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弓兵「剣士ってクールだよね」剣士「…はぁ?」
- 1 :VIPがお送りします [sage]
:2009/03/16(月) 09:35:58.29 ID:0wTZrtN10
落ちてたから立てた
- 2 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 09:36:35.04 ID:bjDdNO1o0
今日のFEスレはここですね
- 3 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 09:38:00.61 ID:xpKUW/S60
レッドストーン
- 4 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 09:39:49.66 ID:O4c6ZHod0
ディアドラが寝取られてちんぽよがり狂ってる画像ください
- 5 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 09:45:31.41 ID:0wTZrtN10
最初からやるか
宿屋
弓兵「魔法使いと武道家の結婚式、豪華だったなぁ」
弓兵「明日から新婚旅行か、いいなぁ」
弓兵「……明日から一人か、仲間探さなきゃ」
弓兵「酒場行こうっと」
- 6 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 09:49:43.09 ID:aORudLAeO
最初からか……続き再開したら呼んで
- 7 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 09:50:13.70 ID:0wTZrtN10
酒場
弓兵「おやっさん、たのもー」
マスター「おう、いつものでいいか?」
弓兵「おやっさん、今日はやめとく、お金節約ですよ」
マスター「そういや、お前さん魔法使いと武道家の結婚祝いに金をほとんどだしたんだっけ?」
弓兵「そうです、僕の生活はこれから苦しいのです」
- 8 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 09:55:06.04 ID:0wTZrtN10
弓兵「そこで、おやっさんに頼みがあります」
マスター「金なら貸さんぞ」
弓兵「違う、パーティーを組んでない剣士と魔法使いを探してほしい」
マスター「人気なの選んできたな、まぁ探してはみるがいないと思うぞ」
弓兵「ありがと、おやっさん、じゃもう宿屋に戻るから」
マスター「おう」
- 9 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 10:00:09.30 ID:0wTZrtN10
帰り道
弓兵「(うわぁ、あの人カツアゲされてる…いいところで僕が助けてあげよっと)」
ごろつきA「おぅおぅ、兄ちゃん金出せや」
???「……断る」
ごろつきB「なんだと、痛い目に合いたいのか?」
弓兵「そこまでだ、ごろつき共」
- 10 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:05:11.76 ID:0wTZrtN10
ごろつきA「なんだ、てめえは?」
ヒュン
ごろつきB「うわぁ」
弓兵「さっさといかないと次は当てるよ」
ごろつきA「チッおぼえてやがれ」
弓兵「君、大丈夫?」
???「…すまない」
弓兵「困ってる人を助けるのは当たり前だよ」
- 11 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:08:08.33 ID:0wTZrtN10
???「…一つ・・・聞いていいか?」
弓兵「うん、いいよ」
???「最初から見ていたよな、なぜそのとき助けようとしなかった?」
弓兵「なぜって?それはいいところで助けるのが正義の味方だからだよ」
???「(正義…か)」
弓兵「どうしたの?」
???「…いや、なんでもない…ありがとう」
弓兵「どうもいたしまして」
- 12 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:11:09.81 ID:0wTZrtN10
宿屋
弓兵「今日は疲れたし、寝よう」
弓兵「明日にはパーティーのメンバー見つかってるといいな」
弓兵「おやすみなさい」
- 13 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:13:32.44 ID:0wTZrtN10
翌日の朝
???「…マスター、例の弓兵は?」
マスター「もうすぐ来ると思うぞ」
弓兵「たのもー、おやっさん剣士と魔法使い見つかった?」
マスター「残念だが、と言いたいとこだが剣士だけなら見つかったぞ」
マスター「お前さんよりもかなり強いがな」
弓兵「剣士さん僕とパーティーを組んでください!!って君は昨日の!!」
???改め剣士「…お前か」
マスター「なんだ?知り合いか?」
- 14 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:15:01.76 ID:0wTZrtN10
