14歳。ボクシング部に幽霊部員ながら週1ぐらいは行き、
自分のパンチ力の少しづつの上達ぶりに1人でムフフwwwとキモい笑いを浮かべていた。
俗に言う馬鹿だった。

姉は当時高校2年で市内でもTHE平凡と言われる高校に通っていた。17歳。

当時からちらほら周りに男がよって来たらしいが姉貴自身は何の興味も抱いていなかったようだ。
俺にはそれがなぜか少し嬉しかった。なぜそう思ったのかは当時わからなかったがとにかく
「姉貴が誰かの彼氏になる」という事態を避ける事は当時の俺の中をうごめく重要案の最たるものだったから、
佐藤達と話す際
「うちの姉貴って彼氏の1人もいないんだよww弟として心配になってくるぜww」
等と言ってその真意を隠していた。


27 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:48:18.98 ID:6qGuaOus0
ちょっと文章変になりましたすいません(:_;)


28 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:50:18.78 ID:6qGuaOus0
そんな日々の中でのある日
姉貴は帰ってきたとたん居間でテレビを見ていた俺の横にチョコンと座って
俺の目をその大きな瞳で覗き込みながら
「ねぇ!!私好きな人出来ちゃったかもww」と言ってきた。


30 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 03:55:14.85 ID:6qGuaOus0
夢にも姉貴との会話が出てくる俺であったから当時から結構なシスコン(世間ではこういうんだろうなw)だったのだと思う。
なのでこの発言には相当衝撃を受けて目を見開いて一瞬固まった。
姉貴はそれを「よかったね!おめでとう!!」の意思表示と受け取ったらしく
かわいいウインクをひとつ寄こし「ありがと!!」と言って風呂に入りに洗面所へ行った。

その頃になれば流石の俺も姉弟が結婚などは勿論キス等も当然出来ない関係なのだという事は理解していた。
なのでごはんを食べ終わり、それぞれの部屋に戻る際に姉に言おうと思った。
「姉貴」
階段で呼び止めると姉貴は大きな瞳をこちらに向けて
「ん?なに??」
と可愛い口調(に聞こえた)で反応した。

「あの・・さ・・なんか・・おめでとw」
言いたくない事を言わなければならず苦悩したが結局言ってしまった。
その思いが表情を苦笑いというものに変えつつも
決して言いたくなかった・・祝福の言葉を俺は放った。


31 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 04:01:52.36 ID:6qGuaOus0
そんな俺に対し、姉貴はとびきりの笑顔を浮かべ
「ありがとうね!!お姉ちゃん頑張るb」
とグーの形にした手を俺に向けてきた。
その姿にもう姉貴が俺とは別の道を歩き始めたと悟った(と当時思った気がした)
俺は半ば何故かかすがすがしい気持ちにさえもなった。[くる時がきただけだ]
だから

「どんな人なの相手?」
と興味本位で聞いてみた。本当に興味本位だった・・・・





「長谷川君って人!!!とってもいい人なの^^」





頭をトンカチでたたき割られたかのような衝撃が俺を襲った。


32 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 04:05:41.02 ID:6jIiMgvWO
はせがわァァッ!
何やっとんじゃボゲェェ!


35 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 04:10:23.77 ID:6qGuaOus0
「長谷川って・・もしかしてN高の?」

もしあの人じゃなかったら・・・そういう僅かな希望を抱いてしまった俺の脳全体が
「言え!確かめろ!!」と訴えてきた質問をだした。
N高じゃない長谷川なら誰でもいい・・・誰でもいいんだ。答えはすぐに返ってきた。


「あれ?よく知ってるねwwそうだよw今日さ、実は学校行く途中に
 思いっきりずっこけちゃったんだ//そしたら鞄の中身全部出ちゃって1人道端でめちゃくちゃ恥ずかしかったよww
 誰も手伝ってくれないしw・・でもそんな中で一人だけ手伝ってくれたの!!
 「大丈夫?」ってとっても優しい感じで言ってくれてさ(^^♪
 長谷川君って優しいんだよぉ?wwメアドも思い切って聞いちゃったwwじゃね!おやすみww」

とペラペラしゃべって姉貴はドアをピシャっと閉めた。









残酷で茫漠な時間の・・・・・始まりを告げる音だった。




KYですみません(:_;)ちょっと風呂入らないと・・・すいません(>_<)


