■戻る■ 下へ
銀ジャンル「アルミホイル」
137 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:25:22.17 ID:Ch3jpGPC0
弘法大師「今度アルミ箔会社共同主催のアルミホイル供養会があるのだが」

女「そんなのあるんだ?」

アルミホイル「リサイクルの王といわれるアルミ製品の中で、
         私はめずらしくリサイクルの利きにくいものですので」

弘法大師「それゆえ、こうして供養するのだよ」

女「ああ、そう、勝手に行ってらっしゃい」

弘法大師「まあそういわず一緒にどうだね」

弘法大師「アルミホイルを使った楽しい科学実験コーナーや工芸・料理教室、
       企業の新商品紹介ブースもあるぞ」

女「たかがアルミホイル如きでなにそのやる気満々!?」


138 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:33:12.09 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「擬人化ビーム!」

アルミホイル「……は?」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「気にしないで。いってみただけだから」

アルミホイル「では私が擬人化したりしたら、毎度カッターで切られる描写はどうするんですか?」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「う……っ」

アルミホイル「たとえば板チョコ、これもアルミ箔で包まれていますが、
         女の子がギュっと握りしめでもするんですか? 溶けますよ?」

アルミホイル「ガスレンジまわりに敷くアレは? 油とか飛び散ってもう阿鼻叫喚ですよ」

アルミホイル「焼き芋なんか、もう、芋を抱いて焼身自殺モノじゃないですか」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「…………あ」



アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「アルミホイルたんはMっ娘だから問題なーし!」 クワッ

アルミホイル「そうですか」

女「Mとかそういう話ちゃうやろ人が死んでんねんで!?」


139 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 13:35:24.39 ID:cnJLhbZw0
  ∧_∧ クワッ!
 ∩`iWi´∩
 ヽ |m| .ノ
  |. ̄|
  U⌒U


140 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:42:23.22 ID:Ch3jpGPC0
友「つまり、人間がやったら死ぬようなことを、アルミホイルはしてくれているのね」

弘法大師「尊きことだ。九品蓮台はまさにアルミ箔のための座よのう」 ナム

アルミホイル「愛ですよ。愛があればこの程度、なんということもありません」 チラッ

女「こっち見んな」

アルミホイル「ですが浄土は遠慮しておきましょう」

アルミホイル「次に生まれた時も、またアルミホイルとなって、あなたを護り包みたいのです」

女「いらん! ニッケルにでもなって地球の真ん中でじっとしてろ!」

弘法大師「浄土を願う者にその資格無く、浄土を辞す者にその資格あり、か……」

弘法大師「さて、はて。難しきものよ。もったいなきことよ」


141 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 13:47:13.78 ID:cnJLhbZw0
クワッ! ∧_∧  ∧_∧ クワッ!
  ∩`iWi´∩∩`iWi´∩
  ヽ |m| .ノ ヽ |m| .ノ
   |. ̄|  |. ̄|
   U⌒U   U⌒U


142 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:50:30.07 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「銀歯をアルミで作っておけば
         私を噛んでも異種金属間で電流が流れることもないのでは?」

女「できるんならとうに誰かやってるだろ……」

女「っていうかアルミホイル噛んでも大丈夫な銀歯、マジでそろそろ開発してほしいよなあ」


143 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 13:50:58.64 ID:cnJLhbZw0
   λ,,,,λ クワッ!
  ∩`iWi´∩ ∧,,,,,,∧ クワッ!
  ヽ |m| .ノ∩`iWi´∩
   |  ̄| ヽ |m| .ノ
   |   |  |  ̄ |
   U⌒U  U⌒U


144 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 13:57:58.43 ID:Ch3jpGPC0
吸血鬼「光と湿気を完全に遮るアルミ箔の特性は、
     いまや私たちの生活を考える上で無くてはならないものとなっています」

女「いいのかそんな野菜の保存みたいな生活で」

吸血鬼「銀色ではあっても銀ではない」

吸血鬼「銀は苦手ですからね。まったくアルミ箔さまさまですよ」

アルミホイル「生者のみならず亡者の暮らしにも欠かせないアルミホイル」

アルミホイル「用途はますます広がるばかり!」

女「いやだねェアルミホイルぐるぐる巻きの吸血鬼……」


145 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 14:05:30.63 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「ラップってべとべとしてるじゃないですか」

