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女「おや、良さげな仕事がありますねぇ」
572 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:11:53.83 ID:B+WfWxfF0
リーン、リーン・・・

パチパチ・・・パチ・・・

女「もぐもぐ・・・んー、美味しい・・・淡白だけど」
弓「それなりに開発されてる保存食だしな」
女「いやー、今まで保存食だとバカにしてましたわ、謝らなきゃなりませんねこれは・・・モグモグ」

魔術師「・・・あ、もう水無くなっちゃった」
弓「・・・補給部隊はまだか・・・」
女「んー・・・どうなんでしょうね・・・今夜中に来るとギルドの人は言ってましたが・・・」
魔術師「まぁ遅れることもよくあるし、いいんじゃない?」
弓「・・・死活問題は俺らだけどな」

リーンリーン・・・・

弓「・・・俺は、もう寝る」
女「え、もう?」
弓「明日の朝に備えるんだ・・・剣士も寝てるしな」
剣士「すぅ・・・すぅ・・・」
女「・・ふむ、そういうことなら、そうしましょうか」
魔術師「山登りで疲れたしね、あはは・・・」

女「・・・あ、じゃあ私外に出てます」
弓「・・・おい、寝なくていいのか」
女「ええ、まぁ・・・まだいいです」
パラッ


573 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:16:09.71 ID:B+WfWxfF0
カショカショカショカショ・・・

カショッ、カショッ・・・

キュッキュッキュッ・・・

カチッ

女「・・・よっし、これでオッケー・・・」
女「(・・・やっぱり、任務中でも・・・カメラのメンテナンスは欠かせないですねぇ・・・)」

パシャッ、パシャッ

女「鉱山の頂上から眺める夜空・・・うん・・・・良い感じ」

パシャッ、パシャッ

女「お父さんが生きてたら、見せたかったんだけどなぁー」

パシャッ


576 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:22:29.52 ID:40gg+WSeO
女寝てないなぁ


577 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:24:16.27 ID:B+WfWxfF0
タッタッタッタッタッタッ・・・

「男さん、緊急連絡です」

男「はい、なんでしょうか・・・騒々しいですね?」
「・・・4班のメンバーが・・・」
男「・・・なんだって」

男「詳しい状況を」
「はい、4班のメンバーのひとりがテント前でたき火を作っている途中に、エルディオレが上空からいっきに急降下・・・」
男「・・・そのまま、ですか」
「・・・はい」

男「・・・んー・・・それはもちろん、テントも・・・」
「はい、中で休養中だったメンバーも全て・・・ああ、一人は重体ですが一命は取り留めました」
男「・・・見張りがいてもこれか・・・」
「・・・」

男「・・・これで2班つぶれましたね・・・全部で5班・・・」
「・・・」
男「半数以上を失うと、任務続行困難とみなされますね・・・」
「・・・最悪のケースですが・・・」
男「もちろんそれは最悪の場合です、しかし・・・うーん、難しいです」

男「・・・今回も、5班さんが頑張ってくれるといいけどな・・・ああ、何を言ってるんだ僕は」
「・・・気持ちはわかりますがね・・・」


578 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:29:49.05 ID:B+WfWxfF0
ガラガラガラガラ・・・

傭兵「はっ・・・は・・・・!」

タッタッタッタッ・・・
男「すぐに彼を緊急治療用テントへ・・・僕も付き添います」
「助かります、手伝ってほしい事がありますので・・・!」

傭兵「くっ、足が・・・!ぅあぁああ・・・!」
男「大丈夫ですか・・・う」

男「(足がめちゃくちゃだ・・・流血も多い、これは・・・)」
傭兵「はっ、はっ・・・助かりますか、俺は・・・」
男「・・・ええ、助かります、ゆっくり休んでください、すぐに復帰もできるでしょう」
傭兵「そ、そそ、そうかっ、よ・・・か・・・」

