■戻る■ 下へ
新しくもないジャンル「ドラゴン」
1 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:23:25.06 ID:rDw2wXqx0
女「男君。よかったら一緒に帰らない?」
男「女さん。お誘いは嬉しいけど先約があってね」
女「! そうなんだ。ちなみにその相手って…女の子??」
男「いや女というか…その…」
バサバサ
ドラ「キュイ!!」
男「あ、来た。じゃあ女さんまた明日ね。また今度誘ってよ」
女「う、うん。またね…」
バサバサ
ドラ「グワァル!!」
男「?何怒ってんだよ??ちょ!!飛ばし過ぎだ!!」
女「何…あれ」


2 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:25:27.88 ID:+Zn5M9emO
ふぅ…


3 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:26:26.93 ID:trD8qw+10
>>2
どこに興奮したのだ


4 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:27:51.45 ID:vE5H7WTVO
男「……」

女「あ、男くんだ……」

男「……」

女「わわっ、ど、どうしよう!?なんて話しかけたら不自然じゃないかな?」

男「……? あ、女さn」

女「!!!!?」

ドラ「ゴンッ!!!!!」

男「……きゅ〜」

女「あにゃにゃ!!? ま、またやっちゃった……ぐすん」


5 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:28:13.89 ID:ucm0h3VX0
萌えドラスレで続き書いてくれ


6 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:31:01.18 ID:rDw2wXqx0
友「お〜い男!!飯食おうぜ!!」
男「いいけど屋上だぞ」
友「この暑い日に??ったく。振り回される俺の身にもなれよ」
男「仕方ないだろ。あいつがそこがいいって言うんだから」
友「相変わらずお熱いね」
男「うっせ。早くいくぞ」
友「はいはい」

がちゃ
ドラ「キュイ♪」
男「遅くなったな。腹すいてるだろ。ごめんな」
ドラ「(フルフル)」
すりすり
男「やめろ!!暑いって!!」
友「羨ましくない…決して羨ましくないはないぞ…冷静になれ俺」


7 :VIPがお送りします [sage] :2008/07/20(日) 23:35:01.44 ID:pYhAE/z20
しまった……
ほんとに新しくないけどこのスレタイでは文句のつけようがない……っ


8 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:36:26.90 ID:rDw2wXqx0
男「今日も弁当作ってくれたのか。ありがとな」
ナデナデ
ドラ「♪〜」
男「中身は卵焼きにきんぴらに…とりかつか。うまそうだな」
友「なぁ」
男「なんだ??」
友「それ手作りだよな…」
男「何言ってんだ。当たり前だろ」
友「誰の?」
男「ドラゴン」
友「突っ込んだら負けだ…突っ込むなよ俺…」


9 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:36:31.69 ID:+Zn5M9emO
ドラゴンと龍の違いってなんだろ


10 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:37:58.19 ID:xR+DSb+n0
トカゲかヘビかじゃね


11 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:38:31.16 ID:vE5H7WTVO
>>9
ドラゴンは翼あるやつ
龍は身体の大半がリブ肉の長いやつ


12 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:41:07.84 ID:rDw2wXqx0
>>9
萌えるか萌えないか

友「男…なんで俺が貸したモンスターハンターが消し炭になってるんだ…」
男「いや…家でやってたらさドラゴンが画面見た瞬間泣きながら炎吹き始めて」
友「…ちなみに何を狩っていたんだ?」
男「リオレウス」
友「…なるほどね」


13 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:44:50.66 ID:+Zn5M9emO
>>11>>12つまり…

プサンがドラゴン
シェンロンが龍という事か


14 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:45:20.06 ID:7/2VzNJA0
ドラ「ペロッ」
男「おいおい、ほっぺた舐めるなって」
女「……何やってんの?」
男「あ、おい! 迂闊に近づくと……!」
女「えっ?」

ドラ「ホアタアッ!」

女「ぐぶっ!?」
男「あ〜、やっちゃったか」


15 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:45:35.89 ID:D7QqD2800
>>9
西洋がドラゴン
東洋が龍


