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銀ジャンル「アルミホイル」
112 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 09:57:01.08 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「アルミホイル片が食べ物にくっつくのがそんなにお嫌ですか?」

女「楽しい人がいるんならぜひ連れてきて。正座させて小一時間ほど問い詰めてみたいから」

アルミホイル「愛するあなたをこれ以上悲しませるわけにはまいりません」

http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/cookper/items/fryingpan.html「これでどうでしょう?」

女「……い」

http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/cookper/items/fryingpan.html「は?」

女「名前が長い! それとおまえ高いじゃん短いじゃん!」

ナポレオン三世「アルミは貴金属だからな。高いのは当然だろう」

ナポレオン三世「むしろ貴金属なのにこの安さは驚異的ではないか」

http://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/cookper/items/fryingpan.html「ですよねー」

女「アルミが貴金属だったのはあんたが皇帝だった頃の話でしょ」

女「いつもいつもこびりつくわけじゃないんだし、ふつうのアルミホイルで十分だよ!」

アルミホイル「そうですか。やはり私はあなたの欠かせぬ半身だったのですね」 チラッ

女「今のはそういう意味じゃねえよ文脈でわかるだろわざとかこん畜生ッ!」


113 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 10:00:30.61 ID:Ch3jpGPC0
女「人んちの風呂でなにちぎれて浮かんでんのよ」

アルミホイル「金箔風呂に対抗したアルミ箔風呂です」

アルミホイル「ささ。どうぞ」

女「なんかすっげえ健康に悪そうなんスけど」

アルミホイル「アルミが健康によくないというのは俗信ですよ。
         私に嫉妬したラップの流したデマだとすでに証明されています」 

アルミホイル「ささ。永遠に、美しく!」

女「残り湯が洗濯に使えないんスけど」


114 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 10:05:37.03 ID:Ch3jpGPC0
アルミニウム「銀紙を無造作にこねて作っただけのオブジェに億の値がつく……」

アルミニウム「そんな神がかり的な工芸家ももういなくなってしまいました」

女「まるで昔はいたかのような物言いだねー」


115 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 10:14:16.06 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「大いなるアルミホイルの徳に嫉妬しないでください」

女「してないから」

アルミホイル「これまでに存在した全人類を私と同じ薄さに引き延ばせば」

アルミホイル「これまでに存在した全アルミホイルより、きっと総面積では勝てますから」

女「聞けや人の話」

アルミホイル「……」

アルミホイル「総面積では、ね……」 ククッ

女「人類に見つけてもらわなきゃ
  ずっとボーキサイトの中でヒキってるしかなかった分際で抜かしおるわ……っ」

アルミホイル「……」

アルミホイル「本当に…… "見つけた" のですかねえ?」

アルミホイル「 "見つけさせられた" とは思わな……は、は。ちとおしゃべりが過ぎましたね」

女「え? おい、ちょっと、なに? え? そこで黙んないでよ! なんなんだよ! こらぁ!」


116 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 10:20:39.96 ID:cnJLhbZw0
あげ(・∀・∩)


117 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 10:21:27.46 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「煙草の売り上げが落ちている上に増税で値上げするそうですよ」

女「そ」

アルミホイル「だからあれほど包装用アルミ箔で一本一本巻いとけっていったのに……」

女「今でも包装に十分銀紙使ってるくせに」

アルミホイル「わたしがっ! 足りなかったばっかりに!!」

女「やだよそんなフィンガーチョコみたいなめんどくさい煙草なんて」

アルミホイル「お菓子みたいで少年層も手を出しやすくなるじゃないですか」 

アルミホイル「売り上げを伸ばすには裾野を広げなくては!」

女「未成年に吸わせちゃ駄目だろ常識的に考えて……」

L神「だがこいつぁバカ識別子としちゃあナカナカのすぐれモンだぞ?」 カチッ

L神「バカな餓鬼にゃあ、誰だって近寄りたくはなかろうしなァ」

L神「こいつをふかしながらカッコつけてる連中の、マア滑稽なこと滑稽なこと……」 プカァー


118 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 10:32:53.60 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「煙草の箱の中の私をn万枚(nは任意の整数)集めて送ると
         車椅子が買えるという伝説をご存じですか?」