ガラガラガラガラ・・・

男「・・・!」
「くそ・・・医者は、最寄りの医者はまだ・・・!」

「近くに診療所はあることはあるのですが、向こうの山の中にありまして・・・」
「腕は良いのですが、不自由な方らしいですから、移動にも時間が・・・」

男「くそ・・・なんとか延命措置をとるんだ、ここで死者を出せば任務続行に響く」
男「救える命は救え!最後はこの討伐だけなんだ、とにかく任務は成功させるぞ!」
「「「はっ!!」」」


581 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:33:31.66 ID:2LHEwjfiO
>>1から24時間たったね
相変わらずおせえw


582 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:37:06.31 ID:B+WfWxfF0
キィィィィン・・・

女「・・・(ピク」

女「予感だ」

ボォォォォオオオォォォン・・・ボボボボボ・・・

女「疼く、疼きますぜ・・・私の奥底に眠る魂が・・・」
カチャッ・・・カショッ、カショッ・・・

キィィィン・・・ボボボボボボドドドドドドドド・・・

女「・・・さあて、みんなはテントの中・・・まぁいいや、丁度いいです」
女「寝ているなら撮影許可はいらないということで・・・良いんですからね?」

キィィィイイィィイイイン・・・!!

女「ナイフなし、」
女「仲間なし、」
女「金なし、」
女「カードなし・・・」
カチャッ
女「・・・カメラと記者魂・・・有りッ!!」


583 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:41:51.56 ID:5wJV36rL0
やはりカメラに秘密が


585 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:44:00.78 ID:B+WfWxfF0
ドンッ

一日と数時間ぶりの大跳躍、驚く者はいない。
空にかかる見事な満月以外は、誰も見ていないから。

奏翼竜「・・・!」キィィィィィィン・・・
女「よう」

いや、一人驚いた。
細い眼を大きく剝き、突然眼前に現れた小さな人間の3つの眼を前に、驚いた。

女「どうも、早速ですがインタビューの時間ですよ・・・!」
奏翼竜「・・・!キェェエエェェエ!」

テントに突撃しようと勢いを強めていたエルディオレだが、突然のパパラッチを前にわずかに軌道修正せざるを得なかった。
軌道は変わり、テントへの直撃は避けられた。

そして、

ガシッ

女「ほら、取材は受けてもらいますよー・・・!」

女の細く白い腕が、奏翼竜の長い体毛を掴む。
女は竜の勢いに乗り、轟音と共に夜空へ連れ去られた。

キィィィィイイィィィィィイイイイン・・・・!!

女「いやー、すいませんな、モアの記者はどうも、諦めが・・・ぬぬぬ・・・!悪いもので・・・!」
奏翼竜「・・・!」


586 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 16:46:32.09 ID:5D34BBU20
つよいwwww


589 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:48:40.44 ID:61ij1yEi0
三眼か、萌える



まぶたにちゅっちゅしたい


590 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:49:21.11 ID:9dOxcI+PO
>>589
カメラのレンズにチュッチュッすんのか?


591 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:49:41.90 ID:40gg+WSeO
三つ目ってカメラでしょ?


593 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:50:14.83 ID:B+WfWxfF0
ババババババ・・・バババ・・・
女「ふおおお、すごい風圧・・・!」

ドドドドドドドドド・・・ボボボボボボ・・・!!

女「・・・と、すごい音・・・!うるさい・・・!」
女「まるでハーモニカを、適当に・・・思いっきり吹いているような・・・そんな音ですねぇ!例えるなら・・・!」
奏翼竜「キェエエエエエェェェェ・・・!」
ぶんっ、ぶんっ

女「おっと・・・離しやしませんよぉ・・・!ぬぬぬ・・・!」
奏翼竜「・・・!」
女「まずは一枚・・・頼みますわ・・・!」
パシャッ、パシャッ

女「へへ・・・近撮りさせてもらいました・・・次は正面から撮らせてもらいますので・・・!」
奏翼竜「・・・!」
女「なんとかして・・・地面に伏っしてもらいましょうかね・・・!」
奏翼竜「・・・キェェエエエエエエ!」

