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新ジャンル「あけましておめでとう……」
346 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:14:49.51 ID:C53zGuuY0
>>284
俺のことかぁぁぁ!

>>293
うはwwwナツカシスwww


347 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:28:38.92 ID:SLrORMf5O
>>346
さあ、続きを書く作業に戻るんだ


351 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:43:29.37 ID:C53zGuuY0
>>350
桃太郎はたぶん無理w思いついたら書くよ

とりあえず、当面的には大分上のエロねた満載だったアレの続きでも

例えヘンでも笑う事なかれ


353 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:49:08.39 ID:C53zGuuY0
男「隠し芸だな」
女「うん。そだね。隠しゲイだね」
男「なんで英語?」
女「いや、なんとなく。新春の素晴らしい番組を一気にいかがわしくしてみようかと」
男「しなくていい。ところで、お前は何かできるのか?」
女「いや、無理。ゲイじゃないし」
男「いや、だから違うだろ」


354 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:55:41.38 ID:C53zGuuY0
男「あ、みかん取って」
女「ん」
男「いや、持ち上げるだけかよ」
女「取った」
男「くっ…この偏屈野郎め」
女「野郎って男の人に使うんだよ?」


355 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:56:05.82 ID:C53zGuuY0
男「しかし…まさか一睡もせずにやるとは思わなかったな」
女「あ、あれはお酒!そう、あの時飲んだお酒のせい!」
男「正常だとか言ってなかったか?」
女「うっ…」
男「…まぁ、かわいいからいいけど」
女「へ、へぇ〜」
男「はいはい。恥ずかしいんだな」


356 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:57:23.54 ID:C53zGuuY0
今でこそこうしてこたつに入って談笑している俺たちだが
こいつが初めて俺の家に来た時は、形相が鬼で、言葉遣いも荒く、常に俺を睨んでいた
そう、分かりやすく言うと

ツンツンだ


357 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 21:58:55.27 ID:C53zGuuY0
2年前――
男「…いやー、今年も暮れだな。明日は正月かぁ…」
男「一人寂しく年越しそばってのも案外悪いもんじゃないな。テレビもあるし」
男「唯一変な事と言えば、なんでこんな説明的な台詞を吐いているかなんだな」
ピンポーン
男「はい? 誰だよこんな時間に………」ピンポーン「はーい、今行きまーす ったく」
ガチャ
女「………」
男「…誰?」


358 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:00:20.38 ID:C53zGuuY0
それが、俺と女のファーストコンタクトだった。
話を聞くと、どうやら俺の親父とこいつの親父は知り合いだったらしく
あいつのおかんが病死したのをきっかけに一人立ちをしたらしい
で、行くあてもないこいつが来たのが俺の家。
こいつが一人立ちする事に反対を通していたのが母親で、親父は賛成だったらしい
ただ、下宿先が見つからず、どうしようかと言ってるところに、
我が親父の登場だ。誰にでも優しい、俺の目には恐ろしくかっこいい親父だ
その親父が、どうやら俺の所へいけと言ったらしい

俺は即刻電話をかけた。そう、親父へ


359 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:04:10.38 ID:SLrORMf5O
wktkwktk


360 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:07:47.49 ID:C53zGuuY0
男「あ、親父か?なあ、この女は誰なんだよ」
父『なんだ、聞いてないのか?』
男「いや、聞いた。もうばっちり。すんげー嫌々話してくれた」
父『じゃあ、その通りだ。その子は、僕の友人の子だからね。手をだすのは自由だけど、傷つけるような真似だけはしないでくれよ』
男「いや、出さねえよ。え、なんだ。あれか?俺は卒業まで同棲か?」
女 ピクッ
父『そうなるな。あ、いや、その子が出ていくと言うなら、止めるのはお前の自由だ』
男「つったってなぁ…え?なに?………ああ、うん。分かった」
ガチャン


362 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:12:46.50 ID:C53zGuuY0
名前をつけるべきかつけざるべきか


363 名前:VIPがお送りします。 [sage] 投稿日:2008/01/01(火) 22:24:05.26 ID:dhLKeIdpO
ふむ…あったほうが区別化できるか?
書きやすいほうで