女「べとべとっつうか、うん、まあ、自分で自分にくっつく奴だよねあのドジッ子さんは」

アルミホイル「私ってさらっとしてるじゃないですか」

女「さらっというか、うん、まあ、ぱさぱさしてるよね」

アルミホイル「あんな粘着質な奴ではなく私を選んだあなたは、まさしく恋の勝者だったということです」

女「選んでないよ?」

女「それと必要に応じてラップも使うよ?」

女「あとあんたわりとしつこいよ?」


146 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 14:12:21.42 ID:RlWGWSORO
何このスレ面白い。


147 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 14:14:43.24 ID:Ch3jpGPC0
オナモミ「結婚しよう」 ビトッ

女「離れろひっつき虫」

オナモミ「色よい返事をもらえるまで、我が愛の証を君に届け続けよう」 スペペペペ

女「実を飛ばしてくんな!」

オナモミ「ふ、ふ、ふ」

オナモミ「口ではそう言いつつも、我が愛をそうやってすべて受け入れているじゃあないか」 ニヤニヤ

女「受け入れてんじゃねえよこれは!」

オナモミ「ツンデレよし。大いによし。我が愛、全身で受け止めたまえ」 スペペペペペペペペ

アルミホイル「……」 パサッ

オナモミの実(擬人化された場合は受精卵に相当するものと思われる)「ぽとり、ぽとり」

オナモミ「なん……だと? 我が愛が、我が真実の愛が受け入れられぬとなっ!?」

オナモミ「我が愛、未だ熟せずか……愛と漢を磨き直し、再び相まみえよう。さらばだ!」

女「二度と来んな!」

アルミホイル「ふう。相手がメナモミだったらさすがの私でもフィアンセを護りきれないところでした」

女「あんたフィアンセいたんだ?」


148 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 14:22:03.18 ID:Ch3jpGPC0
座敷わらし「小豆大好き!」 ポリポリ

女「ああっ! こんちくしょ、まぁた人んちの小豆を勝手に食い散らかして!」

座敷わらし「おおーっと。つまみ出すのはやめときな。座敷わらしは強力だぜ?」

女「う……ぬう……」

座敷わらし「ハハハ痛い目みたくなかったら、おとなしく小豆でも買い足しときな」 ポリポリ

アルミホイル「心配ご無用!」

女「なんか迷惑なのがもいっこ来た!」

アルミホイル「座敷わらしは徘徊ルートがだいたい決まっています」

アルミホイル「そこに私を敷いておくとよいでしょう」

アルミホイル「おもに夜間出現する害虫なので、こういう光り物を嫌います」

座敷わらし「害虫wwwwねぇよwwwwwwww」

女「効くの?」

座敷わらし「ハハハ座敷わらしを自分から追い出そうなんて聞いたこともねえwwwww」

女「効くんだ……」

アルミホイル「まあ灯りも点けておかないと駄目なんですがね」


149 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 14:30:46.65 ID:Ch3jpGPC0
阿弥陀如来「……」

ナポレオン三世「そなたらの時代にはまだアルミがなかったからな」

観世音菩薩「まいった、なぁ」

ナポレオン三世「浄土を七宝で飾り立てたのも、まあ、やむなしとしよう」

勢至菩薩「なんで切支丹が仏教の浄土にいるんだ?」

ナポレオン三世「だがアルミが発見され世を席捲した今となっては
          もはやアルミ箔にて浄土を飾り立てるよりほかなかろうが!」 ドンッ

阿弥陀如来「えーと、今は私らが説法中でして……」

ナポレオン三世「誰のターンだろうと関係ないわ!」

ナポレオン三世「大事なのはアルミ! アルミなのだ!!」 ドンッ

観世音菩薩「どうしましょこの人?」

阿弥陀如来「……南無大慈大悲観世音大菩薩っ」 チラッ

観世音菩薩「毎度毎度そうやって厄介ごと人に押しつけないでもらえますかねーこの黄金デヴがッ!」


150 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 14:43:59.60 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「アルミホイルは包むによし」