ゴウッ・・・

女「(! 軌道が一気に下に・・・このままだと・・・おいおいやめてくださいや)」
奏翼竜「・・・!」
女「やめやめやめ・・・おいおい、森の中に突っ込む気ですかあんた・・・!!」
奏翼竜「キェェエエエエエエ・・・!」

バキバキバキバキ・・バキキ・・・ドコッ
女「う」


594 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:50:24.36 ID:61ij1yEi0
>>590
あ、三つ目そっちかwww普通に三眼かと思った。残念だ


595 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:51:56.66 ID:9dOxcI+PO
>>594
カメラは三眼レンズかもしれないけどな


596 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 16:53:58.74 ID:61ij1yEi0
>>595
出来ればカメラよりおにゃのこがいいです…


597 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 16:54:06.39 ID:B+WfWxfF0
女「(え、枝が・・・っつーかむしろ幹が・・・!)」
バキバキバキバキ・・・!

奏翼竜「ギェエエェエエエエ・・・!」
女「く・・っそ野郎・・・!自ら森につっこむなんて・・・!どれだけ取材が嫌だってんだい旦那・・・!」
バキバキバキバキ・・・

女「は・・・離さな・・・!絶対に・・・!」
奏翼竜「キェエエ・・・キェエエエエエエ・・・!」

バキバキバキバキッ・・バキキキ・・・

女「(! やばい、この枝はちょっと太)」

ドバキッ

女「あ・・・・」

バキバキバキキキ・・・キキ・・・

奏翼竜「・・・キェェエエ・・・!」


竜は荷を森に降ろし、そのまま再び、空へと駆けていった。

女「うあ・・・」


599 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:00:30.63 ID:B+WfWxfF0
ムクッ

魔術師「・・・ふぁあ・・・」

剣士「・・・すぅ・・・すぅ・・・」
弓「ぐぅう・・・ぐぅ・・・」

魔術師「んー・・・ふぁああぁ・・・あ?」

ピチチ・・・ピチチチ・・・

魔術師「・・・まただ」
魔術師「(また女ちゃんがいない・・・)」

魔術師「・・・外かな・・・」パサッ
魔術師「・・・いない・・・」

魔術師「(なんであの人は・・・朝起きると・・・絶対にいないんだろう)」
魔術師「(どうしてだろう・・・彼女が休んでいる姿も見たことがないわ)」

魔術師「・・・」
魔術師「・・・まぁ・・・大丈夫よね?」
魔術師「(だっていつも、元気に帰ってくるし・・・きっと、写真をもって・・・戻ってくるでしょう、ふふ)」


女「・・・」

ピチチチ・・・ピチチ・・・


602 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:07:04.31 ID:B+WfWxfF0
落花生


604 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:08:15.75 ID:2LHEwjfiO
>>602
茹で?


605 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:08:58.46 ID:B+WfWxfF0
普通落花生

あんなの食えないわ


606 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:09:15.27 ID:bjfdC4xz0
女ちゃんの容姿がいまいちイメージできない。


607 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:11:08.34 ID:gIxs3dHXO
アホ毛というか、寝癖がヤバそうなイメージが有る


609 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:11:28.66 ID:B+WfWxfF0
想像に(゚ω゚)お任せします

けどまぁあえて言うなら
某天狗のように黒髪ではない

初代ポケモンのあれ、ガールスカウト


610 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:11:30.75 ID:pch9JJmo0
なぜゆでた


611 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:11:58.70 ID:40gg+WSeO
塩茹で落花生美味いじゃん!
俺が知ってるのと何か違うのか?


612 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:12:19.54 ID:B+WfWxfF0
>>610 送られてきた

っつーか今日の食事偏り過ぎだろ・・・野菜食ってくる


613 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 17:12:51.22 ID:gWl05oue0
>>609
某天狗ってMr.カラテか!?