364 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:30:35.57 ID:C53zGuuY0
男「素性については分かった。いくつか質問しよう」
女「だが断る」
男「やかましい。居候の分際で口答えをするな。名前は」
女「………」
男「答えろよ」
女「………桜井春華」
男「おーけぃ。分かった。次の質問だ。ここを出るつもりはあるか?」
女「………」
男「明らかに考えてる顔だな。で、どうすんだ?」
女「嫌」
男「………あぁ、そうか。わかった。食費だけは出してもらうからな」
俺はつくづく自分が甘いと思った


366 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:35:35.98 ID:C53zGuuY0
名前はつけても表示は女w

男「ところで、お前はどこの高校に通ってるんだ?」
女「日偽高校」
男「ひにせ?俺と同じだな。学年は?」
女「一年」
男「………え?」
女「一年って言ってんの。あんた知らなかったの?」
男「いや、初耳だ。と言うか………お前は知ってたんだな?」
女「当たり前で………チガウ、一週間前に知ったの」
男「? ヘンな奴だな」
女「うるさい」


367 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:40:10.46 ID:C53zGuuY0
男「なあ、ちょっと良いか」
女「………」
男「なんで睨むんだ?」
女「別に」
男「睨んでるだろ」
女「別にっていってんでしょ!」
男「何を怒ってんだよ」
女「別に」
男「………」


368 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:41:57.87 ID:C53zGuuY0
それから、しばらくして、俺達は2年に進級した
4月某日。始業式が済んでクラス分けの通りに教室に向かうと、隣には桜井がいた
なんの陰謀だろう………
いや、確かに、顔は良いだろう。家にいる時とは違い、というか正反対の笑顔だ
まったくもって信じられない
友人いわく「桜色の天使」
本人が聞いたらどんな顔をするのだろうか


369 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:42:06.51 ID:SLrORMf5O
沢尻wwww
支援


370 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:49:32.06 ID:C53zGuuY0
その年の末まで、桜井のイガイガしい雰囲気は続いた
男「さーてと今年も暮れだな。というか31日なわけだが」
女「だから?」
男「大掃除だ」
女「勝手にやれ」
男「………お前が一番邪魔だな」
女「………はぁ?」
男「なんでもねぇ。邪魔にならない程度に隅っこによれ。どうせ手伝わないんだろ」
女「………分かった。手伝う」
男「どういう風の吹きまわしだよ」
女「なんだっていいでしょ」
男「じゃあ、そっちな。ガリガリ磨いてくれ」
女「わかったわよ………こんな感じ、かな?」ボソ
男「そうそう、そんな感じそんな感じ」
女「なっ、拾うなっ!!」


371 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:51:12.45 ID:SLrORMf5O
わくてか


372 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:53:23.40 ID:C53zGuuY0
男「さて。掃除も終わり、あとは紅白やら何やらを見るだけとなりました」
女「………」
男「目つき悪い割にこたつには入ってるんだな」
女「………モクモク」
男「みかんも食うし」
女「ちょっと黙れ」
男「はいはい…」
女「………」
男「………ふっ。さーてそばの準備でもするかぁ」


373 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 22:57:09.47 ID:C53zGuuY0
男「ほれ」ゴト
女「………何?」
男「蕎麦」
女「………」
男「食うんだな。やっぱり」
女「………フンッ」
男「この一年で随分変わったな」
女「………何が」
男「そうやって返してくれるあたりがな」
女「………」
男「まぁ、いいよ。それくらいでも嬉しいから」
女「何いってんのアンタ。馬鹿じゃない?」
男「まぁ…聞いてくれよ」


375 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:05:36.76 ID:C53zGuuY0
男「俺の親は俺が小さい頃に離婚してな。俺は母親の顔を知らない」
女「…」
男「親父も、俺が中学にあがると同時に家にいないようになった」
女「…」
男「まぁ、それは俺が安心して暮らせる為に必死に稼いでたんだがな」
女「…」
男「それでも、俺は高校に上がるのを機に一人暮らしを始めたんだ。親父にばかり迷惑はかけられないからな」
女「…で?」
男「去年の4月…だな。俺が自立してから、ずっと一人だった」
男「去年の大晦日は、案外平気なもんだとか強がったが、ほんとは…寂しかった」
女「………」
男「だから、今こうして隣で蕎麦食ってくれる人がいてくれるのが、たまらなく嬉しいんだよ」