16 :VIPがお送りします [sage] :2008/07/20(日) 23:45:59.24 ID:5B419j/lO
ドラゴンに濃厚フェラされたい


17 :VIPがお送りします [] :2008/07/20(日) 23:57:50.37 ID:rDw2wXqx0
友「暑い…暑すぎる…クーラーもない高校なんて今どきありか??」
男「文句いうなよ。熱くなるだけだ…」
友「はぁ〜…風でもいいから吹かねぇかな…」
男「馬鹿!!迂闊なことを言うな!!」
友「え??なんで…」
バサバサバサバサ!!!
ごおおおおおおおおおおおおお
ドゴーン!!!パリーン!!!きゃあああああああああ!!
友「うおおおおおおお!!!なんだこの超暴風は!!」
男「ドラゴンだよ!!おまえが暑い暑い言うから!!」
友「何!!ドラゴンちゃんが俺の願いを聞いてくれたのか??」
男「違うに決まってんだろ!!俺がぐったりしててお前が暑い暑い言うから…」
友「ドラゴンちゃん閃きました。涼しくすればいいのよ!!っことか??」
男「多分な」
友「ヒューヒューお前らのほうが暑いぜ!!…なんて言う気も起きんな」


18 :VIPがお送りします [sage] :2008/07/21(月) 00:07:37.38 ID:fWPMce3HO
>>9
ドラゴンは一神教の悪魔
龍は多神教の神
と聞いたことがある





そしておそらく>>2は生粋のドラゴンファッカー


19 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:16:23.20 ID:u/DxTDFR0
過疎っているが気ににしない。

なぜ俺のところにこんなドラゴンいるのか??それは俺がこの高校に転入する前日に遡る。
その日俺は学校への挨拶も午前中に済まして家全体の片付けをしようと思っていた。
俺の住まいはなぜか親父が俺のために借りてくれた一軒家だ。
親父曰く今までお前には面倒掛けてきたから気にするなと言っていたが。
家は多少ボロイが高校生の一人暮らしにはあまりに豪華すぎる。
掃除なんかは確かに面倒だが1日使えば終わるだろう。そう思って掃除に取り掛かろうとした時だ。
ピンポーン
なんだ??こんなタイミングよく??引っ越してきたばっかの俺に??少しいやな予感がする。
玄関を開けてみた。が、誰もいない。しかしそこにはビデオテープが一本置いてあった。
もうここまでくると予感ではない。何か変なことが起きる。もちろん親父がらみで。
いやいやながらもビデオを拾った瞬間だった。


20 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:21:53.54 ID:1bT7xHdRO
>>18
同一なんだぜ


21 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:23:34.63 ID:u/DxTDFR0
バサバサ 何か変な音が聞こえる。俺は周りを見渡す。しかし何も無い。
バサバサ!! だが次第に音は大きくなっていく。またも周りを見渡す。やはり何も無い。
段々怖くなってきた。なんだよいったい。少し不安になってきたその時だった。
ドス「キュイ♪」
そいつは上からやってきた。「うぉ!!!」
鱗。翼。牙。ゲームや漫画で見たことのある動物がそこにいた。
「ドラ…ゴン?」


22 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:29:26.55 ID:yDgZAdUk0
>>20
そうか?
基本的に西洋のドラゴンは人間に敵対するもので、人間たちはドラゴンの持つ財宝(土地とか?)を奪い繁栄していく、とされて
破壊の象徴である火の属性を持つとされてるのに対し、
東洋の龍は人間に恵みを与えるもので、人間たちは龍に対し畏怖の心を持ち龍(=自然)と共存して繁栄するもの、とされて
恵みの象徴である水の属性を持つとされてるからもたれるイメージは結構違うと思うぞ
まあモデルとなったものが同一っていうのは正しいかもしれんが


23 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:31:51.17 ID:u/DxTDFR0
「キュイキュイ♪」そいつは嬉しそうに声を上げ俺に首を摺り寄せてくる。
ドラゴンだ。それは分かっている。どこをどうみてもトカゲではないし蛇でもない。
伝説の生き物。ハリー○ッターや指輪物語なんかにもでてくる割とポピュラーな空想の生き物だ。
ならばなぜいまそんな生き物が今自分の目の前にいる??訳が分からなかった。
そうだ!!ビデオだ!!あんなこれ見よがしに置いてあったビデオだ。この件に関係ないわけがない。
俺はダッシュで家に中に戻り荷物の中からテレビとビデオデッキを探しだしすぐさまそのビデオを再生した。
いつのまにかドラゴンが家に上がり、テレビの前の俺の横に座っているがそんなことを気にしてる場合ではない。


26 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:40:24.96 ID:1bT7xHdRO
>>22言葉が足りなかったスマソ
言いたかったのは>>2>>9のことね

しかし勉強になった


27 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:46:13.46 ID:+QmAMyAC0
ドラゴンって、説をたどっていくといろんな方向につながるよねー。

ドラゴン→ドラクル(悪魔)
 ↓        ↓
ドラコーン(蛇)→サタン?