42 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 04:36:57.86 ID:On0uBZtl0
>>1
ちゃんと皮の中まで洗うんだぞ


44 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 04:40:39.07 ID:6qGuaOus0
うおおお何人かの人が見ててくれてるんすね。ありがとうございます><
これ結構長くなりそうなんで何日かかかるかもしれないんで好きな時に退場して頂いても
全然構いませんから。とりあえず今日は7時ぐらいまで書ければいいかな?と思っておりますm(__)m
>>42
あwwwwwwwwwちょっと忘れました。5分下さいwww


45 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 04:50:48.95 ID:6qGuaOus0
長谷川隆介。
N高に在籍するボクシング部部長。しかし実際にはボクシングの練習に来たことはなく、大抵繁華街をうろついているらしい。
顔が俗にいうジャニーズ系で中学の頃から女の子には絶大な人気があったらしい。よって常に女子が隣にいる事が多い。
高2になって学校に来なくなった。女の子と体の関係を持ったらその子の全裸の写真や動画を撮って裏で売りさばいているらしい。

等という凄まじいウソみたいな噂を1年前当時の親友である川村からジェスチャー
たっぷりに聞かされた俺と佐藤はちょっとおっかなびっくりながらもすげえ奴がいんだなあこの町にもwww
と適当な相槌を打って笑い合っていた。自分には当然関係のない話だ。当り前だった。
逆にこの町にもそんなワルが登場したんだなぁと何故かちょっと気持が昂揚しさえしていた。

そんな会話から半年後、長谷川が女の子を一人壊したという噂がたった。男だけの間で・・・
何故男だけなのか当時はわからなかったが、長谷川は自分の腕にものを言わせ女の子にはそういう話題は教えない様に
周辺地域の男子学生全員に目を光らせていたらしいと後になって分かった。とにかくそれを教えてくれた友達も興奮気味に
「女の子の前で言うとなんかヤバいって先輩言ってたから言うなよ??」
と前置きしておいて
「とにかくすげえんだよ。女の子5人ぐらいいっぺんにホテルに呼んで乱交騒ぎだったってよ!
 んでさ!!驚くのはそれを全部ビデオに撮ってたって事なんだよ。一部始終全部だ」
「マジか・・・」
俺、川村、佐藤を含めた5,6人の男たちはそろって息をのんだ。
「で?そのあとどうなったんだよ?」
何か凄いことを今話しているという興奮で話の続きをせがんだ。
そいつは5,6人の男たちがすべて自分に注目しているので気分がいい。とでもいった顔で途中言葉につまりながらさらに続けた。
「んで!これがなんか不思議なんだけど・・さ・・・どうやって流したかって言うと5人の女の子の中で一番可愛い子だけさ!!
 モ、モザイク全部の箇所に入れないで他の女の子全員にモザイクいれて裏に流したらしい。まるでその子だけが目当てだったって言わんばかりだよ。 
・・・もう生きてけないよな・・その流されて顔が割れた女の子・・今病院にいるって噂だぜ。リストカットして・・他の子達も全員学校休んでるって・・」

せいぜい教師にバレたがぼこぼこにして不問にさせた位の事を想像してたのでそのあまりにもかけ離れた展開に俺達は全員絶句した。


46 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/04/13(日) 04:58:07.34 ID:6qGuaOus0
それから半年・・・長谷川についての情報はどんどん流れてきた。男だけで話す噂話として・・
女の子に近づく際はとても好青年を演じて女の子を自分に惚れさせ、自分から告白する事はない。
しばらくはいい奴を演じて完全に惚れさせる。
女の子が告白してきたら態度を豹変させて暴力にものを言わせて必ずセックス。写真等を取って裏に流す。

ホントかウソかわからないこれらの噂は俺達をひたすらビビらせてきた。
しかしやはり自分たちの学校では長谷川の姿を見た事がないし、実感も
ないままなので何か遠くにいる芸能人の実話。みたいな感じで俺達はとらえていた。
だから給食の時間などに適当にそういう話を面白おかしく時に怖く話す奴が
現れるとみんな素直に耳を傾け笑ったりしたいた。

そして俺の姉貴・・・姉貴が・・・

長谷川の次なるターゲットに・・・なった。



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