国産ピーナッツ高い


615 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:14:51.28 ID:B94/T9qSO
いや射命丸だろ多分


616 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:16:26.83 ID:xWeCpI+40
コール&レスポンスかw


617 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:16:32.10 ID:qM4dbn7Q0
頭の中ではサイデザのアーシャになってる


618 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:16:44.62 ID:fCPnBysPO
パソコン占領されたら大変だな・・・

塩ゆでにする意味がわからない
煮豆じゃねーかアレ

http://imepita.jp/20090927/620440 PC
ずっと同じ曲聞いてるから頭痛い


620 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:17:53.02 ID:bjfdC4xz0
気軽なのをイメージしてたら突然重い過去があるみたいだし、想像以上に怪力さんじゃん?
イメージを構築し直すのって大変。でもイメージがないと入り込めない。


絵師はいねぇがああああああ


621 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:19:35.81 ID:7TyVZTmm0
俺のなかではリトバスの葉留佳みたいなイメージ


622 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:20:38.91 ID:5wJV36rL0
もうステータスは射命丸で、外見は初代ガールスカウトでいいや


623 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:20:38.83 ID:FMp+pbrb0
うるせぇ黙ってみてろ


625 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:23:34.49 ID:B+WfWxfF0
ガチャ

医師「・・・どうも、ずっと待っていたんですか」
男「!あ、はは、はい、まぁ・・・はい・・・一応部下、といいますか・・・責任者なので」
医師「傭兵をまとめるのは大変でしょう、以前私も傭兵でしたから、上司の辛さはよくわかります」

男「・・・あの、それであの傭兵の方は・・・」
医師「・・・」
男「い、命は・・・彼の命は・・・!」

ガチャ
助手「あのー、傭兵さんの包帯新しいのに・・・」
男「・・・!新しいのに・・・っていうことは・・・」
医師「・・・ええ、まぁ、一命は取り留めましたよ」
男「・・・!」

医師「驚きましたよ、まさか夜中に運ばれてくるなんて・・・」
男「すみません・・・ありがとうございます・・・」
助手「ふふ、よほど心配だったんですね」
医師「心配はいりません、重症でしたが快方に向かっています・・・後遺症が心配されますが、それも治せば良いです」
男「ありがとうございます、ありがとうございます・・・!」

男「(よかった・・・後は他の被害を出さずに・・・どうやってエルディオレを追い払うか・・・だな)」
男「(くっそー・・・無茶な任務だ・・・)」


627 :◆1pwI6k86kA [] :2009/09/27(日) 17:28:44.77 ID:B+WfWxfF0
ゴトン・・ゴトトン・・・

キキッ

男「!」
紅衣「男さん、探しましたよ」
男「紅衣さん・・・駆けつけてくれたんですか」
紅衣「ええ、せめてものお礼ですからね・・・そちらのギルドにも力をお貸ししようかと」
男「・・・!ありがたい限りです・・・!」
紅衣「礼には及びません、私が返しているだけですから」

紅衣「・・・それより、竜の様子・・・遠くから観察させていましたが、どうも今朝にかけての動きが、おかしいようです」
男「・・・?竜の動きがおかしい?」
紅衣「はい、どうやら翼を少し痛めているようで・・・誰がダメージを与えたのかはわかりませんが、飛行に障害が表れています」
男「!!・・・つまりそれは・・・チャンス?ですか?」
紅衣「そうともとれますし、逆に低空飛行しかできなくなった・・・という点では」
男「・・・いえ、大丈夫・・・それはリスクではない・・・討伐の機会が増えたのならば良かった・・・良い事です」

男「(誰かは知らないが、エルディオレをある程度攻撃してくれたようだな・・・うーん・・・)」
男「(このまま流れで集中攻撃・・・も、いいかも・・・しれないが・・・さて・・・)」


628 :VIPがお送りします [] :2009/09/27(日) 17:29:10.55 ID:kFDGQACT0
>>621
魔術師ははるかか?


631 :VIPがお送りします [sage] :2009/09/27(日) 17:30:52.81 ID:B2E+9z+KO
脳内で勝手にイメージしてろ



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