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新しくもないジャンル「ドラゴン」の続き
- 1 :VIPがお送りします []
:2008/07/22(火) 21:49:04.87 ID:yWgPxVAP0
落ちたけど書いちゃう。答えは聞いてない!!
「…」風が吹き抜けていく。俺はいったい…?喧嘩に負けたあとからの記憶が無い。俺は気を失っていたのか?
目を開け体を起こす。すこし眩しい。そこは空の上、夕日に染まる海と街があった。太陽が海に消えていこうとしている。
「キュイ…?キュイキュイ!」ドラゴンの声が聞こえる。ドラゴンはゆっくりした速度で街の上を飛んでいた。
「お前が助けてくれたのか…情けないところを見せちまったな。」力量に明確な差があったならまだしも俺の油断のせいで負けたようなもんだ。
それも女の子に助けられちまうなんてな。情けなすぎる。「キュイキュイ!(フルフルっ)」しかも慰められちまうなんてな。かっこ悪すぎだ。
なんだか前にもこんなことがあったような気がする。夕日に染まる海を見ながら思う。昔…そう昔だ。母さんがまだ生きていたころのことだ。
俺は夜が来るのが怖くて夕方になる度べそをかいていた。そんな俺に母さんはある人の話をしてくれた。凛々しく美しくそして優しいある女性の話を。
俺はその話をきくのが大好きでいつまでも母さんが話すその話を聞いていた。気がつけばあたりは暗くなっていた。そしていつしか俺は夜が怖くなくなった。
母さんが話してくれる女性はいつも昔の俺の心をわくわくさせてくれた。今の俺の傍にいるドラゴンのように。「ドラゴン…名前考えた」「キュイキュイ♪?」
だからドラゴンにはこの名前こそふさわしいと思う。「フレイっていうんだけど…どうかな??」「キュイキュイ♪」どうやら気に入ってくれたようだ。」
良かった。俺にしてはいい名前が考えついたな。記憶の中の母さんに感謝だ。
- 2 :VIPがお送りします [sage] :2008/07/22(火) 21:49:56.75 ID:LcPlpmuT0
平仮名が多い
- 3 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 21:51:55.94 ID:XVQ/wRpOO
完結までは
頑張れ
- 4 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 21:52:12.40 ID:VzAlspAyO
パー速いけ
- 5 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 21:56:54.69 ID:oQ7QLhoaO
ほ
- 6 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:00:54.34 ID:tNhgaj3I0
散々悩んだ挙句女神の名前にしたのか
- 7 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:03:08.38 ID:aUfwPYi1O
なんだ、♀ドラゴンが少年を育てたスレじゃないのか
あれ好きだったのに
>>1俺の期待を返せ
- 8 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:06:27.89 ID:2/uG88460
感謝だ。
まで読んだ
- 9 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:08:14.17 ID:yWgPxVAP0
「うぅ〜…胸が痛ぇ…」ドラゴンに背に乗って家に帰ってきた俺はすぐさまベッドに寝込んでいた。兄貴からやられたところが痛む。
痣にはなってなかったので少し安心した。それにしても痛い。胸がムカムカを通り越している。胸の中で生き物がグネグネ動き回っているみたいだ…。
「キュイ〜…」ドラゴン…改めフレイが心配そうに俺の顔を舐めてくる。「心配すんなよ…。少し気持ち悪いだけだからフレイ。」「(///)」
ドラゴンの顔が真っ赤っかだ。フレイという新しい名前を呼ぶとこうなってしまう。慣れてないからだろうか。恥ずかしそうに首をクネクネしている。
こういう反応も初々しくていいな。だから意地悪をしたくなってしまうのも仕方ない。「どうしたんだ?フレイ?お前も具合悪いのか?」
「(///)(フルフルフルっ!!)」もの凄い早さで首を振る。さらに顔が赤くなっていく。「フレイ♪」名前を呼びつつ頭をゆっくり撫でてやる。
「(/////)」もう顔は赤いなんてレベルじゃない。本当に可愛いやつだな。だが俺はその後思い知ることになる。「(///)」ブンッ!!!!