弓兵「いや、昨日僕がごろつきから助けてあげた」
マスター「まあ、コイツはバカだが元気だけはいい、あんたなら他にも求めてる奴らがいる、なのに本当にコイツでいいのか?」
剣士「…ああ、昨日の借りもあるしな」
弓兵「剣士さん僕とパーティーを組んでくれるの!ありがと」
剣士「……剣士でいい」
弓兵「じゃあ剣士早速行こー」
- 15 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:22:30.67 ID:0wTZrtN10
剣士「……魔法使いはいいのか?」
弓兵「剣士は僕よりかなり強いんでしょ、だったら魔法使いはいいや」
剣士「…そうか」
弓兵「剣士クエストはゴブリン退治でいいー?」
剣士「……ああ」
弓兵「よし、じゃあおやっさん行ってくるね」
マスター「おう、心配無いと思うが気をつけろよ」
- 16 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:28:22.83 ID:0wTZrtN10
洞窟
剣士「…見張りがいるな、弓兵頼む」
弓兵「オーケー」
シュッ
弓兵「ごめん、ミスった」
剣士「…下がってろ、増援を呼ばれる前に殺す」
ダッ ズバァ
弓兵「うわぁ、真っ二つ」
剣士「早く来い」
弓兵「りょっ了解であります隊長」
剣士「?」
- 17 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 10:32:49.11 ID:p/OVbbV5O
>>1 乙
- 18 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:33:02.40 ID:0wTZrtN10
洞窟内
弓兵「剣士ってクールだよね」
剣士「…はぁ?」
ザシュッ
剣士「ゴブリンに囲まれててよくそんなこといえるな」
ザシュッ ザシュッ ザシュッ
弓兵「だって、話をしてたほうが楽しいじゃん」
シュッ
剣士「時と場合によるな」
ザシュッ ザシュッ
弓兵「キャア!!」
バタッ
剣士「弓兵!大丈夫か!」
ザシュッ
剣士「気絶してるだけか、怪我も治しておこう」
ポオゥ
- 19 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:38:36.27 ID:0wTZrtN10
剣士「おい、起きろ」
ペシペシ
弓兵「あれ?」
剣士「…討伐終わったから帰るぞ」
弓兵「僕、怪我してなかった?」
剣士「…してなかった」
弓兵「そっか」
弓兵「歩いて帰るのめんどくさい」
剣士「…そうだな」
弓兵「剣士魔法つかえない?」
剣士「…剣士が魔法使えるわけないだろ」
- 20 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:45:14.20 ID:0wTZrtN10
酒場
弓兵「おやっさんクエストクリアしてきたよー」
マスター「おお、よかったじゃないか」
剣士「ゴブリン倒すのが9対1の割合で俺がかなり苦労したがな」
マスター「あんたとこいつの強さの差じゃそうだろうな」
剣士「…まあ、女を守るのは男の役割だしな」
弓兵・マスター「「え!」」
剣士「!何だ、違うのか?」
- 21 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:50:22.22 ID:0wTZrtN10
マスター「いやてっきり、わしはあんたが女だと思って声をかけたんだがな」
剣士「…失礼だな」
弓兵「剣士はいつ僕が女の子ってわかったの?」
剣士「…一目見たときからだ」
弓兵「本当!!うれしいなあ」
剣士「…弓兵」
弓兵「何?」
剣士「そろそろ宿屋を探そう」
弓兵「りょーかい」
マスター「二人ともまた来いよ」
弓兵「またね、おやっさん」
- 22 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 10:56:06.57 ID:0wTZrtN10
宿屋
剣士「店主部屋を二つ借りたい」
弓兵「なんで二つも?お金かかっちゃうよ?」
弓兵「だから店主さん部屋一つでいいですよ」
剣士「…俺が気をきかせたのに」
- 23 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:00:28.47 ID:0wTZrtN10
部屋
弓兵「酒場に行って参ります」
剣士「何で?」
弓兵「そりゃお酒が僕を待っているから」
剣士「…まあいいや、お金使いすぎるなよ」
弓兵「了解です、酒場にとつげきー」
ダッ ガチャ ガチャン
剣士「何で弓兵を見てると初恋の人にかぶるんだよ」
剣士「何もかもが違うはずなのに・・・」
剣士「…月が綺麗だな」
- 24 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:05:50.23 ID:0wTZrtN10
酒場
弓兵「たのもー」
マスター「早速きたな」
弓兵「いつものちょーだい」
マスター「はいよ、剣士はどうした?」
コトン
弓兵「宿屋でお留守番」
マスター「お前は運がいいな」
弓兵「なんで?」
マスター「あんな強い剣士がパーティーにいるからだよ」
弓兵「まぁ、運命の出会いってやつ?」
マスター「それは無いな」
弓兵「なんで?」
今の時間帯って見てる人いる?