376 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:07:53.69 ID:C53zGuuY0
女「! ばっ、」
男「ちゃんと表情作れるんだな。学校でやってる建前じゃなく、ちゃんとした表情」
女「………気づいてたの」
男「まあな」
女「ふーん………ハッ」バッ
男「お、おい………なんだよ。ったく。こたつに潜ると風邪ひくぞ」


377 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:07:55.75 ID:dhLKeIdpO
こんな設定だったのかw
男は社会人でJK奥様みたいなのかと思ってたw


378 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:14:02.84 ID:C53zGuuY0
>>377
いや、社会人だったかどうか自信なくなったから高校生にしたww

その一件から、桜井は俺に対して心を開くようになっていった。
春頃には、家の中で笑い声を響かせるほどにはなっていた。
そんな秋口だった。
桜井に告白されたのは


379 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:19:10.24 ID:C53zGuuY0
男「わざわざ立入禁止の屋上に来なくても、家に帰れば話せるだろうに」
女「こういうのはムードが大事なんだよ。分かってないな、キミは」
そう、この頃から桜井の二人称はキミになった
女「さてさて。今日呼び出したのは、ちょっとお話があるからです」
男「そりゃぁわかるがな」
女「はいはい。んじゃあ、そこに立って。そうそこ。んんっ………」
男「?」
女「わたくし、桜井春華は、貴方が世界で一番好きです」
男「………?」
女 ニコッ
男「え?は?ちょ、待て。なんだって?」
女「簡潔に言うと、我愛弥」


380 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:21:44.29 ID:C53zGuuY0
女「と言うわけで」
男「………はい」
女「是非ともお返事を」
男「えーと………俺にはそれを断る理由がありません」
女「お?それじゃあ………」
男「………受けましょう、それを」
女「やった。うれしいです!」
男「その顔やめろwザブングルかww」
女「まぁ、ともかく帰ろうよ」
男「そうだな。もう日も暮れるしな」
女「じゃあ、はい」
男「? 手?」
女「つないで帰ろ?」
男「………おう」


381 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:22:53.44 ID:C53zGuuY0
しかし、まさか俺が昨日
新ジャンル「駄目人間ズ」
を書いてた奴だとは思うまいwww


382 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:23:45.82 ID:JBXiXeWW0
( ´_ゝ`)フーン


383 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:29:10.85 ID:mgfnFMGQO
さあ、続きを書くんだ


384 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:31:56.98 ID:C53zGuuY0
そうだよな………そんなもんだよな………orz

女「おーい?どうしたの?ボケーっとして」
男「ん?ああ、いや。ちょっとこの数年間を思い出してな」
女「ふーん………?」
男「お前とのファーストコンタクトとかだよ」
女「あー………あの頃はトゲ出してたからねぇ」
男「毒付きのなw そんなお前も、ようやくクラスの中でも建前を使わなくなったな」
女「そうねー。まぁ、これも全部キミのおかげだよ」
男「そうだろうそうだろう」
女「うっさいw」


385 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:35:48.52 ID:C53zGuuY0
男「そういえばさ」
女「ん?」
男「2年前の年越しの時に、俺が言った台詞覚えてるか?」
女「えー?んー…ああ、あの蕎麦食ってくれるーってアレね」
男「そう。でさ。できたら、なんだけど」
女「うん」
男「ずっと食ってくれないかな、と」
女「…プロポーズ?」
男「あながち間違いじゃない」
女「………キミらしいよ」
男「それはどうも。それで、返答はいかに?」
女「………私にそれを断る理由はないよ」
男「お前も思い出してるな」
女「忘れないよw」


386 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:38:41.02 ID:C53zGuuY0
男「元日も終わるな」
女「そうだね」
男「………てやっ」
女「ひゃっ!?」
男「んー………」
女「………どこで和んでるの」
男「………春華の胸?」
女「こらっ! ったく………こういう時だけ名前なんだから」ブツブツ
男「え?何?」
女「なんでもない!」


387 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:39:00.42 ID:mgfnFMGQO
>>384
まあメジャーじゃない新ジャンル書き手なんてそんなもんだwwww