女「ガセなんでしょあれって」

アルミホイル「正確には私の方を大事に手元にとっておき、
         あの白いスティックをn万本(nは任意の整数)集めて送るといいんです」

女「オイ、コラ、ペラいの」

アルミホイル「 "噛み煙草" というのはですね……」

女「煙草の箱に入ってるアルミホイルは防湿用! 本体じゃないしましてや噛むためでもない!」

アルミホイル「あなたも平気で嘘をつくお人ですね」

友「ふ、ふ。恋は女を嘘つきにしてしまうものなのよ」

女「ちょっと待って……奥歯が痛くなってきた……ちょっと待ってる間に自害してきておまえら」

L神「オオオオオやはり噛み煙草は効くのぅ〜」 キイイィン

女「だからそれは噛み煙草じゃないよアルミ箔だよ!
  あんたホントに世界で初めて煙草を吸った神さまか!?」


119 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 10:41:20.51 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「古典絵巻における "財宝" の描写ってだいたいパターンがあるでしょう?」

アルミホイル「あふれる金銀、珊瑚の枝、宝珠、獣皮……」

アルミホイル「そしてアルミホイル!」

女「あれは反物だよ」

ナポレオン三世「余の時代では精製にコストがかかり、まこと、貴金属であった」

ナポレオン三世「財宝という認識で間違っておらん」

アルミホイル「思えば私もあれからずいぶんと庶民的な値になったものです」

ナポレオン三世「うむ。ちと寂しくもあるがな」

ナポレオン三世「だが殖産興業の一翼を担い、文明をリードする金属となったことは素直に喜ぼう」

ナポレオン三世「アルミを愛した一人として」

女「だからあれは反物だっつってんでしょ!」


120 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 10:50:34.27 ID:Ch3jpGPC0
女「アルミカップに生地を入れて……っと」

マドレーヌ生地「とろとろ」

アルミカップ「……へたぁ」

マドレーヌ生地「どろり」

女「うわあ型がへたれてこぼれた!」

山岡「ふん。どうせ八十八円かそこいらの、うすっぺらい徳用アルミカップを使ったんだろう」

山岡「だから焼き菓子用のアルミカップを買えばよかったんだ」

女「うるせー! いちいち人のお菓子作りにケチつけんじゃねえ!」

山岡「お菓子? 馬鹿言っちゃいけない」

山岡「こんないいかげんに作られたものがお菓子なもんか。せっかくの生地が泣いてるよ」

山岡「明日、もう一度ここへ来てください」

山岡「きちんとしたアルミカップで、本物のお菓子が、
    家庭でもふつうに作れるんだってことを証明してご覧に入れますよ!」 クルッ

女「……」

女「ここははなっからわたしんちだッ! 二度と来んな!!」 ペッペッ


121 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 11:00:13.47 ID:Ch3jpGPC0
女「ぼっさんとアルミホイルwwww妙な組み合わせがこんなとこで何やってんのwwwww」

魔道士エイボン「……」 ムッ

アルミホイル「いえちょっとこの下に用がありまして」

女「ゼスト御池地下駐車場のさらに下? ああ、地下鉄京都市役所前駅か」

魔道士エイボン「ついてくるのは勝手だが、身の安全は保証せんぞ」 スタスタ

女「地下鉄で身の安全てwwww一昔前のニューヨークっすかwwwwおばけでもいるんスかwwww」

アルミホイル「いえ、いえ。この人とお付き合いのある魔神さんが住んでらっしゃるのですよ」

魔道士エイボン「怠惰で茫洋とした神ではあるが、知識は深く、たまに教えを請いに行っている」

魔道士エイボン「その際、時間を潰す手慰み用に銀紙など持っていくと非常に喜ばれるので、な」

女「ちょwそれってwww京都のゼスト御池地下三階に茶毒蛾www京都マジ魔界都市wwwwwww」

女「しwかwもww銀紙こねくりまわして時間潰すってwwwどこのひま人界の大横綱だよwwww」

前川衆院議員(京都二区選出)「いや茶毒蛾じゃなくて、ちゃんとした名前が……」

魔道士エイボン「かまわん。どうせ素人に正確な発音ができるような名でもない」

前田衆院議員(京都二区選出)「……」


122 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 11:08:45.57 ID:Ch3jpGPC0
ゼスト御池「えwるwしwっwてwるwかwwwwwwww」