28 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:46:58.00 ID:u/DxTDFR0
「わが息子よ!!元気にしてるか??久し振りの日本はどうだ??」
見慣れた顔がテレビに映る。親父だ。1か月ぶりくらいだろうか。
背景にはどこかの遺跡が映っている。また危ないことをしてるんだろうか。
親父は考古学者をやっている。俺も今回日本に来る前までは親父の手伝いをしていた。
親父が「俺も昔は一世を風靡したんだぞ!!」と自分で言っていたが息子の俺の目にはそうは映らなかった。
親父の研究対象は宗教や伝説に出てくるUMAいわゆる未確認生物というやつだ。
そんなもんを研究してるんだから回りからはいつも白い目で見られていた。
しかも研究のためならジャングルの奥だろうが世界遺産だろうがお構いなしに乗り込んでいく。
一度イギリスの王立博物館の資料を見ると言って普通じゃ絶対入れないとこまで忍び込んで国際問題になりかけたこともあった。
他の考古学者にしてみれば迷惑極まりない存在だった。
だが今回は違う。現にドラゴンを発見している。学会で発表すれば世界を揺るがすほどの大ニュースだ。
そんなドラゴンをなぜおれのところに??


29 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 00:56:05.64 ID:JaQWv7Ga0
ぷよぷよのドラコケンタウルスみたいなの?
おっちょこちょいの体育会系娘か?


30 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:04:12.35 ID:u/DxTDFR0
「早速本題に入ろう。ドラゴンのことだ。」
話が早くて助かるな。無駄にグダグダ話してくるかと思った。
「アイルランドでそのドラゴンを発見してだな保護することまでは成功したんだが…」
保護か…。まぁ、親父が捕獲なんて乱暴をするわけないか。
「地元の研究者にばれてしまってな。そいつらがうるさくて構わんのだ。イギリスはドラゴンの伝説がたくさんあるしな」
そんな話も聞いたことがあったな…いつだったっけ??
「俺なりにどうしようか考えてみた。ふと名案が思い付いた。息子がいるじゃんと。」
も…もしや…
「日本に戻りたいと言っていた息子のところにドラゴンを送れば…そう思い立った私はドラゴンに日本の位置を教え込みお前の匂いを
 おぼえさせ単身日本に行かせたのだ。このビデオを見てるということは日本に着いたんだな。偉いぞ!!ドラゴン!!」
「キュイ♪」
このくそ親父がっ!!!俺をなんだとおもってるんだよ!!!
「都合よく一軒家を借りてあげたわけだし。俺がそこに行くまで二人で暮すんだ。金は倍送る。どうだ??」
倍っ…!!!!それは…おいしい…。いや!!!でも!!
「がめついお前だ。倍という言葉をだせばもう決まっただろう。よろしく頼むぞ!!!」
「えっ…いや待て!!!」
「断ったら仕送り無し!!!わかったな??じゃあねぇい。」
それでビデオは終わっていた。



31 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:04:51.86 ID:kaTmve/00
巣作りドラゴンのスレかと


32 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:19:08.84 ID:u/DxTDFR0
テレビの画面は砂嵐になっている。本当にビデオが終わっていた。
「キュイキュイ♪」横ではドラゴンが楽しそうに鳴いている。
俺はしばし呆然としていた。当然の反応だと思う。だってそうだろう。
ドラゴンだぞ!?驚かないほうがどうにかしている。驚かない奴は漫画の読み過ぎだ。
「キュイ?」ドラゴンが上目づかい?で俺を見上げてくる。心配してくれているのだろうか?
「くっ…くくく」なんだか笑いが込み上げてきた。いきなりドラゴンがきて、親父から二人で暮せと命令されて
そして呆然としている俺をそのドラゴンが心配そうに見つめてくる。ドラゴンの部分を女に変えればまあなんとも
ベタなエロゲみたいな展開だ。それがあまりにもおかしくなってきた。
今日の予定は変更だな。こいつとの共同生活についてあれこれ考えなきゃいけない。
「イギリスから日本まで大変だったな。時間もちょうどいいし昼飯にしようか」
ドラゴンの頭を撫でながら言う。するとドラゴンは、
「(///)キュイ〜…」
ほんのり顔を赤くしながら顔を摺り寄せてきた。


33 :VIPがお送りします [sage] :2008/07/21(月) 01:27:31.52 ID:otrJK3Xv0
ドラゴンむすめ思い出した


34 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:28:44.64 ID:1bT7xHdRO
ふう…