うはwwwなんで泣いてんだ俺wwwww


389 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:42:16.75 ID:C53zGuuY0
男「あ、そういやぁ今日友とかが新年会に来るんだったな」
女「ああ、そういえばそんな話もしてたね」
男「………てやっ」
女「しつこいっ! って、きゃぁっ」バタッ
ガチャ
友「あけおめことよろ!今年もギターが熱いぜぇぇ………あん?」
友女「どうやら熱いのはお前のギターじゃなくてあいつらのようだな」
友「………すまん。邪魔したな」
パタン
男「待てっ!まぁてぇぇぇ!!!」


390 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:47:06.21 ID:C53zGuuY0
友「なんだよ。あせって損したじゃねーか」
男「お前が早とちりなだけだ」
女友「違うのか?」
女「違うよ。断じて」
男「とりあえず新年会始めようや。はいコップ持って」
友「結局仕切るんだな」
男「やかましい。はい、かんぱーい!」
カチンッ


391 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:48:18.71 ID:SLrORMf5O
女友に期待


392 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:49:47.47 ID:C53zGuuY0
男「しかしなんだな。お前等は新年からヒマなのか」
女友「………新年早々から女を襲ってる奴の台詞とは思えん」
男「やかましい。違うと言っているだろう」
女「………間違ってないよ?」
男「おま…」
友「おお、笑ってる」
男「泣いてるんだよ」


393 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:54:26.66 ID:C53zGuuY0
女「…じー」
友「…なんだ?ついに俺の格好良さに気づいたか!?」
女「違う。もしかして、付き合ってる?」
女友「ブハッ!! な、何をば、馬鹿な事を………」
男「………動揺してるよ」
友「期待を裏切って悪いが、付き合ってないぜ」
男「ほう」
友「ぶっちゃけ、コイツから付き合ってくれと言われたがな」
女友「貴様、何をのうのうと喋っているのだ…?」
女「へぇ…かわいいとこあるんだ」
女友 グサッ
男「………そりゃ女だもの。あるさ」
女「まぁ、確かに」
友「俺はその申し出を蹴ったんだが、しかして、それには理由がある」


394 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:57:25.34 ID:C53zGuuY0
友「それはな。コレだ」
つギター
友「俺は、コイツで売れるまではコレに専念したい」
友「だから、せめて知名度があがるまでは、待ってくれと頼んだんだ」
男「ふーん」
女「へぇ」
女友「………」
友「あ、あれ?」
男「それはまた随分壮大だな」
女「その間に彼氏作ったりしてね」
友「ぬっ!それは………」
女友「………バカ」ボソリ


395 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/01(火) 23:59:18.09 ID:KyO71Qe8O
てっきり女が好きなのかと思ってたww

支援


396 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:01:23.15 ID:30y39wHw0
友「そういうお前は四月からどうすんだよ」
男「俺か?俺はなぁ………」
女「………考えてる?」
男「一応な」
友「ほー?」
男「………俺の親父が何してるか知ってるか」
女友「お前の父?」
女「そういえば聞いた事ないなぁ。何してる人?」
男「………職業作家」


397 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:10:18.90 ID:30y39wHw0
女友「そうだったのか?ちなみに、名前は?」
男「………月島和弘」
友「………ん?聞いたことあるぞ、その名前」
女友「当たり前だ!月島和弘と言えば、お前が受けるオーディションのスポンサーだ」
友「な、なんだってぇぇぇーっ!?(AA略」
女友「私の記憶が確かなら、月島和弘は五つの子会社を持つ大企業の社長だ」
女「………え?つまり?」
女友「つまりこいつは大企業の御曹子だ!」


398 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:12:43.06 ID:UHzoBvPDO
急展開www


399 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:14:12.95 ID:30y39wHw0
御曹子って…自分で書いておきながら失敗したなちくしょう

男「まぁ、そうなる。お坊ちゃまだな」
女「嘘…」
男「まぁ、水道光熱費と学費以外の仕送りは無いがな」
友「…」
女友「…」
男「…俺はたぶんそこを継ぐ事になる」
女「…それじゃ、私は社長夫人?」
男「………そうなるが、期待はするなよ」
女「?なんで?」
男「………うちの親父は誰にでも優しい。だからこそ俺はあの人をかっこいい親父だと思っていた」


400 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:20:28.59 ID:30y39wHw0
待っててw将来の話のあたりからの分岐で別ルート書くからw