- 25 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:07:40.37 ID:9HNc8BIKO
凄く見てる
- 26 :VIPがお送りします [] :2009/03/16(月) 11:08:09.69 ID:p/OVbbV5O
見てます
- 27 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:11:17.95 ID:0wTZrtN10
マスター「ただの偶然だ」
弓兵「そうかなぁ」
弓兵「それに剣士のことを思うと胸がズキズキするし」
マスター「それは酔っ払ってるのと、武道家と魔法使いが結婚したから」
マスター「自分も早く結婚したいと思ってることからの勘違いだ」
弓兵「多分そうかも」
弓兵「じゃそろそろ帰るね」
マスター「また来いよ」
見てるのか、よかった
- 28 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:16:13.42 ID:0wTZrtN10
部屋
弓兵「ただいまー」
剣士「お帰り、ちょうど酔っ払いをどう酒場から宿屋へ引っ張っていくか考えていたところだ」
弓兵「僕は酔いつぶれるまでお酒を飲んだりしませんよーだ」
剣士「そうそう、明日また今日行った洞窟に行くぞ」
弓兵「え!何で?」
剣士「あれだけの数のゴブリンがいたのにリーダーがいなかった」
弓兵「ゴブリンにリーダーなんかいるの?」
剣士「あぁ、ゴブリンは馬鹿だが強いものに従うだけの本能はある」
剣士「まぁ、リーダーは偶然生まれた頭が少しいいゴブリンか、またはゴブリンを利用しようとする魔族か人間だがな」
弓兵「へー、勉強になるよ」
- 31 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:21:39.44 ID:0wTZrtN10
剣士「そろそろ寝るか」
弓兵「うん、だけどベット一つしか無いよ?」
剣士「俺はソファーで寝る、お前はベットで寝ろ」
弓兵「だめだよ、君のほうが疲れてるんだから君がベットで寝なきゃ」
剣士「くだらないやり取りをするつもりは無い、早く寝ろ」
弓兵「じゃあ、お言葉に甘えてベットで寝ます、お休みなさい」
剣士「あぁ、お休み」
もし落ちてもまたスレたてるからね
- 32 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:28:25.40 ID:0wTZrtN10
翌日
弓兵「おはよー!って寝てるのか」
ニヤリ
弓兵「これは僕が起こしてあげないといけないよね」
弓兵「けんしー、起きないと顔にいたずら書きするぞー」
弓兵「(剣士の寝顔ってかわいいなぁ、キスするぐらいならばれないよね)」
剣士「……顔にいたずら書きされるのは地味にいやだな」
弓兵「うゎ!!起きたのか、残念だなぁ」
剣士「…そんなに俺の顔にいたずら書きしたかったのか?」
弓兵「え!う、うん、そのとーり、あはは、ざ、残念だなぁ…ハァ」
剣士「?」
- 35 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:34:27.61 ID:0wTZrtN10
酒場
弓兵「・・・・・・というわけで、洞窟に行ってまいります」
マスター「おう、気をつけろよ」
弓兵「じゃーねー、おやっさん」
ガチャ ガチャン
剣士「…じゃ」
マスター「剣士…少しまて」
剣士「…なんだ、マスター」
マスター「まさか、お前・・・・・・」
・
・
・
弓兵「遅かったね、おやっさんと話でもしてたの?」
剣士「…あぁ少しな」
- 36 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:39:30.94 ID:0wTZrtN10
洞窟内
弓兵「昨日はたくさんゴブリンがいたのに、今日は気味が悪いほど何もいないね」
剣士「…そうだな」
弓兵「ねぇ、僕の話聞いてるの?」
剣士「ん?…あぁ」
弓兵「さっきから、そうだな、とか、あぁ、としか喋ってくれないじゃん」
剣士「…そうだな」
弓兵「おやっさんと何があったの教えてよ」
剣士「…別に何もない」
- 38 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:43:08.09 ID:0wTZrtN10
弓兵「もう、話題変えよう。剣士のしてるネックレスってかっこいいね」
剣士「・・・これか?」
弓兵「(よしってごたえあり)うん、かっこいいよ、剣士に似合ってる」
剣士「・・・これは大切な人からもらった物だ」
弓兵「大切な人って誰?家族?」
- 39 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 11:47:03.61 ID:0wTZrtN10
剣士「…俺の…初恋の人だ」
弓兵「えっ!(墓穴ほったー!)」
剣士「…まぁ、もうこの世にいないんだがな」
弓兵「ごめん」
剣士「なぜあやまる?」
弓兵「だって剣士にとって思い出したくないことでしょ?」
剣士「そうでもない、あれは俺の力不足が原因だったし、それに俺の片思いだった」
剣士「そんなことより早く行こう」
弓兵「う、うん」
- 42 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:04:34.87 ID:0wTZrtN10
弓兵「ここが一番奥かな?」
魔物使い「あなたたちですか?私のゴブリン達を惨殺したのは?」