ドラゴンの尻尾が俺に向かってくる。「げっ!!」ズビシ!! 軽くはたいたつもりだろう。だがドラゴンの一撃は俺をKOするには十分だった。
女の子をからかい過ぎると手痛い目にあう。更にドラゴンともなると手痛いでは済まされない…。それを俺は途切れていく意識のなか学んだ。
- 10 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:26:44.94 ID:+dVfTk/t0
>>1
待ってたよ
頑張れ
- 11 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:40:54.52 ID:yWgPxVAP0
翌日 朝からフレイが作った飯を食い学校に行く。朝からフレイと話し合い弁当を昼に屋上にもってきてもらうということに決まった。
これならフレイが寂しがることも無いだろう。教室に着き席に座ろうとすると「男!おはよう!爽やかな朝だな!」朝からハイテンションな野郎だ…。
「おはよう…。うざいくらい朝から元気なだな。」少し悪態をついたが「はははっ!そうだろう!それだけが僕のとりえだからね!」馬鹿には無駄なようだ。
「それにしても男よ。」「何だ?」「昨日あの兄貴と喧嘩をしたそうだな。結果はどうだったんだ?」げっ!?何でそれを?周りに人はいなかったのに。
「友!?なんで知ってんだよ!?」「はっはっは!小さいことを気にするな男よ。で、結果はどうだったんだ?「それは…」負けたなんて言いたくないな…特にこいつには。
だが、「その様子だと負けたようだな!まぁ気にするな!あの兄貴に善戦したそうじゃないか?流石俺の見込んだ男だ!」「善戦したって…お前結果知ってただろ!?敢えて聞いてきたな?」
というかそれより前に一つ気になる点がある。「友。あの兄貴ってことはやっぱりあの人有名なのか?」「あぁ。この学校で彼を知らない人はいない。この街では間違いなく喧嘩最強だろうな。」
やはりな。俺の自尊心が少しだけ慰められた。「兄貴っていうんだし3年か?」「いや、2年だ。確か工業科の4組だったはずだ。鉄鋼兄弟が兄貴兄貴呼ぶもんだからそれで定着している。」
鉄鋼兄弟?なんだ?その強そうな名前の兄弟は?「鉄鋼兄弟?」「兄貴の周りに顔が似た二人がいただろう?その二人が鉄鋼兄弟だ。正真正銘双子のな。」あぁ…あの二人か。名前はめちゃくちゃかっこいいやつらだな…。
と、朝から友とくだらない話をしていると「あ…あの…」後ろから声がする。「あ…昨日の。」「おや?女さん?どうしたんだい?」俺と友が同時に話しかける。「え…えっと…あの」女の子が困っている。
「ふむ。女さん。もしかして男に用事かな?」「うん、そうなの。ごめんね友君。」「いやいや!それでは邪魔者は去るとしようではないか」そういいながら友は俺から離れていく。
- 12 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:42:55.37 ID:tNhgaj3I0
ドラゴンのフォルムが微妙に想像つかないな
なんとなく軒轅とフラミーと最遊記の白竜を足して3で割ったのっぽいのがモヤモヤしてるんだが
- 13 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 22:58:39.87 ID:7Qu9m8wxO
また立てたんだな
ふぅ…
保守頼んだ
- 14 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 23:06:14.94 ID:yWgPxVAP0
「「…」」二人とも黙ってしまっている。き…気まずい…。これは俺のほうから話の口火を切らねば!
「「あの」」二人同時に声が出る。そしてまた二人して黙ってしまう。こんなことを3回ほど繰り返した後
「えっと…」女さんが小さい声で話しだす。「昨日はありがとうございました。私怖くて逃げ出しちゃって本当にごめんなさい!」
最後のほうは少し泣きそうになっていた。「いやいや!お礼とかそういうの全然いいから!」俺はなりゆきで助けただけだ。
感謝される筋合いはないはずだ。「でも…助けてもらったわけだし!それに…私がお礼したいから…それじゃダメかな?」
こう言われてしまうと俺はもう断ることはできない。俺は黙り込んでしまった。「だから…これ…」女さんが差し出したものは、
弁当箱だった。「ありがとう。」俺はそれを受け取る。「うん。じゃあ弁当箱は昼休みに取りに行くね。」
そう言って女さんは自分の席に戻って行った。「男よ。君もなかなかやるな!全く罪深い男だ!」「うぉぉ!?いきなり現れるな!!」
友がいつのまにか俺の背後にいた。「結果として女さんを助けた形になったがな。俺にはそういう下心なんか無い!」俺は断固否定する。
「君にその気はなくともね、君みたいなイケメンに助けられれば女の子は悪い気はしないというのが現実なのだよ!男よ!」
イケ…メン?なんだそれ?どういう意味だ?「イケメンが分からないという顔だな。流石帰国子女だ。」「うるせぇ。どういう意味なんだよ?」
「つまり君の外見が日本人女性の大半を魅了できるほど整っているということさ」「はぁあああ??」何言ってんだこいつ??
- 17 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 23:23:33.79 ID:yWgPxVAP0
友が言ったことが全く理解できない。俺が?その…イケメン?あり得んな。俺なんか無駄に肌が白いし、目も青いし、鼻も変に高い。それに何よりこの耳だ。
そんな俺が日本の女のこを魅了できる?冗談だろ?「友。冗談でもそういうこと言うのはやめろ。俺はともかく女さんに失礼だ」少しきつい視線を友に浴びせる。
「冗談と思ったならすまない。だが俺の言ったことは本当だぞ?男の俺が君を最初に見たときいったいどこの美少年だ?と思ったくらいだ」「それはお前の主観だろ?」
しつこいやつだな。冗談の引き際ってもんをしれよ。「わからんやつだな?ならば男。今日1日周りの視線を気にしながら過ごしてみるんだ。そうすれば自分でも分かるだろう。」
「俺が注目されてんのは当たり前だろ?転校生なんだから。お前いい加減にしろよ。」「わかったわかった!そういうことにしとこう。確かにこんなことで言い争うのもくだらないな。」
なんなんだよ…一体。友の奴。
- 18 :VIPがお送りします [] :2008/07/22(火) 23:29:41.28 ID:yWgPxVAP0
>>15 ありがとうございます。
確かにパー速に行くべきでした。反省してます。もしこのすれも落ちちゃったら今度こそパー速でやろうと思います。
ですので落ちるまでは多めに見てください。そろそろ今日も書くのやめようと思います。落ちてなかったらまた明日の9時くらいに再開します。
保守してくれたら幸いです。本当にすいませんでした。
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