L神「ん?」

ゼスト御池「御池地下街はさびしいとテナントが頻繁に入れ替わるんだぜwwwっうぇwwwwwっうぇww」

L神「そうか」

ゼスト御池「百鬼夜行とか加藤茶とかwwww俺は平成の宴の松原かってのwwwwwwww」

ゼスト御池「さびしいにもほどがあるだろwwwwwそろそろ俺泣きそうwwwwwwww」

L神「まあ一服どうかね」 カチッ

L神「気鬱な時は煙草で気を紛らすに限る」 スッ

ゼスト御池「センキュウwwwwでもそこ禁煙wwwwwwww」

L神「……」

アルミホイル「こんなときアルミホイルは便利な使い捨ての携帯灰皿にもなりますよ」

L神「すまんな」 ギュッ

ゼスト御池「ああwwwほwらw見wろwwwwホントに誰か肝試しにきやがったwwwwwwww」

ヤング道長「……」 キョロキョロ

ゼスト御池「wwwっうぇwwwwwっうぇwwwwwもwうwやwだwwwww俺死にてぇwwwwwwwwwww」


123 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 11:16:41.70 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「金箔酒に対抗してアルミ箔酒を造ってみました」

女「……」

アル中「無用のアルミは体内に吸収されず排出されるから心配はいらんぞ」

女「……いや。そうじゃなくて」

ウィニー府警「タイーホ!!」

アルミホイル「!!」



 ……ピーポーピーポーピーポーピーポー



女「ほぉーら。勝手に酒なんざ造るからだ。馬鹿」

アル中「くくっ。酒に酔う前におのれに酔うて周りが見えなくなっちゃあおしまいだね」

アル中「まともな人間はこんな気違い水になんか関わっちゃあいけないってことさ……」 グビッ


124 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 11:25:12.70 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「建築用アルミ箔の需要はもっと伸びるはずなんですよ」

女「断熱素材とか?」

アルミホイル「おもに宗教建築で」

女「だから仏像とかに使うのはふつう金箔だと……」

アルミホイル「……」

女「……」

女「いっとくけどね」

アルミホイル「はい」

女「ふつうの宗教家は自分たちが悪意ある電波にさらされてるなんて思ってないよ」

アルミホイル「潜在的需要を掘り起こす努力は怠っていないつもりです」 キリッ

女「だからそれはもう宗教じゃなくただのキチガイだっつってんのよ」


125 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 11:33:36.42 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「アルミホイルたんの常食はもちろん一円玉!」

女「文字通り金のかかる女だこって」

女「……ん?」

女「一円玉をかじらせるのと、普通に材料買ってごはん作って食わせるのと、どっちが安上がりなんだろ?」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「一円玉のカロリー次第ですね」

女「うんこはアルミの塊になるんでしょ? おケツの穴が傷みそうだなあ……」

女「ううぅっ。想像しただけで痔になりそう!」 ブルッ

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「ダメ! 現実を見ちゃあ! ゼッタイ!!」


126 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 11:42:58.24 ID:Ch3jpGPC0

夏「 風が死し 草々も死を 装へり 」



女「……」 キッ

アルミホイル「オヤどうしました顔を背けて」

友「う、ふ、ふ。きっと、夏のあなたが眩しいのよ恋なのよ」

アルミホイル「それは、それは……参りましたねえ。は、は」

女「誰かさんが太陽を反射してクソうぜぇだけかな……」 キッ


127 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 11:56:03.56 ID:Ch3jpGPC0
女「うう。今夜は冷えるなあ」 モゾモゾ

アルミホイル「……」 パサパサ

女「オイ」

アルミホイル「はい」

女「人の布団にしゃあしゃあと潜り込んでくんじゃねーよ」

アルミホイル「なにをおっしゃいます。断熱材にアルミ箔は欠かせないものではありませんか」

アルミホイル「加えて私自身にあなたへの愛の熱量があります!」 キリッ

女「おまえは何を言っているんだ?」

アルミホイル「ささ。遠慮なさらずに」 パサパサ

女「さーて、毛布毛布っと……」


128 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 12:06:34.52 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「ああ……そうか……」 ホロリ