アルミホイル「私の愛もまたあなたを包むに大いによし」 パサッ

女「別にラップでも新聞紙でもいいよねって話じゃん広がるな何をする気だ」

アルミホイル「早々に劣化する新聞紙は永遠の愛を語るに足らず」

アルミホイル「中が丸見えのラップは二人きりの愛を語るに足らず」

アルミホイル「さあ!」

アルミホイル「いざ!」 カマーン

女「むかつくわぁ」

女「アルミホイル風情が、さも、上手いこと言いきった、みたいな顔してぺらぺらしてると
  マジむかつくわぁ……」


151 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 14:52:28.77 ID:Ch3jpGPC0
創作家「アルミホイルの汚れを落とすための専用洗剤を創ってみた」

弟子「アルミホイルってのはふつう汚れたらそのままポイするために巻くものだと思うんですが」

創作家「レンジに敷いたアルミホイルの油汚れ、蜂蜜の瓶底に巻いたアルミホイルのべたつき、
     天板に敷いたアルミホイルの焦げ、みんなおもしろいように落ちるぞ? ほれ」

弟子「あ。ほんとだ。すごい! お師匠さまの無駄な才能伝説にまた新たな一ページが!」

 ガツンッ!!

弟子「なにもアルミホイルの芯でぶたなくたって……」 ジーン

創作家「でもなぜか企業は商品化に消極的なんだよねえ」

弟子「アルミホイルってのはふつう汚れたらそのままポイするために巻くものだからじゃないですか?」

創作家「その強固な習慣を一変させるほどの才が、わたしにはないというのか!」 クワッ

弟子「でもアルミホイルってのはふつう汚れたらそのままポイするために巻くものですしねえ」

創作家「だよねー☆」

アルミホイル「ぴかぴか」


152 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 15:00:42.59 ID:Ch3jpGPC0
フェリー「ぼぼぼぼぼぼぼぼぼ……」

女「船旅もたまにはいいもんね」

弘法大師「小豆島も久し振りだ。素麺……頭につけるオリーブオイル……逃げた孔雀……」

女「孔雀のことはもう責めないであげて」

弘法大師「……海苔の佃煮……大空放哉居士……アルミホイル……」

女「なぜそこでアルミホイルッ!?」

弘法大師「この海の煌めきを見なさい。特にあのあたり、ひときわ照り輝く部分を」 スッ

海面「キラッ☆」

女「……」

女「魚群の背中だと思いたいけど、どうせ話の展開的にアルミホイルなんだろこん畜生ッ!」

弘法大師「瀬戸内の気候がアルミホイルの養殖にもっとも適していたのだ」

女「アルミホイルは塩水に弱いくせに無茶しやがって」

弘法大師「いや、いや。それはししゃもでいうとカペリンに相当する方のアルミホイルだ」

弘法大師「カペリンでいうとししゃもに相当する方のアルミホイルは塩水に対しても法悦ものの強さなのだよ」

女「いやアルミホイルはアルミホイルっしょ」


153 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 15:04:38.56 ID:Ch3jpGPC0

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「新ジャンル「汚れ防止のため器物の底に巻くアルミホイルデレ」」

女「思いつきゃいいってもんじゃないよ、思いつきゃ……」


154 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 15:11:58.07 ID:cnJLhbZw0
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J


155 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 15:14:34.87 ID:Ch3jpGPC0
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『手巻き寿司を食おうと思ったら
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        海苔じゃなくアルミホイルが巻かれていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        口の中がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    催眠術だとか超スピードだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと歯にしみるものの片鱗を味わったぜ…



ナポレオン三世「お持ち帰りの手巻き寿司の上からアルミ箔でくるむのも二度手間なので、
          はじめからアルミ箔でくるんでおいた」

女「せっかくフランスでも寿司がはやり始めてんのによけいなことすんじゃねえッ!!」

女「そしてポルポルもなぜそのまま食おうと思った!?」

女「……」

女「ああ……正しい寿司を知らなかったからこんなのもあるのかなと思ったのね……」


156 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 15:22:08.12 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「落とし紙のように一枚一枚重なってみました」