男「親父は、自分の稼ぎのほとんどを寄付してる」
友「そいつは凄いじゃねぇか」
男「余った金を、俺への仕送りに使ったら、あの人にはいくら残ると思う?」
女友「………まさか」
男「そうだ。あの人は、自分の飯も満足に食えない生活をしている」
女「そんな………」
男「………だから、俺はたぶん親父への恩返しをする。あの人が死ぬまで」
女「………分かった。私も付き合う。付いて行くよ」
男「無理しなくたって良いんだぞ?俺の母親だってそれが嫌になって飛び出したくらいだ」
女友「お前の母親と女は違う。それくらい分かれ」
男「………そうだな。悪いな。ヘンな話にしちまって」
友「いや、良いけどよ。お前の方が壮大だよな」
男「うっせw」


401 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:24:48.85 ID:UHzoBvPDO
親父(´;ω;`)


402 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:25:10.26 ID:30y39wHw0
男「ところで、お前等のその荷物はなんだ?」
友「あれ?言ってなかったか?俺ら今日泊まるぜ?」
男「………はい?」
女友「いや、だから、泊まる、って」
男「違う違う。そんな事を聞いてるんじゃない」
女「私はいいけど」
男「………お前が良いなら…」
女「部屋割は、男の部屋に私と男。私の部屋に女友と友が寝れば良いよね」
3人「いや、それはそれで問題が………」


404 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:27:31.22 ID:30y39wHw0
深夜――
女「スー…スー…」
男「………寝れるわけがないだろう」
居間
男「ふー…ん?なんだ。起きてたのか」
女友「ああ。お前もか?」
男「ああ。理由はたぶん同じだろうな」
女友「だろうな。野郎め、さっさと寝るか、普通」
男「ああ、そっちか…」


406 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:34:05.54 ID:30y39wHw0
女友「と、とにかくだ。眠くなるまで起きていようかと思ったんだ」
男「ほう?…まぁいいさ」
女友「………」
男「そういえば、そろそろ三回忌じゃないか」
女友「………ああ、そうだな」
男「………久々だな。その顔も」
女友「………何がだ」
男「死ぬほど泣きそうな顔してるぞ」
女友「………ああ。たぶん、姉さんの葬式依頼だと思う」
男「………生きてたら25歳か。さぞキレイだったろうに」
女友「当たり前だ。私の自慢の姉だったのだ。綺麗でなければ困る」
男「ああ…そうだな…」
女友「………うっ」
男「………あいつんとこで泣いてやれ。起きてるなら、慰めてくれるさ」
女友「………悪い」スッ パタン
男「………ふー。さてさて。盗み聞きとはやるねぇ。お前も」
スッ
女「………」


407 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:35:48.37 ID:UHzoBvPDO
男かっこいいな


408 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:42:51.06 ID:30y39wHw0
設定変更のお知らせ

2個上の仲の良かった先輩

八つ上の知り合いのおねーさん


409 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:44:48.48 ID:30y39wHw0
>>408
の設定を戻します。スマソ


411 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:48:33.89 ID:30y39wHw0
女「………どういうつながり?」
男「友人だよ。あいつとは」
女「………ふぅ〜ん?」
男「………昨日話した、仲のよかった先輩の妹だ」
女「………え?」
男「あいつは3人姉妹でな。中学の頃、よく遊んだんだ。家が近かったからな。あの頃は」
女「…」
男「まだ、みんなは何も知らなかったからな。俺の親父の話」
女「そなんだ…」
男「うん。で、昨日話したのは、真ん中の人。次女だな。で、さっき話してたのは長女」
女「え?ってことはじゃあ…」
男「…姉が2人も死んでるんだ」


女友は3人姉妹で、長女が三回忌、次女が先月死んだ。おーけい。把握した。俺


413 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:51:50.26 ID:30y39wHw0
男「まぁ、同情だな。かといって、何かするわけじゃないさ」
女「何かしたら怒るけど」
男「大丈夫だ。さて、戻ろうぜ。寒いだろ」
女「………うん…」
男「昨日の続きしようぜ」
女「ばっ、ばかっ!何言って………ん」
男「………大好きだよ」




お金持ち版 終了


414 名前:VIPがお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:55:58.74 ID:UHzoBvPDO
>>413
今の設定は伏線じゃなかったのかwwwwww


416 名前:誰もいないな…と疑う俺がお送りします。 [] 投稿日:2008/01/02(水) 00:57:33.41 ID:30y39wHw0
>>414
それも踏まえて別ルートにwktkしとけww



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