女「なんだよー今度は」

アルミホイル「私を布団に入れようとしないのは、私が破れないようにとの、
         あなたの優しさ、あなたの愛だったのですね!」

女「いやぜんぜん違う」

アルミホイル「破いてなんぼのアルミホイルに何という慈しみ……だから私はあなたに恋したのです」

女「ポジティブなアルミホイルマジうぜぇ……」

アルミホイル「よろしい。ならばあらかじめちぎれて軽く丸まり、
        羽毛布団のように掛け布団の中へ入っておきましょう」

女「……なにいってんのこの25p×8m?」

アルミホイル「身は軽うして愛は重し。それがアルミホイルです」 キリッ

女「……」

毛布「どうするね? お邪魔虫は引っ込もうかい? ひ、ひ」

女「待ってー! わたしをこいつとふたりっきりにしないでぇー!」


129 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 12:15:20.75 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「2ちゃんねるにあるDIY板に今からいうスレを立ててください」

アルミホイル「 『ヤター!! アルミホイルで一円玉出来たよー!!!』 」

アルミホイル「具体的な造り方は今から教えま……ん、誰ですか?」

通報先・便利なリンク一覧「■警視庁匿名通報フォーム
                  http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/anket/other.htm
                 ■全国ハイテク警察リンク集
                  http://www002.upp.so-net.ne.jp/dalk/ksatulink.html
                 ■京都府警ホームページ
                  http://www.pref.kyoto.jp/fukei/
                 ■警察総合相談電話番号
                  http://www.npa.go.jp/safetylife/soudan/madoguchi.htm
                 ■公安調査庁
                  http://www.moj.go.jp/psia/
                 ■国家公安委員会
                  http://www.npsc.go.jp/
                 ■造幣局
                  http://www.mint.go.jp/
                 ■金融庁
                  http://www.fsa.go.jp/
                 ■日本銀行
                  http://www.boj.or.jp/
                 ■偽造通貨対策研究所
                  http://homepage3.nifty.com/cdr/

アルミホイル「な、なぜあなたがここにッ!?」

女「ありがとう、通報先・便利なリンク一覧。さっそく通報に使わせてもらうわ」


130 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 12:24:58.25 ID:Ch3jpGPC0
主婦 「アラ困ったわ。アルミホイルが切れていたなんて」

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「使えい!輝ける我が摩羅を!」

主婦 「マァこんなところにとても立派なアルミホイルが!ありがとう!陰茎がアルミホイルの芯になっている人!」 

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「なんの!困った時はお互い様よ!」

主婦 「ところでこのアルミホイルは摩羅の皮が変化してできたものですの?」

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「ぬ……ぬうぅっ……」 

主婦 「アラアラ25pはあろうかというこんな立派なものをお持ちなのに純情な一面もおありなのね」

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「お、措け!」

主婦 「アア、アア、いくら巻き取っても尽きることのないかw……アルミホイル!」 

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「このかw……アルミホイルがすべて巻き取られた時、我が奉仕の旅は終わるのだ!」

犀(その角は皮膚が変化してできたものである) 『陰茎がアルミホイルの芯になっている人の純情旅行が終わりを告げるといわれるその日まで、残りあと75m。残りあと75m』

 ・ ・ ・

女「最近のドラマってマジつまんねーな」

アルミホイル「まあまあ。直腸がジップロックになっているライバルが出てきてから一気におもしろくなりますから」


131 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 12:25:01.85 ID:cnJLhbZw0
           ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           ( ´Д` ) < 通報しますた
          /,  /   \
         (ぃ9  |       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          /    /、
         /   ∧_二つ
         /   /
        /    \
       /  /~\ \
       /  /   >  )
     / ノ    / /
    / /   .  / ./     (゚Д゚) <しますた
    / ./     ( ヽ、     @( )>
   (  _)      \__つ   / >


132 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 12:36:09.43 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「朝方振りですね」

女「……おにぎりの中で何をしている」

アルミホイル「は、は。ついてきてしまいましたよ」

女「しまいましたよ、じゃねえ」

アルミホイル「ささ。遠慮なさらずに。がぶっといっちゃってくださいな」

女「……」



女「くそっ。このホイル片野郎、米粒にへばりついて取れな……うわよけい細かくちぎれた」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「じゃあもしこのアルミホイルがおにゃのこだったら?」