アルミホイル「これで私を切るのが苦手なゆえに敬遠していた人たちも大丈夫です」

女「好きな大きさに切って使えるのがロール式のいいとこなのに……馬鹿なの? ねえ、馬鹿なの?」

落とし紙式アルミホイル一枚一枚の間に挟まっている紙「……憎い。自分だけ日の目を浴びるアルミホイルが憎いッ」

女「おまえはもうええっちゅーねん」

アルミホイル「あぶらとり紙の代わりに使えますよ?」

女「どっかで聞いた会話繰り返してるヒマがあったらとっととロールに戻る!」 バンッ


157 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 15:31:18.47 ID:Ch3jpGPC0
女「アルミホイルの萌え擬人化って、まさか、頭にアルミホイル乗っけてるだけなんじゃ……?」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「びんちょうタンはじゃあいいんですかそうですか」

女「頭にアルミホイル乗っけてるだけのイメージだったのか……」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「いや。あくまで暫定ですけどね」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「これが逃げでしかないというのは承知してますよ!」

女「とはいえ全身をアルミホイルの化身にすると、ねえ」

女「そもそも "引き出しされて、切られる" のが前提の女の子に萌えるのが無理なんじゃないの?」

アルミホイルの萌え擬人化をまじめに考える会「それでもっ! 擬人化したいものがあるんだぁ!!」


158 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 15:41:21.12 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「うわあああああぁぁぁぁぁぁァァァァァーーーーー!!」

女「どした?」

アルミホイル「……いやな夢を見ました」

女「そ」

アルミホイル「totoBIGで六億当てたあなたが私を捨て、金箔で用を足そうとする夢です」

女「そんな使い方したら金沢の職人泣くぞ」

アルミホイル「あなたは気付いていませんでした」

アルミホイル「得意満面に金箔で焼き芋しているあなたを世人はうらやむどころか冷笑していたことに!」

アルミホイル「私はもう悔しくて悔しくて!」

女「なにその長者没落の黄金パターンみたいな可哀相極まりない成金行動?」

アルミホイル「私はここにいる! 私はここにいます!!」 パサパサ

女「ちょっ、こら! わかった、わかったから泣きながら巻き付いてこないで!」


159 :VIPがお送りします [] :2010/06/05(土) 15:42:56.43 ID:cnJLhbZw0
 ゙"  "''"  "゙"  ゙"/::ヽ____ ヾ"
 ゙" ゙"  "  ゙"'' ゙" |ヽ/::        ヾ''"
゙"  ゙'"  "゙"   ゙" .|:: |:::         | ゙ "     >>1のお墓の前で 泣かないでください
  ゙" ゙  ゙"  ゙"''  |:: l:         |      そこに私はいません 眠ってなんかいません
 ゙"  ゙"   "゙" ゙"|: :|:         |  ''゙"
゙"  ゙"  ゙""'"Wv,_|:: l          |、wW"゙"
゙" ゙"''"  ".wWWlヽ::'ヽ|:::::_::______:.|::\W/ ゙"゙''"
"'' ゙"''"゙"  V/Wヽ`―――――――――lV/W  "'
゙""'  ゙"''"  "゙"WW''―――――――wwww'  ゙"゙''"


160 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 15:51:00.60 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「アルミニウムの発見ってわりと近年なんですよ」

女「へえ」

アルミホイル「惜しかったですねえ」

女「なにが」

アルミホイル「昔から知られていた素材だったら、昔話の中でお礼としてもらえる各種定番アイテムの中に
         『いくら巻き取っても尽きることのないアルミホイル』がランクインしていたはずなのに」

女「だからってこないだの池の主みたいに今さら流行らせようとせんでもいいでしょ」

女「そもそも地味すぎるにもほどがある! お宝感がぜんぜんないよ!」

弘法大師「なに。人の欲望なんてのはこのぐらいがちょうどよいという仏の教えよ」 ナム

女「おごってもらえなかった腹いせに
  井戸水を塩水に変えたり、芋を石に変えたりする人にいわれても説得力ないんだけどー」 ジト

弘法大師「は、は」 ペチッ


161 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 16:00:52.56 ID:Ch3jpGPC0
一反木綿「……」 ウネウネ

白うねり「……」 ウネウネ

アルミホイル「……」 ウネウネ

豊雲野神「……」 ウネウネ

牛乳を拭いた古雑巾「やあみなさんおそろいで何を?」

一反木綿「……!!」 サッ

白うねり「……!!」 サッ

アルミホイル「……!!」 サッ

豊雲野神「……!!」 サッ

牛乳を拭いた古雑巾「うう……まただ」

牛乳を拭いた古雑巾「どうして僕には友達ができないんだろう……」 ホロリ


162 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 16:15:56.76 ID:Ch3jpGPC0
男 「おまえっていっつもぬるぬるしてるよな」