もっとやってください


35 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:32:56.42 ID:u/DxTDFR0
凄まじい食欲だった。俺が三日分はあると見越していた冷蔵庫の食糧を全部食ってしまった。
最初は肉食かと思って肉だけ出していたがどうもそういうわけではなく、言ってしまえば雑食だ。
野菜だろうが魚だろうが乳製品だろうがお構い無し。冷凍食品もばりばり噛み砕きながら食べていた。
これは仕送り倍でもまずいのでは??と不安になってきた。
ドラゴンが食い終わったところでこれからの生活の話し合いが始まった。
「え〜とまず俺の言葉はちゃんと理解しているな?」
「(コクコク)」
頷いてくれている。これには安心だ。話が出来なければこんな会議元も子もない。
「それじゃ何から話そうかな。…そうだな寝る場所はどうしようか?屋上でいいかな??」
一軒家なのでそれなりに広い屋上がある。ドラゴンだし中より外が落ち着くだろう。と思っていたが
「(フルフルフル!!)」
ものすごい勢いで首を振る。お気に召さないようだ。まぁ外が嫌なら家の中か。部屋は余ってるしな。
「じゃあどの部屋がいい?一緒に見て回ろうか??」
「キュイ!!」


37 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:57:00.19 ID:rful0mgi0
家の扉を通れるとか随分小さいドラゴンだな


38 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:57:24.49 ID:u/DxTDFR0
俺の後ろをドラゴンがついてきている。あまり広くはない廊下を器用にスルスルと壁にぶつからずに通る。
ドラゴンはせいぜい3mあるかないか位だ。これ以上大きいのだと正直家の中での生活はご遠慮願いたいところだ。
部屋を一つ一つ見ていく。リビング。和室。洋室。
「ここはどうだ?」と俺はドラゴンに確認していくが、
「(フルフル)」どの部屋でも結果は一緒だった。首を縦に振ることはない。
そしてとうとう残す部屋は俺の部屋だけになってしまった。まぁ一応確認はしておこう。
ドアを開けドラゴンを部屋にいれる。するとドラゴンがいきなり翼を広げた。
「おぉ!?」今までに無い反応だ。思わず声が出る。
「キュイ♪キュイ♪」ドラゴンが嬉しそうに声をあげる。
なんてこったい…どうやらこの部屋が気にいったようだ。
「この部屋がいいんだな…わかったよ…じゃあ今から俺の荷物とベッド他の部屋に移すから」
「!!!」 そのときだった。
「うぉ!!!」俺の体が宙に浮く。状況を理解できなかった。そのままベッドに体が投げ出される。
どうやらドラゴンがおれの服を噛み振り回したようだ。
「痛っ!!なにするんだよ!!」ついどなってしまった。
「キュイ〜…」ドラゴンが目を潤ませ俺を見てくる。なんなんだよ。その瞳は。くっ…ぬぬぬ。あ〜畜生!!
「ひとつだけ聞いておく。」「キュイ…?」
「お前メス、いや女だよな」「キュイ…(こくっ)」
それなら少し安心だ。オスだったら断固拒否していたが女の子ならまぁ仕方ないだろう。
俺が思うよりドラゴンという生き物はさびしがりなのかもしれない。
「わかった。ここに二人で寝よう。でも同じベッドは流石にダメだぞ。」
「キュイ!!」なんともうれしそうに鳴く奴だ。



39 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 01:58:38.54 ID:+QmAMyAC0
ドラコケンタウロスで脳内再生してた


40 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 02:19:39.44 ID:u/DxTDFR0
その後の話し合いはスムーズだった。ご飯や風呂のことなども色々話したが全部おれの提案にすぐ賛成してくれた。
どうやら俺と一緒に寝て暮らせれば、あとはどうでもいいようだ。そうこうしているうちにもう暗くなってきていた。
そろそろ晩飯の心配をしなくてはならない。冷蔵庫は空なので買い物に行かなければならないのだが、ここでもまた騒動があった。
「じゃあ俺買い物行くから大人しくして待ってろよ。」するとドラゴンが俺の服のすでを噛んでくる。
「おい。どうした。なんか欲しいものでもあるのか??」俺が話しかけても一向に離さない。
ドラゴンという生き物はやっぱり寂しがり屋なんだろうな。一緒に連れてけという意志表示だろう。だがここで甘やかしてはいけない。
「流石に買い物はまずい。周りの人に見られちまう。な。わかってくれよ。」極力優しく諭していく。
でもまだ力が弱まらない。「頼むよ。それにもしばれて騒ぎになったらお前イギリス強制送還されちまうんだぞ。」
お、少し力が弱くなった。「胡散臭い学者どもからお前好きなだけいじくりまわされるんだぞ…それでもいいのか??」
明らかに力が弱くなった。それどころか泣きそうになっている。やばい。びびらせすぎたか??
「だから買い物は一人で行かせてもらうぞ。すぐ帰ってくるから。」
と言ったがドラゴンはまだ泣きそうだ。俺のせいか?なんか非常に気まずい。
「心配すんなよ。親父が来るまでの間は親父の代わりに俺が守ってやるから。」
「…キュイ!!キュイキュイ♪」ドラゴンが俺の顔を嘗めてくる。ざらざらした舌だが不思議と嫌な気分はしない。
涙はもう枯れていた。もう今は多分すごい嬉しそうに笑っているはずだ。
ったくまじで子供の相手してるみたいだ。でもなんだかこういうのも楽しい。