弓兵「そのとーりだ」
剣士「大半は俺だがな」
魔物使い「ちょうどいい、あなたたちには魔王様復活の生け贄になってもらいましょうか」
弓兵・剣士「なんだと!」
弓兵「やっぱり魔王っているんだ!!」
魔物使い「ええ、いますとも500年前に勇者によって封印されましたがね」
弓兵「物語の通りだ!!」
- 43 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:12:34.12 ID:0wTZrtN10
剣士「貴様にそれを教えたのは誰だ!!」
魔物使い「それは教えられませんね」
魔物使い「いでよ!ゴーレム!!」
ゴゴゴゴゴゴ
ゴーレム「ゴーム」
魔物使い「行けゴーレムあいつらを握りつぶしなさい」
ゴーレム「ゴーム」
弓兵「剣士!あぶない!!」
- 45 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:15:55.83 ID:0wTZrtN10
ズババババッ
剣士「教えられないだと?だったら無理やりにでも聞く」
剣士「貴様が召喚したゴーレムは俺が今ガラクタにした、これで終わりか?」
魔物使い「ひっ!!て、転送魔法がつかえない!!」
剣士「もう一度聞く、貴様に魔王の事を教えたのは誰だ」
魔物使い「く、黒い甲冑をみにまとった騎士です」
剣士「(まさか、そんなはずは!!)弓兵こいつを連れて行こう賞金首かもしれない」
弓兵「了解」
- 46 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:24:35.75 ID:0wTZrtN10
酒場
弓兵「おやっさん、いつもの頂戴」
マスター「おう、剣士はなんか飲むか?」
剣士「…ホットミルク」
弓兵「お酒飲まないの?」
剣士「飲まないんじゃなくて飲めないんだ」
- 47 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:28:21.14 ID:0wTZrtN10
弓兵「意外だなー」
剣士「弓兵」
弓兵「ゴメン、怒った?」
剣士「いや、洞窟で言ってた物語って何だ?」
弓兵「知らないの?」
剣士「あぁ」
弓兵「じゃあ、話してあげる」
- 49 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:34:15.56 ID:0wTZrtN10
昔々あるところに悪事の限りを働いた魔王がいました。
それに困った人々は勇者に頼むことにしました。
しかし、いくら勇者といえど魔王にはかないません。
ついには勇者もあきらめようとしていました。
そのとき勇者に加勢しようする者が現れました。
- 50 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:41:20.93 ID:0wTZrtN10
その者は自分は魔王の子供と名乗りました。
魔王の子供は自分は魔族と人間が共存できる世界を目指したい、
だから自分の父親である魔王を封印したいと勇者につげました。
勇者は納得し魔王を封印することに決めました。
しかし、二人ががりでも魔王を倒すことはできません。
そこで勇者は自分を犠牲にすることに決めました。
勇者の犠牲により魔王は封印され、世界に平和が戻りました。
- 51 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:49:06.72 ID:0wTZrtN10
弓兵「ってお話」
剣士「…そうか、俺はそろそろ帰る」
弓兵「もう帰るの?僕はもうちょっとお酒飲んでくね」
剣士「了解した」
弓兵「僕が酔いつぶれたら迎えにきてね」
剣士「自分で帰って来い」
- 53 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 12:57:25.36 ID:0wTZrtN10
マスター「酔いつぶれるまで飲んでいいのか?」
弓兵「うん、賞金首のおかげで少しの間、楽できるから」
マスター「そうか、そりゃよかったな」
弓兵「で、おやっさんは今日剣士になんて言ったの?」
マスター「なにが…だ?」
弓兵「誤魔化さないで、剣士がおやっさんと二人で話した後ずっと何か考え込んでた」
マスター「そう…かもな」
弓兵「おやっさんは剣士の何を知ってるの?ねぇ、教えてよ」
マスター「わしからは言えん、ただお前は剣士を好きにならんほうがいい」
弓兵「何で?僕は恋をしちゃいけないの?ねぇ?」
マスター「お前のためなんだ、酒代はわしがおごる、どんどん飲め」
- 54 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 13:05:24.91 ID:0wTZrtN10
宿屋
店主「剣士さん酒場のマスターが弓兵さんを引き取りに来いとの事です」
剣士「わかった」
酒場
剣士「…結局酔いつぶれたか」
マスター「つれて行ってくれ」
剣士「言われなくても、そのつもりだ」
- 55 :VIPがお送りします [sage] :2009/03/16(月) 13:13:27.83 ID:0wTZrtN10
帰り道
弓兵「あれ?」
剣士「気がついたか、おろしていいな」
弓兵「やだ、もうちょっとこのままがいい」
剣士「お姫様抱っこは恥ずかしいんだが」
弓兵「…ありがと」
ギュッ
剣士「なにがだ?」
弓兵「なんでもない」
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