なんか体のあちこちがサラダ油でできている女 「そ……そう?」

男 「もしかしてサラダ油で出来てるんじゃね?」

なんか体のあちこちがサラダ油でできている女 「え?そ、そそそそそそそそんなことっ!」

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「使えい!輝ける我が摩羅を!」

なんか体のあちこちがサラダ油でできている女 「マァこんなところにとても立派なアルミホイルが!」

男 「これを足元に巻いておけば滲み出る油で床を汚すこともなくなんか体のあちこちがサラダ油でできているかもって疑われることもないな!」

なんか体のあちこちがサラダ油でできている女 「ありがとう!陰茎がアルミホイルの芯になっている人!」 

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「なんの!困った時はお互い様よ!」

なんか体のあちこちがサラダ油でできている女 「アア、アア、いくら巻き取っても尽きることのないかw……アルミホイル!」 

陰茎がアルミホイルの芯になっている人 「ハヒィ!サラダ油がローションになってかw……アルミホイルがゆるゆるにィ!」

犀(その角は皮膚が変化してできたものである) 『陰茎がアルミホイルの芯になっている人の純情旅行が終わりを告げるといわれるその日まで、残りあと57m。残りあと57m』

……

女「ぜんっぜん面白くなんねーじゃんこのドラマ。マジ打ち切りあるんじゃね?」

アルミホイル「まあまあ。今はまだ原作の良さをさばき切れていないだけ。じき、GAみたいにこなれてきますって」


163 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 16:25:38.31 ID:Ch3jpGPC0
女「うわぁっ!?」

 カシャァーン

 コロコロ……

アルミホイル「いきなり箱から落とさないでくださいよ」

アルミホイル「しかも勢いあまって広がっちゃったじゃないですか」

アルミホイル「でも……」

アルミホイル「そんなドジっ娘なあなたに、ゾッコンメロメロフォーリンラヴな私なのです」 シワシワ

女「ち、違う! 天使が! 天使がわたしを突き飛ばしていったんだよ!」

アルミホイル「天使のせいですか。は、は。じゃあやっぱりあなた自身のせいですよ」 シワシワシワシワ

女「そしてそのシワシワになる感情表現、ほんとマジむかつくから二度とすんな!」





天使(う、ふ、ふ、ふ、ふ……) フワフワ


164 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 16:32:30.81 ID:Ch3jpGPC0
アルミホイル「金沢の人々がその金箔を忘れ」

アルミホイル「アルミ箔を尊崇し仕えるようになるには、あとどれほどの歳月が必要なのでしょう?」

女「金沢が "金" 沢である限り、そんな日は永遠に来ないんじゃないの?」

アルミホイル「でもその日を夢見て圧延されるのもまた愉しいものです」

女「よかったねー永遠に終わらない趣味ができてー」


165 :VIPがお送りします [sage] :2010/06/05(土) 16:48:50.06 ID:Ch3jpGPC0
何とかの天然水「硬水と軟水の違い?」

何とかの天然水「硬水には鉄箔が浮かび、軟水にはアルミ箔が浮かぶ」

何とかの天然水「まあ端的に言っちまえばそーゆーこったぁね」

女「鉄……箔……」

何とかの天然水「硬いよ!」

女「アルミ……箔……」

何とかの天然水「軟らかいよ!」

女「いや死ぬ。そんなもん飲んでたら、確実に身体によくないものが溜まる」

鉄「ハハ鉄分抜きでヘモグロビンを維持しようってぇのかい? 嬢ちゃん、イナセだねぇ!」

アルミホイル「何度も言うようにアルミは身体に吸収されずそのまま出ますから」

女「だったら水に入ってる意味ねえじゃん!」



女「で、硬水と軟水の違いって、なに?」

何とかの天然水「ハッ! 泥水さえろくにすすれぬ子らに訊いてみろってんだ!」

何とかの天然水「アンタの質問は甘え! 甘えだよ!!」



次へ 戻る 上へ