41 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 02:24:52.39 ID:VrdYG+5tO
わっふるわっふる


42 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 02:38:32.44 ID:u/DxTDFR0
晩飯もたくさん食うだろうと思い5日分はくだらない食糧を買ってきたがどうやら昼は特別腹が減っていたようで晩飯は少なかった。
イギリス〜日本間を無休で飛んできたらしいからな。そりゃあんだけ食うわけだ。まぁ少ないと言っても優に俺の倍は食ってるわけだが。
風呂も一緒に入りたがったがそこも拒否した。ドラゴン一匹でも湯船に入らないのに一緒なんかもっての他だ。どうにかこうにか俺は風呂に一人で入れた。
擦りガラスの向こうではドラゴンが寂しそうにキュイキュイ鳴いていた。うぅ…良心が痛むが仕方ない。
そのあとはドラゴンの風呂の番のわけだが当然湯船には入らない。なのでシャワーを浴びることになった。というか俺がシャワー浴びさせてやることになった。
「キュイ〜♪」ドラゴンが気持ちよさそうに鳴いている。心なしか鼻歌を歌っているようにも聞こえる。
「気持ちいいか?ドラゴン?」そう聞きながら俺はドラゴンの体をたわしで磨く。普通のスポンジなんかじゃ当然洗えないのでたわしであらっているが。
まぁ汚れがでてくるわでてくるわ。無休で飛び続けていたからだろう。ドラゴンの体はすごい汚れていた。
これから一緒に暮らすんだ。汚れを取ってきれいにしておかないとな。自然と手に力が入る。
「女の子だもんな。身だしなみにも気をつけなくちゃ。」そう言うと
「(///)キュイ!キュイ!」ドラゴンが顔を真赤にして鳴く。抗議しているのだろうか??
どんな動物でも女の子は女の子だな。しみじみそう思う。ならしっかりきれいにしてやらないとな。


43 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 02:53:43.69 ID:u/DxTDFR0
風呂からあがってまったりしているとドラゴンの瞼が重たくなってきたようだ。
時間はまだ9時過ぎだったが長い首がカックンカックンなっている。そういう俺も結構眠かったりした。
内容の濃い一日だったからな。「ドラゴン、眠い?」「…(フルフル)」
首を横に振る。俺に気を使ってるんだろう。素直に言ってくれていいのに。でもその優しさは伝わってきた。
「そっか。でも悪いけど俺眠いんだ。だから今日はもう寝ないか??」だからこういう言い方にした。ドラゴンの気持ちを無碍にしたくなかったから。
すると「…(コク)」非常にゆっくりではあるが頷いた。
一緒に部屋に行き、俺はベッドに寝転がりドラゴンは床で丸くなる。するとすぐに規則的な寝息が聞こえてきた。
俺はベッドで今日1日を思い出していた。確かに疲れた。でも楽しかった。明日からもこんな一日が続くのだろうか。
面白そうだな。横で規則的なン寝息をたてているドラゴンを見ながらそう思う。
今日はゆっくり寝よう。明日から学校だし。それにそれ以上に疲れる懸案事項も増えたわけだし。
「お休み。ドラゴン。」俺はやさしくそう言い目を閉じた。


44 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 02:56:48.10 ID:u/DxTDFR0
今見ている人っている?俺もお休みしたいぜ。


45 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 03:00:41.17 ID:u/DxTDFR0
返事がない。畜生!!!お休みしてやる。明日の朝もし残ってれば続き書きたいと思います。


46 :VIPがお送りします [sage] :2008/07/21(月) 03:01:48.96 ID:rCw6+wxn0
>>44
俺が興奮しながら読んでるwwwww


47 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 03:06:34.79 ID:eaIP+60kO
ラオシャンロン


50 :VIPがお送りします [] :2008/07/21(月) 03:40:49.91 ID:XUUalNg10
プラモデルメーカーかとおもた>ドラゴン


56 :VIPがお送りします [sage] :2008/07/21(月) 06:10:18.82 ID:AJtLpwfN0
のび太の恐竜を思い出しますな
フタバスズキリュウのピー助



次へ 上へ 戻る