女「五体バラバラだね。そしておにぎりは血の味だよ」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「いやそうじゃなくて……」

アルミホイルと他のカップリングを真剣に考える会「おにぎりとアルミホイルと梅干の三角関係!」 ハァハァ

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「ええい腐女子に用はない! 失せろ!」 シッシッ



女「……うわっまたちぎれた」


133 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 12:51:04.19 ID:Ch3jpGPC0
女「うっひょおおぅ!」 ビクゥッ

便座「どうした嬢ちゃん」

女「なんか一気におまえが冷たくなってたよ!」

便座「夏の……おわりでさぁ……」 フッ

女「遠い眼すんなや便座のくせして」

アルミホイル「ささ。女性が下を冷やしてはいけない」

アルミホイル「私が便座に巻き付きましょう」

アルミホイル「今日の私は抗菌アルミ箔。この不浄の世界で唯一あなたを護る銀の騎士」

アルミホイル「汚れたらさっと丸めて手軽にポイ! でも泣きません。それが騎士の誇りですから!」

女「おまえと便座の間にどんだけぬくさに違いがあるってんだ……」

烏枢沙摩明王「便所の素人がプロを差し置いて出しゃばるからだ」

女「アルミホイルってさあ。丸めてなかったら流しても大丈夫だっけ?」

烏枢沙摩明王「保証はせんが好きにするがいい。便座の方は明日から俺が座って暖めておこう」

女「明王ってさあ。そのまま流しても大丈夫だっけ?」


134 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:00:07.91 ID:Ch3jpGPC0
月「皎々」

追っ手A「どこだ!? あの野郎、どこへ逃げやがった!」

壁に貼られたアルミホイル「きらきら」

追っ手B「絶対に逃がすなー! 密書を取り返すのだ!」

忍者『……』

追っ手C「人だ! もっと人手を繰り出せー!」



忍者『……』

忍者『……行ったか』

 パサ

忍者「危なかった……」

忍者「仕事の前にホームセンターでたまたまアルミホイルを買っていなかったら、
    隠れるものもないこんな場所じゃすぐ見つかっていた……」

アルミホイル「月夜に煌めくアルミ箔は、ただ美しいだけ。
        まさかその裏に人が隠れてるなんて誰も思いはしませんしね」


135 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:07:46.39 ID:Ch3jpGPC0

          ,,,      ,,,,,,      : .と お 維 現 ア
       _ = ~~ ``ヽ_,=''~´  ´~ヽ    : は こ 持. 行 ル
    _= ~               ヽ  : 思 が し  文 ミ
    ~=、    ミゞ、  , -彡     ヽ. : わ ま よ. 明 箔
       ~=、、、Cl~evj <e~}6)_   、、、ミ : ん し .う  を 抜
        ミ.~~ /', ゚ ;'7  ミ7ヾ~- 、  : か い な.    き
       ≡   (','゚, '.人  ゝ |  ヽ  : ね    ん    で
        `=  `ー'   iノ'  | / |         て
         ~ーノノノノノ'′



136 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:16:51.99 ID:Ch3jpGPC0
女「……」 クシャクシャ

アルミホイル「オーブンに敷いてお菓子を一回焼いただけで私を捨てますかそうですか」

女「アルミホイルってそういうもんじゃん」

アルミホイル「あなたはお金の使い道に困った挙げ句、
        一口食うごとに箸を捨て換えていたどこかの長者どんですか」

女「どう考えても食いにくいよねアレって」

アルミホイル「かといってリサイクルに回すわけでもなし」

アルミホイル「もうおわかりかと思いますが、その長者どんは没落しました」

女「これがアルミの無駄遣いだってんなら、わたしゃ便所でおちおちケツも拭けやしねーよ」

トイレットペーパー「長者どんは没落しましたー」

ティッシュペーパー「没落しましたー」

コットンパフ「しましたー」

生理用品「ましたァー」

ラップ「アァーァーァーーーーー」

女「ええーい黙れ黙れ黙れーい! 貴様ら全員人類文明の捨て石じゃああああーーー!!」



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